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きのうのこと【登録タグ き きの(嘆きのP) 曲 重音テト】 作詞:きの(嘆きのP) 作曲:きの(嘆きのP) 編曲:きの(嘆きのP) 唄:重音テト 曲紹介 あなたの日々は、どんな色? 2011年のテトの日に投稿された、ゆったりとしたテト曲。 2023年4月、synthv版発売を祝したカバー版も投稿されている。 歌詞 それは涙です。日記に描いた水たまり 「これは雨なんです。」もう、泣き虫じゃないよ 少し滲んだページ でもね、明日はきっと笑って 重ねてく真っ白な日々に 昨日の夢を描いても ぎこちない笑顔と涙で溢れてく。 なんでかな…。 キミが好きだった花の栞を挟んだまま 少し眠るように色褪せてく昨日 いつか、忘れていくの? ボクの栞はあの日、止まって 欠けていく真っ白な日々に 昨日を描けなくなって どこかに落としてしまった 大切はまだあの日のまま? 真っ白な日々に 褪せていく昨日にどうか色を。 いつかの雨を。 重ねてく真っ白な日々に 昨日の夢を描いてさ あの時みたいに優しく笑えたら いいのにね。 戻れないのなら キミイロの未来を描くから ほんの少し今も寂しいけど 平気だよ。 ずっと、ボクが繋いでいく キミと、きのうのこと。 (ピアプロより転載) コメント 名前 コメント
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http //pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1299681223/120 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/03/11(金) 06 10 58.03 ID IA1iLmcz 黒猫の家に遊びに来ていた京介がCMで美味そうに丼ものを食べるシーンを見て 「久しぶりに丼もいいな」と、呟いたら。そばにいた黒猫が赤くなって怒り出した なぜ怒られてるのか分からない京介をニヤニヤしながら見てた中猫が 「私は別に構わないよ~」などと言い出したため黒猫さんマジ赤猫状態 171 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/03/11(金) 21 59 59.78 ID lARSv8TF [3/4] 桐乃vsリア。 二人の競争を、ハラハラしながら俺は見守っていた。 スタートの加速は圧倒的にリアの方が勝っている。 しかし、徐々にスピードを上げる桐乃はその差を少しずつ縮めていた。 桐乃を応援するために、俺は叫んだ。 「俺はシスコンじゃねぇ、ロリコンだー!!!!」 言おうと思っていたセリフを間違えた。 結果、桐乃は途中から失速し、グンと急加速したリアの圧勝に終わった。 「お兄ちゃん、超好き!」 *** 怒って速攻で帰ってしまった桐乃をよそに、リアは上機嫌だった。 「やっぱりお兄ちゃん効果ってすごいんだね」 ワケ分からん。 「リア決めた!絶対にお兄ちゃんを私のモノにする!」 「ちょ、お前」 「いひひー」 いきなり服を脱ぎ始めるリア。 俺はロリコンじゃねーぞ……… この後何があったのかは、各人の想像におまかせする。 おわり 294 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/03/15(火) 14 50 43.38 ID lj4ZkKtO [2/2] 「こ、これは、先輩のパンツ。――ゴクリッ」 この日。 千葉の堕天聖こと黒猫は、友人の高坂桐乃の兄であり現在の恋人でもある高坂京介の部屋で、彼のパンツを握り締めて挙動不審に悶えていた。 家主がコンビニへ買い出しに向かった隙に、彼のエロ本の趣味でも調べてやろうと思ってベットの下を覗き込んだのだが。 「……今後の参考にしようと思ったエロ本は見付からず、代わりに先輩のパンツを掘り出してしまうのは予想外だったわ」 しかも、このしわくちゃ具合から察するに、手の中にある彼のパンツは十中八九『使用済み、未洗濯』のモノである。 「先輩のご両親は夕方まで確実に帰って来ない。妹は撮影の仕事で今日は家に居ない。それに、先輩がコンビニから帰ってくる迄には、最短でも後10分程は掛かる筈よ」 つまり今、彼女の邪魔をする危険性のある人物は誰一人として居らず、先輩のパンツを好き勝手出来る時間はいくらでもある。 「……ハッ! 私はなんという事を考えているのよ!! 駄目。いくら先輩が優しいからといっても、こんな私を見たら確実にドン引きするわ」 しかし。そんな言葉とは裏腹に、黒猫の右手は京介のパンツを握り締めたまま一向に離す気配がない。 「く……ッ!! こんな時に右腕が……ッ! 駄目よ、鎮まって!!」 邪気眼全開モード。空いている左手で、パンツを握りつつぷるぷると震えている右腕を抑え必死な表情で何か(この場合は、思春期特有のリビドー)を耐えている黒猫。 「あぁ……っ! そんな、左手までも先輩のパンツから迸る魔力に侵されてしまったというの!?」 それにしてもこの黒猫、ノリノリである。 「先輩、先輩……はぁはぁ」 訂正。この黒猫、末期的なヘンタイである。 「もうダメよ! 溢れ出る欲望を制御できないわ!!」 さよなら、理性。ようこそぱんつ。 鼻息も荒く、恋人のパンツに顔を埋める黒猫。 「はぁはぁ……。兄さんの未洗濯パンツ……クンカクンカ」 恍惚とした表情を浮かべながら、一心不乱に匂いを嗅ぎ続ける黒猫。 いつの間にか、呼称が先輩から兄さんに変わっている所に理性の喪失を窺うことができる。 ――完全無欠のヘンタイさんだった。 「兄さんの下半身を包んでいたパンツが、現在進行形で私の顔を包み込んで……だめっ! 駄目よ兄さん。そんなにしたら、匂いだけで妊娠してしまうわ……ッ!! それとも、兄さんはパンツの匂いで人を妊娠させる趣味でもあるのかしら? はぁはぁ、兄さん、にいさぁん……」 「ちくしょう。どのタイミングで部屋に入ればいいんだ……」 そんな黒猫の奇行を前に、自室の前で思案にくれる哀れな恋人が一人。 「あ、ポケットにパンツ仕舞った」 ――俺の黒猫がこんなに変態なわけがない!! 653 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/03/21(月) 20 35 44.42 ID oLcR04kS [1/2] SS投下、エロくなくてゴメンネ その日あたしは部活を休んで早めに家に帰ってきていた。 別に具合が悪いわけじゃない、機嫌が悪いだけだ。 それというのもアイツ――あたしの兄貴が鈍すぎるから。 普通ならここまで女の子から合図送ってたら気付かない方がおかしいよね!? なんとなく今までの努力も無駄な気がしてきててクサクサする―― 意味も無く眺めていたテレビもあたしを慰めてはくれない。当たり前だ。 だって求めているものはただ一人だけなのだから――― 「ただいまー」 玄関から声がする――アイツの声だ。 ふん、こんなに思ってるのに気付いてくれない奴なんか無視してやる! 寝たふりを決め込んでただ時間が過ぎるのを待つ―― アイツはいつものようにリビングに麦茶を飲みに入ってきた。 「うわ!?なんだいたのかよ」 何を驚いてるんだろう?あたしを見るのがそんなに嫌なの? 「・・・寝てんのか?」 プッ、騙されてやんの!いい気味だ。笑いをこらえながら寝たフリを続ける―― ・・・・・・・・・・ おかしい、何も気配がしない。アイツはどこへ行ったんだろう? そう思っていたら誰かの手があたしの髪に触れた―― 何?何?何が起こってるの?囁くような声が聞こえてきた。 「・・・人の気もしらねーで・・・」 どういう意味?それを言いたいのはこっちなのに―― 優しく頬をなでる手は暖かく、次第に何かが顔に近付いてくる気配を感じた。 ふっ・・・と優しくあたしの唇に何かが触れる―― それがアイツの唇だとわかるまでどれくらい時間がかかったんだろう? ううん、触れていた時間はきっと凄く短い。あたしが長く感じただけだ。 「やっぱり俺じゃ起きないよな」 何か自嘲するような声だ。どういう意味なの? 静かに立ち去っていく足音がとても悲しく響く―― 『待って!!!』 そう言いたいのに声が出ない――ガチャリと扉の音が冷たく響いた。 心臓の鼓動が凄くうるさい、おかげで考えがまとまらない―― 何故だか涙が次々と溢れてくる。 どう表現すればいいのかも分からない感情が次々と溢れてくる。 「―――もう、何がなんだかわかんないよ。バカ兄貴・・・・・」 851 名前:『つんつん娘』 ◆ACPRLbMxAk [sage] 投稿日:2011/03/25(金) 20 59 06.34 ID i4fs5a8B 兄貴に会ってもなーんも言わん。 何かをしてもらってもなーんも言わん。 だから兄貴と仲が悪い。 つんつん娘はひとりで山に行った。 『 お は よ う 』 「ひええええええええ」 それはそれは恐ろしい赤鬼じゃった。 「おはよう‥‥‥挨拶できんなら喰ってしまうぞ」 慌てて娘も、 「おはよう‥‥‥」 『おっ。うへへええ』 『こんにちは』 「こんにちは」 『エロゲはどうじゃ?』 「ありがとう!」 娘が挨拶する度に、にこにこ鬼でいっぱいになった。 それからというもの、娘は挨拶するようになって‥‥‥ 「あ、兄貴、おはよう。昨日は‥‥‥ありがと、ね」 兄貴といっぱい喋るようになったそうな。 誰だ? ツンデレ娘は? おしまい
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このページへようこそ(・ω・。) ギターが大好きなみくりさん 暇なときは、弾き手さんのギター演奏を見て 自分で家で練習してます(≧□≦●) そんなみくりさん、誰が好きなのかというと・・・ まず... 中西さん!!! 中西さん学生さんじゃないのに緑のジャージで有名です。 そして弾き方がかっこいい上、凄く面白いです 次... マウリーさん!!! カッティング凄くうまいです。美味しいですw マウリーさんは長門風コスプレしてうpしてます 性別は聞いてはいけないのですが、多分男の人かと まぁ、そんなのはどうでもいいとして この人たちは有名なのでね 調べるとすぐみつかりますよ! あと脳漿炸裂ガールをうpしてる かっちゃんという人物・・・ ベースなんですが、凄いうまいです。美味しいです!w かっこよさで言うと、リプTONEさんが一番//// 因みにベースです。 かっこいいですw 細いし、指がながい/// みくりさんもギター大好きなんでね ギブソンのレスポール・・・というかレスポールしかつかえないのですがw レスポールかっこいいですよね。 あの重さが良いんですよね これから「ゆるふわ樹海ガール」を練習したいと思います 頑張りますし なわけでここページは何となく適当に ギターとか弾き手さんとかのことを書いていくよ!(*つ・ω・)つ もしよかったら見てねおね!
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15 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/17(金) 23 03 46.33 ID yKWMl+Odo 夏休み、十四日目。 ※桐乃たちと共に旅行から帰宅したため、安価対象に制限がなくなりました 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/05(金) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx 自分が楽しみたいように引っ張りまわすことには失敗した だが、俺主導で引っ掻き回すことには成功したと思う。これは安価達成と言ってもいいのではないか 次はお財布に優しい安価を頼む ≫25 25 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/17(金) 23 10 41.47 ID bjgQBnYY0 ブリジットをこっそり自宅に連れ込んで一緒にエロゲープレイ 隣の部屋にギリギリ聞こえるくらいの音量で 37 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/18(土) 00 42 10.05 ID 2mtw7YfPo ≫25 これが「コウノトリを信じている可愛い女の子に無修正のポルノをつきつける時を想像するような下卑た快感さ」というやつか 47 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/18(土) 05 02 45.38 ID 1x1CcDZDO 安価鬼畜すぎるwwwwww 77 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/19(日) 16 23 37.91 ID uKne7cg1o 「おまえらほんと最後に余計な一文付けるの好きだな!」 そんなに妹乱入フラグを立てたいか! ……だが、予め分かっていればやりようはある。 ふっふっふ、俺流の桐乃対策を見せてやるぜ。 「きょうは何をするんですか?」 早速ブリジットを呼び出し、自室へと招き入れた俺。 ちなみに、桐乃には今日ブリジットが来ることは伝えていない。 「今日はな、これをやろうと思うんだ」 「しすしす?」 パッケージにでかでかと書かれたタイトルを読み上げるブリジット。 「おう。正確には『しすしす2 綺麗なお姉さんは好きですか?』だ」 しすしすの続編にあたり、妹ものの前作から一転、姉もののエロゲになった代物だ。 ちなみに、これは桐乃ではなく部長から借りてきた。 「要はゲームだよ。早速やってみようぜ」 「はい!」 ブリジットの純真無垢な瞳は期待で満ちている。 これからの展開を考えると非常に心が痛むが、今さら後には引けない。 カチカチと、マウスをクリックする音が響く。 今の所はまだエロい展開に突入しておらず、ただのシミュレーションゲームとして進んでいる。 ちなみに、ここまでの選択肢はブリジットが全て選んでいる。 だというのに、俺が見る限りではあるが、順調を通り越してあちこちの姉キャラにフラグを立てまくっている。 「……エロゲの才能でもあるんだろうか」 そうでなければ、天然で姉キャラ受けしそうな思考回路をしているのだろうか。 ……後者であると信じたい。 「何かいいました?」 「いや、なんでもないんだ」 そして、遂に危惧していた瞬間がやってくる。 <ダ、ダメダッテ! ワタシタチキョウダイナンダヨ!? エロシーンへの突入である。 初プレイなのにすんなりエロシーンへ突入してしまうブリジットの才能が恐い。 「えっ……? ふぇっ…………?」 困惑するブリジット。そりゃそうだろう。 ただのゲームだと思っていたらエロゲだったでござる――を地でいってるわけだからな。 パッケージは一見普通の恋愛シミュレーションにしか見えないデザインだしな。 ブリジットは今にも泣き出しそうになっている。 「ま、まだ泣かないでくれ!」 今泣かれると色々まずいことになっちゃう! 「桐乃ー! 早く来てくれー!」 そう叫んだ瞬間だった。 「朝っぱらエロゲなんてやってんじゃない! いい加減うるさ――ブリジットちゃん!?」 きたあああああああ! やたらとキレた来訪者の登場に目が点になるブリジット。エロゲのことなど吹っ飛んだようだ。 「なんでブリジットちゃんがいるの!? っていうか、あんたブリジットちゃんに何させてんの!」 「姉もののエロゲ」 「しれっと答えてんじゃない!」 俺の返答が気にくわなかったのか、桐乃は更にヒートアップしていく。 ……だが、この程度は想定の範囲内だ。 言ったろ? 桐乃の妨害が入ることがわかっているなら手の打ちようはあるのだ。 78 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/19(日) 16 24 18.96 ID uKne7cg1o 「俺はブリジットにお兄ちゃんと呼ばれている」 「それがどうした! そんなこと今関係ないでしょ!?」 「そして、今やっているのは姉もののエロゲだ」 「だから、なんで――」 「一番上の兄貴は末っ子からお兄ちゃんと呼ばれている。じゃあ、真ん中の姉は末っ子になんて呼ばれると思う?」 「!?」 「気付いたようだな。……ブリジット、頼む」 「は、はいっ!」 俺がブリジットに耳打ちすると、ブリジットは目が点状態から帰ってきた。 そして―― 「お姉ちゃん」 ズギュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥン! まさにそんな効果音が聞こえてきそうだったね。 「はあ……はあ…………い、今、なん……て?」 桐乃は苦しそうに胸を抑え、膝から崩れ落ちる。 呼吸は乱れ、視線は定まっていない。 「お姉ちゃん」 「ふおおおおおおおおおおおお!」 ブリジットが再度そう呼びかけると、桐乃は妙な雄叫びと共に全力で後ろにのけぞった。 あまりの興奮に思考回路が焼き切れてしまったのか、そのまま身動き一つしない。 「……ちょろすぎるだろ」 そう。俺の秘策はブリジットに桐乃のことを“お姉ちゃん”と呼ばせることだったのだ。 後は妹狂いの桐乃のこと、簡単に料理できるだろうという目論見だったのだが、思った以上の効果だったようだ。 「じゃあ、俺は桐乃をこいつの部屋に戻してくるから。ブリジットはちょっと待っててくれ」 「は、はい」 ずるずると桐乃を引きずり、そのまま桐乃の部屋へと向かう。 そして桐乃をベッドに乗せ、腹に布団代わりのタオルケットをかけておいた。 「よし、これで――」 <ビエエエエエエエエエエ! 「ブリジット!?」 桐乃の処置を終えたとたん、突如俺の部屋から鳴き声が響いてきた。 桐乃の部屋を飛び出し、俺の部屋へと向かう。 「どうしたブリジット!?」 エロシーンでもフラッシュバックしちまったか!? 「お、お兄ちゃん。このゲームかなしすぎます……」 「……はあ?」 ブリジットが指差す先、パソコンの画面を覗き込むとそこにはスタッフロールが流れていた。 「なんでクリアしてんの!?」 というか、さっきのエロシーンで懲りたんじゃなかったの!? なんでちゃっかり続きやってんだよ! 恐いもの見たさか!? それとも、困惑してるように見えたのは俺の気のせいで、ほんとはシナリオに感動して泣きそうだっただけなのか!? どっちにしても只者じゃねえ。エロゲの申し子かおまえは。 夏休み、十四日目。朝パート 安価成功 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/05(金) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx 安価達成した。妨害も入ったが、当初の計画通り撃退してやったぜ 妨害を無事退けたと思ったらなぜか幼女が自主的にエロゲを攻略していた ポルナレフ状態だった。エロ目的でこそなかったけどな 次行こうか ≫88 88 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/19(日) 16 33 22.06 ID t7rKMft6o 黒猫に尻穴治療のためボ治療薬を直接塗りこんでもらう 107 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/20(月) 05 52 25.83 ID V0XvhjTeo 「……なんか色々とすごく紙一重」 俺のプライドとか、その他もろもろを完全に横に置いて今は話を進めよう。 じゃないと話が進まないからね。 「尻が痛むのは確かだし、前向きにとらえるしかねえな」 お前らが知ってるかどうかは知らないが、痔ってのは治ったと思ったら再発するから困る。 特に切れ痔なんかは大の度に―― おっと、話がずれたな。要は俺の痔はまだ完治していないということだ。 今の所懸念される最大の関門は、痔の薬って人に塗ってもらわなくても自分で塗れちゃうってことかな。 そこらへんを黒猫にどう納得させるかが鍵だろうな。 黒猫宅を訪れた俺は、早速用件を話した。それに対する黒猫の反応がこれである。 「…………よく聞こえなかったわ。今なんと言ったの?」 黒猫は盛大に口元をひきつらせ、半身で身構えている。 用件が聞こえなかった人間がするリアクションではないが、敢えて突っ込まず、要求を繰り返し通達してあげた。 「尻にボラギノール塗ってくれ。あ、勿論俺の尻にだぞ」 「……今のは聞かなかったことにしてあげるから、今日はもう帰りなさい」 もはやドン引きを通り越して呆れかえる黒猫。 「駄目だ。それはできない」 「莫迦じゃないの? それくらい自分で塗りなさいな。それか、妹にでも頼んだらどうかしら」 「そんなことできるか!」 桐乃にこんなこと頼んでみろ。 次の瞬間、俺の尻にはペットボトルが突き刺さってるわ。 「駄目なんだ。……俺はどうしても黒猫に塗ってもらわなきゃならないんだよ!」 「なら、納得できる理由を言ってごらんなさい。もし、万が一にも納得できるような理由があるのなら、塗ってあげないこともないわ」 ふふ……と妖艶な笑みを浮かべる黒猫。 ……来たぜ。この瞬間が。 ここまでくれば勝ったも同然だ。 なぜなら、俺にはここに来る前に予め手に入れたおいた、最高の言い訳があるからだ! 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/05(金) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx ところでさ、相手に理由の説明を求められたら俺は何て答えればいいの? 相手が思わずボラギノール塗りたくなるような理由(言い訳)を頼む ≫110 110 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/20(月) 06 30 48.32 ID eFcmMNfso すっげぇ痛くて自分で触るのが怖い 病院に行ったけど休みだった 111 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/20(月) 07 11 44.04 ID V0XvhjTeo 「すっげぇ痛くて自分で触るのが怖い。病院に行ったけど休みだった」 「…………はあ。わかったわ」 「いいの!?」 嘘だろ!? まさか、この安価が成功するなんて微塵も思ってなかったぞ。 俺としては失敗してほしかったけどな! 何が悲しくて後輩に、しかも女の子に、尻を見せなきゃならんのだ。 それが安価だというなら仕方ないけれども。……なんだか今にも涙が出そうだ。 「うわ……これはひどいわね」 「えっ、まじで? そんなにやばい?」 「裂傷がひどいわ。人の趣味にケチをつけるつもりはないけれど、少しは自重なさい。一体何をぶち込んだらこうなるの?」 「ちげえよ! こうなったのは趣味でもなんでもねえ! ……これも全て赤城のせいだ」 「瀬菜の?」 「そっちじゃない。兄貴の方だ」 ある意味瀬菜のせいと言えなくもないが、実行犯的な意味合いでは恐らく赤城のせいだと思う。 その辺の記憶があやふやなのではっきりしたことは言えないが。 すると、黒猫は妙に納得した顔で―― 「……ああ、瀬菜のお兄さんは随分と立派なものをお持ちなのね」 「ちげえから! そいういう意味じゃねえから!」 多分。 おまえもしっかり瀬菜に毒されてんじゃねえよ。 「いや、でも……これは確実に何かをぶち込んだ結果だと思うのだけれど…………」 「俺の記憶を掘り返す作業を今すぐやめるんだ」 全てを思い出した瞬間、俺は発狂しない自信がない。 「じゃあ、いくわよ」 「……おう」 黒猫はゴム手袋を装備した! 黒猫は一升瓶を装備した! 黒猫は精神を集中し身構えている!▼ 「……ん? おい、ちょっと待て! おまえ、いったい何もって――!?」 「夜魔の女王に汚い物を見せた罰よ。存分に味わうがいいわ!」 黒猫は裂破・滅拡撃を放った! 京介の尻に9999のダメージ! 京介は倒れた!▼ 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/05(金) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx おまえらから授かった言い訳を使ったら、なぜか尻に必殺技をぶちこまれた いくらなんでも一升瓶はねえだろ……。全部入っていたら今頃は病院だったぞ 話は変わるんだけどさ、おまえらいい医者知らない? 肛門科の めげずに次行こう ≫115 115 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/20(月) 07 25 02.42 ID T0lj0nXWo 加奈子と家デート 118 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/20(月) 08 24 34.91 ID V0XvhjTeo 「悪戯の“い”の字も見えねえ」 だが、どこかでホッとしている自分がいるのも事実。 今これ以上ケツに負担をかけたら倒れてしまいかねない。 家デートならそんなに動かずにすむだろう。 「家デートなら、京介として会わねえと駄目だな」 「で、いったい何の用? 加奈子も暇じゃねーんだけど」 「俺ん家に来てから言う台詞じゃねえぞ」 そういうのは電話かけた時点で聞いとけよ。なんでわざわざ俺ん家に来てから聞くんだよ。 『今日、俺ん家に来ないか?』と聞いた瞬間、返事もそこそこに切りやがって……。 「おまえにももうちょっと落ち着きがあればなあ……」 「聞こえてんぞ」 もっと言えば、落ち着きの他にもおしとやかさなんかも欲しいところだが。 はあ……とため息をつきながら、窓の外を見る。 「お、落ち着きがなかったら駄目なのかよ?」 「ん? まあ、駄目ってわけじゃないが……どうした?」 加奈子の方に視線を戻すと、なにやらもじもじとしていた。 「便所なら階段降りて――」 「ちっ、ちげーよボケェ! どうしておめーはそうなんだヨ!」 ちがうのかよ。ややこしいやつめ。 そういえば、前に麻奈実とも同じやりとりをしたな。デリカシーがないって怒られたっけ。 その頃から何も成長していない自分って……。 「あ、あのよぉ……」 「ん?」 「今日は何するんだ?」 「何もしねえよ? 強いて言うなら、ごろごろする」 尻も痛いしな。 「そ、そっか。じゃあ、加奈子も付き合ってやるヨ」 「おう」 てっきり文句言われるかと思ったが……意外だ。 「…………もう夕方とはいえ、やっぱり暑いな」 「…………この部屋、なんでエアコンねえの?」 「……すまん」 「今日はなんで加奈子を呼んだんだよ?」 「ん? まぁ、なんとなくだ」 「ふーん。そっか、なんとなくか」 「おう、なんとなくだ」 「…………あ、もうこんな時間」 「もう6時か。なんだかんだで時間過ぎるの早かったな。そろそろ帰るか?」 気が付けば時計の針は、5時54分を指していた。 いくら夏場でまだ明るいとはいえ、あんまり遅くなるのもまずいだろう。 「……そーだな。そうするわ」 「送ってってやろうか? 小さい子の一人歩きは危ないし」 「誰が小さい子だコラァ!? あんま子供扱いしてっと痛い目見っぞ!? 一人で帰れるわ!」 「そうか? うーん……まあ、まだ明るいし大丈夫かな。だけど、十分気を付けて帰れよ?」 「うっせ! 覚えてろよ! 数年後後悔してもおせーかんな!」 そう叫び、俺の部屋を飛び出して行く加奈子。 「……あいつ、やっぱり小さいの気にしてんのかな」 夏休み十四日目。夕方パート 安価成功? 119 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/20(月) 08 28 51.38 ID V0XvhjTeo 夏休み十四日目終了 本日の好感度変動 桐乃 ±0 黒猫 -2 加奈子 +1 ブリジット +1 夏休み十四日目終了時の好感度 桐乃 +3 ※嫉妬心を自覚。今後のやりようによっては……? 麻奈実 +4 黒猫 +1 ※覚醒済み 沙織 +4 あやせ +3 加奈子 +7 ブリジット +3 日向 ±0 ※眼鏡をかけるようになっている 珠希 +1 瀬菜 +4 フェイト +1 佳乃 -1 大介 ※殺意の波動の気配がする「仏の顔も3度まで」残り…1回
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/596.html
http //pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1330012485/246-254 ※10巻ネタバレを含みますので、10巻見てない方はコテハンをNGで 京介×あやせ 10巻直後より そんなあなたの事が好きです。 新垣あやせ。 俺の妹、桐乃のクラスメイト。ファションモデル仲間であり、モデルだけあって見た目は極上。 俺の好みにクリティカルヒットを生み出すオーバーキルな容姿――反面、性格に難があり、 人に手錠を掛けて火で炙るなんて事をしでかすとんでもない女。過去を思い返すと痛い目にばかり合わされていて、 彼女が包丁を持っているだけで、心が落ち着かなくなる。そういう女の子。 関係は、桐乃の友達、という桐乃を介さないと成り立たない関係、だった。 その関係が変わるだろう一言を、あやせは言った。 「……俺の事、嫌いだったんじゃないのか」 ずっとずっと、そう言っていた筈だ。 「ええ、嫌いですよ」 あやせは続けて言う。 「でも、大好きなんです」 笑顔で、こちらをしっかりと見て。 「……さっきより、大がついたな」 「あ、ほんとですね」 対して、俺はその笑顔が見られず目を逸らしてしまう。 告白されて。好きと言われて。胸は確かに高鳴る。 けど、不思議と動揺はなく、まるで想定していたかの様な。 そういう心境だった。 何より、まず俺の脳裏に浮かんだのは―― 「……桐乃ですね」 あやせは、俺の心を見透かすかのように俺を見つめる。 「桐乃との約束が、お兄さんにはありますから」 そう。俺は、桐乃と約束をしたのだ。桐乃との関係が一旦落ち着くまで、俺は新たな彼女を作らない。そう、決めた。だから―― 「そうだ。俺は桐乃と約束をしたんだ。だから、」 「付き合う事は出来ない、とあなたはそういうんですね」 「ああ、悪い……」 約束の事は誰に聞いたのかは知らないが、あやせは知っている。その事を知った上で、 思いを告げてくれたのだろうかと考えると、切ない感情が俺の胸を締め付ける。 例え付き合えなくても、と。 「そういう事だから、その気持ちは、嬉しいんだが……」 「どういう事です?」 「いや、だから、桐乃と約束があるから」 「わたしはしてませんよ?」 ん? 「わたしは、桐乃と約束をしてません。だから、わたしが誰かと付き合う事は、問題が無い筈です」 んん? 「いや待て、でも俺は約束を――」 「――なぜあなたの約束を、わたしが守る必要があるんですか?」 そう言われると、確かに無い。 ならあやせが誰と付きあおうと、いや、俺と付きあおうと問題ないのか。 いや、おかしいだろう。そうすると、俺が桐乃との約束を破ってしまう。 あれ、でもあやせは何か約束を破った事になるのか? 「な、無いな」 そう、これは俺の約束であってあやせの約束ではない。 俺にとって不都合であっても、あやせにとって不都合では無い。 あれ、待て。何かがおかしい。俺は思考を纏めようとした所で、 「そうでしょう。なら問題はありません。わたしは、あなたが好きです。 お兄さんが好きなんです。そして、わたしはあなたのそばにいたい」 畳み掛けるように、あやせは言う。 「例え、桐乃を敵に回したとしても」 それは、 「駄目だ!」 認められない。俺が、桐乃から親友を奪うなんて、そんな事は間違えている。 「……」 「あやせは、桐乃の親友だろう? そうだ。確か言っていたじゃないか」 前に黒猫との口論で。 「桐乃が嫌がっている事をするのなら、親友は失格だって――」 ――そうか、だから敵に回しても。 「――親友の座を引いても、か?」 そういう事なのか? あやせは、あくまで毅然としたまま、こちらを見続けている。 桐乃から嫌われる事を、あんなに恐れていたのに。 どういう心境の変化だ。 「いえ、違います」 あやせは、はっきりと言った。 「わたしは、桐乃の親友です。それは、変わることはないでしょう」 きっぱりと。宣言した。 「だからこそ、わたしはそれを理由に身を引いたりしません。そしてお兄さんの一番も決して渡したくありません。それが、桐乃の嫌がる事であっても」 その強い目の輝きは、誰かを思い出す。そう。かつて、妹が浮かべた光。 自分の趣味も、親友も、どちらも手に入れると言った妹の。 「わたしは、桐乃も、お兄さんも、どちらも手に入れます」 正直に言おう。 その宣言の前に、俺はどうしようもなく、惹かれてしまった。 妹との約束を、確かに破棄してしまいそうになるぐらいに。 強さ。そうか、あやせは、桐乃と同じフィールドで戦ってきたんだ。 モデルとして、時にライバルであったりした筈だ。 親友であり、戦友である彼女は、あの桐乃とタメを張れるぐらいに、理不尽で、そして、どこまでも努力家なのだろう。 そして、同時に悟った。 俺は、妹にもずっとずっと惹かれていたのだ。あの目の輝きに。 成し遂げるというその強さに。 その強さを、輝きを失わせるぐらいであれば、俺なんて幾ら罵倒されたっていい。 笑顔でいてくれるなら、それでいい。 その妹に対して抱いていた想いが、そのままあやせへと向かう。 何故、蹴られても、罵倒されても、俺はあやせの好感度が落ちなかったのか。 桐乃と似ているからだ。 好きな人、好きな事の為には努力を惜しまない。 必ず、手に入れるべきものは手に入れる。 「あやせ……」 「お兄さん……」 この時は、桐乃との約束を破棄してしまってもいい、と。 そのぐらいに心を動かせされていた。 だから、俺はあやせを見て。 そして、そこにあるヘアピンに気付いた。 桐乃から、貰ったというそのヘアピン。 それは何故、貰ったものか。 桐乃が大事にしていて、数がもう残り少ないヘアピン。 なのにそれを何故あげたのか。 それは、それは。 京介の邪魔をすんなぁっ! 「……ッ!」 慌てて、一歩引く。 今、何をしようとしていた。 あやせの肩に手を掛けて、引き寄せて。 今、何をしようとしていた、高坂京介! 「……」 静かな目で、俺を見続けるあやせ。 その視線を見ていられずに俺は、目を背ける。 「わ、悪い。やっぱ、あれだ。うん、考えさせてくれ」 この期に及んで考えさせてくれ、だなんて我ながら情けない。 思いっきり好感度を下げてしまった気がするが、それはそれで仕方ないのだろう。まだまだ、未完成な男なのだ、高坂京介という男は。 恐る恐るあやせの方を見る。 「いいですよ」 予想に反して、あやせは笑っていた。 「ふふっ、確実に断られるという状況から、考えて貰える状況まで進展したんですよ、お兄さん」 目を細めて、嬉しそうにこちらを見て、ウインクをして見せて。 「どう考えても、これはわたしの勝ちでしょう。楽しみにしていてくださいね」 そう言いながら、あやせは踵を返していく。 「わたし、桐乃に負けませんから」 次の日。 俺は風邪を引いていた。馬鹿は風邪を引かないと言われてる事から、風邪を引いた俺は決して馬鹿ではない、と言える所ではあったが、 「あんた、本当バカ? 何、あれ? ちょっと普通に引いたんですケド。何、死にたいの? 殺してあげようか?」 等と妹に罵倒されても全くもって言い返せないのが今の心境である。 何があったか、少し思い出してみよう。 あれから俺はあやせを追いかける事が出来ず、ただ呆然とそこに立ち尽くしていた。 頭の中がぐちゃぐちゃして、とても思考が纏まらず、後悔なり懺悔なり何なりで青ざめたりしながら、 しかし、心が火を付けられたように熱かった。 あやせ。見た目は、とても好みな女性。そして、性格もまた好みだったのだと気付いた、女性。 黒猫に告白された時。そしてデートを重ねた日々。その時も胸は高鳴り心は熱かった。 だが、あの時の心は暖かい、何か湯たんぽのようなそういう熱さだった。 なら今のこの燃え尽くすような熱さは何なのか。 余りに熱く、恐らく顔も真っ赤になっているだろうこの状態をどうにか脱したくて、俺はそれから家に帰り、 もう冬にもなろうという時期なのに関わらず、風呂に水を張り、そこに身を沈めた。 そこから数十分後。 寒さの余りガタガタ浴室で震えて気を失いそうになってる所を、桐乃に発見され、母親に自殺の疑いをかけられ、父親に無言でため息をつかれ、 そのまま服を着せされ、布団に連行され、気を失うようにして眠り。 今に至るという訳だ。 一晩寝た所で、寧ろより悪化していて、歩きまわる事はおろか、満足に立つことさえ出来ない状態の俺の隣で、最大ボリュームで延々と俺を罵倒し続けているのが桐乃。 流石に文句を言うだけではなく、お粥を持ってきてくれたり、額のタオルを交換してくれたりと中々甲斐甲斐しく面倒を見てくれてはいるのだが、 ここまで延々と罵倒されていると休まるものも休まらない。 「……桐乃」 「ん、何かして欲しいの? ほら言ってみ?」 黙れ、とはいえなかった。こうして俺が声をかけると直ぐに心配そうにこちらを覗きこみやがるのだ、この女は。そんな顔を向けてくる奴に、文句など言えようもない。 何より、俺自身、バカな事をまるで否定出来ない訳で。 「なんでもない」 「ん、分かった」 まるで母親のような優しい微笑みを俺に向けて、桐乃はテーブルにノートパソコンへと視線を戻す。 ノートパソコンに映しだされているのは当然、エロゲだ。 桐乃曰く、人を看病するのならこのゲームは必須というものらしく、展開としては看護師である妹が、兄を甲斐甲斐しく奉仕する作品な訳だが、間違えても病人の兄の側で妹が嬉々としてプレイするものではないと思うんだが。 そんなゲームをしながら、ブツブツ俺への文句を言いつつ、会話の端々に「菜々ちゃんかわいー!」だの「うひょー、たまんねえこれ」とか織り交ぜてくるものだから、ただの罵倒よりもどっと精神的に疲れていく訳だが。 しかしこれはこれで悪くない、なんて思うほどドMに染まった訳ではないが、まあ、こいつらしいな、と思って少し、心が暖かくなる部分もあり、とりあえず何も言うまいと思う訳だ。 「はぁはぁ、あーもう! 菜々ちゃん最高、どうやれば画面の中に入れるかな、うはっ、駄目だ、鼻血でそ、うひひ」 「やっぱ戻れてめえ!」 // 夜。 熱が大分引いてきて、自分で歩けるようには回復してきたので、桐乃を自分の部屋に帰し、一人安静してた訳だが、昼にひたすら寝ていたせいか、目が冴えてしまっていた。 とはいえ夜中なので、徘徊する訳にも行かず、PCを起動させる程の気力はなく、やる事はせいぜい、頭を使って思考する事だけだ。 そして当然考えるべき事は、昨日の事だ。 あやせ。もう昨日の事は、桐乃と話したんだろうか。その割には、桐乃に変わった所は見受けられなかった。ならまだ黙っているのか。しかし、いつかは話すのだろう。その時、桐乃はどういう反応を返すのだろうか。 怒るのだろうか、それとも――。 携帯の着信音が部屋に鳴り響く。 桐乃が取りやすい位置に置いておいてくれたので、特に動かず携帯を手に取る。 何となく予感はしていたが、あやせからのメールだった。 文面としては、昨日の事は特に触れず、桐乃から聞いたのか風邪の事を心配するメール。 結果が出てほっとしたのが今頃出たのかも知れない等と風邪の原因を推測しているが、まさかあやせとの事が原因だとは言えず、どう返したものか、と頭を悩ませていると、また着信音が鳴った。 またあやせからのメールだった。 なんだろと思い、開いてみると添付ファイルがついていた。 「ぶはっ!」 あ、あやせ、いや、てめ、俺を殺す気か、つか、なんで、えええ?! そこには、ナース姿のあやせの画像がついていた。 何故あやせがナースの服を持っているのか、そしてどういう意図でこの画像を送ってきたのか分からないが、少なくともせっかく下がりつつあった俺の体温が再び向上したのは間違いない。 別にナースフェチとかそんなんじゃないんだが、これは破壊力がありすぎる。 無意識に画像を保存してしまい、尚且つ待受にしてしまいそうになるぐらいヤバい画像だった。 「……何を考えてやがるんだ」 桐乃に負けないとは言っていたが、何、そういうバトル? こうあやせには健全な方向性で頑張って欲しかったがコスプレかよ。 桐乃も前にメイド服とか割とノリノリで着ていたが、流石にナース服は着てこなかったぜ。 いや、ナース服とメイド服と言ったら、後者の方がアブノーマルな感触はあるが……。 つか、返信しづれえ。 どう返信すればいいんだ。この最初のメールの返信で作ってた、そんな心配しなくても大丈夫、ありがとうなとかいう平凡なメールをこれに返していいのか? だからといって、ナース服、最高でした、とか返したらセクハラで訴えられそうだしな……。 「ナース服、最高でした、と」 ピ、送信。 はっ! いかん、セクハラを辞めると決意した筈なのに、ついそのまま送ってしまった! いやでも待て待て、俺は単純に褒めただけだ。セクハラじゃない。そもそも送ってきたのはあやせだ。俺が欲しかった訳じゃない。俺は悪くない筈だ。 トゥルルル。 電 話 か か っ て き た ! どうしよう、と悩んでみたが、取らないと取らないとで怒られそうだ。 俺、病人なんだぜ、なんでこんな悩ませる。 ふぅ、と息を吐き、覚悟を決めて電話に出る。 「はい、高坂です」 「わたし、あやせです。あなたの家の前にいます」 「ひぃっ!」 メリーさんかよっ! 「冗談です」 しかも冗談かよ。慌てて飛び起きて、窓を覗きにいってしまったじゃないか。 無論、ときめきとかじゃなく、恐怖ゆえの行動だ。 「ちょ、ちょっとお兄さん。なんかドタバタした音が聞こえましたけど、まさか窓に確認しにいってませんよね?」 「……月が綺麗だな」 「月が綺麗って……、あ、あれですか、そのI love youの」 「違うっ! なんでこの流れでそんなロマンチックな解釈が出来る!」 「そうですか。残念です」 しゅんとした解答が返ってくる。 ……あれ? いつもであれば、「なんて破廉恥な事を言い出すんですか、この変態!」とか続く筈なんだが。 「な、なあ、あやせ?」 「月が綺麗ですね」 ぐはっ! こ、この流れでこの台詞、だと……! 「あ、ああ。そ、それよりもあやせ?」 「わたしがお兄さんに告白してる事よりも重大な案件ですか?」 「…………」 「あ、もしかして知らないんですか。月が綺麗ですね、というのはですね。そ、その、あ、愛し」 「知ってるから! 大丈夫、知ってます!」 この女、前々から恐ろしいとは思っていたが、今、別の意味で戦慄している。 「そうですか。ところで……」 あやせは、ここで会話を一旦切り、そして真剣な口調に変わった。 「わたし、あなたの家の前にいます」 月を見ていた視点を、下げる。 暗闇。そこに携帯の明かりでぼんやりと映し出される女性の姿。 同じく、月を見上げていた視線を、こちらに向けて。 「家に、入れてくれますか?」
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621 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/02/21(月) 03 58 26.20 ID tuKWP/uy0 [1/2] ―――あたしの兄貴がバカで困る――― あれ以来、あたしの兄貴は匂いフェチになったようだ。 というのも、最近洗濯に出した下着が戻ってこない事が多いのだ。 あたしの下着で、あたしの匂いを嗅いで興奮して………そう考えると確かに嬉しい気もする。 でも――― あたしの望みは………あたしが本当にして欲しい事は、そんなことじゃない。 それに――― 確かにあれはあたしの下着だけど、あいつにとって、『あたしの』下着である必要はあるの? あたしだって、エロゲ歴4年ネット歴5年もあれば、色々な事を知ることができる。 男の人の………欲求とかいうのも、知識としては知ってるし、 そういう欲求を満たす手段―――色々な性産業―――が有る事も知っている。 その中には服や下着の販売とか、『女性の香り』の香水なんてものも有る事だって知っている。 あいつはまだ初心者で、エロ本やエロゲ買う事くらいしかできないけど、 そういうものを知ったら、やっぱり買うようになるの? あたしの下着や匂いって、そういった物の代わりに過ぎないの? 考えていくと、心の中に悲しさがあふれてくる――― あたしのしていた事も………あいつにとって、その程度の意味しかないの? その翌日も、朝のシャワーを浴びた後のあたしの下着が、いつの間にか無くなっていた。 やっぱり、あいつに本当の事を話すべきじゃなかったのだろうか。 本当は、誰にも話せない『秘密』だった。 とても大切で、愛しくて、だけどときに苦しくて、忌々しい。 もう捨ててしまおうかと何度も考え―――だけど無理で、どうしても捨てられなくて。 ………そんな秘密だったのに、あたしのうかつなミスで、あいつに知られてしまった。 知られてしまったはず。 なのに………それなのに……… 秘密の一端をもらしたのに、あいつは今までと変わらない態度で接してくる。 朝食の時、あたしを見て―――それでも何も変化の無いあいつの顔が、 脳裏からいつまでも消えてくれなかった。 あんなやつ………大大大大―――大っ嫌いだ。 だって、どーせあいつは、あたしのコトなんか………………………嫌いだろうし。 そんなやつと、どうやって目を合わせればいいの? どうやって親しく喋ればいいの?………ありえない………でしょ? そうだ。ぜんぶあいつのせいなのだ。 この胸の痛みも、あたしが………悩んでいることも。 あたしがあいつを………大っ嫌いなことだって――― ぜんっっぶあいつのせい。 「………バカ兄貴………」 授業中も、休み時間も、あやせや加奈子と話しているときも、 あたしの頭から、あいつのことが離れる事がない。 おかげであやせとの話も弾まなくって、なんか心配そうな顔までされてしまった。 ほんっとに、サイアクっ………! でも、こんなこと、それこそ話す事なんてできやしない。 冗談に乗せて話すにしたって、潔癖なあやせや、カンの良い加奈子には絶対にダメ。 せめて、同じ妹で兄貴の事が大好きで、しかもオタクであれば話やすいのに、 そんな人、現実に、あたし以外に居るわけが―――って居たーーー!? 赤城瀬菜―――この前の夏コミで出会った………兄貴の後輩だ。 せなちー(あたしはそう呼んでいる)には、二つ上のお兄ちゃんが居て、 そのお兄ちゃんのコトをとっても信頼して、いつでも依存し合えるような関係でいる。 ―――あたしたちとは………全然逆だ――― その上、せなちーは、あたしとは………ちょっと違うけど、重度のオタクだったりする。 もしかすると、せなちーなら、何か良い方法、知ってるかもしれない。 この前の一件では、あたしが結局最後まで言えず、中途半端になってしまったのだけど……… 気がつけば、もう放課後。 あたしの足は、自然とあいつの高校へと向かっていた。 もしかすると、せなちーに会えるかもしれない。 あいつの高校は、家から歩いて10分程。 あたしの中学校とは方向が近くて、あやせなんかはあいつと出会う事もあるらしい。 高校まで来てしまったあたしは、少し怯んでしまう。もし、あいつが居たら………? でも、せっかくここまで来たんだ。 それに、あいつも今は受験勉強。いくらなんでも、部活には行かないだろう。 あたしは迷いながらも校舎へと入っていく。 幸い、警備の人もいないし、先生や生徒達も特に気にしている様子は無かった。 部室棟の2階………廊下のつきあたりにゲーム研究会というプレートが掛かっている。 やっぱり、どうしよう……… この期におよんで、入る事をためらっていた、その時――― 「どうしたのかしらビッチ?『最愛の兄貴』にでも会いに来たのかしら?」 「え!?」 がばっと振り向くと、制服姿の黒猫が興味深そうにあたしを見ていた。 そうだっ、こいつも同じ部活だった! 「ち、ちがうのっ、せなちーに会いにきたのっ!」 「………そう。」 意外にもあっさり引き下がる黒猫。一体どうしたんだろう? 「とりあえず、中に入りなさい。今は、私と………瀬菜しか部室にはいないわ。」 「う、うん。」 黒猫にうながされて部室に入ると、そこには、パソコンのスクリーンに向かって――― プログラミング?―――格闘しているせなちーがいた。 「瀬菜?あなたにお客さんよ。」 「えっ、誰?………って桐乃ちゃん!?」 「そのっ………お邪魔してます。」 「一体どうしたんですか?そんな泣きそうな顔して?」 えっ?あたし………そんな顔………してたの? 「あたし、今日………せなちーに、ちょっと話を聞いて欲しくって………」 「え?あ、あたしなんかでいいんですか?」 「うん。たぶん、あたしの知り合いの中で、せなちーが一番わかってくれそうだから。」 「わかりました。でも、そんなに期待しないでくださいね。 ………それと、五更さんも一緒に聞いてていいんですか?」 「うん。本当は、こいつにも言わないといけない事だったから」 「え?」 「そう………やはり、そうなのね。」 黒猫は携帯をいじくって、あたしたちの話をあまり聞かないふりをしてくれてる。 こいつには、色んな意味で悪い事をしてしまっている。でも……… 「えーと、あたしの知らないところで分かり合ってます?」 「あっ、ご、ごめんなさい。」 「………………………」 「それじゃ、桐乃ちゃん。一体なにがあったんですか?」 「その、すごく、言いにくい事なんですけど。兄貴のパンツの匂いを嗅ぐ妹ってどう思いますか?」 ブフォッ!? 2ヶ所から、吹き出す音が聞こえてくる。 二人とも、表情が凍り付いてる。 「き、桐乃ちゃん!?」 「あ、あなた?ま、まさかホントに!?」 「ち、ちがっ、そうっ、例えばっ!例えばの話っ!」 「「………………………」」 やっぱりストレート過ぎただろうか? でも、もういまさらだ。 「その………正直なトコ………どう、思う?」 「あたしは、その『妹』の事、五更さんよりは知らないですから、 正確に、その意味してる所はわからないですけど………」 「う、うん。」 「正直に、はっきり言わせてもらいますと、気持ち悪いです。」 「あなたっ!」 そう………だよね。 誰がみてもブラコン、って言われてるせなちーでも、そう、思うんだよね。 胸が苦しくて、泣くのをこらえるだけで精一杯だった。 そんなふうに………言われちゃうよね。 「でも、正直、あたしの方が気持ち悪いですよー」 「えっ?」 「………」 「だって、あたし、お兄ちゃんが高坂先輩に掘られているシーンを妄想したり、 ホモゲー買いに行ったお兄ちゃんが、同じように買いに来た筋骨隆々の男達に『やらないか』とか誘われたり、 エロショップに入ったお兄ちゃんが、『このバイブ、いいだろ?』って店員さんに逝かされたり、 酷いときには、サッカー部のみんなに、お兄ちゃんが輪姦されているの想像して悶えたりしてますよー」 「「………………………」」 ………たしかに、正直、気持ち悪い………です。 「お兄ちゃんのパンツの匂いを嗅ぐ妹なんて、さっきも言いましたけど、同じように気持ち悪いです。 でも、桐乃ちゃんは、パンツでも、パンツじゃなくても、お兄ちゃんを感じられるものが欲しいんですよね?」 「………うん。」 「それに、本当は、お兄ちゃんを感じられるものが欲しいんじゃなくって、 お兄ちゃんを感じていたいんですよね。」 「うん。そう、そうなの………」 「もっと、はっきりさせますね。 桐乃ちゃん。………お兄ちゃんのこと、愛してるんですよね。」 「………………………。」 「あなた、ここまで来て、この有様なのかしら?本当に先輩に似て、肝心な所でヘタレなのね。」 ………こいつにそんなこといったら、あたし悪い子になっちゃう。 こいつだって、兄貴の事好き―――だめっ、イヤなのっ! 「好きっ!大好きっ!!!兄貴の事っ!愛してるっ! 『妹』じゃイヤなのっ!兄貴の一番じゃなきゃイヤなのっ! でもっ!兄貴、気付いてくれないのっ!こんなに兄貴のこと愛してるのにっ!」 ああ、ついに、こいつの前で、言っちゃった……… 黒猫に嫉妬して、兄貴をとられたくなくって、我慢できなかった。 あたし………バカじゃん……… 「桐乃ちゃん。そんなに、抑えられないくらい、我慢してたんですね。」 だって、もう、抑えられるわけ………ないじゃん……… 「聞いていたわね?入りなさいな」 突然、黒猫がわけのわからない事を言い出した。 ギイッ! 扉が開いて――― 「あ、兄貴っ!?」 「桐乃………」 な、なんで………?家で受験勉強してるんじゃなかったの!? こいつ、いないって!? 心の中はぐちゃぐちゃにかき乱されている。 「桐乃………もう、色々と隠しててもしょうがないから、全部言うぞ。 俺はおまえのこと、好きで好きでたまらない。愛してる。 この前、おまえがパンツくれた頃からは、もう、我慢ができないくらいで、 おまえのこと、傷つけたくないから、パンツでなんとか我慢してたんだ………」 「あんた………」 「ああ、変態と罵ってくれてもかまわねーよっ! 俺はおまえのこと、『妹』として好きなだけじゃねーからなっ! 家におまえとふたりの時なんて、おまえを襲ってしまわねーか、いつも不安になってんだよっ! それにっ、おまえがはしたない格好なんかしてるから、いつも胸とかパンツとかっ 気になって気になってしょうがねーじゃねーかよっ! それにおまえの匂い、すげー良い匂いなんだよっ、 本当はいつも嗅いでいたいってのに、家にいてもなかなか会わねーからよっ パンツの匂いでも嗅いでねーと我慢でき―――っ!」 ちゅっ 気がつけば、あたしは、京介にキスをしていた。 子供の頃とはまったく違う意味を持ったキスを。 「はぁ………なんか、妬けますね。」 「まったくね。部室で発情するなんて、猿もいいところね。」 そ、そういえばそうだった! 人前なのに、あたしったら! 長いキスが終わり、京介の体が離れる。 あたしは、なんとなく寂しくって、京介の大きな手を握り締めた。 「先輩。そして………『桐乃』。」 「ああ」 「うん」 黒猫がまっすぐこちらを見据えている。 その瞳には、なぜだか暖かい光が灯っている。 本当なら、くやしくって、切なくって、そんな気持ちのはずなのに……… 「あなたたちのようなバカップル。 私のような闇の者にはとてもじゃないけど直視できたものじゃないわ。 せいぜい、光の世界とやらの中で、短い生を謳歌するのね。」 それなのに、あたしたちを祝福してくれている……… 「それと………先輩」 「な、何だ?」 「あなたに掛かっていた、宵闇の女王の呪いは、天使の口づけで解かれたわ。安心なさい。」 そんな………あたしに……… 「あと、『桐乃』………兄さんのパンツを嗅ぐことに飽きたら……… 私に、譲って………ちょうだい………ぇっ……っぅ……っ!」 「ちょ、ちょっと五更さんっ、待って!」 黒猫は、止める間もなく、部室を飛び出していってしまった。 目じりには………涙があふれていた………。 追いかけたいけど、今のあたしたちでは、かえってつらい思いをさせてしまう。 せなちー………ごめん、黒猫をお願いね………。 あたしたちにとって、大切な友達だから………。 学校を出ると、もうすでに、あたりは暗くなっていた。 さっきから、あたしたちは殆ど言葉を交わしていない。 せっかく、京介と両想いだってわかったのに、不安になってしまう。 そんなあたしの想いを汲み取ったかのように、京介はあたしの手をとり、あたしの方に向き直った。 「桐乃。さっきは慌しくって、肝心な事を忘れていた。」 「な、何?」 肝心な事って………どういうこと? 京介はあたしの手をとったまま、嘘みたいに優しい声を出した。 「本当は、あの時言うべきだったんだ。俺はおまえのことが好きなことは伝えられたと思う。 だけどまだ、肝心な一言を言ってなかったんだ。」 「………………………」 これ………って………。京介………。 さすがにそこまで言われれば、あたしだって京介が何を言いたいのかくらい分かる。 だけどそれは、京介から出てくるなんて到底思えなかった言葉で……… 「桐乃、おまえが俺の事どう思ってようと、もう関係ねえ。 おまえが拒否しようと、誰が拒否しようと、無理やりでも認めさせる。 だから、桐乃………」 京介……… 「俺の、彼女になれ」 あたしの兄貴がこんなに格好いいわけがない! 「うんっ!」 -------------
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【検索用 きのうのこと 登録タグ 2011年 Synthesizer V UTAU き きの(嘆きのP) 曲 曲か 重音テト】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:きの(嘆きのP) 作曲:きの(嘆きのP) 編曲:きの(嘆きのP) 唄:重音テト 曲紹介 あなたの日々は、どんな色? 曲名:『きのうのこと』 2023年4月にはsynthv版を使用したセルフカバー版が投稿された。 歌詞 (ピアプロより転載) それは涙です。日記に描いた水たまり 「これは雨なんです。」もう、泣き虫じゃないよ 少し滲んだページ でもね、明日はきっと笑って 重ねてく真っ白な日々に 昨日の夢を描いても ぎこちない笑顔と涙で溢れてく。 なんでかな…。 キミが好きだった花の栞を挟んだまま 少し眠るように色褪せてく昨日 いつか、忘れていくの? ボクの栞はあの日、止まって 欠けていく真っ白な日々に 昨日を描けなくなって どこかに落としてしまった 大切はまだあの日のまま? 真っ白な日々に 褪せていく昨日にどうか色を。 いつかの雨を。 重ねてく真っ白な日々に 昨日の夢を描いてさ あの時みたいに優しく笑えたら いいのにね。 戻れないのなら キミイロの未来を描くから ほんの少し今も寂しいけど 平気だよ。 ずっと、ボクが繋いでいく キミと、きのうのこと。 コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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コンコン 「どうぞ」 「よっ、準備できたんだって?・・・よく似合ってるじゃねぇか」 「あたりまえじゃん、あたしを誰だと思ってんの?そういうアンタは・・・ま、まあまあじゃん」 「おいおい、こういう時ぐらいカッコいいとか言えねぇのかよ・・・」 「キモッ!自分でカッコいいとか何言っちゃってるのこいつ!? あんたナルシストっぽいところあると思ってたけど、そういうところ直したほうがいいよ? …なんてね、冗談だって。カッコいいじゃん『兄貴』」 「こんなときでも相変わらず口がへらねえのな、お前も。というか何だよ、今更『兄貴』なんて」 「ん~・・・ちょっと昔のこと思い出しちゃってさ。そのせいかな」 「昔のことねえ。・・・そういえばお前にミスター・シスドーだのなんだの言われて色々言わされたこともあったか」 「うっ・・・」 「おっ、まさか図星か?たしか『そんな道理ッ!私の無理でこじ開ける!!』だったか。 今更シスコンだとかそういうのは否定するつもりもねえけどよ、今思えばあれは今まさにこの状況を望んでたってことだったのか?」 「・・・あんたが悪いんじゃん。何をしてもあたしの気持ちに気付きもしないし。 あのころのあたしがドンだけ苦労してたかわかんないでしょ?」 「うぐ・・・ま、まあいいじゃねぇか。今お互いこうしていられるんだからよ」 「結果論じゃん・・・色々あったよね、あたしたち」 「そうだな。・・・後悔してるのか?」 「してるわけないじゃん。これはあたしが望んだこと。それを後悔なんてするわけない」 「・・・」 「ただ、この場に『あいつら』がいないのがちょっと・・・ううん、すごく残念、かな」 「駆け落ち同然に家を飛び出して、色んなところを転々としてきたからな。 今頃なにやってるんだろうな、あいつら。案外昔とほとんど変わってなかったりしてな」 「あははっ、流石にそれはないでしょっ」 コンコン 「はい、どうぞ」 「お邪魔しますね。おお、お二人ともよくお似合いですよ」 「ありがとうございます、神父さん」 「いえいえ。準備が出来たのでお呼びにきたんですよ」 「そうですか、わかりました。んじゃ、行くか。桐乃」 「うん、兄貴」 「それまだ続けるのか?」 「いいじゃん、なんかそういう気分なの!」 「へいへい」 「こんな辺鄙な教会で式を挙げてくださるというので、こちらも張り切って準備したんですよ」 「それは、なにかすいません。気を使わせてしまったみたいで」 「お気になさらないでください。…こちらです。この扉の向こう。きっとお二人ともびっくりなされますよ」 「え?それってどういう・・・」 「それでは、どうぞ」 「「え?」」 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「よう!久しぶりだな高坂!こんなめでたい席に呼びもしないなんて友達がいのないやつだな!」 「そうですよ先輩!ちょっとぐらい声かけてくれたっていいじゃないですか!お久しぶり、桐乃ちゃん!」 「あ、赤城!?」 「せ、せなちー!?な、なんでここにいるの!?」 「私たちもいるよ、きょうちゃん」 「へへへ、かなかなカッコいいじゃんか!あんちゃん!」 「麻奈実、ロックも・・・」 「桐乃、久しぶり・・・」 「なんだ、結構元気そうじゃんか。そっちの変態兄貴も♪」 「あやせ、かなこ・・・」 「なんでみんなここに・・・」 「拙者がよんだんでござるよ」 「沙織!」 「お久しぶりでござるな。きりりん氏、京介殿」 「お前、なんで・・・」 「何でとはまたつれないでござるな京介殿。拙者とお二方の仲ではござらんか」 「そうじゃなくて!何であたしたちがここにいるって・・・それに式のことも」 「それは、そこにいる神父殿でござるが・・・実は拙者のおじい様であるからして」 「「ええええええ!!?」」 「というのは嘘で、実はそちらの方はお父様のお知り合いでして。その関係でこちらに情報が流れてきたでござるよ」 「沙織さんがあなた方を探しているというのは私も聞き及んでいましたので。勝手ながら連絡させてもらいました」 「そ、そうだったんだ・・・もう、あんまりびっくりさせないでよね!・・・でも安心した。沙織、あんた何にもかわらないわね」 「だよな。しかし沙織よ、そのドレスにぐりぐりめがねはどうかと思うぞ・・・」 「はっはっは!そう褒めないで下され、照れるではござらんか。作戦成功でござるな。 では失礼して・・・そうそう、お二人にはまだ会っていただきたい人がいるんですよ」 「え・・・」 「まさか・・・」 「久しぶりね、二人とも。相変わらず兄妹そろっての間抜け顔で安心したわ」 「・・・」 「桐乃、京介、心配してたのよ」 「あんた・・・」 「親父、母さん」 「京介」 「・・・なんだよ、親父」 「もう私はしのごのいうつもりはない。お前達の覚悟も、決意もよくわかっているつもりだ」 「親父・・・」 「だがこれだけは覚えておけ。もし桐乃を泣かせるようなことがあれば、今度こそお前を許すつもりはない・・・わかったな」 「そうよ、京介。そんなことしたら、もう家の敷居またがせないからね。覚えておきなさい」 「ああ、わかったよ。親父、母さん。絶対に桐乃を泣かせるようなことはしない。約束する」 「それさえ聞ければもう私は言うことはない。・・・京介」 「なんだよ?」 「・・・すまなかった」 「!・・・ああ」 「ほら、あなた。席につきましょ」 「うむ」 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「黒猫・・・」 「・・・」 「あたし、アンタになんて言っていいか・・・」 「・・・ふう、やっぱりあの時のことを、いまだに気にしてたのね。あきれたわ」 「そんなことって・・・!あたしは!ずっと、アンタに謝りたくて!でも、どういえばいいか、わかんなくて・・・」 「謝られることなんてあったかしら?彼は私ではなくあなたを選んだ。ただそれだけのことでしょう?」 「でも!」 「もう、しつこいわね。私がいいと言っているのだからそう受け取りなさい。・・・そうね、そんなに私に悪いと思っているのなら・・・」 「な、なによ・・・」 「せいぜい幸せにおなりなさい?私が、私たちがあなたたちをやっかむほどにね。 私はあなたが嫌いだけれども、あなたたちが幸せならそれでいいわ。だって私達は・・・と、友達でしょう?」 「!!・・・~~~っ!」 「きゃっ!・・・いきなり抱きつかないでくれるかしら?ああ、もう、涙をおふきなさい」 「だって、だって・・・!」 「ふう、・・・高坂桐乃」 「・・・なに?」 「あなたには、私の真名を呼ぶことを許すわ。これからは私のことは瑠璃と呼びなさい」 「! くろ・・・瑠璃、ありがとう。それとごめんね。あたし、あんたのこと・・・大好きだから!」 「!・・・そう」 「よう、久しぶりだな、黒猫」 「そうね、誰かさんに見限られて以来かしら?」 「むぐ、相変わらずキッツいっすね黒猫さん。そういわれてもしかたないんだけどね!?」 「ふふ。、さて、そろそろこの子を離してもらっていいかしら?いつまでも抱きつかれていたらたまらないわ」 「・・・そうか。ほら、桐乃離れろって。あ~あ~こんなに泣いちまって。ほら、これで涙拭けよ」 「ぐすっ、・・・うん、ありがと」 「じゃあそろそろ席に着くわ。失敗して恥をかかないようにね?『兄さん』?」 「余計なお世話だよ!?」 「みんなかわらねえな。なんか安心しちまったぜ」 「そうだね。・・・ねぇ兄貴」 「なんだよ」 「絶対にこの手はなしたら嫌だかんね?離したら一生恨んでうやるから!」 「離すつもりなんてはなからねーよ。それこそお前が嫌だっつってもな!・・・桐乃、今幸せか?」 「当たり前じゃん!兄貴が隣にいて、みんなが祝福してくれるんだよ?あたしちょー幸せだよ」 「そっか。そうだよな・・・」 「・・・?どうしたの兄貴」 「いや、控え室いるときにお前が昔のこと思い出してたっていってただろ?」 「うん」 「俺もちょっと思ったんだよ。もし昔の、お前に人生相談受ける前の俺が今のお前を見たらなんて言うかって。 でも考える必要もなかったわ」 「ふ~ん、なんで?」 「あのころの俺がなんて言うかなんて分かりきってるってこった。そう、あのころの俺はきっとこう言うんだろうさ・・・」 俺の妹がこんなに可愛いわけがない
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好きな人 想いを寄せて みたものの 叶わぬ恋が 露わになりゆく 名前 コメント
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刀のこと 東方の島国である、倭国で製造されている剣で、カタナと読む。 どの作品でもある一般的な認識どおり、非常に高性能であるのはダブンも倣っている。 正式名称は刀だが、国外では倭国剣と呼ばれることが多い。 ほとんどが国内で使用されるため、海外への流出は少なく高価である。