約 223,711 件
https://w.atwiki.jp/ohayousex/pages/175.html
長月のん 俺は神になることを望んだ 主は現世へ発現する器として俺を選んだ 俺は受け入れる 互いの願いは交差している 俺が望む全てではない だが確かに一点で交わっている そのために受け入れる 人から神と化すための儀式 偉大な力が必要であった その源こそが神である 「神は存在してはならぬ。」 神は言う。 「神は人に救いを与えず、また罰を与えることもあってはならぬ。」 確かに現世に神は存在していなかった。 人々は救いを求め神に祈り、苦痛の果てに力尽きる。 ならば問う。 「神はなぜ存在している?」 神は答える。 「私は存在ではない。私は、人々の意識が共有する核にすぎない。」 俺は言う。 「人々の意識が救いの象徴を築き上げるのなら、それはあるべきものとして存在せねばならない。 神が降臨することが人々の願い。そして俺が存在することこそがその証明だ。 神が降臨したとき不完全な神は人々の意識から、そしてここからも消えるだろう。 俺はもう行く。せいぜいお叱りの手紙でも出してこられよ。遺書として保管させておこう。」 俺は現世へと降り立った。 神(私がいうところの「不完全な神」)は人々の意識の集合体のようなものだ。 特に信仰心が強い一部のものは、その集合体に深く干渉し力を自在に操ることができると主は仰った。 俺は一人、歩き出した。
https://w.atwiki.jp/support00/pages/747.html
作戦 【陣形】 敵に対して多数で攻撃することを前提とし、敵1体に2人以上で攻撃できるようにポジションをとる。 敵に後ろを取られないように味方同士でお互いに背中を守る。 ≪歩兵など≫ 攻撃班は可能なら友軍の攻撃から隠れている敵を側面、背面から奇襲する。 【装備】 ≪歩兵など≫ 銃身やヘルメット、戦闘用の靴などの装備用品を武器として利用する。 即席の武器としてシャベルや棒、ロープ、砂や岩を利用する。 ナイフやソードなどの刀剣類で突きや斬撃を行う。 装備している物が体の動きを制限したり、身軽さや素早さを低下させないよう配慮する 障害物越しの敵や屋内の敵に対しては各種手榴弾を使用する 【体術】 ≪全般≫ フェイントを交えて相手の防御を崩してから攻撃する。 相手の目線、体捌き、ポジションから間合いや攻撃のタイミングをはかる。 目や鼻、こめかみ、あご、首、喉、鳩尾を狙って攻撃する。 アラダやチル、オズルの目を積極的に狙い、突いたり目潰しする。 攻防の流れの中で相手の無防備な部分を見極めて肘や膝で打つ。 相手の懐に飛び込む際は防御を意識しつつ相手の急所を狙って突く。 相手が飛び込んできた際は体全体を攻撃線からはずして防御する。 相手の打撃が来た場合、銃や杖、刀など手持ちの装備を使って防御する。 相手の攻撃の軌道を見極め、上段・中段・下段受けを状況によって使い分ける。 攻撃を受けた際は相手の近くから離脱するか、攻撃を続行するかを選択する。 反撃の際は防御したら即座に突く、蹴る、打つなどして攻撃する。 初撃で相手の動きを止めた後、続けて突き・蹴りなどで攻撃を続ける。 基本的な攻撃の技術を応用し、連続して技を繰り出すようにする。 相手が前に進んでくる勢いを利用し、脚を払ってバランスを崩し、次の攻撃につなげる。 力がない者は敏捷性・スピード・タイミング・バランス感覚を最大限に利用する。 単純なスピードだけでなく、攻守のタイミングを常に意識する。 一度に倒しきれないほど多数の敵は、前衛の負荷を超えない範囲で、少しずつおびき出して倒す。 打突に体重を乗せるためには脇を締め、腰の回転を意識する 力みすぎないよう心がける(動きに柔軟性がなくなるから) 相手の勢いを意識する 相手との間合いを意識する 自分にとってベストの間合いで戦うことを意識する 決めたと思っても気を抜かない 打撃を行うさい、姿勢が崩れるほどの体重をかけないこと (体が流れるため、打ち終わりに自分の姿勢が崩れるため) 即座に行動できるよう自身の姿勢を意識し、常に維持すること 打撃は、相手に当たったらすぐに引く(姿勢維持と打撃力が上がるという効果がある) 合図を使って連携して動く ターゲットの選定は武術の心得がある者が行う ≪打撃≫ 状況によってアッパーカットや手刀、拳槌、肘打ち、膝蹴りを使い分ける。 突く際は全体重を乗せて、相手の体の向こう側を意識して打ち抜く。 状況に応じて横蹴り、前蹴り、回し蹴りなど蹴りの種類を変える 回し蹴りを打つ際は脚、膝、腰の力を利用し、上半身でバランスをとりながら相手に全体重を叩き込む。 蹴るときは踵、つま先、脛など状況によって蹴りに使う部分を変える。 打撃の種類 基本突き:脇を絞り、真っ直ぐ拳を突き出す。上半身の力だけでなく体重移動や腰の回転を意識し体重をかけて打つ。 上段突き:胸やノド、頭部を狙う。頭部は特に目、鼻、こめかみ、あごなど急所が集中しているので効果が高い。 中段突き:相手の胴体のど真ん中=鳩尾を中心に狙う。鳩尾にまともに打撃が入ると内臓へ衝撃が伝わって立っていられなくなる。 裏拳:手の甲でスナップを利かせて打つ。顔面など比較的もろい部分を狙う。 拳槌:握った拳を振り下ろしたり、体を回転させるようにして打つ。 肘打ち:人体の中でも硬い肘を使い、相手を打つ。全体重をかけて相手の弱い部分を狙う。 上段蹴り:下半身のばねを使って脚を振り上げ、上半身のバランスをとりながら相手の頭部を蹴る。 中段蹴り:相手のわき腹、みぞおちを狙う蹴り。相手の状況で前蹴りや回し蹴りを使い分ける。 下段蹴り:膝や足の甲を使って相手の太もも周辺めがけて蹴りこむ。足をつぶして立てなくしたり、素早さを封じたりできる。 前蹴り:片足を上げて抱え込み、体重を乗せて真っ直ぐ蹴りこむ。 CQCに属する現代の戦闘技術(フェアバーン・システム、無音殺傷、クラヴ・マガetc)を応用する ≪刃物・棒術≫ 武器を振り回すため、しっかりとした足場を立ち回れるようにする。砂の斜面等は避ける ナイフや刀剣で攻撃するときは攻撃角を意識し、上下左右斜めに斬ったり最短距離で突く。 自分の獲物のもっともダメージ与えられる間合いを確保する 多くの数を相手にするために、刃が切れなくなるのを防ぐため斬るより突き刺すのメインにする 斬撃の種類 唐竹割り:まっすぐ振り下ろして斬る。 袈裟斬り:刀剣を斜め上から敵の体に振り下ろして斬る。 水平斬り:刀剣を横水平に切り払って敵を斬る。 刺突:敵の胴体真ん中を狙い、まっすぐ突く。する時は刃を寝かせて(横にして)行う。そうすると、骨に当たらずに貫ける 大型で両刃の剣は振るときに両手で持って自分に刃が当たらないようにする。 刃の重みを使って叩き切るように使う。 重さに振り回されて手首や肩の関節を痛めないように振るう範囲をきちんと決めて振るう。 構えは半身で行い。敵の正面に晒す面積を少なくする。 上段から振り下ろす時は地面に刃を当てないように注意する。 棒状の武器は全体重を乗せて突き、払い、スナップを利かせて打つようにする。 ≪歩兵など≫ 戦闘時は声を出さないこと(叫んだりしない)。ただし、要救助者への呼びかけや、緊急の事態はこの限りではない。 隠れつつ展開。敵集団内に煙幕弾を投じて距離を詰める 少数であっても、戦闘時には敵より多い数で攻撃できるよう、連携を密にとりゲリラ的に撃破。 イラスト&ss 応援
https://w.atwiki.jp/81908/pages/245.html
外向的感覚と内向的直観は、お互いに支え合って働いています。 両方が共同して働くことで統一的な認識が生じます。 いつでも、今現在この瞬間に意識の焦点を合わせることで、適切な身のこなしと手さばきが可能となります。 外向的感覚によって、身の回りの状況をよく把握することができ、今この時のチャンスを逃さず行動することができます。 こうすることで、多くのことをいつの間にか成し遂げることができるでしょう。 しかし、瞬間に没頭するあまり、その行動が及ぼす全体への影響について考えが及ばないことがあります。 そのため、享楽的になったり、無謀になったりしてしまいます。 現状を変化させ、現状を乗り越えることによって問題を解決することができるわけですが、 そのためには、自分の行動が遠くまで及ぼす影響をしっかりと知っており、明確なビジョンを必要とします。 外向的感覚も内向的直観も強いヴィジョンを伴うものです。 瞬間瞬間に起こっていることを敏感に察知したことは、 頭の中にしまい込まれて無意識の内に統合されます。 そのときには気がつかなかった物事の関連性や、 背後で働いている普遍的な認識が突然現れてきます。 そのひらめきは、確信めいたヴィジョンを伴ったものであり、次の行動の指針を決めるものです。 このようなヴィジョンは、意識の中で独立して生じた普遍的認識のように思われるかもしれません。 しかし、実際は五感によって得られた情報の無意識による統合だと考えられます。 これは、大抵の場合、確信を伴うものであり、頭の中で起こるこのひらめきに意識をゆだねることは 心地よいかもしれません。 しかし、そのビジョンは確信が強いほど、 外の世界に働きかけ、危険を回避したり、利益をもたらしたりすべきものだと思われることでしょう。 その際、事あるごとに現実と照らし合わせてその有効性を確かめ続ける必要があります。 外向的感覚と内向的直観が共同して働くことで、 普遍的認識のもとに目的を持って、 今現在に没頭することができ、 さらに深遠な認識を得ることができるようになります。 これゆえに、いつでも手作業や肉体労働は人間の発達において決して軽視されてはならないものである という認識に達することができるでしょう。 参照 https //web.archive.org/web/20160321101535/http //mbti-reflection.club/pair_se_ni.php
https://w.atwiki.jp/vv11/pages/284.html
【種別】 ガイアメモリ 【用語】 バイラスメモリ 【よみがな】 ばいらすめもり 【ガイアディスプレイのイニシャル】 V (VIRUS) 【所持者】 第11話の時点で不明 山村幸 【地球の声 ガイアウィスパー】 立木文彦 【登場話】 第11話(*1)、第12話 地球の記憶、バイラス(ウイルス、濾過性病原体)の記憶が内包されている。 結婚を約束していた恋人の湯島則之の裏切りをこらしめるために、ガイアメモリの売人の根津から購入してしまったのだが、メモリを自分の左腕に差込んだ直後ひき逃げにあい意識不明になってしまう。その後も山村幸の体をのっとる事ができずに情念と思念で復讐だけを考えるだけの体内へのドーピングが失敗した中途半端なドーパントになってしまい、ガイアメモリは意識不明の山村幸の体内に残ったままの状態になってしまった。バイラス・ドーパントは事故を目撃した幸の弟の山村康平の思念を利用してひき逃げ犯への復讐を開始した。 体内に残った状態を生体コネクタの状態から推測したフィリップは彼女の生体コネクタにアクセスして地球の本棚に意識を呼び出し意識不明になっている彼女に事件の真相を聞くという実験を試みた、彼女の意識は本棚に呼び出され、メモリを差し込んだ直後のひき逃げ事故後の姿となって現れた。 彼女の事故当時の説明から購入したメモリで裏切った湯島をこらしめるかどうか悩んでいた事と、まだ購入したバイラスメモリは体内に取り込んでいない事がわかり、ひき逃げの車がぶつかる直前に反動で腕に初めて差し込んだ描写がされこの直後に心が怪物になったと語っていることから、仮面ライダーWの物語で初めて売人から購入直後に実験体の人間がガイアメモリを最初に使用する直前の様子が説明された。差し込んだ直後に生体コネクタが体に刻まれている。 第11話で園咲霧彦がバイラスのメモリが無駄になってしまったとして、山村幸にメモリを販売した根津が始末されそうになった理由は、ガイアメモリは最初にドーピングした者以外は使用不可になってしまうため。 園咲霧彦のパソコンの「ガイアメモリ カスタマーリスト」によると販売時期は2009年11月9日、メモリのシリアルナンバーは「GM-V80298323」 【関連するページ】 ドーパント バイラス・ドーパント 声の出演 山村幸 恐怖のウィルス・カー連続殺人事件 根津 立木文彦 第11話、第12話登場人物 第12話
https://w.atwiki.jp/th_izime/pages/246.html
414 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/09/27(水) 01 24 36 [ 5q1xBg5c ] 某「フィギュア萌え族」から連想したんだが パッチュさんがアリスと共謀して "いつも本を奪って言って返さない憎き魔理沙"を "私の言うことをなんでも聞く等身大の人形"にしてしまうというのを 考えてみたんだが なんかいろいろありがちだからもうちょっと捻りが欲しいところだ 415 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/09/27(水) 18 15 17 [ yEMSmjkg ] 意識は残ってるんだけど、嫌々ながら言うことをなんでも聞いてしまう というのはどうだろう? 416 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/09/27(水) 18 37 20 [ IO0vZJSY ] 414 ありがちでも王道でも良い! ワクテカさせて頂きます(*´Д`) 417 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/09/27(水) 22 47 21 [ eNpyMpYs ] 1.人形にされた魔理沙は恒久的に人形のまま 1から 1A.意識はある(例:ああ霊夢は私はまだ生きてるんだぜ酷いな人形だからってそんなぞんざいに・・・) 1B.意識すらない(例:魔理沙魔理沙どうしちゃったの返事してよお願いだから) 2.人形にされた魔理沙はスイッチの切り替えで従来の魔理沙に戻る 2から 2A.スイッチ切り替え中に魔理沙は意識がない。何をされたか覚えていない (例:ななななんだよこの服!一体私に何をしてたんだ!?!) 2B.スイッチ切り替え中に魔理沙は意識がある。何をされたか覚えている 2Bから 2B1.スイッチ切り替え中に、意識があるが、口をきくことはできない (例:ひ、ひどいぜ、いくら人形だからって霊夢の前であんなことさせるなんて・・・) 2B2.スイッチ切り替え中でも、意識はあるし、口をきくこともできる。身体だけ自由にならない ( 415がこれにあたる) ざっと考えてこんなものだろうか。 415案も捨てがたいのだが、魔理沙の自我が著しく壊れて アリスがスイッチを見せるだけでびくついて怯え竦むようになるのは2B1かしらね 418 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/09/27(水) 23 07 55 [ pdrMSAFI ] アリスの狂った愛と 魔理沙が狂っていく様と 何も出来ない自分に苛立つ霊夢と 魔理沙が来なくなった虚しさで狂ってしまうパチュリーか さすがだな 422 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/09/29(金) 00 18 55 [ p./dhSNM ] 「あああアリスッ!私に何をする気だ、この鎖を解け!」 「大丈夫よ、魔理沙。私が貴方に酷いことをするわけがないじゃない」 「貴方は最高の木人形(デク)になるわ。きっとね。きっとよ。うふふふ」 424 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/09/30(土) 03 55 08 [ .907/B9I ] 一枚上手な魔理沙さんは、実は術にかかった振りをしてるだけ。 色々やってみせた後、アリスがいよいよ恥ずかしい注文 (「ま、魔理沙…「アリス、世界で一番愛してる」って囁きながら抱きしめて…!!」) を したところで、大笑いしてみせる。 425 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/09/30(土) 04 11 57 [ r.hq.KXo ] そうか 自分のものになった筈の魔理沙に土壇場で裏切られて 今度はアリスが虐められる側に回るのもいいね
https://w.atwiki.jp/papayaga0226/pages/189.html
次は朝日病院前というバスのアナウンスに、絵里は弾かれるように停車ボタンを押す。 ゆっくりと減速して、バスは朝日病院前と書かれたバス停の前に停まった。 この病院に来るのは今日で4回目。 バスを降りた絵里は、小さくため息をついた。 今では風邪でも引かない限り、病院に行く用事がない絵里。 病院を見ると反射的にため息をついてしまうのは、心臓病に悩まされていた日々を思い出すから。 そして何より―――今はここに仲間が入院しているという事実が、絵里の心を曇らせる。 今日で入院してから4日目、今日こそジュンジュンとリンリンは意識を取り戻すだろうか。 あの、血にまみれたジュンジュンとリンリンを発見した日。 れいなの共鳴増幅能力によって増幅されたさゆみの治癒能力によって、2人の傷は塞がったものの。 意識を取り戻す気配がない2人を、皆で慌てて病院へと運び込んだ。 絵里にはよく分からないまま2人は入院することになったものの、 ジュンジュンの下宿先の店主は中華料理屋を営んでいて付き添いが出来ない状態だったし、リンリンは日本で1人暮らしだった。 そのため、比較的時間の自由になる人間を中心に付き添いすることになったのだった。 普段はさゆみと行動することの多い絵里だが、お互い時間をずらして付き添いにあたっている。 今朝はさゆみが午前中に講義があると言っていたので、絵里がこうしてバスに乗ってやってきたのだ。 午後になればさゆみが来るだろうし、愛佳や小春も時間を見つけては顔を出してくれている。 夕方以降は里沙が来て見てくれるし今のところ夜間以外は常にリゾナンターの誰かがいて、 2人がいつ意識を取り戻しても大丈夫な態勢を取っていた。 いつまでもここにいたって始まらないと、絵里はけして軽快とは言い難い足取りで病院の正面玄関へと向かう。 その後ろ姿はどんよりとした雰囲気に包まれていた。 後少しで正面玄関というところで、絵里の背中にバシンという音と共に衝撃が走る。 「いぃったーい!」 「そんなどんよりとした空気背負って歩くんじゃないの、亀。 見てるこっちまで鬱になるでしょうがー」 「ガキさん…あれ、今日仕事は? っていうか、もうちょっと加減してくださいよー。 心臓止まったらどうするんですか」 「有休無理矢理ぶん取ってきたのよ。 ごめん、ちょっと力強すぎたかもね」 振り返った目の前にいた里沙を見て。 絵里はつい大げさに痛がったことを後悔する。 ごめんと謝る里沙は、いつものような雰囲気は微塵も感じられない。 萎れかかった花のような、今にも崩れ落ちそうに見える里沙の表情。 自分だってひどく落ち込んでいるのに、絵里を元気づけようとわざとああやって振る舞ってくれた里沙。 その気遣いに気付かずに、ついキツい返しをしてしまったことを絵里は悔やんだ。 絵里の心が伝わったのか、里沙は苦笑しながら絵里の頭に手を伸ばして柔らかな髪の毛を撫でる。 優しい手つきに、少し泣きたくなった。 「さて、ここでダラダラしてるのもあれだし。 亀、とりあえずジュンジュンとリンリンのところに行こう。 2人を起こせるかもしれないから」 「本当ですか! さっすがガキさん、頼りになるなぁ」 「褒めても何も出ないよ、第一100%起こせるかは分かんないから」 そう言いながら正面玄関へと歩き出す里沙の背中を、慌てて絵里も追いかける。 見慣れている背中が目の前にあるというだけで、先程までの暗い気持ちが軽くなってきた。 自分の単純さに苦笑いしながら、絵里は前を行く里沙の手に自らの手を伸ばして軽く握る。 握った手から伝わってくる温かさが心地よかった。 * * * ジュンジュンとリンリンのいる病室へと着いた。 外傷はないものの意識が戻らないと言うことで、2人は大部屋ではなく2人用の病室に収容されている。 検診を終えた医師と看護師に、里沙と絵里は頭を下げて。 医師達が部屋を出て行くと、途端に病室は静かになる。 里沙は絵里の方を向いて、結界を張るようにと告げた。 その言葉に、絵里は目を閉じて精神を集中する。 ―――淡いオレンジ色の光が一瞬病室に溢れ、病室は外界から遮断された。 「亀も成長したよね、前は結界張れって言っても 絵里できませーんって言ってたのに」 「いつまでも弱くて役に立たないままの絵里じゃないですよ。 この力で皆を守るって決めた時から、絵里なりに頑張ってますから」 「そっか…そうだよね。 亀は立派に成長したよ、本当」 そう言って笑う里沙の顔に、絵里は違和感を覚えずにはいられなかった。 絵里の知っている里沙は、こんな風に見ているこっちが胸を締め付けられるような顔で笑ったりしない。 その笑顔を見るのが辛くて、絵里は里沙に何か声をかけようとしたが。 里沙はスッと表情を消して、じゃ、亀しばらくの間頼んだよと言ってジュンジュンの手に触れる。 ゆらゆらと黄緑色のオーラが立ち上り、程なく里沙はジュンジュンの手に触れたまま床に座り込んだ。 「―――椅子あるんだから、椅子に座ってから能力使えばいいのに」 絵里は意識のなくなった里沙を抱えて、椅子に座らせようとする。 結界を張っている以上、誰かがこの様子を見ることはないのが救いだった。 もしも、こんなところを医師や看護師に見られたら大変なことになるのは間違いない。 溜息を吐きながら抱えた里沙の体の軽さに、絵里は思わず声をあげそうになった。 元々痩せている部類に入る里沙だが、明らかに軽いのだ。 ましてや、里沙は今意識を失っている状態。 いくら軽いと言っても、意識を失った人を普通の女性が抱えて座らせるのは一苦労するものだ。 それなのに、軽々とまでいかなくとも普通に抱えることが出来る。 里沙を椅子に座らせながら、絵里は唇を噛みしめた。 覗き込んだ里沙の顔は意識がない状態なのを差し引いても、お世辞にも顔色がいいとは言い難い。 おそらく、ここ数日余り睡眠や食事を取っていないんじゃないかと絵里は思った。 この顔色を見られないために、里沙は誰かと鉢合わせしないタイミングで付き添いにきていたのだろう。 皆に心配をかけないように、表面上は努めて普通の状態に見せていたのだろうが。 その里沙の気遣いが、ただただ悔しかった。 辛いのなら、言ってくれればいいのに。 成長したよと言ってくれたけど、辛いのに頼らないのなら成長したよなんて言ってくれない方がよかった。 ―――キリキリと、胸が痛む。 時間にしたら数十秒程度のことが、今の絵里には随分長い時間のように感じられた。 やきもきしながら、里沙が起きあがるのを待つ絵里。 落ち着かなくって病室内を歩き回っていた絵里の耳に、衣擦れの音が届く。 「まずは、ジュンジュン成功っと。 次はリンリンだね」 「…ここ、どコ? あれ、新垣サンに、亀井サン…」 「ジュンジュン! よかった、目覚めたんだね」 ベッドの上に身を起こしたジュンジュンは、自分が何故ここにいるのか把握出来ていない。 ジュンジュンのベッドへと絵里が駆け寄るのを視界の端に留めながら、 里沙は今度はリンリンを起こすべくリンリンのベッドに近づく。 小さく微笑みながら、今度はちゃんと椅子を持って。 里沙がリンリンの意識下に潜り込んでいるうちに、絵里はかいつまんで状況を説明する。 大怪我を負った2人を回復させたものの、意識が戻らなかったので病院に運び込んだこと。 意識が戻らない2人を、皆で代わる代わる付き添いしていたこと。 話を聞いたジュンジュンは、絵里にありがとウございマスと頭を下げる。 意識がいつ戻ってもいいように付き添っていただけだから、と絵里は微笑んだ。 穏やかな空気が流れる中、絵里とジュンジュンはリンリンのベッドの方に視線を向ける。 程なく、リンリンも目覚めて。 リンリンにもジュンジュンと同様に説明をした絵里は、里沙の方に視線を向ける。 ―――先程意識を失っていた時よりも、顔色が悪くなっている気がした。 思わず声をかけようとした絵里を、里沙は視線1つで制する。 (心配しないで、先生呼んで色々手続きしたら帰って寝るから) そんな里沙の心の声が聞こえて、絵里は仕方なく口を閉ざす。 これ以上何も言うなと言わんばかりの瞳で見られては、何も言えなかった。 誰にも聞こえないように心の中でガキさんのバカと呟きながら、絵里はリンリンにも ジュンジュンと同じように説明をする。 説明を終えたのを見計らって、里沙が絵里に声をかけた。 「亀、もう結界解いていいよ。 後は先生呼んで退院の手続きかな。 すぐに退院させてもらえないかもしれないけどね」 「そうですね、意識戻ったからすぐにってわけにはいかないですもんね。 じゃ、結界解きまーす」 努めて明るく振る舞いながら、絵里は結界を解く。 解かれたと同時に、里沙は先生呼んでくるねと言って病室を出て行った。 きびきびとした動きに、絵里は少しだけ安堵する。 (そうだ、皆に連絡入れないとね。2人が意識取り戻したって) 絵里はジュンジュンとリンリンの方に向き直る。 2人に笑いかけながら、絵里は皆に連絡してくるねと言って携帯を片手に病室を出る。 里沙のことは気がかりだが、思いの他普通に病室を出て行った姿を見て多分大丈夫だろうと絵里は判断した。 里沙が先生を呼んで帰ってきたら、すぐに家に帰らせればきちんと眠ってくれるに違いない。 里沙の睡眠不足の原因は、たった今里沙自身の手によって完全に取り除かれたのだから。 ともあれ、2人が意識を取り戻したことに一安心する絵里。 病院の外に出るために、階段を下りようとする絵里の視界に飛び込んできたのは。 「ちょ、ガキさん!?ねぇ、ガキさんってば、ねぇ!! …誰か、誰か来てください!!!」 ―――階段の踊り場で倒れている里沙の姿だった。
https://w.atwiki.jp/aguiaidoubu/pages/91.html
気合と根性なんてもう時代遅れ。正しい知識を以て、自分や周りの人を守ろう。 ここでは、熱中症についての知識、予防策などを紹介します。 熱中症とは? 暑さによって引き起こされる症状の総称。併発することが多いからまとめて熱中症と呼ぶ。最悪の場合は死に至り、そうでなかったとしても、後遺症を残す場合がある恐ろしい病気である。 熱中症の分類 熱中症の分類には、以下の四種類がある。 熱失神 熱けいれん 熱疲労 熱射病(日射病) 熱失神 熱けいれん 熱疲労 熱射病(日射病) 意識 なし あり あり もう駄目 体温 普通 普通 39℃未満 40℃以上 皮膚 普通 普通 冷たい 高温 発汗 あり あり あり なし ヤバさ まぁまぁ まぁまぁ 結構 冗談抜きで救急車呼べ 【熱失神】 原因 体が熱を逃がそうと血管が拡張することで血圧が下がり、脳まで血が届かなくなって発生する。 症状 一時的な失神、唇の痺れ、顔面蒼白、めまい、立ちくらみ、呼吸回数が増える。 【熱けいれん】 原因 大量に汗をかいたあとに、水分だけ補給して、塩分やミネラルが不足したときに発生する。 症状 手、ふくらはぎ、足、太もも、腕などの筋肉に生じる強い収縮。痛みを生じるが発熱はなし。 【熱疲労】 原因 大量の汗をかき、水分補給が追いつかず、脱水状態になったときに発生する。 症状 全身の倦怠感、吐き気、頭痛など。皮膚は冷たいが汗をかく。 【熱射病】 原因 大量の汗をかいて、体内の水分と塩分が不足し、体温調節ができなくなって発生する。 症状 体温が高い、意識障害、呼びかけや刺激への反応が鈍い、ふらつく、汗はかかずに皮膚は乾燥している。 熱中症の主な原因 ・気温が高い(30℃以上は、温度が上がるにつれて死亡率が急激に高まる。35℃以上では運動は原則中止)。 ・水分、塩分が不足している(室内室外問わず、喉が乾いていなくても水分、塩分を補給する)。 ・肥満者である(脂肪は熱を伝えないため、物理的に放熱しにくい)。 ・脱水傾向にある(下痢など)。 ・睡眠不足である(体温コントロールが難しい状態であるため)。 熱中症になったら ①涼しい場所へ移動して安静にする 直射日光を避け、室内や日陰に移動し、服をゆるませて安静にする。このとき、顔が青い場合は足を心臓より高くし、顔が赤い場合は上半身を起こし、意識がなかったり吐き気があったりする場合は、横を向かせて気道を確保する。 ②体を冷やす 首、両脇、足の付け根(内側)に冷たいペットボトルなどをあてて冷やす。また、衣服を脱ぎ、皮膚に水をかけて気化熱を利用して冷やすのも効果的。 ③水分・塩分を補給する 意識がある場合は、経口補水液、スポーツドリンクなどで水分を補給する。ただし、糖分が多いスポーツドリンクの飲みすぎは、ペットボトル症候群を招くので要注意。また、意識がない場合は、気管や肺に入る危険性があるので絶対にやらない。 ※意識障害、痙攣がある場合 意識がない、痙攣が見られる、問いかけに対する答えがおかしいなど、これらの症状がある場合は最も危険な状態であるため、速やかに救急車を呼ぶ。入院、場合によっては集中治療が必要になる。自力で水分補給できるかどうかが、救急車を呼ぶ目安となる。 兎にも角にも、夏場の稽古は注意して行うべし。夏の暑さを気合と根性で乗り切ろうとして三途の川まで行かないように。また、熱中症の人が言う「大丈夫」は絶対に信用せず、必ず誰かが付き添って、注意深く見守るようにしてください。何より大事なのは、休憩に寛容な雰囲気作りです。上級生、とくに稽古を仕切る人は、肝に銘じておいてください。手遅れになる前に……
https://w.atwiki.jp/kameyama2011/pages/64.html
六 価値は結局社会制度で決まるか ―“悪しき”社会(科)学主義的価値論― 社会還元主義的な価値論(デュルケーム、1858-1917): 実証的客観的に分析できる社会的実在的な価値(規範)が諸個人の価値意識(行為の動機・目的)の原因となる ↓ 諸個人の外部に独立に客観的に存在する社会的関係(制度)が諸個人に共通の価値意識の根拠 個人の社会に対する自立性(主観的価値)・主体性を無視→広義の客観主義 価値を専ら実証的社会(科)学的分析の結果に還元→“悪しき”社会(科)学主義 ※現代の議論(いじめ、貨幣崇拝主義、etc.)の問題性 →社会的要因に規定された価値意識や行動がどのような矛盾をもち、それを生んだ社会的要因の変革へどうむかうかを見ない
https://w.atwiki.jp/katamematome/pages/501.html
作品データ タグ: ホラー 情報募集項目 意識あり 漫画 解除可能 ジャンル 漫画 種類 飴化 性別 女の子 内容 ちゃおか、または別の少女漫画雑誌の単発ホラー作品?がいくつか収録された本の中に、入浴中に飴にされてしまい、このままだと溶けてしまうと慌てるも最終的には元に戻される漫画があったのを覚えています 慌ててはいたものの湯船から出ようとする描写はなかった記憶があるので、意識はあっても動けない系の固めだった可能性が高いです どの本に収録されているどういう漫画だったのかはわからないです 情報をお持ちの方は、追記修正をよろしくお願いいたします 画像・動画 タグ: ホラー 情報募集項目 意識あり 漫画 解除可能 リンク あったら 批評・コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2075.html
意識が、闇に囚われていた。 先の戦いに残る困憊が、意識の回復を妨げているのも感じた。 身体の、揺れる感覚はあった。速く、緩く、緩急をつけて、曲がりくねった道を馬が走る。 遠く、父上に乗せられて遠出したあの日を思い出す。 女子である自分に、武人の何たるかを教え込んでくれた父上。 真田は、生き残らねばならぬとおっしゃっていた。 あの時の自分は、その意味も分からずにいた童であったが、今は分かる気がする。 真田と共に、散っていった何十と言う家臣達。真田家は真田家のみにあらず、彼らと彼らの子孫の為にもあったのだ。 父上は、彼らの為に、俺か兄上、どちらかでも武人として生き残れるように育てて下さった。 俺が父に、彼らに、報いる時は、今なのではなかろうか… そこまで考えて、また意識を手放しかける。 残った気力を振り絞り、今どの辺りを走っているのだろうと思惟を巡らした。 俺はこのまま、白石城に連れていかれ、そこで生涯を生きる事になるのだろうか。 政宗殿、どうか生きて戻ってきて下され。 某、お願いがあるのです。 どうか某を、今一度、もののふに。 囲われて、ただ生きるのは、性に合いませぬ。 同じ仕えるのならば、どうか武人として。 この命を賭して、お仕えいたしましょうぞ。 そして俺は、漂う波に身を任せるように、また意識を手放した。 花魁50