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※お下品なネタ注意。 ある晴れた秋の日。 柔らかく気持ちの良い日差しに目を細めていると、草むらから妙な声が聞こえてきた。 何だろうと思いながら邪魔な草を避けた俺は、すぐに身を伏せた。 二匹のゆっくりが、何かをしている所を見たからだ。 「……ぃ!」 「……ょ!」 何か話し合っているらしいが、ここからでは聞こえない。 仕方がないので近づいてみる事にした。 もちろん、隠れるために可能な限り身を低くする事は忘れない。 「……ん! ゆ……!」 「ゆっ……! ……ね!」 ガサガサと草が鳴っているにも関わらず、奴らは気付く気配もない。 隠れる必要性に少しだけ疑問を覚えつつ、ゆっくりどもにバレない様に慎重に近づくと、奴らの会話が聞こえるほどの場所まで来られた。 念のため(あくまで念のためだ。ゆっくりどもは俺の存在に全く気付いてはいない)うつ伏せになって様子を伺う事にする。 ここまで来て気付かれたら元も子もない。呼吸音さえも気にしつつ、俺は奴らの会話に耳を立てた。 「……ゆーん! ゆーん! ごめんなぢゃいぃぃぃ!!!」 「……ゆっくりあやまってね! ゆっくりはんせいしてね!」 大きなゆっくりがゆーゆーと泣き叫ぶ小さなゆっくりを叱り付けている。 揃って間抜けな声を辺りに響かせるゆっくりの姿は、俺の虐待魂を激しく揺さぶるものだ。 こいつらをどう虐待してやろうかと考えつつ、ゆっくりどもの会話を聞き続ける。 「おがーぢゃんごめんなぢゃいぃぃぃ!!!」 「だめなこはゆっくりはんせいしてね!」 大小のゆっくりだから親子かもと推測していたが、親子だと自分で宣言した。 こいつらは何故いつも説明口調なのだろうかなどと考える俺をよそに、ゆっくりどもの会話は続く。 「おねむのまえはきをつけてっていってるでしょ!」 「だっでふぢあわぢぇーだっだんだもんんん!!!」 「ふしあわせーでもがまんしなきゃだめなときもあるっておかーさんはいったよ! ゆっくりはんせいしてね!」 親ゆっくりの怒りはかなり激しいらしく、何度もぷんぷんと言いつつその場でぽよんぽよんと飛び跳ねている。 今すぐ飛び出して二匹ともすり潰してやりたいが、そこをぐっと堪える。 話の流れによっては、この会話も虐待の一つとして使えるからだ。 一言も聞き逃さない様に注意深く聞いていると、意外な言葉が耳に飛び込んできた。 「おねむのときにしーしーするこは、ゆっくりさせないからね!」 「ごめんなぢゃいぃぃぃ!!! ごんどがらおぢょとでぢーぢーぢゅるがらゆっぐりぢゃぢぇでぇぇぇ!!!」 「こんどやったらにどとゆっくりさせないからね! ぜったいだよ!」 親ゆっくりはぷんぷんと効果音を自分で言いながらも、内心は許している様だ。 子ゆっくりも、それほどの時を置かずに許された事に気付くだろう。 微笑ましい親子の図。 いつもならもう飛び出してもおかしくない頃だが、今のこいつらは俺の虐待魂には響かない。 ――ゆっくりも寝小便をする。 その事実から、新たな虐待方法を思いついたのである。 俺は、秋の清々しい空気を楽しむ事も目の前のゆっくりをずたずたにしてやる事も忘れて家へと急いだ。 後ろから「ひゃっはぁ!」「ゆぎゃぁぁぁぁ!!!」「おがあぢゃぁぁぁぁん!!!」などと聞こえたのは、気のせいだろう。 『おねしょゆっくり』 準備そのものは簡単なものだったが、この虐待をするためには夜を待たなくてはならない。 丑三つ時近くまで待ってから向かうのは、近くの洞穴。 そこにゆっくりの家族がいる事は既に確認している。 鈴虫の鳴く中をゆっくりと歩いていくと、すぐに巣を見つける事が出来た。 「……ゆっくりしていってね」 念のために巣の入り口で声をかけてみるが、数呼吸待っても返事はない。深い眠りに入っているのだろう。 巣に入ると、案の定ゆっくり達は熟睡していた。 「ゆぅ……ゆっくりぃ……ゆふふ♪ れいむのあかちゃんかわいいよぉ~……」 「ゆっくりぃ……ゆっくりちていってねぇ……ゆふん♪」 「ゆっくりおいちちょうだよ……むーちゃ、むーちゃ……ちあわちぇ~……ゆふふぅ♪」 のんきに寝ているゆっくりどもを見ると、悲鳴を上げる暇もなく皆殺しにしたい。 だが、今回は潰すのが目的ではないからぐっと堪えて、音を立てない様に巣の奥まで入り込んだ。 狙いは間抜け面をして眠っている親ゆっくりだ。 「ゆぅ~……ゆっ、あま~いおみずさんがたくさんあるよ~……みんなでいっしょにごーくごーくしようねぇ……」 「おみぢゅさん、れいむものみたい~、ゆぅ……ゆぅ……」 「れいむはおかちちゃんをたべてりゅからいらないよ~……むーちゃ、むーちゃ……ゆふふん♪」 間抜け面で眠っている親ゆっくりのそばまで来て、細工を済ませる。 ……しかし、顔がはっきりと分かるほどに近づいたのによだれを垂らしているというのは、野生生物としてどうなのだろうか。 そのおかげでこういう虐待も出来るのだから、文句を言う筋合いはないのだが。 準備が終わったら、後は待つばかりだ。 用意しておいた寝袋に包まって、朝を待つ。 鈴虫の鳴き声が、心地良い眠りへと誘ってくれた。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!」 朝、甲高い悲鳴で目を覚ました俺は、痛む耳を押さえつつ巣を覗き込んだ。 中には、酷く動揺した様子の親ゆっくりと、それをじっと見つめている子ゆっくりがいた。 「ちがうの、これはちがうの! れいむはしてないよ! してないもん!!!」 首の付け根辺りを濡らした親ゆっくりが、顔中から脂汗をかいて必死にしてないしてないと叫んでいる。 身体を左右に振っているのは、人間が首を振るのと同じ意味があるのだろうか。 だが、そんな親を見る子供達の目は酷く冷ややかなものだ。 「……ぢゃあだりぇがちたの? れいむもおねーちゃんもちてないよ」 「……おねちょちゅるなんて、おかーちゃんはゆっくりちてないこなんだね」 「だがらぢがうのぉぉぉ!!! れいむおねじょなんがじでないよぉぉぉ!!!」 子供達の冷たい言葉を否定しようと、絶叫する親ゆっくり。 あまりに大声を出しているからか、首元からしぶきが飛び散った。 子ゆっくり達はそれを汚らしそうに避けつつ、より冷ややかな視線を親に浴びせる。 「きちゃないものとばちゃないでね!」 「おねむのまえにちーちーちなかったけっかがこりぇだよ!」 「ぢがうよぉぉぉ! れいむおねじょぢでないよぉぉぉ!!!」 どうやら成功したらしい。ほくそ笑みながら、目を凝らして様子を伺う。 そう、れいむがしたおねしょは、俺が仕込んだものだ。 夜の間に巣に忍び込んで、汁粉をれいむの首の辺りに撒き散らせておく。 それだけで、れいむがおねしょをした様に見えるという寸法だ。 「……おかーちゃん」 「ゆっ、なに?」 冷たいまなざしの子供と、ビクビクしている親。 昨日見たゆっくりとは正反対だな、などと考えつつ眺め続けていると、子ゆっくり達は親ゆっくりと距離をとりだした。 「「おかーちゃんみたいなきちゃないこは、おうちにはいらないでね!」」 「ゆうぅぅぅぅぅ!!! おがーざんになんでごどいうのぉぉぉ!!!」 その場を動かずに叫ぶ親ゆっくりの顔色は真っ青で、白目をむいていた。 愛する娘から家に入るなとまで言われたのだし、素直に言う事を聞けば家から出なくてはならないのだから当然の反応だ。 かなりのショックを受けたらしく、そのままぶるぶると震えている親に向かって、子ゆっくり達は更なる追い討ちをかける。 「きちゃないこはどっかいっちぇね! れいむたちもきちゃなくなっちゃうよ!」 「おかーちゃんはくちゃいよ! れいむとおねーちゃんにはもうちかぢゅかないでね!」 「ゆぎゅあぁぁぁぁぁ!!! どうじでぞんなごどいうのぉぉぉ!!!」 おねしょ一つでここまで言うのかとは思うが、きれい好きなゆっくりからしたら決して許せない事なのだろう。 俺は、慌てて口を押さえた。 そうしなければ、あまりの面白さに噴き出して気付かれてしまう。 「ゆ……ゆ……ゆえええええん! れいむほんどにじでないもんんん!!!」 「おかーちゃんおちょなのくちぇにゆっくりないてりゅよ」 「おお、なちゃけないなちゃけない」 とうとう泣き出してしまった親ゆっくりだが、対する子供達の対応はどこまでも冷たい。 それどころか、ウザい顔になって更に追い詰める様な事を言い出した。 ここまで言われたら攻撃しそうなものだが、この親ゆっくりは随分と大人しいらしい。 ……まぁ、それすら考え付かないほどに打ちのめされているだけなのかもしれないが。 「「おねちょちたゆっくりは、ゆっくりちないでちね!!!」」 「れいむおねじょなんがじでないのにぃぃぃ!!!」 止めの一言に耐え切れなくなったらしく、親ゆっくりは涙とおねしょの跡を残して巣から飛び出していってしまった。 ゆええええんと騒がしく跳ねているゆっくりから、涙とおねしょのしぶきが飛び散っている。きたねぇ。 どうでも良い事だが、あのまま外に出たら周りにバレるんじゃなかろうか。 「おねちょちたおかーちゃんがどっかいっちゃね。これでゆっくりできりゅよ!」 「だめなこだよね、ゆっくりちてないよ。あんなおかーちゃんより、ごはんたべちぇゆっくりちようよ!」 一方の子ゆっくり達は、おねしょをした親を追い出せて満足しているらしい。 ゆっくりと食事をとって、そのままゆっくりしている。 こいつらはこいつらで、備蓄食料がなくなったらどうやって生きていくんだろうか。 おねしょ一つで家族を完全にぶち壊す事が出来るという事を知った今、これを利用しない手はないだろう。 次はどの家族の絆を壊すかな……思わず笑いがこみ上げてくる中、次の虐待先を考える。 遠くから「れいむおねしょしてるー!」「ゆわぁぁぁぁん! れいむおねじょなんがじでないよぉぉぉぉ!」というやりとりが聞こえてきた様な気がした。 ゲロの次はおねしょ……まぁ、こういうのは人間性を表してるんでしょうね。 お下品ですいません。 by cyc=めて男 このSSに感想を付ける
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※○ちゃん「ぱられるぱられる、もうどうにでもなれ〜」 ※「僕はこうして〜」シリーズの無断クロスです。レイパーさん、ごべんなさい ※いじめは、うん・・・すまない、特にないんだ。正直作者の自己満足の境地です ※登場人物紹介とかはあとがきの後に記載しています 「おねーさん!すいか、ゆっくりにんげんさんにあいたいよ!」 きっかけは我が家で飼っている珍種ゆっくり、ゆっくりすいかのそんな一言。 ゆっくり人間とはすいか曰く、人間とゆっくりの間に生まれたナマモノで外見は人間と変わらないらしい。 が、身体の成分が一部ゆっくりのそれに類似しており、またゆっくりにエライ勢いで好かれるそうだ。 すいかはこんな馬鹿げた都市伝説をどこからか、恐らくテレビ辺りで仕入れ、なおかつその実在を見事に信じきっているらしい。 そんな生物学者がまた何人か発狂しそうなナマモノがいるはずも無いと言うのに、連日連夜会いたい会いたいと喚き続けるすいか。 私はずっと「居ないものとは会えない」の一点張りで押し通してきたのだが、結局彼女の執念に負けしてしまった。 「そんないきさつでれいむたちはゆっくりにんげんさんをさがしにおでかけをしているんだよ!」 「きょうはどんなゆっくりしたことがおきるのかな?!」 「ゆっくりにんげんさん・・・ゆっくりにんげんさん・・・ゆっくりしていってね!」 「アンタら、誰にナレーションしてる?」 左右の肩にれいむとまりさ、頭上にすいかという傍目には私こそゆっくり人間だろうと言わざる得ないような出で立ち。 それ以外はジーンズ、Tシャツ、白のコート、メガネと至ってシンプルなのだが人の顔の周りで騒ぐこいつらのせいで道行く人々の注目を意味も無く集めていた。 これが私の美貌のなせる業・・・であればどれだけ優越感に浸れただろうか。 しかし、現実というのは残酷なもの。 他の女性を圧倒しているものは胸くらいの私にそこまでの魅力はなく、行き交う人々の視線は私の顔の周りでゆんゆん歌っているゆっくり達に向けられている。 地元ならまだしも、見ず知らずの土地へ向かう電車の中では「何、あのゆっくり馬鹿」と言わんばかりの好奇の眼差しが少し痛かった。 「ということで、れいむたちはゆっくりにんげんさんのまちについたよ!」 「ゆっくりにんげんさんはみつかるかな?!」 「ゆっくりにんげんさん・・・すいかといっしょにゆっくりしようね〜〜〜〜〜!!!」 目的の駅に到着した時、また誰かに向けてナレーションをし始める我が家のゆっくりども。 近くに座っていた中学生のグループがクスクスと笑うのを一瞥し、電車を降りると、階段を駆け下りて、改札を後にする。 余談だが、すいかのおかげで無料で乗車できた。理由は言わずもがな。 この無意味にピンポイントなサービスは一体誰が得をするんだろうか・・・心の中でそう突っ込んだ直後に、自分が得をしていることに気付いた。 ゆっくり人間を探して訪れた街は一見すると何の変哲もない普通の街だった。 強いて特徴を挙げるとすればゆっくりが比較的浸透していて、飼いゆっくりや野良ゆっくりが平然と人々の隙間を縫うようにして通りを行き来しているくらい。 そのあまりの平凡さを訝しく思ったれいむは「ほんとうにここにいるの?」と首をかしげていたが、私がこの街を訪れたのには理由があった。 「ねえ、おねーさん?」 「んあ?」 「ほんとうにゆっくりにんげんさんはここにいるの?ゆっくりしたふつうのまちだよ?」 「ああ、多分ね」 この街にゆっくり人間がいると思った理由は至って単純。 私が勤めているゆっくりショップのバイト仲間にゆっくり人間について尋ねてみたところ、この街の名前が挙がったからである。 彼が適当なことを言っていたり、間違っている可能性もあるのだが、話を聞いた後に調べてみたらこの街には“ミスターゆんちぇいん”がいることが判明した。 「みすたーゆんちぇんってなあに?」 そう言って首をかしげたのはまりさ。 すいかもれいむも言葉の意味が理解できずに首をかしげている。 そんな訳で、私は彼女らに、私自身最近知ったその言葉の意味を説明してやった。 「ミスターゆんちぇいんって言うのは・・・ゆっくり関係で凄すぎる記録を残したせいでゆっくりカンパニーの人工衛星で常時監視されている人のことだよ」 もっとも、一介のアルバイトに過ぎない私では流石にその監視衛星の映像を見ることは出来ないし、眉唾もいいところではあるが。 「ゆゆっ!じゃあ、ゆんちぇいんさんはすごくゆっくりしてるんだね!れいむゆんちぇいんさんにあいたいよ!」 「まりさも!まりさも!」 ついでに彼らが時速5km以上で移動するとバッジに取り付けられた迷子防止用のGPSの座標が70mずれることも付け加えておいた。 すると、まだ何が凄いのかは一言も言っていないのにれいむ達は何か凄そうな人がいると聞いて大はしゃぎ。 そんな3匹の様子を見て、何が凄いのかを教えてあげた。 「ちなみにここのゆんちぇいんはゆっくりレイプギネス記録保持者ね」 「「「ゆげぇ!」」」 それじゃゆっくり出来ないよと言わんばかりの表情になった3匹は「かえろうよー!」などと言い出した。 が、「ゆっくり人間を探すんだろう?」の一言ですいかが立ち直り、れいむとまりさも巻き添えを食う格好ゆっくり人間捜索に参加させられる。 「にんげんさんのすっきりごわいよおおおお!」と泣き喚くれいむとまりさはなかなかに可愛かった。 そんなつまらないやり取りから数時間後。 何故か観光スポット巡りに興じてしまった私たちはゆっくり人間のことをすっかり失念していた。 気がつけば陽が沈み、弁当を買って立ち寄った公園には殆ど人影が見当たらない。 そんな静寂の中、ようやく見つけた私以外の人間は・・・ 「・・・・・・うへぇ」 「おねーさん!ここはゆっくりできないよ!」 「ゆっくりしないでにげようね!」 長身の、ガタイの良い黒人の男性だった。 勿論、それだけならば驚くほどのことでもない。 問題は彼の、一糸纏わぬ生まれたままの姿にあった。 変態?危険人物?・・・普通に考えたら貞操の危機を感じるべきところなのだろう。 が・・・・・・ 「オー、ヤッパリタマニハゲンテンニカエッテオーソドックモイイモノデス」 「やべでえええええ!でいぶずっぎぢぢだぐないいいいいい!?」 「HAHAHAHAHA!」 その黒人男性はどうやらHENTAIお兄さん、もしくはゆっくりレイパーらしい。 HENTAIお兄さん・・・ゆっくりを性の捌け口にする異常性癖の持ち主の総称である。 流石に飼いゆっくりに手を出すようなことは稀だが、野良ゆっくりにとっては虐待愛好家に次ぐ脅威。 勿論、現物を、そして現場を目撃するのは私も初めてのことだった。 「・・・・・・そういえば」 流石にこの光景を平然と直視することは出来ないが、相手がゆっくりならとやかく言う事もないだろう。 そう思った私は、店の先輩から聞いた「レイパー同士は惹かれあう」という言葉を信じて彼にギネス記録保持者の居場所を聞くことにした。 彼がゆっくりれいむを犯している茂みから少し離れたベンチに腰掛け、そこにれいむとまりさとすいかを下ろす。 「ゆゆっ、にんげんさんまたきたの!まりさのはにーをいじめないでね!?」 「「「やめちぇね!ゆっくちできにゃいよ!」」」 「ワオ、マリサニコドモタチモヤッテキマシタ」 「ゆぎぃ!?やめてね!にんげんさんのすっきりはこわいよ!ゆっくりできないよ!」 どうやらつがいを助けに来たまりさやその子ども達を相手に第2ラウンドに突入したらしい。 流石にあれだけの数を相手するとなると長くなりそうなので、彼らの嬌声や悲鳴をBGMにして弁当を広げる。 我が家のれいむ達が「ゆっくりできないいいい!」と喚くのをでこピンで黙らせ、昼ごはんを食べ忘れたため8時間ぶりになる食事にありついた。 「むーしゃむーしゃ・・・幸せ〜」 「ず、ずっぎぢー!」 「もっちょ・・・ゆっくちちたかっちゃよ・・・」 「フゥ・・・スッキリー」 私が鮭弁当のチープな美味さを満喫し終えた時、ちょうど男性もゆっくりを満喫し終えた。 傍らでは我が家のゆっくり達が同胞を助けてあげられなかったことを悔やんで「ごべんねぇ!」と謝り続けていた。 いや、あの手つきと技術を見る限り殺さないように加減してるよ・・・そうフォローしようとした時、レイパーの男性が、ちゃんと服を着て茂みから姿を現した。 「イヤァ、オミグルシイモノヲ」 「ん、ああ・・・お構いなく。こちらこそ、お楽しみの邪魔をして申し訳ない」 ファミレスの椅子に腰掛けたままの私とドリンクバーの安物のコーヒー越しに視線が合った男性は頭をかきながら照れ笑いを浮かべている。 レイパーとは言え性癖以外は他の人と変わらないわけで、黒い肌とは対照的な白い歯を輝かせている彼はなかなかの好青年のように思えた。 彼に会釈しながら、れいむとまりさとすいかを抱きかかえて立ち上がり、必要も無いのに軽く自己紹介を済ませた。 「ボブさん、だったっけ?」 「ハイ、ナンデショウ?」 「あれ、趣味なの?」 「イエス、ワタシユックリダイスキデス!」 「ゆゆっ!だったらひどいことしないでね!ゆっくりできないよ!」 「そうだよ!ゆっくりさせてあげてね!」 満面の笑みを浮かべてサムズアップするボブに対して怒り心頭のれいむ達。 しかし、ファミレスで騒ぐと迷惑になるし、それに大声で話すようなことでもないので頭をはたいて黙らせた。 その後も3匹は頬を膨らませて抗議していたが、大声で叫ぶようなことはなかった。 「シツケガジョウズデスネ」 「特別なことをしているつもりはないんだけどね」 「ソレニシンライサレテイマス」 「全く嬉しくないけどね」 「ナニヨリスゴクカワイイ」 「1回50ドルで貸してあげても良いけどね」 そんな具合で、すぐにボブと打ち解けた私は早速彼にゆっくり人間について尋ねてみる。 しかし、帰って来た言葉は「ウワサクライハシッテイル」という非常に曖昧なものだった。 その回答に目に見えて落胆するすいかの頭を撫でながら、私はもう一つの質問をぶつけてみた。 「じゃあ、ここら辺で一番実力のあるゆっくりレイパーって知ってる?」 「レイパーハプライバシーヲマモリマス」 「・・・そりゃそうか」 多少親しくなったとは言え所詮は見ず知らずの相手。 もしかしたらレイパー撲滅を狙う組織の人間かもしれないし、そうでなくても金目当てで情報を売る可能性だってある。 最近もどこかでゆっくりレイパーの会合をアンチレイプの組織が襲撃しようとしたなんて話を聞いた気がする。 いや、そもそも世間に公表できるような性癖でないのだから、容易に口外できるものではないのだ。 「仕方ないか・・・今日は安いカプセルホテルにでも泊まって、明日また探そう」 本日の捜索を諦め、ボブに適当なホテルの場所を教えてもらった私は、会計の全てを彼に託してそそくさとファミレスを後にした。 『地球がゆっくりする日』や『Yull E』の話題で盛り上がった手前、少し気が引けたがホテル代を捻出するためだから仕方ない。 結局ゆっくり人間は見つからなかったが、ボブに遭遇したことで色んな情報を得ることが出来た。 彼の日本語の習得状況を鑑みるに、来日して何年も経っているようには思えない。 にもかかわらず、近くのファミレスやカプセルホテルの場所を知っていた。 それにあの公園でレイプされていたまりさは「にんげんさんまたきたの!まりさのはにーをいじめないでね!?」と言っていた。 つまり、あそこの公園のゆっくりは頻繁に人間からの干渉を受けていると考えられる。 確証はないが、明日はあの公園に張り込むのが最善策だろう。 翌朝、まだ陽も出ていない時間から私とれいむ、まりさ、すいかは例の公園での張り込みを開始。 懐中電灯片手に公園の中を散策すると、いとも簡単に野良ゆっくりの巣をいくつも見つけることが出来た。 まだ人間の姿は見当たらないが、そこには朝ごはんと称して人間の捨てたごみを集めて回るゆっくり達の姿があった。 余談ではあるが、その中に昨日レイプされたれいむ一家の姿もあった。予想通り、全員健在のまま。 「もうすぐにんげんさんのくるじかんだよ!」 「ゆっくりおうちにかえるよ!」 「「そろーり、そろーり・・・!」」 散らかしたゴミが巣まで一列に並んでいるのだが、どうやら彼女達はそのことに気付いていなかった。 あるものは子ども達を引率してゴミ置き場で拾った生ゴミを溜めて帰り、またある赤まりさはお菓子の袋を持って帰っていった。 そんな光景を尻目に私たちも彼女達と同じように適当な茂みに身を隠して、人間が来るのをじっと待つことにした。 「ぱちゅりーは本当に馬鹿ね」 「んぶぅ〜!」 「むきゅ〜、も言えないなんて伝説的だわ」 「ん〜、んん〜!?」 数分後、割りと珍しい胴付きぱちゅりぃを連れた少女が公園に姿を現した。 一見すると勝気そうで、なおかつ真面目そうな少女とお馬鹿で有名なぱちゅりぃというのは違和感を覚える組み合わせである。 しかし、よくよく見てみるとぱちゅりぃは猿轡と首輪を装備済み。 ああ、あの子もそっちの世界の住人なのか・・・と納得しながら、彼女を観察し続ける。 「さあ、ぱちゅりぃ。ゆっくりを連れてきなさい」 「んぶぅ〜・・・」 ぱちゅりぃはきょろきょろと辺りを見回し、においを嗅ぐような仕草をしながらふらふらと歩き始めた。 一方、少女は首輪のリードを握ったままぱちゅりぃの後を追いかける。 そして、必死の形相でゆっくりを探し回っていたぱちゅりぃがようやく見つけたゆっくりは・・・ 「んぶぅぅぅぅぅぅううぅぅぅ!!」 「ぱちゅりぃをゆっくりさせてあげてね!」 「ぱちゅりぃをゆっくりさせてくれないおねえさんがきらいだよ!ぷんぷん!」 「すいかおこるよ!ぷくぅぅぅうううう!」 「う゛・・・」 私と一緒に茂みに隠れていた我が家のゆっくりども。 目が合ったときの彼女のばつの悪そうな表情はなんとなく可愛らしかった。 「ふぅん・・・で、たまにここに来てゆっくりを虐待しているわけね」 「・・・はい」 ベンチに腰掛け、ホットコーヒーで暖を取る私と少女。 彼女はまるでポエムを書き溜めたノートを拾ってくれたが、不可抗力で中身を見てしまった親切な人を前にしたときのような表情を浮かべている。 これが知人であればしこたまからかってやるところなのだが、流石に見ず知らずの少女相手にそんなことはしない・・・はず。 せいぜい必死に弁明する彼女の表情をにやにやと笑いながら眺めつつ、私の膝の上でいまだに膨れているれいむ達の頭を撫でる程度。 「ゆっくりできないいいわけはやめてね!」 「そうだよ!ぱちゅりぃをゆっくりさせてあげてね!」 「そうだよ!ぷんぷん!」 我が家のゆっくりどもは同族の虐待風景なんか目の当たりにして黙っていられるような連中ではない。 こっぱずかしそうにしている彼女に向かってもっともな文句を口にする。 が、流石に早朝のまだ辺りも暗い時間に大声で喚かれては近所迷惑もいいところ。 「だからアンタら五月蝿いよ。頭を少しかじってやろうか?」 「「「ゆっ・・・!」」」 「・・・・・・愛でお姉さん、じゃないんですか?」 「じゃないんです、断じて」 できるだけ柔和に微笑みながら、言われたとおりに膝の上で黙っているれいむの額にでこピンをお見舞いする。 「なんだぁ・・・だったら、必死になって言い訳する必要なんてなかったのね・・・」 「Exactly」 ついでにもう一発、今度はまりさにでこピンをお見舞いするのを見た彼女は盛大にため息を吐いた。 「そもそも・・・仮に私が愛でお姉さんでも首輪や猿轡くらいは飼い主としての責任の範囲内だから責める理由がないし」 「・・・え?」 「それにまだ虐待らしい虐待の現場は目撃していなかったわけよ」 「それじゃ・・・」 ようやく状況を把握したらしく、赤くなった顔を両手で隠す少女。 そして、にんまりと意地の悪い笑みを浮かべつつ、彼女の肩を優しく叩く私。 「そ、完全に、一部の隙もなく、貴女の自滅」 耳まで真っ赤になるのが手に取るように把握できた。 「と、まあ、そんなことは置いといて・・・」 「・・・・・・・・・・・・」 指の隙間から見えるジト目に篭った殺気を感じた私は意地の悪い笑顔はそのままに話題を強引に切り替えた。 すると、彼女も顔を覆っていた手を膝の上に戻し、いつの間にか温くなってしまった缶コーヒーのプルトップに指をかける。 ようやく陽が昇り始め、徐々に明るくなってきた公園にぱちんっ!という軽快な音が響き渡った。 「一つ聞きたいことがあるんだけどいいかな?」 「なんですか?」 「ゆっくり人間って知ってる?」 その言葉を聞くや否や露骨に怪訝な表情になる少女。 私だってそんな質問されたら同じような顔をしただろうからその気持ちはよく分かる。 というか、私だってすいかの与太話でその存在を知っただけだから半信半疑だ。 「そんなの訳の分からないもの知りません」 「だよねぇ・・・」 私は彼女の言葉に首肯した。 続いてレイパーに関する質問もしようかと考えたが、流石にカタギにする質問じゃないのでやめた。 立ち上がり、リードを握られたままのぱちゅりぃを指差す。 「こんなの人目にさらすのも体裁が悪いから、そろそろお開きしようか?」 そんなこんなで、挨拶もそこそこに彼女と別れた。 「いや、そんな都市伝説聞いたこともないよ」 「ゆっくりにんげんさん?れみりゃのことなのぜ?」 「強いて言うなら君が一番そんな感じだよ」 「ち〜んっぽ!びっくまらぺにすっ!」 「JAOOOOO!JAO!JAO!JAOOOOOOOON!」 「そんなことよりれいむのおうたをきいていってね!」 少女と別れた私たちは、公園に住むゆっくりや散歩中の人達にしらみつぶしに話しかけてみるが全く成果が得られない。 ゆっくり人間の事を訊けば怪訝な顔をされるし、ギネスレイパーのことを訊いても人間なら顔をしかめ、ゆっくりなら怯えるばかり。 代わりに得た情報と言えば以前この公園のゆっくり達を二分していた対立と、両勢力の共通の敵となることでその対立を鎮めたレイパーのこと。 そして、人間に虐められているのを助けてくれたゆっくりふらんを連れたとてもゆっくり出来るゆっくりのこと。 もしくは時々この公園に出没するゆっくりふらんを連れた少年のこと。 「う〜ん・・・やっぱり情報が集まらないな・・・」 「れいむ、もうつかれたよぉ〜」 「まりさもだよ〜・・・」 「ゆゆっ!でも、ゆっくりにんげんさんはこのまちにいるんだよ!」 元々半信半疑だった私とどうしてもゆっくり人間に会いたいわけではないれいむとまりさは半ば諦めモード。 対して、どうしてもゆっくり人間に会いたいすいかは私の頭の上から檄を飛ばす。 が、疲れていることもあって私やれいむ達の反応は鈍い。 「きっとアンタの妄想だよ・・・」 「れいむ、なんだかねむいよ・・・」 「まりさも・・・」 朝から歩き詰めでいい加減飽きてきた私はれいむ達と一緒にうつらうつらと舟を漕ぎ始める。 そんな私を起こすためにすいかは膝の上に飛び降り、お腹に何度も体当たりを仕掛けてくるが、何故か余計に眠くなってきた。 そうして、れいむとまりさが本格的に眠ってしまったその時・・・ 「どうも・・・清く正しく、きめぇ丸です」 「んあ?」 風と共に、どこからともなく姿を現したのはスレンダーなボディの上に乗っかった下膨れの顔をニヒルに歪めた鬱陶しい饅獣。 きめぇ丸・・・かなり貴重なゆっくりの一種で、胴無しのものは知人が飼っているので何度か見たことがあるが、胴体付きを見るのはこれが初めて。 睡魔と戦っていたこともあって、私は彼女がゆっくりであることを理解するのに3秒程度の時間を要した。 「あなた達ですか、ゆっくり人間を探していると言うのは?」 「ん、まあ・・・一応」 「ゆっくり人間は見つかりましたか?」 きめぇ丸はニヒルな笑顔を一層ニヒルに歪める。 「いや、ヒントすらもつかめない状況」 「そうですか」 私の返答と、今までの聞き込みで得た情報を聞いた彼女はブンブンと高速で首を振った。 そのあまりのゆっくり出来なさ加減にすいかがすっごい表情で怯えているが、まあ気にすることでもないだろう。 「で、アンタは何のために話しかけてきたの?」 「みょんやめーりんと話せる人間が居ると聞いたので、少し興味が湧きまして。本当なのですか?」 「あー・・・本当だよ。なんか知らんけど言葉が分かる」 「おお、すごいすごい」 またしても高速シェイクするきめぇ丸。 少々鬱陶しいが、何らかの悪意があって話しかけてきたわけでもなさそうなので我慢する。 「ところで・・・」 「んあ?」 「ヒントすら掴めていないと言いましたが多分それは間違いです」 そう言って彼女は自信満々に微笑んでみせる。 パッと見、先ほどと変わらぬニヒルスマイルだがその笑顔に宿る感情が微妙に違うのに気付いた。 「あなたがいくら特殊なゆっくりと話せたところで人間以外の何者でもありません」 「そりゃそうだ」 「だから私の目にも人間の目にもあなたがゆっくりとして映ることはないでしょう」 「当たり前・・・あれ?」 ここまで言われてようやく、私は彼女の言葉の意図を理解した。 みょんやめーりんと会話できたところで私は人間だから誰の目にも人間としてしか映らない。 どんなに知能が高くてもきめぇ丸はよほど寝ぼけていない限りは人間と見間違えることはない。 なら、ゆっくりと人間のハーフなるものが居たらそれはどのように映るのだろうか? 「ああ、そうか・・・」 相変わらずニヒルな下膨れ顔を左右に振るきめぇ丸から視線を外し、俯いて考える。 もし、ゆっくり人間が人間の目には人間として、ゆっくりの目にはゆっくりとして映るのであれば、私たちは既に大きなヒントを得ている。 勿論、どちらの目にも同じように映る可能性はあるが、そうなってしまうと肉眼に頼る手段では判別不可能だから私たちにはお手上げだ。 「ふらんを連れたゆっくり・・・か」 もし、ふらんを連れたゆっくりがれいむ、まりさ、ぱちゅりー、ありすなどのメジャーな種族であれば彼女達は必ず種族名も教えてくれるはず。 ましてや、ふらんを連れているのにゆっくりしているというのはどこかおかしいように思えた。 その上、ゆっくりふらん自体が既に貴重な種族で、めったにお目にかかれるようなゆっくりではないのだ。 「なのに、この公園にはふらんを伴う人(orゆっくり)が二人もいる・・・」 きめぇ丸のもったいぶった言葉に意味があるならば、この両者は同一人物なのではないだろうか? からかわれている可能性もあるが、他に頼りに出来る情報がない以上、信じるしかあるまい。 なら、私たちがすべきことは一つ。 「ふらんと飼い主を、それも私の目には人間に見えて、すいか達の目にはゆっくりに見える人を探せばい・・・あれ?」 すべきことを理解した私が顔を上げた時、きめぇ丸もとい敬意を表してきめ子さんと呼ばせていただこう、の姿はなくなっていた。 それからはとんとん拍子で事態が進んでいった。 ふらんの飼い主が地元の中学生だか高校生だかの少年であることが判明し、すぐにその少年の学校も割り出すことが出来た。 「むにゃ・・・そんなわけで、れいむたちはぎわくのゆっくりゆっくりふらんがおさんぽしているのをみつけたよ!」 「ふにゃ・・・これでゆっくりにんげんさんにあえるかな?」 「ゆっくりにんげんさん・・・すいかといっしょにゆっくりしようね!」 と、れいむ達の説明の通り、現在私たちは通りで見かけたゆっくりふらんを尾行していた。 念のため買っておいたサングラスを装着し(もちろんれいむ達も)、電柱の影から彼女を見守る。 「・・・・・・あのー?」 「ゆゆっ!いまとりこみちゅうだよ!」 「ゆっくりあとにしてね!」 若い男の声を聞き流しつつ、私たちはふらん監視を続行する。 「・・・いや、取り込み中じゃないだろ」 「もう、おにーさん、れいむたちとりこみ・・・ゆゆっ!!?」 「どうしたのれい・・・ゆゆゆゆっ!!!」 「んあ?どうした?」 振り返ると、そこにいたのは地元の学生と思しき少年。 一見するとこれと言って変わったところはないのだが、彼の姿を見たれいむ達は目をハートマークにして見惚れている。 確かにパッと見はごく普通の少年なのだが、どこか違和感を覚える。そして・・・ 「「すごくゆっくりしたおにーさんだよ!」」 れいむ達の発したその一言で、彼こそ探していたゆっくり人間であることを理解した。 同時に、彼の訝しげな視線を見て、自分がかなり不審であることを把握した。 もしかしたら「ゆっくりフェロモンで一儲けしようとした企業が、彼を拉致って精液を搾り取ろうと送り込んできた刺客」だなんて誤解をされているかも知れない。 何故か知らないがそんな懸念を抱いた私は彼の警戒心を解く為に、出来るだけにこやかな笑みを浮かべて挨拶をした。 「こ・・・こんばんは、ゆっくりしていってね」 ‐‐‐あとがき‐‐‐ 確かな文章力と優れた構成力に裏打ちされたレイパー氏の作品の中でもこの作品は特に魅力的だと思うんですよ その理由を考えてみると、この世界の人たちって日常を何となく想像できてしまうくらい存在感があるからじゃないかと 猫被って?瀟洒に振舞っている委員長とか、HENTAI要素を隠しきれていないボブとか もっとも、想像は出来たところで、真偽を知る術はレイパー氏に聞くしかないわけだし、あらゆる面で氏にかなわない以上、レイプになってしまうのは否めないわけですが ほんと、レイパーさん、ごべんなさい byゆっくりボールマン 【登場人物紹介】 お姉さん 初登場は『ゆっくりいじめ系749 現代ゆっくり』 ノリと勢いでゆっくりを10匹も飼う事になってしまった一人暮らしの女子大生 恐るべき酒豪で、お胸がドス級。ゆっくりに対してはかなりハイスペック みょん語等を解し、天性の飼育上手で、好かれ易いが生物学的には平凡な人間 口も性格もあまり良くないし、わりと容赦しないタイプなのに何故か懐かれる れいむ&まりさ 初登場は『ゆっくりいじめ系749 現代ゆっくり』 今作ではいらない子。若干頭が良い程度の平凡なゆっくりで六児の親 ただし、れいむはゆっくりながらもインターネッツを使いこなせたりする すいか 初登場は『ゆっくりすいか系いじめ1 ゆっくりすいか』 角にお酒が詰まっている。空気を吸い込むと半端なく膨らむ(曰くみっしんぐぱわー) かなりのテレビっ子で、ワイドショーやくだらない都市伝説が大好き みすたーゆんちぇいん 初登場は『その他 僕はこうして生まれました?』 会社員。課長クラス。ゆめぇ丸を妊娠させた経験がある ゆっくりレイプに関しては右に出るものがいないが、世間的には真人間で通っている ボブ 初登場は『ゆっくりいじめ系1632 ボブはこうして出会いました?』 スラム育ちの巨漢の黒人男性。ゆっくりが大好物(二つの意味で)の変態 注:日本において単独でレイプを行うかどうかは微妙なところです 少女 初登場は『ゆっくりいじめ系1682 僕はこうして出会いました?』 学校では成績はトップ、真面目で明るく、誰の相談にも乗る優しい素敵な委員長 しかし、優等生にも色々あるらしく、ゆっくりに八つ当たりすることがあるとかないとか 注:ぱちゅりぃに対する虐待?は『僕はこうして出会いました』の記述と矛盾します ぱちゅりぃ 初登場は『その他 僕はこうして生まれました?』 胴体付きのゆっくりぱちゅりー。この種族の例に漏れずお馬鹿である 一時はみすたーゆんちぇいんの愛人だったこともあるが、現在は少女のペット きめぇ丸 初登場は『その他 僕はこうして生まれました?』 人間との間に子どもをもうけた前代未聞のゆっくり。彼女もまたド変態 注:考えてみりゃ彼女がお姉さんに助言する動機は微塵もありません ゆっくりふらん 初登場は『その他 僕はこうして生まれました?』 ゆっくり人間のペットと誤解されているが、実際にはゆっくり人間の恋ゆっくり 注:レイパー氏の作品世界においてゆっくりが単独で散歩するかどうかはわかりません ゆっくり人間 初登場は『その他 僕はこうして生まれました?』 学生。思春期まっさかりの少年。実はゆっくりと人間のハーフだったりする ゆっくりに対してはかなりハイスペックな性能を有する
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新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 5KB ※選ばれしゆっくりの番外編です。 ※ゆっくりちるのの生態(後編)はもうしばらくお待ちください。。 ※駄文、稚拙な表現注意。 ※星蓮船ネタばれ注意。 ※俺設定注意 ※いろいろ矛盾があるけどきにしないでください。 約束のとき、聖地で行われる祭りに幻想の神主が現れる。神主は新しき円盤を信者に与えるであろう。 円盤は幻想の少女となりて東の方の信者は歓喜の涙を流す。 そしてそれと共に新たなゆっくりもまた生まれ出のだ。 (「湯九里創世記」より抜粋) 「な・・・なんだ。あれは・・・」 波に揺れる漁船の上で男は思わず声をあげた。 男は漁師でもう50年近く海に出ている。当然海については知らないものはない。 にもかかわらずあれはなんだ。 見たことが無い。 聞いたことが無い。 海の上にゆっくりがいるなんて・・・。 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 ここは駅前にあるゆっくりショップ。さまざまなゆっくりがケース内で飼育されている。 やあ、二度目まして。僕は元研究お兄さんだ。 元とつくのはもう研究所はやめてこのゆっくりショップの店員に転職したからだ。これからは店員お兄さんと呼んでくれ。 給料は下がっちゃったけどもうゆとりにいても先が見えてるし、今の時代職があるだけましだよね。 「そろそろだとおもうんだがな・・・」 そう独り言を言いながらそわそわしているのはうちの店長。 お盆過ぎたあたり、特に昨日の晩からやたらそわそわしていてやたら携帯の着信をきにしている。 奥さんも恋人もいないはずなのになにかあったのかなあ。 「どうかしたんですか店長。落ち着かないみたいですけど。」 ついに気になった僕は聞くことにした。 「どうしたっておまえ。もうお盆は過ぎたんだぞ。あれがそろそろでるころじゃないか」 「あれってなんですか。くらげ?」 「ばか。海の家じゃないんだぞ。うちは。うちは何屋だ?」 「なにって・・・ゆっくりですけど?」 「だったらゆっくりに決まってるだろ。新種のゆっくりがでるんだよ」 「新種のゆっくり!?」 僕は思わず聞き返してしまった。 確かに新種のゆっくりが出ることはあるが、それってお盆とか季節に関係あるんだろうか? 「それがあるんだよ」 そうぼくの心を読んだように答える店長。あんたはゆっくりさとりか? 「その証拠にちれいでん種達もそうだっただろう。あいつらも去年の5月ごろから少しずつ目撃されるようになり、お盆過ぎあたりからさとりのようなその種のおさ的存在が確認され始めたはずだ。」 「たしかにそうですけど・・・。それって偶然じゃないですか?」 信じられず思わずそうつぶやく僕。 「それがそうじゃないんだ。実際にゆっくりについてかかれた古文書に書いてある。」 「古文書?なんですか、それ?」 「ゆっくりについてかかれたなぞの古文書「湯九里創世記」のことだ。作者も書いた目的も不明。その上内容は荒唐無稽だからゆっくり学者は眉唾ものだとされている」 そう言うときっと僕にむきなおり、 「しかし俺は信じる。荒唐無稽がなんだ。ゆっくりの存在自体荒唐無稽じゃないか。ならば俺は自分のただしいと信じた道を進む。」 ときっぱり言い切る店長。不覚にもそんな店長をちょっとかっこいいとおもってしまった。 「それで、その古文書にはなんて書いてあるんですか。」 「ああ、湯九里創世記によると、ゆっくりはゲンソウキョウという場所の少女たちをモデルに作られた生物らしい。 そしてその少女たちは夏に行われる聖なる祭りに神主よって生み出されると記されている。一部の少女はレイタイサイと呼ばれる春の祭りにうまれるようだがな。そしてその少女たちを思う東の方の神主の信者の思いがゆっくりをつくるらしい。」 「確かにつじつまは合いますね・・・。春になずーりん種たち新種もでてるし。」 「だろう!!だから俺は待ってるんだ。知り合いのゆっくりハンターにかたっぱしから声をかけて、新種を見たら携帯に連絡をくれと! 昨日の晩のニュースでも海に漂う新種のゆっくりの存在が目撃されている。この近くの山はゆっくりが多いし、きっと新種が生まれるはずなんだよ!!」 そうやたら興奮気味に話す店長。しかし無理もない。もし新種のゆっくりが捕まえられればそれこそ大ニュースであり、うちの店のいい宣伝になる。その上うちでその新種を売るとなればいくらぐらいになるだろうか。100万?200万?個人でなくゆっくり関係の大企業に売るとなればさらに高値が期待できる。一攫千金の大チャンスである。 その時携帯がなった。ばっと飛びつくように携帯をとる店長。 「も、もしもし。・・・・・・わかった。すぐ行く。」 そう言い電話を切るとあらかじめ用意していたらしいリユックを背負い 「そういうわけだから店番頼む」 とあわただしく出て行った。 そんな店長をお見送りしたあと、僕はゆっくりたちに餌をやろうと倉庫へと向かった。 新種のゆっくりが捕まればいいんだけど。 「ゆぎゃあああ!!だれかたずけてぇぇぇぇ」 ん?いまなにか悲鳴が聞こえたような。気のせいか? 「ゆ・・・ゆびぃぃっぃ」 ここは店員お兄さんの店の近くの路地裏。そこにまりさはいた。 とはいえもうまりさは長くないだろう。顔を食いちぎられ大量の餡子が流出している。 このまりさはのーぶるゆっくりがゲス化したもので、飼い主に捨てられて以後野良生活を送っていた。 のーぶるまりさは思った。 なぜ。なぜこうなったのだ。 自分はじじいに見切りをつけて(本当は捨てられたのだが)、このあたりの野良の王になったはずだ。 自分にけんかで勝てるゆっくりなどいなかったし、あたまも誰よりもよかった。 それを活かしてこのあたりのおろかな野良ゆっくりを統治してやったいたのだ。 (実際は野良ゆっくりから食料などを搾取、そしてなんくせつけて虐殺していただけである) しかし、あの見慣れない金髪のゆっくりがすべてを奪っていった。 見慣れない新入りを見かけ、自分が王だとわからせる為路地裏へ引きずり込んだまではよかった。 その後、何を言っても平然としており、生意気な面をしていたので踏み潰して食料にしてやろうと思い襲い掛かった。 しかし必殺のスタンピング攻撃はあっさりかわされ、かわりに頬に激痛がはしる。 頬を食いちぎられたのだ。 まりさは他の野良に助けを求めたが、当然今まですき放題していたのーぶるまりさを助けるものなどおらず、自分たちを開放してくれた 金髪のゆっくりとともにどこかへいってしまった。 もうだめだ・・・。死ぬしかない・・・。 のーぶるまりさは思った。 あのゆっくりはだれだったのだろうか・・・攻撃されたときすさまじい殺気を感じた。 そうまるで虎のように。 まりさは知らなかった。 その金髪のゆっくりこそが人間たちが血まなこで探している新種ゆっくりだと。 by長月 長月の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ひじりんとこのあの子だね。わかるよー。 -- 2015-10-12 02 54 47 一瞬るーみあかと思った。 -- 2014-11-09 21 47 55 れいむ:それはね、おにーさん。 おにーさん:うん? れいむ:寅丸s・・・ おにーさん:おーっとそこまでな。ネタばれするだろぅ? れいむ:ゆっくりりかいしたよっっ!ひんとさんはいいよね?下からひんと!だよ! ヒント3:財宝が集まる程度の能力 ヒント4:寅っぽい。 -- 2014-01-21 21 34 46 よく物を無くす奴ですね -- 2012-12-18 16 45 02 ヒント2:頭の上にみかんをのっけてる -- 2012-10-07 16 57 13 わきゃらにゃいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!? -- 2012-08-06 15 27 34 ↓ヒント:ナズーリン -- 2012-01-26 16 51 56 い・・・・・・・一体何なんだそのゆっくりは・・・・・www -- 2011-10-28 20 33 19
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※俺設定 ※読みづらそうな部分では、ゆっくりの台詞でも漢字を混ぜてあります 何の変哲もない、ごく普通の部屋でゆっくりれいむは目を覚ました。 ゆーん・・・あれ? ここはどこだろう? 今までのおうちとは違うところだね。 でもここの方が今までのおうちよりゆっくり出来そうだよ! きめたよ! 今日からここをれいむのおうちにしよう! ん? あそこに人間がいるよ。 白い服を着たお姉さんだね。 挨拶しようっと。 「ゆっくりしていってね!」 「・・・・・・」 あれ? こっちを向いたけど何にも言わないよ? よく聞こえなかったのかな。 じゃあもう一度! 「ゆっ! ゆっくりして・・・」 すっ、と、そのお姉さんが部屋の奥を指差した。 なんだろうと思ってそっちを見たら、もう一人ゆっくりがいた。 ゆっ! あれはいつも一緒にいた友達のまりさだよ! まりさもここに来たんだね! 「ゆっくりしていってね!」 「ゆ・・・ゆっ! ゆっくりしていってね!」 まりさとほっぺをすりすりする。 やっぱりまりさとすりすりするのが一番ゆっくりできるよ! これからも一緒にいようね! でも・・・ 「ゆぅ・・・おなかすいてきたね。」 「お姉さんにご飯をもらおうね!」 さっきのお姉さんのところに行って、お姉さんに言う。 「おねえさん! おなかすいちゃったよ!」 「れいむとまりさにごはんを持ってきてね!」 「・・・・・・」 お姉さんは立ち上がって、扉を開けて外に出て行った。 「れいむたちのごはんを取りにいったんだね!」 「それまでゆっくり待とうね!」 お姉さんを待ってる間、どっちが高く跳べるか比べて遊んだ。 きょうはまりさに負けちゃったよ。 でもこの間は勝ったもんね。 明日はれいむが勝つよ! カチャ・・・パタン ゆっ! お姉さんが帰ってきたよ! 「お姉さん! れいむたちのご飯は?」 「・・・これ」 お姉さんが持ってきたのはおっきなつるつるのおまんじゅう。 「ゆっ! おいしそうだね! まりさ!」 「そうだね! いっぱいたべるよ!」 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛ああぁぁぁ!! やめでえ゛え゛え゛ぇぇぇ!!」 「れ゛い゛む゛を゛たべな゛い゛でえ゛え゛え゛ええぇぇぇ!!」 おまんじゅうが何か言ってるけど、どうでもいいね! 「まりさ! まりさにおっきい方のおまんじゅうをあげるね!」 「ゆゆっ! ありがとう、れいむ!」 ぱくっ! 「い゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ!! い゛だい゛い゛い゛いいいぃぃぃ!!」 「あ゛り゛ずはたべものじゃな゛い゛い゛い゛いいぃぃぃ!!」 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!!」 「むぐむぐむぐ・・・おいしー!!」 甘くてとってもおいしいよ! まりさも満足してるみたい! 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「げふぅ・・・おなかいっぱいだね!」 「ゆっくりやすむよ!」 おなかいっぱいになったらなんだか眠くなってきたよ! 「れいむ! これ! これ!」 まりさが座布団を見つけてきた。 さすがまりさだね! お姉さんの方を見たけど、怒ってないみたいだからこのまま使っちゃうよ! 「まりさ。 おやすみー」 「おやすみー」 まりさとくっついてるとすぐ眠れるね。 やっぱりまりさは一番の親友だよ! 「・・・む。 れいむ! れいむ!!」 ゆ? だれだろう・・・うーん 「れいむうううぅぅぅ! まりさのお帽子がああああぁぁ!!」 「ま、まりさ!?」 たいへんだよ! まりさのお帽子がなくなっちゃってるよ! 早く探さないとゆっくりできないよ! 「おねえさん! まりさのお帽子がなくなっちゃったよ! いっしょにさがしてね!」 「ほぅ? 帽子がなくてもまりさだと分かるのですか」 あれ? お姉さんとは違う方から声がした。 そっちを向くと、お姉さんとは別の人が・・・あれ? 「き・・・きめぇまる!!」 「はい。 清く正しいきめぇ丸です」 「おねえさん! きめぇ丸はゆっくり出来ないよ! 早く追い出してね!」 「おお、悲しい悲しい。 ところで」 「ゆ? なぁに?」 「私は今帽子をかぶっていませんが、私がきめぇ丸だとわかるのですか?」 「ゆっ! あたりまえだよ!ばかにしないでね!」 「帽子のないまりさも認識できた・・・と。 ではあれは?」 「ゆゆ?」 きめぇ丸がお姉さんを指差した。 ゆー? 別に普通のお姉さんだよ? 「お姉さんはお姉さんだよ? なにいってるの?」 「ふぅむ・・・」 「なんなの? なにがいいたいの!?」 「いえいえ、特に何も。 ところで、テーブルの上にあるこれはまりさの帽子ではないですか?」 「ゆー! まりさのおぼうしー!! はやくかえしてね!!」 「返しますよ。 今日のところはね」 まりさのお帽子が戻ってきてよかったぁ でも探し回ったらおなか空いちゃったな。 「おねえさん! おなかすいちゃったからごはん持ってきてね!」 「早く持ってきてね!」 「・・・・・・」 お姉さんはれいむたちのごはんを取りにお部屋から出て行った。 お姉さんは命令すればすぐにごはんを持ってきてくれるね! この人はいろいろ利用できるよ! 今日のごはんは、昨日より小さなおまんじゅうがお皿に山盛りになっていた。 「ゆー! ゆっくちたしゅけてね!」 「ゆっくりさしぇてね!」 「ゆっくち! ゆっくち!」 うるさいなぁ。 うるさいおまんじゅうはこうだよ! 「ゆっく・・・ゆべっ!」 「ゆっぐ・・・どうじでえええええぇぇぇ!!」 「ゆっくぢさしぇてええええぇぇぇぇぇ!!!」 体当たりで動かなくしてからゆっくり食べるよ! 「今日のおまんじゅうは昨日のよりあまいね!」 「おいしいね! むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!!」 「むっちゃ、むっちゃ、べちゃべちゃ・・・」 「げふー、おなかいっぱーい!」 「おいしかったね!」 まりさのほっぺについたあんこを舐めて取ってあげた。 まりさもおんなじことをしてくれたよ! 床も汚れちゃってるけど、どうせお姉さんが綺麗にするかられいむたちはしなくていいんだよ! 「ゆゆー。 おやすみなさーい・・・」 「あしたもゆっくりしようねぇ・・・」 目を覚ましたとき、まりさが隣にいなかった。 「ゆゆ!? まりさ、まりさー! どこー!?」 辺りを見回してもどこにもいないよ! 「ゆっ! おねーさん! きめぇまる! まりさはどこ!?」 「さぁ? 知りませんねぇ」 「・・・知らない」 「しらないじゃないでしょ!? はやくさがしてね!」 「そんな義理はありませんねぇ」 「ゆゆー!! なにいってるの!? きめぇまるはゆっくりしないでさがしてね!」 ガチャ・・・パタン ゆゆ? お姉さんが外に行ったよ! お部屋の外を探してくるんだね! れいむはお部屋の中をゆっくり探すよ! 「おお、必死必死」 「ばかなこといってないではやくさがしてね!」 まりさと一緒じゃないとゆっくりできないよ! 早く出てきてね、まりさ! カチャ・・・パタン 「ゆゆ!? おねえさん! まりさがみつかったの!?」 「ううん。 ・・・はい、これ」 お姉さんは、手に持っていたおまんじゅうをれいむに差し出した。 ゆー・・・まりさを見つけられなかったんだね! 役立たずなお姉さんはゆっくりしなくていいよ! でもおなかがすいてきたから、このおまんじゅうを食べてからまりさを探そうかな! 「れいひゅううううぅぅぅ!! たひゅけてえええええぇぇぇ!!」 「ゆー・・・またうるさいおまんじゅうなんだね!」 たまには静かなおまんじゅうを持ってこれないのかな! 全くお姉さんは気がきかないね! 「れいひゅううううぅぅぅ!! まりひゃだよおおおおおおぉぉぉ!!」 「ゆー・・・うるさいね! なにいってるのかわかんないよ! ゆっくりしねっ!」 「がひゅっ!! ・・・れ゛い゛びゅう゛う゛う゛う゛う゛ぅぅぅぅぅ!!!」 「おや? あのまりさは歯でも抜いてあるんですか?」 「・・・舌を抜いてあるの。」 「おやまぁ・・・」 「ばくっ! むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!!」 「い゛ぎゃあ゛あ゛あ゛ぁぁぁ!! れ゛い゛びゅう゛う゛う゛ぅ!! わ゛がっでえ゛え゛えぇぇぇ!!」 「うるひゃいね! だまってたべられてね!」 あーあ、しゃべったらお口の中のおまんじゅうがちょっとこぼれちゃったよ! でもまだいっぱいあるから大丈夫だね! ゆっくり食べ終わったらまりさを見つけて、またおいしいものを持ってきてもらうよ! 「そろそろではないですか? これ以上やると・・・」 「うん・・・そうだね」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・」 やっと静かになってきたね! これで静かにゆっくり食べられるよ! そのとき急にからだが浮き上がる感じがした。 わあ、おそらをとんでるみたい! 「・・・よっと」 「ゆべぇっ!」 いた・・・・・・なん・・・・・・ ゆゆ・・・ ここはどこ・・・? さっきのお部屋とは違うところだね。 なんだか前すんでたおうちに似てるよ。 それよりなんだか体中が痛いよ・・・ あのお姉さんが何かしたんだね! 食べ物を持ってくるだけのぶんざいでれいむにこんなひどいことをしたんだね! 絶対に許さないよ! 「う~。 おきたよ~」 「・・・ん。」 ゆっ! いたね! ゆっくりできないお姉さんにはおしおきだよ! 「ゆっくり・・・!」 「はいこれ。」 ドン! おっきな音を立てて板みたいなものがれいむのとなりに置かれた。 ゆ? おっきなおまんじゅうがあるよ! 「いただきま~・・・ゆびゅっ!?」 「・・・よく見て。 それは鏡。」 ゆゆ? これが鏡なわけないよ! だってここに写ってるのは・・・ 写ってるのは・・・・・・・・・!? 「ゆびゃあああああぁぁぁ!? れいむのかみのけはあああああぁぁぁ!?」 「う~♪ れみりゃが抜いたの~」 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁ!!!!」 れいむのきれいな髪の毛が!! れいむの髪飾りが!!! こんなみっともない姿まりさに見せられないよ!! あのれみりゃがやったんだね!! 殺してやる! 殺してやる殺してやる殺してやる!!! あのれみりゃはまだ子供だよ!! れいむでも勝てるよ!! あのれみりゃを殺してまりさと一緒に食べてやる!! 「ところで、これは先程あなたが食べていた"お饅頭"なのですが」 「ゆっ!! いまいそがしいんだよ! きめぇ丸はゆっくり黙っててね!!」 「今でないと困るのですよ。 この帽子を・・・こうします」 れいむの食べかけのおまんじゅうにきめぇ丸がまりさのお帽子をかぶせた・・・・・・? ・・・あれ? あの位置は・・・あの角度は・・・あのお顔は・・・・・・・!!?? 「まっ、まっ、まりざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああぁぁぁぁ!?」 「ゆ゛っ・・・ゆ゛ひゅっ・・・ゆ゛ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・」 「ま゛り゛さあああ゛あ゛ぁぁぁ!! おへんじして゛え゛え゛え゛え゛え゛ええぇぇえ!!!!」 ちがう!! 違う違う違う違う違う違う違う違う!!!! れいむはまりさを食べたりなんかしてない! まりさはあのお姉さんとれみりゃに何かされたんだよね!? 一緒にあいつらをやっつけてまた一緒にゆっくりするんだよね!? お返事してよ、まりさあああああぁぁぁぁ!!!! 「ゆ゛・・・ぐ・・・に・・・げ・・・・」 「ゆっくり逃げてね、だそうですよ。 自分を食べた相手に向かってけなげな事ですねぇ」 「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああぁぁぁ!! ぢがう゛う゛う゛う゛う゛うううぅぅぅ!!!!」 れいむはまりさを食べたりなんかしてない!! れいむがまりさを間違えるはずない!! だってまりさはれいむの一番の・・・・ 「ところで、今のあなたの姿やまりさの姿は、あなた達が今まで食べてきたものに似ていると思いませんか?」 「ゆ・・・ゆあ・・・・・・? ゆ゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅぅぅぅぅう!?」 「あなた達は今まで共食いを続けてきていたのですよ。 これはゆっくり出来ませんねぇ。」 「わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁあ!!!!」 嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!! こいつらは皆うそつきだ!! 早くまりさをたすけてここから逃げるよ!! 早くしないとまりさが・・・ 「まりさあああぁぁぁ!! こっちにきてねええぇぇぇ!! いっしょににげるよおおおお!!!!」 「・・・うん。 これで全部終わった。」 「う~?」 「結果が全部出たの。 だかられみりゃ」 「う~・・・」 「食べてもいいよ」 「う~♪」 れみりゃ!!!! あいつだけは殺してやる!! まりさをこんな風にしてれいむもこんな風にして他のゆっくりもあんな風にしてみんながあんなふうになったのもみんな・・・ 「えーと・・・ここ、だっけ」 「い゛っ!? い゛だあ゛あ゛あ゛ああああぁぁぁぁ!!!」 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!! れいむの中に何か入ってきてる!! 痛いいた・・・あ・・・あれ? なんだかからだにちからがはいらない・・・ 「・・・うん。 正解」 「う~♪」 「ほぅ。 さすがですね」 「つぎは~・・・ここ!」 「ゆ゛ぎっ!?」 痛ああああああ!? もうやだ! おうちかえる! おうちでまりさといっしょにゆっくりする!! あ・・・あれ? めのまえが真っ暗になったよ! こわいよ! まりさ、助けて!! あ・・・あれ? なんだかぼーっとしてきたよ・・・ 「あ、ちがう。 そこ壊しちゃうと一気に・・・」 「う~?」 「おや、死んでしまいましたね」 まりさ・・・・・どこ・・・・・・・ ゆ・・・く・・・・・・・・・・り・・・・・・・・・・・・・ ゆっくり加工場・ゆっくり研究部非繁殖課課長、琥珀様 この度預からせていただきました実験体の結果が出ましたのでご報告させて頂きます。 貴方の提示された"認識能力"、そこから生まれるパートナーとの"絆"に絞り、順を追って結果報告致します。 まず、パートナーに限らず、帽子や髪飾りが無くなった程度では相手の認識が不可能になると言うようなことはないようです。 きめぇ丸、当方で用意した飾り無しゆっくり等も、きちんとその種類まで認識できていました。 しかし、髪を剃ってしまうとゆっくりとは認識できなくなるようです。 髪飾りを髪ごと剃ったゆっくりを"饅頭"として出したところ、言葉を発しているにも拘らずあくまで"饅頭"として捕食していました。 更に、羽を隠し服装を変えたゆっくりフラン(白衣に黒いジーンズ)にも、"人間のお姉さん"として接していました。 何度かゆっくりであることを示唆してみましたが、特に反応は無く、最後まで人間であると認識していたようです。 最後にパートナーへの認識ですが、残念ながらこちらも他のゆっくりとそう変わらなかったようです。 片方の視界の外でもう片方の髪を剃り、発音不明瞭の状態で"饅頭"として出したところ、パートナーの必死の呼びかけにも構わず迷い無く捕食しました。 その後そのゆっくりも髪を剃り、自分の形状を認識させたところ、ようやく今までの"饅頭"がゆっくりであることに気付きました。 ただ、捕食された方が、髪の無いパートナーに向かって「逃げろ」等と言っていたので、条件次第では認識も可能なようです。 そして加害者を明白にし、言葉による挑発をしたところ、ゆっくりには珍しいほどの憤りを見せましたが、それによる身体能力の向上は見受けられませんでした。 実験体はそのまま破棄してよいとのことでしたので、実験が終わり次第当方のゆっくりの餌とさせて頂きました。 当方はまだ時間的余裕がありますので、以前仰っていた溜まっているという研究もこちらに回して頂いて構いません。 草々 追記 貴方が永遠亭の八意様より預かったと言う『緑の日』ですが、危険が大きいので結果を出すのに少々時間を頂けたらと思います。 「う~ん・・・うちのゆっくりじゃまだまだ力不足って事だなぁ・・・」 「そうですか? 条件次第では丸坊主でも相手が分かったんですよ?」 「条件次第で、でしょ? あそこのゆっくりだったらどんな条件だろうが分かるんだよ?」 「ではあちらのゆっくりを借りて実験させてもらっては?」 「う~ん・・・ところできめぇ丸、どうだった? ゆっくり研究所は」 「少なくともここの数倍居心地がよかったですねぇ」 「どうせここは生活しにくい構造だよ・・・」 終わり ************************************************************************************************************ 台詞以外を全てゆっくり視点で書いて見ました。 久しぶりに来たらいろいろ様変わりしててびっくりしました。 チル裏ってここにも出来たんですねぇ・・・そしてドロワ な ん ぞ (゚Д゚) こういうのってよくあるもんなんですかね? まぁ、ドロワの設定等については特に気にしませんので、好きにしてやってください 598 このSSに感想を付ける
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最近巷で流行りのゆっくりカフェというものに行ってみた。 もちもちのゆっくりのほっぺをツンツンしたりすりすりしたりしてみたいなあ。 「いらっしゃいませ~ゆっくりしていってんか」 受付のきもんげに案内されて店内に入る。そこには様々なゆっくりがゆっくりしていた。しかし・・・ ゆっくりめーりん「zzz...ZUN」 ゆっくりこまち「zzz...ZUN」 テルヨフ「zzz...ZUN」 チルノフ「zzz...ZUN」 「寝てるだけじゃねーか!」 「お客さんお客さん」 お、ゆっくりれいむだ。さすがにれいむはちゃんと起きてるようだ。 「ゆっくりはゆっくりしてるのがあたりまえなんだよ。だいたい本家のネコカフェの猫だって本来は昼間ゴロゴロしてるものなんだよ。 それを無理にいじるのはゆっくりしてないんじゃないかな?だからお客さんもいっしょにゆっくりしていってね!」 たしかに正論だ。きっと猫もゆっくりしたいんだろう。 ゆっくりカフェだけあってドリンクは基本ジュースとお茶だけだがお菓子は饅頭、羊羹、お汁粉といった和菓子からケーキやビスケット マカロンやアイスといった洋菓子。杏仁豆腐のような中華菓子まである。おお、これは幻想入りしたティラミスじゃないか。 とりあえずゆっくりからみても一口サイズのお団子をあげてみよう。ゆっくり食べていってね! 「・・・」 あれ?れいむが無言で食べている。 「ンマァーイ!」 え?「むーしゃむーしゃ!しあわせー!」じゃないの?味がイマイチだったのかなと思って食べてみると ヴチュウゥゥゥーッ! 団子から飛び出した謎の白い液体・・・ならぬ黒い液体がれいむにぶっかかった。 「お客さん・・・」真っ黒な顔でれいむが言った。 「このごま蜜団子は前歯で噛むと中の蜜が飛びてちゃうからあえてむーしゃむーしゃとは言わなかったんだよ」 「す、すまない」ナフキンでれいむの顔を拭き拭きする。 「あと食べたあとはしあわせー!じゃなくてンマァーイ!というのもマナーなんだよ、ゆっくり理解していってね!」 そうだったのか。ふと見るとれいむがほっぺをこっちに向けている。 これは「プニプニしてもいいのよ?」というサインなのだろうか?私はそっと人差し指をれいむのほっぺにつけてみた。 プニプニ・・・ つきたてのお餅のようなモチモチした感覚が心地よい。 プニプニプニプニ・・・ ゆっくりのほっぺツンツンが気持ち良くて思わず寝てしまったようだ。 ゆっくりにつられてこちらも寝てしまったようだが心地よい眠りだった。 「お客さんお客さん」 「ん?」 きもんげが呼び止める。 「延長料金」 ゆっくり寝すぎた結果がこれだよ! なんだこのほのぼのw もっと出してもいいのよ? -- 名無しさん (2013-09-24 23 23 32) 名前 コメント
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※現代ものです ※かなり無理がある設定だけど気にしない ゆっくりが世にあらわれて数十年経ち、ゆっくりは人々の生活に浸透していた。 愛玩用として、加工食品として、時にはストレス解消用として。 彼らはこの世のものの一部として受け入れられていった。 しかしある日のこと、ゆっくりの加工から研究まで幅広く手がける大手企業に修正不能な問題が発生した。 始まりは社長の汚職事件が発覚したことだった。 この程度ならば、代表たちの記者会見での謝罪と社長辞任で済むはずであった。 しかしそのことがきっかけとなり、その他もろもろのスキャンダルが発覚した。 その中でも痛手だったのは『食品になるゆっくりたちが食べている餌は餓えた豚も食べないようなひどい臭いを放つ劣悪なものである』ということがメディアに知られたことだった。 ゆっくりは栄養や鮮度が悪くてもなんら問題はなく、その餡子も健康に害を及ぼすものにはならない。 このことは科学的にも証明されていることであった。 しかし、一時世間を騒がせていた有害物質を含む食品も餌として使用していたこともばれてしまい、信用を完全に失い、株は紙と化した。 このようなことになり、会社は倒産、研究所は閉鎖、加工場は永久凍結されるのは自然な流れであった。 ゆっくりの一部は他の研究施設に売却されていったがその多くは山へ放たれていった。 加工場や研究所は世界各地にあり、その数は膨大だった。 そして数年後、企業の倒産により、多くの失業者が出たことやゆっくりの不法投棄騒ぎなど世間に騒がれていたが他の話題が出れば、世間は興味をなくし、いつものように人々の記憶から薄れていった。 だが着実に問題は発生していた。 野へ放たれたゆっくりたちは加工場で何世代も過ごしており、野生で生きていくことは不可能だった。 水の危険性、捕食種の恐ろしさ、野生生物の存在、ゆっくりという種族の脆弱さ、全てを忘れていた。 その中で数を減らしながらも経験を経て、やがて野生へと還ることだろう、専門家もそう結論づけていた。 だが、よりゆっくりしたいという浅ましい執念と価値観の違う先住ゆっくりから追い出されることなどを彼らは失念していた。 あるゆっくりは山を降り、人の住む町へと入っていった。 あるゆっくりは恵み豊かではあるが、危険も多い平原へ移り住んだ。 あるゆっくりはもともと住んでいたゆっくりに打ち解け子を増やした。 しかしこれはゆっくりの生活圏が広がり、人と接触知ることが多くなったということでもある。 これにより、各地でゆっくりによる被害が発生した。 もともと自然界のバランスを保っていたゆっくりの数が激増したことにで人以外にも被害が出ることになった。 ゆっくりが家宅に侵入、家財道具が破損した。 ゆっくりに畑をあらされ、収穫できなかった。 ゆっくりが山の資源を食い荒らし、他の生物の個体数が減った。 ゆっくりが大量に溺れて川が汚染されて生物の種類が減り、河の流れ込む海にいたり、海洋汚染にもつながった。 これらは以前から騒がれていたことだがゆっくりが増殖したことにより、目に見えるほどの事態になった。 しかし被害はこれにとどまらなかった。 加工場では繁殖させるため、個体数を増やせるように特殊なゆっくりが使われていたことにより、自然ではありえない速度で増えていき、山は一面ゆっくりだらけになり、他の生物を追い出し、その山は禿山に変わってしまったところもあった。 数が増えていったことにより、ゆっくりは人の生活圏にも侵入し、町のゆっくりも増えていき、 ゆっくりがゴミや死骸を撒き散らすことにより、町にも汚物が溢れることになった。 道路を通行しようとして車に轢かれて、車やバイクがスリップし、交通事故の多発につながった。 研究用として使われたゆっくりには薬物実験にも使われたものもあり、ゆっくりには特に変化がなかったが、餡子の中で変化し、有毒になるものも数多くあった。 渡り鳥が大量死していたり、飼育していた動物が変死したりという事件が起こり、解剖してみるとゆっくりのものと思われる餡子が胃に入っており、その中から人をも死に至らしめる物質も検出された。 このような事件はメディアが放っておくわけもなく、連日報道され、人々は『ゆっくりは人に対して害になる』という考えを抱くようになった。 その流れに乗るようにゆっくりの悪い点ばかりを掲載したような書籍も出版された。 『ゆっくりは総じて人を下であると見ている』 『れいむは愚鈍であり、まりさは薄情、ありすはレイパー、ぱちゅりーは貧弱な愚者である』 『ゆっくりは人類の敵』 このようなことは冷静に見れば何の根拠もない嘘八百であるものばかりであったが、メディアもそれを煽り立てるように報道して、人々はゆっくりに対し悪いイメージを抱いていった。 飼いゆっくりは捨てられ、ゆっくりの加工食品も売上が落ち、月日は流れた。 各国は政府に対し、ゆっくりをどうにかするよう訴えたデモが起こり、加熱していった。 政府も何もしなかったわけではなかったが、駆除しようにも数が多すぎて瞬く間に増えていき、 経費もかさみ、どうにもできなくなっていた。 ゆっくりを捕獲した数に応じて賞金を出す国もあれば、ゆっくりの駆除を義務とした国もあったが思うような成果は得られなかった。 ゆっくりを効率よく駆除できる策や薬品の開発を待つばかりとなった。 ゆっくり対策費用などにより、経済不況が起こり人々は不安な毎日を過ごすようになり、ゆっくりへの憎悪を強めていった。 こうして地上にゆっくりの安住の地はなくなった。 ※※※※※ れいむは分からなかった、どうしてこんなことになってしまったのか。 狭い檻の中、自分のかわいい子供たち、赤れいむ2人赤まりさ1人と一緒に入れられ考えた。 れいむは春に両親ともれいむの間から長女として生まれた。お母さんはとても優しく、2人に 挟まれるととても安心でき、幸せな気分になれた。 みんなで一緒に食べるご飯もおいしく、すくすくと成長した。 長女としてみんなの先頭に立ち、まとめ役としてお母さんの役に立とうとした。 お母さんはそのことをとても褒めてくれて、「れいむが大きくなったらとても いいお母さんになれるね」と言われ、嬉しかった。 季節が過ぎみんな大きくなり、冬が来た。冬の間は狭いおうちの中、みんなで寒くないよう固まっていた。 妹たちはお外で遊びたいと駄々をこねたりしたが、れいむはみんなでくっつきあっているのが好きだった。 お母さんの綺麗なお歌もいつでも聴けたし、穏やかに過ごせた。 一人も欠けることなく春になり、れいむも十分に大きくなって、ついに巣立ちの日を決めた。 お家の前に立ち、みんなに別れの挨拶をした。秋に生まれた妹たちは行かないで大泣きした。 れいむも泣きそうになったがお別れは笑顔でしようとがんばって笑っていたが、今にも泣きそうだった。 お母さんが「辛かったらいつでも戻ってきていいよ」と言ってくれた。 その一言で涙が我慢できなくなった。 今まで育ててくれてありがとう、お母さんみたいにゆっくりしたあかちゃんをうむからね、と みんなにお別れした。 半日ほど跳ねて綺麗なお花さんが咲いている野原についた。 そこではいくつかのゆっくりの家族がお花を食べたり、みんなで歌ったり、 遊んでいたりとみんな楽しそうだった。 家族のことを思い出し、寂しくなったがれいむもお花さんを食べたりした。 日が傾きみんな自分たちのおうちへ帰ろうとしていた。れいむもお家を探そうと森を探索していたとき、1人のまりさと出会った。 ゆっくりしていってね!と挨拶した後、まりさに「何をしているの?」と尋ねられた。 家を探していることを伝えると、「まりさのお家に泊まってっていいよ!」と言ってくれたので 甘えさせてもらうことにした。 次の日も一緒に食べ物を集めたり、ゆっくりしたり、たくさんのことをしてまた泊めてもらった。 そんなゆっくりした日が続き、二人は恋をした。どちらともなく告白し、一緒になることを誓った。 暑い日が続くようになり、ご飯が豊富になってきたころにすっきりをして頭から茎が生えた。 そして3人とも無事に生まれた。茎を食べやすいように噛み砕いてあげた。 「おかぁしゃん、ありがちょぉ♪」赤ちゃんがお礼を言ってくれた。生まれてきてくれてありがとう。 れいむは最高に幸せだったし、これからももっとゆっくりできるだろう。そう信じて疑わなかった。 次の日、まりさは赤ちゃんたちのためにご飯を集めに出掛けた。その間れいむは赤ちゃんたちと す〜りす〜りしたり、お歌を歌ってあげたり、舐めて綺麗にしてあげた。 赤ちゃんたちがおなかがすいたと言い始めた。まりさはそろそろ帰ってくるだろうと待った。 すると、お家を隠している枝や葉っぱがどかされていった。まりさが帰ってきたと思い、ゆっくりしていってね!とお帰りの挨拶をした。だけど見えた顔はまりさじゃなかった。 そして長いものが伸びてきてれいむの頭を掴んだ。痛い、離して、いくらいっても離してくれなかった。 そして外まで引っ張り出された。そして外にいるのは何なのか見た。 れみりゃよりずっと大きく、長い手足がついていた。お母さんから聞いたことがある、 『にんげんさん』だ。 そして、れいむは袋に入れられた。出してと叫んでもだめだった。赤ちゃんたちが何か言っているがうまく聞き取れない。赤ちゃん逃げてと叫んだ。 そのうちくぐもった声になった。きっとれいむのように袋に入れられてしまったんだ。 袋に入れたまま、れいむはどこかへ連れて行かれた。 冷たい檻の中に赤ちゃんたちと一緒に放り出された。赤ちゃんたちは「いちゃぃぃぃぃ」と 泣いていたがぺ〜ろぺ〜ろすると泣き止んだ。 この檻から出られるんだろうか、きっと無理だろう。『にんげんさん』はれみりゃよりずっとずっと怖いとお母さんは言っていた。ここから出れたとしてもまた捕まってしまうだろう。 正直怖くてたまらなかった、今にも泣いてしまいそうだ。けど泣いたら赤ちゃんたちが不安になってしまう。 赤ちゃんにはゆっくりしてほしい。 まりさはどうしているだろう。一生懸命探してくれているかもしれない。助けてほしい、 ここはとてもゆっくりできない。でも助けに来てくれてもまりさも『にんげんさん』には敵わないだろう。 それでも助けに来てくれると思っていないと不安に潰されそうだ。 れいむはもうゆっくりできなくなるだろう。そう思うと楽しかった思い出がよみがえってきた。 お母さんと一緒にいたこと、まりさとのゆっくりした日々、でも二度と叶うことのない夢。 赤ちゃんたちにもゆっくりしてほしかった、楽しいことを何も教えてあげることができなかった。 そう思うと気分が沈んだ。 「おきゃぁしゃん、どぅしちゃにょ?」 暗い顔をしていたのを見られたんだろう、赤ちゃんが聞いてきた。 大丈夫だよと言おうとしたが、ちょっと涙声になってしまった。 「おきゃぁしゃん、どきょきゃぃちゃぃぃちゃぃにゃにょ!?ぺ〜りょぺ〜りょしちぇあげゆきゃりゃ ゆっくちよきゅにゃっちぇにぇ!ぺ〜りょぺ〜りょ♪」 「にゃりゃまりしゃみょ〜♪ぺ〜りょぺ〜りょ♪」 「りぇいみゅみょ〜♪」 ちょっとくすぐったいが、赤ちゃんたちがれいむを励まそうとしてくれているのが分かる。 涙を我慢できなくなった。そして今までにないほどの大声で泣き叫んだ。 それを見た男の感想は「でかい饅頭が泣き叫び、ちっこい饅頭がまわりで気持ち悪い声を出して でかい饅頭を舐めているのは最高にキモい。饅頭は共食いすると言うし、大方腹が減って食おうとしているのだろう。浅ましい奴らだ。」というものだった。 ゆっくり処理場で働く男はさっさと済ませてしまおうと思い、ゆっくりの入った底に キャスターのついた檻を押していった。 れいむが男が近くにいるのに気づき、 「ここからだしてね!」 と言っていたが無視された。 目的の場所に着いて、男は檻を押す手を離し小窓ほどの大きさの鉄の窓を開いた。 そこから目も開けられないほどの熱気が立ち上る。ここはゆっくり焼却炉、ゆっくりを焼却処分するために国が建設した施設であった。 男は檻の上部を開けて赤ゆっくりを捕まえだした。 れいむは赤ゆっくりたちに 「はやくおかあさんのおくちにはいってね!」 と言っていたが男が待つわけもなく、一匹もれいむの口の中に入ることはなかった。 「はなちちぇ〜!」 「おきゃぁしゃん、たしゅけちぇ〜!」 「きゅりゅしぃよ〜!」 赤ゆっくりは男の手の中で悲鳴を上げていたが男は 『ゆっくりは命乞いをするが浅ましい執念で他のゆっくりを身代わりにしてでも生き延びようとする醜い物体である』 とマニュアルに書いてあり、それに従い容赦はしなかった。 そして赤ゆっくり3匹を焼却炉に放り込んだ。 赤ゆっくりは断末魔もなく燃え尽きた。 「でいぶのあがぢゃんがああああぁぁぁぁ!!!」 霊夢は嘆き悲しんでいたが 『ゆっくりは他のゆっくりの死を嘆き悲しむそぶりを見せるが、餌を与えたり、 時間がたてばそのことを綺麗に忘れる』 男はマニュアルを信じ切っていた。れいむに様子を見ても、 これだからゆっくりは嫌いなんだ、と言うことしか思わなかった。 そしてれいむを両手で掴みあげて焼却炉に放り込んだ。 「ゆぎゃあああああぁぁぁぁあづいよおおおおおおぉぉぉぉ!!!」 れいむは思った。どうしてこんな目にあうの?れいむ何も悪いことしてないよ? このままじゃ死んじゃう!助けてまりさ!助けてお母さん! この焼却炉はゆっくりを文字通り“必殺”するために設計されている。 れいむは欠片も残さずに燃え尽き灰になった。 男は次に処分するゆっくりたちを運び込むために、鉄の窓を閉め檻を押しながら離れていった。 実はまりさも少し前に処分されていた。 まりさがご飯を探しているときに捕まり、巣はどこにあるか言わなければ殺すと脅されていた。 最初は抵抗した。しかし、殴られ続けて歯が全部折れ、どうにかしゃべれるような状態になって 白状した。 巣の前まで来るとまりさはまた殴られて、今度はしゃべることもできず、 右目が飛び出した状態にまでされた。そしてれいむや赤ゆっくりたちが入れられた袋とは別の袋に入れられた。 まりさは袋の中でれいむと赤ゆっくりたちが捕まるのを聞いて、心の中で何度も ごめんね、ごめんね、とわび続けた。 れいむと赤ゆっくりが入れられた檻の近くの檻に入れられていた。 しかし薄暗い部屋の中、周りは見えず声だけでしかれいむと赤ゆっくりたちを確認できなかった。 お母さんはここにいるよと言いたかった。でも声が出せなかった。 やがてまりさの檻が運ばれていった。 れいむや赤ちゃんと一緒にいたい、と心で思うことしかできなかった。 そしてまりさは焼却炉に放り込まれた。 痛い、熱い、助けて、どうして、いろんなことが思い浮かんだが声には出せなかった。 まりさは悲鳴を上げることもできず灰になった。 こうしてれいむとまりさ一家は他のゆっくりたちともだが、一緒になることができた。 ちなみにれいむの両親と妹たちも数日前に焼却処分されていたが、灰はすでに書き出されたあとであったため 一緒になることはなかった。 ゆっくりはゆっくりすることが果たしてできるのだろうか あとがき また懲りずにSSを書いてみました。前よりは上達したのかしら。 実は続きも考えてあるんですけど今回はここまでとしました。 続きはまた今度にします。需要あるか知らんけど。 やっぱりゲスよりもこういう無垢なゆっくりを虐めるほうがぞくぞくしますね。 ゆっくりは人間みたいに考えることができるがボキャ貧だから人間に誤解されて ゲスだと認識されたりしているんだと思う。 きっと7,8割は人間に関わることもせず、平和に過ごしているんだと思う。そう思いたい。 まあ何はともあれ、これからもゆっくりを虐めていこう! それでは、また。 こんな駄文を読んで頂きありがとうございました。 書いたSS ゆっくりいじめ系1932 バカは死んでも
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「踏みにじられた花」fuku1450.txt であまりすっきりできなかったので続きを書いてみました。 ちなみにfuku1450.txtの作者ではありません。また東方キャラが出演します。 幽香はいつものごとく太陽の畑を手入れして向日葵を育てていた。 そして手入れが終わると水浴びをし、体にを綺麗にしてから 咲いた花たちを眺めながら妖精たちとティータイムを楽しんでいた。 最近の妖精たちの会話の中心はゆっくりだ。 幻想卿に突如出現したゆっくりは、知性は低く、本能に忠実で 他人に対しては小馬鹿な態度を取るわりにものすごく弱いと言う いったい誰が何のために生み出したのか疑問に思うほど謎な生物である。 妖精たちは、ゆっくりにこんな悪戯をしたなどの虐め方談義で盛り上がっていたが、 幽香自身は弱い生物に興味がなく、太陽の畑を荒らす愚かなゆっくりには制裁を与えるが わざわざ出向いてまで虐めるなど無意味と思い、ゆっくりには興味を持てずにいた。 しかし、つい最近興味を惹かれるゆっくりがいたのだ。 それは数ヶ月前。 空の散歩を楽しんでるときに、偶然花畑を見付けたことから始まる。 人里離れた僻地に手入れされた花畑があったので興味を惹かれて降りてみると 「はなばたけをあらすひとはでていってね!」 「あら、こんにちは。私は花畑を荒らすようなことはしないわ。 にしても、なかなか見事な花畑ね」 自分に良く似た顔をしたゆっくりゆうかが出てくると開口一番に文句を言ってきた。 花畑を荒らすことなどまずありえなく、率直の感想を言うと 「はなばたけをあらさないんだったら、ゆっくりみていってね!」 「ありがとう。ここの花畑はあなたが育てたの?」 「うん、がんばってそだてたの!」 ゆっくりゆうかは警戒心が強く、また花を荒らすゆっくりや人間を嫌ってはいたが 花を愛でて自分と気持ちを共有してくれる人は好きだった。 幽香自身も花を荒らすどころか逆に花を育てるというところに好感を持てたので 少し喜ばせてあげようと思い、珍しい花を咲かせてあげると 「ゆっ!おねーさん、すごい!」 「こんな花もあるわよ」 「きれー!!」 喜んでくれるようで、次々と珍しい花を咲かせてみせる。 しかし、ふと我に返り自分を戒める。 同好の士を見つけたせいか、つい調子に乗ってしまった。 こんなところを鴉天狗にでも見られてしまっては大妖怪としての沽券に関わる。 「いま咲かせた花々の種をあげるから、あとは自分で育てなさい」 「おねーさん、ありがとう!がんばってさかせてみせるね!!」 「花が咲く頃にまた見に来てあげるから、頑張りなさい」 幽香は沢山の花の種をゆっくりゆうかに渡してその場を去った。 あれから数ヶ月。渡した種もそろそろ花が咲く頃だし、様子を見に行くか。 妖精たちに出掛けることを告げてから、幽香は日傘を手にして花畑に向かった。 種を渡したゆっくりゆうかは頑張っているだろうかと期待を膨らませて。 「なにこれ」 しかし、花畑に着いた幽香が見たのは 食い尽くされ見るも無残な状態の花畑とゆっくりの集団であった。 つい先日まではゆっくりゆうかによって手入れされ、綺麗に咲き乱れていた花畑であったが ゆっくりの集団に見付かったことにより、餌場となっていたのだ。 「むーしゃ!むーしゃー!しあわせー!!」 「うっめ!めっちゃうっめ!!!」 空にいる幽香には気付かず、花を食べたり、踏み荒らしたりしているゆっくり達。 幽香はすぐ様、蛮行をとめるためにその場にいるゆっくり達に薔薇を投げて動きを封じる。 すぐに殺しても良かったが、殺すことなど後でも出来る。 まずはゆっくりゆうかを探すことが先決と判断した。 「いだいいいいいいい!」 「ゆっぐりでぎないいいいい!!」 「おかあああざん!だずげでえええええ!!」 いきなり薔薇を体に刺されたゆっくり達はあまりの痛みに叫びをあげた。 体には細い薔薇の茎が刺さってるだけなので致命傷には至らない。 だが、妖力が込められた薔薇の茎は、ゆっくりの力では引き抜くことも出来ず 無理に動こうとすると、茎によって体が引き裂かれるので ゆっくり達は、ただ苦痛の声をあげることしか出来なかった。 幽香はそれを無視し、空からゆっくりゆうかを探しまわった。 ゆっくり達を脅してでも居場所を聞いたほうが早いだろうが 花を荒らすようなゆっくりと会話することもイヤだったのである。 しかし、数刻探してもゆっくりゆうかを見つけることが出来ず 仕方なく群れから少し離れた場所にいたゆっくりまりさに聞くことにした。 「ちょっといいかしら?」 「ゆっ!おねーさん、だずげでえええええ!!」 声をかけるなり、いきなり助けを求めてくるゆっくりに辟易し 幽香は持っていた日傘をゆっくりの右頬に突き刺した。 「いだいいいい!やめでええええ!!」 「質問に答えないようなら殺すわよ」 突き刺した日傘をぐりぐりと動かし脅すと ゆっくりの餡子脳でも理解できたのか泣き叫ぶことをやめ、涙を流しながら何回も頷いた。 ようやく話を聞ける状態になったので 「ここにゆっくりゆうかがいたと思うけど、どこにいるのかしら?」 「ゆ゛っ!ごごにいだゆっぐりならあぞごでず!!」 ゆっくりまりさが舌で指し示した方向を見ると、そこにはよく分からないものがあった。 近づいてみてもよく分からなかったので摘み上げてみると どうやら皮を引き伸ばされてから石で戻らないように固定されたゆっくりめーりんのようだった。 そして、その下にはゆっくりゆうかが般若の相をしたまま死んでいた。 「ゆ゛!」 いきなり摘み上げられたことに驚いたのか、皮を伸ばされていたゆっくりめーりんは呻いた。 ゆっくりゆうかのほうは死んでいたが、ゆっくりめーりんはこんな状態になってもまだ生きているようだ。 幽香は花の蜜を与えてからゆっくりめーりんを地面に静かに置き、ゆっくり達に向き直り再び問い掛ける。 「この場所を見つけたゆっくりはどれかしら?」 「あぞごにいるれいむどまりざどありすとぱぢゅりーがおじえでぐれだの」 殺気と共に声をかけてくる幽香に怯え、すぐに仲間を売るゆっくりまりさ。 所詮ゆっくりまりさ。仲間のことより自分の命のほうが大切なのだろう。 「そう。ありがとう。お礼に食事をあげるわ」 「おねーざん!ありがどぉぉぉぉおおがぁぁ!!」 ゆっくりまりさの口の中に花の種を何粒か入れてすぐ様成長させる。 ゆっくりを苗床とし、何種もの芽が発芽していく。 「まりざのがらだになにをじだのおおおお!!」 「あら、花の種を食べさせてあげたのよ」 「ゆ゛っ゛ゆ゛っ゛!いだいいいい!!ながのあんごをずわないでええええ!!!」 餡子を栄養として花が咲き、饅頭の皮を引き裂いていく。 「おねえええざん!ゆるじでえええ!!」 「あら、何を許して欲しいのかしら」 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 もはや言葉を発することは出来ず、ついには餡子を飛び散らせながら いくつもの花を咲かせてゆっくりまりさは絶命した。 「ゆっくりが苗床でもやっぱり花は綺麗ね」 妖艶な笑みでそう言い残し、首謀者と考えられる4匹以外のゆっくりはすべて花の栄養にすることに決めた。 何十匹もいるのに、1匹づつ苦痛を与えながら殺していくのは些か面倒だし。 やることが決まれば、あとは単純。薔薇の茎が刺され動けなくなっているゆっくり達に花の種をばらまいた。 そして始まる、阿鼻叫喚の地獄絵図。 そこかしこで聞こえてくるゆっくり達の絶叫を聞きながら 幽香は首謀者と思われる4匹のゆっくり達に近づいた。 「れいむがらこのばらをぬいでええええ!」 「おねーざん!まりざをだずげでほしいんだぜ!!!」 「もうやだあぁ!!どがいはのぎれいなはだがきずづいだああああ!!」 4匹のゆっくりは未だに薔薇の茎が刺さったことによる痛みと 周りから聞こえてくるゆっくり達の絶叫に怯えて、声をあげて泣いていたが こちらに気付くとすぐに自分が誰かに攻撃されたことも忘れて助けを求めてきた。 幽香は軽く既視感を覚えたが、本能に忠実なゆっくりの行動など大抵同じなのだ。 助けを求める声を無視して、幽香は一番近くにいたゆっくりれいむを踏みつける。 踏みつけられたことにより、薔薇の茎で引き裂かれた皮が更に傷つくがそれすらも無視して脅す。 ゆっくりをこちらに従わせるには痛みと恐怖を与えるのが一番手っ取り早いからだ。 「おねえざん!やめでええええ!!」 「静かにしなさい!うるさくしたり、質問に答えなかっりしたら、もっと傷を広げるわよ」 軽く脅して、ゆっくりれいむを黙らせてから問い掛ける。 「あなた達がこの花畑を見つけたの? 」 「ぞうですぅ!れいむだぢがみづげましだああぁぁ!!」 質問に答えたので幽香はゆっくりれいむを踏むのをやめ ゆっくりれいむのすぐ側にいたゆっくりまりさを今度は踏みつける。 先ほどゆっくりれいむに言った言葉が聞こえたのか ゆっくりまりさは叫び声をあげることもなく、ただ滂沱の涙を流しながらこちらを見ていた。 「ここにいたゆっくりをなんで殺したの?」 「ゆっぐりだぢのじょぐじをじゃまじだがらだぜぇ!!」 イラ 「ゆ゛ー!」 そんな理由で、花を荒らしただけでなく、気に入っていたゆっくりゆうかまで殺したのか。 あまりにもふざけた理由だったため、つい足に力が入ってしまった。 おかげでゆっくりまりさの傷が大きく開いたが餡子はそれほど出ていないのですぐに死ぬことはなさそうだ。 1メートルほど離れた場所にゆっくりアリスがいるので、今度はそちらに近づいていく。 今までのやり取りを見たゆっくりアリスは、怯えて逃げようとしたが 茎が刺さったままだったことを忘れたらしく、何もしないうちから更に傷を広げていた。 だが、幽香はそれをみて手加減することなく傷口に日傘を刺し込み傷を広げながら、問い掛ける。 「ゆっくりめーりんの皮が酷いことになってたけど、それもあなた達がやったの?」 「ぞうです!わだじだぢがやりまじだあぁ!!」 涙を流しながら素直に質問に答えたので、日傘を抜いてやり 最後に残ったゆっくりパチュリーに近づく。 先ほどから声をあげてなかったので、恐怖で震えているのかと思ったらすでに失神していた。 体が弱いと聞いていたが、まさか薔薇の茎を1本刺されたくらいで失神するとは・・・ これでは質問できないので軽く蹴って叩き起こすと、餡子を吐きながらも眼を覚ましようだ。 「ここと森の間には荒地があるのに、どうやってここまできたの?」 「むぎゅー!ゆーパックだぢにだのんでづれでぎでもらいまじだぁ!!」 へー、そんなゆっくり種もいるのね。あとで殲滅しておくかな。 最もいまはそんなことより目の前にいる4匹のゆっくりにお仕置きをしないとね。 そして、ゆっくりめーりんにやったことと同じことをしてやろうと思い 4匹のゆっくりに聞こえるように大きな声で宣言した。 「一番最後まで生き残ったゆっくりには、特別に見逃してあげるわ」 「ゆ゛っ!みんなはれいむをだずげでね!!」 「まりざのだめにみんなばおどなじぐじんでね!!」 「ありずはどがいはでゆうじゅうなんだがらいぎのごるべきよ!」 「むきゅー!」 苦痛で涙声になりながらも、お互いを罵り始めた。 もっともゆっくりパチュリーだけは、すでに諦めたようだが。 さて、まずはゆっくりまりさからやろうかな。 幽香は分身すると、ゆっくりまりさから薔薇の茎を抜いて 4ヵ所をつまみながら持ち上げた。 「まりさをたすけてくれるなんて、おねーさんはみるめがあるぜ!!」 「あら、ありがとう」 と言って、徐々に力を入れながらゆっくりまりさを殺さぬよう皮を伸ばしていく。 「いだい!いだい!おねーさん、でをはなずんだぜ!!」 「ゆっくりめーりんにもこうやって遊んであげたんでしょう」 「あ゛あ゛あ゛あ゛!あんごがでてる!でてる!やめるんだぜ!!!」 先ほどの薔薇の茎で傷ついた場所から餡子が漏れ出していたので 仕方なく幽香は妖弾を使い、傷の部分を焼いて止血をする。 「うるさいわね。こうすれば平気でしょう」 「あsdfghjkl」 声にならぬ声をあげて、ゆっくりまりさは白目を剥いて気絶した。 気絶したところで手を止めると、ゆっくりまりさは40cmほどの大きさだったものが 皮を伸ばしたことにより1m位にまで伸びていた。 だが気絶されたままではつまらないので、花の蜜をかけて刺激を与え 無理やりゆっくりまりさを目覚めさせたが、苦痛に身悶えするばかり。 あまりに反応がないので、後回しにすることにして次に移る。 「さーて、次は誰がいいかなー?」 「ゆるじでえええええええ!!」 「おうじがえるうううぅぅ!!」 「最後まで生き残れば死なずに済むわよ」 ふと、ゆっくりパチュリーを見るとまた失神していた。 罰を与える前から失神されると、こっちとしてもやりがいがないので 無理やり目覚めさせてから、ゆっくりパチュリーを引っ張ることにした。 「ゆっくりパチュリーはどこまで伸びるかなー?」 「やめでええええ!やめでええええ!!」 「ちゃんと止血もしてあげるわよ」 「むきゅー!」 4ヶ所をつまみながら皮を伸ばしていき、餡子が出そうになったら傷を焼いて止血したが 体が平べったくなりながら倍ほどに大きさになったところで、ゆっくりパチュリーは餡子を吐き出して絶命してしまった。 「あらあら、ゆっくりパチュリーは死んでしまったわ。 あなた達、良かったわね。さぁ、頑張って生き残ってね」 「「「ゆ゛ぅぅ!」」」 ゆっくりパチュリーの死に様を見てしまったせいか 数刻後には自分もああなるのだと悟り、絶望するゆっくり達。 だが、幽香はそんなことを歯牙にもかけず、続けた。 「おねええざん!!なんでもずるがらだずげでえええええ!!!」 「ありずはこんなどごろでじにだぐないいいい!!」 餡子が出そうになるたび、妖弾で傷を焼かれて止血しては皮を伸ばされ 口から餡子が出そうになると、口を石で塞がれた。 そうしてなかなか死ねない状態のまま、ゆっくり達は皮を伸ばされ続けた。 結局、最後まで生き残ったのは、ゆっくりまりさだった。 「あなたは頑張ったから見逃してあげるわ」 「ふふ、うふふ、うふふ」 皮を伸ばしに伸ばされ、もはや自力で動くことも困難な状態で 壊れた笑いをし続けるゆっくりまりさに声をかける。 「どうせだから、仲間もつれていってあげてね」 そう呟くと 皮を伸ばされたゆっくりパチュリーをゆっくりアリスで包み さらにそれをゆっくりれいむで包んだ後に 最後にゆっくりまりさで包んであげた。 そして、結び目を焼いて癒着させてから森のほうへ転がした。 花を荒らしたゆっくり達に対してはお仕置きも済んだので、まだ生きているゆっくりめーりんに近づく。 花の蜜が効いたのか意識を取り戻して、皮が元の形に戻り始めていた。どうやらこのまま死ぬことはなさそうだ。 幽香はふと気になったことをゆっくりめーりんに尋ねた。 「花畑は好き?」 ゆっくりめーりんは弱弱しくも確かに頷いた。 期待通りの返事に幽香はにっこりと笑い 「そう、なら花畑を作り方を特別に教えてあげるわ」 幽香はこの花畑をこのまま放置して荒れたままにしておくのは勿体無いと考え このゆっくりめーりんに花畑の作り方を教えて、管理させようと思った。 まずは傷を癒してもらい、その後びっちり花畑の作り方を教え込もう。 幽香は今後の予定を頭で思い浮かべながら、ゆっくりめーりんを連れて帰途に着いた。 太陽の畑に帰る途中 「おっと、まだやることが残ってたな」 幽香は森を飛び回りながら、ゆーパックを見つけ次第殺しつつ 二度とこんなことが起きないように 食虫植物を改良した食ゆっくり植物を作り出し、森中に植えた。 数ヵ月後。 この森にいるゆっくりは、ゆっくりめーりんのみになったが ゆっくりめーりんはその事に気付かず花畑を育てながら幸せに暮らしたそうな。 fin 個人的に幽香もゆっくりゆうかも、花を愛でる人には優しいんじゃないかという妄想が入ってます。 1450.txtでも、ゆっくりゆうかは死ぬ間際にはゆっくりめーりんに対して仲良くしようとしていたみたいですし。 このSSに感想を付ける
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特に悪さをしていないゆっくりが酷い目にあいます 舞台は現代です 冬の夜は寒い。残業を終え、家に帰る途中に公園の自販機であったかいコーヒーを買って飲むことにした。 自販機から落ちてきた缶コーヒーを取り出す。どうでもいいけどあったかいどころじゃなくて熱すぎるなこれ。 火傷しそうなほどの熱を帯びた缶を手で転がし、近くのベンチに座る。そういやちと小腹も空いたなぁ。 寒空の下、クソ熱いコーヒーで一息ついていると、背後から人の声のような音が聞こえた。 「ゆ゛ぅぅ!おかーさん、さむいよぉぉ!」 「ゆっくりがまんしようね! ほら、すりすりすればあったかいよ!」 一体何事かと振り返るが誰もいない。おかしいなと思いつつふと視線を下に向けると、そこにはゆっくりの親子がいた。 大きさの違う二匹が頬を擦り合わせている。どちらもれいむ種だ。小さい方の大きさは野球のボールぐらい。 親と思われるサッカーボール大のゆっくりれいむの頭からは蔦が伸びており、そこには5匹の実ゆっくりが生っている。 どうやらにんっしんっ中らしい。実ゆっくりの形状からするとまりさ種だと思われるもう一匹の親は見当たらない。 少し興味がわいた俺はゆっくりの親子に尋ねてみることにした。 「ようれいむ、ゆっくりしていってね!」 「ゆゅっ!ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 この言葉を言えばゆっくりは本能的に反応せざるをえなくなる。 寒さに震えていた子れいむも目を輝かせてこっちを向いて返事してきた。 「ゆっ!おにいさんはゆっくりできるひと?」 「どうだろうな、多分できるだろう。ところで、お前のつがいのまりさはどこにいるんだ?」 「ゆゆっ!?おにいさんどうしてれいむのだーりんがまりさだってわかったの!?」 「んー、まあ…そうね、超能力だ」 説明するのも面倒だ自分で考えやがれと思いながら親れいむを適当にあしらう。 それで納得したのか、親れいむはすごーい!と言ったあと急に暗い顔になった。 相変わらず感情の変化が激しいナマモノですこと。 「ゆぅ…まりさは…きのういなくなっちゃったんだよ…」 子れいむも顔を俯かせて沈んでいる。 話を聞くと、どうやら昨日家族で移動中、まりさは車に轢かれて死んだらしい。 目の前で親がグチャグチャに潰れたのを思い出したのか、子れいむは泣きだしてしまった。 親れいむはそんな子れいむをすーりすーりとあやす。 「なるほど、それは残念だったな」 「ゆぅ…しかたないよ」 伴侶を亡くして自分も辛いだろうに、子供に心配は駆けさせないようにと笑顔を見せる親れいむ。 そんな彼女達を見て、あることが思いついた。 「なぁれいむ、俺の家に来ないか?」 「ゆゅっ!?おにいさんのおうちに!?いいの!?」 「ああ、俺も丁度お前達のようなゆっくりが欲しかったところなんだ」 二匹を連れて帰宅。出迎えてくれる人もいない一人暮らしなので部屋の中は外と同じぐらい冷えている。 ストーブをつけて次第に部屋が暖かくなってくると、寒さで震えていたゆっくり親子は生き生きとし始めた。 「ゆっ!あったかいよ!ここをれいむたちのゆっくりぷれいすにしようね!」 と子れいむははしゃぐ。親れいむもそんな元気な我が子の姿を見てうれしいのかにこにこと微笑んでいる。 とりあえず部屋着に着替え、子れいむを流し台の蛇口の下に置いた。 何するの、という顔をした子れいむを水で洗う。 最初は驚いていた子れいむだったが、冷たい水が気持ちいいのか次第にとてもゆっくりした顔つきになっていった。 「ゆぅ!すっきりー!」 「ゆ!よかったね!おにいさん、ありがとう!」 見違えるほど綺麗になった子れいむの姿を見て、親れいむは俺にお礼を言ってきた。 そんな親れいむを蔦が傷つかないよう慎重に持ち上げ、にんっしんっゆっくり用の天井部分が開いているタイプの透明なケースに入れた。 にんっしんっ中のゆっくりは勢いよく跳び跳ねたりすることはないのでこれで十分なのだ。 「ゆゆっ!?うごけないよ!おにいさん、れいむをここからだしてね!」 「その中でゆっくりしていれば、赤ちゃん達が無事に生まれてくるんだよ」 「ゆっ!そうだったの!じゃあれいむはここでゆっくりするね!」 完全に俺を信頼しているのか、そんな適当な言葉にも親れいむはいとも簡単に騙された。 そう、俺は別にこいつらを飼おうなんて思っちゃいない。ただ単に小腹がすいていたから食べようと思って連れて帰ってきたのだ。 台所の引き出しからトングを取り出し、それで子れいむを掴んで持ち上げる。 「ゆー!おそらをとんでるみたーい!」 目をキラキラと輝かせながら呑気な事を言う子れいむ。これから何が起こるかわかっていないんだろうな。 右手でトングを持ったまま、左手でガスコンロのスイッチを捻る。ボッという音と共に青い火がコンロから噴き出した。 「ゆぅっ!?なにもないところからひさんがでたよ!」 悲惨? …あぁ、火さんか。何事かと思った。 今まで見たことがないのだろう、ガスコンロを上空から眺める子れいむはキラキラと目を輝かせている。 そんな子れいむの底面の皮をガスコンロの火に直接あてた。いわゆる直火焼きと言うやつである。 「ゆゆ゛ぅ゛ぅぅぅぅぅ!?あじゅいよ゛おぉぉぉおぉおぉぉぉおおおぉぉぉぉぉ!!?」 一転して天国から地獄へ。つい先程まではとてもゆっくりした表情だったのが今は激痛に歪んでいる。 突然身に降りかかった出来事に、子れいむは困惑と苦痛が入り混じった顔をしている。 子れいむはもとより親れいむも何が起こったか理解できていないようだ。目をぱちくりさせている。 「ゆ゛あ゛ぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁ!!だすげでおがーーざぁぁぁぁぁぁん!!」 その声でようやく我に返ったのか、親れいむは目を見開いて大きく口を開けた。 「お゛に゛いざんな゛に゛じでるの゛おおぉぉぉおぉぉぉおおお!?」 「何って、見ての通りだよ。子れいむを焼いてるんだ」 「どぼじでぞんなごどずるの゛っ!!」 唾(っぽい砂糖水)をクリアケースにベタベタと振りかけるほどの勢いで親れいむは声を上げた。汚いなぁ。 何とか脱出しようとしているが、左右には身動きが取れず、身重のため飛び跳ねることが出来ないようだ。 それでも少しは体は動くらしく、ぐねぐねと体をひねろうとしたりしている。 が、その度に蔦に生っている実ゆっくり達がわさわさと揺れているのには気付いていないようだ。 「おいおい、あんまり動くと赤ちゃん達が落ちちゃうぞ」 子れいむの皮を焼きながら親れいむに言うと、ゆ゛っという声と共に体を動かすのをやめた。 自分が助けなければ可愛い子供が焼かれてしまう。かといって動けば可愛い赤ちゃん達が未熟なまま落ちて死んでしまう。 といったところだろうか、親れいむは何とも複雑な顔でオロオロしている。 その間にも俺は子れいむの皮をどんどんと焼いていく。 焼き過ぎず丁寧にこんがりと底面を焼き終わったら、次はその他の部分も次々と焦がしていく。 「ゆ゛あ゛あぁああああぁぁぁぁぁぁ!!お゛がぁぁざんどぼじでだすげでくれ゛ないの゛おおぉぉぉぉぉぉぉ!?」 流石にこの音量は近所迷惑になりそうだな。 というわけで次は口の部分を焼くことにした。子れいむの顔面を火に近づける。 「やべでっ、ゆ゛っぐりじでいっでよっ…ゆ゛びいぃぃぃいぃいぃぃぃいぃぃぃぃ!!?」 口を火で炙り、接着する。これでもう大きな声を出されることは無くなった。 続けて両目を焼き、そして全身を余すところなく焦がす。 完全には口が塞がっていないようで、時々ぷひゅ、ぷひゅ、という音が子れいむから聞こえてくる。 喋ろうとしているんだろうが、僅かに空いた口の隙間から空気が漏れているだけのようだ。 ゆっくりゆっくりと時間をかけて子れいむを炙る。 「やべでぇぇぇぇぇ!!れいぶのこどもをいじめないでええぇぇぇえぇぇぇえ!!」 その様子を見ていた親れいむが箱の中から懇願してきた。天井が開いてるから防音出来ないのがこのタイプの透明箱の難点だな。 当然無視して子れいむを焼き続ける。そうこうしているうちに子れいむが完全に焼きあがった。 もちもちとしていた白い肌は、こんがり美味しそうな褐色に変わっている。上手に焼けましたー! ピクピクと痙攣しているところをみると、まだ死んではいない。まあそうなるように調節したんだけどね。 とはいえ口はないから喋れないし、目もないから何も見えない、底面どころか体全てが焼かれているので全く動くことも出来ない。 そんな焼き子れいむを皿に乗せ、親れいむの入っている透明な箱の前に置く。これで一品完成だ。 「あ゛あ゛あぁあぁあぁぁぁぁ!!?でいぶのがわい゛い゛ごどもがああぁぁあぁぁぁぁ!!」 変わり果てたわが子の姿を見て、ダボダボと滝のように涙(っぽい砂糖水)を流す親れいむ。 近付くと、彼女は鬼のような形相でこちらを睨みつけてきた。おお、こわいこわい。 「れ゛いぶをがえじでっ!お゛に゛いざんはゆっぐりできない゛よっ!」 「ははは、かもな」 蔦に触れないよう、両手を親れいむの頭に乗せ、そして一気に体重を乗せた。 丁度親れいむを上から押し潰すような感じである。 「ゆ゛ぎぎぎいぃぃぃぃいぃぃぃぃぃいいいぃ!?」 突然の圧迫に親れいむは体をへこませて苦しそうにうめく。 すると、蔦に生っている実ゆっくり達が物凄い勢いで成長し始めた。みるみるうちに体が大きくなり、張りが出てくる。 親ゆっくりの体を押さえつけることによって強制的に餡子を蔦へと供給し、実ゆっくりを急成長させることができるのだ。 野生でも植物型にんっしんっ中の親ゆっくりが大きな石に押し潰された時などに見られる現象である。 やがて一匹、また一匹と大きくなった実ゆっくりは次々と地面に落ちて赤ゆっくりとなっていった。 「「「「ゆっくちちていっちぇね!」」」」 5匹の健康な赤ゆっくり達は母親に向かって生まれて最初のあいさつをした。 きっと最高のゆっくりしていってね!を返してくれるに違いないとでも思っているのだろう、赤ゆっくり達の顔は期待に満ちている。 「ゆ゛っ…おぢひちゃんたち…はや゛く…ここからにげ……て…」 体内の餡子が急激に減った親れいむは、息も絶え絶えに生まれてきた赤ちゃん達にここから逃げろと伝える。 母から帰ってきた言葉は彼女達の思いもよらない物だったらしく、赤ゆっくり達はショックを受けた顔になった。 「どうちてしょんにゃこちょいうのぉぉぉ!?」 「まりしゃ、おきゃーしゃんとしゅりしゅりしちゃいよー!」 Д<←こんな顔して透明な箱にまとわりつく赤ゆっくり達。中には泣いてるやつもいるな。 そんな赤ゆっくり達をボウルに入れ、その上から白ゴマをまぶす。 「ゆっ!なにきゃおちてきちゃよ!」 「ゆっくちたべりゅよ!むーちゃむーちゃ、しあわしぇー!」 「とっちぇもおいちいね!」 おいおい、できればゴマは食べないでくれよ。赤ゆっくり達が食べるだろうことも考えて少々多めにゴマを振りかける。 生まれたばかりの赤ゆっくり達の餅肌にゴマがべったりとくっついた。これで下準備は完成。 ボウルを持ち上げ、菜箸を使って一匹の赤まりさを熱しておいた油の中へと入れる。 「ゆー!おしょりゃを…ゆびゅゅぅぅうぅうぅぅぅぅぅ!?」 ジュウっという小気味良い音と共に物言わぬ上げ饅頭となる赤まりさ。その様子を見た親れいむは白目を剥いて気絶してしまった。 残りの4匹は何が起こったのかわからないのか、どうしたんだろうという顔をしている。 次はたっぷりゴマのついた赤れいむを投入した。 「ゆっ!れいみゅおしょりゃ…あ゛じゅい゛いぃいぃいぃぃぃぃぃいいぃぃぃぃ!!?」 姉妹の悲鳴を聞き、漸く身の危険を感じたらしい。残った3匹はガタガタと震え始めた。 「ゆ゛え゛ーーーん!!きょわいよ゛おぉぉぉぉぉぉぉ!!」 「やめちぇにぇ!こっちにこにゃいでにぇ!」 「たしゅけちぇおきゃーーしゃぁぁぁぁぁん!」 勿論手を止めるつもりはない。一匹、また一匹と次々油の中へ投下していく。 5匹全部を入れた後、しばらく低温で揚げ続けてキツネ色になったぐらいで取り出し、焼き子れいむを乗せた皿に盛り付けた。 二品目、ゴマ赤ゆっくり団子だ。美味しそうに出来た。早速食べる事にしよう。 テーブルに座り、まずは焼き子れいむをいただく。 野球ボールほどのサイズのそれの左右を掴み、真中から二つに割る。 出来てから少し時間がたってしまっているが、中身はまだあつあつで湯気が出てきそうなほどだ。 これはまだ子れいむが生きていたから、時間を置いていても熱を保っていたのだ。さすがに真っ二つに裂けた今は死んでいるが。 断面からまずは一口、口に含んだ。刹那、口の中に広がる餡子の甘味と皮の旨み。 カリッと香ばしい皮の表面と、それにその下にある皮のもちもちっとした触感、さらに適度な苦痛によって洗練された餡子が見事に調和している。 そして柔らかい食感の中でも一部分だけひときわもっちりしたものがある。これはゆっくりの目、白玉だ。 これもまた餡子との相性は抜群である。 「これは美味い!やっぱりゆっくりは最高だ!」 続けてゴマ赤ゆっくり団子を一つ、一口で食べた。 サクッとした触感と、油の染みた赤ゆっくり独特の柔らかくも弾力性のある皮。それを噛むたびにゴマの香りが口の中に充満する。 そして何といってもやはり生まれたての天然赤ゆっくりの餡子は素晴らしい。しっとりとしていてかつ鮮度がいい。 こちらも文句なしの出来だ。濃過ぎず薄過ぎずの味で何個でも食べられそうだ。 うおォン、俺はまるで人間火力発電所だ!とでもいうように次々と調理されたゆっくり達を口に含んでいく。 焼き子れいむも全て食べ終え、残るゴマ団子もあと一つとなってしまった。流石に結構な量があったので腹も膨れたな。 と思っていると、何やらキッチンの方から声が聞こえてきた。 「ゆ゛ぅ…でいぶの…がわい…いっ……」 っと、そういえば忘れていたな。どうやら親れいむが目を覚ましたらしい。 成体ゆっくり、特に親ほどにもなると餡子が劣化しているせいかそれほど美味しくはない。 そもそももうお腹も膨れたので今は親れいむを食べる気はない。 ならどうするか。決まっている。 「生ゴミは処分しないとな」 俺は虚ろな目をしている親れいむを箱から取り出し、スーパーのビニール袋に入れて固く口を縛った。 そしてそのまま何度も踏みつける。袋越しに弾力が伝わって来てこれがなかなか気持ちいい。 しばらく踏み続けていると、抵抗力が無くなって皮が破れ、餡子も漏れ始めたようだ。袋が内側から黒く染まってきた。 「も゛っど……ゆっぐりした…かっ…た……」 ピクリとも動かなくなった黒い餡子まみれのビニール袋をゴミ箱に捨てる。 親れいむを処分し終えた俺は、残っている最後の1個のゴマ団子を一口で食べた。 サクッという音と共に再び口内にゴマの風味と餡子の甘味が広がった。 うーん、デリシャス。これなら毎日でも食べたいね。 甘いもの食べて少しは疲れが取れたような気もするし、明日も頑張ろう。 終わり
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※『』内の台詞はお兄さんとまりさの通信です。まりさは小声なので他のゆっくりには聞こえません。 ゆっくり並列宇宙の旅 「やぁまりさ、今日もゆっくりしてるかい?」 「もちろんゆっくりしてるよ!」 彼の名は発明お兄さん、色々な物を発明してはゆっくりで実験するナイスガイ。 ちなみに彼女は助手まりさ、お兄さんの助手として手助けをするが、実験ゆっくりが見つからない場合は彼女も実験対象にされる。 「さて、今日の発明品なんだが…」 「ゆゆっ!!今度はちゃんと実験ゆっくりを用意してね!この前の植物型妊娠体験装置の実験も大変だったんだよ!!」 植物型妊娠体験装置…それは頭に直接植える事で茎がどんどん成長し、赤ゆっくりのような丸い餡子玉ができるだけで、特に妊娠はしない。 だがしっかりと餡子は吸われていき、赤ゆっくりができるまでの時間経過とどれだけ餡子を吸われるのかを妊娠前に体験できる発明である。 しかし試作機はリミッターが正常に動作せず、まりさは体内の餡子の80%を装置に吸い取られて瀕死を経験している。 「すまんすまん、でも妊娠体験はできただろ?」 「あれは臨死体験だったよ!!ぷんぷん!」 「今回はそれなりに安全だし、何より楽しい実験だから大丈夫だ!」 「ゆゆっ?本当?」 彼女は漢字で喋る事ができるくらいの強化は施されているが、結局は餡子脳のようで、一瞬で発明お兄さんを信用してしまった。 そのお兄さんは馬鹿デカイ機械を取り出した。 「これは並列宇宙移動装置と言ってな、別の宇宙へ移動できる装置なんだ」 「ゆゆゆー!?帰ってこれるの!?」 「そこは大丈夫だ、だがこの装置はまだ試作でな…ゆっくりしか転送できないんだ」 「ゆぅ、じゃあ実験ゆっくりを使ってね!」 「(捕まえるのめんどくせぇ…)まぁ待て、この装置の凄いところは好きな宇宙へ行ける事だ。つまりまりさが望む宇宙に行けるって事だな」 「ゆーん?」 「説明するのもめんどうだ、早速使ってみよう!」 そう言ってお兄さんはまりさを装置へと放り込む。 「ゆべっ!おにいさん、もっと優しくしてね!」 「すまんすまん、手が滑らなかった。それよりこれを帽子に組み込むぞ」 まりさの帽子の中に小型のスピーカと80年代に流行っていそうな機械が取り付けられた。 「これは転送装置と通信機だ、これを失くすと帰ってこれなくなるからな」 「ゆがっ!?待ってね、そんなのダメだよ!」 「心配するな、シリーズ物の予定だから失くしたりするフラグじゃない、安心しろ、じゃあな!」 「ゆー!!」 電子レンジのような機械が強く点滅し、中のまりさは消滅してしまった。 「頑張れよー」 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ!!」 チーンッ! 『おいまりさ、しっかりしろ!』 「ゆ、ゆーん…おにいさん…ゆっくりフードかつお味はもう飽きたよ…」 『寝ぼけるな!』 お兄さんからの通信で目が覚めたまりさは、ゆっくりフードを食べる夢を見ていたせいか、涎でベタベタであった。 そこにカチューシャがトレードマークのブロンドゆっくりが現れる。 「あらあら、おねぼうさんなまりさね」 「ゆっ!?」 ゆっくりありすである。 「ゆっ!『お兄さん!ありすだよ!』」 『ちょっと待て、その宇宙の事を調べている』 『どうして転送する前に調べてくれないのぉぉぉぉぉぉ!!』 まりさは涙目の状態で警戒していた。 それもそのはず、まりさの周辺のゆっくりありすは、お兄さんの実験失敗によって軒並みれいぱーありすになっていたのである。 その惨劇を目の当たりにしたまりさはありす=れいぱーの印象が非常に大きかった。 「まりさ?」 「ゆっ!?ゆゆゆゆっくりしていってね!」 「うふふ、ゆっくりしているわよ」 まりさにとって近年稀に見るまともなありすだ。 しかしれいぱーが発情する前は狡猾である事もまりさは知っているため、その警戒を解く事はできなかった。 「まりさはどうしてこんなところに?」 「ち、ちょっと野暮用があったのぜ!」 『何でだぜ化してんだよ…それより安心しろ、この宇宙は「れいぱーありすの存在しない宇宙」だ』 「ゆー!?」 まりさは安堵した。 と同時にれいぱー化事件のせいでしばらく会っていない(もう生きているかも怪しい)彼女だったありすを思い出した。 「ゆぅ…」 「まりさ?」 「ありす、すりすりするよ!」 「ゆゆっ!?」 賢くなったと言っても所詮は饅頭である。 久しぶりにみたありすと彼女ありすを重ね合わせ、ずっと我慢していたすりすり欲求が爆発したのだ。 すっきりではないにしろ、初対面ですりすりを要求するのもなかなか出来る事ではないのだが… 「すりすりすりすりすりー!」 「ちょ、まりさやめて、ほかのゆっくりがきたらどうするのよ…すーりすーり♪」 ありすもまんざらではないようだ。 「むきゅ!?てんかのおうらいでなにをやってるの!」 「ひるまからすりすりなんてゆっくりできてないよ!」 「すりすりだねーわかるよー」 「ちーんぽ!」 そんな破廉恥なすりすりが気になって現れたのはぱちゅりー、れいむ、ちぇん、みょんの標準四人衆。 「ゆゆっ!他のみんなもいるんだね、ゆっくりしていってね!」 そもそも実験室にお兄さんと一緒にいる事が多く、他のゆっくりと言えば実験用ゆっくりしか会う機会の少ないまりさにとって、この出会いは新鮮そのものであった。 「ゆ…ゆっくりしていってね」 それに対してありすは至極バツの悪そうな顔をしている。 「むっきゅーん、まりさ、そんないなかもののありすはほうっておいて、ぱちゅりーたちとあそぶわよ!」 「そうだよ、れいむとすりすりしようね!」 「わかるよーありすなんてほうちだよー」 「てぃんぽ!」 「ゆぅ、でも…」 「あ、ありすはべつにかまわないわ、まりさはみんなとゆっくりすればいいじゃない」 「ありす…わかったよ、他のみんなともゆっくりするね!」 「むっきゅっきゅっ…」 そうしてまりさは誘われるままホイホイと洞窟について行っちゃったのだ。 「むぎゅほぉぉぉぉぉ、まりさはさいこうねぇぇぇぇぇ!」 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!」 「ゆゆゆーん!れいむ、こんなまりさははじめてだよぉぉぉ!」 「やべでぇぇぇぇぇ!」 「わがるよぉぉぉ、らんしゃまきもちいいよぉぉぇぇぇぇ!」 「ばりざはらんじゃまどぢがうぉぉぉぉ!」 「ちんぽ!」 「ぞんなぶっどいべにべにはいらないぉぉぉ!」 なんとおぞましい光景だろうか。 四匹のゆっくりは一斉にまりさに襲い掛かったのだ、いわゆるれいぱーである。 「おにーざん、どういうごどなのぉぉぉぉ!」 『すまんすまん、『れいぱーありすのいない宇宙』じゃなくて『ありす以外が全員れいぱーの宇宙』だったよ、てへっ☆』 「てへっ☆じゃないでしょぉぉぉぉぉぉぉ!」 「むぎゅううううううう、さけんでいるまりさもさいこうだわぁぁぁぁ!」 「やべでぇぇぇぇ、おにいざんだずげでてててて」 『んー…転送装置の再使用は20分のインターバルがいるんだよ、あと10分弱だから頑張れ!』 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 20分後… 「ゆひぃ…ゆひぃ…」 「んーあれだな、妊娠体験装置で耐性を付けておいて正解だったな、茎が10本も生えた状態で生還するとは」 落書きのように緊急治療装置とかかれたボウルには並々のオレンジが注がれており、そこにまりさは頭部だけ出して沈められた。 「がぼがぼっ!ゆっぶり!がぶっ!」 「おい、叫ぶと鼻からオレンジジュースが入るぞ!鼻ないか」 そう言ってお兄さんはブチブチと茎を抜いていく。 実りかけていた子ゆっくりにも遠慮なしだ。 「げひゅー…ゆっくりさせてよ!」 「大分回復したな、科学の進歩にゆっくりしている暇はないんだ、次行くぞ」 「ゆゆーっ!?」 チーン!(転送装置の音) 「ゆぅ…あれじゃまるっきり電子レンジだよ…」 『電子レンジならお前はとっくに爆散しているじゃないか』 「ゆっ?」 まりさが辺りを見渡すと、風景こそ変わり映えしないものの、そこには大量のまりさ種が鎮座していた。 『おにいさん、ここはどんな宇宙なの?』 『ちょっと待て、今調べるから』 『どうして先に調べないのぉぉぉ!』 そこに一匹のまりさが話かけてきた。 「むきゅ、ゆっくりしていくんだぜ!」 「『むきゅ!?』」 「どうしたんだぜ?まりさはむれのゆっくりじゃないのぜ?わからないことはこのけんじゃまりさにきくといいのぜ!」 相手もまりさなのでここでは助手まりさと呼称する。 助手まりさは非常に戸惑っていた。 それもそのはず目の前のまりさは顔も髪も帽子までもがゆっくりまりさ。 しかし喋るたびに「むきゅ」と放ち、自分の事を賢者と呼ぶ。 「これは…」 『ぱちゅりーか?』 「むきゅん、どうしたんだぜ?」 助手まりさが困惑していると別のまりさも声をかけてきた。 「わかるぜー!まりさはきをうしなってたんだぜー!」 「だいじょうぶなのぜ?とかいはのまりさのうちでゆっくりやすむといいのぜ?べ、べつにまりさがタイプだからさそってるわけじゃないのぜ!」 「ゆっくりしていってね!」 「ちーんぽ!」 『まずいな』 『まずいね』 ここは外見がまりさ種のみの宇宙。 と言っても中身は~ぜが付くだけでほとんど在来種と同じ性格のようだ。 『思ったより面白くない上に、れいむまりさとみょんまりさはだぜ言葉を使わないから、SSじゃ区別できねぇ…』 『ゆー、さっきれいぱーネタがあったから大丈夫だと思うけど…あのありすまりさは明らかにまりさを凝視してるよ』 『かと言ってそんな宇宙でした。じゃ話にならんからちょっと調べて来い』 『ゆゆ!?まりさの中身が他のゆっくりでした。以外に調べる価値ないよ!むしろこんな変なまりさ見たくないよ!』 ポチッ! 「ゆべべべべべべべべ!!」 「むきゅ!?まりさどうしたんだぜ!?」 お兄さんがボタンを押すと、助手まりさに電流が走った。 『お兄さん、素直じゃない子は嫌いだぞ♪』 『ゆっ…ぢぐじょう…帰ったら覚えていてね!』 「わからないぜー!まりさ大丈夫なのぜ!?」 気を取り直してぱちゅまりさへと近づいていく。 他のゆっくりと交渉する際はれみりゃを出すのが通例、これはお兄さんの知恵であり、助手まりさも何度かこれで切り抜けてきた。 「まりさ、まりさはれみりゃに襲われて逃げてきたんだよ!」 「れみりゃ?」 「そうだよ!林の向こうにいっぱいいて危なかったんだよ!」 「むきゅう…まりさ、れみりゃってなに?」 「ゆゆっ!!」 助手まりさは凍り付いてしまった。 れみりゃの名前を出して群れの不安を煽るとともに、そのまま助けてもらうのが“襲われちゃったよ助けて作戦”なのだ。 しかしこのまりさはれみりゃの存在を知らない。 自然界のゆっくりでれみりゃに襲われないなんて事があるのだろうか!? 『まりさ!ここはまりさしかいない宇宙だ!きっとれみりゃはいないんだ!』 『ゆっがーん!』 「むっきゅん、なんかあやしいまりさだぜ!」 ぱちゅまりさが不審がると、他のまりさもこちらを睨む。 『南無阿弥陀仏』 『どぼじで念仏をどなえるのぉぉぉぉぉ!!』 「あやしいまりさはとりしらべをするぜ!」 まさに絶体絶命のその時、ちぇんまりさが絶叫しながら走ってきた。 「まりしゃがきたんだぜー!わからないぜー!!」 「まりしゃがでたのぜ!?」 「むぎゅう!まりさはゆっくりおうちににげるぜ!」 「おちびちゃんがしんぱいだよ、まりさもゆっくりもどるよ!」 「ちんぽー!」 阿鼻叫喚の中を逃げ惑うゆっくり達。 あれだけいたまりさっぽい群れは誰1匹として残ってはいなかった。 『なにがあったんだ?』 『まりしゃってのが来るらしいよ』 『まりしゃ…まりしゃ…まりしゃ?』 『きっとまりさに似た何かじゃないかな』 『まりしゃ…まりりゃ…れみりゃ…ああ、れみりゃのまりさ版か』 『あ、なーるほど、それなら辻褄が合うね!』 『ああ、と言う訳で念仏の続きと行くか』 「うっうーたべちゃうんだぜー!」 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 どうしても胴付きまりさにしか見えないそれは、ゆっくりとは思えないほどの幻想郷最速の動きでまりさを捕らえた。 あとは何時も通り餡子を吸い上げるだけだ。 「ゆ、ゆぎゃぎゃぎぎぎぎぎ!…お、おにいざん…だずげでッ!!」 「このあまあま、いつもよりおいしいんだぜー」 『そりゃ良い物食わせてるから旨いわな』 「おにいざんッ!!」 2分経過、まりさは10%ほどを吸い上げられた。 「ゆっ、ゆっぐり、ゆぐっ、ゆっ…おにい…ざん…ばやぐ…てんそ…う…」 『待て、あとちょっとでエネルギーが溜まる』 5分経過、もう半分は吸われただろうか? まりさの片側は凹んでぺらぺらだ。 「あまーっくておいしんだぜー♪」 「もっど…ゆっぐり…じだがった…」 『頑張れまりさ、諦めるな!』 8分経過、もはやゆっくりのミイラだ。 これでも生きているまりさにいい加減まりしゃも不信感を覚える。 「ゆふっー…どうじですってもすってもなくならないんだぜー?」 「ゆぎぎぎぎぎ…」 『(伊達に強化してないからな)まりさ大丈夫か!エネルギーチャージが5分前にはゆっくり終わってたから転送するぞ!』 『ゆっ、ゆっぐり…ごろじで…やる…』 『まぁそう言うな、行くぞ』 チーン! 「まりさ、大丈夫か?」 「ゆ………ころ………ゆっ」 「これは緊急治療装置じゃ無理だ、移植手術だな」 明らかにぺらぺらのまりさを見てお兄さんは冷蔵庫へとゆっくり走っていく。 冷蔵庫を開けるとそこにはタッパーに詰められた餡子がずらりと並んでいた。 高級餡子を移植するのもありだが、やはり一番いいのは本人の餡子だ。 そのためお兄さんは毎日まりさから少しずつ餡子を抜き取り、輸血ならぬ輸餡を準備していたのだ。 その輸餡を乱暴に詰めていく 「ゆっ…ゆっ…ゆっ…ゆげぇ…」 「むぅ、ちょっと古めの餡子だからな…まぁゆっくりなら大丈夫だろ」 「おにっ、おにぃざん…だずげ…」 「だから助けてる最中だ」 そうしてまりさはオレンジジュースに満たされたカプセルに沈められ、口には酸素吸引用のホースが固定されている。 「ゆっくりって酸素必要なのかね?」 「すーはー、すーはー、おにーさん!ゆっくりしていってね!」 「ウザッ!」 お兄さんはホースの先端を押さえた。 するとたちまちもがき苦しむまりさ。 「ゆぼっ!ゆぶっ!ゆぼぼっ!」 「おおっ、やっぱり酸素が必要なのか」 「ゆぷはぁッ!なにするのー!」 治療終了--- 「なぁまりさ?」 「なに!」 オレンジジュースのプールに漬かりながらもまりさは威嚇のぷくーっ!を忘れない。 「今回の旅行の感想はどうよ?」 「もう二度とごめんだよ!」 「…だろうな、悪かったよ、お詫びに今日の夕食はステーキだぞ!」 「ゆゆーんっ!?松坂牛だね!?」 「もっさ普通のポークステーキだ、ちなみに俺のは神戸牛」 「ゆがぁぁぁぁぁぁぁ!」 彼は愛でお兄さん。 全ての研究と発明は、愛しのまりさのために行われる。 明日もお兄さんの歪んだ愛情はまりさの平凡な一日にスリル&サスペンスを与えてくれるだろう。 幸せまりさ、よかったね! 「ぢっどもよぐないよッ!!」 「まりさー、次は人工胴付きゆっくり化パーツのテストなー」 「ゆぎゃぁぁぁぁぁああ!!」 あとがき 他の作者さんの設定とか見てると「ああ、この設定って結構面白いな」って思うわけですよ。 自分で作ってる時も「こんな設定どうだろう、この設定ならゆっくりにこんな動きがさせれる」とか色々妄想が膨らむわけです。 それを一発で解決する夢の設定並列宇宙(平行宇宙?)でしたがいかがでしたでしょうか? あと3宇宙くらい回る構想でしたが、ボリュームが増えすぎるのもなんですので、今日はこのくらいで。 今までに書いたゆっくり ゆっくり信仰していってね! ゆっくり新技術を導入していってね! ゆっくり体調管理をしていってね! 虐待理由 協定 ゆっくりの能力を得たお兄さん
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ゆっくり虐めSS ~YDF~ ゆっくり地球防衛軍2017 前編 その1 【前書き】 これが初SSとなります。 所々改行とかが変な所があったりするでしょうがどうぞよろしくお願いします。 元ネタはPS2、XBOX360の地球防衛軍シリーズです。 ゆっくりがでかいです、ハイスペックです。 ゆっくりが人間を捕食します(設定だけです、描写はないです)。 各シリーズのネタが入り乱れてますがそこんとこには目をつぶって下さい。 あるキャラが喋りません、喋るけど喋りません。原作でも喋らないので、台詞を入れるのは無粋だと思い喋らせませんでした。 楽しんで頂ければ幸いです。 《2013年》 異星生命体のものと思われる飛行物体が確認される。 「ゆっくりしていってね!」と奇声を発する異星生命体を「ゆっくり」と呼称 《同年》 ゆっくりへの接触を試みるも彼らは呼びかけに応じず 《2014年》 様々な努力にも関わらずゆっくりについてはすべてが不明もまま 《2015年》 最新鋭の装備を持つ連合地球軍「YDF(Yukkuri Defense Force)」が設立される 《2017年》 ゆっくりの大群が飛来、はたして彼らの目的は・・・ この国の首都、東京に巨大なゆっくりが近づいていた。 私はまだそれの名前を知らないが、後に『まりさ』と呼ばれる種であった。 そのゆっくりは外見こそ通常種のそれであれ普通とは明らかに違っていた。 まず、まりさ種であるのに飛行していた。れみりゃ種やふらん種のように羽もないのに、である。 そして最も異質なのが、遠目からでも分かるその大きさである。何m、とかそういう問題ではない。 一体、何kmはあろうか、大きい、大きすぎるのだ。 私はその馬鹿でかい顔面を眺めながら、昔に観た巨大隕石が地球に落下してくる映画のことを思い出した。 その生首は大きく口を開けてそのサイズに似合った大声でこう言った。 「ドスの名前はドスまりさだよ!ゆっくりしていってね!!」 「「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」」 ドスまりさの後に続いていくつもの重なり合った声で彼らの『挨拶』が聞こえてくる。 そしてドスの帽子から何十匹もの生首が飛び出してくる。 こいつらの大きさはせいぜい5~6メートルだろう、でかいことに変わりはないが。 なんだか明らかに帽子の体積より多い量が出てきているのだが・・・。 ドスはまた大きく口を開け、 「この星さんは強いどすのおうちだよ!!弱くてゆっくりしてない人間さんたちは早くここから出て行ってね!」 「「「そーだよ!!このゆっくりしたほしさんはれいむたちのものだよ!おいしいはっぱさんもみずさんもぜーんぶれいむたちのものだよ!」」」 「「「ゆへへ!そうなんだぜ!よわっちいにんげんはゆっくりしないではやくしぬべきなんだぜ!」」」 「「「むきゅきゅ!よねんかんもようすをみてわかったわ!こいつらはぞくにいう『ざこきゃら』よ!かんたんにたおせるわ!」」」 「「「うふふ!ゆっくりとしたとかいはなありすにふさわしいうつくしいまちね!いなかもののにんげんはわたしたちの『えさ』になってね!」」」 「うー、うーあそことあそこにきれいなごーまかんがあるんだどぉー!おぜうさまのものなんだどぉー!」 「「「うー、うー」」」 「ゆっくりしね!」 「「「しね、しね!」」」 「おぉ・・・」ヒュンヒュン ほとんど同時に喋るから何を言っているのかよく分からないが要するに「死ね、出て行け、地球をよこせ」ということらしい。 「ゆっくりしていってね」と言っているのに早く出て行けとは・・・わけが分からない。 しかしこのままでは地球の危機なのだ、子供の時に毎週観ていた3分間しか変身できないヒーローの番組。 私はヒーローに変身できる主人公ではなく、あれの司令官に憧れていた。まさか現実になるとは思いもせずに。 手元のマイクを握り、『緊急放送』と書かれた赤いボタンに拳を叩き付けた。 「YDF!空軍・ストームチーム・レンジャーチーム攻撃開始せよ!他は第一級警戒態勢をとれ!!」 世界各地にとつぜん現れ、地球を侵略し始めたゆっくりたち、全世界のYDFは総攻撃を開始した。 だがしかし間の抜けた外見とは裏腹に、彼らは極めて恐ろしい戦闘能力を持っていたのだ。 「こちら結城!現在ゆっくりと交戦中!うわっ、何だこれは・・・ゆっくりの体液か?。違う、これは・・・あ、餡だーーーっ!」 「ゆっふっふっふ、よわいにんげんさんはれいむのあんこさんでゆっくりしんでね!」 「ゆぺぇっ、ゆぺぇっ!げらげらげら!またしんだね!」 「隊長がやられた!司令官!応援をください!このままでは・・・うわ、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!・・・・・」 「ゆへへ、このゆっくりしたてがらはまりささまのものなんだぜ!ありさんをつぶすのとおんなじなんだぜ」 「なにいってるんだぜ!まりさのほうがおおくころしてるんだぜ!」 「総員、注意しろ!ゆっくりが吐き出すのは強力な酸(を含んだ餡子)だ!」 「早く!早くしろ!囲まれるぞ!」 「隊長!もうだめです!もう囲まれてます!・・・・ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「新入りがやられた!もうもたない!カバーしてくれ!」 「むきゅきゅきゅ、ちてきなぱちゅりーのさくせんのおかげでゆっくりしょうりはまちがいなしね!」 「さすがはどすの『さんぼう』なだけはあるわね、おなじゆっくりぱちゅりーとしてはながたかいわ!」 ある時は単純なはさみうちにかかり、部隊を1つ丸ごと死なせてしまった。 「うわああぁぁぁ う ご け な い!」 「アッハッハッハッ、アーッハッハッハッ 死ぬ、カスタードにまみれて死ぬんだよ!アッハッハッハ!」 「アーマーが溶けるぅ!」 「あらあら、くるっちゃうなんていなかものにもほどがあるわね、ゆっくりしてないからこうなのね」 「ほんとね、ありすほどのとかいはにはうんどうにもならないわ!んんん・・・なんだかからだがあついわね・・・」 「「んんんんん・・・んほぉぉぉぉぉぉ! すっきりーーーーーっ!」」 「敵は油断しているぞ!戦闘開始だ!撃て!撃てっーー!」 「ゆぐっ!なに!?」 「こっちに気づいたぞ!」 「「「「とかいはなすっきりをじゃまするいなかものはしねーーーっ」」」」 「ひるむな!撃ち続けろ!」 「だめだ!敵の数が多すぎる!」 そして何よりも一番恐ろしいのがその数によるごり押しだ。 どれだけ作戦本部が頭を捻った作戦でも圧倒的な数の差をひっくり返すには至らない そして同じころ、空軍も苦戦を強いられていた 「「「「うー、うー」」」」 「左主翼破損!墜落する!」 「ううー!ううー!にぱー!」 「くそっ、動きが読めない!」 「俺がやる!ミサイル発射!」 「うー?う、うがぁぁぁぁぁ」 「やった!撃墜したぞ!これで7匹目だ!」 「流石だな!ん、おい、また来てるぞ!」 「しね、しね!」 「なんだこいつ!、さっきの奴らとはケタちがいに速いぞ!」 質より量でせめてくるれみりゃ(胴なし)、量より質の精鋭ふらん(胴なし) そして・・・ 「こちらバゼラートチーム(戦闘機隊)!ドスまりさを一気に叩く!全機俺に続け!」 「「「「「了解!!」」」」」 「ゆっ?なんだか周りがうるさいよ?」 「むきゅ、あれは『ひこうき』よ。ゆっくりしてないのりものよ。ほっとくとこうげきされていたいいたいされるわよ!」 「ゆ、そうなの?じゃあうるさいはえさんたちはゆっくりつぶすよ!」 「ドスまりさの口内に高エネルギー反応!こっちを向いています!」 「あれはまさか・・・、まずい!離れろ!ドスの側面に回れ!」 「だめです!間に合いません!」 「ドススパーーーク!!」 訂正・・・空軍は壊滅状態に追い込まれた。 「ゆゆっ!全部おちたね!まりさに逆らうからこうなるんだよ、ゆっくり身の程を知ってね」 「むきゅきゅ、このちょうしでいけばこのほしがぱちゅりーたちのおうちになるのもゆっくりじかんのもんだいね!!」 「そうだねみんな!このままばかなにんげんさんをたおしてこのほしをゆっくりまりさたちのおうちにするよ!えいっえいっゆーーーっ!!」 「「「「「えいっえいっゆーーーっ!!」」」」」 「ここはまりさのゆっくりぷれいすだよ、ゆっくりできない人間さんは出て行ってね!!!」 「「「「「ここはれいむのゆっくりぷれいすだよ、ゆっくりできない人間さんは出て行ってね!!」」」」」 「「「「「ここはまりさのゆっくりぷれいすだよ、ゆっくりできない人間さんは出て行ってね!!」」」」」 「「「「「ここはぱちゅりーのゆっくりぷれいすよ、ゆっくりできない人間さんは出て行ってね!!」」」」」 「「「「「ここはありすのゆっくりぷれいすよ、ゆっくりできないいなかものは出て行ってね!!」」」」」 「「「うー!!うー!!」」」 「「「しね!しね!」」」 「・・・」 「「「「「「「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!!!!!」」」」」」」 空軍がなくなってしまった今、YDFに残っているのは陸軍のみだ。 陸軍は主に、いくつかのチームに分けられている。 【スカウトチーム】 正式名称「偵察隊スカウトチーム」 主な任務はに偵察、情報収集を目的とした斥候部隊である。彼らは必要最低限の装備しか持たず、戦闘には向かない。 人数は2番目に多い。 【レンジャーチーム】 正式名称「強襲歩兵隊レンジャーチーム」 YDFの中で最も人数が多い。 部隊ごとにアサルトライフル・ショットガン・ロケットランチャー・スナイパーライフル・ミサイル・グレネードランチャーなど 1つの装備で固定されていたり、1つの部隊にさまざまな装備を持った隊員がいたりと最も前線で活躍するチームである。 隊長は赤いヘルメットを、隊員はグレーのヘルメットを着用している 【ストームチーム】 正式名称「特殊遊撃隊ストームチーム」 最も数が少ない、その代わりに精鋭揃いのエリートチームである。 1部隊の人数こそ少ない(たった1人の時もあるのだ!)が、それを補うだけの実力を持っている。 技術部の開発した新兵器の実戦でのテスト使用なども彼らが行っている。 すなわちこの3つのチームこそ、YDFに残された最後の希望である! [スカウトチームによるゆっくりのレポート] ゆっくりは雑食で、動物、植物、人間など有機物は大体捕食できるようだ。 人間にとっての毒や劇物などは彼らにとっても有害らしく、食べない(食べた場合餡子を嘔吐し、あまりその量が多いと死に至る)。 攻撃方法は巨体を生かした体当たりと強酸餡子のようである。 ゆっくりの体が何で出来ているかは未だ不明である。 しかし地球上の物質でいうと最も近いのは饅頭の皮と、強酸が含まれていることを除けば餡子とカスタードクリームらしい。 れみりゃ、ふらん種は口から餡子ではなく特殊な光線を発射するようだ。 ロンドンで確認されたティガれみりゃという巨大な個体により、光線が「フヤジョウレッド」という名前だということが分かった。 ふらん種については「死ね!」としか言わないので不明である。 そして、ドスによるおうち宣言の時にのみ確認された、高速で頭(体?)を振り回す個体についてはまだ何も分かっていない。 尚、技術部は戦闘後に彼らの死骸を回収し、新しい武器や防具を開発中とのことである。 [YDFレポート 終] その2に続く