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次の日・・・ ピンポーン 上条「はーーい。今出まーーーす」 美琴「へぇー・・・ここがアンタの部屋かー・・・」 上条はずっこけた 上条「はやっ!昨日分かれたばかりだろ!連絡ぐらいよこせよ!」 美琴「ム、いいじゃない別に。もう付き合ってるんだから」 上条「それでも部屋が分かるのはおかしくないか?」 美琴「あんたが言ったんじゃない。舞花の隣だって」 上条(無理やり聞き出したんじゃないだろうな?) 内心心配しながら 上条「まぁ入れよ。少し散らかってるけどさ」 美琴「おじゃましまーす」 結局美琴は上条の家に入った。 _________________________________ そのころ隣の部屋では・・・ 元春「にゃー。ついに入っちまったぜー」 冥土帰しのおかげで1日で退院できた。土御門と 舞花「いいムードになればいいねー」 実はわざと美琴に自分の部屋を教えた舞花が隣の部屋から聞き耳を立てていた。 元春「まぁキスはもうしちゃってるからにゃー。案外変わらないかもしれないにゃー」 舞花「いいや。オンナノコが男の部屋に入るって事は自分のことを好きにしてもいいって事の表れだとおもうよ」 元春「いずれにしてもこうしてることがばれないことに尽きるにゃー」 2人は一応上条×美琴を応援していた その頃、向かいの棟では 「くぅーっ!!お姉さまったらあんなに頬を染めてぇーっ!!!!ぐやじーっ!!!!!!!!!」「白井はん、落ち着きなはれ。」 「この状況で落ち着いていられますか!!」「……まあお茶でも…。」 「……では、いただきますわ。………(一杯飲んで)ふぅー。」「ところで御坂はんも白井はんも何で今日は私服なん?常盤台っていつでもかつでも制服着てるんやーおもてましてんけど。」 「校則で『外出時は制服を着用』となっていますのよ。」「ほな、なおさらなんで?」 「殿方の寮に行くのに制服だとまずいと思われたのでしょう。それで私もお姉さまを付けるために私服にいたしましたの。」「……で、何でうちの部屋に??」 「っ!!!いや、あの、その最初は常盤台に来ている土御門の御嬢さんの部屋に行こうとしたのですけれど……。」「土御門はんの部屋でんな。カミやんの隣でっせ。」 「そ、そうなのですか?…ところがあの舞夏という小娘の奴・・・・・」「兄貴がいるから言うたんやろ。」 「だったらまだ良かったのです!!あの小娘、『二人の仲を邪魔する輩はたとえご主人様であろうと舞夏はゆるさないのだー』とかほざきよったのです!!!!……って何にやけてますの?」「『ご主人様』かぁー。ええ響きやわぁ…」 「このドアホ!!!!!」「ぐはっ!やめて白井はん人をいたぶるのがお好きなお嬢様はうちのキャパシティーにも入らへんでぇー!!!」 「誰があなたのキャパシティーに入るものですか!!!」「ぎゃぁあああああああ!!!」 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「あの二人なんだかんだ言ってデレデレじゃん。」「美琴に言われるのは心外だろうなぁー。って痛たたた!!」 「一言多いわよー。」「御免!!前言撤回するからそんなにつねらないでー!!」 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「だぁー青ピの奴―」「隣の二人でも十分暑いのになぁー」 「にゃー。さて舞夏、隣と向かいどっちがおもしろそうかにゃー??」「デレデレならお隣、ツンデレなら向かいってとこだなー」 「さすが我が義妹だぜい。よーく分かってるにゃー。」「女心のわからぬ兄貴に言われたくないなー」 「ひゃい??」「おっとそろそろ研修に行かねば。……そういえば白雪さんが今日ここに来るかも知れないぞー」 「にゃ、にゃ、何でにゃー!?」「んー?うちが住所教えといたからなのだー。せいぜい年頃の女の子を味わうがいいー!!」 「にゃんて事を言ってんだにゃー!!!!」「じゃあなー!」 舞夏を追って出ようとした土御門だったが、開こうとしたドアが勝手に開かれた。 「や、やあ白雪。」「う、うん」 「二人ともみずくさいなあー………白雪、うちの兄貴に倒れかかっちゃいな!!」 「きゃっ!!」「うわっ、舞夏、何してんにゃー……あ」 玄関先で土御門が白雪の下敷きという状態が完成。作り上げた張本人は… 「おおー、暑い暑い。さーて研修に戻るとすっかなー。」 バタン 玄関が閉められた。折り重なって真っ赤の二人を残して。 その頃上琴は……。 「今度のデートなんだけどさあ…」「ん、何?」今日は土曜日、つまりデートは1週間後である。 「当麻ってまともな私服もってない様な気がするんだけど…」「ギクッ!!……まあ、確かに…。」 「でさ、あたしがコーディネートしてあげるから買い行かない?」「へっ?んーと……」 上条さんの心配はただ一つ。(そんなことしたら!デートのときとか金がない!!!)上条さんは男であるから、デートの時くらいおごらねばならないのである。 するとそんな上条さんの心配を見透かしたように美琴が言う。 「大丈夫大丈夫。ちょーっと早めの誕生日プレゼントということでうちが買ってあげっから。」「お、おう。ありがとな。…ん?何でおれの誕生日知ってんだ?」 「舞夏が教えてくれたの。お兄さんから聞いたんじゃないかしら。」「あー、そうなのか。って事はあいつ去年俺の誕生日祝ってくれたってことなんだろうなあ………。」 「……そう言えばアンタ記憶喪失だったわよね…」「…あ、ああ」 「変なこと思い出させちゃったわね・・」「問題ねーよ。」「う、うん」 「記憶がないってどんな感じ?悲しくなったりとかしない?」「いや、しないな。」「ホントに??」悲しそうな顔の美琴。 「ところでいつ頃からの記憶があんの?」「んーと、……二千円事件。」 「…あっ!……クク、ククク」「思い出し笑いすんじゃねー」 「ゴメンゴメン、嫌あの時ホント面白かったから……御免、我慢できない。」思い出して大笑いする美琴。「お前なあ……」 「ようはあたしの事とかはほとんど覚えてるんだ。良かった良かった。」「そーなのか?てか俺らいつ頃からの知合いなんだ?」 「6月くらいだったわねー。チンピラに絡まれてる私をお節介にも助けようとしたのよ,アンタ。」「へぇー。」 「恋人同士でこんな話って普通しないよね。」「しないな、間違いなく。まあとりあえず記憶がなくても俺は全然幸せだし。」 「ホントにー??」笑いながら聞く美琴。「おう、美琴みたいな美人の彼女がいて不幸なわけねーだろ。」 「・・・・・・・・め、面と向かって言わないでよ。・・・・・・・・・んじゃ、行こっか。」「ん?ああ、買い物か、良し行こう。美琴のおごりだしな。」 「でもデートの時はあんたのおごりよー。」立ち上りながら言う。「それにその分あたしの誕生日プレゼントとか…クリスマスプレゼントはしっかり買ってもらうんだからねー。」 「うぎゃー!忘れてたー。」 二人して笑いながら玄関へ向かう。楽しそうに。 「むっ、あの二人がでてきました!」「どれ、うむ。そのようなのよな。プリエステスによればあのお嬢さんは御坂美琴というのよ。」 「五和を差し置いて上条当麻のハートを射止めたる美少女とはいかほどなのか」「見せてもらわねばならんのよな」 「・・・建宮さんうちらこんな事してていいのか?」「いーのよな。何か問題でもあったかな?」 「うぉい!!ロンドンで色々あってインデックスが召喚されたって言うのに『問題ない』みたいに言っていいんですか!!??」「んー?あっちは我らがプリエステス率いる新生天草式で十分なのよ。わしと浦上はあのレディの正体を探らねばならん。」 「そ、そういうもんなんですか!?」「おうよ、聞くところによれば来週土曜日にデートをするそうなのよ。それもしっかり見ねばの。」 「ってどんだけじっくり観察するつもりなんですか!!??」「必要な分だけよ!!」 ひえぇええええええっと言う浦上彼らが建っているところの数メートル下では… 「白井はん、冗談や言うてんのに……」「す、すみません。ですがあなたが変なことを仰るものですからつい…」 「まあええわ。おっ、カミやんたちどっか行くで。追いかけまひょ。」「はい!」 2組のカップルと1組の魔術師が去ったとある学生寮では…… 「…さっきはごめんね。」「いや、良いけど……お茶でも飲むか?」 「う、うん」「んじゃ、ついでくるにゃー。」 残りの2カップルと違ってぎこちない白雪&土御門。 「……ところで何で今日はうちに来たの?」「舞夏さんに…その…」 「なに?」「おいしいかき氷の作り方教えてあげるって言われて…」 「はいぃぃぃぃいいいいいいい!!!!?????」「……やっぱりそういうリアクションかー。」 「いや、済まないにゃー。でも今秋だぜい。」「そーなんだけどねー。」 ようやっといつもの口調に戻ってきた二人。 「うちのあだ名が雪女っていうの知ってるでしょー」「にゃ、にゃー。」 「今ではいろんな理由が付いてんだけど、最初は年中かき氷を食べてるってのが理由なんだー。」「マジで??」 「マジで。」「冬でもか?」「元日とかに食べたこともあったなー……って!!」 大笑いする土御門。 「……そんなに大笑いする事かなー??」「ゴメン、いやでも驚いたにゃー。」 「で?」「で、とは?」 「この後どうすんのにゃー…」「んーと……とりあえずこの部屋にいよっかなー」 「うちは構わんけど……」「じゃ、まずはこの部屋片付けよっか♪」 「ひゃい??」「散らかりすぎー、どおりで舞夏さん言ってたわけだ『私が3日いかないとあの部屋にはキノコが生える』って」 「舞夏の野郎……」「まあいいじゃん、これでも整理は得意な方だから手伝ったげるー。」 「あ、ありがと」「どういたしまして」 白雪流接近術なのかなぜか土御門の部屋片付けを始める二人、これが白土流桃色空間なのかもしれない。がその桃色空間はものの10秒で崩壊した。 白雪が雑誌を拾い上げた時、一緒になっていたとある本が下に落ちた。 「……」「……。」 「…これってさー」「い、いや白雪、読んでるからってその人がいかがわしい性癖を持ってるとは限らんのだぞ!!だから吹雪を起こすな!!や、やめてえぇぇえええ!!!!」 「このエロ親父がぁあああああ!!!凍えちまえぇええええ!!!!!」「ぎゃぁああああ!!!!」 さすがに凍らすのはまずいと思ったか、白雪は吹雪を少し起こすだけでやめ、そして……。 「土御門君、どーゆー事か説明してもらおーかー?」「いやー、あのー、そのー……………。」 当然答えられない土御門。 「ハァ。土御門君ってふざけてるけど根は善人だと思ってたんだけどなー」「失望しないで白雪!!と、とりあえず片づけ再開するにゃー」 そのころ第七学区にある『Seventh mist』 では…… 「ねえ、これなんかどう?」「ちょっと派手すぎじゃねーか??」 「当麻ちょっと地味すぎー。これ絶対にあうって。とりあえず試着してみてー。」「はーい。」 1分後。 「やっぱりちょっと派手すぎじゃね?」「んー、派手すぎたかー、ハハハ。んじゃこっちはどう?」「おっ、それならいいんじゃね?」 上条の服をコーディネートしたりして楽しんでいる美琴と振り回されながらもかなり楽しんでいる当麻。どうみても完全なるバカップルである。 「お、お姉さまったら!私が何度お誘いしてもしてくださらなかったショッピングをあの類人猿とはあんなに楽しそうになさるなんてっ!!」「ええやん白井はん、もうあの二人ラブラブやし。邪魔するのは野暮ってもんでっせー。」 「くっ!では私はどうなりますの?」「はい?」 「この一年間、お姉さまに捧げてまいりました私の純情はどうなりますの?」「いや、それって百合とちゃうん?」 「百合だろうがなんだろうが関係ありませんの!!あぁ、私はこれからどうすれば?」「新しい恋でも見つけたらええんちゃう??ハハハハ。」 他人事のように笑う青ピ。 白井がビクッとして(な、なぜこの殿方にこう言われてドキドキしてるんですの?私。)と真っ赤になっている事には全く気が付いてなかった。 「まあとりあえず作戦finalだけは止めとこな」「は、はい…ですの。」 「あんちゃんがカミやんとくっついたら悲しむ男がおるんやでー」「は、はい???」 青ピの言う男とは「世間一般の男ども」だが白井は真っ赤っ赤。もう沸点到達、絶賛大混乱、頭真っ白状態。 「あれ、白井はん?どないしたん?」「ハッ、い、いえ何でもありませんの。」(私ったら何でこんな殿方の発言で振り回されてるんですの???) 自分の感情に気が付けていない?白井であった。 「フーム、どうも上条&御坂のみならずもう一つカップルができてるみたいですねー。」「そうなのよな。ただそのもう一つはカップルかどうか微妙なのよ。上条らを付けてるだけみたいなのよな。」 「でもしっかりくっついてますよ。おしゃべりに夢中で何度か上条たちを見失ってますし。」「それにしても上条はなぜあの女子を?なのよな。」 「間違いなく五和より小さいですよね。」「よな。」「対馬にも負けてます。」「それなのよな。」 「もしかしてプリエステスと同じで上条も年下をリードするのがお好みとか!?」「ヌッ!!その可能性を考えてなかったのよな!!通りでプリエステスのエロメイドを見ても陥落しなかったのかもしれんのよ!!」 勝手に想像し、ストーリーを作っている2人 「「「ハックション!!」」」 ロンドンでは戦闘中にもかかわらず3人の女性がくしゃみをしていた事も追記しておく。
https://w.atwiki.jp/deruta_sanbaka/pages/54.html
次の日・・・ ピンポーン 上条「はーーい。今出まーーーす」 美琴「へぇー・・・ここがアンタの部屋かー・・・」 上条はずっこけた 上条「はやっ!昨日分かれたばかりだろ!連絡ぐらいよこせよ!」 美琴「ム、いいじゃない別に。もう付き合ってるんだから」 上条「それでも部屋が分かるのはおかしくないか?」 美琴「あんたが言ったんじゃない。舞花の隣だって」 上条(無理やり聞き出したんじゃないだろうな?) 内心心配しながら 上条「まぁ入れよ。少し散らかってるけどさ」 美琴「おじゃましまーす」 結局美琴は上条の家に入った。 _________________________________ そのころ隣の部屋では・・・ 元春「にゃー。ついに入っちまったぜー」 冥土帰しのおかげで1日で退院できた。土御門と 舞花「いいムードになればいいねー」 実はわざと美琴に自分の部屋を教えた舞花が隣の部屋から聞き耳を立てていた。 元春「まぁキスはもうしちゃってるからにゃー。案外変わらないかもしれないにゃー」 舞花「いいや。オンナノコが男の部屋に入るって事は自分のことを好きにしてもいいって事の表れだとおもうよ」 元春「いずれにしてもこうしてることがばれないことに尽きるにゃー」 2人は一応上条×美琴を応援していた その頃、向かいの棟では 「くぅーっ!!お姉さまったらあんなに頬を染めてぇーっ!!!!ぐやじーっ!!!!!!!!!」「白井はん、落ち着きなはれ。」 「この状況で落ち着いていられますか!!」「……まあお茶でも…。」 「……では、いただきますわ。………(一杯飲んで)ふぅー。」「ところで御坂はんも白井はんも何で今日は私服なん?常盤台っていつでもかつでも制服着てるんやーおもてましてんけど。」 「校則で『外出時は制服を着用』となっていますのよ。」「ほな、なおさらなんで?」 「殿方の寮に行くのに制服だとまずいと思われたのでしょう。それで私もお姉さまを付けるために私服にいたしましたの。」「……で、何でうちの部屋に??」 「っ!!!いや、あの、その最初は常盤台に来ている土御門の御嬢さんの部屋に行こうとしたのですけれど……。」「土御門はんの部屋でんな。カミやんの隣でっせ。」 「そ、そうなのですか?…ところがあの舞夏という小娘の奴・・・・・」「兄貴がいるから言うたんやろ。」 「だったらまだ良かったのです!!あの小娘、『二人の仲を邪魔する輩はたとえご主人様であろうと舞夏はゆるさないのだー』とかほざきよったのです!!!!……って何にやけてますの?」「『ご主人様』かぁー。ええ響きやわぁ…」 「このドアホ!!!!!」「ぐはっ!やめて白井はん人をいたぶるのがお好きなお嬢様はうちのキャパシティーにも入らへんでぇー!!!」 「誰があなたのキャパシティーに入るものですか!!!」「ぎゃぁあああああああ!!!」 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「あの二人なんだかんだ言ってデレデレじゃん。」「美琴に言われるのは心外だろうなぁー。って痛たたた!!」 「一言多いわよー。」「御免!!前言撤回するからそんなにつねらないでー!!」 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「だぁー青ピの奴―」「隣の二人でも十分暑いのになぁー」 「にゃー。さて舞夏、隣と向かいどっちがおもしろそうかにゃー??」「デレデレならお隣、ツンデレなら向かいってとこだなー」 「さすが我が義妹だぜい。よーく分かってるにゃー。」「女心のわからぬ兄貴に言われたくないなー」 「ひゃい??」「おっとそろそろ研修に行かねば。……そういえば白雪さんが今日ここに来るかも知れないぞー」 「にゃ、にゃ、何でにゃー!?」「んー?うちが住所教えといたからなのだー。せいぜい年頃の女の子を味わうがいいー!!」 「にゃんて事を言ってんだにゃー!!!!」「じゃあなー!」 舞夏を追って出ようとした土御門だったが、開こうとしたドアが勝手に開かれた。 「や、やあ白雪。」「う、うん」 「二人ともみずくさいなあー………白雪、うちの兄貴に倒れかかっちゃいな!!」 「きゃっ!!」「うわっ、舞夏、何してんにゃー……あ」 玄関先で土御門が白雪の下敷きという状態が完成。作り上げた張本人は… 「おおー、暑い暑い。さーて研修に戻るとすっかなー。」 バタン 玄関が閉められた。折り重なって真っ赤の二人を残して。 その頃上琴は……。 「今度のデートなんだけどさあ…」「ん、何?」今日は土曜日、つまりデートは1週間後である。 「当麻ってまともな私服もってない様な気がするんだけど…」「ギクッ!!……まあ、確かに…。」 「でさ、あたしがコーディネートしてあげるから買い行かない?」「へっ?んーと……」 上条さんの心配はただ一つ。(そんなことしたら!デートのときとか金がない!!!)上条さんは男であるから、デートの時くらいおごらねばならないのである。 するとそんな上条さんの心配を見透かしたように美琴が言う。 「大丈夫大丈夫。ちょーっと早めの誕生日プレゼントということでうちが買ってあげっから。」「お、おう。ありがとな。…ん?何でおれの誕生日知ってんだ?」 「舞夏が教えてくれたの。お兄さんから聞いたんじゃないかしら。」「あー、そうなのか。って事はあいつ去年俺の誕生日祝ってくれたってことなんだろうなあ………。」 「……そう言えばアンタ記憶喪失だったわよね…」「…あ、ああ」 「変なこと思い出させちゃったわね・・」「問題ねーよ。」「う、うん」 「記憶がないってどんな感じ?悲しくなったりとかしない?」「いや、しないな。」「ホントに??」悲しそうな顔の美琴。 「ところでいつ頃からの記憶があんの?」「んーと、……二千円事件。」 「…あっ!……クク、ククク」「思い出し笑いすんじゃねー」 「ゴメンゴメン、嫌あの時ホント面白かったから……御免、我慢できない。」思い出して大笑いする美琴。「お前なあ……」 「ようはあたしの事とかはほとんど覚えてるんだ。良かった良かった。」「そーなのか?てか俺らいつ頃からの知合いなんだ?」 「6月くらいだったわねー。チンピラに絡まれてる私をお節介にも助けようとしたのよ,アンタ。」「へぇー。」 「恋人同士でこんな話って普通しないよね。」「しないな、間違いなく。まあとりあえず記憶がなくても俺は全然幸せだし。」 「ホントにー??」笑いながら聞く美琴。「おう、美琴みたいな美人の彼女がいて不幸なわけねーだろ。」 「・・・・・・・・め、面と向かって言わないでよ。・・・・・・・・・んじゃ、行こっか。」「ん?ああ、買い物か、良し行こう。美琴のおごりだしな。」 「でもデートの時はあんたのおごりよー。」立ち上りながら言う。「それにその分あたしの誕生日プレゼントとか…クリスマスプレゼントはしっかり買ってもらうんだからねー。」 「うぎゃー!忘れてたー。」 二人して笑いながら玄関へ向かう。楽しそうに。 「むっ、あの二人がでてきました!」「どれ、うむ。そのようなのよな。プリエステスによればあのお嬢さんは御坂美琴というのよ。」 「五和を差し置いて上条当麻のハートを射止めたる美少女とはいかほどなのか」「見せてもらわねばならんのよな」 「・・・建宮さんうちらこんな事してていいのか?」「いーのよな。何か問題でもあったかな?」 「うぉい!!ロンドンで色々あってインデックスが召喚されたって言うのに『問題ない』みたいに言っていいんですか!!??」「んー?あっちは我らがプリエステス率いる新生天草式で十分なのよ。わしと浦上はあのレディの正体を探らねばならん。」 「そ、そういうもんなんですか!?」「おうよ、聞くところによれば来週土曜日にデートをするそうなのよ。それもしっかり見ねばの。」 「ってどんだけじっくり観察するつもりなんですか!!??」「必要な分だけよ!!」 ひえぇええええええっと言う浦上彼らが建っているところの数メートル下では… 「白井はん、冗談や言うてんのに……」「す、すみません。ですがあなたが変なことを仰るものですからつい…」 「まあええわ。おっ、カミやんたちどっか行くで。追いかけまひょ。」「はい!」 2組のカップルと1組の魔術師が去ったとある学生寮では…… 「…さっきはごめんね。」「いや、良いけど……お茶でも飲むか?」 「う、うん」「んじゃ、ついでくるにゃー。」 残りの2カップルと違ってぎこちない白雪&土御門。 「……ところで何で今日はうちに来たの?」「舞夏さんに…その…」 「なに?」「おいしいかき氷の作り方教えてあげるって言われて…」 「はいぃぃぃぃいいいいいいい!!!!?????」「……やっぱりそういうリアクションかー。」 「いや、済まないにゃー。でも今秋だぜい。」「そーなんだけどねー。」 ようやっといつもの口調に戻ってきた二人。 「うちのあだ名が雪女っていうの知ってるでしょー」「にゃ、にゃー。」 「今ではいろんな理由が付いてんだけど、最初は年中かき氷を食べてるってのが理由なんだー。」「マジで??」 「マジで。」「冬でもか?」「元日とかに食べたこともあったなー……って!!」 大笑いする土御門。 「……そんなに大笑いする事かなー??」「ゴメン、いやでも驚いたにゃー。」 「で?」「で、とは?」 「この後どうすんのにゃー…」「んーと……とりあえずこの部屋にいよっかなー」 「うちは構わんけど……」「じゃ、まずはこの部屋片付けよっか♪」 「ひゃい??」「散らかりすぎー、どおりで舞夏さん言ってたわけだ『私が3日いかないとあの部屋にはキノコが生える』って」 「舞夏の野郎……」「まあいいじゃん、これでも整理は得意な方だから手伝ったげるー。」 「あ、ありがと」「どういたしまして」 白雪流接近術なのかなぜか土御門の部屋片付けを始める二人、これが白土流桃色空間なのかもしれない。がその桃色空間はものの10秒で崩壊した。 白雪が雑誌を拾い上げた時、一緒になっていたとある本が下に落ちた。 「……」「……。」 「…これってさー」「い、いや白雪、読んでるからってその人がいかがわしい性癖を持ってるとは限らんのだぞ!!だから吹雪を起こすな!!や、やめてえぇぇえええ!!!!」 「このエロ親父がぁあああああ!!!凍えちまえぇええええ!!!!!」「ぎゃぁああああ!!!!」 さすがに凍らすのはまずいと思ったか、白雪は吹雪を少し起こすだけでやめ、そして……。 「土御門君、どーゆー事か説明してもらおーかー?」「いやー、あのー、そのー……………。」 当然答えられない土御門。 「ハァ。土御門君ってふざけてるけど根は善人だと思ってたんだけどなー」「失望しないで白雪!!と、とりあえず片づけ再開するにゃー」 そのころ第七学区にある『Seventh mist』 では…… 「ねえ、これなんかどう?」「ちょっと派手すぎじゃねーか??」 「当麻ちょっと地味すぎー。これ絶対にあうって。とりあえず試着してみてー。」「はーい。」 1分後。 「やっぱりちょっと派手すぎじゃね?」「んー、派手すぎたかー、ハハハ。んじゃこっちはどう?」「おっ、それならいいんじゃね?」 上条の服をコーディネートしたりして楽しんでいる美琴と振り回されながらもかなり楽しんでいる当麻。どうみても完全なるバカップルである。 「お、お姉さまったら!私が何度お誘いしてもしてくださらなかったショッピングをあの類人猿とはあんなに楽しそうになさるなんてっ!!」「ええやん白井はん、もうあの二人ラブラブやし。邪魔するのは野暮ってもんでっせー。」 「くっ!では私はどうなりますの?」「はい?」 「この一年間、お姉さまに捧げてまいりました私の純情はどうなりますの?」「いや、それって百合とちゃうん?」 「百合だろうがなんだろうが関係ありませんの!!あぁ、私はこれからどうすれば?」「新しい恋でも見つけたらええんちゃう??ハハハハ。」 他人事のように笑う青ピ。 白井がビクッとして(な、なぜこの殿方にこう言われてドキドキしてるんですの?私。)と真っ赤になっている事には全く気が付いてなかった。 「まあとりあえず作戦finalだけは止めとこな」「は、はい…ですの。」 「あんちゃんがカミやんとくっついたら悲しむ男がおるんやでー」「は、はい???」 青ピの言う男とは「世間一般の男ども」だが白井は真っ赤っ赤。もう沸点到達、絶賛大混乱、頭真っ白状態。 「あれ、白井はん?どないしたん?」「ハッ、い、いえ何でもありませんの。」(私ったら何でこんな殿方の発言で振り回されてるんですの???) 自分の感情に気が付けていない?白井であった。 「フーム、どうも上条&御坂のみならずもう一つカップルができてるみたいですねー。」「そうなのよな。ただそのもう一つはカップルかどうか微妙なのよ。上条らを付けてるだけみたいなのよな。」 「でもしっかりくっついてますよ。おしゃべりに夢中で何度か上条たちを見失ってますし。」「それにしても上条はなぜあの女子を?なのよな。」 「間違いなく五和より小さいですよね。」「よな。」「対馬にも負けてます。」「それなのよな。」 「もしかしてプリエステスと同じで上条も年下をリードするのがお好みとか!?」「ヌッ!!その可能性を考えてなかったのよな!!通りでプリエステスのエロメイドを見ても陥落しなかったのかもしれんのよ!!」 勝手に想像し、ストーリーを作っている2人 「「「ハックション!!」」」 ロンドンでは戦闘中にもかかわらず3人の女性がくしゃみをしていた事も追記しておく。
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/1763.html
その頃、第一五学区にはパスワークの練習をしている真夜と真昼が到着していた。 実はこの2人、友愛高校からここまで一度もサッカーボールを落とさず、一般人に触れることなく辿り着いたのだ。 「この調子なら本番も大丈夫かな。真昼さん、疲れたなら休んでもいいけどどうする?」 「へーきへーき♪ この練習も結構楽しいし、それより何より真夜と一緒だからな。俺としてはもっとこうしていたいぜ」 屈託の無い真昼の笑顔を心から綺麗と思った真夜、内心でドキドキしながらも彼女の気持ちを汲み取り休憩を取り止めようとしたのだが、 「ゴメン真昼さん、ちょっと中断させて」 「ああ、それは別にいいんだけどよ、何かあったのか?」 目に飛び込んできたものが気になってサッカーボールを手で持った真夜が練習を中断させた。 気になった真昼が理由を尋ねると、真夜は言葉の代わりに指であるものを指した。 「ありゃあ浜面と服部じゃねーか。何キョロキョロしてんだ? それにあいつ等の少し前に居るのって」 「姫神さん、だよね。3人ともバスケ組だからきっと練習だと思うけど」 「とりあえず浜面がキョドって見えっから大人しくさせるか。真夜、ボール」 井ノ原ツインズの視線の先に居たのは姫神の存在感を感じ取る特訓中の浜面と半蔵、その2人のやや前方にいる姫神だった。 しかし事情を知らない真昼は浜面の必死で探す姿が不審者に見えてしまい、このままだと通報されかねないと思って浜面の頭目掛けてシュートした。 「ぐおっ! だ、誰だよ! 俺の頭に攻撃しやがって……い、井ノ原姉? それに井ノ原弟も。何やってんだ? ここで」 「俺と真夜はパスの練習だ。ここならもっとコンビネーションが鍛えられっからな♪ つーかお前らこそ何やってんだよ?」 「練習って言えば練習だな。俺と浜面は姫神の存在感を感じ取る特訓をしてんだよ。あいつの特性を活かす為にな。ちなみについさっき制限時間の一時間切った」 「マジかよ! だーっちくしょーっ! 俺と半蔵、2人がかりでも見つかんねーってどんだけ影薄いんだよ姫神のやつ!」 浜面と半蔵は結局一時間以内に姫神を見つけ出すことは叶わなかった。 悔しがってる浜面と半蔵を見て、井ノ原ツインズが2人にとって意外な言葉を投げかける。 「なあ浜面、半蔵。姫神さん探してるって言ってたけどさ……居るぞ、目の前に」 「……は? し、真夜、お前もしかして姫神のことが見えてるのか?」 「真夜だけじゃなくて俺にも見えてるぜ。今も俺と真夜に手を振ってるし」 真昼が声を発した次に浜面の横から声が聞こえてきた 「お疲れ様。浜面。半蔵。結局。私を見つけられなかったね。ふふ。やっぱり。我スルーされる故に我あり。なのかな?」 「うおっ!!本当にいやがった!」 「特定の人間にだけ影が薄くなるようになったのか?まじで俺達には見つけられなかったぜ」 いきなり現れた姫神に浜面と半蔵はただただ驚いた様子だった 「とりあえず、浜面たちに見つからないのは何故か考えるより、俺達は練習を続けるからがんばれよ」 「おう! がんばれよ。半蔵、姫神、俺達はどうするよ?」 「待て、浜面。また姫神がいなくなった」 「なにー!?めんどくせえぇぇぇ!」 「さっきメールで『これからもう1時間。続けてもらう』って言ってたぞ」 「めんどくせえよおおおおおおぉぉぉぉ!!」 真夜と真昼は練習を続行、浜面と半蔵は姫神の存在感感知練習を1時間プラスして進めることになった 特に存在感感知練習では浜面の絶叫が響いたとか 浜面が絶叫を上げている中、エツァリの寝ている保健室に練習を中断してショチトルが来ていた 「エツァリ、生きてるか?」 「ん…その声はショチトルですね。 どうかしましたか?」 ショチトルが来た時にはちょうどよく起きていたエツァリは上半身だけ起こしてショチトルの方を向いた。 「とりあえず大丈夫そうだな。」 「ええ。 ただ、上条当麻にまたトラウィ(略)を壊されてしまいましたが」 「そのことでひとつ話がある。」 「何ですか、ショチトル。」 「エツァリ、お前はこの学校にいる間、トラウィ(略)は持つな。」 「な…! そ、そうしたら、御坂さんを上条当麻から守れないじゃないですかぁぁ!」 エツァリがあまりにも大きな声を出したのでショチトルは驚いたが、そのまま口調を変えずに自らの考えを告げた。 「私が見たところ、上条当麻はそんな男ではない。 少しは信頼してやっても……」 「甘いです、ショチトル! そんなことを言っていたらいつかあの男は御坂さんと間違いを……」 エツァリはその先の言葉を言えなかった。 なぜなら、その先の言葉を言おうとした瞬間、ショチトルがエツァリの唇を塞いだからであった。 「本心ではお前もそんなことは思っていないはずだ。上条当麻の御坂美琴に対する想いが真摯なものだと解っているだろう」 キスを終えたショチトルの言葉もエツァリの耳には入っていない、何せ不意打ちなのだから。 ボーっとしてるエツァリの態度が気に食わなかったショチトルは容赦なく彼の頬をパンッパンッ! と平手打ちした。 「なっ、何をするんですか! そ、それに先ほどのキ、キスは……」 「別に初めてでもないだろう、いちいちオタオタするな。とにかくトラウィ(以下略)は持つな、分かったか?」 「……すみませんショチトル。こればかりは貴女の頼みでも聞けません」 エツァリの態度に納得いかないショチトルが詰め寄ろうとするがエツァリがそれを手で制止させ、自分の決意を彼女に告げる。 「正直、自分は上条当麻を信用しています。だからこそ、この球技大会で見極めたいのです。本当に御坂さんを安心して任せられるのかどうかを」 「エツァリお前……」 「これで最後にします、上条当麻を敵視するのも御坂さんを想うのも。そしてショチトル、その時は自分は貴女の気持ちと向き合いたんむっ」 エツァリの決意の跡に自分との関係を前進させる言葉を聞いたショチトル、ベッドに乗っかると彼の唇を優しく塞いだ。 10秒ほどして唇を離したショチトルは花の咲いたような笑顔をエツァリに向ける。 「分かったよエツァリ。そうゆうことならトラウィ(以下略)を使うのを許可しよう。ただし人には向けるな、絶対に。それと……ありがとう」 「い、いえ、自分は別に……。それに人に向ける気なんて最初からありませんよ。言っておきますがショチトル、貴女も球技大会当日は使って下さいね」 「あんな物騒極まりないものを野球の為に使うというのか? 一体どのような使い道があるというのだ?」 「バッターの時にボールを打った後でそれとなくトラウィ(以下略)を使ってボールを分解するんですよ。相手がもたついている間にホームインするというわけです」 エツァリの作戦に思うところはあれど、効果的だと判断したショチトルはエツァリの提案を受け入れた。 なお守備の時はトラウィ(以下略)は使えないので普通にプレイすることを2人は確認し合うと、ショチトルからある提案がなされる。 「そうするとこちらの戦力は心許ないぞ。一番の敵であろう土御門のチームには土御門、上条当麻、一方通行、自称淡希の恋人、他の奴らも中々のものだった。勝つには厳しいぞ?」 「成程、クラスの皆さんを悪く言うわけではありませんが彼ら相手では頼りない……ショチトル、さっき妙な事を言いませんでしたか? 自称結標さんの恋人とか」 「ああ、それはあまり気にするな。それよりもエツァリ、あと1人くらいは奴らに抵抗できる人材を入れるべきではないか?」 「(あの露出狂ショタコンに恋人、自称だとしても気になりますね……)分かりました。気は全く進みませんが上条当麻が居るとなればあの人も参加してくれるでしょう」 そう言うとエツァリはジャージのポケットから携帯を取り出して、嫌そうな表情をしながらもある人物に電話をかける。 念の為、ショチトルが相手を確認するとエツァリの携帯に『五和さん』と表記されているのが見えた。 「ショチトル、おまけでエツァリ。ちゃんとやってる?」 「2人なら保健室に行ってるけど。あ、怪我とかじゃないから心配しなくていいよ」 「そ、ありがと」 美琴が体育館にやって来たのを見た結標は避難ついでにエツァリとショチトルの様子見、そして翔太ウォッチングの為に野球場に来ていた。 エツァリとショチトルの様子を確認し終えた結標は土御門を見つけると、【座標移動】で彼の近くへと飛んだ。 「うおっ! いきなり現れんで欲しいにゃー!」 「何よ、そんなに驚かなくてもいいじゃない、失礼ね。それより翔太は?」 「翔太なら疲れて休んでるぜい。あそこでベースランニングしてる奴以外は全員へばってるぜよ、アクセラも含めてな」 結標が土御門の視線の先を追うと、そこにはへたり込んで休んでいる一方通行、翔太、その他の野球組の姿が見えた(情報屋以外)。 ボロボロな翔太の姿に結標が殺気全開で土御門に詰め寄るが、今日の練習は終わりだと告げられると殺気を引っ込めた。 「じゃあ、私は翔太を連れて帰るわね」 「おぉ。行ってらっしゃいにゃー」 結標は【座標移動】を使い、翔太の傍まで行くと驚いている翔太に何も言わず抱きしめて消えていった 「お、俺も帰っていいんだよな?」 「情報屋。お前は追加があるにゃー」 「やだー!俺も帰るんだー!」 「子供みたいに駄々こねてないでさっさと次移るぜい」 「やだー!」 情報屋は叫んだが、結局、そこから1時間プラスの練習をすることになった 食堂で建宮に飲み物をねだった白雪は体育館に来て驚くべき(?)ものを目の当たりにしていた 「な、なんでみんな、そんなに緩んでるのー!?」 月夜が驚くのも無理は無い、何せ体育館の生徒全員が球技大会の練習をせずにまったりと休憩しているのだから。 そこにこの事態を自覚は無いながらも作り上げた赤音が月夜に気付いて駆け寄るが、それが更に月夜を驚かせることになる。 「あー、づぎよぢゃんだー♪ どうじだの? もじがじでれんじゅうおわっだー?」 「あ、あああああ赤音ちゃんこそどうしたの、そのガラガラの濁声! いやそもそもこのまったり空間は何? もうワケ分かんないよ!」 「わだじのガラガラごえはボイズジャッドのいやじバージョンづがっだがらー。まっだりぐうがんもだぶんわだじのぜいだとおもう」 「説明ありがとう赤音ちゃん……って言いたいけどゴメン、濁声がひどすぎてよく分かんない」 言いたいことが上手く伝わらずに落ち込んだ赤音を慰めている月夜の所に青ピ、滝壺、郭、麦野が合流。 滝壺以外がいつもより穏やかというよりゆるく見えた月夜が不思議に思っていると、滝壺からこの状況と赤音の濁声の理由を聞かされた。 「ふーん、美琴ちゃんと吹寄さんのギスギスした雰囲気を無くす為に【鼓膜破砕】のヒーリング効果のある音を出して赤音ちゃんが声を嗄らして、その音の影響でみんなの闘争心静められたんだね」 「ビンボンビンボン~♪ づぎよぢゃんぜいがい~」 「赤音ちゃん無理しなくていいよ、ホント。言いたいこと滝壺さん経由で教えてくれればいいから。ところでこのまったり空間っていつ無くなるの?」 月夜の質問に赤音は考えたことも無かったような表情を浮かべ、少し思案したあとで滝壺に耳打ちして滝壺が答えた。 このやり取りを見ていた青ピ、郭、麦野が内心で「めんどくさっ」とか思っているのは内緒の話である。 「あかねがわ本人もよく分からないって。でも深刻に考えなくていいと思う。もう練習時間、終わってるもの」 「分からないんじゃしょうがない……ってもうそんな時間? 何だかんだでそんなに練習出来なかったな~。上条くんも同じ……ねえみんな、上条くんは?」 「カミやん? 来てへんけど?」 自分よりも先に食堂を出たはずの当麻が来ていない事を不思議に思う月夜は、とりあえず事情をその場に居る全員に話した。 「吹寄氏と御坂氏の諍いを止めに出て行った上条氏が来ていないとは……。ここに来たら脱力するのは間違い無いですね」 「けど修羅場になるよりは遥かにマシだろうね。今の私だとビームすら撃つ気が無いし」 「私としてはかみじょうのリアクションが気になる。見た感じ、意気投合し始めてるみさかとふきよせはちょっと面白い」 練習時間が終わったので緩んだ状態で帰る準備をし始めた生徒達、ちなみに明日には全員いつもの調子に戻っていたりする。 生徒の大半が体育館を出て行く中、必死で体育館に入ってきた当麻の姿があった。 「だあっ! や、やっと着いた……。美琴、美琴は? まさか吹寄のおでこの餌食に……」 「カミやんカミやん落ち着きぃな。そないなことにはなっとらんから安心しい。てか何で白雪はんより遅く着いとんの?」 「白雪が? あ、ホントだ……って遅くなったのも元はと言えば青ピ! お前の彼女の白井とお前と白井のミニチュア共が……ちくしょう」 「あー、なんやよう分からんけどゴメンなカミやん。そないなことよりもやることがあるやろ?」 遅くなった理由が黒子、それに赤見と白子にあったことが分かっただけだが、当麻の不機嫌そうな表情を見て不幸な目に遭ったんだろうとそこに居る全員が推測した。 気を取り直した当麻が愛しの美琴を見つけ、すぐさま駆け寄ろうとしたが、 (あれ……? どうして美琴と吹寄が仲良くこっちを、しかも笑顔で見てるんだ? 吹寄はともかく美琴の笑顔……何で怖いって思ってんだ? 俺) 自分に見せる美琴と吹寄の笑顔(特に美琴)に違和感というか明らかに怒りを孕んでいると感じて足を止めてしまう。 そして足並み揃えて自分の所にやって来る美琴と吹寄を見て当麻は思った、久々に特大の不幸が待っていると。
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次の日・・・ ピンポーン 上条「はーーい。今出まーーーす」 美琴「へぇー・・・ここがアンタの部屋かー・・・」 上条はずっこけた 上条「はやっ!昨日分かれたばかりだろ!連絡ぐらいよこせよ!」 美琴「ム、いいじゃない別に。もう付き合ってるんだから」 上条「それでも部屋が分かるのはおかしくないか?」 美琴「あんたが言ったんじゃない。舞花の隣だって」 上条(無理やり聞き出したんじゃないだろうな?) 内心心配しながら 上条「まぁ入れよ。少し散らかってるけどさ」 美琴「おじゃましまーす」 結局美琴は上条の家に入った。 _________________________________ そのころ隣の部屋では・・・ 元春「にゃー。ついに入っちまったぜー」 冥土帰しのおかげで1日で退院できた。土御門と 舞花「いいムードになればいいねー」 実はわざと美琴に自分の部屋を教えた舞花が隣の部屋から聞き耳を立てていた。 元春「まぁキスはもうしちゃってるからにゃー。案外変わらないかもしれないにゃー」 舞花「いいや。オンナノコが男の部屋に入るって事は自分のことを好きにしてもいいって事の表れだとおもうよ」 元春「いずれにしてもこうしてることがばれないことに尽きるにゃー」 2人は一応上条×美琴を応援していた その頃、向かいの棟では 「くぅーっ!!お姉さまったらあんなに頬を染めてぇーっ!!!!ぐやじーっ!!!!!!!!!」「白井はん、落ち着きなはれ。」 「この状況で落ち着いていられますか!!」「……まあお茶でも…。」 「……では、いただきますわ。………(一杯飲んで)ふぅー。」「ところで御坂はんも白井はんも何で今日は私服なん?常盤台っていつでもかつでも制服着てるんやーおもてましてんけど。」 「校則で『外出時は制服を着用』となっていますのよ。」「ほな、なおさらなんで?」 「殿方の寮に行くのに制服だとまずいと思われたのでしょう。それで私もお姉さまを付けるために私服にいたしましたの。」「……で、何でうちの部屋に??」 「っ!!!いや、あの、その最初は常盤台に来ている土御門の御嬢さんの部屋に行こうとしたのですけれど……。」「土御門はんの部屋でんな。カミやんの隣でっせ。」 「そ、そうなのですか?…ところがあの舞夏という小娘の奴・・・・・」「兄貴がいるから言うたんやろ。」 「だったらまだ良かったのです!!あの小娘、『二人の仲を邪魔する輩はたとえご主人様であろうと舞夏はゆるさないのだー』とかほざきよったのです!!!!……って何にやけてますの?」「『ご主人様』かぁー。ええ響きやわぁ…」 「このドアホ!!!!!」「ぐはっ!やめて白井はん人をいたぶるのがお好きなお嬢様はうちのキャパシティーにも入らへんでぇー!!!」 「誰があなたのキャパシティーに入るものですか!!!」「ぎゃぁあああああああ!!!」 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「あの二人なんだかんだ言ってデレデレじゃん。」「美琴に言われるのは心外だろうなぁー。って痛たたた!!」 「一言多いわよー。」「御免!!前言撤回するからそんなにつねらないでー!!」 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 「だぁー青ピの奴―」「隣の二人でも十分暑いのになぁー」 「にゃー。さて舞夏、隣と向かいどっちがおもしろそうかにゃー??」「デレデレならお隣、ツンデレなら向かいってとこだなー」 「さすが我が義妹だぜい。よーく分かってるにゃー。」「女心のわからぬ兄貴に言われたくないなー」 「ひゃい??」「おっとそろそろ研修に行かねば。……そういえば白雪さんが今日ここに来るかも知れないぞー」 「にゃ、にゃ、何でにゃー!?」「んー?うちが住所教えといたからなのだー。せいぜい年頃の女の子を味わうがいいー!!」 「にゃんて事を言ってんだにゃー!!!!」「じゃあなー!」 舞夏を追って出ようとした土御門だったが、開こうとしたドアが勝手に開かれた。 「や、やあ白雪。」「う、うん」 「二人ともみずくさいなあー………白雪、うちの兄貴に倒れかかっちゃいな!!」 「きゃっ!!」「うわっ、舞夏、何してんにゃー……あ」 玄関先で土御門が白雪の下敷きという状態が完成。作り上げた張本人は… 「おおー、暑い暑い。さーて研修に戻るとすっかなー。」 バタン 玄関が閉められた。折り重なって真っ赤の二人を残して。 その頃上琴は……。 「今度のデートなんだけどさあ…」「ん、何?」今日は土曜日、つまりデートは1週間後である。 「当麻ってまともな私服もってない様な気がするんだけど…」「ギクッ!!……まあ、確かに…。」 「でさ、あたしがコーディネートしてあげるから買い行かない?」「へっ?んーと……」 上条さんの心配はただ一つ。(そんなことしたら!デートのときとか金がない!!!)上条さんは男であるから、デートの時くらいおごらねばならないのである。 するとそんな上条さんの心配を見透かしたように美琴が言う。 「大丈夫大丈夫。ちょーっと早めの誕生日プレゼントということでうちが買ってあげっから。」「お、おう。ありがとな。…ん?何でおれの誕生日知ってんだ?」 「舞夏が教えてくれたの。お兄さんから聞いたんじゃないかしら。」「あー、そうなのか。って事はあいつ去年俺の誕生日祝ってくれたってことなんだろうなあ………。」 「……そう言えばアンタ記憶喪失だったわよね…」「…あ、ああ」 「変なこと思い出させちゃったわね・・」「問題ねーよ。」「う、うん」 「記憶がないってどんな感じ?悲しくなったりとかしない?」「いや、しないな。」「ホントに??」悲しそうな顔の美琴。 「ところでいつ頃からの記憶があんの?」「んーと、……二千円事件。」 「…あっ!……クク、ククク」「思い出し笑いすんじゃねー」 「ゴメンゴメン、嫌あの時ホント面白かったから……御免、我慢できない。」思い出して大笑いする美琴。「お前なあ……」 「ようはあたしの事とかはほとんど覚えてるんだ。良かった良かった。」「そーなのか?てか俺らいつ頃からの知合いなんだ?」 「6月くらいだったわねー。チンピラに絡まれてる私をお節介にも助けようとしたのよ,アンタ。」「へぇー。」 「恋人同士でこんな話って普通しないよね。」「しないな、間違いなく。まあとりあえず記憶がなくても俺は全然幸せだし。」 「ホントにー??」笑いながら聞く美琴。「おう、美琴みたいな美人の彼女がいて不幸なわけねーだろ。」 「・・・・・・・・め、面と向かって言わないでよ。・・・・・・・・・んじゃ、行こっか。」「ん?ああ、買い物か、良し行こう。美琴のおごりだしな。」 「でもデートの時はあんたのおごりよー。」立ち上りながら言う。「それにその分あたしの誕生日プレゼントとか…クリスマスプレゼントはしっかり買ってもらうんだからねー。」 「うぎゃー!忘れてたー。」 二人して笑いながら玄関へ向かう。楽しそうに。 「むっ、あの二人がでてきました!」「どれ、うむ。そのようなのよな。プリエステスによればあのお嬢さんは御坂美琴というのよ。」 「五和を差し置いて上条当麻のハートを射止めたる美少女とはいかほどなのか」「見せてもらわねばならんのよな」 「・・・建宮さんうちらこんな事してていいのか?」「いーのよな。何か問題でもあったかな?」 「うぉい!!ロンドンで色々あってインデックスが召喚されたって言うのに『問題ない』みたいに言っていいんですか!!??」「んー?あっちは我らがプリエステス率いる新生天草式で十分なのよ。わしと浦上はあのレディの正体を探らねばならん。」 「そ、そういうもんなんですか!?」「おうよ、聞くところによれば来週土曜日にデートをするそうなのよ。それもしっかり見ねばの。」 「ってどんだけじっくり観察するつもりなんですか!!??」「必要な分だけよ!!」 ひえぇええええええっと言う浦上彼らが建っているところの数メートル下では… 「白井はん、冗談や言うてんのに……」「す、すみません。ですがあなたが変なことを仰るものですからつい…」 「まあええわ。おっ、カミやんたちどっか行くで。追いかけまひょ。」「はい!」 2組のカップルと1組の魔術師が去ったとある学生寮では…… 「…さっきはごめんね。」「いや、良いけど……お茶でも飲むか?」 「う、うん」「んじゃ、ついでくるにゃー。」 残りの2カップルと違ってぎこちない白雪&土御門。 「……ところで何で今日はうちに来たの?」「舞夏さんに…その…」 「なに?」「おいしいかき氷の作り方教えてあげるって言われて…」 「はいぃぃぃぃいいいいいいい!!!!?????」「……やっぱりそういうリアクションかー。」 「いや、済まないにゃー。でも今秋だぜい。」「そーなんだけどねー。」 ようやっといつもの口調に戻ってきた二人。 「うちのあだ名が雪女っていうの知ってるでしょー」「にゃ、にゃー。」 「今ではいろんな理由が付いてんだけど、最初は年中かき氷を食べてるってのが理由なんだー。」「マジで??」 「マジで。」「冬でもか?」「元日とかに食べたこともあったなー……って!!」 大笑いする土御門。 「……そんなに大笑いする事かなー??」「ゴメン、いやでも驚いたにゃー。」 「で?」「で、とは?」 「この後どうすんのにゃー…」「んーと……とりあえずこの部屋にいよっかなー」 「うちは構わんけど……」「じゃ、まずはこの部屋片付けよっか♪」 「ひゃい??」「散らかりすぎー、どおりで舞夏さん言ってたわけだ『私が3日いかないとあの部屋にはキノコが生える』って」 「舞夏の野郎……」「まあいいじゃん、これでも整理は得意な方だから手伝ったげるー。」 「あ、ありがと」「どういたしまして」 白雪流接近術なのかなぜか土御門の部屋片付けを始める二人、これが白土流桃色空間なのかもしれない。がその桃色空間はものの10秒で崩壊した。 白雪が雑誌を拾い上げた時、一緒になっていたとある本が下に落ちた。 「……」「……。」 「…これってさー」「い、いや白雪、読んでるからってその人がいかがわしい性癖を持ってるとは限らんのだぞ!!だから吹雪を起こすな!!や、やめてえぇぇえええ!!!!」 「このエロ親父がぁあああああ!!!凍えちまえぇええええ!!!!!」「ぎゃぁああああ!!!!」 さすがに凍らすのはまずいと思ったか、白雪は吹雪を少し起こすだけでやめ、そして……。 「土御門君、どーゆー事か説明してもらおーかー?」「いやー、あのー、そのー……………。」 当然答えられない土御門。 「ハァ。土御門君ってふざけてるけど根は善人だと思ってたんだけどなー」「失望しないで白雪!!と、とりあえず片づけ再開するにゃー」 そのころ第七学区にある『Seventh mist』 では…… 「ねえ、これなんかどう?」「ちょっと派手すぎじゃねーか??」 「当麻ちょっと地味すぎー。これ絶対にあうって。とりあえず試着してみてー。」「はーい。」 1分後。 「やっぱりちょっと派手すぎじゃね?」「んー、派手すぎたかー、ハハハ。んじゃこっちはどう?」「おっ、それならいいんじゃね?」 上条の服をコーディネートしたりして楽しんでいる美琴と振り回されながらもかなり楽しんでいる当麻。どうみても完全なるバカップルである。 「お、お姉さまったら!私が何度お誘いしてもしてくださらなかったショッピングをあの類人猿とはあんなに楽しそうになさるなんてっ!!」「ええやん白井はん、もうあの二人ラブラブやし。邪魔するのは野暮ってもんでっせー。」 「くっ!では私はどうなりますの?」「はい?」 「この一年間、お姉さまに捧げてまいりました私の純情はどうなりますの?」「いや、それって百合とちゃうん?」 「百合だろうがなんだろうが関係ありませんの!!あぁ、私はこれからどうすれば?」「新しい恋でも見つけたらええんちゃう??ハハハハ。」 他人事のように笑う青ピ。 白井がビクッとして(な、なぜこの殿方にこう言われてドキドキしてるんですの?私。)と真っ赤になっている事には全く気が付いてなかった。 「まあとりあえず作戦finalだけは止めとこな」「は、はい…ですの。」 「あんちゃんがカミやんとくっついたら悲しむ男がおるんやでー」「は、はい???」 青ピの言う男とは「世間一般の男ども」だが白井は真っ赤っ赤。もう沸点到達、絶賛大混乱、頭真っ白状態。 「あれ、白井はん?どないしたん?」「ハッ、い、いえ何でもありませんの。」(私ったら何でこんな殿方の発言で振り回されてるんですの???) 自分の感情に気が付けていない?白井であった。 「フーム、どうも上条&御坂のみならずもう一つカップルができてるみたいですねー。」「そうなのよな。ただそのもう一つはカップルかどうか微妙なのよ。上条らを付けてるだけみたいなのよな。」 「でもしっかりくっついてますよ。おしゃべりに夢中で何度か上条たちを見失ってますし。」「それにしても上条はなぜあの女子を?なのよな。」 「間違いなく五和より小さいですよね。」「よな。」「対馬にも負けてます。」「それなのよな。」 「もしかしてプリエステスと同じで上条も年下をリードするのがお好みとか!?」「ヌッ!!その可能性を考えてなかったのよな!!通りでプリエステスのエロメイドを見ても陥落しなかったのかもしれんのよ!!」 勝手に想像し、ストーリーを作っている2人 「「「ハックション!!」」」 ロンドンでは戦闘中にもかかわらず3人の女性がくしゃみをしていた事も追記しておく。
https://w.atwiki.jp/pq8dn/pages/13.html
※以前、まとめzipにて配布したものに加筆、修正を加えました。 その他、抜け部分などが有りましたら情報提供をお願いします。 \ 嵐 掲 示 板 / 斎藤に関して「本当に彼女なのか?」「本当に嵐と関係があるのか?」ということを検証するために「二宮和也斎藤萌熱愛」というタイトルでスレッドが立てられた掲示板。 スレッドが立てられた当初では「どうやって斎藤は二宮と知り合ったのか?」「本当に二宮及び嵐と関係があるのか?」などに論点が置かれていた。 その際に書かれた嵐との関係性を示すまでの流れは決まって以下のようであった。 2007年のバレーボールで司会をしている櫻井翔の後ろ(人によっては真横とか言っていたが…)に斎藤が映っていた。 (ちなみに映っていたと言われる試合は日本VSポーランド戦) ↓ 当初から「あの女は誰だ?」という風に話題になっていた。 ↓ 2009年に斎藤が始めたブログに載っていた斎藤の写真と、バレーボールに映っていた女の顔が一致。 ↓ 櫻井の繋がりであると確定。 ↓ 櫻井が二宮に斎藤を紹介。 以上を根拠としていたため、掲示板の住民では「櫻井との繋がりから二宮へ紹介され、交際へ至る」という流れになっていた。 その為か当初は二宮との交際だけが論点だったのにも関わらず、時を経て「二宮斎藤櫻井」の図式になっていった。 (※ちなみにバレーボールの映像には斎藤らしき人物は映っていなかった) 以降も二宮だけではなく、櫻井との目撃情報も書かれるようになった。 以下がその目撃情報である。 ・2009年7月23日に舞台「見知らぬ乗客」で小倉智昭の横で観劇。 ・2009年8月9日に浜松町の駅裏にて赤キャップをかぶった二宮が黄色ワンピースをきた斎藤を車で迎えにきていた。 ・2009年8月28日に国立にて関係者席に座る斎藤と、斎藤に対して二宮があからさまなお手ふりと目線送り。 ・2009年8月21日に櫻井が国立霞ヶ丘競技場まで斎藤を送迎していた。 以上が主な目撃情報である。(後述の斎藤が嵐会に参加していたという事実を考えると嘘の目撃情報だったと確認できる。) 様々な目撃情報や憶測が飛び交う中で12月下旬頃に「嵐会 めいちゃん」で検索したところ、斎藤らしき人物が参加していた嵐会のブログを発見。 (ちなみにそのブログは「チェスト魂」、管理人はえびち。既に閉鎖済み) 斎藤が7月末に更新した「誕生日会」の記述とケーキの写真が合致、更にはめいと名乗る人物のコメントの中で「斎藤めい、本名です」や「『萌』と書いて『めい』と読む」という記述があったため本人だと確定。 中には櫻井翔と結婚するのは自分だけと豪語しているコメントや、当時櫻井翔と交際していると噂されていた小林麻央に対するアンチ活動を行っていたようなコメントがあった。 掲示板に次々と斎藤が残したコメントが転載されていく中、そのブログで斎藤らしき人物のコメントが消されていき、より嵐会ブログ上での「めい=斎藤」が確立されていった。 その後は多少落ち着いていたものの突然掲示板が閉鎖。 以降は「嵐・噂掲示板」に引き継がれた。 大まかな概要は以上だが、この掲示板では嵐のイメージダウン及びファン離れに繋がるような ガセネタなどが多く投稿されていたという事実があるため、それらも掲載しておく。 ・二宮 まず、二宮に関しては女子高生に手を出したなどと騒がれ淫行だ、などと書かれていた。 噂を信じていた人々もいたために「国立などでの二宮の斎藤へ対する行いは最低だ」「10周年を控えているのに女子高生に手を出すなんて…」などと発言する人も。 また、二宮が周囲の人間に斎藤の写真を見せて惚気ており、スキャンダルなどがあれば結婚するなどの嘘の情報も流れた。 また、2009年8月20日に放送された「ひみつの嵐ちゃん」にて二宮が明太子に関してコメントしているのを見て「斎藤がブログで『明太子は神!』って宣教している影響では?」などといわれていた。 更には二宮がパーソナリティを務めるラジオ「BAY STORM」内で2009年5月某日二宮が「最近は変わった読み方をする名前が多い。例えば萌と書いてめいと読むとか。」などと発言したという情報が流れた。勿論嘘の情報である。 ・櫻井 後付けになりながらも櫻井とも関係があるのではないかと噂されたため、櫻井に関しても何らかの情報が流された。 まず、櫻井にとって斎藤は妹のような存在であると言われていた。 他にも斎藤は櫻井好みの顔をしており、櫻井は斎藤に好意を持っていたが二宮と交際し始めて諦めたなどといわれていた。 また、そもそも斎藤と櫻井が付き合っていたにも関わらず斎藤が櫻井をフッたとも噂されていた。 ・二宮櫻井 斎藤の噂を受けて「斎藤を巡って二宮と櫻井の仲が悪化した」、「二宮と櫻井は斎藤を通じた穴兄弟」などとも書かれていた。 また、嵐の楽曲である「時計じかけのアンブレラ」の櫻井が手がけたラップ詞に対して 「これは斎藤のことである」などという投稿が多数見られた。 以下は実際の投稿の一部である。 ――――― 357 :それなんだよ。:2009/10/28(水) 01 37 53 ラップ、わざわざ「大人で…」ってのがさ? 例えば櫻井が歳上女性と付き合ってた(すきだった)とする。 そしたら心理的に「まだまだ子供で…」みたいな歌詞を書くと思うんだ。 同年代でも、「我慢知らぬ」ってフレーズ自体が幼さを表すから、基本的に枕詞的な流れで「子供で…」の類のフレーズに繋がると思う。 憶測だと言われたらそれまでだけど、やっぱ歌詞ってダイレクトに心中が表れるから。 わざわざそこで「我慢知らぬ大人」って書いてきたのは、比較対象、または「我慢」の対象が自分より子供じゃないと不思議じゃん。 わざとなのか意図的なのかわからないけど、今回のサクラップには間違いなく斎藤がいるよね。 358 :同じく:2009/10/28(水) 01 39 59 348 わかる ガチだったらやりきれないよー 今まで、スキャンダル出るたんびに打ちのめされてきたけど、やっぱ好きだしここまで付いてきたでも、この件がガチなら もうたぶん無理だ 359 :超納得。:2009/10/28(水) 01 41 26 357すげえ。言われてみたら確かにその通りだわ。 360 :確かに:2009/10/28(水) 01 47 11 357 納得。 同時に撃沈。 ヘコむわ~ 368 :櫻井は:2009/10/28(水) 10 09 43 別に女居るから安心しろ。キャスターやるようになって大好きなクラブ通いも控 えてるんだから、ましてや女関係でヘマなんかしないよ。 369 :出たよ知ったかぶり。:2009/10/28(水) 10 21 53 そんな翔くんだからこそ皆ショックなわけで。 ショックだけど、そんな翔くんがあんな風に分かりやすく困ったちゃん化してる から生々しいんじゃない。 370 :しかし:2009/10/28(水) 10 24 38 357心理カウンセラーなったらいい! あなた素質あるよ! 歌詞って本当に書いてる人の心理状態表すからね~ 642 名前:それは :2009/11/02(月) 23 08 08 もともと櫻井繋がりの子だったから。 だからって櫻井の心模様まで想像して三角関係だとか、 我慢できない筈!とか ラップの内容まで分析するのには私も疑問。 無関係は勿論無いと思ってるし、妹みたいに可愛がってる…くらいは理解できる けど。 643 名前:641もしつこいね。 :2009/11/02(月) 23 10 21 斎藤ネタの発信源は櫻井との関係だよ。 一時期は櫻井と付き合ってる?って話もあったほど。 何せバレーボールの関係者席に映ってるからね。生中継で。 644 名前:そうそう! :2009/11/02(月) 23 23 02 643 の言う通り! それに 641は今頃何を?って感じです。 最初春頃には既に櫻井の彼女か!?と騒ぎになってた。 急に出てきた話じゃない。 スレのはもう無いけど、からでも見てみることをおすすめします。 すこしは理解できるんじゃない? ・(「二宮和也斎藤萌熱愛!」のキャッシュから。以下コピペ) 1951 :え?!:2009/09/24(木) 20 09 43 1950さん! あの報道信じてたの?! へーそんな人いたんだぁー… あれは元々あのタレントの出演番組視聴率不調から東宝がある意味の番宣でリークしたただのデマだからね。 1952 :いい女に:2009/09/24(木) 20 09 45 有名も無名もないいんじゃないの。 まぁ〜斎藤さんがいい女かどうかは知りませんが。 1953 :そう?:2009/09/24(木) 20 24 27 オリキさんの話、 必死でもないし、おかしくもないよね… 情報として有り難いよ。 確かに、アンチオリキはいるからね〜。 気にせずまた情報お願いしたいです! 1954 :うーん…:2009/09/24(木) 20 28 21 1945やっぱり例え恋愛関係でも性的行為にまで及んでたら法に触れるのは確かだね。 ニノとめいがどこまでいってるのかはわからんが… 未成年との淫行で警察沙汰なんてカッコ悪いことはしないで欲しいな。 まああんだけ溺愛しててニノが手を出してないなんて考えにくいけど。 1955 :じゃあせめて:2009/09/24(木) 20 31 24 エッチはしてない二人であってほしいな…わたしだけ? 1956 :えっ:2009/09/24(木) 20 42 25 これってマジな話? 155:1192012 05/23 22 48 154続き 1957 :え〜:2009/09/24(木) 20 45 22 1956いまさら?w 証拠まである完全なまじですが? 1958 :どらま始まるね:2009/09/24(木) 20 46 17 二人で一緒にみるのかな? 1959 :ブログの…:2009/09/24(木) 20 54 48 ラッシュの『浮気なキャンディ』ってラメ入りなんだけど… ちなみに商品の説明は… 「まぁ、なんてキラキラでフワフワなのかしら!こっちへきてさわってみて…」 んで、昨日の『セクシー・ダイナマイト』は 豆乳パウダーでお肌をスベスベに! だってさ。 今夜はどこ泊まり? 1960 :ままんー(笑):2009/09/24(木) 21 00 12 じゃないな。 ニノだな。 1961 :だめだ:2009/09/24(木) 21 07 09 ニノ見たら萌しか出てこん 1962 :え〜:2009/09/24(木) 21 14 55 1957確たる証拠ではないよね。 発言が被る・匂わせ・証拠のない(写真など)目撃情報… 黒に近いかもしれないけど、熱愛宣言も写真もないのは 証拠とはいわないのでは? 別に現実逃避しているわけではないからね〜笑 事実を述べてみました。 1963 :1961:2009/09/24(木) 21 18 27 同じくorz 悔しいけど萌しか出てこない… 今日のドラマ見るのやめたよ DVD買うしそれまで待つ… へんな刷り込みされてるみたいで余計腹立つorz もうヤダ… 1964 :ふーん:2009/09/24(木) 21 23 48 1962それはそれで意見だよね。 そう思う人はそう思えばいいんじゃない? 1965 :だよね:2009/09/24(木) 21 29 21 1963だよね… ニノの唇見たら萌とチューすんのかなとか、手みたら、指みたら、胸みたら… そんなんばっかり考えちゃう… 1966 :今ごろ:2009/09/24(木) 21 37 56 一緒にいるのかな… 1967 :一緒にいたとすれば:2009/09/24(木) 21 44 39 肩〜…とかってヤキモチ妬いて、ニノにベタベタしてるんだろうね 1968 :分からないけど:2009/09/24(木) 21 50 11 あのブログに乗ってるケーキ一緒に食べながらドラマ見てるんじゃん? んでドラマ終わってセックスパターン 少し落ち着いてうちらのこうゆうコメントみて優越感浸って 考えると嫌になるけど、嫌でも考えちゃうよ 今日のドラマ発表があった日から何時放送なんだろうって楽しみにしてたけど まさかこんななるとは思ってなかった 雑念ばっか入っちゃって全く面白くないし疲れるorz 1969 :あああ!!!:2009/09/24(木) 21 55 21 だから! だから先週生理でタイミングよかったんだ!!! 1970 :ケーキ:2009/09/24(木) 21 57 11 あのテーブル、どこかのホテルというより自宅に見えないか?会うとしたらどこで会ってるんだろ… ニノもリアルタイムでドラマ見るとか言ってたもんね。 1971 :てか高校生が…:2009/09/24(木) 21 59 28 夜中出かけるか…?? 1972 :リコピン:2009/09/24(木) 22 00 06 トマトの写真と同じテーブル。 1973 :明日:2009/09/24(木) 22 01 12 学校あるしね。 1974 :うん:2009/09/24(木) 22 02 43 だから自宅でしょ、斎藤。 会ってないんじゃない? それか正月相武の自宅行った長瀬のようにニノが自宅に… 1975 :ケーキは:2009/09/24(木) 22 03 53 ままんが買ってきたの?ニノなの? 1976 :どこなんだろう…:2009/09/24(木) 22 05 23 斎藤が二宮の新居にいるってのは可能性低いよね… 流石にコンサートあるしわざわざ東京まで呼ばないだろうし 斎藤の自宅?それとも大阪にアパートか何か借りてるとか? いっそ二宮が斎藤を孕ませれば良いのに… 流石に高校生を妊娠させたら何かリアクションとるでしょお互い 取り返しの付かないような事して最早二宮が干されちゃえよ とか思っちゃう自分がいる それでも事務所が揉み消しそうだけどorz 1977 :!:2009/09/24(木) 22 06 23 それか過去写メ使ってアリバイ偽装? ブログ記事が全部本当とは限らないよね? 1978 :自宅:2009/09/24(木) 22 07 41 だよ。 妄想しすぎはかえってシラケる。 1979 :しゅん:2009/09/24(木) 22 08 24 ダチに聞かれたんだけど『ず』から始まることばしらねぇーか? できるだけ早くたのむ しり取りらしーからよ… 1980 :確かにあの写メは自宅だよ。:2009/09/24(木) 22 09 03 けど、あの写メがリアルタイムかはわからない。 1981 :いくらなんでも:2009/09/24(木) 22 11 05 1974それはナイでしょ〜笑 ニノが斎藤家に居たらビックリだけど〜笑 1982 :1978:2009/09/24(木) 22 13 04 一部冷やかしもあるからスルーしましょう。 付き合ってるという事実があるから、話しが膨らむのは仕方ないことです。 要は付き合ってるという事実だけが重要だから。 1983 :けど確かにいずれ…:2009/09/24(木) 22 15 15 紹介しなきゃな… 1984 :別に:2009/09/24(木) 22 17 27 今日会うとは限らないよね。明日もあさってもあるんだから・・ 1985 :うん:2009/09/24(木) 22 18 47 ニノはまだ東京で会ってない 大阪にアパートもちで二人 大阪のホテルで二人 斎藤の自宅で二人 1986 :けど萌溺愛ニノなら:2009/09/24(木) 22 24 36 遠距離で会えない分、会えるなら会える分だけ会いたいだろうし… 1987 :名無し:2009/09/24(木) 22 43 33 ずわいがに。 ニノ わかんねーよ プライベート ヤリちんなんだから。 1988 :昔はね:2009/09/24(木) 22 47 03 椎名以来の本気だからね〜… やりちんは克服したはず また斎藤とわかれたらやりちんに戻るだろうがな 1989 :あの:2009/09/24(木) 22 50 45 匂わしとか恋愛に対しての価値観の変化は本気を意味するしね。 ニノは今まで散々遊んできたけど、遊びじゃアイドル像は崩れなかった。 今や本気過ぎてぼろぼろだもん。 あとお迎えね。 ニノ遊び相手はお迎え行かないから。 ニノは、一途だよ。 本気になればなるほど一途だよ。 1990 :ニノ…:2009/09/24(木) 22 52 08 オリキさんかヤラカシさん知らないの?! 今、関西か関東か!! 1991 :それより:2009/09/24(木) 23 10 21 二宮と付き合ってるなら 櫻井と2人で会ってほしくない。 いくら仲良くてもさあー… こっちはやだ!! 斎藤がうらやましすぎる 1992 :まあ、、、:2009/09/24(木) 23 11 45 やましいことがないならいいんじゃない? ニノにとっても近いとこだし。 1993 :けど明日明後日しあさって:2009/09/24(木) 23 17 16 いつか翔ちゃんとも会うでしょ。 1994 :ドラマ…:2009/09/24(木) 23 27 54 見てたんだろな 1995 :翔ちゃんに:2009/09/24(木) 23 40 38 可愛がられてんのがムカつくわー 1996 :なんだあれ!:2009/09/24(木) 23 41 55 斎藤のブログ。 何じゃあれ!? 恋愛成績表? ただのお遊びとは言え、 舐めとんのか! 自分がどんだけいい女か 自慢か? ここや、色んなスレで ボロカス言われ、 あんな女のどこがいいの?とか、趣味悪すぎとか… そんなにいいのか斎藤! とか等々 云われてる事に対する ある意味返事のようなもん。 叩かれてるの分かった上で敢えてわざわざ コレをUPすると言う… 負けず嫌いな挑戦的な女やね〜斎藤。 煽りまくりで、全くもって嫌な女だね〜。 それと、 大阪市内と斎藤の学校はアクセス良いから、 今夜一緒も有りうるね。 朝直で学校余裕で可能! 長瀬と相武の話も出てたけど、斎藤は相武の後輩だからさ!笑ってしまったよ。 1997 :うちは:2009/09/24(木) 23 42 05 むしろニノより翔さんと付き合っててほしいw 1998 :1996:2009/09/24(木) 23 43 32 けどあれ占い結果捏造は無理だよ 1999 :斎藤擁護するつもりはないが:2009/09/24(木) 23 45 35 あまりに嫌な女嫌な女って言ってたらこっちの方か僻んでるかわいそうな女に見えるからやめない?? 2000 :お願いだから:2009/09/24(木) 23 45 43 翔くんとは付き合わないで ――――― 以上が実際の投稿の一部である。 掲示板に自称嵐のヤラカシであるという林檎という人物のブログのURLが貼られた。(既に閉鎖済み。) 内容は「ヤラカシの目前で二宮が『萌』と呼んだ」、「櫻井と斎藤が一緒にいるところを見た」などといった具合だった。 また、このブログで「二宮と櫻井は穴兄弟」などという記述が見られ、より噂が過激化した。 このブログは斎藤が嵐の熱狂的ファンだということが暴露された瞬間に閉鎖している。
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/243.html
とある四人に絡まれた。 「御坂さん、もう大人の女になったんですね…」 「まさか超この二人が超そんな関係だったとは…」 「どういうところまでいったの?」 「お前は男になったのか!?」 「「ハ、ハイ?」」 意味不明だった。 そこへ残りの二人も現れた。 「そンなンじゃねえよ。上条はなァ、そういうところだけ紳士的だぞォ。」 「限定!?上条さんそれ以外のところではどういう評価されてますか!?」 「ン~と、デレデレ?」 「「否定できない……」」上琴は認める。 と、 「紳士的?超押し倒しておいてどこが?」「ですよね~。」 「そのあとしばらくフェードアウトしてたし。」「かみじょうさん、押し倒してたよね。」 さんざんに言う4人。 「とぼけなくていいんです! 私はそんなことで御坂さんを軽蔑したりしませんから! だからっ!」 暴走気味の佐天に窮地に追い込まれた上琴を救ったのは、初春から佐天への着信だった。 慌てた佐天はアイテム一行と共にその場を離れて、初春と話始めた。 「もう初春ったら! せっかくいい所だったのに邪魔しないでよ!」 「そうです佐天さんの超言うとおりです! あの二人が超大人になったのかを聞いてた所なんですから!」 「そうだそうだ! 普段は女にそれなりに優しい俺でも怒るぞ!」 「もうちょっと後でかけて欲しかった」 『は、はい?』 状況が全く飲み込めていない初春に4人は上琴に起こった出来事を報告した。 佐天は初春ならパニックになると思っていたのだが、初春の反応は意外にもドライだった。 『お二人がキスをして押し倒した、ですか。それだけでどうして肉体関係を持ったって思うんです?』 「え? だって大人のキスして押し倒したら後は……ねえ?」 「そうなったらヤルこたぁ一つだあべしっ!」 「浜面はしばらく超黙ってて下さい、発言が超下品です。でもあの二人がすることを超していたのは超明白です」 「きぬはたの言うとおり。わたしもそう思う」 絹旗が浜面を殴る以外は息の合って来たアイテム+佐天はなおも自分達が正しいと主張する。 しかし初春はそんな4人に物怖じすることなく、自分の考えで4人を追い込んでいく。 『じゃあ聞きますけどその間、観覧車が揺れたりしてましたか? 二人がそうゆうことをしてるのなら揺れてないと不自然です」 「ゆ、揺れてなかったけど……」 「でもあの二人が超巧みの技で揺らさないようにしてる可能性だって超あります!」 『それも考えられます。でもみなさん、お二人が裸になったのを見たんですか? 実際にしている所を見たんですか?』 「み、見てねえけど、それで何も無かったって方が不自然だろ!」 『確たる証拠も無いのに想像だけで物事を推し量ろうとしないで下さい。それって自分達がHだってことを主張してるようなものですよ』 初春の優しさゼロの口撃に黙り込んでしまった佐天、絹旗、浜面。 そこへ滝壺がこんなことを提案した。 「じゃあ二人に直接聞いた方がはやい。でも聞くのはういはるにお願いする」 『分かりました。では滝壺さん、御坂さんではなく上条さんに携帯を渡して下さい』 滝壺はこくんと頷くと携帯を当麻に渡した。 そして初春が今日、一番(現段階で)衝撃的な言葉を口にする。 『上条さん、御坂さんと観覧車の中で子作りしてましたか?』 その場にいる滝壺以外の面々は盛大に吹き出した。 当麻が落ち着いたのを確認した後で、初春は当麻に問いかける。 『私は上条さんは立派な人だと思ってます。その上でもう一度聞きます。勢いまかせに子作りしてませんよね?』 「してない! してないから! そういったことはちゃんと責任が取れるようになってからって美琴とも決めてるの!」 『やっぱり上条さんは私の思った通りの人です。御坂さんが選んだだけのことはありますね。御坂さんのこと、幸せにして下さい』 「えーっと、初春さんだっけ。君に言われるまでもなく俺は美琴を幸せにする。この誓いだけは絶対に消させやしない」 当麻の熱い言葉に美琴は聞き惚れ、一方通行と打ち止めはうんうんと頷き、アイテム一行+佐天は感動していた。 初春は少しの沈黙の後、当麻に「ありがとうございます」と言って佐天に代わるように頼んだ。 先程までの当麻に対する優しさを消して、初春は佐天に告げる。 『佐天さん、今から私がいる○○ホテルまで来て下さい。佐天さんの脚なら走って10分の所ですから8分で来て下さい』 「無理無理無理! 2分もタイム縮めるなんて無理だから!」 『四の五の言わず来て下さい。人間、やってやれないことは無いんですから』 そう言い終えた初春が電話を切ると、佐天は慌てた様子で皆に頭を下げた後で初春の所へと走って行った。 佐天がいなくなったことで解放されたと思っていた絹旗だったが、一通のメールがその幻想をぶち壊す。 (あれ? 超初春さんからですか? いったい超いつの間に私のメアドを?) 初春からのメールに目を通していた絹旗はメールに目を通しているうちにみるみる顔色が青くなっていた。 メールを読み終えることには顔は蒼ざめ、冷や汗ダラダラ状態の絹旗が浜面と滝壺に告げる。 「私、今から初春さんの所へ行って超協力してきます! 浜面と滝壺さんは私からの連絡を超待ってて下さい! いいですか、超余計なことはしないように!」 「ちょ、ちょっと待てって! 絹旗、一体何が書いてあった!」 「話すと長くなるから超簡単に言います! アイテムの超ピンチなことが超ビッシリでした!」 絹旗は佐天を追いかけるように猛ダッシュでその場を後にした。 取り残された上琴、一打、浜滝のバカップルは…… 絹旗、佐天から切り離された 浜面&滝壺。 一方通行がニヤリと切り出す。 「浜面クゥウウン!そこの滝壺さンと付き合ってンのかなーッ?」 「え、いや、あの、その」当然しどろもどろになる浜面達。一方通行の詰問は続く。 「そういえばこの間なンかそいつのために俺に立ち向かったよなァ!?」 今までだったら思い出して殺るところだが、いじる楽しみを覚えた一方通行はそうしない。 さらに浜面にとって不幸なことに。 「はまづら、それほんと?/////」滝壺さん!?覚えてないの?…ああ、そういや意識混濁してらっしゃいましたね。 「い、いや、あの、そのー/////」 そこへさらに上琴までもが乱入する! 「ほうほうほう、自分の惚れた女は死んでも守る、かあ、くーカッコイーねぇ」 「学園都市最強に向かっていくなんてまるでどっかの誰かさんみたい。」 「まァ技は格下だがいい悪党だなァ!!」 「はまづらは悪党じゃない。私の為にむぎのと戦ってくれた。」ちょっとムキになる滝壺 「むぎのってあの第四位かァ?」 「そう、私の為に半殺しにしてくれたの。」 一瞬の沈黙、そして、 「「「「嘘だ!!」」」」 「なんで全員で否定するんだよ!!」 「「「「だってさあ(ァ)」」」」 「見た感じありふれたレベル0だろォ。」「右手に何かある様でもねえし。」 「もしかして左手とか??」「普通のレベル0がレベル5を倒せるわけないってミサカはミサカは結論付けたり。」 「なんかコテンパンに言われてるな、俺……。」 「大丈夫、わたしはそんなはまづらを応援してる。」 「滝壺ぉおおゴギュッ!」「はまづら、場所を考えて。」体晶なしでも浜面をひねりつぶすくらいはできる。 「痛テテテ…。まあ武器使ったんだけどさ。」「「「「「何を?」」」」」 「レディース用拳銃。」 一瞬の沈黙。 そして 「「「「ま、まさかのオカマ!?」」」」 「突っ込むのそこ!?って滝壺まで引かないで~!!!!!」 「しっかしまァそンなもンでよくやれたなァ・・・。」正直に驚きを表明する一方通行。 そのころとあるホテルに集まった(もしくは初春に集められた)面々はというと……、 「し、死ぬかと思った……。でも、な、何とか8分以内にホ、ホテルに着けたぁ……。に、人間、や、やれば何とかなるもんだ……」 「わ、私もこ、今回ばかりはちょ、超寿命がち、縮まりました……。う、初春さん、超怖い、です……」 「二人ともご苦労さま~。まずは呼吸を整えて、お水を飲みましょうね~」 ギリギリではあったが指定の8分以内に目的地のホテルに到着した佐天と絹旗だったが、疲れは相当なものだった。 そして美鈴と詩菜を見つけて合流すると、乱れた息を整えて気持ちを落ち着かせた。 「ぷはぁ! あ~生き返る~」 「ホテルの超普通の水がここまで美味しいなんて超発見です」 「さて、二人が元気になった所で聞きたいことがあるんだけどいいかな?」 「「はい?」」 「飾利ちゃんってさ、ドンチャン騒ぎが好きってだけでこんなパーティーを企画するような子?」 着いて早々、美鈴から初春について尋ねられた佐天と絹旗。 絹旗は初春とは当然ながら親しいとは言えないので、親友の佐天が一人で答える。 「確かにあの子、意外と騒ぐのは好きですけどそれだけってことはないと思います。優しくて、でも芯が強く、他人の為に一生懸命頑張る、それが初春です」 「そんなの超嘘っぱちです! だって初春さん、超恐ろしい手で私達を超脅しましたし、超私達に厳しかったですよ!」 「いや~、まあ今日の初春は今までとは違うから私からは何とも……。でも普段はいじり甲斐のある子だよ、初春は」 「ふ~ん、やっぱりそっかー。あれで全部じゃないって感じてたけどもしかしたらもしかする? 詩菜さん」 佐天の初春についての説明を聞いていた美鈴は、初春があの時言ったパーティーの動機が全てではないと確信した。 それは詩菜も同じで、少し考え込んだ後でこんな提案を3人にした。 「美鈴さん的には私と同じ結論だったりするようね~。じゃあいっそのこと私達の家にお持ち帰りして飾利さんに聞いてみようかしら」 「さっすが詩菜さん! 話が分かるー。というわけで二人も飾利ちゃんと一緒に私達の家にお泊りしましょ♪ いいわよね?」 「私は別に大丈夫ですけど、絹旗さんは?」 「絹旗で超いいです。佐天さんとは苦楽を超共にする仲になりそうなので。私も超大丈夫なので超お世話になります」 「よし決定ー♪ じゃあ飾利ちゃんが帰ってきたらすぐに向かうわよー」 流れるままに上条&御坂家にお世話になることが決定した初春、佐天、絹旗。 ちょうどその頃、席を外していた初春は…… 「大丈夫、私は大丈夫。御坂さんも上条さんも私の大切な人。だから笑って祝福出来る。大丈夫、明日のパーティーは成功させる……」 トイレの個室に籠もっていた初春は、祈るように自分に言い聞かせていた。 そして頬を『パンッ!』と叩いて気合を入れ直して美鈴達の所へと戻っていった。 隣の個室からの「え、えらいことを聞いちまったのよ……」という呟きには気付かずに。 「すみませーん美鈴さん、詩菜さん。あ、佐天さんも絹旗さんもちゃんと来てくれたんですねー」 「へへーん、ちゃんと8分以内にホテルに着いたわよー」 「私もちゃんと初春さんに言われて超来ましたから、私達を超褒め称えなさい」 「私のお願いも果たしてないのにどこをどう褒めるんですか? やることをやってからそうゆうことは言いましょうね♪」 (*1) 言われた通りに時間内に到着したのに労いの言葉一つかけて貰えない初春に佐天と絹旗は泣きそうになった。 しかし初春の言う通り、当初の目的の上琴の馴れ初めとか日常を聞き出せていないので何も言い返せない。 「さて、みんな揃った所で今から飾利ちゃんをお持ち帰りしましょー♪」 「「「おーっ♪」」」 「え? え? ええええええええええっ!」 美鈴のお持ち帰り発言にいつものいじり甲斐溢れる初春に戻ったことを確信した佐天は、絹旗とアイコンタクトして初春を引っ張り出した。 こうしてパーティー主催者一行+佐天+絹旗は上条家&御坂家へと向かうのだった。 その頃、遊園地で上琴一打にいじられ続ける浜面(滝壺はいじられていない)はというと…… 「だから、話さねえって言ってるだろ!!!!」 珍しく浜面が本気である。 「馴れ初めを話すだけでイイってンだろォ。それともうちの学校で変な噂立てられたいかァ?」 「ウゲッ!じゃ、じゃあアンタから先に話せよ!」 「このガキとはそういう仲じゃねえンだよ。」「ひどい!!ってミサカはmゴギュ!!」 「だからガキは黙ってろてっンだろォ?それに聞くなら上条達だろォがよォ。」 「ヒャイッ!?何でこっちに話し振りますか!?」 浜面も同調し、一方通行たちの話を聞くという流れになると踏んでいた上条だったが… 「「んじゃあそれで♪」」 お忘れではないだろう。録音機のことを。 浜面達も忘れてはいない。故に乗った。 「「えええええっ!?」」 上琴が叫んだのも無理はない… 「おィ最弱ゥ、吐いて楽になっちまえよォ♪」「私も聴きたーいってミサカはミサカは乗ってみたり!」 「い、いや、あの、その…」「いいじゃん当麻、5秒で終わるし。」 ??????となる面々。 美琴は5秒で終わらせる。 「6月に不良に絡まれてたら当麻が助けようとしました、以上!!」 一瞬沈黙。 「「「「短っ!!」」」」 「実際そうなんだからしょうがないじゃん。」「にしても短すぎだろォ……」 「だよなぁ……ん?『助けようとした』だと?」 「いやー…知り合う前でなんか助けようとしたらしいんだけど私の事ガキ呼ばわりしたから不良もろとも電撃を食らわせましたーハハハハハ…」 「「「おいっ!(ってミサカはミサカは突っ込んでみる。)」」」 「んでこの右手のおかげで黒こげにならずに済んだわけですよーハハハ。」 美琴からあらすじしか聞いていないので上条は適当に話を合わせていた。 そのころ『お持ち帰り軍団』はというと……… 「ふぇえ~……佐天さん達ひどすぎですぅ~…」 「いやー、ゴメンゴメン。別に今日走り回らされたお返しじゃないからね~。」 「超そうです。ただ楽しかったから超やっただけです。ですよね佐天さ~ん♪」 初春いじりという『エンターテイメント』を得たたことで急速に仲良くなった二人。 するとそこへ美鈴が顔を出して……… 「おー楽しそうなことやってるじゃない。」 「止めないですか!?そういえばそう言うひとでした!!」 その頃の天草式は… 「大変なのよね!!」 「健宮、今騎士団長と連絡してるんです。あとにして下さい。」 「そんなことよりも、明日例の二人が御坂嬢の家でパーティーをするそうなのよね!!」 「「「「何いいいいいいいいいい!!!」」」」 聞いていた者全てが驚いた。それには勿論パーティー好きの騎士団長も聞いてたわけで… 「まずい!!」と思ったがもう遅かった。 『ムムム、パーティーとな?これは行かなくてはなるまい。それに上条とか言ったなその少年。フムあなたが惚れたとい…』ガタガタッ!! 「そっそんなのではありません騎士団長!ってなにか凄い音今しませんでした!?」 『いやなに、旅行用の一揃えと女王陛下への休暇願を1秒で書きあげただけのこと。』 騎士派の持つ魔術と騎士団長の力をもってすればそんなの造作ではない。 「何こっち来る気満々になってるんですか!?私たちだって出るとは言ってませんよ!!」 「なーっ!プリエステス!ここは行かねば天草式の存在意義が失われるのよってゴギュ!!」 「建宮は黙ってなさい!!」 『なんだかんだ言って天草式はどうせ参加するのだろう?それなら私が参加しても何ら不思議ではあるまい。ウィリアムも呼ぼうかな…』 クリスマスですのでもう魔術関連のごたごたが収まった設定でお願いします。 「…いや…あの無口な方が来ても困ると…ハッ!そうではありません!騎士団長、早まらないでください!あなたには英国王室を守る使命が!!」 『スマンもう遅い。今まさに女王陛下に手渡すところだ。では。』 ブツッ 回線が切られた。 「…女王陛下はさすがに来ないとは思いますが…騎士団長が来たら…」 「わしらも行くしかないのよな。それに女王陛下と旧知の仲のアークビショップが来るかもなのよな。」 それを聞いた一同。 一瞬沈黙し… 「「「「「「救われぬ者に救いの手をおおおおおおおおおおおお!!」」」」」」 神裂まで心の奥底から願った。
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「わー、お空からの眺めってとっても気持ちがいいのー。ありがとうなの白雪さん、あたしのワガママに付き合ってくれて」 「いーよいーよ、私も少し気分転換したかったし、そろそろ練習を切り上げようかと思ってたから。それより衿衣ちゃん、高さや飛ぶ速さは今のままで平気?」 「大丈夫なの。これくらいなら平気なの。白雪さんも土御門さんみたいに優しくしてくれてとっても嬉しいの。まるでお姉ちゃんみたいなの」 「おねっ……!」 春上にいきなりお姉ちゃん呼ばわりされたことで心が乱れた月夜、一瞬バランスを崩すが何とか持ちこたえた。 突然のことに驚いた春上が心配そうに見つめてきたので、月夜は何でもないという意味を込めて笑顔を見せる。 「ご、ゴメンね衿衣ちゃん。ちょっとビックリしただけだから心配いらないよ」 「良かったの、白雪さんの体調が悪くなったと思って心配だったの。白雪さん、あたしもう少しお空の散歩したいの」 「分かった、じゃあもう少し飛んでいようか(お姉ちゃんって言われて萌えるなんて……。私は昔の元春や初春ちゃんのお姉ちゃん達と同じ人種じゃないよ!)」 こうして月夜と春上は友愛高校上空の空中散歩を楽しむが、地上の生徒達の殆どが二人に注目していることは本人達は気付いていなかった。 ―――――――――― 「月夜も春上ちゃんも楽しそうだにゃー。さしもの俺もやきもちを焼かざるを得ないですたい」 月夜と春上を眺めている土御門、口ではああ言っているが実際はやきもちなど焼いておらずただ微笑ましく眺めていた。 すると隣に居た佐天が意地悪な質問を土御門に投げかける。 「土御門さん、さっき春上さんにお兄ちゃんって言われて喜んでましたよね? もしかして噂に聞いていたシスコン軍曹の血が」 「騒いだりしてないぜよ! 俺はもうシスコンは卒業したんだぜい!」 若干ムキになっているのを見て佐天は土御門の言葉を半分だけ信じることにすると、一打と朝陽がやって来た。 「相変わらず騒がしいな元春」 「あ、朝陽さんも相変わらずの鋭い足技の冴えで……。ところでここには何用で?」 「美咲華の転入初日にお前らカップルにうちのクラスの子供達の相手をしてもらっただろう。その時に渡そうと思っていた昼飯代を渡しに来たんだよ」 朝陽がこうして友愛高校に足を運んだのには理由があり、あの日、土白は自分達が質問に全て答えた後で恥ずかしさのあまり急いで逃げてしまったのだ。 土白は空を飛んで、残る上琴、浜滝、半郭、一方通行、真昼もすでに逃げた後で結局渡しそびれてしまって今に至る。 「それだったらわざわざ朝陽さんが来なくても自分の子供達に渡すように頼んでも良かった気がするぜよ」 「お礼は必ず家族や他人任せじゃなくて本人が直接返すってのがウチのルールなんだよ。私としてもお前達とまた会いたかったってのが理由だけどな」 「土御門さん、この人って誰かのお母さんなんですか?」 そこで朝陽とは初対面の佐天に気付いた土御門が朝陽に彼女を紹介、朝陽も礼儀正しく自己紹介をした。 「(この人があの噂のカップルのお母さんなんだ。見た目黄泉川先生と変わらないのに41歳って凄いなぁ)よろしくお願いします朝陽さん」 「こちらこそよろしくな涙子。最初に何を考えていたのかは聞かないでおいてやろう。何となく分かってるしな。さて元春、これがお前達に渡す昼飯代、まあバイト代だ」 「一枚、二枚、三ま……い。あの~朝陽さん、もらっておいて何なんですけど3万円は多いと思うんだにゃー?」 「気にするな、渡すのが遅れた分の色を付けた結果だ」 太っ腹な性格の朝陽にビックリしている土御門、佐天、一方通行に朝陽の太っ腹な一面を知っている打ち止めがこんなことを言ってのける。 「じゃあじゃあ毎日ミサカの送り迎えをしてるあなたもアサヒ先生に何か貰ったらってミサカはミサむぐっ! むーっ! むーっ!」 「余計なこと言ってンじゃねェ! ……おい土御門に佐天。他の誰にもこのことを言うンじゃねェぞォ、分かったな!」 「「分かってる分かってる♪」」 (あいつら多分言いふらしそうだな。美咲華とまとめて口止めしといてやるか、アクセラの為にも) 一方通行をからかう材料をゲットしたことを喜ぶ土御門と佐天、しかし朝陽から打ち止めも含めてきつく口止めをされてしまう。 とはいえ他に誰も居ない場合なら一方通行をからかうネタとして使ってもいいとは言ってくれたのだが。 そこへ変則ノックを終えた当麻が美琴にかいがいしく汗を拭かれながらこちらにやって来た。 「あ、朝陽さん、こんにちは」 「こんにちは、朝陽さん」 「当麻に美琴じゃないか久しぶりだな」 上条と美琴の二人はまず朝陽に挨拶した そして一方通行に攻撃を開始した 「おい、アクセラ。さっきラス……美咲華にキスしようとしてなかったか?」 「な、なんのことだァ?俺はァそンなことしてねェぞ?」 「私も見えたわよ。しようとしてたよね?」 「グッ……」 そこから上琴(+一方通行の周りにいた人間)のいじり攻撃が始まった ―――――――――――――――――――――――――――――― そのころ上空を飛んでいる白雪と春上はというと地上かの視線を感じていた 「む、みんなこっち見てるね。特に男子がスカートの中を見ようしてるよ」 「え!?ホントなの、白雪さん!?」 「うん、ホントだよ。ちょっとお仕置きするから、落ちないように気をつけてね♪」 そういいながら白雪は雪玉クラスターをつくり土御門たちにあたらないように投下した 「月夜のやつ、凄いな。流石に第五位といったところか」 「まったくですにゃー。我が恋人ながら恐ろしくも可愛いですたい……」 月夜の空襲を安全圏から眺めていたのは朝陽と土御門、残る上琴、佐天、何故か打ち止めは今も一方通行をいじっている。 一方通行たちを楽しそうな笑顔で眺めた後で朝陽は土御門に後のことを任せて移動しようとする。 「じゃあ私は学校を見て回るついでに白子と善萌のアホを回収してくる」 「ご苦労なことですにゃー。後のことは安心して俺に任せていいぜよ」 「そうだな、お前なら安心だ。と言いたい所だがな元春」 その瞬間、顎を目掛けた鋭い蹴りが土御門を襲うが間一髪かわしてみせる、ただしサングラスは宙へと飛ばされる。 宙に舞ったサングラスを手にして、土御門の顔にかけたのは蹴りを放った朝陽だった。 「さっきの3万円、がめたりしたら次は本気で当てるからな。ちゃんとあの時居たカップル達と飯を食うことに使うんだぞ、分かったな?」 「……サ、サーイエッサー」 「まあ返事が少し物足りないがまあいいだろう。とりあえずじゃあな」 引きつった笑みを作りながらも自分の言ったことを了承してくれた土御門に納得した朝陽は、友愛高校巡りのついでに白子&赤見の回収へと繰り出すのだった。 それから少しして空襲を終えた月夜が安全な場所に春上を降ろした後で、土御門に容赦なく氷の剣で斬りかかる。 「土御門くん、さっきの女の人は誰かな? 顔は良く見えなかったけど楽しそうな雰囲気だったよ? 浮気? つまり自殺したいの?」 「ぜんっぜん違うぜよ! さっきのは朝陽さんだぜい! 話してたのは打ち止めの転入日にやらされたQ&Aのバイト代3万円のことですたい!」 「朝陽さんって井ノ原くんと井ノ原さんのお母さんの? なーんだ、心配して損したよ♪ ……ん? バイト代3万円? 元春まさか」 「ちょ、ちょっと待ってくれ! 俺はその3万円を一人で」 「やっぱり独り占めする気なんだね! 許せないよ! みんなーっ、元春が朝陽さんがみんなにって貰った3万円、独り占めする気だよーーーーっ!」 真剣白刃取りしながらの必死の弁明で納得してくれた月夜を見て土御門は、このやきもち焼きをどうにかして直そうかと思った。 しかしそうする間もなく今度は謂れの無い3万円独り占めの濡れ衣を着せられ、一方通行いじりしていた当麻達から責められることに。 ―――――――――― 一方のバスケ組、あれから練習を再開させており神裂、絹旗、そして麦野と滝壺は彼らを見学していた。 「ふーん、浜面もやる時は超やるもんですね」 「そーだろそーだろー♪ 絹旗、もっと浜面のこと褒めていいんだぞ、私の浜面をさぁ♪」 「むぎの、寝言は寝て言うものだよ」 滝壺のさらっとした毒舌に怒った麦野が滝壺とにらみ合いを始めたのを見て絹旗はただただ呆れるばかりだった。 そろそろ次の場所に行きたいと思っていた絹旗、初春たちに相談しようと思ったがようやくあることに気付く。 「飾利、そろそろ別の所も超見学したいから移動を……あれ? 神裂さん、飾利知りませんか?」 「えっ? 飾利ならちゃんと私の隣で可愛く……居ないっ! ああっ、いつの間にかシェリーまで! 抜け駆けとは卑怯な!」 「神裂さんは超言いすぎですけど黙って飾利を連れて行ったのはいただけません! 外を超探す前にまずは周囲を見て……っ!」 体育館から姿を消した初春(ついでにシェリー)が心配で見学どころじゃない神裂と絹旗は彼女を探し始める。 ちなみに初春は「シェリーさんと一緒に建宮さんの仕事ぶりを見てきます」と滝壺に言伝をしていたのだが、滝壺がそれどころじゃないので事実を知るのは後のことである。 「どうしたのですか絹旗。ありえないものを見たような顔をして。あちらに何か……な、何ですかあれはーーーっ!」 「おぞましい、超おぞましいです……。青髪と白井さんの色違いがこの世に超実在するなんて……」 絹旗と神裂が見て驚いたもの、それは青ピの特訓を目をキラキラさせながら見学している白子と赤見の姿だった。 神裂の叫び声にビックリしてこちらに気付いた浜滝、麦野、半郭、姫神も白子と赤見を目にして驚くことになった。 「……どっかで見たことあるような?」 「デジャブウ」 「なんじゃありぁ?クローンか何か?」 「そこは妥当に兄弟だろ」 「妥当に兄弟ですよね」 「私達は。見てはいけないものを。見てしまった」 各々がそれぞれの反応をするが、白子と赤見は気にせず目を輝かせている。 ついには赤見が立ち上がり応援しはじめた。 「ガンバレー!!変態先生!!」 「それを言うなら変態紳士の方が正しくては?」 その光景を目にしたもの達は思った。あぁ、この子達も変態予備軍だなと。 「だから言ってるやろ!?うちは変態ちゃいまグルデバ!?」 災呉に飛ばされている青髪ピアスをみて思う。お前は正真正銘変態だと。 ―――――――――――――――――――――――――――― そのころグラウンドで責められていた土御門はくたくたになっていた 「わかったかにゃー?俺は独り占めするつもりはないぜよ。月夜はもうちょっと彼氏を信用してほしいぜよ」 「ご、ごめんね、元春。私の早とちりでみんなに責められて」 「もういいぜよ……。さてこの3万円をどうするかにゃー」 土御門は必死に弁明して誤解を解いていた そして次の問題について考えていた 「俺はもうみんなから信じてもらえてないぜい……だから誰か信用できるやつに渡すぜい」 「ごめんね、元春。そんなに卑屈にならないで……」 土御門はかなりへこたれていた そこに白雪が謝ったりして永遠に終わらないので上条が意見を出した 「そうだな……アクセラならいいんじゃないか?それで今週末にでも他の4人も連れてどこか食事でも行こう」 「そうね、私も当麻に賛成。こいつなら美咲華がいるから使おうとはしなはずよ」 「いいぜ。俺が持ってやる。使ってお前らにたたかれるのはいやだからなァ。なによりこのガキに信用されてェし」 そういうことで3万円は一方通行が持つ事になった 「あれ? 白雪さんがこっちに来てるってことは今日の練習はもう終わりなんだね」 「今日は疲れたなー。けどま、真夜と練習がてらのデートが出来て楽しかったけどな♪」 「う、うん、そうなんだけどね井ノ原くん、井ノ原さん。二人は今、何してるの……?」 「「練習だけど」」 校外での人混みの中でのパス回しの練習を終えて帰って来た井ノ原ツインズ、月夜の姿が見えたことで野球グラウンドに来ていた。 そんな二人の足元ではサッカーボールが行き来しており、足元も見ずに話しながらパスを繋いでることに月夜は唖然とした。 月夜に指摘されたことでようやくサッカーボールを止めた真夜、美琴が居ることに気付くといきなり頭を下げて謝り出す。 「前々から会ったらちゃんと謝らないとって思ってたんだ。ゴメンね御坂さん、サバイバル合宿の時に感情に流されたとはいえ上条の足を脱臼させて」 「そ、そのことなら私はもう全然気にしてませんし、後で当麻からも事情は聞いてます! それに謝るならあの時お二人にした制裁した私の方で……」 「真昼さんと赤音さんと恋人になって分かったんだ。大事な人を傷付けられたら誰だって激昂するって。だから御坂さんが怒るのは当然のこと。ホントにゴメンね」 「あ、いや、その……。じゃ、じゃあ痛み分けということで! その話はもうおしまいにしましょう! これからはお互い仲良くやりましょう!」 美琴は真夜と和解の握手をしながら失礼なことを思っていた、当麻の学校の知り合いにここまで真面目な人が居るなんてと。 握手をしている美琴と真夜を当麻と真昼は微笑ましく見ていた、特に当麻はやきもちを全く焼いていない状態で。 「意外だな上条。お前が真夜にやきもち焼かないなんてな。ま、俺は真夜のことを信頼してるからやきもちなんざ焼かないけどな」 「相手が真夜だからかな、あいつならそんな気にならないんだ、これが。ていうか俺の足を脱臼させれくれた張本人は謝ってはくれないのか?」 「俺の分も真夜がちゃんと謝ったから問題無し!」 真昼の態度を見て当麻は思わずにはいられなかった、この姉は微妙にダメ人間かもと。 握手を終えた美琴と真夜がそれぞれの恋人の所へ戻ると、土御門が井ノ原ツインズに朝陽がここに来てることを報告する。 「母さんが? そっか、その美咲華ちゃんのことを心配して付いて来たんだ。母さんらしいや」 「しょーがねー、今日は母ちゃんも一緒に連れて帰るか。赤音と放課後のシャワーはまた今度に」 「が、学校じゃそうゆうことはしないからね……。とりあえず母さん探して、それから赤音さんと合流して帰るよ。じゃあ上条たち、お先に」 井ノ原ツインズが朝陽を探す為に校舎へと向かった後で、当麻たちも今日の練習は終了として各自で帰ろうとしたが、 「ンじゃあ俺達も帰るぞ打ち止め……打ち止め?」 「春上さん、初春のことは神裂さん達に任せてあたし達は先に帰ろっか……春上さん?」 「「居ないっ!!!」」 いつの間にか打ち止めと春上が居なくなったことで慌てる一同、すぐさま解散とはいかず急遽迷子の二人を探すことに。 一緒に行動していない可能性も踏まえて上琴と一方通行は打ち止めを、土白と佐天は春上を探すことにして行動を開始するのだった。
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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある少年の帰還記念祭 第9話『走れ、上条』 「……あーそうそう結標のやつが私のテーブルに来たのよ。そっからもう記憶がない……かな?うん、覚えてないわね。はい、じゃあここから説明して?ほら早く。」 ソファに座っている美琴はかなり早口で隣の上条にそう言い放った。 だが上条は質問に答えずに美琴を見る。 「……お前さ…なんでそう急かすわけ?」 「な、なんでって……早く真相が知りたいからよ!他に急かす理由なんてないでしょっ!」 「ふっふ~ん、上条さんをなめるなよ?」 そう言いながら上条はニヤリと笑う。 美琴は全身でこのままではまずいと感じたが遅かった。 「俺のキスの権利をほしがったことを思い出したからだろ?んでそれについて俺に聞かれたくなくて早く話を進めようとしたんだろ?」 「………あぅ…」 思いっきり図星、今日の上条はキレキレだった。 せっかくバレないようにしていたのに意味がない、美琴は上条と目を合わせないようにするのが精一杯だ。 そうやって美琴が必死に平常心を保とうとしているのに、上条は相変わらずとんでもないことを言い出す。 「もう可愛いなミコッちゃんは~!!そうだキスしてやろうか?」 「ッッ!?ミコッちゃ……って何言ってんのよ!キスもしていらないから!!それより私はここまでしかちゃんとした記憶がないんだから早く何があったか話してよねっ!!」 迫ろうとする上条と両手で押し、必死に貞操を守る美琴。 相手が上条なのだから別に嫌というわけではないが、もうちょっといいムードの方が嬉しいに決まっている。 美琴に押された上条はというと、ここはおとなしく引き下がった。 と、思ったら…… 「わかったわかった。全く……夜は素直だったのに……」 「…………ちょっと待った。」 美琴の耳におかしな単語が聞こえた。それは上条から発せられた言葉。 それは『上条が言った』からおかしいのではなく、それ自体がおかしい言葉だ。 「?どうしたんだ?」 「いや、あのさ……『夜は素直だった』……って、どういう意味?」 「…………」 上条はその問いかけに対し何も答えない。少し顔を赤くするだけだ。 それが余計に美琴を混乱に陥れる。 「ちょ、ちょっとなんとか言いなさいよ!!まさかアンタ私を抱いたって言うんじゃないでしょうね!!」 混乱するあまりとんでもないことを口にしてしまったが美琴は気づけていない。それほどテンパっているのだ。 すると上条は少し顔を赤くして 「え……抱いたって…そりゃ、まあ………抱いたけど…」 「抱いっ!………わかったぁ!!!アンタ偽物でしょ!!!!!!!」 美琴は勢いよく立ち上がり、上条を指差した。 上条は何を言おうと口を開きかけたが、美琴はそれよりも早かった。 「まず私とアンタがこ2人でね、寝てたってこの状況が怪しいわよ!!それに妹とか麦野とかが倒れてた理由、黒子が番外個体と寝てたこと、制服が濡れてたことも全部怪しいわ!!」 「………」 「それに一番怪しいのは今日のアンタよ!!頭なでたり妙に勘が良かったり、抱きしめようとしてきたり、挙げ句の果てには私のことだ、だ、だ……………ぃたって言ったり絶対偽物でしょ!?さあ正体を見せなさい!!さあ早くっ!!!」 怒鳴りちらしたため息を切らす美琴。 美琴が怒鳴っている間上条は黙って聞いており終わった後もしばらく黙ったままだった。 あまりにも上条が何も言わないので落ち着きを取り戻した美琴は (え……?なんで何も言わないの…?てっきり『偽物ってそんなわけねーだろ!』とか言ってくると思ってたのに……まさか…ほんとに…!?) 美琴としては恥ずかしさをごまかすための冗談だった。 だがその冗談が現実になってしまうのかと思ったとたん、美琴の心拍数は過去最大級に上昇し額に冷や汗が浮き出るのを感じた。 そして上条は言う。 「正体ねぇ……わかりましたよ、その前に昨日何があったか全部話しますよ。御坂さん?」 言い終わった上条はもう一度ニヤリと笑った――――― ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 上条「あー……えらい目に遭った…」 上条はぐったりとした様子で舞台裏の隅っこのベンチに腰をかけていた。 寮監に首を刈られてから1時間が経過、しかし大きく削られたHPは全くと言っていいほど回復していない上、何度もフルボッコに遭っているので体中が痛い。 まだ倒れないの自分自身でを賞賛したくなる。まあさっきまで気絶していたのだが。 上条「それにしても……みんな元気だな。」 11時を回ったというのに会場内はまだまだ騒がしい。 会場内のいたる所で騒ぎ声が聞こえ、酒で酔っぱらった人も大勢いるようだ。パーティの参加者は未成年が大半だが、当然のようにアルコールの入ってる飲み物を飲んでる。 また舞台上ではカラオケ大会が始まっており、今現在は建宮がウルフ○ズの『ガッ○だぜ』を熱唱している。結構うまいほうだ。 もはや主役そっちのけで盛り上がりまくっている状態で、このままだとこのパーティは朝まで続くだろう。 ちなみにこれまでの最高得点は97点、闇咲逢魔が歌った『千の風に○って』だ。かなりうまかった。 こうして騒ぎまくる参加者たちだが、上条にはもう騒ぐ元気なんてない。 上条「俺は体力残ってないしもう無理だな……てか今日何回ボコボコにされたっけ?確か…御坂の手を握ったとき、プレゼントタイムのラスト、質問タイムではしびれて倒れて……んでビンゴ大会のラストでは首を刈られた、と………あれ?今日って俺を祝うパーティだったんじゃ?」 今日1日を振り返ってみるとかなり不幸だった気がしてならない。 確かにプレゼントは嬉しかったし料理は豪華で美味しかった。 だが冷静に考えれば祝ってもらった以上にボコボコにされた気がする。つまり釣り合っていないということだ。 さらに上条は今日の目的を未だ達成できていない。 上条「つーかあれだけのことがあったのにまだ御坂にお礼言ってない……」 そう、美琴に手を握られさらには抱きしめる、などといろいろあったにも関わらず今だまともに話していない。 ロシアまで来てもらったお礼を言えていないのだ。 上条はため息をつく。 上条「はぁ……あんなことしちまったし絶対御坂怒ってるよな……でもお礼言わないわけにはいかないし…」 あんなこと、とは当然誤って美琴を抱きしめてしまったことだ。 上条はもちろん美琴が嬉しすぎて気絶したなんてこれっぽっちも思っていない。 自分に抱きしめられたことが嫌で嫌で仕方がないから気絶したのだと勘違いしていた。 まああのタイミングで気絶されたら鈍感な上条が勘違いするのも無理はない。 上条は悩んだ。 今日美琴にもう1度会うべきか、会わないべきか。 美琴は抱きしめられたことに対して怒っている。(本当は怒っていないが…) 怒っているのなら今日は会ってもろくに話を聞いてくれないかもしれない。 だが今日会わなければ、昨日までのように避けられ続けてまた会えない日々が続くかもしれない。 悩んだ末、上条が出した結論は 上条「……よし!!いつまでもグダグダ考えててもしょーがねーし、礼言いに行くか!!」 上条は張り切って立ち上がり、舞台裏から会場内へと飛び出した。 しかしすぐ1つ問題があることに気づいた。 上条「……御坂って…どこにいるんだ?」 これだけ大勢の人がいるのだ。上条が移動している間に美琴も移動していてはどても会えるとは思えない。 それに上条は本日の主役、適当に歩けば歩いただけ話しかけられたりして美琴を探すどころではなくなるだろう。 上条「……残された方法は電話…って怒ってたら出るわけないよ「あー上条さんなのー。」な…………誰でせう?」 一歩目を踏み出した途端に名前を呼ばれた。 声がした方向に顔を向けるとそこには見知らぬ少女がこちらを指差して立っていた。 まさか記憶喪失前の知り合いか?などと思い、緊張しかけたがその緊張はすぐに解けることになった。 初春「え?あ!春上さんお手柄ですよ!!どうも初めまして、私は初春飾利といって御坂さんの友達です!!あ、こっちは佐天涙子さんと春上衿衣さんです。」 佐天「ちょっと初春!自己紹介くらい自分でするって!!どうも初めまして佐天涙子です!!」 春上「そうなの、私御坂さんの友達なのー。」 上条「御坂の……?どうもはじめまして。上条当麻です。」 なんだかよくわからないがとりあえず挨拶はしておく上条。 そんな上条を前に初春と佐天のテンションは上がりまくっていた。 初春「それでですね!今ちょっとお時間ありますか?」 上条「え?いや俺今から御坂に会いに行こうと思ってたんだけど……」 佐天「ッ!!?そ、それ本当ですか!?」 上条「え?ほんとだけど……なんかまずかった?」 やっぱり美琴は尋常じゃないほど怒っているのか、上条は一瞬にして怖くなった。 しかし初春は笑みを浮かべると 初春「まずくありません丁度いいです!御坂さんも上条さんに話があるって言ってたんですよ。じゃ、早速御坂さんがいるところに案内するんで付いてきてください。」 上条「ほんとか!?いや~助かるよ。ありがとな。」 こうして上条は初春、佐天、春上の後ろについて美琴の元へと向かった。 主役が会場を歩いているのだから引き止められたりするのではないかと上条は思ったが、 今はカラオケでかなり盛り上がっていたり飲んだくれて酔っぱらっている人が多いのでそういうことはほぼなかった。 また上条は知らない、初春たちががうまいことやって美琴に告白させようとしていることを。 初春「はい!あそこです!」 少し会場内を歩いてから到着した丸テーブルを初春が指差す。 確かにそこには美琴の後ろ姿があった。 初春「じゃ、私達はこれで失礼します!」 春上「失礼しますなのー。」 佐天「思う存分話しちゃってください!!それではっ!!」 上条「ああ、ありがとな。」 上条を美琴の元に送り届けた美琴の友人3人は人ごみへと去っていった。 これは初春と佐天の作戦だった。 少しの間上条と美琴を2人っきりで話をさせいい雰囲気になれば3人が美琴の元へ行き少し助言をして上条に告白させようというものだ。 そんなことを知る余地もない上条は1つ咳払いをしてから美琴の右隣のイスに座る。 相変わらず会場内はうるさいが、上条はそれを気にせずに美琴に話しかける。 上条「御坂……怒ってるか?」 美琴「………」 上条「ごめん、そりゃ怒ってるよな。あれだけ多くの人前で抱きついちまったんだもんな。でもわかってくれ、あれはわざとじゃないんだ。」 上条はまず抱きしめてしまったことを謝った。だが美琴は俯いたまま何も反応してくれない。 正直かなり気まずいがそれでも上条は話すことを止めない。 上条「それからもう1つ言いたいことがあったんだ。ほら、ロシアまで来てくれただろ?ごめんな、あの助けを断っちまって。それから―――」 これは上条が美琴にずっと言いたかったこと。ようやく言えたからか上条は安堵の表情を見せた。 そしてもう1つ。 上条「ありがとな、わざわざ俺のために来てくれて嬉しかったよ。だからお礼とお詫びが言いたくて常盤台の寮にまで行ったんだ。こんなに遅くなっちまったけど……本当にありがとう。」 上条は心から美琴にお礼を言った。 だがやはり美琴は何も反応しない。ただただ俯いて黙っている。 上条「………まあ、言いたかったのはそれだけだ。抱きついたことは……ほんとにごめんな。」 何も反応してくれないということはかなり怒っているのだと上条は解釈した。 そして上条は立ち上がりその場を後にする――― 上条「ッ!」 だが何か腰に違和感を感じ美琴のほうに振り返った。 美琴「待ちなさいよ……」 美琴は座ったまま右手で上条の服の裾をつまんでいた。 だがやはりうつむいたままでどんな表情をしているのかは上条にはわからない。 上条「御坂……怒って…ないのか…?」 美琴「怒ってる……?そんなわけないでしょ?」 上条「ほ、ほんとか!?……よかった…」 上条はほっと胸をなで下ろした。 しかしここで上条は美琴の様子がおかしいことに気づいた。 上条「……?御坂、お前なんか顔赤いぞ?」 俯いているといっても頬くらいは見える。その頬が明らかに赤く染まっている。 もちろん血とかじゃない。 美琴「そりゃ……赤くもなるわよ。だって……」 上条「だって……?」 そして美琴は勢いよく顔を上げ――――― 美琴「私は当麻のことがだーい好きなんだもん♪」 上条「…………………………は?」 まさかの告白、しかも満面の笑みだ。 そんな美琴を前にした上条は体を美琴とは逆方向に向ける。 上条(いやいやそりゃねーよ。今のは幻覚幻聴。御坂が俺に告白なんてありえねーって。) ありえないこと現実に頭を軽く左右に振る。 また上条は知らないが人ごみでは初春、佐天が呆然としている。2人にもなぜこうなったのか全くわからないのだ。 美琴「ちょっと~当麻~?無視しないでよ~。顔が赤いのは当麻の側にいるとドキドキが止まらないからなのよっ!」 上条「さて……俺も一曲歌ってくるかな…」 上条が現実逃避に走ろうとしていると美琴は不満に思ったようで両手で上条の右腕を掴み 美琴「いいからここに座りなさいってば!」 上条「おおぅ!?」 上条は強引に腕を引っ張られイスに座らされた。 すると美琴は目を輝かせ上条の左腕に抱きつく。 美琴「えへへ~当麻好き好き~だ~い好き♪」 上条「ちょ、御坂サンっ!?」 上条はわけがわからなかった。今の美琴は誰がどう見てもおかしい。まず普段上条は名前で呼ばれることはないし、デレデレすることもありえない。 上条「な、何がどうなって……ん?」 上条がふとテーブルの上に視線をやると、そこには何本かのビンが置かれていた。 ビンのほとんどは栓が空いておりグラスにはまだ液体が残っている。 ここに到着したときにはただのジュースだと思って全く気にしなかったがよく見てみると…… 上条「まさかお前……………酒飲んだのか…?」 美琴「な~に?当麻も飲みたいの?これ美味しいのよ~。」 そう言って美琴は左手で未開封のビンを1本手に取り、上条に渡した。 上条が渡されたビンの注意書きを読んでみると『学泉都市製でなんとなんと!いくら飲んでも酒臭くなりません!』とか書いてある。 確かに美琴から酒の臭いは一切しなかった。 むしろこう抱きつかれるとなんだか良い匂いがする。 上条「……なんで酒なんか飲んだんだよ…」 美琴「なんでってあわきが親切に持って来てくれたのっ!ね!あわき?」 と、美琴が声をかけた先には 上条「結標!?大丈夫かおい!!」 結標「ふぇい?あーらいしょーふよ~。私をたれたとおも……グー…」 そこには相当酔っぱらった様子の結標がいた。 美琴が気絶して寝ていたベンチで横になっていたため上条の位置からは見えず、今まで気がつかなかった。 これだけ酔っていては今日はもう復活できないだろう。 本当は結標は美琴を酔わせてその隙に上条を狙おうと思っていたのだが、ミイラ取りがミイラになったいうわけだ。 それはともかくすべて問題は解決した。美琴は酒を飲んでいた。 だから酔っぱらってこの状態になってしまったのだとわかった。 そして上条は安心した。 安心した理由は簡単、美琴の性格がおかしくなったことに事件性がなかったからだ。 上条(魔術かなんかかと思ったら酒かよ……好きっていうのも酔ってるからか。ていうかこの様子だと俺の話全く聞けてねーな。) さっき言ったお礼と謝罪の言葉が無駄になったかと思うと少し悲しくなる。 しかし上条はもっと早く気づくべきだった。 何も問題は解決していないということを――― 浜面「ああーーーー!!!!!!!!!!!何してんだ上条!!!!!」 上条「はっ!?」 スピーカーから大音量で浜面の声が会場内に響き渡った。とりあえずうるさい。 上条がベンチに座ったまま舞台上を見るとそこには今から歌うところだったらしい浜面仕上がマイク片手にこちらを指さしていた。 問題は上条を指さしているということ。 それによって一斉に上条に視線が集まった。 上条「あ」 上条は全力でまずいと思った。 なぜならば 美琴「当麻~好きー、もう離れたくなーい♪」 今上条の右腕には酔っぱらって性格が180°変わってしまっている御坂美琴がくっついているのだから。 上条「……俺死んだな。」 今日1番の殺気を当てられ冷や汗が吹き出す。 一方通行と番外個体が仲良く爆笑してるの見ると若干殺意が湧く。 そんな上条の元にあの人物が現れた。 黒子「お姉様!!??!?」 上条「げっ!白井……」 まるで般若のような形相の黒子は美琴と上条の側にテレポートしてきた。素で怖い。 鉄の矢でも投げられるのではないかと上条が恐怖に怯えていると、黒子は顔をいつもの表情に戻してから誰もが予想しない言葉を発した。 黒子「……お姉様……わかりましたわ、そんな幸せそうな顔を見せられてはもう無理ですわね。2人の仲を認めますわ。」 上条「へ?」 黒子のセリフにざわつく場内、黒子を知らない人からは『認めるってお前にそんな権利ないだろ』的な言葉が聞こえてくる。 また上条の位置からは美琴の友人である初春、佐天が目が飛び出すほど驚いているのが見えた。 だが上条は黒子の言っている意味がわからない。 上条「認めるってどういうこと?」 黒子「……そういえば上条さんはまだお姉様の気持ちに気づいていないのでしたわね。」 やはりわからない。 上条の頭の上にはクエスチョンマークが何個も浮かんでいた。それだけ黒子の言うことの意味が分かっていないのだ。 上条は黒子の言うことの意味を必死に考える。 上条(御坂の気持ち……どういうことだ?考えられることと言えば、友達でいたい、ライバルでいたい……ひょっとして嫌われてる?) そう考えるのが上条クオリティ。 明らかに間違ったことを考えたということは黒子にもわかったようで大きなため息をついていた。 黒子「まぁ…いずれ気づいてくれることを願ってますわ。そういえばお姉様は酔っているようですがフボッ!!?」 ふいに黒子の口にビンが突き刺さった。 美琴「ほら~黒子~アンタも飲みなさいってば~、遠慮いらないわよ~?」 美琴だ。美琴がテーブルの上にあったまだ中身の残っているビンを直接黒子の口につっこみ飲ませている。 黒子は若干の抵抗は見せたが抵抗むなしくビンに入っていた酒半分をすべて飲み干した。 飲み干したのを確認した美琴はビンを黒子の口から抜きそこらへんに投げ、再び上条の腕に抱きついた。 黒子「おにぇーしょま?な、なにょおなしゃるんで……?」 もはや日本語になっていない。せっかくのいい場面が台無しになった。 黒子はふらふらと千鳥足で数歩歩いたかと思うと、結標が寝ているベンチに倒れ込んだ。当然結標の上に、だ。 上条「白井!?大丈夫か?おい御坂お前いくらなんでもやり―――――」 そこまで言って上条の言葉は途切れた。 黒子を心配して隣のベンチに視線を移したところで上条の頬に何か柔らかいものが触れたからだ。 その柔らかいものはゆっくりと離れた。 美琴「いっちゃダーメ!当麻は私のモノなんだから♪」 上条「み、み、み、美琴サン……イマナニヲ……」 美琴「何って……キスよ~♪ほんとは口にしたいんだけね。って当麻今私のこと名前で呼んでくれた?嬉しい!!」 美琴は勢いよく上条の体に抱きついた。抱きつかれた上条は顔を真っ赤にして硬直する。 頬にキスなら以前インデックスにもされたことはあったがあれは事故、こうやって意図的に可愛い女の子に抱きつかれほっぺにキスなんてされれば、いくら鈍感な上条でも心は揺れ動く。 上条「御坂まずいって……は、離れて……ん?」 青ピ「か~み~や~ん~……人前で何をいちゃいちゃしとるんや~?」 ただならぬ殺気軍団の中から戦陣をきったのはデルタフォースの一角、青髪ピアス。 その特徴的な青髪が逆立って見えるのは気のせいだろうか。 青ピは指をボキボキと鳴らしながらゆっくりと近寄ってくる。 上条「待て!冗談抜きでマジで待て青ピ!今のは誤解だ!御坂は酔ってるだけで俺たちはそういう関係じゃない!」 青ピ「酔ってる?」 上条「ああ!ほらビンとか落ちてるだろ?だから御坂が俺を好きだっていうのはウソでキスしたもの酔っぱらった勢「そんなことないわ」い……」 美琴「私は本気で当麻のことが大好きよ?それに好きじゃない人にキスするわけないでしょ?」 上条が必死に難を逃れようとしているところに水をさす美琴。そして美琴は上条に抱きつく力を強めラブラブ光線を発射する。 そんなことをすれば皆さんの機嫌は最高潮に悪くなるに決まっている。 上条「は、はは………逃げるぞ御坂っ!!」 美琴「ふえ?わっ!」 上条は美琴をお姫様だっこすると一目散に走り出した。 一番近い出口まで約30メートル、決して長い距離ではないが上条にとってはその少しの距離が何十キロにも感じられた。 後ろからは嫉妬と憤怒の感情を露にした集団がものすごい勢いで迫っている。 捕まったら、死ぬ。 上条「うおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 上条は全力で走った。 しかしさすがの上条も人1人だっこして走っているのだ。追いつかれないほうがおかしい。 出口まで残り10メートルというところまできて神裂に追いつかれた。無言なのが余計怖い。 上条「うおっ!」 その聖人の右手はがっちりと上条の服を掴んだ。もう逃げることはできない。 上条(ああ……終わった……) 上条は死を覚悟した、しかし次の瞬間 神裂「ッ!?」 上条「おおお!!?な、なんだ!?」 突然の複数のイスやテーブルが神裂を襲い、それらを神裂が弾いたので手が上条から離れた。 さらに上条と美琴を守るかのようにどこからかとんできたテーブルが追っ手の道を塞ぐ。 建宮「な、何が起こったのよ!?」 レッサー「イスにテーブル!?どこから飛んできたんですか……!?」 ??「そのテーブルなどはわたくしの能力、『空力使い(エアロバンド)』で操作しましたわ。」 青ピ「!?だ、誰や…?」 驚いている一同がその声のした方向を見てみると、そこに立っていたのはなんともド派手なドレスを来て手に扇子を持っている少女。 だが助けてもらった上条はその少女に見覚えがなかった。 上条「えーと……どちら様…?」 婚后「常盤台中学2年、婚后光子ですわ!御坂さんはわたくしの大切な友人……少し手助けさせていただきました。」 なんとここでまさかの婚后光子。なんともド派手な登場である。 婚后の後ろには心配そうに湾内と泡浮が見守っている。 また人ごみの中には 佐天「婚后さん……むちゃするなぁ……」 初春「まあ婚后さんのおかげで御坂さんは逃げられたからいいじゃないですか!上条さん、早く逃げてくださーい!!」 上条と美琴を応援する初春と佐天、無言だが春上も2人に急げ的な手振りをしている。 上条「なんかわかんないけどものすごく助かった……ありがとなっ!!」 婚后「お礼はいいから早く行ってくださいませんか?いくらこのわたくしでもこの人数を長く抑えることはできませんので。」 上条「わ、わかった!」 美琴「ありがとー!」 そして自由になった上条は再び走りだす。 残り7メートルを一気に走りきりドアを足で蹴って開け、会場を飛び出した。 上条「よしこのまま……え?」 上条は思わず止まってしまった。なぜならばなんとそこには 小萌「だからタバコはダメだと言っているのですよ~!!早くアナタが大量にゲットしたタバコを含めて全部渡すのです!!」 ステイル「うん……やはりこのタバコが1番うまい。あ、貴女もどうです1本?」 タバコをスパスパ吸っているステイルと、それを必死で止めようとしている小萌先生の姿があった。ステイルは全く小萌先生を相手にしていない。 いつからここにいたんだ?と、思ったが2人を見た上条に名案が閃いた。 上条「先生!ステイル!!」 小萌「あれー?上条ちゃんじゃないですか。あ、そうだ聞いてください!ビンゴ大会でタバコをゲットしたことを含めてタバコについて注意しているのですが全く聞いてくれないのですよ!!」 上条「ステイル、いい加減やめとけ。(絶対止めないだろうけどな…)」 なんだか小萌先生がかわいそうに思えた上条はステイルに注意をしてみるが、赤髪の神父は聞く耳を持たずにタバコを吸い続ける。 そんなステイルを小萌先生は睨む。だが残念ながら全然怖くない。 小萌「……先生は諦めませんからね。……そういえば上条ちゃん、今カラオケしてるんじゃなかったんですか?それにその女の子は一体…?」 美琴「どうも!当麻の彼「違うから。」女………グスッ……」 上条「な、泣くな!!って、それどころじゃないんですよ先生。悪漢に追われているんです!!それでもうすぐこの扉から出てくる人を少しでいんで食い止めといてください!!ステイルもな!」 小萌「あ、悪漢!?ま、任せてください上条ちゃん!可愛い生徒さんを守るためならなんてことないのですよ!ほらアナタも協力するのですよー!!」 ステイル「なんでボクが……と言いたいところだけど今日はものすごく気分がいい。手伝ってあげないこともないよ。」 上条「ありがとうございます!!あ、俺は外へ行ったって言っといてください!!」 ステイルにまで敬語でお礼を言う上条、それほどありがたかった。 ちなみにステイルが機嫌がいいのはタバコをゲットできたからだけではなく、インデックスとかなり話をすることができたからだ。 そして上条は美琴を抱え、頭の王冠を揺らし再び走りだす。 美琴「??どこ行くの当麻?」 上条「舞台裏だよ!外に出たと見せかけてこっちに隠れるんだ!」 上条は自分で自分のことを超頭いいと思った。 実はこのロビーからでも舞台裏に行ける通路があるのだ。 こうして大慌てで舞台裏へ移動、意外なことに移動している間に会場内から人がなだれ出たような音や声は聞こえなかった。 また舞台裏は誰もいなかったためか電気は少ししか灯っておらず、結構薄暗い。 上条「あー…疲れた…にしても俺を追いかけて外に出てくると思ったのに…みんなは何してんだ?これじゃせっかくの俺の作戦が…」 美琴をイスに座らせ自分は舞台裏からこっそりと会場内の様子を観察する。 とりあえず尋常じゃないくらい殺気立っていることはわかった。 上条(見つかったら確実に死ぬな……ずっとここに隠れとこ。) とりあえず舞台裏で待機することを決定、美琴にそれを伝えるために振り返ると 美琴「ねーねーとーま!どう?このメガネ?似合う?」 上条「え…あ、お前それは…」 風斬がくれたメガネをかけて遊んでいた。 実はプレゼントタイムの時にもらったモノは全て舞台裏においてあるのだ。 美琴「ねぇ…どうなの?」 美琴はメガネをかけたまま上条に迫り、可愛らしく首を傾げる。 その仕草に上条の中で何か電撃が走った。 上条「に、似合ってるよ…」 不覚にも美琴を可愛いかも、と思ってしまった。いや不覚にもって別に悪いことではないのだが。 言われた美琴はというとものすごく嬉しそうだ。 美琴「ほんとに!?えへへ~嬉しーなー…」 満面の笑みを見せて頬を紅く染める美琴。 なんだか和む。 しかしそんな時間は長く続かない。 ??「いたぞー!!上条だーっ!!!!!」 上条「っ!?」 どこからかはわからないが上条を見つけたという叫び声が聞こえた。 それと同時にものすごい轟音が鳴り響く。なんの音かはわからないがとりあえず身の危険を感じる。 上条(こ、こえぇぇぇぇぇぇえええー!つーかなんで見つかった!?どこにも人影は見えないし……) 改めて舞台裏を見渡してみたがやはり誰もいるように思えない。 だが見つかったことは確実、どうするかを瞬時に思いめぐらせる……前に美琴が心配そうに声をかけてきた。 美琴「見つかっちゃったの…?」 上条「え、ああそうっぽい。だから逃げるしか…ってお前何してんの?」 美琴「何ってここに隠れることできないかな~と思って。2人くらい入れるっぽいし♪」 上条「いやそれは……無理だろ甲冑の中は……」 なんと美琴は上条がアックアにもらった甲冑の中に隠れようというのだ。しかも2人で。 そんなことを言われてはいろいろと想像してしまう。 上条(いや確かにこの甲冑はかなりでかいよ?でもな、2人は絶対きついだろ……し、しかも御坂と入るってことはいろいろと当たったり……) 酔っているせいで超笑顔で無邪気な美琴、そしてその前で顔を真っ赤に紅潮させ鼻血を出しかける上条。思わず美琴から顔を背けた。 すると美琴が不思議に思ったのかふらふらしながら近づいてきて 美琴「ん~……何よ顔真っ赤じゃない!!も~当麻ったら照れちゃってかわい~♪ほらもう1回キスしてあげるっ!」 上条「い、い、いいやいいから!!上条さん別にそんなことしてほしくないからっ!いいから逃げようぜ!」 頬にキスしようとする美琴から逃げるように遠ざかった。 そんな上条に美琴は不満な表情を見せる。 美琴「むー……」 上条「むー、じゃねぇよ。まず逃げないと……にしても誰も来ない……?」 確かにおかしい、もう上条を見つけたという声が聞こえてから2分は経っている。 それなのに一向に誰も舞台裏には現れなかった。 美琴「みんな私たちを2人っきりにしようと思って空気読んでくれてるんだね!」 上条「絶対違う。何かの間違いで実はバレてませんでしたー、ってオチなのか―――」 上条は気づいた。誰かが舞台裏に入って来た。入り口は薄暗く、上条が立っている位置からははっきりと見ることができない。 すると上条より早く美琴がその入ってきた人物を認識した。 だが美琴が口にしたのはここに今入ってくるのはまずありえない人物。 美琴「え……?当麻…?」 上条「な、何?俺?」 上条は美琴の言葉に耳を疑い目を凝らす。 だが上条の目に映った人物は当然のごとく自分とは違った。 薄暗い入り口付近から光が当たるところまで歩いてきたのは紙袋を持った1人の優男。 上条はその男を知っていた。 上条「……海原…お前か…」 海原「どうも、お久しぶりですね。」 男の名は海原光貴、中身はアステカの魔術師エツァリで美琴に好意を持っている少年だ。 彼はさらに上条と美琴に近づき、10メートル前くらいの所で立ち止まった。 上条は突然現れた海原に少し驚きつつも尋ねる。 上条「みんなに見つかったと思ったんだけど……ひょっとしてお前が何かしてくれたのか?それになんでここに?」 海原「会場内の人についてはその通りです。まあ時間もないことですし詳しいことは今度話すとしましょう。そしてボクがここに来た理由ですが……単刀直入に言いますよ。」 そこで海原は一旦言葉を切る。 そして少し間を空けてから上条に一言。 海原「―――――御坂さんを渡してください。」 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある少年の帰還記念祭
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ゲームを始める前にQ.ストーリーはオリジナル? Q.登場キャラはアニメのみ?原作も? Q.今いないキャラはこれから出る? Q.最初の属性は何がいいですか? ステータス関連Q.ステータスPは体力・攻撃・防御のどれに振るといいの? Q.ステータスの現在値、最大値がわからない。 Q.仲間を増やすとなにがあるの? Q.ステータスの振り直しがしたい アイテム関連Q.ドリンク類の「自分専用」って何が違うの? Q.「スキルシード」「Bパーツ」「その幻想を取得する!」を手に入れたのに所持品にない Q.イベントが終わったけど、アイテムが変換されない カード関連Q.トレード機能はあるの? Q.まずどのカードを育てたらいいの? Q.序盤にオススメのN(N+)は? Q.その次にオススメのカードは? Q.強化したいけど餌カードが足りない Q.カードが○枚あるけど進化と限界突破どっちがいい? Q.進化の前にLv最大にするべき? Q.限界突破してから進化するとどうなる? Q.カードが持ちきれない Q.ガチャから消えたLRの再登場はある? Q.チュートリアル中で進化させられるR[お嬢様]御坂美琴はゲーム開始後は手に入らない? 探索関連Q.探索してたらレア能力者が出てきた! 戦闘関連Q.イベント特効のブースターはイベント終わったら用済み? Q.ブースターの育て方 Q.戦闘でCPをたくさん稼ぎたい その他Q.イベントはいつ始まるの? Q.不具合があるんですけど Q.運営クソァ! その他Q.PCからしたいんだけど コメント ゲームを始める前に Q.ストーリーはオリジナル? A.オリジナルです。主人公は上条当麻ではなく、このゲームオリジナルの主人公です。 Q.登場キャラはアニメのみ?原作も? A.どちらも出ます。 ただし絵はアニメが大半で、原作絵は数が少なくガチャからしか出ません。 Q.今いないキャラはこれから出る? A.誰にもわかりません。現在は 原作新約3巻まで&アニメ禁書2期までの「一部」 劇場版 超電磁砲固有キャラはなし です。 Q.最初の属性は何がいいですか? A.選んだ属性による違いは バトルで自属性にボーナスが入る チュートリアルで手に入る R+[常盤台のエース]御坂美琴 の属性が違う です。大した違いではないので好きなキャラがいる属性を選ぶといいでしょう。 ゲーム開始後に変更はできないので注意。 以下、属性ごとのキャラ一覧 力科学…上条、姫神(一部技)、吹寄、青ピ、風斬、駒場 魔術…神裂、ミーシャ(一部思)、シェリー(一部思)、ルチア、建宮、五和、アックア 思科学…一方通行、打ち止め、黒子(一部技)、初春、結標、芳川、小萌、垣根(一部力)、滝壺or絹旗? 魔術…インデックス、アウレオルス(一部技)、オルソラ、リドヴィア、オリアナ、ローラ、ヴェント(一部力) 技科学…美琴、御坂妹(一部思)、舞夏、黄泉川、天井、麦野、浜面、(土御門)、木原数多(一部力) 魔術…ステイル、土御門(一部思)、闇咲、海原(一部力)、アニェーゼ(一部思)、アンジェレネ、ビアージオ、レッサー ステータス関連 Q.ステータスPは体力・攻撃・防御のどれに振るといいの? A.イベントは 襲撃者イベント…探索の途中で遭遇する敵を仲間や組織メンバーと協力して倒してポイントゲット マラソンイベント…探索の途中で遭遇するキャラに課金アイテムを使ってポイントゲット の二種類がだいたい交互に行われています。 襲撃者イベントは攻撃デッキの強さがポイントを稼ぐ効率にそのままつながるので攻コストが高いほど有利です。 イベントには防御デッキは関係ないので防コストは不要です。 マラソンイベントは探索するだけでもポイントを少しゲットでき、戦闘は行わないので体力が多いと有利です。 ただし、戦利品収集を絡めてくることがあるので、攻・防コストもある程度必要です。 以上のイベントの傾向から防コストは重要度が低く、体力・攻コストを高めに振る人が多いです。 防コストは全く振らない人もいれば少しだけ振る人もいます。手持ちのカードや周りの強さに応じて自分に合った量を見つけましょう。 Q.ステータスの現在値、最大値がわからない。 A.体力→探索 攻コスト現在値→戦闘で適当に相手を選び確認画面 守コスト現在値→カツサンドドリンクを使う以外に知る方法はありません 攻 守コスト最大値→マイページのステータス、プロフィール Q.仲間を増やすとなにがあるの? A.・一人当たりステータスPが3増えます。 ・探索でステージボスとの対戦に一属性につき一人応援を呼べます。 Q.ステータスの振り直しがしたい A.仲間を減らせば人数×3は振り直せます。 ただし多いステータスから平均になるように減るので注意。 アイテム関連 Q.ドリンク類の「自分専用」って何が違うの? A.「自分専用」と付いているものは取引(マーケット)では使えません。 イベントなどで飲む時には自分専用のものから使いましょう。 Q.「スキルシード」「Bパーツ」「その幻想を取得する!」を手に入れたのに所持品にない A.一部のアイテムは所持品には表示されず、特定の画面でしか確認できません。 スキルシード:カード一覧→スキルランクを上げたいカードを選択→「このカードのスキルを強化する」 Bパーツ:ブースター→強化したいブースターの詳細を選択→「このブースターを強化する」 その幻想を取得する!:ショップ→その幻想を取得する!の所持数がある Q.イベントが終わったけど、アイテムが変換されない A.イベントアイテムがカツサンドやサイダーに変換されるのは限定ショップで買った物のみのようです。 イベントのポイント報酬や、最初から持っている・補填で配られるものはおそらく消滅します。 カード関連 Q.トレード機能はあるの? A.3/13-3/15にテストが行われました。正式な実装予定は未発表です。 特定の相手とのトレードではなく、ソーシャルゲームにおいてバザーなどと呼ばれる方式です。 1枚のカードに対して欲しいカードやアイテムを指定して出品し、早い者勝ちで取引が成立します。 ※現在は一日に一回取引券が3枚配られ取引が毎日出来るようになりました。 Q.まずどのカードを育てたらいいの? A.RやSRは育てる労力の割になかなか強くならないので、まずは下に挙げたNを数枚育ててみましょう。 限界突破してランク140まで育てるととても強くなります。 コストが小さいのでいずれ使う機会は減りますが、育てておいて損はありません。 Nが育ち戦闘に勝てるようになってCPに余裕ができてきたらR・HR・LR・SRを育ててみましょう。 ※注…プレイヤーのランクを序盤に一気に上げ過ぎるとカードが育つ前に勝てなくなるのでその辺りはうまく調節して下さい。 Q.序盤にオススメのN(N+)は? A.入手がしやすいものの中から挙げると、(一部ノーマルガチャからしか出ないカードもあります) 力科学…[補習中]青髪ピアス 魔術…[殲滅白書]ミーシャ 思科学…[獲物を追う]一方通行、[トドメ]一方通行(N+)、[お預け]白井黒子 魔術…[錬金術師]アウレオルス 技科学…[緊急事態だぞー]土御門舞夏、[上条を追う]御坂美琴 魔術…[後頭部攻撃]土御門元春、[赤ノ式]土御門元春(N+) あくまで参考程度に。 ※この項目に追加、削除したいカードがあれば是非編集してください。 Q.その次にオススメのカードは? A.戦利品報酬の R[炎剣]ステイル・R[みやぶる]土御門元春・R[大天使の魂]ミーシャ・R[情報解析]オルソラ Rで限界突破MAXまでの枚数を容易に集められる数少ないカードです。 自分の属性が違う場合でもかなり長い間使えるので全部集めましょう。 12枚手に入るので進化させずに6枚限界突破MAXを2セットも可能ですが先の事を考えるとオススメできません。 これ以上のデッキ強化はイベント報酬のRやHRを限界突破MAX分頑張って集めるか、ガチャをひたすら回すしかありません。 補足 現在では取引券があれば取引がいつでも可能になったので、自属性の自分のサイドのRを12枚集める事をおすすめします。 Q.強化したいけど餌カードが足りない A.探索1-1,1-2 イベントやSSの日記を毎日書く。 Q.カードが○枚あるけど進化と限界突破どっちがいい? A.何枚あろうが例外なく限界突破の方が強いです。 戦力にしたいのであれば限界突破です。 (2枚の場合は進化の方がわずかに高いことがありますがコスパを考えると限界突破の方が強いといえます。) しかし、RやHRが2枚、4枚ある程度ではR+限界突破MAXより弱く戦力になる可能性は低いので、とりあえず進化させて図鑑を埋めましょう。 (図鑑を埋めるとカード所持枠の拡大ボーナスがあります。) ※補足 同じカードが12枚ある時はカードを全て進化(例 R12枚をR+6枚にする HR12枚をHR+6枚にする)させた後に限界突破させる事でそのカードの限界値を引き出せます。 戦力にしたいが12枚集められる自信がなければ進化させずに限界突破を(6枚あれば+はつかずともそれなりの戦力として期待できます) 戦力外だと感じ、とりあえず図鑑を埋めたい人は進化を推奨。 Q.進化の前にLv最大にするべき? A.必要ありません。進化後の最終的なステータスに違いはありません。 経験値は引き継ぐので強化は無意味ではないですが、両方Lv最大にすると経験値が無駄になります。 なお、進化してもスキルレベルは引き継ぐそうです。 Q.限界突破してから進化するとどうなる? A.限界突破が無駄になるので止めましょう。 Q.カードが持ちきれない A.ノーマルガチャを回すなどの方法でカードを所持数限界にしてから、プレミアムガチャを回すと引いたカードはプレゼントに送られます。 Rが捨てられないという人には有効です。 Q.ガチャから消えたLRの再登場はある? A.「今後再び、各ガチャで出現する可能性もありますが時期は未定ですのでご了承ください」(公式のお知らせ) LRに限らず欲しいカードがあるならその時に回しましょう。ソシャゲの復刻は年単位で先と考えた方がいいです。 Q.チュートリアル中で進化させられるR[お嬢様]御坂美琴はゲーム開始後は手に入らない? A.現在、手に入りません。 以前(1/9まで)はプレミアムガチャから各属性手に入りましたが、技R[電撃使い]御坂美琴との絵柄重複によりガチャから消えました。 探索関連 Q.探索してたらレア能力者が出てきた! A.確実にカードを手に入れたい場合は「その幻想を取得する!」を使いましょう。 戦闘関連 Q.イベント特効のブースターはイベント終わったら用済み? A.用済みです。 過去3回の襲撃者イベントがあって一度もリサイクルされたことはありません。 Q.ブースターの育て方 A.戦闘の数をこなす。 Q.戦闘でCPをたくさん稼ぎたい A.勝った時に手に入るCPは相手のデッキの攻撃力・防御力に依存するので強い相手を倒した時ほど多くCPが手に入ります。 理想は相手にギリギリ勝てる最小限の攻コストを使用して勝つ、です。 同じ相手とは一日3回しか対戦できないので地道にいい相手を探してください。 その他 Q.イベントはいつ始まるの? A.イベントページを見ると18時~24時の間が多いですが決まった時間はありません。 また第1回頂点決戦のように深夜2時に始まったこともあります。 Q.不具合があるんですけど A.トップ→お問い合わせ から問い合わせましょう。 定型文が返ってくるだけですが、バグ報告が多ければ運営が対応するかもしれません。 Q.運営クソァ! A.運営のお知らせ・対応・バランス調整はかなり適当です。 イベントが時間通りに始まらない、イベントが始まったと思ったらメンテ、イベントの途中でバランス変更、バグの放置etc... 個人差のあるバグ(報酬未配布)の対応の適当さから考えて、個別に正確に対応する能力は間違いなくありません。 バグ発生時のロールバックなど他でもあり得る対応もここではないので、使えるバグは利用したもの勝ちです。 以上を踏まえて、ソシャゲの運営の中でもかなりひどい運営と付き合っていきましょう。 達成報酬が届いてないのに対応しなかったのは許さない。 その他 Q.PCからしたいんだけど A.自己責任でどうぞ。やり方はググればいくらでも出てくる。 BAN報告は今のところないがそれでBANされても文句は言うな。 コメント 限界突破する場合、お互いにLvマックスの方が強いのでしょうか? -- 名無しさん (2013-01-01 05 44 37) 限界突破は単にレベル上限を上げるだけだから最終的な強さに違いは出ない。カードごとの経験値が引き継がれるかは試したことないから俺はわからない。 -- 名無しさん (2013-01-01 17 59 33) 限界突破してからMAXまで強化して進化した方がカードを進化させる回数が減るから得じゃね? -- 名無しさん (2013-02-14 22 52 59) 念のため 進化させた場合、スキルランクは引き継ぐ -- 名無しさん (2013-02-15 05 54 17) デッキに10枚フルにセット済みで攻コスト、防コストにまだ余りがある時はどうなるのでしょうか。無駄になるのであればデッキセット分のコスト振り終わったあとは体力にふった方が良いんですかね -- 名無しさん (2013-03-03 13 11 41) 進化合成ってどうやるんですか? -- 名無しさん (2013-03-07 21 01 16) ↑↑防コスは襲撃されたとき減るので、余裕があれば襲撃されても全力を維持できる。ただ、イベントはどれも体力必須だから体力も振るのをすすめる -- 名無しさん (2013-03-08 03 10 11) 防コスは上に書かれている通り。攻コスは、デッキを1枚にして戦闘の確認画面を見ればわかるようにデッキ分のみの消費なので攻コスが多ければ連続で戦闘が可能になります。 -- 名無しさん (2013-03-08 04 43 38) 進化は強化画面のタブに「進化」とありますとしかいいようが。カードが表示されないのであれば2枚持っていない又はデッキにセットしている場合が考えられます -- 名無しさん (2013-03-08 04 46 34) 【質問】例えば今回のイベントカードのような入手上限が6枚の場合、5回限界突破するのとプラスにして2回限界突破するのはどちらが能力が高くなるのでしょうか? -- 名無しさん (2013-03-08 08 39 57) ログインボーナスが突然9日目あたりからまた1日目に戻ってしまったんですがなぜでしょう? -- 名無しさん (2013-07-10 09 17 16) 質問です。襲撃されるとほぼ確実に負けるんですが、自分が弱いといっても100%敗北というのはどうなんでしょう。 -- 名無しさん (2013-07-15 19 21 26) mixiのとモバゲーの頂点決戦は別物ですか? それらでトレードとか出来ないんですか? -- 名無しさん (2013-08-06 08 07 49) リーダーカードとは何ですか? -- 名無しさん (2013-09-11 16 16 52) 所得補助プログラムってなんですか -- ゲコ太 (2013-10-15 22 34 06) タイプシードはどこで使えますか?プレゼントで貰ったんですがどこにもなくて・・・ -- 名無し (2013-11-11 14 22 01) 対応機種は? -- 名無しさん (2013-11-30 20 36 38) まんこ、 -- 名無しさん (2013-11-30 20 42 24) タイプシードってどこで使えますか? -- 名無しさん (2014-02-17 12 46 12) とある魔術の禁書目録頂点決戦を、最初からやり直したいのですが、ゲームの仕様上出来ないと有りましたが、どうか、最初からやり直したいのですが、方法はありますか?どうか、ご回答をお願い致します。 -- 名無しさん (2014-03-18 01 42 38) 獲物を追う→トドメ、後頭部攻撃→赤ノ式をわかりやすく編集してください。最初間違えて後頭部攻撃5枚無駄にしました。 -- ロダーシャ (2014-05-13 21 07 50) 攻コストを上げるにはレベリングしかないのですか? -- xislargo (2017-02-26 14 33 19) 名前 コメント
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携帯電話 佐天「あれ?なんだろう?」学生寮へ戻る途中の歩道の上に、緑色の何かが転がっていた。近づいてよく見てみると、それはラヴリーミトンのキャラクターストラップだった。ストラップには折りたたみ式のシンプルな携帯電話が着いている。佐天「これって、御坂さんと同じストラップ…だよね?」携帯電話を拾い上げてストラップを見る。常盤台の電撃姫こと御坂美琴が好んでいる、つぶらな瞳のカエルがちょび髭を生やしたキャラクター・ゲコ太だ。御坂美琴いわく、レアなストラップとのことなのだが。佐天(御坂さんと同じ趣味の女の子が落としたのかなあ?)「ちょっと失礼しますよ~」パカ携帯電話を開いて待ち受け画面を確認すると、時刻とカレンダーだけが表示されるシンプルなものだった。佐天(メール、…は見るわけにいかないから、電話帳を見させてもらいますよ、っと)ピッショートカットキーを押し、五十音順で電話帳を開いて確認する。佐天(青髪ピアス?なんか危ない名前だなあ…。一方通行?…変なあだ名。インデックス、エリザード、オルソラ…、なんかカタカナが多いなあ。…上条詩菜、上条刀夜…兄妹かな?…神裂、キャーリサ、小萌先生、白井…、って、白井さん?)ピ、ピ知り合いの名前を見つけて番号を確認する。どうやらビンゴのようだ。佐天(んー?白井さんの知り合いってことは、常盤台の人かな?それとも風紀委員?…とりあえず続き、続き。…ステイル、建宮、土御門元春、土御門舞夏。んー、これも兄妹かな?…バードウェイ、浜面、病院、御坂美琴、御坂美鈴…って、御坂さん!?)ピ、ピ再び知り合いの名前を見つけて番号を確認し、友人の名前のグループ欄を見て固まった。佐天(グループ名がペア契約ですか。…御坂さんとペア契約、ねえ…)ニヤリ 電話帳を閉じ、写真のアイコンを選択する。佐天(ペア契約は男女でないと契約できなかったはず。それと証明のためのツーショット写真が…)ピ、ピ「っと、ビンゴォ!」本体内部メモリーにあったのは友人が顔を真っ赤にしてツンツン頭の男性に肩を抱かれているツーショット写真だった。佐天(うーん。顔を真っ赤にしちゃってかわいいのう)ピ、ピメニューを開き、メール転送を選択して自分のアドレスを打ち込んで送信し、ポケットの中で携帯電話が振動するのを確認してから、メールの送信履歴を削除する。それから自分の携帯電話のメール受信ボックスを開き、最新の受信メールの送信者である『上条当麻』の文字と添付写真を確認してからポケットにしまい、再び拾った携帯電話を操作して電話帳を開いた。佐天(さーて、御坂さんに電話しよっと)ピッニヤニヤと微笑を浮かべながら、佐天涙子は友人と同じストラップのぶら下がった携帯電話に耳を付けるのであった。――― 上条「不幸だああああああ!!」美琴「…なに叫んでるのよ、アンタ」上条「み、御坂!?」ビクッ美琴「なんで私を見て驚くのよ?」上条「べ、べ、別に上条さんは御坂さんを見て驚いてなんていませんですことよ!?」美琴「思いっきり慌ててるようだけど?」上条「はっはっは。気のせいだ気のせい。じゃあ、特売が待ってるから!」不自然極まりない笑みを浮かべて立ち去ろうとする上条当麻の耳に、カエルの鳴き声のようなものが聞こえてきた。美琴「ん、何よ?こんな時に電話?」上条「…御坂。誰から?」美琴「アンタから…って、なによ、悪戯?」睨むような視線を向けてくる少女の手から、上条当麻は携帯電話を奪い取った。上条「悪い御坂!ちょっと借りるな!」 美琴「あ、ちょ、ちょっと!?」上条「もしもし!その携帯の持ち主ですけども、電話帳の有名人に電話をかけてくるのはわかりますけどその子、常盤台の超電磁砲じゃないですから!同姓同名なだけですから!」美琴(えっ?コイツ、私のこと庇ってくれてるの?)佐天『おっと、まさか御坂さんの携帯で男の人が出るとは思わなかったなあ。上条さん?ですか?すみません、あたし、御坂さんの友人の佐天涙子と言います。ってなわけで、下手な言い訳しても無駄ですから』上条「…御坂の友人…だと!?」佐天『はい。上条さんが御坂さんの携帯に出るってことは、御坂さんの近くにいるんですか?』上条「ま、まあそうだけど…」佐天『代わってください』上条「いや、あの…」佐天『代わってくれないと御坂さんとのツーショット写真を、この電話に登録されている人全員にばら撒いちゃいますよ?』上条「わ、わかった、代わる、代わるからそれだけは…」がっくりと肩を落とし、上条は美琴に携帯電話を差し出した。 上条「…えっと、佐天さんから。代わってくれって」美琴「アンタ、佐天さんと知り合いだったの!?」上条「今さっき名前聞いたんだよ!俺の携帯拾ってくれたみたい」美琴「ふーん。もしもし、佐天さん?」佐天『…ペア契約』ボソッ美琴「にゃあああっ!?」///佐天『いやー。あたし、御坂さんが高校生とペア契約しているなんて知らなかったなあ』美琴「な、な、な、な、な、なんで佐天さんがそれを!?」佐天『この携帯に御坂さんとお揃いのゲコ太ストラップが着いてるし、ツーショット写真もあるし。ってか、御坂さんの登録グループがペア契約ですし』美琴「…佐天さん。その、黒子には言わないでくれる?」(コイツ、写真消さないでいてくれたんだ)佐天『何をですか?上条さんとお付き合いしていることですか?』美琴「つ、つ、つ、つ、付き合ってにゃいっ!」///佐天『え?だってペア契約って恋人同士がする契約ですよね?』 美琴「そ、そ、そ、そ、そう!ゲコ太!ゲコ太のためにペア契約してもらったの!それだけなんだから!ホントよ?」佐天『この携帯にも着いているのはなんでかなあ?』美琴「ア、ア、ア、アイツもゲコ太好きなのっ!」佐天『へえ?じゃあ確認しますんで上条さんと代わってください』美琴「そ、それは駄目!」佐天『どうしてですか?』美琴「だってこれ、私の携帯だし、それ言ったら佐天さんはアイツの携帯だし!?あれ?どうしたらいいの?これ」佐天『あー御坂さん、今どこですか?』(慌ててる御坂さんも新鮮だなあ)美琴「な、なんで?」佐天『この携帯、持ち主に返したいんで。そばに居るんですよね?上条さん』美琴「う、…あ…ジジッ…う…」バチバチバチ佐天(あれ?なんかノイズが…)上条「御坂、漏れてる、漏れてる」パキーン 美琴「うにゅっ!?いきなり頭撫でないでよっ」///上条「漏電してたんだからしかたねーだろ!それとも携帯ぶっ壊したかったのか?」美琴「え?わたし、漏電してた?」上条「自覚なしかよ。しばらくこうしてた方がいいな」ナデナデ美琴「な、撫でるなっ!」///佐天『あのー、ラブラブなところ申し訳ないんですけど、どこにいるんですか?御坂さん』美琴「うにゃあああああっ!?えっと、えっと、ここってどこ?」(ここはわからないふりをして…)上条「落ち着け御坂。ここは○○通りのスーパーの近くだ」美琴「ちょっ!?アンタ!」佐天『なーんだ、すぐそばじゃないですか。じゃ、すぐ行きますね。では』美琴「ちょっと、佐天さん!!…切れた」携帯をポケットにしまいながら、美琴はばつが悪そうに上条を見る。 美琴「あの、さ。佐天さんが来る前にさ、これ、やめておいたほうがいいと思うんだけど」///上条「んー。まだ顔赤いし、もう少しこうしていないとヤバイだろ?」ナデナデ美琴「だから、撫でるなあ!」カァッ上条「いやー、なんていうの?なんか落ち着くみたいな?」ナデナデ美琴「な、なによそれ?」///上条「上条さん的には、こうしていれば電撃が飛んでこないし、漏電も防げるしで一石二鳥なんですよ」ナデナテ佐天「ほうほう、そういう理由をつけて可愛い御坂さんを堪能しているんですね」上条「まあ、御坂の上目遣いなんてレアだしなー」ナデナデ美琴「えっ!?」///佐天「はい、確信犯発言いただきました!」ニヤァ上条「んな!?」///美琴「さ、さ、さ、さ、さ、さ、佐天さん!?」佐天「こんにちは、御坂さん。はじめまして、上条さん。あたし、御坂さんの友人の佐天涙子でーす」ニヤァ上条「あ、ああ。どうも」ナデナデ美琴「な、なんで撫でるのよ!?」///上条「落ち着くため。てか、この子ヤバくないか?すげー笑顔だったぞ」ヒソヒソ 美琴「確かにね。佐天さん、こういうの好きなのよ」ヒソヒソ上条「こういうのって?」ヒソヒソ美琴「こ、恋バナって言うのかしら」ヒソヒソ上条「こっ!?」///上条が驚きで固まったところに、佐天が追撃をかける。佐天「お二人で内緒話ですか?熱い、熱いなあ」ニヤニヤ美琴「ふにゃあああああっっ!!」///上条「おーっと、携帯を拾ってくれてありがとう佐天さん!届けにきてくれたんだよな?」佐天「まあ、そうなんですけど」ニヤァ上条「その笑い方はやめた方がいいと思うぞ?せっかくの可愛い顔が台無しだ。なあ、御坂」佐天「へ?」美琴「アンタね、いきなり誤解させるようなこと言うんじゃないわよ。まあでも、ゴメン佐天さん。わたしもその笑い方はやめた方がいいと思う」佐天「やめた方がいい笑顔って、あたし、どんな顔してました?」上条「なんつーの、時代劇の悪代官的な笑い方?」美琴「ぷっ。でも確かにそんな感じね」 佐天「上条屋、そちも悪よのう…。あたし、悪代官なんで、御坂さんにツーショット写真のこと言っちゃいました。御坂さんなんか嬉しそうでしたよ」コソコソ上条「え?マジで?…これは期待してもいいのか。…お代官様には敵いませんな」コソコソ佐天「ってか、上条さんって御坂さんの能力止めてます?それと、御坂さん。頭撫でられるの嫌がってませんよね?」美琴「にゃああああっ!?」///上条「俺の右手は幻想殺しって言って、触れた物が異能の力であれば、それがたとえなんであろうと打ち消しちまうんだ。だから御坂の電撃もこうやって抑えられるってわけ。いいから落ち着け、御坂」ナデナデ美琴「な、撫でるなあ」///佐天「御坂さん、かわいいのう」ニヤニヤ上条「佐天さん、あんまりからかわないでやってくれ」佐天「撫でられて嫌がってないし、あたしは十分脈アリだと思いますけど、どうします上条さん?」コソコソ上条「ぶふぅ!?いきなり何をおっしゃいます!?」美琴「…アンタ、佐天さんと二人で楽しそうね」上条「そんなことないぞ御坂。上条さんは今、佐天さんに携帯を返してもらうために必死なんですよ!?」美琴「ふーん。そう」プイッ佐天「やきもち入りましたよ上条さん!」コソコソ上条「いや違うだろ!?」 佐天「そうですって!その証拠に顔は逸らしてるけど、上条さんの手は振り払わないじゃないですか」コソコソ上条「佐天さん、上条さんを期待させるようなこと言わないでください」ハァ美琴「き、期待させるようなことって何!?」逸らしていた顔を上条の方へと戻し、美琴が尋ねる。佐天「御坂さんがあたしに嫉妬してるって上条さんに言っただけですけど」美琴「へ?」佐天「まあ、あたしがわざと上条さんにしか聞こえないように話していたんですけど、あんなにわかりやすいのにまったく気付かないんですね上条さん」上条「わかりやすいって、何が?」佐天「御坂さんの態度」美琴「さ、さ、さ、佐天さん!?何言っちゃってんの!?」///佐天「真っ赤になっていかにも『好き』ってオーラ出しまくってるじゃないですか。なんで気付かないんですか上条さん」美琴「な、な、な、な…」///佐天「あ、ちなみにさっきの感じですと、上条さんは御坂さんが自分のことを『好き』だったらいいなあって考えてますよ」上条「いやああああああああっっ!!上条さんの青春がああああ!!」真っ赤になって固まっている美琴の前で、同じくらいに顔を赤くした上条が叫びながら天を仰ぐ。 佐天「はいはい、叫んでないで想いを伝えるチャンスですよ上条さん」(とりあえず上条さんの携帯で録画スタート)ピッ上条「ああ畜生!何でこんなことになってるんだよ!ってか御坂、お前、大丈夫か?」美琴「今、手を離されたら壮大に漏電する自信ならあるわ。ってか、アンタ、その、ホント、なの?」上条「……御坂さんの今までの態度は、照れ隠しだったってことでよろしいのでしょうか?」ナデナデ美琴「……うん」///上条「そっか。その、なんだ。こんな俺だけど、御坂さえ良ければ、彼女になって欲しい」///美琴「……ちゃんと、言って」上条「御坂、好きだ。付き合ってくれ」美琴「わたしも、アンタが好き。よろしくお願いします」///上条「……御坂、一瞬だけ手を離してもいいか?」美琴「……ダメ」上条「……じゃ、このまま」ギュッ美琴「……」ギュッ上条は右手を美琴の後頭部に滑らせ、左手を背中に回して自分の方へと引き寄せた。美琴もそれに応えるような形で上条の背中に両腕を回す。 佐天「カップル成立おめでとうございます!」上条「うわっ!」ビクッ美琴「うにゃあっ!」ビクッ佐天「はーい、記念撮影です♪こっち向いてくださーい。あ、これ上条さんの携帯なんで、お二人の記念にってことで。はい、チーズ」パシャッ寄り添って硬直する二人の写真を撮った後、佐天は上条の携帯を少し操作してから閉じ、上条に差し出した。佐天「記念写真、御坂さんの携帯に送っておきました。お返しします」上条「あ、ああ。どうも」佐天「ではあたしはこれで。御坂さん、上条さん、おめでとうございます」美琴「さ、佐天さん…その、ありがとう」佐天「あたしは上条さんの携帯を拾ってお二人と話したら、お二人の気持ちがわかっちゃったんで、ちょっと発破をかけただけですよ」そう言って笑うと、佐天は新しい恋人に背を向け、自分の寮に向かって歩き始めた。佐天(動画もあるから送るのに時間がかかると思うけど、届く前に御坂さんたちの前から離れないとね)ニヤリ佐天が上条の携帯で撮影した動画と真っ赤な顔の二人のツーショット写真の送り先は上条の携帯に登録された『御坂さん』宛て。そして上条の携帯に登録された『御坂さん』は『御坂美琴』と『御坂美鈴』である。佐天「さーて、初春に電話しよーっと」学園都市に新たに生まれた恋人達の受難は、始まったばかりだ。おしまい