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《過去》 サイドA いつまでたっても確信に触れないのっちと、いつまでたっても欲を抑えられない私の、このアンバランスな関係がガラガラと音を立てて崩れてく。 “わかってるよ”なんて、わかりたくないことも全て飲み込んでくれたのっち。愛しい指先も震えたままで。垂れた目尻は悲しみで染まってて。のっちにそんな顔させたかったわけじゃない。 “熱が足りない”なんて都合のいい理由をつけては、のっちの悩み事を増やした。そんな理由、言い訳にしかならない。 ねぇ、のっち?どうしたら戻ってくる? もう無理なこと、わかってる。そうしたのは他の誰でもない。自分自身。 ねぇ、のっち。 興味がなくなるくらいなら、いっそのこと心の底から私を嫌って?お願い。 顔も見たくない!って。 声も聞きたくない!って。 もう会いたくない!って、そう言って突き放してよ。お願い。 心の底から嫌われたいの。 のっちの嫌いな女になりたいの。 興味がなくなるくらいなら、忘れられてしまうくらいなら、 世界一嫌な女になって、それで終わりにしてよ。お願い。 そしたら一生忘れないでしょ?だから、お願い。 なんてね、、。 本当は嫌われたくなんかないし、一番の願いはのっちが私を好きでいることだよ。 それが無理でも、“忘れる”なんて思わないで。 《過去》 サイドN 人を幸せにする力って、どこで手に入るのかな?どうやったら手に入る?そもそも手に入るの? 神様がいるのなら、ねぇ、神様?のっちね、どうしても幸せにしたい人がいるんです。何回も傷つけちゃったから、今更そんなふうに想ってくれなくていいよ。って言われるかもしれないけど。 でもきっと、心底優しい人だから“ありがとー”って笑うかな?のっちにはわからないけど、神様なら何でもお見通しだよね? あの子、今、何してる? 会わなくなって、知らないことが増えて。でも“それでも平気”って思えるようになったことは決して望んだことじゃないから、のっちにとってそれは幸せなんかじゃない。 身勝手かな?会わなくなったら、知らないことが増えるのも当たり前なのに。どうやったら、あの子は幸せになれるかな? のっちみたいに単純なら、カレーでも食べときゃご機嫌になれちゃうけど、あの子はそうもいかないよ。相変わらず好き嫌い多いし。 のっちみたいに単純なら、グーグー寝ちゃえば次の日ケロッとしてるけど、あの子はそうもいかないよ。寝不足みたいだし。 のっちみたいに単純なら、あの子が笑えば笑えるし、のっちが笑うと優しく目を細めてくれるけど、どうものっちそれじゃダメみたい。だって溜め息の数ばかりかぞえちゃって。 “幸せになって”心でおまじない。いつだって唱えてるのに、寂しげな横顔ばかりが目につくんだもん。 ねぇ、神様?のっちね。 どうしても、かしゆかには幸せになってもらいたいの。 そんでね、神様?のっちね。 出来ることなら、幸せにしてあげたいんです。
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George(2006-10-13) ≪魑魅魍魎 美食の宴≫プロローグ ここは、国産の良質かつ安心な和の食材で、美味に富んだ洋食を出す「キツネ亭」 珍しく、オーナーの宗旦狐と先輩狐のクダが揃って外出中で 本日、初のアルバイト三匹が店を任されていた…。 「ふぅ~っ…」 「大丈夫ですか?網切さん!?」 嵐のようなランチタイムが終わり、やっと休憩時間に入ってほっと溜め息をつく 「網切」に「髪切り」の髪助が話しかけてきた。 網「いやぁ、だいぶ慣れて来たと思ってたんですけど…ダメですねぇ、私」 髪「そんな事ないですよ、今日なんかオーダーミスゼロだったじゃないですか!」 網「はあ……」 熱心なファンの方々は御存知かもしれない…今こうして会話をしている二匹… 謎の刺客集団「切り切りトリオ」の、もと親分「網切」子分「髪切り」の二匹なのだ!! なぜこの二匹が、敵であるはずの「キツネ亭」でアルバイトをしているのか? …そう、この二匹…「キツネ亭」によって囚われの身となった 仲間の「黒髪切り」の黒吉を救うべく、「黒塚亭」で飼われているペット 「ケルベロス」を利用しようとして、逆に「黒塚亭」の女将、鬼婆によって 「まいんどこんとろーるの術」の実験台となっってしまったのである。 今の二匹に、以前の記憶は無かった…。 網「でも、こうして〝三人〟で仕事するって楽しいですよねぇ」 髪「あ、そうですねぇ…私達も、やっとオーナーから認められたんでしょうかね?!」 記憶を失っても、もと親分「網切」を気遣う「髪切り」の髪助… そう、彼は根っからの「子分気質」なのだ。 髪「そう言えば、最近ヘンな噂がたってますよねぇ…なんでも妖怪料理界を メチャメチャにしようとしてる連中がいるとか!?」 網「へぇ~、そうなんですか…物騒ですねぇ…」 まさか自分達が、その連中の一派だと言う事に、まったく気づく様子の無い 二匹…そこへ奥の厨房から、のっそりと大柄の妖怪が間延びした声で 話しかけて来た。 「コレ…作った…食べる…?」 そう言って「黒髪切り」の黒吉が差し出したのは、何とも美味しそうな デザートだった…。 網「あ、美味しそうですね!! 何なんです、ソレ!?」 黒「オーナーに…休憩時間…食べナ…言われた…」 髪「レシピ、教わったんですか?」 黒「…ウン」 網「おお、美味しいですね!!」 黒「…コレ…ぬらりんのブルブルプリン」 髪「ブルブルプリン?」 黒「疲れてるトキ…甘いのいい…」 網「ふう~っ、いきかえりますねぇ…」 髪「ホント…いいですねぇ…」 そんなのん気な事を言っててイイのか三馬鹿トリオ!!!? このままでは、全国のファンが泣くぞ!!!! さて、この三馬鹿の運命はどうなるのか? …このままで、終わるはずがないっ!!!! 魑魅魍魎 美食の宴
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カジノ・ロワイヤル 水瓶×獅子(中間成績) 774チップ 2007/09/26(水)06 06 77の続きです。どうもこのゲーム、優勝者以外は全員一度は受け化する危険が大ですので このキャラは絶対攻め! という思い入れのある方には土下座するしかありません。色々スマソ。 この回で第四ターン終了になります。実は山羊が棚ボタ状態。 獅「どれ、見たい奴らには見せてやろう。一度しか見せないから感謝して拝め」 獅子はステージに上るとタキシードを脱いで鉄板を打ち込まれたような筋肉を晒す。 男が見ても惚れ惚れするような立派な身体を誇示しつつ、 このきらびやかな会場のどこかにいる敵の姿を意識していた。 自然と目が流すような鋭いものになる。今撃たれるのは勘弁願いたいなと思いながら ライオンのようにぐるりとステージを歩き回ると、 まな板ショーのじゃんけんが始まってショーの相手になる男が決まった。 獅「ほう」 獅子の視線の先で、バーの高みから水瓶が涼しげな目元でこちらを見下ろしていた。 彼は自分が勝ち残ってしまったことを理解すると肩をすくめ、 「それでは仰せのままに」とひとりごちて階段を降り、ステージへと上ってくる。 自分よりいかつい男に何かされるのも嫌だが水瓶のような男に何かされるのも嫌だなと 獅子は倦んだ顔で溜め息をついた。 獅「(腕組みをしながら)さっさと済ませろ。俺がフォローしてやろうか」 水「……最初に言っておくが、僕は君のようなワンマン志向の人間は好きじゃない」 獅「ほう。言うな」 水「ああ。やるからには君がプライドを失って可愛い声をあげるまで徹底的にやる。 よろしく」 獅子は返事をする代わりに鼻で笑う。 やれるものならやってみろ。こちらこそ、お前を下に組み敷く新しい目標が出来る。 水瓶は猛獣を調教する手つきで獅子をステージの床に座らせると、 手元から一片のタブレットを取り出して獅子に飲み込ませた。 獅「なんだこれは。媚薬か」 水「秘密だ。僕が作った。君にはこの薬の実験台になってもらう」 獅「勝手にしろ」 挑みかかる目つきをしながら指示に従ってステージに寝そべる。 水瓶を見上げて、鏡のように冷たい不思議な目を持つ男だと思った。 彼がズボンのベルトを外すのを見ると獅子は遠くに目を叛けて自嘲の笑みをこぼした。 現在のプレイヤーの順位は 1位、山羊 元手分に射手から奪ったチップと射手の撃破ボーナスを追加 2位、双子 元手分に天秤・射手・牡牛から奪ったチップと牡牛の撃破ボーナスの半分を追加 3位、牡羊 元手分に獅子から奪ったチップと獅子の撃破ボーナスを追加 4位、蠍 破産復帰後、天秤・魚から奪ったチップに天秤と魚の撃破ボーナスを追加 5位、蟹 元手分に魚から奪ったチップを追加 6位、水瓶 元手分に双子・蠍から奪ったチップを追加 破産者──乙女・天秤・牡牛・射手・魚・獅子の六名。 続き
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【検索用 trickorlovetome 登録タグ 2015年 T VOCALOID しープ ぺんすてP 初音ミク 曲 曲英 桜哉狐】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:しープ 作曲:ぺんすてP 編曲:ぺんすてP 絵:桜哉狐 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『trick or love to me』(とりっく おあ らぶ とぅー みー) たまには季節物でもとハロウィンな曲に挑戦してみたのです。 歌詞 (ピアプロより転載) 甘いキャンディひとつ そっと溜め息ふたつ キミは来るかな? 今日の気分はレモン? ストロベリー? 僕とキミとでひとつ シャイなハートがふたつ そっと近づく 人混みの中 目が合う ハロウィン☆ナイト Jack-o'-Lantern Jack-o'-Lantern 僕の想いを届けて!! Trick or Treat! 恋の魔法を Trick or Treat! お菓子にかけて 街中に配っちゃえ! みんなが恋に落ちるように Trick or Treat? 最後はキミに Trick or Treat? とっておきを 僕の気持ちにコタエなきゃ イタズラしちゃうぞ! キミがはぐれないように そんな理由をつけて キミの手を取り 歩き出したら 顔が熱いよ キミに耳打ちひとつ 赤く染まってふたつ そっと近づく ふたりの影が 重なる ハロウィン☆ナイト Jack-o'-Lantern Jack-o'-Lantern どうか時間よ止まって!! Trick or Treat! 恋の魔法に Trick or Treat! シュガーをかけて 世界一甘い夢 みんなの恋を実らせて! Trick or Treat? 最後はキミに Trick or Treat? とっておきを 僕の気持ちを知ったなら イジワルしないで? Jack-o'-Lantern Jack-o'-Lantern 僕の想いを届けて!! Trick or Treat! 恋の魔法を Trick or Treat! お菓子にかけて 街中に配っちゃえ! みんなが恋に落ちるように Trick or Treat? 最後はキミに Trick or Treat? とっておきを 僕の気持ちにコタエなきゃ イタズラしちゃうぞ! …いつかはキミと? コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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「佐々木、セックスしよう」 by ゾロリズミカル 夕闇が迫る街の片隅。冷気を帯びた風が木の葉を巻き上げながら、私と彼の間を吹き抜けていく。 「えっ……」 彼は言った。セックスを――男女の交わりをしよう、と。私の脳みそは瞬時に冷却されて、そして心は直ぐさま熱を持った。手足は寒いのに顔は熱い。 「佐々木。俺は、お前のことが好きだ。愛してる。世界で一番、だれよりも愛してる。お前と繋がりたい。お前と一つになりたいんだ」 いつもの彼らしくない、生々しい性のにおいをまとった言葉が、私の耳を犯す。 「あう……」 口から漏れるのは不安定な溜め息だけだ。にっこり微笑んで、愛を囁きながら受容するなんてことは私には到底できなくて、その代わりに、小さく小さく頷いた。 ――――― 「わ、私……初めてだから……」 家族は彼を置いて旅行に出かけたという。家に着いて部屋に入るなり、彼は、興奮を隠さずに私を押し倒した。 発情期の獣みたいに鼻息を荒くして私の衣服を剥ぎ取る彼は、充分に男の顔をしていた。 首筋を這う舌の感触に、意図せず身体が震える。やはり、私も女だった。 「佐々木……愛してる……」 単純で、ゆえにストレートに伝わる呪文が、身を内から溶かして、蒸発させる。指が、唇が、言葉が、私を彼の色に染め上げていく。 やがて準備が整ったその部分に、彼のそれが押し当てられる。不安と期待。熱に浮かされたちっぽけな自分が空中をさ迷う。 「……入れるぞ」 (・⊇・)続きはWebで [削除][編集][コピー] 01/20 09 04 W52SH(e) [1]フーケー 人々はこれを巌流島の戦いと呼んだ [削除][編集][コピー] 01/20 10 11 SH02C(i) [2]わっふる ふむ巌流島でやるのか? [削除][編集][コピー] 01/20 14 48 W62P(e) [3]mono 両方とも長い竿持ってたな [削除][編集][コピー] 01/20 16 15 N08A3(i) [4]いけめん ああ、男同士か。 [削除][編集][コピー] 01/20 17 22 W52CA(e) [5] "私も女だった" なんだ、オカマか [削除][編集][コピー] 01/20 19 20 F03B(i) [6]ゾロリヤカー 佐々木蔵之介です [削除][編集][コピー] 01/21 00 33 W52SH(e) [8]ノノノノ 節子…ここwe [削除][編集][コピー] 01/21 06 47 SH004(e) [9]クズダフ 誰かまとめの編集を [削除][編集][コピー] 01/21 18 14 S001(e)
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「どういう意味でござろうか?」 「一人で入るのが好きなんじゃないかしら。」 なるほどと幸村は納得した。そういう人もあるであろう。 「わあ……。」 「すごうござるな。」 大浴場は広く外の絶景が見られるようにと趣向を凝らしている。 これならば露天風呂とまではいかなくとも十分堪能できるだろう。 軽く体を流し一番見晴らしの良さそうな所に行くと先客がいた。 女は湯船の縁に腰をかけ穏やかな表情で外を眺めていた。 半兵衛とは違う健康的な白をした肌。 しなる様な細い体に不釣り合いなほど宝満な胸がついている。 市とはまた違う妖艶な姿に幸村は思わず釘付けになった。 女はちらりと幸村を見るとほほ、と笑った。 「虎の若子と浅井の妖婦か、苦しゅうない。ちこう寄れ。間もなく日が沈むでの。絶景でおじゃるよ。」 聞き覚えのある声だ。知り合いだろうかと幸村が考えていると。 「あら、あなた……ふふ。相変わらずなのね。」 と市が笑った。 やはり知り合いなのだろうか。 済まないと思いつつ問おうとすると女は 「ほれ、竹千代。もう良い頃合いぞ。早う来い。」 と奥に呼び掛けた。 「はい!義元様!」 ざぶざぶと見慣れた少女が走ってくる。 「家康殿!」 「おう!幸村にお市殿か!おめえらも来てたのか!」 愛らしい、気持の良い笑顔で家康はにこっと笑った。 それに釣られて幸村もニコリと笑う。 「戦国最強殿もこられているのか?」 「おうよ!って言っても流石に部屋で留守番だけどな。」 錆びちゃ堪んねえからな。と言いながら家康は美女の方にザブザブと進んで行く。 そういえばさっき義元様と呼んで……。 「義元様、良い湯でございますなあ。」 「ふふ、ほんにのう。良い湯じゃ。」 「なななななんとお!」 微笑み合う二人の横で幸村は奇声をあげた。 「なんと、今川殿でござったか。」 「なんじゃ。今気付いたと申すか。」 「いや、申し訳ない。……その、顔が……。」 ごにょごにょと言い澱んで居ると家康が笑った。 「相変わらず鈍いみてぇだな。」 「余りいじめてやるな。竹千代。この者は化粧を落とした顔を初めて見たのじゃからの。」 と言いながら義元はほほと笑った。 何と、このような美女であったとは……。 幸村はまだまだ世の中には分からぬことがあるのだと胸に刻んだ。 「美しいのう。」 空が赤く染まり、景色も紅く染め上げていく。 幸村が溜め息をついて沈み行く夕日を見ていると、隣の市がばしゃりと立ち上がった。 「市、先に上がるわ。長政様に教えなくちゃ。」 慰安旅行・幸村編3
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* ~田渕サイド~ (…全く、今日はろくな事がなかったぜ…) 下駄箱から靴を取り出しながら、俺は心の中で呟いた。 (秘技は失敗するわ、女子にはしれっと無視されるわ、挙げ句の果てには長女に土下座する羽目になるわ… まあ、長女の尻から帽子を取ろうとして佐藤が変態呼ばわりされてたのは見てて実に滑稽だったがな。) (しかし、この秘技は結構活用出来そうだな。 今日だって長女の尻に帽子が挟まらなければ成功していたかもしれないし…。) (よし!早速帰って、秘技の改良を-ん?) 靴のかかとをトントンと整え、ふと生徒用玄関に目をやると、見覚えのある女子がどこかそわそわとした様子で歩いていた。 (あれは…吉岡?) 吉岡ゆき、眉毛がトレードマークの恋ばな好きのクラスメートだ。 今日唯一帽子を使った秘技が成功した相手だ(まあ何も見れなかったから結果的に失敗だが) ぼうっと彼女を見ていると、彼女は玄関を出て昇降口に向かう…わけではなく、昇降口とは全く逆の方向に歩き出した。 (どこ行くんだ?あいつ…) * ~吉岡サイド~ (…誰にも気づかれてないよね) 校庭の体育倉庫の前で、再度周りを見渡し、誰もいないのを確認してゆっくりと体育倉庫の中に入り、内側から扉を閉めた。 (こんなところ…誰にも見られちゃいけないものね)そして、スカートの端を摘まむようにたくし上げ、スカートの中の『大事な所』にそっと触る。 「んぅっ…!」 生暖かく、濡れている… 思わず甘い声が漏れた。 (学校では…我慢しようと思ったのに…) だけどもうここまで来てしまったら止まらない、いや、止められないのだ… 「んふっ…はぁ…!」 そして、線をなぞるように、パンツの上から指を上下させた。 * ~田渕サイド~ 「体育倉庫…?」 俺は吉岡が出ていった後すぐに、吉岡に気付かれないように吉岡の後を追いかけた。 やってることがクラスの某変態集団と変わらないと思ったが、まあ気にしない。 そして、吉岡を追いかけていったらあいつは体育倉庫に入っていった。 (なんで体育倉庫…?) と、少し怪訝に思ったが、俺はおそるおそる扉を少し開けて、倉庫の中を覗いた。 そこには、目を疑う光景があった。 * 「ふぅん…あっ…!はぁん…」 そこには、体育倉庫の壁に寄りかかり、片手で自らの胸をまさぐりながら、もう片方の手で自らの局所を慰めている吉岡の姿があった。 (こ…これは…!) あ、あれだよな…俗に言う…お…おな…/// 千葉のエロ本とかでは見たことはあったけど…まさかこんなところで…しかもクラスメートのこんな姿を…! 「あん…はぁぁ…ああ…!」 声を殺して吉岡のその行為を見ていると、その行為はさらに激しさを増した。 局所を慰めている方の手は完全にパンツの中に潜り込んでおり、くちゅくちゅと音をたてながらパンツの中を蠢いている。 さらに、胸をまさぐっていた方の手で上着のボタンを外し、ブラウスを下着ごとぐいと上げると、年の割には豊満な胸が露になる。 デカい…そして尚且つ形もいい。 過去にふたばが 「ゆきちゃんのおっぱいはクラス1、2を争うナイスバディっす!」 なんて事を言っていたような… その時はさして気にしなかったが、改めて見ると確かにふたば以上のモノを持っているのではないか、と実感させられる。 「ああ…っん!ああっ…!やぁぁん…!」 声もさっきより甘くなっていて… そして、どこか切なそうな表情が…俺の欲情を駆り立てて、 気が付くと、俺の右手は股間に伸びていた。 * ~吉岡サイド~ いつからだろう- 『彼』のことを思いながら、こんなことをするようになったのは。 『彼』のことを思うと、すごく切なくて… 学校でも、家でも、『彼』のことばかり考えちゃって… そして、私はいつしか、妄想の中で『彼』を攻められながら、自分を慰めていた。 いけないことだっていうのはわかってる けど、止まらない。 ふと、体育用具の方へ目をやると、『ある物』に目がついた。 (これって…) * ~田渕サイド~ 「はぁ…はぁ…」 俺の肉棒は、淫らな吉岡の姿を見て、亀頭が剥き出しになり、しっかりと掴んだ右手でしごくとびくんびくんと一定のリズムを刻みながら痙攣した。 亀頭の切れ目からは先走り汁がダラダラと流れている。 (ヤバい、もう限界かもしれない…) もう一気に全てを噴き出してしまおうか そう思った時、突然吉岡の手が止まった。 (?…どうしたんだ?) * (…ハードル?) 吉岡が手に取ったのは、陸上競技用のハードルだった。 それを、本来使う方法とは逆に、つまり縦にして目の前に置くと、 (…!) 次の瞬間、吉岡はパンツをゆっくりと脱いだ。 そして、両手で、スカートをたくし上げた。 (吉岡の…アソコ…!) やや遠くからだったが、たしかに見えた。 まだ毛は生えておらず、一本の線だけが通っており、一言で表すならば、『綺麗』であった。 そして、ハードルのバーのちょうど端の部分に局所をあてがい、バーの上部分全体をなぞるように局所を擦り付けはじめた。 「ああぁっ…!!ううっ…!はああん…!」 同時に声も甘く、激しくなる。 その様子を見て、俺の肉棒はさっき以上に固く膨れ上がった。 そして、また無意識のうちに肉棒を握り、しごき始めた。 先ほど以上の快感の波が押し寄せる。 心の底から何かが込み上げてくるような感覚がした。右手の動きがさらに激しくなる。 「ああっ…!あんっ!もうっ…ダメっ…!イっちゃ…」 吉岡も同様に限界の様だ。(吉岡っ…!俺も…イクっ!) 俺は、歯を食い縛り、一気にスパートをかける! 「ああぁっ…!んっ!あぁぁぁん!!」 (うっ…出るっ!!) ビュクッ!ビュクッ!ビュルルルルル!! その瞬間、頭の中の何かがが弾けた- * 「最悪だ…俺…」 その後、股間から噴き出した精子の処理を早々に済ませた俺は、体育倉庫の裏でとんでもない罪悪感に苛まれていた。 まさかまさかの事態だったとはいえ…クラスメートでイっちまうなんて… 明日からどんな顔して吉岡に顔を合わせればいいんだ… 「はあああ…」 俺は、深く溜め息を着いた。 「…帰ろう」 うん、こんな時はとっとと帰って飯食って寝るのが一番だ。 俺はランドセルを背負い直し、これまた吉岡に気付かれないように体育倉庫を後にした。 (そういえば…吉岡は誰で妄想してたんだろう?) * ~吉岡サイド~ (はあ…またやっちゃった) 私は体育倉庫の中で自己嫌悪に陥っていた。 (学校ではやらないって我慢してたのに…しかも、学校の物まで汚しちゃったし…) 「はあああ…」 私は深く溜め息をついた。 「…帰ろう」 時間も時間だし、きっとお母さんも心配してる。 暗くなる前に帰ろう。 そして、私はランドセルを背負い、体育倉庫の扉を閉めた後、 スカートのポケットの中の写真を取りだし、 「いつか…本当に触ってくれますように…」 と、写真の中の背の小さな少年に呟くと、その写真をポケットに戻し帰路に着くのだった。 ~おしまい~
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せつなに、会いたい。 あたしは美希の家から全速力で走って帰った。さすがに心臓がバクバク言ってる。 気づけば、もうとっぷり日が暮れて月が顔出している。 お母さんにお小言くらうだろうな。 玄関にせつなのローファーがきちんと揃えて置いてある。 よかった、帰ってるんだ。 「お帰りなさい。ラブ、遅いわよ。」 お母さんがちょっと怖い顔をする。 「ゴメンナサイ。美希たんとお喋りしてたら遅くなっちゃって。」 あまり遅くまでお邪魔しないのよ、と軽くお小言。そんなに怒ってないみたい。それより…… せつなは?そう聞く前にお母さんが口を開く。 「せつなちゃん、また具合悪くて寝てるから静かにね。」 すごい熱なのよ、と、お母さんは心配そうに溜め息をつく。 「まったく、ラブと言いせつなちゃんと言い、どうして倒れるまで無理 するのかしら。」 病院に連れて行こうとしたみたいだが、せつなは寝てれば平気だから、と 頑なに拒んでいるみたいだ。 お母さんの事だ、明日も熱が下がらなければ有無を言わさず引き摺って 連れてかれるだろうけど。 せつなの部屋の前に立つ。ノック一つになんでこんなに勇気がいるんだか。 (あたし、今日こんなんばっか…) コンコン……。 返事なし。そっとドアを開けて音を立てないように、ベッドに近づく。 せつなは浅い呼吸を繰り返している。寝苦しいのかも知れない。 額に触れると、火のように熱い。それに、何だか痩せた。 昨夜の、抱き締めたせつなの体の熱さを思い出した。 昨日も、その前もきっとずっと熱があったんだ。 考えてみれば、放課後に祈里と会い、夜もあたしがろくに眠らせない。 それにも係わらず、家でも学校でも変わらぬ笑顔で過ごしてたんだから、 ものすごい精神力だ。ストレスだって半端じゃなかっただろうに。 「……ごめんね。」 あたし、せつなが苦しんでるの分かっていながら知らん顔してた。 自分が傷付くのが怖くて、せつなを無視してた。 せつなはあたしが好き。そう信じてたはずなのに。 自分が一番辛いと思ってたよ。 少し汗ばんだ額にかかる髪をはらうと、せつなが軽く呻いて寝返りを打った。 「……ラブ…?」 せつなの瞼がゆっくりと開く。少し、ぼんやりしてダルそう…… 「…ごめん、起こしちゃった?」 あれ?………何だろう、この感じ。 (ああ……、そっか。) せつな、あたしの目を見てる。 弱々しい、力のない目。だけど、真っ直ぐに見つめてくれてる。 せつなの瞳に映った自分を見るのは、どれくらいぶりだったっけ。 「熱、どれくらいあるの?」 「………さっきは、38.8度だった。」 そんなにあるんだ。お母さんが心配するはずだ。 あたしはベッドの横に座り、寝ているせつなに視線の高さを合わせる。 「……ゆっくり、寝てなきゃね。」 せつなの髪を撫で、熱を確かめるように額や頬、首筋に触れる。 なるべく優しく。少し前まで、当たり前にしてたように。 少し戸惑った様子のせつな。 そうだよね、あたしだってこの頃せつなの顔マトモに見てなかったんだから。 それに…… こんなふうに、ただ何もせずに触れるだけって言うのも。 マジであたしがせつなに手を伸ばすのって、ベッドに押し倒す時だけだったな、 なんて……。せつなも倒れるはずだよ。 「お腹とか、空いてない?」 「………さっき、お母さんがリンゴ持ってきてくれた……」 擦りおろしたやつ、と少しせつなが笑う。 やっぱりちょっと戸惑ったような表情。 それでも、目はそらさない。 何となくそのまま見つめ合っていたい気分だった。 あたしはせつなの髪を指に絡めたり、頬や顎に触れる。 こんなにちゃんとせつなの顔を見るのは本当に久しぶりだ。 (……痩せちゃったな。) 改めてそう思う。顔色も熱が高いのに何だか蒼白い。 本当に、具合が悪そうだ。 せつなは物言いたげに何度か唇を開きかけ、また躊躇うようにつぐむ。 瞳が揺れて、伏せてしまいたいのを必死に堪えているように潤む。 「……あのね、……ラブ……」 震える声が懸命に言葉を紡ぎ始める。 「………私、……話さないと、…いけないことが、あるの……」 髪を撫でていたあたしの手を、せつなの火照った手が握る。 「………私…ね……」 握る手に力がこもり、じっとそらす事のなかった眼差しが、とうとう伏せられる。 せつなは握ったあたしの手を自分の額に押し当て、ぎゅっと目を閉じる。 まるで、神に跪き懺悔する罪人のように。 ……ただひたすら、許しを乞うように。 「……せつな。」 もう片方の手で、また髪をすくように触れる。 どう言えば、伝わるか。怯えなくていいと。 分かっているから、恐がらないで……と。 深呼吸する。とても大事な事を言うために。 どうか、ちゃんと伝えられますように……… 「あのね……、せつな。あたし、せつなが話したい事なら。何でも聞く。」 なるべく、優しく。出来るかぎり、心に触れられるように。 「…でも………ね、」 「せつなが、話したくない事は、言わなくてもいいんだよ?」 握られていた手の力が少しだけ弛み、意味を問うような視線を送ってくる。 きつく瞳を閉じられていた間に滲んだ涙が長い睫毛を濡らしていた。 「あたしね、せつなが大好きだから……。」 せつなの瞳が大きく見開かれる。 「せつなが、側にいてくれれば……それでいいんだ。」 せつなが大きく、溜め息のような息をつく。 瞬きするたびにポロポロと雫がこぼれ、枕を湿らせる。 綺麗な子は泣き顔も綺麗なんだなぁ……なんて。思わず関係ないこと考える。 あたしなんか、いつも瞼は腫れるわハナミズ出そうになるわで悲惨なのに。 「………たし、も…好き。」消え入りそうな、せつなの声。 「……ラブだけが……好き。」 だから、まだ、側にいさせてくれる? どうして、こんなに好きなんだろう。 こんなに大好きなはずなのに……… どうして、こんなに泣かせちゃうんだろう。 「……そっか。両想いだね。あたしたち。」 あたしは、明るい笑顔で、軽く言った。つもり。 せつな、笑ってくれないかな? 「うん………。」 ダメだ……。まだ泣いてる。 泣き顔も可愛いけど、また笑顔が見たいよ………って。すぐには無理だよね。 「着替えて、下、行かなきゃ。」 立ち上がろうとすると、少しせつなの手に力が入る。 「お母さんにね、念押されてるの。せつなが疲れるからあんまり話し込むなって。」 あたしはもう一度座り直し、せつなに微笑みかける。 「また、後で来るからね。」 「…本当に?」 「うん…、なるべく早く来るから。」 あたしの方から軽く手を握り直し、ゆっくり放す。 もう一度立ち上がろうとして、……ちょっと、迷ったけど、 せつなの唇に小さくキスした。 一瞬、触れるだけの軽いキス。 せつなの唇は熱のせいか渇いていて、少し震えていた。 あぁ、また泣いちゃったよ。 「後で、来るからね。」 もう一度繰り返し、あたしは部屋を出る。 ドアを閉める前、せつながベッドの上で胎児のように体を丸めているのが 見えた。 4-405へ続く
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午前4時を回ろうとしている頃、裕【女子16番】はI-6の住宅街にいた。 「ここまで来れば・・・」と、一安心する裕。誰もいない家屋で、裕は少し休むことにした。 「みんな今どうしてるのかなぁ・・・。」裕がつぶやく。「やっぱり私もこれで、殺し合いしなきゃいけないのかな。」そういうと、裕は支給武器の牛刀を取り出した。 裕は切れ味を試してみた。民家にあった服を切ってみたのだ。 すごい切れ味だ。何の抵抗もなく切れる。これなら人の体でも・・・。と裕は思った。 刃は朝日を浴びて怪しく光っている。それを見て裕は気づいた。 「もう朝か・・・。このままじゃ・・・何も解決しないよね・・・。」 そう言うと、一呼吸おいてその場を後にした。 さっぴは偶然見つけた洞穴の中にいた。つまりH-4である。 さっぴはこの状況を受け入れたようで、どうせやられるなら・・・と思っていた。さっぴはデイパックの中から支給武器を取り出した。「何コレ・・・?」 中には茶褐色の瓶が入っており「Potassium cyanide」と書いてある。瓶についていた紙を取り、中を見ると、「シアン化カリウム(青酸カリ)」と書いてあった。 「でも、青酸カリじゃ・・・すぐには人は殺せないじゃん。」さっぴの言うとおりだった。 他の人の武器には銃も入っているに違いない。だが、それに対抗するためには青酸カリはあまりに脆弱だった。 さっぴは決断した。「私は生き残る。まず、誰かの武器を奪って・・・。」 さっぴは以前、殺人事件の現場を見たことがあった。そのとき、彼女に不思議な感覚がしたのである。 『殺人ってこんなもの?それなら私にも・・・』 そう考えていたさっぴは、今更、抵抗などなかった。教室を出るときは怯えていたが、今は違う。 全員を殺してでも・・・生き残ってやる。 さっぴの決意は固かった。 えっことあっか【女子1番】は2人で、学校を出てすぐの山の中にいた。 えっこの持っていた暗視ゴーグルで学校から出てくる人がどこへ行くか見ていたのである。 全員が出終わったらしく、学校の扉が閉められた。2人は深い溜め息をついた。 「これからどうする?」と、えっこが言う。 「とりあえず、しばらく様子を見ようか?」とあっかが返す。 そんなやり取りがあったが、最終的に朋子が6時間ごとに放送すると言っていた放送を聞いてから考えることにした。 2人はあまり大きな声を出さないように、つかの間の雑談を楽しんだ。 そんなに余裕があったのも、学校から出て山に登ってくる人が1人もいなかったためであろう。 2人は、目立たない場所に隠れ、少しの間睡眠をとることにした。 山は、限りなく静まり返っていた。 前へ 次へ
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KARASU(2006-11-15) ≪魑魅魍魎 美食の宴≫ 第二章 天狐 さて。 物語というのは、それを動かす者がいて初めて存在できるのである、とは言わずもがなの事である。 後に「天狐の乱」と呼ばれるようになる今回の事件にも当然、動かす者がいる。 天狐と名乗る者? いや、そんな小さな話ではない。 この事件を動かす者はジョー○と呼ばれており、七変化を繰り返して包囲の手を逃れてきた。 実はこの妖怪、「新・妖怪党」という、政治結社とも裏組織ともつかぬ団体を引っ張っているのだが、最近は怪しい実験と煽動活動で忙しく、真面目に働く妖怪党の面々を恐れさせている。 これはそんな妖怪党のある日、あるアジトでの出来事である。 河童漬けをつまみに、新・妖怪党は会議を行っていた。 「最近のあの方の行動は目に余りますねぇ・・・」 とぼやくのはhyousen。 ひょうりん亭の旦那という愛称で呼ばれる、猫又界の重鎮である。 普段は俳句を吟じたりする芸術家肌の妖怪だが、・・・いや、これ以上言うと殺されそうなのでやめておく。 「そろそろ州霊を呼び出して、進めていかないととんでもない事になるんじゃねえのかい?」 そう危惧するのは、shion。 気風の良さで、多くの妖怪を従える。 穏やかな性質に見えるが、その本性は推して知るべし。 「nanakiの旦那方は、何を見たってんだィ?」 居眠りをしていたcyuが、そう問う。 付喪神界を束ねるcyuだが、今回の事件にはあまり関わっていないので興味が薄いのだろうか。 「これを見てくれ」 と、nanakiは「ぱそこん」を立ち上げる。 nanakiは妖狐界でもトップクラスに位置する狐だ。 尻尾は・・・七本。 現れた映像と数字の羅列を見た新・妖怪党の面々から、嘆きとも感嘆とも付かない溜め息が漏れた。 「まずい・・・まずいぜェ」 cyuがはっきりと目を覚ました。 「これをどうすれば良いのさ」 shionが項垂れた。 「あの方の計画には我々も織り込み済みなんだ」 恐ろしい事に。 「KARASUさん、貴方さっきから黙ってますけど、何か考えをお持ちでは?」 呼ばれて暗がりから現れたのは、新・妖怪党最年少のKARASU。 化け烏界の爪弾き者として追放されふらふらしていたが、何を思ったか新・妖怪党に入党、今では幹部になっている。 「考えといいやすか・・・」 KARASUは言葉を濁したが、やがてくいっと顔を上げた。 「党首があっしらを計画に織り込み済みなら、逃れる術はありやせん。・・・今は大人しく、話を動かす手伝いをするのが無難かと・・・」 それは誰もが感じていた事だったが。 言葉した途端、悲痛な沈黙が落ちた。 続く? 行き詰まった時はジョージさんをいじるのが一番だな。 魑魅魍魎 美食の宴