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流行語大賞のはなし (こんばんワンツーで大賞を狙っていた当時です) ヨコ「メタボリックシンドローム」 ナス「それはよう言うてたよ」 ヨコ「カッコ「メタボ」www」 ナス「俺もメタボとは知らんなぁ」 ヨコ「なんやねんそれー」 ナス「メタボリックシンドロームとは言うてたよ」 ヨコ「知らん初めて聞いた、そんなにも言うたのかと メタボリックシンドロームやとメタボリックシンドロームやと 1日何回言うたって話ですよ」 ナス「まぁまぁ」
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不意にパソコンから鳴り響く、通信のアラーム。 画面に目を落としたさゆみが、驚きを示すように軽く眉をあげた。 画面上に表示されていたのは、「非通知」の三文字だった。 さゆみの連絡先を把握している人物は、ただでさえ限られている。 大魔女相手に悪戯電話をかけようなんて命知らずはまずいないだろうが、 万が一この連絡先が流出したとしても、不審人物からの着信は自動的に跳ね除けるよう 魔法で仕掛けを施しており、これまで「非通知」の相手から連絡が繋がるなどという 事態は一度たりともなかったのだが……。 さゆみのセキュリティを潜り抜けるとは、一体どんな相手だろう。 興味をひかれたさゆみが通信を繋ぐ。 すると、画面には一人の少女の姿が映し出された。 はっきりした目鼻立ち、特にしっかりした鼻筋と愛嬌のあるたれ目が特徴的な美少女。 ただ、さゆみの好みとはちょっとズレてるかな……なんてことが頭に浮かびつつ、 わかっているのは、それがさゆみのまったく知らない相手であるということだった。 さゆみが声をかけようとしたその直前。 『道重さん…………』 画面越しにさゆみの姿を認めた少女が驚愕に目を見開くと、 その瞳からとめどなく大粒の涙が溢れだした。 予想外の反応に、さゆみもどうすべきか迷い、かけようとした声を飲み込む。 まず明確になったこと。それは、さゆみは相手の少女のことを知らないが、 少女の方はさゆみのことをちゃんと認識しているという事実。 「三大魔道士」そして「大魔女」という二つ名は魔道士社会に轟いていても、 それがすなわち「道重さゆみ」のことだと認識できている人物はそう多くない。 ましてや名前と容姿まで一致させてる人物となるとさらに減少するわけで、 この少女はその数少ない一人ということになる。 もちろんM13地区には名前と容姿を一致させてる人物も多いわけだが、 (ただその場合、「さゆみ=大魔女」だとは知らない場合もよくある) M13地区の住人であれば当然さゆみも相手の存在を把握していることから、 彼女がそれには該当しないことは明らかだ。 一体この少女はどういうきっかけでさゆみのことを知りこの連絡先までたどり着いたのか、 そしてなぜさゆみの顔を見ただけでいきなり涙を流すのだろうか。 『ごめんなさい、取り乱してしまって』 さゆみの訝しげな表情に気付いた少女が、慌ててハンカチを取り出して目元を拭う。 「まあ別にいいけどね、いきなり泣かれてさすがにちょっと驚いたけど。 少しは落ち着いたようだから、まず貴女の名前を教えてもらっていいかな。 もし記憶違いだったら申し訳ないんだけど、多分さゆみは貴女のことを知らないと思うの」 『そうですね、道重さんが私なんかのことを知ってるわけないですもんね。 申し遅れましたが、私は山木、山木梨沙といいます。 新垣さんと同じ名前ですが、「り」の漢字が「里」じゃなくて「梨」と書きます』 元執行局魔道士のエースだったガキさんのことまで知っているとは、 初めて聞く名前のこの娘は魔道士協会と関わりが深いということだろうか。 しかもガキさんとさゆみの間に繋がりがあることまで把握している時点で、 かなりの事情通だと言わざるを得ないだろう。 そんな内心の分析をおくびにも出さず、了承の笑みとともに返事をする。 「うん、わかった。改めて自己紹介するまでもなさそうだけど、 あたしは道重さゆみ。よろしくね山木さん」 ほんの軽い挨拶のはずだったのに、さゆみから視線を外して小さく俯く梨沙。 よく見ると全身がほんの少し震えているようだ。 害意はないことを示したつもりが、それでも怯えさせてしまったか。 いや、耳とその周辺が紅潮していることから、これは武者震いなのかもしれない。 どうにも読み取りづらい相手だが、このまま手をこまねいていても仕方がない。 「さゆみは面倒くさいのが苦手だからはっきりと聞いちゃうけどさ。 どうやってさゆみの連絡先を入手したかは知らないけど、わざわざ直接連絡してくるってことは、 何かさゆみに用件――おそらくはとっても重要な用件があるってことだよね。 それを聞かせてもらってもいい?」 さゆみからの直球な問いかけに、梨沙が思わずビクリと肩を震わせる。 そして流れる沈黙。 再び顔を上げた時、梨沙の表情は何か迷いを振り切ったような強い意志に満ちていた。 『私……道重さんのことが本当に本当に大好きです!!!!』 それは、あまりに突然すぎる告白だった。 何のドッキリだろうと咄嗟に笑い飛ばしたくなったが、 梨沙の潤んだ瞳と真っ赤に染まった面貌が紛れもない本気だと告げていた。 さっき俯いて震えていたのは感極まっていたからなのかと、そこでふと気づく。 『私にとって道重さんは、ずっとずっと憧れの存在です。 可愛いとか美しいとかひと目でわかるその美貌だけでなく、 自分が一番と言いながら周りに対する気配りや配慮を怠らなかったり、 自分自身がどうあるべきか、考えをしっかりと持ってそれを包み隠さず表現してくれたり、 外見も内面もその全てが眩しすぎるほど素晴らしい輝きを放っています。 道重さんの存在があったから、私も道重さんのような素敵な女性になりたいと思えたし、 今の自分があるのも道重さんのおかげなんです!』 梨沙から紡ぎ出される圧倒的なまでの熱量を持つ言葉に、 さゆみも口を挟むことができずただただ聞き入るしかなかった。 『道重さんがいなくなってから、自分の中の想いはどんどん大きくなっていきました。 いつまでも道重さんに依存していてはいけないとわかっているんですが、 これまでずっと道重さん一筋だったので今更それを変えろと言われても無理で、 結局道重さんに戻ってしまうんです。 道重さんのことが好きすぎてどうしていいかわからず、自分の気持ちを抑えるのも限界で、 とにかく会いたい気持ちだけで道重さんの連絡先までたどり着いてしまいました。 こんなこといきなり言われてもご迷惑だとは思いますが、 私には、いえ、私達はみんな、今尚ずっと道重さんのことが大好きで、 道重さんの存在が必要なんです!!』 ここまで直接的に熱烈な告白を受けるのは、一体いつ以来のことだろう。 こんなにも徹底して褒めまくられるとさすがに面映ゆい気分にもなってくるが、 それ以上に感じるのは、拭いようもない違和感。 見ず知らずの相手にこれほどまでの好意を示される理由もわからないし、 梨沙とさゆみの間には何か決定的な認識のズレがあるようにしか考えられない。 では一体、何が原因でその齟齬が生じているのだろうか。 そこでふとある可能性に気づいたさゆみが、小さく呪文を唱えながらキーボードを叩く。 ふーん、そういうわけかぁ。 まさかこんなこともあるなんて面白いもんだね。 魔道士協会と関わりが深いのかとかまったく的外れの推測をしちゃってたけど、 でもそうとわかれば、さゆみのすべきことも見えてきたかな。 内心で呟いたさゆみが、暖かい笑みを梨沙へと向けた。 「ありがとう。そんなにもさゆみのことを想ってくれるなんて、本当に嬉しいよ。 でも……」 それは、ゆっくりと、噛んで含めるような口調だった。 「その言葉を、本当に伝えたい相手は、さゆみじゃない……よね?」 『!! そんな!!?』 「うーん、もっと誤解のない言い方をすべきかな。 伝えたい相手は、いま貴女の目の前にいるさゆみじゃないよね。 本当は自分でもよくわかってるんでしょ?」 さゆみの指摘に、興奮で紅く染まっていた梨沙の顔色が一気に蒼ざめていく。 そして耐えられなくなったように力なく肩を落とした。 『ごめんなさい。道重さんのおっしゃる通りです。 自分でもわかってはいたのですが、それでも……』 「胸の内の想いを抑えきれず、そうする他にはどうしようもなかったんでしょ? その気持ちはよくわかるし、別に責めようとしてるわけじゃないから。 ただね、溢れる想いをこのさゆみにぶつけても、一時的に少しは気が楽になるかもしれないけど 根本的に何がどう変わるものでもないよね。 ちゃんと本人に対してしっかりと伝えないと。 まあそんなことは貴女が一番よくわかってると思うし、 それができないやむにやまれぬ事情があったからこそ、 藁にもすがる思いでついにはさゆみのところへたどり着いたんだろうけどさ」 再び梨沙の瞳から零れ落ちる涙は、さゆみから思いがけず優しい言葉をかけられ、 余計に自分の行為の浅はかさが身に染みてのもの。 そんな梨沙を安心させるように、さゆみが光明を照らしだした。 「これはそっちの事情を知らないさゆみが勝手に言うことだから、 あくまで話半分に聞いてほしいんだけどね。 本人に直接会って伝えたいという貴女の願い、そう遠くないうちにきっと叶うと思うよ」 『えっ?』 「さっきの話だと、貴女の他にも同じような想いを抱えている人達が大勢いるってことだよね。 それだけたくさんの熱い声に包まれて、いつまでも見て見ぬ振りのままなんてできない。 少なくともさゆみだったらそう思うな。 だから貴女も、そんなに思い詰めすぎず相手のことを信じて待っていればいいんじゃないかな」 驚きの表情で顔を上げた梨沙の双眸から、またしても涙が溢れる。 だがそれは、先ほどまでの後悔の涙とはまったく別のものだった。 胸の中の鬱屈を浄化するようにひとしきり泣いた後、 梨沙はこれまでと一転して爽やかな笑顔をさゆみへと向けた。 『ありがとうございます。道重さんのおかげで目が覚めました。 私……こうやって道重さんに巡り合えて、本当に良かったです』 「さゆみも貴女に会えて良かったよ。滅多にない経験もさせてもらえたし。 でもこれは一期一会、あくまで今回限定だからね。 もし次にまた連絡してきても今度は繋がらないように設定しておくから、 ここから先の悩みは自分自身の力で解決していきなさいね」 『はい! 連絡については今回無我夢中で奇跡的に繋がってしまいましたが、 同じことをまたやれと言われてももう二度とできないと思うので安心してください』 照れ臭そうにはにかむ梨沙。 大人びた雰囲気の少女だが、笑うと年齢相応の可愛らしさが顔を出す。 「じゃあそろそろいいかな。 最後に何か伝えておきたいこととかある?」 『あ! あの……』 「本当にあるんだ。今更遠慮しなくていいから何でも言いなよ」 『これはきっと意味不明だと思いますが、最後に胸の中の想いを全部吐き出していいでしょうか』 さゆみが再度促すと、覚悟を決めて大きく一度深呼吸をした梨沙が、 まるで吟ずるような力強い叫びを発した。 それは確かに意味不明な、なおかつ深い想いだけはズッシリと感じられる奇妙な魂の叫びだった。 全てを出し切った梨沙が、やりきった充実感とともに満面の笑みを浮かべる。 そして深く一礼し、画面上から姿を消した。 ○ 「ふぅ。さすがにちょっと疲れたね」 パソコンを閉じたさゆみが立ち上がり、大きく伸びをしながら独りごちた。 それにしてもなかなか面白い体験をさせてもらった。 こんなことが実際に起きるとは、さすがのさゆみもまったく想像もしていなかった事態。 まさか、別の次元の世界から通信が繋がってしまうとは。 さゆみのパソコンのセキュリティが効かなかったのも当然だ。 別次元からの通信を遮断するような設定なんて、普段からしているわけがないのだから。 本人は無我夢中で奇跡的になんて言っていたが、あの梨沙という娘は どれだけの魔法の使い手なのか、それともとんでもない天才なのか。 もちろん奇跡には違いないが、確実なのは彼女の情熱がその奇跡を引き寄せたということ。 彼女の世界の事情はよくわからないが、大体の推察はできる。 向こうの世界に存在するさゆみに強い好意を抱いていた梨沙が、 何らかの事情で会えなくなり、胸の内に膨らんださゆみへの想いが暴走した結果、 ついには別次元の、つまりはこのさゆみにまでたどり着いてしまったということだろう。 うん。やってることは滅茶苦茶だし、何より方向性が間違っている。 でも、その無茶苦茶さは嫌いじゃないかな。 微笑んださゆみが、向こうの世界の自分自身に思いを馳せる。 梨沙をあれだけ強く思い焦がれさせるなんて、あっちのさゆみもすごい。 しかも彼女だけが特別じゃなく、どうやら同じ想いの人がたくさんいるというのが驚きだ。 何をしてそんなことになってるのかは知らないけど、 こんなに多くの人から慕われて、あっちのさゆみはなんて幸せ者だろう。 さっきは梨沙の前で勝手なことを言ってしまったけど、 いつかまた直接想いを伝えられる機会が本当に訪れてもらいたいものだ。 あっちのさゆみがどういう状況かはわからないし、今はそれどころじゃないのかもしれないけど。 でも。 「たとえ一度燃え尽きて終了しても、不死鳥のように再生するのがさゆみだから。 またいつの日かみんなの願いは届くはず。 次元が違ってもさゆみのことはさゆみが一番よくわかってるんだから、きっと間違いないよね」 おどけたような口調で、悪戯っぽくさゆみが呟いた。 改めて、あの梨沙という娘について思いを致す。 清楚な見た目とは異質な、なんとも不思議な魅力のあるおかしな娘だった。 特に最後のあの叫び。 想いを吐き出すには最適なのかもしれないが、 やはりどうしてもツッコミを入れたくなる。 それは……。 『ちゃゆううううううううううううううううぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!』 あたし、さゆだよ!! さ!!ゆ!! (おしまい) 待ち人来る→
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ハンター試験会場ドーレ島へ向かう港に集まっている挑戦者達。 そこでゴンは、もう一人のハンター志願者レオリオに出会う。 二人は捕獲禁止の動物たちを売り飛ばそうとしているハンターに出会う。 ゴンは出航時刻も忘れて動物たちを逃がそうとする。 ハンター試験編に戻る
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涼宮ハルヒの出会い 『アイツノソンザイ』 「おまたせー!皆朗報よ!聞いてちょうだい!」 またか…何度も何度も自分に言い聞かせるようだがいつ聞いてもいやだな… いつからだろうな…朗報という言葉に嫌気を感じるようになったのは… 「今度はなんだ?」 「あっキョンいたの?聞いてちょうだい!」 いたの?じゃないだろ!俺がいるから言ってきたんじゃないのか? 今日は俺だけの参加のはずだぞ? 「お前な…朝比奈さんたちは今日は不参加って聞いてなかったのか?つまりだな…」 「分かってるわよ!もうちょっとした冗談じゃない!いちいちつっこまない!」 俺がつっこまないなら誰がつっこむんだ… なんて事は言わない方がいいよな、まぁなんだ話だけは聞いてやるか 「で何だ?」 「あっそうよ!聞いて頂戴!本当は皆がそろってるときがいいんだけど今日は仕方ないわ」 「我がSOS団が結成されてからどれくらいたったか覚えてるかしら?」 そういやこんなふざけた団体はまだこうして活動しているんだよな となると半年くらいか、ずいぶん長い間無茶もしたもんだ 「で、それが朗報と何が関係あるんだ?」 「もう、ここまで言って気がつかないなんて本当に使えないわね!」 「記念パーティーよ!パーティー、もう半年になるのよ!?めでたいと思いなさい!」 おめでたいと思うのはお前の頭の中身だよハルヒ…とまぁなんにせよパーティーだと? どこでするつもりやら…どうかまともな場所でありますように… 「それで場所なんだけどね、やっぱりSOS団の記念ってことだし部室でっていうのはどうかしら?」 …我が家じゃなかったことには感謝しよう、だが部室? そりゃ問題ありまくりだろ…とまぁつっこんでもしかたないがいちを言っておくか 「学校は流石にまずいだろ?もっと他の場所しないか?」 「じゃあどこがいいのよ?」 そうなりますよね…とまぁ一通り考えたが誰かの家くらいしか思い浮かばないな… うーむ、まぁ今回はまともな朗報だったことだし少しくらい無茶に付き合ってやるか 「そうだな、誰かの家だとその人の家に迷惑もかかるかもしれないし今回は学校でもいいかもな」 おい、意外そうな顔をするな、そんなに俺がお前の意見に同意したのが気に食わないのか? といいたくなるくらいの驚きの表情を見せたハルヒなんだが… 「以外ね、熱でもあるんじゃないのかしら?」 「まっいいわ、じゃあ決定ね!明日みんなに話しましょう!もちろん放課後まで皆には内緒よ!」 といってハルヒは部室から出て行った つーこは解散か?まぁ帰るとしますか てなわけで今日は珍しく早く帰れることになった、まぁ明日のことを考えると… えぇい!やめやめ、今日はゆっくり休むことにしよう…考えるだけで疲れる あいつ喜んでくれたかな?いっつも無茶につき合わせてたからたまにはこういうのもいいわよね うん、きっと楽しんでくれるわよ! 明日は皆にも伝えて準備もしないとだから忙しいわ!今日はやめに寝ときましょう ………………ジリリリリリ バンッ 「うぉっ!」 「おっはよーキョン君!」 妹よ…おはようという表現はいささか間違いかもな… 下手したらおやすみだぞ… 「なぁ?何度言えば分かってくれるんだ?せめてもう少し優しく起こしてくれてもいいだろ?」 「えへへ、でもこうしないとキョン君おきてくれないよ?」 反論できないな…うーん自分の目覚めの悪さを恨むぞ と悠長なことはいってられないな、さっさと朝飯を食って準備した俺はいつもの ハイキングコースにいくことにした、この坂はどうにかならないかね… もう秋かと思わせる足はやな紅葉 これが唯一の救いだな とかとか考えているうちに学校だ、さーて今日の団長さんは何を考えてることやら… とまぁ教室にはいったら人目もくれずに 「キョン!今日は放課後付き合いなさい!いいわね!」 それはどっちの意味ですか? 「何がよ?」 いやデートか果し合いなのか 「バカ、昨日のこと忘れたの?」 覚えてますよ、分かった、だからそうふてくされるな 「悪い悪い、冗談だよ、で今日必要なものでも買いにいくのか?」 「もう、いっつもそうなんだから、そうよ!善は急げって言うでしょ?」 「そりゃそうだが昨日の今日ってちょっと急ぎすぎじゃないか?」 「いいの!あんたは黙ってついてきなさい!」 はぁ…まぁ分かりきっている答えなんだがこうなんでいつもなれないものか… 俺の免疫組織はきちんと働いてるのかね?ご主人様のピンチなんだぞー とバカなことを考えているうちにチャイムがなった 急いで席にすわってからは後ろの団長様はさぞ満足したかのように大人しかった 「…珍しいな」 「ん?何かいったかしら?」 「いやなんでもないぞ」 「そう」 今日はちょっと眠いわね…昨日夜中まで起きてたのがまずかったかしら… まぁキョンに用件は伝えたしちょっと寝ようかしら 「……ぉぃ、ハルヒ!ぉぃ…」 ん?キョン? 「あっおはよう、どうしたの?」 「どうしたのじゃないだろ、もうとっくに授業は終わったぞ」 えっ!1時間も寝ちゃったの?まずいなーまぁいいわ 「そう、でどうしたのかしら?」 「ん?自分で言ったことも忘れたのか、何か俺に用事があるんだろ?」 え?まさか!? 「はぁ…お前あれからいくら起こしても目をさまさないから大変だったぞ、今は放課後だ」 「だー今日は仕方ないわ!たまにはそういうこともあるのよ!」 「そうかい…」 笑うなバカ!でもそんなに私寝てたんだ…あぁキョンに寝顔みられたかな? ちょっと恥ずかしいな、変な顔してなければいいんだけど 「じゃ、早速だけどいくわよ!」 「おいおい、いくって何処にだ?場所は決まってるのか?」 「えぇ、材料は当日買うとして今日は小物買いにいくから街までいこうって思ってたの」 「そうか、じゃあ早速いくか」 キョンは準備が終わってるみたい、私も急がないと! そんなこんなで電車にのって街まできたのはいいけどこれってデートなのかな? ちょっと恥ずかしいな、制服っていうのがな~雰囲気でないけどまぁいっか! キョンも意識してるのかしら?ちょっと恥ずかしそうね 「ねぇあそこのお店どうかしら?」 「いいんじゃねーか?」 「もう気の抜けた返事ね、まぁいいわ、いくわよ」 中はいい感じに古ぼけたお店だった、どうやら個人店らしく仲がよさそうな老夫婦が経営してるらしい 物は良心的な値段でどれもいいもの安くって感じね 「これなんてどう?これもいいわね!あっキョンアレとって頂戴!」 「もう少し落ち着けよ…で、これか?」 なんだかこんなの始めて、すごく楽しい! 色々買えたし満足だな~ちょっと買いすぎちゃったかな? 「ありがとうございました、荷物多いようだけど大丈夫かい?」 「あっ大丈夫ですよ!こいつにもたせますから!」 「そう、彼氏さんも大変そうだね、今荷物をまとめてあげるからちょっとまってね」 えっ!カップルに見えたのかな?否定し…とかないであげるわ キョンもちょっと気まずそうにしてるし、今日は特別なんだからね! そんなこと考えてるうちに荷物がまとまとまったみたい 「「ありがとうございます」」 お礼をしてお店をでた、うまくおじいさん達が荷物をまとめてくれたから キョンも持ちやすそうね、あんた感謝しなさないよ?なんて思ってたらキョンから話かけてきた 「なぁ、さっきのおじいさん達いい人達だったな」 以外、カップルに間違われたことを言われるかと思ったけどそうじゃなかったみたいね 「そうね、これだけ買ったのに3000円ですんだのもびっくりよね、サービスしてくれたのかしら?」 「はは、だといいな、なぁハルヒ…そのあれだ、また一緒にこような?」 えっ?以外だった、キョンからそんなこと言われると思ってもなかったし それよりキョンにまたデートしようって言われたのがうれしかった いや、デートなのかな?これは…でも二人でまた一緒に遊べるならいいかな 「そうね!まぁどうしてもっていうなら付き合ってあげるわよ!」 「はは、じゃあどうしてもって事にしておいてくれ」 はぁ…私って素直じゃないな、でもキョンにはこれくらいで丁度いいかな? あっもう駅か、しかたない電車賃くらい出してあげるわ! 荷物持ちのお礼って事にしておいてあげる 「まってなさい、いま切符買ってくるから」 「えっいや「いいの!そこでまってなさい!」 「じゃあお言葉に甘えとくよ」 急いで切符を買ってキョンに渡したあと電車は以外とすぐにきた なんだろう、電車の中では会話できなかった… 最寄り駅が近いのもあるかもしれないけど あっおりないと! 「おりるわよ!ほら、もうあぶなっかしいわね!」 「悪い悪い、っとよし行くか」 「あぁハルヒ!そういえば荷物どうするよ」 あちゃー考えてなかった…今から学校に行くわけにもいかないしな…どうしよう… 「しゃーない、家で預かっておくよ」 「あっあんたにしちゃー気がきくわね、じゃあお願い」 「おう、あっ日程はもうきまってるのか?」 「うん、明後日にするわ、次の日が土曜日だから遅くまでなっても平気でしょ?」 「うーむ、あんまり関心しないがまぁそうだな、わかった、じゃあまた明日な」 「あっ…うん、ちょっとまって!」 あっ…勢いで呼び止めちゃった…どうしよう… 「ん?どうした?」 ほら…もう、いくっきゃないわね 「荷物重そうだし…途中まで手伝ってあげるわ!感謝しなさいよね!」 あっなによ!以外って顔すんな!バカ 「うーん今日はやけに優しいな?どうした?」 「ばか、いつも優しいわよ!」 「そうでした、じゃあよろしく頼む」 「うん」 軽い荷物を受け取って私が持つことにした、そういえばキョンの家と私の家って 少し遠いのよね、帰りどうしようかしら… まっ今日はいいわよね、少しでも長く一緒にいたいし 「おい~ここまででいいぞ~」 えっ?あっぼーっとしてた、もうついちゃったのか… 「うん…」 何か話せばよかったな… 「んーアレだ、今日はなんか俺ばっかり優しくされて不公平だな、家くるか?お茶くらいはだすぞ」 えっ?キョンの家?行きたいけど…どうしよう… 「いく!」 あっバカ!何素直にいちゃってるのよ 「おう、んじゃここからすぐだから、荷物はもういいぞ、助かった」 「うん」 それから少し歩いてすぐに家についた、結構いい家にすんでるのね 「ただいま~、おいハルヒ部屋はこっちだ」 「あっ、おじゃまします」 「今日は誰もいねーぞ、なんか母親は妹つれて友達と遊びにいったしな」 「あっあんたまさか!」 「ばっばか言うな!7時には帰ってくるとか言ってたし何もしせんわ!」 まぁキョンが相手なら…って何私考えてるんだろ! 「ちょっとからかってみただけよ、あんたにそんな勇気あるはずないしね!」 「後が怖いからな、っとお茶入れてくる、適当に座ってていいぞ~」 そういわれてリビングに通された 「ねぇ、キョンの部屋どこ?」 何言ってるんだろ私 「ん?部屋?なんでだ?」 「キョンの部屋がいい」 ほらまた… 「んー変なもの探すなよ?こっちだ」 「ばか!探さないわよ!それとも何かあるのかしらね?」 やった!キョンの部屋にはいれる! 「アホ、ないわ、ここだ~今お茶もってくるからまってろ」 そういってキョンは下にいった 「これがキョンの部屋か~以外ね、綺麗じゃない」 あっベットだ………… バフッ、キョンの匂い…いいにおいだなー…ガチャ 「おーいお茶もってきたぞ、っておい」 あっしまった! 「あっちょっと疲れたから横になりたかったの!」 うぅーしまった、見られた… 「ん、まあ飲め、冷めるぞ」 「うん」 うー気まずいな、早く飲んじゃえ 「あつっ!」 「おい!大丈夫か!みせてみろ」 うぅーばかした、舌やけどしてないかな… 「ほれ、はやくベロだせ」 「うん」 「大丈夫そうだな、あんま無理すんな」 「うん」 うん、としかいえないよ…きまずい… 「ばか…あんまり人のベロじろじろ見るな」 「あっ悪い悪い、っともう40分か」 「うん…」 どうしちゃったんだろう今日の私…なんか素直になれないな… 「送ってくよ」 「えっ?」 今送っていくって言ってくれたの? 「もう外も暗いしな、ほれいくぞ」 「あっ、うん」 今日はやけにキョンも優しいわね、どうしたのかしら? まさかキョンも…?だといいな…エヘヘ 準備も終わって家をでた 「おじゃましました」 もう秋だな~って思うくらい外は暗くて涼しかった ちょっと寒かったかな そうおもってたらキョンが 「今日はちょっと寒いな、上着きてくりゃよかったな」 「バカ…じゃあ手繋ごうよ…」 何言ってんだろう…カップルじゃないんだよ? これで断られたらきまずいよ…いつも見たく勝手に繋げばよかったのに… 「んーそうだな、でもいいのか?」 あっキョンもまんざらじゃなかったのね?よかった! 「今日は特別って言ったじゃない!明日からは無しよ!」 「へいへい、じゃあ今日だけ甘えておきますよ」 どっちからとも言わずに私達は手を繋いだ… お互いちょっと無言だったのはお互い気まずいからかな? とか考えてたらもうすぐ家だ 「キョン、ここまででいいわよ」 「ん?家まで送ってくぞ」 「大丈夫、もうそこの角まがったらすぐだし、親も心配してるからさ」 「んーそうだな、こんな時間に俺がいったら親もいらぬ心配するしな」 「ばーか、まっそういうことよ、今日はご苦労様」 「おう、んじゃまた明日な」 「うん」 少し名残惜しかったけど手を離した… キョンを見送って背中が見えなくなった… なぁハルヒ?今日のお前はどうしちまったんだ? そりゃ俺としてはだな、まぁうれしくないって言ったらウソになるが あいつもずいぶん丸くなったな、にしても俺はなさけないな… 普通男からすることをほとんどあいつからか… もう少し古泉を見習うか にしても俺ってやっぱりアイツのこと意識してるのか? 今日はやけに緊張したな、そりゃ普通にまともなデートとかは初めてだが 俺もしかしてあいつのこと… キョンに対しての気持ちっていつからだったんだろ… もしかしたら始めから?でも気持ちが確かなものだって分かったのは 今日改めてかな…たぶん好きになったのは夢の後あたりからかな… ねぇキョン… 「キョンにとっての私は?…」 「ハルヒにとっての俺は?…」 「俺にとって」 「私にとって」 「「アイツノソンザイって…」」
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「センター700点以下は全員ミジンコかシーモンキー」 一月二十一日の独り言 ○予備校にて。センターの話をしてる人達がいる。 聞いてて思った。 −俺,て実は頭良いんじゃないの? 暴言。 だって 「全体で6割取れれば日大合格するらしいよ」「え、まじ?」 「うんまじまじ」「でも,6割なんて無理だよな」 と, 神のお言葉。 俺様ガッツポーズ。 ひれ伏せ愚民どもが発言。(注;実際に声は出してません) つーかセンターの平均点は600点前後だと信じて疑ってませんでした。 700以下は全員ミジンコかシーモンキーだと思ってました。実話です。 だからセンター終わって自己採点した時「…まじか…科目一つ少なく受けたかな」とかおもいました。 10月の模試の『あなたのセンター獲得点数予想』では460点というありがたい数字を頂いたにもかかわらず。 しかしどうやら俺様はもっと威張って宜しいご様子。 ふは、ふははは、ふはははははははははははははははは! http //web.archive.org/web/20020212002414/http //yokohama.cool.ne.jp/chinakiss/dia.html
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0372:狂わぬ指針が生む出会い ◆7euNFXayzo ――『オラ』、は。 目に見える全てが黒だった。右を向いても、左を向いてもそれは変わらない。 夜なのだろうか。それにしたって、この場所はあまりに暗過ぎる。これでは、まるで―― 闇、そのものではないか。 「ようやくお目覚めかい、『オレ』。おっと、最早オレとも違う存在なんだったな。ソンゴクウ、とか言うんだったか?」 闇が、奇妙に蠢いた。 『そこ』から現れた男の顔は、灯の存在しないこの空間において、異様にくっきりと悟空の眼へと焼きついた。 ……オラと、同じ顔だって……? 「何を呆けている? まさか今更、都合よく記憶がありませんで済ませるつもりじゃないだろう。 そんな真似をしたところで、奴らは許しちゃくれないぜ」 ――奴ら? 「オレとお前が殺した、あの地球人どもの事さ。ゴクウ」 ――――――――。 ――あ、あ、あ。 「いやぁ、元々地球人如き、オレ達サイヤ人の敵じゃあないんだが――お前の身体は大したもんだよ。実に楽に殺ることが出来た」 ――オレ、達? ――お前の、身体? ――オラの身体を、こいつが使って。オラの身体で、人を、殺したのか? オラの、力が? 「下等生物を蹴散らすのは気分が良いなぁ。サイヤ人の血が騒ぎっ放しで、自分の事ながら参っちまう。お前もそうだろう、なぁ?」 ――こいつは、何、言ってんだ。 ――こいつの言ってることは。オラのアニキだとか言ってた、あのラディッツってやつや、ベジータの言ってたことと、おんなじだ。 ――オラのアニキは、サイヤ人で。オラにも、その血が流れていて。オラの中にも、戦闘民族の、サイヤ人の、血が―― 「メシも食ったし、起きたらまた思いっきり暴れようぜ。地球人は皆殺しにする、そうオレと誓っただろう、ゴクウゥ……?」 もう一人の自分が手を伸ばしてくる。逃れなければ、理性が必死にそう忠告をしている。にも拘らず、身体が言う事を聞かない。 狂気に満ちた笑顔が見える。『人殺し』の、笑顔が見える。けれど、それは自分自身の顔で。 この表情で、自分は人を殺してきたのだろうか? これが自分の、本性なのだろうか? これが――オラ、の――? 『自分』の手が、自分の視界を塞いだ。唯でさえ闇の中にあった世界が、一層その濃度を増して、黒へと包み込まれていく。 意識の途切れるその間際、誰かの叫びが耳に届いた。聞き覚えのある声だった。 その瞬間、震えていたのは明らかに自分の喉だったというのに、何故だかそれを、自分の声だと思うことが出来なかった。 その声も、その声を聞いているこの聴覚も、聴覚を司るこの意識も、何もかもが。 もう、自分自身だと思えなくなっていた。 「……く、ははっ」 長かった。あの甘ちゃんの意識の底でずっと止まっていた時間が、ようやくこの手に戻ってきたのだ。 眠りに着く前までは、悟空の人格をベースに自分の思考が働いていたという状態だったが、今では奴の存在の片鱗も感じない。 この宇宙最強の肉体が、完全に自分の物になったのだ。いや、取り返した、というのが正しいのだろうか。 地球人の掃討。それこそが、自分達サイヤ人に課せられた使命。その本来の任務を果たす時を、自分はずっと待ち焦がれていた。 だというのに、『自分』は愚かにも、その地球人と交友関係を持っていたらしい。 『クリリン』という名前が先の放送で呼ばれた時、既に消えかけていた悟空の意識が、 大きく揺れ動いたのをカカロットは思い出していた。 悟空の記憶を辿っていくうちに、その男が地球人であり、また悟空にとっての掛け替えのない親友だったこともその時に知った。 まったく、『我』ながら吐き気のする話だ。下等生物である地球人に、そこまで『自分』が歩み寄っていたとは。 最強の戦闘民族である自分が、遥かに能力の劣る地球人などと手を組む必要は無いというのに。 ――それとも、その程度のことも理解出来ないほど、お前は地球の文化に染まってしまったのか、ソンゴクウ? 「…………」 試しに呼びかけてはみたが、やはり何も返ってはこなかった。 孫悟空という名の『地球人』は、完全にこの世界から消え去ったのだと、カカロットはそう、確信した。 窓の向こうに光が見えた。暫く眠っていた間に、この世界は朝を迎えていたらしい。 友情マンの姿が見えない。そもそも、ここは一体何処なのだろうか。 自分が眠りに就いたのは、屋外のことだった筈だが、いつの間にか自分はベッドの上にいる。 孫悟空の意識を完全に刈り取るきっかけとなってくれた、あの信頼に足る宇宙人。彼が、ここまで運んでくれたのだろうか。 流石は『友情』マン。食料まで奪い取った自分にここまでの配慮が出来るとは、大した『友達』だ。 ならば、自分はその友情に報いなければなるまい。 空腹も満たし、疲れも癒えた。彼の邪魔になる地球人どもは、この手で殺し尽くしてやるとしよう――。 ……よ、ようやくここまで戻ってきた……。 腹の虫が一向に鳴き止まない。せっかく野草で得られた栄養も、数十分に及ぶ全力疾走のせいですっかり消え失せていた。 だがもう少しの辛抱だ。この扉を開け、カカロットを起こし、先刻の大声の主を彼に倒してもらえば、晴れて自分の食料も手に入る。 貧困生活ともようやくお別れだ。溢れんばかりの期待を込めて、友情マンはカカロットを放り込んだ家のドアノブへと手を掛けた。 その瞬間、目の前のドアが内側から破壊された。 「どあっ!?」 強烈な衝撃と粉々になった破片をまとめて身体に受けて吹っ飛ばされる。コンクリートの地面に尻餅を搗く羽目になってしまった。 ド、ドアが壊されてどあっなどという悲鳴を上げてしまうとは……これじゃあ天才マン並のギャグセンスじゃあないかっ! 「――よう友情マン。探しに行く手間が省けたな」 「カ、カカロット君……!?」 すっかり見通しのよくなった玄関から出てきたのは、放送前に眠りに就いた筈のカカロットだった。眼を覚ましたのか。 口調に若干の違和感を感じるが、これは彼の中にいた二つの人格が完全に統一されたということなのだろうか。 どうやら、好戦的な人格の方が肉体を支配したらしい。これは好都合、存分に暴れてもらうとしよう。けど食料は分けてね。 立ち上がり、ひとまず尻の埃を払う。自然と咳払いが漏れた。相手が誰であろうと尻餅を搗いた姿のまま会話をするのは情けない。 「――僕も、君を起こす手間が省けて良かったよ」 「いたのか? 地球人が?」 食いついた。心底ホッとしたという表情を取り繕いつつ、内心でほくそ笑む。後は言葉で釣り上げるのみ。 「ついさっき、南の方で大規模な爆発があってね。僕が見つけた人間は、おそらくその戦闘での唯一の生存者だ。 きっと強い、僕の力では到底太刀打ちできないと思う……力になってくれるかい?」 「強い、か。――で、そいつは地球人なんだろうな?」 「ああ。間違いない」 殆どデタラメだ。けれど、断言しておけば確実にカカロットは動く。そいつと相対させてしまえば、後はどうとでも有耶無耶に出来る。 そして思った通り、カカロットは満足気に表情を歪めて、自信満々にこう言ってのけた。 「フン……いいだろう、すぐに殺してやる。そいつの居場所は一体どこだ?」 「ここから走って数十分の巨大な街に、一際目立つ白い円状の建物がある。東京ドームというんだけどね。おそらくその辺りさ。 既に奴はその場を立ち去っているかもしれないが、あれだけの爆発があったんだ。様子を見に現れる他の参加者もいるだろう。 その時は、そっちを始末してくれればいい」 「東京ドーム、か。――案内は任せるが、戦闘の時は下がっていろ。下等生物が幾らいようが、オレ一人で充分だ」 「……そうか、すまない。頼りにしているよ、カカロット君」 ――これでいい。何もかもが計画通りだ。散々好き放題やってくれた分、しっかりと働いてもらおうじゃないか。 フフン、ようやく僕にも運が巡ってきたということか? ラッキーマンの代わりに、僕の頭上に幸運の星が輝いていたりして、ね。 内心でそうして浮かれていると、玄関を出て傍へと歩み寄ってきたカカロットが、不意にこう言った。 「友情マン、お前は面白いな」 「――そうかい?」 「そうさ。人畜無害の弱者を装い、オレに食料を分け与えるその一方で、あくまでも立場はオレと対等であろうとする。 何らかの自信を持っていなければ出来ないことだ。――本当は強いんだろう?」 「……買い被りだよ、それは」 唐突過ぎるその問いかけに、思わず背筋がヒヤリとする。 ――バレたのか? そんなバカな、尻尾を出した覚えなどない。 人格の再統合が成されたとはいえ、僕に対してそこまでの不信感を持つには至っていない筈だ。 これは単に、サイヤ人の血とかいう彼が持つ本能がそう思い込んでいるだけなのだろう。笑顔を崩すな、畳み掛けろ。 「僕は弱者さ。けれど、死にたくない。だからこそ、君の力が――『友達』が必要になるんだ。分かるだろう、カカロット君?」 「…………」 カカロットは無表情で黙っていたが、やがて元通りの獰猛な笑みを浮かべると、軽く鼻を鳴らしてみせた。 「……まあいいさ。お前が楽しい奴だということに、変わりはないんだからな。 『友達』も、そう、悪くはない。――さあ、行こうか」 「――ああ。よろしく頼むよ」 地面を蹴って、目指すは東京ドーム。『腹が減った』と主張し続ける胃袋達へと鞭打って、友情マンはカカロットを連れ駆け出した。 ……ふぅ……。 思わず内心で溜息が漏れた。いやまったく、彼との会話は毎度の事ながら心労が大きい。一つの悩みをクリアしたと思えば、 すぐさま別の悩みが突きつけられる。頼り甲斐のある『友達』だが、やはり性格も『友達』を選ぶ上では大切だなと、改めて思った。 ――『友達』か。 偽りの友情野郎、いつだか自分のことをそう評していたのは何処のモブキャラだったか。飛田君を治していた辺りのことだったか。 すっかり、『そこ』まで堕ちてしまったな――と、気が付けば自嘲気味に、笑いが込み上げてきていた。 主催者が告げた死者達の中に、桃白白の名前があった。ニコ・ロビンの復讐は、ここに完遂されたのだ。 桃白白が命を落としたことで、残されたヤムチャはどう動くだろうか。 『スティッキィ・フィンガーズ』の能力で脅しを掛けた際の対応と、奴らの協力体制はあの場限りのものだったであろうことを考えると、 ロビンのように敵討ちを考えてこちらへ逆襲を仕掛けてくる可能性は薄い。奴の存在は、暫く警戒せずに済みそうだ。 放送から意識を切り離し、前方へと視線を向けると、先を行く翼の足が止まっているのに気が付いた。 翼の仲間も、今の放送で呼ばれたのだろうか。一向に動こうとしない背中へ、ブチャラティは静かに声を掛けた。 「――辛いのか、ツバサ」 「……若島津君は」 サッカーの日本代表選手だという彼の、がっしりとした肩が震えていた。振り向きもせずに、翼は続けた。 「凄いキーパーだったんだ。サッカーの中に空手の技を取り入れた、三角飛びっていう鉄壁のディフェンス技を持っていて……。 石崎君も日向君も、みんな優れたプレーヤーだったんだ。それなのに、みんな……みんな死んでしまったんだ! う、ううっ……」 「――ツバサ」 大切な者を失った人間に対する適切な言葉など、ブチャラティは知らない。そもそも、適切な答えなど存在しないのだろう。 弱気の背中へ、感じたことをそのまま投げかけた。 「オレはお前を、少々誤解していたようだ。 お前は確かに『クレイジー』だが、仲間を尊ぶその思いは本物であり、お前の誇りでもある。 誇りを持つ者を、オレは決して無碍にはしない。そしてお前には、その誇りを磨いてほしいと思う」 「――『誇り』?」 「そうだ。お前の仲間は、このクソッタレな『ゲーム』に殺された。そしてこの先も『ゲーム』は続く。 この世界にいるあらゆる連中の誇りを削ぎ落とすまで、この『ゲーム』は終わらない。ツバサ、お前はこの『ゲーム』をどう思う?」 「…………」 翼がようやく振り向いた。目頭に浮かんでいた涙を手の甲で拭い、力強い眼差しをブチャラティへと向けた。 「……許せないと、思う」 「ベネ(良し)。――もう行けるな、ツバサ?」 また力強く、翼は頷いた。それが合図だった。どちらが先という訳でもなく、二人は再び歩みを進めんと、前へと向き直った。 ――『意志』の力だな、とブチャラティは思った。 仲間を失い、自身も傷付いて、それでも尚前へと進もうとする『意志』。それが残っているうちは、まだ人は戦い、抗えるのだと。 「――あれ?」 移動を再開してから、数十分が経過した頃。翼が再び、唐突にその足を止めた。 今度は何だ、スタミナ切れか? いや、一流のサッカー選手である翼の方が、自分よりも体力はある筈だ。 「どうした?」 「見えないの? 向こうから……誰か来る」 「――むっ」 フィールド全体を把握する必要のある『キャプテン』故か、視力は自分よりも上のようだ。真剣な表情で、正面をじっと見据えている。 東京タワーを目指すブチャラティ達がその時差し掛かっていたのは、埼玉県の某駅前。立ち並ぶビルの谷間から、 二人を除けば無人の道路に朝日がちらほら差し込んできていた。南下する彼らの真正面から向かってくる者がいるというのなら、 相手は埼玉県の南部、あるいは東京都あたりから移動してきた者だと考えられる。 ――もしかしたら、あの爆発と関係のある参加者かもしれない。 放送の直前、『トーキョー』方面で発生した巨大な爆円。如何なる原因でそれが起きたのか推測する術は無かったが、 『トーキョータワー』がその爆心地の近くなのだと翼から聞かされて以来、ずっと意識し続けていた事項だった。 これから向かってくる相手がゲームに乗っていない者ならば、詳しい話を聞くことが出来るかもしれない。 だが、そうでない場合は――最悪の場合、あの爆発を引き起こした元凶である可能性も有り得る。 気が付けば、ブチャラティの眼にもその人影は認識出来るようになっていた。――麦藁帽子を頭に被った、細身の少年。 『スティッキィ・フィンガーズ』を即座に出せるよう、気を引き締めて待ち構える。はっきりと表情まで見えるようになったその時、 「おぉーい! 君はもしかして、ルフィ君じゃないのかぁーっ!?」 警戒心のまったく感じられない爽やかな笑みを浮かべた翼が、走ってくる少年へと駆け寄って、あろうことか手を振っていた。 バカな。『クレイジー』な奴だということは聞いていたが、この行動は無防備に過ぎる。一体何を考えている――! 「ツバサッ! 何をやっているッ!!」 「ブチャラティ君、彼は僕達のチームメイトだよ! 世直しマンの言っていた――」 「どぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおけえぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええええええええええッ!!」 バシィィィィィッ あ~~っとつばさくん ふっとばされたぁ~っ!! 言葉を続ける前に、翼の身体は猛烈なスピードで突っ込んできた麦藁の少年によって吹っ飛ばされた。……恐れていた事がッ! ビル街であるというのに、何故だか太陽を背に宙を舞った翼の安否を確認する余裕は無かった。暴走機関車を思わせる勢いで、 直線上にいたブチャラティまでもをこの少年の体当たりは巻き込もうとしている。 半歩身体を横に逸らして、思考する。この少年に何があったのかは知らないが、このまま放って走らせておく訳にもいかないだろう。 とはいえ、適当に足を引っ掛けただけで止まる速度ではない。むしろこちらの足を持っていかれる可能性すらある。と、なれば―― 「――出ろ」 いつでも出せるように準備していた『スタンド』を、伏せの格好ですぐ傍らへと出現させる。 まともに迎撃するつもりはない。この少年が翼の知る人物だというのなら、必要なのは傷も負わせず、逃しもせずに制止することだ。 少年が迫る。狙いは一点。『射程距離』まで、3、2、1……今だッ! 「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」 「『スティッキィ・フィンガーズ』ッ! 彼の『足』を止めろッ!」 体勢を低くして放たれた『スティッキィ・フィンガーズ』の拳が、無我夢中で目の前を駆け抜けようとする少年の両足首を捉える。 『スタンド』の拳を通して伝わる感触がやけに柔らかいのが気になったが、構わずに『能力』を発動した。 「走れジッパーッ!」 ブチャラティが命じたのと同時に、少年の足に取り付けられた『ジッパー』が急速に開く。 足首を完全に一周したその瞬間、足首は完全に少年の身体から切り離されて、地を踏み締めるべき脚力を失った彼は―― 「おおおおおおおおおおおおおおおおおお……おわ、なんだこりゃ!? だあぁっ!」 顔面からコケた。派手に。 「……まったく、凄まじいな……」 廃墟、という呼称が最も相応しい光景だった。何一つ命の痕跡がない、瓦礫と灰に埋もれた大地。 この場所で誰が争って、誰の手によってこの空間が生み出されたというのか。推測出来る材料もまた、そこには存在しなかった。 ただ一つ、今の彼らにとって重要な事柄は―― 「――周囲をあらかた探ってみたが、ネズミの気すら感じ取れないぞ、友情マン。本当にここで地球人を見たのか?」 「既に移動した後だったか……すまない、カカロット君。どうやら君に、無駄足を踏ませてしまったようだ」 ――殲滅すべき、地球人の姿が見当たらないということ。 よくよく思い返してみれば、放送直後に聞いたあの絶叫は、放送に対する怒りを純粋に表したものだったように思える。 親しい者の死を告げられて、じっとしているような人間ならば、そもそもこんな所でいつまでも足を止めている理由などないのだ。 腹が空きすぎて、そこまで頭が回らなかったな――そんな言い訳をしてみたところで後の祭りだ。う、思い出したらまた腹の虫が。 「――来な、友情マン」 いつの間にか先を歩いていたカカロットが、振り向きもせずに呼びかけてきた。彼が立っているその場所は、クレーターの、中心地。 その視線は、草木一つも残っていない抜け殻の地面へと釘付けになっている。言われるがままに歩み寄り、そして、それを見た。 ( ↑ ) 「……これ、は」 「どうやら、完全に無駄足ってわけじゃあなさそうだな――」 カカロットが、野獣のような笑みをより深くした。 「――事情は理解したつもりだ、モンキー・D・ルフィ」 「だったらこの足、元に戻せよ」 「だが断る」 「…………」 四肢まで切り離していた数刻前までのことに比べれば、これでもマシになった方だろう――と、ブチャラティは思う。 この少年は両足の自由が利かなくなった後も、残された両腕を『伸ばす』ことによって小一時間散々暴れ回ったのだから。 吹っ飛ばされながらも無事だった翼が『世直しマン』という人物の名を出したことで、どうにかその場は収まったが、 依然としてルフィが『仲間の下へ行く』という態度を崩さない以上、『ジッパー』の効力を解除するわけにはいかない。 「『トーキョータワー』に戻るぞ、ルフィ。ツバサが言うお前の仲間――『ルキア』と『ボンチュー』の二人ならば、 今頃はカズマ達によって護衛されている筈だ。お前が一人で、合流地点を飛び出してまで会場を探し回る必要はない」 「待てねェ」 「…………」 「もう、目を背けたくねェんだ」 麦藁帽子の下の双眸が、強烈にブチャラティを射抜いていた。 睨み付けられている、というのではない。この瞳に宿っているものは、生半可な思いでは、秘められないような―― 「……こいつならきっと平気だとか! あいつは強ェから大丈夫だとか! そんな思い込みがあったから、おれの知らねェところでみんなは死んじまったんだ! あいつらはおれの仲間だって、胸を張って言えるようになるには!! おれがあいつらを守ってやらなきゃいけねェんだッ!!」 ――『覚悟』だ。 ルフィの決意は、論理的とは言い難い判断だ。雷電も桑原もれっきとした実力者であり、 その二人に守られたルキアとボンチューがそう簡単に命を落とすとは考えにくい。 待ち合わせ場所までも指定して、既にこちらはその地点へと向かっていたところなのだ。 予定通りに彼らを待ち、安全に合流すればいい――正確な判断力を持った人間ならば、普通はそうするのだろう。 しかし―― 「モンキー・D・ルフィ。『海賊王になる男』だと、そう言ったな」 「ああ。それがどうした」 「――言うだけのことは、あると思ってな。そこにいるツバサ、そしてカズマもそうだったが――お前もまた、 立派な誇りを持っている者のようだ。仲間を守る、そう断言したお前の顔には『ウソ』が無かった。 オレは決して、本物を見誤らない――『スティッキィ・フィンガーズ』ッ!」 『スタンド』へ送るその思念は、ほんの一日前に出会ったジャパニーズ・ヤンキーに対して行ったことと同じ。 身構えたルフィの右足首に括り付けられた『ジッパー』に、『スティッキィ・フィンガーズ』の指を掛けた。 空いている方の手で、分断された足先を掴んで、足首へと押し当てる。怪訝そうな表情を浮かべるルフィの見ている前で、命じた。 「閉じろジッパーッ!」 『スティッキィ・フィンガーズ』が『ジッパー』を滑らせて、双方の間に出来た隙間を完全に縫い合わせる。 そうして『ジッパー』が掻き消えた時、分かたれた筈の足首は、断面の痕を微塵も残さず元の姿に戻っていた。 左足にも、まったく同様の動作を遣って退ける。ルフィの身体が五体満足を取り戻すのは、一瞬のことだった。 「――お前の掲げる確かな決意を、オレは尊重するとしよう」 正しい『覚悟』を押し退けてまで、道を選ぶのが『論理的』だというのなら。――そんな『論理』は、クソ喰らえだ。 「……いいヤツだな、お前って」 「――気紛れなだけだ」 カズマや承太郎辺りがここにいれば、ここぞとばかりに笑われていたかもしれないな――ふと、そんな下らない事を思った。 「――悪いがツバサ、そういう事になった。来た道をわざわざ後戻りすることになるが――ツバサ?」 それまで黙っていた翼に声を掛けると、彼はこちらへと目もくれず、先刻にルフィが向かってきた、東京の方へと視線を向けていた。 てっきり話に割り込まないよう黙っていたのだと思っていたが、そういう訳ではなかったらしい。つくづく行動の読めない男だ。 肩でも揺さぶってやれば気付くだろうかと歩み寄ろうとしたとき、彼の唇が小さく動いた。 「――う君だ」 「何? すまないツバサ、よく聞き取れなかった。何と言ったんだ?」 「悟空君が、いる……」 「――『ゴクウ』だと? それは――」 「何ィ!?」 何者だ、そう詰め寄ろうとする前に、大きな反応を見せたのはルフィの方だった。 翼の方へと素早く駆け寄ると、二人して同じ方向を凝視する。会話が成立しそうにない。 仕方無しに、ブチャラティも彼らの視線が向かう先へと向き直った。 橙色の胴着を着た黒髪の男と、その横にいるのは――『スタンド』か? 違う、あれは――人間でないことは、間違いないようだが。 どうなっている? こいつらは、一体――『何』だ? 「――いやがった」 麦藁帽子の少年にとって、それは全力でブン殴るべき相手。 「――やっと、見つけた」 稀代のサッカー狂にとって、それは勧誘すべきプレーヤー。 「…………」 ギャングの幹部の青年にとって、それは警戒すべき参加者。 そして。 「久しぶり、そして始めましてか――『地球人』ども。会いたかったぜ」 戦闘民族サイヤ人にとって、彼ら三人の存在は―― 「死にてぇのは、どいつだ?」 ――『餌』だった。 【埼玉県・駅前/朝】 【ブローノ・ブチャラティ@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:右腕喪失・全身に無数の裂傷、腹部に軽傷(応急処置済み) [道具]:荷物一式×3、千年ロッドの仕込み刃@遊戯王 :スーパー・エイジャ@ジョジョの奇妙な冒険、ミクロバンド@ドラゴンボール [思考]1:悟空と友情マンを警戒。 2:必ず仲間の下へ帰る。 3:首輪解除手段を探す。 4:主催者を倒す。 【大空翼@キャプテン翼】 [状態]:精神的にやはり相当壊れ気味、全身各所に打撲、軽度の火傷 [装備]:拾った石ころ一つ、承太郎お手製木製サッカーボール [道具]:荷物一式(水・食料一日分消費)、クロロの荷物一式、ボールペン数本 [思考]1:悟空から、日向の情報を得る。そしてチームに迎える。 2:ブチャラティ達と再度北上、雷電たちと合流。 3:仲間を11人集める。 4:主催者を倒す。 【モンキー・D・ルフィ@ONE PIECE】 [状態]:両腕を初め、全身数箇所に火傷 [装備]:無し [道具]:荷物一式(食料半日分・スヴェンに譲ってもらった) [思考]1、悟空を一発ぶん殴る。 2、ルキア、ボンチューと合流する為に北へ。 3、"仲間"を守る為に強くなる。 4、"仲間"とともに生き残る。 5、仲間を探す。 【孫悟空(カカロット)@ドラゴンボール】 [状態]顎骨を負傷(ヒビは入っていない) 出血多量 各部位裂傷(以上応急処置済・戦闘に支障なし) 全身に軽度の裂傷 カカロットの思考。 [装備]フリーザ軍の戦闘スーツ@ドラゴンボール [道具] 荷物一式(水・半分消費、食料なし) ボールペン数本 禁鞭@封神演義 [思考]1、目の前の三人を片付ける。 2、地球人を全滅させる。 【友情マン@とっても!ラッキーマン】 [状態]:肉体的、精神的に軽度の疲労、空腹(走り回って結局胃の中はすっからかんになった) [装備]:遊戯王カード(千本ナイフ、光の封札剣) (ブラックマジシャン、ブラックマジシャンガール、落とし穴、は24時間後まで使用不能) [道具]:荷物一式(食料なし)、ペドロの荷物一式(食料なし)、勝利マンの荷物一式(食料なし)、青酸カリ [思考]:1.悟空にブチャラティ達を始末させる。 2.食材・食料の確保。できれば力づくで奪うような手段は取りたくない。 3.悟空をサポート、参加者を全滅させる。 4.最後の一人になる。 投下順に読む Back 0371 地獄の車窓から Next 0373 死神なんかじゃない 時系列順に読む Back 0371 地獄の車窓から Next 0373 死神なんかじゃない 0361 共同戦線~武道家VS能力者~ 大空翼 0383 インフェルノ 0361 共同戦線~武道家VS能力者~ ブローノ・ブチャラティ 0383 インフェルノ 0347 異星人コンビの貧困生活 孫悟空 0383 インフェルノ 0370 歎きの咆哮 友情マン 0383 インフェルノ 0370 歎きの咆哮 モンキー・D・ルフィ 0383 インフェルノ
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涼宮ハルヒの出会い 『アイツノソンザイ』 「おまたせー!皆朗報よ!聞いてちょうだい!」 またか…何度も何度も自分に言い聞かせるようだがいつ聞いてもいやだな… いつからだろうな…朗報という言葉に嫌気を感じるようになったのは… 「今度はなんだ?」 「あっキョンいたの?聞いてちょうだい!」 いたの?じゃないだろ!俺がいるから言ってきたんじゃないのか? 今日は俺だけの参加のはずだぞ? 「お前な…朝比奈さんたちは今日は不参加って聞いてなかったのか?つまりだな…」 「分かってるわよ!もうちょっとした冗談じゃない!いちいちつっこまない!」 俺がつっこまないなら誰がつっこむんだ… なんて事は言わない方がいいよな、まぁなんだ話だけは聞いてやるか 「で何だ?」 「あっそうよ!聞いて頂戴!本当は皆がそろってるときがいいんだけど今日は仕方ないわ」 「我がSOS団が結成されてからどれくらいたったか覚えてるかしら?」 そういやこんなふざけた団体はまだこうして活動しているんだよな となると半年くらいか、ずいぶん長い間無茶もしたもんだ 「で、それが朗報と何が関係あるんだ?」 「もう、ここまで言って気がつかないなんて本当に使えないわね!」 「記念パーティーよ!パーティー、もう半年になるのよ!?めでたいと思いなさい!」 おめでたいと思うのはお前の頭の中身だよハルヒ…とまぁなんにせよパーティーだと? どこでするつもりやら…どうかまともな場所でありますように… 「それで場所なんだけどね、やっぱりSOS団の記念ってことだし部室でっていうのはどうかしら?」 …我が家じゃなかったことには感謝しよう、だが部室? そりゃ問題ありまくりだろ…とまぁつっこんでもしかたないがいちを言っておくか 「学校は流石にまずいだろ?もっと他の場所しないか?」 「じゃあどこがいいのよ?」 そうなりますよね…とまぁ一通り考えたが誰かの家くらいしか思い浮かばないな… うーむ、まぁ今回はまともな朗報だったことだし少しくらい無茶に付き合ってやるか 「そうだな、誰かの家だとその人の家に迷惑もかかるかもしれないし今回は学校でもいいかもな」 おい、意外そうな顔をするな、そんなに俺がお前の意見に同意したのが気に食わないのか? といいたくなるくらいの驚きの表情を見せたハルヒなんだが… 「以外ね、熱でもあるんじゃないのかしら?」 「まっいいわ、じゃあ決定ね!明日みんなに話しましょう!もちろん放課後まで皆には内緒よ!」 といってハルヒは部室から出て行った つーこは解散か?まぁ帰るとしますか てなわけで今日は珍しく早く帰れることになった、まぁ明日のことを考えると… えぇい!やめやめ、今日はゆっくり休むことにしよう…考えるだけで疲れる あいつ喜んでくれたかな?いっつも無茶につき合わせてたからたまにはこういうのもいいわよね うん、きっと楽しんでくれるわよ! 明日は皆にも伝えて準備もしないとだから忙しいわ!今日はやめに寝ときましょう ………………ジリリリリリ バンッ 「うぉっ!」 「おっはよーキョン君!」 妹よ…おはようという表現はいささか間違いかもな… 下手したらおやすみだぞ… 「なぁ?何度言えば分かってくれるんだ?せめてもう少し優しく起こしてくれてもいいだろ?」 「えへへ、でもこうしないとキョン君おきてくれないよ?」 反論できないな…うーん自分の目覚めの悪さを恨むぞ と悠長なことはいってられないな、さっさと朝飯を食って準備した俺はいつもの ハイキングコースにいくことにした、この坂はどうにかならないかね… もう秋かと思わせる足はやな紅葉 これが唯一の救いだな とかとか考えているうちに学校だ、さーて今日の団長さんは何を考えてることやら… とまぁ教室にはいったら人目もくれずに 「キョン!今日は放課後付き合いなさい!いいわね!」 それはどっちの意味ですか? 「何がよ?」 いやデートか果し合いなのか 「バカ、昨日のこと忘れたの?」 覚えてますよ、分かった、だからそうふてくされるな 「悪い悪い、冗談だよ、で今日必要なものでも買いにいくのか?」 「もう、いっつもそうなんだから、そうよ!善は急げって言うでしょ?」 「そりゃそうだが昨日の今日ってちょっと急ぎすぎじゃないか?」 「いいの!あんたは黙ってついてきなさい!」 はぁ…まぁ分かりきっている答えなんだがこうなんでいつもなれないものか… 俺の免疫組織はきちんと働いてるのかね?ご主人様のピンチなんだぞー とバカなことを考えているうちにチャイムがなった 急いで席にすわってからは後ろの団長様はさぞ満足したかのように大人しかった 「…珍しいな」 「ん?何かいったかしら?」 「いやなんでもないぞ」 「そう」 今日はちょっと眠いわね…昨日夜中まで起きてたのがまずかったかしら… まぁキョンに用件は伝えたしちょっと寝ようかしら 「……ぉぃ、ハルヒ!ぉぃ…」 ん?キョン? 「あっおはよう、どうしたの?」 「どうしたのじゃないだろ、もうとっくに授業は終わったぞ」 えっ!1時間も寝ちゃったの?まずいなーまぁいいわ 「そう、でどうしたのかしら?」 「ん?自分で言ったことも忘れたのか、何か俺に用事があるんだろ?」 え?まさか!? 「はぁ…お前あれからいくら起こしても目をさまさないから大変だったぞ、今は放課後だ」 「だー今日は仕方ないわ!たまにはそういうこともあるのよ!」 「そうかい…」 笑うなバカ!でもそんなに私寝てたんだ…あぁキョンに寝顔みられたかな? ちょっと恥ずかしいな、変な顔してなければいいんだけど 「じゃ、早速だけどいくわよ!」 「おいおい、いくって何処にだ?場所は決まってるのか?」 「えぇ、材料は当日買うとして今日は小物買いにいくから街までいこうって思ってたの」 「そうか、じゃあ早速いくか」 キョンは準備が終わってるみたい、私も急がないと! そんなこんなで電車にのって街まできたのはいいけどこれってデートなのかな? ちょっと恥ずかしいな、制服っていうのがな~雰囲気でないけどまぁいっか! キョンも意識してるのかしら?ちょっと恥ずかしそうね 「ねぇあそこのお店どうかしら?」 「いいんじゃねーか?」 「もう気の抜けた返事ね、まぁいいわ、いくわよ」 中はいい感じに古ぼけたお店だった、どうやら個人店らしく仲がよさそうな老夫婦が経営してるらしい 物は良心的な値段でどれもいいもの安くって感じね 「これなんてどう?これもいいわね!あっキョンアレとって頂戴!」 「もう少し落ち着けよ…で、これか?」 なんだかこんなの始めて、すごく楽しい! 色々買えたし満足だな~ちょっと買いすぎちゃったかな? 「ありがとうございました、荷物多いようだけど大丈夫かい?」 「あっ大丈夫ですよ!こいつにもたせますから!」 「そう、彼氏さんも大変そうだね、今荷物をまとめてあげるからちょっとまってね」 えっ!カップルに見えたのかな?否定し…とかないであげるわ キョンもちょっと気まずそうにしてるし、今日は特別なんだからね! そんなこと考えてるうちに荷物がまとまとまったみたい 「「ありがとうございます」」 お礼をしてお店をでた、うまくおじいさん達が荷物をまとめてくれたから キョンも持ちやすそうね、あんた感謝しなさないよ?なんて思ってたらキョンから話かけてきた 「なぁ、さっきのおじいさん達いい人達だったな」 以外、カップルに間違われたことを言われるかと思ったけどそうじゃなかったみたいね 「そうね、これだけ買ったのに3000円ですんだのもびっくりよね、サービスしてくれたのかしら?」 「はは、だといいな、なぁハルヒ…そのあれだ、また一緒にこような?」 えっ?以外だった、キョンからそんなこと言われると思ってもなかったし それよりキョンにまたデートしようって言われたのがうれしかった いや、デートなのかな?これは…でも二人でまた一緒に遊べるならいいかな 「そうね!まぁどうしてもっていうなら付き合ってあげるわよ!」 「はは、じゃあどうしてもって事にしておいてくれ」 はぁ…私って素直じゃないな、でもキョンにはこれくらいで丁度いいかな? あっもう駅か、しかたない電車賃くらい出してあげるわ! 荷物持ちのお礼って事にしておいてあげる 「まってなさい、いま切符買ってくるから」 「えっいや「いいの!そこでまってなさい!」 「じゃあお言葉に甘えとくよ」 急いで切符を買ってキョンに渡したあと電車は以外とすぐにきた なんだろう、電車の中では会話できなかった… 最寄り駅が近いのもあるかもしれないけど あっおりないと! 「おりるわよ!ほら、もうあぶなっかしいわね!」 「悪い悪い、っとよし行くか」 「あぁハルヒ!そういえば荷物どうするよ」 あちゃー考えてなかった…今から学校に行くわけにもいかないしな…どうしよう… 「しゃーない、家で預かっておくよ」 「あっあんたにしちゃー気がきくわね、じゃあお願い」 「おう、あっ日程はもうきまってるのか?」 「うん、明後日にするわ、次の日が土曜日だから遅くまでなっても平気でしょ?」 「うーむ、あんまり関心しないがまぁそうだな、わかった、じゃあまた明日な」 「あっ…うん、ちょっとまって!」 あっ…勢いで呼び止めちゃった…どうしよう… 「ん?どうした?」 ほら…もう、いくっきゃないわね 「荷物重そうだし…途中まで手伝ってあげるわ!感謝しなさいよね!」 あっなによ!以外って顔すんな!バカ 「うーん今日はやけに優しいな?どうした?」 「ばか、いつも優しいわよ!」 「そうでした、じゃあよろしく頼む」 「うん」 軽い荷物を受け取って私が持つことにした、そういえばキョンの家と私の家って 少し遠いのよね、帰りどうしようかしら… まっ今日はいいわよね、少しでも長く一緒にいたいし 「おい~ここまででいいぞ~」 えっ?あっぼーっとしてた、もうついちゃったのか… 「うん…」 何か話せばよかったな… 「んーアレだ、今日はなんか俺ばっかり優しくされて不公平だな、家くるか?お茶くらいはだすぞ」 えっ?キョンの家?行きたいけど…どうしよう… 「いく!」 あっバカ!何素直にいちゃってるのよ 「おう、んじゃここからすぐだから、荷物はもういいぞ、助かった」 「うん」 それから少し歩いてすぐに家についた、結構いい家にすんでるのね 「ただいま~、おいハルヒ部屋はこっちだ」 「あっ、おじゃまします」 「今日は誰もいねーぞ、なんか母親は妹つれて友達と遊びにいったしな」 「あっあんたまさか!」 「ばっばか言うな!7時には帰ってくるとか言ってたし何もしせんわ!」 まぁキョンが相手なら…って何私考えてるんだろ! 「ちょっとからかってみただけよ、あんたにそんな勇気あるはずないしね!」 「後が怖いからな、っとお茶入れてくる、適当に座ってていいぞ~」 そういわれてリビングに通された 「ねぇ、キョンの部屋どこ?」 何言ってるんだろ私 「ん?部屋?なんでだ?」 「キョンの部屋がいい」 ほらまた… 「んー変なもの探すなよ?こっちだ」 「ばか!探さないわよ!それとも何かあるのかしらね?」 やった!キョンの部屋にはいれる! 「アホ、ないわ、ここだ~今お茶もってくるからまってろ」 そういってキョンは下にいった 「これがキョンの部屋か~以外ね、綺麗じゃない」 あっベットだ………… バフッ、キョンの匂い…いいにおいだなー…ガチャ 「おーいお茶もってきたぞ、っておい」 あっしまった! 「あっちょっと疲れたから横になりたかったの!」 うぅーしまった、見られた… 「ん、まあ飲め、冷めるぞ」 「うん」 うー気まずいな、早く飲んじゃえ 「あつっ!」 「おい!大丈夫か!みせてみろ」 うぅーばかした、舌やけどしてないかな… 「ほれ、はやくベロだせ」 「うん」 「大丈夫そうだな、あんま無理すんな」 「うん」 うん、としかいえないよ…きまずい… 「ばか…あんまり人のベロじろじろ見るな」 「あっ悪い悪い、っともう40分か」 「うん…」 どうしちゃったんだろう今日の私…なんか素直になれないな… 「送ってくよ」 「えっ?」 今送っていくって言ってくれたの? 「もう外も暗いしな、ほれいくぞ」 「あっ、うん」 今日はやけにキョンも優しいわね、どうしたのかしら? まさかキョンも…?だといいな…エヘヘ 準備も終わって家をでた 「おじゃましました」 もう秋だな~って思うくらい外は暗くて涼しかった ちょっと寒かったかな そうおもってたらキョンが 「今日はちょっと寒いな、上着きてくりゃよかったな」 「バカ…じゃあ手繋ごうよ…」 何言ってんだろう…カップルじゃないんだよ? これで断られたらきまずいよ…いつも見たく勝手に繋げばよかったのに… 「んーそうだな、でもいいのか?」 あっキョンもまんざらじゃなかったのね?よかった! 「今日は特別って言ったじゃない!明日からは無しよ!」 「へいへい、じゃあ今日だけ甘えておきますよ」 どっちからとも言わずに私達は手を繋いだ… お互いちょっと無言だったのはお互い気まずいからかな? とか考えてたらもうすぐ家だ 「キョン、ここまででいいわよ」 「ん?家まで送ってくぞ」 「大丈夫、もうそこの角まがったらすぐだし、親も心配してるからさ」 「んーそうだな、こんな時間に俺がいったら親もいらぬ心配するしな」 「ばーか、まっそういうことよ、今日はご苦労様」 「おう、んじゃまた明日な」 「うん」 少し名残惜しかったけど手を離した… キョンを見送って背中が見えなくなった… なぁハルヒ?今日のお前はどうしちまったんだ? そりゃ俺としてはだな、まぁうれしくないって言ったらウソになるが あいつもずいぶん丸くなったな、にしても俺はなさけないな… 普通男からすることをほとんどあいつからか… もう少し古泉を見習うか にしても俺ってやっぱりアイツのこと意識してるのか? 今日はやけに緊張したな、そりゃ普通にまともなデートとかは初めてだが 俺もしかしてあいつのこと… キョンに対しての気持ちっていつからだったんだろ… もしかしたら始めから?でも気持ちが確かなものだって分かったのは 今日改めてかな…たぶん好きになったのは夢の後あたりからかな… ねぇキョン… 「キョンにとっての私は?…」 「ハルヒにとっての俺は?…」 「俺にとって」 「私にとって」 「「アイツノソンザイって…」」
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第1話 二日酔いの朝の出会い ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ 「あ、つぅ…………朝、かぁ………うう、頭いてぇ………飲みすぎたかなぁ……」 痛い頭を抱えつつ、俺の眠気を見事までに吹き飛ばしてくれた目覚し時計を手探りで探し当て、叩く様に止める。 そしてぼんやりと朝日に照らされた自分の部屋を眺めつつ、昨日あった事を思い出す事にする 頭にガンガンと響く頭痛の所為で多少記憶のローディングが遅くなっている物の、少しずつ思い出してくる 昨日は俺の働いている会社の近くの居酒屋で、転勤となる上司の送別会で記憶が半分ほど消し飛ぶ位、飲んで騒いだのだ。 それこそ店の店員さんや他の客とかに嫌な目で見られるくらい………反省しなきゃorz あ、それで確か、その送別会のビンゴゲームか何だったかで何かを当てたんだっけ………? 「何だっけ……えーっと………武装………戦記?」 「武装戦記ではありません。武装神姫です、主殿」 「ああ、そうだった、武装神姫だった……って誰だ?……あれ?居ない……」 突っ込みに対してついつい肯定した後で、自分以外の誰かが居ることに今更気付き、 思わずその声の主の居る方向を見るがその姿は無く、俺はつい首をかしげてしまう。 「下です、主殿」 「下?……って、あ」 声に言われるがまま、俺が目線を下に向けると、それは其処に居た 身長15cmほどの人形・・・いや、武装神姫と言うのだろうか 金髪の凛々しい顔立ちの蒼い鎧の女騎士が俺の傍にちょこんと正座していた。恐らく彼女が声の主なのだろう。 良く周り見れば、俺の寝ている布団の傍に恐らく彼女が入っていただろう空っぽの箱が転がっており 送別会の後で家に帰った俺が昨日の内に開けた事をおぼろげながらも思い出した。 と、俺がそうこう考えている内に、彼女は礼儀正しくお辞儀をした後、話し掛けてくる。 「おはようございます、主殿。昨日は大分御疲れの様でしたが、御加減は宜しいでしょうか?」 「あ、ああ、二日酔いの頭痛はするけど大丈b……ってそうじゃなくて、 お前さんは一体………」 「む……どうやら、主殿は昨日の記憶の一部がリセットされている様ですね……… ならば再度説明いたします、私(わたくし)は武装神姫シリーズ、TYPE KNIGHT『サイフォス』と申します」 「は、はぁ……それで、お前さんはサイフォスって名前なんだ………」 「いえ、『サイフォス』と呼ばれるのは所謂形式名みたいなもので、人間で言う名前とは異なっております それと……現在、私の名前がまだ登録されていない状態です」 「へぇ、そうなんだ。じゃあ、名前をつけなきゃ……何が良いかな?」 「主殿が御与えになる名前なら、私はどのような名前でも喜んで受け入れましょう そう、たとえどのような屈辱的な名前でも、(ピー)だとか(チュドーン)だとしても!(検閲済み)」 「いや、そういわれると逆に困るんだよな………う~ん………」 しばらく悩み、彼女が「私のなんかの為に悩む事はないのです」とか言い出しかけたその時、 俺の頭の中でピンと良い名前を思い浮かべる 良し、そうだ、ルージュって名はどうだ? 「ルージュ、ですか……では今後は私の事をルージュと御呼び下さい、主殿。 ………所で、不躾ながら主殿にお伺い致しますが、何故、そのような名前に………?」 自分自身の名前の登録をしていたのだろうか、少しの間動きを止めた後 徐(おもむろ)に自分の名の理由について聞いてくる彼女、もといルージュ 「いや、何、最初は女騎士とかその鎧の蒼色にちなんだ名前を付けようかな、とか思ったんだけど。 女騎士に関しては、どっかのエロゲのサーヴァントと同じじゃあ、ある意味困るし。 それじゃ、ジャンヌはと言うと何処ぞのバ金持ちが先に使っているのを思い出した訳で、アレと同じなんぞ面白くもない。 かといって蒼色に因んだ名前じゃあ余りにもありきたりだと思ってな。 其処でふと、お前さんの顔を見てたら何となく口紅が似合いそうだなって、 それじゃあルージュだ、と決めたんだけど……やっぱ、変か?」 俺が苦笑しつつ彼女にそう言うと 「いいえ、主殿が私の名に関して悩みに悩んでくれた事、大変嬉しいです! もし、私の名を変だなんて思う者が居るのなら、私のこのコルヌで斬り伏せてやります!!」 「わ、分かった分かった、とりあえず落ち着け、な?」 腰の剣を抜き、自分の頭上に振り上げて興奮するルージュをなだめる俺 どうやら、こいつは主の事を愚弄されると熱くなる性格って奴か……… 「あ……も、申し訳ありません!主殿に大変御見苦しい姿を見せてしまった様で…」 自分のはしたない姿を見せてしまった事で、少し表情が暗くなるルージュ やれやれ、妙に礼儀正過ぎるってのも困り者だな…… 「いや、もう気にしなくても良いから、そんな暗い顔を止めて笑顔になれって それに、妙に堅苦しくしなくても良い、そんな堅苦しくされると俺が逆に緊張しちまう だからリラックスリラックス、お前さんの好きな様にすれば良い」 「そんな……主殿の御優しい心遣い……私は……私は本当に嬉しいです」 俺の言葉にルージュは今までの堅苦しい表情から笑顔に変わる、 その笑顔を見て、俺は武装神姫にハマっている連中の気持ちが少し理解できた…… 「………まあ、とりあえず今後とも宜しくな、ルージュ」 「ハイ、宜しくお願い致します、主殿! 主殿が望むのであれば、この私の仮初めの命、幾らでも差し出します」 「いや、流石に命は差し出さなくても良いって………ハハ」 苦笑しつつ俺が差し出す人差し指の指先と固く握手するルージュ こうして、俺と妙に礼儀正しいがキレると途端に熱くなる、笑顔の可愛い女騎士との生活が始まった。 おまけ 所で、何でルージュは俺の事を「主殿」と呼ぶんだ………? ひょっとしてそれがお前さん等のデフォルトなのか? 「いえ、呼び方に関しては他にもマイロード・ご主人様・マスターなどの呼び方が設定できたのですが 昨晩、私を起動させた際、主殿は赤ら顔で「何と言われようとも俺の事を主殿と呼べ!!」 と仰られた後、私がその設定を完了した事を伝える間も無くバッタリと御休みに…… 主殿、どうか致しました?やはり体の具合が……」 いや………何でも無いよルージュ、気にしないで……… 心配するルージュを尻目に昨日の自分の酷い行動を思い出した所為で、 より一層激しさを増した頭痛をこらえつつ俺は、 酒だけは本当に程々にしなくちゃなと、暫し猛省するのであった………orz 第2話に続く メインページに戻る トップへ戻る
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