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本塚届が暇に任せて描いた落書きを分類するのも面倒なのでおいておきます。 B4Uよりマユミさん(©加々見繍) コントラクトアームズよりタイラントちゃん B4Uよりマヤさん(©加々見繍) ETERNAL BLAZEのOPコミックラフを横で見て描いたらくがき 銃遣いの尻 B4U(バレットフォーユー)©加々見繍 タイラントちゃんとダンチ ネロ(月姫) ネロ(ミルキィホームズ) 妖精さん 月銀統夜
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置き換える 「カードの置き換え」の効果では、特に指定が無い場合、置き換えるカード同士で以下の引継ぎを行います。 場所(エリア、部隊の順番)の引継ぎ、ハンガーを除く場以外の場所を引き継ぐ場合、本来の持ち主の場所に引き継がれます。 「リロール/ロール」「破壊」「蓄積されたダメージ」等の状態の引継ぎ。 効果による戦闘修正や、状態等の引継ぎ。 セットカードの引継ぎ。ただし、そのセットカードのセット時に関する制限のチェックや、「セットされた場合」等の効果は適用されません。 テキストの追加、変更、無効等の解決済みの効果及び、未解決の効果と、待機中の効果の対象の引継ぎ。ただし、「場以外の場所」にあるカードの置き換えでは、場所の引継ぎのみが行われ、その他状態や効果の対象などの引継ぎは行われません。 特に指定が無い場合、以下の事項は引き継がれません。 「変形」に関する対象や状態 (カードとして扱われない)カードの上に置くコイン 関連 換装
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【置きビーム】 通称置きビー。主に敵機が自機に高速で近付いてくるところをビームで撃ち落すときに使う。 接射を狙ってくる敵機や、格闘を狙ってくる敵機に効果的な技である。 敵自ら軸に飛び込んでくれるため、こちらから仕掛ける手間が省け、一方的に相手に攻撃を与える事も可能である。 しかし読まれると空中ダッシュ切り返しなどのフェイントで簡単に回避され反撃を貰うため気をつけよう。 本来なら“置きビーム”の文字通りトラップとして相手の行動を制限するための行動であるが 本作ではMS時における射撃武器の誘導が軒並み弱体化しており、先出しでの偶然ヒットが期待しづらく 読みあいの要素を多分に含んだカウンターとしての意味合いが強くなっている。
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目次 紅魔郷 妖々夢 永夜抄 花映塚 風神録 地霊殿 星蓮船 文花帖 ダブルスポイラー リンク @wiki @wikiご利用ガイド 他のサービス 無料ホームページ作成 無料ブログ作成 2ch型掲示板レンタル 無料掲示板レンタル お絵かきレンタル 無料ソーシャルプロフ ここを編集
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綾城藍は、かつて芸能界に片足だけ踏み入れた事がある。 そのせいで怖い思いをする事になってしまったわけだが…… ある日、藍と夕貴が共にテレビを見ていた時、彼女の姿を見つけた。 「……え?」 忘れもしない、3年前に藍に暴力行為をはたらいた、あの女子だ。 藍は夕貴と顔を見合わせて……黙りこくる。 「ま、まあ……前に乱暴だった奴が、今も問題児やってるってわけでもないだろうしね……」 夕貴はそう言いかけたが、藍の真剣な目を見て顔を引き締めた。 何かあるんだ、と。 感受性が豊かな藍は、人の仕草や表情から虚偽を見抜くすべに長けている。 夕貴が「何か危険を感じる」のと同様、藍のこれは経験に裏打ちされた直感だ。 「……ちょっと『タイムベルト』で調べて来る」 夕貴が去った後。 テレビの中では、何か演劇のオーディションにおいて繰り上げ当選となった彼女の顔が映っていた。 『運悪く彼女はオーディションを受ける事ができませんでしたけど、私が彼女のぶんまで頑張りたいと 思います。応援、よろしくお願いします!』 「悪しき罰」を与えましょう :sage :2005/09/30(金) 23 35 24 (p)ID QA/Xi7tH(9) 「……嫌ですよね。人を、自動的に疑っちゃうなんて」 藍は、少し自虐的に呟いた。 そして夕貴は数分後に戻ってきた。わりと時間がかかったのか、顔に少し疲れが見える。 「夕貴さん、大丈夫ですか?」 「んー、全部調べるのに5時間くらいかかったからね。でもま、平気っしょ。ありがと」 藍の頭を軽くなでなでしつつ、畳の上に写真類をばらまく夕貴。 一番上の写真は、多分テレビで言っていた「オーディションを受ける事ができなかった」子だろう。 わりと可愛い正統派アイドル顔。 こちらに比べると、さっきテレビに出ていた女子は…… なんというか、「アニメにすると縦ロールが似合いそうな顔」とでも形容すればいいのだろか。 「そこに映ってる、落ちた子ね。技術力の面じゃ、1、2を争うくらい上手かったらしいよ」 「……という事は、さっきテレビに出てた彼女……と争ってたわけですか?」 「うん。あ、ヤツの名前は九条っていうんだけど」 正直意外だったけど、そいつも同じくらい上手かった、と夕貴は言った。 きっと沢山練習したのだろうが、でも、それはみんな同じ。人の数だけ努力がある。 夕貴は、他人の事をまったく気にかけない人間は大嫌いなのだ。 「手口はズサンなんだけどさ。証拠隠滅されちゃってるから……」 そのオーディションへの招待状は手書きで、渡す少女達への宛名がきちんと書いてあった。 だから書き換える事は容易にできたのだ。 昔流行ったオモチャ、文字が消えるペンを使って。 そして、九条に書き換えられた招待状をその場で読んだ彼女は…… 間違ったオーディションの日時をそのままスケジュールに入れてしまったのだ。 「もし招待状をちゃんと読み返してたら、間違える事もなかっただろうけど」 だが、本人の不注意があったからといってヤツを擁護する気はさらさら無い。 それに、ヤツ……九条の悪辣さはそれにとどまらない。 あろう事か、弁当に寄生虫を混入しやがったのだ。 「そいつ、父親が働いてる大学病院から盗んだんだよ、下手したら死ぬような量の寄生虫を」 さいわい診断が早く、結果的にはちょっとした食中毒くらいの症状で済んだらしいが。 その行為に、珍しく藍の眉間に皺が寄る。 「で、藍ちゃんがやる?それとも、あたしがやろうか?」 藍は迷った。今は、鍛錬も積んだ。体力もついた。しかし、精神的にはどうなのだろう。 私怨なく、適切な処理ができるだろうか?他者に迷惑をかけず、きちんとフォローができるか? 「……やっぱり夕貴さんに任せますね」 「了解」 夕貴は立ち上がると、『どこでもドア』の向こうに消えて行った。 じっくり計画を立てる。 笹本夕貴は誤解されやすいが、口調が雑なだけで決して馬鹿ではないのだ。 「んふふ……さぁて、どんな目に遭わせてやろうかな~」 好色な瞳で色々な道具をいじる夕貴。 ……馬鹿ではないけれど、ボケである事に間違いは無いだろう。 さっきまで藍があれほど悩んでいたのを吹き飛ばすかのように、己の欲望に走っていた。 『かくれマント』で九条に近付き、目的を果たす。 雷光の光ったような感覚。 夕貴の背筋に、ビリビリと寒気が走った。 夕貴は「それ」を部屋に持ち帰ると、『ビッグライト』で適度な大きさまで拡大する。 『のろいのカメラ』で作った、九条人形を。 そして待つ。ヤツが大勢の人目にさらされるその時を。 待つこと数時間……夕方の撮影の時間、夕貴は『スパイ衛星』の映像で確認すると、行動に移った。 「えっ?」 九条は撮影中突然腹部に走った痛みに、顔をしかめる。 「ほらほら、カメラテストの最中と言ってもじっとしてて」 「は、はい……きゃあっ!?」 周囲が凍りついた。 つまづいたにしても、ありえない動き……空中で一回転して、九条はお尻から派手に着地した。 「い……痛たたた……」 「ふーん、普通に持つだけなら何ともないのに……怖いなあ」 手でひょいと持ち上げるだけなら何も起きないけれど、悪意をもってお手玉すると動きが伝わる。 お手玉と言っても今は人間大サイズなので、空中に放り投げただけだが。 そして今度は…… 「あ、や、な、なんで!?止まっ、いやだっ!」 ちょろちょろと九条の股間から液体が染み出して来る。 原作の漫画のように人形サイズで水をかければ派手に漏らしたように見えるが、 この人間サイズで水をかければ自然に漏らしたように見える。 九条は顔を真っ赤にしながら、衆人環視の中、まったく膀胱に覚えのない失禁を続けた。 ふと夕貴の脳裏に、謀略によってオーディションを落とされた彼女の事がよぎる。 寄生虫を飲まされた彼女は……虫を体内から排出する際には、さぞや惨めな思いだっただろうと思う。 少し、そのぶんの仕置きも加えてやろうか。 『タンマウォッチ』で時を止め、水びたしになったスカートをまくり上げ九条の下半身を露出させる。 自分の家の風呂場のボディソープを持って来て、スポイトで吸っては直腸に送り込む事を繰り返した。 そして服を元通りに直し……時間を、動かす。 何が何やらわからぬまま、突然襲い来る腹痛。 大腸の異常を排出しようと緩む括約筋。 「あ……や、やっ……だめ、ぇ……いやっ」 いくら我慢しようと、いつかは限界が訪れる。 それは、下半身びしょ濡れになった九条を介抱しようと駆け寄って来たスタッフの前で、決壊した。 「いや、いやっ、見ないで、見ないでっ……ぅ……ああう!やぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!」 目をギュッと瞑り、九条は、人生最大の羞恥の瞬間を迎えた…… 一部始終を見終わった夕貴は、『逆時計』のネジを押し込んだ。 九条の出した汚物が彼女自身の体内に戻り、止まった時の中で行われた行為も巻き戻ってゆく。 水が消え、呪いの人形が分離し、カメラの中に戻り、消える。 『のろいのカメラ』で作った人形をどう処分するか考えた結果、こういう手段になった。 すなわち、無かった事にする。 しかし、世界中の多くの人々は「無かった事」として記憶が操作されても、九条はそうはいかない。 そして、その場を見ていたスタッフも。 プライドの高い九条の事、もうここで活動を続ける事はできないだろう。 もし……どこか別の所で復帰したとしたら、できたとしたら、それは九条の精神力を褒めるべきだろう。 やる事はやった。たとえ自己満足だとしても。 「さ、帰ろ」 少し、やり足りなかったかな、とは思う。 でも夕貴は女だし、肉欲が行動につながる事は滅多にない。 「……少し欲求不満ではあるけど」 愛撫したりイかせたりするだけなら、『コピー取り寄せ機』で充分だろう。 この前、藍ちゃんに使ったし。 帰ったら、どこかのアイドルでも触ってみようかな…… おまけ 「…………」 「夕貴さん、ボディソープの瓶じっと見つめてどうしたんですか?」 「いや、別に……って、あ、藍ちゃん!?使っ……」 「え?……な、何かあったんですか?」 「…………いや……あたしも洗うよ……」 何も無かった事になっているとはいえ、浣腸に使った石鹸水を使うのには勇気がいるもんだ by夕貴 おまけ そのに 「綾城兄?どこでもドアでどっか行って来たん?」 「はい。ちょっと、寄生虫の噂の出たお弁当屋さんに」 「へ?……もしかしてあのプロダクション御用達の?」 「ええ。医師の診断書を書き換えて、寄生虫を出したという事態がデマだという事にしました」 「……そっか、混入されてたんだもんな……ナイスフォロー」 あたしなんて人間的にはまだまだ、綾城兄の領域には遠いなと思ったよ by夕貴 次話に進む 戻る 小説保管庫に戻る
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~あらすじ~ 狼子と刹那が喧嘩してボコボコになった。 続き↓ ~教室・刹那~ ふたり並んで教室に戻り、黒板を見てみると、落書きはもう消されていた。 「あ、円城寺・・・さん!?」 「その顔・・・月島も・・・」 戻ってきた俺たちのボコボコの顔を見て、みんなが呆然としている。 その向こうで美弥たちも、こちらを見たまま固まっていた。 振り返って目線を送ると、月島はゆっくり頷いた。 俺も頷き返し、向き直って一歩一歩、美弥たちの方へ歩いていった。 刹那「・・・あんなことした理由、聞かせて」 美弥「・・・は?」 俺の顔を見て一瞬きょとんとした美弥だったが、すぐに気を取り直したのか、いつもの陰険な笑みを顔に浮かべた。 美「なんのこと言ってるわけ?」 刹「・・・知らばっくれるな。人の事傷つけるようなことばっかして、楽しい?」 美「・・・黒板の落書きのこと?あたしらがやったって言うの?なんか証拠あるわけ?すっごい心外なんですけど~」 刹「・・・袖。チョークの粉ついてる」 美「え!?」 慌てて確認する美弥。 チョークの粉がついてる、なんて、勿論嘘だ。 自分の袖が綺麗なままであることに気づくと、ゆっくりと顔を上げてじろりと睨みつけてくる美弥。 美「・・・騙したね」 刹「・・・これ以上やったら、もう許さないから」 三人順番に睨みつけると、美弥たちは一瞬たじろいだような感じだった。 そして、三人に背を向けると、誰かが直してくれていたらしい自分の席に向かう。 美「・・・大体なんなわけ!?あんたみたいのが女気取って!女体化症候群だかなんだか知らないけど気色悪いのよ!」 刹「・・・好きに思ってれば」 美「だったらみんなに聞いてみようかー?オカマはクラスに必要ですかー?って」 そのとき、背後で誰かの椅子が倒れる音がする。 「・・・城嶋!お前、いい加減にしろよ!!」 「お前の方こそネチネチせこい真似ばっかしやがって性格最悪なんだよ!!」 驚いて振り返ると、立ち上がっていたのはさっき出迎えてくれた男子生徒たちだった。 そして、彼らに続いて他の男子生徒も続々と立ち上がる。 「いつまでもお前のわがままが通用すると思うなよ!」 「お前よか円城寺さんの方がよっぽどいいんだよ!」 「城嶋反対!!!」 取り巻きたちは突然の糾弾にオロオロ美弥の顔を伺っていた。 驚いた顔をしていた美弥だったが、すぐに気を取り直して言い返す。 美「うるさいわねミーハー男!あんたたちは顔さえ良ければどうだっていいんでしょ!あー、男ってサイテー」 「なにぃ!?」 「最低なのはあんたでしょう!!?」 言いながら今度は、女子生徒達が立ち上がる。 これには流石の美弥も、もはや驚きを隠せないようだった。 俺も正直、驚いた。 後ろの取り巻きの二人は、泣きそうになっている。 美「な、何よあんたたち偉そうに・・・」 「偉そうなのはそっちでしょ!?」 「人の知られたくないことまであんな風に茶化してばらすなんて最低!!」 「やられた方がどんな気持ちになるのか考えたことあるの!?」 「円城寺さんに謝りなさいよ!!」 「そうだ謝れ!!」 「謝れーーー!!!」 教室に響き渡る、怒声の嵐。 その迫力に押され、美弥が後ずさる。 美「わ、わかったわよ・・・謝ればいいんでしょ・・・・・・・・・ご、ごめん・・・」 「声が小さい!!!」 「聞こえないぞーーー!!!」 美「・・・ごめんなさい!!!これでいいんでしょ!!?」 「良くない!!!」 「真面目に謝れーーー!!!」 刹「・・・もう、いいよ」 俺の言葉に、急に教室は静まり返る。 みんな、何故か驚いた顔をしてこちらを見ている。 美弥まで、きょとんとしてこちらを見ていた。 刹「本当は、自分で初めに言うべきだった。こういう形になったのは正直残念だけど、みんなに言えてよかったと思ってる。ありがとう」 美「・・・え?」 刹「こっちこそ、この前は掴みかかったりしてごめん。・・・みんなも、ありがとう。もう、いいから」 美「円城寺・・・」 みんなの見送る視線を受取りながら、自分の席へ戻る。 隣に座った月島は、にやりと笑って親指を立てた。 俺はそれに、微笑みで応えた。 ~後日の学食・辰哉~ 学食は、今日も戦場。 成長期の食欲は、大袈裟じゃなくブラックホールだ。 誰もが血走った目でこの戦争に生き残る為、戦う。 生き残ったものだけが、この先の2時間を満腹の幸福とともに迎えられるのだ。 辰哉「・・・で、そんな壮絶な取っ組み合いを繰り広げた後なのに、お前の顔はなんで傷一つ無い卵肌なんだ?」 狼子「うん、俺、こういう怪我一日で治るから。女体化って不思議だな~」 辰「そ、そっかそっか・・・まあ、不思議なのは主にお前だと思うけどな・・・でも、良かったな。その子」 狼「えへ~、そうだな~。・・・ん?あ!刹那ー!こっちだこっちだ!」 辰「え?刹那?・・・え!?綾波レイ!!!?」 某漫画のキャラクターのように痛々しく包帯まみれの少女は、狼子に気付くと、ほっとしたような顔になって駆け寄ってくる。 辰「あ!誰かと思ったら、刹那ってキミか!」 刹那「!黙れ。こr」 狼「ちっっっがう!!!(かぷっ」 刹「!!~~~~~~~~~~~~~~~~ぃたい・・・」 狼「お前女になるって決めたんだろ!?だったらそういう乱暴な言い方はいけないって教えただろ!この前教えた通りに言ってみろ!」 刹「・・・だ、黙ってください、ぷ、ぷち殺しますわよ」 狼「よく出来ましたっ!」 刹「(*´∀`*)」 辰「・・・こ・・・根本的な解決になってない・・・」 狼「よし!じゃあ次、自己紹介!」 刹「お、俺の名前は円城寺刹n」 狼「違う!!!一人称は『俺』じゃなくて『私』だって何度言えばわかるんだ!!!ペナルティ噛み付き!!!(かぷっ」 刹「Σ(TдT )~~~~~~~~~~~~ぃたいぃ・・・」 辰「自分こそ出来てないくせに・・・」 狼「なんか言ったか!?」 辰「ん?いや、なんでも無いよ。なんでも」 考えてみれば刹那は、昔の狼子に似ているかもしれない。 いつも孤独で、何も望まず、誰のことも受け入れない。 でもそれは、本当は誰よりも愛されることを望んでいるからだ。 だが、それを誰かに伝えるにはあまりに不器用で、結局周りの誰かを傷つけることでしか自分を表現できない。 誰かを傷つけた分だけ、自分自身も傷つきながら。 狼「お前、女の子っぽい食事の仕方はちゃんと勉強してきたのか?ちょっとやってみろ」 刹「・・・(コクコク」 誰かとつながりを持つと言うことは、その中で自分のあり方を模索し続けることだと思う。 だから人は、寄り添ってくれる誰かが居なければ変われない。 世界との関わり方が変わってしまうのが女体化で、その世界との新しい関わり方を見つけたときが女体化の完了なのだとしたら、 それはきっとひとりきりで成し得ることじゃない。 変わってしまった自分を受け入れ、新しい自分に生まれ変わるには、寄り添って歩く誰かの力が必要だ。 狼「お~♪よく勉強してきたな~♪なかなか可愛いぞ」 刹「(*´∀`*)」 狼「でもわざとらしい!かわいこぶりっ子するな!仕置きに噛ませろ!(かぷっ」 刹「Σ(TдT )」 時を止めた少年はゆっくりと歩き出し、少女になった。 彼女の向かう道の先はまだ見えないが、でも・・・ 「円城寺さん・・・あたしたちも混ざっていい?」 刹「!」 狼「いいぞ!お前らも来い!」 「あたしらも女の子のこと色々教えてあげるからさ~♪月島さんが先生じゃ女道は遠のくばかりよ~」 狼「ど、どういう意味だよ!」 「あの、俺らも混ざっていいでしょうか・・・?」 狼「お前らは他当たれ!」 辰「・・・じゃ、俺も噛まれないうちに川合たちの所にでも行きますか」 狼「あ!待て辰哉!お前逃げるなー!!(かぷっ!」 辰「ちょwwwwwいたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた!!!!!」 ・・・その先にはきっと、幸せが待ってる。 辰「(しかし、こうして見るとなんか、あの二人群れの中の狼みたいだな・・・上の者が下の者に噛み付いて自分との関係を知らせる)」 辰「・・・」 辰「あれ?だとしたら俺もその中に入ってる?」 辰「・・・あれぇ~~~~~~~~?????」 こうして、狼子の群れに2頭目の犬が加わったのだった・・・ ~廊下・刹那~ 美弥「円城寺・・・これ。返しそびれてたから」 刹那「?・・・ロケット」 美「・・・あ、ゴミ箱から拾った後、ちゃんと、拭いたから・・・さ」 刹「うん・・・」 美「・・・入ってるの、彼氏の写真?」 刹「・・・お爺ちゃん。家族の中で一番、可愛がってくれた人。死んじゃったけど」 美「そっか・・・」 刹「・・・」 美「その・・・今までごめん。・・・なんか、あたしでも協力できることあったら・・・相談、乗るから」 刹「・・・ありがとう」 美「・・・じゃ、また後で・・・教室で」 刹「・・・うん」 悪い奴ばかりじゃ、ないかもしれない。 オワタ
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…そこは、血の海だった 一歩足を踏み入れると、ぴちゃり、どうしても血溜まりを踏んでしまう …これは、この靴はさっさと捨てた方が良さそうである いくら洗っても、このしみこんだ血の色は消えてはくれまい 「将門様ったらぁ。ご機嫌が良さそうねぇ」 くすりと、スーツに身を包んだキャリアウーマンが呟く 彼女はハイヒールを履いており、血溜まりに足を下ろしていても、特に問題はなさそうだ 彼女が契約している都市伝説は、目の前で起きている惨劇が恐ろしいのか、彼女の背後に隠れてぷるぷると震えている 「だなぁ。やっぱ、暴れてぇのかな?」 「たまには自分で戦わないと、勘が鈍ってしまうのよ」 くすり、微笑んだのは、キャリアウーマンとは別の、20代前半と思われる女性 びちゃり!飛んでくる血飛沫を浴びないよう、青年たちよりも少し離れた位置にいる 「うー…」 「ん?どうした?怖いか?」 「うー…ちょっと」 …にじにじ 少年は、青年の背後に隠れた ……それは、そうだろう この光景は、まだ10代に達していない少年には、刺激が強すぎる 彼らの主が、その辺りを配慮してくれるかどうか… …微妙である 大変と、その辺りは微妙である 何せ、時代の感覚が、イマイチズレている事もあるのだから はたして、配慮してくれているかどうか、微妙すぎる 青年の背後に隠れた少年 腕には、怪我でもしていたのか、痛々しく包帯が巻かれている …そもそもが、これがこの、惨劇の原因なのだが 「……くかかかかかかかかかかかかかか!!!」 主の笑い声が響き渡る ひゅん!と刀が振るわれ、武士の首が飛んだ 「…どうした、どうした!?貴様らの力はその程度かぁ!?弱い、弱いぞぉ!!その程度の力で、貴様らは主の仇討ちに挑んだとでも言うのかぁ!?」 向かってくる武士たちに、武者はそう声をかける 武士たちは、腹を裂かれたおどろおどろしい姿のまま、武者に襲い掛かっていく …しかし、武者には敵わない 武者は、迫ってくる武士たち相手に刀を、槍を振るい、一対多数の戦いで、互角以上の戦いを繰り広げていた …決して、武士たちが弱い訳ではない 武者が、強いのだ 武者と武士たちは、生きた時代が違う そして、互いに「呪い」と言う本質を持ってはいるが…その力量が、違いすぎるのだ 武者は、平将門 武士たちは…赤穂浪士 聞いたことあるだろうか? あの有名な、赤穂浪士たちの討ち入り 自分たちの正義を信じ、仇討ちを果たした者達は…しかしその後、切腹を命じられた 無念の思いを抱き、死んでいった武士たち その無念の想いが染み込んだ地…そこに、近代的な、セレブを象徴するような建築物が建てられた この地が、そんな呪われた地である事を、その建物を使用している者たちの、何人が知っているだろうか? その建築物で不幸が続き…その建築物は呪われている、という都市伝説が生まれた それは、赤穂浪士たちの無念と混ざり合い …新たに生まれた、呪いの都市伝説 それが、どうして、首塚と戦っているか、といえば 「………」 ちらり 青年は、自分の背後に隠れている少年を見つめた 腕を怪我した少年 その建築物を訪れた際、この少年は怪我をしてしまった 幸い、この少年が契約している都市伝説の力で、命は落とさなかったが…見ての通り、腕に怪我をしてしまった だが、都市伝説の力がなければ…きっと、この少年は命を落としていただろう 以前、その建物で命を落とした、幼子のように それに激怒したのが、将門だった 己の部下を傷つけられたのが気に食わない 子供に被害をもたらしたのが、気に食わない …将門とて、首塚を汚されれば、相手が子供であろうと容赦はしない ……しかし この少年は、ただ、あの建築物を訪れただけだった あの建物の建築に携わった訳でもなく、赤穂浪士たちを侮辱した訳でもない …それなのに、命を危うくするような目に合わされた 将門はそれに激怒して、刀を取った 「小童共に仕置きをしてくる」 と、そう言って 「…あ~、そろそろ終わるな」 残り、後一人 残った武士は一人だけだ しかし、その最後の一人も、決して、逃走などしようとせず、将門に刀を構え、攻撃の機会を窺っている 「……くくくくっ、引かぬか。我を前にして、恐怖もしないか」 くっくっく、と 将門は、さも面白そうに、笑っている …もしかしたら、当初の目的を見失っているんじゃないだろうか 若干、心配になってきた 「ならば、来るがいい!我に一矢報いて見せよ!!我は将門!首塚に祭られし祟り神、平将門であるぞ!!貴様ら程度の、ほんの数百年程度しか生きておらぬ小童でも!!!我に立ち向かうと言うならば、せめて一撃を加えてみせよ!!」 刀を手に、将門は挑発する その挑発に、乗るように……武士は、刀を構え、将門に突進した 将門は、それをよけようともしない ただ、ニヤリ、笑って ずぷりっ、と 武士の刀が、脇腹に刺さる… …はず、だったのだ 「………くかかかかかかかかかかかかかかかかか!!!」 笑い声が響きわたる 将門の胴体が、消えた ふわり、首が浮かび上がる 「……やばっ!?」 青年は、慌てて少年を抱えて背後に下がる きょとん、としている少年に、怒鳴るように声をかけた 「目ぇ閉じてろっ!!いいって言うまであけるなよ!?」 「…?う、うん」 ぎゅう、と目を閉じる少年 キャリアウーマンも、自身が契約している都市伝説と共に後ろに下がり…フィラルディア計画と契約しているあの女性など、さっさと自身の能力で安全圏まで避難していた ふわり 浮かび上がった、将門の顔 はらはらと、髪が落ち武者のように乱れだし、その顔に狂気が宿る 「褒めてやろうぞ。我に一矢報いんとした事を…だが、貴様らでは、我には敵わぬ。貴様らでは、まだ足りぬ。恨みも!怒りも!!憎しみも!!!我には到底及ばぬわぁっ!!!!!」 将門が目を見開くと、そこから血の涙が溢れ出した 口から漏れ出す声は怨霊の呻き声へと変わり、空間を揺らす 最後に残った武士一人 そんな将門に、じろり、睨まれて… ……ごきりっ 首が折れて……どさり、血溜まりの上に、倒れこんだ 「…将門様、やりすぎっすよ」 「む?そうであったか?」 ふわり 生首姿のまま浮かび、将門はくくくくっ、と笑う 不気味な姿ではあるが、これが本来の「首塚」将門の姿である 何せ、将門は首だけで、首塚のある場所まで飛んで来た、と言い伝えられているのだから 「我と同じ、呪いを司りし者共だ。全力で戦ってこそ、礼儀であろ?」 「…そーいうもんっすか」 「ふふっ、駄目ねぇ?男の子なんだから、そこら辺の心境はわかってあげなくちゃぁ」 くすくす、キャリアウーマンに笑われて、青年は臍を曲げる じゃらり、身につけているシルバーアクセサリーが音をたてた 「…む?ふぃらでるふぃあ計画の女子はどうした?」 「あー、将門様の呪いの力から逃れるために、こっから離脱したっすよ。先に戻ってるんじゃないすか?」 全力で戦うのが礼儀 それは、いいのだが …できれば、ギャラリーの事も少しは考えて欲しいものである 「ふむ、そうか。宴の準備でもはじめてくれていれば良いのだがな。勝ち戦の後は、宴に限る」 「あ、それじゃ、連絡しときますね~」 キャリアウーマンが携帯電話を取り出す フィラデルフィア計画の女に、酒やつまみを用意するよう、連絡するつもりなのだろう 青年は、あの女性には嫌われているから、自分が連絡するよりはいいだろう…と、青年はそう考える 「…む?どうした、そこの童は何故、目を閉じ続けている」 「将門様の今の姿、こいつには刺激強すぎっす。ショックで心臓止まりかねません」 ふわふわと、生首の姿のまま浮かぶ将門 これが、本来の姿であると…この少年も、わかっているだろうが しかし、刺激が強すぎる 都市伝説と関わっているくせに若干怖がりなこの少年、ショック死は言い過ぎとしても、多分気絶する 「む、そうか。では…」 っふ、と 将門に、胴体が戻った 落ち武者のようになっていた顔も、端整な武者の者へと戻る 「目ぇ、あけて大丈夫だぞ」 「ぁ……」 恐る恐る、少年が目をあける 将門はすたすたと少年に近づき…その頭を、やや乱暴に撫でた 「お前の怪我の借りは、返したぞ」 「………!」 ぱぁ、と 強張っていた少年の顔に、ようやく笑顔が浮かんだ 将門は、ようやく笑顔を取り戻した自分の配下の様子に満足すると 青年たちを従え、その場を後にした 後には、首を切り落とされた武士たちの死体が、ごろごろと転がっていたが… 都市伝説でしかなかったそれらは、やがて、消えた あれだけあった血溜まりすらも、まるで、何事もなかったかのように、消えうせ …後には、ただ元のままの、建築物の綺麗なロビーだけが、残ったのだった 終 前ページ次ページ連載 - 首塚
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※fuku1584.txtの続編です。前作を読んでない人にはよくわからない部分があるかもしれませんのでご注意ください。 やあ、良い子のみんな、こんにちは! 俺は爽やかお兄さん。悪を憎む正義のヒーロー、ゆっくり仮面の正体さ。友達には内緒だぜ? 今はヒーローとして活動した後の休息中、つまりティータイムだ。 椅子に座って優雅にお茶を飲む。なんてゆっくりした時間なのだろうか。 え? ゆっくり仮面の時と雰囲気が違うって? 今はプライベートモードだからね。あの仮面の有無で性格を切り替えているのだ。 「ちょっときいてるの? ありすをむしするなんて、なんていなかものなの!」 俺の前にある籠ががたがたと騒ぐ。 これにはゆっくりが三匹詰められている。 こいつらはさっきゆっくりめーりんを苛めていた悪党だ。 ゆっくり仮面となった俺が更生させるために連れて来たのだが、いかんせん、ちとうるさい。折角のゆっくりティータイムが台無しだ。 籠に入ってるのはゆっくりれいむとまりさ、そしてありすだ。 れいむとまりさは気絶しているが、そろそろ目覚めると思う。 「ゆっ!? くらいよ! ここはどこなの!?」 「ゆゆ、みなえない! れいむ! ありす! だいじょうぶなの?」 ほらね。これでまた一段とやかましくなりそうだ。 「むきゅ、あの二匹が目を覚ましたみたいね」 「そうみたいだな」 近くのテーブルの上にいるぱちぇと話す。 加工場で開発された知能強化型人工ゆっくり。それがこのゆっくりぱちゅりーだ。 既に成長しきってはいるが、体は子供ゆっくりぐらいの大きさしかない。 が、そのかわり中身がしっかりと詰まっていて人間並みの知能を持っている。 俺の大切な相棒だ。 「さて、ならそろろそろお仕置きといこうか」 椅子から立ち上がり、籠を背負う。 「じゃあ私はいつも通り、書斎に行ってるわ。何かあったら呼んでね」 と言ってぱちぇは階段を上り、二階の書斎(ほぼぱちぇの私室となっている)へ消えていった。 悪のゆっくり達を更生させるのは俺一人だ。ぱちぇはあまり他のゆっくりに興味がないらしい。 「ゆぅぅぅ! まりさ! ありす! どこにいるのぉぉ!?」 「ここにいるよ!」 「わたしたち、とじこめられているのよ!」 やんややんやと喚く籠を背負ってとある部屋の中に入った。 この部屋には窓が無い。それどころか家具もほとんどない。 部屋の中央に取り付けられているテーブルと隅にある大きな道具箱ぐらいだ。 ここは反省室。悪党どもを懲らしめるために作った部屋だ。我ながらよくやるよ。 鍵をかけ、籠を下ろしてそのまま逆さまにすると、きっちりと詰められていた三匹が落ちてくる。 何が起きたかわからずに辺りを見回すゆっくり達。 「ゆっ! あかるくなったよ!」 「やっとうごけるようになったわ!」 「ゆ? おにいさんだあれ? おにいさんがまりさたちをたすけてくれたの?」 と、まりさが聞いてきた。 別に助けたわけじゃないし、そもそも捕まえたのは俺なのだが。 まあ今はゆっくり仮面の姿じゃないから別人と判断したんだろうな。 「おにいさん! れいむたちをたすけてくれてありがとう!」 「とかいはのありすたちをたすけてくれるおにいさんもすごくとかいはね!」 俺がゆっくり仮面と知らずにれいむとありすがはしゃぐ。 既に餡子脳内では俺は自分たちを助けてくれたいいお兄さんになっているのだろう。 感謝されて悪い気はしないが一応真実を伝えることにしようか。 「いや、別に助けたわけじゃない。というか俺がお前たちを籠に詰めたんだ」 笑顔だった三匹が急に怒った顔になる。 こんなにすぐに切り替えができるなんて、面白いなこいつら。 「ゆっ! おじさんがあのにんげんだったの!!」 「よくもまりさにひどいことしたね! おじさんはゆっくりしんでね!」 「ぜんげんてっかいするわ! やっぱりおじさんはいなかもののばかね!」 凄い手のひらの返しようだ。ここまでくるとあっぱれだな。 呼び方もきちんとおにいさんからおじさんになってるし。 「まあ落ち着け。色々と言いたいこともあるだろうけど、とりあえずお兄さんとお話しようじゃないか」 「ゆっくりできないおじさんとはなすことなんてなにもないよ!」 「さっさとここからでていってね!」 「ぜんぜんとかいはじゃないけど、ここをありすたちのいえにしてあげるわ! ありがたくおもってね!」 ちゃっかり自分の家宣言してやがる。だけどまあこれぐらいはいつもの事だ。 そもそも素直に人の言うことを聞く知能を持つゆっくりなら無闇に他のゆっくりを苛めたりはしないし。 だからゆっくりと言い聞かせるように三匹に言う。 「いいかい、弱い者いじめをするのはいけないことなんだ」 「うるさいよ! れいむたちがなにしようとれいむたちのかってでしょ!」 「じゃあもし君達がいじめられる側になったらどうする? 考えてごらん? とっても嫌な気持ちだろう?」 「ふん! まりさたちがいじめられるなんてありえないよ! まりさたちはすごくつよいんだから!」 さっき蹴られたのを覚えてないのかこいつは。 「ありす、君は確か反省したといったよね?」 「なにいってるの? ありすははんせいしないといけないことなんてなにもやってないんだから、そんなことするはずないじゃない!」 うーん。予想通りだけど、ちょっとこれは骨が折れそうだ。 でも出来るだけ暴力は使いたくない。 俺は別にゆっくりを虐待したいわけじゃない。ちゃんと善悪の分別を付けてほしいだけだ。 だから言葉でわかってくれるのならそれが一番だと考えている。 「もう一度言うよ、弱い者いじめは――」 そんな調子で小一時間ほど経った。 だが目の前の三匹は一向に言うことを聞いてくれそうにない。 「だからね、君たちのやったことは――」 「おじさんさっきからごちゃごちゃうるさいよ!」 「いなかもののことばなんて、きくかちがないわ!」 「それよりまりさはおなかがすいたよ! おじさんはゆっくりいそいでたべものをもってきてね!」 やっぱり駄目か。 仕方ない、あまり気は進まないが実力行使に出るとしよう。 とりあえず一番近くにいたれいむを掴み上げた。 「ゆっ! なにするの! ばかなおじさんはれいむにふれないでぶっ!?」 れいむが最後までしゃべり終える前に、パーンという音が部屋に響く。 それは俺がれいむの左頬を平手で叩いた音だった。 そしてすかさず逆方向からもう一度れいむの頬をはたく。 れいむが何か言おうとするがその隙を与えず再び右頬をビンタする。 「悪い子だ。悪い子だ」 左頬、右頬、左、右、左、右、左…と平手で打ち続ける。 あまり力は入れていないが、それでもゆっくりにとっては結構なダメージなのだろう、れいむの目に涙が浮かび始めた。 「悪い子だ。悪い子だ」 「れいむになにするの! ゆっくりしないでれいむをはなしてあげてね!」 「れいむをはなしなさい! このいなかもの!」 口を開く暇もないれいむに代わって他の二匹が抗議してくる。 だが俺は止める気はない。言葉で理解してくれなかったこいつらが悪いのだから。 何度言っても聞き分けのない子には体罰を与えるしかないだろう? 三十分ほど経っただろうか。そろそろ手が疲れ始めてきた。 一旦休憩しようと思い、れいむを床に置くとすぐさまありすとまりさが駆け寄った。 「れいむ! だいじょうぶ!?」 「よくがまんしたわ! さすがれいむはとかいはね!」 お仕置きから逃れたれいむを励ます二匹。 しかし、当のれいむの表情は暗く、何やらぶつぶつと呟いている。 「ゆ……れいむはわるいこ…れいむはわるいこ……」 うん、上出来。 こうやってまず自分は悪いゆっくりなんだと理解させることが必要だ。 そうすれば今後の更生が楽になる。 ちょっと心が痛むけどね。 「ゆゆっ!? なにいってるの! れいむはわるいこじゃないよ!」 「そうよ! れいむがわるいこなわけないわ! わるいのはあのいなかもののおじさんよ!」 何とか二匹が元気を出させようとしているが、れいむは聞こえているかも怪しい。 ただぶつぶつと「れいむはわるいこ」と繰り返している。 「おじさんのせいでれいむがおちこんじゃったよ! ゆっくりあやまってね!」 「れいむをこんなめにあわせるなんて! とんだいなかものね!」 と、こちらを向いて二匹は非難を飛ばしてくる。まあこいつらの言うこともわかる。 突然暴力を振るわれたら誰だって嫌なものだからね。 でも君達何言っても聞く耳持たずだったじゃないか。 ちょっと休憩しようと思った俺は、部屋の隅にある大きな道具箱を開けて中からあるものを三つ取り出す。 これぞゆっくり用道具として最もポピュラーなもの、透明な箱である。 三つの透明な箱をテーブル上に横に並べ、その中にそれぞれ一匹ずつ入れていく。 ぴったりと箱に詰まったゆっくり達。 「おじさん! ゆっくりはやくここからだしてね!」 「うごけないわ! わたしたちをどうするつもりなの!?」 「…れいむはわるいこ……れいむはわるいこ…れいむは…」 しばらくこの中で反省してもらおう…ってあれ? なんだかまりさの箱にだけ余裕があるな。 まあ特に問題なさそうなのでいいか。 「しばらくその中で反省しなさい。おとなしくしていたら出してあげるよ」 はんせいすることなんてないよ、やら何やらと聞こえるがある程度放っておいたら静かになるだろう。 三匹を置いて部屋から出る。 さて、このゆっくり達にどうやって常識を教え込もうか。 そんな事を考えこんでいた時だった。 ガシャン! という何かが割れる音。 驚いてドアに付いた小さな窓から部屋の中を覗いてみると、まりさがテーブルの下で跳ねていた。 「ゆ! やった! うごけるようになったよ!」 ぴょんぴょんと嬉しそうに跳ねまわるまりさ。その周りには透明な箱の残骸と思われるものが散らばっている。 どうやら入っていた透明な箱ごとテーブルから落ち、その衝撃で箱は割れてしまったらしい。 そんな馬鹿な、と思ったがよく思い出してみるとあの箱は確かそのへんの露店で怪しいおっさんから買ったものだったはずだ。 あまりにも安かったのでついつい購入してしまったが…やはり不良品だったのか。問題大ありじゃん。 安物買いの銭失いとはよく言ったものだね。 しばらく跳びまわっていたまりさだが、やがてテーブルの上へと昇り始めた。 「ゆっ! ありす! れいむ! いまたすけてあげるからね!」 他の二匹も自分と同じようにすれば、つまりテーブルから落とせば助かると思ったのだろう。 俺、おとなしくしておいてと言ったよね? どうして言う事を聞いてくれないのか。 ――ならもっと痛めつけてやればいい。 と、突然俺の心の中で何者かが呟いた気がした。 いや、そんな事は出来ない。無闇やたらと生き物を傷つけるのは悪い事だ。 ――どうせあいつらは悪党だ。虐められても文句は言えないだろ? 再びヤツが囁やいた。 頭からその声を振り払い、窓を覗く。 部屋の中ではテーブルの上からまりさがありすの入った透明な箱を後ろから押していた。 「ありす、もうすこしだよ! ちょっといたいかもしれないけど、がまんしてね!」 「ありがとうまりさ! さすがとかいははちがうわね!」 「とうぜんだよ! あんなばかなにんげんなんてみんなでかかればやっつけれるよ!」 「そうね! あのおじさんをやっつけたあとはまたさんにんでゆっくりしましょう!」 「ゆっ! またたのしいめーりんいじめでもしようね!」 ――な、反省してないだろ? そうかもしれない…でも、粘り強く説得すればわかってくれるはずだ。 そう自分に言い聞かせ、心を落ち着かせる。 「いなかもののおじさんにはありすたちのすばらしさがわからないのよ!」 「だからこんなことするんだね! まったく、あたまがわるいね!」 調子が出てきて次々に悪口を言う二匹。まあそれは許す。 しかし。 「それにしてもあのおじさん、ばかみたいだね! ちびのぱちゅりーなんてつれてさ!」 「わらえるわよね! あんなむらさきもやしのどこがかわいいのかしら! わたしたちのほうがよっぽどかわいいのにね!」 その矛先がぱちぇに向った時、俺の意識は闇に沈んだ。 そのころ、ちびぱちゅりーは書斎で本を読みながら誰に言うでもなく呟いた。 「むきゅ。説明しよう、爽やかお兄さんは悪を憎む正義のヒーロー、ゆっくり仮面である。 しかし、彼の心にはもう一人、邪悪な魂が住みついているのだ。 その名は虐待鬼意山。三度の飯よりゆっくりを虐めるのが大好きな妖怪の一種である。 自分の中に存在する悪に屈してしまった時、ゆっくり仮面の心は闇に染まってしまうのだ」 そこまで言うとちびぱちゅりーはパタンと本を閉じた。 「さて、あの子達に微笑むのは天使か。それとも…」 閉じた本は読み終えたのだろう、彼女は新しい本を本棚から取り出した。 冒険物語だろうか、その表紙には剣を持つ騎士と火を噴くドラゴンが描かれている。 「むきゅー。まぁ、別にどうでもいいけどね」 その表紙をゆっくりとめくり始めるちびぱちゅりー。 こうして彼女は新たなる冒険の世界へと旅立った。 続く? 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池沼唯の電車 憂「お姉ちゃん。これから切符の買い方を教えるからね。ちゃんと覚えるんだよ」 唯「あーうー?(^q^)」 ここは某駅の改札口。普段なら重度の池沼である唯には無縁の場所である 唯は基本的に養護学校(通称なかよし学校)と家にしかいない 移動もなかよし学校の送迎バスだ まれに病院に行くことがあったとしても憂の判断でタクシーを使う なるべく人に迷惑をかけないためである。 (唯のよだれでベトベトになり、悪臭がこもるために、そのタクシーは 数日使えなくなるのでタクシー会社は大迷惑であるが・・・) そんな池沼な唯がなぜ駅にいるのか? 憂が唯に社会勉強をさせるためである。憂は唯になかよし学校を卒業した後、 できれば外で働いて社会の役に立って欲しいと思っている。 しかし、職場や病院に行くことになったとき電車にすら乗れなかったらまったくの役立たずである。 よく、姉のような人も電車に乗っているのを見ることもある。(といっても軽度の人だが) また病院に行く度のタクシー代もばかにならない。 なので唯に電車の乗り方を覚えてもらおうというわけだ。 池沼唯にそんな高度なことができるかは疑問だがw 憂「・・・・・・・こうやって切符は買うんだよ。じゃあお姉ちゃんの分は自分で買ってみてね。」 唯「あう!ゆいおりこう!きっぷかえる!(^q^)/」 そう言って唯は機械に喋りかける 唯「わたちはひらさわゆい18さいでつ、うんたん♪じょうずでつ!!(^q^)/」 唯は機械に向かってうんたん♪を始めようとする この”うんたん”というものは、なかよし学校で行われる先生がオルガンでひく音楽にあわせて カスタネットを叩く行為のことである。 唯は先生に一回褒められてから大得意で”うんたん”をしたがる。家でも外でもどこでもだ。 唯の”うんたん”はとても上手とは言えない。 それで喜んで外でやるのだから「私は池沼です」と宣伝しているようなものだw 憂「お姉ちゃん!!ちゃんと聞いてなきゃダメでしょう!!」 唯「ゆいうんたん♪するー(^q^)/」 憂「お姉ちゃん、ちゃんと覚えたらアイス買ってあげるからね」 唯「ゆいあいすたべる!!ゆいいーこ!ちゃんとおぼえる!!(^q^)」 憂「じゃあもう一回見せるからね。まず・・・・」 そう言って憂は説明を始める。しかし唯は口を大きく開けてよだれを垂らして、 明後日の方向を見ているではないか!! そのよだれは涎掛けを濡らすのみではなく、ドアノブと書いてある間抜けなシャツも濡らしている。 周りの人はいかにも池沼な唯を避けて通っているが、池沼はそんなことお構いなしだ。 そう言って憂は説明を始める。しかし唯は口を大きく開けてよだれを垂らして、 明後日の方向を見ているではないか!! そのよだれは涎掛けを濡らすのみではなく、ドアノブと書いてある間抜けなシャツも濡らしている。 周りの人はいかにも池沼な唯を避けて通っているが、池沼はそんなことお構いなしだ。 憂「お姉ちゃん!!いい加減にしないとお仕置きだよ!!」 唯「ゆいいーこ!!おしおきいやー!("q")」 唯はなぜ自分が怒られているか分からない。ただこれから憂が買ってくれるアイスのことで 頭がいっぱいだっただけであるw 憂もいつもは殴っているところだがこれから電車に乗るのである。 トラブルを起こしては乗せてはくれない。姉の社会勉強のためにグッとこらえた。 電車の中 憂「次になにかしたらお仕置きだからね!!」 唯「ゆいいいこにするー!おしおきいや!」 優先席に座り憂は周りを見渡す。先頭車両に乗ったこともあり人は少ない 新聞や雑誌・本を読んでいる人。音楽を聴いて自分の世界に入り込んでいる人。 いいこととは言えないが化粧をしている女性。 みな明らかに池沼な唯が入ってきたとき、嫌そうな顔をするがすぐに目をそらす。 かかわり合いになりたくないのだ 唯「うーい!あいす!いまたべる!!(^q^)」 憂「お姉ちゃん!!我が侭だめ!!大人しくしないとお仕置きだって言ったでしょ!!」ペシッ 唯「ゆいいいこだもん!おしおきしない!!("q")」 そう言って唯は大人しくなる。そうすると憂は安心したのかウトウトしだしてしまったのだ!! 仕方のないことと言えよう。受験勉強のために夜遅くまで起きている上に 池沼な姉の世話までしなければならないのだ。電車の心地よい揺れも眠気を誘う。 しかし、唯は5分もしないうちに大人しくすることに飽き始める。 唯(アイス食べたいよー。早く憂起きないかなぁ) そこで唯はアイスを見つけてしまったのだ!! 化粧をしている女性が握っている赤い棒状のもの。そう口紅である。 それを女性はおいしそうに食べている(ように唯には見える) 唯(ずるい!!唯も食べたい!!) 5分前の憂との大人しくするという約束も忘れて唯は立ち上がって女性のところへ走る なんとも現金である。アイスのためならその後のお仕置きのことなど考えられない。 脳の容量が少ないので5分前のことすら覚えることが出来ないのだろうか? ビックリしたのは女性である。池沼とかかわり合いにならないようにしていたのに・・・ 唯「ゆいもあいすたべる!!(^q^)/」 女性「キャー!!」 女性の手から口紅を引ったくり舐めだした。しかしそれは口紅。 もちろんおいしい味などするはずがない。 唯「おえっっー("q")」 唯は床に胃の中のものを吐いてしまった。 唯「ビーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!("p")」 例によって唯は池沼泣きを始める。 そして涙はもちろん、鼻水など体のありとあらゆるところから池沼汁をだして泣く 周りの人もさっきのように知らないふりなどしない。なるべく唯から離れるように逃げていく そんな中、ついに憂が目を覚ました!! 憂「お姉ちゃん!!なにやってるの!!お仕置きだよ!!」 唯「おしおきいやー!!("p")」 さらに泣き声が大きくなるが、憂はお構いなしに”お仕置きをする” 唯「ビーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!("p")」 その日唯は病院には電車ではなく救急車で行く事になったのである。 ===おわり=== (2010.08.29) 池沼唯のSS に戻る counter today - yesterday - total -
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