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https://w.atwiki.jp/typing_tube/pages/13.html
目次 概要 Youtube以外の動画サイトの使用 自作サムネイルの使用方法 文字だけを表示する「待ち」を作るには 概要 プレイデータのつくりかたは必要最小限の作成方法です。 ここではさらに実際にプレイデータを作成するために必要な動画サイトの利用方法や 自由なサムネイルを登録したい人向けに一歩進んだ小技を紹介します。 使うかどうかは自己責任でお願いします。 Youtube以外の動画サイトの使用 TypingTubeはその名の通りYoutubeの動画を用いて作成するコンセプトです。 Youtube以外の動画サイトに投稿したデータを用いて作成すると以下のメリットが見込めます。 動画のリンク切れを避けやすくなるYoutubeほど著作権管理が厳しくないため削除がされにくいです。 動画の読み込みを安定させることができる (サイトによっては)高画質・高音質な動画を使用可能。 →2012/04/28 追記 typingtubeの方針によりyoutube以外の動画サイトは使えなくなる仕様が実装されることになりました。 以下に記載した方法は参考程度にとどめてください。 TypingTubeで使用可能な動画サイト up-life★2011年05月時点一押し利点:typingtube公式サポート。相互で連携が取れている。高画質動画を使用可能。日本語対応。今のところ動画削除されたものはなし。 欠点:アップロードできる動画は50MBまで。 blip.tv利点:動画サイトのdownloadリンクをそのままtypingtubeのURLにできる(ダウンロードサイトが必要ない)。 欠点:著作権に関しては意外と厳しい。嵐の動画でアカウント削除された実績あり。 参考1:他にも使用可能なサイト(おすすめはしません)myvideo利点:リンク方法が変更されにくそう・・・? 欠点:すべてドイツ語で記載。画質普通、音質普通。。。 URL生成方法はみるみる動画を使用。 参考2:typingtube用としては使うことができないサイト(過去に確認したもの)myspacetv MyBN Xuite vimeo NATE ニコニコ動画 wat 実際のデータの作り方作り方はURLの生成方法が違うだけなのでURLの生成方法のみ紹介。 上記の動画サイトにアカウントを作り、自作したアカウントで動画を投稿する。(zoomeの場合は既に投稿されているデータが豊富なため、引用も可能) データ作成に用いるURLをコピーする(再生画面のURLをコピー) 動画ダウンロードサイトを用いてTypingTube用URLを取得。 データ作成画面のMovie URLにURLを貼り付ける 貼り付け後、数字が上がっていくのが確認できれば成功です。 自作サムネイルの使用方法 picasaに登録した画像がサムネイルとして使用可能です。 使用方法ソフトのインストール・会員登録をすませます。 picasaのwebアルバムにサムネイル画像を投稿します。 picasaのwebアルバムの一覧を表示させます。 webアルバムをクリックし、webアルバムに登録した一覧を表示させます。 urlを取得したサムネイル画像をクリックすると、画像を単体で表示させる画面になります。 画像を右クリックし、「画像のアドレスをコピー」を選択します。 コピーしたURLをデータ制作時に「サムネイルのURL」に貼り付けて登録すれば完了です。 文字を表示させつつ、「待ち」を作るには 間奏などで(wow...)や、打たせるつもりはないけれども文字列を表示させたい場合は次の方法があります。やり方 文字の部分のみ入力し、よみの部分なしのまま歌詞を「追加」します。 その状態を保ったまま「Upload」を押して登録します。 ただし、このやり方で登録すると後が非常に大変になります。 文字を表示させつつ待ちをつくったデータの場合 この状態からもう一度編集して「Upload」を押してしまうと 強制的によみの部分に「undefined」が入ってしまいます。 その場合は「undefined」の部分を消して歌詞を更新し、「Upload」を押して登録しなおしてください。 先に文字のない状態で「空白の待ち」にしておいて、完成させた後で 最後にまとめて文字の部分だけ登録するのが手間が一番少ないのでおすすめします。 例:25秒から(huhh..)の文字を表示する待ちをつくりたい場合 Time 25 文字 (huhh..) よみ (なし。スペース一個もない状態です) で「追加」→「Upload」 です。
https://w.atwiki.jp/kusomiso/pages/13.html
動作環境 くろみそプレイヤー グラフィック 背景 ... 写真とって加工しる キャラクタ ... もさしみさん ストーリー 質より量! 「おはなし」のページにどんどん載せていく。 各おはなしの設定は、おはなしごとに自由に決めてよい。(他のおはなしに合わせる必要はない)
https://w.atwiki.jp/cardwirth_mania/pages/41.html
戦闘画面の準備 モンスター図鑑から、コボルトのデータをインポートして、カードウィンドウの【キャスト】に 表示しているのを確かめてください。 つぎにデータウィンドウの赤い矢印がさす「バトルの作成」アイコンをおしてください。 名前を、「コボルトとのバトル」に書き換えてください。 そして「コボルトとのバトル」をダブルクリックしてバトルウィンドウを出します。 画面をひらいたら、カードウィンドウの「コボルト」を画面にドロップしてください。 上記のようになるはずです。 BGMはオリジナルでいいのがあったら、そういうのを使ってもいいわけです。 「オート」と「カスタム」でカードの配置デザインが違うので注意です。 「鍵」のマークにも注意です。 左サイドにいろいろありますが、バトル後のイベントを組めるようになっています。 はじめからこんな風にはなってはなく、自分で上部のボックスのなかから選んで、 青い三角ボタンで設置します。 なかのプログラムの組み方は、ツリー方式のいままでと変わりません。
https://w.atwiki.jp/yurina0106/pages/4432.html
タグ おっとり 曲名し 歌 伊那結子 作詞 伊那結子・小石川由宇 作曲 千田和宏 作品 Floating MaterialOP
https://w.atwiki.jp/yasu0612/pages/118.html
1枚のスライドには13行くらい。 でも大体入らないからもっと詰め込んでしまう
https://w.atwiki.jp/niconicokaraokedb/pages/1288.html
陽だまりのつくり方 ひたまりのつくりかた【登録タグ:Little Wing たくまる アダルトゲーム 伊藤葉鵡 曲 曲ひ 曲ひた 真理絵 長靴をはいたデコ】 曲情報 作詞:伊藤葉鵡? 作曲:たくまる?(Little Wing) 編曲:- 唄:真理絵 ジャンル・作品:アダルトゲーム 長靴をはいたデコ カラオケ動画情報 ボーカルキャンセルワイプあり オンボーカルワイプあり コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/cucc/pages/1040.html
隠しページのつくりかた 新規ページを作成し、保存するときに、"タイムスタンプを更新しない"にチェックを入れ、"更新情報を宣伝する(Ping)"のチェックを外す。 そうすると、トップページの更新履歴に情報が反映されないことになる。 あとは、隠しページヘのリンク名を" "(空白)にして、リンクさせれば出来上がり。 隠しページやリンク元を更新したときにも、同じように"タイムスタンプを更新しない"にチェックを入れ、"更新情報を宣伝する(Ping)"のチェックを外すのを忘れずに。 忘れてしまったときは、急いで他のページを5つ以上いじくりましょう。 更新履歴が表示されるのは最新5件なのでバレにくくなります。 と思っていたのですが新規ページを作るときはどうしても更新履歴に残ってしまうみたいですね。うまくいきませんでした。 多分、新規ページはタイムスタンプがnullだから更新しない訳にはいかないということなのでしょうか。 謎は深まるばかり……
https://w.atwiki.jp/shibumakubungei/pages/34.html
おいしい豚骨ラーメンのつくりかた ぼくの目の前のカウンター席に、黒のコートを脱ぎサングラスを外してどさりと座ったのは、紛れもなくイブキアヤコだった。 「豚骨ラーメン油多めニンニク多めの麺固めで」 桃色のぷっくりした唇を開いて彼女はそう言った。 ぼくはその唇を眺めてたっぷり三秒はぼうっとして、それから慌てて早口になって、 「あ、はい、ええと、豚骨ラーメン油多めニンニク多めの、えっと」 しどろもどろになったところで、イブキアヤコはぼくの目をまっすぐに見て微笑んだ。 「麺固めで」 ぼくは今度こそ本当になにも言えなくなった。彼女の顔を見つめて息ができなくなって三秒、足が震えて立てなくなりそうになって三秒。 「あ、はい、すみません、麺固めですね、えっとご注文は以上でお揃いですか」 口から心臓が飛び出そうな心地をなんとか抑えて、ぼくはそれだけの言葉をなんとか吐き出した。 もうその先は頭が真っ白である。 なんとかやり取りを済ませて厨房に戻って、ぼくは大きな鍋の中でぐつぐつと泡を吹いている豚骨スープを見下ろした。白く濁っていて、そのくせかき混ぜると金色に輝いて、体の髄まで染み渡るような暖かい匂いを漂わせる。 ぼくは最近ようやく、店の要であるこのスープ作りに携わらせてもらえるようになった。鍋の中に豚の骨、タマネギやらニンジンやら生姜やらの野菜、それから隠し味として貝柱を入れて、それで豚の骨がぼろぼろになって野菜が跡形もなくなるまで煮詰めるのだ。早朝からはじめて昼の開店時間になるまで、毎日毎日何時間も鍋の番をする。それでも東京のおいしいラーメン屋にはまったく敵わない。 ぼくは豚骨ラーメンが大好きだ。愛している、と言っても過言ではない。ラーメン特集のある雑誌は必ず買い集めるし、ラーメンを食べるために東京まで出向いたことも数え切れないし、高校生の頃にはこのラーメン屋やまめに毎日といっていいほど通いつめて、いつの間にやらアルバイトとしてこの店で働くことになっていた。 だけれどイブキアヤコとどちらが好きか、と言われれば答えに迷う。 イブキアヤコは若手の実力派として名をはせている売れっ子女優だった。大きな瞳と日本人離れしたすらりと高い鼻、それから少し高くてころころと転がるような声、彼女の魅力を語りだせばきりがない。最初は雑誌のモデルとしてデビューして、バラエティでちらりと登場したかと思えばあっという間にドラマに出演し映画では主役を張り、その人気はとどまるところを知らなかった。 知らなかった、というのは、彼女が今日付けで芸能活動を休止したからである。 そしてなぜぼくがそんなことを知っているのかというと、ぼくが重度の、イブキアヤコの大ファンだからだ。 ぼくはチャーシューを切りにかかり、そして震える手で包丁を握りながら、横目でカウンターに座る彼女を伺った。深夜の閉店間際の店内には、彼女のほかには誰もいない。イブキアヤコはくるくると店内を見回している。赤い細身のセーターを着て、長い黒髪がその上に垂れている。頬杖をついていて、袖からのぞく手首は雪のように白くて、しかも折れてしまいそうなほど細い。彼女は本当に、息をするのも忘れてしまいそうなくらいにきれいだった。 「このお店、昔とあんまり変わってないのね」 彼女は出し抜けにそう言ってぼくに笑いかけて、 「そういえば、キミの顔はどこかで見たことがあるような気がする」 ぼくはまたもや頭が真っ白になって、たっぷり五秒は呆然として、あやうく包丁で指を切り落としそうになった。 「い、いえ、気のせいじゃないかと思います」 我ながら情けない震えた声で返事をする。しかもぼくはうそをついた。唇の端が引きつってしまう。それがまた恥ずかしくて、ぼくは愛想なくそっぽを向いて、仏頂面のふりをして麺を茹ではじめた。 彼女のファンは多いけれど、その彼女の本名が伊藤綾だということを知る人は少ない。 そして、その伊藤綾が高校生の頃この町に住んでいて、ぼくが通っていたのと同じ高校を卒業して、このラーメン屋やまめの常連で、いま彼女が座っているのと同じカウンターの隅の席にいつも座っていた、なんてことを知っている人はもうぼくくらいだろう。 伊藤綾は高校生時代、ぼくのひとつ上の学年の先輩だった。その頃から彼女はきれいで、学校でその名前を知らない人はいなかった。当然ながら熱烈なファンも多くて、ぼくなんかはその筆頭だった。高校一年生の四月のはじめに廊下で一目ぼれして以来、それこそストーカー呼ばわりされても仕方ないくらいに、ぼくは伊藤綾を追い掛け回した。彼女の移動教室があるときにはぼくも一緒に廊下をうろつき、彼女が体育の日には窓から校庭を穴が開くほど見つめ、彼女がラーメン屋やまめの常連だと知ってからは、ぼくもそのラーメン屋に足を踏み入れて同じように常連になった。 そこまでしても尚、彼女に話しかける勇気はぼくにはなかった。オクテだったのである。 一度だけ、彼女と会話を交わしたことがある。彼女が卒業する日である。彼女に惚れ込んでいたぼくは何かしなければと焦って、だけれどその頃のぼくは彼女に話しかけたことがなく、他のファンの連中は告白やらデートの誘いやらをたくらんでいたけれど、ぼくにはそんなことはできなかった。 だから何をしたかというと、ホワイトデーにかこつけて、チョコレートを渡したのである。 しかもラーメン屋やまめの前で、である。学校では取り巻きも多かったしぼくと同じことを考える輩も多く、結局のところ話しかける勇気が湧かなくて、それで落ち込みながらやまめに通って豚骨ラーメンを啜っていたら、後から伊藤綾が訪れてきたのだ。しかも、ひとりで。 結局ラーメンを食べ終わった後に店の出口で待ち伏せして、ぼくは彼女にチョコレートを渡した。突然だったけれど彼女は手馴れた風にぼくに微笑んで、ありがとうと一言さらりと口にして、それから棒立ちになっているぼくを置いて颯爽と夜道に消えていった。 名前と連絡先を書いた手紙を添えておいたのだけれど、結局彼女から連絡が来たことは一度もなかった。 彼女はその後すぐに上京して雑誌に載りはじめたから、おそらくその頃にはもう芸能界入りが決まっていたのだろう。伊藤綾はイブキアヤコに名前を変え、ぼくも伊藤綾ならぬイブキアヤコに惚れ込み続けて、ついでにやまめのアルバイトになって、そうして何年かが経った。 そしていま、信じられないことに、ぼくは彼女の豚骨ラーメンを作っている。 麺を茹で水を切ってどんぶりの中に注いで、ぼくはそれを彼女に差し出して、そして精一杯の笑顔をつくった。 「とんこつラーメン油多めニンニク多めの麺固め、です」 目を合わせることができなくて、彼女の額のあたりをぼんやりと見ながらぼくはそう言う。 あんなに追いかけ続けたイブキアヤコが目の前にいるなんて、まるで奇跡みたいだ。 それからぼくはふと思いついて、その勢いで矢継ぎ早に、 「あの、えっと、イブキアヤコさんですか」 と聞いた。 ぼくとしては一生分の勇気を使い果たしたくらいの質問だったのだが、イブキアヤコは表情ひとつ変えずに手馴れた風に、 「ええそうです、初めまして」 と言って豚骨ラーメンをぼくから受け取った。ひんやりした冷たい指先がぼくの手に触れた。 店の中にはぼくと、それからイブキアヤコの二人きりだった。ぼくの目の前で、イブキアヤコが割り箸を割り、いただきますとつぶやいて、そして豚骨ラーメンを啜る。白い湯気がもくもくとどんぶりから湧き上がっている。油とニンニクの胃もたれしそうな香りのすぐ奥にイブキアヤコがいる。 「だけどもう私はイブキアヤコじゃないんだよ」 ぼくが八時間煮込んだスープを蓮華ですくって、イブキアヤコはそう言った。 「イブキアヤコは今日から活動を休止します。たぶん今日の新聞とか週刊誌とかには載ってると思うんだけど。知ってた?」 イブキアヤコは上目づかいでぼくの目を覗きこむ。 ぼくは突然怖くなって、彼女から顔をそむけた。視界からイブキアヤコがいなくなる。 「いえ、知らなかったです」 銀色の、いつも見慣れた小汚い厨房のシンクを見つめながら、ぼくはそう言った。イブキアヤコはうんうん、とうなずく。 「だよね。今日のニュースだもん。なんていうかね、テレビとか出るのに疲れちゃったの。それで活動をいったん休止して、故郷でお休みすることにしたの」 ぼくはそれも知っていた。さらに補足するなら、イブキアヤコは芸能活動のストレスから拒食症を患って、そのあたりの事情を週刊誌に暴露されて、それで活動休止を余儀なくされたのだ。けれど勇気がなくて、ぼくはなにも知らないふりをしてへえ、と相槌を打った。 イブキアヤコは玉子を口にひとくちで放り込む。ほどよい半熟になるように、ぼくがきっちり茹で上げた玉子だ。彼女は食べ終わった後で、あの玉子も吐いてしまうのだろうか。 「そんなに細いのに、すごい油っぽいもの食べますね」 そんなことを考えていたら、ぼくは我ながら頭の悪そうな質問をしてしまった。 とはいっても、これは高校時代からずっと思っていた疑問だ。豚骨ラーメン油多めニンニク多めの麺固めは、伊藤綾の高校時代のお気に入りメニューだった。毎回これを頼んでいたといっても過言ではない。ずっとその後姿を眺めていたぼくが言うんだから間違いない。 イブキアヤコははじめて表情を崩した。きょとんとした顔になってから、大きな口をあけて笑い出した。 「あははは、いやごめんね笑っちゃって、でも面白い質問するなあ、ふつうはもうすこし遠慮するのに」 そう言ってから、イブキアヤコは突然真剣な顔になって、 「でもこういうものを食べたのは高校生以来だよ」 気がつくと豚骨ラーメンの湯気がぷつりと途絶えていた。イブイキアヤコの顔が間近にあった。 「芸能界に入ったのが高校を卒業してすぐで、私はもともと食べても太らないほうだったけど、ガリガリに痛めつけるくらいに痩せないと画面の上では映えないから、だからこういう油っこいものは事務所に食べさせてもらえなかった。ずっとサラダとか、豆腐で作ったハンバーグとか、そういうのばっかり食べてたの。おかげでこんなに細くなれましたけど。豚骨ラーメンなんて久しぶりに食べるわ」 イブキアヤコは麺を啜り、チャーシューにかじりついて、そして最後にスープをすくって一口飲んだ。 雪のように真っ白な喉がごくりと動いた。 ぼくは何も言わずにそれを見ていた。 「ごちそうさまでした。おいしかったわ」 イブキアヤコはそう言って席を立った。ぼくは何か言わなければと思ったけれど、その思いばかりが頭を巡って結局なにも思い浮かばなかった。 イブキアヤコはどこかぼんやりとした目つきで、五百六十円を一万円札で支払った。 それからコートを羽織ってぼくに微笑んで、くるりと背を向け軽く会釈して、そうして店を出て行った。 ありがとうございました、と小さい声でつぶやいて、ぼくはその細い背中を夜道に消えるまで、まるで卒業式のあの夜のように見送った。 結局のところ、その日の夜はまったく眠れなかった。電気を消しカーテンを閉めて部屋を真っ暗にしても、脳裏に彼女の白い喉や赤いセーターが浮かんで、おかげでぼくは一晩中布団の中で寒さに凍える羽目になった。 翌日、ぼくは睡眠不足の目をこすってダウンジャケットを羽織り、昼間の街に繰り出した。 十二月だった。平日の昼間は凍りついたように静かで、人通りもほとんどない。こんな時間に出歩くのは主婦や学生と、それからぼくのようなシフトの入っていない暇なフリーターだけだろう。 ぼくは豚骨ラーメンを愛しているからラーメン屋でバイトしているのだけれど、家族にはあまりいい顔をされていない。 欠伸を噛み殺してマフラーをきつく巻きなおし、ぼくは駅前のビルに入っている本屋を訪れた。愛している豚骨ラーメンと、それと同じくらい愛しているイブキアヤコの載っている書籍を手に入れるためだ。 ラーメンのほうはこれといった収穫がなかったけれど、イブキアヤコの顔は新聞や週刊誌など、いろいろな紙面に載っていた。スポーツ紙の一面に、イブキアヤコ活動休止という見出しとともに、彼女の顔が特大のカラー写真で掲載されている。新聞の中で微笑む彼女は昨日の晩より化粧が厚くきらびやかで、心なしか透明な表情をしている。 ぼくは彼女が載った新聞や雑誌をすべて購入した。 紙の束でずっしりと膨れたビニール袋を抱えて、ぼくは書店を出た。吐いた息が白くなってもうもうと広がっていく。 家族から、ぼくはよく「おまえは好きなことに没頭しすぎる」とお叱りを受ける。まったくその通りなのだろう。毎日地元の街角でささやかな豚骨ラーメンを作り、その稼ぎでささやかながらもイブキアヤコの足跡を辿る。ぼくの生活は豚骨ラーメンとイブキアヤコだけで回っている、というわけだ。ぼく自身はそのことには満足しているのだけれど。 昼下がりの街は、来た時とは違い、昼食を探すスーツ姿の老若男女で駅前はすこしばかりごった返していた。ダウンジャケット姿のぼくは多少浮いているのかもしれない。ぼくは人の群れを突っ切って、住んでいるアパートの方向へ戻ろうとする。家に戻って昼食を食べて、それから仕事の時間までは今日入手した書籍の整理をしたい。 そんなことを考えていたら、前から歩いてくるスーツ姿の女性に見覚えがあって、ぼくはあ、と声をあげた。黒髪で化粧で顔を真っ白にして、早足で歩く吊り目の女性。相手も驚いた顔をして片方の眉を吊り上げる。 ぼくの姉だった。 「あんたまた昼間からそんな格好でぶらついてるの?」 ハイヒールをカツカツと鳴らしながら歩いてきてぼくをじろじろと眺め回して、姉はいきなりそんな風なことを言った。 ぼくはこの姉が苦手だった。会う度に小言を言ってくるのだ。ぼくがラーメン屋の店員、しかもアルバイトなのが気に入らないらしい。姉のほうはちゃんとした会社で立派に働いているらしいから、ぼくからはなにも言えないのだけれど。 「今日はシフトが夜からだから」 ぼくは反論を口の中でもごもごと呟いたが、 「会社員の仕事は一日中なのよ、一日中」 と、姉に一蹴されてしまった。 「だいたいね、この不景気の世の中で定職に就かないっていうのがどれだけ危険なことなのか、何回も言ってきたよね? 仕事はちゃんと探してるの?」 「ええと」 「ラーメンが好きだからどうのっていう言い訳は何回も聞いてるんだからね。せめてさ、いま働いてるラーメン屋に正規採用してもらう、って話はないの?」 「ええと、それは、なくもないけど」」 ぼくは言いよどんだ。姉は勝ち誇ったようにほら、という顔つきをする。 「だったらせめて採用してもらえばいいじゃない。飲食業界は私はあんまりお勧めしないけど」 実は、ラーメン屋やまめの正式な店員にならないか、という話は何度か持ち上がっているのだ。店長からそういった話を持ちかけられたことがある。君はまじめに働くしラーメンへの情熱もあるし、君みたいな人が店員になってくれれば、云々。 ぼくはその話が出る度に、へらへらした態度でなんとかはぐらかしてきた。 本当のことを言うなら、ぼくはラーメン屋やまめの豚骨ラーメンにはあまり満足していないのだ。もちろん、麺にも具にもスープにも、ぼくなりに精一杯のこだわりを詰め込んではいるけれど。 ぼくは、できることなら、東京に出て、修行して腕を磨いて、もっとおいしいラーメンをつくりたいと思っている。 もちろんこんなことは姉には言えない。 「うん、考えておくよ」 ぼくはそう言ってそっぽを向こうとしたけれど、姉の不機嫌は治まらずに、今度はぼくの抱えているビニール袋を指差してきた。 「なにこれ、またイブキアヤコの写真集めてるの? また、壁に貼ったりする訳?」 「ちょっと、そんなこと、大声で言うなよ」 ぼくは赤面した。確かにぼくはイブキアヤコのポスターや写真を壁に貼ったりしているのだ。だけれどそれが世間的に恥ずかしい、ということくらいは自覚している。 「一人暮らしなんだから、好きにさせてよ」 「定職にも就かないくせに、芸能人ばっかり追いかけてるから言ってるの」 姉は不機嫌そうに眉根を寄せてぼくをにらむ。よく見れば化粧越しにうっすらと黒い隈が見える。なにしろキャリアウーマンだから、姉も疲れているんだなあ、とぼくは妙に納得する。 人通りがどんどん増える。姉の表情は険しさを増す。 「壁一面イブキアヤコのポスターで、第一このイブキアヤコって人はうつかなにかで辞めたんでしょ? そんな人の写真貼って、グッズも集めたりして、ずっとイブキアヤコの追っかけばっかりしてるじゃない、フリーターなのに」 「だからそんな大きい声で」 そう言いかけた途中で、ぼくは口をあんぐりと開けた。 ぼくと姉が言い争う横を、ひとりの女性が通り過ぎた。サングラスをかけてトランクケースを引きずっていた。風になびく黒髪で、見覚えのある黒いコートを羽織っていた。マフラーの隙間から、雪のように白く細い喉が見えた。 姉が大声でまくし立てる一部始終を聞いて、ぼくたちの横を通りすがった彼女はサングラス越しにぼくを見た。目が合った。 姉の声は聞こえなくなっていた。ぼくの頭の中は彼女の小さな頭と不釣合いに大きなサングラスでいっぱいになった。彼女はどこまで聞いていただろう。壁に貼られたポスターのことは聞いただろうか。 身も凍るような十二月の風がビルの隙間から吹き付ける。 「ぼくだって子供じゃないんだから、姉さんも黙っててよ」 ぼくは声を荒げた。ぼくにしてはめずらしいことだった。我ながら幼稚な反論だった。姉は押し黙る。 その脇をすり抜けて、ぼくは早足でアパートへの道をずんずんと突き進んだ。途中で姉が何か言っていたような気がしたけれど耳に入らなかった。 なにも知らないふりをしていた内気なラーメン屋のアルバイトが、実は自分のポスターを壁一面に貼り付けているようなやつだと知ったら、イブキアヤコはどんな顔をするだろうか。 予定通りの午後三時に、ぼくはラーメン屋やまめに出向いて仕事をはじめた。夜の混雑時を迎えるまでは客も少ないから、ぼくはひとりでこのラーメン屋を切り盛りする。 新しいチャーシューを鍋に放り込んで皿を洗って在庫の確認をして、店長に任されていた材料の発注をする。今日も深夜までシフトを入れてあるから、我ながら店員以上の働きだ。店長よりも働いているかもしれない。 ぼくは唐突に、そこまで働きながらも店員にもならず、悩んだ挙句に東京にも行かない理由に気づいた。認めてもらえないことが怖いからだ。 どれだけ仕事をしても気が紛れなくて、ついにぼくはレジの近くに置いてある椅子にどさりと腰を下ろした。 ぼくは昔からイブキアヤコを、伊藤綾を追いかけ続けてきたけれど、彼女の目に留まるようなことはなるべく避けてきた。伊藤綾がラーメン屋やまめに通っていたときも気づかれないように彼女の位置から見えない席ばかりを選んでいたし、話しかけようと思ったことなんてあの卒業式の日の一度きりだ。彼女がイブキアヤコになってからも、写真を集めたりテレビを録画したりはしたけれど、サイン会なんかの類には一度も行かなかった。怖かったのだ。 豚骨スープの匂いが店内に漂っている。しょせん小さな一ラーメン店の、大して人気もない豚骨スープだ。ぼくたちは丹精をこめてつくりあげているのに。 ぼくにはイブキアヤコを、彼女に気づかれないように遠くから眺めているのが似合っているだろうし、東京に出てラーメンの修行を積むのだって無謀なのかもしれない。 入り口の扉に取り付けた呼び鈴がちりんと鳴った。ぼくはあわてて立ち上がって、いらっしゃいませ、と声をかけようとして、だけれど客の姿を見てその場でまたもや棒立ちになった。 あの黒いコートを着て、かけていたサングラスを外して後ろ手で扉を閉め、イブキアヤコはぼくに微笑んだ。 息が詰まりそうになって呆然として、ぼくの頭はまた真っ白になった。さっきまで考えていた悩み事なんて、一気に全部吹き飛んでしまった。 「こんにちは、この味が懐かしくてまた来ちゃった。豚骨ラーメン油多めニンニク多めので麺固めをお願い」 そんなぼくを意にも介さないという風に、イブキアヤコはカウンター席に優雅に腰掛ける。今日は紺色のブラウスを着ている。手首がやっぱり、信じられないくらいに細い。 「豚骨ラーメン油多めニンニク多めの、えっと」 「麺固め」 そう言ってイブキアヤコは宝石のような瞳でぼくを見る。昼間の一件を思い出して、急に顔が火照るのを感じた。ぼくはその視線から逃れるように厨房に引っ込んで、あわてて麺を茹ではじめる。目をきょろきょろさせて彼女が厨房を覗き込んでいるのが見える。ぼくはぐつぐつと湧き上がる鍋の中をじっと見つめる。なにも考えられなくなる。 「え、ええと、ぼくはええとその、確かにアルバイトなんですよね、正式に店員にならないかって話もあるんですけど、なんというかぼくは実は東京に行きたくて」 視線に耐え切れなくなって、ぼくは聞かれてもいないのにそんな話をぺらぺら喋った。イブキアヤコは黙ってぼくを見ている、ような気がする。ぼくは黙って麺を茹で、具材を切るのに集中する。チャーシューが不ぞろいな大きさになる。 結局ぼくは東京に店を持つ野望に至るまで、ラーメンへの情熱をすべて語りきってしまった。 話し終わったころにはラーメンもすっかりできあがってしまった。豚骨ラーメンです、とぼそぼそと呟きながら、ぼくはどんぶりをイブキアヤコに手渡す。彼女の顔を正視できない。麺を茹ですぎたかもしれない、とぼくは場違いなことを考える。 「私、キミのことを思い出したの」 ぱちんと割り箸を割る音がして、イブキアヤコはそう言った。 「私が高校を卒業したときに、ラーメン屋やまめの前で、チョコレートをくれたでしょう。よく覚えてる。その前からいろんなところでちらほら顔も見かけてたから」 ぼくは顔を上げた。 ぼくの長ったらしい話を聞いた後でも、イブキアヤコはいやな顔ひとつせずに、目を細めて微笑んでた。そうしてまっすぐぼくを見ていた。 「高校時代のころは本当にあちこちで見かけるから、どういう子なんだろうって思ってたよ。でも結局、卒業式の日にしか話さなかったよね。あの時期に何か話せてたら面白かったのに」 ぼくは彼女の顔に見入ってしまった。細められた目の輝きとかまつ毛の長さとか、顔にかかる前髪の一本一本とか、そういうものを見ていると、ラーメンのことも姉との口論を見られたことも、ぼくはいつのまにか全部忘れてしまっていた。 「ぼ、ぼくなんか喋っても面白くないですよ」 ぼくは大人気ない返事をしてしまう。彼女はそうかなあ、と首をかしげて、 「そんなことないし、それに私も芸能界に入る前、同じようなことを考えてたよ」 ふとぼくは彼女が化粧をほとんどしていないことに気づいた。ふだん紙面では隠されているほくろまでよく見える。右目の斜め下に、ひとつ大きなほくろがある。高校時代にはそのほくろをよく眺めていたはずなのに、ぼくはそのことをすっかり忘れていた。 ぼくの目の前に、伊藤綾が座っていた。 「それにキミのつくるラーメンはおいしいし。ねえ、キミの名前はなんていうの?」 伊藤綾はぼくのつくったスープを飲んで微笑んで、それからぼくを見上げた。大きな瞳が瞬いた。香水の甘い匂いが広がるのを、ぼくはすこしだけ嗅いだ。 翌日から、ぼくは東京に行く準備をはじめた。ネットで安いアパートを探し、不動産に電話をかけ、トランクケースを買った。 イブキアヤコは故郷でしばらく休養することになった。温泉に行く計画も立てているらしい。スキャンダルになった拒食症も、この街に戻ってきてからはすっかり治ってしまっている、そうだ。ぼくはそのことを伊藤綾にメールで教えてもらった。 ラーメン屋やまめを来月いっぱいで辞める契約も取り交わした。 暇な時間には、ぼくは時折おいしい豚骨ラーメンのつくりかたと、残り短いこの街での生活のことを考える。年が明けてこの街にもうっすらと雪が積もった。その雪が解けるころには、ぼくは東京に向かうのだろう。 その前にすこし、お洒落な喫茶店でも探してみようか、なんてことも、ぼくはいま考えている。 名前 コメント
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ここを編集 じぶんのこたえのつくりかた 登録タグ 手法 ピラミッドストラクチャー 書名し <著者>渡辺 健介 自分の答えのつくりかた―INDEPENDENT MIND 著者名: 渡辺 健介 目次 学んだ思考スキルよい点・悪い点リスト 評価軸×評価シート 判断を誤るのにはパターンがある 学んだ表現スキル日本語表現 学んだ知識 感想など読書のきっかけ 感想わからなかったこと 他の人によるレビュー その他 この本を読んで読みたいと思った本や論文 著者の情報参考文献の有無:無 索引の有無:無 タイトルと内容の相違点 フッターアクセスカウンター コメント 学んだ思考スキル よい点・悪い点リスト (pp.60~66) STEP1:選択肢を洗い出す STEP2:直感やその時点で知っている情報を基に、よい点・悪い点を書き出す。 STEP3:「つっこみ」を入れ、修正する。 STEP4:天秤にかけて比較し、最も魅力的な選択肢を選ぶ 評価軸×評価シート 判断の基準をはっきりさせた上で、複数の選択肢から一番いいモノを選ぶ方法 (p.37) STEP1:選択肢を洗い出す STEP2:評価軸を書き出す STEP3:各評価軸の重要度を明確にする STEP4:各選択肢の質の高い情報を基に評価する STEP5:総合的に判断して、最も魅力的な選択肢を選択する (pp.66~70) 判断を誤るのにはパターンがある (p70) 「選択肢にモレがあるから」 「評価軸が間違っているから」 「評価・情報が間違っているから」 学んだ表現スキル 日本語表現 学んだ知識 感想など 読了日:記憶に無い。 読書のきっかけ 記憶に無い。 感想 表紙の絵からは子供や女性向けのように見える。しかし成人男子が読んでも大変ためになる。優秀な人は人の意見を上手く取り入れているが、自分にはそのスキルが足りていないと思っていた。複数人から意見を聞いた後に判断するとき、「意見を聞いたのに意思決定に反映しなかった人と、これからどう接すればよいか」という疑問を持っていた。酷い場合には「意見を聞いた人の顔を潰さない選択肢はどれか」という不要な判断基準が入り込んだ選択になっている気がしていた。 この本を読んで自分がそんなことを考えてしまう理由の一端がわかった。人から意見を聞く段階が間違っていた。これまで人から意見を聞く際に、選択肢から判断させるような意見の聞き方や質問をしていた。 良い点悪い点リストで言えば、 STEP1:選択肢を洗い出す STEP2:直感やその時点で知っている情報を基に、よい点・悪い点を書き出す。 STEP3:「つっこみ」を入れ、修正する。 わからなかったこと 「よい点・悪い点リスト」と「評価軸×評価シート」の関係。「評価軸×評価シート」の説明として本文には、こうある。 これも「よい点・悪い点リスト」と基本的には同じで、埋めるだけでは意味がない。p.66 基本的に同じならば、違いは何か。より具体的な疑問にすると、 2つの目的や使い方の違いは何か。 全体の流れからは「よい点・悪い点リスト」は、「評価軸×評価シート」を書く前準備のように読める。その使い方で正しいのか。それとも「よい点・悪い点リスト」を単体で使うべき場面はあるのか。あるいは、「よい点・悪い点リスト」を書かずに、いきなり「評価軸×評価シートから書き初めるべき場面もあるのか。 「よい点・悪い点リスト」を書かずに「評価軸×評価シート」を書き始めると、どんなデメリットがあるのか。 他の人によるレビュー 自分の答えのつくりかた(渡辺健介) ロサンゼルスMBA生活とその後 自分の答えのつくりかた (渡辺健介)【by松本 梨香子】 人材開発部のブログ その他 『自分の答えのつくりかた』著者・渡辺健介氏が語る 自らの可能性を開花させるスキルとマインドの磨き方|注目の新刊ちょっと読み|ダイヤモンド・オンライン この本を読んで読みたいと思った本や論文 特になし。 著者の情報 参考文献の有無:無 索引の有無:無 タイトルと内容の相違点 特になし。 フッター 登録タグ 手法 ピラミッドストラクチャー 書名し <著者>渡辺 健介 アクセスカウンター 今日: - 昨日: - 累計: - ここを編集 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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みんな真面目な感じに書いてるので、しかたなく。 とりあえず、私の使ってるソフトや愉快な仲間たちを紹介しよう。 モデリング、テクスチャー Metasequoia LE2.1、2.4(以下LE2.1 LE2.4) PhotoShop CS2(以下CS2) 音 Creative ZEN(録音) そこら辺にあるそれっぽい機械(録音対象) SoundEngine Free(編集) 定義とか MLEditor (ササキさんとこのアレ) 息抜き Soul of the Ultimate Nation(キムチのクリックゲー) パンヤ(キムチのゴルフゲー) ハイパーセルフプレジャー さて、道具が揃ったところで始めようか。 まずはモデリングからだ。資料集めをしておくんだぞ。 とは言えだ。こんな所に「モデリングなんか出来るかヴォケ」なんて方は居ないと思うので簡単に。 1.図面 2.正方形 3.長方形 4.ナイフ 5.成型 5.5.テクスチャ 6.着色 7.マテリアル設定 8.出力(1次) 9.デフォルメ 10.自己満な細かいパーツ 11.出力 ほら、簡単でしょ? 次、お絵描き テクスチャって言うとカッコイイけど、ポリゴンへのいたずら描きだよね。 CS2でのやり方だから他は知らん。バージョンも違えばやり方も違うだろうけど、てめぇで考えろ。 テクスチャ1つで全てが決まると思ってる。異論は認める。 1.真正面や真横からの画像をググれ。どうしても無かったら脳内補正か撮りに行けよ。鉄道ファンなどの書籍を利用するのも良いだろう。 2. 画像をベースにCS2でそれっぽい絵を別レイヤーで描く。 ・影とか汚れはまだ気にするな。ベタ塗りでかまわんよ。面倒だが窓枠とかは別レイヤーで描く事をオヌヌメするぞ。 まだ大体の色分けや窓の位置目安の枠ぐらいで大丈夫だ。この後くわしく描くぞ。 この段階で一度、車体へテクスチャをマッピングしておくといいだろう。小物パーツの位置決めをバッチリにな。 3.次に窓枠やその他も描き込んで行こうか。 ・窓の周りのHゴムとかは「レイヤースタイル」の「ベベルとエンボス」を使うと良いと思う。良い感じなハイライト&シャドウが云々。 ・次に「ドロップシャドウ」だな。シャドウを掛ける前に一度ベベル効果をラスタライズしておくといいかもしれないな。 シャドウの付け方だが、ちょっと斜めにオサレに付けたい所だが、3Dで色々な方向から光が当たってくるわけだ。そうなると他方向にも 対応してあげなくちゃならん。なので、「角度90度」、「距離 0」でサイズを少し大きめに付けてあげると良い。そうすれば汚れにも見えるし、 パーツのメリハリも作ってもんさ。 ・そうそう、ポリゴンでは再現しないが実物には1段下がっている箇所がある。って場合にはやはり影を落としておくといい。影に対するハイライトも 忘れずに頼むぞ。 4.ここでメタセコさんの登場だ。手すりなどの小物パーツの影の位置などを知る為だ。 ・メタセコでF1などを押して正面や横の2次元画像を手に入れろ。画面のキャプチャーだ。話はそれからだ。この時に「点」とか「辺」とか「軸」は消すんだぞ。 同時にスムージングもMAXにしておいた方が後々やりやすいだろう。 次に3Dが2Dになった所でCS2に戻ってくる。その手に入れた画像をまた別レイヤーで貼り付けだ。これは目安なので「不透明度」を下げておくと良い。 上記のメタセコ画像のライトや手すりの位置に真上から別レイヤーで黒に塗りつぶすんだ。形どおりにな。そして、少しだけ ぼかせ。 するとどうだろう。メタセコ上で見るとパーツにメリハリが付いていないか?(マッピングはもちろん済ませておくんだぞ) 何?位置がずれてるだって?そうなった時は、どうずれているのか観察し、ドット単位で直すんだ。 どうだい。良い感じだろう。 5.もうここまでくれば大体それっぽく見えるんじゃないか?あとはもう適当にグラデーションを掛ければGOODだ。 てか一言Tipsの1番目を見たまえ。そういうことだ。 6.あとは自分のPCのスペックと相談しながらポリゴン上での凹凸を出したり、曲面を滑らかにしたり、細かな作業をするといい。 「せっかくマッピングまで済ましたのにまた面割りとか面倒だぜ」という方には以下のやり方を紹介しよう。 まずは凸を付けたい箇所のポリゴンをコピぺだ。同じ位置に別オブジェクトでだぞ。 次に凸させたい形にナイフで切るんだ。 そんで、「押し出し」機能を使えば、あら簡単!元のポリゴンには分割線1本入らずにクオリティーアップだ。 あ、もうマンドクセ。