約 19,733 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3159.html
820 :影響を受ける人:2015/05/03(日) 22 45 23 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第五十九話 ―黒雲来たりてⅣ― 最終的に敵戦力は、 “オニグモ”×1 “アホウドリ”×2 “スズメバチ”×12 と言う風に激減している。 誘引が上手く行ったというのもあるだろうが、“オニグモ”が自分勝手に進むのも要因としてあげられる。 だが残ったネウロイは護衛と言う意識を強く持っているのか、全く離れようとはせず。 着かず離れずの距離を保っている この報告を受けた北郷章香と江藤敏子は、すぐに着替えを開始した。 「今回はお前も出るか。」 「そうしないと戦力的に厳しいもの。」 軍服を脱ぎ捨て、サラシを強く巻きつける。 「大丈夫か? 戦場を離れて久しいだろう?」 「そう言う貴方こそ、訓練していたの?」 軽口を叩きつつ籠手の手袋の両腕を透して首元で止める。 次に筒状にした術符を、籠手に設けたソケットに入れていく。 「一応素振りはしていたぞ?」 「銃撃はどうしたのよ・・・・・・」 呆れながらも敏子は上着を着て、袴の様なスカートを装着する。 章香は既に速度計などを付けたベルトを装着していた。 「そちらも、それなりにだな・・・」 「おい。どこを見て言ってんのよ。」 明後日の方向を見上げる仲間をじろりと睨みつけつつ、イヤホン型の通信機を耳に嵌めた。 二人は交互に身なりをチェックし、そのまま部屋から出ていく。 廊下に出て、スタスタと部下たちが待つ待機室に向かう。 既に敵が接近している事は知らせてある。もう彼女等は武器を手にして自分達を待っている事だろう。 気合を入れる為、少し頬を叩いておく。 「うっし!」 気合を入れなおした敏子の後ろで、章香も大きく息を吸い、ゆっくり吐いて意識を切り替えた。 待機室の扉を開くと全員が準備万端で待機しており、その目には力強い意思が垣間見える 全員の視線を受けつつ敏子は全員の前に立つ。そして目を閉じて軽く吸うと、キッと見開く。 「獲物は“オニグモ”ただ一体! 護衛を蹴散らし、絶対に仕留めるぞ!!」 「「「「「了解!!!」」」」」 敏子の号令に全員が一気に駆け出した。 第一陣は狐火隊・狸釜隊だ。直接江藤敏子が指揮をする。 第二陣は水蛇隊・淵猿隊。 第三陣は北郷章香が直接指揮を執る下田隊A・B両隊と特務隊だ。 ストライカーの順番もそうなっているので順次乗り込んでいく。 格納庫の扉が開き、ストライカーを固定している台ごとフォークリフトが運び出す。 その先頭にいる敏子は久々のストライカーの感覚に、ちょっとだけ嬉しくなった。 ああ、やっぱり自分は空が好きなのだと思う。 生身で空を飛ぶ・・・ これは通常戦闘機などでは味わえない解放感がある。 821 :影響を受ける人:2015/05/03(日) 22 46 10 空を飛ぶ少女たちは最初は国を守るためと思うだろう。しかしこの感覚を知れば空の方に比重が傾いてしまう。 きっと嫌いな空戦ウィッチなどいないだろう。 その雰囲気を察したのか、穴吹智子が声をかけてきた。 「なんか、うれしそうですね。」 「そう見える?」 「ええ。口元が笑っています。」 加東圭子の指摘に「えっ?!」と思って顔に手を当てて確認してしまう。 が、すぐにからかいだと気が付く。 思わず睨むが、自分でも気が付かない内に大分緊張していた事に気が付いた。 それを察して二人は声をかけてきたのだろう。 「それにしても久々ですね。」 「綾香たちも、総隊長と空を飛べると聞いて張り切っていました。」 「そうね・・・ 本当に久しぶり。」 今でこそ狐火隊・狸釜、二つに分かれているが、最初は隊長陣ともう二人合わせて一つの隊だった。 智子等の階級が上がると同時に部下を持つようになり、敏子は陸軍に所属する空戦ウィッチの殆どを統括する存在になってしまった。 ここにはいない二人も隊長となり、最前線で戦っている。 もう一度組んで戦う事はもうないだろうが・・・ フォークリフトが所定の場所についた衝撃で物思いから帰り、気合を入れなおして魔力を活性化させる。 使い魔の尻尾と耳がピクピクと動き、活力が体に満ち溢れる。 今の作戦において全てのウィッチに魔道マフラーを支給された。 製作機構が特殊で、手織り以外効力が無いという代物だ。 しかしその効果は絶大であり、一同使用がしたことがあるでもんだいない。 「それじゃぁ。 狐狸部隊出撃!!」 「いきますか!」 「智子、気合入れ過ぎないでね。」 「圭子貴方、交流会で落ちそうになったでしょ。」 「その辺にしておきなさい綾香。加藤武子、出る!」 ――――― 最後に出撃する美緒は、ペイント弾が入った弾倉をじっと見る。 去来するのは早良ミチルの最後。 目標に印をつけた後は、遊撃兵となって戦う予定だ。 出来ればそのまま仇を取りたい。しかしそれは、先輩は喜ばない。 それを横で出撃を待っていた井沢十華が、ジッと見つめ続ける美緒の頬をつつく。 「うひゃぁあ!」 「なに見詰めているのさ。」 「え、えっと・・・」 「出撃前なんだから、困らせないの。」 ちょっと混乱して答えに窮するが、中森彩子が助け舟を出す。 ニヤニヤしていた十華はそのままの笑みで「はぁ~い。」と答えると銃器を構えて前を向く。 ホッとして美緒は彩子に礼を言うと、軽く手を振って答えてくれた。 この様子を前の方にいた徹子は感じ取っていたが、どういう事が起こっているかは具体的にはわからなかった。 「むぅ・・・」 「何むくれているんですの?」 「美緒の奴。なんか気を許しているなと思ってよ。」 「短い期間とはいえ、背中を守ってもらった同僚ですのよ? 信頼すると思いますわ。」 凛の物言いに納得がいかない徹子であったが、クスクスと笑う親友を見てさらにむくれる。 「なんだよ。」 「徹子ちゃんは、美緒ちゃんが取られたと思っているんだよね?」 「・・・へ?」 822 :影響を受ける人:2015/05/03(日) 22 46 57 そう言われてキョトンとする。 しばらくすると羞恥心で顔が赤くなり、プルプル震えだした。 「あら、そうでしたの。」 「徹子ちゃんって、以外と寂しがり屋さんだから。」 「はわぁ~ そうなんですか。」 「う、うるせえ!」 怒鳴る事で会話を終わらせようとするも、凛はニヤリと笑い。 小毬と醇子は微笑ましく見ている。 聞き耳していた下田は、神経に太さに呆れつつも頼もしく思ってしまう。 章香としては意識の切り替えが済んでいることに安堵している。 「もう、一人前の戦士ですね。」 「・・・ふむ。」 出撃前に声を掛けようときていたサエは、学兵のこじゃれ合いを内心で微笑ましく見ていた。 「・・・気を付けろ。」 「ええ、旗本さんも。」 旗本サエは休息を取りつつも予備戦力として残る。 夜間戦闘も出来るベテランで固められた旗本隊は、この部隊の中で最も強いと言っていいが、連日の戦闘で最も疲労している。 そんな戦力でも、いるといないとでは違う。 「・・・増援は、間に合わんな。」 「もとより承知の上です。」 「・・・風間が居れば、楽になるのだが。」 「そ、そうですね。」 元北郷隊で最も苦手な人物の名前が出てきて、顔が引きつってしまう。 そんな章香の肩を叩くと、サエは台から飛び降りて見送る整備員達の中に入る。 上空では編隊を組んでいる最中の敏子たちが舞っている。 しばらくして全員が出撃していくのを見届け。帽振れをしている整備員達を後にして隊舎に戻る。 歩いていく先には宇田新軍曹が舞っていた。 ふと上空を見上げると、編隊を組み終えた部隊が進撃していくのが見える。 それを、ただひたすらに祈る。 (・・・無事に帰ってこい。) 以上です。 中ボス出すことは考えていたけど、途中のネタが無い事に気が付かなかった。 書くのが大変だ。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/68.html
『クズ提督が天龍と肉体関係を結んだことについて怒っている加賀さんが、しかしエロい事されて仲直りする話』 1 淫らな水音が司令室に響いていた。壁に背をつけた提督の前に跪き、艶やかな黒髪を耳にかけ、一所懸命に頭を振っている艦娘。 口には提督のそれが咥えられ、こぼれた唾液がつやつやのサイハイソックスを濡らしていた。 「なぁ、もうまずい。また夜にきちんと相手をするから……」 時刻は一四○○。状況的にすぐ横の司令室扉を、何時誰がノックするかも分からなかった。 焦りと不安が思考を乱し、しかし背徳が快楽を増大させる。吐息と唾液の跳ねる音が、嫌に大きく聞こえていた。 「気持ちよくないのか?」 一旦陰茎を口から離し、上目遣いに提督を見る。天龍の隻眼は潤み、頬は赤く上気していた。 気持ちがいいかと聞かれると、答えに窮してしまう提督であった。少なくとも、上手だとは言えない。時折歯があたり、痛みが走ることもある。 だが、シュチュエーションが興奮を促して、射精感が高まっているのも事実であった。 黙っていると、天龍は一人納得顔になった後、意地悪く口角を吊り上げ言った。 「なら、きちんと練習しなくちゃな」 奉仕が再開される。根元を両手で包みしごきながら、亀頭が吸われた。ひんやりとした舌が絡みつき、唾液が塗りたくられていく。 しばらく経って、天龍は一旦動きを止めた。訝しげな提督の視線を感じながら、一息置いて決意すると、肉棒を更に奥までくわえ込んでいく。 「おい、そこまでしなくてもいい!」 制止の声には耳を貸さず、激しく頭を前後させる。息苦しさにえずきそうにもなるが、我慢して行為を続けていった。 「も、もう出そうだから、離せ」 喉の感触に我慢がきかず、提督は慌てて言った。しかし天龍は咥え込んだままそれを離そうとはせず、むしろ頬をしぼませ、より吸い付いていく。 張り付く口腔内の感触についに耐えられなくなった提督は、そのままの状態で精を吐き出してしまった。 「んっ! んうぅ……」 悲鳴が上がり、口から脱力した陰茎がずるりと引き抜かれた。しかし天龍は、出された精液まで吐こうとはせず、むしろ手で口を押さえ喉を動かし始めていた。 「天龍、吐き出せ。無理をするな」 提督は頭を撫でながら、しゃがみこんで言った。表情からして苦しそうなのだが、彼女はかぶりを振って、意地でも嚥下をやめない。そしてついには全てを胃にくだしてしまったのだった。 「フフフ……口で、抜いてやったぜ」 息も絶え絶え、口の端から白濁を垂らしながら、それでも不適に微笑む。提督は天龍を抱きしめて、しばらくの間頭をなで続けていた。 2 司令室の前、加賀は何もできずに立ち尽くしていた。 壁一枚を隔て漏れ出す音が一体何によるものなのか、それを察してからというもの怒りの感情は際限なく沸いてきて、硬く握った拳はみるみる力を強めていた。 本当は思いっきり、この木製の扉を蹴破りたかった。何故我慢しているのかも分からなかった。ただまるで接着剤によって固定されてしまったかのように、 一ミリもまったく動けないでいる。情けなさに涙腺が緩み、気を抜いたら涙を流してしまう気がして、奥歯をひたすら噛み締めていた。 どれほどか経ち音が聞こえなくなって、加賀は扉のすぐ横の壁に背をつけた。むしろ音が無いと、一体中では何が行われているのか、 むやみやたらと詮索してしまいどんどんと機嫌が悪くなっていく。自分の想像に自分で腹を立て、しかしそのスパイラルは終わらない。 そうしてその状態からしばらく待つと、いよいよついに扉が開け放たれて、意気揚々と一人、女が出てきたのであった。 壁を通すと音はくぐもり、声から人物を特定することはできなかった。だから加賀は、その女が現れるとはまったく予想してなくて、だからこそ瞬間的に、 目の前が真っ赤になるほど頭に血が上ったのだった。 「おや? 秘書艦様か。提督に用事なのか?」 天龍は加賀の怒気には気が付かず、いつもの調子でそう話しかけた。 「あなたこそ、なんで司令室にいたのかしら」 「えっ? いや、別に大した用事は無かったんだけど……」 聞かれ、途端にごまかす様に手をわらわらと動かす。赤面し狼狽したその様子が、加賀に油を注いだ。 「そのぉ、あれだ! 遠征任務で、少し相談をな。そんな気にするなって」 じゃあなと言い、身を翻す。ハイソックスの黒に一部汚れがあったことを、加賀は見逃さなかった。 乱暴に開けられた扉の音に、提督は体を震わせ驚いた。顔を伏せ、つかつかと早足で近づく加賀に声をかけようとして、 しかしそれは彼女が机に書類を叩きつけた為に遮られた。 提督は恐る恐る、髪の隙間から一瞬覗いた彼女の顔を見た。口は固く結ばれ、顔色は真っ赤。目つきは鋭く、しかし涙を湛えていた。 バシンという強烈な打撃音が収まるより前に加賀は身を翻し、司令室を後にした。頭の処理が追いつかず放心する提督ではあったが、 落ち着いてくると彼女の怒りの原因も、あるいは涙の理由にも見当はついた。 そもそも怒りと言うならば、それはあの天龍大破の一件以来、ずっと尾を引いていた。しかしそれでもビジネスの話はきちんとしてくれてたし、 今のようにむき出しの敵意を向けてくることも無かった。 「ああぁぁ、だから昼間っからこういうことはするんじゃなかったよまったく!」 自身の失態を嘆き、しかしそれだけではどうしようもない。とりあえずは今よこされた仕事を完遂する。その後何とか加賀に許してもらう。 心軽やかな天龍とは対極な、そんな心胸を引きずって、提督は万年筆を手に取った。 3 いつもならすぐに終わらすことのできる量の仕事であった。しかし集中が乱され、気は落ち込み、思考の大部分が違う所に向かっていた状態では、 処理の時間が長大化するのもやむをえない話で、結局秘書艦部屋の前にたどり着けたのは、夜もどっぷりふけ込んでからであった。 提督は扉を前に少しの逡巡の後、意を決してノックをした。 「加賀、今いいか? 昼間のことで……」 そこまで言いかけると、ズガンと言う盛大な音と共に戸が震えた。おそらく外装の一部が投げつけられたのであろう、遅れてごろごろと硬質の何かが転がる音もする。 予想通りの反応に一つため息をし、しかしここで踏みとどまるわけにはいかなかった。警告は無視して、臆せずに扉を開ける。 「入るぞ」 部屋は暗く、加賀は蒲団の上に座る形で背をこちらに向けていた。一歩踏み出すとその体勢のまま、彼女は枕を投げつけた。 それはかなりのスピードを保ったまま見事に提督の顔面にヒットして、ボフンと間抜けな音を発させた。甘い彼女の香りを嗅いだ後、 顔から引っ付いた枕を引き剥がして再び歩を進める。 加賀のすぐ後ろにまで寄ってから、提督はしゃがみこんだ。 「枕でよかったよ。優しいな加賀は」 微笑み話しかけても、当然反応はない。 しばらく無言の時が過ぎた。月光が外から入り込み、加賀のうなじを白く照らしていた。そんな様子を観察しながら、提督はひたすら沈黙を貫きとおす。 「なにか用でしょうか」 先に耐えられなくなったのは、加賀の方であった。酷く冷たい、それでいて疲れきったような声が静かな部屋に響く。 「用がないなら、今すぐ私の部屋から出て行って」 「用ならある。加賀、すまなかった。俺を許してはくれまいか?」 加賀はその言葉を聞くと、猛然と振り返り提督を睨みつけた。目は泣き腫らし赤くなって、しかしその視線の鋭さはまったく衰えない。 手が動いたと認識するより先に、頬への衝撃と破裂音があった。視界が一瞬ぶれ、顔が壁の方に勢いよく向いてしまう。頬の痛みを気にせずに、 なんとか再び正面を向くと、しかし尚加賀は怒りを込めて睨み続けていた。 「お前の怒りは、もっともだ。俺も否定できないよ。だから、いくら叩かれても、文句は言わない。だが、」 言いかけた言葉は、二回目の衝撃で中断させられる。また同じ頬が叩かれた。 提督は腕を伸ばし、加賀の体を抱き寄せようとした。当然、猛烈な反発にあう。まず腕を叩かれ胸を殴られ、しかし怯まなかった。 ついにその腕の中にすっぽり体躯を収められると、加賀は抵抗をやめてしまった。代わりに悔しさと、怒りと、その他諸々の感情の噴出が、 声となり涙となって外へあふれてきた。 提督に頭をなでられて、たかだかその程度のことで不甲斐なく満たされてしまう自身の心を、加賀は恥じた。しかしそんな男に転んだ身ゆえ、 それはどうしようもないことだったのだ。漏れる声を押し殺し、しがみつくように服を掴んでひたすら提督の体温を感じていった。 「すまなかった」 提督からこの言葉を聞いた回数は、おそらく全艦娘の中で加賀が一番多かった。つまりそれだけの回数許し続けているわけで、 今回もその例には漏れないのだろう。加賀にはそれが不甲斐なくもあったし、しかしどこか誇らしくもあったのだ。 そのままの体勢で、随分時間が過ぎ去った。嗚咽はいつの間にか聞こえなくなり、部屋は再び静寂に包まれた。 気恥ずかしさをこらえようやく話せるようになると、加賀は開口一番に言った。 「……私にも、あの娘にしたことをして。今すぐ。そうしたら許してあげます」 伏せ目がちな表情が、暗い部屋の中やたら目立っていた。 提督は背中に回した腕を一旦解くと、加賀の顎に指を置き上を向かせた。加賀は目を閉じ、 そしてそのすぐ後には顔の近くに吐息と唇に感触を感じた。 つまるところ、それを天龍にもしていたと言うことになる。 それが意識されると涙が競りあがるほどの切なさを感じるが、しかし逆にそれが、不謹慎にも満足を与えることにもなるのであった。 少なくとも、その娘と同等には愛されているのだという証明。それが純粋に嬉しく思えた。 蒲団に優しく押し倒す。口の周りは、既にお互いの唾液でべっしょりと濡れていた。袴をずらして豊かな胸に直接指を這わせながら、 首筋を、鎖骨を舐めていった。いやらしい吐息、たまに漏れ出す嬌声と、そして獣のように荒い呼吸音が部屋に充満していった。 愛撫のたび、加賀は体を震わせながら提督をかき抱いた。キスをせがむとすぐ、舌が口を割って入ってくる。望むものが手に入る、 感じられる悦が心地よかった。 「もう、が、我慢できません。……お願い、いれて」 加賀は袴の紐を自分で解くと、そのまま足を使ってずり下げた。太ももが上から露わになっていき、その淫靡さに思わず提督は喉を鳴らした。 しかし、まだ加賀の願いには応えない。 「天龍にしたことを、するんだろう。ならまだおあずけだ」 自分以外の、他の女の名前が出たこと。それがショックでもあり、しかしどこかマゾヒスティックな興奮を、背徳的な刺激を伴っていた。 呆然と目を見開く加賀をよそに、提督はその手を下へと伸ばしていった。 秘所を指で撫で上げる。途端、跳ね上がる加賀の体。逃がさないようにがっちりと覆いかぶさりながら、割れ目への刺激を続けていった。 「くぅ……あ、はっ! あああ! ゆ、許して、許してください……指では、指でイきたくない、の、あっああ!」 言葉とは裏腹に、しかし体は絶頂へと確実に昇っていった。水音が大きくなっていき、それに対する羞恥がむしろ、快楽を増大させる。 指が陰唇を割り中へと入った。肉壷は柔らかくぬめり、くわえ込むように動いている。 愛液をかき出すように中指を動かす。指の腹が壁を撫でるたびに、加賀の手はシーツをぎゅっと握り締めた。 「ふぅっ……っああ! だめぇ! いや、あっあああ!」 加賀の体が大きく仰け反った。普段の落ち着いた声音からは想像できない、大きな嬌声を吐き出しながら、びくびくと身を弾ませる。 足は伸び手は突っ張って、何秒もそのままでいた後に、がくんと力が抜けたようだった。 普段の自慰では到達できないような深い快楽。しかし満足には程遠い。膣は熱く、しかし切なくしっとりと濡れそぼっていた。 「こ、こんな……。だめ、なのに……」 ぐったりと力の抜けた体が、蒲団に沈んでいった。焦点の合わない瞳が、提督をみる。その背徳的艶麗さに、理性の箍が外れた。 猛った陰茎を取り出すと、提督は容赦なくそれを加賀の膣に突き入れた。 「ひっ……いやぁ、待って!」 悲鳴があがる。だがそれは当然聞き入られるわけが無い。刺激から逃れようと加賀はじたばたと腕を動かしたが、 提督の手は抵抗を許さなかった。両腕がつかまれ、頭上に持ち上げられ押さえつけられる。なされるがまま、加賀は強すぎる快楽に、 しかし期待をしていた悦に身を炙られた。 嬌声は一段と高く響いていた。もはや声が外に漏れるだとか、そういったことに意識を向ける事ができない。 許して許してと連呼しながら、頭を横に振る。狂ったように腰を打ちつけ、その度に淫らな、破裂音のような水音が鳴っていた。 ついには加賀は言葉も発せずに、ただただ喉を震わせて声を出すだけになった。 射精感はみるみる高まっていった。欲望のまま我慢もせずにストロークを速めていく。そしてついに提督は、 最奥へと自身の劣情をぶちまけた。 4 気だるさの極地のような感覚。 提督は加賀を抱き、そして意識は眠りの淵にあった。もう何秒ももたない、そんな希薄な思考の中でふと昼のことを思い出す。 「また夜にきちんと相手をするから……」 そう、たしかに提督はそういうことを口走っていた。もし天龍が司令室を訪れていたのなら。もし今夜の事が彼女にばれたなら。 危機感だけはあったが、それを行動には移せない。提督は心地よい胸の温もりに全てを預け、そして意識を手放してしまった。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/4886.html
539: 名無しさん :2017/09/23(土) 21 47 32 久しぶりに覗いてみたらまだガンダムネタが続いててびっくり ということでちょっといいことあってテンション上がったまんまの勢いで予告ネタ?のようなものを投下 予告ネタ 人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。 地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。 だが時代が経過するにつれ、宇宙に住むスペースノイドたちの間では地球連邦の統治に対する不満が高まっていた。 その中でも地球から最も遠い月の裏に位置するコロニーであるサイド3『ムンゾ』に宇宙移民者の自治権確立を目的とした元地球連邦議員ジオン・ズム・ダイクンが移住。 そして移住の翌年にサイド3の首相に就任。着々と体制を整え遂に宇宙世紀0058年、『ムンゾ自治共和国』の成立および地球連邦からの独立を宣言。 その様子はサイド3だけでなく、各コロニーや月面都市群、そして地球上の各国でも大々的に報道されていた。 同時刻、地球連邦構成国である日本の首都東京の某所で行われている夢幻会の会合。 そこに設置された大画面の8Kテレビに流れるダイクンの共和国説設立宣言を見ながら、各々が会話を交わしていた。 「ふーむ、原作ではあまり触れられていなかった部分だが、ファンとしては実際に観ていると感慨深いものがあるな」 「それにやはり大ニュースになってますね。連邦政府も大わらわだそうです」 「そりゃそうでしょう。本人たちは独立だの革命だの浮かれていても、連邦にとっては立派な反逆行為ですからね」 「なるほど、歴史の目撃者というわけだな」 「んな悠長なこと言ってる場合じゃないですよ。タイムリミットまであと20年ちょっと、最初の転生よりも圧倒的に時間も準備も足りないんですから」 「それはそうなんだがなあ。できれば連邦首脳部に転生していたらもっと色々できたんだが……」 「それが駄目ならせめてもう少し早く転生させてほしかったな」 「そこはどうしようもないでしょう。日本が大陸であるだけましですよ。もしも史実通りの列島日本であれば少子高齢化や衰退で目も当てられず、介入は難しかったでしょうし。大陸日本の国力を利用して、いろいろと準備していくしかありませんよ」 「情報部からの報告ですが、ジオン内にも複数の転生者がいるとのことで、最近我々のように集まりつつあるようです。既に我が方の情報部員と接触しています」 「人数が足りんと思っていたら向こう側に転生しているとは。だがこれはチャンスだ。彼らと協力してジオン内の改革や工作も行えるやもしれん。早急に協力体制を整えたい」 そんな会話の横では 「畜生!ジオンに転生した奴らうらやましいぞ!」 「俺もジオンのモビルスーツ操縦したいお!」 「ジーク・ジオオオオオオオオオン‼」 などと多数のジオニスト(笑)たちが悔しがっている。 「とりあえずどちらにしろ戦争は確実に起こるでしょう。それを利用して我々が地球連邦の主導権を握るのです」 「その通りだな。まずは技術開発や水面下での影響力拡大、そして連邦にあまり睨まれない範囲でのジオンとのパイプや友好関係の構築と連邦政界への進出ということで」 「「「意義な―し!」」」 こうして夢幻会は動き始めた。しかし、それから暫くしてとある報告が入ることとなる。 540: 名無しさん :2017/09/23(土) 21 50 13 「他の国にも転生者が?」 「ええ、イギリスとドイツ、そしてイタリアとロシアで確認されました。今挙げた国で分かるかと思いますが、『例の面々』ですよ」 その報告を聞いてため息を吐く一同。 「最近それぞれが集まって活動を始めたようです。それと我々の存在にも気付いたようで、コンタクトをとってきています」 「またこの忙しい時に・・・。奴らに好き勝手動かれたら冗談じゃないぞ。最悪、地球連邦が100年以上早く崩壊しかねん」 「いえ、どうやら彼らも連邦を崩壊させる気はないようです。流石の彼らも馬鹿ではありませんから、今連邦が崩壊すればどうなるかは認識しています。よって、今回は我々と同盟を組んで協力しないかと持ちかけられています」 その言葉に場はざわめき、様々な意見が次々に飛び交う。 一方その頃。例の面々のいるヨーロッパでは・・・ 「夢幻会め、まさかここでも存在しているとはな。しかも、よりにもよって大陸日本だと‼しかし、この世界の情勢では奴らと対立している暇などない。 よって非常に口惜しくはあるが、今回ナチズムは封印ということにする。だが、その代わりに奴らや他国の転生者共と協力して地球連邦の主導権を握り、世界に冠たるドイツの威光を宇宙にも知らしめるのだ!」 そう言って転生してきたナチスのメンバーたちの前で気勢を上げる皆さんお馴染み アドルフ・ヒトラー 「ふむ、この世界にも彼らは存在するか。だが、報告によればちょび髭やイタリアの例の男は夢幻会と協力していく意向を見せている……。 ここは流れに乗った方が得策だな。連中と協力し、我が国の影響力を高めるのに注力すべきか。ふふふ、この世界でも英国はただの欧州の一島国で終わるつもりはないぞ」 円卓メンバーの面々の前で紅茶を飲みながら不敵な笑みを浮かべる オズワルド・モズリー 「どうやら、こちらの世界にも我らが素晴らしき友人たちが転生してきているらしいな。さらに今回は対立ではなく手を組む姿勢を見せていると。 勿論これに乗らない理由は無いだろう。こちらの世界でもヘタリアなどとは呼ばせん。彼らと協力しイタリアの、ローマの国威を世に示してやるぞ」 パスタを食べながら友人たる嶋田にコンタクトを取るよう部下に指示する皆のアイドル ベニート・ムッソリーニ 「夢幻会、またも彼らと邂逅することになるとは。だが幸い、最初の転生先の世界での協力で我々と彼らの関係はそこまで悪いというわけではない。 ここは夢幻会と協力し、大ロシアここにありと誇示すると同時に『萌え』を宇宙に広めるのだ‼」 夢幻会の影響ですっかりオタ化しながらも相変わらずの有能さで場を取り仕切る ラブレンチ―・ベリヤ 結局夢幻会では話し合いの末ヨーロッパの転生者たちの提案を受け入れるということで意見が一致。 いっそのこと奴らも全員共犯者にしてしまえということになった。 その後行われた転生者たちが一堂に会した会合で改めて協力体制がとられることになり、 5ヶ国が連邦の主導権を握り地球連邦による世界平和、パックス・テラーナを実現させることを目的として動き始める。 541: 名無しさん :2017/09/23(土) 21 53 40 そうした策略が進められながらも時代は進み、0068年に原作通りダイクンが急死し反連邦デモが激化する中、ザビ家とラル家との後継者争いが起こり物語は一気に加速する。 その後も 「よく来てくれた。嶋田殿、辻殿。ギレン・ザビだ。連邦有力国たる日本の首相、財務大臣でありながら、きってのスペースノイド、ジオン融和派の人物だと聞いている」 「はあ、恐縮です」(本物のギレン・ザビ。眼光の鋭さが半端ないんですけど……) 「こちらこそ、あなたにお会いできて光栄です」(まさかのギレン・ザビと面会とは。一ファンとしてなかなか感動ものですね) ダイクン葬儀のためサイド3を訪問していたら何故かギレンからの要請によって嶋田と辻が極秘に面会したり、 さらに同じように訪問中のヒトラーやムッソリーニ、モズリーとベリヤも同じように極秘会談を行う。 「ギレン・ザビが地球に来る!?」 「嶋田さんと辻さん、それに欧州の連中一体何を話したんですか!?」 ギレンの地球訪問にざわめく転生者たち。 そして地球にやってきたギレン一行は地球各国を訪問し、要人たちと会談を行う。 新聞に掲載されたギレンがヒトラーと固い握手、モズリーとの共同記者会見、 ムッソリーニとの熱い抱擁、ベリヤと柔道の試合の観戦などの写真の数々をみて本気で頭を抱える夢幻会の面々。 そんな大小さまざまなイベントがありながらも、運命の年は着々と迫る。 「ジオン公国にMMJを‼」 『『『『ジオン公国にMMJを‼‼』』』』 「スペースノイドにMMJを!」 『『『『スペースノイドにMMJを!!』』』』 「アースノイドにMMJを!」 『『『『アースノイドにMMJを!!』』』』 「全宇宙に萌えを!」 『『『『全宇宙に萌えを!!』』』』 「全宇宙にコミケを!」 『『『『全宇宙にコミケを!!』』』』 開戦を目前に控えた中、東京某所の高級料亭で開かれた決起集会という名の宴会。 宴会場でステージの上に立ちながら掛け声と共に拳を突き上げる辻とMMJのメンバーに加えてMMJではないがアニメやマンガをこよなく愛する転生者たち、 そして何故か来日して参加していたベリヤもちゃっかり混じり、同じように勢いよく拳を突き上げている。 加わってない者たちもすっかり泥酔しながら「いいぞ、もっとやれー‼」などと騒いでいる。 その光景に溜息を吐く少数派の常識人たち。 「だからここにはもっとまともな連中はいないのか……」 「嶋田さん、何度も言ってますが無理ですって。もうあれは当たり前の光景だと思った方が楽ですよ」 「だから南雲さん、こっちも何度も言ってますが何回転生してもあなたたちみたいに達観できないんですって」 そういう嶋田に南雲は「相変わらず真面目ですねぇ」と言いながら騒いでる面々を見つつゆったりとビールを飲む。 それを見ながら再び溜息を吐く嶋田だったが、相変わらずの面々を見てどこか安心しているのもまた事実なのであった。 そして遂に迎えた開戦の日! 果たしてこの世界の一年戦争はどのような結末を辿るのか!? 地球連邦の、ジオン公国の、日本の、ドイツの、イタリアの、イギリスの、ロシアの、そして転生者たちの命運や如何に!! 提督たちの憂鬱×機動戦士ガンダム 『転生者たちの野望』 542: 名無しさん :2017/09/23(土) 21 54 44 以上です。 色々と突っ込みどころはあるかもしれませんが、初めてなので大目に見てもらえると嬉しいです。 こんな駄文ではありますが一応まとめ掲載はokです
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3606.html
53 :第三帝国:2016/08/09(火) 22 13 20 艦これ×神崎島ネタSS————閑話「未来俯角」 ようやく、解放された。 先ほどまであちこちで料理を食べる暇もなく、 ベタ金の将官や佐官相手をしていた野中五郎中尉は、 ジョッキのビールを飲み干し、安堵の溜息を吐いた。 連合航空艦隊演習を終えての合同慰労会。 本来ならばたかが中尉に過ぎないが注目されることはなかったが、 中攻隊の壊滅、加えて本土に対し爆撃を許すなど帝国の惨敗とも言える結果の中。 結果的に撃墜判定を受けたとはいえ、 敵旗艦への攻撃を成功させるなど神崎島に一矢を報いたことで。 上層部からは大いに注目され、ゆっくり食べるはずが将官佐官との会話で埋め尽くされた。 「それに比べ、アイツらは・・・」 翻って部下達は気楽だ。 何せ偉い人間を相手しなくてならないのは将校である自分なのだから。 現在部下たちはグラーフ・ツェペリンと名乗る金髪の少女に話かけられ、 鼻の下を伸ばしに伸ばしているが、まあ今日は多めに見ておこう。 あるいは、自分も誰かに声でもかけてみるか? 「よう、楽しんでいるか?」 「あ、ああ・・・」 と、思ったがこれまでの人生でも最も驚愕した存在がやって来た。 自分とそっくり――――いや、違う。 自身にとって未来人である存在、野中五郎少佐だ。 「何せ今日は鳳翔だけでなく間宮、伊良湖の参加。 それにドイツ、イタリア艦所属の連中が腕を振るったからな、食べるだけでも楽しいだろ?」 「・・・確かに、」 今回は立食式で自由に選んで食べることができ、 肉じゃが、豚の煮物、刺身といった和の料理だけでなく、 ドイツのソーセージ、イタリアの生ハムを始め多様な料理が揃っており、 慰労会に招待された陸海軍の人間は美食を堪能し、猛烈な勢いで胃袋を満たしつつあった。 酒も葡萄酒に焼酎、 それにビールまで複数種類が取りそろっており、 足りないのは強いていうなれば女だけだと野中は考える。 「ああ、そうだ。 あの別嬪さん達に挑戦しても無駄だ。 何せみーんな、おれたちの大将に惚れているからな、つけ入る隙間もないぜ」 「何!?」 思わず、神崎提督がいる所に視線を向ける。 そこでは丁度海軍次官と神崎提督の逆立ち耐久競争に周囲の人間が盛り上がっており、 艦娘たちは熱心に黄色い歓声で神崎提督を応援しており、彼女らが浮かべる表情で察する。 くそ、キザな野郎だとは思ったが・・・。 「まあ、料理だけを楽しんでおけ。 こんな機会はなかなかないからな」 そう未来の自分が言うと、 エビチリソースという料理を皿に盛りつけ食事を始める。 ぼんやりと美味しそうに頬張る自分の姿を眺め、ふと思いつく。 54 :第三帝国:2016/08/09(火) 22 13 54 「その、」 「やることは変わらなかったぜ、 魚雷を抱いて海面スレスレに飛行し敵艦への肉薄攻撃。 爆弾を抱いて周囲に炸裂する対空砲火への恐怖を抑え、敵陣へ爆弾を運ぶ」 出会った時。 最初に言っていた前の戦争。 すなわち大東亜戦争で最後はどうなったのか? そう尋ねようとした時、未来の自分は語り始めた。 「だが、クソみたいな作戦指導に、クソみたいな戦局。 おれは死ぬことを怖くなかったが最後はクソの役にも立たない自殺行為で部下を道づれにしちまった」 吐き捨てるように言葉を綴る。 その重く苦しい表情から最後は直ぐに察せられた。 「だが、ここの大将は違う。 引くことを恥とせず、いくら追い詰められたかと言って、 十死零生のようなクソな作戦を立案するようなことは決してない、許さない。 それにおれたちの大将は『史実』が辿ったような未来を歩むことを良しとしていない。 ・・・だから、おれは帝国海軍ではなく今の提督に付いて行く、あの人の指揮なら必ず生きて帰れる」 じっと自分を見つめる未来の己。 自分に見つめられていることもあって居心地の悪さを野中は覚えた。 「後悔するような選択をするなよ、 後悔する中で死んじまったおれが言うのだから・・・じゃあな」 こちらの沈黙を余所に未来の己はそう言うと颯爽と去った。 「未来、か」 残された野中が呟く。 俯角して覗くことができた未来の己。 それとその先にたどり着いたものに思考に浸る。 柄じゃねぇ、感傷に浸るなんて。 しかし、直ぐに思考を打ち消す。 奴が語る未来は奴だけの物で過去の物。 おれの未来はおれだけが作り出す――――ふん、せいぜい足掻いてやるさ。 と、そこまで思考に浸っていた時。 部下たちが野中の周囲に駆けつけて来た。 「親分ぅううううんん!!」 って、何だ!? この後血涙を流して神崎提督を呪う部下たちの呪い酒に巻き込まれるとはこの時は思わなかった。 おわり 56 :第三帝国:2016/08/09(火) 22 17 58 以上だす。 神崎島との演習後に慰労会が開催されたんじゃないか? 後、野中一家といえば艦これにもいるし、もしも本人が対面したら? という妄想から生まれました。 しかし今回は会話のテンポが悪かった・・・。 あと、キャラの把握がむずい。 それでも楽しんで頂けたら嬉しいです。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3102.html
689 :影響を受ける人:2014/08/17(日) 22 00 11 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第二十四話 ―乙女の休日Ⅶ― 「悪かったな。」 「いや・・・お前と話せて良かったよ。」 旅館の玄関で草鞋(体が大きいため自作)を履く志麻に、少しだけ申し訳なさそうな表情の章香が立っていた。 「なんつう顔してんだ。お前らしくねえぞぉぅ。」 「いや、だがな・・・」 「俺がそんなことを気にするたちだと思うがぁ!」 獣のように嗤う同期に、苦笑して頭を掻く。 掻いていた手を下すといつも通りの章香がいて、嬉しくなってしまう。 「ぎひひひ! それじゃ、いくぜ。」 「ああ、戦場で会えたら会おう。」 「おうよぉ!」 御互いに手を出し合って〔パンッ!〕と叩き合い、そのまま握手する。 力のこもった握手はちょっと痛かったが、背向けて立ち去る志麻が見えなくなるまで痛みは続き。 見えなくなると同時に引いていった。 名残惜しそうに玄関を見ていた章香だが、すぐに学兵達のいる部屋に向かう。 「さて、夕飯は何かな?」 「・・・刺身だ。」 「船盛ですか? 良いですね~」 質素になってしまう前線とは違い、旨い物を喰えるというのは誰でも嬉しくなるもの。 ルンルンと足取り軽く歩く、彼女の後ろ見ながらサエは呟いた。 「・・・そうだな。 ・・・・・・章香。」 「なんですか?」 「・・・学兵達の様子がおかしかった。 ・・・恐らく ・・・聞かれた。」 二人の歩みが止まった。 後ろ姿なので顔は見えないが、緩んでいた章香の顔は苦虫を潰したようになっているはず。 容易に想像できるが、そのまま続けた。 「・・・水風呂から上がってから、話に夢中で気付かなかっただろうが。 ・・・大人しくなり過ぎていた。 ・・・それにさっさと去った事からの推測でしかないが。 ・・・・・・間違いないだろう。」 「そう、ですか・・・」 答えた声は平淡なモノ。 志麻に言われていたが、いざばれると胸が苦しくなる。 あの話の後、いずれは話そうと思うようになってはいた。 息を一度大きく吸い、吐き出す。 「自分が何とかします。」 「・・・そうか。 ・・・多少はフォローしよう。」 「ははは。お願いしますね。」 歩みを再開し、大部屋に向かう。 そんなに距離は無い為、すぐについた。 軽くノックすると『どうぞ。』と言われたので遠慮なく扉を開く。 「またせたな。」 「いえ、そんなに待ってはおりませんわ。」 「うんうん。」 690 :影響を受ける人:2014/08/17(日) 22 00 46 凛と醇子が答えるが、二人以外の視線は前に固定されているかのように動かない。 更に、普段正座をあまりしない徹子が正座をしている時点でおかしい。 凛・サエ・章香・醇子 里子・徹子・美緒・小毬 の順番で座って箸をとる。 「頂きます。」 「「「「「「・・・「頂きます!」」」」」」」 章香は、まず最初に船盛の刺身をとる。 見たかんじからして、恐らく鯛だと思う。 醤油にチョンとつけ、刺身に山葵をつけて食べる。 最初に魚の旨味が出てきて、醤油が更に味を引き立てる。 最後に山葵の絡みが味を引き締め始めた。 そこに白い熱々のご飯を入れると、旨さが更に倍増する。 ああ、生きていてよかった。 この一杯の為に頑張っているようなもの。 食べている物は違うが、美緒達も同じなのか幸せそうな顔になっている。 その後、一心不乱に食事をとり続ける。 ご飯を二度ほどおかわりしてから、ようやく話を切り出そうという気になった。 遅くなったのは、決して刺身の魔力に囚われたからではない。 「ふぅ・・・ さてお前達。「・・・ご飯粒が付いているぞ。」あ、すみません。」 整えた威厳は崩壊した。 ご飯粒を全て食べると、咳払いをして姿勢を正す。 それにつられて食べるのをやめた学兵達。 「どの辺から聞いていた?」 「えっと・・・その・・・」 副リーダー的な醇子は口を開いたが、言葉が出てこない。 アワアワしながらも懸命に話そうとする。が、その前に凛が体を章香の方に向けて口を開く。 「ほぼ、最初からですわ。」 「どの辺からだ?」 「真嶋志麻大尉が、隊長を同期の中で一番だという所からですわ。」 「そうか・・・」 腕を組んで一同を見渡す。 いずれも悪戯をして怒られる子供の様に委縮している。 いや、彼女等はまだ子供なのだ。こうなって仕方がない一面もある。 だが・・・同時に彼女等は軍人でもある。 「上官の話はほぼ機密扱いだ。それを知っての事か?」 「はい、そうd「さ、最初に言い出したのはアタイッス!」里子さん!?」 里子は後ろに下がり、深々と畳に額を擦りつける。 里子にとって凛は恩人だ。彼女がいなければウィッチになれたかどうかわからない。 その恩人が自ら罪をかぶろうとしているのを、ただ黙って見過ごすことはできなかった。 「アタイが術符を持ち込んで聞いたんッス!」 「それなら俺だって同罪です!」 その隣に、同じ様に土下座をする徹子。 「顔を上げろ。」 「お願いします! お嬢は悪くないッス!」 「美緒達は悪くn「顔を上げろと言っている!!」ヒウッ!」 訓練中でも聞いたことのない怒声が部屋中に響き渡った。 よほど大きな声だったのだろう。女中が何事かとやってきたので、サエが ―何でもない、ただお仕置きしているだけ― と説明してかえす。 その間に恐る恐る顔を上げた二人は、目を瞑って腕を組んでいる鬼隊長を見上げるように見た。 691 :影響を受ける人:2014/08/17(日) 22 01 21 「さて。お前たち全員、ミチルの話を聞いたんだな?」 「はい・・・聞きました。」 美緒が呟くように肯定すると、全員が頷いた。 それを片目を開いて確認し、内心で溜息を吐く。 「これはアイツの問題だ。だから深くは詮索するなよ。 他言も無用だ。いいな?」 「「「「「「・・・はい!」」」」」」 とは言ったものの・・・逆に情報を求めて動くかも知れない。 横目でサエを窺うと、小さく頷くのが見えた。 「と言っても、気になって仕方がないだろうから、簡単に言うことにする。」 「へ?」 「い、いいんですか?」 前言を撤回する用の事を言われて学兵等は唖然とし、慌てて美緒が確認をとる。 章香は頷いて一同を見渡す。 「構わん。だが他言無用、言いふらすな・・・守れるな?」 真剣な表情になり、姿勢を正したのを見て、彼女等なりの誠意を見た。 これ無ば良いだろうと思い口を開く。 「私は詳しくは知らない。ただわかっているのは、彼女ともう一人が生き残っている。 ミチルの隊は飯井オトメ少佐が率いる部隊で、なかなかの実力者で撃墜数も多かった。 私も最初の頃お世話になった・・・ だが・・・その日は連戦で弾薬が少なくなっていた上に、追撃のしすぎで奥の方に移動してしまっていた。 その期間途中で、多数の敵に包囲されたらしい。 救援要請を送ったが、運悪くどの部隊も下がるか、ちょうど上がってくる途中だった。 何とか近くにいた狐狸部隊の面々が駆け付けた。 ・・・上空にウィッチは誰もいなかった。有るのは地面から立ち上る黒煙のみ。 せめて遺品でも回収しようと地上でホバリングしていたら、不時着していたミチルを発見した。 自分を庇って重症を負ったウィッチを抱えてな・・・」 そこまで言って、御猪口の御酒を飲み干す。 「唯一助かった彼女は事情聴収を受け、傷が癒えた所で現場に復帰した。 軍隊と言うのは意外と縁起担ぎが多くてな。 一人だけ生き残ったミチルを誰も受け入れようとはしなかった。」 「そんな・・・」 「酷いですわ・・・」 「そうだな。 しかしちょうど退役するウィッチがいた狐狸部隊が彼女を受け入れ、今に至るというわけだ。」 話し終えると皆顔を伏せていた。 無理もない、戦場ではよく起きてしまう悲劇。 もし彼女等が軍人を目指すならば、必ずぶつかる壁だ。 これをどう導くか・・・章香は休められない思考に、溜息を吐くしかなかった。 以上です。 ミチルの詳しい(?)事件内容がわかりました。 基地に帰る前に整理がつくのでしょうか?
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3080.html
439 :影響を受ける人:2014/04/20(日) 22 13 29 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第五話 ―大人達の苦悩― 「・・・以上が“舞鶴海軍基地ネウロイ襲撃”の顛末です。」 充分な明かりの会議室で、山本五十六は目の前にいる夢幻会メンバーに報告していた。 話合いの内容は今回の襲撃騒ぎだ。 「ふぅむ・・・迎撃に出た部隊に戦死者は無し、ですか。」 資料をめくりながら喋る辻正信の顔には、どことなく笑みがある。 戦闘で死者が出るのは前世からわかりきっている事だ。 だが、今回は負傷者こそ出たが死者が0人。喜ぶのは間違いではない。 「お葬式でお金が出て行ってしまいますからね。」 「・・・冗談と言えど、あまり良いとは思えませんよ。」 彼らしいセリフに、隣に座っている近衛文麿が苦言を言うと、さすがに悪いと思った辻は謝った。 「しかし、このネウロイ達はどこから?」 「うむ。推測ではあるが、報告によると敵はこのルートで来たらしい。」 そう言って山本はテーブルに置かれた地図を指揮棒で指し示し、動かしていく。 「韓国・・・失礼、高句麗半島を迂回してですか。」 「えらい大回りだな。」 確かにその通りだ。 この世界の韓国・・・高句麗半島と呼ばれる地域は、不毛の荒野と砂漠であるが地下資源はそのままであることがわかり、開発が進められている地域でもある。 人の住める場所が極端に少なっているとはいえ、ここを通過しようとすればどこかしらで気付くはずだ。 だが今回はそんな事は無く、舞鶴を襲撃された。 「原作、補正でしょうか・・・?」 辻の言葉に会議室の雰囲気が暗くなる。 もしそうならば、自分達は勝てない戦いを挑んでいる事になる。 いくら強化しても、相手もそれ以上に強化されて反撃してくる。 悪夢以外の何ものでもない。 沈黙がその場を支配していたが、不意に扉が叩かれた。 「む、だれだ・・・?」 この場所は倉崎翁が苦心して作り上げた場所だ。 関係者以外立ち入り不可能であり、扉を叩くとなると緊急事態でも起きた時にしかない。 戦闘力の無いメンバーを隠し通路から逃がすため、軍人組が腰を浮かせて扉を睨む。 しかしその警戒は杞憂に終わる。 『済みません。遅れました。』 「嶋田か・・・入っていいぞ。」 近衛が安堵するように大きく息を吐くと、扉を開いて白い女性が入ってきた。 九尾の尾をもつウィッチ。九曜葛葉は、何時もの御茶のお供を持ってきていた。 「どうぞ、試食ですが・・・」 「おお!まってました!!」 「一人暮らしだと、こういう手料理が恋しいからな・・・」 「実家帰れよ。」 「嫁さん、この世界でも欲しいなぁ・・・」 「俺は前の嫁に操を立てている。「お前、この間結婚したろうが!」親の強制にはかなわんのよ。」 440 :影響を受ける人:2014/04/20(日) 22 14 03 欠食児童共がさっそく群がって取り合っていく。 もっとも、食べ物を不始末にはしない。やったら九曜の雷撃が待っているからだ。(経験済み そんな夢幻会メンバーを苦笑しつつ、ちゃっかり自分の分を確保した山本は、最初の頃の夢幻会の醜態を思い出してちょっと頭を抱えた。 まさか自分が転生して、前世で転生者が作ったアニメに酷似した世界に生まれるとは思ってもいなかった。 一応彼等の秘密を転生してから教えてもらい、一応は納得していたが・・・ 山本の隣に座った九曜は、置かれている資料をパラパラめくる。 首相時代に培われた流し読みだ。これでしっかり記憶されているというのはさすがだと思う。 「ふむ、戦死者ゼロは良いな。」 「ああ、現場には頭が下がるよ・・・(この沢庵旨いな)」 山本の前だと以前の男口調で喋る癖があるが、これは親友であるという特権のような気がして、少しだけ嬉しい。 決してヤマシイ気持ちは無い。 資料をめくりつつ、器用に能力で全員分の御茶を入れていると、あるページで眉間に皺が寄った。 「この迂回ルート・・・もしかしたら私のせいかもしれん。」 「どういうことだ?」 「いや。へぃ・・・私用で九州の方に行っていてな。自分を感知して進路を変更したのかもしれない。」 「そうなのか・・・ん?ちょっとまて、それはどういう事だ?」 「そうですね。私も知りたいです。」 「「うぉ!」」 急に割り込んできた辻に驚いて振り向く。 「急に出てこないで下さいよ・・・」 「いいじゃないですか。〔ポリポリ〕」 「食べながら言うな。旨いのはわかりきっているが・・・」 「そんな事より、先程“嶋田さんを感知して避けた。”と、仰っていましたが?」 「・・・そうですね。これは機密でしたが、このメンバーであるならば大丈夫でしょう。」 「機密?皇族の秘密になるのか?」 「いや、この国に住む者達に秘密にしてきた事だ。」 彼女から説明された事実は、原作を知るメンバーにとって衝撃的であった。 過去にネウロイ襲撃があったのもさることながら、それをたった一人で迎撃し続けた九曜に対しても驚きがあった。 ネウロイが起こした三度の渡海行動。 国民に要らぬ心配と、不安を起こさせないために秘匿された事実。 皇族が代々秘密にしていた事。 「なるほど、だから彼等は貴方を避けた。敵わないと知っているから。」 「ええ。後、報告書には書いてありませんが、その時に敵の補給を担当していた新型も潰しています。」 襲撃を知り、急いで海上に出たら居たそうだ。 飛行船型のずんぐりした奴で、飛行速度は遅かったらしい。 護衛もいたらしいのだが・・・ 「相手になりませんでしたが。」 「ははは、そうでしょうね」 (*1))) ――――― 軽い食事を終え、席に着いたのを確認して会議を進める。 「現政府が学徒召集を命じたのは痛いですね・・・」 「・・・そうですね。ウィッチ派遣が、裏目に出るとは思っていませんでした。」 視線を落として九曜は呟く。 この命令に、天皇陛下は猛反対していた。 年ゆかない子供達を戦場に出すとは何事か! 九曜も同じ思いを抱いているが故によくわかっている。だが必要であるという事は、冷徹な政治家としての思考でわかっていた。 441 :影響を受ける人:2014/04/20(日) 22 14 50 ネウロイの圧力は今年に入って急激に上がっている。 その速さに遠い戦線から戦力を引き抜く事が、どうしても間に合わないのだ。 それに呪歌使い・結界士・は他の国には無く、治療師にいたっては世界最高レベル。 現場が欲しがり離そうとせず、国によっては臨時のウィッチ育成の先生をお願いしている。 現状を訴えれば返して貰えるだろうが、印象は悪くなる。 それでも多少は帰ってきていている。雀の涙ほどではあるが・・・ そんな中、義勇軍を派遣してくれるという話が持ち上がっていた。 「義勇軍ですか・・・原作にはない事ですが、将来の大陸反攻の事を考えると必要な事ですね。」 「ええ、リベリオンからは飛行部隊を主に派遣して頂く予定です。」 「カールスラントからも少数だが来るそうだ。」 観戦武官として赴任している、アドルフィーネ・ガランド大尉が働きかけてくれたおかげだと、山本は笑っていった。 「それに、防衛戦には空母【祥鳳】【瑞鳳】の二隻も投入できる。」 「紀伊級戦艦四隻の砲塔改装も済んでいますしね」 ストパン世界で問題のあった紀伊級戦艦は、砲塔製造経験のある転生者のテコ入れで一年の待ちを無くして就役しており、一番艦・二番艦の砲塔改装も済んでいる。 その砲塔改造を容認する代わりに、夢幻会からの強い押しで和製コロッサス級空母建造を認めさせていた。 この空母は海外転売も視野に入れた空母で、前世でも建造経験がある。 更にその製造を指揮していた転生者数人が関わっている為、建造は思っていたよりも早い。 資金に余裕のあるこの世界では、何隻か同時建造していて、数隻の転売が確定している。 すでに建造されている【祥鳳】【瑞鳳】は完熟訓練を終えており、戦力に問題は無い。 問題があるとすれば・・・ 「海軍上層部掌握はまだ無理なのか?」 「うむ・・・奴さんら。権利がよほど惜しいと見える。陸には迷惑をこうむるが・・・」 「なに、こちらとしても大陸を抑えられてないですからね。」 東条英樹が言うと、同じ陸軍所属のメンバーが頷く。 その後も会議は進み、原作で推測される1938年8月31日を目指しての準備が進んでいく。 その様子を見つつ九曜は改めて思う。 今ままでは自分が撃退してきた、だが科学技術が進んだ今ならば、もう自分は必要なくなる。 今はまだ無理でも将来的には大丈夫だろう。 自分に依存してもらっては困るのだ。 確かに自分は強い・・・だが死なないわけでない。 過去の文献で強大な力持っていた卑弥呼が死去した後、邪馬台国はわずか一年で消滅した。 そうなってはいけない。 そう・・・自分は、必要なくならなければならないのだから・・・ 以上です。 政治関連は難しい・・・グダグダになったような気がする。 一応義勇軍派遣を決めてみました。 陸戦は将来的に撤退を視野に入れているので無しの方向にしていますが、入れた方がいいですかね? 陸戦ストライカーの名前もどうしようかな。何か言いのありませんかね?
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2352.html
ウィキ登録についての注意 2014年3月9日、アットウィキでユーザ用の管理情報およびデータの流出が確認されました。 提督Wikiではニュースで流れた当日に更新の停止と全ユーザー登録情報の抹消を行って安全を確認できるまで更新停止しました。 ※www18サーバーである提督wikiではデータの流出はしていませんでしたが不安払拭のため登録ユーザーのメールアドレスをすべて消去しました。 【お詫び】ユーザ情報流出に関するお知らせ(2014年03月14日 22時00分追記 有り) 2週間ほど様子見し、アットウィキの対策がなされたので更新再開をしますが、Wikiに登録するメールアドレス、よく使う誕生日などのパスワードは変更してご自身でも安全をはかってください。 登録申請にて、[メールアドレス]と[メンバーID][パスワード]を入力してください。ROMでも歓迎します。ウィキ主が掲載作業出来ないときに更新していただければ幸いです。匿名でも編集作業は出来ますが、「ウィキ登録メンバー」などは閲覧を制限しています。 ウィキ登録メンバーは現在ウィキ主を含めて、111名です。メンバーになって、掲示板のログを読みやすく整理できるウィキになるよう、ご協力お願いします。※ウィキ登録承認メールが来ないという方は、登録システムページにて申請ID確認が無いか、ご確認お願いします。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/7148.html
364: 弥次郎 :2021/05/29(土) 23 45 28 HOST softbank126066071234.bbtec.net 神崎島支援SS 「聖ウァレンティヌスの日エトランゼ」 さて、2月に入ると艦娘たちも妖精たちも忙しなくなってくる。島の外、昭和の人間達にはまだなじみの薄い行事ではあるがバレンタインデーというのがあるためだ。 無論、送る側の艦娘は深海棲艦含みで600以上いるのに対し、送られる側は提督一人という凄まじいアンバランスさであったが。 とはいえ、送られる側の神崎提督も送られるばかりでなく、海外出身の艦娘に対して何かしらの品を送ることもあった。 そも、チョコレートを女性が男性に贈るというのはぶっちゃければ製菓メーカーのいんb…ゲフンゲフン。 ともあれ、本来の意味では男性が女性に贈ろうが女性が男性に贈ろうがまったく関係のない話なのである。 そして、神崎島が現世に帰還してからのバレンタインというのは、それまで以上のイベントと相成ったわけである。 それは、島外から来訪した大日本帝国の人員、殊更に、艦娘たちにとって自分達の艦長や提督となった人物にプレゼントというのも発生したためだ。 一人の艦娘に関わった軍人というのは山のようにいるものだ。軽巡洋艦の五十鈴など良い例であるが、歴代艦長の中には有名な提督や軍人がいる場合も多い。 まあ、彼女の場合、海軍内部でさえも貴族船と揶揄されるレベルで集まっているのがある種異常というか。 実際、神崎島に赴任している堀悌吉中将は五十鈴から直接チョコレートを贈られるという名誉に預かることになった。 また、単に艦長というだけでなく将官が前線指揮のために座乗するというケースもあり、あるいは艦載機のパイロットというパターンもある。 有名どころのパイロットというのは、それこそのちの戦史においてクローズアップされるようなエースたちはこの時代でも存命であったりするのだ。 陸軍の所属の艦娘のあきつ丸に神州丸にまるゆらもその例に漏れない。 そんなわけで、神崎島と本土を結ぶ定期便には多くの荷物---というよりはプレゼントが満載されることになったため、いつもより船足が遅かったことをここに記す。 しかし、これだけの騒ぎになることを当事者となった堀は大いに戸惑いながらも受け入れることになった。 仮にも軍事組織の中でこういったことを大々的にやることを許可して、日常業務に支障をきたすのではないかと。 「まあ、それはそうですね」 それを何の気なしに神崎にぶつけたところ、苦笑と共にそんな返事が返ってきた。 「ですが、単なる軍艦ではなく、人の姿と心を持つのですから、そういった方面でのケアも必要なのです」 艦娘がそういう存在として作られたからか、それとも「軍艦」でありながらも人の「娘」として習慣を自然と持つからか。それは判然とはしない。 「ケア、ですか」 「いかに強力な力を持つといえども、彼女たちは一面『人』でもありますから。 むしろ、常人離れした力を有しているからこそ、そのコントロールに関わる要素は慎重にならざるを得ません。 軍務ということで規律を守り、風紀を保つことも重要でしょう。何しろ、国を守る盾であり矛であるというのは国の威信を背負うことですから」 その言葉には同意しかない。軍艦というのは戦略兵器であり、国家としての実力を測るための目安になるもの。 故にこそ苛烈なまでの訓練を重ね、日々鍛錬を行い、万が一がないように力を磨き続けているのだ。 「ただ……締め付けるだけでは、重荷を背負わせ続けるだけでは、やがて崩れます。 だからこうして羽目を外させてやるのも、この島を背負う者、艦隊を指揮するものとして必要と考えております」 さしずめ、締め付けすぎたボルトが割れてしまうように、あるいは、膨らませすぎた風船が破裂してしまうように。 負荷をかけすぎたものはやがて、限界を超え、来るべき破滅を迎えてしまうことになるのである。 「なまじ人である以上、誰かが不調となれば、それが伝播してしまうものです。殊更、この島ではそれが致命的になりかねませんので」 「なるほど」 これがただの軍艦ならば、人員を入れ替えればそれで済む話だ。だが、艦娘には限りがある。 姉妹間や戦隊間あるいはそれ以上の枠組みでの絆で結ばれている彼女らの誰かが欠ければ、それは大きすぎる影響が出るだろう。 「まぁ、お堅いことは抜きとして、今日は楽しみましょう」 「提督も、お気をつけて…」 堀の目は、執務室の机のわきで山積みとなったチョコレートを見ていた。 艦娘たちが業務の合間に持ってくるそれは、逐次秘書艦の大淀や妖精さんによって運び出されている。 だが、汲めども尽きぬ泉のように、あるいは沸き上がる活火山のようにまた積みあがる。 これを残らず食べてお礼をするという仕事が待ち受けている神崎に、ハレムとは苦労するものだなと、堀は月並みな言葉しか浮かばなかった。 365: 弥次郎 :2021/05/29(土) 23 46 02 HOST softbank126066071234.bbtec.net 以上、wiki転載はご自由に。 季節感0で今更な感じですが、書いてみました。 ご笑納ください。 373: 弥次郎 :2021/05/30(日) 00 15 37 HOST softbank126066071234.bbtec.net 修正を… ×有名どころのパイロットというのは、それこそのちの戦史においてクローズアップされるようなエースたちは 〇有名どころのパイロットというのは、それこそのちの戦史においてクローズアップされるようなエースたちはこの時代でも存命であったりするのだ。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6716.html
860: 第三帝国 :2020/12/15(火) 23 25 52 HOST 58x4x169x209.ap58.ftth.ucom.ne.jp 銀河連合日本×神崎島ネタSS――——――外伝「イゼイラ訪問記Ⅰ」 ーーーーーーデロニカ・クラージェ船内、格納庫 イゼイラへ向けて順調に航行中のクラージュであるが、 乗員の間で現在話題沸騰中の施設が格納庫に出来ていた。 それは入浴施設。 すなわちお風呂である。 しかも災害時に自衛隊が展開させる簡易的な物ではなく、 フェルが以前城崎温泉のホテルで入浴した温泉施設を再現している。 宇宙船で温泉施設レベルのお風呂に入れるとはなかなか贅沢である。 これも全て神様仏様ハイクァーン様様のお陰であり、 柏木に吹雪、駆逐棲鬼は何でもアリなのに呆れると同時に、 風呂好きな平たい顔の民族として宇宙船でお風呂とウキウキしていたが・・・。 「なんでこうなったんですか!!?」 「俺だって聞きたい!」 顔を赤くした吹雪の叫び声に柏木が同じくらい顔を赤くしつつ大声で叫んだ。 「いいじゃないか、 減るもんじゃないし」 「ウム、ソノ通リ」 「減るデスヨ! というか減ったデスヨ、恋人の時間が!」 激オコなフェルがシャルリとリアッサに詰め寄る。 今にでも口から内閣総辞職ビームを発射しそうな勢いである。 「えっとエっと・・・少し恥ずかしいですう」 「・・・アウアウ、ハイ」 ニーラと駆逐棲鬼、もとい黒雨がチラチラと柏木に視線を向ける。 2人とも柏木と同じ湯船に入っているため素っ裸である。 というか、全員素っ裸である。 ぶっちゃけ、現在野郎1人(柏木)と女性6人で混浴していた。 神崎提督の爛れた日常生活、もとい性活とは規模的に劣るが、 世の中の一般な男性諸君からすれば羨ましいことこの上ないシチュエーションである。 おお、ブッタ!寝ておられるのですか!(憤怒) 「・・・どうしてこうなったし」 柏木はまさか自分が「い○ご100%」や「To○ove」のようにラブコメ物にある定番中の定番。 すなわちラッキースケベな温泉回を実体験するなど未だ信じられず、頭を抱えて再度疑問を口にした。 思えばフェルと一緒にこの浴場で過ごしていたのがまずかったかも知れない。 深夜の浴場なら人が来ないから大丈夫、だなんて他の人も思いつく発想でありエンカウントすることだって十分あり得た。 結果、フェルと一緒に温泉を楽しんでいる最中。 女性陣が大勢入浴して来た上に見られても気にしないシャルリとリアッサがいたのが運の尽きであった。 回れ右で慌てて出ようとした他3人をシャルリとリアッサが強引に湯船に放り込んだ結果、今に至る。 861: 第三帝国 :2020/12/15(火) 23 26 31 HOST 58x4x169x209.ap58.ftth.ucom.ne.jp 「しっかし、ハルマのデルンって私らと大差ないんだなぁ」 「タシカニ」 「ちょ、」 などと言って柏木をガン見するシャルリとリアッサ。 異星人からの逆セクハラに思わずフェルの背後に隠れる。 「フェル、俺を守ってくれ頼む!」 「無論デスヨ!マサトさんの裸を見て良いのは私だけデスから!」 腕を広げてキシャー、と鳥みたいに威嚇するフェル。 これには見ていた面々はこの微笑ましい光景に思わずクスリ、と笑みが零れる。 そしてフェルの裸云々の件で同時に2人の関係が婚約者であることを改めて認識する。 「ひゅーひゅー、 見せつけてくれるじゃナイか、熱いねー。 思わず大使をフェルから奪いたくなっちゃうじゃないか」 その婚約者を即座に煽る獣人系宇宙人がいた。 というかシャルリであった。 「ふ、ふ~ん、残念デス! 『付き合ってくれ』と告白したのはマサトサンの方デスしー。 し・か・も、手を出したのもマサトサンからなので、 シャルリが奪ったり、入り込む余地なんてこれっぽちもないデスヨ!!」 これ以上無い程ドヤ顔でフェルが宣言した。 自分の方から研修という名の押しかけ女房をした事実を言っていないがそれ以外は概ね事実である。 「え、マジ」 まさか柏木の方からフリンゼに対して積極的だったとは予想外であり、流石のシャルリも真顔になる。 自然と視線はフェルの背後に隠れている突撃一番(意味深)な某馬鹿に向かう。 「あ、うん。 まあ、大体合っている・・・」 事実なので肯定する他ない柏木。 「ま、ままままま、マジかーーーー!!?」 「オオゥ・・・」 「フェえええええ!!?」 「きゃー、 大胆ですね柏木さん! いいなー、提督は夕立ちゃんには手を出した癖に、 私の時は姉妹で襲うまで全然駄目だったのに、いいなー」 「提督モ柏木サンヲ見習ウベキデス、ハイ!」 柏木の回答に質問したシャルリを始めとする女性陣が驚愕すると同時に大いに場が盛り上がる。 「ん、今さら思い出したけどそう言えば噂ではアンタら確か結婚しているとか」 「噂じゃなくて事実です! この証拠に・・・ほら!」 シャルリの疑問に吹雪が自信満々で指に嵌めたケッコン指輪を見せびらかせた。 ティ連に結婚指輪の習慣こそないが、それとは違う形で婚姻の関係を表明する文化がある。 なので吹雪が見せた指輪の意味について理解できた宇宙人女性陣一同が「おお~」と盛り上がる。 (胃、胃が痛い・・・) なおこの場における唯一の男性こと柏木は人妻と混浴、 しかもあの神崎提督の艦娘という事実を突きつけられて青ざめていた。 どうかバレませんように、 と神様仏様蛭子様と柏木は内心で祈りを捧げる。 862: 第三帝国 :2020/12/15(火) 23 28 22 HOST 58x4x169x209.ap58.ftth.ucom.ne.jp 「・・・後、1人のデルンに対してかなりの嫁さんと結婚しているとか」 「愛サエアレバ関係ナイデス、ハイ!」 「姉妹5人、10人同時だって『私たちの提督』なら逝けますから問題ありません!」 黒雨と吹雪が誇らしげに重婚を語る。 『私たちの提督』と表現している辺りが一夫多妻、 ではなく多妻一夫な力関係であることが伺える・・・。 「え、姉妹同時?5人、10人も?え、エエ??」 種族の間で寿命差があるため、 年の差結婚について理解があるティ連の獣人系宇宙人シャルリであるが、 流石に「姉妹同時」「5人、10人」という単語には困惑しか覚えなかった。 「・・・なあ、ハルマのデルンって皆その、 そうなのか?そんなに凄いのか?そんなにスケベなのか?」 「断じて違います」 「フーン、研修初日に私を押し倒したのが誰だったデスかー?」 赤面を浮かべ、気恥ずかしそうにもじもじするシャルリの問いかけに柏木が即座に否定する。 が、突撃一番の否定に対してフェルがジト目で自らの体験を口にする。 「研修初日に異星人を押し倒すなんて・・・それなんてエロ同人?」 「夜ノ研修デスネ、分カリマス、ハイ」 「エッチなのはいけないと思います!!」 「ヘンタイダナ」 「やっぱり、スケベじゃないか!」 女性陣からフルボッコにされる柏木、自業自得である。 これに対して柏木が選択した対応はと言えば、 「お、俺。先に出るから! 流石にこの状況は色々不味いし!」 転進である。 撤退ではなく転進である(大本営発表)。 これ以上この場にいれば碌な事にならないと勘が囁いていた。 「マア、待テ。 コンナ機会早々ナイシ、ユックリ話ソウジャナイカ」 「一緒にガーグと戦った戦友ダロ。 もう少し大使の話を聞かせてくれないか?」 ニヨッタとシャルリが逃げようとした柏木を捕まえる。 「というか・・・へー。 コッチもあんま変わらないナー」 「興味深イ」 「ヒゃああああ!?」 「マサトサン・・・」 タオルや手拭いを体に巻いて湯船に浸かる習慣は日本にない。 なので当然湯船から立ち上がれば丸見えな訳で・・・。 「あ、提督より小さい」 「小サイデス、ハイ」 「ぐふぉ!?」 顔を手で隠しつつもチラ見した吹雪と黒雨の率直な感想に柏木は精神的打撃を受ける、こうかはばつぐんだ! (お、男として色々完敗したぜ・・・神崎提督) 男のプライドと精神的防壁が毎度のイベントにて、 三式弾で毎度キャンプファイアーされる集積地棲姫のごとく燃やし尽くされ、 柏木は頭部にフェルの実り(意味深)を感じつつ、そのまま意識が闇へと沈んで行った。 なお余談であるが、 後日この混浴について日本、神崎の双方にバレてしまい、 地球への帰還後、某突撃馬鹿は二水戦旗艦「神通」主催の地獄のブートキャンプでたっぷり「可愛がられた」事をここに記す。 863: 第三帝国 :2020/12/15(火) 23 31 26 HOST 58x4x169x209.ap58.ftth.ucom.ne.jp 以上です。 最近シリアスな話が多かったので思いっきりネタに走りました。 それと行間の設定を誤ってしまい読みにくてすみません。 では
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6857.html
18: 194 :2021/01/23(土) 17 05 30 HOST ai126164122017.72.access-internet.ne.jp 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件セカンドシーズン?その20 共産支那の暴走 さて、正式に侵攻作戦を発した中国軍だが、実際にはその2日前から行動を開始していた。 既に準備が整っていた事も有り、中国海軍は速やかに出港。それぞれの目的地へと侵攻を開始した。 艦隊は主に二派に分離。一方は台湾へ。もう一方は尖閣諸島へと向かった。 戦力配分だが、近場で本土からの手厚い支援が受けられる台湾侵攻艦隊は、空母遼寧を中心とした機動部隊が。南西諸島侵攻艦隊は、より日本本土に近いという理由から 山東及び003型航空母艦こと「海南」を中心とした二個機動部隊が投入される事となった。 海南はまだ竣工してから日が浅く、実用化したとされる電磁式カタパルトも故障続きである等、様々な不具合を抱えている状態だったが、相手を考えると少しでも有力な戦力を 投入したいとの考えから、急遽投入される事となった。 主力艦載機はJ15及びJ15T(海南のみ)だが、極少数J20やJ31の艦載機型が投入されている。日本側がステルス機であるF-3A及びC型を大量導入する事を決定した事を受けて、急遽開発・実戦投入 されている。 もっとも、元が陸上機という事も有り性能面でどうしても見劣りがしてしまうが、それでも有ると無いのとでは大違いで有り、相応の戦果を期待されている。 その他にも、075型揚陸艦や崑崙山級揚陸艦をはじめとする上陸作戦を展開する輸送部隊や、複数の護衛艦艇等が展開している。潜水艦に関しては、言うまでもないだろう。 さて、まずは南西諸島への侵攻から見ていこう。崑崙山級揚陸艦から726型エアクッション揚陸艇が吐き出され、まずは無人の尖閣諸島を占拠。対空・対艦ミサイルを揚陸して守りを固めると、 西表島をはじめとする有人島の制圧の為に、空挺部隊の投入を決定。Y-9輸送機が空挺部隊を降下させるべく低速で与那国空港へと侵入する。 だが、自衛隊も座して降下を許す事無く反撃を開始した。 中降下兵「ミサイル!!」 秘かに展開していた歩兵による、91式携帯地対空誘導弾を使用した対空攻撃だ。狙われたY-9輸送機は慌ててチャフとフレアをばら撒きながら回避するが、空挺降下の為に速度を落としていたのが災いし、 右主翼内側のエンジンに直撃。エンジンを完全破壊するだけに留まらず、右主翼に大きな亀裂を走らせた。回避の為に主翼に大きな負荷がかかっている状態でのこの被害は致命的であり、主翼は呆気無く破断。 空挺隊員達を乗せたまま海上へと墜落した。 2号機機長「いかん!!降下を中止する!!」 後続の機体の機長は降下作戦の中止を決断。退避行動へと移る。結論から言うと、この判断は正しかった。 他の島々の陸自隊員達も、同じ様に91式携帯地対空誘導弾を構えて待ち構えていたからだ。もし空挺作戦を強行していたら、無為に兵士と機材を失う結果となっていただろう。 19: 194 :2021/01/23(土) 17 06 00 HOST ai126164122017.72.access-internet.ne.jp 海南艦長「自衛隊の反撃です。空挺作戦は、中断されました」 中提督A「・・・甘く見過ぎていた様だな。艦載機部隊に奴等の駐屯地を叩かせろ。貯蔵庫を叩けば、連中は抵抗出来なくなる。急げ!!」 海南レーダー員「報告!水上レーダーに反応、敵らしき物を発見!!」 海南艦長「正確に報告しろ。敵らしき物とは何だ?」 海南レーダー員「そ、それが・・・艦船にしてはレーダー反射が酷く小さいのです」 海南艦長「何だと!?」 今一つ要領を得ない報告に、首を傾げる艦長。だが、彼が嘘を言うタイプで無いのはよく分かっている。 念の為に哨戒ヘリを向かわせようとしたその時、驚きの報告が入る。 海南レーダー員「こ、今度は対空レーダーに反応。敵機です!!高度は・・・10メートル以下の超低空です!!」 海南艦長「何!?」 いきなりの敵機による空襲に驚きの声を上げる艦長。一体、どんな魔法だというのだ!?と驚きを隠せないでいる。 この一連の現象の正体、それはUS-2に搭乗して敵レーダー範囲外に展開後、最大戦速で突っ込んで来た神崎島の艦娘達だったのだ。 南西諸島の攻略に取り掛かる中国軍に横合いから奇襲をかけるべく、艦娘形態のまま突入して来たのだ。 中提督A「どういうトリックかは分からんが、敵機が来ているのは確かだ!対空戦闘!敵機を撃ち落とせ!!」 中提督Aの号令の元、急いで対空戦闘に取り掛かる中国海軍。だが、準備が完了する前に蒼龍・飛龍の二隻から飛び立ったF-3C(妖精さんサイズ)から発射された25式空対艦誘導弾(ASM-3改)多数が 中国海軍に襲い掛かった。 妖精さんサイズとはいえ、その破壊力は変わらない。36機のF-3Cから実に216発もの25式空対艦誘導弾が放たれた。 それでも、中華イージスこと蘭州級駆逐艦や昆明級駆逐艦が懸命に対空射撃をするも、全てを撃ち落とす事は出来ず被弾が相次ぐ。 蘭州級駆逐艦二隻にそれぞれ二発と一発が直撃し、二発直撃した方は消火に失敗し沈没。より小型の江凱型フリゲートや056型コルベットは一発でも致命傷で有り、計4隻を喪失。 昆明級駆逐艦二隻の内一隻にも、撃墜したミサイルの破片が多数刺さり、探知・迎撃能力が大幅に減少。 何より致命的だったのは、海南に1発・山東に至っては実に3発直撃した事だ。海南の方は火災が発生し、懸命に消火活動が行われている状態で有り、山東に至っては燃料タンクと弾薬庫が誘爆して 手が付けられなくなり、総員対艦が命じられている。 大損害を被り、航空機の運用能力を喪失した中国海軍。そこに、艦娘達が襲い掛かった。 残存艦艇は懸命に反撃を行うも、人と変わらないサイズの艦娘に攻撃を直撃させるのは困難であり、加えてパーソナルシールドも展開しているのだ。損害を与える事が不可能に近い。 逆に、大和や長門の大口径主砲や酒匂や那珂ちゃんの軽巡洋艦の主砲の雨が降り注ぎ、次々直撃弾を浴びせて来る。 護衛艦艇が全滅した所で、海南及び揚陸部隊は白旗を挙げて降伏。尖閣諸島も、陸上用ホバーユニットを展開して上陸した長門に主砲を突きつけられて、此方も敢え無く降伏。 南西諸島侵攻は、大失敗に終わったのだった。 20: 194 :2021/01/23(土) 17 06 30 HOST ai126164122017.72.access-internet.ne.jp さて、もう一方の台湾侵攻部隊だが、台湾空海軍との間に短くも激しい戦闘が展開され、双方大きな被害を出すも数の差で共産支那側が押し切り、沙崙海水浴場一帯にエアクッション揚陸艇を多数展開して 侵攻部隊を揚陸している所だった。 遼寧艦長「閣下。陸上部隊の揚陸が完了、これより台北へ向けて進行するとの事です」 中提督B「そうか。思った以上に順調だったな。・・・・・南西諸島侵攻部隊からの連絡はどうなっている?」 遼寧艦長「・・・残念ながら、緊急通信後は連絡が有りません。魚釣島に上陸した部隊も、連絡が取れません・・・」 中提督B「・・・どうやら、そちらは失敗したみたいだな。ならば猶更、台湾は手中に収めなければな」 遼寧レーダー員「艦長!レーダーに反応、飛行物体です!とてつもなく大きい・・・!!」 遼寧艦長「何だと!?距離は?」 遼寧レーダー員「き、距離は・・・・・艦隊から東方、僅か5キロの地点です!!」 中提督B「何!?」 慌ててその方向を見やる中提督達。すると・・・。 探知偽装を解除したフリンゼ・サーミッサが、その姿を現した。 ニヨッタ「中国艦隊ニ告ぐ。こちらはティ連所属人型機動攻撃艦・フリンゼ・サーミッサである。貴艦隊は、台湾国ニ対して不当な侵略行為ヲ行っている。今スグ部隊を引き上げなければ、我々は友好国である 台湾国ヲ守る為の、軍事行動を起こさねばならない。賢明なる判断を下されたし」 表面上は撤退勧告だが、見た目的には完全な恫喝である。 突然のティ連艦艇の出現と勧告に驚愕した中提督Bだったが、正気に戻るとティ連側に猛抗議をしだした。 中提督B「ティ連艦艇に告ぐ。これは侵略では無い。台湾は我が国固有の領土であり、不当に制圧している反逆者達を倒す為の内政事項である。反乱鎮圧は我が国における内政問題であり、ティ連が口を出す資格は無い。 これ以上口出しするのならば、『一つの中国』を否定し反逆者達を支援するテロ国家と見なし、断固たる対応をとる。其方こそ、即急に『我が国の領海』外へと退避せよ。然らずんば、自衛の為に攻撃する!!」 互いの主張は完全に平行線状態で有り、どちらも一切引こうとしない。 一触即発状態。と、いきなりシールド表面に爆発が。どうやら、任務失敗後の処分を恐れた056型コルベットの艦長が独断で攻撃を命じ、攻撃を開始した様だ。 中提督B「なっ!?何をやっている!?今すぐ射撃を止めさせろ!!」 21: 194 :2021/01/23(土) 17 07 00 HOST ai126164122017.72.access-internet.ne.jp 慌てて叫ぶ中提督B。だが、遅かった。 中国艦隊からの攻撃を受けて、フリンゼ・サーミッサ側が自衛の為の戦闘を開始したからだ。 まず、攻撃を仕掛けて来た056型コルベットに固定オート・メラーラ127ミリ砲で穴だらけにして沈黙させ、次に蘭州級駆逐艦を2連装中型重粒子・斥力切替兼用砲で瞬時に轟沈させる。 極めつけは、遼寧の艦橋を掌部粒子トーチで真っ二つに切り裂いたのだ。中提督B以下艦隊首脳部は呆気無く全滅し、残存艦隊の統制が取れなくなってしまった。 海上の蹂躙劇を目撃して、上陸した部隊も浮足立つ。しかし、陸上からも攻撃の手が迫りつつあった。 攻撃が始まる少し前に、橋頭保近くに秘かに国防陸軍の機甲部隊を転送しており、戦闘開始と共にそれ等が襲い掛かったのだ。 内訳は、36式可変機動戦車が3両と38式超重可変機動砲戦車が一両となっている。この部隊と、台湾陸軍の戦車隊が橋頭保に突っ込んで来た。 日戦車隊隊長「戦闘が始まった。各車、敵橋頭保に突入。仇敵を蹂躙せよ」 日戦車兵達「「「了解!!」」」 台戦車隊隊長「凄い戦車ですな。味方として、これ以上無い程心強い」 日戦車隊隊長「なに。友人を見捨てる様な真似はしませんよ。こちらこそ、宜しく」 台戦車隊隊長「・・・本当に、有り難い限りです。では、突撃!!」 号令と共に突入する日台戦車連合。僅かに導入されたM1A2Tが4両(黒人女性大統領のせいで、これだけしか導入出来なかった)とCM11が12両。これらが日本戦車達の支援の下、上陸した人民解放軍を撃破していく。 99式戦車が36式可変機動戦車の120㎜ヘビーマシンガンの乱打を受けて爆散し、05式水陸両用戦車がM1A2TとCM11の集中攻撃を受けて撃破される。38式超重可変機動砲戦車が部隊から少し離れたデポに主砲弾を 撃ちこむと、周りを巻き込む大爆発を起こす。 だが、敵もさるもの。初期の混乱を無理矢理終息させ、反撃に転じて来た。 日戦車隊隊長「フン、来たな。戦争を教えてやる・・・」 そう呟きながら、此方へ攻撃を仕掛けようとしていた戦車小隊のど真ん中に主砲を撃ちこむ。 戦艦の主砲並みの大口径砲である305㎜砲弾をまともに浴びた99式戦車が欠片も残さずに消し飛び、直ぐ近くに居た僚車2両も305㎜砲弾の爆発の衝撃でゴロゴロ転がって擱座。 見た目は無事だったが、中の人間が耐え切れずにミンチより酷い状態と化していた。 これ等の光景を見て、辛くも生き残っていた司令部を始めとした残存部隊は戦意を喪失。あっさりと白旗を挙げた。 海上の方も、昆明級駆逐艦の次席指揮官が降伏を申し出た事で、戦闘は呆気無く終結。なお最初にやらかした056型コルベットはというと、その後のダメコンに失敗して火災が収まらず、ティ連側の手を借りて鎮火した ものの、損傷が酷過ぎる為に結局は廃艦にせざるを得なかったのだった。 かくして、乾坤一擲の覚悟で行われた台湾及び南西諸島への侵攻作戦は、目を覆わんばかりの大失敗という結果に終わった。 侵攻用の戦力の大半を失った以上、最早手打ちにするしかない。誰もがそう思っていた。だが・・・・・。 かの国家主席は日本及びティ連の介入と迎撃に怒り狂うと共に、失敗の責で自国民に吊るされるのを恐れた結果、禁断の手を使用して来た。 日本本土の軍事拠点に対する核攻撃である。 22: 194 :2021/01/23(土) 17 07 30 HOST ai126164122017.72.access-internet.ne.jp 以上です。日本やティ連による共産支那の侵攻部隊の迎撃の様子でした。 最初の艦娘の戦闘シーンがまんま635氏が書いたのと同じになってしまい、本当に申し訳有りません(汗)。可能な限り違いを見せようと努力はしましたが、これが限界でしたorz で、尖閣に長門さんが着上陸をかましましたが、これは久々の戦闘で血が滾ってしまって先走りしてしまった結果です。この後、大和さんに怒られました(ヲイ) そして台湾の戦闘ですが、空海軍は残念ながら描写ならず(コラ)。一応、共産支那側にも相応の損害を与えていますので(汗) そして、フリンゼ・サーミッサ無双と日台連合部隊によるパーティーと相成りました。なお初期プロットでは、フリンゼ・サーミッサの戦闘のみとなっていましたが、ガン〇ッドのパーティーが見たいという声を受けて、 急遽陸上戦闘シーンを追加。更に台湾の機甲部隊と、日本戦車隊の指揮車両として38式超重可変機動砲戦車も投入。結果、上陸を果たした部隊が酷い目に遭う事に(汗) 完全に大失敗となった侵攻作戦ですが、共産支那が遂に核の使用に踏み切る事に。次回は、その迎撃の様子の描写となります。 wiki掲載は、自由です。