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彼女が家に着てから、1週間が経った。 「・・・」 外に出掛けている。 「・・・」 玲奈と一緒に。まるでカップルにも見えそうだが、なんかぎこちない。 こうなったきっかけは、玲奈がここで泊まる様になった翌日だった。 その朝、着替えを済ませて居間に行くと、 「おはようございます」 玲奈が台所に立っていた。 「料理、出来るの?」 「これでも得意ですのよ?」 意外、という程でもなかったが、問題なのはその手際にある。 無駄な動きというものが全く存在していない。時間を持て余さず最短の動きで料理を仕上げていく光景は、何かの料理人に見える。 「よぉ、正義」 「あれ?広沢おじさん」 後ろを見ると、いつの間にか旅館の料理長が立っていた。何故に。 「どうしたの?」 「いやぁ、母ちゃんと喧嘩しちまって朝飯食えなかったもんだから、こっちで食わせてもらおうと思ってね」 「何やってるんですか」 「仕方ないだろ」 絶対仕方なくない。つーか、寛大なあのおばちゃんを怒らせるとは何をやらかした。 「・・・それにしてもすごいな・・・、あの子誰だ?」 「うちに泊まる事になった、平永玲奈」 「ふむ・・・」 何か考え込んでいる。 「ちと気になるな」 「何が?」 「料理の手際に隙が無い。中々どころか、うちの見習いなんかよりも上手かもしれん」 「おじさんも、そう思う?」 「うむ」 で、父さん・母さん・俺・玲奈・料理長のおじさん、5人で朝食になったのだが。 「・・・・・・」 全員言葉が出ない。 「・・・この味噌汁、旨い・・・」 「ちょっと、玲奈ちゃんすごいじゃない!」 「・・・いえ、それほどでも・・・ないです・・・」 「いや、卵焼きといい焼き魚といい旨いと思うけど・・・」 と、家族が散々褒めている中、 「・・・・・・」 今年50になる、料理長の広沢おじさんは、顔をしかめている。 「・・・平永さんと、言ったかね・・・?」 「・・・はい・・・」 「うちの料亭に料理人として来なさい。いや、来てくれ!」 ちょ、ここで勧誘かよ! 「副料理長として!」 ・・・? 「えええええええええええええええええええええええ!!!!!!!」 「・・・家族揃ってやかましいな・・・」 当たり前だろ!!! 「ってかおじさん!法律に引っかかる!」 「んなもん無視無視!これだけの才能だ、ほっとく理由が無い!」 ・・・無茶苦茶な・・・。 「・・・私で、いいのかしら・・・」 「ああ自分に自信を持ちなさい、これはすごいぞ千年に1人の天才かもしれん」 それは言い過ぎだろ。 と思ったのだが、甘かった。 今日の朝の風景。 「・・・どう?」 「味としてはよろしいですけど、少し迫力に欠けますわね・・・」 「インパクトが無いって事か?」 「深みや美しさも良いですけど、思い出に残るような印象の強い味も大切ですわよ」 「厳しいねぇ・・・」 新作料理にダメ出しをしているのは玲奈、そして、喰らっているのは広沢おじさん。 「なら、これはどうだい?」 「・・・そうですわね・・・」 「・・・これならどうだ?」 「・・・いい感じです」 「そうか、よかった」 彼女が来てから売り上げが半端が無い。元々料理に定評のあった旅館なのだが、彼女が来てからというものの料理にさらに磨きがかかり、嬉しい悲鳴が続いている。 おかげで従業員は10名増加、昼の食堂がメインになりかけており、これでは従業員が倒れかねないとさすがに料金を引き上げて客を減らす試みをしても無駄な状況が続いている。これは相当な誤算だったらしく、 「・・・ふぅ・・・」 勧誘が良かったのか悪かったのかが、おじさんの最近の悩みらしい。 「ところで玲奈ちゃん、学校の方はどうなんだい?」 「明日には、転校できると思いますわ」 「そうか。こっちに関しては暇な時に手伝うだけでいいから、宜しくね」 「はい」 まあ、人気ならいいだろ。 「玲奈」 「あ、正義さん」 「街に出掛けてみる?」 「・・・街に?」 「そうだね、行ってきなさい、しばらくは学校で遊べなくなるだろうし」 「はい・・・」 こうして今、外で出掛けている。 「・・・あ、」 「どうした?」 「あれ・・・」 玲奈が指差す方に目をやると、大破している車の姿が見えた。 「うわ・・・」 交通事故。トラックが電柱に激突している。その周りで写真を撮っている野次馬、それよりも中の人は大丈夫だったのだろうか・・・。 「・・・」 その光景を、玲奈は凝視している。 「・・・」 その眼は、明らかに敵意の眼。 「・・・玲奈?」 「あ、ごめんなさい・・・」 「何か、あったのか?」 「いえ、そういうわけでは・・・」 何か、ある。そう、俺の直感が働いたのだが、それはなぜかすぐに掻き消えた。 「・・・」 不自然だ、そう思うとすぐに消える。 「・・・」 なんなのだろうか、この変な感覚は・・・。 「すみません、正義さんは、帰っていて下さい・・・」 いきなり玲奈がそう告げて、足早に駆け出していた。 「あっ!」 見失うまいと彼女を追いかけたが、なにぶんこの野次馬の多さ、しかも彼女は身長が低い。大変だ。 「あ!」 声のする方に目をやると、 「父さん」 「お前・・・!」 刑事の父さんにとって、野次馬はただの妨害野郎でしかない。だから俺がてっきり野次馬に見えたのだろう、グーを握り締めているのが見える。 「俺は野次馬じゃねぇ」 「じゃあなんでここにいる」 「玲奈がこの人混みに・・・」 「・・・彼女の方か・・・」 「あ、」 いや、違った。この野次馬の塊から脱出して、裏通りの方に走っていくのが見えた。 「どうしたんだろ・・・」 「追いかけるか」 意見一致して、父さんと一緒に玲奈を追いかけた。
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『sexiiノアの箱舟』 A~Z あ か さ た な は ま や ら わ
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102 名前:ミンチとの出遭い投稿日:2008/03/31(月) 11 32 10 ID ??? シュナイダー「みんな、今日は日雇いのバイトが入る」 マリナ「マリナ・イスマイールといいます。今日一日、お世話になります」 ガルシア「うちは女だからって特別扱いしねーぞ」 マリナ「ええ、分かっています。お昼のお弁当のために一生懸命働きます」 ミーシャ「バイト代じゃなく弁当のためか。面白い奴だ、飲むか?」 マリナ「ええ!? い、いいんですか!? そんな、お酒をタダでだなんて……」 アンディ「ミーシャ、仕事前に酒を飲ませるなよ。酔っ払いはお前だけで十分だ」 シュナイダー「ではマリナ君、あそこにいるワイズマンの手伝いをしてくれ。彼が指示を出す」 マリナ「よろしくお願いします、ワイズマンさん」 バーニィ「バーニィでいいですよ。今日は力仕事ですけど、大丈夫ですか?」 マリナ「はい。こう見えて力仕事のバイトは得意ですから。給料がいいのでよくやっているんです」 バーニィ「それじゃ、一緒にがんばろう」 数時間後 ガラガラガッシャーン シュナイダー「何の音だ?」 ミーシャ「裏に積んでおいたスクラップが崩れたみたいだな」 ガルシア「またこのパターンか。まったく、バーニィの奴、毎度毎度ミンチになりやがって」 シュナイダー「ガルシア、悪いが見に行ってやってくれ。バーニィは大丈夫だろうが、バイトが気になる」 ガルシア「女にゃミンチはきついでしょうね」 アル「バーニィー!」 マリナ「バーニィさん! 返事をしてください!」 ガルシア「ありゃ? アル、何でお前がここにいる」 アル「近くまで来たから寄ってみようと思って。そしたらバーニィが」 マリナ「どうしましょう、バーニィさんが大変な事に……救急車を呼ばなくては」 ガルシア「まあ、いつもの事だ。気にするな」 アル「そうだね。バーニィー、うわぁミンチより酷いやー」 バーニィ「あー死ぬかと思った」 マリナ「え、ええッ!?」 バーニィ「あはは、ミンチになるなんてこの辺じゃ日常茶飯事ですよ」 マリナ「そうなんですか」 アル「マリナさんもよくうちに来るけど、ミンチを見るのは初めてだっけ?」 バーニィ「何だ、アルはマリナさんと知り合いなのか?」 アル「刹那兄ちゃんと仲がいいみたい」 ガルシア「お、おいバーニィ……お前、そりゃ何だ?」 バーニィ「え? 何がですか?」 アル「あ! バーニィ、左手、左手」 バーニィ「ああ!? ひ、左手が……無い!」 ガルシア「ミンチになったまま、どっか行っちまったのか!?」 アル「はっ! ま、まさか……」 マリナ「え? え? アル君、どうしてそんな目で私を見るんですか?」 ガルシア「お嬢ちゃん、いくら腹が減ってるからって、さすがにカニバリズムネタはやばすぎるぜ」 アル「ハンバーグならロラン兄ちゃんが作ってくれるから、バーニィに返して上げて」 マリナ「ち、違います! 私、食べてません!」 バーニィ「あ、左手の肉が瓦礫の下にあった。ほい、これで元通り」 ガルシア「何でぇ、騒がせやがって」 シュナイダー「おーい、昼休みだ、弁当を配るぞー」 バーニィ「っと、もうこんな時間か」 ガルシア「お嬢ちゃんご所望の弁当タイムだ。アルも食ってくか?」 アル「いいの?」 マリナ「色々あったけど、やっとお弁当……ああ、楽しみです」 103 名前:ミンチとの出遭い投稿日:2008/03/31(月) 11 32 47 ID ??? アンディ「今日はハンバーグ弁当を買ってきたぜ、合成肉じゃないぞ」 ガルシア「こいつは美味そうだ」 バーニィ「あれ? マリナさん、食べないんですか?」 マリナ「い、いえ、そういう訳では……」 アル「ハンバーグもーらい!」 バーニィ「あ、こら、せめて半分にしろ」 マリナ(お腹は空いてるのに……お肉なのに……さっきのミンチのせいで、ハンバーグは……ううっ) ガルシア「カレー食ってる時によー、糞の話する奴って最悪だよな」 シュナイダー「カレーに関係なく、食事中にする話じゃないだろう」 ガルシア「すいやせん。そういや今日のバーニィなんですがね、ミンチになった後、左手の挽肉だけ――」 バーニィ「いやー、左手のミンチが見つかってホッとしましたよ」 アル「このハンバーグ、結構いけるね」 マリナ(この人達はどうして人肉ミンチの話をしながらハンバーグが食べられるんでしょう……) マリナ・イスマイール。好き嫌いなく何でも食べる女性。 しかし今日この日だけは、ハンバーグを食べられなかったそうな。 夜 マリナ「つ、疲れました……お腹が空きました……」 シーリン「お帰りなさいませ、マリナ様」 マリナ「はい、今日のアルバイト代です。ところでシーリン、今日の晩ご飯はなんですか? パンの耳はもらえましたか?」 シーリン「実はスーパーで超安売り出血大サービスウルトラダイナミックスペシャル特売をしていたので、 何と今日の夕飯はハンバーグです」 マリナ「………………」バタンッ シーリン「マリナ様? どうなされました、マリナ様!」 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ サイクロプス建設 シーリン・バフティヤール バーナード・ワイズマン マリナ・イスマイール ミンチ
https://w.atwiki.jp/blackmagicalgirl/pages/43.html
魔法少女が野良試合で戦闘に至る過程の一つ。 遭遇戦とも。 読んで字のごとく、魔法少女同士がお互い生活圏内で偶然出会うことで敵性存在を認識、 即応的に戦いを始めることを指す。 互いにまったく戦闘を想定していない状況のため、如何に後戻りの効かぬ戦いの覚悟を決めるか、 その判断と決断の速さが勝負を決すると言っても過言ではない。 実際のところ、魔装を纏っていない魔法少女をそれと判別する術は通常の魔法少女にはないため、 変身?した状態で街をうろつきでもしない限り敵と出会ってもお互い気付かぬままニアミスする。 よって、出会い頭によって戦闘が勃発する確率は相当に低い。 ただし、非変身状態でも僅かに漂う魔力を捉えられたり、魔法少女であるかを判別する固有魔法が存在した場合、 あるいは別の敵との戦闘中に魔装・非魔装の姿を見られるなどすると、 今度はカチコミに遭うリスクが高くなる。 生存率を高めるには、実力の向上以上に日常生活から戦闘へ即応できる心理状態を保っておくことが重要となる。 氏族に所属し、その庇護を頼るのも有効な手段である。
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ミク「私と血を分けた友人になるなら、協力してあげるよ!私が仲間になれば良いことあると思う。」 ミヤ「なるなる!」 ミク「へー。そんなに簡単に了承しちゃっていいんだ?でもいいよ。今頷いたって事はミヤくんにはちゃんとその意思があるって判断するね。」 ミヤ「おれにできることならなんでもするよ!」 ミク「今は特に必要ないけど、その時になったらお願いするね。」 ミヤ「やった!仲間1人ゲット!後は何か色々詳しい子が仲間に欲しいなー。」 ミク「それならあの丘の向こうに機械少女が居るってさっきの町でおばあさんが言ってたよ。」 ミヤ「機械って今のご時世変わった子だね。仲間になってくれるかな。」 ミク「それはミヤくん次第だと思う。」 ミヤ「そうだね、取り合えず行ってみよっか。」 ミク「…で、ミヤくんは何処に行くつもりなの?」 ミヤ「え?丘じゃないの?」 ミク「丘はマ逆だけど…」 ミヤ「…いや、わざとだよ?間違えたわけじゃないよ!」 ミク「……うん、行こうか…」 ミク「(ノック音)グミちゃん、いるかな?」 ミヤ「そうそう、いるかな?…って、知り合いなの?」 ミク「うん。前に1度遊んだことがあるんだ。」 ミヤ「…だったら先にそう言ってくれれば俺だってこんなに緊張で胃を痛めなくてすんだかもしれないのに…」 ミク「ミヤくんうるさい。」 グミ「ハーイ!いるよー!あいてるよー!」 ミク「おじゃまします。」 ミヤ「ます…」 ミク「グミちゃん久しぶりだね。」 グミ「おー!ミク!久しぶりねー!」 ミク「元気してた?」 グミ「もっちろん。グミはいつも元気でござる!」 ミク「良かった。あ、そうそう。今日はグミちゃんに紹介したい人がいてね。」 グミ「?グミに紹介ですか?」 ミク「ほら、ミヤくん。自己紹介して。」 ミヤ「え?俺?」 ミク「他に誰がいるの」 ミヤ「はい…。……エスプレッソチョコレートトリュ=フフィットチーネカル=ボナーラカツゲンキャパシティ=グミヤです。ちくわのために魔王を倒しにいくのに協力してくださいお願いします。」 グミ「変な名前ー!でもいいよ、楽しそうだしねー!」
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1393.html
「そう思わない?古泉君!」 「まったくその通りかと」 そう返した僕に彼は不満そうに話し掛けてきた 「お前は自分の意志が無いのか。何でもかんでもハルヒの言う事聞きやがって」 「僕は自分の意志で涼宮さんに同意していますよ?」 「俺には例の空間を発生させない為に無理矢理同意してるようにしか見えん」 涼宮さんに聞かれたら不味い話題のせいか彼は小声になる。 涼宮さんは朝比奈さんと喋り始めた・・・というか苛め始めたから 小声で話していれば彼女には聞こえないだろう。 「そんなことないですよ。 それに彼女が考えることは面白いことばかりじゃないですか?」 「あいつの考えてることは人に迷惑かけることだけだろ。」 「ちょっとみくるちゃん暴れないの!!」 いきなり涼宮さんが叫ぶ。 彼はそれを合図かのように椅子から立ち上がると涼宮さんを止めにはいった。 確かに涼宮さんの機嫌をとるために彼女の意見に賛成することはある。 でもそれだけじゃないんですよ?僕は彼を見ながら思った。 あの日から僕は出来る限り涼宮さんについて行こうと決めているのだから。 あれは中学に入学したての頃。僕が最高に退屈していた時だ 変わらない毎日。 くだらない話で盛り上がるクラスメイト。 特に難しくもなんともない授業。 適当に相手をしてやれば友達には困らない。 ノストラダムスの大予言どおりに崩壊してしまえばよかったのに こんなつまらない世界 「古泉、数学教えてくんねぇ?今やってるとこ分かんないとこあるんだよ」 「いいけど…どこで勉強すんだよ。」 「俺の家でやろーぜ。いいだろ?」 「なんか喰い物用意しとけよ」 小学校が同じだったせいかこいつとはよく喋る それにしても今やってる所がわからないなんてこいつは本当にただの馬鹿だ 家に帰ってからまた出かけるのも面倒だった俺はそのままそいつの家に行く事にした 帰り道。 昨日のドラマがどうとかあの女子は可愛いとか どうでもいい話に相槌している俺は心の中で溜息をついていた。 つまんない話だな…俺がそう思った瞬間、女の子の声が後ろから聞こえた 「アンタそんな奴と一緒に居て楽しいの?」 振り返るとそこにはかなり可愛い女の子がいた。 髪は腰ぐらいまであって頭には黄色いリボンがついたカチューシャをつけている 「さっきからつまらない話ばっかりじゃない? アンタもアンタで大人しく話聞いてるだけだし。 なんでそんな馬鹿と一緒にいるの?つまんなくない?」 顔は可愛いくせに結構失礼な事を言うな。…まぁ本当のことだけど というかこの子は誰だ?俺の知り合いではない。 隣に歩くクラスメイトの知り合いだろうか? そう思って隣を見ると誰も居なかった。 えっ?あいつどこ行ったんだ?さっきまでそこでアホな話をしていたじゃないか 「あなた毎日がつまらないと思わない?」 不意に少女が言った。 確かにそうだけど、見知らぬ女と話をするつもりはない。 「お前誰だよ?」 「毎日毎日退屈そうな顔してるわよね?私も最近つまらないのよ」 こっちの発言を無視して少女は喋る 「朝起きて学校に行って授業をうけて家に帰ってきて寝て。 毎日同じ繰り返しじゃない?教室と居るときはどお?楽しい? なにかもっと不思議なことが起こってもいいと思わない? 楽しいことがあって欲しくない!?」 少女の話はあまりに子供っぽ過ぎて馬鹿馬鹿しかった。 しかし俺が考えていることに限りなく近いその話に俺は思わず口を動かした 「確かに。そう思う」 「だったら私があなたをわくわくさせてあげるわ!!」 そう言いながら俺の手をとった 「な、何すんだよ!?」 「何よ。そんなに驚かなくていいじゃない」 知り合いでもない(しかもけっこう可愛い)女に手を握られたら普通は驚く! 俺は心の中で抗議をしていたが少女は気にせずに俺の手のひらに何かをのせた その何か確認しようとしたが少女が俺の手を両手で包んでいたので何か分からない。 「これであなたの毎日が大変になるか楽しくなるかは分からないわ。 でも、今の生活よりかは退屈じゃなくなるわよ!!」 そう言って俺の手をそっと離した。 俺は自分の手に視線を落とす。・・・・何も無い。 「おい、お前…」 視線を少女の方向に戻したがそこには誰もいなかった。 俺は辺りを見渡した ・・・何だったんだ?今の 「古泉!!お前人の話聞いてんのかよ!!」 「・・・・うぉっ!!」 隣から大きい声をかけられ俺は驚いた。 隣を見ると変な目でクラスメイトが俺を見ていた 「何ボーっとしてんだよ?自分の手ばっか見やがって」 「・・・お前、さっきこの辺に女の子居たの見たか?」 「はっ?何言ってんのお前。女の子なんて居なかったじゃん。頭大丈夫か?」 「なんでもない。忘れろ」 「変なやつだなー」 その後俺は適当に勉強を教えて、家に帰宅した そしてその日の夜だった。 超能力としか思えない力が使えるようになったのは。 きっと涼宮さんはこの出来事は覚えていない。 覚えていないどころかきっと知らないんだろう。 朝比奈さん苛めを無理矢理やめさせられて不満そうな顔をしている 涼宮さんを眺めながら思った 彼は涙目になっている朝比奈さんを慰めている。 「あ、そーだ!!」 思い出したように涼宮さんは言った。 それに対して彼は溜息まじりで答える 「なんだ?また何かやらかすつもりか?」 すると彼女はとびきりの笑顔で答えた 「今度の土曜日の活動のことなんだけど言わなといけないことがあったのよ!!」 彼女がこうした笑顔を見せた時は必ず楽しいことが待っている。 さて、次はどうやって俺をわくわくさせてくれるんだ? 終わり
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《記憶喪失(きおくそうしつ)の少女(しょうじょ)との出会(であい)い編(へん)/Chapter of meeting with girl with memory loss》 みんなが集まり、日が落ちる夕方時…木の下で二人は出会った 名前を聞くと「よく分かんない」。 どこから来たかと訪ねると「よく分かんない」 なぜここにいるのかと聞くと「よく分かんない」 彼女は記憶喪失だった。 彼は、彼女にホタルと名付け、共に暮らし守る事を決意した この出会いが、二人の運命の引き金となることはまだ誰も知らない。 主要人物 カオス 木の下でホタルと出会い、ホタルと名付けた本人。 ホタルの記憶を取り戻す手助けをすると共に守る事を決意する ホタル 木の下で記憶を失っていた少女 何もよく理解出来ないままカオスと共に暮らす。 しかし、暮らしてく内にカオスに好意を寄せるようになる 関連ページ 関連画像 歴史へ戻る
https://w.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/802.html
魔法少女が野良試合で戦闘に至る過程の一つ。 遭遇戦とも。 読んで字のごとく、魔法少女同士がお互い生活圏内で偶然出会うことで敵性存在を認識、 即応的に戦いを始めることを指す。 互いにまったく戦闘を想定していない状況のため、如何に後戻りの効かぬ戦いの覚悟を決めるか、 その判断と決断の速さが勝負を決すると言っても過言ではない。 実際のところ、魔装を纏っていない魔法少女をそれと判別する術は通常の魔法少女にはないため、 変身した状態で街をうろつきでもしない限り敵と出会ってもお互い気付かぬままニアミスする。 よって、出会い頭によって戦闘が勃発する確率は相当に低い。 ただし、非変身状態でも僅かに漂う魔力を捉えられたり、魔法少女であるかを判別する固有魔法が存在した場合、 あるいは別の敵との戦闘中に魔装・非魔装の姿を見られるなどすると、 今度はカチコミに遭うリスクが高くなる。 生存率を高めるには、実力の向上以上に日常生活から戦闘へ即応できる心理状態を保っておくことが重要となる。 氏族に所属し、その庇護を頼るのも有効な手段である。
https://w.atwiki.jp/beque2/pages/17.html
独り身の方だと、もう結婚しなくてもいいいかなーなんて思うこともあるものです。 そんな状況でも、人恋しいくなるのがこの春のシーズン。 文字通り身も心も「暖かく」なってくるというのもありますが、恋人や家族が大いに盛り上がるイベントが多いのも理由の1つ。 一人だと心細いですので、出会いがないという方は、いまのうち婚活イベントに参加するのはいかがでしょうか。 目的が同じもの同士ですので、まとまる確率も高いと思います。 もしくは、気軽にできるバイトをやってみるという手も。 あえて、「働く」というシチューションで異性を眺めて見ると新しい発見もあるかもです。 やっぱり異性にもてたいならおしゃれもしなきゃ!・・・ってことで アパレルのバイトがおすすめだと聞いたので この春から働きはじめる私です。 今年こそ、と念頭の目標に仕事を頑張ることと、恋人を作ることを掲げているので、ちょうどよいのがアパレルやファッション関係の仕事だと思っています。 気分の興味にも合っていますからね。
https://w.atwiki.jp/tribalrug/pages/102.html
山を越えるとカーキ色の大地が広がり、ホラサーン州の州都マシャドはもう直ぐです。外国からの巡礼者達の多い夏休みなどは、敬虔なイスラム教徒の人々でごった返しています。 最初の頃は黒ずくめの女性達に、違和感を覚えましたが回を重ねるごとにそれもここならではの、風景と思えるようになりました。 初めてここを訪れた時は印象的でした。兼ねてから憬れていたホラサーン地方、アフガニスタンに入国が難しい最近では、ここマシャドが最大絨毯の集積地でもあるからです.特に好きなバルーチ族とトルクマン族そしてグーチャンクルド族、運がよければヘラートからアフガンの古い絨毯が流れてくることも期待できます。そんな訳でいっぱいに期待を膨らませて飛行機のタラップを降りたのです。 確か、夕方に近い午後でした。 穏やかの青い空が広がる飛行場の建物のバックに現れた、白い雲。そのかたちがまるでヤマタノオロチのように8つに分かれ、白い筋が天に駆け上るような勢いで広がっていました。それは地上から湧き上がったオーラのようでしばしの間見とれてしまいました。 それが聖地マシャドとの最初の出会いでした。 あいにくカメラは手荷物にはなく後悔しましたが、その分心にしっかりと残っています。 トルクメン族のベシールと呼ばれる絨毯に有名なクラウドバンドデザイン(雲龍文様)がありますがあとからそんなことを思い出しました。 もしかしたらこの地域には大昔から龍が天を駆けるような不思議な形の雲が現れていたのかもしれません。 なにしろここマシャドからトルクメニスタンのアシカバードまでは、車を飛ばせば僅か2~3時間で着いてしまうのです。