約 1,499 件
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/636.html
ボール遊び タブンネちゃんとボール遊びをしたんだ 最初に投げたボールはトゲトゲのボール。 えいって投げたらタブンネちゃん見事にキャッチして可愛いおててに穴があいちゃった。 痛くて泣き叫ぶタブンネちゃん可愛いよ 次の日もボール遊び 今日はくろいてっきゅうを投げたんだ。 昨日みたいにうまくいかず頭に当たっちゃった。 「ミギッ」って声をあげて伸びるタブンネちゃん可愛いよ その次の日もボール遊び 今日は焼けた鉄球だよ 今日はうまくキャッチできたみたい 焦げた手でボールを持とうとがんばってるタブンネちゃん可愛いよ その次の日もボール遊び 今日は小型爆弾をつけたゴムボールだ キャッチした瞬間爆発! 漫画みたいに真っ黒焦げのタブンネちゃん可愛いよ 次の日から丸いものが怖くなったみたい 風船にすらおびえるタブンネちゃん可愛いよげしげし 賢かったタブンネ 幸せそうにオボンのみをかじるタブンネ一家を発見した ご自慢の聴力を活かせず俺に捕まれwwwと思っていたら母タブンネが遠く離れている俺に気づき、子どもを背中に乗せさっさと木に登ってしまった。 すべてのタブンネがおはなばたけな奴ではないようだ。母タブンネは木の上から俺を睨んでいる。 やがて俺がなにもしないと分かると木からするすると降りてオボンを食べ出す。 このタブンネ一家がとても幸せでいられるのは母タブンネの強い警戒心からだろう。 俺はこいつらを観察することにした。 1日目 このタブンネ一家の住処の木に別に別のタブンネがやってきた。 別のタブンネは、この母タブンネを見た途端、木の実を分けておくれといった。同族だから分けてもらえると思ったのだろう。 しかし母タブンネは首を縦に振らない。まぁこれが普通だな。 そのまま口論へ発展したが、母タブンネがさっさと引っ込んでしまった。 どうしてそうしたかはすぐに分かった。キリキザンの群れがきたのだ。 あっさりと別のタブンネは狩られてしまった。しかし母タブンネは警戒心強すぎるな。 2日目~30日目 特になにもない 31日目 あのタブンネ一家が住んでる木に雷が落ちた 5匹いた子タブンネのうち3匹が死んでしまった 母タブンネは泣いた。が、すぐに立ち直って… ? 子タブンネがいない 周囲を見渡すとなんとキリキザンの群に狩られていた ここでそんなヘマをするとは…よっぽどショックだったようだ 母タブンネは自分からキリキザンに刺され、そこからかえんほうしゃを撃ちキリキザンと数匹のコマタナを道連れにした 子の仇、といったところか。なかなか最期は立派だったな。まぁ魂ランプラーに吸われたがな ボコンネ あー暇だなーなんか面白いことないかなー あれ?あそこにいるのタブンネかな?あ!やっぱりタブンネだ!かわいー! 両手をこっちに突き出して、甘えたいのかな?よしよし あれ?なんか怒ったような顔になってない?って痛ッ! なんで急にとっしんするのよ!…もしかして食べ物目当て? どうやらそうみたいね、首をそんなに縦に振るんだもの じゃあたっぷり食べさせてあげるわ…私の怒りをね… やっ!あらー一発でダウンしちゃったのー? そうそう立ち上がって…今度はすてみタックル?あっそ はっ!どう?人間の女の子に力負けする気分は? まぁ「ただの女の子」じゃなくて「バトルガール」だけどね あはは、ボッコボコになっちゃって、可愛くなくなっちゃったね まだかかってくるの?いい加減諦めなさいよ… 数日後 ねぇねぇリザードン、この辺に乞食タブンネが出るらしいよ 出会ったら僕らで叩きのめそうよ! お!タブンネ発見!…早速物をねだってるよこいつ さっさとたた…いたっ! こいつすてみタってああ!ふしぎなあめ食べやがった! この野郎!…あれ?リザードンしっぽの炎青い… あーあ、あのタブンネ終わったね タブンネは約1時間リザードンにボコられました ん?首輪と縄が欲しいってリザードン、それ何に使うの? …なるほど、ふしぎなあめを探させるのか、見つかるといいね ほら、豚がサボってるよ。あんなに必死で探して、面白いね、タブンネは いっぱい見つかったし、帰るか。 こらこらリザードン、そんなにじゃれないでよ~ ん?どうしたのタブンネ?分け前欲しいの? あげないよ。すっかりボロ雑巾みたくなってるもの じゃあね、ボロンネ あー楽しかった。じゃあね、ボコンネちゃん せいぜい食べられないようにね 綱渡り タブンネちゃんを爪先立ちにさせて、電流を流した剥き出しの銅線を跨がせる 脚を完全に地面に付けちゃうと、銅線が股に当たってびりびり痺れちゃうよ 疲れて脚がプルプルしてるタブンネちゃん可愛いよ、いいダイエットになるね! 20分おきくらいに悲鳴が聞こえてくるけどこうやって続けてればだんだん鍛えられてくるからね! とりあえず三日三晩は放置しとこうっと^^ 楽しいクイズ ベビちゃんを人質にとって、クイズに正解したら助けてあげると言って、絶対に解けない問題を答えさせたい (間違えるとベビちゃんの入ったミキサーにスイッチが入る、水槽が満杯になるまで毒水を注がれるなど) ↑ 第一問と言ったところで問題文読みあげる前に試しに一匹ヤっちゃうのはお約束ですね ママちゃんの反応が凄い凄い、不意打ちすぎて大混乱 あとは正解しても串刺しにしたり、不正解だけどあえて助けてあげたり 間違えた方がいいの?と迷いが生じサービス問題の超簡単な問いをわざと間違えるママちゃん わざと間違えるなんていけないねぇ?とボーナスで一度に3匹ベビちゃんを失っちゃうのもまたかわいい ↑ 不意打ちで発狂するママンネちゃん想像したらムラムラしてくる お馬鹿なママンネちゃんを翻弄するのは楽しいな、時間制限設けて精神的に追い込んだり 正解したら全員解放してあげると言って淡い期待を抱かせたり 終いには神経衰弱と罪悪感で廃ポケになるのがオチだな ↑ 時間制限良いね!「解答時間は10秒です」って言っておいてカウントが10の次がいきなり1になったりとか楽しすぎる 問題にちゃんと正解してそれっぽいファンファーレも流れたのに、ベビちゃんが急に爆破されてわけがわからないママちゃんも可愛い ボタンをいくら押しても反応しなかったり、ボタン押して応えようとした直後に解答すら出来ず子供が砂地獄に飲み込まれるママちゃんまじ悲惨 あとは○×問題で正解の方に飛び込めば1匹助かります!とか言ってどっちかに走っていくママちゃんもかわいい どっちに飛び込んでもクイズ続行可能な程度に酷い目にあった挙句結局ベビちゃんも死んじゃうとか素晴らしい チョッキ on the チョッキ タブンネちゃんにTの文字が入ったチョッキをプレゼントしてあげたい Tはタブンネの頭文字だと思って喜ぶタブンネちゃんかわいい そんなタブンネちゃんにTはチンコチョッキ豚の頭文字だよ!と教えてあげたい よかったねタブンネちゃん! チンコの頭文字はCじゃないかという疑問は受け付けないよ! 永久機関 タブンネに賢者の石を埋め込んで、ミキサーにかける。 賢者の石の中にある命がある限り、体は再生して死ぬことがない。 痛みは感じるからずっとミキサーの中で破壊と再生を繰り返しながら苦痛の中、「ビャァビャァ」 悲鳴を上げる。こんな仕組みはどうだろうか? 心折心 タブンネが自慢するから「長所の耳」をナイフで切ってやった。 タブンネがコンプレックスだと言うので「短くて不便な手足」を電動ノコギリで切ってやった。 マランネになった癖に「タブンネ」の自慢の「ふわふわな尻尾」は切らないで!と泣き叫ぶから、遠慮なく中華包丁で切ってやった。 流石に黙ったのでここらでやめようとしたら「タブンネ」自慢の「うるうるおめめ」でこっちをみてきやがった。 ムカツクから片目だけえぐりとって、姿見の前に放置してやった。 無様な姿を見続けて発狂するマランネちゃんはいつみてもゾクゾクするね。 ジムの敷居 「ミッミッ!(アカネさん、タブンネをお前の手持ちに入れろ!)」 「ミッミッミィー!(ノーマルタイプを使っているんだから手持ちに入れるのは当たり前!)」 アカネ「すまんな潤オタブンネ、イッシュ地方のノーマルポケモンはチラチーノと決めてるんや」 アカネ「それに媚びる事と食べる事しか能のないタブンネは、こっちからお断りや!」 「ミィーン!ミィヒヒ、スッ(すてみタックルの姿勢)」 アカネ「へぇー、やる気はあるようやな!ミルタンク!ころがるや!」 「ミィギャーーーーー」 アカネ「なんや、一撃でやられてしもうた。」 アカネ「ミルタンク、帰ろうや!」 四季ンネ マフラーまいた冬タブンネ。ムンナと遊んでましたが、ムンナのご主人さまがやってきて、手持ちポケモンの経験値稼ぎに倒されました。 真っ白な雪を血で赤く染めた汚い冬タブンネ。 よくみたら右腕がへんな方向に折れてました。 満開の桜をみつめる春タブンネ。 桜の花びらはタブンネ色してる!なんて言っています。 上ばかりみていたから足元のダグトリオに気づかず全体重をかけて踏みつけてしまいました。 ダグトリオ怒りの一撃必殺「地割れ」。 春タブンネは衝撃のショックで声を失いました。 傘とポンチョを身につけた梅雨タブンネ。 この傘とポンチョは近所の小学生のものでした。 どうしても黄色い雨具が欲しくて盗んだのです。 雨具を盗まれた小学生の親は娘の雨具を我が物顔で使う梅雨タブンネめがけて斧を振りかざしました。 はじめは尻尾が切断され、次は耳、最後は左足。 梅雨タブンネは傷口に雨水がしみてうめき声をあげていました。 タブンネ権利宣言 タブンネに永久に与えられることの無い権利。 ①五体満足でいられる権利 ②暖かい家族と温かい住居にで生活できる権利 ③子供の晴れ姿を見る権利 ④オボン、オレンなど、安定した美味しい食事に有り付く権利 ⑤第三者に心身を脅かされることなく一生を終える権利(捕食、虐殺など) ⑥ポケセン勤務での失敗時、過度の体罰を受けない権利 ⑦綺麗な尻尾を持つ権利 ⑧強姦されない権利 ⑨主人(トレーナ―)から愛される権利 ⑩寿命を全うするまでこの世に留まれる権利 ⑪他人(他ポケ)に迷惑をかけない範囲で自由に活動する権利 ⑫自由に他ポケと結婚する権利(タブンネに相手を選ぶ権利は無い) ⑬同族の肉を食べなくて良い権利 ⑭トレーナーに捕まえてもらい家族になる権利 ⑮自由な時間を過ごす権利 ⑯清潔な生活を送る権利 ⑰(タブンネに)痛みを伴わない遊びをする権利 自由研究 今年の自由研究はタブンネを使おう。 タブンネを数匹用意し、目玉を抉る。抉った目玉があった場所にやどりぎのタネやまきびし、ようかいえきやエレキボールを 埋め込み、タブンネがいかに苦しむか実験する。 タブンネ虐殺専門学校理科室資料にて抜粋。 進路絶望 ミィミィ学園進路調査及び結果 タブ1「優しいナースさんになりたいミィ♪」→ポケセンサンドバック タブ2「強くなってバトルで活躍したいミィ!」→レベル上げ用サンドバック タブ3「こどもがいっぱいの幸せな家庭を築きたいミィ♪」→食用タブンネ出産用 タブ4「メスンネちゃんとたくさん恋がしたいミィ!」→種タブンネ タブ5「お肉にだけはなりたくないミィねw」→お肉 タブンネかき揚げ 通販で頼んだ大きな釜が届いたので早速使ってみよう。 用途はもちろん愛しのポケモン達の為のご飯作り。今日はタブンネちゃんを油で揚げよう。 そうと決まれば早速出発。今日は生け捕りのプロのキノガッサと一緒だ。この子は肉は好まないけど皆の為に頑張ってくれる優しい子なんだ。 さて、道なりに歩いているとさっそく草むらが揺れ始めたね。中を覗いて見ると案の定タブンネちゃんだ。しかもママンネとベビンネの二匹。 早速背後から近づいてキノコの胞子だ。全く気付かないおバカなタブンネちゃんかわいいよ。自慢の聴力も形無しだね。 キノコの胞子をモロに浴びてお寝んねしちゃうタブンネ親子。さすがは安心と信頼のキノコの胞子。百発百中だ!ご褒美にタブンネちゃんの持ってたオボンの実をキノガッサにプレゼントしよう。 かわいい寝顔のタブンネちゃん達をゴミ袋に入れて帰還。モンスターボール代合計200円も払うのは勿体無いからね。 家に着いたら早速タブンネちゃん達を油を入れた釜の中へシュート!♪衝撃で目が覚めたけど辺りは真っ暗でママのお腹辺りまでの深さの油。何が起こったのか分からずに混乱するタブンネちゃんも可愛いね。 そんなタブンネちゃんを他所に点火だ。最初は何が起こったのか分からないけど段々熱くなって来て事の重大さが分かっちゃうんだ。 しばらく親子でダンスしてたタブンネちゃんたちだけどママンネちゃんが子タブンネちゃんを短いお手手で持ち上げるんだ。 この子だけは助けてって言わんばかりの表情で子タブンネちゃんを必死に持ち上げるママンネちゃんはまるで女神様だね。 子タブンネちゃんは熱くなくなって暫くは安心してるんだけど偶然触れた触角でママンネちゃんの感情を読み取ってママの最期を悟っちゃうんだ。 必死な声で泣き叫ぶ子タブンネちゃんはまさに天使だねっ♪ でも安心して、タブンネちゃん♪キミも大好きなママと一緒に僕のポケモン達が美味しく食べてあげるからねっ! さて、必死の抵抗も虚しく力尽きて倒れちゃったママンネちゃん。当然子タブンネちゃんが油の中へダイブ! 枯れ掛けた声で一層泣き叫ぶ子タブンネちゃんもかわいいよ。でも悲しいかな、お別れの時が来ちゃったみたい。 子タブンネちゃんの鳴き声が小さくなって行って油の中へと沈んで行っちゃった。 ママンネと子タブンネを一緒に油で揚げただけでこんな感動的な光景が見られるなんてタブンネってのはやっぱり飽きが来ないなあ♪ END 糞豚一等兵 徴兵制(二年間)のポケモン世界 before ヤダミィ!、お家に居たいミィ!ママと一緒にいたいミィ! after(一年後) タダ飯食えて、寝床があるから幸せだミィ! でも…何でこの可愛いタブンネちゃんが一等兵なんだミィ! 大将にするミィ!給料も増やせミィ! ガブリアス中将「調子に乗るな!この豚肉ー!(ドラゴンクロー)」 タブンネ「ブミィー!やっぱお家に帰りたいミィー!」 ガブリアス中将「あと一年辛抱するんだなー(笑)」 タブンネ「ミィィィィィィィィィーン!」 日記 タブンネの日記 8月26日 今日はご主人とボール遊びをしたミィ。ご主人様が熱い鉄のボールやトゲトゲボールを投げるから わたしのかわいいおててがボロボロで悲しいミィ。 8月27日 今日はわたしの大好きなオレンの実をいっぱい食べさせてもらったミィ。 いつもご主人はわたしにイジワルなのに今日は優しいミィ。何か企んでるのかミィ? でもオレンがオイシイからまぁ、どうでもいいミィ♪ 8月28日 今日はオボンの実をたくさん食べさせてもらったミィ♪オレンよりも味が良いミィ。 だけど今日の夕方にご主人が商店街から鋸やフライパン、ミキサーを買ってきたミィ。 日用大工やお料理に目覚めたのかな?今日もお腹いっぱいで幸せだミィ。 明日も食べたいなオボンの実。 (これより後日の日記はない。) 飼育係タブンネの日誌 飼育係タブンネの日誌 May 9, 2010 夜、警備員のタブットとタブリアス、研究員のスターブとポーカーをやったミィ。 スターブの奴、やたらついてやがったがきっといかさまにちがいねェミィ。 僕たちをばかにしやがってミィ。 May 10, 2010 今日、研究員のおえら方から新しい化け物の世話を頼まれたミィ。 皮をひんむいたカイリキーのような奴だミィ。 生きたえさがいいってんで、ベビンネを投げこんだら、奴ら、足をもぎ取ったり内臓を引き出したり 遊んだあげくやっと食いやがるミィ。 May 11, 2010 今朝5時頃、宇宙服みてえな防護衣を着たタブットに突然たたき起こされて僕も宇宙服を 着せられたミィ。なんでも、研究所で事故があったらしいミィ。 研究員の連中ときたら、夜も寝ないで実験ばかりやってるからこんな事になるんだミィ。 May 12, 2010 昨日からこのいまいましい宇宙服をつけたままなんで、背中がむれちまって妙にかゆいミィ。 いらいらするんで、腹いせにあの家畜タブンネどもの飯を抜きにしてやったミィ。 いい気味だミィ。 May 13, 2010 あまりに背中がかゆいんで医務室にいったら、背中にでっけえバンソウコウを貼られたミィ。 それから、もう俺は宇宙服を着なくていいとラッキーさんがいったミィ。 おかげで今夜はよく眠れそうだミィ。 May 14, 2010 朝起きたら、背中だけでなく足にも腫物ができてやがったミィ。 家畜どものオリがやけに静かなんで、足引きずって見に行ったら数が全然たりねえミィ。 めしを三日抜いたくらいで逃げやがってミィ。 おえら方に見つかったら大変だミィ。 May 16, 2010 昨日、この屋しきから逃げ出そうとした研究いんが一人、射さつされた、て はなしだみぃ。 夜、からだ中 あついかゆいみぃ。 胸のはれ物 かきむしたら 肉がくさり落ちやがたみぃ。 いったいぼく どうな て May 19, 2010 やと ねつ ひいた も とてもかゆい みぃ 今日 はらへったの、かちく のエサ くうみぃ May 21, 2010 かゆい かゆい タブットーきた ひどいかおなんで ころし うまかっ みぃ。 4 かゆい うま 宣伝乙 一匹のタブンネちゃんがカメラの前で憤ってるよ 「何でタブンネちゃんを食べるんだミィ!もっとおいしいお肉があるはずだミィ」 そのタブンネちゃんの前にステーキがひとつ運ばれてきたよ、そのお肉に齧り付くタブンネちゃん 「これだミィ!この世にはこんなにおいしいお肉があるんだミィ!タブンネの肉なんて食べてたら損だミィ!!」バクッバクッ! 怒りながら食べるタブンネちゃん、とっても行儀が悪いね 「おいしかったミィ~、テレビの前のみんなは解ったかミィ!これからはこのお肉を食べるミィ!とってもおいしくて安いミィ!! ところで何のお肉だったんだミィ?」 「そりゃあタブンネちゃんだよ^^」 「ミィ…!?ミィィイイイイ!!!!」 次の日からタブ肉の出荷量は激増したという 三者一両損 タブA「うちのベビンネちゃんは可愛いミィ~♪」 タブB「何言ってるミィ!うちの子のほうが可愛いミィ!!」 タブC「二人ともやめるミィ、どうせうちの子に勝てる子は居ないんだから無駄だミィ」 タブA&B「なんだとミィ!!」 ガスッ!ボコッ!グシャッ! タブA「ミィ!?ベビンネちゃんがいないミィ?」 タブB「どこ行ったんだミィ?」キョロキョロ サザンドラ「♪~」ゴクリ タブABC「ミィギャアアアァァアアア!!」 生餌 旅行でシンオウ地方に来て数日が経ったある日、俺は無性に釣りがしたくなった。おもむろにすごい釣竿を出し、そこに餌を取り付けようとしたのだがいざとなると餌にうってつけな物が中々見つからない 仕方が無いのでモンスターボールからタブンネを出した。タブンネは食事とでも思ったのだろうか、物欲しそうにこっちを見つめている。 だがそんな視線等無視してタブンネを釣竿の針に刺した。「ミィ!?」突然の出来事にタブンネは理解できず、ただもがくが、そんなタブンネの耳元で一言「お前はエサだ。いいもんつらねーと殺すからな」そう言い終わるのと同時にタブンネを水の中へ投入。タブンネはよっぽど殺されるのが嫌なのだろう。必死になってポケモンを捕まえようと足掻いている。正直餌になってくれた方が良いんだがな・・・ 数時間が経過したが、結果は無残だった。殆ど釣れもせず、釣れたかと思えばコイキングばかり「バトルも駄目な上にエサにも使えない・・・これは信じられないような無能っぷりだな・・・」俺はそう呟きへ俺は自転車に乗ってサイクリングロードへと向かった。 サイクリングロードの坂の下でタブンネを出し、そのまま放置して坂を上っていく。タブンネは追いかけようとしてくるが流石にサイクリングロードの坂は上れず転がり落ちていった。 「イヤッッホォォォオオォオウ!」俺は坂の頂上から一気に降りる。爽快感に今までのストレスが一気に消し飛ぶ。 坂が終盤に差し掛かるとそこにタブンネが居た。坂は上れないがかと言って逃げ出して野生で生きていく自信もないタブンネは同じ場所で蹲っていた さすがに耳は良いのでタブンネは俺に気付く。きっと俺が迎えに来てくれたのだと思ったのだろう、嬉しそうな顔で坂をよじ登ろうとしている。そんなタブンネは実に滑稽だった。 「ハハハ・・・・死ねええェェェ!!!!!!!!」 俺はそう叫びながら渾身の力を込めて自転車を加速させる。そのまま飛び切り勢いをつけてタブンネを轢き飛ばした 「ミィィィイイイイン!!!」 タブンネは綺麗な流線型を描きながら勢い良く飛んでいった。しばらくするとどこかの水面が大きな音をたてて揺れ、そこにはタブンネと思われるピンクの塊が浮かんでいた 生きるゴミと言わざるを得なかったタブンネはたった今本当のゴミとなったのだった
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/52408.html
登録日:2022/10/23 Sun 20 28 36 更新日:2024/09/21 Sat 08 26 17NEW! 所要時間:約 5 分で読めぇぇぇるッ!! ▽タグ一覧 TF アナゴトロン アニメイテッド クール ディセプティコン トランスフォーマー メガトロン メガ本 人格者 憎めない悪役 破壊大帝 腹筋破壊大帝 若本 若本ロン 若本規夫 ムェガトルォン、トランスフォォォウムッ!! この項目では、『トランスフォーマー アニメイテッド』に登場する「メガトロン」について解説する。 CV:若本規夫(日本語版)、コーリー・バートン(原語版。ちなみにこちらはラチェット、ショックウェーブと兼役) 概要 本作におけるディセプティコンのリーダー。姿はG1メガトロンと同じく銀色のボディと右手の大砲を持つが、最初は実写映画のメガトロンと同じくエイリアンジェットに変形。地球ではティルトローター型ガンシップに変形するようになった。 武器は右腕(ガンシップモードでは機首)にマウントした重火砲「フュージョンカノン」と、ローターから変形する二振りの大剣「メガニウムソード」。 本作のディセプティコンは軒並み高い戦闘能力を誇るが、その頂点に君臨するだけあって彼自身の実力も作中トップクラス。 チーム・オプティマスとの初戦ではラチェット以外の四人を纏めて一蹴し、終盤で経験を積んだオプティマスがパワーアップしてもようやくそれで互角にかどうかというレベル。 第1話でオールスパークを回収したチーム・オプティマスを襲撃するも、スタースクリームが案の定裏切ったため失敗。まとめて地球に不時着し、当人は頭だけになってしまう。 そこへ現れたアイザック・サムダックに対し、「自身はオートボットの一員」だと身分を偽り、更に自身の知識・技術を提供することを見返りに保護してもらうことになる。 そして50年の月日が流れ、地球の機械工学は大きく発展。物語は再び動き出す…。 性格 一人称は「我」もしくは「俺様」。 滅多な事では動じないクールさと、徹底的に敵を叩き潰す荒々しさを併せ持ち、怨敵オートボットの殲滅と母星サイバトロンの支配を目論む。 若本御大のパワフルな演技+日本語版TF特有のアドリブのせいでビーストメガトロンと同じく「腹筋破壊大帝」と呼ばれることもあるが、その実態は歴代のメガトロンでも屈指の人格者。 自身を謀殺しようとしたスタースクリームこそ粛清したが、基本的に部下には寛容で、失態やケンカに対しては決して体罰は行わず叱りつける程度に止めているし、時には煽ててやる気を出させ、褒めるべき時はしっかり褒める。 また能力さえあれば素性は気にしない豪胆さの持ち主でもあり、半有機体のブラックアラクニアや地球製トランスフォーマーのミックスマスターとスクラッパーを重用し、さらにスタースクリームのクローンたちが自身に寝返ってきた際は文句の一つも言わず部下として受け入れるという器の大きさを見せた。「ブリッツウイングはあまり信用ならん」と言っているが、これは日本独自の設定である。 そのため人望は厚く、上記の通り50年間生死・行方共に不明の状態だったにも関わらず、ラグナッツとブリッツウイングの二人はメガトロンを探し続けていたし、散り散りになっていた他のディセプティコンも彼の指示にすんなり従っている。 ブラックアラクニアに関しては自分のやりたいことを優先的にやっていたが、それでもメガトロンの邪魔をするような真似はしておらず、裏切り者は本当にスタースクリームのみ。 後作のプライムメガトロンが暴言暴力上等な歴代屈指のパワハラ暴君なので、尚更その印象が強まる。 まあ、本作の古参トランスフォーマーは億年単位で生きているらしい(*1)ので、50年なんて一瞬なのだろう。 もちろん、積極的に自ら前線に赴くことは厭わない。 とりわけ交渉術に優れており、この時の対応は柔軟かつ思慮深い。本編では、 サムダックに保護してもらう。 ロックダウンを雇いしっかり報酬を用意する。 チーム・ダイノボットをオートボットと敵対するよう仕向ける。 サリの誕生日が近いと聞いてサムダックを利用しサウンドウェーブを開発。更にサウンドウェーブに機械至上主義を植え付ける。 ミックスマスター スクラッパーをオイルでもてなして煽てスカウトに成功。 スィンドルのセールストークに「まあ欲しいっちゃ欲しいわな」と前向きな様子を見せつつ最後まで話を聞こうとする。 スタースクリームに対して「自身に従わせる」のではなく「手を組む」という形で納得させる。 と、その交渉術を随所で見せつけた。 精神面においては「敵対する者を見下す」という点以外に弱点らしい弱点は無く、敗北する時はオートボット側がビーストコンボイ並みの無茶をしたか、スタースクリームが余計なことをしたことが敗因となっていることが多い。 最終回ではそのダブルパンチを食らって重傷を負い、自身の敗北を認めオプティマスに「止めを刺せ」と発言する潔さも見せた。 劇中の動向 シーズン1(1~16話) グレートウォーの敗戦後、自身の母艦「ネメシス」でオールスパークを捜索しながら数百万年もの間宇宙を放浪していた。 そして「亡霊を追いかけてる」とスタースクリームに揶揄されるほどの執念が実り、とある小惑星帯にて遂にオールスパークを回収したオートボット船「アーク」を発見。 強奪するべく自らアークに乗り込み、早速その威容を視聴者に見せつける…が、ファンの期待を裏切らないスタースクリームによって背中に取り付けられていた時限爆弾が爆発。 エンジントラブルを起こしたアーク共々銀河の外れに位置する辺境の惑星、地球に墜落し大破。ボディがバラバラになり仮死状態の彼を若かりし頃のアイザック・サムダックが見つけ、以後50年間彼の研究対象となる。 異星のハイテクノロジーの塊であるメガトロンのボディから得られた技術は、地球のロボット工学を大きく躍進させる事となった。 それから50年後。アイザックの娘サリ・サムダックが使ったオールスパークのキーから離れたエネルギーにより、首だけの状態ながら覚醒。 アイザックに「自分もオートボットの一員だが、こんな惨めな姿を仲間達に見せたくない」「ディセプティコンの手から地球を守るにはボディを修復してもらわなければならない」と嘘を吐き、彼に研究所に匿ってもらう傍らデトロイトの犯罪者やロボットを利用して打倒オートボットとオールスパークの捜索を目論む。 なおスタースクリームの裏切りについては、市内の監視カメラに記録されていた映像(*2)で知り激怒。彼に報復を誓うのであった。 屈辱に耐える日々を過ごしていた中、直属の部下ラグナッツとブリッツウィングが地球へ来襲するという僥倖に見舞われる。 彼らの暗躍によってサリ(からキーを取り上げたラチェット)からキーを強奪する事に成功。驚愕するアイザックに正体を明かしながら、とうとう五体満足のボディを取り戻して復活した。 復活の手始めにオプティマス、アイアンハイド、プロールの3人を易々と返り討ちにし、ついでに裏切りが既にバレているとも知らずゴマを磨って来たスタースクリームを容赦なく粛清。名実ともにディセプティコンのリーダーに返り咲く。 そしてオールスパークを奪うべく、50年越しにチーム・オプティマスとの直接対決に挑む。 圧倒的な戦闘能力でオプティマスをねじ伏せ、遂にオールスパークをその手に握る…が、サムダック親子の横槍によってオールスパークが破壊。隙をついたオプティマスの反撃で50年前のようにアークから外に叩き出され、大爆発に呑まれるのであった。 …だが、全身に傷を負いながらもメガトロンは生きていた。 その手に握りしめたアイザックに「お前との数奇な縁はまだ続きそうだ」と語りかけながら。 シーズン2(17~29話) オールスパークを丸ごと手に入れる事には失敗したものの、メガトロンはサイバトロン星征服を諦めてはいなかった。 実は先のアークでの戦いのどさくさで空間転送装置「スペースブリッジ」の設計図を密かに入手しており、それを地球で建造してサイバトロン星へ直接侵攻しようと目論む。 そのためにデトロイト近郊の廃坑を秘密基地とし、監禁したアイザックに技術を研究させながらスペースブリッジを建造、また同時に地球各地に飛び散ったオールスパークの欠片を回収する事による戦力増強を目指す。 しかし自身の生存を知ったオプティマス達の妨害に加え、オールスパークの欠片でゾンビ化したスタースクリームの横槍に遭う、あとブリッツウィング達が思ったよりバカだったという災難に見舞われ、計画は思うように進まない。 苛つきはすれども怒ってもどうしようもない。行き詰まりを感じていた中、偶然地球製トランスフォーマーのミックスマスターとスクラッパーに出会う。 優れた建築家である彼らをオイルを餌に抱き込み、スペースブリッジを一気に形にする事に成功した。…のは良いのだが、アークで手に入れた設計図は不完全なものであり、このままでは正常に起動しない事が判明。 そこでサイバトロン星のオートボット本部に潜入させていたスパイ、ショックウェーブに命じてスペースブリッジの技術者を捜索させたところ、それがアイアンハイドである事を知る。 早速アイアンハイドを自ら拉致し、アイザックの助命と引き換えにスペースブリッジ建造への協力を強要。 だが時を同じくしてオートボット・エリートガードの捜査官ブラーがチーム・オプティマスに合流。ショックウェーブとの通信を傍受された事でとうとう秘密基地の所在を突き止められてしまう。 そして基地に乗り込んで来たオプティマス達と激突。 だがスペースブリッジを完成させた以上勝利の時間の問題だった。筈なのだが、何とここでスタースクリームが自分のクローン軍団を引き連れて乱入。三つ巴の混戦へ突入する。 とはいえ戦力的にはまだまだ優勢であり、オプティマスと一時的に共闘したり、アイザックの手でスタースクリームが頭だけにされたり、そのスタースクリームの不甲斐なさにクローン達が揃ってメガトロンに寝返ったりと紆余曲折ありつつも、遂に場を制圧。 後は全銀河のディセプティコンを引き連れてサイバトロン星へ乗り込むだけ…と思いきや、またしても予想外の事態。 単なるボロ船かと思われていたアークの正体は、かつてグレートウォーで活躍したオートボットの最終兵器「オメガスプリーム」であり、オールスパークの欠片によって本来の機能を取り戻した彼の参戦により、一気に形成逆転。 さらに混乱でスペースブリッジが中途半端に起動してしまい、メガトロンとスタースクリームの生首はオメガスプリーム諸共宇宙の彼方へ吹き飛ばされ、直後にスペースブリッジは爆発・崩壊。 メガトロンの計画はまたしても水泡に帰してしまった。 …サリの正体にまつわる驚愕の事実をオートボット達が知ったのと同じ頃、何処とも知れぬ宇宙の果て。 ステイシスカフス(電磁手錠)で動きを封じられたメガトロンと、頭だけで何もできないスタースクリームの不毛な言い争いが何時までも続いていた…。 シーズン3(30~42話) メガトロンの蜂起によって銀河各地のディセプティコン達は順調にオートボットの拠点を制圧、サイバトロン星へ侵攻する準備を整えつつあった。 しかしリーダー不在による指揮系統の混乱を恐れたショックウェーブは「メガトロンから連絡があるまで待機せよ」と全軍に伝達。ひとまず薄氷の平和が保たれた状態となっていた。 当のメガトロンはというと、あれからずっとスタースクリームと敗北の責任を擦り付け合っていたが、そこで一緒に飛ばされてきたオメガスプリームがトランスワープの衝撃で仮死状態になっている事を知る。 最強のオートボットを支配下に置ければサイバトロン星制圧も容易い。転んでもただでは起きないメガトロンは再び行動を起こすのだった。 試行錯誤の末、スタースクリームを電池代わりにしてオメガスプリームのシステムを掌握する事に成功。オプティマス達への雪辱も兼ねて地球へと舞い戻る。 だが本来の自分より遥かに巨大なボディを動かすのは想像以上に難事であり、さらにオメガスプリームの機能を熟知していたラチェットのサポートによってオプティマスとプロールの侵入を許してしまう。 三度の対決の末、バンブルビーが機転を働かせてオメガスプリームのボディにスペースブリッジのトランスワープ装置を取り付ける。 これによってオメガスプリームはワープ先を制御する事も出来ないまま、メガトロンとスタースクリームを乗せたまま点々と宇宙を彷徨う事になってしまった。 その後、トランスワープ装置は偶然宇宙を漂っていたラグナッツの手によって取り外されるものの、事態は好転しない。 サイバトロン星では戒厳令が敷かれると共に、ディセプティコンの逆利用を防ぐため全スペースブリッジが封鎖。スパイの存在が露見し、さらに全てを知るオプティマス達が野放しになっている以上、もはやショックウェーブの正体がバレるのも時間の問題となっていたのだ。 それをショックウェーブからの通信で知ったメガトロンは方針を転換。ショックウェーブにオメガスプリームの起動コードを手に入れ、自身に合流するよう命令する。 敬愛するリーダー直々の命令を受けたショックウェーブはオートボット総司令官ウルトラマグナスに重傷を負わせ、起動コードを持つ情報士官アーシーの身柄を狙いに行動を開始。トラブルでサイバトロン星へ転移してきたラチェットとファンゾーンの妨害を受けるも、それを退けてアーシーを誘拐してオメガスプリームへと帰参し、起動コードの復元に取り掛かる。 メガトロンの次なる計画。それはネメシスの積み荷だったスタースクリームが無駄遣いして何体も残ってないプロトフォームを使い、オメガスプリームのクローン軍団を作り上げる事だった。 月面に墜落したネメシスを拠点とし、クローンの製造に取り掛かるメガトロン。 「どちらが本当の忠臣か」でラグナッツとショックウェーブが諍いを起こしたり、起動コードをスタースクリームに奪われかかったりというトラブルこそあったが、最終的に起動コードはラグナッツの手に渡り、3体のクローンは最も忠実な部下の意思で動く「ラグナッツスプリーム」として新生。 実戦テスト代わりに地球を破壊するべく出撃する。 しかしそこでもオプティマスが立ち塞がり、ラチェットを通じてウルトラマグナスから受け継いだマグナスハンマーの雷撃をモロに食らい、ラグナッツスプリーム3体のうち1体が機能停止、もう2体も飛行能力が故障するという憂き目に遭う。 簡単に捻り潰せるはずだったオートボットの若造は、いつしか最も目障なで、そして全力を以て倒すべき最大の宿敵となっていた。その事実を認めたメガトロンは遂にオプティマスの名を叫び、最終決戦へと挑む。 だがそこで暗躍するのはまたしてもスタースクリーム。実はラグナッツスプリームの体内に時限爆弾をセットしており、デトロイトごとメガトロンを抹殺しようと目論んだのである。 もはやこれまでとオプティマスを道連れにしようとするメガトロン。 しかしオートボットは勝負を諦めなかった。プロールの犠牲により、デトロイト市内に残されていたオールスパークの欠片の力でラグナッツスプリームを囲うバリアが形成。オプティマスを脱出させた直後、光の球の中で2体のクローン兵器が爆発する。 だがプロールの死を悲しむ暇もなく、爆炎の中からメガトロンが現れ最後の力を振り絞ってオプティマス達に襲い掛かる。迎え撃つオプティマス。 両者の最後の激突はオプティマスに軍配が上がった。潔く敗北を認めトドメを刺せと呟くメガトロン。 だがオプティマスはそれを拒み、その手にステイシスカフスを嵌めた。 こうしてオートボットとディセプティコンの長きに渡る戦いに終止符が打たれ、メガトロンはサイバトロン星の裁判所にて裁きを待つ身となるのだった。 対人関係 スタースクリーム いつものニューリーダー病患者。G1メガトロンやプライムメガトロンと違って即座に見切りをつけて殺害した。 しかし当のスタースクリームはオールスパークの欠片を宿したことで不死身化したため、彼から付け狙われることに。 ちなみに、単純な実力でスタースクリームがメガトロンに勝てる見込みは1ミリも無い。 ラグナッツ ブリッツウイング 腹心。本作ではこの二人がサウンドウェーブとショックウェーブ枠となっている。 なんだかんだで頼りにしており、よく行動を共にした。 ショックウェーブ 腹心。オートボットにスパイとして潜入させた。 結果的に、ワスプの人生を大きく狂わせる遠因となる。 ブラックアラクニア 50年前はラグナッツらと共に親衛隊として同行していた。 現代で復活後は顔を合わせる事はなかったが、没になったシーズン4ではメガトロン指揮下に合流する予定だったとか。 サウンドウェーブ 頭だけ時代にチーム・オプティマスに送り込んだ刺客。 「機械は人間よりも優れている」「オートボットは機械でありながら人間に与する裏切者」という思想を植え付けた。 サウンドウェーブの側からメガトロンに言及するシーンはないが、別行動中でもディセプティコンとして活動していたのである程度でも忠誠心ないしは仲間意識はあると思われる。 チーム・ダイノボット 頭だけに時代に(ry 「石油=恐竜」であり、「それを必要とする=食うやつは悪」という思想を植え付けた。 ミックスマスター スクラッパー オールスパークの欠片によって誕生したミキサー車とショベルカーのコンビ。建設技術に目を付け即座にスカウトした。 当の二人はメガトロン不在時にもディセプティコンではあり続けたものの、諸事情によりオートボット側についたこともあった。 ロックダウン スィンドル 賞金稼ぎと武器商人。商売というかたちで交渉したことはあるが、メガトロンが二人を信用しているかと聞かれると微妙。 オプティマス・プライム チーム・オプティマスの若きリーダー。粗削りな彼とその仲間たちに幾度と無くしてやられることになる。 当初は「粋がった若造」と見下して名前も覚えようとしなかったが、何度打ちのめしても自分に立ち向かってくる彼を宿敵と認め、最終決戦で遂にその名を叫ぶ(*3)。 アイアンハイド チーム・オプティマスの一員。他はダメだがスペースブリッジに関する知識だけはずば抜けている(by.ショックウェーブ)ため、無理矢理従わせて計画に利用した。 アイザック・サムダック 利用した人間その1。親切でお人好しという、絵に描いたような善人であったため、「自分は悪人ではない」と偽る必要があった。 結果的に足が弱点だと知られ、一度膝をつかされることになるが、二度目は無かった。 技術力自体はとても高く評価している。 スピードキング 利用した人間その2。こちらは金で動く悪党だったため、正体を隠すだけに止めた。 玩具 エイリアンジェットに変形するサイバトロン星モードがデラックスクラスとボイジャークラス、ガンシップに変形する地球モードはアクティベーターとリーダークラスで発売。リーダークラス版はライト&サウンドギミック内蔵。 日本ではボイジャークラス版は単品販売に加え、ボイジャーのオプティマスとセットになった対決セット「最強の対決」が発売。 また、デラックスクラスはデラックスのオプティマス(サイバトロン星モード)とセットになった「始まりの対決」のみ、アクティベーター版は4体セットの「スーパーコレクションVol.1」のみでの発売となっている。 余談 幻に終わった第4シーズンでは、トリプルチェンジャーのマローダーメガトロンにパワーアップする予定だった。ガルバトロンじゃないんだ…。 日本の視聴者からの愛称は「若本ロン」「アナゴトロン」「メガ本」。アナゴトロンに関しては本編でサムダックを「フグ田くぅん」呼びする他、スタースクリームから「アナゴさん」と呼ばれるシーンもあるため半ば公認のあだ名と言える。 また、若本御大は以前、『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』でフレイムコンボイを演じていた。 そのため、2022年現在においてコンボイとメガトロンの双方を演じた唯一の声優となっている。 フレイムコンボイ自体はどちらかというとデストロンサイドのキャラだが。 日本語版オープニングでは敵の親玉と言う事もあってか前期、後期共に登場。 前期ではスタースクリーム・クローンズを引き連れてサイバトロンモードで登場。 後期ではサウンドウェーブ、サウンドブラスター、スィンドル、ブラックアウトに続いてアースモードで登場した。 トランスゥゥフォォマァァァァ アァニメイテーッド! 次回はァ、我のォ、追記・修正じゃあ!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 復活したスタスクを返り討ちにした時の「その裏切り者のクズを捨ててくるのだぁ〜」が超好き。その直後のラグナッツとブリッツウイングの掛け声もいい味出したんだよなw -- 名無しさん (2022-10-23 20 37 54) ↑『ひやソーメン』の天丼だっけ めちゃくちゃ面白かったなアレ -- 名無しさん (2022-10-23 22 59 56) 人間関係がドロドロしてるアニメイテッドでオプティマスとは特に個人的な因縁ないの好き -- 名無しさん (2022-10-23 23 05 56) 直近がパワハラ三昧の実写メガトロンとヤク中のプライムメガトロンなのも相まって、物凄い真っ当な上司に見える。少なくとも部下に意味もなく暴力振るったり切り捨てたりしないし -- 名無しさん (2022-10-24 18 58 54) 作中の実力という意味では実写版1作目メガトロンと並ぶガチ最強なんだよなアニメイテッドメガトロン アニメイテッドディセプティコンが歴代でもトップクラスに強いのも有るけど -- 名無しさん (2022-10-24 20 24 02) 予告でこの人の声を聞いた瞬間にアニメテッド視聴確定したファンも少なくないとか -- 名無しさん (2022-10-25 01 43 59) ↑4 それだけに最終回でオプティマスのことを倒すべき敵と認めて名前を叫ぶメガトロンとそれに「やっと名前で呼んだな!」と不敵に笑いながら返すオプティマスがかっこいいんだよね.…原語版では -- 名無しさん (2022-10-26 20 26 28) 最終シーズンである幻の第4シーズン(シーズン4)でメガトロンが強化(パワーアップ)した形態で戦車とジェット機(エイリアンジェット)に変形するトリプルチェンジャーで武器が両腕に取り付けられた融合カノン砲であるフュージョンキャノンのマローダーメガトロンをアニメで観てみたかったな -- 名無しさん (2022-11-11 18 41 42) サイバトロン星モードの頭の形状が実写映画版メガトロンによく似たもの(実写映画版メガトロンをモチーフにしたアニメのメガトロン(アニメイテッドメガトロン))になったメガトロン(アニメイテッド)がその後、実写映画版第4作目に頭だけの状態で登場した実写映画版メガトロンのモチーフになった -- 名無しさん (2022-12-01 18 46 30) こうして振り返るとかなりまともな上司だったんだなあ…でもそれ以上に若本さんの存在感が凄まじくて毎週大笑いしてta -- 名無しさん (2023-02-05 17 57 48) 戦車とジェット機(エイリアンジェット)に変形するトリプルチェンジャーで武器が両腕に取り付けられた融合カノン砲であるフュージョンキャノンのマローダーメガトロンをフィギュア化してほしいな -- 名無しさん (2023-09-27 17 03 57) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/battler/pages/2529.html
このサイトにおいて、わからない点があれば書くこと。 忍術学園一年は組教諭 土井半助より 一応講義のサンプルも置いておく。 土井先生の講義室/難読選手名の段 さて、うまく書けるかな?なにか疑問があれば書いてくれ。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-05 12 42 32) 設置感謝します。 -- YS‐11(ひらお) (2009-06-05 14 30 04) 土井せんせー! 次の狩り開始時間は何時頃がベストだと思いますかー? -- 剣聖・聖良紅牙(ご本人) (2009-06-05 15 31 45) んっとだなぁ・・・確か次はおそらく那覇で・・・今日の夕方からでも始められるなら始められると思う。ただし、魔理沙が来ればの話だがな -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-05 15 36 44) 那覇では化け物やそれ関連の目撃者が出ているが・・・ -- Mr・H (2009-06-05 16 34 01) 緑の悪魔の副作用って?(この前マリオはそれを食べてお腹を壊した) -- みすちー(魔理沙) (2009-06-05 17 36 31) 緑の悪魔かぁ・・・よくわからんな・・・ -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-05 17 38 43) 先生!神風タックルの弱点ってなんでしょうか? -- 猪名寺乱太郎(石坂線の鬼神) (2009-06-05 17 39 05) かわされたら5秒は立ち上がれない。下手すれば無防備で滅多打ちにできる。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-05 17 39 55) 先生!新風タックルって何ですか?! -- 中井 龍子(大津の守護神) (2009-06-05 18 58 09) おい!漢字間違ってるぞ!「新風」じゃなくて、「神風」だと思う。 -- メディスン(魔理沙) (2009-06-05 18 59 08) 字は神風だったのか!すみません!ちなみに神風タックルって何ですか?! -- 中井 龍子(大津の守護神) (2009-06-05 19 08 47) 説明しよう。神風タックル(かみかぜたっくる)とは、島田真北の最後の切り札というべきものだ。全力で跳び上がり、そして全身で体当たりするのである。威力は抜群で、ヘリや電車をも壊してしまうこともある。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-05 22 42 21) あ、俺からの返事。明日は狩りを開始できるかすら怪しい。代理が居れば別だが。明後日(日曜日)は午後に始めるつもりだ。ところで、銅鑼衛門の最後の切り札とはなんですか? -- YS-11(ひらお) (2009-06-05 22 59 35) それはそうめん軍の防諜上の理由で教えることはできないらしい。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-05 23 00 38) ですよね~! んじゃ別のことで。真北印の手裏剣は普通に売られているものなのですか? -- YS-11(ひらお) (2009-06-05 23 02 11) 大津市内にある日本人民軍記念館に行けば売ってる。一本二千円らしい。他にもそこには日本人民軍で使われた飯盒や弾倉入れが売ってるらしいぞ。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-05 23 04 11) じゃぁその手裏剣を転売してボロもうけしてもいいですか!? -- きり丸(石坂線の鬼神) (2009-06-05 23 09 26) あのなぁ・・・・ -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-05 23 09 34) せんせぇーっ、焼き鳥そうめんっておいしいですか? -- 福富しんベヱ(石坂線の鬼神) (2009-06-05 23 15 01) そりゃおいしいと思うよ。しんベヱも今度狩りに参加したらどうだい? -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-05 23 15 26) おい誰だ!俺のことおいしいとか言った奴は! -- 焼き鳥そうめん(ひらお) (2009-06-05 23 16 33) ふふふ・・・(よだれを垂らす) -- 福富しんベヱ(石坂線の鬼神) (2009-06-05 23 17 51) ウッ!奴(西行寺 幽々子)のトラウマが・・・・・!逃げるしかねぇ・・・・・ -- 焼き鳥そうめん(ひらお) (2009-06-05 23 19 29) そうめん!逃がさないぞ!俺も焼き鳥そうめん食いたいししんベヱと友に捕まえるぜ! -- 香川 次郎(大津の守護神) (2009-06-06 14 45 02) 他所でやれェッ!!(しんべヱと香川とそうめんを追い出す) -- ピカチュウ(なっしー) (2009-06-06 14 54 57) 御免なさい!他所でやりますーー! -- 香川 次郎(大津の守護神) (2009-06-06 15 03 45) 土井先生・・・なぜ忍術学園組は焼き鳥そうめん狩りに行かないんすっか?さすがに現役学生の俺や亮五、軍人のダリルやレンゲスとか頑張ってるんだが・・・ -- 武村 和樹(Mr・H) (2009-06-06 19 48 44) うーん、今度四年生の滝夜叉丸と田村三木衛門、あと五年生の鉢矢三郎、そして六年生の潮江文次郞を派遣しようとおもっているんだが・・・・ -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-06 19 50 35) 焼き鳥そうめん板にどくたけ忍者を登場させたらどうでしょう! -- 浦本 光三(大津の守護神) (2009-06-06 21 17 25) ドクタケはそうめん側に出て来そうでいやだ・・・ -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-06 22 22 47) 土井先生,必殺の白墨投げのコツを教えてください(眼がキラキラ) -- 草薙辰哉(剣聖・聖良紅牙) (2009-06-07 00 19 08) やっぱどくたけは登場しないか! -- 浦本 光三(大津の守護神) (2009-06-07 19 39 58) できれば私としても登場しないで欲しい。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-07 20 05 15) やっぱ土井先生もどくたけはそうめん板に登場しないべきですか?! -- 浦本 光三(大津の守護神) (2009-06-08 18 42 46) 出ないべきだと思う。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-08 18 43 23) あと國鐵廣島というのはJR西日本広島支社の呼び名で、国鉄時代のお古の電車しか走っていないことから名付けられた。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-08 18 46 27) 土井先生!国鉄時代のお古の電車しか走ってない事から名づけられたってどういうことですか?! -- 223系3000番台(大津の守護神) (2009-06-09 18 21 17) つまり、JRと呼ばず、国鉄と呼ぼうってことだ。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-09 18 23 25) まあ!わしは国鉄からJRになってから製造されたから国鉄なんて知らないわ! -- 223系3000番台(大津の守護神) (2009-06-09 18 32 15) そういうことだ。今でも京都の113系が広島に送られてる。223系が次から次へと作られて、車両が余ってるからだ。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-09 18 34 54) だんだん223系や221系がしめてきたのか! -- 223系3000番台(大津の守護神) (2009-06-09 18 37 10) そうさ。特に嵯峨野線なんか今は221ばかりだ。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-09 18 39 55) そのうち湖西線からも113系は姿を消すかもしれないなあ! -- 223系3000番台(大津の守護神) (2009-06-09 18 45 06) 先生、聖良紅牙殿に一般人Aはチートだと言われたんですが具体的にどこらへんがチートなんでしょうか? -- なっしー(本人) (2009-06-09 18 48 16) 私としてはだな、「街一つ崩壊する威力の攻撃を受けても死なない」というのがチートだと思う。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-09 18 49 29) ああ、それか、ただタフさを表現しようとしたら気が付いたらそんな文に…まぁ実際の所を言うとただ無駄な体力と耐久性を持っている男だしな、別にチート級じゃない、しかし実際街一つ滅びる威力の攻撃というと…無理だな -- なっしー(本人) (2009-06-09 18 52 54) あと、それでは一般人というのが名ばかりになってしまうことも要因かもしれない。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-09 18 56 19) そこです!!そこが彼のもっとも濃い『みそ』なんですよ!!一般人とは名ばかりのとこが!!ギャップやカオスさを際だ出せるためあえてこうしたんです!! -- なっしー(本人) (2009-06-09 19 22 20) 先生!草津線からも113系が姿を消しつつあるって本当ですか?! -- 223系3000番台(大津の守護神) (2009-06-10 18 26 13) 草津線は当分残るだろう。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-10 18 27 22) 土井先生!忍術学園から「重火器の扱いに定評がある」生徒と「銃の扱いに定評がある」生徒を出してください!! -- Mr・H(ご本人) (2009-06-10 18 30 23) 重火器ならダントツで田村三木衛門だけど・・・銃は・・・・誰だっけ・・・・? -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-10 18 32 28) 草津線は一体いつ頃まで残るんだろうなあ! -- 223系3000番台(大津の守護神) (2009-06-10 18 37 43) 鉄道マニアがいるため残ります -- Mr・H(ご本人) (2009-06-10 18 51 06) 鉄道マニアは誰! -- 223系3000番台(大津の守護神) (2009-06-10 18 53 10) 日本中の鉄道大好きな人たちのことです。 -- Mr・H(ご本人) (2009-06-10 18 55 51) そうなんですか!我もそうです! -- 223系3000番台(大津の守護神) (2009-06-10 18 57 25) いや、JR西日本の場合、沿線の自治体がお金を出さないと新車が入ってこないらしい。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-10 20 25 47) そうか!じゃぁ!今後は新車は出ないのかなあ?! -- 223系3000番台(大津の守護神) (2009-06-11 18 27 56) その自治体の努力次第ってことだな。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-11 18 28 35) 自冶体の努力次第って何で?! -- 223系3000番台(大津の守護神) (2009-06-11 18 40 47) そりゃ・・・沿線住民の要望から自治体が努力をして、JRにお願いしているわけだ。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-11 18 42 26) ためになりました!あと2年後にはまかぜの車両が新車に置き換えられるらしいんですがそれも沿線住民の要望などで製作されるんやろか?! -- 223系3000番台(大津の守護神) (2009-06-11 18 47 36) 先生!1番良い成績を出すと思うキャラは何ですか?! -- 神谷 康孝(大津の守護神) (2009-06-12 19 04 09) 知らん。そんなの自分で調べろ。そうめんの話とは関係ないだろ。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-12 19 16 10) そうやな!解ったわ! orz -- 神谷 康孝(大津の守護神) (2009-06-12 19 36 26) 神谷!貴様マジうっとうしい!消えろ! -- 島田真北(石坂線の鬼神) (2009-06-12 19 37 06) 先生!江若鉄道って人身事故などのトラブルって発生したりしていましたか?! -- 手山 三郎(大津の守護神) (2009-06-14 08 16 08) とっくの昔に廃止されたことだから。わからん。それに手羽先餃子というのは、読んで字のごとく手羽先の餃子だ。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-14 09 31 39) そうやな!江若鉄道は69年過ぎに廃止されたから解らないか!後手羽先餃子の意味解りました! -- 手山&浦本(大津の守護神) (2009-06-14 14 02 41) ちなみに複線ドリフトというのはこれだ。 →http //supermotard.web.fc2.com/d1/target16.html -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-14 18 14 53) 複線ドリフトのこと解りました! -- 手山 三郎(大津の守護神) (2009-06-14 18 20 37) 土井半助殿!!メインのベテラン勢が銅鑼衛門共、旧日帝軍残党兵達の猛攻により全員、野戦病院送りにされてしもうたぞ!!早く忍術学園勢を出撃してください!!お願いします!! -- Mr・H(ご本人) (2009-06-15 18 22 37) でも今はお台場だろ?そこは某民放の巣じゃないか。たぶん肩身が狭いよ。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-15 18 23 39) と言うかその某民放の緑の恐竜と赤い北極人(?)がNHKの教育番組に出てたぞ。 -- Mr・H(ご本人) (2009-06-16 16 38 50) ああ、知らないわ。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-16 16 40 20) RPG-7ってなんですか?今日、絵茶でその話題が出て全然わからなかったのだが・・・・ -- 0系ひかり1号(ひらお) (2009-06-21 10 49 00) RPG―7ってのはな…簡単に言えば重火機だ、詳しい詳細は土井先生の役目だからこれ以上は言えん -- なっしー(本人) (2009-06-21 11 07 40) 旧ソ連のロケットランチャーみたいなものだよ。安価で世界各地の紛争地でも広く使われてるよ。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-21 16 09 22) (やたらカオスな動画だな・・・・)すげぇ・・・・ ありがとうございました。 -- 0系ひかり1号(ひらお) (2009-06-21 16 43 18) 本来ならニコ動のやつ載せたかったんだけど権利者削除喰らってさぁ・・・ -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-21 17 56 06) 土井先生!そうめん板に書き込むタイミングがわかりません…。今度そうめん板にカキコしたいので…! -- チャン(本人) (2009-06-24 16 31 08) まずログを読んで状況を把握し、そこからその状況にそぐうように持ちキャラを登場させ、ハンター側かそうめん側いずれかに加勢すればよい。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-24 16 32 35) あ、ありがとうございました! -- チャン(本人) (2009-06-24 16 36 05) 先生!そうめんの得意技のブースターって何ですか?! -- 手山 三郎(大津の守護神) (2009-06-24 18 44 28) ブースターじゃなくて、ブラスターじゃないの~?あら、貴方、美味しそうね。 -- 西行寺 幽々子(魔理沙) (2009-06-24 19 00 18) 失礼!ブラスターでした!ちなみにブラスターって何?後俺を食うなよ! -- 手山 三郎(大津の守護神) (2009-06-24 19 03 45) 手山、お前予習ぐらいしとけよ、ってことでお前は後で補習授業だ! -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-25 16 33 52) ブラスターというのは、焼き鳥そうめん愛用の光線銃。ちなみにブースターというのは、テレビのアンテナにつけるやつだ。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-06-25 16 38 16) 先生!よく解りました! -- 手山 三郎(大津の守護神) (2009-06-25 18 15 22) 銅鑼衛門って生産されてたんですか?まだ何機か残ってるらしいし・・・・ でもあんなに高技術なものを生産するのは難しいと思うのですが・・・・ -- YS-11(ひらお) (2009-07-15 13 24 55) 実は出損ないが何匹か出て来たか、30円がこっそり増産していたかだな・・・・ -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-07-15 13 27 13) 30円・・・・ 奴か・・・・ まぁ、奴のことだからなぁ・・・・ -- YS-11(ひらお) (2009-07-15 13 35 07) せんせー自分に体力(500/1000みたいに)をつけないといけませんか? -- 黒椿(jix) (2009-07-23 21 56 44) おそらく銅鑼は事象を超えられる何かしらの存在や装置があるおかげで連れてこられるのかも>YS-11さん -- 剣聖・聖良紅牙(ご本人) (2009-07-23 23 12 40) (挙手)そうめん板における禁句およびペナルティーを課せられる言葉にはどのようなものがありますか。 -- ジャニスの霊(ふみちゃん) (2009-08-11 07 09 24) 禁句ねぇ・・・・今まで出た覚えはないけど、多分18禁関係のこととかだろう。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-08-11 07 10 18) 例えばレミリアに○○じ○ば○○とか言ったらアウトだな。 (紅魔館で制裁された人) -- 黒椿(jix) (2009-08-11 07 16 39) さぁ・・・よくわからん。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-08-11 07 19 10) (挙手) 別な板での設定を(例えば自分とアンヤの関係)を焼き鳥そうめん板に使うことは可能なのか? -- 黒焔(jix) (2009-08-11 07 21 12) まあそのまま引き継ぐやつもいるけど・・・あえて引き継がないやつもいるだろう。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-08-11 07 22 58) ごもっとも。私はそうめんに向かって「飛べない鳥」と発言したことでペナルティーらしき攻撃を受けてしまったのですが、そうめんに対する差別用語の使用や侮辱行為はやはり原則的に行わない方が良い、という解釈で合っていますか。 -- ジャニスの霊(ふみちゃん) (2009-08-11 07 23 34) んで、「死亡フラグ回収だ。」とか言って俺とアンヤを攻撃するやつがいるがどうしたらいい? -- 黒焔(jix) (2009-08-11 07 30 33) 大丈夫だ。あまり狩りそっちのけでやってるとそうめんが逃げやすくなるからな。何しろ本分はそうめんを狩ることにある。 -- 土井半助 (2009-08-11 07 35 35) 精神注入棒って何ですか? -- 0系ひかり1号 (2009-10-25 19 44 18) 旧日本軍(主に海軍)が使っていた体罰用の棒だ。バットみたいな棒でよく上官が部下の臀部を殴ってたそうだ。 -- 土井半助(石坂線の鬼神) (2009-10-25 19 47 26) こえぇ・・・・ ありがとうございました。 -- 0系ひかり1号 (2009-10-25 19 49 01) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/818hr/pages/401.html
催眠学園 催眠学園 BLACKRAINBOW 03/06/06 強力なA2シチュエーションでHRゲーマーの高い支持を集める、BLAC KRAINBOW の人気作。/常日頃から、主人公を馬鹿にする学園の女生 徒や女教師達。しかし、彼が[[催眠術]]の力を手に入れた時、全てが変わった。学 園を舞台に、催眠術の力を用いて、常軌を逸したシチュエーションを作り出し たり、絶望的な屈辱を与えることが出来る、凌辱アドベンチャーゲーム。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板)Blackrainbow 新作 「催眠 学園」キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !! いや、孕ましアリなん て情報はどこにも出てませんが、鉄板でしょう。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@通常版@2ちゃんエロゲ板)「催眠学園」腹ボテ キタ━━━ ━━━(゜∀゜)━━━━━━ !! http //www.getchu.com/soft.phtml?id=20347 しかし発売日が3/20から春になってル━━━━━(゜Д゜;)━━━━━ !? ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板)OHP見ると妊娠による腹ボテか微妙…。 同シチュで2枚のCGでてるけど、片方は腹ひっこんでるし…。もしかして、 浣腸もしくは、催眠術?かも? http //www.blackrainbow.jp/img/gakuen/ev12.jpg http //www.blackrainbow.jp/img/gakuen/ev13.jpg ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板)同じ場所でも、時間は違うのでは…。上は 血が出ているから処女喪失シーンと思われ。まぁ、腹ボテだと考えられる。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板)ここは前2作、腹ボテセクースを出してる から。仮にそれが違っても、他のキャラで絶対あると思う。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板)催眠学園興味なかったのにデモ見たら急に 面白そうに思えてきた ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板)既出だったと思ったけど、催眠学園はこの CGがぼて腹なのか浣腸腹なのかが気になるよなあ。 http //www.blackrainbow.jp/img/gakuen/ev13.jpg ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板)俺は信じてる。心配なし ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@HRゲーム掲示板) 催眠学園 BLACKRAINBOWホムぺで体験版配布中です。ぜひぜひダ ウンロードされたし! ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 「催眠学園」体験版プレイしました。村越氏は孕ませる気マンマンです。.。 ゜+.(・∀・)゜+.゜ウレシー雑誌等で既にヒロイン2名の腹ボテCGが 確認済みですが、全ヒロイン腹ボテもありそうですな。(; ´Д`)ハァハ ァハァハァ……でも発売は6月6日に延期(血涙 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 催眠学園、妊娠ありだね。 ----------------------------------------------------------------- (ららら) 2ちゃんより 297 :名無したちの午後 :03/04/28 20 24 ID uw seff4c月末のエロゲ雑誌に新規CGが載ってたがエロ過ぎ。ああ、はや くやりてぇ(;´Д`) 298 :名無したちの午後 :03/04/28 21 21 ID ZC UW9Gmg店頭のチラシにも見たことのなかったCGが!5/16はまだか!! 300 :名無したちの午後 :03/04/28 21 54 ID 5I Y5Grxs 297 雑誌名詳しく! 301 :名無したちの午後 :03/04/28 22 35 ID uw seff4c 300 P天です。載ってたのは先生の孕みCGと、みどり と不細工デブキャラがやってるもの(;´Д`)ハァハァハァ 催眠学園、超久々に予約するかな? ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@HRゲーム掲示板) 催眠学園まで発売延期…鬱だ ----------------------------------------------------------------- (リンカーン中田氏) 発売日2日前ですが、入手しました。内容については言いませんのでご心配な く。結構お手軽で1プレイは短い(催眠術、FROM Mと同様)んですが、 文章&状況(絵)が濃いですね。期待どおりと言っていいかもしれません。私 は気に入りました。正式な発売日が過ぎたら、ネタバレしていきます。では! ----------------------------------------------------------------- (リンカーン中田氏) ネタバレにならないことについてご報告。今マニュアルを見てます。で、PI ECEのミニゲームがついてますが、このミニゲームをクリアするとおまけシ ナリオを鑑賞するためのパスワードが表示されるそうです。PIECEのない ユーザーはどうなるんでしょう?ちょっと不明です(^^;;; 追伸:マニ ュアル見て気が付いた……どうやら、Alpha-ROMらしい(苦笑) ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) とりあえず催眠学園は安牌のようなので突撃予定。あとは、今月は[[夏神楽]]、来 月はセイレムの魔女あたりか。(後者は同ライターの[[奴隷市場]]RがHR的にま ずまずだったので期待) ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 催眠学園FG。とりあえず基本的なことを報告。プロテクトが何かはわからな い。SDじゃないみたい。あんま詳しくないんで。手持ちのPCで一通りやっ たがとりあえず普通に動いた。説明によるとADPCM→OGGにしたそうで インスト容量は約380M。音楽、音声、効果音はすべてOGGの模様。CD レスでプレイ可(最初の一回だけは必要)。フルボイスでこんなに圧縮できる なら他社もやってほしいかな。音質とかも問題ないようだし。システムはひと とおり揃っている。ざっと以下に。既読&選択肢までスキップ、AUTOモー ド。バックログ(ホイール対応)、音声再再生。文章速度とオート時速度は別 に変更できる。右クリック設定(メッセ消去、メニュー、スキップ)。音楽、 音声、効果音別にボリューム変更設定。メインキャラ、その他女、その他男の 声ON/OFF。ボリュームは決定するまで変わらない。できればリアルタイ ムで変わってほしかった かも。CGモード、回想モードも普通に装備。見れ ば数はわかるようになってる。体験版であった「うばわれて」の項目が無くな っていた。後で出てくるのか?CG枚数(差分含めず換算)倉沢さなえ :1 0/北川あや :15/高崎真弓 :17/矢野みどり :20/その他 : 34/合計 :96枚回想数倉沢さなえ :9/北川あや :10/高崎真弓 :12/矢野みどり :13/その他 :10/合計 :54インスト容量 を見て少し不安だったが、CGと回想を見る限りボリューム的には、前作のF romMと同じくらいか少し多い模様。内容はとりあえずコンプしてから。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 田舎者なんで普通に売ってました。てなわけでFGゲトー。ボリューム少ない というか、思ったより1回当たりのプレイが短いです。とりあえずエンディン グ2つ終了。cg枚数や回想は上のとおり。あと、タイトル画面のおまけと終 了の間にいかにもなんかありそうな空欄が。ネタバレ/ ちゃんと腹ボテ母娘と 記念撮影エンドとかあったよ ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 催眠学園このスレ的にはかなりヒットしますね。孕ませが凄いある ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) ネタバレ/ ヒロイン全員が孕みのエッチシーンがありますた ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 「催眠学園」プレイしました。追加シナリオはまだですが。A2・本格派対応 ・全ヒロインHRシチュ有り・一人を除き腹ボテCG有り。抜きゲーとしても HRゲーとしても極上の一品。オススメです。「A2系でいいのない?」と聞 かれたら「催眠学園やれ、話はそれからだ」と答えることになるでしょう、以 後は。ただし、このゲームもHRゲームとして満点とは言い難いですね。とい うのも、HRスキーにとって重要なシーンが省略されていて、プレイヤーに脳 内補完を強いる場面がいくつかあるんです。ネタバレになるので具体的には触 れませんが。相変わらず村越はヒロイン達を孕ませる気マンマンで、その情念 (の描写)には (; ´Д`)ハァハァ させられるんですけどね。黒虹さ ん、是非ともファンディスクだして下さい。種付けシーン、及び種付け成功後 のシーンの追加、「From M」の被害報告書をもっと濃密にしたような女 性視点でのテキストがあれば、更に10年は戦えます!ヽ(`Д´)ノ オナ ガイシマス ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 完全ネタバレ/ いま一人目終了。高崎真弓先生、最高ですた……(*´Д`) 主人公村越を人間扱いしてなかった体罰女教師が、催眠の力で最後は村越真 弓になってボテ腹でいちゃいちゃ新婚裸エプロン母乳プレイ。 ----------------------------------------------------------------- (リンカーン中田氏) ネタバレ/ もうちょっとこうして欲しかったなぁ、と要望を含めたネタバレっ す。ネタバレされたくない人は以下、ご注意のほどを。 以下、ネタバレあり (1)PIECEのおまけシナリオ、孕ませが無いの(しくしく)(2)メイ ンヒロインの複数孕ませとか、クラス全員孕ませとかが欲しかった(笑)(3 )輪姦後の状態(放心状態、虚ろな目、あふれる精液…等)の描写を入れてほ しかった。(4)母娘妊娠のシナリオのとき、中出しシーンの絵がなくテキス トだけだった。これでもかってくらい、中出し絵を見せてほしかった。(5) もっともっと激しい陵辱&妊娠セリフ責めをしてほしかった。等々、いろいろ 言いましたけど、実は結構気に入ってますけどね(笑) 次回、また村越モノ を出すのであれば、もっと激しく孕ませ&陵辱シーンを追究してもらいたいで す。がんばれ、黒虹(笑) ----------------------------------------------------------------- (名無しさん679@2ちゃんエロゲ板) いまさらながら催眠学園やった。かなり期待はずれだった・・・村越は学園一 の嫌われ者という設定だが、それを感じさせるシチュは全然ない。だから ど こにでもいる友達少ない普通の暗い奴って印象しかない。そのキャラで「みん なに復讐してやる」ってのは かなり厳しいものがある催眠学園はホントにA 2かな? 俺的にはA1またはB1なのだが・・・ストーリーがまったくない うえに「嫌われ者を感じさせてくれない村越」は女の子に出会うと即催眠をか ける。そして大半がラブラブH。だからA2を期待して買うと激しく萎える・ ・・最初からエンディング直前までに中田氏するのは一回だけで、しかもどの 女の子もなぜか危険日じゃないシチュばかり。そしてエンディングで村越が勝 手に孕ませてしまう。だから自分で孕ませた気分がしなくて激しく萎える・・ ・HR・A2を期待して買うとホントがっかりしますよ。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) >洗脳系は基本的にA2で分類しています。とのことです。注意されたし。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 俺はA2を期待してバッチリだったんだけど、催眠ものに対する感覚の違いか なあ……。(あと、俺が収穫派だから?)大半がラブラブHていうのも、俺の 感想と違うかな。(嫌がらせながら犯すシーンも大分なかった?)紹介記事と かの設定ではそうだけど、実際遊んでみると復讐ものって感じじゃないね。確 かに。変態村越が催眠機を手に入れて、罪もないヒロインたちに欲望と妄想を 実行するって感じ。後戻りできなくなるまで。ヒロインにさんざんはたかれた り、グーで殴られて鼻血を出したり、嫌われ、キモがられてる描写は出て来る けど。ストーリーがほぼないってのには同意。エロシーンを数珠繋ぎにしたよ うな抜きゲ。「思ったより短かった」って感想も、メーカースレでも出てる。 とりあえずOHPの体験版が参考になると思うから、買う前にやって参考にす るのをおすすめする。エロシーンは12個収録。(61個中。「一番抜けた」 スレからの情報) ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 679の言いたいことも分かるぞ。母親には処女喪失と同様に種付けを手伝わ せるべきだったし、ウエディングドレス姿の種付けもちゃんと描写すべきだっ た。一人を除いて種付けシーンと腹ボテシーンのどっちか片方しか描写しない んだよな。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 母娘種付けシーンのカットは痛かった。あと、種付けを他人にやらせるのも人 によってはイヤだろうな。お前が孕ませるんじゃなかったのかと。漏れは輪姦 スキーでもあるんだが、孕ませるのは自分も参加してほしかった。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 他人に孕ませたり、父親が分からない子を孕ませるのがイイ!場合もあるかと。 親友の父親に孕まされる、恋人と親友が交尾・妊娠を強制されるってのも、 なかなかにハァハァするシチュだ。ちゃんと描写していれば。最強は近親相姦 孕ましだが、いくら村越でもこれは出来ない。誰かソフ倫の幹部に催眠術かけ て規制撤廃させてくれ━━━━━━ !!! ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 催眠学園はゲーム内のエロシーンで実際に種付けしてるシチュが思いの外少な くて残念だった。村越は種付けする気マンマンだし妊娠エンドも多いのに肝心 のエロの時にHRが抜けてるのが多すぎ。これはちょっと納得できん仕様だった。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 「催眠学園」はほぼ全キャラ腹ぼて装備&主人公が孕ませる気マンマンだから、 収穫派傾向のあるAスキーにはご馳走だったんじゃないかな。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 「催眠学園」も、ここでも不満のレスも多かったのはたしかだよね。絵がパク リっぽいっていうのもあるし、ボリュームが少ないのと、「種付け」のシーン 自体が省略されているとこが多かったのが、収穫派じゃない、エロシーン重視 の人には受けが悪かった。でも、あのぐらいがツボ、いや、むしろあれがツボ って人も実際いたんじゃない?ここを見ても。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 催眠学園がHRスレ的に絶賛する声と物足りないって声の両方あったのは、結 局、いくつか重要種付けシーンがカットされてた事にあるわけだと思うんだけ ど、制作側としては同じネタでエロシーンが重なっちゃマズいという配慮が働 いたんだろうなって気はする。HR好きもかなりのウェイトで買ったゲームだ と思うんで、もっと遠慮なく種付けに突っ走って欲しかった。不満だったわけ じゃないけどもっと行けるだろう(!)と思った。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) ただ単にそれ以上Hシーン作るのが 面倒だっただけだと思う ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 面倒だからやらないとかじゃなくて、予算も製作日数も決まってるから、CG の数を増やせない。俺的にはCG配分の問題だと思う。(もう少しあそこのC Gを減らして種付けCGを増やしてくれとか) ----------------------------------------------------------------- (リンカーン中田氏) 『催眠学園』本当に惜しいですよねぇ。展開的には悪くないんだけど、セック ス(孕ませ)描写の省略が本当にもったいない。母娘同時孕ませにはこれでも かというくらいの中出し描写と絵が欲しかったです。エロゲ情報誌の「BUG BUG」でノベライズやってるようですが、HR描写にはいまいちな感じの話 だったので、これからなんとかがんばってほしいです。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 最近「催眠学園」をやったが、ほぼすべてのセクースが相手を孕ませる目的の 元に行われてると言うのは天晴れだった。孕ませパターンも多岐に渡るし、衝 動買い物件としてはかなり満足。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 今年(2003年)プレイした中では「催眠学園」が良かったです。催眠で女 の子に、実況中継させるシーンが何とも。「ち○ぽから熱いの出てますぅ~お ま○この奥にぃ~」等々。結局、母娘共妊娠させちゃうし。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 女教師+本格派なら催眠学園が最強クラスじゃなかろうか ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) ネタバレ/ うむ。催眠学園のは女教師スキーとしても最強レベルの孕ませだっ た。生意気・高飛車暴力女教師 ↓ さんざん主人公に抵抗や恐怖した末に完 全屈服 ↓ 全員(女教師の知人)の衆人環視の中、従順に種付け↓ ボテ腹。 主人公と入籍、同居。しかもボテ腹のまま教壇にも立ち続けているらしい ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 今のところ、ここのみんなが満足するほど妊娠の過程を描いたゲームってのは ないの? ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 好みもバラバラだしねぇ…。全員マンセーするゲームは無いかもね。でも、マ ンセー度が高いのは、なんか催眠なんとかと言うゲームがえらく評判高いんでは? ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 催眠術や催眠学園も出た当初は神ゲーだったが、ここ1年(2003年~20 04年)で本格派対応HRゲーが増えて来たので、今はそれほどずば抜けてい るわけでもない。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 個人的に「催眠学園」は今でも最強HRゲーム。「黒愛」がそれを上回り、「 燐月」が更に上回り、「[[ガジェット]]」で黒虹が最強を奪回する……といいなぁ。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 催眠学園も相当HRを前面に出してるんだけど最後で堕ち切ってるヒロインが 多いのがちょっと萎え。そんな俺にとっての最強HRゲームはエスカ(イガロ ED)。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 人の妻を孕ませるのは最高!。人妻孕ませで、旦那が登場するのってあります?。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) ネタバレ/ 催眠学園 旦那の目の前で妻とボテ腹セクース(もちろん主人公の 子)。旦那はオナニーだけ ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) 旦那の子と偽って産ませるってのが興奮しそうです!。こういった(カッコウ ネタ?)シチュは「兄嫁」以外にあります?(重ねて質問申し訳ないです)。 ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) ネタバレ/ 催眠学園はそのシチュふた通りだね。・相思相愛の幼馴染同士を結 婚させるけど、嫁のマンコと腹は一生俺のもの、お前は見てオナってろ(催眠 で逆らえない)・夫の前で娘と妻をダブル種付けダブルぼて腹。夫はもちろん 家族全員催眠かけられてるので、ニッコニコ ----------------------------------------------------------------- (名無しさん@2ちゃんエロゲ板) HRに対する情熱という点では、催眠学園が割としっかりしてた。主人公が最 初からHRさせる気マンマンだし、HRさせるシーンとか、妊娠後の葛藤とか もちゃんと表現されていたしな。孕転は、主人公が多人数HRさせる気マンマ ンっぽかったので期待していたのだが・・・よくある「エンディング孕み」の みだったのは残念。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/33328.html
登録日:2015/12/19 Sat 13 16 34 更新日:2024/03/18 Mon 16 18 37 所要時間:約 13 分で読めます ▽タグ一覧 FGO Fate GO TYPE-MOON アサシン サーヴァント シャルル・アンリ・サンソン フランス ムッシュー・ド・パリ ヤンデレ 処刑人 初登場時狂化されてたせいでいまでもギロチン絶頂野郎だと思われてる可哀想な人 医者 四代目 宮野真守 「罪人の命と罪を分かつ。それが自分の役割なのだと誓い続けてきた人生ですが。 怖いですね、貴方の目は僕の迷いをあぶり出すようだ」 Fateシリーズに登場するサーヴァントの一騎。 クラスはアサシン。 ◆プロフィール 身長/体重:178cm/68kg 出展:史実 地域:フランス 属性:秩序・悪 性別:男性 ◆ステータス 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 D D C D A B ◆スキル クラス別スキル 気配遮断:D サーヴァントとしての気配を断つ。 アサシンであるが、サンソンに暗殺行為は不可能に近い。 固有スキル 処刑人:A++ 悪を以て悪を断つ、究極の裁断行為。 属性、悪に対するダメージが向上する。 また、そのサーヴァントの行為が悪と見なされた場合も対象となる。 医術:A→A+ 迷信が蔓延っていた当時の医療技術より数段優れた近代的医術。 なお、このスキルは現代の基準で比較するのではなく、サーヴァントの生きた時代の基準で判定するものとする。 人体研究:B 処刑技術、そして医術の「裏側」に位置する概念。 人体のどこを傷つければ死なずに済むのか、後遺症が残らないか、などの研究を怠らなかった。翻って言えば、戦う際にはどこを傷つければいいのかが理解できるということ。 ◆宝具 『死は明日への希望なり』(ラモール・エスポワール) ランク:A 種別:対人宝具 刑を執行する。 この痛みが、最期の救いになるはずだ―― 悪を裁くは人の心。悍ましき武器を使おうとも、それは変わらない! 『死は明日への希望なり(ラモール・エスポワール)』!! 真の処刑道具、ギロチンの具現化。 死ぬ確率は呪いへの抵抗力や幸運ではなく、運命の打破を強い精神で成し得るかどうかで判定される。 いわゆる「精神干渉」系の宝具であり、戦死ではなく「処刑された」という逸話がある英雄には不利な判定が付く。 フランスにおいて200年間もの間、「死刑執行人(ムッシュー・ド・パリ)」を輩出してきたサンソン家の四代目当主。 『暗殺者(アサシン)』のクラスで召喚されているが、生前の本職は処刑人である。『殺しが本職』という意味では違いないが。 彼の生きた時代は激動のフランス革命の真っ只中であり、歴史に名を残す著名人から名もなき民草まで、あらゆる人々を分け隔てなく処刑した。 その中でもルイ16世の王妃マリー・アントワネットには並みならぬ思い入れがある。 副業として医者も営んでおり、その技術もまた貧しい人々に施すなど根は善人であり、処刑についても本心では不本意であり可能な限り苦しまないように務めている。 サーヴァントになっても本質は変わっておらず、平和や平穏を愛する人格者。嫌いなものは冤罪。 処刑人としての腕を買われての召喚に思うところはあるものの、マスターが正義の側に立つ限り、処刑の刃を振るうことに否はない。 ◆史上第二位の殺戮者 アンリはボワ・ド・ジュスティス、現在ギロチンと呼ばれる処刑器具の発明・実用化にも関わり、のべ2700人以上の人々を自らの手で処刑したと記録される。 その数はかのドイツ最後の死刑執行人ヨハン・ライヒハートに次ぐ史上第二位。 しかし処刑という『忌まわしき仕事』を引き受けていたため、サンソン家の暮らしは貴族と同等といえるほどに裕福でありながらも多くの人間から蔑みの対象とされていた。 彼の一族は学校に通えず(*1)、家庭教師をしてくれる者も滅多にいない。正規の医者にかかることもできない。 おまけに少しでも立ち振舞いや素行に粗があれば、即座に(そして過剰に)非難され、場合によっては訴訟沙汰にまで発展する有り様だった。 もちろんこれはサンソン家に限ったことではなく当時の死刑執行人には共通の話だが、そんな中でもごく少数ながら存在した理解ある人々に支えられながら連綿と職務を全うしてきた苦労人たち…それが死刑執行人の現実である。(*2) 四代目の当主となったアンリはそうした環境により、自らの職務を「処刑人」と呼ぶことを嫌い、平等論者としてあらゆる人物に対して偏見を持つことなく接したとされている。 当然処刑の腕前も一流で、特に斬首刑においては「剣を振り抜いて数秒後に首が落ちる」という職人技を見せたといわれるほど。まあ若い頃は盛大にやらかしたこともあったが 加えて死刑制度に対しては生涯一貫して否定的なスタンスを取ったが、おりしも時はフランス革命期。彼の願いが届くことはなかった。 また、処刑人として死体の扱いや体罰および拷問にも精通し、医学や人体工学にも当時としては最先端の知識を有していた。 当時のヨーロッパで主流だった"まじない"じみた医術ではない、処刑人たちが代々受け継ぐ現実に則った医学体系を独自に発展させ、 他の医者が匙を投げるような患者をも多数治療し、サンソン家の子孫は彼の残した技術を以て医療に従事している(*3)。 その医術を彼は貴族、民衆の別なく施し、その結果貴族並みの生活が送れるほど裕福であった。(*4) それ以外にも人体を徹底的に研究し、刑罰を施しても死なず、後遺症が残らないようにする方法を追究し、自ら刑を執行した受刑者の治療も積極的に行ったため、 彼が担当した(死刑以外の)受刑者の死亡率は極めて低かった。 ちなみにこの姿勢はアンリだけでなくサンソン家の執行人共通のものであり、 サンソン家が担当した受刑者(死刑以外の刑罰を受けた者)は、多くが執行後も深い後遺症もなく生きることができたという。 人を愛し、苦しませないということに腐心した彼だが、 皮肉にも『痛みを感じさせる間もなく、素早く処刑する』というギロチンの登場によって旧来の方法では不可能な数の人々を殺めてしまい、 「死刑廃止だけが自分が解放される唯一の方法」と嘆いていたという。 ルイ15世の公妾であったデュ・バリー夫人の死刑を執行する際には、知己の間柄であった彼女からの涙ながらの助命嘆願に耐え切れず、息子に執行を任せたとされる。 なおルイ16世一家を処刑したのもアンリだが、彼は王党派であり王家を敬愛していた。(*5) 自身が処刑することになったことを悔い、革命当時は重罪(発覚すれば死刑も有り得た)であるミサを隠れて捧げたこともあった。 処刑直前、彼の足を踏んだマリーにかけられた言葉をどう感じたか、本人のみが知るところであろう。 ちなみにナポレオンとも面識があり、会った際にはナポレオンのほうが緊張した様子を見せていたらしい。 ◆Fate/Grand Order FGOにて初登場。CVは宮野真守 イラストはしまどりる。 第一章 邪竜百年戦争でジャンヌ・オルタに召喚されたサーヴァント。バーサーカー属性を付与されたバーサーク・アサシン。 嘗て敬愛し、しかし自ら処刑することになったマリー・アントワネットに対しヤンデレ入ったストーカーと化す。 「どうか聞かせてくれマリー。僕の断頭はどうだった? 君、最期に絶頂を迎えてくれたかい?」 こ れ は ひ ど い。 だがこれはあくまでも狂化を付与されたことによる暴走みたいなもので、 プレイヤーが入手した場合は普段の落ち着いた面を見せてくれる。 ただしマリーを召喚していると 「マリー……マリー! マリー! マリア! やはり君と僕は、宿業で結ばれているようだ……! それが僕には、堪らなく嬉しい……!」 こ れ は ひ ど い (二度目) 狂化されていないはずの状態でこのテンション。おい待て。 挙げ句の果てに公式最大手というか原作者が日記で マリー「ねえ二人とも、聞いてくださる? ちょっと目を離した隙に、わたしのヒールが無くなってしまったのだけど……」 サンソン「なんだって!? それはいつの事なんだいマリー!?」 マリー「三十分ぐらい前……と思うの。ジャリジャリすると思ったら、いつのまにか素足になっていて……」 アマデウス「はあ? 歩いている時にスラれたのかい? マリア、ちょっと抜けすぎじゃないか?」 マリー「そういわれると恥ずかしいわ……。でも、あまりにも天気が良かったから。つい、足取りが軽くなってしまったのね」 サンソン「うん、マリーなら仕方がない。……それにしてもなんて素晴らしいスリなんだろうね……まるで斬撃を相手に気づかせない凄腕の剣士か、あるいは卓絶した技術を持つ医師のような腕前じゃないか……」 アマデウス「じっーーーーー」 マリー「はっ!? こわ、アマデウスこわっ!」 サンソンM「(アレはアマデウスの超推理モード……! アマデウスは推理をする時に霊基再臨その3になる事で、こわ、アマ3こわ! と言われるほどのトランス状態になるんだ!)」 アマデウス「じっーーーーー」(じっとサンソンを見抜く) サンソン「はじまるぞ、アマデウスの名推理が……! 一体どうなってしまうんだーーーー!」 アマデウス「じーーーーーっ」(さらにサンソンを見抜く) カメラ、サンソンの足下にズーム。マリーのガラスのヒールを履いている。 画面暗転の後、処刑台に連れられていくサンソン。 サンソン「確かにボクはマリーに関してのみ変態さ…… でもこれだけは覚えていてほしい。ボクもマリーの魅力に踊らされた、 被害者だという事を……」CV:宮野 (以上、竹箒日記から引用) このせいでファンの愛称はクマ吉くん。 上述のように史実では職業や時代に似合わない超絶マトモな人だったというのにこの扱われよう。 一体彼が何をしたというのだ…… フェルセン伯爵(*6)と魂混ざってないか? 同じくマリーを愛するアマデウスとは犬猿の仲だが互いにリスペクトできるところはあり、同族嫌悪に近い。 アマデウス仮面の正体には気付いていない。そのため好意的に接して向こうを複雑な気分にさせている。 このように、完全にネタキャラ扱いのサンソンだが、1.5部『異端なるセイレム』では本来の彼の真面目で落ち着いた一面などを見せてくれる。 レアリティは☆2(アンコモン)。フレンド召喚でのみ引けるが出ないときはまったく出ない。 カード構成はアサシンの典型のB1A1Q3。 低レア、ということもあるがそれ以前に火力がとにかく低い。一応火力を支える特攻スキルを2つ持つが、割と効果範囲が広く便利な『処刑人』はともかく、『人体研究』は「人間」特攻なので主な強敵であるサーヴァントには残念ながら効果がない。おまけに晩成型の成長をするため序盤は扱いにくく、育つ頃には別の強力なアサシンも出ているだろうという不遇枠。 その代わり使い勝手のいい『医術』スキルを持っているので補助としてはそれなりに役立つ。 最終再臨後の強化クエストをクリアすることで弱体解除効果が追加され、低レアリティでは貴重な弱体解除要員になった。 また、1.5部『アガルタの女』ではライダークラスかつ「人間」のエネミーである女海賊が登場する他、悪属性ライダーのサーヴァントと戦う機会もあり、特攻的にサンソンが輝ける数少ない舞台となっている。 ただ宝具主体で戦う場合、サンソンのカード構成的にNPが溜まりにくいためサポートは必須。 宝具『死は明日への希望なり』はB属性で低確率即死効果+防御ダウン効果が付いているので、不遇といえど決して使えないわけではない。 ようは使いどころの問題であろう。 なお、サンソンはマリーに、マリーはアマデウスに、アマデウスはサンソンに強いと因縁の三人は三すくみになっている。 「貴方が正しい追記・修正を歩む限り、僕は常に従いますとも」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] あだ名の一つにドルオタってのがあるなw -- 名無しさん (2015-12-19 13 55 17) 建て主乙 -- (2015-12-19 14 12 11) 生涯に渡って処刑台に立って死刑執行を見守り続けたアンリだが、若い頃にそういう仲だったデュバリー夫人の処刑だけは見届ける自信がなくて息子に任せたらしい。そのデュバリー夫人の処刑はフランス革命で最も悲惨な死刑執行になったという -- (2015-12-19 14 13 57) 史実ではあくまでルイ16世の信奉者で、マリーについては定かではない。 -- 名無しさん (2015-12-19 15 30 18) シャルロットの首が落ちる場面でシャルロットに恋する奴らがいたり、フランス人はこんなのばっかか。 -- 名無しさん (2015-12-19 16 06 12) ↑ジル「誠に遺憾である」 -- 名無しさん (2015-12-19 17 31 36) ↑ ロリでペドでショタでリョナな性癖四重苦さんはおかえりください -- 名無しさん (2015-12-19 17 36 44) この人の場合、幸運Aが一種のブラックジョークのようにしか思えない。激動の革命期を生き残って天寿を全うしたから間違ってはいないのだが -- 名無しさん (2015-12-19 19 47 12) 久しぶりに素でイケメンに感じた虹の男キャラ -- 名無しさん (2015-12-19 20 16 28) これなんて「イノサン」……?(すっとぼけ) -- 名無しさん (2015-12-20 10 14 37) 二次での黒ひげとの絡みのマンガが結構好き -- 名無しさん (2015-12-20 10 35 04) なぜ声優さんをまえたけにしなかったし -- 名無しさん (2015-12-20 16 56 46) サンソンは育てると悪相手にしっかり火力出ますよ -- 名無しさん (2015-12-20 19 01 01) 一番上から3番目、それは土壇場でほかの人がみんな獅子の時代みたいな異常なイケメンだったのに比べて、普通のおばさんが泣きわめいて命乞いするから見てて気まずくならないわけがないっていう、リョナラーが期待するようなものじゃなかったそうです -- 名無しさん (2015-12-20 22 45 16) 某SSの所為か、こいつを見る度に「ドルオタァ!」って言葉が頭をよぎる -- 名無しさん (2015-12-21 10 28 08) 「処刑人 A++」のスキルは[悪]属性特攻付与だからドレイクとかには効きますよ -- 名無しさん (2015-12-27 14 54 02) ↑6 黒髭がアマデウスに『死後も晒し者にされた黒髭の末路にアンリなら憤る』って教えられたやつのことなら、自分も好き。二人のキャラがよく出てる -- 名無しさん (2016-01-05 21 15 14) セリフがなかなかカッコイイ地の文もないソシャゲのシナリオだから断片的すぎて判断つきかねるところもあるのだが -- 名無しさん (2016-01-05 21 36 22) イノサン -- 名無しさん (2016-01-05 21 51 07) [ -- 名無しさん (2016-02-03 21 19 35) ミス まともオブまともな人なのに公式から最大火力のネタキャラ化を食らった模様 -- 名無しさん (2016-02-03 21 22 02) この人特効相手だと恐ろしい火力が出るんだよなあ… -- 名無しさん (2016-02-06 12 55 46) クラススキルの説明ってどっから取ってきたの? -- 名無しさん (2016-02-06 13 14 30) 声は刹那なのにグラハムみたいな扱いをされる可哀想な人 -- 名無しさん (2016-02-15 16 58 17) ジャイロ・ツェペリの元ネタである、ということは余り知られていない -- (2016-02-15 19 14 10) ウチのカルデアのサンソンはレベル フォウくん 医術スキルがMax。火力はともかくとして医術は本当に使いやすい -- 名無しさん (2016-02-15 19 39 38) 強化クエストで医術に弱体解除効果追加! 医者方面の能力上昇でよかったねサンソン君。 -- 名無しさん (2016-03-26 02 30 08) ちなみに史実のサンソンはマリーの16歳年上です -- (2016-04-16 01 08 53) 緑茶の前世かな? -- 名無しさん (2016-05-16 18 10 34) 2章の敵メンバーは狂化に苦しみながら龍殺しの事教えたり次は護国したいって言ってきたりだいたいカッコイイのにこいつはイベントで片付けられるだの不遇。でも医術つおいしカッコイイし宮野だから使い続ける -- 名無しさん (2016-07-01 21 14 50) 前から気になってたんだが何故悪なんだ?属性的には善な気がするんだが・・ -- 名無しさん (2016-07-01 21 33 43) ↑目的のためなら血生臭い手段を取るのを厭わないのが悪だからじゃね? 社会的秩序を保つ為に処刑人として殺していったから秩序・悪かと。 秩序・善だとすると医者の側面が強く出るんじゃね? -- 名無しさん (2016-07-01 22 25 53) マリキチ設定はいらなかった -- 名無しさん (2016-07-01 22 28 20) 正直マリキチはやりすぎ感あるなぁ…凄く悲劇的で、だけど立派な人物なのにそれしか注目しない人が多いし -- 名無しさん (2016-09-10 03 29 35) ↑まぁそう思うのも無理は無いが……ただ、下手にまともにし過ぎても影薄属性付いてマリーからすら忘れられたりするのが持ち芸になってしまったり、苦労人属性付いて他の苦労人共々酷い目に遭う可能性の方が高いんだよなぁ…… -- 名無しさん (2016-09-10 04 11 03) 絆礼装の解説文が救いようなさ過ぎて辛い。そら晩年は皇帝相手だろうが怖いもんなくなるわ -- 名無しさん (2016-09-23 21 35 37) 一番不遇なのは素材に心臓要求する所ではなかろうか -- 名無しさん (2017-01-19 07 39 40) この人の聖杯への願いってこの世界から死刑が全て廃止されることかな? -- 名無しさん (2017-06-01 19 12 21) スタンプに続き正装でもハブられたサロン・ド・マリーのぼっち枠。頑張れクマ吉 -- 名無しさん (2017-07-30 21 50 12) ↑2 「死刑と冤罪がなくなること」じゃないかな -- 名無しさん (2017-09-24 18 35 48) 長谷川ナポレオンで、気を使った死刑囚に「気にすんな、どうせお前ギロチンの部品程度に思ってねーし」とか言われたりしてるしなー、正気で生きてられたのも奇跡かもしれん -- 名無しさん (2017-09-28 21 46 34) この人、給料未払いに貰った証明書を嬉しそうに家宝にするくらいルイ十六世を敬愛し、忠誠を誓ったのにマリーばかりなのはよう分からんわ。処刑した折に心奪われた女性は暗殺の天使シャルロット・コルデーだしな。 -- 名無しさん (2017-12-04 22 21 02) ↑3、5 『自分の罪が裁かれる機会を得ること』でしたとさ。まぁ犯罪者も王族も処刑して自分だけ生き延びたわけだからさもありなん -- 名無しさん (2017-12-04 23 12 13) あのアサシンの真名がコルデーかつ、クリプター側だったら今までのパターンからして絶対登場するよね -- 名無しさん (2018-11-27 07 55 16) セイレムのことも追記してくれないかなー -- 名無しさん (2019-02-26 21 25 41) コルデーがナチュラルにサンソンの心にダメージ与えるのがひっどい -- 名無しさん (2019-08-12 10 21 27) 最近やっとこセイレムをクリアしたけど、そのー・・・あんまりサンソンに思い入れがなかったから、ちょっと振り回された感があってね? -- 名無しさん (2020-11-30 14 01 37) ダークサイドミステリーでサンソンの回の時はナレーションが宮野真守と明らか狙ったなNHK -- 名無しさん (2023-04-17 02 55 44) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/earthruinfes/pages/2430.html
日記/2013年06月28日(FRI)/今日のまとめ 2013-07-02 おい、誰かあのバカを止めろ! 【ニュース記事一覧】 尖閣「盗んだものは返すのが当然」=鳩山元首相、中国でも発言 (時事通信) - Yahoo!ニュース 鳩山氏が「私の任期は短すぎた」、安倍政権のアジア軽視路線を「間違っている」と批判―中国紙|新華社日本語経済ニュース-XINHUA.JP - 児童3人切りつけ 身柄確保の男逮捕 NHKニュース 遠隔操作事件で男を追起訴 捜査終結 NHKニュース 東電 賠償未請求者に働きかけ NHKニュース 大けがさせた元Jリーガー有罪 NHKニュース 高校生「消しゴムぶつけられ頭に来た」 NHKニュース 中2生徒自殺 同級生を家裁送致 NHKニュース 通行人ら刺した元組員を起訴 NHKニュース 盗品買い取り問題でルール強化 NHKニュース 拉致の可能性ある不明者 HP掲載 NHKニュース 「尖閣棚上げで首脳会談」示唆 NHKニュース 海江田代表 鳩山氏の尖閣発言に不快感 NHKニュース 首相 ねじれ国会の解消へ決意示す NHKニュース 山口代表 原発輸出は慎重に検討を NHKニュース 時事ドットコム:舌戦・参院選(28日)【13参院選】 自衛隊への破壊措置命令 終了 NHKニュース TPP「年内の交渉妥結困難」 NHKニュース 韓国 対馬の仏像盗難で実刑判決 NHKニュース 韓国大統領 中国指導部と会談 NHKニュース 中韓首脳 歴史認識巡り日本をけん制 NHKニュース 新疆ウイグル 襲撃事件の死者35人に NHKニュース 【韓国の真実】韓国の売春従事者は推計189万人 韓国紙が伝える“先進大国”ぶり (1/2ページ) - 政治・社会 - ZAKZAK 尖閣「盗んだものは返すのが当然」=鳩山元首相、中国でも発言 (時事通信) - Yahoo!ニュース ttp //headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130627-00000125-jij-pol +記事コピペ収納 尖閣「盗んだものは返すのが当然」=鳩山元首相、中国でも発言 時事通信 6月27日(木)18時8分配信 【北京時事】鳩山由紀夫元首相は27日、北京市内で開かれた清華大学主催のフォーラムに出席し、沖縄県・尖閣諸島について「ポツダム宣言の中で日本が守ることを約束したカイロ宣言は『盗んだものは返さなければならない』としており、中国側が(返還すべき領土の中に尖閣諸島が)入ると考えるのも当然だ」と述べた。 鳩山氏は訪中前、香港のフェニックステレビのインタビューで同様の発言をし、菅義偉官房長官が25日に「絶句した。開いた口がふさがらない」と批判。この日の発言は、講演後の質疑応答の中で、傅瑩・全国人民代表大会外事委員会主任委員(前外務次官)と同席した公開の場で飛び出した。中国でも日本政府と異なる見解を改めて強調したことで、波紋が広がる可能性が高い。 1943年のカイロ宣言は「満州、台湾、澎湖諸島のように日本が清国から窃取した一切の地域を中華民国に返還する」としており、中国はその中に尖閣諸島が含まれると主張。鳩山氏は「カイロ宣言の中には(返還されるべき領土として)台湾、澎湖諸島以外の島もあると中国側が考えるのは当然だ」と指摘。 さらに「(日清戦争終了直後の1895年の)下関条約ができる3カ月ほど前に(尖閣諸島は)日本領として閣議決定した事実がある。中国側として中華民国に返せという中に当然入るのではないかという理解は成り立ち、それを否定するものではない」と語った。 鳩山氏はフォーラム出席後、記者団に対し、尖閣諸島は日中が国交正常化した「約40年前に棚上げしようと決めた」と述べ、日本政府が否定する領有権の棚上げがあったとの認識を示した。 【関連記事】 〔写真特集〕宰相の系譜~明治・大正から現在~ 〔写真特集〕失言の迷宮 〔写真特集〕眠る? 国会議員 「鳩山氏は猛省を」=細野民主幹事長 尖閣めぐり鳩山元首相が「失言」=菅官房長官「許せない」 最終更新 6月27日(木)22時14分 鳩山氏が「私の任期は短すぎた」、安倍政権のアジア軽視路線を「間違っている」と批判―中国紙|新華社日本語経済ニュース-XINHUA.JP - ttp //www.xinhua.jp/socioeconomy/economic_exchange/351758/ +記事コピペ収納 鳩山氏が「私の任期は短すぎた」、安倍政権のアジア軽視路線を「間違っている」と批判―中国紙 2013年06月28日 鳩山由紀夫元首相が27日、北京の清華大学で開幕した第2回ワールド・ピース・フォーラム(WPF)での講演で、安倍政権のアジア軽視路線は誤っているとの認識を示した。27日付で第一財経日報(電子版)が伝えた。 鳩山氏は講演で、「残念ながら任期が短すぎて、『東アジア共同体』構想を推進する時間がなかった」とした上で、「安倍政権は東アジアに関する政策を進める際、米国の意見を考慮しすぎる」と述べた。 安倍首相が推進する経済政策「アベノミクス」については、「国民の期待はかなり高い。だが、こうした雰囲気も長く続かないと思う。株価も海外投資家が空売りすれば、恐らく下落する。選挙での勝利も、安倍氏の主張の正しさが証明されたのではなく、単に民主党が弱すぎるだけだ」との見解を示した。 また、「日本は中国に(GDPで)追い抜かれてから、“負けず嫌い”な傾向が出てきた。これが右傾化につながっている。とても心配だ」との懸念を示した。 鳩山氏は今年1月、江蘇省の南京大虐殺記念館を訪問し、当時の日本兵が犯した罪を「謝罪」したほか、釣魚島(日本名:尖閣諸島)問題でも中国の主張に理解を示す発言をし、日本メディアから「国賊」呼ばわりされたこともある 訪中前の同紙のインタビューでも、「安倍政権のアジア軽視路線は根本から間違っている」と批判していた。 また、釣魚島(尖閣諸島)問題で日本政府が「領有権争いは存在しない」との立場を貫いていることに対し、「完全に中国側の主張を無視した一種の挑発行為。問題の解決にはつながらない」との批判も。 インタビューではこのほか、中米日の3カ国関係について、「日本は米中が『新型大国関係』を構築することに嫉妬すべきではない」と指摘した。 (編集翻訳 小豆沢紀子) 児童3人切りつけ 身柄確保の男逮捕 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015661971000.html +記事コピペ収納 児童3人切りつけ 身柄確保の男逮捕 6月28日 19時12分 28日午後、東京・練馬区の小学校の正門の近くで、下校途中の1年生の児童3人が男に刃物で切りつけられ、首などに軽いけがをしました。 男は車で逃走しましたが、埼玉県内で身柄を確保され、警視庁は銃刀法違反の疑いで逮捕しました。 逮捕されたのは現場近くに住む47歳の男で、事件について「知らない」などと話しているということです。 28日午後1時40分ごろ、東京・練馬区大泉町の区立大泉第一小学校の正門近くの路上で、下校途中だった1年生の児童3人が男に刃物で切りつけられました。 警視庁などによりますと、けがをした3人のうち、2人は6歳で、ともに首に切り傷を負ったほか、もう1人は7歳で、右ひじに切り傷を負ったということですが、程度は軽いということです。 男は車から降りたあと、信号待ちをしていた子どもたちに向かって無言のまま刃物を振り回したということです。 事件後、男は車に乗り込んで埼玉県方向に逃走したため、警視庁や埼玉県警が行方を捜査していましたが、およそ50分後に、警戒に当たっていた警察官が10キロほど離れた埼玉県三芳町にあるコンビニエンスストアの近くで、現場から逃走した青い車を発見し、運転していた男の身柄を確保しました。 身柄を確保されたのは現場近くに住む職業不詳の47歳の男で、車内から刃渡り9センチの果物ナイフが見つかったことから、警視庁は銃刀法違反の疑いで逮捕しました。 警視庁によりますと、男は「私はナイフを2本持っていたが、悪いことには使っていない」と供述し、事件についても「知らない」などと話しているということです。 警視庁は傷害などの疑いで男を本格的に調べるとともに、取り調べに対する受け答えの状況などから、刑事責任能力があるかどうも調べることにしています。 遠隔操作事件で男を追起訴 捜査終結 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015671131000.html +記事コピペ収納 遠隔操作事件で男を追起訴 捜査終結 6月28日 22時8分 パソコンの遠隔操作事件で東京地方検察庁は、すでに3度にわたって起訴されている男が、他人のパソコンから横浜市のホームページに小学校への襲撃を予告する書き込みを投稿したなどとして、威力業務妨害などの罪で追起訴し、一連の事件に対する捜査を終えました。 男は一貫して事件への関与を否定しています。 追起訴されたのは、東京・江東区のインターネット関連会社の元社員片山祐輔被告(31)で、28日朝、留置先の東京湾岸警察署から東京拘置所に身柄を移されました。 起訴状によりますと、片山被告は去年6月、インターネットの掲示板に記載された特定のアドレスをクリックすると書き込みが投稿される仕掛けを使って、男子大学生のパソコンから横浜市のホームページに「市内の小学校を襲撃する」という内容の書き込みを投稿したとして、威力業務妨害の罪に問われています。 また、一連の事件で使われた遠隔操作ウイルスを去年7月から9月にかけて、誤認逮捕された男性3人を含む合わせて6人のパソコンに感染させたなどとして、不正指令電磁的記録供用などの罪でも起訴されました。 起訴は、これで4回目で東京地検は、一連の遠隔操作事件に対する捜査を終結しました。 東京地検は「4人が誤って逮捕された事件なので、片山被告も遠隔操作されていないか慎重に捜査したうえで、犯人だと判断した。誤認逮捕した当時は、警察も検察もサイバー犯罪への知識や経験が不足していた。今後は、今回の捜査で蓄積したノウハウを生かしていきたい」としています。 一方、片山被告は起訴されたいずれの事件についても「全く身に覚えがない」などと一貫して関与を否定しています。 弁護団「事件の全貌示されず」 被告の弁護団は28日夜、会見を開き、この中で佐藤博史弁護士は「捜査が終わった以上、検察は今後具体的な証拠を速やかに明らかにすべきだ。また、裁判所もスピードを上げて手続きを進めてほしい」と述べました。 また、弁護団は一連の事件について、検察から犯人の行動などをまとめた記録が提出されたことを明らかにしましたが、「書面を読んでも事件の全貌は示されておらず、なぜ被告が犯人とみなされているのか、根拠が全く分からない」と批判しました。 東電 賠償未請求者に働きかけ NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015670771000.html +記事コピペ収納 東電 賠償未請求者に働きかけ 6月28日 22時8分 原発事故で避難指示や屋内にとどまる指示が出された福島県内の16万人のうち、1万1000人余りが避難に伴う損害などの賠償の手続きを行っていないことから、東京電力は来月からまだ手続きを行っていない人に通知を送り、請求を促すことになりました。 これは28日、東京電力福島復興本社で開かれた会議で示されたものです。 福島第一原発の事故で避難指示などが出された住民に対する賠償を巡っては、東京電力に請求手続きを行っていない人が先月末の時点で全体の7%近くの1万1200人余りに上っています。 このため、東京電力では来月から、手続きの方法などを記載した通知を一人ひとりに送ることにしています。 賠償請求の時効は、法律で3年と定められていて、請求が行われなければ、来年にも請求する権利を失う人が出てくるおそれがあります。 東京電力福島復興本社の石崎芳行代表は、「時効によって住民に不利益を与えるようなことにならないよう対応を検討していきたい」と話しています。 一方、避難区域の田畑や山林の賠償について、東京電力は、近く、賠償額の算定基準をまとめ、田畑については8月、山林については9月をめどに請求の受け付けを始める方針を明らかにしました。 大けがさせた元Jリーガー有罪 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015670791000.html +記事コピペ収納 大けがさせた元Jリーガー有罪 6月28日 22時8分 岐阜県大垣市のサッカークラブで、中学生の選手を蹴って大けがをさせたとして、傷害の罪に問われた元Jリーガーの元コーチに、岐阜地方裁判所は執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。 元Jリーガーで、大垣市のサッカークラブでコーチを務めていた西脇良平被告(33)はことし4月、合宿中に中学2年生の男子選手を蹴って両腕の骨を折る大けがをさせたとして傷害の罪に問われました。 これまでの裁判で、被告側は起訴された内容を認めたうえで、指導の一環の体罰だったとして執行猶予の付いた判決を求め、検察は懲役1年6か月を求刑していました。 28日の判決で岐阜地方裁判所の小嶋順平裁判官は「被告は痛みをもって指導するという誤った考えで、日頃から暴行を繰り返しており、被害者が受けた苦痛は肉体的にも精神的にも大きい。一方で深く反省し、被害者への相当額の賠償も見込まれる」などとして、西脇被告に懲役1年6か月、執行猶予3年を言い渡しました。 判決のあと、被害者の父親は弁護士を通じて「これまでの体罰について真摯(しんし)に反省し、新たな人生のなかで更生していくことを望んでいます」というコメントを出しました。 一方、西脇元コーチは「判決を厳粛に受け止め、被害者と話し合いながら償っていきたい」と話していました。 高校生「消しゴムぶつけられ頭に来た」 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015648271000.html +記事コピペ収納 高校生「消しゴムぶつけられ頭に来た」 6月28日 4時12分 27日、千葉県習志野市の高校で、2年生の男子生徒が同じクラスの生徒をナイフのようなもので刺して大けがをさせたとして逮捕された事件で、男子生徒は「授業中に後ろからちぎった消しゴムをぶつけられ、頭に来て刺した」などと供述していることが分かり、警察は詳しいいきさつなどを調べることにしています。 27日、習志野市の市立習志野高校の2階の教室で、16歳の2年生の男子生徒が休み時間に同じクラスの男子生徒をナイフのようなもので刺して逃げ、およそ6時間後、千葉市内の路上で身柄を確保され、殺人未遂の疑いで逮捕されました。 刺された生徒は左胸などに大けがをして病院で手当てを受けていますが、命に別状はないということです。 警察によりますと男子生徒は身柄を確保された時、凶器とみられる多機能ナイフを持っていたということです。 調べに対し、「授業中に後ろからちぎった消しゴムをぶつけられ、頭に来て刺した」などと供述しているということで、警察は男子生徒からさらに話を聴き、詳しいいきさつなどを調べることにしています。 また事件のあと、高校からおよそ7キロ離れた千葉市内で、若い男がタクシーの運転手に刃物を突きつけ、代金を払わずに逃げた強盗事件についても学校から逃げた男子生徒が関わった疑いが強いとみて調べています。 中2生徒自殺 同級生を家裁送致 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015670021000.html +記事コピペ収納 中2生徒自殺 同級生を家裁送致 6月28日 20時3分 ことし4月、神奈川県湯河原町で、中学2年の男子生徒が自殺した問題で、児童相談所は男子生徒に暴行を加えていたとして補導され、児童相談所に送られていた同級生3人のうち2人について、28日、家庭裁判所に送りました。 家庭裁判所に送られたのは、いずれも湯河原町の中学校に通う13歳の男子生徒2人です。 湯河原町の中学校では、ことし4月、2年生の男子生徒が自宅で自殺しているのが見つかり、警察は1年生だったことし2月下旬に、同級生3人が男子生徒の体を押さえつけ、紙を丸めて作った棒で背中などを複数回たたく暴行を加えていたとして、暴行の非行事実で3人を補導し、児童相談所に送るとともに、去年夏以降にほかにも5件の暴行を加えていたとして、追送致していました。 児童相談所は、非行事実や生活環境などを調査した結果、このうち2人ついて、家庭裁判所で詳しく調べる必要があるとして、28日、横浜家庭裁判所小田原支部に送りました。 残る同級生1人についても引き続き調査を進めています。 家庭裁判所は、2人について2週間の観護措置とし、今後、詳しいいきさつなどを調べ事情を聴くなどしたうえで、少年審判を開くかどうか判断することにしています。 通行人ら刺した元組員を起訴 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015672341000.html +記事コピペ収納 通行人ら刺した元組員を起訴 6月28日 22時8分 ことし3月、東京・江東区の駅前で、通行人ら4人が刃物で刺された事件で、逮捕された元暴力団員の男について、東京地方検察庁は専門家による精神鑑定の結果、刑事責任を問えると判断し、殺人未遂などの罪で起訴しました。 起訴されたのは、東京・江東区の元暴力団員、川村保被告(49)です。 起訴状によりますと、川村被告はことし3月、東京・江東区の東京メトロ東西線東陽町駅の前で、通行人の男性ら4人を刃物で刺し、けがをさせたとして殺人未遂などの罪に問われています。 犯行に使われた刃物は2本で、いずれも刃渡りが16センチ以上あったということです。 東京地方検察庁は、ことし4月から2か月余りにわたって専門家による精神鑑定を行った結果、刑事責任を問えると判断し、28日、川村被告を起訴しました。 警視庁によりますと、「人を刺そうと思った。誰でもよかった」などと供述しているということです。 盗品買い取り問題でルール強化 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015668161000.html +記事コピペ収納 盗品買い取り問題でルール強化 6月28日 19時12分 少年による万引きの背景の一つとされる中古品買い取り業者への盗まれた品物の売却を防ごうと、業界団体が、買い取りの際の確認方法などのルールを厳格化し、この秋から全国で実施することを決めました。 少年が万引きした商品の買い取りを巡っては、おととし、高校生が持ち込んだ万引きしたCDなどを、盗んだ品という疑いがあったのに買い取ったなどとして、大手チェーンの東京の店舗が営業停止などの行政処分を受け、その後も別の業者で不正な買い取りが相次いで明らかになりました。 こうした不正な買い取りが、少年が換金目的で商品を万引きする背景の一つとされることから、全国2000店の買い取り店などで作る業界団体は28日、警視庁で会議を開き、少年が持ち込む商品を買い取る際のルールを厳格化することを決めました。 それによりますと、これまでは、商品を持ち込む客が小学生以下の場合、保護者の同伴を買い取りの条件にしていましたが、この年齢を中学生以下にまで引き上げます。 また、18歳未満の場合には保護者の同意書の提出を求めたうえで保護者に電話して内容の確認を徹底することにしています。 さらに、団体に加盟している大手チェーン3社は、保護者の同伴を求める年齢をさらに引き上げて18歳未満にするということです。 ルールの厳格化を巡っては、商品を持ち込む人が減るとして経営への影響を懸念する声も強かったということですが、業界団体や警察は少年に不正な売却をさせないことで万引きの防止につなげたいとしています。 業界団体の「日本テレビゲーム商業組合」の三輪浩司事務局長は、「大手の業者が万引きの商品を買い取るという恥ずべき事件があり、改善に取り組んだ。業界として大きな決断だが、少年の万引きの撲滅に向けた社会的責任があるので不退転の決意で取り組みたい」と話していました。 新たなルールはことし10月から、加盟する全国の店舗で実施されるということです。 年間200億円近い被害 書店や本の取り次ぎ業者などで作る団体によりますと、万引きの被害は、本だけでも、全国で年間200億円近くに上るとみられています。 最近では、1巻から最新刊まで数十冊のマンガを一度に盗んだり高価な専門書を盗んだりするなど換金が目的とみられる万引きが増えているということです。 店側では、防犯カメラを設置したり、警備員を巡回させたりするなどの対応に迫られ、都内の複数の店舗では、平均して1000万円前後の費用がかかっているということです。 全国展開をしている大手書店チェーンのこの店舗では、万引きの対策をとっても年間で数千万円分の被害が出ているということです。 店員の松下恒夫さんは「カメラなどの機械警備や人員を配置しての巡回など、被害金額に加えてそういう費用がかかるので、経営には打撃で、死活問題だと思っています。怒りもありますが、やるせないです」と話しています。 買い取り前の確認 本やCD、それにゲームソフトなどの中古品の買い取り店では、万引きなどで盗まれた品物が持ち込まれないよう、買い取る前に確認をしています。 未開封の新品でないかどうかや、同じ商品が複数含まれていないかなどで、これらがあると、盗まれた品物であるケースが多いからだということです。 買い取りを決めた場合には、持ち込んだ客の住所や名前、生年月日を書類に記入してもらい免許証や学生証で本人かどうかの確認を行います。 業界団体に加盟する店では現在、客が小学生以下の場合は保護者と一緒の来店を求め、18歳未満の場合には中古品を売ることへの保護者の同意書を提出してもらいその内容を電話で確認することになっています。 しかし、業界団体の側でも、こうした確認が厳密に行われず、少年による万引きの背景の一つになっているとしています。 複数の業者によりますと、18歳未満の少年からの買い取りは全体の10%前後を占めているということです。 高額買い取りが一因か 業者の中には、人気の高い商品を新品価格の9割近くで買い取るところもありますが、こうした高額な買い取りが換金目的の万引きにつながっているという指摘もあります。 中古品の買い取り業者の男性は「それさえ持っていけばお金が手に入るという、賞金首というか、ゲーム感覚で盗むということに結びついてしまっている」と話しています。 過去に万引きを繰り返し、盗んだ品物を売っていた元少年は、高額買い取りのチラシに載っているDVDやゲームソフトを狙っていたといいます。 元少年は「高価買い取りのチラシにはいくらで売れるという金額が出ていて、それを違う店で盗んで売れば1個でも大きな金額になる。盗んだ品を持ち込んでいるとうすうす感づいていた店もあったが、暗黙の了解のように売ることができていた」と話しています。 拉致の可能性ある不明者 HP掲載 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015652911000.html +記事コピペ収納 拉致の可能性ある不明者 HP掲載 6月28日 11時26分 政府が認定した拉致被害者とは別に北朝鮮によって拉致された可能性を排除できないとして警察が捜査や調査を行っている860人余りの行方不明者について、警察庁は広く情報を集めるため、顔写真や行方不明になった状況などを全国の警察のホームページに掲載することを決めました。 全国の警察は、政府が認定した17人の拉致被害者を含む13の事件について捜査を進め、これまでに北朝鮮の元工作員ら11人を国際手配していますが、このほか拉致の可能性を排除できないとして、合わせて864人の行方不明者を捜査や調査の対象としています。 しかし、30年以上前に行方不明になった人が半数を超えるなど手がかりが少なくなっているとして、警察庁は広く情報を集めるため、不明者の▽顔写真や▽住所、年齢、職業などの情報、それに▽行方不明になった状況などを各地の警察本部のホームページに掲載することを決めました。 まずは家族から了解が得られた169人について28日から掲載を始め、ほかの不明者についても家族の了解が得られしだい、順次、掲載していくということです。 拉致の可能性を排除できない行方不明者を巡っては、各地の警察が今後、北朝鮮から拉致被害者に関する資料の提供があった場合などに備えて本人や家族のDNAの採取を進めています。 警察庁はどんなささいな情報でも提供してほしいと呼びかけています。 「尖閣棚上げで首脳会談」示唆 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015674021000.html +記事コピペ収納 「尖閣棚上げで首脳会談」示唆 6月28日 23時2分 安倍総理大臣は、インターネット上の番組の公開討論会で、沖縄県の尖閣諸島を巡る問題に関連し、「中国側は『一定の条件をのまなければ首脳会談をしない』と言ってきている」と述べ、中国側が領有権問題の棚上げを首脳会談の条件としていることを示唆しました。 この中で、安倍総理大臣は、中国との関係について、「日本と中国は切っても切れない関係だ。だからこそ、さまざまな問題があったとしても、首脳会談や首脳どうしの交流がとても大切で、『日本のドアは常に開いている』と言っている」と述べました。 そのうえで、安倍総理大臣は、「中国側は、『尖閣の問題について、ある一定の条件を日本がのまなければ首脳会談をしない』と言ってきている。『それは間違ってますよ』ということを、われわれは言い続けている。何が何でも首脳会談をやろうとして、こちらが国益を削っていくのは間違っている」と述べました。 中国の習近平国家主席は、先の米中首脳会談で、アメリカのオバマ大統領に対して、「日本に尖閣諸島の領有権問題の棚上げを求めている」と説明したことなどから、安倍総理大臣のこの発言は、中国側が領有権問題の棚上げを首脳会談に応じる条件としていることを示唆したものとみられます。 海江田代表 鳩山氏の尖閣発言に不快感 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015670881000.html +記事コピペ収納 海江田代表 鳩山氏の尖閣発言に不快感 6月28日 22時8分 民主党の海江田代表は、東京都内で記者団に対し、鳩山元総理大臣が訪問先の中国で、沖縄県の尖閣諸島について、「日本が盗んだと中国側が考えるということも当然あると思う」などと発言したことに、不快感を示しました。 鳩山元総理大臣は、27日、訪問先の中国・北京で開かれたフォーラムで、沖縄県の尖閣諸島について「日本が盗んだと中国側が考えるということも当然あると思う」などと日本政府の立場と異なる発言をしました。 これについて、民主党の海江田代表は東京・大田区で、記者団に対し「鳩山氏の発言は、もちろん民主党の考え方ではない。民主党は、従来から尖閣諸島は日本固有の領土だという立場だ」と述べました。 そのうえで、海江田氏は「鳩山氏は、今は民主党も離れて1人の民間人ではあるが、総理大臣を経験したわけであり、立場をわきまえた発言をお願いしたい」と述べ、不快感を示しました。 首相 ねじれ国会の解消へ決意示す NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015670871000.html +記事コピペ収納 首相 ねじれ国会の解消へ決意示す 6月28日 22時8分 安倍総理大臣は、大阪・豊中市で記者団に対し、来月4日に公示される参議院選挙について、「チャレンジャーとしての緊張感を持って臨まなければならない」と述べ、ねじれ国会の解消に向けた決意を重ねて示しました。 この中で、安倍総理大臣は来月4日に公示、21日に投票が行われる参議院選挙について、「チャレンジャーとしての緊張感を持って臨まなければならないし、この思いを党全体で共有して、前に進んでいかなければならない」と述べました。 そのうえで、安倍総理大臣は「国会のねじれを解消し、政治を安定させて、しっかりと経済の再生を進めていくことがわれわれの使命だ」と述べ、ねじれ国会の解消に向けた決意を重ねて示しました。 山口代表 原発輸出は慎重に検討を NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015671031000.html +記事コピペ収納 山口代表 原発輸出は慎重に検討を 6月28日 21時6分 公明党の山口代表は、東京都内でNHKの取材に対し、日本の原子力関連技術の輸出については、東京電力福島第一原子力発電所の事故で多くの人が避難生活を続けている現状などを踏まえ、慎重に検討すべきだという考えを示しました。 安倍総理大臣は、日本の原子力関連技術の輸出を積極的に推し進める方針で、先月、インドのシン首相との会談で、輸出を可能にするための「原子力協定」の早期締結に向けた交渉を加速させることで一致したほか、トルコやUAE=アラブ首長国連邦との間では協定を締結することで合意しています。これについて、山口代表はNHKの取材に対し、「外国政府が日本の優れた技術や厳格な安全基準を必要とすれば輸出の判断は否定されるものではないが、政府が積極的に売り歩くことは国民の理解を得られない」と指摘しました。 そのうえで、山口氏は「過酷な事故で、今なお避難生活を余儀なくされている人が大勢いるなかで、日本の原発を輸出することは多面的な検討と慎重な配慮が必要だ」と述べ、日本の原子力関連技術の輸出については、原発事故で多くの人が避難生活を続けている現状などを踏まえ、慎重に検討すべきだという考えを示しました。 時事ドットコム:舌戦・参院選(28日)【13参院選】 ttp //www.jiji.com/jc/c?g=pol_30 k=2013062800894 +記事コピペ収納 舌戦・参院選(28日)【13参院選】 ◇徹底的に勝つ ▼自民党・石破茂幹事長(長崎県諫早市で講演) (2009年に)民主党政権なぞになったのは、自民党に反省すべき点がたくさんあったからだ。私たちは前の自民党を乗り越える。参院選は徹底的に戦い、徹底的に勝利を得たい。東京都議選は全員当選だ。都民がどれだけわが政権に期待しているか。われわれは日本国民の期待に応えなければならない。 ◇民主が重要法案パーに ▼自民党・麻生太郎副総理兼財務・金融相(札幌市で講演) 安倍晋三首相問責決議が出て法案がパーになった。(民主党は)考えられないような(重要な)ものをパーにして、自分たちのメンツにこだわった。3年も与党を経験して何も習わなかったのかと言いたくなる。こういう状態を二度と起こしてはいけないので、勝たないといけない。 ◇異次元緩和は的外れ ▼民主党・野田佳彦前首相(神戸市内の集会であいさつ) 私は国家経営にばくちは要らないと思っている。(アベノミクスの)第1の矢、異次元の金融緩和は的を外れると思う。当たってもバズーカ砲ですから、的が壊れると思う。(2013/06/28-20 41) 自衛隊への破壊措置命令 終了 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015669931000.html +記事コピペ収納 自衛隊への破壊措置命令 終了 6月28日 20時3分 政府は、北朝鮮によるミサイルの発射に備えて、自衛隊に対して出していた「破壊措置命令」を終了し、各地に展開している地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」の迎撃態勢を解除することになりました。 政府は、北朝鮮が、弾道ミサイルの発射準備ともとれる動きを見せたことを受けて、ことし4月に、自衛隊に対して破壊措置命令を出し、東京・市ヶ谷の防衛省をはじめ各地に地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」を配備するなど、警戒を強めてきました。 こうしたなか、北朝鮮が日本海側にある基地からミサイル発射台を撤去したほか、対話に柔軟な姿勢を見せ始めたことなどから、政府は、ミサイルが直ちに発射される可能性は低くなったとして、「破壊措置命令」を終了することを決め、小野寺防衛大臣が28日午後、自衛隊に終了を命令しました。 これを受けて、自衛隊は、各地に展開している「PAC3」の迎撃態勢を解除することになりました。 TPP「年内の交渉妥結困難」 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015656031000.html +記事コピペ収納 TPP「年内の交渉妥結困難」 6月28日 12時57分 TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉に参加しているシンガポールの担当閣僚は講演の中で、各国が目指している年内の交渉妥結は難しいという考えを明らかにしました。 TPPについて交渉に参加する各国は、ことし10月にインドネシアで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の場で首脳会談を開いて交渉をまとめ、年内の妥結を目指しています。 これについてシンガポールのリム・フンキャン貿易産業相は27日夜、シンガポールで講演を行い、「合理的には考えられない」と述べて、ことし10月に各国首脳が合意に至るのは難しいという考えを明らかにしました。 そのうえでリム貿易産業相は「10月に合意できなければ交渉は来年にずれ込み、再来年にまで及ぶかもしれない」と述べ、交渉が長期化する可能性もあるという認識を示しました。 TPP交渉は開始からすでに3年余りが経過していますが、「関税の撤廃」や「知的財産」などの分野で各国の利害が対立し、調整が難航しています。 日本は来月15日からマレーシアで開かれる18回目の交渉で、途中から参加できることになっています。 全体の交渉が遅れれば日本も主張を反映させやすくなるとの見方もあり、各国の間で交渉の進展をにらみながら駆け引きが行われるものとみられます。 韓国 対馬の仏像盗難で実刑判決 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015665071000.html +記事コピペ収納 韓国 対馬の仏像盗難で実刑判決 6月28日 17時40分 長崎県の神社や寺から文化財に指定されている仏像が盗まれて韓国に持ち込まれた事件で、韓国の裁判所は28日、実行犯らに実刑判決を言い渡しましたが、仏像が日本に返還されるめどは立っていません。 この事件は、去年10月、長崎県対馬市の神社や寺で朝鮮半島から伝来したとされる文化財が相次いで盗まれたもので、その後、韓国の警察が窃盗グループ7人を逮捕し、仏像2体を回収しました。 韓国中部のテジョン地方裁判所は28日、グループのうち犯行を計画した男1人に懲役4年、盗みの実行犯の男2人に懲役3年の実刑判決を言い渡しました。 回収された仏像は、海神神社から盗まれた国の重要文化財の「銅造如来立像」と観音寺から盗まれた長崎県の有形文化財の「観世音菩薩坐像」で、現在は韓国政府が保管しています。 このうち「観世音菩薩坐像」については、ことし2月、同じ裁判所の民事部が仏像をもともと所蔵していたという韓国の寺の主張を入れて、観音寺に渡った経緯が明らかになるまで、日本への返還を差し止める仮処分を決定しています。 日本政府は、国際条約に基づいて韓国政府に返還を求めていますが、28日の判決のあと、裁判所の広報官は「仮処分に対する反訴は行われていない」と述べて、韓国政府が対応を取っていないことを明らかにし、仏像が日本に返還されるめどは立っていません。 韓国大統領 中国指導部と会談 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015674271000.html +記事コピペ収納 韓国大統領 中国指導部と会談 6月28日 23時14分 中国を訪れている韓国のパク・クネ大統領は、27日の習近平国家主席との首脳会談に続いて、28日も李克強首相ら中国の指導部と相次いで会談し、両国の連携を一層、強化したいという姿勢を重ねて強調しました。 27日から国賓として中国を訪れている韓国のパク・クネ大統領は28日夕方、李克強首相と会談しました。 会談の詳しい内容はまだ明らかにされていませんが、パク大統領は、互いに相手国への投資を増やすことや、両国がそろって輸出主導型から内需主導型へと経済構造を転換させていくために、協力していくことなどを提案したものとみられます。 李首相もこれに賛意を示し、両国の連携を一層、強化することで一致したとみられます。 また、パク大統領は中国共産党の序列第3位で全人代=全国人民代表大会の張徳江委員長とも会談し、韓国の国会と全人代の交流をさらに進めていくべきだという考えを示しました。 一連の会談に先立ち、パク大統領は、中韓両国の企業関係者らが集まった会合であいさつし、「まず友達を作れば、ビジネスはうまくいく」という意味の中国のことわざを中国語で披露して、中国重視の姿勢をアピールしました。 中国側も、習主席が夫人とともにパク大統領を昼食に招くなど、手厚い歓迎ぶりを見せました。 中韓首脳 歴史認識巡り日本をけん制 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015648231000.html +記事コピペ収納 中韓首脳 歴史認識巡り日本をけん制 6月28日 4時12分 中国の習近平国家主席と韓国のパク・クネ大統領は、27日に北京で開かれた首脳会談で、北朝鮮の核問題の進展に向けて共同で対処する姿勢をアピールするとともに、歴史認識問題を巡りそろって日本をけん制しました。 27日から4日間の日程で国賓として中国を訪れている韓国のパク・クネ大統領は、北京で習近平国家主席と会談し、共同声明に署名しました。 声明の中で両首脳は、政府高官を含む交流をさらに進めることやFTA=自由貿易協定の締結を目指すことなど、両国関係の強化を確認しました。 また、最大の焦点だった北朝鮮の核問題については、深刻な脅威だという認識で一致したうえで、6か国協議の再開のため努力することで合意するなど、北朝鮮の核問題の進展に向けて共同で対処する姿勢をアピールしました。 さらに共同声明は、先に開催直前で中止となった韓国と北朝鮮の当局者どうしの会談が実現することに期待も示しました。 これを受け、今後、北朝鮮が核問題でどのような出方をするのか、また、南北が対話に向けて動き出すのかが注目されます。 一方、日本について、共同声明は、日中韓3か国の協力を進めていく重要性に触れると同時に、「最近、歴史問題でアジア域内の国家間の対立と不信が深まる不安定な状況に両国が憂慮を表明した」と指摘しました。 中韓両首脳は、名指しは避けながらも歴史認識問題を巡る日本への不信感を示したもので、そろって日本をけん制した形となりました。 新疆ウイグル 襲撃事件の死者35人に NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20130628/k10015648801000.html +記事コピペ収納 新疆ウイグル 襲撃事件の死者35人に 6月28日 7時24分 中国の新疆ウイグル自治区で26日に警察施設などが襲われた事件で、中国国営の新華社通信は、死者の数が合わせて35人に上ったと伝え、現地では当局が外国メディアの取材を厳しく規制して神経をとがらせています。 26日の朝、新疆ウイグル自治区のトルファン地区ピチャン県のルクチンで、警察や地元政府の施設などが襲われた事件について、中国国営の新華社通信は、市民や警察官ら24人と警察施設などを襲撃した11人の合わせて35人が死亡したと伝えました。 また、市民ら25人がけがをし、このうち4人は襲撃に加わったとして警察に拘束されたということです。 新疆ウイグル自治区では、ウイグル族が漢族との格差などに不満を募らせており、中国政府の発表によりますと、4年前の2009年7月にウルムチで起きた暴動ではおよそ200人が死亡しました。 今回の事件の死者数は、これまで明らかになっている中では、4年前の暴動以降最も多いものです。 新華社通信は、死亡した市民のうち16人はウイグル族で、現地は平穏になったと強調していますが、現地では当局が外国メディアの取材を厳しく規制し、神経をとがらせています。 【韓国の真実】韓国の売春従事者は推計189万人 韓国紙が伝える“先進大国”ぶり (1/2ページ) - 政治・社会 - ZAKZAK ttp //www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130627/frn1306270708000-n1.htm 名前 コメント ◇◆前へ/次へ/目次へ
https://w.atwiki.jp/anerowa/pages/53.html
命、その価値は ホクトが死んだ。 余りに呆気なく。 ボンという音と一緒に命が消えた。 ホクトだけじゃなかった。 他にも6つの音が。 つまりは七人逝ったという事。 「畜生……くそおおおおおおおおお」 ガンと地面に拳を殴りつける。 唯、咆哮が暗い暗い土をくりぬいたような洞窟に響く。 涼しい風が俺に当たる。 ジメッとした湿気が何となくイラつく。 俺――倉成武――は悔しかった。 何もできずに失った息子。 倉成ホクト。 俺には何時の間にか出来た子供。 本当にいつの間にかだった。 愛したつぐみを助けて一眠りをしたら。 17年たっていた。 ……悪い冗談のようだ。 でもそれは紛れも無い事実。 あの地獄のような7日間。 その間に俺は不老不死になった。 キュレイウィルスによって。 キュレイウィルス―――詳しくは俺も分からないが未知のウィルス。 感染したものはキュレイウィルスによって細胞を書き換えられ不老になる。 そして自然治癒力が上がり不死に近い状況になるらしい。 治癒力は怪我に関しては全治2ヶ月、元通りにに歩けるようになるまで更に数ヶ月を要するほどの重傷が1日で回復し、歩きまわれるようになってしまうほどだ。 そして副次的効果として運動能力の上昇もみられるらしい。 最も俺もよくは分からないが。 そのキュレイをもともとの感染者であった小町つぐみから感染してもらった。 生き残る為に。 そしてその7日間の間に俺はつぐみを好きになり屈折あったが結ばれた。 その時に出来た子供が二人。 ホクトと沙羅という双子。 まぁその後色々あって俺が目が醒ましてのは7日間を過ごしてから17年後。 気がつけば37歳でパパだ。 昨日まで20歳だったのに。 いや、心は20歳だ。 うん 本当ビックリだ。 それでもよかった。 あの地獄のようなサバイバルを終えやっと幸せな日々になると想ったんだから。 愛してるつぐみと子供たちと。 だけど。 奪われた。 殺し合いという名のふざけたゲームに。 ホクトとの命と共に。 悔しかった。 息子の死に何も出来なかった自分が。 悔しくて。 哀しくて。 だからこそ。 「壊してやる、こんなゲーム……命の重みを知らない奴らなんかに……絶対に負けてたまるか」 俺は。誓う。 この殺し合いを壊す事を。 主催者のいう通りになってたまるかと 命の大切さを知らない奴らに。 この参加者の命……絶対に上げるわけにはいかない。 それがホクトの死に何も出来なかった自分の償いになると信じて。 頑張ろうと。 俺はここで挫けるわけにはいかなかった。 ホクトは言った。 『パパ……ママ。頑張って。殺し合いなんかに負けないで。絶対に負けないで』 と。 俺は……死なない。 絶対に死なない。 絶対に負けない。 頑張ってみせる。 死んでたまるか。 「見てろ……ホクト。絶対勝ってみせる。生きてみせる」 なぁホクト。 俺は頑張るから。 絶対。 絶対死なない。 「……さて、行こう。まずはつぐみ、少年と合流しよう」 小町つぐみ、少年――桑古木涼権――。 愛する者と七日間を過ごし生き抜いた大切な仲間。 殺し合いに乗ってるわけがない。 だからとりあえずそいつらとの合流を。 「んーどっちを行こうか」 ランタンを掲げて道を照らす。 今俺がいるのは洞窟見たいな所。 一本道になっており長さは分からないが幅はかなりある。 前か後ろ、どっちに行こうか思案している時だった。 「きゃぁあああああ!?」 「!?」 前方の方から少女の叫びが聞こえたのは ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「……ぐす」 暗い暗い洞窟から少女の啜り泣きが響く。 少女は黒い制服を纏い灰色の髪をしていた。 髪に飾り付けられている碧のリボンがゆれる。 少女は少し怖くて泣いていた。 この状況が余りにも異質で。 彼女を照らす灯は手に持ったランタンと壁に取り付けられてる灯のみ。 光はそれしかなくて後は闇が支配するのみ。 その闇に少女は唯怯えた。 少女―――リセルシア・チェザリーニ―――はよくわからなかった。 突然広い場所に連れてこられて殺し合いをしろと綺麗な女の人が言った。 そして情報をまとめようとする内に沢山の人の首が飛んだ。 怖かった。 哀しかった。 沢山の人の死に。 そして気がつけばこんなくらい場所に。 名簿を見た。 そこには見知った名前が4つほど。 よく知ってる人と名前しか知らない人。 クリス・ヴェルテイン。 最近リセと仲良くしてくれる人。 不思議な人だった。 自分の唄に興味を示して近づいてくる。 人付き合いが苦手で離れるのについて来る彼がとても不思議でそしてリセにとって嬉しかった。 そのクリスまでいる。 彼がこの島に居ることがリセにとって嬉しいような哀しいような複雑な気分だった。 ファルシータ・フォーセット。 自分に良くしてくれる同じ学校の生徒会長。 同じ孤児院出身でとても利発的な人だった。 後はクリス伝いから聞いた名前のみ。 トルティニタ・フィーネ。 アーシノ・アルティエーレ。 よく知らないけど無事であるといいなと唯そう想った。 「……どうしよう」 溢れる涙を拭いながらもリセは考える。 いつまでも泣いてるわけにはいかないから。 恐怖はいつでも傍にある。 こんな命の危険を晒されることなどなかったけど。 それでも恐怖は日常からあったのだから。 哀しい事にリセルシア・チェザリーニは恐怖に慣れていた。 痛みに慣れていた。 リセは孤児であった。 それをフォルテールを扱える、その一点で拾われた。 有名な音楽家がであり今の父に。 父の教えは厳しくて。 失敗すると飛んでくる体罰。 怖かった。 痛かった。 それでも頑張った。 頑張って父に認められること。 それでも自分は父を愛してくれたから。 父が自分を愛してると想っているから。 リセは傷つきながらも生きていた。 だから、恐怖は慣れっこだった。 きっと……きっとその先に幸せがあると思って。 「……うん。大丈夫。大丈夫」 怖いと想う。 充満した死の臭い。 血の臭い。 今でも頭に残っている。 でもリセは生きなきゃと想う。 理不尽な死にたくなかった。 誰もが想うしにたくないという感情。 でもそれでも誰かを傷つけることなど考えたくなかった。 結局リセは優しい人間だから。 殺し合いという理不尽で哀しいものに参加するなんて考えたくなかった。 だからこそ小さな勇気を振り絞る。 この地獄の場所で生きようとするために。 「……まずはこの暗い所から出たいな」 よたよたと歩き始める。 彼女の体には不格好のディバックを持ちながら。 この絶望に満ちた場所で希望を見つけるために。 「……暗いなぁ」 それでも闇がリセの心を不安にさせる。 少しでも明るくさせようとランタンを掲げた瞬間。 「……ひゃぁ!?」 幽鬼の如く目の前に立っていた少女。 青い髪で端整な顔立ち。 白い服と黒のロングスカートを纏っていた。 彼女は目の前のリセを見つめ口を開く。 「貴方……」 「……ひゃい?」 リセはおどおどしながら口を開く。 まさか人がいると想ってから。 それにリセは人付き合いというのになれて居なかった。 リセはいつも孤独だったから。 級友から嫌悪されていつも一人。 リセが部屋に入ると皆が出て行ったり食事も独りだった。 いつも独りで。 だからつい戸惑う。 どう接せばいいかと。 そんなリセにかまうことなく少女は続ける 「……依人。森宮依人知ってる?」 「……貴方は?」 「森宮蒼乃。依人の姉」 そっけなく少女―――蒼乃は呟く。 リセを一瞥しつつただ返答待っていた。 リセは驚いてる自分の心を抑えながら返答をする。 「知りません……えと、私は蒼乃さんが始めてです」 「そう……」 それで会話は途切れる。 リセはえっとと口ごもりをしどう切り出そうかと。 貴方は何をしてるんですかと聞こうか。 それとも自己紹介をすべきかと。 いくつもの言葉が頭に浮かんでは消えていく。 思案し迷うリセを尻目に蒼乃はふぅといきをつきそして告げる。 「……じゃあ、死んで」 永遠の死を。 もう、必要なかったから。 森宮依人という彼女の全てを知らない少女は蒼乃にとって要らなかったから。 「え?」 リセが呟いた瞬間蒼乃は右手を挙げる。 その時何もない所から現れるは白くて薄いもの。 そして蒼乃が手を振った瞬間、それはリセに向かう。 そうそれは紙。 白く鋭い紙。 紙が舞いそしてリセの視界を覆った。 「きゃぁあああああ!?」 目の前の異常。 そして命の危険。 そのことに怯えたか、はたまた偶然か。 リセは咄嗟の判断で横に避ける。 だか一枚の紙が鋭くリセの頬を切り裂いた。 「あぅ……いたぃ」 頬から流れる紅い紅い血。 その頬を抑えながら恐怖に怯えながらも蒼乃を見つめる。 何故? どうして? そんな困惑がリセの頭を支配する。 「……何故ですか」 「依人の為……」 ストイックにそれだけを蒼乃は告げまた手を掲げる。 今度は仕留めるつもりで。 その行動に躊躇いもなかった。 目は唯冷静に。 「……そんなの」 それでもリセは想う。 依人がどんな存在かはリセには分からない。 でも大切なのだろうとだけは解る。 それはリセの勘も入っているけど。 何れ自分は死ぬだろう。 その事に恐怖を感じる。 だけど……それよりも。 この目の前の感情の起伏が薄い森宮蒼乃が。 どうしようもなく。 たまらなく。 「……哀しいですね……うん……哀しい」 「……何が」 「貴方が、森宮蒼乃さんが……哀しい」 哀しかった。 これからリセを殺すだろう。 そしてそれはこの人の業になるだろう。 それを蒼乃が重荷に感じるとは想わない。 だけどそれでも哀しかった。 蒼乃がその大切な人の為に業を背負うことが。 人殺しという業を。 大切な人を想うが余り。 決して赦されない業を背負うのが。 またその選択肢しか選べなかった蒼乃が。 リセにとって森宮蒼乃そのものが余りにも哀しいものだった。 自分の命が永遠に失われる事よりも。 自分が耐えがたい痛みに襲われる事よりも。 何よりも蒼乃の事が哀しくて可哀想だった。 結局の所、リセルシア・チェザリーニはどうしようもなく優しくて。 優しすぎて。 自分よりも他人のことを考えてしまう。 他人が悲しむのを考えてしまう。 とても、優しくて……そして誰よりも哀しい子だった。 「それがどうしたというの?……死になさい」 だけどその思いは蒼乃には届かない。 リセの悲しみや優しさは森宮蒼乃には絶対に届かない。 フワッと現れる3枚の紙。 それはリセに向かい鋭く向いていた。 「可哀想……」 願うくは森宮蒼乃の明日に希望を。 リセはそれを想い目をつぶる。 ―――紙は舞った。 「させるかぁあああああ!!!」 されどそれはリセの命を奪うなかった。 リセの眼前には一人の男。 手に持った華麗な装飾がされている剣。 それで紙を切り捨てていた。 濃い紺色の髪を持ち白に真ん中にラインが入ったTシャツとジーパンを纏う一見普通の男。 されど目には怒りと闘志を湛え蒼乃を睨む。 その男の名は倉成武。 息子を理不尽にうばれ尚も殺し合いに反逆するものだった。 そして誰よりも命の尊さを知る男。 その男が今、何の躊躇いもなく命を奪おうとしている少女を睨んでいた。 「てめぇ……何のつもりだ」 「……見たとおり」 「命がどんなに大切か解ってるのかよ! それを奪おうとするのかよ!」 「……それが?」 武の憤怒に蒼乃は涼しい顔で返す。 躊躇いなど要らない。 再び無数の紙を現し空に浮かべる。 邪魔が入ったがやることは変わらない。 「邪魔をするなら……倒すだけ」 紙は鋭い矢のような形に変質し武の方を向く。 蒼乃の手が振り下ろされればそのままむかえるように。 武は舌打ちしつつ後ろのリセに向かって言う。 リセは悲しい目を唯、蒼乃に向けて。 「俺は倉成武……危ないから下がってろ」 「え……はい。私はリセです……助けてもらって有難うございます……」 「気にすんな」 「……はい」 リセは一度礼をし後ろに下がっていく。 それを見届けるまもなく武を剣を構え唯蒼乃に向かっていく。 「俺は命を蔑ろにするやつを絶対に赦さない!」 目の前の蒼乃に唯吼え向かっていく。 殺し合いを止める為に。 しかしそれはただの蛮勇の様で。 「……」 何も語らず蒼乃は手を振り下ろす。 そして向かうは矢の如く鋭い紙。 それは一直線に武の下に。 「なっ!?……ぐぅ!?」 武は向かう紙を切り刻んでいくも全部を切ることができず、左肩、右足にに刺さっていく。 紙とは思えない鋭さで深く刺さっていた。 紙に紅い血が滲む。 それでも走りをとめない。 止まれば即ち死。 武だけではなくリセまでも。 「うぉおおおおおおおおおお!」 向かっていく。 唯蒼乃の元に。 命の重要さ知る武だからこそ。 絶対に赦すわけには行かない。 だが 「……終わり」 それでも蒼乃は武の想いなど知らない。 蒼乃は唯想うのは一つ。 依人と。 そして目の前の敵を殺すこと。 手を掲げた先にできるもの。 それは壁。 白い白い壁。 暗い暗い洞窟に唯、唯埋め尽くす白。 幾千の紙。 それが織り成す白い紙の壁だった。 「……依人」 蒼乃は唯、手を振り下ろす。 その合図と共に紙が唸りを上げた。 襲うは紙の嵐。 襲い狂う竜の如く。 圧倒的な質量を持って武に唸り向かい襲い掛かる。 無数の紙が。 「ぐがぁああああ!!!!!」 武はその圧倒的な紙の質量に押されその勢いで壁に叩きつけられる。 その威力は一撃で武の動きを封じた。 「……ゴホッ……ガハ……」 武は壁に叩きつけられたまま、ただうごめく。 体は無数の打撲を受けていた。 肋骨が折れたかもしれない。 それぐらいの叩き付けだった。 動こうにも体が動かない。 「……」 蒼乃はそれを一瞥すると紙で形成された剣を作り上げる。 剣は細く鋭いもの。 それをもち唯武に向かっていく。 止めを刺すために。 「……お前はそれでいいのかよ」 武が唯、言う。 何のためらいもなく殺そうとする蒼乃に向かって。 蒼乃がそれでいいのかと。 大切な人の為に殺すのがいいかと。 「……ええ」 剣を向け唯短く応える。 覚悟はした。 というよりもとより蒼乃はそうだ。 蒼乃の全ては依人だから。 剣が掲げる。 命を刈り取る為に。 武の胸に残るのは後悔。 救えなかった。 唯、それだけ。 願うくはリセが逃げ延びる事。 それを思いを死を受け入れようとする。 が 「「!?」」 武、蒼乃の二人が驚愕する。 予測してない出来事に。 「……させ……ない」 腕を目一杯広げて武と蒼乃の間に入ってきたリセ。 体は震え目には涙を湛え。 それでもここは通さないと言わんばかりに立ちはだかっていた。 「……何を?」 蒼乃はたまらず尋ねる。 まさか間に入ってくるとは思わなかった。 唯、リセの行動が不思議だった。 「……殺さないでください……この人を」 リセがいうのは懇願。 蒼乃はある意味呆れそしてまずこの少女からと剣を掲げる。 だけどそれは懇願ではなくて。 「変わりに……私の命だけ……で……」 「なっ!?」 「おい……リセ?」 取引だった。 武を助ける代わりにリセを殺すという。 簡単な取引。 けれどそれはあまりに哀しくて。 武も蒼乃も唯、驚愕するだけだった。 「嬉しかったんです……助けてくれて」 本当に嬉しそうに語る。 リセは嬉しくて。 誰も助けに来ないと思ったのに。 武が助けに来てくれて。 そのとこが堪らなくて嬉しくて。 だから、恩返しをしたかった。 だから助けようとした。 それが恩返しになると思って。 「蒼乃さん……だから私だけ殺してください」 リセは優しすぎて。 他者の事しか考えなくて。 最も大切な自分の命さえ簡単に投げ出してしまう。 ――哀しい子だった。 「……」 蒼乃は語らず。 唯、改めて剣を強く握って。 リセに剣を向けた。 リセは目をぎゅっとぎゅっと瞑って受け入れようとする。 怖い。 でもそれ以上に救えると思うと嬉しくて。 ただ、その時を待っていた。 (させるか!……させるか!……絶対にさせるかああああああああ!) 武は足掻く。 そんな哀しい運命、嫌だった。 自分のせいで誰かが命を散らすなんて絶対嫌だった。 体も動かせるようになってきた。 足掻く。 唯足掻く。 そして、少女を救う為に。 唯、唯足掻く。 デイバックに手にかけ弄る。 何か救えるものを。 絶対に救う為に。 そして取り出したもの。 「……っ!?……これなら!」 取り出したもの。 そして希望があると信じた瞬間。 「……カフッ」 リセは斬られていた。 袈裟懸け気味に。 蒼乃は何の躊躇いも無く。 唯、意志を持って切り裂いていた。 「う……あぁああああああああああああああああ!!!!!!!!」 武は絶望しかけるも止まらない。 そして取り出したものを投げつける。 その瞬間 「!?」 閃光が洞窟を支配した。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「……日の光ではなかった」 目が次第に慣れてきた蒼乃はただそう呟く。 弱点である日の光。 それではなかった。 一瞬それであると怯んでしまった。 (……あの子) リセとあの子の姿はもう無い。 あの男がリセを抱えて逃げていった。 何故だか追う気にはなれなかった。 あの少女の懇願。 自分は叶えようしたのだろうかと。 自問するも答えは返ってこない。 ただ、リセが一瞬誰かににている気がして。 何故だかわからなかったけど。 でも死んでしまうだろう。 自分が殺したのだから。 後悔もなかった。 「……依人」 思うは大切な弟。 同じく殺し合いの舞台に立っている依人。 彼がいる。 だから殺し合いに乗る。 今はとりあえず少しでも依人が生き残れる可能性を増やす為に。 もし……もし依人が死んでしまった時、優勝して元通りになる為に。 そのために殺し合いに乗った。 それだけだった。 思うは依人の事。 大切な弟の為に。 蒼乃は歩み始めた。 それが血塗れた道であろうと。 蒼乃には関係が無かった。 全ては愛すべき弟の為に。 それが蒼乃の全てだから 【E-2地下洞窟/1日目 深夜】 【森宮蒼乃@sola】 【装備:】 【所持品:支給品一式×1、不明支給品(0~3)】 【状態:健康】 【思考・行動】 基本方針:依人の為に殺し合いに乗る 1:依人の為に参加者を殺す。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「死なせるか! 絶対に死なせるか!」 武はリセを抱え地下の道を唯走っている。 武が投げたのは閃光弾。 それでめくまらましをし、リセを救った。 リセの傷は何故かそれほど深くは無かった。 一瞬の手加減があったのだろうか。 武には分からないけど。 それでも幸運だと思い走る。 容態は良くない。 近いうちにリセは死ぬだろう。 そんな事させたくなかった。 何としても。 荒い息。 少しづつ消えていく命の灯火。 それでも武は走る。 救う為に。 絶対に死なせたくないと。 唯走っていた。 ―――リセを救うとするなら……武のデイバックに入ってるキュレイウィルスが入っている注射器。 だがしかし、武は死ぬ事が無い永遠の命をリセに与える事はできるのだろうか? それは未だ誰も分からない――― 【E-1地下洞窟(神社で入り口寸前)/1日目 深夜】 【倉成武@Ever17 -the out of infinity-】 【装備:夜禍殺しの剣@sola】 【所持品:支給品一式×1、閃光弾×5、キュレイウィルス@Ever17 -the out of infinity-】 【状態:全身打撲、右肩、左足刺し傷】 【思考・行動】 基本方針:殺し合いを壊す 0:リセを助ける 1:殺し合いに乗らない 2:つぐみたちと合流 【リセルシア・チェザリーニ@シンフォニックレイン】 【装備:無し】 【所持品:支給品一式×1、不明支給品(1~3)】 【状態:大きな切り傷、出血多量、意識不明】 【思考・行動】 基本方針:殺し合いに乗らない 0:???? 【備考】 ※何もなければ数時間後死にます。 真っ暗な部屋とゴキっぽい妖精と何も知らない私。 <前 次> 闇と光。そして影の少年と向日葵の少女 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/3edk07nt/pages/234.html
―葉月の頃 その7― 【8月24日 湯屋】① 闇と虫の声に包まれていた山の夜が、ひっそりと明けゆく頃―― 翠星石もまた、夢を見た憶えのないまま、浅い眠りから覚めた。 開け放した障子の向こう、窓越しに仰ぎ見る東の空は、仄白い。 まだ未練がましく居残っている夜の部分さえも、もう淡い紫に色づいていた。 夏の夜明けは早いものながら、こんなに早起きしたのは、久しぶりだった。 空気のニオイとか、マクラや布団が違ったせいかも知れない。 ここ最近、翠星石がベッドを起き出すのは、午前8時を過ぎたくらい。 気温が上がって、暑苦しさに耐えかねた挙げ句に、仕方なく起きるのである。 (ん……いま、何時ですかぁ?) 時間を気にしながらも、翠星石は既に、二度寝モードに突入しかけていた。 抜けきらない眠気に一寸すら抗おうともせず、腫れぼったくて重たい瞼を瞑る。 いつもの調子で、ふぁ――と、大欠伸だって、したい放題。 それでも一応、時刻を確かめる意志は、失っていない。 横たわったまま、寝る前に外して枕元に置いた腕時計を、もそもそ手探りした。 二度、三度……右へ左へ腕を彷徨わせては、指を窄めることを繰り返す。 けれど、彼女の腕は空を切り、指先は悉く、畳を掻くだけだった。 そして、四度目の正直とばかりに、えいやっと大きく振り回した手は―― 時計ではなく、ナニか固いモノを、ぺち! と叩いていた。 (あっちゃぁ~…………やっべぇですぅ) 指先に絡んでくる、細やかな糸状のモノ。触感から、すぐに髪の毛だと理解する。 そして今更ながらに、同じ部屋に泊まっている娘たちの存在を思い出した。 蒼星石、雪華綺晶、薔薇水晶の三人のことを。 いま撲ってしまったのは、誰? 起こしてしまったかな? 少しの間、翠星石は身動きを止め、息を潜めたまま、様子を窺った。 ――すると、次の瞬間っ! ぱくんっ♪ 擬音語にするなら、こんな感じ。 突如として、親指を除く4指が、生温かく湿ったナニかに捕らえられていた。 ただでさえデリケートな翠星石の心臓はキュッと萎んで、身体が硬直した。 (いひぃいぃ――っ!? なな、なんなんですぅ!) 不意打ちに狼狽えた心臓が、カゴの中のリスみたいに、胸の奥でドキドキと暴れだす。 のたのた巡っていた血液は一気に加速され、暴走列車の如く、全身を循環していく。 それによって、まとわりついていた眠気と気怠さも、どこかに運び去られてしまった。 頚を軋ませ、焦りと驚きに見開かれた双眸を、腕の先に向けた翠星石は…… 鮮やかな白のイメージを纏った娘の、幸せそうな寝顔を見つけた。 雪華綺晶は可愛らしい口で、翠星石の指をパクッと銜えこんでいた。 しかも、彼女のナマ渇きの舌が、ねとねとと指先を舐めだしたから堪らない。 くすぐったいやら、気持ちいいやら、筆舌に尽くしがたい感覚だった。 暫くすると唾液が溢れ始めたのか、ちゃぷちゃぷとアヤシイ音まで漏れだした。 その音に誘われるように込みあげてくる、不思議な胸の高鳴り。この感じは、なに? 翠星石の背筋を、悪寒とも悦楽ともつかない震えが、ゾクゾクッと駆け抜けていく。 横になっているにも拘わらず、腰が抜けるような脱力感に襲われていた。 「ふわぁぁ……きらきーのお口の中、あったかいですぅ~」 ……なんて、思わず譫言を口にしたところで、翠星石は我に返った。 ほのぼのと快感に酔いしれている場合ではない。隣には、蒼星石も寝ているのだ。 こんな場面を見られては、あらぬ誤解を受けて、またぞろ面倒なコトになろう。 それは困るとばかりに、翠星石が手を引き抜こうとした折りも折―― いきなりガブッと、たべごろマンマ! 「ひぎっ?!」 咄嗟に空いている方の手で口を押さえて、迸りかけた絶叫を喉元に留めた。 それでも、半端ない激痛に、ブワッと涌きあがってくる涙は止めようもない。 前歯でガッチリかぶりつかれているから、無理に引っ張ったらケガをする。 かと言って、このまま放置していても、大ケガは必至。 そこで、翠星石が採った緊急手段は―― (こうなったら…………くらいやがれですぅ!) 困ったときのハムラビ法典。歯には歯を、ガブッとやられたら、ガブッと。 カタツムリのように布団から半身を乗り出し、雪華綺晶の首筋に顔を近付けると、 翠星石は、芳香を放つ髪の間に表れている彼女の耳に、かぷりと噛みついた。 窮余の一策のハズが、意外にも効果覿面。雪華綺晶は鼻にかかった甘い声を上げた。 僅かでも口が開いたこの隙を逃さず、翠星石は、サッと手を引っこ抜く。 そして、雪華綺晶が完全に目を覚ましてしまう前に、彼女の耳を解放した。 幸いにも、彼女は「やめちゃらめぇ~」と、呂律の回らぬアヤシイ寝言を呟いただけで、 スヤスヤと眠りの世界に戻っていった。 (ひぃぃ、いったぁぁい。もうっ! 私の指は、ソーセージじゃねぇですよっ) 唾液まみれの指には、くっきりと歯形が残っていた。微かに、血も滲んでいる。 涙で曇った瞳で、暢気に寝息をたてている雪華綺晶をジトっと睨めつけながら、 翠星石は噛まれて出血した箇所を、ちろ……っと舌先でなぞった。 そして、ふと雪華綺晶のヨダレも舐めたことに気付いて、トマトみたいに赤面した。 あたふた慌てながら、誤魔化すように枕元の腕時計を摘みあげ、針の位置を読む。 時刻は、5時を少し過ぎたところだった。 いくらなんでも、起きるには早すぎる。もう一度、寝直そうか。 そう思ったが、雪華綺晶のせいで、眠気はカンペキに吹っ飛んでいた。 優雅に朝風呂を満喫するのも良さそうだけれど、ここで人見知りスキル発動。 たった独りで行くのは不安で、考えたそばから、気が引けてしまった。 (しゃーねぇです。早起きは三文の得って言いますしぃ…… 折角だから、誰か叩き起こして、散歩に付き合わせるですよ) こういった場合、蒼星石に白羽の矢が立つのが、いつものパターンだ。 通例に倣い、翠星石は、隣に敷かれた布団に顔を向けた。 ――が、そこに、蒼星石は眠っていなかった。 試みに手を差し入れてみると、布団の中は、まだ温かい。 出ていって間もないようだ。トイレにでも行ったのだろうか? (起こす手間が省けたですね。廊下で待ってりゃ、逢えるハズですぅ) なるべく物音を立てないように、翠星石は布団を抜け出した。 幽かな衣擦れに、雪華綺晶が小さく呻いたが、目を覚ますには至らない。 薔薇水晶に至っては、眼帯が額までズリ上がっているばかりか、 浴衣の胸元がはだけているのに、起きる気配がなかった。 「寝相の悪いヤツですぅ。ほれ……そんな格好してると、風邪ひくですよ」 翠星石は試みに、露わになった薔薇水晶の胸の桃色ボタンを、ぷに……と押してみた。 しかし、覚醒しない。ならばと、ボタンを軽く摘んで引っ張ってみたが、効果なし。 そこでモヤモヤと脳裏に浮かんでくる、第三の選択肢は―― ┏━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 1:【スイッチぽん!】 ┃ ┃ 2:【押してダメなら引いてみな】┃ ┃⇒3:【吸ってみる】 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━┛ 自分で考えておきながら、かぁっと赤面した翠星石は、ぶんぶんと頭を振った。 いくら起こすためのイタズラでも、そこまでは出来ようハズもない。 もう知らんです。翠星石は、薔薇水晶をそのままにして、窓際へと移った。 眠りこける二人を余所に、洗面所の鏡を見ながら、長い髪にブラシを入れる。 翠星石は、身だしなみを整えながら、意外に空気がヒンヤリしてるなと思った。 顔を洗うために触れた水も、室内の蛇口だというのに、まるで氷水だ。 ただ立っているだけで、浴衣からはみ出した二の腕や足先から、体温が奪われてゆく。 ここですら肌寒く感じるのだから、夜中、宿の外は、かなり冷え込んだろう。 「そう言えば……あいつ、平気ですかねぇ」 ブルッと身震いして、両腕を掻き抱いた翠星石は、ある人物を思い浮かべた。 あいつ――とは、他でもない。メンバー唯一の男性、桜田ジュンその人だ。 彼は昨夜、みっちゃんの車に宿の布団を運び込み、車泊したのである。 夏休みシーズンということもあり、予約を取れたのは、和室が3部屋だけだった。 倫理的な観点からすれば、ジュンが一部屋を専有することになる。 となると、女性陣は残る二部屋に、5人と6人で分かれなければいけない計算だ。 部屋の広さ的に見て、5人の雑魚寝が、いっぱいいっぱい。 6人だと、誰かが押入で寝なくてはいけなかった。 最善策としては、3部屋に4人ずつ泊まること。 これならば、きちんと布団を敷いて、のびのびと眠れる。 問題があるとすれば、誰か3人が、ジュンと相部屋になることだ。 だからと言って、女の子たちが多数決により、車泊を強要したのではない。 それどころか、彼と同室になることを、密かに期待している娘も居たほどだ。 ジュンも薄々、その雰囲気を察していたのだろう。 後に禍根を残さないため、敢えて、災いの芽を摘む選択をしたまでだった。 「今頃、布団にくるまって、ガタガタ震えてるかも知れねぇですね。 温かい飲み物でも手みやげに、いっちょ様子を見に行ってやるかですぅ~」 翠星石は足音を忍ばせて、そそくさと部屋を出た。 彼が夜気に凍えているようなら、温泉に誘ってみるも良し。 まだ眠っていたら、そっと布団に潜り込んで、二度寝してみるのも一興かも。 ああ、でも……添い寝なんかして、襲われちゃったら……どうしよう? やおら湧いたヘンな妄想が、翠星石の胸をざわつかせた。 ジュンは、そんなコトしない。と言うか、襲ったりする度胸はないだろう。 ――とは思うのだけれど……彼を信じてはいるけれど、やはり……少し怖い。 だが、ココロのどこかでは、そうなることを望んでいるのかも知れない。 でなかったら、こんなご都合バリバリ急展開を、はしたなく期待しやしないだろう。 「わ、私…………やっぱり……今でも、あんな、へっぽこぽこのすけを――」 一度は、想いを伝えた。青い感情を燃えたたせて、胸を焦がしもした。 それは叶わなかったけれど、だからと言って、想いの全てを捨て去るなんて無理。 だって、本気だったから。 誰もが一度は経験する、通過儀礼的な恋愛ゴッコなんかじゃなかったから。 だからこそ、小さな恋の芽は今も、翠星石の胸の中で枯れずに残っていた。 とにかく、行動してみよう。結果を欲するなら、そうするより他にない。 恋愛にカンニングペーパーなど無いのだから、答えを導くには計算式が必要だ。 そう思って、いつになく積極的な心持ちに、翠星石自身ですら戸惑いを覚えた。 何も変わらないかも知れない。あるいは、また傷つくだけかも知れない。 だけど……それでも、逸るココロを抑えきれなかった。 「もし、ジュンが……も、求めてきたら―― ――わ、私……断れないかも……ですぅ」 いゃぁん。翠星石は、桜色に染めた頬に手を当てて、廊下でモジモジ身悶えだした。 彼の腕に抱かれながら、淫らな笑みを浮かべる自分を想像してしまったら、 期待と不安で小刻みに震えだす膝を、止められなかった。 妖しい熱が、翠星石の身体を火照らせ、意識をクラクラさせる。 腰の辺りが奇妙にウズウズして、落ち着かない。 さっさと行こう。胸のドキドキを持て余しながら、彼女は歩き始めた。 しかーし。そうは問屋が卸さない。 3歩と進まない内に、耳を衝く甲高い涙声が、翠星石を呼び止めていた。 また、よりにもよって絶妙のタイミングで、妨害してくれる。 翠星石の火照りは、冷や水を浴びせられたように、しおしおと萎んでいった。 ナニ考えてたんだろう。翠星石は額に手を当てて、はふぅ――と吐息した。 「ぶゃぉわあぁあぁんっ……翠ちゃあぁぁんっ!」 「うっせーですよっ! 朝っぱらから、キンキン声で泣き喚くなです。 おめーは他人の迷惑ってもんを考えらんねぇですか、おバカ苺っ!」 翠星石が、駆け寄ってきた雛苺の脳天に、まさかりチョップを見舞う。 ゴッ! という鈍い音が、冷え冷えとした空気を震わせた。 一応、翠星石の名誉のために断っておくと、これは体罰ではない。 スパルタ乙女の『苦悶式・教育的指導』である。 雛苺は両手で頭を押さえながら、怨みがましく翠星石を睨んだものの、 言いかけた文句を引っ込めて、本題を切り出した。 「トモエが居ないのっ! 昨日の夜、寝るときは一緒だったのにっ」 「だからって、泣くほどのコトですぅ? ちゃんと探したですか」 翠星石の問いに、雛苺は濡れた目頭をこすりこすり、小さく頷いた。 聞けば、宿の中は、ひと通り探してみたと言う。 「オディールは、なんて言ってたです?」 雛苺と巴、オディールの3人は、同じ部屋に寝泊まりしている。 ならば、誰かが部屋を出る気配を、夢うつつに察していたかも知れない。 そんな翠星石の推測に、雛苺は間髪入れず、首を横に振った。 「グッスリ眠ってるの。だから、きっとオディールは知らないのよ」 「なるほど。あぁ、そう言えば、蒼星石も部屋に居なかったです。 どっかで見かけなかったですか?」 「ううん、ヒナは見てないのよ。ひょっとして、トモエは蒼ちゃんと?」 「……どうですかねぇ。蒼星石と巴って、あまり接点ないようですけどぉ」 友達ではあるけれど、いつも一緒に遊ぶほど親しい間柄ではない。 巴は控えめで奥手な感じだし、蒼星石も、過度の馴れ合いを好まない方だ。 そんな二人が、繋ぎ役を介さずに意気投合するだろうか。 仮に、そうだったとして……二人は連れ立って、どこに行ったのだろう? 翠星石と雛苺は、腕組みをして、起き抜けで働きの鈍い頭をフル回転させていた。 と、そこへ―― 「おはよ、二人とも。こんな朝早くに顔を揃えちゃって、どうかしたの?」 宿の正面ホールを横切り、近付いてくる人影が、翠星石たちに話しかけてきた。 それは他でもない、浴衣姿の蒼星石だった。 「蒼星石こそ、独りでドコほっつき歩いてるですか。心配したですぅ」 「ごめん、姉さん。いやさ、なんだか早くに目が覚めちゃってね。 そしたら、ほら……肌寒いでしょ。ジュン君、平気だったのかなって」 「ふぅ~ん。気懸かりだから、あいつの様子を見に行ってたですか」 考えることが同じだなんて、やはり双子ですねぇと、翠星石は破顔した。 だが、ふと……彼女の胸の片隅で、変なざわめきが生まれていた。 もしかして、蒼星石もジュンのことが好きなのだろうか、と。 考えることが似通うなら、寄せる想いもまた、共通してくるものではないか? 双子は同じタイプの人を好きになると、聞いた憶えもある。 ――まさか。しかし、有り得ないコトではない。 そんな予感めいた不安を、翠星石はココロの中で、強引に押し潰した。 「それで……ジュンは、冷たくなってやしなかったですか?」 「杞憂だったよ。ボクたちが気を揉むまでもなく、ジュン君には彼女がいるもの」 鼻の頭を指で掻き掻き、はにかむ蒼星石の態度から、翠星石と雛苺は全てを察した。 雛苺とオディールを部屋に残して、居なくなった巴。 蒼星石が言った『彼女』とは、つまり―― 「……たはぁ~。剣道で培われた勝負勘は、伊達じゃねぇですね。 受けどころと攻めどころを、ちゃーんと弁えてやがるですぅ。 大胆に攻め込んだってコトは、きっと昨夜はお楽しみに……きししっ」 「うゆ? 翠ちゃん。お楽しみって、なぁに?」 「決まってるじゃねぇですか。ジュンと、にゃんにゃ――」 「わ、わぁーっ?! なに言いだすのさ、姉さんっ! 違うよ、雛苺っ! ジュン君と柏葉さんは、そんなコトしてないからね!」 「わかんねぇですよぉ~? 大体、なんで蒼星石は、違うって断言できるですか。 ははぁん……さては、コッソリ覗いてやがったですねぇ~?」 焦りまくりの蒼星石は、姉のニヤケた流し目に晒され、更に狼狽えてしまった。 ロクに反論もできずに「知らないっ」と言い捨て、その場から逃げだそうとする。 そんなナイーブな妹の腕を、翠星石が掴んで、引き留めた。 「あぁん。待つですよ、蒼星石ぃ。冗談を真に受けるなですぅ」 「…………もぅ。ヒドイよ」 恥ずかしさか、からかわれた悔しさか、蒼星石は、ぷーっとむくれた。 翠星石は朗らかに笑って謝りながら、妹の柔らかい髪を、ぽふぽふと撫でる。 そして徐に、右腕で蒼星石の肩を、左腕で雛苺の肩を、グイと引き寄せた。 「さぁて。巴の所在は判ったし、蒼星石とも会えたですから、問題解決ですぅ。 珍しく早起きしたし、気晴らしも兼ねて、ちょっくら散歩に行くですー」 いつもの強引さで、翠星石は実の妹と、妹みたいな親友を引きずり、宿を出た。 二人の肩を抱き寄せたまま、足早に駐車場を横切って、林道の方に向かう。 その際、みっちゃんの車が視界に入ったが、翠星石は努めて顔を背けていた。 内側が結露した車のガラスを見てしまったら、きっとドス黒い感情が噴出してくる。 車内の様子が気になって、覗かずには居られなくなるだろう。 そして、寄り添って眠る二人に嫉妬して、ココロを醜く穢れさせていくのだ。 明け方の林道に、彼女たちの足音と、早起きな鳥の声が谺する。 もう少し気温が上がれば、また煩くセミが啼きだすだろうが、今は静かだ。 木々の間から、朝霧が音もなく浸みだしてくる光景は、とても幻想的だった。 路肩のなだらかな斜面には、斑入りの白い花が、霧に紛れて点々と咲いている。 「わぁっ! ねえねえ見てっ。あれ、ユリの花なのよね?」 「そうだよ、雛苺。あれは、ヤマユリ。花言葉は『純潔』と『荘厳』だったかな」 蒼星石の返答に、雛苺は「うよー」と感嘆して、白い可憐な花に目を注いだ。 鮮やかな緑の葉や茎に、しっとりと降りた夜露が、朝日を受けて煌めいている。 確かに、いま翠星石が見つめている花たちには、花言葉どおりの趣があった。 それに引き替え、ジュンと巴の仲を妬む自分は、なんて醜いんだろう。 翠星石は、胸の痛みを覚えながらも、目を逸らすことなくヤマユリを眺めていた。 (私のココロには……まだ、純真な部分が残ってるでしょうか? あるとしたら、これから先も、ずっと純真なままでいられる……です?) 少しの間、答えを探してみる。そして、一分と経たずに諦めた。 解りっこない。人生は、この林道のようにハッキリと形作られてなどいないから。 未舗装の部分があったり、突然の崖崩れで寸断されることも有ろう。 でも――どんな困難に直面しても、いつだって気高く生きていたいと思った。 願わくば、かけがえのない親友たちと、いつまでも一緒に。 翠星石は、蒼星石と雛苺の肩に掛けていた腕を、そっと背中に降ろした。 そして、溢れんばかりの慈しみに、ちょびっとの恥じらいを滲ませながら、 なにも言わずに、二人を抱き寄せた。 キリリと冷えた山の空気の中で触れ合った、蒼星石と雛苺の温もり。 それは、翠星石のココロに蟠っていた黒い感情を、すぅっと融かしてくれた。 まるで、泥まみれの名残り雪を消し去る、春の日射しのように――
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2448.html
『パーフェクトバッジシステム』 34KB 実験 赤ゆ 加工場 現代 独自設定 ※独自設定垂れ流し 「ぼくのかんがえたさいきょーのばっじしすてむっ!」って感じの独自設定です ※先日スレでバッジに関する話題で盛り上がっていたのに触発されて書きました 「かいゆっくりにしてください! まりさはきんばっじのゆっくりだったんですうううう う!!」 冬も近づいたある街角。 そこで叫び続けるのは、不思議生首饅頭ナマモノ、ゆっくり。大きなとんがり帽子と金髪 が特徴のゆっくりまりさが、行き交う人々に救いを求め叫んでいた。 数年前からありふれるようになった光景。まりさが力尽きるか、あるいはゆっくり対策課 の人間が処理に訪れるまで続くであろう、悲惨で、しかし滑稽この上ない有様。 足を止める人間はいない。 このまりさ、自称するとおり、かつては金バッジの飼いゆっくりであったのかもしれない 。だが、今となっては意味はない。今や、そのことに価値を感じる人間は誰一人としてい ない。 まりさについているバッジ。かつて金色に輝いていたかもしれないそれは、黒く染まって いたからだ。 パーフェクトバッジシステム 「ゆっくりのバッジを作れ、ですって?」 ゆっくり加工所の研究棟。そのひとつ、お飾りを専門に研究する研究室のひとつ。私の職 場であるそこにやってきた企画課の男は、そんな奇妙な提案をしてきたのだ。 「ゆっくりのバッジについて、どの程度知っている?」 「まあ、一般的なことなら。ランクは金、銀、銅に分かれてて……最近はプラチナとかも ありましたっけ?」 企画課の男の確認の言葉に、私は半ば嘲笑しながら答えた。 ゆっくりのバッジ。金、銀、銅などといったようにランク分けされている。 銅は飼いゆっくりというだけで与えられる。人間の所有物であることを示すもので、犬や 猫につける首輪みたいなものだ。 銀はある程度の躾が施されたもの。人間の指示を正しく理解し、人間にとって迷惑な行為 をとらないことが最低限の条件だ。ペットとして一定以上の躾を受け、それを継続できる ゆっくりに与えられるもので、銅が首輪なら銀は称号と言えるだろう。 金はさらに優秀なゆっくりに与えられる。銀に必要な条件を満たすのはもちろん、ゆっく りとしては高い知能が要求される。ゆっくりは通常、数字を3までしか認識できないが、 金バッジのゆっくりは二桁程度は数えることができ、算数程度ならこなすことができる。 また、その知能を生かし、自分がゆっくりすることより人間をゆっくりさせることを優先 させるのも重要な条件だ。金は人間のパートナーとして認められた証で、ここまできてよ うやくゆっくりの命は犬ネコ程度の「生き物」として扱われるようになるのだ。 プラチナはそれ以上の称号。詳しくは知らないが、特別優秀なゆっくりや、優秀な希少種 などに与えられる特殊なものだと聞いている。 「でもバッジなんてあれでしょ? ゆっくりペット業界の作った、破綻したシステム」 金、銀、銅。これらのシステム自体は別に間違っていない。審査機関の活動も審査試験そ のものも、それなりに厳密で真っ当なものだ。 だが、問題はその対象がゆっくりであるということだ。 愚かで無謀で思慮に浅く、そのくせ欲望だけはやたらと強いゆっくり。その餡子脳ゆえに 、向上するには多大な努力が必要で、とてつもなく簡単に堕落する。 金バッジの高級ゆっくりが禁じられた子作りを、それも野良相手にやらかす事例はありふ れており、もう話の種にもならない。 飼い主が原因の場合もあるが、どんなに優秀であろうと、所詮ゆっくりはゆっくりなのだ 。 私に限らず、加工所に所属する人間は大抵バッジシステムを破綻していると馬鹿にしてい る。ゆっくりにペットとしての優劣をつけるなんて無意味だ。あいつらを正当に評価した いなら、食品としての品質の良し悪しで判断すべきなのだ。 企画課の人間も加工所で働いているのだから、そんなことをわかりきっているはずだ。 バッジもゆっくりのお飾りとの範疇で、私に話を振ってくるのはわからなくはない。だが 、加工所がわざわざバッジを作るなんて意味がわからない。 だが、企画課の男の提案はそんな私の常識を打ち破るものだった。 「で、そのバッジだが……生まれたときからゆっくりについていたらどうなると思う?」 「は? 生まれたときからって……」 「つまり、生まれたときからゆっくりのお飾りにバッジがついているわけだ。優秀なゆっ くりなら金、そこそこできのいいやつなら銀。普通のゆっくりは銅で、使い物にならない のは……そうだな、黒いバッジとか。それが、生まれたときからついてる。そして、ゆっ くりのペットとしての質の変化に伴ってバッジの色も変わるんだ。金バッジのゆっくりも 、野良と子作りした時点で銅バッジになる。逆に銅バッジのゆっくりでも、躾を受けて優 秀になればバッジの色も銀に変わる。どうだ、すごくないか? 作って欲しいのは、そん な『新バッジ』なんだよ!」 「それは……」 そんなことが実現したら、すごい。 ゆっくりのバッジシステムが破綻している理由は、ゆっくりが簡単に堕落するからだ。 バッジは通常、定期審査の義務がある。だが、劣化の激しいゆっくりのこと。正確なラン ク付けを行うなら、極端な話、毎日審査を行わなければならないだろう。それは現実的で はなく、定期審査はせいぜい半年に一回。人間に反抗的な態度を取ったり、あるいは野良 と子作りをしたゆっくりは即座に降格やバッジ剥奪もありうるが、それでは潜在的なゲス 化などはわからない。気づいたときには取り返しにつかないことになっていた、というの もよく聞く話だ。 ところが企画課の男の言う生まれたときからついていて、リアルタイムに変化する「新バ ッジ」ができれば解決する。ゆっくりの正確なランク付けがリアルタイムで確認できると 言うわけだ。 「できたら確かにすごいでしょうけど……そんなの、一回売りさばいたら終わりじゃない ですか。だいたい現行の審査機関が許しませんよ、絶対」 仮にそんなバッジができたとする。 ゆっくりにつけて、生まれた子供もバッジつき。それから生まれる子供は全てバッジつき になるわけだから、最初にある程度の数を売ればその先バッジはほとんど売れなくなるこ とになる。 また、審査機関の存在も問題だ。ゆっくりのバッジ審査は今や大きな市場になっている。 どの分野でもそうだが、資格とそれを支えるシステムが生み出す利益は莫大だ。それを崩 壊させるものなんて、業界の反発を受けるに決まっている。 ゆっくりを飼う人間にとってはメリットの大きいバッジだが、それを作る加工所からすれ ばリスクばかりで旨みが少なすぎる。研究室にこもりがちな私でも想像がつくことだ。 だが、企画課の男はそれも自信満々だ。 「大丈夫さ。審査機関はなくならない」 「なんでですか? だって審査の必要が……」 「審査の必要はある。というか、必要にする。バッジは定期的な品質チェックが要るって ことにすればいい。品質チェックの際、併せて現行の定期審査も行うよう義務付ける。バ ッジの品質チェックの特許をとっておけば加工所に利益が入るし、審査がある限り審査機 関にも金が入る。そりゃ、審査機関の利益は今よりは減るだろうが、新バッジシステムに 追従しないわけにはいかないだろうさ」 感嘆の息が漏れる。 確かに、それなら現実的だ。多くの飼い主たちはゆっくりの状況がリアルタイムでわかる 新バッジを望むだろうし、審査機関も生き残るためには新バッジを受け入れるしかない。 そして、ペットゆっくりが存在する限り、加工所は半永久的に特許料という利益を得るこ とができる。 企画課の言う男のまさにゆっくりペット業界にとって革命が起きるといってもいい。 私がそんな未来を夢想していると、 「じゃあそういうことで、研究の方、よろしく」 実に軽い調子で言い、企画課の男は立ち去ろうとした。 「ちょ、ちょっと待ってください! そんな簡単に言われてもっ……!」 「まあ、研究の一環としてやってくれよ。どうせ暇なんだろ?」 「暇って……」 確かに、ゆっくりそのものと比較してゆっくりのお飾りの加工はそれほど注目を集めてい ない。 ゆっくりは饅頭、食べ物だ。そのお飾りも例外なく、基本的には砂糖細工だ。だがゆっく りの構成要素としては珍しく水に強く丈夫で、そのため食感があまり良くない。お飾りを メインにしたヒット商品を出せないのが正直なところだ。 最近売れたのは「インスタントゆっくりおしるこ・まりさバージョン」。ゆっくりの中身 をお汁粉とし、具に成体ゆっくりの目玉の白玉、赤まりさのおぼうしを入れている。フリ ーズドライされたそれらをお湯で戻して食べるインスタント商品だ。おぼうしは食感が良 くなるように、ゆっくりの涙でふやかしてやわらかくした後、軽く火であぶってある。こ れはお汁粉の中で、ちょうどコーンポタージュのクルトンのようなアクセントになる。 もっとも、これがヒットしたのはそうしたお飾り加工の工夫によるものではない。お帽子 をお汁粉に浮かべ、その上に白玉をのっけて遊ぶ「水上まりさごっこ」がちょっと流行っ たからだったりする。 ゆっくりのお飾り研究は、加工所において閑職で、他の研究と比べて低く見られがちなの だ。 先ほどまで熱弁を振るっていたのも一転、企画課の男は投げやりな様子だった。 今更理解した。きっと今の話は飲み会とかで盛り上がって、翌日冷静になったけどダメも とでとりあえず持ってきた、という感じなんだろう。 お飾り研究は閑職。遊ばせておくより、なんでもいいから研究させていたほうがいいとい う判断かもしれない。いずれにしろ、馬鹿にしてる。。 「まあ、できるだろ。『だって、ゆっくりだから』」 だってゆっくりだから。 ゆっくりの研究で得られる結論は、どんなに不条理で理不尽でもその一言で済まされてし まうのだ。 正直むかっ腹が立ったが、それでも私はけっこうやる気になっていた。うまくいけば一気 にお飾り研究の地位を向上できる。実際、わりと暇だったと言うこともある。 そもそも、なにやったってかまわないのだ。 だって、ゆっくりだから。 ・ ・ ・ 新バッジの作成にあたり、まずはその素体となるバッジ――「素体バッジ」を作ることに した。 まずはゆっくりのお飾りをどろどろに溶かし、脱色する。要は溶けた砂糖の塊にするわけ だ。これを型に流し込み、冷やして固める。大きさはビーズ程度、形はこの段階では丸い 板状になっていればよく、正式な金バッジのような細工は施さない。これで「素体バッジ 」は完成だ。 今回のために飼育用の部屋の中には、濃縮オレンジジュースに満たされた三角フラスコに 挿された茎が整然と並んでいる。実の生る茎は五本、実の数は計30。実ゆっくりの種類 は、まずはゆっくりの基本種とも言えるれいむ種とまりさ種を選んだ。 これらの茎は加工所からまわしてもらった低級品だ。低級品と言ってもあくまで加工所の 基準、食品としてであり、中には性格の良いペット向けのゆっくりもいるだろう。まあ、 ゆっくりなんてどいつも大して変わらないものだから、問題ないだろう。 「素体バッジ」を軽く熱して表面を溶かし、これらの実ゆっくりすべてのお飾り付着させ る。 素体接着作業の翌日。さすが加工所製と言うべきか。予定通りきっちりと、実ゆっくり達 は生れ落ちた。 生れ落ちる赤ゆっくりたちの様子を、私はモニター越しに観察する。 「ゆっくちちていっちぇね!」 「ゆっくりしていってね!」 次々に生まれる赤ゆっくりを迎えるのは金バッジをつけた成体のゆっくりれいむだ。成体 と言うより老体と言った方が適切かもしれない。 加工所のある部署では、高級品をつくるために、金バッジのゆっくりに赤ゆっくりを生ま せて育てさせ、育ちきったところで一気に虐待するという手法を行っている。何一つゆっ くりできないことを経験せずのびのびと育ったゆっくりが突然、最上級の虐待を受けるこ とで高品質な甘みを生み出すと言うわけだ。 この金バッジのれいむは、そこで長期間子育てを行っていた。経年劣化により廃棄になっ たところ、折りよく研究用に入手したのだ。このれいむが今回の新バッジ作成の要となる 。 赤ゆっくり全てが生れ落ち、生まれてはじめての食事として茎を与え、ようやく落ち着い た頃。 成体れいむは、赤ゆっくりたちに語りかける。 「おちびちゃんたち! ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!」 成体れいむの呼びかけに元気に答える赤ゆっくりたち。刷り込みは問題なくうまくいった ようで、餡子の縁などかけらもないあの成体れいむを自分の親と思い込んでくれたようだ 。 そして、親れいむは台本通りに赤ゆっくりたちに語りかける。 「おちびちゃんたち! こっちをみてみてね!」 れいむの指し示した先には大きな鏡がある。赤ゆっくりたちは楽しそうにそちらに向かう 。 「これは『かがみさん』! かがみさんは、じぶんでじぶんをみれる、ゆっくりしたもの だんだよ!」 赤ゆっくりたちはもの珍しげに鏡に映る自分の姿を眺めている。きょろきょろしたり、の ーびのーびしてみたり。実ににぎやかで真にイラッとくる。 やはり教育をれいむにまかせて正解だ。私がいたら育成などうまくできないだろう。もち ろん、老練な加工所の子育てれいむとは言え、ゆっくりに全ての世話を任せるつもりはな い。通常の高級品育成時と同様に、定期的にブリーダーに指導してもらう約束は取り付け てある。 「みんな! おかーさんをみてね!」 「ゆ! おかーしゃんのおかじゃり、とっちぇもゆっくちしちぇるよ!」 「ゆううう! きらきらしゃん、きりぇーだよ!」 「いいにゃ! いいにゃ! きらきらしゃん、ゆっくちー!」 頭のリボンに輝く金バッジをきらりと見せ付ける親れいむ。ゆっくりは人工物の、きらき らすべすべしたものが大好きだ。野良や野生のゆっくりがおうちにそうしたガラクタをよ く溜め込む。 野良がバッジにあこがれるのはステータスばかりではない。ゆっくりできる綺麗なお飾り であるということも重要なのだ。 「これはおかあさんのばっじさんだよ! おちびちゃんたち! おちびちゃんたちにも、 ばっじさんはついてるよ!」 れいむに促され、鏡を覗き込む赤ゆっくりたち。すぐに自分達のお飾りについた「素体バ ッジ」に気づいたようだ。 どの赤ゆっくりも一瞬笑顔を見せ、しかしその顔はすぐ失望に沈む。 「ゆ、おかざりしゃん……」 「きらきらしゃんじゃないよ……どうちて……?」 「ゆえええん! ゆっくちできにゃいいいいいい!」 あまりにも飾り気のない「素体バッジ」に絶望し、泣き出す赤ゆっくりも出始めた。 だが、親れいむはゆっくりとした笑みを崩さない。 「おちびちゃんたち! しんぱいしなくていいよ! ばっじさんがきらきらしてないのは 、おちびちゃんたちがまだうまれたばかりだからだよ! おちびちゃんがいいこでげんき にそだてば、おかあさんみたいなとってもゆっくりしたばっじさんになるよ!」 「ゆううう!? そうにゃの!?」 「れーみゅ! れーみゅ! いいこになりゅ! きらきらしたばっじしゃんつけりゅ!」 「まりしゃも! ゆっくちおーきくなって、きれーなばっじしゃんをつけるのじぇ!」 よし、刷り込みはうまくいった。 新バッジの作成。その第一段階は、「お飾りとともにバッジを成長させること」だ。 通常、ゆっくりのお飾りは自身の成長に伴い大きくなる。これはゆっくりが常に甘みを帯 びた「ゆっくりオーラ」を放出しているためである。 あまり知られていないことだが、とある博士の研究によると、ゆっくりは振動によってコ ミュニケーションをとっているらしい。振動によってゆっくりが性行為するのは良く知ら れているが、通常のコミュニケーションでも人間にもわからないくらいにゆっくりの身体 は微弱に振動し、「ゆっくりオーラ」を放出している。ゆっくりが何か行動する際いちい ち口に出すのは、声を出す振動でこの「ゆっくりオーラ」の放出を高めるためらしい。ま た、まったく同じ発音で同種のゆっくりの名前を呼ぶとき混乱しないのは、実はこの「ゆ っくりオーラ」によるコミュニケーション能力のためらしい。 そしてゆっくりのお飾りは、「ゆっくりオーラ」の受信機であり送信機となっている。ゆ っくりがお飾りを失うと同族に排斥されるのは、「ゆっくりオーラ」の送受信機能が低下 し、コミュニケーション能力を減ずるからなのだ。 ゆっくりが常に放出し、吸収する甘みを帯びたオーラ。このオーラを糧に、ゆっくりのお かざりは成長する。甘みで成長するあたり、お飾りもまたゆっくりの身体の一部と言える のだ。 そして新バッジはまずこのお飾りの一部とならなくてはならない。そのためにお飾りを材 料にし、生まれる前に着け、生まれた後もこうして刷り込みを行ったのだ。 ゆっくりは思い込みのナマモノ。いかなる加工過程においても、こうした刷り込みは最重 要事項だ。 親れいむもよくやってくれている。もっとも、必死にもなるのも当然だろう。あの親れい むは本来廃棄品。研究に転用されなければミキサーにかけられ飼料と化していたのだ。研 究に不適格とみなされば廃棄すると言い含めてもいる。文字通り命がけで子育てに励んで くれることだろう。 「ゆっくりしていてね!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!」 親れいむの呼びかけに、赤ゆっくり達は元気に答える。 新バッジの刷り込みは成功。親子関係も良好。まずは第一段階はクリア、といったところ か。私はそんなゆっくりどもの和やかな様子を横目に、研究レポートを作成するのだった 。 ・ ・ ・ 「ゆゆ!? れーみゅのおかざりしゃん、ぴかぴかしゃん!」 「まりしゃも! まりしゃも! ぎんぎんなのじぇ!」 「れーみゅはなんだかゆっくちできにゃいいりょだよ……」 翌朝。鏡を見てゆっくり共が騒ぎ始めた。騒動の元はそのお飾りについた「素体バッジ」 の色だ。 赤ゆっくりによって金、銀、銅と色が変わっていたのだ。 「おちびちゃんたち! ゆっくりきいてね!」 親れいむの声に、赤ゆっくり達は騒ぐのをやめ注目する。親子関係は相変わらず良好なよ うだ。 「ばっじさんにはいろんないろがあるんだよ! きんいろのぴかぴかばっじさんはとって もゆっくりできるいろなんだよ!」 「ゆわーい! ゆっくちー!」 親れいむがモミアゲで指し示した金の「素体バッジ」をつけた赤ゆっくりは喜びに飛び上 がった。 金の「素体バッジ」をつけた他の赤ゆっくり達もうれしそうに踊っている。 「ぎんのぴかぴかばっじさんは、きんのつぎにゆっくりできるいろなんだよ!」 「ゆっくち!」 今度は銀の素体バッジをつけた赤ゆっくりが喜びに飛び上がる。銀の素体バッジ赤ゆっく りは金より数が多く、さらににぎやかだった。 とてもゆっくり、和やかな空気。だが、それはすぐに壊れた。 「どうのぴかぴかしてないばっじさんは……あんまりゆっくりできないいろなんだよ…… 」 「そんにゃああああ!」 親れいむの声に、大多数だった銅の「素体バッジ」をつけた赤ゆっくりは沈み込む。先ほ どの楽しげな空気から一転、まるでお葬式のような空気。 そんな空気の中、親れいむだけが力強い笑顔で、「台本通り」に声を上げた。 「おちびちゃんたち! しんぱいしなくていいよ! おかあさんとにんげんさんのいうこ とをちゃんときいていいこにしてれば、ばっじさんはぴかぴかになるよ!」 「ほ、ほんちょ……?」 「れーみゅたち、ゆっくちできりゅの……?」 「ゆっくちちたい……ゆっくちちたいよお……!」 「だいじょーぶだよ! ゆっくりいいこになれば、ゆっくりぴかぴかのきんばっじさんに なれるよ!」 赤ゆっくり達の弱気な声に揺るがない、あくまでも力強い親れいむの声。赤ゆっくり達の 憂鬱なたちまち気持ちは吹き飛んだ。 「れーみゅ! いいこになりゅよ! ばっじさんをぴかぴかさんにするよ!」 「まりしゃも! まりしゃも! とってもゆっくちしたゆっくちになっちぇ、ぴかぴかば っじさんをつけるのじぇ!」 「ゆううん! れーみゅ、もういいこなのにぃ……でも、がんばっちぇもっちょいいこに なりゅよ!」 赤ゆっくりたちは元気を取り戻し、良いゆっくりになるべく決意を固めてくれたようだ。 モニター越しでもその熱意のほどが伝わってくるかのようだ。 まったくもってゆっくりの単純な餡子脳は簡単に刷り込みができて助かる。これで赤ゆっ くりたちは金バッジを目指してがんばってくれることだろう。 さて。色の変わった素体バッジだが、これは今回の目的どおり、「新バッジ」としてゆっ くりに受け入れられ、その性格に応じて色を変えたのだろうか? もちろんそんなことはない。いくらゆっくりが思い込みのナマモノだからと言って、たっ た一晩で新バッジが出来上がるのなら苦労はない。 昨晩、赤ゆっくり達が眠ったのを見計らい、ランダムで色を塗っただけである。だから今 現在、金色の「素体バッジ」をつけているやつが優秀なわけでも、銅色の「素体バッジ」 をつけているやつが劣っているわけでもない。単に初期の刷り込みのために仕込んだだけ なのだ。 だからこれからが面倒だ。これから毎晩、その日のゆっくりの行動を観察し、悪い赤ゆっ くりの色はランクを下げ、良い行動をした赤ゆっくりの色はランクを上げるという作業を しなくてはならない。ランダムで塗るのが通用するのは最初だけ。これからきちんと行動 を反映しないと「新バッジ」は望む形に完成しない。 しかも塗りなおすのは一度脱色しなくてはならない。そうしないと、ゆっくりが自ら素体 バッジの色を変えてもわからないからだ。 着色作業は専門技術を持つ加工所の研究員が行う必要がある。だが、観察は別だ。 「そんなわけで、バイトのみなさん。しっかり観察よろしく」 バイトは基本的にゆっくりを愛でることのできる人間、という条件で集めている。この段 階において虐待要素はないため、そうでなくては勤まらないのだ。加工所のバイトで「愛 で」、という条件は難しいかと思ったが、意外と集まってくれた。楽しそうにモニタを眺 め、担当の赤ゆっくりの行動をチェックし、所定のチェックシートに記入してくれている 。赤ゆっくり達のお飾りには、昨夜バッジの着色をしたときに小型の電子タグが埋め込ん である。モニターには常に番号が表示されるようになっているから、人間でも問題なく個 体識別できるようになっている。 モニターの向こうでは親れいむがはりきって子供に教育を始めていた。さすが老練の高級 品生産用ゆっくり。和やかな空気を保ちつつ、それでいてきっちりと赤ゆっくり達を教育 している。見る人が見れば微笑ましい光景なのだろう。 バイト達は楽しそうに見ているが、加工所の研究員である私としては胸がムカムカする光 景だった。 モニターから目を背けると、別の作業を始めて早々に記憶から今の光景を締め出そうとし た。だが、親れいむのとてもゆっくりした笑みだけが、妙に印象に残った。 ・ ・ ・ 「素体バッジ」の装着。バッジの刷り込み。 それらを万全に行ったところで、すぐに定着するとは思っていなかった。 ゆっくりのお飾りを原料としているとはいえ、素体バッジはあくまで人の手による加工品 。初めからゆっくりの成長に合わせて大きくなることまで期待していたわけではない。途 中で素体バッジは打ち切り、定期的にバッジを交換する予定だった。そうして育ったゆっ くりを交配して世代を重ね、徐々に定着を狙う計画だった。 ところが、赤ゆっくり達が子ゆっくりになる頃。バッジの色が自然に変わるようになった 。それもこちらの意図した色にそまりやすくなり、そのサイズもまたお飾りの成長に合わ せて大きくなった。驚くべきことに、その変化の過程で形まで変わった。何の細工も施し ていなかった素体バッジが、親れいむの金バッジと同じように細かな彫刻までほどこされ つつあったのだ。 新バッジは早くもゆっくりの身体の一部になっていた。まるで初めからそうなることが決 まっていたかのような、奇妙な自然さで。 疑問は絶えなかったが、研究としてはうまくいくに越したことはない。研究は次の段階に 進めることとなった。 ・ ・ ・ 「ゆっくちできにゃああああああい!」 「ゆわーん! おかあしゃああああん! ゆっくちさせちぇえええええええ!」 ゆっくりたちの住む飼育部屋は透明な壁で三つに仕切られた。 まず、隅の区画。ここには銅バッジの子ゆっくり達がおさめられている。泣き叫ぶ声はこ の銅ゆっくり達のものだ。まだ赤ゆっくり言葉が抜けないことからも、こいつらができの 悪いゆっくりであり、素体バッジの変色が正常に行われていることがわかる。 細長い区画の端には餌場、反対側の端には寝床やといれなどの通常の生活空間となってい る。区画の中央にあるのは平べったいベルトコンベアだ。これが常に銅ゆっくりの通行を 阻む。 生活空間から餌場に向かうとき。ベルトコンベアは生活空間に向かって回転するから、子 ゆっくりたちは必死に走らなければならない。逆に餌場から生活空間に向かうときベルト コンベアは餌場に向かって回転するから、やはり子ゆっくり達は走らされる。 楽をしようとどちらかに居座ろうとすれば、係の人間によって容赦なく体罰をくわえられ る。体罰と言ってもハエたたきで軽く叩く程度。あくまで普通の躾の範疇だ。 これは加工所では一般的な手法だ。ゆっくりは苦しむことで甘みを増し、運動することで 身が引き締まり食感が良くなるのだ。 「ゆっくり……ゆっくり……」 「おかーさん……おかーさんとゆっくりしたいよぉ……」 情けない声を上げているのは中央の区画にいる銀バッジのゆっくり達だ。 こちらの区画も餌場や寝床の位置などは銅バッジのそれと大差ない。大きな違いはベルト コンベアがないことだ。特に不自由なくゆっくりできる空間。だが、銀バッジたちはゆっ くりしきれない。 銅バッジの区画にも銀バッジの区画にも、たった一匹の親れいむはいないのだ。 「おちびちゃんたち……」 「ゆうう! みんなでゆっくりしたいよ!」 最後の区画。銅バッジの区画の反対側には、金バッジの区画には金バッジの子ゆっくりと 、親れいむがいる。それを除けば銀バッジの区画とそう変わらない。 「おかーしゃん、こっちきちぇえええ!」 「しゅーりしゅーりしちゃいよおおお!」 情けない声を上げる銅バッジのゆっくりたち。しかし、区画ひとつ挟んで親ゆっくりとの 接触は阻まれている。 「おかーしゃん……すーりすり……」 「ゆうう……すーりすり! すーりすり!」 ゆっくりの接触コミュニケーション「すーりすり」を試みる銀バッジ子ゆっくり。しかし 、透明な壁を隔てて柔らかな感触は得られず、満足には程遠い。 「すーりすり……みんなでゆっくりしたいね」 「みんなきんばっじさんだったらいいのにね……そうしたらみんなでゆっくりできるのに ね……」 金バッジのゆっくり達は親と一緒のゆっくりできる空間だ。だが、金バッジを持つほどの 善良な個体である。今まで一緒だった姉妹と離れ離れになり、また自分達だけが親れいむ とゆっくりできる後ろめたさからか、どこかゆっくりできていない。 すべての区画には鏡が設置されている。いつでも自分のバッジの色が分かる。金バッジ以 外は、親と離れ離れになってしまう原因のバッジが、惨めに見えることだろう。 三区画、それぞれゆっくりできない空間。 そんななか、親れいむの声が響き渡った。 「ゆっくりしていってね!」 一瞬、そのあまりにゆっくりとした響きに全ての子ゆっくり達は返事も忘れて陶然となっ た。だがすぐに、本能に従い、なにより母親に呼びかけられたことがうれしくてたまらな くなり、喜びを声に出して爆発させた。 「ゆっくち! ゆっくちしちぇいっちぇね!」 「ゆっくりしていってね! ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりーっ!」 離れていても、声は届く。近づけなくても、心はひとつ。親れいむの呼びかけに、子ゆっ くり達はみなそのことを知った。寂しい気持ちは消えはしなかったけれど、それでもみん な、ゆっくりできる――そんなことでも考えているのだろう。どいつも実にゆっくりとし た顔をしている。 親れいむは、そんなゆっくりした子供達に激励を送った。 「みんな! ゆっくりしてね! おかあさんとにんげんさんのいうことをきいて、いいこ にしてればみんなきんばっじさんになれるよ! そうしたらみんなでゆっくりできるよ! 」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「れいむ、がんばるよ!」 「まりさもまけないよ!」 「ゆっくりー!」 こうして教育の第二段階は始まった。 バッジとはゆっくりに格付けすることであり、それはすなわち差別を生む。それを実感さ せるのだ。その上で、新バッジが正常に機能するかを検証するのだ。 この環境で適宜ブリーダーの監修に入ってもらい、ゆっくり達の育成は始まった。 実のところ、研究の目的はバッジの完成であり、別に金バッジゆっくりを増やすことでは ない。だが、目に分かる目標があった方がやりがいがあるというものだ。研究員にとって も、ゆっくりどもにとっても。 「ゆっくりがんばるよ! れいむ、いいこになるよ!」 親れいむの呼びかけに素直に応え、銅から銀にあがるゆっくりも現れ始めた。銀から金に あがる子ゆっくりもいる。つくづくゆっくりというのは思い込みのナマモノだ。 だが、どちらかと言えば逆のゆっくりの方が多かった。 「れいむわかったよ! きんばっじのれいむはとくべつなゆっくりなんだね! かわいく ってごめんね!」 突然何やら悟った顔をして、そんなことを叫んだ子れいむ。そのバッジは、驚いたことに 一瞬で金から銅へと変色した。 銅になったら即座に研究員によって区画移動させられた。 「はいはい、銅バッジは銅区画ね」 「どぼじでええええ!? おがあざああん! おがあざあああああん!」 「おちびちゃん……ゆっくりはんせいして、またきんばっじさんになってかえってきてね ……!」 また、銅バッジからさらに落ちるゆっくりもいた。 「くそじじいいいいい! おかーしゃんとゆっくちさせるのじぇ! ゆっくちさせちぇく れないと、ぎったぎたにしてやるのじぇええええええ!」 銅バッジということは頭も悪い。人間との力の差も理解できない、銅バッジにすらなれそ うもないその子まりさのバッジは……なんと黒に染まった。 これは想定外だった。まさか教えていない色に……それも、新バッジの話を持ってきたと き、企画課の男が思いつきで言っていた黒バッジになってしまうなんて。 協議の結果、その子まりさは処分することになった。 「黒バッジのゆっくりはゲスだ! ゲスは加工所行きだ!」 「かこうじょはいやあああああああ!」 ここはそもそも加工所の研究棟なわけだが、親れいむ以外のゆっくりには知らされていな い。 子ゆっくりどもは恐怖に震え上がった。 この区画分けによる教育は子ゆっくりが成体になるまで続けられた。 バッジの変色はおおむねこちらの期待通りに行われた。たまに変色しないことがあったが 、その場合は眠っている間に手作業で着色した。その頻度も徐々に減っていき、成体にな る頃にはこちらの望む機能を備えた新バッジは出来上がった。 最終確認として、試験的に銀以上のゆっくりに、その色に見合ったバッジ試験を受けさせ た。すると驚いたことに、実に九割のゆっくりが合格した。この結果には研究に関わった ブリーダー達も驚いていた。バッジ試験は何度か落ちてようやく合格、というのが常識ら しい。 とにかく、この世代のバッジは完成したと言って問題なさそうだった。 成体になったら次はいよいよすっきりーによる繁殖である。バッジつきの赤ゆっくりが生 まれれば、この「新バッジ」は本当に完成だ。今までの実験手順を10世代も繰り返せば 定着するのではないかと予想されている。まあ、これは甘く見積もっての話だ。定着には まだまだ時間がかかるだろう。 だが実のところ、私個人としてはここまでの成果で満足していた。ゆっくりのランクを正 確かつリアルタイムに量るバッジは完成した。少々手間はかかるが、研究で行った手順を 繰り返せば量産も可能だ。 それにここまでの成果だけで私の評価は大きく高まった。今では研究費用も以前の数倍得 られる。気持ち悪いくらい上手くいく研究だったが、これから先たとえ困難があろうと大 丈夫だと思えるだけの立場は築けていた。 もっとも、こういう時こそ危ないものだ。研究は常に慎重に、石橋を叩いて渡る気持ちで やらなくてはならない。立場が上がったということは責任も重くなったということだ。私 は一層気を引き締めて研究に臨んだ。 だから、驚いた。 「新バッジ」を装着した第一世代のゆっくり達。その子供達のいずれもが、「新バッジ」 を着けた状態で生まれてきたのだ。 ・ ・ ・ 「新バッジ」の生産技術は実にあっさりと固まった。量産すると、「新バッジ」は瞬く間 に世に広まった。 つけたゆっくりのランクを正確かつリアルタイムに把握できる。その便利さを望む大衆の 声に、反対を唱えるバッジ審査機関はまったく抵抗できなかった。 新バッジは飛ぶように売れ、加工所は初期において大きな利益を得た。また、あらかじめ とっておいた特許により、長期安定した収入も約束された。審査機関も流れに逆らえない と、柔軟に対応し、かつて企画課の男が意図したようにこの新バッジに対応するべく加工 所と協調の道を選んだ。 誰もがこの新バッジを受け入れた。 だが、この新バッジをなにより受け入れたのは人間ではなく、ゆっくりなのかもしれない 。 私は夢想する。気味の悪いくらいうまくいった研究。これは、ゆっくりという種がバッジ を望んだからではないだろうか。 愚かなゆっくりは、すぐに相手を自分より下に置きたがる。己の力もわきまえず人間を奴 隷呼ばわりしたり、お飾りを失った同族を排斥する。「かわいくってごめんね!」「まり さはむれでいちばんかりがうまいんだぜ!」など、簡単に頂点に立ちたがる。そうした欲 求が、自分のランクをはっきりさせたいという想いが、「新バッジ」を呼び込んだのでは ないか。そんな風に思えるのだ。 そんなことを考えてしまうくらい完璧なバッジのシステムができあがったのだ。 ・ ・ ・ 「ばりざを! ばりざをかいゆっくりにしてください! ばりざはぎんばっじだったんで ず! ごはんをちらかしません! おといれだっでちゃんどできまず! だがら! だが らぁ……!」 今日も街角でゆっくりの悲痛な声が聞こえる。そのほとんどが黒バッジで、たまに銅も見 かけるが、銀以上は見たことがない。 都市部のゆっくりのほとんどが「新バッジ」をつけている。捨てゆっくりが野良と交配し た結果だ。 現在、バッジは純粋にゆっくりのランクを示すものになっている。飼いゆっくりかどうか は、住所タグの有無で調べられる。以前はバッジを取られ捨てられたことが多かった。今 は住所タグをとって捨てられる。 もっとも、ゆっくりが捨てられること自体は減少しているという。ゆっくりのゲス化はバ ッジの微妙な色合いの変化でわかる。多くの飼い主は手遅れになる前にブリーダーに相談 するなどして最悪の事態を避けることができるようになったのだ。 また、飼いゆっくりが野良と付き合う、ということも少なくなった。「新バッジ」の色は ゆっくりでもわかる指標だ。自分のバッジの輝きを失うリスクを犯してまで黒バッジの野 良交流することなど、ゆっくりの餡子脳でも損なことだとわかるのだ。 それでもゆっくりは簡単に堕落する。そうした場合、問答無用で捨ててしまうマナーの悪 い飼い主もいるのだ。だから、野良にもバッジは広まった。 街中を歩く中、そんなゆっくり達を見かけていると、ふと、あの研究に使った親れいむの 笑顔が蘇った。 「さいごにいっぱいのおちびちゃんをそだてられて……れいむはしあわせーだったよ…… にんげんさんとゆっくりがなかよくできるおてつだいができて……れいむはとってもゆっ くりできたよ……」 「新バッジ」の完成とほとんど同時期に、親れいむの寿命が尽きた。だが、それは満足し た実にゆっくりとした最後だった。 「ゆっくりしていってね……」 れいむは「もっとゆっくりしたかった」と言わず、みんながゆっくりすることを願いなが ら「永遠にゆっくり」した。それはおそらく、ゆっくりにとって最高の最後と言えるだろ う。 確かにあの、本来廃棄品だったれいむのなしたことは大きい。バッジシステムは完璧なも のになった。人がゆっくりのランクを見誤ることは無く、ゆっくり同士も自分のランクを 理解できる。 私自身も地位も給料もぐんと上がった。 そう、あの研究は、正しかった。そのはずだ。 だが、なにかがひっかかる。 そんなとき、私の気を引く声が聞こえた。 「このこはうまれたときはぎんばっじだったんです!」 飼いゆっくりへの売込みを行うゆっくりの親子だ。片親らしい。薄汚れた親まりさの帽子 についたバッジの色は、やや黒っぽいが辛うじて銅に見える。野良にしては優良な個体と 言えるだろう。子供のときから躾ければ銀までいけたかもしれない。 そして、子まりさのバッジは黒味のない綺麗な銅だった。野良には珍しい。本当に最初は 銀だったのかもしれない。 目を向けると、うっかり親まりさと目が合ってしまった。親まりさの目が輝いた。 「にんげんざん! おちびぢゃんを、がいゆっぐじにじでぐだざい!」 やれやれ、面倒なことになった。無視してちょっと走るか、などと考えたとき、子まりさ のつぶやきが耳に届いた。 私は、子まりさのバッジが銀から銅に変わった理由を理解した。 そしてその理解は、私の中でひっかかったものを明確にした。 ・ ・ ・ 研究棟の一室、私専用の研究室。その中で一人、椅子に座る。正式に生産されるようにな った新バッジを手にもてあそびながら、ぼんやりと考える。 研究は気味が悪いほどうまくいった。 それは、ゆっくりという種がそれを望んだから。 自分をやたらと上に置きたがる、愚かなナマモノゆっくり。自分のランクをはっきりとさ せるゆっくりは、きっと「新バッジ」のようなものを望んでいたのだ。 「新バッジ」は驚くほど簡単に人間社会に広まった。 それは人間という存在がそれを望んだから。 より良いゆっくりを手に入れたい飼い主。堕落する金バッジゆっくりに悩まされていた審 査機関。利益を得たい加工所。みんなきっと、「新バッジ」のようなものを望んでいたの だ。 「新バッジ」の研究は、ゆっくりのペット業界に革命を起こした。だが、私のしたことと いうのは、実はたいしたことではなかったのかも知れない。ゆっくりと人間。二つの種の 欲求の一致。そこにただ、ちょっとしたきっかけを与えたに過ぎないのかもしれない。 ゆっくりの醜いエゴと人間の醜い欲。二つの醜いものの落とし子、「新バッジ」。 考えてみたらひどいものだ。 だが、金バッジのゆっくりは本当にゆっくりしている。「新バッジ」を本当に輝かせるこ とのできるゆっくりは、同じ重さの黄金以上の価値を持つという。その金バッジの輝きは 、本当に美しいと聞く。 おぞましく醜いものから生まれた金バッジが、純粋で美しいとは、なんて皮肉なことだろ う。 あの、街であったまりさの親子を思い出す。 「私はゆっくりにひどいことをしてしまった……」 甘い言葉だ。「新バッジ」の製作前に、もし加工所の同僚が同じ言葉を吐いていたら、私 はためらわずぶん殴っていただろう。 私はむしろぶん殴られたい気分だった。 その時だ。 その私の甘さに反応したかのように。バッジが変色を始めた。 「うわああああああ!」 私は悲鳴を上げバッジをゴミ箱に投げ捨てた。 どんな色か確かめようとは思わなかった。 金色だったら? ぞっとする。どんな虚飾にまみれた金なのか? 黒だったら? 吐き気がする。自分がゆっくり以下だなんて、考えたくもない。 本当はこんなバッジなど作ってはいけなかったのだ。 自分がどれほどの価値があるか。 誰もが知りたくて、しかし本当の意味では絶対に知りたくないこと。 人間はさまざまな場面でその価値を評価される。学生の頃は試験、社会に出てからは仕事 の成果や勤務態度の評価。それで価値が決まる。だが、逃げ道がある。「勉強が人間の価 値が計れるものか」「仕事ができる、できないで人の価値は決まらない」。そんな風に逃 げられる。人の価値なんて言葉の上だけで、本当に計測できてはいけないのだ。 だが、「新バッジ」は違う。そんな逃げ道を奪ってしまった。あのシステムは完璧だ。完 璧すぎた。 ゆっくりはもはやバッジの色でしか相手の価値を判断せず、人間もまたバッジの色でしか ゆっくりの価値を計れない 。 それで得たものは、明確な基準。 失ったものは……きっと数えきれない。 私は恐怖する。 あの親子のまりさ。かつて銀だったという銅のバッジをつけた子まりさはこうつぶやいた のだ。 ――おとーさんと、はなれたくないよ…… 子まりさは、きっと本当に生まれたときは銀バッジだったのだろう。その子まりさが、な ぜ銅バッジになったのか。どんな想いで、自分のバッジを「銅に変えてしまった」のか。 それは「新バッジ」では計れない、人として失ってはいけない大切なものだ。 「新バッジ」の完成によって失ったものとは、きっとそういうものなのだ。 今となっては、研究に使ったあの親れいむの笑顔が痛い。胸に、突き刺さる。 知りたくなかった。気づきたくなかった。こんな、こんな、こんなこと……! 私は胸の痛みを強引に押さえつける。そしてゆっくりの不条理に相対したときに唱える魔 法の呪文を口にする。 「……だって、ゆっくりだから」 いつもは不思議な納得感を与えてくれるその言葉は、しかし、今の私になにひとつ与えて くれなかった。 了 by触発あき ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKI - 触発あきの作品集 http //www21.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/32.html 感想はこちらにいただけるとうれしいです 触発あき - ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278666597/l50
https://w.atwiki.jp/hutaba_ranking/pages/172.html
『パーフェクトバッジシステム』 34KB 実験 赤ゆ 加工場 現代 独自設定 ※独自設定垂れ流し 「ぼくのかんがえたさいきょーのばっじしすてむっ!」って感じの独自設定です ※先日スレでバッジに関する話題で盛り上がっていたのに触発されて書きました 「かいゆっくりにしてください! まりさはきんばっじのゆっくりだったんですうううう う!!」 冬も近づいたある街角。 そこで叫び続けるのは、不思議生首饅頭ナマモノ、ゆっくり。大きなとんがり帽子と金髪 が特徴のゆっくりまりさが、行き交う人々に救いを求め叫んでいた。 数年前からありふれるようになった光景。まりさが力尽きるか、あるいはゆっくり対策課 の人間が処理に訪れるまで続くであろう、悲惨で、しかし滑稽この上ない有様。 足を止める人間はいない。 このまりさ、自称するとおり、かつては金バッジの飼いゆっくりであったのかもしれない 。だが、今となっては意味はない。今や、そのことに価値を感じる人間は誰一人としてい ない。 まりさについているバッジ。かつて金色に輝いていたかもしれないそれは、黒く染まって いたからだ。 パーフェクトバッジシステム 「ゆっくりのバッジを作れ、ですって?」 ゆっくり加工所の研究棟。そのひとつ、お飾りを専門に研究する研究室のひとつ。私の職 場であるそこにやってきた企画課の男は、そんな奇妙な提案をしてきたのだ。 「ゆっくりのバッジについて、どの程度知っている?」 「まあ、一般的なことなら。ランクは金、銀、銅に分かれてて……最近はプラチナとかも ありましたっけ?」 企画課の男の確認の言葉に、私は半ば嘲笑しながら答えた。 ゆっくりのバッジ。金、銀、銅などといったようにランク分けされている。 銅は飼いゆっくりというだけで与えられる。人間の所有物であることを示すもので、犬や 猫につける首輪みたいなものだ。 銀はある程度の躾が施されたもの。人間の指示を正しく理解し、人間にとって迷惑な行為 をとらないことが最低限の条件だ。ペットとして一定以上の躾を受け、それを継続できる ゆっくりに与えられるもので、銅が首輪なら銀は称号と言えるだろう。 金はさらに優秀なゆっくりに与えられる。銀に必要な条件を満たすのはもちろん、ゆっく りとしては高い知能が要求される。ゆっくりは通常、数字を3までしか認識できないが、 金バッジのゆっくりは二桁程度は数えることができ、算数程度ならこなすことができる。 また、その知能を生かし、自分がゆっくりすることより人間をゆっくりさせることを優先 させるのも重要な条件だ。金は人間のパートナーとして認められた証で、ここまできてよ うやくゆっくりの命は犬ネコ程度の「生き物」として扱われるようになるのだ。 プラチナはそれ以上の称号。詳しくは知らないが、特別優秀なゆっくりや、優秀な希少種 などに与えられる特殊なものだと聞いている。 「でもバッジなんてあれでしょ? ゆっくりペット業界の作った、破綻したシステム」 金、銀、銅。これらのシステム自体は別に間違っていない。審査機関の活動も審査試験そ のものも、それなりに厳密で真っ当なものだ。 だが、問題はその対象がゆっくりであるということだ。 愚かで無謀で思慮に浅く、そのくせ欲望だけはやたらと強いゆっくり。その餡子脳ゆえに 、向上するには多大な努力が必要で、とてつもなく簡単に堕落する。 金バッジの高級ゆっくりが禁じられた子作りを、それも野良相手にやらかす事例はありふ れており、もう話の種にもならない。 飼い主が原因の場合もあるが、どんなに優秀であろうと、所詮ゆっくりはゆっくりなのだ 。 私に限らず、加工所に所属する人間は大抵バッジシステムを破綻していると馬鹿にしてい る。ゆっくりにペットとしての優劣をつけるなんて無意味だ。あいつらを正当に評価した いなら、食品としての品質の良し悪しで判断すべきなのだ。 企画課の人間も加工所で働いているのだから、そんなことをわかりきっているはずだ。 バッジもゆっくりのお飾りとの範疇で、私に話を振ってくるのはわからなくはない。だが 、加工所がわざわざバッジを作るなんて意味がわからない。 だが、企画課の男の提案はそんな私の常識を打ち破るものだった。 「で、そのバッジだが……生まれたときからゆっくりについていたらどうなると思う?」 「は? 生まれたときからって……」 「つまり、生まれたときからゆっくりのお飾りにバッジがついているわけだ。優秀なゆっ くりなら金、そこそこできのいいやつなら銀。普通のゆっくりは銅で、使い物にならない のは……そうだな、黒いバッジとか。それが、生まれたときからついてる。そして、ゆっ くりのペットとしての質の変化に伴ってバッジの色も変わるんだ。金バッジのゆっくりも 、野良と子作りした時点で銅バッジになる。逆に銅バッジのゆっくりでも、躾を受けて優 秀になればバッジの色も銀に変わる。どうだ、すごくないか? 作って欲しいのは、そん な『新バッジ』なんだよ!」 「それは……」 そんなことが実現したら、すごい。 ゆっくりのバッジシステムが破綻している理由は、ゆっくりが簡単に堕落するからだ。 バッジは通常、定期審査の義務がある。だが、劣化の激しいゆっくりのこと。正確なラン ク付けを行うなら、極端な話、毎日審査を行わなければならないだろう。それは現実的で はなく、定期審査はせいぜい半年に一回。人間に反抗的な態度を取ったり、あるいは野良 と子作りをしたゆっくりは即座に降格やバッジ剥奪もありうるが、それでは潜在的なゲス 化などはわからない。気づいたときには取り返しにつかないことになっていた、というの もよく聞く話だ。 ところが企画課の男の言う生まれたときからついていて、リアルタイムに変化する「新バ ッジ」ができれば解決する。ゆっくりの正確なランク付けがリアルタイムで確認できると 言うわけだ。 「できたら確かにすごいでしょうけど……そんなの、一回売りさばいたら終わりじゃない ですか。だいたい現行の審査機関が許しませんよ、絶対」 仮にそんなバッジができたとする。 ゆっくりにつけて、生まれた子供もバッジつき。それから生まれる子供は全てバッジつき になるわけだから、最初にある程度の数を売ればその先バッジはほとんど売れなくなるこ とになる。 また、審査機関の存在も問題だ。ゆっくりのバッジ審査は今や大きな市場になっている。 どの分野でもそうだが、資格とそれを支えるシステムが生み出す利益は莫大だ。それを崩 壊させるものなんて、業界の反発を受けるに決まっている。 ゆっくりを飼う人間にとってはメリットの大きいバッジだが、それを作る加工所からすれ ばリスクばかりで旨みが少なすぎる。研究室にこもりがちな私でも想像がつくことだ。 だが、企画課の男はそれも自信満々だ。 「大丈夫さ。審査機関はなくならない」 「なんでですか? だって審査の必要が……」 「審査の必要はある。というか、必要にする。バッジは定期的な品質チェックが要るって ことにすればいい。品質チェックの際、併せて現行の定期審査も行うよう義務付ける。バ ッジの品質チェックの特許をとっておけば加工所に利益が入るし、審査がある限り審査機 関にも金が入る。そりゃ、審査機関の利益は今よりは減るだろうが、新バッジシステムに 追従しないわけにはいかないだろうさ」 感嘆の息が漏れる。 確かに、それなら現実的だ。多くの飼い主たちはゆっくりの状況がリアルタイムでわかる 新バッジを望むだろうし、審査機関も生き残るためには新バッジを受け入れるしかない。 そして、ペットゆっくりが存在する限り、加工所は半永久的に特許料という利益を得るこ とができる。 企画課の言う男のまさにゆっくりペット業界にとって革命が起きるといってもいい。 私がそんな未来を夢想していると、 「じゃあそういうことで、研究の方、よろしく」 実に軽い調子で言い、企画課の男は立ち去ろうとした。 「ちょ、ちょっと待ってください! そんな簡単に言われてもっ……!」 「まあ、研究の一環としてやってくれよ。どうせ暇なんだろ?」 「暇って……」 確かに、ゆっくりそのものと比較してゆっくりのお飾りの加工はそれほど注目を集めてい ない。 ゆっくりは饅頭、食べ物だ。そのお飾りも例外なく、基本的には砂糖細工だ。だがゆっく りの構成要素としては珍しく水に強く丈夫で、そのため食感があまり良くない。お飾りを メインにしたヒット商品を出せないのが正直なところだ。 最近売れたのは「インスタントゆっくりおしるこ・まりさバージョン」。ゆっくりの中身 をお汁粉とし、具に成体ゆっくりの目玉の白玉、赤まりさのおぼうしを入れている。フリ ーズドライされたそれらをお湯で戻して食べるインスタント商品だ。おぼうしは食感が良 くなるように、ゆっくりの涙でふやかしてやわらかくした後、軽く火であぶってある。こ れはお汁粉の中で、ちょうどコーンポタージュのクルトンのようなアクセントになる。 もっとも、これがヒットしたのはそうしたお飾り加工の工夫によるものではない。お帽子 をお汁粉に浮かべ、その上に白玉をのっけて遊ぶ「水上まりさごっこ」がちょっと流行っ たからだったりする。 ゆっくりのお飾り研究は、加工所において閑職で、他の研究と比べて低く見られがちなの だ。 先ほどまで熱弁を振るっていたのも一転、企画課の男は投げやりな様子だった。 今更理解した。きっと今の話は飲み会とかで盛り上がって、翌日冷静になったけどダメも とでとりあえず持ってきた、という感じなんだろう。 お飾り研究は閑職。遊ばせておくより、なんでもいいから研究させていたほうがいいとい う判断かもしれない。いずれにしろ、馬鹿にしてる。。 「まあ、できるだろ。『だって、ゆっくりだから』」 だってゆっくりだから。 ゆっくりの研究で得られる結論は、どんなに不条理で理不尽でもその一言で済まされてし まうのだ。 正直むかっ腹が立ったが、それでも私はけっこうやる気になっていた。うまくいけば一気 にお飾り研究の地位を向上できる。実際、わりと暇だったと言うこともある。 そもそも、なにやったってかまわないのだ。 だって、ゆっくりだから。 ・ ・ ・ 新バッジの作成にあたり、まずはその素体となるバッジ――「素体バッジ」を作ることに した。 まずはゆっくりのお飾りをどろどろに溶かし、脱色する。要は溶けた砂糖の塊にするわけ だ。これを型に流し込み、冷やして固める。大きさはビーズ程度、形はこの段階では丸い 板状になっていればよく、正式な金バッジのような細工は施さない。これで「素体バッジ 」は完成だ。 今回のために飼育用の部屋の中には、濃縮オレンジジュースに満たされた三角フラスコに 挿された茎が整然と並んでいる。実の生る茎は五本、実の数は計30。実ゆっくりの種類 は、まずはゆっくりの基本種とも言えるれいむ種とまりさ種を選んだ。 これらの茎は加工所からまわしてもらった低級品だ。低級品と言ってもあくまで加工所の 基準、食品としてであり、中には性格の良いペット向けのゆっくりもいるだろう。まあ、 ゆっくりなんてどいつも大して変わらないものだから、問題ないだろう。 「素体バッジ」を軽く熱して表面を溶かし、これらの実ゆっくりすべてのお飾り付着させ る。 素体接着作業の翌日。さすが加工所製と言うべきか。予定通りきっちりと、実ゆっくり達 は生れ落ちた。 生れ落ちる赤ゆっくりたちの様子を、私はモニター越しに観察する。 「ゆっくちちていっちぇね!」 「ゆっくりしていってね!」 次々に生まれる赤ゆっくりを迎えるのは金バッジをつけた成体のゆっくりれいむだ。成体 と言うより老体と言った方が適切かもしれない。 加工所のある部署では、高級品をつくるために、金バッジのゆっくりに赤ゆっくりを生ま せて育てさせ、育ちきったところで一気に虐待するという手法を行っている。何一つゆっ くりできないことを経験せずのびのびと育ったゆっくりが突然、最上級の虐待を受けるこ とで高品質な甘みを生み出すと言うわけだ。 この金バッジのれいむは、そこで長期間子育てを行っていた。経年劣化により廃棄になっ たところ、折りよく研究用に入手したのだ。このれいむが今回の新バッジ作成の要となる 。 赤ゆっくり全てが生れ落ち、生まれてはじめての食事として茎を与え、ようやく落ち着い た頃。 成体れいむは、赤ゆっくりたちに語りかける。 「おちびちゃんたち! ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!」 成体れいむの呼びかけに元気に答える赤ゆっくりたち。刷り込みは問題なくうまくいった ようで、餡子の縁などかけらもないあの成体れいむを自分の親と思い込んでくれたようだ 。 そして、親れいむは台本通りに赤ゆっくりたちに語りかける。 「おちびちゃんたち! こっちをみてみてね!」 れいむの指し示した先には大きな鏡がある。赤ゆっくりたちは楽しそうにそちらに向かう 。 「これは『かがみさん』! かがみさんは、じぶんでじぶんをみれる、ゆっくりしたもの だんだよ!」 赤ゆっくりたちはもの珍しげに鏡に映る自分の姿を眺めている。きょろきょろしたり、の ーびのーびしてみたり。実ににぎやかで真にイラッとくる。 やはり教育をれいむにまかせて正解だ。私がいたら育成などうまくできないだろう。もち ろん、老練な加工所の子育てれいむとは言え、ゆっくりに全ての世話を任せるつもりはな い。通常の高級品育成時と同様に、定期的にブリーダーに指導してもらう約束は取り付け てある。 「みんな! おかーさんをみてね!」 「ゆ! おかーしゃんのおかじゃり、とっちぇもゆっくちしちぇるよ!」 「ゆううう! きらきらしゃん、きりぇーだよ!」 「いいにゃ! いいにゃ! きらきらしゃん、ゆっくちー!」 頭のリボンに輝く金バッジをきらりと見せ付ける親れいむ。ゆっくりは人工物の、きらき らすべすべしたものが大好きだ。野良や野生のゆっくりがおうちにそうしたガラクタをよ く溜め込む。 野良がバッジにあこがれるのはステータスばかりではない。ゆっくりできる綺麗なお飾り であるということも重要なのだ。 「これはおかあさんのばっじさんだよ! おちびちゃんたち! おちびちゃんたちにも、 ばっじさんはついてるよ!」 れいむに促され、鏡を覗き込む赤ゆっくりたち。すぐに自分達のお飾りについた「素体バ ッジ」に気づいたようだ。 どの赤ゆっくりも一瞬笑顔を見せ、しかしその顔はすぐ失望に沈む。 「ゆ、おかざりしゃん……」 「きらきらしゃんじゃないよ……どうちて……?」 「ゆえええん! ゆっくちできにゃいいいいいい!」 あまりにも飾り気のない「素体バッジ」に絶望し、泣き出す赤ゆっくりも出始めた。 だが、親れいむはゆっくりとした笑みを崩さない。 「おちびちゃんたち! しんぱいしなくていいよ! ばっじさんがきらきらしてないのは 、おちびちゃんたちがまだうまれたばかりだからだよ! おちびちゃんがいいこでげんき にそだてば、おかあさんみたいなとってもゆっくりしたばっじさんになるよ!」 「ゆううう!? そうにゃの!?」 「れーみゅ! れーみゅ! いいこになりゅ! きらきらしたばっじしゃんつけりゅ!」 「まりしゃも! ゆっくちおーきくなって、きれーなばっじしゃんをつけるのじぇ!」 よし、刷り込みはうまくいった。 新バッジの作成。その第一段階は、「お飾りとともにバッジを成長させること」だ。 通常、ゆっくりのお飾りは自身の成長に伴い大きくなる。これはゆっくりが常に甘みを帯 びた「ゆっくりオーラ」を放出しているためである。 あまり知られていないことだが、とある博士の研究によると、ゆっくりは振動によってコ ミュニケーションをとっているらしい。振動によってゆっくりが性行為するのは良く知ら れているが、通常のコミュニケーションでも人間にもわからないくらいにゆっくりの身体 は微弱に振動し、「ゆっくりオーラ」を放出している。ゆっくりが何か行動する際いちい ち口に出すのは、声を出す振動でこの「ゆっくりオーラ」の放出を高めるためらしい。ま た、まったく同じ発音で同種のゆっくりの名前を呼ぶとき混乱しないのは、実はこの「ゆ っくりオーラ」によるコミュニケーション能力のためらしい。 そしてゆっくりのお飾りは、「ゆっくりオーラ」の受信機であり送信機となっている。ゆ っくりがお飾りを失うと同族に排斥されるのは、「ゆっくりオーラ」の送受信機能が低下 し、コミュニケーション能力を減ずるからなのだ。 ゆっくりが常に放出し、吸収する甘みを帯びたオーラ。このオーラを糧に、ゆっくりのお かざりは成長する。甘みで成長するあたり、お飾りもまたゆっくりの身体の一部と言える のだ。 そして新バッジはまずこのお飾りの一部とならなくてはならない。そのためにお飾りを材 料にし、生まれる前に着け、生まれた後もこうして刷り込みを行ったのだ。 ゆっくりは思い込みのナマモノ。いかなる加工過程においても、こうした刷り込みは最重 要事項だ。 親れいむもよくやってくれている。もっとも、必死にもなるのも当然だろう。あの親れい むは本来廃棄品。研究に転用されなければミキサーにかけられ飼料と化していたのだ。研 究に不適格とみなされば廃棄すると言い含めてもいる。文字通り命がけで子育てに励んで くれることだろう。 「ゆっくりしていてね!」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!」 親れいむの呼びかけに、赤ゆっくり達は元気に答える。 新バッジの刷り込みは成功。親子関係も良好。まずは第一段階はクリア、といったところ か。私はそんなゆっくりどもの和やかな様子を横目に、研究レポートを作成するのだった 。 ・ ・ ・ 「ゆゆ!? れーみゅのおかざりしゃん、ぴかぴかしゃん!」 「まりしゃも! まりしゃも! ぎんぎんなのじぇ!」 「れーみゅはなんだかゆっくちできにゃいいりょだよ……」 翌朝。鏡を見てゆっくり共が騒ぎ始めた。騒動の元はそのお飾りについた「素体バッジ」 の色だ。 赤ゆっくりによって金、銀、銅と色が変わっていたのだ。 「おちびちゃんたち! ゆっくりきいてね!」 親れいむの声に、赤ゆっくり達は騒ぐのをやめ注目する。親子関係は相変わらず良好なよ うだ。 「ばっじさんにはいろんないろがあるんだよ! きんいろのぴかぴかばっじさんはとって もゆっくりできるいろなんだよ!」 「ゆわーい! ゆっくちー!」 親れいむがモミアゲで指し示した金の「素体バッジ」をつけた赤ゆっくりは喜びに飛び上 がった。 金の「素体バッジ」をつけた他の赤ゆっくり達もうれしそうに踊っている。 「ぎんのぴかぴかばっじさんは、きんのつぎにゆっくりできるいろなんだよ!」 「ゆっくち!」 今度は銀の素体バッジをつけた赤ゆっくりが喜びに飛び上がる。銀の素体バッジ赤ゆっく りは金より数が多く、さらににぎやかだった。 とてもゆっくり、和やかな空気。だが、それはすぐに壊れた。 「どうのぴかぴかしてないばっじさんは……あんまりゆっくりできないいろなんだよ…… 」 「そんにゃああああ!」 親れいむの声に、大多数だった銅の「素体バッジ」をつけた赤ゆっくりは沈み込む。先ほ どの楽しげな空気から一転、まるでお葬式のような空気。 そんな空気の中、親れいむだけが力強い笑顔で、「台本通り」に声を上げた。 「おちびちゃんたち! しんぱいしなくていいよ! おかあさんとにんげんさんのいうこ とをちゃんときいていいこにしてれば、ばっじさんはぴかぴかになるよ!」 「ほ、ほんちょ……?」 「れーみゅたち、ゆっくちできりゅの……?」 「ゆっくちちたい……ゆっくちちたいよお……!」 「だいじょーぶだよ! ゆっくりいいこになれば、ゆっくりぴかぴかのきんばっじさんに なれるよ!」 赤ゆっくり達の弱気な声に揺るがない、あくまでも力強い親れいむの声。赤ゆっくり達の 憂鬱なたちまち気持ちは吹き飛んだ。 「れーみゅ! いいこになりゅよ! ばっじさんをぴかぴかさんにするよ!」 「まりしゃも! まりしゃも! とってもゆっくちしたゆっくちになっちぇ、ぴかぴかば っじさんをつけるのじぇ!」 「ゆううん! れーみゅ、もういいこなのにぃ……でも、がんばっちぇもっちょいいこに なりゅよ!」 赤ゆっくりたちは元気を取り戻し、良いゆっくりになるべく決意を固めてくれたようだ。 モニター越しでもその熱意のほどが伝わってくるかのようだ。 まったくもってゆっくりの単純な餡子脳は簡単に刷り込みができて助かる。これで赤ゆっ くりたちは金バッジを目指してがんばってくれることだろう。 さて。色の変わった素体バッジだが、これは今回の目的どおり、「新バッジ」としてゆっ くりに受け入れられ、その性格に応じて色を変えたのだろうか? もちろんそんなことはない。いくらゆっくりが思い込みのナマモノだからと言って、たっ た一晩で新バッジが出来上がるのなら苦労はない。 昨晩、赤ゆっくり達が眠ったのを見計らい、ランダムで色を塗っただけである。だから今 現在、金色の「素体バッジ」をつけているやつが優秀なわけでも、銅色の「素体バッジ」 をつけているやつが劣っているわけでもない。単に初期の刷り込みのために仕込んだだけ なのだ。 だからこれからが面倒だ。これから毎晩、その日のゆっくりの行動を観察し、悪い赤ゆっ くりの色はランクを下げ、良い行動をした赤ゆっくりの色はランクを上げるという作業を しなくてはならない。ランダムで塗るのが通用するのは最初だけ。これからきちんと行動 を反映しないと「新バッジ」は望む形に完成しない。 しかも塗りなおすのは一度脱色しなくてはならない。そうしないと、ゆっくりが自ら素体 バッジの色を変えてもわからないからだ。 着色作業は専門技術を持つ加工所の研究員が行う必要がある。だが、観察は別だ。 「そんなわけで、バイトのみなさん。しっかり観察よろしく」 バイトは基本的にゆっくりを愛でることのできる人間、という条件で集めている。この段 階において虐待要素はないため、そうでなくては勤まらないのだ。加工所のバイトで「愛 で」、という条件は難しいかと思ったが、意外と集まってくれた。楽しそうにモニタを眺 め、担当の赤ゆっくりの行動をチェックし、所定のチェックシートに記入してくれている 。赤ゆっくり達のお飾りには、昨夜バッジの着色をしたときに小型の電子タグが埋め込ん である。モニターには常に番号が表示されるようになっているから、人間でも問題なく個 体識別できるようになっている。 モニターの向こうでは親れいむがはりきって子供に教育を始めていた。さすが老練の高級 品生産用ゆっくり。和やかな空気を保ちつつ、それでいてきっちりと赤ゆっくり達を教育 している。見る人が見れば微笑ましい光景なのだろう。 バイト達は楽しそうに見ているが、加工所の研究員である私としては胸がムカムカする光 景だった。 モニターから目を背けると、別の作業を始めて早々に記憶から今の光景を締め出そうとし た。だが、親れいむのとてもゆっくりした笑みだけが、妙に印象に残った。 ・ ・ ・ 「素体バッジ」の装着。バッジの刷り込み。 それらを万全に行ったところで、すぐに定着するとは思っていなかった。 ゆっくりのお飾りを原料としているとはいえ、素体バッジはあくまで人の手による加工品 。初めからゆっくりの成長に合わせて大きくなることまで期待していたわけではない。途 中で素体バッジは打ち切り、定期的にバッジを交換する予定だった。そうして育ったゆっ くりを交配して世代を重ね、徐々に定着を狙う計画だった。 ところが、赤ゆっくり達が子ゆっくりになる頃。バッジの色が自然に変わるようになった 。それもこちらの意図した色にそまりやすくなり、そのサイズもまたお飾りの成長に合わ せて大きくなった。驚くべきことに、その変化の過程で形まで変わった。何の細工も施し ていなかった素体バッジが、親れいむの金バッジと同じように細かな彫刻までほどこされ つつあったのだ。 新バッジは早くもゆっくりの身体の一部になっていた。まるで初めからそうなることが決 まっていたかのような、奇妙な自然さで。 疑問は絶えなかったが、研究としてはうまくいくに越したことはない。研究は次の段階に 進めることとなった。 ・ ・ ・ 「ゆっくちできにゃああああああい!」 「ゆわーん! おかあしゃああああん! ゆっくちさせちぇえええええええ!」 ゆっくりたちの住む飼育部屋は透明な壁で三つに仕切られた。 まず、隅の区画。ここには銅バッジの子ゆっくり達がおさめられている。泣き叫ぶ声はこ の銅ゆっくり達のものだ。まだ赤ゆっくり言葉が抜けないことからも、こいつらができの 悪いゆっくりであり、素体バッジの変色が正常に行われていることがわかる。 細長い区画の端には餌場、反対側の端には寝床やといれなどの通常の生活空間となってい る。区画の中央にあるのは平べったいベルトコンベアだ。これが常に銅ゆっくりの通行を 阻む。 生活空間から餌場に向かうとき。ベルトコンベアは生活空間に向かって回転するから、子 ゆっくりたちは必死に走らなければならない。逆に餌場から生活空間に向かうときベルト コンベアは餌場に向かって回転するから、やはり子ゆっくり達は走らされる。 楽をしようとどちらかに居座ろうとすれば、係の人間によって容赦なく体罰をくわえられ る。体罰と言ってもハエたたきで軽く叩く程度。あくまで普通の躾の範疇だ。 これは加工所では一般的な手法だ。ゆっくりは苦しむことで甘みを増し、運動することで 身が引き締まり食感が良くなるのだ。 「ゆっくり……ゆっくり……」 「おかーさん……おかーさんとゆっくりしたいよぉ……」 情けない声を上げているのは中央の区画にいる銀バッジのゆっくり達だ。 こちらの区画も餌場や寝床の位置などは銅バッジのそれと大差ない。大きな違いはベルト コンベアがないことだ。特に不自由なくゆっくりできる空間。だが、銀バッジたちはゆっ くりしきれない。 銅バッジの区画にも銀バッジの区画にも、たった一匹の親れいむはいないのだ。 「おちびちゃんたち……」 「ゆうう! みんなでゆっくりしたいよ!」 最後の区画。銅バッジの区画の反対側には、金バッジの区画には金バッジの子ゆっくりと 、親れいむがいる。それを除けば銀バッジの区画とそう変わらない。 「おかーしゃん、こっちきちぇえええ!」 「しゅーりしゅーりしちゃいよおおお!」 情けない声を上げる銅バッジのゆっくりたち。しかし、区画ひとつ挟んで親ゆっくりとの 接触は阻まれている。 「おかーしゃん……すーりすり……」 「ゆうう……すーりすり! すーりすり!」 ゆっくりの接触コミュニケーション「すーりすり」を試みる銀バッジ子ゆっくり。しかし 、透明な壁を隔てて柔らかな感触は得られず、満足には程遠い。 「すーりすり……みんなでゆっくりしたいね」 「みんなきんばっじさんだったらいいのにね……そうしたらみんなでゆっくりできるのに ね……」 金バッジのゆっくり達は親と一緒のゆっくりできる空間だ。だが、金バッジを持つほどの 善良な個体である。今まで一緒だった姉妹と離れ離れになり、また自分達だけが親れいむ とゆっくりできる後ろめたさからか、どこかゆっくりできていない。 すべての区画には鏡が設置されている。いつでも自分のバッジの色が分かる。金バッジ以 外は、親と離れ離れになってしまう原因のバッジが、惨めに見えることだろう。 三区画、それぞれゆっくりできない空間。 そんななか、親れいむの声が響き渡った。 「ゆっくりしていってね!」 一瞬、そのあまりにゆっくりとした響きに全ての子ゆっくり達は返事も忘れて陶然となっ た。だがすぐに、本能に従い、なにより母親に呼びかけられたことがうれしくてたまらな くなり、喜びを声に出して爆発させた。 「ゆっくち! ゆっくちしちぇいっちぇね!」 「ゆっくりしていってね! ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりーっ!」 離れていても、声は届く。近づけなくても、心はひとつ。親れいむの呼びかけに、子ゆっ くり達はみなそのことを知った。寂しい気持ちは消えはしなかったけれど、それでもみん な、ゆっくりできる――そんなことでも考えているのだろう。どいつも実にゆっくりとし た顔をしている。 親れいむは、そんなゆっくりした子供達に激励を送った。 「みんな! ゆっくりしてね! おかあさんとにんげんさんのいうことをきいて、いいこ にしてればみんなきんばっじさんになれるよ! そうしたらみんなでゆっくりできるよ! 」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「れいむ、がんばるよ!」 「まりさもまけないよ!」 「ゆっくりー!」 こうして教育の第二段階は始まった。 バッジとはゆっくりに格付けすることであり、それはすなわち差別を生む。それを実感さ せるのだ。その上で、新バッジが正常に機能するかを検証するのだ。 この環境で適宜ブリーダーの監修に入ってもらい、ゆっくり達の育成は始まった。 実のところ、研究の目的はバッジの完成であり、別に金バッジゆっくりを増やすことでは ない。だが、目に分かる目標があった方がやりがいがあるというものだ。研究員にとって も、ゆっくりどもにとっても。 「ゆっくりがんばるよ! れいむ、いいこになるよ!」 親れいむの呼びかけに素直に応え、銅から銀にあがるゆっくりも現れ始めた。銀から金に あがる子ゆっくりもいる。つくづくゆっくりというのは思い込みのナマモノだ。 だが、どちらかと言えば逆のゆっくりの方が多かった。 「れいむわかったよ! きんばっじのれいむはとくべつなゆっくりなんだね! かわいく ってごめんね!」 突然何やら悟った顔をして、そんなことを叫んだ子れいむ。そのバッジは、驚いたことに 一瞬で金から銅へと変色した。 銅になったら即座に研究員によって区画移動させられた。 「はいはい、銅バッジは銅区画ね」 「どぼじでええええ!? おがあざああん! おがあざあああああん!」 「おちびちゃん……ゆっくりはんせいして、またきんばっじさんになってかえってきてね ……!」 また、銅バッジからさらに落ちるゆっくりもいた。 「くそじじいいいいい! おかーしゃんとゆっくちさせるのじぇ! ゆっくちさせちぇく れないと、ぎったぎたにしてやるのじぇええええええ!」 銅バッジということは頭も悪い。人間との力の差も理解できない、銅バッジにすらなれそ うもないその子まりさのバッジは……なんと黒に染まった。 これは想定外だった。まさか教えていない色に……それも、新バッジの話を持ってきたと き、企画課の男が思いつきで言っていた黒バッジになってしまうなんて。 協議の結果、その子まりさは処分することになった。 「黒バッジのゆっくりはゲスだ! ゲスは加工所行きだ!」 「かこうじょはいやあああああああ!」 ここはそもそも加工所の研究棟なわけだが、親れいむ以外のゆっくりには知らされていな い。 子ゆっくりどもは恐怖に震え上がった。 この区画分けによる教育は子ゆっくりが成体になるまで続けられた。 バッジの変色はおおむねこちらの期待通りに行われた。たまに変色しないことがあったが 、その場合は眠っている間に手作業で着色した。その頻度も徐々に減っていき、成体にな る頃にはこちらの望む機能を備えた新バッジは出来上がった。 最終確認として、試験的に銀以上のゆっくりに、その色に見合ったバッジ試験を受けさせ た。すると驚いたことに、実に九割のゆっくりが合格した。この結果には研究に関わった ブリーダー達も驚いていた。バッジ試験は何度か落ちてようやく合格、というのが常識ら しい。 とにかく、この世代のバッジは完成したと言って問題なさそうだった。 成体になったら次はいよいよすっきりーによる繁殖である。バッジつきの赤ゆっくりが生 まれれば、この「新バッジ」は本当に完成だ。今までの実験手順を10世代も繰り返せば 定着するのではないかと予想されている。まあ、これは甘く見積もっての話だ。定着には まだまだ時間がかかるだろう。 だが実のところ、私個人としてはここまでの成果で満足していた。ゆっくりのランクを正 確かつリアルタイムに量るバッジは完成した。少々手間はかかるが、研究で行った手順を 繰り返せば量産も可能だ。 それにここまでの成果だけで私の評価は大きく高まった。今では研究費用も以前の数倍得 られる。気持ち悪いくらい上手くいく研究だったが、これから先たとえ困難があろうと大 丈夫だと思えるだけの立場は築けていた。 もっとも、こういう時こそ危ないものだ。研究は常に慎重に、石橋を叩いて渡る気持ちで やらなくてはならない。立場が上がったということは責任も重くなったということだ。私 は一層気を引き締めて研究に臨んだ。 だから、驚いた。 「新バッジ」を装着した第一世代のゆっくり達。その子供達のいずれもが、「新バッジ」 を着けた状態で生まれてきたのだ。 ・ ・ ・ 「新バッジ」の生産技術は実にあっさりと固まった。量産すると、「新バッジ」は瞬く間 に世に広まった。 つけたゆっくりのランクを正確かつリアルタイムに把握できる。その便利さを望む大衆の 声に、反対を唱えるバッジ審査機関はまったく抵抗できなかった。 新バッジは飛ぶように売れ、加工所は初期において大きな利益を得た。また、あらかじめ とっておいた特許により、長期安定した収入も約束された。審査機関も流れに逆らえない と、柔軟に対応し、かつて企画課の男が意図したようにこの新バッジに対応するべく加工 所と協調の道を選んだ。 誰もがこの新バッジを受け入れた。 だが、この新バッジをなにより受け入れたのは人間ではなく、ゆっくりなのかもしれない 。 私は夢想する。気味の悪いくらいうまくいった研究。これは、ゆっくりという種がバッジ を望んだからではないだろうか。 愚かなゆっくりは、すぐに相手を自分より下に置きたがる。己の力もわきまえず人間を奴 隷呼ばわりしたり、お飾りを失った同族を排斥する。「かわいくってごめんね!」「まり さはむれでいちばんかりがうまいんだぜ!」など、簡単に頂点に立ちたがる。そうした欲 求が、自分のランクをはっきりさせたいという想いが、「新バッジ」を呼び込んだのでは ないか。そんな風に思えるのだ。 そんなことを考えてしまうくらい完璧なバッジのシステムができあがったのだ。 ・ ・ ・ 「ばりざを! ばりざをかいゆっくりにしてください! ばりざはぎんばっじだったんで ず! ごはんをちらかしません! おといれだっでちゃんどできまず! だがら! だが らぁ……!」 今日も街角でゆっくりの悲痛な声が聞こえる。そのほとんどが黒バッジで、たまに銅も見 かけるが、銀以上は見たことがない。 都市部のゆっくりのほとんどが「新バッジ」をつけている。捨てゆっくりが野良と交配し た結果だ。 現在、バッジは純粋にゆっくりのランクを示すものになっている。飼いゆっくりかどうか は、住所タグの有無で調べられる。以前はバッジを取られ捨てられたことが多かった。今 は住所タグをとって捨てられる。 もっとも、ゆっくりが捨てられること自体は減少しているという。ゆっくりのゲス化はバ ッジの微妙な色合いの変化でわかる。多くの飼い主は手遅れになる前にブリーダーに相談 するなどして最悪の事態を避けることができるようになったのだ。 また、飼いゆっくりが野良と付き合う、ということも少なくなった。「新バッジ」の色は ゆっくりでもわかる指標だ。自分のバッジの輝きを失うリスクを犯してまで黒バッジの野 良交流することなど、ゆっくりの餡子脳でも損なことだとわかるのだ。 それでもゆっくりは簡単に堕落する。そうした場合、問答無用で捨ててしまうマナーの悪 い飼い主もいるのだ。だから、野良にもバッジは広まった。 街中を歩く中、そんなゆっくり達を見かけていると、ふと、あの研究に使った親れいむの 笑顔が蘇った。 「さいごにいっぱいのおちびちゃんをそだてられて……れいむはしあわせーだったよ…… にんげんさんとゆっくりがなかよくできるおてつだいができて……れいむはとってもゆっ くりできたよ……」 「新バッジ」の完成とほとんど同時期に、親れいむの寿命が尽きた。だが、それは満足し た実にゆっくりとした最後だった。 「ゆっくりしていってね……」 れいむは「もっとゆっくりしたかった」と言わず、みんながゆっくりすることを願いなが ら「永遠にゆっくり」した。それはおそらく、ゆっくりにとって最高の最後と言えるだろ う。 確かにあの、本来廃棄品だったれいむのなしたことは大きい。バッジシステムは完璧なも のになった。人がゆっくりのランクを見誤ることは無く、ゆっくり同士も自分のランクを 理解できる。 私自身も地位も給料もぐんと上がった。 そう、あの研究は、正しかった。そのはずだ。 だが、なにかがひっかかる。 そんなとき、私の気を引く声が聞こえた。 「このこはうまれたときはぎんばっじだったんです!」 飼いゆっくりへの売込みを行うゆっくりの親子だ。片親らしい。薄汚れた親まりさの帽子 についたバッジの色は、やや黒っぽいが辛うじて銅に見える。野良にしては優良な個体と 言えるだろう。子供のときから躾ければ銀までいけたかもしれない。 そして、子まりさのバッジは黒味のない綺麗な銅だった。野良には珍しい。本当に最初は 銀だったのかもしれない。 目を向けると、うっかり親まりさと目が合ってしまった。親まりさの目が輝いた。 「にんげんざん! おちびぢゃんを、がいゆっぐじにじでぐだざい!」 やれやれ、面倒なことになった。無視してちょっと走るか、などと考えたとき、子まりさ のつぶやきが耳に届いた。 私は、子まりさのバッジが銀から銅に変わった理由を理解した。 そしてその理解は、私の中でひっかかったものを明確にした。 ・ ・ ・ 研究棟の一室、私専用の研究室。その中で一人、椅子に座る。正式に生産されるようにな った新バッジを手にもてあそびながら、ぼんやりと考える。 研究は気味が悪いほどうまくいった。 それは、ゆっくりという種がそれを望んだから。 自分をやたらと上に置きたがる、愚かなナマモノゆっくり。自分のランクをはっきりとさ せるゆっくりは、きっと「新バッジ」のようなものを望んでいたのだ。 「新バッジ」は驚くほど簡単に人間社会に広まった。 それは人間という存在がそれを望んだから。 より良いゆっくりを手に入れたい飼い主。堕落する金バッジゆっくりに悩まされていた審 査機関。利益を得たい加工所。みんなきっと、「新バッジ」のようなものを望んでいたの だ。 「新バッジ」の研究は、ゆっくりのペット業界に革命を起こした。だが、私のしたことと いうのは、実はたいしたことではなかったのかも知れない。ゆっくりと人間。二つの種の 欲求の一致。そこにただ、ちょっとしたきっかけを与えたに過ぎないのかもしれない。 ゆっくりの醜いエゴと人間の醜い欲。二つの醜いものの落とし子、「新バッジ」。 考えてみたらひどいものだ。 だが、金バッジのゆっくりは本当にゆっくりしている。「新バッジ」を本当に輝かせるこ とのできるゆっくりは、同じ重さの黄金以上の価値を持つという。その金バッジの輝きは 、本当に美しいと聞く。 おぞましく醜いものから生まれた金バッジが、純粋で美しいとは、なんて皮肉なことだろ う。 あの、街であったまりさの親子を思い出す。 「私はゆっくりにひどいことをしてしまった……」 甘い言葉だ。「新バッジ」の製作前に、もし加工所の同僚が同じ言葉を吐いていたら、私 はためらわずぶん殴っていただろう。 私はむしろぶん殴られたい気分だった。 その時だ。 その私の甘さに反応したかのように。バッジが変色を始めた。 「うわああああああ!」 私は悲鳴を上げバッジをゴミ箱に投げ捨てた。 どんな色か確かめようとは思わなかった。 金色だったら? ぞっとする。どんな虚飾にまみれた金なのか? 黒だったら? 吐き気がする。自分がゆっくり以下だなんて、考えたくもない。 本当はこんなバッジなど作ってはいけなかったのだ。 自分がどれほどの価値があるか。 誰もが知りたくて、しかし本当の意味では絶対に知りたくないこと。 人間はさまざまな場面でその価値を評価される。学生の頃は試験、社会に出てからは仕事 の成果や勤務態度の評価。それで価値が決まる。だが、逃げ道がある。「勉強が人間の価 値が計れるものか」「仕事ができる、できないで人の価値は決まらない」。そんな風に逃 げられる。人の価値なんて言葉の上だけで、本当に計測できてはいけないのだ。 だが、「新バッジ」は違う。そんな逃げ道を奪ってしまった。あのシステムは完璧だ。完 璧すぎた。 ゆっくりはもはやバッジの色でしか相手の価値を判断せず、人間もまたバッジの色でしか ゆっくりの価値を計れない 。 それで得たものは、明確な基準。 失ったものは……きっと数えきれない。 私は恐怖する。 あの親子のまりさ。かつて銀だったという銅のバッジをつけた子まりさはこうつぶやいた のだ。 ――おとーさんと、はなれたくないよ…… 子まりさは、きっと本当に生まれたときは銀バッジだったのだろう。その子まりさが、な ぜ銅バッジになったのか。どんな想いで、自分のバッジを「銅に変えてしまった」のか。 それは「新バッジ」では計れない、人として失ってはいけない大切なものだ。 「新バッジ」の完成によって失ったものとは、きっとそういうものなのだ。 今となっては、研究に使ったあの親れいむの笑顔が痛い。胸に、突き刺さる。 知りたくなかった。気づきたくなかった。こんな、こんな、こんなこと……! 私は胸の痛みを強引に押さえつける。そしてゆっくりの不条理に相対したときに唱える魔 法の呪文を口にする。 「……だって、ゆっくりだから」 いつもは不思議な納得感を与えてくれるその言葉は、しかし、今の私になにひとつ与えて くれなかった。 了 by触発あき ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKI - 触発あきの作品集 http //www21.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/32.html 感想はこちらにいただけるとうれしいです 触発あき - ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278666597/l50