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550 名前:無触蹌踉童帝 ◆CDXOg0zb8E[sage] 投稿日:2014/01/06(月) 18 41 14 ID XvUHNggk / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .`ヽ / . . ./ / / / / j ミミヽ. . .. . .ヽ ,′. . . . . . .|. . . l. . . . .{. . . . . . . . ./ / / リ ミミヽ. . . . . .', ,′. . . . . . . |. . . {. . . .ハ. . / / ./ / / / ミミヽ. . . . . .', i .ハ. . l. . .l. |._;ム. _」_」. . . . /ー//< ̄`` ミミヽ. . . . . i | | i. . l. . .l. Ⅳ´{_ハ. .Lハ . / //ィテ代. ミヽ、 l. l. . l. . .| 最近チョロイン、エロばっかだったので | | l. . l. . .lN〃´{.ト代`ヽ{ l/ トじソ. } / l. l. . . l. . | リ {从 . .ハ ハ、 ヽ じソ `ニ´__ノ j/⌒ヾ. . .| トト ハ `ー ' , ' ハ .1. . | 「ドS彼女」 i. . い レ' l. . .| |. . ヽ.} __ ノ. . . ト、 | .{. . . ヘ ´  ̄` /. /´ . . . ト、|. | | }}. . . . . .ヽ /. . /. .l l リハ} |ハ. . . . . . . .>...、 ,. イ . . . /. . /. . . .ト.、 i. i. . ト、. .{. . . . _」` ー ´ l. /. . /. . . . ト、. ! l/. | V. . /´`丶、 , '´`ヽ. . /. /. . . | リ |/ / `ヽ,ハ V. /ハ. . / _ _/ / i i ト、/ V ,r=<´¨`. . . . . . .`ヽ / l '; j. .``丶、 /⌒ヽ \. . . . . \_,.イ l 、__ノ. . . . . . . . .`ヽ、_ / ヽ. ヽ. . . . .\\ j i. . .l. . . . . . . . . . .j`ヽ\ 561 名前:無触蹌踉童帝 ◆CDXOg0zb8E[sage] 投稿日:2014/01/06(月) 18 43 40 ID XvUHNggk / / ヽ / / .! ヽ / / / / / / | | | |ミミ! ヽ ヽ (´`Y"゙) / i / / / / / / | ! | | .| ミ ! ! ! ハ ヽ /. { | / /二 7. / / / / | .l / ./l | .| ミl . | | l ! '´. ヽ. | ./ | | /! / /! ./ l .l/ / / /| .! } | l | ! ` |/ .// | | /| /_ /-!- ‐‐l |/ / . / ! l | l .l、 ! ,/ ./ _ | | !| l l / | l /i ! / / i \ | l ! | / ./ {ヽ!l'}‐、/|' .|. l/ ‐'|、/ ヽ .// i / `' / | / ヽ. / / ! !' ! !ヽ |ィ===ミ、 /´ -ノ-、 /‐! .l/ } //! i! ! i! l | ィ===ミ、 /l | .! /. / | /./ ./ / | \\\ { l i i / | | /./ .l i! i . \\\!| l !'\ | |! { ' ´ /、 !| ヽ .| ねぇやる夫、私の事どれくらい好き!? レ | | { \ ヽ、_..-、_, /.ハ. V N、 ∨ \ / ./ | __∧ ヽ \ ィ ´ / i / ヽ ∧ }. > ‐ <´_! / / /'´ ̄ ヽ .\∧. | / | | { / / \ \〉 ! 、 / / | ヽ /、 ヽ\/ / \ / i } / \ ____ /_ノ ' ヽ_\ /(≡) (≡)\ / /// (__人__) ///\ 勿論この宇宙くらいだお! | |r┬-| | \ ` ー'´ / 563 名前:無触蹌踉童帝 ◆CDXOg0zb8E[sage] 投稿日:2014/01/06(月) 18 43 59 ID XvUHNggk ____ /_ノ ' ヽ_\ /(≡) (≡)\ / ⌒(__人__)⌒ \ 美琴はやる夫の事どれくらい好き!? | |r┬-| | \ `ー'´ / / / / / ./ ! ./ / ! | \ ヽ ′/ | / /-/ 十-、 / / -┼ |、 ゝ ヽ i | i | | / /| /! / // /| / ヽ ミ | | | | i | | |斗≠=ミ// / 斗=≠ミ. ミ\| | | | i |八Y´ んir个 / /´ んr心{ }ヽ∨ | │ | i ∧ハ 弋てソ / 弋てソ ル∨ ! ∨| i∧小 ー ′ ー ('^ハ | 鳥取砂丘くらい ヽ| 八(∧ゝ"" ""ノ⌒)ノ | | i \.ヘ、 -、 ^´/ i | | i /  ̄\_ ‘ー' /i⌒´i !│ | i ,' i ( \ . ィ i ! / .i八 , | | . .i .iヽ ヽ>‐ ´ ト、 | i ∨ / iハ / ノ │ .| | ∧ Y_ r‐、ノ \{ |. /{ {ノ/ \ // i八 {ヽ/ } ト、/ヽノ 〉、∧八 ∨ / r┬'─ヘ{'〈 j / ヘ〉 /| `ー∨\ ヽ、 /| ! |\ 〈 /厂 〕 //| `ヽ\ 567 名前:無触蹌踉童帝 ◆CDXOg0zb8E[sage] 投稿日:2014/01/06(月) 18 44 49 ID XvUHNggk /  ̄  ̄ \ / _ノ ヽ、_ \/ o゚|⌒| |⌒|゚o \| | (__人__). | | 「ドS彼女」\ | `|⌒|´ | // ̄ |川!| ̄|川i| ̄\ 571 名前:無触蹌踉童帝 ◆CDXOg0zb8E[sage] 投稿日:2014/01/06(月) 18 45 23 ID XvUHNggk / / ヽ / / .! ヽ / / / / / / | | | |ミミ! ヽ ヽ (´`Y"゙) / i / / / / / / | ! | | .| ミ ! ! ! ハ ヽ /. { | / /二 7. / / / / | .l / ./l | .| ミl . | | l ! '´. ヽ. | ./ | | /! / /! ./ l .l/ / / /| .! } | l | ! ` |/ .// | | /| /_ /-!- ‐‐l |/ / . / ! l | l .l、 ! ,/ ./ _ | | !| l l / | l /i ! / / i \ | l ! | / ./ {ヽ!l'}‐、/|' .|. l/ ‐'|、/ ヽ .// i / `' / | / ヽ. / / ! !' ! !ヽ |ィ===ミ、 /´ -ノ-、 /‐! .l/ } //! i! ! i! l | ィ===ミ、 /l | .! /. / | /./ ./ / | \\\ { l i i / | | /./ .l i! i . \\\!| l !'\ | |! { ' ´ /、 !| ヽ .| ねぇやる夫、私と仕事どっちが大事!? レ | | { \ ヽ、_..-、_, /.ハ. V N、 ∨ \ / ./ | __∧ ヽ \ ィ ´ / i / ヽ ∧ }. > ‐ <´_! / / /'´ ̄ ヽ .\∧. | / | | { / / \ \〉 ! 、 / / | ヽ /、 ヽ\/ / \ / i } / \ ____ /_ノ ' ヽ_\ /(≡) (≡)\ / /// (__人__) ///\ 勿論、美琴に決まってるお! | |r┬-| | \ ` ー'´ / 575 名前:無触蹌踉童帝 ◆CDXOg0zb8E[sage] 投稿日:2014/01/06(月) 18 46 25 ID XvUHNggk ____ /_ノ ' ヽ_\ /(≡) (≡)\ / ⌒(__人__)⌒ \ 美琴は仕事とやる夫どっちが大事だお!? | |r┬-| | \ `ー'´ / / /. / `ヽ .\ / . /. / / /. } ', ', / . /. /. . . .l l . }| .| / / ハ ', i ,' /. /. . . .l l . リ | / / / i | ミミ .| i l. . , . l l .l ∧ /} | / / / 」 ハ | ミミミ | l l |. .| l .|イ TTナナ / / l /´ ̄|メ、ノ ミミミ | l l | . | l .| >テ=ミ Vl/ ′rテ=テヽ ミミ. . . .l l ト、| . | . N彳 トrイ トr. i 〉 リハ. .l. | 仕事の次ぎの趣味の食べ歩きと大体同じ ト、 ト、ト、|\| ヽ弋)ソ 弋)ソノ 〉 ) !. l. | i ヽヽ ハ / ノ/. . l .| l . `ー{ ′ /. . . i. |. . . ∧'. l . . . `ヘ /. . i. . l. |. . .| l | l l 丶 ⌒ , イ. . . .l. . l. |. . .| リ l l /! > __,. イ. . . i. . . . l. . l. |. . .ト、 〃 l/ l ハ ノ`ヽ /`ヽ./l /l. /∧. .| / l /ム' ´ ̄ ,′ `ヽ,.ィ´ } ¨¨`丶、l / ,.ィ´ /l /⌒ヽ /i i`ヽ ∧i i {_/ { \/l | l ∧ 578 名前:無触蹌踉童帝 ◆CDXOg0zb8E[sage] 投稿日:2014/01/06(月) 18 46 58 ID XvUHNggk /  ̄  ̄ \ / _ノ ヽ、_ \/ o゚|⌒| |⌒|゚o \| | (__人__). | | 「ドS彼女」\ | `|⌒|´ | // ̄ |川!| ̄|川i| ̄\ 581 名前:無触蹌踉童帝 ◆CDXOg0zb8E[sage] 投稿日:2014/01/06(月) 18 48 00 ID XvUHNggk / / ヽ / / .! ヽ / / / / / / | | | |ミミ! ヽ ヽ (´`Y"゙) / i / / / / / / | ! | | .| ミ ! ! ! ハ ヽ /. { | / /二 7. / / / / | .l / ./l | .| ミl . | | l ! '´. ヽ. | ./ | | /! / /! ./ l .l/ / / /| .! } | l | ! ` |/ .// | | /| /_ /-!- ‐‐l |/ / . / ! l | l .l、 ! ,/ ./ _ | | !| l l / | l /i ! / / i \ | l ! | / ./ {ヽ!l'}‐、/|' .|. l/ ‐'|、/ ヽ .// i / `' / | / ヽ. / / ! !' ! !ヽ |ィ===ミ、 /´ -ノ-、 /‐! .l/ } //! i! ! i! l | ィ===ミ、 /l | .! /. / | /./ ./ / | \\\ { l i i / | | /./ .l i! i . \\\!| l !'\ | |! { ' ´ /、 !| ヽ .| ねぇやる夫、明日晩ご飯作ってあげるけど レ | | { \ ヽ、_..-、_, /.ハ. V N、 ∨ \ / ./ | 何食べたい? __∧ ヽ \ ィ ´ / i / ヽ ∧ }. > ‐ <´_! / / /'´ ̄ ヽ .\∧. | / | | { / / \ \〉 ! 、 / / | ヽ /、 ヽ\/ / \ / i } / \ ____ /_ノ ' ヽ_\ /(≡) (≡)\ / /// (__人__) ///\ えーっと!じゃあハンバーグ! | |r┬-| | \ ` ー'´ / 584 名前:無触蹌踉童帝 ◆CDXOg0zb8E[sage] 投稿日:2014/01/06(月) 18 49 04 ID XvUHNggk / / / / ./ ! ./ / ! | \ ヽ ′/ | / /-/ 十-、 / / -┼ |、 ゝ ヽ i | i | | / /| /! / // /| / ヽ ミ | | | | i | | |斗≠=ミ// / 斗=≠ミ. ミ\| | | | i |八Y´ んir个 / /´ んr心{ }ヽ∨ | │ | i ∧ハ 弋てソ / 弋てソ ル∨ ! ∨| i∧小 ー ′ ー ('^ハ | ヽ| 八(∧ゝ"" ""ノ⌒)ノ | 本当にハンバーグで良いの? | i \.ヘ、 -、 ^´/ i | | i /  ̄\_ ‘ー' /i⌒´i !│ | i ,' i ( \ . ィ i ! / .i八 , | | . .i .iヽ ヽ>‐ ´ ト、 | i ∨ / iハ / ノ │ .| | ∧ Y_ r‐、ノ \{ |. /{ {ノ/ \ // i八 {ヽ/ } ト、/ヽノ 〉、∧八 ∨ / r┬'─ヘ{'〈 j / ヘ〉 /| `ー∨\ ヽ、 /| ! |\ 〈 /厂 〕 //| `ヽ\ ____ /_ノ ' ヽ_\ /(≡) (≡)\ / ⌒(__人__)⌒ \ 勿論! | |r┬-| | \ `ー'´ / 587 名前:無触蹌踉童帝 ◆CDXOg0zb8E[sage] 投稿日:2014/01/06(月) 18 50 07 ID XvUHNggk / /. / `ヽ .\ / . /. / / /. } ', ', / . /. /. . . .l l . }| .| / / ハ ', i ,' /. /. . . .l l . リ | / / / i | ミミ .| i l. . , . l l .l ∧ /} | / / / 」 ハ | ミミミ | l l |. .| l .|イ TTナナ / / l /´ ̄|メ、ノ ミミミ | l l | . | l .| >テ=ミ Vl/ ′rテ=テヽ ミミ. . . .l l ト、| . | . N彳 トrイ トr. i 〉 リハ. .l. | じゃあやる夫にはハンバーグ作るけど ト、 ト、ト、|\| ヽ弋)ソ 弋)ソノ 〉 ) !. l. | i ヽヽ ハ / ノ/. . l .| 私はボーナス出たから神戸牛のステーキ食べるね l . `ー{ ′ /. . . i. |. . . ∧'. l . . . `ヘ /. . i. . l. |. . .| l | l l 丶 ⌒ , イ. . . .l. . l. |. . .| リ l l /! > __,. イ. . . i. . . . l. . l. |. . .ト、 〃 l/ l ハ ノ`ヽ /`ヽ./l /l. /∧. .| / l /ム' ´ ̄ ,′ `ヽ,.ィ´ } ¨¨`丶、l / ,.ィ´ /l /⌒ヽ /i i`ヽ ∧i i {_/ { \/l | l ∧ ____ /ノ ヽ、_\ /( ○)}liil{(○)\ / (__人__) \ | ヽ |!!il|!|!l| / | \ |ェェェェ| / 589 名前:無触蹌踉童帝 ◆CDXOg0zb8E[sage] 投稿日:2014/01/06(月) 18 50 50 ID XvUHNggk /  ̄  ̄ \ / _ノ ヽ、_ \ ←でも好き/ o゚|⌒| |⌒|゚o \| | (__人__). | |\ | `|⌒|´ | / 「おわり」/ ̄ |川!| ̄|川i| ̄\ 614 名前:無触蹌踉童帝 ◆CDXOg0zb8E[sage] 投稿日:2014/01/06(月) 18 59 12 ID XvUHNggk ちなみにこの美琴は優しいので一切れだけステーキをくれます
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287 :STARLIT DUST/彼女に捧ぐ:2010/03/24(水) 22 47 24 ID 0B3kJeHO0 大学受験で大コケしたものの、奇跡的に受かった中堅私大の夜間部に通う俺にとって、昼間はバイトと小説書き、そしてゲーセンで埋められている。 午前10時の開店と共に、メダルゲームやパチスロに向かうおっさんおばさんに混じって中へと入る。 マジアカの横を通り過ぎ、二台並んでいる弐寺の裏へと回る。 俺の目的はjubeatだ。ripplesにアップデートされてからグレードが凄い勢いで昇格していく。 前作の昇格条件だったフルコンやエクセレントがなかなか出せなかったせいだろう。 クレを重ねるだけで新しい曲が解禁されていくようになったのは嬉しい。 ユビは初心者向け、と言う人もいるけど俺はそんなjubeatを気に入っている。 KONAMIパスを入れて、100円を投入。暗証番号を入れて、さてプレイ開始。今日のオススメ曲は何だろう、と画面に視線を向ける。 『STARLIT DUST/スティルに捧ぐ』 鮮やかな青とオレンジ、サーフボードを持った真っ黒い影が書かれているジャケット。下の方にDes-ROWの名前が読み取れた。 Funky sonic worldとか大見解のDes-ROWか、と思って彼の歌声を少しだけ想像してみる。 曲選択画面に移る。オススメ曲を探してみるが、見当たらない。どうやらまだ解禁してないようだ。 青い画面。青という染色。jubeatのジャケットには青が使われている曲が多い。有名なEvansやギタドラに移植されたアイシクルズもそうだ。 俺は、青という色が好きだ。 昔から、幼い頃から。そして俺は、昨日の事を少しだけ思い出した。 その日、いつもとは違うゲーセンに出かけていた。別にゲーセンが目的だった訳ではなく、買い物のついでに近くのゲーセンに寄っただけだった。 「あれ? 珍しいな。こんな所で会うなんて」 エスカレーターを通って上へと上がろうとした時、急に声をかけられた。 振り向くと、一階のクレーンコーナーに女子高生らしい制服の少女を連れた奴がいた。 中学の時、同じ部活だった奴だ。高校は別になったが、それでも時折メールぐらいのやり取りはする。 「よう。確かにそうだな。なんだ、デート中か?」 「まぁなー。お前がゲーセンに通うタチだとは思えなかったが」 「なに。音ゲーとマジアカが好きなんだよ」 旧友は俺に近づきつつ「確かにマジアカはお前がハマりそうだな」と呟く。 旧友に会えたせいか、少し懐かしくなった。大学に入って以来、友人と遊ぶ事が減ってしまったからだろうか。 「ま、それにしてもゲーセンに来る元気があるって事は元気そうだな。良かった良かった」 「おいおい、俺がまるで入院でもしてたみたいじゃねぇか」 旧友の言葉に俺がそう返すと、旧友は急に声を落とした。 「あー……まぁ、その。あれだ。空元気は解るが、あんま無理すんなよな」 「なにが?」 「この前の事さ」 「この前?」 話が全く見えず、俺は思わず聞き返す。すると旧友は逆に驚いた顔をした。 「待て。この前の事っつったらアレだろ。お前が忘れる筈ないだろ」 「何をだよ?」 「………本当に知らないのか?」 旧友はもう一度だけ聞き返すと、携帯を開き、少しだけ操作をする。 そこに映し出された一枚の写真に映る少女。俺は、彼女を知っている。否、知っているというレベルじゃない。 「……彼女、どうかしたのか」 高校の時。初めて出来た、そして本当に本当に好きになった唯一の異性がそこに映っていた。 彼女に旧友を紹介した記憶もある。だから、旧友が彼女を知っていてもおかしくない。 「…………落ち着いて聞け」 旧友は口を開く。 「一ヶ月ぐらい前になるが……交通事故だと」 「………え?」 一瞬、理解出来なかった。待て。今、なんと言った。 走馬灯のように、思い出がよみがえった。 「嘘……だろ……」 俺はもう一度だけ呟いた。 288 :STARLIT DUST/彼女に捧ぐ:2010/03/24(水) 22 48 09 ID 0B3kJeHO0 高校二年の時の話だ。 当時、兄がハマっていたギタドラを真似て自分も叩き始めたがどうにも上手く行かない。 好きなアーティストがあさきというのが一番の原因だろう。 あさきは初心者に優しい譜面ではない。 「あちゃー……」 「相変わらず巧くなんないね」 学校帰り、二人で待ち合わせて繰り出したゲーセン。ドラマニに挑戦したものの、やはり31の月光蝶緑ですらクリア出来ない。 そんな俺を、彼女はやっぱり笑っていた。 「結構凹むんだけどなぁ……」 「いいじゃん。下手なんだし」 「そもそも出来ない人に言われたく無い」 「死ね」 「ぐはぁっ!」 弁慶の泣き所とは良く言ったものでおすねちゃんを蹴られるとかなり痛いのである。 そんな彼女は今年大学受験の筈ですがこんな乱暴で大丈夫なのでしょうか。 「おぅ、痛たた……」 「しっかし、アレだねー。君は目は悪いし反射神経悪いのによくもまぁこの手のゲームに挑戦するかね」 「……曲がいい」 「の割には特に楽器が出来る訳でもない」 「うぐぅ」 「ついでに言うと他のゲームも決して得意とは言えない。むしろ下手な方」 「…………」 「まぁそんな君が好きだけどねー」 彼女はそう言って笑う。この頃には俺は既に筐体からどいて次の人が叩き始めていた。 そのプレイヤーが選曲した曲はDes-ROWのFunky sonic world。 ノリの良いドラムの音と歌声が響き始める。英語と日本語が適度にちりばめられたリズム。 「お、なんかいい曲だね……カッコいい」 普段笑ってばかりで直接評価を下すような言葉を聞いた事がないせいか、少し意外だった。 そのプレイヤーは俺と彼女の会話が届いているのかどうか解らないが、見事にフルコンボを決めていた。 すげぇ、フルコンボ。 俺がそのプレイヤーのプレイを眺めていると、彼女は口を開く。 「君はあの曲はまだ出来ないよね?」 「まぁ、無理だ」 「でもいい歌詞だね。1mmも負ける気はしない、か……。まるで意地を張った時の君だね。君、意地っ張りだから」 「……ひでぇ」 「失礼な。褒めてるんだよ? そこまで譲れないものがあるってのはいい事なんだからね」 譲れないものがある。その為に立ち向かう。 まぁ、男として一度は夢見る事だろう。なんとなく、合っている気がした。 「よっしゃ!」 俺は気合いを入れて待ち列へと向かう。 「またやるの?」 「次はファンキー叩きます。緑で…」 幾ら緑だろうが構うものか。そう、1mmも負ける気はしない。なんというか、意地の為に。 もちろん、閉店だった。 289 :STARLIT DUST/彼女に捧ぐ:2010/03/24(水) 22 48 59 ID 0B3kJeHO0 「……あははは……」 「もう、なんつーか、俺を見ないで…」 流石の彼女も呆れていた。そりゃそうだ。 「一番大事な部分でゲームオーバーなんて悲惨だね……ま、でもあたしはこの曲好きだなー。ジャケットも好きだね。青と黒って、いいね」 「そうですか?」 俺の言葉に、彼女は頷く。 「青が好きなんだよ。君は確か、黒好きだったでしょ?」 「ええまぁ」 黒が好き、というのはよく言う。でも、昔から本当に好きだったのは。 青が好きだった。でも、青という色は男の間では結構人気のある色。 周りの皆が青が好きで、その分、青という色に依り付く事がなかなか出来なかった。 そして、周りからもよく解らない奴だと言われる事が多かった。友達は他の人に比べればだいぶ少ない。色になると、黒になっていた。 全てを飲み込む。全てを消し去る。そんな色。だけど。 彼女は。青が好き。純粋で、真っ直ぐで、そして。真っ黒な俺を、見ている。 「君とあたしと好きな色両方入っているじゃん」 「なるほど……」 「そう、二人して好きになれるじゃない?」 青と黒。 反り合いそうになくて、隣接する色。絡み合う、2色。 全てを飲み込む黒と、全てを透過する青。 そんな俺たちは、何時から……。 それから一年後に、別れてしまった後も。 俺は彼女の事を思い続けていた。青と黒。2色に例えられた、俺たち。 黒に戻ってしまった俺を、彼女がどう思っているかは解らないけれど。 意識を現実に引き戻す。三曲をプレイし終え、グレードポイントが加算されていく。 「ん……?」 グレードアップの表示と共に、新たな曲が解禁された。 表示された曲は、『STARLIT DUST/スティルに捧ぐ』。今日のオススメ曲。そして。 「あ……」 青い背景と、黒い影。青と、黒。 後ろを確認し、誰も並んでいない事を確認しつつ2クレ目を投入する。 緑譜面を選択し、ジャケットを探す。あった。 「青と、黒……」 青も黒も、好きな色。俺が好きになった色。そして、ほんの少しだけ彼女の事を思い出した色。 今はもう、なくなってしまった大切なもの。愚かな俺は、無くしてから気付く。 戻らない。けど、忘れない。 曲が始まる。 あなたが残してくれたものは、今も俺の中に残っている。 だから、あなたは安心して眠ってくれ。 あなたとの日々も、出会いも、別れも決して無駄にはしない。 そして、明日未来を目指せる。 別れを綴る、哀しいけれどもカッコいい。そんなDes-ROWの歌声と共に、走馬灯のように蘇る日々。涙があふれそうになる。 きっと、Des-ROWも、同じように誰かとの思い出を思い出していたのだろうか。 大好きだった青と黒。そして、オレンジにも彩られて。終わりがあるから始まりがある。 曲が終わった。フルコンボの表示。あの日、俺はFunkyを叩けなかった。 でも、今はスティルを叩ける。あの時の日々も、無駄にはしない。 明日未来を、あなたとの日々があったから目指せる。 「………ありがとう」 どこかで、笑っているであろうあの人に。俺は、この曲を贈ろう。 Des-ROW兄さん、ありがとう。 コメント 名前 コメント
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彼と彼女の事情 ◆.WX8NmkbZ6 雪代縁は一人荒野に立っていた。 全身傷だらけだが、足はしっかりと地面を踏み締めてその体を支えている。 「……」 無言のまま足元の刀のような形状をした銃と、一目で業物と分かる日本刀を拾い上げた。 日本刀を鞘から抜いて振って感触を確かめる。 逆刃刀よりは扱い易い。 そちらを一度地面に置くと、今度は銃を何発か試し撃ちする。 十メートルほど離れた場所にある小石を狙うと過たず命中し、その精度の高さに驚いた。 縁は中国マフィアの頭であり、西欧諸国の兵器も取り扱っている――だがそれと比較しても、次元が違う。 「なるほど……」 一人納得して思考する。 戦闘が終わってから縁は体を休め、これまでに起きた事を思い起こしていた。 そして考えが纏まった結果ここに立っていたのだが、こうして新たに加わった情報も交えて整理する。 V.V.が主催する殺し合い。 遠隔操作型の首輪によって参加者を管理する高度な技術。 際限なく物を出し入れ出来る鞄。 高い機動力を見せた四輪駆動の車。 勝手に対象を束縛する縄。 記憶を流し込む能力。 奇妙な格好に変身する為の支給品。 高い命中精度の銃。 一つ二つなら「少し進んだ技術」「催眠術」と切り捨てられたかも知れない。 だがこうも重なれば、どれも夢物語のようだ。 それでも縁は目撃したものを一つ一つ吟味し、これが現実なのだと再認識する。 つまりこれは姉にとっても想定外の不足の事態だったのだ。 「……殺す」 人誅を目前に控えた時期の縁をこの場に連行し、人誅を阻んだ存在。 その為に緋村剣心は命を落とし、縁は彼を地獄の底へ叩き落とす事が出来なくなった。 縁の十五年を否定するような真似をした者を、生かしておく理由はない。 口ぶりから考えれば他の参加者を皆殺しにする事で再会出来るようだ。 言葉の真偽は定かでないが、別の手段を考えるのはそれで会えなかった時でいいだろう。 差し当っては鞄を手に入れる必要がある。 日本刀二本と銃があれば得物は充分だが、持ち運ぶには少々かさ張る。 ついでに食料が入っていれば尚望ましい。 他の参加者から奪う事を念頭に置きながら、縁は道路沿いに東へ向かった。 ゆっくりとした移動で体力を徐々に回復させ、その上で市街地にいるであろう参加者に接触する為だ。 途中で後方から爆発音が聞こえ、戦闘が起きている事に気付いた。 ここで場に乱入して参加者減らしに掛かるのも良いが、長い目で見れば今は休息と移動に努めるべき。 付近で殺し合っている者達を他所に、縁は足を止めずに後回しにしていた案件について考え始める。 ――願いを叶えてあげるよ。 夢物語のような数々の技術。 縁の常識では測れないようなその力があれば、不可能と思えるような願いも叶うかも知れない。 そう――例えば死者蘇生のような。 雪代巴と緋村抜刀斎を生き返らせる。 緋村抜刀斎に改めて人誅を下し、姉との幸せな生活を今度こそ取り戻す。 そんな、文字通り夢でしかなかった幻想も……? 降って湧いた希望に、縁は子供のような笑みを浮かべた。 「……」 けれどそこで縁は表情を消す。 思い出すのは先程垣間見た景色――目の前に横たわる花嫁の姿。 ▽ 杉下右京は車を走らせながら周囲に目を光らせていた。 隣の助手席に座るのは高崎みなみ。 後ろの荷台にいるのは合流を果たしたばかりの城戸真司と翠星石――右京以外は全員眠っている。 まだ若い彼らに対し、殺し合いという環境はただそこにあるだけで体力を奪っていく。 真司と翠星石に至っては強力にして凶悪なシャドームーンと戦い、仲間を一人失ったばかりだ。 右京と協力して見張りをしていたみなみも、深夜に殺し合いに放り込まれた為に睡眠が足りていなかったらしい。 警察署に向かい、Lや光太郎と合流する。 またそれまでの道中で他の参加者と接触し、可能ならそちらとも警察署まで同行する。 それが右京の受け持った役割だ。 殺し合いを止める為ならば、何日でも寝ずにいる程度の覚悟はある。 亀山薫の分まで戦わなければならないのだから。 やがて遠くにホテルの姿が見えてきた頃、正面に一台のバイクが見えた。 黒いテンガロンハットとタキシードの男が運転手らしい。 胸元を見ると肌色の腕が絡んでいる――どうやら後ろにもう一人乗せているようだ。 右京は車を止めて降り、道に立ち塞がるようにして立った。 「そこのお二方――」 泉新一という少年とミギーというパラサイトの命が潰えて間もない今、右京は最大限に警戒していた。 銃を構えながらバイクの男に声を掛けるが、バイクは速度を緩めない。 まさか殺し合いに乗っている? 他の参加者を問答無用で挽こうとしている? 右京は警戒を強め、声を大きくする。 「止まりなさい!!」 バイクは速度を緩めずにグングンと右京との距離を縮めた。 もしもの時の為に引き金に指を掛ける右京の緊張が一層高まる。 そして二人乗りのバイクは、右京の横を通り過ぎて行った。 「…………は?」 放心する右京の耳に、後方から女性の声が響く。 「おいヴァン、他の参加者を無視するとはどういう事だ!」 「北に行くんじゃないのか?」 「参加者がいて、しかも声を掛けられているんだぞ!? レナの時から成長していないのかお前は!!」 右京がバイクの方へ振り返ると、バイクはブレーキを掛けて停止していた。 後ろに乗っている女が運転手の男の背をポカスカと叩いている。 どうやら今の通過は右京を無視をしようとして無視したというより、二人の間で意志疎通が上手く行っていなかった故に起きたようだ。 「もしもし」 改めて声を掛けると、緑髪の女がギッと右京の方に顔を向けた。 その特徴的な姿は、最初の会場でルルーシュと名乗った少年と会話していた女性と相違ない。 虫の居所は悪そうだが、殺し合いに乗っているようには見えなかった。 「僕は警視庁特命係、杉下右京と申します」 ▽ 砂浜に転がって数十分、傷の再生を済ませたC.C.は動き出した。 傷付いて動けなくなったヴァンに肩を貸してやり、遠くに望んだホテルを目指す。 こんな所で寝ていて襲われたのでは笑い話にもならない。 到着し、襲撃される可能性を考慮してロビーからかなり離れた部屋を占拠。 最初にした事はヴァンの傷の手当て。 それからC.C.は塩水でドロドロになった衣服を脱いでシャワーを浴びた。 殺し合いの最中にする事ではないが、不死たるC.C.の優先順位としては間違っていない。 濡れた髪、玉のような雫が浮いた少女らしい細く白い肢体をそのままに、クローゼットに備え付けられたバスローブを纏う。 海水に浸かった服にも洗面所で洗い、その後ドライヤーを使って強引に乾かした。 本来ならばこのような事はC.C.本人がやらずに他人を行使するのだが、ヴァンにこういった事は期待出来ないのだ。 乾いた服を着てシャワールームからベッドルームに戻ると、ヴァンは二つあるベッドのうちの一つを占領して寝転がっている。 「私はピザを食べるが、お前はどうだ?」 「あ゛ー」 だらけた態度と同じくだらけた返事がある。 先の戦闘での鬼気迫る様にはC.C.も気圧されたものだが、見間違いだったかと疑いたくなるところだ。 C.C.はそんなヴァンの様子を余所にピザをテーブルに置いた。 辺りに広がるチーズの香りに気を良くしていると、彼も匂いにつられたように起き上がる。 横着な態度に閉口してピザを引っ込める事も考えたが、戦闘に際してだけは活躍出来るだけに無碍には扱えない。 「ほら」と、嫌々ながら彼に箱ごとピザを差し出した。 C.C.は切り分けられたピザを一つ取り、垂れそうになるチーズを落とさないように口に運ぶ。 歯を立てて生地を千切り、伸びるチーズを引っ張りながら咀嚼する。 「……」 支給されたピザは無制限にデイパックから出て来る。 味見は既に済んでおり、味はどれも同じはずだ。 しかし、その味がほとんど感じられなかった。 C.C.は溜め息を吐いて一口だけかじったピザを置く。 「……こんなに不味いピザは初めてだよ」 本当にここから脱出出来るのかと、不安や心配はある。 一時行動を共にしていた竜宮レナについても気掛かりだ。 しっかり者の彼女なら上手くやっているとは思うが海を渡る手段はなく、連絡も取れない。 だがそれ以上に、こうして安全地帯に留まってゆっくり休息を取っていると思い出してしまう。 ――ルルーシュ・ランペルージ。 最初の放送で呼ばれた共犯者の名。 (……悪い女だ、私は) 今更めいた事を考え、自嘲する。 C.C.は多くを知っていた。 ルルーシュは母であるマリアンヌ・ヴィ・ブリタニアの死の真相を暴く事を目的としていたが、C.C.は初めから知っていた。 それどころか、未だ死んでいない事さえ知っていた。 度々苦悩するルルーシュを見ていながら、C.C.は黙し、口にする事はなかった。 (お前を殺したのは、私なのかも知れないな) 何もかも全て最初に教えていれば、ルルーシュの辿る道は別の物になっていただろう。 そうなれば――彼がこの場に呼ばれる事はなかったかも知れない。 或いはこの場に呼ばれても死ななかったかも知れない。 全ては可能性に過ぎないが、C.C.は一際大きく溜め息を吐くのだった。 「だったらよ」 そこへ、ヴァンが突然口を開いた。 C.C.は何の事かと一瞬狼狽えるが、「ピザが不味い」という言葉を受けてのものだと思い当たった。 彼の両手には見覚えのある、毒々しいまでに色とりどりの調味料。 「ば、馬鹿よせ!!」 食欲がさほどなかったC.C.はピザを一枚しか出していなかった。 箱から切って直接取る形で、一枚を二人で分けようとしていたのだ。 それが今、災いする。 ヴァンは二人分のピザ全体に容赦なく調味料をぶちまけた。 衝撃的な映像を目にしながらC.C.は頭を抱える。 この一枚は責任をもってヴァンに処理させて、新たにもう一枚ピザを出すべきだろうか。 しかし元々薄かった食欲は、彼が創り出したカラフルなピザのせいで一層衰えている。 もう食事は諦めようかと思った時、彼は言う。 「食えよ。今回だけ特別だからな」 人のピザの上で勝手に惨劇を起こしておきながら、どの口で。 悪態を吐こうとするが、ヴァンはグイとC.C.の方へピザを一切れ差し出して来た。 いつの間に用意したのか彼の手にはフォークがあり、それをピザに突き立ててC.C.へ向けているのだ。 今更ながら品性を疑わざるを得ない。 こうしている間にもそこから調味料の余剰分がボタボタとテーブルに落ち、惨状を悪化させる。 C.C.は目前に広がる光景に嫌気がさした。 「一口だけ食ってやる……有り難く思うんだな」 そうしてC.C.はヴァンのフォークから乱暴にピザを取り、マーブル模様のそれを口にした。 「……辛い……」 マスタードとタバスコが鼻に抜けて涙が出そうになる。 しかし同時にC.C.は驚愕の事実に気付いた。 「旨い……だと……」 「だろ。ったく、どいつもこいつも食う前から文句ばっか言いやがって」 ぶっきらぼうに言いながら、ヴァンも箱から取ったピザを口に運ぶ。 「辛ぁぁぁぁぁぁあああああああああい!!!!!!」 「……馬鹿だ」 もう一口、C.C.は調味料に染まったピザを齧る。 「……しかし、確かにいける」 C.C.の味覚は目玉焼きにマンゴーソースを掛けて食べる程度に、ヴァンのそれといい勝負をしているのだ。 何より、多分。 「……おいヴァン、やはり辛すぎるぞ。 水を持って来い」 「ミルクはないのか?」 「ない。いいからとっとと水を二人分持って来い!」 今の心境には、辛過ぎるぐらいが丁度いい。 テーブルの上の惨状はそのまま。 ヴァンと共に一つずつベッドを独占して寝転がりながら、いびきをかく彼を余所にC.C.は物思いに耽る。 思い巡らすのはこの殺し合いとV.V.に関しての事だ。 まず考えるのは、この会場に集められた者達の人選について。 C.C.が元から知っていた面々に加えてヴァン、レナ、ミハエルと東條、白髪の男、シャドームーン、蒼嶋、千草。 (……濃いな) 身体能力か、精神力か、特殊能力か、或いはそれら全てか。 誰も彼も、普通の人間から大なり小なり逸脱していると言っていい。 アトランダムに選んだとしては明らかに不自然で、何らかの意図があってのものだろう。 また不死であり殺し『合う』事が出来ないC.C.をわざわざ殺し合いの場に連れて来ている時点でおかしい。 V.V.の目的は殺し合いそのものではない。 そもそもV.V.は人々が殺し合うのを見て喜ぶような快楽主義者ではない。 恐らく殺し合いは手段であり、目的は別にある。 心当たりがあるとすれば『ラグナレクの接続』。 C.C.も一時は関わっていた計画。 二つのコードを用いて集合無意識に働き掛け、生死を問わず全ての人間の意識を統合するというものだ。 V.V.とその弟のシャルル・ジ・ブリタニアはC.C.が嚮団から離脱した後も、恐らく諦めていない。 シャドームーンのような嚮団の手にも余りかねない者まで集めたこの殺し合いは、随分手が掛かっている。 そう考えればこの殺し合いは『神殺しの計画』に関わっていると考えた方が自然だ。 しかしどう関わるのはという所まで踏み込むと、これはV.V.に直接聞かなければ分からない。 敢えて仮定するなら、と考えたところでC.C.の背筋に悪寒が走る。 C.C.はそこで思考を停止させた。 時計をチラと見、放送が近付いているのに気付いてC.C.は立ち上がる。 バスローブを脱ぎ捨てて元の服に着替え、ヴァンと自分のデイパックを整理しながら彼に声を掛ける。 「行くぞヴァン。 お前もこんな殺し合いはさっさと終わらせて、やる事があるんだろう?」 そう言うとヴァンは気だるそうにしながらも素直に起き上がった。 だらけた男だが、本来の目的に対しては並々ならぬ執着があるらしい。 ヴァンと共に部屋を出、移動手段を求めて駐車場を検分する。 そして見付かったのが、バイク――バトルホッパーだった。 ヴンヴンヴン、と音を立てながらライトを明滅させる様は、ヴァンとC.C.に何かを訴え掛けているようにも見えた。 その様子に、C.C.は念の為確認を取る。 「ヴァン、こいつが何か言っているように見えるか?」 「車が喋るわけないだろ」 「お前の言葉にしては正論だ」 ヴンヴンヴン、とエンジン音を立てながら、首を振るようにヘッドを左右に動かすバトルホッパー。 勝手に動いた事にヴァンとC.C.は驚きを見せるも、気のせいという事で片付けた。 他者とのコミュニケーション能力に著しく問題のあるこの二人に、バトルホッパーの必死の訴えが通じるはずはなく。 バトルホッパーはそのまま普通のバイクとして扱われたのだった。 「北か南。どちらに向かう?」 レナ達と合流したいところだったが、今は海を渡る手段がない――よって進路は二択だ。 レナは南の小病院付近で蒼嶋達と出会ったと言っていた。 それまでに誰とも出会わなかった、つまり南には他に参加者がいないのだ。 順当に考えれば北上すべきだろうが、懸念すべきはシャドームーンの動向。 南北どちらに向かっていてもおかしくはない。 まずはシャドームーンから逃げるように動くべきか、シャドームーンを倒すべく動くべきかを考える必要がある。 C.C.とて殺し合いの打破を目論んではいるものの、わざわざその為にあの化物ともう一度戦闘をする程の義理堅さはない。 かと言ってC.C.自身には確固たる目的はなく、結局ヴァン次第という事になる。 なるのだが。 「めんどくせぇ」 ヴァンはシャドームーンの相手をするのが面倒なのではなく、そもそもどちらに向かうべきか考えるのが面倒なのだ。 そんな彼の取った行動に、C.C.は目を見張る。 「倒れた方に行く。いいな?」 「……正気なのか?」 どこからか拾って来た木の枝を地面に突き立て、C.C.の目を見据えるヴァン。 この男は手を離して、枝が倒れた方向によってこれからの進路を決めようとしている。 もしルルーシュならああでもないこうでもないと考察を並べ立て、あらゆる可能性を吟味してから行動している場面だ。 それなのに小枝に判断を委ねる――ここでの選択が生死を分けるかも知れないというのに、偶然に頼る。 C.C.の想定の斜め上を行く発想だった。 もしホテルを指したらホテルに戻って寝直すつもりか? やりかねない。 「やるぞ」 「……もう好きにしてくれ」 C.C.が投げやりに言い、それを受けてヴァンが枝から手を離す。 倒れた方角は、北だった。 不本意ながらも進路が決まり、二人は移動を始める。 C.C.がバイクの後ろに乗ってヴァンの腰に手を回すと彼は無言のまま発進させた。 眼鏡を掛けた初老の男とすれ違うのは、それから程なくしての事だった。 ▽ 「コード保持者のC.C.さんと、無職のヴァンさん……申し訳ありませんが、これだけでは良く分かりませんねぇ」 「……まぁ、そうだろうな」 C.C.とヴァンが名乗ると、右京は詳細名簿の存在を明かした。 一方的に情報を知られているのはC.C.としては不快だったが、詳細と言っても大した情報は入っていないらしい。 現にこうして『コード』の説明はなく、ヴァンに至ってはこれでは何も分からない。 V.V.は参加者に喧嘩を売っているらしいと、今更ながらに呆れざるを得なかった。 しかしC.C.には、完全に信用した訳ではない相手にギアスやコードの説明をする義務はない。 よって一先ずは元いた環境について触れる事にした。 レナやヴァンとの話から考えれば、それはこの殺し合いの根底にも関わる問題だからだ。 レナがいた世界は昭和58年――西暦1983年。 西暦と皇歴が一致するとすれば、C.C.がいた皇歴2018年の世界よりも三十年以上過去の世界である。 そして右京の時代は、レナの時代とC.C.の時代の中頃だという。 これだけならそれぞれが異なる時間から呼び出されたのかと考えるところだが、彼らの常識の中にブリタニアという国はない。 参加者それぞれが異なる世界から連れて来られたのだという右京の意見は、やはり正しいのだろう。 常識から考えれば「周囲の人間が全員嘘を吐いているか脳に異常を来している」と結論付けるべきだが、相手はV.V.だ。 常識で計るべきではない。 放心したように明後日の方向を見ていたヴァンにも無理矢理説明させると、右京も自身の考えに改めて納得したようだった。 しかし一つ得心したというだけで、右京は追求をやめない。 「あなた方の世界については分かりましたが、よろしければ『コード』についても教えて戴けますか? 僕の想像では最初の会場でルルーシュ少年が見せた、あの奇妙な仕草に関係があるものだと思うのですが」 C.C.は内心で舌打ちする。 あの場でルルーシュは自身の名乗りを上げてギアスを発動させようとした。 更にそれを諫めようとしたC.C.まで、参加者全員に顔を見られてしまった。 わざわざC.C.の職業欄に書かれた『コード』を、ギアスと結び付けられても文句は言えない。 むしろ文句を言うべき相手はルルーシュの方だろう。 それでもC.C.が躊躇っていると、意外な事にヴァンが口を開いた。 「話せよ。何か、あの……何だ、ギアスとか」 「おい、ヴァン!」 「そのおっさん、頭いいんだろ。 だったらあのガキの考えだって分かるかも知れねぇ」 「……」 ヴァンにとっては、元の世界に戻ってやるべき事をやる、それ以外の関心事は基本的にない。 楽に帰還出来るならそれに越した事はなく、C.C.が周囲に積極的に情報開示をした方がいいと考えているのだろう。 「……仕方ないな。今度はお前もちゃんと聞いておけ」 レナにしたのと同様の説明を右京にも行う。 不死性について信じ難いと言う右京の前でC.C.は掌を切り、再生する様を見せてやると信じさせる事が出来た。 互いに真剣ではあるが、敵意はなく警戒心も薄い場で話し合いは進む。 しかしC.C.がギアスについて話し終えた後、その空気が変わった。 切っ掛けは、右京が放った一言だった。 ▽ 「私は殺人という行為を決して許しません。 ……私だけでなく、どうか皆さんにもこの決意をして頂きたいのです」 情報交換を終えた右京は真司達にも告げた事を、C.C.とヴァンにも説く。 しかしC.C.はキョトンとした表情を浮かべ、それまで話を聞いている様子すら薄かったヴァンの目付きが鋭くなった。 「私は殺し合いを止め、V.V.を逮捕します。 その為に――」 「知った事か」 切り捨てるようにヴァンが右京の言葉を遮った。 どこかボンヤリとした印象のあった彼がこうして強い感情を見せた事に、右京は僅かに戸惑う。 「あんたの理屈は分かった、だが俺は俺の理屈を通す」 「それは……殺し合いをするという事ですか?」 「違う。だが俺は俺が殺したいと思った奴は殺すし、それを邪魔する奴も殺す。 あんたに指図される筋合いはない」 それだけ言うとヴァンは右京に背を向けた。 これ以上話を聞く気はないという意思表示だろう。 それでも右京が話を続けようとすると、今度はC.C.がそれを止めた。 「やめておけ、そいつは話を聞かないぞ」 「ですが――」 「ついでに私からも言わせてもらう」 有無を言わせないC.C.と向かい合う。 少女のような容姿でありながら相手を深く見透かすような視線は、不死たる者の証明のように思えた。 「『そもそも住む世界が違う』……お前も分かっている事だろう。 ヴァンも私も、V.V.もだ」 エリア11――強国ブリタニアに占領され、尊厳を奪われ、テロリストが日々国を取り戻す為に活動している。 エンドレスイリュージョン――ほとんど雨の降らない乾いた厳しい土地で、無法者達が闊歩する。 生きてきた世界が違えば価値観も違う。 同じ世界の者同士ですら、完全に分かり合うのは難しい。 「その通りですが、人の命の価値と尊厳は普遍です」 しかし価値観の違いは右京とて承知していた事で、その上で理解を求めていたのだ。 故に右京は揺るがない――そしてC.C.もまた引かなかった。 「それはお前がゴミのように殺されていく人々を見た事がないから言えるんだ。 国に、社会に、法律に守られているのが当たり前の世界なんだろう? ……まぁ、理想としては正しいが」 C.C.の声に怒りはない。 むしろ憐れみさえ含んでいるように聞こえた。 「お前は正しいよ右京。 どんなに多くの世界があっても殺人を推奨する世界はそうそうないだろう。 好き好んで人を殺す人間は少数派だ」 淡々とした調子のまま、C.C.は溜息を吐いてから続ける。 「だが、お前はこの殺し合いを掻き回す事は出来ても止める事は出来ない」 その言葉は人外の存在であるミギーによる忠告と重なり、右京は静かに息を飲んだ。 「……それは、何故ですか」 「お前にとっての正義は私達にとっての正義ではないし、参加者全員でその考えを共有するのは無理だ。 その上でお前の平和な国の常識や法律を、この会場全体に当て嵌めようと考えているなら。 お前が自分で自分にとっての常識や法律に従うだけでなく、それを他人にまで強制するなら――」 C.C.はそこで一度言葉を切った。 射抜くような視線に、数々の危険をくぐり抜けてきた右京ですら背筋に冷たいものが伝う。 シャドームーンとはまた別の威圧感を伴って、その一言は紡がれる。 「お前は、傲慢だ」 人の何倍も生き、誰よりも傲慢である事を許されたC.C.が端的に示したその一言は強く、重かった。 荒野の中を自分の力だけで生き抜いて来た男。 彼は右京の正義を否定しなかった。 あんたの理屈は分かった、と。 数百年、人の生き死にや戦争を見届けて来た存在。 彼女も右京の正義を否定しなかった。 お前は正しい、と。 だが彼らは共感せず、感化されず、右京の正義を拒んだ。 「行こうヴァン。これ以上の話は無駄だ」 C.C.は背を向けていたヴァンの手を引き、駐車していたバイクの方へ促す。 右京は彼らに言いたい事が幾らでもあったのだが、ここまでの話し合いで顕著だったように彼らは人の話を聞かない。 その上で「話は無駄」と断言した以上、もう右京の声に耳を傾ける事はないだろう。 「本当によろしいので? 北にはシャドームーンが――」 「俺は北に行くんだよ」 思った通り取り付く島もない返事があった。 俺の理屈を通すという、その言葉の通りの姿だった。 言いたい事を言いたいだけ言い、相手に反論させずにさっさと立ち去る。 その態度は彼ららしいと言えば彼ららしい。 バイクは走り出し、彼らは一度も右京の方を振り返る事なく景色の中に溶けていった。 ――君の正義はいつか暴走する、そして周りの人間たちを滅ぼすだろう。 C.C.の言葉の奥にあるものは、ミギーに言われた事と同じだ。 右京の思考は危険であり、周囲を振り回すのだと。 それでも、万人に同じ考えを共有させる事がどんなに困難だろうと右京は考えを曲げない。 ここで曲がる正義なら、ここに至るまでのどこかで既に曲がっていただろう。 しかし車の方へ振り返った事で、右京の思考は一旦途切れる事になる。 みなみ、真司、翠星石が眠る車――しかしみなみだけが目を覚ましていた。 そしてその手は荷台で眠る真司のデイパックへ伸びている。 「みなみさん!!!」 右京の声に、みなみはビクリと肩を震わせて手を引っ込めた。 目的は恐らく真司のカードデッキ。 彼女は力を求めている。 「わ、私、私は、……」 人の物を盗もうとした。 その事実にみなみ自身が動揺しているようで、彼女は顔を両手で覆って嗚咽を漏らす。 「落ち着いて下さい、みなみさん……」 シャドームーンと真司の激しい戦いの空気に当てられたのだろう。 それに真司のその力がデッキによるものであると、みなみは知ってしまっている。 真司だけの特別な力ではない、誰でも手にする事が出来る力――それは恐らく彼女が最も欲しているもの。 右京は短い時間であれ彼女から目を離した事を反省し、警戒をより強くした。 亀山を失った悲しみは、未だ右京の中にある。 この喪失はそうそう埋められそうにない。 それはみなみもきっと同じはずだ。 そして右京には正義という喪失の悲しみよりも優先すべきものがあるが、みなみにはない。 だからこそみなみにも理解して欲しいと思う。 人を殺す事は罪なのだと、どんな悲しみがあろうと許されない事なのだと。 ――お前は傲慢だ、右京。 例え独り善がりの正義だとしても、構わない。 ――お前は殺し合いを掻き回す事は出来ても止める事は出来ない。 玲子もシャナも止められなかった。 シャドームーンへの恐怖も未だ消せずにいる。 ヴァンもC.C.も説得出来なかった。 それでも殺し合いを止め、犯罪者を法によって裁くという決意は鈍らない。 それぞれの価値観が異なろうと、弱者が虐げられていい理由にはならないのだから。 命の尊厳と信じた正義の為に、右京は道をひた走る。 【一日目昼/H-2 道】 【翠星石@ローゼンメイデン(アニメ)】 [装備]真紅のステッキ@ローゼンメイデン、真紅のローザミスティカ@ローゼンメイデン [支給品]支給品一式(朝食分を消費)、確認済支給品(0~1) [状態]疲労(大) [思考・行動] 0:睡眠中。 1:殺し合いから脱出。 2:蒼星石、クーガー、かなみと合流する。 3:真紅が最後に護り抜いた人間に会い、彼女の遺志を聞く。 4:水銀燈を含む危険人物を警戒。 [備考] ※スイドリームが居ない事を疑問に思っています。 ※真紅のローザミスティカを取り込んだことで、薔薇の花弁を繰り出す能力を会得しました。 【城戸真司@仮面ライダー龍騎(実写)】 [装備]無し [所持品]支給品一式×3(朝食分を消費)、龍騎のデッキ@仮面ライダー龍騎(二時間変身不可)、確認済み支給品(1~4) 、劉鳳の不明支給品(1~3) [状態]気絶中、ダメージ(大)、疲労(極大) [思考・行動] 0:気絶中。 1:右京の言葉に強い共感。 2:やっぱり戦いを止めたい。 3:劉鳳を殺してしまったことに対する深い罪悪感。 4:翠星石のことは守り抜きたい。 5:シャナを倒し、彼女の罪をわからせる。 ※絶影を会得しました、使用条件などは後の書き手の方にお任せします。 【杉下右京@相棒(実写)】 [装備]君島の車@スクライド [支給品]支給品一式×2(水と食事を一つずつ消費)、S&W M10(6/6)、S&W M10の弾薬(24/24)@バトル・ロワイアル、ゼロの剣@コードギアス、 首輪(魅音)、拡声器@現実、イングラムM10(0/32)@バトルロワイアル、傷薬×1@真・女神転生if... [状態]疲労(小)、強い決意 [思考・行動] 0:誰も殺さない、誰も殺させない。 1:協力者を集めてこの殺し合いを止め、V.V.を逮捕する。 2:亀山を殺害した人間とシャナ、玲子を逮捕する。 3:みなみに注意しながら同行する。 4:仲間を集い、参加者を警察署へ集める。 5:シャドームーンに対する恐怖。 ※ギアスやコードについて一定の理解を得ました。 【岩崎みなみ@らき☆すた(漫画)】 [装備]無し [支給品]支給品一式 [状態]健康、深い悲しみ、動揺 [思考・行動] 1:右京や翠星石たちと共に行動。 2:ゆたかとみゆきの仇を取りたい、その為の力が欲しい。 3:Lに対する強い嫉妬。 4:他の知り合いが心配。 5:カズマと光太郎にもう一度会いたい。 6:V.V.の言葉も頭の片隅に留めておく。 [全体の備考] ※翠星石・新一・真司で情報交換を行ったため、三者は互いの事情についてある程度は理解しました。 ※真司、翠星石の二人は浅倉威、水銀燈、後藤、田村玲子、シャナ、和服の青年(宗次郎)、メイド服の女(咲世子)を危険人物と認識しています。 ▽ 右京と別れて数分。 バイクの後部で風を切りながら、そろそろ放送だろうかとC.C.は時計を見やる。 しかし同時に嫌な想像をして額に冷や汗を浮かべた。 『異なる世界』。 右京と話す前から分かっていた事だが、それがこの殺し合いの根幹に関わっている。 ただ参加者を集めて記憶を操作する程度ならともかく、そこまで行けば嚮団の技術から逸脱する。 V.V.の近くにいる、それこそ『異なる世界』からの協力者の存在を考えた方がいいだろう。 殺し合いに繋がっているであろう『ラグナレクの接続』。 そこに『異なる世界』との関係性を見るとしたら、それは―― 「おいあんた」 ヴァンが呼ぶと、後ろに座っている緑髪の女の方からハッと息を飲むような気配があった。 続いたのは普段通りのつっけんどんな切り返しだ。 「……まだ覚えていないのか? 私はC.C.だ」 「すみません。 それであんた、」 「おい、いい加減にしろ!」 緑髪の女はヴァンの受け答えが気に入らなかったようで苛立ちを噴出させたが、ヴァンは構わずに続けた。 「俺は……このくだらねぇ殺し合いの間だけだがよ。 あんたの護衛を、続けてやってもいい」 ヴァンは、一人では出来ない事があると知っている。 一人でカギ爪の男を追っていた頃はともかく、ウェンディを初めとした人々との出会いを経た今は分かっている。 仲間の重要性を理解している。 V.V.と知り合いだとか、不死身と自称するだけあって傷の治りが早いとか、そういった利点だけではなく。 ヴァンが一人で突っ走るだけでは解決しない問題もあるのだと、理屈ではなく感覚で気付いていた。 唐突と言えば唐突なヴァンの申し出に、暫く緑髪の女の反応はなかった。 バイクを運転するヴァンからはその表情は見えない。 「……似合わないな、おまえがそんな事を言うのは」 「あぁ?」 「褒めてやってるんだ」 ヴァンの抗議の声にも動じず、緑髪の女は続けた。 「大体さっきもピザを食べたんだ、これからも護衛を続けるのは当然の労働であり義務だろう? 今更繰り返す事じゃないぞ」 「……へいへい」 多少不満はあったものの、ヴァンは「まぁいいか」と意識を正面の景色の中に移す。 思い出すのは先程垣間見た景色――白い粉が舞い散る場所で惨殺される女の姿。 ▽ 縁に見えたのはほんの一瞬。 絨毯に広がる血痕、逆光の中の仇の姿。 それは縁の記憶ではなく、恐らく先程出会った黒い帽子の男のものだ。 それは、縁が最愛の人を奪われた光景ととても良く似ていた。 「……ふん」 だからと言って、縁の進む道は変わらない。 ただ珍しく姉に関係のない事で感傷的になった、それだけの事だった。 姉は、いつでも縁の傍にいる。 だが返事をしないし、未だ微笑みも戻らない。 縁は知っている。 姉はもういないのだと、目の前にいる姉は幻影に過ぎないのだと。 だから――死者蘇生が夢物語だと言うのなら、それでも構わない。 けれどせめて、一目だけでも。 一瞬触れるだけでもいい。 幻ではない、あの優しかった姉ともう一度だけ会いたい。 それが叶うなら、縁は他人だろうと自分だろうと全てを犠牲にする覚悟がある。 「何で死んじゃったんだよ……」 僅かに見えた光明。 それでも十五年前の喪失の悲しみは、癒える事はなかった。 ヴァンに見えたのはほんの一瞬。 白い粉と共に飛び散る血、赤い髪の仇の姿。 それはヴァンの記憶ではなく、恐らく先程出会った白髪の男のものだ。 それは、ヴァンが最愛の人を奪われた光景ととても良く似ていた。 「……けっ」 だからと言って、ヴァンの進む道は変わらない。 ただ珍しくエレナに関係のない事で感傷的になった、それだけの事だった。 エレナは死んだ。 人は死ぬし、生き返らない。 エンドレスイリュージョンという過酷な環境で生きて来たヴァンは理解している。 エレナと、二度と会う事はないのだと。 だから――会えない事は、嘆かない。 けれどたった一つ譲れないのは、仇であるカギ爪の男を殺す事だ。 許しはしないし、逃がしはしない、忘れはしない、無かった事にもさせない。 エレナを奪われたヴァンは、彼女の死だけは誰にも奪わせない。 それが叶うなら、ヴァンは他の何をも捨てる覚悟がある。 「……待ってろよ」 「何か言ったか?」 「別に、何も」 暗闇の中であろうと、構わない。 光が無くともと自分の手足で、ヴァンは望みを果たす。 【一日目昼/G-1 道】 【ヴァン@ガン×ソード】 [装備]:薄刃乃太刀@るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-、バトルホッパー@仮面ライダーBLACK [所持品]:支給品一式、調味料一式@ガン×ソード、ナイトのデッキ@仮面ライダー龍騎 [状態]:疲労(中)、右肩に銃創、右上腕部に刀傷、各部に裂傷、全身打撲 [思考・行動] 0:カギ爪の男に復讐を果たすためさっさと脱出する。 1:レイが気にならない事もない。 2:緑髪の女(C.C.)の護衛をする。 2:北に行く。 [備考] ※ヴァンはまだC.C.、竜宮レナの名前を覚えていません。 【C.C.@コードギアス 反逆のルルーシュ R2】 [装備]:無し [所持品]:支給品一式×4、エアドロップ×2@ヴィオラートのアトリエ、ピザ@コードギアス 反逆のルルーシュ R2、ファサリナの三節棍@ガン×ソード、 カギ爪@ガン×ソード、レイ・ラングレンの中の予備弾倉(60/60)@ガン×ソード、確認済み支給品(0~2) [状態]:疲労(中) [思考・行動] 1:利用出来る者は利用するが、積極的に殺し合いに乗るつもりはない。 2:レナ達と合流したい。 3:後藤、シャドームーン、縁は警戒する。 4:北へ向かう。 [備考] ※不死でなくなっていることに気付いていませんが、回復が遅い事に違和感を覚えています。 ※右京と情報交換をしました。 【F-2 道】 【雪代縁@るろうに剣心】 [装備]:逆刃刀・真打@るろうに剣心 [所持品]:レイ・ラングレンの銃@ガン×ソード、菊一文字則宗@るろうに剣心 [状態]:左肩に刺し傷、両拳に軽症、全身打撲、各部に裂傷、疲労(中) [思考・行動] 1:参加者を皆殺しにし、可能なら姉と抜刀斎を生き返らせる。 2:デイパックを手に入れる。 [備考] ※殺し合いを認識しました。 ※『緋村剣心』以外の死者の名前、及び禁止エリアの放送を聞き逃しました。 【バトルホッパー@仮面ライダーBLACK】 ゴルゴムが世紀王専用マシンとして開発した自我を持つメカ生命体。光太郎の愛車。 世紀王の命令以外は一切聞かないが、このロワ内では自己判断で他の参加者を乗せているらしい。 また世紀王の呼び寄せには応じない。 ▽ 殺人を否定する者。 殺人を肯定する者。 それぞれの思惑に関わらず、放送の時は訪れる。 嘲笑うように。 蔑むように。 哀れむように。 子供のような姿と声の、老獪な主催者による放送が流れる―― 時系列順で読む Back 二心同体(後編) Next 第二回放送 投下順で読む Back 二心同体(後編) Next 第二回放送 120 二心同体(後編) 城戸真司 131 DEAD END(前編) 翠星石 岩崎みなみ 杉下右京 104 Calling ヴァン 128 Blood teller C.C. 雪代縁 136 急転直下
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第3-205章.第3-206章.第3-207章. 第3-206章. マルカンデーヤは言った、「カウシカはその女性の素晴らしい話を考え続け、自分を責め始め、とても罪人のように見えた。間違いなく、あの町には、完全に支配され、徳と道徳の秘儀を知り尽くした魂の禽獣が住んでいる。私はまさに今日、無欲主義に富み、徳について彼に尋ねるために、その人のもとを訪れよう」。彼女の鶴の死に関する知識と、彼女が発した徳の高い素晴らしい言葉によって、彼の彼女に対する信頼は確かなものとなった。こうしてカウシカは、彼女が語ったすべてのことを敬虔な気持ちで振り返り、好奇心に満たされてミティラに向けて出発した。そして、多くの森や村や町を渡り歩き、ついにジャナカが治めていたミティラにたどり着いた。そして、その美しい町が犠牲と祭りの音で響き渡り、華麗な門で飾られているのを見た。その町には、宮殿のような住居が多くあり、四方を城壁で守られ、誇るべき多くの立派な建物があった。またその楽しい町には、無数の車が走っていた。その通りや道は多く、よく整備され、その多くには商店が並んでいた。そして馬や車や象や戦士でいっぱいだった。市民はみな健康で喜びにあふれており、いつもお祭りに興じていた。その町に入ったブラーフマナは、他にも多くのものを見た。 そこでブラーフマナは、徳の高い鳥人について尋ねると、二度生まれた者たちから答えが返ってきた。そして、それらの再生のものによって示された場所に修理し、バラモンが肉屋の庭に座って養豚をbeheldと禁欲的な養豚は、鹿肉や水牛の肉を販売していた、とその養豚の周りに集まった買い手の大群の結果、カウシカは距離で立っていた。しかし、ブラフマナが彼のところに来ていたことを理解し、突然彼の席から立ち上がり、ブラフマナが滞在していたその人里離れた場所に行き、そこに彼に近づいたこと、鳥飼は言った、 "私はあなたに敬礼、聖なるもの!聖なる者よ、あなたに敬意を表します!私は鳥使いです。汝に祝福あれ!あなたのために何をすべきか、私に命じてください」。貞淑な女が汝に言った言葉、すなわち、汝をミティラへ修繕せよ、という言葉を私は知っている。あなたが何のためにここに来たのかも知っています』。鳥使いのこの言葉を聞いて、そのブラフマナは驚きに包まれた。そして彼は、『これは実に、私が見る第二の驚異だ!』と言って、内心で考え始めた。汝は今、汝のために適切とは言い難い場所に立っている、罪なき者よ。もしお望みなら、聖なる者よ、私の住まいへ行こうではありませんか』。 「マルカンデーヤは続けて言った。そして、そこで、Brahmanaは彼の前に歩いている彼の家に向かって進んだ。と楽しそうに見えた彼の住まいを入力し、禽獣は彼に席を提供することによって、彼のゲストを敬った。そして、彼はまた、彼の足と顔を洗うために彼に水を与えた。そして、これらを受け入れて、ブラフマナのその最高の彼の安楽に座って、彼は言って、養鳥に対処し、 'それは、この職業はあなたにふさわしくないことを私には思える。このような残酷な商売をすることを、私は深く残念に思います」。この職業は私の家系のものであり、私自身が私の先祖や孫から受け継いだものです。再生者よ、生まれながらに私に属する職務に固執する私のために悲しまないでください。創造主があらかじめ私に定めた義務を果たし、私は自分の上司と年寄りに注意深く仕える。ブラフマナの最高の者よ!私は常に真実を語り、決して他人を妬まず、自分の力の限りを尽くす。私は神々や客人、私に頼る者たちに仕えた後に残るもので生きている。大小を問わず、私は決して悪口を言わない。汝、最高のブラフマナよ、前世の行いは常に行者に従う。この世には3つの主要な職業、すなわち農業、牧畜、貿易がある。あの世に関しては、3つのヴェーダ、知識、道徳の科学が有効である。スードラの義務として(他の3つの位階の)奉仕が定められている。農業は毘沙門天に、戦いはクシャトリヤに授けられ、バラモン教の誓いの実践、無欲主義、マントラの読誦、真理はバラモン教徒に授けられた。王は、その正しい義務を守る臣民の上に、高潔に統治すべきであり、その一方で、その秩序の義務から離れてしまった者たちをそのように定めるべきである。王は臣下の領主であるから、常に恐れられるべきである。王は臣下の支配者であるから、王は臣下の義務に背く者を制止する。再生したリシよ、ジャナカの王国には、生まれながらの義務に従わない臣下は一人も存在しない。汝、バラモン族の最良の者よ、ここにある四つの位階はすべて、それぞれの義務を厳格に守っている。ジャナカ王は、たとえ自分の息子であろうとも、悪しき者には罰を与えるが、徳の高い者には決して苦痛を与えない。彼の下で働く優秀で有能なスパイたちと共に、彼は公平な目ですべてを見守る。繁栄、王国、懲罰の能力は、バラモン族最高の者よ、クシャトリヤに属する。王は、彼らに属する義務を実践することによって、高い繁栄を望む。王は4つの秩序のすべての保護者である。ブラーフマナよ、私自身については、私はいつも豚肉と水牛の肉を、自分でそれらの動物を殺すことなく売っている。再生リシよ、私は他人が殺した動物の肉を売る。私は決して自分で肉を食べず、妻の季節以外は妻のもとへ行かず、私はいつも昼は断食し、夜は食べる。たとえその命令の行いが悪くても、その人自身は善良であるかもしれない。また、動物を殺すことを職業とする者であっても、徳の高い者になることがある。徳が大いに衰え、罪が栄え始めるのは、王の罪深い行為の結果である。このようなことが起こると、王国の臣民は衰え始める。ブラーフマナよ、その時、容姿の悪い怪物、小人、猫背で頭の大きな屍、盲目や聾唖の者、目が麻痺した者、子孫を残す力のない者が生まれ始める。王の罪深さから、その臣民は多くの災難に見舞われる。しかし、この我らがジャナカ王は、すべての臣民を善良に見守り、臣民の側で常にそれぞれの義務を守る者たちに常に親切である。私自身について言えば、私は常に善行をもって、私をよく言う者を喜ばせ、また私を悪く言う者をも喜ばせる。自分自身の正当な義務を守って生きる王たち、常に善良で誠実な行為の実践に従事する王たち、完全に制御された魂を持つ王たち、準備と敏捷さに満たされた王たちは、その力を支えるために他の何ものにも頼ることはできない。自分の力の限りを尽くして食物を与えること、暑さ寒さに耐えること、徳において堅固であること、すべての被造物に対する配慮と優しさ、これらの属性は、自らを世俗から切り離そうとする生得的な願望がその人の中に存在しなければ、決してその人の中に見いだすことはできない。人は言論において偽りを避け、勧誘されることなく善を行うべきである。欲望、怒り、悪意から美徳を捨ててはならない。良いことがあっても過度に喜んだり、悪いことがあっても過度に悲しんだりしてはならない。貧しさに打ちひしがれても落ち込んではならず、打ちひしがれても徳の道を捨ててはならない。もし悪いことをしたなら、二度とそのようなことをしてはならない。人は、有益と思われることを行うよう、常に魂を駆り立てるべきである。人は決して悪に悪を返してはならない。罪深いことを行おうとする哀れな人は、自分自身を殺すことになる。徳を信じず、『徳などない』と言って善良な者や純粋な者を嘲る者は、間違いなく破滅に至る。罪深い者は,風で膨らんだ革袋のように膨れ上がる。高慢と愚かさに満ちた哀れな者たちの思いは、弱々しく、有益ではない。愚か者を発見するのは心であり、内なる魂である。食物は、自画自賛によって常に世の中で輝くことはできない。しかし、学識ある人は、たとえ美しさに欠けていても、他人の悪口は慎み、自分のことはよく言うことによって、その輝きを示す。しかし、この世で、その人の中にある評判通りの特質によって、その人が輝きを放つ例はない。もし人が自分の犯した過ちを悔い改めるなら、その悔い改めは罪を洗い流す。二度と罪を犯さないという決意が、彼を将来の罪から救うのである。ブラフマーナの最良の者よ、経典で得られる償いのいずれかによって、罪から自分を救うことができるように。再生した者よ、これさえも、徳に関して見ることのできるスルティである。以前は徳があったにもかかわらず、罪を犯し、あるいは知らずに罪を犯した者は、その罪を滅ぼすことができる。ブラフマナよ、徳は人が無知から犯す罪を追い払うからである。人は罪を犯した後、もはや自分を人と見なすことをやめるべきである。人は自分の罪を隠すことはできない。神々は人の行いを見、またすべての人の内にある存在を見る。敬虔な心をもって、臆することなく、正直な者、賢い者の過ちを自分の服の穴のように隠す者は、必ず救いを求める。罪を犯した後に贖罪を求めるならば、その人は間違いなくすべての罪を清められ、雲から出た月のように清らかで輝くようになる。贖罪を求める人は、太陽が昇るとすべての闇を払うように、すべての罪を洗い流される。ブラーフマナの最良の者よ、罪の基礎となるのは誘惑である。無知な人間は、誘惑だけに屈して罪を犯す。罪深い者は一般に、口を長い草で覆われた井戸のように、高潔な外見で自らを覆っている。外見上は、自制心と神聖さを持っているように見え、彼らの口では、ほとんど意味のない徳の高い文章を説くことにふける。実に、真に徳のある行い以外は、すべて彼らの中に見られるのである。 "マルカンデーヤは続けた、"これらの言葉で、人の最高の、鳥使い、偉大な知恵に恵まれたそのブラーフマナは、言って、鳥使いに尋ねた、"どのように私は徳の高い行為であるかを知ることができますか?幸いなるかな、私はこれをあなたから聞きたいのだ。それゆえ、高貴な魂の持ち主よ、そのことをすべて本当に教えてください』。この言葉を聞いた禽獣は答えて言った、『最高のブラーフマナよ、犠牲、贈与、無欲主義、ヴェーダ、真理--これら五つの聖なるものは、徳と呼ばれる行いの中に常に存在する。欲望と憤怒のプライドと貪欲と曲がった心を征服し、それが徳であるゆえに徳を喜びとする者は、本当に徳があるとみなされ、徳のある者の承認に値する。犠牲を捧げ、ヴェーダを学ぶことに専念するこれらの人々は、独立した行動をとらない。彼らは正直で善良な者の実践に従うだけである。これが徳のある者の第二の属性である。目上の人を待つこと、真理、怒りからの解放、賜物、これら4つは、ブラーフマナよ、徳のある行動と切り離せない関係にある。徳のある振る舞いに心を定め、それを厳格に守ることによって人が得る名声は、上に挙げた4つの徳を実践する以外には得ることができないからである。ヴェーダの本質は真理である。 真理の本質は自制心であり、自制心の本質はこの世の快楽を断つことである。これらはすべて、徳のある行動において注目されるべきものである。人々の間に広まっている信仰の形式をあざ笑う、欺かれた愚か者たちに従う者たちは、そのような罪深い道を歩むために破滅へと引きずり込まれる。しかし、徳があり、誓いを守ることに従事している者、スルティとこの世の快楽を断つ徳に献身している者、実際、徳の道を踏み、真の宗教に従っている者、戒師の命令に従順で、忍耐と注意深さをもって経典の意味を考察している者、これらの者こそ、徳のある行動を持っていると言われるのであり、ブラフマナよ、これらの者こそ、高次の知性を正しく導いていると言われるのである。無神論者、美徳の限界に背く者、邪悪な魂の者、罪深き生き方をする者を見送り、徳のある者を敬い知識に身を捧げよ。欲望と誘惑は、人生の川におけるサメのようなものでさえある。汝は、忍耐と諦観の舟に乗ってこの川の対岸に渡り、肉体的存在(この世で繰り返される誕生)の浅瀬を避けよ。知性原理の発揮と抽象化からなる至高の徳は、徳の高い行いに徐々に上乗せされると、白い織物に染料をかけたように美しくなる。真実に忠実であることと、誰に対しても危害を加えないことは、すべての被造物にとって非常に有益な徳である。このうち、後者は基本的な美徳であり、真理に基づくものである。私たちの精神的能力は、その基礎が真理に築かれているときに本来の力を発揮するものであり、美徳を発揮する上で真理は最高の価値を持つ。行為の純粋さは、すべての善人の特徴である。聖なる生き方をしている人は、善良であり、徳がある。すべての被造物は、その本性に備わっている行為の原則に従う。自己をコントロールできない罪深い存在は、欲望、怒り、その他の悪徳を身につける。高潔な行為とは正義に基づくものであることは昔からの決まりであり、不道徳な行為はすべて罪であることも聖なる人々によって定められている。怒り、プライド、高慢、ねたみに振り回されない人、物静かで率直な人は、高潔な行いをする人である。3つのヴェーダで定められた儀式を勤勉に行い、賢く、純粋で高潔な行いをし、自制心を発揮し、目上の人に注意を払う人は、高潔な行いをする人である。そのような大いなる力を持つ者たちの行いと行動は、到達するのが非常に難しい。彼らは自らの行いを清めることによって聖別され、その結果、彼らの中の罪は自ら消滅する。この善行の徳はすばらしく、古く、不変であり、永遠である。賢者はこの徳を神聖さとともに守り、天国に到達する。神々の存在を信じ、偽りの自尊心を持たず、聖なる書物に精通し、再生(二度生まれ)した人間を敬う者たちは、天国に行く。ヴェーダに教え込まれた偉大な徳、ダルマシャストラ(小聖典)に教え込まれた徳、そして徳のある行いである。徳のある行いとは、知識の習得、聖地巡礼、真実、忍耐、純潔、率直さである。徳のある人は、すべての生き物に常に親切であり、再生した人に対しても好意的である。彼らはいかなる生き物に対しても傷つけることを慎み、決して無礼な言葉を発しない。善行と悪行の結末をよく知っている善人は、徳のある人から称賛される。正義感があり、善良で、徳に恵まれ、すべての生き物の幸せを願い、徳の道を堅持し、天を征服し、慈愛に富み、無欲で、汚れのない人格の持ち主で、苦しんでいる人を助け、学識があり、すべての人から尊敬され、禁欲を実践し、すべての生き物に親切な人は、徳のある人からそのように称賛される。慈愛に満ちた人は、この世の繁栄と至福の境地を得る。徳の高い人は、善良な人から援助を求められたら、妻や召使いの快適さを奪ってでも、最大限の努力をして施しを与える。善良な人は、徳と世の道理と同様に、自分自身の福祉にも目を向け、このように行動し、それによって果てしない時代を通じて徳を高めていく。真実であること、何人に対しても危害を加えないこと、直情であること、何人に対しても悪を行わないこと、高慢でないこと、謙虚であること、諦観であること、自制であること、情熱がないこと、知恵があること、忍耐があること、すべての被造物に対して親切であること、悪意と欲望がないこと、これらの徳を持つ善人は、世の証人である。この3つは、徳ある者の完全な道を構成すると言われている。すなわち、人はいかなる者にも不義を働いてはならず、施しを与えなければならず、常に真実でなければならない。徳の高い行いをし、確固とした信念を持つ善人は、すべての人に親切で、慈悲に満ちており、この世から完全な徳の道へと満足して旅立つ。悪意からの解放、寛容、心の平安、満足、快い言葉、欲望と怒りの放棄、高潔な行い、聖典の定めに従った行いは、徳ある者の完全な道を構成する。そして、徳に絶え間ない者は、これらの徳のある行動の規則に従い、知識の頂点に達し、非常に徳が高いか、あるいはその逆である人間の行動の様々な段階を識別して、大いなる危険から逃れるのである。このように、偉大なるブラーフマナよ、徳の高い行いという主題を紹介した上で、私は汝に、私自身の知識と、この主題について聞いたことに従って、これらすべてを説明した。" 第3-205章.第3-206章.第3-207章.
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―恐くて震えていた夜があった もう駄目だと全てが嫌になって 逃げ出そうとした時も 想い出せばこうしてたくさんの 支えの中で歩いて来た 「マスター、今日のご飯、レバニラ炒めでいい?いいよね?」 「ぬふぅ、それ五日連続だぞ。まぁ、蒼星石のはおいしいから許す」 「おだててもデザートはプルーン以外でないよ」 蒼星石とマスターが会った時から2ヶ月後のとある1日だった。彼は連続レバニラ炒めに顔色を変えず、 元気に食べていた。 ―悲しみや苦しみの先に それぞれの光がある さあ行こう 振り返らず走り出せばいい 希望に満ちた空へ… 「マスター!ごっ、ごごゴキブリが!」 「何ぃ!どこだ?俺がひねりつぶしてやる!」 「あっ、マスターの背中についてる!」 「え?ってうわああ!!」 ある日の朝。台所でゴキブリを見た蒼星石はマスターに助けを求めるも、マスター撃沈。 結局蒼星石自身で追い払った。 ―誰にも見せない泪があった 人知れず流した泪があった 「うっ・・・あうっ・・・」 「どうした?泣いてるのか?」 「いや・・・なんでもないよ・・・うぅっ」 冬で寒い夜のこと。タマネギをみじん切りにしたが、タマネギの作用で涙する蒼星石。 結局マスターには隠し切れずに涙を拭ってもらった。 ―いくつもの日々を越えて 辿り着いた今がある だからもう迷わずに進めばいい 栄光の架橋へと… 終わらないその旅へと 君の心へ続く架橋へと… 「マスター・・・」 「どうしたです?蒼星石?」 ホームシックに順ずる何かになりかけている蒼星石に、翠星石がたずねた。 「いや・・なんでもないよ。」 冷静を装う蒼星石。しかし姉の翠星石は蒼星石の頬を舐め・・・ぐっとつまむと、少し引っ張って見せた。 「これは嘘をついてるほっぺたの硬さですぅ。蒼星石!」 双子の特権により、蒼星石は嘘をつけないと悟った。前マスター(俺)との思い出を振り返っていたことを翠星石に 話した。 「ふうん・・・。そのミーディアムはよっぽどいい人なんですね。姉として嬉しいことですぅ。 ・・・でも考えてて悲しくはならないですか?」 「うん。もう泣かない事に決めたし、これからもずっと契約はしないって決めたんだ。」 淡々と話していた蒼星石。翠星石には以前にもまして蒼星石が成長したことを、その背中を見て直感した。 「本当に契約はしないですか?」 「うん、しない。僕のマスターはあの人だけなんだ。たとえ記憶を失ってもマスターはマスター。 今も昔も、そしてこれからも彼は僕のマスターだよ。」 そのとき蒼星石は不意にマスターの声が聞こえた気がしてあたりを見回した。 そして数回首を捻って彼の姿を探した後、フッ、と笑い、言った。 「おかえり、マスター」 「・・・ただいま、蒼星石。」
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795 :私≠彼女 02 ◆RgBbrFMc2c :2010/09/10(金) 22 02 49 ID eQJGz00C 「だからね、今度はグラウンドの線引きをしてみようと思うんだー」 「線引きって、何書くんだよ」 「陸上で使うトラックの線」 「ああ、そういえば大分消えてたっけ」 「そうなんだよ。それに、あのカタカタ押す奴楽しいから、一回全部描いてみたかったんだよね」 椚田はショートカットの黒髪を風に揺らせながらそう言い、コロッケパンにかじりついた。 すると、もとからたれ気味な目がさらにへらーと緩んでいく。 その表情が本当に幸せそうで、僕は思わず口に入れかけた自分のコロッケパンを放置し、その様子を眺めることにした。 これだけ安上がりな舌をもつ娘に育ってくれて、彼女の両親はえらく助かっていることだろう。 ちなみに椚田はコロッケパンが好きというより、コロッケが好き、というわけでもなく単純にお惣菜パンが好きなのだ。 焼きそばパンやカレーパンなども好物らしい。 だから、僕はそんな椚田に気を使って、パンを買う日はそういうものしか買わないことにしている。 それというのも椚田は僕と同じものしか昼食として選ばないので、そうしないと彼女が好きなものを食べられないからである。 どうしてそんな不便な規則で自分を縛っているのかは正直わかりきっているのだけれど、それでも好きなものぐらい好きな時に食べろと言いたい。 僕は別に毎日惣菜パンだろうとスナックパンだろうと特にこだわりはないので気にはしないし、本人がいいならそれでいいけど。 「悠一君、そろそろ食べ終えないと予鈴が鳴るよ」 いつの間にやらコロッケパンを全て胃の中へ収めた椚田が、右腕に嵌めた腕時計に目をやってそう言った。 もうそんな時間なのか。素早くパンを口に詰めてゴミを回収しながら、咀嚼も大概にさっさと飲み込む。 「次は、数Ⅰか」 「うん。今日は悠一君の列が当たるんだよね」 「お前もだろ」 僕の真ん前に座っているんだから。 「とりあえず、絶対に答えが合っている答案を、私は書いてきました」 「そうか。じゃあ、後でお互いに答案の確認をしよう」 「うんうん」 嬉しそうに数回頷いた椚田に一度相槌を打ってから、屋上の扉へと向かっていく。 10月下旬のやや冷たい風を全身に浴びつつ、ふと冬になってもここで昼食をとるつもりなのかと考えた。 まあ、防寒対策をしっかりしておけば問題ないだろう。 「明日は雨が降るらしいよ」 「そうか」 意味のない含みのない振りでも何でもない彼女の呟きに頷いて、僕らは屋上を後にした。 796 :私≠彼女 02 ◆RgBbrFMc2c :2010/09/10(金) 22 04 38 ID eQJGz00C *** 友人である雲井曰く、椚田は僕のストーカーらしい。 曰くも何も、雲井に言われるまでもなくそれぐらいは気付いている。大方同じ昼食を持参できるのも僕の行動を監視しているからに違いない。 見られて困るような日常生活は送っていないので、監視されていようが盗撮されていようが尾行されていようが構わないのだけど、 傍にいるのなら声をかけてくればいいのにと思う。 学校以外の場所で椚田と会った記憶がないから、一度くらい会ってみたいと思うのだ。好きな相手の私服姿なんて誰でも夢見るものだろう。 「どうしたの? 悠一君」 放課後、たまに立ち寄る図書室で向き合いながら読書に勤しんでいると(僕は少しも集中していなかったけれど)、 じっと見られていたことに気付いたのか、椚田が分厚い新書から顔を上げた。 その表情は疑問一点のみで占められており、こんな彼女が本当に自分を付け回しているのかと思うと妙な感じがした。 人間見た目や雰囲気だけでは分からないものだ。 「椚田って、休日は何してるんだ」 直接私服を見せてくれと言っても良かったのだが、どんな反応がくるのか想像もつかないのでやめることにした。 「休みの日は、勉強してる」 「クラスの女子とどっか行ったりしないのか」 「しないよ。高校生になって、いろいろ忙しくなっちゃったから」 遊ぶ暇がないんだよ。と椚田は何でもないように笑みを浮かべた。 「だって、悠一君とも外で会ったことないでしょ? できれば会いたいし、遊びたいんだけど、時間がないんだ」 「なら、仕方ないな」 「悠一君は私と外で会いたいと思う? 遊びたいって思う?」 「たまにな」 「そっか、そっか……うん、ええと……うん、じゃあ今度の日曜日は学校で遊ぼう!」 「小学生か」 反射的にそう突っ込むと、彼女はだよねーと呟きながら苦笑いを浮かべた。 そういえば、以前に椚田が見たい映画があると話したので、じゃあ見に行こうと言ったそのときも話は有耶無耶になってしまったのだったか。 どうやら、学校外で人と会いたくはないらしい。随分と変わった趣向である。 それでも、僕を付け回す時間はあるしそのためになら外へ出るなんて、変な話だ。 もしかすると、ずっと僕を付け回しているから忙しいのかもしれない。まあ、これはさすがに被害妄想か。 被害妄想……いやいや、僕自身は何も害は加えられていないのだから無害妄想、むしろ理想妄想。 こうだったらいいのにということをさらに妄想している。 好きな相手に追いかけまわされるのなら誰だって嬉しいだろう。 そんな調子でぐだりぐだりと会話をしていると、図書室のカウンターから大げさに本を閉じる音がした。 目を向けてみると、今日の受付当番らしき図書委員女子がこちらをじいっと睨みつけている。 同じ眼鏡でも雲井とはかけ離れたきつい目と、グラス越しに視線を合わせた。 「ごめん川瀬さん」 椚田が申し訳なさそうにそう言うと、 「これでもう8回目の注意ですよ椚田さんに遠野さんここは読書をする場なのであって男女がいちゃつく場所ではないのですお分かりですか?」 一息でこんなことを言い終えた。注意されるたびに思うが、この人は本当に滑舌が良い。 感心すべきところはそこかと言われそうだ。 「でも他には誰もいないんだし、いいんじゃないか」 「私がいるんですよ」 カチャリと音がしそうな程に、眼鏡を押し上げる仕草がさまになっていた。 なんとうか、とても古典的な図書委員。そう形容するのが一番正解に近いと思う。 確か同学年のはずだが、クラスも別であるため、川瀬さんに関する情報の持ち合わせはもうない。下の名前すら僕は知らない。 797 :私≠彼女 02 ◆RgBbrFMc2c :2010/09/10(金) 22 09 54 ID eQJGz00C 「そもそも、学校内での男女交際は禁止されているはずです図書室での決まりごとよりもよっぽど重要なことですよ」 「……前から思ってたんだけど、川瀬さんは生徒会長になるべきだよね」 「……それもまた古典的な生徒会長になりそうだけどな」 「……古典的って王道な感じでいいと思うよ私」 「……その前に川瀬さんが当選すれば校則強化は必須だ、誰も投票しないだろ」 「聞こえていますから」 声を細めてはいたものの、三人しかいない空間での秘密話なんてそうそう成立しない。 まあ、僕らに聞こえないようにしようなんて気遣いが全くなかったからだともいえる。 「それに、私は高校生活三年間を全て図書委員の委員会活動に充てようと思っているので、そんなものに立候補する暇はありません」 「自分で灰色学園生活のエンジョイ宣言しちゃったよ……」 今度こそぼそりと呟いた椚田と目を合わせて、そろそろ出るかということを確認し合い席を立とうとした時だった。 ガラガラ――ッと勢いよく引き戸を空ける音が室内に響き、その引き戸が壁へぶつかった衝撃音と共に 「みおちゃんゆうくん、みいいいつけたあああぁぁああ!」 爆音にも近い大声量の、聞き覚えのある声の持ち主が図書室へと入ってきた。 僕と椚田は慣れているため引き戸の音が聞こえると同時に耳を塞いでいたが、慣れていないらしい川瀬さんは目を白黒させてぐらぐらと身体を揺らせていた。 ああ、そういえば図書室へ襲撃に来たのは初めてか。ここまでくればもう兵器の威力だな。 「ふたりともひどいなあ! 今日は剣道の試合があるから見に来てっていったのに! もいくんは負けちゃったけど、あたしとこのちゃんは大活躍だったよ! さすがあたし、さすがこのちゃん! さてさてどうして来なかったのか理由を30字ぴったりで述べてね!」 無茶ぶりだ。 にこにこと笑顔でひたすら叫び続け(喋るという音量ではない)ながらポニーテールを揺らして近づいてくる小柄な先輩に、 とりあえず「すみません」と頭を下げた。 「椚田と話しこんでたもので」 「次の試合は見に行きますから」 ふたりで宥めるようにそう言うと、先輩は少しむうっと頬を膨らませてぷいっとそっぽを向いてしまった。 798 :私≠彼女 02 ◆RgBbrFMc2c :2010/09/10(金) 22 12 39 ID eQJGz00C 「次来なかったら、ホントに怒るからね!」 「わかりました」 空気を読んで、すでに怒ってるじゃないですかとは言わない。 もいくんとは、この人間拡声器という別称をもつ先輩――篠宮(しのみや)先輩と同じ剣道部に所属する僕の友人、雲井のことである。 それにしても、あいつ負けたのか。とりあえず、慰めの言葉を考えておこう。 「というかねっ、みおちゃんに返そうと思ってたものがあるから、ちょっと道場まで来てほしいと思ってね!」 「ああ、村主先生の課題レポートのですね」 「そうそう! あれめちゃくちゃ助かったよっ、むらさんの観点よくおさえられてて! これで評価はA行けそうだよ!」 「あの先生、結構やらしいところみてきますからね、正攻法じゃAなんて無理ですもん」 「そうなんだよそうなんだよ!! あたしのクラスで一番のかしこさんでも、毎回B+評価だもん! えっへっへ~みんなでいい評価とって、むらさんびびらせるんだあ!」 それは逆に不自然に思われそうだが、やっと先輩の機嫌が直ったところなので水はささないでおこう。 先輩に腕を引かれて出て行った椚田の「悠一君もきてね」という言葉に頷き、広げられたままの新書をもとの棚に戻してから椚田と自分の分の鞄を手に取った。 彼女の鞄が妙に重かったのは、きっと教科書をいちいち持って帰っているからだろう。 休日は勉強漬けで置き勉もしないとは、変なところで真面目な奴だ。そう受付カウンターの前を通り過ぎ、引き戸に手をかけたところで、 「遠野さん」 川瀬さんに呼び止められ、とりあえず足を止め振り返った。 「なに」 「前々から思っていたのですが……その、椚田さんは、どうしてあんなことができるんですか?」 怪訝そうに、そしてどこか不安げにそう聞かれて、僕は数回瞬きをした後その問いに答えた。 「あんなことって、教師のレポート観点を知ってるってところか」 「そうです。あなたたちは、ここでもよくテストや授業に関して妙な会話をしていますし……まさか職員室を荒らしているのではないでしょうね」 「さあ。聞くなら椚田に聞いてくれよ」 僕も知らない。教えてほしいぐらいだ。そう言い終えて今度こそ引き戸を開け、僕らは最後にこんな会話をした。 「いきなりですみませんが、あなたたちは本当にお付き合いをしているのですか?」 「いや、純粋な友達関係」 「純粋、ですか……しかし、それなら校則には違反していないのですね。それは良いことです」 799 :私≠彼女 02 ◆RgBbrFMc2c :2010/09/10(金) 22 14 16 ID eQJGz00C *** 「くーもーいー、もう疲れたし帰ろー」 「篠宮先輩が、戻ってくるまで帰るなって言ってただろ?」 「いいじゃん、試合おつかれさまーって感じで帰っちゃおうよー」 「お疲れ様の前に片付けな」 ぶつぶつと文句を垂れ流しながらも道場の片付けに励む緋本は俺の言葉へ「はいよ」とため息交じりに頷いた。 俺たち以外の剣道部員は今回の試合で芳しい結果を得られなかったため、篠宮先輩の刑罰宣言により道場裏の草むしりを行っている。 あの人は小柄で始終にこにこと笑っている可愛らしい先輩なのだが、部のことになると非常にスパルタになるのだ。 「みんな凄く頑張ったと思うよ! それは本当にそうなんだけどねっ、あたしも分かってるんだけどねっ、自分への戒めとして草むしり頑張ってね!」 道場内に大声を反響させてから、少し用があると言って先輩本人は素早くどこかへ行ってしまった。 ちなみに俺自身は負けている、にも関わらず道場内の掃除とはこれ如何に……緋本は結果を出したので当然だとして、これはおかしい。 「先輩に好かれてるからじゃないのー? うわあ、あやかりたいねー」 「んなわけあるか」 くるくるとした癖っ気のある茶髪を夕陽に照らし、緋本は皮肉めいた口調でそう言った。 先輩が俺を後輩以上に思っていることなんてあるわけがない。 それにしても、男女混合の部で男子は全敗、数少ない女子部員たちが全勝ってどういうことだ。情けないねえな男共、しっかりしろ。 その男共の中に自分を含めつつ、明日からの部活も頑張ろうと心に決めた。 誰とは言わないが、成果を見せたい相手くらい俺にもいるのだ。 しばらく緋本とは背を向け合ってお互い掃除に集中していると、道場の扉を開ける大きな音がしたので耳を塞いだ。 その数秒後、 「ただいまああぁぁぁああああ!」 という爆声音と共に帰ってきた先輩の方へ振り返ると、そこにいたのは篠宮先輩だけではなかった。 あの椚田ミオリも、いた。先輩の後ろ、入り口あたりで耳を塞いでいる。 どうして、こいつまでいるんだっ……。 800 :私≠彼女 02 ◆RgBbrFMc2c :2010/09/10(金) 22 15 33 ID eQJGz00C 「ああっとッ、もいくんとこのちゃんはみおちゃんと初対面!? じゃあ荷物とってくるから、その間に自己紹介でもどうぞ!」 ハイテンションにそう言って、篠宮先輩は奥へと行ってしまった。 緋本はけだるげに目を細めながら、俺は眉をひそめながら椚田と少し間隔をもって向き合う。 「1年C組の椚田ミオリ」 言って右手を軽く上げ、椚田はにこりと笑った。 「俺は、」 「1年E組の雲井君だよね」 「……雲井ー、知り合い?」 椚田から目を離さずに聞いた緋本の声は、いつも通りだるそうだった。 その言葉に首を横に振り「知らん」と返す。俺はまだ椚田本人と接触をとったことはなかった。 悠一を正気に戻すためにはいつか話を聞かなければいけないとは思いつつも、まだできていなかった。 得体のしれない体質をもつわけのわからない女と積極的に関わりたいと思えるほど、俺は物好きではない。 これを機に知り合っておけという何かのお達しだろうか。 「雲井君って、悠一君の友達なんだよね。もうすぐ、悠一君も来るよ」 「もう来てる」 そう言って入り口の影から淡々とした面持ちで出てきたのは、紛れもなく悠一だった。 「雲井負けたんだってな。次頑張れ」 「ありがとよ」 今回も頑張ったことは頑張ったんだけどな。地味に傷を抉る奴だ。 そうするのが当たり前のことのように椚田の横に立った悠一を見て、何なんだろうなあとため息をつきそうになったが、寸でのところでこらえた。 本格的に悠一へ忠告できないのは、椚田が悠一と付き合うつもりがないように見えるからだ。 それによって真意が全く掴めず、行動がとりづらい。 決定的な行動でもとってくれれば、それを理由に説得するなり問い詰めるなりできるんだがなあ……。 いや、ストーカー行為を許容してしまっているあたり、やっぱり説得は難しいのかもしれない。 違和感か……そんなものどうやれば取り戻せるんだろう。 「それで、君が大活躍の『このちゃん』か」 「雲井君のクラスメイトで、緋本此乃子(ひもとこのこ)さんだっけ」 「そーだけど」 クラスが同じというわけでも顔見知りというわけでもないのに名前を言われた緋本だったが、特に動じず頷いていた。 きっと悠一の言った『このちゃん』呼びは篠宮先輩の特権であるため、おおよそ先輩に話を聞いたのだろう。 椚田については今は何も言うまい。偶然知ったのかもしれないし、そうでないという可能性もある。 ちなみに、緋本も抗体のある体質ではないらしく、こうした部分へ違和感を持つことはない。 篠宮先輩もきっとそうなのだろう。なんだかひどく疎外感を感じた。 校内にひとりでも違和感を持っている奴がいれば、それだけで大分安心するんだけどな……。 「ちょっと、雲井」 「なんだよ?」 考え事をしている最中に緋本につつかれ目線をそちらへ向けると、 「椚田さんの自己紹介は聞いたけど、この男子だれ?」 「友達の遠野悠一」 「……遠野か。んー、りょーかい。ふたっともよろしくー」 寝ぼけているような口調で緋本がそう言い終えると同時に、再び道場の奥から軽い足音がドタドタと聞こえ始めたため、 四人一斉に聴覚器官の入口を封じた。 801 :私≠彼女 02 ◆RgBbrFMc2c :2010/09/10(金) 22 16 56 ID eQJGz00C 「自己紹介おわったかな!? わおいっ、ゆうくんも来てるねおっけおっけ! じゃあ、これ本当にありがとうねっ、みおちゃん!!」 「どういたしまして」 耳を完全に塞いだところでまだうるさい篠宮先輩から椚田は何やら紙袋を受け取り、笑顔で頷いていた。 ……何なのだろう。 「じゃあっあたしは草むしりに行ってくるから! もいくんこのちゃん道場よろしくね!!」 俺の疑問など露知らず、先輩は駆け抜けるように(実際駆け抜けていたが)にこにこと笑って道場裏へと向かって行った。 戒めとは言っても他人にだけさせるだけではなく、言いだした先輩本人もしっかりとやり遂げるため、試合直後に草むしりと言われても文句を言うやつはいないのだ。 「それじゃ、私は帰るね」 靴を脱ぐこともなく入り口でずっと立っていた椚田は、紙袋をもち直してからこちらへ手を振った。 とりあえず俺は「ああ」とだけ言って、緋本は「んじゃねー」と欠伸交じり。 「校門まで送っていく」 淡白にそう言った悠一に対し、椚田は嬉しそうに微笑んで「やったッ」と返事をしていた。 「雲井はまだ残ってるよな」 「あ? ああ……」 「なら、また戻ってくるから、一緒に帰ろう」 「わかった」 友達とは言え、男に下校の誘いをされるとは……なんてしょっぱいんだ。 何事か話しながら道場を去っていくふたつの背を目で追って、今度こそ俺はため息をつく。 「幸せはーため息つくと、逃げるんだー」 短歌のようなリズムでそう言った緋本へ向き直ると、そいつは珍しく目を完全に開けて、こういった。 「私、あいついやだよ」 *** 「ねー、悠一君」 「なんだよ、椚田」 「今さ、楽しい?」 「どういう意味で」 「学校とか、友達とか」 「まあ、楽しいな」 「そっかあ、よかった」 「それが何だ」 「何でもないよ、悠一君が楽しいならそれでいいんだー」 「そうか、俺もお前が楽しいならそれでいいよ」 「悠一君にそう言ってもらえて感動っ」 「大げさだろ」 「そうかな。大げさでも何でもいいよ、悠一君が楽しいなら」 「これからもっと楽しくなるといいね」 802 :私≠彼女 02 ◆RgBbrFMc2c :2010/09/10(金) 22 20 34 ID eQJGz00C *** 我慢だ我慢我慢我慢、我慢。 ああでも無理かなもう無理かもそろそろもうねえ限界、リミッター越え寸前誰か止めてくれればいいんだけど、誰かいるかな。 さてさてさてさて最初は誰にしよう彼に声をかけてくるあれか笑顔を見せるあれか彼に近いあれかさあさあさあどうしようね。 私はもう十分に我慢したよでも気付いてくれないんだもんならねさくっとぐいっとぼいっとがちゃっとぐにゃっとしようかな。 どんどんなくなっちゃえばいいんだよねえ消えちゃえばいいんだよ消してしまえばいいんだって私ずっと思っててね、あはは。 ええっと私が変だっておかしくなってるって? いやいやそんなことないよだって好きな人には自分だけ見てもらいたいもの。 こう思うのは当たり前でしょ、よし自己正当化完了私はもう限界を超えましたということでそろそろはじめようとおもいます。 てんきよほうではあしたのてんきはあめですよーって。 おもむきがありすぎ、むしろうんざり、だ。 明日は晴れがいいなー、雨って嫌いなんだね。あーあ。
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#僕と彼女と彼女の生きる道 ,#フジテレビ,#火10,#草彅剛,#橋部敦子,#NETFLIX,#Hulu,#Amazonプライム,#dTV,#視聴率,#無料ドラマ amazonで探す @楽天で #僕と彼女と彼女の生きる道 を探す! 火22フジ 2004.01.06~2004.03.23 20.7% wikipedia 前 ハコイリムスメ! 次 アットホーム・ダッド 僕の生きる道 僕の歩く道 Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 離婚の朝 2004/01/06 19.3% 2 別れの理由 2004/01/13 18.9% 3 悲しき抱擁 2004/01/20 18.0% 4 愛おしい娘 2004/01/27 19.4% 5 娘のために 2004/02/03 20.5% 6 娘との旅 2004/02/10 20.0% 7 元妻の復讐 2004/02/17 20.2% 8 凛を返せ! 2004/02/24 19.0% 9 和解 2004/03/02 19.4% 10 別離 2004/03/09 23.1% 11 サヨナラ凛 2004/03/16 23.2% 12 絆 2004/03/23 27.1%
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蒼天の彼方 の攻略対象。(攻略制限あり) いたる所で出会う青年。 貴族の劉瑯と知り合いであったり、身に着けている上等な衣服からそれなりの身分の子息と思われる。 主人公の危機には必ず現れて救いの手を差し伸べたり 出会ったばかりの主人公に求愛の言葉を口にしたりと謎の人物。 名前 泰斗 (たいと) 年齢 18歳 身長 体重 誕生日 血液型 声優 前野智昭 該当属性 茶髪 該当属性2(ネタバレ) 『』
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入手できる可能性のある能力、特殊能力超特殊能力 特殊能力 その他 特徴ハンサムについて バンザイについて 好感度について 攻略の流れ必須イベントだけを記載した攻略チャート 主役交代について イベント(前半)商店街 適当にうろつく 『ちよ攻略初回』 商店街 倉庫(劇団)へ行く:『序盤連続イベント』 商店街 倉庫(劇団)に行く:『序盤汎用イベント』 準定期 5月 商店街 倉庫(劇団)に行く:『芝居への覚悟』 うろつき商店街 (ランダム):『再勧誘』 うろつき商店街 (ランダム):『フグ・フェスタ』 準定期 6月 商店街 倉庫(劇団)に行く:『公演再開連続イベント』 商店街 倉庫(劇団)に行く:『同棲イベント』同棲イベント選択肢の詳細 商店街 倉庫(劇団)に行く:『公演再開決定後の汎用イベント』 商店街 倉庫(劇団)に行く:『特殊イベント』造形師の野田 セリ台のアイデア デート必須+準必須デート 汎用デート 定期 7/4:『ちよと夏祭り』(ちよと同棲していることが発生条件、好感度関係なし) イベント(後半)デート:『得意料理』(11月以降) 商店街 倉庫(劇団)に行く:『主役交代』(11月中のみ) 主役交代後のデート(12/8の公演初日まで) 定期 12月:『公演直前の連続イベント』 デート:『オーディション』 定期 12/24:『クリスマス』 その他のちよ系イベントうろつき商店街:漢方店 集会所 商店街:適当にうろつく 商店街:適当にうろつく (汎用) 攻略について前半攻略 後半攻略 入手できる可能性のある能力、特殊能力 超特殊能力 投手 気迫 野手 緊縛 特殊能力 投手 打たれ強い ピンチ○ (牽制○ 重い球 ←の2つも攻略失敗の場合のみ入手可能) その他 投手 コントロール+3 スタミナ+20 弾道+1 耐エラー+2 (コンスタAでもコントロールとスタミナは上昇するので、利用するつもりなら出来る限り能力を高めておくと効率的) (投手育成中に凡田イベが先に発生し、ちよイベで弾道3に上がった。 もし野手育成で弾道3が4になるなら破格といっていい) (上がらなかった。ちよ同棲イベで上がる弾道は3まで) +... 前からあったページはやる気普通の野手のデータで、このページは投手のデータを記載している やる気絶好調時のデータの方が使い勝手がいいのでここではそのようにまとめた ついでに装備アイテムの効果が出る部分も記載した やる気で変動する入手経験点だけに装備アイテムの影響が出るものと考えて大体差し支えない 特徴 デートコマンド未開放の序盤は会える曜日が日火木土のみ (正確にはバイトをするちよに会うことは可能だがメリットが少ない) 彼女イベントで体力が回復せず、減る (貴子はなんだかんだで体力がプラスになるが、ちよはほぼ毎回マイナス) デートやイベントで少しずつ経験点を入手できる (筋力技術変化球の合計で+5~7ずつ) 後半のイベントで筋力+40 技術+46 変化球+14 (維織と夏菜に次いで多い) ハンサムについて ちよ攻略外の通常定期イベントと試合勝利でハンサム80前後 ちよ攻略の必須イベントだけでもプラマイでハンサム20前後 なので十分『人気者』の取得が狙える バンザイについて 序盤に+10、終盤に+5 6月以降の倉庫で+3と+2の汎用イベント 彼女候補の中では少ない部類に入る 10日バンザイ3回+8日バンザイが限度になってくる 好感度について 月曜日に好感度が-2される (他の彼女は-1だが、ちよと維織だけは-2 二人は浮気性?) 攻略の流れ 序盤は日火木土曜日の倉庫イベントが主となり、デートコマンド解放以降はデートがメインとなる 必須イベントだけを記載した攻略チャート うろつき商店街:適当にうろつく『ちよ初回イベント』 (このイベントは6月からは発生しなくなる) ↓ うろつき商店街(日火木土):倉庫(劇団)『ちよ序盤連続イベント』 (4回) ↓ 連続イベント終了後は5月までうろつき倉庫で汎用倉庫イベント(序盤)が発生する ↓ 『5月』 ↓ うろつき商店街(日火木土):倉庫(劇団)『芝居への覚悟』 ↓ 以降、一時的に倉庫にうろつけなくなる ↓ うろつき商店街(曜日限定なし)『再勧誘』 (高確率のうろつきランダム) ↓ 再び倉庫にうろつけるようになり、6月まで前と同じの汎用倉庫イベント(序盤)が発生する ↓ うろつき商店街(曜日限定なし)『フグフェスタ』 (高確率のうろつきランダム) (6月でもいい) ↓ 『6月』 ↓ 『公演再開の連続イベント』 (6回、前半限定) 1,2,4,5,6回目はうろつき倉庫、3回目だけはうろつき商店街(曜日非限定) ↓ うろつき商店街(日火木土):倉庫(劇団)『ちよ同棲イベント』 (デートコマンド解放、後半でも発生する) ↓ 以降、デートコマンドで好感度を上げていく なお、デートコマンドの解放までに必要好感度はない ↓ ちよデート:『キャッチボール』 (初回) ↓ ちよデート:『自由に演技』 (好感度60) ↓ ちよデート:『大量の本』 (好感度70) ↓ 『11月』 ↓ ちよデート:『得意料理』 (好感度78) ↓ 『12月』 ↓ 12/9(月)以降 ちよデート:『オーディション』 (好感度92以上で超特殊能力とグッドエンド) ↓ 定期12/25 『クリスマス』 主役交代について 『得意料理』のデート以降、11月中に倉庫をうろつくと『主役交代』イベント発生 主役になるだけならこのイベントだけでOK その後、デートで『役者変更』と『主役の自覚』イベントが発生するようになる 12月でも発生して、両方とも好感度+4のため効率がよい 主役交代時のチャートは以下になる ちよデート:『得意料理』 (好感度78) ↓ うろつき商店街(日火木土):倉庫(劇団)『主役交代』 (主役交代イベントは11月でないと発生せず、未発生のまま12月になると主役にはなれない) ↓ ちよデート:『役者変更』 ちよデート:『主役の自覚』 (この2つのイベントは12/8まで発生する) ↓ 12/9以降 ちよデート:『オーディション』 (主役でも脇役でも特にイベントの変更なし) イベント(前半) うろつき商店街で倉庫へ行けるのは日火木土のみ うろつき商店街のイベントは曜日の限定なし 商店街 適当にうろつく 『ちよ攻略初回』 ― 結果 備考 ― 体力+20 ちよ+2 5月まで発生 6月からは発生せず 商店街 倉庫(劇団)へ行く:『序盤連続イベント』 回数 選択肢 結果 備考 1 入ってみる ちよ+2 やる気+1『クッキー』入手 体力+10 やめておく 体力+20 ハンサム+2 今作唯一の何度でも確実に発生させられるハンサムが上がるイベント、かも? 2 体力-50 タフ+3 筋力+5 技術+1 ハンサム-1 バンザイ+5 ちよ+2 装備効果 筋+2 3 体力-20 タフ+2 筋力+6 やる気+1 ハンサム-2 バンザイ+5 ちよ+2 装備効果 筋+2 4 ああ、そうしよう やる気+1 体力-30 タフ+2 全経験点+4 ちよ+2 ハンサム-2 装備効果 技変+2 それはできない 体力-40 タフ+3 筋力+6 技術+4 変化+4 ハンサム-2 攻略失敗 装備効果 筋+2 それはできないを選択しても普通に倉庫へ行けるが攻略を進めてもデートコマンドが開放される同棲イベントが発生しない 1の『やめておく』はランダムで『やる気+1 体力+20 ハンサム+2 『牛乳』or『魚』入手』となる 商店街 倉庫(劇団)に行く:『序盤汎用イベント』 ― 結果 備考 ストレッチ 体力-15 タフ+2 筋力+5 技術+1 装備効果 筋+2 今日も練習 体力-20 筋力+5 技術+1 変化球+1 ちよ+2 手の動きに 体力-10 筋力+4 技術+1 変化球+1 ちよ+2 団員と練習 体力-15 タフ+1 筋力+5 技術+2 ちよ+1 腹の底から声を 体力-15 筋力+4 タフ+1 ハンサム+1 ちよ+2 ここの整理を 体力-10 筋力+6 ちよ+2 大道具の作業 体力-20 筋力+7 ちよ+1 『序盤連続イベント4回目』の後から5月中まで発生 準定期 5月 商店街 倉庫(劇団)に行く:『芝居への覚悟』 選択肢 結果 備考 ・・・・・・ ハンサム+1 やる気-3 タフ+2 体力-10 筋力+4 技術+3 装備効果 筋技+2 両立できる ハンサム-1 やる気-3 タフ+2 体力-10 筋力+4 技術+3 がんばるつもりだ どの選択肢を選んでも一時的に倉庫にうろつけなくなる 選択肢は攻略に関係なし、Aが一番よい うろつき商店街 (ランダム):『再勧誘』 ― 結果 備考 ― やる気+3 ハンサム+1 体力+20 『芝居への覚悟』の後 うろつき商店街 (ランダム):『フグ・フェスタ』 ― 結果 備考 ― 体力-30 筋力+8 技術+4 ハンサム+3 ちよ+2 『再勧誘』の後 装備効果 筋技+2 再勧誘とフグフェスタは6月以降でも発生する 準定期 6月 商店街 倉庫(劇団)に行く:『公演再開連続イベント』 回数 結果 備考 1 やる気+1 体力-20 タフ+2 筋力+5 技術+1 装備効果 筋+2 2 体力-20 タフ+1 筋力+5 技術+1 装備効果 筋+2 3 やる気+2 ハンサム+2 うろつき商店街 (倉庫に行けない日でOK) 4 やる気+2 体力+30 タフ+2 筋力+5 技術+1 ちよ+5 装備効果 筋+2 5 やる気+1 体力-20 タフ+2 筋力+5 技術+1 ちよ+2 装備効果 筋+2 6 やる気+1 体力-15 筋力+5 技術+2 12月の2週目に公演 装備効果 筋+2 商店街 倉庫(劇団)に行く:『同棲イベント』 選択肢 結果 備考 1 A 俺が気にするんだ! ― 詳細は下記参照 B そ、そうか? ― 2 A その勝負、受けた! ― B なんと言われようとダメ! ― 3 A そんなことはない ― B 同居はできない ― 3回目の選択肢でAを選ぶとちよと同棲開始 Bでは攻略失敗 同棲イベント選択肢の詳細 選択肢 結果 備考 AAA コントロール-1 ハンサム-4 ちよ+3 タフ+4 体力-10 やる気+2 弾道+1(確率) AAB コントロール-1 ハンサム+3 ちよ-9 タフ+4 体力+30 筋力+4 技術+4 『牽制○』(確率) 装備効果 筋技+2 ABA コントロール-2 ハンサム-6 ちよ+2 タフ+2 体力-10筋力+6 やる気+2 弾道+1(確率) 装備効果 筋+2 ABB コントロール-2 ハンサム+1 ちよ-10 タフ+2 体力+30 筋力+10 技術+4 『牽制○』(確率) 装備効果 筋+4技+2 BAA コントロール+3 ハンサム-2 ちよ+5 タフ+2 体力-40 やる気+2 弾道+1(確率) BAB コントロール+3 ハンサム+5 ちよ-7 タフ+2 筋力+4 技術+4 『牽制○』(確率) 装備効果 筋技+2 BBA コントロール+2 ハンサム-4 ちよ+4 体力-40 筋力+6 やる気+2 弾道+1(確率) 装備効果 筋+2 BBB コントロール+2 ハンサム+3 ちよ-8 筋力+10 技術+4 『牽制○』(確率) 装備効果 筋+4技+2 ハンサムと好感度は当てはまる数値が複数あるので選択肢ごとの数値は特定不可能? コン+3のBAAかコン+2筋力+6のBBAのどちらかがよさそうか 弾道は3までしか上がらず、既に弾道3以上の時はステータス変化なし 商店街 倉庫(劇団)に行く:『公演再開決定後の汎用イベント』 ― 結果 備考 出来てるシーンを やる気+1 ハンサム+2 バンザイ+2 体力-15技術+7ちよ+2 装備効果 技+2 もう一度やり直して やる気-1 体力-25 ハンサム-2 技術+6 ちよ+2 装備効果 技+2 おごってやるよ やる気+1 タフ+2 ハンサム-2 体力+10 筋力+5 技術+1 ちよ+2 装備効果 筋+2 鬼演出家 やる気-1 タフ+3 ハンサム-2 体力-15 筋力+6 技術+2 ちよ-2 装備効果 筋+2 何かつかめて来てる やる気+1 バンザイ+3 体力-15 技術+2 ちよ+2 装備効果 なし オモチャのオマケ 体力+15 技術+5 『栄養不足』(確率) 装備効果 技+2 公演再開決定後は汎用イベントの内容が変化し、序盤汎用イベントは発生しなくなる 商店街 倉庫(劇団)に行く:『特殊イベント』 造形師の野田 ― 結果 備考 野田1 やる気+1 体力-10 技術+8 装備効果 技+2 フグフェスタ後 やる気-1 タフ+2 体力-10 技術+8 装備効果 技+2 ― 結果 備考 野田2 やる気-2 体力+30 筋力+9 タフ+3 ちよ+2 装備効果 筋+2 主役交代後 やる気-1 体力-10 技術+7 装備効果 技+2 野田1は序盤から、野田2は公演再開決定後から発生 両方とも発生するタイミングによってイベントの内容が変化する セリ台のアイデア ― 結果 備考 ― やる気+1 体力-15 タフ+1 技術+8 ちよ+3 装備効果 なし 多分、公演再開決定後から発生 ピエロがビクトリーズに入団していても内容に変化なし デート 必須+準必須デート ― 結果 備考 キャッチボール 体力-5 筋力+5 技術+3 ちよ+3 装備効果 筋技+2 自由に演技 やる気+1 体力-20 タフ+3 技術+7 ハンサム+3 ちよ+4 『打たれ強い』 装備効果 技+2 大量の本 今でもその人のこと・・・ タフ+5 体力+10 ハンサム+2 ちよ+3 選択肢は攻略に関係なし 急いで話題を変える 体力-10 筋力+8 技術+8 ハンサム-2 ちよ+1 装備効果 筋技+2 遊園地 体力-30 筋力+5 タフ+2 ちよ+4 装備効果 筋+2 お布団の中 体力+40 ハンサム+3 ちよ+4 キャッチボールは初回デート 自由に演技は『好感度60』、大量の本は『好感度70』から発生する 他は高確率のランダムで発生 汎用デート ― 結果 備考 一緒にバイト 体力-12 筋力+4 技術+4 タフ+1 ちよ+2 装備効果 筋技+2 河原で練習 体力-10 筋力+3 技術+5 ちよ+2 装備効果 筋技+2 寝かせておく 体力+40 ハンサム+2 ちよ+2 遅刻しそう 野球の練習 体力-10 ちよ+1 筋力+5 技術+3 変化球+3 やる気-1 装備効果 筋技変+2 お弁当 体力-10 ちよ+1 筋力+5 技術+3 変化球+3 やる気+1 『手料理』入手 装備効果 筋技変+2 定期 7/4:『ちよと夏祭り』(ちよと同棲していることが発生条件、好感度関係なし) ― 結果 備考 大吉 やる気+2 筋力+20 技術+16 ハンサム+4 ちよ+3 バンザイ+20 装備効果 なし 吉 筋力+14 技術+8 ハンサム+3 ちよ+2 やる気+1 バンザイ+10 末吉 筋力+8 技術+4 ハンサム-2 ちよ+1 やる気+1 バンザイ+5 凶 やる気-2 ハンサム-2 ちよ+1 バンザイ+10 大凶 やる気-3 ハンサム-4 ちよ+2 バンザイ+15 イベント(後半) デート:『得意料理』(11月以降) ― 結果 備考 ― やる気+2 体力+50 筋力+25 ちよ+4 『ちよが彼女に』 装備効果 なし 11月になってから『好感度78』で発生する 商店街 倉庫(劇団)に行く:『主役交代』(11月中のみ) 条件 結果 備考 得意料理イベント後 ちよ+3ハンサム+3 体力-20 筋力+6 技術+2 タフ+3 装備効果 筋+2 11月中にこのイベントを起こさないと主役を辞退したことになる その時のうろつき倉庫イベントは『ちよ-10 ハンサム-2 体力+50』 (辞退時のこれは発生させなくても攻略可能) そして、この後の公演イベントが主役のものから変更される 主役を辞退してもオーディションとクリスマスのイベントは主役時と同じで超特殊能力の入手とアルバム開放も可能 主役交代後のデート(12/8の公演初日まで) 回数 内容 結果 備考 1 役者変更のチラシ 体力+40 やる気+2 ちよ+4 2 主役の自覚 やる気+2 体力-20 筋力+6 技術+5 ちよ+4 装備効果 筋技+2 ちよ攻略と主役になるための必須イベントではない 定期 12月:『公演直前の連続イベント』 日時 結果 備考 12/5 緊急事態と代役 ちよ+4 ハンサム+4 やる気+2 攻略失敗時と主役を辞退した場合は発生しない 12/7 ゲネラルプローベ ちよ-2 筋力+7 技術+7 やる気+3 体力-30 装備効果 筋技+2 12/8 開演 体力-20 やる気+3 筋力+20 技術+16 変化球+14 装備効果 なし 12/9 小屋が大変 やる気-1ハンサム+2バンザイ+5 タフ+2or『ピンチ○』(確率) デート:『オーディション』 選択肢 結果 備考 助けに行く 好感度92以上 やる気+2 筋力+20 技術+30 『気迫』 スタミナ+10 耐エラー+2 グッドエンドフラグ 装備効果 なし 好感度92未満 やる気-2 筋力+40 『重い球』 ちよ-10 『ちよと別れる』 バッドエンドフラグ 装備効果 なし やめておく 『ちよと別れる』 やる気-2 タフ+5 バンザイ+10 『不眠症』 『逃げ球』 アルバム開放なし 定期 12/24:『クリスマス』 ― 結果 備考 ― スタミナ+10 やる気+2 ハンサム+4 バンザイ+10 ちよ+10 グッドエンドフラグ成立時 デートコマンド未開放or主役辞退時の12月定期イベント +... ― 結果 備考 12/7 やる気-2 体力-30 筋力+5 技術+5 『打たれ強い』orタフ+3(確率) ハンサム-2 バンザイ+5 装備効果 なし 12/8 体力-20 やる気+1 タフ+4 バンザイ+10 名前がしばらく『タコ星人』に 12/9 やる気-1 ハンサム+2 バンザイ+5 12/25 やる気-2 タフ+5 『不眠症』 『ちよと別れる』 グッドのクリスマスは24日でバッドは25日、どうでもいいが (選択肢なし。主役を辞退しただけでオーディションイベ後なら通常のクリスマスイベント) その他のちよ系イベント うろつき商店街:漢方店 宅配バイトのちよ 武美+3 ちよ+3 『バナナ』入手 倉庫うろつき後から発生 集会所 選択肢 結果 備考 初回 ・・・遠慮しておくよ ハンサム+1 ちよ-2 やったー! やる気-2 ハンサム-2 体力+20 ちよ+2 汎用 ・・・帰る ちよ-1 体力+10 『栄養不足』(確率) ああ、それにしようか(1) やる気-1 ハンサム-2 体力+20 ちよ+2 専用ランチセット(確率) ああ、それにしようか(2) やる気+1 体力+40 ちよ+2 サンドイッチ(確率) 倉庫うろつき後から、ちよ同棲まで発生 商店街:適当にうろつく 選択肢or内容 結果 備考 チラシ やったぁ! 体力+30 ハンサム-3 ちよ+2 ・・・・・・いや、いい ハンサム+1 ちよ+2 ジャジメントの広告 ハンサム+2 ちよ+4 商店街:適当にうろつく (汎用) ― 結果 備考 ファンデーション ちよ+2 やる気-1 体力+10 汎用 ビニールテープ ちよ+2 体力+10 技術+8 汎用 ペット用シャンプー ちよ+2 やる気+1 ハンサム-2 汎用 倉庫うろつき後から、ちよ同棲まで発生 攻略について ちよ攻略について些細なこと 長々書いてはいるが大したことは書いてない 前半攻略 ▼下がる好感度 (前半) 4月 月曜日が3日で好感度-6 (9日は計算外) 5月 月曜日が4日で好感度-8 6月 月曜日が4日で好感度-8 7月 月曜日が2日で好感度-4 前半合計で『好感度-26』 ▼下がる好感度 (後半) 初回公演終了直後の『12/9(Sun)』にオーディションイベを起こすなら、 その日までの後半の月曜日は10日なので、後半合計は『好感度-20』 前半後半の合計で最大『好感度-46』ものマイナスとなる 単純計算で、好感度-1の他の彼女と比べるとデート回数が約12増えることになる ただでさえ体力が減るクセモノなデート、何の対策も取らないと厳しいので少しでも効率よく行うことを考える ちよルートはデートコマンド開放に好感度が関係なく、6月の公演再開イベントに間に合いさえすればいい (もっと言えば主役になる必要もないが好感度と経験点は美味しいのでまず主役にはなる、なるのだ) なのでサクセス序盤から急いでちよに会いに行く必要もなく攻略開始を遅らせることが出来る (5/31定期イベと6/1商店街うろつきから本格的な攻略が始まる貴子と似た感じ) 攻略開始を遅らせることで好感度のマイナスを減らすなら『5/28(Mon)』からちよ攻略を始めるのがいい (6月からはちよ初回イベントが発生しなくなるので5月には必ず初回を間に合わせる必要がある) 5/28にちよ初回を起こして攻略開始するなら、同棲イベ完了は最速で6/17(Sun)となる (再勧誘、フグ、再開計画の1つは日火木土以外にも起こせるが、再勧誘イベだけは水曜と被っていて1つズレる) (なお再勧誘イベだけはうろつきランダム発生なので、確率は高いとはいえ発生に手間取ることもある) これで月曜の好感度減少は『-32』まで減らせて、倉庫の汎用イベントも起こさないで済む (序盤倉庫の汎用イベントはちよ好感度が上がりにくく、体力消費も大きいので非効率) 攻略に必要な好感度は92だが減少分を考慮すると総計で『好感度124以上』を稼ぐ必要がある 必須のデートはオーディション、主役交代、得意料理、大量の本、自由に演技、キャッチボール、 同棲開始、公演再開6回、フグフェスタ、再勧誘、芝居への覚悟、初回連続5回で計21回 準必須のデートは布団の中と遊園地デート2回と主役交代後のチラシと自覚のデート2回で計4回 それらは4回とも好感度+4されるので通常デートよりも美味しい ちよの定期と必須+準必須の合計好感度は『+60』 (ゲネプロ-2、大吉+3、同棲+5、元彼の本+1で計算) 残りの必要好感度は『64』で、これを汎用デートで埋めることになる 汎用デートは5種類存在し、その内の3つが好感度+2で、2つが好感度+1 各々の発生確率が同値であれば汎用デート回数の平均値は40回になる (汎用デート総てが好感度+2であったとしても32回分) 攻略に必要な倉庫うろつきとデートの合計は計算上、最低でも『約64回』となる (4月から攻略を始めれば好感度マイナス分が増えるので倉庫うろつきが7回以上増えてしまう) 64回の彼女イベントは他の彼女(50~55回)に比べても多い さらに殆ど体力回復がないわけだから負担はかなり増すことになる ▼他のルートのデート回数と比べて +... 夏菜ルートのデートとレストランの回数の合計は60~65回程度で65回以上は稀 夏菜ルートは体力の回復量が多いが、ちよルートは殆どのデートで体力が回復しない なので体力消費とコマンド回数面に負担は大きく、ちよルートの練習回数は他のよりも大分減ってくる 武美 45回前後 (必要な好感度が70と少なく、好感度も上がりやすい) 貴子 45回前後 (好感度が上がりやすく、殆どが+2以上) 奈津姫 55回前後 (必要な好感度が80と少なく、好感度も上がりやすい、攻略だけに絞ればもっと下がる) 維織? 知らん 後半攻略 ▼ちよルート終盤のイベントで上がる好感度 得意料理のデートの発生には『好感度78』が必要 そのイベントから定期イベと主役交代でオーディションまでに上がる好感度は+7 (+4+3+4-2と12/3の月曜日で-2) 11/26以降に好感度78なら定期イベントだけで『好感度85』 チラシと自覚イベで好感度93に達するが12/3で-2される分を考えるとさらにデートが1回必要 (好感度+1のものでいい) 11/26に好感度85であればその後は主役交代の倉庫うろつきだけでいい 好感度77なら倉庫うろつきにチラシと自覚イベを加えて好感度92に達せる 11月に入って得意料理イベントが起こってから迎えた月曜日の回数だけ好感度2が多く求められる 11月の月曜は5回あるので発生週にもよる得意料理イベ後に汎用デート5~7回程度は必要になる ▼ラブダイナミクス持ちなら 得意料理+5、主役交代+4、代役+5、ゲネプロ-2、12/3月-2で合計+10 なので好感度を満たすには『11/26に好感度82』があればいい 11月に入った時点で好感度80あればチラシ+5、自覚+5で好感度は足りる 好感度78で得意料理イベが発生してから通常デートで好感度を+2稼げばいい (得意料理イベが11月からなのでそれ以前は考えない) ▼好感度のカンストについて 11/26と好感度85を基準に考えて、100-85=15、好感度99まで14 好感度のカンストから7日間の月曜日を越していける 10/8~10/14の間にカンストすれば11/26までで好感度-14で『好感度を86』残せる (チラシと自覚のデートを行うならさらに4週間の余裕があり、6/25~7/1の間にカンストしてOK) ただ、実際の育成ではバンザイ中やその後のやる気回復でデートをしていられない期間があり、 さらに好感度稼ぎ中にも体力の余裕がある時に練習を行うほうが効率的ので、その分デートが遅れていく なので逼迫したコマンド回数の都合上、好感度がカンストすることは殆どない ▼入手できる経験点について 5月の終わりから攻略を開始することのメリットは好感度減少機会を少なくすること以外にもう1つある それは倉庫うろつきを最小限にできることで日火木土以外にも行えるデートを最大限に活用できること ちよ系イベントの入手経験点は通常練習よりも少なく非効率的のため出来れば回数を減らしたい やや多く見積もって倉庫やデートのちよ系イベントで経験点を『合計8P』貰えるとして、 実際は不可能だが全日程191コマンドをちよ系イベントに充てたとしてもデート 倉庫うろつきで稼げる経験点は『1528P』 普通に練習する場合の最低限の練習として『102回』 『変化30回=444P,ノック27回=530P,ギプス45回=585P』 (ギプス回数ボーナスのスタミナを筋力換算 → 900P) →1559+900→通常の育成で稼げる練習経験点は『2459P』 ちよ系イベントだけで育成すると『経験点931P』の遅れを取る 実際は練習回数が115回以上になるのもザラで、加えてバンザイも行うので差はもっと広がる なので、練習以外に時間を取られれば取られるほど経験点はどんどん損をしていく ちよ系イベントで回復さえ出来れば好感度稼ぎの最中にも練習を挟んでいくことが可能なので、 体力ダダ下がりの倉庫イベントよりも少なからず回復力がある汎用デートを多く選択できる方が有利になる 上記を踏まえて幾らか洗練させた育成理論 【参考】 倉庫とデートのデータ +... ▼デート 筋力+4技術+4タフ+1 筋力+3技術+5 体力+40ハンサム+2 筋力+5技術+3変化球+3 *2 平均体力+9~10 やる気+1,-1 装備効果【筋技+2*2 筋技変+2*2】 平均経験【筋力+3.4 技術+3 変化+1.2】 単純平均 【7.6P】 ▼うろつき倉庫 (5月の終わりまで) 筋力+5技術+1タフ+2 筋力+5技術+1変化球+1 筋力+4技術+1変化球+1 筋力+5技術+2 筋力+4タフ+1ハンサム+1 筋力+6 筋力+7 平均体力-15 やる気変化なし 装備効果【筋+2*all】 平均経験【筋力5.1 技術+0.7 変+0.28】 単純平均 【6.14P】 ▼うろつき倉庫 (再開計画後) 技術+7ハンサム+2バンザイ+2 技術+6ハンサム-2 筋力+5技術+1タフ+2ハンサム-2 筋力+6技術+2タフ+3ハンサム-2 技術+2バンザイ+3 技術+5『栄養不足』(確率) 平均体力-7~8 やる気+3,-2 装備効果【技術+2*3 筋+2*3】 平均経験【筋力+1.8 技術+3.8 変化+0】 単純平均 【5.6P】 前半の倉庫は好感度が少ない、後半の倉庫はやる気が不安定 デートの回復量は少なくともプラスに傾き、経験点も倉庫に比べて多い、やる気もまま安定 バットとグラブの効果が毎回発揮されるのも悪くない