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繰り返し for import java.io.*; class sample05{ public static void main(String[] args){ try{ InputStreamReader isr = new InputStreamReader(System.in); BufferedReader br = new BufferedReader(isr); System.out.print("繰り返し回数="); String a = br.readLine(); int b = Integer.parseInt(a); for(int i = 1; i = b;i++){ System.out.printf("%04d,", i); } System.out.println(); }catch(Exception ex){ ex.printStackTrace(); } }} 書式 for(初期値;継続条件;増分処理){ testfunc(); } while import java.io.*; class sample06{ public static void main(String[] args){ try{ InputStreamReader isr = new InputStreamReader(System.in); BufferedReader br = new BufferedReader(isr); System.out.print("繰り返し回数="); String a = br.readLine(); int b = Integer.parseInt(a); int i = 1; while(i = b){ System.out.printf("%04d,", i); i++; } }catch(Exception ex){ ex.printStackTrace(); } }} 書式 while(継続条件){ testfunc(); }
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文責 Tom 折り返しに2ダブを作ることを意識すれば、序盤と中盤の間の早いタイミングで催促を持てることになります。 メリット 相手の折り返し作成の隙を突ける そのまま本線で追い打ちができる デメリット 形が難しくなる(使いこなすには多重折りのスキルが必要) 2ダブに対し、本線をシンクロ発火されると伸ばしが間に合わなくなる可能性がある
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今作ではストーリーを進めると特定のミッション解除、アイテムの入手、トロフィーなど取り返しのつかない要素が存在する。 動物アメリカの動物 グアーマの動物 ミッションメインミッションチャプター2 チャプター3 チャプター4 チャプター5 チャプター6 見知らぬ人ミッション ランダムミッション トロフィー関連 コンパニオンアクティビティ調達依頼 アイテムの入手 その他 動物 アメリカの動物 カロライナインコ25羽捕まえると絶滅してしまうため二度と会えない。 グアーマの動物 グアーマに生息する動物すべて ミドリガメは動物図鑑に登録されない。グリッチを使用しないと会えない。PC版ではパッチ対応したためグリッチ使用しても会えない。 ミッション メインミッション チャプター2 高利貸しとその他の罪1 2 昔は愛し合った1 2 油を惜しむなかれ1 古き良きヘビ油 チャプター3 高利貸しとその他の罪4 純愛の成り行き1 純愛の成り行き2 純愛の成り行き3 チャプター4 誰もがみな兄弟 高利貸しとその他の罪5 父性と夢の狭間で1 父性と夢の狭間で2 チャプター5 なし チャプター6 赦しを請うなかれ1 赦しを請うなかれ2 高利貸しとその他の罪6 純愛の成り行き4 純愛の成り行き5 駆け出しの考古学 泥棒の誇り 未亡人、セイディ・アドラー1 未亡人、セイディ・アドラー2 見知らぬ人ミッション 見知らぬ人ミッションは全部なのだが、その中でも特定の期間のみできるものを記載する。 ミッション名 CENTER開始可能期間 日本語 CENTER英語 募金活動 Fundraiser チャプター2~6 素人のための理想郷論1 Arcadia for Amateurs - Ⅰ 開始可能はチャプター2の間。発生時間は06 00~18 00 素人のための理想郷論2 Arcadia for Amateurs - Ⅱ ゲーム内48時間経過後。発生時間は06 00~18 00 素人のための理想郷論3 Arcadia for Amateurs - Ⅲ チャプター3で発生。発生時間は06 00~18 00 素人のための理想郷論4 Arcadia for Amateurs - Ⅳ チャプター3で発生。発生時間は06 00~18 00 素人のための理想郷論5 Arcadia for Amateurs - Ⅴ チャプター4で発生。発生時間は06 00~18 00 知識の報い1 The Mercies of Knowledge - Ⅰ チャプター3 シャーロットバルフォア民家強盗 Charlotte Balfour (mission) チャプター5 Of Men and Angels - Ⅰ チャプター6 ランダムミッション ビル救出先の者が後になるべしクリア後チャプター5までの間で放浪しているとハビアからビルの救出を頼まれる。断ることもできるが、救出は4人倒すだけで様々な戦利品を探れるので救出に向かおう。救出後キャンプにて、ビルから礼を言われる。 トロフィー関連 持つべきものは友銀行業務、アメリカの伝統技術まで 持たざる者への施しチャプター4の最後には寄付箱がなくなる。 寄付額$250。 使い走り銀行業務、アメリカの伝統技術まで 不法侵入銀行業務、アメリカの伝統技術まで 救いの手銀行業務、アメリカの伝統技術まで コンパニオンアクティビティ チャプター2フィンガーフィレット(レニーと) 狩猟(チャールズと) ハビアと民家強盗 チャプター3フィンガーフィレット(マイカと) ドミノ(ティリーと) ショーンとロニーの小屋強盗 ハビアと釣り キーランと釣り ビルと馬車強盗 ショーンと馬車強盗 チャプター4大なり小なり ピアソンと狩猟 レニーと駅馬車強盗 マイカと駅馬車強盗 おじさんと喧嘩 調達依頼 ※例外あり。 アイテムの入手 一度入手し、馬のホイールに入った場合の武器は捨てたり売ったりすることはできない。 珍しいローリングブロックライフルはミッションマジシャンの遊びのみ入手可能。 エメットのリボルバーは最も善なる男と一人の女1の倒したときのみ。 フラコのリボルバーは最も善なる男と一人の女1の倒したときのみ。 マイカのリボルバーはアメリカの猛毒クリア後マイカの場所に向かう。 オーティス・ミラーのリボルバーは 修復した宝の地図 の景品。 ビリーのピストルは最も善なる男と一人の女1の倒したときのみ。 キャロウェイのリボルバーは最も善なる男と一人の女4の倒したときのみ。 珍しいショットガンは遭遇ミッション 世捨て人 を倒すと拾える。 その他 愛馬は死亡したら当たり前だが蘇らない。ひん死の状態なら馬用蘇生薬で治すことができる。 グアーマへはチャプター5の間のみ行ける。 伝説の魚、動物は一度倒すと二度と現れない。採取した材料は倒すだけで罠師にテレポートされている。届けることは小銭稼ぎ。
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三倍返しとサンタクロース 「―――ひーらぎ~!」 耳慣れた声に呼ばれ、少年は家路へと急いでいた足を止めた。 年の頃なら六、七歳。無造作、というより洗いっぱなしのような茶の髪。やや眦のきつい眼差しは、しかし子供らしい清んだ光を宿している。 もう冬の足音が聞こえようと言うこの時期に、上こそジャケットを着込みつつも下はハーフパンツ姿。今年小学校に上がったばかりのやんちゃ盛りには、小さな身体に満ちたエネルギーで、多少の寒さなど吹き飛ばせるらしかった。 少年は、今その前を駆け抜けようとした、道の脇から伸びる神社への石段を見上げる。声の主である小柄な影が、そこからぱたぱたと駆け下りてきた。 「どうしたんだよ、くれは」 ずいぶん急いで自分のところまで降りてきた相手に、少年は目を瞬きつつ問う。 少年と同じ年頃の少女。ぱっちりとした黒目がちの瞳が愛らしい。膝裏まである長い黒髪に、白い小袖と緋色の袴。神社の石段にはよく似合う、“巫女さん”姿だ。 彼女の名前は赤羽くれは。その姿と姓に違わずこの赤羽神社の娘であり、また少年―――柊蓮司の幼馴染だった。 「よ、よかった~。今日じゅうに会えて~」 くれはは駆けて荒くなった息を整えるのもそこそこに、安堵したように告げる。柊に視線を合わせて、ぱっと花開くように笑った。 その合わされた視線の角度がやや上からなのを、柊は複雑に思う。くれはは女子の中で別段大きいわけではないのだが、柊と並ぶとほんの少しだけ彼女の方が背が高いのだ。 「………だから、どうしたんだよ?」 複雑な心境が少々ぶっきらぼうな声を作ってしまい、柊は内心少し焦った。この間、ちょっと不機嫌な声で話して、クラスの女子に泣かれてしまったのを思い出したのだ。 しかし、小学校に上がる前から柊と付き合いがあるくれはは、彼のぶっきらぼうな声など慣れている。気にした風もなく、繰り返し問われた質問に答えた。 「ひいらぎ、今日おたんじょう日でしょ?」 はい! と差し出されたのは小さな包みを、柊は目を見開いて見つめた。 縦横のサイズはタバコの箱と同じくらい、厚さはその半分ほど。うさぎをモチーフにしたキャラクター柄の包装が少々ガタついているのは、おそらく少女自身が包んだからだろう。 「ほんとうは、学校であげようかと思ってたんだけど………ひいらぎ、そういうのイヤそうだったから」 だからやめといたんだけど、と、くれははちょっと困ったように笑う。 今日が柊の誕生日だと知っているのは、クラスでも小学校に上がる前から付き合いの友人だけである。今の今まで一緒に遊んでいたその友人達も、柊自身が何も言わなかったため、すっかり忘れていたようだが。 自分から「おれ、たんじょう日なんだ~!」とかいうのは、祝ってくれといってるような気がして、別に言わなかったというだけなのだが―――くれはにはその態度が、学校でそういうことされるのが嫌なのだという風に取れたらしい。 「お、おう。ありがと………」 不意打ちのプレゼントに、柊はちょっとむずむずするような感覚を覚えつつも、差し出された包みを受け取った。そのまますぐ包みを開けようとして、ちょっと手を止める。 「えと………あけても、いいよな」 うん、という返事に、今度こそ包みを開く。いつもは紙をびりびりに破ってしまうけれど、何となく今回はゆっくり丁寧に、破けないように広げた。 そうして、中から出てきたのは、一枚のカードと、見慣れたパッケージ。 カードの方は、くれはのお手製らしい。彼女がよくお絵かきのときに描いていたうさぎのキャラクターが、「おたんじょう日おめでとう」と言ってくれているバースデイカード。 もう一つの方は――― 「―――カバル・チョコだ」 その呟きに、くれははちょっと柊の表情を窺うような様子で、自信なさげに言う。 「………ひいらぎ、それのカードあつめてるでしょ? だから………」 それは、特撮ヒーローのキャラクターカードがおまけについたチョコ菓子だった。小学校の男子の間でこのカードを集めるのが流行っており、柊もこのカードを熱心に集めている一人だ。 うん、とくれはの言葉に頷いて、柊はいそいそとパッケージを開く。―――パッケージに印刷された聖戦士の顔が派手に破けたけど、気にしない。 菓子には見向きもせず、カードの方を引っ張り出す。出てきたカードに、柊は目を見開いた。 「―――“銀の大首領像”だ!」 すげぇ! と叫んで柊はカードを掲げる。―――レアカードの中でも、特に出にくいといわれているもので、実際柊の周りでこのカードを持っているのは一人だけだった。 わっほぅ! と飛び跳ねんばかりに喜ぶ柊に、くれはは面食らったように問う。 「そ、そんなスゴいのだったの?」 「すげぇよ! すげぇうれしい! ホントありがとうな、くれは!」 はしゃぐ柊の様子に、くれはも満面の笑みを浮かべ、 「どういたしまして!」 よかった、と嬉しそうに呟いた。 「―――れ~んじっ!」 妙に楽しそうな声に、柊は嫌な予感を覚えつつ振り返った。 くれはと別れて帰宅した後、家族での誕生日パーティーを終えて、リビングでテレビを見ていた時である。 振り返った先には、妙ににこやかな笑みを浮かべた、二歳上の姉、京子の姿。 「………なんだよ………」 「は~い、これ!」 顔をしかめる柊に姉が差し出したのは、何かちょっと埃被った、陶器製の恐竜の貯金箱。 受け取りつつ、柊は呻くように問う。 「………なにコレ」 「やーねぇ、たんじょう日プレゼントにきまってんじゃなぁいっ♪」 無駄にご機嫌な姉を、柊はソファに座ったまま半眼で見上げる。 「………いらないものおしつけてプレゼントっていうなら、“三ばいがえし”はいらないもの三つで、かえせばいいよな」 うっ、とその言葉に京子は呻いた。 さっきまでやっていた、ちょっと気の早いクリスマス特集。その中の街頭インタビューで、女性達が口々にいっていた言葉―――“三倍返し”。 曰く、「女性からのプレゼントに、男は三倍で返すのが礼儀だ」。 それを見るなり、この姉は何故かそそくさとリビングを出て行って―――戻ってくるなり、埃被った恐竜を弟に押し付けたわけである。 「なっまいき~! あんたそんなんじゃ女の子にモテないわよ!?」 「いでででで! やめろキョーボーあねき! ―――いいよ、べつにモテなくて!」 ヘッドホールドかまされつつ、柊は姉の言葉に叫び返す。 斜向かいのマンションに自他共に“モテる”という兄ちゃんが住んでいるのだが、柊の目から見れば、いつも色んな女の人と二人で会っているだけだ。 柊にとってみれば、女の子と遊ぶんだって皆で鬼ごっことかかくれんぼの方が楽しいのに、と思うだけ。まあ、くれはと二人で遊ぶのも楽しいけど、くれはは姉の言う“モテない”今の自分と遊んでくれるわけだから、別にモテるようになる必要なんてないし。 と、そんなことを思って、気づく。 ―――そうだ、くれは――― お返し目当てで廃品押し付けてきた姉は論外だが、不意打ちでものすごく嬉しいプレゼントをくれた彼女には、やっぱりお返しをしないわけにはいかないだろう。 ―――でも、“三ばいがえし”って………どうすりゃいいんだ?――― そんな思考に沈んでいた柊は、 「まったくー………あんたはその“でりかしー”のないとこがなければ………今でもちょこちょこ、あんたを気にしてる子いるのに」 そんな姉の呟きなど、完全に意識の外にシャットダウンしてしまっていた。 「―――う~ん………」 自室のベッドの上に胡坐をかいて、柊は膝の上のカードを見つめ、悩む。 銀ラメに輝くレアカード―――これは、柊にとって何より嬉しいプレゼントだった。だから、お返しするなら、くれはにとってこの三倍嬉しいものをプレゼントしなくちゃいけない。 「………うぅぅぅ~~~~ん………っ」 腕を組んで、首を捻って、柊は考える。 くれはが喜びそうなものはいくつか思いつくのだが―――自分がこのカード貰ったときと同じくらい喜んでもらえるかもしれないものはあっても、その三倍に届きそうなものは思いつかない。 悩んで、悩んで―――はた、と気づいた。 「―――そうか、三つあげればいいのか!」 さっき、姉にはいらないもの三つで返すと言ったのに、何故すぐこの方法に気づかなかったのだろう。 うんうん、と思いついた案に満足しつつ、さっきいくつか思いついたくれはの喜びそうなものの中から、特に良さそうなのを三つ選ぶ。 まずは、くれはの好きなうさぎのキャラクターのシャープペン。前から欲しいと言っていたけど、今もっている鉛筆を使い切るまでは買ってもらえないだろうといっていた。 次に、ご近所の和菓子屋さんで売っているうさぎ饅頭。前にくれはの家へ遊びに言ったとき、おやつに出してもらったもので、ものすごくおいしかったのを覚えてる。くれはの家でも、本当に大切なお客さんが来た日にだけおやつに出るらしく、滅多に食べれないと言っていた。 箱売りは値段的に手が届かないだろうが、一個ずつばら売りもしているそうなので、そっちなら何とかなるかもしれない。 最後に、前に大通りの露天商で見た、星のペンダント。銀の土台に色とりどりのビーズを散りばめたやつで、くれはは五分近くその露天商の前でそのペンダントを食い入るように見つめていた。 どれもくれはがすごく欲しがっているもの。自分がこのカードを貰ったものと同じくらい、喜んでくれると思う。―――しかし、 「―――どれも、たかいんだよなぁ………」 ぼふ、とベッドに引っくり返って、柊は呻く。―――欲しくて、でも手に入らないのは、自分達の普段の小遣いで手が届かないものだからだ。 柊の小遣いは、一回家の手伝いをして五十円。カードを集めるのに例のチョコを買うのにもわりと苦労するレベルである。 でも、これが一番くれはに喜んでもらえそうな三つなのだ。くれはは柊に一番嬉しいプレゼントをくれたんだから、これくらいしなくちゃ釣り合わない。 「―――よしっ!」 気合を込めて起き上がり、柊が睨むように見つめたのは、机の上に鎮座した貯金箱。 さっきまでガラクタだったはずの恐竜は、しかし、柊の視線の先で、誇らしげに胸を張って見えた。 誕生日のお返しは、やはり誕生日に。くれはの誕生日は一月十六日。あと二ヶ月ちょっとである。 柊は次の日に早速、プレゼントに決めたもの三つ、それぞれの値段を確認した。 シャーペンが150円、うさぎ饅頭(一個)が250円、ペンダントが500円。 ついでに、ペンダントは手作りの一品もので他の人に買われてしまっては困るから、その露天商の店主に事情を話して取っておいて貰えるように頼んでおいた。 「少年、小さいのになかなかいい心意気だね! オッケー、取っときましょうとも! ついでに、その心意気に免じて350円にまけてあげようじゃないか!」 そのお姉さんの言葉が嬉しく、また目標金額の変化の計算に必死になっていた柊は、 「しかし、あんたいい男になるよー。十年経ったら女が放っとかないだろうね」 という、続く彼女の言葉は、華麗にスルーしていた。 次に、柊は家の手伝いの頻度を増やした。今までは友達と駄菓子屋にいく約束をしたときなどに、軍資金を得るために手伝っていた程度だった。それを、とりあえず毎日最低一つは手伝いをするようにした。これで、一日50円である。 しかし、その入手したお金をそのまま貯金箱に投入すればいいものを、ついつい、友達の誘いを受けて持ったまま出てしまい―――まあ、大半がカードや駄菓子に化けた。 残ったお金は帰宅するなり投入しているが―――貯金開始から一ヶ月以上経っても、五円玉より大きい額の硬貨を入れた記憶がないことに、柊は自分の意志の弱さを痛感した。 柊が貯金を始めて一ヶ月以上が経ち―――それは、二学期が終了した日のことだった。 「―――くれはー? なにやってんだ、んなとこでー」 赤羽神社の前を通り過ぎようとして、柊は石段の中ほどに見つけた少女に声をかけた。 「………ひーらぎ?」 何をする風でもなく石段に腰掛けていた少女は、我に返ったような様子で、自分の方へと上がってくる柊を見た。 「………どうしたの? なにか、ようじ?」 「いや、うちでつーしんぼ見せたら、おこられそうになって………にげてきたら、おまえがボーッっとすわってるから」 隣に腰掛けながら、柊は少々情けない事情を答える。 「そっか………」 どこかぼんやりと、くれはが返す。それきり、会話が切れた。 「………えぇっと………」 くれはと一緒にいて会話が続かない、という初めての事態に、柊は戸惑う。落ちた沈黙に、商店街から響いてきたクリスマスソングが聞こえた。 「そうだ―――くれは、サンタにプレゼント、おねがいしたか?」 何とか話題を思いついて、柊は問う。―――それに、自分がくれはの誕生日にあげるつもりのものを、サンタに先に渡されたら別の何かを考えなければいけない。 しかし、くれはの答えは完全に柊の予想外のものだった。 「うちにはこないよ、サンタさん」 「―――え?」 目を瞬く柊に、くれはは言葉を続ける。 「うち神社だもん。クリスマス、やったことないし。サンタさんだって………」 「―――ホントに?」 初めて聞いた話に、柊は信じられない思いで呟いた。くれはは、笑って、 「しょーがないけどね―――」 言って、軽く俯いたその顔が――― 一瞬翳った気がして――― 「―――ふぅん………」 何気なしに呟きながらも、柊はここ最近―――十二月に入ってからのくれはの様子を思い返す。気がつくと、話の輪にいなくて―――その時の話題は、いつも、クリスマスやサンタのことだった。 ―――クリスマスの思い出がなきゃ、はなしに入れないもんな――― そう、思って――― 「―――あ!」 思いついて、立ち上がった。くれはが、驚いたように顔を上げる。 その彼女に声をかけながら、階段を駆け下りる。 「よーじ思い出した! ちょっとここで待ってろ! ―――いいか、ぜったい動くなよー!」 「―――ひーらぎ~?」 不思議そうな少女の声を背に受けながら、柊はそのまま今さっき来た道を戻って走り出した。 ―――思い出がなければ、つくればいいんだよな――― そう思って、家へと駆け戻る。 ―――いっこ、なにか思い出があれば、みんなのはなしをきいても、きっとさみしくならない――― だから、くれはに、クリスマスの思い出をあげるのだ。 マンションについて、エレベーターで部屋の回まで上がり―――こっそりと玄関を開けて、中に入る。 玄関の靴の状況から察するに、今家にいるのは姉だけらしい。彼女に見つからないように、居そうな場所―――居間や彼女の部屋を警戒しつつ、何とか自室までたどり着く。 音が立たないように扉を閉めるなり、柊は机の上の貯金箱に飛びついた。 「―――えぇっと………っ!」 さかさまにして底についている蓋を引っぺがし、ベッドの上で中身を引っくり返す。 記憶に違わず、見事に一円玉と五円玉しかない。しかも、一円の方が圧倒的に多い。 その事実に軽く凹みつつも、お金を数え始める。と――― 「―――れ~ん~じぃ~?」 聞こえた背後からの声に、思わず手が止まった。 ぎぎ、と堅い動きで振り返れば、鬼もかくやの形相で扉の位置に仁王立ちする姉の姿。 「あんた、つーしんぼのことで怒られそうになってにげるなんて、どういうつもり!? しかもこそこそ帰ってきて―――って、何やってんの?」 ベッドの上に散乱した小銭を見て、姉は眉をしかめた。 柊は、くるりと膝立ちで器用に姉に向き直ると、両手を合わせる。 「たのむ、ねぇちゃんっ! この場は見のがしてくれ! かえってきたらバツそうじでも、なんでもやるから!」 くれはが待ってんだ! といえば、姉は小銭と柊を見比べて――― 「あんた、それでくれはちゃんへのプレゼント買う気?」 ずばり言い当てられて、柊はうぐっ、と呻く。 はぁぁ~………、と姉は溜息ををついて――― 「―――って、なにすんだ、ねえちゃん!?」 いきなり小銭に手を伸ばしてきた姉に、柊は面食らう。 「うっさいバカ! あんたがかぞえてたんじゃ日がくれるわよ! かわりにかぞえてやるっていってんの!」 一喝するなり、姉は小銭の山と戦い始めた。 「………ねぇちゃん、あんがと」 「うるさい話しかけるなバカ」 素直に告げた礼は、しかし、きつい言葉で一蹴され、柊はなんとも言えない複雑な顔で姉の作業を見ているしかなかった。 姉が、小銭の山と戦うことしばし――― 「―――合計、158円」 ふうっ、と息をつきながら、姉は奮闘の成果を告げた。 「ありがとうっ、ねぇちゃん!」 「―――って、待ちなさいバカれんじ!」 礼を告げるなり、小銭をかき集めて出ようとした弟を、京子は一喝して止めた。 「その小ゼニの山で持ってたらお店にメーワクでしょうが! リョーガエしてあげるからちょっと待ちなさい!」 言って、姉はいったん柊の部屋を出ると、自室から自分の財布を持ってきた。―――月額100円固定の小遣いと、柊よりこまめにやっているお手伝いのお駄賃で、姉は柊より金持ちだ。 「ほら、8円のこして、これと交換」 五十円玉三枚を差し出されて、柊はその言葉に従う。 「うわ、サイフすごいことになった………あとであたしもリョーガエしてもらわないと………」 えらく膨らんでしまった財布に、京子はぼやく。―――次は親の財布がすごいことになりそうである。 「んじゃ、帰ってきたらバツ掃除だかんね! 忘れるんじゃないわよ!」 「うん!」 念押す言葉に柊は元気よく頷いて、今度こそ小銭を握って駆け出した。 空から白いものがちらつき始めた中、クリスマスソング流れる商店街を、柊は元気よく駆けていく。 目指すのは、この前、親と一緒に家で食べるクリスマスケーキの予約に行った、ケーキ屋さんだ。 ―――たしか、小さいサンタのケーキが150円だった!――― ショウウィンドウに、1ピース150円の、サンタの砂糖菓子が乗ったショートケーキがあったのを、柊は覚えていた。 ―――クリスマス、っていったら、サンタのケーキだもんな!――― 早く、幼馴染の少女にそれを届けたくて、人ごみの中を急いで駆け―――歩道の舗装タイルの継ぎ目に躓いて、派手にすっ転んだ。 「―――いってぇ………」 呻きつつ、身を起こす。―――他の通行人の視線がちょっと恥ずかしい。 膝小僧が痛い。ジーパンに隠れて見えないけど、多分擦り剥いた。けれど、それよりも――― 「―――やばっ!」 握り締めていた小銭をコケた拍子に落とした。慌てて辺りを見回す。 五十円玉三枚と一円玉一枚はすぐ近くに転がっていたけれど、残りの7円が見つからない。歩く人の群の向こうまで転がっていってしまったらしい。 「―――ぅ~~~っ………しょーがないっ!」 惜しいけれど、探している暇はない。くれはが待っているのだ。 ―――ケーキのお金には、足りるしっ!――― そう思って、また駆け出した。―――今度は転んでも落とさないよう、しっかりとポケットに小銭をしまって。 『洋菓子・フラワーチャイルド』 そう看板を掲げた店に、柊は勢いよく駆け込んだ。 そう広くない店内、ショウウィンドウも兼ねたカウンターに駆け寄って、元気よく叫ぶ。 「―――すみませんっ! サンタのケーキくださいっ!」 この前の予約の時もカウンターにいたお姉さん―――姉よりは大分大きく見えるから、小学生ではないだろうけれど、中学生なのか高校生なのか、柊には判断がつかなかった―――が、カウンターから顔だけ覗かせた柊に、首を傾げて尋ねる。 「あ、この間の。―――予約のケーキ、取りに来たの? でも、あれは明後日じゃなかった?」 「ちがくてっ、これこれっ! この小さいの、くださいっ!」 ショウウィンドウに並んだ商品の中から、サンタが乗ったショートケーキを直接指差して、柊は告げた。 お姉さんは笑って、ああ、そっち、と呟いて、 「はい、かしこまりました。―――いくつ、欲しいのかな?」 「いっこ!」 元気よく即答する。―――本当は自分も食べたいけど、お金が足りないから仕方がない。 お姉さんは笑顔で頷いて、ケーキをショウウィンドウから取り出す道具を手に取りつつ、 「はい。じゃあ、154円ですね」 「―――えっ!?」 柊はその言葉に目を剥く。慌てて値札を確認するけれど、そこには確かに『150円』と書かれている。 「4円、ちがうよ!?」 「ああ―――えっと、そこに載ってる値段は、消費税っていうのがつく前の値段で………そこに4円、足されちゃうの」 なんだそれ、と柊は呻く。―――ショーヒゼイってなんだ。 それまで、殆ど10円単位の品物しかない駄菓子屋でしか買い物をしたことがなかった。カードつきのチョコはそれなりにいい値段がしたけど、値札なんかついてなくて、駄菓子屋のおばちゃんの言う値段を払っていたし。 柊にとって、消費税は今まで縁のないものだった。+3%が、柊に重くのしかかる。 今、ポケットの中に入っているのは、151円。―――3円、足りない。 ―――さっき落っことしたお金………!――― あれがあれば足りたのに―――そう、柊は歯噛みする。 「………もしかして、お金足りないの?」 お姉さんの言葉に、歯を食いしばって頷くしかない。 「えぇっと………じゃあ、こっちなら買えるんじゃないかな?」 そういって、彼女が指し示したのは、サンタのいない、普通のショートケーキ。 「こっちは、消費税がついても144円だから、150円で足りるよ?」 「………サンタがいないと、イミないんだよ………」 柊は呻くように言う。―――サンタのいないケーキじゃ、クリスマスのケーキにならない。それでは、意味がないのだ。 ―――でも、サンタのやつには、お金が足りない――― 「―――え、えぇっと………」 う~っ、と呻いて固まってしまった柊に、お姉さんは困ったようにおろおろと店の奥に視線を向ける。 「………どうしたの? 花子」 と、奥から出てきたのは、お姉さんと同じエプロンを着たおばさん。顔も、彼女によく似ていた。 「あ、お母さんっ、この子、サンタのショートケーキが欲しいみたいなんだけど、お金がちょっと足りないみたいでっ」 縋るようにお姉さんが言うと、おばさんはカウンターを出て、柊の横に並ぶ。 「サンタのケーキが欲しいの? いくら、足りないの―――あら?」 柊に視線を合わせるようにしゃがんだおばさんが、言いかけて、柊の膝に眼を留める。―――ジーパンの膝の部分、さっき擦り剥いたところに血の染みがにじんでいた。 「怪我してるじゃないか! ほら、こっちおいで!」 「―――へっ!?」 ぐいっ、といきなり手を引かれ、柊は間抜けな声と共に引きずられる。 訳がわからないまま、柊は『フラワーチャイルド』の店の奥に、お邪魔するはめになった。 「ほら、そこ座って!」 店の奥にある調理場、その更に奥は住居と繋がっていた。おばさんにリビングらしい部屋のソファを示されて、何となく抗い難いものを感じて柊は素直に従う。 「ああ、もう。傷が乾いたら、ジーパンの生地が膝にくっついちゃうよ? いつ怪我したんだい?」 「えと………さっき、ここにくるとちゅう………ころんで………」 柊が答えている間に、おばさんはジーパンを手際よく膝上まで捲くり、持ってきた救急箱から消毒液を取り出した。 「はい、ちょっと染みるよー」 「―――い゛っ!」 呻く柊に構わず、おばさんは手際よく消毒を済ませ、ガーゼを当ててテープで止める。 「はい、終わり。―――よく、暴れないで我慢したね」 最後に、ガーゼがずれないよう、丁寧にジーパンを元に戻して、おばさんは笑う。 「………あ゛、ありがとう゛っ………」 ちょっと涙声で、それでもきちんと柊は礼を言った。そのことに、おばさんは満足げに頷く。 「うん、いい子だね。―――しかし、怪我ほったらかすほど急いで、どうしてサンタのケーキが欲しいんだい?」 視線を合わせ、真摯な様子で問われ、柊はちょっとたじろぐ。 ぺらぺら話すような理由(はなし)じゃない。けれど、おばさんの目は真剣で、何だか誤魔化してはいけないような気がした。 「………えっと………トモダチに、うちが神社の子がいて………」 逡巡の後、柊はぽつぽつと告げる。 「神社だから、サンタきたことなくて、クリスマスもやったことないんだって。―――そういえば、そーゆーはなしのとき、いつもいなかったなぁ、って思って………」 それで、と頭をかきながら、続ける。 「なんか、クリスマスの思い出がいっこあったら、みんなのはなしにも入れるし、きいててもさみしくないんじゃないかと思って………」 それで、と言い終えて、おばさんに向き直ると―――おばさんは、食い入るように柊を見つめていた。 「―――ぇ、えっ!?」 「………あんたっ、ホントいい子だねっ!」 視線の強さにたじろぐ柊に、おばさんは叫ぶように告げる。 「うんうん、その心意気、気に入った! ―――よし、ちょっと待ってなさい!」 花子ー! と叫びつつ、店の方に駆けていく。 おばさんの言葉に従って、というより、寧ろおばさんの勢いに飲まれて固まって、そのソファに座って待っていた柊の元に、おばさんはすぐ戻ってきた。後には、小さな白い箱を持ったお姉さんも一緒だ。 「ちょっとこっちおいで」 おばさんに手招きされてついていくと、そこは店の調理場とは別の、普通の家の台所。 柊を入り口に残して、おばさんは奥の冷蔵庫へ向かっていく。 「これ―――サンタさんの乗ったやつの方じゃないけど………」 柊の前にしゃがんだお姉さんが、白い箱の中身を見せてくれる。―――そこには、普通のショートケーキ。 「………うん………」 消沈して、柊は頷く。―――お金が足りないから仕方がない。 「値段は144円ね。―――で、これはおばさんからの、おまけ」 言って、冷蔵庫の方から戻ってきたおばさんが、そのケーキの上にちょこんとおいたのは―――赤と白の砂糖でできたサンタクロース。 柊ははじかれたようにおばさんを見上げる。 「―――いいのかっ!?」 「娘が作る砂糖菓子の見本に作ったやつだからね。商品じゃないから、お金はいいよ」 鷹揚に頷くおばさんに、柊は満面の笑みを浮かべる。 「ありがとうっ、おばさん!」 ポケットから五十円玉を三枚出して、お姉さんに手渡す。代わりにきちんと閉じたケーキの箱を受け取った。 「―――ああ、おつりはあたしが。花子、あんたはそろそろ準備しないと。鈴木君とデートなんだろ」 店にお釣りを取りに戻ろうとした娘を、おばさんが留める。お姉さんはその言葉に慌てたように叫んだ。 「いけない! そうだった!」 今度はお姉さんが冷蔵庫に向かう。と、おばさんと一緒に店の方に向かおうとしていた柊を呼び止めた。 「―――ねね、ボク。これちょっと見てくれない?」 言って示したのは、冷蔵庫から取り出したホールドケーキ。 柊の目から見れば、店のショウウィンドウにある見本のクリスマスケーキと同じにしか見えない―――ただ、一点の異物を除いて。 「………おねえさん、なに、これ………?」 その異物―――砂糖でできたサンタの横に鎮座ましました物体を、柊は恐る恐る指差して問う。 ぱっと見の格好は、隣のサンタと同じなのだが―――まず、色が違う。 帽子とか服とか、全体的に黒っぽくて、しかも、なんかおなかの辺りがテレビで見たことのある『ぼでぃびるだー』とかいうのみたいに割れている。顔も、ピーターパンのフック船長みたいに片目が黒い丸に隠されていた。 お姉さんは良くぞ聞いてくれましたといわんばかりに、 「黒サンタよ。―――もともと、サンタクロースって、いい子にご褒美をあげる赤サンタと、悪い子に罰を下す黒サンタがいたんだって」 「………へ、へぇ………そうなんだ………」 にこにこと楽しげに説明してくれるのに、柊としては引きつった笑いしか返せない。―――そんな恐いのをケーキに載せるセンスとか、それ以前にちょっとアレなデザインに。 「お母さんの見本のまんまじゃオリジナリティーがないから、作ってみたの。かわいいでしょう?」 柊の笑顔が完全に凍る。―――これが、かわいい? 柊の感覚では、これはどう見ても『かわいい』と称せるようなものではない。 しかし、このお姉さんのケーキの見本のためにおばさんがあのサンタを作り、それがくれはのケーキにもらえたわけだから―――なんだか、ここで正直に「かわいくない」と答えるのは許されない気がして、 「………そ、そぉ………だ、ね」 そう、搾り出すように答えた。―――おそらく、これが彼の人生で初めて口にした、『お世辞』というものだったろう。 「だよねっ! 太郎くんも喜んでくれるといいなぁ~」 うきうきという彼女には悪いが―――柊は、その『たろうくん』に深く同情した。 そのケーキを箱にしまった彼女と一緒に店の方まで戻って、おばさんからおつりを貰って店を出た。 降り注ぐ白いものを見上げて―――柊は、なんとも複雑な思いを振り払う。 ―――くれはが、待ってるんだ――― 今優先されるのは、彼女にこのサンタのケーキを届けることだ。 あのちょっと不気味な物体が載ったケーキを食べさせられるだろう『たろうくん』への同情は後回しに、柊は赤羽神社へと駆け出した。 「―――くれはー!」 大声で呼ばわりながら、石段を駆け上がる。 くれはは、柊がここから駆け出した場所で動かず待っていた。―――身体に雪を積もらせて。 「………さむい」 「バカ! なんで雪つもったままにしてるんだ!」 雪を払ってやりながら叫べば、くれははきょとんとした表情で答える。 「だって、ぜったいうごくな、っていったから」 確かに言ったが―――雪のかからない場所に動くくらいは構わなかったのに。 あんまりにも素直な幼馴染に溜息をつきながら―――柊は、手にした箱を彼女に突き出した。 きょとんと箱を受け取った彼女に、柊は自分がしていたマフラーを巻いてやってから、一緒に雪のかからない賽銭箱の横へ移動した。 「―――はわぁ~!」 膝の上の箱を開けて、くれはは感激したような声を上げる。 きらきらした目でケーキを見つめる彼女に、柊は何となく恥ずかしくてぶっきらぼうに言う。 「ほら、見てないで食えよ」 「うんっ!」 彼女は素直に頷いて、箱についていたフォークでケーキを一口。 「―――おいしい!」 「そっか、よかったなぁ! ―――ほら、そのサンタ、それも食えるんだぜ!」 満面の笑みを浮かべるくれはに、本当だったらそこにいなかったはずのサンタを示して、柊は言う。 くれはは、じっ、とそのサンタを見つめて、 「―――もってかえる、もったいないもん!」 その言葉に、初めてのサンタが本当に嬉しかったのだとわかって、柊も嬉しくなる。 と、くれはは改めて箱の中を見て、ふと気づいたように言う。 「………ひいらぎのぶんは………?」 「―――おれはさー、ガマンできなくて、とちゅーで食っちまったんだよ」 ははーっ、と気を使わせたくなくて笑って誤魔化す。―――自分は、明後日家で食べれるわけだし。 「きにしないで、ほら、食えって!」 そう言えば、彼女はこの上もなく、嬉しそうに笑って――― 「ありがとぉ、ひいらぎ!」 ―――転んで膝を擦り剥いた。何か夢に見そうな変な黒いものを見ちゃった。家に帰れば罰掃除が待ってる。貯金を使ってしまったから、くれはの誕生日に“三倍返し”するため、これまで以上にお金を貯めなくちゃいけない。―――大変なことがたくさんだけど。 それでも――― この笑顔と言葉で、その大変なことの分も帳消しだと、柊は思った。 ちなみに―――彼女が彼の秘密を知って、その秘密を盾に毎年クリスマスケーキを奢らせるようになり、彼がこの時の彼女の素直さを過去の遺物のように思い返すようになるのは―――まだ、彼も彼女も知らない、ほんのちょっと先のお話。 Fin.
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実績 実績 解除方法 扉閉め成功 メカロボと戦わずして巨大メカットの扉閉めに成功しました。(disc.1序盤、巨大メカット内) 馬車護衛・パーフェクト 馬車護衛をノーダメージでクリアしました。(disk.1中盤、壁画谷出た後、右に行くと強制イベント) 巨大メカット引き寄せ成功 ゴーゴ人に怒られないで巨大メカットの引き寄せに成功しました。(disc.1終盤、ジブラル城屋上) メカットシューティング・ST1・パーフェクト メカットシューティングをノーダメージでクリアしました。(disk.1終盤、巨大メカット脱出時) クルック救出成功 一度も転ばずにクルックの救出に成功しました。(disc.2中盤?、大峡谷・西) 月レーザー・パーフェクト 月レーザーをパーフェクトボーナスを獲得してクリアしました。(disc.2終盤、ネネ要塞3F月の間) 制限時間がゼロになる前に到着成功 時限爆弾の制限時間が無くなる前に、ネネのところへの到着に成功しました。(disc2.終盤、ネネ要塞を1時間以内でクリア) 首輪引っ張り成功 短い時間で、首輪を引っ張ることに成功しました。(disc.2終盤、ネネ要塞5F巨大ロボ戦後) ダチョウメカロボから脱出成功 ダチョウメカロボにふみつぶされることなく脱出に成功しました。(disc.2終盤、首輪引っ張りイベント後、最終イベント) 影出現成功 短い時間で、影を出現させることに成功しました。(disc.3序盤、イートの村、イベント戦敗北後、崖付近) メカットシューティング・ST3・パーフェクト メカットシューティング・ステージ3をノーダメージでクリアしました。(disc.3終盤、北西の穴突入前) アイテム No. アイテム 入手方法 170 超メタルの腕輪 バロイの町・ゲートルームで腕輪1800G、リング1400G。ストーリーが進むとロボがいなくなりますので購入できなくなります。 205 超メタルのリング バロイの町・ゲートルームで腕輪1800G、リング1400G。DISC2中盤まで。 215 ネネのリング ザボ最終形態から盗む。 275 ネネのピアス 巨大砂漠にいるファントムドラゴンから盗む(レア)。 DLCのシャッフルダンジョン(有料)に中ボスとしてファントムドラゴンが出現するのでこちらからでも入手可能。 281 シールドのピアス DISC2序盤のカフェジブラルでジブラル兵からもらう。 317 アイパッチ 直筆原稿をラル山脈のシープ族キャンプにいる旅人に渡す。 話かけずストーリーを進めてしまうと旅人がいなくなってしまうので注意。 327 おシャレなつぼ ジブラル城下町のつぼ工房でロクロベ親方からもらう。DISC2最初からもらえるようになりますが、ストーリーを進めすぎると入手できなくなります。 328 特別サービス券 DISC1の最後の宴でマスターとジブラル兵からもらう。 モンスター 巨大メカット、ネネ要塞はクリアしてしまうと再び入る事ができません。 No. モンスター 出現エリア 041 風魔 ラル山脈・南部にいるボス、地風霊が分裂します。分裂前に倒してしまうと図鑑に載りません。 042 地霊 同上。 059 掃討マシン ネネ要塞・4Fにいる専用メカロボが呼び出します。 081 スケルトンリーダー タタの村・ストーリーが進むとタタの村にモンスターがいなくなります 082 スケルトンジェネラル パチェスの町・地下倉庫のボス、マインドが「混沌のイメージ」で召喚します。 083 召使メカロボA ネネ要塞・5F・召使の間でのヤサット戦。召使メカロボを倒さずにコントローラーを破壊してしまうと図鑑に載りませんので注意。 085 召使メカロボB 同上。 086 カウンターロボ ネネ要塞5F 087 イレイザーロボ ネネ要塞5F 114 バルーンボマー ネネ要塞をクリアすると倒せなくなるので注意 155 エセマドウ ネネ要塞をクリアすると倒せなくなるので注意 172 ラウンドパペット ネネ要塞をクリアすると倒せなくなるので注意 186 グランドハート プリミティブキューブにいるワイズマンが召喚します。ワイズマンが守る宝箱を開けるとワイズマンは出現しなくなってしまいますので、召喚前に倒すと、この2種の敵に会うことができなくなります。 199 辻斬り包丁 同上。 203 さまよう預言 ネネ要塞をクリアすると倒せなくなるので注意 他の要素があったら追加よろ -- test (2006-12-25 16 10 41) デンデンはメカベースハイにも出現 -- 名無しさん (2007-01-31 17 20 54) ↑ドーピングユニットがひきつれてます -- 名無しさん (2007-01-31 17 49 29) アイテムの心でカテゴリーランクを99にすると実績解除されません -- 名無しさん (2007-02-10 14 49 06) ↑やらかしましたw -- 名無しさん (2007-02-19 19 41 06) ファントムドラゴンがシャッフルダンジョンに出現しましたので、ここでネネのピアスを回収できるかもしれません -- 名無しさん (2007-04-29 19 20 33) セキュリティ・パーツA・Bは、メカハイベースに何度も入れるので、とり逃してもなんとかなる気がするのだが -- 名無しさん (2007-12-24 05 03 34) いれるとしたら、実績、ST1のメカットシューティングじゃないかな。取り直しのために2週目やってるし。 -- 名無しさん (2007-12-24 05 04 41) 古代牢獄・デスモートで仕掛けがある扉を開けた先にいる警備メカロボ主任ヘッドと警備メカロボ主任ボディーのセットと強制的に戦うイベントがあるが、この2体が合体して警備メカロボ主任になる前に倒してしまうと今後出現しないので注意 -- 名無しさん (2008-04-14 06 58 49) 特別サービス券2枚をカフェで交換したらアウトですか? -- 疑問 (2008-09-16 00 22 09) ↑アイテム図鑑に載れば手に入れた事になるので交換しても問題ないそうですね! -- 自己解決 (2008-09-20 16 49 38) 185も取り返しがつかなくない? -- 名無しさん (2008-09-25 18 24 25) 馬車護衛・パーフェクト の実績って取り返しつくの? -- 名無しさん (2008-09-29 20 07 48) 馬車は取り返しつかないよ -- 名無しさん (2008-10-15 17 59 03) 警備メカロボ主任、クリア後も白バリアの宝箱付近にいました。 -- 名無しさん (2008-12-30 15 59 33) メカットシューティングST3追加。書かれてなかったおかげで見事に取り逃した。 -- 名無し (2009-07-28 20 34 56) セキュリティーはメカベースハイクリア後に入り直しても出現することを確認。パーツA・Bは時限から消しておきます。 -- 名無しさん (2010-01-28 11 53 18) デンデンはメカベースハイで確認、消しておきました。アイパッチも時限ではないので削除。 -- 名無しさん (2010-03-01 04 49 21) アイパッチ時限じゃないなら何処で入手するの?見事に取り逃した。 -- 名無しさん (2010-05-06 13 31 20) ラル高原のキャンプでアイパッチの旅人話しかけておかないと、メカット入手後に戻ってきてもいなくなっちゃってるね -- 名無しさん (2010-05-11 01 59 42) ラル「山脈」、か -- 名無しさん (2010-05-11 02 01 01) 186のグランドハートはDLコンテンツのシャッフルダンジョンに登場しました。 -- 名無しさん (2011-06-21 11 42 02) シャッフルダンジョンでボス宝箱からネネのリングが出てきました。 -- 名無しさん (2011-06-21 12 48 33) スケルトンリーダーは、ジブラルへの道にいるマッドマドウが召還する。 -- 名無しさん (2011-07-22 01 32 17) メカットシューティングST1 ノーダメージでクリアしたのに実績解除されず。 -- 名無しさん (2013-10-24 17 58 28) /\/\/\∧ < バーカ! > V\/\/\/ \ | / \ ___ / / ヽ \ m {0}/"ヽ{0}m / |っ| ヽ_ノ と| / ム `ー′ ム \ (__ ___) __ | |___ / / / / | /\_ノ ̄ ̄ヽ /| |  ̄ ̄/ ノ / ノ | / \ `/ / ノ / / | (_ \ \_) \_) -- 名無しさん (2016-05-08 19 11 00) 超メタルの腕輪とリングだけど、バロイの街の店は端末から行うのでロボいなくなった後でも買えた。Disic3メカット入手後で確認。 -- 名無しさん (2017-07-09 20 23 55) 首飾りとピアスは買えるけどゲートルームの端末は無くなってるから腕輪とリングは買えない。最後の書き込みが嘘情報なのはあんまりなので指摘してみた -- 名無しさん (2020-04-26 01 14 40) おしゃれなつ -- 名無しさん (2020-12-21 22 43 20) おシャレなツボは入手してもラーゴ村長に渡してからの連続イベントを早めにこなさないと、ディスク2途中から実行できなくなるので注意。デビーの神像等が入手不可能になる。……書いておいてほしかった。 -- 名無しさん (2020-12-21 22 46 06) おシャレなつぼ→救急つぼ交換自体Disk3のメカット入手後とかにならないと発生しないから、そもそもDisk2じゃ入手不可だから問題ないぞ -- 名無しさん (2021-01-31 17 01 42) おシャレなつぼ抱えたままストーリー進めてればそれでいい -- 名無しさん (2021-01-31 17 05 03) 名前 コメント
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律「お返しの味はビター or ベター?」 梓「……」スッ 律「……なにその手」 梓「今日は何月何日か知ってますか?」 律「3月14日だけど」 梓「じゃあ何の日でしょう」 律「んー?」 梓「……」 律「はて……?」 梓「ホワイトデーですよっ!!」 律「」キーン 梓「ひどいです、恋人同士の大事な日を……」 律「……」 梓「律先輩に何もらえるのかなって楽しみにしてたのに」 律「……」 梓「律先輩に何もらえるかなって律「ちょっと待て」 律「お前こそ、ホワイトデーの意味知ってるか」 梓「えっ」 律「えっ」 梓「男の人が女の人に贈り物をする日じゃないんですか?」 律「言っとくけど私は女だからな」 梓「些細なことです」 律「はっ倒すぞてめぇ」 律「バレンタインの『お返し』をする日だろ」 梓「ですからお返しを……」 律「私はお前から何ももらってない!」 梓「……」 律「……」 梓「そうだっけ」キョトン 律「とぼけた顔しやがって」 梓「えへへ、忘れてた」 律「どうせお前はそういう奴だよ。とりあえず可愛いから頭なでさせろ」 梓「もう、拗ねないでよ」 律「拗ねてないから」ナデナデ 梓「めんどくさいなぁ」 律「とりあえず敬語使え」ナデナデ 梓「ということで、お返しください」ニコニコ 律「だからもらってないってのに」 梓「今頭なでた」 律「それとこれとは話が別だ」ナデナデ 梓「またなでた」 律「お前の頭がなでやすい位置にあるから悪い」 梓「チビって言ったぁ……」 律「言ってないから」 梓「自分だって貧乳のくせに、チビって言ったぁ……!」 律「お前の方がひどいこと言ってるから」 梓「律先輩はばか先輩です! でこ! ぺちゃぱい!」ビエーン 律「小学生かよ……うぜぇ」 梓「恋人にうざいって言った!」 律「はいはい、うざいぐらいに可愛いよお前は」 梓「しくしく……」チラッ 律「……」 梓「……」チラッ 律「わぁーったよ、あげるって」 梓「!!」パアァ 律「しゃあねえの」 梓「計画通り……」ボソッ 律「何か言ったか?」 梓「いーえ、なんにもないですよー」 律「何このムカ可愛い後輩」 律「ん。昨日作っといたんだぞ」 律(後で何言われるか分からんし) 梓「やっぱり律先輩は優しいです」 律「人が良いってよく言われるよ」 梓「分かります」 律「……」 梓「開けていいですか?」 律「ん」 梓「……あっ」 律「フツーのクッキーで申し訳ないけど」 梓「……いただきます」 律「どーぞ」 梓「」モグモグ 律「……」 梓「……美味しいです」 律「そりゃよかった」 梓「律先輩」 律「んー?」 梓「……ありがとうございます」 律「どういたしまして」 梓「」ギュッ 律「……」ポンポン 律「で、何かお返しくれんの?」 梓「おかえし? 何それ美味しそう」 律「……期待はしてなかったけどさ」 梓「」ハァー←拳あっためてる 律「仕返しじゃないからな?」 梓「チッ」 律「おいコラ今舌打ちしたろ」 梓「してないし」 律「だから敬語使え」 梓「はいはい、わがままな人ですね」 律「こいつヒドくね?」 梓「じゃあ4月14日にあげます」 律「来月じゃん」 梓「はい」 律「それこそ何の日だ」 梓「バレンタイン、ホワイトデーと来たからブラックデーとかどうですか?」 律「やめろ縁起でもない」 梓「ということで、お返しはまた今度……」 律「ダメ。今すぐよこせ」 梓「来月でいいじゃないですか」 律「きっとお前は忘れた振りしてとぼける」 梓「ぎくっ……そ、そんにゃ訳ないじゃないですか」 律「ぎくって言ったし。噛んでるし」 梓「疑り深い先輩です」 律「前科犯が何を言う」 梓「……分かりましたよ、それじゃ今『お返し』あげます」 律「ほぅ、何をくれるんだ?」 梓「目つぶってください」 律「」キュッ 梓「……」 律「逃げるなよ」 梓「ぎくっ」 律「図星かよ」 梓「い、いいから目開けないでください!」 律「へーへー」 律「……」 梓「……」 梓(はぁ、仕方ないなぁ) 律「……」 梓「……」 律「っ……」 梓「……」 律「……」 お返しは、ほんのりほんわかバター味でした。 Fin というところで終わります 次の方どうぞ 8
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603 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイWW e13c-vE7U)[sage] 投稿日:2017/03/24(金) 22 17 13.51 ID SlgiW1760 俺の感性と合わなかっただけかもしれないから微困レベルかもしれんが、報告させてくれ システムは伏せるが、オンセでネットに転がってたオリジナルの追加サプリとオリジナルのルール・設定てんこ盛りのキャンペーンに参加する事になった。報告対象はそのGM 事前にその辺は了承してたからその辺は問題じゃないんだが、とにかく人格面でもセッション面でも閉口する事が多かった 第一回目のセッションの日時を決めた際、その日は仕事が遅くまであるから開始予定時間に一時間遅れてしまうが大丈夫かと聞いたんだが、困は了解とだけ返答 予定表にもその旨を記載してた事を明記しておく で、当日帰路でメッセを確認すると、普通にセッションを開始しようとしている困 俺「一時間遅れるって言ったと思うんけど」 困「そうだっけ?」 俺「いや事前に言ったし予定表にも書いたし」 困「後から合流して」 まあこの時点で相当嫌な予感はしたんだが、直前でぶっちぎってセッション楽しみにしてるであろう他のPLに迷惑掛けるのも何だしひとまずスルー 一時間遅れで合流して、とりあえずその日は無事に終わった 第二回目以降、雲行きが怪しくなる。色々あったんで箇条書きで一部をまとめると ・場面描写を意図的にしない(見て分かるような事でも聞かないと答えない) ・PCの一人が遠くにいる人に話を聞くために魔法で声を飛ばすと、お返しと言って攻撃魔法を撃たれる(下手すると死ぬ威力) ・押し並べて登場するNPCがやたら高レベル ・脈絡なくPCの服を脱がそうとする(PC全員女だった) ・諸事情で離席するPLに「はよ行ってこい」(原文ママ) 色々と合わんかったから言葉濁して抜けることを伝えたら、返信もなくメッセのグループ解散された部分までがオチ 他のPLには裏で謝っといたんだが、まだ続いてんのかなアレ。キャンペーン同時に四つ回してるとか嘯いてたけど 604 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 1301-VHv+)[sage] 投稿日:2017/03/24(金) 23 36 33.06 ID hZR20s7z0 おぞましいな 乙 605 名前:ゲーム好き名無しさん (スッップ Sd33-z2ep)[sage] 投稿日:2017/03/25(土) 04 48 59.36 ID W8iDsi80d 乙。他が酷すぎて「はよ行ってこい」がえらいまともに見えるw 会話魔法のお返しに攻撃魔法ってどんな人格破綻者だよ 606 名前:ゲーム好き名無しさん (アウアウカー Sa0d-1VOV)[sage] 投稿日:2017/03/25(土) 11 16 26.22 ID tacYmNFpa 早よ行ってこいぐらいはまあ、人間関係によっちゃ普通だが 全体的にヤバい奴だな…なんでいきなり攻撃してくんだテメエ 本当に複数キャンペーン回してるなら、そのせいでスケジュール管理とかできてない感じがすごくする 607 名前:ゲーム好き名無しさん (ワッチョイ 939f-qAUW)[sage] 投稿日:2017/03/25(土) 16 07 08.86 ID lv7JFyYk0 [1/3] まー、まともに回す気がなかったりとりあえず人集めただけで半ば凍結したりとか そういうの込みならオンセなら可能そうではある。 色んなコミュニティに首突っ込んで人集めるだけだし スレ447
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「と、言うわけでぇ。ホワイトデーだぞコノヤロー」 相も変わらず、時と場所を考えず、金色の蝶を乱舞させながら魔女はやって来た。 「知るか。帰れ糞婆ァ」 「ババアァア?ひっでぇなぁ戦人ぁ。いいじゃねーの、折角のイベントなんだぜぇ?楽しまなきゃ損だろ?」 冷たく言い放つ戦人を、浮かれたベアトリーチェは気にもしない。 結局折れるのはいつだって戦人の方。これも男の甲斐性である。 「ッチ……しょーがねぇな。ホレ、これやっからとっとと帰れ」 投げつけたのは小さな紙袋。ほのかにバターの匂いがする。 「何だ、それは」 「クッキー。お返しの定番だろ」 すると、ベアトリーチェは下卑た笑いを浮かべた。 「くっひゃっひゃ、戦人ァ。その『定番』とやらはニンゲンの、だろぉ?妾達の世界で通用すると思ってンのかよォ」 「じゃあどうしろってんだよ……」 「ククク、それはそれ、『ホワイト』デーだからなあ。そなたの白いモノでも馳走になってやるわ」 ベアトリーチェの細い腕が、戦人のズボンに一直線に伸びる。 「剥くなっ、脱がすなッ!やめろっつの痴女!……ああ咥えんな!吸うな……っく」 魔女の前では無駄無駄無駄。すぐに剥きだしにされたあらびきフランクフルトに喰らいつくのだった。 「ぺろぺろ、と。そなた、相変わらず大きさは立派だのぉ。そぉれ、今日は元気かなー?」 「だ、から……ッ、ヤメ、あ。駄目だ、って……」 ベアトリーチェの舌の動きに沿う様に、戦人が喉を振るわせる。 それを、魔女は満足気に見つめた。 「ほんに感じやすいな。妾にこうされるのがそんなに嬉しいのか、ええ?」 「ちが……あ、違う……んくぅっ……」 「それそれ、身体は正直だぞ?手と口だけでこんなに大きくなって、妾の前で醜態を晒しおって」 「そ、させて……ン、のは誰だ……うあっ」 「仕方なかろう?そなたがそんな顔をするのが悪い。そなたの顔が、苛めてくれ、貶めてくれと言っているんだからなァ」 「言ってな……ッあ、っはあッ……」 ビクン、と身体を震わせて、戦人はヘヴン状態に。 「む。このタイミングで……シャレのつもりか?まあ、まだまだ搾り取ってやるから構わんがな」 まだまだお楽しみはこれからだぜ☆と言わんばかりに襲い掛かるベアトリーチェ。 「う、わ……ベアト、やめれっ!」 「止めろと言われて止める魔女はおらんな!そーれ最後の一枚ゲッツー!!」 「らめえええええ」 戦人は上半身も引ん剥かれ、全裸にされてしまうのだった。 「くくく。まるでまな板の鯛だな?」 「う、ど、どういう意味だよ……」 「本日のォ。スぺっシャルディナーだろうがぁあーっ」 「食うなアホー!!」 だが、彼のバズーカ(もどき)は再び咀嚼された。 「だ、から……咥えんなっつの。てめぇ恥じらいとかねーのかよ!」 「むぐ?んんぅ、もご、ぃい……んぐ?」 口の中は戦人の愚息で一杯。故にその言葉は彼に通じない。 「わっかんねーよ!っづ、は、歯ァ立てんなよ馬鹿!」 そして、その理屈は魔女に通じない。 「ちゅっぷ。フン、これくらいで動揺してんじゃねーよばーかばーか」 唇を離し、憎まれ口を叩く魔女。その言葉は妙に子どもっぽく、戦人を呆れさせた。 「が、ガキのケンカかよ……」 「はっ、馬鹿って言う方が馬鹿なんだよ、ばぁーっか」 「てめーのが言ってんじゃねぇか!」 「ま、妾は寛大だ。そなたを許してやろうぞ」 戦人の言葉を無視して勝手なことを抜かすベアトリーチェ。 「いや、聞けよ……」 「なんだぁ?もうご機嫌ななめかぁ?こっちはまだまだご機嫌なのによー」 下半身に視線を投げながらベアトリーチェが囁く。 「誰のせいだよ……責任取れ、責任」 「責任ねぇ。構わんぞ。入れたいんだろぉ?ここによぉ、いいんだぜぇ。ほら、来いよ。もういじめねぇからよ~」 ドレスの裾を捲り上げて、己の秘所を曝け出す魔女。魔女に下着と言う概念は存在しません。 「ガキ扱いすんじゃねー……クソばばー」 「ほう?なら精々悦ばせてみるがいいさ。この黄金の魔女を善がらせてみせろよ、家具ゥ」 「痴女の間違いだろ、変態」 口の悪さに反比例するかのごとく、引き寄せる腕は優しかった。 「変態に欲情してんじゃねぇよ、か」 「うるせえ」 言葉を塞ぐように、重なる唇。 魔女も、まるで恋する乙女のように男の首筋に縋り付く。 先程までの行為を思えば、重ねるだけのそれは随分と拙かった。 だけれども、求め合う姿はなんだか幸せそうにも見えるのだった。 唇が離れると、戦人の手は胸元へ。もはや恒例行事である。 「好きだのー……実に」 「男子の本懐なんだよ、ほっとけ」 肌理細やかな白い乳房を、思うまま揉み解して、時折口付けて。 「っふ……ん、まだまだ下手糞だな」 「わーるかったな。どうせ経験不足だよ」 「良い良い。ふふ、妾直々に仕込んでやるからのぉ。そなたは幸運だぞ」 戦人の頭を撫でて、その腕に抱く。それは母が子にするような、柔らかな仕草だった。 「ん……もう我慢が効かぬか。しょうのない男だな」 腕を解くと、ベアトリーチェはドレスを脱ぎ捨てた。 あの豪勢な衣装を一瞬で脱衣するのも魔法なんだろうか。 なんて下らない考えが戦人の頭を掠めたが、まあそれは置いておく。 「なんだ、どうした?」 「いや。ほら、来いよ。黄金の魔女……俺の魔女、ベアトリーチェ」 そして、二人の影が一つに解け合う。 「……は、ん……元気なことだな……?」 「あんたもな……そら、いくぜ」 戦人の肉棒が、暴れだす。 ベアトリーチェも腰を揺らして快楽に溺れる。 「は、ははっいいぞ家具!もっと寄越せ、もっと来いよぉ、んはあぁっ」 「黙ってろっつの……いって引っ掻くな!」 ベアトリーチェの爪が、浅く戦人の顔の肉を削いだ。 だが、彼女は楽しげに笑う。 「っく、ひゃ、いいだろ少しくらいよぉ。ほら、見てみろ。そなたが妾の中で暴れて、っああ、んっ」 じゅぷじゅぷと、より強く打ち付ける。 「ほら、壊して見せろよ……ひ、ああ、グッチャグチャにしてみろよ……んっ、く」 「んだよ、もう降参かぁ~?」 「ひっひ、それは、そなたとて変わらぬよ……ばと、らぁ……っ」 それは互いが果てるまで、延々と続く二人だけの宴。 そして、宴の終わる頃。 「ふぅ。もうホワイトデーも終わりだな」 傍らの単純馬鹿は、すっかり眠りの底に落ちていた。 その赤い髪に指を滑らせながら、魔女は枕元に転がされていたものを拾い上げ、口に含む。 「ふふ、ロノウェに躾けて貰おうかのう。こんな甘ったるいクッキー、食えたものではないぞ」 だけど、結局一晩で甘い甘いクッキーはなくなっていた。どこに消えたか、知っているのは魔女だけ。 ……だからキムチを早く寄越しなさい。胸焼けしちゃうんだから。 こういう会話似合うなw好きだ -- (名無しさん) 2009-10-01 03 39 47 ホワイトデー 濡れ場までが早すぎるw -- (deleted) 2010-01-07 20 26 29 名前 コメント すべてのコメントを見る
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技名 ASIDEMATOI/案山子返し 演技者 ASIDEMATOI/案山子返し 説明 かかし(中皿に玉を乗せてけん先でバランス)から投げ上げてけんを掴み、落ちてきた玉をけんに入れる。 備考 特になし。 タグ ふりけん 皿 コメント 名前
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秘技 燕返し・混一色・萬子・三元 秘技名 属性 局(最小局) 最大熟練度 効果 備考 燕返し・混一色・萬子・三元 元 12 / 8 5 盤面に萬子・三元を合わせて13枚作る 同秘技雀士 0095-icon.PNG0100.PNG0250-icon.PNG