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オープニング A:帽子をぬぐ→眼鏡を外す→マフラーをとる→ B:自分の服を脱ぎ、Aの服に着替えていく C以下、その繰り返し ブー 開演挨拶 客席暗転 竹田:急いで着替える。着替え終わって、にやりと笑い退場 F:着替える 工藤・石尾入場 工藤:お、あいつか? 石尾:…そうだ。あいつだ! 工藤:お、お前が竹田だな?!覚悟!(銃を構える) F:へっ?? 音響 バーン! F 倒れる 工藤と石尾 駆け寄る 石尾:あれ?おいっ、こいつ、竹田じゃないぜ?確かに服は竹田とそっくりだが、、 工藤:なに?!あ!そんな、ど、どうしよう! 石尾:どうしようって。とにかく、とにかく逃げるぞ! 工藤:ああ。 ばたばた ゆっくり暗転 世界1 教室 工藤:(腕を組んで、自信ありげに)捜査の手は必ずや、ここにも及ぶ。 石尾:ああ!その通りだとも! 工藤:…どうしよう、石尾!(急に女声で石尾ににじり寄る) 石尾:どうしよう工藤!(二人でにゃんにゃん騒ぐ) 工藤:おいら、逮捕されちゃったら、ママに怒られちゃうよー 石尾:僕だって、刑務所入れられちゃったら、部屋にある333人のフィギアたちの面倒を、一体(声色を太くして)誰が見ると言うんだーーーーー! 武山教授:先生にいい考えがあるぞお? 工藤・石尾:えっ!(振り向く) 石尾:なんですか、それは? 武山教授:ふむ。名前を、取ってしまうのだ。 工藤:名前を? 武山教授:そう。工藤から(突然大声で)名前を取る!!! 工藤:(声にびっくりして)うわあ。 石尾:う。(耳をふさぐ) 武山教授:そうすると、どうなる? 工藤:どうって、名前が無くなります。 武山教授:馬鹿もん! 工藤:え、違うの? 石尾:はい!(挙手) 武山教授:はい、石尾君。 石尾:工藤をあだ名で呼ぶしかなくなります。 武山教授:はい、よろしい。今日も石尾君は一日いい子で過ごしましたね。 石尾:ありがとうございます。(にこにこ) 工藤:ちょっと待てよ!今日は朝っぱらから一緒に人殺してるよ! 武山教授:黙れ、小僧。 工藤:こ、小僧?僕、小僧ですか?? 石尾:お前は今日から小僧だ。 武山教授:しかし、ただの小僧では、何の小僧なのかよく分かりませんね。ねずみ小僧が丁度いいでしょう。 工藤:ねずみ小僧なの、僕? 石尾:先生、僕にもあだ名をつけてください。 武山教授:あだ名ではありませんよ。正確には、あだ名のような本名です。 石尾:そうでした! 武山教授:そうですね、君は、「戦国大名」でいきましょう。 石尾:いいセンスだ。(先生と握手) 工藤:ちょっとちょっと、何ソレーー?ずるいよー。 石尾:でも先生、 世界2ベッドシーン 女:キャミソール 男:ランニング 女:ねえ、最近、いろいろと意味が変わって来ていると思わない? 男:何の? 女:んー、なんか、言葉が表す意味、っていうか。。 男:言葉? 女:言葉だけじゃないなー。感情とかー、世界、、うん、世界が表す意味も違ってる気がするの。 男:??(起き上がる)どーゆこと?何か不安なの?俺、お前のこと絶対好きだよ?(ぎゅっ) 女:うーん。だからそうゆうのも。 男:(顔を上げて)え?? 女:別に[男]が嫌いとかじゃないよ?でも、そういう話をしてるんじゃないけど、そういう話だと思ったでしょ?それが、言葉が違ってるんだと思うんだよね。 男:意味が通じてないってこと? 女:それも一部だね。しかも、そんなんが世界全部なのよ。 男:考えすぎだよ。俺は、[女]の言いたいことがちゃんと分かるように努力するよ?(抱きついてゆっくり押し倒す) 女:(倒れながら)うーん。そうだね。 暗転 世界2屋上で小さい男の子が飛行機のまね。 少年:ブーン。ブーーーン。 男:ぼうや、何してんだい?飛行機のまねかい? 少年:飛ぶ練習だよ。ブーーン。ブブーーン! 男:そうか、ぼうやは大きくなったらパイロットになりたいのか。(しゃがむ) 少年:(男の周りを周回しながら)違うよ。飛び降りる練習さ。こうっやてね、(舞台全面に来る) 飛び降り自殺するんだよ!(両手を広げてジャンプ) 男:(少年にあわせて)な、え??(立ち上がり)お、おい! 空中に浮かぶ間に暗転 音響 キャーー!! 世界2 女:お腹減ったー。死にそう。(しゃがみこむ) 男:俺も俺も。なんか食い行こうぜ。 女:うん。引っ張って。(手を伸ばす) 男:おう。(女の腕を引っ張り立たせて、そのまま引っ張って歩く) 女:(上を見上げながら数歩引きずられる) (見上げたまま)あああー。お腹いっぱい。 男:え?!今、腹減ったって言ったばっかじゃん!死にそうだったじゃん! 女:違うわよー。 男:なに。 女:[男]が好きすぎて、お腹いっぱーい。へへっ。 男:…はは。なんだ。 女:へへ。しゅきー。(抱きつく) 男:しゅきー。へへへ。(抱きしめる) 男・女:くるっと振り向き手を繋いで歩く(足踏みして歩く感じを出す) 男:[女]は、たまにおもしろい言い方する。 女:どんな? 男:今みたいにさあ。 女:それはねえ。[男]が[女]の言葉と違うからよ。 男:言葉が違うの? 女:そーう。[男]は、教科書みたいな言葉しか喋らないね。 男:教科書? 女:共通語。 男:共通語? 女:うん。最近ねえ、みんな言葉がばらばらになってきてるんだよ。 男:ばらばらって? 女:みんな違う言葉喋ってる。でもね、それは[女]は、とてもいいことだと思うよ。 男:??うん…? 女:戦争はいいこと? 男:悪いこと。 女:うん。みんながそう意味するならいいことね。でもね、もし悪い感じにみんな意味したら、戦争はいいことってみんな意味したら、よくないでしょ? 男:うん。 女:だからねえ。言葉が変わってる人も出て来てるの。 男:そうなの? 女:そうかもしれない。 男:わかんないの? 女:ううん。感じるんだよ。遠くの遠くの、水平線のまあるい端っこの方で、みんな一人で宙に散って行くんだ。聞こえないの?遠くで世界が崩れる音。 (両耳に手をやる) 音響 海の音。カモメの鳴き声。 女:あっ 暗転 刑事:どんなやつだ? えーと、工藤のようなやつです! 刑事:工藤のようなやつ?なんだそれは。 だから、工藤のようではありますが、工藤ではないんです。でも、まあ、工藤なんです。 刑事:そんなに似ているのか?影武者か? いいえ、似ている訳では全くありません。多少、そうですね、例えば、服が一緒だとか、二人とも右利きだとか、それぐらいの類似点はあったかも知れません。しかし、彼を形容するのに、工藤のようなやつ、としか言えないのです。 刑事:は?喩えになってないぞ。 そうですよ、これは比喩の問題だ。比喩のミスリーディングを、巧みに使った犯罪なんですよ!
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真メール「誤解されてます?」 取得条件:低テンション時に取得 真です。 ボク、なんだか周囲に誤解されてるようです。 可愛いモノが好きって言うと、驚かれるんですよ。 たしかに、見た目はボーイッシュかもしれないけど、 一応ボクだって女の子なんだけど```。 あ、自分のコト、ボクって言うからなんでしょうか? でも```、自分のことをボクって言う子は、ボクの他にもいるんですよね。 う~ん、ボクに可愛いモノって、似合いませんか? 仲のいい友達は、みんな、ボクの内面も知ってるから安心ですけど、 もしかしてプロデューサーも事務所のスタッフの人も、 誤解してるのかなぁって```。 別に大きな問題じゃないんですが、そうだったら、ちょっと悲しいなって思いました。 あの```、プロデューサーは大丈夫ですよね?少しだけ不安だなあ```。 真メール一覧に戻る トップページに戻る
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熱に浮かされて その人は不思議な人だった。深みの青の制服に半端丈のパンツ。背が高く、運動神経抜群で、チーム競技で同じチームになった暁には勝利が約束されている。 その時だけは、輝かしいまでに顔が生き生きとするのに、普段はいつも眠そうで、目は死にかけで、しかも勉強もろくにできない。 事情はよく知らないが二度目の一年生を送っているというのに、焦りも何も見えなかった。いっそ悠々自適に過ごしている。 「彩霞」 相手の名を呼び、身体を揺り動かす。この高校の下校時刻は季節によって変わるが、冬は午後六時だ。それ以降に残りたい場合は担任の先生もしくは部活動であれば生徒会を通じて先生方への申請が必要となる。 会長となった人に憧れて、生徒会役員になった間宮紫歩の仕事として、決められた曜日に見回りをして早く帰れと催促する仕事がある。それを通じて顔見知りは増え、学年問わず顔の広い存在になれた。 そして、どれだけ揺り動かしても起きる気配のない目の前ののっぽとも。 「葉梨彩霞、起きて。じゃないと……何したら嫌がるかしら、この鉄仮面。そうね、キスするわよ」 カーディガンを上から羽織っても寒い時期である。いつから寝ているかは知らないが、このままでは風邪を引くだけだ。 これが、居眠り常習犯かつ彩霞のクラスメートである雑賀瑞生なら足蹴にしても何とかなるだけの親しさがある。だが、彩霞とは瑞生伝いに知り合いなだけだ。ついでに城村優雨花という紫歩のクラスメートで、かつ、紫歩よりもえらく顔の広い少女繋がりもあって、たびたび昼ご飯を共にしているが、勉強ができないことしか知らない。できないのか、やらないのかは定かではないが、頭を使うことは嫌いと宣言している瑞生と並ぶ赤点祭り女である。 「本当に起きないのね」 朝早くに起きて新聞配達のバイトをしているらしいのは聞いていた。親との縁は薄いが金銭面で一度も困ったことのない紫歩からすれば、苦労しているのだろうなと心の中で同情する。 瑞生なら起こし方を知っているかもしれないが、あいにく彼女は今日、所属している美術部の部長、桑城素子と都会の美術館に足を運んでいる。優雨花とて演劇部の活動中か、帰宅しているかだろう。 「あーもう、面倒臭いわね」 紫歩は生来、好奇心旺盛である。何事にも、体力のなさゆえに倒れようがお構いなしに首を突っ込み、周りを巻き込んで、自分のやりたいことをやる。その強引さから冷たい目で見られたり、指を指されたり、ろくでもない噂を流されることもあるが、つまらないことは楽しくないのだ。仕方ない。付いてこれないというのなら、関わり合いにならなくていい。 鼻っ柱の強さで、入学からここまで、おかげさまで楽しいことだらけで過ごしてきた。 気の迷い、だった。 顔を覆う彩霞の黒艶のある髪の毛を払い、その白い頬にキスをする。 ほんの一瞬。 そばの校舎はすべての窓が真っ暗で、人の気配はなくて。手分けして点検している甲埜美南はまだもう一つ向こうの、部室だらけの棟にいるだろうと予測して。 ぬっと背後から伸びてきた、がっしりとした手に頭を掴まれる。キスをしたまま、逃げられない。目をパチパチとさせ、その手を払いのけようとするが、力の差は歴然だった。あれだけ体育ができるということは相応の筋力があってのことだ。柔軟性だけが取り柄の、一時は拒食に陥り今もまだ体重が戻りきっていない紫歩の腕力なぞ、たかが知れている。 少しの間をおいて、拘束が解かれる。立ち上がって、後ずさる。彩霞はなんの表情の変化もないままに、目を開けて、そして、立ち上がった。 「……何のつもりよ、あんた」 「それは私が訊きたい」 「たまたま、なんとなく」 「理由になってないじゃないか。私のことが好きなのか?」 淡々と告げられ、紫歩は頬が熱くなる。誰にもしたことがなかった、頬に口づけなんて。興味本位とはいえ、何てことをしてしまったのだろうか。胸がばくばく鳴り出したのが嫌でも伝わってくる。 彩霞の目が、だいぶ頭上から紫歩を射抜く。単に気になるだけなのだろう。紫歩だって逆なら問いただす。まず野外で居眠りなんてしないものの。 「わからないわ。理由なんてないのよ」 「紫歩らしくない答えだな。いつもはあれだけ、うるさいのに」 「は? 誰がうるさいですって?」 「……口が滑った」 「あーもう、とにかく。ごめんなさい。あと、下校時刻なので帰ってください」 「嫌だ」 「え?」 「私は、今までさっきみたいなことはされたことがない。瑞生にもシロにも、誰にも。だから、理由が知りたい。紫歩にだってわからないみたいだけど、あるはずだから」 「なんであんたいきなり頭が回りだすのよ」 「よく寝たから、かな」 紫歩は、たまらず舌打ちしそうになる。理由を問いただされるのは幼少期から苦手だった。親の、どうして? に答えられなかった。理由なんてない。相手を納得させられないなら、何にも言わずに、ただ相手の興味が潰えるのを待ったほうが早い。やがて親は、紫歩に何を訊いても無駄だと諦めるようになった。 紫歩も最低限しか親に話さないようになり、親子の亀裂は走って深まってゆくばかりだった。 「君はよく表情がころころ変わるんだね。前から知ってたけど。隠してるつもりで、隠せてないよ、それ。そこが紫歩の魅力なんだろうけどさ。私が、もういい、って言うと思ってる?」 「そういうわけじゃ」 「じゃあ、誰にでもさっきのことするの? 瑞生にも? シロにも?」 「しないわよ!」 「ふぅん。じゃあ、そういうことで」 「は?」 彩霞は一歩ずつ、その大きなコンパスを活かして、あっという間に紫歩の目の前に立った。ぐっと見上げないと目が合わない。 先ほど紫歩の頭を押さえた腕が伸びてくる。 「何すんのよ……」 「お返し」 軽く、ではあったが抱き着かれた。 もう時間がない。 このままでは美南が合流地点に約束した一階の渡り廊下までやってきてしまう。そこに紫歩がいなければ心配して、こちらに探しにやってくるだろう。 「ほら、生徒会の見回り中だよね? 早く行きなよ」 「言われなくても」 何食わぬ顔でヒラヒラと手を振られた。その顔は見たことがないまでに、にやにやしている。 「何よ、あんたそんな顔できるんじゃない」 「うん」 「最低」 「何が? 寝ている人間のほっぺたにキスしちゃう子が言うの?」 「うるさいうるさい! 早く帰れ!」 言い捨てて、渡り廊下へと向かう。肩をいからせ、顔はまだまだ真っ赤なままで。人の機微に目敏い美南に察されないように、深呼吸を何度もして気分を落ち着かせた。 「あれ? なんか困ったことあった?」 今度は紫歩よりも低い位置で、お団子頭が揺れ、心配げにまあるい柔らかなタレ目が紫歩を見遣る。 「ううん……大丈夫です、美南さん。変な虫に追いかけられただけだから」 「変な虫? それって紫歩がちょっかい出したんじゃないの」 「ち、違うもん……」 美南は穏やかに笑って、じゃあこれで見回り終わりだよね、お疲れ様、紫歩。と声をかけ、私は実花と帰るから、と去っていった。 遠くに消えてゆくお団子頭をぼーっと見つめて、さっきの場所に戻ったら彩霞はまだ居るのか考える。 「おっ!」 「きゃっ……!」 背後から何者かに大声を出され、すわ幽霊かと紫歩は全身飛び跳ねるくらい、びっくりした。固まって動けず、振り返って血塗れの女がいたりでもしたら嫌で、何もできないでいると、声の主がわかった。 「お返し、その2」 「殺してやるから……いい性格してるわね、あんた。死ぬかと思った……」 「君って、猫みたいだな。よく手入れされてるけど野良猫みたいな黒猫」 「どういうこと」 「そのままだよ」 声だけの存在だった彩霞が、紫歩の眼前に再びやってきた。その手には、紫歩が忘れて置いていたカバンが持たれている。 −−瑞生の時と同じじゃない。 中学の時、瑞生の絵に感動して、そして現れた鹿屋佳菜子に驚いて、走って逃げて、瑞生に追いかけさせたのが瑞生との出会いだった。今では無二の親友で、憎まれ口を叩き合う仲である。 「カバン、ありがとう」 「そのまま渡すと思った? 質問に答えてないよ」 「……え」 「さっきのちゅーはどういうこと?」 「しつこいわね」 「あれ、じゃあこのカバン持って帰っちゃうけど。なんかいい香りするね、紫歩も紫歩の持ち物も」 口をあんぐり開けて、彩霞を見つめるしかなかった。相変わらず、意地の悪い笑顔が浮かんでいる。 紫歩の苛立ちは募るばかりだった。相手に主導権を握られるなんて、紫歩のプライドが許さない。今まで散々、テスト前には世話になってきておいて。こんなに弄ばれる筋合いはない。 彩霞の胸元のリボンを引っ張って、ゴムが伸びるだろ、と腰をかがめ、顔が近づいた彩霞の頬を両手で覆って、その唇に紫歩の唇を合わせた。 無理やり割り開いて、逃げる彩霞の舌を捕まえる。息苦しくなってきて、手を離した。 お互い顔が赤くなっている。何事か、と彩霞がしどろもどろになっていた。 「ざまあみろ」 彩霞からカバンを強奪し、その長身の横を走り抜ける。 ひひっ、と笑いながら、校門まで。今日はどの部からも残ると聞いていないので、施錠されてしまうのだ。守衛に頼めば鍵を開けてもらえるが、迷惑である。彩霞がどうなろうが知ったことではないが、紫歩はもう、とっとと誰もいない家に帰りたかった。 無事、夜の闇の中で黒光りする校門を抜け、駅に向かおうと歩き出す。追ってきてないだろう。勝った勝った、とにこにこする。さっきの彩霞なみに悪どい笑顔を浮かべているに違いない。 「紫歩」 揺れるスカートのサイドについたリボンが、引っ張られる。 「……そっか、あんた、運動神経抜群だったわね」 「私のことが好きなのか?」 「好き、なのかも」 振り返った先の彩霞は、唖然としていた。しかも、さっきよりも顔が真っ赤。熱出てない? 大丈夫? と場違いにも訊きたくなるまでに。 「紫歩が、私を……? まじか……」 「どうする?」 「へ」 「なんなら、付き合う? もう、あんなキスまでしちゃったし」 あくまでも軽いノリで訊く。彩霞の反応がとにかく面白いのだ。今日だけでたくさんの顔を知れた。 思ったより人間臭いどころが、あるじゃないか。 「わかった。付き合おう」 「ひひっ、やったやったやった!」 よくわからないテンションのまま、最寄り駅まで手を繋いで帰った。 二人とも家に帰って、思い返して、叫びそうになるのを抑えて枕に顔を押し付けて、眠れない夜を過ごした。 若気の至り、なのだろうか。 答えは、また、日が昇ってから。 二人で、出すしかない。 「ところで、あんたキス慣れてるの?」 「初めてに決まってるさ」 「は?」 「ファーストキスをあげたんだ。責任は取ってもらうよ」 「私だって……」 「……そうなのか。良いものもらった」 「ばか!」
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【作品名】あの夏で待ってる OP 【曲名】sign 【歌手】Ray 【ジャンル】アニメ 【価格】¥200 □■iTMS■□
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12月25日。 世間一般で言う「クリスマス」という日だ。 だけど彼女・・・いや、彼氏のいない自分にとって、全く意味の成さないイベントだ。 というか、日本人の大半は仏教なんだぜ? なんでクリスマスとか誕生日とかバレンタインの時だけ他の宗派になるんだ? 意味分からねぇよ。 日本人ってのは、こういうイベントに踊らされすぎなんだよ。常考。 これらの時期になると、どこにもぶつけようのない怒りが俺の中で沸々と沸き上がる。 生涯一度も彼女という存在がなかった俺は、例の如く女体化してしまった。 俺だけ女体化しないのかな?と少しだけ淡い期待を抱いていた時期もあったが、女体化しない確率は天文学的数値のようだ。 そんな数値を引ける運はないだろうし、そこまで期待していたものでもなかったので、女体化した時はそれほどショックはなかった。 あてもなく街を歩いていると、見慣れた髪型の男が一人、洋菓子屋の前で立っていた。 整髪剤なんかひとっこ一つもつけている様子のないその特徴的なくるくる天然パーマ。遠くからでも一発でこいつだとわかる。 「・・・何一人でケーキなんか見てるの?」 「わ、悪いのかよ?」 少し顔を赤らめながら答える。 そいつの名は瑞江(みずえ)。小学校来の幼馴染だ。 しかしこいつが洋菓子屋の前に立っているなんて、想像もつかない。 いや、現に立っている。不思議でしようがない。 「一人でケーキでも食べるの?」 「い、いや・・・」 なんだかうやむやな言い方。とても引っかかるような感じがする。 何か言いたそうな感じがする。 10年近く付き合いがあれば、何がしたいのか何となく分かる。 こいつは昔っからそうだった。表情によく出るタイプだ。 「何か言いたいことあるでしょ?」 俺がそう言うと、目を少し大きく開け、「何で分かったの?」というような表情でこちらを見てきた。 そりゃあ、昔っからの幼馴染ですもの。 俺はそいつの言いたいことを聞くために、じっと見つめる。 そいつはもじもじとしながら、なかなか話を切り出せずにいた。 俺が見つめているせいもあるのだろうか。体をうねうねさせながらダンマリとしていた。 「別に隠すようなことじゃないんだろ?早く言えって。」 「ううんと・・・ええっと・・・」 もじもじしながら、なぜか顔が赤くなっていく。 俺は首を捻りながらそいつのことを見る。 「いや、本当に早く言って欲しいんだよね。なんか雪がちらついてきたみたいだし。」 「わかったよ・・・あの・・・えっと・・・」 「早く言えっての。」 「一緒に・・・ケーキでも食べない?」 「はぁ?」 変なところから抜ける空気のような声が出た。 こいつがそんなこと言い出すとは微塵にも思っていなかった。 全く予想もつかなかった答えだ。逆に俺がどう反応していいのか分からない。 何故俺とケーキを食べようとしているのだろうか? 俺が女だからなのか? それとも純粋に友人としてだからか? 色々と複雑な感情が交錯する中、瑞江が口を開く。 「とりあえず・・・中に入る?」 「ん・・・そだね・・・」 いまいち状況が飲み込めていない自分。 俺は流されるままに、彼と一緒に洋菓子屋の中に入って行った。 「・・・何で俺、瑞江の家に来てるんだろ・・・」 「ん?何か言った?」 「いや、別に・・・」 いつの間にかケーキを買い、いつの間にか瑞江の家に来ていた。 いや、こいつの家に来るつもりは毛頭なかった。 だけどホイホイと付いていってしまった。 何で付いていったのか、全く分からない。 洋菓子屋に入って・・・入って? その後は・・・? そういえば、洋菓子屋の中に入って以降の記憶があんまりない。 1時間も経っていないのに、何故か記憶が飛んでいる。 俺はその間の記憶を辿っていたが、どうしても思い出せない。 なぜだろう、とただただ首をひねるばかりであった。 記憶がないのも結構問題だが、こいつの部屋の臭いにも結構問題がある。 まずイカ臭い。自重しろ。 汗臭い。洗濯物溜めるな。 そして・・・焦げくさい・・・? そういえば、先ほどから妙に焦げくさい臭いが鼻につく。 くんくんと嗅ぎながら辺りを見回すと、丸っこい大きな石があった。 「・・・何これ?」 「え、火鉢」 「エアコンとかファンヒーターは・・・?」 「ない」 即答。見事なまでの即答だ。 ないって言われると、ついついあるかどうか探してしまう。 確かに辺りを見回すと、それらしきものはどこにもないみたいだ。 しかし今時火鉢が暖房代わりとは・・・。 でも案外暖まるものなんだな、と少し思う。 そんなこんなで、俺たちは二人さみしくケーキを頬張った。 クリスマス馬鹿野郎と叫びながら・・・ 「・・・頭がぼーっとしてきたんだけど・・・」 「そう?」 「そうって・・・あんたいつの間にマスクしてんだよ。」 「いつの間にだろうね。」 「ちょ・・・いつの間にって・・・」 段々と薄れゆく俺の意識。 瑞江はいつの間にかマスクを装着していた。 「ねぇ・・・ファン回ってる・・・?」 「ファン?俺のファン?」 「瑞江ファンクラブなんてねぇよ。換気扇ってこと。」 「換気扇?そんなものないよ?」 「それじゃ・・・窓・・・あけ・・・て・・・」 体の力が一気に抜け、ふらっ床に倒れる。俺の意識は飛んだ。 そういえば瑞江の行動は少し変だった。 普通に考えれば一酸化炭素が充満し、危険な状態になることは分かるはず。 車の中で練炭自殺するのと全く同じ状態なのだ。 だけど彼はあえてその状態にした。 なんでだろう・・・? とにもかくにも、俺の記憶はそこで終わった。 それにしても、何でだろうなぁ・・・ 完・・・・・・?
https://w.atwiki.jp/fightsle/pages/9.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
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「クソが、どこにいやがる」 夜も更け星々が満天に広がる頃、大仏坂の道の中途にその男の姿はあった。 粗暴な印象を受ける男だった。ガタイは大きいが顔色は悪く、姿勢は骨ごと曲がっている。無精髭を生やした顔にあるのは欲望と喜悦に歪んだ瞳。汚らしい頬にはこれまた手入れのされていないボサボサの黒髪がかかっている。 纏う服も男と同じように薄汚れていた。もう何日も取り替えていないのだろう。ともすればホームレスにも見える風貌だが、しかし殺意に濁る表情がそれを否定する。 端的に言って、その男は一目で分かる屑の見本であった。 しかしこの鎌倉において彼は一種の特権を与えられた人間でもあった。すなわち、サーヴァントを従えるマスターという特権階級。 男はまさしく、聖杯戦争へと招かれたマスターであった。 「確かにこのへんだったはずだ……おいバーサーカー! てめえしっかり見張っとけよ!」 男は傍らに侍る野獣のような影を怒鳴りつける。狂戦士の忌み名の通りその影は理性を失っている故に、低く唸るような声しか返さない。 それを片手間に確認した男は、ちィッ、と大きく舌打ちした。見張りなどという行為を行えるほどの知性もバーサーカーは持ち合わせていないと分かった上での侮蔑だ。 完全な八つ当たりである。 そして感情を昂ぶらせながら歩いているのは、他のマスターを探し当てるためだ。 つい先ほど突如として発生した巨大な魔力の反応。それはたまたま近くを通りがかっていた男にも感じ取れるもので、故に戦争におけるライバルを減らすために赴いたという次第だ。 「お、いたいた……って、なんだこれ」 苛々と周囲を探ること数分、ついに男は目当てのものを発見した。 すなわち敵マスターの姿。しかしどうにも様子がおかしい。 まず前方に倒れ伏す影。見たところ若い女か、露出した手の甲に令呪らしき赤い痣が見えることからマスターであることは疑いようもない。 それはいい。倒れているのも他のサーヴァントにやられたとか、色々説明付けることはできる。 しかし。 「……なんでサーヴァントまで寝てんだよ」 女の横、そこに倒れていたのは戦国武将のような猛々しい男だ。内包する規格外の魔力からそれが仮装ではなくサーヴァントであるとすぐにわかる。しかし死ぬでも消滅するでもなく、傍らの女マスター同様静かに寝息を立てている。 どう考えてもこれはおかしいだろう。他のサーヴァントにやられたにしろ、ここまで無防備な姿を晒しているのだから殺さない手はないはずだ。男がこの場所にやってくるまでに幾らかの間があったのだから、殺す時間がなかったということもないだろう。 そこにあったのは、揃って間抜けな寝顔を晒す主従と、それを怪訝な顔で見下ろす男という構図だった。なんだこれは、流石にこんな展開想定してないぞ。 「……まあいい。おいバーサーカー、こいつらの魂を食え」 うだうだ考えるのは面倒臭いとばかりに、男は思考を打ち切るとバーサーカーに命じる。 男が使役する狂戦士は高ランクの狂化により並みの英霊を遥かに凌ぐ力を有している。それはマスターの男が自分たちに敵はいないと思いあがるほどのものだったが、代わりに馬鹿げた量の魔力を必要とした。 だからこそ、貴重な魔力を補給できる機会は逃がさない。男はこれまでも何人かの鎌倉市民をバーサーカーの贄に捧げていた。他者を殺すことへの葛藤とか、そんな高尚な精神など持ち合わせるはずもなし。 男には、徹頭徹尾自分のことしか頭にない。 ―――くすくす、くすくす。 ふと、どこからか笑い声が届いた。女を手に掛けようとしていたバーサーカーまでもが、その声に反応して手を止める。 声の出所はすぐに見つかった。自分たちの背後、そこに幼い少女が立っていた。 綺麗な少女だった。栗色の髪と瞳を持ち、頬と唇は薔薇色とさえ形容できる。白いドレスを着て微笑むその姿は、まさしく天使か妖精そのものだ。 否、それは天使でもなければ妖精でもなく、傍らの従者と同じサーヴァントであるとすぐに察した。 (なんだこいつ、いつの間に……) 突然のことに警戒するも、目の前の少女は笑うだけだ。攻撃も何も仕掛けてくる様子はない。 ならば容赦する必要はないだろう。いつの間に接近してきたかは知らないが、自分のバーサーカーに正面から勝てるようなサーヴァントではあるまい。 「殺せ、バーサーカー!」 だからこそ命令は至極単純。雄叫びを上げるバーサーカーが巨大な棍を振り上げ、野蛮な暴威もそのままに少女へと叩き付ける。 轟音。衝撃で地面がひび割れ、余波ですらまともに立ってられないほどの威力を以てバーサーカーは少女のサーヴァントを粉砕した。 順当に、何の捻りもなく。少女が狂戦士に抗うことは叶わず、こうして一瞬の戦闘は終わりを告げた。 「は、はは……やっぱ"俺"は最強じゃねえか!」 あまりの威力に呆けていた男が狂喜の声を上げる。男の中では既にバーサーカーの力は自分の力であるという等式が成り立っているらしく、従者に労いの言葉をかけるでもなく己の無敵を賛美する。 やっぱり俺に敵なんていない。聖杯を獲得すべきマスターは俺であり、天下に遍く名を響かせるのも俺なのだという根拠のない自負すら抱いて。 そして、それから。男とバーサーカーは快進撃を続けた。 太刀を構えた鎧武者がいた―――鎧ごと叩き潰してやった。 戟を備えた中国武人がいた―――そんなもの蚊の一撃にも等しかった。 高所で弓を射る狩人がいた―――豪雨の如く降りかかる矢など気にせず悠々と近づき、高みから引きずりおろしてやった。 天馬に跨る美しい女がいた―――根本から羽を毟り取り血の海に沈めた。 髑髏の仮面を被る影がいた―――腕の一薙ぎで塵屑のように消した。 黒の外套を纏う魔女がいた―――操る魔術の悉く、バーサーカーには一切通じなかった。 それだけではない。バーサーカーだけじゃなく、この俺が自らサーヴァントを仕留めることも少なくなかった。 最初は向かってくるサーヴァントに恐怖したが、咄嗟に突き出した手が相手を貫き殺したことで確信に変わった。 【俺は天に選ばれた存在だったのだ】 屈強な騎士の首を片手で捩じ切り―――どうやって? 槍の一撃を事もなげに弾くと返す刃で胸を貫き―――ただの人間に何故そんなことができる? 放たれた弓矢を宙で掴み投げ返して射手の眉間を穿ち―――おいおい道理に合わんだろう。少しは疑問を持てよ。 あらゆるサーヴァントをバーサーカーの手を借りずに打ち倒した―――うるさい黙れ。俺ができると言えばできるんだ。それが天下の理屈だろう。 英霊がなんだ、サーヴァントがなんだ。所詮俺の手にかかればこんなもの雑魚でしかないではないか! そうして当たり前のように聖杯は俺の手の中に舞い降り、あらゆる願いは果たされる。 俺は、この世の全てを手に入れたのだ。 ▼ ▼ ▼ 『××日午前3時10分ごろ、鎌倉市長谷の大仏坂切通しにて原因不明の爆発事故が発生しました。事故の現場で男女2名が倒れているのが発見され病院に搬送されましたが、2人は全身を強く打っており間もなく死亡が確認されたそうです。 2人の男女はいずれも身元不明で、警察は2人の身元を確認すると共に、爆発の原因を―――』 ▼ ▼ ▼ 古都・鎌倉には多くの都市伝説が渦巻いている。 それは怪物を打ち倒す英雄譚であったり、正体不明の怪人物との遭遇であったり、ここ最近急増した行方不明者や死因不明の死亡者についての怪異譚であったりと様々だ。 多くの住民はそれらを耳にしつつも気にせず日常に埋没し、あるいは多少の興味を抱く程度で終わるのが常であったが。しかし中にはそんなオカルト話にどっぷり嵌ってしまう者もいた。 そして彼らはこう願うのだ。【自分の周りでも非日常が起きてはくれないものか】と。 都市伝説は増殖する。発生を願うものがいるのだから、当然の帰結としてそれは発生し続けた。 これはそんな都市伝説(フォークロア)のひとつ。夢を叶えてくれる幸福の精のお話。 幸福の精はとても綺麗な少年少女で、出会った人の願いをなんでも叶えてくれる。でも、あまりに願うものが大きすぎると幸福の精が怒ってしまい、その人をずっと眠らせてしまうのだという。 『うふふ、あははははは』 誰もいない山道を少女が駆ける。一寸先も見えない闇であるというのに、少女は何に躓くこともなく軽やかに舞っていた。 それはまるで一枚の絵画のような光景だった。とても現実とは思えない幻想的な一幕。少女は愛らしい顔に笑みを浮かべ、木々と戯れるように道を往く。 無垢な印象に違わず、少女に邪念など欠片も存在しない。彼女は都市伝説に語られる幸福の精そのものである故に、あらゆる全ての幸せを心から願っていた。 そう、全て。善人も悪人も関係なく、道理や過程を顧みず、ただひたすらに万人の幸福を願うのみ。 因果? 知らないわそんなこと。 理屈? そんなのどうだっていいじゃない。 人格? わたしはみんなに幸せになってほしいの。 善悪? それはあなたが決めることよ。 幸福に嘘も真も存在しない。あなたがそう願えば、それが本当の幸福なのだから。 だからあなたも幸せになって。わたしはそれだけで満たされるから。 少女は何も知らず、知ろうともせず、盲目白痴のままに舞い踊る。 誰もが望む理想を叶え、しかし真には何も与えない悲しき魔性。幸福の精は、ただ在るがままに人を幸福の夢に沈め続けるのだ。 【クラス】 キャスター 【真名】 『幸福』@地獄堂霊界通信 【ステータス】 筋力E 耐久E 敏捷E 魔力EX 幸運A 宝具EX 【属性】 混沌・善 【クラススキル】 陣地作成:E++ 自らに有利な陣地を作り上げる。 キャスターは魔術師ではないためほとんど機能していない。強いて言うならば後述の宝具により支配した一帯こそがキャスターにとって唯一最大の陣地である。 道具作成:- 魔術的な道具を作成する。 キャスターは魔術師ではないため全く機能していない。キャスターが作り上げられるのは幸福のみである。 【保有スキル】 無我:EX 確固たる自我・精神が存在しない。キャスターの内にあるのは幸福のみである。 その在り方は幸福感による精神汚染に等しい。あらゆる精神干渉を無効化するが、ある種の精神の歪みがない者とは会話が成立しない。 単独行動:EX マスター不在でも行動できる能力。 このランクに達するとマスターなしでも無制限に現界が可能となるが、宝具により真の姿を現した場合には魔力を大量に消費するのでこの限りではなくなる。 幸福というものを大人は信じられない。子供は信じ、受け入れる。しかしそのどちらも結局幸福にはなれず、『幸福』は永劫ただひとり。 単独行動のスキルとしては明らかに常軌を逸したランクに到達しており、ある種の上位スキルに類似した特徴を有する。 余談ではあるが、その種のスキルを持つ者は、すなわち『人類■』と呼称される存在であるという。 うたかたの夢:EX 何某かの願望、幻想から生み出された生命体。願望から生まれたが故に強い力を保有するが、同時に一つの生命体としては永遠に認められない。 この存在を生み出した根源とは、すなわち夢界第八層に由来する第四の盧生にある。 【宝具】 『幸福という名の怪物』 ランク:EX 種別:概念・対文明宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 幸福という概念を体現した最悪の夢のかたち。 キャスターと直接相対した者は、その全てが幸せな夢へと誘われる。その夢の中ではあらゆる願望が成就し、その者にとっての理想郷とも言うべき世界が展開される。 そしてその夢に囚われた者は現実では永遠に目覚めることなく、放っておけば数日で衰弱死する。 この宝具から逃れる術は三つ。夢を解する知性を持ち合わせないこと、真に心から満たされていること、そして夢は所詮夢であると現実に向き合う確かな気概を持つことである。 それはスキルとしての精神防壁とは意味合いが多少異なり、例えどれほど堅牢な精神防壁を持とうが夢に逃避する精神性であったならば容易くキャスターの術中にかかる。逆に言えば何の素養も持たない一般人であろうとも心持ち次第ではキャスターに対抗可能ということ。 その性質上高ランクの狂化を施されたバーサーカーには一切通用しない。また、一度夢に堕ちた後でも何らかの手段で強く現実を意識させることができれば眠りから覚ますことも可能である。 この宝具は概念的なものであるが、同時にキャスターという存在そのものでもある。 キャスターの真の姿は数十mほどの植物のような生命体であり、土に根を張ることで周囲のマナを吸い上げる。 またこの形態においては幸福感をもたらす精神干渉波は物理的な破壊・束縛効果を持ち肉体的な快楽を与えるまでに強化されるが、精神防壁や対魔力等のスキルにより対抗可能となってしまう。 真の姿を現した場合、キャスターは確かな実体を持つに至る。 【weapon】 なし。 【人物背景】 異次元より飛来した謎の高エネルギー生命体。男には少女に、女には少年の姿として映る。 かつて南米の古代文明を自覚なしに数日で滅亡させ、正体不明の術師の手により封印され天界に幽閉されていたが、過去に三度脱走している。 性格は無垢。悲しみや怒りといった感情を解さず在るのは幸福のみ。キャスターは存在するだけであらゆる知的生命体を死に至らしめるが、彼もしくは彼女に敵意は存在しない。主観的にはあくまで人に幸福をもたらしているだけである。 一説には人間を滅ぼすための生体兵器だとか、人類が次のステージに進んだ際に真なる幸福を授けるために現れたとか、そんな推測もあるが真実は霧の中。 【サーヴァントとしての願い】 全ての人に等しく幸福を。 【マスター】 不明@??? 【マスターとしての願い】 不明。ただし、彼もしくは彼女の願いは当人自身の夢の中で叶った。 【weapon】 不明。 【能力・技能】 不明。 【人物背景】 何かしらの目的を抱き鎌倉を訪れた誰か。 触媒を用いず縁による召喚を試みたこと、鎌倉市民の都市伝説に対する夢想が最高潮に達していたこと、あるいは聖杯戦争の裏に潜む何者かの影響。それらのいずれか、あるいは全ての因果でキャスターを召喚し、覚めない夢へと旅立った。 その後は人知れず眠り続け、召喚より二日後、誰に看取られるでもなく衰弱死を遂げている。 【方針】 彼もしくは彼女にあったのは幸福だけである。 今はもう、願いも未来も存在しない。 BACK NEXT -009 古手梨花&キャスター 投下順 -007 坂凪綾名&キャスター 時系列順 BACK 登場キャラ NEXT DATE LOST キャスター(『幸福』) 000 封神演義
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トップ 加賀美茉莉 今日からなんだね。しっかり勧誘しようね。 大丈夫?疲れが溜まってるんじゃない? 東雲レイ 今日からか…まあ、ほどほどに頑張れよ。 疲れたら、ピザ持参でうちで休んでいいよ。 今日で最後だと思うと、気が楽になるよな。 月白陽子 初日だからって手を抜いたりしたらダメよ? 先生も応援してるわ。諦めたりしないでね? エリア 加賀美茉莉 勧誘にイラストが必要な時は、私が描いてあげるね。 テニス部の勧誘が終わったら、手伝いに行くからね。 チラシ配りくらいなら、いつでも手伝うけど… 東雲レイ 勧誘なんて面倒なこと、よくやるなー ま、頑張れー ネットで応募する形にするなら、手伝ってもいいよ? どうしてもって言うなら、手伝ってやってもいいけど? 月白陽子 人手が足りないなら、私が手伝ってあげましょうか? 勧誘に困った時は、遠慮せずにいつでも頼りなさいね。 勧誘がうまくいくように、先生も応援してるわね。 対戦相手決定 加賀美茉莉 対戦相手は強いのかな?勝てそう? 東雲レイ 相手が決まったよ。まさか、負けないよな? 月白陽子 対戦相手が決まったわ。どんな相手かしら? 優勢 加賀美茉莉 勝ってるみたいだね。この調子で頑張って。 東雲レイ 勝ってるからって、油断するなよ。 月白陽子 勝ってる時ほど、慎重に。わかった? 劣勢 加賀美茉莉 あれ?もしかして、負けちゃってるの? 東雲レイ まあ、逆転できるだろうから、大丈夫だよ。 月白陽子 諦めずに、逆転目指して頑張りなさい、ね? バトル勝利 加賀美茉莉 おめでとう。その調子で頑張ってね。 東雲レイ 1回勝ったくらいで喜びすぎないようにな。 月白陽子 …勝って当然?随分自信があるのね。 バトル敗北 残念だけど…今回は相手が悪かったね。 東雲レイ 負けたくらいでくよくよすることないって。 月白陽子 悔しい気持ちは同じよ。次は頑張りましょ。 WIN 加賀美茉莉 次も勝てるよね?負けないで欲しいな。 私の為に頑張ってくれたの? 本当に? 東雲レイ 勝つだろうとは思ってたけど、よかったな。 このくらいの相手なら、勝って当然だろ。 月白陽子 おめでとう。勝ってくれると思っていたわ。 勝ったの?引率者として、安心したわ。 LOSE 加賀美茉莉 今回のことは気にせず、次は頑張ってね。 次は勝てるって、私は信じてるから。 東雲レイ まあ、誰だって負けることはあるよね。 まあ、ピザでも食べて。次は頑張りなよ。 1回負けたくらいで、落ち込んでないよな? 月白陽子 仕方ないわ。切り替えて頑張りましょ。 調子が悪かっただけよ。次は負けないでね? 調子が悪かっただけよ。次は負けないでね?
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317 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/11/27(火) 10 13 25.04 ID rHCr/EZP0 313 勝手に敵を強大にさせて「こんなのに勝てるわけがない。GMはバランス考えろ」と言い出した奴なら出会ったことがある 調査の段階で、PCの敵として公式で設定されてる組織の名前をチラつかせただけで 「最低でもこのくらいの戦力は送り込むはずだから現在の俺たちには勝てない」と決めつけ さらに調査が進んで敵の規模がわかると「きっと欺瞞工作だ。伏兵がいるに決まってる」と決め付け 実際に戦ってPCたちが勝つと「散々言われたからバランスを変更したのか」と決めつけ ルールブックのその組織が少数単位で動く理由が書かれた箇所を読ませるまで続いた 316 報告乙 不遇が続いた魔法使いが最後に活躍して帳尻合わせた形になったんだから歓迎するべきだろうになあ 320 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/11/27(火) 11 30 42.67 ID krqJsft+0 317 それは頭良い奴のプレイではないな と言うか頭良い奴は決めつけをしないモンだ 思考が硬直化するからな スレ342