約 11,795 件
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2668.html
「うをッ――!?」 幸村は出しかけた大声を、空気といっしょに呑み込んだ。 ほんの少し触れただけだというのに、舌の柔らかさが伝わってくる。揉まれていたとき以上の 快感に瞠目する幸村を気にも留めず、かすがはレロレロレロレロとしつこく亀頭をねぶる。 まるで桜桃を舌の上でころがすような動きだった。 その動きがはじまると、佐助も動きはじめた。かすがの腰をつかみ、自身と彼女の腰を ぶつける勢いで突き上げる。突然のことに驚いたかすがは、小刻みに動かしていた舌をとめて 佐助になにかを言おうとするが、その間もずっと律動はつづいていた。先ほど目にした 赤黒い肉塊がぬらぬらとした粘液をまとって女の胎内に出入りしている光景は、 幸村の脳裏に焼きついた。 「ふぅ、ぅううッ、んんぅ……ん」 かすがは眉間にしわを寄せて、今まで舐めていた男根を今度は口内に含んだ。 いきなり奥深くまで含んだうえに下半身を突き上げられて、喘ぎとも呻きとも取れる くぐもった声を出す。 口を窄め、吸い込まれる。そして舌先でちろちろと先端を舐められたり、裏筋をつつかれる。 細やかに動く手で陰嚢をやさしく揉まれ、「おっ、ぅおお……」と情けない声が漏れてしまう。 液体が弾む音が二か所から聞こえて、幸村の頭のなかで木霊した。そんな濃厚な濡れた音が 自身の下腹部から発せられているとは、にわかには信じられなかった。 溜まるばかりで発散されない熱がもどかしくて、幸村は無意識のうちに腰を浮かせた。 「んぐっ!」 のどの奥に幸村のものが突き当たり、かすがが苦しそうな声をあげた。含んでいた陰茎を 口の中から出し、くちびるやその周りに付いた体液を手の甲で拭う。 「も、申し訳ない」 慌てて謝るが、かすがは何事もないとでもいうような微笑みを浮かべる。 「気にするな……ん、あ、ああァ! さ、佐助、激し……ッ」 微笑みが幾分か崩れて、すこし淫靡さが増した表情になった。腰を振る佐助に かすがが視線をやると、 「今日のかすが、なんかいつもよりきつく締め付けてくるんだけど。旦那がいるからかなァ」 と、まったく悪びれる様子を見せずに言い放つ。口元には下卑た笑みがあるように見える。 いささか驚いた幸村がかすがを見遣るが、かすがはわざとなのか目を合わせようとせずに 再び男根に手をのばしただけだった。 今度は竿の部分をにぎり上下に動かして摩擦される。先までのものに比べれば、 いい子いい子と頭を撫ぜられているような感覚だった。先端にはくちびるが宛てがわれ、 柔らかな肉を押し付けられたかと思えば隙間から出した舌で、あふれ出た先走り汁を 舐め取られる。ときおり、ちゅっ、と短い音を立てて吸い取られもする。 かすがが『激しい』と言った佐助の動きに合わせて、彼女の嬌声があがることもあった。 「旦那ァ、かすがの口ん中、気持ちいい?」 佐助の問いかけに、幸村は無言で何度もうなずいた。気持ちいい、なんてものではない。 佐助×かすが×幸村 6
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2664.html
佐助とかすがが最初から両思いです 一応、佐助とかすがと幸村の3Pですが、どちらかというと幸村×かすがっぽいです ギャグっぽいです パロディネタが所々にあります 苦手な方はスルーしてください ――――――― 布をかませられて腕を縄で縛られてはいたが、足は自由だった。もしかしたら、 ちょっと力をこめれば縄はちぎれたかもしれない。それなのに幸村がその場から離れず、 目が離せなかったのは、きっと好奇心のせいだけではない。 「はぁっ、ん……」 かすがが艶っぽく呻いた。はれんちだと耳を塞ぎたい思いと、女子はこのような声も 出すのか、と感心する思いが交錯している。 「ほら、かすが。真田の旦那が見てるんだから、もうちょっと淑やかに、ね」 そう言って佐助はかすがの乳首を指でつまんだ。淑やかに、と口では言っているが、 手はそれとは正反対の動きでかすがを翻弄している。そして不思議なことに、彼女は耳まで 紅潮させているものの、声や表情は上機嫌であるようにしか見えないのだ。 あのような場所を、あのように攻め立てられてよろこぶとは、と幸村は疑問に思いながらも 佐助とかすがから視線を逸らさなかった。 幸村が佐助の部屋へおとずれたのは、今から半刻ほど前。眠ろうとしたが天井にあるシミが 人の顔に見えてきて眠れなくなった彼は、なにか気を紛らわせないかと佐助の部屋におもむいた。 「佐助ぇ!」 小気味好い音を立てて、いきおいよく戸を開けた幸村は次の瞬間仰天した。部屋には 佐助だけではなく、かすがまでいたのである。しかもあろうことか、かすがは佐助の腕の中で 裸同然の格好だった。 はれんちぃぃ! と、幸村は反射的に叫ぼうとした。だが、『は』のかたちを つくったところで幸村の口はなにかで塞がれてしまい、声を出すことはできなかった。 口を覆うものが佐助の手のひらだと認識したときには、体を部屋のなかに入れられ、 かすがが戸を閉めていた。叫ぼうとして叫ぶことができなかった言葉を口内で持て余しながら、 なんと素早いことか、と幸村は感じ入る。 「ちょっと旦那ァ、寝てなかったの?」 佐助が問いかけるが、彼の手のひらがまだ口を塞いでいるため幸村は応えることができない。 「佐助、どういうことだ」 かすがが言った。仰天したのは幸村だけではなかったらしい。思わぬ闖入者に、 ふたりとも困った風な表情だ。 「いつもこれくらいには寝てるんだよ、旦那は」 「寝ていないじゃないか」 けれど口調は普段のままだ。かすがはどこからか取り出した縄で幸村の両手首を縛り、 佐助は布を幸村の口にかませて両端を後頭部でくくった。彼らは最初から幸村に返答を もらうつもりがなかったのかもしれない。 目の前で惜しみなく揺れるかすがの乳房が視界にはいり、反射的に視線を逸らした。 しかし、一度見てしまったものはなかなか頭から離れてはくれず、結局幸村は薄目を開けて かすがの胸部を見つめた。すると、見られていることに気付いていないかすがが 不意に胸のしたで腕組みをしたので、乳房が寄せられてより卑猥な光景になってしまった。 「ふふんふふふふ!」 「え? なんだって?」 細めていた目を思いきり見開いて「はれんちである!」と叫んだつもりだった。 が、布のおかげでちゃんとした声にはならなかった。それが幸か不幸かは、わからない。 佐助×かすが×幸村 2
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2665.html
とりあえず座って、と促されるまま、並んでいる二人の忍びの前に座ると、 佐助が説明をはじめた。彼の話を要約すると、彼らは実は恋仲であるものの、 立場上やすやすと外で会うこともできず、時折こうして夜半にどちらかの部屋まで来ては 肌を温めあうのだということだった。いまだ混乱がおさまらない頭で、幸村は必死になって 理解しようと唸る。 しかし、と幸村は思う。いくら恋仲といっても、彼らは忍である。武田の情報が 上杉に流れているということはないのだろうか。 そんな考えが顔に出ていたのか、ふと幸村の顔を見た佐助が、へらっと笑ってこたえた。 「大丈夫だよ、真田の旦那。俺たち、ちゃーんと自分の立場わかってるからさ。 たとえば、こんなことしても――」 佐助が、おもむろにかすがの乳を揉みしだき始めた。男の手のひらによって、柔らかそうな 乳が形をかえて幸村を誘惑する。 「こんなことしても」 人さし指と親指で、胸の頂点をつまむ。そこだけは、乳房で唯一硬くなっているようだ。 指先をこするように動かされ、かすがの白い肌がたちまち薄桃色に染まっていく。 彼女が視線を上に向けて佐助と目をあわせると、どちらからともなく、くちびるを重ねた。 最初はそこに相手がいるのか確認するように。そして次第に角度をかえていき、ついには 舌を絡めはじめた。幸村が頭のなかで精一杯絶叫しているあいだも、ふたりは息を荒くして 口元から漏れる粘っこい音を虎の若子に聞かせていた。 「――俺たちはお互いの軍の情報を漏らしたりしない。ちゃんとわきまえてるって。 な、かすが」 ようやっとくちびるを離した佐助がかすがに目を向けると、上杉の忍びは首肯した。 たしかに、二人の言うとおりかもしれない。最近武田の動きが上杉に筒抜けだという話はない。 逆もまた然り。幸村は自分なりに頭の整理をして、佐助を見遣ってうなずいた。 合点がいった、と。 「わかってくれた? それじゃ俺たちはさっきの続きやるから、旦那はそこで見てな」 事も無げに言い放たれた佐助の言葉に、幸村は固まった。その間に佐助はかすがに 覆い被さってしまい、しかも彼女も嫌がる素振りを見せず、どこか悦んでいる。 「んんん! んんんんんんんッ!」 はっとした幸村が声にならない声で抗議する。ふたりの関係はわかった、理解した。 だから解放してくれるんじゃあないのか、と。だが忍たちは幸村など最初から いなかったとでもいうように、お互いの体を擦りあわせている。もしかしたら幸村の口元と 腕の自由を奪ったのは、彼が大声を出したりしないようになどではなく、 見せつけるためだったのではと思えるほどだ。 佐助がかすがの胸部に舌を這わせる。かすがは体をふるわせて、短く息を吐き出した。 「ふんんんんんーッ!」 なおも幸村の抗議はつづく。 男の舌は胸乳のうえを移動して、頂点に行き着いた。そして舌を尖らせてつついたかと思えば、 佐助は乳首を口に含んでしまった。それから耳を澄ませばちうちうと音が 聞こえてきそうなほどの勢いで吸い始めたのである。 そんな稚児のごとき事を――幸村は佐助の行動に目を疑ったが、かすがが何も抵抗せず これまた悦んでいるのを見て、さらに目を疑った。深い関係にある男女の行いとは、 己の理解を軽々と超えている。 しかし、そのような行為から視線を逸らせない自分がいるというのが現状だ。抗議の声は いつのまにか消えていた。 佐助×かすが×幸村 3
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2669.html
己の下腹部で揺れる、こがね色のまるい頭をなんとはなしに撫ぜてみる。するとその頭が 動いて、かすがと目が合った。艶やかな色をした瞳から目が逸らせずにいれば、 かすがは目を細めて、自身の頭に置かれた幸村の手を手に取る。 槍を手にいくさ場を駆け回る己のかたい手とくらべて、かすがの手は細くてやわらかい。 得物がちがうというだけではない、手にあらわれた男女のちがいに、幸村は改めて顔を赤くした。 「こっちも、さわって……?」 蕩けそうな声と動きで手を誘導された先にあったのは、彼女の豊満な乳房であった。 手のひらを押し付けられ、否も応もなく乳房のやわらかさを感じてしまう。 「うおおぉおおぉぉお!?」 「静かにしろ……」 かすがは目を伏せて、また男根にくちびるを寄せた。彼女の手は幸村の手に重ねられており、 そしてその幸村の手ごと自身の乳房に押し付けたり揉んでいるものだから、 幸村も柔肉を味わっているかたちとなっている。 しばらくそうしている内に、かすがの手が離れていった。残された自分の手を、かすがが そうしていたのを真似して同じように揉んでみたが反応は薄い。ならば、と、佐助が やっていたのを思い出して乳首をつまんでみると、亀頭にくっ付けられているくちびるが 一瞬揺れた。佐助が「旦那、そこいじってあげて」とニヤニヤしながら言う。 「う、うむ」 勝手はわからないが、親指と人さし指をつかって乳首をきゅっとつまむ。 かたく尖った乳首を更にかたくしたかすがの指が、少しぎこちなくなったように感じた。 「かすがはねぇ、乳首いじられるのが大好きなんだよね」 佐助はそう言って、幸村がさわっていないほうの乳首を指で弾いた。 かすがは苦悶などからではなく、止め処なく湧き出る快感にどうしようもなくなって 眉間にしわを寄せた。 幸村もおそるおそる乳首を弾き、それから親指と人さし指両方の腹を擦りつけるように 動かした。「ちょっと痛いかなー、って思えるくらいつまんで。ひねるように」と佐助の声が 聞こえたのでそうしてみれば、とうとうかすがは陰茎から口を離して喘ぎはじめたのだった。 「や、あん、それは……はっ、反則ぅ……くァ、あ! そこは、あ、だめ、ぇ、 はあぁ……っ、佐助ッ、よけいなことを……ッ!」 「こういうときの女の『ダメ』『イヤ』は『もっとして』ってことだから」 かすがの睨みを無視する佐助の言葉に、幸村は「勉強になる」とまじめな顔をしてうなずいた。 もっとも、その時のかすがの顔は悦楽に負けてしまっていたので、睨まれても まったく怖くなかったのだが。 「あっ、あっ、ん、ふああァっ……」 佐助の言うように、かすがの『ダメ』を『もっとして』と受け取って乳首をいじる。 かすがは懸命にまた男根にくちびるを寄せるが、ふたりの男に攻め立てられて喘ぐばかりだ。 先端にくちびるをつけたかと思えば、すぐに離れていって近くで喘ぐため、 熱い息が亀頭にあたって背筋がぞくぞくする。竿に添えられた手は力の強弱が うまくつけられず、たまにひどく強くにぎられたりもするが、それはそれで気持ちがよかった。 「くう、あぁっ、やぁんっ! イっ、イくっ! イッちゃうぅぅ、も、だめぇ……っ!」 そう言った瞬間、幸村の男根をにぎる手に力がこもった。同様の動きが下半身でもあったのか、 腰をうごかしていた佐助がほとんど聞き取れない声で呻く。手と膣内はそれぞれの男根を 締め付けて、ふたりの男はほぼ同時に射精した。幸村の精は顔を、佐助の精は胎内を 白く汚した。かすがは顔に飛び散った精液を指ですくいとって、舐めた。 うつろな瞳の奥は、まだ満足していないようだ。 佐助×かすが×幸村 7
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2667.html
佐助が身を屈めて、かすがと顔を近づけた。またくちびるを重ねるのかと幸村は思ったが、 そうではなかったらしい。かすがの耳元に口を寄せて、なにやら耳打ちした。 そう離れていないところに座っているのに男の声がまったく聞こえなかったのは、 彼がなんでもありの忍びだからである。 耳打ちされたかすがは、一瞬だけ佐助と目をあわせてフッと笑ったように見えた。 そして顔だけ幸村のほうを見遣り、静かに手招きした。解放してもらえるのだろうか、と、 どことなく名残惜しげに思いながら彼女に近づくと、伸ばされたかすがの手によって 口元の布と、腕を縛っていた縄が取り払われた。 「絶対に大声を出すなよ」 布を取ったその人さし指でくちびるをなぞられる。解放されるわけではないようだが、 幸村はさほど遺憾に思わずに「しょ、承知したっ!」と、わけも分からないまま返事をした。 そのとき佐助がのどの奥で笑ったことには気付かなかった。 かすがの手はするすると下に向かい、寝間着の合わせ目に辿りついた。手が寝間着のなかに 潜り込み、細い指の先がかたい肌に触れる。その感触がくすぐったくて気恥ずかしくて、 思わず大声をあげてしまいそうになったのだが、先ほどのかすがの言葉を思い出し、 くちびるを噛んで我慢する。と、寝間着の合わせ目を広げていたかすがの手がとまった。 なんだこれは、と、しかめられた彼女の顔が言っている。幸村も黙って視線を下へやると、 そこには彼が身につけている真っ赤な褌があった。武田の者がいくさの際に 着用している具足と同じ、真っ赤な褌。それに武田と真田、両家の家紋、 そして『真田源次郎幸村』と持ち主の名が刺繍されている。佐助もそれを視界にいれたのか、 ちいさく声を出して笑った。 「それがしの、しょ、勝負褌でござる」 沈黙に耐えきれずに口を開いてみたが、かすがは何の感慨もなく「ああ、そう」と 言っただけで、褌をゆるめる作業に戻った。佐助は笑いを押し殺そうとして変な声が出ていた。 幸村の顔が褌と同様に真っ赤に染まっていく。 「この褌はお館様が御上洛を果たされるまで、いや、果たされた後もお館様のため 勇んで参るという、それがしの決意の表れ! 常に武田菱と六文銭を身につけておくことで、 志気を高め、気を緩めずにいられるようにということだ! だ、だから笑うな、さす――」 部下の名を最後まで言えずに幸村は固まった。 「大声を出すなと言ったはずだ」 いつの間に取り出されたのか、幸村の陰茎がかすがに握られていた。白い手が揉むような動作で 刺激をあたえているが、そんなことをしなくても幸村の下腹部はもうずっと前から 熱を帯びていて、かすがが触れる前から先走り汁が垂れていたのだった。 「もうこんなにして……。ふふ、熱い……」 竿を握り、親指で先端を撫ぜる。頬擦りでもされるのはないかというほど顔の至近距離まで 近付けられ、じっくりと眺められる。味わったことのない快感に、腰が浮き上がりかけた。 しかし、幸村には幸村なりの葛藤があった。かすがの指の動きは、えも言われぬ快感を 生み出して腰部に疼くほどの熱が集まる。だが、よく知らない女子に己の急所を弄ばれるなど、 もののふとして面目ないのでは。様々な思いが入り乱れて収拾がつかないままの頭で、 幸村は口をひらいた。 「かっ、かすが殿! いい加減にしてくださらぬか! それがしは二人のことを口外などせぬ。 それに、こっ、こんな事をされても、それがしは快いわけではござらん!」 吠えるように一息に言うと、かすがは動かしていた指をとめた。ほっとした幸村の顔を 一瞥して、親指の腹についた体液を舐める。そしてそのまま幸村の男根と、 その先端から垂れる『汗』をベロンッと舐めて、凄みのある顔と声で言った。 「この味は! ……ウソをついている『味』だ……真田幸村!」 佐助×かすが×幸村 5
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2672.html
「抱きしめあうことも、顔をあわせることも、そしてそのまま口を合わせることが出来る! お互いの熱を身近に感じられる、非常に素晴らし――」 幸村の口は、こだわりを語っている途中でかすがのくちびるに塞がれてしまった。 くちびるはすぐに離れていったが、男を黙らせることはできた。かすがは親指で 幸村の乾いたくちびるを撫ぜる。 「どっちにしろお前はよく分からないんだろう? このまま私が動くから、それでいいだろう」 目を細めて言ったかすがに返事をするより速く、彼女は自身の腰をうごかしはじめた。 男根が、狭い胎内で肉路とこすれる。その柔らかさと快感は、口内や手のひらと 比べものにならないほどだ。聞こえる音は今夜耳にしたものの中でいちばん近くて、 そして『はれんち』だ。 「おおっ、う、おぅう……」 かすがの中におさまっている一物から腰が、蕩けてしまいそうだった。今までずっと 目を背けてきた『はれんち』な行為をしているという事実を意識すると、 抑えようもない熱波が幸村に襲いかかる。同時に、佐助は今までこんなに気持ちいいことを 俺に黙っていたのか、と、どこかずれた悔しさも湧き上がってくる。 熱い手のひらでかすがの腰部をつかんだ。それから、拙いけれど力強い動きで かすがを突き上げる。 「ひぃ、あッ! あっ、あ、あああ!」 唐突に動きだされ、かすがは天を仰ぐほどの勢いで喘ぐ。力に任せた手加減なしの動きは、 男の鬱勃たる人格をあらわしている。ただひたすら最奥を目指して男根を突き立てるだけで、 技巧もなにも考えられていないはずなのに、なぜかかすがの中で快楽を生み出すのだった。 揺すりたてられて、半開きになった口元からよだれがこぼれて鎖骨に垂れた。 幸村は動きをとめずに鎖骨に口を寄せて、ちゅっ、と音を立てて吸った。かすがが 彼の陰茎に口を寄せていたときに立てた音と、よく似ている。 「あぅ……ん、やっ、だめ、だめぇぇ……っ」 口を寄せた鎖骨から下へ向かい、乳首に舌を這わす。『ダメ』は『もっとして』と 佐助から教えられている幸村は、乳首を口に含んで吸いはじめた。するとかすがの中が、 さらに幸村を圧迫した。柔肉を蠢動させて、悦んでいる。汗ですべる手で改めて腰を しっかりつかみ、幸村はかすがの顔を見た。白い首を反らせて、短い息と声を吐きだす彼女は、 とても官能的で、美しい。なだらかな首にくちびるを落とした幸村は、一層深くまで 突き上げた。まるで、隙間をこじ開けるように。 「あっ、あっああ! はあぁああ――ッ!」 かすががかたく目を瞑るのと、彼女の胎内で幸村が握り締められるのは同時のことだった。 不規則に蠢く秘肉に包み込まれた男根は、我慢できずに白濁を放出する。放出する瞬間、 目の前で火花が散った幸村は無意識に「ぅうおおおおお館さむぁぁあああああ!!」と 雄叫びをあげたつもりだったのだが、それを見越していた佐助の手のひらによって 口を塞がれてうまいこと声が出せていなかった。そして糸がぷつりと切れたように 気を失ってしまった本人は、そのことを知らない。白い体液が、幸村とかすがの間からこぼれた。 佐助×かすが×幸村 10
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1617.html
「佐助!お館様を見なかったか!」 軽く息を切らしながら走り立ち止まった幸村の目の前に、がさりと音を立てて木 の葉が舞い散る。 枝葉の間から逆さにぶら下がるようにして佐助が顔を出した。 「あれ、旦那は軍議に参加してないんだ」 「そうか…まだ軍議の最中であったか。某今回は別動隊故、ゆっくりと休むよう にと言われておるのだが…」 「……の割には随分息を切らしてるけど」 軽く呆れたように佐助は幸村の全身、上から下まで眺めた。 ざっくりと荒く切り揃えられた髪は汗ばんだ頬に張り付き、遠目に見ても土埃を 被って汚れているように見えた。 それにここまで走ってきただけにしては随分と大きく胸を上下させている。 まだ呼吸が整わないのか、その度に豊かな乳房がふるふると揺れるのが見えた。 (随分と成長したなー…) 恐らくつい先程まで鍛練でもしていたのだろう。 図星を突かれて幸村はうっと言葉を詰まらせた。 「し、仕方がないであろう…戦前で気がたかぶっておるのだ!お館様のお役に立 つ絶好の機会を目の前にしてじっとなどしておれぬ!!」 (でもそういうとこは変わんないわけね) これでは何を言っても無駄だろうな、と佐助は軽く溜め息をついた。 もちろんお館様が休んでおくようにと言ったのには理由がある。 今回の戦の相手は上杉軍。 幾度も刃を交えてはその度に決着がつかない手強い相手だ。 戦がどれほど長引くかもわからないし、相手が相手だ。 念には念を入れて、用心するに越したことはない。 だというのに幸村はお館様に言われたにも関わらずじっとしていられないらしか った。 「気持ちはわかるけどいくら旦那でも今回ばかりは用心しないと途中でばてちゃ うかもよ?」 忠告も兼ねて佐助はそう言ったが幸村の耳には届いてないようだった。 「佐助!暇があるなら少し鍛練に付き合え」 (ほらやっぱり) 結局その後程々に付き合いつつ、途中で幸村をなだめ鍛練を止めさせることしか できない佐助だった。 伊幸2
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/351.html
リクスエトにお答えして「佐助×女幸村」投下します。 強姦なうえに、佐助がかなり最低な男になりました。 苦手な方はご注意ください。 ちなみにエロシーンは苦手なため、描写はそれほど激しくありません。 あんた、もう俺を忘れられるはずないものね。 だって。あんたの初めての男は、今からあんたが嫁にいく男じゃなくて俺なんだから。 「佐助…。今まで世話になった。これからはこの幸村の忍ではなく、お館様の忍として武田に仕えてほしい」 突然の言葉に俺はこの時初めて、いわゆる「頭が真っ白になる」ってやつを経験した。 あんた、突然何言ってんの? 俺が居なくて、誰があんたの世話をするの? 女だてらに戦場に立つあんたを守るの? 「お館様の命により、この幸村…他国に嫁に行くことにあいなった」 青天の霹靂とはまさにこういうことだ、とやけに冷静に思う自分がいる。 嫁って…あんた…裁縫も料理も掃除も…およそ女らしいことなんて何一つ出来ないじゃないか。 そんなあんたが嫁に行ってどうすんの? …ホントは分かってる。 「嫁」に行くのは、真田幸村じゃなくて、「真田家の女」だってことは。 真田幸村がホントは女な以上、こういう日がくるってことは薄々分かってはいたけど。 自分でもこんなに衝撃的だとは思わなかったよ。 真田幸村はこれから「真田の女」として他国に嫁にいく。 じゃあ俺はどうすんの? 柄にもなく今まで人生、あんたに奉げてきてる俺はこれからどうすればいいの? 忍にあるまじき思いを主人であるあんたに抱いてしまった俺は…。 佐助×女幸村2
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2673.html
「――旦那、起きてよ、旦那。寝るなら自分の部屋で寝てくれない? 旦那ってば」 無遠慮に体を揺すられ、何度も声をかけられて幸村は目が覚めた。数回またたいて 身を起こすと、佐助が「やっと起きた」と安堵の表情をしたのが目に入る。 不明瞭な頭のまま、あたりを見回したがまだ暗く、夜が明けていないことが分かる。 ふと視線を窓のほうへやると、かすがが自身の腕に白い鳥をのせていた。暗がりの中、 白い羽毛が浮かび上がっている。 「かすがも、もう帰るって」 佐助の言葉に、かすがが幸村の顔を見てうすく笑った。白い皮膚のすぐ下に妖艶さを かくしたような笑みに、幸村はぼんやりしていた頭が急に覚醒し、気を失う前のことを瞬時に すべて思い出した。ふたりの忍びがなにをしていたのかも、自分がなにをして、されたのかも。 「先のことは他言無用……わかっているな?」 「もっ、もももっ、も、勿論でござる! それがしにお任せを!」 幸村は顔が熱くなった。かすがも佐助もそれぞれ着物を正しており、 どちらかがやってくれたのだろう、幸村も身なりが整えられていた。表面的には、 あの秘め事など最初からなかったかのようである。気づけば燃え殻だけが残されていた。 「ふふっ……では、これは記念に貰っていくからな」 かすががどこからともなく取り出して見せた赤いものに、幸村は目を見開いた。 なんの記念だ、と思うどころではない。彼女の手にあったもの、それは、 幸村が身に着けているはずの褌だった。そういえば、股のあたりに隙間風が 吹き込んでくるような気が――折りたたまれた赤い布がかすがの着物の中にしまわれるのを、 幸村は口をぱくぱくさせて見ているしかなかった。 佐助と一瞬だけ目をあわせて、かすがは窓から身を乗り出した。それから白い鳥に つかまって飛び去っていく。暗闇でも目立つだろうと思われた彼女の髪の毛や猛禽の羽は、 存外すんなりと闇に消えていった。彼女もまた忍びなのだと、幸村は改めて思う。 わけもなく佐助の顔を見てみると、彼は無表情で遠くを見つめていた。きっと、この男も それなりに辛いのだろう。いついくさ場で好いた女と刺し違えるかわからないのだ。 他人事であるにもかかわらず、幸村の胸は苦しくなった。 「このような立場でなければ普通の夫婦になれたものを。佐助……敵対しているというのは 不便なものよな」 寝間着の襟をととのえながら幸村は言う。世知辛い世の中だ。しかしながら、 そのような世の中でしか生きていけない自分もいる。 佐助は、にや、と笑って「だがそれがいい!!」とだけ、こたえた。その笑顔はどこかの 傾奇者のように爽やかで、幸村はもうなにも言えなかった。 おしまい
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/877.html
お館様は旦那の婚礼のためにわざわざ、京から御自ら最高級の反物を取り寄せた。 色柄物やかんざしの類も、部屋に入りきらないほど取り寄せて、時々それを眺めては、 ちょっと涙ぐんだりしている。 俺はといえば、『仮初にも当家の養子となるからには、養子と名乗れるだけのものを 身に着けていただきたい』という山県様の主張で、毎日戸の開け閉めから箸の上げ下ろしまで、それこそ嫁入りしたかのごとく、山県家ご家風を叩き込まれている。 その合間にお館様から短期任務を仰せつかったり、任務に出たら出たで三日に一度は 旦那に鴉で連絡入れたりと、それこそ目も回るほど忙しい。 旦那は、縁組はよいが婚礼は面倒でござる、とありえないこと言ってお館様に雷を落とされ、これまで鍛錬に費やしていた時間の半分以上を、仮縫いだの衣装合わせだの化粧の練習だの花嫁の心得教育だのに割くことになり、最近すこぶる機嫌が悪い。 それでも今日は、最近元気のないお館様と俺に精をつけさせるのだと、朝から元気に 山で猪狩りをしている。 以上です。 長々と読んでくださってありがとうございました。 不調法者なんでうまい言葉が出てこないですが、レスくれた人ありがとうございました。 ものすごく嬉しかったです。 今度は新床編とか書いてみたいです。