約 50,319 件
https://w.atwiki.jp/jankhp/pages/12.html
○前編○ ●なにか・・・気づいたこと・・・? ●残ったおそうめんは? ●ダシは? →アパートへ行く (ヨネ子と話してみる) まなみと話す ●アパートのこと ●おそうめんのこってない? 「牛乳瓶」を調べると森に行くことが出来るようになる →森へ行く 町長さんと話す ●問題 ●ピンクそうめん ●持ち寄りそうめん 持ち寄りそうめんを集める イボンヌと話す ●名前 ●なにしてる→●どんなデザイン・・・? ●なぜ思いついたの?→●設計図をみせて ●そうめん 持ち寄りそうめん---- ●DARTSのお店(森) 森の花畑で「花の冠」を作る DARTSのお店に持って行き、 そうめんと交換する。 ●オールドタイム(商店街) 棚にある青い箱(赤い缶?の上にある)を調べる 「古いモノを探す」事に。 お菓子屋スイートマウンテンに行き話を聞く 広場にいるちとせに話しかける 森へ行きブラッドさんに話しかける 「穴を掘れるものを持ってくる」事に。 アパートへ行き工事現場の段ボールを調べ「泡だて器」を手に入れる スイートマウンテンへ行き、「する!」を選択 泡だて器を渡す 「巨大電動泡だて器」を手に入れる 森へ行き「巨大電動泡だて器」をブラッドさんに渡す 「巨大なポイ」と「そうめん」を入手 森の川へ行き、キラキラ光っている所を調べる 巨大なポイで拾う 「古いランプ」を入手 CHOCOBANANAのお店でビルさんに話しかける 問題 「ポリフェノール」を選択 「バナナの皮」を入手 バナナの皮で古いランプを磨く オールドタイムに持って行く。 持ち寄りそうめんは3本集めればいい ちとせに話しかけそうめんを見せる。 森へ行き 町長さんにそうめんを渡す 「仮面」と「吹き矢」を入手 ダーツのお店 チョコバナナのお店 アロワナのお店へ行く。 仮面を付け、町長さんに話しかける 「秘密絵本」を入手 本が破れていることを確認し、町長さんに渡す。 前編終了----
https://w.atwiki.jp/heroeswiki/pages/344.html
imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 Previous episode⇒前兆 Next Episode⇒日食・後編 What Happened?(シーズン3 第10話「日食・前編」) 二回目の日食は能力を消し去り、能力者たちは混乱し戸惑う。 サイラーとエルは触媒を見つける。 ネイサンとピーターはハイチ人を探す。 マットはダフニのある秘密を知る。 密かにノアはクレアに戦う方法を教えていた。 ヒロとアンドウは9th Wonders!の次巻を探す。 トレイシーはアーサーのためにグループを編成する。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。マット、ヒロ、アンドウがダフニの家を訪れている絵 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。モヒンダーが誰かを繭で包んでいる絵 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。ネイサンが力を失いジャングルに落ちている絵 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。力を失い弱っているクレアを抱きかかえるノアの絵 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。エルとサイラーがキスをしている絵 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。そして日食が起こる -
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/901.html
191 :??? 1/13 ◆AZUNJTAzwE [sage] :2008/09/13(土) 03 14 25 ID TLvbeUqe マガジン編集部。 ここにはある特殊な使命を帯びた者達がいる。 それがマガジンミステリー調査班、通称MMRだ。 彼らは少年マガジン編集者で作られた組織であり、その活動目的は人類滅亡の可能性を調査し、 それをマガジンに載せることで読者に警告することにある。 しかし、そんな彼らの活動を良く思わない連中も居たことも事実である。 宇宙人に誘拐されたこともあった。 秘密結社の妨害にも遭い、隊員の命を狙われたこともあった。 1999年には、人類が滅亡しなかったじゃないかという、抗議の電話が来たこともあった。 裁判に掛けられ、サイバンチョに有罪にされそうになったこともあった。 しかし、そんな様々な妨害にも屈せず、今日も彼らはあきらめない。 それが唯一の戦い方なのだから。 192 :??? 2/13 ◆AZUNJTAzwE [sage] :2008/09/13(土) 03 15 21 ID TLvbeUqe 人類滅亡の恐怖は未だに終わっていない――――。 にもかかわらずヨネムラ率いる新MMRの発足に伴い、闇に消えてしまった旧MMR。 キバヤシ達に何があったのか、今こそ真相を伝えなければならない!! 緊急報告 「MMR マガジンミステリー調査班」 『14.マガジンデイズ ~~ヤンデレブームの裏に潜む陰謀を暴け!!!~~ 』 193 :マガジンデイズ 3/13 ◆AZUNJTAzwE [sage] :2008/09/13(土) 03 19 10 ID TLvbeUqe ―― 2008年2月 講談社本社ビル内 マガジン編集部 ―― とある昼下がり。 ここが職場であろうと、世間がいかに忙しかろうと、今日もマガジン編集部には暇人が集う。 しかし、その中でもこの男は格別であった。 「やはり、由乃はかわいいな。僕の担当の漫画家に無理矢理ヤンデレキャラを書かせてみるか」 彼は一心不乱に漫画を読んでいる。 よほどその漫画のキャラクターに心の底まで骨抜きにされているらしい。 緩みきった顔で、漫画を読みながら独り言を呟いている。 周囲には、まるでイチャイチャしている新婚のカップルのような、 シロップより甘い空気が漂っていた。 彼の名はイケダ。 MMRの隊員の一人である。 そんなイケダの呟きを聞いた、ある眼鏡の男が居た。 彼はイケダの様子に興味を持ち、声を掛ける。 「なんだ、その漫画は?」 「ん、ああ。キバヤシさん。」 イケダに声をかけたのが、MMRのリーダー、キバヤシだ。 身長182cm、体重は77kg、血液型O型。 眼鏡を掛け聡明な印象を与える姿をしているが、それに負けないだけの知性を備えている。 IQ170の超天才であるばかりでなく、日本語・英語・フランス語の三ヶ国語を扱える。 しかし彼が何よりも得意としているのは、超常現象・ノストラダムス解釈などの知識を生かし、 人類滅亡の可能性を探ることである。 キバヤシの質問にイケダが答える。 「これ、角川書店の月刊エースに連載している、未来日記ですよ。 今はやりのヤンデレヒロインが登場する漫画なんです。」 「ヤンデレ?ああ、確かひぐらしのレナとかの刃物持って暴れるような、病んでるヒロインだったか?」 「違います!」 突然、イケダが大声で怒鳴り散らす。 その反応に、キバヤシは驚愕した。 「レナなんて全然違いますよ!何言ってるんですか!デレの部分がないじゃないですか! いいですか!?病んだ愛情表現を行うヒロインのことです! 最近は2ちゃんのヤンデレ関係のスレでも、レナがヤンデレとか言う奴が現れてスレが荒れるし、 これだから素人は」 「病んだ愛情表現?」 キバヤシは、なんでイケダ如きに怒鳴られなきゃいけないんだと内心思いつつも、 イケダの迫力に屈して、ただ聞き返すしか出来なかった。 ここで、キバヤシに声をかけるものが現れた。 194 :マガジンデイズ 4/13 ◆AZUNJTAzwE [sage] :2008/09/13(土) 03 21 29 ID TLvbeUqe 「そうだって、キバヤシ。」 敬語ではなくタメ口でキバヤシに声を掛けたのは、 同じくマガジン編集部員で、女好きのナワヤだ。 彼もまたMMRの隊員であり、MMRの副リーダー格である。 ナワヤはキバヤシに問い掛ける。 「スクールデイズって知ってるか?」 「いや、知らん。俺はヤンデレなんかに興味はないからな。」 「一応俺達は漫画編集者ってことになってるんだぞ。そんな最近の有名作品も知らないのか? 一昔前のマガジンはDQN向け漫画の掲載誌だったが、今はオタク向けの作品が増えてるし、 そういう所も勉強しとけよ。」 「俺は人類滅亡の調査で忙しいんだよ…………。」 ナワヤにも馬鹿にされたと、キバヤシが落胆していると、 ここでまたキバヤシに声をかける者が現れた。 「キバヤシさん。今、みんなヤンデレにハマッているんですよ。」 もう一人のMMR隊員、タナカだ。 「スクールデイズっていうのはですね。 まあ簡単に説明しますと、ゲロ以下のクズ、伊藤誠が ヤンデレさせる、ヒロインの桂言葉が有名なんですよ。 18禁のゲーム版のみならずアニメ版まで容赦がない展開で、 特に最後あたりが凄かったですよ。」 「最後?」 「ええ、生首抱えて、夕陽に向かって船を進める。正気とは思えない展開でしたね。」 タナカは軽く笑いを浮かべながら話した。 しかしタナカのこの言葉を聞いた途端、何故か突然キバヤシの顔色が変わった。 先程までの興味なさそうに弛緩しきった顔が、みるみるうちに思いつめた真剣な表情に変わってゆく。 「あれ?キバヤシさん、どうかしましたか?」 「船に乗って夕陽へ…………。 なあ、そのアニメを見てみたいんだが、ここにあるか? 「ああ、キバヤシさんも見ますか?ちょっと待って下さい。」 タナカは自分の机の所まで行くと、一番下の引き出しからアニメのDVDボックスと、ゲームの箱を持ってきた。 「じゃあこのDVDを貸しますね。あと、こっちのゲーム版の方はキバヤシさんにあげますからやってみて下さい。」 195 :マガジンデイズ 前編 5/13 ◆AZUNJTAzwE [sage] :2008/09/13(土) 03 25 48 ID TLvbeUqe ―― 数日後 マガジン編集部 ―― 「ああ、もう!また、2ちゃんのヤンデレ関連のスレでレナはヤンデレとか、 朝倉涼子はヤンデレとか抜かしている奴が居る! お前らみたいな、勘違いがスレを荒らすんじゃない!」 イケダはモニターに対して罵詈雑言をがなり立てている。その横の机で、ふとナワヤが呟いた。 「ここんとこ、キバヤシが出社しねえな。何かあったのか?」 ふと漏らしたボヤキに、タナカが答える。 「そうですね。もしかしてこないだ、僕が貸したスクールデイズに嵌ったのかも。」 続いて先程からモニターに当たり散らしていたイケダも、自身の苛つきをぶつけるように口を開いた。 「そもそも、キバヤシさんはとっくの昔に講談社をやめてフリーライター…………おっと。」 イケダは悪気も無さそうに口を押さえる。 この行動につられるかのようにナワヤもキバヤシをからかう発言を始める。 「まあ、あいつなら嵌るだろ。 ほら。ひぐらしの竜騎士が、何もわかって無い記者にレナはヤンデレですかと聞かれた時、こう答えていたろ。 プライドの下がりきった男性が、自分無しでは生きていけない「恋愛依存症の女の子」 を求めた結果がヤンデレであるってさ。 キバヤシの奴、さんざん1999年に人類滅亡すると煽っといてあの有様だからな。 抗議の電話が来た時なんか『何も起こらなくて良かったですね』と堂々と答えたり、 動揺してないように見えたけど、 内心は凄く堪えてたんだろ。で、誰かに認めてもらいたいって 願望がついにヤンデレ好きという性癖になったわけだ。」 「…………い。」 「プライドの下がりきったキバヤシはヤンデレに愛されるのが嬉しくてたまらなかったってことだな。」 「……おい。」 「これで自信をつけたら、また滅茶苦茶な事を言い出すんじゃねーの、ははは。」 ん? お前らどうかしたのか?」 気が付けば、何故かイケダとタナカは気まずそうに頬を引きつらせていた。 ナワヤは少しの間彼らを見続けて、ようやく彼らが自分の後ろを見ていることに気付き、 ゆっくりと振り返った。 196 :マガジンデイズ 前編 6/13 ◆AZUNJTAzwE [sage] :2008/09/13(土) 03 27 43 ID TLvbeUqe 「………………うおっ!!!!」 「おい、ナワヤ。」 キバヤシだ。 鬼気迫る表情のキバヤシが、そこに居た。 何日も徹夜したのか、充血しきった目の下には大きな隈が出来ている。 「な、なんだ、来てたのか!?急に現れるなよ!」 ナワヤは、自分が言った事を聞かれた為にキバヤシが怒っていると思い、気が気ではない。 しかし次にキバヤシの口から出たのは、予想していた咎めの言葉ではなかった。 「ナワヤ、タナカ、イケダ。今から取材に行くぞ。既にアポは取ってある。MMR出動だ!」 「え、MMR出動って…………取材ってどこに?」 「スクールデイズの制作会社、オーバーフローだ。」 197 :マガジンデイズ 前編 7/13 ◆AZUNJTAzwE [sage] :2008/09/13(土) 03 30 33 ID TLvbeUqe ―― 数時間後 オーバーフロー本社前 ―― 「全く、キバヤシさんは何でこんな所に取材する気になったんだろ? 人類滅亡にでもなんか関係があるんですかね?」 オーバーフローの社屋を見ながら、イケダが愚痴をこぼす。 するとナワヤが、手を叩いた。 「あっ、そうか。あいつもヤンデレにハマッたんだよ。 だから取材って名目で、色々聞いてみたくなったんだよ。」 少し遠くで、オーバーフロー本社を見上げているキバヤシを指差して、 ナワヤはほくそ笑む。 しかし、そんなナワヤに意義を唱える者があった。 「それは違うと思います。」 タナカだ。 「思い出して下さい。キバヤシさんはMMR出動だって言ってました。 つまり今回の取材は人類滅亡に関することでしょう。それに」 タナカがオーバーフロー本社へ向き直り、ビルを見上げた。 この新宿の高層ビル群にそびえたつ威風堂々した数十階立てのビルは、 天高くそびえ立ち、威圧するようにこちらを見下ろしている。 「以前、アニメ放送中止の危機の時にオーバーフローの建物で試写会やりましたよね? スクールデイズの新品をまた買わせようって言うのかと、さんざん叩かれた奴です。 実はその時、僕は試写会に行ったんです。しかし」 「試写会って、お前まさか、わざわざ新品のスクールデイズ買ったのか? って、もしかしてキバヤシにあげたのがそれか?」 ナワヤの指摘に、タナカは少し恥ずかしそうに笑った。 「ええ、実は。で、その時オーバーフローの会社に行ったんですが、 ここじゃなくてもっと普通のアダルトゲームの会社と同様で、小さい建物でしたよ。 それなのにほら。」 ビルの前の、トマルが指差した場所には看板がある。そこにはオーバーフロー本社ビルと書かれていた。 「数日前にこのビルに引っ越したらしいですが、 今じゃこの巨大なビルが、全て丸ごとオーバーフローの本社ですよ。 なにかアダルトゲーム以外の巨額な収入があるとしか思えません。」 「まあ、確かにな。」 ナワヤが呟くと、他のMMRメンバーもただ黙ってビルをじっと見上げた。 198 :マガジンデイズ 前編 8/13 ◆AZUNJTAzwE [sage] :2008/09/13(土) 03 33 36 ID TLvbeUqe ―― 数分後 オーバーフロー本社 応接室 ―― 「どうもこんにちわ。メイザーズぬまきちです。」 「マガジン編集部のキバヤシです、取材にご協力頂き、ありがとうございます。」 「なんでも、ヤンデレについての話をお聞きしたいとか。」 「はい。それなら昨今のヤンデレブームの発端であるスクールデイズのシナリオを書いた、 あなたに聞くのが最善と思いまして。」 「なるほど。では何から話しましょうかね…………。」 通された部屋は、こじんまりとした応接室だった。 MMRの5人のメンバーと取材相手のぬまきちが丁度入れるぐらいの大きさである。 しかし、ここに通されるまでに見た会社の様子は想像以上だった。 引っ越し直後のためか、社内には未開封のダンボールが置いてあったりと雑多であるものの、 まるで大企業にすら思える程の数の社員が働いており、とてもアダルトゲーム会社とは思えない活気である。 普通アダルトゲームの会社など、社員がせいぜい10人居ればいい方であるのにだ。 インタビューは長い間、続いた。 ぬまきちの応対は丁寧で、好感が持てるものだった。 MMRのメンバーも取材とは名ばかりで、各自聞きたい事を質問している。 この場にいる誰もが笑みを絶やさず、和やかな雰囲気がこの場に満ちていた。 ただ一人、浮かない顔をしているキバヤシを除いては。 そのキバヤシが、ふと言葉を発した。 「あの。質問させてもらっても構いませんか?」 「ああ、キバヤシさん、でしたね。なんですか?」 キバヤシは詰問するような眼差しで、ぬまきちを見据えた。 「あなたの考えをお聞きしたいんですが、 昨今のヤンデレブームって、もしかして誰かが仕組んだものだとは思いませんか?」 「な、何を言ってるんですか。」 それまでの和やかな談笑の場に、唐突に放たれた疑念の篭ったキバヤシの声。 気圧されたのか、ぬまきちの顔に若干の焦りが浮かぶ。 「それにもう一つ聞きたいんですが、この会社の事業、本当にアダルトゲームだけなんですか? 最近になって、急にこんな大きなビルに引っ越して従業員を大量に増やしたりしてますよね。 もしかして、この会社は他に何か巨額の収入が得られる事業でも始めるんじゃないですか?」 「……っ!!」 ぬまきちは顔を暗くしたまま、沈黙する。 居たたまれなくなるような重い空気が場に満ちていく。 それがしばらく続いた後、ぬまきちは顔を背けたままポツリと呟いた。 199 :マガジンデイズ 前編 9/13 ◆AZUNJTAzwE [sage] :2008/09/13(土) 03 35 31 ID TLvbeUqe 「…………帰ってくれ。あんたらに話すことはもう無い。」 「しかし――」 「この後に用事があるんだ。これ以上話す時間は無い!!!」 ぬまきちは大声で怒鳴ると、力任せに扉を閉め、出て行った。 その場に居る誰もが沈黙し続け、しばらく経った後、ようやく各々が口を開き始めた。 「キバヤシさん。さっきの発言で怒らせちゃいましたかね。」 「キバヤシ!お前のせいだぞ!もっと聞きたいことあったのに!」 「それにしたって、急にあんなに怒ったりして…………妙ですね。 キバヤシさん。ぬまきちさんって、もしかしてなにか隠しているんですかね。」 MMRの面々は口々にキバヤシに対して言いたい事を口にする。 しかしキバヤシはそのどれも意に介さずに言った。 「確か、さっきのインタビューの最中にぬまきちはこう言っていたな。 このビルに移ってからは、開発室の自分の机の他に、自分専用の仮眠室があると。」 「ああ、さっき確かに言ってたが。どうかしたのか、キバヤシ?」 200 :マガジンデイズ 前編 10/13 ◆AZUNJTAzwE [sage] :2008/09/13(土) 03 38 21 ID TLvbeUqe ―― 十数分後 ぬまきちの仮眠室 ―― 「まずくないか、キバヤシ!? 勝手に入っちゃって…………。」 怯えた声でナワヤが言った。 先程のインタビューの後キバヤシが、ぬまきちの部屋を調べてみようと言い出したのだ。 そして勝手に社内を歩き回り、ぬまきちの仮眠室を見つけ出したキバヤシ達は、 ぬまきちが居ないのを確認したのち、室内に入った。 小ざっぱりとした室内を見渡すと、そこにあるのは仮眠用らしきベッドとパソコンの置かれたデスクだけ。 タナカが言う。 「ここにあるのはパソコンくらいのようですね。キバヤシさん、ちょっと調べてみましょうか?」 「ああ。」 キバヤシの同意を聞くと、タナカは椅子に座り、パソコンの電源を入れた。 セキュリティ意識が甘いのかパスワードも設定されていなかったために、 あっけなくデスクトップの画面が映る。 「随分あっけないな。」 「外側からのハッキング等は警戒しても、こうやって直接進入されるのを警戒しない人間は多いですからね。 じゃあ、とりあえず…………メールから調べてみましょうか。」 タナカはマウスを動かすと、メールソフトを立ち上げた。 「まずは、送信済みトレイから…………お。今日送ったメールがあるな。 じゃあこれから開いて…………ん、なんだこれは? 最新のメールには件名が書かれておらず、送信者が『RS』とだけ書かれていた。 本文にはこう書かれている。 『明日、言葉の会議には出席する。5時にはそちらに着く。』 「『言葉の会議』? なんですかね、この予定。この『言葉』ってやっぱり言葉様のことですかね? もしかして言葉様ファンの集会に招かれたとか?」 タナカの指摘にMMRの面々はその意味を考え込む。 そのため、メンバーの中に気付いた者は一人もいなかった。 彼らの後ろで、画面を食い入るように見つめながら青ざめているキバヤシの様子に。 201 :マガジンデイズ 前編 11/13 ◆AZUNJTAzwE [sage] :2008/09/13(土) 03 42 09 ID TLvbeUqe 「まあそれはそれとして、まずメールの宛先を調べてみましょう。 えーっと、宛先は……あれ? アドレスの末尾が .go.jpになってますよ。 宛先は日本の政府機関ですね。」 「政府機関?」 ナワヤが聞き返す。 「ええ。メールアドレスの末尾で属性がわかるんです。例えば .coなら通常の株式会社 .acなら学校等の教育機関。で、.goなら国の機関です。 まあ、とりあえずググってみましょう。」 イケダはマウスを握ると、グーグルを開き、メールアドレスの@マークから後ろ、 ドメインの部分を検索にかける。 一瞬の後に検索結果が表示された。 一番上のサイトをキャッシュで開く。 Webサイトの画面に切り替わり、徐々に全体が表示されていく。 病院等のWebサイトに主によくみられる、白を基調とした清潔感を感じさせるページだ。 一番上には、こう書かれていた。 国立遺伝子研究所、と。 「国立遺伝子研究所?」 タナカはマウスを動かし、画面を下の方にスクロールさせる。 検索したドメインと一致した部分が、色が変わって表示されていた。 問い合わせ用と書かれた、メールアドレスの部分だ。 「ここの問い合わせ用のメールアドレスと、ぬまきちさんのメールの宛先のアドレスは ドメインの部分が一緒ですね……。 つまりあのメールは、この研究所の人間に向けて送ったものでしょうね。 まあ、誰に宛てて送ったのかはわかりませんがね。」 「ますます、『言葉の会議』の意味がわからねえな。 理系の研究者とかってオタが多いとはいえ、 まさかここでファンの集会なんかやるわけないよな。」 「まあ、考えても埒があきませんし、他のメールもありますから、そっちを読んでみましょうよ。」 タナカはナワヤとの会話を打ち切り、別のメールを開いてみようとする。 だが、そうされることは無かった。 彼の後ろに居るキバヤシの携帯電話が、突然鳴ったからだ。 キバヤシは誰からの電話なのか、確認もせずにすぐに電話に出た。 「イケダか?」 「キバヤシさん、ぬまきちさんが戻ってきました!」 「わかった!」 ぬまきちが戻ってくることを警戒して、エレベーターの見える所で見張りをさせていたイケダ からの連絡だった。 キバヤシはすぐに電話の内容をメンバー全員に告げる。 「ぬまきちが来た! 気づかれる前に非常階段から逃げるぞ!」 202 :マガジンデイズ 前編 12/13 ◆AZUNJTAzwE [sage] :2008/09/13(土) 03 49 56 ID TLvbeUqe ビルの合間の路地裏で、全員が大きく呼吸し、必死に酸素を取り込んでいる。 どこをどう走ったのかは、分からない。 気がつけば全員がオーバーフロー本社から遠く離れた場所の、この路地裏に居た。 追っ手の姿は無い。 どうやら無事に逃げ切れたようだ。 タナカが口を開く。 「はぁ……なんとか逃げられたみたいですね。 あれ、キバヤシさん?」 不審な様子のキバヤシにタナカが声を掛けたが、 地面を見つめたまま全く意に介そうともしない。 そのままの姿勢で、言った。 「そうか……そういうことだったのか。」 「え? どうしたんだ、キバヤシ?」 キバヤシは顔を上げ、メンバーの方を見据る。 そしてありったけの大声を言い放ち、断言した。 「やはり間違いない!人類滅亡の危機はまだ終わっていなかったんだ! 昨今ヤンデレという言葉が生み出されたのは、ただの偶然じゃない! 影で恐ろしい陰謀が進められていたんだよ!」 恐ろしい陰謀!? MMRのメンバー全員の頭の中で、キバヤシの言葉がこだまする。 そんな彼らの姿を、頭上のビルの監視カメラは、ただひたすらに凝視していた。 203 :マガジンデイズ 前編 13/13 ◆AZUNJTAzwE [sage] :2008/09/13(土) 03 51 03 ID TLvbeUqe ヤンデレブームの陰で暗躍する、恐るべき者達――――。 真相に辿り着いた我らMMRに、戦慄の結末が訪れる! ★次号(後編)に続く★
https://w.atwiki.jp/801game/pages/180.html
【ゲーム名】KADEN N 前編 【ゲームジャンル】ノベル 【動作環境】Winmeで動作確認済み 【注意事項】18禁 【使用条件】個人プレイのみ 二次可 公開条件→こっそりとどうぞ 二次内容について グロ・病み・暴力・猟奇的など、危険度高いものはNG。 NLは可。というかむしろ作って下さい。見たいです(真顔 【ろだ消滅時の再うp】作者のみ再うp可 【wiki編集】作者編集可 【説明】なんちゃって現代設定のアンドロイドもの。プレイ時間約8分。 12月中旬という設定で、イチャイチャ明るめな内容。 登場人物は2名でBGMあり。立ち絵・分岐・おまけなし。 スチルは7ケ。 地雷ポイント 作者は本物のアンドロイドとかAndroid事情についての知識なし 主人公(人間)×アンドロ リバを強く思わせる内容 リバらない ツッコミ所満載過ぎる設定&ストーリー KADEN N 後編 http //www39.atwiki.jp/801game/pages/188.html KADEN N KISS http //www39.atwiki.jp/801game/pages/189.html KADEN N episode 0 前編 http //www39.atwiki.jp/801game/pages/196.html KADEN N episode 0 後編 http //www39.atwiki.jp/801game/pages/199.html 18歳未満の方のダウンロード、所持、プレイを禁止します。 パスは801 DL 18禁 エロ スチル有 ノベル プレイ時間短め 二次創作OK 吉里吉里 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/6026.html
817 名前:プロジェクトV 前編1/4 :2012/02/14(火) 07 25 59.02 ID ??? ざわざわ… 場所は、それなりの規模を持つ会議室。 集まる数は三十人ほどであろうか? さまざまな年代の者たちが寛いだ調子で腰をかけている。 ミン「店長、いったい何が始まるんです?」 セルゲイ「いや、私も良くは知らん。 ピーリス君と、古い馴染みに頼まれただけなんだが…」 ミン「あちらの連中は、ソレスタル・ビーイングのスタッフですね…」 セルゲイ「その様だ。 …始まるようだな」 モレノ『えー、本日は突然の召集にお集まりいただき、ありがとう』 巨大なスクリーンを背に、壇上に上がったのは白衣姿の初老の男である。 白衣の下のシャツや、エッジの尖ったサングラスなど、 歳の割りには若々しいいでたちである。 モレノ『自分はC.B.ネオ日本支部、医療総括のJB・モレノだ。 今日は、この都市で観測されたある現象の解明にご協力いただきたく、 この場を用意した』 セルゲイ「ある現象?」 ミン「何のことでしょうか…」 モレノ『えー、解明と言っても、本日の実験は本格調査の予備試験であり、 皆の健康などには一切影響が無いと、医師の立場から保障する』 ニール「一体何を始めるつもりなんだ? モレノ先生」 アレルヤ「さあ…ティエリアは何か聞いてる?」 ティエリア「いや、ヴェーダにも計画内容はアップされていない」 ライル「俺としては、女の子の姿が見当たらないのがすっげー気になるんだが」 ニール「お前…お兄ちゃんは悲しいぞ?」 ライル「気にならないのか兄さん!(キリッ」 ニール「…なるけどな」 刹那「…」 モレノ『それでは始めよう』 818 名前:プロジェクトV 前編2/4 :2012/02/14(火) 07 26 46.34 ID ??? モレノの合図とともに会議室のドアが開き、 粛々とワゴンを押す女性陣が現れる。 スメラギ「やっほー(はぁと」 どんがらがっしゃん! スメラギ「ちょ、どうしたのよ!」 ニール「どうしたもこうしたも無いだろ!」 ラッセ「おいおい、その格好…」 スメラギ「似合う?」 先頭に立つスメラギ・李・ノリエガは、肩も露な黒いミニのワンピースに、 白いフリルをあしらったエプロン&カチューシャ―― ティエリア「メイド服と言ったか? …あまり機能的には見えないが」クイクイ ライル「れ、冷静だな、ティエリア」 イアン「なんと言うか…」 アレルヤ「痛々しいです…」 スメラギ「ぬぁあんですってえ!?」 クリス「だから止めとこうって言ったのに…」 ライル「やるならアニューだろ…」 アニュー「ええっ! む、無理よ! ――――――――――えっとその、二人きりで、なら…ね?」ゴニョゴニョ ライル「おっし!」 ニール「はいはい、ごちそうさん」 ソーマ「回してください」 言いつつ、紙コップをテーブルに並べてゆくソーマ。 こちらはごく普通のロングパンツとトレーナーに、シンプルなエプロン姿である。 ミン「ピーリスはあんな格好はしないのか?」 ソーマ「は? …した方がよろしかったでしょうか?」 ミン「その方が喜ぶ奴が居るんじゃないかと思ったんだが――」 アレルヤ「―――」ジーー… セルゲイ「やらんでよろしい」ゴホン! ソーマ「は」 819 名前:プロジェクトV 前編3/4 :2012/02/14(火) 07 27 55.16 ID ??? フェルト「はい、刹那」 刹那「ん」 差し出されたマグカップに、ポットから茶褐色の液体を注ぐフェルト。 こちらもいつものツナギ姿である。 刹那「これは?」 フェルト「ホットチョコ。 はい、ロックオン」 ニール「おう。 …俺、甘いの苦手なんだが」 フェルト「知ってる」 アニュー「大丈夫ですよ。 これ―」 ラッセ「ぐへっ! なんだこれ!」 モレノ『あー、ご注意を。 今配っているものには砂糖が入ってない。 純粋にココアパウダーをお湯とミルクで溶いただけのものなので、 そのまま飲むのはオススメしかねる』 ラッセ「そう言うことは先に言ってくれ、先生!」 ラッセ同様、早々に口を付けた者たちからブーイングが上がる。 リヒティ「あの、ひょっとしてこれ…」 クリス「そ。 バレンタインだからねー。 便乗させてもらったの」 リヒティ「あ、やっぱりっすか…」ガクリ イアン「おいおい、こんな十把一絡げで…」 クリス「いーじゃないですか、どうせ義理なんだし」 リヒティ「ぐはっ!」 ライル「うわぁ…」 ニール「(リヒティ…強くイキロ!)」 ラッセ「………」ポンポン 820 名前:プロジェクトV 前編4/4 :2012/02/14(火) 07 28 55.07 ID ??? アレルヤ「フェルト、僕にも…」 フェルト「あ、ゴメンナサイ、ぽっとガアイチャッタ」 アレルヤ「え?」 クリス「アー、アタシノモダー」 スメラギ「タイヘン、アタラシイノヲトッテコナイト」 パタパタと、汐が引くように引き上げる女性陣。 アレルヤ「え? ええ!?」 周り中からチョコの芳香が漂う中、一人空のマグカップを抱えて立ち尽くすアレルヤ。 アレルヤ「これは、いぢめ?」 ハレルヤ『お前何やったんだよ』 アレルヤ「知らないよ! やったとしたらハレルヤじゃないの!?」 ニール「落ち着けアレルヤ。 俺のを――――やる訳にはいかんな」 ライル「なんだそりゃ?」 などとさざめく一同の前に、ずい、とポットが差し出される。 アレルヤ「え?」 ソーマ「…………」 アレルヤ「マ」 ソーマ「ソーマだ! ソーマ・ピーリス!」 熱々のホットチョコが満たされたポットを突きつけるソーマ。 顔面に向けられれば、立派な凶器である。 アレルヤ「りょ、了解…」 ソーマ「じっ、実験のためだからな! それだけだ! 他意は無いから誤解しないように!」 アレルヤ「うん、解ったよマ」 ソーマ「――」ギロリ アレルヤ「解ったよ、ソーマ・ピーリス」 ソーマ「よ、よし」 アレルヤ「………」 緊張の為か、小さく震えるポットにひやひやしつつも、 無事、マグカップにホットチョコが注がれる。 アレルヤ「ありがとう」 ソーマ「だから、実験の為だと!」 アレルヤ「うん。 でも、ありがとう」ニッコリ ソーマ「!」(////) ライル「やるね」ピュゥ ニール「そうだな」ニヤニヤ セルゲイ「むう」 ミン「…」ニヤニヤ 後編につづく―
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/3114.html
【TOP】【←prev】【DISK SYSTEM】【next→】 ファミコン探偵倶楽部 PART II うしろに立つ少女 前編 タイトル ファミコン探偵倶楽部 PART II うしろに立つ少女 前編 機種 ディスクシステム 型番 FMC-TC3 ジャンル アドベンチャー 発売元 任天堂 発売日 1989-5-23 価格 2600円(税込) ファミコン探偵倶楽部 関連 Console Game FDS ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 前編 ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 後編 ファミコン探偵倶楽部 PART II うしろに立つ少女 前編 ファミコン探偵倶楽部 PART II うしろに立つ少女 後編 SFC ファミコン探偵倶楽部 PART II Handheld Game GBA FAMICOM MINI 27 ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 前後編 FAMICOM MINI 28 ファミコン探偵倶楽部PARTII うしろに立つ少女 前後編 駿河屋で購入 ファミコン(ディスクシステム)
https://w.atwiki.jp/negistory/pages/20.html
夢 前編 手が届かない… 離れていく… 少しずつ、私のそばから… 朝日がやけに眩しすぎる。 「……ん…。」 目覚めが非常に良くなかった。 むしろ、悪かった。 朝っぱらから憂鬱になる。 大切な人が、私の傍を離れていくような、 手を伸ばしても、届かないような、 そんな夢をみていた気がして…。 「楓…?」 ふと、自分の口から、「大切な人」を呼ぶ声がした。 「龍宮、どうかしたのか?」 憂鬱なまま、朝食をちびちびつつく。 ルームメイト、桜咲刹那が心配そうにこえを掛けてくる。 「いや、特になんでもない」 「それならいいが…あまり無茶するなよ?」 じゃ、私はこのかお嬢様と一緒に行くから、とだけいいのこし、部屋から去っていった。 (いったいなんなんだ…。このモヤモヤというか、憂鬱感は…) いつもは楓(ついでに双子)と学校へ行っているが、今日はだるくて、学校に行く気さえしなかった。 (…さぼってみるのも、悪くはない…) 刹那に電話を掛け、頭痛と適当なうそをつけ、ベッドに寝転がる。 楓にも同じようなメールを送った。 瞳を閉じ、頭をからっぽにすると、数分で眠りについた。 「うぅ…んぅ…」 離れていってしまう… 私の手が届く事のない場所に… 行かないで…!もう… ヒトリニシナイデ… カチャカチャ…、トントン… そんな音に目が覚めた。 おかしい…、今この部屋には、私しかいないはず…。 手に武器を持ち、息をひそめて音のする場所へ向かう。 …台所?…なんだ?あの緑色のしっぽ…? 音を立てた主は、気配に気づいたのか、ぱっと後ろを振り返る。 条件反射で、さっと真名は隠れてしまった。 「真名、起きたでござるか」 よく知っている声。 よく知っている口調。 「楓…?」 「ん?」 なぜここにいる、と聞こうとしたのを遮られ、 「学校を早退し、看病にきたでござるよ♪」 知りたかった答えを、聞く前に自分から答えてきた。 「メール、見てなかったのでござるか?鍵も開いていた故、ちょっと台所を借りていたでござる」 「楓…、お前それは、日常的な用語では不法侵入と言うのだぞ…」 「細かい事は気にした時点で負けでござるよ♪」 なぜか楓は、私に目を合わせてくれない。 するといきなり「回れ右」をさせられ、 「病人はおとなしく寝てるでござるよ」 背中をおされ、ベッドに寝かされた。 (別に風邪なんかひいてないのにな…) 自分のためにここまでしてくれる楓の心遣いが、素直にうれしかった。 …あれ? なぜ私は、いつもの寝巻きを着ているのだろう。 朝は確かに制服に着替えていた。 私は一度も起きる事はなかった筈… そういえば楓は、私に目を合わせようとしていなかった…。 「直視」できない…? …まさか!!! 真名の顔が、一気に熱くなった。 「真名~どうかしたでござるか~?ってうあぁぁあ!!!ちょっ…リモコンを投げたら危ないでござるよ!!拙者が!!お粥が!!!」 「うるさいうるさい!!お前、私に…、その…な、なにをした!!!」 「制服がぐしゃぐしゃに濡れていたから着替えさせただけでござろう!!あのままだったら、余計症状が悪化するでござるよ!!」 言われてみればそうかも、と真名が納得したところで、楓は作りたてのお粥を真名にさしだした。 「つくりたてのホクホクでござるよ♪心して食すでござる!!」 「ふん、のぞむトコロだ」 「それとも拙者が「あ~ん」してやってもいいでござるが」 「なっ…さすがにそれはちょっと…」 他愛のない話をして、二人は盛り上がった。 すると、楓が突然、真っ直ぐな目を真名に向けた。 「真名…、今日はなぜ、学校を休んだのでござる?理由があるならば、聞きたいのだが…」 …ばれていたか。 「いつから気づいてた?」 「普通風邪ならパジャマでござろう?」 当たり前すぎる答え。 「それに、夢にうなされていた…でござる。真名…辛そうな表情でござった…」 「ほぉ~。楓は私の寝顔も覗き見ていたのか…」 「ちちち違うでござる!!!…まぁ、それもあるけど」 聞こえないよう、ぽつりとつぶやく。 後編へ続く
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/6281.html
199 名前:新たな住人・前編 1/12 :2014/04/01(火) 19 07 55.32 ID ??? ※注意 ビルドファイターズ主人公の兄弟入り話です。気に入らない方や都合の悪い方はパラレル扱いでよろしく。 前・中・後編全部あわせて36コマ予定なので、何回かに分けて投下します。今回はとりあえず5コマ。 ある日のこと。 「あなた、実は私たちの本当の子供じゃないの」 実の母(と思っていた人)から、真顔でそんなことを言われた。 あくまで真面目に。これは冗談ではないと悟り、少年は聞いた。 「じゃあ、僕の本当の家族は?」 すると、母は面白そうな笑みを浮かべて 「ガンダムさんの家よ。しばらくうちを出て、あの家に住みなさい」 母の言葉に恐怖と好奇と喜びが同時に湧き上がってきて、少年はとても複雑な顔をした。 ・ ・ ガンダム家の居間。たまの休日をのんびりと過ごしているアムロのもとに、ロランが封筒を持ってやってきた。 ロラン「アムロ兄さん。お父さんから手紙ですよ」 アムロ「親父から?」 差出人が自分の父であることを聞いて、アムロは顔をしかめた。 200 名前:新たな住人・前編 2/12 :2014/04/01(火) 19 08 45.43 ID ??? ロラン「なんでそんなに嫌そうなんですか…」 アムロ「…あの親からの手紙って言ったらな」 言いながら、封筒の封を切る。 アムロへ。 模型店のイオリさんのところに長らくお前の弟を預けていたんだが しばらく実の兄弟たちと一緒に暮らしたいということなので家の場所を教えておいた。 兄としてしっかり面倒を見てやってくれ。それと養育費も入れておく。 たくさんあるからと無駄遣いはするなよ。 父より。 アムロ「ほ れ 見 ろ !」 ロラン「まあまあ、いいじゃないですか。養育費もきちんと入ってるみたいですし 兄さんだって、家族が増えて悪い気はしないでしょう?」 アムロ「それはまあ…だが無計画なのが気に入らん! 俺たちに押し付ければいいと思って!」 201 名前:新たな住人・前編 3/12 :2014/04/01(火) 19 10 27.24 ID ??? ロラン「ははは…ところで、養育費っていくら入ってるんでしょうね。たくさん入ってるらしいですけど」 アムロ「そうだな。ちょっと見てみるか…」 ロラン「そうしましょう」 数分後。 アムロ「ガロード! ツインサテライトキャノンであのバカ親父どもを吹っ飛ばすんだ!」 ガロード「無理無理無理! 無茶だってば!」 ロラン「大丈夫! あなたならイケます!」 ガロード「ロラン兄も何言ってんだよ! 無理に決まってるだろ!」 アムロ「そんな道理はお前の無理でこじ開けろ! グラハム警視正も言ってただろう!」 ガロード「できるわきゃねえだろおおおおお!」 ジュドー「どしたの、あれ」 ウッソ「養育費として一億ジンバブエ・ドルが入ってたらしいです」 シーブック「ジンバブエ・ドル!?」 202 名前:新たな住人・前編 4/12 :2014/04/01(火) 19 12 11.42 ID ??? マイ「これはまた…逆に珍しいものを。紙幣の収集家でもいれば、もしかしたら買い取ってくれるかもしれませんが…」 ジュドー「百円にすら届かないかもね」 アセム「養育費と言われてそんなもん入ってたら、怒るよな…」 それからしばらく経ったころ。 少年は今、ガンダム家の玄関前をうろついていた。 何しろあのガンダム家である。 この町でその名を知らない者はいないというほどに有名な一家で 高級機であるガンダム・タイプ(しかもコストダウン ;デチューンされたものでなくオリジナル仕様!)を ほぼ全員が所持していて、所有者たちの技能も揃ってハイレベル。 これだけでも有名になる理由となるが、街のあちこちで起こる騒動に大体彼らが関わっていると言われているのも一因か。 家人も変人揃いらしく、胡散臭いうわさが絶えない。家にマッドサイエンティストが住み着いて日夜非人道的な実験を繰り返しているとか 庭や家の中に過剰ともいえるほどの罠を仕掛けていて泥棒どころかテロリストすらも侵入できないとか。 (…その割に、家は普通だよね) 203 名前:新たな住人・前編 5/12 :2014/04/01(火) 19 14 20.27 ID ??? 見たところ、とても大きいが普通の家に見えた。あちこち補修された塀には様々な落書きがされていて 中にはペンキで塗りつぶされたようなもの、だいぶ昔に書かれたようなものまである。 噂に聞くようなとてつもない一家の家というにはいささか普通に思えた。 (まあ、入ってみなきゃわからないか) 家の前をうろついていても始まらない。少年は意を決して、家の呼び鈴を鳴らした。 ぴんぽーん アムロ「…ン、こんなことしてる場合じゃなかったな。はいはーい」 しばらく後。結局兄弟全員を巻き込んでのドタバタ騒ぎの末にアムロはようやく我に返った。 全員逃げたらしく、先ほどまでいた弟たちの姿はない。 セイ「…あの、ガンダムさんのお宅はこちらでよかったですか」 アムロが玄関を開くと、目の前に少年が立っていた。ウッソと同じくらいの年齢だろうか。ひどく緊張しているらしく、表情が硬い。 アムロ「ああ。…ひょっとして、君が」 セイ「はい! イオリ・セイ…じゃなかった、セイ・イオリ・ガンダムです。よろしくお願いします!」 205 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/04/01(火) 19 39 50.94 ID ??? デーレデーデデー(セイからレイジへエンブレムターン) 209 名前:新たな住人・前編 6/12 :2014/04/01(火) 19 55 40.82 ID ??? 続き。5コマ予定ですが、運が良ければ中編の途中まで行けるかも? アムロ「そうか。俺はアムロ・レイ・ガンダム。この家の長男だ。よろしく」 大きな声で言ってくる少年に笑いかけ、アムロは右手を差し伸べた。セイも応じて手を差し出し、アムロはそれを握った。 セイ「よ、よろしくお願いします」 アムロ「…普通だな」 セイ「へ?」 特別な性質は何も感じない。邪気もなく、感じる限りではごく普通の少年だ。 アムロ「いや、独り言だ。気にしないでくれ。外は寒いだろ。入ってくれ」 言って、アムロはまだいささか緊張しているセイを家に招いた。 セレーネ「なに、兄さん。お客さん?」 階段の前を通ると、上からセレーネの声が聞こえてきた。 アムロ「ああ、セレーネ。ちょうどよかった。親父の手紙にあった弟が来たんだ」 セイ「アムロ兄さんの奥さん…ですか?」 アムロ「違う違う。お前の姉さんで、俺の妹さ」 210 名前:新たな住人・前編 7/12 :2014/04/01(火) 19 56 41.98 ID ??? 聞いてくるセイを否定するようにアムロは両手を振った。そして階上を見上げてセレーネに声をかける。 アムロ「何してるんだ? 早く降りて来いよ」 とんとんと階段を下りる音が聞こえ、やがて長身の女性の姿が現れた。――ただし、下着姿の。 セレーネ「はいはい。長女のセレーネ・マグクリフ・ガンダムよ」 セイ「!?」 セレーネは自身の恰好について気にも留めずに平然と挨拶をしたが セイは下着をつけた美人の女性を見て平静を保っていられるほど強くなかった。 血がつながっているとはいえ、昨日まで他人同然に暮らしていたのだ。身内と割り切るのは容易ではない。 年齢的にも異性にイロイロな興味が湧いてくる年頃でもある。 そこでこんな刺激的なものを見せられてはひとたまりもなく、セイは鼻血を吹いて昏倒した。 セレーネ「…あら?」 アムロ「あら、じゃないだろ! なんて恰好で出てくるんだお前は!」 セレーネ「出て来いって言ったのは兄さんじゃないの」 アムロ「おいセイ、大丈夫か? セイ、せぇぇぇぇぇぇい!」 (ああ…委員長、刻が見える…) 本当に見えたわけではなかったが。ひたすらに混乱したまま、セイの意識は闇に落ちて行った。 211 名前:新たな住人・前編 8/12 :2014/04/01(火) 19 57 50.94 ID ??? ・ ・ セイ「はっ!」 気付けば、セイは部屋のベッドに寝かされていた。すぐそばにいたアムロはそれに気付いて寄ってきた。 アムロ「大丈夫か?」 セイ「は、はい…ちょっとくらくらしますけど、大丈夫です。早くあの女の人に謝らないと…」 アムロ「いや、いいんだ。あいつはまったく気にしちゃいないからな」 セイ「え? で、でも普通下着姿を見られるのは嫌なんじゃ…」 昏倒する直前に見た光景を思い出して顔を赤くしたセイに、アムロは苦笑した。 アムロ「俺としてもそうなってほしいんだがな…弟に見られるくらいなんともないんだとさ」 セイ「そ、そうですか…」 女の兄弟がいる家というのはそういうものなのだろうかと思いながら、鼻に詰めてあったティッシュを外す。 真っ赤に染まっていたが、鼻血は止まっていた。 アムロ「しばらくうちに住むと言うが、本当にいいのか? 親父が何を言ったかは知らないが、無理にここに住むことはないんだぞ」 213 名前:新たな住人・前編 9/12 :2014/04/01(火) 20 00 09.79 ID ??? セイ「確かに僕はイオリ家で育ちましたし、実の父や母の顔も覚えてません。 僕にとっての両親は、イオリ家の両親だと思っています」 アムロ「ならば――」 セイ「でも僕は、イオリ・セイであると同時に、セイ・イオリ・ガンダムでもあるんです ずっと一人っ子だと思ってたのに、兄弟がいたってわかったら、どうしても一緒に過ごしてみたくなったんです」 それがセイの本心だった。ずっと一人っ子だと思っていた自分の、本当の兄弟たちにどうしても一緒に暮らしてみたかったのだ。 セイ「イオリ家の人たちとだって、会おうと思えばいつでも会えます。同じ町に住んでるんですから」 寂しくないと言えばうそになるが、日に日に増していく実の兄弟たちに対する思いを抑えるには限界があった。 それを聞いたアムロは薄く微笑みを浮かべた。 アムロ「そうか。あと、ご両親のことは無理に名前で呼ばなくていいぞ これまでお前を育ててくれた正真正銘のご両親なんだ。これからよろしくな、セイ」 言って、アムロは右手を差し出した。 セイ「はい、アムロ兄さん!」 セイは笑って、大きな"兄"の手を握り返した。 215 名前:新たな住人・前編 10/12 :2014/04/01(火) 20 01 13.50 ID ??? 夕食時。家族が全員そろった中で、アムロは事の次第を説明した。 アムロ「――というわけで、今日からうちに住むことになったセイだ。よろしく頼む」 セイ「イオリ・セ…いえ、セイ・イオリ・ガンダムです! よろしくお願いします!」 様々な感情を伴った多くの視線を浴びながら、セイは大きな声で言った。そのあと、自信なさげにアムロの方を向いた。 セイ「…あ、あの」 アムロ「なんだ?」 セイ「この人たち…みんな、兄弟なんですか?」 レストランやホテルにでもありそうな大きさのテーブルを囲むたくさんの人を指してセイが聞くと、アムロは苦笑した。 アムロ「驚くのもわかるが、そうなんだ。…さて、自己紹介でもしてもらおうかな。年齢順に頼む」 セレーネ「ほれ、シロー兄さんよろしく」 先ほどの下着の女性――セレーネだ。今度はきちんと服を着ていたが どうしても下着姿を思い出してしまいセイは気恥ずかしくなった。 シロー「姉さん…」 何やら可哀想なものを見るような目でセレーネを見るシローに、セレーネは嫌そうな顔をして手を振った。 217 名前:新たな住人・前編 11/12 :2014/04/01(火) 20 03 08.45 ID ??? セレーネ「ほんのお茶目じゃないの。そんな目で見なくてもいいでしょ。セレーネ・マグクリフ・ガンダム 職業はD.S.S.Dの研究者で趣味はAI研究と天体観測…なんか顔赤いけど、大丈夫?」 さっさと自分の紹介を終えると、セイの様子に気が付いたらしい。 セレーネの顔が近づいてきて、セイの顔がますます赤くなった。 セイ「い、いや…あの、えっと。昼間はすみませんでした…」 セレーネ「昼間? 何かあったっけ」 セイ「で、ですから、その、し、した、ッした…」 セレーネ「舌?」 セイ「下着姿、見てしまってすみませんでした!」 言ってから、大声でとんでもないことを口走ったことに気が付いてセイは口を押えた。顔は変わらず真っ赤なままである。 セレーネ「あーあー、あったわねそういうこと。いーわよ別に。気にしちゃいないし」 セイ「は、はぁ…」 セレーネ「でも好感のもてる子ね。長女のセレーネよ。よろしく」 セレーネは(少なくとも見た目は)母性にあふれる笑みを浮かべて片手を差し出した。 その手を取り、セイはさらに顔に赤みを増して答えた。 セイ「よ、よろしくお願いします!」 218 名前:新たな住人・前編 12/12 :2014/04/01(火) 20 07 20.40 ID ??? キラ(出た…姉さんの年下殺し) ウッソ(見た目だけとはいえ、あんなきれいなお姉さんに微笑みかけられたら普通は落ちますよね) キラ(本当にきれいなのは見た目だけなのに) ウッソ(まあ、しばらく一緒に住んでれば嫌でも気付くでしょうけど) 目の前の美女に対応することで精いっぱいのセイは、セレーネの後ろでキラとウッソがそんな話をしていることには気が付かなかった。 シロー「次は俺か。俺はシロー・アマダ・ガンダム! この町の警察署に勤めてるんだ。これからよろしくな!」 セイ「は、はい! お願いします!」 シロー「…イオリさんか…」 セイ「?」 シロー「いや。どこかで聞いたような名前だと思ったけど、気のせいだよな…」 シローが言い終わると、次はマイが立ち上がった。 半端なところですが前編と今回分の投下ここまで。中編に続きます。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1153.html
450 :依存監禁 前編 ◆PLalu2rSa. [sage] :2009/03/11(水) 18 00 09 ID XzZZMW9y 「ただいま、雄一。良い子にしてたかな?」 目の前の女性が僕にそう語りかける。 すらっとした背の高い身体に、腰までとどく長い黒髪の美女。 「今日は隣町のショッピングモールまで行って来たの」 そう言って、彼女は手に持った買い物袋達をドサドサと床に置く。 思わず買い過ぎてしまったのだろう。結構な量だ。 僕は彼女の顔を見つめる。 いつもどおりの、彼女の美しい顔立ちがそこにある。 「えへへ、ちょっと買い過ぎちゃった。今日はご馳走だよ。雄一の好きなものいっぱい作ってあげるね」 そう言って床に置いた買い物袋から、食材を取り出して冷蔵庫の中に放り込んでいく。 僕は彼女の横顔を見ながら、どうしてこんな事になったのだろう。という、いつも通りの疑問に胸を苛まれる。 「凄かったよ、人がいっぱいで・・・そうだ、今度は雄一も一緒に行こうか?きっと二人ならもっと楽しいと思うの」 買ってきた食材をあらかた冷蔵庫に突っ込んだ彼女が、僕のほうに向き直る。 黒い瞳。 彼女の黒く、濁った、光を映さない病んだ瞳が僕を見据える。 きっとこの瞳は僕を見ていない。 確かに、彼女の視線は僕に注がれているけど、彼女の瞳に僕は写っていない。 きっと、そこに映っているのは・・・。 「ね、ただいまのキス。してもいいかな?」 そう言って彼女は僕の顔に手を伸ばす。 白い、華奢な指が僕の顔を撫でる。 彼女の手が僕の後頭部に伸び、結ばれていた猿轡の紐を解く。 僕の口を拘束していた布が外される。口の中の唾液を大量に吸い込んだ布の塊。 僕の口には、常にこの布の塊が押し込まれている。 「・・・透歌・・・さん。おかえっ・・・」 僕の言葉が透過さんの唇に塞がれる。 口内が透歌さんの舌に陵辱される。恋人同士の甘いフレンチキスなんて程遠い、まるで僕の唇を、舌を、歯を、喉を、口内全てを蹂躙するディープキス。 「んっ・・・ふぅ・・・」 透歌さんが満足するまで、僕の口内は陵辱されまくる。 両手、両足を拘束されている僕に、彼女の陵辱に抗うすべは無い。 やがて満足したのか、透歌さんの口が離れていく。 ・・・糸を引く唾液が、限りなく卑猥だ。 451 :依存監禁 前編 ◆PLalu2rSa. [sage] :2009/03/11(水) 18 03 34 ID XzZZMW9y 「お帰り・・・透歌さん」 僕は目の前の女性、木下 透歌(きのした とうか)にそう告げる。 告げられた方の透歌さんは、相変らずの濁った瞳のまま、僕を抱きしめる。 座ったままの姿勢で、木の柱に両手を縛り付けられている僕の身体。 その背中を彼女のすらりと伸びた腕が巻きつく。 彼女は、この世でもっとも愛おしい僕という存在をしっかりと抱きしめ、耳元でつぶやく。 「ただいま、雄一。愛してるよ。誰よりも、何よりも」 こうして、今日も透歌さんは、愛の言葉を囁く。 透歌さん自身の心を蝕むほどに、愛する男の名前を繰り返し呼ぶ。 彼女が世界で誰よりも愛する、佐伯 雄一(さえき ゆういち)の名を。 「うん。透歌さん。僕も、透歌さんの事が世界で一番好きだよ」 そして僕は応える、彼女の心が蝕まれていると知っていて。 でもだからこそ、僕は彼女の愛の言葉に答えなくちゃいけない。 「うれしい。私もね、雄一の事が大好きだよ。愛してる。大好き・・・」 彼女は僕の身体をなおも強く、きつく抱きしめ、愛の言葉を耳元で囁き続ける。 僕も、応え続ける。彼女の愛の言葉に。 「ふんふ、ふーん」 鼻歌を歌いながら、透歌さんが台所で食事を作っている。 僕はそれを眺めながら、透歌さんの過去を思い返す。 近所に住んでいて、子供の頃から仲が良かった、幼馴染で年上の、透歌さん。 彼女とは、子供の頃からの知り合いで、いつも一緒に遊んでいた。 「出来たよ、雄一。きょうはねぇ、雄一の大好きなハンバーグだよ」 そう言って透歌さんがくるりと振り返り、手に持ったお皿に盛り付けたハンバーグを、僕に見せる。 それを見て、僕は思わず苦笑してしまう。 ハンバーグが好きだったのは、ずっと昔、子供の頃の話だ。 透歌さんの中の雄一は、子供の頃のままで止まっているのかもしれない。 「ありがとう。おいしそうだね。透歌さん」 僕はそう言って、透歌さんに微笑む。 彼女が、子供の頃の雄一を望むなら・・・僕は透歌さんの望む雄一であるだけだ。 子供の頃の決して透歌さんを裏切らない、信じあっていた二人を彼女が望むなら。 透歌さんは、僕の回答に微嬉しそうに笑み、食事を盛り付けたお皿を、次々とテーブルに並べていく。 「ハンバーグだけじゃないんだよ?今日はねぇ、雄一が好きなものがいっぱいなんだから」 柱に縛り付けられたままの僕の目の前の、テーブルに並べられた料理の数々。 452 :依存監禁 前編 ◆PLalu2rSa. [sage] :2009/03/11(水) 18 07 17 ID XzZZMW9y 透歌さんの言葉の通り、ハンバーグ、ステーキ、カレーライス、スパゲッティ、オムライス・・・おおよそ子供が好きそうな料理がこれでもかと並ぶ。 そういえば全部、子供の頃は好きだと言っていた気がする。 しかし、いくら何でもこれは作りすぎだ。 ほぼ一日中、柱に縛り付けられたまま過ごす自分にはかなり厳しい量だ。 「このカレーライスなんて自慢の一品なんだよ。さ、食べようか?」 そう言って、エプロンを外し、僕の身体に寄りかかるように座る透歌さん。 透歌さんの身体から香る、独特のいい匂いが鼻を付く。 ・・・ほぼ毎日、彼女と身体を交えているけれど、この匂いには慣れない。 嗅ぐたびに自分の心臓が早くなるのを感じる。 「じゃあ、まずはカレーライスからだね」 透歌さんはそう言って、スプーンでカレーライスをすくうと、自分の口の中にくわえ込む。 くちゃくちゃと、咀嚼する音が僕の耳元で響く。 それから、透歌さんは僕の顔に手を伸ばし、顔を向けさせる。 透歌さんの顔が、目の前に迫る。 「んっ・・・」 透歌さんの唇で、僕の唇が塞がれる。・・・そして、口内を強引に舌で広げたかと思うと、透歌さんが口の中の咀嚼物を、流し込んだ。 透歌さんの料理は、本当は凄くおいしいのだけど、正直、これでは味がよくわからない。 でも、両手両足を拘束されている僕には、透歌さんのこの行為に抗うことは出来ない。 ・・・例え両手両足が自由でも、抵抗しないだろうけど。 透歌さんが、こうやって食事をする事を望むのだ。 彼女の為に生きている依存対象である僕に、それを拒絶する権利は無い。 「ん・・・。ぷはっ。・・・ふう」 口に含んだ咀嚼物を僕の口に流し終えた透歌さんは、満足したのか唇を離す。 僕の唇に付いたカレーの汚れを、取り出したティシュで拭う。 「ねぇ、雄一。おいしかった?次は何を食べたい?ステーキ?オムライス?・・・あ、それともお水飲む?辛かったでしょ?」 透歌さんは心底楽しそうな笑顔で、僕に尋ねてくる。 こうやって僕に食事を食べさせている時が、彼女の“雄一のお世話をしたい”という欲求を特に満たすらしい。 思えば、彼女がこうなる前にも、よく食事を作りに来てくれていた。 仕事の都合で、度々家を空ける両親に代わって、我が家に食事を作りに来てくれていたのが、透歌さんだ。 家が近所で、親同士が顔見知りで、僕たちは幼馴染で、僕は透歌さんの事を姉のように慕っていた。 453 :依存監禁 前編 ◆PLalu2rSa. [sage] :2009/03/11(水) 18 09 58 ID XzZZMW9y 食事だけでなく、透歌さんは様々な世話を焼いてくれた。 僕は優しくて、綺麗で、そしていい匂いのする透歌さんが大好きだった。 ・・・それはいまでも変わらない。こうして、彼女に監禁されている今も。 「うん。透歌さん、お水が飲みたいな。喉渇いたよ」 僕の言葉に、透歌さんははにかんだ笑顔を浮かべ、うん、と頷いて、グラスに入った水を口に含んだ。 透歌さんの唇と僕の唇が触れ合っている。 つまりは、キスしている。という事になる。 ただ、恋人同士のそれと大きく違うのは、僕の口内は透歌さんの舌に蹂躙されている、という事だ。 互いの舌が愛しい相手を求めているのではない。 透歌さんの舌が、一方的に僕の口内を激しく舐め回す。 僕の歯を一本一本。僕の歯茎を隅から隅まで。僕の舌が透歌さんの口の中へ吸い込まれる。 僕の口内を舐めまわす透歌さんの舌。ずずずっ、と僕の唾液を吸い込む。 「んっ・・・むはっ・・・んあっ・・・」 透歌さんの声が漏れる。それが、たまらなく淫靡で艶かしい。 僕の股間のモノは、透歌さんの声と、息と、匂いを間近で感じて張り詰めるほどに大きくなっていた。 透歌さんの唇が離れていく。唾液が、二人の間に橋を作る。 惚けたような顔をした透歌さんの顔が目の前にある。 「雄一。私、もう我慢できないよ・・・ねぇ、しよ?」 そう言って、透歌さんはパジャマを脱ぎ始める。 ・・・夕食が終わって(結局、食事の大半は残り物として、冷蔵庫行きになった)、二人でお風呂に入って、いまは寝室のベッドの上。 僕はいつものようにダブルベットの四方の柱に繋がった布で手足を縛られ、大の字で仰向けに寝そべっていた。 透歌さんは僕の身体に重なり、唇を先ほどまで優に30分以上ついばみ続けていた。 「雄一のも、脱がしてあげるね」 僕の目の前に裸体を惜しげもなく晒す透歌さん。 黒色の長い黒髪が彼女の乳房を隠してはいるが、逆にそれが卑猥だ。 ・・・もう何度となく、彼女と肌を交わらせているが、やっぱり彼女の身体は見惚れてしまう。 子供の頃は、姉のような存在で、ただ憧れていただけだった。 けれど、彼女を本当の意味で好きになったのはいつからだろう? 中学を卒業する頃には、もう、彼女のことが好きになっていたのだと思う。 454 :依存監禁 前編 ◆PLalu2rSa. [sage] :2009/03/11(水) 18 11 34 ID XzZZMW9y 二つ年上のあれやこれやと世話を焼いてくれる、幼馴染の綺麗なお姉さん。 そんな人を、男なら好きにならない訳は無かった。 けれど、毎晩こうして彼女の肢体を眺める事になるとは思わなかった。 こうして身体を交わらせる事になるとは思わなかった。縛られながら。 「雄一のここ、もう固くなってるよ?」 そう言って、透歌さんは僕の股間のモノを凝視する。 ・・・いつの間にかパジャマのズボンはずり下げられ、僕の男性器は露出していた。 「んっ・・・。熱い」 透歌さんが僕の性器を優しく指でなぞる。 しばらくの間、熱っぽい視線で僕の性器を嬲っていた透歌さんだったが、我慢できなくなったのか、股間に顔を近づけると、一気に僕のものを咥え込んだ。 「うわっ、透歌さっ・・・んっ・・・!」 思わず声が漏れる。透歌さんが僕の性器を根元まで咥え込んでいる。 こういう時、透歌さんは、僕の快楽がどうというより、透歌さん自身の欲求が止められないらしく、一度そういうことを始めると、キスの時と同じように、彼女自身が満足できるまでずっと、その行為を続ける。 「じゅっ・・・じゅぶっ・・・んむっ・・・むあっ・・」 かなりいやらしく透歌さんが僕の性器を責め立てる。 一心不乱に僕の男性器を舐め続ける透歌さんに、昔のあの、清楚な雰囲気を持つ透歌さんの姿は無い。 僕は、落ち着いていて、清楚で、けど柔らかくて、優しかった透歌さんが好きだった。 幼馴染で、昔から仲が良くて、いろんな世話をしてくれて、ずっと憧れていて。 中学を卒業してから、どんどん好きになっていって・・・けど、僕は透歌さんにその思いを告げることは出来なかった。 大好きだったけど・・・絶対に思いを伝えることはしなかった。 透歌さんだって、僕の気持ちに応える気はなかったんだろうし。 「雄一、気持ちいい?ここらへん舐められるの、雄一、凄く好きだものね?私、知ってるんだぁ・・・ずっと見てたからね。ずっと。ずっと見てたよ。雄一があの子にこんな風にされてるの、ずっと見てた・・・ね、雄一。私、あの子より上手だよね?私の方がいいよね?」 あ、まずい。透歌さんのスイッチが入ってしまった。 透歌さんはトラウマがこうして浮かび上がって来ると、いつもの何も映していない虚ろな瞳のまま、あの頃の事を語りだす。 雄一という名の男の、愚かな愚行が透歌さんの心をズタズタに切り裂いた、その記憶を。 こんな時、僕に出来るのは、慌てて彼女の気を逸らす事だけだ。 「透歌さん、僕、もう我慢出来そうに無いよ。その・・・咥えてもらってもいい?」 455 :依存監禁 前編 ◆PLalu2rSa. [sage] :2009/03/11(水) 18 13 45 ID XzZZMW9y 僕の言葉に、透歌さんは虚ろな瞳のまま、僕に微笑みかける。 そして、僕の男性器を口に含んで、奉仕を始める。 透歌さんの口内でしごかれた僕の男性器が限界を迎える。 「うあっ、透歌さんっ・・・!出るっ・・・」 透歌さん口の中へ、精液が放出される。 射精する快楽と共に、透歌さんの口内に、自分の欲情のたけを放出しているという背徳感に身体が支配される。 「んっ・・・んん・・・っ」 透歌さんの喉が動く。 僕がこうして口内に射精した精液を、透歌さんは必ず一滴残らず飲みほす。 ごくごくと、僕の精液が、透歌さんの喉を流れていく。 「ぷはぁっ・・・!」 精液を飲み干した透歌さんが満足そうに微笑む。口の端から零れた唾液が卑猥だ。 透歌さんは、そのまま僕の上に馬乗りになると、口元を歪ませ、淫靡な笑いをその顔に浮かべる。 「ね、雄一。私の方があの子より上手だったよね?私なら、雄一が気持ちいいと思う事、なんだってしてあげられるよ?・・・あの子みたいに折角の雄一の精液を吐き出したりしない。全部飲んであげる。ね、私の方がよかったでしょ?だから何処にも行かないで」 透歌さんがくすんだ瞳のまま僕の男性器を握る。 さっき出したばかりだというのに、透歌さんの手で握られるだけで再び下半身に血が集まっていくのを感じる。 「大丈夫だよ。僕は何処にも行かないよ。ずっと傍にいるよ、透歌さん・・・」 僕は、透歌さんが望むなら何処へも行かない。 ずっと、透歌さんとふたり、こうやって過ごしていきたい。 この二人だけの空間で、誰にも邪魔されず、二人で。 透歌さんがそう望むなら。透歌さんがもし、ずっと望み続けてくれるなら。 「うれしい。絶対に何処にも行っちゃだめだよ?約束だよ?・・・もしも、またあの時みたいに・・・私の元から離れていったら・・・!」 透歌さんが僕の男性器の上に腰を落とす。 柔らかい、肉の感触が、僕のソレを包む。 根元まで挿入されて、繋がった二人の性器。 透歌さんの両手が、僕の首にかかる。 「貴方を殺して、貴方を奪った女も殺して、・・・それから、私も死ぬ」 透歌さんが僕の首に掛けた両手に力を込める。 息が苦しい。首が絞まるのがわかる。 ・・・でも、恐怖は感じない。 456 :依存監禁 前編 ◆PLalu2rSa. [sage] :2009/03/11(水) 18 19 55 ID XzZZMW9y 透歌さんになら、僕は殺されても良いとさえ思えているのだから。 「透歌さん・・・。僕は・・・何処にも・・・行かないから・・・」 僕は透歌さんに絞められている喉から、やっとの事でそれだけを吐き出す。 両手の力が抜けていく。それと共に、呼吸が楽になっていく。 見れば、透歌さんはこれ以上ないほどの歪んだ笑みを浮かべている。 僕はその、見慣れた歪んだ笑顔を見て、ほっ、と一息つくと共に、自分の胸が酷く痛むのを感じる。 「うん、雄一。何処にも行かないで。あんな子と付き合ったりしないで。私を選んで。 ・・・ずっとずっと傍にいて。私たちは子供の頃からずっと一緒だったんだから、これからも一緒じゃなきゃおかしいの。・・・動くね」 透歌さんと僕は、騎上位で繋がっている。透歌さんとする時は、大抵がこの体位だ。 相手が勝手に動くのは、なんとなく気持ち悪いそうだ。 自分が動いて、相手に快楽を与えたい。 奉仕するのが好きな透歌さんらしい。 ・・・ちなみに、透歌さんは僕からの奉仕というのを極度に嫌う。 僕が透歌さんの女性器を舐めたのなんて1、2回くらいだ。 「はあっ・・・はあっ・・・!ねえ、雄一。気持ちいい!?」 透歌さんが激しく僕の上で動いている。 透歌さんの女性器に出し入れされる僕の性器。 それがひどく卑猥で、さらにそれに光悦の表情を浮かべている透歌さんの表情も卑猥だ。 透歌さんの大きな乳房が目の前で揺れる。 目の前の好きな女性の痴態に興奮しない男なんていない。 僕はさっき透歌さんの口に出したばかりだと言うのに、再び射精が近い事を感じる。 「はぁ、はぁ・・・。気持ちいいよね?雄一。あの子のよりずっといいでしょ? あの子はいつもベッドに寝そべって、雄一にされるがまま。自分で動こうとなんてしない。 ・・・なのに、なのに雄一に抱かれて、愛されて! ・・・私は違う。こんなに雄一を愛してる!こんなに雄一に尽くしてる!」 透歌さんは腰を激しく上下させながら、嫉妬の言葉を吐き出す。 雄一の幼馴染だった透歌さん。雄一に子供の頃から尽くしてきた透歌さん。 昔から雄一を慕っていた透歌さんは、その思いを遂げられなかった。 「ねぇ、どうしてあんな子を選んだの?私はずっと雄一の事が好きだったのに。 あんな、ちょっと可愛いだけのメス犬のどこがよかったのかなぁ?・・・私はずっと雄一に尽くして来たじゃない。 雄一が告白してくれたらすぐに応えるつもりだったのに・・・どうして、どうして告白してくれなかったの? ずっと、ずっと待っていたのに」 透歌さんが泣いている。光の無いくすんだ瞳から涙が零れ落ちる。 457 :依存監禁 前編 ◆PLalu2rSa. [sage] :2009/03/11(水) 18 23 21 ID XzZZMW9y 透歌さんの絶望が僕の胸を打つ。 ・・・透歌さんの気持ちなんて昔から気がついていたんだ。 でも、透歌さんは幼馴染で近すぎて、世話好きで、それがとても重くて。 だから、透歌さんの思いは実らなかった。応えることは無かった。 たまたま入った部活で知り合った子と仲良くなって、よく話すようになった。 天才的で、なんでも出来る、才女の透歌さんとは対照的に、その子は見ているこっちがハラハラするような、何をするにも失敗する子だった。 何でもしてくれる透歌さん。何でもそつ無くこなす透歌さん。 対照的に、こちらから世話してやらないと駄目なその子。 ずっと透歌さんのような完璧女性しか知らなかった雄一にとって、その子は男としての保護欲をそそるに十分だった。 「はぁ・・・はぁ・・・すごいよ、雄一のが、私の中で凄く熱くなってる。 やっぱり私のほうが気持ちいいよね?出したい?」 僕が頷くと、透歌さんは顔を近づけ、唇を交わす。 キスをしたまま繋がった透歌さんの中に、熱い情欲の塊をぶちまける。 コンドームなんて着けてない。透歌さんの頭の中に避妊なんて考えは無いらしい。 「雄一の子種、あんな女になんか渡さない。雄一の心を奪ったあんな女になんか!」 そう言って、透歌さんも果ててしまったらしく、僕たちは繋がったまま、ベッドのうえで二人、そのまま身体を寄せ合っていた。
https://w.atwiki.jp/nintendo_vc/pages/534.html
平成 新・鬼ヶ島 前編 平成 新・鬼ヶ島 前編データ 概要 他作品との関連 データ 任天堂:2010年05月25日配信 任天堂:1998年05月23日発売 ジャンル:AVG プレイ人数:1人 コントローラ:GC・クラコン 使用ブロック数:28 攻略ページhttp 紹介ページVC公式 概要 衛星データ配信システム「サテラビュー」で配信されていた「BS新鬼ヶ島」をSFC向けに作り直したもので、ディスク版では語られなかったお供の動物たちの過去と、主人公の男の子と女の子の前世を解き明かした外伝作。 ふぁみこん昔話シリーズ第2作「遊遊記」で見られたゲーム中でのアクション要素や、シリーズの流れをくむディスクアドベンチャーシリーズ最終作「タイムツイスト」で見られた「グラフィックウィンドウ内のキャラクターを直接操作して調べていく」というシステムを取り入れている。このため、公式側でのジャンル表記は「アクションアドベンチャー」となっている。本作はセーブポイントが設けられており、任意のタイミングでセーブが可能。 前編では、犬のりんご、猿のまつのすけの物語を描いた第1話・2話が収録されており、クリア時に条件を満たしていることでディスク版の全編が遊べるようになる 他作品との関連 どの作品からプレイしても楽しめるようになっているが、話の筋を追いたければ前編から遊ぶのがベスト。 VCで配信されているソフト VC配信が期待されるソフト 現在入手できる中でお勧めソフト