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京太郎「ふぅ、そろそろ寝るか……」コンコン 京太郎「ん?」 咲「京ちゃーん……まだ起きてる?」ガチャ 京太郎「咲か? ど、どうした?」 咲「ごめんね、こんな時間に……今日のこと謝っておこうと思って」 京太郎「今日のこと?」 咲「うん……どうしてもはずせない用事があったから、京ちゃんにおいしいご飯つくってあげられなくて……ホントにごめんね?」 京太郎「はは、気にするなよ。 いつもは俺が作ってるんだから」 咲「ううん、気にするよ……今日はわたしが料理ご馳走するって言って京ちゃんすごく楽しみにしてくれてたのに」 京太郎「まぁまぁ、また今度作ってくれよ、な?」 咲「うん……」 京太郎「よし、じゃあもう夜も遅いから送って……」 京太郎「(これを言うためだけにわざわざこんな時間に来たのか? まぁ、こいつのポンコツ具合から考えれば……)」 咲「ところで京ちゃん」キリ 京太郎「おう? ど、どうした?」ビク 咲「お昼に教室に行ったんだけど居なかったよね。 どこに行ってたの?」 京太郎「あぁ、図書室で麻雀の勉強だよ」 咲「一人で?」 京太郎「いや、和とだけど」 咲「あぁ、原村さん? ふーん……。 原村さん、麻雀じょうずだから教えるのもじょうずなんだろうね」 京太郎「あぁ、すっげえわかりやすくてさ! また教えてくれるって言ってたのが今から楽しみだよ!」 咲「それは、よかった、ねっ!」ギリッ 京太郎「おう! ……咲、どうした?」 咲「京ちゃん、明日はわたしも一緒にお勉強していいかな?」キリ 京太郎「え? 俺の勉強だからホントに初心者が教わるようなことばっかりで……」 咲「ダメ?」ジッ 京太郎「い、いや別にいいけどさ」ビクッ 咲「うん、よかった!」ニコッ 京太郎「そ、そっか。」 咲「ところで京ちゃん」 京太郎「おう、どうした?(次はなんだ?)」 咲「さっき洗濯場で見つけたんだけど、この血の付いたハンカチ……京ちゃんのじゃないよね? 誰の?」スッ 京太郎「え、お前なんで洗濯場なんかに」 咲「いいから、答えて」ズイ 京太郎「うっ、ち、近いってば咲」ビク 咲「ねぇ……なんでこんなかわいらしい柄のハンカチもってるの?」ググ 京太郎「ゆ、優希! 優希に借りたの!」 咲「へぇ、優希ちゃんのなんだ。 でも、こんなに血が付いちゃってたらもう返せないね。捨てちゃお……」 京太郎「あ、あぁ。 今日ちょっとケガしちゃってさ」 咲「え、京ちゃんケガしたの!? キズは大丈夫なの!?」ガバッ 京太郎「ちょっと切っちゃってさ、でももう大丈夫だから」 咲「そっか、よかった……このハンカチに付いた血、京ちゃんのなんだ……」 京太郎「そうだけど……」 咲「……うん、わかった! このハンカチはわたしがキレイにしてから優希ちゃんに返しておくね」ゴソゴソ 京太郎「え、いや悪いよ」 咲「いいから、ね?」ジッ 京太郎「わ、わかったよ……ありがとな、咲」ナデ 咲「んっ、どういたしまして」ニコ 京太郎(素直に笑ってりゃかわいいんだけど、たまーに今みたいな得体の知れない目つきになるんだよな……)ナデナデ 咲「ちなみに京ちゃん、今日お夕飯はどうしたの?」キリ 京太郎「ん? 外に食べに行ったけど(うっ、またあの目だ……)」 咲「……ふぅーん。 一人で?」 京太郎「そ、そうだけど(この目になると他の女子の事を言うとすごく不機嫌になるんだよ)」 咲「……」ジー 京太郎「……咲?」 咲「京ちゃんっ」ガバッ 京太郎「おわっ!」ズデン 京太郎「おい、いったい何を」 咲「ちょっと動かないで」クンクン 京太郎「おい、なに嗅いでんだよ!」 咲「……やっぱりあの女のにおいがする」ギロ 京太郎「け、警察犬……?」 咲「京ちゃんのうそつき!」ゴッ 京太郎「いっ!」ビク 咲「ねぇ、どうしてそんな嘘つくの?」キリ 京太郎「えっそれは……」 咲「京ちゃん、いままで私にうそついたこと……いっぱいあったね、うん」シュン 京太郎「お、おう(あ、ポンコッツだ)」 咲「京ちゃん、むかしはわたしのこともっと気にかけてくれてて」 京太郎「いやいまもしてるだろ」 咲「学校にもふたりっきりでいっしょに行ってたのに」 京太郎「優希がいるだけでいまもいっしょに行ってるだろ」 咲「京ちゃんはやさしくて、カッコよくて……ちょっとえっちなところがあって空気に流されやすいのはわかってたけど」 京太郎「あ、あのー咲さーん?」 咲「でも、わたしという幼馴染がありながら……優希ちゃんと浮気ってどういうこと!? 信じられない!」 京太郎「ホワッツ!?」 咲「優希ちゃんなんて、どうせ京ちゃんのこと何にもわかってないんだから!」バンバン 京太郎「いて!痛いって!おい、馬乗りで暴れるなよ!」 咲「ずっと待ってたのに!京ちゃんの裏切り者!」ポカポカ 京太郎「いや、あの、ちょっと」 咲「でも、安心して?」 京太郎「え?」 咲「京ちゃんを狙う意地汚い女共は、皆もうこの世に居ないんだよ」 京太郎「なに言ってんだお前」ペシ 咲「あうっ、ほ、ほんとうだよ! 今日お料理つくれなかったのは、邪魔な女を片付けてたからなんだから!」 京太郎「あのな……」 咲「ほら、私のにおい嗅いでみて? ちゃんとファブったからあいつらの臭い全然しないでしょ?」 京太郎「いや俺犬じゃないからんなもんわかんな……」 咲「いいから!」グイッ 京太郎「わぷっ、ちょっ、当たってる当たってる!」 咲「あっ……きょ、京ちゃんのえっち!」バシッ 京太郎「んな理不尽な……」 咲「そんなえっちな京ちゃんは、わたしから逃げられないようにしちゃうから!」 京太郎「はぁ」 咲「ほら、行くよ!」グイグイ 京太郎「どこへだよ」 咲「わたしの家だよ!」 京太郎「はぁ……母さーん、俺ちょっと咲を送ってくるわー」 京母「ちゃんとうちまで送ってあげるのよー」 京太郎「はいはい」 咲「京ちゃん、はやく!」 京太郎「ああわかったわかった、わかったってばお姫様ー」 咲「おじゃましましたー」 京母「はーい、また来てねー」 ・・・・・・ 京太郎「で、だ」 咲「?」 京太郎「なんで俺リボンで縛られてるの?」 咲「言ったでしょ? わたしから離れられないようにするって」 京太郎「それがこれか?」 咲「そうだよ! ほら、運命の赤い糸って言うでしょ?」 咲「縛ってるとき何にも抵抗しなかったってことは、京ちゃんもオッケーなんだよね!」 京太郎「ちげーよ蝶結びリボンで拘束した気になってるやつに呆れてたんだよ」 咲「へ?」 京太郎「よいしょっと」スルリ 咲「え!? きょ、京ちゃんいつの間に縄抜けの術を? ひょっとして伊賀者だったの!?」 京太郎「なわけあるか」ポコッ 咲「あいた」 京太郎「はぁ……京ちゃんはお姫様が将来悪いひとに騙されないか心配ですよ」 咲「ムッ!またそうやって子どもあつか……」 京太郎「俺が見てないと心配で夜しか眠れないよ」 咲「え、そ、それって……」ドキッ 京太郎「あいつらより、お前のほうをよくみてるよ」 咲「ほ、ホントに?」 京太郎「ああ(いちばん目をはなすとなにやるかわかんないからな)」 咲「こここ、これからもずっとわたしをみてくれる?」 京太郎「あぁわかったよ、お姫様」 咲「うれしいっ!」ギュッ 京太郎「おっとと(甘やかしすぎてるから成長しないのかなぁ)」ハァ 咲「ずっとずっと、いっしょだからね、京ちゃん!」 京太郎「ところで」 咲「んー?」 京太郎「優希や和になにをやってたんだ?」 咲「部活が終わってから足腰立たなくなるまでゴッ倒したよ!」 京太郎「オォウバイオレンス……ご愁傷様です皆さん(明日見舞いの品でも部室に持ってくか……)」 咲「まったく、なんでわたしといるときに他の女の子の話だすの!」プンプン 京太郎「はいはいごめんなさいねー。 あとそろそろ離れなさい」 咲「やだ! 絶対に離れないっていったもんね♪」ギュウ 京太郎「はぁ……」 京太郎「俺いつになったら寝れるだろ」 優希「さ、咲ちゃん……憶えてろ……だ、じぇ……」バタッ カン 京太郎「~~♪」シャカシャカ 和「須賀君? ちょっといいですか?」コンコン 京太郎「~~♪」 和「須賀君? ……寝てます?」ガチャ 京太郎「けーちゃっぷでこいをうちあけた~♪」 和「……あぁ、そう」イラッ 京太郎「~~♪」 和「そうやって勉強もせずにヘッドホンして漫画読んでれば、そりゃあ気付きませんよね」ブチッ 京太郎「ありゃ、コード抜けた」 和「だって楽しいですものね」ギロ 京太郎「げぇ、和!」ジャーンジャーン 和「ま、夢中になりますよ……げぇってなんですかげぇって」 京太郎「い、いやーなんでも。 和先生、本日はどういったご用件で……?」 和「ちょっと、お話よろしいですか?」 京太郎「は、話?」 和「そう、話です」 京太郎「ええと、本日の麻雀講座についてでしょうか?」 和「いいえ、違います」 京太郎「では一体……こ、告白?」 和「は、はぁ!? こここここ、告白ぅ!? なな、何わけわかんないこと言ってるんですか! そんなオカルトありえませんよ!」 京太郎「ですよねー……」 和「こ、コホン。 今日のお話というのは進路志望についてです」 京太郎「なぜに和が!?」 和「あなたのせいなんですよ、もう!」 和「本当は今日の昼休みに聞こうかと思ったんですが宮永さんもいましたし、仕方がないのでお邪魔させてもらいました」 京太郎「いや、質問の答えになってねー……」 和「私と須賀君、部活が同じなうえにしょっちゅう昼休み一緒にいるのでついでにって頼まれたんですよ」 京太郎「は、はぁそれはご苦労をおかけします……」 和「ホントですよ! ま、まぁ麻雀が上手くなりたいっていう心意気は立派ですし…」 和「普段雑用をしてもらっている身ですからこれくらいは致し方ないと思いますけど……」 京太郎「重ね重ね手間をかけていただきまして……」 和「で、です。 須賀君」 京太郎「はい!」 和「執事って書いたんですって?」 京太郎「……」 和「……」 京太郎「え、えへへ」 和「はにかんでる場合ですか!」バンッ 京太郎「ひえっ」ビク 和「で、なんで執事なんですか?」 京太郎「え、えーとですね」 和「……」 京太郎「龍門渕の方に、『キミ才能あるね! 執事やらない?』って言われまして……」 和「……」 京太郎「で、『あ、そっすかね? じゃあ進路志望に執事ってかいときますね』って言ってその気になってた」 京太郎「……みたいな感じ……です……ハイ……」 和「で、卒業後は大学にもいかずそのまま龍門渕ですか?」 京太郎「は、ハハハ」 和「ハハハじゃないです!」バンッ 京太郎「ひょっ」ビクッ 和「少し考えてみてください」 京太郎「……?」 和「もし仮に龍門渕に就職できたとしましょう。ですがいつクビにならないとも言い切れません」 京太郎「そうかな……わりかし情にあつそうな感じだったけど」 和「保険は持っておくべきだということです」 和「クビになったあと特に何の資格も持たずに高卒の肩書きだけが残るっていうのははっきり言って笑えません」 京太郎「た、たしかに」 和「大学に行くなり、資格を取っておくなりで手変わりできるようにしておくべきです。きっと執事に就職する際も役に立つでしょう?」 京太郎「うーん……」 和「理解のある雇用主なら、きっと納得してくれるはずです」 和『龍門渕の従者に学歴は必要ありませんわー!(声マネ)』とか言いそうではありますけど」 京太郎「そうだな、今度聞いてみるよ。なんでも使える人手が少なくて即戦力が欲しいそうなんだ」 和「あそこならいくらでも従者は居そうですけど……」 京太郎「あぁほら、天江さん面接をパスしなきゃいけないから……」 和「……なるほど」 京太郎「それならほら、勉強とかより家事とかを鍛えたほうがいいかなーって」 和「それとこれとは別問題です」キッパリ 京太郎「えぇー……」 和「私の言ってること何か間違ってますか?」 京太郎「い、いいえ何も」 和「でしょう? で、大学なんですがせっかくなので麻雀が強いところを目指してみたらどうですか?」 京太郎「なんで?」 和「きっと天江さんの麻雀相手も業務内容に含まれてるんじゃないですか?」 京太郎「たしかに!」 和「で、ですね……ここの大学とかどうですか?」 京太郎「どれどれ……うわ、レベル高」 和「今からやれば十分間に合います」 京太郎「てか、なんでパンフ常備してるの……」 和「細かいことはいいですから! ほら、早速勉強しますよ!」 京太郎「い、今からですか!?」 和「文句があるんですか?」ギロ 京太郎「いえいえ滅相もない」 和「ほら、勉強したら麻雀も勉強しなきゃいけないんだから早くしてください」 京太郎「麻雀もやるの!?」 和「大学でも使う、就職後も使う、しかも今も使うんですよ? 一番必須じゃないですか!」 京太郎「それはそうだけど」 和「じゃあいつやるんですか? 今でしょ」 京太郎「ハイ……」 和「じゃあやりますよ、教科書の86ページの例題をを解いてください」 和「……あぁ違います、そこはこっちの式を……ちょっと、なんでその値になるんですか!?授業聞いてたんですか!?もぅ……」 京太郎(あぁ……)カリカリ 京太郎(眠れねえ……)カリカリ 和「ほらそこ! また間違えてますよ!」 カン 京太郎「はぁ、ようやく終わった……」 照「お疲れ様、京ちゃん」 京太郎「おう、ありがとうな咲……ってうおっ!?」ビクッ 照「咲……?」ピク 京太郎「え、て、照さん!? なんでここに……ってか、いつ長野に!?」 照「インターハイで咲と仲直りしてからはたまに来るようになったんだよ」 京太郎「そ、そうなんですか」 照「でも、そんな長くはいられないんだ」シュン 京太郎「そりゃあそうでしょうとも」 照「でも、私気づいちゃったんだよね」 京太郎「何にですか?」 照「ふんっ!」ギャルッ 京太郎「ぼべっ!」バタ 照「私が会いに来るんじゃなくて、京ちゃんを連れてけばいいって、ね」ニコ 照「これでずっと一緒にいられるね」ウフフ 照「さて、運ぶとするか……」ズリズリ 京太郎「……」 照「んしょ、んしょ」ズリズリ 京太郎「……」 照「……運べない」 照「……」ピッポッパッ 照「……」プルルルルル 菫『ピ わたしだ。お前携帯使えたんだな。 で、どうかしたのか?』 照「京ちゃんが重くて運べないんだけど」 菫『は?』 照「気絶させる前に駅まで見送りとかしてもらえばよかったかな」 菫『いや、夏休みとかに遊びに来るよういえばいいだろ』 照「!! その手があったか!」 菫『というか話が全く見えないんだがお前今どこにいるんだ?』 照「京ちゃんの家」 菫『……今日って平日だよな?』 照「そうだよ」 菫『学校サボって何やってんだお前は!』 照「ちょっと、うるさい。 ……だって我慢できなかったんだもん」キーン 菫『もんじゃないもんじゃ! いいからさっさと戻ってこい! お前ってやつはほんとに……』ブツブツ 照「でも、もう終電ないよ」 菫『あ、そうか……って、お前どうするつもりだ!?』 照「明日の始発で帰る。 部活には間に合うようにするから」 菫『あのな……』 照「じゃ、おやすみ」ピッ 照「ふぅ……」 照「ま、次の夏休みまではこれで我慢してあげるよ」ギュッ 照「布団に入れてっと……」 京太郎「……」 照「私も入って……うふふ」ゴソゴソ 照「それじゃおやすみ、京ちゃん」 照「はぁ、夏休みが楽しみ」ニタリ 京太郎「……(照さんひっついてきて寝れねえ……)」 カン まこ「のう京太郎」 京太郎「はい、呼びましたか?」 まこ「お前さん、将来執事になりたいらしいな?」 京太郎「えっな、なんで知ってるんですか?」 まこ「……ほら、ええとあれじゃ、その……」 京太郎「ひょっとして和に聞きました?」 まこ「……そう、和から聞いたんじゃ」 京太郎「あちゃあ……秘密にしておくように頼めばよかったかな」 まこ「なんでじゃ?」 京太郎「ちょっと冷静に考えてみると恥ずかしいかなーって……」 まこ「そうかの? 夢を持ってるだけ立派だと思うが」 京太郎「いや、その場のノリでして……」 まこ「あれま……」 京太郎「で、でもこの前また話を聞きに行ったら『学をつけるのは当然ですわ!』」 京太郎「って言ってくれたので、本気で考えてみようかなーなんて」ハハハ まこ「ほー、そりゃあ良かったな」 京太郎「はい!」 まこ「で、モノは相談なんじゃが」ズイ 京太郎「は、はい」 まこ「予行演習とか、どうじゃ?」 京太郎「え?」 京太郎「こういうことですか……」 まこ「よく似合っとるぞ♪」 京太郎「まぁ、バイト代出していただけるってことなんで願ったり叶ったりですけど……」 まこ「将来制服になるなら今のうちに着なれとかんとな?」 京太郎「ですね!」 まこ「やってもらう内容も、簡単な料理から麻雀の面子合わせくらいじゃからちょうどいいじゃろ」 京太郎「わかりました、頑張ります!」 まこ「それじゃ、よろしゅうな」ニコ 京太郎「それにしても雑用で培った料理スキルがこんなところで役に立つとは」トントントントン まこ「ほー、結構手馴れとるのう」カチャカチャ 京太郎「えへへ、そうですかね?」ニマニマ まこ「あっおい、よそ見すると……」 京太郎「え? いッ……」スパッ まこ「大丈夫か!?」ガバッ 京太郎「つぅッッッ~~ひっさびさにドジったァ~~ッ」 まこ「どれ、みせてみい」スッ 京太郎「あいてて」 まこ「そこまで深くはないな。 そのわりに血がちょいと多めに出とるが……(あ、あれ……?)」 京太郎「よ、よかったぁ~」ホッ まこ「とりあえず止血じゃな(なんか……須賀の血……)」 京太郎「ですね、あと絆創膏を……」 まこ「んっ」パクッ 京太郎「えっ!?」ビクッ まこ「んん……んっ(あ、やっぱり)」チュウ 京太郎「ちょっと! なな、何やってるんですか!」 まこ「んっ」ペロ 京太郎「わっ」 まこ「なにって、止血じゃよ」 京太郎「止血って……」 まこ「まぁまぁ、須賀が怪我したんはわしのせいでもあるしこんぐらいはさせてくれや」 京太郎「でも、血の味しちゃったんじゃないですか? ほら口ゆすいで……」 まこ「そんなことより救急箱とってくるけえ、待っとれ」タッ 京太郎「あっ……そんなことって……」 まこ「……」コロコロ まこ「……♪」コク 京太郎「今日はありがとうございました」ペコ まこ「や、こっちも大助かりじゃったわ。 こちらこそありがとう」 京太郎「またよろしくお願いします! それじゃあおやすみなさい」 まこ「おう、気ぃつけて帰れよー」ヒラヒラ まこ「ふぅ……」 まこ「……(あれ、すごく美味しかったのう)」ゴク まこ「また、か……」 まこ「……♪」ペロ カン 京太郎「ここが奈良か……」 京太郎「衣さんの話によればここに俺が麻雀で目指すべきものがあるらしいけど……」 京太郎「なんで学校じゃなくて山?」 京太郎「まぁ将来の雇用主の言葉だし、文句言わずに登ってみるか」 京太郎「えいしょ、えいしょ……」ザッザッ 京太郎「こんな山登りしたのいつ以来だろう……飛騨山脈に殴り込みした時以来かな……」ザッザッ 京太郎「……?」キョロ 京太郎「霧が出てきたか……」ザッザッ ??「……」ガサガサ ??「……あのにおい……」ヒョコ 京太郎「ふぅ、ふぅ……」ザッザッ 京太郎「……誰かに見られている?」 京太郎「一体何だ? ……気配からしてかなり巨大ッ!」 京太郎「熊か? いやしかし、奈良の山奥で熊ってのも……」ガサガサ 京太郎「!!」ビクッ 京太郎(来るッッ! 20メートル……15メートル……かなり迅い!) 京太郎「まずい!」ダダダダダ ??「あっ逃げた!」タッタッタッタ 京太郎「な、なんだこの山は!? 霧がどんどん濃く……」ダッダッダ ??「まってよぅ~」タッタッタ 京太郎「しまった、追いつかれ……」 ??「あっ、やっと追いつい……」ガッ 京太郎「子供!? いけない、気の根っこにつまずいたぞ! くそっ」ダッ ??「むぎゅ!」ボフ 京太郎「す、滑り込みセーフ……」ザーッ ??「あれ、痛くない……ん?」ポンポン 京太郎「よかった、怪我はないか? さ、早くここから離れないと……!」 ??「なんで?」 京太郎「後ろから何かが追いかけてくるんだ! ほら、早く退いて……ってあれ?」 ??「どうしたの?」 京太郎「気配が……それどころか霧も消えてる……」 ??「霧? 霧なんて最初から無いよ?」キョトン 京太郎「バカな……」 ??「すごい焦った様子だったから追いかけてきたけど、キミ大丈夫?」 京太郎「あ、あぁ……それと無事だったのならそろそろ降りてくれないか?」 ??「あぁごめんね、よいしょ……あいてて」ズキッ 京太郎「大丈夫か?」 ??「さっきちょっとひねっちゃったみたい。 まぁ、なんとか」 京太郎「山で無理はしないほうがいい。 おぶるから乗ってくれ、ほら」 ??「いやいやいいって! そんな気にするほどじゃ……っつぅ」ジンジン 京太郎「ほら、だから無理するなってば。 とりあえず山の麓まではおぶってあげるから」 ??「でも、初対面なのに悪いよ……」 京太郎「いいっていいって、ほら」 ??「うーん……じゃま、和の知り合いみたいだから……お世話になります」ヒョコ 京太郎「んっしょ……え、和?」ヒョイ ??「あれ、違った? キミすごく和のにおいがしたからてっきり……」 京太郎「いや、違わないよ。 和の知り合いなのか?(だいぶ年が離れてそうだけど、小学校の後輩とかかな……)」 ??「うん! 小さい頃よく一緒に遊んでたよ!」 京太郎「はは、そっか。(和って面倒見よさそうだもんなぁ。 この前だってパンフまで持参で進路指導に来てくれたし)」 ??「和は元気? 和の話が聞きたいな」ニコ 京太郎「あぁいいよ、降りながら話そうか。 どっち?」 ??「えーと、こっち!」 京太郎「わかった」ザクザク ??「あ、そういえばキミの名前は? わたしは穏乃!」 京太郎「京太郎って言うんだ。 よろしくな、穏乃ちゃん」 穏乃「よろしく!」 京太郎「へぇ、和はその麻雀教室出身だったのか」 穏乃「そうそう! それでね、そのメンバーで麻雀部つくったんだ」 京太郎「そりゃあ強そうだ」 穏乃「すっごい強いよ! ……あ、ここわたしの家!」 京太郎「おぉ、穏乃ちゃん家けっこうお金持ちなんだなぁ(龍門渕さんほどじゃないけどでけー家だ)」 穏乃「あはは、そうかな? とりあえずお礼もしたいし、あがってあがって~」 京太郎「いやいやいいよ。 ほら、じゃあ俺はこの辺で……」 穏乃「うぅっ! い、いたいよー足が痛くて自分の部屋まで歩けないよー」シクシク 京太郎「あのね……」 穏乃「どこかに部屋まで連れてってくれる人居ないかなー」 京太郎「……わかったよ」ハァ 穏乃「はーい♪ じゃ、こっちねー」 穏乃「はいそこ! わたしの部屋ねー」 京太郎「かしこまりました、お姫様」ガチャ 穏乃「苦しゅうない! じゃ、ここで待っててねー」スタタ 京太郎「あ、おい……歩けとるやんけ」 穏乃「お待たせー」 京太郎「はやっ!」 穏乃「アイスティーしかなかったけど、いいかな?」 京太郎「お、悪いねー」ゴク 穏乃「ところで、どのくらいこっちにいるの?」 京太郎「んー、和の知り合いがやってるっていう宿屋に友情割引で泊めてもらえることになってるから、しばらくはいるかな」 穏乃「ね、また一緒に山登りしない?」 京太郎「おぉ、いいぞ! その足治ったらな」 穏乃「やたっ!」 穏乃「てなわけでまたまたやってきました~」 京太郎「これで何度目だ? よく飽きないなぁ」 穏乃「もう! 京太郎はわたしと一緒に遊ぶの楽しくないの?」 京太郎「いやいや、もちろん楽しいさ!」 穏乃「あはっよかったぁ」 京太郎(あれからほぼ毎日、こうして山に登っているが未だにあの日の謎は解けない) 穏乃「さぁ、はりきっていこー!」 京太郎(あれは一体何だったんだろう? 今になっては正体も霧の中か……) 穏乃「ふーんふーん」ルンルン 京太郎「そういえば、穏乃ちゃん」 穏乃「んんー?」 京太郎「俺、明日帰ることになったんだ」 穏乃「……えっ?」ビク 京太郎「東京の方の知り合いに呼ばれてさ、急なんだけど明日帰ることになっちゃった」 穏乃「そんな……」 京太郎「ごめんな、急になっちゃって……」 穏乃「うぅん、そっか。 仕方ないよね……(やだな……)」 京太郎「まぁ、またいつか会えるだろ!」 穏乃「あ……」 和『またいつかお会いしましょう!』 穏乃「だめ……」 京太郎「え?」 穏乃「もう一緒に遊んだ人がいなくなるのはイヤ……」 京太郎「ど、どうした? ……これは、急に霧が……!」 穏乃「いやだよ……もう、この山から出してあげない……」 京太郎「これは、この前と同じ!?」 穏乃「いっしょにあそぼうよ……ねぇ……?」 京太郎「こりゃまずい、ともかく麓まで降りよう! 穏乃ちゃん!」 穏乃「京太郎はいなくならないよね……」 京太郎「何言ってんだ当たり前だろ。 ほら、行くよ」 穏乃「……え、ホント?」キョト 京太郎「帰るっていっても消えて無くなるわけでもあるまいし」 穏乃「で、でも……」 京太郎「たまには自分の手足を動かせ……!」 穏乃「!!」 京太郎「いやまぁ冗談としても、その気になれば会いに来れるだろ」 穏乃「い、行っていいの?」 京太郎「あぁもちろん、かわいい女の子なら大歓迎だよ。 おもちがあればなおよし」 穏乃「そっか……自分の山に気を取られて、いつの間にか動けなくなってたんだね……」 京太郎「何言ってんのこの子」 穏乃「そうだ……そうだよね」 京太郎「あ、霧が晴れた」 穏乃「じゃ、奈良での最後の遊びだし、思いっきり楽しもうよ!」 京太郎「ふぅ、奈良はいいとこだったなぁー」 京太郎「旅館の姉妹はどちらも素晴らしいおもちをおもちだったし」 京太郎「うへへ」 京太郎「あ、そういえば」 穏乃「どうしたの?」 京太郎「あぁいや、穏乃ちゃんに俺の家の場所もケータイのアドレスもなんも教えてなかったなー……って」 穏乃「ん?」ニコニコ 京太郎「……」 穏乃「……」ニコニコ 京太郎「……なんでおれんちにいるの?」 穏乃「京太郎がいったんだよ? 『一生俺についてこい!』って」 京太郎「いえ、言ってません」 穏乃「インターハイでなくちゃいけないし、みんなのこともあるからね」 穏乃「いきなり一生は無理だけどとりあえず、夏休みが終わるまではついてこうかなーって」 京太郎「いやあのですね」 穏乃「ほら、和にも会いたいし!」 京太郎「あ、なるほど」 穏乃「とりあえず!」 京太郎「はい」 穏乃「ふつつかものですがよろしくお願いします!」 京太郎「……」 京太郎(そういや天江さんの言ってたのってなんだったんだろー) カン 京太郎『……というわけなんですよ』 衣『ほう、深山の主を感じ取ったか』 京太郎『主……コイツがですか?』 穏乃『?』 衣『おもしろいぞ京太郎!』 京太郎『はぁ……』 穏乃『ねぇねぇ京太郎』チョンチョン 京太郎『……なに?』ハァ 穏乃『わたし京太郎とどこかにお出かけしたいなー』 衣『ほう! ならばちょうど良い。京太郎よ、次の行く先は新道寺だ!』 京太郎『……』 京太郎『え、こいつも連れてくんですか?』 京太郎「てなわけでやってきました新道寺~」 穏乃「いえー!」ドンドンパフパフ 京太郎「今回の目的は北九州最強の打ち手と称される白水哩さん」 穏乃「おぉー」 京太郎「てなわけで許可証も貰ったんで早速部室にお邪魔しまーす」ガチャ 穏乃「オジャマ……」ズチャ 京太郎「さて、白水さんは……」キョロキョロ 哩「私ばい」 京太郎「今日はよろしくお願いします」 哩「おまえが須賀じゃな。 まーよろしくたのむわ」 京太郎「はぁ、よろしくお願いします……あのー」 哩「なんね?」 京太郎「ひょっとして調子悪いですか?」 哩「……なしてそう思うと?」 京太郎「え、いやー……なんとなーく顔色が……」 哩「思っちょったよか期待できそうやんな」 京太郎「あはは、そうですかね?(期待?)」 哩「じゃーさっそく打つばい」 京太郎「ゑ?(ぴこーん、死亡フラグーなんちて)」 哩「あぁ、おまえは打たんとそっちのちっこいんが打つんね?」 穏乃「わたし?」 哩「おうおう、須賀は私の後ろで打つとこ観とってほしいんね」 京太郎「はい、わかりました!(後で使えそうだし牌譜とっとくか)」 京太郎「……(てな感じでスタートした半荘だけど……)」 穏乃「ツモッ! 4000・2000!」 哩「はい……」チャラ 京太郎(今のところ白水さんに全くいいところがない……穏乃あんなに強かったんだな) 哩「……」タン 京太郎(それにしても体調悪そうだな……何かを引きずるみたいに牌を……ん?) 哩「……」チカッチカッ 京太郎「これは……」 哩「なんね?」クル 京太郎「あ、すみません」 哩「……」クル 京太郎「んー……?」 哩「……」ジャラ 京太郎「!!!」ゴシゴシ 哩「……」タン 京太郎「こ、これは……!」 哩「……」チラ 京太郎「白水さん、ひょっとして体調悪いっていうのは体が重い感じですか?」 哩「ようわかっとな」タン 京太郎「やっぱり……(そりゃそうだよ……)」 京太郎(こんだけぐっちゃぐちゃ鎖が絡まってたらさあ……) 京太郎「つかぬことを伺いますが」 哩「ん?」 京太郎「ひょっとしてその鎖はファッションなんですか?」 哩「は?」 京太郎「え?」 哩「鎖ってなんのこつ言っちょると?」 京太郎「え、だってほら……」ジャラ 哩「ひう!?」ビク 京太郎「どっ、どうしましたか!?」 哩「いや、な、なんもなか……」 京太郎「何もないわけ……」 哩「いっから続きば打つたい」タン 京太郎「……(こりゃあひょっとすると日帰りできるかもな……)」ジャラジャラ 哩「ひっ、んんっ!?」ビビク 京太郎「……(えーと、これをこっち側から出して……まるで知恵の輪だな……)」カチャカチャ 穏乃「……?(京太郎が手話してる?)」タン 京太郎「んー……」ガチャガチャ 哩「あっあっあっ(ゆ、有効牌……こげん急所引きよるんは久しぶり……)」ピクピク 京太郎「……」ジャラ 哩「うんっ! ふ、ふっ」ビクン 穏乃「……???」 京太郎「んよしっ、これで最後!」ビッ 哩「~~~ッ!!!」ビクッ 哩「つ、ツモ! ラス親8000オールでまくりたい!」ダン! 穏乃「……あっちゃー、負けちゃったー……」バタリ 京太郎「すっげー……」 哩「す、須賀……」 京太郎「おめでとうございます白水さん! すごいですよ!」 哩「ちょっち面貸せや」グイ 京太郎「いっ」ズルズル 哩「私になんしよっとね?」壁ドン 京太郎「えっと」 哩「急に体が軽く……」 京太郎「うーん……おまじないみたいなもんですかね?」 哩「ウソや!」 京太郎「ホントですってば。 白水さんがなんだか重たそーにしてたんで外しただけです」 哩「? わ、わけわからんこつ言っちバカにしよると!?」 京太郎「わっ違いますってば! ともかく、これでもう調子悪いなんてことないんじゃないかなって思います」 哩「うーん……まー恩人やしよか。 それよか、なしてこげなことばなってん?」 京太郎「さぁそこまでは……」 哩「再発も有りうると?」 京太郎「なんとも言えませんね。 僕もサッパリなんで」 哩「そら困る……のう須賀君」 京太郎「なんですか?」 哩「もちっと私と一緒にいちょくれんか?」 京太郎「えーっと……」 哩「ほら、お菓子やるけん。 食べちみよ」 京太郎「あ、すみません……って餌付けかよ!」 哩「ダメか……」 京太郎「いやぁでも、もうちょっとだけならいいで……」 哩「時に須賀君よ」 京太郎「す……なんですか?」 哩「さっき言うちょった鎖は……」 哩「こんな形しとったか?」ジャラ 京太郎「!?」ガチャン 哩「ふふ、頼んでダメなら仕方なかと」ニタ 京太郎「な、なんですかこれ! 白水さん!」 哩「哩でよか」 京太郎「あ、そうですか……じゃなくて!」ガチャガチャ 哩「なんね?」 京太郎「これ、外してくださいよ!」 哩「ダメ」 京太郎「だからなんで……」 哩「帰っちゃうやろ?」 京太郎「帰りませんて!」 哩「嘘たい。 京太郎はすぐ嘘つきよるばい」 京太郎「いや、あのね」 哩「とかく!」グイ 京太郎「わっ近いですって(てか名前……)」グイ 哩「私もう京太郎を返すつもりなんちっともなか、一緒にいてもらうな」 京太郎「……」 京太郎「……(ま、そのうち迎えが来るか……)」 哩「うふ、うふふふふ」 カン
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某所 京太郎「……」ボー 照「……食べる?」 京太郎「ありがとうございます」 照「今日はご旅行ですか?」 京太郎「あ、いえね……田舎の喧噪に疲れて」ポリポリ 照「?」ポリポリ 京太郎「あ、意味わかりませんよね、すみません。ただ、人ゴミならバレないかなって」 照「よかったら話聞くよ」ポリポリ 京太郎「良いんですか? ならこれでもつまみながら」 照「そ○の華…好き」 京太郎「途中でつまんでたんで、残りコレだけしかないんですけどね。で、話しいいですか?」 照「はむ、ぱりっ、うまっ」 京太郎「まあ勝手に話しますね」 京太郎「俺の友達づきあい……まあ、俺の言い方が悪いせいもあるんですけどね、実は」 照「あ、クレープ屋さん。買いにいこっと」 京太郎「あ、あの、話聞いてくれるんじゃ」 照「・・・」ゴクン 京太郎「ないんですか?」 照「1枚くれただけで調子に乗るな」 京太郎「え」 照「聞いてほしければ箱ごと要求する。じゃ」 京太郎「そんな、最後の一枚だったのに」 照「クレープ屋さん、待って~」 京太郎「……メゲるわ」 終わり? 番外編 大阪 セーラ「ほいっ!」ヒョイッ 京太郎「お~!!」パチパチパチ セーラ「どや? 上手いもんやろ」 京太郎「見事なヘラ捌きですね」 セーラ「そやろ~」 京太郎(あの合同練習で咲と対局して1位になったご褒美、セーラが大阪来いって言ったのは驚いたけど……) セーラ「もいっちょ!」クルッ 京太郎「お見事(タコ焼きの次はお好み焼。だなんてな)」 セーラ「なんやニヤニヤして」 京太郎「ああ、セーラ楽しそうだなって」 セーラ「楽しいで。デートやしな」 京太郎「おもち!?」 漫「ひっ」ビク 京太郎「あ、すみません(エプロンからでもわかる、でっかい、でっかいぞ!)」 セーラ(ええ感じやったのに)プク 京太郎「あ、すみません。デートって話しの続きですけど」 セーラ「ご褒美デートや。ええやろ?」 京太郎「まああの時のセーラは格好よかったし、いいですよ」 セーラ「よっしゃ! あ、焼けたで。あーん」 京太郎「恥ずかしいですって」 セーラ「かまへんかまへん」つ 京太郎「~~、あ~」 漫「あ、あの」 セーラ「なんや、注文したモンなら全部きたで」 漫「千里山女子の、江口セーラさんですよね?」 セーラ「そやで。サインなら帰りにな。今はダメやで」 漫「そ、その……彼氏おったんですね。意外ですわ」 セーラ「彼氏? ちゃうちゃう、友達や」 京太郎「ええ。良き友人です」 漫「と、友達?」 セーラ「今は、な。いずれは付き合うかもしれへんで―」 京太郎「あははは」 セーラ「そや! こいつのことどう思う?」 漫「え、この男のことですか?」 セーラ「ええ男やろ?」 京太郎「あんま褒めないでくださいよ。それにセーラの方がカッコいいじゃないっすか」 セーラ「お似合いってわけか? よっしゃ、付き合おうやないか!」 京太郎「その返答はまだ……」 セーラ「なんや、あん時ん事、まだ怒ってるんかい」 京太郎「当たり前でしょ」 セーラ「ぶーぶー! あん時『好きにしてください』って言ったやん」 京太郎「……失言でした」 セーラ「ま、お互い様ってことで。ほら、仲直りのお好み焼きや」 漫「あ、あの」 セーラ「あ、そやそや。で、どない思う? あ、京太郎は彼女しっとるやろ?」 京太郎「え、っと、VTRでは」 セーラ「姫松のおっぱい爆弾や」 漫「だ、誰がおっぱい爆弾ですか!! 上重漫ですから!」 セーラ「まあまあ。で、どない思うんや?」 漫「そうですね……」 漫(優しそうな人やし) 漫「格好ええと思いますわ」 セーラ「そやろそやろ!」ズイッ 漫「わっ」 セーラ「見る目あるわ―。ほら座って座って」 漫「え、でも手伝いのとちゅうやし」 「かまへんでー」 漫「お、おかん…なら、失礼します」 「はい、友人サービスや」 セーラ「わっ、おおきに」 京太郎「すみません、初対面なのに」ペコリ 「お代は漫のお小遣いから差し引くから、痛くもかゆくもないで―」 漫「酷い!!(けど……)」 セーラ「さあ焼くで―」 漫「ちょ、待ってください!」 京太郎「上重さん?」 漫「コホン、ここはお好み焼屋の看板娘、上重漫に」 セーラ「おっぱい爆弾に?」 漫「おまかせあれ……って、だからおっぱい爆弾じゃありませんから!」 京太郎(揺れた!) 漫「京太郎くんも、よ~く見てるんやで♪」 A85 京太郎「はい!」 セーラ「おもろいやん。お好み焼マスターである俺に喧嘩売るなんてなあ」 漫(京太郎君の名字しらんから名前呼びやけど……軽い女思われてへんよね?) 京太郎(大きい……) セーラ「顔!」ツネリッ 京太郎「いたたたた」 セーラ(ふっくら感を残すため、空気をより多く含むよう縦に数回) 漫(むっ……基礎は出来てるかもしれませんけど、この技は真似出来んで!) 京太郎「は、8の字に」 漫「8の字に生地を混ぜることで空気をより含んで、美味しいんやで」 京太郎「へー、すげ、良いもん見ました」 漫「そ、そやろ!」 セーラ「ちっ、けどな……問題は焼き方や」 京太郎「楽しみだなー」 ~~~~~ セーラ「出来た!!」 漫「出来ました!!」 京太郎「厚みが」 漫「漫画みたいやろ?」 京太郎「ええ。俺の知ってるのって、セーラさんのを食べるまで多少べたっとした」 漫「中もほら」 フワッ 京太郎「熱気!」 548 名前: ◆mZ6amyHZWj3X[saga] 投稿日:2015/06/29(月) 20 48 10.98 ID F0z1nWXe0 [10/36] セーラ「お、俺のだって」 京太郎「じゃあ、セーラのから頂きます」 セーラ「上等や!」 京太郎「…美味しい!」 セーラ「当たり前や!」 京太郎「ふんわりして、キャぺツも海老も、めっちゃ美味い」 漫「わ、私んも」つ 京太郎「頂きます」 漫「ど、どう?」ドキドキ 京太郎「……」 セーラ「黙るっちゅうことは、決まりやな」 漫「そ、そんなぁ」 京太郎「漫さんの方が、美味しいです」 セーラ「なんやて!?」 漫「!」パァァ 京太郎「厚み、味、同じ生地なのに……なんだろう、上手く言葉にできないけどセーラより」 セーラ「そんなに違うんか?」 京太郎「食べてみたらわかりますよ。あーん」 セーラ「あー、もぐっ。……確かに美味いわ」 漫「や、やりました!」ギュッ! 京太郎「!?」 セーラ「な、なにしてんねん!」 漫「す、すんません。ちょっとはしゃいじゃって」 セーラ「たくっ、京太郎! 何嬉しそうにしてんねん!」 京太郎「う、嬉しそうなんて」 セーラ「ほら、食ったしもう行くで」 京太郎「行くってもうちょっとゆっくり」 セーラ「デートはココだけやないんやで」 京太郎「わかりました。ごちそうさまでした。いくらですか?」 漫(も、もう行くんやな) 漫「お、お代はええです!」 京太郎「それじゃあ商売」 漫「そ、その代わり、また来て!」 京太郎「また?」 漫「お、お代はその時に貰いますわ!」 京太郎「えっと」 セーラ「ええんやないか? 次に来るええきっかけになるやろ」 京太郎「じゃあ、お願いします」 漫「はいっ!(次に会う時、おめかしせんと!!)」 セーラ「ま、そん時は俺もリベンジに来るわ」 漫(さっきの勝負が裏目に出てもうた……) セーラ「勝負やで」 漫「で、でも次も良い所を見せれば京太郎だって私に」 セーラ「心の声漏れてるで」 漫「はうぁ///」 京太郎「えっと、本当にお金は」 漫「ええですええです。その代わり、絶対来て、な」 京太郎「はい! 指きりしましょう」 漫「う、うん///」 京太郎「ゆーびきーり~~以下省略」 セーラ「さー、場所変えるでー」 京太郎「ごちそうさまでした。また会いましょう」 漫「京太郎くん……」ドキドキ 江口家 京太郎「せ、セーラ」 セーラ「なんや、もう限界かい」 京太郎「い、いや、もう無理だろ」 セーラ「だらしないなあ……」 京太郎「まじもう」 セーラ「次焼けたで―」 京太郎「お好み焼きはもう」 セーラ「打倒おっぱい爆弾や!」 京太郎「だからって」 セーラ「腹いっぱいになったんなら、運動でもする?」 京太郎「アレは嫌ですよ」 セーラ「結構楽しいのに……」 京太郎「咲みたいなことを。愛宕監督怒りますよ」 セーラ「監督といえば、最近俺ら見て怯えるんや」 京太郎「買い出し中に何したんですか……」 セーラ「ちょっとした女の子だけの授業や」 京太郎(絶対嘘だ) セーラ「まあその事は置いといて、ほらほら、美少女のアーンやで」 京太郎「……あー」 セーラ「あ、そや。今日泊まるやろ?」 京太郎「ああ、泊まる時は愛宕監督が家に来いって言ってたんで、そっちに泊まります」 セーラ「なんやて!?」 京太郎「不祥事対策言ってましたよ」 セーラ「くっ……せやけど、監督だって娘が」 京太郎「親の目を光らせるって言ってました」 セーラ「くっそぉ」 京太郎「あと防犯ブザーも」 セーラ「小学生か!!」 京太郎「まあそう言う訳なんで」 セーラ「ま、いずれ京太郎は俺と一緒に住むことになるけどな―」 京太郎「……期待しないで待ってますよ」 セーラ「おっ! 好意的発言!」 京太郎「嫌いだったら家になんて来るわけないでしょ」 セーラ「デレ来た―!!」 京太郎「うわっ、覆いかぶさるな」 セーラ「おっと、まずいまずい。合意、あくまで合意で、やしな」 京太郎「はぁ、心臓に悪い」 セーラ「すまんすまん。あ、ほらもうすぐ焼けるで」 京太郎「もう食べれません……そうだ」 セーラ「なんや?」 京太郎「セーラ、あーん」つ セーラ「なななあ」 京太郎「俺はもう腹いっぱいだから、食べさせてやるよ。あーん」 セーラ「……あー」 京太郎「召し上がれ」 セーラ「…」 京太郎「どうだ?」 セーラ「自分が作ったんやし、美味いに決まってるやん」 京太郎「ドンドン食えよ。あーん」 セーラ「あー///」 京太郎「たくさんあるからな」ニコニコ セーラ(けどまあ、これはこれで) 京太郎「嬉しそうだね、セーラ」 セーラ「当たり前やん」ニコッ セーラ(結構ええもんやな) セーラ「あ、そや。腹一杯になったら、して欲しいことあんねんけど……」 京太郎「なんですか?」 セーラ「めっちゃ幸せなことやで」 京太郎「?」 セーラ「膝枕、して?」 京太郎「まあ、それくらいなら」 セーラ「わーい!」ゴロン 京太郎(可愛らしい要求で助かった)ナデナデ セーラ「♪♪」 愛宕さん家 雅枝「お、よく来たな」 京太郎「こんばんは」 雅枝「疲れてへん? 道中無事やった?」 京太郎「無事ですよ。それに今日泊めていただくなんて、御迷惑じゃ?俺は別にビジネスホテルでも」 雅枝「それはあかん。襲われたらどうすんのや」 京太郎「あはは……(少しやつれているような、気のせいか?)」 雅枝「ほら玄関に突っ立ってないで、入り入り」 京太郎「お邪魔します」 「あー! オカンが男連れ込んでるで!!」 雅枝「……アホいるけど気にせんどいてな」 「辛辣!!」 京太郎「アホって……あはは」 「で、誰やあんた。オカンの浮気相手か? にしても若いなぁ」 京太郎「浮気相手って」 「うちと同い年くらいやない?」 「お姉ちゃんうるさいって……誰!?」 京太郎「ほ、ホットパンツ!?」 「きゃっ///」 雅枝「絹、まただらしない格好して」 絹恵「お、オカン! なんで男の子が」 雅枝「今日泊めるいうたやん」 絹恵「冗談じゃ無かったん?」 雅枝「当たり前やろ」 洋榎「ふーん、で、どない関係なんや?」 雅枝「ま、私の義理の息子みたいな感じやな」 洋榎「義理?」 雅枝「それだけほっとけない男っちゅうわけや」 洋榎「ふーん、うちは洋榎や! よろしゅう頼むで」 京太郎「清澄の須賀京太郎です」 洋榎「清澄って、久の所か!」 京太郎「そうですよ」 洋榎「男子部員がおったとは」 京太郎「あはは、いたんですよ」 雅枝「それより絹、いつまでそんな恰好でおるんや?」 絹恵「き、着替えてくる!」 洋榎(うちのお気に入りのキャミ、絹が着たせいでまた伸びとるんやろなあ) 雅枝「手出すんやないで」 洋榎「そやで! いくらうちが大阪1の美少女いうても」 雅枝「アホ。洋榎に言ってるんやで」 洋榎「ずこっ。おかん、普通逆やろ!」 雅枝「須賀に手、出したら怒るで」 洋榎「んなあほな。この男なんて……」 雅枝(洋榎はまとものようやな) 洋榎「って、よく見たらイケメンやんけ!! 歓迎するで!」 B74 大好きとまではいかないが、好き 雅枝「……あかんかった」 洋榎「背もあるし、ルックスもまあ上々で」 雅枝「出さんとは思うけど、手だけは出したらあかんで。子供を預かって、傷ものにしました。なんて言ってみい。嫌われるどころの騒ぎやないで」 洋榎「わ、わかったで」 京太郎「今日1日と言っても夜だけど、お世話になります」 洋榎「こんなイケメンやったら、朝から来れば大阪ぎょーさん案内したるのに、もったいないわあ」 京太郎「あはは。でもここに来る前に、漫さんやセーラさんに世話になったんで」 洋榎「なんやて―!? せやけど、あとひっかけの洋榎とは」 雅枝「洋榎、少しうるさいで。あと京太郎、部屋案内するわ。ついてき」 京太郎「わかりました。じゃあ洋榎さん、また」ペコリ 洋榎「……ボケ拾ってや」ガクッ 雅枝「客間好きに使ってや。それと飯出来てるけど、どないする?」 洋榎「オカンの唐揚げは絶品やで!」 京太郎「じゃあせっかくなんで、いただきます」 雅枝「決まりや。食卓はこっちやで」 洋榎「なあなあ、麻雀出来るん?」 京太郎「それなりに、でも初心者ですよ」 洋榎「じゃあうちが」 雅枝「洋榎、絹呼んできて」 洋榎「はーい」 絹恵の部屋 洋榎「絹-、ご飯食べるでー」 絹恵「いまいくー!」 洋榎「うちにイケメンが来るなんて、驚いたでほんま」 絹恵「お姉ちゃん?」 洋榎「絹も見たやろ?」 絹恵「まあ、ちらっと」 洋榎「なんか男来ると家が華やかになるな―」 絹恵「お姉ちゃんってば、はしゃいで……」 絹恵(でも……) 絹恵「お姉ちゃんの、言う通りかもしれへんな」 洋榎「そやろそやろ!!」 絹恵「ご飯食べよ!」 洋榎「そやな!」 絹恵「この格好、へんやないよね」 洋榎「でも絹、随分セクシーな格好やん。須賀おるからか?」 絹恵「あ、暑いからや」 洋榎「さっきとあんまり格好変わってない気がするんやけど」 絹恵「気のせいや、ほらいこいこ」 A81 一目ぼれ。大好き 雅枝「絹、着替えたんとちゃうんか」 絹恵「着替えたで? これおニューや」 雅枝(まさか……) 絹恵「あ、須賀君やね。絹恵や、よろしくね」 京太郎「須賀京太郎です。お世話になります」 洋榎「オカンの唐揚げ美味いやろ」 雅枝「足りんかったら、また揚げるから遠慮せんで食べや」 京太郎「箸が止まらないっすね」 絹恵「ごはんおかわりいる? 男の子やし、いっぱい食べるやろ?」 京太郎「あー、頂きます(昼にあんだけ食ったのに、腹が減るのは唐揚げが美味いからだろうか)」 絹恵「たっくさん食べてな」ニコニコ 雅枝「須賀ってなんかスポーツやってたん?」 京太郎「ハンドボールをちょっと」 雅枝「へー」モグモグ 絹恵「ハンドボール!?」 京太郎「ええ、中学の時に」 絹恵「私サッカーやってたんやで! ゴールキーパーや!」 京太郎「キーパーですか、結構きつくないっすか?」 絹恵「まあ一瞬の判断が大切やしな。みんなの指示もしないとダメやし」 キャッキャ スポーツ談義に花を咲かせる二人であった。 絹恵「こんな偶然あるんやなあ」ニコニコ 京太郎「ですね」ニコニコ 洋榎(くそー、スポーツわからんから混じれんやないか) 絹恵「沢山食べる男の子って、ご飯の作りがいありそうやな~」 京太郎「あはは、料理するんですか?」 絹恵「するで(これから)」 雅枝(皿洗いしかせんやろ……) 絹恵「須賀君のお嫁さんは、やりがいありそうやわ~」 洋榎「そやな~。漫才のイロハ叩き込んだるで」 雅枝(コレ確信した。娘二人落ちてるわ) 洋榎「そういやおとん、この事知ってるん?」 雅枝「連絡はしてあるから、知ってるはずやで。須賀と会うのは初めてやけどな」 洋榎「ふーん」モグモグ 雅枝「まあ仕事遅くなるから先に飯食べてろってメールあったけど」 「ただいまー」 洋榎「お、噂をすれば」 雅枝「なんや、早いやん」 「たっだいまーやで」 京太郎「あ、お邪魔してます」 父「おー、君が須賀君か―」 絹恵「お帰り」 洋榎「お帰りさんさん~」 父「ころり~」 京太郎「仲いいですね」 父「そやろ~そやろ~。やらんで~」 絹恵「そんな!」 洋榎「それはあかんで!」 父「な、なんや!?」 雅枝「さっさと着替えて、はよ飯食べろや」 父「雅枝!?」 雅枝「唐揚げ冷めるやろ」 父「はーい」 父 D56 普通のおっちゃん。京太郎のことは好きでも嫌いでもない。娘、嫁は大好き 食事も終わり 父「須賀君、風呂空いたで」 京太郎「あ、俺は最後で」 父「あかんあかん。客人に最後の風呂なんて失礼やろ」 京太郎「でも」 洋榎「ま、おとんが先入ってもうたけどな」 京太郎「それは普通だと思いますが」 絹恵「風呂の栓抜く?」 父「ちょ、今日えらく辛辣やん」 雅枝「恋する乙女やからや」 父「なんやて~」 父「須賀君、娘はやらんで。おっちゃんの目が黒いうちは絶対にな」 洋・絹「「」」 父(一度言ってみたかったんや。決まったで。) 父「欲しければこの父を倒し、屍を―」 絹恵「わかったで」レガース装着 洋榎「しゃあないな。絹は後ろからや」 父「ちょ、ま」 「クロスボンバー!!」 父「あー!!」 京太郎「止めないで良いんですか? 絹恵さんにいたってはハイキックを」 雅枝「いつものことや。じゃれ合えておとんも喜んでるやろ」 京太郎(大阪ってすごいなあ) 絹恵「じゃ、ふろの栓抜いてくるわ」 洋榎「そやな」 雅枝「あほ、お湯もったいないやろ」コツン 洋榎「あう」 絹恵「きゃっ」 雅枝「須賀、風呂入ってええで」 京太郎「えっと、じゃあ」 雅枝「遠慮せんと。あるもん好きに使ってええで」 京太郎「わかりました」 父「しょ、少年……」 京太郎「だ、大丈夫ですか?」 父「せ、洗濯ものは見たらアカン、で」 京太郎「洗濯物?」 洋榎「あ、使いたかったら使ってええで―」 絹恵「お姉ちゃん! あ、でも……もし必要なら///」 雅枝「発情猫は皿でも洗ってこんかい」 絹恵「オカン冷たい……」 洋榎「冷たいのは水だけで十分やで」 ~~~~ 風呂 絹恵「お背中、流しに」 京太郎「なんでくるんですか」 絹恵「節約や節約。オカンも勿体ない言ってたやん?」 自身のバスタオルに手をかけ、一糸まとわぬ姿になろうとした絹恵であった 京太郎「雅枝さーん!」 雅枝「……なにしてんねん、はぁ」 絹恵「あー、きょうたろー」 雅枝に引っ張られ退場する絹恵。 京太郎「バスタオル巻いてたおかげで助かった……けどちらっと」ギンギン 洋榎「背中流しにきたで―」 京太郎「せめてタオルを巻け―!!」 洋榎「まあまあ」 父「流石にアカンやろ、洋榎」 洋榎「あーん……」 父に引っ張られ退場する洋榎であった。 京太郎「はぁ、冷水でも浴びて落ち着くか」 ガララ 雅枝「須賀、さっきはすまんかった。あ、あと石鹸切れてたっておとんが」 京太郎「……」 雅枝「……」 京太郎「」ギンギン 雅枝「……すまん。けど、恥じるモンやないで。立派やと思う、ホンマや」 ガララ、ピシャッ 京太郎「見られた……」シクシク 雅枝「で、デカイ(な、何言ってるんや、私)」ドキドキ 絹恵「オカンずるい!」 洋榎「オカン!!」 雅枝「う、うっさい!!」 父「そんなにでかいんか。どれどれ」 「「「おとん!」」」 父「冗談やんけ……」 就寝時 京太郎「おやすみなさい。布団までわざわざ、ありがとうございます」 雅枝「ええんやええんや」 父「おっちゃんも早いからもう寝るで―おやすみー」 洋榎「うちもや」 絹恵「わ、私も」 雅枝「洋榎と絹恵は客間から出るんや」 洋榎「須賀の裸見た癖に」 雅枝「関係ないやろ。それに、あんたらの寝る場所は私らの寝室や」 絹恵「嫌や! 今さら子供みたいなこと」 父「それに客間には須賀の分しか布団ないやろ」 洋榎「そこはまあ、川の字に」 雅枝「なら家族水入らずでええな」 絹恵「お姉ちゃんのバカ」 雅枝「絹だって見張らんと、大人の真似事する気やろ」 洋榎「いややなあ」 絹恵「ちょっとプロレスごっこを」 父「回収」 父が脇に洋榎と絹恵を抱え、寝室へと 雅枝「須賀は安心して眠りや」 雅枝も京太郎の頭を撫で微笑むと、寝室へ戻って行った。 京太郎「は、はい」 翌日 京太郎「お世話になりました」 雅枝「よく眠れたか?」 京太郎「はい。おかげさまで」 雅枝「ほっ……」 絹恵「また来るやろ?」 洋榎「もう一泊せえへん?」 京太郎「あ、いえ。大阪への用事も果たしましたから」 洋榎「残念やな。でも連絡先交換したし、また話ししよな」 絹恵「こ、今度私も長野遊びに行くで!」 雅枝「寝込み襲おうとする娘には、許さんけどな」 絹恵「おかん!」 雅枝「トイレ行く言って、客間行こうとしたのは誰や?」 絹恵「くっ」 雅枝「で、京太郎はどやって帰るんや」 京太郎「実は……」 雅枝「なんや?」 ハギヨシ「お迎えにあがりました」 京太郎「萩原さん」 ハギヨシ「お車はあちらに」 京太郎「ありがとうございます」 ハギヨシ「では、失礼します」 京太郎「お世話になりました」 ハギヨシ「あちらにお車を」 愛宕家「……」ポカーン 絹恵「お、オカン」 洋榎「京太郎って何もんなんや?」 雅枝「も、モテるのは間違いないで」 「京太郎様!!」 京太郎「透華さん、お久しぶりです」 透華「本当ですわ」 ハギヨシ「卓は役に立ちましたか?」 京太郎「はい。その節は本当に助かりました」 ハギヨシ「いえいえ」 透華「それに京太郎様が大阪にいらっしゃるなんて」 京太郎「それはこっちも驚きです」 透華「こちらの会合も先日終わったので、一緒に帰れたことを嬉しく思いますわ」ピトッ 京太郎「と、透華さん?」 透華「京太郎様」 ハギヨシ「お嬢様、須賀君が困惑しておられます」 透華「も、申し訳ありません。私とした事が」 京太郎「い、いえ。迷惑なんて」 透華「そういえば、大阪では何を?」 京太郎「お世話になった人がいたので、お礼に」 透華「まあ、京太郎様は義理を重んじるのですね。素敵ですわ」 京太郎「いや、そこまでとは」 ハギヨシ「そうだ須賀君、長野に帰るついでに龍門渕家へ寄って行きませんか?」 透華(ナイス、ナイスよハギヨシ!) 京太郎「えっと」 透華「せっかく会ったのですから」 京太郎「(乗せてくれた恩もあるし)じゃあ少しだけお世話に」 透華(よしですわ)グッ! 長野(龍門渕)へ向かいます。
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340951179/ 夏休み 京太郎宅 京太郎「あー。」 京太郎「夏休みなのにほんと何もねーなぁ」 京太郎「部活は部活でレベルが違いすぎるしなぁ」 京太郎「ほぼ優希のお守りだぞ...」 京太郎「健全な男子高校生の夏がこんなのでいいのだろうか」 京太郎「...よくねぇよな。」 京太郎「なんか旅行でも行きたい気分だぜ...」 京太郎「んー。どうするか」 <キョウタローゴハンヨー 京太郎「とりあえず何か食ってから考えるか」 京太郎「腹が減ってはなんとやらだな」 台所 京太郎「うぇ。またソーメンかよ…」 母「文句言うなら食べなくていいのよ?」 京太郎「ごめんごめん食うって!」 京太郎「頂きます」 母「はいはい。あ、ところで京太郎」 京太郎「ん?何?」ズルズル 母「あなたもう夏休みなのよね?」 京太郎「おう。そうだけどどうかしたの?」 母「いや、それがねぇウチのお爺ちゃんが倒れちゃったらしくてね」 京太郎「えっマジで!?爺ちゃん大丈夫なの?」 母「うん。全然ピンピンしてるらしいんだけどね」 母「お婆ちゃんを家に残してるのが心配でしょうがないらしいのよ」 京太郎「あー。婆ちゃんもいい年だもんねー」 母「それでね?親戚のだれかが婆ちゃんの家に行ってあげてくれないって話になってるのよ」 京太郎「ほうほう。まぁ誰かいてあげるべきだとは思うな」 母「でしょ!?そこでね京太郎。アンタちょっと行って来てくれない?」 京太郎「へっ?」 母「ほんの3日くらいでいいから。ね?お婆ちゃん心配でしょ?」 京太郎「いや、そりゃまぁね…」 京太郎(んー。どうせ家いてもアレだしなぁ久しぶりに婆ちゃんの顔見るのも悪くねーかな) 京太郎「よし。いいよ!ところで婆ちゃんの家って長野の何処なの?」 母「何言ってるのよ、お婆ちゃんの家は岩手よ?」 京太郎「へっ?い、岩手!?」 … …… ……… 出発当日 母「はい、これとこれとこれ。あとはお婆ちゃんによろしくね。」 母「結構田舎なところだからリフレッシュしてきなさいな」 京太郎「んー。久しぶりにすぎてわかんないんだけどなぁ」 京太郎「まぁしっかり遊んでくるよ」 京太郎「それじゃ行ってきます!」 母「はい。行ってらっしゃい。気をつけるのよー?」 京太郎「子供じゃないから大丈夫だってば!んじゃ行ってきます!」 移動中 京太郎「田舎かぁ…どんなとこなんだろ?」 京太郎「婆ちゃん家行ったのすごい小さい頃だったしなー」 京太郎「なんかこうかすかに覚えてるのは…爺ちゃんとカブトムシ取ったりしたことぐらいか」 京太郎「さて、ちょっと時間どれくらいかかるか調べてみるかなー」 京太郎「…」pipipi 京太郎「うへぇ…移動時間とんでもないな。」 京太郎「あ、そうだ。暇つぶし用に雑誌とか買うか…」 京太郎「おし、コンビニ…コンビニ…っと…あ、あった」 ウィーン <イラッシャイマセー 京太郎「あー冷房涼しいー」 京太郎「冷房考えた人にノーベル賞とかあげたほうがいいよホント」 京太郎「さて、何の雑誌にするか…」 「月刊麻雀の友 三尋木プロ特集&インタビュー」 「週間タコス 本場メキシコ風トルティーヤの作り方」 「本当にあった都市伝説&未確認生物100連発」 京太郎「麻雀部的にはここでサッと麻雀を選ぶべきなんだろうけど・・・」 京太郎「んー。せっかく休みだし麻雀からは離れたい…」 京太郎「タコスとかこれ週間で出す意味あんのか?優希が喜びそうだな」 京太郎「都市伝説…こういうオカルト本って絶対コンビニにあるよなぁ」 京太郎「河童のミイラ15連発!…なんだよ河童さんイジメられてたのかよコレ…」 京太郎「でも面白そうだしなぁ。これ買ってみるか…」 ウィーン <アリガトウゴザイマシター 京太郎「うへっ暑いなぁ…」 京太郎「まぁいいや雑誌やら買ったしあとは電車でのんびりすごせばいいだろ」 京太郎「えーっと…うん、乗り換えはあんまりないみたいだな。」 京太郎「んじゃ、いっちょ僕の夏休みしてきますかね」 京太郎「行くぜ岩手ー!」テクテク 駅 <〇〇ホーム電車が発車します。ご注意ください。 京太郎「おし、乗れた乗れた危ない…」ダダッ 京太郎「しかしガラガラだな…」 京太郎「大丈夫なのかこれ?まぁいいか一人旅らしいもんな」 京太郎「それに都合が良い。雑誌読もうっと」ゴソゴソ 「夏の怪談ランキングTOP10!」 アンケートで100人に聞いたアナタが一番怖い都市伝説は? 第一位「八尺様」 第二位「かしまさん」 第三位「ヒサルキ」 第四位「姦姦蛇螺」 第五位「リゾートバイト」 ……… …… … 京太郎「ほー。意外と沢山あるもんだなぁ」 京太郎「やっぱ夏はホラーがいいもんだな」 京太郎「どうせならやっぱ第一位から読むか…」 京太郎「は、はっしゃく?様でいいのか?怖そうだなこれ…」 京太郎「えーっと…どれどれ…」ペラペラ 「八尺様」 白いワンピースに白い帽子を着た長身の女性の妖 その行動は謎に包まれており、若い男を攫うという… 一人の男がその妖に魅入られた話をご紹介しよう。 京太郎「ワンピース…・帽子…」 京太郎「何か読んだ感じだけだと可愛いんじゃねーか?これ」 京太郎「うし。一気に読むか」 京太郎「えっと…」ペラペラ ……… …… … 京太郎「はぁーっ読み終えた」パタン 京太郎「………」 京太郎「……・こ。」 京太郎「怖っわ!!」 京太郎「なんだよこれやべぇな雑誌だと思って舐めてたわ…」 京太郎「うわぁ。しかも今から行く田舎なんかまんま八尺様の舞台みたいじゃん…」 京太郎「帰りてぇな…読むんじゃなかったわコレ…」 京太郎「あー。電車内誰もいねーし余計怖ぇーよぉ…」 京太郎「ぽぽぽって聞こえてきたら気絶できんぞ…」 京太郎「もう次の話読むのやめとこ・・・」 ツギハー○◯駅ー 京太郎「っと乗り換え乗り換え!」 京太郎「しかしだいぶ外が緑ばっかになってきたなぁ」 京太郎「着くのは夜だし早く着かねーかな」 京太郎「あー。起きてたらなんかさっきの怪談思い出してダメだ」 京太郎「少しだけ眠るか…どうせ終点駅だし…な…zzz」 …サンッ …キャクサンッ …オキャクサンッ! 京太郎「ん…なんだ…?」 車掌「なんだじゃありませんよ。着きましたよ終点駅」 京太郎「わっすいません!今降りますから!」ババッ 車掌「いやいや、ご乗車ありがとうございましたー」 <ホーホーホッホーホーホーホッホー <リンリンリンリン 京太郎「うわぁ…想像してたより田舎だな…」 京太郎「虫と鳥の声しかしないぞ」 京太郎「なんか不気味だし街灯も少ないし…」 京太郎「あーいかん。なんかまた八尺様思い出してきた…」ブルブル 京太郎「早く婆ちゃん家に向かおう」テクテク ???「…」ヒタヒタ 京太郎「さーて、婆ちゃん家はっと…」テクテク ???「…」ヒタヒタ 京太郎「えっと…地図によると」ガサッ ???「…」ヒタヒタ 京太郎「おお、あの丘をあがったとこか…」 京太郎「おし、婆ちゃん心配させても行けないし急ぐか」スタスタ ???「…」ヒタヒタ 京太郎「…」テクテク ???「…」ヒタヒタ 京太郎(うん) 京太郎(最初は気のせいだと思いたかったが。) 京太郎(何だ…?何かが後ろからきてる…)ゴクリ ???「…」ヒタヒタ 京太郎(間違いない…だんだん近づいてきてる!) ???「…」ヒタヒタ 京太郎(うわぁ。もうちょーこえーよぉ…なんなんだよぉ…) ???「…」ヒタヒタ 京太郎「うぅ…」ブルブル 京太郎(お、あんなとこにカーブミラーあれで見てみるか…?)チラッ ???「…」 京太郎(でかっ!なんだあれ!人か?ま、まさか…「八尺様」…) 京太郎(いや、いや落ち着け京太郎。そんなわけないじゃないか) 京太郎(そうだ次だ。次の曲がり角で待ちぶせて捕まえてやればいい) 京太郎(よし、覚悟を決めろよオレ…!) ???「…」テクテク ???「あれー?見失っちゃったよー?」キョロキョロ ???「うぅ…せっかく頑張って追いかけてたのにー」 ???「ここまがったのかなー?」テクテク 京太郎(今だっ) 京太郎「捕まえた!」ガシッ ???「ひゃんっ」/// 京太郎「…」 京太郎「…………ひゃんっ?」 ???「もー。せっかく財布落としたから渡そうと思ったのにー」 ???「ひどいよぉー」グスグス ???「なんでこんなことするのー?びっくりしたよぉー」グスッ 京太郎「うわっオレの財布!ってごめんなさい!失礼なことを…えっと…」 ???「うぅ・・・まぁいいよーわざとじゃないみたいだし」 姉帯「あ。私は姉帯…姉帯豊音だよー?」 京太郎「あ、えっと須賀京太郎って言います」 姉帯「京太郎君かーよろしくねー」 京太郎「あ、はいよろしくお願いします…?」 京太郎(なんだこの人黒ずくめで帽子だから性別も顔わからなかったけど) 京太郎(めちゃくちゃ美人じゃんか…) 姉帯「それでね。京太郎君にお願いがあるんだけどさー」 京太郎「は、はい?」 姉帯「そろそろ…て、手を離してくれないかなー?」/// 姉帯「結構恥ずかしいんだよー?」/// 京太郎「」バッ 京太郎「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」 姉帯「あはは。そんなに謝らなくていいよー」 姉帯「それじゃ私は帰るからこのへんでねー」テクテク 京太郎「あ、はい!財布ありがとうございました!」 京太郎「ってもういねぇ…。今の現実だよな…?」 京太郎「っと俺も婆ちゃん家行かないとだったもう近いかな・・・」 京太郎「姉帯さんかぁ…」 京太郎(綺麗な人だったなぁー)テクテク 姉帯「ふー。だいぶ歩いて疲れちゃったよー」 姉帯「わっ。もうこんな時間!」 姉帯「早く帰んないと志村動物園始まっちゃうよー」テクテク 姉帯「手…男の子の手ってゴツゴツしてるんだなー」 姉帯「また会えるかなー?」テクテク 次の日 婆「ほれ…起きなさい京太郎」 京太郎「ん…おはよう婆ちゃん…」 婆「はい、おはようさん。朝ごはんできてるから食べなさい」 京太郎「ん、ありがとう」 京太郎「おぉ。田舎料理って感じで美味そう…いただきますっ!」 朝食後 京太郎「ご馳走様でした。」 婆「はい、お粗末さまでした。」 婆「しかし大きくなったねぇ京太郎…」 京太郎「あはは。お婆ちゃんに会うの久しぶりだもんね」 京太郎「でも、まだまだ小さいよ?昨日なんかオレよりも大きい女の人に会ったし」 婆「あぁ…そりゃ姉帯のとこの娘さんだねぇ」 京太郎「えっ?婆ちゃん知ってるの?」 婆「知ってるとも。ここいらは子供が少ないからねぇ」 婆「たしか…すかうと?ちゅうのをされて都会の高校にいったはずじゃが」 婆「大方里帰りでもしとるんじゃろうて」 京太郎「へー。昨日ね、その姉帯さんにちょっと助けて貰っちゃってさ」 婆「そうかいそうかい。そりゃお礼しないとねぇ」 京太郎「そうだね。婆ちゃん姉帯の家教えてくれる?ちゃんと御礼言いたいんだ」 婆「それがいいねぇ。地図書いてやるからちょっと待ってな」 … 姉帯宅 京太郎「ここで…良いのか?婆ちゃん字達筆すぎるぜ…」 京太郎「えっと、ごめんくださーい」ピンポーン 姉帯「はーい」ガララッ 姉帯「あ、京太郎くんだー」 京太郎「お早うございます姉帯さん」 姉帯「お早うございますだねー。どうしたの?」 京太郎「いえ、昨日は助けて頂いたのに失礼な事をしちゃって」 京太郎「きちんと御礼をと思いまして。」 姉帯「えー。そんな気にしなくていいのにー。」 京太郎「いえ、それに手まで掴んじゃって…」 姉帯「あ、あー///まぁ立ち話もなんだし上がって行く?」 京太郎「いいんですか?」 姉帯「いいよー。私も帰省したのはいいけど特にすることもなくてねー」 京太郎「そうなんですか。なら、少しだけ」 姉帯「はーい。どうぞどうぞー」 姉帯「あ、お茶入れるから適当に座っててー」 京太郎「あ、はい。おかまいなくー」 京太郎(なんか勢いで家上がったけどいいのかこれ…) 京太郎(しかし姉帯さん明るいとこでみると綺麗だなー) 京太郎(こう、なんというか影のある女性というか) 京太郎(儚いと言う字が似合う女性というか) 京太郎(優希とかには出せない魅力だなあれは) 姉帯「はーい。おまたせー」 京太郎「あぁ、どうも!頂きます」 姉帯「どうぞどうぞー。私も何かつまもー」 京太郎「あーお茶美味しいです。暑かったからよけいに」 姉帯「そーだよねー。ホント暑くて昼に出歩くと倒れそうになるよ」 京太郎「ですねぇ、姉帯さんの服黒が多いから余計に暑そうですよ」 姉帯「そーなんだよねー。でもこれちょーかわいいーからなー」 姉帯「あ、もしかして似合ってないかな…?」 京太郎「あ、いやそんなことないです!背高くてモデルさんみたいですよ。」 京太郎(オレは自他共に認めるおっぱい信者だ) 京太郎(しかしそんな狂信者のオレが惹かれているもの…) 京太郎(それは「生足」!) 京太郎(一見背が高く高圧的な雰囲気を漂わせてはいるが) 京太郎(その実はおっとりとしているこのギャップ…) 京太郎(そして先程も述べた白くそれでいて長い足は素晴らしいの一言に尽きる…。) 京太郎(これは改宗をせざるをえないかもしれない…) 姉帯「あ、あはは。///ありがとうだけど褒めすぎだよー?」 姉帯「確かに大きいねとは良く言われるけどさ」 姉帯「そいうえば京太郎くんは何でこんな田舎に?」 姉帯「正直あんまり観光向きじゃないと思うけど」 京太郎「あぁ。ウチのお婆さんが一人になるのでその相手役です」 姉帯「そうなんだー。優しいんだね。」 京太郎「姉帯さんは帰省中なんでしたっけ?祖母に聞きました。」 姉帯「そうだよー。高校の皆と離れたくなかったんだけどねー」 姉帯「少し実家が恋しくてさ」 京太郎「なるほど。確かに一人だと寂しいですもんね」 姉帯「ねー?でもいざ帰ってみるとすることなくてさー」 京太郎「仲良いんですねぇ」 姉帯「うん!皆良い子ばっかりなんだよー?」 姉帯「常にダルそうにしてる可愛い子とかー」 姉帯「パネルで会話する可愛い子とかー」 姉帯「充電してる可愛い子とかー」 姉帯「モノクルが似合う可愛い子とかー」 京太郎「た、楽しそう…ですね…」 姉帯「私ね、こんなとこに生まれたからあんまり友達とかと遊んだりしたことなくてさ」 姉帯「ほら。ここって子供少ないから。」 京太郎「あー。そうですね。」 姉帯「だから一人遊びとかTVとかばっかりでね」 姉帯「今の高校にスカウトされて沢山友達できてすごい楽しいの!」 姉帯「だから少し離れるだけでも寂しくて辛いんだよー」 京太郎「姉帯さん……」 姉帯「でもそんなだから今日は京太郎くんに会えて良かったよー」 京太郎「いや、自分もです。きちんと御礼したかったですし」 姉帯「それは良かったよ。何だか嬉しいなー」/// 姉帯「そういえばここには長くいるの?」 京太郎「いや、そうでもないんですよね部活とかありますし」 京太郎「明後日には帰っちゃいます」 姉帯「そうなのかー残念だね。」シュン 京太郎「あはは。姉帯さんみたいな人がいるなら1ヶ月でもいたいですよ」 姉帯「へっ?///あ、あー」ゴホンッ 姉帯「こらこらー。女の子からかっちゃだめだぞー?」 京太郎「あ、すいません…」 姉帯「いやっそ、そんなしょげなくてもいいよー」オロオロ 姉帯「!」 姉帯「そうだ。京太郎くん明日の夜は暇かな?」 姉帯「そうかそうかー。実は少し行ったところに蛍がいっぱいいるとこがあってねー」 姉帯「せっかくこんな田舎まで来たんだし見に行かない?」 京太郎「蛍ですかぁ…いいですね!ぜひお願いします」 姉帯「うんうん。じゃあ日曜の八時にウチまで来てくれるかなー?」 京太郎「わかりました。よろしくお願いしますね。」 姉帯「はーい。それじゃあ約束だねー」 … その夜 姉帯家 姉帯「うーん」 姉帯「どうしよぉ…」 姉帯「なんかノリで誘ったとはいえ男の子と二人きりだよねー」 姉帯「最近やっと年が近い人とも話せるようになったのに」 姉帯「いきなり男の子とかハードル高すぎるよー」グスッ 姉帯「服とかどうすればいいんだろー…」 姉帯「み、宮守女子の皆にでメールでアドバイスを…」 姉帯(…) 姉帯(シロちゃんは…ダルいって言われそうだし) 姉帯(胡桃ちゃんは…何かからかわれるかもだしなぁ…)グスッ 姉帯(塞ちゃんは…なんかモノクルとかオススメされそうだし) 姉帯(エイスリンちゃんに至ってはまだ上手くコミュニケーションできないし…) 姉帯「うぅ…どーしよー」シクシク 姉帯「ウチはパソコンも無いしなぁ…」 姉帯「!」 姉帯「そーだ。前買った雑誌が確かここらへんに…」ゴソゴソ 姉帯「あ、あった!よーしどれどれー」ペラペラ 「彼を落とす!夏のランジェリー大全集!」 姉帯「!」/// 姉帯「ち、違っ///これはまだ早いよぉー」/// 姉帯「えと、違うページ違うページ…」 「和の夏。日本の夏。」 「夏の花 浴衣」 姉帯「ん!浴衣かぁ…」 姉帯「たしかあったような気がする。」 姉帯「浴衣ならいいかな?雰囲気あるだろうし…失敗も無いだろし…」 姉帯「よーし。明日は早めに準備して着付けしよう…」 姉帯「頑張るよー!」 次の日夜八時 姉帯宅前 京太郎「ふー。間に合ったな。」 京太郎「えっと…まだ姉帯さんは出てきてないみたいだなぁ」 <ガララッ 京太郎「おっ姉帯さんこんば…」 京太郎「な、なんだ…と…?」 姉帯「えへへ///おまたせだよー!」 京太郎(浴衣!) 姉帯「へへー///に、似合うかなー?」クルリ 京太郎(素晴らしい…黒地に赤い椿の浴衣…) 京太郎(綺麗なボディラインと高い身長が合わさってすごく綺麗だ) 京太郎(さらに草履から見える生足…) 京太郎(両手でちょこんと持っている巾着袋…) 京太郎(すこし紅い頬…) 京太郎(可愛いと綺麗が同時に存在している…) 姉帯「き、京太郎くん?もしもーし」 京太郎「!」ハッ 京太郎「ごめんなさいあんまり綺麗で…」 姉帯「あはは。惑わしちゃったかなー?」 京太郎「はい。なんというか」 京太郎「ちょーかわいいです」 姉帯「そ、そんなことないよー?」/// 姉帯「でも悪い気はしないけどねー」 京太郎「それはなによりですよ。」 姉帯「ふふっ。そろそろ行こっか?ほたる、ほたるー♪」テクテク 京太郎「けっこう歩くんですか?」テクテク 姉帯「んー。そうでもないかな?」テクテク 姉帯「川なんだけどね。わりと有名なところらしいよー」 京太郎「それは期待できますね」 京太郎「しかしここは街灯少なくて怖いなぁ…」 姉帯「そうだねぇ。何かアレだね。初めて京太郎くんと会った時を思い出すよー」 京太郎「あー。ほんとすいません…」 姉帯「んーん。気にしてないよーそんな落ち込まないで?」 姉帯「………………むしろ嬉しかったし。」 京太郎「へっ?」 姉帯「!」/// 姉帯「な、なんでもないよ!///あ、ほたる見えてきたよー」 京太郎「おぉ!すげぇ!光の群れですね…これ」 姉帯「ねー?こんな田舎にもいい所は沢山あるんだよー」 姉帯「ちょっとぐるっと周ろっかー?」 京太郎「そうですね、行きましょうか」 … 京太郎「すごいなぁ…どの方角見ても蛍で明るい」 姉帯「綺麗だよねぇー」 姉帯「ここはね?私が育った村で私が一番好きな場所なんだよー」 京太郎「そうなんですか?」 姉帯「この蛍の優しい光は他じゃ見れないしね」 姉帯「だからこの蛍を京太郎くんに見せたかったんだー」 京太郎「えっ?オレなんかにですか?」 姉帯「うん。なんでだろうねー」 姉帯「私は京太郎くんに私の一番好きな物を知っていて欲しかったんだー」 京太郎「姉帯さん…」 姉帯「だって、京太郎くん明日には帰っちゃうんでしょ?」 京太郎「あ・・・」 姉帯「長野だって遠いしさ」 姉帯「もう逢えないかもしれなかいから。だから。」 姉帯「思い出…が欲しかったんだよー」 姉帯「ありがとね。今日は付き合って貰っちゃって…」 京太郎「……じゃないですか」 姉帯「えっ?」 京太郎「また作れば良いじゃないですか。思い出」 京太郎「来年も一緒に見ましょうよ。ここで、二人で。」 姉帯「でも…でもでも…こんなに遠いんだよ?」 姉帯「それに何もないしこんな…」 京太郎「姉帯さんがいるじゃないですか。」 京太郎「オレにはそれだけで充分ですよ。」 姉帯「ほんとに?」 京太郎「はい。」 姉帯「二人でだよ?」 京太郎「約束ですね。」 姉帯「また怖がらせるかもしれないんだよ?」 京太郎「そ、それは頑張って耐えます…」 京太郎「俺もまた蛍見たいですから。」 姉帯「そっかー。また二人で見てくれるのかー」 姉帯「そっかー………グスッ……ヒックッ」ポロポロ 京太郎「あ、姉帯さん!?」 姉帯「ヒックッ…ごめんねー…我慢しようとしたんだけどさー…グシュ」 姉帯「こんなの無理だよ。ちょーうれしいよー…グスッ」/// 京太郎「姉帯さん…」 姉帯「グスッ…私ってけっこう泣き虫なんだー」 姉帯「なんだか恥ずかしいよー」 京太郎「そんなことないです。可愛いですよ」 姉帯「うぅー。また涙止まらなくなるでしょー?…グスッ」/// 京太郎「ご、ごめんなさい」 姉帯「うー。…ヒックッ」 姉帯「いじわるぅー」ポロポロ ……… …… … 京太郎「…落ち着きました?」 姉帯「うぅ…ご、ごめんね?長いこと泣いちゃって…」 京太郎「いや、いいですよ役得です。」 姉帯「…いじわる。」 京太郎「あははっでも泣いてるトコ可愛かったですよ?」 姉帯「!」/// 姉帯「も、もう!先帰るよーっ!」タッ 京太郎「あ、姉帯さん草履で走ると危ないですよっ!」 姉帯「えっ?う、うわっ」ドシャ 京太郎「あちゃー」 姉帯「い、痛たい…」 京太郎「姉帯さん大丈夫ですか!?」 姉帯「ん。私は平気だけど草履がぁ…」 京太郎「あー鼻緒切れちゃってますね。」 姉帯「どうしよー裸足で帰ろうかなぁ」 京太郎「えっでも樹の枝とか危ないですよ?」 姉帯「そんなこと言ったってどうしよう…。」 京太郎「んー。んじゃ仕方ないですね。はいどうぞ」クルリ 姉帯「えっなんで後ろ向いたの?」 京太郎「いや、ほらオレがおんぶして姉帯さん連れて帰ります」 姉帯「えぇっ?」/// 姉帯「お、おんぶっ?」/// 姉帯「ダメダメっだめだよー私重いし大きいし…」 姉帯(それにさっきので汗かいちゃったし…うぅ。) 京太郎「いや、でも姉帯さんが裸足で帰って怪我でもしたら」 京太郎「オレが嫌なんで。それにオレ部活(雑用)で鍛えてますから」 姉帯「うぅ…。でも…でもー…」 京太郎「それともオレじゃ嫌ですか…?」 姉帯「い。嫌じゃないよっ!」 京太郎「よし、なら決まりですね!はいどうぞ」クルリ 姉帯「なんか上手くノセられた気がするよー?」 姉帯「うぅ…それじゃ失礼します…///」ギュッ 京太郎「よっしなんとかいけそうですね…」 京太郎(少しキツイがここでダメとか示しがつかないからな…) 京太郎「そんじゃ帰りますよー?」 姉帯「は、はい!お願いしますー」///ムニュ 京太郎「!」 姉帯「ど、どうしたのー?やっぱり重いー?」 京太郎「い、いや大丈夫ですっ!」テクテク 姉帯「うん。頑張ってねー京太郎くん」ギュッムニュ 京太郎(oh…) 京太郎(そうだよなぁ…そりゃそうだよ…) 京太郎(体が大きいんだそりゃ胸も比例して大きくなるはずだよなぁ) 京太郎(しかもアレだよな…浴衣って…確か下着…) 京太郎(ってことはこの柔らかい感触は…)ゴクリ 京太郎(い、いかん。平常心平常心。役だ麻雀の役を数えるんだ…大三元…三槓子…) 姉帯(京太郎くんすごいなー。私大きいのに…) 姉帯(でもやっぱり男の子だよね。背中おっきいやー)/// 姉帯「えへへ」///ギュッムニュ 京太郎() 姉帯宅 京太郎「つ、つきました…」 京太郎(た、耐えた…もう少しでオレの点棒が嶺上開花するところだった・・・) 姉帯「ありがとねー。結構快適だったよー」 京太郎「ははっそりゃよかったです…。」 姉帯「そろそろ良い時間だし帰らないとだねー」 京太郎「そうですね。あの…」 姉帯「んーん。大丈夫だよー私今日はいっぱい幸せだったから」 姉帯「もう泣いたりしないよー」 京太郎「そうですか。ならもう安心ですね」 姉帯「でもっ。わ、私ね。いっぱいメールするから」 姉帯「電話もするから…」 姉帯「いっぱいかまってくれないとまた泣いちゃうからねー?」 京太郎「わかりました。まかせてください」 姉帯「えへへ///よろしくねー?」 京太郎「わかってますって。大丈夫です!」 … 京太郎「そろそろ…帰りますか。」 姉帯「そうだね…あ、京太郎くんちょっとそこの石段上がってくれないかなー?」 京太郎「えっ。こうですか?」ヒョイッ 姉帯「うん。それでこっち向いて?」 京太郎「こうですか」クルッ 姉帯「んっ」チュッ 京太郎「っ」/// 姉帯「えへへー///ちょっと頑張ってみたー」 京太郎「あ、姉帯さんっ!」 姉帯「いじわるばっかりするからだよー?」 京太郎「いや、それは…まぁ…」 姉帯「ふふふ」/// 姉帯「ちょっと顔が熱いよー」/// 京太郎「無理なんかするからですよっ」 姉帯「えー嫌だったのー?」 姉帯「ショックだなー私の事嫌いなのかー」 京太郎「そんな訳ないじゃないですか!」 姉帯「じゃあどう思ってるのー?」ニヤニヤ 京太郎「ちょーかわいいーですよ!」 姉帯「そ、そんなことないよー」/// おわり
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特別編 side臨海 京太郎と明華が付き合ってます ◎月☆日 朝、目が覚めたら目の前に明華がいた いや、何してるんだよ 合鍵はもらったってドヤ顔してたけど、いいのかうちの両親 今日から両親が泊まりの出張だかでいないから来たらしい まぁ、俺も嬉しいからいいか 朝食を二人分作ったが、自分が作るより美味いのが気に入らないのか少し明華が拗ねていたので、食べさせてやったら素直になった 口移しは少しやりすぎたか? それからはしばらくネト麻しながら過ごしたが、途中から2人で脱衣麻雀になった 明華も明らかにわざと、誘うように脱いでいくからその期待に応えてやった 動けなくなるまでは失敗だったかもしれない でも明華が幸せそうだからいいか 明華が起きてからは家まで送っていった まだ動けなかったからおぶっていったが、背中の感触がすばら それを察したのか、直に触ってるのに、と呆れたように明華が言ってきた 直でも背中越しでも好きなんだ。明華のだから、と言ったら静かになった ほとんど明華と過ごしただけだったが、いい一日だった 明華「…………」ダラダラ 智葉「ほう、これはどういうことかな?」 ハオ「2人の爛れた日常ですね」 ネリー「大人だねー」 ダヴァン「普段敬語でさん付けの京太郎が呼び捨てデスネー」 智葉「とりあえず、京太郎も説教だな」 明華「……言い訳はしません、というかできませんけど、ひとついいですか?」 智葉「なんだ?」 明華「避妊はしてます」キリッ 智葉「当然だこの阿呆!!」 怒られたりからかわれたりつつ、祝福されました カンッ!!
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http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1343192994/ 1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga] 投稿日:2012/07/25(水) 14 09 54.60 ID /MZc/WK90 昨日VIPに立てたスレ 京太郎「岩手に引っ越すことになった」 咲「」 のリテイク版です。 (http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343112345/919) 夜にスレ立てするといいましたが、今日帰れるのが0時回りそうなので出先から立てました。 スレを見返すとかなりミスがあったので、好感度、能力引継ぎで1からやっていきたいと思います。 VIPでお付き合いいただいた方がいらっしゃったら申し訳ありません。 ・このスレは咲-saki-の空気雑用こと須賀京太郎を主人公にした安価SSスレです。 ・行動の成否判定はコンマで行います。 ・ぶっちゃけこの板の某スレに影響を受けまくってます。イッチ怒らないよな… ・主要なパラメーターに「好感度」と「麻雀力」があります。一定値を超えるとイベント発生。 ・またパラメーターはコンマの補正にも影響します。 SSWiki http //ss.vip2ch.com/jmp/1343192994 2 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga] 投稿日:2012/07/25(水) 14 18 41.59 ID /MZc/WK90 ・重要なことを忘れてました。スレタイにあるように、舞台は岩手の宮守高校麻雀部です。このスレでは共学。 ・主人公である須賀京太郎は、一日2回安価で行動することができます。 ・安価は基本自由ですが、あまりに無茶であったりする場合は下の安価を採用します。 ・基本行動として全体特訓と個別特訓が存在します。 ・前者は成功すると麻雀部員全員の麻雀力がアップ、後者は選択したキャラクターの好感度がアップし、さらに成功で京太郎と選んだキャラクターの麻雀力がアップします。 ・自由安価は内容次第で5段階の難易度に振り分けられます。 難易度 激高 (大失敗:00-19 失敗:20-79 成功:80-99) 難易度 高い (大失敗:00-09 失敗:10-49 成功:50-89 大成功:90-99) 難易度 普通 (失敗:00-29 成功:30-79 大成功:80-99) 難易度 低い (失敗:00-19 成功:20-79 大成功:80-99) 難易度 極低 (失敗:00-09 成功:10-79 成功:80-99) ・これに好感度や麻雀力の補正を加えてコンマ判定です。 4 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga] 投稿日:2012/07/25(水) 14 23 10.67 ID /MZc/WK90 ・ちなみに基本行動である「特訓」の難易度は「低い」、麻雀力によりプラス補正があります。 ・好感度、麻雀力はマスクデータです。 ・VIPの結果を受けて、現在好感度トップは同点で姉帯さんとエイスリンさん。しかし全員接戦だったりします。 ・試合方法についても考えていますが、試合は相当先なのでその時に解説します。 5 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga] 投稿日:2012/07/25(水) 14 25 23.22 ID /MZc/WK90 では、次レスからプロローグです。どうぞよろしくお願いします。 6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga] 投稿日:2012/07/25(水) 14 31 08.52 ID /MZc/WK90 -プロローグ- 京太郎「………」 京太郎「咲、実は俺…岩手に引っ越すことになったんだ」 朝からどこか寂しげだった京ちゃんが切り出したのは、二人きりの帰り道の途中だった。 いつものつまらない冗談だったらどれほど良かっただろう。でも長い付き合いだ。目の前の京ちゃんが、嘘や冗談を言っていないことはすぐに分かった。 咲「冗談じゃ…ないんだよね」 咲「て、引越しって…いつ?すぐってわけじゃないんでしょ?」 おそるおそる尋ねる。別れが避けられないならば、せめて少しでも思い出を作りたいというささやかな願いは、しかし 京太郎「それが…今週末にはもう出発らしいんだ」 すぐに打ち砕かれてしまう。 咲「今週末!?急すぎるよ!だって今日ってもう金曜日じゃない…っ!」 京太郎「俺だって昨日親から話を聞かされたばかりで、まだ心の整理とか出来てないんだよ…」 思わず声を荒げてしまった私に、京ちゃんは力なく笑いかける。 咲「…麻雀部のみんなには言ってないの?」 京太郎「別れがつらくなりそうでな…。言いそびれちまった」 京太郎「でも、咲には、咲だけには伝えとかないとって」 …こんな時なのに特別扱いが嬉しくなる自分の厭らしさが大嫌いだ。 7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga] 投稿日:2012/07/25(水) 14 32 33.79 ID /MZc/WK90 咲「嫌だよ…。京ちゃんがいなくなるなんて嫌…」 咲「げ、下宿とか出来ないの?なんだったらうちに空いてる部屋があるから…」 京太郎「…ごめんな、咲」 京太郎「…ごめん」 私の言葉を遮るように謝る京ちゃんを見て、目の前が暗くなるような感覚を覚える ああ、京ちゃん、ホントにいなくなっちゃうんだ。 咲「…私を見捨てて行っちゃうんだ」 自分の口から出た言葉に驚く。一番つらいのは京ちゃんに決まってるのに。けれど止まらない。 咲「私、京ちゃんが転校なんて絶対認めないからっ!」タッタッタ 京太郎「咲!」 最悪なことを言っている自覚はある。京ちゃんの顔がまともに見られない。 立ち尽くす京ちゃんを置き去りにして、私は走り去った。 京太郎「………」 京太郎「まぁ、笑顔で送り出してもらえるとは思ってなかったけどな…」 京太郎「あと咲、そっちは帰り道じゃないぞ…」 京太郎「岩手に引っ越すことになった」 開幕 8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga] 投稿日:2012/07/25(水) 14 40 26.90 ID /MZc/WK90 結構苦労した割りに2レスで終わってしまうプロローグ 京太郎が最初に出会うキャラクターを安価で決定しておきたいと思います 95 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 00 05 25.44 ID x4wc1wTlo 京太郎の転校先は、この春共学化したばかりの宮守高校であった。 友人や先輩との別れ、特に幼馴染との喧嘩別れにも似た離別にしばらくヘコんでいた京太郎だったが、元来切り替えの早い男である。 いつまでも腐っていても仕方ないと、部活を始めることにする。 幸い宮守にも麻雀部が存在したので、早速入部を決めたのだった。 麻雀部部室前 コンコン 京太郎「すみません、入部希望の者ですけれども、どなたかいらっしゃいますか?」 ???「はーい」ガチャ 京太郎を迎え入れたのは、身長2メートルはあろうかという長身の女性であった。 京太郎(でかっ!) 京太郎(でも綺麗な人だなあ) 96 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 00 07 22.79 ID x4wc1wTlo しばらく前スレと似たような展開が続くかもしれんがご容赦を 姉帯「この時期に入部って珍しいかもー」 姉帯「…ってうわぁ、金髪のヤンキーさんだー!?」 姉帯「どーしよー!?」アセアセ 京太郎(や、ヤンキーさん!?) 京太郎「えーと、長野から転校してきました、1年の須賀京太郎です」 京太郎「前の高校で麻雀部に所属していたので、こちらでも是非麻雀部に入りたいと思い伺いました」 京太郎「初心者ですがどうぞよろしくお願いします!」 姉帯「あ、あれー、ヤンキーさんなのに礼儀正しいかもー?」 京太郎「いや、俺はヤンキーじゃないんですが…」 姉帯「そ、そうなのー?よかったよー」 姉帯「金髪の男の子なんてテレビに出てきたヤンキーさんしか知らなかったんだー。ごめんねー?」 京太郎「いえ、全然気にしてないですよ」ハハ 姉帯「あはは、ありがとー。3年の姉帯豊音です。よろしくねー」 103 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 00 10 38.17 ID x4wc1wTlo 姉帯「はい、お茶だよー」 京太郎「ありがとうございます」ゴク 京太郎(あ、美味しい) 京太郎「他に何人くらい部員の方はいらっしゃるんですか?」 姉帯「んー、シロでしょー、エイスリンさんでしょー、くるみでしょー、それに塞で4人かなー」 京太郎「へぇ、姉帯先輩も入れて丁度5人なんですね。IHの団体戦出るんですか?」 京太郎(清澄と人数は同じか…。みんな元気かなぁ) 姉帯「もちろんだよー。…でも、5人じゃないかもー」 京太郎「え?」 姉帯「だって、須賀君も私達の仲間になってくれるんでしょー?だから6人だよねー」 姉帯「後輩ができてちょーうれしーよー!」エヘヘ 京太郎(………仲間、か) 京太郎「超嬉しいのは俺の方ですよ、姉帯先輩!」 姉帯豊音と出会った! 豊音の好感度が上がった! 姉帯豊音 初期麻雀力A+ スキル【先負】 108 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 00 14 09.42 ID x4wc1wTlo スキルは一人一つという設定。前スレではランクはまだ上昇してないです タッタッタ 京太郎(お、足音) 姉帯「丁度みんな来たみたいだねー」 ガチャ 塞「ごめんね豊音、遅くなっちゃって」 胡桃「ただいまー!」 塞、胡桃「って誰っ!?」 シロ「エイスリンが男になった…?」 エイスリン「チガウ!」フルフル 京太郎(麻雀部って可愛い女の子が集まるものなのか…?) 117 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 00 23 56.30 ID x4wc1wTlo 京太郎「入部希望の1年、須賀京太郎です。よろしくお願いします!」 塞「麻雀部3年、臼沢塞です。歓迎するよ、よろしくね」ニコ 胡桃「3年の鹿倉胡桃です!よろしく!」 エイスリン「Aislinn Wishart、ヨロシクデス」ペコ 胡桃「こらシロ!自分には関係ないって顔でダラけない!」 シロ(ダルい…) シロ「小瀬川白望…」 京太郎(こ、個性的な人が多いんだな) 126 名前: 123 自己紹介くらいはね[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 00 31 13.09 ID x4wc1wTlo 塞「さて、じゃあ新入部員くんのお手並み拝見と行こうかな?」 京太郎「お手柔らかにお願いします…」ハハ 胡桃「よーし、負けないからね!」 豊音「よろしくだよー」 京太郎(しかし鹿倉先輩と姉帯先輩が並ぶとどっちかが見切れるな…) 京太郎「よろしくお願いします!」 結果判定 128 難易度:高 大失敗:00-06 失敗:07-46 成功:47-86 大成功:87-99 142 名前: 133 他のメンバーの麻雀力も伸びてるからね[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 00 37 12.20 ID x4wc1wTlo 判定結果→失敗 京太郎「全然ダメだった…」ハコワレ 姉帯「あはは、ごめんねー?」 塞「まぁ先輩としては負けるわけには行かないしね」 胡桃「ドンマイ!」 京太郎(しかしいきなり牌に触らせて貰えたのは嬉しいな) 京太郎(よし、これから頑張るぞ!) 麻雀力変動なし 以降コンマはこんな感じでやっていきます ちなみに大会の対局はもうちょっと複雑になる予定です 146 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 00 42 11.01 ID x4wc1wTlo エイスリン「……」カキカキ チアリーダーの絵 京太郎(スケッチブック?しかし上手い絵だなぁ) 京太郎「これは…元気出して!ってことですか?」 エイスリン「……」コクコク 京太郎「ありがとうございます、でも俺落ち込んでないですよ」 京太郎「むしろやる気で満ちあふれてます!」 シロ(やる気…ダルい…) 153 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 00 50 22.92 ID x4wc1wTlo 塞「さて、IHまであと2週間だし、今日も麻雀の特訓頑張って行こうか!」 塞「私たちは団体戦に出るけど、須賀君は個人戦にエントリーするのかな?」 塞「エントリーはまだ間に合うはずだけれど」 京太郎(IHか…。正直考えてなかったけど、出てみようかな?) 京太郎「はい、出場します!」 胡桃「おお、良い返事だね!」 胡桃「じゃあ手続きは先輩に任せなさい!」ドン シロ(ふたりともはじめて後輩が出来て生き生きしてるなぁ…) 158 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 00 56 55.24 ID x4wc1wTlo という訳で序章終了です。ここからは一日2回の行動安価がメインになります。 ・大会日程は地区予選(3試合、試合毎に一日休養日あり)→自由行動一週間→決勝トーナメント となります 地区予選開始まであと14日 京太郎「さて、IHまであと2週間だ」 京太郎「午前は何をしようかな?」 160 164 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 00 58 53.29 ID x4wc1wTlo 姉帯さんと散歩 難易度 極低 (失敗:00-05 成功:06-75 成功:76-99) 166 177 名前:失敗は普通に断られるだけのつもりでした[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 01 02 58.96 ID x4wc1wTlo 判定→成功 京太郎「姉帯先輩、お願いがあるんですけど」 姉帯「んー?何かなー?」 京太郎「実は引っ越してきたばかりで、この辺りに何があるのかさっぱり分からないんですよ」 京太郎「もし良かったら案内していただけませんか?」 姉帯「もちろん良いよー。じゃ、行こっかー」 182 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 01 18 15.09 ID x4wc1wTlo ……… 姉帯「案内って言っても、この辺りあんまり案内する場所がないんだよねー」 姉帯「あ、ここが学校から一番近いコンビニだよー」 姉帯「それでここが本屋さんだねー」 京太郎(姉帯先輩って面倒見がいいなぁ) 京太郎(しかし夏なのにその格好、暑くないんだろうか) ……… 姉帯「こんなところかなー?」 姉帯「じゃあ最後に公園に寄ってこっかー」 京太郎「公園があるんですか?良いですね」 姉帯「まぁ公園まで行かなくても自然はいっぱいあるんだけどねー」アハハ 公園、ベンチ 京太郎「今日はありがとうございました!」 姉帯「全然いいよー。私も須賀君とお散歩できて楽しかったしー」 姉帯「いいリフレッシュになったよー。こっちこそありがとうねー」ニコッ 京太郎(見た目は綺麗系だけど、なんか可愛い人だなぁ…) 豊音の好感度がグーンと上がった! 京太郎「さて、午後は何をしよう?」 185 195 名前:一応強くてニューゲームやから麻雀力にまだ余裕はあるで[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 01 21 01.81 ID x4wc1wTlo 胡桃ちゃんと喫茶店でお茶 難易度 低い (失敗:00-17 成功:19-77 大成功:78-99) 196 206 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 01 26 08.99 ID x4wc1wTlo 判定→成功 胡桃「さて、今日の練習も終わったし」 胡桃「須賀君、先輩が冷たい飲み物でもおごってあげよう!」 塞(普段子供扱いされてる分、後輩が出来て嬉しいんだろうなぁ) 胡桃「じゃあ行こ!」タッタッタ 京太郎「あ、待って下さい先輩!」 210 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 01 36 58.23 ID x4wc1wTlo 胡桃(勢いで須賀君を喫茶店に連れてきたのはいいんだけど) 胡桃(これって、他の人から見たらデートになっちゃうんじゃ!?) 京太郎「あのー、鹿倉先輩?」 胡桃「な、何かな須賀君?」 京太郎「いえ、注文決まったんですけど、先輩は決まりましたか?」 胡桃「う、うん、決まったよ!須賀くんは遠慮せず何でも頼んで良いからね!」 京太郎(?なんか先輩動揺してるなあ) 京太郎「すみませーん」 ウェイトレス「はーい」 胡桃「アイスミルクティー1つ!」 京太郎「あ、同じものもうひとつお願いします」 ウェイトレス「かしこまりましたー。ガムシロップはお付けしますか?」 京太郎、胡桃「お願いします!」 京太郎、胡桃(タイミング被った!) ウェイトレス「はーい、ただいまお持ちしますねー」 ウェイトレス(仲の良い兄妹だなー)クス 219 名前: 213 たまに脳内妹と行ってた[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 01 43 53.80 ID x4wc1wTlo 胡桃「もっと高いもの頼んでも良かったんだよ?ジャイアントパフェとか」 京太郎「いえ、ミルクティー好きなんですよ。先輩もお好きなんですか?」 胡桃「うん、まぁねっ!」 京太郎「はは、俺たち気が合うのかもしれないですねー」 胡桃「っ!」 胡桃(どうしてそういうことさらっと言えちゃうかなっ!) 胡桃の好感度がグーンと上がった! 226 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 01 47 42.77 ID x4wc1wTlo 1日目終わり 正直地方大会でも麻雀力上がるし(予定だけど)ちょくちょく麻雀特訓挟んでけば詰みはないと思うよ 2日目に行く? 228 231 名前: 230 俺が寝る[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 01 50 23.32 ID x4wc1wTlo 地区予選開始まであと13日 京太郎「昨日は先輩達と随分仲良くなれた気がするな」 京太郎「よし、今日は麻雀の方も頑張っていこうかな?」 京太郎「さて、何をしようかな」 234 別に麻雀じゃなくてもええよー 239 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 01 53 47.43 ID x4wc1wTlo 宮守メンバーと麻雀しつつお喋り、余ったシロは京太郎の膝の上で充電という名のだらだら 特訓+αのため難易度 普通 (失敗:00-24 成功:25-74 大成功:75-99) 241 245 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 02 00 13.34 ID x4wc1wTlo 判定→成功 塞「今日も特訓がんばろう!」 エイスリン「オー!」 姉帯「でも6人だと二人抜けになっちゃうねー」 シロ「ダルいから抜け番やる…」 胡桃「じゃあ私も最初は観戦してるよ!」 京太郎(しまった、先輩達に気を使わせちゃったかな…) 京太郎「あー、まずは俺、小瀬川先輩の打ち筋見学したいなーなんて…」 248 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 02 10 25.16 ID x4wc1wTlo ……… 京太郎「で、どうしてこうなるんですか!?」 シロ「イスに座ってるのもダルいから…、ずり落ちないようにちゃんと支えてて…?」 シロ「それに、そこなら見学もしやすいでしょ…?」 京太郎(こんな状況で卓に集中出来るわけないでしょーが!) 京太郎(柔らかいしいい匂いもするし…) 胡桃(あまりの出来事に注意出来なかった!) エイスリン「……」/// 姉帯「うわー!抱きしめられてるよー!」/// 塞「ちょ、ちょっとシロ!須賀君!部室でそういうのははダメでしょー!?」 254 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 02 17 25.28 ID x4wc1wTlo シロ(ふーん…) シロ(意外と座り心地良いかも…?) …… 京太郎「結局我に返った鹿倉先輩に無理やり引き離されてしまった」 京太郎「ちょっと残念かも…っていかんいかん」 京太郎「しかし、なんだかんだで小瀬川先輩の打ち筋を見るのはは勉強になったな!」 全体麻雀力が上がった! シロの好感度が上がった! 午後は何をする? 257 260 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 02 19 33.07 ID x4wc1wTlo 姉帯さんと特訓 難易度低 (失敗:00-14 成功:15-74 大成功:75-99) 263 278 名前:姉帯さん特訓全部失敗しとる[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 02 25 33.82 ID x4wc1wTlo 判定→失敗 京太郎「姉帯先輩!特訓に付き合ってもらえませんか?」 姉帯「ふふふー、私の特訓は厳しいよー?」 京太郎「望むところです!」 ……… 京太郎「やっぱり牌を指で削って白にするなんて無茶ですよ…」 姉帯「力加減が難しいよねー。私も良く失敗して牌を割っちゃうんだー」 京太郎(そういう問題じゃない!) 豊音好感度アップ! 麻雀力変動なし 291 名前:失敗イベントは適当に作ってるだけなんや、すまんな[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 02 37 41.06 ID x4wc1wTlo 好感度一定値到達イベント 姉帯「うーん…」 京太郎「姉帯先輩?どうかしたんですか?」 姉帯「いやー、やっぱりその「姉帯先輩」っていう呼び方は余所余所しいと思うんだよー」 京太郎「そ、そうですかね?」 姉帯「絶対そーだよー。だから、これから私のことは豊音先輩って呼ぶようにー」 京太郎「え?いや、先輩のことそんな呼び方出来ませんって…」 京太郎(恥ずかしいし…) 姉帯「え、嫌なのー?せ、先輩命令だよー?」グス 京太郎「!?」 京太郎「いえいえ、全然嫌じゃないです!了解です!と、豊音先輩!」 京太郎(あんな目で見られて断れるわけないよな) 姉帯「うん、よろしい!」パァァ 307 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 02 43 05.26 ID x4wc1wTlo という訳で前スレでやらかした最大のミスが、気づけば京太郎が姉帯さんを名前呼びしてたってミスでした。 ちょっとリカバーする方法が思いつかなかった。 好感度ランクが上がると、メンバーの京太郎に対する態度が変わったりします。 一段階目は「ちょっと意識し始めた」って感じです。 じゃあキリもいいし、今日はここまでにします。お付き合いいただきありがとうございました。 明日はもうちょい早い時間から始められると思います 353 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 21 29 41.95 ID x4wc1wTlo へ、ヘビーだぜ… 今のうちに昨日書き忘れてた部員のステータス書いておこう 小瀬川白望 麻雀力A スキル 【マヨヒガ】 エイスリン・ウィッシュアート(Aislinn Wishart) 麻雀力B スキル 【理想の牌譜】 鹿倉胡桃 麻雀力C+ スキル 【カクラサマ】 臼沢塞 麻雀力B+ スキル 【塞の神】 姉帯豊音 麻雀力A+ スキル 【先負】 須賀京太郎 麻雀力C- スキル 【なし】 エイスリン、胡桃、京太郎の麻雀力は初期からランクアップしています 365 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 22 05 24.17 ID x4wc1wTlo よし、安価頼りのノープランだけど始めるやで 京太郎「昨日は姉帯…じゃない、豊音先輩と随分仲良くなれた気がするな」 京太郎「あの人、見た目は格好いい系なのに、表情豊かで涙腺弱いよな…」 京太郎「まぁ、そのギャップが可愛いんだけどな!」 京太郎「さて、今日は何をしようか?」 368 371 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 22 07 35.54 ID x4wc1wTlo 忘れてた、地区予選開始まであと12日 胡桃と特訓するぞ×3 難易度 低い (失敗:00-16 成功:17-76 大成功:77-99) 373 384 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 22 18 52.76 ID x4wc1wTlo 判定結果→成功 京太郎「鹿倉先輩、指導お願いできませんか?」 胡桃「私?いいよ、まかせてっ!」 京太郎「ありがとうございます!」 ……… 京太郎「鹿倉先輩、一昨日は奢っていただいてありがとうございました」 京太郎「お礼と言っちゃなんですけど、ミルクティー作るんで飲みませんか?」 京太郎「家から茶葉持ってきたんですけど…」 胡桃「はー、本当に須賀くんは見た目に反して真面目だね!」 京太郎「ハハハ…」(見た目に反して!?) 胡桃「うん、後輩の心遣いは受け取らないとね!先輩としてっ!」 京太郎(やけに「先輩」を強調するなぁ) 386 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 22 25 40.89 ID x4wc1wTlo 胡桃「須賀君、これ美味しいよ!」 胡桃「お店で出せるレベルかも!」 京太郎「ありがとうございます」ハハ 京太郎「転校前、師匠に美味しい入れ方を教わったんですよね」 ……… 胡桃「じゃ、美味しいお茶で一息ついたし、特訓がんばろう!」 京太郎「はい!」 胡桃の好感度が上がった! 京太郎の麻雀力が上がった! 胡桃の麻雀力が上がった! 午後は何をする? 388 392 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 22 27 39.21 ID x4wc1wTlo 塞と特訓 難易度 低い (失敗:00-17 成功:18-77 大成功:78-99) 394 398 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 22 36 35.21 ID x4wc1wTlo 判定→成功 京太郎「臼沢先輩、特訓よろしくお願いします!」 塞「まーかせて!」 ……… 塞「よし、今日はこんなものかな」 塞「お疲れ様、須賀君!」 京太郎「お疲れ様です、先輩。ありがとうございました!」 京太郎「それにしても臼沢先輩の指導、すごくわかりやすいです」 塞「あはは、ありがと」 塞「豊音とか感覚派だから、人に教えるのはちょっと苦手かもねー」クスクス 京太郎(それ以前の問題だったような…) 塞「それに私は、トシ先生の一番弟子だからね!自称だけど」 京太郎「トシ先生…ですか?」 塞「うん、この部の顧問の先生。すごく麻雀の強い素敵な人だよ」 塞「今は出張中なんだけどね」 京太郎「へぇ、早く会ってみたいなぁ」 ……… 塞の好感度が上がった! 京太郎の麻雀力が上がった! 塞の麻雀力が上がった! 400 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 22 41 59.04 ID x4wc1wTlo 397 もうちょっと好感度が上がったら頑張るわ…(震え声) 3日目終了。どんどんいくやでー ……… 地区予選開始まであと11日 京太郎「昨日は先輩たちとの個人レッスン中心に頑張ったな」 京太郎「日々、着実にレベルアップしてるのを感じる」 京太郎「このペースなら個人戦も結構いいとこまで行けるかもしれないな!」 京太郎「さて、今日は何をしようかな?」 403 414 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 22 45 04.46 ID x4wc1wTlo エイちゃんと特訓 難易度 低い (失敗:00-16 成功:17-76 大成功:77-99) 417 初エイスリンちゃん! 安価もうちょっと遠目に出そうかな。どの程度がいいのかさっぱりわかんない 437 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 22 52 42.27 ID x4wc1wTlo 判定→大成功 どうせ成功だと思ってコミュ作ってたからちょっと時間かかるかも。元々遅いけど あと最初の方で「スケッチブック」って書いちゃったけど、よく考えたら持ってるのボードだった。エイスリンファンの皆さん申し訳ない 10巻のスタッフ紹介でエイスリンちゃんが一人で泣ける 439 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 23 07 44.74 ID x4wc1wTlo 京太郎(今日はエイスリン先輩が指導してくれる事になった) 京太郎(若干言葉は通じにくいけど、難しいところを絵で解説してくれるのはありがたいな) エイスリン「……」カキカキ 一生懸命説明中 京太郎「なるほど、そうなってるんですね!」 京太郎(うん、よく理解できるな) ……… エイスリン「……」カキカキ まだまだ一生懸命説明中 京太郎(それにしても…「可憐」って言葉が似合う先輩だなぁ)ジーッ エイスリン「スガクン?」 京太郎(金髪に青い目で、絵本に出てくる妖精みたいだ…)ジーッ エイスリン「スガクン?ドウシタノ?」アセアセ 京太郎「へ?」 エイスリン「ドコカ ワカラナカッタ?」 京太郎「あ、いや、その、なんか一生懸命な先輩に見とれちゃってました」 京太郎(しまった、つい本音が!) エイスリン「~~~ッ!」/// 京太郎(顔をボードで隠して横を向いてしまった…) 京太郎(しかし耳まで真っ赤だぞ) エイスリン「スガクンノ バカ!」 京太郎「す、すみません!」 エイスリンの好感度がグーンと上がった! 京太郎の麻雀力が上がった! エイスリンの麻雀力が上がった! 446 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 23 12 00.13 ID x4wc1wTlo エイスリンのカタコト具合はこんなもんでいいですか?違和感があったら言ってください 京太郎「なんとか機嫌を直してもらえて良かった…」 京太郎「不用意な発言には気をつけないとな」 京太郎「さて、午後は何をしようかな?」 453 ちょっと試験的に遠目に出してみます 458 名前:安価真面目すぎてワロタ たまには遊んでもええんやで[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 23 14 36.80 ID x4wc1wTlo このくらいの距離でも結構すぐ届くもんですね、把握です 塞の麻雀レッスンを受ける 難易度 低い (失敗:00-16 成功:17-76 大成功:77-99) 460 470 名前:結構遠目にだしたつもりだったんだけどな…すまんな[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 23 29 14.43 ID x4wc1wTlo 判定→成功 京太郎「今日もご指導よろしくお願いします、臼沢先輩!」 塞「おお、やる気だねー」 塞「じゃ、さっそく始めようか!」 ……… 京太郎「そういえば昨日顧問の先生の話を伺いましたけど」 塞「へ?うん、トシ先生がどうかした?」 京太郎「はい、臼沢先輩がすごく嬉しそうに先生の話をなさるんで、良かったらもっと先生の話を聞いてみたいなーって」 塞「ほう、君もトシ先生のことが気になるかー」 塞「でも、先生の一番弟子の座は譲らないよー?」フフ 京太郎「ハハハ、じゃあ六番弟子で我慢しますよ」 塞「うむ、よろしい!」 京太郎(本当にトシ先生のことが大好きなんだろうなぁ) 塞の好感度が上がった! 京太郎の麻雀力が上がった! 塞の麻雀力が上がった! 479 名前:トシさんは残り一週間になると強制イベントで登場するやでー[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 23 34 58.41 ID x4wc1wTlo という訳で4日目終了。サッカーにやきうスレ、魅力的な脇道はいっぱいあるけど頑張る 地区予選開始まであと10日 京太郎「いやー、麻雀って本当に楽しいよなぁ」 京太郎「一生麻雀だけやって生きていけたらいいのにって 1も言ってた」 京太郎「さて、今日は何をしようかな!」 490 さらに思い切って遠くへ サッカー勢には申し訳ないことをしてるなぁ 500 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 23 37 40.89 ID x4wc1wTlo シロと特訓して添い寝 特訓+αのため難易度普通 (失敗:00-25 成功:26-75 大成功:76-99) 503 515 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/26(木) 23 39 54.10 ID x4wc1wTlo 判定→大成功 今日はコンマ強いな… ぶっちゃけ好感度もランクアップなので、ちょっと長めに時間くださいな 556 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 00 18 26.37 ID dsKkmcJio 突然だが、小瀬川白望は自他共に認める究極のめんどくさがり屋だ。 正直に言って、人に物を教えるには全く向いていないと自負しているし、周りにもそう思われている。 であるから、人に教えを請われた経験など、片手で数えられるほどしかない。 須賀京太郎が笑顔で指導を求めてきた時、彼女が最初に抱いた感想はお察しの通り(ダルい…)であった。 しかし同時に、いつもこんな態度の彼女に指導を求める変わり者の後輩に多少の興味を覚える。 一体何故彼は自分に物を教わりたいと思ったのだろう?馬鹿なのだろうか? 「どうして私…?」 その疑問を端的にぶつける。その答えは 「俺、小瀬川先輩に憧れてるんですよ!」 という驚くべきものだった。 彼は続ける。 「そりゃ小瀬川先輩はいつもやる気無いように見えるし、実際やる気はないんですけど」 …余計なお世話である。 「いざ対局ってなるときっちり他家の動向を把握して動くし、勝負所では前に出て決めるべきところは決める」 「俺の理想の麻雀を打ってるんですよね」 564 名前:すまんなID変わっとった ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 00 30 25.76 ID dsKkmcJio 彼女にとって、人に憧れられるというのは初めての感覚だった。 「そう…」 目をそらす。何故か彼の顔が直視出来ない。 「わかった…。付き合う…」 後輩が目に見えて嬉しそうな顔をする。わかりやすい。まるで犬だ。 「ありがとうございます、小瀬川先輩!」 やはりこの呼ばれ方はむず痒い。 「苗字で呼ばれるのにはあまり慣れてない」 「今度から「シロ先輩」って呼んで…」 567 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 00 34 16.78 ID dsKkmcJio ランクアップイベントも兼ねとるからな。次から元に戻す これからも色んな文体試してみると思うけど、見捨てないでおくれー 後は添い寝かくやでー 578 名前: 569 むしろ存在して欲しいわ ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 00 50 12.61 ID dsKkmcJio 京太郎(相変わらずダルそうだけど、なんだかんだでキッチリ面倒見てくれたなー) 京太郎「あの、し、シロ先輩、ありがとうございました!」 シロ「うん…」 シロ「あ、ごめ、もう限界…」フラッ 京太郎「シロ先輩危ない!」 倒れかける白望を支えようとした京太郎だったが、二人して倒れこんでしまう。 幸い、京太郎がクッションになるのが間に合い、白望がケガをすることは無かったのだが、 シロ「………」zzz 京太郎「一瞬で眠った…だと…」 慣れない指導で疲れたのだろう。白望が倒れこんだまま寝息を立て始める。 京太郎(あれ…絡まって動けないぞこれ…) 京太郎(なんか胸とか当たってるし!) 強引に引き剥がすのもためらわれ、結局白望が目を覚ますまでの30分間、京太郎は悶々とし続けるのであった 584 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 00 52 59.23 ID dsKkmcJio 書き忘れてた シロの好感度がぐぐーんと上がった! 京太郎の麻雀力が上がった! シロの麻雀力が上がった! シロの好感度ランクが上がった! ひー疲れた 595 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 00 56 31.11 ID dsKkmcJio ま、麻雀には弾道関係ないから…(震え声) そしてコンティニュー安価に参加しそこねてかなC 京太郎「2日分くらいのボリューム(謎)があった気がするけど、まだ午前が終わっただけか」 京太郎「午後は何をしようかな!」 605 622 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 01 00 54.90 ID dsKkmcJio 皆でプールに行こう(提案) 全員の好感度上昇が見込めるイベントなので 難易度 高い (大失敗:00 失敗:01-40 成功:41-80 大成功:81-99) このイベント時間かけて書き直したかったからちょっと嬉C まぁコンマ次第やけどね(ニッコリ 626 648 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 01 03 16.33 ID dsKkmcJio 判定→大成功 なんだお前ら(驚愕) 多分これも相当難産になるので今日はここまで! 明日の夜までに投下して、夜からまた始めることにするやでー 670 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 01 10 26.18 ID dsKkmcJio あ、相変わらず改善点とか募集してるやでー 「このキャラに違和感がある」とかあったら遠慮なく言ってくだされ しかし最近ずっと宮守視点で咲読むから清澄の事をちょっと憎らしく感じるな。とくにSOAさん 673 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 01 11 47.83 ID dsKkmcJio コンマっていうのは書き込み時間の下二桁のことですよー 686 名前: ◆tMjVpq8OrD3i[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 09 32 20.42 ID dsKkmcJio 昨日3時間でワイがヘロヘロになってる間、あのスレのイッチが何時間やってたか知っとるか? 13時間や… じゃあ難易度はこのままで。というかこのイベント難易度の補正間違ってた。 正確には難易度 高い (大失敗:00-04 失敗:05-44 成功:45-84 大成功:85-99) どのみち大成功だったけどね 682 個人的にまこは嫌いじゃないんだけど、次鋒戦だけキンクリは酷すぎたと思うんや 逆にまこにもっと人気があればなぁ…と思ってる プール編ぼちぼち書いてく 688 名前: ◆tMjVpq8OrD3i[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 09 39 47.96 ID dsKkmcJio 5日目、午後 部室 姉帯「うぅ、暑いよー。溶けちゃうかもー…」 塞「溶ける!?」 塞「それはそんな格好してるからじゃないかなぁ…」 京太郎(何故か豊音先輩の制服だけ長袖だもんな) 京太郎「いや、でも、今日は本当に暑いですよ」 京太郎「テレビでも今日は真夏日だって言ってましたし」 シロ「暑い…」 エイスリン「……」コクコク 胡桃(うーん…。シロはいつも通りだとしても、みんなちょっと参ってるかも) 胡桃(しょうがないなぁ……) 胡桃「よし、午後はプールに行こうっ!」 胡桃「ここ最近練習漬けだったし、たまには息抜きも必要だよ!」 塞「プールかぁ…。うん、この暑さだと能率も下がるし良いかもね」 姉帯「うわー、みんなでプール!ちょー楽しそうだよー!」パァ エイスリン「プール イキタイ!」キラキラ シロ「じゃあお疲れ様…」 京太郎(ナチュラルに帰ろうとしていらっしゃる!?) 胡桃「こらそこ!逃げない!」 シロ(ダルい…) 姉帯「須賀君も来るんだよねー?」 京太郎「はい、行きます!」 (そらそうよ) 京太郎「豊音先輩の水着も楽しみですしね!」 姉帯「!?」 姉帯「アハハ…。ちょっと恥ずかしーかもー」テレテレ シロ(ふーん……) 692 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 09 58 49.61 ID dsKkmcJio 塞「ほほう?須賀君は豊音の水着がお目当なわけだ?」ウリウリ 京太郎「豊音先輩だけじゃないですよ」 京太郎「臼沢先輩の水着だってそりゃ楽しみにしてますとも!」 塞「うぇっ!?」 京太郎「先輩方みんなお綺麗ですもん、そりゃ楽しみにもなりますって」ハハ 京太郎(まぁ鹿倉先輩は綺麗ってより可愛いって感じだけど) 塞「も、もう!」 塞「あんまり先輩をからかっちゃだめなんだからね!」 京太郎(嘘はついてないんだがなぁ) ……… 塞「じゃあ、一旦解散!準備して1時に宮守駅に集合ね!」 773 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 22 23 17.46 ID dsKkmcJio 京太郎「女の子ってこんなに着替えに時間が掛かるもんなのか」 須賀京太郎はひとりごちる。 彼が(楽しみすぎて)早く出てきただけで、実際にはそれほど時間は経っていないのであるが。 塞「おっまたせー!」 京太郎「はーい」 すごい勢いで振り返ると、そこには水着に身を包んだ5人の姿が並んでいた 京太郎「こ、これは…」 京太郎「須賀京太郎、美味しすぎるぞ、おい!」 京太郎(豊音先輩は…黒のビキニだと…) 京太郎「なんていうか…大胆な水着ですね…」 京太郎(いかん、弾道が…) 姉帯「う、うん…」 姉帯「ホントはもっと可愛い水着がいいんだけどねー。合うサイズがないんだよー」シュン 京太郎(いきなり落ち込ませてしまった…) 京太郎「いやでも、ホント、モデルみたいで素敵ですよ、先輩!」アセアセ 姉帯「へ?モデルさん?」 姉帯「やだ、褒めすぎだよー須賀君。…でも、ありがとうねー?」アハハ 778 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 22 25 59.23 ID dsKkmcJio 京太郎(鹿倉先輩とシロ先輩はスク水か) 京太郎(鹿倉先輩は…豊音先輩とは別の意味でヤバイな) 京太郎(たまには年上ロリも良いよね!) 京太郎(そんでもってシロ先輩は意外と胸があるんだな…) 京太郎(まぁ隣の比較対象のおかげで引き立てられているのかもしれないが)←失礼 京太郎(うん、スク水巨乳ってちょっと背徳的でいいよな…)グヘヘ 胡桃「須賀君?なにか失礼なことを考えてないかなっ!」 シロ「目付きがいやらしい……」 京太郎「へ?」 京太郎「いえいえ、まさかそんな…」(鋭い人達だ…) 京太郎「お2人の水着姿に見惚れてただけですよ」キリッ 胡桃「!? そんな恥ずかしいこと言わないのっ!」 シロ「……」メヲソラス 789 名前: 786 申し訳ないがアラセブはNG[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 22 33 37.29 ID dsKkmcJio 京太郎(臼沢先輩とエイスリン先輩はワンピース型の水着だ) 京太郎「先輩の水着、ちょっとチャイナドレスっぽいですね」 塞「うん、可愛いでしょー。お気に入りなんだ、これ」 京太郎「はい、すごく可愛いです!」 京太郎「先輩スタイル良いし、本物のチャイナドレスも似合いそうだなー」 塞「もう、またそんなこと言って先輩をからかって…」ハァ 塞「ま、社交辞令だろうけど、ありがたく受け取っておこっかな!」 京太郎(本気だったんだけど…) 京太郎(そしてエイスリン先輩は純白のワンピース…) 京太郎(あ、だめだ、これは天使ですわ) エイスリン「スガクン イコ!」 京太郎「あ、はい。今行きます!」 京太郎(流石にプールにスケッチボードは持ち込めないよな) 京太郎「あ、先輩、その水着ちょーかわいいですよー」 エイスリン「トヨネノマネ?」クスクス エイスリン「アリガト!」 京太郎(ちょっと先輩顔赤いな) 京太郎(ああ、生きててよかった) さて、ここからどうする?(大成功に付き最安価) 801 ちょっと遠目に出して顔洗ってくる。すまんな 841 名前: 826 もう青ざめとる[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 22 49 01.97 ID dsKkmcJio 胡桃ちゃんと遊ぶ→自動成功 折角だしウォータースライダーにしとく 最悪1000だけ残してくれたら誘導出来るし、あんま気にせんでええで 京太郎「鹿倉先輩、ウォータースライダー行きませんか?」 胡桃「うん、それじゃ行こっか!」 ……… 京太郎「ここのウォータースライダー、ゴムボートで滑り降りるやつなんですね」 胡桃「け、結構スリルがありそうだねっ!」 胡桃(思ったより怖そうかもっ) 係員「ゴムボートには一人用と、カップル向けの二人用がありますけれども」 係員「いかがなさいますか?」 京太郎「か、カップル!?」 京太郎「い、いえ俺達は…」 胡桃「二人用でっ!」 京太郎「!?」 852 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 22 55 56.18 ID dsKkmcJio 胡桃「ごめんね、須賀君」 胡桃「ちょっと一人じゃ怖そうだったから…」 京太郎「いえ、全然構わないっていうかむしろ嬉しいんですけど」 京太郎「これ滑ってるうちに結構密着しそうですよ?」 胡桃「だ、大丈夫、私は気にしないよっ!」 京太郎(俺が気にするんですよ、弾道的な意味で!) 866 名前:水は止まらない[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 23 10 51.86 ID dsKkmcJio 京太郎(そんなこんなでスライダーの入り口までやってきたのだ) 京太郎(苦手なら無理しなくて良いと言ったのだが、聞き入れてもらえなかった) 京太郎(意地になっちゃってるな、先輩) 胡桃(滑り始める前からこんなにくっつくんだ…) 胡桃(これちょっとヤバイかもっ) 係員「じゃあスタートしてくださいー」 ……… スライダー内 京太郎「うおおおおっ!」 胡桃「きゃあああっ!」 胡桃「うひゃぁ!」 胡桃「どこ触ってるのかな、須賀君!」 京太郎「す、すみません!」 京太郎(どこ触ってしまったんだろう…) 京太郎(特に感触は無かったんだが…) ザパーン ……… 胡桃「須賀君…?」 京太郎「はい、なんでしょう先輩…」 胡桃「もうスライダーはやめとこうねっ…」 京太郎「はい、そうしましょう…」 874 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 23 17 06.10 ID dsKkmcJio 胡桃「あ、あと!」 胡桃「他のみんなにあんなことしたら絶対ダメなんだからねっ!」カオマッカ 京太郎「了解です!」(あ、あんなこと?) 京太郎(俺はどこに触ってしまったんだ…) その後俺と胡桃先輩は他の先輩の方々と合流して、ビーチバレーなどで楽しんだのだった。 シロ先輩はその間ずっと流れるプールで流されていた。 全員の好感度が上がった! さらに胡桃の好感度が上がった! 884 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 23 21 57.93 ID dsKkmcJio 5日目終わり! 突如一日が長くなったのはどうしてなんでなんだ シロはブレないところがいいんだと思ってます それだけにデレが想像しづらいんですが 894 名前:長野www[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 23 25 44.94 ID dsKkmcJio 地区予選開始まであと9日 京太郎「いやー、プール楽しかったー」 京太郎「鹿倉先輩がスライダー苦手だったとは。意外な一面を見てしまった気がする」 京太郎「さて、今日は何をしようかな?」 902 917 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 23 27 51.64 ID dsKkmcJio エイスリンと練習 難易度 低い (失敗:00-14 成功:15-74 大成功:75-99) 919 933 名前:伸び早すぎィ!サッカーないからか[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 23 31 16.25 ID dsKkmcJio 判定→成功 エイスリンの好感度もランクアップですので、また少々お時間いただきます 強くてニューゲームは書く側にも負担がかかるから控えよう(至言) ついでに新スレも立てちゃいますねー 956 名前: ◆ttR5sQ5ZGLqG[saga] 投稿日:2012/07/27(金) 23 44 17.29 ID dsKkmcJio 立てたやでー 【咲SS】 京太郎「岩手に引っ越すことになった」 咲「その2!」 【安価】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1343400155/ ちょっと寝起きで煮詰まっとるな、コーヒー飲んでくる
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京太郎「やっぱり和のマンコは気持ちいいなー」 京太郎「うっ…でるぞっ…」 京太郎「ふぅ・・・」 和(コロスコロスコロスコロス) ……… …… … 咲「…京ちゃん、昨日の放課後なにしてたの?」 京太郎「ん?」 京太郎「なにもしてないぞ」 咲「…一応確認するけど私たちって付き合ってるんだよね?」 京太郎「そうだぞ、当たり前だろ」 咲「私見ちゃったんだよね…」 京太郎「何をだ?」 咲「…昨日の放課後和ちゃんと京ちゃんが部室でSEXしてるところ」 京太郎(な…!そんなはずは無い!確認して誰もいなかったはずだ) 京太郎「何言ってるんだ、咲?」 咲「とぼけないで、京ちゃん」 京太郎(どーしよーかなー正直咲は飽きたしなー) 京太郎(このまま咲と別れるのもいいけど、そうすると和を味わえなくなるからなーもうちょっと粘るか) 京太郎「そんなわけないだろ!俺は咲を愛してる!和とSEX?するわけないだろ!」 咲「ほんと?」 京太郎「当たり前だろ!」 咲(そうだよね。ちょっとかまかけて見ちゃったけど京ちゃんが浮気なんてするはずないよね) 咲「じゃあ今日は私の家に来てよ」 京太郎(咲は胸が無いからオナホと一緒なんだよなー) 京太郎「わかった」 咲の家 京太郎(あーダル、和とSEXしてー) 京太郎「咲っ…もうでそうだ…!」 咲「京ちゃんっ・・・きて!」 京太郎「うっ…でるぞ…」 咲「ふんふふ~ん♪」 咲「今日の昼休みは部室で本を読んで過ごそうかな」 咲「部室なら誰もいないだろうし、読書に集中できるよ!」 ヤ、ヤメテクダサイ!! 咲「あれ、この声……和ちゃん?」 咲(優希ちゃんと一緒に遊んでるのかな?) 咲「どうしよう……やっぱり、図書室に戻ろうかな?」 ダレカタスケテー! 咲「?」 咲(何だか様子がおかしいよ……ちょっと覗いてみよう」ガチャッ 京太郎「うっはwwww和のまんこ超気持ちいいwww」パンパンパン 和「"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ!!」 京太郎「やべっ、中に出すぞ!!」ドッピュピュドッピュドピュピュピュピュ 和「あ……あぁ……」ヘナヘナヘナ 咲「えっ」 京太郎「あー、最高だったぜ和。また頼むわ!」 和「コロスコロスコロスコロスコロスコロス」 咲(な、なにこれ……和ちゃんと京ちゃんが……) 咲(こんなオカルトありえないよ……)ガタッ 京太郎「ん?」 京太郎「……あー、咲。お前いたの?」 咲「きょ、京ちゃん……どういうこと……?」 京太郎「あちゃー、全部見られちゃった感じ?」 京太郎「ま、咲になら別にバレちゃってもいいか」 京太郎「いやー、和のおっぱい見てたら性欲が抑えきれなくてさぁ、つい犯したわけ!」 京太郎「そしたら和のまんこ気持ち良すぎてうっかり中出ししてしまってさww」 京太郎「おもしろいだろww」アヒャヒャヒャヒャ 咲(これがあの京ちゃんなの……?全然違う人だよぉ……)フルフル 京太郎「ん?」ジーッ 京太郎(うっわ、咲のやつ俺を見て怯えてやがる……いつもは性的な魅力なんてこれっぽちも感じねえのに……) 京太郎(やっべ、咲の震える姿見てたらまた起ってきた)ムクムクムッキー 京太郎「なぁ、咲」 咲「な、何……?」 京太郎「一発やらせろよ」 咲「や、やだよ。なんで彼女がいるのに平然と浮気する人とエッチなんてしなきゃいけないの!」 京太郎「ガタガタぬかしてんじゃねぇぞ!」ガン 咲「ひう!」 京太郎「お前は黙って俺のオナホになってればいいんだよ…オラァ!」 咲「ひ、ひどいよぉ京ちゃぁん……」 京太郎「さて……和よぉそこでじっくり見ていろよ?」 和「コロスコロスコロスコロスコロスコロス」 京太郎「お前が恋い慕ってる咲が俺に嬲られ蹂躙される様をなぁ!!」 京太郎「ふん!」パンパンパンパン 咲「ひぅ……っはぁ……んっ…あぁ……あん///」 京太郎「なんだよお前……乱暴に突かれながら感じてんのか?とんだ淫乱だなお前ぇ!!」パチュパチュパチュ 咲「そ、そんなこと……やん……んっあん!……ないもん!」 京太郎「マンコこんなに濡らして何言ってんだよww見てるか?和ぁ」 京太郎「お前の大事な大事な咲ちゃんは男のチンポでよがり食らうただの雌豚畜生なんだとよぉ!」 和「サキサンサキサンサキサンサキサンサキサンサキサン」 咲「んんっ///和ちゃ…あぁん見ないでぇ……」 京太郎「へっそろそろ中に出すぞ?いいなぁ?!」 咲「だめだめだめぇ中には出さないでぇ」クネクネ 京太郎「膣こんなに引き締まってる癖になにいってんだ?出すぞぉ……ヒャッハー!!」ドピュッピュップー 和「サキサンサキサンサキサンサキサンサキサンサキサン」 咲「あ……京ちゃんの赤ちゃんの素……こんなにいっぱぁい///」 京太郎「ふぅ」 京太郎「やっぱりセックスは最高だぜ!!」 カン
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1359381087/ 久「突然、どうしたのよ?」 京太郎「俺、気付いたんです。咲と優希から好かれてる事に」 久「あぁ、そう…。まぁ否定はしないわよ」 京太郎「どっちも悪い子じゃないですよね?」 久「んー、タイプは違うけど。二人ともいい子なんじゃない?」 久「もし私が須賀君なら咲を選ぶわね。まぁ、優希は少しワガママだからね」 京太郎「ですね。優希と付き合ったら、奢らされたりタコス作らされたり…」 久「うわー、めんどくさっ」 京太郎「けど、可愛い所もいっぱいあるんですよ?」 久「そうね。構ってあげたくなる系よね」 京太郎「逆に咲と付き合ったら…」 久「押しに弱そうだから、付き合った初日でエッチ出来るわよ。私なら、その自信がある」 京太郎「料理出来たり、家事も父子家庭だから、何でもやってるみたいです」 久「へぇー、優希より嫁スキルは高いのね。私が欲しいくらい」 京太郎「どっちも渡しませんよ」 久「わかってるつーの。年下好きじゃないから、同い年か年上で見つけて来るから大丈夫よ」 京太郎「咲はまぁ、中身は好きですよ」 久「性格って事かしら?」 京太郎「そうですね。内気で引っ込み思案で守ってあげたくなりますよね」 久「じゃあ、咲と付き合えば?和、発狂すると思うけど」 京太郎「咲と優希には…おもちがないんですよね」 久「あぁ、うん。そうね。須賀君、おもち大好きだからね」 京太郎「咲や優希におもちがあれば…、なんて考えるんですよ」 久「うーん、咲はお姉さんが鉄壁だから成長が…。優希は、わずかだけど可能性が無きにしもあらずみたいな」 久「まぁ、私と同じくらいには育つかもよ。Cでいいの?」 京太郎「…すいません。部長が小さいって言うわけじゃないですけど、もうちょっと大きくないと…」 久「結局、和みたいな役満ボディがいいんでしょ」 京太郎「…そうですね///」 久「じゃあ、和と付き合いなさいよ。まぁ、無理だと思うけど」 京太郎「仮に付き合えても、肉体関係持てるまで何か月かかると思います?」 久「何か月って言うか、年単位じゃない?多分、そこに辿り着くまでに別れると思うけど…」 京太郎「ですよねー。正直、和の外見は好きだけど、あの性格は愛せないっす」 久「わかるわかる。後輩だからいいけど、恋人となるとね…。独占欲とか強そうだし、愛も重そうだし」 京太郎「優希は声が好きですね。あの声、癖になりませんか?」 久「うーん、確かに。いいアニメ声よね」 京太郎「そこで俺は考えました。声は優希、中身は咲、外見は和」 久「一年生トリオのいい所取ね」 京太郎「はい、こんな子が居たら俺の悩みも解決です!そいつと付き合います」 久「…面白そうね」 鹿児島 咲「へぇー、合同合宿だって」トン 和「部長がいつの間にか、永水女子の人達と仲良くなってたみたいです」トン 優希「まぁ、細かい事はどうでもいいじぇ」トン 小蒔「…ぐーぐー」zzZZZ… 久「さて、上手くいくかしらね。融合実験」 京太郎「この学校、おっぱい偏差値高いっすねーーーー。うっひょーーーーー」キョロキョロ 霞「あらあら…、めっ!」 優希「おおっ…、またおっぱいお姫様がヤばげな感じが…」 小蒔「…」ゴゴゴ ピカッー 小蒔「私を蘇らし者よ、願いを言うがいい…。どんな願いもひとつだけかなえてやろう…」 優希「ぎょえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」 久「出た!神龍小蒔」 霞「あらあら、伝承は本物だったのねぇ」 京太郎「中身と雀力は宮永咲、運動神経と声帯は片岡優希、外見は原村和。こんな完璧美少女下さい!」 和「須賀君!?何を言ってるのですか!?」 小蒔「いいだろう、了解した。願いはかなえてやった…ではさらばだ…」 咲「う~ん」ヌクリ 京太郎「おっ、起きた」 久「おーい。咲なのかしら?」 咲「ふぇ…、ここはどこだじぇ?」 小蒔「本当にすいません」ペコペコ 霞「貴方達、清澄の一年生は小蒔ちゃんとの対局中に気を失ったのよ」 久「はい、これ鏡」スッ 咲「えっ…、なんだじぇ!?和ちゃんにそっくりだ!」ボイーン 京太郎「和に宮永ホーンがついたくらいだな」 霞「三人まとめて融合しちゃったのよ」 咲「ゆ、融合だじぇ!?私の中に、和ちゃんと優希ちゃんが入ってるの?」 久「うーん、正確には和の体の中に咲と優希が入ったんじゃない?」 咲「えぇ…、どうしよう…」オロオロ ユサユサ 京太郎(おっ、和がオロオロしてるのは珍しいな。しかもおもちが揺れてるし) 久「一応、名前も考えたけど…。宮永和希ってどうかしら?」 咲「元には戻れないんですか!?」 霞「今、永水女子みんなで、七つのドラゴン牌集めてるから、少し時間かかるわね」 小蒔「ごめんなさいごめんなさい…」ペコペコ 久「まぁ、仕方ないわね。外見は和だから、原村和として生活してもいいわよ」 咲「えぇ…、そんな事言われても困るじぇ」プルルン 霞(ふふふ…、小蒔ちゃんが居れば、どんな願い事だって…) 久(実験成功ね。さて、次は私の願い事ね!) 京太郎「いや~、運命の人に巡り合えました!神代さん、ありがとうございます」 こうして咲は和の家で暮らす事になった 和の家 咲「ってわけです。これからお世話になります」ペコリ 和の父「本当に私の娘ではないのか?少し髪型をイジったようにしか見えないが…」 咲「声もかなり高くなってると思うじぇ」 和の父「た、確かに…。娘はくぎゅボイスではない!あっ、これ読んで下さい」 咲「はいはい」ペラッ 咲「べ、別にお父様のために料理を作ってあげるわけじゃないんだからね!」 和の父「おおっ…、娘にツンデレ力が宿った…」 朝 和の父「では、行って来る。宮永さんも気をつけてな」 咲「あっ、お昼ご飯作ったじぇ。良かったら、食べて下さい」 和の父「は?」ゴシゴシ 咲「迷惑でしたか?」ウルウル 和の父「い、いや…。和が私にお弁当なんて…、初めてだったから…」ジーン 咲「ごめんだじぇ。私はいつもお父さんの分まで作ってたから…」 和の父「いや、迷惑なんかじゃない!職場で自慢するよ!」 咲「お弁当の出来は期待しないで下さいね///大した物じゃないですし」 お昼休み 京太郎「おーい、和。飯だ。飯行こうぜ」 咲「…」 京太郎「のーどーかー。さーきー。ゆーきー」 咲「あっ、ごめん。私か。うん、行こ行こ」トテトテ モブA「おいおい、いつの間に京太郎はうちのクラスのアイドル原村和とランチする仲になったんだ!?」 モブB「原村さん、丸くなって良かったな。前は、咲さん咲さんうるさかったしな」 モブE「…」ジーーー 咲「?」 モブF「…」ジーーー 咲「??」 京太郎「今のお前は和だからな。誰だって、振り返るさ」 咲「あぁ、そう言う事か。確かに…、この体は目立つじぇ」ポヨヨーン 京太郎「…ないすおもち」ボソッ 咲「きゃっ///どこ見てるの!バカ犬!」ポカポカ 京太郎「俺、レディースランチね」 咲「…わかったよ。後で私のお願いも聞いてね?」 京太郎「へいへい」 モブG「おいおい…、京太郎如きが原村さんをパシリ扱いかよ…」 モブH「これはもう…、ヤってしまってますなぁ」 部室 京太郎「で、お願いって?」 咲「うん、この体さぁ…。肩が凝るんだじぇ」ドタプーン 京太郎「だろうな。胸にマスクメロンつけてるからな」 咲「大きな胸って憧れてたけど、実際大変だじぇ。走ると揺れるし。谷間が痒くなったり。あと、肩がやっぱり凝るから」 京太郎「ふむふむ、和も苦労してたんだな」 咲「うん、私や優希ちゃんにはわからない苦労だよ。あれ…、何かタコスが食べたくなって来た」ウズウズ 京太郎「いつも優希は、ご飯食べた後に食後のタコスを食べるからな」 京太郎「こんな事もあろうかと用意して来た」ゴソゴソ 咲「すごい!流石、私の犬だじぇ!」 咲「京ちゃんのタコスは最高だね」モグモグ 京太郎「ははは、だろ?」 咲「あっ、肩揉んで貰えると助かるじぇ」 京太郎「お安い御用で…」モミモミ 咲「はぁ…、極楽極楽」ポワワーン 京太郎「あっ、ところで俺は咲の事が好きなんだ」 咲「ふぇ!?」ポロッ 咲「ととととと、突然そんな事言われても…、こ、困ると言うか…。いや、私個人的には嬉しいんだけど///」キョロキョロ 京太郎「ごめんな。元々今日、告白するつもりだったんだ。和と優希と融合したのはちょっと予想して無かったけど」 咲「う、うん。この体は私だけの物じゃないしね…。和ちゃんの体だし」オドオド 京太郎「体なんて関係ねぇ!俺は咲が好きだ!」 咲「そんなに私の事を…」ジーン 咲「あれ…涙が溢れて来たじぇ…」ポロポロ 咲「これは…優希ちゃんの涙。私の中の優希ちゃんが泣いてるんだ…」ポロポロ 咲「やっぱり元に戻ってから返事を…」 京太郎(外見が和だから、いつ蹴り飛ばされるかヒヤヒヤするぜ…) 京太郎(しかし、中身は小動物系魔王の咲。ここはガンガン行くぜ) 京太郎「駄目だ!待てない!お前が欲しい!咲!」 咲「えぇぇぇぇぇぇぇ!?そんなハッキリ言わなくても///」モジモジ 京太郎「俺の事が嫌いなら、俺を振り解け!」ギュウゥゥゥゥゥゥ 後ろから和の体を抱きしめる京太郎 京太郎「…嫌いじゃないんだな?」 咲「…///」コクン 京太郎「じゃあ…、このままで居ていいか?」 咲「の、和ちゃんには悪いけどね」 京太郎「二人だけの秘密だな」ギュウゥゥゥゥ 咲「あぅぅぅぅぅ///」プシュー 京太郎(さて、さり気なく和のおもちに手を当ててみるか) ふにょん 咲「あっ…」 京太郎「ごめんな。悪気はないんだ、当たってしまった」 咲「う、うん。いいよいいよ。こんなに大きいからね、当たってしまう事もあるじぇ」 京太郎(和なら、問答無用で麻雀牌入りのケースを投げて来るだろうな…) 京太郎「…なぁ、それ触ってもいいか?」 咲「えっ!?だだだだだ、駄目!それは駄目だよぉ、私の胸ならともかく」オロオロ 京太郎「今は咲の胸だろ?」 咲「私のだけど、借り物と言うか何と言うか…。まぁ、感覚は私が感じるわけだけど」 京太郎「俺は咲の胸だから触りたいんだ!」 咲「そ、そうなんだ///」テレテレ 京太郎「あっ、ごめん。やっぱり我慢出来ないわ」ツンツン 咲「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 京太郎「減るもんじゃないしさ」ムニムニ 咲(あっ…ちょっと気持ちいいじぇ…) 咲「…」ハァハァ 京太郎「あーすまん。つい夢中になってしまった」 咲「…次はないよ」ジロッ 京太郎「はいはい」 京太郎(よし、ミッションコンプリート。和のままだったら、睾丸の一つや二つ潰される所だったな) 咲「お、お詫びに買い物手伝うじぇ///」 京太郎「いいぜー。それくらい」 咲「和ちゃんの服、正直恥ずかしいから、違う服を買いたいんだじぇ。私が着るには少し勇気が居るからね」 和の家の前 咲「お、送ってくれてありがとう」 京太郎「いいよ。これくらい紳士の嗜みだからな」 咲「…紳士が胸揉むかじぇ?」ジロッ 京太郎「あー、それね。まぁ…、そんな事もあるさ」ポリポリ 咲「ふん!も、元に戻ったらいくらでも揉ませてあげるから///」 京太郎「我慢出来るかな」 京太郎(咲のおもちなんか揉む所ねー) 京太郎「けど、服ってユニ○ロやシ○ムラで良かったのか?」 咲「うん、安くていいじぇ。私はいつもそこで買ってるよ」 京太郎「へぇ…」 京太郎(パーカーとか黒系の服とか、ホント地味な服好きだな) 咲「ちょっと大きめの服を買った。これだと、胸の部分を隠せるかなって思って。 まぁ、和ちゃんの外見だから何着ても似合うんだじぇ」 京太郎「ふ~ん、あっそうそう。和の家に最新のパソコンがあるらしい」 咲「うん、何かキレイなパソコンあったよ。私は使い方よくわからないけど」 京太郎「和のパソコンのスペックはクソ高いんだ。前に話してたんだが…」 咲「へぇー」 京太郎「そこで、明日和のパソコン使いたいんだけどいいかな?俺のパソコンだと動きが遅くてさ」 咲「へ?そうなんだ」 京太郎「頼むよー。明日、休日だろ?早くゲームクリアーしたいんだよ」 咲「う~ん、まぁ…、ゲームくらいなら…。いいと思う」 京太郎「おおっ助かる!じゃあ、明日ここに来ていいか?」 咲「うん、いいよ。パソコン使うだけでしょ?和ちゃんの部屋にあるから、 それ使わせて貰えばいいと思うじぇ。机とかタンスとかは触らないでね」 京太郎「わかってるわかってる。いやー流石、咲。話がわかる」 咲「じゃあ、また明日ね」フリフリ ・ ・ ・ コンビニ、ウエノマート ウィーン 久「いらっしゃいませー」ペコリ 京太郎「あちゃー、ここも若い女の店員さんかよ…」 久「あら、須賀君じゃない」 京太郎「部長!?ここでバイトしてたんですか?」 久「バイトつーか、実家なんだけど…。で、なによ。エロ本でも欲しいの?」 京太郎「あっ、はい。このおもち倶楽部を一冊ってそうじゃなくて!」 京太郎(部長ならいいか) 京太郎「こ、これ下さい」コトッ 久「へぇ…、なるほどね。もうそこまで進んだか。最近の若い子は…」 久「980円になります」 京太郎「…うっす」 久「ありがとうございましたー」 京太郎「他に知り合いは…」キョロキョロ 久「ふふふ、青いわね」 美穂子「すいません、ウエチキ下さい」 久「あら、今日も来てくれたの?うれしい。おでんも売れ残りそうなの。良かったら…、お・ね・が・い」ウィンク 美穂子「深堀さん、お金は私が出しますよ」 純代「ありがとうございます。じゃあ、これとこれとこれとこれと…」 そして、次の日 京太郎「さて…、ゴムも持ったし、イメトレもしてきた…。須賀京太郎、男になるぜ!」 ピンポーン ?「はい、須賀君ですか?」 京太郎「おぅ、そうだぜ。早く開けてくれよ~」 ?「お待ちしてましたよ…。ふふふ…」 和の部屋 京太郎「ここが和の部屋かー。いい匂いだなぁ…」 京太郎「で?咲はどこに居るんだ?」キョロキョロ 京太郎「おーい、咲。咲。咲やーい」 優希「はーい」ニヤリ 京太郎「ん!?お前は…、優希!?なぜ、和の家に!」 優希「拷問って楽しいよね!…似てますか?」 京太郎「さささささ、咲の声!?って事は…、もしかして…」タラタラ 優希「姿は優希、声は咲さん、そして中身は…」 京太郎「し、失礼しました!」ドヒュー 優希「須賀あぁぁぁぁぁぁぁぁ!逃がすと思うか!」 京太郎「ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 京ちゃんは、大切な玉を一つだけ失ったらしい 終わり
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251 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/17(月) 22 31 13.92 ID cAY1eo6Fo 【実況席】 裕子「白熱した副将戦が終了致しました」 裕子「トップはまたも変わらず須賀らぶです。中堅戦で削らましたが、20900点を稼ぎ171300点としました」 裕子「2位は最下位から一気に返り咲いた千里山。船久保選手が+36700点を稼ぎ、一位の須賀らぶとは65400点差です」 裕子「3位は2位から転落した姫松。愛宕絹恵選手が削られ、2位の千里山とは29600点差です」 裕子「4位は阿知賀。鷺森灼選手が大きく削られてしまい、一気に離されてしまいました」 裕子「それでは戒能プロ、この副将戦の解説をお願いします」 良子「オーケー。では1位の須賀らぶの対木もこ選手から」 良子「彼女は2回振込みが有りましたが、和了りは跳満チートイ跳満満貫とかなりの高火力でした」 良子「中堅戦で縮められたリードをまた引き離しましたし、結果はグッドだと思います」 裕子「それでは2位の千里山の船久保浩子選手はいかがでしたでしょうか?」 良子「彼女の場合はデータに裏打ちされた緻密的な麻雀だけでなく、相手を引っ掛けるテクニックも見せ付けました」 良子「36700点を稼ぎ出した事も含め、パーフェクトな結果でしたね」 253 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/17(月) 22 50 37.46 ID cAY1eo6Fo 良子「3位になってしまった姫松の愛宕絹恵選手ですが、実力そのものは悪く有りませんでした」 良子「しかし、やはり相手の方が一枚上手でしたね」 裕子「手元の資料によると、千里山の船久保選手とは従姉妹同士らしいのですがその辺りも関係有ったのでしょうか?」 良子「手の内を知られていると言うのは有ったかもしれませんが、それはお互いでしょう」 裕子「なるほど……」 良子「でも流石従姉妹ですね。洋榎選手よりも二人の方が姉妹に見えました」 裕子「確かに似てましたね」 良子「まぁ私とハルと違って有る部分は決定的に違いますけど」 裕子「え?」 良子「……ソーリー。失言でした」 裕子「は、はぁ……」 裕子「では4位の阿知賀の鷺森選手ですが、かなり厳しい結果になりましたが……」 良子「そうですね……。彼女は実力のある選手なのですが、聴牌すら出来ない局がかなり有りましたね」 良子「更に聴牌した局でも待ちが裏目に出てしまい、放銃を繰り返してしまいました」 良子「どんな実力の有る選手でも時にこのような事態が起こりうるのが、麻雀のフィアーな所でしょう」 裕子「なるほど……。ありがとうございました」 裕子「それではCMを挟んで、大将戦の選手を解説して頂きます」 258 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/17(月) 23 03 37.66 ID cAY1eo6Fo 【チーム阿知賀】 灼「……」グッ 灼「私……なんで……頑張ったのに――」ポロポロ 晴絵「……やっぱりここに居たか」 灼「!」 灼「ハルちゃん……」 灼「私……私!!」ダッ 晴絵「待ちな、灼!」グッ 灼「でも!!」 晴絵「皆に会い難いのは分かるけど、逃げちゃ駄目だ」 晴絵「……今逃げたら私と同じになってしまう」 晴絵「アンタにはそうなって欲しくないんだよ」 灼「……ハルちゃん」 259 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/17(月) 23 17 32.84 ID cAY1eo6Fo 玄「そうだよ、灼ちゃん」 憧「なかなか帰ってこないから心配したんだから」 穏乃「大丈夫ですか?」 宥「灼ちゃん……」 灼「みんな……。私、また同じ事を……」ポロポロ 灼「ハルちゃんの――みんなの頑張り、全部無駄にしちゃった……」 灼「私、みんなに何て謝れば良いの?ううん、謝っても許されないと思――」ギュッ 穏乃「……良いんですよ灼さん」 灼「……穏乃?」 穏乃「誰も灼さんを責めたりなんかしません。だって一番傷付いてるのが灼さんだって分かってますから」 穏乃「それに灼さんが今まで一生懸命、頑張ってきた事知ってます」 灼「でも勝たなきゃ意味が無――」 穏乃「そんな事は有りません!」 穏乃「確かに勝つ事は大事ですけど、それだけが全てじゃないはずです!」 穏乃「この大会の為に皆で喜んだ事、悲しんだ事、楽しんだ事、その全てが重要なんですから」 穏乃「だから泣かないで下さい。そしてお願いですから、自分を責めないで下さい」 灼「穏乃……」 266 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/17(月) 23 34 38.85 ID cAY1eo6Fo 憧「そうそう。しずにしては良い事言うわね」 憧「……アンタ本当にしず?」 穏乃「ひどっ!?人がすっごい真剣なのに!」 宥「でも穏乃ちゃんの言うとおりだよ?私達が経験してきた事、全部があったかい思い出なんだから」 玄「それに同じくらい失点した私を灼ちゃんは責めなかったよね?ありがとう」 灼「宥さん、玄……」 晴絵「なぁ灼、アンタにはこんなに良い仲間が居るんだ。それを忘れちゃいけない」 晴絵「……確かにアンタが失点した事は事実だし、1位との差が大きく開いたのも事実だ」 晴絵「でもその事実はアンタだけのものじゃない、チーム皆のものだ」 晴絵「だから最後まで皆で一緒に観戦しよう、な?」 灼「……うん」 271 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/17(月) 23 44 02.20 ID cAY1eo6Fo アナウンス『まもなく決勝トーナメントDブロック大将戦が始まります』 アナウンス『選手の方は対局ルームへお集まり下さい』 穏乃「ようし!私の出番だー!!」 憧「あ、待ったしず!」 穏乃「何だよ。早く行かないと……」 憧「その前にちょっとこっち来なさい」グイッ 穏乃「え?何?ちょっ、憧、待って――」 【数分後】 憧「……うむ」 ──── __ ─ 、 / `>、 ヘ / \ヘ / ∧ ヽヘ /,イ / / / ∨ | | ∧ ', // / / / ∨ j, | l! } l / ′ ムム / } ト 〈! イ | | { l! | 八' { ' ` | / !| /j /メ ′ | 八 {|! ! | ,r_芋ミ !',r示/ミ' ! / ′ 〉!.〉 乂' ト } ん ;ハ,' / / | /' 〃 、_! 乂_ソ 乂__,ソ,jイ /` } | / ノ l ハ |! ,,,,, ' ,,,,, / ゙ ノ ''! | / / |! ! ∧ ー─, / /'' /j | / // | ヘ ! .、 ゝ - ,イ/ / / ,' | // ,/' ∧ | '> <ノ\/ / / ' r 、 r,_. 〃 ,/ ,r七´ ̄' / ヘ ,r<´/ ,/'' / / / j ! /ノ } / / ! 〈. 〈 /⌒、 / `ヽ、' / { .{/ / / /) ./ / j ィ7`ヽ',Y /,∧,ノ / \ / | / / ,// / / ! { `-/´⌒} \ ヽ ヘ (--`ヽ Y{ / |〈! ノ-{ / / } ,人__ ,,,)〈' ∧ ノ ! ′ .! 乂 / { ゝ イ) / / / 、 \ ヘ ノ l ! `| ゝ- ' ´ ./ 〈 穏乃「うぅ……何だかふわふわする」 278 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/17(月) 23 52 00.79 ID cAY1eo6Fo 穏乃「なんで制服着なきゃいけないのさー」ブーブー 憧「千里山の江口セーラ見た?あの人普段、学ランとかなんだけど試合ではちゃんと制服着てたでしょ?」 穏乃「確かに……」 憧「だからアンタもちゃんと制服来なさいって事」 穏乃「はーい」 穏乃「でも憧」 憧「何?」 穏乃「私のジャージじゃ短くない?」 . ´ ̄ ̄` / \ , ゚。 / | | .| ^ヽ | | i トA ∧⌒ト iミ | ト、 |. 八| 从笊 | ィ筏㍉| 「 Y. | | | | // l ∧ ヒト | ヒソ | |ノ| |八 | | // | |八/// u.jノ∨ .レ‐ .、\. // | |r‐|\ -‐ // | // i 、\. 〃 | |{ 八 l 爪「 _/ | l |ヽ \\ /' 乂} 、! | / / / | ‘, \\ /' ∧ ヽ、 |/ / / ハ ‘, \\ // / ∧ i∨ / / / ハ| ‘, \\ / / / / } l | { { / ハ | | ヽ ヽ. / / / /| ! |八 ∨ ハ ノ | i i / i / / | ! | } ′ ハ 〉 | | i | 八 | ./ / .八 | ! ∨ } ′ ハ \/| | } ノ \ | | / ヽ! ∨} ′ ハ ヽ / ノ. \ { ! ∨ / ハ /V | { / | // ヽ 憧「だ、大丈夫よ!……多分」 283 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/18(火) 00 06 18.38 ID idopzi3Xo 憧「と、とにかくアンタはそれで頑張ってきなさい!」 穏乃「りょーかい!」 玄「穏乃ちゃん……」ギュッ 玄「迷惑かもしれないけど、少しでも力になれたら良いなって」 穏乃「玄さん……」 宥「私も」ギュッ 宥「頑張って。穏乃ちゃん」 穏乃「はい!」 灼「穏乃……」 穏乃「灼さん……」 灼「今はただ、頑張ってほしいとだけしか私には言えない……」ギュッ 穏乃「任せてください!」 憧「しず」 憧「ま、私から言う事は何もないわ。いつも通りやんなさい」ヒラヒラ 穏乃「……ありがと」 晴絵「しず、アンタの全てをぶつけてきな!」 ___ _ >  ̄  ̄ ー.、 / / / \ / ´\ / / ∧ \ / / 7 / / / / V ヽ ヽ / / \ i ! ハハ \/ハ! V }} ヽ / { ヽ ヽ ! ハ /r‐r示ミ` { __レ‐ j ハ / 、 V V ん/ハ zzレイ ハ}. / ∧ /⌒V ./ 弋/ソ ん i 〉レ ノ ハ / ∧ヽ l ! ヽヽ 辷/ ハレ レ / / \ヽ.! l `ヽヽ' | / / // ヽ ! ! { ̄ ァ / ! / / _ / / rハ { _ / ィj j / / / ヽ` ーく ヽ { - _ < l /´ / / / i ヽ '\ ∧_ 〃. _ / / } \ / 〉{く} ‐、 ノ ̄ / / ノ r‐ヽo Y∧〉 ハ. / / // ! . V/ ⌒ ┐ / ,′∠ ―へ // レ .┬く . / / ′ \ ヽ 〃 く . . 小 . Y }' イ ┬ 、 ー-V \ /oハ . ! │ / ‐┘ j , } / / 、 o! ノ―'j / / ヽ / ∠ィ ̄ / / 、 / / } 穏乃「はい!!」 338 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/18(火) 23 47 41.53 ID idopzi3Xo 【チーム千里山】 浩子「ただいまです」 雅枝「おかえりさんさんさんころり~♪」 セーラ「お帰りー」 浩子「あれ?おば――監督。来てはったんですか?」 雅枝「他の所見て、ここが最後や」 雅枝「それにしても、よう頑張ったな」 浩子「差は全然縮められませんでしたけどね」 セーラ「すまんな。俺がもっと頑張っとったら違ったんやろうけど……」 浩子「それは言いっこなしですわ。どんな事が起こるのか分からへんのが麻雀ですし」 浩子「でも洋榎ちゃんは活躍してはりましたよ」 雅枝「……分かっとったけど敵にしたらえげつないなぁ、あの子はホンマ」 セーラ「でも自慢の娘なんでしょ?」 雅枝「アホいえ」 雅枝「まぁ……あの子にしてはそこそこやったんとちゃうか」 浩子(照れ隠しですね) セーラ(照れ隠しやな) 347 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/19(水) 00 07 31.27 ID kKNmaukwo 浩子「それで清水谷先輩は……」 セーラ「ああ竜華なら泉が引き剥がしに成功して、直接向かってるはずや」 セーラ「んで泉はそのまま怜ん所や」 浩子「ええんですか?江口先輩は行かんでも」 セーラ「ええって。泉が側におるやったら大丈夫やろうし」 浩子「それならええんですけど……」 浩子「せやけど、どうなりますかね?大将戦」 浩子「正直姫松はデータが有りますけど、阿知賀と須賀らぶは監督から渡されたデータのみでよう分かりませんし」 浩子「と言うか渡された牌譜は、役満役満ツモ役満役満でまったく役に立たへんし」 浩子「……ホンマなんですか、これ?」 雅枝「なんや、浩子は私を疑うんか?」 浩子「疑ってはいませんけど、これ見て信じろっちゅう方が無理ですわ」 雅枝「まーせやろなー。ウチでも絹恵と二人で見たのに洋榎が全然信じへんかったし」 雅枝「……でも事実なんや」ハァ 浩子「……まぁどちらにしても、自分の目で見られるんやから本当かどうか分かりますけど」 雅枝「驚いて腰抜かさんといてや?私は介抱できへんで?」 浩子「大丈夫です」 浩子(……もし、おばちゃんの言う事が本当なら――) 浩子(――この試合、とんでもない事になるかもしれへん) 351 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/19(水) 00 24 42.18 ID kKNmaukwo 【チーム姫松】 恭子「お帰り絹ちゃん」 漫「お帰りなさい」 郁乃「お帰りやで~」 由子「お帰りなさいなのよー」 洋榎「……」 絹恵「すみません……3位に転落した上差を広げらてしまいました」 恭子「大きなミスは無かったし、結果は仕方あらへんよ」 漫「元はといえば私が先鋒で失点したせいやし……」 由子「そんな事言うたら私が一番……」 郁乃「と、とにかく終わってしまった事は仕方あらへんって~」アセアセ 郁乃「な?洋榎ちゃん」 絹恵「ごめん……お姉ちゃん」 洋榎「……絹。うちからは頑張ったなとかようやったとかは言われへん」 絹恵「……」 洋榎「でも――」 洋榎「――ご苦労さん」 絹恵「お姉ちゃん……」ウルッ 356 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/19(水) 00 47 29.17 ID kKNmaukwo 洋榎「ま、そう言う訳やから後は全部大将の恭子に任そうや」 洋榎「……正直、ここから大逆転一位で勝てるなんてジャン○みたいな展開になるなんてだーれも思てへん」 洋榎「でも確率はゼロ%って訳やないやろ?恭子」 恭子「当然や。負ける思うて対局するもんはいーひんよ?」 恭子「……相手が格上やろうと、一年生やろうと、素人同然やろうとやることは同じやし」 恭子「凡人には凡人のやり方が有るって事を見せるつもりです」 洋榎「ちゅう訳や。ここまで来たんや、後は皆で恭子を応援するで!」 由子「おー!」 郁乃「ふぁいとや~」 漫「はい!」 絹恵「頑張ってください」 恭子「ありがとう。やるだけやってくるわ」 洋榎「恭子」 恭子「……洋榎」 洋榎「期待しとるで――“大将”さん」 恭子「……うん」 洋榎「負けたら代行に改造してもらうからな!」 郁乃「え!してええの?」 恭子「駄目です!ってか洋榎もそれはアカンって!」 洋榎「あはは……。ま、頑張ってきーや!」 恭子「はぁ……行って来ます」 洋榎(……ただ気になるんやなぁ) 洋榎(オカンと絹が合宿から帰ってきた直後に言っとった、“須賀っちに気つけろ”って言葉が) 洋榎(確かに前にやったとき、強いとは思ったけどそんな気つけるほどやなかったし……) 洋榎(……もし本当やったら、この大将戦。大荒れになるかもしれへんな) 360 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/19(水) 01 01 07.88 ID kKNmaukwo 【チーム須賀らぶ】 もこ「……我、戦場より帰還せり」 憩「お帰りですーぅ♪」 いちご「もこちゃん、よう頑張ったなぁ」 数絵「……ありがとう。対木さん」 絃「お帰りなさい」 京太郎「お帰り。やっぱすげーなもこは」 もこ「……これぐらい我が力《フォース》にかかれば容易い事///」 いちご「あ、照れとる照れとる」 もこ「……でもメガネ妖怪には負けた」 京太郎「メガネ妖怪?」 京太郎「……ああ船久保さんか」 京太郎「ってメガネは分かるが、なんで妖怪?」 もこ「……時々妖怪みたいな顔してた」 京太郎「そんな馬鹿な。別に普通だったけど」 もこ「間違いない。アレは確かに電脳の海に潜む妖怪」 366 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/19(水) 01 22 54.89 ID kKNmaukwo 京太郎「よく分からんが、人の事を妖怪呼ばわりは駄目だぞ?」 もこ「……京太郎が言うなら」 京太郎「ま、とにかく。いよいよ俺の出番って訳だ!」 憩「大丈夫京ちん?体調は悪ない?」 いちご「対局ルームへの行き方は分かっとる?」 数絵「ハンカチは持った?」 もこ「……闇の力は十分か?」 絃「えっと……一人で行けますか?」 京太郎「俺は子供じゃねー!!」 憩「ふふふ。分かってますよーぅ」 いちご「緊張してへんかなーと思ったんじゃが……」 数絵「どうやら杞憂だったみたいね」 もこ「……」コクコク 絃「えっと……そう言う事みたいです」 京太郎「はぁ……」 京太郎「ま、ありがとう。少しほぐれたよ」 368 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/03/19(水) 01 51 32.03 ID kKNmaukwo 京太郎「……正直言うと結構緊張してたんだよ」 京太郎「だって公式戦デビューが決勝トーナメントだぜ?緊張するなって方が無理だろ」 憩「ま、せやねー」 いちご「このまま京ちゃん出んまま終わるかと、ちょっと思っとったけん」 数絵「……良かったのか悪かったか」 もこ「……でもいつかは通る道」 絃「そうですね。それに京太郎さんならきっと大丈夫でしょうし」 京太郎「そうでしょうか?」 京太郎「まぁ、みんなのおかげでリードは十分有るし余程の事が無い限りは大丈夫だとは思うけど」 憩「油断したら駄目ですよーぅ」 いちご「そうやね。何が起こるか分からんのが麻雀やし」 京太郎「分かってますって。皆の為にも頑張ってくるからさ!」 憩「頑張るのはええけど、一番は麻雀を楽しむ事ですよーぅ♪」 いちご「そうじゃよ?勝っても負けてもそれが一番大切じゃ」 数絵「……そうね。京は大丈夫だと思うけど、私みたいな事にならない為にも」 もこ「……汝に闇の祝福を」 絃「頑張ってきてください。お帰りをお待ちしてます」 京太郎「……ありがとう皆」 京太郎「それじゃ――」 / , / / / / | | . . . / / / ' | | | | i| | . イ ' /| /| l | | | | l| | |// / | | { ' . | | } | l| | { ' 〃 | | | | ト, /| /| /| ' ∧|/ / .' , ' Ⅵ |_'. | | | | l | ' }/ }/ / .イ `\{/ / / / / { | Ⅵ≧!、,| | 、 | _/ム斗七 / . / }' ' ,イ / | { 从 | イ { しメ∧ l Ⅵ イ { し刈 `ヽ' ' }/' / /イ Ⅵ . Ⅵ Vzり \ 、 } / Vzり }/ // | 从 | \ ∨/ , / _∨∧ . ` \ , _ノ> 、_ , <//////{/{{`∧ 、 / }}//////> 、´//////////// l| ,∧ _ ∧ ||///////////>/////////////从 { 、 _ ィ -vノ ' } /'//////////////////////////{/∧ l\ ー=≦__ , ´ /' / イ∧//////////////////////////|//∧ . \ / / /'////}///////////// 京太郎「――行って来ます!!」 <<前に戻る|6月へ|次に進む>>
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200 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 23 19 06.42 ID RVqS5Mtmo 霞「ふふっ♪」 霞「本当にありがとう。今までで最高のプレゼントかもしれないわね」 京太郎「そこまで喜んでもらえれば、俺も嬉しいです」ニコッ 霞「ただ、こう言ったアクセサリーを今まで付けた事無いから変な感じかも……」 京太郎「そうなんですか?」 霞「ええ。だって巫女がそう言うのつけてるとおかしいでしょう?」 京太郎「……確かに」 霞「だから小蒔ちゃんを含めて私達は、そう言ったものは身に着けた事は無いわね」 霞「……まぁそれが指輪とは思わなかったけども」 京太郎「あはは……」 霞「でも本当に綺麗――」 霞「……私には勿体無いくらい」ジィ-ッ 京太郎「霞さん?」 霞「…………やっぱりこれは私には相応しくないわ」 京太郎「えっ!?いきなり何を言って――」 霞「だってこんな綺麗なもの、小蒔ちゃんは持ってないもの」 霞「本来ならこう言う物は小蒔ちゃんに渡るべきなのよ」 京太郎「なんでそこで小蒔さんが出るんですか!?」 霞「……それは私が小蒔ちゃん――」 | | | | | | l | | | | l | ------- l | | | | | | l | | | | l |_| | | l | `l | | | | | | l | | l| |\ l | 八 | ト、 l |  ̄ ̄` l | | | | | l| l | | l|从 \j八 ___,\ lノ \ l | _____ |ノ| /| 从 | | l| l | | l| _,,x竓芹苧笄ミ\{ \ |ノ ァ芹苧苧笄ミx, ノイ , / 八 | l| |八 八 l|ァ'^´|. | l l \ |. | | f癶 , / / / |从 l \ \ 乂 ー‐ ノ 乂 ー‐ ノ , / / /. ‘ \{\{ ´ ̄ ̄  ̄ ̄` 厶イ / / 霞「――いえ、姫様の“陰”、≪天倪の巫女≫だからよ」 201 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 23 37 31.34 ID RVqS5Mtmo 京太郎「あま……がつ……?」 霞「そう。祓に置いて重要な形代をそう言うわ」 京太郎「それが一体……」 霞「≪天倪≫の意味はね、幼児にふりかかる凶事をその形代に移すと言う事なの」 霞「つまり――私は生ける≪天倪≫と言う事よ」 京太郎「なっ!?そんな酷い……」 霞「酷いなんて言わないで。それが石戸の役目、本家を護る分家の仕事だもの」 霞「小蒔ちゃんに安全に神様を降ろす為にも、私と言う≪天倪≫が必要なのよ」 京太郎「……霞さんがそう言う役目なのは分かりました」 京太郎「でもそれとそのプレゼントに何の関係が……」 霞「……さっき言ったでしょ?≪天倪≫は凶事を請け負う物だと」 霞「凶事を請け負うはずの私が、小蒔ちゃんより幸せになってはいけないのよ」 京太郎「そんな馬鹿な!」 霞「そうかしら?私と小蒔ちゃんは表裏一体のようなもの……」 霞「私が幸せになれば、その分小蒔ちゃんに不幸が訪れる可能性も無いとは言えないでしょ?」 京太郎「いや……でも……」 205 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 23 58 21.10 ID RVqS5Mtmo 霞「そんな顔しないで、そうなる可能性も有ると言う話よ」 霞「でもゼロじゃない限りは回避しなければならない――そう言う話なの」 京太郎「……」 霞「……今日は楽しかったわ、本当に。最高の誕生日よ」ニコッ ... ----- ... .. ´ ` .. / . \ / . / / / l | l . ′ / / / l l | |\ l . | l l | l__l l | | __} ト l | | l |八{__\从ノ __j ノ| l | | | 抖ぅ竿 ´竿冬、 l / | | l从乂ツ 乂ツ'仏イ ; ‘ ∧{ 、、 ' 、、 }∧ / ∨ 八 ┌‐┐ 八 /. ∨ ... ` ´ . イ / ∨ | 〕iト -- i〔| | / _|=ミl/´ | ll | / / / / /| | /l | { ̄ ̄`丶 / /∠..._ | |\_,// | |\ }∧ {/´ `ヽnm/´| | ̄`丶{ ∧ / r|| l〈 | | \ |. / /l || | ∨八 \ ‘,|. ,′ / ノ|l | \ \ !. | / / ! ', \ \ |. 从 / _/ | ',__ \ \| {/∧ { .// .人 \\ \ }八 /} \__/ / /_\ } \__,/| \ / /´ ̄ / {/{三三三≧=ヘ \ | \ 霞「でもそれもこれでおしまい」パチッ 霞「明日からは小蒔ちゃんと今よりもっと仲良くしてあげて。それが私の幸せなのだから……ね?」 京太郎(……そんな訳無い!自分を犠牲にして成り立つ人の幸せが自分の幸せだなんて!) 京太郎(それに俺は――)グッ 京太郎「霞さん!」 霞「……どうしたの?」 京太郎「 207」 告白の言葉をどうぞ ※ただし何か変なものは安価下。あと調理できそうに無い場合も申し訳ないですが安価下 210 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/29(土) 00 22 52.20 ID hKpNs7HOo 俺は霞さんを幸せにしたいんだ! 京太郎「俺は霞さんを幸せにしたいんだ!」 京太郎「他の誰かとか関係ない!霞さんだけを!」 霞「馬鹿なこと言わないで。さっきの話を聞いてなかったの?」 京太郎「勿論聞いてましたよ」 霞「だったら……」 京太郎「でもだから、はいそうですかなんて言えません!」 京太郎「大体それが本当なら、霞さんは死ぬまで幸せになれないじゃないですか?」 京太郎「そんな馬鹿な事は有りませんよ」 霞「……」 霞「……かもしれないわね」 霞「でも万が一小蒔ちゃんに何か有ったら京くんはどうするの?責任が取れるのかしら?」 京太郎「……」 霞「出来ないわよね?つまりはそう言う事よ」 霞「分かったら私の事は忘れて――」 京太郎「嫌です」キッパリ 京太郎「霞さん。貴女の気持ちはどうなんですか?」 霞「……私の気持ちはさっきから言っている通りよ」 京太郎「嘘ですよね?」 京太郎「だって、ずっとその指輪握り締めてますもん」 霞「……」ギュッ 211 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/29(土) 00 46 54.03 ID hKpNs7HOo 京太郎「……霞さん。確かに俺は小蒔さんに万が一な事が起こったとして、責任は取れないかもしれません」 京太郎「でも霞さんが幸せになってはいけないなんて、到底受け入れられない」 霞「……」 京太郎「だから一緒に考えませんか?小蒔さんに万が一な事が起こらず、霞さんが幸せになれる方法を」 霞「……」 京太郎「霞さん」 霞「…………はぁ。京くんって本当一途と言うか馬鹿と言うか」 京太郎「うっ……」 霞「でも――そう言う所、好きよ?」 京太郎「えっ?」 霞「まったく。そこまで言われたらダメって言えなくなるじゃない」 霞「……スケベで煩悩まみれで調子に乗りやすくて――」 京太郎「うぐっ……」 霞「――でも優しくて男らしい所もあって、麻雀してる時はカッコいい」 霞「そんな貴方をどんどん好きになって、今日だってデートに誘われて自分らしくないほどはしゃいでしまったわ」 京太郎「霞さん……」 霞「ねぇ?京くん、本当に一緒に居てくれるかしら?」 京太郎「もちろん」 霞「一生?」 京太郎「当然です!」 霞「……浮気したら許さないわよ?」 京太郎「し、しません!」 霞「……ふふっ。じゃあ、私も覚悟を決めるわ」 霞「――京くん、貴方を愛してます」 京太郎「俺も愛してますよ、霞さん」 チュッ 212 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/29(土) 00 50 03.64 ID hKpNs7HOo --- ... ´ ` ...、 / \. / / \ / / / / / | .. ′ / / /| / / / ∧ | | l . | | | l |-| l / / / / l | | |l | | | l | |八 !从{ / / /--.l | | |l | | 八从斧苧ミxl厶厶イ- 、从 | |l | | | |l^乂_ツ 斧ミv' 厶イ 八| | 人|l 、、 Vツ }/ / ノ | 从 ' 、、 / / | l\ `ー ..イ /. 八 l ┬‐=≦ | / -\ |\ h\| | ′. ´ 〈 |∧ | \ ノl l゙` | { /l l | }=| \/ | | |\. / ll l | l |\ 〉 | .\! / l l Lノ l | \ ./ | .\ |./ ll / /ミ| / 从 `゙丶 リ / | 〈 / / , /〈 | 八 l / / ′ l } l ./ / | | . / ノ/ / . . . . , \ 人 ./ // /. ./ \ \{ Χ //\__/ -‐=‐- ___.. イ | \ \{ {`l≧====≦三三三三三l | l | 〉 霞「私の全ては貴方と共に。何が有ろうと決して離れえぬ絆を永遠に……」 214 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/29(土) 00 51 54.70 ID hKpNs7HOo 【石戸霞の好感度がMAXになりました】 【石戸霞が恋人になりました】 【石戸霞が覚醒しました 以後タッグ及びチーム戦において使用が可能になります】 石戸霞(覚醒ver) 【聴牌速度】(39/∞) 【和了速度】(53/∞) 【放銃補正】(45/∞) 【打点補正】(47/∞) 【防御補正】(43/∞) 【結ばれし絆《アカイイト》】 【聴牌速度】【和了速度】【放銃補正】【打点補正】【防御補正】がカンストしなくなる それに加え全ての補正が恋人ランク÷2[現在値:0]上昇する また恋人ランク5以上なら京太郎のスキル(教えてもらった、または自力で取得したもののみ)をコピーできる 更に恋人ランクMAXならこのスキルはあらゆるスキルに無効化されない 【六女仙:天倪の巫女 ≪真≫ 】 チームに【六女仙】がいる場合、その人数に応じてステータス上昇(一人に付き聴牌コンマ+人数×5 和了コンマ+人数×5 点数コンマ+人数×5) 更に《天照大神》の一人の代わりとして扱う事ができる 【守備モード:≪霊亀≫ 】 大将戦までにリードしている場合、【聴牌速度】+20 和了コンマ+25 放銃コンマと防御コンマ+30 他家の点数コンマ-40 直撃を受けても3回まで無効化する 【攻撃モード:絶一門 ≪麒麟≫ 】 大将戦までにリードされている場合、聴牌コンマ+35 和了コンマ+45 点数コンマ+30 点数が満貫~役満パターンになる ただし聴牌、和了のいずれかでぞろ目が出た場合、自分が和了しても和了判定2番目の相手が和了する 【神降ろし:裏 ≪鳳凰≫ 】 相手の合計【聴牌速度】が130以上の場合使用可能。使用中は【守備モード】【攻撃モード:絶一門】は使用不可 使用中は【聴牌速度】【和了速度】【放銃補正】【打点補正】【防御補正】がカンストしない 【聴牌速度】EX 【全ステータス】+60 点数コンマ+60 点数が満貫~役満パターンになる 【追加スキル】自身に対するオカルトスキル無効 支配系スキルを半減 他家のオカルトスキル半減(オカルト無効化で無効可能。半減なら4分の1に) ただし和了でぞろ目が出た場合、和了していても流局になる また44が出た場合は制御不能となり、2局の間和了不可になる 【神降ろし:限定解除 ≪応龍≫】 以下の≪天≫≪照≫≪大≫≪神≫を1局に1つ使うことが出来る。ただし次の局では同じスキルは使えない <<前に戻る|7月へ|次に進む>>
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特別編 side千里山 ※日記発見から中身拝見までの流れは省略します ■月◎日 今日、竜華さんと怜さんから同時に告白された 2人とも話し合った結果こうなってしまったし、どっちを選んでも恨まない、とまで言ってくれた 正直嬉しい。2人の素敵な人からここまで想われてるなんて、男としてこれほど嬉しいことは無いだろう だが、二者択一、どちらか1人を選べ? そんなこと、すぐに選べる訳がない だから、俺は少し考えて、場を和ませる冗談のつもりでこう言ってしまった 「どうせなら、両方いただきたいですね」 なーんちゃって、そうすぐ言うつもりだった しかし、2人はそれを聞いて、あろうことか、笑顔になった 「ええの!?ホンマ!?」「いやー、正直ウチらもそれもアリやって話してたとこなんやで?」すっごくいい笑顔で話す2人 「せやったら」「善は急げやで!」そのまま2人に両手を掴まれ、引っ張られる俺 「両方いただきたいんやろ?」「やったら、すぐに味あわせたるで?」 ……最高だった 竜華「いやー」テレテレ 怜「京太郎ったらなー」テレテレ 泉「……え?2人とも?両方って……」 竜華「もう泉!何言わせるつもりなん!?」 怜「2人仲良く、京太郎のものになったっちゅうことや」 泉「えぇぇぇ!?」 セーラ「あー、やけに2人とも京太郎とべたべたしとる思うてたら……」 浩子「まさか両方とは……どっち選ぶか五分五分やと思うとったのに……」 竜華「京太郎、体力あってな?」 怜「元気やから、な?」 泉「先輩と同級生のそんな話聞きたなかったですよ!?」 セーラ「泉、諦めや。もうどうにもならんわ」 浩子「……いや、どうにかなるかもしれませんよ?」 セーラ「フナどういうことや?」 浩子「2人もOKなんやろ?……後3人増えるくらい、どうってこと無いかもしれんってことえです」 泉「……え?」 竜華「あー……どやろ?」 怜「いけるんちゃう?ちゅーかアレを2人で受け止めるんもきついし?」 セーラ「……ちょっと京太郎のとこ行ってくるわ」 浩子「ウチも行きますよ。ほら、泉行くで」 泉「……え?え?ホンマに?」 翌日、京太郎は5人ハーレムを完成させていた