約 1,001,426 件
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1643.html
女毛利と女長政でタチネコ入り乱れた百合エロ。 牢獄物で拘束・道具が基本スタイル。 薄暗い話。後味も良いとは言えない。 =========================================== 無造作に投げ込まれた部屋の床は柔らかく、質の悪い石造りを想定していた私はすぐに転げてしまった。 ここまでの案内をした兵に無礼を咎める声を投げようとして、次の刹那には詮無い事と口を噤む。 私の両の手首は嫌になるほど頑丈な枷で固定されているので肩と肘で上体を起こすしかない。 視線の先に女がいた。 胡桃色の髪の女。生成りの一重をしどけなくまとい、積まれた寝具にもたれて眠っていた。 私が来た事で目を覚ましたのか、ゆるりと起き上がり面をこちらに向ける。 無言のまま状況が掴みかねる様に薄く唇を開いているのは視界が閉ざされているからだろう。 女は、私の手首を拘束する忌まわしい枷と同じ、黒い革で出来た目隠しを着けていた。 一人ではなかったのか。牢獄に一人きりにされ、分かたれた妻と家臣を想いながら処刑を待つものとばかり思っていた。 「誰ぞ」 女が私の疑問を先に発した。 兵は答えない。ただ黙って牢の鍵をかけ、去っていった。 女が軽く唸って座り直す。目隠しの他に両腕を後ろ手に固定されていた。やはり、黒革と鈍色に反射する金具で出来た拘束具だ。 肘から手首までを覆われ、両手は袋に包まれて肌の露出は完全に許されていない。これではあまりに不自由だろう。 私は目の前に己の拘束具をかざし見た。指は十本、どれも自由に動く。 「貴殿、名は」 女はすこしためらう仕草を見せ、「必要がない」と応えた。 「ここには我とそなたしかおらぬのだから、名に何の意味があろう」 薄い唇が無彩色の声を落とす。きっと、黒に覆われた腕もふやけた魚の目の色なのだろう。 柔らかいのは床だけではなく、四方の壁も同じ仕様だった。綿やら藁やらを、薄汚れた白い布で覆っている。 何のためにと呟けば、女が「自害をせぬように」と。 天井は流石に石が剥き出しのままだったが、あちらこちらに滑車の仕掛けがあった。 これは私にもすぐに察しがついた。女がここで今までどんな扱いを受けていたのか、そしてこれからの我が身をも。 しばらく放って置かれ、次に扉が開いたのは監視兵が食事を持ってきた時だった。 平たい瀬戸物に飯とおからと幾欠けかの煮物が乗っている。虜囚の身には上等すぎると言えるかもしれぬ、が。 私は憤懣遣る方無い声で兵に「これでは喰えぬ」と縛られたままの両手首をかざす。 兵は無言で顎を動かし、私の後方を示した。女が、這いつくばって皿に口付けていた。私の眉が物思う前にひそめられる。 やはり黙って消えた兵を確認して、私は女に膝をすり近づいた。 「女、お前」 ついと上げられた白い頬に飯粒。童のような様子も今は笑えない。肩を押し体を起こして、自由の利く指で女の目隠しを取った。 鍵でも付いていたら、と危惧したが、幸い二本の帯状の革と細い金具で固定されているだけだった。簡単に解ける。 仄暗い室内の明かりでも刺激が強いのか、女はぎゅうと瞼を閉じ身を屈めた。ゆるゆると起き上がって見えたものは長い睫毛に縁取られた切 れ長の双眸。 髪の胡桃色の陰影を更に濃くして磨き艶を出したような琥珀の瞳があった。 「……貴殿も、こんな処とはいえ生きながらえているという事は、何処か名のある家の出であろう」 言いながら乱れた髪を梳いて、女の皿から一欠けの芋を取り口に入れてやった。 「このような扱い、いくら敗国の将といえどもあまりに礼を欠いた愚かな所業。許せたものではない。私は、」 「それで?」 女が私の声に割って入った。 「我は、今度はそなたを主人と呼べばよいと?」 整った顔をやんわり、けれど生気の感じられない微笑で彩って言う。 真っ白な喉元を下れば嫌になるほど深い鎖骨の影。あばらの浮いた胸元に赤や青の痣があった。 女の舌が、私の指を舐めた。びくりとすればますます造り物の笑みを深めて、爪に歯を当てた。 室内を覆う布と同じ、生者の気配を削ぎ落とした枯れた白だった。 まがいうた2
https://w.atwiki.jp/byakumu2/pages/2796.html
製作者:いぷしろん 佐波美智(さなみ みち) 種族 : 人間 性別 : 女性 年齢 : 18~19歳 身長 : 163cm 体重 : 53kg 一人称 : 私 二人称 : キミ、~君、~ちゃん 学級:クルセイド学園高等部3-3 所属:教務保障生徒会『アテンダンス』 教務保障生徒会『アテンダンス』会長。 近しい友人たちからはみっちーと呼ばれる女性。 過去には『伝説の卒業生』に強く憧れ、彼(彼女?)に追いつき認められようと 躍起になって強行的な検挙を行ったが、大きな成果を出したものの、 検挙した生徒たちに強く恨まれたり、登校拒否をしていた生徒に 自殺未遂を起こされたりしてしまう。 それらのアフターケアも当代の『伝説の卒業生』が行なってくれたため、 全く頭が上がらないらしい。 現在は当時の苛烈な性格は鳴りを潜めており、温和で昼行灯。 生徒会員から「あの会長はサボってんじゃないか」と言われるくらい 日々のんびりとしているが、生徒会員が行き過ぎた行動をした時の アフターケアや、検挙活動の末に個人生徒会の範疇では処理できない 問題を発見してしまった場合の対処など、難しいケースで助け舟を出す。 自分の過去の過ちから、「精神的な問題を抱える対象については 顧問、担任、保険医の三者による同意が必要となる」という部分に関しては 割と厳しく言い聞かせているようだ。 能力は『良心の増幅』。 一時的に、微かにでも人が持っている『良心』『罪悪感』というものを 増幅して、精神的なダメージを与える。一種の催眠術。 気の迷いを増幅させる能力と言い換えても差し支えない。 現役時代はこの能力をフル活用して、無数のサボり魔達を阿鼻叫喚に 叩き落としたが、段取りを踏んで納得させての検挙ではなかったため、 能力の効果が切れた後々に、強い恨みを買った。 また、彼女を相手に議論をすると、能力を使われてどんどん自分の意見に 自信がなくなっていくように仕向けられるので質が悪い。 もっとも、現在は過去の経験から、相手の事情を理解するのが大事と 考えており、あまり能力を使うことはなくなった。 ……『あまり』使うことはなくなっただけである。たまに優位を引き出すためにズルをする。 佐波美智 美智, みち, 女性, 能力者, AAAA, 160 特殊能力 援護Lv2, 1, 援護Lv3, 32 138, 148, 142, 140, 182, 158, 普通 SP, 60, ひらめき, 1, 直撃, 5, 必中, 8, 脱力, 12, 信頼, 21, 戦慄, 32 Maki_011.bmp, -.mid # アイコンはM明さんのMaki_011.bmp 佐波美智 佐波美智, さなみみち, (能力者(佐波美智専用)), 1, 2 陸, 4, M, 6000, 160 特殊能力 夢=解説 夢干渉 現実世界と意識世界の狭間に存在するモノをとらえる攻撃。 攻撃属性=夢 3600, 200, 800, 70 BACA, SRCS_SanamiMichiU.bmp 良心の増幅, 0, 1, 4, +10, -, 10, -, AAAA, +30, 精脱乱 良心の増幅【MAP】, 0, 1, 4, +0, -, 80, 120, AAAA, +30, M全精脱乱識AL3 腰の入ったヤクザキック, 800, 1, 1, +0, -, -, -, AAAA, +20, 突KL0 # 援護で状態異常を飛ばしまくるやらしい砲台。 佐波美智 回避, 物騒ですね 回避, 余罪を重ねると後で面倒ですよー? 回避, あらっ、意外! 回避, あっぶな……! ダメージ小, 大人しく登校したほうが身の為ですよ? ダメージ小, 今折れてくれれば、色々取り返しがつくと思うんですよね?;みんな怖いからー。私は優しいですよ? とっても ダメージ小, あらあらうふふ、そういう気弱な態度は歓迎です ダメージ小, サボるにしても覚悟が足りない!;そんな半端は見逃せませんねー ダメージ中, 刃傷沙汰には慣れっこです。こういう島ですし ダメージ中, あっ ダメージ中, まっとうな殴り合いはちょっと…… ダメージ中, いっ……! ダメージ中, 話が通じるうちが華じゃないかしら? ダメージ大, 人が下手に出てればつけあがりやがって…… ダメージ大, ちょっと冗談が通じない相手な気がする ダメージ大, どうしてこういう修羅場になってんですかねー…… ダメージ大, 平和的に解決する手段はなかったのかしら;……無かったからこんな目に遭っている気もする ダメージ大, どんだけサボりたいんですか! 破壊, 終わった! 破壊, やりすぎ……でしょ…… 攻撃(精属性), 辞めるのではなく、サボるというその半端……;付け込まれますよ? 攻撃(精属性), 現実を思い出させてあげます。あなたの麻痺したココロにね 攻撃(精属性), 弱さを咎めはしませんが…….まあ、咎める立場なんですけど 攻撃(精属性), 半端な気持ちを抱えていると……;危ないですよ。こんなふうにね 攻撃(精属性), スッキリしないことしてるから、スッキリしない気持ち、スッキリしない人生に……;ほーら、こんなふうに 攻撃(精属性), 樋村くんみたいだったら気楽なのかしら。.誰だって弱さは抱えたくないものね 攻撃(精属性), 迷いがあるなら進むべきよね。あなたも、私も 腰の入ったヤクザキック, ンだコラ、文句あんですか? 腰の入ったヤクザキック, いい度胸…… してるじゃないですかッ! 腰の入ったヤクザキック, シャッコラー! ザッケンナコラー! 腰の入ったヤクザキック, その生意気な態度……改めて貰わないと ねっ! 腰の入ったヤクザキック, あなた、自分の立場弁えてます? # 現在製作中
https://w.atwiki.jp/buttobasour/pages/75.html
アンク【CV:三浦涼介】(泉信吾・百瀬) (※同一のセリフを各項目で聞く場合、耳にする頻度の高い項目にそのセリフを置き、同一のセリフを同ページ内に重複して書くことがないようにして下さい) 長くなってしまった項目は、場合によって折りたたむなどの措置をお願い致します。 タイトル画面 説明 説明 スキャン バトル チャンスタイム プレイ終了後 特定のキャラに対する反応 汎用セリフ シチュエーション不明 その他 別ページにあるクロスオーバー コメント欄 [部分編集] タイトル画面 タイトルコール「仮面ライダー、ブットバソウル! 多少のリスクがなんだ、ブットバソウルメダルの力、どれほどのものかは使ってみればわかる」 デモ広告「見ろ映司!メダルだらけだ!」(プレミアムバンダイ) プレイ開始「勘違いするな。お前の役目はメダル集めだ」 「今日の分の、アイスよこせ」 [部分編集] 説明 ブットバソウルについて このシーンのみのセリフ「フンッお前もメダルを狙っているのか?」 説明 ゲームシステムの説明 エントリー方法「ああ!? ゲームを始めるのに、新しいメダルが1枚必要だと?…チッ」 「おい!バトルするメダルを選べ!」 「ブットバソウルのメダルのことだからな、間違えるなよ!」 追加スキャンアイテム「おい、バトルするメダルを選べ」 「3枚のメダルをスキャン、どこかで聞いたような話だな」 フルボトルの効果「次はボトルか。いろいろあるな」 当たりやすくなるコツ「おい、医者!当たりやすくなる攻略法はあるのか」 各キャンペーンの説明 ゲーム開始 説明を飛ばした際のコメント「チッ、説明飛ばしまくりやがって」 [部分編集] スキャン スキャン全般「メダルを使え!」 「なんだこのあからさまな数字、ボスの弱点を狙えってか。フン」 エントリーメダル「新しいメダルを1枚スキャンしろ!」 メダル「まずは1枚目をスキャンしろ!」 「ライダーパワーがアップしたようだなァ」 エナジーアイテム バトル 敵の登場「チッ、ウジャウジャと現れやがって!」 (各ボスへの名指しのセリフはこちらへ移動しています。) ルーレット「マークボーナスルーレット!」 バトル開始「ライダー達の御登場ってわけか」 「フン、妙なチームだな」 「ボタンを連打して敵をぶっ飛ばせ」 HIT数「おい、油断すんな!」(0HIT) 「フン、まあまあのヒット数だな」(100HIT以下) 「なに!?このヒット数…お前も使える人間のようだな」(100HIT以上) カットイン エナジーアイテム発動「エナジーアイテムの力、解放しろ!」 ボスバトル結果ボス撃破 敗北「チッ、覚えてろ!」 「メダルを集めて、次は勝つ!」 「攻略メダルでエントリーしろ!話はそれからだ」 [部分編集] チャンスタイム 戦闘員準備中「確かにロードが長い。今すぐ何とかしろ」 「初めまして。比奈の兄の、泉信吾です。結局、俺たちが望んでる通りに戦うんだな、彼は。 みんな勝手な望みを言う。それを黙って、全部引き受けるんだ、彼は。そんなことができる人間だけど、きっと…」 「心配かけたな、ゴメン。初めまして。比奈の兄の、泉信吾です。映司君、これからは俺も戦いに協力させてくれないか?自分たちだけ助かってそれで終わりって訳にはいかない。頼む……!何もできない悔しさはもう十分味わった」 「……やっと戻った。心配かけたな、ごめん」 チャンスタイムチャンスタイム説明「まあ、今更言われても遅いがな」 チャンスタイム開始「スーパーブットバソウルチャンスタイム!」 戦闘員飛行中「フン、勝手に飛んでろ!」 特殊演出専用セリフ(ステージ変更)「映司、気にするな」 (ガタックのクロックアップチャンス)「相変わらずお人よしだなぁ」 (ウィザードチャンス)「デコでもピンでもねぇだろ!」 当選結果 はずれ「まぁこうなるわなぁ」 プレイ終了後 「フン、次もプレイするなら付き合ってやる!俺がいないと、相当ヤバいだろ」 「忘れ物はすんなよ」 [部分編集] 特定のキャラに対する反応 +仮面ライダー電王 仮面ライダー電王 モモタロス/仮面ライダー電王「あの出来そこないのヤミーを思い出すなあ」(ソードフォーム) +仮面ライダーディケイド 仮面ライダーディケイド 門矢士/仮面ライダーディケイド「裏切り者のオルフェノクを庇うつもりか、人間が!」 +仮面ライダーオーズ 仮面ライダーオーズ 火野映司/仮面ライダーオーズ「持つべきものは使える馬鹿、だな」(映司との会話) [部分編集] 汎用セリフ 喜び ツッコミ「わかってたなら最初から行けよ」 驚き 悲しみや哀れみ 怒りや咎める口調「ァア? ふざけんな!」 戸惑い・疑問「なんだァ?! どうなってやがる!」 励まし 威勢がいい・挑発的「そのまんまだなァ?」 不特定多数に向けて 作中内での台詞や口癖「フン…」 その他「知るか。俺に聞くな」 [部分編集] シチュエーション不明 [部分編集] その他 [部分編集] 別ページにあるクロスオーバー コメント欄 情報や誤載の指摘等、何かありましたらお気軽にどうぞ。 名前
https://w.atwiki.jp/sakiyuriyuri/pages/70.html
名前: ◆UOt7nIgRfU 投稿日:2009/05/09(土) 17 14 20 Ix0l4FMP 短編。 「あ、あのっ、キャプテン…!みんな見てますから!」 「そんなことどうでもいいわ……華菜、あなたは本当によく頑張ったわ。 今はそれを、全力で褒めてあげたいの」 決勝が滞りなく済んだ風越女子の控え室。戻ってきた池田に一番 最初に飛びついたのは他でもない、福路キャプテンだった。 「でも……私…また去年と同じ失態を……」 しっかりと抱き締められるその優しさと暖かさが、逆に心を締め付ける。 次から次から、溢れ出る涙が止まらない。 「いいのよ、華菜。同じじゃない、同じじゃないわ」 「でも……でも……!」 美春も文堂も目を腫らして泣き濡れる。深堀ですら大粒の涙だ。 「あの面子にして、心折れずに果敢に挑んでいった華菜の姿、 風越女子麻雀部の脳裏に焼き付いたわ…単なる負けじゃない、 そこが去年と同じじゃなかったのよ」 幼子を宥めすかすような響きを持ちながら、戦友を鼓舞する含みを 持った調べが、ささくれ立った池田の心を修復してゆく。 「そんなあなたが引っ張っていくのなら、常勝風越の復権は約束された ようなもの……私も安心して後を任せられるわ。大丈夫、華菜は 強いんだから!」 いつもと変わらぬふんわりとした口調。唯一違うのは、こぼれる涙だろうか。 「キャプ…テン、キャプテン……ごめんなさい…インターハイ…… 連れていけなくて………」 池田のその言葉に、微笑んで首を横に振る。 「来年、OGのコーチとして付き添うから、連れて行ってもらわないと、ね」 福路の未来予想図に感情の限界を超え、号泣と称しても過言ではない ほどに声を上げて池田は泣いた。しばし、涙の合唱が繰り広げられている ところに、けたたましく扉を開け放つ音が場の空気を切り裂く。 「池田ァァァァァ!」 大仰な音の余韻に浸るドアの向こう、肩で息をするコーチの姿が そこにあった。 まっすぐ池田にロックオンし、ツカツカと音を立てて近づく。 その姿、まるで雪崩のごとく勢いで…… 「―――ヒッ!………コーチ……!」 トラウマにすら昇格されている鬼コーチの接近に身を強張らせ、 ガクガクと震えだした池田の肩を、福路はそっと抱く。そしてクスっと 微笑んで、池田に耳打ちする。 「…大丈夫よ」 「……えっ?」 一瞬、何を言われたか分からなくて、逃げるのが遅れた池田に対し、 恐怖の対象は右手を大上段に振り上げる。 ぽふ。 「……………………?」 恐る恐る目を開けた池田の目に飛び込んできたのは、今までに 見たこともないような、優しいコーチの表情だった。 「池田。お前は成長したな」 聞き慣れない言葉と共に、コーチは池田の頭を撫でる。 「あの絶望的な状況でも、自棄にならず、勝負を投げずに牙を剥いて 闘牌を楽しんだ。それが出来ず、散漫になって振り込んで負けた 去年のお前とは大違いだ。その姿勢、忘れるなよ」 言葉の締めでまた厳しい表情に戻り、きびすを返して控え室を出ていく。 「…コーチ、去り際に嬉しそうだったね」 「うん、あんな顔、初めて見た……」 コソコソと耳打ちし合う文堂と吉岡。その顔には安堵の色が宿っていた。 「華菜。コーチが怒っていたのはね? あなたのメンタルの弱さにだったの。 でも今回でそれを乗り越えた。何が華菜を変えたのかしらね?」 「……きっと、多分。心が常に、キャプテンとつながっていたからだと 思います。後半戦が始まる前、キャプテンが来てくれたこと。あれは 本当に支えになったんです……そして、終わって、キャプテンに 褒めてもらおうって強く強く願ってました」 ぴょこんと猫耳を生やして、福路の胸に顔をうずめた。 そんな池田の様子に対し、優しく頭を撫でることで応えた。 「ありがとう、華菜。私も、卓を囲んでるあなたのそばに寄り添ってる 気持ちで見ていたんだからね…?」 池田の肩も、福路の肩も震え出す。心の奥の深い位置でつながっている 二人の魂が、さらに強く結ばれた瞬間だった。 メンバー全員で強固にした絆。これを以てすれば、来年の全国大会 県予選も灼熱の戦い必至だろう。 今はただ、心許したもの同士の胸の中で、闘いの疲れを癒す。 それは誰も、神すら咎めることは出来ない。絆以上の何かを形成して しまったこの二人なのだから……。 ーENDー
https://w.atwiki.jp/epicofbattleroyale/pages/571.html
【クラス】 ライダー 【外見】 +霊基再臨LV1 両足のない茶髪の少女。顔立ちは整っているが蒼白く、白目が存在しない。 巨大な鎌を持っており、すべての足のある人型存在に敵対的 +霊基再臨LV2 目から血涙を流し、背後におぞましい紫色の霊気が可視化される。 +霊基再臨LV3 血涙が消え、目も人間のようなそれに戻る。 表情はどこか寂しげなもの。霊気の色は灰色に変わっている。 +最終再臨 廃ビルに凭れかかり、鎌を地面に投げ出している。 表情は虚ろ。絵の右端には切断された人間の足。 【真名】 てけてけ 【性別】 女性 【属性】 混沌・狂 【ステータス】 筋力C 耐久E 敏捷A 魔力D 幸運E 宝具C 【クラス別スキル】 騎乗:D++ 自身のQuickカードの性能をアップ 狂化:C 自身のBusterカードの性能をアップ 【固有スキル】 千里疾走:A 自身のQuickカード性能をアップ(3T)&自身のスター発生率をアップ(3T) 暗夜の追跡者:C 自身に必中状態付与(3T)&[夜]のフィールドにおいてのみ、自身のNP獲得量をアップ(3T) 追憶:C 自身の宝具威力をアップ(1T)&自身のBusterカード性能をダウン【デメリット】(1T) 【宝具】 『雪夜寓話・欠損裁斬(ほっぽうあしきりかいいたん)』 ランク:C 種別:対人宝具 種別:Quick 敵単体に超強力な[人型]特攻攻撃&高確率でスタン状態を付与(OCで確率アップ) 【マテリアル】 よこせよこせよこせよこせよこせよこせ 返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ 足を足を足を足を足を足を足を足を足を 殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す ――――あたしの、足を、返せ。 +絆LV1で開放 身長/体重:80cm・18kg 出典:民間伝承 地域:日本 属性:混沌・狂 性別:女性 無辜の少女は悲運の死を経て怪異と成った。 +絆LV2で開放 両足のない妖怪。しかし両手を足代わりに、時速数百キロにも達する高速移動を行う。 てけてけは人の命ではなく足を狙う。足のある人型存在ならば人間もサーヴァントも関係ない。 この妖怪は元々、何処にでも居るようなごく普通の少女だった。 走るのが好きで、家族思いで、明るく前向きな少女。 少女が妖怪に堕ちたのは、ある冬の日のことである。 +絆LV3で開放 家路を急ぐ少女は、ひとつの過ちを犯してしまう。 踏切が開くのを待たずに、無理矢理道を渡ろうとした。 それを咎めるように、電車は彼女の身体を撥ね飛ばし/轢き潰し――その上半身と下半身は永久に分かたれた。 しかしそんな状態でも尚、少女は少しの間生きていた。生きて、助けを求めていた。 ……だが。彼女を見つけた車掌は、哀れみの眼差しを注ぐばかりであった。助けを呼ぶこともなく、ただ見ているだけ。 助けを呼んだところで焼け石に水だった。救急車が到着する前に命が尽きていた。 そのことは彼女自身分かっている。元を辿れば自業自得だと分かっている。 けれど、それでも。すべて割り切って死ねるほど、少女はよく出来た人間ではなかった。 +絆LV4で開放 『雪夜寓話・欠損裁斬』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1人 ほっぽうあしきりかいいたん。 てけてけという怪異が持つ"人間の足を切断する"習性が、そのまま宝具に昇華されたもの。 手にした大鎌を至近距離で一閃し、防御力を無視して対象の両足を切断する。 非常に強力な宝具ではあるが、てけてけ自体の霊格が然程高くないこともあり、対魔力のスキルを持つ相手には分が悪い。 特に高ランクの神性持ちが天敵。仮に彼らに対して使用した場合、傷一つ付けられないことも有り得る。 +絆LV5で開放 少女がてけてけとなるに至った経緯は科学的に考えれば有り得ないものだ。 如何に北国の冷気といえども、傷口が瞬間的に凍結するようなことは考えられない。 しかしながら彼女は確かにそういう経緯を経て怪異に成り、夜闇の中へ駆け出した。これが何を意味するのかは、解らない。 だが、もしかすると――彼女を轢いたという列車かその踏切自体に、何らかの科学では説明の付かない現象が宿っていたのかもしれない。 +この夜を越えて、伝えたかった言葉クリアで開放 【絆礼装】 +絆LV10で開放 ○桜の枝 墓石の前に誰かがいる。 背の高い少年と、初老に入ってなお元気そうな肉付きのいい女。 墓石の前に桜の枝が供えられている。 冬を越えられなかった少女に、今年も春が運ばれてくる。 「また来るよ、お姉ちゃん」 冬を越え、大きく成長した少年が。 小さく笑って、そう言った。
https://w.atwiki.jp/viptrpg/pages/102.html
シェアキャラクター シェアキャラクターリッシュ ラグド カレン シモンズ リッシュ 【名前】リッシュ・ルーティース 【性別】女 【生まれ】学者 【種族】人間 【職業】プリースト 【経験】=3 【HP】=17/17 【MP】=11/11 【筋力】=25 【頑健】=25 【器用】=13 【敏捷】=1 【精神】=18 【知力】=40 【攻撃】=4 【防御】=3 所持スキル 【知識Lv2】【戦闘Lv2】【奇跡Lv3(グーグル)】 装備 【グレートソード】命中=43 攻撃=11 CL=9 【ラメラアーマー(W20)】防御=6 回避=-11 ステータス 【回避】=10 【防御】=9 【生命抵抗】=55 【精神抵抗】=48 【奇跡魔術】=70 【奇跡魔力】=7 【SP】=31 【MaxSP】=170 【G】=30 リッシュはグーグルを信仰する学者の家に生まれ、幼い頃から勉強してきた女の子だ 年齢は17、瞳は茶、黒髪を適当に揃えて後ろで結わえている。身長は平均的だね 昔はおとなしい子だったが、虚弱体質になるのではと両親が心配し遊ばせてもいたせいで めきめき体力をつけておてんばになった。司祭に見聞を広める、という 名目で厄介払いをされてしまい、本人に冒険者の自覚は無いまま冒険者を始める 一人称は私、二人称はあなた ラグド 【名前】ラグド【性別】男 【種族】人間(学者)【職業】ソーサラー【経験】3 【HP】=7/7 【MP】=14/14 【筋力】=17% 【頑健】=-25% 【器用】=-14% 【敏捷】=16% 【精神】=33% 【知力】=33% 【攻撃】=2 【防御】=3 所持スキル 【古代Lv2】【知識Lv3】【戦闘Lv1】 持ち物 【マジックスタッフ】【クロースアーマー】 【冒険者セット】 装備 【マジックスタッフ(両手)】命中=-4 攻撃=5 CL=10 【クロースアーマー】防御=+1 回避=+0% ステータス 【回避】=26% 【防御】=4 【生命抵抗】=5% 【精神抵抗】=63% 【古代魔術】=53% 【古代魔翌力】=5 【呪歌】=0% 【SP】=30 【MaxSP】=150【G】=100 学者生まれの18歳。生まれつき身体が弱く病気ばかりしていた。 重い病にかかり、生死の淵をさ迷っていたとき偶然通りかかった冒険者の一行の魔法によって助けられ、 冒険者(特に魔法を使える人)に憧れを抱き、冒険者を目指すようになる。 現在は、魔法の力によって人々を助けるために古代語魔法の修行中。 古代語魔法に回復系の呪文が殆どない事は、まだ知らない。 ちなみに、持っている戦闘技能は「身体を鍛えないから病気になるのだ!」という理由から親父に無理やり稽古づけられた結果。 一人称は「僕」。人を呼ぶときは「あなた」。 カレン 【名前】カレン【性別】女 【種族】人間【職業】ファイター【経験】2 【HP】=13/13 【MP】=7/7 【筋力】=27% 【頑健】=7% 【器用】=1% 【敏捷】=1% 【精神】=-7% 【知力】=-13% 【攻撃】=4 【防御】=2 所持スキル 【知識技術Lv1】【戦闘技術Lv2】【戦闘指揮Lv2】 持ち物 【保存食3日分】 装備 【ブロードソードW20】命中=31% 攻撃=10 CL=9 【チェインメイルW15】防御=5 回避=-16% 【ラージシールド+1】回避+30% 特殊装備 【カウンター・アミュレット】精神抵抗+20% ステータス 【回避】=35% 【防御】=7 【生命抵抗】=27% 【精神抵抗】=33% 【呪歌】=0% 【SP】=70 【MaxSP】=190【G】=185 生まれ:傭兵 傭兵生まれなくせに貧弱なファイター17歳。体格は小柄で黒い髪が肩までかかっている。 生まれつき体が弱いので克服する為にファイターになってみたものの 当初はブロードソードすら満足に振るえない程だった 体が鍛えられて人並み前後の体力を手に入れた 弱きを助け、強きを挫く熱血漢の持ち主 一人称は「私」二人称は「○○さん(名前)」 シモンズ 【名前】シモンズ【性別】男 【種族】人間【職業】シーフ【経験】4 【HP】=10/10 【MP】=9/9 【筋力】=5% 【頑健】=-11% 【器用】=18% 【敏捷】=22% 【精神】=7% 【知力】=13% 【攻撃】=4 【防御】=4 所持スキル 【盗賊技術Lv4】 持ち物 【シーフ用ツール】【冒険者セット】【保存食*3】 装備 【+1ダガー(MW0)】命中=78% 攻撃=8 CL=8 【ショートボウ】命中=58% 攻撃=8 CL=8 【レザーアーマー(W0)】防御=+2 回避=-0% 【スモールシールド】回避=+10% ステータス 【回避】=72% 【防御】=6 【生命抵抗】=31% 【精神抵抗】=47% 【SP】=40 【MaxSP】=190【G】=210 悪党生まれの22歳。黒い瞳に、やや雑に切り揃えられた短い茶髪。 王都ダールの貧民窟の生まれで、貧しい生活を送ってきた。 病気がちなところがあり、いかにも貧弱な体つきをしているが そのぶん、盗賊として必要な身軽さという点では優れているようだ。 性格は打算的で、仲間を欺くほど歪んではいないものの、 赤の他人を蹴落とすことを咎めるような良心は持たないらしい。 一人称は「俺」、二人称は主に「お前」。
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/313.html
229 名前: 言峰士郎 ◆kceYkk4Fu6 [sage] 投稿日: 2006/09/27(水) 19 46 28 「静かな夜に騒ぐヴァカタレはどいつだあっ!」 言峰士郎0-4『蜘蛛と、髑髏』 ――Side nameless corpse―― 天を埋め尽くす星。 地を這う人々にとっては幸運なことに、今宵の大気は澄んでいる。 かつて古の時代、世界を旅し、力を振るった英雄達、魔物たち。 その似姿を人が星空に求めたのもむべなるかな。 まさしく、吸い込まれるような星空。 一方、地上でも星が瞬いていた。 そこは境界。異なる場所と場所とを結ぶ地。 冬木の町を二分する、その橋の下で、星が瞬いていた。 音も無く、けれども圧倒的な速度を持って空中を疾駆する其は、 飛来してきた無粋な短刀の群を、一息に叩き落す鎖であった。 振るうは眼帯の女。 夜目には不確かであるけれど、長い髪を振り乱し、地に手足をつけたその姿は、蜘蛛のよう。 文様の描かれた眼帯は、見ようによっては複眼にも思え、例えようもなくおぞましい。 しかしながら、それに見惚れてしまうことを、誰が咎めることができようか。 美しいのだ。 月の灯りに煌く紫糸も、隠されしその相貌も。見ている者を惹き付けずにはいられない。 まさに神代の美女。伝説の魔性。大いなる深遠の狭間にて糸を紡ぐ蜘蛛。 だが、尋常ならざるは、その敵対者。 月下。 髑髏が笑う。 否、それは果たして笑い声と言えるのだろうか。 確かに、鼓膜を震わせるその音は、喉から発せられたものなのだろう。 しかし……しかしだ。聞き手に一切の印象を持たせぬ音を、果たして声と呼ぶことはできるのか。 その音源へと、鎖が打ち込まれる。鎖の一端に結ばれるのは鋭い杭。 人を殺傷する事を目的に作られた、歪ではあれども其は確かに『剣』であった。 が、手ごたえは無し。地を穿つも、肉を貫く感触は皆無。 それもその筈、黒衣の髑髏は――其処にはおらず。 ゆらり、かすかに風に吹かれて鎖が揺れる。 髑髏が笑った。 「――――ッ!」 女は鎖を引こうとする。その速度は音よりも速く、矢よりも鋭い。 だが遅い。なんと欠伸の出る遅さなのだろう。 今聞こえた吐息は、失笑だったのか、さもなくば溜息か。 音を立てず、その気配すらも感じさせず、黒衣が動いた。 宙を駆ける。――否、女の引き寄せた鎖の上を、だ。 その手に握られているのは、鋭き刃。 魔力無し。仕掛無し。威力無し。 求めるのは闇にあっても煌かぬその夜色。 必要なのは確実に急所を貫くその正確性。 それ故に、この短刀《ダーク》と呼ばれている。 無論、知る者は少ない。だが、仮に知られていたとしても問題は無い。 手首の動きだけで打ち込まれるソレは、正確無比。容赦なし。まさに必殺――。 そう、武器の由来や性能を知っていることと、それに対応できるかどうかは別なのだから。 ……だからこそ、この女が対応できたことも恐るるには足らず。 蜘蛛はまさしく蜘蛛であった。 鎖という名の糸を持ってして羽虫を引き寄せた女は、即座にその鎖を手放し、身を翻した。 暗殺者めがけて放たれた鎖の端は、悉く夜色の短剣を迎撃し、叩き落す。 上か、それとも左右か。第二射の準備を終えた暗殺者の視界に広がるは、紫色の髪。 ――下か。 髑髏目掛けて空間を疾駆する拳。 神代の膂力を持ってしての一撃である。喰らえば、一環の終わり。少なくとも、今宵の戦闘は。 その刹那の瞬間、暗殺者が漏らしたのは諦めか、それとも溜息か。 やれやれ、あの主のことだ。負けて帰れば何を言われるか溜まったものではない。 それは笑みであったと、女は気付けたのか。 手応えが無いことに驚愕したのか、それとも慣れたのか。 眼帯に隠された顔は、何も語らない。ただ、口元に薄く笑みを浮かべたのみ。 やはり魔性である。死人といえど、見惚れるに違いない。 230 名前: 言峰士郎 ◆kceYkk4Fu6 [sage] 投稿日: 2006/09/27(水) 19 47 43 髑髏は、振り抜いた女の拳の上にいた。 彼に言わせれば、さして苦労したわけではない。 下から迫り来る『足場』に、ただ一歩踏み出しただけ。 簡単なことだ。そう言い切れる、この暗殺者。 これまで如何ほどの修練を積み、どれほどの修羅場を潜り抜けたのか。 ――無論、死ぬまで。 「驚いたか? いやまあ、私も驚いたのだが。 こうも簡単にいくとは思わなかった」 「ええ、随分と良く跳ねるものだな、と。 動かないでもらえると、拳を当てるのが楽なのですが」 互いに笑い合い、髑髏は女の腕から飛び降りた。 「と、言われても……生憎、女性と踊れる程には洒落者ではないのだ、私は。 思わず脚やら腕やらを踏んでしまったが、許して頂けるかね?」 「それは勿論。此方も、あまり男性相手にダンスを申し込む機会が無かったので」 「おや、意外だな。引く手数多かと思っていたのだが」 益体の無い軽口。 だが悪くない。悪くは、無い。 戦うために研ぎ澄まされてきたのが、この暗殺者だ。 正しく戦場こそが自分の故郷。己の寝床。そして墓地でもある。 鉄の香り。血の臭い。火薬の爆ぜる音。剣戟。何もかもが懐かしい。 なればこそ、饒舌になるのもいたし方あるまい。 そして女にとっても、また同じ。 近頃は――そして昔も――あまりまともな男とは縁の無かったのが彼女だ。 いささか雰囲気には欠けるが、こうして出会えた男と、少々雑談にふけるのも……。 まあ、女の嗜みというものだ。 最も、彼らの主にとってしてみれば、文句の一つでも言いたいらしい。 「あらアサシン。ナチュラルボーンキラーだと思っていたのに、標的とお話しているの? 『暗殺者は心も優しい』なんて廃業してしまえば良いとは思わないのかしら」 「おいライダー! なにやってるんだよ……ッ! そんな奴、とっとと片付けちゃえよっ!」 静と動。対照的な二つの声。 少年と少女。対照的な二つの姿。 「そう言ってくれるな、修道女殿……という次第だ。もう少し歓談といきたかったが、そうもいかないらしい」 「お互い、主には苦労する身分のようですね」 ――薄く笑いあい、二人は身構える。 再び、静寂。 その静寂を打ち破ったのは――――……。 「デニーロ! でれっでっでれっでっでーんっ。 あっれーは誰だ 誰だ 誰だ! あっれーはデニロ デニロマーン デニーロマーン!」 橋の上から響く、場違いな歌声。 すかさず跳躍する蜘蛛と影。 橋の上へと駆け上がり、そして――――……。 「…………――え?」 231 名前: 言峰士郎 ◆kceYkk4Fu6 [sage] 投稿日: 2006/09/27(水) 19 49 37 ――side broken fantasm―― 「…………――え?」 そして、俺の目の前に幻想が降りてきた。 ――ジャッジメンタイムッ! 「髑髏の暗殺者は超格好良い?」:黒衣の外套が、目の前を覆った。 「暗殺×騎兵って超異端かな?」:……二人の姿に、眼を奪われた。 「彼女はSとMどっちだろう?」:おや、アイツは俺の卵を奪った少女じゃまいか? 「海草を味噌汁にいれようか?」:ワカメだったのか。ああワカメだからな。ワカメじゃあ仕方ないな。 デッドエンド有:チューイせよ 投票結果 「髑髏の暗殺者は超格好良い?」 1 0 「暗殺×騎兵って超異端かな?」 2 1 女はSとMどっちだろう?」 3 5 決定 「海草を味噌汁にいれようか?」 5 決定
https://w.atwiki.jp/theurgy/pages/468.html
幕間5.5 ―― 砲撃 散らばる瓦礫=吹き飛ばされた山の残骸=岩石の群々/雪に覆われた他の斜面と違い、黒と紺の岩石が散らばっている。 その一つにかかる腕部――這いつくばるテウルギア=〈モルニーイェトヴォート〉が、山の斜面を登っていた。 「クソッタレめ」=モールニヤの唾棄/頭から垂れる血を拭う余裕もないまま/コクピットの至る箇所へぶつけた全身の痛みに堪えながら「撃つならちゃんと当てろクソガキ」 『そうじゃないだろ!?』咄嗟に割って入るレメゲトン:シチーリの罵倒『外れたんだから喜ぶべきじゃ――』 「なってねえ(・・・・・)砲撃ごときで死んでたまるか!!」――一喝=自分が生き残れたことへの喜色など一切なし/それどころか弾を外した敵(・・・・・・)の未熟さに憤りを隠せない。 胴部を擦りつけながら斜面を登った〈モルニーイェトヴォート〉……ある程度の高度を確保/瓦礫の上に屹立。 白と灰の迷彩柄=いたる所がボコボコに凹んだ装甲/駆動部との干渉に金切り音を散らしながら武装の確認。 握りしめられた電磁加速砲〈スヴェルカーニェ〉……榴弾を食らった時か/斜面を転げ落ちる時か/よじ登るステッキ代わりに使ったからか……横に並んだ二本のレールがひしゃげて使い物にならず。 二本のレール式=電磁力による力場の構築には最適な形状/速射に適した軽量なフレーム――しかし通常に見られるような一つの円筒形ではない故の脆弱さ。 それを見越して〈モルニーイェトヴォート〉の腰部に括りつけられた横長の箱=予備の砲身との自動装填装置。 『待ってろ爺さん。すぐに次の砲を……あれ?』 「なんだ坊主。動かせねえってか」 『……』=黙り込むシチーリ――その通り、と素直に返せないプライドの高さ。 だが鷹揚に意図を読み取るモールニヤ=背中に括りつけた〈テウルギア用スコップ〉を取り出す=先程まで胡座をかいていた位置を舗装したもの。 無言のまま――スコップの先端が自動装填装置を括りつけるハードポイントを向く。 『おい爺さん。まさか』 「やるしかねぇだろ」=あっけらかんとした返答/しかし一瞬の困惑すらない、淡々と状況を受け入れた決断。 『……』再びの沈黙=人間ならば唾を飲み込んでいるだろう、逡巡を振り払うための/覚悟を固めるための、空白。 がつん、と腰部にめり込むスコップ/一瞬だけ鳴った損傷の警告音をシチーリが抑制……数秒後には地面に転げ落ちる箱。 箱を前に座りこむ〈モルニーイェトヴォート〉=さながら砂場で遊ぶ子供じみた姿勢/巨大過ぎる鋼鉄の身体と表情が一切ない鉄面=滑稽と笑うことすら難しい。 『通信士。他の連中は?』 「だから俺はレメゲトンだ! って……そりゃ、決まってんだろ」 箱=傷どころかひしゃげて変形――開かないのも当然だな、と独りごちる/蓋との隙間へスコップを差し込む/メキメキ音を立てて内部機械が破損/梃子の原理でこじ開ける――残りの蓋を引っ剥がしてそのまま投棄。 試験投入とはえ、試作兵器という機密の塊を敵地に放り込む諸行――しかし咎める者はなし。 「誰も残ってねえ……俺たちだけか」 作業に集中するモールニヤの声――先程までの怒気がかき消える/いつにない穏やかさ/いっそ感傷に浸るようなか細ささえ感じる。 『そうさ。だから別に、このまま逃げても』 「馬鹿言ってんじゃあねえ」 ――かと思えばすぐさま放たれる一喝=すぐさま声音に溢れ返る熱気・血気・活気――年齢からは信じられないほど元気に満ち足りたダミ声=まるで稲光をチラつかせて威嚇する暗雲。 「逃げるのは操舵手の役目だ。俺の知ったことじゃねえ」 『爺さん。だからこれは戦車じゃない! テウルギアで……』 「俺は砲兵だ!」=突然に炸裂した絶叫――単なる砲撃バカだけではない、もう一つの感情(・・・・・・・)が介在する声音。 『……っ』=愕然に声を止めるシチーリ――唐突な叫び声に当惑。 「撃つことだけ考えりゃいい。それしか知らねえ」――滔々と語るモールニヤ「他の奴らは撃たれた。部隊は俺たちだけだ(・・・・・・・・・)」――だんだんもう一つの感情が浮き彫りに「撃たれた分を撃ち返せるのは、俺だけだ」――単純な怒気が鳴りを潜める「いいか坊主。俺は撃つ」――ひたすらに喚き散らしていた雷雲が、一極へ力を集中させる「俺たちが部隊だ(・・・・・・・)。敵(マト)はたったの二つだ」――次第に灼熱と化すだろう真っ赤な感情が表情に満ちていく「撃ち方のなってねえクソガキと。撃ち方すら知らなそうな黒い木偶の坊だ」 ……気づけば交換を終えた砲身=その手に握られた真っ直ぐな二本のレール/まだ機体に貼りついている弾倉を装填。 再び地面へ座りこむ〈モルニーイェトボート〉=砲撃に適しているとは思えそうにない胡座――寝そべるより射角を取りやすく/直立より被写面積を下げ/一定の高度を保持し/巨大な人型故に前傾姿勢による反動抑制を効かせやすい……下半身の関節部にかかる負荷が大きすぎてマニュアルに載せられない、狙撃にはもってこいの姿勢。 モールニヤ――〈スヴィルカーニェ〉に搭載されたカメラ映像を凝視=スコープを覗きこむ/手早く目盛を合わせる砲撃手の基本/そこからややズラす経験による機転。 射撃管制ソフトとは全く違う照準を定めるモールニヤ。 しかしシチーリに返す言葉を見つけることはできず……黙って操作をアシスト。 「俺は今までずっと撃ってきた。だから今も撃つ。それしか知らねえんだ」
https://w.atwiki.jp/hyon/pages/646.html
39 名前:閉鎖まであと 9日と 6時間 :2007/01/14(日) 14 52 22.52 ID KVCVLCjN0 いつものごとく暇な日曜の昼下がり、 俺はぼんやりとした眠気を抱えながら、今日も一人VIPに興じていた。 とりとめもなく適当にスレをクリックし、バラッと読み流すと、 また新しいスレを読む。そしてたまにレスをつける。 五分も経てば何を書いたかろくに覚えていないような、 どうでもいい書き込みをする。 そして思い出すとそれにレスがついていないか見に行く。 これの繰り返しだ。 「ふう…VIPもなんか面白いスレないのかね… どれもこれも見たようなものばかり、何かこう革新的なスレは…」 そう文句を一人ごち、板を更新すると、あるスレが目に付いた。 「なになに…朝起きたら女の子になってたんだけど…? なんだこりゃ、こんな開き直ったネタスレ久々だな…」 間違いなくネタスレだとは分かっていたが、興味半分で俺はスレを開いた。 立ったばかりのスレで、大してレスもついていないが、 1のネタ振りはなかなかのものだった。 たった数レスのなかに、焦りと困惑が見て取れる。なかなかの曲者だ。 しかしそんな 1のネタに対するVIPPERの反応は冷たく、 殆どが「飽きた」「つまらん」などの一行レスで占められていた。 1は「頼む、信じてくれ」と独りで頑張っていたが、 誰も興味を持っていないのは明らかだった。スレが落ちるのも時間の問題だろう。 40 名前:閉鎖まであと 9日と 5時間 :2007/01/14(日) 15 05 53.49 ID KVCVLCjN0 「なんだよ、釣りには全力で釣られるのがVIPPERの精神ってもんじゃないか、 みんな分かってないな…」 とりあえず俺は冗談半分で「じゃ、おっぱいうp」と書き込んでみた。 もし良質なネタスレであれば、画像の一つや二つ用意してあるだろう。 もしうpもないまま続けるつもりであれば、それは結局のところ糞スレに過ぎない。 さあどう出てくる1よ。 数分後…俺の書き込みにひとつのレスがついた。 「わかった…顔も晒すからこれで信じてくれ…」 そして写真。 来たか、と思い写真を開く。無転画像か、はたまた釣りでした宣言画像か、 俺は胸をときめかせながらスレを開いた。 すると…写真に写っていたのは、 日付を書いたメモを持ち、顔を赤らめ目を伏せながらも、 小さく綺麗な胸をさらけ出している美少女の姿だった。 日付の下には小さく丸い文字で、「信じて!」と書かれている。 なんだこれは…新手のおっぱいうpスレか…? しかしこの女の子…可愛い。顔を出してこんな事をやるとはずいぶん卑猥だ。 スレは急激に加速した。 もちろんこの話を信じたための加速ではなく、 美少女がおっぱいを晒したという、その燃料による爆発的な加速だ。 「もっとうp!」「ハァハァ」「おっぱい!おっぱい!」などの 情熱的な書き込みでスレは瞬く間に埋まる。 500あたりで1は「もういい…画像も消したから…」と一つ書き込みを 残したきり、姿を消した。 俺は当然、すでに画像は保存してあったので何の問題もなかった。 後で来たVIPPERが大層悔しがっていた。 ――変なスレだったな。 いつもだったら、この一言で終わらしていたことだろう。 41 名前:閉鎖まであと 9日と 5時間 :2007/01/14(日) 15 15 29.38 ID KVCVLCjN0 数時間後。 PCの電源を落とし、俺はゲームに興じていた。 もちろん先ほどの美少女の画像はおいしくいただいた。 「あー、日曜終わりか、糞!だりぃなぁ!」 敵を銃で蹂躙しながらそんなことを叫んでみる。 しかし日曜も月曜も俺には関係ないことだった。 なぜなら俺はニートだから。ニートニートニート。 「喰らえグランドマスターフラッシュ!死にさらせNYの虚無世代!」 しかし俺のそんなはしゃぎぶりを咎めるかのように、 インターホンが鳴った。 一回目こそシカトを決め込んでいたが、何度も鳴らしてくる。 六度目でついに俺は重い腰を上げ、玄関に向かった。 俺の平穏な日曜をぶち壊すものは何人たりとも許さん。 先ほどの画像のような、黒髪貧乳美少女でもなければ、 怒鳴って追い返してやる。 「はい、どちらさま?」 精一杯の不機嫌な声と表情を作った俺だったが、 その来客を見た瞬間、頭が真っ白になって何も言えなくなってしまった。 そこには肩まである綺麗な黒髪と大きな瞳が印象的な、 超弩級に可愛い少女――もとい、さきほどの画像と マッタクの同一人物がそこにいたからだ。
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/1094.html
シンがヴィヴィオらと共にスカ達に拉致られたということで脳内保管プリーズ。 フェイト「シ~~~ン!!」 キャロ「落ち着いてください、フェイトさん。」 フェイト「これが落ち着いていられないよ!!スカリエッティ…!ヴィヴィオだけならまだしも、私の嫁まで攫うなんて…」 エリオ「でも、何でシンさんまで攫ったんでしょうか?シンさんは魔導師でもなんでもないただの一般人ですし……」 はやて「それなんやよな~攫われる理由が見つからんし……」 ヴァイス「それであ~んなことやこ~んなこととかされてなきゃ良いけどな。」 フェイト「あ~んなことや…こ~んなこと……?」 以下、フェイトの妄想 スカリエッティ「はっはっはっはっは、まずは君の肉体に痛みと恐怖を刻み込む。」 シン「助けて!フェイトさん!フェイトさあああぁぁん!うわぁぁぁぁぁぁあ!!!」 スカリエッティ「ハハハハハ!そう、それだよ!まさに至福の悲鳴だ!」 妄想終了 フェイト「(パリィン!)……スカリエッティ…シンに少しでも何かしたら……ブッコロス。」(種割れ眼) なのは「(フェイトちゃんの眼が完全に逝っちゃっている……)」 エリオ「(しばらくシンさんのご飯が食べられないのか……)」 ヴァイス「あ、あれ?」 シグナム「今の言葉は完全にテスタロッサの神経を逆撫でしたようだな……」 その頃…… シン「(何でこうなったんだ……こいつらに拉致られたかと思ったら、いきなり「飯を作ってくれ」だもんな。)」 シンはスカリエッティのアジトの厨房で鍋を掻き回していた。 鍋の中身は黄土色になっており、人参やじゃがいもといった野菜が一口サイズの形で切られて入っていた。 鍋の中からは独特の匂いが食欲を引き立てていた。 シンの得意料理の1つ、「カレー」である。 ウェンディ「シ~ン!腹へったッス~!」 チンク「止めろ、ウェンディ。行儀が悪い。それに姉達だって我慢しているんだ。」 スプーンを片手にドンドンと叩くウェンディをチンクが咎める。 シン「ん……こんなもんか。」 シンは味見をすると1つ1つの皿にご飯とカレーを装って行く。 ナンバーズ達は食べ始めると余程、空腹だったのか、皆凄い勢いでカレーを平らげていく。 セイン「シン!おかわり!」 ウェンディ「あたしもッス!」 チンク「姉もだ。」 ノーヴェ「私にもくれ!」 シン「はいはい、沢山作ったからそんなに慌てるな。」 おかわりと差し出された皿にカレーとご飯を装って行くシン。 シン「(こいつら、俺にご飯を作らせるために拉致ったとか言うオチじゃないだろうな……はぁ、夕飯の買い物も行ってないし…フェイトさん達、お腹すかせてなければ良いけど……)」 そして、話は飛びに飛んでスカリエッティラボ戦。 フェイト「シン!!!」 シン「フェイトさん…?」 フェイトはアジトでシンの姿を見つけると一目散にシンに向かってダッシュし、押し倒さんと言わんばかりの勢いでシンを抱く。 フェイト「良かった…無事で…」 シン「…あの…その……心配かけて……すみませんでした……」 フェイト「謝らなくて良いよ。……ごめんね、すぐに助けに来られなくて……守るって約束したのに…」 シン「別に良いですよ…その…ちゃんと来てくれただけで十分です…」 フェイト「シン……」 シン「フェイトさん……」 最早、周りなどお構い無しに2人だけの世界に入ろうとしていた。 スカリエッティ「君達…勝手に2人だけの世界にはいr……ヒィ!!」 フェイトの表情は先ほど、シンに向けていた表情とは打って変わり、嫁補正がバリバリかかったストフリやインジャが裸足で逃げ出しそうなくらい、恐ろしい表情をしていた。 フェイト「うるさい……人の嫁を攫っておいて良くそんな事を平然と……」 スカリエッティ「よ、嫁?君が嫁j…」 フェイト「うるさい!シンは私の嫁、異論は認めない!!そして、私の嫁を攫ってただで済むと思わないよね?」 スカリエッティ「え、ちょちょちょちょ……ちょっと待って!!!」 フェイト「答えは聞いてない。」 スカリエッティ「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 その後は、フェイトがアジトに残っていたナンバーズを無双し、スカリエッティは生きているのが不思議な位、非情に惨い姿で逮捕されたのは別の話とする。 おまけ フェイト「シン、何もされなかった?」 シン「はい、まぁ……あると言えば。」 フェイト「何!?…何されたの!?」 シン「ご飯作ってくれって言われたからそれやっていただけですね。」 フェイト「そうなんだ、良かっ………って、良くないよ!!」 シン「ど、どうしたんですか?」 フェイト「私達はシンの手料理を食べられなくて本局の食堂で我慢している間にシンの手料理を食べてるなんて許さない!」 シン「ふぇ、フェイトさん、落ち着いて下さい!」 フェイト「もう落ち着けないよ!!私の許可なく、私のシンの手料理を食べるなんて万死に値する大罪だよ!!」 訂正…シン救出から数日後にも、また一騒動あったのも別の話とする。 ヤンデレデレデレフェイトそん×ツンデレデレシン-04 一覧へ