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619: 弥次郎 :2021/03/25(木) 00 00 03 HOST p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 憂鬱SRW マブラヴ世界編SS「Zone Of Twilight」第2章 プロローグ S.M.S.の合流も完了し、ユーコン基地での交流及び新型戦術機の開発などの一連の計画は、シェリルの歌のショックというトラブルを超え、本格始動することとなった。 ユウヤには、早速ヴァリアブル・イーグルが割り当てられることになり、ACTVはタリサとヴァレリオに、F-15Eにはステラが乗ることになった。 そして、アルゴス小隊に割り当てられていた残りの戦術機は予備機となることになった。 変則的な3機種4機編成。まあ、単独の小隊で2種の新型をF-15Eと比較検証を行う仕事の関係上、変則にならざるを得ないのであろう。 「とはいうが……」 ハンガーで整備作業を受けているXF-15Vを遠目に見つめ、ユウヤは改めて手元のスペック表を確認する。 よくわかっていない機体に乗り込んで、乗りこなしてみせてこそのテストパイロット、と自負はしている。 だが、それはそれ、だ。あれだけの動きができるというヴァリアブル・イーグルに対して、何処まで自分が適応できるのか、 それに不安が無いわけではなかった。詳細を知らされてしまっているが故に、F-15Eなどとは違うのだと理解できるからだった。 無論、初めての搭乗となるユウヤに配慮してか、最初は基礎訓練を行いながらのデータ収集が主として行われる予定だ。 最初はどうなのか、と思っていたが今となってはありがたい限りだった。戦術機同士の比較検証実験を行いつつ戦闘技能の教導も受けるのはハードスケジュール。 だが、やりがいはある。あの高みに、ハンターやタケミカヅチらの領域にたどり着けるかもしれないのだ。 しかし、吐息を一つ。高みを見上げすぎるのも中々につらいものがあるのだ。 それに、自分の、米軍の戦術機の動かし方をヴァリアブル・イーグルに試さなくてはならないということも絡んでくる。 技術の習得をしつつも、以前の米軍らしい操縦方法も維持して一般的なレベルの衛士が使った時にどうなるかを確かめる必要がある。 かなりアクロバティックではある。まあ、数段上の操縦技術にも追従できる戦術機として完成させるのもアリといえばアリなので、やる気はある。 それに、良い戦術機を生み出してなんぼのテストパイロット(開発衛士)だ、XF-15Vをとんでもない戦術機として完成させたい。 (あー、やめやめ!) 欲望と悩み事とが一緒くたになってユウヤの頭の中を占めていて、ごっちゃごちゃだ。 連合や統合政府のパイロットたちとのこともあるのだし、米軍からの命令もあるという複雑な状況。 ユノー中尉にくぎを刺されたとおりだ、余計なことを考える余裕など全くない。 あれこれ考えてしまうのを止めるため、ユウヤはヴァリアブル・イーグルのコクピットに滑り込んだ。 コクピットレイアウトや操縦系そのものにあまり変化はない。ただ、網膜投影に依存しないモニター類が充実しているのは変化している点だろう。 さらにこまごまとしたところ、フットレバーや操縦桿に仕様変更がされており、いつもの感覚とは違うのを感じる。 人間工学という概念に基づいたものだと聞かされている。人間の本来の肉体構造に合わせた設計をすることで、負担や負荷を減らすという考え方。 なるほど、考えてみれば、今自分の体を預けているシートにしても居心地の良さというモノがある。 良くも悪くも武骨な兵器というパーツであるのだが、座り心地というか、身体がまるですっぽりと収まるような、収まりの良さがある。 (と、それもそうだけど…) 本当に重要なのはここじゃない、とユウヤはコンピューターの立ち上げを行う。 OSの大きな変更により、操縦が大きく楽になったというのは聞かされている。すでにシミュレーションでの慣らしはすんでいるのであとは実機での実践だ。 このOSの運用データ収集もまた重要なモノであり、このアルゴス小隊の重要な任務の一つであるのだ。 というか、一つの小隊でやることが多すぎじゃないだろうか?ほかの、つまりこのユーコン基地に集まる各国の小隊でもやっていることとはいえ、タスクが多すぎる。 (コンボ、キャンセル、先行入力、それに…入力した動作に対するオーバーライド…) 数えるだけでもかなりの改善が加えられているのだ。 それは、改善ではあるが、同時に自分に対する負荷の発生でもある。 620: 弥次郎 :2021/03/25(木) 00 01 11 HOST p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp そう、操縦系はあまり変わっていないが、OSが違う。要素がいろいろと付け足されたことで、これまで以上の自由度を得ているのだ。 だが、同時にそれは衛士に求められる操縦負荷の増大にもつながっている面がある。途中で操縦した動作をキャンセルできるとしたら、相応に操縦量が増えているのだ。 だから、これまであった余裕というモノが消えていることになる。衛士であるからユウヤも理解しているが、そのわずかな差というのは大きい。 そのずれについてはシミュレーションで慣らしているので問題ないと思うのだが、不安がないわけではない。 まして、教官や教則などに基づいてではなく、新境地を開拓するの等しいことをするのだから猶更。 考えつつも、設定画面を呼び出して数値やら何やらの確認を行っていく。こうしていないと落ち着かない。 意味もなく操作をして、元に戻して、またいじる。操作をしていないと、落ち着かない。 そして、気が付く。何も解決していない、と。 「ダメじゃねーか!」 思わず叫んでしまう。 ともあれ、これからの演習を前に落ち着きがないのは問題だ。 「どうしたんだ、急に」 「…!?ヴィンセントかよ…」 そんな声と共によく見知ったメカニックの頭が上から生えてきた。 ヴィンセントもこのXF-15Vのメインのメカニックを任せられることになり、大いに盛り上がっていた人間の一人だ。 この世界の人間の中でも早い部類で新鋭機にかかわれるとあれば、ヴィンセントの性格を考えれば無理もないことだが。 「いやぁ、ずっとぶつぶつ言って入ればいやでも気が付くぜ?」 「そりゃあ、そうかもしれないけどよ…」 言われるまでもなく、自覚がある。 この感情は、不安だ。 この国家レベルのプロジェクトを任されていることに対する、どうしようもない感情。 正直なところ光栄であると思うし、自分の実力を自分の血などを抜きにして評価されていると知れたし、期待されていると分かったのだし。 だが、浮かれた気分がいろいろな要因もあって吹き飛び、あるいは冷静さが戻ってくるとようやく実感できることもあるのだ。 背負うことになった重責が、余りにも重いということだ。アルゴス小隊の衛士やスタッフたちはこちらの仕事を把握はしているだろう。 だが、それはあくまでも知らないことになっている。だから、これは自分の仕事ということになるわけだ。 アルゴス小隊はACTVの開発や検証を進め、その中でヴァルアブル・イーグルとの比較を行うのが主体となる。 協力はしあえるが、結局、完成するかどうかは自分にかかっている。F-22の時以上の感情を、自分は抱いている。 まだ出会ってから数日も立っておらず、尚且つ実際に乗り込んでもいない戦術機に対して。 621: 弥次郎 :2021/03/25(木) 00 02 01 HOST p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 当てられた、というべきであろうか。 それとも、あの模擬戦で見た動きを自分のものにしたいという向上心だろうか。 あの模擬戦、自分の中で何かが決定的に変わったような気がするのだ。 「おい、ユウヤ?」 「……」 手持ち無沙汰に動かしていた手を止め、思考に沈む。 これまでユーコン基地で過ごした短いながらも濃密な時間は、これまでの人生の中でもとびぬけていたといえる。 これは自信を持って言えることだ。衛士としての技量やプライドで負け、未知の技術を知り、未知の世界を知り、未知の人と知り合うことになった。 傭兵だという衛士にコテンパンにされた。銀河の歌姫の歌に魅了された。よくわからない少女二人と友達になった。 違う世界のアメリカの作ったMSという兵器を知った。英雄と呼ばれるような衛士にあった。戦艦から人型に変形するとんでもない船を見た。 これまでの経験が生ぬるいものだったといってもいいほどに、ここでは多くを知った。 それと同時に、失ったものがあった。自分の小ささやプライド、あるいは、狭い世界観というべきか。 「……」 「ユウヤ?」 「ヴィンセント……」 そうだ。自分はこれまでアメリカにいたのだ。世界最大の国家であり最先端を行く国だった。 だが、世界のすべてではない。世界はもっと広いのだ。あらゆる人間が、このユーコン基地のようにあらゆる人種がいる。 考え方だって違うわけだ。あのソ連の衛士のように共産主義を掲げる東側諸国の人間を筆頭にしている。 それが、BETAと戦うため、戦術機を開発するためという共通の目的のために立場や国家を超えてここに集い、協力し合っている。 自分は、ヴィンセントの言うようにアメリカの代表としてここにいるのだ。それは何の冗談でも何でもない事実。 だが、自分はそれにふさわしくあれるだろうか? だから、もっとも身近なヴィンセントを鏡のように見立てた。そして、問いかけることにした。 「ヴィンセント、正直に答えてくれ…」 「ん?」 一拍いれ、呼吸をする。一回だけのそれが、ひどく重たい。 絞り出そうとする言葉が、重たい。言葉を吐き出す喉が、口が、動きが鈍い。いや、身体が拒否しているかのようだ。 なんだこれは。言葉が物理的な重さを持っているかのようだ。だが、聞かなければならない。 自分、極めてセンシティブなことも含めて、口に出した。 「俺は……アメリカに相応しい衛士か?」 「なんだ?俺の言ったこと急に思い出したのかぁ?」 「からかうなよ…俺だって、真面目なんだ」 吐き出したら、思いのほか身体が軽くなったような感覚を覚えた。 言葉が重かったというか、言えたことですっきりしたようでさえあった。 そんなユウヤの言葉を最初こそからかったヴィンセントは、しかし、キャットウォークの上に降りて腕を組んだ。 最前までのお茶らけた雰囲気は消え、真剣にユウヤを見据えている。そして、しばし考えたが、やがて答えを放ってきた。 622: 弥次郎 :2021/03/25(木) 00 03 49 HOST p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 口調としてはいつものように軽い。だが、真剣さは紛れもなくあった。 だからユウヤもふざけることなく聞くことに集中した。 「そうだな……色々お前も悩んでいるみたいだけどよ、別に気負わなくとも、お前はアメリカの衛士だ」 それは、ひねったことのない、まっすぐな回答だった。 「別にお前の生まれがどうとか、やってきたことがどうとか、関係ないと思うぜ。 俺たちに求められているのってよ、これから何をやるかだし」 「……そう、だな」 そうだ。開発衛士は、このユーコンの衛士たちは、共通の目的をもってここに集っているのだ。 技術を学び、研鑽し、BETAとの戦いに向けて牙を磨き上げることこそがレゾンデートル。 元々の国家という枠組みもある程度存在しているが、重要なのは己の仕事にどこまで向き合えるか、ということ。 「まあ、これはオフレコだけどよ。実際、ユウヤはアメリカの代表としても仕事をするんだろ?XF-15Vの」 「ああ……」 「けど、何も他の奴らを無視しろってわけでもないだろ?」 「そうだな……アメリカ単独の小隊じゃなくて、わざわざ多国籍の混成小隊だし……ッ!」 そういって、はっとする。そうだ、確かにヴァリアブル・イーグルは確かにアメリカの戦術機になるべく検証を受ける。 だが、そこで終わるだろうか?いいや、むしろ始まりだ。F-4ファントムの例を見るまでもなく、アメリカの戦術機は積極的に他国に輸出されている。 F-15も第二世代の戦術機として輸出され、各地で軍務についている戦術機だ。だが、それはアップデートが可能ということである。 それこそ、アメリカだけでなく、他国の衛士もまたこの素のF-15からアップデートを経た制式仕様のF-15Vを操るということになる。 そんな未来を待ち受けているならば、アメリカだけの、アメリカ本位過ぎる戦術機など評価は低くなってしまうかもしれない。 「そうか……混成小隊ってことは、意見を交わす機会も多いってことじゃないか」 「ん?ああ、そうだな…そうか…ほかの衛士の意見も非公式でももらえるのか?」 改めて、ユウヤはこのアルゴス小隊への編入を考案した人間の思慮深さに舌を巻いた。 F-15の派生機との比較検証試験と評価試験、さらにはその過程において他国の衛士の意見も柔軟に取り入れることによる評価の多角化。 それはアメリカ国内での試験やテストや慣熟だけでは決してできないことだ。ここだからこそできることに他ならない。 「お、いい顔になりやがったな?」 「うるさいな…」 だが、悪い気分ではない。やることもわかってきたし、何より自分の内側の憂いが晴れた。 今の自分は開発衛士としてとてつもなく恵まれた状況にあることも、改めて認識できた。 ならば考えるべきは、これから何を成すか。この一点に尽きる。 さあ、いよいよ始まりだ。 ユウヤは強い号砲が身を突き動かすのを感じ取った。 623: 弥次郎 :2021/03/25(木) 00 04 53 HOST p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 以上、wiki転載はご自由に。 ZOTを久しぶりに書きました。 ちょっと未来編とかで詰まっているので…… アレコレとアイディアをまとめたり文章にしてみたり、あるいはプロットを書いたり… うーん、身体があといくつかほしい… 624: 弥次郎 :2021/03/25(木) 00 13 44 HOST p2938249-ipngn19601hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 621 修正 × なんだこれは。言葉が物理的な重さを持っているかのようだ。だが、聞かなければならない。 自分 〇 なんだこれは。言葉が物理的な重さを持っているかのようだ。だが、聞かなければならない。 自分の、極めてセンシティブなことも含めて、口に出した。
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目次 OSプラグイン基礎機体制御 損耗軽減ルーチン 兵装管理高速処理 機体制御補助装置Type OBW Type OBWL Type OBL なおレアリティがレジェンダリーのものは、レジェンダリー特性の代わりに共通で特性追加スロットを2つ持つ。 OSプラグイン 基礎機体制御 機体のウェイトバランスを制御するプラグイン。 間接思考制御と連動して衛士の操縦特性に適合した制御を行う。機体損傷時や高速機動時の補正にも対応している。 効果:生命力回復量および生命力回復までの待ち時間がn%アップ。効果リミット40% (nはレベルに依存?) 損耗軽減ルーチン 各部機体パーツへの余剰負荷を軽減するサブルーチンを追加するプラグイン。被損傷時に反応し、受けた衝撃を機体各所で拡散吸収することができる。 効果:受けるダメージをn%軽減。効果リミット25%。 兵装管理高速処理 衛士の操作入力を常時予測待機している兵装管制高速化プラグイン。索敵機能、機体制御機能とも連動し、あらゆる状況での対応が可能となっている。 効果:ジャストドッジおよびジャストガードの発動しやすさが2レベルアップ。効果リミットレベル4。 機体制御補助装置 Type OBW 機体操作に関する情報の入出力を電気信号に変換し、電線を介して行っている。これによりケーブルの使用による反応遅延を解消することが可能となった。 主に第一、第二世代戦術機に使用された。 効果:機動性能(ステップ速度・ダッシュ速度・ジャンプ速度)が5.0%アップ Type OBWL 電線と光ファイバーの二種の伝達経路を持つ過渡期の技術的産物。センサー系統に光ファイバーを使用し、操縦系統に電線が使用された。 主に第二世代戦術機に使用された。 効果 機動性能(ステップ速度・ダッシュ速度・ジャンプ速度)が7.5%アップ Type OBL CPUを介しての機体操作に高速信号が伝送可能な光ファイバーを使用している。これにより機体の反応速度が向上し、また電磁波による影響も軽減された。 主に第三世代以降の戦術機に使用されている。 効果:機動性能(ステップ速度・ダッシュ速度・ジャンプ速度)が10.0%アップ
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874: 弥次郎 :2020/03/15(日) 22 35 20 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 憂鬱SRW IF マブラヴ世界編SS「Zone Of Twilight」10 「失礼いたします、ユウヤ・ブリッジス少尉」 大洋連合のブースにアルゴス小隊が三々五々向かう途中、比較的後ろを歩いていたユウヤは静かにその名前を呼ばれる。 振り返ってみれば、そこにはユノーの姿があった。何時の間に回り込んでいたのか、すこしユウヤはその気配の無さに戦く。 が、顔には出さず用件を尋ねた。 「はい、なんでしょうか、ええっと…ユノー中尉殿?」 「は。ハンター中佐の方からブリッジス少尉をお呼びするようにと命じられておりますお忙しいところと存じますが、お時間を頂けますでしょうか?」 「は。では上司に少し連絡を…」 「至急とのことですので。アルゴス小隊のドーゥル中尉の方にはハイネマン技師を通じて連絡を入れますので、問題ございません」 「は、感謝します」 「ではこちらへどうぞ」 極めて事務的で、唯衣とは別なベクトルで人形のようなユノーに少しユウヤは調子を狂わされていた。 この手の人間にあったことが無いというわけではないのだが、こうまで機械的だと戸惑いが出るというもの。 そして、ユウヤの中に一つ疑問が浮かび上がる。何故ここでハイネマンが出てくるのか、ということだ。最初の顔合わせで、ハイネマンはボーニング社からの出向人員で、技術顧問的な立ち位置でアルゴス小隊のフェニックス構想に基づくF-15・ACTVの試験に関わっていたはず。 それがなぜ、連合の大西洋連邦の人間といつの間にか親しくなっていたのか。そして、なぜ自分だけが呼び出しを受けることになるのか。 XF-15Vに関わることなのだろうか?しかし、これについてはF-15EやACTVとの間で比較検証試験を行うということで話が合ったし、そのように細かいスケジュールが組まれているというのは既にユウヤも知るところだ。だから、呼び出すならむしろ指揮官のドーゥルだろう。 先任のアルゴス1であるわけだし、アルゴス小隊全体に関わることならば彼が適切であるはず。 (わざわざ俺でないといけない理由でもあるのか…?) そんなことを考えるユウヤを引き連れ、ユノーはユーコンの衛士たちが立ち入りを禁じられている区画へと足を踏み入れていく。 警備の人間がなにやら確認していたようだが、すぐにユウヤも通過するように合図された。ブースのバックステージを抜け、さらにその先へ。 既に会場の外に出ているがユノーの足は止まらない。一直線に待機している車両の方へと向かい、乗るように促した。 ユウヤの乗った車はユノーの操るままに連合の区画の中を走り抜け、一直線に着陸している大型輸送機のサンダーバード級の格納庫内へと滑り込む。 「ああ、そうでした。こちらを身に付けておいてください」 すっと差し出されたのは、ユウヤの顔写真入りの身分証であった。 「連合区画内でそれを持たずにうろちょろしますと、最悪その場で射殺されますのでなくさないようにお願いいたします」 「射殺…!?」 「この区画は連合の治外法権が認められております。ここはアメリカのアラスカの中の、国連基地の、そのまた内側の連合領土と思っていただければ」 「な、なんでそこまで…」 「軍機に関わりますし、政治の話になります。お聞きになりますか?」 じろり、とユノーの冷たい視線がユウヤを貫いた。 問答無用なその目に、もの言いたげだったユウヤは無言に戻るしかなかった。 875: 弥次郎 :2020/03/15(日) 22 35 55 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 殺されてはたまらないと早速身分証を身に付けたユウヤは、促されて車を降りる。 格納庫内は遠目から見た時もわかっていたが、とてつもなく大きなものだった。戦術機が直立してなお余裕がある大きさがあり、さらに輸送コンテナと思われる物資が大量に積み込まれている。戦術機や傍らのMSと比較しても決して小さくないとはどれほどの量が入っているのか、そして、この輸送機がどれだけの積載量を持っているというのか---ユウヤは背筋に詰めたいものを感じざるを得なかった。 「来たか、ブリッジス少尉」 待ち受けていたのはハンターだった。その背後には件の戦術機であるXF-15Vもハンガーに固定された状態で控えており、明らかに自分を待ち受けていた。 「さて、時間もないので巻いていこう。ここから話すことはアメリカ軍の軍機に該当する。アルゴス小隊の面々にも話してはならないし、他の人間の前で話すことも禁ずる。それを決して忘れないでほしい」 「は、はい」 問答無用な物言いだ。だが、一つ引っかかる。なぜアメリカ軍の軍機に関わる情報を、大西洋連邦のハンターが把握しているのか、だ。 「アルゴス小隊にブリッジス少尉が派遣された理由とも絡むが、本来の任務についてそろそろ情報開示を行うつもりだ」 「本来の任務…?」 一体どういうことだ、とユウヤは訝しむしかない。アルゴス小隊の任務は昨日の顔合わせで説明されたように、アルゴス小隊に配備されているF-15EとF-15・ACTVおよびXF-15Vの比較検証試験が主任務の筈だ。帝国のホワイト・ファング試験小隊も絡むが、少なくともユウヤが認識している範疇ではそれが任務としてこのアラスカ ユーコン基地に配属になったはずだった。 だが、ハンターの物言いではまるで別の目的があるかのようではないか。 「うむ、本来の任務だ。中尉、ファイルを」 「はい」 ユノーが差し出したファイルを開くと、そこには予想外の文字が躍っていた。 「F-15V開発計画…!?」 書かれていたのは、XF-15Vを制式化するにあたって行われる数々の試験と検証実験の項目、さらに今後行う予定のアップデートのタイムスケジュールだった。 それらは綿密に組み上げられており、合間合間にカリキュラムや衛士への教導と研修が挟まってるというもの。どこかで見た覚えがあると思えば、それは最初に開示されていたアルゴス小隊のスケジュールを酷似していたのだ。 「現状、XF-15Vは機体そのものは出来上がっている戦術機ではあるが、まだアメリカにおいては正式採用に至ってはいない。 評価はある程度進んではいるが、まだ足りていないし、他の戦術機との比較でどのようなメリット・デメリットがあるか、あるいは機体そのものにどのような不備や改善点があり、どのように改良していくかが決まっていない戦術機だ」 「つまり……未完成?」 「ある意味では、な。完熟しきっていない未熟な戦術機ということだ。あるいは運用する側の意見をあまり取り入れていない、粗削りなものと言っていい。 そして、ユウヤ・ブリッジス少尉にはアルゴス小隊での訓練と並行し、この戦術機の試験を行い、ブラッシュアップを行ってもらう」 877: 弥次郎 :2020/03/15(日) 22 36 31 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp しかし、ユウヤの疑問は尽きない。 「XF-15Vは、大西洋連邦で開発とテストを完了しているはずでは…?」 「まあな。俺達の側ではとっくに完了している。だが、こちらとそちらでは常識が違う。BETAとの戦いを長く経験しているのはそちら側だ。 いくら大西洋連邦が評価を行って太鼓判を押したところで、アメリカ合衆国やボーニングが納得しなければ量産も不可能だ」 「ですが、既にXF-15Vは量産されているのでは?」 「それはあくまでも試作量産……各種試験や耐久実験などを行うために制作された試作型にすぎんよ。 本当の、完成したF-15Vなどまだこの世に一機たりとも存在はしていない。ブリッジス少尉がテストを行って初めて完成することになる」 促されて手元のファイルを見ると、これはれっきとした米軍からの命令であるということ、自分をテストパイロットとして指名していることが分かった。 その為の教導を受け、訓練を受け、教育を受けた上で、XF-15Vの欠点や改良点を見つけ出し、随時修正し、完成系にまで持ち込む。 緻密に組み立てられていたスケジュールは、すでに事前の下準備が整っているからこそできたことだった。 つまり、衛士の意見を逐次反映させることは最初から入っていない事項であり、テストをするというよりは確認を行い、再現実験を行う意味合いが強いということ。その再現実験においては一々衛士の意見を聞くというのは時間のロスにしかならないということだ。 そしてそれは、総じてユウヤが懸念していたスケジュール調整も何もない茶番というのは全く正しくない認識だったということだった。 「嘘だろ…おいおい……」 混乱を隠せないユウヤに、畳みかけるようにハンターは説明を重ねていく。 「ただし、アメリカが採用するかどうかを決める以上、他国や国連軍でテストパイロットを募って動かしても意味がない。 アメリカ軍の戦術機運用に詳しく、またそれをこなした経験のある人間こそが、F-15Vの完成には必要だということだ。その理由は言わずともわかるだろう?」 「アメリカの…戦術機になるから…」 「そういうことだ」 確かに、自国の生産し配備する戦術機の評価を他国の兵士に任せるなどあり得ない。アメリカにはアメリカのドクトリンがあり、戦術機はそのドクトリンに合わせて設計・開発・改良を加えているのだ。他国に任せきりにするなどあり得ないことで、そういう意味ではユウヤが着任する前のアルゴス小隊の面々では決してかなえられないことであった。 「アルゴス小隊に少尉が配属されたのは、フェニックス構想の戦術機と比較することによる評価も含めてのことで、開発元であるボーニングからの要望でもある。F-15Eと比較して完成度は高く性能も向上していると判断されたからこそ、今度は別な定規が必要になった…それがACTVというわけだ」 そこまで言い切ったハンターは、すでに資料に目が釘付けになっているユウヤの様子ににやりと笑う。 「ブリッジス少尉の腕前については……まあ、はっきり言ってしまえばまだまだだ。だが、ここからいくらでも鍛えることができる。 そう考えて、昨日見てもらったスケジュールは組まれていた」 「なるほど…」 「とまれ、詳しいところはそのファイルの内容をよく読んでくれ。明日から早速訓練になる。 身を以て体感していると思うが、XF-15VをF-15系列と甘く見ると痛い目を見る。気を抜かないでくれ」 話は以上だ、と切り上げたハンターは、最後に笑みを浮かべて激励した。 「期待しているぞ、ブリッジス少尉」 878: 弥次郎 :2020/03/15(日) 22 37 14 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp ファイルを他の資料と共に鍵付きのアタッシュケースに入れて渡されたユウヤは、再びユノーの操る車に乗せられて展示会場へと戻っていく。 そんな車内で、ユウヤは深く吐息を吐き出していた。思った以上に、このアラスカへの派遣は大きなことが絡んでいたということらしい。 少なくとも、単に左遷というわけではなさそうだ。ユウヤはそう認識を改めざるを得なかった。 (俺が…か) 正直、にわかには信じがたい話だ。 だが、話が本当であるならば、とんでもない任務を任されているということになる。アメリカ軍とボーニングの意図も絡んだ、途轍もなく重要度の高い任務。 フェニックス構想という単なる旧世代機のアップデートだけでなく、それ以上の意味合い---新型戦術機の開発にも似た重責を背負ったということだ。 (ナイーブになっている場合じゃ、ないよな…) 「何か気になるところがありますか、少尉?」 考えに沈み込んでいたユウヤの意識を引っ張り上げたのは、ユノーの問いかけだった。 「はい。少し、いえ、かなり戸惑いが大きいです…」 「なるほど。それもしょうがないことです。ですが…」 キュ、と音を立て、車が止まる。 「くれぐれもお間違えの無いように。ブリッジス少尉の任務はあくまでもXF-15Vの試験にあります。 大西洋連邦について知りたいというのでしたら適宜資料などをお渡ししますが、それが任務とは外れていることというのをお忘れなく」 「そ、それについては…」 「問題が無い、と言い切れますか?大西洋連邦のあれこれについて知りたがる衛士は、本日の展覧会で多いことが分かりました。 ブリッジス少尉、貴方もその一人ではないかと思っております」 言葉に詰まる。それは事実だったからだ。興味が無いわけがない。誰だって気になるだろう。 大西洋連邦をはじめとした地球連合について知りたがるのは自然とさえいえた。 「ですが、時として興味は害をなすものです。己の領分を弁えられなければ、痛い目を見ることになります」 「己の、領分…」 「はい。ブリッジス少尉には実感など湧かないでしょうが、これは政治も絡む大きな話です。 一尉官が興味本位でのぞき込んで良いものではないのです。中佐も仰っていましたが、少尉がそこでできることなど何もありはしません」 淡々とユノーは言葉の釘を刺していく。それはユウヤがこれまで感じたことのない鋭さを持っていた。 「ハンター中佐の部下として、ルナ・ハンターズの副官として少尉に求めることは多くはありません。 ですが、己の領分を弁えて行動していただきたいのです。少尉はF-22の開発衛士も務めていたエリートなのでしょう? でしたら、求めることがなにかはお分かりかと思います」 「任務に集中しろ、と?」 肯定が返ってきた。 「多少は目を瞑りましょう。ですが、手を煩わせるようなことは避けていただきたく思います」 「は、了解いたしました」 実感は未だに湧いてはいない。だが、自分には責務がある。その事だけははっきりしていた。 だが、まだユウヤの一日はまだ半分も終わっていない。これがほんの序章に過ぎないことを、ユウヤはまだ知らずにいたのだった。 879: 弥次郎 :2020/03/15(日) 22 37 57 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 以上、wiki転載はご自由に。 さてさて、ようやく種明かしですね。 ユウヤ君でなければこなせない任務…しかも重責ってわけですよ。 国連の小隊でやることじゃない?なーに、原作でも不知火弐型を作っていたしヘーキヘーキ。 さて、まだユウヤ君のターンは終わりません。イベント目白押しですからね… 例えば紅の姉妹とか、例えば夜にあるシェリルのライブとか…いつになったら一日が終わるんだろう…(白目 887: 弥次郎 :2020/03/15(日) 23 04 49 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 修正ぃ! ×「ですが、時として興味は害をなすものです。己の領分を弁えられなければ、 〇「ですが、時として興味は害をなすものです。己の領分を弁えられなければ、痛い目を見ることになります」
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316: トゥ!ヘァ! :2018/07/24(火) 17 32 29 OGクロス マブラヴ日本 新型機 01式戦術歩行戦闘機 秋月 β世界日本(マブラヴ)が開発した新型戦術機。 帝国軍における新たな主力機として開発された機体であり、同国初の第四世代戦術機でもある。 動力は従来の燃料電池から熱核反応炉(核融合炉)に変化。これは輸入したVF-1の解析とCE連合より提供された核融合炉の各種データを参考に開発に成功したものである。 これにより推進装置に関してもロケットエンジンとジェットエンジンのハイブリットであった従来の跳躍ユニットから熱核タービンエンジンを要する新世代跳躍ユニットへと変更が可能となった。 これによりBETA大戦時では散々恐れられてきた推進剤切れからは理論上解放されることとなる。 ただしこれは空気が無限に取り入れられる大気圏内のみであり、また熱核反応を起こすための反応剤の限りがあるため、理論上の連続稼働時間は400時間。 無論それでも従来の推進装置と比べ、高い出力と稼働時間を誇る。 それにより高速移動から、近接戦における複雑機動、ヘリのような滞空と既存の戦術機と同じ機動を可能としながらも、その力強さは格段に上昇している。 なお新世代跳躍ユニットに関しては熱核タービンエンジンが融合炉の熱エネルギーを用いてタービンを回す関係上、従来の腰部接続ではなく動力炉が搭載されている背部への直結式となっている。 このため背部可動兵装担架システムと跳躍ユニットの一体化が図られており、背部装備そのものが大型の兵装補助兼推進装置となっている。 この背部ユニットはユニットそのものの複雑化を極力避けるために大まかに可動兵装担架、マガジンボックス、推進装置の三つで構成する形となっている。それぞれがユニット化され取り外しが可能。整備員に優しい仕様となっている(仕事は増えている) なお単純な推進出力に関しては既存の戦術機と別次元と言っていいレベルとなったが、VFシリーズと比べた場合未だ初期VF-0の領域に届いた程度である。 背部可動兵装担架システムは従来の様式をそのままに、大型化されている。 背部担架に武装を搭載するのは変わっていないが、推進ユニットが腰部ではなく背部に来た関係上、従来のような脇下を通して正面へ武装を展開またはサブアームによる弾薬交換の受け渡しなどが難しくなっているため、肩越しに正面へと武装を展開する形となっている。 担架には予備突撃砲やマイクロミサイルポッドなどを選ぶことが可能。 他にはガトリング砲やリニアカノンなど多様な装備が存在している。 また従来と異なり予備射撃兵器と長刀の両方を搭載可能。 長刀はこの可動担架と干渉しない形で担架の外側に左右一基ずつの計二基搭載可能。 爆砕ボルト式の跳ね上げを使用する必要がなくなったため、使用する際にはリニア式で手持ちの部分のみが上へと上がり、主腕部を後ろ手に回しながら長刀の手持ち部分を掴み振り抜く、いわゆる背部搭載ビームサーベルの振り抜きと同じ形となっている。 大型ミサイルコンテナやリニアカノンと言った大型兵器を搭載する際には担架と肩部の両方で武装を載せ、支える形となる。この際には場所取りの関係で長刀は搭載できない。 日本の可動兵装担架で見られた弾薬交換用の補助腕は廃されており、弾薬は腰部後方へとまとめて搭載されている。 背部ユニットと一体化しているマガジンボックスへと収納されており、機関砲と電磁砲の種類別に二段へと別れる。 弾薬交換の際には左右のボックスが展開し、マガジンが置いてある台座が端から斜めにせり出し、そこへ腕部を回しマガジンを取り出し、突撃砲へと充填する仕組みとなっている。 またこの基本装備以外には電磁機関砲用の糾弾ベルトと専用マガジンボックスなども存在しており、使用する武装別に背部ユニットへと取り付けられる。 無論これら全てを搭載する際には機体重量がかさみ、バランスが背部へと偏るため、装備したままでの近接戦闘は危険と注意喚起がなされている。 このため担架に装着している武装のみをパージ可能としている。 また装置の大型化・複雑化により整備性が悪化しているが、この点は推進装置と一体化しているため、ユニット化による切り離しにより対応。 即座に出撃したい場合は既に整備の終えている背部ユニットを改めて接続する形となる。 317: トゥ!ヘァ! :2018/07/24(火) 17 33 01 装甲材に関しては超硬スチール合金を用意する予定であったが、未だ自力製造における生産量に不安が残ったため弾頭や近接武装にのみ採用。 機体や武装の主装甲は底上げされた技術により更なる強度と軽量化を実現した既存のチタン合金とスーパーカーボンによる複合装甲を採用している。 通称チタン合金超カーボン複合装甲。 更にそこへVF-1を解析して実用化したエネルギー転換装甲も採用。 本家VF-1には及ばないため、まだそれほど出力は高くないが変形機構のない機体のため常時使用が可能。 このため機体稼働時には転換装甲を使用することにより既存技術の延長であった装甲の強度を跳ね上げることに成功している。 新型の動力炉と推進装置、そしてその加速に耐えうる装甲強度を持った機体であるが、その分だけパイロットへの負担も激増している。 そこでそれらへの負担を和らげる目的で重力制御システムを搭載。 こちらもVF-1を解析した結果再現に成功した装置である。 無論未だ新統合軍の最新鋭VFどころかVF-1にすら及ばない程度の出来であるため、操作できる重力比率にも難があり、装置自体も大型化している。 機体動作の慣性制御などには程遠く、精々がパイロットへのG軽減程度であり、それすらも高付加は軽減しきれないと言う具合であった。 幸い戦術機に関しては一般全高が18m前後のため、この大型化された重力装置も無理なく搭載が可能であり、また装置による重力制御は機体全体ではなく、専らパイロットへのG軽減へのみに使用されている。 センサーなどの搭載電子機器についても一新している。 CE連合からもたらされた技術を自己流に再現した、新型の高出力センサー搭載。 流石に重力波センサーやフォールド波センサーほどではないが、既存のセンサーを大きく超える出力を持っている。 これに光学や赤外線などの多様なセンサーを含めた複合センサーをメインとしている。 内面に関しては特にOSとFCSと進化が著しい。 OSに関してはBETA大戦終盤におけるCE連合やフロンティア政府との接触にもたらされた新型OSを更に磨き上げたものを採用。 通称XM8と称されるそれは搭載された新世代コンピューターの性能と合わさり、旧OSとは比べ物にならない柔軟な動きを可能としている。 また新型のFCS(射撃管制装置)は新型センサーとの連動によりマイクロミサイルなどの小型・高速・高誘導・多発射のミサイルの迎撃すらも前提に入れている代物であり、高速自動戦時における射撃補正から、ミサイル迎撃まで幅広い戦闘に対応している。 特に日本製のFCSは近接格闘戦における補正が素早く、格闘戦においては同世代機を送り出している英国製第四世代機よりも高い補正力を持っている。 CE連合や新統合軍との交流により学んだ電子戦の技術なノウハウも加味し、電子防御に関しても機体相応のレベルを手に入れている。 その最たるものが第一世代アクティブステルスと呼ばれるVF-0やSV-51にも搭載されていた電子ステルス機能である。 これは敵レーダー波を分析し、逆に欺瞞情報を送り出す一種のECMである。 これによりステルス塗装や機体形状に関わりなく、高いステルス性を発揮可能となった。 とは言え未だ初期的な代物のため現状では西暦世界の同年代付近の電子機器を騙す程度で抑えられている。 318: トゥ!ヘァ! :2018/07/24(火) 17 33 32 武装に関しても新技術を採用したものが多数存在している。 まずは40mm機関砲と新型の01式電磁投射砲の短装砲版を組み合わせた新型突撃砲である01式突撃砲。40mm弾1200発、電磁砲弾50発。 これは機関砲の方は40mm弾と大型化したための搭載弾数低下であり、電磁砲の方は使用する弾薬が従来の120mm滑空砲よりも小型化しているため弾薬数の大幅な増加が可能となった。 小型の弾頭を撃ちだしてもなお従来の滑空砲より強力な電磁砲故に出来た芸当である。 形としては従来の上部に滑空砲、下部に機関砲を置く形の日本の突撃砲とは方針を変え、下部に電磁砲、上部に機関砲を搭載する形となっている。 これは背部ユニットの間取り的に予備アームによる弾倉交換の補助がなくなったためである。 このため上部後方に機関砲の弾倉を搭載したまま、電磁砲の弾倉は下部に搭載する形となった。なお弾倉交換する際には主腕部による手動である。 これ以外には120mmライフルとグレネードランチャーを合わせた01式自動小銃。120mm弾100発、グレネード弾30発。 01式電磁機関砲(試製99式のG元素を用いない改良版)や超電磁狙撃銃などが存在している。 頭部には迎撃用小型レーザー砲を二門搭載。これはVFシリーズの頭部レーザーを真似てみた結果である。 威力は低く、既存の戦術機を撃破するにも力不足ではなるが、牽制やミサイルの迎撃には十分な兵装である。またそのような低出力のため従来の延長線上にある耐熱素材でも運用が可能であった。 長刀は00式高周波ブレードを採用。これは既存の長刀と違い、超硬スチール合金によって製造された刀身と超高速振動を起こす柄の機械部によって構成されている。 使用すれば刃が超高速振動となりチェーンソーと同じ原理によって切れ味を増す。使用せずとも超硬スチールの刃は単なる鈍器としても使用可能な頑丈な一品である。 前腕部にはナックルガード兼ナイフシースが存在しており、近接戦闘用の予備ナイフが収納されている。 展開する際にはナイフシースから柄がせり出てくる形となり、それを反対の主腕部で引き抜く方式となっている。 あくまで予備の武装のため既存の65式近接短刀をそのまま流用している。 また腰部横へ吊り下げる形で00式無反動砲を持ち運ぶことも可能。 これはCE連合のMSなどが使用しているシュツルムファウストの戦術機版と言った代物で原理はほぼ同じ代物。 一発限りの使い捨て兵装であるが、使い勝手が良い兵器のため火力が欲しい時に持っていく。なおカバーも何もされず吊り下げているだけであるため、戦闘の際は先んじて使用することが推奨されている。 他では肩部に内蔵されている対人用Sマインや対ミサイル用フレアなども存在している。 頭部の小型レーザーと合わせ、対人・対ミサイルの迎撃に活躍する。 これら以外にも既存の戦術機で使用されていた武装を流用可能。 ただし、弾薬交換用の予備アームがないため既存の突撃砲などは使用感覚が異なることに注意。 核融合炉を搭載しているが主兵装としてのエネルギー兵器は開発が遅れており搭載されていない。 また本機においては余剰出力の殆どはエネルギー転換装甲や重力制御システム、各種高精度センサーやコンピューターの維持に使用されているため武装に関しては現状電磁兵器までが限界となっている。 それ以上の消費が必要な兵器を搭載する際には専用の追加バッテリーか何かを装備背部ユニットへと装備する必要がある。 総評すると既存の戦術機とは比べ物にならない性能を手に入れた機体。 正に新世代にふさわしい性能と言える。 しかし、逆に外にまで目を見ればCE連合のMSや新統合軍の最新鋭VFやデストロイドには未だ敵わず、性能的には初期型のVF-0やSV-51のレベルへとどうにか到達したに過ぎないものであった。 口がさない者の中には劣化MSやVFのデッドコピーと言うものもいる。 だが日本政府や軍が求めたハードルは十分達成しており、整備性・生産性に関しても厄介な背部機器をユニット化することで対応しているため、底上げされている生産力で十分対応可能と目算されている。 このため軍は開発された本機の試験を見た結果即座に正式採用を決定。 増産が開始され、現在では帝国軍全体の7割にまで浸透している。 319: トゥ!ヘァ! :2018/07/24(火) 17 34 25 α世界(フルメタ)のNATOとWTOによるスエズ衝突においては派遣された部隊は全機この秋月によって構成されており、第二世代ASの多いNATO軍相手に大きな戦果を挙げている。 あくまで陸戦兵器である既存のASまでを想定していたNATO軍は陸戦も可能でありながら高速ヘリのような機動も可能としている戦術機相手はノウハウがなく、制空権がソ連軍や企業連軍により取られている中では効果的な対応が出来なかったからである。 また一部を除き西暦2000年代頃の技術のみで作られている第二世代ASと初期的ではあるがOTMやEOTの類を自己流で消化し、組み込んでいる第四世代戦術機の間には埋めがたい性能差も存在しており、NATO側の部隊ではまともにぶつかり合っては勝負にならない状態であった。 ヘリ以上の速度で低空を駆け回りながら40mm弾や120mm弾、ミサイル、更には電磁砲までばら撒いておきながら、NATO軍がお高い対ECSミサイルを使用しても頭部レーザーや手持ち火器により当たり前のように迎撃される様では手の施しようがなかったのである。 しかしそんな第四世代戦術機であっても無敵ではなく、NATO側の米軍を中心とした第三世代AS配備部隊相手には幾度か手痛い敗北を喫する場面も少なからず存在していた。 彼等米軍の精鋭部隊はあの手この手で戦術機を地上へと引きずり落とし、近接戦闘を仕掛けた結果数少ない勝ち星をあげたのであった。 彼等の腕前は精鋭足りえるものであり、M9ガーンズバックには大人と子供ほどの性能差をギリギリとは言えどうにか出来るだけの底力があったからだ。 無論少数の勝ち星の裏には無数の負けも存在していたため、全軍としては慰め程度にしかならなかった。 だが沖合の艦隊含め大敗したNATO軍にとってはこの慰めが何よりもの勲章だったのも事実であった。 当のβ(マブラヴ)日本の部隊は一部で手痛い敗北はあったものの、全体では圧勝と言った戦果を叩き出しており、貴重な対人類戦闘における諸々のデータと秋月の実戦における可動・整備データを手に入れた。 後にこのデータは秋月の更なるアップデートや新型の次世代戦術機開発に活かされることとなる。 320: トゥ!ヘァ! :2018/07/24(火) 17 36 09 投下終了 昨日適当に書き殴ったものなんでまだ見直しと編集終わってないの…許してお兄さん!! 性能的にはVF-0やSV-51付近まで上がってますが、カタログスペックなんで実際には届かず。 ファイター形態のバルキリー相手だと太刀打ちできないのも変わらず。まあそっちはデストロイドでバルキリーの相手するようなものだから多少はね?
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ALTERNATIVE世界の歴史 年表 1867 日本、元枢府誕生倒幕派大名と将軍家が大同団結し大政奉還が成立。その後、煌武院・斑鳩・斉御司・九條・崇宰の五大武家で構成される元枢府を設置。元枢府の長(政威大将軍)は五摂家の当主衆の内一人を皇帝が任命する。首都機能を江戸から京都へ移行、中央集権化が推し進められる。 1939 09.01:第二次世界大戦勃発枢軸国(日独伊)と連合国(米英ソ)の間で行われた全世界的規模の戦争。 1941 12.08:大東亜戦争開戦開戦劈頭より馬来作戦・布哇海戦・比島作戦・香港攻略を開始。 1944 ドイツ、原爆投下一時は欧州のほぼ全域を占領していたドイツだが、欧州反攻の末、米国に2発の原爆を首都ベルリンに投下され降伏。 大東亜戦争(第二次世界大戦)終結日本帝国は条件付き降伏するも、大戦中から顕著化した東西イデオロギー対立による戦後冷戦構造に即時組み入れられ、米国の最重要同盟国として戦後復興を遂げる。史実と異なり、捷一号作戦、天一号作戦、原爆投下等の作戦は実行されず。ソ連軍侵攻も無かった為、樺太・北方領土は帝国領土のまま。 1946 米国、宇宙総軍を創設旧来の陸、海、空、海兵隊、沿岸警備隊に加えて六軍体制に移行。 1950 米欧共同の系外惑星探査プロジェクト・ダイダロス計画スタート衛星軌道への到達→月への有人飛行→大型軌道ステーションの建設→月面開発→恒久月面基地建設→惑星探査→外宇宙惑星探査に至る人類史上最大の総合宇宙計画。アメリカ国立航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)による共同極秘計画として開始されたが、のちに西側各国が参加する世界規模の国際宇宙計画に発展。多段式大型ロケット、軌道往還機、宇宙ステーション、MMUなどが次々と実用化される。表向きはマーキュリー計画、ジェミニ計画、アポロ計画として段階的に公表された。最終的な系外惑星探査計画は、大型探査機「イカロスⅠ」の通信途絶により失敗したと公表された。ソ連も東側陣営と共に同様の計画を進め、当初開発競争をリードしたが、月面到達レースに敗北したため、以降無人探査と低軌道投入技術へシフトした。 日米安全保障条約締結米国はこの条約に基づき占領軍を正式に在日米軍として駐留させ、極東への影響力を強めた。一方、日本帝国は米国の属領という誹りに甘んじながら、その軍事的庇護の下、国力の回復に邁進した。 1955 米国、MMUの大型化を検討無人大型探査機「イカロスⅠ」建造の遅れに対し、建造作業に使用されるMMUの大型化で対応する案が浮上、承認される。 日本、プロメテウス計画に参入ダイダロス計画の参加計画に日本帝国が参入。主に、軌道上での大型探査機「イカロスⅠ」建造作業の分担、素材開発、デブリ処理などを受け持つ。 1956 米国、スーパーカーボンを開発大型軌道ステーション「ホープⅡ」の実験棟にて探査機構造材として開発される。 1957 米国、大型MMU実用化ダイダロス計画の一環で開発された大型MMUが実用化。マニピュレータ作業用のスーパーカーボン製多目的切削ナイフが採用される。 1958 米国、探査衛星ヴァイキング1号が火星で生物を発見画像送信の直後に通信不能となる。その後、相次いで火星探査計画が浮上する。 1959 国連、特務調査機関ディグニファイド12招集火星表面の巨大建造物発見により火星生命が知的生命体である可能性が示唆され、コミュニケーション方法を確立する目的の研究が開始される。 1961 無人大型探査機イカロスⅠ発進核パルス/ラムスクープドライヴを搭載した大型探査機が衛星軌道から発進。大深度宇宙の学術データ回収の他、人類居住可能惑星の発見を目的とした人類史上最大(当時)の宇宙探査が開始される。 日本、帝国航空宇宙軍を創設し、プロメテウス計画を移管プロメテウス計画はNASDAから新設された航空宇宙軍の管轄へ。 1965 日本、65式多目的切削刀を制式採用航空宇宙軍は自軍所属の大型MMU用の補助装備として、スーパーカーボン製多目的ナイフの制式採用を決定。F-4戦術機導入の際に、65式近接戦用短刀と改称され補助兵装として採用される。 1966 国連、オルタネイティヴ計画スタートディグニファイド12が発展的にオルタネイティヴ計画へ移行。世界規模の巨大計画へ昇格。(補足:この時点では「敵対的」と判明していないためBETAとも命名されていない。ほかの無人探査機による言語解析等だったとすると、サクロボスコ以前にオルタ1が開始されていても矛盾はない。) 1967 BETA大戦勃発 月面、サクロボスコ事件国際恒久月面基地「プラトー1」の地質探査チームが、サクロボスコクレーターを調査中に、火星の生命体と同種の存在を発見、その後消息を絶つ。 第一次月面戦争勃発人類史上、初の地球外生物と人類との接触及び戦争の始まり。 異星起源種がBETA:Beings of the Extra Terrestrial origin which is Adversary of human race――『人類に敵対的な地球外起源生命』と命名される 米国、対BETA宇宙兵器の基礎研究開始サクロボスコ事件とそれ以降の戦闘結果を検証した米国国防省が在来宇宙兵器の決戦能力に疑問を提示。政府肝入りで軍産一体となった対BETA宇宙兵器の基礎研究が推進され、新素材から電子工学まで、あらゆる分野での開発プロジェクトが多数提示される。米軍の4軍(陸・海・空・宇宙)共同開発プロジェクト・NCAF-X計画もその一つとして始動。 米国、NCAF-X計画発動サクロボスコ事件とそれ以降の戦闘結果を検証した米国国防省が、在来兵器の決戦能力に疑問を提示。軍産一体の対BETA宇宙兵器開発プロジェクトが多数提示される。 1968 国連、オルタネイティヴ計画を第二段階へ移行戦争状態の現出を受けて、より直接的なBETA生態研究のためにオルタネイティヴ計画は第二段階へと移行。これ以後、前段階をオルタネイティヴ1、現段階をオルタネイティヴ2と呼称することが決定する。オルタネイティヴ2ではBETAの捕獲、生態研究に莫大な予算と犠牲が払われたため、「結果的に得た者は、BETAは炭素生命体という事実のみ」と揶揄され、“失敗した計画”という印象が付きまとうが、実際には代謝低下酵素の発見など人類に対する貢献度は非常に高い。 国連、オルタネイティヴ3予備計画招集BETAとのコミュニケーション方法を模索するというオルタネイティヴ1の失敗に対し、「ESPによって直接思考を読み取る」というソ連案が採択され、ソビエト科学アカデミーの研究に国連予算の提供が開始される。 1970 米国、機械化歩兵装甲ハーディマンの実戦部隊を前線配備人類初のFP(Feedback Protector)兵器を運用する実戦部隊が月面戦争へ投入される。 1971 日本、機械化歩兵装甲の導入と研究開発を決定第一次月面戦争における戦果から、国産可能かつ有効な対BETA兵器としてFPの導入と、それに伴う基礎研究の開始を決定。 1972 欧州、EU統合及びNATO軍再編異星起源種との戦争という状況に後押しされる形で、EC(欧州共同体)がEU(欧州連合)へ発展。 米国、同盟各国に試作戦術機の存在を公表政府の情報公開を受けて、開発メーカーであるマクダエル社が、同盟各国に売り込みを開始。 日本、新型兵器F-4戦術機の導入を即時決定メーカーへの要求仕様の検討に入る。日本機専用装備として近接戦用の長刀を発注。 1973 04.19:中国新疆ウイグル自治区喀什(カシュガル)にBETAの着陸ユニットが落下。中国とBETAの戦闘が始まる。 オリジナルハイヴ(H1 甲1号目標)の建設を開始。 BETA群が西進を開始中国は、優勢な戦況を背景に国連軍の派遣を拒否するが、光線属種の出現により、人類側の航空戦力を無力化される。BETAの物量に抗しきれず、中ソ連合軍側は撤退を重ね戦術核を用いた焦土作戦で対抗するも実質的な効果なし。 ソ連、共産党政府非常事態宣言発令国家の全機能を軍の統制下に組み込み、全国民を軍属に編入。この施策により、非ロシア民族の殆どが兵役に就き、その子息も軍の教育施設で兵士として成育された。 月面、第一次月面戦争終結 プラトー1を放棄するBETAの地球侵攻を受け、国連航空宇宙総軍司令部が恒久月面基地プラトー1の放棄と月からの全面撤退を宣言。月がBETAの完全勢力下に。 国連、オルタネイティヴ3発動直接的な侵攻と驚異の物量に歯が立たない実状を受け、決定的な成果を生まないオルタネイティヴ2が見切られ、ソ連主導のオルタネイティヴ3への移行が決定する。 中国・ソ連、焦土作戦開始異星文明技術の独占を狙う中国は緒戦が優勢に推移した事から国連軍の受け入れを拒否。その後、光線級の出現によって航空兵力が壊滅し一気に劣勢に追い込まれる。同盟国のソ連に救援を求めるも時既に遅く、敗走を重ねた結果、戦術核による焦土作戦に踏み切るがBETAの勢いは全く衰えなかった。 1974 07.06:カナダ、サスカチュアン州アサバスカにBETAユニット落着落下したユニットに対し、米軍が喀什の教訓を生かし着陸とほぼ同時に戦略核の集中運用でBETAを殲滅するが、カナダの半分が汚染され人が住めなくなる。 国連、世界人口の激減を警告国連統計局が世界人口が約30%減少したと発表。原因はBETA大戦の影響。 米国、戦略防衛構想(Strategic Defence Initiative)発表喀什とカナダへのBETAユニット落着に危機感を抱いた米国は、宇宙空間でのBETA着陸ユニットを迎撃する軌道防衛体制の強化を謳った。人工衛星や軌道ステーション、宇宙往還機がBETA光線属種の攻撃対象とならない事実から、衛星軌道上に前哨線を設置し、それまで個別に行われていた空間迎撃、軌道迎撃、高々度迎撃、地表迎撃を統合的に運用し盤石の防衛ネットワークを築く事を提唱。(翌年には国連が国際防衛計画、所謂SHADOWとしてこの構想を採択し世界規模の計画に発展・昇格した) 米国、人類初の戦術機F-4 ファントムを実戦配備補助兵装としてCIWS-1(65式近接戦用短刀)、CIWS-2(74式近接戦用長刀)、WS-16c(突撃砲 105mm滑腔砲・20mm機関砲)を同時に採用。 米国、サイン計画発動 BETA鹵獲技術の研究を開始アサバスカから回収した着陸ユニットの残骸がロスアラモス研究所に搬入され、ウィリアム・グレイ博士指揮の下、敵性先進技術の研究が開始される。 日本、74式近接戦用長刀のライセンス生産開始納入された74式近接戦用長刀のライセンス生産を開始するが、機体は納入されず。アサバスカ事件を受けて、米国議会は北米の対BETA防衛力を優先的に高める法案を決議。最前線である欧州供給枠は据え置かれたため、日本の供給順序が降格される。 日本、戦略防衛構想に参加プロメテウス計画での実績と基礎技術研究を高く評価した米国が、計画への参加を要請。帝国議会はその真意が経済協力であることを見抜きながらも、BETA有事(本土上陸)に抗するには米国の軍事力に頼らざるを得ないため、即時参入を表明。 10月:BETA、マシュハドハイヴ(H02 甲2号目標)建設開始衛星探査により旧イラン領マシュハドに喀什と同様の地表構造物が発見される。更なる調査で門(ゲート)、地下茎構造(スタヴ)等が確認された事からH 02マシュハドハイヴと命名される。これに伴い喀什ハイヴにもH 01の呼称が与えられた。折しも着陸ユニットの宇宙迎撃システム構想が進められる中、ハイヴが分化するという衝撃の事実が判明する。 1975 BETA、ウラリスクハイヴ(H03 甲3号目標)建設開始黒海沿岸を北上したBETA群がソ連領カザフスタン州に侵入。ウラリスクにハイヴが建設される ソ連、共産党政府がハバロフスクに首都機能を移設BETAの侵攻に圧迫される形で共産党政府はハバロフスクに首都機能を移設。国内主要産業や軍需産業の疎開が始まる。 米国、HI-MAERF計画開始人類未発見元素・グレイ11を応用したハイヴ攻略兵器「XG-70」と専任護衛戦術機「XF-108」の開発が始まる。ロックウィード、ノースアメリカーナ、マクダエル・ドグラムが三社合同プロジェクトとして受注。 国連、対宇宙全周防衛拠点兵器群建設開始二度にわたるBETA着陸ユニットの飛来を受け、国連安保理にて大気圏外迎撃システムの構築が決定。月軌道監視網・L1早期核投射プラットフォーム・地球周回軌道核攻撃衛星群による最終迎撃ラインの3つを柱とする対宇宙全周防衛拠点兵器群「シャドウ(SHADOW:Spaceward Hardwares for All-Round Defensive Ordnances and Warheads)」を構築開始。 日本、空軍を解散し、陸、海、航空宇宙の各軍に再編 ソ連、MiG-21 バラライカを配備開始 中国、殲撃8型を配備開始 1976 BETA、ユーラシア大陸を北進喀什から西進していたBETA群は東欧一帯を勢力下に収めた後に北進、ソ連領ヴェリスク・ミンスクの2ヶ所にハイヴの建設が開始される。 BETA、ヴェリスクハイヴ(H04 甲4号目標)建設開始 BETA、ミンスクハイヴ(H05 甲5号目標)建設開始 日本、曙計画始動F-4の導入に伴い、帝国軍・民間企業合同の戦術機開発・運用技術研修プロジェクト「曙計画」が始動。合同研修チームが米国に派遣される。世界的な戦術機供給不足を解消するため、米国は同盟国に対し戦術機開発を奨励し、各国の技術研修チームの受け入れを開始。F-4供給順の降格に失望した帝国国防省は独自開発を強く進言し、派遣へと繋がった。 米国、F-5 フリーダムファイターを輸出開始量産性の高さから欧州に優先的に供給され、アジア枠は3割以下となる。 米国、F-11 タイガーを配備開始開発メーカーであるグラナン社は、F-4供給の順番待ちをしている日本などアジア各国に対し売り込みを開始する。扱いやすい機体であったが試作機の改良に伴う重量増が主機の出力不足を引き起こし、短期間でF-4に代替された。改良型の売り込みが斯衛軍にも行われた。 日本、F-4J 撃震の試験運用開始戦技研及び教導部隊への部隊配備が開始される。日本へのF-5及びF-11の売り込みが激化。F-4キャンセルを恐れたマクダエルは対抗策として一個中隊12機と、その運用に必要な周辺機材や部品を先行納入する。 仏、ミラージュⅢを配備開始 英国、独、伊、トーネードを配備開始 スウェーデン、J-35 ドラケンを配備開始 イスラエル、クフィルを配備開始 1977 BETA、ウラル山脈に到達ウラル山脈の南端に達した喀什のBETA群がソ連領に侵攻。ソ連北西部までをその支配下に置き、ソ連領バルバシ湖の北にエキバストゥズハイヴの建設を開始した。 BETA、エキバストゥズハイヴ(H06 甲6号目標)建設開始 世界、各国でオルタネイティヴ計画誘致の動き他国に対BETA戦略のイニシアチヴを持たれることを嫌った国々が、次期オルタネイティヴ計画を見越した基礎研究分野に大規模な予算配分を開始する。なかでも米国はBETA由来技術(アサバスカ事件で鹵獲したG元素)などを精力的に研究しオルタネイティヴ計画の主導権争いで優位に立つようになった。 オルタネイティヴ3による対BETA陽動効果の実証実験開始オルタネイティヴ3で確認されたBETAに対する陽動実験の追試がユーラシアの各戦線で本格的に行われ始める。その結果、BETAの戦術情報伝播モデル(各ハイヴに独立した作戦立案機能と支持命令系統が存在するという考え、情報を収集したBETAがハイヴに戻ると約19日間で全個体にその情報が行き渡り、その後同一派生系に属する全てのハイヴにその情報が即時伝播されてしまう。以降その情報に対してBETAは何らかの対策を打ってくる事が有り、2001年の歳末にはその動きが非常に多く見られた)の推定までに至った。 日本、77式(F-4J) 撃震の実戦配備開始F-4実戦部隊が稼働開始。西部方面隊第8師団が優先される。 米国、A-6 イントルーダーを配備開始戦術機史上初の水陸両用機。長距離侵攻用の母機となるソードフィッシュ級中型潜水艦も同時に配備が開始される。 1978 東ドイツ、月光の夜(モントリヒトナハト)事件東ドイツ国家人民軍(NVA)の高級将校を中心とした反体制派によるクーデター未遂事件。 欧州、パレオロゴス作戦NATO・ワルシャワ条約機構連合軍によるミンスクハイヴ(H05 甲5号目標)攻略作戦。2ヶ月の激戦後、全欧州連合軍を陽動に、ソビエト陸軍第43戦術機甲師団・ヴォールク連隊がミンスクハイヴ地下茎構造への突入に成功するも数時間後に全滅。後に「ヴォールクデータ」と呼ばれる貴重なハイヴ内の観測情報を人類にもたらす。 BETA、ユーラシア北西部制圧パレオロゴス作戦の報復であるかのようなBETAの一大攻勢によりソ連は東西に分断され、前作戦で消耗しきった欧州戦線が全面瓦解。ユーラシア北西部から人類は完全に駆逐される。 BETA、スルグートハイヴ(H07 甲7号目標)建設開始ソ連領スルグートにハイヴが建設される。 中東、第一次聖戦連合軍結成BETA侵攻圧力に抗する為、中東諸国は聖戦を宣言。宗派の枠を超えて一斉反抗作戦を展開し、一時的に戦線の押し上げに成功する。 ソ連、オルタネイティヴ3本拠地を疎開BETAの侵攻を受けて、ノボシビルスクのオルタネイティヴ3本部がハバロフスクへの移設される。 米国、A-10A サンダーボルトⅡを実戦配備フェイアチルド社が開発した拠点防衛と支援に特化した重戦術機、 サンダーボルトⅡの実戦配備が開始される。同機の高い戦車級浸透阻止能力は特に欧州戦線において高い評価を得た。 1979 米国、ムアコック・レヒテ機関の臨界実験成功カールス・ムアコック博士とリストマッティ・レヒテ博士の共同実験が成功。抗重力機関技術が確立される。 米国、サンタフェ計画発動HI-MAERF計画参加者より、「ML理論に基づく戦略的破壊兵器に関する覚書」が大統領・ハリー・オラックリンに対し極秘裏に提出された。同年、ML機関をより単純な臨界超過反応兵器として応用する別計画がスタートした・・・G弾開発計画の幕開けである。 米国、戦術機生産技術移転を制限各国の技術習得が進み現地生産などによる前線の戦術機不足が解消され始めた事を受け、米国議会は次世代戦術機生産技術の対外移転を禁止する法案を可決。 日本、教育基本法改正優秀な対BETA主力兵器の衛士を育成するため、英才教育環境と適性者抽出システムの構築が開始される。 日本、曙計画終了第一世代戦術機開発・運用に関わる基礎技術の習得が完了する。 国連、バンクーバー協定発効統括の無い戦闘がBETA支配域急拡大を招いたとし、ハイヴ攻略作戦をはじめとした対BETA戦争を国連主導にて行う事が国連安保理決議として採択される。加盟各国の対BETA交戦権は自衛権及び集団的自衛権に限定され、鹵獲品も国連管理下とする事が明文化された。 1980 欧州、ECTSF(European Combat Tactical Surface Fighter)計画始まる英・独・仏を初めとするNATO各国が同計画に合意。1985年の実用化を目標として、各国共同研究が始まる。 国連、アジア及び欧州各国の政府及び難民の受入先の仲介交渉を開始 ソ連、米国に対しアラスカ売却を打診売却は拒否されるが、租借という方向で協議が進む。 ソ連、MiG-23 チボラシュカを配備開始 米国、LWTSE計画始動近接戦用戦術機技術研究の一環として、軽量・小型且つ高い機動性をもった機体の技術実証試験が始まる。この計画によりYF-16,YF-17が開発された。制式化の予定は無いとされた計画だったが後にHi-Low-Mix構想の出現を受け、実戦機開発計画へと昇格した。 日本、徴兵制度復活欧州、アジアの各戦線に於ける人員損耗率を鑑み、帝国議会は陸軍戦力の再編と増強を決定。これに伴い徴兵制度が復活した。 1981 BETA、北欧圏へ進攻78年のBETA一大進攻により兵力が弱体化した中ソ連合軍、欧州連合軍はBETAに押されるような形で北欧最後の砦であるスカンジナビア半島に後退、10年以上続く北欧戦線は更に過激さを増す。 BETA、ロヴァニエミハイヴ(H08 甲8号目標)建設開始スカンジナビア半島に侵入したBETA群が、フィンランド領ロヴァニエミにハイヴの建設を開始。 欧州、ダンケルク作戦発動BETAの西欧州進攻を受け、欧州各国は文明・民間人をアフリカ、南米、東南アジアへ脱出させるダンケルク作戦を発動。以降1984年まで継続。(*1) 米国、ATDP計画始動米国防総省高等研究計画庁(DARPA)、陸軍、NASAによる第3世代機技術を模索・確立する為の先導技術実験機計画。実験機X-29が製造された。 国連、SHADOWの部分運用開始 日本、81式(A-6J) 海神を配備開始 仏、ミラージュ2000を配備開始 1982 米国、ソ連のアラスカ租借を議会承認 期限は50年間当該地域住民の移送が始まる。また、ソ連でも各方面で移設準備が開始される。同時に米国は軍事的な保険措置として、米ソの国境を跨ぐ形で存在するユーコン基地とその周囲の地域を、国連に50年間無償貸与した。 日本、82式(F-4J改) 瑞鶴を配備開始 日本、国産次世代機開発研究機構発足82式開発の純国産開発挫折を受け、対米技術格差を埋めるべく、官民一体の国産次世代機開発の統合研究が開始される。 米国、F-14 トムキャットを配備開始本格的な第二世代戦術機の実戦配備が始まる。 1983 欧州、海王星(ネプトゥーン)作戦ポーランドに展開するBETAの誘出撃滅と、それによる欧州の戦況好転を目的とした国連軍、米国軍、欧州連合軍、ワルシャワ条約機構軍による4軍合同の一大反攻作戦。投入兵力の総計は、艦艇300隻、戦術機500機、ヘリ400機、総員兵数30万人以上。(*2) 喀什のBETAの西進が進み、西欧州が主戦場になり始める。欧州連合軍は河川部を駆使した遅滞防御を行ったが、奮闘も虚しくベルリンが陥落。 米国、ATSF計画始動BETA大戦後の世界を見越した次世代戦術機の開発が米国で開始される。 日本、耀光計画始動ATSF計画始動を受け、国産次世代機開発研究機構は目標を第3世代機開発へと方針転換。 欧州、EU本部をロンドンへ移転EUは本部機能をブリュッセルからロンドンへ移転。ベルファストの本部が完成するまでの一時的措置。 ソ連、MiG-27 アリゲートルを配備MiG-23の強化改修型であるMig-27は、配備時には既に旧式化していた機体だったが、MiG-21を代替する主力機として長年ソ連軍を支え続けた。 1984 BETA、本格的な南進を開始ヒマラヤ山脈を迂回した喀什由来の大規模BETA群がインド亜大陸に侵入。中近東方面からの侵攻を受けたインド亜大陸各国軍は、ヒマラヤ山脈を盾に東南アジア諸国と緊密な連携を保ちながら約10年間持ち堪えるが、結局物量に圧され、スリランカに連合司令部を移設し防戦を継続した。 BETA、アンバールハイヴ(H09 甲9号目標)建設開始イラク領アンバールにハイヴの建設が開始される。これにより、中東戦線は大きな撤退を強いられると同時に石油資源の不足が深刻なものとなりつつあった。 BETA、ノギンスクハイヴ(H10 甲10号目標)建設開始 日本、非炭素系疑似生命の基礎研究開始帝国大学の霧山教授は、開示された歴代オルタネイティヴ計画の研究データを精査し「人間よりもコンピューターに強い反応を示すBETAに対し、炭素生命体によるコミュニケーションは不可能」という仮説を導き出し、非炭素構造擬似生命に関する論文をまとめた。欧州各国の敗走に危機感を募らせた帝国政府は、国連軍を防衛戦力として国内駐留させるための方策として次期オルタネイティヴ計画の誘致を決定。霧山仮説とその論文を極秘とし、国費による非炭素構造擬似生体と擬似生命プログラムの基礎研究を開始した。 ソ連、MFPTI計画始動MiG-23/27の失敗を挽回すべく、米国のATSF計画に対抗する多機能前線戦術機計画(MFPTI=МФПТИ)が開始される。 国連、SHADOWの運用開始地球周回軌道での核攻撃をベースとした最終防衛ライン「アーテミシーズ」が完成。L1早期核投射プラットフォーム「スペースワン」で目標を変更仕切れなかった場合の対処が可能となる。 米国、F-15C イーグルを配備開始マクダエル・ドグラム社のF-15C イーグルが配備開始。F-4更新機として開発され、遠近共に高い対BETA戦性能を誇る汎用第2世代戦術機として世界各国で採用された。 1985 BETA、ブダペストハイヴ(H11 甲11号目標)建設開始ハンガリー領ブダペストにハイヴの建設が開始される。これにより、欧州戦線でのBETAの侵攻は更に勢いを増す。 日本、オーストラリア、オセアニア諸国と経済協定締結帝国政府は西日本が戦場になった場合を想定し、国内の主要産業、各種重工業や製造業等の生産拠点を海外に新設する方針を固め、オセアニア圏、ニュージーランド、オーストラリア等の各国に工業プラントを相次いで建設。 ソ連、国家基幹機能のアラスカ移転が完了オルタネイティヴ3本拠地、ハバロフスクからアラスカ州タルキートナへ政府機能や軍事施設に続き、基幹産業、各種生産基盤そして多くのロシア人の疎開が完了。以降ソ連軍は、ベーリング海を挟んだ極東ロシアを絶対防衛線として位置付け、国土奪還の戦いを続ける。 EU、BETA侵攻により、西独、仏が相次いで陥落。パリ攻防、ダンケルク撤退戦に続いて英国本土攻防戦始まる。 仏、ECTSFの主機選定で自国製主機の採用を強硬に主張。英、西独と対立し、翌年にECTSF計画から脱退する。 1986 BETA、リヨンハイヴ(H12 甲12号目標)建設開始フランス領ローヌ県リヨンにハイヴの建設が開始される。英国本土への侵攻に続き、イベリア半島へのBETA侵攻が開始される。 米軍、F-16 ファイティングファルコンを配備開始F-14、F-15の調達コスト高騰への対策として「Hi-Low-Mix」構想を策定した米国政府は、技術研究目的のLWTSF(Light Weight Tactical Surface Fighter)計画を実戦機開発に格上げし、ゼネラルダイノミクス社開発の第2世代戦術機F-16を完成させる。同機はF-5Eを更新する軽量戦術機として多くの国で採用された。 アジア、中国と台湾が対BETA共闘条約に調印 統一中華戦線が誕生 08.18:日本、次期主力戦術機選定に関して、日米合同演習を実施日本帝国の次期主力戦術機選定に向けた日米合同の異機種間戦闘訓練(DACT)が、矢臼別演習場で行われる。本演習に於いて帝国斯衛軍の巌谷大尉はF-4j改でF-15を破るとい快挙を成し遂げた。 日本、帝国本土防衛軍を創設帝国軍は戦線の本土接近を鑑み帝国軍参謀本部直轄の国内展開専任部隊・本土防衛軍を創設。自国領の死守を戦略目標として軍組織を再編。 スウェーデン、JA-37 ビゲンを配備開始 EU、米国からのF-15、F-16輸出攻勢が強まる。それに伴い、西独がECTSF計画の大幅な遅延を理由として、同計画からの撤退とF-15導入を示唆。 1987 欧州、欧州各国政府が英国とグリーンランドへ避難BETA群の本格的な西進に抗しきれず、難民の欧州大陸脱出を支援するためポルトガル領内に踏みとどまっていた各国政府が、英国領やグリーンランド、カナダなどに首都機能を移設。領土を失った各国の軍隊は、以降国連軍の指揮下に編入された。 7月:米国、五次元効果爆弾(通称G弾)の起爆に成功ニューメキシコ州ホワイトサンズで行われた「モーフィアス実験」にて小規模ながらG弾の制御された起爆に成功し、G弾実用化への道を開いた。 11月:米国、HI-MAERF計画の中止を決定計画の遅延に加え、より安価で実用的なG弾の実用化に目処が立ったため、国防省が中止を決定。 日本、琵琶湖運河の浚渫工事が始まるインド亜大陸の戦況悪化を重く見た日本帝国は、かねてより国連から要請されていた大陸派兵の検討を開始。それに伴い、帝国軍参謀本部直轄の国内展開専任部隊として本土防衛軍を創設するなど、将来予想されるBETA本土進攻への対応を開始。琵琶湖運河にも再び脚光が浴びせられ、浚渫工事を着工。大阪湾・伊勢湾-琵琶湖-敦賀湾を結び、帝国海軍が保有する紀伊級戦艦(基準排水量70,000t級50サンチ砲戦艦)や30万tクラスのタンカーも通行可能とするため再整備された。 米国、F-18 ホーネットを配備開始 ソ連、MiG-25 スピオトフォズを配備開始 EU、実質的な単独開発国となっていた英が、ECTSFの要求仕様を、近接機動格闘戦能力を重視した第三世代水準機へ転換すると発表。 国連、日本帝国及びオーストラリアの常任理事国入り。常任理事国が米英仏ソ中日豪の7カ国になる。但し、日豪の拒否権は20年間(2007年まで)凍結。 1988 日本、教育基本法全面改正衛士の育成を主眼に置いた全面的な法改正。義務教育科目の切り捨てや大学の学部統廃合が始まる。 米国、国連に次期オルタネイティヴ計画案を提示オルタネイティヴ3に見切りを付けた米国が次期予備計画の招集を待たず、新型爆弾(G弾)によってハイヴを一掃する対BETA戦略を計画案として提示。G弾を限定的に使用し外縁部のハイヴを攻略。G元素の獲得→G弾の量産というサイクルを繰り返し、最終的に大量のG弾による飽和攻撃でオリジナルハイヴを含むユーラシア中心部のハイヴを一掃するというもの。 国連、トライアッド演習実施国連宇宙総軍と米国戦略軌道軍は光線属種の迎撃基準を検証するための物質投下試験を合同で実施。積載物の内容に関らず、落着予測地点付近の重光線級のみが迎撃を行い、一定距離以遠では一切反応しないことが判明。詳細原理は不明ながらも、低軌道衛星、HSSTの定常的な配備を大きく後押しする結果となる。 香月夕呼14歳、因果律量子理論の検証を始める 1989 国連、米国が提案した次期オルタネイティヴ計画案の不採用を決定オルタネイティヴ3の成果に対する評価の違いと、ユーラシア各国が影響を予測できない新型兵器の使用に反対したことが主な不採用の理由。これによって米国は国連に深く失望し、独自の対BETA戦略を強行する方針を固める。国連内部に対するあからさまなロビー活動が開始される。不採用案はより尖鋭化し、最終的にオルタネイティヴ5へと繋がった。 国連、SHADOW初迎撃に成功月面より飛来したBETA着陸ユニットと思われる物体に対し、対宇宙全周防衛拠点兵器群 SHADOWによる迎撃を初展開、この軌道を逸らせることに成功する。ただし、この物体が実際に着陸ユニットであったかにういては議論が分かれている。 中東、アラビア半島での戦闘が激化 帝国国防省、第二世代戦術機F-15イーグルの試験導入、ライセンス生産を開始純国産戦術機開発計画の停滞を打開するため、技術検証を目的とした試験導入。予定調達機数は120機 06.15:北アフリカ、スエズ戦線にて、約4ヶ月に渡るスエズ防衛戦始まる。 1990 BETA、ボパールハイヴ(H13 甲13号目標)建設開始インド領ボパールにハイヴの建設が開始される。欧州撤退の後、喀什ハイヴ攻略に備えてインド方面を重視していた人類は、同方面での徹底抗戦を打ち出した。 喀什のBETAが本格的な東進を開始カシュガルハイヴから出現した大規模BETA群が東進を開始。ユーラシア北東部、東アジア、東南アジアが主戦場となる。統一中華戦線とソ連、東南アジア各国は激しい防戦を繰り広げるも、物量に圧されて戦線は徐々に後退した。 米国、ATSF計画終了 YF-22が選定されるロックウィード社のYF-22とノースロック社のYF-23による4年に渡る競合開発の結果、米国軍の戦略に即しコスト面でも優れるYF-22が次期主力戦術機に選定される。1年間の運用試験が実施された後に制式採用が決定しF-22の制式番号が与えられる。 ソ連、MiG-31 ブラーミャリサを配備開始ミヤコム・グルビッチ設計局によるMig-25の強化改修型の第2世代機Mig-31の実戦配備が開始される。 1991 日本、帝国議会が大陸派兵を決定BETAの東進を自国の危機と判断した日本は、東アジア戦線への帝国軍派遣を帝国議会で決定する。帝国軍は大陸派遣軍を創設し、戦術機甲部隊を中心とした大兵力を前線に投入した。 G弾実用化。それに伴いF-22懐疑論が発生。 香月夕呼17歳、帝国大学・応用量子物理研究室に編入弱冠17歳の学徒が説いた独自理論「因果律量子論」の論文がオルタネイティヴ計画招致委員会の目に止り、次期計画案の基礎研究を進める帝国大学・応用量子物理研究室への編入が認められた。 米国、DRTSF計画始動F-22も調達難航を受け、既存機に近代化改修を施し次期主力機配備までの空白と機体不足を埋めるべく計画された統合任務戦術機開発計画。計画に応募したマクダエル・ドグラムとゼネラルダイノミクスからF-15EとF-16XLが提案されたが、後に兵装搭載量、拡張性、調達コストに優れるF-15Eが制式化された。 1992 BETA、敦煌ハイヴ(H14 甲14号目標)建設開始中国領敦煌にハイヴの建設が開始される。後に重慶を始めとする北東アジアや東南アジアを脅威に晒す一大拠点となる。 BETA、クラスノヤルスクハイヴ(H15 甲15号目標)建設開始ソ連領クラスノヤルスクにハイヴの建設が開始される。BETAのあまりに急激な東進に極東でも危機感が高まる。 印度、インド亜大陸反攻作戦・スワラージ作戦発動インド亜大陸での勢力挽回を懸けて発動されたボパールハイヴ(H13 甲13号目標)攻略作戦。国連が主導し、アフリカ連合と東南アジア諸国が参戦した。宇宙戦力が初めて投入され、軌道爆撃や軌道降下部隊など、その後のハイヴ攻略戦術のセオリーが確立した。オルタネイティヴ3直轄の特殊戦術情報部隊が地下茎構造に突入、リーディングによる情報収集を試みるも成果はなく、ほぼ全滅した。この作戦以降、「間引き」に乗じた小規模部隊によるゲリラ的な突入作戦が散発的に繰り返される。 中国、重慶防衛線を構築敦煌ハイヴ(H.14甲14号目標)から溢れ出た大規模BETA群が南シナ海方面に向け進撃を開始。統一中華戦線、帝国軍大陸派遣部隊及び韓国・ベトナムの義勇軍は重慶市北方より流れる嘉陵江に防衛線を構築。各軍は奮戦するも昨年から行われてきた遅滞作戦の疲弊もあり、年明けに戦線は崩壊する。殿軍は大陸派遣軍 北部方面第7師団 第71戦術機甲連隊 第2戦術機甲大隊が預かり、撤退までの間避難民を死守した。 日本、飛鳥計画始動帝国城内省が国防省の耀光計画に相乗りする形で、瑞鶴の後継機たる斯衛軍次期主力戦術機開発計画を開始する。 ソ連、Su-27 ジュラーブリクを配備開始Su-27は、スフォーニ設計局がグラナン社からF-14の技術情報の提供を受けて開発した第2世代機だが、初期型はトラブルが多く衛士には不評だった。その後、改良型であるSu-37の登場によって調達は早期に打ち切られた。 1993 BETA、重慶ハイヴ(H16 甲16号目標)建設開始中国領重慶にハイヴの建設が開始される。嘉陵江戦線が崩壊して以降、統一中華戦線は九-六作戦等で戦況の好転を図るも何れも功を奏さず核を使った撤退戦が続いた。 BETA、全欧州大陸を完全制圧最後まで抵抗を続けていた北欧戦線が瓦解し、欧州連合軍司令部が全軍の撤退と欧州の放棄を宣言。これ以降、欧州各国は大陸沿岸の島嶼部に前線基地を設置し、来るべきユーラシア奪還作戦に備え「間引き」を続けていく。 中国、九-六作戦発動大連に向かう大規模BETA群の殲滅を目的とした中韓連合軍の要撃作戦。日本帝国の大陸派遣軍も側面支援として参戦したが、BETA群の奇襲に遭い二個大隊が壊滅した。後、戦術核の運搬により大連侵攻は回避、帝国軍の本隊は哈爾浜に一時撤退を強いられた。 神宮司まりも19歳、死の8分を越える 1994 BETA、インド亜大陸占領喀什から南進したBETA群は、この年インド亜大陸を完全に支配下に置く。これによってBETAの東進が勢いを増し、中国戦線は泥沼の様相を呈していった。領土を失った各国の軍隊は、以降国連軍の指揮下に編入された。 日本、帝国議会で徴兵対象年齢の引き下げを柱とした法案を可決後方任務に限定した学徒志願兵の動員を開始。 国連、オルタネイティヴ4予備計画招集日本、カナダ、オーストラリアがオルタネイティヴ第四計画本部招致に立候補。予備計画の招集を受け、本部招致レースが国連常任理事国間の政治問題に発展する。 香月夕呼20歳、国連に招聘され因果律量子論の検証を進める 2月:94式戦術歩行戦闘機「不知火」を配備開始富嶽、光菱、河崎の3社共同開発による念願の純国産機・94式不知火は、89式陽炎のライセンス生産を経て、ようやく実戦配備に至った。世界初の第3世代準拠戦術機として高性能を誇ったが、拡張性に乏しい突き詰めた設計が、後年改修計画の紆余曲折を招いた。 米国、F-18E/F スーパーホーネットを配備開始F-18E/Fは、F-18をアップグレードした機体で高い総合性能を有していた。コストパフォーマンスの良い同機の完成と配備は、それまで海軍主力機の絶対的な地位を守り続けてきたF-14を退役へと追い込んだ。 統一中華戦線、殲撃10型を配備開始統一中華戦線とイスラエルが水面下で共同開発した殲撃10型が実戦配備を開始。F-16Cをベースに盛都とIEIが共同開発した第2世代機であり、最も成功したF-16派生機となった。 ソ連、MiG-29 ラーストチカを配備開始ミヤコム・グルビッチ設計局の開発によるMig-29は、機動性と近接格闘戦能力を極限まで高めたソ連製第2世代機の集大成とも言うべき高性能戦術機であったが、国内調達は振るわず、海外にその活路を求めた。 EU、ユーロファイタス社、ECTSF技術実証機、ESFP(Experimental Surface Fighter Program)を完成。各国へのアピールを目的とした技術実証機運用部隊"レインダンス"中隊を編成し、英国政府の支援の下で国連欧州方面軍へ派遣する。 1995 兵士級BETAが初めて確認される 国連、オルタネイティヴ4に日本案の採用を決定 オルタネイティヴ3を接収へオルタネイティヴ第四計画は帝国大学に所属する香月夕呼博士の案が採用され、即時本計画に格上げされる。急な決定に本部施設の建設が間に合わず、仮説本部を帝国大学・応用量子物理研究等に設置。香月博士はオルタネイティヴ4の総責任者に就任。異例の早期格上げが実現した裏には、尖鋭化した自国案の復活を目論む米国の強引なロビー活動に対する国連側の反発が存在した。 AL4、00ユニットの開発に着手選定候補者の受け皿として、接収を予定していた帝国陸軍白陵基地に計画直属の衛士訓練学校を設立。 日本、オルタネイティヴ4の招致決定に伴い、更に多くの帝国軍施設を国連軍に開放 日本、18歳以上の未婚女性を徴兵対象とする修正法案可決 国連、ブルーブック計画を発動 ソ連、ポールナイザトミーニィ計画を発動 国連、世界人口がBETA大戦前の約50%まで減少したと国連統計局が発表 米国、F-15E ストライクイーグルを配備開始 1996 アジア各国がオセアニア、オーストラリア各地に臨時政府を樹立戦闘地域のアジア各国が、オーストラリアとオセアニア諸国に援助を要請、国家機能の移転を開始する。マレーシアやシンガポールは2001年現在も自国領を維持している。 東南アジア、大東亜連合設立領土を失った国々の多くは、国連軍の直接的な指揮下に編入されることを良しとせず、大東亜連合を結成して間接的に連携する道を選択した。これはスワラージ作戦が国連の秘密計画のために強行されたことに対する不信感から。 キリスト教恭順主義派が急速に拡大 その抗議活動やデモンストレーションが活発化する 国連、オルタネイティヴ5予備計画招集国連の強引な格上げに対する不安と、日本案のあまりに荒唐無稽な内容に対する保険的措置として第五予備計画の招集をアメリカが提案。それを南アメリカ及びアフリカ諸国が後押しする形で可決された。 国連、プロミネンス計画発動オルタネイティヴ5予備計画の招集は「米国が焼き直したG弾集中運用案を通すための呼び水に過ぎない」とするユーラシア諸国が提唱した先進戦術機技術開発計画が開始され、アラスカの国連軍ユーコン基地が本拠地に決定。基地の拡張工事が開始。 日本、帝国議会が男性徴兵対象年齢の更なる引下げを含む修正法案可決事実上の学徒全面動員へ。 日本、北九州を始めとする九州全域に第2種退避勧告が発令。 統一中華戦線、殲撃11型を試験配備 スウェーデン、第三世代戦術機、JAS-39 グリペンを配備開始 1997 BETA、アラビア半島を制圧10年以上BETAの侵攻を持ちこたえていたアラビア半島の戦線が瓦解。アフリカ連合軍と中東連合軍はスエズを渡って前線を再構築し、アフリカ大陸への侵入を辛うじて食い止めた。 欧米、ダイダロス計画成功 NASAがイカロスⅠの信号を受信蛇遣い座バーナード星系に適合度AAの地球型系外惑星を発見。これを受けて米国はユーラシア各国の主張に配慮し、系外惑星への避難を加えた次期オルタネイティヴ計画修正案を提出。あまりのタイミングの良さに、自国案を通すためのでっち上げだという指摘もある。 国連、オルタネイティヴ5予備計画が米国案に確定 AL5、ラグランジュ点での巨大宇宙船計画がスタートする事実上オルタネイティヴ計画が並立するという異常事態に。この件が切っ掛けとなり、カナダを含むオセアニア、ユーラシア諸国と、アメリカを中心とするアフリカ、南アメリカ諸国の対BETA戦略の差が明確になる。 AL4、A-01連隊発足オルタネイティヴ第四計画直属の特殊任務部隊が発足。 台湾、総督府が中国共産党政府の台湾受け入れを表明 日本、97式 吹雪を配備 ソ連、Su-37 チェルミナートルを配備 1998 日本、朝鮮半島撤退支援作戦・光州作戦発動1998年、国連軍と大東亜連合軍の朝鮮半島撤退支援を目的とした作戦。後に光州作戦の悲劇と呼ばれる彩峰中将事件が発生する。 夏:重慶ハイヴから東進したBETAが日本上陸北九州を初めとする日本海沿岸に上陸し、わずか一週間で九州・中国・四国地方に侵攻犠牲者3600万人 日本人口の30%が犠牲となる(この時点で世界人口の60%が死滅している)近畿・東海地方に避難命令。2500万人が大移動を開始する(一部はオーストラリアへ)。一ヶ月に及ぶ熾烈な防衛戦の末、京都陥落(8/15)。首都は京都から東京に移される 9/25 佐渡ヶ島陥落 米軍は日米安保条約を一方的に破棄して撤退佐渡島ハイヴの建設に伴い長野県付近でBETAの侵攻が停滞。その間に米国は日米安保条約を一方的に破棄し在日米国軍を撤退させた。 仙台第二帝都への首都機能移設準備が始まる AL4、オルタネイティヴ4本拠地の移設を開始共に仙台への移設を開始。白陵基地の衛士訓練学校も同様の措置が採られた。 BETA、東進再開、首都圏まで侵攻し、西関東が制圧下に 帝国軍白陵基地壊滅BETA群は帝都直前で謎の転進。伊豆半島を南下した後に進撃が停滞、以降は多摩川を挟んでの膠着状態となり、24時間体制の間引き作戦が続く。 BETA、横浜にハイヴを建設開始偵察衛星の情報により横浜ハイヴ(H22 甲22号目標)確認される。 国連軍総司令部は、カムチャツカ-日本-台湾-フィリピンからアフリカ-イギリスに至る防衛線による、ユーラシア大陸へのBETA封じ込めを基本戦略として決定 香月夕呼博士、国連に横浜ハイヴ攻略作戦を提案国連司令部は即時承認。大東亜連合に参戦を打診。 日本、帝国議会が女性の徴兵対象年齢を16歳まで引き下げる修正法案を可決 国連、アラスカ州ユーコン基地の拡張工事が完成する EU、ECTSF先行量産型、英国陸軍試験部隊へ引き渡し開始。機体正式名称を「EF-2000 タイフーン」と決定。 仏、独自開発の第三世代戦術機、ラファールを実戦配備開始 米、F-22A ラプター先行量産型の実働部隊での運用を開始 1999 国連、本州奪還作戦・明星作戦国連軍と大東亜連合によるアジア方面では最大、BETA大戦においてはパレオロゴス作戦に次ぐ大規模反攻作戦。横浜ハイヴの殲滅と本州島奪還が優先戦略目的。 08.05:米軍が二発のG弾を使用する。人類史上初ハイヴの奪還に成功。 各国でG弾脅威論が噴出する明星作戦で目の当たりにしたG弾のあまりの威力に、ユーラシア各国ばかりではなくアフリカ諸国の一部でも脅威論が噴出し始める。それとは逆に、米国案を元々支持していた国々は、威力の実証によってより強硬にG弾の使用を主張し始める。 香月夕呼博士、国連に横浜基地の建設を要請オルタネイティヴ4の本拠地として、横浜ハイヴ跡地上に国連軍基地の建設を要請。国連は即時承認。横浜基地建設着工と同時に国連軍司令部は米軍に即時撤退命令を下す。即時承認の主な理由は、米国が強引に推進する第五予備計画に対するG弾脅威派の牽制。 米・ボーニング社、フェニックス構想始動F-15強化策の実証実験がユーコン基地で始まる。ボーニング社の戦術機開発部門が提唱した、パーツ換装や軽易な改修でF-15を安価に第三世代機相当性能に強化する構想。 ソ連、Su-47 ベルクートを開発スフォーニ設計局が独自開発したSu-37の強化試験機。 米国、A-12 アベンジャーを配備開始 2000 1月:国連横浜基地、オルタネイティヴ4占有区画稼働開始1月の段階でオルタネイティヴ計画占有区画が完成し、研究機関が帝大より移設される。それに伴い、帝国軍練馬駐屯地に仮移設されていた衛士訓練学校も移設。 2月:帝国斯衛軍、純国産第三世代戦術機「武御雷」配備開始 5月:EU、EF-2000 タイフーン、英国陸軍、及び国連欧州方面軍に実戦配備開始。供給の優先順位から、国連初の配備部隊に西独軍"ツェルベルス"大隊が選定される。 米国、米国議会内にもG弾脅威論噴出 G弾脅威論が反オルタネイティヴ計画思想に発展キリスト教恭順主義に傾倒した国連職員によってG弾爆心地の写真と様々なデータが暴露され、その実状に触れた米国議会内でもその使用に疑問を持つ派閥が現れ始める。同時に、G弾脅威論に賛同していた国々の中に、オルタネイティヴ計画そのものの是非を問う動きが出始める。 日米共同戦術機開発計画・XFJ計画を承認米国の持つ最新戦術機開発技術の習得を目的とした、94式戦術機改修機開発計画が帝国議会に承認される。F-4の耐用年数が迫る中、その代替機となる次期戦術機の機種選定を巡って議論が紛糾。巌谷榮二中佐の提唱した日米共同開発計画案が、米国の最新技術を盗み、日本の開発技術の底上げを行うという建前を落とし所に採用された。一方米国でも、XFJ計画の受注元であるボーニング社の活発なロビー活動の結果、反オルタネイティヴ5派閥の取り込みが成功し議会承認された。 2001 国連横浜基地、実稼働開始7割程度の完成度ではあったが、主要な基地機能が概ね100%の稼働状況に達したため、全面開設が認可される。未完成部分の工事は継続。 香月夕呼博士、米国のオルタネイティヴ支持派と会談オルタネイティヴ4を支持する政財界の代表団が香月博士と秘密裏に接触し、HI-MAERF計画接収を協議セットアップしたのは帝国情報省・外務二課の鎧衣左近である。同時に反オルタネイティヴ5派にも接触工作を仕掛けた。 2月:BETA新潟上陸。 3月:F-22Aラプター部隊配備開始。 5月:XFJ計画、始動 8月:BETAカムチャツカ半島東岸部侵攻。 08.28:XFJ計画、不知火・弐型ロールアウト 9月:国連ユーコン基地に於いて、大規模テロ発生。 11.11:BETA新潟上陸。 11.29:国連横浜基地に於いて、極秘裏に新概念OS(のちのXM3)の実証試験実施。 12.05:12・5事件。帝国軍の一部によるクーデター。 12.10:国連横浜基地に於いて、新概念OS・XM3のトライアルが実施されるトライアル中、捕獲されていたBETAが逃走し、多数の死傷者が出た。 12.24:国連軍第11方面軍司令部及び、帝国軍参謀本部より、『甲21号作戦』発令。 12.25:G弾による佐渡島消滅を以て、佐渡島ハイヴの破壊に成功。 12.29:佐渡島ハイヴの生き残りのBETAが横浜基地へ急襲。横浜基地は大損害を被る。 12.31:桜花作戦発動。 2002 01.01:あ号標的の破壊。 7月:東シベリア奪還。 2003 04.10:錬鉄作戦発動。鉄原ハイヴ(H20:甲20号目標)攻略作戦。 04.12:鉄原ハイヴ制圧。 8月:日本帝国、ソ連共同軍による、サハリン沿岸のBETA掃討作戦。 2004 欧州奪還作戦。
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508: トゥ!ヘァ! :2019/03/03(日) 20 21 18 HOST FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp 融合惑星 簡易単語解説その2 第二次南北戦争 別名オーシア内戦。β(マブラヴ)世界において旧ソ連と旧米が統合された建国されたオーシア連邦において起きた現政権派と旧政権派における内戦である。 アメリカの没落を見た中南米諸国がAL5派と言われた旧政権派に支援を行い、更に殉教派と言われるキリスト教系カルトの残党までも焚き付けた末に発生した。 しかし結局は戦力で回る現政権派が順当に勝利。旧政権派鎮圧後に彼らを支援したのが中南米諸国と判明したため、続けざまに中南米諸国連合との戦争である北南戦争へと続いた。 北南戦争 β(マブラヴ)世界において起きたオーシア連邦と中南米連合軍による大規模衝突。 オーシアにおける現政権派と旧政権派による内戦鎮圧後にそれを焚きつけたのが中南米諸国という証拠があがり、オーシアが問いただした際に返す刃で中南米連合による宣戦布告が行われた。 この戦争の際にα(フルメタ)世界のアメリカからオーシア連邦にASや義勇軍を含む大規模な支援が行われている。 また中南米連合に対しても旧アマルガム系グループが同じ米系列ASや雇った傭兵などを含む大掛かりな支援を行っている。 中南米連合における主力もβ世界の米国製戦術機だったたため、両陣営とも同じ兵器を使用していた。 このためこの戦争にはアメリカンウォーという別名が付いた。 最終的には地力で勝るオーシアが即席の連合のため連携が上手く取れなかった中南米連合の隙を突きパナマまで突破。 コロンビアまで攻め込み首都のボゴタを陥落させ、更に米海軍、海兵隊の上陸部隊がベネズエラのカラカスを陥落させたことから中南米連合が瓦解。そのまま停戦となり、講和へと続いた。 講和会議においては中米やカリブ海諸国におけるオーシア利権の再確認。また南米における市場開放と一部資源利権への介入が取り決められ実質オーシアの勝利に終わった。 その後南米は敗戦における不景気から、経済と戦力不足の問題を解決するためにレサス共和国の建国へと繋がっていく。 中南米連合 北南戦争の際に対オーシアを名目としてβ(マブラヴ)世界の中米と南米の国々が組織した連合軍。 第二次南北戦争の際にもブラジルやコロンビア、ベネズエラなどが旧政権派へと支援を行っていた。 この中南米連合の結成に際しても中核となったのは上記の三国である。 序盤は奇襲によりメキシコ湾の制海権を手に入れフロリダやルイジアナへ上陸、メキシコかはテキサスやニューメキシコへの侵攻に成功するなど物事を優位に進めていた。 これは戦争勃発初期においてオーシア軍が第二次南北戦争からの疲労が抜けきっていなかったためである。 しかし即席連合であったため連携にばらつきが出ており、ジャクソンビル攻略の失敗。ダラス決戦による敗北など中盤からオーシアの反撃が激化。 その後はオーシアからの反撃へ有効的な抵抗も出来ず、メキシコを始めとした中米が制圧され、連合中核であったコロンビアとベネズエラが実質陥落したことにより最後の中核国家であるブラジルが抵抗不可能と判断し、オーシアへと降伏した。 戦後においても対オーシアとしての団結は少なからず維持されており、この繋がりを利用しレサス共和国への統合に繋がっていく。 509: トゥ!ヘァ! :2019/03/03(日) 20 21 59 HOST FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp 旧政権派 オーシア連邦国内における派閥の一つ。オーシアとなる前、旧アメリカ時代に政権運営をしていた者達とそれに協力していた組織や企業をまとめて旧政権派と呼ぶ。 旧政権の主要人物たちはあくまで失脚という形で生きており、現在は監視付きで暮らしている。 しかし元々軍部のクーデターにより無理矢理政府官僚の椅子から降ろされたことを根に持つ者は多く、現政権に不満を貯めていた。 これは政府関係者のみならず規模を縮小されたボーニングや取り潰しとなったマーキン・ベルカーなどの企業組も多い。 軍内部に存在していた旧政権派も予備役となるとか、規模の小さな州軍ポストへの左遷されており影響力は減らされている。 そんな中で中南米連合から支援を受ける形で彼等旧政権派が起こした反乱が第二次南北戦争である。 これには中南米連合からの義勇軍やボーニングや雇った傭兵、殉教派と呼ばれる宗教テログループも加わっており単純な規模だけなら馬鹿にできないものとなった。 しかし主導した元大統領が不人気すぎたため米国において最も重要な民間人の支持を得られず、また各地のPMCや自警団が独自に抵抗を開始したため序盤以降のイニシアチブを取れずに政府軍からの反撃を受けて主力が壊滅。 殆どが途中から降伏していく中で結局のところ最後まで抵抗したのは殉教派などの過激派テログループのみであった。 その後中南米連合による支援が発覚し、そのまま北南戦争へと続いていった。 旧政権主要メンバーは戦後に裁判にかけられ、そのほとんどは極刑か終身刑を言い渡されることとなる。 メキシコ β世界のメキシコは面白い経緯を辿っている。 BETA大戦中はアメリカとの力関係から親米政権が続いていたが、同大戦時末に今までやっていたやらかしが世界へ暴露されてから一転して没落。 メキシコにおける政権も親米派から反米派へと瞬く間に変わっていった。 その後は中南米連合へと参加し、北南戦争参戦。オーシア攻めの急先鋒を担っていた。 しかし結局のところテキサスやニューメキシコ、アリゾナの半ばまで侵攻したあたりで押し返され、逆に米海兵隊による上陸作戦と合わせた反撃にあい陥落。 戦後はバハカルフォリニアを含む幾つかの領土をオーシアへと割譲。更に親米政権が樹立され、実質オーシア経済へと完全に組み込まれることとなった。 その後はオーレリア連邦共和国の一員として加盟することになり、なんやかんやで好景気が続いているため、現地メキシコ人の感情は複雑なものがある。 なおオーレリア連邦における名目上の首都はキューバのハバナである。 UNDF Δ(ギガドラ)世界の国連が設立した国際統合軍。 正式名所は国際連合防衛軍である。英名United Nations Defence Force 略してUNDF(ユニダフ) 一つの巨大国家組織としてまとまったΔ世界の国連が常備軍として各国の正規軍をまとめ上げた組織である。 単純な規模に関しては現列強四か国以外ならば融合惑星でも最大規模の軍隊となる。 装備に関しては旧式化していたが転移後から積極的に他世界の兵器や技術を取り入れているため戦術機やASから始まりレイバーやカタフラクト。更には小型兵器の参考としてKMFまで輸入している見境なさを誇る。 ミスリル α(フルメタ)世界において存在していた秘密結社。 各地の紛争に介入し、人知れず世界間の治安維持を担っていた。 過去形なのは同じα世界の秘密結社アマルガムとの抗争により同士討ち的に壊滅したとされているからである。 近年アマルガム残党の動きが活発化しているのと反してミスリル残党の動きは見えないままであり、これは動けないほど壊滅している説や影ながら既に動き出している説など様々な論説を呼んでいる。 510: トゥ!ヘァ! :2019/03/03(日) 20 22 37 HOST FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp D.O.M.S. α(フルメタ)世界の民間軍事会社。本社はアメリカに置いてある。 正式名称Dana O shee Military Service ダーナ・オシー・ミリタリーサービス。 融合惑星への転移後に設立された新興企業である。 非常に練度の高い人員が揃っているが、近年流行り出している戦場へ直接兵力を派遣するタイプのPMCではなく、市民の護身術指南や各国AS部隊のアグレッサー役、後方基地や市街の警備など古式ゆかしいPMC稼業が中心となっている。 代表取締役は元米海軍大将ジェローム・ボーダ氏。 その実態は予想の通り元ミスリル組によって設立された企業。新生ミスリル活動の隠れ蓑として創設された。 このため表に出している人員以外にも裏で活動している人員がいる。 表はM6の独自改造モデルと少数のM9。 裏ではミスリル仕様のE型M9の改修機やダナンの二番艦を運用している。 キャバリア・ダイナミクス 融合惑星への転移後に設立された新興軍事企業。 若いAS技術者と退役軍人が中心となり立ち上げられた企業でありながら高い技術力と驚異的なコネクションを揃える。 DOMS社が運用しているM6とM9の改修を請け負ったのはここ。近年は米軍のM6 M9改修計画に立候補しており、好評価を軍から得ている。 その実態はDOMS同様ミスリル関係者が立ち上げた企業。裏では新型ダナンやE型仕様M9の製造や改修、整備などを請け負っている。 新興ながらも米軍の重要計画であるM9改造プロジェクトに携われているのは、同社に所属している退役軍人とミスリルに参加していた元米軍関係者のコネである。 国営軍事企業(SME) β(マブラヴ)世界のオーシア連邦がBETA大戦後の旧米国時代に立ち上げた軍事会社である。 SMEとは英名のState Military Enterprises(ステイツ・ミリタリー・エンタープライズ)を略したもの。 正式名称はリバティズ・カンパニー。一般にはリバティズと呼ばれている。 オーシア国内の国営軍事企業はこの一社のみであり、SMEと言えばここを指す。 文字通り国営の軍事企業であり、主産業は兵器の開発・実験と傭兵派遣業。 正規軍並の技量と装備を誇る部隊が契約一つで戦地まで届けられると評判。 元米軍関係者のみならず、オーシア内の各種大企業からの技術者やオーシア正規軍からなお出向者も所属している。 ある意味陸海空海兵湾岸宇宙に続く第七の正規軍となっている。 民間軍事連盟 正式名称は民間軍事会社連盟(Federation of private Military companies ファンデーション・オブ・プライベート・ミリタリーカンパニー)である。和訳では語呂が悪いので民間軍事連盟もしくは民軍連と略している。英語では頭文字を取ってFOPMC。一般通称はプライベーティア連盟。 β(マブラヴ)世界におけるオーシアにて結成されたPMCの談合組織である。 旧米国時代において雨後の筍のように設立されたPMCであったが、早々簡単に全ての企業が軌道に乗れるわけではなく、かといって雇用政策として政府が進めたからには自然淘汰と無視できなかったため、それらの中小PMCを助ける意味で設立されたのが始まりである。 現在では大企業化したPMCも加盟しており、実質PMCによる連合体となっている。 その主な役割は政府に夜仕事の斡旋や各PMC間における兵器、自在の貸し借りや協力体制の構築及び管理である。 中小のPMCに関しては政府からの斡旋依頼が来るので食いつなぐことができ、大企業においては政府や中小PMCとの繋がりを持つことが出来るなどの利点がある。 欠点としては各々の動きがある程度政府に知られてしまうこと。 この点に関しては反政府活動や見逃せないレベルの違法営業でもしようとしない限りはデメリットにならないため、基本はどの企業も積極的に加盟している。 逆に言えばここに加盟しないPMCはやましいことがあると言っているようなものなので秘密裏に政府から監視対象とされる。 政府からすればある程度所属PMCの動向がわかるため事件の抑止に繋がると好意的である。 当初はオーシア国内のみが活動範囲であったが、近年はAEUやユニオンにも類似組織が誕生し、それらと相互に協力体制を構築している。 511: トゥ!ヘァ! :2019/03/03(日) 20 23 23 HOST FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp ノースオーシア・グラインダーインダストリー(North Osea Gründer Industries) β(マブラヴ)世界のオーシア連邦に存在する新興企業。略してNOGI(ノギまたはノーギ) 実態は旧ソ連系の主要な設計局が統合され民営化された代物。 旧ソ連系戦術機を開発していた関係からジェット・ロケットエンジン開発に長け、また近接戦闘能力に優れた戦術機開発を得意としている。 近年ではα(フルメタ)世界やγ(パトレイバー)世界から入ってきた第四・第五世代ジェット機の研究に余念がない。 このためオーシアにおける航空兵器及び戦術機開発においてはマクダエル・ドグラムやノースロック・グラナンと共に大きな期待が寄せられている。 ボーニング β(マブラヴ)世界のアメリカに存在していた企業。他の西暦世界においてのボーイングに相当していた。 過去形なのは現在のオーシアには既に存在していない企業のためである。 旧政権のやらかしにより、これまでの悪行がばらされたために一気に没落。 更に新政権となった際には大規模な再編と言う名の粛清がなされ、参加に収めていた各企業が正式に独立してしまったため企業規模も従来の半分以下となってしまった。 その後そのことを逆恨みし、第二次南北戦争の際には旧政権派や殉教派テロリストに大規模な支援を行った。無論同戦争終結後には勝者である現政権へそのことがばれてしまい敢え無く企業解体となった。 この際当時の会社役員の殆どは極刑か終身刑とされている。 比較的真っ当と選別された社員はボーニングと違い旧政権側へ付かなかったロックウィード・マーティンに半ば押し付ける形で吸収された。 ロックウィード・マーティン β(マブラヴ)世界に存在しているオーシア連邦の企業。 ボーニング同様旧政権時代のやらかしにより規模縮小を受けた企業。 その後はボーニングとは違いほとぼりが冷めるまで大人しくしておこうと真面目にしていた。 しかし第二次南北戦争が発生。当然旧政権派やボーニングからは熱烈なラヴコールが行われたが、どう見ても勝てるわけがないと彼等とは逆に現政権派へと合流した。 戦後は半ば押し付けられる形でボーニングの中で比較的まともな社員たちを押し付けられることとなった。 これはこれ以上無職が増えても困ると現政権が判断したためである。 幸い旧ボーニングの技術陣を手に入れたため、どうにか一息つくことには成功。 現在では真面目に各種技術の研究開発を行っている。 ゼネラル フェイアチルド β(マブラヴ)世界。オーシア連邦の企業。通称G F社。 ボーニングやロックウィードから再独立したフェイアチルド・リムパックとゼネラルダイノミクスが合併して誕生した新興企業である。 A-10やA-12、F-16などを開発した両者であったが、他企業と比べると競争力に欠けていたため、同程度のレベルの再独立企業同士ということで合併となった。 現在では戦術機開発よりもASやレイバーなどの他世界の陸戦兵器の方に興味が勝っている模様。 TFナンバー β(マブラヴ)世界のオーシア連邦における戦術機の新たな命名規則のこと。 今までの戦術機はFナンバーであったが、α(フルメタ)世界やγ(パトレイバー)世界の米国から航空機を輸入するに際して、それらの識別がFナンバーであったため今後の混乱を避ける意味で戦術機へと新しい識別ナンバーを設けた。 TFとは戦術歩行戦闘機(Tactical Surface Fighter)の略である。本来はTSFなのだが語呂が悪いのを嫌ってTFとなった。 このため現状オーシアが運用している戦術機に関しては全て識別ナンバーが変更されたTF-○○とされている。また新規に開発されるソ連系戦術機においても同じTFナンバーで統一されている。 例:F-22はTF-22。F-15はTF-15など。 512: トゥ!ヘァ! :2019/03/03(日) 20 24 26 HOST FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp 投下終了 取りあえず少しの間にまとめたものについて。 パトレイバーの世界の太平洋に転移してくるとの話のアルペジオ日本に関してはまだ詳しいことは議論中だったので載せるなら次かな… 550: トゥ!ヘァ! :2019/03/04(月) 00 30 02 HOST FL1-122-133-194-220.kng.mesh.ad.jp Tactical Walking FightersからTactical Surface Fighterへと修正 TFナンバー β(マブラヴ)世界のオーシア連邦における戦術機の新たな命名規則のこと。 今までの戦術機はFナンバーであったが、α(フルメタ)世界やγ(パトレイバー)世界の米国から航空機を輸入するに際して、それらの識別がFナンバーであったため今後の混乱を避ける意味で戦術機へと新しい識別ナンバーを設けた。 TFとは戦術歩行戦闘機(Tactical Surface Fighter)の略である。本来はTSFなのだが語呂が悪いのを嫌ってTFとなった。 このため現状オーシアが運用している戦術機に関しては全て識別ナンバーが変更されたTF-○○とされている。また新規に開発されるソ連系戦術機においても同じTFナンバーで統一されている。 例:F-22はTF-22。F-15はTF-15など。
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964:弥次郎:2023/01/12(木) 21 14 19 HOST softbank060146109143.bbtec.net 憂鬱SRW 融合惑星 マブラヴ世界編設定集【HMFF-1000 凄乃皇+YFF-505 浜風】 凄乃皇(融合惑星仕様) 型式番号:HMFF-1000 原型機:XG-70 改修・改装:地球連合 運用勢力:AL4 全長:175m 全高:187m 装甲材:ナノマシン装甲 動力:ブラックホールエンジン 補助機関:テスラドライブ 防御システム:空間歪曲フィールド 搭乗員:3~4名 (帳作戦時乗員:社霞 香月夕呼 イリーナ・ピアティフ) 武装: 胸部複列大型ビーム砲 肩部400㎜ドライバーキャノン×2 腕部重力収束式ビームソード×2 迎撃用パルスレーザー砲×16 フレキシブルビームキャノン×8 小型VLS×10セル×10か所 大型VLS×12セル×4か所 サイズミックボール×2 大型ビット×16 必殺技: メガグラビトンウェーブ 概要: HI-MAERF計画が生み出した、戦略航空機動要塞XG-70を、AL4が地球連合の手を借りて大改装して生み出した兵器。 区分的には高機動航空要塞(High-Maneuver Flying Fortress)とされているが、実質的にはMAもしくは超巨大AMといった方が正しい。 跳躍者である白銀武の進言により、史実より早くにXG-70を接収したAL4であったが、その動力源たるML機関はごっそり抜き取られてしまっていた。 その為、横浜に届けられたのは膨大な電力を必要とする兵装を山積みにし、しかし供給機関がないという状態であった。 その状態のXG-70を改装したのが地球連合---β世界日本帝国を担当する大洋連合であった。 元は単なる航空要塞であったそれを、機動兵器へと改変せしめる大改装を実行したのである。 具体的には手足および駆動範囲の広い関節部の追加による、より小回りの利く構造への変更。 それに合わせ機体を俊敏に動かすためのテスラドライブの追加と、機体制御用のスラスターユニットなどの追加。 そしてそれらを動かすためのOSおよび制御系とコクピットなどを新規に製造して搭載するなどしている。 さらに、元々搭載が予定されていた火器の多くが大洋連合が用意した武装への置換が行われ、総合的な火力向上を果たした。 MAP兵器クラスの主砲のほかにも全身に多様な火器・武装を搭載し、さらには近接防御火力にも重点的に強化が行われた。 特に格闘兵装および近距離での使用を想定した武装の追加により、砲撃戦だけでなく格闘戦に持ち込まれた際の対処能力も備わっている。 頭部に存在するコクピットは、β世界の人員でも問題なく運用できるだけのインターフェイスの導入が行われ、一般衛士でも操縦可能となっている。 ただし、当然ではあるが通常の戦術機の比ではない量の情報処理と状況把握、さらに操作が求められるのは言うまでもない。 そのため、頭部そのものが一つの脱出装置としての能力を持ち、万が一の際には自力飛行による戦場からの離脱も可能となっている。 これらの大電力を要求する火器およびシステムを動かすため、動力にはブラックホールエンジンを採用している。 いうまでもなく半永久機関であるこれによる潤沢を通り越した電力供給は、大飯ぐらいのこの機体を十全に動かすことができる。 改装にあたってはブラックホールキャノンのような武装も搭載されることも検討されたというが詳細は不明である。 所属と運用に関してはAL4がになっているのであるが、当然であるがメンテナンスや整備あるいは調整などは地球連合がになっている。 AL4が実質的に地球連合の管轄に収まっていることと合わせ、本機は連合から貸与されている、という形で運用がなされている。 965:弥次郎:2023/01/12(木) 21 15 08 HOST softbank060146109143.bbtec.net 武装解説: 胸部複列大型ビーム砲 胸部に内蔵された重力収束式の大型ビーム砲。 そのスケールは非常に巨大であり、最大出力では戦略級の威力と射程を誇る。 いわゆるMAP兵器に該当し、その有効範囲と破壊力は単なるビーム砲で収まるものではない。 肩部400㎜ドライバーキャノン 肩部に内蔵された実弾砲。新西暦式の重力式であり、大口径砲弾を容赦なくぶち込むことができる。 胸部ビーム砲のCTの合間を埋める副砲であり、元々搭載予定だった120㎜電磁投射砲の代替となる武装である。 腕部重力収束式ビームソード 腕部に装着されている大型のビームソード。 その巨体に見合ったリーチと出力を持ち、一振りでも地形が容易く変わってしまう。 迎撃用パルスレーザー砲 原型機において36㎜チェーンガンの搭載されていた箇所に搭載されている迎撃用兵装。 数で押し寄せてくるBETAを近距離において迎撃するために使用される。 フレキシブルビームキャノン 機体各所に搭載されているビームキャノン。 パルスレーザーよりも砲門数自体は少ないが、より威力が高く、射程にも優れている。 何より砲塔の射角が非常に広く、設置個所が計算されていることも相まって、どの方向へも的確に射撃が可能なのが特徴。 小型VLS 機体各所に内蔵されたVLS。こちらは小さいサイズであり、弾幕形成などを重視している。 大型VLS 機体各所のVLS。こちらはより大型のミサイルの搭載を主眼とし、BETAの群れをまとめて吹き飛ばすことを主眼とする。 MAP兵器級のミサイル「ヒュージミサイル」も運用可能。 サイズミックボール 遠隔誘導攻撃端末の一つ。こちらは突撃して攻撃を行うタイプとなる。 機体サイズに合わせてあるため、非常に大型であり、バカにならない威力を誇る。 大型ビット 後部のコンテナに内蔵されている大型の遠隔誘導攻撃端末。 普段は折りたたまれているが、展開すると全長20m程のビットとなって自在に飛び回って攻撃を行う。 大きさに見合った出力のビーム砲およびビームラムを搭載し、また稼働時間と稼働距離も大型ゆえに破格となっている。 YFF-505 浜風 設計元:日本帝国(アメリカ合衆国) 原型機:89式戦術歩行戦闘機 陽炎(F-15 イーグル) 改装:横浜技術廠/地球連合 運用:AL4直轄部隊A-01 世代:2.5世代 生産体制:試作量産機 装甲材:スターライト樹脂および強化スーパーカーボン材複合素材 防御塗装:臨界半透膜 動力源:燃料電池/マグネシウム電池 OS:AL4製試作XM3 搭乗員:1名 966:弥次郎:2023/01/12(木) 21 15 56 HOST softbank060146109143.bbtec.net 固定武装: 頭部12.7mm近接防御機関砲×2 対小型種跳躍地雷発射管×6(腰部3連装×2) 武装: 87式突撃砲 87式支援突撃砲 74式近接戦闘長刀 65式近接戦闘短刀 74式可動兵装担架システム その他一般的な戦術機の兵装を使用可能 概要: AL4において改造された89式戦術歩行戦闘機 陽炎の姿。 AL4の技術において用いられていた技術をスピンオフし、戦術機へと組み込むことで大幅な強化を行った。 形式番号が示すように、本機はAL4に提供されていた89式戦術歩行戦闘機 陽炎をベースに、横浜技術廠が製造を行った戦術機である。 基本的には元々の陽炎の構造を踏襲しており、武装面でも大幅な変更などは行われていない。 しかし、本機は白銀武の持ち込んだXM3の試作型を搭載し、また演習で得られていたデータをもとに逸れに最適化された機体構造を有している。 「コンボ、キャンセル、先行入力」さらに「パターン認識と集積」という新概念を持ち込んだXM3であるが、連合の視点ではそれでは不足があった。 即ち、OSによって自在に動くようになった戦術機の構造及びハード面での強化と最適化である。 白銀武の経験上、XM3に導入とそれに合わせた機動制御ユニットへの換装でかなりの効果があったのであるが、その先を目指したのである。 というのも、提唱者である白銀武を含む207B訓練小隊やA-01がテストを行った際には、連合からもたらされた機動データも相まって、さらなる自由度を得た。 それに白銀武の導いてきた因果律によって各世界線での経験が流入したA-01は、飛躍的に能力を向上させていた。 それらの複合の結果として、新型OSを以てしても、機体が追従しきれず、運用後には即座にオーバーホール整備が必要になる事態が発生した。 ソフトウェア関連ではともかく、戦術機の構造までいじくることができなかったため、香月博士はとりあえず間に合わせの変更を連合に依頼。 無理なく、試作段階とはいえAL4およびβ世界の技術水準で整備や量産、あるいは運用ができる程度の、ほんのりとした改装を施した。 戦術機全体としては数%にも満たないその改装と装甲材の変更であったが、これによって稼働率は劇的に改善された。 自由度が高すぎて一般衛士では制御しきれないと判断されて一定程度のリミッターもつけられたことで、誰もが一定以上の技量を発揮できるようになった。 帳作戦には、新型OSの実践テストおよび帝国をはじめとしたβ世界各国への売り込みのためのデモンストレーションとして参戦した。 武装面において変更などを行っていないのも、武器の変更によるものではなく、衛士とOSによってパフォーマンスが変化したことをPRするためである。 運用者がこれに慣熟訓練をした部隊であり、尚且つほかの兵器による援護があったことを差し引きしても、その性能はそれまでの戦術機の比ではなかった。 これにより、AL4による新型OSのプレゼンは成功し、地球連合から供与されたOSと合わせ、β世界の戦術機のOSの置換を進める土台となった。 967:弥次郎:2023/01/12(木) 21 16 31 HOST softbank060146109143.bbtec.net 以上、wiki転載はご自由に。 凄乃皇と、A-01が乗る予定の陽炎の改造機についてでした。
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アニメ アニメ(た行検索) トータル・イクリプス 作品・スタッフ・キャスト・サブタイトル・主題歌・関連商品・関連リンク ASINを正しく入力してください。 あらすじ:1973年、地球に襲来した異星起源種「BETA」によって引き起こされた戦争は、人類を滅亡の淵へと追いやった。圧倒的な物量で迫るBETAに対し、人類は対BETA戦、人型兵器「戦術機」を実用化して戦線に投入、世界規模の抵抗を試みた。しかし、押し寄せるBETAに劣勢を強いられた人類は、ユーラシア大陸の大半を失うことになる。以降、30年近くも攻防は続くが、BETAとの戦いに光明は見えず、人類は未だ泥沼の中でもがいていた。 2001年、極東の最前線を支える日本帝国では、次期主力戦術機の開発が問題となっていた。そこで、国連軍の「プロミネンス計画」における日米共同の戦術機改修計画が提案される。帝国斯衛軍に籍を置く篁唯依は、計画責任者の任を与えられてアラスカへと向かう。それと同じ頃、米国軍の若き衛士ユウヤ・ブリッジスもまた、アラスカの地を目指していた。 その出会いが運命を大きく変えることを、 このときのふたりはまだ知らずに――。 滅亡の危機に瀕した地球を舞台に、対"BETA"戦の要である人型兵器"戦術機"の新型開発をめぐる、熱き人間たちのドラマを描いたロボット・アクション作品! (公式より) 作品 タイトル:トータル・イクリプス よみ:とーたるいくりぷす 区分:TV テレビ東京:2012年7月1日 25 35~ スタッフ 原作・製作総指揮 - 吉宗鋼紀 監督 - 稲垣隆行 キャラクターデザイン - 原由美子 総作画監督 - 水上ろんど、篠原健二 メカニックデザイン - 川原智弘、大河広行 プロップデザイン - 森岡賢一 美術設定 - 松本浩樹 美術監督 - 市倉敬 色彩設計 - 篠原愛子 CGIチーフデザイナー - 森野浩典 撮影監督 - 江間常高 2Dモニター - 加藤千恵 編集 - 定松剛 音響監督 - 明田川仁 音響効果 - 小山恭正 音響制作 - マジックカプセル 音楽 - 長岡成貢 音楽プロデューサー - 池畑伸人 アニメーション制作 ixtl、サテライト キャスト ユウヤ・ブリッジス - 小野大輔 篁唯依 - 中原麻衣 クリスカ・ビャーチェノワ - 生天目仁美 イーニャ・シェスチナ - 能登麻美子 タリサ・マナンダル - 野川さくら ヴァレリオ・ジアコーザ - 浜田賢二 ステラ・ブレーメル - 大原さやか ヴィンセント・ローウェル - 杉田智和 イブラヒム・ドーゥル - 小山力也 フランク・ハイネマン - 津田英三 イェジー・サンダーク - 斧アツシ フィカーツィア・ラトロワ - 本田貴子 崔亦菲 - 石原夏織 レオン・クゼ - 羽多野渉 シャロン・エイム - 田中理恵 リダ・カナレス - ayumi ニイラム・ラワヌナンド - 日笠陽子 フェーベ・テオドラキス - 高森奈津美 サブタイトル 第01話 - 帝都燃ゆ(前編) 第02話 - 帝都燃ゆ (後編) 第03話 - 錚々たるユーコン 第04話 - 朧月の群れ 第05話 - 正しき資質 第06話 - 群青 第07話 - 漂泊の行方 第08話 - 極東戦線 第09話 - 落涙 第10話 - 予兆 第11話 - BETA進撃 第12話 - 死闘の果て 第13話 - 選択の対価 主題歌 OP1 曲名 - Go to the top 歌・作詞 - 倖田來未 作曲・編曲 - CLARABELL ED1 曲名 - signs 〜朔月一夜〜 歌 - 栗林みな実 アニソン情報 関連商品 関連リンク 公式サイト 作品・スタッフ・キャスト・サブタイトル・主題歌・関連商品・関連リンク アニメ アニメ(た行検索) トータル・イクリプス
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近接戦用長刀 74式近接戦闘長刀 P.B.Blade 日本帝国及び在日国連軍が使用する近接戦闘用の片刃型長刀。米国呼称はCIWS-2A。通常時は戦術機の背部ウェポンラックに固定されている。スーパーカーボン製で、突撃級の外殻から武御雷の装甲まで斬れる。F-4戦術機導入の際、帝国軍の要求仕様として米国メーカーに受注され、1974年に納入・ライセンス生産が開始された。しかし、肝心のF-4本体は配備優先順の繰り下げで納入されなかった。基地には74式長刀と65式短刀という「人類に扱えない巨人の刀物のみが納入される」という異常事態に陥り、軍事関係者の対米不信は頂点に達することになってしまった。この長刀は示現流を参考に開発されており、機体を「一本の刀」に見立てている。そのため他の国の衛士ではなかなか使いづらいものになっている。(実戦経験があるならば話は別であるが)篁唯依中尉の父親が設計者。「機体を一本の刀に見立てる」という発想は、ハイネマンにとってとても斬新な発想だったようで、後の彼の戦術機開発にも影響を与えている。完成した際、開発チームには記念としてスーパーカーボン製の懐中時計が贈られている。(ゲーム版TEより) XCIWS-2B 試作近接戦闘長刀 (Close In Weapon System) YF-23は米軍機としては極めて異例な、近接戦闘長刀を標準装備とする。YF-23不採用に伴い制式採用を逃した。帝国軍の74式近接戦闘長刀(CIWS-2)製造の技術を流用しており、74式長刀に比べよりソリッドなブレード形状になっている。| 77式近接戦用長刀 殲撃10型が装備する長刀。帝国の長刀と大きくイメージの異なる幅広な先端はトップヘビー型とも称され、その形状は"柳葉刀"を模した形状になっている。帝国のそれと異なり刀の自重で敵を切断する方式が取られていると思われる。また、東ドイツに輸出もされているが、その重さ故にF-4等では機体重量が増すため回避行動が行えない等の障害もあり、使い手は極少数だった。日本の74式長刀と比べると切り返しの速度は遅い。これは基本的に一撃必殺を行うための設計故である。なお、小型機(F-16シリーズ)がこれを装備する場合、相対的な打撃力不足を補うためのものである。(TEより) BWS-8 Flugelberte (Blade Wepon System type8) 西独軍が採用するハルバートタイプの長刀(ただ、形態はハルバードというよりはバルディッシュに近い)。西独軍での愛称はフリューゲルベルテ。全長10m近くという大型であり、かつトップヘビー構造であるため、近接兵器随一の攻撃力を誇る。 ハルバートの他、クレイモア、グラディウスなどの独自装備が開発されている。 BWS-3 GreatSword (Blade Wepon System type3) 英国軍が正式装備とする大剣(グレートソード)型の近接戦闘長刀。アメリカのCIWS-2Aを元にして斬撃よりも機動打突戦術を重視した設計となっている。その攻撃力は凄まじく"要塞級殺し"(フォートスレイヤー)などの異名で呼ばれ英軍突撃前衛の象徴として多くの部隊章の意匠に採用されているが、その重量は未熟な衛士にとっては徒となるケースが多かった。| 2000年のEF-2000配備に伴い、英国軍の対BETA戦術は近接機動砲撃戦へと転換され、「直接打撃装備は機体固定兵装を以って十分」という判断から生産打ち切りとなり、以降は主に戦術機の実戦部隊への引渡しや観閲式などの式典用兵装として運用されている。だが、熟練衛士の評価は依然高く、前線では未だに運用を続けている部隊が数多く存在する。 伊軍の近接戦闘装備 イタリア軍の近接戦闘装備はナイフとフォークの形をしているとの噂がある。 フォルケイトソード (FalcateSword) フランス陸軍のラファールが装備するトップヘビー型近接戦用長刀。先端が鉤爪状に湾曲した、非常に特徴的な形状をしている。直状刀では中型BETA種の頑強な装甲殻や前腕に斬撃を阻まれてしまうケースがあるため、刀身が障害物に接触しても先端部が本体に届くよう設計されている。実際は鎌型ではないが、ラファールの攻撃的な外観も相まって仏軍衛士からはフォウ(Faux:大鎌)、他国衛士からはデスサイズ(Deaths Scythe:死神の鎌)などの俗称で呼ばれている。日本以外の国では長刀は基本的に関節などの損耗が74式以上に激しく、74式以上の長時間戦闘は不可能な模様。これは、機体とのバランスが考慮されておらず、攻撃能力に特化したのも原因であると考えられる。74式の設計がいかに優れていたか伺える。 近接戦用短刀 65式近接戦闘短刀 P.B.Knife 日本帝国及び在日国連軍が使用する近接戦闘用のナイフ。 吹雪・不知火前腕部にあるナイフシースに格納されている。1秒弱で展開伸長する副腕によって主腕マニピュレータに装備される。副腕の展開角度は非常に広く、左右いずれのマニピュレータにも装備可能である。1965年、帝国航空宇宙軍が自軍所属の大型MMU用の補助装備として、スーパーカーボン製多目的ナイフを制式採用した(65式多目的切削刀)。F-4戦術機導入の際に、65式近接戦用短刀と改称され、補助兵装として採用された。 {武御雷 にも装備されており前面スカート部に格納されている。 米軍の近接戦闘短刀 F-15は膝部装甲の両側に1振ずつ最大4振、F-22Aは膝部装甲の突端に1振ずつ計2振が格納されている。F-15・ACTVのHUDには『type64 knife』と表示されている。F-16も膝部にナイフシースを装備し、左右1振ずつ格納される。短刀装備の所要時間という点こそ副腕展開型に劣るが、部品点数の少なさや単純化された構造により整備性と信頼性で勝っている。F-15の兵装格納モジュールには短刀の他、突撃砲の各種予備弾倉等も収納可能である。 CIWS-1A 近接戦闘短刀 65式近接戦闘短刀。 制式番号がCIWS-1⇒CIWS-D1⇒CIWS-1Aと変遷中。 CIWS-1B 近接戦闘短刀 F-22膝部に収納されている折りたたみ式短刀。兵装としての強度は固定式に劣るが、これは収納容積の節約が重視された他、「F-22が近接戦で短刀を使用しなければならない状況はほとんど現出しない」という運用思想が色濃く反映された結果である。こちらもCIWS-D2⇒CIWS-1Bと忙しない。不知火・弐型の前腕部ナイフシースにも格納可能。 XM-9 試作突撃砲装着型短刀 YF-23の突撃砲に装着されている短刀。 大型近接戦短刀 YF-23は両上腕部(前腕?)外縁のウェポンコンテナに各2振ずつ近接戦用短刀を収容するが、大型近接戦短刀を左右1振ずつ収容することも可能である。またYF-23のコンテナ部分は規格さえ合えばソ連のモーターブレードや、欧州のスーパーカーボン製ブレードも装着可能である。 ソ連軍の近接戦用短刀 MiG-21、MiG-23、MiG-27などのソ連製戦術機は前腕部外縁にナイフシースがマウントされている。 特にMiG-27はナイフシースが大型化され、刃渡りの長いマチェットタイプの短刀を装備する。 インド軍の近接戦用短刀 グリップガードにも刃が付いている凶悪仕様。オルタ本編でカットされた桜花作戦時の対ハイヴ陽動戦でインド軍所属戦術機が使用する予定であった。画像はラフ。 }