約 19,734 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/5531.html
404: 635 :2019/01/05(土) 20 21 40 HOST p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp 銀河連合日本×神崎島 小ネタ戦艦狂騒曲 我が国は日帝の残党の保有する戦艦群に対抗するため新型の大型戦艦を複数建造する大海軍計画を実行すべきである! 予算等は人民が自発的に協力するので問題はないだろう。 中国共産党機関紙の記事 「我が国の軍艦は哨戒艦やコルベット等の小型艦に至るまで全て日帝の戦艦より巨大で強力な艦で置き換える予定です。」 韓国議会で安全保障に関する質問に対する韓国大統領の返答 ドイツ政府、神崎島の戦艦ビスマルク及び重巡プリンツ・オイゲンへ対抗するため大型水上艦を計画か? 一部政府内からは軍拡はナチ的との批判を受けるも検討は続行する模様 海軍からは大型水上艦より通常艦艇と戦闘機の整備をとの声。 軍拡?なドイツ新聞の記事 なお海軍は悲鳴を上げている模様 「ドイツが大型艦作りそうだから神崎島に海防戦艦の見積もりお願いしとこ。」 「うちもするわ。」 「武蔵作った君島重工なら行けるか?」 「スウェーデンのBAEに声掛けとくか。」 ドイツの軍拡?に不安を感じる周辺諸の反応 「うちも戦艦作るぞ!」 「予算どっから持って来るんだ!?」 「まずは神崎島から主砲の生産技術の移転をだな。」 「うちが交渉しよう!」 「いやうちだ!」 「戦艦作るかどうかも決まってないだろ!?」 戦艦の建造でグダグダなフランス 「とりあえず神崎島に輸出用水上打撃艦共同開発を打診するか。」 わりかし堅実なイギリス 「提督!やはり彼らに対抗するために播磨型の建造しましょう!」 「夕張、後でお仕置きな。」 「ならばこのフォン・ヒンデンブル級!ジョージ・ワシントン級やトハチェフスキー級戦艦もありますよ!」 超大型戦艦の建造を提督に嘆願する夕張 405: 635 :2019/01/05(土) 20 22 47 HOST p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp 「どうしてこうなった…。」 「大統領、追加の嘆願書です。」 「今度はどこだ?」 「モンタナ州選出の上下院議員連盟、州議会、モンタナ出身の海軍軍人、在郷軍人会、学生団体その他です。 21世紀初の戦艦の艦名はぜひモンタナをと…。」 「建造すると私は一言も言ってないんだがなあ。」 「これで建造しなかったら暴動起きるじゃないですかね?」 「やっぱりか?」 「やっぱりです。」 戦艦の艦名の嘆願書に埋もれるアメリカ合衆国大統領と秘書の会話 「実際ズムウォルト級より安く、タイコンデロガ級を置き換えられる指揮設備の整った重巡洋艦辺りでいいんだが。」 「世界最強のアメリカ海軍の最大の敵は予算ですからね。」 「しかし、納税者様は戦艦を求めているか…。」 あるアメリカ海軍高官の会話 アメリカ新型戦艦の建造決定!日本も追随か?野党は憲法違反との声 日本の新型戦艦、その艦名を大胆予測! 「なんで日本も建造するような記事があるんでしょうね?」 「総理、アメさんも作るんだから家もということでしょ?」 「そんなものですかね?神崎島に戦艦あるからいいでしょう?」 「まあ言わせておきましょうや。」 朝晴新聞や週刊誌の記事を読んだ日本国総理と副総理の会話 Oto Melara 「社長!各国から戦艦の主砲の製造の問い合わせが!!」 「はぁっ?」 BAEシステムズ 「大口径の主砲は製造可能かという問い合わせが来ています!」 「へ?」 FMC 「8インチ砲ライセンス生産の依頼が殺到しています(泣)」 「はい?」 日本製鋼所 「戦艦の主砲の製造依頼が来ているんですが(汗)」 「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」 君島重工 「あの戦艦の建造依頼が(汗)」 「どういうことなの?(汗)」 戦艦騒動に巻き込まれた各国企業 大和「提督、日本製鋼所から日本戦艦の主砲のライセンス生産依頼が(汗)」 長門「提督よ、君島重工からは戦艦の建造指導依頼が来てるそ(汗)」 アイオワ「アドミラル、プレジデントから泣き付かれたのだけど(汗)」 イタリア「あの、イタリアから戦艦の建造、運用コストについて相談が(汗)」 ウォースパイト「イギリスから輸出用水上打撃艦の共同開発の話が来ましたがどうしますか?アドミラル?」 ガングート「各国とも大変そうだな。フランスはどうなんだ?」 リシュリュー「戦艦作る作らないの話と主砲製造技術の取得で神崎島からどうやってイニシアティブを取るかの話でグダグダよ?」 ローマ「まだ作る作らないの段階よね?(汗)」 金剛「O、Oh…。と、ところでドイツはどうデスカ?」 ビスマルク「政府内でナチに対抗するため戦艦をと話が出てるけど戦艦は軍拡でナチ的だからダメだけど戦艦を作らなければ、 海軍はそれより空軍の戦闘機や潜水艦の整備をと海軍の方が現実見えてるわ(遠い目)」 提督「どうしてこうなった。」 ゴトランド「あの提督。スウェーデンやフィンランドから海防戦艦の見積もりの話が。」 戦艦狂騒曲に巻き込まれた神崎島 406: 635 :2019/01/05(土) 20 24 50 HOST p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp 以上になります。 この世界は良くも悪くも戦艦という存在に振り回されるようです。 転載はご自由にどうぞ。
https://w.atwiki.jp/doruota/pages/1419.html
僕の考えたトレーナー __ ≧s。 \ ¨  ̄ /。 \ . . ... ≧s。 V___ / 十 ヽ . . . . .... ≧s。. }/// V{ }{ r‐ァ. . . . . . ..... 、 , /////V/}{ / '≧s。_  ̄ ........ ', ,イニ=-__////X//////////≧s。__  ̄ ...... __ } /ニニニニニニ=-__/////////////≧s。 _____> ....ノ. {ニニニニニニニニニニニニ=-__/////////////ア ¨´ 丶ニニニニニニニニニニニニニニニニ=-笊笊T `≦アニニニニニニニニニ=- ̄ ̄ j{三ミ、ミミミ{ | . ┃ j{ミミミミミミ「 | . ┃ ┃ j{^ミ/⌒Yミミト、 | . ┃ j{ ゙゙〈^i }ミi {⌒ | . j{ r'_,ノ 'ミⅥ | . | l j{ __,ノミi ハ{ | . 乂 ノ j{ / V从{ | .  ̄ j{ イ ∨{ | . j{´. 〉-- 、 ト、... イ. ィi〔 ∧ >- ---r‐‐ ´ ,.ィi〔 / ∧ V ィi〔 / ∧ { / 、 【名前】提督(AA出典:『艦隊これくしょん』より「提督」) 【トレーナーステータス】 指示:B= 高水準の指示力。 育成:A+= 卓越した育成力。「艦娘」種の育成に優れる。 統率:B+= 高水準の統率力。「艦娘」種の統率に優れる。 能力:C+= 支援艦隊に協力を要請する固有を持つ。 【固有ポテンシャル】 『友軍援護する支援艦隊』… 提督固有ポテンシャル。 PT全員が「技能拡張:しえんかんたい」を繰り出す事が出来る。 「しえんかんたい」… 特殊/水/180/70/全/×/優先度+3 場に出て2T目以外だと失敗する。 【サポーター】 | || |_||_ -―  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ―- n|上-―  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ― 二_ ,r'´ __,.ェ=<―――>―-、 _フ / Y | ゞ '⌒ヽ、`チ 〈ィ_,豸⌒ー ̄ / | | !、f 〃ィnメ〈 / 〃ィnメ、 i /! | !| 「ヽ `ー" 厂`ヾ `ー‐' 厂 ! | i!| | `ー―仏小、` ー― ' /! ヽ l |i!、 / ハ / ! \_ヽ ト、 ヽ ノ ! _,.ィ―久ヽ `こ´ ,.イ ,. -rfュ三ニレ/ | ヽ <___> _//__<三三ヘ< / | \ ー―ラ=' ̄K二二二 【名前】米倉薫(AA出典:『ジパング』より「米倉薫」) 統率:A+= 卓越した統率力。追加任命は『トップバッター』。 【サポート効果】 『そんなに…僕たちの力が見たいのか…』… 米倉薫のサポート効果。 味方の「威力:150」以上の技の威力を強化(1.1倍)する。 【フィールド効果】 ◆《 ノモセジム・ハイアンドロー 》 ノモセジムフィールド効果。 「瀕死」状態の味方の数に比例して場にいるポケモンの「速」を低下(0.9~0.5倍)させる。 【手持ちのポケモン】 _ --__ 圦ゞ´ ィ(__ノ⌒ヽ≧=-__ -=ニゞ´ /了 . . .! . . . . .ヽ////)廴ノ _/ . .{ . . . . !Ⅵ、 . . .∨ニ=-〕 __ ⌒{ . .、ャッ、 .}ヒカ', . . . .}ニ=- ' _ ´ . . .-===ミヽ /^\_/\ ソ .ハ 、 ! . . .从爪 ィi〔///ヽ . ´ . . ./ -===- \ /⌒\ \/\. { . .i\‐ ' ノ!/-=7 . \ |////// . . . ./、丶` ´ ̄ノイ、 . .ヽ //\/ ノ\ \ / . ヽ !}⌒}´了 { /ユ_`¨¨¨´ . . . . . . . . ._、‐''゛==- ∨ . } 〈==ヽ/.\/ \ }.. _人二二{ Ⅵ////∧ . . . . . . . . . . ./ \ . .ヽ.ノイ \/__ノヽ/ /. }/⌒¨¨´∧ ∨ヽ////.ヽ}!) . .、丶`_|-≦ヲ ヽ .}________ / / / , { /⌒ヽ/ ̄ ∧ ∨∧//√´ } |///|-==- ̄/777 ̄.リ/777_ | |///! / / / / / / ! 〕 }//∧、}__/^∨///|__{ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__}-=、 |///! , \__/ /ヽ 八` λ ‐ - i ノ ノ/⌒}/ /⌒v ̄ / ̄\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄──{ー、 `¨¨´ /〈/ / / ./ ≧=≦≧了 ̄\_} . . . .⌒ヽニニニ∨{ >''~⌒}_ ̄ ̄√廴__\ .\ 〈∧ / / 、丶` . . . . }フY ̄≧=‐ /// ! .// . ./∧⌒ニニv\/⌒!_} ̄ | ̄ Υ | ̄ノ-=======、 /ノ{ 、丶` . . . . . . . . . . . /ノ─rzz〕 〔//( /// / ∧ニニニ∨ | !((__)) ] √\ ! 廴____乂ノ / ノ/} !\ 、丶` .r Υ、 . . . . . .__ノ/ `' }  ̄∧∨/ヽ__ , . . . . ∧ニニニ∨! 〕  ̄| | \ .\、_|__|__// / 'ヽ/ } / . . . . . .{∧ヽ ',≦ニ/ゝ=≦≧==={ {/_/⌒v . . ./__、ニニ' ̄ ̄辷≦===辷二ヽ((_)==-  ̄ }─\ 〈 ///ヽ / . . . . . . . .ヽ(´ノ_}二7廴_{ c } / ̄ヽ } /|____| .'ニ二,─==========─ _ ̄-‐|__.ノ二二二} /// //\{ . . . . . / . . ./ ̄ ̄ノ7ノ ! 乂_.ノ /八 }〕 ノ‐=≦{ ]__!__'ニニ,  ̄ ̄___ -‐!二ノ{ニ=-r_ア /// / \/〕 . . / | . . .! // } ノ !─ i i }] ∨///ヽ__/}ニ二、_/圦__ ̄ ̄ -===≦ ̄ ̄。s≦´ /// / / /! . . .{ , . . |// i /7/___| ! ! ∧v ヽ////\/ ノニニヽ.ヽ___|__ \___,,.、丶´} ̄ { /// / / , ヽ . . .、 /イ i i i ノ!{-─--__ 〕h、|  ̄`! ∧v\\///.\ {ノY\、Y___{_ト ! /} /} '// / / \./ .\ .、 ' i i i i i i / / \ヽ-=ニニニ∧v=\ヽ///../..ヽ} `´ /圦 |⌒\! .|/ //| '/ / ./乂ノ, '\ ./ .ヽ/ i i i i i 〈 { -=ニニ=- 、 }二ニ=┴=.∧v、_∧∨//\__.r─┐ r─┐__ノ∨ 丿 '//〕. / /// .\// ./ i i i i i i i i\/ リ⌒廴___ノ-=ニニ∧∨ | .| .| ..| __! rュ、// ///7. `´ // | .// | i i i i i i i i i i ∧ ' ! i i∧ | { 〕 √ ヽ〕 .!((__)) ノ}/ //// ノ} ! .! // ./| i i i i i i i i i i i i∧ ', ! i i i∧ ィi〔{ i i\_!j{ .j{ |___|_|//} ///´ //ヽ|\ .// /.∧v i i i i i i i i i i ∧ , | i i i i i i\ ̄-==≦∨ i i i i i j{ .j{三三三ニ=-  ̄__//// ///ヽ}_ ィ( .// . ∧v i i i i i i i i i i i∧ , |_,,.. -‐∧ ∨`¨' j{ .j{//| / ̄/// / /// /{ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ .∧v i i i i i i i i i i i∧ , 、 .∧ , .j{ .j{//〕 / /// / ∴ 【名前】長門(AA出典:『艦隊これくしょん』より「長門」) 【タイプ】みず 【特性】ごうかい… 自身の「威力:150」以上の技の威力を強化(1.5倍)する。 【もちもの】 【技x6:ハイドロポンプ、エアロブラスト、はかいこうせん、まもる】 こうげき:D+ ぼうぎょ:A+ とくこう:A+ とくぼう:B+ すばやさ:E+ 【ポテンシャル】 『不動のエース』… 「ここぞ!」という時、全能力値が上昇し、技のクリティカル率が上がる。 『旗艦』… 『エース』に任命されている時、トレーナーの「統率」を1ランク上げる。 『長門型の主砲』… 自身の「威力:150」以上の技が相手の「まもる」等の技を解除する。 『長門型の装甲』… 相手の「威力:100」以上の技の威力を半減する。 『長門型の補給』… トレーナーの『指令』を受けた時、自身の体力を1/4回復する。 『長門型の凱旋』… 相手を倒した時、味方と任意交代する事が出来る。 『ケッコンカッコカリ』… 場にいる時トレーナーの「指示」を1ランク上げる。 低確率で再度『指令』を受ける事が出来る。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対草回避』… 敵陣に「草」ポケモンがいる時、相手の「草」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対草耐性』… 敵陣に「草」ポケモンがいる時、相手の「草」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対草反撃』… 敵陣に「草」ポケモンがいる時、低確率で一番最後に追加行動を得る。 『気合い』… 稀に気合いで相手の攻撃を耐える。 残り体力が多いと発動しにくい。 『スラッグアーツ』… 「ここぞ!」という時、自身の「命中」を強化(1.33倍)する。 『キラー』がいると発動しない。 『応急修理要員』… 1/試/自動 自身の体力が1/2以下になった時、自身の体力を1/4回復する。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『超弩級戦艦主砲掃射』… 長門専用ポテンシャル。 先行入力 一番最後に技「ハイドロカノン」による追加行動を得る。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz _ == / ,ィ ,s≦ V / ,ィ ,/ V ./ ,.' / V ,ィ /, ' ≧sュ_,.' / ,ィニュ ,ィ≦// _三=,.' ./ ,イ;, ' ≧sx ,' ,' ,s≦ ,s≦' /. \ /ハ / ,'!!/ , ' ,' ,' ,ィ ,イ ., ' /ハ } 、 / V /. Ⅳ / ' , ! ,ィ { / , } } ,ィ' \ / / V / !!! ,' ' ,ィ { / ソ /=s≦ .\ ./ / V !!! {,' / { ! ,' / ,' ,イ } _ V ,' Ⅶ {>s、 .Ⅷ {! ,' { ! , ¨≧s、 _ニ,' ,ィ , ' \ } , Ⅷ. \ 、 Ⅶ / !! { .i i ァ ,ィ .,' ,ィ' , " ≧s。_ \! / }. \ \ VV /{i ,' i Ⅷ/! ,.' , '. / _ ニ= = 、 \/ \ \VV ,{! { .Ⅷ V ! ,' / / ,ィ .\ \ } _ \ .VV {Ⅷ! V Ⅶ i 。s≦X ,ィニ ̄≧s=ニ二ニ≦\ム ! ヾ≧s。 _ヽ ぃV{ V ! V ,ィ! ! ,ィニ三ニ ハ , -===、 V } ≧s_ i\ 、Ⅵ . シ 人 ,イ三三三= } ,ィ V≧s Ⅵ ,' __ ノ≧s- 、 .{ン ,=シ _} / . ヾ≧===≦ { } } } } ,' ,' ヾニ / \ _... __ノ--ャ≦. .`´. . . {三三三三 } V シ,ィ ,' ,'. ,.' ≧=イ -=ニ{\{ > ‐ --。= ㍉三三s≦ ≧==-s≦ ./ ,'≧s、 ,ィ==-≧x /. . V. ,'三三三=} , === 。_ .,ィ≦{ / { 、 {三三三三 } ,' \㍉三三シ ,ィ } / V ./ ! } ≧==-≦ } .{ ≧s≧、 ≧=‐-≧==< V \ , {三三三 シ .} , ' ≧=‐--=≦ .V } ≧≦ i王芸エ=} 辷{=乂_,ィ ヒ=ハ三人_シ × ≧==≧三当 【名前】デルタラグラージ(AA出典:『ポケットモンスター』より「メガラグラージ」) 【タイプ】みず/くさ 【特性】どろまみれ… 場に出た時、5Tの間場を「どろあそび」状態にする。 【もちもの】 【技x5:たきのぼり、ウッドハンマー、10まんばりき、まもる、まきびし】 こうげき:B+ ぼうぎょ:A- とくこう:B+ とくぼう:A- すばやさ:C 【ポテンシャル】 『トップバッター』… 先発で場に出た時、自身の任意の能力値をぐーんと上げる。 『デルタ種』… 「ラグラージ」のδ適応種。 『オールドタイプ』を無効化する。 『沼のヌシ』… 「毒」技で受けるダメージを半減する。 『大沼魚の泥土』… 場が「どろあそび」状態の時、自身へのデータ解析を無効化する。 『大沼魚の泥水』… 場が「どろあそび」状態の時、自身の「水」技に「10割:命中-1」の追加効果を付与する。 『大沼魚の泥玉』… 場が「どろあそび」状態の時、自身の「地」技の威力を強化(1.5倍)する。 『大沼魚の泥鎧』… 場が「どろあそび」状態の時、相手の攻撃以外のダメージを受けない。 『ホロンフィールド(地)』… 相手の「地」技のダメージを半減する。 『魂の絆』… 場にいる限りトレーナーの指示を「1」ランク上げる。 低確率でポテンシャルを再度受けられる。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対虫回避』… 敵陣に「虫」ポケモンがいる時、相手の「虫」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対虫耐性』… 敵陣に「虫」ポケモンがいる時、相手の「虫」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対虫狙撃』… 敵陣に「虫」ポケモンがいる時、低確率で自身の技が「必中」する。 『戦闘続行』… 低確率で相手の技のダメージを自身の行動後に持ち越す。 『回復薬』… 1/試/自動 「まもる」等の技で相手の技を無効化した時、自身の体力を1/4回復する。 『ヌシの特権』… 自身の「体」種族値が少し上がる。 『応急修理要員』… 1/試/自動 自身の体力が1/2以下になった時、自身の体力を1/4回復する。 .。s≦ ̄ ̄〉 ,ィ升 / , -‐ ミ .,ィ升 ___/r‐rrn--n /,イ〉 丿 ./ ,イ〔_,ィ⌒UUUノー'‐' ( ( ( く ,ィ升 ”⌒_シ”゙f⊃_ノ Ⅶ、Ⅶィ升 >冖ァ'’ ゙ァ 込zz} 八,ィ升 >'” { i| ゙ー'⌒´ j ム f^i、 /,ィ升 .>'” 、\ | ム / } { i ,ィ升 . '”/r'’/ | ノ 、》 ─ 、 { ∩ | r 、 |,ィ升 '”__,イ__〕\ |'{、_Ⅵマ_/≦廴i__ir‐' Ⅵム x兮 'レ'(__ノ/「〉 、 \∧ ト、i_j 〈 ノ Ⅵ込 x兮 '.l i ト、ノ 〈‐〈 ヽ/ ∧l}/´゙Y ム>'’ ̄. V \ x兮 '’f´| i | |\∧ .ヽ / _ _{fj} l_j fj}≦ ̄〉 ゙寸 \ x兮 '’ ! . ! i | l } 辷”__廴 r‐-、 Ⅵ_ノ \ \ ,x兮 '’___ Ⅵ .i } ! { ゙寸'” ̄〕` ̄ ゙ー‐》 \ \ x兮三ニ≧s.}廴レ' ', 〉 寸__f─‐r≦_/ ,イ\ \三三ニニ| レ' __ Ⅵ辷ミi{__ノ 〈_/ .\ \三ニニ=| |-'’ \{__〉_r─レ⌒ヽ、 、 \三/ ̄ヽ__イミ 、 /\__{‐i-} >、_ ,s≦三\ o ゙ー'寸{ 〔_'U─n\ \ .Uj/ \___ ,s≦三三ニニ\ °o ゙ヽ __ fifi)' . ゙ーr─r‐'..∧ ゙寸ニ≧s。. ___ ,s≦三三三三_>'’\ ° ( ゙ー' ノ彡{ |∧ . `寸三三/ ,s≦三三三三>'’ ゙ 、 ` ̄ヽ . / ̄´| |Ⅷ__ . ,ィヽ、゙寸_/”三三三三>'’ / ゙寸 | _ノ 乂_/ ∨ニ\___ \ \,イ>、三三三>'’ / ̄ミx廴__ 廴__j‐'’ \ニ三三≧ァ、}_ 〈 { ゙Y三ニ>'’ , -─' /{斗'¨” ゙̄Y Ⅶ三ニニ| /  ̄\廴___゚,─'” / ,' ,. ' /し'¨¨⌒ヽ' Ⅶ三ニニ| 弋__ `ー‐' \ ノ / / __ノ Ⅶニニ| ゙ー=ミ \ ∴ 【名前】吹雪(AA出典:『マブラヴ』より「吹雪」) 【タイプ】みず/こおり 【特性】きんぞくしつ… 自身のタイプに「鋼」を追加する。 【もちもの】 【技x6:シェルブレード、アイスハンマー、しのぎをけずる、バルカンほう、まもる、ビルドアップ】 こうげき:AA+ ぼうぎょ:B+ とくこう:C+ とくぼう:D+ すばやさ:B+ 【ポテンシャル】 『二枚看板』… 自身の全能力値を強化(1.33倍)し、技が急所に当たりやすくなる。(C+1) 『変種』… 原種である「吹雪」種とは異なる生態を持つ。 『オールドタイプ』を無効化する。 『初期艦』… 「提督」がトレーナーの時、自身に『魂の絆』を付与する。 『戦術機の武装』… トレーナーが「育成:A」以上の時、自身の「攻」の種族値を「AA+」まで上げる 『戦術機の武錬』… トレーナーが「育成:A」以上の時、自身の『回避』『耐性』『撃』を『極』める。 『戦術機の熟練』… 1/試 このポテンシャルを任意の『熟達指令』として扱う。 『戦術機の回避』… 1/試 自身の被攻撃時のタイミングで『かわせ!』『よけろ!』を発動することが出来る。 『エクセムスリー』… 1/試/自動 『指令』を受けたT、自身の行動時、自分の行動を指定しなおす事が出来る。 『魂の絆』… 場にいる限りトレーナーの指示を「1」ランク上げる。 低確率でポテンシャルを再度受けられる。 『対の先』… 相手の「すばやさ」の種族値が自分と同ランクの時、中確率で自身の技の優先度を+1する。 『極闘回避』… 相手の「闘」技を低確率で回避する。 『極闘耐性』… 相手の「闘」技のダメージを半減する。 『極闘反撃』… 敵陣に「闘」ポケモンがいる時、中確率で一番最後に追加行動を得る。 『気合い』… 稀に気合いで相手の攻撃を耐える。 残り体力が多いと発動しにくい。 『ツートップ』… 味方の『エース』が「瀕死」状態の時、自身に対し味方の『アシスト』が発動する。 『応急修理要員』… 1/試/自動 自身の体力が1/2以下になった時、自身の体力を1/4回復する。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『帝國守護する護国の刃』… 吹雪専用ポテンシャル。 1/試/先行 自身の技に「おいうち」効果を付与し、相手に「必中」させる。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz | i! __{ | i!, .〉 __ |_ i! { ./ . . . . . . .`ヽ\ . ) i! i| /{! . . . . .、___ノ 、ヽ _ ,へ } i!、 { . }} . . .. . . . . . . }\\ \--/ ` .<! i| ヽ .ハ . ', . .r-― イ}、 \\.} ' } | .、 i ', .ヾ ', ア/|,.X_\\ / | .i! \ { ゝ . . . 彡 イ \\ | i{ ヽ ., `¨{ ./ .| / / } | \\ i! i| ', ∨ . . ! / /^^´! i \\ | .| . ', .i | 、/ | } \\ | .|、 . ', /{ | /\. ! ハ \\ .| \ ', / ハ | /マミx | ;. 斗孑ト、 \\ .! > ', ∨ / ハ | ハ {沁 .j/ ィfz== 、\}.\\ { ア . / / ヾ!从 ', , 泛ツ 》j/| ,\\丁´ } / / .| 入 / .}¨ .{\\ ; / .| / i i i ..( ) / |_.zz彡} .\\ / / .| / i/ /≧=- ≦〃 / }-- !\ }\\ / , |/ / /j/ /{ { }-- 彡| \ \\ ′ ., ./| ./ / /i ヽゝ } 〈} ==彡} \/ 、ヽ 〈 / . | /.イ ム i i{i } ',. マ_ , |人 ヽ \\ ヽ / !/ { i i i{ i{ } } __.ソ }、 \ .\} 、 / / / ハ i i } i{ j__ノ'´ / \ ',>. `¨ {/ | / ヾソ{ i i i \ゝ、_ ..イ }/ ≧=彡 ≧x ... ´ ヽ |´ 八 i i 、 i i 、..__ .イ \ ∴ 【名前】鳳翔(AA出典:『艦隊これくしょん』より「鳳翔」) 【タイプ】みず/ひこう 【特性】ぼうえいせん… 味方と交代する時、相手の「攻/特攻」を下げる。 【もちもの】 【技x5:せんすい、ゆみやでいぬく、あらいながす、あくび、きらい】 こうげき:C- ぼうぎょ:A- とくこう:C- とくぼう:A- すばやさ:D- 【ポテンシャル】 『ベテラン』… 1/試 トレーナーに「タイム」を使わせることが出来る。 独自に専用ポテンシャルを保有する。 『古風』… このポテンシャルを『オールドタイプ』として扱う。 『鳳翔型の教導』… 「水」タイプの味方と交代する時、味方の任意の能力を上げる。 『鳳翔型の炊出』… 「水」タイプの味方と交代する時、味方の体力を1/4回復する。 『鳳翔型の支援』… 「水」タイプの味方と交代する時、味方の状態異常を治癒する。 『ケッコンカッコカリ』… 場にいる時トレーナーの「指示」を1ランク上げる。 低確率で再度『指令』を受ける事が出来る。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対電回避』… 敵陣に「電」ポケモンがいる時、相手の「電」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対電耐性』… 敵陣に「電」ポケモンがいる時、相手の「電」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対電反撃』… 敵陣に「電」ポケモンがいる時、低確率で一番最後に追加行動を得る。 『軍略』… 自身の「全体技」の威力を強化(1.2倍)し、相手の「全体技」の威力を低下(0.8倍)させる。 『アドバイス』… 「タイム」使用時、相手のデータを解析することが出来る。 『応急修理要員』… 1/試/自動 自身の体力が1/2以下になった時、自身の体力を1/4回復する。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『全ての空母の母』… 鳳翔専用ポテンシャル。 自身が攻撃を行っていない時、相手の技のダメージを半減する。 相手の攻撃を受けた時、味方と任意交代する事が出来る。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz ____ ´ ``丶、 /x≦三三三三三≧ミメ \ / 寸 ‘, / / | | | | | | 寸 ‘, / / /| | | | | | \ 寸‘ / / / | | | | | | \ \ | , / / / | | l | l /\ \ | | / |/__,,斗匕l | | /、. \ | |. l | | ,--| ヘ / `ー‐ \ | | l | | ,ィf芋ミメ\{\「 ,ィf芋ミメ | | l | |{{ Vzツ んz リ }}. r /゙Y.┐. /| | |. ⌒ ,ノ==( ゝ-'^ , ||| | / | | |`¨¨¨¨¨¨´ } `¨¨¨¨¨´ / ||| |(\. / 人|\ハ|ハ / ||| | } } / 込、 ーr―‐ァ' イ ノ^) .l |/ / ____,/ __ ノ〕iト こ イ | 〈 〈 //}--------------| / \ --‐=≦{/ ∧ `ヽ / ∨ / ,乂------------| { ヘ __/ / / ∧ / ∨ /.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| { ,/ .∨ / /// ∧ ∨ ∨∧∨/////| {/|7777| ,/ ////// `ヽ | ∨∧∨// / ∧. |////∧/ ////////〈 l  ̄ ∧ .∨∧∨////,∧ |//// / //////// / \ |〉{ ヽ,∧∨////,∧, /777l,/ //////// / \_,|/{ / \ \////ハ//// / //////// 〈 ,.イ {____,′ \ \/// V//,/ //////// /\ / |. {. | \ \//∨/ ///////,/ | \ / |/ ∴ 【名前】大淀(AA出典:『艦隊これくしょん』より「大淀」) 【タイプ】みず/ノーマル 【特性】いろめがね… 自身の技が「こうかいまひとつ」の時、自身の技の威力を2倍にする。 【もちもの】 【技x8:むこうみず、スピードスター、おしおき、こうげきしれい、 ちょうはつ、リフレクター、ひかりのかべ、あらいながす】 こうげき:B- ぼうぎょ:B- とくこう:B- とくぼう:B- すばやさ:B- 【ポテンシャル】 『エンチャンター』… 場を離れる時、味方の任意の能力値を上げることが出来る。 『館のヌシ』… 自身と同じタイプの技で受けるダメージを半減する。 『秘書艦の軍略』… PTに参加している時、自身を含む「水」タイプの味方が受ける「全体技」の威力を半減する。 『秘書艦の水偵』… 味方と交代する時、相手のデータを解析する。 『秘書艦の廃棄』… 相手のデータを解析した時、相手の持ち物を破壊する。 『秘書艦の帰港』… 場に出て2T目のT終了時、味方と任意交代する事が出来る。 『ケッコンカッコカリ』… 場にいる時トレーナーの「指示」を1ランク上げる。 低確率で再度『指令』を受ける事が出来る。 『対の先』… 相手の「すばやさ」の種族値が自分と同ランクの時、中確率で自身の技の優先度を+1する。 『対草回避』… 敵陣に「草」ポケモンがいる時、相手の「草」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対草耐性』… 敵陣に「草」ポケモンがいる時、相手の「草」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対草反撃』… 敵陣に「草」ポケモンがいる時、低確率で一番最後に追加行動を得る。 『ド根性』… 中確率で相手の攻撃以外のダメージを無視する。 『リターンヒール』… 味方と任意交代する時、中確率で味方の体力を1/4回復する。 『ヌシの特権』… 自身の「体」種族値が少し上がる。 『応急修理要員』… 1/試/自動 自身の体力が1/2以下になった時、自身の体力を1/4回復する。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『帰ろう、帰ればまた来られるから』… 大淀専用ポテンシャル。 味方が「大きな」以上のダメージを受けた時、味方と交代して場に出る事が出来る。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz i、 ,√', l∧ _ ヽ上ヘl ゝ^oヽ-.へ 弋 ̄`~~´゙´ ; 片_ -‐ャ-- 、 } __ ___ > // 〕 / i レ _ _/ l _ _ `‐< / } ィ / 〉 人レ´_ -ャ< /`´¨广 て ̄ > 、 ,∠´ `」 l ` 作 l / 「 / / ∠-< ーi´ / , -‐、 `゙ゝ、 ヘ `l ヘ_ノ(> \ l ! /__ ミミミ ヘ /\ <´ / `ヾ ゝ-ノ Σ__ -‐ '´ / 彡⌒ ミ /、 ヘ'´ > '´ _ - 、 \ `゙ー-´ (´ ; \ 》》 /lx´ ¨l ̄ ,-ゝ `< ヘ_/ ヽ巛 ( ` イ ,ィ^´ `ミー- ___ _ /´ _> '´《 k´ ,ヘ、 Y /´ >´ 巛 トー ゝ ヘ / / ̄) / __ ヘ | /`> ,、 ,‐イ i /  ̄ ミ / ( ヽ __ェ√´ _ム-‐Yー 、 , 〉 | ; | | 巛 》 /  ̄ 〉 `、 ァ'´ ,-‐-、 `トヽ、 / ( l ハ| 彡 /` 、/ V '´ /<´ ミヽ、 \ ム-<´ レl、 ト、_彡災 ; ' /\ / ∧ ; ' `ヘ 、 \ ,∠了 ∠l | V < l / / l ∧/ラ ,、_ \ >、 彡 _-テー´T^ レ ヘ ノ <| _/ l l / ' 〆 ∠ _ ゝ-冫、_レ从'´_`> 》 ; <| _/ ト、 { l `ゝ_ 巛  ̄ ¨ く_t | / ヘヾ -ゝ l / `<、 Χ  ̄ 二 二 _ム/ ̄ / |_ ノ / `ゞ、 l l ヾ-/__ y´ヘY / l / ー'´ /´ソ l/ ` ゞ- 、 < < 》 /゙' ' `ーへム、 ─ 二 ^ >'¨´ `斗´ 弋/ × 【名前】アビスクルス(AA出典:『モンスターハンター』より「ラギアクルス」) 【タイプ】みず/ドラゴン 【特性】ちくでん… 相手の「電」技を吸収し、自身の体力を1/4回復する。 【もちもの】 【技x4:ハイドロポンプ、ドラゴンダイブ、かみなり、じゅうでん】 こうげき:B ぼうぎょ:B とくこう:A- とくぼう:B すばやさ:D 【ポテンシャル】 『チェイサー』… 自身の攻撃技に「おいうち」効果を付与する。 『金冠サイズ』… 「ラギアクルス」の最大サイズである『固有種』。 「体力」種族値に大きな上昇補正を得る。 『冥海竜の雷魂』… 自身のタイプ不一致の「電」技の威力を強化(1.5倍)する。 『冥海竜の冥雷』… 自身の技に「電」タイプを付与する。 有利な相性で判定する。 『冥海竜の帯電』… 自身の「特性:ちくでん」の発動時、中確率で自身を「充電」状態にする。 『冥海竜の放電』… 自身の「特性:ちくでん」の発動時、中確率で相手を「麻痺」状態にする。 『エリアチェンジ』… 相手の攻撃を受けた時、味方と任意交代する事が出来る。 『魂の絆』… 場にいる限りトレーナーの指示を「1」ランク上げる。 低確率でポテンシャルを再度受けられる。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対龍回避』… 敵陣に「龍」ポケモンがいる時、相手の「龍」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対龍耐性』… 敵陣に「龍」ポケモンがいる時、相手の「龍」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対龍狙撃』… 敵陣に「龍」ポケモンがいる時、低確率で自身の技が「必中」する。 『戦闘続行』… 低確率で相手の技のダメージを自身の行動後に持ち越す。 『アサルト』… 自身の技の「おいうち」効果の発動時、自身の技の威力を強化(1.5倍)する。 『応急修理要員』… 1/試/自動 自身の体力が1/2以下になった時、自身の体力を1/4回復する。 ◆備考 ノモセジムのジムリーダー。 原作のジムリは覆面レスラーだったので覆面キャラを起用。 『異名』による「統率」の上昇、複数の『絆』と『ケッコンカッコカリ』による「指示」の上昇により、 実質的に「指示/育成/統率」が「A」以上の複合型となっている。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4798.html
前ページ次ページゼロな提督 禅譲。 トリステイン王の地位をマリアンヌからアルブレヒト三世へ譲る。それがゲルマニアへ の対応策。 これは『アルブレヒト三世はトリステインへの侵攻などしたくない』という、その一点 に賭けたものだ。そしてクリアすべき問題点は、皇帝の名誉。 帝政ゲルマニア皇帝アルブレヒト三世は、権力争いの末に親族や政敵をことごとく塔に 幽閉し皇帝の座をもぎとった男。野心の塊で冷徹な合理主義者。そして広大な版図をまと め上げる政治的才覚の持ち主。ただし、始祖の血をひかないため権威やカリスマに欠けて いる。 今回の軍事同盟も短期的には『レコン・キスタのハルケギニア内での躍進を抑える』と いう利害の一致ゆえ、そしてトリステインを対アルビオン戦におけるゲルマニアにとって の防壁とするためだ。 長期的には、始祖の血をひく後継者を得る、王家の妻を娶る事で始祖の権威を我が物と し権勢を強める、という打算もある。決してアンリエッタ姫に対する愛だの劣情だので結 婚をするわけではない。 いずれにせよ、アルブレヒト三世としては領土拡大の野心をトリステインに向けてはい ない。現段階ではゲルマニアへのレコン・キスタ侵攻を食い止めたいのだ。この段階でト リステインが早々にアルビオンへ屈すれば、軍事大国ゲルマニアも侵攻の勢いを抑えきれ ない。ゲルマニア艦隊はアルビオン艦隊の半数で、しかも旧式だ。制空権を抑えられたら ひとたまりもない。 だがアンリエッタ亡命の報を受ければ、ゲルマニア自身がトリステインに侵攻しなけれ ばならなくなる。ゲルマニアの大使はラ・ロシェールにいるし、クルデンホルフ大公国か らの情報も早々に届く。皇帝自身の個人的怒りに加え、自らの名誉を傷つけたトリステイ ンに報復せねば権威を保てないという対外的理由もある。おまけにレコン・キスタが枯れ 野原を焼く火の如く襲いかかってくるのを、ゲルマニア国内に達する前に食い止めねばな らない。 危機に陥っているのはトリステインだけではない。ゲルマニアも同じだ。早急に軍事同 盟が必要なのだ。一日でも、一瞬でも早く。だが名誉を回復出来なければ、皇帝は同盟を 締結出来ない。 トリステインが生き残るには、この点を解決する以外無い。 そのための最後の手段、それがゲルマニア皇帝への禅譲。 単に謝罪や賠償をしただけではゲルマニア皇帝の権威と名誉は回復しない。枢機卿の首 を差し出したところで、軍事同盟は破棄されたまま。ましてや軍事協力など夢のまた夢。 婚約者に逃げられるわ、その逃げられた婚約者の国と手を結び続けるわ…皇帝は恥知らず の道化、命惜しさに節操を捨てた、と嘲られてしまう。 この上で、さらにトリステインが適当な有力貴族の女性と政略結婚とか軍事同盟締結に ついて、再度大使を通じて申し出たらどうなるか。その大使は哀れにも見せしめとして八 つ裂きにされるだろう。対外的パフォーマンスもあるが、皇帝個人も愚弄されたと感じ怒 り狂う。 ゲルマニア皇帝の権威と名誉を回復せねば早期軍事協力が成り立たない。第一、悠長に 交渉をしていられる時間的余裕がない。時間がたてば経つほどトリステインは内部分裂と 亡命・変節者を出すことになる。今すぐに政治的軍事的安定が必要なのだ。 ヴィンドボナでアンリエッタを待つ皇帝の前に、代わりにマリアンヌかマザリーニが向 かう。それも事態を知ったゲルマニア大使はおろか、クルデンホルフ大公より早く。 全ての事情を話し、頭を下げて素直に謝罪する。 そして膝を屈し、杖を捧げ、禅譲を申し出る。アルブレヒト三世の支配を受け入れると いう、トリステイン貴族達の連名と共に。 誰よりも早くトリステインの為政者自身が皇帝の前に駆けつけ真摯に謝罪する事で誠意 を示し、皇帝個人の怒りを鎮める。 始祖より授けられた王権そのものを譲渡する事で、アンリエッタとの婚姻で皇帝が得る はずだった始祖の権威を得る事が出来る。いや、むしろ王権を有するマリアンヌ自身が膝 を屈しアルブレヒト三世の軍門に下る事で、『皇帝の権威は始祖より授けられた王権を上 回る』と示しうる。 ゲルマニアにとってはトリステインがゲルマニアを自国領地に加える事になるので、当 初の予定通りにトリステインを対アルビオンの防壁にできる。レコン・キスタの伸張を防 ぎうる。何より、トリステイン侵攻の為に無駄な戦力を消費する、という愚を犯さずに済 むのだ。 加えて、マリアンヌと枢機卿へ不始末の責を問うて殺すのは、皇帝にとって不利益が大 きい。トリステインの国政を一手に握っていたマザリーニを失うと、占領したり降伏させ たトリステイン貴族への支配に支障が出る。王権を持つマリアンヌを殺せば始祖が授けた 王権への反逆という誹りを受け、後の禍根となる。禅譲を受け入れれば両者とも殺さず済 み、臣下とすら出来る。 皇帝にとっては、個人的・短期的理由からトリステインに攻め入るより、余程価値のあ る選択だ。 では、皇帝がこれを受諾したとして、トリステイン貴族を粛正して自らが直接支配する という可能性は? その可能性はある。無論、今回の大失態について責任者の責は問われないわけにはいか ない。だが、もしレコン・キスタの侵攻を上手く凌げれば、皇帝のトリステインへの干渉 や支配に抗する事は出来る。 もともとゲルマニア自体がトリステインの10倍の面積を持つ都市国家群。決して一枚 岩ではないのだ。そこへトリステインという、小国とはいえ歴史と伝統を持つ国家を加え ると、その勢力はゲルマニア国内では最大となる。軽々しく手出し出来る存在ではなくな るのだ。 対アルビオン戦を凌ぎきり、十分な国力を維持すれば、皇帝から自治権を守り続ける事 も出来るだろう。形式的にはゲルマニアの属領で、毎年の上納金も収めねばならなくなる が、実質的にはこれまで通り独立を維持しうる。 いずれにせよ、この策には幾つかの条件が存在する。極めて困難な条件が。 大后マリアンヌ自身がアルブレヒト三世の前に膝を屈し、禅譲を申し出る事。 枢機卿がアンリエッタ亡命の責を負い首を差し出して、マザリーニの生殺与奪権を皇帝 に与える事。 ヴァリエール公爵だけでなく、トリステイン貴族が連名を持ってアルブレヒト三世の軍 門に下る。即ち国内の意思統一。 これら全てを、ゲルマニア皇帝が受諾する事。 何より目前に迫った脅威であるアルビオン艦隊に、トリステイン艦隊が勝利し地上侵攻 を一時でも食い止める事。 このほか、幾つもの条件が必要になるかもしれない。ゲルマニアへの損害賠償、トリス テイン有力貴族の首、もしくは人質。領土の割譲…。その辺は今後の交渉次第だろう。 とにもかくにも、まずはこれらの条件全てをマリアンヌ陛下と全貴族が受け入れねばな らない。 果たして実現させうるか?それも、この短時間で。 そもそも、アルビオン艦隊にどうやって勝とうと言うのか?確かにゲルマニア側は侵攻 してこない、少なくともこの件について交渉している間は。だからといって、東側へ戦力 を割かずに済むからと言って、西から今日にも攻めてくるアルビオン艦隊が強大である事 に何の変わりもないのだ。 当然、ホールに集まる貴族達は、目前のアルビオン艦隊の脅威を唱える。いくらゲルマ ニア側を政治的に処理したところで、軍事的にはアルビオンへ対抗出来ない。所詮は絵空 事、机上の空論だと。 「勝てます! 既にその策は講じてあるのです。少なくとも、アルビオン艦隊は早々にトリスタニアへ 来る事は出来なくしてあります」 公爵夫人の言葉に、ホールの人々は困惑する。 アルビオンの艦船は最新鋭の巨艦『ロイヤル・ソヴリン』級を筆頭に、トリステイン艦 隊の倍だ。まともに考えれば勝てるはずがない。 ドカッ!と派手な音を響かせて、ホールの扉が開け放たれた。 そこには、肩で息をする公爵と、その一行がいた。 「各々方!既に手は枢機卿が打って下さったぞ。本日中にアルビオン艦隊は大打撃を受け る!少なくとも、我らがアルブレヒト三世との政治交渉をするだけの時間は、十分に稼げ るぞ!」 公爵の叫びに、ホールからは疑惑や驚嘆の声が上がる。一体どうやったのだ?そんな事 が出来るはずがない!と公爵の言葉を信じようとはしない。 だが同時に、枢機卿が公爵の策に同意したのか!?もし本当なら、少なくともアルビオ ンの再侵攻まで時間が稼げるし、ゲルマニアとの軍事協力も可能だが…等の、公爵の言葉 に希望を見出す声も聞こえてくる。 カリンの横に立っていたエレオノールが父親に声を上げた。 「父さま!一体、どういう事なのですか!?本当に、アルビオン艦隊を倒せると、そう言 われるのですか!?」 「うむ!真だ。今から、その点を説明する!」 婦人に続いて、今度は公爵が語った。いかにしてアルビオン艦隊の襲撃を食い止めるか という、ヤンのもう一つの策を。 公爵の話を聞き終えた時、ホールに集まる人々の顔には希望の光がさしていた。そこか しこで公爵と枢機卿が講じた策について、楽観論と悲観論がぶつかりあう議論が巻き起こ る。 「なるほど…確かにそれなら上手く行くかもしれん」 「バカな!そんなに都合良く行くものか!手紙一枚でアルビオン艦隊を追い返せるなど、 有り得ない!」 「だが、他に手はあるまい。アルビオン艦隊が襲来するより早く密書が届けば、可能性は 十分だ」 「まさに時間との勝負、いや、ある種の賭だ」 「かなり時間が経過してしまったわ。上手く行くかどうかは分からないけど、私達には既 にどうにも出来ないわ」 「そうだな…艦隊は任せるしかない。時間を稼いで、その間に我らは今この場で出来る事 を為すべきだ」 「ちょっと待たれよ!我が国とアルビオンは不可侵条約を結んでおるのだぞ!?最初から 侵攻してこないかもしれんではないか」 「馬鹿か貴様!王権を有するアンリエッタ姫がアルビオンにいるのだぞ!?トリステイン を蹂躙し尽くした後に、姫を飾りの女王としてトリステインに置くつもりだ。あとは、ア ルビオンに都合の良い事実を、どうとでも捏造して発表すればいい。女王アンリエッタの 名でな!」 「そういう事ですわ。不可侵条約なんて、もはや何の意味も無いのですわよ」 艦隊が今すぐトリスタニアに来る可能性は低い、その点だけでも貴族達を一安心させる には十分だった。一時は恐慌状態に陥っていた彼等も、今は冷静に事態の分析と打開案に ついて考える事が出来た。 「では、我らもレコン・キスタに参加してみてはどうだ?禅譲よりは現実的な選択かもし れん」 「…アルビオンでは、王党派は皇太子を残して尽く粛正された。陛下も、恐らくは粛正さ れよう…そして、我らトリステイン貴族も、な」 「そうは限らないでしょう。彼等はゲルマニア・ガリア・ロマリアとも戦う気です。戦力 は少しでも欲しい事でしょう。異国の地であるトリステインを長く治めてきた我らを粛正 すれば、統治に支障をきたします」 「確かに粛正されるとは限らないけど…トリステインは、私達の領地は荒れ果てるよね。 ハルケギニア統一戦争をするなら、粛正されるまでもなく私達は最前線で戦う事を余儀な くされるわけで、長引く戦乱の中で死ぬこともあるさ。 そして統一に成功したら、今度はエルフとの戦争だよ。これはもう、死を覚悟するしか ないな。 で、僕らが死んだ後、レコン・キスタは私達の家や領地を保証してくれるかな?」 「恐らく、しないな。そのままアルビオンのレコン・キスタ派貴族が接収する様が目に浮 かぶようだ。民は困窮と戦乱に苦しみ、大地は怨嗟の叫びで満たされるだろう」 「なら、一体どうすればよいのだ!? 禅譲すれば我等の名誉は失われる。レコン・キスタに加われば死と破壊が大地を覆い尽 くす…どちらも死に等しい!」 まさに二律背反。多くの紳士淑女が頭を抱えて他の選択肢は無いかと頭を巡らせる。大 声で議論し、意見をぶつけ合う。 「だが、このまま座して破滅を待つわけには行かぬ。…何か、何か他に手はないのか!? 禅譲せずとも、領土割譲なり損害賠償なりで片付ければよいのではないか!」 「確かにそれで皇帝の怒りを静める事は出来よう…が、軍事同盟は難しい。トリステイン だけで対抗せねばならないのは変わらぬ。件の策でアルビオン艦隊を撃退出来ても、いず れ再び侵攻を受ける。 その時は、終わりだ。王家の威信が地に堕ちたのだ。トリステインから逃げ出す者、レ コン・キスタに走る者…もはや奴等に抗する力が残されていない。そんな抜け殻、ゲルマ ニアは早々に見捨てる」 「ええい!ガリアはどうなのです!?なぜガリアは全く動かぬのですかっ!」 「あの無能王に何を期待するのだ?これまで全くの無視を決め込んだ奴等だ。今さら期待 できることはあるまい」 「では、こういうのはどうだ?誰か、そう、ヴァリエール公爵にでも禅譲するのだ。それ か、エレオノール様かカトレア様をマリアンヌ様の養女にする。その上でお二方のいずれ かが政略結婚で」 「また政略結婚か?もしも、お主だったらどうだ?それを受け入れるか?」 「・・・いい加減にしろ!と、怒鳴りつけるだろうな・・・」 「そういうことだ。『王権もらったから今日から王様です。この娘は昨日から王女になりま した。アンリエッタの代わりにもらってください』…人をバカにするにも程がある。もう 結婚云々は忘れろ」 「ええい!とにかく、こんなダラダラ話している時間がないのだ!そもそも陛下は、どう お考えなのでしょうか?」 「そうだ!陛下のお考えを伺わねばなるまい!」 貴族達は口々にマリアンヌの意見を求め、女王の姿を探す。 マリアンヌの意見を聞きたいという彼等の意見は、禅譲の必須条件である『マリアンヌ 自身がアルブレヒト三世の前に膝を屈し、禅譲を申し出る事』が満たされるかどうかを知 るために必要なものだ。この点がクリアされない限り、全ては成り立たない。 そんな彼等の言葉に応えるかのように、公爵の背後からマリアンヌは姿を現した。気丈 に正面を向き真一文字に唇を結ぶ女王の後ろには、侍女と小姓に左右を支えられた枢機卿 もついてきている。 「陛下!」「マリアンヌ様!このような暴挙を認めるおつもりではあるまいな!?」「枢機 卿!貴様、乱心したか!」「そうだ!このような甘言に乗せられるなど、貴殿らしくない」 「まだ時間はあります!トリステインの独立を、誇りを守れる手が他にあるやもしれませ ん!」 貴族達は大后へ詰め寄り、口々に女王の真意を問いただし、禅譲案の拒絶を示す。 しばしの間、大后は貴族達に囲まれたまま、彼等の訴えを聞いていた。 「皆、静かに」 婚儀の為の豪奢な白いドレスに身を包んだままのマリアンヌが声を発する。 「落ち着いて、私の話を聞きなさい」 公爵は大后と貴族達の間に割って入り、皆を下がらせる。 ホール入り口に立つマリアンヌ周囲に、半径5メイルほどの空間が出来る。その中心に 立つ大后のすぐ後ろには、タバサを含めた公爵一行、枢機卿と侍女と小姓達も控える。 彼女は、重々しく語り始めた。 「まず此度の、我が娘の暴挙と未曾有の危機について、深く謝罪致します。全ては娘の教 育が至らなかった、娘の真意を見誤った私の責任です」 そういって、マリアンヌは深く頭を下げた。 この場にいる貴族の誰も、そこまで深く頭を下げた事はないだろうと言うほど、後頭部 が見えるまで。 頭に血が上っていた貴族達も、女王の冷静かつ真摯な謝罪に勢いを削がれ、冷静さを取 り戻す。 貴族達が静まるのを待って、マリアンヌは顔を上げて話を続けた。 「そなた達の怒りと不満は理解しています。 始祖より授けられた王権を六千年に渡り守り続けたトリステイン王国を、我等の代で潰 えさせるなど不名誉の極み。貴族としては死に等しい…皆、そのように考えるでしょう。 致し方のない事です」 周りで話を聞く貴族達は揃って頷く。 頭を上下させる人々を一通り見渡したマリアンヌは、再び口を開く。 「ですが、このままでも我等全員が死を免れません。 ヴァリエール公爵とマザリーニのおかげで、アルビオン艦隊を一時は凌げるでしょう。 ですが、その後はゲルマニアが来ます。ゲルマニアと鉾を交えれば、艦隊を再編成したア ルビオンが今度こそトリステインを、いえ、我が国との戦いで消耗したゲルマニアも同時 に破壊し尽くすでしょう。 かの国は漁夫の利を得る事が出来るのです」 僅かな希望を見出していた人々は、女王の言葉に改めて現状の厳しさを思い出す。結局 は、ゲルマニアとの軍事的協力無しにアルビオンへ対抗する事は出来ない、という事実を 思い知らされる。 目を伏せてしまう人々に、更に話を続けた。この場の誰よりも目を伏せつつ、己の過ち を告白する。 「そもそも、此度の失態の根本原因は、私にあるのです」 その言葉に、人々は伏せていた目を上げる。悔しさを滲ませる主君の顔を黙って凝視す る。 「私は、自分が王位にある事を認めませんでした。皆に、『女王陛下』と呼ばれても返事 をしませんでした。王の妻、王女の母に過ぎぬと言い張り、自分が即位した事実を受け入 れませんでした」 「そ!それは亡き陛下を偲んでの事で」 マリアンヌを擁護する叫びを上げた貴族に向けて、彼女は腕を上げて発言を制する。そ して懺悔を続ける。 「私は、夫の喪に服し続けました。王という為政者の責から目を背け続けたのです。 皆、口にはせずとも分かっているはずですよ?夫が死した後、私自身が再婚すべきだっ たと。娘より先に私自身が、まだ若いうちに政略結婚をして、後継者たる男児を授かれば よかったのだと」 その言葉に、誰しも口をつむぐ。顔を背ける。 それは政治の常道であり、王家の責務である…だれしも承知していた事だ。 だが、それを認めるということ、口にすると言う事は憚られた。マリアンヌの亡き陛下 を想う気持ちを踏みにじる事など出来ようはずがない。加えて、陛下へ間違いを指摘する 地位も気概も、そもそもそこまでの危機感や政治的才覚を持たなかったゆえに。 主を諫められぬは家臣の罪。大なり小なり、全てのトリステイン貴族に責がある。 「結果、私は自分の身代わりとして娘を差し出したのです。私が政略結婚をしたくないか らと、娘に押しつけたのです。 私は、王の器ではなかったのですよ。いえ、母の器ですらなかったのです。私に、娘の 暴挙を咎める資格は無いのです。 全ては、私の不徳が招いた事なのです。皆に、どのような言葉を用いても詫びる事が出 来ません。ですが、本当に、申し訳ありませんでした」 そういって、女王は再び頭を下げた。腰を折り曲げ、顔を伏せる。 彼女の顔の真下、床には幾つもの雫が落ちる。 ホールのそこかしこからもすすり泣く声が聞こえてくる。 後ろに控えていた侍女の一人がしずしずと進み、 大后の横にかがんで目元をハンカチ で拭く。 女王は顔を上げ、背筋を伸ばし、そして毅然とした態度で声を張り上げた。 「私の、女王としての最後の責務です!トリステインを、この国に住まう全ての民を、そ してハルケギニア全てを守らねばなりません! この無能な王にも出来る事であれば、やらねばならないのです!我が命を捧げる事でな し得るなら、喜んで為しましょう!」 そして、居並ぶ貴族達を見渡した後、大きく息を吸い込む。 マリアンヌの叫びが大ホールに響き渡る。 「トリステイン王の地位を!アルブレヒト三世へ禅譲致しますっ!!」 刹那、数人の人間が動いた。 貴族達の輪の中から杖が向けられた。幾つもの魔法が放たれたのだ。 氷の矢が、火の玉が、雷撃が女王へと、女王の後ろにいる人々へと飛んだ。 だが、全ての魔法は女王に届かなかった 大半の魔法が寸前で女王にかけられた『エア・シールド』に阻まれたのだ。 残りの魔法もデルフリンガーに吸い込まれた。 杖を向けた人々は光に包まれる。光が消えた時、彼等の杖は粉々に砕け散っていた。 更にホール内に突然現れた小さな竜巻に巻き上げられた。 公爵一行は、女王ではなく女王を囲む人々を見ていた。 この策に同意せず、杖を振り上げる者が現れる事は百も承知だった。 だから、タバサは事前に女王の周囲に空気の障壁をはっていたし、ヤンは右手をデルフ リンガーにかけていた。ルイズも『エクスプロージョン』の詠唱を終えていた。カリンも 階段の踊り場から杖を向けていた。 さらにはシエスタのブラスターとロングビルの杖も後詰めとして構えられている。 竜巻が消えた時、杖を向けた人々は女王の前に落下してきた。 その中の一人はマンティコアの大きな刺繍が縫い込まれた黒いマントをまとった騎士、 現トリステイン魔法衛士隊マンティコア隊隊長ド・ゼッサールだ。その他2名もマンティ コア隊のマントを纏っていた。 「く、くそ!…陛下!お考え直し下さい!どうか、我等と共に、王家と貴族の名誉だけで もお守り下さい! もはや、もはや滅びを免れえぬというのなら!せめて名誉ある死だけでも!!」 地に伏した隊長は急いで起きあがりつつも、女王へ翻意を求める。 他の隊員も身を起こし、女王の前に跪いて頭を垂れる。 「陛下!不肖ながら、我等が介錯致します。どうか、どうか王家の権威を辱める事無きよ う、伏して請い願います!」 「もはやトリステインは終わったのです!この上は、無駄にあがき生き恥を晒すより、名 誉ある死を受け入れましょうぞ!それこそが王家の、貴族の務めです!」 彼等の意見は、貴族社会では常識的なものだ。 横で聞いているヤンとしては、自分が同盟政府に暗殺されかけた時をの事を思い出す。 あの時、ヤンを殺しに来た士官は自己陶酔の極みで声を震わせていた。殺されるヤンは本 気で腹が立った。 だがここは同盟でも帝国でも、民主主義社会でも法治国家でもない。王権神授説に基づ く貴族社会だ。彼等はこの貴族社会で、家名と領地を守らねばならない。そのように教え られたし、それがこの社会のルールなのだ。ヤンの常識で彼等を量る事は彼の独善に過ぎ ない。 彼等の非は、この貴族社会のルールに従って問わねばならない。だからこそ、ヤンは何 も言わない。ただマリアンヌへ向けられる魔法を防ぐべく、長剣を構える。 そして、マリアンヌは彼等を諭した。貴族社会の法に従って。 「そう、確かにトリステイン六千年の歴史は終わりました。ですが、我等はまだ生きてい ます。この国の民も、ハルケギニアの民も、生きているのです。 我等が名誉と共に自害して果てれば、確かに我等の名誉は保たれます。ですが、この国 の民はどうなりますか?我等貴族の名誉のために平民達を、ハルケギニアに生きる貴族以 外の全ての民も道連れにせよ…そなた達は、そう言うのですか? 貴族だから平民の命などどうでもよい、生かすも殺すも我等メイジの自由だ、そう考え ているのですか?」 マリアンヌの問いかけに跪く騎士達は、そして周囲の貴族達も言葉を詰まらせた。 実のところ彼等の多くが、貴族の誇りを持つ裏返しとして、平民を見下している。無知 で無力な家畜だと見なしている。だが表向き、平民は国民であり貴族が庇護すべき存在と されている。 少なくとも表立って「平民なぞどうでもいい!所詮、奴等は我等の所有物に過ぎん!」 と公言する事は出来ない。 「思い出しなさい。我等は『成り上がり』と蔑んできたゲルマニアと同盟を結ぼうとして いた事を。王権を戴かず、平民達によって栄える国に、我等は最初から最後まで助けを求 め続けているのです」 それも事実だ。この場にいる貴族全てが、ゲルマニアとの政略結婚と軍事同盟成立を祝 うために、今日この日この場所に集っていたのだ。成り上がりの平民国家と手を携える事 を、諸手を挙げて歓迎していたのだ。 マリアンヌは視線を上げる。 彼女の周囲にいる、全ての貴族に語りかける。 「皆、忘れてはなりません! 我等は領地を、領民を、国民を守らねばならないのです!それこそが王侯貴族の第一の 責務!これを果たし得ぬ者に、貴族を名乗る資格は無いのです!」 ホールに女王の声が響き渡る。 そこかしこから、嗚咽の声が漏れる。 多くの貴婦人がハンカチで目元を隠している。 いずれも名のある紳士達が、悔しさに拳を握りしめる。 地に膝をつき、力なく肩を落とす者もいる。 だが、ゼッサールの意思は固かった。魔法衛士隊隊長の職務を務めてきた彼の強固な精 神力と責任感は、いまだ主義主張を曲げる事をよしとしていなかった。 「ですが…王権は、始祖より賜りし神聖なるもの!国が亡びるからといって、軽々しく譲 り渡せるものではありません! 始祖より賜りし王権を譲り渡せるは、やはり始祖の御意志を持って他にありませぬ!」 その言葉にマンティコア隊員達は強く頷く。 周囲の貴族達も目に見えて迷いを示す。彼等にとって始祖への信仰は、生活の基礎を為 す。絶対的存在と言ってもいいものだ。故にゼッサールの言葉も彼等にとっては真理だ。 目に見えて禅譲に異を唱えようとする意見がさざ波のように広がっていく。 女王の顔にも初めて躊躇いが混じる。 「始祖の御意志…と、申されたな?」 公爵が一歩前に進み出て、隊長へ問う。 「いかにも!我等、始祖より授けられし王権を守る衛士隊。ゆえに、王権を守るが第一の 務め!」 厳めしい髭面の男は、大きな体躯全てを使って声を張り上げる。それが彼の存在理由の 全てであるかのように。 「他の方々も、同じく考られておられるか?」 尋ねられた人々は、皆一様に頷き同意の言葉を呟く。 公爵は後ろへ、ルイズへ振り向く。 ルイズは頷き、ゆっくりと優雅に杖を高く掲げる。 女王も枢機卿も、ホールにいる全てのメイジ達が、少女の口から漏れる聞き慣れない呪 文に訝しむ。この場面で何の魔法を使おうというのかと、貴族達に囲まれた小さな少女へ 視線を集中させた。 ルイズは、杖を向けた。ホールの、西側の壁へ向けて。 人々の視線も西の壁へ向けられる。 壁の上に、突然まばゆい光が現れた。突然の輝きに、人々は眩しさで目を閉じ顔を背け てしまう。 光が消え、人々が目を西壁へ戻すと、そこには夕陽があった。 西壁が全部、消失していた。 城から先、遙か城壁まで消え、彼方に沈もうとしていた夕陽がよく見えた。 今度は夕陽の眩しさで人々は目がくらんでしまう。 ルイズはツカツカと消失した壁へと進む。 彼女の進路に立つ貴族達は大きく飛び退き、人垣が見事に左右へ割れていく。 丁度消えた壁の辺りまで進んだ少女は、夕陽を背にしてクルリと振り返った。 右手に杖、左手に薄汚れた本…開かれた祈祷書。 そして新たなルーンを詠唱する。その場にいる誰も知らない、どんな系統かも分からな い呪文を。 「『イリュージョン』!」 ルイズの背後に大きな人影が現れた。 ボンヤリと光り輝く人影は、両手を差し伸べる形を描いている。 それは、ハルケギニアの多くの人が日々崇める始祖ブリミルの御姿。 夕陽を背にして神々しく輝く人影が、人々の心を打つ。 まるで後光を放つ神が降臨したかのように。 始祖への信仰を持つ人々は、誰からともなく膝をつき祈りを捧げる。 ホールを埋め尽くしていた貴族達は、光る人影に頭を垂れた。 ルイズは小さな体で精一杯に背筋を伸ばし胸を張る。 そして高らかに名乗りを上げた。 「私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール! 『虚無』の系統を受け継ぐ者です!」 『虚無』、それは失われた始祖の系統。 この場の誰も知らぬ呪文を用い、この場の誰も為し得ぬ威力を示し、この場の誰もが想 い描く始祖の姿を顕現させた。 もはや、誰も口を挟まない。ホールにいた全ての貴族が恭しく頭を下げる。 ひれ伏す貴族達に向け、ルイズは放った。ただ一言を。 「地に平和を!」 人々は、更に平伏する。枢機卿と女王マリアンヌまでが膝をつき頭を下げていた。 公爵が、愛する娘の横に立つ。 「各々方!『虚無』は始祖の系統、『虚無』を受け継ぎし者は始祖を受け継ぐ者!それは 始祖の言葉と同義である! ゆえに、我等は地に平和をもたらさねばならぬ!」 公爵の言葉に、誰も異論を唱えない。ただ平伏し続ける。 女王は禅譲を認めた。 枢機卿は自らの首を差し出す策を実行した。 王権の基礎たる始祖の再来である『虚無』の使い手が、禅譲による和平に同意した。 もはや、禅譲に異を唱える者はいなかった。 ホールの二階へと続く階段の踊り場で、公爵夫人が声を上げた。 「さぁ!もはや時間がありません!!」 その言葉に我に返った人々が慌てて立ち上がる。 公爵も続けて皆を促す。 「急ぎ連判状を作るのだ!紙を、皆が名を記せるほどの大きな紙をもて!」 と、言われてもホールにはトリステイン中から集まった貴族がいる。彼等全てが名を記 せる紙など、準備しているはずがない。 いきなりの命に侍女も衛士達も、どこにあるものやらと右往左往する。土系メイジの貴 族達が特大の紙を練成しようかと杖を掲げだす。 「あ!あれなんかどうだい!?」 今まで黙って事態を見守っていたロングビルが、天井近くへ杖を向けた。そこには、天 井から下がる特大タペストリー、『猟場の伯爵夫人』『アモールの武器を取り上げるレクジ ンスカ』等の5枚の大きな布がある。 女王も目を天井に向けて光らせた。 「あれでよろしい!あれをすぐに降ろして裏返しなさい。皆で連判を、いえ!血判状を記 すのです!」 女王の命に、すぐさま数人のメイジが『フライ』で飛び上がった。 タペストリーを降ろし、貴族達が次々に指先を切り裂き、自らの血で名を記していく。 水メイジ達は血を溢れさせる貴族の指先を治癒させ、侍女達は貴族達の手に付いた血を 綺麗なハンカチで拭き取っていく。 皆、先を争ってタペストリーに己の血を付けていく。 ホールで貴族達が次々と連名していくさまを、ヤンはぼんやりと眺めていた。 右手に握られたままのデルフリンガーが、おずおずとツバを鳴らす。 「なあ、ヤンよ」 「ん…?」 ヤンの返答には力が、生気が乏しい。 「全部、お前の言うとおりになったじゃねーか。なのに、なんで元気がねーんだ?嬉しく ねーのかぁ?」 「あ、うん…なんというか…ルイズの『虚無』と、貴族達の事なんだけど、ね」 ヤンは、ポツリポツリと語り出す。 貴族達を説得するため、始祖ブリミルへの信仰心を利用する。 始祖の幻影を作り、彼等の判断力を失わせる。 ルイズを、『虚無』のカリスマ性を政治の道具とする。 大后マリアンヌとマザリーニ枢機卿を生贄にする。 これらはルイズが主張し、ヤンと公爵は同意した。ルイズは自らも平和のために力を尽 くすと主張した。公爵も渋々ながら認めた。もはや愛娘だけは安全な場所に隠し通す、と いう状況ではないから、と。ヤンも『虚無』の政治的価値を理解していたので同意したの だ。 だが、現実として目の前にすると、別の感情が湧く。 一体、自分は何をしているのだろうか…と。 自分は麻薬で洗脳された地球教徒に暗殺された。暗殺時の状況から見て間違いはない。 その自分が、始祖への信仰心を政治的に利用する。 ルイズの『イリュージョン』で貴族達を幻惑し、彼等の意思を思うままに誘導する。そ れは、ヤンが毛嫌いし続けた扇動政治家が有権者を嘘と幻で操ったのと同じだ。 娘とすら想っていたはずのルイズを政治の駒にした。彼女を守りたいと口にした自分が 彼女の『虚無』を公にし、かえって危険な立場に追い込んだ。守りたいと想うなら、伝説 の『虚無』は秘密にすべきだった。 マリアンヌとマザリーニを犠牲に平和を守る。同盟に生贄とされた自分が、生贄の皿か ら逃れようとしたアンリエッタを銃撃した自分が、今度は大后と枢機卿をスケープゴート にするのだ。 そもそも、これらの行為は言わば『生贄の押し付け合い』。例えるならババ抜きだ。生贄 役というジョーカーを貴族達は押しつけあっているのだ。権力・情・理論武装など様々な 策を弄して。そして、とうとう押し付けきれなくなった。自分達が作り出したジョーカー を自分で始末する時が来たのだ。 そんな寸劇に関わるなんて、本当に、自分は一体何をしているんだろうか…と。 「だーかーら!おめーは難しく考えすぎなんだよ!」 長剣は激しくツバを打ち鳴らした。 「誰も死んで欲しくねーんだろ?平和を守りてーんだろ?だったら、それに向かって全力 を尽くせよなー!」 「うん、まぁ、そうなんだよね。やると決めた以上、出来る事は全部しなきゃならないん だよね」 「そーゆーこった。んじゃ、せーぜー後悔しないようにするこった!」 ヤンも頭を振り、己の迷いを振り払う。 全くもってデルフリンガーの言う通りだ。状況は最悪なのだ。手段を選んでいられる場 合ではない。平和を守れなければ、マリアンヌやマザリーニだけでなく、ルイズもロング ビルもシエスタも公爵夫妻も、誰も彼もが戦乱に巻き込まれるのだ。 迷っていられるような贅沢な立場にはない。ヤンは己に言い聞かせた。 だが、それでも譲れない事はあった。口にしなかった事があった。 それは『始祖を受け継ぐルイズへの禅譲』。それは神権による直接支配。 これだけはヤンには、いやルイズにも認められなかった。むしろ、政教分離とか理屈抜 きにして、これこそがアルブレヒト三世への禅譲を主張した真の理由だ。 それは・・・ 「誰があんなバカ神の国なんか!」 かつて無いほど主従の心は一つになった。 公爵夫妻はこの点に気付いていたろうか?恐らく気付いていながら口にしなかったのだ ろう、とヤンは考えている。娘の気性を良く知るからこそ、国を背負える器か否かもよく 分かるだろうから。 「よし、これで全てだ」 枢機卿が最後にサインをする。 全部で五枚のタペストリー、その裏側がトリステイン貴族の血文字でビッシリと埋め尽 くされた。 「急ぎなさい!風竜隊を連れてくるのです!」 女王の命に弾かれるように衛士が駆けていく。即座に竜騎士の連隊がホールへ駆け込ん できた 「早く私をゲルマニアへ連れて行きなさい。もはや一刻の猶予もありません。夜を徹して 飛ぶのです!」 竜騎士達は畳んだタペストリーを抱え、女王を囲んで外へ走り出ようとする。 女王の後ろを枢機卿もよろめきながら付いていこうとするのを、ヴァリエール公爵が押 しとどめた。 「マザリーニ殿!その体では無理だ。どうか城で待っていてくれ」 「ならぬ!早急に、私の首を、差し出さねば、皇帝への謝罪に、ならん!」 枢機卿はゼイゼイと息をつきながらも、必死で侍女達に支えられつつ前に進もうと足を 前に出す。震える足を。 枢機卿の姿に胸を打たれた婦人達が、新たな涙を流す。 だが公爵は、それでも枢機卿の前に立ち塞がる。 「だからこそだ!今、そなたの体ではゲルマニアまで保たん。万一、途中で果てることは 許されんのだ。 皇帝との交渉はわしがやる。どうか、どうかお主は城で待っていてくれ!」 枢機卿と公爵は、しばし視線をまじわす。 そして、マザリーニは頭を下げた。 「済まぬ…私がふがいないばかりに」 「禅譲を言いだしたのは、わしだ。気にするな」 そして公爵はホールから外へと駆け出そうとした。 「…あなた」「父さま!」 公爵を呼び止める声があった。そこにはカリンとエレオノール、そしてルイズがいた。 「父さま・・・」 さらに後ろから呼び声がする。そこには、侍女に体を支えられたカトレアがいた。呼吸 を乱し、よろめきながらも父へと歩み寄る。 「カトレア!また発作が…」 次女の身を案じる公爵の手を、肩で息をするカトレアの手が包んだ。 「…どうか、ご無事でお戻り下さいな…」 それだけ言うと、激しく咳をする。お付きの侍女が背をさする。 「分かった。任せておけ。必ず交渉を成功させてみせる!」 公爵は妻と娘達へ微笑み、マントを翻してホールを後にした。 城に残った貴族達は、それぞれに散っていく。 ある者は戦の準備をするため。またある者は家族を避難させるため。そしてまたある者 は領地への報告と臣下領民の意思統一をなすため。思い思いに飛び去っていく。 対ゲルマニアへの意思統一はなった。後はマリアンヌとヴァリエール公爵の外交交渉に 任せるしかない。今は目前に迫った危機に対応すべく、彼等は日暮れのトリスタニアを駆 けていった。 対アルビオン戦に備えて、彼等は準備を整えていく。 夕陽が差し込む枢機卿の執務室には、公爵夫人以下ヴァリエール家の人々がいた。 ベッドに横たわるマザリーニが呟く。 「あとは、アルビオン艦隊を凌げるか否か…間に合うことを祈るしかあるまい」 その言葉にルイズ達も不安げな視線をぶつけ合う。 エレオノールが、半ば呆れたような口調でヤンに話しかけた。 「それにしても、よくもまぁ!短時間で、あんなインチキ臭い、詐欺師じみた手を考えつ くものだわね」 褒められたのか貶されたのか分からない言葉に、ヤンはニッコリ笑って応えた。 「僕の二つ名、実は『2秒スピーチ』以外にもあるんです」 室内の人々がヤンに集まる。 彼は、堂々と名乗った。彼の二つ名を。 「『ペテン師』です」 彼等は、いっそ納得してしまった。 枢機卿は外へ視線を移す。 沈みゆく夕陽の赤い光が南の窓から差し込んでいる。 あの南の空で、トリステイン艦隊はアルビオン艦隊と砲火を交えているはずだ。 前ページ次ページゼロな提督
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/4292.html
858: 333 :2017/01/28(土) 10 39 58 フローデ達の憂鬱 番外編 季刊 銀河の戦史 5052年春号 開戦百年記念ガフトノーシュ戦役特集 統一戦争は百年たった現在でも軍事趣味者にとって根強い人気を誇る分野である。 人類社会の全てを巻き込んだ戦争であり、また今の所最後の星間戦争でもある。 そのなかでどの戦いが好きかは読者諸氏にも色々と意見がおありだろうが、今回は開戦百年ということでガフトノーシュ戦役を 特集したい。 まずはイオラオス作戦、ヘラクレス作戦だ。 開戦直後に行われたこの両作戦を知るにはまずそれ以前、即ち開戦に至る経緯から知る必要がある。 皇紀4940年、ノヴァシチリア条約が結ばれた。これは当時銀河に存在していた五つの国家のうち、四つの国家が批准した。 これがいわゆる四ヶ国連合である。あくまで銀河の軍事的均衡を生み出し平和を維持するのが目的とされていたが、それは誰の目 にも明らかな帝国への圧力だった。 しかしこれにはさらなる裏があった。人類統合体がスィーヴ882門とケイシュ193門を発見したのだ。 ノヴァシチリア条約を結んだのは帝国とそれ以外の四カ国が敵対していたからだが、その敵対の理由は今日世間で言われている アーヴへの差別感情にあったわけではないというのはこの雑誌を読んでいる読者ならば理解していると思う。 帝国が四カ国と敵対していたのは第十二環を独占していた事に理由がある。当時はまだ銀河には未開拓領域が残されていたが、 その外側が帝国のものならば将来的に拡張には限度が出てくるからだ。 つまり平面宇宙航法開発以来、無限に広がっているように思えた銀河の開拓に限界が見えてきたこと。そして帝国だけがその外への 道を持っていたこと。 この二つが開戦の理由として挙げられるだろう。 人類統合体はこの状況を打破するため第十二環に繋がる門を探し続けていた。 それが見つかったのが4940年であり、発見された二つの門を使った軍事作戦が計画され始めたのもこの年なのだ。 この時計画された作戦がイオラオス作戦とヘラクレス作戦であり、探査のために開けた門が閉まるまでにかかった時間が12年 という歳月なのだ。 ところがこれは帝国に察知されていたようである。曖昧な書きかたをしたのはその証拠がないためだ。 これについては各種議論があり、どこでそれを知ったのかなどについて未だ定説を見ない。 ともかく奇襲を知った帝国は開戦を避けるよりもむしろこれを利用して戦争を優位に始めようと考えた。 それが秘匿名称夢幻作戦である。古の賢者達の名を冠したこの作戦はひとまずの成功を収める。 しかしそれは課題も残る戦闘だった。順番に見ていこう。 859: 333 :2017/01/28(土) 10 40 53 まずは先に開始された作戦であるイオラオス作戦だ。 これは主攻方面を助けるための陽動作戦であり、危険が多いその性質上人類統合体のみで行われた。 対する帝国側はガンボース提督率いる艦隊。戦力でも練度でも星界軍が勝っていた。 しかし統合体だけで艦隊が構成されていた利点は大きく、敗れたもののこの戦いで連合軍が連携の不備を露呈することはなかった。 戦いは奇襲に備えて待機していたガンボース艦隊の攻撃で始まる。 奇襲するはずが奇襲を受けた混乱によって統合体艦隊は一方的に殲滅されることになる。 だがガンボース提督も敵艦隊の殲滅に拘った結果一部の敵を取り逃がしてしまう。これを理由として彼の指揮能力に疑問を呈する 声も少なくない。 しかしその後の戦いから見てもガンボース提督の指揮能力は決して低いものではなく、殲滅に拘ったのも後のことを思えば正解 だったと言える。 なお余談だがこの際逃げた艦隊から隠れて地上世界に潜伏するという経験をしたのが現在の皇帝陛下である。 さて陛下の意外な側面を知ったところで次に行こう。 奇襲作戦の本命、ヘラクレス作戦だ。 イオラオス作戦で帝国の目をイリーシュ王国の反対側に向けさせた上で、スィーヴ882門から帝都を奇襲する。 そのためにこそ人類統合体は膨大な門を開けてイリーシュ王国を起点にした奇襲作戦を練ったのだ。 これは敵の知らない門から攻撃するというだけではなく、緒戦で第十二環を確保することで戦争の目的を達しようとしたからだ。 この戦いでは常勝無敗の呼び声が高いレンド提督が指揮を執った。 彼我の戦力は互角だったものの、ここでレンド提督は撃退に専念することになる。 この一事を持って彼を無能呼ばわりする軍事趣味者も多いが、それは一方的な見方に過ぎない。 敵が多国籍艦隊であることを見抜き、機雷の発射から間髪置かない突撃など能力は申し分が無いからだ。 混乱を拡大することで敵を撃退するという戦術も決して間違いではない。結果的に艦隊主力を取り逃がしたことが次の無常の果実 作戦に繋がるのだが、帝国の戦略環境を思えば必要とされるのは時間であり敵戦力の撃滅は必ずしも必要としないからだ。 これはこの次の作戦にも現れてくる要素であり、基本的にガフトノーシュ戦役は速攻をかける連合軍と撃退に専念する帝国という 図式で戦われる。 860: 333 :2017/01/28(土) 10 41 30 その後、イオラオス作戦とヘラクレス作戦で開戦劈頭での勝利が得られなかった連合軍は残った戦力を結集して無常の果実作戦を 計画するにいたる。 これにはハニア連邦の脱落、そして雪晶作戦という事態が深く関わってくることを注意せねばならない。 無常の果実作戦では派手な帝都防衛戦ばかり注目されるが、それが成立する条件には併合作戦で帝国が艦隊を出撃させる必要が あったからだ。 つまり無常の果実作戦とは四ヶ国連合がハニア脱落の危機を帝都奇襲の好機とした作戦であり、だからこそ軍事趣味に入り始めの ものがよく言う、ヘラクレス作戦でクリューヴ方面を主攻にしていたらといった仮定には意味が無い。 ハニア連邦が脱落しなければ雪晶作戦は発動されず、雪晶作戦が発動されなければクリューヴ方面からの帝都奇襲は不可能なのだ。 無常の果実作戦はあの時点で連合軍が取れる最善の選択肢であったし、唯一取れる選択肢であったというのが結論だろう。 道中で雪晶艦隊の一部を撃破した連合軍は帝都で待ち構えていたレンド提督の守護艦隊と交戦する。 これがおそらくガフトノーシュ戦役最大の戦場であり、この戦いが好きで軍事趣味に入る者も多いだろう。 ここで上述の戦略環境が出てくる。 現在では敵戦力の殲滅に専念したレンド提督の手腕が評価されるが、そもそもこれは敵が全戦力での突撃という手段を取ってきたが 故の苦肉の判断なのだ。 当初レンド提督が取っていた陣形は機雷戦を重視した陣形だった。これは敵の機雷が少ないという情報を手に入れていたからで、 連合軍主力となるであろう巡察艦や突撃艦戦力を機雷で打ちのめすためだった。 しかし連合軍が取った戦術が機雷を全て対抗雷撃に費やした全戦力での突撃とわかると即座に陣形を変える。 有名な縦深防御陣形だが、これは巷で言われているように敵を一網打尽にするのを目的にして組まれたわけではない。 あくまで突撃を敢行する敵艦隊を縦深で受け止めるためのものであり、包囲殲滅はその副産物に過ぎなかった。 現にこの戦いでの艦隊機動をよく見ればわかると思うが、レンド提督の指揮は”一鬼当千”で知られる司令部の直接戦闘まで 敵の突撃を食い止めることを目的としている。 よく言われる側面攻撃も、敵の突撃を受け止めきってからのものとそれ以前とでは大きく性格が違う。 前者が敵の分断を目的としているのに対して後者は突撃を妨害するのが目的であり、むしろ敵の突撃を受け止めて余裕が出てから 敵戦力の分断、殲滅に移行したと捉えるのが自然だ。 この戦いで連合軍は艦隊が壊滅、再建に長い時間をかけることになる。 一方帝国も戦力を大幅に消耗したものの、最も必要としていた時間を稼ぐ事に成功する。 統一戦争は順当に戦えば勝ち目がない連合が様々な策を弄し、そして順当に負けた戦争である。 ガフトノーシュ戦役はそういった戦争の方向性を決めた戦役といえるのではないだろうか。 それでは次項からそれぞれの戦いについて詳しく見ていこうと思う。 861: 333 :2017/01/28(土) 10 41 57 投稿は以上です まとめwikiへの転載は自由です
https://w.atwiki.jp/bemanidbr/pages/417.html
VERSION GENRE TITLE ARTIST bpm notes 属性 17 SIRIUS WORLD/ELECTRONICA 水上の提督(Short mix from "幻想水滸伝V") 猫叉Master 140 2092 - 攻略・コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3075.html
615 :影響を受ける人:2014/03/15(土) 23 55 10 提督憂鬱×ストパン+零 第一話 ―始まり、人は今― 約380年近くの時を生き、今年の春にようやく古い仲間たちと合流した嶋田繁太郎の転生体、九曜葛葉は自らの働きかけにより開設された国立大阪導術士学校に来ていた。 「九曜様、何もおもてなし出来ず、申し訳ありません。」 「いえ、急に訪れたのです。こちらこそ申し訳ない。」 そう言って、頭を上げさせる。 頭を深々と下げていた女性・・・学園長は顔をあげ、目の前の伝説を見る。 見た目こそ若いが、その実年齢を知ったときは驚いたものだ。 推薦で選ばれた時は何事かと思っていた。 そして出会って、最初は訝しんだものの資料を読んでいって驚愕すると同時に納得した。 けして口外してはならない存在。 この国を守る守護神で、皇族の盾。 このような秘密を守るには、自分のような口が堅く、それでいて彼女を受け入れられる人物ではなくてはならない。 二人は向かい合うように、応接用の椅子に座る。 「それで・・・御用とは?」 「軍の招集について、です。」 息を飲む。 「・・・やはり、大陸は良くないのですね?」 予想はしていた。 よほどの事が無い限り、九曜はけして口を挟んでこない。 横槍を入れるにしても、分体を用いた連絡を寄越すぐらいだ。 こうして本人が来るという事は・・・良くないという事。 「はっきり申し上げますが、私は反対です。」 「・・・そうでしょう。」 この反対も九曜はわかっていた。 姿勢を正し、悲しみを堪えながらも、強い意志を感じる瞳を向けてくる。 「すでに中学部の志願兵召集で、何人も戦場に行っています。戦死者も・・・聞いております。」 教育者として彼女は正しい。 教育者として携わっている目の前の女性は、そういう基準でも選んでいたからだ。 以前の志願兵募集にも、反対の意を唱えている。 だがこの国に住み、国外の事も知ると、出さなければならないという理由もわかっている。 いくら九曜が過去から現在にかけて対策を立て、原作よりもウィッチの寿命が伸び、数が増えたとしても、まったく足りているとは言えないのが現状だ。 「・・・今すぐではありません。」 「わかっています。わかっては、います・・・」 「辛いのは、私もわかります。ですが・・・」 目の前で苦悩する女性は、教育者として尊敬できる人物。 公平で、誤りを素直に認め、誤りを正していく。 だからこそ、自分は彼女を選んだ。 九曜にしても、前線にかかる敵の圧力は予想外だった。 どう考えても原作よりきつい状況。 すでに高速で飛行するネウロイが出現している。 こちらも倉崎が新型ストライカーを完成させて、前線に配備しているからこそ持っている。 陸軍海軍共に同じ部品などを使用するようになった。 戦闘機も更新が済んでいる。 前世よりも夢幻会発足が遅れ、尚且つ後ろ盾があまりない状況で、これほど進んでいるのが奇跡なのだ。 「猶予は半年です。」 「っぅ・・・!」 だから九曜は無慈悲に宣言する。 「覚悟を、決めて下さい。」 そう言って立ち上がり、立ち去ろうとする。 扉の前まで歩き、ノブに手をかけようとした時、学園長が立ち上がった。 「九曜様は、九曜様は御出にならないのですか!?」 「・・・」 確かに自分が出れば戦況は楽になる。 だが、同時にそれは劇薬となる。 「私言う存在が、いかなる影響をもたらすか・・・アナタでもわかるでしょう。」 それがわかっていても、女性は縋りたかった。 目の前にいる生きる伝説。 それ故に人々は希望を持ち、邪まな思いを抱く。 「私を恨んでも構いません。猶予は半年・・・覚えておいてください。それでは・・・」 九曜は退出した。 悲しみと苦悩を抱かせたまま・・・ ―――――――――― 「よっ! と・・・」 616 :影響を受ける人:2014/03/15(土) 23 55 43 校庭の鉄棒で、一人の少女が器用に何回も逆上がりをして一息を突く。 「32回連続、更新だね!」 何回まわっていたか数えていた友達の少女がはしゃいで手を叩く。 「いやいや、まだだよ。100回はまわってやる!!」 「そのまえに目が回るよ・・・」 気合を入れて宣言すると、隣で同じ様にまわっていた少女が呆れてツッコむ。 坂本美緒・若本徹子・竹井醇子。 導術士学校小学部六年生の若き、後のエース達だ。 「食堂のラジオで聞いたけどさ、大陸・・・押されているみたいだな。」 鉄棒の上で足をブラブラさせながら、徹子は呟いて空を見上げる。 「そうだね・・・最近の勉強に、訓練はストライカーを使ったのが多くなったよね。」 「意識的に、だろうな。」 不安そうな醇子の横で、美緒も頷く。 「お、れ、は! 早く戦場に行きたいけどな!」 もう一度逆上がりをしつつ勇ましく言う徹子に、二人は苦笑しつつも頼もしさを感じる。 元々彼女は軍属志望で入校した口だ。 親の都合で入ってきた醇子と、検査で判明して入学した美緒とはちょっと違う。 法術士学校に入れられそうだったのだが、自分から親に噛み付いての入学だったのだ。 戦場で飛翔し、戦うウィッチに憧れたというのもあるだろう。 「中学部の先輩の中には、志願で軍に行った人もいるらしいけど。」 美緒が少し物憂げな表情で徹子を見る。 その視線にムッとして、鉄棒から降りた。 「実力なら問題ないさ。同学年じゃ敵無しだぜ!」 事実ではある。 学問はともかく実技は成績優秀だ。 教えている先生も、時に危なくなる場面もある。 ライバルである坂本美緒も同じく、実技において匹敵する実力者だ。 そんな二人は、醇子に宿題を一緒にやってもらって、なんとか成績をキープしているが・・・ 「美緒だって、その“魔眼殺し”のメガネのお蔭で、最近は上がっているし。この三人なら敵無しだ!」 徹子は、醇子の指揮能力に全幅の信頼を置いている。 以前、クラス戦訓練において、ワンマンプレーで生徒を撃墜していた徹子を罠にはめ。 その後、徹子と同じグループだった美緒すら撃墜している。 その頃から彼女は信頼を置いているのだ。 「確かにそうかもしれないけど・・・」 苦笑しつつも右目にかけてある“魔眼殺し”を触る。 このメガネは、制御に苦しんでいた彼女の為に作られた特別性だ。 何でも学園長がある人物に頼み込み、制作してもらったものだとか。 あまりの好意に恐縮し、ぜひ制作費用を支払いたいと申し出たのだが・・・ 金額を聞いて絶望した。 およそ5000円。今の金額に変換すると、15,000,000円すると言う高額な金額。 それをタダでくれるというのだから、気絶しそうになるのも無理はない。 さらに魔眼の、使い方のアドバイスが書かれた資料までもらい、緊張に潰れそうになったのは良い思い出だ。 もっとも、制御できるようになったからと言って、美緒の自信につながるわけではない。 「この生活、いつまで続けられるかな?」 少し俯く醇子の呟きに、美緒は答えられない。 神ならぬ自分では何も言えないのだ。 ただ、青い空を見上げるしかなかった。 以上で九曜ストパンの零編スタートとなります。 基本的に展開としては原作基準です。 ですが、ネウロイ側に高速飛行型がすでに出現して、前線を苦しめています。 また、ガーランドさんを出せるかわからなくなったため、この時点である程度美緒の魔眼制御を可能にしました。 ごめんね、ガーランドさん。 そして原作師匠である北郷章香さんは、扶桑陸軍第一戦隊メンバーと一緒に、既に前線で戦闘しています。 ちなみに部下もいます。6人くらい。(内容:戦闘員4人 弾薬運搬兼盾1人 呪歌使い1人) 次回も頑張ろう。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3077.html
412 :影響を受ける人:2014/03/30(日) 21 35 00 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第三話 ―勇気か、無謀か― 特訓を開始して少し経ち、志願学兵の数はだいぶ減っていた。 基地の一部を借りての訓練は過酷であった。 なにしろウィッチの兵科は特殊であり、空を望んだからと言って必ず飛べるというわけではない。 航空適正無し、と早々に判断された学兵は陸軍の基地に向かった。 その人数は当初の三分の一。 ここに残っていたもの中で訓練についていけず、脱落して当初の二分の一になっている。 「それでも・・・訓練期間が短い・・・」 目の前で走り込みをして、ヘトヘトになっている彼女等を見ながら北郷は若干の焦り生まれていた。 もともと大陸の最前線は今ほど圧力は無かった。 だがここ一年で圧力が高まり、戦線が難しくなっている。 国際的な地位向上のためのウィッチ派兵は必要なもの、それは大人となった今なら理解できる。 しかし、今の現状においては悪手になっている。 「せめて、欧州から人員をもどせれば・・・!」 自分の同期が何人か欧州に渡り、戦線を維持しているという話は聞いている。 経験があり、頼れる存在であるのは間違いない。 軍神などと呼ばれているが、同期達の方がよっぽど頼れる。 だが・・・急に引き抜けば、国際的な評判が落ちるのは目に見えていた。 苦しい台所事情を抱えている政府を批判できない。 「何やってんの。」 「ん? 旭川か・・・」 悩む北郷に話しかけてきたのは、副隊長だった旭川梨奈〔あさひかわ りな〕だ。 「隊長が悩むなんて、らしくないよ?」 「む、むぅ・・・」 「まぁわかるけどさ・・・」 そう言ってへばる学兵たちを横目で見る。 「とりあえず、根性のあるのは残った。これを鍛えるしかないでしょ?」 「お前は楽天的だな・・・」 「隊長が悩むなら、私はそれを解消するのが副隊長としての役目だよ。」 一つ下の、副隊長の励ましに少し気が楽になる。 「そうだな・・・よし!」 気持ちを切り替え、更に厳しくしごくことにする。 それが彼女たちの為と信じて。 ――――― 「死ぬ。」 教室に割り振られた部屋で、机に突っ伏した若本徹子が沈んでいた。 その隣には坂本美緒が、同じように椅子にグテ~っと寄り掛かっている。 更にその横には、二人よりも体力のない竹井醇子が屍のように白くなっている。 「きついとは思っていたけど、ここまできついとは・・・」 「あははははは。お爺ちゃんが、お花畑で手を振ってる~」 「「醇子、戻って来い! あと、まだ死んで無いぞ!!」」 二人が醇子をアワアワと介抱していると、扉を開いて誰かが入ってきた。 だが二人は気付かない。 413 :影響を受ける人:2014/03/30(日) 21 35 56 「ちょっと、三人とも何しているんですの?」 「ん? 委員長か・・・」 声をかけられたので振り返ってみると、そこにいたのは徹子が苦手とする人物がいた。 「ちょっと! ワタクシは委員長じゃないと、何度も言っているでしょう!」 お嬢様口調で怒りをあらわにする女子に、徹子は面倒そうな態度を隠さずに見返す。 「いいじゃないか。そんな印象だし。」 「良くありませんわ! 里子さんも何か言って下さいまし!!」 「いや~。その意見にはアタイも賛成ス。」 「里子さんっっっ!!」 一気に賑やかになり、しんでいた醇子が蘇生して言い争いを始めた徹子と女史を見つめる。 彼女の名は飯島凛〔いいじま りん〕、お供の様に一緒にいるのは山田里子〔やまだ さとこ〕、二人とも法術士学校の生徒で里子は魔力などなかったが、凛と共同生活をして開花させたウィッチだ。 二人とも軍に肉親がいて、志願した口である。 そして初対面から今ままで、凛と徹子は良く争っていた。 「ガルルルル!」 「フシュルルルル!」 「ど、どうしよう美緒ちゃん。」 「落ち着くまでどうしようもない」 「そうスよ。お嬢はこうなったら止められないっス。」 和やかな空気が流れる。 醇子は志願した事を少し後悔していた。だから思う。 この平和な時間が続く事を・・・ しかしその時間はすぐに打ち破られた。 ――――― 言い争いをした次の日、沖を哨戒していた海防艦が新装備のレーダーでネウロイを探知し、舞鶴に向かうことを突き止めて通報した。 海防艦はギリギリのラインを保ち、進路を報告し続けたが相手の速度が速く振り切られてしまう。 しかしこの行為は無駄ではなかった。 この侵入者は小型ネウロイで固められていて、通常兵器でも立ち打ち可能だからだ。 すぐさま基地から戦闘機が舞い上がり、迎撃に向かっていく。 その光景を尻目に、北郷章香は旭川梨奈と共に生徒達を誘導していく 「先生・・・」 「大丈夫だ。すでに迎撃機が上がっている。心配するな。」 そう言って不安そうな美緒の頭をぐりぐり撫でる。 基地内の避難壕に生徒達を入れて、二人はホッと一息つく。 「じゃあ。行きましょうか隊長。」 「ああ、後ろを頼むぞ。」 「任せて下さい。」 もう一度壕の扉が閉まっていることを確認し、章香が戦闘になって格納庫に走る。 短距離で離陸できるウィッチ達は最後の防衛線だ。 自分達も急いで向かい、待機しなければならない。 急いで立ち去った壕の中では、不安そうな生徒達が身を寄せ合っていた。 「美緒ちゃん・・・先生たち大丈夫かな?」 「心配すんなよ。先生は【軍神】なんて呼ばれている人だぜ? 心配するだけ損さ。」 元気付け様と徹子が元気にふるまい、その姿に負けじと凛も声を出す。 「そうですわ! ワタクシ達を教えていらっしゃるのは、何時も地獄の様な課題をさせる御人たちなんですのよ。 これくらいの襲撃何ともありませんわ!」 二人の元気印に、少しだけ生徒達の顔から不安が消える。 だが、事態は徹子たちが思うほど楽観的ではなかった。 414 :影響を受ける人:2014/03/30(日) 21 36 41 二人が元気を分けているのを見て、苦笑しつつも魔眼の訓練を行っていた美緒はふと気が付いた。 「ん?」 「美緒さん、どうしたんスか?」 急に立ち上がり、壁の方を真剣に見始めた美緒に、里子が声をかけるが集中する彼女には聞こえていないようだ。 親友が妙な行動をとった事に気が付いた徹子は、声をかけようと近づく。 「美緒、どうしたんだ?」 「坂本さん、立っていると危ないですわ。」 「あ、うん。でも先生が戦っているのが見えて・・・」 「「魔眼凄いな!」ですわ!」 ちょっと嬉しいが、少してれる。 「それって戦況が見えるってことっスよね?どんな感じっスか?」 「えっと・・・あ、ちょうど撃墜した。」 魔眼で透視できることを良い事に、他の生徒達から実況してとせがまれ、アワアワしながら説明していく。 最も章香たちの戦闘は、まだ美緒では理解できない部分が多く、説明しきれない。 それでも生の戦闘を聞けるとして、彼女等は興奮していた。 そんな生徒達の中で二人だけ冷静に判断している物がいた。 「竹井さん。気が付いています?」 「うん・・・先生たちが出ているってことは・・・」 「まずいですわね・・・」 醇子と凛は気が付いていた。 最終防衛ラインを張るウィッチの部隊が出ていること自体、敵の数が多いという事だ。 そして最悪の事態を、美緒は目撃する。 「え・・・ネウロイが、こっちにくる?!」 以上となります。 ちくしょぉぉぉぉ!戦闘にまで行かなかった!! 次回は北郷先生達の戦闘とイベントを送り致します。 それでようやく一巻の冒頭が終わる(泣 しかし今回は憂鬱成分が全く無いモノになってしまった・・・ 次回もそうなるかも(汗 山本とか辻を出したいのにぃぃぃぃ(泣 後、新キャラ出してみました。どうでしょうかね?
https://w.atwiki.jp/imaska/pages/343.html
■シチリア沖海戦(続・天海提督の決断)背景 侵攻戦力 損害 戦闘経過 エピソード 参考文献 ■シチリア沖海戦(続・天海提督の決断) 背景 1943年10月下旬のギリシア沖海戦に於いて第2機動艦隊所属空母2隻が大破し後方へ修理のために撤退したため、帝國海軍地中海方面艦隊はシチリア侵攻を大幅に繰り下げざるを得なくなる。 しかし、12月に新鋭艦隊の増派を受けた地中海方面艦隊は1944年1月9日、シチリア島攻略作戦を発動。同13日、第1機動艦隊、第4水雷艦隊、第9支援艦隊はシチリア沖に突入した。 侵攻戦力 +日本軍 第1機動艦隊(艦隊旗艦戦艦『播磨』 艦隊司令星井美希中将) 空母4(正規空母『瑞鶴』『翔鶴』『飛龍』『蒼龍』) 戦艦4(戦艦『播磨』『越後』『大和』『武蔵』) 巡洋艦4(重巡『十勝』『石狩』『双海』『天海』) 駆逐艦4 航空隊314機 第4水雷艦隊(艦隊旗艦重巡『青葉』 艦隊司令菊池真少将) 巡洋艦4(重巡『青葉』『衣笠』『加古』『古鷹』) 駆逐艦12 第9支援艦隊(艦隊旗艦巡洋戦艦『浅間』 艦隊司令音無小鳥中将) 空母4(軽空母『千歳』『千早』『千代田』『瑞穂』) 戦艦4(巡洋戦艦『浅間』『阿蘇』『吾妻』『伊吹』) 巡洋艦4(軽巡『梓』『入間』『宇治』『吉野』) 駆逐艦4 損害 +... 第1機動艦隊 中破 戦艦1(戦艦『大和』) 巡洋艦1(重巡『天海』) その他不明 第5水雷艦隊 沈没 駆逐艦3(『嵐』 それ以外不明) 大破 巡洋艦1(重巡『加古』) 駆逐艦1(『秋雲』) その他不明 第9支援艦隊 沈没 駆逐艦2(『江風』『海風』) 中破 戦艦2(巡洋戦艦『浅間』『吾妻』) 空母1(軽空母『瑞穂』) その他不明 戦闘経過 第1機動艦隊所属の偵察機が3個艦隊を捕らえるが、第1機動艦隊司令星井美希中将は低速北上中であった水雷艦隊は偵察機を貼り付けたまま一先ず放置し、機動艦隊と戦艦部隊の残り2個艦隊を先に叩く事を決断。 これと同時に第9支援艦隊司令音無小鳥中将が飛行場撃滅を引き受け、第1機動艦隊と第4水雷艦隊は敵艦隊撃滅に専念するようにと第1機動艦隊へ向けて打電。 これを受けて星井中将は航空隊を伊戦艦部隊の足止めに差し向け、砲雷戦で独機動艦隊を叩く事を決断、突入を開始した。 1時間後、第1機動艦隊より一足先に雷撃可能な距離にまで接近した第4水雷艦隊は独機動艦隊に向けて反航戦を挑み、第4機動艦隊が反航戦に入ると同時に砲術射程に独機動艦隊を捕捉し、砲撃を開始。独空母を撃沈する。 航空隊も伊戦艦2隻撃沈、1隻大破の戦果を挙げ、第9支援艦隊は1個飛行場を殲滅する。 しかし、残余飛行場を撃滅するためにシチリア島近辺を航行中、第1機動艦隊は伊戦艦部隊の残余巡洋艦群の奇襲を受ける。 この時、星井中将はこのままでは敵巡洋艦群に後ろを取られると判断し、乗艦『播磨』そして『越後』の座礁覚悟で反転180°を下令。 奇跡的に座礁艦無しで暗礁地帯を突破すると、距離五〇(5000m)に迫っていた敵巡洋艦群に丁字での一斉砲雷撃を下令、これを殲滅する。 同日夜、僚艦損傷のため一時戦線を離れていた第4水雷艦隊は、英本国を目指す軽空母艦隊を発見。残存魚雷1斉射分で撃破するために突撃を開始する。 手数の多さを生かした近接砲撃戦により、確認された英軽空母4隻の内2隻を撃沈する。 一方、第9支援艦隊と合流した第1機動艦隊は湾内に篭る水雷艦隊撃滅のために夜間空襲を決行。 これにより飛行場破壊には成功したものの、水雷艦隊の撃滅は成らなかった。 その後、湾内の機雷を警戒し、微速で北上しながら第1機動艦隊、第9水雷艦隊は残余水雷艦隊を撃滅。イタリア近海の制海権を手中にした。 これにより、イタリアで政変が発生。イタリア首相ベニト・ムッソリーニは失脚し、身柄は連合国へと引き渡され、イタリアは降伏する事となった。 エピソード この時、第9支援艦隊司令音無中将は軽空母の航空戦力では飛行場撃滅、そして飛行場からの反撃の直掩は不十分と判断。所属軽空母を分離し、浅間級巡洋戦艦、梓級軽巡洋艦の高速性能を生かした一撃離脱戦を伊飛行場に向けて行った。 参考文献 天海提督の決断 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/273.html
918. ひゅうが 2011/12/02(金) 23 28 43 ※ 「星条旗の艦隊」ネタですw ――西暦1945年8月 アメリカ合衆国臨時首都 シカゴ トーマス・デューイは万感の思いで目を閉じていた。 ホテル・シカゴの臨時大統領官邸のオーバルオフィスでは、記者たちがフラッシュをたき、彼に質問を投げかけている。 「大統領閣下!一言お願いします!」 「日本のツジ新政権との対話は――」 「シマダ前首相からのアピールは米日講和を――」 「英国のチャーチル卿からの支持発言には・・・」 デューイは思った。 病に倒れ、この世界に転生してから40年あまり。 この時のために生きてきた。 白人至上主義と闘い、頼りになる同盟国となるはずだった日本帝国相手に戦火を交えたがよりよい講和を勝ち取るだけの優勢を維持し・・・ ドイツ潜水空母による東京襲撃というアクシデントもあり、夢幻会は米日講和に意見を統一できたという。 星条旗艦隊の活躍によるウラガ水道封鎖、中国大陸撤退成功、そしてハワイ沖決戦の痛み分け。 米英同盟に基づき派遣した名将スプルーアンス提督率いるイーグル艦隊の活躍は日米間の感情的な対立を緩和する役割を果たした。 「感無量です――」 デューイは言った。 「これで、我が国はペリー提督以来の過ちを正し、太平洋を米日の共存する繁栄の海とすることができました・・・政府としては、講和を達成すべくトラック環礁において日米協議を開始していることをここに明らかにするものであります。」 今頃は、バイ提督はインド洋に入る頃だろうか―― ――同 インド洋 第1連合航空機動艦隊(バイ艦隊) 「でかいなぁ・・・。」 バイ提督は、超大型空母「ジョージ・ワシントン」の艦上に立っていた。 日本海軍の「タイホウ」型航空母艦を上回る満載排水量8万トンの超大型空母は、西海岸の造船所で作り上げられた「キティーホーク」型4万トン級空母やおなじみの「エンタープライズ」をはじめとする総勢12隻の空母群、そして「アイオワ」型戦艦をはじめとする高速戦艦6隻とともにインド洋へ向かっている。 周囲はアトランタ級をはじめとした西海岸で建造された新造艦群で固められ、あの苦しい時期を支えた合衆国艦隊の艦艇たちと交代していた。 「バイ司令長官に、敬礼!」 アングルドデッキをのぞむアイランドに立ったバイは、すでに先ほど米日講和が成立したことを知っていた。 だが、彼には感慨に浸る暇はない。 ドイツ第3帝国と、それに屈服したロシア社会共和国によるインド侵攻を阻むべく、彼は戦い続けなければいけないのだ。 だが、彼に恐れはない。 今や友軍となった日本海軍はタイホウ型空母「タイホウ」「ハクホウ」「ショウホウ」をすでに出撃させ援護にあたることになっているし、強力な「イブキ」型防空戦艦とユナイテッドステーツ級をも上回る「ヤマト」型戦艦も駆けつける。 海中には星条旗艦隊とためを張る強力な日本潜水艦隊が待機し、空には「フガク」や「レップウカイ」が護衛につく。これほど頼もしいことはない。 「シカゴへ打電!バイ艦隊、これよりインド洋へ突入する!!」 【あとがき】――夢幻会「ここが米国版紺碧世界だと知ってえらい苦労しましたよ本当」。 とりあえず小説版第22巻「米日講和成る」の一シーンをイメージして書いてみましたw
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/4648.html
920: ひゅうが :2017/07/04(火) 23 24 41 艦こ○ 神崎島ネタ――「シャングリラ(理想郷)」 ――1937(昭和12)年9月30日 神崎島 某所 地下120メートル 「感謝いたします提督。」 「感謝は本物なのは理解しているよ博士。」 神崎博之提督は、完全な呆れ顔でアルバート・アインシュタイン博士に向かって言った。 「それが打算の産物であることもね。」 「提督は、研究者の欲望を見誤っておられましたね。」 ほくほく顔のアインシュタインは、見どころのある学生に向けて教えるようにゆっくり言葉を紡ぎ始める。 「提督は、歴史上の私たちがなぜ『あんなこと』をしたか御存知ですか?」 「さぁ?どうせろくでもないことだと理解しているが。」 「まさにその通り。」 新設されたばかりの「研究所」の「制御室」においてアインシュタインはばっと両手を広げる。 その後方では、ファインマンという名の学生が液晶パネルをいじっており、さらにその隣では、来訪したばかりのスプラマニアン・チャンドラセカールという名の天文学者が細かな指示を出し続けている。 それに混じっているのは、湯川秀樹、仁科芳雄ら、日本物理学にその名を残すことになる有名科学者たちである。 「我々は、知りたいのです。誰よりも早く。そのためならば誰にでも魂を売り渡します。」 「それが研究者、か? 度し難いといいたいところだが、自分の欲望に正直なのはよくわかった。」 「少し違います。我々は真摯なのです。」 「何に対して?」 「真理に対して。」 100人が100人口をそろえるであろうところのドヤ顔でアインシュタインは、ちろっと舌を出した。 この人は…と神崎は内心苦々しくも舌をまいた。 この稀代の天才科学者は、この島へ押し掛けたところに、内地の官僚たちがいうところの「映像の世紀の刑」を受けた。 だがそこでへこたれることはなかったのだ。 あのオルゴールの前に36時間後に再び姿を現したアインシュタインはいった。 「すばらしい。ここで研究をさせてほしい」と。 「あ…ありのままに今目の前で起こったことを話すわ! 『提督が博士の前で悪夢の未来を見せた、と思ったらいつの間にかさらに先に進む話をされていた。』 な…何を言っているのかわからねーと思うけど 私も何をいっているのかわからなかった… 頭がどうにかなりそうだった… 光速度の不変性だとか空間の歪曲だとか、 そんなチャチなもんじゃあ断じてない もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」 以上、徹夜勤務明けの駆逐艦秋雲の言葉である。 しかもたちの悪いことに、この天才科学者は鎮守府だけではなく日本政府にとっても極めて大きなメリットのある提案をしてきた。 「私が世界中の有名どころの科学者に手紙を出しましょう。 なに。 この島では研究施設も『生えてくる』レベルで作れるのでしょう? それにマンハッタン計画と同等の環境を用意できる。 これに乗ってこない研究者などいませんよ。」 922: ひゅうが :2017/07/04(火) 23 25 14 彼はいったのだ。 マンハッタン計画を阻止できるけど、どうする?と。 そうでなくとも、後世に名を残す科学者たちは、この時代様々な理由で不遇を囲っていることが多い。 そんな彼らは、史実の第2次世界大戦時にアメリカへ亡命し、そして潤沢な研究資金と自由な環境で好き放題にやった結果、核物理学の時計を四半世紀は速めている。 ならば、それ以上の環境が用意されるのであれば… 手始めとばかりに英国から呼び寄せられたチャンドラセカール博士は、後世においてブラックホールの父と呼ばれる人物である。 だが、英国天文界のトップの妨害によってその発見が闇に葬られたことを「アインシュタインは」知ってしまった。 この神崎島の映像ライブラリーには現在も映像データや文書データが「どこからか」蓄積され続けており、それらを参照すれば彼にとってそれは朝飯前の仕事であったのだ。 そして、チャンドラセカールもそれにとびついた。 神崎島の主峰 天叡山山頂に建設された口径25メートルに達する巨大反射望遠鏡という餌をぶら下げられては、それもむべなるかな。 そしてアインシュタインは「ささやかな」要求を提督に行った。 「ゆえに、真理の究明への一助を下さった提督には、真摯に感謝をいたします。 私たちは、さらに先に進める。」 国際リニアコライダー 大型ハドロン衝突型加速器 PFリング Spring8 ITER(国際核融合実験炉) 第四世代実験炉(溶融塩炉・加速器駆動未臨界炉) そして、「京」 西暦2020年代における世界最先端の実験施設群、そしてそれらを支える最先端のコンピューター群、それが「彼ら」の要求であった。 呆れたことに、それを可能にするだけの技術も、資本も、この島には存在していた。 でなければオーバーテクノロジーの塊である「艤装」なんて作れはしないとは、「妖精さん」状態の工廠妖精さんの言である。 「博士は、御存知ですか?私は少なくとも20世紀末から21世紀にかけての記憶があるのですが…」 神崎はせめてもの反撃とばかりに口を開いた。 「真理、というものを掲げて世界最終戦争を起こそうとしたような連中もいるのですよ。 それを努々お忘れなく。」 「その言葉、確かに。」 アインシュタインは厳粛な表情で頷く。 「世界の科学は私が目の黒いうちには、あの方向には向かわせません。 我々はそれほど『弱くない』。」 彼の瞳には、やはり隠しきれない憂いがあらわれていた。 「はじめます博士!」 少年のような瞳で、湯川秀樹が叫ぶ。 史実では70年も後にはるかスイスの欧州原子核研究機構(CERN)で建造されたはずの人類史上最大の粒子加速器は、今まさにその産声を上げようとしていた… 923: ひゅうが :2017/07/04(火) 23 25 49 【あとがき】――お待たせしました。とりあえず一本。相変わらず陰謀しかやってないなぁ… 927: ひゅうが :2017/07/04(火) 23 32 08 922 修正 ×「 史実では70年も後にはるかスイスの欧州原子核研究機構(CERN)で産声を上げたはずの」 ○「 史実では70年も後にはるかスイスの欧州原子核研究機構(CERN)に建造されたはずの」