約 1,954,446 件
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1824.html
マイブームバトルロワイアル・第一回放送までの死者 マイブームバトルロワイアル・第二回放送までの死者 マイブームバトルロワイアル・ゲーム終了までの死者
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/422.html
戦うことを忘れた武装神姫・番外編 ちっちゃい物研・商品案内-3 注)当然ですが、以下の内容はすべて当方の脳内生成物であり、 現実には存在しませんので。。。 ・・・武装神姫向けクレイドルについてのご案内・・・ 先日発表いたしました、当社の武装神姫向けクレイドル2種に対し、 多数のお問い合わせを頂き、誠にありがとうございます。 現在、両機種とも最終調整段階に入っており、間もなく正式に発売の 案内が出来るかと思いますので、いましばらくお待ち下さいますよう お願い申し上げます。 なお、一部の掲示板等で記載がありました当社製品のモニター募集は すでに終了しております。ご了承下さい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ <東杜田技研・新製品のご案内-3> このたび、弊社の小型ロボット向け機器ブランド「HT-NEK」では、 「武装神姫」向け機器の展開を開始しました。 フル機能クレイドル二種(和壱型・さわやかしんさつしつ)に続き、 今回は簡易クレイドル「ぬくぬくこたつ」が登場します。 〜武装神姫専用簡易クレイドル・「ぬくぬくこたつ」の主な特徴〜 ■データ通信機能等を一切省き、「充電機能のみ」とした、簡易型の クレイドル。 ■電源には、USB3.1のみならず、ACアダプタ(付属)や、専用電池 ボックス(別売)、シガーソケットアダプタ(別売)を用いる事が 可能。いつでもどこでも、充電が出来ます。 ■デザインは、シンプルで、かつ飽きの来ない、ごく一般的な一人用 こたつ」そのもの。こたつ布団の柄は、5種類から選べます。 ■内部には遠赤外線装置が組み込まれており、実際に「暖かく」する ことができます。(寒がりの神姫に最適です。) ■そのままではデータ通信を行う事は出来ませんが、別途オプション 「神姫といっしょ・神姫用端末」を使用していただくと、通信機能 を持たせることが出来ます。また、「和壱型」のオプションとして 使用することも可能です。 ※なお開発時のデータですが、猫爪型もしくは吼凛型(特に猫爪型) が、このクレイドルを好んで使用する傾向にあるようです。 ※初回生産分には、こたつ布団と同じ柄の「こたつ敷き布団」が付属 する予定です。 詳細は、下記を参照して下さい。また、新たな情報は随時公開いたし ますので、HPにてご確認下さい。 <武装神姫・簡易(充電専用)クレイドル「ぬくぬくこたつ」> ・対応武装神姫 現在発売中の全武装神姫(純正クレイドルが使用可能である神姫に 限ります。) ・対応電源 USB3.1(同梱専用ケーブル)・ACアダプタ(同梱) 乾電池(別売専用電池ケース)・シガーソケット(別売専用ケーブル) ・対応オプションパーツ 弊社発売予定品 「神姫みかん」(食べられませんが、アロマ効果があります) 「神姫といっしょ・神姫用端末」(データ通信機能を持たせられます) 「こたつ布団」(色柄違い・各種) 「こたつ敷きふとん」(色柄違い・各種) 「こたつケース」(伊予みかんの段ボール柄・1段仕様) (そのほかに付きましては、順次調査の上HPにて公開する予定です。) ・付属装置・付属品 マニュアル、USB3.1充電専用ケーブル、専用ACアダプタ、こたつ布団(1枚) ・付属ソフトはありません。 ・動作条件(USB充電時) USB3.1を搭載し、Windows2037・MacOS12が動作可能なPC。 ・発売予定価格 12,860円(税込) ・発売予定時期 2037年3月 以上 <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2101.html
ウサギのナミダ 泣き虫な神姫とちょっと無愛想なマスターの、絆の物語。 著:トミすけ ○勝手な文章の改変はしないでください。大変迷惑です。 ○バトルロンドのバーチャルバトルの設定を『Mighty Magic』よりお借りしております。 ○一部、武装神姫の性能などを独自解釈している部分があります。ご了承下さい。 ○コラボ歓迎です。この作品のキャラクターや設定は無理のない限り、自由にお使いいただいてかまいません。 登場人物紹介 (本編のネタバレを含みますのでご注意下さい) ストーリー ACT0は過去編、ACT1は現在編となっています。 それぞれのACTごとの順番で、時系列順に追うことが出来ます。 お読みになる際には、下記リストの順番でお読みいただければ幸いです。 ACT 1-1 ACT 0-1 ACT 1-2 ACT 0-2 ACT 1-3 ACT 0-3 ACT 1-4 ACT 0-4 ACT 1-5 ACT 0-5 (注:微エロあり、神姫破壊描写あり) ACT 1-6 ACT 0-6 ACT 1-7 ACT 1-8 ACT 1-9 ACT 1-10 ACT 1-11 ACT 1-12 (注:魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン、岡島士郎と愉快な神姫達より設定の一部をお借りしております。) ACT 1-13 ACT 1-14 ACT 0-7 ACT 1-15 ACT 1-16 ACT 1-17 (注:HOBBY LIFE,HOBBY SHOP、魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン、Mighty Magic、 ねここの飼い方、ツガル戦術論 よりキャラクター、設定の一部をお借りしております。) ACT 1-18 (注:この物語には、ツガル戦術論の若干のネタバレが含まれます。 こちらをお読みになる前に、ツガル戦術論をお読みになることをオススメいたします。) (注:HOBBY LIFE,HOBBY SHOP、ツガル戦術論よりキャラクター、設定の一部をお借りしております。) ACT 1-19 ACT 1-20 (注:HOBBY LIFE,HOBBY SHOPよりキャラクター、設定の一部をお借りしております。) ACT 1-21 (注:HOBBY LIFE,HOBBY SHOPよりキャラクター、設定の一部をお借りしております。) ACT 1-22 ACT 1-23 ACT 1-24 ACT 1-25 ACT 1-26 ACT 1-27 ACT 1-28 ACT 1-29 ACT 1-30 (注:HOBBY LIFE,HOBBY SHOPよりキャラクター、設定の一部をお借りしております。) ACT 1-31 ACT 1-32 ACT 1-33 ACT 1-34 ACT 1-35 ACT 1-36 (完結) 番外編 ●オリジナルの矜持 ~前編~ ~後編~ ●水中機動戦術論 ~前編~ ~後編~ ●少女と神姫と初恋と その1 その2 その3 その4 その5 その6 ●黒兎と塔の騎士 ~前編~ ~中編~ ~後編~ ~完結編~ ●LOVE&BATTLE ~本編~ 同人誌 2014年夏、コミックマーケット86にて、 「ウサギのナミダ」上・下 同人誌版を再度頒布します!! 金曜日(一日目)西地区・こ-16b 「チーム・アクセル」にて。 また、当日会場に来られない方のために、通販予定! 下記にて委託を予定しております。↓ けだねっと通販部 ウサギのナミダ 同人誌版 予告編 感想などありましたら、こちらにコメントをお願いいたします。 過去ログはこちらにまとめました↓ ウサギのナミダ コメントログ ウサギのナミダ コメントログ・2 書きたくなった番外編をアップいたしました。 今回は三話構成、バトルメインの予定です。 林田様> 非武装はの言葉は、無意識に使っていました(笑) ご希望の通り、コラボ表示は控えます。もし機会があれば、コラボさせて頂きたく思います。 -- トミすけ (2010-05-24 00 18 33) しかし久しぶりに強烈な物言いの騎士型を見ましたねw 雪華を怒らせるあたり、無節操すぎるところかせあるみたいですが。 そして貴樹、本当に大丈夫なのか次回!? 楽しみに待っています。 -- 第七スレの6 (2010-05-24 07 58 51) ええもん読ませてもらったわ 楽しい映画観た後の余韻を感じます -- 名無しさん (2010-05-31 21 21 35) 中編を投稿しました。長くなったコメントログを別ページに移動しました。 調子に乗って書きすぎていまして(^^; 4話構成になりそうです。 第七スレの6様>いつもコメントありがとうございます。ランティスはプライドの高い愚直な騎士、という感じが出ていれば成功です。 名無し様>コメントありがとうございます。拙作を気に入っていただけたようで、私も嬉しく思います。今後も投稿を続けたいと思っていますので、よろしければ是非。 -- トミすけ (2010-06-04 01 27 03) 愚直で高貴。だがオーナー共々相手を完全に舐めている。 力で劣るから技術を使う。今エピソードに限らず本作では基本的な法則ですね。 さて、どう戦い抜くかな? -- 第七スレの6 (2010-06-04 17 03 12) 騎士とは斯く有るべきか・・・ 少々慢心されてる所が珠に傷ですが 案外打つタイミングが分かり易かったから 先に避けたってのが正解だったりして -- ナナシ (2010-06-05 04 25 14) PSPの武装神姫を見て、どんなものかとSS読みに来ました。 一日で全部読破してしまった。良い物読ませて貰いました。 今となってはPSPよりこのSSの続きが気になって仕方がありませんw 他の方のSSも読みながら、楽しみに次回を待ってます。 -- 名無しさん (2010-06-09 19 42 50) 格闘ゲームが好きです。格闘漫画も好きです。「修羅の門」「グラップラー刃牙」「エアマスター」大好きです。 今回の番外編は趣味丸出しです。ごめんなさい。 第七スレの6様>装備の不利を技術で埋める、技のぶつかり合う美しい戦い、というのは拙作のテーマの一つですね。 ナナシ様>避けた理由は大したこと無かったわけですが(^^; 後編はいかがでしたでしょうか? -- トミすけ (2010-06-12 17 01 57) 名無し様>拙作をご覧頂き、ありがとうございます。過分なお褒めの言葉をいただき、恐縮です。 私もPSPの武装神姫、楽しみにしてます! SSでもアーンヴァルmk2とか出してみたいですね。 投稿は続けていきたいと思っておりますので、今後もお楽しみいただければ幸いです。 -- トミすけ (2010-06-12 17 06 59) ようやく安藤も貴樹を見る目が変わったな(そっちか 技と技のぶつかり合い、これほど燃えるが難度の高いた戦いもないだろう。 そしてステージを揺るがす攻撃……こりゃすごい。 -- 第七スレの6 (2010-06-12 17 18 06) 熱い展開でよんでてワクワクさせていただきました完結編楽しみにさせていただきます -- 名無しさん (2010-06-12 20 39 00) おおう!!読んでたらホントに地面が揺れる感覚が・・・・。 完結編、楽しみにしています。(^^) -- ichguc (2010-06-13 11 49 15) 十分とんでもない事をさも当たり前に言ってる辺りが恐ろしいですな 現状を良しとせず常に先を目指して居るからこその台詞なのでしょうね 格闘の攻防を文で伝える所相変わらず、お見事です -- ナナシ (2010-06-13 15 02 08) とりあえず一言。 騎士子、お前はどこのジョンス・リーだ! -- どこかのテンチョー (2010-06-16 12 20 29) ジョンス・リー、かっこいいですよね!! ……調子に乗りました、ゴメンナサイm(_ _)m 完結編をアップしました。お楽しみいただければ幸いです。 多くのコメントありがとうございます(^^) こんなに反響をいただけるとは、予想外でした。ありがとうございます。 番外編はあと一本書く予定です。今度は短めの話になる予定です。 -- トミすけ (2010-06-22 00 48 34) ひとます、お疲れ様でした どの辺りまで想定して訓練してたんだろう? 爆風や視界視界不良に対する備え何かも対策済みなんだろうなぁ 遠野やはり恐ろしい子 マテ 憑き物が落ちた騎士の話なんかも見てみたい物ですなぁ 神姫達だけのガールズトークってのも楽しそうですけど(笑) 次の短編も楽しみに待ってます -- ナナシ (2010-06-22 04 30 11) 安藤、ホントお前って奴は人を見る目がないんだな(マテ しかし貴樹の性格が少しずつ平均的な主人公スタイルに変化していくあたり、本編の修羅場を抜けサポーターとして 他者を支援していった結果なんでしょうねぇ。 とにかく、お疲れ様でした。 -- 第七スレの6 (2010-06-22 07 58 30) 番外編、最後の一本を投稿しました。今回は短めです。 拙作「ウサギのナミダ」を応援いただき、ありがとうございました。 これよりしばらくお休みを頂きまして、次回作の構想を練りたいと思っております。 ナナシ様>憑き物が落ちた騎士の話……確かに面白そうですね。いつか書けるといいのですが。 ガールズトークとか、私に書くのは無理です(^^; 第七スレの6様>長らく投稿して参りましたが、確かに遠野の性格は変わってきたかも知れません。それは私も予想していなかったことで、面白いですね。 -- トミすけ (2010-07-07 23 59 42) 番外編、お疲れ様でした やっと納まる所に納まった、と言う感じですね…って言うか今更ながら、どちらも告って無いのに気が付いた(笑) 御約束はしっかり盛り込んで、此で次の舞台への花道は出来ましたね 充填期間は焦らず納得がいくまで練って下さい その日まで楽しみに待たせて貰います。 -- ナナシ (2010-07-08 04 05 41) ティアは,ヤキモチ焼かないの? ナンカ可愛らしいワァ!! -- ゲシモちゃん (2010-07-11 20 08 19) 最後の番外編、お疲れ様でした。 PSPのバトマスをプレイしつつ、楽しく最後まで読ませていただきました。 次回作は…もしかして、過去編になるのでしょうか。 久住さんが「本身を抜く」戦い方を身に着けるに至った「初代ミスティ」との話とか…。 -- 通りすがりの武装紳士 (2010-07-23 01 45 54) コメントありがとうございます。いつも励みにしております。 ナナシ様>次の舞台の準備が整いました。次作「キズナのキセキ」もお楽しみいただければ幸いです。 ゲシモちゃん様>ティアと遠野の関係は、色恋にしたくなかったので(^^; 可愛いと言っていただけて嬉しいです。 通りすがりの武装紳士様>PSPのバトマス、いいですよね。アーンヴァルで話が書きたくなります(笑) 次回作の予告編を投稿させていただきました。いい意味で期待を裏切れるように頑張りたいと思います。 -- トミすけ (2010-08-15 00 23 33) 初めまして。こちらのwikiに新しく作品を投稿した見習い料理人と申します。 『ウサギのナミダ』、読んでいてワクワクしました。自分もこういった面白い作品を作りたい!と、そう感じてしまいました。 いつかコラボなどできればとても嬉しいです。 『キズナのキセキ』もこれからの展開が楽しみです。 なんだか自分の言いたい事ばかりですみません(汗 -- 見習い料理人 (2010-10-03 00 31 31) 見習い料理人様> 拙作をお気に入り頂き、ありがとうございます。嬉しいです。 新たに作品を投稿されているとのことで、このwikiの仲間が増えて嬉しい限りです。 もし機会があれば、コラボも是非。 今後ともよろしくお願いいたします。 -- トミすけ (2010-10-14 00 25 19) ACT 0-6の対空時間は こっちの滞空だと思うんですが... -- 神姫オーナーの端くれ (2010-10-14 14 27 25) ご指摘ありがとうございます。早速修正いたしました。 この手の誤字脱字はけっこうあるので、ご容赦いただければ幸いです(^^; -- トミすけ (2010-10-14 23 40 37) すごく面白かったです! 一話から一気に読ませていただきました 続編のキズナのキセキも楽しみにしてます! -- 璽儡 (2010-12-28 18 02 23) 璽儡様> 拙作をお読みいただきありがとうございます。 お気に入りいただけたようで、嬉しく思います。 「キズナのキセキ」の方はマイペース更新なので、気長にお楽しみいただければ幸いです。 -- トミすけ (2011-01-03 23 54 52) 今更ですけれど1-13で倒された三強の描写のところでヘルハウンドがマオチャオとなっているのはハウリンの間違いなのでは? -- 名無しさん (2012-07-23 22 55 19) 名無し様>ご指摘ありがとうございます。問題箇所を修正いたしました。 -- トミすけ (2012-07-24 21 44 32) お久しぶりです。 コミケ一週間前となりまして、ようやく発表させていただきます。 この夏コミに、ウサギのナミダの同人誌版を発刊します。 上下巻、全350ページオーバーの大ボリューム! 表紙カラーイラストで、挿絵もつきます。素晴らしい出来ですよ! 興味のある方は是非お立ち寄りください。 詳細は上にあります。 -- トミすけ (2013-08-04 22 49 56) 同人誌版の予告編をアップしました。 やっつけ感満載ですが、すみませんm(__)m -- トミすけ (2013-08-09 23 32 01) 予告編見て、軽く雄叫び上げました(笑) まだ買ってませんが絶対買います!! -- ユキ (2013-09-19 14 43 42) 久々にちょっとだけ更新しました。 「ウサギのナミダ」の同人誌版を夏コミにて頒布します。 今回は自分でスペースを取りました。 チーム・アクセルは遠野君のチーム名からです。 当日会場にいらっしゃる方は、お立ち寄りいただければと思います。 -- トミすけ (2014-08-01 22 11 48) ユキ様> もう同人誌版を手にされましたでしょうか? この夏、コミケに参加しますので、もしよろしければお手にとっていただきたく思います。 -- トミすけ (2014-08-01 22 14 46) ご無沙汰しております。トミすけです。 この一年ほどで、わたしの作品2作が誰かに加筆されております。 わたしの意図しない文章が入っているのは、正直気味が悪いです。 これより修正していきますが、現状ではわたしが意図しない文章や展開が含まれることをご了承下さい。 他のサイトでの公開も検討中です。 -- トミすけ (2023-02-05 00 18 11) 文章の修正が終了しました。 不当な加筆部分を修正しております。 本来の姿での「ウサギのナミダ」をお楽しみいただければ幸いです。 -- トミすけ (2023-02-05 11 48 20) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1981.html
作者: ◆hNicfchrac氏 適当ロワ本編 適当に思い付いたキャラでバトルロワイアル本編SS目次・投下順 適当に思い付いたキャラでバトルロワイアル本編SS目次・時系列順 適当に思い付いたキャラでバトルロワイアルの参加者名簿 適当に思い付いたキャラでバトルロワイアルのネタバレ参加者名簿 適当に思い付いたキャラでバトルロワイアル死亡者リスト 適当に思い付いたキャラでバトルロワイアル・ルール&マップ
https://w.atwiki.jp/deruze/
怪物と戦うな さもなくば自分もまた 怪物となる そして 深淵を見つめる時には 深淵もまた お前を見つめているのだ ――――フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ このサイトは2chで行われているリレー式二次創作スレッド、 サイレントヒルにホラゲのキャラ集めてサバイバルさせようぜ企画の ホラーゲームバトルロワイアルのまとめサイトです。 当企画は発起より8年間の活動(2008/02/01~2016/02/29)をもって完結いたしました。 本編SSへ メニュー 豆知識 ルール 参考動画集 現行スレ http //peace.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1372081398/(第業幕) R・P・D会議室(したらば) http //jbbs.shitaraba.net/otaku/13999/ 屍人の巣(チャット) http //horage.chatx2.whocares.jp/ WIKI編集に便利なプラグインについては@wikiガイドをご覧ください http //www1.atwiki.jp/guide/pages/264.html
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2647.html
ビックリした。 途中から、シオンになんでか知らないけど、通信を切られてしまった。 驚いたのはそれも理由の一つだ。 だけど僕が一番に驚いたのは、 ――シオンが勝てたことだ。 あのムルメルティア型になにか言われてたかと思ったら、突然、あの丁寧な物腰の神姫シオンが今まで見たことないくらいに大激怒した。 怒った後はまるで別な神姫に変わったように、練習でしか使えてなく本番のバトルでは一切使えていなかった武装を巧みに使い、勝利を掴み取った。 僕が興奮冷めやらぬ状態なのに対して、アクセスポッドからはオドオドとしているシオンが出てきた。 「すいません、螢斗さん。命令を無視して通信を切――」 「やったじゃないか、シオン! ハハハ!!」 「え、ちょっと螢斗さん? ……きゃっ!」 シオンの脇部分に手をやって軽く持ち上げている。でも、僕の頭より高い位置に。 まあ、俗にいう子どもにやるたかいたかい状態だ。 シオンが勝ち星を挙げたことで、また僕のテンションがおかしい。 けど気にしない! 「きゃーー、螢斗さん~!?…………うふふ、あはは~」 シオンもなんだかこれが楽しくなってきてきて、笑いが込み上げてきたみたいだ。 「アハハ!!」 「やったぜ!! 螢斗!」 「シオン、やったわね!」 そして、淳平とミスズも喜んでいる。 うん、バトルも勝てて万々歳、良かった、良かった。 「――ったく、負けちまったか。せっかく替え玉が手に入ると思ったんだがな~」 チンピラさんがいつの間にか近くに寄って来ていた。 ため息を吐いて残念そうにそう言う。 狂喜乱舞していた姿を見られていて僕もシオンも、急に恥ずかしくなってしまった。 「さぁ、負けたのだから、さっさと出て行くのだよ」 君島さんが僕の前に出て来て偉そうに言っている。 あなたは何もやっていないでしょ? 勝手に喧嘩吹っ掛けただけですよね。 「はいはい、わかったからよ。そう急かすな……行こうぜ、『コハク』」 気付かなかったけど、ムルメルティア型の神姫は「コハク」というらしい。 彼のことをチンピラさんとか不良とか思っていたけど、彼もやっぱり武装神姫が好きなだけの人なのかも知れない。神姫の名前を呼ぶ時は優しそうに見える。 ……僕にとっては怖いままだけど。 「貴君よ。さっきはすまなかった、訂正する。……良い上官だな」 彼の肩に乗っている神姫がシオンに頭を下げてなぜか謝った。 なにを言われたら、あんなにシオンは怒るのだろうか。砂風が舞っていて、よく聞き取れなかったのが残念だ。 ワザと怒らす気はないのだけど、なんだか気になった。 「もう気にしてません。……考えてみたら、あなたは本心からそう言ってるとは思えませんでした。戦ってみて気付きました。……なんで螢斗さんの悪口を言ったのかはわかりませんでしたけど」 どうやら、あのコハクという神姫はバトル中僕に対して酷いことを言っていたみたいだ。僕はそんなことで一々怒らないけど、シオンはそれがスイッチになってしまったらしい。 さっきの君島さんとの会話でも思ったけど、僕は神姫マスターとして愛されているみたいだな、うん。 「……ふ、それではな。――タケル上官、もういいぞ」 「……っけ……朝から来るんじゃなかったぜ。あ~あ」 神姫はそれを聞くと顔に笑みを浮かべた。 彼の方はイラついた様子のまま、そう言うとゲームセンターから出て行った。 「ふむ。これで結果オーライになったではないか。私の目論みどおりだ」 「かなり僕が危ない所まで逝きかけたんですけど!? 初めにこういう事をするときは本人の承諾を取ってください! 絶対認めませんけど」 「スパルタだと言っただろう?」 「う、……はあ」 勝てることを君島さんは予期して、僕の立ち位置を危うくさせたという事か。 シオンが恐怖よりも強い感情で塗り固め、勝利できると。だからバトルの前に好きとか愛してるとか聞いたのか。 可能性の問題だと思うのだけど。 シオンがそんなにキレなかったかもしれないし、第一に不良の彼が朝にいたのも偶然だし、その友達が裏の仕事で人手を探していたのだって……。 ……うーん、わからない。 僕がそうやって考え込んでいると、隣にいた君島さんはおもむろに自分の携帯を気にし始めた。 どうやら、着信が掛かってきたみたいだ。 君島さんは携帯を耳に寄せ話し始めた。 「……あー……うむ……そうか、すぐに来いと?……ふむ、わかった……」 「どうやら内容から察するに、主殿は急用ができたみたいでござります。この後は、シオン殿の祝勝会でも、なんでもするといいと主殿はそう思ってござります」 「あ、リンレイ! 今までどこにいたの!?」 ミスズはまたまたその場に現れたリンレイにそう聞くが、それは無視された。 携帯に早口で話している君島さんは「すまない」と手でジェスチャーすると、サングラスを再び掛けてゲームセンターを早足で出て行ってしまった。 「あ、ちょっと!? もう!」 「あの神姫は生粋の“忍者”なんだから気にすんな。あれが普通なんだよ」 「神姫にとってあれは普通の芸当ではないですよ。……ウウ……必ずや私が突き止めて見せますぅ」 なんとしても納得がいかないミスズは半泣きになりながらも、リンレイを完全究明する決意をしたみたいだった。 「私は勝てたんですよね?」 胸ポケットに戻ったシオンが僕に聞く。まだ実感が湧いてないみたいだけど、 「うん、そうだね。……偉かったよ」 よしよしと頭を撫でる。まだこの先も、勝てていけるという保証はないけどこの喜びは噛み締めておこう。 「そうですよね……えへへ」 ■■■■ 「はー、スッゲー疲れた。こんなの二度とやらねぇー」 「そう言わない。自分はなかなか楽しかったよ」 ゲームセンターから出て来た彼は、裏通りに入ると格好を直しサングラスや首を重くしていた、いくつものネックレスを外し始めた。 それらをポケットに仕舞いこみ、首に手をやりさすっている。 彼の隠れていた目元は鋭く、サングラスをしていなくとも威圧感はあり、着崩してなくとも不良かと思われるほどのガラの悪さ。 身体の均整がとれていて、服の上からでも筋肉もほどよくついているのがわかる。 容姿“は”整っている。 だが、目元がマイナスになり、周りからは恐れられそうな風貌ではある。 「……っけ……あのやろう言いたい放題言いやがって」 「まあまあ」 頭の上に移動していた神姫が彼をなだめていた。 「そういや、かなりボコられてたんだが平気か?」 目線を上にやり、自分の神姫を不器用そうに心配している。表情は変わっていない。眼つきは鋭いままだ。 それでも、声だけは聞くと優しそうではある。 「心配ない、バーチャルだから。ものすごい痛みがある程度だし」 「腹ブチ抜かれてたんだから、それでも十分だっつうの。あんなになるまで“演技”しなくとも、よかっただろうが」 「もちろん、口調とかそこらの上官たちへの罵詈雑言は役としてのセリフだけど、バトル自体はあまり演技じゃなかったよ。言われた通り本気は出していないけど、結構力は入れていたんだ」 「ふーん。コハクが言うならそうなんだろうな。バトル恐怖症みたいだった、つう話はどこにいったんだか」 「戦えなかっただけで元から強くはあった。けど、CSCから来る怒りがパワーを底上げしたとかかな? 王道展開よろしくそういう展開にさせてみたら、予想外に強くなったみたい。まあ、アーティル型だし当然かな……よっこいしょっ」 ムルメルティア型の武装神姫「コハク」はバトルで起きたことをそう説明した。 コハクは軍帽とサングラスを外してから、彼の頭の上で腕を枕にして寝そべり始めた。 神姫一体が頭に乗っていたらネックレスよりも首に負担がかかると思うが、それが普段の彼たちの姿だ。 「せっかくの休みの日だっつうのになー」 そう愚痴ってから彼は歩き始めた。 その時、 ――ドスン。 「……おい」 突然彼の後ろから誰かが軽く抱きついてきた。 だが、彼も誰が抱きついてきたのかはわかっているのか、あまり驚いていない素振りをする。 もしも抱きつかれた衝撃で、彼が前のめりに動いていたら、頭の上にいるコハクは落ちてしまうからだ。 彼の踏ん張りが功を奏して、コハクはそのまま寝ころがっているままになった。 「すまなかった。……辛い役目を背負わせてしまったみたいだ」 抱きついてきたのは女性だった。背の高い彼と同じか少し低いくらいの背丈。 彼女は彼の後肩部に額を乗せて身体を密着させている。抱きついているから当然だ。それは彼が信頼できる相手だから出来る行為。 それに加え彼女はすまなそうに謝った。 「……っけ……あんなのは慣れてんだよ。心配すんな」 「うん? 心配はしていないぞ」 「ッ……だったら謝ってくんなっつうの!」 彼は腰から回されていた腕を振りほどき、抱きつかれた状態を解いた。 若干顔は赤くもある。抱きつかれて少し恥ずかしかったみたいだ。 彼は彼女の前へ身体を向き直させ対顔した。 「そう怒るな。あと顔が赤いぞ」 「っく、うっせぇ!」 「はっはっは、照れるな、照れるな」 黒のジャケットを着ていて長い黒髪を腰まで流している女性。 そこには君島 縁がいた。 「……いいのかよ、あいつらといなくて?」 「電話が来たフリをして出てきたのだよ」 「ふーん、なんで?」 「猛と話がしたくなってな。心配はしてはいなかったが、怒ってやいないかとな」 「だから、気にしてねぇっつった――」 「タケル上官、それは嘘でしょ。『言いたい放題いいやがって』と愚痴っていたのはどこの誰だったかな?」 “猛”と呼ばれている彼の頭上からコハクは笑いを含ませながらそう言った。 「ふむ。コハクもすまなかったな」 「いえいえ、自分はタケル上官の命令だから気にしてないよ」 「そうか……猛もすまんな」 再度謝ってくる君島。 猛はいつも尊大な態度をとっている君島がこのように素直に謝ってくるのに若干戸惑った。 だが、それはなんとか顔には出さないようにしている。 紛らわすために別の話題、戦ったあの少年と神姫について話し出す。 「バトル恐怖症の神姫を持つオーナーをマジでビビらせろとか。合図したらアドリブで神姫を怒らせて戦えとか、色々と俺たちを振り回しやがって。……ったく、縁はあのチビとかに随分肩入れしてんだな」 「うむ。かわいい後輩なのでな」 「そうでござりますな。長倉殿はご婦人に好かれそうな風貌でござりますし」 君島の肩にはいつも通りにリンレイが立っていた。 君島とは顔見知り、いやそれ以上の関係の猛にとっては、いなかったのにいつの間にかいるリンレイの瞬間出現には慣れているので、特に動じていない。 「…………っち」 それを聞くと胸の内からイラつきが登って来て、無意識に舌打ちをする猛。 「おや、私があの少年に世話を焼いてたら、そっちが妬き上がってしまったのかね? ニヤニヤ……」 彼の態度が変わったのを見てニヤつき始める君島。そして傍にいる神姫たちも便乗して猛に対してニヤつき始める。 「子どもでござりますな。フフ」 「タケル上官はそういうのすぐ顔に出るから。……ふふふ」 「ふん、言ってろ」 また顔に熱が上って来て顔に現れ始めたのに気付いた猛は、それを見られるのが恥ずかしかったので、ポケットに戻していたサングラスを掛けた。 「このサングラスとネックレスとかも、あれに必要だったのかよ?」 サングラスに手をやって顔を背けたまま聞く。 「うむ。変装なども大事なのだよ。観衆が多い中では猛の顔見知りがいないとは限らないのでな。日常生活で支障がでないようにとの配慮だ」 「……っけ、無駄な配慮だこと。俺のツラ知ってる誰かがこんな朝早くにいるとは思えねぇけどな。……俺たちがそんなにこの茶番に必要だったのかね」 「いや、猛たちがいなくとも9通りのやり方を考えてあったが」 「おいコラ!」 不満そうな声を張り上げる猛。 それを見た君島は、 「またそうやって怒鳴るな。ほれ……」 ギュッと。 近づくと今度は前から猛を抱きしめる。 君島は背中に細い腕を回して、穏やかに言う。 「私が猛に会いたかっただけ……と言ったら、どうする?」 「……こんな面倒なことしなくとも、普通に呼んだら来るっつうの。……ったくよ、縁はよくそうやって人をおちょくるよな……」 そう言って猛も君島の腰元にも手をやる。 ストレートな髪の毛を指で梳かしつつ、恥ずかしがらず今度は抱きしめ返す。 「美人なネーちゃんと言ってくれて嬉しかったぞ」 「ありゃ、演技の一環だ」 「そうか。……ふふ」 「笑ってんじゃねぇよ」 「ふ……オシャレしてきた甲斐があったというものだよ」 「いや、キメてこなくても……縁はいつも………そのよ……なんだ……」 「なんだね?」 「///~~。なんでもねぇ!」 顔はサングラスくらいでは赤さが隠しきれなくなっていた。 それからは黙ってしまう猛。 「やれやれ、真正のツンデレめ」 「は? ツンデレ? ……なんだそりゃ」 聞きなれない単語におもわずつぐんでいた口を開いて聞いてしまう。 「ふむ。今を生きているのにツンデレを知らんのか。いいか、ツンデレと言うのはだね、数十年前から続く世の中の人々に息づくものであって猛みたいにツンツンとデレデレが――」 朝から昼に変わろうという時刻。 誰も通らないような裏路地で、抱き合ったまま『ツンデレ』とは何かを説明している、聞いている構図がこの場には展開されていた。 「フフ、仲睦まじいでござりますな」 「ホントにねぇ」 それを生暖かい目で見る神姫たち。 自分たちの神姫が傍にいるのにもかかわらず、そういうのは気にしない二人だった。 彼と彼女は恋人同士なのだから。 前へ 次へ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/398.html
前へ 先頭ページへ アタシは走った。 今まで生きてきた中で一番じゃないかと思えるくらいに走った。 腕の中には冷たい金属の質感しか持たないトロンベが眠っている。 速く何とかしないと、大変な事になる。 そんな気がしていた。 だから、アタシは走った。 ホビーショップ・エルゴに向かって。 ここからエルゴまでは1km弱。 本気で走れば5分で着ける。 だからアタシは本気を超えて走った。 雨がますます強くなる中、アタシは走った。 身体中に雨の水滴が叩きつけられる。 それは痛みを、冷たさを伴っている。 けど、トロンベはそれ以上のものを味わった。 この程度で音をあげる資格は、アタシにはない。 だから、ひたすら走った。 住宅街を横切り、繁華街を横切り、ひたすらに走った。 エルゴの看板が見えてきた。 たった1kmを走りぬいただけなのに、アタシの身体は疲れ切っていた。 足は棒のようで何の感覚もない。 身体は重く、まるで鉛を背負っているよう。 そして、転んだ。 エルゴはもうすぐそこに見えているのに。 アタシは立ち上がろうとする。 けど、身体に力が入らない。 意識が朦朧とする。 ゴメンね、トロンベ。 アタシ、貴女に謝りたかったのに。 貴女ともう一度お話したかったのに。 もう一度……。 夢を見ていたようだ。 アタシはトロンベと布団の中でずっとお喋りしていた。 学校であったこと、テレビで見たこと、ニュースで見たこと。 何でも話した。 何でも良かった。 トロンベはそれを聞いて喜んでくれた。 早く外の世界を見てみたいと言ってくれた。 そんなトロンベを胸に抱き寄せた。 機械で出来たはずのトロンベは、暖かかった。 急速にアタシの意識は覚醒した。 そうだ、アタシに休んでいる暇なんて無いんだ。 ここで休めば、アタシはアタシを許せなくなる。 アタシは身体に渾身の力を込めて、立ち上がった。 正確には這い上がったという方が正しいと思えるくらい、無様な様子だっただろう。 ブロック塀に身体をもたれさせながら、ゆっくりと歩いていく。 あと少し、あと少しでエルゴだ。 その距離は10mも無いだろう。 こんなに10mを長いと感じたのは生まれて初めてだった。 どれだけ時間がかかったのだろうか。 十分か。 百分か。 一万分か。 アタシはそう錯覚を起こすくらい疲れ切っていた。 でも、ようやく辿りついた。 アタシはエルゴに倒れ込むようにして入った。 店長とうさ大明神様が滅茶苦茶驚いて、店長がこっちにかけよってきた。 「おいっ、大丈夫か!」 「店長ぅ……アタシのトロンベを助けて…お願い……」 アタシは腕の中に抱きしめていたトロンベを店長に託した。 店長はアタシのただならぬ様子を察してくれて、「任せろ」と一言だけ言うと奥に走っていった。 アタシはそこで気が緩んだのか、気を失ってしまった。 気がついたとき、アタシは二階のバトルスペースでイスを並べたものの上で横になっていた。 店長がかけてくれたのだろう毛布がありがたい。 アタシはトロンベの事で頭が一杯だったので早々に一階へと向かった。 ここでようやく気付いたのだが、時刻は既に七時半を回っていた。 店長は開店準備で忙しそうだった。 「やあ、おはよう」 「あ…おはようございます」 店長がアタシに気付き、声をかけてきた。 「あの、トロンベは…」 「彼女ならただの電池切れだけだったから何も問題ないよただ間接に雨水が相当入っていたから洗浄くらいはしたけどね」 「…そう、ですか…良かった……何も無くて」 アタシはトロンベが無事だと解って気が緩み、思わず涙が零れた。 「…ご主人様」 その声に俯きかけていた顔を上げた。 店長の手の平の上に、トロンベはいた。 アタシはもう何も考えられなかった。 涙が次から次へと溢れてきた。 もう、視界はぐちゃぐちゃで、その上床にへたり込んでしまった。 「…はい、お代は結構ですよ、お客さん」 店長はトロンベをアタシに手渡してくれた。 「ごめん…ごめんね……アタシが…バカだったせいで……」 アタシはもう感情を抑えることが出来なかった。 「アタシ…トロンベに甘えてたんだ……トロンベが優しくて、何でも言う事聞いてくれたから アタシ…調子に乗って……トロンベが傷ついている事も知らないで………ホントに…バカだよね… アタシみたいなマスター……もう嫌だよね…だから……良いんだよ。もう嫌いになってくれても……」 アタシは想いの全てを吐き出した。 謝罪。なんて大層な物ではない。 ただアタシが今までしてきた事への懺悔とでも言えば言いのだろうか。 もっとも、それだけで許してもらえるとは思ってもいない。 でも、言わずにはいれなかった。 アタシはやっぱりバカだった。 「……ご主人様」 いつもと同じ、けど少し震えたトロンベの声。 視界は涙でぼやけているが、トロンベの姿形だけはしっかりと見える。 「…私はご主人様を嫌いになったりしません」 「……え?」 「…私のご主人様は、ご主人様しかいません。ご主人様はただ一人。私の大好きな……ご主人様だけなんです」 トロンベも泣いていた。 「…でも、私では倉内さんには勝てませんだから、私を捨ててくださっても…」 「ばか…」 アタシはトロンベの言葉を抱きしめて封じた。 小さなトロンベ。 その小さな身体は確かに暖かかい。 血の通った人と、全く同じだった。 「アタシと、トロンベで勝たないと意味が無いのよ……」 「…ご主人様」 そうだ。 アタシはやっと理解した。 あの人が言っていた言葉。 『神姫は唯の玩具じゃない。笑いもすれば、泣きもする』 やっと、意味を理解した。 そして、アタシに足りないものも。 アタシは涙を袖で拭った。 そして立ち上がって店長に向き直った。 「店長さん、ちょっと用意して貰いたいものがあるんだけど?」 店長はにっと笑って応えた。 「毎度ありがとうございます、お客様」 リアルリーグ・センター。 駅から降りてすぐの場所にあるその施設は、傍から見れば競技に用いられるスタジアムのように見える。 しかし、そこで行われる物はサッカーでもプロレスでも無い。 それは神姫バトルに他ならない。 仮想空間にて行われる、安全なバーチャル・バトルではなく。 現実空間にて行われる、危険を伴うリアル・バトル。 センター内部には大ホールが一つ、中ホールが四つ、小ホールが八つある。 ホールの一つ一つにバーチャルバトルスペースを遥かに凌ぐ大きさの、リアルバトルスペースが配置されている。 大ホールは基本的に大きな大会、ファーストリーグ戦の決勝くらいにしか使われない。 その為、規模はサッカーコート並の面積を誇る。 中央に配置された一辺20m程の立方体。それを観客席が取り囲むように配置されている様はまるでコロッセオだ。 中ホールは同じくファーストリーグの予選に使われる。 面積は大ホールの半分程度。 と言っても、サード・セカンドランカーからしたらそれは大きすぎるだろう。 そして、倉内 恵太郎と水野アリカがいる小ホール。 バスケットコート程のホールの中央には一辺5mの立方体、即ちリアルバトルスペースが配置されている。 観客席というものは無く、ただ柵が選手と観客を隔てるだけの大中ホールと比べると質素な物だ。 「…今のアタシ達は、今までのアタシ達とは違うわ」 観客のいない小ホールにアリカの声が響く。 その声に今までのような驕り高ぶっていたものは無く、穏やかなものだった。 「だから、貴方にも本気で来て欲しいの」 穏やかな声音とは裏腹に恵太郎を見据えるのの瞳には闘志が漲っていた。 「もちろん、こちらとて手加減する気は毛頭無いさ」 声になんの感情も込めず、淡々と応える恵太郎。 ただ、アリカを見返すその眼にはやはり闘志が秘められていた。 お互いに必要最低限の言葉だけ交わし、セッティングに入る。 二人だけにしては広すぎるホールにカチャリ、カチャリという音が木霊する。 セッティングに費やす時間は数分程度。 お互いの神姫をバトルスペースの両サイドに開けられた出入り口に送り込む。 10平方mのバトルスペース。 フィールドは”ゴーストタウン” 神姫換算で100平方sm、そう広くは無い。 バトルスペースに降り立った神姫は、互いの姿を容易に確認する事が出来た。 「…少しは、やるようになりましたか?」 ナルは何時もと同じ装備。 即ち、右腕に銃鋼、左腕に刃鋼を装備し、腰には赤いアーマー。 「この装備は、私の力を最大限発揮することが出来る装備です。貴女にすら引けはとらないつもりです」 初めて戦った時とは全く違う様子で応えるトロンベ。 その声には自信と、大きな何かが含まれていた。 そして、その姿も同じく変化していた。 その身に纏うのはハウリン型の装甲ではなく、ヴォッフェバニー型の装甲。 腿にはモデルPHCハンドガン・ヴズルイフを二挺。 腰にアルヴォ PDW9とSTR6ミニガンを括りつけ、右腕には“シェルブレイク”パイルバンカー。 左腕にはポラーシュテルン・FATEシールドにフルストゥ・グフロートゥを四つ取り付けたもの。 そして、背中にハグタンド・アーミーブレードを交差させて背負っている。 今までとは見違える様な、ある種洗練された装備。 二人の間には、見えない火花が散っていた。 『バトル開始5秒前』 アナウンスの声が響く。 それと同時に身構える両者。 『4』 ナルは半身になり、刃鋼を前に突き出す。 『3』 トロンベは腿のモデルPHCハンドガン・ヴズルイフを抜いた。 『2』 ナルは静止。 『1』 トロンベは腰を深く落とした。 『スタート』 バトル開始を告げるアナウンスと同時にトロンベは駆けた。 大地を力強く踏みしめて、ナルへ向かい一直線に駆けた。 対するナルは未だに静止、微動だにしない。 トロンベは駆けながらモデルPHCハンドガン・ヴズルイフのセーフティを外した。 そして、放った。 二発。 四発。 六発。 八発。 十発。 十二発、全てを撃ち切った。 弾丸はナル目掛けて殺到するが、如何せん走りながらの射撃では命中力はそう高くない。 弾丸の大半はナルの傍を掠めていった。 しかし、中には正確にナル目掛けて飛び行くものもあった。 だが、それはほんの少し動かしたナルの刃鋼によって弾かれ、あさっての方向へと飛んでいった。 トロンベは弾の切れた得物を放り投げ、背中から二振りのハグタンド・アーミーブレードを抜いた。 そして一気に跳ぶ。 3smを一息で詰める。 トロンベと刃鋼が接触しそうな距離、そこで両者の距離は一気に縮まった。 それはトロンベが意図しない接近だった。 ナルが大きく左足を踏み込み、トロンベの身体をすくう様に刃鋼を薙ぎ上げたのだ。 だが、予想外の行動でもトロンベは慌てたりしなかった。 下から迫る刃鋼に右手に持つハグタンド・アーミーブレードを押し当て、防御。 甲高い金属音が鳴り響く中、トロンベは刃鋼の上で逆立ちするような姿勢になりながら、右腕だけで跳ぶ。 刃鋼の薙ぎ上げるエネルギーをも利用したそれにより、トロンベはナルの背後を取った。 そして、両手に持つハグタンド・アーミーブレードをナルの腹部に突き刺そうとした。 「トロンベ、左防御!!」 アリカの声にその方向すら見ないで左手のポラーシュテルン・FATEシールドで防御する。 その次の瞬間、凄まじい衝撃がトロンベの腕に伝わった。 思わず吹き飛ばされそうになるのを脚に力を入れ、腕に力を入れ、全身に力を入れ耐え抜いた。 「…お見事」 その声の主は存外に近い場所にいた。 息と息が触れ合いそうな距離、そこにナルの顔が合った。 そして、トロンベの身体にかかる荷重の正体も察した。 それは刃鋼だった。 ナルはトロンベが刃鋼から跳んだ後、左足を軸に半回転していた。 左腕を真直ぐ伸ばしながらの回転により、遠心力が上乗せされたそれはトロンベの元へと迫ったのだ。 防御していなければ胴体を真っ二つにしていただろう。 しかし、トロンベに接触したのが刃鋼の根元部分だった為に、本来の威力を出せなかったのも大きい。 「今よ! トロンベ!!」 アリカの声が響いた。 その瞬間、廃屋の影から一発の弾丸が放たれた。 それはナルを正確に狙い済ました一撃だったそれを、真上に飛ぶことによって回避したナル。 弾丸は地面を打ち抜き、粉塵を巻き上げた。 「ぷちマスィーンズ……!」 マオチャオとハウリンのデフォルト装備の一つである小型遊撃機。 恵太郎は呟いた。 その声には驚きと享楽の色が含まれていた。 その一機の下部につけられた蓬莱・壱式からの攻撃が正体だった。 着地したナルにトロンベは容赦なく追撃を加える。 STR6ミニガンとアルヴォ PDW9の掃射。 連射性能に定評があるそれらの弾幕を、ナルは大きく跳躍することで回避した。 目指す先は廃屋の屋上。 そこでナルは一旦体勢を立ち直そうとした、が。 「ナル、上だッ!」 ナルは屋上にいた先客の手荒い歓迎を受けた。 上空からの一撃。 それを身を捩ってかわすが、背部センサー類を破壊されてしまう。 背後から突撃してきたそれは、突撃槍デファンスを取り付けたぷちマスィーンズ。 しかも、先客は一体だけではなかった。 アンクルブレード、破邪顕正、フォービドブレイドをそれぞれ取り付けたぷちマスィーンズが合計四機。 ナルは完全に囲まれていた。 そして、トロンベが蓬莱・壱式を積んだぷちマスィーンズ共に屋上に上がってきた。 「チェックメイトよ」 アリカは静かに呟いた。 その呟きは恵太郎に対する宣戦布告だった。 「なんだ、やれば出来るじゃないの」 恵太郎は5m先のアリカに声をかけた。 その顔は、心無しか嬉しそうだった。 「……これほどとは」 ナルは周囲を見回して驚嘆の声を漏らした。 「当たり前よ。アタシとトロンベのタッグに敵は無いわ!」 その言葉にトロンベも言葉には出さずにアリカの方に向き、微笑んだ。 「……なるほ、ど……なる、ほど……な、る、ほ、ど……」 不意にナルが俯いた。 何時ものナルには見慣れない、何かを押し殺したように呟いく。 「……ふ…ふふ………」 そして、喉の奥底から擦れた笑い声を漏らした。 それに何かを感じ取ったのか、身構えるトロンベ。 「何、どうしたの?」 アリカはその変わりように戸惑った。 ナルは顔を上げ、短く言った。 その顔は笑みで歪んでいた。 「……キミ、とっても良いです」 トロンベは感じた。 ナルが口を開いた、その瞬間に空気が変質したかのような錯覚を。 まるで見えない何かに纏わり憑かれている様な、おぞましい錯覚。 「…凄ぉく、良い。今すぐ、キミを食べてしまいたいくらい」 狂気。 今のナルを一言で表すなら、それは狂気以外の何物でもなかった。 その赤い瞳は狂気で彩られ、その表情には理性などこれっぽちも感じられない。 トロンベは反射的に危険を感じ、ぷちマスィーンズに攻撃を命じた。 それに呼応し、五体のぷちマスィーンズは五種五様の軌跡を描いてナルに迫った。 あるものは一気に加速し、あるものは力を溜める様に減速して。 あるものは弧を描くように、あるものは一直線に突撃した。 「さて、見せて貰おうか」 恵太郎の声がホールに響いた。 それとほぼ同時に、ぷちマスィーンズがナルと接触した。 否。 ナルは避けた。 まるで木の葉の様にひらひらと動きながら。 高速で迫るぷちマスィーンズ達を、避けた。 まるで酔っ払いのようなふらふらとした足取り。 身体を少し傾けて、身体を少し捻らせて、身体を少し揺らすだけで。 迫り来る攻撃の全てを紙一重で避けている。 そして、笑っていた。 その口は端まで吊り上がり、喉の奥から声が漏れている。 そして、刃鋼を無造作に横に向けて真直ぐに伸ばす。 「…あははぁ、邪魔ですよぉ」 そして、渾身の力を込めて振り回した。 先程とは違う、無造作でいて隙だらけのような攻撃。 しかし、それとぷちマスィーンズの突撃は全く同じタイミングだった。 五機のぷちマスィーンズは爆発炎上した。 黒煙が立ち込める中、ナルは立っていた。 その姿は、まるで幽鬼。 「さぁて、これで邪魔者はいませんねぇ」 ゆらり、ゆらりとトロンベに迫る。 トロンベはある筈のない本能的に、何かを感じ取っていた。 それは未知なる物への恐怖だった。 思わず脚が後退る。 その時。 「トロンベ! 今の貴女は一人じゃないわ! アタシがついてる! だから、前だけを向いて走りなさい!」 アリカの声が響いた。 たった、それだけ。 それだけで、心を蝕みかけていた恐怖が払拭された。。 そして、トロンベは忘れる所だった。 今の自分は、一人で戦っている訳ではない事を。 そして、思い出した。 あの時の苛つきを。 『まさに負け犬と言った感じでしたよ?』 あの時の、ナルの言葉を。 心底落胆したような、見下したような、哀れむような、その言葉を。 「もう…負け犬なんて呼ばせないッ!」 トロンベは咆えた。 それは気高い狼の咆哮だった。 その心には、もう恐怖は無かった。 今、トロンベの心を満たすのは誇り。 トロンベは駆けた。 体勢を低くして駆ける様は、野生の狼を連想させた。 「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」 両手にはハグタンド・アーミーブレードを。 心には誇りを以って。 突撃した。 「いい顔ですねぇ」 それに対し、ナルはその顔に歪んだ笑みを浮かべ、駆けた。 両腕をだらりと垂らして、前傾姿勢で駆ける様は狂気を感じさせた。 そして、衝突。 ナルは舞う様に、踊るように、刃鋼を奮う。 上から、下から、横から、ありとあらゆる体勢から刃鋼を繰り出す。 突き、斬り上げ、斬り下ろし、薙ぎ払い、全てをごちゃ混ぜにしたその斬撃はデタラメで、無茶苦茶で、恐ろしく正確だった。 円を描くように動いたと思えば、次の瞬間には一気に詰める。 ありえない体勢から繰り出す予測不能な斬撃は、トロンベを困惑させた。 しかし、トロンベに恐れは無い。 今のトロンベは一人ではないからだ。 「…次は右! その次は上!……危ない、下からッ!」 トロンベ一人では計りきれない斬撃を、アリカが教える。 神姫の目の届かない事を、マスターが補う。 お互いを信頼する事で初めて可能となる、基礎の中の基礎にして奥義の中の奥義。 そして、神姫バトルにおいて最も必要な技術。 トロンベとアリカは、それを完全に思い出していた。 それを以って、トロンベはナルの斬撃と同等に渡り合った。 避けられる物は着実に回避し、回避できないものは左腕のポラーシュテルン・FATEシールドで防御する。 そして、隙を見て攻撃を加える。 それを一言で表すならば、質実剛健。 派手さは無いが、確実な結果を伴うその戦い方は、トロンベの性格を良く顕していた。 一見してみればナルが圧倒的に押しているこの状況は、均衡を保っている。 しかし、二人の舞台は、廃屋の屋上では狭すぎた。 ナルは床などお構い無しに斬撃を繰り出していく。 斬撃を繰り出すたびに、床が抉れて下の階層への穴を覗かせる。 そうしていく内に、どんどん足場が減って言ったのだ。 そして、遂に足場が崩れた。 床が崩壊したのだ。 それはピンチであると同時に、チャンスでもある。 ナルは足場が崩れるその瞬間に、身体を丸めて全身のブースターを吹かした。 ナルの身体は縦方向に激しく回転を始め、万有引力に引かれて落下する。 その先には落下途中のトロンベがいる。 「あははぁ!」 そして、思いっきり刃鋼を振り下ろす。 回転運動によって速度を上げた刃鋼が、トロンベへと迫る。 しかし、ナルはこれで終わるとは思っていなかった。 終わらせてくれるなと思っていた。 その期待に応え、トロンベは刃鋼を受け止めた。 否。 トロンベは刃鋼を打ち壊した。 右腕に備え付けられた“シェルブレイク”パイルバンカー。 刃鋼が迫るその瞬間に、絶妙のタイミングでそれを打ち込んだのだ。 その一撃が刃鋼を中ほどから打ち壊したのだ。 「刃鋼が折れた…?」 刃鋼は恵太郎自ら制作した武器である。 様々な合金を配合し、強度だけなら実弾すら防げるほどの物だ。 それが、折れた。 恵太郎は心底驚いた。 「…トロンベがただ守りに徹すると思う?」 アリカは静かに、しかし嬉しそうに口を開いた。 「さっきの斬り合いのとき、トロンベはあのでかい剣の同じポイントだけを攻撃してたの」 「なるほど。使い古された手だけど、堅実で正しい判断だ」 恵太郎は嬉しくて堪らなかった。 一歩間違えば自身にも危険が及ぶこの離れ業。 それをやってのけたのだ。 「へぇ……やりますねぇ」 ナルは折れて半分ほどの長さになった刃鋼を見ながら、感心したようにしきりに頷いていた。 トロンベは距離を置いて、ナルの様子を覗っていた。 「で、も」 一頻り頷いたナルは、その視線をトロンベに移した。 「バトル中に無防備な相手に攻撃を仕掛けないのは何で、かなぁ」 ナルは銃鋼をトロンベに向け、放った。 無数の光弾がトロンベのみならずゴーストタウンの一角に浴びせられる。 凄まじい爆音と砂煙。 それが視界を封じた。 銃鋼からの攻撃を受けたとなりの廃屋は上半分がガレキと化していた。 「あはぁ、まだまだこれからですよぉ」 半壊した廃屋から眼下のガレキの山に向かって、ナルは言った。 「…当たり前、です」 砂煙の中から声だけが聞こえた。 「あははぁ、そうでなく、ちゃ、ねっ!」 ナルは満面の笑みを浮かべ、廃屋から飛び降りた。 ガレキを粉砕しながら着地したナルは、トロンベの姿を探した。 「なぁに、かくれんぼぉ?」 周囲を廃屋に囲まれたそこは、未だに砂煙が充満していた。 まるで無邪気の様にキョロキョロと周囲を見回すナル。 「ナル、右だ!」 恵太郎の声が響いた。 「きゃぁ、怖いですねぇ」 空を斬りながら、飛来する刃。 フルストゥ・グフロートゥの投合。 ナルの腹部を目掛けて投擲されたそれを銃鋼で防いだ。 四つのフルストゥ・グフロートゥが突き刺さった銃鋼がもう使い物にならないと判断したナルは、銃鋼を無造作に投げ捨てる。 ゴトン、という音が周囲に響く。 静寂。 周囲を不気味な静寂が支配した。 風など発生しないこのフィールドでは、砂煙は中々晴れない。 「ふふぅ」 そんな中、ナルは楽しそうに辺りを見回していた。 心底楽しそうに。 心底嬉しそうに。 しかし、無意識の内にこの状況で有り得る戦法について思いを巡らせていた。 視界の利かない空間で、最も有効な戦法。 それは、奇襲。 相手が気付いていなければほぼ確実に仕留める事が可能な戦法。 まさに、今だ。 「だ、め」 だが、トロンベはガレキの上に力なく臥した。 「……っ」 ナルの刃鋼による突きが、トロンベの腹部に叩き込まれたのだ。 トロンベは気配を消し、背後から奇襲を仕掛けた。 しかし、その攻撃はナルに察知されていた。 「だめだよぉ、ちゃんと足元にも気を配らなきゃぁ」 ナルはそういって石ころ大のガレキを蹴飛ばした。 地に臥せるトロンベの傍らに歩み寄り、折れた刃鋼を突き付ける。 「どうするぅ、どうするの? 私を倒すんでしょう? 勝機は幾つ? 千に一つ? 万に一つ? それとも億ぅ? それとも兆? もしかしたら京かなぁ?」 「……例えそれが無量大数だとしても、私達には充分すぎる!」 挑戦的なその言葉。 その言葉に、トロンベは誇りを持って応えた。 それと同時に懐に隠し持っていた手榴弾を炸裂させた。 「いやぁ~」 至近で爆発した手榴弾に、両者は大きく弾かれた。 手榴弾の爆発によって、周囲に充満していた砂煙は吹き飛ばされた。 視界が開け、両者の姿がはっきりと確認できる。 ナルはガレキの中から刃鋼を杖にふらふらと立ち上がった。 「うふふぅ、捨て身の攻撃なんてらしくないですよぉ」 その腹部には大きな傷が出来ており、内部機構が垣間見えていた。 それだけではなく、左の足は半壊していた。 もう歩く事すらままならないだろう。 「捨て身?……違いますよ」 満身創痍のナルに対し、トロンベはほぼ無傷だった。 その理由は、手榴弾の性質にある。 先程の手榴弾は、爆発に志向性を持たせた特別性なのだ。 攻撃範囲こそ狭い分、その威力は折り紙付きである。 よって、トロンベは吹き飛ばされたのではない。 自らの意思で退いたのだ。 「このバトル」 「アタシ達の勝ちよ」 トロンベとアリカが声を合わせた。 その声ははったりなどではない事を、ナルも恵太郎も解っていた。 「考えたなぁ」 だから、恵太郎は素直に驚いた。 手榴弾の爆風によって砂煙が晴れた時、そこはガレキの山だった。 周囲は廃屋に囲まれていて、逃げ場は空しかない。 しかも今のナルは足を負傷しており、跳ぶどころか歩く事すらもままならない。 フィールドを照らす照明の光に、何かが反射した。 それは極細でありながら抜群の強度を誇るモノフィラメントワイヤー。 それはトロンベの手元から四つの廃屋に伸びていた。 その先には、バトル開始後直ぐにぷちマスィーンズが配置した手榴弾が仕掛けられている。 初めから、最後までナルはトロンベの手の平の上で踊っていたのだ。 「これは、私からのお礼です!」 トロンベは手を振り上げた。 それと同時に、何かが抜ける音がした。 直後、爆発。 既にボロボロだった廃屋の壁を、手榴弾は破壊した。 そして、この手榴弾は指向性を持っている。 ナルの方へ向けられた爆発は、廃屋の壁をナルに向けて爆破したのだ。 「流石に、これは無理ですよぉ」 それを、ナルは笑って受け入れた。 「完敗だよ」 恵太郎はそういってアリカに握手を求めた。 「…ありがとうございました!」 アリカは清々しい声と共に一礼し、握手に応えた。 最早、両者に言葉は要らなかった。 が、しかし。 「…あの!」 アリカは顔を力強く上げて、恵太郎を真直ぐに見つめた。 その頬は、心なしか赤くなっていた。 「師匠、って呼んでもいいですか!」 恵太郎は泣きたくなった。 先頭ページへ 次へ おまけ ガレキの山に埋もれながら、一体の神姫がやさぐれていた。 「あは、ははは、ははははは……笑いなよぉ、笑いなよぉ!」 ガレキの山を掻き分けながら、一体の神姫ががんばっていた。 「い、今助けますからっ!」
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2212.html
営業時間が終了し一般客のいなくなった仙石神姫センター、その裏口にクロエとエリアーデそして立会人として晶とサイファが居た。 「今日はありがとう。悪いなワガママを聞いてもらって」 クロエが礼を言うのは神姫センターの店長である神崎=美咲(かんざきみさき)だ。ウェーブの掛った栗色の長い髪、細く鋭い目には細いフレームレスのメガネ、紅い唇で銜えているのは火をつけたばかりの煙草、ほっそりとした身体に立派な胸そうとても立派な胸をした若くして店長を務めているとは思えない。この間のハロウィンパーティーでコスプレして司会を務めていた人だ。 ワガママと言うのはリオラとのバトルロンドの事、普通なら営業中に来てバトルロンドをすれば良いのだがリオラもクロエも今回のバトルは私怨によるものが大きい為人に見られるのを嫌い、無理を言って営業終了後の店を借りたのだ。 「別に良いよ。イベント手伝ってもらったし、それにあのワールドクィーンのバトルが見られるなら安いもんだよ。まぁ外では何だし歩きながら話そっか」 営業中と比べ明りが半分落ちた廊下を歩きだす。 「そんなこと言って本当はお客さん入れたかったんじゃないですか?」 晶の指摘にバレたかと笑う美咲、商売に繋がりそうな事は鼻の利く根っからの商売人である。 「まぁ本当の事言うとそうだよね。なんせ拳様と現ワールドクィーンのバトルロンドだものお金は取らなくてもお客さんは呼び込めるマッチメイクだよね」 本当に残念そうな顔をしている。 「そうか?エリアーデの戦歴は中の上位でそんなに目立つようなものではないと思うんだけど?」 「知らぬは本人だけか」 「ですね」 晶が肯き、美咲が「ふ~っ」と灰色の煙を吐き出すと短くなった煙草を携帯灰皿へとしまう 「え?」 「戦歴は関係ないよ。エリアーデちゃん結構人気あるんだよね、お嬢様っぽい喋り方にツンデレな性格。それに戦歴は関係ないって言ったけど白兵戦じゃほとんど負け無しじゃない。謙遜するなよ」 「いや、でも」 「クロエあんまり謙遜し過ぎるなよ。過剰な謙遜は嫌味にしか見えない、それにエリアーデちゃんだけじゃない君の技術力だって相当なものじゃない、なのにあんな人目に付かないような場所に店を出して君は商売をする気があるのかい?」 的を射ている言葉と美咲の真剣な眼差しにクロエは目を逸らすことしかできなかった。 「・・・まぁ、言いたくないなら良いよ、自覚はあるみたいだし私も問い詰めるつもりもないから、しかし君も色々と大変だね」 「大変?」 「またまたとぼけちゃって、彼女・・・リオラちゃんのこと。そうでしょ?ワールドクィーンがただの神姫オーナーを名指しでバトルロンド申し込むなんてあり得ないでしょ?」 沈黙、クロエは美咲の言葉に何も答えない。何か知っているだろう晶に視線を移したが黙りこんでいる。美咲がクロエと知り合ったのは数年前、クロエが日本に帰ってきた時からの付き合いだが、ある一定のラインで他人をシャットアウトする癖がある。 「・・・また沈黙か、沈黙は金とも言うしね。おっと着いたね」 リオラとネメシスが待っている部屋までの所でクロエが立ち止まった。 「ん?どうした?」 「クロエさん?」 「神崎、詳しくは話せないけど僕は過去の因縁にケリをつけにきたんだ」 いつものどこかはぐらかす様なクロエのまっすぐな瞳、数年の付き合いだがこんなクロエを見たのは初めてだった。 「・・・因縁・・・ね。まぁがんばんなよ」 クロエの背中を思い切り叩く。 「痛!」 「ク、クロエさん!?」 晶の心配そうな声に手を上げて無事を伝える。 「そんなに痛がる事無いだろ」 「事実痛いんだよ。まったく・・・・・でもまぁがんばるよ」 バーチャルルームに着くとリオラとネメシスが待っていた。 「逃げずによく来ましたねニイサン」 クロエと会うなりリオラが皮肉交じりに言う。 「もう逃げないさ、過去との因縁はもう断たなくちゃいけない」 クロエの因縁を断つと言う言葉にリオラが睨む 「過去との因縁?姉さんを過去に・・・忘れるつもりですか?」 「そうじゃない!僕はっ」 「もういい!言い訳は聞きたくないです」 言いだす前に拒絶するリオラ、その心にはかつて憧れていたクロエに対する思い以上の憎しみや怒りが渦巻いていた。危険な狂気が宿った目にクロエにもう何も言えなかった。昔はこんな目をするような子ではなかった。いつも姉の周りを小動物のようにチョロチョロ動き回っていた笑顔の絶えない子だったのに 「・・・リオラ・・・」 「ニイサン覚えていますか?この勝負に私が勝ったら・・・」 リオラとの勝負に負けた条件はクロエ達が旗揚げした神姫チーム『オルデン』に戻る事 「あぁ分かっている。僕が、エリアーデがネメシスに負けたら君の言う通り、『オルデン』に戻るよ」 「何を言っているんですか?『オルデン』に戻るだけじゃありませんよ。国に戻って来てもらいますよ」 「そんな条件飲める筈ないじゃない!」 余りに理不尽とも言えるリオラの条件にクロエの隣に居た晶が声を上げた。 「黙れ!アンタなんかに聞いてない。ニイサンその女は何ですか?この勝負は私とニイサンの問題じゃないですか、何で関係ない人を連れてくるんですか?まさか」 「違う。彼女は関係あるよ。彼女は僕の大事な人だ」 「え?」 「な!?」 大事な人、その一言に晶とリオラが驚いた。リオラは固まり、晶は顔を林檎の様に真っ赤にして何かを呟いている。 「ん?」 何か自分は不味い事を言ったのだろうか?自分をここに立つ決意をさせてくれた晶は大事な恩人だ。 不思議そうに首をひねるクロエにエリアーデがツッコむ 「クロエ、言い回しが不味いですわね。それでは勘違いするのも無理はないですわ」 エリアーデに言われクロエが考える。 「ん~~?・・・あっ!いや違いますよ!そういう意味ではなくて晶さんは僕をここに立たせてくれた人という意味で・・・」 「ここを勃たせた!?どういう意味ですか!」 「字も何もかも違う!」 「ナニをどうしたんですか!?」 詰め寄るリオラに困るクロエ、晶は顔を赤くして固まっている。 「あ~もう!君は何を言っているんだ!僕と晶さんはリオラが考えているような間柄じゃない!それよりもバトルをするんじゃないのか!?」 「そうでしたね。よく考えればニイサンがあんな発育不良になびくはずがないですよね」 リオラが晶のお世辞にもあるとは言えない胸を見て言い放つ。発育不良と言われた胸を腕で隠すようにリオラの目から少しでも見えないようにする晶、確かに平均と比べれば胸は無い方だろうしかし、晶の思い人であるクロエはそんなことで判断しないはずだ。そう信じている。 「胸だけが全てじゃない!そうですよね!?クロエさん!」 鬼気迫る晶の問いに素早く何度も肯くクロエ 「えぇ」 その一言にほっと胸をなで下ろす晶。ふと美咲の方を見てみると、よほどクロエ達のやり取りが可笑しかったらしい腹を抱えて笑っていた。 「それよりリオラ、バトルをするんだろう。条件は?」 「そうでした。バトルの条件はリアルバトル、バトル中はお互いの神姫と通信する事は不可、こちらの条件はこんなものでしょうかね。ニイサンの条件は?」 「通信できないのは痛いな、それなら制限時間は5分だ。短期決戦はネメシスも得意だろう?」 ネメシスが静かに肯く。 もちろん制限時間はエリアーデが全力を出してもエネルギー切れを起こす事のない時間としてエリアーデの為に出した条件だが、これが功を奏すかは分からない、なぜならネメシスも短期決戦を得意とするからだ。 「それじゃいきましょうか」 ♦ バトル形式:リアルバトル バトルステージ:ザ・サバイバル(密林) 熱帯のジャングルをイメージした緑生い茂る密林、悪魔のような重装備を纏うエリアーデが歩くたび足元が沈む。 「このステージは嫌いですわ」 湿気を多分に含んだ空気、歩くたび長く伸びた草が身体のあちこちにまとわりついてくる。エリアーデの不快指数はグングン上昇していく 「もう!泥が付きましたわ!アッまた、ジメジメして熱いし、もう・・・お風呂に入りたいですわ」 「風呂か、私は冷たいシャワーを浴びたいものだな」 エリアーデが声のした方を振り向く。 エリアーデが声のした方を振り向く。 風にたなびく腰まで伸びた薄紫の髪、見つめるは金色の瞳、手には一振りの片刃の剣、ネメシスだ。距離はわずか1mにも満たない距離、どうやってここまで侵入してきた?気配もセンサー類のどれも引っ掛からなかった。どんなに鈍い神姫でもこの距離で声を掛けられるまで気付かないわけが無い。 ネメシスが近づいてくる。一歩一歩草を踏む音が聞こえる、聴覚に異常はない。姿だってちゃんと見えている、視覚にも異常はない。ならば何故許した? エリアーデが自問自答するが明確な答えが見出せない。 「不思議そうな顔をしているな、しかし見れば見るほど我が妹ながら似ていないな」 皮肉ともとれる妹という言葉にエリアーデが眉を顰めた。 「妹?あなたは冗談を言わないと聞いていたのですけど、つまらない冗談は言うんですのね」 「冗談?冗談などではないさ、私達は姉妹だよ。同じ身体を持つ、同じ親にしてマスターを持つ姉妹だ」 「私があなたと同じ身体?私があなたと同じ兵器モドキですって・・・許せない」 エリアーデの心に怒りが込み上げてきた。固く握られる手、それと連動するようにチーグル改の四つの手も握られる 「・・・許しませんわ!」 エリアーデがネメシスとの距離を一気に詰めチーグル改で殴りかかった。 「危ないな」 四本あるチーグル改の連続攻撃を難なくかわすネメシス 「つまらない冗談は聞き飽きましたわ!私が兵器モドキですって、そんな優雅さの欠片もない野蛮な兵器と一緒にしないで!!」
https://w.atwiki.jp/battletanks/pages/19.html
バトルロワイヤル戦 αモードからある。 ゲーム性 最大6台で争われる個人プレー戦。 より多くの敵を撃破しながら生き残り、スコアを稼ぐ。 マップはいくつか種類があり、戦闘前に選べる。詳しくは「マップ一覧」を参照のこと。 特徴 基本的な特徴については初心者向け攻略を一読すると良い。 最初はこちらへ→「初心者向け攻略」 スコア計算方法はこちら→「スコア計算方法」 テクニックは次のページへ 攻撃→「砲撃のテクニック」 防御→「生き残りテクニック」
https://w.atwiki.jp/2chbattlerondo/pages/187.html
項目 読み 意味 西園寺 さいおんじ 1.WF'08の黒幕、「西園寺輝彦」のこと。→詳細神姫を道具としかみていないその性格から、神姫への愛情が足りないオーナーへの揶揄として「西園寺乙」などとネタにされる。イベント中の台詞から悪いオーナーの代表格とされる。2.「西園寺輝彦」の子、「西園寺彩音」のこと。ポイントバトル「西園寺からの挑戦状」に違法改造神姫を持ち込んで初登場。一人称は「僕」だが、いまのところ性別は不詳。紳士淑女の間ではボクっ娘ということにされている。 在庫様 ざいこさま 白子の別名。白子砲を在庫砲とも呼ぶ。第一弾発売時、黒子が凄い勢いで売れていく一方、白子が売れ残っていたことから、こう呼ばれた。白子オーナーにとっては気持ちいい呼び名であるはずでないのはもちろん、ふたば虹裏では通称として定着しており、2ちゃんねるに向こうのモノを持ち込むと荒れやすい傾向もあるため、利用は避けること。 サイフォス さいふぉす 第3弾神姫、騎士型MMSサイフォス。騎士子の愛称で呼ばれる。名前の由来はギリシャ語で「剣」という意味。 サマフェス さまふぇす 期間限定イベント『サマーフェスタ』のこと。 皿 さら メインウェポン『フライングソーサー』のこと。早いうちに達成出来る累計10敗のアチ褒賞ではあるが、全武器でトップレベルの命中率、準備・硬直の短さ、射程の広さを誇る。 皿味噌/皿ミソ さらみそ 皿+ミソの追加攻撃スキルを中心に戦うタイプを指す。上記の皿の特性を活かして高確率で先手を当て、ミサイルで高威力の追撃を行う。一時は杖ミソに取って代わられたが、必中攻撃による追加攻撃が不能になり、復権した。 サラチル さらちる スキル『サラマンダーチルドレン』の略。 椎茸 しいたけ アーマー『シイタケ・シールド』のこと。大量につけている神姫はマタンゴと呼ばれる。 ジェダイ じぇだい 縛ロンドの一種。攻撃はライトセーバーのみに制限される。スキルは使用可能だが、打撃Dダウンや防御スキルは禁止・制限、アーマーも軽装が推奨される。元ネタは無論、映画「スター・ウォーズ」シリーズでライトセイバーを振り回す「ジェダイの騎士」達。メインウェポン『ダブルレイブレード』入手のため、時折オフィでもこれに近い装備が見受けられる。 ジェムバレ じぇむばれ メインウェポン『ジェムバレット』のこと。直訳すると宝石(GEM)小銃(BULLET)。パレット(palette)ではない。 七支刀 しちしとう メインウェポン『セブンエッジ』のこと。「七支刀」は実在するが、実際は武器ではなく儀式的に利用されたものだと考えられている。装備するために回避レベルを30も要求するのは、やはりアレを意識しているのだろうか。 疾風怒濤 しっぷうどとう メインウエポン『ロケット砲“シュトルム・ウント・ドラング”』のこと。独語であるシュトルム・ウント・ドラングの和訳から来ている。スキル『疾風迅雷』と勘違いしないように注意。 縛ロンド しばりろんど/しばろんど しばしば2chのスレで開催されるネタバトルの呼称。ティールームでの指名バトルやマイ神姫バトルがなかった時代、スレで「こんな装備でClassEXでバトルしようぜ!」と呼びかけてバトルされていたことが起源である。 ジャーナル じゃーなる 1.公式サイトの神姫NETジャーナルのこと。デフォルメされたキャラが進行を務めているが、情報源としては侮れない。2.ミッション「ジャーナルからの挑戦状」各種のこと。こちらもAI矯正、アチ稼ぎのために役立つ。 しゃいにんわー しゃいにんわー 武装神姫第2弾OPソング「Into the Shining World」の歌いだしの歌詞。プレイヤーに強烈なインパクト(?)を与える。間垣パパンのこの日記のタイトルから広まった。なぜか08/09/12のメンテナンスで音質が変更された新ムービーに差し替えられ、08/10/30のメンテナンスからは、タイトル画面でしばらく待たないと流れないようになってしまった。 ジュビジー じゅびじー 第4弾神姫、種子型MMSジュビジー。種子の愛称で呼ばれる。ヤンデレ属性保持の噂がちらほらと。 シュミ しゅみ 「バトルシミュレータ」の誤字、または趣味全開の格好でシミュレータ戦を行うことなどの総称。シミュレータが「シミュ」ではなく「シュミ」と間違えて呼ばれることや、同バトルステージで趣味全開の格好をさせて戦うことなどが混ざって、趣味×シミュ=シュミと呼ばれるようになった。 シュメ子/シュメたん しゅめこ/しゅめたん 蝶型シュメッターリングのこと。 シュメッターリング しゅめったーりんぐ 第7弾(EXウェポンセット)神姫、蝶型MMSシュメッターリング。ジャーナルでもネタにされたがアイドル型ではない。蝶子やシュメたんの愛称で呼ばれる。名前の由来はドイツ語で「蝶」という意味。その魔法幼女的な外見から、一部の紳士から絶大な人気を得た。アナーキーなバトルモードを引っ提げバトロンに参戦し、2038年の世界にネタと混沌をもたらした。 純正 じゅんせい 同じセットに所属するコアと素体によるセットアップのこと。広義には武装も同セットで揃えることも含む。大体の場合、コアのAI傾向と素体・武装の性能がマッチしているなど、同じフルセットに入っている以上の理由もあり、これによるセットアップは推奨されやすい。見た目も良いという理由もあるが、かといって純正以外のセットアップをキメラと呼ぶのは良くない。 ジョイント じょいんと アーマーやアクセサリーなどのパーツを接続できる箇所。同義語は「HP」。装備箇所を「ショルダー」などのカテゴリ名で限定するパーツが存在するため、アーマーによって増設されたジョイントは「汎用ジョイント」とも呼ばれる。例外は「アセンブル」。 小ミサイル/小ミサ/小ミソ しょうみさいる/しょうみさ/しょうみそ サブウェポン『“スティレット”小型ミサイル』のこと。スチレ、スティレとも呼ばれる。 触手 しょくしゅ アクセサリ・テイル『ドラゴンテイル』のこと。黒、銀の色違いもある。その外見と可動部の多さから、北斎もびっくりのSSが多数うpされることになった。ドラゴンウイングと組み合わせることでスキル『ドラゴンテイルストライク』を発動でき、バトルでの実用性も申し分ない。 汁 じる CSC『ジルコン』のこと。 ジルダリア じるだりあ 第4弾神姫、花型MMSジルダリア。花子の愛称で呼ばれる。神姫にしてはやや変わった性格をしており、オーナーに対してもからかったり茶化したりするような言動が目立つため、評価が分かれる娘である。 白アーク しろあーく 電撃ホビーマガジンとのコラボレーション企画として期間限定で受注生産された白いアーク(アークst)のこと。ちなみにstとは、ストラダーレ(stradale)の略で、「ストリート」を指すイタリア語。転じてレーシングマシンの公道仕様であることを示す。 白イーダ しろいーだ 電撃ホビーマガジンとのコラボレーション企画として期間限定で受注生産された白いイーダ(イーダst)のこと。詳細は白アークを参照。 白エレ しろえれ コアとセットになっていないオンラインオリジナル素体、エレガンスホワイトのこと。LP、SPがバランスよく高くて育てやすい素体。 白黒子 しろくろこ 電撃ホビーマガジンとのコラボレーション企画として期間限定で受注生産された白いストラーフ(ストラーフW)のこと。また、コナミスタイル限定販売された「ストラーフ bis リペイントVer.」はコアは通常の白黒子と共通だが素体のペイントが異なるため、ノーマル黒子とは違い性能の異なる別固体扱いとなった。 白子 しろこ/しらこ 天使型アーンヴァルのこと。フィギュア発売当初、天使型アーンヴァルって長すぎ→白い子→白子、という流れで名付けられ、以降の「○子」という愛称をテンプレ化させた。フィギュアではリメイクされたアーンヴァル トランシェ2を新白子とも呼ぶが、バトロンではパワーアップした同一個体扱いなので特に区別されない。 白子砲 しろこほう/しらこほう メインウェポン『GEモデルLC3レーザーライフル』のこと。白子砲のスキル『ハイパーブラスト』は超白子砲やハイブラと呼ばれる。 白子病 しろこびょう 回り込み・移動をせずその場で準備の早い武器での即攻撃を延々と続ける事。「回避して隙を狙え」指示を使い続けるとなるとされている。「ガードして耐えろ」の回避版と考えられるが、まったく回り込みをしないと考えると1種のバグという説がある。他の指示を使い続けることにより症状の改善は可能。名の由来は初期の回避型の大半を占めた天使型がその状態になりやすかったため。 白羽 しろはね リアパーツ『白き翼』、およびそのスキル『ホーリーフェザー』のこと。 白羽型 しろはねがた 高いLPと白羽や角の回復効果を持った防御スキルで生存力を高める戦い方のこと。同系で当たると、引き分けに終わる場合が多い。白羽子と呼ばれることもある。 白忍子 しろにんこ 忍者型ミズキのこと。逆にタイピングが長くなるのであまり使われない。 神姫破産 しんきはさん 神姫のために金を使いすぎて貧乏になること。発祥はおもちゃ板の神姫スレ。神姫破産した際はエアパスタを食べることが最良とされる。 新スナ/新スナイポ しんすな/しんすないぽ メインウェポン『SR108 スナイパーライフル』のこと。『MSR-22 スナイパーライフル』と区別するためにこう呼ばれる。ちなみにスナイポは命中が高く、硬直が短くて使いやすい。対して新スナイポは威力が高くてダウン値が高い。 推定命中 すいていめいちゅう バトルロンドの中でも当てにならないものの一つ。100%ですら信用できないのはどういう事か。あくまで推定で、回避行動をとられれば実際の命中率は変動してしまう。詳細は戦闘システム等を参照。神姫の得意武器、苦手武器等を知るための指針としても活躍する。猫子会議で決められていると言う都市伝説が囁かれている。 スーパーノア すーぱーのあ ミッション『シークレットI:ノアの逆襲』とほぼ同時期にExシミュに降臨した、魔王と化したノア。スパノアとも。Lv200にしてLP6k/SP1.6kを持つ(ジャーナルver1第33回)など、あらゆる内部数値が高レベルに設定されている。NPCではなく、社員「武装淑女」が動かしており、武装も彼女(?)によって適宜調整されていて、その時々の「旬」の装備を持っていることがある。最初のぷちモアイ配布者(感染源)。SF'08には『さらにパワーアップしました』としてレアミッションターゲットとして参加した。(こちらはNPC)2周年感謝祭では淑女以外のスタッフにも数体配備され、他スタッフ神姫と共にダンボールアーマー 胸を装備して出撃している。 スチレ/スティレ すちれ/すてぃれ サブウェポン『“スティレット”小型ミサイル』のこと。 ずっと俺のターン ずっとおれのたーん 相手の攻撃射程外位置のキープやスタン・ダウンの連続により、一方的に攻撃し続ける戦況のこと。極めて有利な状態だが、戦局をひっくり返されると悔しさ倍増。「対ダウンの低い相手にバルムン、チーグル」や「AS白子砲、AS疾風怒濤」などが代表的。前者はバルムンクの性能を示す例として、後者は移動スキルの強さを示す例としても分かりやすい。対策は怠らないようにしよう。 ステゴロ すてごろ 素手による戦い(決闘・喧嘩)のこと。持たされている武器を無視して神姫が素手で殴りに行くことや、AIにそのような癖が残ってしまった状態を指す。死語となったかと思われたが、いつのアップデートの時代にも突然ステゴロ癖を発症させる神姫がいる模様。密着状態を生み出すためにあえて武装を持たせず、ステゴロさせる場合もある。犬鎧、猫鎧の素手攻撃や、中華コーディネートによって強化版などのバリエーションがある。 ステブロ すてぶろ スキル『ステディプロテクション』の略称だが、『ステディブロテクション』や『ステディブロック』、はたまた『ステディブロウ』といった異なる言葉の略である可能性もあるので、実際の意味は文脈から判断する必要がある。 ステプロ すてぷろ スキル『ステディプロテクション』の略。盾スキルともいう。 ストラーフ すとらーふ 第1弾神姫、悪魔型MMSストラーフ。通常カラーは黒子、リペイントモデルは白黒子の愛称で呼ばれる。名前の由来はロシア語で「恐怖」という意味。なお、フィギュアでは武装パーツが追加された新モデル「悪魔型ストラーフ bis」が発売されたが、オンラインでは既存のストラーフがパワーアップした形となった。ただしリペイント版は別扱い。 スナイポ すないぽ →『旧スナ』参照 先生 せんせい 1・ミッションの対戦相手全般の敬称。主に神姫技能試験のパシュミナ先生。2・トレーニングの対戦相手、MMS NAKEDのこと。転じてイリーガル NAKED、オートガーディアン、プロテクターなどにも使われる。いずれもミッションやトレーニングで稽古を付けてくれることが由来。○○先生、と名前のあとに付けて使われる。 素体 そたい 神姫のボディ(胴体+手足)部分を指す。このゲームでは、ヘッド(頭部)パーツはコアと呼ばれる別のパーツとして扱われる。 ゼルノグラード ぜるのぐらーど 第8弾(EXウェポンセット)神姫、火器型MMSゼルノグラード。火器子やぜるのんの愛称で呼ばれる。名前の由来はロシア軍の部隊名から。 ぜるのん/ゼルノン ぜるのん 火器型ゼルノグラードのこと。 上へ戻る