約 135,426 件
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/55.html
れあとかきぎいろでてくるよ! 俺流だ か ら。ぱくってていてもきにしないd 木々色のなく前に。 第1話・聖徳木々色のたのしい木造建築。 「ふああ~。」 起きてきたのはレア。ふるねーむ・小野レア。 「?」 みると、木々色からの手紙だった。 『あほのあほのレアへ』 「あ、馬鹿木々からだ・・・。うざー」 『このたびぃ、俺様は、法隆寺を立てた!ざまーみろ~!!!お土産もってこーい! いいやつもってこーい! ps、おまえは、有さまをしらんからおれにいじられるんだよ!はにゅーは おまえに「しね」っていってるから~』 「とりあえず、木々色おこるからな・・・・怖くねェけど。」 「鉄のバットと、スタンガンと、鉈とトラップと注射と、くぎとシュークリーム もっていこう。」 レア、悪趣味です。最悪です。 そのころ~ 「もう、できたかな・・・・」 木々色は、法隆寺が気になった。 「あるえええええ!おいぃっぃぃぃぃ!りいろ~」 「なんだよ、馬鹿姉。」 リ色。もう、イランキャラ。 「まだなのか?」 「だって、ねえさんが、けちって私しか頼ってないしー」 「うるせー!かげうすいのにー!」 「・・・・・」 「あーもーい「こやでいいじゃん」 「まあいいや」 2人は本物の馬鹿だった。 数時間後。 「やっとついたー。で、これ・・・」 ほうりゅうぢ 「まさか、あれが?おかしい・・・・。でもここに木々がいたら信じないと・・・・ っていたああああああ!!!」 「うはははははは!きたかアホのアホレア!」 「だまれえええええ」 奇声を上げている2人。すると・・・ 「おい、レア」 お家城・はぬー! 「字が違うけどいいや。とにかく、シューもってこいや」 「ははいgはいあ」 レアは羽入にシューを渡した。そして 「まずいわ!まずい!からい!ぁぅぁぅ~!!!」 「・・・・すいま「あ?」 「なぐるのですよ?」 「すいません。」 「まあ、はいれ!」 「う「まった!」 「え・・・・」 木々色が止める。 「土産は?」 「はい」 「ぎゃあああああああああああああああ!なんで、なたとかはいってんの?おかしいじゃん!」 「だまれ」 そして・・・・・ 「なんかくう?」 木々色が言う。 「いらん」 「じゃあとりあえず・・・・・・葉っぱ汁のめ!」 「いるか!そんなもんのめんよ!だいたいなにさ!まずそうじゃん!」 「おれがのむよ。」 木々色が飲んだ。すると 「まずうううううううううううううう!おいしくねえええええええええ」 「おちゃあああああああああ」 「ぎゃああああああああ!はぬー!!!!!」 つづく。そしてごめんなさい。 作者 登場人物 木々色 木々色(企画キャラ)、レア、リ色、はにゅー 投下順 森山修斗の発症← 1話~40話 →<いかせのごれ文化祭>
https://w.atwiki.jp/srkjmiroor/pages/831.html
「仕掛け?そんな物はない わしは真実を言っているだけ それで勝手に傷ついているのだ」 【名前】 ズボシメシ 【読み方】 ずぼしめし 【声】 二又一成 【登場作品】 侍戦隊シンケンジャー 【登場話】 第六幕「悪口王(わるぐちおう)」 【所属】 外道衆 【分類】 アヤカシ 【得意武具】 舌先三尺刀(したさきさんじゃくとう) 【伝承のルーツ】 覚 【モチーフ】 キノコ、獣(タヌキ) 【名前の由来】 図星+示(しめ)し 【詳細】 キノコのような、大口を開けた獣のような姿を持つアヤカシ。 相手が最も気にしている欠点や隠し事を一目で見抜き、それを本人に言い当てる。 何故か1番触れられたくない図星を言い当ててしまう事ができ、まさに言葉の暴力となった悪口は相手の心と肉体を傷付け、「相手がのた打ち回る様を見ては快感を得る」という悪趣味な性格の持ち主でもある。 三途の川を増水させるのにこの世に侵攻し、上述の能力で大勢の人々を傷付けていく。 イエロー以外のシンケンジャーも蹴散らすが、悪口に慣れているイエローには通用せず、水切れで撤退を余儀なくされる。 イエローを集中攻撃するが、グリーンのウッドスピア木の葉隠しに撹乱される。 イエローがモヂカラで出現させた石を口に詰め込まれてしまって悪口を言えなくなり、シンケンマル土の字斬りに怯み、続け様の「兜五輪弾」により倒される。 その直後、二の目となる。 シンケンオーを背中の3つ目からの光線で攻撃するが、シンケンオーが蹴り飛ばしたエンブレム形態の猿折神に怯み、侍武装したカブトシンケンオーになす術もなく、最期はカブトシンケンオーの「兜大回転砲」を受け爆散した。 戦いの後、悪口がイエローには効かなかった訳ではなく、「ことは」は蓄積された精神的ダメージが限界点を超えて気絶してしまう。 現代の伝承で『覚』という妖怪がいるとされている。 『覚』は相手の心の内を読む事ができる化け物らしく、ズボシメシの悪口攻撃が『覚』伝承のルーツになったと思われる。 【余談】 一人称は「わし」。二人称は「おまん」。 普段から仲間内でも一言多いタイプな存在らしく、呼び出した骨のシタリも発言を極力制止している(本人曰く「口は災いの元」)。 市民とシンケンジャー4人(イエロー以外)への悪口は以下の通りになっている。 「デブ」(作業員) 「振られ男」(警官) 「厚化粧」(化粧中の女性) 「スケベ」(サラリーマン) 「プチ整形」(OL) 「存在感ゼロ」(学生) 「ごく潰し」(フリーター) 「二股同士」(カップル) 「不合格」(塾生) 「落ちこぼれ」(グリーン) 「ファザコン」「マザコン」(ブルー) 「一生独身」(ピンク) 「嘘つき、大嘘つき」(レッド) レッドに対して「嘘つき、大嘘つき」と評しているが、終盤で明らかとなる秘密を暗示している。 声を演じる二又一成氏はスーパー戦隊シリーズで何度か怪人の声を演じている。
https://w.atwiki.jp/kaijinmato/pages/1757.html
「仕掛け?そんな物はない わしは真実を言っているだけ それで勝手に傷付いているのだ」 【名前】 ズボシメシ 【読み方】 ずぼしめし 【声】 二又一成 【登場作品】 侍戦隊シンケンジャー 【登場話】 第六幕「悪口王(わるぐちおう)」 【所属】 外道衆 【分類】 アヤカシ 【得意武具】 舌先三尺刀(したさきさんじゃくとう) 【伝承のルーツ】 覚 【モチーフ】 キノコ、獣(タヌキ) 【名前の由来】 図星+示(しめ)し 【詳細】 キノコのような、大口を開けた獣のような姿を持つアヤカシ。 相手が最も気にしている欠点や隠し事を一目で見抜き、それを本人に言い当てる。 何故か1番触れられたくない図星を言い当ててしまう事ができ、まさに言葉の暴力となった悪口は相手の心と肉体を傷付け、「相手がのた打ち回る様を見ては快感を得る」という悪趣味な性格の持ち主でもある。 三途の川を増水させるのにこの世に侵攻し、上述の能力で大勢の人々を傷付けていく。 イエロー以外のシンケンジャーも蹴散らすが、悪口に慣れているイエローには通用せず、水切れで撤退を余儀なくされる。 イエローを集中攻撃するが、グリーンのウッドスピア木の葉隠しに撹乱される。 イエローがモヂカラで出現させた石を口に詰め込まれて悪口を言えなくなり、シンケンマル土の字斬りに怯み、続け様の「兜五輪弾」により倒される。 その直後、二の目となる。 シンケンオーを背中の3つ目からの光線で攻撃するが、シンケンオーが蹴り飛ばしたエンブレム形態の猿折神に怯み、侍武装したカブトシンケンオーになす術もなく、最期はカブトシンケンオーの「兜大回転砲」を受け爆散した。 戦いの後、悪口がイエローには効かなかった訳ではなく、「ことは」は蓄積された精神的ダメージが限界点を超えて気絶してしまう。 現代の伝承で『覚』という妖怪がいるとされている。 『覚』は相手の心の内を読む事ができる化け物らしく、ズボシメシの悪口攻撃が『覚』伝承のルーツになったと思われる。 【余談】 一人称は「わし」。二人称は「おまん」。 普段から仲間内でも一言多いタイプな存在らしく、呼び出した骨のシタリも発言を極力制止している(本人曰く「口は災いの元」)。 市民とシンケンジャー4人(イエロー以外)への悪口は以下の通りになっている。 「デブ」(作業員) 「振られ男」(警官) 「厚化粧」(化粧中の女性) 「スケベ」(サラリーマン) 「プチ整形」(OL) 「存在感ゼロ」(学生) 「ごく潰し」(フリーター) 「二股同士」(カップル) 「不合格」(塾生) 「落ちこぼれ」(グリーン) 「ファザコン」「マザコン」(ブルー) 「一生独身」(ピンク) 「嘘つき、大嘘つき」(レッド) レッドに対して「嘘つき、大嘘つき」と評しているが、終盤で明らかとなる秘密を暗示している。 声を演じる二又一成氏はスーパー戦隊シリーズで何度か怪人の声を演じる。
https://w.atwiki.jp/jyakiganmatome/pages/846.html
名前: 幾重 麗夢(J3-XXXXレクイエム) 眼:BUG OF THE RED EYES (持ち主に「進化」を体現させる眼。ただしその「進化」をあらかじめインプットしておかねばまさしく「何も無い眼」。ただし、進化や成長の究極点である「死」のみはエネルギーさえあれば再現可能。) 種族:概念生命体、人工革新人類 性別:男 イメージCV:朴 ○美(ハガ○ンの兄貴とか) 年齢:17 一人称:僕 二人称: 君、お前 三人称: あのひと 口調:いたって平凡 口癖:特に無し 容姿1:長めの白髪、真紅の眼、ブレザー、マフラー 容姿2:165cm、55kg 装備: 『オクトロット・エーデルシュタイン』 麗夢の腹部に設けられた機関であり、臨戦態勢に入るとベルトのような形状で具現化される。 「ある石」をコアとした生命力調整装置であり、中央部のファンから空中の霊子、即ち自然に存在している生命エネルギーを供給し増幅、麗夢を生物兵器として起動させるためのジェネレーターとなっている。勿論破壊されれば死ぬ。 『ギミックスフィア』 音色に作ってもらった野球ボール大の手榴弾。 なにやら色々と仕掛けがしてあるらしく、その効果も様々である。 『フヴェズルング』 麗夢の変化に合わせてその姿を変えた新しい無命。 フヴェズルング自体に零無や芹香を憑依させることにより、その性能は無限に変化を遂げる。 職業:高校生 戦術:相手により大きく変化。 タイプ: 設定: J3の改造生命体計画の雛形、即ち他の実験体とは異なる「完成体」。 「最後の者」である。 コードネーム「レクイエム」はこの完成体を作り上げるまでに犠牲になった、全ての被験者への手向けの言葉であるが、作成者が心からその言葉をつけたのか、悪趣味な皮肉として命名したのかは定かではない。 幾重 麗夢と言う名前のアナグラムになっているところを見ると、命名者は麗夢の父親、幾重 健吾では無いかと思われる。 その性能は史上最弱にして史上最強。 本体には頑丈な身体以外の何の能力も付加されては居ないが、過去に製作されてきた実験体郡のデータをインプットすることでその能力を再現するエミュレーターとなるが、その本質は過去の実験体郡から得られた「死のデータ」を用いて発現される無類の殺戮能力。 本来の能力を発動した際にはたとえ神、魔王で有ろうともあらゆる物理法則を無視して死亡させる、まさしくJ3アルティメットアイズ計画における最終兵器である。 過去の実験体すべての能力再現可能であり、インプットすることでバカスカ能力を追加していけるチーターオブチーター。 ……………が、代償として「肝心なところで活躍できない」。リヴァルのほうがよっぽどメイン。 最終決戦に置いて一切戦闘に参加しておらず、クレア救出も乃恵流の能力+フィエル頼みであった。 本当何のために居るのお前。 素体にされた哀れな少年
https://w.atwiki.jp/crazy_tower/pages/26.html
攻略WIKI移転しました。 最新情報は、 クレイジータワー攻略WIKIで確認できます スライムを捕獲せよ 商品名 摩天楼バーガー ロケットダーツ スリリングテント ジェットブーツ 販売店舗 バーガーショップ ダーツバー アッパーホテル 靴のDEF MART お熱いのがお好き 商品名 立体ラテアート 人骨花瓶 灸マッサージチェア 木製自動車 販売店舗 ムーンバックスカフェ 陶芸教室 マッサージあしもみん 中古車のカーセンソー 薫製はじめました 商品名 ゾンビスープ スリリングショット 1日24時間勉強コース ゾンビ腕ライフル 販売店舗 スープショップ アーチェリー場 逆境ゼミナール ミリタリーショップ キノコの里 商品名 超絶ポテト 立ちこぎ専用バイク 総ダイヤ入れ歯 多言語キーボード 販売店舗 ダイナー オオナミスポーツ デンタルクリニック PC工房スマップ スピードキング 商品名 自走式ヌードル 人毛キルト 夜のコンサル 悪趣味なドラム 販売店舗 飲茶飯店 編み物教室 コンサルティング 海野楽器 歩くサボテン知りませんか 商品名 詰め込み寿司 アイスリンクサッカー 心霊写真 エッフェルシャツ 販売店舗 てんぐ寿司 フットサル場 写真スタジオ ファッションしまくろ すすんで灯りをつけましょう 商品名 フランデビビンパ 実践講習 脳移植 時限式目覚まし 販売店舗 韓国焼肉 グローリー柔術柔道 タワー総合病院 時計店 ビリビリ伝説 商品名 ナンベスト キャロットショット サブリミナルCM 実物大ボトルシップ 販売店舗 インド料理 インドアゴルフ 広告代理店電博堂 ボトルシップショップ 流れるプール開業 商品名 謎肉のケバブ スプリングシューズ 切れるモヒカン モアイ椅子 販売店舗 ケバブショップ スケートリンク 美容院 北欧家具IKEDA キリモミ飛行部隊 商品名 テラ盛り 100日連続プレイ券 裁判員催眠サービス 100%ナンパ術 販売店舗 牛丼の吉松屋 ボーリング場 弁護士事務所 火ノ国屋書店 金のなる便器 商品名 ドーナツマフラー 重り付き自由型 100%殺菌処理 神殿の柱 販売店舗 ミス・ドーナッツ スイミングクラブ クリーニング店 DIY 食物繊維補給計画 商品名 無重力ピザ 10人スカッシュ 受取人ルーレット 豚汁の香水 販売店舗 ピザバッド スカッシュクラブ クレイジー海上生命 カネドウ化粧品 カーニバル参戦 商品名 フレッシュティラミス ビリヤードサッカー 顔面タトゥー 自爆ロボ 販売店舗 フランス料理店 プールバー タトゥパーラー トイザんす 冥界の神 商品名 闇鍋 絶食コース 不死の伴侶 刀ファン 販売店舗 和風居酒屋 忍民 ホットヨガ 結婚相談所 刀鍛冶 冷やし中華はじめました 商品名 トリプルドッグ ミニチュアピンポン アンバランスハウス ファラオファイター 販売店舗 ホットドックショップ 卓球場 建築事務所 ゲームストアNEO ドリルマスター 商品名 棘パン 動く石像 エリートコース シリーズ 夜の動物たち 販売店舗 手作りパン屋 ルーンブルブル美術館 託児所 POWERレコード 工期短縮! 商品名 100mピロシキ グレイズダンス 宇宙語講座 激安宇宙旅行券 販売店舗 ロシア料理 ショーパブ 外国語教室 24ショップローソン ロイヤルゼリー販売計画 商品名 キムチ&チョコ 我慢ボックス 透視コース 肉食花 販売店舗 48アイスクリーム マジックバー 超能力スクール 有楽町花壇 恐怖のキマイラ 商品名 トムヤムカクテル スペシャルダイスゲーム 粉飾 セクシーウィンドウ 販売店舗 トムヤムカクテル カジノ 会計事務所 ステンドグラス工房 ドラゴン登場 商品名 極太パスタ 空中レッスン 魔女爪 エンドレスナイト 販売店舗 イタリアンレストラン ホンダ音楽教室 ネイルアート ドラッグマツダキヨミ メニュー トップページ
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1761.html
「昔話をしよう。動物の本能に抗おうとして勝てなかった愚かな女の話だ。 彼女は自分の欲しい知識を思うがまま取り入れていった。自分が望めばなんでもできる。 そう思い上がっていた。 ところが世間はそう甘いものではない。どうしても手に入らないものもあることを知った。 最初のうちは他のことに取り組むことで紛らせることはできた。 でもある時を境にして、彼女は限界を迎えた。 どうしても欲しい物が手に入らなかったからか、自分の手に入らない物の多さに失望したからかは今となってはわからない。 君が感じるにはまだ早い感覚なのだが、早い話彼女はとうとうすべてを諦めていた。 ある日、彼女は一番の男友達と出かけて、そこでちょっとしたヒス、いや騒ぎを起こしてしまった。 計画的犯行だった。巻き込む形になって悪いなと思った。でもそうせざるを得なかったんだ。 しかし、彼女の男友達は何を思ったのかそんな彼女を救い出した。 思えばずいぶん悪趣味なことをしたにも関わらずにだよ。 しかしながら、そのせい、いやおかげでぼ…、おっと彼女は社会的に生き伸びることを決めた。」 彼女の話は大変興味深い。学校では教わることのない面白い話をしてくれるので好きだった。 でも今回の話は何か違う。いつもの哲学の話のようなそうでないようなお話。 そのようなことを言うと彼女はうふんと笑い、話を続けた。 「君はなかなかに聡明だよ。今までの僕の話を適度に理解し、聞いてくれる。」 君の御母堂の教育がよかったのかな、と言いながら話を続ける。 「しかしながら、今回の話は確かに君にとって難しすぎたかもしれないね。 でも覚えておくといい。恋愛感情というのは精神的な病の一種なのさ。 そして…」 彼から思わぬコメントを貰い(本当は嬉しかったのだと思う)、恥ずかしい思いをしたあの日の夜、夢を見た。 もう気軽に会うことは難しいだろう僕の叔母の夢だ。 恋愛感情は精神的な病の一種。そんなものは論理的ではない、余計なノイズだ。 僕のささやかな夢が揺れているのは気のせいだ。 今日も変わらず彼と接していこう。 あの後叔母が何を言ったのか、思い出せない。思い出さない。 (おわり) 作者補足 (1)佐々木さんの旧姓 (2)例の持論の最初の持ち主 (3)男言葉の元になった人 これらの回答をでっち上げるために、「MW号の悲劇」に出てきた某人らしき人を親戚にしてみたらこのザマだよ。 あの人、メタ発言で哲学的すぎて比喩的に考えないと苦しい。 ちなみに(2)は実際のところ違う人だろうなとは思うけど。 劇中で語られていない佐々木のキャラの発端、持論、旧姓について 佐々木の原型ともされる電撃文庫「MW号の悲劇」のキャラを佐々木の親戚と仮定して語った、佐々木の原点についての物語。
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/1642.html
レポメン 題名:レポメン 原題:The Repossission Mambo(2009) 作者:エリック・ガルシア Eric Garcia 訳者:土屋晃 発行:新潮文庫 2009.10.1 初版 価格:\781 面白い本というものは確かにある。しかし、その面白い本にも、二種類のタイプがある。読んで何週間か経つとその内容があれほど面白く読んだにも関わらず思い出せない本。もう一方で、何ヶ月経とうと、そのインパクトがいつまでも記憶に残る本。 エリック・ガルシアの作品は、間違いなく後者である。どの作品も、どの作品も。 本書『レポメン』も例外ではない。そのインパクトの強烈さは並大抵の物じゃないのだ。 人工臓器の需要が高まり、多くの人が人工臓器の世話になる近未来という設定。その人工臓器のローンが払えないと、取立人は金の回収を諦め、麻酔銃で眠らせ、腹をかっ捌いて人工臓器を回収するが、それは法律で認められていることであり、罪には問われない。レポメンとは職業としてそれを行う回収人のことである。 こんな無謀な設定であるばかりか、回収人のおれは、今、命を狙われ、逃走する中で人生を回想している。その回想は、時間軸を無視した形で、まるで切り貼り細工のように描写される。戦車隊従軍から服役してレポメンとなり、五回の結婚と離婚を繰り返すなかで、現状に至るまでの波乱万丈の半生が語られる。 著者があとがきの中で示すように、この作品は最初に短編小説として発表され、その後あまりの奇怪な設定ゆえに話題となり、テレビドラマ化、映画化などの話となってゆき、最後にはこのような長編小説の形となっ現在の完成形を見る。その歳月たるや12年に及ぶという、この作品の歴史が、作者の思い入れたっぷりに描かれているわけである。 血まみれで、ほとんど悪趣味としか捉えられかねない残酷な近未来設定にせよ、話が、時系列を無視してあちこちに飛ぶことによる読みにくさにせよ、一筋縄ではゆかない作品なのだが、読んでいる間中愚痴りたくなっていたぼくであれ、読後、半年を経過した今ではなぜか忘れ難い作品となっているのだから、これは奇妙だ。ガルシア・マジックとでも呼びたくなる何らかの技術なのかもしれない。 そんな不思議な世界、ガルシア流として確立された奇怪な体験に触れることのできる機会としてのこの作品。恐る恐るでいい、途中放り出したくなるほど無節操な構成に見えるかもしれない。でも強烈なインパクトは最後まで約束されているので、信じて読み抜いて頂きたいと思う。 何せ、私立探偵が実は恐竜であるという設定ですら人に感動を与えられる作者なのだ。人工臓器回収人の話であれ、話が飛びまくり集中力が保てない文体であれ、最後には物語りの必然がしっかりと約束され、そこには感動が約束されていて、何もかもがしっかり奇麗に収まるのだ。その完成度は約束する。 是非、この難物をご賞味あれ。 (2010.05.07)
https://w.atwiki.jp/ohayousex/pages/303.html
転寝高校、放課後の図書館(ライブラリー)。 人気(ひとけ)のないのは人気(にんき)が無いから。ゆとり教育を受けた人間、とどのつまりは最近の子供達というのはとかく本を読まなくなったそうだ。 尤も、そんな統計学的な世論は私には関係の無いものだ。寧ろ静かな方が読書に集中できて大変好ましい。 この図書館には古いながらも本が大量にある。古いのはきっと、利用者が少ない、即ち需要が無くなっていった結果、新しい図書に割く予算が切り詰められていった結果なのだろう。まあ別に古くても大丈夫。読めればだいたい問題ない。 現在図書館には私を含めて生徒が二人いるのみ。実に、ほぼ理想的と言える読書環境の充実ぶりである。 『彼』さえいなければ、の話だが。 「僕のサブシステムにならない?」 彼はそう言って、気色悪い笑みを浮かべながら右中指で眼鏡を押し上げた。 私は本から目を離さないようにしながら、横目でそれをちらと見た。 「お断り。第一、私をサブシステムにしてどんなシステムを構築するつもり?」 「ふっ…恋人同士(ラバーズ)、とかどうだい」 彼はいつもの如く鼻を鳴らして、自信満々に言い返してくる。本に向けた目はその表情を捉えてはいないが、きっと腹の立つくらい自慢げな顔をしているのだろう。 ふむ、今回は恋人ときたか。なんともまあ、唐突だ。これもいつものことであるが。 「役割(ロール)でもイヤよ。第一、私は貴方の思うままに動いてくれるプログラムじゃないわ」 「それなら僕が構築(プログラミング)してやるさ。君が僕のサブシステムになって、恋人として組織(システム)されるように」 なんだかひどく回りくどい言い方をしてくるな。 彼はいつでもそうだ。いつも私はこの茶番に付き合わされる。本をめくる手が動くのを許してはくれない。 「…私は貴方のラブドールじゃない。個人の主観のみで構築されたプログラムなんて、独り善がりな科学者の人造人間(アンドロイド)みたいなものよ」 「だからこその『サブシステム』だよ。安心しなよ、僕も所詮は恋人というシステムの一部(サブ)だ。つまり君は人造人間じゃなくて改造人間ってとこかな。 …というか、ラブドールなんてやだなぁ君は変なところでお・ま・せ・s」 「人造人間と恋するなんて悪趣味だわね」 「君に言われたかないさ」 私が悪趣味でないかと言えば、それは他人の主観に任せる他ない。私自身はそこまで悪趣味とも思っていないが。第一、この男が考えて喋っているのかどうかさえ謎だ。 私はため息をついた。読書のための空間であるはずの図書館が、彼の所為で無意味な台詞の陳列場になっている。実に腹立たしい。 「あれ、読書はおしまい?」本に栞を挟んで立ち上がった私に彼が言った。 「ええ。貴方とのくだらないお喋りもオシマイ」 「あらら…わりと本気だったのになぁ」 その台詞が、第一本気なのかどうか疑わしい。 彼はそういう男なのだ。 私は図書館を後にする時、僅かに振り返り彼の顔を見た。 予想通りに、拾ってつけたような粗末な落胆を浮かべていた。 私はそのまま扉を閉めた。しかしふとある事に気付き、少しだけ扉を開けて「貴方帰らないの?鍵かけるけど」と呼びかけた。 彼はつまらなさそうに振り返って、「ああ、僕は最終下校時刻まで居るから、そこに鍵置いといてよ」と言った。 「ああそう、じゃあよろしく」 なるだけ雑に放り投げるように告げて、鍵を入口近くの貸し出し受付の棚に置いて、そのまま扉を閉めた。 扉の向こうに消えた彼は、心なしか遠くを見ていたような気がした。 多分、気のせいだろう。 あと、格好つけてラブドールとか言った私百回爆発しろ………… 私の名前は読紐章(よみひも あきら)。名前の所為で男とよく間違われる。 そして、『彼』の名前は文殊到(もんじゅ いたり)という。私がクラスも違う彼の名前を知っているのは、彼が友人らしき数人と話している現場に何度か遭遇したからだ。 決して気になったから近付いたとか、見えなさそうな場所から会話を盗み聞きしたとか、名前の漢字が分からなかったから担任の教師に訊いたりとかはしていない。断じて。 「君ってさ、いつも本読んでるよね。読☆書☆王(ブックマイスター)って呼んでいい?」 確か、初対面の時の彼の台詞がこんな感じだった。冗談抜きで、だ。 当然私は頭のおかしい奴だと思って、無視して読書を続けていた。 しかし、それからも事あるごとに、 「ウスターソースの語源って知ってる?」だの 「コーヒーを四時間以内にバケツ一杯分くらい飲むと死ぬ」だの 「僕と一緒に幻想(ファンタジー)と現実(リアル)の境界線(ボーダーライン)の上を全力疾走(ランアウェイ)しない?」だのとかいった明日役に立たないムダ知識(トリビア)ばかりを披露してくる有様だった。 そのうち不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまうんじゃないかと危惧していたほどだ。 しかし、スルースキルには自信のあった私も流石に「自宅でできるキャラメルの作り方」の文字通り甘い誘惑には負けて、ある日遂に聞き返してしまった。 「キャラメルが一般家庭で作れるわけないじゃない…」 「ところがどっこいどっこい!作れるんだなぁ!こ・れ・が!」 彼は、それまで一方的に無視を決め込まれていたのが嘘のように、凄まじいまでの自慢げな顔(doya-face)を浮かべて顔を近付けてガンを飛b…睨みつけてきた。ソフトに言うなら見つめてきた、とするべきだろうか。しかし私は残念ながら見つめ合うと素直におしゃべりできない軟弱なシンガーソングライターではない。 読書王だ。 だから私は、若干引き気味で本から顔を上げて、そこで初めてまじまじと彼の顔を見た。 眼鏡越しにも分かるくらいに整った顔立ち(IKEMEN)だった。それでいてやはりドヤ顔だった。 彼はそれから口早に、「自宅でできる☆簡単!生キャラメルの作り方(レシピ)」を解説(レクリエイション)し始めた。内容については割愛。 それからというもの、どうやら私は会話の対象と見なされてしまったらしく、頻繁に声をかけられるようになった。 頻繁に、と言っても、クラスからして違うので会うのは放課後の図書館くらいなものだったが。 私は図書委員長(部員一名)という立場上、必ず放課後に図書館に向かうのだが、決まって彼もそのうち入ってくるのだ。 そして本も借りずに、飽きもせず私に話しかけてくる。 まあ、満更でもなかったというのが本当のところだ。よく見たら顔は悪くないし、何よりクラス内で孤立無援(エターナルボッチ)だった私にとって会話する相手というのは中々いなかった。 色々、くだらない話をした。 先のトリビアの話やら、 「ドンキーコングとドンキホーテの関連性について」とか、 「一人でマクドナルド行った時の孤独感すごい」とか、 「乳首に生える毛は本数は少ないくせに少数精鋭でやけに伸びる」とか、 「学校の七不思議の中に校長のヅラが走り回るというものがあるらしい」とか、 「じゃあ校長ってヅラだったのか」とか、 「彼の親は二人とも亡くなっているらしい」とか、 「この大空に翼を広げ飛んでいきたい(fly away)」とか、 「びっくりドンキーで「じゃあびっくりフライドポテトひとつ」って頼んだら「フライドポテトがおひとつぅ」って返されて「びっくりドンキーのくせにびっくり付けねぇのかよこっちがびっくりだぜ畜生恥ずかしいァァァァァ」とか、 まあどうでもいい話ばかりだ。 ん?何?オチがないって? 参ったな、こりゃ私のチラシの裏(脳内回想)だから、そもそも他人に見せる予定とか無いし。 ああでも、なんか今日はちょっと変だったな。 「僕のサブシステムにならない?」という切り口は中々斬新だった。尤も、それから続いた会話が意味不明だったが。 なんかラバーズとか言っていたような気がするが、気のせいだろう。 彼は本気だと言っていたが、多分嘘だろう。 去り際の彼の顔が遠くを見ていたのも、恐らく勘違いだろう。 「……ああもう、…あーもう!」 それで、なんで私は校門から動こうとしないわけ? あの後…私は彼を置いて、サッサと家に帰ろうとしていた。 私は部活動に参加していないし、目当ての本は図書館から借りてある。快適な読書環境は、何も学校だけにあるわけではない。 家に帰ればそこそこ静かだし。静かすぎてモスキート音が聞こえそうなくらいに。 だのに、私のその思考を邪魔して、私の身体は校門のあたりであっちへ行ったりこっちへ行ったりを繰り返している。 時計の針が最終下校時刻を告げるまで、あと数分。 そういえば、彼は図書館に残って何をしているのだろう。 ふと、校門から校舎を見上げる。四階にある図書館にはカーテンがかかっていて、中は伺えない。何より、そもそもあたりが暗くなってきていた。カーテンが開いていても同じ事だ。 私は暫く躊躇って、それから一気に昇降口に向けて駆け出した。 靴を脱ぎ捨てて上履きに履き替えもせず、図書館への階段をひたすらに上った。 四階に向かう階段に足をかけたあたりで、息が切れた。当然だ。私はただの文学少女であって、満足な体力も持ち合わせていない。 目算だとそろそろ最終下校時刻約三分前だ。図書館にはまだ明かりが点いていた。 私はぜぇぜぇ言いながら階段を上り切って、図書館の扉を開いた。 ──彼は、私が去った時と変わらぬ顔で佇んでいた。 「…ん?どうしたんだいサブシステム」 「っはぁ…はぁ……私は、サブシステムじゃないって言ってる……」 「じゃあ何さ。人間?それとも僕の恋人(ラバーズ)かい?」 「そのドヤ顔をやめろ」 心配して損した。 しかしまだ疑念は晴れていない。 私の胸の内に何故か燻ぶっている靄は、まだ残っているのだ。 「貴方…結局、何が言いたいの?」 「何がって…君は本当に変わってるよね」 「貴方には──」 「言われたくない。うん、僕もそう思う。 …でもさぁ、僕にしちゃわりと頑張ったんだぜ?」 「……何がよ」 「あぁもう……」 「あぁもうって何よ。それはこっちの台詞で────」 「好きって事だよ!……ドゥーユーアンダースタン?」 ……。 ああ、ラバーズってそういう……。 「…ぷっ」 「?」 彼は──到は恥ずかしいのか、眼鏡まで真っ赤にして疑問符を出している。 可笑しくてたまらない。いくらなんでも、愛の告白が「僕のサブシステムになれ」ってのは回りくどいのを通り越してアホっていうかバカっていうか… ああダメだ。笑いが抑え切れない。すまん到。 「あっはっはっはっはっは!」 「笑うなッ!この誤作動(バグ)だらけの分からず屋(プログラム)め!」 「それは送り手(プログラマー)の実力不足よ。で、まあ…告白って事で…その……いいんだよな?」 「はい。」 急に冷静になりやがった。 せめていつものドヤ顔しててくれ。真剣な顔でこっちを見るな。 …なんだ?こっちが恥ずかしくなってきたぞ…? 「……えーと、だな……」 「協約(プロトコル)の提出を要求する」 なんだこいつさっきの顔演技か。畜生。 「…………ぅん」 「ん?なに?小さくて聞こえな──」 「結論破棄(システムダウン)!じゃあね!」 心の中で「また明日!」と必死に唱えながら、私は図書館から脱兎の如く駆け出した。 顔が熱くて死にそうだった。なにこれ気持ち悪い。 甘酸っぱいとはこういう事を言うのか。 頭の中に無駄な情報が駆け巡る。 告白。サブシステム。ラバーズ。読書王。びっくりドンキー。文殊到。これなんてラブコメ? 私は脱ぎ捨てられた靴のかかとを踏み潰しながら、全速力で家に向かって走り始めた。 一分ともたずにバテたのは、また別の話だ。
https://w.atwiki.jp/chine_miku/pages/236.html
- いい夫婦の日 … だから何なんだ。 そんなこと言わないで下さい。 まぁ戯言はそのくらいにしておいて、 11/27(日)、待望の新作替え歌をいよいよ発表いたします。 ウソでも待望って言っておいてください。その方が出した感があります。俺が。 先日のサンプルを聴いてくださった方は分かると思うのですが、 日曜朝に某局でやっている某アニメの主題歌の替え歌二本立てです。 余計な小ネタ満載で、隅から隅まで無駄だらけの ド直球ニートソングです。 少なくとも今年いっぱいは、こういうアホな替え歌をどんどん届けていくつもりですので アホな痴音ミクを求めている、という方は楽しみにしていてください。 最近は、ネタより完成度重視の作品を発表したり 替え歌しないで真面目に歌ってしまったりと わりとガチな方向に傾きがちな俺です。 いちおう自分なりに考えていることとかあって、やっていることなのですが やはりそれじゃ何の面白みもない。 俺は痴音ミク。普通ではいけない。 普通にやっても何も面白くないし、そもそも普通にやってちゃ勝負出来ない。 そんな哀しい歌い手がここまでやっていけてるのは、そんな俺の悪足掻きを 笑って見てくれている皆さんのおかげです。 そんな悪趣味な皆さんの期待に応える作品を作ること、 やはりそこをブレさせるわけにはいきません。 たとえこの先どういう機会があろうと、俺が歌い手を続けている間は 今のように馬鹿をやることを最優先にしていこうと思っています。 俺もそのほうが、自分でもやってて楽しいので。 さぁみんな、趣味の悪い者どうし玉砕しようぜ! 毎度のとおり、ネタがないのでどうでもいい文章の羅列でごまかす文盲、痴音ミクでした! 戻る コメント 二本立てですかw"11月"27日を楽しみに待っていますwww -- しみじみ (2011-11-23 00 44 02) 9/27(日)・・・ 2015年の9月27日が日曜だしあと3年10か月か -- 名無しさん (2011-11-23 04 29 32) すいません直しました。何でこんなところ間違ったんだろう… -- 痴音ミク (2011-11-23 09 54 27) 待望www楽しみにしてますよwwww -- 稀兎 (2011-11-23 11 26 23) 痴音ミクさんの 新曲楽しみにしてます(*^o^*) 僕は、 いふの替え歌が 一番好き(^w^) -- たくま (2011-11-23 22 00 18) これは待望www -- 紅蓮 (2011-11-23 22 25 02) 待望の新曲!!楽しみに待ってます -- 名無しさん (2011-11-24 19 47 57) まだかなまだかな -- 名無しさん (2011-11-27 17 32 31) 楽しみにしております!! -- あまおとめ (2011-11-27 18 16 02) 待望wwww -- 名無しさん (2011-11-27 20 38 44) まだかなまだかなーーーー -- 名無しさん (2011-11-27 22 57 23) 例にもよりまた延期みたいです。本日の夜2作とも発表してくださるようですが -- 名無しさん (2011-11-28 11 01 56) また延期すかwww待ってます -- 名無しさん (2011-11-28 17 12 02) 次の作品は嵐がいいなー 新曲待ってます☆ -- 名無しさん (2011-12-04 11 45 24) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/573.html
来ないで だめだよ、と言って彼は笑った。 「どうして」 「まだ根を上げるには早すぎるんじゃない?もうちょっと頑張りなよ」 「俺は十分頑張った」 「まだ、まだだよ。君にはまだ、与えられた分が残っているだろう?」 そう軽い口調で俺を窘める目の前のこいつを、少しだけ睨みつける。 俺は今まで、精一杯この世の中で頑張ってきたはずだ。 俺の頑張りを俺の傍で見ていなかった奴に、何が分かる。 「あ、今ちょっと失礼なこと考えたでしょ」 「人の思考を読むな!」 「見てたに決まってるじゃない、そこら辺の草の陰から」 「な、うわ、お前そんな悪趣味な奴だったのか」 「別に、誰も彼もを覗き見してるわけじゃないって」 君だからだよ、 少しだけ目の前の男から身を離した俺との距離を詰めるように、 一歩こちらへと近づいたそいつは、俺の耳元でそう囁いた。 頬が熱くなり、半ば条件反射の様に囁かれた方の耳を押さえ、飛び退く。 「っ、この変態!」 「変態で結構」 しれっとそうのたまった目の前の男は、俺と目を合わせると少しだけ笑った。 こいつと最後に会ったのはもう何年も前のことだ。 柔らかい、感情が読み辛く俺を度々惑わせたその笑顔は、久し振りに会ったというのに全く変わっていなくて。 その懐かしさに胸が軋んで、鼻の奥がツンとした。 「相変わらず泣き虫だね」 「っうるさいな!」 「でも、泣き虫の君にしては、良く頑張ってる」 食ってかかろうとした俺をいなすように抱きしめる腕も、変わらない。 温度の低い手が、あやすように俺の頭を緩く撫でる。 「別に、僕の分まで頑張れとは、言わないよ」 耳元にそっと囁かれる、声の感触に耐え切れずに涙が溢れる。 「やだ、もう」 「大丈夫、君が頑張りきるまで僕は待ってるから」 「そこら辺の草の陰で?」 「そう、覗き見しながら」 くすくすと笑い合う、その声が少しずつ小さくなって、そっと消える。 俺を撫でる手は止まらず、そして言い聞かせるようにこいつの声が耳元で響いた。 「君は、君が与えられた分の命を生きるんだ。 それまで、僕を追ってこっちに来ちゃいけないよ」 ふと目が覚める。 あいつがいない事に耐え切れず走ってきた、深夜のマンションの屋上。 どうやらフェンスを乗り越えたその先で、街の灯りを眺めながら眠ってしまっていたらしい。 深呼吸を一つして、目をしっかりと開いた。 夢と現の間で逢ったあいつの声、笑う顔、手の感触、その全てを覚えている。 「帰る」 小さくそう呟いて、フェンスに手と足を掛ける。 もう、どんなにきつくても、泣き言を容易に口に出すのは止めよう。 草の陰で俺を見ているらしいあいつに、今度会ったときに絶対笑われてしまうから。 振り返ることなくフェンスを登る俺の頬を、温い風が撫でていく。 夏が、すぐそこまで来ていた。 if