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【TOP】【←prev】【Wii U】【next→】 幻影異聞録 ♯FE タイトル 幻影異聞録 ♯FE 幻影異聞録 シャープエフイー 機種 Wii U 型番 WUP-P-ASEJ ジャンル RPG 発売元 任天堂 発売日 2015-12-26 価格 6700円(税別) タイトル 幻影異聞録 ♯FE Fortissimo Edition 機種 Wii U 型番 WUP-R-ASEJ ジャンル RPG 発売元 任天堂 発売日 2015-12-26 価格 8980円(税別) タイトル 幻影異聞録 ♯FE Fortissimo Editionセット 機種 Wii U 型番 WUP-S-KAHN ジャンル RPG 発売元 任天堂 発売日 2015-12-26 価格 37800円(税別) 駿河屋で購入 Wii U
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聖杯戦争異聞録 帝都幻想奇譚 ◆devil5UFgA 突然、激しい鈍痛が頭に広がった。 立ち眩みという言葉では生ぬるい。 視界が一瞬ブラックアウトし、すぐに元の東京の姿に戻る。 たたらを踏み、その姿勢を維持する。 ゆっくりと、空を眺めてみせる。 吸い込まれそうな真っ青な空。 ポツリポツリと孤独に漂う浮き雲。 空を狭める無数のビル群。 その中で顔を見せる、輝く紅い満月。 何も変わりはしない。 ふぅ、と息を吐く。 今日もまた、東京は紅い満月に見守られている。 少女は隣を歩く、友人と会話を続けた。 「ねえ、知ってる。紅い満月の話」 「なにそれ?」 無愛想に顔を歪めている少女と、ニコニコと笑みを絶やさない少女。 対照的な二人は、しかし、距離を縮めて歩いている。 あるいは肩が触れ合うほどの距離だ。 息も触れ合うような近さで、ニコニコとした少女が話を切り出した。 「月のない夜に出てくる紅い月が、夢を叶えてくれるんだってさ。 その満月を見た、どうしても叶えたい願い事を持ってる人はさ」 ――――月に運ばれて、月が願いを叶えてくれるんだってさ。 それは誰かが言い出した、与太話。 電子の海を潜り抜け、0と1のノイズが生み出した途方も無いお伽話。 自らの体内に埋め込んだはずの、その『血』とも言える魔術回路を電子へと移したウィザード。 すなわち、電子の世界は魂の世界。 0と1の電子ノイズに隠された、魂の数字。 「新月なのに、なんで満月が出てくるのさ」 「叶うことのない夢が叶うんだから、月のない空に満月が出てもおかしくないでしょ?」 「なんだ、そりゃ」 呆れたように肩を落とす少女と、クスクスと笑う少女。 少女が言うには、見えるはずのない事象を観測した時。 叶うはずのない夢を願った時。 人は月へと運ばれるのだという。 「アホくさい、ウサギが火に飛び込んでやっと行ける場所に、あたし達は月を観るだけで行けるって? それはちょっと人間様の傲慢なんじゃの?」 「でもさ、そんな勇気のあるウサギが行ける場所だからさ」 一方の少女は、にこりと笑ってみせる。 澄んだ笑顔だった。 ひょっとすると、この少女も『叶うことのない夢』を願っているのかもしれない。 「きっと月は楽園なんだよ。 きっと、月は全てが叶う場所なんだよ」 少女たちは、山手線を走る電車を背負いながら、街へと溶けこむように消えていく。 少女たちの背後の、さらに奥。 ガタゴト、と、激しい音を鳴らす電車の奥に、0と1のノイズが走った。 「あたしは別に月に行きたいとは思わないけどなぁ」 「えー、なんでぇ?」 「だって、ここにアンタがいるし。月には居ないんでしょ?」 そのノイズには、誰も気づくことはなかった。 紅い満月だけが、全てを嘲笑っていた。 楽園はすでに、血と欲を求めていた。 ◆ ◆ ◆ 魔人アーチャー。 同年代の少女と比べても幾分小柄な体躯の少女が、そこに居た。 凹凸の少ない肉体に、ぴっちりと張り付いた着流しは血に染まっていた。 血の滴る愛刀、圧切長谷部を手持ちの布で拭う。 背後には不可解とも言えるほどに入り組んだ機械が、まるで人体のように幾多もの絡み合っている。 これは回路だ。 ある種のエネルギーを流すことで、奇跡を発動させる神秘の機関だ。 ここはある巨大なビルのワンフロア。 その名を言えば、誰もが知っているようなビル。 そのビルのワンフロアの全てを扱った、巨大な術式。 魔人アーチャーは赤い斑点のついた白い着流しを翻し、その術式と向き合った。 魔人アーチャーに、魔術の知識も、電気工学の知識も薄い。 しかし、『物を改める』ということにおいて、少なくとも、この日本において魔人アーチャーの右に出るものはない。 床に転がる自らの召喚主を爪先で蹴っ飛ばした。 血の斑点が着流しだけではなく、清掃を怠って久しい床にも彩られる。 恐らく、このワンフロアを貸し切り、たった一人でこの術式を完成させたのだろう。 しかし、魔人アーチャーはそんな狂気に染まった執念の果てに目もくれず、術式だけを観る。 微動だにせず、じっくり一時間は観察を続けただろうか。 やがて、魔人アーチャーは脚を動かした。 そして、大きく取り付けられた窓から外を眺めた。 窓から広がる空間は、人で埋め尽くされた雑多な空間。 人、人、人。 この魔都を構成しているものは、間違いなく『人』だった。 鎌倉に創りあげるのとはまたわけが違う。 北条氏の領地の更に奥、関東などという片田舎にここまでの都を創りあげたものだと感心する。 「タヌキもようやるわ」 半ば呆れながら、発展を遂げた魔都を眺める。 なるほど、確かにここは『穢土』だ。 ドロドロと、じっくりと時間を漬け混み熟成した怨念と、恵まれた生活から生まれる生温い怨念に塗れている。 上等な魔都だ。 徳川家康がどういう意図で、ここに居を構えたのかは不明だ。 しかし、悪くない。 「わしは良いと思うんだよね、こういうのもさ。なんか人間って感じじゃん」 ケラケラと笑いながら、血の滴る床を歩きまわる。 この潤沢な怨念を借りれば、いい願望機が出来上がる。 今の聖杯は良くない、未熟だ。 単調すぎる。 魔人アーチャー――――第六天魔王・織田信長が求めるものとは、少し違う。 滅びに向かう世界を救うには、こんなものではダメだ。 召喚者であり聖杯の起動者が未熟だったことも有り、願望機としても不十分なのだ。 「英霊の座なんてついてみるもんじゃの、なぁ、月よ」 南楼の月を弄ぶ輩も 月に先立つて有為の雲にかくれり。 月を眺めれば、そこには超級の聖遺物がある。 そこにあるものと、ここにあるものを繋げばいい。 恐らく、誰も知らない叛逆を、それでも月は観測している。 少々、月の力を借りなければいけない。 「永遠の満月の方程式……ってところかの」 『管理の怪物・ムーンセル』と『結合』し、聖杯戦争を開始する。 造られた偽りの魔都を再現し、その中に英霊の魂を溜め込み、そのデータをこの未熟な聖杯にダウンロードさせる。 その時、万能の願望器たる『聖杯』は完成するのだ。 必要だ、英霊の魂が。 無限の英霊を、永久への礎とする。 そのための戦争だ。 願いを満たすための、戦争を始めるのだ。 『人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり』 その瞬間、数多の並行次元の数多の人物が同じ夢を見た。 ――――己が、蝶となる夢を見た。 ◆ ◆ ◆ ――――第玖百玖十玖號聖杯ノ創造、成功セシメリ。 万能の願望器、聖杯。 七騎の英霊を限定的な術で再現し、六騎の英霊を杯に捧げることで全ての 冬木市に眠る、アインツベルン・遠坂・マキリが誇る規格外の魔術礼装。 それは、しかし、ある人物によって盗まれた。 下手人がどうなったのかは、定かではない。 何者かに大聖杯の術式を託したのか。 無事、命を永らえて大聖杯の術式を起動せしめたのか。 『万能の観測機』足り得ない我々では、その未来を確定させることは出来ない。 ――――我、英霊ノ召喚ニ成功セシメリ。 はっきりとしたことは一つ。 多くの地霊と怨念が跋扈し、同時に、科学が太陽を駆逐する眠らない魔都・東京。 この空間に大聖杯の術式が埋め込まれた。 そこから召喚された、一騎の英霊。 人類史に名を残した、まさしく『通常』の『例外』である英霊にふさわしい蛮行。 ――――魔人ヲ名乗ル弓兵ノ英霊ノ召喚ニ成功セシメリ。 自ら『魔』を名乗るその英霊は、聖杯を、その手に染めた。 数多の欠陥を生み出し、数多の奇跡を植えつけられた聖杯。 月の観測機と並列直結された、規格外の願望機。 月のない空に浮かぶ、偽りの満月。 再現された数多の欲望渦巻く魔都・東京。 ――――コレヨリ、聖杯戦争ヲ開催スル。 【クラス】 魔人アーチャー@Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚 【真名】 織田信長 【パラメーター】 筋力C 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運A 宝具E~EX 【属性】 秩序・中庸 【クラススキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 単独行動:B マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。 【保有スキル】 軍略:B 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。 自らの対軍宝具の行使や、 逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。 カリスマ:B- 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。 魔王:A 生前のイメージによって、後に過去の在り方を捻じ曲げられた怪物。 所有者は能力や姿が変貌してしまう。「無辜の怪物」とは似て非なるスキル。 魔人アーチャーの場合だと生前の本人が「魔王」を自称しているため任意で発動。 解除のコントロールが可能で、デメリット無しで恩恵だけを受ける事ができる。 この能力のお陰で、ロリからボインになったり、体形も自由自在。 天下布武・革新:A 古きに新しきを布く概念の変革。 相手が「神性」スキルを持つ者、「神秘」としてのランクが高い者、体制の守護者たる英霊などであればあるほど自分に有利な補正が与えられる。 これによって半神の英霊や神代の英傑、彼らが持つ宝具に対して絶対的な優位性を誇る。 反面、神秘の薄い近代の英霊を相手にした場合、何の効果も発揮しない。それどころか逆に自分の各種スキル、宝具の効果が低下する。 【宝具】 『三千世界(さんだんうち)』 ランク:E~EX 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:3000人 長篠の戦いで信長が使ったとされる戦術「三段撃ち」。 自分の周囲に無数の火縄銃を配置し、両手に持った銃も合わせて全方位に向けた一斉射撃を行う。 本人は「三千丁の火縄銃によるマミさん的な『火縄=カタ』アクション」と評している。 武田軍騎馬隊を葬った逸話から「騎乗」の適性を持ったサーヴァントに対しては攻撃力が倍増する。 「神性」や「神秘」が低い相手には単なる火縄銃でしかないが、それでも三千丁の銃火器の止まる事のない一斉射は脅威である。 『第六天魔王波旬(だいろくてんまおうはじゅん)』 ランク:E~EX 種別:対神宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 神仏を恐れず敵対する宗教勢力を悉く焼滅させたことで信長につけられた異名。 そして、生前に行った「比叡山焼き討ち」に代表される苛烈な所業を合わせた物。 「神性」や「神秘」を持つ者に対して絶対的な力を振るう存在へと変生する固有結界。 後世で民衆が彼女に対して抱き積み重ねた畏敬の念と恐怖により大焦熱地獄が具現化する。 神性を持たず神秘も薄い英霊は熱さを感じるだけで済むが、高い神性を持つサーヴァントは、この固有結界の中では戦うどころか存在を維持することすら難しい。 なお、発動中の彼女はビジュアル的に裸になるらしい。 【weapon】 主武装は火縄銃と日本刀。 スキル「天下布武・革新」の効力で、「神秘」や「神性」が高い相手ほど宝具の効果や能力値が強化される。 さらに同様の能力がある宝具も所持しているため、相乗効果により「神性」「神秘」の高い英霊に対しては絶対的といえるほどに相性が良い。 反面、「神性」を持たない相手や「神秘」が薄い近代の英霊に対しては性能が低下し、宝具の力も有効に発揮されなくなってしまう。 「相性ゲーとか得意なんだよネ、わし!!」とは本人の弁。 【人物背景】 見た目は若々しいが、年季の入った尊大な口調で話す。所謂「ロリババア」。口癖は「是非もなし」。 場面によって言い方が変わり、「是非もなしかな?」「是非もないかな?」「是非もないんだよ!?」と使い分ける。 史実通り新しい物・珍しい物好きで「旧弊とか仕来りとかバカなの?死ぬの?」とか言っちゃうレベルで型破りな英霊。 いつも着ている軍服は大日本帝国陸軍の物ではなく、ナチスドイツの制服を元にしたもので、かっこ良かったのでマスターに似た物を作らせたらしい。 曰く「ジャーマンのセンスハンパないな!」 また自己顕示欲が強く、「真の覇王」を名乗る。基本的に賑やかな事を好むが、昔好きだった敦盛は、踊ると死亡フラグが立つので自重しており、酒の席でも披露する事はない。 幼名は吉法師。父・織田信秀は当初、彼女の弟の信勝に家督を継がせるつもりだったが、時は乱世・戦国時代。 信勝程度では、先の世まで織田家を存続させていく事などできないと判断し、女の子なのに幼い頃から妙に大物臭を漂わせていた彼女を当主に据えた。 家督相続後は男性として振る舞い続け、実は女性であることを隠すため情報規制を敷いていた。 だが、それらの事情が『尾張の大うつけ』などと呼ばれる信長の若かりし頃の奇行として後の世に伝えられることになる。 また信長にまつわる数々の面白エピソードは、性別を隠すために家臣が敢えて広めた情報工作によって生まれた物であるとも言われる。 目的を遂げるためには手段を選ばず、逆らう者には苛烈な弾圧と冷酷な裁定を下す暴君。 だが滅びに向かおうとしている日本の未来を思って行動しており、救国の英霊であるのは間違いない。 BACK NEXT 投下順 OP カイン&魔人アーチャー 時系列順 OP カイン&魔人アーチャー BACK 登場キャラ NEXT 魔人アーチャー(織田信長) OP カイン&魔人アーチャー
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前ページ次ページゼロのペルソナ タバサがアーハンブラ城に監禁されてから数日が経った。 出歩くことは当然許されない彼女の日課になったのは、母に『名も無き勇者』の本を読み聞かせることだ。 それはハルケギニアに広く親しまれている英雄譚である。 これと言った原点がないため、筋書きや登場人物が大きく違うものが多数存在する。 特に特徴的なのが、主人公であるはずの主人公が定まっていないことである。 平民であることもあれば、メイジであったり、青年の戦士であったり、平凡な少年であったり、人ですらないものも少なくないという。 まさしくタイトルどおり『名も無き英雄』である。主人公が違えば別の物語として認識されそうなものだが、共通点として3種の怪物と戦うことであろう。 そして一般的なものではそれらを倒して囚われの少女を救い出すことである。 『名も無き勇者』はタバサがよく母に読んでもらった本である。 幼いころ、むずかるタバサを寝かしつけるために枕元でよく本を読んでもらった。今とちょうど逆の立場で。 こうして本を読み聞かせているのは、そうしていると母が暴れないからだ。 母は人形のシャルロットがないと暴れ始めるのだが、なぜかこの本を読んでいるとなくても落ち着くようだ。 それに気付いて以来タバサは母に本を読み聞かせている。 エルフの心を狂わせる薬が完成するまでだが、それでも今までの暗い任務をこなしてきた日々よりもずっと有意義な時間に思えた。 母に読み聞かせながらタバサは昔を思い出していた。自分は昔この本を読みながら憧れた。 勇者にではない。助けられる少女に憧れた。楽しいながらも、退屈な日常から連れ出してくれる勇者を待ちわびた。 タバサは奇妙な感覚を覚えずには居られない。かつて憧れたものに自分はなっている。憧れの囚われの少女に。 違うのは自分を助けるものはいない、いや、いてはならないことだ。 それでも彼女の頭の中に使い魔の姿が思い浮かぶ。彼だって例外ではない。彼はエルフに敗れたではないか。 それでも……と本を読み、空想が得意な少女は仮定の話を想像してしまう。 もし自分を助け出してくれれば彼は勇者なのであろうか? 調子が良くて、力はあるはずなのにどことなく頼りない使い魔の姿を思い浮かべてタバサは心の中で苦笑した。 彼は勇者というがらではない。なんというか、そういうかっこいいものは似合わない気がする。 失礼なことを考えてると思う。しかし、使い魔のことを考えると心が暖かくなってきた。 その時扉が開いて、タバサと母だけの部屋にエルフが入って来る。 しかしタバサは突然の来訪者に構わず読み聞かせを続ける。 この数日間もそうだった。母との大切な時間をジャマされるつもりはない。 ビダーシャルは少し言いにくそうにしていたが、すぐに喋り始めた。 「薬の準備がじきに出来る。すぐにというわけではないが、もう長くはないだろう」 長くはないという言葉には主語に自分がつくことは言われなくとも分かった。 最後の正気でいられる時間を慮ったからなのかは知らないがそれだけ言うと彼はすぐに去っていった。 とうとう時が来たことを知る。もう自分が正気でいられる時間は長くないのだ。 だが、何も恐れることはない。これからはずっと母と一緒にいられるのだ。だから何も悪いことではない。 そう自分に言い聞かせながら本を読み続ける。 『名も無き勇者』を読んで、終ったら、また初めから読んでを繰り返す。それがもう何週目なのかわからなくなったとき、なにやら騒がしいことに気付く。 それでも読み聞かせを続けていたが、喧騒は大きくなり母は怯えてベッドの中にもぐりこんでしまった。 タバサは窓から外を見た。月が出ているとはいえ、もうすでに夜も更けている。 そのため見通しは悪いものの、松明がところどころあるため兵たちの様子が見える。なにやらいざこざが起きているらしい。 よく見てみると、他の兵士に殴りかかっている者も居れば、ぼーっとしているもの、なにかバラ撒いている者もいる。 その光景にタバサは既視感を覚え、すぐに思い出した。これはかつてアルビオンへ行く前にラ・ロシェールで襲撃を受けた際に見た光景に似ている。 その時、敵は味方を襲い所持金を撒いていた。そしてその状況を作り出したのは陽介であった。 彼が来ている。そう確信する。 急いで廊下へ出る扉に駆け寄るが、やはりロックの魔法がかけられていて出ることが出来ない。 タバサの手には杖がなく、杖がなければ北花壇騎士団として恐れられたタバサも扉一つ開けられない無力な少女でしかない。 きっと彼は自分を助けに来たのであろう。なぜ助けに来たのだろう。彼だってエルフに敗れたというのに。 焦燥に駆られながらも、心にかかる重石が軽くなったことに彼女は気付かないでいる。 アーハンブラ城が建つ丘の麓は活気のある町がある。それは初めは小さな宿泊所だったのだが、交易所になり現在まで発展してきたのだ。 もともとエルフに築かれたアーハンブラ城は幾何学的な模様が刻まれていて、双月が輝くときには人々の視線を集める美しい幻想的な城となる。 時刻は深夜。魅入られたわけでもないのに、その城を見つめる5人の集団がいた。陽介たちである。 「混乱しているわね」 キュルケはアーハンブラ城を観察していた。城内を1000以上の兵が暴れまわっている。 城に詰めていた兵たち以上の数の兵が暴れまわっているのだからこれ以上混乱しようがないほどであろう。 今、神秘的な城を襲っているのは陽介のテンタラフーとそしてルイズのイリュージョンだった。 イリュージョンとは本物に近い幻覚を作り出す“虚無”魔法だという。つまりルイズは虚無魔法の使い手というこただ。 本人がそう言い、デルフリンガーや完二や陽介が言ったため、信じてはいたつもりだ。そうでなければ親友を救うために連れてきたりはしない。 それでもやはり頭で信じるのと、見るのとでは違う。 「まさか虚無が、ルイズがねえ……」 同じく城の様子を窺っていた陽介が指示を出した。 「よし、んじゃ突撃すんぞ。あのエルフを見たら……わかってんな?」 全員が頷いた。 5つの影が混乱する城の中へと入っていく。 ガリア王の姪に飲ませるための薬が完成したとき、ビダーシャルは外が騒がしくなっていることに気付いた。 窓の外を覗くと多くの兵がなにやら暴れまわっているようであった。 彼はアーハンブラの城の土地と契約を交わしたので城内のことが感じられるが、ガリア兵300のほかになにやら妙な存在を放つものが現れた。 なにやら存在しているのかしていないのか判然とせず、しいて言うなら存在感のある霞のようなものであった。 ビダーシャルが今まで感知したことのないものに困惑していると次は別の5つの存在が城内に侵入してきた。 それらは間違いなく実体のあるものだった。その足取りは速く、なにかしらの目的があるのがわかる。 間違いなくシャルロット親子の奪還であろう。他にこの城に侵入する価値のあるものなどない。 どうやらガリア王の言ったとおりの展開になったことをビダーシャルは認めた。 そしてビダーシャルは自己の任務を全うするため部屋を出た。歩きながら5人の侵入者は途中で3組に分かれたことを察知する。 おそらくあの親子がどこに監禁しているのか知らないのであろう三方向別々の方向へ向かっている。 しかし3組に分かれたうち一人になったものは――おそらく偶然であろうが――監禁している場所へとかなり近いルートをとっている。最初に狙う標的をそれに定める。 ビダーシャルが幾つかの階段を下りて、廊下を歩んでいった。ビダーシャルの警備すべき対象と侵入者の奪還対象に向かう道合で男に出会う。 それは人の身でありながら使い魔と名乗った男であった。 「また貴様か。何の用があってここに来た」 尋ねられたほうは臨戦態勢で答えた。 「わかってんだろ?タバサを返せ」 「それは出来ない相談だな。早く去るといい。エルフは戦いを好まない。もし貴様がこのまま引き下がるなら何もしない」 「はい、そうですか。って引き下がれるわけねーだろが」 シャルロットに陽介と呼ばれた男はビダーシャルの申し出を跳ね除けた。 「交渉は決裂だな」 「当たり前だ。ペルソナ!」 陽介の背後に青いキャンドルに火をともしたような外見のなにかが現れた。 それはビダーシャルの目には亜人のように見えた。前回のときもそうであったが、おそらくあれは目の前の男の力なのであろう。 博覧強記なエルフであるビダーシャルもそれがなにかは知らなかったが、ただ自分の敵足り得ないことは前回の攻撃でわかった。 突然現れたそれは力をビダーシャルに向け放つ。光弾がビダーシャルに当たるが傷一つない。 次はビダーシャルの反撃の番だった。 「意思に潜む精霊の力よ。我は古き盟約に基づき命令する。礫となりて我に仇なす敵を討て」 ビダーシャルの周りの城が、城を作る石がめくりあがり空中で爆発して陽介へと飛んで行く。 その標的となった男は石の散弾をよく避けた。しかし全てはかわしきれず、いくらか石の散弾を喰らう。 「吠えろ!スサノオ!」 ダメージを受けつつも目の前の敵は再び炎の亜人のようなものを呼び出した。 ビダーシャルはこの城の全ての“精霊の力”と契約している。どのような攻撃も彼を傷つけることはかなわない。 無駄なことを。 しかし、そう思ったビダーシャルの体は疾風の刃で斬りつけられた。 「よし!」 陽介は疾風呪文ガルが通用したのを見てガッツポーズをとる。 エルフに攻撃が通じたの理由は最初にエルフに放った魔法がその答えとなる。 疾風ガードキル、ガードキルは敵のある一つの属性耐性を完全に打ち消すものだ。 陽介が疾風ガードキルを持っているように、クマは氷結ガードキル、完二は電撃ガードキルを持っている。 デルフンリガーに優れた使い手のエルフはあらゆる耐性を持っていると聞いて、二人に授けた秘策もこれだ。 疾風ガードキルはエルフの反射のうち疾風への反射を消滅させ、風の刃の通り道を作ったのだ。 その結果、魔法使いにどんな魔物よりも恐れられ、陽介を一度は退けたエルフは陽介に膝をついている。 「貴様……いったい何を……?」 そういった事情を知らないエルフは膝をついて息を切らしながらそう言った。 「教えてやってもいいけど、その前にタバサがどこにいるか教えてもらうぜ。あいつは今どこにいんだ?」 しかし、その質問に答えようとする様子はない。膝をついている男に近寄ろうとする。 しかし傷ついたエルフが指輪を触ったかと思うと彼の体が糸で操られた人形のように浮かぶ。 それから陽介を襲うためにつぶてとなったために穴が開いた壁から、浮かんだ体は飛んでいった。 しばらくポカンとして見つめていたが、自分のすべきことを思い出し、駆け出した。 突然爆発音のようにも聞こえる激しい音が聞こえてきた。 タバサは戦いの始まりを感じとる。 まさかビダーシャルが?そして戦っている相手は? 彼女は情報が欲しくて扉に耳をくっつける。それが囚われの彼女に出来る唯一のことだ。 爆発音は再び聞こえてくることなかった。じっと耳を扉につけてしばらく経って別の音が聞こえてきた。 それは足音だった。 風系統の使い手として鍛えられた耳を持つタバサの耳はそれを認識する。 エルフのものでも、兵隊のものでもない。 この世界のものではない足音。 ルイズの使い魔でも、キュルケの使い魔でもない。 珍しい靴の形。見たことも聞いたこともない、柔らかい足音の響く靴。 「タバサ!どこだタバサ!」 自分の使い魔の声、足音、彼の音。 「ヨースケ……」 タバサの喉からか細い音がもれる。 彼女を探す人物は気付かずにまだ彼女の名前を叫んでいる。 「ヨースケ!」 タバサは大声で自分の使い魔の名を呼んだ。自分でもこんな声が出るのかと驚くほどだった。 「タバサ!?どこだ、どこにいんだ?」 足音が近づく。 「ここ、助けて!」 タバサは自分の使い魔に助けを求めた。ドンドンとタバサは扉を叩いた。 足音はタバサのいる扉越しに立つ。 「待ってろよ、ぶっ壊すから離れてろ!ペルソナ!」 言われたとおりタバサは扉から離れる。 扉が強い衝撃を受けて真ん中から折れ曲がりながら吹き飛んでいく。 自分と母だけがいた部屋を、自分と母だけがいた世界を仕切っている扉が壊される。 扉の向こうに見えるのは、黒い服、首にぶら下げたよくわからないもの、そして茶色い髪。 彼が部屋に入って来るよりも早く、彼女は扉を、壊された扉を飛び出す。 「タバサ、無事か……うお!」 タバサは陽介に抱きついた。 そして子供の頃のように泣いた。忘れていた安堵の涙を流した。 おとぎ話のように捕らえられた少女。 少女を牢獄から連れ出したのは勇者ではなく彼女の使い魔だった。 前ページ次ページゼロのペルソナ
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悪魔 ◆ 出現条件 5/25に追加される病院清掃のアルバイトに申し込む 根気が3(筋金入り)以上必要 キャラクター 上原小夜子 出現場所 病院 曜日 水・木・金 時間帯 夜 天候 いつでも 解説 病院清掃のアルバイトは毎回お金がもらえ、勇気がUPします。 ランク4で死神コミュが発生します。 イベント ◆ ランク 内容 7 選択肢なしでランクアップ MAX 小夜子の名札入手、ベルゼブブの合体解禁。 ランクアップ ◆ ランク 2 3 4 5 6 7 8 9 10 必要好感度 選択肢 ◆ 該当するペルソナがある場合♪が1つ増えるかもしれないとの事なので別途枠を作成しました。 ランク 設問 選択肢/好感度/好感度(P有) 0 1 やめてくれ! 興味無い そういうことなら… - - - - - - 1 2 分からない 興味無い ぜひお願いします ♪1 ♪1 - ♪2 ♪2 - 2 1 お金のため 小夜子に会えるから 夜はヒマだから ♪2 ♪1 ♪1 ♪3 ♪2 ? 2 いる いない 目の前に… 聞いてどうする ♪1 - ♪1 - ♪2 - ♪2 - 3 分かる 分からない やめてくれ - ♪1 ♪2 - ? ♪3 3 1 アルバイトで… 本業は高校生 - - - - 2 何しにここへ? なぜ、喪服を? また会いたい - - - - - - 3 …分かった 考えたくない ここにはいられない ♪1 ♪1 ♪1 ♪2 ♪2 ♪2 4 そういうものだ 治るのは、いいことでは? 転職すれば? - - - - - - 4 1 何があった? マンガみたいだ - ♪1 - ♪2 2 仕方ない 見たかった - - - - 3 慰める(要寛容さ5) 励ます 聞き流す ♪3 ♪1 - ♪3 ♪2 - 5 1 何があった? 具合が悪い? 用が無いなら帰る - - - - - - 2 自分を責めるな 仕方ない 反省しろ - - - - - - 3 黙って見守る 声を掛ける - - - - 6 1 少し休んだほうが… 頑張れ ♪1 ♪2 ♪2 ♪3 7 選択肢無し 8 1 急患? こんな時間に入院? - - - - 2 過労だって…? 休むことも大事だ - - - - 3 医者の不養生だね それで人を助けられるのか? 一人で抱え込むな - - - - - - 4 ”あの子”がそれを望んでる? 結局、自己満足では? 逃げているのでは? - - - - - - 9 1 挨拶って? お疲れ様… - - - -
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【登録タグ senya ぺ 幽閉サテライト 曲 月に叢雲華に風 狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon】 【注意】 現在、このページはJavaScriptの利用が一時制限されています。この表示状態ではトラック情報が正しく表示されません。 この問題は、以下のいずれかが原因となっています。 ページがAMP表示となっている ウィキ内検索からページを表示している これを解決するには、こちらをクリックし、ページを通常表示にしてください。 /** General styling **/ @font-face { font-family Noto Sans JP ; font-display swap; font-style normal; font-weight 350; src url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/10/NotoSansCJKjp-DemiLight.woff2) format( woff2 ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/9/NotoSansCJKjp-DemiLight.woff) format( woff ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/8/NotoSansCJKjp-DemiLight.ttf) format( truetype ); } @font-face { font-family Noto Sans JP ; font-display swap; font-style normal; font-weight bold; src url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/13/NotoSansCJKjp-Medium.woff2) format( woff2 ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/12/NotoSansCJKjp-Medium.woff) format( woff ), url(https //img.atwikiimg.com/www31.atwiki.jp/touhoukashi/attach/2972/11/NotoSansCJKjp-Medium.ttf) format( truetype ); 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前ページ次ページゼロのペルソナ 審判 意味……変革・行き詰まり 優しい風が青々とした草を掻き分け、透きとおる水が柔らかな光を反射する風景。その幻想的とすら言える世界の中に4人の少女がいた。 内三人が同じ学校の制服を着ている。とはいえ一人は緑色のジャージを、一人は赤いカーディガンを羽織り、 一人は女性であるにも関わらず男子生徒が着る学ランを着ているのだから3人の服の意匠が似通っていると思うものはいないであろう。 そして最後の一人は一人オレンジ系統の私服を着ている少女だ。彼女の背後には大きな異形の姿があった。 彼女のペルソナ、カンゼオンだ。カンゼオンは探知能力に特化した稀有なペルソナであり、今もまさにその探索能力を働かせている。 それは両手で持っているバイザーを自身の主、久慈川りせにかけさせている。 彼女の頭がペルソナの両の手で包み込まれているようなこの状態が、カンゼオンの能力を使うときの体勢だ。 りせは精神を集中させ、文字通り頭がアンテナとなっているペルソナでテレビの中の世界を探知していた。 今まで彼女たちの旅において道先案内をしていた能力は全て、失踪した巽完二、花村陽介、クマの3人を探し出すことだけに使われている。 そのため、期待と不安をないまぜにした表情で見つめる三人の少女のことも意識には入っていない。 りせは海外ロケを終え、稲羽市へと来てすぐにジュネスのテレビの中へと入った。 消失した3人の仲間を一ヶ月テレビの中で探していた天城雪子、里中千枝、白鐘直斗らに劣らず、彼女はいなくなってしまった仲間たちを心配していたのだ。 3人の少女たちが自分たちに探知能力がないことを悔やんだように、八十稲羽に戻れなかったことを辛かった。 霧が晴れ、澄み切った世界。立って見渡せば世界の端までも見渡せるような世界の中で、自分が最も知る3人の探索にかかる時間はそう長いものではなかった。 しかし仲間たちの消息をつかみたい彼女たちにとってはまるで時計の針が遅らせられているような長い時間だった。 カンゼオンの姿が消えると——それは探知を終えたということだ——、緑色のジャージを着たボブカットの少女が焦ったようにりせに尋ねる。 「わ、わかったの?あいつらのいるトコ?」 りせは、自身の返答が3人を消沈させるものと理解しながらゆっくりと答える。二つにくくった髪が揺れる。 「見つからない。……この世界にはカンジたちはいないみたい」 冷静なはずの直斗も含め、りせの言葉に愕然とする。 「見落としってことはないのよね?」 赤いカーディガンを羽織っている天城雪子は後輩に念を押す。 「見落としなんてしないよ。たとえ霧がいっぱいにあってもあの三人だったら見つけられる自信もあるし」 「なんてことだ……。僕たちは一ヶ月も見当違いのところを探していたのか……!」 学ランに身を包んだ探偵でもある白鐘直斗は迂闊だったと思っているのだろうが、りせは否定する。 「ううん、見当ちがいじゃない。たぶんここで3人は消えたんだと思う」 「え……それはどういうことですか?聞かせてください」 「この世界に痕跡が残ってるっていうのとは違うかもしれないけど感じるの。一ヶ月くらい前……あの三人がほんの少しだけこの世界にいたみたい」 「少しだけいたということは、すぐにテレビの外に出たということですか?」 直斗は質問しながら頭の中で推理を組み立てる。 電化製品売り場近くで彼ら三人を見たという証言から推測したに、失踪前にテレビの中へ入ったということはまちがいではないようだ。 だがすぐにテレビから出たならその後の足取りがつかめないのは……。 推理を進めようとする直斗にりせは新たな情報を与える。 「いいや、たぶんジュネスに戻ってないと思うの。なんていうかな……まるでテレビを通り道にしみたいな、ヘンな感じなんだけど」 「なるほど。テレビを通ってどこか別の場所へ行ったために目撃はジュネスの家電売り場近くで途切れ、そして今この世界にも彼らはいないということですか」 筋は通っているように思える話ではある。 「でも、あいつらどこにいるの?」 千枝の疑問はもっともであり、何よりも肝要なのはそこであった。彼らがどこにいるかが分かれなければどんな推理も意味がない。 「ごめん、私の能力でもそこまではわかんない……」 りせも自分の無力さが情けないと言いたげであった。つらそうにする後輩の姿に、混乱している千枝もそれ以上は追及できない。 「悲観しない!」 大きく出された声に肩を落とし気味だった直斗、千枝、りせは少し驚く。 声を出したのは雪子だ。 「今日で今までわかんなかったことがわかったんだから悲観することなんてないと思う。それに彼もやって来るし」 彼とはこの場の4人、そしていなくなってしまった3人にとってもリーダーであり、そして大切な人物である。 一ヶ月親の海外出張に付き合っていたために八十稲羽にやってこられなかったが、あと数日で来るとの連絡もあった。 彼が来る。その言葉に全員が勇気付けられた。 人間たちの住む土地よりも東にあるエルフたちの住む世界。その東端、一般的にロバ・アル・カリイエと呼ばれる東の世界の境界線、そこに数千のエルフたちの姿があった。 彼らは敵に備えていた。 敵とは人間などという脆弱なものではない。もっと恐ろしいものだ。 エルフたちは戦列を組んで戦うことはしない。だから無造作に並んだように見える現在の状態も、敵と戦うための布陣である。 彼らの視界に無数の黒い鎧が現れる。それは100を、いや千を数えるかもしれないヴァリヤーグだ。 二束歩行で、しかも獣よりも早い速度で、列を整然となして突撃する甲冑はそれがおおよそ常識的存在ではないことを端的に示す。 長槍を持って突撃してくる影たちにエルフは第一波の攻撃を仕掛ける。 火が、風が、土が飛んで行く。 しかし突撃する敵は、炎で焼かれて体を溶かしたり、疾風で体の一部を切り取られたり、頭や足を土塊で潰され数を減らしても突撃を続行している。 まるで前から飛んでくる攻撃も、傍らで倒れていく仲間も目に入らないというように。 それでもエルフの攻撃でヴァヤリーグたちの突撃力はかなり削り取られた。だがエルフたちに一片の油断もない。 これからが正念場だからだ。先陣を切り突撃してきた敵に続いて、エルフたちの視界に入っていた別の二種の巨大な影も近づいてくる。 一つは小さな影と同じく大地を蹴って、もう一つは空から飛来する。 陸路を取る怪物は甲冑姿のヴァリヤーグと同じく金属光沢を放つ。 しかしヴァリヤーグが人に鎧を着せたような姿であるのに対し、その化物——ヨルムンガントはゴーレムが鎧を着た姿だ。 その大きさはヴァヤリーグよりも10倍はあるのではないかという巨体だ。 それはつまりヴァヤリーグとほとんど同じ高さであるエルフにとっても巨大であるということだ。 その巨大なゴーレムは大地を蹴って、まるで操り人形のような常識的なゴーレムとはまるで別種であることを主張するように、素早い動作でエルフに迫る。 もう一つ、空から飛来する影は火竜だ。竜はハルケギニアにおいて最も恐れられる魔獣の一種であり、それは人間だけでなくエルフにとっても共通の認識と言って相違ない。 しかいエルフたちが今見ている竜と比べればまるで普通の竜などかわいいものであった。それは火竜である。とても巨大な火竜である。 体長は40メイル近くあり、通常の火竜の二倍で、それどころかこの世界において最大の生物であることに疑いがない。 100近い火竜が空を飛びエルフたちに襲い掛かってくる。 歯がなりそうな恐怖がエルフたちを襲う。一体で、人間10人以上の力を持つとされるエルフたちが恐怖に耐えるさまは、それだけで人間には恐ろしい何かに見えただろう。 恐怖に飲まれないようにエルフたちは次なる迎撃行動に移る。 直系10メイルオーバーの岩、それもあらかじめエルフたちのよって強化された超硬度のものが、10数人分の精霊の力によって大砲よりも早い速度でヨルムンガントに撃ち出される。 一体を砕き、そしてさらに2体、3体を打ち倒していく。ヨルムンガントには火も、風も、水も通用しない。打ち倒すにはひたすら強力な物理的衝撃が必要だ。 空を飛ぶ火竜には水や氷の精霊の力が撃ち出される。さらにエルフたちの最大の戦力の一つである水竜も今回の戦線にいた。 水竜は相性もさることながら通常の火竜よりも強力な力を持つ。もちろん今戦っている火竜には純粋な戦力では劣るだろうが水は火を消す。 水竜は高圧力の水を口から吐き出した。それは上空高く飛ぶ火竜にダメージを与える。弱った火竜にエルフたちが水・氷を打ち込んでいき、倒していく。 エルフ側に戦況は優位であったが、しかし戦闘の趨勢は時に一瞬で反転する。 始まりは2,3体のヴァヤリーグがエルフの前衛を突破したことから始まった。 カウンター 使い手のエルフたちが最前線に出て“反射”で守りを固めていたのだが、ある一点が突撃を繰り返す槍の圧力に持ちこたえられなかった。 ヴァリヤーグはヨルムンガントよりも、巨大種の火竜よりもその大きさそして破壊力では下回る。 だがその使い手のエルフすら上回る機動力、そして他の二種の10倍の数の戦力によって防衛線は突破された。 エルフたちの戦列に紛れ込んだのはほんの数体だったがそれらは暴れ周りエルフたちの戦術をかき乱した。 その槍によって数十のエルフがその槍に襲われ、さらに混乱が広がる。 そうしたために化物たちへの攻撃に間隙が生じる。 その間を縫って一体のヨルムンガントが大地を蹴り、そしてエルフたちを蹴り進む。圧倒的な質量差の前に反射は意味をなさない。 エルフたちを文字通り蹴散らしながら、水竜にたどり着き、その巨大な金属のゴーレムは横振りに拳を叩きつけた。 腹部をまるで生物ではないかのようにへこませながら水竜は横っ飛びに吹き飛んでいく。 信じられないというようにそれの飼い主たちはぽかんと見つめている。 エルフたちの攻撃とその間の間断の時間は逆転していた。 攻撃の時間の合間合間にインターバルがあるのではなく、かろうじて思い出したように攻撃しているだけとなっている。 それも全くの統制を欠いたものである。そしてエルフたちの決壊寸前の勇気は最後の一押しを受ける。 空から何かが落ちてくる音が、騒がしい戦場にも確かに聞こえた。そのことから巨大な質量だということがいやでもわかる。 空から翼をたたみ落ちるように下りてきたのは火竜だ。それは今まで自分に牙を向いていた水竜を踏みつけて降り立った。 水竜は突然の重量に耐え切れず骨や内臓、筋肉の壊れる音がしながら圧死、その口からはグロテスクな悲鳴が小さくなった。 潰れた水竜を踏みつけて火竜は咆哮を上げる。まるで玉座に腰かけ、誰が竜種の王であるかを示すかのようだ。 ここに戦線は完全に崩壊した。 ヴァリヤーグたちはその槍を鮮血に染め、ヨルムンガントたちは走り回るだけで死を撒き散らし、火竜たちは全てを燃やし尽くした。 勇敢に戦っても、勇敢に死ぬことができるだけの戦いとも言えない戦い。誰もがただただ逃げた。 全ては6000年前からの延長線上、6000年前から続く戦いの歴史だった。 トリステインを侵攻したガリア王ジョゼフはトリステインから姿を消した。 そしてオルレアン公の遺児シャルロットを擁立したトリステインの勢力は抵抗らしい抵抗なくガリアの地へと分け入っていった。 民心はロマリア侵攻の際に離れかけていた。 そしてトリステイン—ゲルマニア—ロマリアが大連合を組み、オルレアン公の遺児シャルロットを新王として擁立した時点でガリア貴族の半数近くがジョゼフを見限った。 そういった中で、ジョゼフ王が姿を消せば、残りの半数がシャルロット新王側に鞍替えすることは何もおかしなことではない。 このとき、こういった事態に起こりがちな略奪も起こらなかった。それには3つの要因があった。 一つはこれが新王擁立のための侵攻であったからだ。略奪などすれば支持が受けられなくなってしまうのは当然である。 二つ目は貴族たちが戦うことなく受け入れるということは彼らの持つ兵たちは全く消耗していないということだ。 いわば略奪が起きないように睨みがきいているといえるだろう。 最後の一つはすでにトリステイン王となることが知られているアンリエッタ王女直々に略奪行為が禁止されていたからだ。 そうつまりこの軍の指揮をとっていたのはアンリエッタ王女であったのである。 こうしてトリステイン軍は、かつてのオルレアン派を中心としてシャルロットのもとに集まってくるものたちを吸収しながら進軍し、戦いらしい戦いなくガリア王都入りを果たした。 王都リュティスの郊外にある王族の城ヴァルサルテイル宮殿には現在ハルケギニアの有力者が集まっていた。 壮麗な宮殿の中でも青レンガで作られ異彩を放つグラン・トロワの一室にはゲルマニア皇帝をはじめ、ロマリア連邦の各権力者、またアルビオンからも何人かの有力者が訪れていた。 しかし彼らの顔に浮かんでいるものは多くは不満であった。それはトリステインがほとんど単独でガリア進軍を果たしたことに起因する。 彼らは自分たちを差し置いて手柄を独り占めにしたトリステインはガリアへの影響力を大きいものにしようとしていると考えている。 彼らの多くはせっかく軍を用意しながらもトリステインの早い進軍のためにすでに新王への支持を固めた地域を何もすることなく通ってきただけであった。 もはやそれは進軍とすらいえないものだった。 トリステインについて大きな声で批判を行えないのは、ジョゼフ王の子イザベラと新王シャルロットが進んでこれを支持したこと。 それと初めはトリステイン軍単独であった戦力がジョゼフ王から離反したガリア軍を吸収していき、 王都リュティスに到達することにはその数がトリステイン軍に拮抗して、新王シャルロット王も実質的な力を持つようになってなおトリステインとの協力体制を崩さなかったためだ。 しかし、小さな声では新王はトリステインの傀儡であるという者もいた。 「みなさんご足労感謝いたします」 そう言ったのはこの会議の主催者の一人であるアンリエッタ次期王であった。 そして隣には新王シャルロットがいる。円形のテーブルであるためこの会議には上座というものは無い。 二人も自分たちに寄せられている反感に気付いており、少しでもその反感を買わないためだ。 二人の心配の通りホストの言葉にいい反応をする者は少ない。 当然のことながらアンリエッタやシャルロットの二人の少女はこの会議の中で最年少であり、そのことでも低く見ているものもいるのだ。 構わずアンリエッタの隣に座っているもう一人のホストであるシャルロットが発言を引き継ぐ。 「皆に集まってもらったのは、ジョゼフ王に備えるため」 会議上はざわざわと騒がしくなる。それはどちらかといえば冷たい反応であった。それを代表するようにゲルマニア皇帝が発言する。 「ジョゼフはすでに逃亡していて、彼についた軍もない。何の脅威にもなりえないだろう。そもそもヤツが生きているのかすら怪しいものだ」 そうだそうだというように会議場がざわいめいた。 しかしアンリエッタは確信を込めて否定するように首を振る。 「いいえ、ジョゼフ王は……ジョゼフは生きています。そして必ず反攻します」 会議の場にいた者の中には露骨にアンリエッタを冷笑する者もいた。軍も支持者もいない元王がなんの脅威になるかと思っている者たちだ。 しかし王が生きて反攻を企てることが決して軽視できるものではないことを理解している者もいる。放っておけば大きな戦乱になるかもしれない。 そしてそれは今回のガリア奪還で何の活躍をすることが出来なかったトリステイン以外の国がガリアでの利権を得るチャンスがあるということだ。 「ジョゼフがどうして生きていて、そして反攻しようとしているかと推測したのか説明してもらえるのかな?」 ゲルマニア皇帝も自国の介入のために少しでも情報を得ようとして、アンリエッタに喋らせようとする。 「かまいません。みなさん全員にその理由をお目にかけましょう」 確信を込めた一言とその内容にハルケギニア指折りの有力者たちは眉をひそめる。そして顔に浮かんだ怪訝は驚愕あるいは戸惑いに変わる。 突然、彼らの囲んだ机の上に長い槍が現れたのだ。長さ4メイルはあろう槍が突然白いテーブルクロスの上に鎮座している。 「こ、これはいったい……?」 「みなさんにはこれからジョゼフの力と、そして私たちの立ち向かわなければならない運命を知ってもらいます」 混乱の中にいる彼らはアンリエッタの言葉を理解できるものもなく、そのため冷笑を返すこともできない。 そして落ち着きを取り戻す前に、彼らは全員は槍の記憶の中へと引きずり込まれた。 リコード 「どうやら全員、あなたの“記録”をかけられたようですね」 「はい」 先ほどまで議場にはいなかったはずの少女が現れていた。 ウェーブがかったピンク色のブロンドを揺らす少女、ルイズである。 手入れの行き届いた真っ白なテーブルクロスの上には不似合いな槍がある。それはトリスタニアを強襲したヴァリヤーグの槍だ。 ルイズのテレポートによって運ばれたこの槍にはヴァリヤーグの歴史が刻まれていた。 幾度となくエルフと戦った記憶があった。 人間が恐れるエルフたちを槍玉に挙げていくその姿。そしてその槍はエルフたちを襲う二種の巨大な存在も映していた。 エルフと並び恐れられる竜、それも人間の知るものの二倍はあろうという巨体を持ちエルフたちを焼き払い蹂躙する火竜。 鉄の装甲を持ちながらその巨体から想像もつかない走力を見せるヨルムンガンド。 3種の怪物たちがが数十どころか数百以上もいることをその槍は記憶している。 そしてジョゼフに使い魔として呼び出され、火竜とともにトリスタニアを襲ったことも。 こういった物の記憶を呼び起こし人に見せる魔法が虚無魔法レコードである。レコードは記憶を操る魔法で、ルイズは槍の記憶を想起させてアンリエッタの呼び出した全員に見せている。 そうハルケギニアの権力者たちを集めたのは会議のためなどではなかった。全ては彼らにハルケギニアに訪れる運命を知ってもらい、そして兵力を結集させるためだ。 全てはジョゼフがシャイターンの門からつれてくる使い魔たちの軍団に備えるためである。 もし座して待つだけならばガリアもゲルマニアもトリステインも、人間の住む全ての国という国が滅びることになるだろう。 前ページ次ページゼロのペルソナ
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考 P3FESの公式ファンブックには、ペルソナの召喚に道具は必要なく、召喚をより安全確実に行なう為に必要だと言う記述がある。 では、なぜペルソナ召喚には召喚器が必要だという事になったのだろうか。 察1 アイギスの開発を考えれば分かるとおり、影時間の発生前にもペルソナ召喚という能力は確認されていた。 だが恐らく、影時間の発生前には人工的なペルソナ使いしか居らず、その召喚能力は酷く不安定だったと思われる。 彼等のペルソナ召喚を安定化させるために召喚器を使用するということになった流れで、自然に能力を覚醒させた桐条美鶴たちも召喚器を使う事になったのではないだろうか。 察2 荒垣真次郎の例を見れば、自然に能力を覚醒させたものでもペルソナの召喚が不安定になる事が分かる。 恐らくは、天田の母親が死んだこの事件を機に、S.E.E.S.のメンバーには召喚器を携帯する義務が課せられたのではないだろうか。 派生考察 P3FESでは、召喚器を持たないS.E.E.S.メンバーがメティスにボロボロにされてしまったが、召喚器が無くてもペルソナを召喚できるのなら、これほど一方的な勝敗にはならなかった筈である。 もしかすると、S.E.E.S.のメンバーは召喚器が必要だと思い込む事によって、その召喚を安定化させているのかもしれない。(偽薬のようなもの)
https://w.atwiki.jp/crpersona3/
目覚めよ、ペルソナ。 待望のゲームタイアップ第三弾「CRペルソナ3」登場! シャドウとの熱き戦いが幕を開ける 公式 CRペルソナ3公式サイト http //www.taiyoelec.co.jp/user/pachinko/products/persona3/ タイヨーエレック http //www.taiyoelec.co.jp/ 関連サイト 株式会社アトラス http //www.atlus.co.jp/ ペルソナ3公式サイト http //p3.atlus.co.jp/ 現行スレ CRペルソナ3MTZ 13階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1254480273/-100 過去スレ 【タイヨーエレック】CRペルソナ3【影時間始まる】 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1231923103/ CRペルソナ3MTZ 2階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1235350450/ CRペルソナ3MTZ 3階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1235893481/ CRペルソナ3MTZ 4万負けた http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1236010168/ CRペルソナ3MTZ 5階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1238042475/ CRペルソナ3MTZ 6階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1239457262/ CRペルソナ3MTZ 7階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1241054061/ CRペルソナ3MTZ 8階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1242538500/ CRペルソナ3MTZ 9階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1244335731// 【オルギア】CRペルソナ3MTZ 10階【回らない】 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1246086969/ CRペルソナ3MTZ 11階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1248059206/ CRペルソナ3MTZ 12階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1251158720/ コメント欄はテンプレ内容の議論等、ご自由にお使いください。 -- @管理人 (2009-06-11 16 35 16) 予告 -- 名無しさん (2010-12-12 12 51 19) 名前 コメント
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1ターンの長さ 戦闘ルールにおいては、1ターンの長さは20秒に固定されます。 移動状態について 慎重移動状態:周囲に注意を払いながら移動します 移動速度半減 通常移動状態:通常の状態で移動します 急速移動状態:急いで移動します 移動速度2倍 受動判定のみ可能 全力移動状態:全力で移動します 移動速度3倍 すべての判定が不可能 パーティ 協力して行動を行う集合の単位をパーティといいます。ひとつの指揮系統と考えてください。 異なるパーティのPCとペアリングを行うことはできません。 イニシアティブ判定はパーティごとに行われます。 離れた位置にいても、意思疎通が可能で、ひとつの目的について協力できるのであれば、パーティとしてみなすことができます。 ※イニシアティブ値の決定 パーティメンバーの【敏捷】の平均がイニシアティブ値となります。ペルソナチェンジを行った場合、【敏捷】差をパーティ人数で割った値(端数は四捨五入)が増減されます。 リーダーの決定 リーダーの役割は、SDと数値関係のやり取りを行うことと、パーティの行動方針を決めることです。パーティごとにリーダーを決めても構いませんし、全体で一人でも構いません。 スタック マップ上で「同じ位置にいる」状態をスタックといいます。 スタックしているキャラクターは、細かな距離計算を無視して、一つの点の位置にいるとして扱います。特にオンラインで遊ぶ場合は、スタックを取り入れた方がいいでしょう。 SDはスタックを用いず、全てのキャラクターの位置を厳密にしても構いません。ただしその場合処理が煩雑になるため、実際にマップとコマを用意して遊ぶことをオススメします。 ※簡易ルール「前衛」「後衛」「最後衛」 スタックを用いて簡易的にPCの立ち位置を決めるルールです。オンラインで遊ぶ場合は、こちらのルールを用いるとよいでしょう。 前衛:すべての武器、攻撃スキルを使用することができます。また、敵のすべての攻撃のターゲットになりえます。敵との相対距離は1~2mです。前衛にいるPCは自動的にスタックします。 後衛:射撃武器、射撃武技スキル、攻撃魔法スキルのみ使用することができます。また、敵の直接攻撃、武技攻撃のターゲットになりえません。敵との相対距離は5mです。後衛にいるPCは自動的にスタックします。 最後衛:独自化で射程を延ばした射撃武技スキル、攻撃魔法スキルのみ使用することができます。補助魔法は後衛にのみかけることができます(かけられる場合も同様です)。また、範囲攻撃魔法を含む、敵のすべての攻撃のターゲットになりえません。敵との相対距離は15mです。最後衛にいるPCは自動的にスタックします。 必ず前衛に一人は配置されなければなりません。 前衛が瓦解すると、後衛が前衛となります。後衛がいない場合は、最後衛が前衛となります。 味方の範囲補助スキルの効果は、前、後衛にのみ作用します。 敵との位置関係、周囲の状況によって取れない位置があります。 別方向からの攻撃 戦闘中、状況によっては敵に対して、同時に別方向からの攻撃を行うことができます。 これを行うためには、最低一人がサブフェイズに「回り込み移動」を行う必要があります。複数人が回りこんだ場合、さらにそこで新たにスタックを形成することが出来ます。 なお、範囲魔法攻撃であっても、違う方向のPCには影響しません。仲間同士の補助魔法は届きますが、範囲の対象が両方にかかることはありません。 別方向からの攻撃が成立している間、攻撃難易度は10%減少します。 阻止領域 武器攻撃や武技スキルなどの阻止線の発生する行動を行ったキャラクターは、その正面180度に阻止領域を形成します。この効果は別の行動を取るまで続きます。 阻止領域の範囲は武器やスキルの間合いと同じです。 阻止領域が展開されている場合、そこに進入したキャラクターを阻止線の数だけ足止めすることができます。 ただし、拘束耐久値が2以上のキャラクターは、阻止線をその数だけかけないと足止めできません。 ダウン 弱点属性の攻撃を受けたキャラクターは、防御判定に成功しない限りダウンしてしまいます。 ダウン中のPCは防御行動の「回避」「武器受け」を行うことができません。 ダウン状態は敵味方とも自分のメインフェイズ前に自動的に回復します。 ワンモア 攻撃行動により相手をダウンさせたキャラクターは、ワンモアの権利を得ることができます。 ワンモアの権利を得ることで、次のいずれかのメリットを得ることができます。 現在の達成値にさらに攻撃行動による達成値を追加できる。このとき、PCの成功要素は提出できない。また、攻撃対象は同じでなければならない。 その場でさらに別の対象に攻撃行動を行うことができる。このとき、PCの成功要素は提出できない。 その場でサブフェイズに行うことのできる行動が取れる。 ペアリングにより、複数のPCが弱点属性の攻撃を行った場合、ワンモアの権利を得られるのはその中の一人だけです。 ※総攻撃 その場のすべての敵のダウンをとった場合、ワンモアの権利を消費して、全員で総攻撃を仕掛けることができます。 総攻撃を行うと、PC全員の武器攻撃行動にPC根源力の50%を加算した値による達成値で攻撃できます(敵との相対距離は無視されます)。この攻撃の属性は万能属性で、属性防御などで防がれることがありません。このとき、PCの成功要素は提出できません。 属性防御 属性防御の種類には、弱点、耐性、無効、反射、吸収があります。 それぞれの効果は次の通りです。 PC攻撃時 弱点:その属性の成功要素と、関連成功要素による達成値が+50%される。端数は四捨五入する。 耐性:その属性の成功要素と、関連成功要素による達成値が-50%される。端数は四捨五入する。 無効:その属性の成功要素による達成値が0になる。さらに、その攻撃による達成値が0になる。 反射:無効の効果に加え、攻撃を行ったPCは最大HPの25%のダメージを受ける。このとき攻撃の属性はそのまま反映され、弱点ならダメージ+50%、耐性なら半減、無効、反射、吸収なら0になる。 吸収:無効の効果に加え、対象のHPが最大HPの25%回復する。 PC防御時 弱点:その攻撃による難易度が+100%される。 耐性:その攻撃による難易度が-50%される。 無効:その攻撃による難易度が-100%される。 反射:無効の効果に加え、攻撃してきた対象に最大HPの1/16のダメージを与える。端数は四捨五入する。このとき攻撃の属性はそのまま反映され、弱点ならダメージ+50%、耐性なら半減、無効、反射、吸収なら0になる。 吸収:無効の効果に加え、HPが最大HPの25%回復する。 武器の追加効果などで、元の属性が変わらず別属性の成功要素がついている場合(斬撃武器である片手剣に【火炎】がついている場合など)は、その成功要素を個別で属性防御に照らし合わせます。 ただし、このとき反射と吸収は起こりません。また、相手をダウンさせることもありません。 ※敵が複数の属性攻撃による協調を行った場合。 単体攻撃の時 例:火炎耐性、氷結無効のPCが、アギ30、ブフ20、ジオ50、合計難易度100の協調攻撃に対して防御する場合。 難易度100からブフの分の20をカットし、アギの30が15になる。合計難易度は65。 範囲攻撃で複数が対象になった時 例:火炎耐性のPC1と、氷結無効のPC2が、マハラギオン70、マハブフ30、合計難易度100の協調攻撃に対して防御する場合。 PC1に対して難易度65、PC2に対して難易度70。二人でクリアすべき難易度は合計で135となる。 バッドステータス 各種状態異常について説明します(すべての端数は四捨五入します)。 毒:次のサブフェイズに最大HPの25%のダメージを受けます。 混乱:次のサブフェイズとメインフェイズでわけのわからない行動を取ります。その後、ターンの終了時に自動的に回復します。 恐怖:1/2の確率で、次のサブフェイズとメインフェイズに行動しません。また、常に防御判定の達成値が半減します。その後、ターンの終了時に自動的に回復します。 衰弱:次のサブフェイズに最大HPの12.5%の疲労ダメージを受けます。 老化:次のターン、すべての判定の達成値が半減します。その後、ターンの終了時に自動的に回復します。 激昂:次のサブフェイズとメインフェイズで勝手に相手に突撃して武器攻撃を行います。このとき攻撃判定の達成値は+50% 防御判定の達成値は半減します。その後、ターンの終了時に自動的に回復します。サブフェイズで治療しても武器攻撃は行ってしまいます。ただし、それぞれの判定への修正は消えます。 魔封:魔法、回復、補助スキルが使えなくなります。 判定に失敗するとバッドステータスにかかります。中間判定ではかかりませんが、その状態でもう一度中間判定になると失敗扱いとなります。 すべての効果はそのサブフェイズの頭に発生するため、そのフェイズ内に治療しても効果は発生します。ただし、混乱、恐怖などの効果はサブフェイズで治療した場合、メインフェイズにまで及びません。 エンカウント 敵との遭遇により直接戦闘に突入することを、エンカウントするといいます。 一般的にエンカウントは、SDの宣言によって発生します。 ターン構成の変更 エンカウントすると、1ターンの構成が「サブフェイズ」と「メインフェイズ」に分かれます。 主行動と準行動 主行動とはそのフェイズに行う主だった行動で、準行動とはより準備的な行動です。 準行動は何度でも行えますが、主行動は行った時点でフェイズエンドとなります。また、一般的に同じ準行動を2回取ることはできません。 ターン開始時 ターン開始時には、一般的な判定と同じように、全てのPCが活性状態となります。 アナライズ サポートキャラによってアナライズが行われ、このターンに発生する課題が公開されます。 能動的にクリアしなければならない課題は、T*で表わされます。主に敵を倒すといった状況に用いられます。複数が同時に発生している場合は、T1*、T2*・・・と表記します。 受動的にクリアしなければならない課題は、P*で表わされます。主に敵からの攻撃を防御するといった状況に用いられます。複数が同時に発生している場合は、P1*、P2*・・・と表記します。 いずれの場合も、注釈がある場合は、※で下に書き表していきます。また、課題についての情報は、可能な限り細かに記します。これは、質疑応答の時間を大幅にカットするためです。 戦闘中の主な課題の情報は次のようなものになります。 能動課題: 敵の現HP段階値(わかりやすくHPの値を仮に決めて出しても構いません) 敵の属性防御(ボスなどは提示されるのが遅かったり、提示されなかったりします) 受動課題: 攻撃の属性やカテゴリ 攻撃の対象(ランダム対象でも構いません) イニシアティブ判定 各パーティの行動順を決定します。 イニシアティブ値の大きい順にメインフェイズの行動順を決定します。 同じ数値の場合、ダイスで決定します。 この判定は毎ターンの初めに行われます。 敵によっては複数回行動するものもおり、その場合行動ごとにイニシアティブ値が設定されている場合があります。 敵側のサブフェイズ 敵側もPCと同じように補助スキルなどを使用します。 敵のサブフェイズは、行動順に関係なく敵側から行われます。 よって、このとき発生した補助効果をPC側が同じターンのサブフェイズに解除することができます。 サブフェイズ 状況を突破するための準備を行うフェイズです。直接、状況の難易度を減らす行動はできません。 サブフェイズの制限時間は、PCの人数×1分(最大5分)です。望むセッションの難しさによって、SDは時間を変更しても構いません。 サブフェイズで行える行動は、次の通りです。 予備移動(準行動) 最大で5秒分の距離を移動できます。1ターンに1回しか行えません。ただし、このターン敵のターゲットになりうるPCは、その射程外に移動することはできません。 ※前衛、後衛などのルールを使っている場合 この行動は、後衛から前衛、前衛から後衛へと移動するために使われます。最後衛から前衛に一気に移動することはできません。 回り込み移動(主行動) 敵のイニシアティブ値よりも【敏捷】が上回っている場合、回り込み移動を行うことが出来ます。この移動は、敵のターゲットになりうるPCであっても行うことが出来ます。他に回り込み移動を行ったPCがいない限り、敵との相対距離は直接攻撃の間合いとなります。 ※前衛、後衛などのルールを使っている場合 直接攻撃の間合い→前衛 となります。他に回り込んで前衛にいるPCがいなければ、後衛、最後衛の位置にはなれないということです。 移動状態変更(準行動) 移動状態の変更を行います。この行動は1ターンに1回しか行えません。 ※前衛、後衛などのルールを使っている場合 この行動ルールはオミットされます。 アイテム使用(主行動) スタック内、または2m以内のキャラクター(自分含む)にアイテムを使用します。 ※前衛、後衛などのルールを使っている場合 対象は同じスタックのキャラクター(自分含む)のみとなります。 特技使用(主に準行動) タイミングがサブフェイズの特技を使用できます。主に特技は準行動ですが、詳細は各特技の効果を参照してください。 スキル使用(主に主行動) タイミングがサブフェイズのスキルを使用できます。主にスキルは主行動です。詳細は各スキルの効果を参照してください。 状況についての質問(準行動) SDに状況についての質問を行います。この行動は何回でも行うことができます。 スタック宣言(準行動) 近くにいるPCとスタックを組みます。この行動は1ターンに1回しか行えません。 ※前衛、後衛などのルールを使っている場合この行動ルールはオミットされます。 ペルソナチェンジ(準行動) 身に宿すペルソナを変更します。この行動は1ターンに1回しか行えません。 武器変更(準行動) 装備している武器を変更します。この行動は1ターンに1回しか行えません。 防御(主行動) 防御体勢をとります。次のメインフェイズ時、提出した防御行動による達成値が1.5倍になります(防御支援含む)。また、弱点攻撃を受けてもダウンを起こさなくなります。代わりに、そのターンの攻撃行動における達成値が半減し、防御行動の「回避」「武器受け」を行うことができなくなります。 同一イニシアティブに複数の攻撃を受けた場合、防御体勢は最初の一回のみに有効です。別イニシアティブでの攻撃には、再び防御体勢は有効になります。 サブフェイズにおける行動宣言 サブフェイズでは、場合によってPCは複数の行動を取ることになります。 混乱を防ぐため、以下の表記を利用します。 順行動の場合 頭に「順:」をつけて表記します。 主行動の場合 頭に「主:」をつけて表記します。 メインフェイズ 直接、状況を突破するための行動を行うフェイズです。 メインフェイズの制限時間は、PCの人数×1分(最大5分)です。望むセッションの難しさによって、SDは時間を変更しても構いません。 メインフェイズは次の手順に従って進行されます。 1、ペアリング宣言 パーティごとに自動的にペアリングされます。 2、行動宣言、前提変換の提出 処理を行うペアが行動宣言、前提変換を提出します。ただし、武器攻撃やスキルの使用の場合、特徴を前提変換として提出することはできません。 なお、慣れてきたら時間短縮のために、一緒に3を行っても構いません。 3、確定要素の提出、判定 処理を行うペアが成功要素を提出します。このとき、先に全てのスキル、武器、ペルソナの成功要素(確定要素)を提出し、その場でSDが処理します。 4、一般成功要素の提出、判定 処理を行うペアが、残りのPC自身の成功要素を提出します。3の段階で成功が確定した場合、これを行う必要はありません。このとき、残り難易度に対して2倍の法則が適用されます。 5、成否決定 3、4で求めた達成値をもとに、成否が決定します。 6、処理 実際の処理が行われます。 7、処理終了 すべての処理が終わると、メインフェイズは終了します。 メインフェイズでできること メインフェイズにおいて取れる行動は次の通りです。 特に表記が無い場合、その行動は主行動で、行動後PCは非活性状態になります。 移動 10秒分の距離を移動することができます。 ※前衛、後衛などのルールを使っている場合 最後衛から前衛への移動も可能です。 武器攻撃 武器を用いた攻撃を行います。このとき、5秒分の移動を行うことができます。 ※前衛、後衛などのルールを使っている場合 移動は出来ません。 スキル使用 タイミングがメインフェイズのスキルを使用できます。 特技使用 タイミングがメインフェイズの特技を使用できます。一般的に特技は準行動です。詳細は各特技の効果を参照してください。 その他の行動 状況突破のために行うものであれば、どんな行動でも取ることができます。扉を開ける、段差をよじ登る、穴を飛び越える、罠を解除する、隠れた敵を発見する、など様々なものがあてはまります。 エネミーフェイズ エネミーフェイズでは、主に敵の行動により発生する受動状況を、対抗判定を行って突破します。 その中でも一般的なものが、敵の攻撃に対する防御行動です。 防御行動には次のものが存在します。 回避 敵の攻撃が範囲魔法攻撃でなければ、回避を行うことができる。【回避】【装甲】【敏捷】PCの成功要素が提出できる。また、「連撃」と明記されていない単体攻撃に対して、この値は+25%される。 武器受け 敵の攻撃が魔法攻撃でなければ、武器受けを行うことができる。【回避】【装甲】【白兵】PCの成功要素が提出できる。 耐えしのぐ 状態異常攻撃を除く、全ての攻撃に対して行うことができる。【装甲】【耐久】PCの成功要素が提出できる。さらにこのとき、【耐久】の要素数を倍にすることができる(あらかじめ倍にして提出すること)。 範囲魔法攻撃+範囲武技攻撃など、片方が耐えしのぐのみ通用するような統合攻撃を受けた場合は、耐えしのぐのみの提出、あるいは、耐えしのぐと他防御行動の療法を提出して平均値を取るといった具合で処理します。 防御行動の特殊処理 光、闇属性の攻撃に対しては、耐えしのぐ以外の防御行動は取れません。また、このとき【耐久】の代わりに【加護】が抽出されます(2倍処理も同様)。 状態異常攻撃に対しては、原則として【耐久】【加護】PCの成功要素が提出できます。 その他の攻撃や行動に対しては、一般的な判定と同じように対抗判定を行います。 防御支援について スタックしているPC同士は、敵が単体攻撃を行った場合のみ、対象となったPCに対して防御支援を行うことが出来ます。 防御支援を行ったPCは、「耐えしのぐ」による成功要素を、判定に追加で提出することができます。【ラクカジャ】【盾】も抽出されます。ただしこのとき、PCの成功要素は提出できません。 防御支援はPCごとにターンに1度しか行えません。また、防御支援を行ったPCは、次のサブフェイズに主行動を行ったことになってしまいます。 囮行動について 敵のイニシアティブ値よりも【敏捷】が高い場合、ターンに1度だけ敵の注意を引いて囮になることができます。 囮になったPCは、「ランダム対象を狙う」攻撃の対象をひとつ、自分にすることが出来ます。 HPについて HPとは、攻撃にどれだけ耐えられるかを表わす値です。ダメージや特技、スキルの代償で減少していきます。 根源力を判定単位で割った数値が最大HPになります。 PC側はPCのHPとペルソナのHPで分かれており、ペルソナのHPが0になるまでは、PCのHPは減りません。これは、ペルソナによってPCの身体が守られているからです。 一般の敵は、ダメージとともに成功要素が停止し、その敵による難易度が減少します。しかし、一部の敵やボスはその限りではありません。 また、一部の敵やボスなどは、段階に応じたHPを所有しています。1段階目のHPを0にすると、2段階目のHPは最大値から始まるのです。 HPが0になったPCは戦闘不能状態となります。敵NPCの場合も同じですが、シャドウの場合はその瞬間に消滅します。 戦闘不能について PCにおける戦闘不能とは、ペルソナの召喚が一時的に不可能となり、またペルソナによる肉体強化が失われた状態をいいます。PC自身も少なからず傷を負っているか、かなり疲労をしています。成功要素のすべてが失われているため、この状態で課題を解くことはできませんが、前提変換となる行動は取れるかもしれません。 戦闘不能となったPCは一時的にペルソナ能力者とはみなされなくなるため、シャドウの攻撃対象からは外されます。また、戦闘不能の状態でエンカウントした場合、そのPCは自動的に最後衛に配置されます。 全員が戦闘不能となると、パーティは全滅扱いとなります。 攻撃によるダメージについて PC側の攻撃によるダメージ 攻撃成功 :対象を撃破、もしくは、T*に定められた状況を達成する。 攻撃中間判定:対象のHP、成功要素を半減、もしくは、T*に定められた状況を半分まで達成する。 攻撃失敗 :対象にダメージは与えられない、もしくは、T*はまったく達成されない。 敵側の攻撃によるダメージ 防御成功 :対象はダメージを受けない 防御中間判定:対象は最大HP総計の25%のダメージを受ける 防御失敗 :対象は最大HP総計の50%のダメージを受ける 最大HP総計とは、PCとペルソナの最大HPを合計したものを指します。 PCのHPが1減る度に、成功要素が1つ停止します。 ダメージの端数は四捨五入する。 致命的攻撃について ボスなどの強大な敵は、一気に通常の攻撃によるものの2倍のダメージを与える攻撃を行ってくることがあります。これを致命的攻撃といいます。 ダメージが2倍になる代わりに、致命的攻撃には隙が発生します。そのため、防御難易度は半減します。 致命的攻撃によるダメージは、次のように変更されます。 防御成功 :対象はダメージを受けない 防御中間判定:対象は最大HP総計の50%のダメージを受ける 防御失敗 :対象は最大HP総計の100%のダメージを受ける