約 2,015 件
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/1682.html
タイガ「あ…ああ…」ペタン タイガ「消え…ちゃった…律…先輩」 ナイト「……」 エビルダイバー「すぃー…す」 ビュウッ エビルダイバー「すりゃあああああああああ!!」 タイガ「律先輩が脱落したから…野生化したんだ…」 ナイト「危ない! 梓っ」バッ タイガ「っ…」 エビルダイバー「すりゃりゃああああ!」ビュオォォ ナイト「…立て、梓!」カチャ…ス タイガ「え…?」 ビュンッ…ザンッ エビルダイバー「す!?」 ナイト(思った以上に素早い!) タイガ「もう…私、澪先輩……私…」 ナイト「立て!!」 ナイト「さっき律がどんな気持ちで消えていったか分かるか!? あいつは私たちにあきらめろって言ったのか!?」 タイガ「澪…先輩?」 ナイト「うわあああ!!」ザシュッ エビルダイバー「ああああ!?」 ナイト「私は、私はもう迷わないっ! 律っ、和ぁっ、私はこの戦いを止める! いや…」ズバッ! エビルダイバー「すりゃあああ!!」ビュォォ ナイト「終わらせてやる!!」 キィィン! ナイト「!」 王蛇「はろぉ~しばらくじゃない…のっ!」ドンッ ナイト「くっ…!」 タイガ「あのライダーは…! はぁっ!」ブンッ 王蛇「おっと、遊びたいのは山々だけど…まずはこっちの用を済まさせなさい!」 エビルダイバー「あああ…?」 王蛇「かーわいそーにぃ、主人がいなくなっちゃったのねぇ…でも安心して?」ス ナイト「契約のカード!? まさか!」 エビルダイバー「す…りゃあ……」 シュォォォ…ス 王蛇「はーい、契約完了。ふふふ」 タイガ「モンスターの多重契約!? うそ…」 王蛇「あっははははは!! これでパーツが全部揃ったわぁ!!!」シュル ベノスネーカー「きしゃああああああああ」 ゲラスたん「ふんもっふ」 エビルダイバー「すぃー」 ナイト「何を…」 王蛇「最強のモンスターを生み出すのよぉ…うふふ!」 ユナイトベント ゴゴゴゴゴ タイガ「ミラモンたちが…合体してる!?」 ガシャン、ガシャン、ガガガ… ジェノサイダー『お…おお…おおおおおおぉぉおぉおおおぉおおおおぉお!!!』 王蛇「キタァーーーーーー!! あははははははは、おほほほ…おえっ、げほ…ふふふふふ!」 ナイト「なんだあいつは…! 梓、気をつけろ!」 タイガ「は、はいっ」 王蛇「んふふふ…いいわぁ、最っ高。さぁ、ジェノサイダー! あんたの力を見せて頂戴!」 ジェノサイダー『おおおおお…おぉぉぉおおぉおぉおおお!!!』パカッ…ゴゴゴ ドカァァンッッ ナイト・タイガ「ああぁっ!!」ガガガガ…バタッ 王蛇「あっはははは!! いい、凄過ぎっ! いいわよぉ!」 ナイト「このっ」ファイナルベント ダークウイング「きいいいいいいい!」 シュルル…グルングルングルンッ ナイト「てやあああぁぁっ!!」グオォオンッ ドカーン シュゥゥ…ゴゴゴ ジェノサイダー『……』フンス タイガ「そ、そんな…倒せてない…澪先輩っ」 ナイト「はぁ…はぁ…っぐ」フラフラ 王蛇「その程度じゃ歯も立たないわよ。ふふ…ほら、サバイブだっけ? あれを使いなさいよ! もっと私を楽しませなさいよ! ライダー?! あはははは!」ファイナルベント ジェノサイダー『んぐ…おおおおぉぉおおおおおぉ!』ガバッ…バクバクムシャムシャ タイガ「自分のお腹を食べてる!? どういうこと!?」 ジェノサイダー『おおおおおぉぉおおおお…』ゴゴゴゴゴゴ… タイガ「あの穴は…」 王蛇「そう! ブラックホォォーールゥゥゥ!! あっははははは」ダダダ… ナイト「梓ぁ!! 逃げるぞっ! 早く!」 王蛇「すっとろいのよぉ~! シュゥゥ…トっ!!」ドカンッ タイガ「あぁああっ」ヒュー… ジェノサイダー『おおぉおおおぉおおお…』ゴゴゴゴゴ ナイト「梓ぁっ!」 ダダダ… タイガ(だ、だめっ…! 吸い込まれる…) ナイト「間に合ええぇぇえぇええ!! うわあああぁぁぁぁっっ!!」オォォォ 王蛇「もう遅いわよぉ! あっはははははは!!」 ファイナルベント! ?「いっけえええぇぇえぇええええええ!!」ブォォォオオオオンッッ! ズガァァァンッッ…キキィーッ ジェノサイダー『お…お…おおおお』ドカーン 王蛇「は!? え!? う、うそぉ…」 ス…ザッ、ザッ、ザッ 龍騎サバイブ(?)「…はぁ、はぁ」 ナイト「龍騎!? ゆ、唯か…唯なのか!?」 タイガ「え…ゆ、唯せん…ぱい…?」 王蛇「来たわねぇ」 龍騎サバイブ「……!」キッ 王蛇「憂ちゃぁんっ!」バッ、キィンッ 龍騎サバイブ「っぐ!? はぁ…はぁ…!」 タイガ「え…う、うそ…」 ナイト・タイガ「憂(ちゃん)!?」 キンッ、ギリギリギリ…ガァギィンッ 王蛇「きっと戦ってくれると信じてたわぁ!! 待ってたのよぉ!?」 龍騎サバイブ(憂)「あなたの為に戦ってるんじゃありません!」ザンッ 王蛇「あははははは!!」 タイガ「憂が…ライダー!?」 ナイト「いや、それよりも驚くことは何で憂ちゃんが龍騎に…」 王蛇「もっと…もっとよぉ! 剣はただ振り回せばいいってもんじゃないの!」シュッ… 龍騎サバイブ「!」 ガガッ 龍騎サバイブ「かはっ…えい!」ガシッ 王蛇「あらぁ!?」 グイッ…ダンッ 王蛇「あうっ!」 龍騎サバイブ「はぁ…はぁ…」カチャ… 17
https://w.atwiki.jp/83452/pages/10736.html
さわ子「クスッ・・・」 純「!?」 さわ子「あら・・・どうしたのそんな顔して」 さわ子「何か怖いものでも見つけた?」 純「あっ・・・あぁ・・・」 さわ子「なに?今日は一人?」 さわ子「お友達はいないの?」 純「な、なんで・・・」 さわ子「じゃあ・・・私と遊びましょうか」 さわ子「私ね・・・今絶好調なの」 純「ひっ・・・」 さわ子「ちょっと復帰ついでに相手しなさいよ」 さわ子「変身」 ギュィィィ シュピーン 王蛇(さわ子)「ほらぁ、早く変身しないと喰い殺すわよ?」 純「うっ・・・・・・」 純(唯先輩が来るまで耐え切れば・・・) 純「・・・・・」 純(だめよ、先輩にこんな危険なやつの相手させたくない) 純(私が・・・倒さないと!) 純「へ、変身!!」 ギュィィィィ シュピーン 王蛇(さわ子)「あはっ、じゃあ早速遊びましょうか」 タイガ(純)「・・・・・」 タイガ(純)(先輩・・・この人は私が必ず倒しますからね) ブワン …… 唯「スー・・・・スー・・・」 唯「う・・・う~ん」 唯「ふぁあああ・・・」 唯「・・・・・」 唯「あれ・・・寝過ごしちゃった・・・?」 唯「大変大変!待ち合わせに遅れちゃうよ~!」バタバタ 唯「うい~、なんで起こしてくれなかったの~!」 唯「あっ、憂いないんだった・・・」 唯「あ~・・雨降ってる・・・」 唯「・・・・・・」 唯「そうだ!さわちゃん先生!」 唯「いない・・・」 唯「元気になったから帰ったのかな・・・」 唯「ていうか部屋ごちゃごちゃだよ~!!」 唯「は、早く片付けないと憂に叱られる!」 唯「うわっ!?待ち合わせに遅刻しちゃう!!」 唯「誰か助けてー!!」 … ザアアアアアアアアアアア 王蛇(さわ子)「おらぁっ!!あははっ」 ガギィン!!ドガァァン!! タイガ(純)「きゃああっ!?」 王蛇(さわ子)「はあぁぁ・・体を自由に動かせるのって気持ちイイ・・・」 王蛇(さわ子)「ほらほらぁ、さっさと立ちなさいよっ!!」 バギィィッ!! タイガ(純)「がはっ・・・」 王蛇(さわ子)「お友達は来ないの?あんた一人じゃ物足りないわ」 タイガ(純)「・・・せない・・」 王蛇(さわ子)「あ?」 タイガ(純)「先輩には・・・指一本触れさせない・・・」 タイガ(純)「あんたなんか・・・私が・・倒してやるっ・・・!」 王蛇(さわ子)「はあぁぁ・・・・おらあっ!!」 ドガッ!! 王蛇(さわ子)「やってみろよ、おらあっ!!」 バキッ!!ドゴッ!! タイガ(純)「あぐっ・・・あがぁっ!!?」 王蛇(さわ子)「口だけはご立派ね」 タイガ(純)「うぐっ・・・ひっぐ・・・」 王蛇(さわ子)「でも実際、何もできてないじゃない」 王蛇(さわ子)「ホント嫌になるわよねぇ、弱いと・・・」 王蛇(さわ子)「なんにも守れないんだから」 タイガ(純)「うっ・・・うぅ・・・」 タイガ(純)(なんで・・・なんで私は・・・) タイガ(純)(ジャズ研の先輩も・・憂も梓も・・・) タイガ(純)(みんな距離を感じていた・・・) タイガ(純)(でも唯先輩だけは・・・) タイガ(純)(なのに・・なんで私は・・・) タイガ(純)(大切な人を・・・守れないの・・・) タイガ(純)(ライダーに・・なったのにぃ・・・) タイガ(純)「うぐっ・・・ひっ・・・・・ひっぐ・・・」 王蛇(さわ子)「なに?泣いてるの?」 王蛇(さわ子)「泣いたって誰も助けに来ないわよ!!」 ドゴォッ!! タイガ(純)「かっ・・がはっ・・・」 タイガ(純)「はぁ・・・はぁ・・・」 タイガ(純)「うぅ・・ふぐっ・・・」 タイガ(純)「あがっ・・・ごほぉっ」 王蛇(さわ子)「弱いやつは・・・強いやつの餌になってればいいのよ」アドベント タイガ(純)「うぅ・・・・」 タイガ(純)(ここで終わり・・・?) タイガ(純)(いやだ・・・それだけは) タイガ(純)(・・・こんな時・・唯先輩だったら・・・) タイガ(純)「・・・・・」 タイガ(純)(諦めない・・・はずっ)アドベント ベノスネーカー「キシャアアアアア!!」 デストワイルダー「グァアアアアア!!」 タイガ(純)(そうよ・・諦めちゃだめ・・・) タイガ(純)「唯先輩に会うまでは!!」 王蛇(さわ子)「あっはははははははは!!」 タイガ(純)「くっ・・・」 タイガ(純)(モンスターの動きさえ止めれば・・・)スッ… 王蛇(さわ子)「無駄よ!!」スチールベント タイガ(純)「!?」 タイガ(純)「わ、私のカードが!!」 王蛇(さわ子)「このカードには苦労させられたわ」フリーズベント デストワイルダー「」ピタッ タイガ(純)「あっ・・・」 王蛇(さわ子)「あはははっ」ファイナルベント ベノスネーカー「キシャアアアアア!!」 王蛇(さわ子)「はああああああっ・・・」 王蛇(さわ子)「おらあ゛あ゛ああああああああああああっ!!!」 デストワイルダー「ギャアアアアア!?」ドガアアアアアアアアン!! 王蛇(さわ子)「はあぁぁ・・・最っ高」 タイガ(純)「そんな・・私のモンスターが・・・」 タイガ(純)「あぐっ・・・あっ・・・」 シュウウウウ タイガ・ブランク(純)「あっ・・・かはっ」 タイガ・ブランク(純)「ち、力が・・・」 王蛇(さわ子)「契約が切れたから、弱体化したみたいね・・・」 王蛇(さわ子)「ご愁傷様」 タイガ・ブランク(純)「あぅっ・・・ぐっ・・・」 タイガ・ブランク(純)「かっ・・・あがっ・・・」 王蛇(さわ子)「無様ね・・・」 タイガ・ブランク(純)「なっ・・なにを・・・」 バキバキバキ タイガ・ブラック(純)「や、やめて!!ベルト壊さないでぇ!!」 王蛇(さわ子)「そんなの、私が知ったことじゃないわよ」 バキィィン!! タイガ・ブランク(純)「ひっ・・・いやああああああああ!!」 シュウウウウウウ 純「あっ・・・うぅ・・・」 王蛇(さわ子)「あっはははははは!!」 王蛇(さわ子)「ゆっくり休んだおかげで絶好調だわ」 純「ベルト・・・私のベルト・・・」 純「ベルトがなかったら・・ミラーワールドから・・・」 王蛇(さわ子)「出れないわねぇ」 王蛇(さわ子)「でもそんなの私には関係ないわ」 純「ひぐっ・・・」 純「いやだ・・・・・・死にたく・・・」ポロポロ 王蛇(さわ子)「ちっ・・・さっきからうっさいわね糞ブタ」 王蛇(さわ子)「ブタはブタらしくここで野垂れ死にな!!」 純「先輩・・先輩っ・・・」 純「助けて・・・」 王蛇(さわ子)「あーあ、気持ち悪い」 純「お願い・・・ここから出して」 王蛇(さわ子)「はあぁ・・・諦めろって言ってんでしょうがっ!!」 ドゴッ!! 純「ごはっ!?」 王蛇(さわ子)「ちっ・・・付き合ってられないわ」 ブワン 純「そんな・・助けて・・・」 …… 唯「はぁ・・・はぁ・・・」 唯「いそがなきゃ、もう遅刻しちゃってるよー」 カンカンカンカン 唯「あ~、こんな時に踏み切り~」 カンカンカンカン 唯「早く早く!」 … 純「誰か・・・誰もいないの・・・?」 シーン 純「いやだ・・・唯先輩と約束があるのに・・・」 純「出して・・・ここから出してええええええええっ!!」 純「なんで・・・なんで私が・・・」 シュウウウウウウ 純「!?」 純「そ、そんな・・・」 純「体が・・消え・・・!」 シュウウウウウ 純「いや・・・いやだ・・・」 純「死にたくない・・・」 シュウウウウウ 純「助けて!!誰かここから出してええ!!」 純「いやだよ!!死にたくないよ!!!」 純「先輩!!唯先輩!!!」 純「助けて唯先輩!!!」 純「せんぱあああああああああああい!!!」 純「はぁ・・はぁ・・・」 シュウウウウウ 純「い、いや・・・死にたくない・・・」 純「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」 ザアアアアアアアアアア ザアアアアアアアアアアアア 唯「ふぅ、到着」 唯「遅れちゃった・・・純ちゃん怒ってるかな?」 唯「・・・・・・」キョロキョロ 唯「あれ・・・待ち合わせってここだよね?」 唯「おかしいなぁ・・・純ちゃんいないよ」 唯「まさか・・・・・・」 唯「遅刻かな?」 唯「しょうがないなー、待ってよっと」 ザアアアアアアアアアアア よくじつ! キーンコーンカーンコーン 律「澪ー、ちょっといいか?」 澪「なんだ?」 律「昨日ライダーになった時の決め台詞を色々考えたから、ちょっとどれがいいか一緒に選んでくれ」 澪「決め台詞って、何でまた・・・」 律「モンスターを倒す時にかっこがつくからに決まってんじゃん」 澪「つけなくていいだろ」 律「じゃあまず一つめな」 澪「強制なのか・・・」 律「『最初に言っておく、私はかーなーり強い』」 律「どうだ?」 澪「それでいいんじゃないか」 律「何だよ適当だなー、いっぱい考えたんだからもっと聞いてくれよ」 律「『私の強さにお前が泣いた』」 澪「モンスターは泣かないだろ」 律「『その命神に返しなさい』」 澪「律には似合わないな」 律「『鍛えてますから』」 澪「鍛えてないだろ」 律「『私は太陽の子、仮面ライダーゾルダ!!」ピカーン 澪「おでこが眩しい!?」 澪「どれもイマイチだな」 律「じゃあ澪だったらなんて言うんだよ」 澪「私は・・・」 律「やっぱいいや」 澪「なんでだよ!」 律(だって絶対センス悪いし) 唯「ねえりっちゃん、澪ちゃん・・・」 律「おっ、どうした唯」 律「お前も決め台詞考えたのか?」 唯「ううん、純ちゃんのことなんだけどね・・・」 律「純?」 澪「どうしたんだ?」 唯「それが昨日から連絡が取れないの・・・」 澪「えっ・・・」 律「なんだよそれ・・・学校には来てないのか?」 唯「さっき憂のクラスに行ったんだけど今日は来てないって・・・」 律「・・・・・」 唯「昨日遊ぶ約束してたんだけどね・・・何時間経っても来ないから心配で探し回ったりしたんだけど」 唯「それでも見つからなくて・・・」 澪「なんか・・・嫌な予感がするな」 律「へ、変なこと言うなよ」 律「純のやつけっこう強いんだし、モンスター相手にそんな・・・」 澪「モンスターじゃなかったら・・・」 律「あっ・・・」 唯「ひっ・・ひっぐ・・・・・」ポロポロ 律「お、おい泣くなよ唯」 律「まだ死んだって決まったわけじゃ・・・」 唯「もしかしたら・・うっぐ・・・」 唯「私のせいかも・・・」 唯「ひっぐ・・うぅ・・・」 澪「え?」 律「ど、どういう意味だよ」 キーンコーンカーンコーン 澪「あっ・・・授業のチャイムだ」 唯「うっぐ・・ひっぐ・・・」 律「・・・とりあえず唯、学校終わってからみんなで話そう」 律「聡もいるし・・・場所はうちでいいか?」 澪「和は?今日来てないけど・・・」 律「あぁ、なんか神埼士郎について調べることがあるから今日は休むってさ」 唯「ひっぐ・・・純ちゃん・・・」 15
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/1736.html
【名前】 ベノサーベル 【読み方】 べのさーべる 【登場作品】 仮面ライダー龍騎 他 【分類】 ソードベント 【所有者】 仮面ライダー王蛇 【AP】 3000 【詳細】 王蛇の武器。 仮面ライダー王蛇の持つソードベントのカードで呼び出されるベノスネーカーの尾を模した黄金の突撃剣。 王蛇が最も好んで使う武器で、斬るよりも叩いて壊すのが目的のように振り回して暴れ回る。 形状の都合上、ガードベントを持たない王蛇の防御手段ともなっている。 設定上は「ミラーワールドにおいて破壊できないものは存在しない」となっているが、タイガのデストクローへと受け止められているシーンがある。 王蛇が出る際は必ず使われる。 【仮面ライダーブレイブ】 仮面ライダーブレイブクエストゲーマーレベル2との戦いにおいてソードベントのカードを使って召喚される。 仮面ライダーブレイブクエストゲーマーレベル2を変身解除へ追い込んだ。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/10747.html
紬「待ってください! この研究所に女の子がいるんです!」 恵「えぇっ!?」 紬「その子も助けてあげてください!」 恵「う、う~ん・・・しょうがないわね」 … ベノスネーカー「キシャアアアアア!!」 バシッ!! 研究員「ウェッ!!」 オルタナティブ・ゼロ(男)「大丈夫か!?」 研究員「・・・・・・」 オルタナティブ・ゼロ(男)「くっ、こいつ!」アクセルベント オルタナティブ・ゼロ(男)「とおぉっ!」ビシュゥン ガギィン!! ベノスネーカー「キシャアアッ!!」 オルタナティブ・ゼロ(男)「娘は・・・必ず守ってみせる!」 ベノスネーカー「キシャアアアアア!!」 女「う、う~ん・・・」 女の子「お母さん!」 女「あ、あれ・・・?」 女「私なにやって・・・」 女の子「びっくりしたんだよ! こんな所で倒れてるから・・・」 ドガアアアアアアアアアン!! 女「な、なに! なにが起きてるの!?」 女の子「分からないの・・・急に大きな音がして・・・」 紬「あっ、あそこです先輩!」 紬「大丈夫ですか?」 女「お嬢様・・・いったい何が・・・」 恵「とにかくここを脱出しましょう」 恵「三人は私が守りますから」 恵(破壊しに来た張本人が言う台詞じゃないと思うけど・・・) 女「あなたは・・・?」 恵「通りすがりの仮面ライダーですよ」 女「えっ」 恵「まぁそれは気にしないで早く・・・」 「ちょっと、どこに行く気よ」 恵「!?」 さわ子「せっかくここまで来たのに・・・逃げないでよ」 紬「せ、先生!」 恵「どうしてここに・・・」 さわ子「ふふっ・・・あなた、私のこと待ってたんでしょう?」 さわ子「ライダーバトルをするために」 恵「えっ・・・」 紬「ライダーバトルって・・・どうして先生がそんなことを」 恵「それに、私はデッキを回収しに来ただけでそんなつもりはないです!」 さわ子「・・・聞いてた話と違うわね」 さわ子「でもまぁいいじゃない、会っちゃったんだから」 さわ子「戦いましょうよ・・・ライダーは」 恵「!」 紬「せ、先輩・・・」 恵「琴吹さん、二人をつれて逃げて」 恵「それと、このデッキも預かっててちょうだい」 紬「でも・・・!」 恵「ライダーってのはね、こういうものなの」 紬「・・・」 恵「早く逃げて!」 紬「・・・分かりました」 女「はぁ・・・はぁ・・・」 女「こっちよ!」 紬「大丈夫?」 女の子「は、はい・・・」 女「この扉を開ければ外に・・・」 ドンッ!!ドンッ!! 女「そんな・・・開かない!?」 紬「任せてください・・・それ!」 ドカンッ!! 紬「ふぅ、開きました」 女の子「すごっ・・・」 ベノスネーカー「キシャアアア!!」 ドシンッ!! オルタナティブ・ゼロ(男)「ぐわあああぁあっ!!」 ベノスネーカー「キシャアアアア!!」 オルタナティブ・ゼロ(男)「ぐっ・・・手強い」 女「あなた!!」 オルタナティブ・ゼロ(男)「!?」 オルタナティブ・ゼロ(男)「お前たちどうしてここに・・・早く逃げろ!!」 女の子「あ、あれ・・・お父さんなの?」 紬「あの大きな蛇が・・・モンスター・・・」 ドガアアアアアアアアアン!!! 紬「きゃっ!?」 オルタナティブ・ゼロ(男)「しまった! 研究所が!?」 ドガアアアアアアン!! ベルデ(恵)「きゃああああっ!!」 ガラン、ガシャン 王蛇(さわ子)「どうしたの・・・その程度?」 紬「曽我部先輩!」 ベルデ(恵)「うっ・・・こ、このっ!」ホールドベント ベルデ(恵)「はっ!!」ビシュン!! 王蛇(さわ子)「おっと」 ベルデ(恵)「避けられた!?」 王蛇(さわ子)「遅いのよ!」 ドシッ!!ガシッ!!ズドン!! ベルデ(恵)「うぐぅっ・・・」 王蛇(さわ子)「あははっ!」ソードベント 王者(さわ子)「おらぁっ!!」 ガギィン!! ベルデ(恵)「きゃあああっ!!」 王蛇(さわ子)「はぁぁ・・・気持ちいい・・・」 ベルデ(恵)「くっ・・・げほっ」 オルタナティブ・ゼロ(男)「貴様! 貴様があのモンスターを!」 王蛇(さわ子)「だったら何なのよ・・・」 王蛇(さわ子)「ライダーでもないのに・・・邪魔臭い」 紬「せ、先生・・・?」 紬(なんで・・・こんなに雰囲気が違うの・・・) 女の子「お父さん!」 オルタナティブ・ゼロ(男)「お前たちは逃げるんだ!! 早くしろ!!」 王蛇(さわ子)「ふん・・・」 紬「あの人の言うとおり・・・逃げましょう」 紬「私たちがここにいたら足手まといです!」 女「・・・そ、そうね」 女の子「でもお父さんが!」 オルタナティブ・ゼロ(男)「心配するな・・・必ず勝つ!」 オルタナティブ・ゼロ(男)「帰ったら一緒に、お母さんの作った美味しいご飯食べような」 女の子「お父さん・・・」 王蛇(さわ子)「チッ・・・」 オルタナティブ・ゼロ(男)「さぁ来い!!」 王蛇(さわ子)「そういうの・・・ほんと気持ち悪いわね」アドベント ベノスネーカー「キシャアアアアア!!」 女「!?」 女の子「お母さん!!」 ドンッ!! 女の子「きゃあっ!」 オルタナティブ・ゼロ(男)「!!」 オルタナティブ・ゼロ(男)「やめろおおおおおおおおおおおおお!!!」 ベノスネーカー「キシャアアアアアアアア!!」 女「いやああああああああっ!!」 ブチッベキッムシャヌチャッグチャッ 紬「そ、そんな・・・ウッ」 女の子「お母さあああああああああああん!!!」 王蛇(さわ子)「・・・ふふ」 王蛇(さわ子)「あはは・・・あはははははははははははははははははははははははは!!!」 オルタナティブ・ゼロ(男)「貴様ぁっ!! よくも俺の妻を!!」 王蛇(さわ子)「はぁ・・・近くにいた・・・あいつが悪い」 オルタナティブ・ゼロ(男)「うおおぉぉっ!!!」 バキィン!!ガギィン!! 王蛇(さわ子)「はははっ!!」 女の子「お母さん!! お母さん!!」 女の子「いやあああああああっ!!!」 ベノスネーカー「キシャアアアア!!」 紬「!!」 紬「危ない!!」 ベルデ(恵)「はぁっ!!」 ズドンッ!! ベノスネーカー「ガアッ!?」 ベルデ(恵)「ここは私に任せて、早く!!」 バシンッ!! ベルデ(恵)「うぐぅっ!?」 ベノスネーカー「キシャアアアア!!」 紬「立って、ここから逃げるの!!」 女の子「いやあっ!!お母さん!!お母さああああん!!」 王蛇(さわ子)「・・・そんなに母親に会いたかったら、会わせてあげるわよ」シャキィン オルタナティブ・ゼロ(男)「やめろ!! 娘に手を・・・」 ドスッ!! オルタナティブ・ゼロ「うっ・・・」ドサッ 王蛇(さわ子)「出来損ないライダーは寝てな」 ベノスネーカー「キシャアアアッ!!」 ドンッ!! ベルデ(恵)「きゃああっ!!」 紬「曽我部先輩!!」 女の子「お父さああん!!」 オルタナティブ・ゼロ(男)「逃げろ・・・ここは危険だ・・・」 オルタナティブ・ゼロ(男)「早く・・・逃げ・・・ろ・・・」 女の子「お父さん・・・お父さああああん!!」 王蛇(さわ子)「はぁ・・・さっきからうるさいわね」 ベノスネーカー「キシャアアアアア」 王蛇(さわ子)「あれ、食べちゃっていいわよ」 ベノスネーカー「キシャアアアア!!」 ゴキッバクッヌチャッグシャッ オルタナティブ・ゼロ(男)「がああああああああああっ!!!」 女の子「!!?」 王蛇(さわ子)「あぁ、そっちじゃなくて娘の・・・まぁいいわ」 女の子「あっ・・・あぁ・・・」ドサッ 紬「そんな・・・」 ベルデ(恵)「うっ・・・くうっ・・・」 王蛇(さわ子)「あっははははははははははははははははは!!!」 王蛇(さわ子)「いいわぁ!! 最高よ!!」 ベルデ(恵)「琴吹さん・・・立てる?」 紬「うっ・・・うぅ・・・」 紬(逃げなきゃいけないのに・・・何で・・・) 紬(何でこんな時に足が動かないの・・・) ベルデ(恵)「・・・」 ベルデ(恵)「あの子は気絶してる・・・運べるのはあなただけなの」 紬「・・・」 ベルデ(恵)「お願い琴吹さん、立って!」 紬「・・・」 紬(これは夢・・・夢よね・・・) 紬(ありえない・・・こんなこと・・・) 紬(私が・・・先生が・・・先輩が・・・) ベルデ(恵)「琴吹さん!!」 紬「!」ビクッ ベルデ(恵)「怖いのは分かる、けど今は動いて!」 ベルデ(恵)「思考を止めちゃ駄目よ!!」 紬「先輩・・・」 ベルデ(恵)「琴吹さん・・・実は私、さっき言ったのとは別に叶えたい願いがあるの」 紬「えっ・・・」 ベルデ(恵)「ライダーバトルを止めたい・・・あの人たちの死を見てそう思えた」 ベルデ(恵)「こんな戦いのせいで、誰かが死ぬなんて間違っている」 ベルデ(恵)「一人でも多く生きていて欲しいの!」 ベルデ(恵)「でないと・・・秋山さんに会わせる顔がないわ」 紬「・・・・・・」 ベルデ(恵)「だから・・・お願いだから勇気を出して」 王蛇(さわ子)「お喋りはそこまでよ」ファイナルベント ベルデ(恵)「!?」 ベルデ(恵)「下がって!!」ドンッ 紬「先輩!!」 王蛇(さわ子)「はああぁぁぁぁっ」 ベルデ(恵)「秋山さん・・・」 王蛇(さわ子)「でやああああああああああああああああっ!!」 ベルデ(恵)「ごめん・・・」 ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!! 紬「先・・・輩・・・」 王蛇(さわ子)「はぁぁ・・・残るのはあんた達だけよ」 紬「・・・先生・・・どうして先生がこんなこと・・・」 王蛇(さわ子)「戦ってるとねぇ・・・その時だけ嫌のことが忘れられるの」 王蛇(さわ子)「何も考えなくていい・・・ただ暴れてればそれだけで・・・」 王蛇(さわ子)「最高の気分になるのよ」 紬「そんな・・・そんな理由で・・・」 紬「罪のない人たちを・・・」 王蛇(さわ子)「罪も何も、ライダーになったらこれくらい覚悟するもんよ?」 紬「ッ!」バッ 王蛇(さわ子)「あぁ? なんであんたがデッキを・・・」 紬「そ、それ以上近づくのなら・・・私も戦います!」 王蛇(さわ子)「あはっ・・・できるの? お嬢様が」 紬(ここで・・・何もできずに終わるなんてありえない) 紬(でないと先輩の死が・・・無駄になる・・・) 紬「はぁ・・・はぁ・・・!」 紬「くっ・・・変身っ!!」 ギュィィィィィ シュピーン 王蛇(さわ子)「へぇ・・・」 ファム(紬)「はぁっ・・・はっ・・・」 ファム(紬)「うわああああああああああああああっ!!!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 紬「結局戦いの決着はつかず、引き分けに終わった」 紬「その後研究所も破壊され、逆恨みした先生が私の家を強襲し・・・」 紬「私と斉藤だけが生き延びて今に至るわ」 さわ子「・・・・・・」 梓「そんなことが・・・」 唯「・・・・・・」 紬「・・・今でも先生のことは許せません」 さわ子「・・・・・・」 紬「けど・・・今なら先生の気持ちが少し分かる気がするんです」 梓「えっ・・・」 26
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/4342.html
「はあっ!」 ガイと王蛇の戦いはメタルホーンとべノサーベルの打ち合いになっていた。 「中々いいなあ、喰い甲斐がありそうだ。」 この戦いは王蛇が優勢であった。 「お前なんかに喰われてたまるか!」 ガイがメタルホーンで王蛇を殴打する。 「獲物の分際で!」 王蛇も負けじとべノサーベルで頭部、右肩、胸部、を殴打する 「おらああああああああぁぁぁ!」 ガイもメタルホーンで殴り、反撃をしようとするが、 「なにっ!」 突如現れたエビルダイバーに襲われる。 「ちょうどいい、俺に従え、」 エビルダイバーはそのまま王蛇のコントラクトのカードに吸い込まれる。 SWING VENT 王蛇は自らの新たな力、エビルウィップを使い、ガイを痛ぶる。 「僕は、、、こんなところで、、、死ねないんだよ!」 突進してくるが、王蛇はそれを防ぐ。 FINAL VENT 王蛇の新必殺技であるハイドべノンが発動されて、エビルダイバーに乗った王蛇がガイに突撃する。 CONFINE VENT それをガイは無効化する。 「なんだと!」 王蛇は地面に上手く着地する。 「はあああああああああ!」 ガイはそこに殴りかかる。 「無駄だ!」 王蛇はエビルウィップとべノサーベルで防ぐ。 「このままじゃ、やられる、」 遠野日和は牙王がもう一体モンスターと契約しているのではないかと思っていた、 それ故もう1枚コンファインベントを使った後にもう一度ファイナルベントを撃たれたら終わりであると考えていた。 (ゴメン、郁弥、こんなところで、神様、人を殺してしまった僕ですが最後にせめて、郁弥に会わしてください。) 殴打されながら日和はそう念じていた。 「日和ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 目の前に現れたコウモリの騎士の戦士、仮面ライダーナイトが王蛇を攻撃し、仮面ライダーガイ、遠野日和を助けたのだった。 数分前 『皆さん!私は小鳥遊紡です!私は今遠野日和という人に利用されています!今私の声がするところに来ると殺されてしまいます!だから来ないでください!絶対に来ないでください!陸さん、今までありがとうございました!さよなら、陸さん』 「そんな、マネージャー、、、」 「嘘でしょ、日和、」 小鳥遊紡の叫びを聞いた2人は大きなショックを受けていた。 七瀬陸は小鳥遊紡が今にも殺されそうな状況であることを、桐嶋郁弥は親友である遠野日和が自分の悪い予感通り、戦いに乗り、今人を殺そうとしている状況であることを、 「陸、僕は今から日和を止めに行くよ、陸はどうする?」 「俺も行きます、危険だから来るなってマネージャーは言ってますけど俺は助けれるなら助けたい、自分の身が危険に晒されそうでも俺は、マネージャーを助けたいです!」 「僕も日和を絶対に止める!」 こうして2人は声のする方へ駆けつけ、2人の目の前には王蛇にボコボコにされているガイの姿が見えた。 「行くよ、陸」 「はい!郁弥さん」 「「変身!」」 七瀬陸は赤き竜の戦士、仮面ライダー龍騎に桐嶋郁弥は黒きコウモリの戦士、仮面ライダーナイトに変身する。 「日和ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 そしてナイトは王蛇に攻撃したのであった。 「郁弥、どうして、」 ナイトはガイの方を向き、ガイの変身者が遠野日和であることを理解する。 「日和ぃ!お前なんてことしてんだよ!」 ナイトは自らの剣であり、召喚機のダークバイザーでガイを切りつける。 「俺の邪魔をするなあああああ ああ!」 王蛇がそれを攻撃しようとするが、 「はあああああああああ!」 龍騎が王蛇に殴りかかり、それを止める。 「アンタの相手はこの俺だ!」 「威勢のいいガキだな、名前はなんだ?」 「七瀬陸だ、」 「七瀬陸、あの女が言っていた男か、」 王蛇は小鳥遊紡の死体を指さす。 「そんな、、、マネージャーが、、、」 「俺に隙を見せるな!」 「うわっ」 王蛇が龍騎をべノサーベルで殴打した。 「教えてやろう、あの女を殺したのは俺だ、」 「お前がマネージャーを、、、許さない!」 SWORD VENT 「はあああああああああ!」 ドラグセイバーで龍騎が王蛇を切りつける。 「お前も喰い甲斐がありそうだなあ!」 王蛇も負けじとべノサーベルで叩きつける。 「うっ、」 戦闘に慣れていない七瀬陸にはキツイものであった、 一方桐嶋郁弥と遠野日和は 「日和!なんで殺したんだよ!」 「僕は、郁弥のためにやったんだよ、郁弥を守るためにね、」 「そんなの僕のためじゃないじゃないか!」 桐嶋郁弥の拳は遠野日和の顔面にヒットする。 遠野日和は今ガイの鎧を身にまとっているがそれでも痛く感じた。 「そうやっていつも僕のためとか言って、周りに迷惑かけて、今回は人殺し、そんなで僕は喜ばないよ!」 「郁弥はそれでいいんだよ、僕は感謝もされないけど、郁弥を守りたい、優勝させたい、それだけなんだ!」 2人の感情がぶつかり合う。 「そんなんで良いわけないだろ!」 郁弥は再度日和を殴る。 「何人殺したんだ?」 「なんでいきなりそれ聞くの?」 「いいから、答えろ!」 「2人、だよ、」 「その2人にも僕と同じように人生があったんだ、なのにどうして!どうしてそんなことするんだよ!」 郁弥は胸ぐらを掴む。 「そりゃ、郁弥に生きて欲しいからだよ、」 「なんで僕のことばっか考えるんだよ!僕のことを大切にしてくれてるのは嬉しいよ、でも、他の人のことももっと考えろよ!」 (郁弥、泣いてる、) 桐嶋郁弥の声からは仮面をつけているのに泣いているということが察せた。 (僕は郁弥のことばっか見て、悲しませて、、、1番郁弥のこと見れてないじゃないか、、、) 「ゴメン、郁弥、僕が悪かったよ、」 「日和、、、」 「僕はやり直せるかな?郁弥、」 「日和ならできるよ」 桐嶋郁弥は遠野日和を抱きしめる。 2人は今仮面ライダーに変身している状態だがお互いの熱を感じることができていた。 「こいつは全然だ、弱いなあ、」 その時、2人の耳に牙王の声が届き、その方向を見ると、王蛇にいたぶられている、龍騎の姿があった。 「陸!」 ナイトは必死に止めようと走り出した。 「来たか、ならばこれで一気に喰ってやるよ」 FINAL VENT 王蛇の必殺技、ベノムクラッシュが龍騎を助けにきたナイトに向けて発動される。 「郁弥危ない!」 「日和!?」 「うわああああああああああ!」 ガイはナイトを押し退けてベノムクラッシュを受けてしまう。 「そんな、日和、」 地面にはダメージにより変身が解除された遠野日和の姿があった。 「郁弥、ゴメンね、やっぱ僕、死んじゃった人達に申し訳ないから、先に逝くね。」 「そんな、ダメだよ!嫌だよ!日和!」 (今までありがとう、、、郁弥、、、) 遠野日和の目が自然によって閉じられた。 もう二度と開かないように、 「お前、絶対に許さない!」 「良い威勢だ、かかってこい!」
https://w.atwiki.jp/83452/pages/10738.html
王蛇(さわ子)「ちょうどいいわ・・・あの時の借りを返したいと思ってたのよ」 リュウガ「退いてください」 リュウガ「そうすれば殺しはしません」 王蛇(さわ子)「・・・・・ぶっ殺してやる」 リュウガ「・・・・・」ソードベント 王蛇(さわ子)「おらああぁぁぁっ!!!」 ファイナルベント ガイ(聡)「はぁっ!でやあああああ!!」 モンスター「グガアアアアアアア!?」ドガアアアアン ガイ(聡)「ふぅ、やっと終わった」 龍騎(唯)「・・・・・」 ガイ(聡)「どうしたんですか?せっかく倒したのに嬉しそうじゃないですね」 龍騎(唯)「ううん・・・そんなわけじゃ」 ガイ(聡)「・・・・・まだ純さんのこと、気にしてるんですか?」 龍騎(唯)「・・・・・」 ガイ(聡)「ですよね・・・唯さんが殺したようなもんだし」 龍騎(唯)「えっ・・・」 ガイ(聡)「自分でも気づいてるんでしょ?」 ガイ(聡)「先生を助けたせいで純さんが死んだなら・・・」 ガイ(聡)「唯さんは間接的に純さんを殺したことになる」 龍騎(唯)「ち、違うよ・・先生はそんなこと・・・」 ガイ(聡)「現実から目をそむけないでくださいよ」 ガイ(聡)「あれは間違いなく先生が殺した・・・」 ガイ(聡)「そしてそれに手を貸したのは・・・唯さん、あなたでしょ?」ストライクベント 龍騎(唯)「!?」 バキィン!! 龍騎(唯)「きゃああっ!!」 ガイ(聡)「この人殺し」 龍騎(唯)「さ、聡君・・・何を」 ガイ(聡)「裏切り者は処刑しないといけませんよね」 ガイ(聡)「あんな極悪人と手を組んでるようなやつは」 龍騎(唯)「違うよ・・・私そんなつもりじゃ!」 ガギィィン!! 龍騎(唯)「いやあっ!!」 ガイ(聡)「言い訳はいいんだよ・・・」 龍騎(唯)「なんで・・・どうしてこんなこと」 ガイ(聡)「ライダーだからに決まってるだろ?」 ガイ(聡)「どうせあんたも自分の欲望を叶えるためにライダーになったくせに」 龍騎(唯)「そんなんじゃないよ・・・」 龍騎(唯)「私は・・みんなの幸せを守りたいから・・・」 ガイ(聡)「みんなの幸せを守るって・・・ハッ、意味わかってんの?」 バキィィン!! 龍騎(唯)「うぐっ」 ガイ(聡)「じゃあ、あんたは俺の幸せのために死んでくれるのかよ?」 ガギィィン!! 龍騎(唯)「そ、そんなこと・・・」 ドゴァァッ!! 龍騎(唯)「あがっ!?」 ガイ(聡)「なあんだ、反撃もできないなんて・・・ただの根性無しじゃん」 ガイ(聡)「あんた、そんなんでライダーやってんの?笑わせないでよ」 ガイ(聡)「それとも、それも油断させるための作戦なのかな?」 龍騎(唯)「聡君・・なんで・・・」 ガイ(聡)「・・・いい加減うんざりだよ、あんたみたいな人」 ガイ(聡)「他人を殺さないで生き残れるとでも思ってんの?」 ガイ(聡)「そんな甘い考えだから・・・純さんが死ぬのも当然だね」 龍騎(唯)「なんで・・なんでそんなこと言うの・・・」 龍騎(唯)「人を殺せることが、そんなに偉いの!?」 ガイ(聡)「ライダーなら当然でしょ?」 ガギィィン!! 龍騎(唯)「きゃああぁぁっ!!」 ガイ(聡)「ほら、悔しかったら攻撃してみなよ」 ガイ(聡)「今は特別に手出さないであげるから」 龍騎(唯)「そんなの・・できるわけ・・・」 ガイ(聡)「はぁ・・・まったく」 ガイ(聡)「・・・そこまでして自分の手を汚したくないの?」 龍騎(唯)「え・・・?」 ガイ(聡)「あんたさ、自分の手を汚したくないから先生に純さんを殺させたんでしょ?」 ガイ(聡)「そうに決まってる」 龍騎(唯)「なにを・・・」 ガイ(聡)「卑怯者」 龍騎(唯)「だから私は・・そんなつもりじゃ・・・」 ガイ(聡)「でも純さんは死んだ、あんたのせいだ」 龍騎(唯)「・・・・・」 ガイ(聡)「あんたがあの人の幸せを奪ったんだ」 龍騎(唯)「ち、違うよ・・私は・・・」 ガイ(聡)「あーそっかぁ、じゃあ・・・」 ガイ(聡)「唯さんが直接殺したのかな?」 龍騎(唯)「!」 龍騎(唯)「違う・・私はただ・・・」 ガイ(聡)「なに?怒ったの?」 ガイ(聡)「怒ったなら殴ってみなよ、ほら」 ガイ(聡)「この人殺し」 龍騎(唯)「・・・っ!」 龍騎(唯)「うああああああああああああ!!!」 バキィッ!! ガイ(聡)「がっ・・・くっはははは」 ガイ(聡)「ほら、もっとやってみなよ人殺し」 龍騎(唯)「あ゛あ゛あああああああ!!」ポロポロ バキッ!!ドゴッ!! ガイ(聡)「ぐっ・・・」 龍騎(唯)「私は・・・先生にも純ちゃんにも生きて欲しかっただけなの!!」 ガイ(聡)「あはは、その純さんを殺した人がよく言うよ」 ドガッ!! ガイ(聡)「うぐっ」 龍騎(唯)「それ以上言うなら・・いくら私でも・・・!」 ナイト(澪)「おい律・・・あれ!」 ゾルダ(律)「唯!聡!なにやってんだ!?」 龍騎(唯)「り、りっちゃん・・・」 ガイ(聡)「!」ニヤッ ガイ(聡)「ぐああああっ!!痛いよーーー!!」 龍騎(唯)「えっ・・・」 ナイト(澪)「聡!」 ゾルダ(律)「おい・・・どういうことだよ」 ゾルダ(律)「何で唯が聡に攻撃してたんだよ・・・」 龍騎(唯)「そ、それは・・・」 ガイ(聡)「分からない・・急に唯さんが襲いかかってきて・・・」 龍騎(唯)「ち、ちがっ・・・!」 ゾルダ(律)「さっき・・・さわちゃんから純を殺したって聞いたんだけどよ」 龍騎(唯)「!」 ゾルダ(律)「唯・・・・・お前まさか、さわちゃんと・・・」 龍騎(唯)「違うよ!!なんでそういう事になるの!?」 龍騎(唯)「私はただ先生に死んで欲しくなかっただけなの!!」 龍騎(唯)「信じてよ!!」 ナイト(澪)「唯・・・」 龍騎(唯)「澪ちゃん・・・お願い・・・・」 ガイ(聡)「騙されちゃいけない!そうやって油断させて俺を・・・うぐっ」 ゾルダ(律)「大丈夫か聡!?」 龍騎(唯)「ち、違う・・・」 龍騎(唯)「私は・・・」 龍騎(唯)「私はそんなんじゃない!!」ダダダッ ゾルダ(律)「待て唯!」 ナイト(澪)「唯・・・そんな・・・」 ガイ(聡)「・・・・・」ニヤリ … 唯「はぁ・・・はぁ・・・」 唯「なんで逃げちゃったんだろう・・・私」 唯「なんであの時怒って・・・」 唯「・・・・・・」 ガイ(聡)『先生を助けたせいで純さんが死んだなら・・・』 ガイ(聡)『唯さんは間接的に純さんを殺したことになる』 唯「でも・・私は・・・」 ガイ(聡)『現実から目をそむけないでくださいよ』 ガイ(聡)『あれは間違いなく先生が殺した・・・』 ガイ(聡)『そしてそれに手を貸したのは・・・唯さん、あなたでしょ?』 唯「私が・・殺した・・・」ポロポロ 唯「私が・・純ちゃんを・・・」 唯「なのに・・・認めたくなかったから私は・・・・・」 唯「うっ・・ひっぐ・・・」 唯「私の・・・せいで・・・」 …… リュウガ「・・・・・・」 ガギィン!! 王蛇(さわ子)「ぐがっ!?」 リュウガ「・・・・・」 王蛇(さわ子)「はぁ・・・はぁ・・・」 王蛇(さわ子)「このっ・・・おらあああああああ!!!」 リュウガ「・・・・・・」 バキィン!! 王蛇(さわ子)「あがっ・・・」ドサッ 王蛇(さわ子)「がはっ・・がっ・・・・くっ」 リュウガ「・・・・・・」 王蛇(さわ子)「くそ・・・くそっ・・・・」 王蛇(さわ子)「この・・・糞野郎おおおおおおおおお!!!」 リュウガ「・・・・・」 王蛇(さわ子)「はっ・・・はぁ・・・・」 王蛇(さわ子)「どうしたのよ・・・なんでトドメ刺さないのよ・・・」 王蛇(さわ子)「なに見下してんのよ!!」 リュウガ「・・・・・」 王蛇(さわ子)「がっ・・ぐふっ・・・」 王蛇(さわ子)「・・・余裕のつもり?ふざけんじゃ・・・ないわよ」 リュウガ「・・・・・・生きてください」 王蛇(さわ子)「・・・あ?」 リュウガ「できれば元の先生に戻ってください」 リュウガ(憂)「でないと・・・お姉ちゃんが悲しみます」 王蛇(さわ子)「はぁ・・・はぁ・・・」 王蛇(さわ子)「あんた・・・」 リュウガ(憂)「ではこれで・・・失礼します」 王蛇(さわ子)「待ちなさいよ・・・ふざけんじゃないわよ」 (さわ子)(もう嫌だこんなの・・・・) 王蛇(さわ子)「トドメも刺さないで・・・後悔するわよ・・・・・」 (さわ子)(死にたい・・・・・・) リュウガ(憂)「・・・・・」スタスタ 王蛇(さわ子)「殺しなさいよ!!早く、殺せばいいじゃない!!!」 リュウガ(憂)「・・・・・」 王蛇(さわ子)「殺しなさい!!殺せぇ!!」 王蛇(さわ子)「殺せえええええええええ!!!!」 リュウガ(憂)「・・・・・」 ブワン 王蛇(さわ子)「あ゛あ゛・・・あ゛ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 ブワン 憂「・・・・・」 憂「お姉ちゃん・・・お姉ちゃんならこうするよね」 憂「間違ってないよね・・・私」 憂「・・・・・」 憂(今まで怖かったけど・・・今日お姉ちゃんに全てを打ち明けよう) 憂(私がライダーだってことを・・・) 憂「お姉ちゃんなら・・・受け止めてくれるよね」 … 王蛇(さわ子)「はっ・・はっ・・はっ・・・・」 王蛇(さわ子)「はぁ・・はぁ・・・・・」 王蛇(さわ子)「殺せ・・・?」 王蛇(さわ子)「何で私が・・・」 王蛇(さわ子)「・・・・・・・」 王蛇(さわ子)「あの時・・・・・変な意識が・・・」 王蛇(さわ子)「・・・・・・・・」 王蛇(さわ子)「昔の・・私・・・」 王蛇(さわ子)「・・・・・・・・」 王蛇(さわ子)「・・・・・そんなの・・・もう覚えてないわよ」 りっちゃんのいえ! 聡「いてっ・・・」 律「大丈夫か?聡」 聡「なんとか・・・」 聡「致命傷じゃなくてよかったよ」 律「それにしても・・唯があんなことするなんて・・・」 律「信じられない・・・」 澪「・・・・・」 聡「俺もだよ・・・まさかあの唯さんが」 聡「でも・・・この傷は確かにあの人につけられたものだ」 澪「本当に・・・」 澪「本当に唯は、さわ子先生と手を組んだのか?」 律「澪・・・・」 澪「私は・・・」 聡「それについては・・・詳しくは分からない」 聡「唯さんが先生を利用して、純さんを殺した可能性もある」 聡「どっちにしろあの人は俺たちのことを敵としか・・・」 澪「そうじゃなくて!!本当にあの唯が・・・先生と手を組んだり利用したり、純を殺したり」 澪「そんなこと・・・すると思うか?」 澪「私には、それが信じられない・・・」 律「・・・でもよ、実際聡を攻撃してたわけだし」 澪「・・・・・」 聡「澪さん・・・もう唯さんは昔の唯さんじゃない」 澪「・・・・・」 聡「澪さん・・・俺のこと信じて」 聡「あの人は・・・ミラーワールドにいるモンスターと同じだよ」 聡「ライダーの力を楽しみ、その力に飲み込まれている・・・」 聡「心まで腐っちゃったんだよ、あの人は」 澪「でも・・・」 聡「姉ちゃん達の先生だって、昔は優しかったんでしょ?」 聡「けど今は知っての通り・・・・・」 聡「同じ事だよ」 律「・・・・・」 聡「とにかく、今度唯さんに会ったら・・・覚悟しないとね」 澪「・・・・・・」 律「・・・・・」 澪「・・・・・・私、もう帰る」 律「あ、あぁ・・・・・お疲れ」 澪「うん・・・じゃあ」ガチャッ、バタン 律「・・・・・・」 律「えーっと・・・・・」 聡「・・・・・」 律「と、とりあえずシャワーでも浴びてこようかな!汗いっぱいかいたし」ガチャッ、バタン 聡「・・・・・・」 聡「・・・・・・クククッ」 聡(完璧だ・・・) 聡(いずれ姉ちゃんと澪さんも・・・) 17
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/1694.html
-翌日- 澪「ついにこの日が来たか…絶対に止めてみせる…!戦いを…かきふら士郎…あんたの野望を!」 ---- 紬「準備はよろしくて?斎藤…?」 斎藤「ええ…完璧でございますお嬢様」 紬「では行くわよ…きらら公園へ…私の願いを叶えるために、うふふ」 斎藤(私は非常に興奮している…エロ同人誌でしか見たことのない…ふたなりという存在に…今日…お嬢様がなろうとしているのだ!ぐふふふ…) 斎藤(しかし……その前に、私にはやり遂げなければいけないことがある!) ---- さわ子「ライダーになれなくなる…?冗談じゃない!こんな楽しいこと絶対に終わらせないわ!最後の一人になった時の願いで…永遠に戦いが続くようにしてあげるわ!アッハッハッハ!」 憂「それじゃあ行ってくるね…?お姉ちゃん、ちゃんと留守番しててよ?」 唯「…うん……」 憂「心配しないで?私は絶対に負けない…人間、守りたいものがあればいくらだって強くなれるんだから。それじゃあ!」 バタン! 唯(私も行かなきゃ!何ができるかは分からないけど、ここにいるだけじゃあ駄目だよね!) -きらら公園- 憂(まだ誰も来ていない?私が一番乗りなの?……ん?あれは!?さわ子先生!) さわ子「憂ちゃん!?……ここにいると言うことは…」チャッ さわ子「戦いに来たのね?ライダーの戦いを…!」 憂「やっぱりそうでしたか…先生も仮面ライダー」チャッ さわ子「……でも相手が憂ちゃんじゃ肩慣らしにもならなそうね…弱そうだし」 憂「人を見掛けで判断しないでもらえませんか?戦えばすぐに解りますよ…私が貴方よりも優れたライダーだってことが」 さわ子「他の人達はまだ来ていないみたいだけど先に始めちゃいましょうか?早く戦いたくてウズウズしているの!」チャッ 憂「そうですね」チャッ 憂・さわ子「変身!」シャキィイイン! -ミラーワールド- タイガ[憂]「一つ聞いてもいいですか?」ビョオン 『ストライクベント!』 王蛇[さわ子]「なにかしら?」ビョオン 『ストライクベント!』 タイガ[憂]「先生の戦う理由って…何ですか?」 王蛇[さわ子]「戦う……理由?…………アハハハハハハハwwwwww」 タイガ[憂]「何がおかしいんですか?」 王蛇[さわ子]「くだらない!戦う理由なんてないわ…戦いたいから戦うだけよ!」ダッ! 王蛇[さわ子]「ハァッ!」ブゥン! ガギィイイイン! タイガ[憂]「そうですか…なら戦う理由のある…私の方が強いですね!私には守りたい者がある…守りたい者の為ならいくらでも強くなれる!たぁっ!」ゴシュ! 王蛇[さわ子]「ハハハハハハ!なにそれ?少年漫画の見すぎじゃないのw実際はね…逆よ?逆…それを今から証明してあげる!?」ビョオン 『コピーベント!』 王蛇[さわ子]「フハハハハ!」ニュルニュル タイガ[憂]「な!?さわ子先生の体が…お姉ちゃんに変わっていく…?」 コピー唯[さわ子]「唯ちゃんの写真をコピーさせてもらったわ…これでしょ?憂ちゃんの守りたい者って」 タイガ[憂]「お姉ちゃん…お姉ちゃんが…!」 コピー唯[さわ子]「何動揺しちゃってるの?外見はお姉ちゃんでも……中身は山中さわ子…偽者よ?どうしたの?攻撃してこないの?うん!たん!うん!たん!」 タイガ[憂](そうだって自分でもわかってるのにどうして…どうして体が動かないの…!) コピー唯[さわ子]「なら…こちらから行くわね!」ザッ! 唯「ここがきらら公園…ライダーはどこに…?」 キィン…キィイイイイン! 唯「この気配は…憂!?…もう一人いる……憂が戦ってる、急いで止めなきゃ!」 ---- コピー唯[さわ子]「フハハハハ!フハハハハハハハ!」ガシッ!バキッ! タイガ[憂]「く…うっ!」ドサッ…! コピー唯[さわ子]「ほらね?私の言う通りでしょ?守りたい者なんか現実の戦いではお荷物にしかならないのよ!最期にいい勉強になったでしょう?」ビョオン 『ファイナルベント!』 王蛇[さわ子]「トドメよ!ヘヴィイ!プレッシャァアアアア!!」 ドドドドドドドド!! タイガ[憂]「きぃやぁああああああ!!」 龍騎[唯]「うぃいいいいいいいい!!」 タイガ[憂]「……お姉…………ちゃ!」クラッ ドッカァアアアアン!! 龍騎[唯]「うわぁあああああああ!!憂ぃいいいいいいい!」 王蛇[さわ子]「ハッハァアア!その声は唯ちゃん!憂ちゃん相手じゃ退屈だったの…唯ちゃんは私を満足させてくれるかしら!」 王蛇[さわ子]「さあ、楽しみましょう!この瞬間を!」ビョオン 『ソードベント!』 王蛇[さわ子]「ハハハハハハハ!!」ダッ! 龍騎[唯]「……ハァ…ハァ……」ビョオン 『ストライクベント!』 王蛇[さわ子]「な゛!?」 ドゴォオオオ! 王蛇[さわ子]「っとォ!凄い威力!ベノサーベルで防御していなければ危なかった………嬉しいわ!殺る気マンマンね!」 龍騎[唯]「………」 龍騎「ウォオオオオオオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!」 王蛇[さわ子]「何?姿が黒く変わっていく…一体何が…?いや…どうでもいいか」 リュウガ「ウガァ!!」ビョオン 『ファイナルベント!』 王蛇[さわ子]「いきなり切り札?そうこなくっちゃ!」ビョオン 『ファイナルベント!』 王蛇[さわ子]「力と力のぶつかり合い…これぞ戦いの醍醐味ね!ハァアアア!ベノクラァアアアアッシュ!!」ダッ! リュウガ「ウガァアアアアア!」ダッ! ドゴォオオオオオオッ!! ……………パラパラ…… 王蛇[さわ子]「ハハハ!アバラが何本かイッたか…まさかこれほどやるなんてね…面白い!面白いわ唯ちゃん!」 シーン…… 王蛇[さわ子]「あれ…?いない…どこ?どこに消えてしまったの唯ちゃん!?まだ決着はついていないわよ!ん?」 テク…テク… 王蛇[さわ子]「貴方は…?昨日の…!」 オルタナティブ・ゼロ[斎藤]「見つけたぞ…紫のライダー!敵討ちをさせてもらう…貴様にやられた仲間達のな…!」 8
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5756.html
前ページ次ページ狂蛇の使い魔 第十一話 ミラーワールドに降り立った王蛇は、木々の合間から迫り来る、四体の白い怪物をその目で捉えた。 学院にも現れた怪物、シアゴーストである。 王蛇は右腕に持ったベノサーベルを構え、怪物たちに向かって駆けだした。 対する怪物たちは、腕を振り上げて迎え討とうとする。 その腕が振り下ろされるよりも速く、王蛇は右手の大蛇の尾を突き出すと、怪物の一体が火花を飛び散らせながら吹き飛んだ。 地面に叩きつけられた怪物が呻き声をあげる。 続く二体目も、王蛇に向かって伸ばしたその白い腕を振り払われ、横になぎ倒された。 残った二体は前後から両腕でしがみつき、王蛇の動きを封じようとする。 王蛇は前から抱きついてきた怪物に膝蹴りを当て、自身の体から引き剥がした。 後ろの怪物にも、脇腹に向かって左腕で肘鉄をくらわせ、怯んだところに回し蹴りを叩き込んだ。 怪物は一回転して地面へ倒れこむ。 拘束から脱した王蛇が周りを見回すと、倒れていた怪物たちがのろのろと起き上がろうとしていた。 すかさず攻撃を仕掛けようとしたその時、後ろから何かが回転するような音が聞こえてきた。 王蛇が振り返ると、こちら目掛けて突撃してくる、一台の半円形をした二輪車の姿が目に飛び込んできた。 仮面ライダー専用の異次元転送マシン、ライドシューターであった。 「止めてっ! 誰か止めてぇっ!!」 搭乗者の悲鳴とともに近づいてきたその二輪車は、王蛇や四体の怪物がいる場所に向かって、超スピードのまま突っ込んだ。 「うおっ!?」 王蛇は横に転がり回避したものの、四体の怪物たちは突然の出来事に反応しきれず、弾き飛ばされてしまった。 それでも勢いの衰えないライドシューターは、そのまま一直線に進んでいくと、一本の大木に激突した。 そして、その木をへし折りながらようやく動きを止めたのだった。 「いててて……。もう、何なのよコレ!?」 タイガが額に手を当て、文句をいいながらライドシューターから地面に降り立つ。 途中何かを轢いたあたりを振り返ると、起き上がった怪物たちと王蛇が再び戦闘を始めていた。 ふと、怪物の一体がタイガの存在に気づくと、標的を王蛇から変え、タイガの方に向かってくねくねと歩き出した。 「か、怪物! 倒さなくちゃ……」 近づいてくる異形の生物を前にして、タイガがここにやってきた目的を思い出す。 何か武器は……と心の中で呟くと、左手に何かが触れた。 慌てて掴み、持ち上げると、それは前回のゴーレムとの戦いでも使用した不思議な武器、デストバイザーであった。 タイガはそれを両手で持ち直すと、こちらに向かって来る怪物を見据え、駆け出した。 「えいっ!! このっ!! このぉっ!!」 怪物の目の前まで迫ると、タイガはデストバイザーを上から何度も振り下ろした。 斧の刃先に触れた怪物の表皮から火花が飛び散り、不気味な悲鳴をあげながら後退していく。 「やあぁぁぁっ!!」 思い切り持ち上げた斧を振り下ろすと、怪物が吹っ飛び、地面を転がっていった。 「そろそろか」 三体の怪物がよろよろと起き上がろうとしているのを見ながら、王蛇は紫の杖を取り出した。 デッキからエイの紋章が描かれたカードを引くと、杖に装填する。 『FINAL VENT』 音声とともに、どこからともなく赤いエイが飛来する。 王蛇はその背に飛び乗ると、猛スピードで怪物たちに突っ込んでいった。 辛うじて逃れた一体を覗き、怪物たちはその身を赤い刃のようなヒレに切り裂かれ、轟音とともに爆発し、消滅した。 「そうだ、私も!」 王蛇がいる方向から聞こえてきた音声に、タイガは思い立つと、デストバイザーにある虎の顔を押し上げた そして、デッキからカードを引く。 引き当てたのは、デッキと同じ白虎の紋章が描かれたカードであった。 バイザーにカードを差し込むと、虎の顔を元の位置に押し戻した。 『FINAL VENT』 王蛇のものと同じ音声が鳴り響くと、起き上がったばかりの白い怪物の背後から巨大な虎の怪物が出現した。 銀と青で彩られたボディと、両手に生えた長く鋭い爪。 小さめの青い顔には、鋭く光る二つの黄色い目があった。 タイガと契約したミラーモンスター、デストワイルダーである。 「!!」 出現と同時に、タイガの両腕に白虎の爪を模した武器、デストクローが装備された。 デストワイルダーは、その気配に振り向いた白い怪物に飛びかかると、その胸部に右腕の爪を立て、地面に押し倒した。 押し倒したまま、白い怪物をタイガに向かって引き摺っていく。 白い怪物は抵抗を試みたものの効果がなく、そのままガリガリと背中から火花をあげながら、地面に引き摺られていった。 「えっ? えっ?」 こちらに向かってくる二体の怪物を前に、タイガは何をすればいいのか戸惑っていた。 (両腕の武器を使うのかしら? でもどうやって……) 考えあぐねているうちに、二体の怪物がすぐ目の前まで迫る。 タイガは思考がまとまらないまま、顔をあげた。 「もういいわ! ええいっ!! 半ば投げやり気味に、タイガが引き摺られてきた白い怪物に向けて、右腕の爪を突き出した。 デストワイルダーが怪物を持ち上げ、タイガの構えた爪に突き刺すと、その場から飛びのく。 すると、白い怪物の全身が輝きだし、次の瞬間、怪物の断末魔とともに爆発した。 「うわっ!」 目の前で起こった爆発の衝撃に、タイガは思わず左腕で顔を覆った。 しばらくして、顔を覆っていた手を下ろすと、そこには僅かな白煙しか残されていなかった。 「終わった……」 ふぅ、とため息をつきながら、タイガはデストクローを装備したままの両腕をだらりと垂らした。 これで自分が食べられる心配は、当分ないだろう。 タイガはそう思いながら、そういえばアサクラはどうなったのかしら、と彼のいた方を振り向く。 それと同時に、巨大なサイの角がタイガに向かって振り下ろされた。 「わっ!! な、なにするのよ!!」 タイガが両腕のデストクローで王蛇の攻撃を受け止めながら、叫んだ。 わなわなと震えながらも、押し込まれないよう武器を持つ腕に力を込める。 「ようやくライダーと戦えるんだ……これ以上の快感はない! 例え、相手が貴様のような馬鹿でもなっ!!」 そう言い放つと、王蛇はがら空きの腹部に思い切り蹴りを入れた。 「ぐっは……!!」 タイガが両腕で腹部を抑え、数歩後退りする。 その隙を突いて、王蛇は手に持った角を左から勢いよく振り回した。 角はタイガの左肩に直撃し、火花を散らしながらその体を地面になぎ倒した。 倒れたタイガに追い討ちをかけるように、王蛇はその右脇腹を蹴り飛ばす。 地面を二転三転し、仰向けの状態でタイガの体は動きを止めた。 「ぐぅっ……!!」 鈍い痛みが腹部と左腕に広がっていく。 タイガは、仮面の下で苦痛に顔を歪めながら立ち上がった。 (なんで、なんでこんなこと……) 『FINAL VENT』 考える間もなく聞こえてきたその音声に、タイガははっと顔をあげる。 見ると、巨大なサイの怪物に乗り、此方に向かって猛スピードで駆けてくる王蛇の姿が目に飛び込んできた。 「いやあっ!!」 悲鳴をあげながら、タイガは両腕のデストクローを目の前に並べ身構える。 直後、凄まじい衝撃がタイガを襲った。 重圧を乗せたサイの角が、立ち塞がる白虎の爪を粉砕し、タイガの体を弾き飛ばす。 宙を舞ったタイガは、背中を大木に叩きつけられ、地面にどさりと倒れこんだ。 「う……あぁ……」 満身創痍の体を無理矢理立ち上がらせようとするが、腕にうまく力が入らない。 それでもなんとか目の前の脅威から逃れようと、必死に手足を動かして地面を這い進もうとする。 すると、耳元で砂を踏み潰す音がした。 「無様だな、お前」 タイガが顔をあげると、そこにはメタルホーンを構えた王蛇が立っていた。 フン、と鼻で笑うと、王蛇は足をあげタイガの左腕を踏みつけた。 「うわああああああ!!!!」 タイガの絶叫をよそに、王蛇は笑いながら、足にぐりぐりとさらに力を込める。 「ッハハハハハ! そうだ! この感覚だ……!! 全身から沸き上がる、この快感が俺は欲しかったんだっ!!」 この時の浅倉は、契約を交わした主、ルイズを虐げることで生じるイライラよりも、ライダーとの戦いで感じる快感の方が上回っていた。 王蛇は踏みつけていた左腕から足を離すと、代わりに右腕のサイの角をタイガの頭に当てた。 「戦う相手がいなくなるのは残念だが……そろそろ消えろ」 そう言うと、王蛇はタイガの頭目掛けてメタルホーンを振り下ろそうとした。 が。 「ん? ……時間切れ、か」 サラサラと砂がこぼれ落ちるような音とともに、王蛇の体のあちこちから粒子が発生し、消え始めていた。 王蛇は舌打ちすると、地面に落ちている手鏡に向かって歩きだした。 「運が良かったな、お前。……だが、戻れないと死ぬぜ?」 それだけ言うと、王蛇は手鏡に飛び込んでいった。 (かえら……なきゃ……) タイガはデストバイザーを右手に持ち、杖代わりにしてよろよろと立ち上がると、おぼつかない足取りで手鏡に向かって歩き始めた。 「ルイズ!!」 手鏡から吐き出されるようにして出てきたルイズを、タバサとキュルケが出迎えた。 鏡の割れるような音とともに白虎の鎧が消え、ルイズの姿が現れる。 「ルイズ、大丈夫……」 キュルケが声を掛けると同時に、ルイズが地面に向かって崩れ落ちた。 「ルイズ!? ねえどうしたのよルイズ!! しっかりして!!」 キュルケとタバサが慌てて駆け寄った。 そんな光景を尻目に、浅倉は両腕を広げ、歓喜に満ち溢れた表情をしながら、大声で笑い始めた。 人気のない静かな森の中で、浅倉の笑い声だけが、辺りに響き渡っていた。 前ページ次ページ狂蛇の使い魔
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/543.html
ライダー大戦2010(中編) ◆gFOqjEuBs6 ここに二人の男が邂逅してしまった。 身体は化け物でありながら、心に人間を宿してしまった仮面ライダーと。 身体は人間でありながら、心はまさしくモンスターである仮面ライダーと。 化け物の皮を被った人間と。人間の皮を被った化け物。 ここまで二人は、他社の命を奪う為に行動を起こすも、誰の命も奪えなかった。 そういう意味では、良く似た二人と言える。 そんな二人が出会った時、その刃が交差するのは必至。 これは最早、誰にも止められない事だ。 浅倉は、自分のデイバッグの中からペットボトルを取り出した。 にやにやと笑いながら蓋を開け、それを口元へと持っていく。 一口水を飲めばそれで満足。ペットボトルを足元に放り投げた。 それを踏みつける事で、中の水が噴出する。 「さぁ、始めようぜ……ライダーバトルって奴をよ」 アスファルトに出来た水たまりに、紫のカードデッキを翳した。 たちまち装着されるVバックル。元の世界では、これも良く慣れた行動だった。 翳した左手を腰へと引いて行き、右手をカンフーの型のような動きで眼前へと回す。 緩く開いた指で、蛇の牙をイメージ。それを前方へと突き出し、叫んだ。 「変身ッ!」 右手で作られた蛇は、前方の得物をその牙で噛み砕くように突き出された。 すぐに顎まで引かれた右手は、得物を握り潰すように。 左手に掴んだデッキをVバックルへと装填した。 幾つもの銀色の虚像が現れ、オーバーラップ。それは浅倉の身体へと集まって行き。 すぐに紫の装甲――グランメイルを形成した。 気だるそうに息を吐き出しながら、首元を回し、右手をぶらつかせる。 真の仮面ライダー王蛇が、ここに復活した。 ◆ 「らぁっ!」 王蛇は、手した黄金の剣――ベノサーベルでカリスへと切り掛かった。 そんな直線的な攻撃がカリスに通る訳が無い。すぐにカリスアローの弓部――ソードボウで受け止めた。 一瞬の激突。火花が散り、お互いが肉薄する。 蛇をイメージした鎧なのだろうか。何処となくコブラに似た外観の仮面だ。 カリスはすぐにベノサーベルを弾き、身を翻した。 カリスアローを構え、フォースアローを連射する。 「ハハハハハハハハァッ!!」 だが、通用しない。 発射した光弾は全てベノサーベルによって阻まれてしまった。 王蛇はベノサーベルを巧に振り回し、その全てを撃ち落としたのだ。 流石に、使い慣れた武器は違うという事か。 いいだろう、掛って来い。 それでこそ戦い甲斐があるというもの。 戦えば戦う程、自分の中で眠っていた闘争本能が目覚めて行く。 そうだ。自分も目の前の男と大して変わらない。 自分とて本質的には戦いを求めているのだから。 「ハァッ!」 「フンッ!」 二度目の激突。 カリスアローとベノサーベルが、鋭い金属音を鳴らして激突した。 力で押し切る王蛇に、華麗な戦法を得意とするカリスでは部が悪いか。 カリスの腕が、肩が。ベノサーベルとの激突による振動で震えた。 王蛇の一撃は、確かにカリスに響いていた。 カリスアローでベノサーベルを跳ね上げ、今度は自分から前方へと躍り出る。 素早く王蛇の眼前へと潜り込めば、両手で構えたカリスアローを上段から振り抜いた。 されど、それが通る事は無く。 「ははぁっ! やっぱり最高だよなぁ、ライダー同士の戦いってのはぁ!」 「ああ、否定はしない」 ベノサーベルで受け止められた。 嬉しそうに宣言する男に応え、カリスはそのまま弓を振り下ろした。 フォースボウは弓の形をした剣。ゆるやかにしなった弓は、ベノサーベルから滑り落ちるように振り抜かれた。 王蛇の身体の表面を浅く傷つける。 軽い火花が発せられるが、王蛇は大したダメージを受けてはいない。 今度は弓を持つ手を翻し、両刃の剣を振り上げる。 対処しきれずに、王蛇はカリスアローに傷つけられる。 だが、やはり元々大した威力を持たない攻撃では王蛇を仕留めきれない。 「ハァ……ッ!」 「!?」 今度は王蛇の攻撃だ。 溜息を吐き出すように息を漏らし、ベノサーベルを下方から振り上げた。 カリスベイルに火花が走り、後方へと仰け反ってしまう。 すぐに体制を立て直し、腰を低く落とす。獣のように唸り、眼前の王蛇を見据える。 仮面を付けた男との戦いは、忘れかけていた感情を呼び起こさせる。 それはまさしく、研ぎ澄まされた獣の本能。 何が人間らしさだ。 何が優しさだ。 そんなセンチメンタルな感情など捨ててしまえ。 これこそが、戦いという行動こそが。 乾きを癒す事が出来る唯一無二の神聖なる儀式なのだ。 唸るように吠え、カリスは王蛇へと飛びかかった。 「トゥッ!」 防がせはしない。 カリスアローを右上段から振り抜き、手首を翻す。 両刃の剣は左上段から王蛇を切り裂き、同じ容量で右上段から刃を叩き付ける。 何度も、何度も。得物を刈り取る獣のように、フォースボウからの斬撃を王蛇に浴びせる。 激しい火花が王蛇のグランメイルで爆ぜ、今度は王蛇の身体が仰け反って行く。 王蛇が苦し紛れにベノサーベルを叩きつける。が、それが当たる事は無い。 カリスは身体を翻し、左足を軸に一回転。上半身の硬度が下がった事で、ベノサーベルは空を切るしか無かった。 そのまま回転の勢いを活かし、カリスが繰り出すは後ろ回し蹴り。 王蛇の胴を思い切り蹴りつける。 「ぐ……あぁ……ッ」 胴にめり込んだ蹴りは、王蛇にダメージを与えるには十分。 蹴りの衝撃で、王蛇は数歩後方へと蹴り飛ばされるように後退。 すぐに体制を立て直し、ベノサーベルを構え直した。 挑発するように、カリスが吠える。 「どうした! そんなものか仮面ライダーッ!!」 「はっはは……はははは! はっはっはっはっはぁっ!! いいぜこの感じ! 面白いじゃねぇか、お前!」 王蛇はベノサーベルを投げ捨て、腹部のデッキから一枚のカードを取り出した。 何処かから取り出した牙召杖ベノバイザーに、そのカードを装填。 そのままカードホルダーをバイザーの内部へと叩き込んだ。 ――STRIKE VENT―― 王蛇の右腕に装着されるのは、犀の頭部を模した銀色の手甲。 腕を覆い隠して余りある装甲の先端からは、黄金の角が装備されている。 見ての通り、先程始を襲ったメタルゲラスの頭部をそのまま武器にしたものだ。 それを構えたまま腰を低く落とし、王蛇はすかさずカリスの間合いに踏み込んだ。 当然カリスも黙ってはいない。攻撃される前に、王蛇をカリスアローの横一閃で薙ぎ払う。 が、王蛇はその動きを身切ったように、腰を落とした。 結果カリスアローの一撃は防がれ―― 「――ぉぉらぁぁぁッ!!」 「ぐっ……ガァ……ッ!?」 カリスの胸部装甲・シャドウブレストに、強烈な一撃が叩き込まれた。 下方から撃ち出されたストレートパンチと、メタルホーンの貫通力は凄まじい物だ。 メタルホーンはそもそも、どんなに分厚い鉄板であろうと容易く貫通してしまう程の武器。 それを、仮面ライダーの腕力で力任せに叩き付けられるのだからたまったものじゃない。 生半可な相手ならばこの一撃で死に追いやる事も可能だ。 だが、このカリス相手にそう簡単には行かない。 カリスベイルに使用されているのは、古代の超鉱石・シャドウクリスタル。 シャドウクリスタルは、ライダーシステムを造った人類ですら発見し得なかった超鉱石。 自己再生機能を持った、地球上でも最高硬度に属する物質なのだ。 それをさらにシャドウタールで強化し、何層にも重ねた装甲は、そう簡単には破られはしない。 カリス自身もそれを自負していた。だが、だからこそ驚愕は隠せない。 それを持ってしてもメタルホーンの威力を完全に防ぎきる事は叶わなかった。 予想外に大きなダメージに、カリスの動きが止まった。 「どうした、その程度かよ!?」 繰り出されるのは、王蛇からの追い打ち。 ふらふらと、まるで隙だらけな動きでカリスを挑発する。 いや、隙だらけに見えはするが、実際はそうでは無い。 王蛇はどの体制からでも、攻撃に入れるのだ。それを理解しているからこその、あの態度。 現に今だってカリスアローを叩きつけるつもりが、王蛇のメタルホーンに受け止められてしまった。 メタルホーンはそのままカリスアローを跳ね除け、力任せにカリスの左肩に振り下ろされた。 肩部への痛みに、左腕から指先までがびくんと震える。 「ぐ……ぁぁ……ッ!」 メタルホーンは、連撃でカリスベイルを傷つけて行く。 一撃目は、カリスの胸部装甲を、脇腹から振り上げるように。 二撃目は、メタルホーンから繰り出す力任せのパンチ。それをカリスの心臓部へと叩き付ける。 三撃目は、仰け反るカリスに追い打ちを掛けるように左側からメタルホーンを叩き付けた。 最後の一撃を受けたカリスは、仰け反る瞬間に地面を転がった。 このまま王蛇の射程内に居続けるのは拙いと判断し、王蛇と距離を取ったのだ。 相対する王蛇は、挑発するように構え、言った。 「クク……ハハハハハァ! どうした、ライダーなんだろう! 俺をイライラさせるな!」 「黙れ……! 俺を、仮面ライダーと呼ぶなぁッ!!」 怒気を込めた咆哮。 そうだ。俺は仮面ライダーなどではない。 オリジナル仮面ライダーと言えば確かにそうだが、その行動に仮面ライダーらしさなど皆無。 正義の為に戦う彼らと、命を奪う為に戦う自分とでは、根本的に違うのだ。 だが、目の前の男にそれを言ったところで無駄だろう。 何故なら、目の前の男だって仮面ライダーとは言い難い殺人鬼だからだ。 立ちあがり様に、腰のカードホルダーから二枚のカードを取り出した。 カリスは二枚のカードを立て続けにラウズする。 ――CHOP―― ――TORNADO―― ラウズしたカードは、チョップヘッドとトルネードホークのカード。 一枚目。チョップの効果は、カリスの手刀に力を与え、絶大な威力を引き出す事。 二枚目。トルネードの効果は、カリスの攻撃に風の属性を追加し、威力を高める事。 二枚のカードは空中に蒼い紋章を描き、カリスの身体へと吸収されて行く。 カリスの周囲を竜巻が覆い、その手刀には雷が宿る。 二枚のカードによるコンボが発動。 ――SPINNING WAVE―― ――CONFINE VENT―― 「なにっ!?」 驚愕した。 カリスの周囲から、巻き起こる竜巻が消え失せた。 カリスの腕から、その輝きが消え去ってしまった。 確かに二枚のカードによるコンボを発動した筈なのに、その効果は何処にも表れない。 何故だ、と。考える前に、カリスの目に入ったのは、牙召杖を構える王蛇の姿。 なるほど、そういう事か。王蛇が使った何らかのカードに、スピニングウェーブは無効化されてしまったのだ。 二枚のAPの合計は2000。これでカリスは、2000ものAPを無駄に消費した事になる。 最初のフロートで1000、今回で2000。残ったAPは4000。 使用可能な大技は、あと一回。それを無効化されてしまえば終わりだ。 仮面の下で舌打ちをしながら、再びカリスアローを構える。 相対する王蛇は日光を浴びるように両手を広げて、言った。 「ライダーだろうがモンスターだろうがそんな事はどうでもいい! 戦えるのなら同じだ!」 「……ああ、そうだ。貴様の言う通り、俺は戦う事しか出来ないモンスターだ……! ならばせめてモンスターらしく、殺すことでしか他者と向き合えない化け物(ジョーカー)として……俺は貴様をブッ殺す!!」 力の限り宣言した。 そうだ。何を躊躇う必要がある。 今この瞬間だけは、戦いの瞬間だけは。 俺は何もかも全てを忘れる事が出来た筈だ。 だから、ギンガには悪いが今だけは戦わせて貰う。 本能に任せて、獣の様に戦わせて貰う。 相手は仮面ライダー。自分はライダーの宿敵である化け物。 化け物らしく醜く戦う事こそが、仮面ライダーと自分との宿命。 ならばこそ。その宿命に応える為にも、眼前の仮面ライダーを徹底的に叩き潰す! そうだ。今、一人の化け物・ジョーカーとして、目の前に居る仮面ライダーをブッ殺す! 「―――ル゙ァァァァァァァアアァァァァウアアアアアアアアッ!!!」 両手を広げ、咆哮する。 天に向かって、まさしく獣の様に。 凄まじい威圧感が込められた咆哮。 大気が、大地が、びりびりと振動する。 王蛇は更なる力の解放に素直に喜んでいるのか、嬉しそうに笑い続けていた。 走り出したこの身体は、もう誰にも止める事は出来ない。 本能に突き動かされるままに、奴をブッ殺すまで走り続ける。 あの仮面ライダーに、俺をこの姿にさせた事を後悔させてやる。 その笑いが、二度と発せられない様にしてやる。 その余裕を、硝子の様に撃ち砕いてやる。 ◆ カリスを包むシャドウフォースが霧散した時、そこに居るのはカリスでは無くなっていた。 人間の恐怖心を掻き立てる鬼の様な表情。それを覆うのは、クリアグリーンのフェイスカバー。 剥き出しの筋肉組織は、まるで人体構造を模したかの様で。醜悪な身体は、まさしく死神を連想させる。 この姿こそ。最強にして、最凶の死神の姿。 並みのアンデッドなどは、只の一撃で封印に追いやる程の戦闘力。カテゴリーキングですら恐れる化け物。 死神ジョーカーは、今ここに復活した。 「そうだ、それだ! もっと俺を楽しませてくれ!」 強大な力を前に、感じたのは狂喜。 ジョーカーの威圧感は、王蛇にも良く解る。 解るからこそ、喜んでしまう。強い相手と戦う事が出来る快感に、酔いしれてしまう。 目の前の化け物が先程までのカリスの比では無い事も。 生半可な戦いをすれば、たちまち死においやられてしまうであろう事も。 全て解っているからこそ、感覚が研ぎ澄まされていくようなこの快感を止める事が出来ない。 最初の一撃は小手調べとして、大きな技をぶつけさせてもらう。 これで死んでしまうようであれば、それまでという事だ。 精々がっかりさせてくれるなよ。 ――FINAL VENT―― 電子音が鳴るや否や、現れたのはメタルゲラス。 装填したのは、犀の紋章が描かれたファイナルベントのカード。 かつて仮面ライダーガイが使用した、どんな障壁をもブチ抜く大技だ。 右腕に装着したメタルホーンを左手に乗せ、とんとんを軽く叩いて、軽い余裕を見せた。 走り出したメタルゲラスに飛び乗り、その肩に脚を乗せる。 突き出したメタルホーンは、一直線にジョーカーを狙い定めて。 されど、ジョーカーは動じない。深く腰を落として、手に持った緑のナイフを構えていた。 真っ向からぶつかる気だ。 面白い。その自信を打ち砕いてやる。 メタルホーンは鋭い閃光を放つ。仮面越しで無ければ目も開けられない程だ。 そして――凄まじい加速で、ジョーカーに激突。 「グウアァァァァァァッ!!」 「なんだと……ッ!?」 刹那。ジョーカーが咆哮と共に、緑のナイフを一閃したのだ。 光り輝く刃は、同じく光り輝くメタルホーンを正面から受け止めた。 そのままメタルホーンの黄金の切先は、ぱきぱきと砕かれ。 一瞬の後には、王蛇の身体はメタルホーン毎弾き飛ばされていた。 身を以て体感したのは、とんでも無い威力と、とんでも無い破壊力。 王蛇の身体は地に足を付ける事も叶わず、全身をアスファルトへと打ち付けながら吹っ飛ばされた。 急激な勢いで弾き返された王蛇の身体は、遥か後方の建物へと叩き付けられる。 瞬間、建物の壁は清々しい程の破壊音と共に大きく穿たれた。 コンクリートで造られた建物の壁には、王蛇の激突によって大きなクレーターが出来あがったのだ。 「が……あぁ……」 それでも、負けはしない。 何とか着地し、よろよろと立ち上がり目線を上げる。 上げられた視界が捉えたのは、眼前に佇む化け物・ジョーカーの姿。 死神は既に距離を詰め、王蛇の眼前まで迫っていた。 ジョーカーは王蛇の仮面を片手で掴み、軽々と持ち上げる。 凄まじい威圧感。凄まじい腕力。凄まじい握力。 浅倉が今まで戦ってきた仮面ライダーなどとは比較にもならない程の力の体現者。 王蛇の仮面が、みしみしと音を立てる。 ジョーカーの爪が仮面の表面装甲を割り、内部へと侵入してきたのだ。 紫の仮面全体に亀裂が走る。頭を割られるような鈍痛が、浅倉を襲った。 仮面ライダーの仮面を素手で割るモンスター等、浅倉自身も聞いたことがない。 掴まれた王蛇の仮面は、そのままジョーカーの眼前まで引きつけられた。 「仮面ライダァァァァアアアアアア……!」 剥き出しの牙が動く。 気味の悪い吐息と共に吐き出されたのは、憎むように告げる正義の名前。 そんなに仮面ライダーが憎いか。そんなに仮面ライダーを殺したいか。 ならばとばかりに、王蛇は浮き上がった身体から力の限りの回し蹴りを打ち出した。 「ぐっ……ぁ……ッ!」 されど、結果は予想通り。 王蛇の蹴りは、届きすらせず。ジョーカーの身体に当たる前にその左腕によって阻まれたのだ。 左腕の筋肉から無数に生えたトゲに激突した王蛇の右脚の装甲には、幾つかの亀裂が走った。 しかし、それだけで済みはしない。 ジョーカーは王蛇の蹴りを受けた左腕を、そのまま真っ直ぐに突き出した。 王蛇の胸部グランメイルを、突き出された拳が打ち砕いた。仮面の下で、浅倉が鮮血を吐き出す。 パンチの勢いはそのまま突き抜け、王蛇の身体は再び遥か後方へと吹き飛ばされ―― 先程の衝撃で亀裂の入ったコンクリの壁に、再び叩き付けられた。 今度は流石のコンクリの壁と言えども耐え切れず、粉々に砕け散る。 王蛇の身体が、穴が開いた壁から建物の内部へと叩き込まれた。 「は……はは、は……いいぜ、これだ! これをやりたかったんだ……!」 だが、それでも。それでも王蛇は笑っていた。 目の前のジョーカーが化け物なら、浅倉威と言う男もまた化け物。 人間の皮を被った化け物にとって、これ程楽しめる戦いは未だかつて有り得なかった。 これで最後だ。こんなに楽しい戦いで死ねるなら、本望だ。 最後の力を振り絞って、浅倉はデッキから一枚のカードを引き抜いた。 ――FINAL VENT―― 窓硝子の鏡面から、紫の大蛇が召喚された。 大蛇は地を這うように王蛇の背後へと迫り、王蛇も大蛇と共に走り始める。 地を這う蛇と同じように、低く、速く。 大蛇と王蛇は一つとなり、全身全霊を込めて駆け抜ける。 この戦いの相手への、最高の礼儀で応える為に。 建物の壁に開けられた穴から飛び出し、王蛇は空高く飛び上がった。 それに呼応するように、大蛇・ベノスネーカーは口から溶解液を吐き付ける。 その効果は、吐き出された溶解液による更なる加速。 両足を交互連続で突き出し、下方のジョーカーへと迫る。 「そうだ、来い仮面ライダァァァァアアアア! 俺を倒して見せろォッ!!」 ジョーカーもまた、王蛇に応える様に腰を深く落とした。 王蛇が見たのは、緑の閃光。眩い程の輝きを放つ武器。 それは先程と同じ、緑の輝きを放つジョーカーの固有武装。 それは見る間に光を強めて行き――投擲された。 「ルァァァアアァァァアァアアアアアァァァァァアアアアアァァァァアアアアアッ!!!」 「オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!」 咆哮、激突。全ては一瞬。 王蛇の脚が投擲された刃を蹴った。一撃、二撃と蹴り続けた。 されど、いくら蹴られようともジョーカーの刃はビクともしない。 輝く刃を蹴れば蹴る程、王蛇の脚の装甲に亀裂が走って行く。 やがて刃は、王蛇の脚の装甲を見事に引き裂き、打ち砕いた。 当然、それで終わる程生易しい攻撃でも無い。 輝きを放つ刃は、王蛇の胸部のグランメイルにまで到達。 そこで刃はブーメランのように旋回し、横一線に胸部を切り裂いた。 ジョーカーの攻撃で既にダメージを負っていたグランメイルに、刃を防ぐだけの耐久力は残っては居ない。 切り裂かれたグランメイルから、浅倉の鮮血が飛び散った。 ぐるんぐるんと回転しながら、刃はジョーカーの手中へと戻って行く。 されど、対する王蛇に戻る場所は無い。 キックをするだけの体力も、精神力も。 今の浅倉には何も残されては居ない。 全てを出し切った王蛇の身体はそのまま重力に引かれ、落下。 硬いアスファルトに、王蛇の装甲は叩き付けられた。 ◆ 「はは……楽しいなぁ……戦いってのは……」 激しい戦闘によるダメージに、王蛇の装甲は限界を超えていた。 それでも、ここまで浅倉を守る為に戦い続けたあたり、流石仮面ライダーの装甲と言える。 アスファルトとの激突による衝撃を防いだのを最後に、グランメイルは虚像と共に消えてしまった。 最早浅倉の身体を守る物は何もない。浅倉は血まみれの身体で、青空を見上げていた。 されど、致命傷に至る攻撃はまだ受けてはいない。 そんな浅倉にトドメを刺すのは、死神ジョーカー。 「楽しかったぜ、お前……最後に教えろよ、名前」 「相川……始」 ジョーカーは、牙が剥き出された醜悪な口元を動かし、答えた。 浅倉は無言で笑う。今からジョーカーは、浅倉の命を刈り取る。 右腕から生えた緑の鍵爪を、天に向かって振り上げた。 それを浅倉の喉元に突き刺せば、この戦いは自分の勝利に終わる。 ようやく人を殺して、最初の一歩を踏み出す事が出来る。 ジョーカーはその鍵爪を、勢い良く浅倉の喉元へと突き立てた。 ――なんで……! どうしてそんな人間らしさを持ってる貴方が、平気で人を殺せるんですか!? ―― 不意に、女の声が脳裏を過った。 浅倉の喉元に付き付けられた鍵爪は、浅倉の喉の皮を貫く直前で止まる。 何故だ。自分に問いただす。 自分は殺す事でしか他者と向き合えない死神の筈だ。 それなのに、どうしようも無くあの女の顔が浮かんでしまう。 だけど、それでも。殺さなければ自分は前には進めない。 今度こそ殺そうと、鍵爪に力を込める。 ――貴方はまだ引き返せる! 人殺しなんて絶対にさせない!―― 何故だ。何故邪魔をする。 自分の中の何かが、人の命を奪う事に抵抗していた。 それは、相川始としての人間の心。それは、ギンガに教えられた人間らしさ。 人間らしさ等と、考えるだけで笑ってしまう。 所詮は弱い者が慣れ合うだけではないか。 それなのに。解っているのに。どうしようもなくて。 ――SPIRIT―― 相川始は、浅倉威に背を向けた。 ジョーカーラウザーに通したカードは、人間の姿に戻る為のカード――スピリット。 ラウザーから現れた半透明のゲートをくぐり抜け、人間の姿に戻ったのだ。 「何で殺さない」 「わからない」 背中に投げ掛けられたのは、先程まで戦っていた男の声。 始は一言そう告げると、浅倉には見向きもせずに歩き出した。 「いいのか、俺を殺さなくて。後悔するぜ?」 「その時は、もう一度戦ってやる」 それまでに、答えを見付ける。 何の為に戦うのか。自分は強さの果てに何を目指して戦えばいいのか。 それまでは、戦いなどやるだけ無駄というもの。何度戦ったって、このような結果になる筈だ。 背後から、高らかな笑い声が聞こえる。あの男もまた、自分と似ているのだろう。 ただ闘争本能に突き動かされるままに、戦いを求めて。戦う為だけに戦う男。 その戦いの果てにあるのは、“死”だけだ。意味も無く戦い続けたって、いつかは死ぬしか無い。 だが、自分は違う。限りなく似てはいるが、決定的に違う。 始は、“生きる”為に戦っているのだ。生きて、答えを見付ける為に戦っている。 その先にあるものが何かはまだ解らないが、死ぬ為に戦うのは御免だ。 だから、始は戦う。答えを見付ける為に。 「……生きる為に戦え」 最後に一言だけ、そう告げた。 この言葉は、果たして誰に向けて発せられた言葉なのだろうか。 浅倉に対してか。それとも、自分に対してか。 始が踏み締める大地は、瓦礫の山になっていた。 何者かの戦闘によるものか、元々こうなっていたのかは始には解らない。 だが、それでも始は道無き道を進んで行く。 闇の中に潜んだ答えを、見付け出す為に。 【1日目 午後】 【現在地 F-7 壊滅した街】 【相川始@魔法少女リリカルなのは マスカレード】 【状態】変身による疲労(大)、言葉に出来ない感情、一時間変身不可(カリス、ジョーカー) 【装備】ラウズカード(ハートのA~10)@魔法少女リリカルなのは マスカレード 【道具】支給品一式×2、パーフェクトゼクター@魔法少女リリカルなのは マスカレード、 録音機@なのは×終わクロ 【思考】 基本:何の為に戦うのか、その答えを見付ける 1.生きる為に戦う? 2.アンデッドの反応があった場所、もしくは他の施設に向かう。 3.アンデッド、エネル、赤いコートの男を優先的に殺す。 4.アーカードに録音機を渡す? 5.あるのならハートのJ、Q、Kが欲しい。 6.ギンガの言っていたスバルが気になる。また他の4人(なのは、フェイト、はやて、キャロ)も少し気になる。彼女達に会ったら……? 7.ギンガの死をこのまま無駄に終わらせたくはない。 8.浅倉が再び戦いを挑んでくるなら受けて立つ。 【備考】 ※自身にかけられた制限にある程度気づきました。また、ジョーカー化の欲求が強まっている事を自覚しました。しかしジョーカーに戻るつもりは全くありません。 ※首輪を外す事は不可能だと考えています。 ※「他のアンデットが封印されると、自分はバトルファイト勝者となるのではないか」という推論を立てました。 ※相川始本人の特殊能力により、アンデットが怪人体で戦闘した場合、その位置をおおよそ察知できます。 ※エネルという異質な参加者の存在から、このバトルファイトに少しだけ疑念を抱き始めました。 ※ギンガを殺したのは赤いコートの男(=アーカード)だと思っています。 ※主要施設のメールアドレスを把握しました(図書館以外のアドレスがどの場所のものかは不明)。 ※殺し合いには乗っているつもりですが、今は誰も殺すつもりはありません。 【現在地 F-6 レストラン跡地付近】 【浅倉威@仮面ライダーリリカル龍騎】 【状態】充実感、疲労(大)、全身にダメージ(大)、一時間変身不可(王蛇) 【装備】カードデッキ(王蛇)@仮面ライダーリリカル龍騎 【道具】支給品一式×2、ヴィンデルシャフト@魔法少女リリカルなのはStrikerS、肉×10kg、魚×10kg、包丁×3、 フライパン×2、食事用ナイフ×12、フォーク×12、ライダーベルト(カブト)@魔法少女リリカルなのは マスカレード レヴァンティン(待機状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、カードデッキ(ベルデ・ブランク体)@仮面ライダーリリカル龍騎 サバイブ“烈火”(王蛇のデッキに収納)@仮面ライダーリリカル龍騎、ライディングボード@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【思考】 基本:戦いを楽しむ。戦える奴は全員獲物。 1.一先ずは体力の回復を待つ 2.その後は天道の居る温泉に向かうか、相川始を追いかけるか、市街地に向かう? 3.相川始ともう一度戦い、今度は決着を付ける 4.回復した天道と戦う時にはベルトを返した上で戦う。 5.なのは(StS)と遭遇した時にはヴィヴィオの名前を出してでも戦ってもらう。 6.キング、鎌を持った奴(キャロ)、なのは、フェイト、はやて、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、ユーノと戦う。 7.首輪にイライラ、外したい。 8.プレシアには「規定の人数を殺害した参加者には、望む人間の居場所を教える」という特典を採用してほしい。 【備考】 ※プレシアは殺し合いを監視しており、参加者の動向を暗に放送で伝えていると考えています。 ※ヴィンデルシャフトのカートリッジシステムに気付きました。 ※カブトに変身できる資格があるかどうかは分かりません。 ※なのは、フェイト、はやては自分の知る9歳の彼女達(A's)とヴィヴィオの言っていた大人の彼女達(StS)の2人がいると考えています。 ※王蛇のカードデッキには未契約カードがあと一枚入っています。 ※ベルデのカードデッキには未契約のカードと封印のカードが1枚ずつ入っています。 ※「封印」のカードを持っている限り、ミラーモンスターはこの所有者を襲う事は出来ません。 Back ライダー大戦2010(前編) 時系列順で読む Next ライダー大戦2010(後編) 投下順で読む 相川始 浅倉威 柊かがみ
https://w.atwiki.jp/srkjmiroor/pages/1027.html
【名前】 ベノスネーカー 【読み方】 べのすねーかー 【登場作品】 仮面ライダー龍騎 など 【分類】 ミラーモンスター 【モチーフ】 コブラ 【契約ライダー】 仮面ライダー王蛇 【詳細】 仮面ライダー王蛇と契約したコブラ型モンスター。APは5000。 頭部横から展開する鋭利なブレードと口から吐き出すあらゆる物を溶かす溶解毒液が武器。 カードは王蛇が劇中で使用したものは尾部を模した「ベノサーベル」を王蛇に与える「ソードベント」、「ファイナルベント」。 設定では相手ライダーのカードを1枚奪い、効果を自分で使えるようにする「スチールベント」を持っている(他のライダーのアドベントカードをベントインしても、効果はカードの所持ライダーに齎される。)。 「メタルゲラス」、「エビルダイバー」と「ユナイトベント」の効力で合体すると「ジェノサイダー」へと変貌を遂げる。 また、「サバイブ‐疾風」のカードの力で「ベノヴァイパー」に進化を遂げる設定もある。 浅倉威が戦う事にしか興味がなく他には無関心、長期間餌を与えられておらず、メタルゲラス、エビルダイバーと共に浅倉を捕食しかけた事がある。 ファイナルベントで発動する必殺技は吐き出す毒液の勢いで王蛇を撃ち出し、王蛇が毒液と共に連続キックを叩き込む「ベノクラッシュ」。 関節部の形状やアドベントカードによって尻尾の先が剣になるといった点が、「ドラグレッダー」と酷似している。 【ジェノサイダー】 王蛇と契約した3体のモンスターが融合したキメラ型モンスター。APは7000。 APはトップクラスに位置、サバイブ化していないモンスターのAPとしては劇中最高(サバイブ化した個体ではドラグランザーと同等。)。 ファイナルベントで発動する必殺技は自らの腹部を食い破る事で小型のブラックホールを出現させ、王蛇が中に相手を蹴り込む「ドゥームズデイ」。実際に使用したのは本編の最終話だけだが、「マグナギガ」を飲み込んだ事により仮面ライダーゾルダを死に至らしめた。 劇場版では仮面ライダーリュウガのドラゴンライダーキックを受け爆散した。 玩具での名称表記は「獣帝ジェノサイダー」となっている。