約 1,043,766 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6217.html
特別編 side千里山 ※日記発見から中身拝見までの流れは省略します ■月◎日 今日、竜華さんと怜さんから同時に告白された 2人とも話し合った結果こうなってしまったし、どっちを選んでも恨まない、とまで言ってくれた 正直嬉しい。2人の素敵な人からここまで想われてるなんて、男としてこれほど嬉しいことは無いだろう だが、二者択一、どちらか1人を選べ? そんなこと、すぐに選べる訳がない だから、俺は少し考えて、場を和ませる冗談のつもりでこう言ってしまった 「どうせなら、両方いただきたいですね」 なーんちゃって、そうすぐ言うつもりだった しかし、2人はそれを聞いて、あろうことか、笑顔になった 「ええの!?ホンマ!?」「いやー、正直ウチらもそれもアリやって話してたとこなんやで?」すっごくいい笑顔で話す2人 「せやったら」「善は急げやで!」そのまま2人に両手を掴まれ、引っ張られる俺 「両方いただきたいんやろ?」「やったら、すぐに味あわせたるで?」 ……最高だった 竜華「いやー」テレテレ 怜「京太郎ったらなー」テレテレ 泉「……え?2人とも?両方って……」 竜華「もう泉!何言わせるつもりなん!?」 怜「2人仲良く、京太郎のものになったっちゅうことや」 泉「えぇぇぇ!?」 セーラ「あー、やけに2人とも京太郎とべたべたしとる思うてたら……」 浩子「まさか両方とは……どっち選ぶか五分五分やと思うとったのに……」 竜華「京太郎、体力あってな?」 怜「元気やから、な?」 泉「先輩と同級生のそんな話聞きたなかったですよ!?」 セーラ「泉、諦めや。もうどうにもならんわ」 浩子「……いや、どうにかなるかもしれませんよ?」 セーラ「フナどういうことや?」 浩子「2人もOKなんやろ?……後3人増えるくらい、どうってこと無いかもしれんってことえです」 泉「……え?」 竜華「あー……どやろ?」 怜「いけるんちゃう?ちゅーかアレを2人で受け止めるんもきついし?」 セーラ「……ちょっと京太郎のとこ行ってくるわ」 浩子「ウチも行きますよ。ほら、泉行くで」 泉「……え?え?ホンマに?」 翌日、京太郎は5人ハーレムを完成させていた
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4338.html
京太郎「へ、一泊の温泉旅行ですか?」 はやり「うん、知り合いから旅行券もらったんだけど期限が明日までで。今日と明日空いてるんだったらどうかな、と思って」 京太郎「明日も空いてますけど、俺なんかが一緒に行っていいんですか?」 はやり「うん、それが予定が合う人が京太郎くんくらいしかいなくて。一人で行くのは嫌だからついてきてもらいたいなって」 京太郎「ええ、いいですよ。むしろこっちから連れて行って欲しいってお願いしたいくらいです」 はやり「本当!?ありがとう!」パアァ ――― ―― ― 京太郎(なーんてことがあって。現在温泉に浸かってます)カポーン 京太郎「はぁー。貸切の露天で見晴らしもいいし、はやりさんにちゃんとお礼言わないとな」 京太郎「ふぃー。極楽極楽」 ガラガラペチペチ 京太郎「あれ、おかしいな。貸切だから誰も入ってこないはずなんだけど……間違ってるのかな」 京太郎「すみませーん、ここ貸し切ってるんです……けど……」 はやり「へ、京太郎くん!?」パクパク 京太郎「は、はやりさんなぜここに……」 はやり「きゃああっ!?」バタバタ 京太郎「うおおおっ!?」ザブッ 京は「「…………」」 京太郎「もしかしてこれって、混浴ってやつですか」 はやり「みたいだね……ちゃんと説明読んでおけば良かった……」 京太郎「お、俺上がりますよ!先に入ってましたし!」 はやり「ま、待って!はやりはその……大丈夫だから、そのまま浸かっててもいいよ……?」 京太郎「い、いや。まだ軽く流した位なんで今から貸切じゃない屋内の方に行こうかなと……」 はやり「それじゃ、その……背中、流して上げようか……?」 ――― ―― ― はやり「そ、その。痒いとことかないですかー///」 京太郎「だ、大丈夫っす」ドキドキ 京太郎(後ろにはタオル一枚のはやりさん……駄目だ!耐えるんだ俺!) はやり「あ、石鹸が」ツルー はやり「取らないとー」ピタフニョン 京太郎(ああ、そんなにくっついたらオモチの感覚が!?ぐぅぅ、耐えるんだマイサン!) はやり「んー、滑ってなかなか取れないよぅ」ニュル 京太郎「おおぅ!?」 はやり「ひゃぁ!いきなり大きな声出してどうしたの……?」 京太郎「いやその、なんていうか……当たってます」 はやり「へっ、あ、ごめんね!っていうか私なんてことを……」 京太郎「い、いや大丈夫ですよ……はい、石鹸です」 はやり「あ、ありがとう……」 ――― ―― ― チャプ… はやり「はあ、いい湯だねぇ~」ホンワカ 京太郎「そうですね」ホンワカ 京太郎「まぁ一悶着ありましたけど、来てよかったです」 はやり「ふふ、そうだね。こんなに気持ちいい温泉に入っちゃったらね」 京太郎「ゆっくり浸かって行きましょう」 はやり「そうしようかー」 ――― ―― ― その後、恋人同士と勘違いした中居さんの手により布団が1つしか用意されなかったり料理も恋人向けになったり色々あったけど小ネタの内容が露天風呂だからここでは詳しくは語らない カン!
https://w.atwiki.jp/toarukyoutarou/pages/413.html
200 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 23 19 06.42 ID RVqS5Mtmo 霞「ふふっ♪」 霞「本当にありがとう。今までで最高のプレゼントかもしれないわね」 京太郎「そこまで喜んでもらえれば、俺も嬉しいです」ニコッ 霞「ただ、こう言ったアクセサリーを今まで付けた事無いから変な感じかも……」 京太郎「そうなんですか?」 霞「ええ。だって巫女がそう言うのつけてるとおかしいでしょう?」 京太郎「……確かに」 霞「だから小蒔ちゃんを含めて私達は、そう言ったものは身に着けた事は無いわね」 霞「……まぁそれが指輪とは思わなかったけども」 京太郎「あはは……」 霞「でも本当に綺麗――」 霞「……私には勿体無いくらい」ジィ-ッ 京太郎「霞さん?」 霞「…………やっぱりこれは私には相応しくないわ」 京太郎「えっ!?いきなり何を言って――」 霞「だってこんな綺麗なもの、小蒔ちゃんは持ってないもの」 霞「本来ならこう言う物は小蒔ちゃんに渡るべきなのよ」 京太郎「なんでそこで小蒔さんが出るんですか!?」 霞「……それは私が小蒔ちゃん――」 | | | | | | l | | | | l | ------- l | | | | | | l | | | | l |_| | | l | `l | | | | | | l | | l| |\ l | 八 | ト、 l |  ̄ ̄` l | | | | | l| l | | l|从 \j八 ___,\ lノ \ l | _____ |ノ| /| 从 | | l| l | | l| _,,x竓芹苧笄ミ\{ \ |ノ ァ芹苧苧笄ミx, ノイ , / 八 | l| |八 八 l|ァ'^´|. | l l \ |. | | f癶 , / / / |从 l \ \ 乂 ー‐ ノ 乂 ー‐ ノ , / / /. ‘ \{\{ ´ ̄ ̄  ̄ ̄` 厶イ / / 霞「――いえ、姫様の“陰”、≪天倪の巫女≫だからよ」 201 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 23 37 31.34 ID RVqS5Mtmo 京太郎「あま……がつ……?」 霞「そう。祓に置いて重要な形代をそう言うわ」 京太郎「それが一体……」 霞「≪天倪≫の意味はね、幼児にふりかかる凶事をその形代に移すと言う事なの」 霞「つまり――私は生ける≪天倪≫と言う事よ」 京太郎「なっ!?そんな酷い……」 霞「酷いなんて言わないで。それが石戸の役目、本家を護る分家の仕事だもの」 霞「小蒔ちゃんに安全に神様を降ろす為にも、私と言う≪天倪≫が必要なのよ」 京太郎「……霞さんがそう言う役目なのは分かりました」 京太郎「でもそれとそのプレゼントに何の関係が……」 霞「……さっき言ったでしょ?≪天倪≫は凶事を請け負う物だと」 霞「凶事を請け負うはずの私が、小蒔ちゃんより幸せになってはいけないのよ」 京太郎「そんな馬鹿な!」 霞「そうかしら?私と小蒔ちゃんは表裏一体のようなもの……」 霞「私が幸せになれば、その分小蒔ちゃんに不幸が訪れる可能性も無いとは言えないでしょ?」 京太郎「いや……でも……」 205 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/28(金) 23 58 21.10 ID RVqS5Mtmo 霞「そんな顔しないで、そうなる可能性も有ると言う話よ」 霞「でもゼロじゃない限りは回避しなければならない――そう言う話なの」 京太郎「……」 霞「……今日は楽しかったわ、本当に。最高の誕生日よ」ニコッ ... ----- ... .. ´ ` .. / . \ / . / / / l | l . ′ / / / l l | |\ l . | l l | l__l l | | __} ト l | | l |八{__\从ノ __j ノ| l | | | 抖ぅ竿 ´竿冬、 l / | | l从乂ツ 乂ツ'仏イ ; ‘ ∧{ 、、 ' 、、 }∧ / ∨ 八 ┌‐┐ 八 /. ∨ ... ` ´ . イ / ∨ | 〕iト -- i〔| | / _|=ミl/´ | ll | / / / / /| | /l | { ̄ ̄`丶 / /∠..._ | |\_,// | |\ }∧ {/´ `ヽnm/´| | ̄`丶{ ∧ / r|| l〈 | | \ |. / /l || | ∨八 \ ‘,|. ,′ / ノ|l | \ \ !. | / / ! ', \ \ |. 从 / _/ | ',__ \ \| {/∧ { .// .人 \\ \ }八 /} \__/ / /_\ } \__,/| \ / /´ ̄ / {/{三三三≧=ヘ \ | \ 霞「でもそれもこれでおしまい」パチッ 霞「明日からは小蒔ちゃんと今よりもっと仲良くしてあげて。それが私の幸せなのだから……ね?」 京太郎(……そんな訳無い!自分を犠牲にして成り立つ人の幸せが自分の幸せだなんて!) 京太郎(それに俺は――)グッ 京太郎「霞さん!」 霞「……どうしたの?」 京太郎「 207」 告白の言葉をどうぞ ※ただし何か変なものは安価下。あと調理できそうに無い場合も申し訳ないですが安価下 210 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/29(土) 00 22 52.20 ID hKpNs7HOo 俺は霞さんを幸せにしたいんだ! 京太郎「俺は霞さんを幸せにしたいんだ!」 京太郎「他の誰かとか関係ない!霞さんだけを!」 霞「馬鹿なこと言わないで。さっきの話を聞いてなかったの?」 京太郎「勿論聞いてましたよ」 霞「だったら……」 京太郎「でもだから、はいそうですかなんて言えません!」 京太郎「大体それが本当なら、霞さんは死ぬまで幸せになれないじゃないですか?」 京太郎「そんな馬鹿な事は有りませんよ」 霞「……」 霞「……かもしれないわね」 霞「でも万が一小蒔ちゃんに何か有ったら京くんはどうするの?責任が取れるのかしら?」 京太郎「……」 霞「出来ないわよね?つまりはそう言う事よ」 霞「分かったら私の事は忘れて――」 京太郎「嫌です」キッパリ 京太郎「霞さん。貴女の気持ちはどうなんですか?」 霞「……私の気持ちはさっきから言っている通りよ」 京太郎「嘘ですよね?」 京太郎「だって、ずっとその指輪握り締めてますもん」 霞「……」ギュッ 211 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/29(土) 00 46 54.03 ID hKpNs7HOo 京太郎「……霞さん。確かに俺は小蒔さんに万が一な事が起こったとして、責任は取れないかもしれません」 京太郎「でも霞さんが幸せになってはいけないなんて、到底受け入れられない」 霞「……」 京太郎「だから一緒に考えませんか?小蒔さんに万が一な事が起こらず、霞さんが幸せになれる方法を」 霞「……」 京太郎「霞さん」 霞「…………はぁ。京くんって本当一途と言うか馬鹿と言うか」 京太郎「うっ……」 霞「でも――そう言う所、好きよ?」 京太郎「えっ?」 霞「まったく。そこまで言われたらダメって言えなくなるじゃない」 霞「……スケベで煩悩まみれで調子に乗りやすくて――」 京太郎「うぐっ……」 霞「――でも優しくて男らしい所もあって、麻雀してる時はカッコいい」 霞「そんな貴方をどんどん好きになって、今日だってデートに誘われて自分らしくないほどはしゃいでしまったわ」 京太郎「霞さん……」 霞「ねぇ?京くん、本当に一緒に居てくれるかしら?」 京太郎「もちろん」 霞「一生?」 京太郎「当然です!」 霞「……浮気したら許さないわよ?」 京太郎「し、しません!」 霞「……ふふっ。じゃあ、私も覚悟を決めるわ」 霞「――京くん、貴方を愛してます」 京太郎「俺も愛してますよ、霞さん」 チュッ 212 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/29(土) 00 50 03.64 ID hKpNs7HOo --- ... ´ ` ...、 / \. / / \ / / / / / | .. ′ / / /| / / / ∧ | | l . | | | l |-| l / / / / l | | |l | | | l | |八 !从{ / / /--.l | | |l | | 八从斧苧ミxl厶厶イ- 、从 | |l | | | |l^乂_ツ 斧ミv' 厶イ 八| | 人|l 、、 Vツ }/ / ノ | 从 ' 、、 / / | l\ `ー ..イ /. 八 l ┬‐=≦ | / -\ |\ h\| | ′. ´ 〈 |∧ | \ ノl l゙` | { /l l | }=| \/ | | |\. / ll l | l |\ 〉 | .\! / l l Lノ l | \ ./ | .\ |./ ll / /ミ| / 从 `゙丶 リ / | 〈 / / , /〈 | 八 l / / ′ l } l ./ / | | . / ノ/ / . . . . , \ 人 ./ // /. ./ \ \{ Χ //\__/ -‐=‐- ___.. イ | \ \{ {`l≧====≦三三三三三l | l | 〉 霞「私の全ては貴方と共に。何が有ろうと決して離れえぬ絆を永遠に……」 214 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/29(土) 00 51 54.70 ID hKpNs7HOo 【石戸霞の好感度がMAXになりました】 【石戸霞が恋人になりました】 【石戸霞が覚醒しました 以後タッグ及びチーム戦において使用が可能になります】 石戸霞(覚醒ver) 【聴牌速度】(39/∞) 【和了速度】(53/∞) 【放銃補正】(45/∞) 【打点補正】(47/∞) 【防御補正】(43/∞) 【結ばれし絆《アカイイト》】 【聴牌速度】【和了速度】【放銃補正】【打点補正】【防御補正】がカンストしなくなる それに加え全ての補正が恋人ランク÷2[現在値:0]上昇する また恋人ランク5以上なら京太郎のスキル(教えてもらった、または自力で取得したもののみ)をコピーできる 更に恋人ランクMAXならこのスキルはあらゆるスキルに無効化されない 【六女仙:天倪の巫女 ≪真≫ 】 チームに【六女仙】がいる場合、その人数に応じてステータス上昇(一人に付き聴牌コンマ+人数×5 和了コンマ+人数×5 点数コンマ+人数×5) 更に《天照大神》の一人の代わりとして扱う事ができる 【守備モード:≪霊亀≫ 】 大将戦までにリードしている場合、【聴牌速度】+20 和了コンマ+25 放銃コンマと防御コンマ+30 他家の点数コンマ-40 直撃を受けても3回まで無効化する 【攻撃モード:絶一門 ≪麒麟≫ 】 大将戦までにリードされている場合、聴牌コンマ+35 和了コンマ+45 点数コンマ+30 点数が満貫~役満パターンになる ただし聴牌、和了のいずれかでぞろ目が出た場合、自分が和了しても和了判定2番目の相手が和了する 【神降ろし:裏 ≪鳳凰≫ 】 相手の合計【聴牌速度】が130以上の場合使用可能。使用中は【守備モード】【攻撃モード:絶一門】は使用不可 使用中は【聴牌速度】【和了速度】【放銃補正】【打点補正】【防御補正】がカンストしない 【聴牌速度】EX 【全ステータス】+60 点数コンマ+60 点数が満貫~役満パターンになる 【追加スキル】自身に対するオカルトスキル無効 支配系スキルを半減 他家のオカルトスキル半減(オカルト無効化で無効可能。半減なら4分の1に) ただし和了でぞろ目が出た場合、和了していても流局になる また44が出た場合は制御不能となり、2局の間和了不可になる 【神降ろし:限定解除 ≪応龍≫】 以下の≪天≫≪照≫≪大≫≪神≫を1局に1つ使うことが出来る。ただし次の局では同じスキルは使えない <<前に戻る|7月へ|次に進む>>
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/682.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347610677/ 福路『あん♪須賀くんは欲張りですね、上埜さんと繋がりながら、んっ、私のおっぱいも食べたいなんて♪』 福路『赤ちゃんみたいに吸い付いちゃって・・・そんなにおっぱいちゅきなんでしゅか~?フフフ』 部長『あっ!あっ!いいわよ、須賀くん、射精してっ、っこのまま、気持よく中に射精しちゃいなさい♪』 シュッシュッ 京太郎「うっ」ドクドク 京太郎「・・・」 京太郎「っぷー 出した出した。やっぱりキャップと部長の3Pがベストシチュだな」フキフキ 京太郎「オレの超一流のコラ技術を持ってすればどんな女も丸裸だぜ」※顔を切り抜いてエロ本に貼り付けただけ 京太郎「んっ?これは!オナ禁で雀力が上がる・・・だと・・・?」 京太郎「エロ雑誌の巻末広告とはいえ・・・こいつはどえらい情報を見つけちまったぜ」 京太郎「なになに・・・『新素材ヤリマンガンで性欲を溜めるほど強くなれるんだよ。若い者には最適だねぇ』」 京太郎「ヤリマンガンネックレス・・・25000円か・・・懐に痛いが・・・試す価値はあるか・・・?」 京太郎「そうだ、いつまでもパシリで、ぬるぬるとオカズを増やす日々じゃあ・・・先がなさすぎる!」 京太郎「結ぶぞ!その(売買)契約!」 3日後 配達員「チアース熊倉通販サッアラオ届け物デースハンコッネガイッシャース」 京太郎「はい」 配達員「ァイドリガトッゴザース」 京太郎「ついに来たか・・・なんとか個人戦に間に合ってよかったぜ」チャラッ 京太郎「しかし3日でこれか・・・健全な青少年には辛すぎるぜ。」モッコリ 京太郎「静まれ息子よ。決戦のときは近い。ステンバーイ ステンバーイ」 放課後 京太郎「いよいよオレの性・・・雀力を実践で試す時が来た。はず。今日はパシらされなければいいが」 京太郎(しかし溜まってるせいか、最近部長とか和とか前よりなんかソソる気がするんだよな) 優希「ハイヨー!シルバー!」ガバッ 京太郎「のわっこのやろう!いきなりおぶさんな!降りろ!」 優希「うるさい!毟るじょ!若ハゲになりたくなかったらこのまま部室までレッツゴーだじょ!」ギュウウ 京太郎「自慢のサラサラヘアーに触るな!くそっちくしょおおおお」ダダダダダ 優希「ご苦労ご苦労」 京太郎「ハァ・・・ハァ・・・」 京太郎(しかし今まで気づかなかったがタコスの奴、ちんちくりんのぺったんこの癖に妙な柔らかさが・・・はっ) 京太郎(くそっオレは何を考えてるんだ。相手はタコスだぞ。和ならまだしも・・・) 和「あら優希。先に来てたんですね」ユサッ 京太郎(あっ揺れた)ジー 優希「犬に乗馬の訓練をしてやってたじょ!」 京太郎「犬で乗馬っておかしいだろ」 京太郎(やっぱり和っぱいでっけえ)ジー 和「須賀くん・・・?何か?」 京太郎「あ、いやなんでもないない」サッ 京太郎(やべえ。オナ禁のせいで無意識に視線がおっぱ引力に惹かれてしまう。やべえ) 和「宮永さんはまだ来てないんですね」ユサユサ ムクムクムク 京太郎(!ヤバイ!! くそっ中腰に・・・不自然だ、そうだ、座ればいいんだ) 優希「お、京太郎が真っ先に卓につくなんて珍しいじょ」 京太郎「ああ・・・今日は久々に、どうしても打ちたい気分なんだ。あー早く誰か後一人こないかなー」 咲「お待たせー」 京太郎「ツモ!2000・4000!」 京太郎(ヤバイ。ハネマンガンネックレス・・・・・・本物だ!!) 咲「京太郎ちゃんなんか調子いいねー」ジャラッ 京太郎「オレだって一応麻雀部員だ。伊達にパシられてるだけじゃないぜ!」キリッ 優希「京太郎の癖に生意気だじょ!」 咲「カン」 京太郎「おっとすまねえな、咲、そいつだ」パタン 咲「えっ!?」 和「槍槓とは珍しいですね」 ワカメ「なんじゃ確かにいつもと違うのう」 部長「もしかしたら個人戦、いいところまで行けるかもしれないわね。」 京太郎(あれ?部室ってこんなにいい匂いしてたっけ?) 団体戦決勝戦大将戦 咲「カンカンカン!ツモ!麻雀って楽しいよね!」 加治木「ギャー」 池田「ウボワー」 衣「ウワー」 優希「咲ちゃんがやったじょ!」 和「咲さん!」 ワカメ「まさか本当に全国に行けるとはのう」 部長「あら、言ったでしょ?」 ワカメ「いや、京太郎の方じゃ」 部長「確かにね。何かが変わったとは思ってたけど、まさかあそこまで伸びるとは思わなかったわ」 部長「ただ最近・・・」 ワカメ「なんじゃ?」 部長「いえ、なんでもないわ」 部長(時々、須賀くんから野生の獣みたいな視線を感じる時があるのよね・・・) 京太郎「やったな!咲!」 咲「ありがとう。京ちゃんも・・・全国、おめでとう!」 京太郎「おう!ってもギリギリ3位だけどな。まあ本番はこれからさ!咲も個人戦頑張れよ!」ポン 咲「う、うん///」 咲(なんだか最近、京ちゃんがかっこ良く見えるよ・・・麻雀が強くなったせいなのかなあ) 京太郎(あ~咲なら不意勃起の心配しないで話せるから楽だわ~最近タコスでもやばいからな) 部長「・・・・・・」 全国3日前 咲「お疲れ様でした」 和「咲さん、途中まで一緒に帰りましょう」 咲「あ、うん、いいよ」 咲(・・・京ちゃんと一緒に帰りたかったな) 優希「京太郎、あたしを送っていくじょ。夜道は危ないんだじょ」スリスリ 京太郎「断る。お前を襲う奴はいねーよ」ベシッ 京太郎(くふぉおおおまた無邪気なスキンシップががが むしろオレが襲うっつーの ハーッ ハーッ) 部長「あ、ごめんね。須賀くんはちょっと残ってくれる?去年の男子個人戦の牌譜をまとめてあるから。かいつまんで説明しておくわ」 京太郎「え、あ、はい」 優希「じょ・・・」 京太郎(部長と二人きりいいぃいぃぃぃ・・・っべーわ・・・マジベーわ) 部長「まあかけて」 京太郎「はい」 部長(大体ストッキングって素肌を隠すためのものだろ?黒ストの方がエロイってどういうことだよ) 部長「・・・」キィ 京太郎(アダルティックなオーラ出しやがってこのいい意味で年増が!こう正面から唇とか指先とか見てるだけで・・・) ムクムクムク 京太郎「・・・あの、部長」 部長「何?」キィッ 京太郎「去年の牌譜は・・・」 部長「そんなものないわ」 京太郎「はい?」 部長「・・・ごめんなさい。ちょっと須賀くんとお話がしたくて」 京太郎「え、は、はあ」 部長「まずは改めて個人戦全国出場おめでとう。きっと来年には男子の団体戦も組めるわね」 京太郎「は、はあ。みんなに鍛えて貰ったおかげです」 部長「本当に?」 京太郎「え・・・」 部長「・・・単刀直入に訊くけど、もしかして私達に何か隠し事してるんじゃない?」 部長「ただ部長として、不安要素があるなら取り除いておこうと思って」 京太郎「・・・」 部長「何もないならいいの。私も全国を目前にして、ちょっとナーバスになってるのかもしれないわね」 京太郎「あの、・・・実はこの、雀力が上がるネックレスっていうのを通信販売で買ったんです」チャラ 部長「え?それって、よく雑誌の後ろにあるパワーストーンみたいな?」 京太郎「はい」 部長「そんなので麻雀が強くなるなら今頃世の中はプロだらけじゃない」 京太郎「オレも最初はそう思ってました!でもコイツは本物だったんです!オレの・・・その・・・」 部長「須賀くんの・・・?」 京太郎「その・・・」 部長「・・・もしかして、最近麻雀部や他校の女子部員をいやらしい目で見つめているのと関係あるのかしら?」 京太郎「!」ドッキーーーン 部長「図星ね」 京太郎「あのあのあのあのその、ばれてタンデスカ」 部長「半分はカマかけだけど・・・たまに須賀くんがギラギラした視線を送っているような・・・」 部長「女の子は男の視線に敏感なのよ。無理に見ないようにする視線にもね」 京太郎「アノアノアノみんなにもばれてて?」 部長「それは無い・・・と思うわ。多分ね」 部長「前から須賀くんが胸の大きい子が好きってのは知ってたけど、誰彼かまわずそんな目で見ているきがして・・・あ、ごめんなさい」 京太郎「いえ、言い難い事を言ってくれてありがとございます。オレも正直に話しますよ」 京太郎「このヤリマンガンネックレスはオレの性欲を雀力に変換しているんです」 部長「えっ」 京太郎「つまり、溜めれば溜めるほど強くなれるんです」 部長「溜めるって・・・その、せ、性欲を、よね。どうやって?」 京太郎(わかって聞いてるんじゃないだろうなこの人) 京太郎「部長、オナニーって知ってますよね」 部長「///」コクン 京太郎(かわいいいいい!) 京太郎「年頃の男は毎日3回自分で処理しないとどんどん性欲が溜まって大変なことになるんですよ」 部長「き、聞いたことはあるわ」カァ 京太郎(聞いたことがあるぅ~?部長もオナニーしますよね?て言いてええええ!)ハァハァ 京太郎「つまりその、正直めちゃくちゃ溜まっててですね、日常生活を送るだけで大変なんですよ」 京太郎「なぜか他校の生徒も麻雀部員はかわいい人が多いですし・・・」 京太郎「溜まってると女子はみんなかわいく見えてくるし・・・部長みたいに元々好みなタイプとか襲いかかりたくなるほどで・・・あ」 部長「えっ」ドキ 京太郎「す、すいません失言でした。ウソです。いやウソじゃないんですけど」ワタワタ 部長「わ、私は和とかに比べてとそんなに胸は大きくないと思うんだけど」ドキドキ 京太郎「胸だけじゃないんです!顔とか雰囲気とか・・・いやパーツは関係なくて、とにかく部長はかわいいと思います!」グッ 部長「え、ええええ」ドキーン 部長「す、須賀くん」ドキドキドキ 京太郎「部長・・・」ドキドキムクムク 京太郎(あ、近・・・部長意外とまつ毛長い・・・)ガシッ 部長(え、なんで肩掴んで、あ、さっき襲いかかりたいって、そうなの?そういうことなの?) 京太郎(いい匂いする・・・フェロモンか、フェロモンなのか。気が遠くなる・・・) 部長「まって、ぁ、ぁ・・・」 チュ 京太郎(あったか やわこい もっと)ギュウウ 部長「ぁ・・・だ、め・・・」 チュ チュ 部長(だめぇ・・・痛いくらい抱きしめられてるのに、なんか安心しちゃう・・・) チュ チュル ムチュ レルレル ムチョ レロルロ 部長(あああ・・・おくちの中なめられるのって、きもちいいのね)ボー コンコン 副会長「会長、います~?」 京太郎・部長「!!!!」ビックゥゥゥゥ バッ 部長「え、ええ。いるわよ」ナオシナオシ 副会長「ああよかった。失礼します」 ガチャ 副会長「来年度予算関係で、一枚だけサイン抜けてる書類があったんです。今日までなんで助かりましたよ」 副会長「お!わが校の期待の星、須賀くんもご一緒でしたか」 部長「申し訳ないわね。そっちに色々押し付けちゃって」 副会長「いえ、初の全国大会ですから。これも僕なりの応援のつもりです。思いっきり戦ってきて下さい!」 部長「ありがとう」 副会長「いえ。どうしたしまして では」 パタン 部長「・・・」 京太郎「・・・」ビキビキ 京太郎「部長!ごめんなさい」ドゲザー 部長「!」 部長(謝るぅ!!??) 京太郎「勢い余ってと言いますか、ご覧のように常にリミッターギリギリの状態なんですよ」 部長「・・・・・・・・・ふーん」 京太郎(ああやっぱり怒ってる) 部長「須賀くん」 京太郎「はい」 部長「なんでわたしが怒ってるかわかるかしら」 京太郎「すいません!急に抑えが効かなくなってしまって。本当にゴメンナサイ!」 部長「全然わかってないのね・・・はぁ、もういいわ」 京太郎「すいません・・・」 部長「須賀くんの方の事情はわかったわ。けど、須賀くんが自分で気づいてない変化もあるのよ」 京太郎「えっ?」 部長「雀力が上がったせいかと思ったけど・・・須賀くんの魅力も上がってるみたいなの」 京太郎「魅力?」 部長「それもネックレスの副作用かはわからないけどね、優希とか咲が須賀くんを見る目がね熱がこもってるというか・・・」 部長「漫画的に言うと恋する乙女の瞳になってるって感じかしら」 京太郎「ええ~?それはないでしょ~」 部長「最近、急にスキンシップが増えたとか思わない?あとは女生徒に優しくされるようになったとか」 京太郎「う~ん」 モヤモヤ 優希『京太郎!今日もおんぶするじょ!だっこでもいいじょ』 京太郎『やだよ。自分で歩けよ』 優希『京太郎!一緒にお昼食べるじょ・・・おお咲ちゃん!』 咲『京ちゃん・・・優希ちゃんいつも来てるの?』 京太郎『おお、最近急にな』 咲『ふーーーーん』 優希『今日のあたしの弁当は特製タコス弁当だじょ。犬に一品くらい分けてやってもいいじょ』 咲『はい、京ちゃんの好きなさよりの塩焼きあげる』 京太郎『おお!ありがとうな、咲』 優希『むううううう』グイグイ 咲『ふふん』グイグイ 京太郎『おい、こら、お前ら、近い、つか食べにくい押すな、潰れる!』 京太郎『うーん何飲もうかな』 和『あ、須賀くん、何飲むか決まってないんですか?』 京太郎『ああ、どうしようかと思って。新発売の』 和『じゃあ邪魔なのでどいてください。私決まってますので』 モヤモヤ 京太郎「そう言われてみればそんなこともあるような気もするような」 部長「ね。正直私からみてもかっこよくなったように感じるもの」 京太郎「そうですか?いや~照れますね」 部長「だから『勢い余って』『急に抑えが効かなくなってしまって』あんなことをされちゃったわ」ニッコリ 京太郎(なんか笑ってるのに怖い) キラッ 部長「え、何今の光」 京太郎「わかりません。あ、ネックレスが・・・」 パアアアアアア 倍 満 貫 京太郎「おお!バイマンガンネックレスになった」 部長「え?ヤリマンガンじゃないの?」 京太郎「オレもよく知らないんですけど、ここのところが最初は満貫ってかかれてたんです」 京太郎「でもすぐに消えて、隣のところに跳満って文字が浮かんできたんで、ハネマンガンって呼んでたんですよ」 部長「それが今度は倍満になったわけね。ふむ・・・」 京太郎「スゲェ・・・なんか前より雀力が滾ってるような気がします!」 部長「レベルアップの条件は?」 京太郎「いや、とんと。性欲が溜まったからかなーとか思ったり。なんちゃって」 部長「・・・確かある程度精子が溜まると、発射しないでも結局体内に吸収されてしまうのよね」 京太郎「そうらしいですね。メカニズム的には」 京太郎(詳しいなこの人。つかオナニーで照れたのに精子はいいんだ) 部長「推測だけど、自然に溜まる性欲ではハネマンガンまでしか性長しないんじゃないかしら」 京太郎「と、いいますと」 部長「さっき、須賀くんが『勢い余って』私の唇を奪った時、とっても興奮してたけど発射しなかったでしょう」 京太郎「は、はい」 京太郎(引っ張るなあ部長) 部長「それがトリガーだとすれば、より性欲を高ぶらせた上でさらに溜め込むことで、雀力のステージが上がることになるわね」 京太郎「そ、れは」 部長「ええ、もし雀力のステージを上げようとするなら、かなりの諸刃の剣ね」 部長「三倍満とかまで上げるならBとか、その先はCとか」コホン/// 部長「まかりまちがって性欲を開放してしまえば一気に雀力が5まで戻ってしまうわ」 京太郎「なるほど」 京太郎(オレの雀力5だったんだ・・・) 部長「長野県で3位の実力から、どのくらい上がったかわからないけど、バイマンガンでも全国に通じる実力のはずよ」 京太郎「・・・」ゴクリ 部長「麻雀部部長として命令します!」 部長「インターハイで優勝するまで、須賀くんは全ての誘惑を断ち切って、性欲を絶対に開放しないこと!」 京太郎「え、ええ、そりゃまあ、元々そのつもりでしたが少しプライベートの問題というか」 部長「・・・それは充分に解ってるわ。ただ、今の清澄麻雀部の背負っている期待は個人レベルの問題ではないの」 部長「応援してくれる学校のみんな、地元のみんな、来年の生徒数の増加による学校側の収入」 部長「PTA役員が中心になって後援会を結成するという動きもあるわ」 部長「そしたら予算も設備も増えるし、プロに指導してもらって練習なんてのも出来るようになるかも」 京太郎「後半は大人の思惑もアリアリですね」 部長「私達もすぐに大人になるのよ。インターハイでそれなりの成績を収めた初出場麻雀部の部長で学生議会長」 部長「これだけ泊が付けば私の人生設計もより良い物になるわ」 京太郎「・・・」 部長「だから、ね。須賀くん」キュッ 京太郎「あ、あばば部長」 京太郎(近い近い柔らかい) 部長「これはただの取引だと思っていいから。もし須賀くんが優勝したら・・・」 ポショポショ 京太郎「」ムクムクビキビキ 京太郎「ぶ、ぶちょおおおおおおおおお」ガバッ 部長「ストップ!どうどう!ハウス!今開放したら無い話しよ!?ここで終わりよ?」ドキドキドキ 京太郎「ぐううううおおおおわああああああ静まれ!静まれい!オレの中腕よ!南無大慈悲弓具救難・・・」 後日 咲「京ちゃん。そうだったんだ・・・ごめんね」 和「そんなオカルトありえません」 京太郎「ぶっちょおおおおおおお!なしてみんなにばらしたとですか!?」 部長「その方が都合が良いからよ。須賀くんも余計な誘惑を耐え切るのは精神力を使うでしょ?」 京太郎「そりゃまあ・・・」 優希「うん。邪魔をして京太郎に嫌われたくないじぇ。京太郎が求めて来ない限りは我慢するじょ・・・」 京太郎「求めたらどうなるんだ?」 優希「ど、どうしても、知りたいか?、きょーたろぉ・・・」スリスリ 京太郎「うあっく、やめっ」ムクムク ワカメ「はいはいストップ。いやー話は聞いたがこりゃあ大分苦労しそうじゃのう」 和「去勢した方がいいんじゃないですか?」 部長「それだと性欲が溜まらないのよ」 和「冗談ですよ。信じる信じないはともかく、須賀くんが強くなったのは事実です」 和「咲さんは私が責任持って須賀くんに近づけないようにしますのでご安心下さい」 京太郎「いや、咲には別に性欲感じないし」 咲「えっ」ガーン 京太郎「い、いや、ほら、幼馴染だし、いい意味でだな」 咲「・・・」ポロポロ 京太郎「あ、スマン、感じる感じる!性欲感じる!あ、凄い咲を襲いたくなってきた!」 咲「本当?」 京太郎「本当だぞ!だかな泣くな」ナデナデ 和「やっぱりウソじゃないですか。咲さんに触らないで下さいこの性獣」バシッ 京太郎「ちくしょう」 インターハイ会場 部長「どう、全国の舞台は」 京太郎「予想はしていましたが、凄いですね・・・」 和「当たり前です。長野と同じように、激戦を勝ち抜いてきた学校しかいないんですから」 京太郎(いやまさか和よりでかいおっぱいの持ち主がいるとは。しかも巫女さんとは)ムクムク 部長「須賀くん。永水の胸にご執心のようね」 京太郎「え?え、いや、そんなことないですよ?」 部長「バレバレよ、和の胸と永水女子を視線が顔ごと往復してるじゃない・・・どんどん露骨になってるわね」 京太郎「え、え、いや~おかしいな、くそ、隠さないと。和、エトペンかしてくれ」 和「絶対にイヤです。死んでください」 優希「咲ちゃんがいないじょ!」 部長・和・ワカメ・京太郎「!」 優希「控え室にいると思ったけど、多分ひとりでトイレにでも行ったんだじょ」 部長「会場から出ることはないと思うけど、万が一トラブルがあったら厄介ね」 和「手分けして探しましょう!」 京太郎「そうだな」 部長「・・・ええ」 部長(その場合、むしろ心配なのは須賀くんの方なんだけど・・・) ワカメ「ワシは控え室で待機しとるけえ。無事戻ってきたら電話するわ」 京太郎(つっても広い上にトイレも何個もあるからな~)スタスタスタ タッタッタッ ドンッ 京太郎「うぉわ!」 塞「きゃっ!」 京太郎「いつつ・・・」 塞「あ、ごめんなさい!大丈夫ですか?」 京太郎「ああ、これぐらい全然・・・あんたは?」 塞( カ ッ コ イ イ ) 塞「あ、あの、私、宮守女子の臼沢塞っていいます!よろしくお願いします!」 京太郎「え?ああ、よろしく?」 京太郎(大丈夫かどうか聞いただけなんだけど) 塞「へー初出場なのに個人戦で全国ですか!凄いですね!」 塞「あ、私は団体戦ににしかエントリーしてないんですけど同じく初出場なんですよー」 塞「高3だけど麻雀部も出来たばっかりでみんな初出場なんです。奇遇ですねー」 京太郎「あ、ああ年上だったんですね」 京太郎(よく話す子だな・・・よく見たら、腰の辺りがなんか、今まで見たこともないほどエロいような)ピク 京太郎(はっイカンイカン) 京太郎「すみません、ちょっと人を探してるのでこれで」 塞「探し物なら任せて下さい!うちの監督は色々便利な道具を持ってますからすぐ見つかりますよ」グイグイ 京太郎「え、ええ?」 京太郎(何この流れ。誘拐に近いような。・・・でも腰つきエロいな)ムク 塞「」ギュッ 京太郎(ナチュラルに胸当たってるんだけど東京ってこうなの?いや青森だっけ) バーン 塞「ただいまー」 胡桃「ドアは静かに開ける!って・・・誰?その人」 シロ「なんかダルいのが来た・・・」 姉帯「でもちょーカッコイイよー」/// エイスリン(///)カキカキ パッ 【ハートマーク】 熊倉「んん?おやおや・・・これまた厄介というか面白いのを連れて来たねぇ」 塞「長野の清澄高校の須賀くんです。さっきそこで偶然運命の出会いをして、ゆくゆくは・・・」 熊倉「ちょっとまった。モノクルを付けてから、見てみなさい」 塞「?」 塞「えっ?あれ・・・ええ~ 須賀くん?だよねぇ」 姉帯「なんかちょーフツーだよー」 シロ「ダル・・・」 エイスリン「・・・」カキカキ パッ 【ハートがパリーン】 京太郎(なんか一方的に持ち上げられて失望されたような) 熊倉「あんた、そのネックレスは通販かい?」 京太郎「は、はい」 熊倉「はっはっは、よくあんなのに金を出す気になったねぇ。いや、だからこそなのか」 京太郎「???」 熊倉「そのネックレスはあたしの甥が作ってるもんだ。多分ね。はっきり言ってインチキ商品だよ」 京太郎「」 熊倉「だがよっぽど運がいいのか、ちょっとだけ力のある一つに、あんたの相性がばっちりだったんだろうねえ」 塞「監督、説明してもらえませんか?」 塞「なんで私の運命の人がなんの魅力もない凡人に見えるんですか?いや、本来は逆なのか・・・」ブツブツ 京太郎(ひでぇ) エイスリン「サイ、ダマサレタ?」 姉帯「悪い人は許さないよー」ゴゴゴ 京太郎「おいおい」 熊倉「ん~あんたたちはそういうのに疎いからねえ。まあいつかは自然と知るもんだけど」 熊倉「まあ道具との相性は大切だって話しさ。さあもう帰りなさい。あまり寄り道すると妖怪にとって喰われるかもしれないよ」 京太郎「??は、はあ。ありがとうございます」 熊倉「長野、清澄高校か・・・一応注意しておいたほうがいいかもねえ」 京太郎(なんだったんだ?でもあの眼鏡で見られた瞬間雀力が下がったような・・・) 咲「京ちゃ~ん」ギュッ 京太郎「お、咲!みんな探してたんだぞ」 咲「トイレ探してたら見つからなくて・・・やっと見つけたら帰りに辺なゴウンゴウン機械が動いてるところに出ちゃって・・・」グシグシ 京太郎「お前相変わらずだな」 咲「誰かに聞こうと思ったけど、なんでかみんなこっち見てこわばってて話しかけずらくて・・・」 京太郎「ふむふむ」 咲「ねぇ京ちゃん」 京太郎「ん?」 咲「キスして?」 京太郎「はいぃ?」 京太郎「あのなあ、お前が今そんな気分なのはこのネックレスの力であって・・」 咲「違う!」 咲「私は・・・ずっと前から・・・だもん」 京太郎「えっ」ドキッ 咲「してくれなかったら帰らない。麻雀もやめる」 京太郎「お前なあ・・・本気じゃないよな?」スッ 咲「どうかな・・・」 チュッ 京太郎(やっぱり咲とちゅーしても部長みたいに興奮しねぇ) チュッ 京太郎(でも別に全然嫌いなわけじゃないんだよな) 京太郎「・・・いいか?」 咲「ふ~ん部長には舌入れるのに私にはフレンチだけなんだ」 京太郎「咲、おまっえるふぇ」 ムチュッ グニュレロ チュレロ 咲(なんかぬめぬめする えっちぃ) ツー ハァ 京太郎「プハァ・・・」 咲「ハァ・・・これえっちぃよぉ京ちゃん」キュゥゥン 京太郎「・・・見てたのか?」 咲「部長が言ってたの。迷惑そうに。でも優越感アリアリだったから・・・」 テクテクテク 咲「和ちゃんも京ちゃんに惹かれてると思うよ」 京太郎「いやいやいや。明らかになんか前より非道いぞ」 咲「それだよ。照れ隠しなんだよ多分」 京太郎(ええ~) 咲「京ちゃんが永水女子の方みてたとき怒ってたけど、ほっぺた赤かったもん」 タッタッタッ 和「咲さん!探しましたよ!大丈夫でしたか!?具体的には金髪の淫獣に襲われませんでしたか!?」 京太郎(相変わらず非道い言い草だが・・・照れ隠しなのか?) 京太郎(ということは、将来的にはオレがこの爆乳を揉みたくる権利を有すると!?)ムクムク 京太郎「こいつめ、もしかしてもうひょっとして片乳くらいオレのものに・・・」ハァハァ 和「っ!触らないで下さい」パァン 京太郎「」 1回戦 優希「ダブルリーチだじぇ!」 ワカメ「わしが振り込む”未来”を”消し飛ばし”た・・・お前に振り込むという未来に到達することは永遠にない」 部長「ツモ!」バシーーーーッ 京太郎「すげぇ・・・中堅で終わらせちまった」 咲「男子の個人戦はこの後だっけ」 京太郎「ああ、何故か三日間に別れてるんだよなあ」 咲「人数が多いからとか?」 京太郎「いや、人数はかわんねぇよ。多分、長引くんだな・・・よし、行ってくる」キリッ 咲「頑張って///」 和「負けないでくださいね。あくまで清澄のために」 京太郎「よろしくお願いします」 矢木「よろしく」 浦部「よろしゅうに」 南郷「よろしく頼む」 ズンッ 京太郎「ぐおっ」 京太郎(なんだ・・・この重圧・・・プレッシャーは) 矢木「くくく・・・どうしたい。まだサイを振っただけだぜ」 京太郎(これが・・・全国!) 京太郎(だがオレだって、ただオナ禁してるわけじゃねぇぜ!毎日美少女に囲まれた、地獄の天国でオナ禁を耐え抜いてきたんだ!) 京太郎「リーチ!」 浦部(ほぉ・・・) 京太郎(頼むぜ、バイマンガン!)ギュッ 控え室 カチャッ 京太郎「ふぅ・・・ふぅ・・・ただいま・・・」 京太郎(うぉっ 男臭い会場から戻ってきたらいい匂いが際立つ!)ムク 優希「おかえりだじぇ!京太郎!ドリンクだじぇ」ダッ 咲「お疲れ様、はい、タオル」ダッ 京太郎「ああ、ありがとう」ゴクゴク 和「なかなかになかなかの激戦でしたね」 部長「でも、今のところは暫定一位通過ね」 京太郎「ええ、個人戦で3日もかける理由がわかりましたよ・・・これは持たない」 部長「大丈夫、須賀くんも相手に同じプレッシャーを与えているはずよ」 京太郎「そうだといいんですが・・・」 部長「えー、ところで、その、ソレなんだけど」チラチラ ボキーン 京太郎「なあっ!?」 優希「なんでだじょ?あたしは触ってないじょ?」 部長「なんか凄い突っ張ってるけど大丈夫なの?」 京太郎「うっ ぐっ 」 咲「京ちゃん苦しそう・・・」 京太郎(くそっなんで急に・・・匂い・・・か?いや違う!) 京太郎「やられた・・・疲れマラだ・・・」 ワカメ「!なるほど、疲れマラとはのう」 和「知っているんですか!?染谷先輩!」 ワカメ「知らん」 部長「確か、著しく体力を消耗した時に生命の危機を感じて、子孫を残すべく勃起してしまう現象・・・だったかしら」 優希(子孫・・・)キュン 咲(京ちゃんの赤ちゃん)キュン 和「・・・」 京太郎「流石は部長。概ねその通りです」 京太郎「勃起さえしなければ本来オナ禁は容易いんですが・・・この状態はかなりマズイですね」 京太郎「銃で言えば安全装置を外して引き金に指をかけているに等しい」 優希「どうするんだじょ、さすればいいのか?」オロオロ 京太郎「それだけはやめろ」 部長「仕方ない・・・ついにアレを使う時が来たようね」 優希「おお!なんか秘策があるのか!?」 咲「勃起を鎮める薬とか?」 部長「薬物検査に引っかかるでしょ。こんなこともあろうかと副会長に用意させたのよ。勃起を一発で鎮めるアイテムを!」 優希「おお!あのロリコンメガメもなかなかやるじょ」 京太郎「そんなものが・・・?」 ガサゴソ 部長「といっても私も見てないんだけどね。えーとたしかこの袋に・・・あったわ!」 部長「瑞原プロの水着写真集!!」 京太郎「ぬおおおお!」 ビキビキバキバキ 部長「あら?」 和「余計に大きくなったように見受けられますね」ドキドキ 咲「テントみたい・・・はっ!テントを張るってこういうことなんだ」ジーン 京太郎「副会長・・・オレは・・・改めてあなたを軽蔑します・・・」 京太郎(いかん・・・このままではズボンの圧迫感だけで・・・) 京太郎(そうだ・・・思いだせ・・・染谷先輩のヌードを・・・幾度と無くオナ禁で危機を救ってくれたあのイメージを!) 京太郎「染谷先輩・・・ちょっと」 ワカメ「なんじゃなんじゃ」 京太郎「体洗う時どこから洗います?」 ワカメ「左のおっぱいからかのう」 京太郎(ここだ!トレース・オン)キン! シュルシュル 京太郎「ありがとうございます!なんとか半立ちくらいまで戻せました」フゥフゥ ワカメ「?いやいや役に立ったならなによりじゃ」 部長「試合も終わったし、今日はもうみんなホテルに戻ったほうがよさそうね。勃起してたらおちおち移動も出来ないわ」 京太郎「すいません」 和「はい」 シャワー 京太郎「ふぅ、やっぱり冷水は効くぜ。火照った体と心を冷やしてくれる」 京太郎(しかし残りの日数、特に3日目だ。バイマンガンネックレスだけで勝ち抜いて行けるのだろうか・・・) キュッ 京太郎(今日は襲われないようにしっかりカギをかけて寝ないと・・・ハハ、女みてえな心配だ) 京太郎(しかし喉は渇くな・・・栄養の付かないやつ・・・水かお茶でも買いに行くか) ガチャ パタン 自販機コーナー 京太郎(ん?アレは誰だ?) 京太郎「もしかして、大沼プロじゃないですか!」 大沼「ん?おお、確か須賀くんとか言ったか。偶然じゃのう」 京太郎「なんでオレの名前を?」 大沼「今日男子個人戦の解説しとったろうが。あ、ところで10円貸してくれんか?転がっちまってのう」 京太郎「いや、それでも覚えててくれたなんて感激です。はいどうぞ」 大沼「ありがとうよ」ピッ ガターン 京太郎(ロイヤルミルクティー・・・好きなのかな。おっ綾鷹あるじゃん)ピッ ガターン 大沼「ふうむ・・・なかなかいい雀気を纏っておる。少々溜め込み過ぎじゃがのう。はっはっは」 大沼「立ち話もなんだ。10円返してやるからわしの部屋に来い」 京太郎「え、いいですよ10円くらい」 大沼「年寄りのいうことは素直に聞くもんじゃ」 京太郎「はぁ・・・」 京太郎(なんか今日こういうの多いな・・・) 京太郎「うおおおスゲー!スイートルームだー!やっぱりプロになると違いますねえ!」 大沼「ふん、TV局が勝手に取った部屋じゃ。わしは和室の手狭な部屋の方が落ち着くわい」 ピッ ウィーン 大沼「雀卓があるところだけは気に入っとるがのう」 京太郎「うおお床から!?」 大沼「さて、打つか」 京太郎(!?) 京太郎「えっ今から麻雀を?オレと大沼プロがですか?」 大沼「他に誰がおる」 京太郎「いやあもちろん光栄なんですが、流石に勝負にならないというか、いいんですかね。色々と」 京太郎「中立的な立場とか。明日試合があるのに」 大沼「大丈夫じゃ。須賀くんは明日も試合があるんじゃから、もちろん長引かせる気はないそれに10円分返すだけじゃ」 大沼「まずわしが牌を切る。そして次に須賀くんが牌を切ったら須賀くんの勝ち。どうじゃ?」ニッコリ 京太郎(???それだけ?) 京太郎「はい。よくわかりませんが、よろしくお願いします!」 ジャラジャラジャラジャラ 大沼「好きなとこに座っていいぞ」 京太郎(わからない・・・一体何をしようとしてるんだ、ただのお遊びなのか?10円・・・10円分の・・・) 京太郎「じゃあ東家で」 大沼「ほおっふおっほおっ。いいのうその攻めの姿勢。若いのう」 大沼「じゃあワシは対面じゃ」 ウィーン カチャ カラカラカラ チャッ チャ チャッ チャッ チャ 大沼「・・・」 京太郎(配牌を取るだけの、ひとつひとつの動作が、なんていうかすげえ。まるで牌が指に吸い付いてるみたいだ) 京太郎(さて親・・・あ、関係ないんだった。まず大沼プロが・・・) 大沼「フゥー」 ド ン ッ 京太郎「むぐぅううっ」ガッ 京太郎(ぐおえっなんだこれ・・・まるで肩になにか・・・・いや全身の細胞一つ一つに鉛を入れられたような・・・っ) 大沼「・・・」スゥー 京太郎(夕飯が昇ってきやがるまだ・・・まだ切り終わらないのか?)チラッ 京太郎(なんで牌があんな高さに・・・雲の上・・・いやここは室内のはず)グラグラ ヒュン 京太郎(落ちて・・・) ドーーーーン 京太郎「」 ・ ・・ ・・・ 京太郎「ハッ!!」 大沼「やっと気が付いたか」 京太郎「大沼プロ・・・オレはどれくらい寝てたんですか?」 大沼「大体5分くらいかのう」 京太郎「はぁ・・・あれがプロの力なんですね・・・オレには遠すぎて・・・」 大沼「プロ?アホ言え」カッカッカ 大沼「まあインターハイで解説なんぞやっとると、多分こいつは優勝するだろう・・・そいうのは目星が付いてくる」 大沼「今のは大体そいつと同じぐらいのプレッシャーを真似してみただけじゃ。ま、ちょっと鯖よんだかも知れんがな」 京太郎「あのプレッシャーが・・・同じ高校生?」 京太郎(はは・・・ウソだろ・・・・・・勝てない) 京太郎(と、思ううちは絶対に勝てない!!)サッ 京太郎「大沼プロ。ありがとうございました。勝てなかったので、10円は貸したままにしておきます」 大沼「ん?」 京太郎「いつか、プロの舞台で取り返しに来ますよ」 大沼「はあっはっはっはっは!おもしれえ!ガキが!吐いた唾飲むんじゃねえぞ!」ニカッ 京太郎「ええ、大沼プロが棺桶に入る前には追いついて見せますよ」ニコッ 大沼「おい、超えちゃいけないライン考えろよ」 京太郎「すいません」 パタン 京太郎(大沼プロ・・・本当にありがとうございました)キッ 京太郎「やるしかない・・・ステージアップサンバイマンガンだ。行くぜ部長の部屋へ!」 コンコン ガチャ 部長「・・・どうしたの?」 京太郎「部長・・・お願いがあって参りました」 部長(・・・)ピク 部長「・・・やる気なのね」 京太郎「はい。何があったかは話せませんが、このままでは優勝できないって気づいたんです」 京太郎「部長。チェーンを外してください」 部長「ダメよ。別に優勝できなくてもいいじゃない。失敗したら5なのよ?絶対に一勝すら出来ないのよ!?」 京太郎「それでもオレは!勝ちたいんです!インターハイで優勝して!」 部長「来年でも再来年でもいいじゃない!」 京太郎「ダメです!!」 部長「どうして!!」 京太郎「部長がいないからです!!!」 部長「えっ・・・」ドッキーン 京太郎「・・・・・・」 部長「それは、その、どういう・・・」 京太郎「すいません、全然なんていうか、その、上手く言えないんですが、確かにオレは巨乳大好きっていうか」 京太郎麻雀部入ったのも和目当て、みたいなとこもありましたけど、部長がすごく頭いい人だなって思って・・・」 京太郎「近寄りがたい感じだったんですけど、時々すごくかわいいなって思うところもありました」 京太郎「そう、インターハイで優勝するぐらいかっちょいいところ見せないとオレじゃ吊り合わないかなって、部長の力になりたくて・・・」 京太郎「要するにその・・・・・・すいません、やっぱりうまく言えないです」 部長「・・・言えないの?」 京太郎「もしインターハイで優勝出来たら言います」 部長「ずるいわ・・・そんなの」 パタン 京太郎(ダメか・・・) カチャカチャ ガチャ 部長「早く入って。結構大きな声出してたから誰か来るかも」 京太郎「あ・・・」 部長「早く///」 京太郎「失礼します」 部長「ちょっと、照明落とすから待ってて」 ファ… 京太郎(あ・・・シャンプーの匂い)ムクリ 京太郎「お風呂入ったばっかりだったんですか?」 部長「ええ、あまりにもタイミングがいいから、覗かれてたんじゃないかってちょっと疑ったわ」パチ パチ 京太郎「ははは、それは無いですよ」ガバッ 部長「きゃ!ちょっと、いきなり、」 京太郎「部長の裸なんて見たら、絶対こうやって襲いかかってますから」ハァハァ 部長「須賀くん、あ、当たってるから///、ちょっと、わかってるわよね、出したらダメなのよ?」 京太郎「大丈夫です!わかってマス!」ハァハァハァ ンムチュ チュプル ルロルロルロ ルクチュロ 部長「フム…ンム…ンムゥ…」 チュルチュチュル ルロレロカチュ 京太郎(あああなつかしの部長のお口の中ぁぁぁあったかいよーテロテロやわこいよー) チュパル チュパァ ツツー 部長「んはぁ・・・須賀くん、綾鷹飲んだでしょ///」ハァハァ 京太郎「えっわかるんですか?」 部長「わかるわよ、あっ、もう、いつの間に帯外したの?」 京太郎「正直バスローブでよかったですよ、女の子の服の脱がし方なんて知りませんから」 部長「本当でしょうね」ジー 京太郎「もちろんです」キリッ 部長「ま、まあどうでもいい事だけどね///」 部長「じゃあ、その、サンバイマンガンだったわね、ベッドで色々と触ったりしないといけないわね」 京太郎「はい。あ、お姫様だっことかしましょうか?」 部長「いえ、そういうのいいから」 京太郎(・・・)ショボーン 部長(そういうのは本番にとっておかないと///) 京太郎「なんか言いました?」 部長「なっなんでもないわ。行くわよ」 部長「えっ須賀くんも脱ぐの?」 京太郎「はい、正直ズボンの中だと圧迫されて出ちゃうかもしれないので・・・」 部長「ああ、そうね、そうよね」 京太郎「」ブルン 部長(えええあんなに大きいの?///ウソ、ウソ、お腹に引っ付きそうじゃない) 京太郎「あの、部長?」 部長「はいっ↑」 京太郎「あ、いや、脱いでもらわないと触れないかなーなんて。脱がしましょうか?」 部長「あ、大丈夫よ、自分で脱ぐわ。・・・あんまり見ないで///」ススス 京太郎「却下です。見ないと触れません」 京太郎(開け・・・開け・・・開け・・・開け・・・白っ! 開け・・・開け・・・もっと開け・・・ふおお!オパ、オパパおっぱぱぱチクビッ!) 部長「ど、どうかしら。あんまりスタイルいいとは思わないけど」ドキドキドキ 京太郎(しっかり上向きおっぱいから腰がくびれておしりとふとももはムッチムチ!) 京太郎(暖色のライトの中で白いのと桃色のがわかるなんてどんだけなんすか!) 京太郎「素晴らしいです!じゃあ部長、じゃあさわ、さわ、触わわわわわわ・・・アカーン!」ダッ ガラララ キュキュッ シャワーーーーーー 部長「須賀くん!?」 京太郎「3.1415292829644t472904847265656174…」フゥ…フゥ… キュッ 京太郎「すいません、ちょっと危ないところでした」フゥー 部長「大丈夫?やっぱり無理なんじゃ・・・」 京太郎(くそ・・・確かに・・・仮に部長のおっぱいがオレの童貞力をフル稼働させて想像した至極のおっぱい) 京太郎(触り心地そのままだったとしてもやばい。さらにその上を行く可能性すらある・・・おそらく触れただけで・・・) 京太郎(だがこのままでは・・・くそっ諦めるな、なにかないのか、何か・・・ん?あれは・・・) その時、須賀に電流走る 京太郎( こ れ だ ) 京太郎「部長!この髪留めちょっと借ります!」 シュシュ パチン 精神的に我慢出来ないのなら物理的に出ないようにすればいい まさに異端 異質 悪魔の発想 天性の才能 京太郎(・・・いける!) 部長「それ、あとで捨てといてよね」 部長「鬱血とか、大丈夫なの?」 京太郎「確かにあまり時間はありません、急ぎましょう。では早速」フンフン 京太郎(あの部長、この部長、その部長のおっぱいを今夜、揉みます!)ソ~ フニュ 部長「んっ///」キュッ 京太郎「」 京太郎(おかーーーさーーーーーーーん!) 京太郎「ハッ」 京太郎(やばい、完全に一瞬雲の上にいってたぜ。出て・・・ないな、ありがとう部長の髪留め!) 部長「須賀くん、大丈夫?」 京太郎「問題ありません。ここからが本番ですよ。御免!」 フニュ 部長「んんっ///」 京太郎(ふをわああああああイイッ!) ホニュ 部長「ッく///」 京太郎(手のひら、手の甲、指の腹、裏、爪で触っても や わ ら か い ナンダコレ!ナンダコレ!) シュニュ 部長「んくぅっ///」 京太郎(くそっおっぱいはふたつあるのにオレの腕はひとつしかないなんて・・・いやいや、そういえば2つあるんだった) 京太郎(腕の存在すら忘れさせるとはこのおっぱいめ、くらえダブル!お前はおっぱいだ!このおっぱいおっぱいいっぱい!) 京太郎(うらうらうらうらうららうらぁ!どうだ!まいったか!) モミモミフニャフニャモミモミホニュホニュモミモミモミ 部長「ふぅんぁぁぁぁぁぁぁん///だめぇ、須賀っくん、お願い、ちょっと、まってぇ」 京太郎「っはっ!なんですか、おp・・・部長」 部長「ちょっと、タンマ、激しすぎて・・・」 京太郎「っすいません。痛かったですか?」 部長「そうじゃなくて・・・笑わないでね?ちょっとイッちゃいそうになっちゃって」 京太郎「え!失敬ながら部長は、その、まだ経験は無かったのでは・・・」 部長「だって・・・須賀くんの触りかたが、・・・・・・とっても気持ちよかったから・・・///」 京太郎「」ブチッ 謎の光で再び意識が戻った時、オレの前には四肢の力が完全に抜けた部長がクッタリと横たわっていた 部長「はぁ・・・はぁ・・・ん・・・」 胸を大きく上下させて荒い呼吸を繰り返す部長の身体は全身がほんのり桜色にそまり、汗が玉になって流れている 部長「はぁ・・・す、すがく・・・ん・・・あ・・・」 何度も吸い付かれたのであろう乳首は赤く充血してピンピンに勃ち上がり、寝崩れしない白い乳房全体に噛み後が散っていた 部長「ん・・・っふ・・・はぁはぁ・・・」 そして白い粘液が見える股の下の部分のシーツに赤い染みが・・・ それを見た途端、頭がズキリと痛み、朧気な記憶がアルバムをランダムに再生するように細切れで甦る 部長を押し倒し、乳房に思う存分吸い付くオレ。部長の嬉しそうな声。 部長の両足首を跡が残るほど握り、無理やり広げた股の間に顔を埋めるオレ。部長の喘ぎ声。 部長の両腕を掴みあげ、ベッドに埋め込むように押さえつけて男性器を挿しこむオレ。部長の叫び声。 這って逃げるかのような姿勢の部長の腰を後ろから掴み、拍手と見紛う程の速度で臀部に腰を打ち付けるオレ。部長の悲鳴。 部長の片足を抱えて出し挿れするオレ、胡座をかいて座らせて腰で持ち上げるように突くオレ、壁に押さえつけて、持ち上げて、 正面から抱き合って、部長を自分から動かさせて、その全てに聞こえた、耳に残る部長の獣のような声。 京太郎「ぶ・・・ちょう・・・」 未だに呼吸が整わない部長に近付き声をかける。 何があったのか。いや、失敗は明白だ。せめて部長に懺悔を。 声に反応したのが少しずつ顔がこちらを向き、ゆっくりと目の焦点がオレの顔に合う。 涙の跡が消えない部長が、無理に笑顔作って囁いた 部長「須賀くんの・・・ケダモノ///」 部長の、掠れた、嬉しそうな声。 京太郎「成功!?」 部長「ええ。しかも最初に想定していた以上にね」 京太郎「ってことは・・・」 部長「ほら、見てみればいいでしょ」 京太郎「これは・・・ヤクマンガン!!」 京太郎「うおおおお溢れる、体の底から雀力が湧いてくるうううううう」 部長「どうでもいいけど、早く股間のそれを外さないと落ちるわよ」 京太郎「うおおおマイサン!なんて変わり果てた姿(色に!)あ、痛い、これ無理 外せない」 部長「これはもうちょん切るしか無いわね」 京太郎「えええええ!そんな!まだ使ってない・・・いや使ったけど、真の意味では使ってないのに! 部長「髪留めの方よ。ほら、切ってあげる」 京太郎「慎重に、慎重に頼みますよくれぐれも・・・あ、痛い、ちょっと切れた!」 部長「ちょっとくらい怪我してて痛いほうがオナニーも出来なくていいんじゃないの?」 京太郎「いやだって、あと2日でインターハイ優勝ですし、そしたら部長と・・・!」 部長「・・・呆れた。あれだけしといて、まだするつもりなの?///」 京太郎「オレはもう2ヶ月こっち、一回も!出してないんですよ!正直今でも危ないです。後ろ向いてるので早く服を着て下さい」 部長「はいはい」 京太郎(ん?そういえばこの白っぽいのは精液じゃないのか?)ネチャ クンクン 部長「何嗅いでるの」ペシッ 京太郎「え、だって精液っぽいのがあるから」 部長「あのね、それ私のなの。女の子もすごく興奮した時は、そういうのが分泌されるの!///言わせないでよ!」 京太郎(そーなんだ) 翌日 部長は声が掠れているのを思いっきり突っ込まれたが、 クーラーをかけっぱなしで寝てしまったため、乾燥して喉を痛めてしまった、という事にしたようだ。 だが優希と和と咲は、オレと部長との間に流れる空気に何か感じ入るものがあったらしく、結局バレてしまった。 染谷先輩は最初から部長の部屋にいたらしい。全く気づかなかった。 2日目の試合は拍子抜けするほど楽に進んだ。 それもすべてヤクマンガンの・・・部長のおかげである。 だが3日目、インターハイ個人の決勝は、 未だに何故勝てたのか不思議なほどの接戦だった。 京太郎「よろしくお願いします!」 赤木「・・・・・・」フフッ 竜「よろしく」 阿佐田「おう、よろしくな」 ギリギリ・・・本当にギリギリの戦いだった。 もしあそこで大沼プロに会っていなければ・・・と、考えるだけでゾッとする。 そして紙一重で優勝したオレは、突然有名人になった慌ただしさと共に、 部長「せっかく優勝したのに・・・どうせ、痛くて自分でもできないんでしょ?」 京太郎「ええまあ・・・でもそれは部長でも一緒じゃ・・・」 部長「んふふ///どうせならぁ・・・舐めて治してあげようかなって・・・」ペロッ 京太郎「・・・部長、エロ過ぎです!」ムクムクビキビキ 部長「きゃあん♪須賀くんのケダモノ♪」 ちなみに体感的には、ペットボトル一本分くらい出た・・・気がした。気持よすぎて気絶したので覚えてません。 頭が良くて、年上で、大人なのに時々かわいくて、どエロい彼女を手に入れたのだった。 これもすべて・・・ ヤリマンガンネックレスのおかげです ありがとう!熊倉通販のヤリマンガンネックレス! 今ならったったの25000円のヤリマンガンネックレス!(送料無料) ヤリマンガンネックレスは、宝くじに当たるよりも人生を変えてくれます! ※使用者の感想であり、効能・効用を保証するものではありません。また、効果には個人差があります カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6132.html
数年前 京太郎「んー、あっちがいいかこっちがいいか」 咲「京ちゃーん」トテトテ 京太郎「お? どうした咲?」 咲「お姉ちゃんがねー、京ちゃんを呼んで来てって」 京太郎「えー? また虐めるんだろー」 咲「そんなことしないよ、たぶん……」 京太郎「ま、いいけどさー」 -‐=ニニ二ニニ=- // { \ ー-=ァ / | ∨ i! \ / / i {\ ∨ i! | ニ=‐ァ / i |、 {\\ ∨ i! |\\ \ / ./i! i! ! | \xf笊卞\ i! |ヽ{\{=‐-`- { /! i ト、{\{ 込少 `ヽ} ト、!ゝ\ {` { { {ハ !\ィf彡 }j } \{ハ ヾ八 \ } ヽ ノ ⌒ヽ 八 r‐ ヽ イ/ !/|/ \  ̄ / |イ/j _rニニ、ヽ __ -‐ i//ニニ`ヽ r' ―‐、 } } } | /ニニニニ∧ l 〉」」‐'7==!_ _/ニニニニニニ} l } ハニi____/ニニニニニニニニ{ i _ノニニ|__/ニニニニニニニニニヽ ァ} ー‐ /ヽニニニニニニニニニニニニニ\ i!\___{ニ}ニニニニニニニニニニニニニ 京太郎「いっつも照さん俺をからかうんだもんなぁー」 咲「お姉ちゃんは京ちゃんが好きなんだよ。ほら、早く行こっ……きゃっ!」ズテーン 京太郎「咲!?」 咲「うぅっ、うわぁぁぁんっ!」 京太郎「たく、なにやってんだよ。ほら、掴まれって」スッ 咲「う、うんっ」 / .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. ..\ / .. .. .. .. .. .. . . . . . . .. . . .. .. .. .. .. ヽ ノ .. ..// ./ ./ ./ . . .;、 . . i. . . . . .. . 、 .゙、 /、 / ,ィ_,A .ハ.i.....i !|__|___|、 . . . .i . i / )_ .i .´|V ソ .|! . . | !ト、 !、 |`| i . . | . | __ ,.-‐┐ ___ , =''"/ .// . .| . .|ィ≠=、 !、 . | z≠=、ハ . .i . .l/-―ァ / ノ ( ` ̄ ̄`ヽ.;-ノ // . . . ト、;!b ;;;; ! ヽi b ;;;; i ソ / ./_ . . . . ̄`ヽ// / `ー-、__/ ` !\ .ム.! ー―' , ┴--' ノ / ノ ) . .rv‐/ / / \_ ___ノ ノ )、ヽ 、 "" r―‐┐ "" !ナケ' ̄フ'/ / // /、`ヽ、 `ヽ f __ ∧ ,.へ iヽ! \ 、___ノ / / / // / / / '"  ̄ヽ!__/ `ー-----r‐'" i r/ / , |ノ! `ー----ァ'" / i! '" / 〈 i  ̄ `ヽ \ ヽ !_ノ _/__ノ ヽ、 \ / / !、 i V 、_ 、____ノ ) | 、ヽ_,ノ、_/---、〈 `ーァ、___,、_/ !  ̄ヽ,_/ ` ) (_ノ ソ / . _〉 ,," ゛、 ノ / _` / (ヽ ヽ | | / 〈 \ 《 ゛、 /゙、 / ,.---‐二ノヽ___!、 \ i | ゙、 i ゛、 ラー=-| (__,..イ `ー'´ 7\_ ) 咲「えへへ、だっこ!!」 京太郎「あー、はいはい。分かったよお姫様」ダキッ 咲「やったぁ……♪」 京太郎「咲は軽いから楽だなー」 咲「むぅ、これから大きくなるもん!」 咲「はいはい。期待してますよっと」 咲「……(京ちゃん、大好き……)」ギュゥ 胸は大きくなりましたか……?(小声)
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1866.html
http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361979886/ クールシーメーマスがーこーとーしーもーやーぁーてーくーるー 京太郎「ふぁあーぁ、ねみぃ」 咲「もう、京ちゃんまた夜更かししてネトマ?」 京太郎「あー、最近めっちゃ強い人とよく当たって楽しいからさ」 咲「もう、体に良くないよ」 京太郎「わりーわりー……ぉ、おはようタコス」 優希「タコスいうな!タコスに失礼だじょ!」 京太郎「そっちかよ!」 優希「とうぜんだじぇ。タコスは唯一にして至高、この優希様が劣るただ一つの存在だじぇ」 京太郎「まーたしかにお前よりタコスの方が有用性はありそうだな」 優希「んだとこらー!」 和「配牌その辺にしなさいゆーき。須賀くんも」 京太郎「あ、わりー。おはよう和」 和「うん、よろしい」 そして、放課後 久「というわけでー、明日は麻雀部員でクリスマスイブPTを行うわよ!」ドン☆ 優希「ひゅーひゅー!」 まこ「久々に部室きたと思ったらそれか、やれやれ」 京太郎「まぁいいじゃないですか」 久「その後は須賀くんちに雪崩れ込んでそのままクリスマス当日クリスマス会に突入ね」 優希「いぇーい!」 京太郎「えっ」 まこ「おい、京太郎にも予定があるじゃろーて、それは強引すぎじゃ」 久「え、京太郎くん、クリスマスに何か予定あるの?」ニヤニヤ 優希「ふん、犬にんなごーかなイベントあるわけないじぇ」 京太郎「おめーはうるせーよ!……いや、まぁ、一応」 咲「えっ」 優希「」 和(へー、意外……でもないですね、須賀くんなら) まこ「誰だ今の」 久「え、まじで?言っちゃ悪いけど想定外だわ」 京太郎「し、失礼な」 久「ごめんごめん、で、なんの予定なのー?」 京太郎「ぁー、黙秘権を行使させていただきます」 優希「いぬにんなもんないじょー」うがーっ 和「落ち着いてゆーき」 咲「」パクパク 京太郎(流石に龍門渕にパーティー誘われてるとは言えねーよな) そして12.24 久「それじゃあみんな、メリークリスマース!!」 「かんぱーい!」 京太郎(ま、ただのジュースだけどな)ゴクリ 久「さてさて早速本題に!全員プレゼント持ってきたわよねー?」 優希「あるじぇ!」立ち込めらタコス臭 咲「はい!」たちこめるはなのかほり 和「もちろん」たちこめるはいのかほり まこ「うむ!」たちこめるかいそうのかほり 久「プレゼント交換会、やるわよー!!」 京太郎「おー……ふむ」 プレゼント、ときき 俺こと須賀京太郎は実はすでにプレゼントを四つ、用意してある 一つはこのプレゼント交換会の景品 一つは龍門渕での交換会の景品 一つはよくしてもらった、龍門渕の皆さんに 最後に、衣さんに 京太郎「さて、俺が用意したのは誰が当たるかな?」 京太郎「俺のは咲のか、なんというか、もう予想ついたな」 咲「ふーんだ。多分予想とは違うよー」 京太郎「どれどれ、お」 咲のプレゼントは、仄かな甘い香りのする、花の髪飾りだった……って!! 京太郎「俺つけらんねーじゃん!!」 咲「そんなことないよー」いそいそ 京太郎「ちょ、ま!」じたばた 京太郎「」 和「ぷっ……に、にあってますよ、すがくくく…!」 優希「だーぁっははははは!きょ、きょ、京華ちゃん!」 まこ「お前ら……」 久「は、はひ、はひ、おなかよじれる!」バンバン 京太郎「さぁーきぃー」 咲「えへへ、どうかな、京ちゃん」にっこり 京太郎「う、うれしいよー」 咲「えへへ!ありがと!」 (あ、これは笑っちゃいけませんわ) 久「あー、わらった、さて私のは……おぉ、素敵なハンカチね」 京太郎「あ、俺のですね」 久「!?」 まこ「おお、値の張りそうなシルクじゃな」 和「へぇ、須賀くんセンスあるんですね」 優希「犬にしちゃいいチョイスだじぇ」 咲「うん、これかわいいよ!」 久「えへへ……うれしいかも」 京太郎「ま、まぁよろこんでもらえたなら」 ー 京太郎「おれは!よろこばれたいぃぃぃぃ!」ゴッ 店員「ふぇ!?」ビクッ 京太郎「店員!女性への贈り物を考えろ!」ゴゴッ! 店員「ははははい!え、えと!は、はんかちとか!」 京太郎「案内しろ!」ゴッ ー 京太郎「きっと、店員さんも喜びますよ……ハハッ」 久「へ?」 そして、よくじつ 龍門渕麻雀部室 京太郎「ちわーっす」ガチャ 衣「きょうたろー!」ピョンッ! 京太郎「おー!衣さん一週間ぶりですねー!」ギュッぐるぐるー 衣「おーーまわるーーー」くるくる 透華「あぁ!衣を!衣をまわさないで!」 智紀「衣をまわす、ゴクリ」 一「OUT」 純「言っていいことと悪いことがあるぞ」 智紀「ごめんなさい」 透華「や、やっとおろしてくれた」ゼエゼェ 衣「くるくる楽しかったぞ!」 京太郎「あー疲れた」 透華「全く……改めまして、京太郎くん。ようこそ、我らが龍門渕麻雀部のクリスマスパーティーへー!!」ドン☆ 京太郎「お、この飾り付けも衣さんが?」 衣「そうだぞ!」えっへん 透華「……クスン」 透華「さあのめやうたえ!宴ですわ!」ドン!! 純「カラオケまで借りてきやがった。七人しかいないのに」 一「ハギヨシの!すごい美声聞いてみたい!」 ハギヨシ「ならばおみせしましょう。我が萩原家に伝わる芸術的腹式呼吸術を」ヒュゴッ! キーミノッテッデェーーーー!!!! キーリサッイッテェーーーー!!!! 京太郎(俺は下手だからやめておこう) 衣「きょうたろー!衣と一緒に歌おう!」ぴょこん 京太郎「うわ!やめて!俺歌は下手だから!」 衣「楽しく歌えばかんけーないぞ!」ピッ アンインストール 京太郎「」 京太郎「」ぐったり 衣「のどがきんきんするぞー……ケホッ」 透華「さぁ!皆様お待ちかね!プレゼント交換ですわ!!」ゴッッ! 一「まってましたー!」 純「んー、俺、あんまり自分のやつにじしんないんだよなー」 智紀「ドキドキ……」 ハギヨシ「よいしょっと」ドスン 京太郎(ハギヨシさんのなんだあれ!?) 透華「さぁ!クジをまわしてくださいまし!」 京太郎「俺のは…この凄まじくでかい箱か」 純「3メートルはあるな、すげー」 ハギヨシ「今披露しましょう」パサパサ よいしょーーー ハギヨシ「ハ○コンネン?です」 京太郎「どこに置けってんだよ!!」 ※ハ○コンネン?とは 345キロの個人兵装。なおこれはレプリカのため撃てない模様 衣「ころものはー……靴だ!」 京太郎「お、俺のだ」 衣「オー!衣の欲しかった靴だー!」キラキラ 智紀(サイズも衣にぴったりだね、衣以外に当たったらどうしてたの?) 京太郎(その時は当たった人が涙目で衣さんに見つめられます) 智紀(なるほど) 一(こいつら直接脳内に…!) 透華「さーてわたくしのはー……へ?」 純「あ、俺のだな。透華に当たっちまったかー、悪い」 透華「おおお、男物の制服セット!?しかもフリーサイズ!」 京太郎(なんか龍門渕の制服と共通点多いな) ワイワイキャッキャ ーテラス 京太郎「ふぅ……お、雪か」 京太郎「ホワイトクリスマスー……って、雪が降ってるのに月が見えるなんて、すげー」 透華「いい夜ですわね」ツカツカ 京太郎「お、透華さん」 透華「少し騒ぎすぎて疲れましたわ。体暑くて」パタパタ 京太郎「お嬢様がはしたないですよー」 透華「アラ失礼……ねぇ、京太郎くん」 京太郎「はい?」 透華「わたくし、あなたに感謝してますわ。衣を笑顔にしてくれて」 透華「清澄との戦いの後、衣は笑うことが増えましたが、それも決して多くはありませんでした」 透華「でも、京太郎くんが、言っちゃなんですけどへんな状態になったり衣と遊んだりしている内にすごくいい笑顔になって」 透華「嫉妬も少しありますけど、本当に感謝してます」 京太郎「……そのお言葉、ありがたく頂戴いたします。さて、そろそろかな?」 透華「はい?」 ウワァーーーー!スゴーーーイ! 透華「……中で声が」 京太郎「ハギヨシさん、時間どうりに持ってきてくれました」 透華「……」 テラスから部屋をみると、そこには 衣「こ、衣よりおっきーぞ!」 純「は、始めてみた」 智紀「綺麗……素敵」 一「おいしそー!」 ハギヨシ「皆様お待たせしました、私と須賀くんからのクリスマスプレゼント」 ハギヨシ「名付けて!ヘルカイザーケーキでございます!!!」 京太郎「さぁいくぞぉ!」バンッ 「「!?」」 京太郎「そのケーキをより多く食べたいなら!!!俺と!対局(デュエル)だぁ!!!」 衣「おぉう!受けて立つ!!!」ゴッ エヴォリュショーーーーーーーンン!!!! ハイテイーーーーーーー!! カチャカチャ ハギヨシ「ふぅ、後片付け滞りなく終了いたしました。申し訳ありません須賀くん。手伝わせてしまって」 京太郎「今更でしょう。一体何回ハギヨシさんの手伝いしたと思ってるんですか」 ハギヨシ「ふふふ、今の須賀くんなら龍門渕執事として、問題なく働けるでしょう」 京太郎「大げさですよ、さて」 純智「くぅ…くぅ…」 透一「すぅ…すぅ…」 ハギヨシ「四人は私が運びましょう。須賀くんは」チラッ 衣「うーん……きょう」 京太郎「……わかりましたよ。しっかりとエスコートしてきます」 ハギヨシ「レディの扱いは丁寧に。それでは、メリークリスマス」 京太郎「はい、メリークリスマス」 京太郎「よいしょっと」トサッ 衣「スゥ……」 京太郎「ぐっすり寝ちゃってら。かーわいい」 パカッ 京太郎「…衣さん、最後に俺から、プレゼントです」 スッ 京太郎「似合ってます、最高に」 京太郎「メリークリスマス」 衣「きょうたろー…むにゃ…」 チュッ カンッ!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4350.html
えり「……何時まで呆けているんですか、早く起きなさい」 京太郎「う……、つ、次はえりさんですか……?」 えり「何か不都合があるんでしょうか?それにしてもアレだけしてまだこれなんて、正直引きますよ」 えり「足で弄ってるだけなのに、こんなにビクビクさせて、男としてどうなんですか?」 京太郎「っ、そんなこと言われましてもっ」 えり「……なんですか、しかも自分の恋人の前ですよ?それなのにこんなにして……。フフ、これでもっと強くしたらどうなるんでしょうね?」 えり「例えば……こうやって指で挟んでみたりとか。……これだけで先走りが出てきてますよ。ひょっとして須賀君は変態なんですか?」 京太郎「ち、違……」 えり「変態に決まってますね。ああ、変態の先走りで汚れてしまいました。ストッキングは脱いでおきましょう」 えり「……なんですか?ストッキングを脱いだだけなのにまた大きくなってますよ?本当にどうしようもない変態ですね」 京太郎(脱ぐ時にスカートの中が見えたとは言わないでおこう……。それよりこの状況、なんとかしない、とぉっ!?) えり「ちょっと力を入れただけで腰まで浮かして。貴方、今自分がどんな事になってるかわかっていないの?」 えり「あろうことか恋人の前で、自分の男性器を足で扱かれて悶えているなんて、私なら恥ずかしすぎて舌噛んで死にますよ」 京太郎「おっ、俺はそんな……っぎぃ!?」 えり「これは失礼しました。空いていた足がちょっと強く当たってしまったみたいですね……。おや、また固くなってません?」 えり「信じられません。蹴られて喜ぶなんて。変態の上にマゾヒストとは救いようがないです」 えり「……さっきからずっと同じ所を見ていますが何を見てい……~~!?///」 京太郎「み、見ようとしたわけじゃな、ぐえっ!ぎゅ!」 えり「変態!変態!」ゲシゲシ えり「もういいです。さっさと終わりにしましょう」 京太郎「うぐっ」 えり「どんなに苦しそうな声を出してもココは元気なままなんですね?さっさと終わってください、ほらっ」 京太郎(ぐっ、駄目だ!射精る……!) ビュルッ!ビュルルルルルルルル えり「どこまでも救いがたいですね……。足でされて、しかもコレで4回めなのにこんなに……」 えり「臭くて仕方がありません。不愉快です」 えり「本当にどうしようもない人ですね……。やはり私がちゃんと管理しなくてはいけないみたい、ですね?」ニコ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6181.html
特別編 side永水 ※京太郎は昔から永水にいたという設定です。日記発見から中身拝見までの流れは省略します ○月×日 今日はみんなで海に行った 霞さんや小蒔さんの水着姿……すばらしすぎた 春も結構あるし、巴さんも結構水着姿が良かった 初美さんは……泳ぎ上手いね 六女仙全員でということで明星ちゃんと湧ちゃんも来ていた 色々楽しかった 初美さんと競争したり、明星ちゃん湧ちゃんと砂で黒糖食ってる春を砂で埋めたり…… アレ、俺初美さん、明星ちゃん、湧ちゃんとばっかり遊んでね?懐かれてるのは良いんだけど 俺はおもちが好きなはずなのに何故こうなった…… ま、霞さん、小蒔さん、春の水着姿見れたし、良しとしよう 霞「あらあら、またこんなこと書いて」 春「……胸ばっかり」ポリポリ 小蒔「わ、私の水着姿が良かったって……今から着替えてきます!」 巴「ひ、姫様?さすがに今からはどうかと……姫様?」 初美「むむむ……私の水着姿に対して何もないのはどういうことですかー!」 春「……差?」 初美「はーるーるー?」 霞「まぁまぁ、一番京太郎くんと遊んだのは初美ちゃんなんだから、いいじゃない」 初美「それは嬉しいんですけど、なんか納得いかないですー!!」 △月◇日 今日はえらい目にあった 小蒔さんを呼びに部屋に行ったら、いつもと雰囲気の違う小蒔さんがいた 一言で言うと、エロかった。ひとつひとつの動作、表情や目、滲み出る感じ、全てそう感じた 「なんか、暑いですね?」とか言いながらいきなり服を脱ぎだした その脱ぎ方も1枚1枚ゆっくりと脱いでいくようで、ついつい目が釘づけになった 「ふふふ、どうしたんですか?気になります?」 気になりますとも!!あの小蒔さんが!俺の目の前で自ら服を脱いでいくんだから!! 「あら、脱ぎすぎちゃった……寒いですね」ってもう下着とだけで言った 白い清楚な下着で姫様に似合っているだろうそれは、その時だけ清楚さと真逆な感じだった 「あたためて、もらえませんか?」そう言ってこちらに寄ってきた 正直、やばかった。そのまま理性とか色々なものがさよならしそうだった しかし、途中で来た霞さんが止めてくれた 霞さんと来たのか、初美さん、巴さん、春も慌てて小蒔さんを止め、俺を別室に移動させてくれた うん、頭がくらくらして1人で移動できたか怪しかったしな その後、小蒔さんはいつもの小蒔さんで、俺を誘惑してきたことは全く覚えていないようだった 後で聞いたら、いつもと違う神様を降ろしていたらしい 一体どんな神様なんだ 初美「あー、姫様がエロを司る神様をうっかり降ろした時ですねー」 春「あの時は……危なかった」 巴「あの姫様が全力で誘惑だもんねー。京太郎くんよく私達が来るまで持ったよね」 霞「そうね。京太郎くん移動させた後もなかなか手ごわかったわ」 小蒔「そ、そそそそんなことがあったんですか!?」 初美「いやー、姫様の口からあんな言葉が出てくるなんて……」 春「……すごかった」 巴「大抵の男の子は即陥落しますね」 霞「『じゃあ1日だけどうでしょう。彼を腹上死させる気はありませんよ?』なんて、小蒔ちゃんじゃ絶対言えないわよね」 小蒔「そんなはしたないことを……お嫁にいけません……」 初美「いや、京太郎はその辺り聞いてないですよー?」 小蒔「じゃ、じゃあ、お婿さんとして……」 春「それは姫様でも駄目。譲れない」 巴「でも、『じゃあみんなでどうですか?』って言われた時は少し危なかったですよね」ヒソヒソ 霞「結構いい案ではあったけどね」ヒソヒソ ☆月●日 黒糖を使ったお菓子を試作した 黒糖ケーキ、黒糖アイス、黒糖プリン、どれもいい出来だったと思う 少し目を離したら消えていた 迷わず春の部屋に行くとすごくいい笑顔で黒糖ケーキを食べようとしていた 即3つとも取り上げたらマジ泣きしそうだった 「どうして!目の前で取り上げるなんて酷いことを……!?」と春は言った あきらかにこっそり持ってったくせに何言ってるんだか。そもそも試作で作ったから小さいんだっての 「うぅぅ……京太郎の手作り黒糖お菓子……」 お前そんなに感情豊かだったかと考えるくらい泣いてた 仕方ないから半分にして2人で食べることになった 分けようと言った時、今までで一番いい笑顔で抱き着いてきたのは驚いた 春も相当おもちがあるし、いい感触だった 2人で食べた後も「すっごくおいしかった!また、絶対に作って!!」 と俺の手を握って何度も何度も言ってきた 明日のおやつにまた作ってやるかな 初美「はるるー?こういうことがあったなんて聞いてませんよー?」 春「……言ってないから」 巴「そういえば今日黒糖持ってないけど」 春「京太郎が新しいお菓子作るからって言ったから渡した。楽しみ」 小蒔「羨ましいです」 春「……お礼にほっぺにキスしてきた」 小蒔・霞・初美・巴「!?」 霞「ちょーっとやりすぎじゃないかしら?」 春「……京太郎、赤くなってて可愛かったな」 初美「むむむ~……ちょっと京太郎のところ行ってきますっ!!」 小蒔「あ、わ、私も行きます!!」 巴「はっちゃん!?姫様も!?待って下さい!!」 霞「もう、そんなに急いだら駄目よ?まずは私が先に行って……」 春「……私が先。お菓子も京太郎も譲らない」
https://w.atwiki.jp/toarukyoutarou/pages/401.html
929 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/10(月) 23 52 57.99 ID n/jezCpco 【某月某日】 はやり「ふんふ~ん♪」トントン 京太郎「……」 はやり「あ、京くんって何か苦手なものあるかなっ?」 京太郎「いえ、特に無いです」 はやり「そうなんだ。良かった☆」 はやり「それじゃ、もう少し待っててねっ♪」 京太郎「は、はい……」 京太郎(今、俺の部屋にははやりさんが居る) 京太郎(少し前に俺がはやりさんの料理を食べたいと言ったが、半分冗談のつもりだったのだが――) はやり『ねっ、今日ご飯作りに言ってもいいかな☆』 京太郎(――と言われ、上手く状況を掴めないまま返事をしたら、あれよあれよと言う間にこのような状況となった) 京太郎(……はっきり言って未だに半信半疑だ) 京太郎(…………)ギュッ 京太郎(……痛い。どうやら夢では無いようだ、うん) 930 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/11(火) 00 11 31.83 ID jnM2oSEUo 京太郎(それにしても――) はやり「今日の私は純全三色いーぺーこー♪」トントン 京太郎(――やっぱ可愛いよなぁ) 京太郎(ピンクのキャラクターが付いたエプロンを着て、鼻唄交じりにリズムを取りながら刻みよく包丁を振るう姿……) 京太郎(……とても俺より1回り上の女性とは思えないし) 京太郎(正直同級生――は流石に無いかもしれないけど、先輩なら十分通用すると思う) 京太郎(同じ青春を過ごせたら、きっと楽しかっただろうなぁ……) 京太郎(――まぁ実際ははやりさんは確か女子校だから無理だったんだけどな!) 京太郎(逆に言えば、だからこそこうやって俺んちとかに来てくれるだろうけど) 京太郎(もし男性経験とか有ったら、こんな高校生のガキを相手にしてくれないだろうし) 京太郎(……自分で言ってて悲しいけど) 931 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/11(火) 00 33 55.34 ID jnM2oSEUo はやり「は~い。お待たせっ☆」 はやり「はやり特製肉じゃがにサバの味噌煮、それに炊き込みご飯とお味噌汁だよっ」 京太郎「すっげー!」 はやり「お口に合うか分からないけど、さぁ召し上がれ☆」 京太郎「いただきまーす!」パクッ 京太郎「……」 はやり「ど、どうかな?」ドキドキ 京太郎「……美味い!」 京太郎「肉じゃがは素材の中まで味が染みてますし、サバの味噌煮は身が固くなり過ぎずふっくら柔らか」 京太郎「炊き込みご飯は味だけでなく触感も良いです。それに味噌汁は出汁が効いてて美味い!」 京太郎「正直お袋より美味いっす」 はやり「そ、それは言い過ぎだよ///」 はやり「でも良かった。京くんが美味しいって言ってくれて……」 はやり「本当すっごくドキドキしたんだから」 京太郎「いやーマジで美味いですよ!」バクバク はやり「あはは。ありがとっ☆」 はやり「おかわりもあるから、たくさん食べてねっ」 京太郎「はい!――ゴホゴホッ!!」 はやり「だ、大丈夫!?」 京太郎「ちょ、ちょっと変な所に入りました……」 はやり「もう。誰も取らないからゆっくり食べて良いんだよ?」 京太郎「す、すみません……」 935 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/11(火) 00 49 26.45 ID jnM2oSEUo 京太郎「でも何か意外ですね」 はやり「えっ?」 京太郎「いやー、はやりさんって和食ってイメージが無いから出てくる料理もてっきり洋食かと」 はやり「あー、うん。なるほどっ」 はやり「確かに番組とかだと洋食とかが多いかなぁ。ハンバーグとかカレーとかパスタとか」 はやり「イメージも有るし、ねっ?」 京太郎「あーなるほど」 はやり「でも和食も得意と言うか、基本的には何でも作れるよ☆」 京太郎「流石プロ級を自称するだけは有りますね」 はやり「もし食べたいものが有ったら、何でも言ってね。どんなものでも作っちゃうよっ」 京太郎「えっ?また作ってくれるんですか?」 はやり「もちろん!……ってもしかして迷惑だったかな?」ウルッ 京太郎「いえ、全然まったく!!」 はやり「良かったぁ。よく考えたらいきなり作りに来るとか迷惑だったんじゃないかって、今頃思って……」 京太郎「それは無いっすよ!」 京太郎「はやりさんが作りに来てくれるのを喜びはすれ、迷惑だなんて絶対思いません」 はやり「あはは。ありがとっ☆」 はやり「ささっ、どんどん食べてねっ!」 京太郎「はいっ!」 938 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/11(火) 01 22 02.40 ID jnM2oSEUo 【数十分後】 京太郎「いやー食べた食べた」ポンポン はやり「流石男の子だねっ!たくさん作ったと思ったのに、あっという間になくなっちゃったよっ」 京太郎「本当に美味しかったですもん!」 はやり「そう言ってくれると本当に嬉しいなっ☆」 京太郎「なんなら毎日食べたいぐらいです」 はやり「ま、毎日って///」 京太郎「あ、いや深い意味は無いですよ?冗談ですから」アセアセ はやり「そ、そうだよね」ショボーン はやり「……はやりと京くんじゃ歳が違い過ぎるし」 京太郎(あれ?何か地雷踏んだ?) はやり「……ごめん。はやり何か勘違いしてたみたい」 はやり「京くんが優しいからつい甘えちゃって、年甲斐も無くはしゃいでこんなご飯を作りに来てみたり……」 はやり「京くんにしてみれば、年上の言う事は断れないから承諾してただけなんだよね?」 はやり「一人で舞い上がって一喜一憂して――」 はやり「……あはは。本当バカみたい」 京太郎「は、はやりさん?」 944 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/11(火) 01 35 55.23 ID jnM2oSEUo はやり「大体一回りも違うしかも相手は未成年なのに、そんな子が私を好きになってくれるかもしれないとか淡い夢を見て……」 はやり「本当はやりってバカだよねっ」 はやり「……ごめんね、京くん。もうこう言う事はしない」 はやり「今日はもう帰るね……」 京太郎(くそっ!何か俺の不用意な一言ではやりさんを傷つけたみたいだ) 京太郎(……このままじゃきっとはやりさんは、俺と距離を置くだろう) 京太郎(それは嫌だ。だから俺は今、この気持ちをぶつけなければいけない!) 京太郎「はやりさん!」 京太郎「 946」 告白の言葉をどうぞ ※ただし何か変なものは安価下。あと調理できそうに無い場合も申し訳ないですが安価下 952 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/11(火) 02 03 52.39 ID jnM2oSEUo 俺と同じ名字になってくれ 京太郎「俺と同じ名字になってくれ!」 はやり「えっ!?」 はやり「そ、それってどういう事かなっ?」ドキドキ 京太郎「そ、それはその……結婚を前提にお付き合いしてくださいと言うか、毎日はやりさんの作った味噌汁を飲みたいと言うか……」 はやり「……冗談だよね?」 京太郎「冗談でこんな事言いません!」キッパリ はやり「でもさっきも言ったけど、はやりと京くんは年齢も一回り違うし……」 京太郎「それも前に言いましたよね?」 京太郎「俺は気にしないって」ニコッ 京太郎「だから年齢なんて関係ないです。俺ははやりさんが好きなんです」 はやり「京くん……」 はやり「嬉しい。はやりも京くんの事大好きだよっ!」 はやり「……今まで男の人と付き合った事が無かったから、本当に不安だったんだ」 はやり「だから京くんの事好きなのもかもしれないって思ったけど、どうすれば良いのか分からなくて……」 はやり「それに歳の事も有るから、好きになっても良いのかなってずっと悩んでて」 はやり「だから……本当に嬉しい」ポロポロ 京太郎「はやりさん……」 953 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/11(火) 02 14 05.25 ID jnM2oSEUo はやり「でも本当に良いの?京くんと結婚できる頃にはそのはやり……三十路過ぎてるよ?」 京太郎「関係ないです」 はやり「きっと若い子と一緒に居たら嫉妬しちゃうし……」 京太郎「嫉妬どんと来いです。もちろん、そうさせないように努力しますけど」 はやり「……はやりの方が先に死んじゃうかも」 京太郎「それは流石にどうなるか分かりませんけど、はやりさんが死ぬまでは側に居ます!」 はやり「それに――」 京太郎「ああもう!」グイッ はやり「はややっ!?///」 チュッ 京太郎「――絶対に幸せにしますから」 はやり「うん!」 955 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/11(火) 02 15 08.27 ID jnM2oSEUo ( ̄ \ /. . . . . . . . . . . . . . . . .\ ___ ☆ __≧ /. . /. . . . . . . . . . . . . \ . . / ノ /> . . (___(__) . / . . /| . . . . . . . . . . . . . .(__) _) .\. /. . . . . | |. . ′. ' | . . . . . . . . . .|. . .\人 . . . . . \ / . . . . . . ./|__|. . .| . ./| 八 {\ . . . . . . . |. .| . . .| ヽ . . . . .. \. / . . . . . . ./ | |. . . Ⅳ__|_ \ ≧ . ト、 | . | . . .| ‘,. . . . \ / . . . . . . ./ _| |. . . .; /rしハ rしハ| | . . .| . . . . . | . . . . . ./ .///|. . .{ i弋う' 弋う' 小 |}. . .| ' . . . . || . . . . ./ .' |ノ . . 圦 " ' "/ j /. . . .| |. . . . . 人 . . . .‘ 爪 V. . 个.. V ノ イ. . . . . . . . | |. . . . . / ∧_ ヽ. . .' 〔 { \ /7¨ヽ . . ≧-≦- 、 . . ./ ̄ ̄ >-、 . . . / < ) ; j }__ ヽ // /\ / /⌒ヽ|/ _ ノ . . / |/ ̄ / ノ { \(__./ 、l八 ノ / ヽ | (/ { {__ ノ > 、 /―― 、 | |\\ 从_ {_/ }\ ` ̄\ |_/. \ j_ / . / \ } }!/ ーイ ` / . / ` .. // | ∧ . . .| .. .....′ |. . .7´ }. . ハ | _/ '.__ .. 八 ... ... 从/ . / ノ 、 / はやり「京くん、ずーっと離さないからねっ☆」 956 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/11(火) 02 18 00.42 ID jnM2oSEUo 【瑞原はやりの好感度がMAXになりました】 【瑞原はやりが恋人になりました】 【瑞原はやりが覚醒しました 以後タッグ及びチーム戦において使用が可能になります】 【更に恋人が15人に達したため、スキル枠が+1されます】 瑞原 はやり(覚醒ver) 【聴牌速度】(75/∞) 【和了速度】(75/∞) 【放銃補正】(75/∞) 【打点補正】(75/∞) 【防御補正】(75/∞) 【Dust devil】 【聴牌速度】【和了速度】【放銃補正】【打点補正】【防御補正】がカンストせず加算される。全ステータス+25 点数コンマ+40 【豪運】を持つ相手以外の場の支配を受けない 【永遠の牌のおねえさん】※団体時 チームの全ステータスを+20 点数コンマを+20する 【極・アルティメットアイドルオーラ】 聴牌コンマが1番高い場合に発動。和了時コンマ+40 点数コンマ+50 【加速世界(アクセルワールド)Ⅱ】 チーム全員の聴牌判定+20 和了コンマ+20 【ストレイト・グッドスピード】 使用することで二度だけ聴牌判定をEX(必ず聴牌)にする。全てのスキルの影響を受けない 【風の聖痕(スティグマ)Ignition】 使用した局から3局までの間 自分の聴牌判定+20 和了判定+20 他家の【聴牌速度】-20 【和了速度】-20 【Wind -a breath of heart- Re:gratitude】 使用する事により聴牌判定+30 和了判定+30 点数コンマ-20 7月へ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/550.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1342535506/ ―部室― 咲「プール…?」 京太郎「ああ。県大会も無事終わっただろ?それで息抜きも兼ねてプールにでも行かないかって思って」 優希「ほう、面白そうな話だじぇ。詳しく聞かせろー!」ドーン 京太郎「痛てて…乗っかるなっての優希…」 和「プール…ですか。そういえば最近暑くなってきましたしね。でも海じゃだめなんですか?」 京太郎「いや、最近隣町で大型プールがオープンしたろ?せっかくだからそこに行ってみようと思うんだ」 咲「あーそういえばそうだったね。でもあのプールオープンしたてなのにトラブルが続いてるって聞いたんだけど…」 和「ニュースでやってましたよね。流れるプールの流れが止まったとか、スライダーの水が止まったとか…」 優希「ふーむ…流れないプールっていったい何の意味があるんだじぇ…普通のプールだじぇ」 咲「スライダーが途中で止まるなんて、危なすぎるしね…」 京太郎「まあ、あれからしばらく経ってるし、さすがにもう大丈夫じゃないか?」 京太郎「それにせっかくだから新しいプールってのに行ってみたいんだよ」 ガチャ 久「あら、面白そうな話してるわね」 咲「あ、部長。こんにちは」 和「会議のほうはもういいんですか?」 久「ええ。ちょうどさっき終わったところよ。会議室にクーラーがないから、ホントに暑くてたまらないわ…」 咲「染谷先輩は今日はどうしたんですか?」 久「まこは今日は家の手伝いで来れないらしいわ」 久「で、なんか面白そうな話してなかった?プールに行くとかなんとか」 京太郎「あ、部長達もあとから誘おうと思ってたんですよ」 京太郎「今週の日曜日に、最近オープンしたプールに行こう、っていう計画で」 京太郎「麻雀部の県大会終了慰安企画、って感じです」 久「なるほど、面白そうね…さっきも言ったけど、最近すごく暑いし魅力的な提案だわ」 久「それに慰安計画をわざわざ須賀君が立ててくれたんだから、部長の私がのらないわけないわよ」ニコッ 京太郎「部長…」ジーン 久「当然、須賀君が全部お金出してくれるのよね?」 京太郎「え?」 久「交通費とか、プールの入場料とか、昼食代とか…あとうきわとかのレンタル代とかも」 京太郎「え…?ちょ、ちょっと」 久「ホント先輩思いの後輩をもって私は幸せだわ」ニコッ 京太郎「あの…部長?」 久「なあに?須賀君」ニコッ 京太郎「あ、あの…」 久「ん?」ニコッ 京太郎「う…わ、分かりましたよぉ…」 優希「やったじぇー!さすが私の犬なだけはあるな、京太郎ー!」 咲「あ、あんまり無理はしないでね、京ちゃん」 和「まあ、本当に足りなくなったら私たちも出しますから大丈夫ですよ」 優希「あー日曜日が楽しみだじぇー」 ワイワイガヤガヤ 久「須賀君」ヒソヒソ 京太郎「なんですか、部長」ズーン 久「そんなに落ち込まないの。それに…皆の水着をタダで見放題だと思えば安いものでしょ?」ヒソヒソ 京太郎「それはそうですけど…」 久「それに…何かあったとき、須賀君がお金を払ってるから」 久「ってことで不満を反らして皆が須賀君に当たらないようにする、っていう意味合いも込めてるわ」ヒソヒソ 京太郎「あ、なるほど…意外と考えてくれてるんですね、部長」 久「あら、私はいつもみんなのためになるように行動してるつもりよ。それは須賀君相手でも例外じゃないわ」 久「それに…払ってもらう分はちゃんと価値を提供するから安心して?」ニコッ 京太郎「は、はい。ありがとうございます(どういう意味だろ…)」 久「(ふふ…主に和や咲や優希たちがね)」ニヤニヤ ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 久「じゃあ、今日の部活はここまでにしましょうか」 優希「はあー今日も疲れたじぇ~相変わらず咲ちゃんはなぜかカン材持っててリンシャンであがるし!」 咲「あはは…」 優希「のどちゃんはおっぱいでイカサマしてるし!」 和「してません!//」 京太郎「お疲れーじゃあ帰ろうぜ、咲ー」 久「須賀君、ちょっと女子だけで話すことがあるから、今日は先に帰ってくれる?」 京太郎「あ、そうなんですか、分かりました」 咲「(あれ…そんな予定あったっけ…?)」 京太郎「じゃあ、お疲れさまでした」 バタン 久「…」 久「さて、須賀君帰ったわね」 和「部長?急にお話ってなんですか?」 優希「もう今日は麻雀の話はしたくないじょ~…」 久「そうね、私も急に思いついたから仕方ないわ」 久「今週の日曜日にプールに行くでしょ?だからその前日に皆で水着を買いに行かない?」 久「私ちょうど新しい水着がほしいと思ってたところなのよ」 久「それで皆もどうかなって思ってね」 咲「水着…ですか」 和「なるほど…そういうわけですか」 優希「私も新しいのほしいーじぇー」 久「どうする?せっかくだから可愛い水着着たくない?」 久「それに…皆須賀君に可愛いところ見せたくないの?」ニヤニヤ 咲、和、優希「「「?!」」」 咲「わ、私は別に…」アセアセ 和「そ、そうですよ!須賀君は関係ありません!」 優希「い、犬ごときに見せる水着なんてないじぇ!」 咲「(京ちゃんに…水着…可愛いの来て行ったら褒めてくれるかな?)」モワモワ… 「お、咲新しい水着買ったのか?」 「ふーん、い、意外と似合ってるな…」 「まあその…咲らしくて可愛いんじゃないか?」 咲「(っていう感じで…)」ポー 優希「はぁ~犬に水着を見せてもなんの得にもならないじぇ…でも買いにいくのは楽しみだじぇ~」 和「全く部長は…でもたまには皆で買い物もいいかもしれませんね。ねえ宮永さん…宮永さん?」 咲「」ポー 和「宮永さん?どうかしたんですか?」 咲「はっ!い、いやなんでもないよ!別に京ちゃんのことなんか考えてないよ!」 和「え…?」 咲「あ、じゃなくって今日は暑いなって…(く、苦しい…私ったら何言ってるのバカー!)」 和「そうですね。当日も暑くなったらいいですね」 優希「大丈夫だじぇ!のどちゃんのおっぱいに誓って、必ず日曜日は晴れるじぇ!」 和「そんな必ず晴れるかなんて分かりませんよ…って私のおっぱいは関係ありません!」 優希「のどちゃんが怒ったじぇー逃げるじぇ!」タタタ 和「まったくもう…優希ったら…」 咲「あはは…(でも原村さんの胸…やっぱり大きいから水着ですごく目立つんだろうなあ…なんかうらやましい…)」 咲「(それに比べて…私は…)」グスッ 久「はいはい。その辺にしときなさい。じゃあ、来週の土曜日の午後二時に長野駅に集合ね。じゃあ今日は解散!」 久「(一年生は皆初々しいわねえ…ま、一応私もまだ18なんだっけ…)」 久「(華の女子高校生が水着を見せる相手もいないなんて寂しいわねえ…)」 久「(まあ、別にいいわよね。そういえばまこも誘わないとね)」 久「(………)」 久「(あのワカメみたいな髪の毛は水につけても大丈夫なのかしら?)」 ―土曜日 長野駅― 和「ふう、今日はとても暑いですね」 久「ホント、最近の夏の暑さは異常なくらいだわ。でも明日はこれぐらいだといいわね」 優希「その点なら大丈夫だじぇ。天気予報では明日も晴れるって言ってたじぇ!」 優希「わたしのおっぱい眼に間違いはないじぇ!」 和「だから何言ってるんですか優希は!!//」 優希「冗談だじぇ~あんまり怒ってるとしわが増えるぞ、のどちゃん」キリッ 和「怒らせてるのは誰なんですかもう…」 和「だいたい胸で天気だなんてそんなオカルトありえません」ボソボソ 久「あんたたちのやりとりは相変わらずね~」 優希「おうよ!のどちゃんは私の中学時代からの友人だからなんでも知ってるじぇ!」 和「なんでもは言いすぎですが、確かに長い時間を過ごしてきた友人ではありますね」 優希「のどちゃん素直じゃないじぇ~素直じゃないのはこのおっぱいか、このっ!」ポヨン 和「ちょっ…こら!優希!いい加減にしなさい!」 優希「うわ~ん。のどちゃんがいじめるじぇ~」 久「ほーんと、仲いいわね~」 久「それにしても咲はどうしたのかしら、遅いわね。ってもしかして遠くから走って来てるのは咲かしら?」 タッタッタッ 咲「す、すいません遅刻しちゃって…」ハアハア 咲「(どんな水着にしようか考えてて眠れなくなって寝坊しちゃったなんて言えないよー)」 久「じゃあ、全員そろったから行きましょうか」 咲「あれ…?染谷先輩はいないんですか?」 久「ああ、まこなら水着はあるからいいって。明日はちゃんと来るから、清澄麻雀部は全員参加よ」 咲「なるほど、分かりました」 久「まあ、まこらしいと言えばまこらしいわ。」 久「で、…あんたたちはいつまでやってるの?」 和「…もうやめてくださいね、優希」ハアハア 優希「…今回はなかなかのどちゃんしぶとかったじぇ」ゼエゼエ 咲「えーと…二人とも…大丈夫?何かあったの?」 久「気にしなくていいわ。二人の自業自得だから」 和「部長…ひどいです!元はといえば優希が…!」 優希「のどちゃんのおっぱいが原因だじぇ!」 和「~~!まだ言いますか!!」 久「じゃ、行きましょうか。咲」スタスタ 咲「はい、そうですね部長」スタスタ 和「あ…ま、待ってください!」 優希「わたしを置いていかないでほしいじぇ~」 ―デパート― 久「この店は割と品揃えがいいわね、ここで買いましょうか。じゃあ、各自自由に選びましょう」 咲、和、優希「了解です(だじぇ)」 ・ ・ ・ ・ 和「(それにしても、水着のデザインってたくさんあるんですね…)」 和「(あ、これなんか結構可愛いかも…)」 サイズ C~D 和「(……無理ですね)」 ・ ・ ・ ・ 優希「あー夢中になってるうちにみんなとはぐれちゃったじぇ…」 優希「うーむ。水着を買うのは楽しみにしていたものの、どれを買えばいいか分からないじぇ…」 優希「あ…これとか可愛いじぇ」 サイズ:C~D 優希「(…無理だじぇ)」ズーン ・ ・ ・ ・ 久「さて、今年はどんな水着にしようかしら」 久「(ふむ…やっぱり男の子がいるわけだから、多少は可愛いやつにするべきよね…)」 久「(…別に私は皆と違って可愛いところを見てもらおうとか思ってないわ)」 久「(お金を払わせるわけだし…あ、当たり前よね)」 久「(…誰に言い訳してるのかしら私)」 店員「水着をお探しですか?」 久「あ…はい。明日プールに行くことになったので、買っておこうと思いまして」 店員「なるほど~お客様可愛いし、スタイルもいいから、これなんてどうですか」 久「えっと…少し大胆すぎじゃないですか…その…特に下とか…」 店員「じゃあ、下にパレオを巻いてみてはいかがですか?この水着でしたら…これがぴったりですね」 久「あ、これいいですね。色は…これにしようかしら」 店員「パレオの中身は彼氏さんだけに見せてあげてくださいね」ニコッ 久「ち、違います、別に彼氏と行くわけじゃ…」 店員「そうですかー友達と行くんでしたらバレオはいりませんよね、もったいないですもんね」ニヤニヤ 久「!じゅ、純粋にこのパレオが気に入ったんで…」 店員「なるほど~どうもお買い上げありがとうございます」 久「じゃあ、お会計をお願いします(いったいなんなのよ…この店員は…)」 久「とにかく、私の分は買えたわね…皆はもう買ったかしら」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 咲「こ、ここどこ~?水着探してたら迷っちゃたよお~…」ウロウロ ・ ・ ・ ・ 優希「むむむ…なんか考えるのめんどくさくなってきたじぇ~」 優希「よく考えたら家に水着がないわけじゃないし…」 優希「よし!明日はいつも通り学校の水着でいくじぇ!余ったお金でタコス買って帰れば完璧だじぇ!」 ・ ・ ・ ・ 和「(なんとかサイズを探してもらって買うことができましたね…)」 和「(…あそこでウロウロしてるのは、宮永さん?!)」 和「宮永さん、そんなところで何やってるんですか?」 咲「あ…原村さん…!実は水着探しててウロウロしてたら迷子になちゃって…」 咲「原村さんが来てくれて助かったよお…」 和「(こんなところで迷うなんて…麻雀だけじゃなくて方向感覚もオカルトですね…明日は大丈夫なんでしょうか)」 和「もう…気をつけてくださいね。ところで水着はもう買いましたか…って迷子になってたんでしたね」 咲「う、うん。もう皆は買ったよね?早く選ばないと、皆待たせちゃうよね…」 和「じゃあ私が一緒にいますから、咲さんは水着を選ぶのに集中してください」 咲「ありがとう、原村さん!私、頑張るよ!」 和「大げさですよ…とにかく、急ぎましょう」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 久「よし、皆買えたみたいね。じゃあ明日も早いことだし、今日は帰ってゆっくり休みましょうか」 和「そういえば、明日は何時に集合なんでしょうか」 久「あ、忘れてたわ。明日は長野駅に午前九時に集合。電車で隣町に行ってそこから歩いてプールに行く」 久「持ち物は…今日買った水着と、あとはまあ常識の範囲内で持ってきてね」 久「うきわとかレンタルするやつは須賀君が全部出してくれるから問題ないわ」 久「以上よ。何か質問はあるかしら?」 久「…特にないわね。あ、それと優希」 優希「なんだじぇ?」 久「優希は学校指定の水着で明日行くつもりなんでしょ?水着をつけて来るのはいいけど、下着を忘れないようにしてね」 優希「!いくらわたしでもそんなの忘れたりしないじぇ!!」 和「部長、忠告ありがとうございます」 優希「のどちゃんひどいじぇ?!」 咲「優希ちゃんならありえるかもね」アハハ 優希「咲ちゃんまで…皆ひどいじぇ~…」 久「ま、こんなところね。じゃあ、解散!明日は遅刻しないでね、咲!」 咲「は、はい!分かりました(うう…私も人のこと言えないな…)」 ―原村家― 和「改めて見るとこの水着サイズが大きいですね…」 和「自分で見てて恥ずかしくなってきました…//」 和「形が崩れないように、ここにかけておきますか…」 和「ふう、ちょっと疲れましたね。少し麻雀してから寝ましょうか」 和「よいしょと…いつもの部屋は…空いてますね」 和「ふむ…なかなか調子は悪くないですね…」 和「」チラッ 和「……」 和「ちょっと試しに水着を着てから寝ましょうか」 和「あ、明日着てみてサイズが合わない、なんてことがあったら困りますから、仕方ないですよね」 和「……」ヌギヌギ 和「……」 和「あ、ぴったりですね…よかった…」 ―片岡家― 優希「確かこの辺に…あったじぇ!」 優希「う…改めてみるとなんて普通の水着だじぇ…」 優希「ま、まあ犬に見せるために明日行くわけじゃないから関係ないじぇ!」 優希「そーと決まったら明日のためにさっさと寝るじぇ!」 優希「…やっぱ可愛いの買っとけばよかったかな…」ボソッ ―竹井家― 久「さて、明日のために一回この水着を着ておきましょうか」 久「あの店員のせいで、試着できなかったし…」 久「……」 久「なにこの露出量…よ、よかったわ、パレオ買っておいて…」 久「まあ、サイズは問題ないわね、それじゃあさっさと寝ましょうか」 久「明日が楽しみね」 ―染谷家― まこ「明日は京太郎がプールに招待してくれるらしいの、なかなかあいつも粋なことするのお」 まこ「明日がいろいろ楽しみじゃ」ニヤニヤ ―日曜日― 京太郎「みんなおはよう!部長、染谷先輩おはようございます」 まこ「おう、おはよう京太郎」 久「おはよう須賀君。お、今日は皆時間以内に集合してるわね。やっぱり遅刻しないのが一番ね。ねえ咲」ニヤニヤ 咲「そ、そうですよ。遅刻なんて…うう…」 和「(うろたえる宮永さん…可愛いですね…)」 優希「それにしてもホントにいい天気になってよかったじぇ!これも私のおっぱ…むぐっ?!」 和「その先はもう言わせませんよ!」 優希「んーんんんんー!んー!!」 久「ふふ。今日は和が先制したわね」 まこ「わりゃ駅前でそんなに目立つ行動はやめんさい…」 京太郎「けどホント暑いっすね~皆を誘ったのが今日で良かったです」 咲「京ちゃん、ちゃんと水着持ってきた?」 京太郎「あ、当たり前だろ!もしなくても絶対入るからな!」 咲「は、裸で入るのはちょっと…//」カーッ 京太郎「違うって!プールで買うに決まってるだろ!!」 久「あんたら…でも一年生同士仲がいいのは良いことね、でもあまり時間もないし、そろそろ行くわよ」 ―プール― 優希「ふえ~大きい建物だじぇ~」 和「噂に聞いてたよりずっと大きいですね……さすがに噂になるだけはあります」 京太郎「だろ?あ~泳ぐの楽しみになってきた!」 久「そうね。じゃあさっさと中に入りましょうか」 京太郎「おい、咲、ちゃんとついてこいよ!」ニヤニヤ 咲「!わ、分かってるよ」ムッ まこ「みんなまだまだ子供じゃの~」 久「じゃあ、須賀君一旦お別れね。レンタルはうきわ一つとそうね…ベッド型のうきわを一つで合計二つでいいわ」 京太郎「分かりました。じゃあ入場料とかまとめて払っておくので、先輩たちは先に行っててください」 和「須賀君、ありがとうございます」 優希「サンキューだじぇ!後でタコス食わせてやるからな!」 京太郎「優希には期待しないでおくわ…」ハハハ 咲「京ちゃん、ありがとう」 京太郎「気にすんなよ!今日は皆のための慰安企画だからな!」 まこ「われ気前いいのお。なんか企んでおらんじゃろな?」ニヤニヤ 京太郎「なっ…善意ですよ善意!染谷先輩人が悪いですよ!」 まこ「そうか~すまんすまん」 京太郎「(みんなの水着が見れるから、承諾した、とは言えないな…)」 京太郎「ふう…うきわ二つはちょっと持ちにくいな…一つはベッド型だし…」 京太郎「みんなそろそろ来るか…?」 久「須賀君!おまたせ」 まこ「またせたのう」 優希「よく待ってたな褒めてやるじぇ!」 和「お待たせしました」 咲「うう…(恥ずかしくて京ちゃんの前に出れないよ…)」 和「宮永さん、なんで私の後ろに隠れてるんですか」ヒソヒソ 咲「だって…京ちゃんに水着見られるなんて恥ずかしいよ…」ヒソヒソ 和「何のために買ったんですか…私も恥ずかしくないわけじゃないんですよ」ヒソヒソ 久「(咲ったら…須賀君に水着見られるのが恥ずかしいのね…可愛らしいわ)」ニヤニヤ 京太郎「あれ?咲。なんで和の後ろに隠れてるんだ?」 咲「!」ビクッ 京太郎「全く…何かあったのか?」グイッ 咲「あ…」 京太郎「(って咲、これは…手で必死に隠してるけど…新しい水着、とか?)」 咲「きょ、京ちゃん、お願い、あんまり、見ないで、」カーッ 咲「は、恥ずかしいの…」ウルウル 京太郎「(なんだこれ…なんだこれ…)」 京太郎「(ちょーかわいーよ!)」 京太郎「(じゃなくて!誰だ今のは)」 京太郎「(でも…本当に可愛いな…花のフリルのついた水着……咲によく似合ってる…)」 京太郎「(もしかして買うとき、嶺上開花をイメージして買ったとか)」 京太郎「(あれ…咲ってこんな可愛かったっけ…)」 優希「こらー犬!いつまで咲ちゃんを見てるんだじぇ!咲ちゃん涙目になってるじぇ!」 京太郎「はっ!す、すまん咲!そんなつもりじゃ…」 久「あれー?咲の水着ばっかり?ここには可愛い女の子があと四人もいるのよ?」ニヤニヤ 京太郎「(言われてみれば…みんな今日可愛い水着ばっかり着てるような…もしかして部長が言ってた価値ってこれのことか?)」 京太郎「(すばらっ…実にすばらです…ってなんだすばらって)」 京太郎「(部長…なんて大胆な水着なんだ…下はパレオ巻いてるから見えないけどきっときわどいんだろうな…)」 京太郎「(和…まさかあんな大胆なビキニでくるとは…正直言って直視するのもつらいレベルだぜ…)」 京太郎「(優希…スクール水着でくるとは王道中の王道か…寸胴で背も低くて全くもって健全だ…だがそれがいい)」 京太郎「(そして染谷先輩…目をそらさずにはいられないな!)」 京太郎「(これはみんなと来た甲斐があったぜ…!)」 久「ふふ。満足してもらえたかしら?じゃあそろそろ行きましょうか」ニコッ 和「(少し恥ずかしいですが…)せっかく来たんですし、早く泳ぎましょう!」 優希「京太郎ー!うきわを一つ貸してくれい!」 京太郎「ほいほい、そらっ」ヒュッ まこ「京太郎、女の水着をじっと見てるなんて感心せんのう」ニヤニヤ 京太郎「す、すいません(………)」 優希「まずは流れるプールにGO!だじぇ!」 久「あ、ちょっと待って」 京太郎「どうしたんですか?」 久「いや、行くのはいいんだけど、今日すっごい混んでるじゃない?だからチーム分けしたいと思うの」 久「六人いるから二人ずつね」 久「一時間ぐらいしたらもとの場所に集まってメンバーチェンジ。これでどうかしら」 久「今が十時過ぎだから…ちょうど二周したところで昼食にしましょう」 京太郎「確かに、みんなで行ったら身動き取れなさそうですね…」 和「それも致し方なし、ですかね…」 咲「うう…(せっかく京ちゃんと遊べると思ったのに…)」 優希「なんでもいいから早くきめるじぇ!プールに入りたいじぇ!」 久「まあ、あせらないでよ。分け方は…グーチョキパーで別れましょ、でいいわよね」 グーチョキパーで別れましょ! グー:久、和 チョキ:まこ、優希 パー:咲、京太郎 久「決まったわね。じゃあ和。私まずスライダーに行きたいからついてきてくれる?」 和「分かりました」 まこ「じゃあ、優希、どこか行きたい場所はあるかの?」 優希「流れるプールに行きたいじぇ」 まこ「了解じゃ。じゃあさっそく行くかの」 優希「ダッシュだじぇ!」タッ まこ「こら!優希、待ちんさい!」タッ 京太郎「はは…みんな行っちまったな。咲、俺たちはどうする?」 咲「うえっ?あ…えっと…(どうしよう!京ちゃんと二人きりになっちゃった…)」 咲「(というか、まだ水着見られるのも慣れてないよお…)」 京太郎「咲?」 咲「え、えーと…あの…その…」 京太郎「ははっ。咲らしくねえなあ…なんか顔赤いな。熱でもあるんじゃないか?」ピトッ 咲「(…!京ちゃんの手がおでこに!)い、いやっ!」バッ 京太郎「さ、咲…?」 咲「(あ…私、京ちゃんに…なんてこと…)」 京太郎「ご、ごめんな。咲。俺なんか咲の気に障ることしたかな…?」 京太郎「…ちょっと俺飲み物買ってくるから、そこで待っててくれ」 咲「っ!待って!」 京太郎「え?」 咲「ち、違うの…」 咲「……しいの!」ボソボソ 京太郎「何だ?聞こえなかったぞ?」 咲「だから!恥ずかしいの!さっきも言ったでしょ!?」カーッ 咲「昨日みんなで水着を買いに行って…」 咲「せっかくだから可愛い水着買おうって思って…」 咲「それでこの水着選んだんだけど…」 咲「ダメだよ…やっぱりこんな可愛い水着私には似合わない…」 咲「私は原村さんみたいに胸も大きくないし、部長みたいにスタイルもよくないし…」 咲「ごめんね…?変なところ見せちゃって…」 京太郎「咲………」 京太郎「(さっきも思ったけど…こいつこんなに可愛かったっけ…?)」 京太郎「(っていうかなんでこいつは似合ってないなんて思ってるんだ…)」 京太郎「(そうか、それであっきあんなに…)」 咲「(京ちゃん黙り込んじゃったよ…きっと不甲斐ない私にあきれ返ってるんだ)」 咲「(うう…もういや…)」 京太郎「咲…」 咲「なあに…京ちゃん…?」 京太郎「その水着、すげえ似合ってる」 咲「え?(えっえっ…聞き間違いだよね?)」 京太郎「だから、その水着、すげえ似合ってるよ」 京太郎「胸も、スタイルも関係ねえよ」 京太郎「だから、似合ってないなんてそんな寂しいこと言わないでくれよ」 京太郎「お、お、俺はその水着も…その…咲も可愛いと思うぞ」 咲「きょ、京ちゃん…(い、い、今可愛いって言われたの?)」 咲「(嘘じゃない、よね。うう、嬉しいよよお)」グスッ 京太郎「咲?!…泣くなよ…なんかごめんな」 咲「違うの。嬉しかったの。そんな風に今まで私のこと見てくれたことなかったから…」 咲「だから、ありがと…、京ちゃん…! 咲「ごめんね、時間とらせちゃって…」 京太郎「いや、咲がいつも通りになってくれてよかった」 京太郎「なあ、咲。一つ聞いていいか?」 咲「なあに京ちゃん?」 京太郎「(うっ可愛いなあおい…)…その水着の花のフリルってやっぱり嶺上開花を意識したのか?」 咲「うん…やっぱりばれちゃったか」エヘヘ 咲「この水着を見つけた時なんとなくお姉ちゃんのことを考えちゃって…」 咲「気が付いたらこれにしてたんだ」 京太郎「そっか…」 京太郎「咲、全国大会で姉ちゃんと話せるといいな!」 咲「うん!私頑張る!」 京太郎「じゃあ、泳ぎにいくか!」 咲「うん!」ニコッ ― 一時間後 ― 久「みんな戻ってきたわね」 優希「流れるプール最高だったじぇー!」 まこ「…われが暴れるけえこっちは目立って恥ずかしかったがのう」フウ 和「なかなか刺激的な体験ができました。スライダーって面白いんですね」 京太郎「(和が刺激的な体験!?)」モワモワ 「ダメです…そんな…」 「そこは刺激が…強すぎますよ…」 「もうっ須賀君!いけませんよ…」 京太郎「(これは…くっ)」 咲「京ちゃん?」 京太郎「はっ!(うわあ…さっき咲のことを考えといて、次は和とか…なんて俺はお構いなしなんだ)」 久「咲たちはどうだった?楽しめたかしら」ニヤニヤ 京太郎「あ、はい!咲意外と…ってはっ!」 咲「ちょ、ちょっと京ちゃん?!」 久「あら、意外となんだって?」ニヤニヤ 優希「なんだー!はっきりしないやつは男らしくないじぇー!白状しろー!」 咲「な、なんでもないですー!」 久「(ふふふ…やっぱりこの子たちをいじるのは最高ね)」ニヤニヤ まこ「(部長…ニヤニヤしおって…どうせ一年達のいじりは楽しいなとか思っとるんじゃろ…)」 まこ「(けどあんたも巻きこまれる可能性はあるんじゃ…もしそうなったら面白いの)」ニヤニヤ 久「それじゃあ、一時間経ったから、一旦メンバーチェンジしましょうか」 久「いくわよー」 グーチョキパーで別れましょ! グー:和、京太郎 チョキ:まこ、咲 パー:久、優希 久「決まったわね」 久「そうね…私またあのスライダーに乗りたいわ。優希まだスライダー行ってないんでしょ?いいわよね?」 優希「かまわないじぇ!あのスライダーなかなか高い位置から始まるから面白そうだじぇ!」 久「そうなのよね。あれはホントに病みつきになるわよ」 まこ「われはどうするぞ?」 咲「そ、そうですね…」 咲「さっきあんまり泳げなかったんで、次はたくさん泳ぎたいです…」 咲「向こうの25メートルプールとかどうですか?」 まこ「了解じゃ。次は存分に泳いだらええ」 久「あら、なんでさっきはそんなに泳げなかったの咲?ん?」ニヤニヤ 咲「うう…えと…その…(部長…なんか今日はいつもにまして意地悪だよお…) まこ「こらこら、後輩いびりもいい加減にしんさい」 久「あらいやだわ。私そんなつもりで言ったんじゃないわよ」ニヤニヤ まこ「(まったく…)ほら、行くかの、咲」スタスタ 咲「はい…」スタスタ 京太郎「さて、和、俺たちはどこに行く?」 和「そうですね。さっきはスライダーでしたから、次は普通のプールに入りたいですね」 和「さっき優希が流れるプールが楽しかったと言っていたのでそこに行ってみませんか?」 京太郎「OK!流れるプールだな。じゃあ、行くか」 和「あ、あのちょっと待ってください!」 京太郎「?どうした和?」 和「あの…さっき宮永さんと何かあったんですか?」 和「普段より何か嬉しそうな顔をしていたので」 和「それに…さっきの反応も気になります」 京太郎「あはは…和にはバレバレだな…」 京太郎「実はこういうことがあったんだ」 (事情説明中) 和「なるほど…」 京太郎「そういうわけなんだよ(あれ、全部話す必要はなかったか?)」 和「それで宮永さんはあんなに喜んでたんですね」 京太郎「ああ。なんか昔から咲のことそういう目で見たことなかったからなんか新鮮だったんだ」 和「新鮮…ですか」 京太郎「ああ。そういえば一緒にプールに行ったのも久しぶりだったしな。あんなに可愛くなってるとは…」 京太郎「ってごめんな。和の前でする話じゃなよな」アセアセ 和「いえ、大丈夫です…それより…」 京太郎「ん?まだなんかあるのか?」 和「要するに須賀君は宮永さんの水着を褒めてあげたってことですよね」 京太郎「まあ、結果的にはそうなるな」 和「いや…だからその…」 京太郎「なんだよ。和もどうしたんだ?」 和「いえ。なんでもありません(ま、まあ須賀君のためにこの水着を買ったわけじゃありませんし…)」 和「でも何もコメントしてもらえないのは少し寂しいですね」 京太郎「えっ?」 和「ってあれ?(あ…今思ったことを口に出してしまいました…須賀君に怪しまれてしまったかも知れませんね)」 京太郎「もしかして和も水着を褒めてほしかったのか?」 和「!べ、別にそういうわけじゃないですけど」 京太郎「す、すまん。俺女の子への配慮の仕方が分からなくて…」 京太郎「逆に水着を褒めたりしたらセクハラになるんじゃないかって思っちまうんだよ」 和「須賀君…」 和「(確かに普段からあんな感じで女の子に対応されてれば素直な意見もいえなくなりますよね…)」 和「(ちょっとそれは反省しないと…って素直な意見って私何を言ってるんでしょうか)」 和「(須賀君が素直な意見をいったら私のことを褒めてくれるなんて…)」 和「(そんなうぬぼれありえません)」 和「(恥ずかしいです…反省しないと…)」 京太郎「いや…わざわざ言うまでもないんだけどな」ハハハ 和「え?」 京太郎「いや、だからさ。和の水着、似合ってるよ」 京太郎「見たときからそう思ってたし、それに情けないこというと、昨日和がどんな水着着てくるか想像しちまったしな」 京太郎「だから…もう一回言うけど、すげえ似合ってると思うぜ」 京太郎「和の水着を見れるなんて俺は幸せものだよ」ニカッ 京太郎「って臭すぎたか」アハハ 和「」カーッ 京太郎「って和?」 和「」ポー 京太郎「おーい和ー?」 和「ってはっ!私は何を…」 和「(今まで男の子に褒められたことなんてありませんでしたから…こんなに嬉しいものだったなんて…)」 和「(少し須賀君のことを誤解してたみたいですね)」 和「(…昨日頑張って水着を選んだ価値はあったのかもしれませんね)」 京太郎「和?大丈夫か?」 和「ふふっ大丈夫です」 和「それより、褒めていただいて、ありがとうございます」 和「須賀君も…けっこうかっこいいと思いますよ」ボソッ 京太郎「え?今なんて…」 和「なんでもないです!じゃあ、流れるプールに行きましょうか」 京太郎「お、おう…」 ―流れるプール― 和「それにしても…本当に今日は人が多いですね」 京太郎「ああ。でもたくさん人がいた方が、なんか楽しくないか?」 和「ふふ、須賀君らしいですね」 京太郎「じゃあ、せっかく流れるプールに入ったから、うきわでのんびりしないか?」 京太郎「和がそこに座ってすれれば俺が押すからさ」 和「う、うきわに…ですか?」 和「(そういえば今までうきわを使ったことってありましたっけ?)」 京太郎「ん~もしかして和、使い方が分からないとか?」ニヤニヤ 和「な!馬鹿にしないでください!乗れますから!」 京太郎「お、おい!急に乗ったら…」 和「え…」ツルッ バッシャーン!! 京太郎「(……)」 京太郎「(お、落ち着け、落ち着くんだ)」 京太郎「(状況を、状況をだな…)」 京太郎「(あ、ありのままに起こったことを…)」 京太郎「(ってそんな丁寧な思考は俺には無理だ!)」 京太郎「(うきわにはまりそこねた和に俺が覆いかぶさって…)」 京太郎「(今抱き合ってるような状態になってる…)」 京太郎「(てか和の胸が…俺のお腹にモロに当たってる…)」 京太郎「(しかも今和の手?らしきものが俺の…俺の…)」 京太郎「(やばい…これはさすがに…俺男だし…)」 和「(何か起こったんでしょうって思った瞬間)」 和「(須賀君が私の上に…)」カーッ 和「(というか須賀君けっこう筋肉あるんですね…)」 和「(顔は前から悪くないと思ってましたけど…)」 和「(そういえば中学校の時はサッカー部だったって宮永さんが言ってましたっけ…)」 和「(ってこんな時に分析してどうするんですか私ったら)」 和「(麻雀じゃありませんし…ってあれ)」 和「(何か手に変な感触が…)」 和「???!!~~~~!!!」 和「(わ、私のてが…す、す、須賀君のその、こ、こ、ってこれ以上は言えません!)」 和「(こんなところで叫び声をあげたりしたら須賀君の立場が…っていうか全国出場が危ういかもしれません)」 和「(ここは…ぐっと抑えて)」グッ 京太郎「?!」 和「(って抑える、の意味が違います!何文字通り須賀君のええと、とにかく!何文字通り抑えてるんですか!!)」 京太郎「(やばい…今和に刺激されて…和のやつ何考えてるんだ…)」 京太郎「(普通に考えて巨乳の美人に押し倒してるうえに股間まで刺激されて無事な男なんかいるのか?!)」 京太郎「(でもここで変なことしたら…皆の全国が…台無しに…俺のせいで…)」 京太郎「(耐えろ!耐えるんだ俺!)」 京太郎「(今は偶然物陰に隠れてて目立たないけど…ここは流れるプール!動き出したらこの醜態が白日のもとに!)」 京太郎「(て、あれ?なんでさっきから位置が変わってないんだ?)」 京太郎「(まさか…このプールトラブルが多いって言ってたけどまさかこんなときに…)」 和「(さっきから流れるプールが流れてませんね…これがニュースでやってたトラブルですか…)」 京太郎「(って!俺がさっさと和から退けばいい話じゃないか!今頃気づいてどうする!)」 京太郎「(でも…和すっげーいい匂いするんだよな…なんか離れたくないというか、離れがたいというか…)」 京太郎「(言ってみれば…岩手のばあちゃんちであったかいコタツに入ってるような…)」 京太郎「(うるさい!そこ!…ってまた急に俺は何を言ってるんだ)」 京太郎「(というか、なんで和は抵抗しないんだ…)」 京太郎「(相変わらず股間も…そのままだし…さすがにもう…膨張は抑えられません)」 京太郎「(……)」 京太郎「(やべー和の胸すげー気持ちいー…)」 和「(須賀君…どうして退いてくれないんでしょうか…)」 和「(いや…それ以上にどうして私は抵抗してないんでしょうか…)」 和「(須賀君がこんなに近くにいて、いやじゃないと思ってる私がいる…)」 和「(というか、いい加減こっちの手を離したほうがいいですよね…ってあれ?)」 和「(なんかさっきより大きくなってる?)」 和「(そういえば、保健の授業でやってましたね)」 和「(男の子は、ここを刺激されると、固くなったり大きくなったりするって…)」 和「(あと性的に興奮するとそうなるとか…)」 和「(今私がやってるのはきっとその両方ですよね…)」 和「(須賀君がかわいそうです、もう手を離さないと…)」 和「(……)」 和「(……もう少し…)」 京太郎、和「(……どうしよう!)」 京太郎「(俺がすぐ退けばいい話だろ!何がどうしよう、だよ)」 和「(私がどいてくださいと言えばいいだけの話ですよね…何ですか、どうしようって…)」 京太郎、和「「あの…」」 「のどちゃんたちはどこにいるんだじぇ!もうとっくに一時間過ぎてるじぇー!」 「そうね…全くあの子達ったらどこで何やってるのかしら」ニヤニヤ 「部長!京ちゃんはそんな人じゃないですよ!」 「けんかしとる場合じゃないじゃろ…どこに行ったんじゃろか」 京太郎、和「「……」」 京太郎「い、行こうか、和」ドキドキ 和「そうですね、須賀君」ドキドキ 久「あ、あの二人やっとでてきたわ」 優希「おーいのどちゃん~!犬~!」 まこ「遅いのう…いったい何をやっとったんじゃ」 久「何って…まこそれはもちろんナ「おい部長、それ以上はいかんじゃろうが」」 久「あはは、ごめんごめん」 咲「遅いから心配したよ~」 久「それで、二人とも何してたの?」 京太郎「……//」 和「……//」 久「(えっえっ?何この空気。どういうこと?まさかこの二人…)」 まこ「(…部長の読み、まさか当たったんか…?)」 優希「(のどちゃん…顔真っ赤だじぇ…さすがの私でもこれには突っ込めないじぇ)」 咲「(二人とも顔真っ赤にして…そんなにたくさん泳いだのかな?)」 久「えっと…それじゃあ、ご飯にしましょうか」 久「席を取る組と買いに行く組に別れましょうか」 久「………」 久「じゃあ、和と須賀君、着いてきてくれる?」 久「遅れてきた罰ゲームよ」ニコッ 京太郎「は、はい。分かりました…」 和「分かりました」 咲「ぶ、部長にわざわざ買いに行かせるなんて…私、行きますよ?」 久「構わないわよ、それに今日はそこまで上下関係を意識しなくていいわよ。せっかくの慰安会だし」 まこ「(部長の奴…またなんか考えとるんか?)」 久「みんな何がいいかしら?」 優希「当然、タコス一択だじぇ!あと口直しにオレンジシュースだじぇ!」 咲「じゃあ、私は焼きそばとアイスティーをお願いします」 まこ「ん~わしはワカメうどんとメロンソーダにしとこうかの」 久「はいはい、了解。皆ちょっと待っててね」 久「で…二人とも大丈夫?」 久「二人ともうわの空だったから…」 久「何かあったの?」 京太郎「いえ…そんな何か問題があったとかじゃないので安心してください」 和「はい…ちょっと須賀君と話しこんでたら、時間を忘れちゃって…」 久「そう、ならいいんだけど…」 久「(まあ、たぶん何かあったんだろうけど、これ以上は詮索しても無意味ね…)」 久「でも、一応私たちは全国大会出場の身よ?それだけは忘れないでね」 京太郎「!…はい、すいません…」 和「はい…気をつけます…」 久「(まあ、これだけ言っとけば大丈夫でしょ)」 久「じゃあ、さっさと買いに行きましょうか」 3120円になりまーす 久「はい。じゃあ私がゆっくり運ぶから、二人で少し話しなさい」 京太郎「え?」 和「ぶ、部長?」 久「さあ、いいからいいから!私持って行っとくわ」 京太郎「あ…部長行っちゃったな…」 京太郎、和「「…」」 京太郎「あ、あのさ…和?」 和「は、はいなんでしょう、須賀君?」 京太郎「あの…さっきはごめんな…退こうと思ったんだけど」 和「い、いえ…その…」 京太郎「隠してもしょうがないから全部話すけど、あのときなんか和から離れたくなかったんだ」 京太郎「その…なんていうか…そのままがいいって思っちゃったんだ」 京太郎「だから、本当にごめん」 和「いえ、私も抵抗しなかったのが悪いです」 和「それに…謝るのはこっちです…」 和「その…えっと…須賀君の…その…大事な…えっと…」カーッ 京太郎「(…和のやつ分かっててやってたのか…ちょっとびっくりだ)」 和「その、とにかくごめんなさい!」 京太郎「…よし!じゃあ、これで仲直りな!」 和「え?」 京太郎「だから、俺も謝ったし、和も謝った、それでいいじゃねえか」 京太郎「それにもともとこの企画は全国出場をねぎらうもんだからな」 京太郎「和達が満足してくれれば、俺はそれでいいんだ」 京太郎「(…まあ水着とかシチュエーションとかちょっとおいしかったのは否めないが)」 和「…ありがとうございます」 和「私、本当に須賀君のこと勘違いしてました」 和「部活中いっつも私の胸ばっかり見て…」 京太郎「うっ…」 和「でも須賀君は本当はとても優しくて、心の温かい人だって分かりました」 和「これからも変わらず素敵な須賀君でいてくださいね」ニコッ 京太郎「(あ…和の笑顔だ…たぶんこれは和が俺に本心から向けてくれた初めての笑顔だろうな…)」 京太郎「(これまで麻雀部で雑用ばっかりでホントにやめたくなったときもあったけど)」 京太郎「(この笑顔が見れたんだから、それだけでも今まで頑張った価値はあったのかも…)」 京太郎「(これからも皆のために頑張りたいな…)」 和「須賀君?」 京太郎「なんでもないぜ!それより和」 和「なんですか?」 京太郎「お前可愛いんだから、もっと笑ったほうがいいと思うぜ」 和「なっ//」 京太郎「なんだ和、照れてるのか?」ニヤニヤ 和「そんなんじゃありませんっ!もう…」 和「(でも一瞬ときめいてしまいました…須賀君…あなどれませんね。)」フフッ ―昼食― 優希「う~むプールの屋台もなかなかあなどれないじぇ…」モグモグ 咲「この焼きそばもおいしいよ」 久「なかなかこういうところのっておいしいイメージはないんだけど、思ったよりおいしいわね」 和「須賀君はラーメンですか?」 京太郎「ああ。一心不乱に食べれるものにしようと思ってな」ズルズル 優希「のどちゃんはたこやきかーおいしそうだじぇー!」パクッ 和「!?ちょっと油断したら…もう!待ちなさい!優希!」 久「(とりあえず、二人ともいつもどおりね、よかったわ…)」 まこ「さすが部長やのお」 久「」ピクッ 久「あら、まこ。一体何のこと?」 まこ「いや~周りをよく見とるなって思っての」 久「……」 まこ「まあ、全国を率いる部長じゃけえの、神経質になるんはしゃーない」 まこ「でも今日ぐらいは気を休めたらどうじゃ?」 まこ「二年以上もあんたは頑張ってきたんじゃから罰はあたらんと思うがの」 久「ふふ、そうね」 久「ありがとね、まこ」 まこ「部長からお礼を言われるなんて珍しいのお~」 久「もう…失礼なこと言わないでくれる?」ハア まこ「冗談じゃ冗談!それより…」 久「それより、何よ?」 まこ「部長も変なトラブルに巻き込まれんようにな」ニヤニヤ 久「何言ってるの?まこ?」 まこ「いや、咲にも和にも何かしらのトラブルがあったんじゃから、あんたにあってもおかしくないと思っての」ニヤニヤ 久「ばかばかしい…それならまこにだって同じことが言えるじゃない」 まこ「それがそれは絶対ありえんのじゃ。なぜだかは分からんが、天からそう言われてるような…」 久「ますます荒唐無稽ね」 久「ま、万が一そういった事態になったとしても、普段通り冷静に対処する」 久「それだけでしょ?」 まこ「まあ、そうじゃな。すまんかったな変なこと言って」 久「まあ、別にいいけど…」 久「じゃあそろそろ午後の部いきましょうか」 まこ「ちょっと待ちんさい…残りのワカメを…」モフモフ 優希「いえーい!だじぇー!」 咲「今度はどこに行こうか迷うね」 和「その前にまたチーム決めですか?」 久「そうね。午後は午前より客が多いからなおさらね」 久「じゃあいくわよ」 グーチョキパーで別れましょ! グー:和、まこ チョキ:優希、咲 パー:久、京太郎 まこ「(お…これはこれは…)」 久「…決まったわね(ぐ、偶然に決まってるわ!)」 優希「おー今度は咲ちゃんと一緒だじぇえ!」 咲「そうだね…ねえ、優希ちゃん、私まだスライダー乗ってないから乗りたいんだけど…」 優希「じぇ?別にかまわないじぇ!あのスライダーは何回のっても、たまらないじぇ!!」 和「染谷先輩、私たちはどうしますか?」 まこ「どうじゃのう…正直ちょっと疲れたけん、休みたいんじゃが…」 和「じゃあ、私は宮永さんたちとスライダーに一緒に行きますね」 優希「お、のどちゃんも一緒にくるかい?」 優希「でもあのスライダーにのどちゃんのおっぱいは耐えられるかどうか…分からないじぇ!」キリッ 和「もう優希には突っ込みませんよ…」 優希「む~のどちゃんつめたいじぇ~」 咲「じゃあ、三人で行こうか」 優希「そうときまれば、ダッシュだじぇ!!」ダッ 和「優希!プールサイドを走ったら危ないですよ!…って行っちゃいました」 咲「あはは…私たちも行こう、原村さん」タタ 和「ええ、行きましょう」タタ 久「…」 まこ「で」 まこ「あんたらはどうするんかの?」 久「そうねえ…」 京太郎「あの、部長…」 久「なにかしら、須賀君」 京太郎「さっきの三人とかぶるから言い出しづらかったんですが…」 京太郎「俺も今日一回もスライダー乗ってないんですよね」アハハ 京太郎「隣町のプールにしたのはどうしてもスライダーに乗りたかったってのもあるんですよ…」 京太郎「でも部長は午前中ずっとスライダーに乗ってたんですよね…」 京太郎「えっとその…」 久「別に私はスライダーでも構わないわよ」 京太郎「えっ?」 久「それに午前中ずっとスライダーに乗ってたわけじゃないわ」 久「スライダーに飽きたら適当に他のプールとかに行ってたから」 久「だから行きましょ?私に気を遣うことないわ」 久「慰安会っていっても須賀君が楽しめないのならそんなのこっちから願い下げよ」ニコッ 京太郎「ぶ、部長…ありがとうございます」 久「ん!じゃあさっそく行きましょうか」 まこ「お~気をつけての~」ニヤニヤ ―スライダー階段下付近― 京太郎「おー遠くから見てもでかいと思ったけど、近くで見るとホントすごいな…」 久「そうね。長野にこんな大きなプールができるなんて思いもしなかったわ」 京太郎「じゃあ、早速並びましょうか…ってあれ?階段の下に三人ともいますね」 久「?どうしたのかしら。ちょっと行ってみましょうか」 ―スライダー階段下― 京太郎「おーい!咲ー!和ー!優希ー!」 優希「お!どうしたんだじぇ京太郎。もしかしてお前もこのスライダーに乗りたいのか?」 京太郎「ああ、そんなところだ」 京太郎「って、咲、どうしたんだ。そんなに震えて」 咲「ううう…」フルフル 久「いったいどうしたの?」 和「いえ…宮永さんこんなにスライダーが高いとは思ってなかったらしくて…」 咲「うう…こんな高いの無理だよお」 咲「それになんかこのスライダー…」 咲「作り全体が生き物みたいで…なんか今にも襲いかかってきそうで怖いよ…」 咲「まるで…この間読んだ小説に出てきた魔王みたいだよ…」ブルブル 久「(…魔王、ね)」 久「それじゃあ、和か優希、ちょっと咲をまこのところまで連れて行ってくれる?」 久「まこならさっきの場所で休んでると思うから」 優希「わたしはスライダーにまだ乗りたいじぇー」 和「しょうがないですね…まあ、でも私が行くつもりでしたし」 和「宮永さん?大丈夫ですか?立てますか」 咲「う、うん…なんとか…」 和「じゃあ行きますよ。部長、須賀君。優希のことよろしくお願いします」 久「りょーかーい!」 京太郎「おう、タコス女は俺に任せとけ!」 優希「こらっ!犬のくせに生意気だじぇ!!」ポカッ 京太郎「いてっ!やったなこのっ!」 久「こらこら、こんなところで暴れないの。他の人に迷惑でしょ」 久「それより順番はどうする?」 優希「もちろん私が一番手だじぇ!」 優希「麻雀でもなんでも一番手はおまかせあれ!」 京太郎「なんかその「おまかせあれ」ってお前が使うと違和感あるな?」 優希「そうか?まあとにかく私が一番手だじぇ!」 久「はいはい。じゃあ二番手は…須賀君、先に行っていいわよ」 久「(まさかトラブルなんてないと思うけど…先に須賀君を行かせたほうが間違いなく安全だしね)」 京太郎「ありがとうございます、部長」ジーン 久「いえいえ(なんか罪悪感あるわね…)」ニコッ ―スライダー階段中盤― 久「ふむ。やっぱりこの待ち時間は退屈ね…」 京太郎「そうですね…でもこの待ち時間があるから、スライダーに乗った時の喜びもひとしおなんですよね」 久「ふふっ。そうね。須賀君てホントに前向きよね」 優希「確かに犬はどんなにこき使ってもへこたれないじぇ…犬にしてはやるな…」ムム 京太郎「俺は犬じゃないっつーの!全く…」 久「あなたたち二人も仲いいわよねー」 京太郎「仲いってこいつがこんな風に絡んでくるだけで…」 優希「そうだじぇ!こいつはわたしの言うことを聞いてくれるから仕方なく相手してやってるだけだじぇ!」 京太郎「なんだ!そこまで言うことねえじゃねえか!」 優希「む!なんか文句あるのかー犬のくせにー!」 久「ははっ…だからそれがうらやましいのよ」 京太郎「やめろ優希っ!ってえ?部長?」 久「だから、そんな風にじゃれあえるほど仲のいい、友達が欲しかったなあ、って」 久「私ね、あんまり同級生の友達がいないの」 久「慕ってくれる人はたくさんいる…と思うわ。それは学生議会長をやっててそう思う」 久「だけど親友、と呼べる友達はほとんどいない気がするわ…」 久「たぶん…まこ…ぐらいかしら。私の心の奥まで理解してくれてるのは…」 久「って私何語ってるのかしら」アハハ 久「なんか恥ずかしくなってきちゃったわ」 優希「…部長は私たちの部長だじぇ!」 久「え?」 優希「だから、部長は私たちの部長だじぇ!!」 久「え、ええ…もちろん私はあなたたちの部長だけど…」 京太郎「優希…」 京太郎「部長…俺も優希の言うとおりだと思いますよ」 京太郎「優希の伝え方が下手くそすぎて何言ってるか分かんないかもしれないですけど…」 京太郎「部長、たぶんこいつはこう言いたいんですよ」 京太郎「『部長は今のままでも十分魅力的です』って」 京太郎「たぶん部長の抱えてる悩みは俺たちは解決できないと思います 京太郎「それに部長ほど頭のいい人間が解決できないことを俺たち馬鹿二人が解決できるとは思えません」 優希「む…馬鹿は余計だじぇ…」 京太郎「でも…それが部長の欠点だとしても、部長にはそれを補ってあまりある」 京太郎「むしろありすぎて迷惑なぐらい魅力をもってると思います」 京太郎「さっき昼食を和と買いに行った時だって…」 京太郎「罰ゲーム、とか言って俺たちに気を遣ってくれましたよね」 京太郎「先輩の周りを冷静に見て的確な判断を下せるところ、いつも俺、かっこいいって思ってます」 京太郎「それに…俺たちは部長の親友にはなれませんけど…」 京太郎「先輩の悩みに親身に付き合ってあげられる後輩にはなれますし、そうなりたいと思ってます」 京太郎「きっと…俺たちだけじゃなくて咲だって、和だって…」 京太郎「みんな部長の力になりたいと思ってるやつばっかりです」 京太郎「こんなに親身になってくれる後輩が集まる部長に魅力がないなんて」 京太郎「和だったらこう言うと思いますよ『そんなオカルトありえません』って」 京太郎「だから…」 京太郎「先輩は今のままでいいんです」 久「……」 京太郎「…先輩?」 久「……ふふっ」 優希「大丈夫かー部長ー?」 久「ええ、大丈夫よ。二人ともありがとう」 久「本当に嬉しいときとか感動するときって声が出ないっていうけど、まさにそれよね」 久「私は本当にいい後輩を持ったわ」 京太郎「…部長!」 優希「ふ!通訳御苦労!京太郎!私の部長への励ましの言葉を全訳したお前に感謝状を送ろう!」 京太郎「お前…あんな短いセリフで俺の苦労に並んだと思うな!」 優希「うるさいじぇ!京太郎!今日という今日は決着付けてやるじぇ!」 京太郎「お?やるってのか?やってやろうじゃねえか!」 ギャーギャーワーワー 久「(須賀君ってば…泣かせてくれるじゃない)」 久「(ふふ…なんだか心が軽くなちゃった…)」 久「(須賀君って本当にたまにかっこいいのよね…)」 久「ねえねえ?」 優希「ふう、今日は私の勝ちにしておいてやるじぇ…」 京太郎「なんだそれ!意味分かんねえぞ!って何ですか?部長」 久「あなたたちって付き合ったりしないの?」ニヤニヤ 京太郎「え?!」 優希「じぇ?!」 久「いやーだからそんなに仲がいいもんだからもしかしたらって思ってね」ニヤニヤ 京太郎「そ、そんなわけないですよ!どこがいいんですか…こんな年中タコス食ってるような女の!」 優希「ムカッ!?なんだとーお前みたいな生意気な駄犬はこっちからお断りだじぇ!」 久「ふーん…そっかあ…じゃあ、私が須賀君の彼女に立候補しちゃおうかなー」ニヤニヤ 京太郎「ぶ、部長?」 優希「!だ、ダメだじぇ!京太郎が別にどうなろうとどうでもいいけど、私の言うことを聞かなくなるのは困るじぇ!」 久「別に優希の命令はそのまま聞き続けてもいいわ」 久「だから…須賀君?」ギュッ 京太郎、優希「「!?」」 京太郎「(うわ…部長、俺の腕に抱きついて…ていうかまた胸の感触が…うう…)」 久「ねえ…須賀君…私の…気持ちいい?」 京太郎「え、えっと…(いきなりどうしたんだ部長…というか感触が…やばいやばいやb)」 久「もし…私と付き合うなら…」 久「私のカラダ…好きにしても…いいのよ?」ギュッ 京太郎「(うわ…胸の感触もそうだけど…なんか…部長の体エロすぎる…)」 京太郎「(和ほどじゃないにしても胸は結構あるし…というか今の感触からして、ホントに張りのある胸だ…)」 京太郎「(大胆な水着からこぼれおちそうな果実に…水に濡れて妖しく光った体……)」 京太郎「(ホント、なんで部長はこんなにエロいんだ…うう…)」 久「ほら…ここ触って…ね?…確かめてみて…?」 京太郎「え!?(え?部長?俺の手をつかんでどこに持っていくつもりですか?)」 久「いいわよ…須賀君なら…」 京太郎「(や…やばい!)」 優希「だ、だめーーーーー!!「冗談よ」」 京太郎「あれ?」 優希「え?」 久「だから冗談。ちょっと二人が仲がいいから、からかいたくなっちゃって」アハハ 京太郎「」ポカーン 優希「」ポカーン 久「けど、私でも意外と男をひっかけられるのねー」アハハ 京太郎「っ!部長!からかわないでくださいよ!」 久「ごめんごめん。優希が可愛いからからかっただけ」 京太郎「やめてくださいよ…ていうか、原因は優希で俺はとばっちりですか…」 久「あら…須賀君は私とは付き合うのはいや?」 京太郎「え…あの…いや…」 久「そうよね…私みたいな女の子と付き合うなんてお断りよね…」ウルウル 京太郎「!そんなことないです!部長は十分魅力的です!俺にはもったいないくらいですよ!」 久「ふふっ…須賀君ならそう言ってくれると思ってたわ」 久「(そう……そう誘導すれば…、ね…)」 優希「全く…たちの悪い冗談だじぇ…」ボソボソ 久「あら優希?私が須賀君と付き合ったら何かまずいことでもあるの?」 優希「ち、違うじぇ!だからそれは…」 久「だから冗談よ優希ったら可愛いんだから」アハハ 優希「うーなんか釈然としないじぇ…」 久「(……そう、からかっただけ、なんだから…)」 ―スライダー階段最上階― 京太郎「おーようやく俺たちの番だな!」 優希「なんかさっきより待つのが長かった気がするじぇ…」 久「まあまあ。お、さっそく優希の番ね。いってらっしゃい」 優希「む!よし!ここでスライダーにのって一気に波に乗るじぇー!」 係員「こちら滑られるのは初めてですかー」 優希「私は初めてじゃないから大丈夫だじぇ!気づかいサンキューなアラフォー係員殿」キリッ 係員「アラサーだよっ!って…大変失礼致しました…」アセアセ 係員「それではどうぞ」 優希「いっくじぇーー!!!」ヒュッ 京太郎「おーこんな風になってるのか…すげえなあ」 久「ホント何回乗ってもここ楽しいのよね」 京太郎「しっかし…これ高いなあ、何メートルぐらいあるんだ?」 係員「(こーこちゃんが急にバイト代わってくれっていうから来たけど…)」 係員「(ここってカップルばっかりだよ…)」 係員「(うう…めげるなあ…)」 京太郎「すいませーん係員さん」 係員「は、はい、なんでしょうか」 京太郎「このスライダーホントに高いですよね?これって高さ何メートルぐらいあるんですか?」 係員「(急にバイト代わってもらったからそんなの知らないよ~)」アセアセ 久「(あれ…この係員どこかで見たことがあるような…?気のせいかしら)」 係員「え、えーと!大体えーと(う~いまどきの若い子にどう答えたらいいのか分からないよ~…)」 係員「(ええい!もうやけくそだよ!!)あ、思いだしました!」 京太郎「それで、何メートルぐらいなんですか?」 係員「君の…その彼女への思いのたけくらいかな…」フッ 京太郎「………」 久「………」 係員「えっと…これはスライダーの高さと彼女への思いのたけをかけてて…」 京太郎「………」 久「………」 係員「き、きっと彼氏さんは彼女のことが大好きなんだろうなーって……」 京太郎「………」 久「………」 係員「………」グスッ 京太郎「(やべ、泣かせちまった!!な、なんとかしないと…)」 久「(あら…泣いちゃったわね…というか早く滑らなくていいのかしら…偶然私たちの後ろには誰もいないからいいけど…)」 京太郎「あ、あーそうなんですよ!僕この人のことものすごく愛してるから、その…いやあ通りで高いわけだ」 久「(うわ須賀君…なんていい人なの…でもさすがにちょっとそれは苦しいんじゃ…)」 係員「ほ、ほんとですか?良かったー若い人ってこういう冗談通じるのか心配だったんです…でもほんとによかった…」 京太郎「(ふう…とりあえず、泣きやんでくれてみたいでよかった…)」 久「(なんて単純な人なの…ていうか、やっぱりこの人どこかで見たような…)」 係員「あ…す、すいません。スライダーですよね?」 係員「このスライダーは安全のため、前の人が下に着いてから次の人のスタートになります」 係員「そこの金髪の子はスライダー初めてだよね?ここに滑り方が書いてるから読んでおいてね」 係員「(ふう…危うく醜態を見せるところだったよ…こーこちゃんにあとで絶対に文句言ってやる!)」 ?「おーい!!こっかっじプロー!」 京太郎、久、係員「「「!?」」」 係員2「おーい福与プロから、アラフォープロはもうへばってるだろうから交代してあげてって頼まれて来たよー!」 係員1「ちょ、ちょっと!三尋木プロ!!」ヒソヒソ 係員2「もう~なんだよ~せっかく代わりに来てやったのにさあ~」ヒソヒソ 係員1「なんだよ~じゃありませんよ!なんで本名で呼んでるんですか!」 係員1本名はまだいいとしてプロとかつけたらいろいろとばれるじゃないですか!」ヒソヒソ 係員1「それにアラフォーじゃなくてアラサーです!この子たちが勘違いしたらどうするんですか!」ヒソヒソ 係員1「それになんでバイトに着物で来てるんですか!あーってもう突っ込みどころ多すぎるよ!」ヒソヒソ 係員2「も~細かいこと気にしすぎだって~小鍛冶プロー」ヘラヘラ 係員1「っていうかもう小声で話すつもりもないんですか!?」ヒソヒソ 係員2「もう~しゃねえなあ~私が説明するから見ときな~」 係員2「おーい君たちー!おいてきぼりにしちゃってごめんねー?」 京太郎「いえ…別に大丈夫ですよ…(なんだこの人…着物でバイト来たのか…?このプールのバイトは変な人ばっかりなのか?)」 係員2「いや~さっきのは気にしないでね~プロとかただのあだ名だから~」 久「いえ、説明は不要です、小鍛冶プロ、三尋木プロ」 すこやん「え!?」 三尋木「ふ~ん私たちのこと知ってるんだ~そりゃ光栄だね~♪」 すこやん「光栄どころか…もうただの恥さらしだよ…」ズーン 久「ちょっと雑誌等で見かけたことがありまして…それでそのプロがなんでこんなところで働いてるんですか?」 すこやん「それにはちょっと…事情があって…(ていうかこーこちゃんはなんでここで働いてるのかな?)」 三尋木「まあ~どうでもいいじゃん~?てか、さっきなんか三人とも揉めてなかった~?」 すこやん「見てたの!?だったら助けてよ!」 三尋木「あはは~なんか小鍛冶プロの慌ててる姿が面白くてね~」 三尋木「で、小鍛冶プロのつまらないギャグで君は笑ってあげたんだって?えっと…」 京太郎「須賀です。須賀京太郎です」 三尋木「須賀君か~まあ京太郎でいいや。そっか~京太郎はすこやんのつまらないギャグを笑ってあげたんだ~」ニヤニヤ すこやん「そんなに早くから見てたんだ…ってそんなことないよ!この人…えと…須賀君はそんな人じゃない、絶対そうだもん!」 三尋木「ん~どうだかねい…京太郎、小鍛冶プロのギャグは面白かったかい?」 京太郎「(ここで面白くなかったって言ったら泣かせることになるな…別にどうでもいいけど、泣かせるのは嫌だな…しかも大人を…)」 久「(なんなのかしら…もういいから早くスライダーに乗りたいわ…)」 京太郎「(…よし)はい!とても面白かったですよ」 京太郎「俺の先輩への想いそのままだったので、なんの違和感なく受け入れられましたし」ニコッ 三尋木「へ~」ニヤニヤ 久「(須賀君も平気な顔して嘘つくのね…人って怖いわねー…っていうか三尋木プロはいったい何が目的なのかしら…)」 すこやん「ほら!やっぱり須賀君がそんな人じゃないでしょ?分かったらさっさと三尋木プロ交代してください!」 三尋木「そっか~そんなに二人は愛し合ってるってわけか~」 三尋木「だったらあたし二人がちゅーしてるとこ見てみたいなー!」 京太郎「?!」 久「(…は?)」 京太郎「え…ちょっと…なんでそうなるんですか?」 三尋木「ん~いや~小鍛冶プロのギャグに共感した人あんまり知らないからさー」 三尋木「きっとよっぽど共感するほどの愛だったんだな~って」 三尋木「だから、その愛確かめてみたくね?知らんけど」 すこやん「ちょっと、三尋木プロ!」ヒソヒソ 三尋木「もう~今いいところでしょ~見てなかったのかいい?」ヒソヒソ すこやん「私たちバイトの身なんですよ??こんなことしてクレームつけられたら…」ヒソヒソ 三尋木「ちょっとぐらい大丈夫だってー。知らんけど。それに小鍛冶プロ見たくないのかい?」ヒソヒソ 三尋木「高校生のカップルのちゅーだぜ?もしかしたら今後の婚活の参考になるかもしれんよ~?」 三尋木「(ま、たぶん参考にならないだろうけどねい)」ヒソヒソ すこやん「…………………………!」 すこやん「(それは…ちょっと見てみたいかも…でも…)」 すこやん「(ってでもとか言ってる余裕が私にあるの?)」 すこやん…………このまま…こーこちゃんに馬鹿にされ続けてホントにアラフォーになって…)」 すこやん「(私は追い詰められているの…だから…ちょっとくらい…いいかな?)」 すこやん「(それにこの二人付き合ってるんだよね?だったら別にキスぐらいしても問題ないはず…)」)」 京太郎「はあ、もういいですか?そろそろスライダーを…」 すこやん「…」 すこやん「…キス…」ボソッ 京太郎「…え?」 すこやん「だから、キスして見せてほしいなって…」 すこやん「「僕この人のことものすごく愛してるから、その…いやあ通りで高いわけだ」って言ってたよね?」 京太郎「(なんだこの無駄にすごい記憶力は…)」 すこやん「だから…証明してくれないかな?」 京太郎「あ、あの、それはちょっと…人前だし、よくないですよ…」アセアセ すこやん「う…ぐすっ…。私のギャグに共感してくれたのは嘘だったの…?」ウルウル 京太郎「(なんだこの状況は…ていうか部長はさっきからなんで黙ってるんだ?)」 三尋木「(う~んなかなか小鍛冶プロも演技がうまいねえ~)」ニヤニヤ すこやん「うっ…ううっ…やっぱり嘘だったんだ…」グスン 京太郎「あー分かりました!!やりますよ!やればいいんでしょ!!」 久「ちょ…」 久「須賀君、本気?」ヒソヒソ 京太郎「このままじゃ埒があきません。大丈夫です、あくまでする『フリ』にしますから…」ヒソヒソ 久「…分かったわ…お願いね」ヒソヒソ 三尋木「(見たところこの二人は絶対付き合ってないねえ~でも…もうひと押しな気がするんだよねい~)」 三尋木「(せっかくだからこの三尋木プロがひと夏の思い出をプレゼントしてあげちゃうよ~)」ニヤニヤ すこやん「………」ワクワク 京太郎「部長…俺の陰に隠れてください…なんとか見えない角度で演技しますから…」ヒソヒソ 久「わ、分かったわ…」ヒソヒソ 京太郎「(よし…この角度なら見えにくいはず…)」 京太郎「(けど適当にやって文句つけられたら何回もやり直しとかありそうだから、割と真剣に…)」 京太郎「(よし。やるぞ…!えっと…まず…そもそもキスってどうやって始めるんだ?…経験もないし全く分からん…)」 久「(まさか三尋木プロがこんなことを企んでいたなんて…まったく可愛い顔してやることがいやらしいわね)」 久「(それにしても…キスって…どんな感じなのかしら?ま、まあフリだし関係ないんだけど…)」 三尋木「ん~どうしたの~?早くしないとすこやんが年をとりすぎて還暦になっちゃうよ??」 すこやん「アラサーだよ!っていくらなんでも60はひどすぎるよね?!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ― 一方 ― 優希「ふ~やっぱりあのスライダーは最高だじぇ!」 優希「時間もあるしもう一回行くじぇ~♪」 優希「ってあれ?」 優希「階段に看板がかかってるじぇ…」 優希「なになに…『本日のスライダーは終了致しました。またのお越しをお待ちしております』」 優希「そうか…部長で最後だったんだじぇ~…」 優希「まあ、仕方ないから、一旦皆のところに戻るじぇ!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ―スライダー最上階― 京太郎「(くっそー…俺たち以外になんで誰もいないんだ?!)」 京太郎「(おかしいだろ…閉館時間は5時だぞ?!まだ3時にもなってないのに…)」 久「(…須賀君何考えてるのかしら…ちょっと悩んでるような顔してるわね…)」 三尋木「(ま~ホントは仕事サボるために看板かけたんだけどねい~なんか面白そうだったから一石二鳥かなー)」 すこやん「(まだかなあ…)」ワクワク ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ― 一方 ― 優希「おーいみんなー!」 和「ふわあ…あ、優希、スライダーはどうしたんですか?部長と須賀君は?」 優希「それがかくかくしかじかで…」 和「にわかはならんよ、というわけですね」 和「なるほど、じゃあ部長たちが帰ってくるまでのんびりしましょうか」 咲「zzz…」 まこ「ぐー…がー…」 優希「二人ともぐっすり寝てるじぇ…」 和「なんか二人を見てると私も眠くなってきちゃって…」 和「優希も少し寝ませんか?」 優希「うーん…私はいいじぇ!他の場所を探検してくるじぇ!!」 和「そうですか…じゃあ…おやすみ、なさい…」 和「…zzz…」 優希「あっ…あっと言う間に寝ちゃったじぇ…」 優希「一人で探検してもたぶんつまらないじぇ……うむ…こうなったら…」 優希「私もねるじぇ!!」 優希「…zz…zz」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ―スライダー最上階― 京太郎「(う…仕方ない…やるしかないよな…まずえと…部長に近づかないと…手をつかめばばいいのか…?)」 京太郎「(それで…顔を近づけるために軽く腰を…)」グッ 久「(あっ…須賀君に手首つかまれちゃった…けっこう須賀君力あるのね…)」 久「(…反対の手で腰を…なんかこれ、無理やりせまられてるみたいだわ…)」 久「(というか…須賀君…顔近い…)」 久「(こうして見ると須賀君ってホント綺麗な顔してるわよね…)」 久「(まつ毛も長くて…適度に筋肉もあって…頼りになって…)」 久「(……って私は何を考えてるの?!相手は後輩なのよ?!しかも意味不明な状況なうえにフリだし!)」 京太郎「部長…いきますよ?」 久「う、うん…」 三尋木「ん~?」 すこやん「どうかしたんですか?三尋木プロ?」 三尋木「いや~彼女のことを部長って呼んでるからさあ~どうしたのかなって」ニヤニヤ 京太郎「(やべ!?付き合ってないってばれたか!?)」 すこやん「まあ、普通のカップルって名前で呼び合う…んだよね…うん(そんなことも分からない私って…)」グスッ 京太郎「…部長ごめんなさい。今だけ名前で呼びますね」ヒソヒソ 久「え、ちょ、ちょっといきなり…」ヒソヒソ 京太郎「久先輩…」 久「っ!」 京太郎「キス…していいですか…?」グイッ 久「(え?なになに?なんなの?なんでこんなに須賀君乗り気なの?もしかして…私とキスしたいとか…?)」 久「(いつのまにか腰にあった手が首まで移動してるし…須賀君なんか手慣れてるみたいな…)」 久「(うう…須賀君本気すぎるわよ…ドキドキしてきちゃったじゃない…)」 すこやん「…//」ドキドキ 京太郎「(よし、あと一歩でキスの『フリ』が完成するぞ…)」 京太郎「(けどちょっと雰囲気なさすぎかな…?)」 京太郎「(これじゃまた三尋木プロに突っ込まれるかも…)」 京太郎「(それに部長もなぜか緊張しちゃってるみたいだから、少しリラックスしてもらう意味もこめて…よし…)」 京太郎「久先輩…可愛いですよ…」 久「ふえっ?」 京太郎「だから…可愛いって言ってるんです」 久「ちょっと須賀君?!急にどうしたの!?」ヒソヒソ 京太郎「先輩の髪…綺麗ですね…それにとってもいい匂いがする…」 久「あ、あの…//」 京太郎「肌も綺麗で…咬み付きたくなる…」 久「ちょ…(何言ってるの須賀君?!なんでそんな恥ずかしいこと言うの?!)」カアーッ 京太郎「久先輩は…俺とキスするのいやですか…?」 久「べっ別に嫌とかじゃ…」 久「(って何言ってるの!私!ああでも嫌って答えたらだめなのよね…それに実際に嫌じゃないような…ってまた何言ってるの私!)」 京太郎「じゃあ、キスします…」 久「(~!ちょ、ちょ、ちょっと!顔、近すぎよ!!ってそりゃキスだから当たり前なんだろうけど!)」ドキドキ 久「(このまま須賀君にキスされちゃうの?え?フリはどうしたの?)」 京太郎「(部長…顔真っ赤にして…あたふたして…なんだこれ…ギャップが…可愛すぎるだろ…)」 久「(あ…ダメ!キスされちゃう…!)」チュッ 久「(ってあれ?)」 京太郎「終わりましたよ部長…」ヒソヒソ 京太郎「鼻と鼻をぶつけるだけでしたけど…(あやうく本当にキスするところだった…部長の体エロすぎるんだよな…)」ヒソヒソ 京太郎「たぶんうまくいったと思います…」ヒソヒソ 久「」 三尋木「ん~なかなかすごいちゅーだったねい、ねえ、小鍛冶プロ?」 すこやん「ええ…///最近の高校生はこんなに情熱的なキスをするんですね…//」 すこやん「いつか…私も…」ボソボソ 三尋木「ん~じゃあ私仕事に戻るから、小鍛冶プロは帰っていいよ~」 すこやん「やっと帰れるんですね。まあ…いいもの見れたので許します」 すこやん「お二人とも私のわがままに答えてくださってありがとうございました」 すこやん「じゃあ、三尋木プロ、あとは任せましたね、では」 三尋木「任せて~」 三尋木「ん~じゃあ私も仕事を終わらせて帰るとしようかねい~」 三尋木「って言っても君ら二人を滑らせるだけだけどねい~どっちが先に滑んの~?」 京太郎「あ、俺からでお願いします」 三尋木「ほい、一応説明しとくねーなんかこれはボディースライダーってやつらしくて」 三尋木「背中付けて足はスライダー側に向けて滑るらしいよ~まあ、別に言わんでも分かるよねえ」 三尋木「けっこう長いらしいから楽しんできてねい~」ドーン 京太郎「うわっ!(この人に今思いっきり押されたぞ…)」ヒューン 三尋木「さて…いつまで放心してる気だい~そこの部長さん~?」 久「…よく言いますね、けしかけたのは三尋木プロじゃないですか」 三尋木「まあ~?確かにけしかけたのは私だけど?」 三尋木「なんかその割には部長さんまんざらでもなかったような顔してたけどねい」ニヤニヤ 久「なっ」カアッ 三尋木「本当にキスしてもらえなくて残念だったかい~?」ニヤニヤ 久「っ!」 三尋木「あの男が好きならさっさととっちゃわないとだめだよ~なかなかよさそうな男だったしねい~」 久「!ええ、でも三尋木プロには関係ない話だと思います」 久「(このスライダーは結構長いから…須賀君が下に着くまでもうしばらくかかるわね…)」 久「(このプロとはあまり一緒にいたくないからすぐにでもスライダーに乗ってしまいたいけど……仕方ないわよね…)」 久「(…ていうかこのプールのトラブルが多いのってまさかこの人のせいなんじゃ…ってそれはないか)」 三尋木「あれ~なんか私とはあんまり一緒にいたくないって顔してるねい~」 久「いえ…三尋木プロの気のせいじゃないですか?」ニコッ 三尋木「ふむふむ。じゃあ望み通りにしてあげるよ~」ドンッ 久「えっ…」ヒュー ―スライダー進行中 久― 久「(三尋木プロに私はスライダーの中に…まあ結果オーライよね…)」フウ 久「(あのままあそこにいたらなんだか気が狂いそうだったわ…)」 久「(…もう、なんなのよもう!このイライラは!)」 久「(とりあえず、今はのんびりこのスライダーを降りましょう)」 久「(………なんなのよ、もう…)」 久「(ていうかまこの言うとおりになっちゃったわね…)」 久「(須賀君にも迷惑かけたわね…下に着いたら、ちゃんと謝らないとね)」 ―スライダー進行中 京太郎― 京太郎「っていうかこのスライダー長いなースピードもあるし…ボリュームたっぷりで最高だぜ!」 京太郎「ホント、今日皆を誘ってよかったな…」 京太郎「(咲の新しい一面を知れたし…和に少し信用してもらえたみたいだし)」 京太郎「(優希は…あんま変わらないか。でももともと仲よかったしな)」 京太郎「(それに部長の悩みも聞けたし…あんなに完璧そうな部長でも悩みがあるって知ってびっくりだったな…)」 京太郎「…というか、さっきはとんでもないことに巻き込まれたな…」 京太郎「きっと俺なんかにせまられて…部長はいやだったんだろうな…」 京太郎「なんか落ち込んできたぞ…」ズーン 京太郎「下に着いて、部長が来たらすぐに謝ろう…」 京太郎「はあ…」 ―スライダー進行中 久― 久「だいぶ進んだわね…ってまだ半分も行ってないのね」 久「ホント何回乗ってもこのスライダーは最高だわ、水が冷たくて気持ちいいし」 久「…それにしてもなんか水の量がさっきより少ないような気がするわね…」 久「あの係員二人にはクレームつけてやるわ!絶対よ!」 ― 一方 ― 和「ふわ~ぁ…よく、寝ましたね…」 和「他の皆はまだ寝てるみたいですね…」 和「あれ?優希も寝てる…結局探検には行かなかったんですね…」 和「…」フワア 和「もうひと眠りしましょうか…」 和「(そういえば…部長と須賀君は…遅いですね…)」 和「(まあ、大丈夫ですよね。今まであの人に任せてダメだったことはありませんし…)」 まこ「…や、やめるんじゃ…それは…わしのわかめじゃ…」グーガー 和「(染谷先輩…一体どんな夢を見てるんでしょうか…)」 和「(………)」 和「zzzz」 ―スライダー最上階― 三尋木「ん~これで私の仕事は終わったねい~感謝しなよー福与アナウンサー!小鍛冶プロー!」 三尋木「それにしても…」 三尋木「さっきのあの子可愛かったな~恋する乙女ってやっぱいいよねえ~」 三尋木「というか~あんまり一緒にいたくないって顔してるとか言ったけどー」 三尋木「それは私も同じなんだよねー」 三尋木「だってあの子なんかすっごい寂しそうだったもんねい~」 三尋木「あんなのといたらこっちも精神すり減っちゃうよ~」 三尋木「だからつい無理やりスライダーに落としちゃったけど~…」 三尋木「まあ、ぶつかることはないよはずだよねえ、十分な間隔はあったし~知らんけど」 三尋木「…ってあれ?なんか…スライダーの水…止まってね?」 三尋木「……」 三尋木「いや、知らんし。」 三尋木「ん~一応直してみるかー」 三尋木「ここをこうやって…ん~?これをひねったらいいのかいー?」 バキッ 三尋木「……」 三尋木「分っかんねー!すべてが分っかんねー!」 三尋木「わ、私は知らんし。」 三尋木「ん~さっさと退散するよータイムカードは事前に盗んどいた小鍛冶プロのを入れて~」 三尋木「これであの時間に係員やってたのは小鍛冶プロだよねい~」 三尋木「よし、じゃあ帰りますか~」 ―スライダー進行中 久― 久「ちょっと…なんだか水が凄い減ってきてる気がするんだけど…」 久「どういうことなの!?まさか三尋木プロの仕業とか?」 久「(んーまあいくらあの人でもそれはないか…常識はずれな人だけどさすがに犯罪まがいのことはしないはず…)」 久「(まあ高校生カップルにキスを強要したりスライダーに人を突き落としたり、犯罪スレスレな気がするけど…)」 久「(まあ、ということは…やっぱりこのプール故障が本当に多いのね…)」 久「(一回ニュースで取り上げられたんなら直しなさいよ!何考えてんの?このプールの経営者は?!)」 ―スライダー進行中 京太郎― 京太郎「おい…なんだかさっきより水が減ってないか…」 京太郎「おい…まさかニュースでもやってたけど…スライダーの水が止まったとか?」 京太郎「…さっきも流れるプールの流れが止まったしな…十分ありうるぞおい…」 京太郎「このままじゃ平らな所にいったら止まっちまうぞ…」 ― 一方 ― 優希「んーーん、よく寝たじぇ…」 優希「んー…」 優希「皆まだぐっすり寝てるじぇ…」 優希「私が言うのもなんだけど、よくこんな場所で寝れるじぇ…」 優希「そう言えば京太郎と部長がいないじぇ…」 優希「スライダーはもうとっくに終わってるはずだし…二人で遊びに行ったのかもしれないじぇ…」 優希「ふわー…」 優希「なんかまた眠たくなってきたじぇ…」 和「んー…そんな約束できません…」スースー 優希「のどちゃん、寝言かい?」 優希「どんな夢見てるんだじぇ…」 優希「……寝るじぇ」 優希「…zz…zzz」 ―スライダー停止中 久― 久「ちょっと…完全に水止まったわよ…」 久「いまは下りだから、なんとか進んでるけど…さすがにスピードは落ちるわね」 久「っていうか…須賀君もどこかで止まってたりするのかしら?」 久「…何考えてるの?須賀君が別にどこで止まってようが関係ないでしょ?」 久「ただ…私は部長として心配なだけで…」 久「…」 ―スライダー停止中 京太郎― 京太郎「おい…完全に平らなとこにきちまったぞ…」 京太郎「水も止まったし…やっぱりこのプール管理がずさんなんだな…」 京太郎「でも、俺がまだ下に着いてないから、まだ部長は外にいるはず…」 京太郎「だから部長がきっとなんとかしてくれるよな。それまで自分で進まないと…」 京太郎「全然進まねえ…ていうかこれ停止してるよな…?」 京太郎「マジかよ…一体いつになったら復旧するんだ?」 ― 一方 ― 咲「うーん…よく寝たなあ…」 咲「まだ少し眠いや…」フワー 咲「しばらくプールに入ってなかったから、すっかり体が乾いちゃったよ…」 咲「ん…そういえば京ちゃんと部長はどこに行ったんだろ?」 咲「あ…思いだした…あのスライダーで私怖くなって…」ブルブル 咲「まだあの二人スライダーにいるのかな…?」 優希「むーやめてくれ…タコスをいじめるのはやめてほしいじぇ…」スピースピー 咲「優希ちゃん…寝言かな?タコスって…食べ物だよね?夢の中では人になってるのかな?」 咲「どんな夢なんだろ…」 咲「まあ、いっか…」 咲「もう少し寝よう…」 咲「………」 咲「……」スースー ―スライダー停止中 久― 久「…」 久「とにかく今はさっさとここを出ることね」 久「三尋木プロがきちんと対処してくれるとは思えないし…」 久「……」 久「よし、かなりの下りになったわ。滑り台の要領で一気に進めるわ!」 久「せーの」ズルッ 久「…!って須賀君?!」 久「ちょ、ちょ、ちょ、と、止まってー!」ジタバタ ―スライダー停止中 京太郎― 京太郎「とりあえず……のんびり進むか……」 京太郎「ん?」 「と、止まってー!!」 京太郎「え?部長の声?どうしてだ?」 京太郎「って!え?!部長?」 京太郎「(ちょ、部長がものすごい勢いでこっちに来る…ってそんなこと考えてる間に…!)」 京太郎、久「「(ぶつかる…!!!!)」」 ガンッ! ― 一方 ― まこ「んん~!よく寝たのう…しっかし、皆よく眠っとるのお…」 まこ「(まあ…午前中たっぷり遊んだけんの…それに昨日は買い物にもいったらしいからの…)」 まこ「(疲れても仕方ないかのう…)」 まこ「そういえば部長はどこにおるんじゃ?京太郎とまだスライダーいっとるんか?」 まこ「…まさか本当にトラブルに巻き込まれとったりしての…」ハハ まこ「(まあ、さすがにないじゃろ…)」 咲「んーお姉ちゃん、私のプリン食べないでよ~…ううっ…」スースー まこ「寝言か…?」 まこ「(そういえば咲は姉に会いに行くために全国目指しとるって言っとったの…)」 まこ「(…わしにとっては麻雀は生きていく上での手段じゃったが…)」 まこ「(こうして麻雀でお互い分かりあおうとする人もいるんじゃの…)」 まこ「(…頑張ってな、咲。わしも精一杯フォローする)」 まこ「それにしても…咲はどんな夢見とるんじゃ…インターハイチャンピオンのイメージが崩れるのお…」 ―スライダー内― 久「(…あれから下りを思い切り進んだ私は平らなところで停滞してた須賀君に直撃した)」 久「(どうやら、私の足が須賀君の脳天にクリーンヒットしたみたいで…)」 久「(須賀君を気絶させてしまった…いくら揺らしても起きないわ…ごめんなさい須賀君)」 久「(しかも…ぶつかったときの衝撃で腰に巻いてたパレオが…向こうに飛んで行ってしまったわ…)」 久「…」 久「い、今のこの状況を整理しましょう」 久「あ、ありのままに起こったことを…い、いま…」 久「なんて言ってる場合じゃないわ…」 久「…」 久「(わ、私の、パレオに、須賀君が思いっきり顔をうずめてる…)」 久「(足をこんなに開くなんて…恥ずかしすぎるわ…うう)」カアッ 久「(し、しかも…パレオはさっき流されちゃったから…)」 久「(ちょ、直接…って水着はあるけど…でも恥ずかしい…)」 久「(しかももともと狭いスライダーなのに思いっきりぶつかったから…ほとんど身動きがとれないわ…)」 久「(どうしよう…!)」 ― 一方 ― 三尋木「今頃あの部長さんはうまくやってるかねい~」 三尋木「そういやあのスライダー直ったかなー?」 三尋木「ま、知らんけど」 三尋木「(そう言えば看板外すのも係員の交代をお願いするのも忘れてたねえー)」 三尋木「……」 三尋木「うーん、暇だから小鍛冶プロまたいじって遊ぶかな~♪」 ピポパ 三尋木「……」 三尋木「あ、小鍛冶プロ~?今暇かい?」 すこやん「ええ…福与プロに頼まれたお仕事も終わったので今は家でのんびりしてるけど……」 三尋木「りょーかーい!んじゃ今から家に行くから待っててねい~♪」 すこやん「え?!ちょ、ちょっと三尋木プロ!?」 ツーッツーッツーッ すこやん「もう…こーこちゃんも三尋木プロも皆勝手だよね…」 すこやん「ってあの人なんで私の家知ってるの!?」 ―スライダー内― 久「(…須賀君起きないわね…起きなくていいんだけど…)」 久「(っていうか早くこの姿勢をなんとかしたいわ…だってこの姿勢…)」 久「(いやいや!言わないけどね!でも須賀君の息の熱が…下半身に…集まって…)」 久「(うう…お願いだから須賀君起きないでよ…!)」 久「……」 久「はあ…」 久「それにしても本当にまこの言う通りになちゃったわね…」 久「いつも通り冷静に対処する…か…」 久「こんな状況でできるわけないじゃない…ていうか動けないし…」ハア 久「それにしても暑くなってきたわね…ってっ??!!!」 久「(須賀君が寝がえり打とうとして…顔動かしてる…)」 久「(やだ…動かないで…お願い…)」 久「(そんなに動いたら…)」 久「ちょ…(う、動きすぎよ……なんなの!?なんなの!?これじゃまるで私須賀君に…)」 久「(…されてるみたいじゃない…)」 久「~~~~!!!」カアッ 久「(なし!今のはなしよ!あり得ない!そんなオカルトありえません!)」 京太郎「ん…」 久「(やばっ…須賀君まさか…起きた…?)」 京太郎「ぶ…ちょう…」 久「な、なにかしら?」 京太郎「俺たちが…いっしょに…います…よ…」 久「…寝言?」 久「(っていうか気絶してる時も寝言って起こりうるの?寝言って名称もおかしいかしら…)」 久「(っていうか…ほとんど私のせいで気絶させられたようなものなのに…)」 久「(私のこと…気遣ってくれてる…?なんて…)」 久「須賀君…」ドキッ 久「(えっ…?何ドキッって…)」 久「(…きっと何かの思い違い…怒気、そうねきっと怒気のことだわ)」 久「(こんな狭い場所に、こ、こんな体勢で閉じ込められたら、そりゃ怒りたくもなるわよ!)」 久「(……)」 久「(須賀君…髪の毛サラサラ…)」 久「(肌も…綺麗よね…筋肉もちょうどいい具合についてるし…)」 久「(さっきは緊張してて気がつかなかったけど…なんだか甘いかおりがするわ…何かつけてるのかしら…)」 久「(言うまでもないんだけど…須賀君ってカッコいいわね…)」 久「(いっつも皆からの扱いはひどいから…って私がそれをいっちゃだめよね)」 久「(そのせいであんまり考えてなかったけど…)」 久「(綺麗な顔してるわ…)」 久「(こんなに須賀君が気になるなんて…馬鹿みたい!って誰よ、今の)」 久「」ドキドキ 久「(なんか急に胸が苦しくなってきたわ…この狭い空間で暑いのもあるんでしょうけど…)」 久「(!また、須賀君が動いて…)」 久「(うう…あ、当たってるわ…//)」 久「(す、須賀君の顔が私の…私の…わ、…)」 久「(ううっ…//)」 久「(言えないわ!女の子の口からそんな…)」 久「(さっき何ってナニに決まってるじゃないとか言おうとしてたって?知らないわよ!そんなの!)」 久「(や…んっ…ちょ、動きすぎ…)」 久「(す、すがく…)」 京太郎「ん…」 久「(…起きちゃった?)」 京太郎「ぶちょう…」 久「っ」 久「(……むり…)」 久「(…もう…むり…)」 久「(体が暑くなって…頭がぽーっとして…下半身に凄い熱が集まって…)」 久「(須賀君がそこを刺激して…)」 久「(きっと…今私の下の水着、凄いことになってるわ…は、恥ずかしくて言えないけど…)」カアッ 久「(仕方ない、わよね?)」 久「(こんな状況想定外なのよ…)」 久「(ごめん須賀君、少し…だけ…)」 ギュッ ― 一方 ― ピンポーン! すこやん「はーい!今開けるからちょっと」 ガチャ 三尋木「おう~小鍛冶プロー来たよ~」 すこやん「え?!なんで今開いたの!?鍵しまってたよね?!」 三尋木「もう~また小鍛冶・アラフォー・プロは細かいんだから~」 すこやん「いやいや限度があるよね?!っていうか何その変なミドルネームは!?」 三尋木「いや~小鍛冶プロにも二つ名がほしいと思ってねい~今いろんなところでこの名前広めてるんだよ~?」 すこやん「金輪際やめて!それにアラサーだよ!!って何度言わせるの??」ハアハア 三尋木「もう~そんなに怒ったら疲れちゃうぜ~すこやん~?」 三尋木「分かったよーこれからは小鍛冶・アラサー・プロで広めとくからさあ~」 すこやん「それもなんかやだ!ていうかその名前にするメリットはあるの?!」 三尋木「ふ~やっと落ち着いたかい~小鍛冶プロ~?」 すこやん「まったく…ホントに誰のせいだと思ってるか分かってるの…」ブツブツ すこやん「みんなして私をいじめるんだから…」ブツブツ 三尋木「いや~ごめんごめん。機嫌なおしてよ~すこやん~」 すこやん「…すこやんでも小鍛冶プロでもいいけど、呼び方統一してくれないかな?」 すこやん「なんか変な違和感があるから…」 三尋木「ん~じゃあすこやんで~これでいいかい?」 すこやん「まあ、いいよ…」 すこやん「あ、遅くなりましたけど、バイトお疲れさまです。わざわざ代わっていただいて、ありがとうございいました」 三尋木「お~い?私とすこやんの仲だろ~?気にすんなって!バイト代は全部もらっとくからさ!」 すこやん「なんですか、私たちの仲って…ってがめつい!?お金もちなのになんでそんなにがめついの?! ―スライダー内― 久「(とりあえず…須賀君の首に手をまわして抱きついてしまったわ……)」 久「(そんなつもりはなかったのよ…)」 久「(…でも温かい…)」 久「(実際はすごく暑いわ、この狭い空間で水が止まっちゃったから…)」 久「(でも須賀君に抱きついてると…なんか…ポカポカする…)」 久「(……)」 久「(今気がついたんだけど…)」 久「(須賀君に抱きつくためには体勢からして首に抱きつくしかなかったんだけど…)」 久「(これって…須賀君の顔を自分で押しつけてることになるわよね…)」カアッ 久「(わ、私ただの変態じゃない!)」 久「(い、いやでも須賀君が寝がえりを打たないように自制できるから、さっきより安定するわよね…)」 久「(…)」 久「(あんまり考えたくなかったんだけど…)」 久「(水着がべとべとして気持悪いわ…)」 久「(でもそれ以上に…)」 久「(刺激が足りないって思ってるなんて…)」 久「(私、ついに痴女になり下がったのかしら…うう…)」 久「(私彼氏なんていたことなし、自分でしたこともないけど、知識ではさすがに知ってるわ…)」 久「(…体が疼いて…)」 久「(須賀君のことを考えるだけで胸がドキドキして…)」 久「(その度に須賀君の顔を自分に押しつけたくなる…)」 久「(う…//ホントにどうしちゃったの私…)」カアーッ 久「(……)」 久「(……一回だけ)」 ― 小鍛冶家 ― 三尋木「いや~でもカップルのちゅーはあつかったねえい~」 すこやん「そ、そうですね…//多少強引でしたが、いいものが見れたかな」 三尋木「でしょ~私はもっと褒められてもいいと思うぜ~?」ニヤニヤ すこやん「三尋木プロってホントこーこちゃんかって思う時あるよ…」 三尋木「ん~?それってどういう意味だい~?」ニヤニヤ すこやん「まさにそういうとこだよ…」ハア 三尋木「あはは~ね~それよりさー聞いてくれよーすこやんー」 すこやん「どうしたんですか?」 三尋木「実はさ~あのあと、すこやんとバイト代わったあとなんだけど~」 すこやん「そのあとどうしたんですか?」 三尋木「いや~なんかスライダーの水が止まっちゃってさあー」 すこやん「ああ…そういえばあのプール頻繁にトラブルが起こるって有名らしいですね…」 三尋木「へ~まあ知らんけど。それで大変だったんだよ~」 すこやん「それで、どう対処したんですか?」 三尋木「へ?」 すこやん「だから、壊れたんでしょ?どう対処したの?」 三尋木「ん~とりあえず水を流すためにそこらへんのポンプ適当にいじったよ~」 すこやん「適当って…それで直ったの?」 三尋木「実はそこなんだよねいーなんか知らんけど、ポンプが壊れちゃってね~」 すこやん「…え?(何か嫌な予感が…)」 すこやん「えっと…じゃあ責任者の人とか呼んで直してもらったとか…ですか?」 三尋木「んー」 すこやん「え?」 三尋木「いや、知らんけど」 すこやん「はい?」 三尋木「んーまだ分かんねー」 すこやん「ちょっと…真面目に…」 三尋木「いや、知らんし。」 すこやん「いい加減に…」 三尋木「分っかんねー!すべてが分っかんねー!」 すこやん「…三尋木プロ?」ゴゴゴゴゴゴ 三尋木「あはは~ごめんごめん。まあ最後の二人だったから、たぶん大丈夫だってー」 すこやん「…ならいいですけど…でもたぶんそれあとでばれて三尋木プロのお給料カットですよ?」 三尋木「んーたぶんそれは大丈夫だぜい~」 すこやん「?どうしてですか?」 三尋木「だってすこやんのタイムカードで帰ったし~?」 すこやん「え?」 すこやん「聞き間違いだと思うのでもう一回聞きますけど…」 すこやん「…タイムカードがなんですか?」 三尋木「だから~すこやんのタイムカード借りたんだよ~」 すこやん「」 すこやん「」 三尋木「?」 三尋木「おーい?」 三尋木「小鍛冶プロー?」 三尋木「…」 三尋木「アラフォープロ」ボソッ すこやん「アラサーだよ!って」 すこやん「何してくれてるの??!!」 すこやん「は、早く連絡しないと…」 三尋木「おいおい~そんなにお給料がほしいのかい~」 すこやん「」イラッ 三尋木「じょ、冗談だってばーあはは…」 すこやん「はい、もしもし…先ほど福与さんの代理でバイトに入った小鍛冶ですが…はい」 すこやん「実は…はい…はい。本当に申し訳ありませんでした!」 すこやん「…ふう」 すこやん「さて…これでたぶん大丈夫だね…水も流れるようになるはずだよね…」 三尋木「お、おー!さすが小鍛冶プロ~!手際いいねえ~あ、あはは…」 すこやん「…三尋木プロ?これから暇ですか?ちょっと一局打ちませんか?」ゴゴゴゴ 三尋木「おや~私だっていつまでも負けてないよお~?」 三尋木「いいぜーやってやろうじゃないかー」ゴゴゴゴ ―スライダー内― 久「(…一回だけ…)」 久「(一回だけ…)」 久「(いっか…って何言ってるの私!)」 久「(何!?この暑さでついに頭がやられたの?!)」 久「もう!しっかりしなさいよ!私!」グッ 久「…てあれ?」 ザーーーーー 久「あ…水が…」 久「…あ、あら?」 ―帰り 長野駅― 優希「今日は楽しかったじぇー!」 京太郎「おう!途中からの記憶がまったくないんだが…でもすげえ楽しかった!」 和「そうですね、とても楽しかったです。途中からほとんど寝てたきもしますけど…」 和「(須賀君とも仲良くなれましたし…いい一日でした)」 咲「そうだね…スライダーは怖かったけど、楽しかったよ!」 咲「(それに京ちゃんに水着褒めてもらえただけで…私には十分だよ…//)」 久「(何かしらこの脱力感…熱していた鉄が一気に冷えたみたいな…)」 久「(もう一回って何よ!…ああ恥ずかしい…)」 まこ「部長?どうしたんじゃ?」 久「ん、い、いや、なんでもないわよ」 久「(まあ、それでも…今日は楽しかったわね…頼りになる人も見つけたしね)」 久「(…また、須賀君に頼っても…いいわよね)」 久「須賀君、今日は皆のために企画を立ててくれてありがとうね!」 咲「本当にありがとうね、京ちゃん。これからもよろしくね」 和「須賀君、今日はありがとうございました。須賀君の想いに報いるために、頑張りますね」 優希「京太郎ー!今日は楽しかったじょー!一応礼を言っておくじぇありがとうなー! まこ「今日一日でだいぶリラックスできたのう。京太郎、ありがとうな」 京太郎「…みんなが喜んでくれて、俺嬉しいです!」 京太郎「全国に行ってもまた皆の役に立てるように頑張ります!」 京太郎「皆で全国優勝目指して頑張りましょう!」 久「ふふ…じゃあさっそく景気づけに今からご飯食べに行きましょうか」 久「もちろん、須賀君のおごりでね」ニコッ 京太郎「そ、そんな~勘弁してくださいよ~部長…」 ―完―