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「白き闇・黒き光 ~殺し屋物語~(しろきやみ・くろきひかり ~ころしやものがたり~)」とは、ポケモンノベルにて掲載されている作品である。作者は風鈴。連載中の作品であり、プロローグ含め現在第5話(2011年4月6日時点)。話数の数え方は『章』。 このページは調査内容の参考になる可能性はあるものの、まだ書きかけの項目です。Wikiを大きく、より使いやすくするため、加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。 жжжжжж目次жжжжжж 概要 世界観 あらすじ 登場人物主要人物 その他の登場人物 データ 関連項目 リンク жжжжжжжжжжжжжжж 概要 世界観 あらすじ 登場人物 主要人物 その他の登場人物 データ 2011年4月4日連載開始 プロローグ 消えたチャンピオンと現れた殺し屋 第一章 有氷 第二章 少女 第三章 思い 第四章 朝日 関連項目 風鈴 リンク ポケモンノベル作品ページ
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――――いいでしょう あなたが好き放題に騒ぎ、学園の風紀を乱すというのなら―――― そ の 喧 騒 を ぶ ち 殺 し ま す 【能力詳細】 左手で騒がしい物や人に触れると静かになる オプション:左利き(なしでもいいよ!ww) 身体能力スペ:某そげぶの人並 騒がしいの基準は、不自然でなければご自由に! 人を大人しくさせた場合は、口が開かなくなる。任意で口は動くけど言葉が音声にならない感じにも変更可 大きな音を立てる機械などに触れると、機能が停止する。または、単なる無音状態にすることも可能 【プロフィール】 性別 女性 年齢 18 属性 特殊系 身長 168 体重 ―― 趣味 ―― 好き ―― 嫌い ―― 大切 ―― 【キャラクター】 学園、生徒会副会長を務める少女。また、学園派のメンバーの一人でもある 黒ぶちの眼鏡(伊達)に、緩くウェーブし、背中まで伸びた黒髪がトレードマーク 長身、かつ切れ長の涼しげな眼差し……といった容貌から 周囲の人間にクールでドライな性格と思われているが……? 【装備品】 〈エスカリボルグ〉 手に持つと 「ぴぴるぴぴるぴぴぴるぴ~☆」 と絶叫せずにはいられなくなるバット キャラ崩壊させたい奴に持たせろ! 普段は、野球部から没収した黒いバットケースに入れて持ち歩いている。 【八俣乃武】との戦闘にて、死亡。
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進化前フレーバーテキスト クラス:ドラゴン コスト:4 レア :ゴールド 種別 :スペル 効果 手札をすべて捨てる お互いのフォロワーすべてに5ダメージ 概要 進化後フレーバーテキスト 名前 コメント
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アラン・スミシー キャラクター詳細 名前: アラン・スミシー(偽名) 性別: 男 年齢: 不明 性格: 殺し屋家業の実家から逃亡中の為、偽名使用中。「逃げるタイミング失っちゃったなぁ・・・」他のハンターと違い、ゾンビ退治が目的ではない事や、争いを好まない性格の為、積極的に戦うことは無い。 ハンターになった経緯: 日用品買出しの為、モールに来店中に巻き込まれる。基本、自衛の為に戦うが、ゾンビに襲われている人が居たらできる限り、助けるようにしてる。 使用武器: 各種武器。 戦闘法: 実家が殺し屋をやっていた為、殺しについての英才教育を受けその為、各種武器の取扱いや、各種乗り物の運転技術がある。又、物心つく前からの日常的な毒物の投与により、毒物への耐性があり、ゾンビウィルスの血清が作れないかと、自ら人体実験中。人体を破壊する為に構造を把握させられた為、その知識を生かし普段は医者をやっており、トランクケースの中に医療器具が入っている為、簡単な治療なら行える。その他、骨格をいじっての変装なども行うことができる。 成功率:??%
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TLD/103 TD 伝説の殺し屋 ヤミ/変身能力 女性 パートナー ドキドキハプニング ヤミ/変身能力 女性 レベル 1 攻撃力 2000 防御力 4500 【いい殺気ですね…】《闇》《変身》 【起】〔ベンチ〕[このカードか、あなたの【スタンド】のエネルギーを1枚【レスト】する] → この技は、1ターンに1回まで使える。あなたのリタイヤが1枚以上なら、あなたは自分のリングのカードを選び、相手のターンの終わりまで、そのカードを+500/+500。 作品 『To LOVEる-とらぶる- ダークネス』 備考 2012年12月21日 今日のカードで公開。 このカードをパートナーにしているカード 取得中です。 関連項目 取得中です。
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神は死んだ/俺が殺した ◆i7XcZU0oTM 碌に辺りも見ずに、歩き続けたせいだろうか。 気がつけば、月はあの忌わしい砂糖工場から、かなり離れていた。 道中、微かに声が聞こえて来たが、声の発信源から離れ過ぎていたためか、上手く聞き取れなかった。 あれは一体何だったのか……普段ならば、いくつも候補が出てくるようなこの問題。 だが、今の月の精神状況では、とても普段の頭脳を生かすことができそうにない。 何かを考えようとするたびに、チラチラと頭の中に浮かぶものが、月の思考を妨げる。 (……いつまで、お前は僕の頭の中に居座るつもりなんだッ……!) ダディクールを、自分の手で、殺した瞬間の光景。 自分の手で、直接手を下した時の、手に伝わってきた感覚。 あの瞬間の全てが、月の脳裏に、消える事なくくっきりと残っている。 どれほど、振り払おうとしても。どれだけ、忘れようとしても。 やればやるほど、それはより強く脳裏に刻まれてゆく。 それこそが、他人の命を奪った、否定しようのない事実であり、証拠だ。 今までも、デスノートで命を奪いはしたが、あくまで間接的でしかないのだ。 「…………!」 どれだけ逃げ続けたとしても、罪からは逃げられない。 目を逸らそうが、逃げ出そうが、罪はどこまでも追いかけてくる。 いつかは、逃げ切れなくなる時が来る。 逃げ切れなくなった結果、どうなるかは……分からない。 「ここは……地図で言うと、どの辺りになるんだ……?」 PDAと地図を取り出し、簡単に現在位置を把握する月。 (C-4……結構な距離を歩いたようだ……) 自分のいる場所。 何でもない情報ではあるが、それを改めて確認したお陰なのか、月の心は今の所平穏を保てている。 これが続くならば、冷静に物事を考えられる筈。 月自身も、そう考えていた。 「……へぇ、何だか変わった奴が来たね」 ここで生き延びる為には、できれば遭遇しない方が良い相手。 そいつに、出会いさえしなければ。 ~~~~ (やっぱり、誰もいないなぁ……人っ子一人いないや) 閑散とした街中を闊歩するモララー。 一見、スキだらけの行動だが実際はそうではない。 傍目からはそうとは見えないが、常に周囲を警戒しつつ進んでいるのだ。 並大抵の相手であれば、襲い掛かった所で返り討ちにされるのがオチだろう。 「声のした所に行くと、百貨店に戻る事になるなぁ。まあ、得られるかもしれない成果に比べたら、小さいものだけどね」 どう行動するにしろ、考え無しに動く訳にはいかない……。 百貨店を"襲撃"するならば、その時が来るまでに用意をせねばならない。 どのような手段を用いるのか、どこから攻めるのか、どの武器を使うのか。 どれかが不完全であれば、そこから崩れてゆく。 (方向はこっちでいいよね、多分) だが、襲撃を実行に移すのであれば、当然百貨店へと行かなければならない。 モララーのいるこの街からでも、百貨店は少し見える。 そこを目指して進めば、到着までそう時間は掛からないだろう。 だが、この場では何が起こるか分からない。 ……もしかしたら、何者かに襲われる可能性も十分ある。 百貨店で起こるであろう戦いの前に、負傷等は避けたい……。 そんな考えが、モララーの頭の中にあった。 (場所や大きさによっては……動けなくなる可能性も十分にある以上、極力負傷は避けたいな) もちろん、相手によってはそんな事も言ってられないのだが。 ……多少の負傷を覚悟で、全力で殺しにいかねばならない相手。 そんな相手が、いないとも限らない。 今の所、そんな相手にはモララーは遭遇していないが……。今後、遭遇する可能性はある。 その想像を、モララーは首を横に振って振り払う。 「とにかく、今やるべきことに集中した方がいいや」 それほど強大な相手なら――――出遭った時に、確実に殺せばいいだけのこと。 この場にいないのであれば、被害を受ける事などないのだから。 それより、今やらなければならない事に集中した方がいいに決まっている……。 「大きい十字路だなぁ」 またスタスタと歩き続けていると、普通の十字路に差し掛かった。 確か、あの街にもこんな感じの交差点が……沢山あったような。 それほど古い記憶ではないのに、ぼんやりとしたビジョンしか頭に浮かばない。 あまり、重要と言う訳ではない記憶だからなのかもしれない。 その証拠、になるかは分からないが、自身の行った戦闘の記憶は、しっかりと頭に残っている。 (……何やってるんだろう。こんな所で、油売ってる場合じゃないや) そう思って、百貨店目指して、足を進めようとした時。 別の道から誰かが歩いてくるのを、モララーは確認した。 作業着のような物を着て、肩に鞄をかけている。 「……へぇ。何だか変わった奴が来たね」 モララーの発した声に反応して、男――――夜神月は、垂れていた頭を上げた。 頭を上げ、視界にモララーの全身が映った瞬間。 月の表情が、一瞬で凍り付く。 「……な……」 「何をそんなに驚いてるの? ずいぶんと失礼な人だなぁ。ただ、出遭っただけじゃないか。 自己紹介でもしようか、僕はモララー。アンタの名前は?」 月の脳裏に、PDAを確認した時の光景が蘇る。 ……殺人者の中に、"モララー"と言う名前は……あった。それも、一番目立つ上の方に。 「う……嘘だろう……? こんな所で……こんな奴に、遭遇するなんて……ッ」 「嘘な訳ないじゃん。僕は実際にここにいるし。アンタもそうだろ?」 危機を察知したのか、月の頭脳が急加速する。 ……こいつに対抗できる何かはないのか? 月の持っている武器は、牛刀にスタンガン。鞄の中に、ブラックジャックにガスバーナー。 弾切れの56式自動歩槍に、(使い方を理解していないが)毒霧の杖。 一方、モララーの武器は突撃銃一丁に狙撃銃一丁。 月は今の所知る由もないが、これに加えて赤い刃も持ち合わせている。 その上、元々の身体能力でも、月はモララーに引け目を取っている。 (どうすればいい……!? どうすれば、この緊急事態を乗り越えられる……!?) どれだけ考えた所で、1つの答えに収束するだけだ。 ――――戦うしかない。戦い、倒すしかない。こいつは、"善良"とは程遠い存在だ。 (……でも、どうすれば?) 戦った所で、勝ち目がないのは分かり切っている。 牛刀で切りかかっても、辿り着く前に蜂の巣になるのが関の山。 ならば、手持ちの武器を投げてみるか?それも、おそらく無駄な抵抗になるだろう。 モララーと月の距離は4メートルほど。投げれば届くだろうが、あくまでそれだけだ。 ……傷をつけ、命を奪くまでには到底行かないだろう。 万事休すか、八方ふさがりか。どちらの言葉も、今の月の状況を現すには丁度良い言葉だ。 「ずいぶん驚いてるね。まあ、こんな姿の奴に出会えば別段おかしい反応でもないからな」 右肩に巻かれた、白い……いや、白と赤のツートンカラーに塗られた布。 体の所々に付着する、赤黒い斑点。右手に持つ突撃銃……。 確かに、モララーの言う事にも一理ある。 「それより……こうやって出遭った以上、アンタを生かしておく訳にはいかないからな」 チャキッ、と小さな音を立てて、突撃銃が構えられる。 ……標的は、もちろん月。 「あ……」 「それじゃ……これでお別れだからな!」 引き金が引かれる寸前。 何もかもを捨てて、走り出す月。 ……何をどうする、これをああする、そんな考えよりも、本能が勝った。 ――――死にたくない 生きていたい (……僕は、まだ死ぬ訳にはいかな――――) 静かな街に、銃撃音が木霊した。 ~~~~~ 「ちょっと時間と銃弾を浪費しすぎたかな……?」 何食わぬ顔で、百貨店を目指し歩を進めるモララー。 (時間も弾も、有限。無くなってしまったら、終わりだからな!) 来たるべき"時"が来るまでは、なるべく無駄ははぶいていきたい。 だが、今回の様に、誰かに遭遇した時は、そうも言っていられない状況になる可能性も、大いにある。 そのためにも、先程仕留めた男から、有用な武器が手に入れば良かったのだが……。 (微妙なモノしか持ってなかったな。あれくらいの武器じゃ……ちょっと頼りないね。銃もあったけど、 弾が切れてちゃ役立たずだよ) 結局、収穫は忍法帳のポイントが入ったPDAのみだった。 それでも、1人仕留めただけで2も忍法帳のレベルが増えるのだから、大きい収穫だ。 (でも……レベルが上がってたってことは、アイツも誰かを一人殺してたってことだよね。まあ、別段興味もないけど) とにかく、今は百貨店を目指そう。 辿り着いて、準備を整え次第に……行動する。 (肩の傷もあるし、直接交戦するのは避けたかったけど……このチャンスをフイにする訳にはいかないからな) 【C-2・北西付近/1日目・朝】 【モララー@AA(FLASH「Nightmare City」)】 [状態]:右肩に銃創、赤い刃使用可能(残量小) [装備]:H K G36(10/30)@現実、根性ハチマキ@現実(肩に巻いてます) [道具]:基本支給品一式×2、PDA(忍法帖【Lv=04】)、夜神月のPDA(忍法帳【Lv=01】)ランダム支給品0~2、 モシン・ナガンM28(4/5)@現実、H Kの予備マガジン [思考・状況] 基本:優勝狙い 1:百貨店を襲う。そのためにも、まずは百貨店へ 2:傷が癒えるまでは直接的な戦闘を避けたいけど……チャンスを逃したくはない 3:殺し合いに乗る、強者はなるべく後回し ※出典元により、自在に赤い刃を作り出す能力を持っていますが、連続して使用するとしばらく使えなくなります ※日本鬼子、鬼女の姿のみ覚えました。一条三位に関しては正確な姿を覚えられませんでした ※八頭身、モナー、ギコ、しぃ等を、ナイトメアシティに関係する者だと思っています ~~~~~ モララーも鞄の物色を終え、この場を立ち去ったあと。 (…………嫌だ…………死にたく、ない…………) 足に、肩に、背中に銃弾を受け、もはや生きているのが精一杯な状態で、月は倒れていた。 ……もう助かる見込みなどない状態で、ただ何も出来ずに終わりの時を待つ。 それが、月にとってどれほどの屈辱なのかは、計り知れぬほど。 「…………誰か…………助、け…………」 残った力を振り絞り、精一杯絞り出した言葉を、聴く者は誰もいない。 何かを掴むかの様に、月は手を前に伸ばすが、手を取る者は誰もいない。 たった一人で、孤独に飲まれながら、月は死ぬ。 その事実を悟った瞬間、月は狂おうとした。叫ぼうともした。 だが、もう狂う力も、叫ぶ力も、残されてはいない。 (…………新世界の、神になる、はずだった、のに…………どう、して…………) 新世界の神を自称した青年は、おおよそ神には似つかわしくない終わり方で――――あっけなく、斃れた。 【夜神月@AA 死亡確認】 【残り45人】 ※夜神月の所持品は、夜神月のPDAが無くなった状態で遺体の傍に放置されています。 No.89 fate of the blood 時系列順 No.91 ハルトシュラーのパーフェクト説得教室 No.89 fate of the blood 投下順 No.91 ハルトシュラーのパーフェクト説得教室 No.88 ひと時のマターリ モララー No.98 天才あらわる No.61 絶望ダディ/壊れた救世主 夜神月 死亡
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26 殺しはオペラを聞きながら
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「もう嫌だ……なんでこんな事になっちゃったんだ!」 野比のび太は次々と起こった悲劇に泣き叫ぶ。 【ブルガルと名乗った男による殺し合い】の開催。 見せしめにされた富岳と呼ばれた男の死。 殺し合いの中、友達の出来杉に会えて喜んだのも束の間。 その出来杉により殺されて、気がついたら再び殺し合いに放り込まれ少女が見せしめにされる。 これらを僅か一、二時間の間で体験したのだ。 時に子供とは思えない勇気を発し、過酷な大冒険を何度もしてきたとはいえ元は気弱な少年。 この一連の出来事は彼から気力を奪うには充分すぎた。 ましてや今は周りに頼れる人物もいないのだ。 少年は一人、その場から動かずにただ震え続けていた。 だがしかし、そんなのび太の視界に突如見覚えのある青いロボットの姿が映る。 「ド、ドラえもん! 良かった、キミなら秘密道具でこんな殺し合いを止められるよね!」 のび太は頼れる人物の登場に一転笑顔になって走り寄った。 「何を言っている、のび太? 敵対していたこの俺にそんな事を頼むとはな」 しかしドラえもんは不愉快そうにのび太を振りほどく。 「何の事だか分からないよドラえもん! こんな時なんだからキミを頼るのは当然じゃないか!」 そんなドラえもんの様子に不安になりながらそう叫ぶのび太。 だが、ドラえもんは何の事だか分からないという言葉に尚更顔を怒りに歪め――― 「ふざけるな、ふざけるなよ、野比のび太」 「う、うわああぁぁぁああぁあぁああああぁあ!!!」 先の殺し合いで出来杉と会った時をなぞる様に、 のび太は知らずに地雷を踏みドラえもんに襲われる事となる。 しかし結果までは同じとは行かなかった。 「危ない野比!」 出来杉と同じように飛び道具を持っていたなら分からなかったが、 素手のドラえもんは体重を生かした体当たりをしてきた。 だからのび太へとドラえもんが衝突する前に第三者が割り込めたのだ。 129.3馬力もあるドラえもんのタックルを見事に受け止めてのび太を守ったのは、 担任である先生だった。 なんとか助かったのび太は安堵の息を吐き、ドラえもんへと理由を問う。 「一体どうしちゃったんだよドラえもん!」 「どうしちゃった……だと? どこまでも俺を虚仮にするつもりか! ロボットだからといって都合のいい時だけ俺を利用しようとしやがって!」 「!? 僕はそんなつもりは!」 ドラえもんの目からは自分はそう映っていたのか、とのび太は動揺をする。 「自分で何かをなそうとしない癖に直ぐに人を頼って、俺が何もしなけりゃ罵る。 俺はそんなお前が気に喰わねぇ!」 「野比、早く逃げなさい! そこの先生のデイパックにキメラの翼という移動アイテムが入っている、それで逃げるんだ!」 怒りからか益々増してくるドラえもんの力を一所懸命に抑えながら、先生はのび太へと叫ぶ。 「でもドラえもんが……それに先生も!」 「彼は先生がなんとかする! 野比、君にも守りたい人がいるだろう、だから行くんだ!」 「……分かりました、後はお願いします」 のび太は一瞬の迷いの後しずかの顔を思い浮かべ、頷く。 そして先生のデイパックからキメラの翼を取り出して空高く投げ、その場から飛び去っていった。 【一日目/深夜/不明】 【野比のび太@第二回アニメバトルロワイアル ブルガル主催ルート】 [時期]:10話『Doraemon/a victim of fate』で出来杉英才に殺された後 [状態] 精神疲弊 [所持] 不明@不明 [方針]基本方針:まだ決まってない 「くそっ、邪魔をするな!」 ドラえもんは飛び去っていくのび太を見て、八つ当たりのように先生を殴り飛ばす。 「ぐっ、邪魔をさせてもらおう野比の家のタヌキ。 大事な生徒に害を為すものを放っては置けない」 ぶっ飛ばされた先生は直ぐに起き上がると、 仕切りなおすようにドラえもんから間合いを取り構えた。 「ふん、貴様程度が俺を倒すというのか?」 「確かに野比を守りながらだったらきつかっただろう。 だが野比が逃げてくれた今、私は全力を出せる。 それに野比の前でお前を壊したくはなかったからな」 「馬鹿にしやがって!」 (守る為の殺しはフグ田さんとの戦いでやめると決意した。 だが明確な危機から野比達を守る為に、私は再び間違いを犯そう) 先生は全力で、向かってくるドラえもんを迎え撃った。 【一日目/深夜/栃木@テラカオスバトルロワイアル】 【先生@ドラえもん@テラカオスバトルロワイアル 一周目】 [時期]:256話『二つの決意』の直後 [状態] 健康 [所持] 無し [方針]基本方針:生徒達、特にのび太を守る 1:ドラえもんを破壊する 【ドラえもん@ニコニコ動画バトルロワイアル】 [時期]:17話『削除下克上』で日吉若に殺された後 [状態] 激怒 [所持] 不明@不明 [方針]基本方針:のび太を殺す 1:先生を殺す 【キメラの翼@ジャンプキャラ・バトルロワイアル】 先生@ドラえもん@テラカオスバトルロワイアル 一周目に支給される。 一度行ったことのある場所なら、行きたい場所を思い浮かべながら放るとその場所へ行ける。 ★パロロワ一口メモ★ 【ブルガルと名乗った男による殺し合い】 そんなロワは聞いた事がない人も多いと思うが、それもそのはず。 ぶっちゃけてしまうとキャプテンが立てたロワの一つ。 このキャプロワを潰す為に色々な書き手が才能の無駄遣いをしてくれた。 次々と死んでいく主人公達、そして惜しみないアイデアに当時は吹いたものである。 002:とある書き手の旗即折 投下順 004:今日のディアボロ GAME START 野比のび太@第二回アニ ブルガルルート 次話 GAME START ドラえもん@ニコ 次話 GAME START 先生@ドラえもん@カオス一周目 次話
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不快、苛立ち、嫌悪、憤怒。 言葉では到底言い表せぬ負の感情が綯い交ぜとなった顔で、無惨は宙を睨み上げている。 数十分前、地下空間から地上へと出た無惨は急ぎ行動に移った。 時間は有限、今こうしている間にも珠世に打たれた薬に肉体が蝕まれている。 鬼にしてやった恩を忘れ、産屋敷なんぞに協力した憎たらしい売女。 罵りの言葉は無数に浮かぶが口に出しても状況は一つとして好転せず。 放って置けば老化は取り返しの付かない所まで進行し、待ち受けるのは末期の患者の如き弱々しく惨めな最期。 人間という脆弱な殻を脱ぎ捨て、完璧な肉体を手に入れた自分がそのような末路を迎えるなど認めない。 故に一刻も早く手に入れねばならない、時を止める力を。 月が昇る今の時間帯は、余計な制限も無く動き回れる絶好の機会。 一時撤退を選んだとはいえ、あの金髪の男はまだそう遠くへは行っていない筈。 ならば急ぎ追い、その道程で誰が来ようと殺して進む。 力の差も理解出来ない愚図に掛ける情けは皆無、むしろ自分に余計な手を煩わせた罪を噛み締め死ねば良い。 生存欲求を脚力に乗せ駆け出し、数分と経たない内に出鼻を挫かれる羽目となった。 突如空中に浮かび上がった男の姿。 巨大モニターを通じた主催陣営の放送、無惨の知識には無い数百年以上先の技術。 未来の科学を目の当たりにしても無惨に動揺は無く、されど何も感じないという事にはならない。 檀黎斗。 冥界の魔王や、どこからともなく乱入した鎧武者にそう呼ばれた男。 どうやら話を聞くに黎斗こそが殺し合いの元凶らしい。 顰めっ面で見上げる無惨の内心は激しく荒れ狂い、下手をすれば憤死しかねない程。 あの男の一挙一動が癪に障る。 口から吐き出す糞のような言葉が鼓膜を刺激する度に、自分の耳を引き千切りたい衝動に駆られる。 何らかの力を手にし付け上がった屑が神を自称し、不愉快極まりない。 我こそが絶対だと信じて疑わない態度、ふざけているのか。 何の権利があってこちらに命令している。身の程を知る知能すら無い塵が。 黎斗が何を考え無惨を参加させたのかは容易く見当が付く。 この地にいるかもしれない鬼狩りどもや、その他大勢の人間を殺す狩人としての役目。 殺し合いと言う名の遊戯を効率良く進める手頃な駒。 怒りで顔に赤みが増す。 無惨は他者を殺すのに一切の躊躇を抱かない男だが、不要な殺しを積極的に行う性質でもない。 殺すのは絶望的に低い沸点により癇癪を引き起こした時か、食事や口封じなど必要に迫れた時のみだ。 平時においても見境なしに殺して回るような快楽殺人者では無いのである。 無惨からしたら無駄な労力を割いてまで有象無象を手に掛けねばならない状況へ追いやった黎斗に、怒りを抱くのは当然のこと。 そんなもの鬼狩りの連中でも呼んで、異常者同士勝手にやっていれば良いだろうに。 それ以前に黎斗ら主催者は無惨へ首輪を着けた、殺し合えと命令をした。 無惨は己を縛る存在を決して認めない。 余程の理由でも無い限り、無惨の中で黎斗達を生かす選択は存在しない。 だが怒りに身を任せる事が余りに多い無惨でも、それのみに囚われる愚は犯さなかった。 上空に浮かぶ主催者達のやり取りから重要と思わしき情報を見極める。 特に注視したのは銀の鎧武者が返り討ちに遭った光景。 黒い鎧らしきものを纏った黎斗に斬り掛かったかと思えば、瞬きの間に地へ伏していたのだ。 黎斗の攻撃を受けたのだとしても、肝心の攻撃を加えた瞬間が確認できない。 まるでその部分だけ綺麗さっぱり削られたかのよう。 この奇怪な現象の正体に、無惨は心当たりが一つある。 つい先ほど自分も味わった未知の能力、時間停止。 黎斗が攻撃した瞬間が確認できないのは当たり前だ、時を止めた世界を認識出来るのは止めた本人だけなのだろう。 となれば納得はいく。 金髪の男のような能力の持ち主ですら一参加者へと落とし込めるのか。 答えは主催者も同じ能力を持っているから、それだけだ。 尤も金髪の男と黎斗では時を止める方法そのものが恐らく違う。 金髪の男は傍らに出現させた人形の力で、男自身の能力で時を止める。 一方黎斗は銀の鎧武者を返り討ちにする直前、奇妙な腰巻きに触れていた。 つまり黎斗本人の能力ではなく、あの腰巻きに時を止める仕掛けが施されている可能性が高い。 違いはあれど時を止める力の持ち主二人の存在を確認できた訳だが、今優先するのは金髪の男の方。 何らかの術により大々的に存在を知らしめているとはいえ、黎斗の現在地は不明。 更に全く持って忌々しい限りだが、仮に今すぐ黎斗達の居場所が判明しても首輪がある以上即座には殺せない。 無惨が鬼であると知って尚も首輪を装着したのなら、無惨の生命力であろうと死に追いやる仕掛けが施されていると考えるのが自然。 何より今の無惨は薬の効果で生命力が衰退の一途を辿っている。 このままでは、太陽の光以外で死ぬのも有り得ないでは済まされない。 主催者への怒りを宿しつつも、自らの生還の為に必要となる情報を一つでも読み取ろうと視線は外さない。 そんな姿勢は、一瞬で崩される事となった。 『最後に敵キャラを紹介しよう』 鬼舞辻無惨は他の鬼を凌駕する驚異的な力を持つ。 本来辿る筈だった正史において、鬼殺隊が勝利を収められたのは珠世としのぶが共同で開発した薬があってこそ。 それが無ければ柱複数人、痣が発現した隊士複数掛かりであっても全滅という末路を迎えていた可能性は大いにある。 十二鬼月最強の戦力である黒死牟ですら、無惨には及ばない。 『このゲームは基本的に対人戦でNPCは出来る限りプレイヤーの命を奪わないように調整してあるが―――』 そんな無惨でも長きに渡り生にしがみついた中で、一度だけ圧倒的な恐怖を味わった事があった。 ただの一撃を入れる事も叶わず、そればかりか逃走に集中するしか無かった相手。 決して忘れはさせぬとばかりに付けられた傷痕は、今でも覆い隠した肉の奥で焼けるような痛みを訴えている。 だがその男は数百年前に死に、この世のどこにも存在しない。 鬼の無惨をして化け物と戦慄させる存在も、寿命と言う人間の限界からは逃れられなかった。 だからもう二度と、あの時の恐怖を味わう事は無い。 その筈だというのに。 『彼だけは別だ』 「――――――――」 数百年振りに蝕む、焦燥と恐怖。 札のような耳飾りが特徴的な男を見た今この時だけ、黎斗への怒りも忘れる衝撃に襲われた。 心臓が悲鳴にも似た鼓動を響かせ、細胞全てが異様に張り詰める。 黎斗が何か言っていたが耳に入らない。 ゲームに反抗的な参加者の戦意を煽り、とある二人へ揺さぶりを掛ける為に紹介した少女の存在すら意識の外だ。 磯野と呼ばれた男の喧しい宣言と同時に映像が消え、会場には静寂が戻る。 「――――っ!!!!!」 轟音。 アスファルトが砕け散り、地面に大きな破壊痕が生まれた。 衝動のままに腕を振るった無惨から余裕は完全に消え失せている。 直接目の前に現れたのではない、されど数百年前に直接対峙したからこそ分かる。 アレは本物、この身に消えぬ恐怖(いたみ)を刻み付けた化け物本人であると。 ふざけるなふざけるなふざけるな。 何故貴様はこの期に及んで私の前に現れる。 何故大人しく地の底で腐り果てない。 化け物が、貴様が存在するだけで世の理が狂う。 常に全身を移動し続ける脳が今後どうすべきかを模索し続ける。 あの化け物と同じ地にいながら、生き延びる為の方法を。 だが考えれば考える程、出て来る答えは自分の詰みを突き付けられるばかり。 まずこの手で始末するという選択肢は真っ先に外す。 肉体に問題の無い時でさえ抵抗すら許されずに斬られたのだ、薬の効果で弱体化を余儀なくされた今の自分では目も当てられない結果となるに違いない。 仮に薬を打たれてなかったとしても、向こうは分裂による逃走を間違いなく警戒している。 同じ手を二度も食らうような馬鹿なら、こうも焦ってなどいない。 潜伏し寿命で事切れるのを待ち続ける、これも不可能。 無惨がいるのは元いた日本ではなく、黎斗が用意した閉鎖空間。 数歩歩けば遭遇する程の狭さとは言わないが、数十年も隠れ続けられる場所でもない。 何よりそのような動きを主催者達が容認するとも思えない。 さっきの態度からして黎斗は殺し合いを一種の遊戯と捉えているように見受けられた。 であれば、他者ととの戦闘に発展せず隠れてやり過ごす真似は、盛り上がりに欠けるとして歓迎しないはず。 期待外れとして首輪を遠隔で爆破されるか、潜伏場所をあの男に伝えられる可能性は非常に高い。 何故自分の命が異常者の都合で左右されなければならない。 怒りなど異様に低い沸点のせいで数えきれないくらいに抱いて来たが、これ程までに屈辱と不快感を味わったのは初めてに思えた。 歯が全て砕けんばかりに噛み締め、されど諦観にだけは至らない。 考え続ける、どうすれば生きられるかを。 僅かな可能性を手繰り寄せ、ちっぽけな情報を組み立てていく。 「…………やはり、あの男の力が必要不可欠となるか」 出した結論は放送前と同じ、金髪の男を喰らい時を止める力を我が物とする。 耳飾りの男と同じ切羽詰まった問題として、無惨の肉体は現在進行形で急速に衰えているのだ。 例え数日間あの男との遭遇を免れても、解毒が完了しなければ寿命で消滅は避けられない。 加えて時を止める力さえ手に入れば、あの男を殺す事も現実味を帯びて来るだろう。 アレが無惨にすら反応を許さない速さで剣を振ろうと、時間そのものを止められては無意味。 尤も、それで確実に仕留められるとは無惨も絶対の自信を持って言える訳ではない。 時を止める間すら無く殺される、あの男相手ならそうなっても不思議は無いのだから。 もう一つ、微々たるものだが無惨にとって有利な事実があった。 耳飾りの男は姿こそ数百年前と同じ、しかし行動まであの頃とそっくりそのままではない。 聞き慣れない言葉を並べていたが分かる、あの男は黎斗の傀儡と化している。 つまり鬼狩りとして人間どもの命を守る為にではなく、無差別に牙を剥く剣鬼として存在する。 と言う事は、あの男は無惨のみならず全参加者にとっての敵であるのだ。 ならばあの男が無惨の元へ辿り着く前に、他の参加者達が足止め役となる。 当然有象無象が束になった所でアレを相手に勝利を奪えるとは思っていないが、それでも幾分かの時間稼ぎにはなるだろう。 その他の邪魔となる者は鬼狩りも含めて全て薙ぎ払う。 今後の方針を纏め終えるとすぐに金髪の男の追跡を再開する。 今は一分一秒が惜しい。 時を止める力を手に入れ、このふざけた茶番を生き延びた後は檀黎斗を殺す。 愚かにも自分に向けて神を名乗り屈辱を味合わせた罪、あの男自身の命で代償を支払わせねば気は済まなかった。 鬼舞辻無惨は己の生を投げ出さない。 その為に、何を犠牲にしようとも。 【F-3 市街地/一日目/深夜】 【鬼舞辻無惨@鬼滅の刃】 [状態]:健康、主催者への不快感(極大)、恐怖と焦燥感(大) [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況]基本方針:誰であろうと殺す。 1:金髪の男(DIO、名前は知らない)を喰い殺し、時を止める力を手に入れる。 2:1が完了するまで耳飾りの剣士(縁壱)との接触は絶対に避ける。何時まで私に付き纏う気だ貴様は。 3:全てが終わったら檀黎斗を殺す。二度と私の前に姿を見せるな異常者が。 [備考] ※無限城決戦終盤からの参戦(寿命残り数日)。分裂不可。再生能力は今のところ健在。 024:未来への第一歩 投下順 026 Moving fast 心の時計、走らせ 時系列順 04 夜に駆ける 鬼舞辻無惨 055 鬼械戦線
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最初は夢だと思っていた。 街で触れ合う子供たちや郵便社の同僚が、風邪をひいたり体調を崩した時にたまに見ることがあるという変な夢なのだと。 数日前に"探し物"をしている途中から雨が降ってきたから、そうなんだろうなと漠然と考えていた。 しかし、首輪の爆発によって男の首と身体が離れ離れになり、視覚と嗅覚に新しい情報が入ってきて、"彼女"は理解する。 戦場で嗅きなれた血の匂い、崩れ落ちる首無しの身体、首があった場所から飛び散る臓物。 ―――今見ている光景は、夢ではなく現実で起きている事なのだと。 即座に防衛体制を取ろうと手足を動かそうとして、"彼女"はここで身体が動かせない事を知る。 その後もサングラスの男がルールを説明したり、悪魔の姿をした存在が話す無数の世界の話に耳を傾けながら、何か情報を得られないかと目を動かしていたが、顔を動かせない以上見える事は限られている。 そして、サングラスの男がデュエルの宣言を行うとき、"彼女"―――『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が最後に見たのは、見せしめで死んだ男の首であり、 自分自身の眼と何も見てない死者の眼と視線があった、気がした。 ▲ ▽ バトルロイヤル形式の決闘として今回使用される、四方を海に囲まれたフィールドの北西付近。 雪原と草原に挟まれたエリア周辺が、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの初期配置された場所であった。 自身のおかれた状況を即座に理解した彼女は、この場所では狙撃の的になりかねないと身を隠す場所を求めテイバッグを持ち草原側に向かい、10分ほどで森に囲まれた木々を場所まで移動。 一時的な安全を確保した彼女は、テイバッグの中身を手袋をつけた手で探っていく。 このデュエルという名の殺し合いの前までに生活拠点にしていた街では、歩けばその美貌で人々が振り返ったとされる金髪碧眼の容姿をした少女は、今は顔色は優れない。 人が死ぬ所を見たことではなく、元の世界で彼女に起きた出来事が最大の理由であるが、自分に支給されたアイテムを確認している最中に、一瞬だが一段と険しくなる。 彼女が手にしたアイテムは、イングラムM10という名の小型の機関銃。 「人を……殺せる道具……」 ポツリと、ヴァイオレットが呟く。彼女にとって銃とはかつて馴染み深い道具であり、今は不快を感じる兵器であり、そして己自身であった。 ―――かつて、陸軍の女子少年兵として所属し、ギルベルト・ブーゲンビリア少佐の部下として各地で戦ったヴァイオレット。10代前半の少女とは思えない卓越した身体能力と「殺し」の才能で戦地を勝利に導き、敵を葬ってきた。 ―――その最終決戦で、自身は最終的に両腕を失い、同じく傷を負った少佐とは運ばれた病院の違いで離れ離れになる。 ―――その後、両腕は入院中に義手を得て、少佐と親友であったクラウディア・ホッジンズ中佐が保護者として退院、中佐が戦後立ち上げた郵便社にそのまま住み込みで働くことになる。 ―――郵便社の代筆業=自動手記人形(ドール)の仕事を紆余曲折ありながらこなしていき、人々との関わりを触れていくことで、彼女は初めて過去の自身を振り返り、心に生まれた罪悪感を知る。 ―――かつての自分がしてきた事は、どれだけの“いつか、きっと”を奪ったのではないのか? ―――多くの命を奪ってきたことで、自分自身が傷ついていてたくさんの火傷を負ったのでは? ―――少佐の武器でしかない自分が、自動手記人形(ドール)として人を結ぶ手紙を書くのか? ―――そして同時に、少佐は未帰還兵として扱われ、既に墓まで作られていたという事も、偶然知ってしまう。 ―――その現実を受け入れきれないヴァイオレットは、ギルベルト少佐を探すべくかつての戦地の跡に足を運び、瓦礫を漁り残っているものを探り日々を過ごしたが、ホッジンズ中佐の手によって郵便社に戻り―――今回のデュエルに参加者にされた。 前述した通り、ヴァイオレットはこの闘い自体は夢ではなく現実だと既に受け入れている。 彼女が一番懸念している事は、自分の首にはめられている首輪やこの島から脱出する方法ではなく、自分自身の事である。 人の気配もNPCモンスターの気配もない森の中で、闇に潜みつつ独り思考していく。 ー最後の一人になるまで戦えと言われた。 ーもう、誰も殺したくない。 ー帰らなければならない。社長やカトレア様がいる郵便社に。 ーそして、代筆を、手紙を書けるのか? ーこの、武器として人を殺めてきた私が? ーいや、もしかしたら皆もこの闘いに巻き込まれてるかもしれない。 ーその時は、皆を守るために、戦い、殺すのか? ーまた、誰かの…“いつか、きっと”を奪うのか? ー今の自分は、生きていて良いのだろうか? ヴァイオレットは答えの出ない自問自答を脳内で繰り返す。そうして時間は過ぎていくが、10分ほど経った頃に現状に思い出し、意識を引き戻す。 「とにかく、動きましょう……」 自分に言い聞かせるようにつぶやいたヴァイオレットは、持っていた銃をジッと見て、立ち上がり森から出て歩き始める。 《君は…生きて…自由になりなさい》 《心から……愛してる》 「少佐……、私は……」 歩いている最中に、力弱い声で少佐との戦地での最後の会話を思い出し、口にする。 そして少女は、何かにすがるように左手を無意識に胸に身に着けているエメラルドグリーンのブローチを握っていた。 【ヴァイオレット・エヴァーガーデン@ヴァイオレット・エヴァーガーデン(アニメ版)】 [状態]:精神疲労(中) [装備]:エメラルドグリーンのブローチ、イングラムM10@現実 [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~2 [思考・状況] 基本方針:元の世界(及びC.H郵便社)に戻る 1:参加者との接触を目指す 2:少佐……、私は…… [備考] 参戦時期は、アニメ8話Aパート~9話特殊EDより前の間です 【イングラムM10@現実】 ヴァイオレット・エヴァーガーデンに支給された。 1970年に作られた軍用サブマシンガン。32発分は装弾済みで、予備弾薬無し 漫画版バトロワで桐山和雄に支給された。ぱらららっ 【エメラルドグリーンのブローチ@ヴァイオレット・エヴァーガーデン(アニメ版)】 ヴァイオレット・エヴァーガーデンの所持品。支給品ではなく、衣類の一つとして没収されなかった "彼女"がヴァイオレット・エヴァーガーデンたりえる大切な一品