約 1,622 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3311.html
さ〜て、今日も夜食にゆっくりタコ焼きでも食べるか。 ゆっくりタコ焼きとは、加工場産の食用のれいむやまりさをホットプレートやオーブントースターで焼く事で調理して食べる冷凍食品だ。 アルミのパッケージにはれいむとまりさの笑顔が 「ゆっくりしていってね!」「おいしいよ!」などと吹き出し付きで描かれている。 1パッケージに6個いり398円とちょっとお高い。 今川焼きやあんまんに近い食べ物だが、生地と餡子の相性が最高で 普通に小麦粉を溶いて餡子を入れたものとはまるで比べ物にならない。 あれ、冷凍庫に入れておいたはずがどこへ行ったかな? ゴソゴソと奥を探すが見当たらない。 「・・・ゅ・・・・・・ゅ・・・・・・」 足元で何か声が聞こえることに気づいて、下を見ると スーパーの手さげビニールに入っているパッケージを見つけた。 これから食べようとしていたゆっくりタコ焼きだ。 買ってきたまま冷凍庫へ入れ忘れて放置してしまったのだろう。 もぞもぞと動いているところを見ると、すでに自然解凍されてしまっている。 おそるおそる、パッケージを拾い上げてギザギザの溝に指をかけて開封してみた。 「ゆっくちちていっちぇね!」 「ゆっきゅり〜♪」 「ゆっくちちゅちぇね!」 「ゆ〜ん、ゆ〜ん!」 「ゆぅゆぅ・・・zzz」 「ゆ〜ん?・・・ぷりぷり」 6個ともすっかり冬眠(?)から醒めてしまっていた。 赤れいむ3匹と赤まりさ3匹 1匹のまりさは居眠りをしていて、もう1匹は小さなうんうんをしている。 1匹のれいむは人間の赤ちゃんのように泣きじゃくっていた。 もう自我や個性があるのだろうか これでは、冷凍状態と違って勝手に動き回っておいそれとホットプレートで焼くことができないだろう。 苦しめれば味が良くなる成体ゆっくりと違い赤ゆっくりはそのままがベストの甘み。 出来ればゆっくりした状態で調理したい。 かといって再冷凍はどんな食品であれ味を大きく落としてしまうものだ。 う〜ん・・・と考え込んで閃いた。 そうだ、こいつらを成体まで育てることができれば毎日ゆっくりが食べ放題じゃないか? それを冷凍してからタコ焼きにすれば、美味しいゆっくりタコ焼きが毎日食べられるぞ! いや、ゆっくりタコ焼きだけじゃない。 贅沢に赤ゆのみを使用したゆっくりお汁粉に赤ゆっくりの踊り食いだって思うがままだ。 こうして、俺と赤ゆの生活が始まった。 6匹に自由に動き回られるとうっかり踏み潰してしまったり、そこらへんに排泄されても迷惑なので とりあえず飼育ケースとしてダンボールにタオルをひいて入れてやることにした。 そこへ、カップアイスの蓋を逆さにしてティッシュをひく。 「いいか、うんうんもしーしーもここにしろよ。」 「ゆっきゅちきょきょにうんうんちゅるね!」 「ゆっくちわかっちゃよ!」 「ゆっきゅちー!」 「ゆえ〜ん、ゆえ〜ん!」 「ゆゅ〜ん・・・zzz」 「ゆう〜?」 1匹のまりさが話を聞かないで寝てばっかりなのでデコピンをすることにした。 ピシッ! 「ゆびょっ!」 体の半分をぐにゃりとへこませて目を大きく見開き、口から餡子を覗かせた。 「まりささん聞いてますか? うんうんと、しーしーはここだからね。 みんなもうんうんやしーしーを別の場所にやったらデコピンだから覚えておいてね!」 そして、もう一度デコピン ペシッ 「ゆぴゃ! ・・・いちゃいのやぁー!ぴしっやだよぉー!ゆぇえええんん!」 「ゆゆゆ!いちゃがっちぇるよやめちぇあげちぇね!」 「おかーしゃんきょわいよぉ〜!ゆえ〜ん!」 「ゆえぇ〜んゆえぇ〜ん!」 「ゆわぁぁぁ〜ん!」 「ゆぅ?」 痛がってるまりさを心配してる赤れいむもいるが、ほとんどは怖がって奥の方へ逃げて泣いている。 いくら頭の悪いゆっくりでも、こうやって体で教えていけば大丈夫だろう。 そういえば餌がまだだったな。 赤ゆっくりは生まれた直後に親が茎を食べさせるというが、まあ米粒でもあげておけばいいか、一応は糖分あるし。 電子ジャーからしゃもじではなくスプーンですくいとり、それをペットボトルの蓋をさかさにして盛る。 これがお茶碗というわけだ。 「ほら、赤ゆども、ゆっくりしたごはんだぞ」 ”ごはん”という単語は教えなくてもわかっているのか、それとも”ゆっくり”という言葉に反応したのか さっきまで泣いていた赤ゆたちは、もうそんなことを忘れてしまったようにペットボトルの蓋に群がる。 「ゆっくちたべりゅよ!」 「むーちゃ、むーちゃ!」 「もーく、もーく」 「ゆぇ〜ん、れいみゅもごはんたべちゃいよぉ〜!」 「まりしゃもたべりゅからどいちぇよぉ〜!ゆゆ〜ん!」 「ゆゆぅ〜?」 ペットボトルの蓋の茶碗は赤ゆにも小さかったのか、3匹が食べ始めると残り3匹は蓋のフチまで近づくことが出来ない。 そして、盛ってあったご飯が半分くらいになってくると、重量が軽くなったことで蓋が横向きにひっくり返り ころころ〜っと転がってしまう。 「ごはんしゃん、ころころしにゃいでね!いもうちょたちがまだたべてないよ!」 「ちあわちぇ〜♪まりしゃはもうおにゃかいっぱいだよ!」 「げっぷっ♪れいみゅのおにゃかぽんぽんだよ!」 「ゆぇ〜ん、ごはんさんゆっくりまってね!にげないでにぇ!」 「まりしゃのごはんさんまっちぇ〜!」 「ゆふ〜ん」 ペットボトルの蓋は失敗だったか。見た感じ餌箱っぽくていいと思ったんだがなぁ。 しょうがないから足元にごはんの固まりをスプーンひとすくいそのまま置いてやった。 どうせ下にひいてあるタオルは定期的に洗う予定なのでとりあえずはいいだろう。 「ゆ〜ん、おとーしゃんありがちょー」 「ゆゆ〜ん、おかわりきたからもっちょたべりゅよ!」 「げっっぷ、れいみゅはもうごはんしゃんなんてみちゃくもないよ!」 「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇー!」 「むっちゃむっちゃ!」 「もくもくもく、もくもくもく」 あれ、いま俺のことをお父さんと言ったのか? よくみてみれば、赤ゆにもれいむ種とかまりさ種とか以外に個体差がありそうだ。 よし、観察しやすいように額に油性マジックで番号を振っておこう。 長女っぽい、妹おもいなれいむが1番 おかわりを食べているまりさが2番 もうごはんを見たくもないとか言ってゲップしてるれいむが3番 泣いてばかりいたれいむが4番 寝てばかりいてデコピンしたまりさが5番 頭がかわいそうっぽい感じのまりさが6番 さて、夜食も食べ損なったし今日はもう寝るか。 自分の食事の代わりに赤ゆを満腹にしてやるとはとんだ愛護派だぜ。 居間にダンボールを残して、ベッドのある部屋へ移動しようとする。 すると、赤ゆどもがダンボールをかしかしとひっかきながら俺の後に続こうとしていた。 「おとーしゃん、いきゃないで!」 「まりしゃもおとーしゃんとゆっきゅりしたいよ!」 「げっぷ、れいみゅもれいみゅもー!」 「おとーしゃんいかにゃいでー、ゆわぁぁぁあん!」 「まりしゃ、もうわるいこちょちないきゃらいっちょにゆっくちちちぇ〜!」 「ゆぅ〜ん!ゆぅ〜ん!」 れいむ種はもみあげをピコピコとさせてじたんだを踏み まりさ種は届くわけのないダンボールの壁面をぴょんぴょんと跳ぶ 6番の頭が悪そうなまりさまで必死になって”><”こんな表情をしながら顔をフリフリと振ってこっちに叫んでいる。 生まれたときから傍にいて餌をくれた俺を親ゆっくりだと確信し その俺が視界の外に行き、どんどん遠くに離れていくと感じたのだろう。 6匹は自分たちを捨てて親がどこかへ行ってしまうと思う必死に呼び止めている。 「ぷぅ〜」 俺は一度だけ振り返ってから屁をこいて、ベッドのある部屋へと移動した。 「ゆぇ〜んゆぇ〜ん!」「ゆわぁぁ〜ん!」という泣き声がしばらく続き 夜中にトイレへ行ったときにそっと覗いてみたら 1番の長女れいむを中心に5匹は輪になって固まって寝息をたてていた。 「ゆぅゆぅゆぅ・・・みんにゃゆっくちちちぇね・・・」 「ゆゅ・・・おとーしゃん・・・zzz」 頬と頬をすりあわせて、しあわせー♪といった感じだ。 ちょっとイタズラ心で額に1番と書かれている長女れいむをツマ楊枝で突っつく。 「ゆぴゃ!」 サッと俺はダンボール内から死角になる位置に身を隠し様子を伺うと 1匹だけ目を覚ました長女れいむは、薄暗い暗闇の中で親がいない事を思い出し 「ゆ・・・ゆゆ・・・おとーしゃん・・・おとーしゃんはもうかえっちぇこにゃいの? ゆ・・・ゆゆゆ・・・ゆわぁぁぁぁ〜ん!」 と大声で泣き出した。 この長女れいむを中心に輪になっていたところを見ると きっと他の5匹を励まして親がわりになっていたのだろう その心が折れて泣き叫んでいる今、どうなってしまうのかとハラハラしながら様子を伺った。 長女れいむの泣き声で他の赤ゆも目を覚ます。 「ゆゆぅ・・・ゆっゆっ、ゆえ〜ん!ゆえ〜ん!」 「ゆぅ?・・・ゆ・・・ゆわぁぁ〜ん!おとーしゃーん!」 「ゆっ!?・・・ゆわわぁ〜ん!」 「ゆぅゆぅ?・・・zzz」 「ゆゆぅ?ゆゆ〜ん!ゆゆ〜ん!」 あれ、5番のよく寝るまりさだけ反応がないな。 見えないように、手だけスッとダンボール奥に忍ばせてツマ楊枝でチクリッ! 「ゆぴゅ!」 赤ゆからすればサソリのような生物が突如巣に襲い掛かってきたように見えるだろう。 それから、5番まりさも他の5匹が泣いているのを見てパニックに陥りふるふると震えて泣き出した。 「ゆえ〜ん、おとーしゃんたちゅけちぇー!まりちゃきょきょだよー!」 そのおとうしゃんが刺したわけですが(笑) さて、あんまり夜更かしすると体に悪いし今度こそ寝るか。ゆっくりゆっくり。 朝、すっかり赤ゆどもの事を忘れて居間に入ると 泣きつかれて葛饅頭のようになった赤ゆどもが俺に気がついて色めきたつ。 「ゆ・・・ゆゆ!おとーしゃんだ!おとーしゃんがかえっちぇきちゃよ!」 「ゆゆっ?おとーしゃん!おとーしゃん!」 「ゆっくちちちぇいっちぇね!ゆっくちちちぇいっちぇぶぴゅ!」 「ゆわぁぁ〜ん!おとーしゃん!」 「まりしゃいいきょにしちぇるからもうどこにもいきゃないでにぇ!」 「ゆぅ〜ん!ゆゆぅ〜ん!」 ああそうか、昨晩赤ゆを飼い始めたんだっけ。 とりあえず、また白いメシでもくれてやるか。 ん? 箱の中を見ると、逆さにしたカップアイスの蓋の上に5個の餡子の固まりがあるが ペットボトルの蓋の中に1個、同じような餡子の固まりがこびりついていた。 「こっちにうんうんしたの誰だ?」 6匹の前にペットボトルの蓋をもって見せる。 すると、3番のれいむが前に進み出て 「れいみゅだよおとーしゃん、そっちでうんうんしたほうがおちりをこうやってズーリズーリふけてきもちいいんだよ!」 そういって、ゆっへんとお尻を突き出しピコピコと左右に動かして見せる。 「はい、おしおき」 ペットボトルの蓋をそのまま3番のれいむに被せる。 プチトマトサイズの赤ゆにとってペットボトルの蓋は目元まですっぽりと入って内側の溝のせいで手のないゆっくりには簡単には外れない。 「れいみゅのおべべがぁ〜!まっくらでみえにゃいよぉお!」 まるで、目を抉られたかのような事を叫んでいる。 その間に、他の5匹には白いごはん。 「れいみゅもたべりゅよ!ゆっくちたちゅけちぇね!ゆえ〜ん!」 「お前は、昨日ごはんなんてもう見たくもないとか言ってたよね。ゆっくりできないゆっくりはこうなるんだよ!」 長女れいむと4番れいむ、6番まりさは心配していたが、他の赤ゆはお構いなしにごはんを平らげていく。 「むっちゃ、むっちゃ〜ちあわちぇ〜♪」 成体まで育てて、無料で赤ゆ食い放題にするつもりだが 子育てをするのが大変だなと半日もしないうちに実感した。 ここは、どこかからか教育係の親ゆっくりを手に入れて育てさせるか。 部屋から出るときにまた、赤ゆどもが大騒ぎを始めるだろうと思ったので 食べてる間にこっそりと部屋を出て外へ出かけた。 子育てといえば目指すは、れいむ種かちぇん種だ。 おにいさんわかるよー。 ・・・つづく。 過去の作品 ゆっくりいじめ系1222 ゆっくり繁殖させるよ! ゆっくりいじめ系1254 赤ちゃんを育てさせる ゆっくりいじめ系1261 水上まりさのゆでだこ風味 ゆっくりいじめ系1297 ゆっくり贅沢三昧・前編 ゆっくりいじめ系1466 ゆっくり贅沢三昧・後編 ゆっくりいじめ系1467 まりさの皮を被ったアリス ゆっくりいじめ系1468 肥料用まりさの一生 ゆっくりいじめ小ネタ222 ゆっくっきんぐ ドナーツ編 ゆっくりいじめ系1532 可愛そうな赤ちゃんにゆっくり恵んでね ゆっくりいじめ系1580 ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス ゆっくりいじめ系1673 ゆっくりクアリウム ゆっくりいじめ系1715 ゆっくりトイレ ゆっくりいじめ系1735 ゆっくりれいむと白いお部屋 ゆっくりいじめ系1743 プラチナまりさとフリーすっきり権 ゆっくりいじめ系1761 ちょっとしたイタズラ ゆっくりいじめ系1905 あったかいゆっくり ゆっくりいじめ系1935 しゃべらないゆっくり ゆっくりいじめ系1940 愛されまりさの一日 作者:まりさ大好きあき
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2331.html
さ〜て、今日も夜食にゆっくりタコ焼きでも食べるか。 ゆっくりタコ焼きとは、加工場産の食用のれいむやまりさをホットプレートやオーブントースターで焼く事で調理して食べる冷凍食品だ。 アルミのパッケージにはれいむとまりさの笑顔が 「ゆっくりしていってね!」「おいしいよ!」などと吹き出し付きで描かれている。 1パッケージに6個いり398円とちょっとお高い。 今川焼きやあんまんに近い食べ物だが、生地と餡子の相性が最高で 普通に小麦粉を溶いて餡子を入れたものとはまるで比べ物にならない。 あれ、冷凍庫に入れておいたはずがどこへ行ったかな? ゴソゴソと奥を探すが見当たらない。 「・・・ゅ・・・・・・ゅ・・・・・・」 足元で何か声が聞こえることに気づいて、下を見ると スーパーの手さげビニールに入っているパッケージを見つけた。 これから食べようとしていたゆっくりタコ焼きだ。 買ってきたまま冷凍庫へ入れ忘れて放置してしまったのだろう。 もぞもぞと動いているところを見ると、すでに自然解凍されてしまっている。 おそるおそる、パッケージを拾い上げてギザギザの溝に指をかけて開封してみた。 「ゆっくちちていっちぇね!」 「ゆっきゅり〜♪」 「ゆっくちちゅちぇね!」 「ゆ〜ん、ゆ〜ん!」 「ゆぅゆぅ・・・zzz」 「ゆ〜ん?・・・ぷりぷり」 6個ともすっかり冬眠(?)から醒めてしまっていた。 赤れいむ3匹と赤まりさ3匹 1匹のまりさは居眠りをしていて、もう1匹は小さなうんうんをしている。 1匹のれいむは人間の赤ちゃんのように泣きじゃくっていた。 もう自我や個性があるのだろうか これでは、冷凍状態と違って勝手に動き回っておいそれとホットプレートで焼くことができないだろう。 苦しめれば味が良くなる成体ゆっくりと違い赤ゆっくりはそのままがベストの甘み。 出来ればゆっくりした状態で調理したい。 かといって再冷凍はどんな食品であれ味を大きく落としてしまうものだ。 う〜ん・・・と考え込んで閃いた。 そうだ、こいつらを成体まで育てることができれば毎日ゆっくりが食べ放題じゃないか? それを冷凍してからタコ焼きにすれば、美味しいゆっくりタコ焼きが毎日食べられるぞ! いや、ゆっくりタコ焼きだけじゃない。 贅沢に赤ゆのみを使用したゆっくりお汁粉に赤ゆっくりの踊り食いだって思うがままだ。 こうして、俺と赤ゆの生活が始まった。 6匹に自由に動き回られるとうっかり踏み潰してしまったり、そこらへんに排泄されても迷惑なので とりあえず飼育ケースとしてダンボールにタオルをひいて入れてやることにした。 そこへ、カップアイスの蓋を逆さにしてティッシュをひく。 「いいか、うんうんもしーしーもここにしろよ。」 「ゆっきゅちきょきょにうんうんちゅるね!」 「ゆっくちわかっちゃよ!」 「ゆっきゅちー!」 「ゆえ〜ん、ゆえ〜ん!」 「ゆゅ〜ん・・・zzz」 「ゆう〜?」 1匹のまりさが話を聞かないで寝てばっかりなのでデコピンをすることにした。 ピシッ! 「ゆびょっ!」 体の半分をぐにゃりとへこませて目を大きく見開き、口から餡子を覗かせた。 「まりささん聞いてますか? うんうんと、しーしーはここだからね。 みんなもうんうんやしーしーを別の場所にやったらデコピンだから覚えておいてね!」 そして、もう一度デコピン ペシッ 「ゆぴゃ! ・・・いちゃいのやぁー!ぴしっやだよぉー!ゆぇえええんん!」 「ゆゆゆ!いちゃがっちぇるよやめちぇあげちぇね!」 「おかーしゃんきょわいよぉ〜!ゆえ〜ん!」 「ゆえぇ〜んゆえぇ〜ん!」 「ゆわぁぁぁ〜ん!」 「ゆぅ?」 痛がってるまりさを心配してる赤れいむもいるが、ほとんどは怖がって奥の方へ逃げて泣いている。 いくら頭の悪いゆっくりでも、こうやって体で教えていけば大丈夫だろう。 そういえば餌がまだだったな。 赤ゆっくりは生まれた直後に親が茎を食べさせるというが、まあ米粒でもあげておけばいいか、一応は糖分あるし。 電子ジャーからしゃもじではなくスプーンですくいとり、それをペットボトルの蓋をさかさにして盛る。 これがお茶碗というわけだ。 「ほら、赤ゆども、ゆっくりしたごはんだぞ」 ”ごはん”という単語は教えなくてもわかっているのか、それとも”ゆっくり”という言葉に反応したのか さっきまで泣いていた赤ゆたちは、もうそんなことを忘れてしまったようにペットボトルの蓋に群がる。 「ゆっくちたべりゅよ!」 「むーちゃ、むーちゃ!」 「もーく、もーく」 「ゆぇ〜ん、れいみゅもごはんたべちゃいよぉ〜!」 「まりしゃもたべりゅからどいちぇよぉ〜!ゆゆ〜ん!」 「ゆゆぅ〜?」 ペットボトルの蓋の茶碗は赤ゆにも小さかったのか、3匹が食べ始めると残り3匹は蓋のフチまで近づくことが出来ない。 そして、盛ってあったご飯が半分くらいになってくると、重量が軽くなったことで蓋が横向きにひっくり返り ころころ〜っと転がってしまう。 「ごはんしゃん、ころころしにゃいでね!いもうちょたちがまだたべてないよ!」 「ちあわちぇ〜♪まりしゃはもうおにゃかいっぱいだよ!」 「げっぷっ♪れいみゅのおにゃかぽんぽんだよ!」 「ゆぇ〜ん、ごはんさんゆっくりまってね!にげないでにぇ!」 「まりしゃのごはんさんまっちぇ〜!」 「ゆふ〜ん」 ペットボトルの蓋は失敗だったか。見た感じ餌箱っぽくていいと思ったんだがなぁ。 しょうがないから足元にごはんの固まりをスプーンひとすくいそのまま置いてやった。 どうせ下にひいてあるタオルは定期的に洗う予定なのでとりあえずはいいだろう。 「ゆ〜ん、おとーしゃんありがちょー」 「ゆゆ〜ん、おかわりきたからもっちょたべりゅよ!」 「げっっぷ、れいみゅはもうごはんしゃんなんてみちゃくもないよ!」 「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇー!」 「むっちゃむっちゃ!」 「もくもくもく、もくもくもく」 あれ、いま俺のことをお父さんと言ったのか? よくみてみれば、赤ゆにもれいむ種とかまりさ種とか以外に個体差がありそうだ。 よし、観察しやすいように額に油性マジックで番号を振っておこう。 長女っぽい、妹おもいなれいむが1番 おかわりを食べているまりさが2番 もうごはんを見たくもないとか言ってゲップしてるれいむが3番 泣いてばかりいたれいむが4番 寝てばかりいてデコピンしたまりさが5番 頭がかわいそうっぽい感じのまりさが6番 さて、夜食も食べ損なったし今日はもう寝るか。 自分の食事の代わりに赤ゆを満腹にしてやるとはとんだ愛護派だぜ。 居間にダンボールを残して、ベッドのある部屋へ移動しようとする。 すると、赤ゆどもがダンボールをかしかしとひっかきながら俺の後に続こうとしていた。 「おとーしゃん、いきゃないで!」 「まりしゃもおとーしゃんとゆっきゅりしたいよ!」 「げっぷ、れいみゅもれいみゅもー!」 「おとーしゃんいかにゃいでー、ゆわぁぁぁあん!」 「まりしゃ、もうわるいこちょちないきゃらいっちょにゆっくちちちぇ〜!」 「ゆぅ〜ん!ゆぅ〜ん!」 れいむ種はもみあげをピコピコとさせてじたんだを踏み まりさ種は届くわけのないダンボールの壁面をぴょんぴょんと跳ぶ 6番の頭が悪そうなまりさまで必死になって”><”こんな表情をしながら顔をフリフリと振ってこっちに叫んでいる。 生まれたときから傍にいて餌をくれた俺を親ゆっくりだと確信し その俺が視界の外に行き、どんどん遠くに離れていくと感じたのだろう。 6匹は自分たちを捨てて親がどこかへ行ってしまうと思う必死に呼び止めている。 「ぷぅ〜」 俺は一度だけ振り返ってから屁をこいて、ベッドのある部屋へと移動した。 「ゆぇ〜んゆぇ〜ん!」「ゆわぁぁ〜ん!」という泣き声がしばらく続き 夜中にトイレへ行ったときにそっと覗いてみたら 1番の長女れいむを中心に5匹は輪になって固まって寝息をたてていた。 「ゆぅゆぅゆぅ・・・みんにゃゆっくちちちぇね・・・」 「ゆゅ・・・おとーしゃん・・・zzz」 頬と頬をすりあわせて、しあわせー♪といった感じだ。 ちょっとイタズラ心で額に1番と書かれている長女れいむをツマ楊枝で突っつく。 「ゆぴゃ!」 サッと俺はダンボール内から死角になる位置に身を隠し様子を伺うと 1匹だけ目を覚ました長女れいむは、薄暗い暗闇の中で親がいない事を思い出し 「ゆ・・・ゆゆ・・・おとーしゃん・・・おとーしゃんはもうかえっちぇこにゃいの? ゆ・・・ゆゆゆ・・・ゆわぁぁぁぁ〜ん!」 と大声で泣き出した。 この長女れいむを中心に輪になっていたところを見ると きっと他の5匹を励まして親がわりになっていたのだろう その心が折れて泣き叫んでいる今、どうなってしまうのかとハラハラしながら様子を伺った。 長女れいむの泣き声で他の赤ゆも目を覚ます。 「ゆゆぅ・・・ゆっゆっ、ゆえ〜ん!ゆえ〜ん!」 「ゆぅ?・・・ゆ・・・ゆわぁぁ〜ん!おとーしゃーん!」 「ゆっ!?・・・ゆわわぁ〜ん!」 「ゆぅゆぅ?・・・zzz」 「ゆゆぅ?ゆゆ〜ん!ゆゆ〜ん!」 あれ、5番のよく寝るまりさだけ反応がないな。 見えないように、手だけスッとダンボール奥に忍ばせてツマ楊枝でチクリッ! 「ゆぴゅ!」 赤ゆからすればサソリのような生物が突如巣に襲い掛かってきたように見えるだろう。 それから、5番まりさも他の5匹が泣いているのを見てパニックに陥りふるふると震えて泣き出した。 「ゆえ〜ん、おとーしゃんたちゅけちぇー!まりちゃきょきょだよー!」 そのおとうしゃんが刺したわけですが(笑) さて、あんまり夜更かしすると体に悪いし今度こそ寝るか。ゆっくりゆっくり。 朝、すっかり赤ゆどもの事を忘れて居間に入ると 泣きつかれて葛饅頭のようになった赤ゆどもが俺に気がついて色めきたつ。 「ゆ・・・ゆゆ!おとーしゃんだ!おとーしゃんがかえっちぇきちゃよ!」 「ゆゆっ?おとーしゃん!おとーしゃん!」 「ゆっくちちちぇいっちぇね!ゆっくちちちぇいっちぇぶぴゅ!」 「ゆわぁぁ〜ん!おとーしゃん!」 「まりしゃいいきょにしちぇるからもうどこにもいきゃないでにぇ!」 「ゆぅ〜ん!ゆゆぅ〜ん!」 ああそうか、昨晩赤ゆを飼い始めたんだっけ。 とりあえず、また白いメシでもくれてやるか。 ん? 箱の中を見ると、逆さにしたカップアイスの蓋の上に5個の餡子の固まりがあるが ペットボトルの蓋の中に1個、同じような餡子の固まりがこびりついていた。 「こっちにうんうんしたの誰だ?」 6匹の前にペットボトルの蓋をもって見せる。 すると、3番のれいむが前に進み出て 「れいみゅだよおとーしゃん、そっちでうんうんしたほうがおちりをこうやってズーリズーリふけてきもちいいんだよ!」 そういって、ゆっへんとお尻を突き出しピコピコと左右に動かして見せる。 「はい、おしおき」 ペットボトルの蓋をそのまま3番のれいむに被せる。 プチトマトサイズの赤ゆにとってペットボトルの蓋は目元まですっぽりと入って内側の溝のせいで手のないゆっくりには簡単には外れない。 「れいみゅのおべべがぁ〜!まっくらでみえにゃいよぉお!」 まるで、目を抉られたかのような事を叫んでいる。 その間に、他の5匹には白いごはん。 「れいみゅもたべりゅよ!ゆっくちたちゅけちぇね!ゆえ〜ん!」 「お前は、昨日ごはんなんてもう見たくもないとか言ってたよね。ゆっくりできないゆっくりはこうなるんだよ!」 長女れいむと4番れいむ、6番まりさは心配していたが、他の赤ゆはお構いなしにごはんを平らげていく。 「むっちゃ、むっちゃ〜ちあわちぇ〜♪」 成体まで育てて、無料で赤ゆ食い放題にするつもりだが 子育てをするのが大変だなと半日もしないうちに実感した。 ここは、どこかからか教育係の親ゆっくりを手に入れて育てさせるか。 部屋から出るときにまた、赤ゆどもが大騒ぎを始めるだろうと思ったので 食べてる間にこっそりと部屋を出て外へ出かけた。 子育てといえば目指すは、れいむ種かちぇん種だ。 おにいさんわかるよー。 ・・・つづく。 過去の作品 ゆっくりいじめ系1222 ゆっくり繁殖させるよ! ゆっくりいじめ系1254 赤ちゃんを育てさせる ゆっくりいじめ系1261 水上まりさのゆでだこ風味 ゆっくりいじめ系1297 ゆっくり贅沢三昧・前編 ゆっくりいじめ系1466 ゆっくり贅沢三昧・後編 ゆっくりいじめ系1467 まりさの皮を被ったアリス ゆっくりいじめ系1468 肥料用まりさの一生 ゆっくりいじめ小ネタ222 ゆっくっきんぐ ドナーツ編 ゆっくりいじめ系1532 可愛そうな赤ちゃんにゆっくり恵んでね ゆっくりいじめ系1580 ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス ゆっくりいじめ系1673 ゆっくりクアリウム ゆっくりいじめ系1715 ゆっくりトイレ ゆっくりいじめ系1735 ゆっくりれいむと白いお部屋 ゆっくりいじめ系1743 プラチナまりさとフリーすっきり権 ゆっくりいじめ系1761 ちょっとしたイタズラ ゆっくりいじめ系1905 あったかいゆっくり ゆっくりいじめ系1935 しゃべらないゆっくり ゆっくりいじめ系1940 愛されまりさの一日 作者:まりさ大好きあき
https://w.atwiki.jp/masao001/pages/65.html
「ねえマアサ~教えてよ、ねっ、ねっ、ホントお願い」 「いやぁこれだけは教えられないなぁ」 「いやいやダイエット以外でマアサに何教わるっての」 「えっ・・・何って勉強とかあるでしょ・・・」 「冗談はいいから教えてよ~~みんな知りたがってるし」 「うぅ・・・」 この物語の主人公である工藤マアサは後悔していた 何故自分はこういった事態を予測出来なかったのかと今まさに悔やんでいるのだ (やっちゃったなぁ・・・高3は部活無いのを完全に忘れてたよ) マアサは今年の春頃から以下のようなダイエット計画を立てていたのである ・ウエストを今から10センチ減らしたい ・一瞬で減らす事は可能だけどそれだとあからさますぎてバレてしまう ・ならば1日0.1センチづつ均等に減らせば良い、それなら微妙な変化なのでバレる可能性は低い ・1日0.1センチだとしても10日で1センチ!1ヶ月で3センチ!3ヶ月ちょいで10センチ!! ・晴れてダイエット完了! 実際マアサのダイエットは計画通りに遂行されていた なので本来ならば万々歳なはずなのである しかし高3の夏でもバレー部に顔を出すようなマアサとは違って大半の同級生には「受験」があったのだ ゆえにほとんどの同級生らは夏休みにマアサと顔を合わすような事は無い そんな状態で9月の始業式に参加したらどうなるだろうか? 「ねえマアサめっちゃ痩せてるじゃん!どうしたの?」 「教えてよ!最近動いてないから痩せたいの!」 「顔シュッとしたねぇ、二の腕も・・・あ!くびれまで!・・・本当に何やったの?」 ・・・と、この通り質問責めにあってしまったのである 同級生からしれみれば7月20日のマアサと9月1日のマアサとではウエスト4センチ分違うので当然目立つ それを計算出来なかったあたりがマアサのおつむの程度を表していると言えるだろう マアサだって教えられるものならばちゃちゃっと教えてこの質問の嵐から開放されたいと思っている だがしかし、そう思っていても出来ない理由が彼女にはあったのだ (一般人には教えちゃダメって言われちゃったし・・・仮に教えたとしても誰も信じないだろうしなぁ) 「は~やっと開放されたわ・・・」 怒涛の質問責めを受け続け30分、ようやく工藤マアサは教室からの脱出に成功する 実はマアサにはバレー部のもとへと急がねばならぬ理由があったのだ (今日が新生バレー部初の練習試合なんだよねぇ、元部長として熊田ジャパンをしっかり応援してあげなきゃ!) 急ぐマアサは廊下の先にあるベランダの方へと一目散に走っていく そのスピードたるや100m11秒フラット級であり、高校インターハイ女子王者の記録を軽く越えてしまっている そしてマアサはベランダへと到着するなりその勢いのまま下へと跳び下りてしまったのだ ちなみに工藤マアサら3年生の教室は校舎の3階に存在している 通常女子高生が3階の高さから落下したとなれば決して無事では済まない、もちろん男子だって怪我の一つや二つをするはず ところが今作の主人公であるマアサは違ったのだ 落下のスピードも衝撃も通常のそれとまるで変わらないと言うのに見事に着地してしまっている しかも骨折などしていない、それどころかヒビの一つすら生じていないのだ 10m近くから飛び降りて何事もなしに立てるのは運動神経どうこうというのを超越している もはや超人とも呼べるかもしれない、それが工藤マアサという女性なのである 試した事は無いが、彼女は地上30mから落下したとしても無事で済むとも思っているという 「ショートカットOK!よーしあとは体育館に走るだけ・・」 「待ちなさい、工藤」 「えっ・・・」 目的地に向かってダッシュをしようとしたその瞬間、マアサは何者かに呼び止められてしまった まさか他人に見られてるとは思ってなかったのでマアサは冷や汗をかいてしまう (まずい、バレちゃった?・・・) 「じゃあ工藤、言った通りしっかりと勉強するんだぞ」 「はぁ~い・・・」 マアサはガックリと肩を落としながら職員室から出ていく 先ほどマアサに声をかけた正体は担任の先生であり 受験を無視して部活に顔を出してばかりのマアサを叱るために職員室に呼び出したのである 幸いにも3階から落下したシーンを目撃されたワケではなかったらしいが それでも30分以上お説教を受け続けた事がマアサにとっては深刻な問題であった (あ~もう1セット終わっちゃったかなぁ・・・いや、教室から出るのも遅かったから2セットも!? どうしよ、とにかく急がないと) 職員室は1階に在ったので3階の時と違い猛ダッシュで走る事が出来ない なのでマアサは最遅の移動手段である「徒歩」で体育館に向かう事しか出来なかった。 とは言ってもさほど距離が開いては無かったのでマアサは5分ほどで到着する 勢いよく扉を開けるなりマアサは大声で問いかけた 「勝ってる!?勝ってる!?」 ここでマアサは「勝ってます!」という返答を期待していた 後輩たちが笑顔で、声を揃えてそう叫ぶのを期待していたのだ しかしマアサが目にした光景はそれとは間逆のものとなっている 「うっ・・・うっ・・・工藤せんぱぁい・・・」 「く、熊田ちゃん?」 気づけば現キャプテンである熊田ユリナが目を腫らしながら嗚咽をあげている それだけでは無い、他の部員だって熊田キャプテン同様に顔をグシャグシャにしているのだ 「そんな・・・負けちゃったの?・・・」 「負けてませぇん!でも、でもぉおお」 「ひどい・・・これはひどい」 体育館の倉庫内が悲惨な有様になっているのを見てマアサは驚愕する 用具はグシャグシャに散らかされ、紙類はビリビリに破られ そして何より全てのバレーボールが油性マジックによって汚されていたのだ 「OBからの寄贈品だったのに・・・あんまりです、こんなのあんまりです・・・」 身長180近くある熊田ユリナがちっちゃくなっている様を見ているだけでマアサの胸は締め付けられる 「これ、誰がやったの?」 「わかりません、でも、うちの生徒がやったんじゃないと思うんです」 「てことは・・・」 マアサには練習試合の相手校が犯人だとしか思えなかった なんでも今回の試合は熊田ちゃんチームのフルセット勝ちであったらしい プレイ中もマナーのなってない、いわゆる心技体の揃わぬ対戦相手だったとのことなので その高校が負けた腹いせに倉庫を滅茶苦茶にしたのでは無いかと推測出来たのだ もちろん憶測だけで犯人扱いするのは決して良いことでは無いが 一応「補欠部員らしき者が倉庫に入るところを見た」という目撃情報もとる事が出来た ここまで材料が揃っているのならば話し合いだけでもしてみる必要があるのでは無いだろうか 「私・・・行ってくるよ、まだ近くにいるよね?」 「えっ、な、な、殴りこみですか!?」 「違うよただ話すだけ、私に任せて」 そう言うと工藤マアサは単身で相手校のもとへと突っ走っていった その様は後輩部員達から見てとても頼りになり、誇らしくも思える 「工藤先輩やっぱり素敵・・・最近痩せちゃったけど、それでもかっこいい!」 「つまり疑ってるってこと?」 「いや、あのそういうワケじゃなくて・・・」 「疑ってんじゃん!じゃなきゃわざわざ来たりしないしね ほら証拠見せなよ証拠!私たちがやったっていう証拠をさ!」 (あれぇー?こんなはずじゃなかったんだけどなぁ・・・) ガラの悪い対戦校の部員らに囲まれながら工藤マアサは理想と現実の乖離に苦しんでいた 推理漫画大好きのマアサとしては以下のような展開を期待していたのだ 『やってねぇよ!だいたい私たちがボールに落書きしてなんのメリットが・・・』 『落書き?今落書きって言いましたよね?』 『言ったからなんだってんだよ!』 『私は倉庫が滅茶苦茶になった事を伝えただけであって、ボールについては一言も触れませんでしたよ?』 『はっ!・・・し、しまった・・・』 『何故それを知っているか?それはあんたらが犯人だからだっ!! 真実はいつも一つ!じっちゃんの名にかけて!!』 しかし現実はそう簡単に動いてくれない そのような美味しいワードを一言もやすやすと言ってくれるほど甘くはなかったのだ (どうしよっかな・・・このままじゃ私が悪者だし、何か起死回生の手を思いつかないと・・・) マアサがうんうん唸っているところに部員の一人がガン!と背中を蹴ってくる 「さっさと謝れよ、疑ってごめんなさいってさぁ」 相手校の部員らはますますマアサの近くに寄って来ている どうやらここからリンチの流れに持っていきたいようだ だがこの流れこそがマアサにとって起死回生の流れ (あれ!?これって正当防衛とかでウヤムヤに出来るんじゃない!? 空も暗くなってきたし・・・いいや、やっちゃえやっちゃえ♪) 初秋とは言え18時を過ぎれば暗くもなってくる この暗さこそがマアサにとっては有難い では何故有難く思うのか?それは己の醜さを隠せるからだ 本気で能力を使用した時のマアサの姿はお世辞にも見て気分が良いとは言えない マアサ自身、出来る事なら誰にも見られたく無いと思っているのだ 闇の中ならばちょっとやそっとの身体の変化くらいは隠す事が出来る マアサの腕や足が突然消え去ったり、腹に穴が開いたりしてもそう簡単に気づかれはしないだろう (あの人はみだりに一般人を傷つけちゃいけないって言ってたし気をつけなきゃ そうすれば身体の変化も最小限に抑えられるはず・・・出来るかな?いや、やらなきゃ) マアサは精神を集中させ、意識を頭のてっぺんから足の指の先にまで満遍なく行き届かせる こうする事でマアサは相手がどんな攻撃でやってこようとも対応する事が出来るのだ 例えば今、敵の一人が大きく振りかぶってマアサをぶん殴ろうとしているが こんな攻撃程度ならばマアサはその場から一歩も動かずにかわす事が出来るだろう 「なんとか言えよオラァッ!・・・あれ?」 拳を人体に思いっきりぶつけたはずが、空を切るように手応えが感じられなかった それもそのはず、マアサは先に述べたように一歩も動かずに回避をしてみせたのだ おかしく思った敵がもう一度殴りかかろうとしてもそれもまた通用しない その感覚は映写機から映し出された虚像を殴るかのようなものなのである 「なに?・・・なんなのこいつ!」 その異常さは殴っている張本人以外にも伝わってくる 「や、やっぱり引退してても工藤マアサなんだ・・・市MVPの名は伊達じゃないんだ・・・」 「待ってよ!工藤マアサが喧嘩も強いなんて聞いた事・・・」 「馬鹿!バレーの筋肉があれば喧嘩も強いに決まってるでしょ! 現に、ほら、私のパンチ全部かわされてるし・・・」 現役時代、工藤マアサは強豪選手として周辺の高校から恐れられていた バレーの技術が高かったのもあるが、特筆して目立っていたのはその筋肉だ パワーと瞬発力の両方を兼ねそろえたその筋肉は「ベンチプレス100kgも軽い」とまで言われていた (実際は80kgまでしか上げられなかったらしいので噂とは怖いものだ) その筋肉によって生み出される超パワーのアタックは「爆音アタック」 どんなスピードのボールにも対応できるレシーブは「雷神レシーブ」 威力の強い速球でも防いでみせるブロックは「鋼鉄ブロック」とそれぞれ必殺技のように呼ばれていた コートの上でそれだけの伝説を生んでいるのだから、敵も当然怯むだろう さっきまでマアサを囲んでいた部員らも今では恐怖を感じ後方に後ずさりしている マアサもこれならば自由に動ける程のスペースを確保出来る (長引くと疲れるから一撃で終わらせちゃおう、一発で黙らせるには・・・あれかな) 次の瞬間マアサは勢いよくしゃがむ事によって敵の視界から自分を消そうと謀る その目論見は上手くいき、すべての部員らが一瞬マアサを見失ってしまう 喧嘩において相手を見失う事は敗北へと繋がるので敵も慌ててしゃがんだ先に目を移したが それでもマアサはいなかった、既に移動してしまったんだ 「えっ・・・どこに?」 対象を見失ってアタフタしている隙にもマアサは次の行動に移っている マアサは己の二本の脚を消し、更に左腕さえも無くしてしまい 逆に右腕の筋力を4倍増強させる (久々だな~"爆音アタック"を打つのは!) 筋力を寄せ集めた右腕を勢いよく振り下ろした先にあったのはガードレールであった 普通の少女がガードレールを叩いたとしたら当然のように手を怪我してしまうだろう しかし工藤マアサは普通の少女などでは無い 「バキィイン!」という爆音とともにガードレールを捻じ曲げてしまったのだ これぞマアサの必殺技「爆音アタック」 現役時代と比べて威力は4倍増しどころの話では無い
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5949.html
涼宮ハルヒの異界Ⅰ さて、どうして俺はこんなところにいるのだろう。 場所は見覚えがありまくる北高旧館三階の一角に位置する文芸部室。 まったくもって何の脈絡もなくとしか言いようがない。 いったい何が起こったのか。 正直言って思い当たる節がまったくない。 「ねえキョン、とりあえず校舎から出ましょ。あいつらがあたしたちがいることに気がつかないで破壊活動を始めると大変だし」 「その意見には賛成だ」 言って、俺はハルヒの手を取り走り始めた。 廊下の窓の向こうには今、まさにせりあがってきた青白く光る巨人が見える。 やれやれだ。なんたって俺はまた、こんなけったいなことに巻き込まれなきゃならんのだ? 走りながら、苦渋に満ちた表情で俺は答えの見えない自問自答を心の中で繰り返していた。 もう説明の必要はないだろう。 そう――俺とハルヒはハルヒが創り出す灰色の夜空が支配する閉鎖空間の中にいた―― 「まさかまたここに来れるなんて思ってもみなかった。何かちょっと楽しいかな?」 本当にサンタクロースに出会った子供のような夢心地笑顔を浮かべるハルヒの声を背に受けながら、俺はまったく逆に暗澹たる思いに支配されていた。 いや本当に理由が分からない。 今日の昼、ハルヒの機嫌は最高潮に良かったのである。 初めて俺に見せたあの赤道直下の炎天下じみた笑顔で始終、振舞っていたし、今週末の不思議探索パトロールの予定も立てた。 放課後の部室では相も変わらず朝比奈さんを弄ってハシャギまくっていたし、俺にも無理難題を吹っ掛け、それを見事成し遂げた俺に次回パトロールは一番遅く来ようが奢り免除と油性マジックで手書きした目録を、あたかも表彰式の壇上から優勝旗を手渡す大会委員長のように大威張りで与えてくれたのである。 だから教えてほしい。 なにゆえこの閉鎖空間をハルヒが創り出したのかを。 つってもハルヒに聞く訳にもいかんがな。 さて、そろそろ古泉が来てくれるか、携帯に長門が連絡入れてくれるかしてほしいところなのだが。 「とと」「うわ」 突然響き渡る地響き。 場所はまだ向こうの方ではあったが青白い巨人、古泉曰《神人》とやらの攻撃力はその巨体からも容易に予想ができるほど凄まじい。 今、俺たちが立っている地を震度3以上の振動を与えるには充分なのである。 「本当に何なんだろう? この世界も、あの巨人も!」 あの時とまったく同じく嬉々としたセリフを呟くハルヒの手を取ったまま、俺とハルヒは走り続ける。 校舎を出てグランドに向かい、とにかく《神人》の攻撃に巻き込まれないよう、校舎から安全圏まで離れることを最優先に、 って! 空間さえも切り裂いているんじゃないかと錯覚するほどの風切り音が俺の鼓膜を震わせた! ふと見れば、《神人》の一体が新館校舎にブーメランスクウェアーをかましたんじゃないかと思わせるほど、強烈な左フックを放ったフィニッシュポーズで佇んでいて、その衝撃が生み出した校舎の瓦礫が俺とハルヒめがけて飛んでくるのである! それも俺が前でハルヒが後ろだ! これはまずい! 「キョン!」 ハルヒの悲鳴に近い驚嘆の叫びが聞こえたと思った瞬間、俺はハルヒと無理矢理立ち位置を変えて、ハルヒの盾となるが如くこいつを抱きよせた! そして―― 耳の奥の方で濁ったような、それでいて頭を震撼させるような衝撃が俺を襲う! 一瞬で朦朧とし、視界がゆがむ―― 体がまるで夢遊病にでもかかったんじゃないかと思うほど立てないくらいふらつき始め――世界の色が消え失せて行く―― 全ての感覚が遠くなっていく…… そんな中、俺の耳は間違いなくもう一つの風切り音を捉えていた。 かなり遠くに聞こえてはいたが…… や……やべ……心の中で必死に意識を覚醒させようと試みてるってのに体と脳はまったく逆にどんどん闇の底へと落ちて行く感覚じゃないか…… ――!! さらに遠くなった聴覚が再び、別の音を捉えてくれた。 これは……何かが砕けた音のような…… 俺は最後の力を振り絞り、無理矢理、瞳を凝らしてみた。 「く……」 薄れゆく意識の中、確かに目の前に立っている、いきなり現れたのではないかと錯覚する俺たちに背を向けた小柄な人影を見据えていた。 既視感―― ……来てくれたか……長門…… ……? とんがり帽子に……魔女っ子マントスタイル……? セーラー服じゃない…… わざわざ……映画の時の衣装を着込んできたのか……? なんでまた…… 謎が謎を呼んだまま、ハルヒの泣き叫びながら俺を呼ぶ声と映画の時の長門の格好とみくるビームの発射態勢をとっている朝比奈さんの左右で違う瞳が見えた気がして―― 俺の意識は消失した。 ……? 俺の額に何かひんやりした柔らかいものが当たっている。 「気が付いた?」 最初に聞こえてきたのは、たぶんなかなか聞くことができないであろうハルヒのしおらしく切ない安堵の声だった。 もっともこの感情の含まれた声は一度だけ聞いたことがある。 あれはとある孤島の別荘で台風に見舞われた時の崖から転落した時のことだ。 俺はふと目を開ける。 最初はぼやけていた視界が徐々に晴れていって、そこにはハルヒの心の底からほっとした表情が俺を迎えてくれていた。 あの時とまったく同じ笑顔で、不覚にもこの顔のハルヒには朝比奈さん以上に腰が砕けそうになる。 ともすればそのまま泣きながら抱きついてきそうな笑顔。この笑顔に癒されないとしたら嘘である。 まあもっとも、おそらく次の瞬間には、 「まったく心配させんじゃないわよ! そりゃ団員が団長を守るのは当然だけど、このままあんたに何かあったら寝覚めが悪いじゃない!」 ……予想通りのセリフを吐いてくれたなおい。 まあいい。俺にとってはそんなハルヒの方が安心できる。 苦笑を浮かべて半身だけ起こし、キョロキョロあたりを見渡す。 と同時に俺の額からタオルが滑り落ちた。どうやらこれがさっき感じたひんやりした柔らかいものだったらしい。 「ここは?」 「学校の保健室よ。あんたを寝かせられそうな場所はここしかなかったし、ここなら色々と医療器具もある程度揃っているし」 どうやら校舎の破壊はここまでは及んでいないらしい。 「お前が運んでくれたのか?」 「仕方ないでしょ。あんたはあたしをかばって怪我したんだからあたし以外の誰にあんたを運ばせるのよ」 「そう言えばやけに静かだが……あの巨人たちはどうした?」 古泉たちが来てくれたのか? などという質問はナンセンスだ。もし古泉が来ているならハルヒの後ろに執事のように突っ立っているはずだからな。 「いや、それよりも俺が意識を失う前、な……誰かが俺たちの前に立っていたはずだ。その人は?」 危うく長門と言いそうになって言い直したわけだが、うまい具合に『な』がセリフにハマってくれたことにどこかホッとする俺。 「ああ、あの人なら今、ちょっと外してるわ。なんか本部に連絡を入れてくるとか言ってた」 本部? 連絡? どういうことだ? あれは長門じゃなかったのか? などと心の中で思いながら難しい顔をしている俺に、 「――って、そうよキョン! あたしさ、ついに異世界人に遭遇したのよ! ホントよ! マジよ! すごいと思わない!」 途端にハイビスカスのような笑顔で俺に口角泡を飛ばしながら詰め寄って言いつのるハルヒ。 で、今何つったこいつ。俺の聞き間違いじゃなければ『異世界人』と叫んだように聞こえたが…… 「今、『異世界人』って言ったのか?」 「何よ、まだ頭ぼけてんの? しょうがないわね。んじゃあ、あんたが気絶した後の顛末を簡単に話してあげる。本当はあの人が戻ってきたからにしようと思ってたんだけど」 得意満面の笑みで右手人差し指を立てつつハルヒは話し始めた。 ハルヒの説明は宣言通りいたく簡単だった。 なんでも俺が気絶する直前に見た、対朝倉戦の長門のごとく俺の前に飛び込んできた人影が異世界人とのこと。 んでもってその異世界人があれだけの数の《神人》をたった一人で屠ったそうだ。 この二行のみ。 「……って、一人であの巨人どもを全滅させただと!?」 思わず俺はハルヒに聞き募った。 当たり前だ。あの巨人一匹にさえ、古泉は古泉が所属している機関の連中数人がかりでなければならないほどだったのである。 それが今回は少なく見積もっても五匹は確実にいた。いや見えていないところでもっといたかもしれん。 そんな巨人どもをたった一人で殲滅させたなんて信じられるか? 「そうよ。本当に凄かったんだから。あっそうそう、その人だけどね。超能力も持っていたのよ! 巨人たちを打ち倒すときに空を飛んだり、炎とか雷とか流星とか出してたんだから!」 な、何だ!? そいつは!? (ハルヒは『人』と表現していたが)本当に人間なのか!? ついでにもう一つ悟った。ハルヒが説明を簡単に終わらせた理由だ。 たぶんハルヒにとっては巨人消滅の話よりも『異世界人』の行使した『超能力』とやらの話をしたかったのだろう。 理由か? んなもん考えるまでもない。『異世界人』と『超能力』の話をするときのハルヒの光度とボリュームが三倍増しだからだ。 「どうやら、そっちの彼、気付いたみたいね」 ハルヒの炎天下の真夏の笑顔を見つめる俺の背後から、少し幼げな甲高い声が聞こえてきた。 こいつが『異世界人』――か。 もちろん俺は振り返る。 そいつを凝視して―― 俺は固まった。 「で、キョンさあ、そろそろ戻ってこない?」 いったい俺はそうやってどれだけ固まっていたんだろうね。 ハルヒの呆れた声でようやく俺は硬直が解けたんだ。 しかしまあ俺が固まってしまうってのは無理もない話なんだ。 なぜなら目の前にいるのは濃い紺のとんがり帽子に同じ色のマントローブを身に纏い、その左手に淡い光を放つ宝石を乗せた先を天使の羽根で模った紫色のロッドを携えた、見た目、朝比奈さんよりも幼げな顔立ちに長門以上に起伏が乏しいスレンダーボディ。もうぶっちゃけて言うが幼児体型の、下手をすれば中学に入ったばかりに見られても仕方がない女の子だったのである。 染めているのでなければ、ストレートセミロングのヘアカラーがシアン色ってところに異世界人ぽいところを感じて特筆すべきは左右で瞳の色が違うことだろうか。どんな意味があるんだろう? 「ええっと……きみが俺を助けてくれたのかい……?」 「ちょ、キョン!」 ハルヒが後ろから咎めるような声を上げた気もしたが、さすがに俺の表情が苦笑交じりで温かい眼差しになるのも仕方がないってもんだ。 やれやれ、俺はこんな子供に助けられたのかよ。なんか情けない気分でいっぱいだぜ。 「……そこの男が表情から何考えているか分かるけど――ねえ、私のこと、どんな風に言ったの? たぶんちょっとは説明したわよね?」 その子の妙に不機嫌な視線はハルヒに向けられていた。 「いや……その……」 ハルヒも珍しく歯切れが悪い。 というか、俺はハルヒから聞いたのはこの子が異世界人で超能力者であるという事だけなのである。 何かもっと重要なことがあったのだろうか。 「ね、ねえ……キョン、一つ言い忘れてたんだけど……」 「なんだ?」 「あの人、あたしたちより年上だから失礼な真似しないでほしいな♡」 は? 「だからね、あの人、もう二十歳過ぎてるから」 ええっと……つまり…… ハルヒのバツの悪い引きつりまくった笑顔がまったく崩れない。 そう言えば、ハルヒはこの子を称して『人』と言っていたような…… ――!! 瞬間、俺の血の気が引いた。なんつうかその…… 「し、失礼しました! 目上の人に対してなんて無礼を!」 叫んで、即座にペコペコ平謝り。 そうなのだ。目の前にいるこの少女に見える女性はれっきとした大人なのである。それも本人も自分の体型のことを気にしているというのは今の態度からして容易に想像できるってもんだ。 しかも俺は助けられた立場だ。にも関わらず子供を見るような目で見てしまっては彼女が不機嫌になるのも当然と言えよう。 と言うかハルヒ! 異世界人とか超能力とかよりもまずそっちを先に言え! 「まあいいけど……どうせ見た目で間違えられること多いし……」 俺の平謝りの姿勢にはにべもくれず、彼女は腕を組み不機嫌にそっぽを向いてそんなことを呟いていた。 涼宮ハルヒの異界Ⅱ
https://w.atwiki.jp/rowamousou/pages/1014.html
あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ・を・ん英数字 あ行 アンラッキーエンジェル ギャグマンガ日和第5巻に登場。詳しい設定は実際に読んでもらうとして(ステマ)。 彼らもオープニングにいたのだが、勝手に全員自滅し主催者及び参加者から『全滅した……』とつぶやかれた。 まあ、そういう経緯がありまして……以下後述。 これまた後述のグランドエピローグにも参戦したが、やっぱり奈落に落ちる形で自滅したとさ。 どんと晴れ☆ か行 KAITO 2006年2月17日に発売されたクリプトン社製日本語VOCALOIDであり、初音ミクの前身にあたる。 二次作品などでは、VOKALOID達の兄にあたるポジションとして設定される事が多い。 このロワでは彼本人のマフラーとアイスが支給品にされているのだが、マフラーはミクがジャイアンを絞め殺すのに使い、アイスはミクに食われた挙句に棒でルカがミクを刺し殺すと悲惨な事に使われていない。 没という前提で投下されたエピローグでは秘蔵の高級アイスが無くなり、同時にルカとミクの姿が見えなくなったために二人がアイスを盗んだと思い込み(実際アイスはミクが食べているのでそこまで間違いでもないが……)怒っている、というコミカルなのか背景を考えると哀しいのかよくわからない姿を見せていた。 ここまでの説明でわかる通りロワ参加者ではない。 そんな彼が何故ここで説明されているのかと言うと、……本来なら彼も参加者だったはずだからである。 投票集計時KAITOは当選圏内に入っており、集計レスにも(二つあったがどちらも)KAITOの名前は入っていた。 しかし名簿作成時、彼の名前はそこには無かった。問題は、誰もそれに気付かずロワが開始してしまった事である。 結局ロワが終了するまで彼が当選圏内にいた事に気付かれる事はなく、ロワ終了後に「あれ、投票時のログ見直したけどKAITO兄さん当選圏内だったんじゃ……」というレスがあってから気付かれる始末。 なおこのロワには「参加者と関係のある一般人の人質がいる」という設定があり、ミクやルカにも人質がいたのだが……人質は鏡音レンであった。確かに同じVOCALOIDだが何故。 そんなこんなで、「そもそもロワで酷い目に合う以前に参戦できてなかった」彼をカワイソス王に推す声もある。 カワイソス三人衆 碇シンジ ミッドバレイ KAITO のこと。 KAITOについては前の項目を参照。 危険対主催三人衆 天野河リュウセイ、パラッパ、フォウを指す。 リュウセイさん マーダーのみならず対主催にも迷惑をかけるやんちゃ坊主。 でも歌はめっちゃ上手い。お得意のボーグバトル・リアルファイトの方は泰介さんに負けるほど不調だけど。 ぶっちゃけ、あちこちにイチャもんつけてくるだけで他の二人に比べれば遥かに無害。 パラッパ 本人に殺意はないのに些細なミスで他人を殺めてしまう誤殺系対主催。 支給品のジャスタウェイを役に立たない荷物として民家に放置し、後に革ジャン先生を爆☆殺。 そしてあるエリアに仕掛けられたトラップ・サイクロプス@機動戦士ガンダムSEEDを操作ミスで動かしてしまい、調をミンチより酷い状態で殺してしまった。 二人もの人間を殺しているが彼自身の人格は善良であり、感知してないであろう前者はともかく、後者に対しては自身の過失で殺めてしまったことに多大なショックを受けており、傷心し反省している分だけ同情の余地はありと、心に傷を負った彼を慰めてくれる者も現れた。 ……だが、その助けてくれた恩人――アヤ・エイジアその人が自分に引導を渡すなど、彼には想像できなかったであろう。 フォウ 正義を建前に気に入らない者達の抹殺を図ろうとする危険人物。 敵対者でなくとも出会った参加者全てに心の中でクソ長い罵倒をし、手始めに人食いの化物だからという理由で対主催の沙耶を殴殺。 さらに自分の感性に合わないからという理由でクラウザーさんや小暮閣下の歌を悪魔の歌と唾棄し、他の対主催に二人が危険人物だと嘘の情報まで流す。 『チチをもげ』を歌っていたフォルゴレ達を格納庫に誘い込んで事故に見せかけて暗殺しようとするなど、他の対主催と手を取り合うことなく、マーダーより対主催陣営に打撃を与えている。 本人としてはスタンスは対主催で、やってることは全て正義であると言い張っているのが余計に質が悪い。 そんな彼女に引導を渡したのは、自分が罵った小暮閣下であった。 グランドエピローグ このロワを象徴するとも言ってもいい、エピローグ。 全参加者(死亡者、見せしめ含む)と主催者が一堂に会し歌って踊り、演奏する。 今までのロワにはないさわやかで感動的なエピローグに読み終わった者たちは総立ちしたという。 孤独なペトルーシュカへの祝福 屋台組(後述)のメンバーが、鳴海歩を励ますために作った楽曲のタイトル。また、アルレッキーノと金糸雀&歩の再戦回のサブタイトル。チェロ、ヴァイオリン、ピアノ、ボーカルで構成された協奏曲。 歩が体調不良で倒れた際に歩が背負った過酷な運命、未熟なクローン技術で生まれたが故に20歳までには死んでしまう身を知り、彼の心を少しでも救うために作曲された。試行錯誤の末に完成し演奏会を開くがこの状況下でこんなことしてどうして笑顔でいられるのかという疑問を持たれアルレッキーノに襲撃されてしまった。 アルレッキーノ襲撃により演奏されず曲の詳細がしばらく不明のままだったが、アルレッキーノとの再戦で金糸雀が対抗するために演奏したことにより題名が明かされる。この曲はアルレッキーノが真に笑顔をもたらす音楽とはいかなるものか、音を楽しむとはどういう意味なのかと思索を巡らす一因ともなる。 そして迎えた主催戦、主催側の陣営に与する万斉とアルレッキーノの一騎打ち、万斉に押され追い詰められていくアルレッキーノを応援するために再び屋台組により演奏された。 歩の心を安らぐために作られ、作曲するなか屋台組の絆を育み、アルレッキーノに音楽とは何ぞやと考えさせた一曲、音楽ロワのテーマを考える中で重要な曲であるだろう。 グランドエピローグでは生き残った屋台組全員で孤独なペトルーシュカへの祝福を演奏し、アルレッキーノもまた即興でリュートで音を合わせていた。 さ行 尻対決 ともに尻をセールスポイントとする島村卯月と初音ミクの間で繰り広げられた、どちらの尻が上かを決める対決 出会う参加者に並んで尻を見せて、いいと思ったほうに投票してもらうという方法で行われる 結果は5対4で卯月の勝ち(ちなみにミクの4票のうち2票は身内のルカ・ゆかりのもの) ミクのマーダー化の伏線の一つとなる た行 痴女出没多発注意 際どい服装、水着が普段着状態、変身すると露出が増えるなどする女性キャラが割と多かったために ロワの途中から読み手の間で発された注意。 ロワ内でもサービスシーンは割と多かった……ような気はする。 温泉がネタ回で即爆破とかもされたが。 通常営業 参加者、浜渡浩満のこと。 相変わらずのクズっぷりでかつ不幸体質であった。その不幸っぷりは…… 支給食料品がお妙さん特製の『かわいそうな卵』。 空腹に耐えかね、結局↑を食べるが、1時間ほどトイレの住民に カービィとジャイアンの歌を至近距離で聞く ジャイアンシチューに頭から突っ込む 発狂ふなっしーが発射した梨汁で転倒、1時間ほど気絶 クラウザーさんにあれされる いろいろ入ったリュックを紛失 至る所でいろいろな人からフナ虫扱いされる マツムシを飲み込んだドラえもんの歌を至近距離で聞く 握りすぎ寿司を至近距離から聞いて嘔吐と痙攣に見舞われる よりにもよって同行者が奏介さん DJ先生にディスられる エミネムさんにもディスられる プリンにより、顔に落書き(油性ペンで)されて元の顔がわからなくなる それをジャガーさんに笑われる ……など 登場話すべてで何らかの不幸をこうむっており、思わずそれについてぼやくメタなシーンもあった なお、この件についての支援レスは↓ ジャガーさん「は? いつも通りのハマーだろ?」 な行 は行 ハッ、くだらねえ 、____ヾ、_ 、.,_ 竺` ̄ ニニ=- .._ヽ`ヽ、 _r三 ` > _ ,,, -‐'',,,' Y_ ヽ、 -ニ三'´/ //'´/ / | |ヽ ヽ -ニ三彡ヲフ / / , / / / | | ヾ ', -ニ彡彡彡ヲ / / , '/ / / / ハ i i ≠彡彡ヲ// //// //// / !|| ' =彡ィ// リLヒ_//,.-≠∠ / ノ | | ─┼─ 川// iーェュ` '´r-zr' // //´i ト ヽ | / |_. ノ}!/i//} l i =彡 イ/ノム !{ ―――― ──┼── | \ | リ//j∧ | i . /// ト '´l i |`、 /|\ | | __| ′,ヘ _`_゙_, ′_ノリハ从 ハリ / .| \_ \/ \ノ\. ヘ`ー‐ ` , \  ̄ ̄ ̄ ̄L,, ,-、 ___ / 、_, イ ヽ ._,|‐、| |L.| {.Li| )) <´ r' | | トl`´! l _,, | _,| , -, > 、 |. | | | | | | .| | .l / 〃. -‐ ¨´ \! | / -‐ ¨ ! ヽ. \! .l/ `lj 7 ヽ \ l / ひとりだけマラカス ロワ中盤に行われた演奏会において、何故か一人だけボルトキープ(マラカス)を振っていた輿水幸子に授けられてしまった称号。 この直前に喉を痛めかけていたので喉を休めるためにという理由はあったのだが、 流石に様々の立派な楽器が演奏されている中マラカスを鳴らす姿はシュール以上の何物でもなく、当然ネタにされた。 ちなみにボルトキープは「グランドピアノ並の音階を出すことが可能なマラカス」だったのだが、 あまりにも繊細な演奏技術を必要とするそれを使いこなすことがアイドルの幸子にできる筈もなく 結局はただの頑丈なマラカス扱いである。 その後、この称号は本来の持ち主である曲識がボルトキープを再び手に入れた際に得る事となった。 ファミチキ 後述する、ファミリーマートの看板商品で所謂レジ前。 シェリル・ノームとランカ・リーを初めとした多くのファンを生み出し 投下された話の大体8割ほどにファミチキが出てくる事態を生み出した。 ギルバート・クリス・フォン・ミューア によって大量購入された際は対主催者たちの回復アイテムとして機能。 さらに没エピローグではエミネムさんがそれをローソンまで買いに行く描写が見られた。えっ ファミリーマート 「あなたと、コンビに」でおなじみのコンビニエンスストアチェーン。愛称ファミマ。 参加者である初音ミクとコラボしたキャンペーンをしていたことから、登場。 作中では至る所に点在し、何気に困った時の味方となっていた。 捕鯨 | もしかして:両さん(演 香取慎吾) 没エピローグ 前述のグランドエピローグの素晴らしさに、これ以上描写するのは蛇足に過ぎないという書き手一同の総意により 個別エピローグは没扱いとなった。そのためなのか本編の反動なのか鬱エピローグが多くを占めることに。 ま行 見せしめ ロワの恒例、号砲的存在。今回は…… 勝俣州和、ザ・マッドサタンのみなさん、佐村河内守、聖斗の彼女、ハマー・ザ・グレートであった。 なお、アンラッキーエンジェルは勝手に自滅したので見せしめにはカウントされない。ご了承ください や行 屋台組 対主催グループの一つ。構成メンバーは碇シンジ、ミスティア・ローレライ、鳴海歩、金糸雀、姫川友紀、インデックス、一番星レイ。 歩の料理の上手さを知ったミスティアが一緒に屋台をやることを誘ったことが屋台組の始まりであり、同じく料理上手であることからスカウトされたシンジと同行者の金糸雀、食事のにおいにつられたインデックスやピザを求めて来たレイ、飲みに来た友紀などが集まり一大グループとなった。 おかみすちーことミスティアの屋台(今ロワにおいては料亭であるが)を拠点としており、ミスティアの他にも料理の上手い歩とシンジが炊事に勤しんでいた。 インデックスと響が喰いまくるせいでシンジが過労死しかけたり、運悪くリュウセイの拠点のはす向かいに店を出していたため襲撃されることもあったが、基本的に飯食ってはほのぼのしていたグループであった。だが中盤に差し掛かる頃に歩の容態が悪化し混乱状態になったり、アルレッキーノの襲撃で友紀死亡、サウンドウェーブと吸血鬼エリートによる襲撃で全員バラバラになってしまったりと否応無くロワという環境に放り投げられてしまった。 なお、忘れられがちではあるが元々ミスティアはファミチキにブチ切れてファミマを弾幕で1軒つぶしたり、会場にあった焼き鳥屋を爆☆破して歩いていた危険人物であった。他の面子と絡んでるうちに丸くなっちゃったけどね! ら行 わ・を・ん 英数字
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/2663.html
【名前】鳳輦沙耶歌(ほうれん さやか) 【性別】女 【所属】魔術 【能力】「シャプシュの調停」と「ウガリットの天命」及び「字喰らい蟲」 【能力説明】 「シャプシュの調停」とはウガリット神話に登場する女神シャプシュの魔術。シャプシュは世界の全てを照覧し、物語の転換点において神々に重要な助言を行う太陽神である。 嵐と慈雨の神バアルと炎と死の神モートが織り成した死闘ではモートに殺害され冥界の奥地に封じられたバアルを見つけ出し、後に再び死闘を繰り広げる二者を脅迫を交えながら仲裁した。 名前の語源をバビロニア神話の太陽神シャマシュと共通させるシャプシュは残された逸話から権能として『調節』『調停』『仲裁』を持っていると解釈した鳳輦の操る魔術は、神話は違えど太陽神の力を振るう他の類似魔術とは異なる特徴を有する。 シャプシュは天空から世界の全てを照覧するというが、あらゆるものを見通す魔眼のような特徴ある目を持っていたわけでは無い。 それなのに世界の裏側に存在する冥界(伝承では冥界そのものがモートであり、世界の裏側とは大地の下に存在する世界と同義)の奥地に封じられたバアルの亡骸を探し出してきた。 太陽が神格化した存在が太陽神である事から鳳輦は太陽という恒星に備わる全ての力からシャプシュの逸話を分析した結果、シャプシュには太陽神として『引力(重力)』を操る力を有していると結論付けた。 言うまでもなく、地球は太陽の引力の影響を受けている。それは大地の下に存在する冥界においても同じ。太陽の光や熱が届かなくとも引力であれば届く。 つまり、鳳輦は「シャプシュはバアルとの間に特有の引力を設け、見付け出したバアルの亡骸を冥界から引き摺りだした」「世界を照覧する全知の力とは『引力』による事象との“接続”」としたのだ。 鳳輦は太陽神らしく強大な炎やプラズマの高熱に眩き光の力などを振るうが、その先に待ち受けるのは重力を含む引力による力尽くの調停である。 一定の範囲を太陽と同じ重力加速度である30G近くのフィールドに様変わりさせたり、特定の対象間に引力を設け強制的に接続させたり、接続させる引力の方向を上手く利用すれば実質的に真横に強大な重力を放てるなど応用範囲は幅広い。 この“接続”の魔術式を専用の術式に組み替え仕掛ける呪術魔術は互いに引き合う『引力』の強弱を『調節』する事で呪術返しなどの反撃を敢行しようとする対象からの反転攻勢を妨害すると同時に敵対魔術師が鳳輦へ仕掛けて来る呪術魔術や感染魔術を(威力にもよるが)跳ね返すタチの悪さを誇っている。 世界中の事象と接続できる全知の力と解釈する以上様々な事象に接続して情報を収集できる筈だがそこまで再現する事は叶わず、大地や壁などに残る残留思念を収集するに留まる。 「ウガリットの天命」もシャプシュの伝承に基づく呪術魔術である。シャプシュは最高神イルの使者という役割を持ち、逸話的にその言葉は最高神の言葉と同等の力を持つ。 故に神々に重要な影響を与える助言や脅迫を行い、言葉で以て神話を動かしたと捉える鳳輦の言葉そのものが魔術的記号となっており、『鳳輦の言葉に影響を受けた者』に太陽神の加護や呪いが発生する。影響の度合いで威力は上下する。 代表例を挙げると助言を受けた者は気力や体力が活性化され、脅迫(=呪い)を受けた者は体の内側が焼かれるような呪術を宛がわれたりする。 通常では一度に数人程度にしか効果を発揮できない呪術だが、ここに外的要因として太陽の光が重なると、シャプシュの真の力を『引力』と解釈する事も合わさって太陽の光を浴び且つ鳳輦の言葉に影響を受けた者全てに加護や呪いなどが“接続”されるという大規模呪術魔術となる。 鳳輦の言葉を耳にしていない者または一切惑わされない者には全く効果は発揮されない。またシャプシュは天空を住み家としていた関係で、相手の顔の位置が鳳輦の顔の位置より高い所にあると効果は発揮されない。 但し、一度「ウガリットの天命」に掛かると顔の位置を高くしても鳳輦の言葉を遮断しても効果は継続するし、電話などによる言葉でも効果を発揮する。 「字喰らい蟲」とは世界中に点在する文字信仰において、字を食べる習俗を虫食い算の蟲に見立て最適化した『字を喰らう』魔術である。 魔術を発動すると有象無象の幽体蟲が現れ、字の匂いを嗅ぎ取り、貪り、消化ないし封印するというサイクルを繰り返すただそれだけの魔術。 喰らった文字の内容を知る事はできないが、喰らう前後の蟲の反応と今までの経験則で文字の種類や文章量などをおおよそ推測できる。 書物に記された文字や石版に刻まれた絵文字など文字だけを食べるので、油性マジックで書いた文字が間違っていても気軽に消せるお手軽魔術などと鳳輦は嘯いているが無論そんな代物では無い。 魔術において魔法陣やルーン文字を筆頭に文字を使用した魔術は事欠かない。鳳輦の「字喰らい蟲」はそんな文字を操る魔術の天敵であり、それだけの為に鳳輦はこの魔術を開発した。 文字を喰らう性質上鳳輦の「字喰らい蟲」は魔道書をも喰らう。とはいえ、原典クラスともなればできても封印するのが精一杯と言ったところ。 一方写本や偽書であれば大抵は短時間の内に消滅させ、時間が掛かる場合でも確実に消去できる。 魔道書を喰らう場合における蟲の利点は上記でも述べたように鳳輦が蟲の喰らった文章の内容を“知らされない”事に尽きる。 専門の『異端審問官(インクジショナー)』でさえ写本の処分に伴う『毒』の汚染の除去に5年は掛かるとされているが、鳳輦はその現状を変える魔術を秘かに編み出したのである。 魔道書の『毒』の汚染に染まらず魔道書を処分できる事から鳳輦が所属する結社の構成員等は魔術師鳳輦沙耶歌を指して『魔道書納め(デパーチャー)』と呼称している。 【概要】 魔術結社『多からなる一(イ・プルーリバス・ウナム)』の構成員。日本出身の女性魔術師。魔法名『斯くそう在れ(praesentia500)』。 強硬派でも穏健派でも無く中立派を謳う和平主義者。結社内では強硬派と穏健派の間を取り持っている。時折内部衝突の仲裁役を買って出る事もある。 唇を半月型に広げながら浮かべる笑みは魔女では無く、魔性でも無く、例えるなら何処までも得体の知れない怪しげな嗤い。 和平を謳い、何事もまずは穏便に物事を解決しようとするが暴力による解決に打って出る事もよくある。 鳳輦は和平主義者であり平和主義者では無い。和平に必要であれば暴力を容易に認めるしその逆に暴力による解決法が多勢を占めても穏便な解決策を提示する事も多々ある。 例えば、かの魔道書原典『カレワラ』強奪の首謀者カッレラや他の反逆者への寛大な処分を提示したイロ=コイにいち早く賛同したのも鳳輦である。 鳳輦沙耶歌「そもそもさー、今も『カレワラ』がカッレラを主と認めてるんだよね?それなのに、どうやってカッレラを処分するのさー。あっ、そうだ☆あの手があった。私の『字喰らい蟲』で『カレワラ』を封印したらいいんだ☆私の蟲達は雑食だからねぇ、封印した時に『カレワラ』が傷付いて、さぁ復活させた時に読めた代物じゃ無くなってても勘弁願うよ皆さん☆」 『カレワラ』が敵対勢力と渡り合う強大なカードである事は言うまでも無く、封印に伴うリスクを鑑みればイロ=コイの提案は実に優れているという方向へ“誘導させた”人間こそ鳳輦沙耶歌である。 その口車の軽やかさと秘められた思惑の深みは人の心を読む強硬派筆頭格のトワイライト=グリモスでさえも時に戦慄させる。 時勢を見抜くのに長け、バランス感覚が抜群な鳳輦は『多からなる一』が管理する魔道書に万が一の事(強奪され敵対勢力に利用されているetc)が発生した時に魔道書を処分ないし封印するという、彼女の通り名である『魔道書納め』としての役目を請け負っている。 また、極々僅かしかいないイロ=コイが秘める悲願を知る人間の1人でもある。イロの悲願に対する鳳輦の反応は現在のところ特に無い。強いて言うならば、『怪しげに嗤いながら興味深そうに眺めている』くらいである。 扱う魔術の関係から太陽の力を削ぐ月の魔術を得意とするビッグス=フォー=カラミズムと戦線を共にする機会は多くない。 元来エロジジイのビッグスとは反りが合わない部分があるようだが無用の諍いを起こすような悪手を打つ事は無い。逆にトワイライトに対しては物怖じせずよくからかうような態度を見せる。 元々は日本に存在する魔術結社『神道系出雲派』に所属していた。鳳輦家は跡継ぎとして天道祓栄を擁する天道家に並ぶ高名な家柄である。 鳳輦家の血を引く者は代々『出雲派』に所属する、これが習わしでもあったが鳳輦にとっては酷く窮屈だったのだろう。 『出雲派』に所属していた頃に秘かに開発中だった「字喰らい蟲」と関連し、シリアの古代都市ウガリットに保存されていた粘土板文字であるウガリット文字やウガリット神話に興味をそそられた鳳輦は鳳輦家に勘当される事を条件に『出雲派』を離脱し、フリーの魔術師として単身シリアに渡る。 そこで得た知識から「シャプシュの調停」と「ウガリットの天命」を編み出し、その後世界を回る流浪の旅を経て「字喰らい蟲」を完成させた頃に絶滅の危機に陥っている文化などを守る『多からなる一』に腰を据えた。 現在『多からなる一』の保護下に置かれているアメリ=クロニクルとジスト=クロニクルが気の狂いから生じる蛮行を行おうとした地方こそ『出雲派』が本拠地を構える中国地方であった。 アメリとジストを「オ☆シ☆オ☆キ」して帰宅する途上で偶然ながら天道家の跡取りである天道祓栄と彼と行動を共にしている『神道系皇室派』所属魔術師神座遊奉に遭遇した。 彼から鳳輦家の安泰振りを聞き内心ホッとしたのは言うまでもない。そして、『多からなる一』の保護下で再び騒動を起こそうとしたクロニクル兄弟に「キ☆ョ☆ウ☆イ☆ク」を施し、アメリとジストを正気に戻した(実は天道達と遭遇した時に神座が芸として見せてくれた「アメノウズメの術式」に着想を得た類似魔術を用いてクロニクル兄弟が抱く負の感情を散らしている。出身柄鳳輦は日本の伝承や神話にも詳しい)。どスケベな野郎が大嫌い。 【特徴】 身長165センチに色白の肌、肩まで掛かる艶のある黒髪。外見は20代後半に見えるが実際は40代前半。胸やヒップを含めた総合的スタイルは中の上。 枯れた大木を中心に星々が熟れた果実のように捉えられる銀河が一面に描かれたTシャツ、ダークブルーのクライミングパンツに白を基調としたスニーカーを着用している。 黒色の指ぬきグローブを装着し、右手の親指・中指・小指と左手の人差し指と薬指にそれぞれ粘土状の指輪を付けている。首からは粘土等で構成された特注リングをぶら下げている。 ジャマル=アジェ=ハッダードという知り合いが居る。ジャマルとは彼が作製した霊装『鋼の銃剣(ダマスカスウェポン)』の賃貸契約を結んでおり、ジャマルから『鋼の銃剣』の数々を借りている。 【台詞】一人称「私」。語尾に「☆」を付ける時がある。男性の名を呼ぶ時は「~君」、女性の名を呼ぶ時は「~さん」になる。 「中立というのはとても良いものだ。穏便にもなれれば強硬にだってなれる。あはは☆中立という言葉はどっちつかずになるという意味じゃ無いよ。無限の可能性を開く事ができるリスポーン地点…それが私の立っている場所さ」 「こんな狭い部屋に捕らえられて可哀想だねぇカッレラさん?でも大丈夫☆君は直にここから出られる。よかったよかった。あははー☆」 「心を読まれて失敗するだなんて笑っちゃうよね。心を読んでもどうしようもない現実を叩き付けてやるくらいの気概が欲しいもんだ。そうは思わないかいトワイライト君?」 「アメリ君もジスト君も遅いね。大方愛しのアリアさんに今日もまた心奪われたクチかな?こりゃ間に合うかな?間に合わないかな?さてさて、クロニクル兄弟は果たして鳳輦沙耶歌の『オ☆シ☆オ☆キ』を免れる事ができるか…答えは一分後すぐ☆」 「私の蟲達を随分気にしているようだけど、君にそんな余裕はあるのかな?触らぬ神に祟り無しと昔の人は零していたけれど、今の君は既に女神の色香に囚われてしまっているんだよ。つまりはね…女神と“繋がった”君は決して逃れられない」 【SS使用条件】 特になし
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/420.html
――――12月24日、クリスマスイヴ。 パーティーに、プレゼントに、デートに……大多数の人にとって、ある意味クリスマスよりも大事な日だ。 そして、ここ“やおよろず荘”にも、大多数に含まれる人々がいた―――― ロボスレ学園 八百万のクリスマス。 冷たい風の侵入を許さないアーケードの商店街、ごった返す人の群れの中、並んで歩く影二つ。 「今日はクリスマスイヴだね、リヒター」 中性的な顔とすらりとした長い手足に黒スーツのリヒター・ペネトレイターに、セーラー服姿の三つ編みの少女、一条 遥が話し掛けた。 「クリスマス・イヴ、ですか?」 きょとんとした顔で首を傾げるリヒター。どうでもいいが、リヒターは本来男性のはず……なのだが、人間の姿になると何故かこうなってしまうのだ。ついてるかついてないかは確かめていない。だってついてたらリヒターを見る目が変わってしまいそうだから。 「うん、クリスマス・イヴ」 「イエス・キリストの誕生日の前夜だという事は知っていますが……マスターはキリスト教徒ではないはずです」 「うん、神社の子。だけど日本人は万華教徒って言うじゃない」 「万華教徒……?」 再び首を傾げるリヒター。 「つまりコロコロ変わるって事。結婚式は教会、お葬式はお寺、大晦日には神社に行って、元旦に初詣……という感じで。ほら、日本人ってお祭り好きだし!」 力説する遥の顔は心なしか上気している。日本人はお祭好き……なるほど、凄い説得力だ。 「なるほど、理解できました。説明ありがとうございます、マスター」 相変わらずご丁寧に、まあ。 律儀なリヒターに感心しつつ、商店街を歩いていくと、漂ってくるスパイスの香り――――そう、鳥の丸焼きの匂いだ。今回のターゲットである 一羽につき1000円というお手頃価格でありながら、味はなかなかのもので、売切れは必至なのだが、 「目標は、まだかろうじて残っているようです」 よかった。遥はほっと胸を撫で下ろす。 「じゃあ……みんなけっこう食べるだろうし、三つくらい買ってこっか」 「イエス・マイマスター」 ♪ ♪ ♪ 商店街から徒歩10分の場所に“やおよろず荘”はあった。傍から見たらまるで豪邸のような庭付き、木造平屋建てのそこは古風な雰囲気を帯びており、かつ周囲がコンクリートの建物ばかりなので若干存在そのものが浮いている。 「きっとみんな喜ぶだろうなぁ……ふふっ」 無垢な笑顔を浮かべながら、遥が門の前に立つ。両手にはスパイスの香りが漂う袋。 「たっだいまー!」 ……へんじがない、ただのしかばねのようだ。寝ているか、あるいは出払っているかのどちらかだろう。遥の胸中を不安が過ぎった。 「……誰もいないみたいだね」 「そのようです」 とりあえず玄関で靴を脱ぎ、共有の炊事場に鳥の丸焼き×3を置くと、リヒターは池の鯉達に餌やりに、遥は自分の部屋に着替えに戻る。 ♪ ♪ ♪ スウェットの上に半纏を羽織ると、布団を敷いてそこに寝転ぶ。 「……ふぅ、皆どこ行ったんだろう」 まさか皆好き勝手に出掛けて行ってしまったのでは――――うん、有り得る。 しかしこのまま帰って来なかったらどうしよう。鳥の丸焼きはリヒターと協力しても三つも食べ切れない。 なんだかちょっぴり悲しくなってきて、目尻に浮かんだ涙を拭う。何を泣いているんだ、私は。クリスマスとイヴをひとりで過ごした事なんていくらでもあったではないか……今更寂しいだなんて、そんな事あるもんか。 頬をぺちんと叩いて弱気を吹き飛ばすと、テレビとヒーターのある居間へと向かうために立ち上がる。 「おおっ、寒っ」 部屋を出た途端、冷たい北風が襲い掛かってきた。ただでさえ冷たいのに、今は余計に冷たい。 池を見るがリヒターはいない。まさかリヒターまでどこかに行ってしまったんじゃないかと一瞬考えるが、そんなわけないと一蹴する。 とにかく居間で時間を潰そう。 ♪ ♪ ♪ 居間に入ると、そこにはこたつに入ってみかんを頬張るリヒターがいた。安心すると同時にちょっとだけ泣きそうになったが、首をぶんぶんと振って弱気を吹き飛ばす。 「隣、いいかな?」 「イエス・マイマスター」 リヒターの隣にするりと滑り込むと、手元にあったリモコンでテレビの電源を点ける。この時間帯はどこの局もつまらないワイドショーしかやっていないが、無音よりは遥かにマシだ。 「ねえ、リヒター……」 「はい、何でしょう」 「みんな、帰ってこないね」 「……そうですね」 そんなこんなで、ただ一切が過ぎていく。現在の時刻は19時45分、帰宅してから既に3時間が経過していた。本来この時間には皆居間でくつろいでいる時間だというのに、今日は誰もいない。 「暇だね」 「マスターと一緒にいる事ができるなら、私は暇ではありません」 「私は暇なの」 不機嫌な遥が、ぷくっとむくれた。 その時、だ。 ぴーんぽーん。 玄関のチャイムが鳴ったのは。 待ってましたとばかりに遥が立ち上がる。その顔に浮かぶのは歓喜と興奮。もしも遥に尻尾が付いていたら、それは引き千切れんばかりの勢いで揺れていただろう。 「はーい!」 玄関に向かっててとてと走る。待ちに待ったクリスマスパーティーだ、落ち着いてなんかいられない。が、 「おかえ……」 「ども、山猫ヤマトです」 その歓喜と興奮は、すぐに打ち砕かれた。 ♪ ♪ ♪ 「……どうしましたか、マスター」 俯きながらとぼとぼと戻ってきた主を心配して、リヒターが声を掛ける。 「……宅急便だった」 俯いたまま、沈んだ口調でぼそぼそ答える。遥の心はもう限界。堤防は決壊寸前だった。 もしかして、リヒトはシロやルガー、リタと一緒に知り合いの家に遊びに行ったのかもしれない。 もしかして、まどかとたまは実家に帰ったのかもしれない。 もしかして、ライは喪盟の仲間達と焼肉にでも行っているのかもしれない。 もしかして――――自分とリヒターを置いてみんなは食事にでも行ってしまったのかもしれない。 そこまで考えて、彼女の堤防は決壊した。 「……ぐすっ、ひっ、ひぐっ」 「マスター?」 涙が溢れ、鳴咽が漏れる。自分自身でも驚くくらい、たくさんの涙が。 「……楽しみに、すっごく楽しみに、してたのに、なんで、なんで誰もいないの、いなくなっちゃうの……」 ああ、なんだかムカついてきた。 バンっ! とおもいっきりこたつをブッ叩く。突然変貌した主にリヒターがびくりと怯んだ。 「ほんとに楽しみだったのに、こんな時に……! ふ・ざ・け・ん・な――――っ!!」 一条 遥、天に吠える。 そしてすぐさま踵を返すと、少女は炊事場へと消えていった。リヒターはそれを、ただ見ている事しかできなかった。 ごくごく短い時間が過ぎて、荒々しい動作で襖を開けて、一条 遥が戻ってきた。手には丸焼きの入った袋と……缶ビール!? 「マスター、未成年の飲酒は――――」 「だまらっしゃい! もうやけっぱちだ、全部飲んでやる!」 リヒターの制止も虚しく、少女はプルタブを開けて缶の中身を一気に飲み干した。 「ぷはぁっ! もう一杯!」 「マスター、み」 「いいの! 四捨五入したら二十歳だもん! あたしにだってお酒を飲む権利くらいあるもん!」 ああ、駄目だ、一杯で……いや、匂いを嗅いだ時点で完全に酔っている。なんとかやめさせたいが、正直リヒターには遥が暴れた場合に周囲に被害を出さずに止められる自信がない。というか止められるかもわからない。 「おらー、もっろもってこーい!」 よってリヒターは、主の指示にただ従う、という選択肢を選んだ。 ♪ ♪ ♪ 時は過ぎて、時刻は夜中の22時。 「いやぁ、すっかり遅くなっちまったな」 <誰のせいだと思っているんだ、この馬鹿野郎が> 「どこぞの三馬鹿が模型のコーナーから動かなかったからね」 「いやー、誰のせいだろうね」 「誰のせいでしょうね!」 「誰のせいだろうな!」 <お・ま・え・らのせいだろうが馬鹿野郎共が!> 「たまちゃんとシロちゃんがいなかったら、もっと遅れてるところでしたね」 <まったくですね。三馬鹿の内、名前にリとヒとトがある人は死んで詫びればいいと思います> 「随分ピンポイントだなオイ」 賑やかな一団が、二機のオートマタから飛び降りた。やおよろず荘の住人達だ。クリスマスのパーティーのための買い物に行っていたのだ。 二機のオートマタの魂を、その主が人の身体へ移す。 本来はもっともっと早くに帰ってくる予定だったのだが、面子が面子のために一部のメンバーが好き勝手に動き回り、結果この時間だ。 残してきた遥とリヒターは大丈夫なのだろうか。そんな事を考えながら玄関の戸を開ける。全員「ただいま」の大合唱。だが、返事はない。まさか強盗にでも入られるなり拉致されるなりしたのだろうか。 「おーいはるかー、いないのかー」 赤髪の男――――リヒト・エンフィールドが居間の扉をがらりと開けた、その時だ。 「うおっ、なんだこの酒とスパイスの匂いがないまぜになった名状しがたい香りは!?」 顔をしかめる赤髪の男。男が視線を部屋へと戻すと、空き缶と骨が散らかった机に突っ伏す影二つ。 ――――遥とリヒターだ。 「なっ……おい、何やってんだおまえら!?」 遥の小さな肩を揺するが、反応はない。隣のリヒターも同様だ。どうやら酔い潰れて寝てしまったらしい。 「ったく、しゃーねーな……おいおまえら、こいつら運ぶの手伝ってくれ!」 ♪ ♪ ♪ 遥とリヒターをそれぞれの部屋に寝かす。幸いどちらもそこまで重くないので簡単に運ぶ事ができた。パーティーはもちろん明日に延期だ。 深夜、誰もいなくなった居間でちびちびとビールを飲んでいると、 「まったく、散々だな……ん?」 「すみません、リヒト・エンフィールド」 黒い髪をうなじのところで縛った、リヒター・ペネトレイターが静かに入ってきた。手には綺麗に包装された箱。 「おう、リヒターか。調子はどうよ?」 「頭痛がします」 「こりゃ二日酔いルートまっしぐらだな」 リヒトが快活に笑った。 「ところで、リヒト・エンフィールド。起きたら枕元に置いてありましたが、これは……何ですか?」 リヒターが手に持った箱を差し出した。 「ああ、そりゃサンタクロースからのプレゼントだ」 「サンタクロース?」 きょとんとした顔で首を傾げるリヒター。うむ、文句なしに可愛い。これで幼女体型だったら完全に落ちていた。 「本当に何も知らんのな、おまえ」 「……すみません」 「ああ、いや、謝らんでいい、謝らんで。まあ、アレだ、サンタクロースっつーのはヨシュア君の誕生日に子供達にひっそりとプレゼントを配る中年のおっさんの事だ」 リヒトの話を聞いた途端、リヒターの白い顔が青ざめる。 「不審者の侵入を許してしまうとは……!」 「いやいや、不審者じゃねーから、いい人だから、サンタさん」 「そうなんですか」 「あたぼうよ。大体悪い人が子供にプレゼントを配るわけがなかろう」 「なるほど」 リヒターが手に持ったプレゼントに視線を落とす。 「そこで、だ」 リヒトがこたつの下からリヒターのて同じように丁寧にラッピングされた箱を取り出した。 「実はサンタのじいさんから遥へのプレゼントを渡されてるんだよ、俺。彼女は歳が微妙なラインだから君が決めてくれだとさ」 「リタ・ベレッタも同い年ですが」 「アレは中身が子供だからいいんだよ。そいで、ここからが本題な?」 「はい……!」 唇をきゅっと一文字に結ぶ。本当にクソ真面目な奴だ、だがそこがいい。 「おまえに、遥のサンタクロースになってほしい」 「はい……?」 「拗ねてる彼女に幸せ届けてこい、って事だよ、ホラ」 プレゼントを半ば無理矢理投げ渡す。慌てつつもしっかりキャッチするあたり、流石といったところか。 「……わかりました、行ってきます」 「おう、頑張れ若者! おまえにメリークリスマス!」 音を立てないように爪先立ちで走りながら、リヒターが闇の中へ消えていった。 「さて、と」 明日は遥にごめんなさいからスタートだな、なんて考えながら、いかにもだるそうに立ち上がって、首を鳴らす。 今頃、まどかの部屋には金髪の女サンタクロースが向かっていることだろう。リタの部屋とライの部屋には筋肉ムキムキのマッチョサンタが向かっていることだろう。 蜥蜴のサンタクロースや、油性ペンみたいな名前のサンタクロース、冴えない眼鏡のサンタクロース――――八百万の、無数のサンタクロース達がプレゼントを配り始めたことだろう。 それぞれのサンタクロース、それぞれのクリスマス。 八百万の、クリスマス。 「――――それじゃあ、そろそろ俺も今からあいつだけのサンタクロースになるとするか」 赤い髪のサンタクロースが、部屋からゆっくり出て行った。
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4061.html
…己の幼馴染は、昔からひどく臆病である いつでも隣に居続けたからこそ、イザークはそれをよく理解していた 幼い頃からいつだってから何かに怯え続け、自分の背中の後ろに隠れ続けていた小さな体 背は伸びたものの、それでも、自分よりもまだ低いその背、体つきとて、こちらと比べればまだ、細い 昔と同じように、自分が護ってやらなければ、そう考える ただ 「っいやぁああああああああ!!??今、今、あっちに何か見えたっ!?何かいる、絶対何かいるっ!!??いやぁあああああごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい食べないでぇえええええええ!!??」 ……… 昔は、ここまで大げさなチキンハートではなかったのだが そう考えながら、イザークは無言で、手元に出現させた剣の柄でジョルディをぶん殴った 「イザーク、頭がガンガンするよぅ…」 「そう考えるなら、怯えてもいいからせめて叫ぶな」 力一杯どつかれた後頭部を抑えながらも、ジョルディはおとなしくイザークの後をついていく ルビーのような赤い瞳は、痛みのせいかそれとも怯えのせいか、涙で潤んでいた …正直、イザークとジョルディが並んで歩く様子は、ほかの「13使徒」達とは別の意味で目立つだろう パンク系のファッションに身を包んだドイツ系西洋人と、白い髪に真っ赤な瞳のイタリア系西洋人 どちらも、「13使徒」の中では珍しく「教会」関係者である事を感じさせないファッションだが、やはり首元には「教会」の一員の証である銀のロザリオが揺れている 外人が目立ちにくい学校町とは言え、それなりに目立ってしまうのだ ……できれば、あまり目立ちたくはないのだが そう考えながら、イザークは小さくため息をついた 「…イザーク。歩いても歩いても、僕ら以外の異質な気配が、消えないよ…」 「……この国の言葉では、確か「都市伝説」と呼ばれているのだったか…この街には、それが多いと聞くからな。普通に生活している者も多いようだし、感知能力をオンにしたままでは、いくらでも感知できるだろうな」 その臆病さ故か、イザークは都市伝説の気配の感知能力が高い だからこそ、学校町に着いてからずっと、自分達以外の気配を感じ続けてしまって落ち着かないのだろう …正直、その感知能力をいったん、オフにするべきだ オフにしていても、強い気配や敵対的な気配は感じ取れるのだから 「もし……もし、この気配が一斉に、ボクらに襲ってきたら…」 「…少なくとも、今はそういうことにならないはずだから安心しておけ」 そう 少なくとも、今は……だ 後になれば、きっと ジョルディが感じている気配、その大半を、自分達は敵に回すだろう 自分達がやらされる事は、そういう事なのだかr 「ほら、早く来い。置いていくぞ?」 「え?……あぁぁああ、待って、置いていかないでよぅ…」 やや歩く速度を速めたイザークの様子に、ジョルディも慌ててスピードをあげる …そんな事をしなくとも、イザークがジョルディを置いていくなど、ありえないのだが しばし、学校町の地理を把握する意味も込めて、住宅街を歩いていた二人 古い屋敷が並ぶ区画を見て回り、別の場所へと移動しようとした、その時 「……っ」 ぎゅう、と イザークの後ろをびくびくしながらついてきていたジョルディが…突然、イザークのジャケットの裾をつかんだ それにより、イザークは周囲を警戒し始める …何か、来る それも、敵対的なものが 二人の様子に、相手は、動きを見せた 二人の、前方 そして、後方の、両者から……白く、ボロボロの衣服を身にまとい、額に三角の形の布を取り付けた、半透明の体をした人間の群れが、姿を現した 「いやあああああああああああああっ!!??ゴ、ゴースト!?」 「そうらしいな」 ゆっくり、ゆっくりと 幽霊の群れが、二人を取り囲んでくる 「契約者の気配は!?」 「え、えええええええ、えぇと………あ、あっちの、角の方!」 ジョルディが指差した、その角は…ダメだ、距離がある イザークの能力では、そこまで一気に攻撃を届かせることはできない ジョルディが戦闘態勢に入れば別であるが、イザークとしては、ジョルディにはあまりたたかわせたくないというのが本音だ …仕方ない どういう意図でか、相手がこちらを襲撃しようというのならば…迎え撃つのみ ぽぅ、とイザークの体が、光に包み込まれる 彼の契約都市伝説…天使「シムキエル」の力が、発動する 「っひ!?」 幽霊の一体が、ジョルディに手を伸ばす その幽霊に向かって……イザークは炎を生み出し、投擲した 幽霊は一瞬で炎に包みこまれ、浄化されていく 「何者かは、わからぬが」 いくつも いくつもいくつもいくつもいくつもいくつもいくつもいくつも イザークの周囲に、炎が生まれる 死者の魂を浄化するといわれる炎が 「幽体の存在で俺達を襲おうなど、百年早い」 その炎は、二人を取り囲んでいた幽霊達に襲い掛かり、容赦なく焼き尽くす 実体なき者だけを燃やす炎、周囲の塀や地面には、焦げ跡すら残らない 「ジョルディ、ここから動くな………」 「--っだ、ダメ!来る、また来るよ!!」 ジョルディを残し、己は幽霊達をけしかけてきた相手へと向かおうとしたイザーク しかし…再び、幽霊が集団で現れ、二人に迫ってくる ……よくよく見れば、幽霊達は塀の下の方に書かれている、小さな鳥居のマークから出現しているようだった 「町中にある奇妙な位置の鳥居のマークは、そこが霊の通り道であることを示している」という都市伝説だ その契約者が書いた鳥居のマークから、無数に霊が生み出されているのだろう ……契約者を倒さなければ、キリがない! ぎゅう、と、イザークのジャケットの裾を握りしめ続けているジョルディ 今は、まだ幽霊に怯え続けているだけだが……このまま戦闘が続けば、「スイッチ」が入る可能性がある どうする? イザークが、やや焦りだした、その時 「っひぎゃあ!?」 聞こえてきた悲鳴 びくーーん!!と、ジョルディの体が跳ね上がる 悲鳴は、ジョルディが契約者の気配を感じると指差した方向から、聞こえてきて どさ、と 片腕を、まるで水分が蒸発したかのように干からびさせた男が、倒れてきた 「怪我はないか!?」 そして その男に、攻撃した主であろう、まだ少年と思われる声の人物が、その角から顔を出した 「………いっやあああああああああ!!??変な人が出たぁああああああっ!!??」 「え!?俺、変な人!?」 その姿を見てのジョルディの悲鳴に、その少年は盛大にショックを受けた声を上げる 助けられておいて「変な人」と悲鳴を上げたジョルディも悪いかもしれないが、まぁ、彼だけの責任ではあるまい 何せ、その少年は……顔に、髑髏の仮面をつけていたのだから 何らかの都市伝説能力による仮面だろう、とイザークは判断した そうでもないのにそんな仮面をつけているとなると、ジョルディの言う通り、変人の可能性があるからだ 「…こいつの悲鳴はさておき、こちらに怪我はない」 男が倒れた事で、幽霊達が消えた その事実にほっとしつつ、イザークは答える 「あぁ、なら、良かった」 二人に怪我がないことを知り、少年もほっとしたようだった そして、倒れこんでいる男を、連行しようとでもしたのか、手を伸ばし 「「組織」の狗がっ!!そう簡単に、つかまってたまるか!」 「!?」 男が…いつの間にか、懐から油性ペンを、取り出し それで、道路に鳥居のマークを描こうとしている あの位置でマークを描き、幽霊を召還したならば…仮面をかぶった少年が、その攻撃を、避けきれない イザークは小さく舌打ちすると、手元に剣を生成 一気に踏み込み……男の手に、剣を突き立てた 「ぐぎゃっ!?」 「っち……!?」 いや 正確には、「突き立てようとした」 が、やや無理な体勢から踏み込んでいったせいか、狙いを外し、その切っ先は男の手をかすっただけで終わってしまった 男は、まだ鳥居のマークを書こうとしている ……もう一度! その手を手首から切り落とそうと、イザークは剣を滑らせ…… 「そこまでっ!!」 じゅっ!と音が鳴って、ペンを持っていた男の腕が、カラカラに蒸発した 男は悲鳴おあげて、ペンを手放す 「な、に……」 「おとなしく、気絶していろっ!!」 少年の拳が下りて……男はそのまま意識を奪われ、地面に這いつくばったまま、意識を失った ……今度こそ、終わった イザークと少年がため息をついたのは、ほぼ、同時だった 「…ありがとう、助かった」 「いや、こちらこそ」 仮面の下で、少年が小さく笑ったようだった …戦闘に慣れていないのか、それとも優しい性格なのか、はたまた、詰めが甘いだけなのか、少年は男にとどめを刺そうという様子はない だからこそ、先ほども不意打ちを受けそうになったのだが 「イ、イザーク!」 「…ジョルディ」 「大丈夫?大丈夫??怪我、してない?そ、そっちの変な人も、大丈夫?」 「……変な人……」 変な人呼ばわりに、orzになっている少年 イザークは小さく苦笑して、少年の肩をたたいた 「…すまない。こいつは、見慣れない者に対する警戒心が強いものでな。お前の仮面が、怖くて仕方ないようだ」 「……そんなに怖いかな、これ」 首をかしげている少年 声の印象などから、素直な少年なのだろう、と感じ取る 「この国の……都市伝説契約者、か」 「あぁ」 すくり ひとまず、orz状態から立ち直った少年 仮面を外してあらわれた顔は、イザークが想像した通りの、素直そうな顔立ちの日本人だった 「俺は、明日 真。「電子レンジの猫」の契約者だ。あなた方は…」 「…イザーク・シーフェルデッカー。俺も、この国の人間が都市伝説などと呼ぶ存在の契約者だ」 名前だけ、名乗っておく 今は、こちらを助けてくれた少年とも……数日後には、敵対するかもしれない可能性 それを考え、何と契約しているかまでは、告げない 「あ、えと……ジョルディ・ムダーラ。ボクも、契約者だよ」 イザークの名乗りに合わせるように、ジョルディも名前だけ名乗っておく ……契約者である点も、ジョルディは力を使ったところを見せていないのだから、名乗らなくともよかったというのに 「あ、二人とも都市伝説契約者か………もしかしたら、俺、余計なお世話、だった?」 「いや、正直、助かった」 …明日 真というこの少年のおかげで、ジョルディを戦わせずにすんだ その事実に、イザークは感謝する 「えぇと……旅行者、かな?だとしたら、この街はちょっと気を付けたほうがいい。契約者が多いから、さっきみたく襲撃される事が、後でもあるかもしれない」 「………あぁ、それは、よくわかっている」 真の言葉に、イザークは頷いた わかっている、知っている …ジョルディは真の言葉に、怯えたように体をはねらせたが……その可能性は、把握している そのうえで 自分達は、自由行動を許されたのだ ……自分達「13使徒」がこの街に来たことをアピールするかのように行動することが許されている、事実 のちに、自分たちがやらされるであろうことを考えると……正直、憂鬱だ 「また襲われるかも………また………いやぁあああああっ!?ボクは食べてもおいしくないっ!?肉付きよくないしおいしくないからっ!?イザークも正直筋肉質だから、食べてもかたくておいしくないと思みぎゃっ!?」 ごがっ!!と また何を想像したのやら悲鳴を上げだしたジョルディを、イザークは剣の柄で力一杯殴って黙らせた きゅう、とジョルディは意識を失う 「っちょ、い、いいのか?」 「…こうして黙らせるのが早いんだ、困った事に」 本当なら、俺もやりたくはない そう呟きながら、イザークは、気絶したジョルディを抱え上げて……彼が気絶している、その隙に、真に告げる 「……早いうちに、学校町を離れたほうがいい」 「え?」 「…よくない事が起きる、確実に」 「……どういう、事だ?」 首をかしげてきた真に しかし、すべてを伝えることはできず……イザークは、小さく首を振る 「………詳しくは、知らない方がいい。ただ、大切な者を連れて、学校町を離れたほうがいい。せめて、大切な相手だけでも逃がしておけ………助けてくれた礼だ。せめて、それだけは告げておく…これ以上は、言えない」 すまない、と小さく苦笑して イザ-クは気絶したままのジョルディを抱えたままその場を後にしたのだった to be … ? 前ページ次ページ連載 - 我が願いに踊れ贄共
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/710.html
124 :名無しの紳士提督:2015/10/31(土) 19 18 10 ID .gndr5tw ちょっとお邪魔しますよ。投下。 露出自慰。一部♀×♀あり注意。 125 :名無しの紳士提督:2015/10/31(土) 19 18 53 ID .gndr5tw 失礼します、本艦は陽炎型駆逐艦浜風です。 只今の時刻は深夜。私は現在、帝国海軍鎮守府……その港湾区画の片隅にいます。 日中は作業する人員で騒がしいここも今は波涛と風が鳴るばかり、そこで私が独りで何をしているかといいますと…… 「お゛ッ♥オナニーッ、露出オナニーしちゃってます私ッ♥♥昼に一杯人が通る場所でッ♥裸で、変態行為してますぅっ♥♥」 建造物の合間の薄暗い路地……たまたま通りを通行する誰かがいて、ふと覗き込めば簡単に見つかってしまう場所。 そこで私、浜風は一糸まとわぬ全裸になって自慰をしています……自らの手で乳房を捏ね繰り秘所を弄り淫らな声を上げる、変態的な羞恥行為を。 「見つかったらっ、大変なことなるのにっ♥指ッ、止まらないぃ♥野外全裸オナッ♥気持ちよすぎてっ、やめられなひぃっ♥くひぃぃっ♥♥♥」 お漏らししたみたいにグチャグチャに湿ったアソコとガチガチのお豆を弄り回し、ビンビンの乳首を抓りあげながら屋外で快感に身悶える私。 なぜ私がこうなってしまったのかと言えば……切っ掛けは、大破して基地に帰還したその時のことでした。 「浜風!大丈夫だったか、大破により作戦を中断したと……うぉっ!?す、すまない……」 「提督、どうしたので……あっ!?」 私を心配げに出迎えた提督が帽子の鍔を下げて顔を背ける……理由を考えた私は、自分の衣服が激しく損傷していることに気づいて身を縮ませました。 体に合う下着が無く困るほど発育してしまっている……私の駆逐艦らしからぬと言われる乳房、その全体が露わになっていたのです。 顔を背けた提督が、しかし視線は執拗に私の体に向けられていることに気付いてしまった時。私は……嫌悪ではなく、興奮を抱いていたのです。 「あひっ♥誰かが、通るかもしれないのにぃっ♥くりとりすっ♥カッチカチに勃起してるっ♥見られたがってるぅぅッッ♥」 弄りすぎにより肥大して今では包皮に収まらなくなった陰核を捏ね繰り回し、内腿が痙攣するほどの快感を貪り続ける私。 自分の体が他者の……特に異性から性的な、劣情を催す外見をしていると意識して以来。私は、露出行為に手を染めるようになっていました。 最初は、着衣の露出を高めにして出歩く程度……しかしより激しい羞恥を求め、私の行為はどんどん過激化していったのです。 「見られたらっ、全部終わっちゃうのにっ♥変態扱いでっ、オナキチガイって言われてっ♥社会生命終わっちゃうのにっ、すごくイイよぉっ♥♥」 下着姿で夜中の宿舎を徘徊していたのも束の間、全裸になり、より広く徘徊するようになり……出先で自慰をするまで至るまで、すぐでした。 裸に外套1枚で宿舎を離れた後、道中で自らのいやらしい体を存分に晒しながらここに辿り着いた時……私のアソコはもう洪水のような有様。 人目があるかもと思いつつも、こうして変態的な露出自慰に陶酔しているのですから……救いようのない淫婦であると、我がことながら心底思います。 「真面目とかっ♥クールとか言われてるのにっ♥本当は変態なんれすっ♥公開オナ狂いの色情狂なのおぉぉッ♥ふぉぉぉぉンッッ♥♥」 痛いくらいに自分の乳房……手からこぼれるくらい無暗に脂肪の乗ったソレを強く握る。迸る痛苦、とその後にジワジワと拡がる甘い疼き。 見られる可能性も忘れ、快楽に乱れ狂いつつ秘所をグチュグチュと掻き回す私……お漏らししたようにいやらしい粘液が足元に飛び散らせています。 「ふぎぃっ♥いぐっ♥いぎますう゛っ♥♥外で勃起クリと乳首メチャメチャに捻り潰してッ……おまんこいぐぅぅぅっっ!!」 乳頭と股を弄る手指を極限まで速め荒々しく動かす私。露出自慰の興奮に白熱した脳が忽ち快楽に焼け焦げていきます。 そして力一杯性感突起を抓り上げたその瞬間、私は完全に理性を飛ばして絶頂したのでした。自我が吹き飛び、思考が法悦だけに染まる至上の時間。 「お゛ッ……♥ほお゛ぉっ……♥へお゛、ぉぅ……♥ッ……はぁぁっ♥はぁ、はぁぁっ……はへあぁぁ~~~~♥」 激しい絶頂を迎えた余韻でガクガクと痙攣する私の全身。背後の壁に身を預けて倒れないようにするのが精いっぱいです。 やがてオーガズムの余韻の喘ぎが収まると共に弛緩していく体……気づけば私はオシッコを漏らしていました。 「お゛~~~……♥ッ……はぁー……はぁ~♥外だと、やっぱり全然違う……脳の芯まで、焼け焦げそう……♥」 絶頂の大きな波が引き、放尿に伴った快感も収まった頃。ようやく正気に戻って身を起こす私。未だに内腿が昇天の余韻で小刻みに震えていた。 気だるさは若干あるものの、未だ私の体の芯に残っている熱く疼く衝動。私は更なる快楽を求めてよろよろと歩きだしました。 「はぁっ……♥はぁぁっ……♥こんなところ見つかったら、人生オワっちゃう……全部台無しになっちゃう……のにぃ♥んんッ♥♥」 自分の手で油性ペンにて体の随所に卑猥な落書きを施した私は今、鎮守府正門へ続く最も大きな通りに立っていました。 『淫乱』『露出狂』『マゾ』『犯して』思いつく限りの猥語を刻んだ卑猥極まる裸体を外気に晒している、その背徳感が私の理性を焼き焦がします。 首には持参した犬用首輪を装着した私……まるで誰かの飼い犬のように、正門の門柱の横で四つん這いになって片脚をおずおず上げました。 「お゛……んお゛ぉ~~♥出てる……ジョボジョボって、おしっこぉ♥ほぉぉ~~……一番目立つ場所に、マーキングしてるぅ~♥」 発情した犬の如くだらしなく蕩けた表情を浮かべながら私は門柱に小便を発します。周囲に拡がる下品な音と刺激臭。 たまたま誰かが通り、見つかるのではないかという恐怖に背筋をゾクゾクと震わせながらも私は絶え間なく漏れる小便を門にかけ続けます。 快感とスリルとマゾヒズムが一体になり、私の頭から瞬く間に正常の思考と呼べるものは駆逐されてしまいました。 「お゛ッ♥お゛ッ♥んお゛お゛ッ♥おまんこッ♥ぐっちゃぐちゃぁっ♥おしりもっ♥指ズボズボ、ほぐれてるう゛ッ♥」 正門に引っかけた小便を見ながら四つん這いのまま自慰を始めてしまう私。最早、誰かに見つけて欲しいとすら思ってしまいます。 淫水が飛沫くほど溢れる秘所と粘膜を淫らに充血させた肛門、そこに先を窄めた五指をそれぞれ捻じ込んで乱暴に掻き回す私。 石畳にだらしない乳房が擦れる痛みすら快楽に感じてしまいながら、私は露出自慰の悦楽に悶え狂います。 「お゛ッ♥これしゅごひっ♥♥おまんこにぃッ♥カドッ♥ぐりぐりってぇっ♥キくッ♥おまんこ汁マーキングッ♥イイよぉッ♥♥」 小便で汚してしまった門柱、その角に秘所の割れ目を押し付け腰を上下に振る私。粘膜が肌理の粗い石材で抉られ、強烈な刺激を生みます。 忽ちドロドロに潤う媚肉の雌臭い汁……それで門柱をコーティングするかのように浅ましく腰を振り立ててしまう私の、だらしなく蕩けた貌。 まるで交尾中の動物のような淫猥な表情をしているに違いない、と自認するその変態性の客観視により私は更に興奮を昂ぶらせました。 「んお゛ぉぉッ♥おしりっ♥おしりあなッ……ケツッ♥ケツあなズボズボぉッ♥しゅごいっ、これッ♥キッくぅぅぅッッ♥♥」 肉付きの過剰な私の尻たぶの合間、ヒクつく肛門に指をいきなり3本捻じ込んで穿り回す私。強烈な快感が迸り、淫らな声で喘ぎ狂います。 腸壁と膣の薄い肉越しに門柱の石材……硬質に尖った感触を指が探り、思わずそれを強く弄れば両者に挟まれ強烈に刺激される膣肉。 私は犬のように垂らした舌から涎を滴らす淫猥な表情を、変態的な嬌声を、隠しもせず夜闇に披露し続けました。 「ほお゛ぉぉぉッ♥♥いぐっ♥変態オナニーでっ♥♥マゾイキ姿丸出しのままっ……イッぢゃいましゅう゛ぅぅぅッッ♥♥」 乳房を石畳に荒く擦り付けながら腸壁ごと抓んだ門柱を激しく拭って膣肉を摩擦し陰核を千切れそうなほど捻った私。 同時に雷撃が脳内で炸裂したような強烈な快感が脳髄を隅々まで塗り潰して純白に染め上げ―― 私はあらんかぎりに身をのけ反らせ股から雌臭い汁を撒き散らして絶頂してしまったのです。 「お゛っ……♥♥へお゛ぉぉっ……♥♥しゅごっ……やみつき、なりましゅよ♥このっ、ヘンタイおなにぃ……♥♥♥」 オーガズムの緊張が解けた瞬間、糸が切れたように私は石畳へぐったりと倒れ伏し……失禁してしまいました。 頭から溢れだしそうなくらい脳髄が絶え間なく脳内麻薬を分泌しており、陶酔感を堪能する以外に思考が働きません。 それから暫し、絶頂の余韻が体の芯から抜けるまで私は浅ましい姿で地面に這い蹲り悶え続けてしまったのです。 「う……へっくしゅっ!風邪ひきそう……というか人が来なくてよかった、本当に。」 心身から熱の引いた私は現状を思い出し、近くの茂みに逃げ込んで赤面しました……我を忘れたで片づけていい所業ではありません。 もし私の声を聞きつけて誰かが様子を見に来ていたら大事になっていたでしょう。反省しながら少し自己嫌悪してしまいます。 今度からは変態行為は自制するよう心掛けることを決め、そそくさと物陰伝いに着衣の隠し場所へ向かい始めた――その時。 「――え?」 「――あ?」 がさり、目の前の茂みが葉鳴りと共に揺れそこに、人が――全裸の女の子が――一糸纏わぬ姿の浦風が立っていました。 え?何この変態……発育のいい胸元も薄い恥毛の生えた陰部も剥きだしで『え?なにこの変態?』みたいな表情をした浦風を見て思います。 しばし無言で見つめ合ったあと、お互い同時に停止していた思考が再開したらしく揃って口を開き―― 「きゃああああああああッ!なんでこんなところにっ……というかっ、なんて恰好してるんですかあぁぁぁ!?」 「なんじゃあぁぁぁぁぁぁッッ!?おまっ……なんでこなートコではだかんぼーなっとるんじゃぁぁぁッ!!」 深夜の鎮守府の敷地に2つの絶叫が響きまして、それから暫し―― 鎮守府内では幽霊、不審者、或いは迷い込んだ深海棲艦とも言われる謎の人影2つの噂が流行しました。 その話題が出るたびに私と浦風がぎこちなく話題を流すようになったのはほんの余談です。 それから余談がもう一つ―― その謎の人影2つは未だに深夜の鎮守府の敷地を彷徨っているそうです。 ええ、いつも2人揃って大変仲睦まじく――ふふっ。 「おへぇぇっ♥そんなに激しく腰振らないでぇっ♥ディルドの堅い所が奥♥抉ってぇ♥声出ちゃうからぁっ♥あはぁぁっ♥」 「おまーこそっ♥こっちん奥っ♥ゴリゴリ押し付けよってぇぇ♥いけんっ♥外でっ♥イくっ♥あっ♥無理じゃっ♥イッくぅぅぅっ♥♥」 + 後書き 130 :名無しの紳士提督:2015/10/31(土) 19 22 50 ID .gndr5tw 以上になります。スレ汚し失礼。 先日投下したあと保管庫覗いたところ、わざわざ過去の拙作を読み返して下さった方がいたようでして 覚えていてくれた人がいるというのは思いのほか嬉しいものですね。 ではもしまた投下することがありましたらその際はまたどうぞよしなに。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/57077.html
登録日:2024/09/19 Thu 14 45 22 更新日:2024/09/22 Sun 16 05 37NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 1963年 HOMO MONO ゴムネコ トンボ鉛筆 ボールペン ロングセラー商品 事務用品 修正テープ 商品 技術の結晶 文房具 日本の技術力 消しゴム 鉛筆 「MONO(モノ)」は文具メーカーのトンボ鉛筆が展開するブランド。 語源は「唯一の、比類なき」などを意味するギリシャ語「monos」。 鉛筆 トンボ鉛筆と東京大学の故赤松教授が開始した芯改良プロジェクトにより生まれた最高級鉛筆「HOMO(ホモ)」を前身とする。 東大教授を迎えた産学協同で世界最高を目指した製図用鉛筆の開発プロジェクト「鉛筆の芯を科学する」が1949年に始動して3年目の1951年、世界に先駆けて鉛筆に国家規格JIS Z 6605[鉛筆(黒シン)]が制定されたJISによる品質管理の恩恵も得て、品質・価格ともに最高級を誇る最高級製図用鉛筆「HOMO」が1952年に完成。9Hから6Bまで17硬度が揃えられた。 鉛筆芯は固くなるほど濃度が下がってしまうがHOMOは9Hでも鮮明な描線を残し日本の戦後の産業の発展に貢献した。 軸木にはファーストクラスのインセンスシダーを厳選し、その美しい木目を生かすため透明なラッカー塗装を施すなどの丁寧なつくりも話題になった。 「HOMO」という名前は英語のhomogeneous(均一、同質)に由来し、芯が超微粒子として均質にできていることの証として名付けられた。 余談だが「ホモ牛乳」「ホモソーセージ」もこの意味からつけられている。アッー!的な意味だと思ったやつ表出ろ。 さて、最高級製図用鉛筆として華々しく登場したHOMOも、その後同業各社の追い上げを受け、新たに研究を重ねた結果、芯の原料黒鉛と粘土の究極までの細粉化に成功。1963年に今度は世界最高水準の品質を備えた「1ミリ立法に80億個の粒子をもつ、書き味、強度、濃さすべておいての最高級鉛筆」MONOを完成し、再び最高級製図用鉛筆のトップに躍り出て「MONO」ブランドの誕生となった。 こちらも、HOMOと同じく技術指導に当たった東京大学の故赤松教授による命名である。 初期の頃はロゴの「O」の中に六角形の鉛筆断面がデザインされていた。 製図用鉛筆の品質はライバルとの競争で世界のレベルを超えるところまでヒートアップした。MONOの完成から4年後の1967年、トンボ鉛筆創立55年を記念して「MONO」の高品質にさらに磨きをかけた1ミリ立方に100億個にまで高められた微粒子から名付けられた究極の製図用鉛筆「MONO100」が発売。 この鉛筆には優れた品質に加えて消しゴムできれいに消せるという特長を実感してもらうため、当時は珍しかったプラスチック消しゴムがサービス品として1ダースに1個添付されていた。 この消しゴムが良く消えると評判になり、1969年に単体で製品化されたのが「MONO消しゴム」である。 1971年にはザ・ドリフターズをイメージキャラクターとしてCMに起用し、「MONO」を1ダース購入すると貰えるドリフメンバーのフィギュア「首ちょんぱ人形」が人気を博した。 この人形の首が飛ぶギミックが元で、現代でも首切断などのことを「首ちょんぱ」と言う人もいる。 消しゴム 先述の通り、1967年に発売された最高級鉛筆「MONO100」のおまけに1ダースに1ケサービスにつけた消しゴムが、その品質の優秀性に多くのユーザーから単独での販売希望が殺到し、1969年に単体で製品化したもの。 MONO消しゴムはビニール系樹脂がベースで従来の生ゴム由来の消しゴムと比較して経時変化による劣化がきわめて少なく、消字性に優れ消し屑も少ないなど、その優秀性で消しゴムのカテゴリーでトップに立った。 付属品だったころは白・黒のケースに緑のバンドだったが、単体販売にあたって小さな消しゴムが店頭で目立つように、三色旗をイメージしてデザインされた青・白・黒のトリコロールが最大の特徴。 このデザインは2017年に日本国内第一号の「色のみからなる商標」として登録されている。 また、受験生向けに青白黒ストライプのみで文字の無い「文字無しMONO消しゴム」も発売している。 スタンダードなMONO消しゴムは5サイズ。 消しゴム落としに大きいサイズを持ち出してきた覚えのある人もいるだろう。 他には汚れに強いブラックタイプ、折れ、割れ、カケに強い、「モノタフ」、軽く消せる「モノ LIGHT」、消しクズがまとまり指でつまんで捨てられるので紙面や机の上を汚さずきれいに使える「NON DUST」、天然ゴム、硅石粉を使用した非塩ビの消しゴムでインクを紙ごとけずることでボールペンで書いた文字や印刷された字を消す砂消しゴムなどもある。 野茂英雄ブームの時にMONO消しゴムの「MO」と「NO」を入れ替えてNOMO消しゴムにした人もいるだろう。 しかし2005年、力を入れても消しゴムがスリーブに食い込みにくくするためスリーブの角を丸くカットしたので、今やこの加工は難しくなっている。 Uカットを施すことに伴い、スリーブの長さも見直し、 1.5 ミリ~ 3.0 ミリ 長くなっている(2番目に大きいサイズは変化なし)。 ポリ塩化ビニル製のプラスチック消しゴムには柔軟性や弾性を与えるために可塑剤が添加され、その消しクズも可塑剤を豊富に含有する。 消しゴムに使用されている可塑剤が筆箱にも馴染む性質であった場合に、その可塑剤が移行することでポリスチレン製の筆箱や定規と融合してしまうことがある。 高温環境下ではこの現象はより短期間のうちに進行する。 「欧州RoHS指令」(電気・電子機器における特定有害物質の使用制限)において2018年春から「フタル酸エステル使用」の製品が規制されたため、非フタル酸系の代替可塑剤が使用されている。 消しゴムや消しクズが、塗装面やプラスチック面などにくっついたり溶かすことがあることには変わりないので、使用後にはスリーブに入れよう。 2007年、ホルダー消しゴム「MONO zero」が発売された。 「ピンポイント消し」を極めた精密極細ノック消しゴムで、2.3mm径の丸型は発売当時、世界最細サイズだった。 0.7mmの「ショートピッチノック機構」や消すところが見やすい「金属ロングパイプ」など、製図ペン感覚で小数点やイラストのニュアンスまで微細に修正でき、2010年度デザイン賞を受賞している。 2013年発売の5.5mm 厚の消しゴム「モノスマート」はA/B罫ノートの一行消しに最適な薄型形状でMONO消しゴムで、携帯に便利手にフィットし、力を入れやすい形状ながら特殊配合で薄さとしなりづらく細部から広範囲まできれいに消す強度を両立し、2013年度デザイン賞を受賞している。 修正テープ 1991年、最初のマウス型修正テープ「モノホワイトテープMS」を発売。 1993年にトンボ鉛筆のタイ工場で生産を開始した修正テープ「MONOホワイトテープYN」はヨコ引きタイプ改良版で細部修正用4mm、スタンダードタイプの5mm、マスキング用に6mm幅と幅ラインナップをはじめて揃え、1994年度グッドデザイン賞を受賞。 開発した協力企業から実施権を得て、トンボ鉛筆の大量生産技術で低コストを実現した結果、世界的に進出を果たした。 2001年には巻き戻しボタンを付け使い勝手を重視したデザインのコンパクトな修正テープ「MONOホワイトテープCF」を発売。コストパフォーマンスにも優れ、2001年度グッドデザイン賞を受賞。 2002年にはペンタイプの使い切り修正テープ「MONO PL」を発売。ペンのように持てて筆箱やペン立てにも収納しやすく、携帯に便利なクリップとスライドヘッドカバー付きで2003年度グッドデザイン賞を受賞。 2002年にはさらに横引きタイプのつめ替え式修正テープ「MONO YX」を発売。自然な動きで使え安定感に優れ、さらに簡単・確実なスライドカートリッジ式で経済性をプラスしてこれも2003年度グッドデザイン賞を受賞した。 2004年にはヨコ引きタイプで、ペン感覚で持てるスリムボディの修正テープ「MONO YS」を発売。ヨコ引きの安定性と、持ちやすさを両立し、テープの密着不良を防止する手ブレ補正ヘッドやスライドヘッドカバーを搭載して2005年度グッドデザイン賞を受賞。 2012年、修正テープに消しゴムも付いた複合修正具「MONO 2way」を発売。 片方が修正テープ、もう片方が消しゴムでボディにあるボタンをスライドさせると修正テープヘッドが出てリングをまわすともう一方の消しゴムが繰り出される。2023年廃盤。 2013年、誰でも上手に使える人間工学(エルゴノミクス)形状の修正テープ「モノエルゴ」発売。 金沢大学柴田教授との共同開発により、自然に最適な持ち方に誘導されて、2013年度レッドドット・デザイン賞を受賞。 2015年、テープの供給をコントロールする独自機構「エアータッチシステム」を搭載した修正テープ「モノエアー」発売。 修正ヘッドを押し当てたり離したりする力を利用してテープを切るための抵抗が不要となり、使い始めから使いきるまで軽いタッチで消せて2016年度グッドデザイン賞を受賞。 筆記具 1984年水性ボールペン「MONO BALL」 を発売。 低価格の水性ボールペンとしては初めて高級万年筆の内圧制御に使用される蛇腹と通称されるインクフィーダーを搭載した。 従来の主流であった中綿式に代えて大容量の顔料を使用した耐水性インクを軸内に直接液状で注入してあるのでインクの残存量が一目でわかり、 金属性チップと超硬ボールの組み合わせで長距離筆記が可能で長期保存に優れていた。 2014年、消しゴム付きシャープペンシル「モノグラフ」発売。 軸は青白黒のストライプで透明のクリップ。必要な時に回転して繰り出すMONO消しゴムを搭載。軽く振るだけで芯が繰り出せるノック機構と誤動作を防ぐロック機構を装備して2014年度グッドデザイン賞を受賞。 2021年、書きやすさを追求したボールペン「モノグラフライト」発売。 高精度ニードルチップと超低粘度油性インクの相乗効果で滑らかな書き味を実現。ペン先が見やすく2021年度グッドデザイン賞を受賞。 追記・修正はMONOを使ってお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ノンケになっちゃったワケか -- 名無しさん (2024-09-19 15 08 03) 因みにホモ牛乳やホモソーセージもhomogeneous、Homogenizeから取ってる。野茂英雄が流行った時はケースを切り貼りして「NOMO消しゴム」とかやってるやついたなぁ…(オッサン並感) -- 名無しさん (2024-09-19 15 30 16) MONO消しゴムなら致し方なし -- 名無しさん (2024-09-19 16 22 46) ここの消しゴムは日本人なら大抵の人間が世話になってるだろうね -- 名無しさん (2024-09-19 20 53 27) というか『HOMO』という言葉自体が同質とか均一を意味する接頭辞で、同性愛を意味するホモ・セクシャルも「同質」「性的指向」で『自分と均一な性への性的指向=同性愛(者)』の意味なので、根っこは繋がっていると言えば繋がっている(またこの語源から分かるように、実は「男性の同性愛」に限定する意味はない) -- 名無しさん (2024-09-19 21 17 03) ライバルの uni も「唯一の」と同じような意味で、実はブランド的にはこっちの方が先だったりする -- 名無しさん (2024-09-20 10 13 32) やっぱこれだね -- 名無しさん (2024-09-20 13 33 42) ↑3 そもそも儂等だって学名:Homo sapiens sapiens だもんね -- 名無しさん (2024-09-20 14 10 42) あっち系単語とちょっとかぶる部分があると言葉狩り的に拾われるからね仕方ないね -- 名無しさん (2024-09-20 15 28 49) 「いいものやるよ」と言われて受け取ったのがMONOの消しゴムというネタがあったな -- 名無しさん (2024-09-20 16 20 08) この項目要る? -- 名無しさん (2024-09-20 19 47 40) MONO zeroはマジで布教したいレベルの名品 -- 名無しさん (2024-09-20 21 10 15) よく消せる素晴らしい消 -- 名無しさん (2024-09-21 19 07 05) ↑(追記) しゴム -- 名無しさん (2024-09-21 19 07 45) 砂消しは鉄道模型の通電復旧に使えるって知ったわ -- 名無しさん (2024-09-22 02 39 38) MONO ONEの消しゴム(ダストキャッチ等)が流用できる「モノグラフワン」やずっしり重くて書きやすい上に消しゴムがかなり細くてピンポイントで消せる「モノグラフゼロ」も良かったんだ。どっちも廃番したがね……。 -- 名無しさん (2024-09-22 15 44 43) 名前 コメント