約 173,333 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/397.html
前へ 先頭ページへ 「アリカって変わったよねぇ」 「…人の目を見て話しなさいよ」 高校の麗らかな昼下がり。 昼休みの教室では生徒達が思い思いの方法で身体を休ませている。 談笑するもの、昼寝をしているもの、携帯電話を弄っているもの。 アリカとて例外ではない。 ある意味例外だが。 アリカは女の子にしてはかなり大食いで、今もかなり大盛りな弁当を食べている。 教室内で未だに弁当を食べているのはアリカただ一人。 そして、その傍らで空を仰ぎながらアリカと談笑しているのは彼女の数少ない理解者、国崎 茜だ。 「いやね、アリカが神姫を買った当初は随分可愛がってたのになぁーって」 「アタシはあんたみたいに神姫ラヴァーズじゃないのよ……だから人の目を見て話しなさいよ」 茜は空を仰ぐのをやめ、自身の神姫であるアーンヴァル型のロンの頭を撫でている。 「トロンベちゃん、大人しくてとってもいいコだったのに~。最近会えなくて寂しいわぁ~」 「ウチにくれば幾らでも会わせてやるわよ」 「…怖いマスターがいる時分には会いたくないわぁ」 「殴るわよ」 「あはは、怖い怖い~……ねぇアリカ、ちょっとお願いがあるんだけど」 ふいに、茜がアリカに向き直った。 彼女の眼鏡が日光を反射して、その表情を窺い知る事は出来ない。 「何よ、改まって」 「今日私とバトルしてくれない?」 アリカは心底驚いた。 何故なら、茜は神姫バトルと対極の側に位置する人間。 即ち愛玩派と呼ばれる、バトルなんてもってのほかな人間だからだ。 「…別に良いけど、何で突然」 アリカは訝しげに問いかけた。 だが、茜はそれに対し意味ありげに微笑むだけだった。 「気味悪いわ…」 2036年。武装神姫は一般にも広く普及していた。 街中には専門のショップが立ち並び、リーグランカーとして生計をたてるものもいる。 そういった風流の中、私立高校の中にはバトルスペースを導入している学校も少数ながら存在する。 アリカの通う高校はその少数の中の一つだった。 新校舎増設の際にバトルスペースを導入したのだ。 今では校内ランキングも設けられており、アリカはそれのトップだった。 その王者アリカと愛玩派の茜とのバトルは一方的な物に終わると、現物客はそう予想した。 しかし、予想に反してバーチャルバトル・スペースで繰り広げられているのは一進一退の攻防だった。 アリカの神姫、トロンベは恵太郎と再戦したときと同じハリネズミの如く火器を取り付けた状態。 かたや茜の神姫たるロンはデフォルトのアーンヴァルの装備そのままだ。 茜の戦法は遮蔽物を盾にしながら、アーンヴァル自慢の機動性で掻き回す。 そして、隙を見てGEモデルLC3レーザーライフルでの狙撃。 地味ながらもトロンベにダメージを与えている。 一方トロンベは空中を自在に動き回るロンを捉えきれずに四苦八苦していた。 「……何よ、随分強くなったじゃない」 トロンベに叱咤を飛ばしながらアリカは茜を睨むように見据えた。 「私が強くなったんじゃないわ。アリカが弱くなったのよ」 「なんですって?」 「昔のアリカは……上手よロン、その調子で落ち着いてね……強かったわ、本当の意味でね。でも今は違う。素人相手に梃子摺っているのが何よりの証拠ね」 茜は眼鏡のブリッジを人差し指で上げながら言った。 「アタシは今も昔も変わらないわ! ……トロンベ、なに素人相手に梃子摺ってるの!? 早く倒しなさいよ!」 アリカは叫んだ。 それはもはや悲鳴に近いものだった。 その間にもリンの攻撃は着実にトロンベへダメージを与えていた。 「今のアリカは力に固執しすぎているわ。何時の時代も、力だけに固執する人間の上に降りてくるのは栄光じゃなくて敗北。歴史がそれを証明しているわ」 「それがどうしたっていうの!? 力を求めて何が悪いというのよ!? 武装神姫は戦ってこそでしょう! 戦わない武装神姫はただの玩具よっ!!」 「語るに及ばず、ね」 その瞬間、トロンベの眉間を閃光が貫いた。 勝者は茜とロン。 愛玩派と呼ばれるマスターが校内ランキングの王者を倒したのだ。 アリカはその場にへたり込んだ。 「…なんで……?」 「それが解らない限り、貴女は勝てないわ。私だけでなく、誰にもね」 茜はそれだけ言うと足早に去っていった。 観客の生徒らもそれに追随し質問責めを開始したようだ。 後に残されたのはアリカとトロンベの二人だけだった。 時計の短針が盤上の上に刻まれた7という数字を通り過ぎた時分。 外では夕方から降り出した雨が本降りとなって窓ガラスを叩いている。 アリカは自身の部屋で自問自答を繰り返していた。 「アタシが弱くなった……」 机に突っ伏して、もう何度目か解らない一文を口にする。 何十何百何千回繰り返したところで答えが出て来る筈も無く。 アリカの頭は機能しているかどうか怪しかった。 刹那、雷鳴が轟き閃光が瞬いた。 それに少し遅れて部屋の明かりが消えた。 恐らく雷の影響で停電したのだろう。 この一般人からしたらなんら特別でもない状況は、アリカにとっては少しだけ特殊な状況だった。 「…そういえば、あのときもこんな感じだったわね……」 正確には懐かしい状況、だろうか。 アリカは五人兄妹の末っ子だ。 上の兄弟は全員男で、幼い頃から男兄弟の中で育った。 当然、遊びも服装も兄らを模倣した。 そして、それはアリカの性格作りに大きく起因する事になる。 幼い頃から兄らと遊んでいたアリカは気付けば子分をたらふく従える、ガキ大将になっていた。 ケンカなんて当たり前で負けたことなんて一度も無かった。 それは同年代でも、年上相手でもだ。 だから、アリカには対等の友人は出来なかった。 アリカを知る者は、成長してからも怖れて近づく事を拒んだのだ。 アリカは当初、武装神姫をバトル目的で欲しがっていた。 幾度と無くテレビで特番を組まれる武装神姫。 そこでは身長15cmの小さな女の子が大きなフィールドでところ狭しと戦っていた。 アリカは知っていた。 ケンカの最中は何も考える事無く、自分だけの世界に引き篭もれる事を。 自分だけの世界は居心地の良い場所であった。 誰にも邪魔されず、誰にも干渉されず、自分自身に酔い痴れる。 それだけがアリカの楽しみでもあった。 しかし、成長するに従って女であることが足枷になった。 ケンカなどしようものなら学校で、家で怒られた。 女の子はケンカなんかしてはいけない、と何度も何度も怒られた。 武装神姫を欲したのは、その憤りを発散したかったのかも知れない。 二年前のあの日もこんな空模様だった。 高校の入学祝いと称して両親から贈られた一体の武装神姫。 子供には手が出せないほどの金額の玩具を、アリカが欲しがっていた事を両親は知っていた。 念願の武装神姫を手に入れたアリカはそれにトロンベという名を与えた。 初めはバトル目的で求めた武装神姫だが、気付けばアリカの唯一気兼ねなく話せる友人になっていた。 アリカはトロンベを学校には連れて行かなかった。 だから、家に帰宅すると寝るまで学校で会った事をトロンベに話して聞かせた。 トロンベはそれを尻尾を振るかのように喜んで聞いた。 それが毎日の楽しみであり、大仰だが生き甲斐でもあったのだ。 そんな幸福な日々が一年続いた。 ある日、アリカとトロンベがテレビを見ていると武装神姫の特番が流れていた。 そこには火花を散らしぶつかり合う武装神姫が映し出されていた。 血が騒ぐ、といったものだろうか。 アリカの根底に燻っていた物が再び燃え上がったのだ。 それから程無くしてアリカは校内リーグの王者となった。 学校という初心者だらけの閉鎖空間の中での王者という称号は、アリカを傲慢にさせた。 アリカは変わった。 ただひたすら勝利のみを追い求めるようになった。 トロンベは友人ではなくなった。 ただのケンカの道具に成り下がった。 やっと気付いた。 それと、思い出した。 トロンベを箱から出した時、その時も雨が降っていた。 そして、雷の影響で停電した。 起動後少し言葉を交わしただけのトロンベが、突如の停電に驚いてアリカに抱きついたのだ。 まるで子犬のようなその仕草がとても愛しく感じたのを思い出したのだ。 「トロンベ……!」 アリカの頬には涙が伝っていた。 そして、真っ暗な部屋の中で最愛の友の姿を探した。 いつもなら「なんでしょう、ご主人様」とすぐに答える筈なのに、何も言ってこない。 言い様の無い不安に駆られたアリカは机の中にある懐中電灯を取り出し、部屋を見渡した。 本棚、クローゼット、ベッド……。 ものがそう多くないアリカの部屋にトロンベの姿が無い。 アリカは若干の違和感に気付いた。 涙で濡れた頬に風が当たって冷たい。 窓が空いていた。 そして、窓の下には小さなメモ帳に綺麗な文字でこう書かれていた。 『ご主人様へ 私が弱いばかりにご主人様に迷惑をかけてしまって申し訳御座いません 私の代わりに新しい神姫を買ってください そうすればきっと倉内さんに勝てるはずです。 ご主人様、私は幸せでした。 今までありがとうございました』 気付いた時、アタシの身体は勝手に動いていた。 頭で考えるよりも早く、身体が反応した。 着の身着のままで家を飛び出す。 母さんが何か言った気がするけど構っている暇は無いんだ。 トロンベ。 アタシの友達。 気付けば、アタシは泣いていた。 涙が次から次へと溢れてくる。 雨と合間って視界がぼやける。 ひたすら走る。 トロンベがどこにいるのか分からないけど、探すんだ。 それが、アタシの罪滅ぼし。 『失ってから初めて気付く物がある』 使い古された陳腐な言葉だと思う。 だけど、的を得ていると思う。 アタシは傲慢だった。 お猿の大将も良いトコだ。 それがトロンベを傷つけていることも、今の今までわからなかった。 アタシは、バカだ。 大バカだ。 それを気付かせようとした人達にも吠えたんだ。 本当に、バカだ。 トロンベに謝らなきゃ。 許してもらえるかわからないけど、謝らなきゃ。 雨が降る。 まるで誰かの心の中を映し出したように、雨は降る。 遠くでは雷鳴が轟いている。 まるで悲鳴のようでもある。 トロンベは一人泣いていた。 町外れの廃車置場の一角で。 体を丸めて、息を潜めて泣いていた。 頭の中に浮かぶのは最愛の主人の事ばかり。 そして、主人の期待に添えない自分に腹が立つ。 いまでもこの判断が間違っているとは思っていない。 これが最善の手だと確信に近いものがある。 だけど、心のどこかでそれを否定する物がある。 それは後悔であり、寂しさであり、哀しさだった。 バトルをすることは嫌いではなかった。 武装神姫たるトロンベの闘争本能。 主人が望めば喜んで戦いに身を晒す。 そして、勝利の美酒に酔う。 主人は喜んでくれる。 自身も勝てば嬉しい。 でも、それだけじゃ足りなかった。 もっと話したかった。 もっと触れ合っていたかった。 ずっと傍らにいたかった。 ずっと抱いていて欲しかった。 これは傲慢だろうか。 たかが玩具に過ぎない武装神姫の傲慢だったのか。 自身を主の友人だと思い込む。 それが神の怒りにでも触れたのか。 自らこうしなくても、近い内に同じ状況になっていただろう。 でも、それは耐えられない。 主人直々に捨てられるのは、とても怖い。 怖くて、怖くて、耐えられない。 だから自ら捨てられた。 その方が、まだ耐えられる。 それでも紛い物の心が痛む。 「…ご主人様ぁ……」 トロンベは泣いた。 子犬の様に、泣いた。 雨が容赦なく身体を叩く。 人にしてみれば水滴なんて何でも無いが、神姫のトロンベにしてみればそれは砲弾の様な大きさと衝撃を伴っている。 そして、それは身体の熱を容赦なく奪っていく。 全身の間接という間接から雨水が染み込み、体温はどんどん下がっていく。 人間と同じ温度に保とうとする機能が作動するが身体は温まらない。 それどころか、ますます寒さは増していく。 内蔵電池が尽きかけているのだ。 トロンベは死を覚悟した。 内蔵電池が尽きた所で、再び充電すれば済む話だ。 しかし、ここにはクレイドルなど存在しない。 だから、ここでの電池切れはそのまま死を表すのだ。 仮に誰かに拾われたとしても、記憶の類は消し飛んでいるだろう。 記憶も電池切れが長すぎると保存しておけないのだ。 やがて内蔵電池の底が突き、トロンベは深い眠りへと堕ちて行った。 その間際、懐かしい声を聞いた気がした。 先頭ページへ 次へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/25497.html
登録日:2011/12/21 Wed 16 00 15 更新日:2024/04/14 Sun 18 10 09 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ウェルク ウェルクストラ コマンド ジム ライトアーマー 事務子 典型的なアレ 天使 島田フミカネ 武装神姫 軽白子 駒子 鬱子 ウェルクストラとは、武装神姫のうちの一体。天使コマンド型である。 愛称としては軽白子、駒子、事務子、ウェルクなど。 元々はフミカネが神姫は人類が滅んだ後の未来で代理戦争を続けている存在という脳内設定のもと、 アーンヴァル部隊のバリエーションの一つ"アーンヴァル・ソルジャー"として描いていたもの。 アーンヴァルがロケットっぽいのに対してこちらは宇宙服っぽい。また、同じセンター分けである。 そのため、開発時は名前が"アーンヴァル・コマンド"だったが、まぎわらしいためにお手伝いさんという意味のウェルクストラになった。 ○フィギュア 2008年10月4日発売。コナミが武装を少なくして値段を安くするという試みで始めた"ライトアーマー"シリーズの記念すべき第1弾。 素体は1stのものだが、改良されて可動面などが良くなった物が使われている。 ライトなので武装は少なく、大きさも小さめとなっている。交換フェイスは眠り顔。何気に神姫初である。 相方ヴァローナと同じく1弾ズの妹的な立ち位置であるので武装の親和性も高い。 リペイントとして黒バージョンも発売しているが、こちらはメイン黒に青紫のカラーリングであるのでテンペスタと相性がいい。 ぜるのんのように軍人系の神姫なので、アーンヴァルを隊長に多々買って部隊を組んだ紳士も多い。 ○漫画 ヒブソウシンキでは"めい"として登場。よくヴァローナのヴリードと絡んでいる。 ヴーちゃんのときはマスコット妖精的ポジション。 2036lightでは"カレン"として登場。弱気であるが射撃精度が高く、怯えて撃った弾が全弾命中するほど。 ○バトルロンド SF'09にて、前情報なしに案内役の"ウェンディ"として登場。 しかし実はデータとして復活したアルテミスにハッキングされよりしろとなっており、 自分では開けられないセキュリティをプレイヤーに解除させるように誘導した。 アルテミスが軍事衛星を目指して旅だったあとは起動不可に陥ったが、アルテミス消滅後に無事復帰。 プレイヤーをマスターと錯覚しており、一緒にSFの冒険をしたと思っていた。 同イベント中にプレイヤーキャラとして開放。 性能面では素体の能力はすべて平均的というぶっちゃけ困るパラメータ。 しかし短剣の準備が早かったりミサイルの威力が強かったのでそれなりに使用された。 いままでに居そうでいなかった典型的なロボットキャラと思ってバトルに参加させると… 「がんばれとか気をつけろとか、言うのは気楽ですよね」 なん…だと……?と思ったマスター多数である。 そう、彼女は実はロボ娘タイプではあるが、卑屈・鬱屈した性格をしているのである。 なんだか戦場に出撃する汎用量産機の中にはきっとこういうこと考えてる奴がいるんだろうなぁ…という性格。 この印象から"鬱子"と呼ぶ人が出るほど。 普段はロボット的な考えの目立つ思考回路をしており、 味覚をオフにしろとか同じ顔の人間を3人くらいしか量産しないのは不効率とかを普通に言ってくる。かわいい。 自身を使い捨てのモノだと思っており、何かにつけてマスターが自分を手放すんだろということを言ってくる。 極めつけは、親密度の低いときにリセットしようとすると「以前にもあったような気がします」と言ってくる。初回でも。 CSCの選別のために何度もリセットするようなマスターには心をえぐられた人もいただろう。 意味の見出せないバトルは好きではないようで、戦う意味をよく相手に問うている。 やがて"マスターのために戦う"という答えにたどりつき、バトルを"お互いをわかりあえる唯一の場"と言ったりもする。 実際は親密度でセリフが変わらないからよくわからないことになるがな! ちなみに、攻撃の掛け声は「行くっ!」である。断じて「イクッ!」ではない ちぇぇぇぇい!といい、なぜFL製は掛け声が特徴的なのか… もとがアレなためにデレを見るのが楽しみな神姫である。MAXになると「何でもしますから!」と言ってくれる…ゴクリ。 ○バトルマスターズ DLCで武装(銃剣)のみ参戦。残念ながら素体は登場していない。 FL製は初代白黒を除けば彼女らのみが未参戦という悲しい事態となっている。 もうFLにはスペースはないと思うか、優遇されているから希望が大きいと思うかはあなた次第である。 追記・修正は特製スペシャルドリンクを飲みほしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] いわゆる鬱デレってヤツかな、思いっきり優しくしてあげたい -- 名無しさん (2016-06-15 17 53 26) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2656.html
「……っち」 さっきまで曇りだった空が雨空に変わり、雨粒が顔に落ちて降ってきたのを見て、俺は舌打ちをした。 ついてねえな。 俺は眼鏡のレンズについた水滴を服の袖で拭ってから、今日は本当についてないなと思った。 気に入っている缶コーヒーがいつも行くコンビニに売ってなかったのもムカつくが、ついでの帰り道でなんで濡れなきゃいけないんだろうか。 少し遠かったが缶コーヒーが売っているコンビニを商店街の一角で見つけたのが唯一の救いではあった。 周りを見渡してみると通りでは鞄から折り畳み傘を出すサラリーマンや通学バックを頭に載せて雨を防いで走ってる学生の姿がちらほらいる。 「お~お~、走ってるねぇ」 俺も急ごうかなと思ったが、混じって同じように走るのはメンドくさい。 このまま濡れて帰っても、風邪を引くほどやわな作りはしてないし、服とかも乾かせばいいかと思いなおした。 缶コーヒーが何本か入ったビニール袋を持ち直し道を歩く。 するとその先、高校生ぐらいの3人の集団がビニール傘を差して寄り集まっているのが見えた。 その一人のチャラそうな男が手に人形を持っているのが見える。 「これって噂の武装神姫だろ? 売れば金になるかもなー」 「だけどさ、こいつ片目取れてるし身体とかもボロボロじゃん。売れねーよ、ただのゴミだって」 「確かにな。……でも、こんなになっててもやっぱ武装神姫って可愛いよな~」 「うわ、お前キモいな。人形に欲情すんのか。もう俺たちに近寄んなよ」 「違ぇって!」 そう言ってゲラゲラと笑う高校生の集団。 (……っけ。ウザってーな) 一般的に見れば無視すればいいのだが、俺は一般的に外れていた。 そして身体が勝手に動いていく。 あーあ、いつもの悪いクセが。 「おい、そこの学生ども」 俺が低く睨みを利かせた声を出すと、向こうの高校生の集団が自分たちに言ってると気づいた。 「ん? なんだよ。俺たちに何か用かよ」 「……その人形こっちによこせ」 簡潔にそう言った。 俺がろくに説明もしないで要求を言うので、それを聞いた学生たちはもちろんこちらを馬鹿にしてきた。 「うっわ、おにいさん、これが欲しいの? キショー!」 ――ッピキ。 「ゴミだけど、俺達が拾ったもんだからねー。タダじゃやれないなー」 「……ふーん、で」 「わかるだろ? 金だよ、金。店で売るよりあんたみたいな隠れオタクに売った方が高くなりそうだしな。出す物は出してもらわないとな」 ――ッピキピキ。 「……いくらなんだ?」 濡れた髪で隠れているが俺はさっきからイラつきが顔から滲み出てきて我慢できなくなっていた。 額には青筋にひびが入りまくりだった。 「これって普通に買ったら滅茶苦茶高いんだろ。だったら、同じくらいは出さないとなー」 「うわー。テツヤぼったくりー。でも、俺もさんせーい」 「にいちゃん聞いただろ、ほらほら、欲しいならついでに有り金も全部出しなよ、な」 これ以上は無理だ。もう限界。 俺は眼鏡も外し髪を掻き上げて、うるさい学生を思いっきりドスを効かせた声を出した。 「よこすのか、よこさないのか。どっちなんだ!? あ"!!」 睨みながら言ってやると格が違うほど怖い人間だとわかったのか、学生のガキどもは身体を固くさせて凍りついた。 そして、顔も強張らせ明らかにビビった声で。 「っひぇ!! よ、よよこします。どどうぞお好きにしてください」 「お、おい、こいつヤベーって。どうみても極道方面のレベルだって。さっさと置いて逃げようぜ」 「…………」 声が震えて敬語になった奴と、逃げ腰気味の奴、恐怖で何も言えなくなった奴がそこに生まれた。 度が入ってない眼鏡を外して、俺が目をギラつかせて威嚇すれば耐性のない人間は大抵こうやってビビることになる。 まあ。この眼つきのせいで、ずっと喧嘩三昧な日々をしていた時期があったのだが、色々あって眼鏡を掛けるようになり、自分からはあまり喧嘩は仕掛けていない。 このような時の例外を除いて。 「じゃ、じゃあ、こ、こここに置いときますね。さよならー」 「おいテツヤ、待ってくれよ!」 「…………っは! す、すんませんでしたー!」 持っていた人形――武装神姫を濡れた地面に放り投げて、学生たちは後ろに全速力で逃げていった。 ……ったく、ただのガキが調子づいて人様から金取ろうとするからだ。 俺は地面に落ちている神姫に手を伸ばし、そいつを拾った。 そして、拾ってから座り込んで――俺は気落ちした。 「はーあ。また、やっちまったよ」 これじゃあただの病気だ。 時々、自分の神姫に乱暴をはかる人間がいるわけだ。 色々理由があるんだと思うんだが、大きい大人とか小さい子どもでもいい。そんな人間が人形の武装神姫に本気で殴ったらどうよ? シャレにならんくらい、マジでぶっ壊れんだろうが。 といっても、こんな出来事に出会ったのは片手に数えるぐらいだ。 しょっちゅうそんな神姫の持ち主がいたら、武装神姫なんて日本で売られないだろうが。 でも、いるところにはいるもんで、俺はそんな人間に出会う時がある。 そんで説教する。 それでだめだったら助けようとしちまう。主に神姫の方を。 あー、武装神姫にこんなことをやらかしている俺もウゼー。 そんなことを自分自身に言い訳をしている。 なんでこんな病気にかかっちまったのか。 ……昔に――。 スッと。 突然、頭上に大きな影が差しこんだ。と同時に身体に雨も降ってこなくなった。 雨が止んだわけではなくて、なにかに遮られたようだ。 俺はすぐさま眼鏡をかけなおして、顔を後ろに反らす。 下校途中なのか、そこには赤茶色の制服を着た女子がいた。 肩までの黒髪で赤いリボンを付けた女子が自分が濡れるのにも関わらず、俺に水色の傘を傾けさせていた。 「具合でも悪いんですか?」 そう聞いてくる。 心の底から親切心で聞いているのがこの女子からは感じ取れた。 優しい子なんだろう。 俺としてはそんな風に赤の他人に優しくできるのが少し羨ましく感じられる。 「悪くないんだが。ちょっとな」 ぶっきらぼうになり、返事がぞんざいになってしまった。 正直、馬鹿な学生たちから奪い取ったコイツをどうするかを考えていなかったのだ。 それが、頭の中を支配していてちゃんと返せなかった。 と、その女子が俺の手元にある物に気づいた。 「その子、神姫ですか?」 「ああ、みたいだな。ここで……その……拾ってな。詳しいのか?」 俺は武装神姫のことを知らないわけではないが、成人を越えた男性がお人形を持ってたら正直気持ち悪いだろうが。 だから知らないふりをした。 「ええ。私も神姫の子を一人持っているので。それと、私の叔父が神姫専門のお店を経営してもいます」 そうか、渡りに船とはこのことだ。 偶然、この道を通った学生の女子。 この子の叔父さんの店で見せればこの神姫をどうにかできるかもしれんな。 「その叔父さんの店は近くか?」 「そこですよ」 指差した方向は少し先にある建物。推測で30メートル。 近ぇー。 「そこは神姫の修理もできるのか?」 「……一応は出来ると思います」 一応ね。 素人の俺よりかはマシだろうし、今から遠くの神姫センターに行くのもめんどい。 俺は今からそのお店に行くことに決めた。 左手に缶コーヒーの入ったビニール袋、右手に壊れた神姫を持って立ちあがる。 立ちあがった俺を見て傘を預けていた女子も動いた。 「私の神姫も叔父のお店にいるので、連いて行きます」 横に名前も知らぬ女子が並ぶ。 この子は赤の他人の男性に警戒心はないのだろうか。 純真すぎるのも危険だろ。 だが、俺がそう思っていたのがバレたのか、隣の女子が弁解し出した。 「わかっていますよ。でも神姫を大切にしようとする人に悪い人はいません。あなたは乱暴に扱おうとしていた人たちから、その子を取り返しました。……だから、あなたは信用できる人です」 ニコッと笑顔でこちらの目線を合わしてきた。 あれを見られてたのか。 あーあ、そうかい。 具合とか聞いたのは俺に話しかけるきっかけだった訳ですかい。 嫌なところを見られちまった。くそ恥ずかしい。 「……っけ。あっそう」 明らかに身長差がある俺と彼女では傘を入れるのが大変そうだ。 差している傘の柄を無理矢理ひったくった。「あ、」と彼女は声を出したが、理由がわかったのかそれ以上は何も言ってこない。 そのせいで俺は熱くなった顔を誰もいない方向に向ける。 頭の後ろからはその女子がなにかを喋っていたのが聞こえた。 「――ありがとうございます。あと私の名前は霧静 璃美香です」 どうやら、自己紹介らしい。 俺としては眼つきの鋭い自分とあまり仲良くなってほしくないのだが……この場合はしょうがない。 「……漣同 猛だ」 俺は軽く握る右手から人形の堅い感触を感じながら、こんな相合傘してたら“アイツ”どう思うんだろうなと別の事を考えていた。 第二章 琥珀の神姫 店の雨避けに入った。 少し目線を上にやればMMSショップ『Blacksmith』と書かれた看板札。 『鍛冶屋』とか、どこの漫画の世界だよ。 ここの店長は変な奴なんだろうかと思いながら、霧静に水色の傘を返す。 「ここが叔父のお店です。――漣同さん、いらっしゃいませ」 そう言って霧静は店内に入っていった。 うん? 霧静はこのお店でアルバイトでもしてるんだろうか。 叔父のお店らしいし、まあそれも当然か。 そう思って俺も店内に入る。 「いらっしゃせー! ……わお、この人がその例の彼ー? 内気で引っ込み思案のリミちんにしては思い切ったことしたねー」 「……私だって、頑張れば人並みには話せるよ」 霧静がカウンターにいる一人の神姫と話していた。 武装神姫の種類とかはあまり知らないが、あれは軍隊の兵士みたいな神姫だとは知ってる。 俺はそれだけしか知らん。 「あ! 漣同さん紹介しますね。この子は私の神姫でゼルノグラード型のアリエって言います」 「おっすー。初めまして、アリエでーす。漣同……レンドウ……じゃあレンレンねー」 「レンレン? なんだよそりゃ」 もしかしなくても俺の名前のつもりか、それは。 「す、すいません。この子初対面でも名前を知ったらあだ名で呼んじゃうんです。すいません」 「ふーん……別にどうでもいい。好きに呼べ」 こんなことで怒るのは馬鹿らしいし。 あだ名くらいでキレるとか俺はそんな短気ではない。 俺の経験上、こういう輩は訂正させてもずっと変えないやつだ。 「おっとー? 怒ると思ったけど案外紳士なんだなー、レンレンは」 「こら! もう」 自分の持ち主に迷惑を掛けまくってるな、この神姫は。 よく、これで良好な関係を築けてるな。 こういう奴らが世の中多かったら俺の病気が発生もしないのに。 「とりあえず。……こいつ治せる人はどこよ?」 「あ、すいません。すぐにお呼びしますね。あとタオルも持ってきますので」 霧静はアリエの相手を放り出して、カウンターの奥に消えていく。 俺が壊れた神姫をカウンターに置くとアリエが話しかけてきた。 「ねえねえー。ズタボロだけどこれって軍曹の神姫さんかなー?」 「軍曹?」 「ありゃ、知らない? 私たち火器型とか砲台型とかより階級が上の武装神姫。戦車型ムルメルティアは階級が軍曹なんだよー」 「マジで軍隊かよ」 「戦車型はどっちかっていうと傭兵なのかなー。でも、私たちよりかは偉いって設定だねー」 「設定って……身も蓋もねえな」 「そういうもんだよ武装神姫って。それより、レンレンが持ち主じゃないのー?」 「違う。……そこで拾った」 「へぇー」 ちょっと訝しそうな目をするアリエ。 まあ、俺も傍から見たらそう思うわ。 他人の神姫にどう思われようが気にしない。 「う~ん、それは嘘だねー」 また顔に出てたのか? 表情は変えてないはずなのだが。 「なんでそう思う?」 「別にテキトー。なんとなくそう感じただけー」 「…………」 こいつは案外鋭いのか。 それともただ単にアホで鈍いだけなのか、全然わからんな。 俺は店内を見回してみた。 ちっこい武器が棚に並んでいたり、鎧みたいにゴツい服とかが箱詰めで置かれていり、『ヂェリカン・シリーズ』とか用途がわからん物も一緒に置かれていたりする。 端っこの方では武装神姫の素体状態というやつが大型ガラスのケースに見本で何体か置かれている。 その中には俺が唯一知っている“種型のジュビジー”もいた。 ……そりゃ当然、普通に売られているわな。 俺が視界を店内からカウンターの奥に移すと、ちょうどでかい人影が見えてきた。 そいつがカウンターに立つ。 「おめぇか。壊れた神姫持ってきたっつう眼鏡のにいちゃんは?」 「……ああ。俺だ」 でけーな。 2メートルはあろうかという巨体。腕は丸太のように太い。 黒いエプロンに白い文字で店名の『Blacksmith』とプリントが入っている。 顔に大きい絆創膏が貼ってあるが、取れかけてて頬に傷があるのがわずかに見える。 このおっさんと本気で喧嘩しても勝てんかもしれないな。 「レンレンあんまビビんないね、さすがー! ほら、テンチョーは新しい絆創膏ちゃんと貼ってねー」 「おう! すまねぇーな」 アリエが引き出しから絆創膏を取り出し、今は貼ってるのを剥がして新しい絆創膏を頬に貼る。 手慣れてる感がある。毎回来る客の前でそれを披露してるのか。 ……絆創膏がすぐなくなっちまうだろうが。 「ほんでぇ、これかい?」 「そうですよ店長。蓮同さん、これタオルです。使ってください」 「……すまねえ」 後から出てきた霧静に渡されたタオルで俺は顔を簡単に拭く。 服装を見れば霧静も『Blacksmith』とプリントされたエプロンを制服の上から着ている。 ただし、それは花柄エプロンである。 確かに女性が同じような黒いエプロンじゃ似合わないな。 「ふーん、どれどれ……」 店長のおっさんは置いておいた神姫を手に取る。 身体の節々を動かしたり、顔や空いた目を触ってみたり、立たせて倒したり、胸の部分にあるCSCだったかをまじまじと見てる。 「治せるかもしれんが、う~ん……」 「どうしたんだよ。治せるんだろ?」 「この『目』がな~。パーツが今はこの店にねぇな」 店長のおっさんは苦渋の色を浮かべている。 完全に治すには目の部品が必要らしい。 「うっそーん!? 在庫不十分っすよー。テンチョー」 「うっせぇ! 神姫の目はデリケートで扱いづらい物なんだよ!!……ったく、とりあえず、この神姫は俺の店で預からせてもらっていいか?」 「あ、ああ。俺はそれでもいいんだけどよ……」 別に俺がこいつを引き取りたいわけではないのだが。 拾っただけだし。……奪ったとも言えるが。 ただ、瞳がない武装神姫か。 眼つきにコンプレックスがある俺としては人事とは思えんな。 「なんだ? にいちゃんはこいつの親じゃねぇのか」 「違う――」 「確かに違いますけど、今この子には漣同さんが必要なんですよ」 霧静が俺の言ったことを付け足す。 顔を見れば、なにが面白いのかなんでかニコニコとしている。俺がどうするか分かってるみたいに。 それを見て俺はため息をついてから、 「……わかった。またここに来て、それから決めるさ」 「おー! さすがレンレン。見かけによらず甲斐性があるねー」 「あ、こらアリエ! 失礼でしょう」 「落ち着け璃美香。怒った璃美香も可愛いが、喧嘩はイカンぜぇ!!」 うっせー店だな、ここは。 缶コーヒー買うだけだった筈なのに変なことを自分で引き起しちまったな。 次へ
https://w.atwiki.jp/busosodo/pages/59.html
「武装神姫×SW2.0」シリーズ(制作:Lyuu氏) nicovideo_mylist エラー ( マイリストURLの取得に失敗しました。正しいURLを入力してください。 ) パーティメンバー PL名 神姫型 キャラ名 種族 性別 生まれ 備考 アニエス 天使型アーンヴァルmk2 アールヴ=フロート 人間 女 傭兵 フロート家の双子の姉 シュトレン 悪魔型ストラーフmk2 ストラ=フロート ナイトメア(人間) 女 趣味人 フロート家の双子の妹 エスティ 犬型ハウリン リン=ハウル ドワーフ 女 練体師 リア 戦乙女型アルトレーネ レナ=アルト エルフ 女 魔術師 ニニアン 火器型ゼルノグラード ゼノン ルーンフォーク 女 軽戦士 マスター (GM) セッション1-0 セッション1-1 セッション1-2 セッション1-3 セッション2-1 セッション2-2 セッション2-3 セッション2-4 セッション3-0 セッション3-1
https://w.atwiki.jp/sol-bibliomaniax/pages/35.html
sheep Cooking Psychic and Witch Knife and Fork 8ave Battle (1) Battle (2) Vampire After Day 交響曲第一番 【無能】チューニング 薄暗い部屋の中で 第一楽章 音楽家たちの円卓 第二楽章 戦争、開始(1) 第二楽章 戦争、開始(2) 第三楽章 鋏と死骸(1) 第三楽章 鋏と死骸(2) 第四楽章 終演時間 カーテンコール 見えざる囚人 交響曲第二番 【無礼】チューニング 謎の会合、あるいは一重の憂鬱 第一楽章 虐殺者たち、あるいは擦れ違い(1) 第一楽章 虐殺者たち、あるいは擦れ違い(2) 第二楽章 交錯する者、あるいはヒーロー見参!(1) First Contact澪漂二重&澪漂一重 澪漂二重&朝霧沙鳥 三島広光路&望月遡羅 学園都市トランキライザーの異常な日常バレンタインデー編 組曲「交響楽のための澪漂」踊らされる音楽家たち ――第十二管弦楽団・澪漂爆重 絡み合う音楽家たち ――第九管弦楽団・澪漂鍵重 睦み合う音楽家たち ――第四管弦楽団・澪漂四重 見極める音楽家たち ――第六管弦楽団・ルリヤ=ルルーシェ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/893.html
「剣は紅い花の誇り」登場神姫 華墨 「かすみ」と読む このシリーズの主人公で、「紅緒」タイプ 田舎の電器屋で、ほぼ二年間売れ残っていた所を武士に買われる(その際の焼き付きか何かで、左大腿に痣の様なものがあったが、その話がその後出て来ない所を見ると、パーツ交換したと推測される) うじうじ考え込んでいたかと思うと、何も考えずに突っ込むバトルフリークの面も持つ、まさに主人公といった性格 最大の武器はその運動能力であり、驚異的な脚力から生み出される速度、跳躍力が自慢である 軽銃器と刀(後に大剣、長刀も使用)を手に、「槙縞ランキング」そして『クイントス』に挑戦してゆく ヌル 「咆凛」タイプ。ヒロインとして扱われるよりはヒーローでありたいと考えているようだが、その嫉妬深い性格は、ヒロインのそれとしか言い様が無い キャロやニビルの様な、実弾による銃撃戦に憧れているが、本人の資質はそれとは微妙に別の方向にある様で、華墨との闘いの中で、徐々にそれを見出してゆく事になるだろう 華墨へのライバル心は、どこか複雑な感情が多分に含まれるものであり、ニビルへの感情と共に、彼女の運命を彩ってゆく ニビル 「ストラーフ」タイプ。〈暗黒星〉を自称するガンマニア・・・かつてはスタンダードな白兵戦タイプの戦闘スタイルだった様だが、ある事情により現在は銃撃主体の戦闘スタイル。銃撃戦に対してはある種の美学があるらしい レズ気がある・・・というか、神姫を愛でる神姫。中位の槙縞ランカー 神姫であるよりは、人間として自立して闘いたいと望んでいる節があり、あくまで武装神姫として闘いたいクイントスとは、似ているが合わない(彼女の方が理由も判らずクイントスを嫌っている?) このシリーズのキーワードである「Gアーム」の一つを、後天性の「オーバーロード」として持つ すけべ・・・だが意外に純な面もあり、ヌルを散々やきもきさせる事になる 写真で「チーグル」の手首が付いていないのは単純な筆者の付け忘れで、深い意味は無い クイントス 「サイフォス」タイプ。槙縞ランキングの女王。 主力武器が何故か「コルヌ」では無く「為虎添翼」ライクな太刀(公式武装では彼女の技に耐え得ない故に、琥珀に打ってもらっていると思われる) その強さは他の槙縞ランカーからすれば圧倒的であり、〈完璧なる者〉(つまりは「クイントス」)とか呼ばれる。セカンドでの評価でいえば、中の中くらいにランキングされていると推測され、田舎から出て来ない事も相俟って、地元以外では強さの割に無名 「戦士でありたい、武装神姫として戦い続けたい」という強い願望を持ち、マスターの意向さえ無視して行動してしまえるほどに自立した神姫である どうやら本名は「セロ」というらしいが、その名で彼女を呼ぶ者は、極めて少数で、事質上家族同然のヌルやニビルですらリングネームで呼んでいる(ニビルは皮肉、ヌルは尊敬からというのもあるが・・・) 外伝で主役を張る事もままある せめてコイツと闘う位迄は続けたいなぁ 衝撃波を伴った音速超過の剣撃と、余程変な装備でなければ大概の武装は標準以上に使いこなす錬度が武器 後に、琥珀の手による魔剣「鳳凰」を得、その恐るべき力を縦横無尽に発揮する事になる エルギール 「ジルダリア」タイプだが、派手な塗装を施したサイフォスの装甲を左半身のみ身に纏い、アイヴィーブレード様の「魔女の剣」を操る中位の槙縞ランカー 「天/人/地」「雪/月/花」等の三動作を基本とした投げや剣術を操る とても強い上に才能があるが、対「白兵戦特化タイプ」に特化した戦闘スタイルから、勝率は余り良くないようだ 非常に高飛車で、口を開くと他人の悪口ばかり言っている様な印象の神姫だが、その実態は・・・ 戦闘以外に、彫金という意外な特技を持つ ウインダム 「アーンヴァル」タイプの強豪神姫 寡黙な職人タイプである事、機械的である事が格好良いと考えているフシがあり、意図的に人形がましく振舞う(ルシフェルの真似のつもりなのか?) 本人が「マイティ」と「ルシフェル」のファンであり、装備はマイティのコピーである(マシーンズが装備されていないが) 自分の理想に近付く事を目標に黙々と研鑽を積む キャロ 「バッフェバニー」タイプ。ニビルの師匠で、ヌルの憧れの的。髪型をストレートロングに変更している ダルそうな師匠キャラで、咥え煙草と巨乳がチャームポイント(!?) 本名キャロライン。本来なら槙縞ランキング2位以上の腕前・・・なのだが、現在は何故か一線から退いている 過去に「クイントス」を唯一恐怖させた神姫で、クイントスが槙縞ランキングに拘る原因は彼女にある 斬黒 「ざくろ」と読む 第二部に登場が確定しているもう一人の「紅緒」 「魔王」と呼ばれる 剣は紅い花の誇り
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/414.html
妄想神姫:メインメニュー 注意 本作品は“突飛な設定”の類を多分に含有しております。 意図的に行っているので、その手の要素を苦手とする方は 閲覧に細心の注意を払って下さいます様、お願いします。 あらすじ 登場人物紹介 本編 外伝 後日談 各種解説 おまけ 協力・引用 あらすじ アキバの隅にMMSショップを構える幼女店長、槇野晶。 彼女の側には“妹”と言うべき、三人の武装神姫がいた。 長女“アルマ”と、次女“ロッテ”に、三女“クララ”。 これは、そんな姉妹のマッドで百合気味な日常とバトル、 更に武装神姫を逸脱気味なメカを、妄想のみで綴るお話。 登場人物紹介 登場人物MMSショップ“ALChemist” ライバルの神姫達 黄昏よりの使者+α(ネタバレ有り) 本編 序章 「苛烈なる少女?と、目覚めし神の姫」 第一章 「晴れた日には、2人でそぞろ歩きを」 第二章 「サムライ男に見る、最近の犯罪事情」 第三章 「戦乙女は、かく降臨せし」 前半/後半 第四章 「私と彼女、小さな小さな“幸せ”を」 第五章 「“職人”として、私達にできること」 第六章 「世に一人しかいない、あなただから」 第七章 「天の妙なる響きに、しばし身を委ね」 第八章 「総てを司る、脆き神の姫」 前半/後半 第九章 「哀れなる傀儡に、祝福を」 前半/後半 第十章 「再誕せし、哀しき神の姫」 前半/後半 第十一章 「神は降りて、姫とならん」 前半/後半 第十二章 「新たに産まれ落ちた、その意味を」 第十三章 「適材を誂え、適所に与え」 前半/後半 第十四章 「自らの成せる事を、為したいから」 第十五章 「暗き過去に、深き眠りを」 前編/中編/後編 第十六章 「叡智を刃に、想いを力に」 前編/中編/後編 第十七章 「その御名は、誇りと想いと麗しの」 第十八章 「我が意思よ、より遠くより高みへ」 第十九章 「手織り、羽織り、慈しみを込めて」 第二十章 「働いた“妹”の、心意気に触れて」 第二十一章 「真っ直ぐに学び、ひたむきに語り」 第二十二章 「可愛いという事実は、罪にも似て」 第二十三章 「春爛漫とは、“全て”が花開く時」 第二十四章 「翼を持つ、姉妹達の絆を確かめて」 第二十五章 「舞い踊る、白鳥の乙女達」 前編/中編/後編 第二十六章 「職人気質は遺伝か、努力の賜物か」 第二十七章 「剣よ集え、神なる姫の元」 前半/後半 第二十八章 「和の心とは即ち、着物に宿る物也」 第二十九章 「和の心とは即ち、居住まいに宿り」 第三十章 「次女の生い立ち、遠くて近き過去」 第三十一章 「剣の目覚めは、未だ遠く」 前半/後半 第三十二章 「葉の香り、初夏に麗し四人の姉妹」 第三十三章 「約束されし、王妃の宝剣」 前編/中編/後編 第三十四章 「剣の王妃、戦場を去れば神の姫君」 第三十五章 「疲れた時は、玉を磨いて」 前半/後半 第三十六章 「禍つ刃を抜き、競う白日」 前半/後半 第三十七章 「妖精の騎士、その御印は虹の如し」 第三十八章 「成長、戦乙女を護る騎士」 前半/後半 第三十九章 「星空に想うは、遙か遠けき人の影」 第四十章 「蒼天にて、星を描きし者」 前編/中編/後編 第四十一章 「紅き星の下、月を臨む者」 前編/中編/後編 第四十二章 「翠の月を越え、天翔る者」 前編/中編/後編 第四十三章 「晩夏の空に響くは、遙かなる凱歌」 第四十四章 「旅立ちて、待つは永き野の松が本」 第四十五章 「山と森の台、響く神の音」 前半/後半 第四十六章 「雷帝の御剣、神殺しの槍」 前編/中編/後編 第四十七章 「変わり往く者達、帰り往く少女達」 第四十八章 「遙かに見据えし巨神の宴」 前半/後半 第四十九章 「騎士姫と、覚醒せし鋼竜」 前半/後半 第五十章 「そして姫を護る、神竜へ」 前半/後半 第五十一章 「猛り狂いし、地を灼く竜」 前編/中編/後編 第五十二章 「天より降りし、白霜の竜」 前編/中編/後編 第五十三章 「樹海の如く、業の深き竜」 前編/中編/後編 第五十四章 「輪舞曲を踊る姫達と、暖かき宴を」 第五十五章 「僅かな慢心、産まれた闇」 前半/後半 第五十六章 「そして大切な物と、見出したる光」 第五十七章 「光の刃と、真心の白き翼」 前編/中編/後編 第五十八章 「真心と、惑いし想いの、その先に」 第五十九章 「主の無き華と、新しき風」 前半/後半 第六十章 「新しき波浪と旋風の、前にある物」 「新しき風と、揺れ動く錬金術師達」 第六十一章 [第一節:契機]/[第二節:烙印] 第六十二章 [第三節:探求]/[第四節:憧憬]/[第五節:言葉] 第六十三章 [第六節:宿業]/[第七節:決意] 「過去と流血に囚われし、嘆きの姫」 第六十四章 [第一節:鳴動]/[第二節:邂逅] 第六十五章 [第三節:怨霊]/[第四節:憎悪]/[第五節:疑念] 第六十六章 [第六節:感触]/[第七節:認識] 「姫の閉ざされし檻、呪われし高貴」 第六十七章 [第一節:孤独]/[第二節:現実] 第六十八章 [第三節:賢者]/[第四節:信念] 第六十九章 [第五節:自我]/[第六節:誓約] 「ただその翼は、姫を解き放つ為に」 第七十章 [第一節:奇策]/[第二節:困惑] 第七十一章 [第三節:決闘]/[第四節:猛襲]/[第五節:進化] 第七十二章 [第六節:窮地]/[第七節:宵闇] [第八節:明星]/[第九節:開花] 「呪いと嘆きの縛鎖を、断ち切って」 第七十三章 [第一節:呪縛]/[第二節:悲壮] 第七十四章 [第三節:奈落]/[第四節:絶望]/[第五節:破局] 第七十五章 [第六節:奇跡]/[第七節:希望]/[第八節:至宝] 終章 「前を見た少女と、煌めく神の姫達」 [第一節:訣別]/[第二節:姉妹]/[第三節:逢瀬] [第四節:真心]/[第五節:約束] 外伝 その一 「新製品レポート──あるいは惚気話」 その二 「神姫たちの夜──あるいはその本性」(R指定) その三 「姦し神姫──あるいはトレーニング」 その四 「眠れない夜──あるいは清らな誓い」 その五 「聖者バレンタイン──あるいは歓喜」 その六 「燃ゆる聖杯の誘い──あるいは姫君」 その七 「特殊戦闘訓練──あるいは神姫無双」 前半/後半 その八 「晴れの舞台へと──あるいは内職業」 その九 「上がる緞帳──あるいは初日その一」 その十 「麗しき戦い──あるいは予選その一」 前半/後半 その十一 「誠意の返礼──あるいは初日その二」 その十二 「白鳥の乙女──あるいは予選その二」 前編/中編/後編 その十三 「熱気の坩堝──あるいは初日その三」 前半/後半 その十四 「熱き心魂──あるいは二日目その一」 その十五 「激烈なる拳──あるいは決勝その一」 前編/中編/後編 その十六 「折り返し──あるいは二日目その二」 その十六半 「零より来る者──あるいは準々決勝」 前編/中編/後編 その十七 「久方ぶりの羽休め──あるいは啓示」 その十八 「引き続いて羽休め──あるいは叙情」 その十九 「歌声、響いて──あるいは茜の日常」 その二十 「楽しい、来客──あるいは葵の日常」 その二十一 「叡智、輝いて──あるいは梓の日常」 その二十二 「星に、願いを──あるいは七夕の夜」 その二十三 「誇り──あるいはちょっとした挑戦」 前半/後半 その二十四 「現(いまどき)の神姫──あるいは祭」 その二十五 「水辺に泳ぐ女神達──あるいは入水」 前半/後半 その二十六 「最新の技術──あるいは公式の武装」 その二十七 「舞い踊る秋──あるいは少女の危機」 その二十八 「隣は何をする姫ぞ──あるいは晩秋」 その二十九 「大切な人に──あるいは粉雪の聖夜」 その三十 「曙の女神達──あるいは新年三ヶ日」 前半/後半 後日談 一幕 「紫風の尖姫──あるいは誇りと誓い」 [第一節:挑戦]/[第二節:宝石]/[第三節:騎兵] [第四節:軍隊]/[第五節:巨神]/[第六節:疾風] 二幕 「白花と黒華──あるいは聖者の再来」 [第一節:白花]/[第二節:聖者] [第三節:純愛]/[第四節:黒華]/[第五節:楽園] 各種解説 作中単語の解説・その一 作中単語の解説・その二(ネタバレ有り) 共通武装&共通装備の解説 軽量級ランク用武装の解説:その一 軽量級ランク用武装の解説:その二 重量級ランク用武装の解説 後日談で登場した武装の解説(ネタバレ有り) おまけ 商品案内:“Rosa bianca” 協力・引用 様々な方々のネタを、拝借・引用などさせてもらっています。 素晴らしい物を日々書き上げる皆々様に、最大限の感謝を。 HOBBY LIFE,HOBBY SHOP Gの人氏 戦うことを忘れた武装神姫 けものや氏 橘明人とかしまし神姫たちの日常日記 神姫の父氏 ねここの飼い方・劇場版 ねここのマスター氏 徒然続く、そんな話。 碧鈴の持ち主氏 凪さん家シリーズ チアキ氏 2036の風 「風」の人氏 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン ドキドキハウリンの中の人氏 剣は紅い花の誇り ぬえ氏 EXECUTION ―Requiem for Illegality― 穂刈氏 神姫ちゃんは何歳ですか? 優柔不断な人(仮)氏 狛犬はうりん劇場 参拝客氏 また、一部“2007年に実在した”ニュースを引用しています。 ※著作権上問題だと判明したので、見出しは撤去致しました。 ご意見等が有りましたら、こちらよりどうぞ。 閲覧: - 本日: - 昨日: - 最終更新日:2008年02月15日17時49分38秒 初回更新日:2007年01月16日 本編終了日:2008年01月25日 当頁及び関連頁の文責:妄想の人
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1640.html
人物紹介 黄昏よりの使者+α編 警告 この頁は物語の終盤に出てきた要素を、主に扱っています。 その為、所謂“ネタバレ”が含まれている恐れがあります。 【神姫オーナー】[追っかけ:向坂 光] 【武装神姫】[五女:エルナ] [二十一人目:アールヴ] 【その他MMS(オリジナル)】[残党:ロキ] 【その他MMS?(分類不能)】[縛鎖:ナイトメア] 【その他】[支援兵器:アルファル] [支援兵器:プルマージュ] 【神姫オーナー】 [追っかけ:向坂 光] 氏名:向坂 光(こうさか ひかる) 通称:じゃじゃ馬 年齢:17歳 性別:女性 CV:折笠 富美子 国籍:日本人 誕生:XXXX年03月21日 職業:学生 趣味:神姫の改造、渋谷の散策 特技:精密作業、メール打ち 食事:好きな食べ物:不明 嫌いな食べ物:不明 住所:不祥(東京都下?) 特徴:亜麻色の艶やかな髪を、肩胛骨辺りまで伸ばした娘。 当代の女学生であり、ファッションもそれに準ずる。 槇野晶のファンだという、神姫オーナー。ファッションセンスと 武装性能で、晶を目標として神姫バトルを戦っている快活な娘。 性格は“じゃじゃ馬”であり、神姫のアールヴとは何かと口論が 絶えない……と言っても、周りが見ればそれは痴話喧嘩である。 エルナとの対戦を経て、彼女もまた晶への尊敬を深めたらしい。 いずれ、エルナの宿敵として再び立ち塞がる日が来る……かも? 【武装神姫】 [五女:エルナ] 名称:MMS-FRJ-011-LUV version.1,79h[Erna(エルナ)] 通称:紫風の尖姫(アメティスト・ヴァルキュリア) 素体:独自型MMS・フレイヤ(規約内に収まる用、改造済) 年齢:再起動後数日/起動後数年(外見は少し幼めである) 性別:女性 CV:後藤 邑子 色彩:紫・銀・白・菫色を中心とする 国籍:武装神姫(登録地:日本・東京秋葉原神姫センター) 階級:秋葉原神姫センターサードリーグ(順位不明) 職業:槇野晶の武装神姫、名刺上は「工房アシスタント」 趣味:歌と踊り(北欧の民族舞踏系?)、模擬戦・訓練・修行 特技:短距離走等スピードを用いる動作、歌と踊り(同上) 食事:好きな食べ物:甘味各種、B級フード(焼きそば等) 嫌いな食べ物:炭酸飲料、“臭い缶詰”(トラウマ) 特徴:物凄く長い、菫色のストレートヘアを項で束ねる。 気分や装備では、解いたりツインテールにもする。 素体の塗装は、肌色と白・銀・紫をベースに変更。 カメラアイは琥珀色のドールアイ改造品へと置換。 両耳に紫水晶のピアス、胸には水晶のペンダント。 元は犯罪結社“ラグナロク”が開発した破壊工作兵器の試作品。 流浪の末に晶と“姉”達の元へ辿り着いたが、“悪夢”の呪いと 長旅や凶行による素体への酷使によって、超AI諸共ボロボロに なってしまった為に、神姫として改造・修復の処置を受けた姿。 性格は素直でなく激昂しやすいが、その実は真面目で大人しい。 しかしながら世間一般に疎い所為か、ドジを踏む事もしばしば。 晶を「マイスター」と呼び、“五女”として晶と三姉妹を慕う。 それは決してベタベタ甘えるという意味ではない物の、信じるに 足る“御姉様”という、精神的支柱の証となっている。その反面 他の人間はなかなか信用せずに、棘のある態度で接する。神姫に 対しては素直にこそなれない物の、姿勢は相当マイルドである。 それはこれまでの経験により、人間を信じる事に畏れがある為。 装備の換装で軽量級・重量級両クラスへの参戦を可能とする為、 徒手空拳での神姫同士による格闘にも耐えうる程の強度を誇る、 レアメタル・特殊高剛性フレームへの素体置換が行われている。 以前は更に強靱なフレームを用いていたが、デチューンされた。 他にもジェネレータ等、全てがギリギリまで性能を抑えてあるが 今なお、心・技・体・速度……四要素のバランスはかなり良い。 通常時には[hmOCU_ALXXX “Electro Lolita”]の先行試作品を、 真っ赤になりながらも着用している。 (XXXに入る型番は、不定) 一方でバトルの際は、高潔ながらも一切容赦しない姿を見せる。 己の技量と存在を活かす“戦闘”が、彼女はお気に入りなのだ。 “食事機能”でのエネルギー補完が修理の際に実装されており、 変換効率に於いてアルマと並ぶ“エネルギー重視型”を用いる。 [二十一人目:アールヴ] 名称:“光霊姫”アールヴ 素体:独自型MMS・アールヴ(オリジナル素体) 年齢:不明 性別:女性 CV:国府田 マリ子 国籍:武装神姫(登録地:日本・東京) 職業:不明 趣味:賭け試合(チップは、互いの武器) 食事:なし(食事機能未実装) 武装:可変斧“セブンスムーン”/闇機竜ドヴェルグ 装備:フィオラ、独自の追加装甲 特徴:可変武装を活用した、領域を選ばない戦い方を旨とする エルナの重量級ランク初陣にして、軽量級(通常)ランクでの、 セカンド昇進試合の相手を努めた神姫。マスターの向坂光とは 性格がそっくりであり、互いのじゃじゃ馬振りはある種有名。 群を抜いたタフネスとパワー……更に不屈の精神で、エルナを 窮地に追い込む。しかし、戦いへの態度がエルナの冷たい心に 火を付けてしまい、結果圧倒的に追い詰められ敗北を喫する。 しかし、彼女がそれを恨む事はなかった。むしろ諭してくれた エルナに対して、ある種の敬愛すら持っているかの様である。 それはマスターの光が晶に抱いている、尊敬の心と似ていた。 【その他MMS(オリジナル)】 [残党:ロキ] 名称:MMS-HPS-000-TOD version.1,30a[Loki(ロキ)] 通称:“戦略級殲滅型MMS(ハザード・プリンセス)零号機” 素体:独自型MMS・フレイヤ(超剛性希少金属製フレーム) 年齢:起動後数年(但し、外見から推し量る事は出来ない) 性別:女性 CV:後藤 邑子 色彩:白・銀・灰色・黒を中心とする 国籍:破壊工作兵器(製作地:北欧) 階級:なし(登場時点では、武装神姫ではない) 職業:無職(以前はテロリスト、但し無自覚) 趣味:なし(以前は、創造主との歓談が趣味) 特技:暗殺(対人・対機械を問わず)、情報処理 食事:なし(食事機能未実装) 特徴:その頭を、フルフェイスのヘルメットで覆った娘。 素体の塗装は、肌色と灰・銀・白・と黒がベース。 但し、殻の素肌を露出させている部分は殆ど無い。 両手・両脚が武装に置換されており、胸にも武装を 搭載。背部にはバックパックが直付けされている。 北欧の犯罪結社“ラグナロク”が販路開拓の為に開発していた、 テロリズム用独自MMSのプロトタイプ・零号機。神姫の試作機を その設計ベースとしており、“妹”達同様に感情を備えている。 しかし、人間という存在やそれに与する機械全てを恨んでおり、 滅びてでも“復讐”を成し遂げようという執念に囚われている。 故にヒステリック且つ短絡的・自虐的で、物事は疑って掛かる。 その躯は徹底して、社会を破壊する“テロ”の為に調整された。 爆破工作を得意としており、列車爆破を行った際には持ち込んだ TNT火薬と自前の“プラズマ・ボマー”で、破壊を遂行する。 【その他MMS?(分類不能)】 [縛鎖:ナイトメア] 名称:XXX-XXX-XXX-XXX[Nightmare(ナイトメア)] 通称:“悪夢” 素体:不明 年齢:起動後数時間(精神年齢は不明) 性別:不明 CV:なし(合成音声・女性形) 色彩:黒・紅を中心とする 国籍:なし(発生地は不明) 階級:なし(武装神姫ではない) 職業:なし(データの塊である) 趣味:なし(自我を持たない?) 特技:なし(情報操作が得意?) 食事:なし(食事機能未実装) 特徴:鬼とも騎士ともつかない、漆黒・単眼の虚構存在。 素体は一般的な武装神姫よりも、相当大柄である。 両腕は躯に不釣り合いな大きさの、クローアーム。 元々は、ロキの体内に潜伏していた情報機器用ワームウィルス。 テロ支援用破壊兵器として作られた時に仕込まれた“罠”だが、 本来は純粋にパソコン等のデータを破壊するだけの代物だった。 それがロキの歪んだ“憎悪”により徐々に変質していった結果、 神姫の超AIさえ侵蝕する様な、複合情報破壊システムとなる。 完全な“バグ”であり、ロキ自身でさえも存在を知らなかった。 ウィルスとして持つ情報破壊能力を、ヴァーチャルフィールドに 於いて純粋な破壊力へ転換した“悪夢”は、最凶最悪の敵として 幸福を掴みかけた“五姉妹”に、最大の試練を与える事となる。 【その他】 [支援兵器:アルファル] 名称:elVTA_AL778 [Alfar II(アルファル2)] 通称:[Sharnone(シャノン)] 年齢:数週間 性別:女性? CV:合成音声(Donna Burke 他) 色彩:モノトーンとクロームが基調、状態により変色する 国籍:ぷちマスィーンズ(登録地:日本・東京秋葉原神姫センター) 職業:槇野晶の武装神姫・エルナに仕える“騎士” 趣味:なし 特技:神姫のサポート(戦闘・お手伝い等多岐に渡る) 食事:なし(食事機能未実装) 特徴:多種多様な変形機能を見せ、主に忠実である。 晶がエルナの為に新規開発した、ぷちマスィーンズを土台とした 戦術支援システム。基本的には従来型の“アルファル”と同様の 機体であるが、その容姿や戦闘能力は随分と異なった物である。 なおその名は、やはりケルト神話の登場人物から取られている。 [支援兵器:プルマージュ] 名称:elVDV_AL778 [Plumage II(プルマージュ2)] 通称:[Tiarmarl(ティアマル)] 年齢:数週間 性別:女性? CV:合成音声(Joanna Day 他) 色彩:白とクロームに、主たるエルナのカラー・紫が基調 国籍:ぷちマスィーンズ(登録地:日本・東京秋葉原神姫センター) 職業:槇野晶の武装神姫達に付き従う“竜” 趣味:なし 特技:神姫のサポート(主に戦闘と室内の移動) 食事:なし(食事機能未実装) 特徴:莫大な出力を持ち、八体に分離・変形する。 晶がエルナに与えた、重量級ランク用の高速機動戦闘システム。 “獣の王”という機体コンセプトを、より押し進めた龍である。 獰猛だった彼女を、エルナが力ずくで手懐けたという噂も……? なお名前の由来は、バビロニア神話の竜であるティアマトー神。 メインメニューへ戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1881.html
第七回「うほっ…いいMMS」 時報「こんにちは、時報です」 日暮「日暮です」 日暮「今回の質問は「どうして時報さんは第一回で雛見沢症候群を発症したのですか?」、ですか」 時報「それ、感想コーナーの質問ハガキだよ。正しくはこっち(ハガキを渡す)」 日暮「失礼。…「男性型のMMSは存在しますか? 存在するならば詳しく教えてください」、だそうです」 時報「えっと…たしか291ページだったかなぁ…」 あまり知られていないが、男性型のMMSも当然存在している。 MMS黎明期のころはあまり内蔵機器を小型化できなかったゆえ、どうしても体格のいい男性型しか製造できなかった。 しかし技術の進歩に伴いスマートな体形を実用化し、武装神姫が登場した事により男性型MMSは衰えを見せることとなる。 国内において武装神姫の代表的メーカーは男性型を製造しておらず、現在男性型は小規模メーカーか輸入品でしか入手出来なくなっている。 ただ、国外メーカーのMMSは国内法に対応していないバトルに製造されていないものも多く、購入の際は注意が必要である(MMSショップに置いてあるものは、規制をクリアしている) 当然武装神姫専用のバトルサービスであるバトルロンドには使用できず、リアルバトルに使用する際は係員へ申し出る必要がある。 出力は女性型である神姫より高く、より多くの武装を搭載できるがその分出力の振り分けに苦労する事が多い。 また人格を一から作る場合、攻撃性などの調整が難しい為あまりお勧めしない。 余談であるが、世界で最も男性型のオーナーが多いのはアメリカである。 体型もアメリカらしくアメコミ調のガチムチとなっている。 日暮「ガチムチ…?」 時報「某スパンキングかますゲイビデオですか」 日暮「そう言えば、時報さんの妹さんは男性型を複数持っていますよね」 時報「ガチムチと美少年型に囲まれてチュッチュッウフフしてる人だから、見習わないでくださいよ」 時報「さて、感想コーナーの質問だけど。…実はあれ、演技なんだ」 日暮「さすがに、実在しない病気で死ぬのは無理があったんですね」 時報「癒し系で死んでも、さすがにあれはちょっと…」 日暮「いっかい、ホントに発症してみます?(注射器を取り出しつつ)」 時報「時報は嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」 日暮「それではまた次回お会いしましょう」 神姫無頼質問コーナーに戻る 流れ流れて神姫無頼に戻る トップページ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1039.html
双子神姫 「(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。」 著:小山田喜久子 注意:18禁表現やグロテスクな表現が含まれます。気をつけてください。 コラボ大歓迎です。 ですが、人間や神姫が死ぬのはちょっと遠慮してください。(すいません) 後、この物語の神姫は特殊な神姫です。(特にアンジェラスが…) 扱いが難しいかもしれません。 武器も主人公が作った武器を使います。(完璧に違反ですね) 1024×768ピクセル以上の画面であれば画像が下に下がる事はないと思います。 よろしくお願いします。 人間紹介 武装神姫紹介 違法改造武器紹介 舞台紹介 更新予告&履歴 最新更新履歴:弐千九年四月九日零時四拾九分 …約半年間更新が途絶えてしまいました。 原因はHDがイってしまい、更にバックアップの外部HDもオジャン。 『双子神姫』を読んでくださっている方々に申し訳ありません。 そしてコラボの方どお世話になっているミヤコンさん・ALCさん・土下座さんに 申し訳ありません。 連絡用のアドレスは予備用外部HD二個目に保存されたいた事に気付き近々連絡しようと 思っております。 最低でもストーリー完結とコラボ完結を目標に頑張ります。 更新は不定期に致しますので予告は…しない方が自分の為なのでしません。 長い言い訳になってしまいましたが、これを読んでくださった方に感謝です。 ストーリー更新状況。 第伍章第壱節100%画像製作弐枚完了 第伍章第弐節15%画像製作中 外伝ストーリー更新状況。 第伍話中篇60%凍結するかも… 第伍話後編60%凍結するかも… コラボ更新状況。 第伍作品全体60% ストーリー 少し頭が良い大学生が身内からバイトの話があった。 その青年の大学生はあっさりバイトを承諾。 そしてそのバイトをやったせいで青年の人生が大きく変わる。 四人の神姫との生活が、今…はじまろうとしている…。 序章 序章 第壱章 第壱章第壱節:こんな出会いもありか? 第壱章第二節:武装神姫についてと俺について 第壱章第参節:姉貴の会社に行ってみるか 第壱章第四節:奴が来た!? 第壱章第伍節:夜、二人きりで行くにはムードが無い場所だな 第壱章第六節:喰われた!18禁です。 第壱章第七節:表の世界の戦闘選択肢あり。 第壱章第八節:裏の世界の戦闘選択肢あり。グロテスクです。 第弐章 第弐章第壱節:文化祭って、こんなだったけ? 第弐章第弐節:夢の中で…其の壱 第弐章第参節:ストラヴァル&ストレガの誕生だぜ 第弐章第四節:夢の中で…其の弐 第弐章第伍節:あれ?俺のが無いぞ?? 第弐章第六節:夢の中で…其の参 第弐章第七節:どうでもいい話し合いと、真面目な話し合い 第弐章第八節:夢の中で…其の四 第弐章第九節:2VS2!さぁ、バトル開始だ!!選択肢あり。 第弐章第拾節:夢の中で…其の伍18禁です。 第参章 第参章第壱節:もう一人のアンジェラスグロテスクです。 第参章第弐節:Hacking! 第参章第参節:イリーガル・レプリカ迎撃指令 第参章第四節:Vier 第参章第伍節:イリーガル・レプリカ迎撃指令…アンジェラス編 第参章第六節:Drei 第参章第七節:イリーガル・レプリカ迎撃指令…ルーナ編 第参章第八節:Zwei 第参章第九節:イリーガル・レプリカ迎撃指令…クリナーレ編 第参章第拾節:Eins 第参章第拾壱節:イリーガル・レプリカ迎撃指令…パルカ編 第参章第拾弐節:Schatten Eins 第参章第拾参節:イリーガル・レプリカ迎撃指令…シャドウ・アンジェラス編 第参章第拾四節:楽しい日々の終焉 第四章 第四章第壱節:{離別と愛}選択肢あり。BL18禁です。フラグ。 第四章第弐節:覚悟と決断選択肢あり。フラグ。 第四章第参節:強攻と突破! 第四章第四節:アンジェラスとシャドウ・アンジェラス 第四章第伍節:デジタルとアナログ作戦開始! 第四章第六節:パルカとライフフォース 第四章第七節:クリナーレとネメシス 第四章第八節:ルーナと沙羅曼蛇 第四章第九節:アンジェラスとGRADIUS 第四章第拾節:脱出! 第伍章 第伍章第壱節:双子神姫 sVSシャドウ・アンジェラス 外伝ストーリー 外伝ストーリーは主にギャグ&エロで構成されたお話しです。 ですが、たまにストーリの重要な部分も出てきます。 第壱話:セーラー服っていいよね~ 第弐話:こんな違法改造もあり 第参話:俺の昔のバイトについて 第四話:パルカの趣味を訊いてゲンナリする俺… 第伍話:アンジェラスと水入らずの旅行(前編) 第伍話:アンジェラスと水入らずの旅行(中編) 第伍話:アンジェラスと水入らずの旅行(後編) 第六話:皆の脳内 第七話:煙草がぁーーーー!?!? 第八話:if、皆がヤンデレだったら…選択肢あり。グロテスクです。 第九話:俺と武器達の会話 第拾話:雪の日に思い耽るBL?18禁です。 第拾壱話:かくれんぼ(前編) 第拾壱話:かくれんぼ(後編) 第拾弐話:全前翼のビッ○バイパーと俺の悲劇 コラボ作品 優柔不断な人(仮)さんとのコラボです。 ↓ コラボ第壱作品:武装神姫の理解違いと人間の理解の違い18禁です。 ミヤコンさんとのコラボです、リレー小説です。 ↓ コラボ第弐作品:クラブハンドVS双子神姫~真夏の大決戦!ポロリはないよ!!~ ミヤコンさんとのコラボです。 ↓ コラボ第参作品:クリスマスイブにバイトってどうゆう事!? ALCさんとのコラボです。 ↓ コラボ第四作品:鋼の心~Eisen Herz~VS双子神姫~学生同士の大決戦!勿論ポロリはないよ!~ ミヤコンさん、土下座さん、ALCさんとのコラボです。 ↓ コラボ第伍作品:High School Of The Armed God Princess 最高 225 今日 - 昨日 - 合計 - 感想・ご意見、お待ちしております。 テスト -- 喜久子 (2007-06-28 21 21 24) ぇーっと、重箱の隅を突くようで申し訳無いのですが;理解の違いの中で『せ』が『そ』になってる部分がありました、敢えてでしたらスイマセン; -- 名無しさん (2007-09-29 17 37 45) 解かりました。すぐに修正しますね。 -- 喜久子 (2007-09-30 18 49 10) インフィニティすかっww 俺はライトっすよww -- アコ (2007-11-02 02 26 00) 突然ですが、差し出がましい事を申します。 御自分の作品にスクリーンショットを掲載されるのでしたら、神姫NET公式ホームページの、 「神姫NET著作物利用規程」を再読されてから、よくお考えになってくださいませ。 -- 名無しさん (2007-11-24 21 09 49) 分かりました。 再読してみますね。 -- 喜久子 (2007-11-26 03 25 09) ■著作物の加工 サムネイルとして使用する目的で加工(保存形式・解像度およびサイズの変更)することのみ許可いたします。 -- 名無しさん (2007-12-01 14 39 02) 指摘、ありがとうございます。 神姫NET著作物利用規程に従い直ちに加工した画像の表示をやめます。 加工の所を見落としてました。 -- 喜久子 (2007-12-01 17 52 43) 誤字修正程度で一々上げるな -- 名無しさん (2008-04-22 12 17 38) すみません、次回から気をつけます。 -- 喜久子 (2008-04-22 13 41 44) 誤字脱字が相当多いです。呼んでて不快感すら感じるほどです。せめて誤字脱字のチェックくらいはしてください。あと文法的におかしいところがいくつもあります。自分も言えた義理ではありませんが、もう少し日本語を学ばれてはいかがでしょうか。 -- 名無しさん (2008-04-27 23 48 17) 指摘、ありがとうございます。一応、文が出来た時に二回誤字脱字チェックしているのですが…。 それでも自分の見落としや至らない点がまだあります。 本編進めるよりも、今までの文を見直ししようと思います。 -- 喜久子 (2008-04-28 05 57 40) この作品すごく気に入りました。もっと書いて! でも誤字脱字多すぎ。 -- yamada (2008-06-06 12 41 32) 喜久子俺を食べて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! -- 名無しさん (2008-06-06 12 44 59) 気になったのでその部分をコピペします その時、大きな試験管の容器に亀裂がしょうじた しょうじたが平仮名になっているのはあえてでしょうか? -- 名無しさん (2008-07-08 21 14 54) ゲッ!これは完全に入力ミスです。 すぐに修正を行います。 教えてくださって、ありがとうございます。 -- 喜久子 (2008-07-08 21 46 13) おつ( ^ω^)今ラストまで読み終えました 続きに期待!フォーマットナイフの画像も希望する! -- ブーン大好きっ子 (2008-07-21 09 33 00) 名前 コメント