約 1,622 件
https://w.atwiki.jp/idress_idol/pages/130.html
波離由 アキラ :涼儀Pプロデュース 波離由 アキラ :涼儀Pプロデュースプロフィール 自己紹介 デビュー:RP デビュー:結果 第 1F:RP 第 1F:結果 第 2F:RP 第 2F:結果 第 3F:RP 第 3F:結果 第 4F:RP 第 4F:結果 第 5F:RP 第 5F:結果 第 6F:RP 第 6F:結果 第 7F:RP 第 7F:結果 プロフィール 以前、涼儀という監督が映画を撮った際、その主演を努めた女優の知り合いの一般的な 少女(?)。 上記の女優の導きで、涼儀プロデューサを紹介され、その後お茶に数度誘われた後にそのツテでダンスオーディションを紹介された。 彼女自身、元々の音楽家(ビックバンド系)の夢をあきらめ、進路は実家のカフェを継ぐつもりだったらしいが、両親が人生は冒険だ、というのでためしにやってみるか、と応募したらしい。 楽器を扱うのが好きで、幼い頃から良く演奏していたという。とくに、サックスが上手い。 言葉での感情表現が苦手らしく、サバサバ見られるのが最近の悩み。 自己紹介 「ええ、まあ、その」 「波離由 アキラです」 「不思議ですね、言葉で文字が伝わるなんて」 「私、がんばります」 デビュー:RP 「ん? おや、君ですか。良く来てくれました」 「ああ、緊張していますね。ほど良い緊張は良い結果をもたらします」 「ははは、そうそう。そのいきです」 「ええ、完全とはいえませんが、貴方なら受かるでしょう」 「何故なら、貴方は私の見出した子なのですから」 「さあ、始まりますよ。いってらっしゃい」 「最適の健闘を」 【台本裏】 P「あああああ」 女優「心配?」 P「そりゃあもう」 女優「ははははは、君にもそんな感情があったのね」 P「もちろん、私はしがないプロデューサですから」 女優「そういう時は、自分の額に肉って描くといいよ」 P「へー」 女優「油性ペンでね」 P「借りてきます、ああ彼女にも、いやもうオーディション始まって(ry」 女優「ゲラゲラゲラ」 デビュー:結果 有名プロダクションのダンス系オーディションによるデビューを選択。 ダンス8、ボーカル7なので差分3・3となります。 ダンス80%、ボーカル80%で判定します。 [mihaDice] 玄霧弦耶@解決 デビュー判定、ダンス80% 1d100 - 60 = 60 [mihaDice] 玄霧弦耶@解決 デビュー判定、ボーカル80% 1d100 - 10 = 10 無事成功です。 周りの皆もなかなかのものでしたが、審査員にうまくアピールできたのか、合格できました。 本人も夢をあきらめ切れてなかったのか、合格を聞いたときは結構嬉しそうでした。 案外、不器用なだけで表情は豊かなのかもしれません。 第 1F:RP 「よく合格しました。 ええ、賞賛します」 「ですが、これからは別です。ここからは夢の世界ではない」 「夢はね、所詮目が醒めたら消える。責任もない」 「しかし、もう貴方はこちらの側へ来てしまった」 「分かりますか? 今この瞬間を以って、貴方は人ではなくなった。 アイドルなのです」 「まあ、厭なら辞めて頂いても。 ……いや、わかってますよ。やるのでしょう? だから私は君を選択した」 「ならば、まず笑いなさい。 周りが泣いていても、笑えるようになさい」 「……ええ、そう、好い顔です」 「……え? ああ、気にしないでください。単なるアザですから だから、その、えと、肉屋の看板に……頭を……そこ、笑わない……ッ! あぁ……いえ、そういう笑顔もいいでしょう。 まあ、明日からいろいろありますから。応援してますよ さあ、では今日はもうお休みなさい」 「暁の花道・アイドルへの茨道(アイドルパレード)へ、ようこそ」 【台本裏】 P「明日、エステとオーディション」 波「↑何の?」 P「↑シングル」 波「↑本当に?」 P「↑偽りなく」 波「↑頑張る」 P「↑そのいきだ」 女「こいつらの会話には単語しかないのか」 P「まだ消えない?」 女「↑消えないね」 P「↑油性で書いちゃったじゃないか。どうしてくれる」 女「↑知らんな(キリッ」 P「↑貴様ァーッ其処になおれーッ」 女「↑だが断る」 第 1F:結果 [mihaDice] 四方 無畏@ 波離由 アキラ コンディション判定 80% 1d100 - 25 = 25 アイドルが朝の挨拶をしています。 「おはようございます。今日もがんばりましょう」 淡々としています。 レッスンイベントはエステサロンを選択。 エステサロン80%でダイスロール。 [mihaDice] 四方 無畏@ エステサロン80%でダイスロール。 1d100 - 33 = 33 成功しました。 シングルの収録前に心身ともにリラックスさせるためにエステサロンに行きました。 本格的なエステは初めてだったようで、なんだか感動すら覚えているようです。 オーディションイベントはファーストシングル発売を選択。 ボーカル7 差分5 100%で自動成功となります。 カリスマ8 差分6 110%で自動成功となります。 成功しました。 元は音楽の道を目指していただけあって、音感は見事なものです。 ばっちりと歌い上げ、ジャケット写真もいいものがとれ、シングルの売り上げは上々です。 ほんと、肉ってかかなくて良かった・・・ ランクFのため1d10します。 [mihaDice] 玄霧弦耶@解決 ファン増加判定 1d10 - 2 = 2 ファンが2名増えました。こういうファンは大事にしたいものです。 第 2F:RP 「さて、中々良い滑り出しですね シングルの方もそこそこの売れ行きとか」 「ですが、まだまだこんなものではない」 「私は、定義するのが嫌いなのです」 「人は己を定義することにより、己の実体を造り出す」 「しかし、それでは生命としての可能性が制約されてしまう。 それではおもしろくない」 「その制約なく、貴方は貴方を知ることが出来るはず」 「私は、貴方に最高の状況を用意しましょう。 そこからは貴方次第です」 「最適の健闘を」 【台本裏】 P:明日はコンサートやるかどうか決めます 波:↑? P:↑スポンサに貴方の力を見せてあげなさい 波:↑少し怖い、出来るかな P:↑貴方の中にある、サムシングエルスが輝くのなら。 P:さてさてさてさて。 作:↑ボクたんインしたお! P:↑帰れ、うちの子はやらん。 作:↑お父様ァー! P:↑誰が。 作:↑お前しかいない P:↑よーし、パパ勘当しちゃうぞー(バキッ 作:↑え、そんなうわなにするやめt 女:南無三。 #作、とは作家の略。えいつくで涼儀監督の脚本を書いた奴。 #女、は女優の略。これもえいつくがらみである P:社長、生きてますか。栄養剤要りますか? P:倒れないでくださいね。 P:うちの娘達のためにも。 P:by涼儀メモ 波:↑何故これが私に届いてる、貼り付けミス? P:せこせこ。 波:↑何してるの? P:↑楽器磨いてました 波:↑いい心がけだね P:↑貴方に言われると、ほんとにそんな気がします 波:↑偽りなく、心からそう思う P:↑貴方の言葉には、何か力を感じますね 波:↑え? P:↑戯言です、機会があれば話します 第 2F:結果 [mihaDice] 四方 無畏@ 波離由 アキラ コンディション判定 85% 1d100 - 71 = 71 アイドルが朝の挨拶をしています。 「おはようございます」 今日も淡々としていました。。 レッスンイベントはポーズレッスンを選択。 ポーズレッスン85%でダイスロール。 [mihaDice] 四方 無畏@ ポーズレッスン85%でダイスロール。 1d100 - 63 = 63 成功しました。 本日は柔軟性を上げるために、様々な柔軟体操をしました。 淡々とヨガをこなしていましたが、苦しいポーズも無言で耐えていたようです。 オーディションイベントはファーストライブを選択。 ボーカル7 (V3)差分4 90+5%で判定となります。 ダンス 9 (D3)差分6 110+5%で自動成功となります。 [mihaDice] 四方 無畏@ ボーカル7 (V3)差分4 90+5%で判定となります。 1d100 - 39 = 39 成功しました。 発声量にだけ多少の不安が在りましたが、杞憂だったようです。 元々肺活量はあり、肝も据わっていることから初舞台でも堂々と歌いきる事ができました。 ランクEのため1d100します。 [mihaDice] 伏見堂 ファン増加判定 1d100 - 72 = 72 ファンが72名増えました。アキラのクールな魅力は女性にも大人気です。 第 3F:RP 「ライブ、お疲れ様です。良くそんな衣装で動けますね」 「ああ、いえ。確かに私が選んだのですが、少々賭けでした。 そういう衣装で動くのは至難の業でしょう」 「アイドルたるもの、幾多の服を着こなすことが必要です」 「服に着られてはいけません。服を着るのです」 「セオリィ通りではなく、貴方らしさを追及しなさい」 「貴方なら、どのように着るか。重要なのはそこ1点です」 「それが、個性であり、可能性なのです」 「最適の健闘を」 【今日の波離由】 念入りにヘアケアしてました。 最近、メイクがかっこよくなってる。女性ファンが出来そうだ by P 【台本裏】 プロ:あ、明日空いてます? 波離:↑ええ プロ:↑ダンスコンテにいってきてください。書類はこれ プロ:↑明日入りで、少しばかりトレーニングの時間があります。なので、しばらく自宅には帰れないとは思いますが 波離:↑OK、いってきます プロ:↑最適の健闘を。 プロ:どうした、ブーメランは飛んでいるぞ プロ:うーん。 女優:↑どした プロ:↑彼女が男装したらどうかなーと 女優:↑もう少し身体絞ったら似合うかも プロ:↑そうか。ありがとう 第 3F:結果 [mihaDice] 玄霧弦耶@判定中 波離由 アキラ コンディション判定 90% 1d100 - 32 = 32 アイドルが朝の挨拶をしています。 「おはよう。プロデューサー」 なぜかヅカの男役みたいな挨拶をされました。アイドルは何か間違ってたかなといった顔をしています。 どうやら誰かの入れ知恵のようです。 レッスンイベントはダンスレッスンを選択。 ダンスレッスン90%でダイスロール。 [mihaDice] 玄霧弦耶@判定中 ダンスレッスン90%でダイスロール 1d100 - 67 = 67 成功しました。 ダンスコンテストに向けてのダンスレッスンを行いました。 生来の運動神経の良さもあり、上位も狙えそうです。 オーディションイベントは有名ダンスコンテストを選択。 ダンス9+2 差分5 自動成功です。 カリスマ8+1+1 差分4 やる気補正込みで自動成功です。 成功しました。 今回のダンスコンテストは有力候補が集まっていたため、審査員達もほぼ誰が勝つか予測できていたようでした。 しかし、そんな中で飛び入り参加に近い形で参加したアイドルが大健闘。かなりの上位に食い込みました。 結局優勝はできなかったものの、審査員特別賞を授与されていました。 ランクEのため1d100します。 [mihaDice] 玄霧弦耶@判定中 ファン増加判定 1d100 - 97 = 97 ファンが97名増加しました。今回のコンテストは大盛り上がりでした 第 4F:RP 「いや、変わりましたね」 「いえ、そういう意味じゃなく。とても良い」 「ええ、まだ微々たるものです。大きな変化ではない」 「ですが、ほんの小さな事が世界を変えることもある」 「あ、それと朗報が」 「貴方に専属でメイクさんが付きました」 「どうやら、先のコンテストで貴方のファンになった方のようです」 「私からの、まあプレゼントです」 「メイク関連は彼女に相談なさい」 「では、最適の健闘を」 【今日の波離由】 メイクさんと話し込んでました。 やっぱり女性ファン付いたね byP 【今日のP】 挨拶されたあと、大泣きしてました。嬉し泣きだそうです。 なんで泣いてたの? by波離由 【台本裏】 化粧:よろしくおねがいしまーす 波離:↑是非、宜しく。 化粧:↑さあ、こっちへ。私が貴方を美しく……(荒い呼吸) 波離:↑ああ、宜しくお願いするよ。 プロ:↑……最適の健闘を。 女優:すみれのは~な~♪ プロ:↑やったなコイツ! 女優:↑だって似合いそうだったんだもの プロ:↑確かに似合ってましたけど。 プロ:↑まあ、彼女にはいいスパイスになったでしょう。 女優:↑ならお茶奢って プロ:↑はいはい…… 第 4F:結果 [mihaDice] 四方 無畏@ 波離由 アキラ コンディション判定 100% 1d100 - 61 = 61 アイドルが朝の挨拶をしています。 「プロデューサー、おはようございます」 専属の子が付いたからか、先輩として挨拶はきちんとしているようです。 いい傾向です。 レッスンイベントはボーカルレッスンを選択。 ボーカルレッスン100%でダイスロール。 [mihaDice] 四方 無畏@ ボーカルレッスン100%でダイスロール。 1d100 - 25 = 25 成功しました。 発声練習から音程あわせなど、いつものメニューをこなしています。 メイクさんがこっそり覗いていた以外は、特に問題も無く進みました。 オーディションイベントは運動イベント特別ゲストを選択。 ダンス 11 (D6)差分5 100+20%で自動成功となります。 成功しました。 とあるイベントのゲストとして呼ばれ、応援歌を歌ったりエキシビジョンにでたりしています。 元から運動神経のよさそうなところもありましたが、実際に走る姿を見て女性ファンがまた増えそうです。 ランクDのため2d100します。 [mihaDice] 玄霧弦耶@判定 ファン増加判定 2d100 - 44 + 98 = 142 ファンが142名増加しました。女性ファンの方が多くなってきましたが、男性ファンもしっかり付いています。 第 5F:RP 「あ、おはようございます。珈琲頂いてます」 「やっぱり美味しいですね、実はスクール時代にこちらには良く世話になってたんですよ」 「ああ、何故私がここに来たのか説明しましょう」 「貴方に、コンサートツアーの打診が来ています。主役は……貴方ですね」 「貴方の名前がドーンと張り出されますよ、貴方のコンサートです」」 「私は何もしていませんよ、貴方の力です」 「じゃあ、少し話詰めましょうか。オーダ・モーニングプレートA、パンとコーンスープでお願いします」 「最適の健闘を」 【今日の波離由】 メイクさんと入念な打ち合わせをしてました。子供達やファンへの振る舞いについて語ってました。 分け隔てなく接するように。たとえファンでなかったとしても、子供は敏感です。 by P 【今日のプロデューサ】 何か必死に机に向かってました。周囲に紙が散らばっています。 何してたの? by 波離由 【台本裏】 プロ:ほげー 女優:↑何してんの? プロ:↑伸びてます 女優:↑疲れてるのね プロ:↑まあ、そんなでもないですが プロ:↑彼女を、心配させたくないでしょう? 女優:↑少しは心配させてみたら? プロ:↑どうしようかな。 女優:↑変わったね プロ:↑へ? 女優:↑いい傾向。 作家:よーし、お兄さんにチケットをお寄越しなさい プロ:↑ない。 作家:↑嘘だッ!! プロ:↑皆あげる約束しちゃったんだよね 作家:↑嘘だと言ってよ! バーニーッ!! 波離:↑私のあげるよ、コンサート決まるかわからないけど。 作家:↑神ktkr プロ:コンサート終わったら飲み会しようか 作家:↑ヒャッホー 女優:↑↑打ち上げね? 化粧:↑↑↑奢りと聞いて 波離:↑↑↑↑私は飲めないよ? プロ:↑飲んじゃ駄目。ノンアルコールカクテルをご用意します 波離:↑了解 プロ:↑ちなみに社長も呼んでみます。お忙しい方なので来るかどうかは不明ですが。 プロ:↑というわけで、先ずはコンサートツアーの開催をもぎ取りましょう。 プロ:↑最適の健闘を。 作家:実はズコーっていいそうになったのは秘密。 第 5F:結果 [mihaDice] 四方 無畏@ 波離由 アキラ コンディション判定 100% 1d100 - 6 = 6 アイドルが朝の挨拶をしています。 「おはようございますプロデューサー。今日もよろしく」 しっかりと挨拶しています。なんというか、やる気があふれ出ているようです。 レッスンイベントはポーズレッスンを選択。 ポーズレッスン100%でダイスロール。 [mihaDice] 四方 無畏@ ポーズレッスン100%でダイスロール。 1d100 - 82 = 82 成功しました。 ダイナミックな動きによる「動」のアピールは昔取った杵柄とやらでしたが、どうにも「静」のアピールは苦手な様子でした。 時間をかけてゆっくりと練習していました。 レッスンに3連続成功によりやる気+5 オーディションイベントはコンサートツアーを選択。 同系統3回連続選択によりやる気-10 カリスマ 10+1(C6)差分5 100+10%で自動成功となります。 ボーカル 9 (V6)差分3 80+10%で判定となります。 ダンス 11 (D6)差分5 100+10%で自動成功となります。 [mihaDice] 四方 無畏@ ボーカル 9 (V6)差分3 80+10%で判定となります。 1d100 - 37 = 37 成功しました。 打ち合わせの結果、比較的安全な国を回ることでコンサートツアーが確定しました。 訪れた先々で色々なファンと出会い、アイドルも大きななにかを得たようです。 もちろん、ツアーの結果は大成功でした。 ランクCのため3d100します。 [mihaDice] 玄霧弦耶@判定 ファン増加判定 3d100 - 59 + 2 + 43 = 104 ファンが104名増加しました。子供からの人気も結構あるようです。指導の賜物ですね。 第 6F:RP 「コンサートツアーお疲れ様です、良かったですね」 「ええ、打ち上げに社長来てくれましたしね。貴方が最適の行動を取ったが故ですよ」 「ですが、まだ気を抜いてはなりません」 「アイドルになるのは誰だって出来る、ですがね」 「アイドルを続けることが出来るかどうかは別なのです」 「しんどくなったら言って下さい、貴方が倒れて悲しむ人がたくさん居ます」 「さて……それでですね、実は貴方にまたコンサートの打診が来ています。今度は野外ライブですね」 「もちろん、主賓は貴方ですよ」 「ええ、最高のビックバンドを用意させましょう。私に貴方が奏でる最高の音を聞かせてください」 「最適の健闘を」 【今日の波離由】 次のライブの案を慎重に練っていました。 貴方が表現したい音を奏でなさい。そのために必要なことをしましょう by P 【今日のプロデューサ】 必死に机に向かっていました。万年筆がガリガリと音を立てています。 あー、アレか。アレなのか。応援はしないんでやるだけやれ by 作家 【台本裏】 化粧:ところでプロデューサのお肌の艶はお元気ですか? プロ:↑んふぅ 化粧:↑イエァァァァァ! 化粧&プロ:↑ピシ、ガシ、グッ、グッ 波離:↑仲よさそうでなにより。 作家:もうね、おじさんね、泣いちゃったよ 作家:↑人の成長っていいね、子供が欲しくなった 作家:↑よーし、おいちゃんがんばっちゃうぞー プロ:↑取り合えず自分の締め切りに立ち向かえ。 作家:↑(´・ω・`)セシボーン プロ:ハッ……ハッ……! 女優:↑なにしてんの? プロ:↑……運動。 女優:↑引き締めたいところに赤いサラシまくといいよ プロ:↑やってみます。 女優:――なんということ。 女優:↑それは鮮血に染まったかの如く、ただ朱い。 第 6F:結果 [mihaDice] 四方 無畏@ 波離由 アキラ コンディション判定 95% 1d100 - 63 = 63 アイドルが朝の挨拶をしています。 「おはようございます。ツアー、大成功でしたね」 柔らかな笑みを浮かべています。自分でも納得のいくものになったからでしょうか。 レッスンイベントは打合わせを選択。 打合わせ95%でダイスロール。 [mihaDice] 四方 無畏@ 打合わせ95%でダイスロール。 1d100 - 40 = 40 成功しました。 次のライブに向けて打ち合わせを行いました。 綿密な打ち合わせに、アイドルも真剣そのもの。満足そうです。 レッスンに3連続成功によりやる気+5 オーディションイベントは野外ライブを選択。 ボーカル 10 (V7)差分3 80+20%で自動成功となります。 ダンス 11 (D7)差分4 90+20%で自動成功となります。 成功しました。 ライブ続きですが、疲れは顔に出さず、最高のライブをやり遂げてくれました。 野外で行ったため、ファンの盛り上がりもいつもより良く、一体感の感じるライブとなっています。 アイドルも確かな手ごたえを感じたようです。 ランクCのため3d100します。 [mihaDice] 玄霧弦耶@判定は金曜日 ファン増加判定 3d100 - 50 + 27 + 13 = 90 ファンが90名増加しました。大分ファンもついてきました。そろそろ次のステップかもしれません。 第 7F:RP 「おはよう御座います、先日はお疲れ様でした」 「ええ、皆さん喜んでましたね。天候も良かったですし」 「それに、MCもなかなか好評でした。貴方の言葉に聞き入ってたそうです」 「貴方の言葉に何か人を惹きつける力があるのかもしれませんね」 「それでですね、貴方に少しやって欲しい仕事があります」 「ドラマの主題歌をつくってもらえませんか」 「ああ、実は彼女が今度ドラマの主演をすることになってましてね」 「原作は、まあアイツなんですけどね」 「どうです、やってみませんか」 「大丈夫。貴方はもう、自分で歌を歌えるはずです」 「貴方の歌を歌いなさい。それは必ず後生いの者に残るでしょう」 「最適の健闘を」 【今日の波離由】 メイクさん・女優さんとマジカルバナナやってました。 懐かしい。連想ゲームは脳内の情報伝達をスムースにしますよ。 by P 【今日のプロデューサ】 コンサート続きでほつれた衣装を繕ってました。 何故、何故貴方なの、何故なのよぉぉぉぉぉぉ!! by メイク 【台本裏】 プロ:ほへー 女優:↑なにしてんの? プロ:↑繕いものです 女優:↑へー プロ:↑ほら、着続けてましたしね。 女優:↑いい心がけだ プロ:↑ああ、貴方も手伝ってください 女優:↑えー、なにすんの? プロ:↑糸を結ってください。貴方が最後です。 プロ:↑お守りですよ、皆で結った糸を編みこみます。 プロ:飲み会やるよー 女優:↑おお、花見か 作家:↑↑OK,場所取っとくぜよ プロ:↑買出しもよろしく 作家:↑アタイったら御パシりね! 波離:↑一緒に征くよ 作家:↑え、なに、ご褒美? 神様が僕に与えてくれた愛のチャンス? プロ:↑全国292507人のファンの皆様に殺されたくなかったらやめとけ。 作家:↑こまけぇこたぁ……ごめんなさいほんとごめんなさい。 化粧&女優:↑ゲラゲラゲラゲラ 第 7F:結果 [mihaDice] 玄霧弦耶@よし、花見だ 波離由 アキラ コンディション判定 100% 1d100 - 100 = 100 アイドルが遅刻してしまいました 「えーと…ごめんなさい。今度の花見も場所取りをします」 とりあえず、場所取りはいいのでレッスン行きなさいと言っておきました。 レッスンイベントは打合わせを選択。 打合わせ100%でダイスロール。 [mihaDice] 玄霧弦耶@よし、花見だ 打合わせ100%でダイスロール。 1d100 - 92 = 92 中間判定です。 なんというか、心ここにあらず。といった様子。 聞き出してみると、花見が初めてだったようで、楽しい思い出を思い返してたようです。 怒るに怒れませんでした。 ランクCのため3d100します。 [mihaDice] 玄霧弦耶@よし、花見だ ファン増加判定 3d100 - 62 + 61 + 92 = 215 [mihaDice] 玄霧弦耶@よし、花見だ ファン減少判定 3d100 - 95 + 34 + 84 = 213 ファンが2名増加しました。打ち合わせを聞いていた事務員がキュンときたのでしょうか。 →続き
https://w.atwiki.jp/bmrog/pages/1312.html
【GM】 自己紹介をお願いします 【セルベリア】 「セルベリア……です……」 「帰して……家に、帰して下さい……」 こんな感じでー! 【GM】 いつの間に寝ていたのだろう。気を失っていたのかもしれない。セルベリアは木でできた堅いベッドの上で目を醒ました。 石牢を模した作り物の部屋の中、若干違和感の残るデジカメやデジカムの姿。監禁されて何日経ったかもはや分からないが、自由が無いことだけは分かる。 一糸纏わぬ姿に、革の首輪に、一枚の木の板で出来た枷が両手首に付けられている。 そしてまた、身体を弄ばれるのだ。▽ 【セルベリア】 (いつまで……続くんだろう……) ぼんやりと、そんな事を考える。学友との学校生活が、遠い昔の事のように思える。そして、それらが最早遥か遠いモノである事を認識してしまい、ぽろりと涙が零れる。▽ 【五十嵐啓治】 「おはよう、起きたね。今日は魔女の公開処刑さ」監禁した犯人の一人、啓治が石牢の中に入り、枷の鎖を手に取る。着いてくるようにと優しくながら、有無を言わさず引っ張っていく。▽ 【セルベリア】 「…………っ」 五十嵐の声にびくりと肩を震わせる。そして、また陵辱が始まるのか、と思いつつ、引かれるままにされる。▽ 【五十嵐啓治】 「さぁ、この前に立って。抵抗は無意味だって、分かってるよね?」石牢の外では、既に準備が整っていた。 大の字に象られた磔台。革で出来た枷がいくつもあり、填められたら最後、自力で抜け出すことは不可能だろう。そしてその前には徹と楓、無数の機械の目も用意されている。▽ 【セルベリア】 「……はい」 抵抗の無意味さは、もうしっかりと教え込まれた。拘束されれば最後だとは分かっていても、身体は自然と磔台へと向かう。▽ 【GM】 手首、肘、肩、足首、膝、内股、胴、首、と革の枷でセルベリアを磔台に固定していく。手にはミトンの手袋も填められ、指先すら動かすこともままならない。 もはやどれだけの回数、どれだけの時間晒しただろうか。乳房、乳首、秘部、秘豆…隠すべき所を、異性である男三人の前に晒し、映像と写真で記録されていく。▽ 【セルベリア】 「…………」 拘束されたまま、がっくりと項垂れる。もう何度、そしてどれだけ、身体を蹂躙され、年頃の少女としての自意識を踏みにじられたのだろうか。その事に怒りを覚えるほどの気力はなく、ただただ絶望感が強まるだけだ。そして、今もそれは続いている。これから、また犯されるのだ。▽ 【五十嵐啓治】 「魔女は秘部を晒すことに、いや、無理矢理秘部を晒されることに興奮を覚えるものなのかな?」啓治はセルベリアの耳に息を吹きかけるように言いながら、乳房に手を延ばし、乳首を指先でくにっと捏ねくり回す。▽ 【セルベリア】 「ん、ふぁ……」 幾度の陵辱に晒された身体は、すっかり雌として開発され、また条件反射的に性感を昂ぶらせてしまう。少し触られただけで、桜色の乳首は勃起し、肌が興奮で紅潮していく。快楽から逃れようとする身じろぎで、拘束具が音を立てる。▽ 【五十嵐啓治】 「魔女よ、言い残すことはあるかな?」性感に震えるセルベリアに笑みを浮かべながら、抜き身のナイフを取り出す。刃のないペーパーナイフだが、セルベリアに気付く余裕はあるかどうか。ナイフの刃の腹で、乳房をゆっくりと撫でていく。▽ 【セルベリア】 「…………っ!」 ナイフの刃が肉付きの薄い身体を撫でていく。その冷ややかな感触に、全身を怖気が襲う。五十嵐の問いかけに答える余裕もなく、ただただ身体を強張らせて、刃が身体から離れるのを待つ事しかできない。▽ 【五十嵐啓治】 「言い残すことはないのかな?」セルベリアの顔を覗き込むように、顔を近づけて質問しながら、あばらをナイフの腹でなぞっていく。冷たい金属の感触が、セルベリアに伝わっていく。▽ 【セルベリア】 「……っ、ぁ……わたしは、魔女、じゃ……」 刃の恐怖に耐えつつ、ようやく五十嵐の問いかけを理解し、彼らの好みそうな台詞を用意する。そうした方がいいのか、本心を吐露した方がいいのか。その区別は未だにつかないが、本心を晒した所で状況が好転しないのは嫌というほど実感させられている。▽ 【五十嵐啓治】 「ふふ、君が魔女でも、魔女じゃなかろうとも。僕たちは君の身体を好きにできることは、よく理解して貰えたかな? そう、君の身体は、僕たちのものだって」ナイフをしまい、先ほどまでナイフを宛がっていたところを指でなぞる。乳房、あばら…指の平で、愛撫するように。▽ 【セルベリア】 「…………は、い」 冷たい刃でなぞられていた部分を、今度は指でなぞられていく。刃ではないという安心感と、既に知り尽くされた性感帯を的確に刺激される事で、簡単に性感が引きずり出されていく。微かな声と共に、快楽に震える吐息が口から漏れる。▽ 【五十嵐啓治】 「それじゃ、自分のものには名前を書かないとね」ナイフを置き、今度はマジックペンを取り出すと、セルベリアの腹部に『五十嵐啓治』と書いていく。徹も太ももの内側に『玖珂徹』と、楓も横尻に『小鳥遊楓』と書いていく。 油性ペンであるが故に、いつかは消え落ちるだろうが、その度に書かれることとなるだろう。▽ 【セルベリア】 「……っ……はぁ……」 マジックペンが素肌の上を這い回る、経験した事のない感覚に、蕩け始めた身体が快楽を訴えていく。漏れそうな吐息を噛み殺しつつ、はっきりと『自分は彼らの所有物だ』と言われているようで、屈辱感が湧き立つ。▽ 【玖珂徹】 「だがしかし、折角のこの余興、この槍で処刑でもしなければ示しが付かないのではないか?」 【小鳥遊楓】 「そうそう、物足りないよな」と、ズボンを下ろし、肉棒を取り出す。本来の見せ槍は、処刑するための槍を見せることだったが、シチュエーションの一つとして、挿入予告としてソレを見せる意味合いをも持つようになった。▽ 【セルベリア】 「…………ぁ」 本来なら、見る事も、これからされる事を想像するもの汚らわしいソレだが、度重なる陵辱と、陵辱により引き出された性の意識は、雄の象徴を挿入され、自身を掻き乱される事への期待を生み出してしまう。無自覚に、ごくりと生唾を飲み込む。期待なんてしていない、が、無意識下では、性に溺れる事を期待してしまっている。▽ 【五十嵐啓治】 「魔女は処刑されるのも好きなようで」茶化すようにくすくすと笑いながら、楓を手招きする。楓は頷くと、遠慮無しにガチガチに堅くなった肉棒を、セルベリアの無防備な秘所へと突き刺していった。▽ 【セルベリア】 「い、あああああっ!」 熱く滾る肉棒が、秘所をこじ開け、中へ入り込んでいく。膣内を満たす熱と堅さに、ぞわぞわと快楽が高まっていく。下腹部が肉棒の熱と、自身の熱で焼け付きそうなほどに熱い。挿入されただけだというのに、全身がしっとりと汗ばんでいく。肉棒が最奥を突き上げた瞬間、迸った快楽に、膣がきゅうっと雄を締め付けた。▽ 【小鳥遊楓】 「へへ、やっぱりこうやって直接味わうのが最高だぜ」がっちりと固定したセルベリアの身体に対し、ガンガンと肉棒を突き刺していく楓。そのセルベリアの両耳を、左右から徹と啓治が甘噛みをし始める。▽ 【セルベリア】 「あ、ああっ! ふぁ、ああああっ!」 肉棒を突き上げる腰の動きと、両耳への愛撫。快楽が高まり、膣が締まると、より雄の感触をしっかりと感じてしまい、より快楽が高まる原因となってしまう。男達の動きに、だらしのない嬌声を上げる事しかできない。高まる熱に、汗が雫となって肌を滑り落ち、雌の悦びに涙と涎が蕩けた顔を汚していく。▽ 【玖珂徹】 「私たちは物持ちが良い方なのですよ。それに私たちだけ気持ちいいのは不公平ですから、たっぷりと愉しませてあげますからね」徹は啓治と同調し、乳房を手の平で撫で、あばらの隙間を指で撫でていく。その間も息を耳や首筋に吹きかけ、性感を昂ぶらせていく。 その一方で、楓は膣に肉棒を乱暴に突き刺しするという、直接肉欲的な快楽を味合わせようとしていった。▽ 【セルベリア】 「は、あ、っ……! う、ぁ……!」 呼吸が荒くなる。拘束されている全身がびくびくと震え出す。目の前がちかちかとフラッシュする。自身を貫く肉の槍と、全身をまさぐり愛撫する快楽が、セルベリアの意識を溶かしていく。もうすぐ、もうすぐ何も分からなってしまう。今までの経験から、そう察してしまう。▽ 【小鳥遊楓】 「さぁいくぜ! まずは一発目だ!」宣言した直後、どぷっとセルベリアの子宮めがけて熱い精が放たれていく。膣内が雄のモノに染まり、穢れていく様を身体の内から感じて行くであろう。▽ 【セルベリア】 「────ッ!!」 声にならない悲鳴が漏れる。お腹の奥に、熱く汚らわしいモノが放たれていく感覚。ぞわりと怖気が走ると同時に、子宮が雄の射精にきゅうきゅうと疼き、熱と快楽を全身に溢れさせていく。垂れた唾液でべとべとになった口を大きく開き、拘束された全身をがくがくと震わせて、射精で絶頂を迎えた事をアピールしてしまう。▽ 【玖珂徹】 「ふふ、まだ終わりませんよ。まだまだね」ハンカチでセルベリアの口元や顔を拭いながら、悪魔の囁きのように、処刑はまだまだ続くのだと宣言した。▽ 【セルベリア】 「はぁ……はぁ……も、むり……で、す……」 荒い息をつきながら、振り絞るようにそれだけ言葉にする。無論、終わるとは思えないが、こう口にしなければ、ここで終わる可能性もないのだ。身体に浮いた汗の玉が、外気で冷えていくのが快楽に蕩ける身体へ心地良く感じつつ、目の前の男達を潤んだ瞳で見つめる。▽ 【五十嵐啓治】 「くすっ、分かってる癖に。お楽しみは、これからだってこと」快楽の熱が冷め切らぬよう、やわやわと乳房を愛撫しながら、自身の名を書いたセルベリアの腹部を撫でていく。その内には楓の肉棒があり、ソレをさするように。▽ 【セルベリア】 「は、あ、ぅ……っ! ふぁ……!」 逞しい肉棒と大量の精を受け入れ、僅かに膨らんだ下腹部を男の手が這いずっていく。内と外から子宮を嬲られるような感覚に、一気に快楽が絶頂寸前まで引き上げられる。乳房を、下腹部を撫でられる度に、びくりと身体が震え、拘束具が軋んだ音を上げる。▽ 【小鳥遊楓】 「言っただろ、まずは一発だって。お前だってこれだけじゃまだ全然足りないだろ?」セルベリアの頭に手を延ばし、くしゃっと髪を撫でる。そうする間も、肉棒は萎えることなく、堅さを維持したまま、セルベリアの膣内で自己主張しつづけている。▽ 【セルベリア】 「うぁ……あ……」 堅さと熱さを維持したままの膣内の肉棒の感覚が、快楽をより強く深く引き出していく。髪を撫でる手の動きさえ、性感を高めると共に、大切にされているような気分にさせてしまい、思わず呟いてしまう。「もっと、ほし、ぃ……」▽ 【五十嵐啓治】 「ふふふ、魔女に絞り尽くされないように注意しないとね。これは魔女への供物じゃなくて、魔女の処刑なんだから」 男達は笑みを浮かべると、魔女と呼ばれる全裸の少女に群がり、一心不乱に性欲を高め、解き放ち合うのであった。▽ こうして、少女はまた欲望の捌け口として、全身を貪られ、弄ばれる。全身を、そして膣内を白濁で染め、嬌声を上げ続ける。この悪夢が終わる日は来るのだろうか。
https://w.atwiki.jp/nightstalker/pages/150.html
Last update 2007年10月27日 きっと全てがよくなるでしょう 著者:おりえ 「あたしに触りたいんだったら、あたしだけ見な」 そう言ってやったら、目の前の男はどこの天使様ですか、来るところ間違えてませんかってくらいのにこにこ顔でじぃっとあたしの顔を見つめてから、よしよしと頭を撫でてきた。 「素直じゃない君も素敵だね」 「あー聞こえない聞こえない」 あたしは鳥肌を立てながら、目を閉じて両耳を塞ぐ。 いつの間にこいつはあたしの隣にいるんだろ。いつの間にそれが当たり前になっちゃったんだろ。 頭に置かれた手の暖かな感触に何故か泣きたくなりながら、あたしはそれを無視して思った。 誰でもそういう時期はあると思うんだけど、中学・高校時代って、人間一番荒れてる時期だと思う。反抗期ってヤツ。親の干渉がわずらわしくなって、何もかも嫌になって、めちゃくちゃになっちゃう時期。自分でもどうしようもなくて、でもグレる勇気も根性もない。用意された箱の中で存分にわめいてるばかり。そんな多感な時期。俺に触れると火傷するぜってやつよ。 そういう時期にさ、ただでさえ母子家庭でちょっぴりやさぐれてる娘の前に、なんで「新しいパパよ」と男を連れてくるかなぁ。どうよこれ? それまではいい子でいようと精一杯振舞ってきたあたしもついにぶち切れですよ。アンタ、女なのはわかってるけど、あたしの親でもあるんだよって。 「あなたにも父親は必要でしょう?」だなんて、都合のいい説得であたしを納得させようってんなら、それは間違いだよ。子供は案外わかってる。親が不仲なのだってわかっちゃうし、子供なりに気を遣ったりするんだよ。なんでわかんないかな。大人って子供から成長した姿のことを言うんだよね。どうしてそういう子供の心を忘れちゃうの? 理解できない。全くわかんない。 ヒトの家に知らない男が家族として入ってきて、あたしはそれが嫌で嫌で、食事も自分の部屋で食べるようになったし、お風呂だって深夜に入るようになった。なるべく男と顔を合わせないよう過ごしてきた。多感な時期に、異性の存在、しかも母親のオトコ。あたしがどうにかなったって、誰があたしを責められるだろう? 完全に心を閉ざしてしまったあたしに対して、母親とオトコは初めはなんとかしようとしてたけど、今ではもう諦めてしまってる。努力すれば何でもできるわけじゃない。大人のイヤな所はそういうトコ。すぐに諦めちゃう所だけはご立派だと笑ってやろう。 そんなささくれたあたしは、それでも家にいたくないので高校に入った。高校を卒業したら即就職して家を出るつもり。だから高校生活は勉強とバイトに明け暮れようと思ったわけ。 友達もいらない。恋人? そんなもん絶対いらない。母親が自分のオトコを連れて来た日から、あたしはオトコってやつに嫌悪してる。女子高は落ちたから仕方なく共学にしたけど、そういう目で男を見たりしない。そう思いながら入学したっていうのに、――こいつですよ。 「君の心は寒々としたブルースカイ。僕はその心を溶かすために生まれたんだ」 初対面でこれだよ? あたしじゃなくたってこいつはヤバイと思うでしょ? あたしは思わず後ろを振り返って人がいないか確かめた。こりゃあたしに向かってじゃねーだろーと思ったんだけど、残念ながら誰もいなかった。 どうしようと思って無言でそいつを見ていたら、男は自分が何者なのかを語った。 「僕は演劇部の脚本を手がけているんだ。今書いてる本の主人公のイメージと君が、あまりにも似ていたから」 「似ていたから?」 「思わず声をね」 「勧誘?」 「まあ、そうとれなくもないけど」 「さいですか」 あぶないあぶない。あたしはさっさと方向転換して逃げた。 だけどそいつはストーカー並にしつこかった。どうしても演劇部に入って欲しいと毎日毎日訴え続けた。 あまりにもしつこいので、あたしはそんな暇はないんだということを説明するために、家庭環境を男にぶちまけてやった。 「あたしは卒業したら一人暮らしをするの。そのためにバイトをしてお金を貯めなくちゃいけないの。わかる? だから部活には入らないよ。それにね、あたしは男が嫌いなの。話しかけて欲しくない。世の中にはね、自分だけが不幸だと思ってる人間はごろごろしてるんだから、何もあたしに目をつけることないでしょう? 幸せな人間と不幸な人間。世界にはこの二種類しかいない。わかったらさっさと別の子を探してください」 「だったら僕も、不幸な人間だな」 「は?」 男は野郎にしちゃ長いまつげを伏せて見せ、 「君が僕の前からいなくなってしまったら、僕は間違いなく不幸になるだろう」 あのー、こういう場合、殴ってもいいんですか? この人。 あたしが無言で拳を振り上げると、男はどこからかさっと一冊のノートを取り出した。 思わずそれを見下ろすと、タイトルが目に入った。 「私を忘れないで」 油性ペンで、斜めがちに書かれた筆跡が目に飛び込んだ途端、あたしは何も言えなくなってしまった。 ――あたしを忘れないで。 ――あたしだけの人でいて。 ――あたし以外の人を、愛さないで。 お母さん…! 鉛のような塊が喉の奥からこみあげてきた。 それを飲み込んで、気づかれないよう何か言葉を探して口を開いた。 だって大好きだったんだもん。 ずっとふたりで生きて行こうって思ってたんだもん。 なのに。なのに。なんで? なんでなの? お母さん。 だめだ。口を開いたら、今まで誰にも言わないでいた言葉が飛び出してきちゃう。 お母さんにだって言わなかった。オトコと楽しそうにしてるお母さんを見てたら言えなかった。 お母さんを幸せにできるのは、あたししかいないって思ってたんだから。 それをあんなオトコに取られちゃって、どうして平気でいられるの? そんなこと言えないよ。 だって大好きなんだもん。 あたしが我慢しなくちゃ、お母さん幸せになれないじゃない…! 顔が熱くなって、涙をこらえようとしていたのに、涙腺は勝手に泉を蓄えだした。 あたしは悔しくて、目の前の男を責めるように怒鳴った。 「何よこれ。なんでこんなことすんのよ」 「不幸自慢するのは、好きじゃないんだけどね」 男は困ったように笑って、自分のことを話しだした。 世の中には幸せな人間と不幸な人間しかいない。 あたしが後者なら、男も後者だった。あたしと同類の。 あたしははっきりと拒絶の意思を親に見せたけど、男は見せなかった。 いつも笑顔で、家族を笑わせるために道化となった。他人を受け入れて家族として迎え入れたふりをして、他人が家族となっていくのを見つめながら、気づいたら他人は自分の方になっていたことに気づいた。家族の前に見せている自分は偽物で、本物は違った所にいたから。それで心が満たされるわけもなく、趣味として書いていた小説に、思いの丈をぶつけていた。 本当の僕を、忘れないで。 「君を見たとき、君は僕と同じだってわかったよ。僕は君を幸せにしたいと思った。 自己満足だけどね。君を幸せにすれば、僕も幸せになれるっていう」 「あたしを幸せにする方法を、あんたは知ってるの?」 「ああ、たぶんね」 あたしの心の壁に小さな小さな穴を開けて、男はこっそり滑り込んできた。 お互いの家庭環境は相変わらずだけど、理解し合える人間がいるのといないのとでは、全く違う。 そう思えるようになったとき、男は嬉しそうに笑うのだった。 ちなみに演劇部には今も入っていない。一人暮らしをする決意は薄れていないから。あたしと親の間にある溝はそう簡単には埋まらないし、埋めるためには相当な時間が必要になるだろう。男は脚本に毎日手を加えながら、この話の主人公も、最後は幸せにするつもりだから、楽しみにしていてと言った。 学校の昼休み、男と一緒にいるのが恥ずかしいので人気のない体育館裏で一緒に座ってお弁当を広げていたら、不意に男が言った。 「ねえ、今、君に触れてもいいかい?」 それで冒頭のやりとりにつながるわけ。全く、何考えてんだか。で、まあいいやと思っちゃうあたしもあたしかな。 頭を撫でられて日向で眠る猫のような気持ちになっていると、男は笑った。 「幸せそうだね」 「そうかも。おかげさまで」 「僕は君に何か言わなくちゃいけない言葉があったように思うんだけど、なんだったかな?」 「知らんよ、そんなの」 「おかしいなあ。君も忘れてると思うんだけど」 男はあたしの頭から手をどけて、空になったお弁当箱を片付け始めた。あたしもパンが入っていたビニール袋を丸める。いつものことながら、何を言っとんじゃこいつはと思っていると、男はゆっくりと立ちあがった。 「僕はいつだって君を見ているつもりなんだけど、君はそう思わないのかな。それを君に証明するためには、僕らには言わなくちゃいけない言葉があったように思うんだけど」 「いきなりなんなの? 言いたいことがあれば言えばいいのに」 眉をひそめたら、男は首をかしげ、それから喉が渇いたと言って、歩き出した。おいおい。 小走りでついていく。言わなくちゃいけない言葉? なんだろ? 自販機まで歩くと、男は財布を取り出して、小銭を指でつまみあげた。 「僕らに欠けているものってなんだと思う? 人に素直になる心。まさしくこれが足りない。僕は君にそれを取り戻してあげたいんだ。そうすれば、お互いもっといい関係を築けると思う」 「はぁ…素直な心ねえ? あたしは以前よりかなり素直になったと思うけど」 「どこが? どこら辺が?」 「なんなの、その上から下まで眺め回すような失礼な視線は?」 「だって、わかんないから」 「あたしは言ったでしょ、『触りたいんだったら、あたしだけ見な』。これ以上、どう素直になれっていうの?」 腰に手を当てて言ってやる。そーらそら。考えろ考えろ。 男は次第に真っ赤になって、口元に手を当てて、うろたえだした。全く。鈍いんだから! 「……参りました」 「よろしい」 うむとうなずいてやると、男は動揺した手で財布の中に落としてしまった小銭を再度つまみあげた。 「記念に奢ろう! 何がいいかい?」 「うわ、しょぼ…」 「貧乏学生に何を期待してるのかね」 「じゃあそこの水でいいよ」 「……なんで水?」 「今ダイエットしてるから」 「けしからん! 君のようなオナゴには、ココアを進呈する」 「はいはいありがと」 全く。あたしですらここまでなったのに、こいつは未だに素直じゃないんだから。 小銭入れをしつこくまさぐっていた男は、自販機に表示された「110円」の文字と、財布の中身を何度も何度も見比べた。 「……すまないが、……10円持ってないかい?」 ああ、なんて憎めない人だろう! あたしは笑いをかみ殺しながら、自分の財布を取り出した。 「10円足りないのもあんたくらいだよ」 前の作品 次の作品 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/galgerowa/pages/257.html
瞬間、心、重ねて/さよならの囁き(後編) ◆guAWf4RW62 「―――――――――っ」 風を受けて靡く水色の髪に、美しく澄み通った青い瞳。 アセリアは一心不乱に、博物館目指して駆けていた。 制限されているとは言え、スピリットであるアセリアの身体能力は常人とは桁が違う。 その優れた聴覚が、博物館の方角から聞こえてきた銃声を拾い上げたのだ。 恐らくは、アルルゥ達が何者かに襲撃されているのだろう。 体力を相当消耗してしまったが、それでも急がねばならない。 自分はまだ、あの時の気持ちが何なのか確かめていない。 アルルゥのつぶらな瞳で見つめられた時に感じたものは、一体何だったのだろうか。 アルルゥや瑞穂、蟹沢きぬと一緒に蜂の巣を食べた時、自分は何を思ったのか。 どうして戦いに関係の無い事が、こんなにも気になるのか。 「……ん、分からない」 戦う事しか知らぬ筈の自分が、初めて戦い以外に興味を持てた。 だから自分はアルルゥとまた会って、確かめねばならないのだ。 それまで誰にも、アルルゥを殺させたりはしない。 アセリアは生い茂る雑木林を抜け、新市街の一帯に足を踏み入れる。 すると大きな博物館の姿が目に入った。 周囲に点在する建物などには一瞥もくれず、博物館の中に飛び込む。 それとほぼ同時にすぐ近くから銃声が鳴り響いた。 アセリアは展示場への扉を蹴破って――大きく目を見開いた。 「ミズホ…………アル……ルゥ………?」 「アセリア……さん…………アルルゥちゃんが…………私を、庇ってっ……!」 アセリアの視線の先で、瑞穂が泣いていた。 その腕の中で、血塗れとなったアルルゥが眠るように瞳を閉じている。 まだ呼吸はしているものの、その吐息はひどく弱々しい。 そこから少し離れた所で、見知らぬ男がこちらに向けて銃を構えていた。 考えるまでも無い。 あの男――国崎往人が、アルルゥを撃ったのだ。 その事実を正しく認識した瞬間、アセリアに激しい変化が訪れた。 永遠神剣に戦いを求められた時とは比べ物にならぬ程、激しい破壊の衝動が湧き上がってくる。 この気持ちが何なのか、分からない。 だが一つだけ、分かる事がある。 目の前の男は、確実に敵なのだ――ならば、破壊の衝動を抑える必要など無い。 アセリアの視線と往人の視線が衝突した。 「……敵。それなら倒すだけ」 体格が違う。 往人とアセリアは、身長にすれば実に30センチ近い差がある。 それに加えてアセリアは、此処に来るまでの過程で体力を大幅に消耗している。 得物が違う。 一撃で人を殺し切れるコルトM1917と、何時壊れても可笑しくない鉄串では、そもそも勝負にすらならない。 起こり得るのは一方的な虐殺だけの筈だ。 だというのに。 アセリアは何の迷いも無く、眼前の死神に斬りかかった。 「……せやあああああっ!!」 「何ッ――――!?」 突風が渦巻き、展示場内の空気が振動する。 既にボロボロとなっている鉄串を手に、青い剣士が疾駆する。 余りにも現実離れした、有り得ない速度での突撃。 往人が照準を定めるよりも早く、アセリアはその懐へと潜り込んだ。 恐るべき勢いで鉄串が突き出される。 驚愕に顔を歪めた往人が必死に上体を傾けるが、遅い。 心臓目掛けて繰り出された刺突は、往人の左肩を掠めていた。 「ぐっ、ああああ……!」 アセリアは素早く鉄串を引き戻し、第二撃の準備に入る。 戻りの隙など何処にも存在しない。 圧倒的な身体能力と洗練された技術を持つアセリアは、間違いなくこの島で最速の剣士だ。 往人が銃を構えるよりも早く、それどころか呼吸をするよりも早く、アセリアの体勢は整った。 そして先の一撃が躱された以上、同じ方法で攻め続けなどしない。 刺突はその性質上、連続して攻撃を仕掛けるのは難しい。 故にアセリアは、剣を扱うかのように鉄串を振り回す。 「ハアアアァァァッ!!」 「うあっ、ぐっ、ガッ――――」 一発、二発、三発、四発――秒に満たぬ時間で繰り出された連撃は、全て往人の身体を捉えていた。 先の刺突が敵を仕留める為のものならば、今放たれた殴打は敵を弱め、後への布石とする為のもの。 たたらを踏んで後退する往人に対し、アセリアは鉄串を横凪ぎに振るう。 「……ガ、ハ――――」 胴体部を強打された往人は、後方へと大きく弾かれる。 往人の顔は激痛に歪んでおり、余裕など欠片も無いのが窺い知れる。 その機を外さず、青い影が往人に飛び掛る。 往人の横を疾風が通過するのと同時に、往人の左足に鈍痛が走った。 アセリアが目にも止まらぬ動作で、鉄串による殴打を繰り出したのだ。 続けてアセリアは横一文字に鉄串を振るったが、往人はぎりぎりのタイミングで後ろに飛び退いた。 「う……アアアアッ!!」 往人は激痛を噛み殺し、アセリアに向かって銃弾を放つ。 近距離で放たれる銃弾は、スピリットと言えど制限されている現状では回避不可能。 だがそれは、見てから躱そうとすればの話。 戦いに生きてきたアセリアが、優勢に慢心し、拳銃への警戒を怠るなど有り得ない。 往人が引き金を絞った瞬間にはもう、アセリアは横に飛び跳ねて、銃の射線から身を外していた。 「クソ……化け物めッ!」 往人は大きく間合いを取り、心底忌々しげに歯軋りした。 人外の実力を持った敵と対峙したのは、今回が初めてではない。 往人は鉄乙女と互角の戦いを繰り広げ、一度敗れたとは言えエスペリアだって倒してみせた。 その往人ですら、まるで手も足も出ない。 それ程に、アセリアは圧倒的だった。 まだ自覚していないとはいえ、流されるのではなく、己の意志で戦い始めた彼女に敵う人間など存在しない。 スピリットにはスピリットでしか対抗し得ない。 だが――余りにも得物の状態が、そして自身の体の状態が悪過ぎた。 傷付いた往人を仕留めるべく、アセリアが前傾姿勢を取った時に、それは起こった。 「え……?」 戦いの顛末を見守っていた瑞穂が、呆然と声を洩らす。 アセリアの手にしていた鉄串が、突如音も立てずに砕け散った。 度重なる苦行の所為で、とうとう鉄串の耐久力が限界を迎えたのだ。 更に、不幸は連続して訪れた。 「…………う、ッ―――」 アセリアが僅かに顔を歪め、その身体が力無く傾く。 糸が切れた操り人形のような、ガソリンが切れた自動車のような、そんな様子だった。 アセリアの変調を察知した往人は、間髪置かずに銃弾を放った。 狙いは一番面積が広い、胴体部だ。 アセリアは刹那の判断で、身体を横に半回転させた。 的を失った銃弾は、アセリアの脇腹真横を通過してゆく。 だが、その程度で往人の攻撃は終わらない。 「……食らえっ!」 「ク――――!?」 今度は続け様に二回、銃声が鳴り響いた。 今まで初めての、連続攻撃。 一発目はともかく二発目の銃弾は、軌道を見切れなかった――故に、最低限の動作で躱すのは危険過ぎる。 アセリアは懸命に地面へと転がり込んで、何とか命を繋ぐ。 明らかに余裕の無い、綱渡り的な回避だった。 (おかしい……アセリアさんに何が……?) 瑞穂の脳裏に、大きな疑問が浮かび上がる。 傍目から見ても、先程までのアセリアに比べ、大きく動きが落ちてしまっている。 一体何故――瑞穂は少し考えたが、乱れるアセリアの呼吸を見て取って、一つの答えに辿り着いた。 「アセリアさん…………まさか此処まで、一度も休まずに走ってきたの?」 「…………ん」 アセリアの返事は要領を得ないが、その頬を伝う汗が瑞穂の言葉を肯定していた。 此処に来た時点で既に、アセリアには長期戦に耐え切れる程の体力が残っていなかった。 そして一気に勝負を決めれなかった所為で、遂に体力が底をついてしまったのだ。 「……もう良いわっ! 此処は私が食い止めるから、アセリアさんだけでも逃げて!」 瑞穂がナイフを手に立ち上がり、アセリアに逃亡を促す。 これ以上仲間を死なせたくなった――たとえ自分の身を、犠牲にしてでも。 銃を持った往人に勝てる可能性など1%にも満たぬが、それでも戦うつもりだった。 「ミズホは私を……守る気?」 「ええ、そうよ――だから早く逃げて!」 「どうして、ミズホが戦う? ミズホ……スピリットじゃない」 アセリアには分からなかった。 瑞穂はどう見ても只の人間であり、高嶺悠人のようなエトランジェでは無い。 この場にはスピリットの自分がいる以上、人間が直々に戦う事など有り得ない。 少なくとも、自分が生きてきた世界ではそうだった。 しかし次の瞬間瑞穂が発した言葉は、アセリアの常識からは考えられぬような内容だった。 「スピリットだとか、人間だとかよく分からないけど……貴女は私やアルルゥちゃんの大切な仲間! 守ろうとするのは当たり前じゃない!」 「私が……仲間……?」 そこまで言われてようやくアセリアは、自分がこれまで感じていた気持ちの正体を、少しだけ理解した。 この島の人間は、自分が元々暮らしていた世界の連中とはまるで違う。 アルルゥや瑞穂は、自分を対等な存在として、仲間として、大切にしてくれたのだ。 そんな彼女達と一緒に居ると、心が安らいだのだ。 だからこそ――アセリアは明確な意思を以って、瑞穂の言葉に抗う。 「ありがとう、ミズホ……。でも、消滅する時まで戦う……それが私だから、逃げる訳にはいかない」 「アセリアさんっ……!」 アセリアは傍に落ちていた巨大な鉄パイプ――陽平が捨てていったもの――を拾い上げた。 それは万全の状態ならばともかく、疲弊している今のアセリアでは扱い切れぬ得物だった。 試し切りと言わんばかりに数回振るったが、その速度は常人の剣戟にも劣る。 瑞穂とアセリアのやり取りを傍観していた往人が、すっとコルトM1917の銃身を持ち上げる。 「……まだやるつもりなのか。良いだろう――俺が全てを終わらせてやる」 往人の乱れていた呼吸は既に落ち着いており、銃に新たな弾丸だって装填した。 全身に鈍痛が残っているが、戦いに支障が出る程では無い。 最早往人とアセリアの戦力比は、完全に逆転していた。 対峙する二人の戦士。 巨大な鉄パイプを構えた少女と、圧倒的な死を運ぶコルトM1917により武装した男。 アセリアの残体力を考慮に入れると、次の一合が最後の戦いとなるだろう。 次の一合で仕留め切れねば、間違いなくアセリアは倒される。 ――――――これが正真正銘、最後の衝突。 「ヤアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」 裂帛の気合を乗せた戦叫を上げ、アセリアが前方に駆けた。 間合いを詰められる事を防ぐべく、往人がコルトM1917のトリガーを絞る。 アセリアは地面に手を付き、上体を屈めてやり過ごした。 先程まではただの一飛びで躱せていたのに、今の状態ではそれが限界なのだ。 その動きは最早スピリットのソレでは無く、普通の人間と何ら変わらぬものだった。 対する往人は、幾ら相手が疲弊しているとは言え、一撃で勝負が決めれるなどとは思っていない。 体勢の崩れたアセリアに向けて、続けざまに二発の銃弾が放たれる。 アセリアは強引に地面を蹴り飛ばし、横に飛び跳ねる事で、迫る死からどうにか身を躱した。 だが往人は残酷なまでの冷静さで、その動きを予見していた。 「――――フィニッシュだ」 無茶な動きを繰り返した所為で、次の動作に移れないアセリアに、冷たい銃口が合わされる。 銃声が鳴り響き、勝負が決すると思われたその直前。 「アセリアさん――――!」 「…………っ!?」 アセリアの身体を抱き抱えて、瑞穂が跳躍した。 そのまま瑞穂は、アセリアの手の上から鉄パイプを握り締める。 「私も戦うわっ!」 「…………ん!」 二人は疾風と化して、目の前の強敵に向け突撃する。 「何だ、と――!?」 先の一撃で勝負が決まると確信していた往人は、反応が大きく遅れてしまっていた。 たちまち瑞穂とアセリアは、往人を射程範囲内に捉えた。 「……あああああああああああああっっ!!!」 アセリアの叫び。 ようやく分かってきた――自分はアルルゥ達と一緒に居たかったのだ。 アルルゥ達と一緒にいると、心が暖かくなってくるのだ。 だから、これからは守る為に戦う。 「……このおおおおおおおおおおおおおっ!!!」 瑞穂の叫び。 アルルゥはもう助からないかも知れない――けれどこれ以上、仲間を失いたくない。 自分の安全などどうでも良い。 何としてでも、残った仲間は守りきってみせる。 仲間を守りたい――今、二人の気持ちが重なった。 恐るべき勢いで、鉄パイプが横一文字に振るわれる。 往人が左腕でそれを受け止めようとしていたが、そんなものは関係無い。 往人がどれだけ強い想いを秘めていようとも、二人分の想いには敵わない――――! 「……ぐがああああああっっ!!」 鉄パイプは防御して尚、十分過ぎる程の威力を発揮した。 往人の左腕の骨は砕かれ、且つ脇腹の骨にまで罅を刻み込まれた。 そして、それ程の衝撃ならば、その場で踏み止まれる筈が無い。 往人は大きく後ろに弾かれて、地下室へと通じる階段を転げ落ちてゆく。 常人なら戦意を失うどころか、意識を手放してしまっても不思議でない程の一撃。 それでも往人は、恐るべき執念を発揮する――右手に握ったコルトM1917だけは、未だ手放していなかった。 瑞穂は僅か数秒間で、次に何を為すべきか理解した。 一瞬の判断で、地面に落ちている首輪――朝倉音夢の物――を拾い上げてから、叫ぶ。 「アセリアさん、今よ! アルルゥちゃん達を連れて逃げましょう!」 「…………ん。分かった」 今追撃を仕掛ければ往人を倒せるかも知れないが、返り討ちにされる危険性も残っている。 そしてこの戦いは、敵を殺す為ではなく、仲間を守る為のものだ。 ならば無理にリスクを犯す必要は無い。 体力を消耗しきったアセリアでも、小柄なアルルゥ程度なら何とか持ち上げられる。 アセリアはアルルゥを抱き抱え、瑞穂は茜を抱き上げて、素早く駆け出した。 まずは安全な場所に避難して、それからアルルゥの治療を試みるのだ。 ◇ ◇ ◇ ◇ 「――――ぐあ、くぅ……盛大にやられたな…………」 瑞穂達が逃亡してから五分後に、ようやく往人は階段の上まで昇って来ていた。 正直な話、瑞穂達が逃げてくれて助かった。 先程追撃を仕掛けられていたら、自分は間違いなく敗北していただろう。 銃を握り締めた右腕だけは無事だったものの、骨を砕かれた左腕はもう碌に動かせない。 階段を転がり落ちた衝撃で、身体の至る所に打撲も負っている。 それでも、休んでいる暇などありはしない。 今この瞬間も、観鈴が危険に晒されている可能性があるのだ。 一刻も早く見つけ出し、保護してやらなければならないだろう。 その道中で見つけた人間は、全員殺す。 自分がどれだけ傷付いても構わない。 どれだけこの手を汚そうとも構わない。 観鈴が罪の意識に苛まれようとも、戦い続ける。 それが自分の決意――そしてこれまで殺してきた者達への、最低限の礼儀だから。 今更後戻りは許されない。 手を取り合って生きていくなど、許容される筈が無い。 自分は最期まで修羅として在り続けるのだ。 ◇ ◇ ◇ ◇ 「アルルゥちゃん、しっかりして!」 博物館から数百メートル程離れた民家の中で、瑞穂の悲痛な声が木霊する。 ベッドの上で寝そべるアルルゥを、瑞穂とアセリアと、意識を取り戻した茜が、看取ろうとしている。 簡単な治療道具は見付かったものの、アルルゥの怪我は最早手の施しようが無い状態だった。 銃弾は、アルルゥの腹部の中央辺りを貫いていた――誰がどう見ても、致命傷だ。 「茜……お姉ちゃん…………」 アルルゥが弱々しい声で呼び掛ける。 茜はアルルゥの手を握り締める事で、その呼び掛けに応えた。 「茜お姉ちゃんとは、あまりお話出来なかったけど……。アルルゥ、茜お姉ちゃんに死んで欲しくない。 茜お姉ちゃんが死んだら、瑞穂お姉ちゃんもきっと悲しむ。……だから、頑張って生きる」 「うん。有り難う――私、頑張るからね。たとえ泥水を啜ってでも、絶対に生き残ってやるんだから……!」 言葉を返す茜の瞳は涙で滲んでいたが、同時に強い意志の光も宿していた。 涼宮遥は死んでしまったし、鳴海孝之は狂気に飲まれてしまったが、それでも尚茜は正気を保っていた。 この島で出会った仲間達のおかげで、何とか耐え凌ぐ事が出来たのだ。 次にアルルゥは、アセリアの方へと首を動かした。 「アセっち、余り人を殺しちゃ駄目。アセっちがそんな事するのやだ」 「アルルゥ……。アルルゥは、私に人を殺さないでいて欲しいのか? 私は戦う為に生まれてきたスピリット――それでも、戦わないで欲しいのか?」 「生きてればきっと、戦い以外にもやる事見つかる。だから、戦う為だけに生きるの駄目」 「……ん、分かった。アルルゥがそう言うなら、努力してみる。クニサキユキトや敵は倒すけれど、それ以外は襲わない」 応えるアセリアの顔は相変わらずの仏頂面で、何の変化も無いようにすら見える。 だが注意して見れば、気づく事が出来るだろう――その瞳の奥底に、はっきりとした悲しみの色が宿っているのを。 それは少し前までのアセリアなら、絶対に起こり得ない変化だった。 アルルゥは最後に、瑞穂へと声を投げ掛ける。 「瑞穂、お姉ちゃん……」 「アルルゥちゃん……もうお別れ、なの……?」 瑞穂が訊ねると、アルルゥは小さく――しかし確かに頷いた。 瑞穂は大きな瞳から涙を零しながら、胸が張り裂けるような声で呟いた。 「……私、貴女に……ひっく、何もしてあげられ、ぐすっ、……なかった」 「そんな事無い。……お姉ちゃんは、アルルゥと一緒に居てくれた。エルルゥお姉ちゃんが死んじゃった時に、慰めてくれた。 お姉ちゃんのお陰で、アルルゥ、これまで生きてこられた」 「そんな……」 瑞穂は思う――それは違うと。 自分はこれまで、アルルゥの為に何もしてあげられなかった。 アルルゥの知人は見つけられなかったし、守ってあげる事も出来なかった。 それどころか、逆に自分が守られている始末だ。 瑞穂はアルルゥの身体を抱き起こし、力の限り抱き締めた。 「アルルゥちゃん、……ひっく、ごめん、なさいっ……。私が……ひっく……もっとしっかり、していれば、こんな事には、ぐすっ……ならなかったのに……!」 憎かった――不甲斐無い自分が。 情けなかった――こんな時まで、逆に励まされている自分が。 いっその事、思い切り罵られたいくらいだった。 だというのに、アルルゥは言った。 「泣くのダメ、瑞穂お姉ちゃん……。アルルゥは瑞穂お姉ちゃんが好きだから、笑ってないとやだ」 「アルルゥ、ちゃん……」 そう言われても、瑞穂の涙が止まる事は無い。 寧ろ益々勢いを増して、瑞穂の頬を、そして胸元にいるアルルゥの顔を塗らしてゆく。 悲しみの結晶が、次々と瑞穂の瞳から零れ落ちる。 そんな時だった――突如アセリアが、凛とした声で歌い始めたのは。 「暖かく、清らかな、母なる光………すべては再生の剣より生まれ マナへと帰る」 「――アセリアさん、その歌は?」 涙で塗れた目を丸くして、茜が問い掛ける。 少なくとも茜が今まで生きてきた中では、聞いた事の無い歌だった。 「……ん。スピリット達の間に伝わる祈りの歌」 短く返事すると、アセリアは再び歌を歌い始めた。 「たとえどんな暗い道を歩むとしても……精霊光は必ず わたしたちの足元を照らしてくれる」 ――瑞穂の嗚咽を伴奏として、アセリアは歌う。 「清らかな水、暖かな大地、命の炎、闇夜を照らす月……」 ――綺麗な歌声が、部屋の中に染みこんでゆく。 「すべては再生の剣より生まれ マナへと帰る」 ――スピリットの紡ぐ、祈りの歌。 ――美しいけれど、少し悲しい歌。 「どうか私たちを導きますよう……マナの光が私たちを導きますよう……」 ――その歌には、アセリアに芽生えた感情がたっぷりと籠められているから。 ――きっと、アルルゥを天国まで導いてくれる。 【アルルゥ@うたわれるもの 散りゆくものへの子守唄 死亡】 【C-3 博物館付近 /1日目 昼】 【春原陽平@CLANNAD】 【装備:投げナイフ2本】 【所持品:支給品一式 ipod(岡崎のラップ以外にもなにか入ってるかも……?)】 【状態:肉体的には中度の疲労、精神的疲労大、混乱、激しい怯え。右手首に手錠、上はTシャツ、下はジーンズを着用】 【思考・行動】 基本:死にたくない 1:もっと離れた所まで逃げる 2:岡崎を探し出して、助けて貰いたい 3:知り合いを探す 4:国崎往人に対する極度の恐怖 【c-3 博物館 /1日目 昼】 【国崎往人@AIR】 【装備:コルトM1917(残り6/6発)】 【所持品:支給品一式×2、コルトM1917の予備弾40、木刀、たいやき(3/3)@KANNON】 【状態:精神的疲労・肉体疲労大。右腕と左膝を打撲・右手の甲に水脹れ・左腕上腕部粉砕骨折・左肩軽傷・脇腹に亀裂骨折一本・全身の至る所に打撲】 【思考・行動】 1:観鈴を探して護る 2:観鈴以外全員殺して最後に自害、説得に応じるつもりも無い 3:朝倉音夢・仮面の男(ハクオロ)・長髪の少女(二見瑛理子)・青い瞳と水色の髪の少女(アセリア)を危険人物と認識 4:状況が許せば観鈴の情報を得てから殺す 【B-3 民家 /1日目 昼】 【涼宮茜@君が望む永遠】 【装備:国崎最高ボタン、投げナイフ2本】 【所持品:支給品一式、手製の廃坑内部の地図(全体の2~3割ほど完成)、左手首に手錠】 【状態:嗚咽、腹部打撲】 【思考・行動】 基本:ゲームには乗らない 1:アセリア、瑞穂と共に行動する 2:諦めずに、必ず生き残る 3:鳴海さんとは二度と会いたくない 4:国崎往人を強く警戒 【アセリア@永遠のアセリア】 【装備:鉄パイプ(頑丈だがかなり重い、長さ二メートル程、太さは手で握れるくらい)】 【所持品:支給品一式 鉄串(短)x1、ひぐらし@ひぐらしのなく頃に、フカヒレのコンドーム(12/12)@つよきす-Mighty Heart-】 【状態:肉体的疲労極大。右耳損失(応急手当済み)。軽い頭痛。ガラスの破片による裂傷(応急手当済み)。殴られたことによる打撲】 【思考・行動】 基本:ゲームには乗らない 1 仲間を守る 2 無闇に人を殺さない(但し、クニサキユキトと襲撃者は殺す) 3 ハクオロと戦う(ただし殺さない) 4 強者と戦う 5 永遠神剣を探す 6 もっと使い勝手の良い武器を手に入れる ※フカヒレのコンドーム アレでナニをする時に使う道具。12個入り。 パッケージの外側に鮫菅新一と名前が油性ペンで記してある。 レオがエリカルートの屋上でフカヒレから手渡された思い出の品。 薄型がウリでフィット感が凄い、らしい。 ※ひぐらし 雛見沢に生息するひぐらしを瓶に無理やり詰め込んだもの。 全て生きています。 【宮小路瑞穂@乙女はお姉さまに恋してる】 【装備:投げナイフ1本】 【所持品:支給品一式、フカヒレのギャルゲー@つよきす-Mighty Heart-、爆弾付きの首輪(朝倉音夢が装着させられていた物)】 【状態:号泣、中度の肉体的疲労】 【思考・行動】 基本 ゲームには乗らない。 1 まずはもう少し休憩する。 2 可能ならば博物館で蟹沢きぬを待ち、合流(挑戦するかどうか、その際の方法などは後続の書き手さん任せ)。 3 自分達の知人、アルルゥの知人を探す。 4:国崎往人を強く警戒 【備考】 ※陽平には男であることを隠し続けることにしました。 ※アルルゥにも男性であることは話していません。 ※蟹沢きぬにも男性であることは話していません。 ※アセリアにも男性であることは話していません。他の人にどうするかはお任せ ※アセリアに対する警戒は完全に消えました ※フカヒレのギャルゲー@つよきす について プラスチックケースと中のディスクでセットです。 ケースの外側に鮫菅新一と名前が油性ペンで記してあります。 ディスクの内容は不明です。 094 瞬間、心、重ねて/さよならの囁き(前編) 投下順に読む 095 忘れていた感情 094 瞬間、心、重ねて/さよならの囁き(前編) 時系列順に読む 097 静かな湖畔? 073 陽のあたる場所(後編) 国崎往人 114 This is the Painkiller 090 無垢なる刃 アセリア 117 歩き出す 090 無垢なる刃 宮小路瑞穂 117 歩き出す 082 Crazy innocence 涼宮茜 117 歩き出す 082 Crazy innocence 春原陽平 107 たとえ、愚かな考えだとしても 090 無垢なる刃 アルルゥ
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1248.html
残酷な願いの中で ◆SDn0xX3QT2 † 秋山 澪 † 「澪さんと桃子ちゃんも、苗字じゃなくて名前で呼び合ったらどうかな?」 憂ちゃんの提案に、私は沈黙しかできなかった。 テーブルを挟んだ向かい側で、東横さんもほんの少し困った顔をしている。 ルルーシュさんと通信機越しの打ち合わせを終えた後、私たちはホバーベース内の憂ちゃんの部屋に集まっていた。 『学校に着くまでに予備のデイパックを一つ作るように』と指示を受けたからだ。 各自が自分の所持品から少しずつアイテムを出し合い、余っているデイパックに入れてホバーベース内に隠しておく。 こうしておけば、デイパックを奪われた場合でも敵の手に渡る物は少なくて済むし、手元に使えるアイテムが残る。 それがルルーシュさんが考えた作戦だ。 「だって、苗字で呼び合うなんて堅苦しいじゃないですか」 憂ちゃんがこんな提案をするのは、さっき聞いたルルーシュさんがデュオさんを呼び捨てにするようになった経緯が原因なんだろう。 実際、私と東横さんの関係は、出会って間もないとはいえ、たしかに少し堅苦しい。 これからしばらくは共に行動するんだ。 一緒にいるなら、もう少し打ち解けたほうがいいだろう。名前で呼ぶ、という形から入るのも悪くないかもしれない。 ただ……なんというか……そんなにキラキラした瞳で見つめられると恥ずかしいよ、憂ちゃん…… 「あの」 東横さんの声に少し驚いて、私はあわてて顔を上げる。 その時初めて、自分が恥ずかしさで俯いてしまっていたことに気がついた。 私がいろいろ考えたり恥ずかしがったりしている間に東横さんが何を思っていたのかはわからない。 けど、表情から察するに、結論は私と同じみたいだ。 ならここは、年上の私が先に言うべきなんだろう。 「……桃子ちゃん」 「はい……澪、さん」 「えっと……改めて、よろしく」 「こっちこそ、よろしくっす」 東横さん…じゃなくて、桃子ちゃんが、ほんの少し笑顔を見せる。 憂ちゃんも満足してくれたらしい。 私たちは、荷物の整理を再開することにした。 「要らない物は全部こっちに入れちゃっていいっすかね?」 「そうだな。いざという時に必要な物がすぐに取り出せないのは困るし」 「澪さん。二つ以上ある物は、予備のデイパックにも分けて入れとけばいいですか?」 「うん、それでいいと思う」 私も自分の持ち物を、予備のデイパックへ移す物と自分で持っておく物に選別する。 改めて考えると、私は所持品に恵まれているのかもしれない。 元々持っていた物はこの殺し合いが始まる前に全て取り上げられたのに、今、私の手元には私の大事なものがたくさんある。 ベース。 軽音部のアルバムにティーセット。 それに、律のドラムスティック。 正直、見てるだけでもつらい。それでも、持っていてよかった、と思う。 他の誰かには渡したくない……絶対に渡さない。 そう決意して、律のドラムスティックを握り締める。 明智光秀の血を吸って変色してしまったドラムスティックを。 そして私は、思った。 思ってしまった。 考えてしまった。 このドラムスティックを見たら、律はどう思うんだろう―――って。 律は音楽が好きだった。バンドが好きで、ドラムが好きだった。 ドラムスティックは律が音楽を奏でるための物だ。 私はそれを、人を殺す道具にしてしまった。 私は凶器になってしまったドラムスティックを、律に返せるんだろうか。 律の大事な物を穢してしまった私は、律の顔をちゃんと見れるんだろうか。 律だけじゃない。 唯に、ムギに、梓に、私はどんな顔をして会うんだろう。 私は変わった。 もう、血を見たくらいじゃ怯えない。 人殺しもした。 きっと、今ここにいる私は、律や唯やムギや梓が知ってる秋山澪じゃない。 変わってしまった私を、軽音部のみんなはどう思うんだろう。 みんなを救えたとしても、変わってしまった私に、今までの日常へ戻ることなんてできないのかもしれない。 私は気づいてしまった。 今まで自分が、みんなにもう一度会うことばかりを考えて、その後のことを考えていなかったことに。 ―――でも、私はもう止まれない。止まっちゃいけない。 後のことなんて考えてる場合じゃない。 そんなのは、みんなで元の世界に戻ってから考えればいいんだ。 今は、みんなを取り戻すために戦う。 そのためなら何だってする。人だって殺す。 だって、私にはもうそれしかない。 それしか、ないんだから。 私はきっと、間違ってない…… そうだよな? ◇ ◇ ◇ † ルルーシュ・ランペルージ † 途中の橋に仕掛けた盗聴器からは水の流れる音しか聞こえない。 ホバーベースの動きも、カーブの度に民家を数軒犠牲にしていることを除けばスムーズなものだ。 これだけ大きな物が騒音を立てながら移動していれば、こちらに接触してくる参加者がいるかと思ったが、それも無い。 少し拍子抜けだが、問題が発生しないのならばやっておきたいことはいくらでもある。 操舵席の横に置いたテーブル(スーパーマーケットで拝借した折りたたみ式)の上にパソコンを置き電源を入れる。 俺にとっては見慣れない形をしているパソコンは、10秒ほどで起動を完了し、デスクトップを表示する。 そこには俺が予想し、期待していたものがあった。 _______________ 新着メールが1通あります _______________ メールソフトの存在は政庁で既に確認済み。 あの時点ではソフトを起動しようとしても『現在は使用できません』というエラーメッセージが表示されるだけだったが 『現在は』と表記している時点でいつかは使えるようになるというのはバレバレだ。 まあ、隠すつもりもなかったんだろうが。 そして、メールの受信が行われたことで、メールソフトがどの段階で使用可能になるか、正常に動作するかという点はクリアされたと見ていいだろう。 あとはメールをやり取りできる相手が、主催サイドか、他の参加者か、あるいはその両方か、という点だが…… _____________________ From 原村和 To ロックオン・ストラトス ―――――――――――― バトルロワイアルサポート窓口へようこそ _____________________ ……これは予想外だな。 帝愛がこんなサービスまでやっているとは、さすがに思っていなかった。 あくまでも、このメールが真実であれば、の話だが。 このメールの差出人である原村和が主催サイドの人間である確証は無い。 とりあえず、『原村和』と『ロックオン・ストラトス』という名を知っているか、桃子たちに確認を取るか? だが、現時点でこのメールの存在を話すのは…… ……アカウントに名前を使用されているだけでバトルロワイアルと無関係という線もある。 桃子たちが知る人物であったとしても、その人物像を現段階で重要視する必要は無いだろう。 まずは、このメールが主催サイドからのものなのかどうか、突きとめることが先決だ。 原村和からのメールへの対応を一旦保留し、履歴とアドレス帳を開く。 履歴は原村和からのメール1件のみ。 アドレス帳の登録は3件。【原村和】【黒桐鮮花】【沢村智紀】。 これで、あのメールの信憑性がますますわからなくなった。 会場内のパソコンのアカウントには実在しない人間の名を使用しているという可能性も捨てきれないが、そこまで疑いだすと切りがない。 実在の人物だとして……【黒桐鮮花】は参加者の一人である黒桐幹也の親族だと考えるべきだろう。 とすれば、黒桐鮮花が主催サイドにいる可能性はかなり低い。 普通の人間は、自分の親族がこんな悪趣味な催しに巻き込まれることを是としない。 ……我ながら呆れる思考だな。血のつながった親兄弟で殺し合った俺が当たり前のようにこんなことを考えるなんて。 まずは早急に、アカウントが【原村和】【黒桐鮮花】【沢村智紀】に設定されているパソコンの所持者を割り出す必要がある。 主催へと繋がっているのかどうかで、こっちの対応も変わってくるからな。 【黒桐鮮花】【沢村智紀】のパソコンに関しては、相手の名前を聞き出すところから始めなければならないが…… 相手が参加者であれば、当然こっちを警戒してくるはずだ。 ある程度頭の回る奴なら、容易に名を明かすことはしない。最低でも、こちらから先に名乗らない限りは。 しかし、たとえ名前だけだろうと、誰かもわからない相手にこちらの情報を出すのはリスクを伴う。 だから――― __________________________________ From ロックオン・ストラトス To 黒桐鮮花 ―――――――――――― はじめまして 俺はデュオ・マックスウェル。 メールの差出人のとこには別人の名前が出てるだろうけど、 最初から設定してあって変更できないみたいなんだよな。 で、本題なんだけど、アンタはバトルロワイアルの参加者か? もしそうなら連絡がほしい。俺はここから脱出するための仲間を探してる。 アンタがこの殺し合いに乗っていないなら、手を組まないか? __________________________________ ―――利用させてもらうぞ、デュオ・マックスウェル。 お前は所詮、駒だからな。 同じ文面を【沢村智紀】宛にも送信。 【原村和】へは、バトルロワイアルサポート窓口へのメール、という体で文面を作成。質問内容は無難なものにしておいた。 送信が完了したことを確認してパソコンの電源を切る。 もうじき学校だ。 返信を確認するのは学校の探索を終えた後。 さあ、どう出る? ◇ ◇ ◇ † 原村 和 † ルルーシュ・ランペルージという人は、きっと物凄く強運で、でも同時に、とても不幸な人なのかもしれない。 彼から届いたメールを見ながら、私はそんなことを思いました。 バトルロワイアルサポート窓口を利用できるパソコンは、会場内でもほんの僅か。 しかも、阿良々木さんが起動したパソコン以外は、利用のために二つの条件が課されています。 一つめの条件は、国士の広間にあったパソコンから最初のメールが送信されて六時間が経過していること。 この条件は、本来ならどんなに早くとも七回目の放送を越えるまでクリアされることはないはずでした。 ゲーム終了まで達成されなかったとしても、何ら不思議はないような、そんな条件。 でも、阿良々木さんが起こしたイレギュラーによって、一日目が終わるより早くこの条件は達成されました。 二つめの条件は、パソコンによって異なります。 ランペルージさんが所持しているパソコンに設定された条件は、『タワーに置かれているいずれかのUSBメモリのデータを読み込んだことがあること』。 これはかなりハードルの高い条件だと私は思っていました。 なのに彼はこの条件をあっさりとクリアしていたんです。 阿良々木さんの最初のメールから六時間後。 私はランペルージさんの持つパソコンに、メールを送信しました。 内容はサポート窓口に関する簡単な説明のみ。 彼の持つパソコンには、特設サイトのURLの登録や、帝愛が作成した特殊なアプリケーションは入っていませんから。 こうしてランペルージさんは、本当は無くてもおかしくなかったサポート窓口への質問の権利を得たんです。 それなのに―――― ________________________________ From ロックオン・ストラトス To 原村和 ―――――――――――― ひとつめの質問。 このメールを送っている私の本当の名前を答えてください。 ふたつめの質問。 主催の遠藤さんって人が、いま何をしているのか教えてください。 ________________________________ 質問の内容から考えて、彼が私の送ったメールの内容を信じなかったことは間違いありません。 頭が良すぎるのか、疑り深すぎるのか…… ただ、少なくとも彼は、送られてきたメールの内容を信じなかったことによって、私とのメールでのやり取り一回分の時間をロスしてしまった。 これは事実です。 もしランペルージさんの大切な人がこの会場にいて、まだ生きているのなら。 その人の居場所を聞いてくれれば、私は答えることができたのに。 もしかしたらこの時間のロスの分だけ、大切な人を救うのに間に合わなくなるかもしれないのに。 ……でもそれは、私にはどうしようもないことです。 私はただ、質問されたことにマニュアル通りに答えるだけ。 それだけが、今の私のやるべきことで。 それだけが、今の私にできることで。 それしか、今の私にはできなくて―――― ――――本当に私には、それしかできないんでしょうか……? ◇ ◇ ◇ † 平沢 憂 † 『憂、桃子、澪。聞こえるか』 「ルルーシュさん、聞こえてるっすよー」 『学校に着いたが、予備デイパックはできてるか?』 「できてる。私の部屋に置いておこうと思うんだが、それでいいかな?」 『澪か。ああ、それで構わない。 ここからはさっきの打ち合わせ通りだ。桃子と澪は俺と校舎内を探索。憂には周囲の警戒に当たってもらう』 「はーい!」 私は部屋を飛び出して、操舵席に向かった。 途中ですれ違ったのは象の像の自販機で買った警備ロボット。 ルルーシュさんたちが学校を探索している間、私はこの警備ロボットと二人でお留守番担当だ。 最初は私も校舎の探索に行きたいって言ったんだけど、ルルーシュさんが周辺の警戒も大切な役割だって言うし、 廃ビルの探索には連れて行ってくれるって言うから今回は我慢我慢。 ルルーシュさんの言うことはちゃんと聞かないとダメだし、ルルーシュさんを裏切らないようにしなくちゃダメだから。 ……あれ? なんでルルーシュさんのこと、裏切っちゃダメなんだろ? あ、人を裏切るのが良くないなんて、当たり前のことだよね。 「ルルーシュさーん」 「来たか、憂」 ルルーシュさんに促されて、操舵席に座る。 この椅子、思ったより座り心地いいなぁ。 「えっと、そのCDプレイヤーにしか見えないのがさっき言ってた盗聴器の受信端末ですか?」 「そうだ。CDプレイヤーを改造して作ったからCDプレイヤーにしか見えなくて当然だがな。 難しい操作は無いし、今ならチャンネルを変える必要も無い」 「わかりました」 ルルーシュさんに渡されたイヤホンを耳につけたら、水の音が聞こえてきた。 誰かが学校に近付いてきた時と、盗聴器の音声を聞いて誰かが橋を通った時は、通信機を使ってルルーシュさんに連絡を入れる。 それが、今回の私の役割。 「それじゃ行ってくる。任せたぞ、憂」 「あ、ルルーシュさん、約束! 忘れてないですよね?」 「心配するな。阿良々木暦がいたら連絡を入れる」 「絶対ですよ!」 無理矢理ルルーシュさんの左手を取って小指を絡める。 ゆびきりげんまん。 やってから、外国人のルルーシュさんはゆびきりなんて知らないかなって思ったけど、様子を窺ったら伝わってるみたいでちょっとホッとする。 「あ。あともういっこ。桃子ちゃんと澪さんと一緒に、無事に帰ってくるって約束してください」 「……わかった」 ? なんか微妙な間があったような? でも、私が考えてる間にルルーシュさんは行っちゃったし……きっと気のせいだよね。 今は頑張って任されたお仕事しなくっちゃ。 ルルーシュさんの言うことをちゃんと聞いて、ルルーシュさんの役に立って。 阿良々木さんをぶち殺して。 それから ……それから? 私は何のために頑張るんだろ。 ルルーシュさんのため? 違う。自分が死なないためだ。死にたくないから私は頑張るんだ。 何を? 人殺しを? そうだ、いっぱい殺したら、優勝したら家に帰れる。 でも優勝は一人しかできないから、優勝しようと思ったらルルーシュさんや桃子ちゃんや澪さんも殺さなくちゃならないよね? あれ? あ、そうだ。優勝しなくても帰る方法があればいいんだ。 それならルルーシュさんたちを殺さなくていい。 でも、そんな方法なかったら? 私は死にたくない。だったら殺さなきゃ。でも桃子ちゃんは友達で……澪さんとはバンドを組んで…… ……あれ? おかしいな。 なんかよくわかんないけど、私、おかしいよ……? えっと…… 私は…… ……これ、なに? 私………… あれ………? ………やめよう。 考えなくていいよね。 私は死なないために頑張る。阿良々木さんは絶対殺す。ルルーシュさんのことを裏切らない。 これだけわかってればいいんだ、私は。 外を見たら、ちょうどルルーシュさんと澪さんが校舎に入って行くところだった。 見えないけど、桃子ちゃんも一緒のはず。 三人に向かって手を振ってみる。けど、気づいてくれなかった。 暗いし、仕方ないとは思うけど…… でもちょっと、さみしいな。 ◇ ◇ ◇ † 東横 桃子 † ルルさんも澪さんも、ステルス状態の私とよく平気で一緒に歩けるっすね。 後ろから突然襲われるとか考えてないんすか? ……って、澪さんはともかく、ルルさんが考えてないとは思えないっす。 それでも警戒してる素振りが無いってことは、今はまだ大丈夫だって確信してるってこと。 ルルさんは本当に嫌な人っす。 そんなルルさんのこと、今までは敵にしなくて良かったって思ってたっすけど……そろそろ、そうも言ってられなくなってきたっすよ。 ねえ、ルルさん。 私、ルルさんには本当に感謝してるんすよ? たぶん、ルルさんが今誰かに殺されたら、私きっと、ちょっと悲しむっす。 憂さんが死んでも、たぶん少し悲しいっす。 でも、それはあくまでちょっとだけ。 私が本当の本当に大事なのは先輩だけだから。 だから私はルルさんを、殺したくないとまでは思えないっす。 私は今、ルルさんを殺す方法を考えてるっすよ。 もし、生きている参加者が私と澪さん、ルルさんと憂さんの四人しかいなくなったら―――たぶん、私は勝てないから。 一対一対一対一になれば勝機はある。 でもきっとそうはならない。 ルルさんと憂さんは組む。二対一対一対。 ステルスもバレてる以上、明らかに私は不利。 だから、そうなる前にルルさんには消えてもらうっすよ。 今はまだ後ろからバッサリなんてことはしませんけど……ルルさんを殺す方法、そろそろ考えて準備するっす。 相手がルルさんじゃ、たぶんチャンスは一度きり。失敗したら死ぬのは私。 だから、確実に仕留める方法を用意するっす。 そのためにまずは、ルルさんが持ってるらしい能力ってのを見せてもらわないと。 今は、学校の探索に専念するっすけどね。 ……というか 昇降口でみつけたこの自販機、おかしくないっすか? ________________________________________________________ 【施設サービスについて】 こちらの施設では、伝言サービスをご利用になれます。 伝言を残すには1分につき50万ペリカが必要となっており、最大3分まで録音可能です。 伝言を聴く際には、ペリカは必要ありません。 通常伝言の場合は誰でも聴くことができます。 特別伝言の場合は、特定の人物のみが聴けるように設定することが可能です。 特別伝言をご利用の場合は、オプション使用料として100万ペリカが必要です。指定できる参加者は3名までとなっています。 また、同様のサービスをE-7の学校でも行っております。 こちらで録音された伝言はE-7の学校でも聴くことができ、E-7の学校で録音された伝言をこちらの機械で聴くこともできます。 録音用のマイク、伝言を聞く為のヘッドホンは販売機側面に取り付けてあります。 ご利用の際は伝言録音ボタン、伝言再生ボタンのいずれかを押して下さい。 ________________________________________________________ 施設サービスの説明。 これは別に問題ないと思うっすよ。 問題は、商品の一覧っす。 ___________________ 油性ボールペン(黒):200ペリカ 油性ボールペン(赤):200ペリカ 油性ボールペン(青):200ペリカ 修正液:400ペリカ ノート:200ペリカ マジック(12色セット):1500ペリカ 給食(一食分):500ペリカ 硬式野球用 金属バット:25000ペリカ 硬式野球用 ボール:1000ペリカ 硬式野球用 グローブ:35000ペリカ カーボン竹刀:25000ペリカ 剣道着・袴セット:20000ペリカ 剣道用防具一式:60000ペリカ 焼き土下座機:800万ペリカ 巨大ピザ専用オーブン:2500万ペリカ ___________________ ……これだけ施設があれば、一ヶ所くらい品揃えがハズレの所があっても仕方ないっすよね。 武器らしい武器が無いのは、それはそれで別にいいっす。けど…… 「澪…桃子……」 「なんすか? ルルさん」 ルルさんが怒ってるのと真剣なのとの中間みたいな、それでいてなんか面白いというか、簡単に言っちゃうとヘンな顔をしてたっす。 ちょっとした顔芸っすね、これは。 「……『焼き土下座機』というのは何だ?」 『巨大ピザ専用オーブン』もアレだけど、やっぱりいちばん気になるところは同じだったみたいで。 「知らないっすよ」 「私も知らないな……あ、ここに商品説明ってボタンがある」 そう言って、澪さんが青いボタンを押したっす。 _______________________ 焼き土下座機 焼き土下座を行う際に使用する道具です _______________________ 「なんだこれはっ! こんなもの、何の説明にもなっていないだろうが!!」 ルルさんがキレたっす。 まあ、気持ちはわかりますけど……こんなルルさん、初めて見たっすよ。 【E-2/学校・昇降口/一日目/真夜中】 【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス反逆のルルーシュR2】 [状態]:疲労(小)、右腕の骨折 [服装]:アッシュフォード学園男子制服@コードギアス [装備]:ニードルガン@コードギアス、ククリナイフ@現実 [道具]:基本支給品一式、3500万ペリカ、盗聴機×7、発信機×6@現地制作、通信機×5@コードギアス、首輪×3(キャスター・ヴァン・張五飛) 単三電池×大量@現実、パソコン、USBメモリ(会場地図)@現実(現地調達)、USBメモリ(ダモクレス設計図)@現実(現地調達) 荒耶宗蓮の工房から回収した不明品多数、蒼崎橙子の瓶詰め生首@空の境界、和泉守兼定@現実、バトルロワイアル観光ガイド 鏡×大量、消化器、ロープ、不明支給品(0~1) [思考] 基本:枢木スザクは何としても生還させる。 0:結局、『焼き土下座機』とは何なんだ!!? 1:学校→廃ビルの順に施設を調査する。 2:学校探索後、メールの返信がないかを確認する。 3:第四回放送後、黒の騎士団の機動兵器を上位機体に乗り換えさせる。 4:デュオと式を上手く利用する。 5:殺しも厭わない。桃子、憂、スザク、C.C.、ユフィ、澪以外は敵=駒。利用できる物は利用する。 6:阿良々木暦を排除したい。または(ギアスで)懐柔したい。 7:スザク、C.C.、ユフィと合流したいが、C.C.、ユフィは参戦時系列の考察により、相応の警戒を持って接する。 8:C.C.と合流出来たら遺跡(思考エレベーター)を調べたい。 9:象の像は慎重に調べる。 10:ライダー、織田信長、浅上藤乃、一方通行を警戒。 11:両儀式を警戒。荒耶宗蓮の工房から回収した品を見せる?式に既視感? 12:“金で魔法を買った”というキーワードが気になる。 13:首輪の解除方法の調査、施設群Xを調査する? 14:刹那と本田忠勝の想いを受け継ぐ。 [備考] ※参加者が異なる時間平面、平行世界から集められている可能性を考察しています。 デュオとの情報交換から、『異なる時間平面』についての考察を確定させました。 ※桃子から咲の世界の情報を得ました。主要メンバーの打ち筋、スタイルなどを把握しました。 ※自分のギアスも含めて能力者には制限が掛っていると考えています。 ※荒耶宗蓮が主催者側の魔術師である事を知りました。 ※トランザムバーストの影響を受け、刹那・本田忠勝・バーサーカーの戦い、及びその記憶と想いを呼び覚ましました。 (どこまで記憶の影響を受けたかは後述の書き手氏にお任せします。 ただし、何か特殊な力に目覚める、イノベイターに覚醒する等は一切ありません) ※発信機により東横桃子と平沢憂、秋山澪の位置を把握出来ています。 ※式、デュオ、五飛と情報交換をしました。3人に阿良々木暦は殺し合いに乗っていると吹き込みました。 ※ダモクレスが会場内にある可能性を危惧しています。また主催内に自分達を援護する工作員の存在を考えています。 ※盗聴器を一つ、E-2の橋に仕掛けました。 ※パソコンで、メールソフト、バトルロワイアルサポート窓口の利用が可能になりました。 ※揚陸艇は船着場に繋留したままです。(燃料…残り7キロ分) ※【象の像】で警備ロボットを一台購入しました。 【東横桃子@咲-Saki-】 [状態]:疲労(小) [服装]:鶴賀学園女子制服(冬服) [装備]:FN ブローニング・ハイパワー(自動拳銃/弾数15/15/予備30発)@現実、双眼鏡@現実(現地調達) [道具]:デイパック、基本支給品×2(-水1本)、シティサイクル(自転車)@現実、蒲原智美のワゴン車@咲-Saki-(現地調達) 小型ビームサイズ@オリジナル(現地調達) 、七天七刀@とある魔術の禁書目録、発信機@現地制作、通信機@コードギアス 死亡者・おくりびと表示端末、【第1回放送までのおくりびと】のメモ、キャンプ用の折り畳み椅子@現実、“狐”の面@現実、不明支給品(0~1) [思考] 基本:加治木ゆみを蘇生させる。 0:焼き土下座って…… 1:学校→廃ビルの順に施設を調査する。 基本は潜入、監視。 2:ルルーシュを利用し(利用され)、優勝する。 3:もう、人を殺すことを厭わない。 4:先輩が好きだ。それだけは譲らない。 5:そろそろルルーシュには消えてもらう。そのためにまずはルルーシュの能力を知りたい。 6:……憂ちゃんは一応、友達ってことで。秋山澪は……。二人とも最後には死んでもらう。 7:ステルスを使う時は麻雀で対局相手の当り牌を切る時の感覚を大事にする。 8:ライダー、織田信長、浅上藤乃(と思われる黒髪の少女)、一方通行、ユーフェミアを警戒。ユーフェミアに対して『日本人』とは名乗らないようにする。 9:浅上藤乃と思われる黒髪の少女に出会った際に、冷静であるように努める。 [備考] ※参戦時期はアニメ最終話終了後。 ※カギ爪の男からレイに宛てて書かれた手紙は中身を確認せずに破り捨てました。 ※荒耶宗蓮が主催者側の魔術師である事を知りました。 ※自分の起源を知りました。起源は『孤独』。 ※ユーフェミア・リ・ブリタニアの外見的特長を把握しました。 ※闘技場での伊達政宗達やバーサーカーの戦いの顛末を見ました。 ※【A-7】での爆発に気付きました。 【秋山澪@けいおん!】 [状態]:両頬に刀傷 [服装]:龍門渕家のメイド服@咲-Saki- [装備]:田井中律のドラムスティック、影絵の魔物@空の境界、ミニミ軽機関銃(183/200)@現実 [道具]:基本支給品一式×3、千石撫子の支給品0~1個(確認済み)、FENDER JAPAN JB62/LH/3TS Jazz Bass@けいおん! 下着とシャツと濡れた制服、法の書@とある魔術の禁書目録、モンキーレンチ@現実、忍びの緊急脱出装置@戦国BASARA×1 桜が丘高校軽音楽部のアルバム@けいおん!、軽音楽部のティーセット、発信機@現地制作、通信機@コードギアス ジャンケンカード×5(グーチョキパー混合)、ナイフ、一億ペリカの引換券@オリジナル×2、中務正宗@現実、ランタン@現実 [思考] 基本:もう一度、軽音部の皆と会うために全力で戦う。 0:土下座を焼くのか……? 1:学校→廃ビルの順に施設を調査する。 2:この集団を利用し、目的を果たす。 3:軽音部全員を救う方法を探し、見つけ次第実行する。 手段を選ぶつもりはない。 4:サザーランドを乗りこなせるようにする。 5:式とのコネクションは秘密にしておく。 6:憂の精神状態に疑念。 7:一方通行、ライダーを警戒。ユーフェミアに対して『日本人』とは名乗らないようにする。 8:伊達政宗のおくりびとが福路美穂子か。 9:正義の味方なんていない……。 10:私は間違ってない……よな? [備考] ※本編9話『新入部員!』以降の参加です。 ※Eカード、鉄骨渡りのルールを知りました。 ※エスポワール会議に参加しました。 ※ブラッドチップ(低スペック)の影響によって己の起源を自覚しました。起源は『畏怖』と『逃避』の二つ。 ※黒の騎士団全員の情報を得ました。また、ルルーシュたちの作戦を把握しました。 【E-2/学校・ホバーベース内/一日目/真夜中】 【平沢憂@けいおん!】 [状態]:拳に傷、重みを消失 [服装]:ゴスロリ風衣装@さわ子のコスプレセット、純白のパンツ@現実 [装備]:イヤホン@現地制作、ギミックヨーヨー@ガンソード、騎英の手綱@Fate/stay night+おもし蟹@化物語、拳の包帯 S W M10 “ミリタリー&ポリス”(6/6)、 発信機@現地制作、通信機@コードギアス、遠坂凛の魔力入り宝石@Fate/stay night×7個(in腰巾着) [道具]:基本支給品一式、CDプレイヤー型受信端末、リモコン、日記(羽ペン付き)@現実、カメオ@ガン×ソード 皇帝ルルーシュのマント、洗濯紐包帯と消毒液@逆境無頼カイジ、阿良々木暦のMTB@化物語、“泥眼”の面@現実 鉈@現実、燭台切光忠@現実、忍びの緊急脱出装置@戦国BASARA×1、38spl弾×46、さわ子のコスプレセット@けいおん! [思考] 基本:ルルーシュとバンドを組みたい。阿良々木さんはもう絶対殺す。 1:頑張って見張りをする。でも、一人ぼっちでちょっとさみしい。 2:辛いことは考えない、ルルーシュさんを信じる。 3:ルルーシュさんの作戦、言う事は聞く。 4:桃子ちゃんは友達。澪さんとバンドが組めて嬉しい。 5:阿良々木さんにサザーランドを見せた後、ブチ殺してお姉ちゃんのギー太を返して貰う。 6:ライダー、織田信長、浅上藤乃(と思われる黒髪の少女)、一方通行、ユーフェミアを警戒。ユーフェミアに対しては『日本人』とは名乗らないようにする。 7:梓を殺した荒耶宗蓮への憎悪。 8:思いを捨てた事への無自覚な後悔。 9:お姉ちゃんは私の――。 10:死にたくないから、私は……? [備考] ※ルルーシュの「俺を裏切るなよ」というギアスをかけられました。 ※中野梓についていた「おもし蟹」と行き遭いました。姉である平沢唯に対する『思い』を失っています。 ※第2回放送をほとんど把握していません。 ※ユーフェミア・リ・ブリタニアの外見的特長を把握しました。 【(腹)黒の騎士団の作戦】 1:戦力増強のため、超人レベルか達人レベルの戦力を有する対主催派集団に入り込む。または作り出す。 2:ルルーシュと憂と澪は無害を装い。桃子はステルス状態で同行。 3:内側からギアス等で集団を都合よく操る。策を弄する際の連絡役は桃子。万が一の不意打ち役も桃子。 4:出会う参加者に阿良々木暦の悪評を伝える。 5:邪魔になる人物や戦場ヶ原ひたぎは排除するか、ルルーシュが懐柔。 6:桃子は集団内の人間をよく観察する。 7:集団内に殺し合いに乗った人間が居たら、懐柔するか排除する。 8:阿良々木暦に遭遇した場合は混乱に乗じて排除するか、ルルーシュが懐柔。 9:戦力にならない集団とは阿良々木暦の悪評だけ伝えて分かれるか、そもそも関わらない。 10:『おくりびと』は見られないようにする。 【ホバーベースについて】 現在はE-2学校の校庭に停められています。 ※下記の道具の入ったデイパックが、ルルーシュの部屋に置かれています。 基本支給品一式、歩く教会@とある魔術の禁書目録、手紙×2、遺書、カギ爪@ガン×ソード モデルガン@現実、ミサイル×2発@コードギアス、“夜叉”の面@現実、揚陸艇のミサイル発射管2発×1機 ジャージ(上下黒)、皇帝ルルーシュの衣装(マント無し)@コードギアス、ゼロの仮面とマント@コードギアス、 カセットコンロ、 混ぜるな危険と書かれた風呂用洗剤×大量、ダイバーセット、医薬品・食料品・雑貨など多数@現実 ※下記の道具の入ったデイパックが、澪の部屋に置かれています。 基本支給品一式×6、ゼロの剣@コードギアス、ゼロの仮面@コードギアス、果物ナイフ@現実(現地調達)、ジャンケンカード×5(グーチョキパー混合) ファサリナの三節棍@ガン×ソード、刀身が折れた雷切 @現実、遠坂凛の魔力入り宝石@Fate/stay night×3個、薔薇の入浴剤@現実 桜が丘高校女子制服(憂のもの)@けいおん!、メイド服@けいおん! 、ポンチョのようなマント@オリジナル(現地調達) 桃太郎の絵本@とある魔術の禁書目録、2ぶんの1かいしんだねこ@咲-Saki-、シアン化カリウム入りスティックシュガー×5 ※冷蔵庫内に大量の食糧が入っています。 ※下記の機動兵器が格納されています。 [平沢憂用]:RPI-13サザーランド スラッシュハーケン、アサルトライフル、メーザーバイブレーションソード [秋山澪用]:RPI-13サザーランド スラッシュハーケン、スタントンファ、大型キャノン [デュオ・マックスウェル用]:OZ-06MS リーオー ビームサーベル(リーオー用)×2、シールド(リーオー用)、ビームライフル(リーオー用) ※警備ロボットが一台、ホバーベース内を巡回しています。警備ロボットの詳細については後続の書き手氏にお任せします。 【???/飛行船・原村和の部屋/一日目/真夜中】 【原村和@咲-Saki-】 [状態]:健康 [服装]:私服 [装備]:エトペン@現実 [道具]:デスクトップPC×数台、会場監視モニタ×数台、質問対応マニュアル(電子ファイル) [思考] 基本:帝愛に従い、咲さんを救う 1:役割(麻雀・サポート窓口)をこなす。 2:咲さんが心配。一目だけでも無事な事を確認したい。 3:どうせ打つなら守る為の麻雀を打ちたい。 4:忍野メメを警戒。従ってはいるものの、帝愛は許せない。 5:【円形闘技場】、【象の像】、【遺跡】が帝愛にとっての最重要施設? 6:私には、帝愛に与えられた役割を果たすことしかできないんでしょうか……? [備考] ※登場時期は最終回の合宿終了後です。 ※基本的に自分の部屋から離れられません。 ※監視されていること、異世界から集められていることを知っています。 ※【櫓】が鬼門封じの重要施設。【円形闘技場】、【象の像】、【遺跡】のどれか、もしくは全てがこの島の最重要施設だと考察しています。 ※以下の事柄はSOA!と思っています。 ・死者が蘇る。 【質問について】 参加者の居場所 サポート窓口を利用可能になった時点で回答可能。 ※但し一回の放送ごとに利用できるのは一人までで、居場所が分かるのも二人までです。 特定人物を殺害した人間の名前 ※但し一回の放送ごとに利用できるのは一人までで、殺害者名が分かるのも二人までです。 殺し合いに巻き込まれた理由、殺し合いの目的 サポート窓口を利用可能になった時点から四回目の放送以降、回答可能。 原村和について サポート窓口を利用可能になった時点から三回目の放送以降、回答可能。 特定の人物の同行者 少なくとも、サポート窓口を利用可能になってから一回目の放送を越えた時点では回答不可。 ※ルルーシュからの質問が回答可能なものかどうかは、後続の書き手氏にお任せします。 自販機商品解説 【焼き土下座機@逆境無頼カイジ Ultimate Survivor】 焼き土下座をするために必要な道具の一式。絶対に特注品。 【巨大ピザ専用オーブン@コードギアス 反逆のルルーシュ】 文化祭の企画、直径12mのピザ作りのために用意されたオーブン。 肝心のピザは生地作成段階で失敗しているので、オーブンとしての役割を果たしたことはないと思われる。どう考えても特注品。 時系列順で読む Back 砕けた幻想/上条当麻の後悔 Next Thanatos. 投下順で読む Back 伽藍の世界 Next Thanatos. 256 “腹黒の騎士団・バトルロワイヤル・ツアー御一行様”の旅(後編) 平沢憂 268 GEASS;HEAD TRIGGER(L) 256 “腹黒の騎士団・バトルロワイヤル・ツアー御一行様”の旅(後編) ルルーシュ・ランペルージ 268 GEASS;HEAD TRIGGER(L) 256 “腹黒の騎士団・バトルロワイヤル・ツアー御一行様”の旅(後編) 東横桃子 268 GEASS;HEAD TRIGGER(L) 256 “腹黒の騎士団・バトルロワイヤル・ツアー御一行様”の旅(後編) 秋山澪 268 GEASS;HEAD TRIGGER(L) 246 鬼門 原村和 269 衣 野性の闘牌
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1002.html
虐待・前篇 18KB 虐待 理不尽 『虐待・前篇』 【虐待】 虐待(ぎゃくたい)とは、自分の保護下にある者(ヒト、動物等)に対し、長期間にわたって暴力をふるったり、世話 をしない、いやがらせや無視をするなどの行為を行うことを言う。一言に虐待といっても、対象や種類は様々である。 ―――――――――ウィキペディアより、引用 序、 男はペットショップへと足を運んだ。目的は、200円から売られている処分品のゆっくりを購入すること。勿論、 虐待用にするつもりだ。週に3回程、こうしてペットショップを訪れ、1000円前後でゆっくり一式を購入し、部屋 で潰したりして遊んでいる。男はゆっくりが好きだった。無論、その好きという感情の歪み方は異常とも言えるもので あったが。 「い…いらっしゃい…ませ…」 カウンターの中にいるバイトの女が怯えたような出迎えをする。当然だ。この男は先週、店で「ゆっくり詰め放題1 袋600円」というセールのときに現れ、今にも圧死寸前といえるほどのゆっくりを袋の中に押し込んだ。レジに持っ てきたときには、袋の上の部分を掴んでいるせいで既に赤ゆが一匹潰れて死んでいた。そのときの男の狂気じみた笑顔 が女の脳裏に焼き付いて離れないのだ。 その虐待者で間違いない男が今日はえらく時間をかけてゆっくりを品定めしている。何度も足を運んでいるせいか、 店の中のゆっくりたちもこの男の顔を覚えているのだろう。ショーウィンドウの中に入れられたバッジ持ちのゆっくり とは無縁なのだが、処分品の籠の中に入れられたゆっくりたちはすでにガクガク震えている。動物は本能で相手の感情 を感じ取るというが、処分品ゆっくりのものは“それ”とは違う。男の瞳の奥に、剥き出しになった明確な殺意を感じ、 その切れ味鋭いナイフのような視線がゆっくりたちを射抜いているからだ。 飼いゆへの道を閉ざされたゆっくりたちで店側としても処分するために籠の中に入れてあるのだが、この時ばかりは ゆっくりたちが気の毒にさえ思う。もともと、籠の中のゆっくりは売れても虐待の道具にされるか、ペットの餌にされ るか…あるいは買っていった人間のおやつにされるか。売れ残ったとしても、叩き潰されて店の飼いゆっくり用の餌に されるかのいずれかの道しかないわけだが。 男が籠の中に手を伸ばす。 「ゆ…ゆううううぅぅぅぅっ!!!」 「ゆっくち!…ゆっくち!!」 伸ばした手の周辺にいたゆっくりたちが狭い籠の中を逃げ回る。赤ゆは他のゆっくりの頭の上を這って逃げたりして いたが、バスケットボールほどのサイズもある成体ゆっくりは籠の端に顔を押し付け、泣きながら男の手を見ているこ としかできなかった。 「駄目じゃないか…“商品”が客から逃げたりしちゃ…」 静かに、ゆっくりと、低い声で、男が語りかける。ゆっくりたちは十分に理解している。この男に買われたら、間違 いなく殺されるということを。…この男に限らずとも殺されるのはほぼ確定しているのだが、品定めの段階でそれがわ かるのはこの男ぐらいのものだった。男が素早く、一匹の赤れいむを掴み上げた。持ち上げられ、うねうねとあんよを 動かしている。宙を蹴っているつもりなのだろうか。 「ゆ…ゆっくち…やめちぇ…はなちちぇ…」 泣きながら男に訴える。男は不気味な笑みを浮かべ、赤ゆの顔のギリギリまで口を近づけて、 「客が選んでやったんだ…離して、はないだろう…?」 ボソボソと話しかける。 「ゆひぃっ…」 ゆっくりが悪寒を感じるのかどうかは疑問だが、表情から察するに寒気がこの赤れいむを襲ったのは間違いなさそう だった。逃げられないことと、離してはもらえないことを悟った赤れいむは声を上げて泣いた。他の客もこの様子を見 ていたが、ペットショップではよくある光景だ。 連れてこられた段階で親とは引き離されているため、そういう涙ながらのゆっくりの悲劇を目の当たりにすることは ないが、籠の中にはたくさんの赤ゆ、あるいは売れ残って成体サイズまで成長したゆっくりたちがいる。その中から無 理矢理引き離されるのは、やはり不安で仕方がないのだろう。 男は赤れいむを籠の中に戻した。しばらくはぐしゃぐしゃの泣き顔で呆けていたが、あんよを動かし自由を取り戻し たことを確認すると、そばにいた赤まりさの元へ這い寄り、 「こわきゃっちゃよぅ…ゆぅん…ゆぅん…」 泣きすがる。女は、あの赤れいむはもう死んだ、と思っていただけにこの光景には目を疑った。男は籠の前から離れ ない。今日は本当によく吟味している。 やがて、今度はバレーボールほどのサイズの子ゆっくりのれいむを持ち上げた。この大きさまでくると成体まであと 少し、と言ったところである。舌足らずな言葉遣いも抜けており、人間で言えば高校生ぐらい…若さと希望に満ち溢れ ている時期のゆっくりと言えよう。その希望の灯は、今まさに消えようとしている。赤れいむと同じように、持ち上げ られただけで顔をいやいやと振る仕草をする。両手で顔を掴まれているので、身を捩っているようにしか見えないが。 「ゆ…ゆっくり…、おろしてねっ!にんげんさんは…ゆ…ゆっくりできないよっ…」 ショップ内のゆっくりによる人間への発言は、ショーウィンドウの外側にいるゆっくりであれば店側に過失は問われ ない。そもそも真っ当なゆん生を送る権利さえ奪われているため、それらの意見はあってないようなものなのだ。むし ろ、客に暴言を吐いたゆっくりなどは、虐待目的でそのまま購入されていくケースも多い。暴言を吐くゆっくりは籠の 中のものぐらいで、籠の中のゆっくりを覗くのは大抵、虐待目的の人間であったため特に問題はなかった。 「ああ…違う。ゆっくりできないのは…これからできなくなるのは…お前だよ」 静かに言い放つ。どうやら男はこのれいむを“お買い上げ”することに決めたようだ。れいむは死の宣告に顔中から 冷や汗を流し、涙を溢れさせ、ぶるぶるぶるぶる震えている。言葉も発することもできないようだ。普段ならば、ここ で籠の中のゆっくりや、店員に大声で助けを求めたり、自分を買って行こうとする客に“やめて”と懇願する光景が見 られるものだが、それさえなかった。 逆に籠の中のゆっくりたちも一言も声を発するものはなかった。ただ、一様に…恐怖に染められた数多くの瞳が男を 無言で見つめている。男は、れいむを買い物カゴに入れると、蓋をした。暴れて逃げ出すゆっくりが多いからだ。完全 に外部との接触を遮断されたれいむはここにきて、誰に助けを求めるでもなくただ泣き始めた。 男は泣き続けるれいむを無視し、今度は同じくらいの大きさのまりさを片手で掴んだ。親指が顔の中心にめり込むよ うに持ち上げられ、まりさは不服そうに男を睨みつけていた。肝だけは据わっている…と言えよう。まりさ種の特徴は、 生意気なことと根拠のない自信。今も、決定的に足りない餡子脳内で男を倒すための策を講じているのであろう。 男はニタリと笑った。 「これにしよう」 男はゆっくりを生物だと認識したことは一度たりともなかった。 物だ。 喋る物なのだ。殴れば悲鳴を上げ、潰せば使いものにならなくなるだけの、ただの物。少なくともこれまではそうい う扱いを徹底してきた。 店で買ってきては潰し、また店で買ってきては潰しを繰り返していた男にそれ以上の感情が湧くはずはなかった。だ から、いつものように適当に籠の中に手を突っ込み、ぽいぽいと買い物カゴの中に入れていくような買い方ではない、 男の行動に、女は違和感を覚えたのだ。 男がまりさを先ほどのれいむと同じように買い物カゴに入れる。蓋を開けた瞬間にれいむが外に飛び出そうとしたが、 まりさごと再び買い物カゴの中に押し込んだ。 「まりさあぁぁぁ…ゆうぅぅぅん…ゆうぅぅぅぅん…」 「れいむ!しっかりしてね!まりさがまもってあげるね!」 外側からは見えないが、買い物カゴの中の様子が目に浮かぶようだ。商品が、商品に助けを求め、慰め合う。喜劇以 外の何物でもない。 男は、処分用のゆっくり売り場のすぐ隣にある…「ゆっくり詰め放題」のケージに足を向けた。 ケージの中のゆっくりのほとんどが赤ゆだった。一袋600円なので、あまり大きな個体を商品にすることはできな いのだ。れいむ種、まりさ種、ありす種の三種類しかいないが、男には十分だった。男はケージの脇にあるビニール袋 を掴むと、赤ゆたちを手当たり次第にその中に投げ入れ始めた。 「ゆんやああああああ!!!」 「やめちぇええぇぇ!!!」 「やじゃやじゃやじゃあぁぁぁぁ!!!」 「いちゃいよぅ!!!」 「ちゅぶれりゅう…」 「ゆぶぶぶぶ…」 「もっちょ…ゆっくち…しちゃ…」 女はため息をついた。あの日の出来事そのままだ。可能な限り袋の中に詰め込もうとするから、最初に詰められた赤 ゆはどんどん追加されていく後続の赤ゆに押しつぶされて死んでいく。袋に張り付いた内部の赤ゆの凄惨な死に顔を見 せつけられて、残された赤ゆがおそろしーしーを大量にぶちまける。 男が袋の口を無理矢理に縛る。その瞬間、新たに三匹の赤ゆが潰れて死んだ。男はそれをレジへと持って行く。もち ろん、れいむとまりさも一緒だ。 「1050円になります」 「おねーーーざああああぁぁぁん!」 「ゆっくりたすけてね!ゆっくりしたいよぉぉぉぉぉ!」」 女が目を逸らす。 「うるせぇ」 短く言葉を発し、二匹の入った袋を壁に叩きつける。 「んべっ!」 「ゆんぐっ!」 静かになった袋を片手に男はゆっくりと店を出て行った。女は安堵の表情を浮かべた。 男がアパートの扉の鍵を開け、帰宅する。入ってすぐの位置に流し台がある。そのステンレスの台所の上に、あんよ を焼かれて身動きの取れなくなった、赤れいむがいた。男に気付くと涙を流しながら、 「ゆっくちしちぇいべびゅるぶゆぐぅ!!!!!!!!!」 男は赤れいむが挨拶を言い終わる前に、潰して“それ”を制した。一瞬でただの饅頭の皮になってしまった同族の姿 を見せられ、一斉に叫び声を上げる袋詰めにされた赤ゆたち。この赤ゆは家に帰ってきたとき、すぐに潰すというため だけに、この位置に“置いて”ある。扉を開け、拳を振り上げ、赤ゆを一匹潰す。それが男の日課であった。 「私さぁ…あなたのそういうトコロが好きじゃないわ」 部屋の奥から女の声が聞こえる。男の恋人だ。 「一寸の虫にも…って言葉、知ってる?」 男は答えない。 「それから、なんでゆっくりを買いに行かせたかも、覚えてる?」 男は、女に見られない位置で、またニタリと顔をゆがめた。 「わかっているさ…。1カ月でいいんだろう…?」 女は、しかめっ面で男を睨みつける。男の手から袋を受け取る。袋の中にはぼろぼろと涙を流し、ガクガク震えてい るれいむとまりさがいた。恐怖に染まった瞳で女を見上げている。 「…かわいい」 「どこが可愛いんだか…そんな連中…」 「約束通り、1ヶ月後よ」 女はそう言って油性ペンを取り出し、れいむを片手で抱き上げた。 「ゆっ!ゆっ!!」 「チッ」 子れいむの声が癇に障ったのか、男が舌打ちをする。 「はい、できました…っと」 床に降ろされたれいむは、辺りをキョロキョロ見回しながら、 「ゆっくり?ゆっくりぃ!」 などと言っている。少し混乱しているのだろう。語彙が少ない。やがて、男のベッドの下にずりずりとあんよを這わ せて隠れてしまった。 「何をしたんだ?」 男が女に尋ねる。女は取りだしたまりさにも油性ペンで何か書いているようだ。今度は男の前にまりさをずいっ、と 差し出した。男の顔を目の前にしたまりさが、 「ゆひいっ!」 と短く叫ぶ。男の手がぶるぶると震えている。しかし、女の持ちかけた“ゲーム”の内容を理解した以上、この饅頭 を潰すわけにはいかなかった。 「このハートマークのついたまりさと…さっきのれいむ。1ヶ月後に死んでいたら…あるいはいなくなっていたら…あ なたとの婚約は破棄させていただきます」 一、 「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 「「「「「「「「「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!!」」」」」」」」」 最初に目覚めたれいむが挨拶をして他のゆっくりたちを起こす。まりさと、かろうじて喋れる位置に口がきている赤 ゆたちが一斉に返事を返した。 「「ゆうぅぅぅぅ…ん!!」」 れいむとまりさは満足そうに、互いの頬をすり寄せる。 「ゆっ!きょうもみんなといっしょにゆっくりしようね!」 しかし、周りには二匹以外、ゆっくりはいない。 「ゆゆっ?みんながいないよ…?」 二匹の子ゆはキョロキョロとあたりを見回す。そして、自分たちを囲んでいるガラスの壁に気が付いた。 「ゆ?でられないよ!」 「かべさん!まりさたちのじゃまをしないでゆっくりどいてね!」 てしてしとガラスの壁に体当たりをしたり、顔を押し付けてみたりしているれいむとまりさ。無駄な行動を繰り返す うちにどうやら腹が減ってきたらしい。くぅぅぅ…と情けない音がれいむとまりさの下顎のあたりから聞こえてきた。 「ゆぅぅぅ…おなかすいたよぅ…」 「おねーさんはなにをしてるの?まりさおなかすいたよ!ぷんぷん!!」 ペットショップの籠の中に入れられていたときには、あの女性店員が餌を放り込んでいたのだが、れいむとまりさが いくら待っても女性店員は一向に現れない。更に腹の虫が鳴る。 「ゆ…ゆゆ…」 「おなかすいたよーーー!!!」 とうとう空腹で泣き始めるれいむとまりさ。そこへ早朝の散歩を終えた男が帰ってきた。ゆっくりたちの“騒音”で 目覚めさせられるのが気に入らない男にとって早朝の散歩は日課だった。物音に気付き、玄関のほうに顔を向ける二匹。 男はスタスタと箱に近づいていく。男が近づいてくるのに気付いた二匹は、目を輝かせて、 「「ゆっくりし…」」 男が箱を足の裏で蹴り飛ばした。床を一直線に滑っていき壁に激しくぶつかり止まる。突然の出来事に呆然としてい た二匹は、慣性の法則に逆らえず額をガラスの壁に強打して呻いていた。れいむはゆんゆん泣いているだけだったが、 まりさは頬をぷくーっと膨らませて威嚇をしてきた。 「ひどいよにんげんさんっ!どうしてこんなことするのっ?!」 「お前らがゆっくりだからだよ」 「ゆゆゆっ?!」 暴力を振るわれた理由の理不尽さに、まりさは戸惑いを隠せなかった。だからと言ってどうすることもできない。ま りさはれいむの方に向き直ると涙を舌で拭ってあげながら、 「れいむ!しっかりしてね!まりさがいるからあんしんしてね!」 泣いているれいむを励ましていた。男は箱を二度、三度と蹴った。男の足と部屋の壁の間に挟まれた二匹は、繰り返 し響く衝撃にただ怯えているだけだった。二匹は声を上げて泣いた。 「ゆああああああん!!!ゆっくりできないよーーー!!!!」 「ゆっくりしたいよーーーー!!!!!」 「「ゆっくりさせてよおぉぉぉぉぉぉ!!!!」」 恐怖で声を出せなくなるまで、男は箱を蹴り続けた。強化ガラスの箱は傷一つつかない。虐待者の間で透明な箱は必 須アイテムだった。通常一匹用のこの箱に、子共とはいえ二匹のゆっくりが入っている。その中で何度も横転し、壁に 叩きつけられ、れいむとまりさは既に満身創痍だった。 ようやく箱を蹴り終えた男は、朝食の準備を始めた。目玉焼きを作っている。調理中の匂いはもちろん、れいむとま りさの元へと届いた。二匹は恐怖で忘れかけていた空腹を思いだす。さっきまでは気づかなかったが、袋詰めされた赤 ゆたちも、 「おにゃかすいちゃよぅ!」 「ゆっくちなにかたべさせちぇにぇ!」 「あみゃあみゃでいいよっ!」 口々に叫んでいる。しかし男は振り向かない。れいむとまりさはぐぅぐぅと腹を鳴らしながら、男をじっと見つめて いた。 やがて出来上がった目玉焼きをテーブルの上に置き、男が食事を始める。わざわざ、れいむとまりさの入った箱を食 事風景がよく見える位置に置いて。れいむが泣きながら訴える。 「おにいさん!おねがいしますぅ!!れいむたちにもなにか…なにかたべさせてくださいぃぃぃぃ!!」 「おなかがへってしにそうだよっ!おねがいだよっ!おにいさん!!!」 まりさも目の前で、男が目玉焼きを口に入れる様子を見て涎を垂らしながら、懇願する。男は黙々と食事を続けてい た。 コップに入った水を飲み干す。 「あ…ゆあ…」 味噌汁を飲み干す。 「ゆ…っ!ゆぅ…っ!!」 ご飯をかきこむ。 「「んゆぅぅぅぅぅぅ!!!!」」 目玉焼きの最後の一口を口に入れる。れいむとまりさは唇を噛み締めて、ぼろぼろと涙を流すと、 「「ゆんやあああああああああ!!!!!!!」」 大声で叫んだ。その様子を見て男はくぐもった声で笑った。そして箱の蓋を小さく開け、その中に食事で使った何も 盛られていない皿を置いた。泣きやんだ二匹は、首をかしげながら目の前の空の皿を眺めている。 「食え。それがお前らの今日一日分のメシだ」 「…ゆ…?」 「なにを…いってるの…?」 食え。男はそう言った。何を? 目の前にあるのは皿だけだ。れいむがずりずりとあんよを這わせ、皿の傍へと移動する。目を凝らして見る。やはり 何もない。れいむは男を見上げると、 「おにいさん…?おさらさんに…なにものってないよ…?」 「たべものがないとたべることができないよ…?ゆっくりりかいしてね…?」 「馬鹿言うな…。皿を舐めれば味はするだろうが」 男は冷たく言い放つと、赤ゆの入った袋を取り出した。赤ゆたちの絶叫が部屋中に響き渡る。そんな中でれいむとま りさはようやく理解した。この皿に残った目玉焼きの汁や白身の切れっぱし。インスタントみそ汁の溶けきらなかった 味噌の残りカス。これを食べろ、と男は言ったのだ。 「ゆぐぅ…ぺーろ…ぺーろ…」 「ぺーろ…ぺーろ………し……ゆぅ…」 ゆっくりは食事をするときには“むーしゃむーしゃしあわせー”という言葉を発する。れいむもまりさも、むーしゃ むーしゃできてない上に、当然幸せでもないので口にしたくてしょうがない言葉を言うことができない。 生き残った赤ゆたちを袋から取り出しては、手で握り潰したり、壁に叩きつけて殺したりして遊んでいる男を見なが ら、二匹が叫ぶ。 「おにいさああああああん!!!!」 「ゆっくりしないでたべものさんちょうだいねっ!これじゃしあわせーできないよーーー!!」 何かが潰れる音がした。その音に気付いたれいむとまりさは箱の壁を見る。そこには、ガラスの箱に叩きつけられた 赤ゆだったものがいた。皮が破れ中身が飛び出し、その衝撃によりべったりと壁に張り付いている。飛び出す場所のな かった目玉は見開かれたまま、固まっている。まるで二匹を凝視しているかのようだった。 「ゆひいいいぃぃぃぃっ!!!!」 れいむがしーしーを漏らす。まりさもずりずりと後ずさる。男は箱に顔を近づけると、ポツリ、と言った。 「しあわせー…できない?お前らなんか幸せにさせてたまるかよ」 「どうして…?どうして…っ?」 まりさが泣きながら質問する。 「お前らが、“ゆっくり”だからさ」 男は、泣き続けるれいむを箱から取り出した。れいむは怯えてがたがた震えている。そのれいむの顔面に、男は拳を めり込ませた。拳がゆっくり独特の柔らかい皮に包み込まれていく。顔の中心の餡子が周囲に押しやられたせいか、あ にゃるから、ぶぴっ、という音と共に餡子が飛び出した。男が拳を引き抜くと、顔の中心部を真っ赤にしたれいむが、 「い゛だい゛よ゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!!!!!!」 「…痛くて当然だろう。痛がらせようとしてるんだから、よ」 「どぼじでごんな゛ごどずる゛の゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛???!!!!!」 れいむが顔をぐしゃぐしゃにしながら、悲痛な声で男に訴える。 「お前らが、“ゆっくり”だからさ」 先ほどの、まりさの質問に対する答えと同じだった。男はれいむの髪を掴むと、腕が疲れるまでれいむの顔に往復ビ ンタを繰り返した。乾いた音が数十発、部屋に響く。しかしれいむの顔は崩れない。男は力加減を心得ていた。このま ま数百、数千発、叩き続けたとしてもれいむを潰さず苦しめる自信が、男にはあった。 れいむの方も、顔を右に左に振り回されながらも、決定的な痛みによる自己防衛のための失神を行うことすらできな かった。我慢できない痛みではないが、痛い。それを延々と繰り返される。同じところを何度も叩かれるたびに、皮が ヒリヒリしていく。 「九十八!九十九!!百!!!!」 百発目は、再びグーでれいむの顔面を殴りつけた。同時に髪を掴んでいた左手を離したため、壁に向かって飛んでい き、叩きつけられる。そして、ぽてっ、とその場に倒れ込んだ。これほどのダメージを受けたにも関わらず、 「ゆ゛う゛ぅ゛ぅ゛…」 まだ呻いて苦しんでいる。死んではいない。死ななければ良いのだ。 歯を食いしばり、大粒の涙を流し、顔を床に押し付け、左右の揉み上げで打たれた頬を抑えながら、のたうち回って いる。 「ざまぁ」 男はそんなれいむに追い打ちをかけるように、汚い尻を蹴り上げた。 「ゆ゛っぐ………ゆ゛っぐぃ゛…じで…」 「喋ってんじゃねぇよ、ゆっくりの分際で」 れいむはひたすら泣いた。涙が止まらなかった。 「泣いてんじゃねぇよ、ゆっくりの分際で」 れいむは必死に涙を拭った。涙を流すまいと必死だった。 「だから!!!」 男は、再度、れいむを蹴り上げる。 「ゆ゛ぎぃぃぃぃぃっ!!!!!!」 「人間の真似してんじゃねぇよ、ゆっくりの分際で」 後篇へ続きます 余白あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 馬鹿とゆっくりが不幸になってすっきり出来るからいんだよ -- 2016-01-10 20 07 19 購入前のゆっくりを潰している時点でアウト。 -- 2014-11-04 00 27 45 せっかく黙って1月待つだけで結婚できるのに、初日から虐待三昧とかもう完全に人格障害の駄目人間やん。 一生独身でいいだろ -- 2013-09-11 15 33 22 店員女むかつくわー。自分もゆっくりを地獄に落とす行為の片棒を担いでるくせに。 -- 2012-09-21 22 59 53 少なくても生物と思ってないなら、そんな相手に話しかけたり虐待してる(行為を思いつくこと自体)時点で矛盾が起きるから大嘘だな。 それと ↓3 れいむやまりさのようなゴミを、というが、わざわざれいむとまりさに限定して言うお前のようなカスは希少種は ダッチワイフとして愛でるんだろ?俺の嫁、とか言っちゃってさ。キモいんだよ。 -- 2012-05-15 23 08 25 下×2,3 だな。どうせ続かないな。ゆっくりを物とかゴミとか言っている非常識な奴は・・・おっと 誰かが来たな -- 2012-05-05 00 08 46 >男はゆっくりを生物だと認識したことは一度たりともなかった。 ダウト。ただの物でしかない対象を虐待して何が楽しいのかわからない。 ↓同感。この男と女が結婚しても続くわけがない。 -- 2012-03-25 19 57 34 れいむやまりさのようなゴミを可愛いという異常女とゆっくりは物と思っている常識人な男 結婚しても男にとって苦痛しかないだろう。 -- 2011-11-04 17 22 39 面白い -- 2011-05-25 18 36 11 この作者さんは本当に虐待描写がうまい。この話もっと読まれていい。 -- 2011-02-20 00 11 27 後半が楽しみなのぜ! -- 2010-11-11 21 42 36 鬼意惨!今は耐えるんだ! -- 2010-07-12 01 07 48
https://w.atwiki.jp/ust_m/pages/33.html
動画配信について配信期間/時間/場所は? 音声が出ない。 先生とのコミュニケーションは? 先生はツイッターは使わない? USTREAMについてチャットが表示されない。 ソーシャルストリームに参加するには? ソーシャルストリームに、メールアドレスが表示されてしまう。 ソーシャルストリームをポップアップまたはリロードで、一部しか表示されなくなる。 ソーシャルストリームの、自分の発言を削除したい 広告は非表示にできる? その他 配信内容について何のマンガ? 登場人物について 「汁会」とは? 作画作業についてアシスタントさんは? 先生が使っている作画道具は?作画配信で紹介(2010/5/12) twitterで紹介(2014/6/15) twitterで紹介(2014/7/1) その他、作画配信で判明したものなど 動画配信について 配信期間/時間/場所は? 期間 定期配信は終了しました。※番外配信がある場合、決定次第、石川雅之先生のウェブサイト・ブログ・ツイッター 等でお知らせ 時間 14 00~02 00頃です。(日によってかなり前後します) 場所 石川雅之 LIVEで作画中 on USTREAM (無料配信) 「もやしもん」作画配信:2014年1月で、定期配信は終了しました。 「純潔のマリア」作画配信:2013年5月で、定期配信は終了しました。 音声が出ない。 基本的に、音声も配信します。 たまに、音声なしで配信することもあります。(休憩・打合せ・電話中など) 先生とのコミュニケーションは? 作画中たまに、ソーシャルストリーム・チャットをご覧になっているようです。 先生はツイッターは使わない? 2011年3月頃から、頻繁にツイッターを使われるようになりました。Twitter - 石川雅之先生のアカウント USTREAMについて チャットが表示されない。 2011/11/9から、常時表示されるようになりました。 何らかの事情で非表示になっても、IRCクライアントからチャットに参加できます。→「Limechat設定」参照 ソーシャルストリームに参加するには? Ustreamアカウント、またはTwitterアカウントなどが必要です。 詳細→「ソーシャルストリーム」参照 ソーシャルストリームに、メールアドレスが表示されてしまう。 ソーシャルストリームにチェックインする時に、IDではなくメールアドレスを入力すると表示されます。 発言エリアの自分のアイコンをクリックしてログアウトするか、ブラウザを再起動した後、 IDでログインし直すことをお勧めします。 詳細→「ソーシャルストリーム」参照 ソーシャルストリームをポップアップまたはリロードで、一部しか表示されなくなる。 ウィンドウを最大化すれば復旧します。 最大化方法:右上の最大化ボタンをクリック、またはタイトルバーをダブルクリック ソーシャルストリームの、自分の発言を削除したい 「Ustweet Log」という、ソーシャルストリームの発言(Twitterのみ)を自動で拾う別サイトがあります。 ソーシャルストリーム上やTwitterでの削除とは連動していないので、そちらも削除する必要があります。 ●「Ustweet Log」の、自分のツイートの削除方法 (1) 「Ustweet Log」の右上「Sign in with Twitter」をクリック (2) 更に、右下の「Sign in with Twitter」をクリック (3) 「Authorize Ustweet to use your account?」で、TwitterのID・パスワードを入力し、「ログイン」をクリック ※すでにブラウザでTwitterにログイン済みの場合は、「ログイン」ボタンのみ表示されます (4) 「ツイートしたUstreamチャンネル」のタブを選択して、チャンネル一覧から消したいツイートのチャンネルを選ぶ (5) 自分のツイートにマウスオーバーして、右下の削除ボタンをクリック 広告は非表示にできる? 「USTREAMプレミアムメンバー」(有料サービス)を利用することで、非表示になります。 それ以外の方法で広告をブロックすることは、利用規約違反です。 USTREAM利用規約 9. 当社ユーザーの義務 a. 一般的な禁止事項 20. 当社が提供する広告宣伝効果を毀損もしくは広告宣伝機能を改変・改造したりするような方法で、 本サイトまたは本サービスを利用すること。 その他 Ustream 公式の 「Support Center」も参照してください 配信内容について 何のマンガ? 「純潔のマリア」作画配信 「もやしもん」作画配信 登場人物について 終わりの会などの時に、たまに先生以外も配信画面に登場されます。 汁村さん:「もやしもん」担当)ミムラ氏 シオダさん:「もやしもん」旧担当)シオダ氏 アッキーラ:「純潔のマリア」担当)金井氏(「good!アフタヌーン」チーフ) タカハシさん:「純潔のマリア」担当)タカハシ氏 あじーさん:単行本その他もろもろ担当 救世主様(アイちゃん):トーン貼りの助っ人さん(講談社から派遣) 「汁会」とは? 「もやしもん」「純潔のマリア」担当さんが先生を慰労するために、お手製の「汁物」などの料理をふるまう会です。 2014年6月から、「夜食会」となりました。 ※毎回あるとは限りません。 通番 日付 汁 固形物 迎撃側(石川先生) 編集 22 2014/11/ 9 ■マリアのキャラケーキ(タカハシ氏) ■利き「醤油」リターンズ 編集 21 2014/10/12 カレー対決(ミムラ氏 vs タカハシ氏)■キーマカレー(タカハシ氏)■マトンビリヤニ(炊き込みご飯)、スープカリー、パクチー・カルダモン添え※インド料理(ミムラ氏:店屋物) 編集 20 2014/ 9/ 6 ■温かいポテトのティンバッロ・キャビアのせ(円筒型の詰め物料理)※イタリア料理(タカハシ氏) 編集 19 2014/ 8/10 ■ムサカ(アルテミスの顔型)(ミートソースと夏野菜の重ね焼き)※ギリシャ料理(タカハシ氏) 編集 18 2014/ 7/ 6 トルコ料理■アジルエズメ(ピリ辛ディップ)■フムス(ヒヨコ豆のペースト)■キョフテ(肉団子)(タカハシ氏) 編集 17 2014/ 6/22 ■ふくろうの森弁当(キャラ弁)(ふくろうのおにぎり[鮭/たらこ/ちりめん山椒/カレー/そぼろ]・星型の卵焼き・ミニハンバーグ・サラダ)(タカハシ氏) 編集 16 2014/ 5/11 ■新タマネギとパセリのポタージュ汁(ミムラ氏) ■塩ゆで豚(梅肉添え・レタス巻き+自家製ソース)(ミムラ氏) 沖縄土産■ラフテー(豚の角煮)■ヒージャー(ヤギ)汁 編集 15 2014/ 1/12 ■鶏汁・パクチー入り(ミムラ氏) ■スパイスカレー(ミムラ氏) 編集 14 2013/12/15 ■ローストビーフ お手製ワインソース(ミムラ氏) 編集 13 2013/11/10 ■親ガニの味噌汁(セコガニ)※鳥取の郷土料理(ミムラ氏) 編集 12 2013/10/ 5 ■芋の子汁(しょうゆ味)※秋田の郷土料理(ミムラ氏) 編集 11 2013/ 9/ 7 ■トムヤムクン・ココナツミルク入り(ミムラ氏) ■猪の焼肉(ミムラ氏) 編集 10 2013/ 5/12 ■ローストチキンの洋風サムゲ汁(ミムラ氏) ■金井チーフ家のカレー(金井氏) ■ワイン「ジュヴレ・シャンベルタン」と「めんたい煎餅」とのノンマリアージュ 編集 9 2013/ 3/10 ■モロヘイヤのスープ※エジプト料理(シオダ氏)■クジラ汁2種(ノーマル・粕汁アレンジ)※函館名物(ミムラ氏) ■クスクスのスイーツ※エジプト料理(シオダ氏) 編集 8 2012/11/12 ■こづゆ※会津の郷土料理(シオダ氏)■なべっこ+きりたんぽ鍋の合体・洋風アレンジ(ミムラ氏) ■にゅうめん+北海道名物じゃが豚・じゃが蟹入り※汁会一年の総括として 編集 7 2012/ 9/10 ■ボルシチ(シオダ氏) ■ピタパン■カルヌヤルック※茄子と挽肉のトマト炒め(トルコ料理)(ミムラ氏) 編集 6 2012/ 7/17 ■ガンボ汁※オクラのスープ(アメリカ料理)(ミムラ氏) ■利き「だし巻き卵」■利き「黒豆」(シオダ氏) ■ワイン「ニュイ・サン・ジョルジュ」とのノンマリアージュ 編集 5 2012/ 5/13 ■しっぽ汁(ミムラ氏) ■利き「醤油」 編集 4 2011/11/13 ■三平汁(ミムラ氏) ■ワイン「ラ・ターシュ」とのノンマリアージュ 編集 3 2011/ 9/ 7 ■ビスク汁※フランス料理(ミムラ氏) ■利き「カツゲン」 編集 2 2011/ 7/29 ■ヴィシソワーズ(ミムラ氏) 編集 1 2011/ 7/11 ■冷や汁(ミムラ氏) 編集 作画作業について アシスタントさんは? アシスタントさんは、雇っていません。 講談社から、トーン貼りの助っ人さんが来ていました。 たまにある音声を含む配信では、助っ人さんにトーン指示を出す様子も聞こえました。 先生がトーンを削ったり、トーンを貼ったりする作業も配信されました。 先生が使っている作画道具は? 作画配信で紹介(2010/5/12) (1)主線:使い古した日光サジ (2)顔・細部:新品サジ (3)髪の毛専用:特にとがったサジ (4)ベタ・文字・気晴らし:ゼブラ・マッキー (5)細部・アミ:ゼブラ・丸 (6)目の中等・極細:日光・丸 +トーン+完成 twitterで紹介(2014/6/15) (1) 使うのはこちら。左から使い古したさじペン、新しいさじペン、丸ペン。ニッコー製 imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 (2) 一番太い線は使い古したさじペン。なんか気持ち悪いの出てきた imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 (3) 細い主線となんやかんやは新しいさじペンで。腹でかい imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 (4) 細かいのと影は丸ペン。キモさをあげるのだ。背景も入れて imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 (5) トーンを張って召喚完了。暴れてらっしゃいませ imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 twitterで紹介(2014/7/1) (1) good!アフタヌーンの表紙描きました。 imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 (2) メインはコピックです。 その上から色鉛筆。 imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 (3) 光沢の表現がなんとなく良くなった気がするが気のせいかもしれない! imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 (4) できあがり。本屋で目立て! imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 (5) でも一番悩んだのはピンクの選択。そんなこんなで7/7に本屋さんにならんでます多分。 imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 その他、作画配信で判明したものなど 墨:「墨の星」(100円ショップでも販売)を、「水7 墨3」の割合で薄める(2010/ 5/19:付箋より)「いろいろ墨滴」(2013/ 5/12:配信より) ホワイト:修正液(2010/5/21:配信より) カラー:「Too・コピック」、色鉛筆「ポリクロモス油性色鉛筆」 吹き出し線:サジ(その日分の原稿終了後、翌日の原稿分をペン入れ) 枠線:「ゼブラ・マッキー」(2010/11/ 6:配信より) シャープペンシル:「ユニ・アルファゲルHD」(2010/11/6:配信より) シャープペンシル替え芯:ユニ・0.5mm 3B(2010/11/ 8:配信より) 消しゴム:「トンボ・MONO消しゴム」(2010/11/ 6:配信より) 雲形定規:「RUMOLD 8003」(2011/ 1/10:配信より)※文鎮として使用(定規としては使っていない)
https://w.atwiki.jp/basel1ch/pages/8.html
これから帰省や出張で日本へ一時帰国される方やヨーロッパへ引っ越す方にお勧めの買い物リストです。 折角日本へ行くのに手ぶらで戻ってくる人は居ないはず。そこで日本で買ってきたらお得なもの、日本でしか買えない物やあると便利なお勧めグッズを買う場所別に紹介します。 *注意点* 国際線の機内持ち込み重量は一般的にエコノミークラスで一人8kgまで、預け入れ荷物は23kgまでです。 その外、機内への刃物や液体類の持ち込みなど注意点があります。まずは利用する航空会社の規約をチェックして見ましょう。 ─スーパー─ 食品類は保存温度や賞味期限に注意。なるべく賞味期限が長く残っている物を選びましょう。 ・だし類 顆粒和風だし、中華だし、昆布、にぼし、鰹節など。 特に中華料理をよく作る方にはウエイパー又はDXシャンタン(=商品名。半固形鶏がらスープ)は少々重いのですがお勧め。こちらで手に入るクノールやマギー等のスープの素では出ない日本や中華レシピ向けの美味しさが出ます。しょうゆラーメンのつゆも簡単に美味しく作れます。 鰹節や顆粒和風だしはスイスでも買えますが、これらは特に高いです。軽いので使う方は多めに買って帰ることをお勧めします。 ・乾物 のり、青のり、桜えび、高野豆腐、乾燥わかめ・ひじき、ふりかけ、お茶漬けの素、片栗粉など。 青のり、桜えびは用途こそ限られていますが、こちらでは買えないのと、軽いのでお勧め。お好み焼きがグンと美味しくなります。 ※片栗粉はアジア食材店に必ず置いてある タピオカ粉 で代用できます。お試しあれ。 ・調味料 しょうゆ、みりん、調理酒、ごま油、ラー油、ソース、麺つゆ、七味唐辛子、ドレッシング、焼肉のたれ、わさび、からし、ゆずこしょう、マヨネーズ、XO醬、ラードなど。 瓶入り物(酢や麺つゆ)は割れる 重いのであまりお勧めできません。ペットボトル入りの方が何かと良いです。 ヨーロッパでは醤油の入手が簡単で、反対にみりんが手に入りにくく量の割りに値段が高めです。ごま油も手に入りますが、やはり日本の物が香り高く美味しいです。 ※マヨネーズはフランスで日本の味にかなり近いもの(お勧めブランド AmoraやLesieur。Dijonと書かれた物はディジョン風でマスタード入りなので注意)が売られています。お試しあれ。 ※マーボー豆腐等に使う豆板醤や甜麺醤、豆豉はアジアショップで手に入るので除外。 ※調理酒は特に拘りが無ければ日本料理でも白ワインで代用ができます。筆者の経験的にはドイツ・バーデンの中口又は辛口ワインが入手しやすくコスパにも優れるのでお勧めです。なので日本の調理酒は買っていません。 ・○○の素、即席食品 使いきりの割りに重量が嵩み、かつ自分で作れてしまうものも多くありますが、忙しい時や疲れている時、レシピに困った時にきっと助けてくれるでしょう。 ちらし寿司の素、中華料理の素(青椒肉絲、回鍋肉、フカヒレースープなど)、炊き込みご飯の素、パスタの素、カレールゥ、即席みそ汁、インスタントラーメン等 たらこパスタの素は特にお勧め。インスタントラーメンは袋麺がかさ張らず、日清のラ王や明星の究麺などノンフライ麺が美味しい。 ・日本の菓子、おつまみ こちらでどれも非常に手に入れにくい物ばかり。すぐに食べれる日本の味が貴方を癒してくれること間違いなし! おつまみや極端な味の物は嗜好によるので微妙ですが、それ以外は外国人へお土産にも◎。 するめ、干し貝柱、さきいか、おつまみ昆布、柿の種、せんべい、抹茶味のもの(チョコ・羊羹・飴etc)等々沢山。 ※小あじの開き(みりん干し)はアジア食材店で手に入る場合があります。 ・保存食品、その他 メンマ、塩うに、いか塩辛、あみ漬け、いなり寿司の皮、じゃこ(しらす)、もち米 塩うに、塩辛は好みによりますが、塩分やアルコール濃度を高めて常温長期保存が出来る物が売られています。ご飯やお酒のお供に。 あみ漬けは塩辛と供にキムチを作る時に使います。日本では一度も作ろうと思ったことはありませんが、自家製キムチは美味しいですし、豚キムチャーハンや冷麺、キムチ鍋、キムチチジミなど献立が広がります。主婦(夫)の方へオススメ。 ─100円ショップ─ こちらでも1ユーロショップ等はありますが、日本の100円ショップと比べたらそのコストパフォーマンスは雲泥の差。海外で住む様になってからその便利さに気が付き、良く利用するようになった気がします。正直、100ショップで買ったとは言えませんが外人向けのお土産も多数見つけることが出来る場所です。外国観光客からもすっかり定番の買い物スポットになったとか。 ・什器、消耗品など 箸、箸おき、汁椀、茶碗、小皿、れんげ、どんぶり、たこ糸、急須やポット用の金網、爪楊枝など。 特に箸は食洗機で傷むので消耗品と割り切って良く買います。どんぶりや、薬味や小品に適当な小皿も100円とは思えないクオリティものが多々あります。100円なら飛行機で割れても簡単に諦められますし、小さい子供の居る家庭もおすすめです。 爪楊枝はこちらでも両端が尖った物が売られています。両端が尖っているのが嫌な場合は日本で買って帰りましょう。 ・調理器具 以下は日本にしか無い物が殆ど。壊れた時用に予備を買っておくのも◎。 アク取りおたま(金網のおたま)、焼肉(BBQ)用金網、軽量カップ、おろし金、菜箸、しゃもじ・木ベラ ヨーロッパのBBQグリルは金網の目が大きすぎて、エビや貝、小さく切った肉等が火の中に落ちてしまいます。そこで、日本風にBBQを良やる方に金網(使い捨て)がお勧め。 こっちの軽量カップがとにかくダメです。まず高いし、目盛りが荒い(50ml単位)。1年も使わない内に目盛りがかすれる等々・・・100円ショップのやつも消耗品ですがドイツで5ユーロす物より遥かに役立ちます。特にメモリの細かい物がほしい場合、日本で買った方が良いです。 おろし金は大根やショウガおろしに向いた物がユーロ圏にありません。ホムセン等でより質の良い物を買っても◎。 ・雑貨 耳かき、あかすり、洗濯ネット、髪留め(ヘアアクセサリ) 日本のように先端がヘラ状になっている耳かきはこちらでは売られていません。綿棒より耳かき派の方は揃えておきましょう。 ヘアゴムやクリップ等ヘアアクセサリはこちらで買うと高いです。100円ショップの物でもヨーロッパの物と遜色ないと思います。 ─ホームセンター─ ・調理器具 天ぷら鍋、天ぷら油容器、蒸し網、焼き器、すり鉢 すりこぎ、おろし金、包丁など。 天ぷら鍋は普通の深鍋で代用が出来ますが、温度計や油きり網が付いている点で専用品が便利。 包丁はドイツにもゾーリンゲンと言う刃物の名産地やツヴィリングと言う素晴らしいキッチンブランドがありますが、日本の物はコストパフォーマンスに優れ、何より日本人の使い方にマッチしています。拘りがある場合は専門店やネットで探す事をお勧めします。 すり鉢 すりこぎに関しては重い 用途が限られるので、ゴマすりだけの場合は卓上ゴマすり器の方が手軽で良いでしょう。 ・ラップ 海外のラップがダメなのはご存知の通り有名な話。日本のものならどこで買ってもいいのでここに書いておきました。 ・ラップホルダー又はラップケース 海外のダメなラップを上手に使う為の秘密兵器。半分どころか、3/4も使わないうちに箱がダメになるのにはイライラしますよね! 初期投資は掛かりますが、これがあるとコスト的に高い&手に入れにくい日本のラップを使わなくても、ラップのイライラを改善してくれます。ホムセンに無い場合はネットで探してみましょう。 ・紙類(テッシュ、トイレットペーパー) こっちの紙類(テッシュ、トイレットペーパー)は極端に言えばファストフード店の紙ナプキンの様にシャリシャリしています。でも、かさばるので日本で買うより慣れてしまった方が早いです。日本の紙類の柔らかさ(弱さ)に不安を覚えたら貴方は立派なヨーロッパ人です。あまりに日本で買う物が無い場合や、 お尻がデリケートな場合 のみ買って帰りましょう。でもお尻の方は早めに治療することをお勧めします。 ・大工道具 古来から日本では木造建築と供にその道具も発達して来ました。鑿(のみ)や鉋(かんな)などはもちろんヨーロッパでも売られていますが、残念ながら日本の物に匹敵する物はありません。もちろんそれなりに使えますが、日本の道具の良さを知っていると使う度にもどかしさを覚えます。鋸などは上級品に Japanese teeth や Ryoba などの名称で日本の構造が輸入されていますが、日本で買えば同じ値段でも数段良い物が買えます。 刃物道具を日本で買う場合は一緒に砥石も買って置きましょう。日本の刃物は日本の砥石があってこそです。 ・筆記具(文房具) ボールペン、名前ペン、書道用品など。 筆記具は海外の物が上質なイメージですが、普段使いの物においては日本のものがとても良く出来ています。 例えば、ボールペン等は様々な太さが選べるしインクも水性、油性、書き味の良いゲルインクなど様々でしかも安い。 多色ボールペンとシャープペン一体型のペンが100円~買えるのも日本ならでは。 ・その他 接着剤、テープ類、砥石 こちらで買うと地味に値段が高いです。例えば、日本に荷物を送る為にガムテープの様なテープをホムセンで買うと6~7フラン位します。しかも日本のものより短いです。そのほか、補修に使う粘着テープは全般的に高いです。 ヨーロッパの包丁の手入れはシャープナーで簡易に済ませる事が多いのか、砥石はほとんど売られていません。売られていたとしても油をつけて研ぐ小型オイルストーンが主流で粒度が大きく仕上がりの精細さに欠けます。値段も高いです。 砥石は一個500g~1kg弱と重いのですが、良い砥石で正しくリフレュ シュした包丁は必ず料理を楽に楽しく、そして美味しくしてくれるはずです。初心者は刃物の欠けに使う荒砥石(#200位)とその仕上げに使う中砥石 (#1500~#2000)があればまずはOK。砥ぎに慣れてもっと切れ味が欲しくなったら#5000位~の砥石を買いましょう。手を切らない様にお気を つけて。 ・種 しそ、ミツバなど薬味の種。日本食を彩る最強の脇役達。日当たりさえあればスイスのベランダ栽培でもちゃんと育ちます。 輸出入時は検疫所で手続きをしましょう。 ─ドラッグストア─ ・医薬品類 風邪薬、胃腸薬、湿布薬、目薬など。 医薬品全般、日本の方が安いです。また、ヨーロッパでこれらの薬を買う時はドラッグストアのカウンターにて薬剤師に現地語や英語で症状に合う薬を相談しなければならない凡雑さもあります。説明書きも日本語だから用法や成分が分かりやすくて安心。主婦(夫)の味方?水ばんそうこうは日本でしか買えません。でも症状が重い時や良くならない時は直ぐにお医者さんへ行きましょう。 ・化粧品類 ファンデーションや化粧下地、メイク落とし、洗顔料、化粧水など。 女性には説明不要かと。日本のものは安いだけでなく肌に合います・・・よね? ・歯ブラシ ヨーロッパの歯ブラシはヘッド(毛の部分)が日本と比べとても(1.5~2倍くらい)大きくて日本人には使いにくいです。 また、子供用でもヘッドが日本の大人用位に大きいので日本人又は(ハーフの?)特に小さいお子さんは磨きにくくて嫌がります。 日本と違って歯科医療費が安くはないので、自分にあったものでしっかりセルフケアしましょう。 電動歯ブラシはヨーロッパの物でもヘッドが小さいのでそれを買うのも手です。 ・使い捨てカイロ かさ張る品物ですが、寒波が来た時など超絶寒くなる時の外出を助けてくれます。 ─その他─ ・日本語のキーボード。滅多に壊れませんが、壊れたら面倒なこと間違いなし。備えあれば・・・ ・コンタクトレンズ ・趣味の本、雑誌、日本語吹き替えのDVD、子供向けに絵本やひらがなや漢字のワークブック、油ねんど等。 ・納豆菌、麹菌。異国でとにかく何でも自作したい人に。
https://w.atwiki.jp/tesgaku/pages/66.html
#setlinebreak アミノ酸の目次 アミノ酸の目次 [#ze6d4974] アミノ酸 [#cf465bab] EAA [#n7e37d3a] BCAA [#f62a9e13] グルタミン [#qae242a3] アルギニン [#zaaad231] タウリン [#pb1dd520] クレアチン [#rb71672f] 種類 [#t306a0dc] 飲み方 [#cee9fde7] チロシン [#ja917582] ペプチド [#b7eb490f] 脂肪燃焼系アミノ酸 [#afa3284d] FAQ [#mc983552] Q.この略語って何? [#s2dc6411] Q.どれを飲んだらいいの? [#yea23e56] Q.クレアチンを摂取したら筋肉痛がひどくなりました。 [#w8baa463] Q.BCAAを水に溶かすと変成しますか? [#h85c127c] Q.グルタミンを水に溶かすと変成しますか? [#ze2ad060] アミノ酸 タンパク質を構成するアミノ酸は20種類あります。トリプトファン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジン、アルギニン、システイン、チロシン、アラニン、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、プロリン、セリンです。 プロテインではなくアミノ酸を摂取するのは、早く吸収されることと消化しないでよいため胃腸に負担を掛けないという二つの理由が主です。 EAA 必須アミノ酸(Essential Amino Acid)は体内で合成できず、外部から摂取しなければならないアミノ酸のことで、全部で9種類あります。トリプトファン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジンです。昔はヒスチジンを含めませんでしたが最近は含むようになりました。必須アミノ酸には含まれませんが、必要量を体内で合成するのが難しいアルギニン、システイン、チロシンは準必須アミノ酸と呼ばれます。 必須アミノ酸が足りなくなると当然ながら筋合成ができなくなるだけでなく、アミノ酸欠乏症が起こります。筋肉のたんぱくの崩壊やむくみをおこす急性栄養不良や、血中のタンパクの低下により血液中の水分が血管の外へ染み出していき、免疫機能の低下、筋肉の衰え、知覚障害、精神異常などの症状が起こります。 トレーニング中にEAAを摂取する事により筋量の低下を防ぎます。EAA製品にはトリプトファンだけ入っていない物がほとんどです。これはトリプトファン濃度が上がると、脳内のトリプトファンがアルブミンと遊離して、セロトニンが発生します。セロトニンは疲れた脳を休ませる神経伝達物質なので、やる気が低下してしまうためです。EAAはトレーニング前、中、後に飲むのがお勧めです。特にトレーニング直後のゴールデンタイムは胃腸が正常に機能しないためプロテインでは胃腸に対する負担が大きくなってしまいます。そこでプロテインを飲むより先にEAAを摂取することで素早く筋肉に栄養を届ける事ができます。またトレーニング開始前に飲む事によってトレーニング開始からタンパク質同化を促す事ができます。 最近エチルエステル化したEAAが売られています(EAAEE)。EAAEEは体内での半減期が長いため、単体のEAAより利用効率が高いです。 BCAA BCAA(Branched Chain Amino Acid)とは必須アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンの総称です。これらの分子構造は分岐鎖を含むためそう呼ばれています。BCAAは筋肉中のタンパク質の15%から20%程度を占めています。運動中にエネルギーが足りなくなると筋肉を分解しBCAAを取り出し、消費してエネルギーにします。BCAAを摂取することにより筋肉の異化を防ぎ筋量の低下を押さえ、運動する際のエネルギー源となります。また損傷した筋肉を素早く回復する効果もあります。摂取したBCAAは1時間以内には約半分、2時間以内にすべてが使われるのでトレーニング30分前とトレーニング後に摂取するのが理想です。エネルギーを生成するのに一番効果のあるBCAAはロイシンです。 BCAAには疲労物質である乳酸の生成を抑える効果もあります。トレーニングにより血中の乳酸が増えると、筋肉中のpHが下がり、筋収縮しづらくなります。BCAAは血液中の乳酸濃度の上昇を防ぐためトレーニング中の疲労を押さえる事ができます。 またやる気の低下も防止することができます。長時間運動で血中のBCAA濃度が下がると、トリプトファンの濃度が上がります。脳の中でトリプトファンがアルブミンと遊離して、セロトニンが発生します。セロトニンは疲れた脳を休ませる神経伝達物質なので、やる気が低下してしまいます。BCAAはセロトニンの上昇を抑える働きをするため、集中力ややる気を維持することができます。 グルタミン グルタミンは骨格筋に最も多く含まれるアミノ酸で、ロイシンと同じように筋たんぱく質の合成を助け、分解を抑制する働きをします。激しい運動を続けると多くの臓器でグルタミンが必要になるため、スポーツをする時にはグルタミンの補給も大切です。また、疲労の軽減、免疫力の低下の軽減にも効果があります。BCAAと同様にトレーニング前後に摂取することを勧めます。グルタミンは変性しやすいので水に溶かしたらすぐに摂取する事を勧めます。 アルギニン アルギニンは、成長ホルモンの分泌に深く関わっています。成長ホルモンは筋肉の増強にも、筋肉の修復にも大切で、アルギニンを補給することで筋たんぱく質の合成をより促進すると考えられています。またアルギニンは血液循環を増加させる一酸化窒素の前駆物質なので、ダメージをうけた筋肉内への栄養素供給能力を高め、修復と成長を促進します。さらに、筋肉内に存在する高エネルギー物質(グアニジノリン酸、リン酸アルギニン、クレアチンなど)の前駆物質でもあり、筋力、筋持久力を向上させてパフォーマンスを高めます。トレーニング後に飲む事を勧めます。 タウリン タウリンは抑制性神経伝達物質で心拍数や神経の電気活性を安定させて鎮静作用を促し ます。食間、就寝前に取る事を勧めます。 クレアチン クレアチンは赤筋組織に自然に存在するエネルギー前駆物質で、筋肉のエネルギー源ATP(アデノシン三リン酸)の再合成を促します。筋肉中のクレアチンレベルが高まるとエネルギー供給率が高まり、高強度エクササイズに必要なエネルギーアップ、ワークアウト中およびワークアウト後の回復を早めます。クレアチンを摂取する事により持久力を改善して疲労を遅らせることが可能です。クレアチンは体内でグリシン、アルギニン、メチオニンなどのアミノ酸から合成されていますが、サプリメントとして摂取する事により、以前より高強度のトレーニングを行う事が可能になります。 食品に含まれるクレアチンはとても少ないです。たとえば5gのクレアチンを食品から摂取するとしたら肉だったら1kg、魚だったら500g食べなければいけません。毎日その程度の量を摂取できる人でしたら体内中のクレアチン濃度は飽和していると思いますが、多くの人はそんなに摂取できないと思います。 また、過剰摂取にさえ気をつければ比較的若い年齢から使用しても問題ないと言われています。厳格なベジタリアンの家庭で育てられている子供に対し、1日1gのクレアチンを摂取させることは、健康面でもいくらか言い訳が利くと思われます。 種類 クレアチンは主にクレアチン、CEE(クレアチンエチルエステル)、クレアチンマレート、クレアチンアルカリンの4種類あります。 クレアチンモノハイドレートは水分を体に溜め込むので体重が3〜5%程度増加しますが、これは筋量が増えたわけでないです。 クレアチンモノハイドレートの製造会社はドイツのデグサ社かアメリカのファンスティール社の2社ぐらい。実質この2社が製造したクレアチンが、市場に出回っているクレアチン製品の90%以上を占めてる。品質的にもこの2社は世界最高水準を保ってる。逆に言うと、この2社以外のメーカーのクレアチンを使ってたら、それは粗悪品と言って間違いない。大手は信用問題もあるのでそんな粗悪品に手を出したりはしない。どこのメーカーもこの2社のクレアチンを自社のボトルに詰めて販売するだけだから、安い商品を選べばよい。 CEEはモノハイドレートよりも速く効率的に吸収されるため、遊離クレアチンの血清濃度が急速に大幅上昇します。高親油性のためクレアチントランスポータを必要とせずに筋肉細胞に直接吸収されると考えられています。普通のクレアチンモノハイドレートその他のクレアチン塩に比べ、CEEに反応しないユーザーは少ないようです。 クレアチンマレートはモノハイドレートよりも遥かに体内で有効利用されるクレアチンです。殆ど100%の効率で血流に取り込まれて筋肉組織へ運ばれ、筋肉細胞に吸収されます。 飲み方 飲み方は大きく分けて二つあると思います。一つはローディング期間とメンテナンス期間を設ける方法、もう一つは常に同量のクレアチンを摂取する方法です。 前者の場合はローディング期間には1回5gを1日4回を5日間続けて摂取し、メンテナンス期間に1日に3g程度を飲みます。後者は一日3gを毎日飲みます。どちらの方法をやっていても3ヶ月間摂取したら1ヶ月程度全く飲まない期間を設けてクレアチン濃度を元に戻す場合があります。これは体内でのクレアチン合成能力を落とさないためと言われていますが、これをする必要性があるかどうかは確かではありません。 クレアチンは酸性の物に溶かすとクレアチニンになってしまうため効果が少なくなりますので、グレープフルーツジュースとかオレンジジュースに溶かすのは止めた方が良いです。またブドウ糖を含む物と同時に摂取するとインスリンの効果で吸収が促されます。お勧めなのはアップルジュースを暖め、それに溶かす方法です。 どのクレアチンも摂取しているときは水分を一日2リットルは摂取する必要があります。さもなければ筋断裂などの大きな怪我をしてしまう可能性があります。水は一気に飲むのではなくちびちび摂取して下さい。 チロシン チロシンは神経伝達物質ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリン、そして身体的な不快感を抑制する特殊なペプチド、エンケファリンの前駆体です。また、身体にとって重要な役割を持つ特別な物質、アミノ糖(グリコサミノグリカン)の構成成分でもあります。チロシンは精神的ストレスを抑制し、集中力を高め、記憶力を向上させます。食間に取る事を勧めます。 ペプチド アミノ酸が重合した物で、プロテインを分解する過程で作られます。アミノ酸単体より小腸での吸収が良く、浸透圧の関係で胃の通過時間も短いのが特徴です。 脂肪燃焼系アミノ酸 最近注目を浴びているのが脂肪燃焼を促すアミノ酸で、主にリジン、プロリン、アラニン、アルギニンの4種類です。脂肪燃焼系アミノ酸を摂取する事により、リパーゼという脂肪燃焼酵素を活発にし、脂肪を分解し血中に放出することで、溜まっている内臓脂肪や皮下脂肪を減少させます。当然ながら遊離した脂肪は運動によって消費しない限りまた元に戻ってしまいます。 FAQ Q.この略語って何? A.下の参照して下さい。 ・モノハイ=クレアチンモノハイドレート ・クレモノ=クレアチンモノハイドレート ・EAA=エッセンシャルアミノアシッド(必須アミノ酸) ・シトマレ=シトルリンマレート / 含有商品:エクステンド(Scivation) ・アルマレ=アルギニンマレート / 代表商品:ニトロチャージ(PrimaForce) ・AAKG=アルギニンアルファケトグルタレート / 含有商品:V12ターボ(SAN)ナイトリックス(BSN) ・AEE=アルギニンエチルエステル / 代表商品:AE2(Nutrabolics) ・GEE=グルタミンエチルエステル ・CEE=クレアチンエチルエステル ・○○EE=○○エチルエステル ・ALC=アセチル-L-カルニチン ・PLC=プロピニル-L-カルニチン ・マルト=マルトデキストリン Q.どれを飲んだらいいの? A.プロテインだけしか飲んでないとしたら、次にEAAまたはBCAAを追加を勧めます。EAA、BCAAは筋肉の異化を防ぐのに有効ですので、筋量の増加が見込めます。その次に選ぶとしたらクレアチンです。クレアチンを飽和させる事により筋力が著しく上がります。 Q.クレアチンを摂取したら筋肉痛がひどくなりました。 A.効果が出てる印です。クレアチンを摂取する事により、いつもより高強度のトレーニングができているのだと思います。いつもより多めのプロテインと休養を取る事を勧めます。 Q.BCAAを水に溶かすと変成しますか? A.しません。 Q.グルタミンを水に溶かすと変成しますか? A.します。特に酸性の液体に弱いです。
https://w.atwiki.jp/devulman/pages/32.html
(1) MS-Paint(Windowsの付録)とGif アニメで基本 (2) キーフレーム・アニメーション (3) KeyFrameでタイトル制作してみよう。 (4) おどろき盤 (5) シネカリもどきなアニメを作る Visitor No. - - - (2) キーフレーム・アニメーションの作り方 今回もGifを使いましょう。プログラムを作りながらの作業になるので長期戦です。 なお、提供するプログラムですが、私は、プログラムで画像を扱うことはほとんどなく、256色に減色するとか、Gifで保存するとか、方法がわからずできません。そのかわりに、さまざまな画像のタイプを変換してGIFanimeにしてくれるFree Wareがありました。製作元のLNsoft Entertainmentさんに感謝! 『 Visual G++ 』 Ver.1.3 - animationGIF maker - freeのDown Load ということで、上記から『 Visual G++ 』をダウンロードしてください。 それから、KeyFrameは、修正を繰り返して、V2.63です。(2006/7/20)。いくつか機能ボタンをつけて、間違いを修正。それと、データファイルとプログラムを分離しました。= V2.73(2006/7/23) キーフレームV2.42のDown Load データファイルのDown Load 時々何らかの機能を付加するので、Versionチェックをしてください。 上記のところをクリックでダウンロードしてください。 今回はキーフレームアニメーションです。8bit機の始まりのころは、この程度のプログラムを作れる人は多かったと思います。簡単に言うと輪郭線だけが変形するアニメーションです。私の作品の先頭にPAO filmというロゴが変形するアニメがついています。それのことです。そんなに、面白い物ではないので、タイトルを作るところぐらいに限定しておきましょう。 参考までに...1.jpgサンタが街に(48秒) 大まかな手順ですが、xとyの座標のデータを準備します。中学で習う関数の考え方です。これは、グラフに絵を描いて読み取る方法もありますが、面倒なのでプログラムを提供することにして、何種類かの一般的な約束があります。(1)ここでは、まず、座標は+座標のみを使う。(2)-1は、線を区切る、-3は、終了の命令として使う。-2は、何で飛ばすかというと、色塗りに使ったんですが、今回は使わないので飛ばします。 x,y(その1) 10,10 10,100 100,100 100,10 10,10 -1,-1 20,20 20,90 90,55 20,20 -3,-3 たとえば、こんな風に作ると、四角の中に三角がある絵が描けます。 このようなデータを2種類用意してはじめの絵から2つ目の絵に変化させます。その過程をコンピュータに均等に作業させるものです。最初のデータとマイナス記号の次には、点を打つ作業、つぎのデータを読み込むと、線を引く作業を繰り返し、マイナス数字のデータを読み込むと指定された作業に変更する手順です。 ここで配布するプログラムで作れるのは以下のようなものです。 とか Key Frame Animation Programの使い方 サンプルDataを2セット用意しました。d1とd2でセット、d3とd4でセットになっています。 プログラムと同じフォルダーに用意してください。出来上がった画像も同じフォルダーに出力します。 約束としては、コンピュータ画面上では、x軸は、学校で習う関数の平面座標と同じに左から右に増加していく座標で、左上がx=0になっています。ところがy軸は、通常の平面座標とは逆に上から下に向かって増加していく座標になっています。ということで、原点(0,0)は、左上ということになります。 メインページ(起動時の状態) 起動したら....メインページになっています。上から順に説明します。 Frame Size x=160 y=120は、そのすぐ右の枠の横、縦のサイズです。 Line Width 線の幅、あるいは、線の太さです。小さい画面では、1でもOKかと思います。 No.of frames コマの数です。0から始まるので、10で11こまになります。とりあえず、10コマにしてあります。 空欄...下のBegin Dataで最初の形のデータをファイル名で入力します。Begin Dataのボタンでファイル選択します。 空欄...下のEnd Dataで最終の形のデータをファイル名で入力します。 Checkで、セットになるデータの調整を行います。 Workで画像のファイルを出力します。000.bmpのような番号でファイル名をつけます。常に000番からになりますので、出来上がったファイルを保存しておきたい場合は、別のフォルダーに移してください。 Workボタンの右にある数字は、0の時には何もしませんが、次のようなときに使います。実際に画像を生成してみて、途中になる005の数字データを使いたいときに5を入力すると、元に使った2つのファイル名とその数字を持つ新しいデータファイルが作られます。 Edit Dataは、元になるDataを作成するページに移ります。(説明は後述) Exit プログラムの終了です。 編集ページ(Edit Dataをクリックしたとき) 左の枠は、座標データを表示する場所 真中上、x,t incは、xとyの増減幅をきめるものです。10にすれば、下の、x,yの座標は10づつ増減します。 2つの枠は、それぞれ、x,yの座標です。x,yのボタンで、左の枠に入力することができます。 なんとなく上の説明でわかるように-1,-1と-3,-3は、それぞれのデータを左の枠に入力します。 その下の四角は描画の画面です。ここで、マウスクリックをすると、その座標が、左の枠に入力されます。 Resetは、描画画面の消去。ReWriteは、書き直しです。ReDrawが正しい英語ですが..... 入力したデータは、どうやって修正するのかというと、左の枠内で直接編集してください。基本的には、ワープロ方式です。右クリックで通常の編集に関するコピー、貼り付けなどのメニューがでます。それから、難しいエラー処理はしていません。数字以外の文字や全角文字はエラーを起こします。 Up, Down, Left Rightは、それぞれの方向に絵のデータをずらします。これを使うには-3,-3が入力されていなければエラーを起こします。 右に並んでいるのは、なんとなくファイル入出力であることは理解できると思います。Backで、メインページに戻ります。 New!! 中ほど上にroundで、選択項目で1と10があります。これは、丸め処理をします。1だと今までと変わりませんが、10だと10飛びの座標になります。たとえば、ブロック体のようなレタリングをしたいときには、10を選んでください。 New!! 真中の辺の「1st dat」というボタンは、一筆書きタイプの時で、最初のデータを入力して、閉じた輪を作りたいときにクリックします。最初のデータを最後に入力します。-1,-1が途中にあると使えません。 New!! 『Around』ボタン、閉じた輪になっている状態のデータを上にずらします。このページにあるEの動画は2かいクリックしてずらしたものになります。Eの時には実際には手作業でやったんですが........ Checkのページ メインページの2つのファイル名を指定してCheckボタンをおすと、Checkページに入り、左のエクセルのような場所に2つのデータが入っているはずです。 Copyは、エクセル様のセルをクリックした場所のデータをコピーして、その下のセルに挿入します。データは1個増えます。 この-1,-1ボタンは、線分を途中で区切って-1、-1のデータを挿入し、その上のデータを-1,-1の下にコピーします。データは2個増えます。 Checkボタンは、何らかの作業をしたときに自動的に押されたのと同じ状態にしていますので押す必要はありません。 Saveボタンで、2つのデータを保存します。 Backでメインページに戻ります。 中央の枠には、チェック内容が表示されます。Errorが全てなくなってOKになれば、よいわけです。 以上でちょっと、多分これからの説明に必要な機能は全てあると思います。エラーの修正などは、Version2.34なら4のところになる小数の第2位で直した数だけ増やしていきます。大幅に変えると整数部、新機能は少数1位で増やしていきます。 データ作成の方法と注意 起動したら、編集ページ(Edit Dataをクリック)に移ります。 想像する能力によりやり方が変わります。 想像力に乏しい場合、自分の使っているコンピュータの今使っているこのソフトの編集ページの描画画面に収まるように、食品用ラップの切れ端に作りたい絵を描いてディスプレーに貼り付けましょう。こだわりのある人はブラウン管を使っていますから、油性・水性のフェルトペンなどで画面に直接描いてもいいでしょう。アルコール綿で拭けばいいので....... マウスでその線にそって、クリックを繰り返していくと、線が描かれ、左の枠に座標が加えられていきます。間違ったときは、左の枠の中で直接修正してください。修正がおわったら、ReWriteボタンを押してください。ファイル名を入れて時々Saveボタンで保存しながら作業しましょう。 線を区切りたいときは、-1,-1のボタンを押してください。 最後は、-3,-3ボタンを押して終了です。 こんな風にして、元になる座標のデータを2個用意してください。 終わったら、Backボタンでメインページに戻ります。 動画を作らせて見ましょう。 自分で作った2つのデータをそれぞれBegin DataとEnd Dataのボタンでファイル名で入力して、Workボタンで画像生成!(30 Frames) ところが、あれーなのです。左上に向かって走る線が出現するとか、場合によっては、最後の絵が途中までしかないというような問題がおきていると思います。 これは、2つのデータの-1の入る順番や、データの数が違っているために起こる現象です。 理論のわかる人は、自分で修正できると思いますが、たくさんだったりすると、比較しながらでないとできないものです。ということで、Checkする部分のプログラムを書き、Version 2.00になりました。お手数ですがもう一度Down Loadしなおしてください。 ということで、メインページのCheckボタンをおして、データを修正するページに移ります。 先にBegin DataとEnd Dataで指定してあったファイルが2個並んでエクセル状の箱に収まっています。真中の枠には、何番目のデータがエラーだとか表示されています。これが全部OKになるまで作業を行います。 (1)大切なことは、データは上から順に直していくこと。(2)全体のデータが少ないほうをCopyボタンで増やしながら、-1,-1の位置を合わせるか、-1,-1を対になるように挿入していきます。(3)全部OKになったら、Saveボタンで保存して、Backでメインページに戻ります。 再び、Workボタンで、画像生成!(20 Frames) Version 2.00でデータを修正したもの。 使い方など不明な点は、質問してください。 こんにちわ^^ あの~ 出来れば動画で教えてくれませんか? 実際の映像を見れば、分かりやすいと、思います 私が作りたいのは【うごメモ】のような感じに書きたいのです(無料で) そして、書いた動画をニコ動に投稿したいのです。 教えて くれたら とても嬉しいです^^ -- 中2です (2011-05-11 16 19 57) 【うごメモ】のような感じに書きたいのでしたら、 MS-paint で絵を書き溜めていきます。 YouTubeでは、MS-Paintで作画する過程をUpしている人は 大勢いますので、参考になるものはいっぱいあります。 Windows Movie Makerでつなげればできます。 Windows Movie Makerですいすい動かすには、 1枚の絵を可能な限り短くしてから、2倍速効果を適用することで 1秒間に10枚程度の絵を詰め込むことができます。 -- Morisawa (2011-06-03 01 05 54) 名前 コメント (1) MS-Paint(Windowsの付録)とGif アニメで基本 (3) KeyFrameでタイトル制作してみよう。 戻る -