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5in1100mw 緑 レーザーポインター教師会議用多機能レーザーペン満天星グリーンレーザー 5in1満天の星レーザー: サイズφ13.5* 160mm 出力波長:532nm 出力電力:100mw 回路制御:APCライン 動作電圧:DC3V 動作電流: 450mA 働く温度:20-30℃ 保存温度:10~40℃ 緑レーザーペン 違った満点の星キャップを転換出来て、違った図ポインター出来ます。 図それぞれは満天の星、鳥の巣、時間のトンネル、方形の点点、シングルドットビーム5種で、 娯楽などの場所のロマンチック雰囲気を増加でき、ファッションなものです。プレゼントとしても最高だと思います 教師、会議用レーザーペン。 満天星レーザーポインター 100mwレーザーペン ご注意してください: ●人や動物を照らさないでください。 ●他人の住居や会社に光を照射しないでください。他人に迷惑をかける原因にもなります。 ●本品はお子様の手の届かないところに保管してください。 ●使用しないときは電池を取り外してください 5種星レーザーペン。 弊店のLINE ID:lasershoping
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Q「俺、転校するんですよ」 あまりにも突然な告白だった。 料理研究会の後片付けをしている時、Qがポツリと言った。翠星石の手が止まる。 翠「・・・え?」 Q「転校ですよ。親の仕事の関係で、凄い急だけど明日転校するんです」 本当に急すぎる。翠星石は思わず耳を疑った。 翠「そんなの、聞いてないです」 Q「校長先生には大分前にお話したんですけど、翠星石先生にはなかなか言えなくて…」 口元に笑みを浮かべながら、だが寂しそうに言う。 翠「そ、そう言うことは真っ先に翠星石に言いやがれです!!」 Q「でも先生悲しむでしょう?」 翠星石の顔を覗き込む。からかうような口ぶりである。 翠「だ、誰が悲しむですか!!逆にお前がいなくなって清々するです!!」 慌ててそっぽを向く。もちろん本心ではない。 Qは、翠星石が顧問を勤める料理研究会で唯一の男子生徒である。 はじめは翠星石も男子一人は精神的に辛いだろうから別の部活を勧めた。しかしQは頑として他の部活にしようとはしなかった。 料理研究会に入部したQは、他の部員の誰よりも真剣に活動に取り組んだ。 そして誰よりも顧問である翠星石を慕っていた。翠星石も、そんなQを可愛がった。 Q「あ、ひっでー!翠星石先生って、いつもそうだよなぁ」 翠星石に非難の声を浴びせたが、その顔はどこか安心したようでもあった。 翠「……」 Q「……」 家庭科室に沈黙が訪れる。沈んでゆく夕日が徐々に2人の影をずらしてゆく。 外では、運動部の生徒が水道水を浴びるように飲んでいる。 Q「ねぇ先生…」 翠「な、なんです?」 Qが静かに沈黙を破った。静かではあったが、強い意志を感じさせる口調だった。 Q「俺、翠星石先生のことが好きです」 翠「え!?」 思わぬ告白に、Qを見返す。だがQが真っ直ぐに翠星石を見つめるので、翠星石は思わず目を逸らした。 翠「じょ、冗談を言うなですぅ…」 Q「本気ですよ。この学校に入学して初めて翠星石先生を見てから、ずっと…。 だから女子だらけの料理研究会にも入部したんです」 あれほど頑なに料理研究会に入部しようとしたのに、まさかそんな理由があったとは。 学校の部活ともなれば、普通は友達と一緒の部活や、好きな種類の部活に入部するものである。 それをQは、友達どころか、自分以外男子のいない料理研究会に入部した。 それほど、翠星石に対する気持ちが本気ということであろう。 翠「きょ、教師をからかうんじゃねぇです!!」 Qの想いは、教師として嬉しかったが、素直になれない自分がそこにいた。 翠星石はQを突っぱねるように言い放った。 Q「あーあ、振られちまった」 苦笑いを浮かべながらぼりぼりと頭を掻き、背中を向ける。 翠「Q・・・」 Q「最後に、翠星石先生の作った料理を食べたかったなぁ」 さも悔しそうに言った。 翠「翠星石の、料理…?」 Q「そうだ先生!弁当作ってくださいよ。俺、明日9時の電車に乗るんです。 でも、その前に学校寄るんで!」 くるりと振り返って今思いついたように言う。その顔は、名案だと言わんばかりの笑顔だった。 翠「は!?ちょ、何を勝手に言ってやがるです!?」 Q「お願いしますよ!!期待してますから!!」 翠「勝手に決めるなです!!」 翠星石の反論を全く受け付けることなく、Qは家庭科室を駆け出して行った。 翠星石には分かっていた。最後にQが見せた笑顔は無理して作ったものだと。 あふれ出す感情を無理矢理押し込めるための笑顔であったということを。 翠「・・・Q」 翌日、授業前の職員室に私服姿のQが訪れた。 蒼「やぁQ君。今日でお別れなんだね…」 Q「はい。今まで本当にお世話になりました」 深々と頭を下げた。他の教師たちもQの許に集まってきた。 真「まぁ、これが最後の別れと言うわけじゃないわ。いつでも遊びにいらっしゃい」 Q「ありがとうございます」 次々と別れを惜しむ教師たち。だがそこに翠星石の姿は無かった。 蒼「あれ?今日は君だけかい?」 Q「はい。両親は先に行きました。仕事もありますし。俺はどうしてもここに寄りたかったんで後から行くことにさせてもらったんです」 蒼「そうなんだ」 Q「あの、翠星石先生は…?」 先程から気になって仕方の無かったことを聞いた。職員室に入った時も、翠星石のデスクの空白がまず目に入った。 蒼「なんか遅刻するらしいんだ。ごめんね、君の顧問なのに。どうする?来るまで待つかい?」 ショックだった。だがしかし、心の動揺を悟られないように笑顔を取り繕った。 Q「いや、いいっすよ。9時の電車に乗らなきゃいけないし。もう行かなきゃ」 時計はまだ8時を回ったばかりであった。30分以上は待てる。だがQは、翠星石を待つことなく職員室を出て行った。 結局、駅のホームで30分以上待たされる破目になった。待っている間、2回ほど貨物列車が目の前を通り過ぎた。 Q「はぁ、やっぱり職員室で待ってれば良かったかなぁ」 だが、待っていても翠星石は現れなかっただろう。Qには、何故かそんな気がした。 Q「告白したのがまずかったのかなぁ…」 空を見上げた。雲ひとつ無い空で、鳥が飛んでいる。何かは分からない。とりあえずカラスではないことだけは分かる。 「間もなく、9時3分発の急行列車が2番ホームに到着します。白線の内側…」 ホームにアナウンスが流れる。すると間もなくして鉄の塊がホームに滑り込んできた。 通勤、通学ラッシュを過ぎたため、車内はガラガラだった。Qは余裕をもって席を吟味した。 特に迷う理由などは無かったが、暫く選んだ後に2人がけの椅子に座った。 窓ガラスからホームを眺めた。誰もいない。恐らくこの駅で乗り込んだのは自分だけかもしれない。 「この列車は、9時3分発です。発車まで、もう暫くお待ち下さい」 車内アナウンスが流れた。時計を見る。発車まであと4分ほどある。 あれほど待たされたのに、また待たされるのか。Qは小さく舌打ちをした。 Qは外を眺めるのを止め、座席に深く座り込み目を閉じた。そして有栖学園でのことを思い出した。有栖学園のことと言うよりは、翠星石のことを。 「お待たせいたしました。9時3分発の急行列車発車致します」 あれこれと考え事をしていたら、あっという間に時間が経っていた。 耳に五月蝿い電子音の後に、ドアの閉じる音がした。しかし閉まる直前に、ドアが再び開いた。 「駆け込み乗車は危険ですので、おやめ下さい」 苛立ちを含んだアナウンスの後、今度こそ完全にドアが閉まった。 電車が発車した。Qの体が一瞬座席に押し付けられた。 外を見る気にはなれなかった。有栖学園から引き離されるような気がしたから。 結局、翠星石とは会えなかった。Qは目を閉じたまま独り言を呟いた。 Q「翠星石先生は酷いなぁ」 翠「誰が酷いです!?」 思わず目を開けた。前の向かい合った座席に、いつの間にか翠星石が座っていた。 Q「せ、先生!?どうしてここに!?」 翠「お前が翠星石を待たずに駅に行きやがったからです!!本当にギリギリだったですぅ」 肩で息をしている。出発の直前に駆け込み乗車をしたのはどうやら翠星石らしい。 Q「だって先生、遅刻するって…」 翠「誰のせいで遅刻したと思ってるですか!?」 そう言うと翠星石は鞄から一つの包みを取り出し、それをQに突きつけるように渡した。 Q「え?あの、これは・・・?」 翠「お前は自分の言ったことを忘れたですか!?本当にとんでもねぇ野郎ですぅ」 翠星石に促されるまま包みの布を解くと、中から弁当箱が現れた。まだ温かかった。 Q「あ・・・」 翠「お前がどうしても食べたいって言うからしゃーなしで作ってやったです」 弁当箱の蓋を開けると、色とりどりのおかずが目に入った。どれもかなり手の込んだおかずである。 遅刻した理由はこれのようだ。そのあまりの見事さに、暫し動けずにいた。 翠「な、何黙り込んでるです!!冷めるから早く食いやがれです!」 Q「す、すいません!いただきます…」 やはり翠星石の料理は抜群に美味しかった。しかし、それ以上に自分の為に作ってくれたということが嬉しかった。 Q「めっちゃくちゃ美味しいです…」 翠「当たり前ですぅ」 一口食べる度に、涙がこぼれてきた。翠星石の料理を食べるのがこれが最後だと思うと、急に寂しくなった。 翠「泣くか食べるかどっちかにしやがれです」 翠星石がハンカチでQの涙を拭ってやった。だがしかしQの涙が止まることはなかった。 電車の速度が徐々に弱まる。駅に止まるのであろう。 翠「さて、そろそろ行くです」 Qが弁当を食べ終わるのを待たずに立ち上がる。 Q「え?行くんですか?」 翠「当たり前です。翠星石には授業があるです」 Q「でも、弁当箱が…」 翠「それはお前に預けておくです。勘違いするなです!?ただ『預けておく』だけです!!」 ドアの前に立ち、預けておくということを強調する。 翠「だから、その…」 急に伏目がちになり、言葉を詰まらせる。 翠「いつの日か、返しに来やがれですぅ…」 遠まわしに「また来い」と言う翠星石。翠星石と会うのはこれが最後ではない。また会える。当たり前のことだが、それがとても嬉しかった。 Q「翠星石先生…!!俺、絶対返しに行きます!!絶対に!」 流れる涙を気にせずに叫ぶQに、翠星石がそっと微笑みかける。 翠「その時は、もっと美味しい料理を食べさせてやるです…」 翠星石の目から一滴の涙がこぼれた。それとほぼ同時にドアが開く。外から流れ込んでくる風で、翠星石の髪がなびいた。 翠「忘れたりしたら、承知しねぇですよ?」 ドアが閉まる。ホームに立つ翠星石と目が合った。その瞳からは、大粒の涙がこぼれていた。 それでも、笑顔を崩さなかった。それは、今まで見た翠星石の笑顔の中で一番綺麗で、優しい笑顔だった。 電車が動き出す。ホームの翠星石が次第に遠くなってゆく。だがしかし、2人ともお互いの姿が見えなくなるまで目を逸らすことはなかった。
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彼女はひたすら夜の街を疾走していた。 彼女はU.S.AからKYOTOへ遊びに来ていたのだが、偶然こんな戦いに巻き込まれてしまった。 「JAPANはこの50年間、今まで国内の紛争なんてなかった筈なのに…!?」 とにかく、こんな戦いを生み出したこの国の大臣を恨みつつ、彼女、リサは片手にある『それ』を持ち続けながらひたすら駆ける。 この異常な状況は当然リサも初めてだ。 第一、戦争なんて無関係だと思っていた。 そんな自分を呪った。 人間は常に抗争する。それが生き物の本能と言う奴だからだ。 迂闊だった。まさかそれがこんな場所で暴走する様な、愚かな国政が執り行われようとは。 リサには大切な者が何人も居た。だから此処で死ぬ訳にはいかなかった。 「SIN、YUMI、TARO、BOB、MIKE、姉さん―」 自分が死んだら子供達は。姉はどうなるのか。 リサの生き残ると言う意識は更に固まる。 リサは『それ』を握りしめると再び走り出した。 そんなリサがアーケード街の近くへ行くと、巨大な巨躯の悪漢が現れた。 「!?」 リサも当然、驚きを隠す事が出来ない。 悪漢はリサの数倍もの大きさの身体を持っていた。 「ほう…女か…」 悪漢はリサに手を伸ばす。 「NO!」 リサは手元のそれを悪漢にぶつける。 その瞬間、激しい光を放つと悪漢は跡形も無く消えてしまった。 「…また使ってしまった。」 リサはこれの効果を知っていた。 相手にこれを自分が触れている状態で接触すれば、次元が歪み相手が引きずり込まれる― そんな恐ろしいものをリサは配布されていた。 何故リサが知っているかは、既に襲い掛かる二人の主婦に対して二回も使ったからだ。 本来ならばこんなものも使わなければいいのだが。 リサ自身が生き残る為には仕方なかった。 ―それは結局リサも主催者の思惑に掛かった、という事だ。 リサが一度落ち着いてから、アーケード街に入るといきなり銃声が響いた。 「!?」 リサが店の看板に身を潜めながら、その方向を見ると― 「何故彼を撃ったの!」 白い何かが横たわるその前で、眼鏡を掛けたアメリカ風の女がその黒い服を着た女に銃口を向ける。 「貴女には関係ないわ!」 その女も銃口を向き返す。 まさに一触即発。この後の状況が予測出来ない。 「関係無いと言っても、あなたは躊躇なくこのモンスターを撃ったわね。」 眼鏡を掛けた女の後ろから、また女が現れた。 「…これは子供の遊びじゃないのよ。」 「そいつは私との約束を破った! だから!」 「やっぱり子供の言い訳じゃない!」 「うるさいっ!」 黒い女は凶弾を放った。 だが、かなりでたらめな方向にその弾は当たる。 女はかなり困惑している事が伺えた。 「…さあ銃を下ろしなさい。」 眼鏡の女の声が、リサのところまで静かに響いた。 【四日目 東京都吉祥寺 4時】 【リサ・グリーン@NEW HORIZON】 [状態] 普通 [装備] ペゾ@ポケモン×バグで個数不明、ペゾ@ポケモン×バグで個数不明、ペゾ@ポケモン×バグで個数不明、ペゾ@ポケモン×バグで個数不明、ペゾ@ポケモン×バグで個数不明 [道具] 支給品 グリーン@ポケモン [思考]1 取り敢えず目の前の状況を見てる。 [備考] ペゾはどんなキャラにも効きます。 あまりペゾを使いすぎるとリサまで消滅する恐れがあります。 【ジョディ・スターリング@名探偵コナン】 [状態] 良好 [装備] センチメーターマスター@エアガン [道具] 支給品 [思考]1 黒い女を止める。 [備考] エアガンと言う事には気付いています。 【キスティス・トゥリープ@ファイナルファンタジー8】 [状態] 良好 [装備] 不明 [道具] 支給品 タリスポッド@レジェンズ [思考]1 黒い女を止める。 【ハルカ・ヘップバーン@レジェンズ】 [状態] 困惑&混乱 ブラック [装備] ハイウェイパトロールマン@実弾兵器 [道具] 支給品 [思考]1 混乱中。 【ネズッチョ(シロン)@レジェンズ】 [状態] 5発近く撃たれ瀕死 気絶 [装備] 無し [道具] 支給品 [思考] 気絶中。 【野比玉子@ドラえもん 消滅】 【野比玉子@ドラえもん 消滅】 【牙族の長@北斗の拳 消滅】
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556 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/11/22(日) 20 32 08 ID ??? ネーナ「はぁ…」 ハマーン「ネーナ・トリニティじゃないか。今日は一人か?いつもの連中はどうした?」 ネーナ「あ…ハマーン先生…」 ハマーン「なんだ?らしくないな。悩みがあるなら聞いてやるぞ」 ネーナ「うん…えっとね…」 ハマーン「はは…そうか。刹那の奴、相変わらずだな」 ネーナ「笑いごとじゃないよ~」 ハマーン「すまんすまん。まああの兄弟は癖の強いのが多いからな。私なんかジュドーに 人を不幸にする力があるとか、存在そのものがうっとおしいとか言われた事もあるんだぞ」 ネーナ「そりゃまた…」 ハマーン「でもまああいつも悪い奴じゃない。それにモニクを見てみろ。 どれだけ踏まれてもスルーされても雑草のように強く生きているだろう。 お前はまだ若いんだから元気出せ」 ネーナ「そ、そうだね。ありがとう」 ハマーン「よ~し、わかったところで何か食べに行かないか?おごってやるぞ」 ネーナ「ほんと!?スィーツ食べたい!あとモニクさんも呼んであげようよ!」 ハマーン「そうだな。3人で傷を舐めあうとするか」 563 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/11/22(日) 21 42 42 ID ??? 実年齢 モニク>ハマーン様>ネーナ 見た目からの想定年齢(威厳とも) ハマーン様>モニク>ネーナ 異性関係苦労度 モニク>(神殺しの壁)>ネーナ>(ガンダム馬鹿の壁)>ハマーン様 ハマーン「やはり子供達に舐められまいと気を張りすぎるのがマズいのか…パクパク」 モニク「私はもう、達観しているからな…今では快感にすらなっている程だよ。チューチュー」 ネーナ「(順調にチョーキョーされてる……パクパク」 三人でパフェをパクパク、ジュースをチューチュー。 バイト中のコウ「(な、何か凄い空気を感じるな…」
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沿革 第一期 黎明期。 2010年04月16日、この世に飛び出る。 当初はゲイバイネタ専用であったものの、内容が薄すぎた為、教師ネタを扱うこととした。 長老・ワンリキーのネタが隆盛。 だが、携帯を介して編集が不可能なことなど、阻害要因が多かったために時代は第二期、暗黒時代を迎えることとなった。 第二期 暗黒期。 更新が滞る。 五月後半の中間テストにより、授業でネタが生産されない、ネタがwikiで消化されないという悪夢。 中間テスト真っ只中に行われた「留学講演」に関する用語が、MLで盛り上がったものの何一つ追加されなかったことは余りにも有名。 俗にいう「マサチューセッツの悲劇」である。 この後、旅行中の出来事が職人へ多大なインスパイアを与え、時代は第三期を迎えることとなった。 第三期 再興期。 教育実習がはじまり、タイキが爆誕。 また似非鶴瓶(技術)も再評価され始める。 他ウンテル・デン・リンデンゲームのルールも確立、総務も決定した。 そして伝説へ… これでwikiは息を吹き返したといえよう。 第四期 隆盛期。 十二人のイカれたおホモだちを始め、ネタが大幅に強化された。 編集も積極的に行われ、ページ数も激増。
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一回戦第四試合、両チームには一触即発の雰囲気が漂う。 普段からライバル関係の二人がいきなり1回戦でぶつかり合うのだ。 水銀燈「真紅のチームになら、楽勝ねぇ・・・クスクス」 真紅「な、なんですって?!あんたなんかには絶対に負けないのだわ!」 早くも両者の間に火花が飛び散る。 水銀燈「ふふふ・・・100万円は私の物よぉ・・・」 やけに自信がある水銀燈。まあ、体育教師なので元々彼女の身体能力は高い。 真紅「いい?容赦は絶対しないのよ!徹底的に叩き潰すのだわ!」 真紅の方は打倒水銀燈に燃えているようだ。まさに日韓戦のような雰囲気である。 両チームグラウンドに移動する。三試合目はソフトボールだ。 一試合目が野球だったのに何故ソフトボールも用意しているのかは謎。 水銀燈は4番のピッチャー。真紅は1番ライトということとなった。 「プレイボール!」 試合が開始された。 1回表、打席には真紅が入った。 真紅「さぁ、来るのだわ!」 水銀燈「クスクスクス・・・あなたに打てるのかしらぁ?」 腕を大きく回して投げる水銀燈。 ビシュッ バスン! 「ストラーイク!」 キャッチャーのめぐのミットに勢い良くボールが収まる。 80くらいでているのだろうか。流石は体育教師だ。 真紅「なかなかの球を投げるのだわ・・・」 真紅もそのスピードに驚きを隠せないようだ。 その後真紅は空振りで三振。 1回表は三者凡退で終わった。 1回裏。マウントにはJUMが入る。 JUMもなかなかのピッチャーだ。水銀燈ほどの速度は出ないが、それでもなかなかの速度は出ている。 そして、変化球を駆使して、1回裏を三者凡退にした。 そして2回表も三者凡退に収め、2回裏。 バッターボックスに水銀燈が入る。 水銀燈「さぁて、かっ飛ばしちゃおうかしらぁ・・・クスクス」 シュッ パスン 1球目はストレート。ストライクになる。 カキン 2球目でセンターヒットとなる。 悔しそうな顔をする真紅。 そして5、6番と連続ヒットとなり、水銀燈のクラスは満塁のチャンス。 7番にはキャッチャーのめぐだ。 JUM(女の子かぁ・・・チームに組み込まれてるって事は結構な実力者か・・・?) めぐがバッターボックスに入る。 JUM(ん?やっぱり素人かな・・・) 体の正面に垂直にバットを構えるめぐ。腰が入っていなく、腕に力も入っていない。 まるで基本ができていない構え方だ。そう、JUMには見えた。 JUM(なんでこんなチャンスに水銀燈先生代打を出さないんだ・・・楽勝だな・・・) そうJUMは思った。 野球より一回り大きいボールを投げるJUM。速度もなかなか出ている。しかし。 傾くバット。バットの先端がボールの方に向く。そして、思いっきり振り切る。 JUM(あれは・・・・・・?!) 水銀燈「うちのめぐを侮らないほうがいいわよぉ・・・クスクスクス」 カキーン この細い体のどこにそんな力があるのか。自然体のフォームから振り切られたバットに芯を捉えられたボールはどんどん伸びていく。 そして、場外へ吸い込まれていった。 真紅「?!」 JUM(神主打法?!!) そう、落合監督が3度の三冠王に輝いた現役時代、相手投手を震え上がらせた独特の構えだ。 満塁ホームラン。水銀燈チームに4点が入る。 水銀燈「良くやったわぁめぐ」 水銀燈に褒められ満足そうな笑みを浮かべるめぐ。 水銀燈(めぐさえいればこの試合、楽勝よぉ・・・クスクス) そして一進一退の攻防の末、9回裏、9対7で水銀燈組のリードで迎えた最終回。 1アウトのランナーは1塁2塁、バッターボックスには真紅が入った。 真紅チームは逆転のチャンスだ。 真紅「なんとしてもここで打つのだわ!」 水銀燈「そうはさせないわよぉ・・・」 第一球、ストレート。 カキン ファールゾーンに飛んでいく球。 水銀燈(ここで打たれるわけにはいかないわ!100万円は私の物よ・・・!) しかし、それは打ち砕かれるはず・・・だった。 カキン 水銀燈「しまった!」 左中間に打ち上げられるボール。フライにもなりそうな高さだったが、そこには誰もいない。 これはまずい・・・と水銀燈は思った。 水銀燈「レフトーーーーー!行ったわよ!」 走り出すレフトとセンター。だが間に合いそうに無い。 水銀燈(もう、これまでか・・・!) パスン 真紅「( д )゚゚」 スライディングキャッチ。しかし、収まったのは普通のグローブではなくキャッチャーミット。 水銀燈「めぐ!?」 めぐ「セカンド!」 まさにレーザービームのような返球がセカンドに返ってくる。 既にヒットと思っていたランナーは駆け出していた。 「ゲームセット!」 水銀燈組の勝利だった。 真紅「ま、まけたのだわ・・・」 悔しがる真紅。そこに水銀燈が歩いてきた。 水銀燈「悪いけどぉ、100万円は私達が頂いていくわぁ・・・」 真紅「キィーーーーーー!!」 真紅「胸糞悪いのだわ!JUM!紅茶を買ってきて頂戴!」 JUM「orz」 生徒一同(後始末が大変だ・・・)
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○月×日(合唱コンクール前日) ローゼン「やぁ!みんな今回の合唱コンクールの曲が決まったよ!」 前日になりいきなり言い出すローゼン 普通は2週間前から教えて歌詞を覚えさせるのが普通なのだがこの男に常識は通じない 水銀燈「とりあえずぅ、なんの曲になったのぉ?」 一同が静まり返る中話を進めるために水銀燈は口を開く・・・ ローゼン「ふっふっふ・・・・!!!これさ!」 と言い出しラジカセを取り出すローゼン・・・そして再生を押した瞬間・・・・ 「タラリララ~♪政治は責任を求め~♪追求する事でしか正しくする事ができない♪タラタタララ~♪」 一同「・・・・・・・・・」 背後のBGMに後押しされる形で誰だかわからない政治家らしき人物が演説するという曲・・・いや・・・これは曲なのかすら危うい・・・ 蒼星石「あ・・・あの校長・・・まさかこれ歌えなんて?」 蒼星石が一応確認をする・・・他の教師陣は絶望的な表情でそれを見る・・・ その蒼星石の問いに対し力強く反論するローゼンだったが・・・ ローゼン「これとは何だ!これとは!!!この曲はね、又・・・・・ふぎゃっ」 と言う前にラプラスのとび蹴りがローゼンの顔面に入る・・・・ ラプラス「・・・・なぁにぃを考えてるんだこの馬鹿校長!!!!!!!!!」 と、吼え気を失ったローゼンをひきずりながら職員室を後にするラプラス・・・ 残ったのは未だに再生され続けている政治家の演説だった・・・・ 「地獄の火の中に入れなければ・・・・ならない!」 Fin
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カレーライスとレアチーズケーキという安易な食事で腹を満たしたあすさんは 今度は睡魔に襲われるのかと思いきや、むしろ元気になった。 危なっかしい本能に導かれるままの欲望が目を覚ますわけでもなく、 自分に与えられた課題──明海の家庭教師の役割を果たすためである。 あすさん「さて、満腹になったことだし、そろそろ授業を始めようか」 明海「あ、その前に、ちょっと」 フレイザー「私は見習い調理師…」 あすさん「お?」 フレイザー「んー、やっぱり固くるしいのは駄目だなぁ。いらっしゃい!私はフレイザー。ここで料理を習っているんだ」 明海「紹介するね。これがトレイムスコイデの見習い調理師、フレイザー」 あすさん「…だからロフリオスじゃ……」 明海「アッー!」 フレイザー「女神を救出したって?うわ~すごいね~」 あすさん「…はぁ?」 明海「ゲラッゲラッ! あすさん、あたしと一緒にいるから女神タイトルに変わったみたい」 あすさん「頭上に名前やタイトルが見えるとでも言うのか……」 明海「内部的にあったりしてね」 あすさん「内部情報……」 フレイザー「あ~あ、何? 女神を救出したんじゃなくて、結婚したタイトルの見間違いかな」 明海「な…なに言ってんのよ! もう下がっていいわよ!」 フレイザー「僕かい?僕こそがイメンマハで一番の調理師だよ。まだ、一人前とは言えないけど…」 明海「帰れ! 半人前!」 フレイザー「別の話をするのは、駄目なの?」 明海「お黙り!!!」 あすさん「あーひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ」 あすさんが結婚など夢のまた夢、妄想の妄想に過ぎない。 そもそも明海との年齢差が400年もあるので、まともに付き合うことなど不可能である。 ゴードン「いらっしゃい!お目当はなんだい?」 明海「あ、こっちが料理長のゴードン」 あすさん「ほう」 ゴードン「私はこのレストランの料理長ゴードンだ!」 あすさん「ふむ、気合が入っているな」 ゴードン「女神を救出しただと? ふん、大げさに話すことか! 冒険者たる者、そのくらいの度胸がなくてはな」 明海「まだ何も話してないでしょ? なに言ってんのよ」 ゴードン「私をみて料理しか能がないと言う人が居るが、それくらい一つの事に掛けられない人は一生 何も成し遂げることができないんだ!」 あすさん「なに言ってるんだ? 料理の腕はグルアスのほうが上じゃないか」 明海「ねー」 ゴードン「フレイザー以外に、弟子を受け入れるつもりはないんだ」 あすさん「弟子入りするつもりもないんだが」 明海「ゲラゲラゲラゲラ……」 ゴードン「お腹が空いてるのか? じゃあ、何でも注文してくれ!」 あすさん「もう食ったよ…」 NPCとは話が通じない……。 彼らは用意されたテキストデータを読み上げるだけの存在である。 血の通った人間ではないのだ。 明海「こっちは、単なるメイドのシェーナ」 シェーナ「トレイムスコイデは、いえ、ロフリオスは、王国最高のレストランですよ!」 あすさん「かみまくりだな」 シェーナ「aspirinさん! レストランは初めてよね? いらっしゃいませ~!」 あすさん「ここのレストランは初めてだ。びっくりドンキーへはよく行ったことがある」 シェーナ「女神を助けたの? aspirinさんが!?うわぁ~、そんなことできる人が本当にいたんだ! すご~い!」 あすさん「………バグってるんじゃないのか?」 シェーナ「あら、今ワタシを口説いているのかな? イヤだわ、フフフ…」 あすさん「ぬるぽ」 シェーナ「ガッ」 あすさん「おい! いま反応しただろ?」 シェーナ「(まんざらでもないようだ…)」 あすさん「うーむ………釣られているのか…私は…」 明海「あはは…もういいかな? みんな下がっていいわよ」 フレイザーとゴードンは厨房へ、シェーナは床の掃除に戻っていった。 彼らはときおり何かをつぶやきながら、単調な作業を繰り返しているようである。 あすさん「さて、邪魔者はいなくなったことだし、授業を始めようか」 明海「待ってました!!!」
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ひんやりと冷たいコンクリートの壁に背をもたれ、消えようとしている飛行機雲をただ見つめる。 教室の窓も、グラウンドも面していない言わば学校の裏側とも言うべき場所でYは一人暇を弄んでいた。 いや、実際はそんなことをしている場合ではない。なぜならYが背中を預けている壁の向こうでは授業が行われているからだ。 「おかしいなぁ。今は授業中のはずだけど?」 すぐ横から蒼星石に声を掛けられた。飛行機雲を見るのに集中していたので全くその存在に気付かなかった。 「なんだよ、またあんたか」 このところ、毎日やってくる。特に叱る訳でもなく、Yに授業参加を訴えに来る。 その「優しい先生」振りが妙に鼻についた。 「こうも毎日毎日……」頭を掻き、軽く溜め息をついて蒼星石を見上げる。「あんた本当に暇だな」 「そんなことないよ。まだ終わってない仕事もたくさんあるし」 嫌味を込めて言ったつもりだったが、蒼星石はまるで気にしてない様だった。 天然なのか、計算なのか。どちらにせよそのすました返事が気に入らなかった。 「だったら」目を細め、蒼星石を睨み付ける。「俺のことなんか放っといてそっち行けばいいじゃねえか」 「そんなこと出来る訳がないじゃないか」蒼星石は大袈裟に肩をすくめた。「君の事を放っといたまま他の仕事なんかできないよ」 最後の一言が止めだった。蒼星石の真面目さや正義感の塊のような言葉に対する正体不明の嫌悪感がYの体を駆け巡った。 「じゃあ一生他の仕事はできねぇな」 立ち上がり、再び空を見上げた。いつの間にか飛行機雲はその姿をすっかりと消していた。 最後まで見ることができなかったのが妙に悔しかった。Yは舌打ちをした。 ズボンについた砂を叩き落としながら蒼星石の横を通り過ぎる。 「ちょっと、どこに行くのさ?」 背後から蒼星石が呼び止める声がした。 「俺がどこへ行こうがお前には関係ないだろ!!」 振り返らずに言い放った。それに対する蒼星石の言葉は無かった。 「けっ、『何が君の事を放っておけない』だ……。結局教師なんて……」 何も言い返してこない蒼星石に対して、Yは小さく呟いた。 Yは最後まで蒼星石の方を振り返ることなく校門を出た。だからこの時、蒼星石がどんな顔をしていたのかYは知らない。 次の日も、Yは同じ場所にいた。いくら蒼星石に話しかけられようと、Yは決して場所を変えなかった。 とくにこの場所がお気に入りというわけでもない。蒼星石に見つからないような所なら探せばいくらでもありそうだ。 だが気付いたらここに座っている。Yは自分でもよく分からなかった。 「今はY君のクラスは現国の時間だよ」 この日もやはり蒼星石は来た。蒼星石が予想通り、いつものように来たことに対して、どこかホッとしている自分がいた。 「金糸雀先生も、Y君が来ないって悲しんでいたよ」 「うるせーな。んなこと俺の知ったことか」 突き放すように言い放つ。蒼星石を、金糸雀を、そして自分自身をも突き放すように。 「先生さぁ」溜め息混じりに続ける「無理して俺のところなんか来なくてもいいんだぜ?」 「どうして僕が無理なんかするのさ?僕は……」 「あーもういいよ」 蒼星石の言葉を遮るように立ち上がると、目を合わせることなく通り過ぎた。 「待ってよ」後ろから、手首を掴まれた。「まだ授業はあるよ」 声は穏やかだったが、目は笑っていなかった。ずっと目を合わせていると、意思が負けてしまいそうな気がした。 「は、離せよ!!」 「あっ……!」 掴まれた手を全力で振り解くと、Yは逃げるように学校を出て行った。 飛行機の音が聞こえたので空を見上げた。だが、雲は発生していなかった。 そういえば、今日は昨日よりも温かい。 「あー、なんでこんなことしなくちゃいけねーですか!?」 放課後の見回りの間、翠星石はずっと蒼星石の後ろで文句を言っていた。 本当は今日の担当は翠星石一人のはずなのだが「蒼星石先生が一緒に来てくれないと行かない」と愚図り始めたので、仕方なく付き合うことになった。 「あ、美味しそうなケーキ屋ですぅ。蒼星石先生、ちょっと食べていくです」 「駄目だよ今は仕事中なんだから。ケーキはまた今度。ね?」 この見回りの時間だけで何度同じようなやり取りをしたことか。こういう部分に置いては、翠星石と水銀燈は非常に似ている。 翠星石の腕を引っ張るようにして歩く蒼星石の目に、一人の生徒が映った。Yだ。 「あれは……Y君」 「本当ですぅ。授業には来ないくせにしっかりと友達と遊んでやがるですぅ」 見ると、数人の学生がYを取り囲んでいた。有栖学園の制服ではない。 彼らはとてもじゃないが友好的な関係とは思えなかった。それほどにまで険悪な空気が彼らを包み込んでいた。 翠星石も、その空気の異常に気付いたようだった。 「蒼星石先生、ついて行くです」 「……うん」 数人の学生は、Yを取り囲んだまま移動した。人数は6人。Yが逃げ出せないようにしているようであった。 蒼星石と翠星石は彼らを見失わない程度の距離から後をつけた。 Yたちは、街から離れ、どんどん人気の無い所へ進んでゆく。そして寂れた公園へと入っていった。 今の時間なら、学校帰りの小学生や、子供を連れた母親たちがいてもおかしくはない。それなのに、その公園は誰一人としていなかった。 蒼星石は、遊具に描かれたスプレーの落書きや、地面を埋め尽くす勢いのバイクの跡を見て全て納得した。 突然公園から怒声が響いた。驚いた翠星石が蒼星石にしがみついた。 やはり友達の集まりなどではなかった。喧嘩だ。理由がどうであれ、止めなくてはいけない。 翠星石を安全な所に留めさせ、蒼星石は一人公園の中へ入っていった。 「こんな所でなにをしているんだい?」 公園の中に入ると、Yは胸倉を掴まれている状態だった。危機一髪だった。 全員が一斉に蒼星石の方に振り返る。 「おめーには関係ねぇよ!!とっととどっか行け!!」 Yを取り囲んでいた学生のうちの一人が、典型的過ぎる台詞を吐いた。 「関係なくはないよ。僕はその子の先生だからね」 そう言ってYを指差す。指を指された当人は、何故蒼星石がここにいるのか分からないといった表情をしていた。 一方Yを取り囲む6人の学生は、全く表情を変えないまま蒼星石を睨み付けていた。 例え他校でも、教師が目の前にいても一瞬の怯みも見せない。恐らく彼らは学校では相当の問題児なのだろう。 話し合いで解決できそうな相手ではない。かと言って本気で戦うわけにもいかない。 何とか彼らの戦意を喪失させる方法はないだろうか。蒼星石は頭の中で必死にこの状況を脱出する方法を考えていた。 だが、そうこうしているうちに学生たちは蒼星石をも取り囲もうとしていた。 空気が震える。木々が、悲鳴をあげるかのようにざわめく。 その時、翠星石の金切り声が空気を切り裂いた。 「おまわりさーん!!こっちこっちですー!!」 目をやると、翠星石が手招きをして何者かを呼んでいる姿が見えた。 「ちっ、警察かよ。面倒くせぇ……」 「行こうぜ、おい」 興が冷めたといった感じで学生たちは来た時とは逆の方向から公園を出ていった。 彼らの姿が完全に見えなくなったところで、蒼星石と翠星石はYのもとに駆け寄った。 「大丈夫かい、Y君?」 「……」 外傷はない。蒼星石は安堵の溜め息をついた。 「本当、危なかったですぅ」 後ろから、翠星石が大きく息を吐いた。警察と一緒のはずなのだが、彼女一人だった。 「あれ、翠星石先生。警察は?」 「なに言ってやがるです」翠星石は目を丸くした。「こんな都合よく警察が来るわけねぇです」 つまりあれは嘘だったのだ。 「はは……」 蒼星石は心の中で翠星石の機転の良さに感謝した。 「……たんだよ」 「え……?」 先程まで黙り込んでいたYが口を開いた。 「なんで来たんだよ?」 蒼星石たちをみるYの目は、助けてくれたことに感謝するどころか、邪魔をされたと言わんばかりの目だった。 「なんでって……それは君が危なかったから……」 「俺のことは放っておけって言っただろ!?」 予想外の言葉を突きつけられて、戸惑う蒼星石の後ろから翠星石が噛み付いた。 「な、なに言ってやがるですか!?あの人数にやられたらおめぇは病院送りですよ!?」 「うるせーよ!!」 Yは力の限り叫んだ。流石の翠星石もこれには黙り込んでしまった。 「どうせ……」最早それはやけくその一言だった。「どうせお前らだって、俺みたいな面倒臭い奴なんていなくなって欲しいと思ってるんだろ!?」 乾いた音が、不気味なほど静かな公園に響き渡った。 Yは一瞬、何が起きたか分からなかった。ただ、頬が熱く、痛かった。 「……もう一度言ってみろ」蒼星石がYを睨み付ける。「その言葉が本気なら、僕は許さないぞ!!」 何も言葉を発せなくなったYの両肩を、蒼星石が掴む。そして、下を向いたまま搾り出すような声を出した。 「どうでもいい生徒なんて、いる訳ないじゃないか……。Y君がどうなっても良い訳ないじゃないか……」 乾いた土に、数滴の雫が落ちた。Yは頬に感じた以上の痛みを感じた。 「く、くそ……!!」 Yは蒼星石の手を振り払うと、逃げるように公園を出た。いや、実際逃げた。蒼星石も翠星石もそれを追ってはこなかった。 公園に、なんともいえない沈黙が訪れた。翠星石がどうして良いのか分からずにいると、蒼星石が静かに語り始めた。 「僕が学生の時……」蒼星石は背中を向けたまま目を拭った。「生徒を叩いた先生は決まってあることを言った……」 「蒼星石先生……」 「『お前たちを叩いた先生だって痛い』ってね。そんなの詭弁だと思っていた。けれど、今ならその先生の気持ちが分かるよ……。 Y君を叩いた時、僕自身も叩かれたような気持ちになった……」 そこまで言って肩を振るわせた蒼星石を、翠星石はそっと抱きしめた。 「それが教師というものです。蒼星石先生は、立派な教師です……」 「ありがとう……」 蒼星石は、翠星石の胸の中で静かに涙を流した。 上空で、微かに飛行機の飛ぶ音が聞こえた。だが、午後から急に現れた雲のせいで、その姿を確認することはできなかった。 次の日、いつもの場所にYはいなかった。遂に、学校にすら来なくなってしまったのだろうか。 蒼星石は深い溜め息をつきながら廊下を歩いた。 しかし、Yの教室を横切った時、蒼星石は信じられない光景を目にした。 いつも空白の座席に、人がいた。そう、Yだった。蒼星石はその光景に、暫し呆然とした。 頬杖をつきながら気だるそうに座っていたYは、廊下から自分を見ている蒼星石に気付くと、罰の悪そうに顔をしかめ、窓の方を向いてしまった。 授業をしていた翠星石が、廊下の蒼星石にそっと笑い掛けた。蒼星石は溢れる笑顔を抑えることができなかった。 Yの机の上には、教科書どころか筆箱すらなかった。その場に「いる」だけ。 だがそれは、何よりも大きな意味を持っていた。 窓の外では、飛行機雲が2人を結ぶように、ずっと、果てしなく続いていた。
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水銀燈 ・・・・設定・・・・ 男子生徒に絶大な人気がある。逆に女子生徒からは人気があまり無い。 好物はヤクルト。喋り方は「~わぁ」「~ねぇ」などの猫撫で口調。 しかし、お化けが苦手らしく肝試しでは幼児化して泣き出してしまう始末。 くんくんファンであると公言している真紅とは違い、隠れくんくんファン。 表面上はおちゃらけて見えるが、その裏では、どこか冷めている。 また、教師になる前から色々とあったらしいが、不明。 いい加減に見えて、何気に熱い先生。 上記にも書いてあった通り女子生徒からの人気はあまり無いが、 水銀燈の心に触れた女子生徒からの人望は厚い。 体育課 担当教科は保健体育で副担任 水泳部顧問 獅子座のB型 height:172 3size:88(D)、60、87 愛車はコルベット 時々、ランボルギーニ・ディアブロ 注:設定は、絶対にこれ! と、言う訳ではないので設定にとらわれない先生方を書こう! 水銀燈感想 水銀燈短編 蒼星石×水銀燈 水銀燈保健体育1 水銀燈×薔薇水晶 水銀燈、JUMとの遭遇 水銀燈の水泳 雪とねずみと迫撃砲 水銀燈の誕生日 水銀燈と体育倉庫 薔薇水晶&水銀燈と卒業式 実技試験の前のひととき 蒼星石×水銀燈の百合 ~銀ちゃんの教師ビンビン物語~ 水銀燈と生徒指導 病室の木の葉 合成大作戦 とある男子生徒の事情 水銀燈のホームルーム 水銀燈と浮気発見術 水銀燈の補習 水銀燈の胸 水銀燈と屋上 大捜索 水銀燈と林間学校 真紅と水銀燈と卒業アルバム 水銀燈×真紅 保健室と二日酔い水銀燈 水銀燈と新入生 水銀燈の英語 イ 型抜きとくんくん 水銀燈vs不良in清水 進路相談:水銀燈の場合 芝生と青い空の下でのひととき 水銀燈とチョーク 昔の水銀燈と薔薇水晶 水銀燈と写真立て 銀さまにそんな過去が?! 交通事故 翠星石と水銀燈のディアブロ 真紅と水銀燈の奇妙なドライブ 水銀燈と女子生徒(百合注意) 具合悪いんでぇ・・・ 教育実習生:水銀燈の場合 雪華綺晶を利用する水銀燈 異変 北海道の集団旅行 水銀燈と『商談』 球技大会~一回戦第四試合A真紅vsH水銀燈~-ソフトボール- 球技大会~二回戦第二試合E金糸雀vsH水銀燈~-テニス- 水銀燈の恋愛観 推測と水銀燈 水銀燈とくんくんストラップ 視聴覚室のゲーム 水銀燈逃亡劇 銀様国外逃亡劇~civilians side~ 水銀燈が居るミセ、蒼星石が座ったイス 白馬の王子様 水銀燈vs雪華綺晶 飴玉婆さん おあ氏とS氏とくんくん人形 人は、人生という道を歩んでいる 素直になれない水銀燈とサボり イニシャルS(?) 有栖学園にも桜が咲いた。 変わらぬ日々 考える水銀燈 水銀燈と尾行とめぐ 水銀燈と尾行とめぐ~mercury side~ 4月。April。癌 二人の深淵 水銀燈がもし保健室の先生だったら 水銀燈と初等部 水銀燈とメグ 意地とプライド 零下の檻 ミロのビーナス 星降る夜空の下で 逃げ出した先に見つけたもの 真昼の来訪者 昔の水銀燈と薔薇水晶 その2 昔の水銀燈と薔薇水晶 その3 招かれざるもの、心を閉ざすもの 2つの力 穏健派の逆襲 死の誘惑と黒き天使 アリとキリギリス 歌舞伎町の女王 水銀燈とインターンシップ black and white 翼の折れた天使 水銀燈と禁煙 魂の呪縛 史上最強のナンバー2 ~ein Unterlehrer~ Rozen Maiden begins 銀様の一日 誕生日 克服 水銀燈と初代1の誕生日 王の帰還 黒衣の守護者 薔薇盗人 昔の水銀燈と翠星石 賭博黙示録 お金の価値、人の価値 逃避行 道化師とマリオネット 水銀燈の権力闘争 食わず嫌い 薔薇水晶と銀様の創立記念日 白き者の憂鬱 ハリネズミのジレンマ プールサイドの決闘 女たちの戦い 代務 薔薇乙女お見合い大会水銀燈編~神業~ 受験勉強 水銀燈と家庭科 盗撮 オープン・ウォーター 全ては水銀燈を中心に 誰かのために 真・水泳部、始動 銀河鉄道 天秤 戦い -Kampf- 新しき道 296と572 貨幣経済 ~絆~ ガイヤの夜明け 結婚生活 同属亜種 水銀燈の奇妙な逃亡 形容詞 -Adjektiv- 水銀燈の憂鬱 【私】と【水銀燈】 水銀燈の日記 雨降りの午後に 庭園 自 子 中 信用 結婚式 -eine Hochzeit- nフィールドへようこそ 教科書が教えない歴史『二十八日間書き続けた男』 JUMだって水銀燈の保健体育の授業なら絶対に休まないと思うんだ 手のひら重ねて 水銀燈の嘆き 有栖学園の亞璃栖 教育基本法の改正について その1~真紅、水銀燈の場合~ 水銀燈先生の一日 春の一日 貸し一つ 最終回 水銀燈Ver 勝負師伝説水銀燈