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人物 古坂大魔王 誕生:1973年7月17日 職業:お笑い芸人、DJ、ミュージシャン、作曲家 出演歴 2018年~現在 主な役柄 コサカ マゴテン コサキャッツ D・コサッキー など…
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まだ一種類ですごめんなさい>< 魔王軍竜将 HP15962/15962 MP 7891/7891 攻撃力 2605(+936) 武器 剣【936/27】 防御力 1712(+760+330) 防具 鎧【760/26】 速さ 2304 アクセサリ 兜【330/17】 職業 剣聖 技 炎の剣 アビリティ 追加ダメージ、神風 攻撃専門
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その男は大いなる野望があった。 その男は最高位の魔術師だった。 その男は魂を喰らい寿命を伸ばしていた。 その男は嘗て聖杯戦争に参加し、大聖杯を奪い取るという快挙を成し遂げた。 その男は60年の歳月をかけ、入念な準備を行ってきた。 そしてダーニック・プレストーン・ユグドミレニアの企みは、この異世界に招かれた時点で9割が頓挫していた。 「クソ……こんなことが……あってたまるか……!」 最高峰の弁舌を操る涼し気な美貌は今、憤怒に染まっていた。 無理もない、彼は己の力のみで聖杯戦争の準備を、必勝の策を整えてきた。 だというのにその寸前となって訳の分からぬ別世界の聖杯によって拉致され、身一つで戦えという。 ルーマニアに築いた城塞、収集した数多の触媒、一族の魔術師たち、その全てを使えないままにだ。 こんな、突然聖杯を得るなどという機会が降って湧いてくるのなら、これまでの苦労は、冬木での聖杯戦争は、60年の準備は何だったのか。 「運命というものはどこまでも私を、ユグドミレニアを呪っていると見える……だが。 だがしかし、望みはまだある、か細い糸と成り果てたが、この地に聖杯は存在する……」 そう、まだ望みはある。 嘗ての冬木のように身一つから謀略を駆使し、聖杯戦争を勝ち残ればいい。 ナチスの高官として潜入し、最後には全てを裏切り聖杯を得たときのように。 自分なら、やってやれないことはない。 だが、この聖杯戦争の規模はあまりにまずい。 およそ100騎を越えるであろうサーヴァントたちが相争い、本戦への切符を奪い合っている。 積極的に攻勢に出るには、危険過ぎる。 こめかみを押さえ、激情を制御する。 そう、今必要なのば魔術師としての力量ではない、『八枚舌』と呼ばれし弁舌能力だ。 既にダーニックは、この聖杯戦争に必要な要素を理解していた。 ――協力者が必要だ。この聖杯戦争は必ずどこかのタイミングで勢力が乱立し、組織規模の争いとなる。 そのためには『非情な魔術師』であることを悟られてはならない。 幸い、と言っていいのか、この世界ではダーニックの素性は知れ渡っていない。魔術協会は存在しない。 今の自分のロールは大学の客員教授、期間中に仕事はない上に十分な貯蓄は存在した。動くための制限は殆どない。 このロールは好都合ではあるのだが、こんな采配を受けるなら特製の魔術礼装の一つでも持ち込みたかったものだ。 「……フン」 非常に気に食わないが、受け入れるほかない。 ダーニックは己の身に降り掛かった理不尽をようやくすべて飲み下し……背後へと声をかける。 自分が苛ついている原因の一つである、あまりに貧相なサーヴァントへと。 「出てこい、アヴェンジャー」 「……どうやら落ち着いたようだな? 意思は固まったか、マスターよ?」 ふてぶてしくソファーに座っているのは、フォーマルなスーツ姿の青年だ。 二十代の日本男性であり、それと言って特徴のない見た目ながらも不敵に笑っている。 「誠に残念だが、私を召喚してしまった以上、お前は私を使って戦うしか無いわけだ。 冠位、とやらは最高峰の魔術師の称号なのだろう? そんな偉大な魔術師が召喚したのが……ご覧の通り。 箸にも棒にもかからない、神秘の欠片もない現代生まれの若造だったのだから、全く。 その内心をお察しするよ、叶うのならばその令呪で自害を命じたいくらいだ、そうだろう?」 「よく言ってくれる……貴様に自害を命じることはできない。 そんなことをすれば手駒が減るだけ、そして何より……貴様にはその第三宝具があるからな!」 「そうだ。お前が私を殺せば、この宝具は私の意志に関わらず必ず発動する。そうすれば、お前は詰むだけだ……。 だが、お前は私に感謝するべきだ。私はお前の交渉力を評価しているし、私を自害させよう自力で再起することも不可能ではない。 そう考えたからこそ、全てのステータスを自発的に明かしたのだからな」 端的に言えば、このアヴェンジャーはただのテロリストだ。 現代において一つの都市をまるごと人質にとり、政府に対し前代未聞の要求を通すことに成功した、たったそれだけの男。 無論戦闘能力など真っ当な英雄に比べれば期待するべくもない、供給が必要な魔力もなんと小さなことか。 本来の運命においてダーニックが召喚すべき大英雄と比べれば1割にも劣る、そんな存在。 だがそれでも、使い道はある。 そう判断したからこそ、ダーニックはこうして声をかけた。 間接的に殺害する方法ならいくらでもある、しかしダーニックはこのサーヴァントを『使う』ことを決意した。 「貴様を使ってやろうではないか。業腹だが……ある一点、一点において、貴様は認めるに足る存在だ」 「そう言ってくれると思っていた。そうだろうとも、お前は魔術師でありながら弁舌と交渉の力を誰よりも知る男だ。 そして、この聖杯戦争において今必要なのは暴力ではなく、まさにそういった力だ。 それを顧みれば、私の持つ力をお前は正しく運用することができる」 既に、2人は脳内で同じ作戦を思い描いていた。 このあまりに広大にして多数の参加者を抱える聖杯戦争、それに勝ち残る方法を。 ダーニックは憮然とした顔で、アヴェンジャーはどこか愉快そうに、互いに言葉を繰り返していく。 「この聖杯戦争の形式において、真っ向から勝負するのは愚策だ。 たとえどれほどの大英雄を抱えようとも……何十戦もの戦闘を、サーヴァント同士の戦いを繰り返すのは、もとより現実的ではない」 「無論天運が不要とは言わないが……賭けの要素をある程度排除する必要がある。 そして排除できる最も多くの母数を持つ要素が『戦闘回数』だ。通常の聖杯戦争、7騎で争うという形式とは全く真逆。 この戦場では相争う敵を率先して落とす必要はどこにもない。必要なのは情報とコネクション。そしてそれらを安全に集める環境」 「戦闘力に乏しい、あまりに乏しい貴様を引いたことで、戦闘を避けるという方針はいよいよ極まった。 だが、ここまで極まったのなら……むしろ早々に動けるというもの」 「私もお前も、人の心に潜り込むことには慣れたもの。そしてこの聖杯戦争はあまりに多種多様な人間を集めすぎている。 歴戦の傭兵はいるだろう、強力な魔術師もいるだろう、得体の知れない人外だっているかもしれない。 だが、それと同じくらい、世間を知らぬ無力な子供がいるはずだ。現実に挫けた大人がいるはずだ。利益で交渉できる同業者がいるはずだ」 「貴様はあまりに弱い、だが、この弱さは利点に反転することもできる。私がマスターであるのなら……」 「そう、私はお前の持つキャパシティの何割も専有していない。冠位の魔術師殿にとって、支えるコストはあってないようなもの。 さて、今一度ルールを確認してみよう……どうやらこの聖杯戦争において、令呪の移譲やサーヴァントとの再契約は、任意に行えるらしいな?」 アヴェンジャーがニヤリと笑う。 それを見て、ダーニックにもようやく微かに笑みが戻った。 この雑魚サーヴァントは存在そのものが汚点だが、しかしその思考傾向はよく似ている、そしてこちらの思考に追いついてくる賢さがある。 展望が見えたことにより、ようやくダーニックにも余裕が戻った。 本当の意味で余裕がある訳では無い、しかし、例え無かろうと不敵さを崩してはならない。 ここからはより一層、そういった振る舞いが必要となってくるからだ。 「サーヴァントを奪う。時間をかけ根回しを行い、参加者とコネクションを築く。特に争いを好まない層を狙えればいい。 最上であれば、交渉のみでサーヴァントを譲り受けることが可能だろう。得るサーヴァントについては吟味を重ねる。『本戦開始後』が最も望ましい。 100騎以上の参加者から残ることのできる要素の存在する、強力なサーヴァント。それを得るのが最終目標となる」 「困難な交渉となる。多数の目がある中、多角的に観察される中で交渉を続けるというのは露見のリスクが非常に高い。 サーヴァントの中には話術、交渉系統のスキルを持つものもいるだろう。だが、しかし。 私は交渉系統の『宝具』を所有している。スキルより格上である以上、高ランクの話術を持った相手にも負けるつもりはない」 「貴様の持つスキル、そして宝具……その全てがこの方針に最適だ。 何より貴様も、勝利して得るべき欲望がある。我々は、互いに足を引っ張り合う理由は、ない」 「よく言うものだ、今もプライドが傷ついて内心ズタズタだろうに。私とお前の関係は私が一方的に得をする立場だ。 貧弱な私は勝ち残るのにお前のような強力なマスターと必要とする反面、お前は貧弱なサーヴァントなど本来求めていなかったのだから。 だが、それをこそ評価しよう。そう言えるのなら……今後に一切不安はない。そうだろう、我がマスターよ」 アヴェンジャーが手を差し伸べる。 ダーニックがそれに応じる。 それはあまりにも反目する者同士の、純然な利益のみを計算した同盟だった。 互いの能力のみを評価し、それ以外を見ることはないという暗黙の了解だった。 「喜ぶがいい、『魔王』はこと策謀において、何一つ仕損じたことがない。 命をもってしても、必ずや目的を成し遂げる。おれは、そういうサーヴァントなのだからな」 「貴様の持つ全ての能力を、私のために使うがいい。我々は運命共同体だ。 例え何を為そうとも、最後に立っているのが私達であればいい。精々私の機嫌を取ることだな。 魔王 鮫島恭平」 【クラス】 アヴェンジャー 【真名】 魔王 鮫島恭平@G線上の魔王 【パラメーター】 筋力D 耐久E 敏捷C 魔力D 幸運A 宝具D 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 復讐者:A 復讐者として、人の怨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。怨み・怨念が貯まりやすい。 周囲から敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。 魔王の名が意識されればされるほど、自身のスキルと宝具の効果が高まっていく。 忘却補正:B 人は忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。 時がどれほど流れようとも、その憎悪は決して晴れない。たとえ、憎悪より素晴らしいものを知ったとしても。 忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化する。 魔王の場合、自身の策略によって得る成果がランクに応じ一定確率で跳ね上がる。 自己回復(魔力):E 復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら毎ターン回復する。 生憎と生前は魔力なんてものとは無縁だったため申し訳程度のもの。 【保有スキル】 諜報:A 気配を遮断するのではなく、気配そのものを敵対者だと感じさせない。 親しい隣人、無害な石ころ、最愛の人間などと勘違いさせる。 ただし直接的な攻撃に出た瞬間、このスキルは効果を失う。 鮫島は諜報専門の傭兵として数多の潜入工作を経験しており、テロの最中でさえ彼についての事前情報を持たない相手に疑われることはなかった。 彼の存在を告発することができるのはそれこそ、強力な因縁を持つ相手のみである。 軍略:C- 多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。 作戦中に危機的瞬間を迎えようとしている時、それを直感的に感じ取り即座に修正する。 魔王は作戦中に遊びを織り交ぜてしまう悪癖があり、これにより自ら危機を呼び込む要素があるのでマイナス補正がついている。 しかしそれらのマイナスによって魔王が作戦を仕損じたことは生前において一度もない。 邪智のカリスマ:C 国家を運営するのではなく、悪の組織の頂点としてのみ絶大なカリスマを有する。 魔王にとって組織とは自身の目的を達成するための道具でしかないが、裏稼業に属する人間や自身が手懐けた『坊や』から絶大な信頼を得る。 【宝具】 『G線上の魔王』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 魔王の復讐心の源泉である旋律の名を冠する、悪魔的手腕と称された魔王の天才的交渉力そのものが宝具化したもの。 嘘を嘘と認識することなく会話を行える境地に達している魔王は交渉において偽りを看破されることがない。 こと交渉においては高ランクの交渉系スキルを持つ相手にさえ優位を得ることができる。 『魔王』の名において宝具化したことが影響し、彼の行う交渉には魔術的誓約の要素が付与されセルフギアス同様の強制を可能とする。 また対象が大人ではない未成年であった場合、対象の精神を『坊や』に改変する判定を行う。 対象が社会に何らかの不満を抱える抑圧層であった場合この判定はほぼ確定で成功し、『坊や』は魔王の手駒となり、アライメントが悪属性となる。 本来は数日、数週間をかけて行うべきマインドコントロールだが宝具化したことによって過程を省略し施せるようになった。 『坊やたちの国(ネバーランド)』 ランク:E++ 種別:対都市宝具 レンジ:1~99 最大補足:100000人 数百人の『坊や』たちを富万別市に引き入れ暴徒化させ都市を崩壊させた逸話の具現。 『G線上の魔王』によって支配した『坊や』たち全てをEランクのステータスを持つサーヴァントとする。 そして全員にEランクの単独行動、気配遮断、狂化スキルを付与する。 都市を対象に宝具を発動した場合、全ての『坊や』は即座に都市に集い、欲望と衝動のままに破壊活動を始める。 対都市であり、対マスター、対民衆宝具。生み出される光景は現代における地獄そのもの。 より現代に近く、非力で、善性を持つものであればあるほどこの宝具は効果を発揮する。 またこの宝具は生前の魔王にとってはあくまで目的を引き出すための交渉手段に過ぎず、これもまた分類上は『交渉』に属する。 魔王はこの宝具を発動中交渉の成功率が格段に上昇し、交渉相手から通常ではありえない対価を引き出すことができる。 『最後の試練』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 この宝具は魔王の死と同時に発動する。 魔王は死と同時に『受肉』し、その遺体は消滅せず残存する。 そして魔王を殺害した対象は、世間に『殺人犯』として認知されるようになる。 尚サーヴァントによる殺害だった場合、マスターも同様に認知され、令呪による命令の果てに死んだ場合命令者を対象とする。 生前の魔王が『勇者』の少女と『勇者の仲間』の少年にしかけた最後の罠。その幸福を阻む、命を擲った悪辣なる試練。 【weapon】 傭兵としての基礎能力、しかし生死のやり取りの最中遊びを交えてしまう悪癖があり、自分は戦闘には向かないという自覚がある。 本領は弁舌、交渉能力であり、一見純朴で善良な少女でもその無知に付け込み悪の芽を出させてしまう。 【人物背景】 『G線上の魔王』における黒幕。 詐欺によって5000万の借金の保証人にされた彼の父親は苦悩の果てに詐欺師の男たちを縊り殺し、死刑判決を受けた。 当時一介の留学生でしかなかった鮫島恭平は、父を必ず救い出すと約束し力を求め始める。 その後数奇な運命により傭兵斡旋業者の口車に乗り傭兵となり、アンダーグラウンドに数多のコネクションを築いていった。 しかし傭兵などという狂った環境に身をおいたことによって、恭平の倫理は狂っていった。 何故あんな悪党を四人ほど殺しただけで父が死刑にならなければならないのか。 義憤は狂気によって反転し憎悪となった。恭平は父のためならば文字通りあらゆることを成す『魔王』となった。 十年後、魔王は数十人程度の傭兵仲間と、集めに集めた『坊や』たちを使い、日本にて前代未聞のテロを敢行。 囚われている政治的過激派の開放を装い、その中に父の名をさり気なく混ぜ、その要求を政府に通し父の開放を遂には成功させた。 この物語には『勇者』である少女が大いに関係しているのだが、ここでは割愛する。 生前の鮫島恭平にはわずかに倫理感が残っていたが、復讐者となった魔王には最早それも存在していない。 魔王という称号からサーヴァント化したことによりわずかばかりの人外の戦闘力は有しているが微々たるもの。 サーヴァントとしては最弱層の上の方に入るだろう。 【サーヴァントとしての願い】 父の蘇生 【マスター】 ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア@Fate/Apocrypha 【マスターとしての願い】 聖杯を手にし、一族に未来を 【能力・技能】 冠位の魔術師。実際は色位相当だが、それでもアポクリファにおいて赤のマスター全員を相手にして勝算があると言わしめるほど。 しかし本領はその弁舌力であり政治力。『八枚舌のダーニック』の二つ名を持つほど、この男は権力闘争を得意とする。 【人物背景】 Apocrypha世界においては冠位を持つ最上位の魔術師。 人間でありながら他者の魂を直接喰らうという規格外の魔術を使い延命しているが、その結果元々のダーニックの人格は既に無い。 冬木の大聖杯を奪い、60年の下準備をかけてルーマニアで聖杯大戦を起こすはずだった男。 しかしこの異世界に招かれたことによって用意していたすべての準備は元の世界に置き去りになってしまった。 加えて召喚したサーヴァントがとんでもない雑魚であったことに憤死しそうになる。 しかし弁舌と交渉を武器とするダーニックは、鮫島の能力と提案を聞いてこれはこれで使いようはある、とひとまず納得した。 今はこの聖杯戦争に勝ち残るために思考を切り替えている。 【方針】 諜報と交渉、コネクション作りに徹する。 人のよさそうな雰囲気で危険度の低い陣営に干渉し、勢力を形成するための環境を吟味する。 十分な信用を得た上で強力なサーヴァントを探し、『譲り受ける』。 ダーニックは魔王をいずれ切り捨てるつもりだが魔王もそれは承知の上で、ギリギリまで自分の力を必要とする展開になるよう調整するつもりである。 【備考】 大英雄をも平然と支えうる冠位のマスターにクソ雑魚一般人をあてがうという尊厳凌辱。 しかしこの聖杯戦争のルールでは一人のマスターが複数のサーヴァントを抱えることも可能であり、魔王の普段の燃費は石ころのように軽い。 重い宝具は『坊やたちの国』の最大展開くらいのものであり、こんな思い切った状況下に追い込まれたことにより、ダーニックは逆に吹っ切れた。 他のマスターのサーヴァントを奪うという方針を開幕から決定づけたことにより、この交渉と政治力に特化した主従は早急に動き始める。 もし本戦まで生き残っていたのなら……盤上の糸を1手に握る存在となりかねないだろう。
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「カオーッ!」 【名前】 魔王サイコ 【読み方】 まおうさいこ 【声】 飯塚昭三 【登場作品】 宇宙刑事シャリバン仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z 【宇宙刑事シャリバン】 抑揚のないの無いかすれた声(放送当時、飯塚氏が病気療養で思うように声が出せなかったための処置。)が特徴的な宇宙犯罪組織マドーの首領。劇中では幻夢城と一体化しているのか椅子に座っていて一歩も動く事はなかった。 自らの分身であるサイコラーと命を分け合い、どちらか片方が倒されても、すぐにもう一方がエネルギーを与えて生き返らせてしまう為、サイコとサイコラーが同時に倒されない限り決して死ぬ事はない。 電子頭脳が唯一の弱点で、1度は軍師レイダーによって機能停止に追い込まれるも、サイコラーの力によって復活し、逆にレイダーを返り討ちにする。 その後、ギャバンを伴ったシャリバンとの最終決戦時2人を敗北一歩手前まで追い詰めるが、最期は突如として現れたイガ星の守護神でもあるイガクリスタルにより弱点の電子頭脳のパワーを吸い取られ、半身のサイコラー共々弱体化したところをギャバンのアドバイスと共に自身はシャリバンクラッシュ、サイコラーはギャバン・ダイナミックで同時に倒されたため、復活する事もなく滅び去った。 【スーパーヒーロー大戦Z】 軍師レイダーの最終目的。 スペースショッカーを利用し地球を発端として宇宙各地で魔法の暴走による大惨事を引き起こし、地球に向けて超次元砲を発しするように仕向けようとしていた。 そして超次元砲の爆発エネルギーを吸収、逃げ出していた端末のサイコロンを取り込むことで巨大な姿で復活を果たす。 阿修羅のように三つの顔がある。 その凄まじい力でキョウリュウジンを圧倒し、宇宙の全てを幻夢界にしようと宇宙へと向かうが、宇宙刑事達が操縦する3機(電子星獣ドル、グランドバース、バビロス)の合体技「ビックグランドファイヤー」を受け地球へと落下。 最期はキョウリュウジンとミラクルウィザードリングで召喚したウィザードラゴンの力が合わさった必殺技「獣電ブレイブストライクエンド」を受け爆散した。 【余談】 『スーパーヒーロー大戦Z』の魔王サイコとサイコロンの関係は『宇宙刑事シャリバン』におけるサイコとサイコラーの関係を彷彿させるが、サイコロンが欠けたからと言って弱体化する事は特に無い。 声を演じる飯塚氏はドン・ホラーを初め、初期のメタルヒーローシリーズの首領や幹部を複数演じ、魔王サイコは『宇宙刑事シャリバン』以来、『スーパーヒーロー大戦Z』で29年振りとなる(その間に2006年のゲーム『宇宙刑事魂』でドン・ホラーや大帝王クビライと共に演じているため、これを含めると7年振りとなる)。 飯塚氏はスーパー戦隊シリーズでは『ゴレンジャー』の黒十字軍の幹部3人(初期は声が違う場合もある)を初め、数多くの怪人の声を演じ、仮面ライダーシリーズでも様々な役の声を演じている。
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ボクと魔王 【ぼくとまおう】 ジャンル RPG 対応機種 プレイステーション2 発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント 開発元 ツェナワークス 発売日 2001年3月15日 定価 5,800円 廉価版 PlayStation2 the Best 2002年8月1日/3,000円 判定 良作 ポイント 魅力的な世界観奥深いストーリー個性的な登場人物粗の多いシステム面 SIEワールドワイド・スタジオ作品 概要 あらすじ 特徴・評価点 問題点 総評 余談 概要 PS2初期に発売されたRPG。製作は1995年の「LitleMaster」以来6年ぶりの新作となるZENER WORKS。 海外では『Okage Shadow King』というタイトルで発売されている。(*1) あらすじ 何処にでもいる地味で平凡な少年ルカは、ある日ひょんな事から父が何処かで拾ってきた怪しげな壷から復活した魔王スタンに自分の影を乗っ取られてしまう。 スタンの手下にされてしまったルカは、嫌々ながらもしかたなく彼の力を取り戻す旅に同行させられることになる。 スタン曰く、今世界には魔王の力を手に入れて魔王の名を語る偽魔王が大量に存在するらしい。そんな彼らを倒して力を奪い返そうというのだ。 事の重大さを全く理解していない家族たちに見送られ、少年と魔王の奇妙な物語が始まった。 特徴・評価点 奇妙で独特な世界観 『MOTHER』などに見られるような、一見して平和な舞台ととぼけたキャラクター達。 本来「正義の勇者」と「悪の魔王」とは世界に一人ずつというのがお約束であるが、「勇者大学」を出てしっかり勇者という職業資格を得た勇者達による「勇者協同組合」が存在していたり、あちこちの村や町で突然「魔王」が現れるおかしなもの。 そんな中主人公は片田舎のただの少年。そこに自称「大魔王」の転生体がいきなり現れ部下(仲間)にされ、更にとある事情でエリート勇者からお笑い勇者に転落してしまった女性が新たな同行者に…という破天荒さ。 のちに加わるのも人の話を聞かず理論を勝手に展開する変人学者、元魔王の魔族達等まともなメンバーではない。 人形劇のようなデザインのキャラクター達のかけあいは、時に滑稽で笑え、時にハッとさせられる。 こういった独特のテイストはオバケ達(従来のRPGで言うモンスター)にもよく現れており、名前からして既にちょっとおかしな奴らが多い。 「元気なカエル」「野生のウシ」はまだ普通な方で、ゲームが進むと「平和主義のカバ」「逆恨みのミイラ」「寒々しいワニ」……等など、名前だけでも楽しい個性的な面子が次々と出てくる。 名前だけでなくしっかり技でも個性を持たせており、前述の「元気なカエル」は、後述のテンションを上昇させる技を多用してくるほか、「油断ならぬヘビ」という敵は、複数種の状態異常技を使ってくるなど、名の通り油断ならぬ敵だったりする。 モブキャラクターもそれぞれ個性的な肩書を持ち、また一度会話を終えても章が進むと台詞が変わったりと非常に作りこまれている。本編に全く関係ないイベントも多く、とにかく寄り道が楽しい。 町やフィールドは数こそ少ないものの、全て特徴がありなおかつかなり広い。特にフィールドは行く必要のないような場所にまで行ける。「人の気配がしない雪原」、「砂漠にそびえるタワー」など、幻想的な光景も多い。音楽やグラフィックもマッチしている。 ただし後述のエンカウントの問題点により、じっくりと眺めるのが難しい。 奥深いストーリー ネタバレになるため詳細は省くが、「勇者とは何か」「魔王とは何か」「世界(物語)とは何か」等、実に深い問いかけをしてくる物語である。 前半はストーリーやキャラクター、世界観共に非常にコミカルに描かれ、軽快な音楽も相まって軽い調子で物語が進んでいくが、物語が進むにつれて陰鬱で暗い展開に変わり始め、クライマックスは非常に重いテーマをもって描かれる。 それまでのファンタジーRPGから少しずれたような奇妙な世界観と、一見取るに足らない物や人物にさえ周到にしくまれた伏線がプレイした者を魅了し、ヒットこそしなかったものの、未だに世界中で根強いファンを持つ隠れた良作。 主人公の地味さすら理由があるという設定はある種、「ファンタジー」「RPG」のお約束というものを上手く逆手に取り、作中に設定として組み込んだといったところ。 BGMの評価も高い。 実は戦闘中に主人公の体力が大きく低下すると、BGMが危機感の迫る曲に変化する仕掛けがある。通常の雑魚敵からボス敵まで、それぞれでパターンが用意されており、かなり凝って作られている。 しかし、音楽が変化する条件が「主人公の体力が残り1割を切る事」であるため、そのまま倒されてしまう事も少なくなく、ゲーム中にじっくり聴ける機会を作りづらいのが難点。 後述のシステム面のテンポの問題はあるものの、目立ったバグは皆無。フィールドやダンジョンに確実に設置されている全回復機能付きのセーブポイントのおかげで育成を進めやすく、ボス戦の前にはスタンがあらかじめ警告のセリフを出して教えてくれるなど、RPGとしては親切で丁寧な仕上がりで纏まっている。 問題点 システム面での粗が多く、ストレスが溜まり易い要素が多く目に付く。 戦闘面 魔法・特技を問わず詠唱モーションが毎回挿入されるため、テンポが今ひとつ。 キャラクター性能に関して パーティメンバーはそれぞれ能力の差別化ができているが、序盤から加入するルカとロザリーの2人がかなり高性能なため、他のメンバーが結果的に割を食う格好になりやすい。 顕著なのが同じく序盤の加入メンバーであるキスリング。いわゆる魔法使いタイプのキャラクターであり、状態異常にある程度耐性を持つ他、習得する技が有用なものが多い。しかし魔力を除く殆どの能力が低く成長率も悪いなど、強さが能力値に表れないタイプである事が大きな足枷になっている。特にHPが低く簡単に倒されやすい事が致命的。 中盤以降に加入するキャラクターもレベルこそ高めなものの、加入直後は全員特技を1つしか覚えていない状態。そのため出来る事がどうしても単調になりがちで、やや不遇。 一方でロザリーは魔法に対する回避力と状態異常への耐性が無いため、こちらも可視化されない部分を弱体化させる事でバランスを取っている。能力値が低いキャラも、武器や防具の付与効果に弱点を補えるものが揃っている事が多い。 敵専用の特技「○○盗み」 所持金から表記分のお金をかすめ盗って逃げるというものだが、序盤の『百盗み』からどんどん桁が増えていき、最終的には十万盗みというまったくもってシャレにならない極悪技へと変貌する。 やられる前にやってしまえばよいだけの話なのだが、繰り出されたが最後たちまち金欠と化してしまう理不尽な目に。何より普通にプレイしてもお金が貯まり難いため盗まれた分の金額を容易にフォローしきれない事も手伝って、余計に理不尽さが際立っている幸いなのは十万盗みを使うオバケがラストダンジョンでエンカウントする「絶望のゴーレム」しかいないことだろう。ここまで来るとルカの最高威力の技「友情インフェルノ」も解禁されるためこれで一掃するか、「同時攻撃」で一気にゴーレムを片付けてしまえば問題にはならない。 オバケのAIは「テンション」という内部パラメータがあり、値の上下で攻撃性が変動するようになっている。更にテンションもオバケごとの性格で上下の仕方が違うなど、なかなか細かい作りではあるのだが……。 基本的にオバケは魔法・特技以外で無駄に1ターン過ごす行動というものが無い為、何のスキルも持たないオバケには死にシステムと化している面がある。そもそも普通に戦っていて攻撃性の変遷を実感できることもあまり無い。 一方でボスキャラはデフォルトのAIにかなり恵まれておらず、場合によってはロクに攻撃してこないままバトル終了なんて事もザラ。ラスボス戦でも普通に起こり得るのが痛い。 状態異常や呪いといったバッドステータスに重ねがけの概念があるが、戦闘は基本短時間のため機能する機会が少ない。 戦闘終了後も治癒しない呪いがあるため、油断できた要素ではない。が、これらを防いだり解除できるアイテムが入手しやすいバランスのため、よほど油断しなければ強力な呪いにかかることはそうそうない。 「麻痺」は最大まで重ねがけされるとほぼ戦闘不能同然の状態に追い込まれるなど、システム自体はしっかりと組まれているだけに惜しいところ。 ルカの特技の一つ「オーバードライブ」を使用すると、効果を受けたキャラクターはオーバードライブの効果と引き換えに「バースト」という全体攻撃のコマンドが使用できるようになるのだが、ゲーム内外で説明がされない。説明書にも記載されていないため、初見のプレイヤーには戸惑う要素となり得る。 フィールド面 見栄えするギミックが非常に乏しく、一見何かありそうなところも、その実本当に何もないことがままある。 シンボルエンカウント方式であるにもかかわらず、避け切れないほど大量のシンボルが発生する。 敵が一定時間出なくなるアイテム・魔法等もなく、フィールド移動はほぼ確実に戦闘しなければならない。最早ランダムエンカウント方式と全く変わらない。 後ろから触れられると不意打ちで先制攻撃される。しかも敵シンボルは時間経過により問答無用で沸く。カメラワークの劣悪さも拍車をかけており、狭い部屋に入って道も敵シンボルも視認出来ない状況でなかなか出られずエンカウント地獄にあうのはよくある話。 出現の仕方には法則があり、プレイヤーの操作である程度敵シンボルを回避する事はできるのだが、戦闘せずにフィールドの移動を続けると敵シンボルの移動速度はどんどん速くなっていってしまう。最終的にプレイヤーの移動速度を遥かに上回る速さにまでなるため、ずっと逃げ続けるといった事は事実上不可能。 救済というべきか、戦闘自体はごく一部の状態を除き「逃げる」コマンドが100%成功する仕様になっている(*2)。テンポの問題で若干面倒ではあるが。 フィールド内に散在しているあるアイテム(小さなメダルみたいなもの)を集めるというサブイベントが、上記のエンカウントの厳しさにより非常に面倒になってしまっている。クリア必須イベントではないものの、最強武器入手に必要なため、延々とフィールドを歩き回されたプレイヤーも多い。 敵シンボルは画面の奥側にしか出現しないため、主人公の進行方向を手前側にすればエンカウントを避けられる。このテクニックを使えば戦闘なしでフィールドを横断することも可能。 ダンジョン 基本的にほぼ全てのダンジョンで「特定の固定シンボルオバケを倒す」「封鎖されている部分を解放するための魔法陣を探す」という二つをこなしていくため作業感が強い。 一応、「落とし穴を上手く使う」、「明らかに不自然なマップの謎を解く」などがダンジョン毎にあったりするため、完全に同じという訳ではない。 マップは自動的にマッピングされるが、一度ダンジョンから出ると消えてしまう。 カメラワーク まだまだ視点移動というシステムが浸透していなかった時代とはいえ、カメラワークは良くない。 視点が主人公の背後からかなり離れた位置にあることが多く、しかも壁に引っかかるため、死角の多い洞窟などでは移動自体が困難になる。 プレイヤーの方である程度カメラを移動させられるものの、ゲーム側で収まりの良いポイントへと矯正されてしまう。 シナリオ面 序盤のシナリオにて、プレイヤーの選びたくない(と思われる)選択を強制されるので、そうしたシナリオ展開が嫌いな人は、そこで拒否反応があるかもしれない。 選択肢を選んでも一言どころか一言一句相手のセリフが変わらないことも多い。 ただし何も変わらないように見えて、後述の相性イベントに影響する選択肢が67個も存在するため、選択肢が全く無意味という訳ではない。 そもそも主人公は「影が薄い」という設定であるため、これはこれで設定通りと言えなくもない。 シナリオ面でも未完成と思われる点が散見される。 特にサーカス団長、幻影魔王あたりのキャラクターはもう少し掘り下げて欲しかったという声がある。 ゲーム中盤でとあるイベントが起こるのだが、ひどい「孤独」「寂寥感」に襲われる。ストーリーを進めるためには新しい町を訪れなければいけないが、そのヒントもほとんどない。 入口まではそれ以前に訪れることも可能なので、印象に残っていたプレイヤーもいる。総当たりでも大きく時間を食われるほどではない。 むしろこの時点では、敵と戦闘することすら無くなるため、前述の「アイテムを集めるサブイベント」に走るにはちょうどいい機会であったりする。 最終ダンジョンの難解過ぎる迷路ぶり 最終ダンジョンでは前述のエンカウントに耐えながら暗く細い通路を歩き回らなければならず、この苦痛からゲームを投げてしまいかねない挫折ポイントと化している。 この面については謎解きではなく、「ひたすら鍵を探し集めて扉を開けていく」進め方になるため、複雑な思考は全く必要ない。問題は本作屈指の広さの迷路状のダンジョンを、隅々までひたすら走り回らないといけないところにある。所々にアイテムが点在しているため、それらを集める楽しみがなくはない。しかし総当たりしか攻略法がないとも言えるため、どうしても時間を費やすことになる。 発売当時はネット普及も間もない時代であり、ゲーム自体の知名度の低さもあってまだまだ攻略情報自体が十分に伝播していなかったため、尚のこと辛いものがあった。 その他 「相性イベント」 所謂恋愛イベント的なものがあるのだが、キャラ数が少し少なめな上におかしな人選。 「メインヒロインの王女マルレイン」「仲間の女勇者ロザリー」「大魔王スタン」等はパーティーメンバーということもありまだ分かるが、「かつて主人公が地味な感じ(好み)じゃなくなったからと振った村の幼馴染ジュリア」「主人公の父」「道端でおかしな言動をとる謎の女」等後半は良く分からない。謎の女に至っては主人公らと何一つ接点がない。「他のパーティメンバーとの相性イベントも欲しかった」という声は少なからず存在する。 とはいえ、ジュリアとのイベントはシナリオ中では触れられる事のない彼女の背景が垣間見える貴重なイベントで、彼女がかつての主人公を気に入っていた理由の補完にもなっているため、一見の価値はある。 最も相性の良い相手からはスタンを除いてこのイベント限定のレアアイテムを受け取れるが、1周のプレイで1人のイベントしか起こせないため、他の相手からのアイテムは入手できず、事実上アイテムのコンプリートが不可能なのは少し残念なところ。 総評 PS2初期作品としては間違いなく意欲作。シナリオはとてつもなく深い。キャラクター達の魅力も高い。言ってしまえばキャラゲーだがそれで魅せられた人も多く、根強い二次創作活動等を続けている人たちがいる事もそれを証明している。 だがゲームシステム面ではやはり作り込みが甘いといわざるを得ず、安易に人に奨められる内容ではない。当時の水準を考慮してもとにかくストレスが溜まる。 世界観やシナリオ、キャラクターの魅力で見せているだけに、ゲーム周りの出来の粗さが惜しまれる。 余談 ストーリー中、これでもかと「萌え」という単語が出てくるイベントがある。今となっては珍しくもない単語ではあるが、当時はまだ「萌え」という言葉自体がまず出てこない時代であり、そこに「台詞」・「雰囲気」・「BGM」を使って「萌え」が全方位から押し寄せて来るため、当時のプレイヤーならばまず間違いなく呆気にとられる。本作以降のゲームであろうと、ここまで「萌え」という単語が出て来るゲームはそうそうない。 加えて、アイドルファン達が揃いの法被を着て一緒に歌を歌っていたりと、もはや時代の先取りか予言染みたシーンすらある。 ステータスを上げる事ができるアイテムを敵から入手できる事があり、ドーピングが出来る。これらのアイテムは敵からの入手によっていくらでも稼げるため、ステータスをカンストさせる事も一応可能だったりする。前述の性能差の問題点も、これでキャラクターごとの弱点を少しは補うことが可能である。 ゲーム内の通常プレイでこれらのステータスがカンストすることはないが、システム上では能力値が3桁のステータスは上限値「999」、2桁のステータスなら上限値「99」と定められている。 どういうわけか「シナリオライターが死亡したためリメイクは無理だろう」という話が広まっているが、メインシナリオを手掛けた横弥真彦氏は2019年現在でも存命である。 サブライターの根本晃氏が2002年に亡くなっているため、そこで情報の錯綜が起きた可能性がある。 サウンドトラックCD、一部キャラクターのスタンドフィギュア等も発売されている(後者は現在販売停止)。 Amazon等ではサントラがプレミア化しており高額で取引されているが、実は作曲グループのホームページで定価販売されている。購入する場合はそちらを利用するといいだろう。 防御力と回避率が非常に高く、通常攻撃など攻撃力を参照して威力を計算する攻撃でダメージを与えることが困難なボスが存在する。 強力な耐性を持つ一方で、通常通りダメージを与えられる魔法による攻撃が非常に有効で、こちらを軸にして戦うのが本来のセオリーとなっているのだが、「指定した相手の防御力を下げる」技と「ラッキーヒット(*3)の発生率を上げる」技を駆使することで通常攻撃でも倒すことが可能であり、攻略本でやり込みプレイとして紹介されていた。 海外版の『Okage Shadow King』は2016年3月にPS4移植版が北米・欧州地域にてDL配信されている。主な違いはグラフィックがフルHDにアップスケールレンダリングされている他、Shareplay、リモートプレイ、セカンドスクリーン等PS4の独自機能に対応している。残念ながら日本での配信予定は未だに無い。
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「認めねえぞ、俺が負けるなんて…、 世の中腐り切ってんだよ!」 ADVENTURERに登場したボス。 魔王ウィルスをばら撒いて外見を全員同じにしてしまおうとした。 クロスオーバーリレー内では中庭の連戦で登場。 前述のウィルスによる分身とともに襲ってくる。 フサソルジャーと組んで襲ってくるため、非常に強敵。 おまけにその前のノーラとツィール戦で消耗していることがあり、燃えるイベントだが容赦なく殺られる。恐ろしい。 幸いHPは低いのでアヒャックの速攻オススメ。 魔王術で敵を弱体化、自身を強化してくる強敵。ひどい。 全体カビなんて極悪なこともやってのける。勘弁してください。 おまけに敏捷も350と速い。恐ろしい。 消費MPが低いのも凶悪。 なお、魔王と同じで弱点は光である。 もしもギコックスがいれば、あっという間に片が付くだろう。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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「おのれカクレンジャー、出せぇぇ!覚えていろ…人間がいる限り、私達は必ず甦る!必ずぅぅ!」 【名前】 妖怪大魔王 【読み方】 ようかいだいまおう 【声】 柴田秀勝 【登場作品】 忍者戦隊カクレンジャー 【登場話】 第31話「見たか!!新将軍」~最終話「封印!!」 【所属】 妖怪軍団/大魔王一族 【分類】 妖怪 【妖怪モチーフ】 ぬらりひょん 【その他のモチーフ】 チェッカー模様 【詳細】 妖怪のトップに君臨する支配者。貴公子ジュニアの父親。ヤマンバとダイダラボッチの兄。その正体は「人間の憎しみ」の化身。 光線などを放つ杖を振るい、化け見の術(所為分身)や太郎達を犬にするなどの摩訶不思議な妖術を自在に使用できる(ヌエも使用できる)。 更に他人から力を吸ってパワーアップする自身の分身・ダラダラを生み出す事も可能となり、これは3話に渡ってカクレンジャーを大いに苦しめた。 10月28日が誕生日である為に自身の誕生日パーティーを開いた事(第37話)、ビンボーガミの光線を不運にも受けた為にみすぼらしい姿の「ボロボロ大魔王」になってしまった事(第49話)などのコミカルなところもある。 妖怪王国を作る為に普段は冷酷無比に振る舞い、身内のヤマンバ達にもそれは変わらなかったが、ヤマンバが倒された際は酷く動揺していた為に肉親に対する愛情は消えていない模様。 ヤマンバが倒された為に自身が戦う事を決意し、挑発でカクレンジャーに自身を斬らせ、体内のマイナスエネルギーを出させようと目論む。 その為に生け捕りが必須条件とされ、サスケ達を翻弄し、電撃で苦戦させるが、サスケ達は無敵将軍達の指摘により「憎しみは抑える物、最初から奴は倒せるワケがなく、封印の扉は人の心だ」と気付く(それがカクレンジャーの最後の試練でもある)。 封印の扉が出現し、くノ一組も猫に戻された為に身の危険を感じると巨大化し、抵抗するもニンジャマン達に封印の扉近くにまで追いやられる。 カクレンジャーに抑えられ、扉に入れられるのを身体から様々な色の火球を出して抵抗するが、愛と勇気と希望から来る力に負け、必死の抵抗虚しく再び扉に入れられた(上記の台詞はその際のもの)。 扉はドロンチェンジャーを付けられた事で封印が強化される(その際にドロンチェンジャーが消滅したが、後の『超力戦隊オーレンジャーvsカクレンジャー』に何故か登場している)。 【余談】 サスケ達は今まで「単なる敵」としか思っていなかった妖怪は「人間の感情」に大きく関わっているという事を感じ、自分達や人々は憎しみなんて表に出してはいけないと決意。 それを多くの人間に分かってもらいたいと再び旅を続けた(この際、サスケが猫丸を運転しながら「妖怪さんよ(=人の憎しみ)、長い間手を焼かせてくれたな、もう2度と表へ出てくるんじゃねえぞ」と自身に言い聞かせている)。 デザイナー・篠原保氏によれば、「特にモチーフはないが、現代風のぬらりひょんという解釈で描いた」らしい(『百化繚乱[上之巻]』より)。 声を演じる柴田氏は『太陽戦隊サンバルカン』の全能の神以来、12年振りにスーパー戦隊シリーズの怪人の声を演じている。 シリーズ第22作目でも首領役としてレギュラー出演している(ラスボスまで演じている)。
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「我が名はスタン!!地上をにょべッ・・・」 「統べるもにもにっ!!」 「━━━・・・・ものなり・・・━━━」 本名 スタン 二つ名 魔王卵【Mr.egg】 年齢 1100045歳(見た目は8歳) 属性 【特殊系】 誕生日 4/1にこうりんした 身長 153cm/175cm 体重 35kg 血液型 魔王型 趣味 部下探し 大切 友…部下達 嫌い ゆうしゃ トラウマ 強いゆうしゃ 野望 お城を造る +Profile Profile 「朝起きたら、この世界に居たよ!! 歴代魔王で最弱だったために追放されたのだ!! 修行をしたり部下を作ったりして前の世界に帰るのだ!!」 ちなみに部下とは友達の事 性格は割りと照れ屋 普段は素の姿だが戦闘時は威厳を保つために 黒いローブを着て竹馬に乗る +Style Style 耳に掛かる程度の黒髪に 赤い目 白い肌 少女の様に幼い顔 威厳皆無 黒い大きなローブに着られている 竹馬に乗るとちょうどよい +Skill Skill 【見習魔王】 ありとあらゆる魔王の術が使える。 ただし全てLv1、賢さ5程度の威力。 例・メラ以下の威力のメラゾーマ。成功率0.01%のザラキーマ。 Q 勇者ちゃん見たいに戦ってたらまともになれますかね・・・? A それはあなた次第だと思われます。 使えもしないのに泣きながら詠唱して、反動受けまくってるのが現状です。 【鏡花水月】とアイスを食べたら 襲われた まおうはさいきょーだから大丈夫だったけど 【物理加速】が助けてくれた かっこいい しかも部下になった 名前は 「ぶつりん」 部下が100人 できたら 勇者をさがす -- まおうの日記 (2011-02-07 02 11 07) なんだか 女の人に誉められた 名前はアルシア 部下になった さすがまおうだね 部下ふたりめ -- まおうの日記 (2011-02-09 13 29 23) 【全身瞑感】に出会った あいつはきらい だけどせかいせいふくしたら ぶかにしてあげる 勇者はおんなのこらしい -- まおうの日記 (2011-02-09 13 32 06) 【喜怒哀楽】に出会った オレンジジュースをくれた まおうのぶかにならなかったけど ともだちになってくれた はじめてのともだち -- まおうの日記 (2011-02-11 02 08 08) みんなのためにチョコレートをつくった 【鳳凰変威】に出会った チョコレートをあげたらぶかになった -- まおうさまの日記 (2011-02-12 23 39 05) 【共生契約】がおにいちゃんとぶかになった うまいぼうをくれた こんどアカデミーにいくよ -- まおうさまの日記 (2011-02-17 20 53 15) 【喜怒哀楽】と【物理加速】と【鳳凰変成】にチョコレートをあげた 【神域魔法】にはしばらく会えないらしい・・・ -- まおうの日記 (2011-02-17 20 54 48) 【他力魔導】がぶかになった へんたいだった いっしょにすむよ!! 【神域魔法】のチョコレートが 青い鳥のシキになった!! -- まおうの日記 (2011-02-17 20 56 36) しゃべるよ! あおいよ!! ひかりぞくせいだよ!! かわいいよ!! おんなのこだよ!! -- 青い鳥 《シキ》の説明 (2011-02-17 20 57 49) 名前 コメント
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勇者ヨシヒコと魔王の城 パート2が始まるなら どんなことに期待する? 個人的には ドラゴンボールネタがあったように FFや漫画 もっと ネタを混ぜてほしい ゴールデンでやれば視聴率すごいと思いますが 下ネタが減るのであまりやってほしくない 名前 コメント
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登録日:2022/10/01 Sat 14 46 55 更新日:2024/04/16 Tue 16 17 25NEW! 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 オクタグラム カザリーム カタストロフ カリオン ギィ・クリムゾン クレイマン ダグリュール ディザスター ディーノ フレイ ミリム・ナーヴァ ラミリス リムル=テンペスト ルミナス・バレンタイン レオン・クロムウェル ロイ・ヴァレンタイン ワルプルギス 八星魔王 十大魔王 天災級 災禍級 真なる魔王 覚醒魔王 転スラ 転生したらスライムだった件 魔王 魔王種 魔王達の宴 「そういや、最近『転スラ』関連の項目どんどん立ってるな」 「困ったのう? 威厳的な問題として、ワシら魔王の項目を立てねばなるまいよ」 (え? そんな重要な事なの?) 「幸いにも、今は魔王達の宴(ワルプルギス)の真っ只中。ここに全魔王が揃っておるのだし、本編の項目に書かれていない詳しい情報についても書けるというものよな」 (そんなの放っておいたら、Wiki篭り達が勝手に追記してくれると思うよ?) 「前回は散々だったからね。項目内容を決める度に新しい情報が出てきてさ、何度も魔王達の宴を開催する羽目になったもんねー」 (えっ!? そんなつまんない用件で、魔王達の宴って開催されるものなの!?) 「落ち着け、お前達。こんな時こそ、普段は見せない協調性で乗り切ろうじゃねーか!」 ここでは、『転生したらスライムだった件』に登場する魔王について解説する。 ●目次 【概要】 【世代】 【魔王種と真なる魔王】 【魔王の呼び名】 【関連用語】 【魔王一覧】◆八星魔王(オクタグラム)“暗黒皇帝(ロード・オブ・ダークネス)”ギィ・クリムゾン “破壊の暴君(デストロイ)”ミリム・ナーヴァ “迷宮妖精(ラビリンス)”ラミリス “大地の怒り(アースクエイク)”ダグリュール “夜魔の女王(クイーン・オブ・ナイトメア)”ルミナス・バレンタイン “眠る支配者(スリーピング・ルーラー)”ディーノ “白金の剣聖(プラチナムセイバー)”レオン・クロムウェル “新星(ニュービー)” “聖魔混世皇(カオスクリエイト)”リムル=テンペスト ◆旧魔王“鮮血の覇王(ブラッディーロード)”ロイ・ヴァレンタイン “獅子王(ビーストマスター)”カリオン “天空女王(スカイクイーン)”フレイ “人形傀儡師(マリオネットマスター)”クレイマン ◆その他の魔王“呪術王(カースロード)”カザリーム “仮初の魔王”ゲルド その他覚醒魔王聖魔十二守護王 レイン、ミザリー ベレッタ 【魔王と勇者】 【概要】 魔物たちの頂点に君臨する王たちのこと。 並の魔人とは一線を画する実力を誇り、人間のみならず魔物達からも恐れられている。 元々はギィが親友である世界の創造主・星王竜ヴェルダナーヴァの頼みで、人類が増長し自分たちの手で滅びの道を進まないように管理するために創った役職。ただし、そのことは人類はもちろん、新参の魔王達にも理解していない者が多い。 ギィによって「脅威として君臨する事で恐怖による団結」が促されてきたが、リムルによる「庇護と共生共栄から来る感謝の念を核とした穏当な支配」の方が人魔双方にとって良い物であると認めた事でそちらへ体制をシフトしている。 元々魔王の人数に拘りや限度は無かったが、10人より多くなっても大抵すぐに天魔大戦などで死亡して10人に減り、いつしか上限が10人という暗黙のルールが出来た。 魔王となるには当代の魔王3名以上の承認が必要。 承認なしで勝手に魔王を名乗った場合、当代の魔王から制裁が下されることもあるが、制裁しに来た魔王を返り討ちにして実力を認められ魔王となれたケースもある。 魔王は仲間同士という訳ではなく、互いに牽制しあっている間柄。 ただ、あくまで『魔王という枠組み全体として全員が全員仲間同士という訳ではない』という事であって、リムルやルミナス、第一世代組等個々人同士の単位で友好的な関係にある魔王達は存在する。 魔王間では3名以上の合意ですべての魔王に適用されるルールの制定・撤廃が可能。 【世代】 魔王は魔王になった時期に応じて3つの世代に分かれている。 最初に魔王になった最古の魔王3名を第一世代、少し遅れて魔王になった3名を第二世代といい、その後次々と現れるようになった新参の魔王達を第三世代と呼ぶ。 基本的に古い世代の魔王の方が強く、第三世代は移り変わりが激しいのに対し、第一・第二世代は長らく魔王の座に君臨し続けている。 【魔王種と真なる魔王】 魔物は進化を重ねることで“魔王種”へと至る。 魔王種となる条件は魔素(エネルギー)量や能力(スキル)などいろいろあるが、明確にはわかっていない。 魔王種とは「魔王の素質を持つ者」であり、魔王種が1万を超える人間の魂を獲得することで覚醒し、“真なる魔王”あるいは“覚醒魔王”と呼ばれる存在へと進化する。 本来「魔王」とはこの「真なる魔王」のことを指すが、そこまで至る者は少なく、多くの魔王が魔王種止まりである。 覚醒すると魔素量や身体能力が大幅に増し、新たなスキルを獲得できる場合もある。 さらに配下にも祝福(ギフト)が与えられ、強化されたりスキルを獲得したりする。 【魔王の呼び名】 魔王達は自分達の呼び名に拘っており、魔王の人数が変わるたびに魔王達の宴を開いて自分達の呼び名を考えている。 しかし何年も決まらなかったり、決まったと思ったら死亡などで人数が変わってしまったりでなかなか決まらず、10人より増えても大抵すぐに10人に減ることからいつしか人間達の間で“十大魔王”と呼ばれるようになっていた。 とりあえず魔王達も十大魔王を名乗るようになったが、人間が勝手に決めた名前のため不満を持っており、八星輝翔編(書籍6巻)で魔王が8人に減った際に改めて自分達で名前を考えることに。 最終的にリムルがギィに強制的に考えさせられた“八星魔王(オクタグラム)”に落ちついた。 ちなみにこれは会議当日が星のきれいな夜だったことからリムルが適当につけた名前だが、魔王達には好評。 事情を知らない者の中には「自分たちが星に匹敵する」という意味であると深読み推測している者もいる。 【関連用語】 魔王達の宴(ワルプルギス) 魔王3名以上の合意で開催される、全ての魔王が集う会議。 元々は最古の魔王達による単なるお茶会だったのだが、魔王が増えたことでいつしか魔王間の決まり等を話し合う場となった。 話し合いはいつもグダグダになるため、数か月~数年続ける場合もある。 約1000年前の天魔大戦が起きたときにも開かれていたのだが、そのせいで人間達から「魔王が集い大戦が起きた」とあらぬ誤解を受け、西方聖教会によって命名された。 各魔王は配下を2名まで従者として連れてくることが出来る。ただし相応の実力がある魔人に限られる。 これはかつて自分の威を示すために100人の配下を連れてきた新参の魔王が、とある魔王(*1)の逆鱗に触れ、配下諸共皆殺しにされたことによる。 魔王の指輪(デモンズリング) 魔王になった証として与えられる指輪。 単に魔王だと証明するのみならず、『超時空通話』によりつけている者同士なら隔離された空間の中からでも通話が可能となる。 製作者はギィの相棒・白氷竜ヴェルザードで、彼女なら簡単に通話を妨害できるらしい。 【魔王一覧】 ◆八星魔王(オクタグラム) 八星輝翔編で、クレイマンの死亡、カリオン、フレイ、ロイの引退、ルミナスの魔王復帰、リムルの魔王就任によって魔王が8人となった。 これを契機に十大魔王から改称、ギィに脅迫されたリムルが会議当夜の星空から団体名を付けたのは前述の通り。 真なる魔王に覚醒している者が5名もおり、残る3名も覚醒魔王級以上の実力を誇る、歴代最強クラスの魔王達である。 “暗黒皇帝(ロード・オブ・ダークネス)”ギィ・クリムゾン 「オレがこの世の“魔王”として、人が“傲慢”になったならば、テメエに代わって裁定してやるよ」 種族:悪魔王(デヴィルロード) 性別:両性具有 世代:第一世代 主なスキル:傲慢之王(ルシファー) 支配領域:氷土の大陸 主な部下:レイン、ミザリー CV:石田彰 最古にして最強の魔王。ヴェルダナーヴァが“始原の七天使”を創造した際に反動で生まれた“原初の悪魔”の一柱(ヒトリ)・“赤(ルージュ)”にして、原初の悪魔の中でも最強の存在。 魔王という制度そのものの発案者であり、調停者として世界が滅びないように行動してきた。 竜種すらもしのぐ力を持ち、過去にはヴェルドラを倒したりミリムの暴走を止めたりしており、最強の勇者であるルドラともライバル関係で直接対決ではいつも優勢だったほど。 かつて真なる人類(ハイ・ヒューマン)の超魔導帝国によって召喚され、依頼により超魔導帝国と100年以上戦い続けていた大国を殲滅、その際に獲得した魂で覚醒した。その後、対価として超魔導帝国も滅ぼし、その際に国民達があげた悲鳴を気に入り自らの“名”とした。 その後は配下としていた二柱の原初と共に各地を放浪しており、ある時出会ったヴェルダナーヴァに戦いを挑むも完敗。 その際にヴェルダナーヴァに頼まれ、人類に対する“調停者”となった。 ヴェルダナーヴァの弟子であった世界最初の勇者・ルドラとは何度も戦ったライバルだが、お互い強くなりすぎて周囲の被害が大きくなってきたため直接対決は自重するようになった。 現在はルドラと「プレイヤーが直接戦うのは禁止」「相手の手駒を全て失わせた方が勝ち」「負けた方が勝った方の仲間となりその理想を手助けする」というルールの“ゲーム”中。勝つために強い魔王を集めている。 “破壊の暴君(デストロイ)”ミリム・ナーヴァ 「初めまして!ワタシは、魔王ミリム・ナーヴァだぞ。お前がこの町で一番強そうだったから、挨拶に来てやったのだ!」 種族:竜魔人(ドラゴノイド) 性別:女 世代:第一世代 主なスキル:憤怒之王(サタナエル) 支配領域:忘れられた竜の都、獣王国ユーラザニア、天翼国フルブロジア、傀儡国ジスターヴ 主な部下:ミッドレイ、ヘルメス CV:日高里菜 ヴェルダナーヴァと、ルドラの妹ルシアとの間に生まれた娘で、世界で唯一の竜魔人。 父親の力を色濃く受け継いでおり、ギィと並んで魔王の中でも別格とされる。 かつてエルフの超魔導大国にペットを殺され、その怒りで暴走。超魔導大国を滅ぼしてその国民達の魂で覚醒した。 その後も怒りのままに暴れまわっていたが、ギィに7日7晩の戦いの末に敗れ、ラミリスに怒りを中和される。 その後2人と意気投合し、共に魔王の制度を作り上げていった。 詳細は項目を参照。 “迷宮妖精(ラビリンス)”ラミリス 「我こそは、偉大なる十大魔王が一人!“迷宮妖精(ラビリンス)”のラミリスである!!頭が高いぞ、跪くがいい!!」 種族:妖精族(ピクシー) 性別:女 世代:第一世代 主なスキル:迷宮創造(チイサナセカイ) 支配領域:精霊の棲家→地下迷宮(ダンジョン) 主な部下:ベレッタ、トレイニー CV:春野杏 魔王であると同時に、精霊や妖精といった聖なる存在を束ねる星の管理者“精霊女王(エレメント)”でもある人物。 通常のスキルを持たない代わりにヴェルダナーヴァが神でなくなったときに失った権能の一部を引き継いでおり、それによって内部がほぼラミリスの思い通りになる迷宮を創り出せる。 当初は世界にいくつかある出入り口から行ける異空間“精霊の棲家”に住んでいたが、魔国連邦を気に入り引っ越して、自身が創り出した迷宮を管理している。 かつてミリムの怒りを鎮めた際にその邪気に中てられてしまい弱体化。以後は大した力のない子ラミリスとなり、時間経過で本来の姿である大人ラミリスへと戻り寿命が来ると新たな子ラミリスを生み出して記憶と自我を継承させる、というサイクルを繰り返している。 作中ではちょうど子ラミリスの時期であり覚醒前のリムルでも余裕で倒せるほど弱く、精神年齢も外見に引っ張られて幼いが、頭脳とチートなスキルは健在。 大人ラミリスに戻ればギィやミリムにも引けを取らない力を発揮できる。 又前述の通り魔王にして精霊女王でもあるため、魔王の対になっている勇者になりうる人間に精霊の加護を授けるのも彼女の仕事である。そのためか元勇者のレオンは魔王になる前から顔見知り。 ミリムやギィと同じく悠久の時を生きているためか基本ぐうたらで暇を持て余しているらしく、武装国家ドワルゴンの魔導兵計画の失敗で捨てられていた試作ゴーレムを拾ってきて完成させて精霊の棲家にやってきたばかりのリムルにけしかけたり、くだらないことでディーノと張り合ったり、顔見知りのレオンを会うたびにからかったりしている。 そのためかレオンには「何度締め殺してやろうかと思ったか」と苦手意識と同時に殺意を抱かれ、リムルには「お前は暇そうだが」と内心で愚痴られたり、「(ディーノは)お前と同類のやつってことだな」と納得され、ギィからは「(私が何も考えてないみたいじゃんというラミリスの抗議に対して)違うのかよ」と言われるなど、扱いがぞんざいであるが、大人ラミリスの実力やお節介焼きなところも含めて、周囲からは「愛すべきバカ」のように見られている。 “大地の怒り(アースクエイク)”ダグリュール 「ワシを舐めるなよ。“八星魔王(オクタグラム)”の名は伊達ではないのだ」 種族:巨人族(ジャイアント) 性別:男 世代:第二世代 主なスキル:不明 支配領域:聖虚ダマルガニア 主な部下:グラソード、バサラ CV:小山力也 ギィとミリムの戦いの余波で現在も砂漠化が進む不毛の大地にて、唯一の安全圏“聖虚ダマルガニア”に住む巨人達を束ねる王。 かつては弟達とともに世界を滅ぼしかねない勢いで暴れまわっていたが、ヴェルダナーヴァに敗れたことでおとなしくなった。 以降は力を封じられ、砂漠化進行の食い止めとダマルガニアからヴェルダナーヴァ生誕の地“天星宮”へと通じる巨塔“天通閣”の守護を担っている。 聖なる存在であるため真なる魔王どころか魔王種ですらないが、その力は圧倒的で竜種にも匹敵する。 ラミリス同様通常のスキルを持たない代わりに特別な権能を有しているらしい。 “夜魔の女王(クイーン・オブ・ナイトメア)”ルミナス・バレンタイン 「自己紹介も終わったのじゃ、もう思い残す事もあるまい。これより先、口ではなく拳で語り合うとしよう」 種族:真血魔霊姫(ハイ・ブラッド) 性別:女 世代:第二世代 主なスキル:色欲者(ラスト)→色欲之王(アスモデウス) 支配領域:神聖法皇国ルベリオス 主な部下:ルイ・ヴァレンタイン、ギュンター CV:Lynn かつてヴェルダナーヴァに人類の創造を命じられた神祖トワイライト・バレンタインが生み出した各種族の真祖の一人で、吸血鬼の真祖。 いくつもの勢力に分かれて争っていた吸血鬼を一つにまとめ上げ、吸血鬼が考えなしに人間の血を吸って人間を絶滅させてしまわないように人間の庇護を開始。自分を神と崇める宗教「ルミナス教」を創始し、西側諸国に広めた。 西側諸国への大きな影響力と強大な軍事力を持つ西方聖教会を裏から操り、西側諸国の人類をまとめ上げ、互いに争うことや魔物に滅ぼされることを防いでいる。 人類の管理という面で非常に役に立っているため、ギィからも重宝されている。 また、方向性こそ異なれど『人類と魔物の共生圏』というヴィジョンを見出した者故に、同じヴィジョンを掲げるリムルとは紆余曲折を経て事実上の朋友となる。 古参の魔王の中ではあまり強くないものの過去に何度か天魔大戦を生き延びたことで覚醒しており、西側諸国最強の人類と謳われるヒナタやその師で真に西側最強の人類であるグランベルでも敵わないほどの実力者。 多くの信者を持つため霊子を操る力が強く、強力な神聖魔法を扱う。 過去に見た目だけで自分を見下してくる新参の魔王に辟易し、見た目が怖いロイを自分の影武者として魔王代理を務めさせていた。 しかしロイの従者として参加した魔王達の宴でヴェルドラとミリムに正体をバラされてしまったため、やむを得ず魔王に復帰する。 “眠る支配者(スリーピング・ルーラー)”ディーノ 「はんっ!俺を舐めるなよ。これでも八星魔王(オクタグラム)の一柱(ヒトリ)でね、永い時を生きているんだ。お前のようなヒヨッコに負けてられねーんだよ!」 種族:堕天族(フォールン) 性別:男 世代:第二世代 主なスキル:至天之王(アスタルテ)、怠惰者(スロウス)→怠惰之王(ベルフェゴール) 支配領域:無し 主な部下:無し CV:小林裕介 いつも気怠げにしている少年のような姿の魔王。 元々はヴェルダナーヴァが自身の助手として生み出した“始原の七天使”の一柱だったが、堕天して魔王になった。 実力は結構高いのだが、めったに本気を出すことはない。 自分の領地も部下も持たず、他の魔王の下に居候するニート生活を送っており、魔王間をたらい回しにされた末にリムルに押し付けられた。 “白金の剣聖(プラチナムセイバー)”レオン・クロムウェル 「小物が。誰の差し金やら……」 種族:人魔族(デモノイド) 性別:男 世代:第三世代 主なスキル:純潔之王(メタトロン)→光輝之王(スーリヤ) 支配領域:黄金郷エルドラド 主な部下:クロード、アルロス CV:福山潤 約200年前に、当時の魔王カザリームを倒し魔王になった男。 元“異世界人”の“勇者”だが、自ら魔物になり魔王になった変わり種。 新参の魔王としては非常に優れた戦闘力を誇り、第二世代の魔王達にも引けを取らない。 目的のためには手段を択ばない冷酷な面もあれど、それに対する罪悪感も持つなど良心的な性格で、ある人物が絡まない限りは魔王の中でもトップクラスの常識人。 “新星(ニュービー)” “聖魔混世皇(カオスクリエイト)”リムル=テンペスト 「力なき理想など戯言だし、理想なき力は空虚(むなしい)だろ?俺は結構欲深いけどさ、何を為したいかという願望もなく、ただ力のみを求める趣味なんざないんだよ」 種族:魔粘性精神体(デモンスライム)→竜魔粘性星神体(アルティメットスライム) 性別:無性(精神的には男) 世代:第三世代 主なスキル:智慧之王(ラファエル)、暴食之王(ベルゼビュート)、暴風之王(ヴェルドラ)、誓約之王(ウリエル) → 虚空之神(アザトース)、豊穣之王(シュブ=ニグラト) 支配領域:魔国連邦(テンペスト) 主な部下:聖魔十二守護王 CV:岡咲美保 我らが主人公。元“異世界人”の転生者。 界渡りで獲得したスキルを駆使して力をつけ、仲間を集め、転生からわずか2年で覚醒し、クレイマンを倒すことで魔王に上り詰めた。 基本は常識人で他の魔王へのツッコミ役だが、リムルもリムルで基軸世界や魔物の常識に疎いので軽い気持ちでとんでもないことをやらかすこともあり、他の魔王達から総ツッコミを受けることも。 基本的には温厚で平和主義的(「現代日本人的」とも言う)だが、ファルムス軍の侵攻を受けてからは愛する者を守るためなら非情になる事を厭わなくなった。 戦闘能力は主人公故に潜在能力の権化……という事を考慮しても明らかに世界観を通じても不可能に近い事を平然と成す等非常に謎が多い。 統治者としては『君臨すれども統治せず』をモットーとするも、間違いなく魔王の中でもトップクラス。 異世界の知識を元に文化を再現し、その文化の魅力で他国・他勢力を味方につけるのが常套手段。 また、殆どの魔王と友好関係を築いており、敵対したのはクレイマンも含めて2人しかいない。 総合的に見れば魔王トップクラスの実力を誇り、最も新参ながら事実上の八星魔王の副長的ポジションに収まっている。 詳細は項目を参照。 ◆旧魔王 物語開始時点で魔王だった“十大魔王”のうち、“八星魔王”に残留しなかった面子。 全員が未覚醒の魔王種止まりなので八星魔王に比べ実力は劣っているが、それでも並の魔人とは比較にならず勢力も人類の大国に匹敵あるいは凌駕する。 “鮮血の覇王(ブラッディーロード)”ロイ・ヴァレンタイン 「口を利くな!神の座を穢すゴミ虫が!唯一神ルミナス様の御前を穢すことは断じて許さん!」 種族:吸血鬼族(ヴァンパイア) 性別:男 世代:第三世代 主なスキル:不明 支配領域:なし 主な部下:不明 CV:水中雅章 1500年前にルミナスから代替わりで魔王に就任した吸血鬼。実態はルミナスの影武者。 双子の兄である西方聖教会の法皇ルイと示し合わせ、配下の吸血鬼を率いて人類を襲い聖教会の戦力と戦って撤退するというマッチポンプを繰り返すことで聖教会の権威を高めていた(*2)。 八星輝翔編でヴェルドラとミリムに正体をバラされたルミナスが魔王に復帰することになり、魔王の座を降りた。 ルミナスの命で先行して本拠地に帰還した折、潜入していたラプラスと遭遇。 会議前に追い払った不審者ラプラスと死んだクレイマンとの間に繋がりを見出すも、クレイマンを罵ったことで激怒したラプラスによって殺害される。 “獅子王(ビーストマスター)”カリオン 「よう、俺様は魔王カリオン。そいつを殺さずに助けてくれた事、礼を言うぜ」 種族:獣人族(ライカンスロープ) 性別:男 世代:第三世代 主なスキル:百獣化 支配領域:獣王国ユーラザニア 主な部下:三獣士 CV:内匠靖明 獣王国ユーラザニアの国王。 約500年前に父王を弑逆した異母兄を倒して王位を継ぐと、天魔大戦に参戦し活躍。 約400年前にミリムとカザリームの推薦で魔王になった。 武闘派であり、古参の魔王には劣るものの実力は高くギィからも数百年もすれば覚醒するとみられていた。 クレイマンの起こした事件の際ミリムに敗れ自身の実力不足を感じ、自ら魔王を引退しミリムの配下となった。 その後魔国連邦への援軍として帝国戦に参戦し、そこで規定量の魂を獲得して覚醒している。 “天空女王(スカイクイーン)”フレイ 「あら、私もなんなのかしら? ゆっくりと聞かせて欲しいわね――」 種族:有翼族(ハーピィ) 性別:女 世代:第三世代 主なスキル:双克者(オナジモノ) 支配領域:天翼国フルブロジア 主な部下:ルチア、クレア CV:大原さやか 天翼国フルブロジアの女王。 フルブロジアの習わしに倣って先代女王である母と戦い、勝利してその力を奪い魔王種を獲得。カリオンと同時期に魔王になった。 魔王としては実力はあまり高くはなく本人も自嘲していたが、頭脳はとても優れておりクレイマンの計画もほぼ見抜いていた。 クレイマンが起こした事件を機に自身の実力不足を感じ、自ら魔王を引退しミリムの配下となった。 その後魔国連邦への援軍として帝国戦に参戦し、そこで規定量の魂を獲得して覚醒している。 “人形傀儡師(マリオネットマスター)”クレイマン 「鬼人と主であるスライム。さて、どうしたものかな?」 種族:妖死族(デスマン) 性別:男 世代:第三世代 主なスキル:操演者(アヤツルモノ) 支配領域:傀儡国ジスターヴ 主な部下:五本指 CV:子安武人 約300年前に魔王になった男。200年前にカザリームが死んだ際、その領地ジスターヴを引き継ぎ国王となった。 他の魔王達にも隠していたがカザリームが作った妖死族であり、カザリームが会長を務めていた何でも屋“中庸道化連”のメンバーでもある。 中庸道化連のなかでも戦闘力は低かったものの、頭脳は特に優れていたためカザリームに何かあった時に備えて魔王となる。 カザリームへの忠誠心は強く、それゆえカザリームの仇であるレオンに様々な嫌がらせをしており、レオンとの不仲は魔王間でも有名だった。 中庸道化連の仲間に比べ戦闘力が劣っていることにはコンプレックスを持っており、覚醒に必要な魂を集めるべく様々な策謀を巡らせていた。 しかしそのために魔国連邦とファルムス王国を争わせたところ、予想に反して魔国連邦の勝利に終わったうえ魂も全てリムルに回収されてしまい、リムルを覚醒させ敵に回すという結果に。 魔王達の宴でリムルを排除しようとするも、支配下に置いたと思っていたミリムとフレイに裏切られ、死んだと思っていたカリオンまで現れ自分のこれまでの企みをバラされてしまい窮地に陥る。 それまでに集めた魂により疑似的な覚醒を行い起死回生を図るも、本当の覚醒を遂げていたリムルに手も足も出ず完敗。リムルに捕食され死亡した。 ◆その他の魔王 “呪術王(カースロード)”カザリーム 「うるさいぞラプラス。それが200年ぶりに対面したこの俺、魔王カザリームに対する態度か?」 種族:妖死族 性別:男(精神的には女) 世代:第三世代 主なスキル:企画者(クワダテルモノ) 支配領域:傀儡国ジスターヴ 主な部下:アルヴァロ(*3) CV:ボルケーノ太田 約200年前まで魔王だった人物。第三世代の魔王の中ではかなり古参だったようだが、ロイがルミナスの代理であることは知らなかったため魔王になったのはロイより後だと思われる。 そのロイとはライバル関係にあったらしく何度も戦ったそうだが決着はつかなかった模様。 魔王間での影響力を高めるべく、野心ある魔人が魔王になれるように後押しし見返りに強固な同盟を結ぶ、という行為を繰り返していた。 しかし辺境の地で魔王を名乗ったレオンにいつものように魔王就任の後押しと引き換えに自分の部下になるよう勧誘するが、断られたため身の程を教えようと戦いを挑む。だが敗北してしまい、肉体が死亡する。 だが妖死族の特性により魂の状態で生き延びており、中庸道化連のメンバーとともに復活とレオンへの復讐を目論む。 そして― 冒険者自由組合総帥・ユウキの秘書カガリ(CV石川由依)の正体。 というのも、ユウキを召喚して憑依し復活しようと目論んでいたのだが、乗っ取りに失敗。そのまま消えるはずが、ユウキの提案で復活の見返りに協力することになり、中庸道化連は事実上ユウキの配下となった。 そしてユウキがサリオンから調達した人造人間(ホムンクルス)を依り代に復活を果たすも、魔王時代ほどの力は得られず、表向きはユウキの秘書としてサポートに徹している。あとシュークリームにハマった。 “仮初の魔王”ゲルド 「グルァアーー!!オレは豚頭魔王(オーク・ディザスター)、この世の全てを喰らう者なり!!“名”をゲルド。魔王ゲルドと呼ぶがいい!!」 種族:豚頭魔王(オーク・ディザスター) 性別:男 世代:― 主なスキル:飢餓者(ウエルモノ) 支配領域:オーク王国オービック 主な部下:オークジェネラル CV:乃村健次 ジュラの森に隣接し、魔王の誰か(*4)の傘下に入っていたオーク王国オービックの王。 飢饉と魔王への重税で国民達が飢えているのを嘆き、食料を求めてジュラの森に来訪。そこで行き倒れていたところをクレイマン達の魔王誕生計画に関わっていた魔人ゲルミュッドと出会い、自分が数百年に一度生まれる特殊個体(ユニークモンスター)“豚頭帝(オークロード)”だということを教えられる。 自分達の生き残りをかけゲルミュッドの指示に従い、ジュラの森に侵攻。大鬼族(オーガ)をはじめ森の様々な種族を滅ぼしてその力を取り込み、大きく力をつける。 蜥蜴人族(リザードマン)の領地である湿地帯でリムル達との決戦の最中、魔王になれというゲルミュッドの指示に従い、ゲルミュッドを喰って豚頭魔王に進化、魔王種を獲得する。 そして魔王を名乗るが、魔王として認められる前にリムルに敗れ死亡したため正式な魔王には数えられていない。 その他覚醒魔王 真なる魔王に覚醒しているが、魔王を名乗っていないものも存在。 聖魔十二守護王 リムル配下の内、帝国戦時点で魔王種に至っていた12名。 魔国連邦との戦争で死亡した帝国将兵の魂のエネルギーをリムルが抽出して与え、真なる魔王に覚醒した。 全員リムルに絶対的な忠義を捧げており、中には忠義だけでリムルとの魂の繋がりを得ている者もいる程。 また、原初の悪魔が四柱存在する。魔王配下の中ではほぼ間違いなく最強最大の組織。 メンバーは以下の通り。 “赫怒王(フレアロード)”ベニマル “闘神王(ウォーロード)”シオン “天龍王(ドラグロード)”ガビル “守征王(バリアロード)”ゲルド(*5) “星狼王(スターロード)”ランガ “幻獣王(キメラロード)”クマラ “幽幻王(ミストロード)”ゼギオン “冥霊王(ゲヘナロード)”アダルマン “虐殺王(キラーロード)”テスタロッサ “残虐王(ペインロード)”ウルティマ “破滅王(メナスロード)”カレラ “魔神王(デモンロード)”ディアブロ 詳細は項目を参照。 レイン、ミザリー ギィ配下の原初の悪魔達。 リムルが魂のエネルギーを他者に分け与えられると聞いたギィが興味を持ち、自分の持っていた魂をリムルに与えて実演させた結果覚醒した。 ベレッタ ラミリス配下の上位悪魔(グレーターデーモン)(黒の眷属)。 リムルが召喚し、彼がラミリスへの返礼として作った魔将人形(アークドール)に宿る。 帝国戦後、リムルから余っていた魂のエネルギーを分け与えられ覚醒した。 この他にも、過去に覚醒魔王が存在した模様。 【魔王と勇者】 魔王(名乗っただけの者も含む)は因果が巡り、勇者(名乗っただけの者も含む)と縁ができる。 縁のあり方は様々で、戦う運命になる者も多いが必ずしもそうとは限らない。 作中で魔王と勇者に何らかの関係性があるのは以下の通り。 ルドラ・ナスカ……ギィとライバル関係にあり、長らく争っていた。 サリオン・グリムワルト……死にかけていたところをカザリームに助けられ、その呪法で妖死族に転生し配下となる。 グランベル・ロッゾ……ルミナスと戦ったのち配下となり、その後再び袂を分かった。 レオン・クロムウェル……自分が魔王になったことで縁が自己完結した。 坂口日向(ヒナタ・サカグチ)……ルミナスと戦ったのち配下となる。またリムルとも2度戦い、その後友好関係に。 本城正幸(マサユキ・ホンジョウ)……リムルと戦うことになる……かと思われたが自らリムルとの戦いを避け、協力関係に。その正体はルドラ・ナスカの転生体。 クロエ・オベール……リムルに師事し、好意を抱く。またルミナスとも友人関係。レオンとは幼なじみだが、こちらはもとの世界にいた頃からなので魔王と勇者の因果にはあまり関係ないか。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ラミリスの文字色見にくっ!! -- 名無しさん (2022-10-02 02 02 59) 10人(元も含めればそれ以上)もいるから当然だが、魔王間での実力差がエグイ -- 名無しさん (2022-10-02 14 15 58) 直接的・間接的含めて殆どの魔王が転スラ世界最大級の問題児ジャヒルの乱行の被害や悪影響を受けた被害者集団であるのは内緒だ。 -- 名無しさん (2024-04-01 12 04 08) ↑魔王達どころか基軸世界が抱える問題の殆どがアイツ(とトワイライト、一部フェルドウェイも)に端を発するってのがもうホントにどうしようもねぇ... -- 名無しさん (2024-04-01 15 02 45) ↑1 トワイライトが犯した最大の罪がジャヒルを生み出した事であると複数の人物から名指しで明言されていたな。 -- 名無しさん (2024-04-16 16 17 25) 名前 コメント