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ぼっこぼこにされてるよ ほつこほこにされてるよ【登録タグ:CAFFEIN VOCALOID ika 初音ミク 弱音P 弱音ハク 曲 曲ほ 曲ほつ 替え歌】 曲情報 作詞:CAFFEIN? 作曲:ika 編曲:弱音P 唄:弱音ハク(初音ミク) ジャンル・作品:替え歌 VOCALOID カラオケ動画情報 オフボーカルワイプあり 関連曲 みくみくにしてあげる♪ コメント 名前 コメント
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曲がり角を曲がった時――きっと少し浮かれて、注意を怠っていたのだと思います。 曲がった途端に私は何かとぶつかり、弾かれて倒れてしまいました。 「痛ったぁ……」 強く尻餅をついたせいでお尻が鈍く痛みます。 「何してやがる。そんなとこで寝てると蹴り飛ばすぞ、嬢ちゃん」 聞こえた声は、とても粗暴で――私はハッとして、ようやく誰かと衝突したのだと理解しました。 見上げた先に居たのは、白髪の男の人。歳はたぶん二十代の半ばあたり。 精悍な顔立ちだけれど、どこか歪な――そう、眼。金色の瞳がまるで獣のようにぎらぎらしてる。 「ご、ごめんなさい……」 乱暴な物言いは少しどうかと思ったけれど、私が飛び出したのが悪いのだし、素直に謝ることにしました。 すると、男の人は何も言わずに手を差し出してきて、私は一言お礼を言ってからその手を掴み、立ち上がらせてもらいました。 「見ない顔だな?」 その手を離さないまま、訝しげに言いました。そして私の腕時計を見て、他の人と同じように表情を変えます。 ただしその変化の質は違いました。――そう見えました、私には。 「ああ……なるほどな。ガルナハンの」 「は、はい」 そこでようやく手を離して、男の人は唇を微妙に歪めました。 皮肉げに、とでも言うのでしょうか。周りを嘲っているようで、あまり好きにはなれない笑みの形。 「で、どうだい?」 「え?」 「我等が本拠地を見学して回った感想は。いいところだろう?」 両手を広げて、芝居がかった仕草で言われたその言葉に、不快なものを感じました。 だって、自慢できるような場所ではないのですから、ここは。 「いいところ、って……」 「うん?」 「そんなわけないじゃないですか。だってここは、テロリストの巣窟なんですよ!?」 言ってから、自分の迂闊さを呪いたくなりました。 だって目の前の人は私がテロリストと呼んだ組織の人間に違いなくて、 そしてテロリストなんて呼ばれる事はきっとここの人達にとっては不快な事なのですから。 ――殺されるかもしれない。銃で撃たれるかも。罵倒されて刃物で刺されるかも。 そんな不穏な未来が私の脳裏を過ぎったころ。 「だろうなあ。嬢ちゃんみたいな平凡な一般人にとっちゃ、それはそうだ」 牙のような歯を見せてゲラゲラと豪快に笑った後、 「まあ、俺にとってはなかなかの住み心地ではあるぜ。武器も弾薬も、モビルスーツも。 戦争する相手さえ、ここは提供してくれる。他では得られない、こういう場所だからこその特権だな」 「なっ……」 今度こそ、我慢は出来ませんでした。 だってこの人は、戦争を、殺し合いを、平和を蹂躙する忌むべきものを楽しんでる。 あの黒いサングラスの人も乱暴で、粗暴だったかもしれない。 でも、少なくとも人殺しを楽しむような、そんな道を踏み外した人とは思えなかった……この人は違う! 「あなたって人は!――やっぱりテロリスト、犯罪者です。ラクス様が、みんなが頑張っているのに。 頑張って世界を一つにして、争いの無い世界を、憎しみの連鎖を断ち切った平和な世界を作ろうとしているのに!」 「ふん。憎しみの連鎖を断ち切るとは言うがな――聞くが、憎しみの連鎖が続いて何が悪い?」 「え……?」 いったい何を言っているのか、私には理解できませんでした。 まったく馬鹿げた事を言っている、という感じでした。 本気なのか冗談なのか分からないけれど、それは間違った言い分です。 憎しみなんてこの世から消えてなくなればいい。それは誰でも持っている共通の願いの筈です。 「悪いに決まっています。この世に憎しみなんてものはあってはなりません」 「憎しみも感情の一つだ。人間が持っていて当然のものだ」 「……要らない感情もあります」 「要らないかもしれんが、それは切り捨てられるものじゃない。――連鎖を断ち切る、か。 だったらまずはお前がそれを実践するべきじゃないのか?」 「何を――」 言っているんですか、と口に出そうとして。自分に向けられた銃口を直視してしまいました。 いつ抜き放たれたのかも分からないけれど、でもそれは確かに私の額に向けられた黒光りする凶器。 「今、この銃を向けられているのは他ならぬお前だ。――別にお前の肉親でもいい。 あと少し、この俺が引き鉄に力を篭めるだけで、撃たれた奴の頭の中身はミンチになって後ろから飛び出るぞ。 ……問題はその後だがな。例えばお前の親や兄弟、大切な人間が『そう』なったとして。 お前や、お前の肉親は俺に対して恨み言を言ったりはできないし、復讐する事は出来ない。 何せ、憎しみの連鎖を断ち切るんだからな。報復は無しだぜ? こいつはいい、やりたい放題だ」 あざ笑う男の声が癇に障って、――睨みつけようとしましたが、底冷えするような瞳の迫力に気圧されてしまいます。 年季が違いました。人を睨みつける、瞳の奥を覗き込むという事を続けてきた年月が。 誰かの奥底を、心の深淵を、きっとこの人は薄暗いところからずっと見続けてきたんだ。 「そうだ。やりたい放題だ。――憎しみの連鎖を断ち切るだの何だのと言って復讐しないような奴が本当にいるなら、 そいつにはもう血も涙も無いんだろう。俺は涙を忘れてさんざん楽しんで敵を殺してきた人殺しのクズだがね。 だがまだ戦場で流す血は流れてる。血も涙も無い奴は温かみが無いんだよ。肉親が殺されても犯人を許せるような、そんな『クズ以下』だ。 そういう奴はもう人間じゃない。ただの人形だ。それが群れをなして国を作ってる……薄気味が悪くて反吐が出るね」 銃口が下ろされる。ほっとする事さえ出来ないでいると、男は更に言います。 その声と表情、仕草にさえ隠そうともしない侮蔑が滲んでいました。 「人間って奴はそれぞれが自分の容姿や歴史や感情を持ち、存在している。 単体でさえ不安定で、常に迷っている奴が大多数だ。それが腐るほど居るんだぞ、この狭い世界に。 押し込まれた奴等は互いに摩擦しあい、いわゆる負の感情で一杯になるのは当然の事だ。 ――だが、それでいい。それが人間だ。憎しみあって傷つけあって、それでもなんとかよろしくやってくのが人間だ。 それができない、影の部分を切り捨てるなんて事が出来るのは、最初からそんなものが無い人形だけだ。 人形が群れても国を作る事などできん。 ……ふん、つまりあの国はたちの悪い『まやかし』だって事だ」 「……でも、実際にラクス様のおかげで世界は平和になっています」 ようやく絞り出した声は、少しだけど、自分でも驚くほどかすれていました。 「戦争は無くなったし。死ぬ人も、居ない――ってわけじゃないですけど、減りました。 それも仕方が無い事です。だって平和になるための、」 「仕方が無い? 仕方が無いから殺すのか。それではまるで俺達と同じだな」 「あ……」 「そういうものさ。殺さなければ殺される。殺さなければ理想の一つも実現できない。その通りだ。 だが、お前たちは分かっているようでいて分かっていない。殺すという事は、殺されるって事だ。 死んだ者が後に残した同胞の憎悪と銃弾で貫かれて、殺した奴は殺されなくてはならない。掟だよ。決まっているんだ。 だから、だ。俺達は殺される覚悟を持って殺している。それが戦場での最低限の礼儀だ。まさに憎しみの連鎖だな」 「――そこまでして、何で戦うんですか。あなたは何で戦うんですか?」 「何で? ふん、腐るほど聞いた台詞だね。今は――そうだな、奴等の作る世界が大嫌いだからさ」 「平和な世界です。嫌う必要なんてどこにもっ」 「奴等の世界には俺が居ない」 「……え?」 「奴等の世界は平和なんだろう。住まう人々は手と手を取り合い笑顔に満ち溢れ、愛を語る。 そこには争いなど無く。そこには理不尽な死など無く。なるほど理想的な世界だ。暖かい理想郷だ。 だが奴等の世界には居ない。汚い場所で生まれ育ち、汚い生き方しか出来ない人間は居ない。 戦争のために生き、まともな人生も与えられずに戦争の中に死んでいったガキどもも居ない。 奴等と同じく争いの無い世界を目指して、奴等を敵に回して死んだ男も居ないんだろうな。 肉親すべてを焼かれてばら肉にされて、復讐に狂った男も居ない。つまらんな、つまらんよ。 奴等の世界は奴等と同じものしか認めない。つまらん世界だ。面白味が無い。そんな世界はこちらから願い下げというものだ。 なにより――その世界は平和以外を認めないんだろう? ならば俺が居ないじゃないか。この平和が大嫌いなこの俺が」 もう話すことさえ出来るとは思えませんでした。 この人とは何かが違う。住んでいる世界とか、考え方とか、そんなものじゃなくて、根本的な何かが。 恐怖を感じました。私の中にある、常識のようなものを崩されてしまうような、そんな恐怖が。 気づけば駆け出していた私を、男の人は止めようとはしませんでした。――背中越しに声がかかります。 「おい、嬢ちゃん」 「……何ですか」 私は振り返らずに応じました。 「ここに残るか? なあに上の方には言っておいてやる。美味い飯とモビルスーツをくれてやるぞ」 「けっこうです!」 「そいつは残念だな。こんなご時世だ、また会おうとは言えんが――まあ、 せいぜいまともに生きてまともに死にな、嬢ちゃん。あばよ」 その台詞を聞き終わる前に、私は早くこの場から逃げ出したいと駆け出していました。 あんな男の言葉のせいで私の心が、価値観が、世界が崩されようとしている気がして、怖かった。 信じていたものを否定される、この嫌な感じ。あの男が、名前も知らないあの男の言葉が、たまらなく怖かった。 レイさんは何も言いませんでした。後から考えてみると、何も言わないでくれていたのかもしれません。
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目標 「日本の今後について考える若者を増やす」こと。 今やっている活動内容 【VIP】 新規開拓のため、テーマごちゃ混ぜで敷居の低い議論 とにかく浅く広く議論を何回でも繰り返す 頃合を見て公式掲示板を宣伝し、誘導する 【公式掲示板(したらば)】 深く関わろうと思った人が、VIPスレより深い内容の議論をする この活動全体に関する議論をする その他、VIPスレの支援やwiki編集に関する相談など 今議論中の内容 VIPからどうやって上手くしたらばに誘導するか VIPと同時進行で他の板にも手を伸ばすか、どの板がいいか まとめサイトのレス選別の基準などをどうするか 動画サイトなど新たな議論の場をどうするか VIPにどういう内容のスレを立てるか 議論している場所 活動内容に関する議論は活動全般を話し合うスレ VIPスレに関する議論はVIPスレを支援するスレ 余談:若者を奮起させるには?(過去スレより引用) やる夫で政治経済の話は今まで何度も立ってるだろうしそれだけじゃ作戦としては弱い 主体性を持たせるための工夫が必要 今集まってる人たちは知識もあって議論することもたくさんあるんだろうけど ここで問題点や解決策をさんざん議論し尽くしたあとに人を呼んできて 「過去ログ読んでね!」とか言ってもそいつらにとっては結局他人事になっちゃうと思うんだ だから早くから多くの人を取り込むべき、身近な問題だと思わせるにはそいつにも議論させればいいんだから こういう議論をVIPでやることの意味や可能性もよく考えようぜ 議論だけならTwitterでやってる人がたくさんいる 狡猾にやってかないと、そのうち「いつもの日本将来議論スレね。あの人たち熱いね」って華麗にスルーされる そうなってからレッテルを剥がすのはとても難しい 主体性がない若者は「こういうの頑張っちゃうのは俺とは違う世界の人」みたいにそっぽ向いちゃう可能性がある うまく外堀から埋めていくには拡散方法も一筋縄ではいかなそう Twitterなんかで毎日政治議論してる輩はたくさんいるけど誰も寄り付いてないだろ? 拡散にSNSを使うのはいいと思うが、議論自体をSNSに持っていくのはよくないと思う SNSというか参加者たちをある程度識別できちゃう場。 ゆとり的思考だとこういう議論に関わってる「人間」を認識した時点で 「自分とは違う熱意のある特別な人たちが頑張ってるなあ」と思って停止するから あくまで匿名のモワッとした集まりであるべきだと思うよ、少なくとも今の時点ではね わかりやすい教材なんてググればいくらでも見つかる 勿体無い事にそこまでの導線がないだけ ただ教えるスレじゃなくて、彼らが自分から知りたくなる内容のスレが必要
https://w.atwiki.jp/kaedevip/pages/71.html
火毒魔とは? 火毒魔は火と毒属性を扱う魔法使いです。 主に持続ダメージや麻痺状態にさせ敵をジワジワと削る戦闘スタイル 氷雷に比べ人口も少ない為120以降のMBは安価。 1次職(マジシャン) 1次職(マジシャン)時代 特に問題無いので頑張って30lvにしちゃいましょう。 2次職(ウィザード(火・毒)) スキル紹介 スキル名 発動形態 マスターレベル 効果 マジックドレイン パッシブ 20 一定確率で敵のMPを吸収する魔法攻撃を行う メディテーション アクティブ 20 一定時間PT全員の魔力を上げる テレポート アクティブ 20 一定距離を瞬間移動 スロー アクティブ 10 一定時間敵の移動速度低下対象6体まで ファイアアロー アクティブ 20 火属性貫通対象3体まで ポイズンブレス アクティブ 20 毒属性持続ダメージ対象6体まで ハイウィズダム パッシブ 10 永久的にINT上昇 ・攻撃スキルはファイアアロー、ポイズンブレスの2種ですが将来的に考えるとファイアアローを削る選択を推奨 3次職(メイジ(火・毒)) スキル紹介 スキル名 発動形態 マスターレベル 効果 エクストリームマジック(火・毒) パッシブ 20 持続ダメージ時間増加、状態異常のMOB攻撃時ダメージ増加 エレメントアンプ パッシブ 20 スキルダメージ増加,消費MP増加 エクスプロージョン アクティブ 20 火属性自身範囲攻撃、対象6体 ポイズンミスト アクティブ 20 毒属性設置型持続ダメージ対象無制限 シール アクティブ 20 通常MOBの反撃封印 マジックブースター アクティブ 20 自身の魔法攻撃速度上昇 ファイアデーモン アクティブ 20 火属性持続ダメージ付加、対象6体 テレポートマスタリー オン・オフ 10 テレポート範囲上昇,着地地点範囲攻撃気絶付加、対象6体 エレメンタルリセット アクティブ 10 属性攻撃の無属性変化 ・シールは全く使わないので削り推奨 4次職(アークメイジ(火・毒)) スキル紹介 スキル名 発動形態 マスターレベル 効果 クァンタムエクスプロージョン アクティブ 30 火属性多段ゲージ溜め攻撃、対象10体 アーケインイエム パッシブ 30 永久的に一定防御率無視、単体に対してダメージ上昇 ナムネスバインド アクティブ 30 毒属性麻痺持続ダメージ付加、対象6体 ミストエラプション アクティブ 30 毒属性ポイズンミスト爆破による多段攻撃、持続ダメージ重複によるダメージUP、対象無制限 イフリート アクティブ 30 火属性召喚型補助攻撃・永久的に属性耐性UP、対象3体 インフィニティ アクティブ 30 一定時間MP/HP回復,魔法ダメージ増加 メテオ アクティブ 30 火属性持続ダメージ付加広範囲攻撃、対象15体 マスターマジック オン・オフ 10 永久的に魔力上昇,バフ持続時間延長 ・メイプルヒーロー(MH),ヒーローインテンションについては共通スキルにつき省略
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あいしてるといまはいえない【登録タグ あ いっこう 曲 氷咲梨奈 蒼姫ラピス】 作詞:氷咲梨奈 作曲:いっこう 編曲:いっこう 唄:蒼姫ラピス 曲紹介 「特別な言葉は神様の前で誓いを交わすその時が来るまで取っておくよ・・・」 「今まで色々あったけどこれからもよろしくね」といった幸せ系で、とのことで、幸せ系だと結構行き詰まる私が頑張って書いてみました(笑)(作詞者コメ転載) 歌詞を 氷咲梨奈氏 が、イラストを るっこら氏 が手掛ける。 歌詞 当たり前の幸せ 置き去りにして 気持ち足りないなんて いじけた 零れ落ちてばかりの 時計の砂を そっと掬ってくれた 君でした ふたりに注ぐ 朝焼けのベール 空のドレスに負けない 私になれる 愛してると 今は言えない いつか 選んだ道が 交わるまで 探り合いは 今は要らない 明日 隣で「おはよう」 言えたならいい 零れ落ちた寂しさ 隠す苛立ち そっと許してくれる 君でした ふたりで見てた 夕焼けのフィルム 海と溶け合うように ひとつになれる 愛してると 今は言えない いつか 神様の歌 聴ける日まで 近い未来 想い馳せたら 明日 いつもの「好き」だけ 言えたならいい 明日 いつもの「好き」だけ ここに贈るよ コメント 名前 コメント
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火毒魔とは? 火毒魔は火と毒属性を扱う魔法使いです。 主に持続ダメージや麻痺状態にさせ敵をジワジワと削る戦闘スタイル 氷雷に比べ人口も少ない為120以降のMBは安価。 1次職(マジシャン) 1次職(マジシャン)時代 特に問題無いので頑張って30lvにしちゃいましょう。 2次職(ウィザード(火・毒)) スキル紹介 スキル名 発動形態 マスターレベル 効果 マジックドレイン パッシブ 20 一定確率で敵のMPを吸収する魔法攻撃を行う メディテーション アクティブ 20 一定時間PT全員の魔力を上げる テレポート アクティブ 20 一定距離を瞬間移動 スロー アクティブ 10 一定時間敵の移動速度低下対象6体まで ファイアアロー アクティブ 20 火属性貫通対象3体まで ポイズンブレス アクティブ 20 毒属性持続ダメージ対象6体まで ハイウィズダム パッシブ 10 永久的にINT上昇 ・攻撃スキルはファイアアロー、ポイズンブレスの2種ですが将来的に考えるとファイアアローを削る選択を推奨 3次職(メイジ(火・毒)) スキル紹介 スキル名 発動形態 マスターレベル 効果 エクストリームマジック(火・毒) パッシブ 20 持続ダメージ時間増加、状態異常のMOB攻撃時ダメージ増加 エレメントアンプ パッシブ 20 スキルダメージ増加,消費MP増加 エクスプロージョン アクティブ 20 火属性自身範囲攻撃、対象6体 ポイズンミスト アクティブ 20 毒属性設置型持続ダメージ対象無制限 シール アクティブ 20 通常MOBの反撃封印 マジックブースター アクティブ 20 自身の魔法攻撃速度上昇 ファイアデーモン アクティブ 20 火属性持続ダメージ付加、対象6体 テレポートマスタリー オン・オフ 10 テレポート範囲上昇,着地地点範囲攻撃気絶付加、対象6体 エレメンタルリセット アクティブ 10 属性攻撃の無属性変化 ・シールは全く使わないので削り推奨 4次職(アークメイジ(火・毒)) スキル紹介 スキル名 発動形態 マスターレベル 効果 クァンタムエクスプロージョン アクティブ 30 火属性多段ゲージ溜め攻撃、対象10体 アーケインイエム パッシブ 30 永久的に一定防御率無視、単体に対してダメージ上昇 ナムネスバインド アクティブ 30 毒属性麻痺持続ダメージ付加、対象6体 ミストエラプション アクティブ 30 毒属性ポイズンミスト爆破による多段攻撃、持続ダメージ重複によるダメージUP、対象無制限 イフリート アクティブ 30 火属性召喚型補助攻撃・永久的に属性耐性UP、対象3体 インフィニティ アクティブ 30 一定時間MP/HP回復,魔法ダメージ増加 メテオ アクティブ 30 火属性持続ダメージ付加広範囲攻撃、対象15体 マスターマジック オン・オフ 10 永久的に魔力上昇,バフ持続時間延長 ・メイプルヒーロー(MH),ヒーローインテンションについては共通スキルにつき省略
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2860.html
http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364226513/ プロローグ 京太郎「暑い……」 俺は夏のクソ暑い中、片手に大量の牌譜、もう片手にスーパーの大きな袋をみっつ持った状態で坂道を歩いている。 山間の長野県なら夏も涼しいでしょ? と聞かれることもある。 だが、声を大にして言いたい。山だろうが海だろうが夏になりゃが暑いもんは暑い。 涼しい夏を味わいたきゃ北海道にでも行けと。 京太郎「駅から……遠すぎだろこれ……」 地方のバスのダイヤなど都心のダイヤと比べたら無残なものである。 それが市内から外れた田舎のバスとなれば尚更だ。 最寄り駅に着き、目的地近くまで行くバスを調べたところ次のバスは2時間後。 タクシーも検討したがこの駅まで来るのに40分かかると来たもんだ。 田舎はタクシーは拾うものじゃなくて呼ぶものとはよく言ったもんだ。 結局、仕方なく徒歩で行くことを選択した。 駅近くの商店に入り、道を確認してから歩き始めて今に至る。 だが、絶賛後悔中である。 あぁ、店のおばちゃん。 あなたの言うことは正しかった。 バスを待ったほうがよかったかもしれない。 京太郎「優希め、これ幸いにと色々頼みやがって……」 片手に持っているみっつのスーパーの袋を思わずにらみつける。 本来の用件とは別に、ついでに頼まれた買出しリストはいつもの10倍の量があった。 ジュースやお茶の飲み物類、各種お菓子、アイス、カップラーメン、エビフライ、タコス、花火、CD-Rなどなど。 一般的な買出しでは頼まないだろってものも含まれている。 それにしても花火か。今夜皆でやるのかな? あぁ、羨ましい。 俺はこの荷物だけ置いたらすぐにとんぼ返りしなければならない運命だ。 京太郎「どうしてこうなった」 俺がこうして他のメンバーが他高校と合同合宿をしている合宿所へ向かっているには理由があった。 (2時間前。長野合同合宿所にて) 久「長野大会決勝の牌譜を忘れた?」 咲「ごめんなさい……京ちゃんに確認したらやっぱり部室に置きっぱなしになってるって」 まこ「やってしまったのう。今夜の検討会に使うはずじゃったんだが」 久「うーん、私もこの日まで確認してなかったのもまずったわね……」 咲「あぅ、本当にすみません」 まこ「ともかく、今は誰の責任といっても仕方ないけぇ、何とかせねば」 和「さっき他の学校の方々にも聞いてみたんですけど、皆さん持ってきてないみたいで……」 優希「風越のキャプテンに、うちが一番近いから取ってこようか? と逆に聞かれちゃったじぇ。さすがに断ったけど」 まこ「まぁ、さすがにうちのミスを他校に尻拭いさせる訳にゃいかんからのう」 優希「でも、今夜の検討会はやっぱりなし! ってするわけにもいかんじょ」 久「……仕方ないわねぇ。申し訳ないけど、須賀君に持ってきてもらいましょうか」 和「だ、大丈夫なんですか? 女子しか居ないこの合宿所に男の子って」 久「まぁ、合宿所に入らないようにして玄関先で受け渡しするだけなら問題ないでしょう」 まこ「うーむ、留守番させている挙句に使いっ走りにさせると言うのは気が引けるのう」 久「そうね……合宿から帰ったら何か奢ってあげますか」 咲「うぅ、ごめんね京ちゃん……」 そんな訳で俺は牌譜を届けにこうやって合宿所に向かっている。 連絡を受けたときは軽く二つ返事をしたのだが、その後に届いた買出しリストと この炎天下での行軍で安請け合いした少し前の自分を殴りたい気分だった。 京太郎「あぢぃ……あぢぃ……」 喉渇いた。 帽子を被ってこればよかった。 あぁ、蚊に食われた。足痒い。サンダルで来なきゃよかった。 暑い、暑すぎる。 つーか絶対アイス溶けてるだろこれ。 京太郎「し、死ぬ……」 優希は泣かす。 買ってきたタコスにジョロキアソースでもかけて持って行ってやろうか。 部長にはセクハラしてやる。 ヘアゴムを切り取った近藤さんにでも摩り替えてやろうか。ゴム違いだし。 いや、さすがにそれは俺が死ぬか。 だったら死ぬ前に和のおもちでおもち祭りじゃ。もちもち祭りじゃ。 奇跡的な和のおもちを作ってくれた神に感謝しながらこねこねこねこねしてやる。 つきたての白いおもちがほんのり桜餅になるまでこねこねしてやる。 そうなったら食べごろだ。 もっちゃもっちゃと貪り尽くしてくれる。 京太郎「やばい……俺、やばい……」 どうも先ほどから危険思想に陥りつつある。 暑さのせいだろうか? 意思判定に失敗した俺のマインドはガリガリと減っているようだった。 今考えていることが和にでもバレた日には、俺は諏訪湖に浮かんでいるか浅間山の火口に叩き落されているだろう。 いまどき人身御供とかは笑えない。 相手の心を読むオカルトとかなくてよかった。ほんとよかった。 ……ないよね? 京太郎「……あー。ようやく見えてきた」 そんなとっ散らかった思考の中歩いていると、田んぼと山とわずかな人家しか見えなかった景色の中に少し大きな建物が見える。 あぁ、あれが目的の合宿所か。 ようやく見えてきたことに思わず足取りも軽くなり早足で歩き始めた。 だが、その建物はただの村営体育館であり、目的地はもう1km先だと受付のおじさんに言われるのはその10分後の話である。 アゴと鼻が特徴的な某漫画家さんの表現で『ぐにゃあ~』ってなるのがあるのはご存知だと思う。 俺はその時、あの感覚って本当にあるんだってことを知ることになった。 知りたくもなかったけど。 (合宿所玄関) 咲「あっ、京ちゃん来た!」 優希「まったく、遅いじぇ」 和「……ちょっと待ってください。何か様子がおかしいですよ」 まこ「うむ。なにやら末期のゾナハ病患者みたいな顔になっとる」 久「懐かしいネタね。私は阿紫花さんが好きよ」 咲「いや、そんな話してる場合じゃないですって! きょーちゃーん!」タタタ 京太郎「お、おう、咲。遅くなったな」 咲「だ、大丈夫京ちゃん? す、すごい汗」ハンカチトリダシ フキフキ 京太郎「だ、大丈夫。ほれ、牌譜」 咲「あ、ありがとう」 和「す、須賀君。どうしたんですか? そ、そんなに大変だったんですか?」 京太郎「バ、バスが2時間後までなくて……だから、駅から歩いて……」 和「え、駅からこの暑い中歩いてきたんですか!? 1時間はかかりますよ!?」 京太郎「いや、バスを待とうとも思ったんだけど……やっぱり、その、早くしたほうがいいかなって」ゲッソリ 久「……須賀君。大変言いにくいんだけど」 京太郎「なんすか?」 久「電話、くれればよかったのに。鶴賀の人たち、車で来てるのよ」 京太郎「……えっ?」 久「言ってくれれば駅までの送迎ぐらいは私から鶴賀の人たちに頼めたのよ」 京太郎「」 久「ごめんね……私もちゃんと言っておくべきだったわ」 京太郎「」 京太郎「……ふひっ」 京太郎「う、ふ、ふふふふははははははははは。うへははははははははは」ケタケタ 咲「きょ、京ちゃん。しっかりしてぇ!」 (合宿所内、玄関脇のベンチ) 京太郎「あー、酷い目にあった」 まこ「お疲れ様じゃったののう。ほれ、お茶じゃ」 京太郎「いただきます……あーうめぇ」ズズッ 優希「遅いと思ってたらそんなことになっていたとは。驚きだじぇ」 京太郎「遅くなった原因の半分はお前のせいだけどな。何だよあの買出しリスト。全部そろえるのに時間かかったぞ」 優希「いやー、すまんな。お菓子とジュースぐらいだと思ったら意外と皆あれもこれも欲しがって」 京太郎「ったく、ほれ。アイス溶けちまってると思うけどとりあえず冷やしとけ。俺が中に入るわけにはいかないからな」 優希「おう、ご苦労だったじぇ。っとと、これ重……」フラフラ 咲「あ、優希ちゃん。私も手伝うよ」 京太郎「気をつけろよー」 優希・咲「「はーい」」 京太郎「ふぅ……あー、氷冷たい」ズズッ 久「……須賀君、本当にごめんね。帰りのバスはまた時間空いちゃうみたいだし、鶴賀の人に駅まで送って貰うように頼んだから」 京太郎「あぁ、助かります。さすがにもうあの道のりをもう一度歩くのはちょっと……」 和「正直驚きです。多分、20kgぐらい荷物があったんですがよく持ってこれましたね」 京太郎「えっ? そんなあった?」 和「2リットルのペットボトル5本。それだけで10kgですよね? 後はあの大量の紙の束と他の品を合わせればそれぐらい行くと思いますよ?」 京太郎「マジか……そりゃ辛いはずだ」 まこ「よく頑張ったのう。ほれ、お茶のお替りいるか?」 京太郎「いいんですか? いただきます」 まこ「おう、ほれ」トポトポ (その頃。合宿所台所にて) 優希「アイスは冷凍庫。チョコレートは一応冷蔵庫に入れておくか」ゴソゴソ 咲「飲み物少なくなってきたからよかったね。ちょっと詰めれば入るかな」ゴソゴソ 優希「エビフライ? 誰が頼んだんだ? とりあえずそこに置いとくじぇ」 咲「あっ、花火だ! 後で皆でやろうね!」 優希「おぉ、タコス。ちゃんと私の好きな味だな。流石わかってるじぇ京太郎」アムアム 咲「えっと、後はこの袋をっと」ゴソゴソ 優希「咲ちゃん……。牌譜を冷やしてどうするつもりだじぇ?」 ワイワイキャッキャ 華菜「あっ、居たし」ガチャッ 美穂子「よかった。何かお手伝いしますか?」 優希「おっ、風越の。もう大方片付け終わったから大丈夫だじぇ」 美穂子「そう……。買出しを頼んでしまったから後片付けぐらいは手伝おうと思ったんですけど」 咲「わざわざありがとうございます。常温の物はそこにおいてあるんで頼んだものは各自持っていってください」 華菜「おぉ、いろいろあるなー。プロ麻雀せんべいが大量にあるのが気になるけど……」 咲「あっ、お金はまた後でうちの部長が清算するようです」 華菜「はいよ。……ところで」 咲・優希「?」 華菜「玄関ホールのベンチに座ってる男の子が買ってきてくれたんだよな?」 優希「そうだじぇ。うち唯一の男子部員。よわよわだけど」 咲「ちょ、優希ちゃん……」 華菜「ふぅん、まあいいし。それより……あの男の子って、誰の彼氏?」ニヤーリ 咲・優希「!?」 美穂子「ちょ、ちょっと華菜」 華菜「あれ? キャプテンは気にならないですか? うちは女子高だし同じ部に 男の子がいるとか想像もつかないし、興味わきません?」 美穂子「そ、それは」 美穂子「えっと」 美穂子「その」 美穂子「あ、う」 美穂子「そ、その」 美穂子「ちょ、ちょっとだけ」 華菜「ですよね! さぁ、キリキリ吐くし!」 咲「そ、そんな。きょ、京ちゃんとは別に……」 華菜「わぁ、京ちゃんだって。すごいし! やっぱそんな関係なんだ!」 美穂子「ふわ……。男の子をそう呼ぶなんて、すごく仲がいいのね」 優希「(むっ)」 咲「ち、違うんです。ほんとに!」 華菜「またまた、照れなくてもいいし! いやー、流石共学は進んでるなー」 咲「ち、違うのに。どうしよう優希ちゃん」オロオロ 優希「……」イライラ 優希「違うじぇ!」ダンッ 華菜「にゃにゃ!」ビクゥ 美穂子「び、びっくりした」 優希「京太郎は、その、誰かの彼氏じゃなくて」 優希「あいつは……」 優希「その」 優希「えっと……」 優希「!」 優希「そう、犬だじぇ!」 華菜「い、犬!?」 咲「ちょ、優希ちゃん?」 優希「そう、あいつは麻雀部の犬だじぇ! 私たちの忠実な下僕だじぇ! 美穂子「げ、下僕って……」フルフル 優希「そう、私が躾けている犬」モガモガ 咲「優希ちゃん、ストップストップ! 落ち着いて」クチオサエ 優希「」モガモガ 華菜・美穂子「(ポカーン)」 咲「じょ、冗談ですからね? 彼氏でも犬でもないですからね?」 優希「」モガー! 咲「優希ちゃん、落ち着いてってば……。あっ、じゃあ私たちはこれで……本当に違いますから!」ヒキズリ 優希「」ヒキズラレ ズルズル、バタン 華菜「……本当に冗談なんですかね」 美穂子「どう、かしら? 冗談だと思いたいけど……」 (一方その頃玄関ホール) 久「本当にごめんなさい蒲原さん」 智美「いいさいいさ。気分転換にちょうどいいドライブだ」 京太郎「すいません、よろしくお願いします」 和「須賀君、くれぐれも失礼なことは……」 京太郎「しねーよ! 和の中で俺の評価はどうなってるんだ……」 智美「ワハハ。それじゃあ須賀君、行こうか」 京太郎「あ、はい。お願いします」 久「須賀君本当にありがとうねー」フリフリ 和「ちゃんと課題やっておいてくださいね」フリフリ まこ「帰ったら飯でも奢ったるけぇ。留守番頼むな」フリフリ 京太郎「うーっす、それじゃ失礼しまーす」スタスタ …… … 久「行っちゃったわね」 和「せっかくなんで須賀君にも打たせてあげたかったですね」 まこ「まぁ、仕方あるまい。強化合宿の名目じゃ。さすがに初心者を混ぜるわけにもいかんだろう」 久「そうねぇ。これから私たちはもっと忙しくなるし今のうちに練習メニューでも考えて……」 イタカ!? イナイッス! モウイッチャッタノカナ? オソカッタカ! ダガマダマニアウカモシレン! イソグッス! 久「ん? なんだか騒がしいわね」 ゆみ「竹井か! 蒲原に部員の送迎を頼んだと聞いたが本当か!?」 久「えっ? えぇ。ついさっき出発したけど……」 モモ「間に合わなかったっすか……」 ゆみ「くそっ、もう少し早く私たちが気付けていれば……」ガクリ 和「な、何をそんなに慌ててるんですか。確かに頼んだのは申し訳ないですが、 車で行けばすぐの距離ですよ? すぐ帰ってくると思いますが」 モモ「あー……」 ゆみ「その、だな」 佳織「智美ちゃん、その……運転がすごいヘタなんです」 (車内) 智美「なるほどー。須賀君はたった一人だけの男子部員なんだな」ギャリギャリギャリッ! 京太郎「え、えぇ、ぞうでず。……うっ、うぷ」 智美「しかし、周りが女ばっかりじゃあいろいろとやり難くないか?」ガリガリガリバキバキバキバキッ! 京太郎「路肩! 路肩に突っ込んでます!」 智美「んー? おぉ、すまんすまん。ワハハ」フラフラ 京太郎「お願いですからまっすぐ走ってください……。まぁ、肩身が狭くないと言ったら嘘になりますけど。 雑用をやらされることも多いですし」 京太郎「それでも、今は結構麻雀が楽しいんですよ。皆合間にいろいろ見てくれるし」 京太郎「それに雑用だってみんなのためになるんだったら楽しくやれるって前ーーー!」 智美「おっ? あぁ、赤か」キキキキーーーーーーーーー! 京太郎「(タイヤの焦げる匂いが……)」ガクガク 智美「なるほどー。つまり麻雀も楽しいし、かわいい女の子ばっかりでハーレムだから頑張れると」 京太郎「はい。……って、そこまで言ってないです」 智美「ワハハ、そうだったか?」 京太郎「……まぁ、否定はしませんけど」 智美「ワハハ。男の子なんてそんなものか」ガリガリガリガリガリ 京太郎「(縁石にタイヤを擦るぐらいじゃ動じなくなってきたな……)」 智美「聞けば聞くほどに面白い状況だなー。男一人で雑用とか任されてても楽しくやれてるのかー」ガッコンガッコン 智美「……須賀君って、もしかしてそっちの趣味が?」チラチラ 京太郎「ないですよそんな趣味!」 智美「ワハハ、それは残念。さーって、次の曲がり角を曲がれば駅だなー。ブレーキブレーキ……」グォン! 京太郎「うぉっ! なんで曲がる直前に加速するんですかっ!」 智美「ワハハ。ごめんごめん、ブレーキとアクセル間違えた。オートマ車はこれだからいけないな」 京太郎「マニュアル車でもアクセルブレーキは右足です。あーあ、曲がり角過ぎちゃった……」 智美「なーに、まだ電車の時間まで余裕があるんだろ。ゆっくり行こう」グォン! 京太郎「(何でそう言いながら加速するんだろう。もういやだ……)」 その後、駅は目と鼻の先なのに何故かもう30分ほど蒲原さんのドライブに付き合う羽目になった。 死んだ曾じいちゃんと、すごく鼻がとがった人と、黒シャツ着た人が 面子が足りないから来いと手招きしてるのが見えたのは幻だと信じたい。 本当に、思い出すだけで悪夢だ。駅のトイレでいろいろブチ撒ける羽目になったのは言うまでもない。 まぁ、紆余曲折あったが俺の目的は無事に果たせた。 俺はそのことにほっと一息つき、家に帰って皆からもらった麻雀の課題について取り組んでいた。 ――だが、それ以上の悪夢が 華菜「みはるん……かくかくしかじかってことがあったんだけど、どう思う?」 未春「まっ、まさかぁ。そんなこと、無いと思うけど」 未春「そんな、部の共有ペットとして日々屈辱の攻めを味わっているなんて、そんなこと……」 華菜「そこまで言ってないし」 未春「やっぱり普段はこう、ギャグボールっていうんだっけ? そういうのを嵌められて喋ることも許されず……」 華菜「聞いてないし」 未春「でもすっかり開発されきったその体はもう抗うことはできなくて自らその体を……」 華菜「みはるんが遠くに行っちゃった……」 ――着々と進行し 智美「ワハハ。帰ったぞ」 ゆみ「お帰り。駅まで送っていっただけなのに何でこんなに遅いんだ」 智美「いやーちょっと道を間違えちゃってな。須賀君との話が面白くて」 モモ「須賀さんも気の毒っすね……」 佳織「どんな話したの?」 智美「えーっと、須賀君は清澄たった一人の男子部員らしいな」 ゆみ「ほう。女子5人の中に男子1人とはいろいろ気苦労も多そうだが」 智美「雑用とかいろいろこき使われることも多いけど、須賀君はそういうのが(皆の役に立てるなら)大好きなんだって」 佳織「……智美ちゃん。なんだかすごく誤解を招きそうな言い方だけど、本当に言ってたのそんなこと?」 智美「おぉ、言ってたぞ。女の子に囲まれているから楽しいとも言ってたな。それが満足とも言ってたような……」 睦月「部長。なんだが須賀さんがどうしようもない人に聞こえてくるんですが……」 モモ「……確かに今日も20kg近い荷物を持って駅から1時間かけて歩いてきたとか言ってたっすね」 睦月「確かに普通の人だったら怒っても無理もないですよね」 智美「ん? 須賀君は全然怒ってなかったぞ? 別れ際も皆と和やかに別れていたし」 佳織「いや、そんな」 ゆみ「……まさか、なぁ?」 ――取り返しのつかない状況になっていることなど 透華「聞きました?」 純「あぁ。清澄には男子部員が居て、その子が、その、えっと……」 一「あっ、純くん照れてるー」 純「うっ、うるせっ」 智紀「……」カタカタ 衣「下僕……ハギヨシみたいな存在が清澄にもいるのか?」 一「いや、なんていうか、聞く限りだとそんな健康的なものじゃないというか」 純「勘違いだと思うんだがなぁ」 透華「とは言え、さすがに当人たちには聞きづらいですわね」 一「うん。お宅の須賀さんはMどれ(ムグッ」 純「ちょ! 衣の前だぞ! つーかなんて言い方だ!」クチオサエ 一「むぐむぐ」コクコク 衣「?」 透華「衣は気にしなくても大丈夫ですわ」 智紀「……」カタカタ ――知る由もないのだった。 久「なーんか夜の検討会の時皆がよそよそしかったような?」 まこ「そうか? 言われてみればそんな気がしたような……」 久「何かあったのかしら?」 まこ「むぅ」 優希「ほい。原住民の村からの宮廷で魔女を使って2人とも呪いを3枚ドローだじぇ」 咲「あぅ、私のデッキが呪い塗れに……」 優希「まだ私のターンは終わってないじぇ? さらにならず者を使うから2人と3枚になるまで手札捨てるじぇ」 和「せ、せっかく白金貨が来たのにお金が足りなくなりました」 まこ「あの3人娘は、本当にもう……」 久「ちょっと、なにやってるの! 私も混ぜなさい!」 まこ「こいつ……」 智紀「……」カタカタ 智紀「……」カタカタ 智紀「……」カタカタ 智紀「……」ッターン! 智紀「ふぅ」
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日向坂46の「ひ」 #29 影山優佳、高瀬愛奈 5年前の高瀬はポジティブになろうとしていた。 影山が「5年前の高瀬はポジティブだった」と語ったことに関連して、「今はネガティブというより独り言が多い」と付け加えた。 高瀬は「当時はポジティブになろうと頑張ってたのよ」「フェードアウトしたのよ、ポジティブが」と語った。
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「もしもし・・啓介さんですか?藤原です」 携帯から拓海の声が響く。 啓介の交通事故から約1ヶ月、Dの遠征が中止になっていた事もあり、久々に聞く声だ。 「藤原・・久しぶりだな その・・・・今回の事故の件では色々迷惑かけたな」 「いえいいんですよ・・それより啓介さんの体はもう大丈夫なんですか?」 「ああ 俺の方はもうなんともないんだがFDがな・・」 「そうですか 実は今高崎市内にいるんですが良ければ軽く流しませんか?」 「そうだな・・俺もちょっと滅入ってた所だ 待ってる」 しばし後に、住宅街に太く濁った音が響いてくる。 音の主は拓海の駆るハチロク(AE86)Gr-A仕様の4AGが奏でる純粋なレーシングサウンドに部屋の窓がビリビリと細かく揺れる。 助手席に啓介を乗せ、ハチロクは高崎市内を北に抜け、前橋へ、そして赤城へと登っていく。 赤城に入った頃、乗り込んでからずっと黙って外を見ていた啓介が口を開いた。 「兄貴は俺を・・いや俺達Dをどう思ってるんだろうな?」 「どうって言われても・・今はしょうがないですよ 啓介さんのFDも修理中ですし」 「藤原・・俺が首都高で事故ったのは知ってるよな?俺は湾岸線での一件依頼ちょっと様子の変わった兄貴の目を覚まさせようとした・・ だけど結果はどうだ?俺達を放ってFCに手を入れ今じゃすっかり別人だ・・何の為に俺達は辛い遠征を繰り返して来たんだろうな」 気の利いた答えを咄嗟に返せず静まりかえる車内。 ゴトゴト・・・・と道路に仕込まれた蒲鉾で車体が跳ねる音が響き渡る。 二人を乗せた86は何も言わず、ただ赤城を登るだけだ。 「俺にはよくわからないですけど・・・・涼介さんはこれまでもずっとしてきたコトに意味はあったじゃないですか だから信じて待ちましょうよ」 「・・・・」 再び黙り込む啓介。 その時だった、二人は確かに聞いた。 ハチロクに呼応するかのようなエキゾーストノートを。 それは何処か儚げで、そして突き抜けるようにどんどん近付いてくる。 「藤原・・聞こえるか?」 「ええ 凄い勢いで登って来ます・・とてつもなく速い―――!」 頂上が近づいた頃のやや短い直線に差し掛かり、ルームミラーを確認すると、音の主は正にコーナーを立ち上がらんとしていた。 赤城の山肌のような黒い車体、丸みを帯びた独特の形状・・・・それは啓介にとって忘れもしない”あの”ポルシェ911の姿だった。