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既に士郎を除く他のボディーガード達はテロリストの襲撃によって殉職。 もはや残るのは士郎一人のみ。しかし士郎は「小太刀二刀御神流」正当継承者。 最後の一人になってもなお獅子奮迅の活躍でテロリスト達を返り討ちにしていく。 そこで突如現れるテロリストのボス。どんな組織でも頭が潰されれば崩壊する。 士郎がテロリストのボスに狙いを絞るのは当然の事だった。 だがその直後、ボスの指先から放たれた光線に貫かれた。 士郎は何が起こったのか分からなかった。そして彼は知らなかった。 これが彼の知り得ない技…魔術による物だと言う事を。 そしてその存在を完全に消し去られる直前に士郎は脳裏に見た。 19歳に成長した娘、なのながこのテロリストのボスと相対して仇を取る光景を… それは単なる願望…死の間際に見た幻だったのかもしれない。 しかしそれを見た時士郎の顔に笑みが浮かび、笑いながら死んでいった。 単発総合目次へ DB系目次へ TOPページへ
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あらすじ ティアナはクヌソ漬けだった シャマルは八卦集にはなれなかった シグナム「ベルカの騎士団入りませんかー」 なのは「ジュエルシードもおまけでーす」 フェイト「そこのオペレーターのお姉さん、ジュエルシード持ってかない?」 シャリ「いりません・・・」 スバル「やっぱり無理ですよ・・・」 シグナム「ロストロギアをおまけにしたら余計に引かれてるじゃないか・・・」 なのは「やっぱり開けてびっくりレリックのほうが良かったかな・・・」 フェイト「そんな事言ったって、今日中に一人は入らないとベルカの騎士団改め冥王八卦集が設立できないじゃない」 エリオ「残り一人・・・ここまで集まったのも強制みたいなものだけど・・・」 キャロ「でも、このロストロギアはどうしましょう?」 ティアナ「そもそもこんな物どこから・・・」 フェイト「ああ、それならアースラにあるハラオウン王国に返しておきましょう」 クロノ「くああああああああああああ!!!!ジュエルシードが一つ残らずなくなっとるううううううううううううううううう!!!!昨日あんなに丹精込めて植えたというのに・・・」 これは 新 発 見 だ ! クロノ「ジュエルシードを地面に植えると消滅する・・・ノーベル賞は僕の物だああああーーーーー!!!」 ボトボトボトッボトン・・・ フェイト「使えないわね・・・」 シグナム「全くだな、あ、同化したぞ」 なのは「バスター!!!・・・扱いのめんどくささだけはノーベル賞ものだと思うの・・・」 クロノ「あいつら・・・まさか・・・ロストロギアを・・・ん?」 リ リ カ ル 冥 王 八 卦 集 クロノ「冥王八卦集!?」 フェイト「今日中に後一人・・・」 なのは「夢にまで見た冥王八卦集・・・はやてちゃんもびっくりするよ!」 クロノ「・・・なんだこの感じ・・・心が震えている・・・艦長職と機動六課後見人を受けた時から前線に行く事はもうないかと思っていたが・・・ 僕の 青春 はまだ終わっちゃいないようだ・・・!!そこんとこヨロシク!!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 昼時 スバル「訓練場なんていじって・・・どうするんですか?」 ティアナ「ここ、あまり人来ませんし・・・宣伝になるとは思えませんが・・・」 なのは「甘いね、二人とも・・・キャロ、フリードでみんなを上空に連れて行ってあげて」 キャロ「は・・・はい・・・?」 ティアナ・スバル「?・・・・・・こ・・・これは!!」 ビルの形で 冥 王 八 卦 集 シグナム「完璧だ!」 なのは「ありがとう!」 エリオ「誰が見て解るんだこんなのーーー!!!!」 前へ 目次へ 次へ
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ヤムチャ「ちくしょう!俺はやらねえぞ!見物だけだからなっ!」 ティア「バカな人たちだわ、勝てる可能性なんてあるかわからないのに」 ブルマ「ちょっと、あんたは一緒にいかないわけ?」 ティア「あたりまえです」 ブルマ「あんたそれでも女なの?地球も仲間も大ピンチの時なのよ!」 ティア「私、飛べないんです」 ブルマ「あ・・・そ、そう」 ティア「(私だって本当は人造人間と戦いたいわよっ! でも原作者の都築さんが私には飛行魔法の素質を与えなかったわ! 私もZ戦士のみなさんと同じ鳥山キャラなら舞空術で空が飛べてよかったのに!)」 単発総合目次へ DB系目次へ TOPページへ
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マクロスなのは 第26話『メディカル・プライム』←この前の話 『マクロスなのは』第27話「大防空戦」 1502時 クラナガン上空2000メートル そこではアルト率いるサジタリウス小隊がCAP任務に従事していた。 既にクラナガン上空で任務を開始してから2時間を超えている。 普段ならあと2時間足らずでこの任務を終え、引き継ぎに交代する。しかし今日は航空隊のオーバーホールのため、あと4時間は缶詰の予定だった。 こうなると普段禁止されている私語が多くなる。天城はその軽い性格からか、いつもおしゃべりが過ぎる。しかしこの日、真面目なさくらまでもその岩戸が軽石になってしまっていた。 『─────それでさ、基地のパン屋のお姉さん、ほら、あの・・・』 『・・・ああ、いつも基地にパンを持って来てくださっている事務員のお姉さんですね。』 『そう、それ!でさ、昨日パン屋さん午前中休みだったろ?』 『そう言えばそうですね・・・・・・何かあったんでしょうか?』 『うん、それがさ、そのお姉さんが朝の7時ぐらいにミシェル中隊長の部屋から出ていくのを見たやつがいるんだよ!』 『え!?ということは朝帰りぃ!?』 (・・・・・・おいおいミシェル、もう噂になってるぞ・・・・・・) アルトは昨日、彼の部屋に入ろうとしてドアにハンカチが挟んであったことを思い出し、「やっぱりそういうことだったのか」と、全く変わらない戦友であり友人である男に頭を抱えた。 『その公算は大だな。・・・・・・ああ、俺も一度でいいから、女を抱いてみてぇ~!』 『・・・・・・天城さん、私の前でそんなこといっていいんですか?私も一応女なんですけど』 『あっごめん!さくらちゃんだとあんまりにも気兼ねなく話せちゃうからつい・・・』 『もう知りません!』 『あぁ、さくらちゃぁ~ん!』 この会話を聞いたアルトは「ざまぁみろ」と思ったそうだが、定かではない。 『もう・・・・・・あ、ところでアルト隊長、』 突然の天城の転進に「な、なんだ?」と生返事を返す。 『噂で聞いた話なんですが、アルト隊長が〝ランカちゃん〟と付き合ってるってのは本当なんですか?』 その予想外だった問いにアルトは制御を誤り、機体は機位を崩して5メートルほど落下させる。VF-25がピーキーな機動性能を誇るゆえに可能とした機動だが、今は彼の動揺を証明する役目しか果たしてくれなかった。 増速によって編隊まで高度を持ち直す。 「い、いきなりなにを─────」 『あっ、それ私も聞きました!本当なんですか、アルト隊長?』 さくらは左を飛んでいるため、左耳から聞こえる無線に、アルトは嫌気がさす。 「おいおい、さくらまで・・・・・・お前らバルキリー隊の隊長を色恋で話題にすると、突然撃墜されるってジンクスを知ら─────」 2人を説き伏せようと説明していると、天城の〝叫び〟がそれを遮った。 (え!? マジ?) 右後方のバックミラーに天城の機体が飛んでいるのを確認する。 流れる動作でレーダーを警戒するが、敵機なし。 変わったことと言えば、少し離れたところにヘリが飛んでいるだけだ。 (ん、待てよ・・・・・・ヘリだと?) アルトはヘリに視線で照準すると、モニターでズームをかける。 すると予想は的中。ヘリは六課のヘリだった。 そのヘリの窓にはどういうわけか、出張中なはずのランカの姿がある。 そして間の悪いことに、こちらを見つけたのか手を振っており、彼女の唇を読めば自分の名を呼んでいることはバレバレであろう。 「うぉぉぉ!アルト隊長!ランカちゃんのサインを3枚お願いします!うちの家族がランカちゃんの大ファンなんです!」 どうやら天城は完全に恋人認定してしまったようだ。 アルトは溜め息をつくと、ヘリに繋ぐのは嫌なため、上空のAWACS(空中警戒管制システム)『ホークアイ』に回線を繋いだ。 無論なぜこんなところを六課のヘリが飛んでいるのか聞くためだ。すると、 15分ほど前にクラナガン外辺部で休暇中だったライトニング分隊の2人がマンホールから出てきた5~6歳ほどの少女を発見したこと。 その少女はガジェットが狙っているロストロギア「レリック」を1個引きずっており、大変衰弱していること。 六課のヘリが保護のため急行しているが、なのは達はデバイスの調整のため出撃できず、準備の出来ていたランカが代わりに緊急時に備えて乗せられていたこと。 などの情報が提供された。 「レリック絡みか。わかった。サンキュー、ホークアイ」 『いやなに、君たちの会話の方が楽しかったよ』 「なぬ!?」 『私にも5枚、サインをよろしく頼むよ。うちの甥っ子もえらくご執心でね。交信終了』 アルトは無線に 「ちょっと待てぇぇぇーい!!」 と怒鳴るが時すでに遅し、回線は切られていた。 『・・・・・・アルト隊長』 「・・・・・・なんだ?」 『認知しましょう』 「いや、だ・か・ら、俺とランカは別にそんな関係じゃないんだぁ!」 アルトの叫びが澄んだ青空に響き渡った。 (*) その後ガウォーク形態で3機はヘリの護衛に入った。 来るかわからない航空型の警戒より、周囲に敵がいる公算の高い場所へ赴く、ヘリの警護が優先されたのだ。 その間にアルトはランカに対し念話を試みる。 『(おーい、ランカ?)』 『(あ、アルトくん久しぶりぃ~)』 『(・・・大丈夫なのか?)』 『(うん。向こうの人達にはすっごいよくしてもらったし、戦争だって終わったんだもん!)』 念話は言葉を介した意志疎通とは少し違う。これには言葉以外に言語では表現不能な概念・思考すら載せる事ができるのだ。 こう表現すると「そんな役立つものがあるのに、なぜまだ不完全な言葉など使っている?」という話になるが、実は念話は慣れていない相手だと稀に、相手に与えるのには好ましくない思考を載せてしまう事があるのだ。 つまりごく稀に本音が丸見えになるという事だ。 本音と建前の人間の世界、話す時に稀にでも相手の本音が見えたら決して成立しないだろう。 だから念話で話すにはそれ相応の勇気が要り、よっぽどの親友や仕事でない限り用いられなかった。 しかしランカから流れ込んだ思考には本当に嬉しいという思いだけが伝わってくる。 自分自身彼女に対する本音がわからない分、どう伝わっているか不安が残るが、彼女の無事が確認できただけでもよかった。 それから1分も経たない内にヘリは現場に到着。少女のヘリへの搬送が開始された。 しかし───── 「こちら機動六課、ロングアーチ。地下にガジェット反応多数!搬送を急いでください!」 ロングアーチの警告とともにガジェットが地上に出てきた。 幸い付近は既に交通規制で人はいない。ガジェットは用さえなければ家の中まで入ってこないので民間人は大丈夫だ。しかし道路でアイドリングするヘリに敵が迫る。 シャマルとランカが、担架(たんか)に乗せた少女を急ぎヘリに搬送しているが、まだ遠くとても間に合わない。 休日返上で集まっていたフォワードの4人も搬送する2人を守るので精一杯で、ヘリまで手が回らないようだ。 「ヘリを死守する!行くぞ!」 『了解!』 アルトの命令に呼応してガウォークからバトロイドに流れるように可変すると、3機でヘリを囲み、地下からワラワラと出てきて全方位から迫るガジェットに相対した。 『やっとなまった体が動かせるぜ』 天城のVFー1Bが凝りをほぐすように腕と肩をぐるぐる回した。そんな天城にさくらが釘を刺す。 『天城さん、抜かれないでくださいよ』 『へいへい』 市街地なので発砲は厳禁。しかしヘリを1機、1分ほど守るだけなら、彼らにはそれで十分だった。 「サジタリウス小隊、交戦!」 アルトは宣言と共に先頭にいたⅠ型をぶっ潰した。 (*) 一度途切れた意識が五感と共に帰ってくる。 頭の中が霧がかかったかのようにぼやけているが、1つだけわかる事がある。ここは戦場だ。 何かと何かがぶつかり、轟音と共にどちらかが、もしくは両方が壊れてしまう。 大人達は自分を縛りつけ、自らに眠る〝ちから〟を使ってヒトや物を壊すことをいつも強要した。 ぼやけた視界に映る、必死の形相をして自分を運ぶ金髪と緑の髪したお姉ちゃん達も、自分に戦いを強要するのだろうか? 彼女は自らの運命を呪うと、意識と共に記憶を閉じた。 (*) 『ヘリの離陸を確認!』 VFー25の外部マイクがティアナの声を拾う。 アルトが見たときにはヘリは(バトロイド形態の)目線の位置まで来ていた。ヘリはそのまま急速に上昇していき、安全高度まで行くと病院へと直行した。 「よし、長居は無用だ!さくら、先に飛べねぇ3人を連れて上に上がれ」 『了解!』 さくらは頭部対空レーザー砲で牽制しつつ後退。バトロイドからガウォークに可変すると、さっきまでヘリが駐機していた位置に移動する。 現在サジタリウス小隊とフォワード4人組は、ヘリのいた位置を中心に円陣を組んで全周位から迫るガジェットに対抗している。そのためヘリが居なくなろうと、その場所が一番安全だった。 『皆さん、聞いた通りです。早く手に乗ってください!』 さくらがVF-11Gの手(マニピュレーター)を地面に広げ、外部スピーカーで呼び掛ける。 しかし円陣の内郭を構成するティアナやキャロはともかく、自分達と共に外郭で戦うエリオはおいそれと戦線から後退することは出来なかった。アルトはハイマニューバ誘導弾による援護を準備しようとした矢先、その宣言が聞こえた。 「クロスファイアー・・・シュート!!」 一斉に放たれたオレンジ色の誘導弾は、数を優先したためかガジェットのシールドを抜くことはできなかった。しかしその進攻を遅らせ、エリオが後退する時間とアルト達が穴を埋める時間をひねり出した。 「いいぞティアナ。ナイス判断!」 アルトの掛け声にティアナは 『どうも!』 と応じると、後退してきたエリオ共々ガウォークの手のひらに収まった。 『じゃあしっかり掴まっていてくださいね!』 さくらは警告すると、時を置かずエンジンを吹かして離床。急速に高度を稼いでいった。 「おっし、天城にスバル、次は俺達だ」 『了解!』 上空から再び放たれたティアナの誘導弾に援護されながら、アルトと天城はガウォークで、スバルはウィングロードを展開して上空に退避した。 こうして目標を失ったガジェット達は撤退して・・・・・・いや、新たな目標を見つけたらしい。戦闘機動レベルのスピードで次々マンホールに入っていく。理由はすぐに知れた。 『こちらロングアーチ。今までジャミングにより探知できなかったレリック反応を地下から2つ確認!回収に向かってください!』 「・・・・・・っておい、ロングアーチ!あの大軍の中に4人を突入させる気か!?」 なに1つ反論せずバカ正直にも 『了解』 と応答しそうな4人の代わりに異議を訴える。 軍隊では捨て駒にされるなど日常茶飯事だ。 例えばフロンティア船団でも中期の対バジュラ戦に投入された新・統合軍がその典型例だ。 バジュラの進化によって彼らの保有する武装が何1つ効かなくなった状況で、出撃を命令され無駄に命を散らしていった。 軍隊とはそういうところだ。だから生き残るために常に最善の努力を必要とする。反論など大した努力は必要ない。それで作戦の穴が見つかり、手直しされて生存率が上がるなら、それに越したことはないのだ。 しかし六課は〝軍隊〟ではあっても無策のバカではなかった。 『そのことなんですが、おそらく問題ありません。現在ガジェットの優先命令はレリックの確保と思われ、積極的な攻撃はないと推測されます。また、事態を聞きつけた第108陸士部隊の陸戦Aランク魔導士が1人、5分で支援に駆けつけてくれるそうです』 「・・・・・・なるほど」 とアルトは呟くと、やる気満々という目をした4人に視線を投げる。 「・・・だそうだ。お前らの力を存分に発揮してこい!」 『『了解!』』 4人は敬礼すると地面に降ろされ、マンホールへと突入していった。 「・・・・・・全く、お人好し揃いだな。管理局は」 アルトの呟きにさくらが割り込む。 『それを隊長が言います?』 「・・・・・・そうだな」 俺もいつの間にかお人好しになってしまったらしい。 しかし敵はそんな感慨を抱く平和な一時(ひととき)すら許さなかった。 『こちら『ホークアイ』、クラナガン近海の相模湾に敵の大編隊が多数出現!機種はおそらく改修前のガジェットⅡ型とゴーストだ。目標はヘリでなくクラナガンの模様。サジタリウス小隊は即座に迎撃行動に移れ!』 嫌な現実が耳に入った。しかし過去を振り返るにはもう遅い。今はやれることをやるしかないのだから。 「サジタリウスリーダー了解!これより迎撃行動に入ります!」 ファイターに可変したVFー25を始めとする3機は最加速。目標空域海上に急いだ。 (*) 『『ホークアイ』よりサジタリウス小隊。いま増援を要請した。5分で六課のスターズ1とライトニング1が。その20分後に緊急出動するバルキリー隊が合流する。それまで何とか持ちこたえてくれ』 「了解」 VFー25率いるサジタリウス小隊は中距離ミサイルの射程に入ると、中HMM(中距離ハイマニューバミサイル)を一斉に放つ。 今度のミサイルは今までの2系統の誘導方式のシステムに改良を加えたもので、通常の回避手段にもある程度対応できるようになっていた。とは言え、今まで敵が回避手段を講じたことがないため、効率面から誘導システムがセンサーを全面的に信用するようセットしていた。今回はそれを通常の設定に戻しただけだったりしたが。 サジタリウス小隊の保有する全中HMM、都合20近い光跡を残してマッハ5で飛翔するそれは、30秒程度で着弾した。しかし全てではなかった。 「なんだと?」 半数以上が目標を見失ったかのように迷走していた。 しかしフレアに代表されるような妨害装置の使用は見られない。強いて言えば当たったのに当たらなかったというか───── 『こちら『ホークアイ』。命中しなかった理由が判明した!敵は幻影魔法を展開している!現在術者を走査中だ。十分注意して迎撃せよ。実機はおそらくレーダーに映っている半数以下だ!』 どうやらガジェットを使役する者達が本格的に動き始めたらしい。アルトは猛る血を抑えると、僚機に指示を出す。 「各機、陣形〝トライアングラー〟!行くぞ!」 『『了解!』』 さくらはバトロイドに可変すると三浦半島の海岸線に着陸し、アンカーでしっかり片膝撃ち姿勢を取る機体を固定。己の長大なライフルを敵の迫る南へと向けた。 続いて天城がガウォークに可変すると、さくらの直掩に入った。 この陣形は『アルトが突入して敵をかき乱し、さくらが援護狙撃を行い、天城が撃ち漏らしを排除する』という時間稼ぎと敵の一地域の釘付けに主眼を置いた陣形だった。 ちなみにこのネーミングセンスだが・・・アルトの前隊長によるものが大きいと予想される。 ともかくアルトは、天城のマイクロハイマニューバミサイル。さくらの狙撃、そして自身のハイマニューバ誘導弾と共に敵に突入していった。 (*) サジタリウス小隊が交戦に入ってから5分後の横浜上空。 そこでは今、2人のワルキューレが天を駆けていた。 「スターズ1よりホークアイ、現状は?」 『こちら『ホークアイ』。先行したサジタリウス小隊が敵大編隊を迎撃中。現在おかげで戦闘空域は相模(さがみ)湾上空に限定されている。船もないので安心して撃墜して構わない。また、幻影はロングアーチの協力で実機との区別がつきつつある。これはデバイスに直接IFFとして送信する。また、混戦なため誤射に注意せよ』 「了解」 なのはは答えると、『Sound only』と表示された通信ディスプレイを閉じた。 そして今や10キロメートルを切った戦闘空域を睥睨する。 そこでは真っ青なキャンバスをバックに、自分達魔導士には無縁な白い飛行機雲が、幾筋も複雑な螺旋模様を描いている。 「綺麗・・・・・・」 思わず素の感想が口に出る。 しかしその作品を作っているのがアルトのVF-25と、ガジェット・ゴースト連合であることを思い出し、あわてて頭を振ってその考えを吹き飛ばした。 「フェイトちゃん、行くよ!」 頷く10年来の親友。 「スターズ1、」 「ライトニング1、」 「「交戦(エンゲージ)!」」 2人は文字通り光の矢となって、空域に突入した。 (*) ガーッ、ガーッ、ガーッ───── 鳴りやまないミサイルアラート。多目的ディスプレイは真紅の警告色に染め上げられている。 VF-25は魔力のアフターバーナーを焚きながら上昇を続ける。 アフターバーナーを焚いたVF-25は、推進剤である魔力が機体の推進ノズルや大気との摩擦で発熱するため、赤外線カメラを通して見れば太陽のように光輝いて見えることだろう。 周囲を飛翔する全ての敵ミサイルが、そんなVF-25に打撃を与えんと、回避運動すらせずに追いすがる。 それを確認したアルトはスラストレバーを下げ、フレアを撒くと足を60度機体下方に展開する。 こうすることによって推進モーメントが突然変わったバルキリーはクルリと前転、機首を下に向ける。 そして再び足を戻して下降するVF-25を尻目に、高熱源体となったフレアにミサイルが引き付けられ、そのすべてが誘爆した。 「ふぅ・・・」 アルトは前方を塞ぐ実機のガジェット達を徹甲弾を装填したガンポッドで次々葬っていく。 しかし敵は全天を覆っていた。 彼は顔をしかめて敵を俯瞰していると〝衝突コース!〟という警告がディスプレイに表示された。 しかしレーダーに映る敵機はIFFには反応なし。 つまり目視できるしレーダー反射もあるが、六課のスーパーコンピューターが『あれは幻影だ』と、結論を出したという事だ。 正直幻影だろうと実機だろうと撃墜か回避したいが、おそらく敵の罠だ。 確かに発砲してあれが実機でないと証明するのは簡単だ。 しかし敵が作戦を変更してしまうので、こちらが『あれが実機でない』ことに勘づいたことを知らせる訳にはいかない。また、機動を操作されるわけにはいかないため、回避もできない。となればそのまま突入するしかなかった。 迫る敵機。もし実機なら正面衝突で大破は免れない。 (南無三!) アルトは一瞬で全ての神仏に祈る。 次の瞬間には敵機はVF-25を通り抜けていた。 後方を振り返ると、やはり罠があったようだ。ガジェット数十機がホバリングして袋を形成している。回避していればあの袋に飛び込んで集中砲火という結末だったらしい。 (最近は罠を作るぐらいの頭ができたんだな・・・) アルトが感心する内もガジェットは半ばホバリングしているためさくらの狙撃が面白いほどよく当たる。 しかしゴーストが対応を開始した。 彼らは三次元推力偏向ノズルで機首を無理やりこちらに向けると向かってきた。 いつの間にか囲まれている。 このままでは包囲、殲滅される!と危惧したアルトは遂に奥の手を出した。 「メサイア、〝トルネード〟パック装備!」 「roger.」 VF-25の胴体全体を一瞬青白い光が包み、背面に2門の大口径ビーム砲を、そして両翼には旋回式追加ブースターと装甲を装備した。 機動重視の装備として開発されたこれは、FAST(スーパー)パックを数倍する機動性能を発揮する。バジュラとの抗争では開発未了であったが、これさえあれば被害は4割は減らせたと言われている悲願の追加装備だ。 さくらの速射狙撃が包囲するゴーストの一角に穴を開ける。 アルトはスラストレバーを一杯まで押し上げると、その穴から一気に突破、包囲から脱出を図る。 しかし援護にも限界がある。上方より数機のゴーストと火線。 アルトは両翼に装備されたブースターを左右逆に旋回して急激に90度ロール機動をおこなうと、間髪いれずに主機、旋回ブースター、スラスター・・・すべての機構を駆使して上昇をかける。その瞬間的なG(重力加速度)は『ISC』、『イナーシャ・ストアコンバータ』、デバイス由来の重力制御装置の限界を越え、アルトの体に生のGを掛ける。しかしいままで反吐が出るような訓練に鍛えられた彼にはどうということはない。 機体はゴーストでも真似できないような角ばった急旋回を行って敵の火線を回避すると、ガウォークで急制動。擦れ違おうとしたゴースト数機に背面のビーム砲を照準すると立て続けに見舞った。 魔力出力にしてSランククラスの砲撃を受けたそれらは、瞬時に己の体を空中分解させて海の藻屑へと帰した。 『こちらサジタリウス2(さくら)。弾が切れました。これより魔力砲撃に切り替えます』 遂に持ってきた砲弾を撃ち尽くしたらしい。魔力砲撃ではこの空域全体に作用したAMFにより威力が格段に低下するが、致し方ない。 アルトとてガンポッドに残る残弾など雀の涙だ。 熱核反応エンジンは戦闘機に無限の航続能力を与えたが、積める弾薬量が決まっている以上、まともな戦闘可能時間は旧式の戦闘機と変わらないのだ。 (荷電粒子ビーム機銃さえ使えれば・・・・・・) 現在も封印(シール)状態でVF-25の両翼に装備されているこのビーム機銃は、最初からバジュラには効かなかったが、AMFが作用しないためゴーストやガジェットなら苦もなく落とせるはずだった。 だが局員となった今、そんな物を使えば暖かい寝床から一転、鉄格子の部屋で寝ることになる。 アルトは無駄なことを考えるのをやめると、戦術に集中する。 トルネードパックで機動力の上がったVF-25に対し、ゴーストとガジェットはその機動性と数で対抗してくる。 更にゴーストの撃ち出す実体弾は、バルキリーの転換装甲のキャパシティをすごい勢いで消耗させていく。 (というかこれはマジ物の対(アンチ)ESA(エネルギー・スイッチ・アーマー。エネルギー転換装甲)弾じゃないのか・・・・・・?) 通常の実体弾はこれほどの消耗を強いるものではないはずだった。 とにかく、客観的に見てこれ以上の進攻阻止は無理だった。 しかしすでに1キロ程先に三浦半島の海岸線があった。 (現行戦力でこれ以上の足止めは無理だ。しかし半島上空を戦場にするわけには・・・・・・) そこに見える民家が、彼に後退を躊躇わせた。 その時、待ちに待ったものが来た。ディスプレイに表示される〝空域マップを貫く太く赤い線〟と〝退避要請〟という文字。 敵は大量に後ろに引きつけている。ここで撃てば最も多くの敵を巻き込めるだろうが、時空管理局、特に彼女がそれをするはずがない。かといって一度意図を図られてしまってはその効果は急速に薄まる。 ならば自分にできることは何が何でも急いでこの位置から退避するしかなかった。 アルトは操縦桿を倒すと左ロール、続いて主観的な上昇をかける(つまり左旋回)。もちろんその間スラストレバーは限界まで前へと押し上げられている。 機体が転換装甲の使用を前提とした設計限界である25Gの荷重によって悲痛な悲鳴をあげる。VF-25のF型(高機動型)としてスペシャルチューンされた『新星/P W/RR ステージ II 熱核バースト反応タービン FF-3001A改』が己の力を示すように、そして左右エンジンでハーモニーを奏でるかのようにその雷のような轟音によって圧縮した空気と魔力を後方へと吐き出す。両翼のブースターも主翼の空力だけでは成し得ない無理な上ベクトルの力を捻り出す。 アルトもまた、転換装甲維持のため機載のISCが止まった事により、襲いくる津波のような力に必死に抗う。 そして赤い線の示す射軸線をVF-25が越えると同時に、海岸線から桜色をした魔力砲撃が伸び、射軸上にいたゴーストとガジェットに突き刺さる。それは幻影含めて50機近くを瞬時に撃墜した。 『アルトくん、大丈夫!?』 天使の声が聞こえる。 「ああ、なのは。助かった」 しかし安心したアルトの機動は少しだが単調になっていた。 ゴーストはその機を逃さず肉薄してきた。 そのゴーストから横になぎ払うように機銃弾が放たれ、VF-25に迫る。 (緊急回避は・・・・・・間に合わない!) アルトはトルネードパックの装甲パージによる囮回避に備える。しかし機銃掃射はバルキリーまで来ない内に止まった。 不思議に思ったアルトはゴーストを仰ぎ見る。 そこには金色の矢に貫かれ、海に力なく落ちていくゴーストの姿があった。 外部マイクが女性の声を拾う。 『・・・・・・もう、私の事も忘れないで欲しいな』 彼女は大鎌形態のそのデバイスを、その華奢な肩に担ぐと大見得を切った。 同時に周囲に展開する他のガジェット、ゴーストにもランサーの雨が襲い、その多くを撃墜、爆炎が花を添えた。 「フェイト!」 外部スピーカーを通して放たれたアルトの声に、彼女はニッコリ微笑みを返した。 (*) 六課の合流後、すぐに役割に応じて部隊を再編する。 高機動型であるアルトとフェイトの2人は、引き続き敵を掻き乱す前衛部隊。 2人に構わず進む編隊には、さくらとなのはの火力部隊が当たり、天城は機動部隊として2人の直掩と撃ち漏らしの掃討を続行。 この後の戦いは比較的スムーズに進んだ。 そして10分後、更なる援軍が到着した。 『こちら機動六課フロンティア2。これより、支援します!』 聞こえた声はランカのものだった。レーダーを見るとヴァイスのヘリが戻って来ていた。 どうやら保護した少女を、この近くの聖王教会中央病院に置いて、とんぼ返りしたようだった。 『みんな!抱きしめて!銀河の、果てまでぇ!』 フォールド波に載ったランカの常套句が、半径10キロに渡って響き渡った。 続いて流れてくる歌声。 アルトはそれを聞いて、先ほどの念話以上の安心感を抱いた。 彼女の歌声は、いつかのような迷いある歌声ではない。 誰に向けてのものかはわからない────きっと、生きとし生きるもの全てにだろう────が、晴れ晴れとした澄み渡った空のように、暖かい歌声が沁み渡っていった。 (*) ランカの参入は戦闘の趨勢を激変させた。 魔導兵器であるガジェットⅡ型はレーザー攻撃を封じられボロボロ落とされる。 ゴーストには魔導技術がほとんど導入されていないらしく相変わらず元気だったが、ガジェットが脅威でなくなった分、楽になった。 しかし、ランカの超AMF範囲内にありながら、幻影魔法が解除されることはなかった・・・・・・ To be continue・・・・・・ ―――――――――― 次回予告 ランカ「ずっとそばにいたかった。でも、もうあなたまで届かない・・・・・・」 マクロスなのは第27話「撃墜」 追悼の歌、銀河に響け! ―――――――――― シレンヤ氏
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クロス 聖書外典ダニエル書附録に登場するペルシア人の王。 ダニエルはこの王の側近として登場する。
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《クロス》 1.(cross)英語で「交差する」の意。「十字架」のことも意味する。 Mr.Childrenのブレイクのきっかけとなった名曲「CROSS ROAD」(ミスチルの4thシングル、1994年リリース)は「交差点」「十字路」を意味する。 ちなみにスペルが違うクロス(cloth)は布切れのこと。 かつてジャンプの名作バトル漫画「聖闘士星矢」に出てくる、聖闘士(セイント)達が纏うバトルスーツ「聖衣(クロス)」はここからきている…はず。 2.AC17ネット対戦で解禁されたオジャマのひとつ。 中央の赤のみ位置が変わらないが、それぞれ左右対称に白と黄、青と緑のポップ君が位置を入れ替えながら降ってくる。 図示すると「XX|XX」の形でポップ君が降ってくるわけである。 微妙にポップ君の配置が変化するため、「廉価版EXICITE」と言われることもある。実際にそんな感じである。 しかし何より恐ろしいのはこれがレベル2オジャマであるという事実に他ならない。エキサイトほど激しく移動するわけではない(というか、移動先にはっきりとした法則性が存在する)ので慣れればある程度は適正HSでも対応可能だが、当然ながら同時押し譜面では無理押しが発生する可能性もあり非常に強烈。明らかにレベル2の枠を逸脱しており、ある意味では「熱帯オジャマのレベル詐欺」と言えなくもない。 そのせいかAC18ではレベル3に格上げされた。 なお発動中はポップ君が爆走と同じくサングラスをかけたポップ君になるためか、超チャレでは爆走系オジャマと同時にノルマ選択できない。 初出のAC17ではどう見てもEXCITE系オジャマの類型なのだが、上記のようにチャレンジで爆走系と併用出来ない為、プレイヤー側が勝手に爆走系としてしまい「爆走の盾」で防げると勘違いをする人を続出さた。 ついでにいえばレベル2のオジャマなのでLV.3封印の指輪でも防げないので、バラスピ同様アイテムによる回避が不可能なオジャマの一つである。 しかしAC18では「爆走の盾」で防げる上、Lv3に格上げされたためLV.3封印の指輪での対処が可能になった。 なお対処法はエキサイトのそれで流用可能。HSを一段階下げるだけでもかなり効果的。 また、最終的に落ちてくるラインのポップ君の色になっているため、色を良く見て押せば同時押しの少ない低~中難易度程度なら意外と何とかなったりもする(無理押しを気合いでさばかなければならない場合もあるが…)。
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(アマンクロス) +目次 概要 性格 趣味・特技 特徴 声優 関連リンク Ⓒ株式会社ボッケモンプロ、Ⓒ薩摩剣士隼人プロジェクト Ⓒ株式会社ボッケモンプロ、Ⓒ薩摩剣士隼人プロジェクト 概要 [部分編集] 第一部三話から登場。 黒酢のボッケモン。 第一部完結編では、大ンダモ支丹の暗黒波動弾を硬い胴体や腕で弾き飛ばしたほか、身近な人々と共に、つんつんとコンコンへ声援を送った。 第二部では三人衆としてヤッセンボーと立ち会い、腕や脛、頭など固い体でヤッセンボーの幻魔月光刀を受け止めた。 ひっとべ!では、突如現れたアマンむすめに困惑しながらも、一緒に黒酢を人々に勧め、クロスポーズで多くの人々と腕を交差させた。 ** 登場 性格 [部分編集] クロス一族に伝わる友情と健康の証で「クロスするがクロス!」と言いつつ互いの腕を交差させるクロスポーズを好む。 お正月スペシャルボッケモンたちが集まった宴会の席では、クロスポーズの相手を求め続けていた。 ** 好きなもの・嫌いなもの 趣味・特技 [部分編集] 人々の心と体の健康を願っており、普段は福山町のかめ壷畑で黒酢を人々に振舞っている。 繁華街でアマンむすめと一緒に黒酢を振舞うこともある。 特徴 [部分編集] 一人称は「私」。 「~でス~」という語尾が口癖。 琥珀色の体は昔ながらの自然製法で熟成された薩摩玄米黒酢でできており、黒酢を作る壷であるアマン壷というかめ壷に包まれている。 体は、かめ壷のため固い。 番外編(パート1)では黒酢工場を経営している姿が描かれ、工場の経営状況について悩み資金が必要なあまり、つんつんが見つけた融資の紙を見ておもわず、うそ電話詐欺に引っかかりそうになっていた。 声優 [部分編集] 竹原 哲郎(たけはら てつろう) 関連リンク [部分編集] アマンクロス 鹿児島ご当地キャラマップ アマンクロス 登場人物 ** 出典参照リンク
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作品概要 登場キャラクター・有栖 零児 ・小牟 ・沙夜 ・毒牛頭 ・毒馬頭 その他 シリーズ一覧 作品概要 西暦20XX年。 10年前の事件で封鎖都市指定を受けていた渋谷で、大規模な次元の「ゆらぎ」が発生。 魔界、神界、幻想界、魍魎界、物質界の5つの世界の境界線が崩壊し、それぞれの世界の邪悪なる者たちが次元を超えた陰謀を画策しだした。 この超次元的危機に立ち向かえるのは、それぞれの世界のヒーローたちだけ。 「ナムコ」と「カプコン」のゲームキャラクターたちだけなのだ! ナムコとカプコンの代表的キャラ達が揃い踏みでどんちゃん騒ぎのお祭りゲーム。通称「ナムカプ」。 ジャンルとしてはシミュレーション・RPGだが、戦闘シーンはアニメ演出でなくアクションで実際に操作するのがゲーム的な特徴。 PXZの前身とも言える作品で、同じスタッフが開発を手がけている。 PXZと比べると、登場作品はアーケードやFC・SFC・PS時代の少し古めの作品がメイン。 出演に当たって、当時キャラクター性が薄かったレトロキャラ達にもキャラ付けが行われており、 そのキャラクター性はPXZのワルキューレやアーサーにも引き継がれているようだ。 ナムカプ自体の参戦作品一覧はナムカプwikiの方を参照。 COUNTDOWN PLAYでの会話内容を見る限り、ナムカプで共演済みのキャラクターはお互いの面識を引き継いでいるようだ。 登場キャラクター ・有栖 零児 アリス・レイジ。ゆらぎの街のアリス。 ナムコクロスカプコンの主人公。真面目な性格で生粋のツッコミ役である。 超常現象に対応する特務機関「森羅」のエージェント。刀、銃、陰陽術を組み合わせた戦闘術、「護業抜刀法」の使い手。 頭部の半分が白髪になっている事と大きな斬り傷がその下の額にあるのが特徴。ちなみにこれは10年前、「森羅」と敵対する組織「逢魔」のあるエージェントにより受けたもの。 冷静かつ寡黙で、濃いネタを連発するナムコクロスカプコンの(というか小牟の)最後の良心。 ついでにゲスト参戦のはずだが、登場人物の殆どがボケでツッコミが致命的に足りない無限のフロンティアシリーズの最後の良心でもある。 ちなみに登場する毎に武器の修得度が向上しており、初登場のナムコクロスカプコンでは、四種の武器を単独で振るう程度であったが、無限のフロンティアシリーズへの参戦時に刀の同時使用「二刀」銃の同時使用「二丁」二種複合使用の「二門」を会得していた。 そして、今回の参戦にあたり五行で唯一使用していなかった水行の力を持つ刀「霜鱗」を持つようになった。 ちなみに愛用の武器「護業」の内訳は、上記の霜鱗に加え、トリガー付き日本刀「火燐(かりん)」、脇差「地禮(ちらい)」、ショットガン「柊樹(ハリウッド)」、リボルバー拳銃「金(ゴールド)」。なお銃弾には対オカルト特務機関らしく、対霊体処理なるものが施されている。 cv:井上和彦 ・小牟 シャオムゥ。765(ナムコ)歳のらぶりー仙狐。 実は1000歳で成人(というか天狐と呼ばれるようになる)とされる種族のため、仙狐としてはまだまだ若者らしい。 戦闘では仕込み錫杖「水憐(すいれん)」、二丁拳銃「銀(シルバー)」と「白金(プラチナ)」、占術、符術、そしてプロレス技などを活用する。 零児の教育係を務めていた事も有ったが、現在は対等の相棒同士。そして恋仲(……かどうかは微妙なところ?)。 一人称は「わし」。アニメ・ゲーム・インターネットなどのオタク趣味全般を嗜んでおり、兎にも角にもネタ台詞を連発しまくる。 765年の狐生で培ったその範囲は、ネット上でメジャーなものから、こよなく愛するプロレスネタ、一体誰が分かるんだよそのネタと言いたくなるマニアックなものまで多岐にわたり、恐らくその全てを把握している者は(本人とシナリオライターの森住氏くらいしか)いないのではないかと思われる。 「スーパーロボット大戦OGシリーズ」のとある人物と外見や人物性が酷似しているのは最早公式で認められたネタである(パクリやパロディではなく、どちらもシナリオライターの森住が生み出したキャラ)。 ナムコクロスカプコン以降にも「無限のフロンティアシリーズ」や「勇現会社ブレイブカンパニー」にゲスト出演しており、そのたびに胸が大きくなっている。PXZでもやはり大きくなっている。仙狐め、いまだ成長期か……!? ファンからの愛称はゲーム中でも良く使われる「駄狐」。たまに「腐狐」とも。意味はお察し。 cv:南央美 ・沙夜 サヤ。森羅と対立関係にある組織、逢魔のエージェント妖狐。 零児・小牟とは因縁浅からぬ仲であり、過去幾度も激突している。 (零児の頭部の傷は彼女に刻まれた物であり、小牟は当時零児の父のパートナーだった) 武器は火刀「焔(ほむら)」水刀「氷(こおり)」雷刀「楔(くさび)」を纏めた刀一式「后尭(ごぎょう)」。 その他ハンドガン『涅(くろつち)』、猛毒を生み出す手刀『鎬(しのぎ)』や、数々の妖術を操る強敵。 ナムコクロスカプコンで戦死したはずだったが、「無限のフロンティアシリーズ」にて突如復活した。 ちなみになんで復活したのかは本当に全く一切説明されておらず、零児達も気にしなくなってしまった 今作でも配下である毒牛頭・毒馬頭を引き連れ、暗躍する。 cv:折笠愛 ・毒牛頭 ドクゴズ。 cv:西嶋陽一 ・毒馬頭 ドクメズ。 cv:奈良徹 揃って沙夜の配下。 初出であるナムコクロスカプコンでは中ボス扱いで喋ることもなかったが、無限のフロンティア2作品への客演を経て声が付き、キャラも立っていった連中。 諸事情で主に牛の方がキャラが立っている。 その他 登場するキャラクターたちを魅力たっぷりに描けているとしてファンが多いゲームではあるのだが、それと同時に「テンポが非常に悪いゲーム」として悪名も高い。これは本作が単純なターン性のSRPGと異なってアクション性の強い戦闘システムである都合で、敵味方双方の戦闘演出をスキップできないというシステム上の欠点が主な要因。これに加え、今作と違い「ヒット数が特定の数を超える」と攻撃回数が増える為、ヒット数の多い技を2発当てる→一度落とす……、を繰り返すだけで本来の攻撃回数の1.5倍もの回数攻撃出来た為、自ターンも結構な時間がかかるシステムとなっていた。ナムカプのテンポの悪さはスタッフも理解しているらしく、ファミ通でのPXZのスタッフインタビューでは「今回はテンポ感を重視してます!」としつこいほどに繰り返されていた。なお、PXZでは敵ターンの攻撃は、名前ありの特殊キャラクター以外ならばマップ上で一瞬で処理される。 零児は「不思議の国のアリス」がモチーフとなっている。この童話モチーフという流れは無限のフロンティアシリーズや本作オリジナルの登場人物にも適用されている。 シリーズ一覧 NAMCO x CAPCOM (2005 PS2) キャラ出演作品無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ (2008 DS) 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ (2010 DS) 勇現会社ブレイブカンパニー (2011 3DS)
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マクロスなのは 第11話『地上部隊は誰がために・・・・・・』←この前の話 『マクロスなのは』第12話『演習空域』 「ファイア!!」 アルトの掛け声と共に100もの青白い航跡を残しつつ中距離ハイマニューバミサイル(以下、中HMM)が飛翔していく。 これは3メートルほどの全長を持ち、VF-1とVF-11、VF-25の4つある翼下ステーションのうち2つを使って1機につき8発ずつ装備していた。 敵との距離は約40キロ。 しかし魔導士部隊が亜音速、バルキリー隊がハイパークルーズ(超音速巡航)でマッハ2を出せば相対速度はマッハ3になる。この速度でも接触まで40秒かからない。加えて最高速度がマッハ5+を記録する中HMMならば相対速度がマッハ6になり、たった20秒弱で走破できる。彼らにとって40キロとはその程度の距離だ。 『着弾まで3、2、1・・・・・・今!』 ホークアイからの報告。しかしそれは驚愕に変わった。 『・・・・・・ん!? 全弾はずれた・・・・・・だと?』 アルトはモニターの倍率を最大にして戦果を確認する。確かにミサイルは突然目標から大きく逸れ、無益に自爆していく。 理由はすぐに知れた。 魔導士達は着弾の直前に、デコイとして大量に魔力弾を散布すると飛行魔法などを一瞬全て解除して魔力の探知を不能にしていたのだ。 『なんで奴らはミサイルの弱点を知っているんだ!?』 隊の1人が悪態をつく。 当初開発された中HMMの誘導方式はフォールド波・電波併用アクティブ・レーダーまたは赤外線画像ホーミングだ。 そのためレーダーに映らず、空気摩擦で生ずる熱以外まったく発熱のない彼らに対応して急遽作られたのがこの魔力スペクトル解析式画像ホーミングの中HMMだ。 しかしこのミサイルには大きな弱点がある。今のように魔力の使用を完全に止めたり、探知範囲(発射後はカメラのあるミサイル正面から45度以内)を過ぎると無力になる事だった。つまり一度デコイ(囮)にロックがかかると魔導士の再認識は難しいということだ。 『怯むな!ミサイルがダメならレーザーでもガンポッドでも使え!全機突撃!』 ミシェルの突撃命令に隊は編隊を維持して進撃する。 『『ホークアイ』からフロンティア基地航空隊。魔導士部隊は鶴翼陣形で包囲するつもりだ。気をつけろ!』 『了解。スコーピオン、アリース、ジェミニ小隊は俺と右翼へ。残りはサジタリウス小隊と共に左翼から挟み撃ちだ』 ミシェルの指示にバルキリー隊は2手に別れ、ミシェルの指揮するスカル小隊と上記3小隊は右翼へ。アルトは自身の指揮するサジタリウス小隊とアクエリアス、カプリコン、トーラス小隊を率いて左翼へ飛ぶ。 魔導士部隊との距離が10キロのところで彼らの迎撃が始まった。VF-25に装備されたバックミラーの端が一瞬光る。 『・・・っ!』 『大丈夫か、トーラス2?』 『はい、主翼にかすっただけで飛行に支障はありません』 彼は続けて『大丈夫です』とつけ加えたが、この距離での被弾を想定していなかったため転換装甲は全機最低出力になっている。殺傷(物理破壊)設定なら撃墜はなくても主翼を吹き飛ばされただろう。 やはりAランク魔導士。視認距離ギリギリでこの命中精度。砲撃の腕と威力は伊達ではない。 その火線は近づくにつれて幾何級数的に増えていき、回避のために隊としての進撃速度がガクンと落ちる。 「各機フォーメーションA。敵を一気に突破する!」 各機からの了解の声。 瞬時に編隊が組み直され、エンジン出力に余裕のあるVF-25とVF-1が先頭になり、VF-11が後方に。全体から見ればVF-25を頂点とした円錐の陣形だ。 先頭の部隊はMM(マイクロ・マジカル)リアクター(小型魔力炉)の魔力とエンジンのエネルギーをデバイスと機体のPPBS(ピン・ポイント・バリア・システム)に叩き込んで前方に展開。砲撃を弾き返しつつ進撃する。 しかし推進エネルギーの大半をPPBSに持って行かれるため、全体の進撃速度は時速1000キロ台に低下した。 前衛に守られる形となった後方のVF-11は必死に砲撃を行うが、魔導士達と違い4機しかいないため牽制にしかならなかった。 ダメージの蓄積するPPBSをハラハラしながら注視する十数秒間。それはあまりにも長く感じた。だがそれもこれで終わりだ。 「今だ!サンダーホーク、あいつらにクラスターミサイルをぶち込んでやれ!」 アルトの指示にVF-11のエンジンナセル側部のハッチが展開。マルチウェポンベイから1機につき1発づつ打ち出されて敵に殺到した。 この空間掃討用クラスターミサイルの内部には多数の魔力墳進(ロケット)弾が封入されており、親機で敵の目前まで進攻すると子機であるロケット弾が散布。広域に分散して目標空間を〝制圧〟することができる。 しかし射程が5キロ(親機の飛翔射程が3キロ。ロケットの最大飛翔射程がそこから2キロ)という致命的な短さ。それに加えてその機構ゆえにミサイル本体の大きさは大型反応弾頭に匹敵する。そのような重装備であったためペイロードに余裕のあるVF-11にのみ装備されていた。 4発のクラスターミサイル達は前衛魔導士部隊の迎撃で2発が途中で撃墜されるが、他はその役目を忠実に実行した。 親機から前方投射面にばら撒かれるロケット弾。それはそれぞれ指定された距離だけ飛翔を終えると、内包する大容量カートリッジ弾3発という莫大なエネルギーを開放した。 結果、彼らの真ん中で無数の青白い魔力爆発の花が咲き、勇敢な前衛魔導士部隊を一瞬で壊滅させた。 敵が後退していく。だが戦死者がその場に呆けたように浮いていた。アルトは急いでVF-25に内蔵された外部フォールドスピーカーを起動させ怒鳴る。 「お前ら死んだら早くどかないか!接触したら本当に死んじまうぞ!」 空気ではなくフォールド波を媒介にした声は光速より速いスピードで戦死者達の耳に届き、彼らを撤退させた。 そしてアルト達はそのまま敵に斬り込んだ。 「各小隊散開。各個に敵を掃討せよ」 指示を出しつつハイマニューバ誘導弾を生成し、敵を流し見る。するとHMD(ヘルメット・マウント・ディスプレイ。ヘルメットのバイザーに直接高度計や機体姿勢、進行方向など重要な情報が表示される形式)に映る敵に次々とロックオンレティクルがかけられていく。 その隙にも数人の敵がデバイスを照準してくるが、遠方より飛来せし極音速の魔力弾がピンポイントで命中。連携が乱れる。 「喰らえ!」 気合い一発。ハイマニューバ誘導弾はデバイス『メサイア』によって誘導され、HMMの純正も顔負けな速度で敵に食らいついていく。 ハイマニューバ誘導弾の射程は2000メートルほどしかないが、弾数制限が無いことと光学識別式(ロックオン時に物体の形を覚え、それを追う)なのが魅力的だった。 アルトは発射と同時にガウォークに可変し、敵の応射をロール機動で回避。返す刀で誘導弾に気を取られていた数人の敵を(Aランク魔導士に対しては)1発で即死判定という58ミリペイント弾で撃破した。 アルトには聞こえなかったが、超音速で飛んできたペイント弾に撃破された魔導士は鮮血のような真っ赤なペイント飛沫と共にその衝撃によって凄まじい悲鳴を上げたという。 そんなことツユとも気にせぬアルトは可変を駆使して加速、減速、推進・質量モーメント変化などによって複雑な回避運動を行う。 そしてそれが必然であるように魔導士部隊の火線を掻い潜り、必殺の反撃を行っていった。 (*) 「すごい!」 後方の大きな雲の中でホログラムによって光学擬装したVF-11Gの中でさくらが感嘆の声を上げる。アルトの機動は攻守が一体となった全く無駄のない動きだった。 しかし彼女とて彼らから2キロほど離れているのに援護射撃だけでなく、高速度で横方向に動く目標に狙って当てている事は十分すごいことだった。 だが彼女には今、そんな自惚れはない。彼女はアルトの見せる〝舞〟に心奪われていた。 彼女は再び狙撃をしようとカメラをズームすると、アルトの後ろにつくVF-1Bがだんだん遅れてきているのを発見した。 「天城さん、早くしないとアルト隊長行っちゃいますよ!」 『ま、まってくれぇ~』 そう言ってついていく天城も、アルトの切り開いた道を適度に維持し、後方からの敵を阻止する。 たまに危なく見えるが彼も自分と同じく1カ月間アルトに徹底的にしごかれた1人。実力は十分ついている。 『天城、混戦になるから俺の後ろを絶対離れるなよ!さくらはこのまま全体への支援狙撃を頼む。あと警戒を怠るな。特に後ろ』 アルトからの通信。さくらは 「了解!」 と応えつつ、ミシェル直伝の長距離スナイピングで敵を撃破していった。 (*) 演習空域、南西端 そこには2人の騎士甲冑姿の女性と彼女達を支える小さな妖精がいた。八神はやてとシグナム、そしてリィンフォースⅡだ。 シグナムは2人の護衛だが、今は敵がいないので静かにたたずんでいる。 『―――――敵の進撃速度が予想値を上回ってはいますが、ここまで〝予定通り〟進行しています』 画面の中の魔導士がはやてに報告する。 はやては中立である『ホークアイ』からリアルタイムで送られている戦況俯瞰図を流し見る。 余談だが中立の『ホークアイ』内部も二分され、それぞれにオペレーターがついていた。(これができるのは情報提供のみに特化し、指揮・火力管制任務が外されているからである) 図によると主戦場は演習空域のほぼ真ん中で、フロンティア基地航空隊が優勢だった。 「了解。こっからもこちらの立案した予定にしたがって動いてください」 「はっ!」 魔導士は敬礼してモニターを閉じた。そして隣で同じく通信の終わったらしいリィンを向く。 「マイスターはやて、各部隊の〝転送魔法〟は準備完了です」 彼女の通信していた部隊も仕込みが終わったようだ。 「じゃ、行ってみよか」 「はい!」 2人は息を合わせるとユニゾン。そして友軍全体への音声通信を放つ。 「こちら八神はやて。これより作戦をテイク2に移行します!」 そして彼女は自身の杖、アームドデバイス『シュベルトクロイツ』、本型ストレージデバイス『夜天の書』を出すと魔力のチャージに入った。 (*) アルトは不審に思っていた。 前衛突破後から強固な抵抗が無いのだ。まるで無理をするなと言いくるめられたかのように魔導士部隊は後退を続ける。 遂には右翼から進攻してきたミシェルの部隊とも合流し、現在20人程で円陣(三次元的に言えば球陣)を組んで抵抗する敵の包囲戦を行っている。 アルトは並進するミシェルに呼び掛ける。 「ミシェル、どうもおかしい。あまりにも簡単過ぎる」 『ああ。まだ六課が出て来てないしな』 「だが六課は範囲攻撃主体であの円陣の内側にいないと撃てないはずだ」 包囲しているバルキリー隊はほぼ円陣に密接するように攻めている。それゆえなのはの大火力砲撃や、はやての爆撃は友軍を巻き込むため使えないはずだ。 しかし円陣の内側にそんな魔力反応はない。レーダーによれば放出魔力量はすべてクラスA相当で、クラスSならすぐにわかる。 (まさか参戦してないのか?) そんな考えが頭をよぎるが、あのミサイルの回避法は紛れもなく自分がリークした情報を元にしている。はやてもいるようだし、参戦していない訳ではないはずだった。 その時、前線から切迫した声が入った。 『隊長!奴ら転送魔法を使う気です!』 『「なに!?』」 円陣に視線を投げると、その下に巨大なミッドチルダ式の魔法陣が展開されている。そして一瞬で敵の全てが消えてしまった。 「なんてこった!こんな無茶をするなんて・・・・・・!」 アルトは歯噛みした。 転送魔法は高ランクの魔法で、これほどの大量転送には相当な人数を必要としていたため自分達は想定していなかった。 しかし、相手の人数もわからないこの現状ではそれもあり得た。 「全機、何が来るかわからん。ミシェル隊長機を中心に集合。周囲の警戒に当たれ!」 アルトは急いで指示を出し、現場空域の撤退をはかった。 (*) しかし、すでに魔導士部隊の罠にかかった彼らに逃げ出すチャンスは少なかった。 (*) 「囮魔導士部隊の現場からの退避を確認。はやてちゃん、行けるですよ!」 精神内からリィンが報告する。ユニゾン中でも各個に動くことができるため、それぞれの仕事がやりやすくなっているのだ。 また、誰にも聞かれないので彼女の口調がいつものそれに戻っている。 「了解や。でもリィン、ごめんな。わたし長距離サイティングとか苦手やから―――――」 「なに言ってるですか!私はそのためにいるんです。私は祝福の風、リィンフォースⅡですよ!」 彼女が不服そうにその愛らしい小さな頬を〝ぷく〟と膨らます。 「そうやった、ごめんな。逆に失礼やったな」 はやては苦笑するとまぶたを開き、意志のこもったブルーの瞳をのぞかせる。そして夜天の書を開いた。 すると足元に大きな白いベルカ式魔法陣が。目の前には合計5つのミッドチルダ式の魔法陣が出現した。彼女は詠唱する。 『来よ、白銀の風、天より注ぐ、矢羽となれ!』 チャージは十分。あとは発射コードの打ち込みだけとなった。彼女は高らかに自身の技名としての発射コードを宣言する。 「フレース、ヴェルグ!」 するとミッドチルダ式の魔法陣から5発の光の奔流がバルキリー隊に向けて射出された。 (*) フロンティア基地航空隊は高度8000メートルで周囲の警戒をしつつ北に向かっていた。 『『ホークアイ』よりフロンティア基地航空隊。演習空域南西端からオーバーSランク相当の高エネルギー反応!砲撃又は爆撃と思われる!』 アルトは報告から瞬時にその方向をセンサーでサーチし、VF-25のコンピューターで解析する。結果はやての魔力爆撃と判明した。 「こちら副隊長、反応は八神二佐の魔力爆撃と認む!全機高度を2000メートル以下に落とせ!」 それ以下で魔力爆撃の効果が及ぶことは管理局の規定で特例がない限り禁止されている。アルトはそれを逆手に取ろうと言うのだ。 『了解!全機、俺に続け!』 ミシェルが急降下に入り、全機が続く。しかし敵は速かった。 『発射を確認!着弾まで3、2・・・・・』 ホークアイが秒読みを始める。だがまだ高度は6000だ。 シレンヤ氏 第12話 その2へ
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銀河を駆ける歌声 UNIT U-013 緑 発生 赤/緑 3-6-2 M エース(2) 戦闘配備 強襲 高速戦闘 装填(1) 《[3・5]》武装変更〔マクロス・クォーター〕 (戦闘フェイズ):《(1)》このカードは、ステップ終了時まで敵軍ユニットの効果の対象にならない。 特徴 艦艇 LLサイズ [6][2][6] 出典 「マクロスF」 2008 多くの特殊効果に加え、ユニット限定の回避能力を備えた、SMS旗艦の強襲形態。 マクロスクルセイド現環境下では回避対象となるユニットが少なく真価を発揮する事は少ないが、クルセイドシリーズ統合で見れば非常に強力なユニット。 エース値が厄介になれば武装変更で戦艦形態に戻ってしまえば良い等、使い勝手は良い。 今後、厄介な対ユニットテキストを持つユニットが増えれば活躍の機会が増えると思われる。