約 8,428 件
https://w.atwiki.jp/ml-story/pages/246.html
MILLION LIVE WORKING☆~大合奏!アイドルシンフォニー~Day1 Day2 Day3 Day4 原作イベント その他イベント開催期間 前後のイベントコミュ MILLION LIVE WORKING☆~大合奏!アイドルシンフォニー~ Day1 話数 タイトル 登場アイドル 第1話 悩みがいっぱい? 音楽フェス 田中琴葉、周防桃子、真壁瑞希 第2話 琴葉の気合い 田中琴葉 第3話 亜美の攻略法 双海亜美、田中琴葉 第4話 プロデューサーがいなくても 田中琴葉 第5話 頼れるリーダー 三浦あずさ、田中琴葉 第6話 自分の練習も 田中琴葉 第7話 頼れる仲間 田中琴葉、双海亜美、三浦あずさ Day2 話数 タイトル 登場アイドル 第8話 もう一度 田中琴葉 第9話 頑張ったおかげで 萩原雪歩、田中琴葉 第10話 琴葉の気持ち 田中琴葉 第11話 桃子の不安 周防桃子 第12話 パートリーダーの仕事 百瀬莉緒、周防桃子 第13話 素直に実践 周防桃子 第14話 大人のアドバイス 馬場このみ、周防桃子 Day3 話数 タイトル 登場アイドル 第15話 成長と自信 周防桃子 第16話 お姉さんの役目 百瀬莉緒、馬場このみ、周防桃子 第17話 憧れに近づくために 周防桃子 第18話 オトナ桃子 萩原雪歩、周防桃子 第19話 大切な場所 周防桃子 第20話 瑞希の緊張 真壁瑞希 第21話 熱血娘のアドバイス 高山紗代子、真壁瑞希 Day4 話数 タイトル 登場アイドル 第22話 伝播する熱血 真壁瑞希 第23話 キャラクター性の違い 二階堂千鶴、真壁瑞希 第24話 瑞希のやり方 真壁瑞希 第25話 予想を超えた成果 高山紗代子、二階堂千鶴、真壁瑞希 第26話 心をひとつに 真壁瑞希 第27話 みんなの力で 萩原雪歩、真壁瑞希 第28話 瑞希の学んだこと 真壁瑞希 原作イベント 大合奏!アイドルシンフォニー(ミリオンライブWikiへ飛びます) その他 イベント開催期間 2020年4月28日~2020年5月1日 前後のイベントコミュ 前:クルリウタ 次:Bigバルーン◎ 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/663.html
前へ 愛理ちゃんとのやりとりを黙って見ていてくれたり、更に今も一緒に座れだなんて、今日の桃子さんは妙に優しいな。 やっぱり軍団長は大人なんだ。さすがだな。 そんな桃子さんにも申し訳ないから、もう僕は帰ります。 ありがとう桃子さん、なんて思っていたら、桃子さんが愛理ちゃんに話しかけているのが聞こえてきた。 「聞いたでしょ、愛理。この少年は愛理のこと特別に想ってるんだって。人気者だねぇ、あいりん」 僕の耳がピクッと反応する。 前言ちょっと保留。 桃子さんのちょっといやらしいその言い方。しかも、何かそんなことわざわざ言わなくてもいいのにってことを言っている。 これはたぶん、わざと僕に聞こえるように言ってるんだ。 それを無視することの出来ない単純な僕は、つい話しに割り込んでしまった。 「桃子さん!」 「あれ? なーんだ、こっちのテーブルにしっかり聞き耳を立ててるんだ。もう帰ります!!とか言ってたくせにw」 僕が振り向いたとき、桃子さんはすっごく楽しそうな笑顔だった。 その表情を見て僕はようやくわかった。 桃子さんは僕と愛理ちゃんのやりとりを黙って聞いていてくれてたんじゃない。 じっとタイミングを計っていたんだ。仕掛けるタイミングを。間違いない。 「少年、愛理のこと好きなんでしょ? いま言ったのはそういうことじゃないの?」 刺激的なセリフで僕を挑発する桃子さん。 僕には分かる。桃子さんが何を言いたいのか。 というか、桃子さんが僕に何をさせたいのかということが。 これはこの前お嬢様とご一緒した時と同じことなんだ。状況も同じなら桃子さんの表情も同じなんだから。 また僕をもてあそんだ挙句に、僕の気持ちを僕自身の口から大発表させようと誘導しているのだ。 なんでそんなことをするのかって? そんなの、もちろん桃子さんが自分で面白がるため。ただそれだけのために。 そう何度も同じ手を食うものか。 だから、桃子さんの挑発的な質問にも慎重に答える。 「違いますよ」 「なに?好きじゃないの? じゃあ愛理のこと嫌いなんだ」 「まさか! そんなわけないじゃないですか」 「ほら、好きなんじゃん。意味がわからないよ、少年」 だめだ、相手が悪い。 桃子さんの攻撃がじわじわと効いてくる。 でも、僕に愛理ちゃんの前で大発表させようとしているのは、また僕の舞ちゃんへ対する想いなんでしょと早合点したが、そうではないのかな。 いまずっと桃子さんが聞いてくるのは、ひたすら僕の愛理ちゃんに対する気持ちのことだ。 そうか、そっちでイジりに来たか。 今しつこく言ってきてるのは、愛理ちゃんに対して「好き」っていう言葉を僕から引き出そうとしているんじゃないだろうか。 だから桃子さん、「好き」の意味が違うんですよ! あの時説明したことの繰り返しになるだけなんですが、それをさせようとしてますか。 また長々と言葉の使い分けの違いを説明して、そしてお嬢様への僕の気持ちにも言及せざるを得なくなりry、って。 それをさせるのが狙いなんだろうか。 そんな説明、恥ずかしくてここで出来るわけがない。目の前にいるのはあの愛理ちゃんなんですよ。 お互い振り向きながらやりとりする僕と桃子さんを、愛理ちゃんがテーブルに頬杖をつきながら微笑を浮かべつつ眺めている。 桃子さんの後ろ側に見えるその光景に、また僕は固まってしまう。 ・・・無理。 僕の気持ちなんか、愛理ちゃんに知っていただく必要はありません。 僕の彼女へのファンとしての気持ちはさっき本人に直接言った通りだから、それ以上の余計なことは言う必要なし。 愛理ちゃんのこと だ け を考えている僕に対して、桃子さんがそろそろ御立腹のようです。 「こらー!! もぉのこと素通りして、後ろの愛理に見とれるとか、どういうことだ少年!」 そうですよね、ちょっと露骨に見入っちゃいましたから。 「謝りなさい、わたしに」 なーんだ。 いろいろ言ってるけど、僕が他の子に見とれていることに嫉妬してるんだな桃子さん。 ちょっと彼女のことを、かわいいな・・なんて思ってしまった。 「ご、ごめんなさい」 もちろん僕に見て欲しいなんて、そんなこと桃子さんが思ってる訳はないわけで。 ただ単に、他の子に見とれてるのが感情的に気に入らないだけで。 そして、それと同時に自分が優位な立場に立つための言葉のトラップなんだ、これは。 やばいぞ、この展開は。 桃子さんは意識的に誘導している。この会話の展開を。 今ので完全に主導権を桃子さんに握られてしまったようだし。 僕のかなう相手じゃないのだ、桃子さんという人は。 「Buono!のファンとしてあるまじき態度だよ。リーダーに対してそんな態度、許されると思ってンの?」 「許されるも何も、・・・そりゃ自分の推してるメンバーの方に見とれちゃいますよ・・」 「なに?声が小さくて聞こえない! 少年はこれからもぉと愛理のどっちを応援するわけ?」 「Buono!のときですか? 愛理ちゃんですね(キッパリ)」 挑発的な桃子さんとやりとりするうちに、僕もつい聞かれたことにムキになって答えてしまう。 「ちょっと、もぉと愛理のどっちが好きなの。ハッキリしなさい」 その答えは質問される直前に、これ以上無いぐらいハッキリと答えたじゃないですか。しつこいな。 舞ちゃん以外の人の誰が好きかなんて、その議論は意味がない。もうこの話しは終わりにしたい。 それでも容赦の無い桃子さんは、その口調と表情と仕草で僕を徹底してイライラとさせてくれる。 そして、意外な人の名前が出てきたことで、僕のイライラはピークに達した。 「あ、分かった! やっぱり一番好きなのはくまいちょーなんだぁ!!」 頭の血管がピキッ!と音を立てるのが聞こえた。 思わず頭に血が上ってしまい、思いっきり叫んでしまう。 「熊井ちゃんのわけないでしょ! 僕が一番好きなのは舞ちゃんなんですから!!」 僕の発言を聞いた桃子さんの口角がニヤーッと歪む。 その後ろで愛理ちゃんが、その大きな目をさらに見開いていた。 ・・・・・ 僕は、馬鹿なんだろうか・・・ 分かっていたのに、結局同じ手に引っかかってしまうなんて。 いや、違うよ。 恐ろしいのは桃子さんなんだ。罠に落ちないように気をつけていたのに。 分かっていも、桃子さんにはまるで歯が立たなかった。さすが、軍団長・・・ 周りのテーブルの人からもクスクス笑われている気配がする。 顔が真っ赤になっているのを自覚する。 この場の空気にもう耐えられない。 「ぼ、僕はこれで失礼します!!」 「えー・・・もう帰っちゃうのぉ? せっかくだから、みやも呼ぼうと思ったのにぃ」 そんな桃子さんのからかいももう僕の耳には入ってこなかった。 あわててカバンを掴んで、二人に頭を下げてその場を後にする。 恥ずかしかった。愛理ちゃんの前であんなこと宣言しちゃうなんて、恥ずかしすぎる。 そして、明日もこのカフェに来て場所取りしなければならいことを考えると、さらに恥ずかしさがつのる。 気が重いなぁ。でも、席取りをさぼったりしたら熊井ちゃんから怒られるからそれは出来ない。 まぁ、明日のことは明日のことだ。 それに、僕はいま意外とそれほど気分は落ち込んでいないのだ。 そう、思いがけず会えた愛理ちゃん。そのことが僕の顔を緩ませる。まさか愛理ちゃんに会えるなんて! 間近で見る愛理ちゃん、本当にかわいかったなあ。 ひょっとしてもぉ軍団とやらに関わるってことは、それほど悪いことでは無いような気もしてきたのだ。 だって、この間はお嬢様とお会いできたし、今日はこのように愛理ちゃんに会えたのだから。 うん、それだけおいしい思いが得られるなら、軍団と関わることで生じる多少の苦労は我慢できるんじゃないだろうか。 しかし、もぉ軍団がそれほど甘い集団では無いということ、それはこれからの未来が証明してくれることになるのだが、今の僕にはそんなこと知る由もなかったのだ。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/459.html
604 :名無し募集中。。。 :2010/05/13(木) 17 36 40 「・・・聖」 ――ん・・・ 「千聖」 「んー・・」 「起きなさい、千聖」 体がガクガクと揺さぶられる感覚で、私は目を覚ました。 「お母様・・・」 「千聖にお客様が来てるから、起きて」 時計を見ると、寝付いてから1時間ぐらい経っていた。 丁度、夕食の時間だ。奥の部屋からカレーの匂いと、いつもの家族のにぎやかな笑い声が聞こえてくる。 「お客様は・・・どちらに?」 「ああ、今下の子たちと遊んでくれてる。・・・千聖、調子悪い?」 「いえ・・・大丈夫です」 「それじゃ、リビングにいらっしゃい。先に行ってるから」 お母様はそう言い残して、部屋を出て行った。 「・・どなたかしら」 寝起きでぼんやりしていたせいで、肝心な事を聞き忘れていた。 口振りからして、お母様も面識のある方のようだったけれど・・・。家まで訪ねてきてくださる人で、心当たりがあるのは、中学校の時のお友だちや早貴さんぐらいだ。 「あまりお待たせしては、申し訳ないわね」 45 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/05/13(木) 17 44 18.58 0 605 :名無し募集中。。。 :2010/05/13(木) 17 37 02 深く眠ったおかげで、今はもう、心は落ち着いている。誰かとお喋りすれば、もう少し気持ちも軽くなるかもしれない。 私は髪を整えて、少し腫れた瞼に化粧水をつけた。 リビングに向かう為、廊下に出ると、弾けるような笑い声に混じって、可愛らしい独特の声が響いた。 私は思わず立ちすくんだ。心臓が鼓動を早める。 「どうして・・・」 果たして、このドアを開けていいのだろうか。さっきまでの泣きたくなるような不安感が、胸いっぱいに広がっていくみたいだった。 「・・・あれ?いるし」 丁度、弟がリビングから出てきた。私の顔を見て、不思議そうに首を傾げる。 「ねーちゃん、今さ」 「・・・ええ、わかっているわ」 お顔を見なくても、大好きな人の声はわかる。 こんなところで立ちすくんでいてはいけないと、私は弟の手を握って、その声のする方に歩いていった。 「千聖ぉ」 「・・・・ごきげんよう、桃子さん」 末の妹を膝に抱いた彼女――桃子さんは、いつもどおりの弾けるような笑顔で、私を迎えてくれた。 「変な時間にごめんね、偶然通りかかってさ、千聖元気かなーって」 「あら、嬉しいわ。夕食も、召し上がっていってくださるのよね?ゆっくりなさってね 46 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/05/13(木) 17 45 02.76 0 606 :名無し募集中。。。 :2010/05/13(木) 17 37 18 明日菜以外の誰も、私と桃子さんのさっきのやりとりを知らない。 私も精一杯動揺を隠していたし、桃子さんはいつもの桃子さんらしく、明るい態度でいてくださったから、不穏な空気にはならずにすんだ。 「お姉ちゃん・・・」 テーブルの下で、明日菜の手が私の手を掴んだ。心配そうな顔をしている。本当に優しい妹だと思う。 “大丈夫” だから、こっそりとそう口を動かす。なんとなく察してくれたのか、明日菜は大きくうなずいてくれた。 その後も私と桃子さんは、ごく平和に会話を広げていった。 明るくて気づかいやさんの桃子さんのおかげで、家族の団欒もいつも以上に盛り上がっていた。 「・・・千聖」 食後、弟たちがゲームに夢中になり始めた頃、ぼんやりそれを眺めていた私の横に、桃子さんが腰を降ろした。 「千聖の部屋に行きたいな」 「え・・・」 さっきまでの天真爛漫な笑顔は消えて、桃子さんは強張った表情に変わっていた。 桃子さんは、真顔の時と笑顔の時では、まるで別の人のように顔つきが変わる。 悲壮感さえ感じるその表情に、私は慌てて服の裾をギュッと掴んだ。 「・・だめかな?」 「いえ、そんなこと・・・。明日菜、桃子さんと2人でお話をしたいから、子ども部屋を貸りるわ」 47 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/05/13(木) 17 46 04.44 0 607 :名無し募集中。。。 :2010/05/13(木) 17 37 37 おざなりに家族に向かってそう呼びかけると、異変を悟られないよう、早足で部屋へ向かった。 「桃子さん。どうぞ、お入りになって」 私は簡単に部屋を整理して、桃子さんを中に招き入れた。 「散らかっていてごめんなさいね」 「ううん・・全然、片付いてるよ」 「・・・」 もうさっきまでの楽しい空気は完全に消えてしまった。二言三言で気まずい沈黙が流れる。 お互い、言いよどんでいる内容はわかっていた。 だけど、だからこそ、どこから切り出せばいいのか全く検討がつかなかった。きっと桃子さんも同じ気持ちなんだろう。 「あの・・・」 意を決して、口を開く。 すると、私が喋りだす前に、桃子さんの手が、私の唇を覆った。 「ん・・・」 「待って、やだ、言わないで」 ゆっくりと顔を上げた桃子さんは、下唇を噛み締めて、さっきよりもさらに辛そうな顔をしていた。 「・・・もぉのこと、嫌いになっちゃった?」 48 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/05/13(木) 17 46 46.25 0 608 :名無し募集中。。。 :2010/05/13(木) 17 37 53 私は慌てて首を横に振った。けれど、桃子さんの目には入っていないようだった。 「ごめんね、嫌われて当然だよね。こんな風に家にまで押しかけて、もぉ何やってるんだろうね。アハハ・・・」 「も、桃子さん!」 だから、私は少しお腹に力を込めて声をだした。 加減がおかしかったのか、ちょっと裏返ってしまったけれど、桃子さんはぴたっと口を閉じて私を見てくれた。 「あの、私、あんなことを言いたかったんじゃなくて、それよりも、私が桃子さんを傷つけてしまって、あ、あのでも、私が本当にお伝えしたかったのは、えと、まずは私からも謝罪を」 「え?え?ちょっと待って、落ち着いて千聖。ウフフ・・・お嬢様になっても、ふがふがは健在なんだね」 フガフガ言ってる、って皆さんに形容される、私の喋り方の癖。恥ずかしいけれど、今は少しだけでも桃子さんの笑顔を引き出すことができてよかった。 「あの・・・桃子さん」 一呼吸おいて、私は再び口を開いた。 「私は“前の千聖”と違って、思っていることを上手に表現できないかもしれませんが」 「えー、前の千聖だって、何だかよくわかんないこと言いまくりだったけどー?ウフフ」 「もう・・・桃子さんたら」 桃子さんがおどけたようにそう言ってくれたおかげで、なんとなく弾みがついた。 綺麗に纏まらなくてもいいから、今自分の思ってることを、ちゃんと伝えたい。そう思った。 「・・・まずは、先ほど電話で八つ当たりをしてしまってごめんなさい」 「千聖、そのことなんだけど」 「お察しのとおり、桃子さんが進学なさることについてです」 49 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/05/13(木) 17 47 29.86 0 609 :名無し募集中。。。 :2010/05/13(木) 17 38 16 桃子さんの瞳が揺れる。 「ごめんね・・・」 「謝らなければいけないのは、私のほうです。桃子さんのことをスタッフさんから聞いた時、私、とても嬉しかった。 でも、いざその気持ちを桃子さんにお伝えしようとしたら、その・・・急に寂しくなってしまって」 「寂しい・・?」 桃子さんは黙り込んだまま、私の言葉を聞いてくれた。 こうして思いを告げさせてもらうことで、私自身も、改めて自分の気持ちと対峙することができる。 「ええ、語弊があったらすみませんが、・・・取り残されてしまうような気がして。私自身も、最近将来の事についてよく考えるようになってきて・・・いろいろ不安な気持ちを、ぶつけてしまったんだと思います。本当にごめんない。でも、私は・・・」 「わかった。もういいよ千聖」 ふいに、桃子さんの腕が、私の体を包んだ。 言葉を止めて、伝わってくる心臓の鼓動に耳を傾ける。 私と同じぐらい小柄な体は、どこか懐かしい温かさで心が和んだ。 「・・・言い訳になっちゃうけど、聞いてくれる?」 耳元を掠める桃子さんの声は、珍しく不安げな色を帯びていた。 「進学する事、本当はもっと早く、千聖に言いたかったんだ。 でも、去年、いろいろあったでしょ?その・・えりかちゃんや栞ちゃんの卒業、とか」 「ええ・・」 「だから、何か、言いそびれちゃって・・・って、すっごい言い訳がましいね。かっこわる」 私は背中に添えた腕に、少し力を込めた。 50 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/05/13(木) 17 48 25.59 0 610 :名無し募集中。。。 :2010/05/13(木) 17 38 38 「・・・千聖のこと、そんなに気づかってくださっていたのね。それなのに私、勝手なことを言って」 「違う。もぉが悪いんだってば」 「いいえ、千聖が子どもなのがいけなかったの」 「いーや、もぉだから」 「違うわ。千聖よ」 「もぉ!」 「千聖!」 「・・・もー、何これ?小学生のけんかじゃーん」 「ウフフフ、もう、桃子さんたら」 緊張感が一気に抜けたせいか、2人して床に寝転がって、お互いの背中をバシバシと叩く。 「本当、変なトコ頑固なのは前の千聖と変わってないね」 「よく℃-uteの皆さんにも言われるわ」 「ウフフ・・・なんか安心した」 桃子さんは目を細めて、私の頭を両手で何度も撫で付けた。 それは友だち同士のスキンシップというより、私自身も弟や妹にするような、慈しむような優しい触れ方だった。 ゆっくり目を閉じて、桃子さんの指の感触に浸る。 「・・・千聖だけじゃなくて、ギリギリまで誰にも言わなかったんだ、大学行くこと。 もぉこれでも変にプライド高いとこあるからさ、受験失敗した時かっこ悪いからさぁ。 ――あとは、まぁ、さっきも言ったけど、私も大事な人が急にいなくなっちゃうショックとか悲しさはわかるから。誤解とはいえ、そんな思いは誰にもさせたくなかったの」 大事な人。 桃子さんは、大切な宝物の話をするように、優しい表情で言った。 名前を出さなくたってわかる。それは、その方との思い出は、殊更私たちにとっては特別なものだから。 51 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/05/13(木) 17 49 08.80 0 611 :名無し募集中。。。 :2010/05/13(木) 17 38 53 「そんなに、気を使っていただいて・・」 「あはは、まぁ、もぉがいなくなって、みんなそんなに悲しむとは思わないけどぉ」 自嘲気味な言葉は、照れ隠しの時の桃子さんの癖。 「・・・私は、悲しいです」 だから、私はそう返した。 「千聖ぉ」 「えっと、でも、もちろん桃子さんのこと好きだから、もし今とは違う道を志すようになったのなら、いっぱい応援させていただくつもりです。でもでも、それなら桃子さんの口からはっきり聞きたくて・・・」 「えーっと・・・それは、もぉが今すぐアイドル辞めるって思ってるってこと?」 「え?・・そう、ですね。かいつまんで申し上げるなら」 そう言うと、真顔だった桃子さんの表情がみるみるうちに笑顔に変わっていった。 「やーだ、それはないない!!もぉがそう簡単にこのポジションから退くわけないじゃーん!」 「きゃんっ」 脇腹をつつかれて、思わず変な声を上げてしまう。 「ほらほら、まいったか!」 「あっ、そんな、そこはだめですっ桃子さんたら!」 「・・・まだまだ、もぉはここにいるよ。安心して?」 「桃子さん・・・」 再び私から体を離すと、桃子さんはベッドに寄りかかって、窓の方へ視線を遣った。 「ま、でもさ、人生短いんだから、何でもやりたいと思ったことにはチャレンジしていきたいじゃん。 そのためにも、選択肢を増やしておいたらいいかなぁなーんて」 52 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/05/13(木) 17 49 58.21 0 612 :名無し募集中。。。 :2010/05/13(木) 17 39 11 その少し照れたような、はにかむ笑顔を見ていたら、私も自然と頬が緩んでいった。 「・・・やっぱり、桃子さんは千聖の自慢のお姉様だわ」 「本当?」 「ええ。お話を聞いて、改めて素晴らしいご決断だと思いました。 もしも遠い未来に、千聖に子どもがいたとしたら、桃子先生にご面倒をみていただきたいわ。ウフフ」 「やーだ、どんだけ気が早いの?千聖は面白いなぁ。もぉ先生はスパルタですよー?」 照れ隠しのようにぶつかってくる肩をそっと抑えて、私はもう一度、桃子さんと向き合った。 「・・・言い忘れていた事がありました」 「なぁに?」 「大学進学、おめでとうございます」 桃子さんの目が、丸くなったまま制止する。 「・・・よかった、やっと言えました」 「お・・遅いよ、もう!そんなん、真っ先に言ってよね!あーびっくりした、何言い出すかと思ったらぁ」 弱点だとわかった私の脇腹にまた攻撃を繰り出しながら、桃子さんは「・・・アリガト」とつぶやいてくれた。 そんな仕草ひとつで、私は穏やかな気持ちになれる。 昔、舞さんと小指に結んだ“黄色い糸”。 それが、桃子さんとの間にも見えた気がした。 だから、もう大丈夫。近くにいても、遠く離れていても、桃子さんのことを思うだけで励まされる。 53 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/05/13(木) 17 50 40.05 0 613 :名無し募集中。。。 :2010/05/13(木) 17 39 42 「んー・・・」 「ん?どしたの、千聖」 急に生欠伸をかみ殺した私を、桃子さんがびっくりした顔で見つめている。 「あ・・・大丈夫、です。でも、ちょっとだけ、待ってて・・・」 瞼が重くなってきて、急激に頭がぼんやりしてきた。・・・どうやら、もう一人、桃子さんに会いたがっている“元気な娘”が私に交代を要請しているみたいだ。 「千聖ぉ?」 「ウフフ・・・」 次に目を開けた時、驚きと喜びで私を抱きしめる桃子さんを想像しながら、私はとても幸せな気持ちで、つかの間の眠りについた。 TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/8054.html
「はぁ……」 「露骨に溜息付かれると堪えるなー」 「なら、さっさと離れてくれないっすか?」 「そうなると、ここで一人になっちまうからな。困る」 全然困ったように見えない顔で京太郎は笑う。 そんな笑う京太郎に桃子は、もう一度露骨に溜息をついた。 「部長達の話が終わるまでだからさ……頼むわ」 「えー……なら、何か話題ないっすか。ちなみに私はないっす!」 「自信満々に言う事か?」 「男性と話したことなんかほぼ零っすよ? 期待するなっす」 「なるほど……な」 手を腰に当て威張れば、京太郎は苦笑し手を顎に当てて考え始めた。 それを見て桃子は、京太郎から視線を外し、先ほどから話し合っている己の先輩達を見つめる。 視線の先では、今年の全国大会のために話し合っているゆみと久が立っている。 今、話し合ってるのは鶴賀学園の麻雀部部室。 鶴賀と清澄は、距離が遠い。 朝早く行っても帰る時には、夜遅くなってしまう。 その為、久一人だけだと危険だという事で男性である京太郎もまた、付き合いで来ていた。 着てみれば一年生には一年生と言う事で京太郎には、桃子が宛てられる。 これは、ゆみなりの気遣いであったのだが、桃子には良い迷惑であった。 「そうだ……モモを見つける方法を考えたんだ」 「気軽にモモって呼ぶな……す?」 「えっと……」 「はぇ……私を見つける?」 ぼーとしていれば、京太郎が話題を提供してくれた。 桃子は、その提供された話題をスルーしようとしたが出来ない。 影が薄く、人に見つけられたことがない桃子。 そんな桃子を見つける方法を探し当てたという。 桃子は、信じられないとばかりに何かを探す京太郎を凝視する。 「あった、あった、これこれ」 「はっ……? それっすか?」 「これ」 探していた物が見つかった京太郎は、それを笑い目の前に構える。 それを見て桃子は呆れた。 呆れるも自身満々な京太郎を前にし、桃子は探せるなら探してみろと消える。 「……そこだな」 「まじっすか!?」 誰も見つけることも出来なかったのだ。 京太郎如きにと思っていたのだが、まさかのまさか、簡単に見つけられた。 その際に京太郎が目に付けていた機械から、パシャリと音がなる。 「やっぱりなー……カメラ越しならいけるのな」 「くっ……そう言えば、私は機械には映るっすね」 京太郎が発見した桃子の見つけ方とは、これであった。 桃子は人の目には写らないが、機械越しには映る。 それを聞かされ京太郎は、デジタルカメラのレンズ越しに桃子を見つけたのであった。 「ほら、見つけたぞ」 「っ~~~!!!」 関心すると同時に桃子は、心が温かくなる。 むず痒いような、もどかしい様な……それでいて、何処か……何処か……。 「盲点だったっす……てか今、撮ったっすね!」 「あっ……気付いた」 「消せっす!」 「えぇー……良く撮れてると思うし、よくね?」 何かを灯りそうになった時、桃子は先ほどのシャッター音に気付き慌てる。 慌てた桃子は、カメラを取り上げようと両手を広げて追いすがった。 しかし、京太郎は笑い楽しそうに逃げる。 「逃げるなっす!」 「わっはっは! 取れるなら取って見ろ!」 「えい」 「そっちじゃねーよ!?」 逃げる京太郎に言われた通りに桃子が、携帯で京太郎を収めた。 勿論、京太郎が言った言葉の意味はそうではない。 「にゃろー!」 「うわわわ……」 携帯に収めた桃子に抵抗し、京太郎もカメラを構えなおす。 結局、会話どころでなく、二人して写真が撮れなくなるまで遊び続けた。 カンッ!
https://w.atwiki.jp/moshimo_rishamiya/pages/15.html
136. 名無し募集中。。。 2009/06/23(火) 00 32 07.05 0 今日も気がつくと昼休みに給水塔の上に来ている 学校で一番高いところから見える空、梅雨時にしては珍しい澄んだ青空 もう誰も来ないかもしれない、いやおそらく来ないその場所で昼食のサンドイッチをとる 天気もいいし、風も心地いいのにあんまりおいしくない もし隣であまり面白くない話題を一方的にまくしたてる誰かさんがいたのなら おいしくないと感じることもなく喉を通るだろうに 梯子を上りきって顔をヒョコッと出すと、「やっほー」という挨拶をする誰かさん うちの隣からいなくなってもう1年近く それなりの満腹感が眠気を呼ぶ 壁に寄りかかって目を閉じると、あの頃に戻れそうな気がする 137. 名無し募集中。。。 2009/06/23(火) 00 33 14.88 0 「みやさぁ、こうやって寝ころがってるとさぁ」 「……」 「お空に浮かんでる感じがしない? なぁんにも遮るものがないし」 「……」 「ねー、みやってばぁー。聞いてるのー」 「別に……」 「聞いてくれないと、ここで大声で歌っちゃうぞぉ」 「やめてよ恥ずかしい」 桃子はちょっと残念そうに鼻歌を歌い始めた お昼休み、うちと桃子は屋上の給水塔の上で大の字になっている 下には制服が汚れちゃいけないと、桃子が持ち込んだレジャーシート 転がっている古びたバスケットボール 桃子のお気に入りの場所だった この付属中学もある私立高校に来るきっかけは、『制服がメチャかわいいんですよぉ』という理由でここを選んだ桃子 また一緒にバスケやろうよと言われた 138. 名無し募集中。。。 2009/06/23(火) 00 33 59.37 0 桃子は中学校時代バスケ部のひとつ上の先輩 バスケに適していない身長で、あまり上手くもないのに、いや一番下手だったのに生来の目立ちたがりで3年次には部長をした 校則でどこかの部活に所属していなければならず、新入生への部活紹介で一番印象にのこったバスケ部を選んだ だって、背の小さい上級生がバスケットボールを持ってクネクネ歌って踊ってたんだから 入部してからわかったが、それは桃子だった うちは部活にほとんど顔をださなかった 3年生が抜けた秋、部長を引き継いだ上級生の桃子から呼び出しを食らった てっきり説教をくらうものかと思っていたら、第一声は『マジお願い、怪我人出て人足らないんだ』だった 最初はもちろん断ったのだが、小柄な桃子からは想像できないほど手をがっちり握られて頼まれた 別に握手で落とされたわけではない 139. 名無し募集中。。。 2009/06/23(火) 00 34 56.95 0 「あれ……もしかして夏焼ちゃんて、すごく人見知り?」 「……っ」 うちが一番秘密にしていたこと、極度の人見知りですぐに緊張してしまい、手に汗をかいてしまうこと 無口なのはクールぶってるからではなくて、人と話すのが苦手だから 人よりちょっとは目を引く外見、生まれつきだからどうしようもない ちょっと茶色い髪、これも生まれつきだと服装検査のたびに先生にいつも説明している たいてい信じてもらえない 部活をさぼってばかりなの、一度体調を崩して休んだら気まずくて行きづらくなってただけ ちょいワルに見られるけれど、本当はただの小心者 秘密にしておいて、とぶっきらぼうに頼んだら、「そのかわりに……」と満面の笑みを浮かべられた 140. 名無し募集中。。。 2009/06/23(火) 00 36 24.80 0 それから夏はサウナ、冬は冷凍化ばりの体育館でバスケ部員、 そして桃子とたくさんの時間を過ごすこととなった 桃子には公私に渡ってつきまとわれ、いつのまにか「みや」って呼ばれるようになり、 うちは「桃」と呼んでいた 練習は無駄にきついし、試合は全然勝てないしで散々だった 桃子たちが引退し、うちが無理やり部長をやらせられるころにはボチボチ勝てるようになって、その後は強豪校に仲間入りをしたとか 桃子が高校に進学し、うちも進路に悩んでいたら同じ高校に誘われた 学力が足りないから無理と言ったら、部活が終わったあと毎日家に押しかけられて勉強を教えられた 教えられた、というとちょっと違う 教えには来るんだけれど、桃子の教え方があまりにも要領悪くて、だったらこうしたほうが、 それよりこのほうが、と桃子に逆に教えていたらいつの間にか成績がよくなっていた 桃子がいうには、みやはやればできる子なのに、勉強の時間が足りなかっただけだって 141. 名無し募集中。。。 2009/06/23(火) 00 37 20.16 0 晴れて、かどうかはわからないけれど桃子と一緒の高校に進学することとなった 手を取り合って、というか手を取られて桃子は喜んでくれた もう手に汗はかかなかった このころには人見知りもだいぶましになり、普通に友達もできて、会話も大丈夫 4月中旬、桃子に案内されたのは、お気に入りのこの学校で一番高い給水塔 馬鹿と煙はなんとやら、といったらデコピンされた それ以来、桃子とはよくお昼はこの給水塔でとることとなった ここに来ると機嫌がよくなるのか、屋上のほかの生徒に気づかれない程度の声量で歌っていた 142. 名無し募集中。。。 2009/06/23(火) 00 38 04.37 0 6月の下旬、珍しく晴れ渡ったある日 お腹が満たされ、つい給水塔の上で昼寝をしてしまった 目を覚ますと、真上に桃子の顔があった 「みやってさ」 「……なに」 なぜか緊張した 桃子といっしょにいて緊張することなんて久しくなかったのに 「よく見るとあご、長いね」 「……うるさい、桃だって」 人が気にしてることを言った罰に、桃子の長い顎を掴む お返しにとばかりに笑いながら顎を掴み返された ふと桃子が珍しく真顔になったと思ったら 顎を掴まれたまま唇を奪われた どのくらいの時間唇を重ねていたかわからない チャイムがなり、桃子がちいさく「ごめん」とあやまり、駆け足で去っていった それ以来、桃子は給水塔の上にくることはなくなった 143. 名無し募集中。。。 2009/06/23(火) 00 38 55.06 0 部活で顔をあわせても、挨拶程度で話はしない そんな関係のまま1学期が終わった 夏休みに入り、桃子は部活に来なかった 顧問に聞いてみたところ、1学期が終わると同時に親の仕事の都合で海外に引っ越したとのこと 部員の誰も知らされておらず、ひそかに一番仲がいいと思っていたうちは大変ショックを受けた バスケをする理由がなくなったうちは幽霊部員となり、籍は残したままほとんど行かなくなった そして友達に誘われるまま、気がつくとバンドのボーカルをしていた あれだけ人見知りだった自分だったのに、不思議と人前で歌うのはすごく気持ちいい 喪失感を埋めるようにどっぷりとはまり込んだ 歌っているとき脳裏に浮かぶのは、隣で鼻歌を楽しそうに歌っている桃子の横顔 たぶん、うちは桃子のこと―― 失ってから気がついた、とても楽しかった時間 隣にはいつも桃子がいた なのにずっと素直になれなかった いろいろな気持ちを歌詞にのせ、ひたすら歌い続けた 144. 名無し募集中。。。 2009/06/23(火) 00 40 54.52 0 ………。 気がつくと、壁によりかかったまま夢を見ていたようだ あれ、誰かいる もしかして…… 「んぅ……」 まぶしい日差しの中、瞼を開けると そこには桃子ではなく、見たことのない女の子が目の前にいた
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2838.html
初めて俺――須賀京太郎が、あいつ――東横桃子に出会ったのは小学生の時だ。 それは本当に単純に偶然の出会いだった。 ある春の晴れた日。 近所の公園で新しく同じクラスとなった数人とサッカーボールを追い掛け回し、日も沈み始めた時。 新しくできた友達と別れの挨拶をすまし解散となり、さて家に帰るかと思った時。 ふとブランコに座っている同い年くらいの黒髪の少女が目に付いた。 俯き微動だにしない女の子。 誰かを待っているのだろうか。そんな事を思っていると少女が不意に顔を上げた。 続いて夕日を見上げ、僅かな時間の後、一度頭を振り立ち上がった。 家に帰るのだろう、彼女が緩慢にとぼとぼと歩き出す。 その後ろ姿が何故か寂しげで、儚げで、酷く胸が締め付けられた。 そして、次の日も、また次の日も、またまた次の日も、彼女はそうして佇んでいた。 今まで気付かなかったのが不思議なくらいだ。 彼女はいつも独りブランコに座っていた。 そして、ある日。 いつもそんな風に公園にいるその子がどうしようもなく気になって、なんだか放っておけなくて。 ブランコに座っている彼女の正面に立ち、声を掛けた。 京太郎「よう」 桃子「……」 俯いたまま答えない少女。 もう一度、今度はもう少し大きな声を投げ掛けてみる。 京太郎「よう、ってば」 桃子「えっ」 ようやく彼女が顔を上げた。 黒髪がさらりと頬を流れた。 桃子「――私っすか?」 京太郎「お前以外いないぞ」 回りを見渡しながら彼女の問いに答えた。 京太郎「いつも一人で何してんだ? 誰か待ってるのか?」 桃子「そういうわけじゃないっすけど……」 彼女は再び俯き言葉を続ける。 桃子「一人でいるのが好きなだけっす」 嘘だ、と直感した。 本当ならそんな寂しそうに言う訳がない。 知らない女の子相手に言う事ではないな、と考えながらも思い切って問い掛けた。 京太郎「友達、いないのか?」 桃子「――っ」 彼女がびくりと身を竦めた。 図星か……ちょっと言い方がきつかったかもしれないと反省。 桃子「……私、暗いし……影薄いっすから……しょうがないっす」 ややあって俯いたまま悄然と零された言葉。 ふむと考える。 どうしたものだろう――ああ、そうだ。簡単なじゃないか。 京太郎「須賀京太郎」 桃子「えっ?」 京太郎「俺の名前、お前は?」 桃子「……東横桃子っす」 京太郎「東横桃子……」 告げられた彼女の名前を口の中で転がしてみる。 京太郎「じゃあ……モモだな」 桃子「へっ!?」 面食らったのか素っ頓狂な声が上がった。 京太郎「お前の渾名。これからそう呼ぶぞ」 桃子「あ、渾名って……」 京太郎「俺の事は好きに呼んでいいからな」 桃子「え、えっと……」 モモは困惑しているようだ。 勢いに押されたのか詰まりがらも答えた。 桃子「じゃ、じゃあ、きょう、くん」 京太郎「おう」 鷹揚に頷いてみせる。 そして、にかっと笑顔を見せ、右手をモモに差し出しながら告げた。 京太郎「これで今日から――俺達は友達だ」 桃子「友達……」 差し出された手を信じられない物を発見したようにモモが見つめた。 おずおずと伸ばされるモモの右手。 その仕草がなんだか野良猫みたいだなと思う。 掌にモモの指がゆっくりと触れた。 そして、未だ不安げな表情のモモの手をしっかりと握り、立ち上がらせる。 恥ずかしそうな、しかし嬉しそうな表情のモモの手を引いて歩き出した。 偶然だった二人の邂逅。 でも、それはきっと、これから必然となる二人の物語の幕明け。 ――モモさっさと行こうぜ、ほら、置いてくぞー。 ――ちょ、ちょっと京ちゃん、いきなり走り出さないで欲しいっす! まってー!
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/3596.html
【ミリシタ】育「いいも悪いもリモコン次第?」 執筆開始日時 2020/12/20 元スレURL https //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1608428604/ 概要 ハァハァ ―その部屋では オニイチャンマッテ…アァ ―一人の少女がピンクのウェイトレスの恰好をしたまま 桃子「ーーううッーーーーも…ダ……めェ……んんッ!」 ―一人の男によって処女を散らされ ミリP(以下P)「うはッ、桃子の膣(なか)ッ、たまらねぇーっ!」 ―その少女を抱き抱え逃げられないように腕を抑えたまま 桃子「ーーひッ…あ゛ぐゥ…くッーーううううッーーー!」 ―性器を少女の未熟な穴に突き立てて二度三度と絶頂し P「ほ、ほら……桃子。ま、またイク……イクぅ!!」 ―今また…… 桃子「だ、だーーんっっ、駄目ッ!ヤメっ……やッ……うううッーーーーー離れ……て……」 桃子「くッ……ぅぅぅぅ……アっ?!」 P「ーーくぅッ!!」 桃子「あ゛あ゛あ゛ぁぁァァーーーッ…………」 ―少女の願い空しく、膣に出されてしまった タグ ^周防桃子 ^中谷育 ^春日未来 ^最上静香 ^横山奈緒 ^真壁瑞希 ^七尾百合子 ^秋月律子 ^徳川まつり ^天空橋朋花 ^音無小鳥 まとめサイト あやめ速報-SSまとめ- えすえすログ ポチッとSS!! SSまとめ SSびより wiki内他頁検索用 R シアターデイズ ミリオンライブ 中谷育 作者◆f1tFKtbZna.K氏 周防桃子
https://w.atwiki.jp/ml-story/pages/270.html
プラチナスターツアー ~Arrive You~第1話 In no time. 第2話 No way. 第3話 No response. 第4話 No afraid. 第5話 No one else. 第6話 No kidding. MV(並び順) エピローグ No make. TIntMe! オファーコミュメイキング! おしゃれなお姉さん 楽曲 その他イベント開催期間 ユニット発足の経緯 小ネタ 前後のイベントコミュ プラチナスターツアー ~Arrive You~ 第1話 In no time. プチプラコスメのプロモーション・ユニット のメンバーに悩むプロデューサー。ふと育、 桃子、環の3人を見つけ、これはフックに なるかもしれないと思い立つ。小学生3人組の ユニットが誕生した。 大神環、中谷育、周防桃子 第2話 No way. ユニット告知用のスチル撮影にきた3人。 楽しみにしていた様子の育と桃子だが、 スタイルの良さから、環が一番高い評価を受ける。 育と桃子は悔しがりつつ、今日から牛乳を飲む! と、ライバル意識を見せるのだった。 大神環、中谷育、周防桃子 第3話 No response. コスメの試作品が完成し、メイクに挑戦。 育は母親を見て覚えたという知識を披露、 桃子は思うところもある様子だったが、 普段通りの環に元気をもらう。やがて環の 変身ぶりに、育も焦りの表情を見せるのだった。 大神環、中谷育、周防桃子 第4話 No afraid. 静香とジュリアのレッスンを見ていた プロデューサーの元に、環と桃子が相談に来る。 育の様子が気になるらしい。話を聞いた静香と ジュリアがアドバイスをしていると、育の母親 から、育がまだ帰らないとの連絡が。 大神環、周防桃子、最上静香、ジュリア 第5話 No one else. 育は公園にいた。メンバーの中で自分が一番 子どもっぽいと悩み、探しに来た環と桃子に つい感情をぶつけてしまう。しかし環は嬉しい と言い、桃子と育と、互いの気持ちを話し合う。 3人に笑顔が戻った。 大神環、中谷育、周防桃子 第6話 No kidding. いよいよ新曲のレコーディング。歌い方に 悩む環をサポートする育。その姿を見て、 桃子は育が大人だと褒めるも、なんかえらそう! と育と環にくすぐりの刑に処される。3人の 様子を温かく見守るプロデューサー。 大神環、中谷育、周防桃子 MV(並び順) 中谷育、大神環、周防桃子 エピローグ No make. 公演後、ユニットは大反響! 打ち上げは ファミレスで行う事に。丁度開催していた コラボ特典のシールに夢中になる一同。胃と 財布に大打撃を受けながらも、プロデューサー は3人のこれからに期待するのだった。 大神環、中谷育、周防桃子 TIntMe! オファーコミュ メイキング! おしゃれなお姉さん おしゃれゲームのイメージキャラクターに 選ばれた『TIntMe!』の3人。イベントで 子ども達に、ゲームの魅力をしっかりと伝える。 自分達もおしゃれなお姉さんになりたい と語り合いつつ、劇場に帰るのだった。 大神環、中谷育、周防桃子 楽曲 Arrive You ~それが運命でも~(ニコニコ大百科(仮)へ飛びます) その他 イベント開催期間 2020年9月18日~2020年9月26日 ユニット発足の経緯 化粧品の新規ブランドを 立ち上げるにあたって、 765プロのアイドルを起用したいと オファーが入る。メインターゲットは 中高生を対象としたプチプラコスメ。 届いた楽曲デモを聴き、切ない雰囲気も ありつつ、真っ直ぐに情熱的て評価する プロデューサー。高木社長から今回の企画に 適任と思われるメンバーを選んでほしいと 言われる。 プロデューサーは無難な印象ではなく 何かフックが欲しいと考え、先方からも 世間をあっと言わせるような斬新さが 欲しいと言われている。メンバー選出が 重要だと感じるプロデューサー。 (プロローグより) 以降の流れについてはあらすじ通り。 なお、ユニット名の由来についての 詳細は劇中では語られていない。 小ネタ TIntMe!のユニット名は 環(Tamaki)のT 育(Iku)のI 桃子(Momoko)のM とローマ字にした名前の頭文字が ユニット名に含まれており、文字も 大文字表記で強調している。 前後のイベントコミュ 前:little trip around the world 次:Get to the top!サマースポーツフェス 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/45451919/pages/95.html
桃子「京太郎がおもちより首筋好きなのは、何か理由でもあるっすか?」 京太郎「ん? いや別に…文学少女のせいかもな」 桃子「へ?」 京太郎「いや知らんけど。それよりまた、何でいきなり?」 桃子「え、っと…京太郎、時々先輩の事、見つめてるっすよね」 京太郎「そうかー?」 桃子「特に髪をかき上げるときとか…」 京太郎「…そうか?」 桃子「見てるっすよ。そういうの、女の子は敏感だから気を付けるっす」ファサッ 京太郎「あー、今度から気を付ける…サンキュな」ヒラヒラ 桃子「……」プクー 京太郎「ん、どした?」 桃子「何でもないっす! とーへんぼく! 童貞!」 京太郎「あれれー、なんでばれちゃったんだろー」
https://w.atwiki.jp/toarukyoutarou/pages/216.html
430 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/08(金) 00 21 57.35 ID Xqxt5Ddfo 【アパート】 桃子「わ、わ、わ。本当に来たっすよ!?」 桃子「ここが須賀君の部屋なんすね」 桃子「……お邪魔しま~す」 京太郎「おう。ちょっと散らかってるかもしれないけど、我慢してくれ」 桃子「綺麗にしてるっすね~。男の子の部屋って初めてっすけど皆こんなもんなんすか?」 京太郎「汚い方が多いかもな。俺は最低限掃除はするからそこまで汚くないけど」 桃子「くんくん……なるほど確かに良い匂いがするっす」 桃子「これが須賀君の匂いなんすね」 京太郎「ちょ、恥ずかしいから匂いを嗅ぐのは止めてくれ」 京太郎(消臭剤使っておいて良かった……) 435 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/08(金) 00 43 47.56 ID Xqxt5Ddfo 桃子「あ、この漫画私も持ってるっすよ」 桃子「良いっすよね~。麻雀破壊魔“裂”」 桃子「一匹狼の女子高生雀士裂が、生き別れた姉を探して高レート裏麻雀で戦うんすよね」 桃子「決め台詞は――」 裂「麻雀って楽しいですよね?ロンです」 桃子「その声を聞いて生き残れたものはいないっていう」 桃子「妖怪とも魔王と言われ蔑まれながらも、それでも戦う姿に共感を得るんすよね~」 京太郎「……あれ?そんな漫画だったっけ?」 438 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/08(金) 00 53 11.55 ID Xqxt5Ddfo 桃子「それでどうするっすか?ゲームやるっすか?」 桃子「こう見えて得意っすよ?」 桃子「……ソロプレイが長かったっすから」 京太郎「そ、そうだなえっと……」 京太郎(何をしようか。えっと二人で出来るような事は……) 京太郎( 443かな?) 450 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/08(金) 01 10 30.97 ID Xqxt5Ddfo モモだけに桃鉄 京太郎「モモだけに桃鉄……とか?」 桃子「あったかくないっす……」 京太郎「……ごめんなさい」 桃子「でも良いっすね!桃鉄!パーティーゲームの定番って気がするっすよ!」 桃子「……COM相手なら散々やったんすけどね」 京太郎「ま、まぁやろうぜ!」 京太郎「えっとコントローラーは……」 454 1.二つ有ったので対戦プレイ 2.二つ有ったけど協力プレイ 3.一つしかなかったので交換しながらプレイ 4.一つしかなかったので協力プレイ 5.その他(内容併記) 457 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/08(金) 01 27 13.39 ID Xqxt5Ddfo 二つ有ったけど協力プレイ 京太郎「お、二つ有るな」 桃子「じゃあ協力プレイするっすよ!」 京太郎「そうだな。せっかくだしそうするか」 桃子「強いCOMを二人で相手するとかワクワクするっす!」 京太郎「俺も久しぶりだしな。アドバイスは頼むぜ?」 桃子「もちろんっすよ!頑張って勝つっすよ!」 460 コンマ判定 01~40 負けてしまった…… 41~80 辛くも勝利 81~98 二人のコンビネーションで圧勝(好感度+1) ぞろ目44以外 好感度+2 ぞろ目44 破魔矢発動 466 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/08(金) 01 43 19.41 ID Xqxt5Ddfo 二人のコンビネーションで圧勝 京太郎「っしゃ!圧勝だな!」 桃子「凄いっすよ!二人で独占しまくりっす!」 京太郎「ああ東横さんのアドバイスが良かったからだな!」 桃子「いやいや須賀君の判断が良かったからっすよ!」 京太郎「じゃあお互いが良かったと言う事で」 京太郎&桃子「「イエーイ!!」」パンッ 桃子「いやー二人でやるとこんなに楽しいんすね!」 京太郎「まぁな。ソロプレイも良いが、やっぱり誰かとやらないとな」 桃子「よし、じゃあもう一回!もう一回やるっす!」 京太郎「良いぜ。今度は対戦でやるか」 桃子「ソロプレイは独断場っす!負けないっすよ」 京太郎「俺だってやりこんでるんだ。負けねーよ?」 【東横桃子の好感度が上がりました】 489 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/08(金) 23 39 15.68 ID Xqxt5Ddfo 桃子「うう、負けたっす……」 京太郎「物件の差が最後に明暗を分けたな」 桃子「ボンビーが!ボンビーが勝手に売らなければ勝ってたのに!っす」 京太郎「仕方ない。それが桃鉄だ」 桃子「人生15年目にして、桃鉄で人生の厳しさを知ったっす……」 京太郎「っと、そろそろ薄暗くなるし帰ったほうが良いんじゃないか?」 桃子「えーもっと遊びたいっすよ」 京太郎「しかしだなぁ……」 桃子「もうちょっとだけっす!」 京太郎「ううん……」 494 コンマ判定 01~50 いや駄目だ。何か有ったらいけないし、送っていこう 51~98 仕方ないな。もうちょっとだけだからな? ぞろ目44以外 どうせなら泊まっていくか? ぞろ目44 破魔矢発動 499 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/08(金) 23 53 12.34 ID Xqxt5Ddfo いや駄目だ。何か有ったらいけないし、送っていこう 京太郎「いや駄目だ。何か有ったらいけないし、送っていこう」 桃子「えー大丈夫っすよ。どうせ他の人には見えないんすから」 京太郎「あのなぁ……ステルスとかなんとか言うけど、一応こうして俺は見えてる訳だし」 京太郎「何事にも例外は有るんだよ」 京太郎「その例外が変な奴だったりしたら危ないだろ?」 桃子「それにしたってこんな地味で根暗な女、相手にしないっすよ」 京太郎「そんな事無いって」 桃子「でも須賀君がそう言うなら、迷惑はかけられないっすから、おとなしく帰るっすよ……」ショボン 京太郎「そんな落ち込むなよ。俺たちは友人なんだから、何時だって自由に遊べるんだぜ?」 桃子「え?これからも一緒に遊んだりして良いんすか!?」 京太郎「当たり前だろ?」 京太郎「ん?もしかして今回限りとか思ってたのか?」 桃子「……恥ずかしながらそう思ってたっす///」 京太郎「あはは。馬鹿だなぁ、遊ぶってのは何時何処でも何回でも良いんだよ」 桃子「そ、そうだったすか……。じゃあ今日はおとなしく帰ることにするっす」 502 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/09(土) 00 09 50.17 ID jryQZ4I3o 【帰り道】 桃子「悪いっすね。本当に送ってもらう事になって」 京太郎「当然だろ?女の子を一人で帰らせるわけには行かないっての」 桃子「見た目によらず須賀君は紳士っすね」 京太郎「見た目によらずって……」 京太郎「一体東横さんは俺の事なんだと思ってたんだよ」 桃子「そうっすね――」 桃子「見た目どおりの軽薄そうなチャラい男っす」 京太郎「マ、マジか……」ガクッ 桃子「……な~んて嘘っすよ」 桃子「優しくて社交的でこんな私とも友人になってくれる良い人っす!」 京太郎「それはそれで恥ずかしいんだが……」ポリポリ 503 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/09(土) 00 27 12.76 ID jryQZ4I3o 京太郎「まぁ東横さんがそう思ってくれてるなら嬉しいけどな」 桃子「……突然で申し訳ないっすけど」 京太郎「ん?なんだ?」 桃子「ちょっと思ったんすけど、私達友人いや親友っすよね?」 京太郎「ま、まぁ一応」 京太郎(思いっきり怪しいが) 桃子「だったら東横さんとか須賀君とか名字呼びは不自然じゃないっすかね?」 京太郎「ん~まぁ一概には言えないが、名字呼びはちょっと余所余所しいかな」 桃子「そうっすよね!」 桃子「だから、これからはもっと親しく呼び合わないっすか?」 京太郎「俺は構わないけど」 桃子「やった。じゃあ私は須賀君の事、これから 508って呼ぶっす!」 1.京太郎 2.京太郎君 3.京ちゃん 4.京君 5.きょうちゃん 6.きょうくん 7.きょーちゃん 8.きょーくん 9.その他(内容併記) 510 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/09(土) 00 47 17.06 ID jryQZ4I3o きょーくん 桃子「これからきょーくんって呼ぶっす!」 桃子「……良いっすよね?」オソルオソル 京太郎「もちろん」 京太郎(ただ最近その呼び方が一人増えたんだけど) 桃子「良かったっす。もし駄目だったらと思ってドキドキしてたっす」 京太郎「呼び方くらいで駄目なんて言わねーよ」 桃子「じゃあ次は私を呼んでくださいっす!」 桃子「桃子でもモモでもそこのお前でもなんでもかまわないっすよ!」 京太郎「そこのお前だけは無い」 京太郎「そうだな…… 515」 1.桃子 2.モモ 3.桃子ちゃん 4.モモちゃん 5.MOMO 6.も↑も↓ 7.その他(内容併記) 521 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/09(土) 01 02 36.18 ID jryQZ4I3o モモ 京太郎「それじゃ、モモで良いか?」 桃子「うん!もちろんオッケーっすよ、きょーくん」 京太郎「それじゃ改めてよろしくな、モモ」 桃子「こちらこそっす。きょーくん」 桃子「……えへへ、名前で呼び合うのって恥ずかしいけど、嬉しいっすね♪」 桃子「きょーくん」 京太郎「なんだモモ?」 桃子「呼んでみただけっす」 京太郎「そうか」 桃子「……きょーくん」 京太郎「モーモ」 桃子「きょーくん♪」 京太郎「モーモ♪」 京太郎&桃子「「いえーい♪」」ハイタッチ 【東横桃子の好感度が上がりました】 527 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/09(土) 01 18 16.35 ID jryQZ4I3o 【アパート】 京太郎「無事モモを送り届けてきたぞ」 京太郎「なんつーかモモって友達の距離感覚がズレてるんだよなぁ」 京太郎「まぁ女の子との友情ってどこまでなのか俺もよく分からないし、このままで良いか」 532 1.【ネットショッピング】【残金:¥11,500】 2.【ネット麻雀】 3.【メール】【残り3回】 送れる相手は 9参照 更に赤土晴絵 ※ただし好感度7未満の相手のみ 4.【電話】【残り1回】(かける相手も併記) かけれる相手は 9参照 更に赤土晴絵 537 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/09(土) 01 41 32.11 ID jryQZ4I3o 4 姫様 プルルルル…… 小蒔「はい、神代です」 京太郎「あ、小蒔さん。俺です、京太郎ですけど」 小蒔「あ、京君。かけてきてくれたんですね!嬉しいです」 小蒔「それでどのような御用事でしょうか?」 京太郎「えっと、実は 542」 1.少し話しませんか? 2.今度遊びに行きません? 3.ネト麻しませんか? 4.その他(内容併記) 544 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/09(土) 01 58 34.06 ID jryQZ4I3o 2 今度遊びに行きませんか? 京太郎「今度遊びに行きませんか?」 小蒔「え?」 小蒔「わ、私とですか?」 京太郎「はい、小蒔さんとです」 小蒔「で、でも私よりはっちゃんとかの方が楽しいですよ?」 京太郎「俺が、小蒔さんと、遊びたいんですよ」 京太郎「でも小蒔さんが嫌ならいいんですけど……」 小蒔「嫌じゃないです!京君が良いなら、是非!」 京太郎「わ、分かりました」 小蒔「えっと、じゃあ何時にしましょうか?」 京太郎「そうですね、えっと……」 548 今週 金曜日【放課後】バイト 土曜日【午後】愛宕姉妹とデート 【夕方】バイト 日曜日【午前】なし 【午後】なし 【夕方】なし ※バイト有り 来週 月曜日【放課後】咲とデート 火曜日【放課後】なし 水曜日【放課後】なし 木曜日【放課後】なし 金曜日【放課後】なし 土曜日【午後】なし 【夕方】なし 日曜日【午前】なし 【午後】なし 【夕方】なし 552 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/09(土) 02 14 11.58 ID jryQZ4I3o 来週火曜放課後 京太郎「じゃあ来週火曜日の放課後でどうでしょうか?」 小蒔「ええっと……分かりました」 京太郎「じゃあ決まりですね」 小蒔「はい!楽しみにしてますね!」 京太郎「ご期待に添えられるかどうかは分かりませんけどね」 小蒔「京君となら何でも楽しくなると思ってますから」ニコッ 京太郎「は、はぁ……」 小蒔「それじゃあおやすみなさい、京君」 京太郎「おやすみなさい、小蒔さん」 【神代小蒔と来週火曜日の放課後に遊ぶ事になりました】 585 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/09(土) 23 33 42.32 ID jmL6fLs0o プルルルル…… 京太郎「ん?誰だこんな時間に……」 京太郎「もしもし?」 いちご「あ、京ちゃんか?ちゃちゃのんじゃけど……」 京太郎「あぁ、ちゃちゃねぇか。どうしたんだ、こんな時間に?」 いちご「え、えっと……」 いちご「うう……シミュレーションはしたんじゃが、いざ誘おうとすると緊張するもんじゃのう」 京太郎「……?用が無いなら切るけど……」 いちご「ま、待った!」 いちご「そ、その京ちゃん!」 京太郎「はい」 いちご「ちゃちゃのんとデートするけぇ!」 京太郎「はい……はい?」 いちご「や、やった!OKじゃな!」 京太郎「あ、いや今のは聞き返しただけで……」 いちご「……え?じゃあ駄目かのう?」 京太郎「いやいや全然OKだぜ」 京太郎「ただ、まさかちゃちゃねぇが誘ってくるとはおもわなかったからさ」 587 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/09(土) 23 52 08.30 ID jmL6fLs0o いちご「そ、そう言われると恥ずかしいのう」 いちご「それでいつだったらええじゃろか?」 京太郎「ちょっと待ってくれよ……」 590 今週 金曜日【放課後】バイト 土曜日【午後】愛宕姉妹とデート 【夕方】バイト 日曜日【午前】なし 【午後】なし 【夕方】なし ※バイト有り 来週 月曜日【放課後】咲とデート 火曜日【放課後】小蒔とデート 水曜日【放課後】なし 木曜日【放課後】なし 金曜日【放課後】なし 土曜日【午後】なし 【夕方】なし 日曜日【午前】なし 【午後】なし 【夕方】なし 594 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/10(日) 00 15 12.31 ID 7etu7g1zo 水曜 京太郎「それじゃ、来週の水曜日とかどうだろうか?」 いちご「来週の水曜日じゃな。ちゃちゃのんも大丈夫じゃよ」 京太郎「ん、じゃあそれで」 京太郎「でも、そう言えばデートとか事務所的に大丈夫なのか?」 いちご「それは大丈夫じゃ。うちの事務所はその辺りは緩いと言うか、スキャンダルになるほどちゃちゃのんは有名じゃないしのう」 京太郎(いや十分有名だと思うんだが……) いちご「まぁそう言う訳じゃ、京ちゃんは気にせんでええよ」 京太郎「はぁ……。まぁちゃちゃねぇがそう言うなら」 いちご「それじゃ来週の水曜日楽しみにしてるけんのう」 いちご「おやすみ、京ちゃん」 京太郎「ああ俺も楽しみにしてるよ」 京太郎「おやすみ、ちゃちゃねぇ」 【佐々野いちごと来週の水曜日に遊ぶ事になりました】 622 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/10(日) 23 09 09.55 ID C4+Feg7Co プルルルル…… 京太郎「……あれ?知らねえぞ、こんな番号」 京太郎「間違い電話か、悪戯電話か?」 京太郎「……一応取ってみるか」 京太郎「……もしもし?」 ???「……」 京太郎「もしもーし?悪戯電話なら切るぞー」 ???「……タンマ」 ???「…………喋るのダルい」 京太郎「は?」 京太郎「と言うかその口癖と声、もしかして小瀬川さん?」 白望「そう」 京太郎「なんで小瀬川さんが俺の携帯番号を?」 白望「……トヨネに聞いた」 京太郎「ああ、なるほど」 623 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/10(日) 23 14 48.97 ID C4+Feg7Co 京太郎「あの、それで俺に何か用でしょうか?」 白望「須賀は暇な日ある?」 京太郎「へ?」 白望「暇な日」 京太郎「な、何故?」 白望「……説明するのダルいから有るのか無いのかだけ言って」 京太郎「そりゃ有りますけど」 白望「じゃあ教えて」 京太郎「は、はぁ……じゃあ」 626 今週 金曜日【放課後】バイト 土曜日【午後】愛宕姉妹とデート 【夕方】バイト 日曜日【午前】なし 【午後】なし 【夕方】なし ※バイト有り 来週 月曜日【放課後】咲とデート 火曜日【放課後】小蒔とデート 水曜日【放課後】いちごとデート 木曜日【放課後】なし 金曜日【放課後】なし 土曜日【午後】なし 【夕方】なし 日曜日【午前】なし 【午後】なし 【夕方】なし 634 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/10(日) 23 35 57.37 ID C4+Feg7Co 木曜日 京太郎「来週の木曜日の放課後なら空いてますけど……」 白望「ん……分かった」 京太郎「いや、あのどう言う事なのか説明してもらえませんか?」 白望「……マッサージ」 京太郎「は?」 白望「キックベースの時してくれた」 京太郎「あぁやりましたね」 白望「またやって欲しい」 京太郎「へ?」 白望「……ダルくなくて良い感じだった」 京太郎「はぁ……つまりその為に予定を聞いたと」 白望「そう」 京太郎「……まぁ良いですよ。良かったって言って頂けたのは嬉しいですし」 白望「ん……じゃあお願い」 白望「あと一応これが私の番号、後でメールも多分……送ると思う」 白望「でもダルいから必要最低限以外やらない」 京太郎「はぁ……」 白望「…………でも須賀なら良い」ボソッ 京太郎「へ?」 白望「じゃあもう切る」 京太郎「えっ!?ちょっ!?」 プツッ、ツーツー…… 京太郎「な、なんだったんだろう一体……」 【小瀬川白望の携帯番号とアドレスをゲットしました】 【小瀬川白望と来週の木曜日の放課後に遊ぶ(?)事になりました】 636 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/10(日) 23 44 26.15 ID C4+Feg7Co 5月16日(木)終了 【体力】75 → 76 【知力】67 【精神力】39 【基礎雀力】LV7 【デジタル】LV7 【オカルト】LV7(+【カエルの消しゴム】の効果により+LV3) スキル: 【ザ・ゼロ】和了時00と01 02 03 04 05 06 07 08 10 20 30 40 50 60 70 80の場合自動的に1位ツモ上がりとなり、更に打点は以下のようになる 00 → その時点での最高役 01 02 10 20 → 満貫 03 04 30 40 → 跳満 05 06 50 60 → 倍満 07 08 70 80 → 三倍満 09 90 → 役満 【思考と反射の融合】 【デジタル】と【オカルト】を同時に使用する事が出来る またその対局のみ能力の1つをコピーし使う事が出来る(好感度MAXボーナスとは別) ただし局を重ねる毎に【デジタル】と【オカルト】のLVが1ずつ減っていく 対局中に使用を止めた場合はその時のレベルで対局を続行する 対局後は元に戻る 【ゴッドハンドK】 自分が親の場合に発動。和了コンマ+20 点数コンマ+30 【ダイハード2】 和了時自分が最低だった場合、最高コンマの相手との差を2分の1にする。更に和了した相手の点数コンマ-20 ストックスキル: 【コマンドー】 和了時ロンだった場合点数+20 【毒電波】 自分に対するオカルトスキルの発動を無効化する。全体効果は半減 【南場の風】 南場時【基礎雀力】+2【オカルト】+4 点数コンマ+20 637 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/03/10(日) 23 46 41.48 ID C4+Feg7Co 【現在のバイト】:雀荘 Roof-top(残り3日) 【現在の恋人】: 荒川憩 恋人Rank Lv1 対木もこ 恋人Rank Lv1 南浦数絵 恋人Rank Lv1 所持品スキル: 【白山名君の名において命ず 蛙よ破砕せよ】 対局中、以下の効果を一回ずつ使える(任意発動) 相手の和了を無効にし、流局にする(ただし、満貫~役満は無効に出来ない) 自分が和了した時、点数コンマ+50 タッグ麻雀時、パートナーの和了コンマ+20 点数コンマ+20 また以下の能力が常時発動する 自分以外のチームメンバーの聴牌コンマ-5 和了コンマ+5 点数コンマ+5 【鉄輪(レプリカ)】 対局中に以下の効果が常時発動する 自分以外の相手の聴牌+10 和了コンマ-10 点数コンマ-10(支配系スキル) 直撃を受けた場合、その相手の聴牌コンマ+10 和了コンマ-10 点数コンマ-10(重複有り) 聴牌コンマがぞろ目かつ和了コンマが最高で偶数の場合、地和確定 【所持金】¥16,500 → ¥11,500 【カエルの消しゴム】 詳細は所持品スキルにて 【鉄輪(レプリカ)】 詳細は所持品スキルにて 【学業のお守り】 授業パートを1度だけぞろ目大成功の効果 【勝負事のお守り】 一度だけ麻雀の対局中の判定に+10 【破魔矢】 4回だけぞろ目44を自動的に取り消し、再安価させる 【大仏のフィギュア】 持っているだけで良いことが起こるかも? 【ペアのシルバーネックレス】 新子憧の好感度が上がりやすくなる 【ライオンのキーホルダー】 やえから貰ったもの。実はペア。小走やえの好感度が上がりやすくなる 【プリクラ】菫と撮った物。弘世菫の好感度が上がりやすくなる 【ハート(桃)のペアネックレス】桃子とおそろいで買ったもの。東横桃子の好感度が上がりやすくなる 相手にプレゼントしたもの 【シンプルなデザインのリング】咲に渡した物。左手の薬指にはめている。咲と二人の時の好感度が上がる <<前に戻る|5月へ|次に進む>>