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魔法少女リリカルなのは TRANSFORMERS クロス元:トランスフォーマー 最終更新:15/09/06 ●第一部――――●第二部 第一話―――――第一話 第二話―――――第二話 第三話―――――第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 第九話 第十話 第十一話 第十二話 第十三話 第十四話 第十五話 第十六話 第十七話 第十八話 第十九話 第二十話 第二十一話 第二十二話 第二十三話 第二十四話 第二十五話 第二十六話 第二十七話 第二十八話 第二十九話 第三十話 第三十一話 第三十二話 拍手感想レス :蠍型の機械はメカザラックじゃなくてスコルポノックというらしいですよ。 :映画版TF大好きなのでこのクロスは嬉しいですね。次の更新を楽しみにしています。映画ではバリケードが撃破されるシーンがなかったので、その辺を書いて欲しいです。 :デストロン人数増量?これはサイバトロン側の登場が待ち遠しいです!ヴォリケンリッターとマイスター、アイアンハイド、ラチェットの共闘なんてのもいいかもw(立ち位置似てるから) :映画では秒殺されたボーンクラッシャーの大暴れを希望! :久々の更新感激しました!次はいよいよメガザラック戦ということで楽しみにしています(アイツは映画じゃ初戦の後どうなったか曖昧でしたから最終決戦できっちりケリを着けてほしいですね)。 応援・感想のコメントなどはこちらへどうぞ コメントページ TOPページへ このページの先頭へ
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魔法少女リリカルなのはsts masked rider kabuto クロス元:仮面ライダーカブト 最終更新:08/03/08 第一話 第二話 第三話 TOPページへ このページの先頭へ
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魔法少女リリカルなのはA sの音楽を保管しています ETERNAL BLAZE 作詞:水樹奈々 作曲・編曲:上松範康 歌:水樹奈々 魔法少女リリカルなのはのA Sのオープニング (1~17話) Spiritual Garden 作詞:三井ゆき子 作曲・編曲:太田雅友 歌:田村ゆかり 魔法少女リリカルなのはのA Sのエンディング (1~13話) Snow Rain 作詞:都築真紀 作曲:happy soul man 編曲:安井歩 歌:植田佳奈 魔法少女リリカルなのはA Sの挿入歌 (11話) SUPER GENERATION 作詞・作曲・編曲:上松範康 歌:水樹奈々 魔法少女リリカルなのはA Sの挿入歌 (12話)
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魔法少女リリカルなのは 550 名前:水先案名無い人 :2007/04/03(火) 21 04 19 ID BoYweA670 都築「地上最強の燃える魔砲少女アニメを見たいかーーーーッ」 ヲタ「オーーーーーーーーーーーーーー!!!!」 都築「ワシもじゃ ワシもじゃみんな!! 第3期にも期待していてくれ!!」 都築「リリカルなのは入場!!!」 新房&草川「全魔法少女リリカルなのは入場です!!!!」 全魔法少女リリカルなのは入場!! フェレットもどきは生きていた!! 更なる3期への登場への望みを積み元マスコットキャラが甦った!!! 淫獣!! ユーノ・スクライアだァ――――!!! 総合後方支援はすでに私が完成している!! アースラ通信主任 エイミィ・リミエッタだァ――――!!! 出番が来しだい宝石と分離しまくってやる!! 指輪型デバイス代表 クラールヴィントだァッ!!! エロゲの主人公なら俺の歴史がものを言う!! スピンオフの主人公 とらいあんぐるハート3 高町恭也!!! 真の釘宮キャラを知らしめたい!! デバイスがあったらきっと名前は贄殿(ry アリサ・バニングスだァ!!! 最萌は準優勝だがなのはスレやニコニコ動画でなら常時俺の嫁だ!! なのはさんの強敵(とも) フェイト・テスタロッサだ!!! バリアブレイクは完璧だ!! 狼の使い魔 アルフ!!!! 全なのはキャラのベスト・甘党は私の中にある!! 緑茶の角砂糖を入れたッ リンディ・ハラオウン!!! 質量保存無視なら絶対に敗けん!! 鉄槌の変形見せたる 鉄の伯爵 グラーフアイゼンだ!!! All right, my master(なんでもあり)ならこいつが怖い!! ミッドチルダの漢・デバイス レイジングハートだ!!! ベルカから炎の魔剣が上陸だ!! 3段階変形 レヴァンティン!!! ルールの無い生存設定に変えたいからマスター(喫茶店の)に転向したのだ!! 戦闘民族の古傷を見せてやる!!高町士郎!!! めい土の土産に虚数空間とはよく言ったもの!! 1期悪役の最期が今 娘の入ったシリンダーと共にバクハツする!! テスタロッサ流狂気 プレシア・テスタロッサ先生だ―――!!! 夜の一族こそが地上最強の代名詞だ!! まさかこの女がきてくれるとはッッ 月村忍!!! 都築節を言わせたいからここまできたッ キョン声になった経緯一切不明!!!! 時空管理局のピット(ケンカ)執務官 クロノ・ハラオウンだ!!! 私たちは変態仮面ではない闇の書完成を手伝う謎多き美青年という設定なのだ!! 御存知仮面の中の人 リーゼアリア&ロッテ姉妹!!! 剣術の本場は今や高町家にある!! 私を驚かせる奴はいないのか!! 高町美由希だ!!! 轟天爆砕ッッッッ説明不要!! 撲殺天使!!! 光になれぇぇぇぇぇ!!! ヴィータだ!!! お酒は実戦で飲めてナンボのモン!!! 超実戦泥酔!! 時空管理局からレティ・ロウラン提督の登場だ!!! リンカーコアは私のもの 邪魔するなのはには思いきり旅の鏡を使って思いきり腹に手を突き出すだけ!! うっかりおっとり統一王者 シャマル はやてを治しに大学病院へきたッ!! 献身的態度全新人医師チャンプ 石田幸恵!!! 光の鎌に更なる磨きをかけ ”Yes,sir!”バルディッシュが帰ってきたァ!!! 今の自分に存在感はないッッ!! ヴォルケンリッターの一角 ザフィーラ!!! ベルカ数千年の悲しみが今ベールを脱ぐ!! 八神家から リィンフォースだ!!! ファンの前でならオレ達はいつでもオペレーターA・Bだ!! 燃える裏方 アレックス&ランディ 本名で登場だ!!! 提督の仕事はどーしたッ あしながおじさんの炎 未だ消えずッ!! 支援するも殺されるように仕向けるも思いのまま!! ギル・グレアムだ!!! 特に理由はないッ 植田佳奈ヴォイスが関西弁なのは当たりまえ!! 足の麻痺は病気が原因じゃないのはないしょだ!!! 日の下開山! 八神はやてがきてくれた―――!!! 海外で磨いた実戦菓子作り!! 喫茶翠屋のデンジャラス・パティシエ 高町桃子だ!!! おっぱいだったらこの人を外せない!! 超A級ナイスバディ シグナムだ!!! 超一流一族の超一流の運動神経だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 聖祥大付属小学校のスポーツウーマン!! 月村すずか!!! 闇の書事件のラスボスはこのキャラが完成させた!! 無限再生の切り札!! 闇の書の闇だ!!! 若き砲撃魔導師が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ 管理局の白い悪魔ッッ 俺達は君を待っていたッッッ高町なのはさんの登場だ――――――――ッ 加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました! トラは勢のゲスト 獣医の槙原院長!! 伝統派猫耳 リニス!! 小さなお姉さん!アリシア・テスタロッサ! ……ッッ どーやら他多数は第3期からの登場の様ですが、放送開始次第ッ皆様にご紹介致しますッッ てなわけで、StrikerS放映前に、投下してみました。 ――え? もう始まってる地域もある? こちとらTVKなんジャイ!orz 関連レス 555 名前:水先案名無い人 :2007/04/03(火) 21 53 30 ID rqKL/n5X0 ネタ自体は悪くないんだが、その口上を都築に言わせるのはあまりにも酷だと思うw コメント 名前
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魔法少女リリカルなのはStrikerS まほうしょうじょりりかるなのはストライカーズ 原作・脚本:都築真紀 監督:草川啓造 キャラクターデザイン:奥田泰弘 音楽:佐野広明 アニメーション制作:セブン・アークス オープニング テーマ曲:「SECRET AMBITION」作詞・歌:水樹奈々 作曲:志倉千代丸 編曲:藤間仁 (Elements Garden) オープニング2 テーマ曲:「MASSIVE WONDERS」作詞・歌:水樹奈々 作曲・編曲:矢吹俊郎 エンディング テーマ曲:「星空のSpica」作詞:椎名可憐 作曲・編曲:太田雅友 歌:田村ゆかり エンディング2 テーマ曲:「Beautiful Amulet」作詞:椎名可憐 作曲・編曲:太田雅友 歌:田村ゆかり SECRET AMBITION MASSIVE WONDERS 星空のSpica Beautiful Amulet 2007年 作品名:ま
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その男の名前は<ジェイル=スカリエッティ>と言った。 研究者らしい白衣に身を包んだ姿は、機器のランプが照らすだけの薄暗いラボに在って冴えるように目立つ。 探究心を満たす喜びに口は笑みを形作り、瞳は知的な輝きを湛える。 ただ一つ、彼に欠けているモノがあるとするならそれは―――人としての正気だけだった。 「―――例の<魔剣士の息子>を見たよ。予想以上の力だ」 スカリエッティがまるで目の前の闇と話すように、唐突に口を開く。 その闇の中に溶け込むように、一人の男の影が在った。 『……勝手な真似をするな、と言った筈だが』 声色は平坦そのもので、口調だけは咎めるような響きで声が返ってきた。 『あの男だけが事態を正確に察知出来る。今の段階で、こちらの動きを悟られるわけにはいかんのだよ』 「それは分かっているがね。興味があったんだ、人間と悪魔の血肉を兼ね備える存在に……」 『いずれ対峙する機会は作る、とも言った筈だ。今はその時ではない』 「上手くすれば、彼の持つ<鍵>も手に入った」 『そして、結果は失敗かね?』 「これは耳が痛い」 交わされる言葉はお互いに丁寧で柔らかな物腰から発せられるものだったが、実際に漂う空気は剣呑で不穏に満ちている。 スカリエッティは相手を嘲るように話し、影の男もまた彼を見下した物言いを崩さない。 二人の間には形だけの敬意と協力しか存在しなかった。 『―――奴の持つ<鍵>はもう必要ない。この世界と<魔界>を繋げる方法は一つではないのだ』 初めて聞く情報に、スカリエッティの表情が僅かだけ歪んだ。 彼の叡智を持ってしても<悪魔>に関する事柄は目の前の男にアドヴァンテージがある。そこだけは認めなければならない。 「それは初耳だ。是非、新しい方法を聞かせていただきたい」 『必要ない』 「我々の円滑な協力関係の為にも、情報はある程度共有した方がいいと思うけれどねぇ……」 皮肉るようなスカリエッティの微笑に、闇の中で変化があった。 まるで、そこに佇む男の影が唐突に人の形を崩して、まったく違う存在に変貌したかのような感覚が―――。 『―――<我々>?』 スカリエッティの笑みが僅かに強張る。 背筋に走る悪寒と滲み出る汗を感じながら、なんとか余裕の笑みは崩さなかった。 例えどれ程狂っても、人は人の枠を飛び越える事は出来ない。 そして、人である以上決して逃れられないものだ―――闇を恐れる心というものは。 『ならば、円滑な関係の為にも気をつけることだ。<我々>などという言葉は、二度と使わぬようにな』 「……失礼した。貴方と私達との緊張ある関係を尊重しよう」 目の前で、男が再び人間の姿を取り戻すのを感じ取る。 男は、かつて人間だった。それはスカリエッティの調べる限り、確かな事だ。 だが、もう今は人間ではない。 <悪魔>に魅せられた人間のありきたりな結末であり、しかしそれを切欠に闇を自らの内へ取り込む事に成功した希少な成果でもあった。 『あの男の重要性は低い。所詮朽ちかけた伝説の残滓だ。 だが、あの<剣>に眠る力に興味があるのなら好きにするといいだろう。私は関与しない。ただし……』 「分かっているよ。今回の独断専行は申し訳なかった、機が熟すのを待とう」 『―――動くべき機は追って知らせる。それまでは貴様らの好きにするがいい』 そこまで告げて、男のそこに在る気配は一方的に消え去った。 もはや、闇の中には誰もいない。 ただ一人残されたスカリエッティは、見えるはずのない男の後姿をジッと見送っていた。 「……うーん、怖いねえ。何度も挑戦してみるけど、やっぱり<悪魔>に対する恐怖心っていうのは簡単に克服できるものじゃないらしい。ねえ、ウーノ?」 「確かに、あの男から感じる寒気は恐怖と言ってよいでしょう―――」 いつの間にか傍らに付き添うように現れた自らの秘書に笑いかける。 硬くなった表情を解すように手で揉むスカリエッティとは反対に、ウーノの顔は険しい怒りの表情に固まっていた。 「ですが、我々はあの程度の恐怖に屈しはしません。命令していただければ、あの横暴な男に相応な……」 「痛めつけて態度を変えるような男ではないよ。それに、人格はともかく彼の<力>はその横暴さに見合っている」 自らの尊敬する主に対して、常に見下すような立場を変えないあの男をウーノは心底嫌っていた。 最近では殺意まで混じるようになった彼女の視線が男の消えた闇に向けられているのを止めながら、スカリエッティは苦笑する。 今の自分達の位置が駒に過ぎないことは、彼女も分かっている筈だ。あの男や、他のスポンサーにとっても。 そんな奴らの横暴な物言いにも、内に秘めた反骨心を支えにして受け流してきた。 しかし、そんな冷静沈着なウーノをしてもあの男に対しては激情を隠し得ない。 彼女はそれに気付いているだろうか? それはきっと、あの男が持つ闇の力に触れることで起こる動揺が原因なのだと。 「それに、あの男は得難い協力者だ。<悪魔>の力と存在は、私にも計り知れない」 そう呟くスカリエッティの瞳には澄んだ輝きがあった。 狂気に塗れながらも決して失うことはない、未知のものへの探究心があった。 人は闇を恐れ、しかしその深遠さに惹かれることがある。果たして底など在るのか? と。 『魔に魅入られし人は絶えず』―――狂気の科学者ジェイル=スカリエッティもそういう人間だった。 「……でもね、それ以前に彼はいずれ倒れる運命にある男だと私は確信してるんだよ」 唯一つだけの点を除いて。 「何故なら、彼は<人間>を捨てて<悪魔>の力を手に入れたからだ。 彼はどうしようもなく『人間を侮っている』んだよ。弱くて、脆くて、卑小な存在だと切り捨てているのだ」 そう独白しながらも、顔には絶対の自信を笑みにして浮かべる主を、ウーノは理解できなかった。 純粋な戦力比でしかあの男との対比を計算できないウーノには分からない。自らの創造主の、理屈を越えた絶対の自信を。 「そうだ、彼は侮っている。<人間だけが持つ力>を、彼は理解せずに真っ先に捨ててしまった」 「人間の力……ですか?」 「そう、人間の力だ。彼はそれに敗れる。いずれ、間違い無くね」 「その<力>とは?」 困惑するウーノの頬にそっと手を沿え、愛しげな手つきで撫でて、囁くように答えた。 「Devil never cry―――『悪魔は泣かない』 それが全ての答えさ」 「……分かりません」 「<悪魔>の力は偉大だ。だが、奴らにも欠けているものはある。彼はそれを知らず、私は知っている」 絶対の自信を持って呟き、スカリエッティは自らの胸に手を当てた。 そこには見えない弾痕が刻まれている。 実際に撃たれたワケではない。現実に銃を向けられたことすらなかった。 撃たれたのはガジェットだ。それに、その瞬間もノイズで満たされたモニターでは見届けることすら出来なかった。 しかし、あの時あの瞬間、自分は『撃たれた』のだと錯覚した。 あの時―――ダンテと対峙して、その視線に真っ向からぶつかった時だ。 AMFの影響下で、スカリエッティからすれば稚拙極まりない技術で作られた簡易デバイスを突きつけた男の視線を、あの時確かに恐怖した。 それはダンテの持つ<悪魔>の力にではない。もう一つの力―――あの瞳に宿った汚れない人間としての意志の強さに圧倒されたのだ。 撃たれた瞬間の衝撃が、機械を通して自分の心臓を貫いた感覚が今でも残っている。 あれこそが、人間の持つ力だ。自分には持ち得ない種類の力だが、人間だけが持つ力の一端であることは確かなのだ。 スカリエッティはそれを確信し、狂喜していた。 「私はねぇ、ウーノ! 人間の可能性というものを信じているんだよ! 人が秘める心の力……それが善か悪かなんて問題じゃない、ただ確かに<悪魔>にも打ち勝てる力なんだ! 私はその<命の力>を尊重して止まない!!」 そう断言するジェイル=スカリエッティの意志は汚れの無いものだった。 汚れ無く、歪んで表面化した確固たる意志だった。 人はそれを<狂気>と呼ぶ。 ただ一つ―――。 「―――人間を侮らないことだ、<悪魔>よ」 闇に向けてなお恐れなく胸を張って笑い飛ばす姿だけは、人間としての気高い在り方そのものであった。 魔法少女リリカルなのはStylish 第八話『First Mission』 そこがどんな場所だったのか、キャロは覚えていない。 ただ、清潔を超えて逆に怖くなるくらい白色で統一された広い部屋だったことは思い出せる。 そこに入れられるまで、ずっと路地裏や物陰にいて、薄暗くて狭い場所に慣れきっていたせいもあるかもしれない。 一つきりの椅子に座ったキャロから、まるで彼女の抱える何かを警戒するように離れた位置で数人の大人が話し合っているのが見えた。 会話の内容は覚えていない。 聞こえていなかったワケじゃない。ただ、あの時の自分はもう全てがどうでも良くて、虚ろだった。 「確かに、凄まじい能力を持ってはいるんですが―――」 話をする大人達の顔も、まるでモザイクが掛かったみたいにハッキリとしない。 「制御がロクに出来ないんですよ。<竜召喚>だって、この子を守ろうとする竜が勝手に暴れ回るだけで……。 現に今も、従えている幼竜が引き離す際に派手に暴れ回りましてね。何人か局員に負傷者を出して、ようやく抑えつけたところです」 結局、何処に行っても同じなのだ。 里から出た時は、まだ『生きていこう』という前向きな意志があった。 しかし、それももう無い。 「特に<竜召喚>以外の―――未確認の魔法生物を召喚する能力は、もはや戦力というより害にしかなりません。 殺傷力、凶暴性共に完全な過剰防衛能力です。この子を見つけたスラムでは、すでに死人も出ているとか……。全て犯罪者予備軍のような奴らですがね」 自分に何かを与えようとしてくれる人も、自分から何かを奪おうとする人も―――この力は全て等しく傷つける。 それを悟った時、キャロの中で何かが折れたのだ。 この身はもはや災いの種。 近づく者は、誰も彼も引きずり込む闇の坩堝だ。 「とてもじゃないけど、まともな部隊でなんて働けませんよ」 だから、もうどうでもいい……。 そうしていつからか、体も心も、全てを投げ出していた。 ―――だがそれでも、自ら命を絶とうとだけはしなかったのは。 まだ生きることに未練が残っていたからかもしれない。 もう二度と過ごすは出来ない、明るい陽光の当たる場所での生活を夢見ていたからかもしれない。 そんな情けない自分を何処までも嘲笑って―――。 「せいぜい、単独で殲滅戦に放り込むくらいしか……」 「もう結構です」 そして、その人に出会った。 喋り続ける誰かを遮った、初めて聞く力強い芯の通った声に、キャロの視界はほんの少しだけピントを取り戻した。 白い部屋に白衣の男。何もかもが白くて嫌になるような場所で、彼女の黒い制服にどこか安心出来たからかもしれない。 キャロは少しだけ顔を上げて、強い意志を宿した瞳を持つ美しい女性を見た。 「では……」 「いえ。この子は予定通り、私が預かります」 「危険です、フェイト=T=ハラオウン執務官」 フェイトの言葉に別の男が深刻な表情で告げ、それをぼんやりと聞いていたキャロは全く同感だと心の中で頷いた。 こんな自分を預かってくれる人は優しい人だ。 だから、考え直して欲しかった。 これまでのように、そんな人をこの力が傷つける前に。 そしてその結果、自分に一変した恐怖の感情を向ける前に。 傷つけることも、傷つけられることも、もう耐えられない。 「アナタ達も、厄介払いが出来ていいのでは?」 先ほどの当人に対する配慮に欠ける報告を皮肉って返すフェイトの鋭い視線を受け、ほとんどの者が気まずげに黙る中、進言をした白衣の男だけが真っ直ぐに見返していた。 「この娘は危険です」 「それは既に聞きました。承知の上です」 「貴女は、この娘の力を見ていない! アレは単なる力の行使ではありません、邪悪な意思を宿した<何か>です!」 科学者である彼がそんな不明瞭な物言いをすることは珍しいが―――しかし、彼は誰よりも正しかった。 キャロ自身、その点に関しては全く同意している。 その白衣の男だけは、他の危機感が欠落した大人とは違う。キャロが持つ闇を正しく恐れる人間としての感性を持っていた。 彼らは気付いていないのだ。 自分達が今目の前にしている幼い少女が、どれ程巨大で恐ろしい暗闇へと繋がっているのか。 「……では、あの子に決めてもらいましょう」 真剣な男の眼差しに何を感じ取ったのか、しばし思案に沈黙した後でフェイトは言った。 そして、おもむろにキャロの元へ歩み寄る。 背後で男達が慌てたように何か喚いていたが、キャロはただ自分だけを見て歩みを進めるフェイトをぼんやりと見上げていた。 「…………来ないで」 もううんざりするくらい繰り返した、弱弱しい拒絶。 自分に近づく者に、何度もそう言って忠告した。しかし、誰も聞いてくれない。 優しい笑みを浮かべて近づく老婆や、嫌らしい笑みを浮かべてにじり寄る浮浪者―――そして、静かに自分を見据えたまま歩み寄る彼女も。 キャロの力無い拒絶とは裏腹に、彼女の<力>はその意思を凶暴な形で具現化させた。 足元から伸びる影が不自然な形に変わり、それは文字通り膨れ上がって平面から立体へと変貌を遂げる。 フェイトは思わず足を止めて、目を見開いた。 キャロの影がまるで滲むように床に大きく広がり、更にそこから黒い肉体を持った何かがゆっくりを生え出てくるのだ。 「これは……っ」 「下がってください、執務官! その<影の獣>は近づく者を攻撃します!!」 背後で響く悲鳴に近い声の言うとおり、それは<影の獣>としか表現出来ないモノだった。 もはやキャロの影から完全に独立したソレは、真っ黒な塊から豹の姿へと変化し、血のように赤い眼を宿した影の化け物となって四本の足で佇んでいた。 輪郭がハッキリとしないのは、それが実体が無い筈の影から生まれた者だからか。ただ、感じる魔力は強大で禍々しい。 ソイツは、キャロの傍を動かぬままこちらを見ていた。 しかし、フェイトはそれがキャロに付き従っているようには見えなかった。 むしろ逆だ。この化け物に、この少女は縛られている。 「―――どけ」 フェイトの中で激しい怒りが燃え上がった。 影の獣を睨みつけ、止まっていた歩みを再開する。後ろで何か騒いでいるが、もうそんな事はどうでもいい。 恐怖はあった。確かに、この<力>は恐ろしいものだ。 ただの魔法や能力ではない。得体の知れない存在の介入を感じる。 しかし、今はそれ以上に怒りが勝った。 この化け物の存在が、幼い少女から笑顔と未来を奪った。その眼から輝きを奪った。 それが許せない。 「来ないで……」 「大丈夫、私を見て」 歩みを止めないフェイトに驚きながらも、キャロは力なく首を振る。 「来ないでって、言ってるのに……っ」 その拒絶の言葉は、同時に『助けて』とも聞こえた。 だが彼女の傍らの存在は、そんな少女の儚い意思を歪め、捻じ曲げて受け止める。そして自らの凶悪な力を以って実行した。 影の獣の頭部が変形する。 元から特定の形を持たない為か、容易く肉体を変化させたその頭部が鋭い槍へと瞬時に変形し、次の瞬間高速で伸びてフェイトに襲い掛かった。 額を狙った殺意の宿る一撃に、キャロを含めた誰もが息を呑む。 しかし―――。 「……お前じゃない」 残酷な結末は訪れなかった。 恐るべき一撃を、フェイトは驚異的な反射神経と速さによって受け止めていたのだ。 右腕だけ瞬間装着したバリアジャケット。その手で鋭く伸びた槍を掴み取っていた。 しかし、魔力防護を受けた右手で受け止めてなお、影の槍はフェイトを傷つけた。 槍を握る指の隙間からは鮮血が滲み出ている。素手ならば、指が飛んでいただろう。 「ぁ……あ……っ」 流れて落ちる赤い雫に、キャロは震えた。 恐ろしかった。自分の傍らに佇む黒い獣はもう慣れ親しんだものだが、誰かを傷つけることは絶対に慣れない。 その血をこれ以上流さない為に、独りで居続けたのに―――。 「……私が話してるのは、この子だ」 後悔と罪悪感で泣きそうになるキャロを、しかし変わらぬ力強い声が引き止めた。 「お前じゃない。消えろ!」 フェイトは恐れも無く、闇を睨みつけていた。 誰もが忌避し、底の見えない深遠な暗闇から眼を逸らすものの具現と、他者の為に抱く人間としての汚れない怒りで真っ向から対峙していた。 槍を掴む手に力が篭り、ミシッと音を立てて、闇の獣が小さく唸る。 悔しげな響きを持つその声をキャロは初めて聞いた。 この<悪魔>は、フェイトの気迫に圧されているのだ。 「この子の心は、お前の棲む場所じゃないっ!!」 その鋭い一喝に、<悪魔>が在り得るはずの無い恐怖を抱いたからなのか、あるいはその一言でキャロの抱く陰鬱な感情が全て吹き飛んでしまったからなのか。 恐ろしい闇の塊が、まるで逃げるように牙を納めて再び影の中へと沈んでいった。 ただ呆気に取られるキャロと背後の男達の視界から、もはや影の獣は完全に消え失せる。 何事も無かったかのように静寂が戻った部屋の中で、フェイトの手のひらから落ちる血の雫だけが小さな音を立てていた。 「……これで、やっとお話が出来るね」 優しくそう言って、目の前にしゃがみ込むフェイトの顔を見たキャロはようやく我に返った。 「あ……っ、血、血が……!」 「大丈夫、私を見て」 流れる血は止まらなかったが、フェイトはそんな事など気にもかけず、先ほどと同じ調子でそっと囁いた。 久しく向けられたことのなかった柔らかな微笑みに、キャロはどうにかなってしまいそうだった。 ずっと薄暗い場所で蹲っていて、近づく人は皆傷つけられ、恐れ、悲鳴を上げて逃げていく。その繰り返しだった。 しかし、今この瞬間それは破られたのだ。 傷つきながらも、自分の為に怒り、退き返さずに更に一歩自分の元へ踏み込んでくれた。 弱弱しい拒絶の陰に隠れた、助けを求める声に気付いてくれた。 「あの……! わた、わたし……わたしぃ……っ!」 「うん、話したい事いっぱいあると思う。だから、まずは名前を教えて?」 涙でくしゃくしゃに歪んだ視界の中で、そう言って笑うフェイトの顔を、キャロは一生忘れないだろう。 鼻水で詰まった声を、精一杯振り絞って答えた。 「ギャロ゛、でず……っ! わだじは、<キャロ・ル・ルシエ>ですっ!!」 この名前を捧げて、闇の契約に縛られた。 そうして始まった辛い日々の果てで、もう一度名乗った時―――それを聞いた彼女は自分を再び光ある世界へと引き上げてくれた。 そこが何処だったのか、キャロは覚えていない。 だけどその日、その瞬間、その人が流した血と浮かべた微笑みの温かさは―――きっと一生忘れない。 キャロは今でもそう思っている。 「……あ、ほら。目を覚ましたみたいよ」 まどろみの中で、キャロは聞き慣れない声を聞いた。 妙に重い体を起こして辺りを見回せば、医務室の白い空間とベッドがある。そこで自分は寝ていたらしい。 枕元にはフリードリヒがいる。 ベッドの傍で微笑む白衣の女性が、医務官のシャマルであることをキャロは思い出した。 「あれ……? わたし、確か訓練してたはずじゃ……」 「それで、高町教導官との射撃回避訓練(シュートイベーション)が終わった途端に倒れたのよ」 混乱するキャロに簡潔に説明したのはティアナだった。 シャマルの傍にはティアナを含む仲間が三者三様の表情で自分の無事に安心していて、キャロは急に恥ずかしくなった。 ただ一人、ティアナだけが厳しい視線を向けている。 「過労と睡眠不足が原因だそうよ。体調管理はどうなってるの?」 「す、すみません……」 「まあまあ、ティア。訓練の最中じゃなかっただけマシじゃない」 「そ、そうですよ。大事にはならなかったんですし……」 「大事になってからじゃ遅いのよ!」 恐縮するキャロを見て、慌ててフォローに回るスバルとエリオだったが、こういった事に関してはティアナは厳しい。 それは相手を案ずる気持ちがあってこそのものなのだが、言い方が直球で、ワンクッション置けないのが欠点だった。 「高町教導官の代わりに叱っとくわ。 キャロ、あんたが怪我をして、負担を負うのは自分だけじゃないのよ。教えている教導官にも責任が来るの」 「はい……」 「訓練で無理をするのは当たり前だわ。だけど、自分の状態も分からずに無理をするのは無謀でしかないのよ」 「はい、すみません……」 ティアナの叱責に、力無く頭を垂れるキャロだったが、不思議と落ち込む心には喜びも湧いていた。 こうして、真正面から自分を叱ってくれる相手は新鮮だった。 保護者のフェイトは自分をよく気遣ってくれるが、叱り飛ばすようなことは滅多にしない。だからだろうか。 「ティアナさん、少し強く言いすぎです!」 「そうだよ! ツンデレもいい加減にしないとっ!」 「あんたたちは黙ってなさい。あと、スバルはもう永久に黙ってなさい!」 そして、自分を案じてくれるエリオとスバル。そんな四人の様子を笑顔で見守るシャマル。 この部隊に来て、初めて経験することばかりだ。 それが新鮮で、そしてとても暖かい。 自然と笑みを浮かべたキャロの顔を見上げ、フリードリヒが満足げに鳴いた。 「ティアナさん。皆も、ご迷惑をかけました。ごめんなさい」 それぞれの顔を見据え、深く頭を下げたキャロの決然とした態度に、騒いでいた声は静まっていた。 「……次から気をつけなさい。あと、この二人にはお礼言っておくのよ」 厳しい表情を和らげ、いつも通り素っ気無くティアナは言った。 「顔面から倒れそうになったのを咄嗟に支えたのがエリオ。ここまでおぶってきたのがスバルよ。それと、さっき仕事で出て行ったけど、ギリギリまで付き添ってたフェイト執務官」 「そして倒れたキャロを一番に心配して、急いで医務室に連れて行こうとしたんだけど、訓練で疲れ切ってたから背負った瞬間に倒れて頭を打ったのがティアだよ」 ニヤニヤと笑いながらスバルは付け加えた。 仏頂面が一瞬で沸騰する。赤面したティアナの額には、デカイ絆創膏が貼られていた。 奇声を発しながらスバルに殴りかかるティアナをエリオが慌てて止めて、さりげなく喧騒から離れたシャマルが笑って見守る。 よく見れば、三人ともまだトレーニングウェアのままだ。 疲れて汚れた体のままここに来て、そして自分が目覚めるまで待っていたらしい。 それを理解すると、キャロの胸に泣きそうなくらい切なくて暖かいものが生まれた気がした。 もう自分は心の底からは笑えないと思っていた。 そして、実際に今でもそう思う。だけど、喜びや嬉しさを感じないわけじゃない。 小さいな微笑みの奥に隠した感情の乱れを気遣うように見上げるフリードリヒの頭を撫でて、キャロは思う。 ―――ここに来てよかった。 フェイトとの出会いが最初の救いで、共に戦う仲間を得たことが希望だった。 呪われた自分に、それはこの上もなく上等なことだ。 <ここ>はとても居心地が良い。 だからこそ、この決断に間違いは無い。 戦おう。この呪われた力を使って、この大切な人達の敵と。この大切な人達が守りたいと願うものの敵と。 戦おう。傷つけることしか出来ないこの力を、ならば悪しき者達に向けて使うのだ。 戦おう。どれだけ自分の力の恐ろしさを理解しても、自分で自分の存在を消すことだけは出来なかったから。 だから、戦おう。 少しでも大切な人達の為に。 少しでも正しい事の為に。 戦って、戦って、戦って―――。 そして死にたい。 優しい喧騒の中でキャロはただ静かに、強くそう思った。 ミッドチルダ北部ベルカ自治領にある<聖王教会>の大聖堂。 町民の衣装や建築物に信仰する宗教の特色が色濃く出る文化の中心とも言える場所がここだった。 『騎士カリム、騎士はやてがいらっしゃいました』 「あら、早かったのね」 秘書の報告に、カリムは書類を処理する手を止めた。 ほどなく部屋のドアをノックする音が響き、執事に案内されたはやてが顔を出す。 「―――ほんなら、あのおっちゃんにはよくお礼しておいてください」 「かしこまりました」 はやてが何やら頼み、執事がそれに会釈する。 厳かな雰囲気の漂う聖堂にいると思えないはやての気安い態度に、カリムは苦笑した。 「何の話かしら?」 「いやぁ、ホンマはここに来るのにフェイトちゃんの車に乗せてもらうはずやったんやけど。教え子が倒れたから、しばらく付いてる言うてなぁ。足が無くて困ってたんや」 言葉とは裏腹に、笑いながらはやては頭を掻く。 「わざわざ車呼ぶのもなぁ、って思うてたら、ちょうど同じ行き先で長距離トラックの運ちゃんが乗せてってくれる言うて……」 「それで、ここまで乗せてもらったの? 制服ままで?」 「愉快なおっちゃんでな、婦警さんと思ってたみたいや。スルメご馳走になったわ」 わははっ、と笑うはやてのバイタリティ溢れる姿に、カリムは呆れ半分感心半分に笑うしかなかった。 格式を重んじる聖王教会の中枢へ向かうにあたって、スルメを齧ってきた人間はおそらく彼女が初めてだろう。 付き合いの長いカリムでなければ、その図太い態度に賞賛よりも反感を覚える。 しかし、カリムは理解していた。 これは八神はやての成長の証なのだ。 「……相変わらずね。初めて会った時よりも、ずっと良い顔をするようになったわ」 お互いに頻繁に顔を合わせられるような立場ではない。あってもまず地位が私情を抑える。 しかし、そんな貴重な再会の中で、カリムははやてが少しずつ変わっていくのを見ていた。 「8年前のアナタは、人懐っこそうに見えてどこか他人とは一歩退いていたから」 「偉くなると、いろいろな人付き合いに慣れてくるもんやからなぁ」 「そうじゃなくて……今のはやては、人との関わりを楽しんでるわ」 元々はやては愛想のいい娘だった。 しかし本当は、知らない人間に積極的に歩み寄れない事情を抱えていた。 はやて自身に罪は無い。 しかし、彼女が共に生きると決めた<リィンフォース>という存在の裏には、長い歴史で積み上げてきた闇があるのだ。祝福される前の、かつての名のように。 故に彼女の背負う過去は重い。 それは自分で選んだ生き方だったが、後悔はなくとも影は落とす。 初めて会った時、カリムはその影を見抜いていた。 「もう、懺悔は必要ないのね」 「死ぬまで償い続けても足りんやろう。私が背負うって決めた罪は、そんなに軽くはないからな」 そう言って笑うはやての表情には、しかし影は見えず。 「―――せやけど、どうせ生きるなら笑って生きたい。私自身の為に、私の幸せを願ってくれる人の為に」 生きる苦しみだけではなく、喜びも知る力強さが、今のはやてにはあった。 カリムは満足げに微笑む。 「願っているわ、私もね」 「ありがとう。ま、出会いは人を変えるっちゅうことやな」 「その出会いの話、いい加減話してもらえないかしら?」 「とっておきやからな。もうちょっと暖めておくわ」 さりげなくはぐらかしながら、はやてとカリムは今しばらく談笑を楽しんだ。 しかし、今回ここを訪れたのはプライベートではない。 「……それでカリム、話いうのは?」 「ええ。それじゃあ、奥の部屋へ」 導かれるままに向かう先で、はやては迫り来る事態を知ることになる。 しかし、遅すぎたことを彼女達は知らない。 暗躍は始まっていた。 時、既に―――。 「うわぁ」 「これが、ボク達の」 「新しいデバイス」 「……えーと」 自称<メカニックデザイナー>の整備主任であるシャリオに呼ばれ、四人はデバイス管理庫で自らの新生されたデバイスと対面していた。 全員が驚きと期待に眼を輝かせる中、ただ一人ティアナだけ何故かデバイスが見当たらず、テンションについていけない。 戸惑う一名を無視して、シャリオとリインはハイテンションに説明を続けた。 「皆が使うことになる4機は、六課の前線メンバーとメカニックスタッフが技術と経験の粋を集めて完成させた最新型!」 「いや、曹長。あたしのは……」 「部隊の目的にあわせて。そして四人の個性に合わせて作られた、文句なしに最高の機体です!」 「……」 なんだこれは、新手のいじめか? ティアナは真剣に悩み始めた。 理由が分からないでもない。 エリオとキャロのデバイスは元から基礎フレームと簡易機能しかなかったし、スバルのローラーブーツは今回の訓練でクラッシュした。 その中で一人、ティアナのアンカーガンだけは性能を100%発揮している。 それはティアナの扱いが丁寧というわけではなく、むしろ並外れた集束率の射撃魔法で酷使しまくっているのだが、その分メンテナンスは昔から丹念に行ってきたからだ。 スペアパーツも抜かりなく用意している。使い続ける分には問題ないだろう。 確かにオーダーメイドの新型デバイスは魅力的だが、戦場での実績のない武器は信頼性に欠ける。 それは、原始的な機構に起こる動作不良(ジャム)が存在しないデバイスを扱う魔導師には珍しい考え方だ。 単純にカタログスペックを信用できないのは、原始的な質量兵器が大好きな誰かさんの影響と言えた。 案外普段のデバイスのままの方がいいのかもしれない。 そんな風に一人で納得して、しかし何処となく『さみしいなー』というオーラを出しているティアナに、興奮していたスバルがようやく気付いた。 「あ、あのっ! ティアの新しいデバイスはないんですか!?」 「あるよ」 あっさり返ってきた返答に、ティアナは脱力すると同時にちょっぴり安心した。 よかった、仲間ハズレじゃなかった。 「それではティアナ様」 「……ティアナ『様』?」 何故か口調の変わったシャリオは、奥の倉庫から金属のハンドケースを持ち出してくる。 ロストロギアを収納するような防護ケースを胸元に抱え、意味深げな笑みを浮かべてシャリオはティアナの目の前まで歩み寄った。 妙に物々しい仕草に、ティアナ本人はもちろん他の三人も動揺を見せる。 「あの……」 「例の物、仕上がってございます」 周りの反応を無視して、シャリオは演技染みた言葉遣いを続ける。 この頃になると、ティアナは彼女のやりたいことを何となく察していた。 眼鏡を光らせてこちらを見るアイコンタクトと、宙を舞う小人の必死のジェスチャーの意味も理解する。 用意されたケースのデザインに、この口調。それは最近流行の映画のワンシーンとソックリだった。 一緒にその映画を見たスバルと、やはりミーハーらしいエリオも気付いて期待に目を輝かせる。キャロとフリードリヒだけが困惑顔だった。 ―――このノリに乗っかれということなのだろう。 ティアナは頭痛がしてきた。 訓練校でも似たようなことがあったが、ミッドチルダ出身にはこういう奴が多いのか? いずれにせよ、やらなければデバイスも渡してくれそうにないので、ティアナは深呼吸して意識を切り替えた。 「―――ほう、見せてくれ」 エラく様になる不敵な笑みを作りながら台詞を紡ぐティアナに、意を得たとばかりにニヤリと笑いかけてシャリオはケースを開く。 クッションにはめ込まれるように二挺の拳銃型デバイスが納められていた。 表面が傷だらけのアンカーガンとは違い、ワックスを二度掛けしたホワイトカラーの外装は鈍い輝きを放っている。 横たえられたデバイスの傍には、銃身と同じ形をしたカートリッジのマガジンも二つ収納されていた。 「対ガジェット戦闘用インテリジェントデバイス<クロスミラージュ> 形式番号XC-03。モードチェンジとカートリッジシステムを搭載。装弾数4発。今までの規格品ではなく、より高濃度の魔力を摘めた新型カートリッジ使用デバイスです」 シャリオの淡々と淀みない説明が流れる。 ティアナはケースからクロスミラージュの一挺を取り出すと、グリップの感触を確かめた。抜群のフィット感は悪くない。 「カートリッジの装填方法は?」 「銃身交換式」 「マガジンは?」 「専用の四連装カートリッジバレル」 「モードチェンジの種類は?」 「通常の<ガンズモード>を含めた3タイプ。近接格闘戦用の<ダガーモード>も用意してございます」 手馴れた仕草でデバイスを玩ぶティアナと、執事染みた仕草で説明するシャリオの二人のやりとりはおかしいくらい様になっていた。 スバル、エリオの興奮とキャロの困惑が高まる中、演技の中でも一通りのチェックを終えたティアナがシャリオに語りかける。 「パーフェクトだ、シャリオ」 台詞はアレだが、本心だった。 「感謝の極み」 胸に手を当てて一礼。最後まで凝っている。 ドッと疲れたようにティアナがため息を吐く中、妙に満足げなシャリオと拍手をする二人がウザかった。 とりあえずデバイスをケースに入れ直し、疑問に思ったことを口にする。 「なんで待機モードじゃないんですか?」 「ああ、待機モードはオミットしてあるから」 「はいぃ~っ!?」 さりげないとんでも発言に、ティアナは思わず声を上げた。 「あの、持ち運びに支障が出ると思うんですけど……」 「そうなんだけどねぇ、実はこれって部隊長の指示で」 「ああ……あの変な人ですか」 いい加減ツッコむのも疲れたせいか。仲間内ということもあって口が悪くなるティアナ。 「ごめんね、あれで真面目な時もあるんだよ」 肩を落とす彼女を気遣うように、なのはが言った。 「―――って、高町教導官っ!?」 「なのはさん、いつの間に?」 「さっき、ティアナとシャーリーが演技してた時。邪魔したら悪いと思って」 そう言って苦笑するなのはの傍らでは、ティアナの顔から音を立てて血の気が引いていた。 上司の前で更なる上司を変人発言。しかも、はやてとなのはが親友同士であるのは有名だ。 ティアナは土下座せんばかりの勢いで頭を下げた。 「も、申し訳ありません! 上官侮辱罪でしたっ!」 「いや、いいよ。確かに変だし」 親友にまで断言されるはやて。でも自業自得。 悪意も躊躇いもない言葉にスバル達が冷や汗を流す中、なのはは手に持った紙袋から箱を取り出した。 「ちなみにコレ、更なる頭痛の種。部隊長から」 少しだけ引き攣った笑みを浮かべながら、なのはがティアナに箱を差し出す。 「私に、ですか?」 「デバイスの待機モードを外した理由らしいよ」 嫌な予感しかしない中、ティアナが箱を開ける。 市販物らしい包装と箱の中から出てきたものは、やはり市販の物。ただし高級品だった。 「専用の革張りガンホルダー……高そうですけど、特注品ですか?」 「私もよくは知らないけど、ポケットマネーらしいよ」 「これをぶら下げて歩けと?」 「うん……」 「……あの」 「言わないで。はやてちゃん、満足そうだったから」 「はい……」 奇妙な共感を得たティアナとなのはは、疲れたように笑って互いを労り合った。 素直に羨ましがる他の新人と、加えてミーハーなデバイスマイスターにマスターがはやてなユニゾンデバイス。 そんな喧騒を尻目に、なのはは残った紙袋の中身を全部取り出す。 「他の皆にもデバイス新生のお祝いだ、って。 ―――スバルにはプロテインと鉛入りリストバンド。キャロにはスパイク付きの首輪とチェーン。エリオにはのど飴一袋」 「もう完全にお歳暮ですね」 「プロテインって、わたしどういう風に見られてるんだろう?」 「フリードはペットじゃないんですけど……」 『キュル~』 「っていうか、何かボクのだけ投げやりじゃないですか!?」 内容が内容だけに、やはりあまり好評ではない様子だった。贔屓されているティアナも素直に喜べない。 微妙な空気が漂う中、ただただなのはだけが恐縮して肩身の狭い思いをしていた。 「……そ、そういえばティアナ!」 「何ですか、高町教導官?」 「そう、それ! わたしのことは<なのはさん>でいいよ、皆そう呼ぶし」 無理矢理話題を振るつもりで切り出したなのはだったが、ティアナの素っ気無さは筋金入りだった。 「―――いえ、公私は分けたいので」 「なるべくフレンドリーにいきたいんだけど……」 「自分のポリシーです。不快なら改めますが」 「そ、そこまではしなくていいよ。にゃはは……」 笑って誤魔化しながらも、なのははティアナへの苦手意識を否めない。 別段無愛想なわけでもなく、管理局では十分分別のある態度なのだが、これまで無条件で慕われてきたなのはには珍しいタイプの相手だった。 堅苦しい態度は管理局内にいれば慣れて当然だが、教導で関わる訓練生達は皆一様になのはに憧れ、くだけた対応をすればそれに喜んだ。 しかし、ティアナにはそれが通用しない。 なのはを尊敬していないわけではなく、むしろ敬意を持ち、尚且つ目指すべき目標としているのは分かる。 ただ、それが純粋な憧れではなく『いずれ越えてみせる』という向上心を持ったライバル心によるものなのだ。 同じ感情を、執務官であるフェイトにも抱いているようだった。ティアナの夢は、なのはも知っている。 しかし、そんなフェイト以上に自分がライバル視されていることを実感もしていた。 それは多分、自分が射撃戦特化の魔導師だからだ。 訓練を始めて二週間になるが、ティアナの射撃魔法への思い入れはとても強い。 その辺の事情について深く踏み込むほど、まだ付き合いは長くないと自重しているが―――なんとも、やりにくいものだと苦笑いが浮かぶのを止められない。 (なんか久しぶりだなぁ、こういう関係。昔のフェイトちゃんやヴィータちゃんみたい……) いつの間にか、自分が好意を持たれている状態からスタートする人間関係に慣れていたらしい。 ユーノが何かの本の一文をなぞって『憧れは、理解から最も遠い感情だ』と言っていたのを思い出す。 大人になって、形式的な付き合いも増え始めた中で、昔のようにぶつかり合って互いを理解し合う相手もいなくなったな、となのはは思った。 (今度……ティアナとお話する時間、作ってみようかな) ぼんやりとティアナの横顔を見ながら考えた事が、なのはには新鮮に感じるのだった。 ―――そして唐突に、アラートが鳴り響いた。 「このアラートって……っ!」 「一級警戒態勢!?」 「グリフィス君!」 スバルとエリオが驚愕する中、ベテランのなのはは一番落ち着いていた。 事件は突然訪れるのが当たり前だ。 素早く教会にいるはやてと補佐官のグリフィスに通信が繋がり、状況の説明が行われる。 レリックを運搬中だった山岳リニアレールがガジェットに乗っ取られたらしい。 移動するリニアレールの中に複数の敵勢力が確認され、増援の可能性もある―――機動六課の初出動には、厳しいレベルのミッションになりそうだった。 『隊長二人はいけるとして……ルーキーズ、いけるか?』 モニター越しにはやての鋭い視線がティアナ達四人を捉える。 虚勢を許さない厳しい瞳を、各々が迷いなく真っ直ぐに見据えた。 ―――しかし、ただ一人ティアナだけが異を唱える。 「待ってください! 高町教導官、キャロのことですが―――」 「いけます!」 過労と睡眠不足で倒れたことを指してティアナが告げるのを、キャロが慌てて遮った。 ティアナとなのはの二人は、当然のようにその自己申告を無視する。客観的な判断が必要なのだ。 「シャマル医務官の診断は?」 「疲労の蓄積は比較的薄いそうです。十分な睡眠を薦めて、訓練を休めとまでは言いませんでしたが……」 「多少の無理は利く、って程度かな?」 「だからいけます! 大丈夫です!」 もはや縋るようなキャロの声に、なのはは思案顔になった。微妙な判断だ。 キャロの身を案じるのなら待機させるべきだが、機動六課はお守りをする為の部隊ではない。 なのはは、モニター越しの総指揮官を見た。 『―――判断は、なのは隊長に一任するで』 そして、万が一の時の責任は自分が負う、とはやては言外に告げた。 次になのははティアナを見る。 ハラハラとやりとりを見守るスバルとエリオには悪いが、同じ仲間の中で一番冷静な判断が期待できる相手だ。 「どう思う、ティアナ?」 「……初の出撃で、不安要素は抱えたくありません」 ティアナは正直な思いを口にした。 見上げるキャロが落胆と悔しさに涙を浮かべる顔を一瞥して、更に告げる。 「ですが―――これまで築いてきた四人のチームワークを、私は何よりも信頼しています」 そう言って、明確な判断こそ口にしなかったが、答えはもう決まっているとばかりに不敵な笑みを浮かべるティアナを見て、キャロの顔が輝いた。 「本人もやる気は十分のようですし……」 「はいっ! やります! がんばります!!」 「普段からキャロには戦意が足りないと思っていました。しかし、少なくともその点はクリアしています」 自分の考えは以上です。そう言って口を閉ざすティアナと、他の三人の期待するような眼差しを受けて、なのはは苦笑した。 「ズルイ言い方だなぁ……。OK、それじゃあ、はやて部隊長―――新人四名は、全員いけます!」 「「はい!!」」 四人の声が一つになって響いた。 不安を煽るようなアラートが鳴り続ける中、はやては信頼に満ちた笑みを浮かべる。 『―――いいお返事や』 状況は不利だ。 しかし、どうやら状態は万全らしい。 産声を上げたばかりの新設部隊<機動六課> その記念すべき第一歩が踏み出されようとしている。 未だ未熟なその足は、やはり立つことも出来ずに地を這うしかないのか。 それとも、険しい道を駆け抜け、大空に羽ばたく為の歩みとなるのか。 もちろん、はやてが信じる方は決まっていた。 『ほんなら、機動六課フォワード部隊―――出動ッ!!』 記念すべき最初の命令を、はやては厳かに下した。 新たな力を携え、四人の新鋭ストライカー達が初の任務へと赴く―――。 to be continued…> <ダンテの悪魔解説コーナー> ・シャドウ(DMC1に登場) 暗闇に囲まれた時、背後で何かの蠢く気配や近づいてくる足音を感じたことはないか? 残念だが、そいつは錯覚なんかじゃあない。闇を恐れる心が生んだ、最も原始的な悪魔の姿だ。 この生きてる影みたいな悪魔は、大昔から戦いの中で力と経験を蓄えてきた戦闘機械のような奴らだ。 本体のあるコアを実体のある影で包み、強力な呪文でくくって、俊敏な豹の姿をベースに自在に形態を変化させてくる。 更に過去の戦闘経験からか、原始的な武器はもちろん、悪魔でも似たようなことが出来る単純な魔法には反応して防御とカウンターを繰り出してきやがる。 こいつらの経験したことのない近代兵器でダメージを与えるのが定石だが、ミッドチルダでは銃は厳禁なんだろ? どのレベルの魔法が通じるのか分からないだけに、こいつはなかなか厳しい戦いになりそうだぜ。 前へ 目次へ 次へ
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【作品名】魔法少女リリカルなのは 【ジャンル】アニメ+漫画+サウンドステージ 【先鋒】フェイト・T・ハラオウンwithバルディッシュ・アサルト 【次鋒】八神はやてwith蒼天の書withシュベルトクロイツwithリインフォースⅡ 【中堅】高町なのはwithレイジングハート・エクセリオン 【副将】アースラ 【大将】クラウディア 【先鋒】フェイト・T・ハラオウンwithバルディッシュ・アサルト 【属性】空戦S+ランク魔道師 【大きさ】成人女性並み 【攻撃力】 プラズマランサー:無数の電気の槍を撃ちだす。誘導性能有り、一瞬で数百m程度飛ぶ。 威力AA相当なので200メートルの爆発より強いなのはのディバインバスター以上の威力 サンダーフォール:天候を操作し数百メートルほどの範囲に集中的に自然雷を多数落とす。 魔力によらない自然雷おとす設定なので速度はマッハ440。また魔力無効に有効。 威力はAAA相当なのでプラズマランサー以上の威力 ためは数秒ほど スプライトザンバー:剣の斬撃で周辺の空間や結界、物理障害を破壊できる。 本編中では、闇の書内部からフェイトのいた捕獲空間を破壊した。 ジェットザンバー:結界・バリア破壊効果を持つ。 まず物理的破壊力を持つ衝撃波を放ち、次に形成した刃(魔力刃)を振るって斬りつける。 振るう時には魔力刃が1000m程度のびる。魔力と物理の複合四層式バリアの最後の一層を切り裂き 200~300m程度の大きさの闇の書の暴走体を真っ二つにした。 プラズマザンバーブレイカー:射程50メートル直径10m程度のビームを放つ ため5秒 無限再生能力を持つ200~300m程度の闇の書の暴走体を跡形も無く吹き飛ばし、 25km程度先まで凍っていた海を溶かす威力の3分の1の威力 【防御力】 なのはが初めて撃ったスターライトブレイカーが直撃しても生存可能 なのはのディバインバスター(200m爆発以上)程度は耐えられると思われるユーノの結界を貫通した爆発に巻き込まれても平気 100m程度の高さから剣撃で叩きつけられビルの奥底まで貫通するが無傷だった。 バリアジャケットを装備してるので火災現場でも平気なくらいの温度耐性と空間をつなぐ攻撃に耐性を持つ ラウンドシールド:直径1.5m程度の円形の魔法陣を盾にする。 防御魔法で減衰していたとはいえ、数kmの爆発に耐えられる強度。 ディフェンサープラス:直径3m程度の半球状のバリアを貼る。 防御魔法で減衰していたとはいえ、数kmの爆発に耐えられる強度。耐熱・耐衝撃機能を持つ。 【素早さ】 飛行可能。音速の壁を突破する描写が複数存在するため飛行速度はマッハ1以上。 通常でも中堅の高町なのはと常に実力が拮抗しているほど互角に戦える反応と戦闘速度。 真ソニックフォームにより上記の通常時でも補足困難な動きをする敵と互角に戦闘できる戦闘速度(超光速)で戦える。 また、ブースト限界が低いので長時間でこの状態を持続可能(少なくとも数十分以上)。 よって戦闘速度や短距離移動速度だけではなく中~長距離移動速度でもこの速さを維持できると思われる。 【特殊能力】 次元転移可能。溜め数秒。長時間をかければ数十km範囲で魔力を探知できると思われる。 見えない敵でも感知して攻撃可能。理想の世界を見せる幻覚を打ち破れる。 ライトニングバインド:敵の手足を拘束する魔法。魔法も封じる。射程数十mで瞬時発動。他の魔法を溜めながら使える。 なのはでも1分くらいは逃れられなかった。 【長所】なのはと比べて機動性が高い。 【短所】装甲の薄さ。 【戦法】プラズマランサーを撃ちながら距離をとってサンダーフォール だめならライトニングバインドで足止めしつつプラズマザンバーブレイカー 【次鋒】八神はやてwith蒼天の書withシュベルトクロイツwithリインフォースⅡ 【属性】総合SSランク魔道師 【大きさ】成人女性並 【攻撃力】 ミストルティン:長さ数十m、直径数mの光の槍を7本放つ。 着弾地点から石化が始まり、200~300m程度の敵を10秒程度で完全に石化させた。 射程50~60m程度。秒速50~60m程度。 詠唱は 『彼方より来たれ、やどりぎの枝。銀月の槍となりて、撃ち貫け。石化の槍、ミストルティン』 フリジットダガー:多数の短剣で敵を襲う。凍結効果が有り、30本以上操れる。直接敵の周囲に発生可能。 射程十数メートル フレースヴェルグ:射程数km程度、一発に付き爆発範囲数百m程度。敵戦闘機の4集団を壊滅させた。 誘導中、術者は移動できず、無防備となる模様。 詠唱は 『来よ、白銀の風、天よりそそぐ矢羽となれ』 アーテム・デス・アイセス:圧縮した気化氷結魔法を打ち込む事で着弾点周囲の熱を奪い凍結させる。 空港まるまる飲み込むほどの効果範囲を持つ 詠唱は 『仄白き雪の王、銀の翼以て、眼下の大地を白銀に染めよ。来よ、氷結の息吹』 デアボリック・エミッション:数十m先に設置できるスフィアを中心に、数百m程度の範囲に渡って魔力攻撃を充満させる。 数㎞の爆発を防ぐラウンドシールドを張ったなのはをシールドの上からダメージを与える威力 詠唱は『遠き地にて、闇に沈め』ただし詠唱完了から発動まで4秒ほどのラグがある スターライトブレイカー:直径10mくらいの魔力のビームを放つ。射程数百m程度。着弾時に数kmの爆発を起こす。 爆発が広がりきるまでの時間は30秒程度。 詠唱は 『咎人達に、滅びの光を 星よ集え、全てを撃ち抜く光となれ。貫け閃光 スターライト・ブレイカー』 シュヴァルツェ・ヴィルクング:ラウンドシールドを破壊できるパンチ 吸収:2,3mの距離まで近づいた者を本の中に取り込める。発動は瞬時。 取り込まれても理想の世界を見せる幻覚を打ち破れ、結界破壊攻撃か空間破壊攻撃があれば逃げれる ラグナロク:直径10m程度のビームを放ち無限再生能力を持つ200~300m程度の闇の書の暴走体を跡形も無く吹き飛ばし、 25km程度先まで凍っていた海を溶かす威力の3分の1の威力 夜天の書に蓄積された魔力を消費するため、夜天の書のページを一時的に消耗し、 回復まで一定の時間が必要となる。 詠唱は 『響け終焉の笛、ラグナロク』 【防御力】 素の防御でも装甲の薄いフェイト以上と思われる。 騎士甲冑で火災現場でも平気なくらいの温度耐性と空間をつなぐ攻撃に耐性を持つ パンツァーシルト:1.5m程度の正三角形の魔法陣を盾にする。200m爆発以上の魔法を完全に防げる 回復魔法:リインフォースと30分~1時間程度は戦い、数km破壊級の攻撃を何度も喰らった状態のなのはを瞬時に 全回復できる効力の回復魔法。 溜め10秒程度。本人は使用していないが後述のコピーで習得済だと思われる。 【素早さ】10mからの機械レーザーを発射後回避可能。飛行可能。フェイトとほぼ同じ飛行速度なようなのでマッハ1以上。 【特殊能力】 蒐集行使:夜天の魔導書に蒐集されていた魔法を行使する能力。 封鎖領域:空間を切り取り周囲数kmに結界を張る。術者が選択した条件に見合う対象をその内部に残す機能がある また結界内の敵の位置を探知できる 旅の扉:空間をつなげて対象のコアなどを抜き出す。射程数百m。溜め数秒程度。 本人は使用していないが後述のコピーで習得済だと思われる。速く動く敵には無理だろう。 コピー:リンカーコアを吸収した者の魔法を使用可能。デバイス依存の魔法は無理だろう。 作中吸収したのは、なのは、フェイト、ヴィータ他。 なのははレイジングハート装備時に吸収したので、当時の魔法しかコピーしていないだろう。 【長所】長大な射程・広域攻撃。 【短所】タイマンでは召還なしの召還師にも勝てないほどの弱さ 【戦法】敵が小さく近距離ならとどけば吸収 届かないならフリジットダガーで凍結 両方とも効かない場合は距離をとりつつデアボリック・エミッション 大きい場合は遅いならミストルティン 速くてあてれそうにないならデアボリック・エミッション 効かないならラグナログ それでも倒せない場合旅の扉で内部攻撃 相手が速いまたは透明等で見つからないなら封鎖領域を張って捕捉、行動範囲を狭める 【中堅】高町なのはwithレイジングハート・エクセリオン(ブラスターモード) 【属性】空戦S+ランク魔道師 【大きさ】成人女性並み 【攻撃力】 ディバインバスター:直径3mくらいの魔力のビームを放つ。20秒くらい連続して照射可能。 一瞬で500m飛ぶ。 200mの爆発より強い アクセルシューター:数十cm程度の魔力弾を撃つ。32発同時発射可能。なのはの意志で軌道をコントロール可能。 コントロール能力は非常に高い。一瞬で数百m程度飛ぶ。戦闘機を多数破壊。 スターダストフォール:数十cm程度の岩の塊多数を高速で撃ちだしぶつける。 ランク的には200mの爆発以上の威力で物理攻撃ゆえに魔力無効貫通効果がある エクセリオンバスター:スターライトブレイカー+と同じランクS砲撃(1kmの爆発)を軽く上回る威力 一瞬で100m程度飛び、ため無しで撃てる。 スターライトブレイカー+:溜め10秒。射程数km。初めてつかって自爆したとき1kmほどの爆発がおきた。 追加効果として威力とは別に結界機能(空間を切り取って行き来を防ぐ)の完全破壊効果がある。 スターライトブレイカーEX:ため5秒ほど 直径10m程度のビームを放ち無限再生能力を持つ200~300m程度の闇の書の暴走体を 跡形も無く吹き飛ばし、 25km程度先まで凍っていた海を溶かす威力の3分の1 スターライトブレイカーEX+スターライトブレイカー×4 :ブラスタービットとあわせた5方向からのスターライトブレイカーを発射。 スターライトブレイカーEX+スターライトブレイカー×4+αの威力。 【防御力】 スターライトブレイカー+の自爆に巻き込まれても意識がある 数kmの爆発を防ぐラウンドシールドを貫通するパンチでぶっ飛ばされても戦闘続行可能 15m程度の爆発を起こす魔力弾1064発分の一斉発射に耐えられる。 バリアジャケットを装備してるので火災現場でも平気なくらいの温度耐性と空間をつなぐ攻撃に耐性を持つ ワイドエリアプロテクション:前方に直径3m程度のバリアを張る。 数kmの爆発に耐えられる強度。 ラウンドシールド:直径1.5m程度の円形の魔法陣を盾にする。 ワイドエリアプロテクション以上の強度を持つ プロテクションパワード:プロテクションやラウンドシールドを破る魔法を完全に防ぐ防御魔法。 フィジカルヒール:肉体を治療する魔法。軽傷を治す程度の力。 【素早さ】 飛行可能。フェイトとほぼ同じ飛行速度なのでマッハ1以上。 複数の機械レーザーを発射後に自ら迫って次々と反応して回避している 1m未満の距離から光速反応であるキャラを模擬戦や訓練で圧倒できる反応と戦闘速度。 ACSドライバー:レイジングハートのアクセルチャージャーシステムを全展開し、 さらに後部ダクトからの爆発的な魔力噴射によって高速突撃する。 直接触れてない上記の球体機械多数を衝撃波で粉砕した。 【特殊能力】 ブラスターモード:命を削ることにより限界を超えて力を出せる。 エリアサーチ:500m~1km程度の範囲に渡って魔力を探知可能。所要時間十数秒程度。 ワイドエリアサーチ:複数の光球(サーチャー)を操る事により、入り組んだ地形の探索をも可能とする広域探索魔法。 戦闘と平行しながら使用可能で、壁を通して数km離れた位置にいる敵を確認できる。 レストリクトロック:指定空間内の物体をその場に固定する機能を持つ捕縛魔法。魔法も封じる。射程数十mで瞬時発動。 他の魔法を溜めながら使える。フェイトでも20秒くらいは逃れられなかった。 多量の魔力消費があると維持できない バインドブレイク:自らにかけられたバインドを破壊する魔法。 【長所】ブラスターモードで通常砲撃ですら過去作のスターライトブレイカー並み 【短所】肝心のスターライトブレイカーがどれぐらい強くなったかが不明 【戦法】まずエクセリオンバスター だめならレストロリックで足止めし空を飛んで距離を離しスターライトブレイカーEX 【副将】 【名前】アースラ 【属性】次元航行艦 【大きさ】数百m程度 【攻撃力】 アルカンシェル:発動地点を中心に百数十kmの空間を歪曲させながら反応消滅を起こさせる魔導砲。 幅数百m程度の光のビームのようなものを発射し、当たった物を時間差で消滅させる。 作中の発言から地球軌道上から地表の都市に向かって砲撃可能なようであるので射程は35000km以上。 着弾直後はなんともないが、着弾後10秒程度で百数十kmの爆発を起こし、 効果空間内の物体を空間歪曲と反応消滅で殲滅する。溜め1分程度。 【防御力】素の防御力は200m程度の爆発に少し巻き込まれてもほとんどダメージがないフェイトが 疲弊していたとはいえ一撃で気絶する威力の雷で機器の機能が数分間麻痺する程度。 デストーションフィールド:魔法ランクS。 空間の狭間に特殊な歪みを生じさせ、範囲内の攻撃や空間干渉を低減・無効化させる広域結界を 発生させる魔法。次元震でも抑えれるようだ。 【素早さ】次元間移動(=別宇宙移動)は確実にしているが移動中の描写無し。宇宙空間航行可能。 同型艦が数km程度の位置から同型戦艦にアルカンシェルを撃ち、 爆発を起こした時には1000km程度は離れていたので秒速100kmくらいは出ると思われる。 反応は成人並(男女問わず職員がいるため性別は指定しない)。 【特殊能力】中の人を次元を越えて任意の世界の任意の場所に飛ばせる。 外の人でも数百m~数km程度の転送なら可能。射程は地上~大気圏間。 精度は高いが高速で動き回る物体に対しては無理だろう。 モニターで指定した異世界の様子を普通の監視カメラくらいの精度で観測可能。 同じ世界なら同程度の精度で地上~大気圏間くらい離れた場所の様子も見える。 【長所】攻撃力。 【短所】溜め時間。 【戦法】全速力で距離を取ってアルカンシェルのチャージ時間を稼いでチャージできたら攻撃 一撃で倒せない場合は繰り返し 【大将】 【名前】クラウディア 【属性】次元航行艦 【大きさ】アースラより大型。 【攻撃力】アルカンシェル装備。こちらは数秒程度での溜めで撃てるようだ。全長が何kmもある戦艦を破壊した。 【防御力】アースラ並かそれ以上だと思われる。 【素早さ】 次元航行可能なので次元間移動(=別宇宙移動)は可能。実際にワームホールのようなものを作り出し移動している。 宇宙空間航行可能。旧式化したアースラに変わる新鋭艦なので足の速さはアースラ並かそれ以上だと思われる。 反応は成人並(男女問わず職員がいるため性別は指定しない)。 【特殊能力】アースラと同様のことができると思われる。 【長所】アースラの上位互換 【短所】描写不足 【戦法】全速力で距離を取ってアルカンシェルのチャージ時間を稼いでチャージできたら攻撃 一撃で倒せない場合は繰り返し 修正 vol.9 647 vol.53 435-437 vol.96 242 vol.56 903 格無しさん sage 2008/04/25(金) 17 30 07 魔法少女リリカルなのは総当り △sakusaku 【先鋒】勝てないが負けない 【次鋒】石化勝ち 【中堅】勝てないが負けない 【副将】勝てないが負けない 【大将】全能負け 1勝1敗3分け ○ガンダムシリーズ(漫画) 【先鋒】プラズマランサー勝ち 【次鋒】バスターライフル負け 【中堅】エクセリオンバスター勝ち 【副将】アルカンシェル勝ち 【大将】月光蝶まけ 3勝2敗 △聖刻1092 【先鋒】プラズマランサー勝ち 【次鋒】勝てないが負けない 【中堅】エクセリオンバスター勝ち 【副将】熱放射負け 【大将】炎弾まけ 2勝2敗1分け 終わりのクロニクル テンプレ変更中みたいなのでとりあえず除外 904 格無しさん sage 2008/04/25(金) 17 30 54 ○破壊魔定光 【先鋒】プラズマランサー勝ち 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】エクセリオンバスター勝ち 【副将】物理崩壊銃負け 【大将】テレポートされるときつい 負け 3勝2敗 ○ウルトラマン ファイティングエボリューション リバース 【先鋒】勝てないが負けない 【次鋒】石化勝ち 【中堅】勝てないが負けない 【副将】アルカンシェル勝ち 【大将】アルカンシェル勝ち 3勝2分け ○FATE 【先鋒】勝てないが負けない 【次鋒】魔力あるので吸収勝ち 【中堅】魔力あるのでエクセリオンバスター勝ち 【副将】エクスカリバーのため時間中に逃げれるがアヴァロンあるので倒せない 【大将】ゲート・オブ・バビロン負け 2勝1敗2分け ×仮面ライダーV3 【先鋒】石化負け 【次鋒】勝てないが負けない 【中堅】オーロラ負け 【副将】アルカンシェル勝ち 【大将】ブリザード負け 1勝3敗1分け ウルトラマンティガ 全般的に参考にされてる通常時ティガの強さが分からんと考察不能 905 格無しさん sage 2008/04/25(金) 17 32 08 △ウォーシップガンナー2~鋼鉄の咆哮~ 【先鋒】勝てないが負けない 【次鋒】核ミサイル負け 【中堅】波動砲負け 【副将】アルカンシェル勝ち 【大将】アルカンシェル勝ち 2勝2敗1分 ○都市シリーズ 【先鋒】サンダーフォール勝ち 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】エクセリオンバスター勝ち 【副将】言詞塔砲負け 【大将】言詞銃負け 3勝2敗 ×創竜伝 【先鋒】勝てないが負けない 【次鋒】落雷負け 【中堅】エクセリオンバスター勝ち 【副将】熱戦負け 【大将】重力負け 1勝3敗1分け ○正義刑事セイギマン 【先鋒】鏡の世界からは逃げれる 分け 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】勝てない負けない 【副将】ハイパーシュート負け 【大将】アルカンシェル勝ち 2勝1敗2分 ○されど罪人は竜と踊る 【先鋒】プラズマランサー勝ち 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】再生されて潰されて負け 【副将】アー・モーン負け 【大将】アルカンシェル勝ち 3勝2敗 906 格無しさん sage 2008/04/25(金) 17 32 57 △デジモンテイマーズ 【先鋒】広範囲の爆発負け 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】エクセリオンバスター勝ち 【副将】アルカンシェルじゃでかすぎて勝てない 宇宙にいけるので分け 【大将】死神の鎌で負け 2勝2敗1分け ×デストロイ オール ヒューマンズ 【先鋒】勝てないがまけない 【次鋒】勝てないが負けない 【中堅】勝てないが負けない 【副将】攻撃され続けて負け 【大将】攻撃され続けて負け 3分2敗 ○アーマードコア4 【先鋒】攻防で負けてる 【次鋒】攻防で負けてる 【中堅】スターライトブレイカーEXで勝ち 【副将】攻撃範囲は狭いようなので耐えてアルカンシェルで勝ち 【大将】攻撃範囲は狭いようなので耐えてアルカンシェルで勝ち 3勝2敗 ×ルーンウルフは逃がさない 【先鋒】転武放輪負け 【次鋒】積式冥壊波負け 【中堅】大地におちる太陽負け 【副将】タスクブレイカー負け 【大将】光の矢負け 5敗 ×SaGa2 秘宝伝 【先鋒】フレアの書負け 【次鋒】フレアの書負け 【中堅】フレア負け 【副将】フレア負け 【大将】フレア負け 5敗 ×封神演義 【先鋒】六魂幡負け 【次鋒】重力万倍負け 【中堅】エクセリオンバスター勝ち 【副将】ビーム負け 【大将】ビーム負け 1勝4敗 907 格無しさん sage 2008/04/25(金) 17 41 52 主人公スレのまとめに通常ティガの能力があったので貼っとく 【参考】 通常ティガの防御力:地球全土を焼き尽くす爆発に耐えられる 通常ティガの打撃力:自分と同等の防御の相手にダメージを与えられる ゼペリオン光線:自分と同等の防御力の相手を消滅させる 908 格無しさん sage 2008/04/25(金) 17 57 36 あれそんなに強いの? それなら山脈破壊まで行きそうだな とりあえずなのはの考察 ×ウルトラマンティガ 【先鋒】勝てない負けない 【次鋒】勝てない負けない 【中堅】闇で負け 【副将】ジャブラッシュ負け 【大将】ため中に逃げてアルカンシェルでかち 1勝2敗2分け 909 格無しさん sage 2008/04/25(金) 18 26 32 904 副将はカリバー躱せる?後大将ギル様の財宝届かなくね? 910 格無しさん sage 2008/04/25(金) 18 27 44 後全て遠き理想郷ってアルカンシェルより強いのか? 911 格無しさん sage 2008/04/25(金) 18 32 52 なのは副将は防御と反応が遅いが1秒かかるエクスカリバーのため時間中に距離かせげね? 912 格無しさん sage 2008/04/25(金) 18 38 41 906 デジモンの中堅は普通に電子分解されるんじゃね? 913 格無しさん sage 2008/04/25(金) 18 39 34 909 射程500メートルだから届くだろう エクスカリバーは 911の言うとおり 910 異次元移動だから多分効かないと判断した 915 格無しさん sage 2008/04/25(金) 18 41 00 912 反応なのはのほうが上だから先手で勝てる vol.55 145 :格無しさん [sage] :2008/03/20(木) 18 38 31 魔法少女リリカルなのは再考 とりあえず下がる言われてたので山破壊の下見てみる 仮面ライダー龍騎 【先鋒】勝てないが攻撃避けれるので負けない 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】転移から切られて負け 【副将】大きいので一撃ではやられない 距離とってアルカンシェルで勝ち 【大将】同上 3勝1敗1分け スーパーマリオギャラクシー 【先鋒】プラズマランサーで勝ち 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】倒せないが負けない 【副将】移動遅いので距離とってアルカンシェルで勝ち 【大将】体当たり負け 3勝1敗1分け 魔人探偵脳噛ネウロ 【先鋒】プラズマランサーで勝ち 【次鋒】デアボリック・エミッションで勝ち 【中堅】でかすぎ負け 【副将】アルカンシェルでそのうち削れる勝ち 【大将】同上 4勝1敗 幻燐の姫将軍シリーズ 【先鋒】固すぎて勝てない 魔力あるし範囲攻撃は飛べば当たらんようなので分け 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】砲撃負け 【副将】隕石落ちる前に距離とれる アルカンシェルで勝ち 【大将】砲撃落ちる前に同上 3勝1敗1分け 戦国BASARAシリーズ 【先鋒】倒せないが攻撃はあたらない 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】倒せないが攻撃は避けれる 【副将】咆哮のため時間で距離を離せる アルカンシェル勝ち 【大将】距離とってアルカンシェルで勝ち 3勝2分け 149 格無しさん sage 2008/03/20(木) 18 39 56 特に負けてるわけでもないので山破壊の上から ビーストウォーズⅡ ネオ 【先鋒】倒せないが負けない 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】アンゴルモアファイヤーでまけ 【副将】吸収負け 【大将】体当たり負け 1勝3敗1分け ジョジョの奇妙な冒険(SFC) 【先鋒】精神攻撃負け 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】精神攻撃負け 【副将】移動遅いので距離とってアルカンシェルで勝ち 【大将】同上 3勝2敗 ZFマジンガーX 【先鋒】サンダーフォールで削り倒せるだろう 【次鋒】デアボリック・エミッションで同上 【中堅】スターライトブレイカーで勝ち 【副将】距離とってアルカンシェルで勝ち 【大将】ハルマゲドンファイヤー負け。 4勝1敗 魔界塔士SAGA 【先鋒】核爆弾負け 【次鋒】 吸収勝ち 【中堅】倒せない倒されない 【副将】フレア負け 【大将】同上 1勝3敗1分け 天外魔境Ⅱ 【先鋒】凍結負け 【次鋒】主砲負け 【中堅】持久戦だと不利 【副将】距離とってアルカンシェルで勝ち 【大将】相手が先鋒どおり格闘狙いなら開始距離で近づく前に距離はなしてアルカンシェルで勝ち 2勝3敗 仮面ライダーJ 【先鋒】倒せない倒されない 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】倒せない倒されない 【副将】反重力光線で負け 【大将】ライダーキックで負け 1勝2敗2分け 150 格無しさん sage 2008/03/20(木) 18 41 03 機動武闘伝Gガンダム 【先鋒】倒せない倒されない 【次鋒】 デアボリック・エミッションで勝ち 【中堅】でかすぎるし、無理 【副将】石破天驚拳で負け 【大将】同上 1勝3敗1分け サンダーガール! 【先鋒】プラズマランサーで勝ち 【次鋒】凍結勝ち 【中堅】電気信号止められて負け。 【副将】距離とってアルカンシェルで勝ち 【大将】 同上 4勝1敗 五星戦隊ダイレンジャー 【先鋒】サンダーフォールで勝ち 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】エクセリオンバスターで勝ち 【副将】移動が遅いので距離とってアルカンシェルで勝ち 【大将】 プラズマ衝撃波で負け 4勝1敗 ぱにぽにだっしゅ! 【先鋒】サンダーフォールで勝ち 【次鋒】 デアボリック・エミッションで勝ち 【中堅】 エクセリオンバスターで勝ち 【副将】 パニポニデスファイヤーでまけ 【大将】ブラックホール負け 3勝2敗 ウルトラマンファイティングエボリューション0 【先鋒】勝てないが負けない 【次鋒】デアボリック・エミッションで勝ち 【中堅】 エクセリオンバスターで勝ち 【副将】距離とってアルカンシェルで勝ち 【大将】距離とってアルカンシェルで勝ち 4勝1分け 舞-HiME 【先鋒】プラズマランサーで勝ち 【次鋒】石化は再生できないだろう できても範囲攻撃連発したら勝てる 【中堅】エクセリオンバスターで勝ち 【副将】ブレス負け 【大将】 凍結負け 3勝2敗 151 格無しさん sage 2008/03/20(木) 18 42 36 銀色のオリンシス 【先鋒】サンダーフォールで勝ち 【次鋒】 デアボリック・エミッションで勝ち 【中堅】 エクセリオンバスターで勝ち 【副将】オリンシス現象負け 【大将】同上 3勝2敗 遊戯王オフィシャルカードゲームデュエルモンスターズ 【先鋒】勝てないが負けない 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】攻撃効かない吸収負け 【副将】吸収負け 【大将】吸収負け 1勝3敗1分け ジョジョの奇妙な冒険 【先鋒】プラズマランサーで勝ち 【次鋒】勝てないが飛んでるので負けない 【中堅】爆弾化負け 【副将】老朽化負け 【大将】時間停止で殴られて負け 1勝3敗 1分け 鉄腕アトム 【先鋒】勝てないが負けない 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】毒ガス負け 【副将】原子分解銃で負け 【大将】縮小負け 1勝3敗1分け 機動戦士ガンダム(ノベル) 【先鋒】プラズマランサーで勝ち 【次鋒】ビット負け 【中堅】エクセリオンバスターで勝ち 【副将】ライフル負け 【大将】メガ粒子砲負け 2勝3敗 銀河の三人 【先鋒】プラズマランサーで勝ち 【次鋒】倒せない倒されない 【中堅】倒せない倒されない 【副将】ビーム負け 【大将】ビーム負け 1勝2敗2分け 遊戯王オフィシャルカードゲームデュエルモンスターズ>魔法少女リリカルなのは>銀色のオリンシス vol.20 474 格無しさん sage 2006/12/11(月) 19 50 04 ジョジョより一つ下のなのはから考察 和風の壁から VS戦国BASARAシリーズ 【先鋒】攻撃は効かないが当たらない 【次鋒】距離的に凍結勝ち 【中堅】距離的に石化勝ち 【副将】アルカンシェル前に咆哮負け 【大将】攻撃は効かないが当たらない 2勝1敗2分け VS天外魔境Ⅱ 【先鋒】凍結負け 【次鋒】攻撃力負け 【中堅】石化勝ち 【副将】相手の攻撃は当たらないからアルカンシェル勝ち 【大将】攻撃力負け 2勝3敗 VSがんばれゴエモンシリーズ 【先鋒】負けたら恥 【次鋒】攻撃が効かないから主砲負け 【中堅】流星には反応できないからスターダストレイン負け 【副将】んが砲には耐えられると思う 分け 【大将】惑星破壊負け 1勝3敗1分け 和風の壁>なのは 895 格無しさん sage 2006/12/20(水) 18 02 36 遅くなってすんません なのはの考察続き 上から下がります VSアーマード・コア 【先鋒】こっちの方が速いので勝てる 【次鋒】凍結勝ち 【中堅】ミストルティン勝ち 【副将】アルカンシェル勝ち 【大将】アルカンシェル勝ち 5勝 結果的には なのは>BASARA>山破壊の壁>AC 和風の壁に割り込んでしまったな vol.9 682 格無しさん sage 2006/04/19(水) 01 08 21 魔法少女リリカルなのは考察 超音速の壁あたりから見てみる。 vs鉄コミュニケイション 【先鋒】倒されないが相手に攻撃が当たらない。引き分け。 【次鋒】フレシェットランチャーと単分子ワイヤーで負け。 【中堅】相手の攻撃には耐えられそうだが変身時の隙を突かれて負けか。 【副将】フレシェットランチャーと単分子ワイヤーで負け。 【大将】フレシェットランチャーと単分子ワイヤーで負け。 4敗1分け 鉄コミュニケイション>魔法少女リリカルなのは vsFINAL FANTASY X シリーズ 【先鋒】移動は速くはないので攻撃の余波に巻き込んで勝ち。 【次鋒】魔力弾で勝ち。 【中堅】防御力が高いので倒されず逃げられる。遠距離から主砲やミサイルで負け。 【副将】反応が同程度なのでどちらが先に動くか分からない。先に動いた方の勝ちなので引き分け。 【大将】相手の攻撃が届く前に移動可能なのでアルカンシェルで勝ち。 3勝1敗1分け 魔法少女リリカルなのは>FINAL FANTASY X シリーズ vsギガンティック・ドライブ 【先鋒】ヒート・ビームは回避できないだろう。負け。 【次鋒】セラフィック・エッジで負け。 【中堅】スパイト・レイには耐えられる。ミストルティンで勝ち。 【副将】反応が同程度なのでどちらが先に動くか分からない。先に動いた方の勝ちなので引き分け。 【大将】反応が同程度なのでどちらが先に動くか分からない。先に動いた方の勝ちなので引き分け。 1勝2敗2分け ギガンティック・ドライブ>魔法少女リリカルなのは vsぱにぽにだっしゅ! 【先鋒】スターライトブレイカーで勝ち。 【次鋒】魔力弾で勝ち。 【中堅】プラズマランサーで勝ち。 【副将】先に移動できたとしてもパニポニデスファイヤーが速すぎるので負け。 【大将】アルカンシェルを溜める隙がないので負け。 3勝2敗 魔法少女リリカルなのは>ぱにぽにだっしゅ! vsゼノサーガシリーズ 【先鋒】アクセルシューターで勝ち。 【次鋒】魔力弾で勝ち。 【中堅】プラズマランサーで勝ち。 【副将】無理。負け。 【大将】無理。負け。 3勝2敗 魔法少女リリカルなのは>ゼノサーガシリーズ 683 格無しさん sage 2006/04/19(水) 01 08 42 vsジョジョの奇妙な冒険 【先鋒】反応で劣っているので心臓破壊負け。 【次鋒】倒せないが倒されない。引き分け。 【中堅】プラズマランサーで勝ち。 【副将】老朽化負け。 【大将】相手の攻撃には耐えられる。時止めの隙を縫って距離を取りアルカンシェルで勝ち。 2勝2敗1分け 魔法少女リリカルなのは=ジョジョの奇妙な冒険 vsこいこい7(アニメ) 【先鋒】スターライトブレイカーで勝ち。 【次鋒】バスターランチャー以外には耐えられる。 エターナルコフィンは溜める隙がなく、他の攻撃では当たらないだろう。引き分け。 【中堅】速すぎて攻撃が当たらない。変身時の隙を突かれて負けか。 【副将】こちらが動く前に倒されることはないだろう。アルカンシェルで勝ち。 【大将】速すぎる。バスターランチャー以上の電流球で負け。 2勝2敗1分け 魔法少女リリカルなのは=こいこい7(アニメ) vs聖戦士ダンバイン 【先鋒】倒されないが相手に攻撃が当たらない。引き分け。 【次鋒】オーラキャノンで負け。 【中堅】速すぎて攻撃が当たらない。変身時の隙を突かれて負けか。 【副将】対空砲座では倒されないと思われる。アルカンシェルで勝ち。 【大将】オーラノバ砲で負け。 1勝3敗1分け 聖戦士ダンバイン>魔法少女リリカルなのは vs終わりのクロニクル 【先鋒】準最終兵装展開で負け。 【次鋒】ヴェスパーカノンで負け。 【中堅】神砕雷で負け。 【副将】主砲で負け。 【大将】無理。負け。 5敗 終わりのクロニクル>魔法少女リリカルなのは 終××△△○○×○×鉄 微妙なので下も見てみる。 684 格無しさん sage 2006/04/19(水) 01 09 15 vs僕の血を吸わないで 【先鋒】催眠術で負け。 【次鋒】催眠術で負け。 【中堅】催眠術は効かない。移動は速くはないのでスターライトブレイカーで勝ち。 【副将】こちらが動く前に倒されることはないだろう。アルカンシェルで勝ち。 【大将】念動力を振り切れるか微妙。引き分け。 2勝2敗1分け 魔法少女リリカルなのは=僕の血を吸わないで vsブギーポップ 【先鋒】ホワイト・ライアットは任意発動なので先にアクセルシューターを当てて勝ち。 【次鋒】魔力弾でも戦車砲よりは強いだろう。勝ち。 【中堅】プラズマランサーで勝ち。 【副将】アルカンシェルで勝ち。 【大将】超音速突撃で負け。 4勝1敗 魔法少女リリカルなのは>ブギーポップ vsガンガンヴァーサス 【先鋒】攻防速で上回っているのでアクセルシューター→スターライトブレイカーで勝ち。 【次鋒】攻防が高く攻撃速度も速いので微妙。負け。 【中堅】相手の攻撃で倒される可能性は低いと思われる。ミストルティンで勝ち。 【副将】開始距離が長いのでこちらが動く前に倒されることはないだろう。アルカンシェルで勝ち。 【大将】開始距離が長いのでこちらが動く前に倒されることはないだろう。アルカンシェルで勝ち。 4勝1敗 魔法少女リリカルなのは>ガンガンヴァーサス 問題なさそうなので 魔法少女リリカルなのは=ジョジョの奇妙な冒険 vol.110 449 :格無しさん:2013/03/14(木) 02 18 58.25 ID 3IM/Djca 魔法少女リリカルなのは 再々考 隕石の壁より上に ○アイドルマスター XENOGLOSSIA 3勝2敗 注!隕石速度は地表衝突時を想定。大気圏想定なら素早さで全敗 【先鋒】プラズマランサー勝ち 【次鋒】ミストルティン勝ち 【中堅】エクセリオンバスター勝ち 【副将】【大将】速度負け。すなわち死 ○突撃!パッパラ隊 3勝2敗 【先鋒】微妙なところだけど素早さは勝ってるんだよな。まあプラズマザンバーブレイカーで勝てるかな 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】素早さ負け。ハイパーキャノンを耐えるのはさすがに無理だな 【副将】デストーションフィールドを張る隙はありそう。アルカンシェルで勝てる 【大将】まあ無理 ○アリアンロッド・リプレイ・ルージュ 5勝 【先鋒】素の防御でも相手の攻撃は何とかなるかな。プラズマザンバーブレイカー勝ち 【次鋒】反応は早いけど移動が遅いから吸収勝ちで問題ない 【中堅】エクセリオンバスターで爆殺 【副将】【大将】アルカンシェルで余裕勝ち ×鉄腕アトム 1勝1分け3敗 【先鋒】相手のが早いけどやられはしない。ただ決定打も無理。分け 【次鋒】高温は耐えられる範囲。封鎖領域で相手を追い込んで吸収勝ち 【中堅】いくらなんでも無理 【副将】アルカンシェル打つ前に原子分解銃を食らって負けだな 【大将】勝てるかー ○ガンダムシリーズ(漫画) 3勝2敗 過去考察流用 【先鋒】プラズマランサー勝ち 【次鋒】バスターライフル負け 【中堅】エクセリオンバスター勝ち 【副将】アルカンシェル勝ち 【大将】月光蝶まけ ×ウルトラマン THE FIRST 3分け2敗 【先鋒】【次鋒】【中堅】素早さ考えると無理だな 【副将】【大将】素早さ負けだけど負けはない。相手に攻撃が当たりそうもないことを考えると分け ×機動戦士ガンダム(ノベル) 5敗 【先鋒】【次鋒】【中堅】素早さ考えると無理だな 【副将】【大将】スペック差負け 450 :格無しさん:2013/03/14(木) 02 19 36.68 ID 3IM/Djca ○都市シリーズ 3勝2敗 過去考察流用 【先鋒】サンダーフォール勝ち 【次鋒】吸収勝ち 【中堅】エクセリオンバスター勝ち 【副将】言詞塔砲負け 【大将】言詞銃負け ×勇者30 5敗 【先鋒】【次鋒】【中堅】ハメツの呪文を唱えられてから相手が規定時間まで逃げ延びて負け 【副将】【大将】まあ無理 ×幽☆遊☆白書 5敗 【先鋒】【次鋒】【中堅】素早さ負け。バリアジャケットとか無駄なレベル 【副将】【大将】まあ無理 ×太陽少年ジャンゴ 5敗 【先鋒】【次鋒】【中堅】【副将】【大将】素早さと攻撃を考えるとまあ無理だな ウルトラマン THE FIRST>魔法少女リリカルなのは>ガンダムシリーズ(漫画)
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魔法少女リリカルなのは ※ニコニコ登場以前のアニメなので周回者によるネタバレコメントを含む場合あり 第01話 「それは不思議な出会いなの?」 第02話 「魔法の呪文はリリカルなの?」 第03話 「街は危険がいっぱいなの?」 第04話 「ライバル!?もうひとりの魔法少女なの」 第05話 「ここは湯のまち、海鳴温泉なの!」 第06話 「わかりあえない気持ちなの?」 第07話 「三人目の魔法使いなの!?」 第08話 「それは大いなる危機なの?」 第09話 「決戦は海の上でなの」 第10話 「それぞれの胸の誓いなの」 第11話 「思い出は時の彼方なの」 第12話 「宿命が閉じるときなの」 第13話 「なまえをよんで」 第01話 「それは不思議な出会いなの?」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm2421309 25 36 41965 11293 第02話 「魔法の呪文はリリカルなの?」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm2421613 25 36 16641 4502 第03話 「街は危険がいっぱいなの?」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm2421941 25 36 16067 3978 第04話 「ライバル!?もうひとりの魔法少女なの」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm2422249 25 59 14450 2924 第05話 「ここは湯のまち、海鳴温泉なの!」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm2422591 25 39 13531 2180 第06話 「わかりあえない気持ちなの?」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm2423037 25 43 12663 1776 第07話 「三人目の魔法使いなの!?」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm2423354 25 39 12005 1579 第08話 「それは大いなる危機なの?」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm2423747 25 43 11841 1514 第09話 「決戦は海の上でなの」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm2424140 25 59 11549 1486 第10話 「それぞれの胸の誓いなの」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm2424515 25 59 11448 1456 第11話 「思い出は時の彼方なの」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm2424928 25 43 12918 1995 第12話 「宿命が閉じるときなの」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm2425402 25 43 12307 1319 第13話 「なまえをよんで」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm2425961 25 39 12706 1843
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【作品名】魔法少女リリカルなのはA s OP 【曲名】ETERNAL BLAZE 【歌手】水樹奈々 田村ゆかり 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】魔法少女リリカルなのはA s ED 【曲名】Spiritual Garden 【歌手】田村ゆかり 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥150 □■iTMS■□ 【作品名】魔法少女リリカルなのはA s (第12話)挿入歌 【曲名】BRAVE PHOENIX 【歌手】水樹奈々 田村ゆかり 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□
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「ダンテェ~~~ッ、起きてるか!?」 数少ない馴染みの来客に、ダンテは口を歪めながら振り向いた。 といっても、親しい相手に対する笑顔ではない。顔を顰める代わりに浮かべる皮肉の笑みだ。 付き合いの長い相手ではあるがビジネスに関してのみだし、黒いものを溜め込んだビヤ樽腹の情報屋なんてプライベートでは歓迎したくない。しかも男だ。 「お前のダミ声は妙に頭に響きやがる。腹違いの弟にエンツォっていねえか、レナード?」 「酔ってんのか? だったら、朝っぱらからそんな妙な格好してるのも頷けるな」 慣れた軽口の応酬をしながら、レナードは事務所の姿見の前で普段の服装とは違うダークグレーのスーツに着替えるダンテを見て顔を顰めた。 あのド派手な真紅のコートを好む目立ちたがり屋の色男が、こんな普通の格好をするなど、今日は何か特別な事が起こるのだろうか? その予想は、ある意味当たっていた。 「どうだ、似合ってるか?」 「お前さんは何着ても様になるよ」 「男に褒められても嬉しくないぜ」 「なら聞くな。 その格好は何の真似だよ? まあ、お前さんの服装と性格が少しでも落ち着いてくれるんなら、大歓迎なんだが……」 「今日は大切なデートの日なんでね」 「なにィ!?」 予想外の返答に、レナードは思わず素っ頓狂な声を上げていた。 ダンテの容姿なら女の引く手は数多だが、事務所に母親らしい美女の写真を置くようなマザコンがここ数年、女と真面目な交際をしたことなどなかった。 そんな男が週末の休日にここまで準備を整えて女と会う予定があることに驚愕したのもそうだが、今日の予定を覆されたレナードはまた別の意味で狼狽していた。 「ちょ、ちょっと待ってくれ! 今日は仕事を持ってきたんだ!!」 「そうかい、なら他所を当たってくれ。今日はもう先客があるんでね」 「お前をご指名なんだよ! しかもタダの相手じゃねえ、あの<時空管理局>からなんだ!!」 まるで気のない返事をしながら手櫛で寝癖を整えるダンテを見て、慌てたレナードは咄嗟に依頼先の名前を出した。 予想外な大物が目の前の小悪党から飛び出したことに、ダンテは『ヒュゥ♪』と口笛を吹き―――そして、最後にスーツの襟を正すとレナードの横をすり抜けて事務所の扉へ向かった。 「お、おいっ! 断るのかよ!?」 「言ったろ? 先約があるのさ」 目の前の男がミッドチルダの法である組織を相手にしてたった一人の女との約束を選ぶ神経を、レナードは疑った。 「待てよ、相手もそうだが依頼の内容もノーマルなヤツじゃねえ! ほら、例のお前さん専門のヤツさ!!」 レナードは<デビルハンター>という謎の裏家業を自称する男が好みそうなキーワードを持ち出してきたが、それすら尚ダンテは笑い飛ばして見せた。 「そうかい、なら<合言葉>は?」 「バカヤロウ! 本当に相手が誰だかわかってんのか!?」 「俺が気分屋なのは知ってるだろ? それによく知ってるさ。お強い魔導師様の軍隊なんだ、化け物の一匹や二匹、こんなスラム街の何でも屋に頼まなくても一網打尽に出来る。相手が気の毒なくらいだね」 取り付くしまもないダンテの態度にレナードは絶望した。この男は受けないと決めた依頼は、相手が誰であろうとどれだけ金を積もうと絶対に引き受けないのだ。 だからといって、無理矢理押し付けることも出来ない。本気になれば、天下の管理局より目の前の男一人の方がよほど恐ろしいのだから。 いつか、ダンテを怒らせた時の事を思い出して、レナードは寒気を感じた。 その時の記憶を蘇らせるように、ドアノブに手を掛けたダンテが振り返る。 「おい、最近様子を見てねえが、アイツの金に手は出してないだろうな?」 「わ、分かってるよ。しっかり管理してる、この前で懲りたさ……」 数年前、唐突に押し付けられた一人の少女の財産や戸籍などの管理を、レナードはその少女が成人するまで行っているのだった。 ダンテの事務所に時々顔を出すようになったその少女は、彼の妹分と言ってよかった。 何を思ってその少女の世話をするようになったのか? もちろんレナードにはこの変わり者考えなど分かるわけがない。ただ凄腕の彼からの恩と報酬を得る為に頼まれた事をこなしていた。 魔が差したのは、少女の亡き兄が残した遺産を管理していた時である。 ―――レナードは遺産の一部を着服した。 その事が偶然か故意か、ダンテの知る所となった時、レナードが見たものはまさしく地獄だった。 ゴロツキどもや犯罪者相手の情報屋家業を始めて長くなるが、その日ほど強烈な<死の恐怖>を体感したことはない。 馴染みの飲み屋で少し贅沢な酒を飲んで女と遊んでいる所へ、馬鹿でかい剣を担いだダンテが突っ込んで来て、開口一番に言った。 『お前を二つに割って盗んだ金の分だけ酒を搾り出してやるぜ。それとも、食い物じゃなく女を二度と食えない体にした方がいいか?』 暖かく濡れた股座に突きつけられた剣先には殺意が纏わり付いていた。 脅し文句としてはありふれたものだったが、それを言うダンテの放つ気迫にはかつて経験したことのない威圧感があった。同じ人間をあれほど恐れられるものなのか。 あの姿は今でも脳裏に焼き付いている。まるで<悪魔>だった。 以来、レナードはダンテに対して恐怖に裏付けられた真摯さで対応するようにしている。彼を騙す事は、自分の寿命を縮める事に繋がると痛感したのだから。 「なら、いいさ。 お偉いさんにはせいぜい上手く断れよ、明日からなら喜んでやるぜ。なんせ、まだこの事務所の借金だって残ってるんだからな」 利かせていた睨みをいつもの笑みに変えて、ダンテは事務所を颯爽と出て行った。 一人取り残されたレナードは肩を落としたまま呆然と閉まる扉を見つめる。 「……だったら今引き受けてくれよ。チクショウ、どんな女があの気分屋の気をここまで引いたってんだ?」 悪態も弱弱しく、所在無さに気に寒々しい事務所内を見回す。相変わらず仕事場とは思えない乱雑な装飾だ。 そこでふと、レナードは机の上に封の切られた手紙を見つけた。 紙の便箋はアナログな通信手段だが、都市機能の半分が沈黙しているこの廃棄都市で確かな連絡方法と言えばこれくらいしかない。 この場末に手紙など届くものか、と純粋に驚きながら広げられた文面を眺めているうちに、レナードは頭を抱えそうになった。 ダンテが今回の仕事をキャンセルした理由が、まさにそこに書かれていたからだ。 「なんだよ、そりゃあ……。アイツの何処を押しゃあ、こんな家族サービス精神が出てくるんだ?」 手紙の差出人欄―――そこには、つい先ほど回想していたばかりの、あの少女の名前が書いてあった。 「マザコンの次はシスコンかよっ!? やっぱり、あの野郎の考えることは俺にはわからねえ!」 オーマイガァッ、と絶叫するレナードの声が事務所の中で寒々しく響いた。 魔法少女リリカルなのはStylish 第三話『Strawberry Sunday』 「BLAME」 炸薬を使わない銃型デバイスの銃声の代わりに小さく呟く。無意識の事だった。 空気を裂いて、構えた両手のデバイスから魔力弾が発射された。二発の光弾は前方の木々に向かって高速で飛来する。 魔力で形勢された光弾は、軌道上の木を回避するような動きで突き進み、その奥にある的の中心へ吸い込まれていった。 鉛の弾丸では不可能な弾道の操作こそが、魔法の利点である。 「ふーむ……よし、いいぞ。32番」 「ありがとうございます」 背後に控えた教官の言葉と同じ訓練生達の感嘆の声を受け、ティアナは二つの銃口を下ろした。 「見事な腕だ」 「結構、ギリギリでしたけど」 「弾道操作に限ってはな」 その言葉に、さすがに教官はよく見ている、とティアナは素直に感心した。この訓練の中で自分が行ったことを理解しているらしい。 見ての通り、この訓練は標的までの障害物を利用して魔力弾の操作性を高める為のものである。 ティアナが放った魔力弾は二発。うち一発はセオリー通り、射線上にある木々を避けるように動かして命中させた。 しかし、もう一発の魔力弾は、本来不可能に見える標的まで直線で繋いだわずな隙間を縫うように放ったのである。 もちろん、結果は二発とも命中だった。 「デバイスの種類のせいか……しかし、そのタイプの銃でよくそこまで精密な射撃が出来るものだ。慣れているな。その能力を武器にするといいだろう」 「ありがとうございます」 一つの目的を達するのに、セオリーと同じ手段をとる必要はない―――現場での臨機応変さを、この教官は理解しているようだった。それは尊敬に値する。 ティアナは評価された喜びを普段どおりの鉄面皮に隠して、手の中で踊るデバイスをガンホルダーに突っ込んだ。 「……だが、その妙なパフォーマンスは減点だな。何の戦術的利点(タクティカルアドバンテージ)もない」 自分の無意識の行動にツッコまれ、ティアナは羞恥で顔を真っ赤にした。 未だに、このクセは抜けていないのだ。相棒や一部の同僚にはウケがいいが、元来真面目なティアナはその指摘にとてつもなく恥ずかしくなる。 「それと、撃つ時のポーズもどうにかならんか? もちろん、撃って当たるんなら、そんな細かい点まで指摘する必要はないし……まあ、人それぞれ好みもあるだろうしな」 「す……すみません……」 ティアナはもう消え入りそうな声で、かろうじて答えた。 二挺の銃で『左右を交互にカバーする』のではなく、『同時に二つの射線を確保出来る』ことが今のティアナの強みである。その為、ティアナは主に眼で狙わずに感覚で狙いを定めていた。 それはそれで希少なスキルなのだが、目線と射線を合わせる必要がない為か、体が自然と無茶な姿勢で撃ってしまうのだ。 肩越しや脇の下から銃身だけを向けて背後を撃ったり、左右の的を撃つのにわざわざ両手をクロスさせたり―――不利な点はないだろうが、特に必要性もない。 しかし、感覚で撃っているせいか、下手に姿勢を正そうとすると途端に当たらなくなる。 これは自分が銃を扱う参考にした男の影響だと、ティアナは理解していた。 同時に恨みも募っていく。あんな曲芸染みた撃ち方を好む派手好きの兄貴分のせいで、こんな人前で恥をかくのだ。 「気にすんなよ! 映画みたいでカッコいいぞ!」 「なあ、むしろ撃った後のポーズとか考えてみたくね?」 「ランスターさん、素敵っ!」 何故か同じミッド式の訓練仲間にはすこぶる好評だった。ミーハーな連中が多い。 最初に感じていた変則デバイス持ちへの奇異の視線は今や薄れ、純粋な憧れの視線や同性からの黄色い声を受け流しながら、ティアナは疲れたようなため息を一つ吐いた。 ティアナ=ランスターが陸士訓練校に入校して、はや三ヶ月。 訓練は順調である―――。 ティアナが訓練後のシャワーから戻ると、珍しくスバルが自室のデスクに向かっていた。 「なんだ、もうアンケート書いてるの?」 「あ、ランスターさん。おかえりー」 机の上には、卒業後の配属希望先を記入する為のアンケートが置かれている。 「……まあ、どーせ提出するわけだしね。あたしも書いちゃおう」 自分もペンと紙を持ち出したティアナの行動に、人知れずスバルの瞳が光った。 机に向かうティアナとは反対に席を立ち、書き終えたアンケートを仕舞う動きを見せながら、素早く背後に回り込む。 足音と息を殺し、不自然なほど静かに接近しつつ、ティアナの書くアンケートを肩越しに覗き込もうと画策した。 しかし、それはあっさり失敗に終わった。 「BLAME! ―――はい、死んだ」 唐突に硬い感触が顎を持ち上げ、冷や汗を流しながら視線だけ下に向けると、いつの間にか下から突き上げるように向けられたアンカーガンの銃身が見える。 肩越しに向けられるティアナの冷めた視線を受け、スバルは苦笑いを浮かべた。 「いや、あのー……その、興味があるっていうか…………コンビとして?」 初の訓練時から好んで強調するようになった<コンビ>という言葉に、ティアナは『何故ここまで懐かれたものか?』とため息を吐いた。 お返しとばかりに、驚異的なハンドスピードでスバルのアンケート用紙を奪う。 「あんたには関係ないでしょ。まったく……そーゆーあんたはナニ希望よ?」 「あっ、早!? かえしてー!」 「備考欄『在学中はティアナ=ランスター訓練生とのコンビ継続を希望します』? やめてよね、ぞっとしない」 「みーなーいーでー!」 必死に妨害しようとするスバルの攻撃を、ティアナはアンケートを読みながらヒラヒラかわしていく。 理詰めの動きを好む割りに、こういった攻撃への勘は驚くほど働く相棒の能力にスバルは改めて戦慄し、そして涙目になった。 「だいたいね、在学中のコンビなんて一時的なものなのよ。必要以上に馴れ合ってどうするの? 卒業してそれぞれの配属が決まった時、後腐れなく別れることが出来る。同僚として不安なく互いを見送って往ける―――それが訓練生として理想的な付き合い方よ。あんたもちょっと独立する意思を持ちなさい」 もはや恒例となったティアナの説教がスバルを厳しく叱責する。 しかし、こっそりとティアナのアンケートを覗き込んだスバルは瞳を輝かせた。 「あ、でもランスターさんも災害担当志望になってるよ。わたしと一緒だね!」 「えっ、あんたもなの? どこまで続くわけ、この腐れ縁……」 「そんなつれないこと言わないでよー。ああ、でもランスターさんと一緒なら心強いなぁ。頑張って名コンビを目指そうね!」 何故にそこまではしゃぎまくるのか。スバルにここまで好意を抱かれる理由にとんと思い当たらないティアナは、僅かに嬉しく思いながらもそれ以上の苦労を見越して再びため息を吐いたのだった。 定番となった二人の温度差のあるやりとりを続け、やがて話題は週末の休みの予定になった。訓練場整備の為、普段は週末も練習に費やす二人も久しぶりの休みを取る事になる。 「ランスターさん、週末のお休みどうする?」 「あたしは……いつも通りよ。あんたと違って、帰る家も待ってる家族もいないしね」 何食わぬ顔で返そうとして、一瞬脳裏に浮かんだ赤い影に少しだけ言葉が詰まった。 肉親は一人もおらず、住んでいた安アパートは入校と同時に引き払った。嘘は言っていない。しかし、黙っていることはあった。 休みの日に、実は一つだけ予定があるのだ。 しかし、その予定をこの騒がしいルームメイトに話すつもりは毛頭なかったし、何よりその予定をキャンセルすべきか今も悩んでいる最中だった。 人と会う約束がある。 ―――しかし、手紙まで出しておいてなんだが、当日が近づくにつれて気が進まなくなってきていた。 別に大した理由ではない。 恥ずかしいからだ、特に意味もなく。 「―――じゃあさ、じゃあさっ」 そんな葛藤による沈黙をどう受け取ったのか、唐突にスバルは切り出した。 「じつはあたし、おねーちゃんと遊びに行く約束をしてるのね。それで、ごはんとおやつおごってくれるって話だから、ランスターさんもよかったら……」 「冗談やめてよね。馴れ合う気はないって、何度も言わせないで」 ある意味予想できた内容を、ティアナは普段どおりの冷めた声で遮った。他人の事情に干渉する気はないし、ましてそれが家族ならば尚更だ。 しかし、スバルもそんなティアナのツンとした対応には慣れたもので、聞いてないかのように話を続ける。 「おねーちゃんもランスターさんにぜひぜひ会ってみたいって」 「む……」 なかなか小賢しい切り出し方だと思った。自分ではなく家族を引き合いに出す辺り、ティアナの性格を分かっている。これでは無下に出来ない。 「午前中から夕方まで、半日だけだから。ね?」 「―――あんたのお姉さんには申し訳ないけど」 「ね?」 見上げる視線をやめろ。まるで子犬だ。 ティアナは不屈の精神でその懇願を切り捨てる。 「お断りするわ。ほっといて」 「……あたし、思うんだ」 翌日。ティアナはスバルと共に待ち合わせ場所であるミッドチルダ東区の<パークロード>にいた。 「あんたのその異様なワガママさと強引さだけは見習うべきところがあるって!」 「ほめられたー♪」 私服まで着飾って、完全にスバルのペースに巻き込まれたティアナは慣れ親しんだ諦めの感覚に歯軋りする。 あの男もそうだった。強引で、ワガママで、理由や理屈なく自分の行動に自信満々で―――しかし、何故か憎めない。 巻き込まれ型の自分としては、これ以上厄介な相手はいないだろう。どうやらこういうタイプには縁があるらしい苦労体質の自分を呪った。 もちろん、この強引さには休日に予定のない自分を気遣うスバルの思いやりがあったのも確かだろう。 これで、本当は予定があったのだと気付いたらどうなるだろうか? 無駄な仮定だと思った。あのお人好しをわざわざ気まずくさせるつもりなどない。 何より、今日の予定をキャンセルはしていないのだから―――。 「それで、お姉さんどこ?」 「えーとねー……あ!」 『スバル!』 休日で人々が行き交う中、スバルは手を振る姉の姿を見つけた。 訓練生のスバル達にとって一足先に進んだ、現役陸戦魔導師である<ギンガ=ナカジマ>だ。 「ギン姉~!」 「スバル~♪」 子犬のように駆け寄るスバルの手を取るギンガ。互いの顔に浮かんだ満面の笑みを見れば、この姉妹の仲がどれ程良いか傍で見るティアナにも理解出来た。 「1ヶ月ぶり~、元気だった?」 「もちろん! スバルも元気そうね」 お次は熱い抱擁シーンか、と傍観してたティアナだったが、二人が笑顔で交わしたものはハグなどではなく、パンチの応酬だった。 もちろん敵意を持ったそれではなく、スキンシップのレベルで軽く拳を合わせている程度のものだが、それでも鍛えているだけあって一般人には洒落にならないくらい鋭く速い。 これが体育会系のノリか……と、ティアナは妙な納得をしていた。 「そうだギン姉、こちらランスターさん」 「はじめまして、スバルがいつもお世話になってます」 「ど、どうも……」 ちょっと変わった姉妹のやりとりに半ば呆気に取られていたティアナは我に返って会釈する。 ギンガの落ち着いた物腰はスバルとは似ても似つかない。ただなんとなく『この人も天然入ってるんだろな』という印象だけは感じた。やはり姉妹なのだ。 軽い自己紹介を交わしながら、ティアナは仲のいい二人の絆に少しだけ羨ましくなる。 ああやって笑い合うはずの兄は、もうこの世にいない。 目の前の光景を妬むほど卑屈に生きているつもりはないが、それでも天涯孤独の身に染みるのは仕方のないことだった。 内心の思いを笑い飛ばすようにティアナは苦笑した。 「―――自慢するだけあって、いいお姉さんね。大事にしなさいよ?」 「え……う、うん!」 唐突に掛けられた言葉と微笑みに、スバルは戸惑いながらも嬉しそうに頷いた。 「あら、スバルったらランスターさんに何言ったの? 恥ずかしいわ……」 「手紙が届くたびに、喜んで話してくれましたよ。お会いできて光栄です」 「そんなに固くならないで。ごめんなさいね、いつもうちのスバルが迷惑かけちゃってるみたいで」 「いえ……妹さんは優秀ですよ。訓練校でも年少組ですけど、よくやってますし、何より努力しています」 「ほんとに? よかった」 「……ラ、ランスターさんが褒めてくれた!? やったよぉー!」 「まあ、こういう風に調子に乗るのがタマにキズですが」 珍しいティアナの褒め言葉にフィーバーするスバルを冷静にツッコむティアナ。 そんな二人の慣れたやりとりを、ギンガは優しい笑顔で見つめていた。 「―――ランスターさん。ご家族は?」 そして、それは何気ない話題の広げ方だったのだろう。 ごく自然に切り出したギンガの言葉に、ティアナは気まずげに笑った。 素直に言えば気を使わせてしまう。しかし、だからといって嘘をついてこの場を取り繕っても意味はないだろう。 少しだけ考えて、ティアナは結局言うことにした。 「私、ひとりです。両親は私が生まれてすぐの頃、育ててくれた兄も三年前……天涯孤独ってやつですね」 出来るだけ自然に言ったつもりだったが、果たしてそれが表情にも伝わっていたか、自信はなかった。兄の死は、今でも心の痛みを伴う。 ギンガとスバル、この優しい姉妹の顔に悲しみが映るのを、ティアナは見てしまった。 「ごめんなさい……」 「お気になさらず。―――肉親はもういませんが、代わりに騒がしい知り合いがいますんで」 ギンガの謝罪に、ティアナは努めて軽い口調で返した。 それは沈んだ空気を緩和させる為の気遣いもあったし、丁度そのタイミングを見測ったかのように近づく知った顔を視界に捉えたせいもあった。 ソイツはいつもの派手なコートではなく、何のつもりかスーツで着飾って、普段歩き慣れたスラム街を歩くように賑やかな道を違和感なく進んでくる。 正規の市民権も持たない人間なのに、この街中で『彼』はモデルが決められた道を歩くように自然だった。 人通りの中から頭一つ分飛び出す長身に長い足と美しい銀髪。たとえ服装が普通でも、いい意味で目立つ男だ。 そして『彼』は、人ごみの中で僅かな迷いもなくティアナを見つけ出すと、不敵に笑っていつもの軽口を言った。 「―――人を探してるんだが、あんた知らないかい? 今日のデートの相手でね、勝気な眼つきにそっくりな性格をしてるんだが、本当はただ素直になれないだけの可愛い奴なんだ」 「私も探してるの。ソイツは普段自己主張の激しい派手な格好が大好きな子供っぽい奴で、ちょうど顔はあんたソックリだったわ」 三年間続けてきた憎まれ口のやりとりに、ティアナも笑いながら応じた。 突然声を掛けてきた長身の美形と、スバルも初めて見るような『悪そうな笑み』を浮かべたティアナの反応に姉妹が呆気に取られる中、二人は声を合わせて笑い合う。 「……感動の再会って言うらしいぜ、こういうの」 「まだ半年も経ってないでしょ?」 「手紙一つも寄越さないからな、恋しかったのさ。さあ、まずはキスの一つでもしてくれ。それとも熱烈なハグがいいか?」 「バカ」 冷めた言葉にも、知らず苦笑が混じってしまう。交わし慣れた会話のリズムが懐かしい。 手紙を出し終えて今日までの緊張は嘘のように無く、ティアナはダンテとの数ヶ月ぶりの再会を素直に楽しんだ。 そこはごく普通の喫茶店だったが、その一角だけは一際異彩を放っていた。 四人掛けのテーブルに座る少女三人、男一人のグループ。 ギンガ、スバル、ティアナはそれぞれタイプは違えど例外なく美少女の容姿レベルを持っている。 それだけでいい意味で注目される集団だが、加えて頭一つ分飛び出たダンテの存在が奇妙なインパクトを与えていた。 十代半ばがせいぜいの少女達の輪の中に、開いた襟元からシルバーアクセサリを光らせるホストみたいな美形が妙な色気を振り撒きつつ混じっていたら、それはもう違和感丸出しである。 そんな奇異の視線を集めながら何食わぬ顔でテーブルを囲む四人に、注文の品が届いた。 「お待たせしました。トリプルアイスパフェとストロベリーサンデー、コーヒー二つになります」 見た目麗しい四人の客―――特に愛想良くウィンクまでしてくるダンテに対して緊張気味のウェイトレスは、頬を赤らめながらそれぞれの目の前に品物を置いた。 ダンテとギンガの年長者にコーヒー、スバルとティアナにはそれぞれアイスパフェとストロベリーサンデーが配られる。 積み上げられた三色のアイスに目を輝かせるスバルとは対照的に、ダンテは鼻腔を付く香ばしい匂いに顔を顰めていた。 ティアナはため息を吐きながら、自分の目の前にあるストロベリーサンデーとコーヒーを交換した。 「ありがとよ。やれやれ、注文した品物はちゃんと渡してほしいぜ」 「いい年こいた大の男が、こんな甘ったるい物好き好んで食べるとは思わないでしょ」 「そりゃ悪かった。だがな、そう馬鹿にしたもんでもないんだぜ、こいつはな。一口いってみるか?」 「遠慮しとくわ」 「結構イケるのにな……」 そう言って、クリームと苺を口に運びこむ作業に没頭し始めるダンテの隣では、まったく同じことをスバルがしていた。 それぞれの好物を美味そうに頬張る姿は、全く似ていないのに親子か兄妹のように錯覚してしまう。 向かいに座るティアナとギンガは思わず顔を見合わせて苦笑した。 「でも、ランスターさんも言ってくれればよかったのに、今日トニーさんと会う予定だったんでしょ?」 口の周りをクリームで彩ったスバルが困ったように呟く。 一般人の手前、ダンテは<トニー=レッドグレイヴ>を名乗っていた。 「あ、ひょっとしてわたしが強引に誘ったせいかな……?」 「違うわよ。待ち合わせ場所は同じだったし、結構大雑把な男だから来ないかもって思ってたし……正直、正装してる点だけでもビックリだけどね」 素っ気無い態度で憎まれ口を叩くティアナに対して、しかしダンテは心得ているとばかりに笑いながらスバルとギンガ見る。 「まあ、本当のところは手紙を出した後で急に怖気づいたんだろうぜ。一人で会うのが恥ずかしくなったとかな?」 「う、うっさい!」 「こんな風に図星を突くと分かりやすい奴なんだ。普段は素直じゃないが、一つ余裕を持って付き合ってやってくれ」 「はい、分かりました!」 「あたしを無視して話を進めるな! あと、あんたも何即答してんのよ!?」 「いいじゃねえか、これを機にもっと友好を深めろよティア。お前、友達いないんだから」 「あんたに言われなくないわよッ!」 「スバル、もっと押していないかないとダメよ。三ヶ月も一緒なのに、未だに『ランスターさん』なんて他人行儀な呼び方なんでしょ?」 「うん……ランスターさん、ここは一つわたしも『ティア』って呼んでいい!? わたしのことは『スバル』でいいよ!」 「一気に馴れ馴れしすぎ! あーもう、だから気が進まなかったのよ……!」 女が三人よれば姦しく、そこに色男が加われば賑やかさに輪をかける。 それまでギンガに対して一歩引いていたティアナもいつの間にか歩み寄っていた。 当初、スバルとギンガに対して別段距離を取っていたわけではないが、仲の良い姉妹の再会の横で一人佇むティアナが異端であることは否定できないことだった。 しかし、そこにダンテが加わることで自然と遠慮していた分の距離が縮まっている。 傍から見れば、二組の兄弟が談笑する姿がそこにあった。 「―――でね、ランスターさんってスゴイんだよ!」 「私達の<シューティング・アーツ>も魔導師では異端だけど、銃を使った格闘というのもまた珍しいわね」 「別に普通ですよ。魔法もミッド式で射撃しかできない凡人ですし、その格闘も見よう見まねの付け焼刃みたいなものですから」 「そのワリにゃ、体に染み付いちまってるみたいだな。お前、俺に『無駄な動きが多すぎる、素直に狙って撃てばいい』とか言ってなかったか?」 「まあ、トニーさんが師匠なの?」 「いや、もう全然こんな奴に師事した覚えはないですから。根っからのダメ人間なんで」 「えー? でも、ランスターさんって、よくわたしの知らない言葉で喋ったりするじゃない。あれって、トニーさんの国の言葉でしょ?」 「よ、余計なこと言うな!」 「Slow down babe? 慌てんなよ。詳しく聞かせてくれ」 「そう、それ! そういうのですよ!」 「わーわーわーわぁーっ! 「あらあら」 性格的にどこか似通ったところのある三人に、ティアナが孤軍奮闘し―――。 「トニーさんって魔導師なんですか?」 「いや、ちょいと危険な事も扱う何でも屋さ。あまり学はなくてね」 「ランスターさんとはどういう関係なんですか?」 「……そこのお二人さん、矛先変えないで。ソイツ、ある事ない事喋るから」 「ティアの兄貴とは友人でね、あとは色々あって今見ての通りの関係さ」 「血の繋がっていない家族、って感じですね」 「うんうん、本当の兄妹みたいだよっ」 「冗談、こんな奴と……」 「こいつの兄貴は一人だけさ、それは変わらない。だが、こいつといる時間は結構嫌いじゃないぜ」 「……」 「ランスターさん、顔あかーい」 「うるさい!」 笑い声と共に充実した時間は過ぎていく―――。 「あ、お会計は私が……」 「オイオイ、俺に女に奢らせる気か? いい女は男に貢がせるもんさ」 「そんな、いい女だなんて……」 「大丈夫? 万年金欠でしょ」 「いや、最近結構儲かってるんでね。週休六日からはおさらばだ」 「……ねえ、それって」 「そらそら、俺に格好をつけさせてくれよ、お嬢さん」 「あ、はい。ではお願いします」 「……」 そして、日が沈み、再び別れの時が来た。 公的交通機関であるレールウェイの駅は、休日ということで多くの人が行き交っていた。 一日の終わりに人を見送る者、休日出勤から帰り着く者をゲートが忙しくなく吐き出し、受け入れる。 その一角に、ダンテと見送る側であるティアナの姿もあった。 「安心したぜ、なかなか上手くやってるみたいじゃねえか」 「まるっきり保護者の台詞ね」 「違いねえ、俺のキャラじゃあないな」 エントランス中央にはボルトで固定された長椅子が配置されていたが、その全ては満席状態であり、家族連れで空いたスペースまで占領した者達が子供の溢したジュースで隣の客に頭を下げるなどの光景が見られる。 そんな愚劇に参加する気を端から放棄した二人は、素直に案内板の貼られた壁に背を預けて暇を潰していた。 ギンガとスバルは切符を買いに行っている。 これはティアナが頼んだことだった。ダンテと二人で話すことを暗に願った為に。 「―――ねえ、仕事が儲かってるって言ったわよね?」 ダンテの『本当の仕事』を他人に教えるつもりはない。ティアナは手短に話を切り出した。 「ああ、事務所の借金もそろそろ終わりそうだぜ。冷たいシャワーはもうウンザリだし、払い終わったら次はリフォームでも……」 「<合言葉>の仕事なんでしょ?」 台詞を遮って、ほとんど断言するティアナの勘の良さにダンテは閉口した。 彼女だけが知っている、ダンテの専門とする裏家業<デビルハンター>―――その名の如く、『悪魔を狩る仕事』だ。 かつて、ティーダ=ランスターの命を奪い、その名誉を地に落とした憎むべき存在達と戦う事だ。 「最近、首都でも奴らの存在を匂わせる事件が増え始めてるわ。だったら、あの街ではもっと増えてる筈。だって、アイツラはそういう存在だから……」 <悪魔>―――そう呼ばれる者達を、ティアナは知っている。 憎んでも憎みきれぬ相手だが、同時にその恐怖も知っている。 まるで魔法のように現れる存在達。場所も自由、時間も自由、形すら不定だ。 人間であるティアナにとって、奴らの存在は計り知れない。もし、真に奴らが自由なら人は抗いようがないのではないか? 無限を見ているような不安を、決意と憎悪で押さえ込んできた。 しかし、だからこそ―――。 「……なんだ、らしくもなく心配か?」 一笑に伏すダンテに虚勢など見えないし、事実彼が悪魔を狩る戦士として最高の力を持っていることは理解している。 「…………心配よ」 それでも、身を案じることは理屈ではないのだ。 「ヘイ、お嬢さん(レディ) 今更、変な考え直しなんかするなよ? 戻って来て、こんなヤクザな商売に本格的に足を突っ込もうなんて考えてるなら、顔を洗って目を覚ましてきな」 「……あの悪魔と戦えるなら、管理局でもあんたの傍でも変わらないでしょ?」 「なら、ティーダの夢はどうする? あの日の誓いは嘘か?」 「それは……」 ダンテは壁から離れると、ティアナに向き直った。 「―――ティア、お前が選んだお前の戦い方だ。そいつは間違っちゃいないさ」 見上げれば、時折魅せる優しい笑みが浮かんでいる。 「復讐って点じゃ、俺も変わらないけどな……お前のおかげで何が大切なのか分かった。失った人間から受け継ぐべきものは、力なんかじゃない。誇り高い、魂だ」 あの日、少女が一人の男と出会い、その行く末を替えた日―――幼い少女の誓いに、男もまた変化を得たのだ。 冷めた表情の下に涙脆い一面を持つ少女が必死に堪える肩に触れ、少しだけ躊躇うように鼻の頭を掻くと、ダンテはティアナを抱き締めた。 腕の中でティアナの体が驚きで小さく震える。 「やれやれ、こういうホームドラマは苦手なんだがな」 「……あたしだって、好きじゃないわよ」 「もう少し色気が出てきたら、こういうハグも喜んでやってやるんだがね」 「こっちから願い下げだわ。もしやったら、体に穴増やしてやるんだから」 「三年で口だけは悪くなりやがって……ティーダに殺されるな」 憎まれ口を叩き合いながら、少なくとも駅の一角にあるその光景は、仲の良い兄妹が抱き合うシーンとして違和感なくそこに在った。 ―――すでに切符を買い終わっていたギンガとスバルが、その抱擁シーンをこっそり見守っていることにティアナ『だけ』は気付いていない。 それからギンガとスバルが合流した後、それぞれを改札口で見送り、スバルと主に訓練校の寮へ戻る。 ティアナ=ランスターの休日はこうして終わった。 それが充実したものであったかどうかは、もちろんいつものように馴れ馴れしいルームメイトに明かす事はないのだが……。 「おやすみ、スバル」 「おやすみー、ランスターさん」 「……」 「……」 「……」 「…………ランスターさんッ、今!? 今ーーーッ!!」 「うっさい、早く寝なさいよ!」 「もう一度! もう一度、さっきのおやすみの挨拶をっ! 名前付きで!!」 「寝ろっ!」 後日、二人の訓練生の仲が少しだけ進展した事だけは確かである。 ラボのバリアケージに固定された『それ』を二人は神妙に見下ろしていた。 「―――これが例の?」 「ああ、この状態を保ったまま確保できた初めてのサンプルさ。でも、これまでのデータからして、後数時間もすれば跡形もなく消滅してしまう」 厳密にはそれは物質とは呼べないものだった。 血のように赤く、歪な球状に固まったそれの表面には苦悶に満ちた人の顔にも見える歪みが浮かんでいる。全体が淡く輝く石のようにも見えるが、しかし肉眼でも捉えられるこれは実際には実体を持たない物なのだ。 「検分の結果は?」 「何せ、どれだけ厳重に保存しても半日で消滅してしまう代物だからね。解析は難攻さ。 分かっている範囲では、物質でなければ何らかのエネルギー体というワケでもない。数値として観測は出来ても、それが何なのか過去に例を見ない奇妙な<石>さ。未だにカテゴリーすら出来ないんだからね」 「……整理しよう」 薄暗いラボの中、その<石>を照らし出すライトの光がクロノの顔の輪郭を浮かび上がらせた。 そして彼が促すと、向かい合って佇むヴェロッサが小さく頷いて応えた。 「―――<奴ら>の存在が初めて確認されたのは、記録を遡る限り四年前。 古代遺物(ロストロギア)の探索任務を行っていた陸士の一団が謎の襲撃を受け、謎の死を遂げた。それからもたびたび謎の襲撃は起こっているが、頻度が低い上に何の痕跡も無い為に公にはならなかった」 「だが、最近になって頻度は上がり続け、過去の事件は見直され始めている。わずかな生還者の証言から、襲撃者に共通点はない。動き出した動力源不明の人形、実体を持たない巨大な頭蓋骨、人の形を持った砂の化け物……」 「どれもこの世のものとは思えないね」 祈るように呟くヴェロッサをクロノが視線で諌めた。 これらは現実だ。現実は正しく認識しなければならない。それがどれ程、非現実的であったとしても。 「これらが未知の魔法生物である可能性は?」 「何とも言えないね。何せ、そいつらの肉片一つ手に入らないんだから」 見た目や種類にあらゆる違いを持つ襲撃者達の、奇怪な共通点の一つだ。 襲われた者達の中には、逆に敵を返り討ちにした場合もあったが、いずれも例外なく相手は跡形も無く消え去ってしまうのだ。 「僅かな共通点と言えば、やはりこの<石>か……」 多種多様な襲撃者達は、消滅する時に皆例外なくこの赤い石を残していく。しかし、それさえも時間と共に完全に消えてしまうのだ。 これが人為的な事件なのか、それとも事故なのか、カテゴリーすら出来ない。あらゆる事が不鮮明だった。 「まるで、本当に血みたいだね」 「これが<奴ら>の血痕だと?」 「違うかい? コレは<奴ら>を撃退出来たケースでのみ現れる。襲撃者の種類に関わらず、全てに。 この石が便宜上とはいえ何て呼ばれてるか知ってるかい? <レッドオーブ>もしくは<デモンブラッド>さ」 「<デモンブラッド>?」 「共通点がもう一つあったね。<奴ら>と遭遇した魔導師が例外なく同じ表現を用いている事さ―――『悪魔だ』ってね」 バカバカしい、そう思いながらもクロノは閉口した。 場所も、時間も、姿形さえ定かではない存在。そんな者を人はなんと呼ぶだろうか? いや、バカバカしい。改めて感情的になりつつある思考を切り替える。理性的な行動を重んじるクロノは、抽象的な表現に踊らされる自分を諌めた。 「身の丈を超える爬虫類を、知らない者は<悪魔>と呼ぶ。それがドラゴンだと知る僕達にとって、どれだけ滑稽に見えるか知らずに」 「存在する以上、定義することも出来るって? 相変わらず現実主義者だねえ」 「呼び方なんてどうでもいい。問題なのは、<奴ら>もこの<石>も手掛り一つ無い、未知の物でありすぎるという点さ」 神妙に呟くクロノを見て、ヴェロッサが思いついたように口を開いた。 「そういえば……大分前から<奴ら>と交戦してたらしい、廃棄都市の何でも屋? 当たってみるって言ってたけど、どうだったんだい?」 「交渉決裂したよ。独自の自治が出来上がってしまっているあそこでは、無理も通せないからな」 「残念だねぇ、貴重な証言者だと思ったのに」 「デマの可能性もある。過度な期待はしてないさ」 「結局、状況は一進一退もせずか……」 ヴェロッサの呟きには、僅かな失望の色が滲んでいた。 今はまだ、この状況を深刻に受け止める者はいなければ、疑問に思う者すらいない。 しかし、何かがこのミッドチルダを浸食しつつある―――そんな漠然とした不安が二人の中には燻りつつあった。 目の前のおぞましい<石>こそ、その不安が形となった物であるような気がしてならないのだ。 「しかし、情報が本当だとしたら、いずれその何でも屋は確保する必要があるね。多少強引な方法でも……」 <石>を眺めながら、ヴェロッサが呟く。 「この<石>が単純な魔力の塊ではない以上、人体にどういう影響を与える物なのかは分からない。ただ『生物が摂取可能』な物である事は確かだ」 「現場で何人かの魔導師が、この<石>を『吸収した』という報告があったな。何か分かったのか?」 「いや、最初の魔導師は摂取して数ヶ月経ってるが、未だに検査で異常は見られないそうだ。他も同じ―――でも、いずれも戦闘中に<石>に触れて、少量が体に吸い込まれるようにして消えただけなんだ」 「大量に吸収すれば、どんな影響が出るか分からない?」 「多分ね。でも、もしそうならイコール<奴ら>を大量に倒す必要がある……」 それだけ多くの敵を遭遇する例はこれまでになく、また魔導師に被害を出す程の敵の大群を相手にして戦い抜けるだけの戦闘力を持った者がいるものか―――? 今の段階では、全てが推定であり仮定でしか成り立たないものばかりだった。 結局、その日の二人の会合は実りある結論を出す事無く終わる。 それから約三年もの間、謎の襲撃の遭遇率と被害者数をゆるやかに増加させる以外の進展は起こらなかった―――。 時はまだ満ちず、わずかな者達がその一端に触れただけ。 陽光が生み出した影の中、人ならぬものたちの息吹。 夜の闇が天を覆うたび、ひそやかに舞い狂う黒い影。 光の差さぬ黒い影にうごめく、怪しい気配。 ……その全貌を知り得る者はまだ誰もいない。ただ一人、あの男を除いては……。 to be continued…> <ダンテの悪魔解説コーナー> フュリアタウルス(DMC2に登場) 牛肉の炭火焼ローストは俺も大好物だ。しかし、コイツほど不味そうな牛はいないだろうな。 神話で有名なミノタウロスの親戚みたいな姿をした、なかなか強力な火の悪魔だ。 本来は炎で熱した牛型の炉で罪人を焼き殺す刑具だったらしいが、そういういわく付きの代物に悪魔が宿るのは珍しいことじゃない。 今もその四肢には炎が通い、刑死者の断末魔の絶叫と極限の激怒が渦巻いている。 人の負の感情を積み重ねた呪いを力にする悪魔は例外なく強い。油断は禁物だぜ。 見た目通り、ハンマーを利用したパワーは半端なもんじゃないが、動きがスローなのも見た目通りだ。 熱いものは冷やすに限る。長年燃え続けた炉の火を、そろそろ落としてやろうぜ。 前へ 目次へ 次へ