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3 「なっ、フィオナ!?」 ファドはあたしを見るなり目を見開いて声を上げた。 「まぁ失礼ね、人の顔を見るなり大きな声を出したりなんかして」 小さな、お世辞にも綺麗とは言えない宿の一室。あたしは自分の髪を一房抓み、クスクスと笑った。 ファドが買い物に行っている間にやったのだ。まあこういう反応だろうなというのはなんとなく想像していた。 「 ジョーか デラか、あたしはどっちなのかしらね。でもまぁどちらも賢者には変わりないわ。それとも、あたしに限り愚か者かしら?」 腰まであった長い髪は、肩口までに短く切りそろえた。頭を左右に振ってみると、毛先がぱさぱさと顔に当たった。 「すごーく頭が軽いわ。これ、自分で切ったのよ。どう?初めてにしてはなかなかうまいと思わない?」 「そんな…どうして」 ファドはあたしの髪に触れ、呟く。 あたしはスプリングの弱くなったベッドに腰を降ろし、髪を首の後ろで一つにまとめながら答えた。 「あたしは国民に知られ過ぎているから。ほら、この髪って目立つでしょう?それに、国民の中では“王女は長い黒髪”って定着していると思うのよ。だから、この髪だけでもなんとか出来ないものかしらーって思って。それで切ったの。おかみさんに鋏を借りてね。 ――式典とかの度にパーティーに参加させられるんだもの。あれって正直、すごく面倒なのよね」 お父様は成金趣味だから、と続けようとしたとき、不意にファドはあたしを抱きしめた。 「…すまない。私の為に…」 「大丈夫よ、あたしの髪、伸びるの早いんだから。そのうちまた元の長さに戻るわよ。それにね、あたし、一度でいいから髪を短くしてみたかったの。 …それとも、髪の長いあたしじゃなきゃ嫌?髪の短いあたしは嫌い?」 「そんなことは無いが…しかし…」 あたしはファドににっこりと笑いかけ、続ける。 「それなら何の問題もないわ。…やだ、そんな顔しないでよ。ねえファド、貴方に着いて行くって決めたのはあたしなのよ?あたしは自分で、貴方と生きていくって自分で決めたの。これくらいのこと、何でも無いわ。 そんなことより、これからの予定を決めちゃいましょうよ。明日にはまた出発するんだし、とにもかくにもまずは逃げ切らなくちゃ始まらないもの」 「そう…ですね」 ファドはあたしから一歩離れると、口許に申し訳なさそうな笑みを浮べた。 「それからね、ファド」 「何でしょうか」 あたしはファドの襟首を掴んで力任せに引き寄せ、視線の位置を同じにする。そして金の瞳を強く見つめた。 「そういうの、止めよう?そういう堅苦しい喋り方するの、止めて欲しい。それからね、『王女だから』とか『女だから』っていう遠慮もこれからは一切無用よ。城を飛び出した時点で、あたしは『王女』という地位を放棄しているの。あそこから逃げ出した以上、あたしはもう王女ではないの。それ、に『王女、王女』ってぺこぺこされるのはもう嫌なの。もう本当にうんざりしているの。鬱陶しくって。お願いだから普通にして。 あたしはね、対等の立場の人間として扱って欲しいの。良い?」 ファドに出会って、あたしは初めて自分で選択することを求められた。自分の意見をはっきりと言える場を与えられた。今ここで、ファドの意のままに動くお人形にはなりたくない。あたしは、変わりたい。もう“お人形”に戻りたくはない。 “対等の”人間として扱われないのなら、あたしは、ファドと一緒には居られない。どんなに愛されていたとしても、それだけは譲れない。…お願いだから、どうか、貴方まであたしをお人形にはしないで。 あたしはファドの襟首から手を離し、もう一度その瞳を覗きこんだ。 「………分かりました」 「だからっ!」 もう一度襟首を掴んでやろうと手を伸ばすと、ファドはそれをひらりとかわし、クスクスと悪戯っぽく笑い出した。 「ファド?」 「分かったよ。…これで良いんだろ?」 そう言って、あたしの頬に口付けをする。 …なんでだろう。 何だか、変に照れる。急に口調が変わったからかもしれない。初めてって訳じゃないのに、頬が熱くなったような気がした。ファドに背を向け、頬に両手を当ててみると、本当に少し熱くなっていた。 「ほら、これからの予定を決めるんだろ?さっき町で地図とか入り用な物を買ってきたんだ」 ファドは朗らかに笑い、机に地図を広げてあたしに手招きをした。 ・ 「あたしはね、対等の立場の人間として扱って欲しいの。良い?」 そう言って、真摯な瞳で私を真っ直ぐに見つめてくるフィオナに、私は少なからず驚いた。 …ずっと、見つめていたのだ。 三年も前から、ずっと。 だから私はフィオナのことはある程度把握しているつもりでいた。 確かに、芯の強い娘だとは思っていた。 とはいえ、両親や祖父母、大臣達や使用人達にそれは大事にされ、蝶よ花よと育てられてきたお姫様だ。まさかこれほどまでだとは思わなかった。もしかしたら、どこかで差別していたのかもしれない。フィオナは、“女”で、そして“王女”だから、と。 私の襟首から手を離し、じっと顔を覗きこんでくるフィオナを見て、何故だか少し意地の悪いことをしてやりたくなった。 …やつ当たり、なのかもしれない。私はいつからこんなに子供っぽい人間になってしまったのだろうか。心から好いている相手を正確に理解できていなかった、ということに対する自己嫌悪。そして、罪悪感。 それをその相手にぶつけてしまうなんて、今の私は酷く子供じみている。 …全く、以前の私からは想像も出来ない。 「………分かりました」 「だからっ!」 大人気の無い行為だと分かってはいるのだが、思わずやってしまった。こうなったらもう後には引けないので、調子に乗ってみることにした。 「分かったよ。…これで良いんだろ?」 フィオナの顎に手を掛けて持ち上げ、その頬に口付けをした。気障な行為だと分かってはいるのだが…まぁ良いだろう。 フィオナはもともと上気していた頬を更に紅く染めて私に背を向けると、それを隠すように頬に両手を当てた。その姿がやけに可愛らしく見えて、私は思わずクスリと笑いを漏らした。 以前にもしたことがあるはずだが、そのときはもっと平然としていたように思う。不思議だ。 「ほら、これからの予定をきめるんだろ?さっき町で地図とか入り用な物を買ってきたんだ」 机に地図を広げ、フィオナに手招きをすると、フィオナは振り向いてにっこりと笑顔を向けてきた。私は慌てて緩みきった口許を隠す。 …敵わない。 私はこの笑顔に惚れたのだと再認識した。 …本当に、フィオナには敵わない。 そう思いながら、私はフィオナに気付かれないようにそっと溜め息を吐いた。 …あの事さえなければ、と私は思う。 それこそが私の最大の悩みであり、そして罪だ。…それさえなければ、と私は変えようのない事実に歯噛みする。 あのことは…あのことだけは絶対に気付かれてはならない。 私はもう一つ、フィオナに気付かれない様に溜め息を吐いた。 …私の罪は、永遠に終わらない。 私は、終わりようのない罪を背負っている。 フィオナ。 私は、お前の――… ジョー…オルコット著『若草物語』の登場人物 デラ…O・ヘンリー著『賢者の贈り物』の登場人物 第三章月の光と罪の名前へ
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※注意書き 【】←この括弧は誰視点なのかを示しています。 Kがかしゆか、Nのっち、Aあ~ちゃん。 《》←この括弧は場面(時間?)を示しています。 【K】 のっちと私は、出会ってからずっと、 あ~ちゃんを軸にして回っているだけだった。 お互いに重なることはなかったけれど、 記憶の中にはいつも、のっちがいた。 遠くもなく、近くもなく。 ちょうどいいと思っていたこの距離を、 いつからか、もどかしいと感じるようになっていた。 無意識のうちに、この感情は膨れ上がって、 友人に対して抱くはずのない気持ちへと変わっていたのだった。 あなたの全てが欲しい…。 《昼休み》 「ちょっとあ~ちゃん、先生に用事があるけん」 そう言うとあ~ちゃんは、教室を出て行った。 残された二人は無言のまま、あ~ちゃんの帰りを待つ。 この時間が私は一番嫌いだった。 積極的に会話の出来ない自分が情けなくて、 そして、黙ったままののっちが、 私を嫌っているんじゃないかと心配になって。 「…あ、ねぇ、私売店行ってくるから」 のっちが財布を持って教室を出ていく。 一人に残された私は深い溜め息をついた。 そういえばのっちは、私のことをめったに名前で呼ばない。 「ねぇ」だとか「あのさぁ」だとかで済ませている。 そして二人になるのを避けているような感もある。 この前も、コピーをとって来ると教室を出たっきり、 チャイムが鳴るまで帰ってこなかった。 「なんだかなぁ…」 私はもう一度深い溜め息をついて、窓の外を見る。 皮肉なくらいに明るい太陽が、グラウンドを照らしていた。 【N】 私は最近、ゆかちゃんとどう接すればいいのか分からなくなっていた。 昔から人見知りな性格の私が、 初対面から何の違和感もなくすんなりと仲良くなれたのは、 あ~ちゃんとゆかちゃんだけだった。 特にゆかちゃんには、私と同じにおいを感じて、 むしろ自分から積極的に話しかけたのだった。 だけどゆかちゃんは、なかなか私に心を開いてくれなくて。 ゆかちゃんが私に向ける笑顔は全て偽物のような気さえした。 ゆかちゃんの心の奥には何があるのか知りたくて。 けれど知るのが怖い気もして。 こんな感情を人に持つのは初めてだった。 あなたをもっと知りたい…。 《帰り道》 ゆかちゃんが委員会で遅くなる月曜は、 いつも私とあ~ちゃんの二人で帰る。 私にとっては一番気楽な時間だ。 「のっち」 「んー?」 「…あんたは、ゆかちゃんのこと嫌いなん?」 「えっ?」 あ~ちゃんの予想外の発言に、私は戸惑う。 「どうして、どうしてそう思った?」 あ~ちゃんはちらりとこっちを見て、また前を向いた。 「なーんとなく」 私が急に焦ったのを見て、図星だとでも思ったのだろうか。 あ~ちゃんはクスクスと笑った。 「なんてね、のっちの場合は、逆だよね」 「……?」 「だーかーら、のっちは感情表現が下手くそなんよ」 「……」 「本当に思ってることとは反対のこと言っちゃったり、しちゃったり」 「あぁ…」 「私から見たらまるわかりなんだけどね」 あ~ちゃんはまたまたクスクス笑う。 本当にあ~ちゃんは私のことを分かっているなぁ…。 「仲良くなりたいんだったら、もっと積極的にならんと」 「うん…」 私はトボトボと俯いて歩く。 半歩先を歩くあ~ちゃんの横顔が、 どこか寂しげに見えたのは気のせいだろうか。 【A】 私は自分の居場所を見失いかけていた。 元々私が引き合わせたのっちとゆかちゃんが、 どんどんと仲良くなった場合に、 私はどこに居ればいいんだろうか。 二人が仲良くなるのは微笑ましくもあり、苦しくもあり、 こんな妙な感情になるのは初めてだった。 最近は、苦しさの方が先行して、 いつの間にか二人に嫉妬するようになっていた。 それでも二人のお膳立てをしてしまう自分が、憎たらしかった。 私はどこまでお人好しなのだろう。 これほどまでに醜い感情を持つのは初めてだった。 二人を壊したい…。 【N】 《帰宅後》 私はベッドに仰向けに寝ころんで、 あ~ちゃんに言われたことを頭の中で反芻していた。 仲良くなりたいのは間違いない。 もっとゆかちゃんと話したい。 それがただ友人としてだけなのかはまだ分からないにしても、 仲良くなりたいのは事実だ。 「もっと積極的に…」 私はしばらく天井の模様をたどっていたが、 跳ねるように立ち上がって財布片手に部屋を飛び出した。 行き先は… 【K】 《帰宅後》 放課後遅くまで委員会の仕事をしたために、 私はすっかり疲れていた。 あー、頭働かないなー。 宿題はあとにしよう。 そんなことを思っていると、何やら来客。 重たい体を引きずって、ドアの外を覗く。 「えっ、のっち!?」 ドアを開けるとそこには、 汗だくで満面の笑みを浮かべたのっちがいた。 右手には私の大好きなアイスクリーム屋さんの箱。 「なんか…来ちゃった♪」 「あ…、よ、ようこそ」 妙な応対をしながら部屋に招き入れる。 アイスがあったから走って来たのかと納得しながら、 冷えた麦茶を用意する。 アイスはのっちが走ってくれたおかげで、 変形はしていたものの程よい柔らかさだった。 軽く世間話をしていると、 今まで悩んでいたことが馬鹿らしくなってきた。 のっちも、最近二人に微妙な空気が流れていたことに気付いていて、 それを打開するためにわざわざ来てくれたのだろう。 感謝、感謝だなぁ。 私はすっかり気持ちが軽くなり、 さっきまでの疲労も嘘のようになくなった。 「ねぇ、のっちのアイス、どんな味?」 一口ちょうだい、という意味で私はそう言った。 のっちは少し考える素振りをすると、 急に私に顔を寄せ… 「んっ………」 甘いチョコの味が、口一杯に広がる。 チョコの甘さとのっちの香りとが私の脳を麻痺させる…。 「このまま時が止まればいいのに…」 【N】 《夕方》 走ってきたことで、私はすっかり興奮していた。 まるで今まで何もなかったような雰囲気に拍子抜けしながらも、 元通りになれたことにすっかり気分が高揚し、 気付けば私はゆかちゃんにキスをしていた。 いくら仲の良い友達同士でも、 こんなコミュニケーションの取り方はしないだろう。 しかし、これがゆかちゃんへの、 私の精一杯の愛情表現だった。 ゆっくり顔を離すと、そこには真っ赤なゆかちゃんの顔。 唇にチョコがついている。 ゆかちゃんは唇を舐めながら、 「もちょっと普通に教えてよ…アイスの味…」 と言う。 拒まれなかったことに安堵し、 また、少し嬉しそうにも見えたゆかちゃんの表情に、 たまらなく愛しさを感じたのだった。 ゆかちゃんの家からの帰り道、 私は、今まで知らなかったゆかちゃんの表情を知ることが出来た嬉しさで、 時々ジャンプやダッシュをした。 一見すれば変質者のような動きをしながら自分の家の近くまで来て、 私は一つの影を見つけた。 あ~ちゃんだ。 【K】 《夕方》 のっちが帰ってから、私はさっきまでの出来事を思い返していた。 あまりの急展開に思考が追いつかず、 のっちが帰るとき自分が何を言ったかなどといったことは、 すっかり忘れていた。 ぼーっとしていると、携帯が鳴る。 ピンク色の光はあ~ちゃんからだ。 「もしもし…」 「あ、ゆかちゃん?」 「どしたん?」 「のっちどこにおるか知らん?」 「えっ…」 私はドキッとした。 が、友達が友達の家に行くなんて、 ごく普通のことだと思い直す。 「のっちなら、さっきうちに来て…」 「えっ!のっちがゆかちゃん家に?」 あ~ちゃんの勢いに少し押され気味になる。 「うん…、あの…貸したノートを返しに…」 「そっかぁ」 別に大した嘘じゃないよね。あ~ちゃんは、のっちの所在を聞いてきたわけだから、 それが分かれば大丈夫だよね。 それでも少し不安になった私は、のっちにメールを送る。 携帯をカバンに入れて、目を瞑る。 しばらく幸せな気分に浸っていたかった。 【A】 《夕方》 ゆかちゃんとの電話が終わると、 私は夕日を見て溜め息をつく。 のっちがしばらくメールを返さないことなんて、 よくあることなのに。 私はなぜか、のっちの家の前まで来てしまっていた。 「なんか、まぬけ?私って…」 そんなことを思っていると、足音が聞こえる。 「あれ、あ~ちゃん」 「あ、のっち」 私は照れながら言い訳をする。 「なんか、何度メールしても返信なかったけん、 心配で来てしもうた」 のっちが戸惑った表情をする。 「あのぅ、…散歩行っとったんよ……」 ……! 「ごめんね、わざわざ…」 「いいんよ、無事なら」 私はのっちの言葉を遮って背を向けると、走って家に向かう。 のっちの声が聞こえた気がしたけれど、もう、どうでもよかった。 私は、嘘をつかれた。 【N】 《夜》 変なあ~ちゃん。 あ~ちゃんが心配して私の家まで来ることなんて、 今まで一度もなかった。 喧嘩した後謝りに、 私があ~ちゃんの家まで行ったことは何度もあったけれど。 もう夕日も沈みかけて暗くなっていたので、 私は「送るよ」と去っていくあ~ちゃんに言ったけれど、 聞こえなかったようだ。 そしてとっさに散歩だと嘘をついたことに、 少し後ろめたさを感じながら部屋に戻る。 でも、まぁ、散歩みたいなものだよね。 ちょっと寄り道もしたけど…。 私はゆかちゃんとのことを思い出し、ニヤニヤしながら携帯を取り出した。 ニヤニヤの表情は一瞬にして奪われた。 あ~ちゃんからのメールが3件。 そしてゆかちゃんから1件。 散歩の嘘はあ~ちゃんにバレていたのか。 だから…、走って帰ってしまったんだ…。 私はすぐにゆかちゃんに電話した。 【K】 《夜》 のっちからの電話のあと、私は今日一番の深い溜め息をつく。 何か解決策を思いついたらまた電話しようと言って切ったものの、 何も思いつきそうになかった。 こんなとき、また嘘を重ねると泥沼にはまることは、 今まで読んできた多くの小説から学んでいる。 それに敏感なあ~ちゃんのことだから、 嘘は簡単に見抜いてしまうだろう。 だからといってありのまま話したところで、 丸くおさまる保証はどこにもなかった。 ハムスターは寝静まり、部屋の空間は時計の音に支配されている。 時計の針はまるで私たちのようだ。 重なったり離れたりを繰り返し、時を刻む。 あ~ちゃんは軸のような存在だと思っていたけれど、 当然あ~ちゃんにも感情がある。 あ~ちゃんは一番短い針で、私は長い針。 のっちは一番せわしない針かな。 こんな状況で、変なことを思いついて、私は苦笑いする。 最近、あ~ちゃんのことをちゃんと見ていなかった。 自分のことばっかりで…、いや、のっちのことばっかりで…。 あ~ちゃんは私にとって、かけがえのない存在であることは、 出会ったときから変わっていなかった。 一歩前に進む勇気をくれたのはいつもあ~ちゃんだった。 あ~ちゃんなしに時は進まないよ。 私はあ~ちゃんに電話をかけた。 【A】 《夜》 帰宅してひとしきり泣いたら、なんだか気持ちが落ち着いていた。 氷で瞼を冷やしながら、冷静に考える。 のっちが嘘をついたということは、のっちとゆかちゃんとの間に、 私には言えない何かがあるということだ。 そう思うと辛かった。 しかし、その状況を私は願ってもいたのだ。 ゆかちゃんとのっちは、私から見てももどかしい関係だった。 二人になるとあまり会話がないのだと、 ゆかちゃんは苦笑いしながら話していた。 のっちものっちで、 ゆかちゃんは壊れてしまいそうで怖いのだと言っていた。 二人を知っている私からすれば、 二人は確実に仲良くなれる。 私は二人が仲良くなれるようお節介をやいた。 二人の笑顔が見たいから…。 知らず知らずのうちに、私の感情はおかしな方向へと転がっていた。 二人が仲良く笑っていたのなら、それでいいじゃない。 私に言えない秘密が出来るくらい仲良くなったんだから、 私は喜ばないと。 二人が永遠に笑顔でいられるなら、 私は消えてしまってもいい。 そんな穏やかな気持ちになっていると、携帯が鳴った。 レモン色の光はゆかちゃんだ。 《電話》 ゆかちゃんはこの状況を把握しているのだろうか。 「も、もしもし」 「あ~ちゃん…?」 「ゆかちゃんから電話なんて久しぶりじゃねぇ。 いつも私がゆかちゃんに相談するのにかけるけん」 「あのね…」 あぁ、この気遣うような声は、全部、知っているな。 「……」 「今日はね…」 それからゆかちゃんは、全てを話してくれた。 今までどんな思いでのっちを見ていたのか。 のっちが積極的になってくれたのがどれだけ嬉しかったのか。 そして、私への思いも。 途中から泣き始めたゆかちゃんの声は、 ほとんど聞き取れなくなってきた。 「ゆかちゃん、私ね…」 私はゆかちゃんに、二人が笑顔でいられるなら、 私は消えてしまってもいいのだと思ったことを話す。 「馬鹿ッ!何を言っとん!」 これだけはっきりと発音して、ゆかちゃんはまたもや泣き始めた。 「ぁ、あ~ちゃんはねぇ…、ひっく、 短針なんじゃけぇ、ひっく」 たんしん? 「あ~ちゃんが、ひっく、おらんにゃあ、ひっく、 時間が、ひっく、止まったままな…、ひっく」 だめだ、完全にゆかちゃんワールド。 何を言ってるのか分からない。 けど、ゆかちゃんがこんなにまで私を思ってくれていたことが、 すごくすごく嬉しかった。 「ありがとう、ゆかちゃん、私どこにも行かないから」 「ひっく…」 「酔っ払いか!」 二人は笑う。 ちょうどそのとき、キャッチが入る。 おそらくのっちだろう。 長電話最長記録じゃね。 私は氷を取り替えながら、ゆかちゃんとの話を終わらせて、 のっちと話を始める。 そして、強く強く思った。 二人を守りたい…。 【K】 《朝》 また何事もなかったように時間が動き出す。 あ~ちゃんとのっち。 二人への愛情の、形こそ違えど、 その深さは同じように底が見えないくらい深くて。 更に絆を深めることが出来た喜びで、 朝の空気がより一層心地よかった。 「おはよー」 のっちがそう言うと同時に私の手を握る。 私はしっかりと握り返す。 顔を見合わせてにっこり笑う。 照れくさそうなのっちが、本当に愛しい。 そういえばのっちは腕時計をしていない。 今度あ~ちゃんと三人でお揃いのものを買おうかな。 きっと二人とも、 なぜそんなことをするのか不思議がるだろうけど、 「お揃い」という言葉の持つ楽しげな雰囲気に負けて、 快諾してくれるだろうことは容易に予想できた。 また三人で、時を刻んでいこうね。 後ろからあ~ちゃんの足音が聞こえたかと思うと、 のっちにのしかかる。 「ぐえぇ」 「あんたの長電話のせいで、 宿題できんかったんじゃけぇ」 「あっ…」 まさかという顔で二人がこっちを見る。 しまった…。 私はぺろっと舌を出す。 「えぇー、あてにしとったのにぃ」 二人が同時に言ったのがおかしくて、みんな笑い出す。 いつまでも一緒にいたい。 私は明るい太陽に笑顔で言う。 「時を止めないで…」 ≪END≫
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前ページ次ページゼロのメイジと赤の女王 眼を開けて視界に飛び込んできたのは、蒼い蒼い空と、広い広い草原だった。 陽子は尻餅をついた格好で、ぽかんとその光景を見詰めた。 抜けるような蒼空と豊かな草原、遠目には西洋風の石造りの城がそびえている。 一体全体これは何事だろう。つい先程まで街中にいたはずの自分がこんなところにいる理由がまるで思いつかず、陽子は困惑する。 「あんた誰?」 呆けた陽子の目前に仁王立ちしているのは少し信じられぬほど美しい少女である。 意志の強そうな鳶色の瞳は白磁のようにすべらかな膚と愛らしい顔立ちを飾り、それを縁取る桃色の髪は光を受けた部分がちらちらと金色に輝く。 身に纏っているのは漆黒のマント。その下にブラウスとプリーツスカート、オーバーニーソックス。間違っても慶の国ではまず見ないいでたちである。 月影を隔てた彼の国にしても、漫画かアニメの中のものであろう。 いや、この場所そのものがそういうものなのかも知れない。 陽子と少女を遠巻きにしている少女と同じような年恰好の少年少女、ひとりだけ中年の男性――――これは彼らの引率者であろうか、教師のような印象を陽子に与えた――――その全員が、マントを羽織り、木でできた棒を手にしている。 格好もあいまって、まるで魔法使いの杖である。 驚愕が過ぎれば、次はゆるゆると呆れがやってくる。 何故かは知らないが慶とも故国ともまた別の、180度ほど文化圏の違う場所に迷い込んでしまったようだ。 やれやれと波乱万丈なおのれの人生に溜め息して、陽子は声に出さずに語りかける。 (――――いるな、冗祐) お傍に、声なき声が返りとりあえず陽子は嘆息した。 まるで見知らぬ場所に突然放り出されるのは二度目だが、今度はひとりではない。・・・前回も冗祐は陽子と共にいたのだが、そのとき彼は「ないものとしてふるまって」いたので。 はてさて、此度は何の天意か、はたまた天帝の気まぐれかと思考をめぐらそうとした彼女に怒声が降りかかる。 「ちょっと!あんた聞こえてんでしょう!貴族の言葉を無視するなんて何様のつもりなの?!」 大きな瞳を吊り上げて怒鳴っているのは陽子の目の前にいる少女である。 どうやら彼女の呼びかけを無視する形になっていたようで、慌てて謝ろうとしたとき、ふと少女の台詞に引っかかりを覚える。 (・・・・・・貴族?) 常世に「貴族」はいない。血筋に拘泥する概念自体がそもそもないからである。 蓬莱にも貴族はいない。実質はどうあれ、四民平等という考えが世に広まり久しいのである。 イギリスあたりには貴族やら公爵やらというものもありそうだが、そんないいとこの子女や子息がこんなにもカラフルな髪色をしているはずがない。 ――――つまり此処は、常世でも、蓬莱でもない場所なのだというとこだ。 陽子がそうと判じたとき、誰かの嘲笑混じりの声が飛んだ。 「ルイズ、『サモン・サーヴァント』で平民を呼び出してどうするの?」 それを合図としたように、どっと笑い声が上がる。 ちょっと間違っただけよと桃色の少女が顔を真っ赤にして怒鳴ったが、それはさらに笑いを誘うに終わる。 「ミスタ・コルベール!」 少女の声に、人垣を割って前に出たのは教師らしき中年男性だった。 なんだねミス・ヴァリエールと重々しく訊ねる男性に少女が腕をぶんぶん振ってお願いですとかもう一度とかまくしたてる。 「もう一回!もう一回、召喚させてください!!」 少女の必死の訴えに、それは駄目だと男性は首を振る。 「君たちが今やっている春の使い魔召喚の儀式は神聖なものだ。呼び出した使い魔で今後の属性を固定し、それにより専門課程へと進む。 現れたものが術者の好むと好まざるとは関わらず、それを使い魔としなければならない。変更は効かないんだ。わかるね、ミス・ヴァリエール」 「でも!平民を使い魔にするなんて聞いたことがありません!!」 少女の叫びに笑いが起こる。 少女は笑う人垣を睨みつけたが、治まる気配は見せず、いっそ大きくなっているようだ。 (使い魔。召喚。貴族。平民) 嫌な予感ばかりが陽子の胸のうちで大きくなる。 意味はさっぱりわからないが、単語からして既に良い感じは欠片もない。 「これは伝統なんだ、ミス・ヴァリエール。例外は認められない」 きっぱりと云い放った男性は、彼はただの平民かも知れないがと陽子を指差す。 「呼び出された以上は君の使い魔にならなければならない。 古今東西、人を使い魔にした例はないが、春の使い魔召喚の儀式のルールはあらゆるルールに優先する。 彼には君の使い魔になってもらわなければ」 「・・・そんなぁ・・・」 がっくりと肩を落とした少女はそれでも駄々をこねるように渋っていたが、男性に諭され諦めたように陽子を向いた。 陽子は自分のことなどそっちのけで勝手に話が進められていくのを少しばかり不快に思いながら、なんとなくいいようのない不安が頭をもたげて近づく少女に待ったをかける。 少女は少し驚いたように目を見張ったが、すぐに表情を怒りのそれへと変えた。 「あんた喋れるんじゃない!貴族の言葉を無視するなんて、平民の癖に無礼もいいところだわ!」 「待って」 一息にそう怒鳴りなおも何かを云おうとする少女の機先を制し、陽子は先程から一番気になっていることを質問する。 「無視する形になってしまったのはすまなかった。少し混乱していたんだ。 ・・・ところで、あなたは今、貴族と?それにここは?わたしは堯天にいたはずなんだ」 「質問を質問で返すなんていい度胸ね」 少女は愛らしい顔を怒りを無理矢理押さえつけたような表情に歪ませて、それでも陽子の疑問には答えてくれた。 「そう、私はメイジ、貴族よ。ヴァリエール公爵家の三女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。ここはトリスティン魔法学校、から少し離れた草原。これでいいかしら?」 「・・・・・・トリスティン・・・魔法、学校?」 どこのハリーポッターだろうと呆れる陽子に、ルイズと名乗った少女は苛立ちを隠しもせずに陽子を睨みつける。 「さあ、平民の分際で私に先に名乗らせたんだからあんたも名乗りなさい。名前は?」 「あ、・・・すまない。・・・陽子だ。中陽子」 とっさにいつも街に降りる時に使う名を名乗った。 ここが常世でも蓬莱でもないのならば偽名を使う必要はまったくないのだが、ついいつもの癖で口を吐いて出てしまったその名に一瞬だけ訂正するかしまいか迷ったけれど、まあいいかと続けて質問する。 「メイジって?」 まさか日本の年号でも、あるいはお菓子メーカーでもあるまい。陽子がそう訊ねた途端、ルイズは眉を吊り上げやや大袈裟に驚いてみせた。 「あんたメイジも知らないの?!一体どこの田舎者よ?!」 呆れたふうに陽子を見下ろしたルイズは溜め息を吐いた。心底頭が痛いといった体でかぶりを振る。 「まさかメイジを見たことがないとでも云うつもり?メイジっていったら、魔法使いに決まっているでしょう」 「魔法使い?!」 今度は陽子が呆れる番だった。 「・・・わたしのいた国に、魔法使いはいなかった」 「どんな僻地よそれ」 一応首都、というか王宮そのものなのだけれど。 苦笑する陽子にルイズはふたたび溜め息し、次いできっと睨み付けた。決意の中に諦観がかなりの割合混じっている表情だった。 「ふん、まあいいわ。あんた感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通一生ないんだから」 「え?」 「――――我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」 なんのことだと訊ねる暇もあればこそ。 真名を宣言することからはじまるその詠唱を朗々と紡いだ少女は、杖をすいと陽子の額に当てると、がっしと両手で彼女の顔を固定し、唇を重ねた。 「・・・・・・なッ――――?!」 流石に狼狽しその手を振り払うと、ルイズはすんなり陽子から離れた。 終わりましたと男性に淡々と報告するその白い頬が赤く染まっているが、陽子とて負けずに顔が熱い。 男性は嬉しそうにルイズを褒めたようだったが、周囲からは再びヤジがあがる。 いまだ熱を持つ頬を押さえてその光景を唖然と眼に入れていた陽子は、唐突に右手を苛んだ熱に顔を歪めた。 「つッ?!」 右手だけではない、身体中が熱い。 熱病に罹患した時ともまた違うその熱に苦しむ陽子に、そっけなくルイズが云い捨てる。 「使い魔のルーンが刻まれているだけよ。すぐにおさまるわ」 使い魔?ルーン?解らないが、これは先程の口付けの所為であるのだろうか。 脂汗を浮かべる陽子のすがたにルイズが敵性行為に及んだと判断したか、彼女の中でぞわりと明確な殺意が背筋を伝う。 しゃりんと軽やかな音は聴き慣れた戦いの音だ。陽子の意に関わらず身体が動く。 既に慣れたものである、妖魔をすら相手取るその腕に少女の細首はあまりにも落とすに容易い。 「やめろ冗祐!!」 とっさに叫んだ声はかろうじて聞き入れられるに間に合った。 武人たらぬ少女や周囲の人間の目に追えぬ速度で振るわれた剣はぴたりと髪の毛一本の距離を残しルイズの首筋に当たり、それ以上は動かない。 主上、何故止めるのかと云わんばかりの声に必要ないと荒い息で答える。 「しかし」 「――――大丈夫。大事はないから。もう治まった」 「・・・・・・御意」 みずからの意思のままに剣を持つ手を下ろし、陽子はほっと息を吐いた。 そして零れんばかりに眼を見開き今更のように腰を抜かした少女をみとめ慌てて手を差し出す。 「ごめん、いきなり剣なんて突きつけてしまって――――」 「離れなさい!!」 横合いから飛んだ鋭い声に視線をやると、男性――――確か「コルベール」と呼ばれていた――――が、険しい表情で陽子に杖を向けていた。 これは素直に従ったが良と陽子はルイズから二歩ほど離れる。 コルベールは油断なく陽子を睨みつけたが、意外にもすぐに立ち直ったルイズが彼の警戒など知りもしないでつかつかと陽子が離れた分の距離を詰めた。 そして両手で彼女の胸倉を掴むとがくがく揺さぶって怒鳴りつける。 「あああああ、あんた!いきなり貴族に、いえご主人様に剣を向けるだなんてどういう了見なわけ?! 無礼打ちされたって文句は云えないのよ、わかってるの?!」 「わっ」 「ミス・ヴァリエール!!」 コルベールの叫びは制止よりも悲鳴に近かった。 たった今殺されかけた相手になんてことをとコルベールは蒼ざめる。 ここまでいくと恐いもの知らずでは済まされない、下手をしたら今度こそ首をはね落とされかねない―――――。 しかし結論を云えば、コルベールの懸念はまったく必要なかった。 陽子は基本的に温厚で生真面目な性質であり、初対面の年端も行かぬ少女に刃を向けてしまったことを心底すまなく思っていた。 烈火のごとく怒るルイズに謝る陽子からは今の殺気など嘘のように消え去っている。 なんか知らんがまあ大丈夫だろうとコルベールは息を吐き、ルイズを押し留める陽子の手に使い魔のルーンが刻まれていることを確認して、少しばかり破顔しながら未だ憤怒冷めやらぬ少女を止めに入った。 前ページ次ページゼロのメイジと赤の女王
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「肥溜め」とは「TRPG系雑談所」のこと。 現在は雑談所としての機能を浄化槽に譲り、肥溜めは難民板へと移転している。 主にコテハンの一挙一動を話題として取り扱う場所となっており、スレの内容やレス技術を論じる浄化槽とは対極の位置づけにある。 なおコテ間の不文律として『コテは肥溜めを見ない』とされており、これを侵犯した者は厳しく非難されることとなる。(→触角事件) 雑談所の呼称は年々変化しており、確認できるだけでも「TRPG系雑談所Ⅱ~悪霊の神々~」から始まってドラクエのサブタイトルを推移し、 「TRPG系雑談所~幻の大地~」から転じて「マボダイ」と呼ばれるようになったのが1年ほど前。 マボダイ時代に名無しの一人が「ここはなな板の中で最も底辺、肥溜めのようなところだ」的なニュアンスの発言をしたことから、 雑談所の通称は「肥溜め」になった。 肥溜め民は三割のエスパーと2割のキャラ萌え、3割の考察好きと、残りの2割はコテの潜伏である コテのスキャンダルが死ぬほど好きで、いつも根拠のない憶測でコテを叩いては満足している ◆留意◆ 浄化槽と肥溜め住民は多くが重複していると見られる。 そのためコンセプトと建前は違えど、両スレの内容はほぼ同質であり 現在のところ両者の違いは形骸化している。 浄化槽がよく肥溜め化するように、肥溜めでも技術論などが語られる時もある。 あなたが肥溜めから得るものは殆ど何もない。文字列に置き換えられたプライドだけだ。 失うものは実にいっぱいある。大凡の楽しみに対して素直に感動できる心と、取り返すことのできぬ貴重な時間だ。 あなたがディスプレイの前で孤独な消耗をつづけているあいだに、ある者は『遊撃左遷小隊レギオン』に参加し続けているかもしれない。 またある者はJOYSOUNDのカラオケ店で同志の友人達と『 ゆりゆらららゆるゆり大事件』を歌いながらカップリング議論に励んでいるかもしれない。 そして彼らは世代を代表するプレイヤーとなり、あるいは幸せな同僚となるかもしれない。 しかし、肥溜めはあなたを何処にも連れて行きはしない。三浦と従士を叩くだけだ。三浦、従士、師匠……、 まるで肥溜めそのもがある永劫性を目指しているようにさえ思えてくる。 永劫性については我々は多くを知らぬ。しかしその影を推し測ることはできる。 肥溜めの目的は自己表現にあるのではなく、自己変革にある。エゴの拡大にではなく、縮小にある。分析にではなく、包括にある。 もしあなたが自己表現やエゴの拡大や分析を目指せば、あなたは肥溜め名無しによって容赦なき報復を受けるだろう。 HAVE A NICE TRPG ! 肥溜めの糞共がコテに対し唯一勝る能力とは、意味を与える力だ 例えば本スレでコテが一つミスをした、このミスもすぐフォローされたのならただの横道に過ぎない そのミスをあげつらって、叩きの応酬で意味を伝えた 、これこそ肥溜めの力である 同様に、たくさんのPLがいるとする そのたくさんのPLは全て同列のプレイヤーで、コテである点も変わりない しかし、お前らが従士、三浦、ガチムチなどと名付ける者はそれぞれただ一人なのである このようにして、肥溜めには【無意味に意味を持たせ印象を縛る能力】が備わっている これは恋愛でも同様だ、人間などいくらでもいる、女も星の数ほどいる しかし恋人はただ一人の特別な存在であるし、結婚すれば同様だ では糞コテはどうだろうか コテはただのコテだ、キャラクターの性格もどこにでもいるプレイヤーキャラと変わらないかも知れない しかしお前が嫌いになったコテは、ただ一人の特別な存在であるし そいつがいつか別のキャラクターを創作したとしても、その時の感情も思い出も現実と同様にお前の心に残るのだ なぜなら、それら全て、なんでもない記憶、データ、人格、全て 【肥溜め自身が無意味に意味を持たせ印象を縛る能力によって創りだした感情】だからだ 匿名だから禊げるなどという考えは通らない ある人間はフィオナを愛するかも知れない、ある人間は触角を嫌うかも知れない 愛憎は自由だ、そのように対応する能力を我々人間は持っている ならば、ネット上に業腹な相手がいるなら、素直になるのも幸せの形ではなかろうか 関連項目 雑談所テンプレ 491ガイドライン
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【検索用 ものくろのもり 登録タグ VOCALOID n.k どろ も 初音ミク 曲 曲ま 矢澤】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:n.k 作曲:n.k 編曲:n.k イラスト:どろ(マイリスト) 動画:矢澤(マイリスト) 唄:初音ミク 曲紹介 「こんなはずじゃなかった」羨ましくて憧れた世界のお話をどうぞ。 曲名:『モノクロの森』(ものくろのもり) アルバム『詰メ合ワセ』収録曲。 歌詞 (動画より書き起こし) あなたの羽根を食べました 悲しい事と知っても 嘘はつけないので せめて美味しく あぁ溜め息がでるよ 満たされない心臓の 音が聞こえては 貪り食べました ねぇ…「もう嫌だって」壊してさ 蜂蜜みたいにトロトロに 痛みだけが存在の価値と言うの? それなら僕は堕ちていくだけ 空に高く憧れて あなたを羨んだよ 優しさを絡めて カラダを抱いた 苦しそうな眼で僕を見て 助けてとも言わないで ごめんと泣きながら 傷をつけたよ 「どうして…」 月照らす森の 夜は深く鮮やかで ユラユラと水面に 映る寂しそうな君 それは酷く狡猾で 時に暗く陰鬱で 憎むことだけが 全てと知りました あぁ…虚ろな眼で私を撫でるの 灼けるような吐息焦がして 望むならばこの羽根を 差し上げましょう そう君に食べられるとしても 自由を手に入れたなら その鎖を断ち切って モノクロな欺瞞に喰われるでしょう 描いた幸せとは何? 満足する死とは何? 蠢くその脚で答えを探す 何故俯いているの? 君によく似合うピンクの羽根 『こんなはずじゃなかったんだ』なんて 私は笑みを零した 空に高く憧れて あなたを羨んだよ 確かにあの時は そう思ったんだ 自由を手に入れたのでしょう? 願いを叶えたのでしょう? モノクロな世界で 生きていくだけ 描いた幸せとは何? 満足する死とは何? 蠢くその脚で答えを探せ あなたの羽根を食べました 過ちと知ってしまった夜 嘘をついてほら 招く僕のような子 コメント おー追加乙ダヨー! -- 名無しさん (2017-10-25 07 18 11) 追加感謝です。イラストかっこいい! -- 名無しさん (2018-02-10 00 15 47) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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海外版 フェニックス×マヤ 「ただいま~…って何この空気!?」 どよよんと擬音をつけたくなるような暗い雰囲気。 ロスのフェニックス・ライト法律事務所の影の所長ことマヤ・フェイはいつもみたいに買い物から帰って来て思わず後ずさりしてしまった。 「マヤちゃん…おかえり」 「ニックどうしたの?ほら、ハンバーガーでも食べて元気出して」 ギザギザにとんがった髪も今日はしおれて見える。 青いスーツの弁護士さんはハンバーガーを差し出されても溜め息をついて受け取ろうともしてくれなかった。 「一体どうしたの?ニックらしくないよ」 仕方ないので隣に座って自分でハンバーガーをぱくついて悩みを聞いてみる事にした。 「いいんだ、大した事じゃないよ」 「大した事じゃない顔じゃないよ!大した事だから顔が大した事の顔なんじゃない!だから大した事じゃない事ないじゃ……アレレ?」 ニックは苦笑いして頭を撫でてくる。 「と、とにかく!このマヤちゃんに言ってみなよ?いいアドバイスはできないかも知れないけど、言うだけでも気が晴れるかもよ?」 「う~ん…何だかちょっと恥ずかしいんだけどさ」 「ニックが恥ずかしいのは今に始まった事じゃないよ!」 「マヤちゃん…」 しまった。また落ち込ませちゃった。 「だーかーら!言うだけ言ってみなよ?ね?」 バシバシ背中を叩いて喝を入れる。 うなだれてた顔がちょっとだけこっちを向いて、ようやくポツポツ話だした。 「マヤちゃんてさ、自分の名前の意味知ってる?」 「え?え~と…マヤは、マヤ文明のマヤ?」 「違うよ、ラストネームの方。マヤちゃんはチャイニーズアメリカンじゃないか」 「うん。それがどうかしたの?」 ニックは頭をポリポリ掻いて目を合わさないまま続けた。 「フェイっていうのは“fly”っていう意味なんだってさ。 だから……いつかマヤちゃんも大人になって何処か遠くに飛んで行っちゃうのかなって… そう考えたら、なんか、さ…」 「ニック…」 なんだか胸がきゅんとなって、あたしはハンバーガーを置いてニックにフライングアタックしてしまった。 「うわわっ!な、何だよ急に」 そのままぎゅっと腕を回す。 「ニック、自分の事忘れてない?」 「え?」 「ニックはフェニックスじゃない!だから、あたしが何処に飛んで行っても捕まえてくれるでしょ?」 「マヤちゃん…」 ニックも優しくあたしを包み込んでくれた。 「それに、ライトでしょ?飛ぶ時は光の方へ飛んでいくに決まってるよ」 「That s Wright! 今のは“その通り”じゃないぞ。僕はフェニックス・“Wright”であって“light”でも“right”じゃないからな。 マヤちゃんわざと間違えただろ」 「えへへ~バレた?」突き出した人指し指で、おでこをつつかれた。 それから一緒になって笑って、抱きあって、あたし達はもっと仲良しになった。 例え遠く離れて暮らしたとしても、気持ちはいつだってニックと一緒だよ。 だってニックはあたしの───だから。
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《過去》 サイドA いつまでたっても確信に触れないのっちと、いつまでたっても欲を抑えられない私の、このアンバランスな関係がガラガラと音を立てて崩れてく。 “わかってるよ”なんて、わかりたくないことも全て飲み込んでくれたのっち。愛しい指先も震えたままで。垂れた目尻は悲しみで染まってて。のっちにそんな顔させたかったわけじゃない。 “熱が足りない”なんて都合のいい理由をつけては、のっちの悩み事を増やした。そんな理由、言い訳にしかならない。 ねぇ、のっち?どうしたら戻ってくる? もう無理なこと、わかってる。そうしたのは他の誰でもない。自分自身。 ねぇ、のっち。 興味がなくなるくらいなら、いっそのこと心の底から私を嫌って?お願い。 顔も見たくない!って。 声も聞きたくない!って。 もう会いたくない!って、そう言って突き放してよ。お願い。 心の底から嫌われたいの。 のっちの嫌いな女になりたいの。 興味がなくなるくらいなら、忘れられてしまうくらいなら、 世界一嫌な女になって、それで終わりにしてよ。お願い。 そしたら一生忘れないでしょ?だから、お願い。 なんてね、、。 本当は嫌われたくなんかないし、一番の願いはのっちが私を好きでいることだよ。 それが無理でも、“忘れる”なんて思わないで。 《過去》 サイドN 人を幸せにする力って、どこで手に入るのかな?どうやったら手に入る?そもそも手に入るの? 神様がいるのなら、ねぇ、神様?のっちね、どうしても幸せにしたい人がいるんです。何回も傷つけちゃったから、今更そんなふうに想ってくれなくていいよ。って言われるかもしれないけど。 でもきっと、心底優しい人だから“ありがとー”って笑うかな?のっちにはわからないけど、神様なら何でもお見通しだよね? あの子、今、何してる? 会わなくなって、知らないことが増えて。でも“それでも平気”って思えるようになったことは決して望んだことじゃないから、のっちにとってそれは幸せなんかじゃない。 身勝手かな?会わなくなったら、知らないことが増えるのも当たり前なのに。どうやったら、あの子は幸せになれるかな? のっちみたいに単純なら、カレーでも食べときゃご機嫌になれちゃうけど、あの子はそうもいかないよ。相変わらず好き嫌い多いし。 のっちみたいに単純なら、グーグー寝ちゃえば次の日ケロッとしてるけど、あの子はそうもいかないよ。寝不足みたいだし。 のっちみたいに単純なら、あの子が笑えば笑えるし、のっちが笑うと優しく目を細めてくれるけど、どうものっちそれじゃダメみたい。だって溜め息の数ばかりかぞえちゃって。 “幸せになって”心でおまじない。いつだって唱えてるのに、寂しげな横顔ばかりが目につくんだもん。 ねぇ、神様?のっちね。 どうしても、かしゆかには幸せになってもらいたいの。 そんでね、神様?のっちね。 出来ることなら、幸せにしてあげたいんです。
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George(2006-10-13) ≪魑魅魍魎 美食の宴≫プロローグ ここは、国産の良質かつ安心な和の食材で、美味に富んだ洋食を出す「キツネ亭」 珍しく、オーナーの宗旦狐と先輩狐のクダが揃って外出中で 本日、初のアルバイト三匹が店を任されていた…。 「ふぅ~っ…」 「大丈夫ですか?網切さん!?」 嵐のようなランチタイムが終わり、やっと休憩時間に入ってほっと溜め息をつく 「網切」に「髪切り」の髪助が話しかけてきた。 網「いやぁ、だいぶ慣れて来たと思ってたんですけど…ダメですねぇ、私」 髪「そんな事ないですよ、今日なんかオーダーミスゼロだったじゃないですか!」 網「はあ……」 熱心なファンの方々は御存知かもしれない…今こうして会話をしている二匹… 謎の刺客集団「切り切りトリオ」の、もと親分「網切」子分「髪切り」の二匹なのだ!! なぜこの二匹が、敵であるはずの「キツネ亭」でアルバイトをしているのか? …そう、この二匹…「キツネ亭」によって囚われの身となった 仲間の「黒髪切り」の黒吉を救うべく、「黒塚亭」で飼われているペット 「ケルベロス」を利用しようとして、逆に「黒塚亭」の女将、鬼婆によって 「まいんどこんとろーるの術」の実験台となっってしまったのである。 今の二匹に、以前の記憶は無かった…。 網「でも、こうして〝三人〟で仕事するって楽しいですよねぇ」 髪「あ、そうですねぇ…私達も、やっとオーナーから認められたんでしょうかね?!」 記憶を失っても、もと親分「網切」を気遣う「髪切り」の髪助… そう、彼は根っからの「子分気質」なのだ。 髪「そう言えば、最近ヘンな噂がたってますよねぇ…なんでも妖怪料理界を メチャメチャにしようとしてる連中がいるとか!?」 網「へぇ~、そうなんですか…物騒ですねぇ…」 まさか自分達が、その連中の一派だと言う事に、まったく気づく様子の無い 二匹…そこへ奥の厨房から、のっそりと大柄の妖怪が間延びした声で 話しかけて来た。 「コレ…作った…食べる…?」 そう言って「黒髪切り」の黒吉が差し出したのは、何とも美味しそうな デザートだった…。 網「あ、美味しそうですね!! 何なんです、ソレ!?」 黒「オーナーに…休憩時間…食べナ…言われた…」 髪「レシピ、教わったんですか?」 黒「…ウン」 網「おお、美味しいですね!!」 黒「…コレ…ぬらりんのブルブルプリン」 髪「ブルブルプリン?」 黒「疲れてるトキ…甘いのいい…」 網「ふう~っ、いきかえりますねぇ…」 髪「ホント…いいですねぇ…」 そんなのん気な事を言っててイイのか三馬鹿トリオ!!!? このままでは、全国のファンが泣くぞ!!!! さて、この三馬鹿の運命はどうなるのか? …このままで、終わるはずがないっ!!!! 魑魅魍魎 美食の宴
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カジノ・ロワイヤル 水瓶×獅子(中間成績) 774チップ 2007/09/26(水)06 06 77の続きです。どうもこのゲーム、優勝者以外は全員一度は受け化する危険が大ですので このキャラは絶対攻め! という思い入れのある方には土下座するしかありません。色々スマソ。 この回で第四ターン終了になります。実は山羊が棚ボタ状態。 獅「どれ、見たい奴らには見せてやろう。一度しか見せないから感謝して拝め」 獅子はステージに上るとタキシードを脱いで鉄板を打ち込まれたような筋肉を晒す。 男が見ても惚れ惚れするような立派な身体を誇示しつつ、 このきらびやかな会場のどこかにいる敵の姿を意識していた。 自然と目が流すような鋭いものになる。今撃たれるのは勘弁願いたいなと思いながら ライオンのようにぐるりとステージを歩き回ると、 まな板ショーのじゃんけんが始まってショーの相手になる男が決まった。 獅「ほう」 獅子の視線の先で、バーの高みから水瓶が涼しげな目元でこちらを見下ろしていた。 彼は自分が勝ち残ってしまったことを理解すると肩をすくめ、 「それでは仰せのままに」とひとりごちて階段を降り、ステージへと上ってくる。 自分よりいかつい男に何かされるのも嫌だが水瓶のような男に何かされるのも嫌だなと 獅子は倦んだ顔で溜め息をついた。 獅「(腕組みをしながら)さっさと済ませろ。俺がフォローしてやろうか」 水「……最初に言っておくが、僕は君のようなワンマン志向の人間は好きじゃない」 獅「ほう。言うな」 水「ああ。やるからには君がプライドを失って可愛い声をあげるまで徹底的にやる。 よろしく」 獅子は返事をする代わりに鼻で笑う。 やれるものならやってみろ。こちらこそ、お前を下に組み敷く新しい目標が出来る。 水瓶は猛獣を調教する手つきで獅子をステージの床に座らせると、 手元から一片のタブレットを取り出して獅子に飲み込ませた。 獅「なんだこれは。媚薬か」 水「秘密だ。僕が作った。君にはこの薬の実験台になってもらう」 獅「勝手にしろ」 挑みかかる目つきをしながら指示に従ってステージに寝そべる。 水瓶を見上げて、鏡のように冷たい不思議な目を持つ男だと思った。 彼がズボンのベルトを外すのを見ると獅子は遠くに目を叛けて自嘲の笑みをこぼした。 現在のプレイヤーの順位は 1位、山羊 元手分に射手から奪ったチップと射手の撃破ボーナスを追加 2位、双子 元手分に天秤・射手・牡牛から奪ったチップと牡牛の撃破ボーナスの半分を追加 3位、牡羊 元手分に獅子から奪ったチップと獅子の撃破ボーナスを追加 4位、蠍 破産復帰後、天秤・魚から奪ったチップに天秤と魚の撃破ボーナスを追加 5位、蟹 元手分に魚から奪ったチップを追加 6位、水瓶 元手分に双子・蠍から奪ったチップを追加 破産者──乙女・天秤・牡牛・射手・魚・獅子の六名。 続き
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【検索用 trickorlovetome 登録タグ 2015年 T VOCALOID しープ ぺんすてP 初音ミク 曲 曲英 桜哉狐】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:しープ 作曲:ぺんすてP 編曲:ぺんすてP 絵:桜哉狐 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『trick or love to me』(とりっく おあ らぶ とぅー みー) たまには季節物でもとハロウィンな曲に挑戦してみたのです。 歌詞 (ピアプロより転載) 甘いキャンディひとつ そっと溜め息ふたつ キミは来るかな? 今日の気分はレモン? ストロベリー? 僕とキミとでひとつ シャイなハートがふたつ そっと近づく 人混みの中 目が合う ハロウィン☆ナイト Jack-o'-Lantern Jack-o'-Lantern 僕の想いを届けて!! Trick or Treat! 恋の魔法を Trick or Treat! お菓子にかけて 街中に配っちゃえ! みんなが恋に落ちるように Trick or Treat? 最後はキミに Trick or Treat? とっておきを 僕の気持ちにコタエなきゃ イタズラしちゃうぞ! キミがはぐれないように そんな理由をつけて キミの手を取り 歩き出したら 顔が熱いよ キミに耳打ちひとつ 赤く染まってふたつ そっと近づく ふたりの影が 重なる ハロウィン☆ナイト Jack-o'-Lantern Jack-o'-Lantern どうか時間よ止まって!! Trick or Treat! 恋の魔法に Trick or Treat! シュガーをかけて 世界一甘い夢 みんなの恋を実らせて! Trick or Treat? 最後はキミに Trick or Treat? とっておきを 僕の気持ちを知ったなら イジワルしないで? Jack-o'-Lantern Jack-o'-Lantern 僕の想いを届けて!! Trick or Treat! 恋の魔法を Trick or Treat! お菓子にかけて 街中に配っちゃえ! みんなが恋に落ちるように Trick or Treat? 最後はキミに Trick or Treat? とっておきを 僕の気持ちにコタエなきゃ イタズラしちゃうぞ! …いつかはキミと? コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。