約 1,954,495 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1919.html
登校 アンジェラスの視点 私が目を覚ますと綺麗な町並みの中で立っていた。 空は晴天でとても晴れていて風も穏やか。 前にもホログラムで出来たバトルをした事がありましたが、前回よりもバージョンアップしたのか、かなりリアルになっています。 ただ前回よりも更に違うと言えば… 「何故にセーラー服?」 そうです。 今、私が着用してるのは青色のセーラー服なのです。 まるで本当に女子高生になった気分です。 今回のモニターは『武装神姫に高校生をやらせる』みたいな感じでご主人様が言ってましたが…。 なるほど、そういう事ですか。 この筐体のプログラムの中にいる時点で勝手に服を着せられる訳ですね。 で、セーラー服は多分…ご主人様の趣味ですね、絶対に。 にしても、なんか服が皮膚…ていうか素体に擦れてムズムズするよーな…。 身体は基本的に素体のままだけど今までの感覚となんか違うし。 それに本来、武装神姫の私達は服という物を着ません。 …だからといって常日頃、裸という訳じゃないですよ。 素体という身体だから、別に服を着る必要性がないだけです。 人間と違う私達だからこその理由でもあります。 って、裸うんぬんは置いといて。 …他にも武装神姫としての能力がかなり限定されてるみたい。 たとえを上げるなら武装神姫にある内臓時計なんかいい例です。 従来の武装神姫には内臓時計というものが装備されていて瞬時に現在時刻を確認できるのですが、能力限定されている上に高校生ぐらいの人間並みの能力しか使えません。 故に内臓時計は使えません。 その代わりに時刻を確認するための腕時計が私の左腕についてました。 アナグロ時計で一々針を見ないといけないし、腕を顔近くに持ってこないと針が見えづらい。 「人間とは時刻を確認するためだけに、こんなにも動作するものなのですね。何だか新鮮な気分です」 …にしてもこうやって、外部装置で時間を確認することも本当に人間になったような気がします。 多分、気分の問題としてもみられると思いますが、私達武装神姫はこれだけの事でも大いに違うのです。 所で。 「皆や他の神姫達はいったい何処にいるんでしょうか?」 キョロキョロと辺りを見渡していると。 「おーい、アンジェラスー。そこで何してるの~?」 この声はクリナーレ。 声がする方に向くとクリナーレがブンブンと左手を振っていました。 ルーナとパルカも一緒です。 そしてやっぱり皆セーラーを着ていました。 私は皆がいる所に行き合流する。 よくよく見るとクリナーレとパルカのセーラー服がピンク色ですね。 ルーナは私と同じ色のセーラー服。 あ、ローファーや靴下の色も違いました。 事細かいなぁ~、と思いながら皆の事を見てると。 「い~なぁ~…」 私の脳裏にあの声が聞こえたのです。 もう一人の『私』…シャドー=アンジェラス!? 「『私』だけズルイよ♪アタシも参加させてよー♪♪」 シャドーが脳内でそう言うと突然、私の横近くに光りの電子が渦巻き、徐々に光りは人間の形になっていき…。 「フゥ~。こんな感じかな?」 電子の光りが消えると同時にシャドー=アンジェラスが出現した。 しかもちゃっかり服も着てるし。 …て、服がセーラー服じゃない!? ラフな格好で腕にシルバーとかつけちゃってるし! なんで!? どうして!? 「アハハッ♪似合う?」 クネッと身体を動かしセクシーポーズを決めるシャドー。 私と同じ顔と身体でそんなポーズをしないでほしい! 寧ろするな! 命令形ですよ! 「なんで貴女が出てくるんですか!というか、私がここにいるのに貴女が出れるはずがないです!!」 「あら?『私』は知らないの??アタシは自由にプログラムを改ざん出来るのよ♪ここはリアル世界ではなく、電子のカタマリ…バーチャル世界。つまり『私』がこの世界にいても『アタシ』が出てこれるわけ♪♪服が違うのも制服のデータを書き換えたからよ♪♪♪」 後に『便利でしょ♪』といいながらニヤリッと笑い私達に説明するシャドー。 そうでした…シャドー=アンジェラスはネットワークや電子関係は全て操作出来るという特殊能力もありました。 ルーナもそれに似た能力がありますが、レベルが違いすぎます。 チートキャラまっしぐらですよ。 そしてなによりも今一番ヤバイ事はこの筐体のプログラムはシャドーの手に落ちたという事です。 私達を生かすのも殺すのも自由。 活殺自在とはこのことかな。 どうしよう、ヤバイ状況だわ。 「うん?あぁ~、そんなに睨みつけないでよ♪別に殺し合いしたくて来たんじゃないんだから♪♪」 「えっ!?そうなの?てっきり私はそー思ってたんだけど」 「今日はこんなにも楽しい企画があるんだもん♪そんな血生臭い事なんかしたくないよ、折角だから楽しみましょ♪♪」 ニッコリと笑いながら私を見るシャドー。 本当に殺し合いをしにきたんじゃなさそう。 たまにはシャドーも楽しみたいものなのかしら? でも私だけの判断じゃマズイ。 皆に迷惑をかけちゃう場合があるから。 「クリナーレ達はどー思う?大丈夫だと思う??」 私の疑問顔のまま皆に訊いてみる。 「ボクは別に構わないよ。楽しければいいし」 「………お姉様に従うまでですわ」 「少し怖いけど、シャドーさんが嘘言ってると思えないし…大丈夫だと思います」 クリナーレ達は大丈夫みたいな事を言う。 ルーナだけは苦い顔で不服そうだけど。 大丈夫よね? 本人も殺しをしないって言ってるし…。 でも後から半殺しにしたりしないようね? 『殺しはしていないよ~♪』とか言われたら、ひとたまりもありません。 どこまで信用していいのやら。 「ネェネェ、こんな所で話し合いするのはいいけど♪早く学校に行かないとヤバイんじゃない?」 シャドーがニッコリ笑いながら言われると、私はハッと思った。 私の左手に着いてる腕時計を見ると時刻は午前8 17でした。 ち、遅刻になっちゃいます! というか学校は何処にあるの!? 武装神姫のプログラムなら即座に分かるのに能力限定されてるから学校の場所が全然分かりません! 「プログラムによると方角はこっちよ♪ほら、早くしないと学校に遅れちゃうよ♪♪」 「流石、シャドー。プログラムの中身を見れば一発必中ですか。なんだか反則的ですけど」 「率直に解説してる場合じゃないよ、ルーナ!みんな、早く行きますよ!!」 「ランニング?よし、ボクが一番だ!」 「初日にいきなり遅刻ですか。ナンセンスですわ」 「アワワワッ!遅刻はイヤですぅ~」 私達はシャドーが教えてくれた方角に向かって学校へと急いでいった。 も~っ! 今回はいったいどいう日よー! 「(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。」
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2440.html
キズナのキセキ 登場人物紹介 ●久住菜々子 19歳 大学生 本編の主人公。 『異邦人(エトランゼ)』の異名を持つ神姫マスター。 明朗快活な美人。 ●ミスティ 本編のもう一人の主人公。 菜々子の神姫。イーダ型。 ストラーフのレッグパーツを装備して戦う。 ●遠野貴樹 20歳 大学生 『ハイスピードバニー』ティアのマスター。 本編の語り部。菜々子の恋人。 ●ティア 遠野の神姫。ローラーブレードのような装備を駆使するオリジナルのバニーガール型。 本編のもう一人の語り部。 ●大城大介 21歳 フリーター 菜々子の友人。虎実のマスター。 見た目ヤンキー風だが、根はいい奴。 ●虎実 大城の神姫。ティグリース型。 ファスト・オウガを高速機動型に組み替えたエアバイクを駆使する。 ●久住頼子 年齢不詳 主婦 菜々子の祖母。三冬のマスターで、ファーストランカー。 見た目は若い。 ●三冬 頼子の神姫。ハウリン型。 礼儀正しい。 ●桐島あおい 大学生 21歳 かつて菜々子が姉と慕った女性。 凄腕の神姫マスター。 ●マグダレーナ あおいの神姫。謎に包まれている。 ●ルミナス あおいがかつて所有していた神姫。アーンヴァル型のカスタムタイプ。 ●花村耕太郎 『薔薇の刺』の異名を持つ神姫マスター。 ポーラスターの『七星』の一人。 菜々子の過去を知る人物。 ●ローズマリー 花村の神姫。ジルダリア型。 デフォルト装備にこだわる。 ●姐さん M市にあるゲームセンターのアルバイト店員。 桐島あおいの過去を知る人物。 菜々子のチームメイト 遠野がリーダーを務める、武装神姫チーム『アクセル』のメンバー。 菜々子と大城もチームに所属している。 ●八重樫美緒 高校生 17歳 高校二年生。ライトアーマー・シスターズのリーダー格。 遠野と菜々子を尊敬している。 しっかり者。 ●パトリシア 美緒の神姫。ウェルクストラ型のノーマルタイプ。 ●蓼科涼子 高校生 17歳 美緒の同級生。ライトアーマー・シスターズの一人。 自称・遠野の一番弟子。 きまじめな性格。 ●涼姫 涼子の神姫。パーティオ型。 武装手を飛ばし、ワイヤーを使った独特の機動で戦う。 ●園田有希 高校生 17歳 美緒の同級生で、ライトアーマー・シスターズの一人。 自称・菜々子の弟子。 難しいことは考えない、おおざっぱな性格。 ●カイ 有希の神姫。ヴァローナ型。 中古のストラーフ装備を使う。 ●江崎梨々香 高校生 17歳 美緒の同級生で、ライトアーマー・シスターズの一人。 バトルにあまり積極的でない非武装派。 おしゃれ上手で情報通。 ●もなか 梨々香の神姫。ポモック型。 無邪気な性格。梨々香と一緒におしゃれを楽しんでいる。 ●安藤智哉 高校生 17歳 美緒の同級生で、恋人。 顔よし、性格よしの人気者。最近武装神姫をはじめた。 ●オルフェ 安藤の神姫。ノーマルのアルトレーネ型。 今は自分の戦い方を模索中。 Topに戻る>
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/735.html
武装神姫 鳳凰カップ 実況生中継! 「みなさん、こんにちわ。この番組の実況を務めさせて頂きます、アナウンサーの花菱 燕(ツバメ)です」 二日目の午前十時、俺は昨日まで予選会場だった場所に入れ替わるようにして設置された特設巨大スタジアムの放送席にいる 観客の最大収容人数は一万五千人、中継用のテレビカメラ30台…… もうアホだ、このグループ ゲンナリしつつもやはり解説者の仕事はやらざるをえず、ノアだけを連れて決勝トーナメント開会セレモ二ーのため勢揃いしている予選を勝ち抜いてきた16組を放送席から眺めていた 葉月のヤツ…滅茶苦茶緊張してるよ… 逆にアルティはドッシリ構えてやがる さすが元八相、大舞台には強いってか ミコとユーナはどこかって? 全国放送の番組だ、流石にミコとユーナを連れての大騒ぎはまずいだろうという事で二人は香憐ねぇに預けておいた ちなみに俺の横にいるアナウンサーさんは…もうなんとなくわかるよな? 燕さんは昴の母親なんだわ 花菱財閥の令嬢なのだが、アナウンサーの道に憧れてからは夫である昴の親父さんに財閥を任せ、のびのびと天職ともいえるフリーアナウンサーの仕事をやっている そんでもって御袋と桜さんの二人と同じく幼馴染 三人揃えば元祖かしましシスターズ!! …姉妹ではないがそれほど仲が良いということだ 「それでは今日の解説者の方をご紹介します。まずは武装神姫公式リーグ、公式ランキング13位、ファーストランカーの橘 明人さんと『緑色のケルベロス』ことパートナーのノアールさん。そしてそのお隣が同じく武装神姫公式リーグ、公式ランキング16位、ファーストランカーの綾川 千紗都さんと『黒き狼』ことパートナーの冥夜さんのお二人です。みなさま、今日はよろしくお願いします」 「よろしくおねがいします」 「よろしくおねがいします」 観客席から拍手をもらう 綾川さんは俺のランカー仲間でもある 多分御袋はそこら辺も知ってて彼女を選んだんだろうな 彼女の神姫は黒いアーンヴァルの冥夜 ノアと同じく刃物使いで『黒き狼』の二つ名を持っている 「今回の鳳凰カップ〈春の陣〉はかなりのハイレベルとの噂ですが橘さん、そこのところいかがお考えですか?」 「はい。花菱さんの仰るとおり、今回の参加者は予選脱落者を含めて非常にハイレベルとなっています。『黒衣の戦乙女』や『白い翼の悪魔』、さらには『鋼帝』に『剣の舞姫』、『弾丸神姫』、『クイントス』、『蒼天の旋姫』など、多くの名の知れた神姫が集いましたからね…」 「鶴畑 興紀選手も参加していますし…これはなかなか見られない好カードのバトルとなりそうですよね。綾川さんは注目されている選手はいらっしゃいますか?」 「私は……しいてお名前を上げるとすればAグループ代表のアルティ・フォレスト選手&ミュリエル選手でしょうか」 俺は綾川さんの言葉にぎくりとする 「彼女達は米国リーグで名をはせた実力者と存じています。ミュリエル選手はファーストの神姫にも劣らないとかで…」 そのことは観奈ちゃんから教えてもらっていたのであえて触れなかったのだが… あいつが騒がれたり注目されることで面倒なことになりかねないしさぁ… ちらりと下にいるアルに目をやれば「…何故私のことに触れなかったんだ」といわんばかりにこっちを凝視していた えぇい、この際見なかったことにしようと目線を横に逸らすとニコニコしながら俺を見ている綾川さんと目が合った それにしても…おかしいな…確か彼女には俺とアルの関係を教えてはいなかったと思うんだが… 「綾川さんは去年おこなわれた第三回大会、二度目の〈春の陣〉の優勝者ということですが…」 ええ? そうだったの? 俺、初耳なんだけど… 「はい、この大会は私にとって思い出深い大会なのですが…優勝した後の大変さが身に沁みましたね」 「と、もうしますと?」 「去年の大会からこの子が『黒き狼』なんて言われ出して、挑戦者が後を絶たなかったんですよ。橘さんのノアールちゃんみたいに実力があれば対処できたかもしれませんが、私達はホントに大変でした;」 少し困ったような笑顔で微笑む綾川さん 「つまり、この大会の知名度がどれほど高いかというわけですね…。さぁ、今大会からも未来の超有名神姫が誕生するのでしょうか!? 間もなく開会セレモニーが始まろうとしております!!」 燕さんがそういい終わるとスタジアムの横から屋根が出現し始める えぇ!? このスタジアムって特設のくせに開閉ドーム式なのか!? やっぱアホだろこのグループ!! 屋根が閉まりきり、スタジアムの中は真っ暗闇に包まれた この後はジジイによる主催者挨拶である (なんとなく頭の中で『一寸先は闇』って諺が浮かんできたんだが…俺ってネガティブ?) (安心してくださいご主人様、私もですから…) ノアと小声で話していると、スタジアム中央に“カッ!”と一筋のスポットライトが輝く その光の真ん中にはジジイの姿が………って、オイ 『れでぃ~~すえんどじぇんとるめん!!ようこそ盛大なる戦姫の祭りへ』 なんか椅子に座って足組んでるよ… 赤いスーツ姿で右目には黒い眼帯だしよ… おもいっきりアレじゃねぇか… 『さて皆さん、今ここに集いしは過酷な試練を超えた十六組の小さな姫とそのパートナー達であります。まずは苦難の道を勝ち抜いた彼らに賞賛の言葉を送りたいと思います…』 あああああああああ…頼むから全国ネットでアホな姿はさらすんじゃねぇぞ!? アンタ代表なんだからな? 鳳条院のトップなんだからな? 『しかし、彼ら彼女らに待ち構えるは今までよりもさらに厳しい王者への道。己の名を広き世界へ轟かせる勝鬨を上げるものは誰なのか、しかと彼女らの放つ熱き輝きを目に焼き付けて欲しい。諸君に『五色の翼の杯』……聖杯の加護があらんことを……』 左手をまげて礼式風の御辞儀をする爺さん 流石のジジイもなんとかちゃんとした場だと言うことはわきまえ… 『それでは皆さんご一緒に!! 武装神姫バトル! れでぃ~~~~っ……』 『ゴーーーーーーー!!!!』 ガツン! と勢いを殺せないまま実況席のテーブルに額をぶつけてしまった俺とノア 燕さんも綾川さんと冥夜もひっくるめて会場全員で怒涛の開幕となった もしかして毎回コレをやってるのかあのジジイ…… やっぱアホだわこのグループ!! 「さて、続いては決勝リーグのルール説明へと参りましょう。決勝リーグもバトル方式は予選と同じくバーチャルバトルです。しかし、通常のものよりもバージョンアップしている超大型V.B.B.S.筺体を使用します」 この大型V.B.B.S.筺体はフィールド自体の大きさはリアルバトルで使用するフィールドほどの大きさだ ようするに、リアルバトルにできるだけ近いバーチャルバトルということだな 「会場の皆様や視聴者の方々には私達の放送席の向かい側の巨大スクリーンより緊迫感のある白熱したバトルをご覧頂けます」 ちなみにバトル中の両オーナーは位置的に巨大モニターが見れなくなっている 自分の神姫が何処にいるのか相手にばれないように、また、相手の神姫がどこに隠れているのかわからないようになっているんだ 「鳳凰杯は第一回戦の八試合を午前の部とし、そこでの勝者八名による再抽選をおこないます。その後、途中休憩を挟んでから残りの午後の部に移ります。以上で説明の方を終わらせていただきまして、第一試合の方に参りましょう…」 またしてもライトが消えて暗闇に包まれてからしばらくすると、東西の両端に一本ずつ光の柱が一回戦の対戦者達を照らし出す 「まずは西方、虎門よりAグループの覇者、アルティ・フォレスト選手とミュリエル選手! 彼女らに対しますはBグループを制しました鳳条院 葉月選手とレイア選手、龍門より入場です!!」 お互いに大型V.B.B.S.筺体をはさんで目線をぶつける さっきまでの緊張は何処へやら、真剣そのものの顔はいつのも葉月ではない証… 「この試合の見所はいかがな所でしょうか橘さん」 見所って言ったってなぁ こちとらいきなり身内同士の対決なわけで…… とりあえず 「決勝リーグのオープニングを飾る一戦ですからね。双方悔いのないような良いバトルを期待しています」 ありきたりだがこんなもんだろ… 「御主人様…明人さんが悔いのないように頑張れって言ってます…」 「………」 「御主人様?」 「大丈夫だよ、レイア」 「は、はい……」 「私にはレイアがいてくれる…私はレイアを信じてる」 「御主人様……」 「あの時みたいに…力がなくて、ただ兄さんとアルティさんを…二人の関係を見ているだけしかできなかった私じゃない。今の私にはあなたがいる…お願いレイア…私に力を貸して!」 「………はいっ!!」 「実力的に言えばレイアは今だお前ほどではない…ただ、エリーがどんな厄介な物を渡したのか…そこが気になるな」 「……気にするの良くない…所詮、ぶっつけ勝負…」 「そうかもしれんがエリーは武装の特性にあうモニターを選ぶだろ。お前だって何回か使っただけで《ライトオリジン》や《レフトアイアン》を使いこなしたじゃないか」 「…そう………………………だっけ?」 「…なんにしても警戒が必要ということだな」 「さぁ両オーナー、武装させたパートナーをエントリーゲートに見送ります…」 他の武装をサイドボードに置くと開始前の静けさが会場を支配する 固唾を呑むとはこの事だ フィールドは…天守閣がそびえ立つ城の中庭 散りゆく桜に満月の光が影をつくる中に二人の悪魔がお互いを見つめている 「負けるわけには…いきません…」 「……勝つ……」 『ファーストバトル…ミュリエルVSレイア、レディ………』 両者腰を落として始まった瞬間の動きを警戒する 『ゴォォォォォォーーーーーーーーーーー!!!』 「はあぁぁぁぁっ!!」 『先に動いたのはレイア選手! 開始の合図に一足早く反応した!』 いや、違う ミュリエルも反応できていたがあえて後手に回ったんだ スクリーンに映るミュリエルの表情に一片の焦りも伺えない 冷静そのもの、完全に誘っている ミュリエルはそれでも接近するレイアをバックステップで距離をとりながら手に持ったシュラム・リボルビンググレネードランチャーで迎撃 会場のあらゆる所に設置されたスピーカーから爆音が響き渡る 『クリーンヒットか!? レイア選手、開始十秒とたたずに終わってしまうのでしょうか!?』 爆心地周辺を覆いつくしていた黒煙が舞い散る桜をのせた風により少しずつ薄らいでいく レイアは満月の逆光を背に浴びながら立っていた それも…… 『レイア選手…む、無傷です! 目の前にかざした巨大な武装で身を護りました!』 目の前にかざした武装…それすなわち紛れもなくエリーからの陣中見舞い、全領域兵器《マステマ》であった 全長はLC3には満たないものの、高強度の防御装甲があるため重量で言えば間違いなく上である それゆえに攻防一体の構えが取れ、前方下と後方下についた悪趣味なほどにギラつく刃は大抵の物を重さとともにぶった切り、前の刃のすぐ上はアレンジのため高エネルギー砲となっている オマケに二機のN2ミサイル…とまでは流石にいかなくても…ASM-Ⅶ『ハルバード』レベルのミサイルを備えてある 『敵意』の名の通り…手加減容赦ない凶悪兵器を自分の前にかざしているレイア 普段はおとなしい、良い子の彼女が始めて悪魔に見えた瞬間である 『無傷…か。防御装甲の強度が半端じゃない…出し惜しみしていて持久戦にでもなれば流れはこちらに不利だぞ』 「了解、《ライトオリジン》……展開…」 右腕手首がパージされ、蓄蔵されていたエネルギーが砲身にプラズマ現象を引き起こす 『レイア、チャージ開始。迎撃方法はわかってるわよね?』 「わかっています御主人様、任せてください!」 『ファーストコンタクトを終えお互い、今だ無傷! 高エネルギー波の力比べとなるのでしょうか!』 それはマズイ 《ライトオリジン》はあらかじめ初発分のエネルギーチャージはすませているはずだ ミュリエルは慌てずに照準を合わせるほどの余流がある 「……Lock」 スコープのど真ん中に映りこんだレイア目掛け高エネルギー波は発射される 『今よ、レイア!!』 「てあ!」 レイアは《マステマ》を持ち上げる さきほどと同じくを表に来るようにするが… 『またしても防御の姿勢に入った!しかし綾川さん、それで防げるのでしょうか!?』 答えは否 受け止められたとしてもミュリエルは次の動きに入る 反動で遅れたところを《レフトアイアン》の速射砲でつめられたら成す術がなくなってしまう 万事休すの展開でも葉月とレイアの目はまだ生きている 『彼女の狙いが防御だけとは限りませんよ』 と綾川さんの一言 『同意見ですね…』 『そ、それはどういう…』 すぐに答えは周知のものとなる レイアは《マステマ》の防御装甲面を展開、下に隠れていたハルバート級ミサイルを後方刃の上部にあるもう一機とともに合計二本、全弾打ち出した 防御装甲面下に隠れていた分は《ライトオリジン》のエネルギー波を相殺し、残る一方はミュリエル目掛けて飛んでいく 『小ざかしいマネを…ミュリエル、《レフトアイアン》!!』 「…展開、迎撃開始…」 即座にパージされた左腕から銃口が現れ雨あられと弾幕を張る …なにか妙だ 普通、ミサイルの迎撃を重視するなら《アポカリプス》も使えばいい… 「彼女、何か狙っていますね…」 マイクを通さずに俺に話してきたのは綾川さんだった 彼女も俺と同じく勘付いているようだな ミサイルは《レフトアイアン》だけでも打ち落とせたが、爆発した距離が近かったせいもありミュリエルは黒煙の中に消えていった 『レイア、決めるわよ!』 「了解です!!」 『昴…借りるぞ』 「…《アポカリプス》…展開」 黒煙の中でミュリエルの呟きは誰にも聞こえることはなかった サバーカの脚力を十二分に使い、正面に《マステマ》の銃口が先にくるように構え、突進するレイア ドスン! という音が聞こえたかと思うと煙の中で両者の動きが沈黙する 完全に煙が晴れた後、そこにあった光景は ミュリエルの腹部を貫いている《マステマ》の刃 しかし致命傷とまではいかない ジャッジプログラムによる勝利判定もない、ミュリエルのギブアップもない つまりまだ勝負は続いているのだ 「《マステマ》の刃は貫き通すためにあらず、《マステマ》の刃は捕らえるために…あるです!」 レイアはそのまま銃口を天高く掲げる 銃口にはミュリエルが刺さったままで身動きをしない…… 彼女の様子を良く見なかったことがマズかった レイアから見たミュリエルは満月と重なり逆光となっていたのだ 「コレで……終わりです!!」 「カルヴァリア・デスペアーーー!!」 『だ、第七聖典!? きまったかぁー!?』 とりあえずそのツッコミは置いといて… そのまま銃口から放たれる高エネルギー波がミュリエルを包んだ…次の瞬間 パン! と音を立ててミュリエルが………『割れた』 普通ならここで大ダメージによるジャッジコールがあるか強制退場となるのだがミュリエルのそれはどちらとも明らかに違っていたのだ その証拠にまたしても勝者コールが聞こえてこない 『こ、コレはどういうことでしょう…ミュリエル選手が倒れたのに勝利判定がありません……』 プログラムエラーでないとすると結論は一つ ミュリエルはまだ……そこにいる 「なっ…確かに手応えはあったハズなのに……」 彼女の周りに散るのは拡散したミュリエルだった物と夜風に舞う桜吹雪 あとはそれを照らす荒城の月……ただそれだけでフィールドの中は風の音のみが不気味に聞こえる うろたえるレイア その動揺が彼女の警戒レベルを一瞬だけ落としてしまっていた 「………Lock 」 レイアの真後ろ… 『なっ!?』 「なんですって……」 《ライトオリジン》を再チャージし終えたミュリエルがその銃口をレイアの後頭部に突きつけていた 『…まだやるか、葉月?』 そこで葉月はやっと納得がいった顔をした 思い出したようだな 『なるほど、そうだった………ふぅ、ここまでみたいね…降参します』 『マスターギブアップ。勝者 ミュリエル!!』 『ぎ、ギブアップです!ミュリエル選手第一試合を勝利で飾りました!!』 呆然となる観客も少しづつ我にかえり拍手や喝采を送り始める 『みゅ、ミュリエル選手が再び現れました…で、では橘さん、先ほどのミュリエル選手はいったい…』 『アレはですね…』 『……バックパックに収納してあった衝撃吸収素材で作られた特殊ダミーバルーン…ですか』 『!!』 綾川さんが俺の言おうとしたことを当ててしまっていた 『彼女がミサイルの撃墜にバックパックを使わなかったこととも辻褄が合います。ミサイルの黒煙は隠れてフェイクのバルーンと入れ替わるためにあえて近くで爆発させたんですよ』 おかしい 『そして入れ替わり、相手の必殺技をやり過ごさせてその後の隙を突く…単純ですがバルーンを展開した後となれば見破るのは至難の業となります』 これは昴が八相の-メイガス-と呼ばれていた頃、あいつの異名の元となった戦術だ ただのフェイクではない 幻の数を多数出現させることができる香憐ねぇの『惑乱の蜃気楼』とは別の、 『完全に同一の物を複製したかのように…-増殖ーしたかのように見せるトラップスキル……ですね』 昔の昴を知っている俺や香憐ねぇでさえ見破るのは至難の業 戦ったことのない葉月にしても、知識としては理解していたはず だか結果としてやられているわけだ アレを見破れる人物なんて早々いないはず…なのに… 少し警戒して彼女を見ると、何事もなかったかのように「なんですか?」というような微笑で俺の顔を見つめ返してくる 『第一試合はアルティ・フォレスト選手とミュリエル選手が準々決勝進出を決めています。それでは一端、CMです」 彼女は…一体… 追記 「桜や、動きはどうなっとる?」 「今のところ、彼女からの新たな連絡はありません」 「そうか、挨拶では少し挑発してみたんじゃがのぅ」 「…調子に乗ってたら彼女に殺されますよ?」 「なんだかホントにシャレにならんの…謝っておいたほうがええか?」 「それが宜しいかと」 「しかし…このまま動かんとなると…ますます嬢ちゃんの言っとった線が濃くなってくるの…」 「…あと、フェレンツェ博士が何かに勘付いている様子でしたが…」 「彼は流石に鋭い。侮れんわい…だが、彼にも話すわけにはいくまいて。嬢ちゃんとの約束じゃからの」 「…兼房様、私で宜しかったのですか?」 「ふぉ。お主が鳳条の名参謀と呼ばれとるのはわしがそう言って回っておったからじゃ」 「は? はぁ…」 「ま、それだけお主を評価してると思っとくれ。ふぉっふぉっふぉ!」 「有り難う御座います、兼房様…」 続く メインページへ このページの訪問者 -
https://w.atwiki.jp/2chbattlerondo/pages/297.html
アップデート履歴2008 http //www.shinki-net.konami.jp/support/updata/update-rireki.html 2010 2009 2008 2007 Ver1.61 (2008.12.19) Ver1.60 (2008.12.19) Ver1.59 (2008.12.19)共通 新要素追加 不具合修正 新要素追加 Ver1.58(2008.12.04)不具合修正 Ver1.57(2008.11.25)不具合修正 Ver1.56(2008.11.10)共通 不具合修正 Ver1.51(2008.10.30)共通 新要素追加 ゲームバランス調整 不具合修正 Ver1.48 (2008.09.12)共通 不具合修正 (2008.09.12)共通 新要素追加 ゲームバランス調整 その他 (2008.09.01)共通 (2008.8.29)不具合修正 Ver1.46 (2008.8.08)新要素追加 ゲームバランス調整 不具合修正 Ver1.45 (2008.7.22)不具合修正 Ver1.43 (2008.7.18)新要素追加 その他 Ver1.42 (2008.7.10)新要素追加 Ver1.41 (2008.6.20)新要素追加 Ver1.40 (2008.5.30)新要素追加 Ver1.39 (2008.5.15)不具合修正 Ver1.38 (2008.5.9)不具合修正 Ver1.37 (2008.5.7) Ver1.36 (2008.5.1)不具合修正 Ver1.35 (2008.4.30)不具合修正 Ver1.34 (2008.4.23)不具合修正 Ver1.33 (2008.4.23)新要素追加 仕様変更 不具合修正 その他 Ver1.32 (2008.3.28)不具合修正 Ver1.31 (2008.3.24)不具合修正 Ver1.30 (2008.3.21)新要素追加 仕様変更 不具合修正 その他 Ver1.29 (2008.2.28)新要素追加 不具合修正 その他 Ver1.28 (2008.1.31)新要素追加 ゲームバランス調整 その他 Ver1.27 (2008.1.11)不具合修正 その他 Ver1.26 (2008.1.7) Ver1.61 (2008.12.19) スキル「毛筆乱舞」のエフェクトが表示されない不具合を修正 Ver1.60 (2008.12.19) 「シルクハット」など、一部武装パーツの表示不具合を修正 トレーニング中にオーナーグレードが表示される不具合を修正 イベントミッションの未入手アイテムを閲覧メニューで表示できてしまう不具合を修正 Ver1.59 (2008.12.19) 共通 新要素追加 神姫ショップに新商品を追加 神姫NETウインターフェスタ開催(~2009.01.19 12 00) 不具合修正 武装パーツ「ブレザー服・長袖」「プリーツスカート」が、一部グラフィック環境で黒く表示されてしまう不具合を修正。 新要素追加 ミッションバトルにイベントミッション「サイバーフロント攻略作戦」を追加※イベントミッションはウインターフェスタ期間中のみプレイ可能です。 新たに以下の武装パーツに対応†天使型アーンヴァル トランシェ2 追加パーツ†悪魔型ストラーフ bis 追加パーツ GEM交換に武装パーツを追加 Ver1.58(2008.12.04) 不具合修正 チームミッションにおいて、参加基準に満たない神姫が選べる場合がある不具合を修正 Ver1.57(2008.11.25) 不具合修正 「アニマル」「プラント」「ディゾナンス」のいずれかのコーディネートが成立している時に、コーディネート無属性の武器にコーディネートボーナス適用されていた不具合を修正。 Ver1.56(2008.11.10) 共通 ウェスタンハットを装備して保存した際、ウェスタンハットの向きが傾く不具合を修正。※装備済みの場合は、一度ウェスタンハットを装備し直す事で、修正が適用されます。 不具合修正 攻撃スキル「グランドブーストインパクト」を一部の反撃スキルで回避した際、アプリケーションが終了する問題を修正。 Ver1.51(2008.10.30) 共通 2008秋の新キャラキャンペーンアイテム「もみじの髪飾り」をログイン時に配布(2008年11月13日 12 00まで) 新要素追加 神姫ショップに以下のモデルを追加ナース型ブライトフェザーシスター型ハーモニーグレイス※ジオラマスタジオのみの対応となります。※商品付属の武装神姫アクセスコードもご利用いただけます。HST型アーク stHMT型イーダ st※商品付属の武装神姫アクセスコードもご利用いただけます。 以下の神姫に対応HST型アークHST型アーク stHMT型イーダHMT型イーダ st蝶型シュメッターリング戦車型ムルメルティア戦闘機型飛鳥火器型ゼルノグラード 新規ミッションを追加 新規アチーブメントを追加 GEM交換に武装パーツを追加 追加効果を拡張 メインウエポンに、「サプリメント」カテゴリを追加 武装エディット画面を変更 ゲームバランス調整 一部、武装パーツのパラメータを調整 コーディネート特典を調整 3種以上のコーディネート属性のパーツを含む武装に特殊コーディネート「ディゾナンス」を追加※既存の武装にディゾナンスが発生している可能性があります。ご確認ください。 不具合修正 スクール水着とレザースカートを装備しながら、ワンピースなどを装備した際、進行不能になる問題を修正 Ver1.48 (2008.09.12) 共通 神姫ショップに新商品を追加 不具合修正 チームミッションのクリア情報が誤表示される問題を修正 バトルモード「レインディアライディング」の突撃威力が著しく低下していた問題を修正 新アチーブメントの一部の出現条件を修正 (2008.09.12) 共通 二周年記念キャンペーンとしてログイン時に武装パーツ「薔薇の髪飾り」を配布(2008.09.12 11 00 - 2008.09.24 12 00) 新要素追加 神姫センターに「ふくびきカウンター」を追加 バトルにおいて、複数ターンにわたり神姫のパラメータに影響を与える「追加効果」システムを導入※詳細はマニュアルをご覧ください 新アチーブメントを追加 新チームミッションを追加 ゲームバランス調整 バトルステージ「アクア」、「ディープシー」における水中適性の有効上限値を変更 一部の武装パーツの性能を調整 以下のバトルモードの性能を調整†シェルプロテクション- 追加効果無効†グライドオンプレステイル- 神姫の素体回避性能に応じて威力が上昇- Hit時に追加効果「防御力ダウンLv3」†真鬼王光臨- 神姫の素体攻撃性能に応じてさらに威力が上昇- 追加効果無効†全てのバトルモード- 発動時に追加効果を解除 その他 ビットキャッシュで夏得!キャンペーンの対象者に以下のキャンペーンアイテムを配布†レースクイーントップス(黄)†レースクイーンスカート(黄)※ビットキャッシュで夏得!キャンペーンは終了しております。 マニュアルを更新 (2008.09.01) 共通 神姫NETサマーフェスタの終了 神姫ショップに以下のモデルを追加†フェレット型神姫パーティオ proto†リス型神姫ポモック proto※ジオラマスタジオのみの対応となります。※商品付属の武装神姫アクセスコードもご利用いただけます。 (2008.8.29) 不具合修正 2008年8月29日10 00に行われました臨時メンテナンス以降、GEM交換アイテムリストに追加されたアイテムが交換できないという不具合の修正 Ver1.46 (2008.8.08) 新要素追加 イベントミッション「ドッキドキ トレジャーアイランド」に追加指令を発行 ゲームバランス調整 イベントミッション「ドッキドキ トレジャーアイランド」において、同一ミッションターゲットへの敗北数に応じて相手の強さを調整する仕様を追加 武装パーツ「スーパーダイス」の性能/装備可能クラスを調整 不具合修正 公認ネットカフェからのアクセスで一部のアチーブメントが達成できなかった問題を修正 ※上記問題が発生したお客様につきましては、アチーブメント達成と褒賞アイテム追加処理を実施いたしました Ver1.45 (2008.7.22) 不具合修正 ティールームでテーブルバトルを行う際、不正終了する問題を修正 チームミッションにおいて、バッテリー消費が正しく反映されない不具合を修正 ウォーターガンの二丁拳銃モーションが正しく適用されない問題を修正 ゲーム内のアナウンスウィンドウが正しく表示されない問題を修正 Ver1.43 (2008.7.18) 新要素追加 神姫ショップに新商品を追加いたしました。 新アチーブメントを追加いたしました。 GEM交換に武装パーツを追加いたしました。 ミッションバトルにイベントミッション「ドッキドキトレジャーアイランド」を追加いたしました。※イベントミッションはサマーフェスタ期間中のみプレイ可能です。 ミッションバトルにチームミッションを追加いたしました。 バトル中のバトルログ表示機能を追加いたしました。 公認ネットカフェ特典を追加いたしました。※GEM交換にて武装パーツ「ホットパンツ」の先行入手が可能です。 その他 マニュアルを更新いたしました。 Ver1.42 (2008.7.10) 新要素追加 神姫ショップに「カブト型ランサメント」「クワガタ型エスパディア」を追加 ※バトルロンドには対応いたしておりません。 Ver1.41 (2008.6.20) 新要素追加 神姫ショップにアイテムセール用商品を追加いたしました Ver1.40 (2008.5.30) 新要素追加 神姫ショップに新商品を追加いたしました 新アチーブメントを追加いたしました ネットカフェ専用特典を追加いたしました Ver1.39 (2008.5.15) 不具合修正 バトル開始直前にアプリケーションが不正終了することがある問題を修正 一部の神姫において選択したオーナー呼称と実際に呼ばれる呼称が合致しないことがある問題を修正 Ver1.38 (2008.5.9) 不具合修正 「エウロス」「bk.エウロス」の攻撃時に不適切なモーションが再生される不具合を修正 一部の神姫の台詞テキストが表示枠をはみ出る不具合を修正 Ver1.37 (2008.5.7) 一周年感謝祭終了 魚拓ランキング上位者に金のシャチホコ、銀のシャチホコを配布 Ver1.36 (2008.5.1) 不具合修正 武装パーツ「天女の羽衣」の描画不具合を修正 武装パーツ「エクステンドブースター」「エクステンドブースター.bk」に対するクリック判定が正しく行われない不具合を修正 Ver1.35 (2008.4.30) 不具合修正 武装パーツ「天女の羽衣」と一緒に「胸甲・心守」または「争上衣」を装備していると、許可されていないメインウエポンが使用できてしまう問題を修正※許可されていない組み合わせを含む武装セットは、使用できませんので再度武装エディットを行ってください。 一部のグラフィックボードで、鼻メガネのレンズ部分が不透明になる問題を修正 Ver1.34 (2008.4.23) 不具合修正 ミッションバトルで表示されるミッションが間違っている問題を修正いたしました。※この問題が発生している間に達成されたアチーブメントは、有効とさせていただきます ミッションバトルにおいて、対戦相手にスタッフロゴが表示されることがある問題を修正いたしました。 Ver1.33 (2008.4.23) 新要素追加 神姫ショップに新商品を追加 新アチーブメントを追加 新バトルステージを追加 メンテナンス画面での神姫のリアクションを追加 スクリーンショット機能を追加 一周年感謝祭を開始※スタッフ神姫の登場は2008.04.23 18 00からとなります 仕様変更 一部のバトルモード中の攻撃性能を調整 オーナーレコードのうち、最大魚拓サイズのみティールームでも更新されるよう変更 アチーブメントのうち、魚拓サイズ関連のもののみティールームでも達成できるよう変更 不具合修正 新オープニングムービーが環境によっては正しく再生できない問題を修正 バトル前のブリーフィング画面で装備によっては相手の神姫と重なってしまう問題に対応 「神姫6種類を成長限界まで育成する」アチーブメントの達成判定に第5・6弾神姫がカウントされていなかった問題を修正 その他 マニュアルを更新 Ver1.32 (2008.3.28) 不具合修正 武装パーツの耐熱性能が正しく反映されていなかった不具合を修正いたしました。 リアパーツ「のぼり“天下布武”」の性能説明にスキルが記載されていなかった問題を修正いたしました。 Ver1.31 (2008.3.24) 不具合修正 コナミロゴ表示中にENTERキーを押すことにより、ムービー再生をスキップする機能を追加いたしました。※ご利用のCODECによっては新オープニングムービーを再生することができず、アプリケーションが強制終了する問題が発生しております。オープニングムービーの修正には若干の時間を要しますので、本問題が発生しているお客様は対応までムービースキップ機能をご利用ください。 ステータス画面でセイレーン型とマーメイド型の素体名が一部表示されていなかった問題を修正いたしました。 「炎装殻 L/R」「モーニングスター」のパーツ説明文が一部表示されていなかった問題を修正いたしました。 セイレーン型で発生する一部のイベントのテキストを修正いたしました。 Ver1.30 (2008.3.21) 新要素追加 新オープニングムービーを追加いたしました。 以下の神姫に新たに対応いたしました。セイレーン型エウクランテセイレーン型エウクランテBマーメイド型イーアネイラマーメイド型イーアネイラBイルカ型ヴァッフェドルフィン寅型ティグリース丑型ウィトゥルース建機型グラップラップ 神姫ショップに新商品を追加いたしました。 新アチーブメントを追加いたしました。 新ミッションを追加いたしました。 新バトルステージを追加いたしました。 メンテナンス画面での神姫のリアクションにエモーションエフェクトを追加いたしました。 CSCリストア時に使用することでCSCによるパラメータ補正を再実行できる消費アイテム「CSCリアクター」を追加いたしました。※CSCリアクターの使用前より、必ずしも高いパラメータとなるとは限りません。 仕様変更 神姫の素体性能に「耐熱性能」を追加いたしました。 旧バトルステージの一部の名称を変更いたしました。 マッチング時、オーナーグレードを考慮するよう変更いたしました。 一部の武装パーツのパラメータを調整いたしました。 一部のスキルのパラメータを調整いたしました。 バトルログの記載内容を一部変更いたしました。 攻撃を受けた際の吹っ飛び距離に装備重量も影響するよう変更いたしました。 暗いバトルステージでは暗視性能によって命中力に補正がかかるよう変更いたしました。 水中ステージでは吹っ飛び距離が短くなるよう変更いたしました。 不具合修正 メールボックスが壊れることがある問題を修正いたしました。 CSC/ペリドットの効果が間違っていた問題を修正いたしました。 その他 マニュアルを更新いたしました。 Ver1.29 (2008.2.28) 新要素追加 神姫ショップに新商品を追加いたしました。 新アチーブメントを追加いたしました。 バトルリプレイデータの保存/再生機能を追加いたしました。 不具合修正 CSCをGEMに交換する際、未使用のCSCの総数が3未満となるような取引ができなかった不具合を修正いたしました。 ※使用中のCSCも含め、所有しているCSCの総数が3未満となるような取引はできません。 その他 マニュアルを更新いたしました。 Ver1.28 (2008.1.31) 新要素追加 神姫ショップに新商品を追加 神姫ショップにCSC引き換えシステムを追加※詳しいご利用方法はマニュアルをご覧ください。 新アチーブメントを追加 ティールームでの情報公開設定機能を追加 バトル後評価イベントに選択肢「自分が悪かった」を追加 ゲームバランス調整 一部の武装パーツの性能を調整 短剣二刀流時の命中力上昇倍率を2倍から1.5倍に変更 以下のバトルモード(またはスキル)の性能、AIを調整レインディアライディング発動中は機動力2倍1ターンに複数回の移動行動が可能 ブルーミングガーデン発動中は強力なスキル攻撃を優先 シェルプロテクション攻撃スキル「収穫の季節」のダメージ計算式を調整 バトルモードを発動された場合の行動AIを一部調整 相手の吹っ飛びにより距離が変化した場合も、その距離で使用可能な追加攻撃スキルを再選択・発動できるよう変更 ティールーム内でのバトルのみ、実戦感覚の低下が神姫のパラメータに影響しないよう変更 その他 マニュアルを更新 Ver1.27 (2008.1.11) 不具合修正 CSC/ジェードとCSC/アンバーによって上昇する能力の一部が逆になっていた問題に対応※CSC/ジェードおよびCSC/アンバーを使用してセットアップされた神姫の性能を修正し、正しい状態に致しました。※今後セットアップされる神姫にこれらのCSCを使用した場合は、正しい性能が反映されます。 イベント終了後もイベントポイント(EP)が表示されていたため、表示しないよう変更 お気に入りに登録した武装パーツがお気に入りリストから外れてしまう問題を修正 その他 ログイン時にエラーとなった場合に、詳細なエラーコードを表示※ログインに関するお問い合わせにて、弊社サポートより表示されるエラーコードをお伺いすることがあります。 Ver1.26 (2008.1.7) 神姫NETウインターフェスタ終了に対応 イベント「イリーガルレプリカ迎撃指令」のグローバルアチーブメント褒賞アイテムを配布
https://w.atwiki.jp/battleconductor/pages/109.html
レイドボスバトル 概要 マップ 難易度設定 攻略初級編近接攻撃の立ち回り 遠距離武器の立ち回り 回復・補助武器での立ち回り 上級編 WAVE1 WAVE2 WAVE3 エラー・ボス情報小型エラー初級 上級 中型エラー初級 上級 ナイトミラージュ初級 上級 サマーミラージュ初級 上級 ドロシー(レイドボス)初級 上級 エンディング(?) 報酬参加ご褒美 WAVE1、2 WAVE3 アップデート履歴 コメント レイドボスバトル 期間限定(2022.07.11~2022.09.06)イベント。前回(第四回)に引き続き、エラーが敵となる。 (※以下、やむを得ず旧情報を転用している部分があります。各自修正お願いします) 基本的には第四回と同様。 今回はヴァローナに焦点が当てられており、前回花屋のジルダリアが付いていたポジションには通常個体(個体名:「ご近所のヴァローナ」ユメ)が、ボスとしてはコナミスタイル限定アイテムのリペイント版ヴァローナ(白)の姿を引き継いだヴァローナW(個体名:ドロシー/最近近所に引っ越してきた神姫)が登場する。 マッチングに[オンラインマッチ][オフラインマッチ][店内マッチ]の三種類があり、それぞれに[初級][上級]の難易度が用意されている。 前回不評だった初級の難易度は大幅に引き下げたと公表されている。第三回の時よりもエラーの防御面は全体的に下げられている一方で、攻撃力は引き上げられている模様。 オンラインマッチ、特に上級は限界突破推奨とだけあってオフラインマッチよりも難易度が上がっている。店内マッチは記載されていないがオンラインマッチと同じ難易度になっている。 オンラインマッチのマッチングは1分。見つからなかった場合は、オンライン続投(初級/上級の難易度変更も可能)かオフラインに変更か選べる。オンラインを続投した場合、不足人数分をCOMが補うことになる。 ソロの場合はオフラインと同じ仕様。二人の場合はCOM1とCOM2がお互いのスロット2の神姫が、三人の場合はCOM3はユメが担当する(オンラインでは最初から名前が分かっている)。 オフラインマッチの仕様は、前回5戦×2周だったのが10戦×1周(画面表示上は従来のままだが、進展はきちんと10戦である)になった事を除いてはほぼ変わらず(ストーリーは新作)。 COM1はスロット2の神姫が、COM2はスロット3の神姫が、COM3はユメが担当する。 今回復活した店内マッチの仕様は、オンラインマッチの検索範囲を同一店舗内に限定した物。イベントやソロでの腕試しなどに便利。 マッチングは1分。見つからなかった場合は、不足人数分をCOMが補うことになる。 概要 あなたの神姫と、神友マスターの神姫「ユメ」はアラーム機能の不調によって遅刻しがちな日々に悩まされていた。 このままでは夏休みに海へ旅行にも行けない!これもきっとエラーのせいだ! 「あと5分!」夢魔のようにささやき睡魔を誘うエラーをユメと共に撲滅し、早起きをしよう! 最大4人のマスターと協力して、「エラー」と呼ばれる敵と戦う。 60秒×2秒にわたって襲来する集団を撃退した後、続いて240秒の時間内にボスを討伐する事が出来れば勝利となる(ゲーム時間は最大360秒)。 初級・上級を問わず、基本的にレイドボスとして出現するのはナイト(騎士ではなく夜)ミラージュだが、低確率(5~10%?)でサマー(夏)ミラージュが、それとはまた別の一定確率(30~40%?)でドロシーが出現する。いずれにしても制限時間に変更はない。 WAVE1はエラー×?体、WAVE2はエラー×?体、WAVE3はエラー×?体+レイドボス×1体。 青いエラーは近接武器、赤いエラーは遠距離武器が有効。 エラーは制限時内は常に倒された分だけリスポーンするので、実質無限湧き。前回と同様撃破しても数秒当たり判定は残っているがダメージは入らなくなった。 小型・中型エラーのサーチ範囲は片手ライトガンの射程(0.30?)と同じくらいの模様?前回よりもサーチ範囲が伸びた? 遠距離エラーがリスポーン位置から多少こちらを追尾するよう動くようになった。 ターゲット変更ボタンは通常のジェムバトルと働きが違い、 基本的にレバー上側が最も近い相手、下側が最も遠い相手からそれぞれロックオンしていく。 今回も、レイドボスのみロックオンするボタンが画面上に実装されている。 画面右下にあるボタンのタップで機能のオンオフ切り替えができる。レイドボスを直接タップしても機能がオンするが、再度直接タップしてもオフにはならないので注意。 仲間の神姫と同じ敵をロックオンすると、攻撃にダメージボーナスが追加される。 (2人で+20%、3人で+40%、4人で+60%) 回復・補助武器で仲間に攻撃を当てると、仲間のLPを回復させる事が出来るのも前回と同じ。 原則としてエラー、ボス共に「防御力ダウン」等のデバフ系スキルの効果を受けるが、今回ナイトミラージュだけはデバフ全般を反射してくるので、ナイトミラージュが出てきた時は使わないようにしていきたい。 効果量は従来と同じ(ボスのアクティブスキル発動中は無敵判定が発生している事も含めて)だが、ドロシーがボスの場合のみ、黒種ジュビ美と同様に効果値が下げられている模様。 ボスに対しては一部のスキルは効果を受けないものもある。 有効:攻撃スピードダウン、防御ダウン、ケタケタトリック(DEFダウン部分は確定) ガードで無効にされる:スタン(チャーミークリアボイスを含む) 無効:スピードダウン (記載がないものは未検証) NPCとして「ご近所のヴァローナ(ユメ)」が登場。参加プレイヤーが一人か三人の時に戦場に姿を現す。 ステータスはLV60かLV100の模様。AIは他のジェムバトルと同じ。 なお、特定の装備にエラーへの補正値(ダメージボーナスまたは耐性)がある。対象となる装備は2022.08.03に公式にて表記された。 ダメージボーナス ツガル Blue Xmas ver.武装 ヴァローナ武装 ヴァローナ リペイントver.武装 バルムンク スターライトバズーカ その他一部イベント武装、ミラージュ武装、スティールクロニクル武装 耐性 ツガル Blue Xmas ver.武装 ジュビジーB武装 ジルダリアBの武装 ヴァローナ リペイントver.武装 水着武装 日焼けビキニ フィン スティールクロニクル武装 浮き輪 その他一部イベント武装 この他、第四回(前回)にて主にポーレン以外の多段系射撃武器の下方修正が若干見直された。 そして今回も連射武器に関して、下方修正が緩和されている模様。 撃破された際の交代時間が通常ジェムバトル時より長くなっている(オフラインを除く)のも、ジェム回収ボタンで回収範囲を仲間に当てて救助(再出撃までの交代時間を短縮する)するのも前回同様。 今回は味方側の被撃破~復活までの時間が第三回におけるアプデ以前の仕様に差し戻されているので要注意。 チャットボタンのタッチによって他マスターへメッセージを送れるのも前回通り。 マップ レイドボスバトル恒例の場所(神殿)だが、時間帯は明るい昼間になった。海じゃないのか… 難易度設定 「初級」と「上級」の二種類がある。 ※所属リーグに関係なく、他のバトルモード(マッチング)と共有しない。 「初級」はエンジョイジェムバトルと同じく、武装LVが20に強制統一される。 「上級」には武装LVの強制統一などはない。敵のLVは所属リーグに影響されない。LV120相応。 攻略 同時ロックオン補正があるが、それ以上に武器補正ダメージボーナスの方が大きいです! 例) 誰もロックオンしていない近接バグに遠距離攻撃>4人全員がロックオンした近接バグ(+60%)に近接攻撃 初級編 近接攻撃の立ち回り 武器1は強い特効をもつFL015バトルスタッフやWA666アマラジェーニ、カンベーリアームドウィングが安定。死神の鎌はサマーミラージュ/ドロシーに対して極めて有効ではあるが、前述の通りナイトミラージュが出現した時だけはデバフを反射してくる為、その場合はスキルを使わない事。更に今回は通常エンカウントがナイトミラージュな為、スキルをデバフばかりにするのは危険である。 2022.08.03のバージョンアップにより、オンライン上級でナイトミラージュが出現しなくなったため、オンライン上級においてはデバフ反射を考慮する必要がなくなった。 リアは特に何でも良いがコンボを多用するなら白兵系[RW]装備を装着していくとよい。特にシェルスカートキュベレーアフェクション[RW]がオススメ。特効は特にないがスタン値が高いので2,3発当てればスタンが狙える。デバフを反射してくるナイトミラージュ相手であれば希少なスタン手段となる。他のボス相手でも普通にスタンを狙える点もよい。飛行リアなので上空に逃げられても追えるのが強み。 なお、デバフ系アクティブスキルを反射してくるナイトミラージュ対策に、スタン属性のある近接武器を使用するのも有効。具体的には片手打撃武器(アレルギーペタルやハンマーシード)や格闘打撃武器(特にスタンショッカー)。スキルは攻撃スピードアップを併用すればよりスタンを狙いやすくて良いだろう。マスタースキルで誰でも[中]は使える点も評価できる。逆に吹き飛ばし属性のある近接武器の使用は控えたほうが良い。 遠距離武器の立ち回り 前回とほぼ同じだが、今回の特効神姫(ヴァローナ)には専用装備に飛び道具がない。その代わりに(?)直近で実装されたスターライト砲やうまい棒、前回実装されたステクロ装備が有効となる。 それ以外では、引き続き多段系の射撃武器(下持ちヘビーガン、1トリガー3バースト系)のペナルティが緩和されている(ポーレンホーミングを除く。これはbkバージョンだろうと同じ事)ので、アセン次第ではそこそこ通るようになった。但しこれらは全体的にリロードが遅いものが多いので、フォートブラッグでの運用が好ましいか。 他の神姫で射撃運用するなら小回りのきくフレグランスキラーやパウダースプレイヤーのリペイントバージョンはそれなりに有効だが、これらは過去レイドボスからのドロップ品である…。 リアは射撃系[RW]装備等が良いか。第三回まで猛威を奮ったバリスティックブレイズ[RW]は依然下方されたままだが雑魚エラー相手ならばまだまだ実用レベルだったりする。更にボス格にもアセンや個体値次第ではダメージソースにもなる。ボスにも使うなら極力火力を高めておきたいところ。 一方、FB-RP3 ファイアリング・バックパック+FB256 1.2mm滑腔砲[RW]等他リアはノータッチなので、それらを選ぶのも良いだろう。ジルダリア等適性の高い神姫であれば、大きな追加ダメージを期待する事が出来る。 なお、第三回以来逆風とされてきた爆風付き腰持ちヘビーガンだが、実はWAVE3でボスへ近接戦を挑む神姫の周りに集まってくる雑魚エラーを散らすには有効なので、自分の与ダメージ自体よりも全体のDPSを高める事を念頭に置いて立ち回ってみたい。 近接された時やWAVE3でのレイドボスへの対応のために、保険として武器2を近接系武器にしておくと楽になるだろう(または武器1を近接・武器2を射撃とし、WAVE1~2の間は武器を切り替えておくのもよい)。 回復・補助武器での立ち回り いちおう有効。以前に比べるとエラーの防御面が微妙に下げられているので、少しは活躍の余地が残されている……が、元々の攻撃力の低さは相変わらずなので、それこそ緊急時に対応出来ればよしとするべきところか。 どうせ狙うなら、レアリティの高いSR・UR神姫に設定して戦線の維持に努めた方が良いだろう。 なぜなら大概の場合、NNNまたはRRR編成は「高回転のスキル放出」を意図しているからで、それを阻害すると結果的に全員の足を引っ張ってしまう可能性が高くなるからだ。このあたりは、バトル直前の画面でよく確認しておきたいところ。 なお、この武器をメインに使う場合、[RW]武器は白兵型にしておくとよい。射撃型では、せっかく回復した仲間をそのまま誤射しかねない。 今回はサマーミラージュがデバフスキルを使用してくるため、回復は状況を判断すること。 上級編 実は今回、各武装をLV60以上(にするには、限界突破が必要だが…)で固めてさえいれば、ほぼ初級編の立ち回りと同じで問題なかったりする。 これは、敵エラーが特効武器以外に対し異様なまでに硬いだけであるせい。 ただ攻撃力も初級に比べて上がっているので、落とされる頻度が高くならざるを得ないという事にも留意していきたい。特に今回はエラーの攻撃力が引き上げられているので、武装の限界突破はほぼ必須。 WAVE2以降でぼちぼち撃破されていく仲間をなるべく救援するよう立ち回っていくか、さもなくば復帰時間の速いNNN編成またはシュメッ単編成を組むといいだろう。 WAVE1 フィールドの中央に陣取り、ターゲットをこまめに変えつつ遠距離武器と射撃系[RW]装備を連打。大体の場合近付かれる前に撃破されてくれる。 それでも近付かれた場合は間合いを取って撃つか、格闘戦を挑むか。いれば白兵主体の仲間に任せてもよいだろう。 NPC(特にユメ)がいる場合、近接の間合いは彼女に任せてしまってもいい。彼女がMVPを獲得した場合でも称号はもらえるので、称号数を狙いたい向きは考慮してみてもいいだろう。 また、今回すべてのWAVEに共通する事だが赤エラーと青エラーの集団での出現率が偏っており、パターンによっては小型エラーに代わって中型エラーが出てくる事すらあるので、敵種に合わせた武器の切り替えも心掛けていきたいところ。 WAVE2 前回よりもタイムが縮まったため稼ぎは難しくなったが、相変わらず大きいので当てやすい。 ただ、流石にWAVE1よりは硬いため、飛び道具だけだと手数不足になる事もある。味方の方で格闘戦と射撃戦を分担出来るとより効率的だろう。 防御ダウン系やスタン系のアクティブスキルを、この段階から使っておくのもわりと有効。もちろん、この後に備えて温存してもいい。 WAVE3 ナイト/サマーミラージュ、ドロシーすべてに共通する事だが、なにしろ非常に硬く足が速いので、基本的には攻撃をボスにのみ集中する事が重要。 この期に及んで雑魚にかかずらっていては、時間切れする危険性が非常に高い。 基本的にアクティブスキルの発動予告が長い割に発動自体は一瞬(多段ヒットはする)なので、その場でガードを行えばよい。 全員がボスに密着して殴り続ける事を意識すれば、もし仲間が落とされたとしても、白兵戦時のジェム展開範囲の広さを利して復帰する時間を早める事が出来るだろう。 そのためにも兎に角ボスを動き回らせない事が肝要なので、攻撃スピードダウンやスタン系のアクティブスキルを使えるようなら、積極的に使っていきたい(ナイトミラージュが相手の場合は除く。理由はボスの項参照) エラー・ボス情報 小型エラー WAVE1およびWAVE3に出現。 初級 ス 体 500? ? 攻撃名 功 射程 弾速 備考 近接攻撃 ? 0.1? 遠距離攻撃 ? 0.25? 80? 三連射する 上級 ス 体 500? 5000? 攻撃名 功 射程 弾速 備考 近接攻撃 300? 0.1? 遠距離攻撃 100? 0.25? 80? 三連射する 中型エラー WAVE2とWAVE3に出現。また、稀にWAVE1にも出現する。 初級 ス 体 500? ? 攻撃名 功 射程 弾速 備考 近接攻撃 ? 0.07? 零神のMVソードに類似。WAVE3にも出現 レーザー ? 0.25? 80? 貫通属性。WAVE2と3で出現 上級 ス 体 500? 7500? 攻撃名 功 射程 弾速 備考 近接攻撃 500? 0.07? 零神のMVソードに類似。WAVE3にも出現 レーザー 500? 0.25? 80? 貫通属性。WAVE2と3で出現 ナイトミラージュ WAVE3に出現するレイドボス。 Naked素体に様々な神姫の武装を装着した、さながら阿修羅像のような外見。従来のレイドボスに比べて圧倒的な打たれ強さを持ち、単独での撃破は至難を極める(前回に比べれば若干楽になっている、とはいえ)。 青い体躯でマントを羽織った姿のナイトミラージュ(よく間違われるが、公式の解説によれば「騎士(Knight)」ではなく「夜(Night)」である)は白兵戦寄りだが、デバフ系スキルを悉く反射してくる。 特に「死出の旅」「全員攻撃スピードダウン」は確実に反射するので、これらをアクティブスキルにセットしている場合は、絶対に使わない事を推奨する。 一方、武器攻撃によるスタンに弱い側面もあるので、スタン特性のある武器を選んでおくのもかなり有効。「攻撃スピードアップ」と合わせて殴りまくれば、延々スタン状態にさせ続ける事も可能だ。 アクティブスキルは、強力かつロックオン性能の高いビーム攻撃。ロックされたキャラがたとえ真後ろに陣取っていても即座に回転して撃って来る程だが、技の出自体は目視できる程には遅いので、狙われている者は素直にガードしておいた方が良い。その一方で、狙われていない者に対しては(アプデ前のジュビ美と同じく)背中が完全にがら空きとなるが、そもそも発動している間は無敵状態のため、攻撃しても全く無駄。よって、この間はためや救援、雑魚減らし等に回るしかない。 2022.08.03のバージョンアップにより、オンライン上級では出現しなくなった。 初級 総合体力 75000~100000? 攻撃名 功 射程 弾速 備考 バルムンク(夜)[N] ケイローン(夜)[N] 二段攻撃。爆風あり ダークラジエーション アクティブスキルロックオン性能の高いビーム攻撃。発生中無敵 上級 総合体力 75000~100000? 攻撃名 功 射程 弾速 備考 サマーミラージュ 一定確率でWAVE3に出現。 サマーミラージュはその名の通り、日焼け跡付き水着に浮き輪姿といかにも夏を満喫している風。 全身クリア化された武装は飛び道具にブライトフェザーのバスターシュリンジ(のリペイント版)、白兵武器にはオリジナル武器のサメバルーンを使用。 かつてのブラックミラージュと同様激しく動き回るので、遠距離武器での攻撃を命中させる事は至難となる。 背部武装と浮き輪は、ダメージを一定以上受け続けるとキャストオフするが、これによって攻撃能力が低下したりする訳ではない。 デバフ反射能力こそないものの、プレイヤー側に攻撃力・射程・防御力の三種同時ダウンという強力なデバフを掛けてくるアクティブスキルを保有している。 このスキルの効果時間中に攻撃すると、少ない与ダメージでスキルゲージを貯めさせてしまうので注意したい。 これは時間が切れるか次の神姫に交代すれば解除できるので、此方が低レアの場合は態と落とされてしまってもいいだろう。 初級 総合体力 75000~100000? 攻撃名 功 射程 弾速 備考 バスターシュリンジ Blue ver. サメバルーン Blue ver. サマーバケーション アクティブスキル相手全体に対するデバフ効果。攻撃力ダウン、射程ダウン、防御力ダウン。 上級 総合体力 75000~100000? 攻撃名 功 射程 弾速 備考 ドロシー(レイドボス) 一定確率でWAVE3に出現。ヴァローナのリペイントタイプ。 攻撃力が非常に高い上デバフに対する耐性が高く、特に「攻撃スピードダウン」については複数刺さってもほとんどスピードが下がらない。 ただし、過去の闇神姫や黒種ジュビ美に比べれば防御面は割と手薄。またスタンがそこそこ入りやすいので攻撃スピードアップを発動してシェルスカートキュベレーアフェクション[RW]で殴れば 効果が切れるまでっ!君を殴るのを止めないっ!みたいな芸当も可能。 初級 総合体力 75000~100000? 攻撃名 功 射程 弾速 備考 wh. 赤オーラ時使用 wh. 青オーラ時使用 スリーピングディメンション アクティブスキル全方位攻撃。『震えて眠れ』 上級 総合体力 75000~100000? 攻撃名 功 射程 弾速 備考 + オフラインでの出現順は… オフラインでの出現順は、ナイトミラージュ×3→サマーミラージュ→ドロシー→ナイトミラージュ→サマーミラージュ→ドロシー→ナイトミラージュ→ドロシー。 エンディング(?) + 「そうだ…バトコンやろう!」 ドロシーは、もう少し寝たいお寝坊マスターのため、 ご近所神姫のアラーム機能に干渉していた。 神姫管理委員会に厳重注意を受けたドロシーは、 これからはマスターと共に早起きすることを約束した。 そして早起きしたドロシー、ユメ、[神姫名]は 今日も元気に[プレイヤー名]たちマスターを、 たたき起こすのであった! 毎日早起きな神姫たちのため、今何ができるのか 「そうだ…バトコンやろう!」 オフラインレイドバトルでスタンプを集め切った時に流される、エンディングめいたムービー(※終わりません!これからもバトコンをよろしくね!) 各バトルモードでの戦績に加えて、これまでの使用神姫や武装などプレー記録が表示されて行く。 + 平行して表示される画像は… 平行して表示される画像は、「ユメ」→「サマーミラージュ」→「ドロシー」→「参戦神姫(1人ずつ。背景はピンク/黄/水色の順)」→「参戦神姫3人の並び」→「ユメ&ドロシーのツーショット」 今回も第3回と同様、オフラインの進展をリセットする事ができる。 報酬 参加ご褒美 オンライン及び店内バトルの参加報酬として、初級は【Rネジ】×10個、上級は【Rネジ】×15個を獲得できる(オフラインでは各-5個) WAVE1、2 小エラー中エラーを撃破する事で、一定の確率でご褒美(コンテナ)が貰える。 2022.07.11~2022.08.02 貰える上限はオンラインで各7個、オフラインで各5個。 2022.08.03~ 貰える上限を廃止。撃破数と運次第で1つも貰えなかったり、15個を超える事も。 WAVE3 ご褒美の個数はレイドボスの撃破結果でのみで決定される。中エラーを撃破してもご褒美を貰うことはできない。 レイドボスを撃破できた場合、オンラインで7個、オフラインで5個貰える。また、その内の1個はレイドボス固有の装備をドロップする。 ミラージュを倒した場合装備をドロップするのは従来と同様だが、今回のサマーミラージュからはかなり多くの装備がドロップする。ただでさえレア枠なので、全部揃えるのは苦行そのもの。 また、ドロシーからはヴァローナのリペイント装備が手に入る。これらの装備は、オンライン時にドロシーが登場しなくても稀にドロップする事がある。 レイドボスを撃破できなかった場合、レイドボスのダメージ量に応じた個数のご褒美が貰える。 アップデート履歴 日時:2022.07.11 内容:期間限定イベントとして実装 日時:2022.08.03 内容:ウェーブ1、2のコンテナの上限を廃止 レイドバトルのボス出現率を変更 (オンライン上級にナイトミラージュは出現しなくなった) サマーミラージュを倒した際に獲得できる武器を追加 公式にてレイドバトル特効武装を記載 コメント ボス全員アレルギーペタル2打目とジュビRWかストラーフ15thRWでオフならほぼ確実オンでも高確率でスタン取れるから救援さえしっかりすれば実質サンドバッグ。夏ミラのデバフはさっさとやられて救援されれば問題無し -- 名無しさん (2022-07-16 20 27 07) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1310.html
ハウリンタイプ武装神姫である私が初起動し、自身のパラメータチェックをしながらブリスターパックから身を起こしつつ周囲を見回すと、 ――目の前に、オーナーと思わしき人物が正座していました。 「はじめまして」 「……?! こ、こちらこそはじめまして!」 正座のまま深々と頭を下げるその姿に一瞬あっけにとられつつも、慌てて箱から外へでてる私。 そして床――正確には卓袱台の上のようです――で、同じように正座……は武装神姫の関節構造上不可能なので、精一杯それに近い姿勢をとり(orzな姿勢です)、負けないくらいに深々と頭を下げます。 たっぷり10秒数えて顔を上げると、同じく顔を上げたオーナー(仮)と目があいました。 「あの、あなたが私のオーナーですか?」 「はい、僕があなたのオーナーです。あなたは、僕の武装神姫ですか?」 「はい、ただいまオーナー認証登録を完了しました。私はあなたの武装神姫です」 オーナー(確)は一つ頷きました。 「なんとか起動できたようで何よりです。調子はいかがですか?」 「はい、起動時チェックはすでに済んでおります。各部異常なし、オールグリーンです」 「それは重畳です。……なんだか、中学の英会話の教科書のような会話です」 「申し訳ありません、ちょっとまだ経験不足で、適したコメントが見つかりません」 「気にしないでください。ところで、軽く確認をしたいのですが」 「はい、どうぞなんなりと」 「武装神姫は、基本、生活の手助けをしてくれるものと聞き及んでおります」 「はい、そのように設計されております」 「では、アレの扱いなども、ご助言いただけるでしょうか?」 オーナーの視線を送った先を、こちらも見てみる。 そこにあったのは…… 箱から出して、接続をしようと悪戦苦闘の挙句にさながらゴルディオスの結び目と化したと思わしき、武装神姫用のクレイドル及びPCとの接続キット。 まずは周辺機器を準備しようとしてどうにもならず、その相談のためにやむなく先に、あらかじめ購入店で『あとは箱から出すだけ』のところまで初期セットアップを済ませてもらっていた私の起動を行なった、とのこと。 私は武装神姫、ハウリンタイプ。 私のオーナーとなった方は、メッチャ機械オンチでした。 <そのに> <目次>
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2374.html
少年と疾走姫:キャラクター紹介 天野響(あまの ひびき): クラスで一人だけ武装神姫を持たない中学二年の少年。 アークプロトタイプと出会って、彼女に百日という名前を与え、神姫の世界に足を踏み入れていくことになる。 純粋な性格をしており、神姫と仲良くなろうとする気持ちが強い。 百日(ももか): イーダプロトタイプとの戦いでリセットもされずに捨てられ、尊に道を求めたアークプロトタイプ。 研究所から抜け出して、尊の家を拠点に真の力を知るための旅をする。そんな中、響と出会い、彼に真の力とは何たるかを教えてもらおうとする。 非常にプライドの高い性格であり、力こそ全てとは今は思っていないが、勝ちにこだわる姿勢は変わらない。 青葉 健二:かつて蒼貴を捨て、それによって尊に叩き潰された高校生オーナー。ゲームセンターで特に意味もなくバトロンをしている。響と百日と出会い、なぜ蒼貴に負けたのかを見つめ直すこととなる アミー:蒼貴に負けた青葉のフォートブラッグ。何とかして彼の心の傷を治そうと奮闘するも芳しくない結果にいらだちを覚えている 黒瀬 悠(くろせ ゆう) イリーガルマインドの被害に遭い、尊に救われた少年。響とは同級生であり、百日を手に入れた響に武装神姫を教える。 エルザ: イリーガルマインドを使用してしまったアーンヴァルタイプ。今は正常に戻り、ウェルクストラベースのハイブリッドタイプとなってイリーガルマインドの症状を治したが、イリーガルになってしまった事でそのイリーガルに恐怖している。 白鷺 結(しらさぎ ゆい): Vulcan.Labの社員の娘で中学時代から自身の手で神姫を修理、改造をこなす天才技師。 神姫喫茶『リップル』で響と百日にある提案を持ちかける。 早夏: ツガルコアにヴァッフェバニーの素体で構成されるハイブリッドタイプ。 ツガルの性格通りの天真爛漫な性格をしており、無愛想な結の性格は苦手だが、彼女を信頼している。 尾上辰巳(おがみ たつみ): 深み填りと這上姫の主人公。百日が家に訪ねてきて、彼女から旅の答えを聞く事になる。 トップへ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/558.html
第三間幕。ぱっと光るスポットライト。 光の下にレジカウンター。その上には銀細工が誂えられたヴィネットのクレイドル。 そのクレイドルに敷かれたクッションの上にくつろぐ、先ほどとは違う服装と髪形をしたフェスタとヴィネット。 こちらに気付き、立ち上がる二人。 フェスタ「みなさん、こんにちは! お久しぶりのフェスタです。第三幕、ご覧頂きありがとうございます」 ヴィネット「Guten Tag。ヴィネットです。これにて『2036の風』第一編を終了します」 二人、クッションに腰を下ろして足を崩す。 フェスタ「ねぇ、姉さん?」 ヴィネット「?」 フェスタ「第二間幕でリカルドさんが言おうとしていたのは「いつものように怒ってる」って事だったのかな(笑) なんてね」 ヴィネット「ふふっ・・・えぇ。どうやら。そうらしいわね」 フェスタ「・・・(滝汗)」 ヴィネット。やさしげな声と裏腹に、その真紅の視線は鋭く細められている。フェスタ、慌てて口を開く。 フェスタ「えっと、とにかく。これで全12幕の四分の一が終わった事になるんだけど・・・今回のお話は私と姉さんが会った時の話」 ヴィネット「・・・確か。5月だったかしら。最初の感想は「また随分と・・・」だったけど」 フェスタ「ごめんなさい」 ヴィネット「いいのよ。あの時期、そういう『神姫』である事を無視する人が多くて・・・私も苛だっていたの」 フェスタ「・・・バトルブームだったよね。武装だけのショップとかもオープンしたし」 思い出すように言うフェスタ。苦笑するヴィネット。 ヴィネット「まぁ・・・それも悪いとは言わないけど・・・大事なことを忘れなければ」 フェスタ「うん。そうだね。私もバトルは嫌いじゃないな」 ヴィネット、ゆっくりと頷いてみせる。 ライト、少し暗く。 ヴィネット「さて・・・皆様。神姫のボディはご周知の通り、専用のファクトリーで作られております。そして、設計などはクラリネットやエレティレス、ミネルヴァといった・・・武装神姫と呼称される以前の神姫シリーズを土台とし、継続して行われております」 フェスタ「私たちは『お母さん』から、体を受け継いだけど・・・でも。そう考えると・・・」 フェスタ、嬉しそうに笑う。 風一つ。 ヴィネット「私たちのように濃い絆がなくとも・・・」 フェスタ「全ての武装神姫がたくさんの『母』から生まれた『姉妹』である。と言えるかもしれないね?」 ライト、更に暗く。 フェスタ「第二編は、ここから大分離れた場所のお話が三つ」 ヴィネット「二つと一つ。と言えるかもしれないわ」 フェスタ「うん、そうだね。でも凄いなぁ・・・二人とも」 ヴィネット「えぇ、ホント。私達よりもはるかに行動的よね」 笑い合う声が響く中。 消灯。 第三幕。了。 2036の風
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2654.html
あのゲームセンター内を湧き立たせた試合から幾日。 あんなことがあっても僕たちの日常はつつがなく続いていく。 僕の学校は冬服から夏服に衣替えしたとか期末試験があったとか軽いイベントはあったけど、一番のイベントは、 宮本さんとイスカがフランスに旅立ってしまったことだ。 急遽、日本でやり残していたことを全てキャンセルして行ってしまった。 別にそんなに急ぐ必要はないのでは、と思うのだけどシオンに対して未練が残ってるからさっさと準備して日本を出てしまったのだ。 未練があるのは主にイスカらしいけど。 「ずっと見てて、飽きないの?」 朝のHRが始まる時間ちょっと前。 僕は教室に自分の椅子に座り、机に頬杖を突いている状態。 目線は机に。 座っているシオンに聞いている。 「これは姉さんが出してくれた手紙ですよ。飽きることなんてありません」 あ、そうですか。それは悪いことを聞いてしまいましたね。 思う存分にらめっこしててください。 そう思ってから、顔は窓の向こうの真っ青の空に向く。 ここの教室は3階だから空が見渡しやすいな。 昨日、僕たちに手紙が来た。差出人は宮本さんだ。 日付は旅立つ前だし、日本製の便箋なので、おそらく旅立つ前にポストに出したのだろう。 手紙の内容は宮本さんから色々、シオンに対することの謝罪とかお礼の言葉とかそんな風なのがつらつらと書かれていた。 じつのところ、書いてあったことがかなりの長文で覚えきれないので、ここでは割愛している。 だが、その便箋の入った封筒にはもう一つサイズが一回り以上違う用紙が入っていた。 シオンが持つのにちょうどいい大きさの用紙なので、おそらく神姫同士、イスカお姉さんからの手紙なのだろう。 「ねえ、それ見せてよ」 僕が昨日からお願いしてても。 「ダメです。『マスターさんにはぜったい見せるな』って書いてありますから。これは私だけに宛てた手紙なんですよ」 これなんだから。 僕の神姫なんだから、マスターの僕にそういうのは見せてほしいのだけれどな。 と、そう思考してたら僕の顔にそれが出ていたのか、シオンが言葉を詰まらせた。 「でも、螢斗さんがどうしても見たかったら反故にしても……」 「こら。お姉さんとの約束は守らないとね」 「あ、螢斗さん。ありがとうございます」 シオンは優しいから僕が命令したら見せちゃうんだろうな。 でも、別に僕がマスター権限を行使するほどイスカお姉さんの手紙を見たいわけではない。 無理に読みたいわけでもなし、シオンに嫌がれるかもと思うと僕のちっぽけな度胸はなくなってしまうのだ。 第一、神姫サイズの手紙なんて極細い文字でびっしりと文章が書かれているんだろう。そうに違いない。 ふと、気付くとHR1分前に教室のドアが思いっきり開く音がした。 そして、数秒後。 「ぜぇはぁ…………おは……よ……はぁはぁ……」 「おはよう。淳平」 「はぁはぁ、明日から夏休みという興奮で眠れなくて……な」 聞いてもいないのに、言い訳のようにそう言って僕の隣の机に身を投げ出した。 遅刻寸前だったのを全力疾走と気合いでカバーしたらしい。 淳平が言った通り明日から夏休み。 それで今日は登校した後、HRと終業式だけで終わるから遅刻はしたくなかったみたいだ。 最後くらいは遅刻しないでいよう、という良い心がけではある。 ……いつも遅刻しなかったらもっと良いのだけど。 「すいません。マスターがお見苦しいところを」 淳平に押し潰される前に胸ポケットから飛び出したミスズが机に降り立って、いつもの通り申し訳なさそうにしている。 「毎日大変そうだね。ミスズ」 「ええ。でも、私のマスターですから……マスターは優しいところもあって好きですし」 ミスズはそう言うと顔を赤くさせて、そっぽを向く。 恥ずかしいなら言わなきゃいいのに。 でも神姫のミスズは淳平が大好きだから、こんな風にフォローしてしまうのだろうな。迷惑が掛かっててもだ。 良かったね淳平、ミスズがこんな神姫で育っていて。 そう思って淳平を見ると、 「……zzZ」 寝るの早!? 淳平は机に突っ伏して寝息をかいていた。 「さすがです。ミスズさん! 武装神姫の鑑です」 突然、僕の机にいたシオンはミスズの言ったことに感動したのか、拳を握りしめている。 ミスズの顔色は元に戻り、シオンの大声に驚いている。 「シオンがそれを言うの? あなたの方がよっぽどマスター思いだわ」 「いいえ、私なんてまだまだ。私も真の武装神姫を目指して今日もひたむき走り続けているんです!」 なんかシオンが熱い。 これが本当のアーティルのあるべき姿なんだろう。 イスカと戦ってから、情熱さとか闘魂とかそういう暑苦しいのがシオンに生まれていた。 まあ、シオンが元気でいてくれるなら僕は良いけどな。 そういえば、ミスズが前に僕に対して「人間の鑑です」なんていう似たようなことを言った覚えがある。 あれから、数か月か。 懐かしいな。 シオンが僕のもとに来てから、色々なことがあって、イスカとも戦って、こうしてシオンは僕の武装神姫でいてくれる。 その現実がたまらなく嬉しかった。 僕が思いをはせている中、教室は本鈴も鳴り終わり、先生が来るのを待っていた時だ。 一陣の風が教室に入ってきて、なんとシオンの傍にあったイスカお姉さんからの手紙が飛ばされてしまった。 そして、それは窓の向こうへ。 「あ、シオン! 手紙が!?」 僕の視界に小さいけど“一行の文章”が、見えてからひらひらと校庭の方に落ちていく手紙。 あんな紙切れが草むらに入ったら見つけ出せる自信がないぞ。 幸い、この下はコンクリートの地面しかないから、風で飛ばされるとか誰かに拾われない限り、手紙はここの教室の真下にある。 「大変です! 螢斗さん!」 「わかってる!」 椅子をひっくり返しながら、シオンを胸ポケットに入れて教室のドアに駆ける。 後ろからはミスズの焦る声。 「HRがすぐにあるんですよ!?」 「終業式には戻るから、淳平起こして代返お願い!」 そう簡潔に言うと、扉を出て廊下を走り階段へダッシュ。 HRが始まってる時間に廊下を走るなんて、普段僕はしないのだけど緊急事態だからしょうがないのだ。 「螢斗さん」 「はぁはぁ……何?」 走りながらもポケットにいるシオンに答える。 結構、運動不足の僕に全力疾走は無理があるのだけど、シオンの呼びかけは無視できない。 シオンは呼んで、一呼吸置いてから。 「私も螢斗さんとずっと家族でいますから」 「……ああ、もちろんだよ!」 その言葉はイスカお姉さんの手紙にあった言葉で――。 ―――― 『 離れてても、私たちはずっと家族だ。 愛する妹へ 姉イスカより 』 ―――― Fin 前へ トップ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2487.html
第2部 「ミッドナイトブルー」 第7話 「night-7」 真っ暗な屋内スタジアムに逃げ込むかのように集まる神姫たち。 航空母艦型MMSのツラギが発光信号でチカチカと合図を送る、すると少し離れた所で重巡洋戦艦型のマキシマとヴィクトリアが発光信号を返答する。 ツラギの艦橋ブロックに将校型のナターリャが寄りかかる。 ナターリャ「発光信号は送ったか?」 ツラギ「送りましたよ、しかしあんな所に配置してどーするつもりですか?こんなに散開してちゃ・・・」 ナターリャ「かまわんさ、それよりも甲板にいるあのバカ共に対空警戒を厳にするようにいっとけ」 ツラギ「アイアイサー・・・」 ツラギが甲板に目をやると、大砲を抱えた悪魔型と砲台型がびくびくと怯えている。 ニパラ「ああーーもうだめだ!みんなあの夜帝にぶっ殺されるんだ」 ルーシ「さっき、巡洋戦艦型のノザッパが巡航ミサイル喰らって一撃で轟沈したぞ!あの巡航ミサイルが空母に命中したら、弾薬や燃料に引火して大爆発を起こして爆沈するな」 ニパラ「縁起でもない!」 ルーシ「どーすんだよ」 ツラギの上空では生き残った艦載機の神姫たちがぐるぐると周回する。 アオイ「スタジアムに着いたぞ」 ツクヨミ「ここからどうするんだ?奴は袋のネズミの俺たちをいつでも好きなように料理できるぞ」 フェリア「奴のレーダー、センサーは優秀だ。共に暗闇の中でも俺たちをはっきりと捕捉できるだろうな・・・さっきの戦いでも戦艦型神姫の砲撃を軽く回避しやがった。フクロウのように目と耳がいい」 戦闘爆撃機型のマレズもうなずく。 マレズ「おまけにあいつはステルス性能も持ってる、この暗闇じゃ奴を捕らえられないし、レーダーやセンサーにも映らねえ・・・どーやって戦うんだよ」 ステルス戦闘機型のアネットが口を開く。 アネット「俺も一応はステルス能力を持ってる神姫だから・・・なんとなく奴の弱点というか欠点はわかるんだけどなあ・・・」 アオイ「なんだよ、教えろよ」 アネット「まあ、奴は夜間戦闘を専門にしている重戦闘機型だ・・・明るいところに引き摺りだせば、怖くねえ」 ツクヨミが呆れた顔で言う。 ツクヨミ「バカ、それが出来れば苦労しねえぜ、今何時だと思ってるんだ?世の中の12時だぜ?夜明けまで戦えって言うのかよ」 アオイ「それまでに全員ぶっ殺されるのがオチだな」 フェリア「・・・・」 バトルロンドの筐体の前にいるオーナーたちはナターリャの行動に疑問を持っていた。 わざわざ、逃げ場のないだだっぴろいスタジアムに逃げ込み、確たる対処方法もない。今現状の情勢を見る限りでは勝機がないことは誰の目にも明らかだ。 野木はたまらずナターリャに問いかける。 野木「おい!!!ナターリャ!ここからどうするつもりだ!!このままでは奴が来て全員嬲り殺されるぞ!」 ナターリャ「そうだな、全員、奴に撃沈されるだろうな・・・このままではな・・」 チカチカと暗闇で青白い光が瞬く。 キュイン!!! シュヴァルはリアパーツの素粒子砲を2連射する。 オタリア「ぐわぎゃあ!」 ドゴオオオン!!! ツラギの前方に護衛としてついていた戦乙女型のオタリアがバラバラに爆散して砕け散る。 □ 戦乙女型MMS「オタリア」Sランク 撃破 爆発したオタリアの爆炎でスタジアムに逃げ込んだ神姫たちを一瞬照らす。 アオイ「き、きたァ!!!」 ツクヨミ「ひいい!」 スタジアムの正面入り口から真っ黒な禍々しいフォルムをした武装神姫が飛び出す。 シュヴァル「敵機動部隊を捕捉しました」 夜神がふっと口元を歪ませ叫ぶ。 夜神「勝ったな!!!この暗闇の中で俺のシュヴァルに勝つことは不可能だ!!!!俺のシュヴァルが夜間戦闘では一番最強だァ!!!!!!!」 ナターリャ「暗闇の中ではな・・・」 ナターリャはパチンと指を鳴らす。 ガコン! スタジアムの巨大な照明がすべて一斉に照らされる。 屋内スタジアムの中はまるで昼間のように明るく照らし出される。 パッといきなり照明がつき明るくなりシュヴァルの暗視センサーは機能を失い、またその真っ黒な機体はくっきりとシルエットを照らし出していた。 シュヴァル「ぎゃああああああああああ!!!」 夜間戦闘を専門に行うシュヴァルのセンサーは優秀だった。精度を極限まで高めていたために急激な光源の変化に耐え切れなかった。シュヴァルはまるで化け物のような声で悲鳴を上げる。 夜神はぽかんと口を開けている。 夜神「なあァ?な、なんで照明が」 砲台型のルーシが思い出す。 ルーシ「あああーーもしかしてさっきノートパソコンでメール送ったのって・・・」 ナターリャ「なあに・・・ちょっと暗かったんで照明をつけただけさ」 ナターリャはくいっとスイッチをつけるマネをする。 ルーシ「す、スタジアムの照明システムにハッキングしましたね!ナターリャさん!」 ナターリャは肩をすくめる。 ナターリャ「さあ?なんのことかなーたまたま照明がついたようだな」 野木「しめた!奴の動きが鈍った!おまけに奴は今、はっきりと目視で捕捉できるぞ!!」 ナターリャはツラギの無線を奪い取って叫んだ。 ナターリャ「重巡洋戦艦型MMSのマキシマ!!!ヴィクトリア、待たせたなヘヴィー級のパンチを喰らわせてやれ!全神姫!一斉攻撃!!!!」 スタジアムの両脇に配置されていたマキシマとヴィクトリアがエンジン音を鳴らして砲口をヨタヨタと飛ぶシュヴァルに照準をつける。 マキシマ「このヴェンパイア野郎めッ!!!!ノザッパや他の連中の仇だ!!ブチ落としてやる!」 ヴィクトリア「主砲一斉発射、ミサイル1番から10番まで発射、ファイヤ」 戦艦型神姫の2人は強力な艦砲射撃をヨタヨタと飛ぶシュヴァル目掛けて行う。 3連ヘヴィ・ターボレーザー砲 4基 2連装ターボレーザー・キャノン 3基 艦首ミサイル発射管 4門 対空ミサイル砲 8門 三連装小型ミサイル発射筒 4基 後部ミサイル発射管 8門 通常の神姫とは比べ物にならない強力な武装による一斉砲撃が行われる。 ビリビリとスタジアムの空気が震えあがり、大気を焦がすレーザーの匂い、ミサイル発射缶が吹き上げる硝煙が充満する。 ズンズン・・・ズズウウズン!!ビシュウーーーーンビッシュウエエーーン!! シュヴァル「う、うああああああ!!!」 To be continued・・・・・・・・ 次に進む>第8話 「night-8」 前に戻る>第6話 「night-6」 トップページに戻る