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227 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/14(火) 23 59 15.07 ID FX0cBPvGo 【某月某日】 From:新子憧 件名:話があるんだけど…… 本文:放課後、この街が一望出来る高台に来て。時間厳守だからね! 京太郎「――こんなメールが来たのが昨晩の事である」 京太郎「いつもの絵文字入りじゃないから、何となく真剣なのは分かるが話って何だ?」 京太郎「……この前ちょっとセクハラした事だろうか?」 京太郎「アレはあまりにも憧の反応が良かったから、ちょっとやり過ぎたからなぁ……。根に持っててもおかしくないぞ」 京太郎「耳まで真っ赤にしてキャーキャー言うもんだからつい、な」 京太郎「……今考えるとすっげー俺ってダメ男じゃね?異性の友人に対してセクハラかまして喜んでる男って」 京太郎「……」 京太郎「……会ったら素直に謝ろう、うん」 229 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 00 19 58.30 ID sokgWwjGo 憧「……」イライラ 京太郎「あ、おーい憧!」 憧「遅い!何時まで待たせるのよっ!?」 京太郎「えー……まだ約束の5分前だぞ?」チラッ 憧「嘘っ!?」ワタワタ 憧「ほ、本当だ……もう2時間くらい待ってる気がしたのに」 京太郎「いや、お前一体何時から待ってるんだよ……」 憧「え、えっと確か寮を出たのが1時間半ぐらい前で、それからここに着いたのが1時間前……」 京太郎「いや、その時点で早く着きすぎだろ」 憧「だ、だって部屋に居ると悪い想像ばっかりしちゃうし、ちゃんと予行演習しとかないとテンパりそうだし――」ハッ 京太郎「?」 憧「な、何でもない!ちょっと今日はそう言う気分だったの!///」アセアセ 京太郎「よくわかんねーけど、俺がもう少し早く来れば良かったな。わりぃ」ペコリ 憧「あ、謝らないでよ。別に時間に遅れたわけじゃないんだから」 憧「こっちこそ勘違いして悪かったわね。ごめんなさい」ペコリ 京太郎「いや、気にしてないからさ」 憧「ありがと。じゃあさ……と、とりあえず歩かない?」 京太郎「ん。良いぜ」 230 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 00 31 18.70 ID sokgWwjGo 憧「……」 京太郎「……」 憧「……」 京太郎「……」 京太郎(無言がつらい……。やっぱりこの前の事怒ってるのか?) 京太郎(そりゃそうだよな。あの時は笑って謝ったけど、本来なら土下座して謝るべきだもんな) 京太郎(親しき仲にも礼儀あり、それが異性の友人なら尚更気を使うのが当然ってもんだろうし……) 京太郎(……よし!) 憧「……」 憧(ど、ど、ど、どうしよう!?いざとなると、どう切り出せば良いのか分かんない!///) 憧(うぅ……脳内シミュレーションじゃ何回もやって完璧だったのに!!) 憧(いざ顔を見ると言葉が出てこない……私ってこんなにヘタレだったっけ?) 憧(こう言う時、度胸だけは人一倍……ううん、三倍くらい有りそうなしずが羨ましいかも) 231 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 00 45 07.79 ID sokgWwjGo 京太郎「……憧」 憧「ふきゅっ!?」 憧(あ、変な声出ちゃった……) 憧「な、何?」 京太郎「すまん!」ドゲザ 憧「……へっ?」 京太郎「いくら親しい間柄でも、やってはいけない事ってものは有るよな」 京太郎「俺ってばそう言う事に疎いから、ついやり過ぎちまって……」 京太郎「お前に対して不快な思いをさせちまったようだ。本当にすまなかった!」 京太郎「この侘びは何でもするから許してくれ!!」 憧「……はい?」 京太郎「いや、だってお前この前の事怒ってるんだろ?」 憧「この前の事って?」 京太郎「セクハラ紛いした事」 憧「……」 憧「…………」 憧「!」ポン! 憧「あーはいはい。そんな事も有ったわねぇ」 京太郎「……え?違うの?」 憧「違うわよ!いや違わないけど、少なくとも今この時点で思い出すまでは別に怒ってなかったわよっ!」 京太郎「あれー?」 234 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 00 55 46.47 ID sokgWwjGo 京太郎「でも怒ってるじゃん」 憧「だから怒ってるのは今思い出したのとアンタの鈍さからで――」 憧「……もしかしてアンタ、呼び出されたのってその事だと思ったの?」 京太郎「いや確信は無かったんだが、そうなんじゃないかなーって」 京太郎「だってメールが真剣だったし」 憧「絵文字使わなかったからって怒ってないわよ、まったく……」 京太郎「そうだったのか……」 京太郎「ってあれ?じゃあ今日呼び出されたのは何なんだ?」 憧「ふぇっ!?」 京太郎「正直憧に呼び出されるような覚えが他に無いんだが……」 憧「……ハァ」 憧「京太郎の鈍感さもここまで来ると罪よね。死刑モノよ」 京太郎「ひでぇ……」 235 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 01 11 20.57 ID sokgWwjGo 憧「ま、おかげでちょっと緊張が取れたかな」 憧「……」 憧「ね、京太郎。早いもので私達が出会って2ヶ月経つわね」 京太郎「ん?そう言えばそうだっけ?」 京太郎「何かこう憧とはウマが合うって言うか、昔から居たような気がしてそんなもんだと思わなかったが」 憧「そ、そう///」 京太郎「でも思い出したらアレだなー。憧ってば初対面で結構ひでー事言ってたよな」 憧「へ?」 京太郎「顔が75点のチャライ男みたいな言い方だったしなぁ」 憧「あ、あれはその……悪かったって思ってるわよ。自分でも」 憧「でもすぐに考えを改めたわと。だってまともな事言ってたし」 憧「第一印象で判断するな、でしょ?」 京太郎「そうそう。懐かしいな、まるで2年ぐらい前のように感じるし」 憧「……何馬鹿な事言ってるのよ」ハァ 238 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 01 23 05.91 ID sokgWwjGo 京太郎「まぁ決して良いとも悪いとも言えない初対面だったけど、そこからはとんとん拍子に仲良くなっていったもんな」 憧「そうそう、1ヶ月後には一緒に旅行行くぐらいだし」 憧(……そこで私が京太郎を好きだって気付いたのよね) 憧(出会って一ヶ月弱なのに、我ながら惚れっぽいのか免疫が無いのか……)クスッ 京太郎「うむ。こう考えるとやはり、相性が良かったんだろうな」ウンウン 憧「へきゅ!?///」 憧「ちょ!ちょっと止めてよ、そう言う言い方!///」 京太郎「わ、悪い。こういうところがダメなんだよな俺」 憧「まったくもう……」 憧(……そんな言い方されるとダメだとしても期待しちゃうじゃない) 243 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 01 35 31.50 ID sokgWwjGo 憧「そんなんじゃ彼女が出来たら困るわよ?」 京太郎「あ、やっぱり?そうなんだよなぁ、自分でも分かってるんだが」 京太郎「……彼女が欲しいとガツガツし過ぎなんだろうか?」 憧「……そうね。野獣のような目でもしてるんじゃない?」クスッ 京太郎「えー?マジで?」 憧「ま、男の子なら仕方ないと思うけど?肉食系の方がモテるみたいだし」 京太郎「マジか。やっぱ肉食わないとな」 憧「……そう言う意味じゃないわよ」 憧(ってかモテられると困るけど) 244 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 01 40 22.84 ID sokgWwjGo 京太郎「で、今更そんな短くも濃い俺達の付き合いを振り返ってどうしたんだ?」 京太郎「何かいやに真面目だし」 憧「へっ?あの……そ、それは……その……///」モジモジ 憧(い、今よ新子憧。ここで勇気を振り絞らなければ一生言えないわよ!) 憧「……」スゥーッ 憧「よし!」グッ 憧「あのね、京太郎!私――」 京太郎「――しかし、アレだな。これじゃあまるで、俺が憧に告白されるようだな」クックックッ 憧「……え?」 245 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 01 46 51.10 ID sokgWwjGo 京太郎「――なーんてな。冗談だ……けど……」クルッ 憧「……」 憧「…………」グスッ 京太郎「あ、憧どうした?何かまた俺まずい事でも言ったか?」オロオロ 憧「……ほ」グスッ 京太郎「……ほ?」 憧「――本気じゃダメなの?」 246 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 01 51 26.09 ID sokgWwjGo 京太郎「…………へっ?」 京太郎「あ、憧さん一体何を言って?」 憧「私が告白しちゃダメなのって聞いてるの!!」 京太郎「いやダメじゃないけど……ってあれ?」 京太郎「もしかして、今日の用事ってまさか……」 憧「……」コクン 京太郎「ま、マジですかー……」 248 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 02 04 45.43 ID sokgWwjGo 憧「本当は一生懸命告白の言葉を考えてきたのに、京太郎のせいで台無しよ!このバカ!!」ヒック 京太郎「あ、いや……まさかそんなことだと思わず……」シドロモドロ 憧「女の子が真剣なメールで呼び出したりしたら、何となくそうなんじゃないかなとか思わないの!?」グスッ 京太郎「そう言われましても、生まれてこの方そう言う事を経験したことが無い身と致しましては思いつかなかったというか……」 憧「だとしても雰囲気で察しなさいよ!この鈍感!ニブチン!」 京太郎「……申し訳有りません」 憧「……最悪。もっとスマートにカッコよく言うつもりだったのに」グスッ 憧「何で泣いたり怒ったりしながら言わないといけないのよぉ……」ウワーン 憧「昨日の夜メールを送信してからソワソワして、今日も1時間以上前に着いて待ってたりして……」 憧「この服や靴だっておろしたてで髪型もセットしてメイクもバッチリ、パーフェクトに決まったと思ってたのに……」 憧「全部、ぜ~んぶ台無しじゃない!!」 253 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 02 22 08.50 ID sokgWwjGo 京太郎「えっと……本当にすまん」 京太郎「まさかこんな事になるとは、マジで思わなかったんだ」 京太郎「憧を傷つけたなら謝る、本当にすまなかった」ペコリ 憧「……良いわよ、別に」ヒック 憧「京太郎に悪気がないくらい、本当は私だって分かってる」 憧「……全部私の一方的な行動だしね」 京太郎「そうだとしても、そうさせた俺の――」 憧「ストーップ!もう謝罪の言葉は良いっての」 憧「……私が京太郎から聞きたい言葉はただ一つだけ――」 憧「YESかNOか。それだけよ」 京太郎「憧……」 憧「だからもう一度ちゃんと言うわ」 憧「……」スゥーッ 憧「……」コホン 憧「――好きです。付き合ってください」 259 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 02 44 30.64 ID sokgWwjGo 京太郎「……あー、えーっと何時から?」 憧「そうね、自覚したのはGWの合宿の時に麻雀で負けて胸を貸して貰った時かしら?」 憧「1ヶ月でそう言う思いを抱くのは、軽いと思うかもしれないけどね」 京太郎「あ、いや別にそんな事は……」 憧「ま、女子校育ちだから免疫無いのは自覚してたけどね。我ながらコロッといっちゃったけど」 憧「でもさ、免疫云々を抜きにしても私は多分京太郎の事を好きになったと思う」 憧「だって京太郎ってば、バカだし鈍感だし変態だし」 京太郎「うぅ……言い返せない」 憧「――だけど優しいし、他人を気遣うことが出来るし、決めるところは決めるし」 憧「そんな所を見たらさ、きっと遅かれ早かれ私は落ちてたんじゃないかしら?」クスッ 憧「……まぁそう言う訳だから、決して一時の迷いや勘違いじゃないって言い切れる」 憧「だから……返事を下さい。ダメならダメってスパッと言ってくれた方が私も振り切れるから、ね?」 京太郎「……憧、俺は―― 262」 ※承諾以外の台詞は安価下。なんか酷そうなのも安価下 告白ぐらいビシッとね 264 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 03 01 21.31 ID sokgWwjGo 抱きしめて、俺も好きだとはっきり伝える 京太郎「……」ギュッ 憧「……えっ?」 京太郎「……俺も好きだ」 憧「……う、嘘」 京太郎「嘘じゃない」 憧「だって呼び出された理由が分からないって事は、私の事なんとも思ってなかったんでしょ!?」 憧「だから私、絶対ダメだって……」 京太郎「確かに、ここに来るまでその可能性を考えなかったのは本当だ。その事に関しては謝る。本当にすまなかった」 京太郎「……だけど、憧の事をなんとも思っていなかったなんて事は無い」 京太郎「ただ気の置けない友人だとかそう言う事を思ってた方が大きかっただけで」 憧「……やっぱり」 京太郎「でも同時に一緒に居てドキドキしたり、もっと一緒に居たいってそう思う気持ちが有ったのも事実なんだ!」 京太郎「……正直な所、俺は好きとか恋ってものが本当にどんなものかなんて分からない」 京太郎「だけど、憧と二人でこれからを楽しんだり、思い出を作りたいってそう思ったんだよ」 京太郎「…………それじゃダメか?」 265 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 03 09 47.82 ID sokgWwjGo 憧「……ダメじゃない」 憧「私も、もっといっぱい色んな場所に行ってデートして、たくさん思い出を作りたい!」 憧「だけど……」 京太郎「何だよ?」 憧「私けっこう重いよ?」 京太郎「大丈夫。鍛えてるからな」 憧「じゃなくて!」 京太郎「わーってるって」 憧「もう!こんな感じで割りと感情的だし、すぐ情に流されやすいし……」 京太郎「それぐらい深く思われてるなら願ったり適ったりだ」 憧「……浮気とかしたら刺すかも」ジィーッ 京太郎「そ、それはちょっと勘弁して欲しいかなー。いやしないけどさ」 憧「ふふっ。冗談よ」 京太郎「……その割には目が笑ってないんだが」 267 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 03 22 10.46 ID sokgWwjGo 憧「とにかく!一度うんって言ったら取り消せないからね?」 憧「飽きたからってポイとか返品不可よ?」 京太郎「はいはい分かりました」 憧「……本当?私こう見えても一途だから、好きになったら一生側にいるつもりだし」 京太郎「おう。居てくれ居てくれ」 京太郎「100歳でも200歳でも側にいろって」ケラケラ 憧「200歳は無理だって」クスクス 憧「――じゃあさ、まずは恋人になった記念にアレ……やろ?」 京太郎「……ん。りょーかい」 チュッ 268 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 03 24 18.39 ID sokgWwjGo '" ̄ ̄ ̄ . 、 / / .. _/ / ./ . ./ i \ //′ / ./ . / | / / / // ./ .′ ./∧ .ハ . | | . .. / / / // ./」.A--x ′ト、. . . .′ | | 〔iミx 、.. / / レv ′|! V__ ` ヽ l___!__ | | | ヽ ヽ / / i! | .| __ j/- j人`ヽ| | | . | . .. / / | . .| .| ´ ̄`ヾ _ ヽ | | ! . ! . . .′′ | . .| .| ; ; ; , ¨¨ヾ、. ハ . .| | . | l l i! ! | ; ; ; / .′ .| ! | | .′ .| . | | .ト { 丶 / / .′ . | | | ′. ! ′.. | .| i 、 / /イ / | | | | | .′ | . . . | . | .| . | 、 `¨ ´ . イ . .| /. . . | | | | | | . | ./ | | .l l/ヘ} ー‐ .iヽ. / . .j/ . . . .|. . .| ! ! li! | ′. . .| | .| レ′ \ ∧ | . . | . . .| . | lハ | く`ー‐r.| | .| ト、 /^V! ∧.l\ . | | | ′ .| l l/ ヽ | | | .| | \∧ ol ∧ `ヽ ! . | | l .l | 憧「京太郎、ずーっと一緒だからね♪」 269 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 03 25 38.16 ID sokgWwjGo 【新子憧の好感度がMAXになりました】 【新子憧が恋人になりました】 【新子憧が覚醒しました 以後タッグ及びチーム戦において使用が可能になります】 新子憧(覚醒ver) 【基礎雀力】LV9 【デジタル】LV9 【結ばれし絆《アカイイト》】 デジタルがカンストせず10以降もカウントされる 【麻雀への強き思い】 聴牌時最高コンマの場合、和了コンマ+40 点数コンマ+40 【ハイスピードデジタル】 聴牌判定-20 和了コンマ+20 ただし聴牌コンマに0か1が含まれる場合、点数コンマ+10 【流す!速攻でェ――】 自分が子の時、聴牌判定で聴牌した場合、和了コンマを+10する代わりに点数を-20する事が出来る 【女神≪アポロ≫】※通常ルート以外でのみ開放 対局中どのタイミングでもデジタルをオカルトに変換する事が可能になる また直撃を受けた場合、相手の点数コンマを-30する 【精神感応(テレパス)&催眠(ヒュプノ)】※通常ルート以外でのみ開放 対局中以下の効果を3回まで使える 和了時、自分の振り込みを巻き戻してやり直す ノーテンをテンパイにする 相手の和了を無効にし、やり直す 【“黒嬢”(シュバルツ・フローレン)】※通常ルート以外でのみ開放 直撃を受けた場合の相手の点数コンマを-30する。さらに自分の点数コンマ+30 6月へ
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まとめ 始めに 設定 本編 清澄1 清澄2 清澄3 清澄4 永水1 永水2 永水3 永水4 阿知賀1 阿知賀2 阿知賀3 特別編 特別編1 特別編2 特別編3 特別編4 特別編5 特別編6 特別編7 特別編8 特別編9 特別編10 特別編11 特別編12 特別編13 特別編14 特別編15 特別編16 特別編17 特別編18 特別編19 特別編20 特別編21 特別編22 特別編23 特別編24 特別編25 特別編26 特別編27 特別編28 特別編29 特別編30 特別編31 特別編32 特別編33 特別編34 特別編35 特別編36 特別編37 特別編38 特別編39 特別編40 特別編41 特別編42 特別編43 特別編44 特別編45 特別編46 特別編47 特別編48 特別編49 特別編50 特別編51 特別編52 特別編53 特別編54 特別編55 特別編56 特別編57 特別編58 特別編59 特別編60 特別編61 特別編62 本スレ -京太郎「俺の日記」 京太郎「俺の日記」 京太郎「俺の日記」咲「2冊目」 京太郎「俺の日記」照「3冊目」 京太郎「俺の日記」春「4冊目で」小蒔「2週目です」 京太郎「俺の日記」初美「5冊目で」霞「2週目よ」 京太郎「俺の日記」穏乃「6冊目!」憧「3週目ね」 京太郎「俺の日記」玄「7冊目の」宥「3週目だよ~」
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番外編 戒能良子を膝枕 良子「硬いですね」 京太郎「当たり前だろ。男の膝枕なんだから7」 良子「でも…悪くないです」ニコニコ 京太郎「急にどうしたんだ?慌てて帰ってきたと思ったら膝枕しろとか」 良子「…少しホラーな夢をみたんです」 京太郎「ホラー?」 良子「はい…京太郎が私の弟じゃなくて……」震えて 京太郎「…それは嫌な夢だな。でも俺はずっと義姉さんの弟だからな」 良子「そうですね…京太郎は私の大事な家族です」 良子「私は幸せ者です」 カン! 848 名前: ◆qV6dwdDny6[saga sage] 投稿日:2014/03/13(木) 12 02 31.47 ID e52DtbqcO [1/5] リクエスト 智葉「今日は良い手羽が手に入ったからな」鍋を見ていて ネリー「流石、さとはだよー」 明華「楽しみですね」 メガン「最後はラーメンです!」 京太郎「いやいや、おじやですよ」 メガン「…おぅ、京太郎は鬼デス」 慧宇「餃子焼けましたよ?」 スタスタ… 智葉「今更だが何故餃子だ?」 ネリー「テレビでやってたから」.ニコニコ 明華「ああ、あの刑事の」 メガン「それなら私も見まシタ、バリ5.羽5.ニンニク増しデスネ」 京太郎「なんですかそのおぞましい注文は」 メガン「たかまるらしいデスヨ」ボソ… 京太郎「俺、ちょっと餃子焼いてきます」 智葉「馬鹿者」 カン!
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清澄、部室 ガチャ 咲「す、すいません!遅くなっちゃって……」 久「掃除当番か何か?」 まこ「じゃったら仕方なかろう」 咲「はい。アレ?京ちゃん、先に来てるはずなんですけど」 和「須賀くんでしたら、電話で呼び出しがあったみたいでさっき外に行きましたよ?」 優希「ほら、鞄はそこにあるじぇ」 咲「あ、本当だ。鞄開けっ放しって京ちゃんは……わ!」ガタッ 優希「あーあ。京太郎の鞄が……」 久「また盛大にばらまいたわね」 咲「うぅ……ごめん京ちゃん」 まこ「ほら、手伝ってやるけぇはよ拾いんさい」 和「そうで……」 優希「のどちゃん?どした固まって……」 咲「何持って……」 貧乳ものAV 久「うわぁ……」 まこ「京太郎の奴……」 和「こ、こんなものを持ち込むなんて!!」 優希「な、投げようとするなって!そりゃ私もどうかと思うけど……」 咲「……和ちゃん、ちょっと見せて」 和「さ、咲さん?」 久「ちょっと咲、壊したりとか…」 咲「……つまり、京ちゃんは胸が小さいのが好みってことだよね?」 4人「!?」 咲「だって、この人胸小さいし……学校に持ってくるほど好きだっていうんなら……」 優希「そ、そうか!」 和「で、でも須賀くんは普段私の胸ばかり見てるじゃないですか!」 まこ「たまには大きく無いのが見たくなったとか?」 久「うーん。でも、これは確実な証拠だしねぇ……ところで私は小さい方よね?」 和「部長!?」 咲「いや、この人と同じ大きさなのは私です!」 優希「いや!この中で一番小さいのは私だじぇ!」 まこ「わしも……そこそこ」 和「だ、だから須賀くんは大きい方がいいんですよ!」 優希「だったらのどちゃんが圧倒的だじぇ!!」 咲「そーだよ!大体和ちゃんのはずるいよ!少し分けて欲しかったよ!京ちゃんが小さいのが好きならいいけど!!」 ガチャ 京太郎「うーっす」 咲「京ちゃん!」 和「須賀くん!」 優希「京太郎!」 京太郎「な、なんだ3人ともいきなり……って咲!それは…」 咲「小さいのがいいの!?」 和「大きい方ですよね!?」 優希「いっそ無いのもいいよな!?」 京太郎「いや、そもそもなんで俺の鞄の中にあるはずのそれを持ってるんだ?」 まこ「ちょっとお前さんの鞄の中身ぶちまけてしまってな」 久「こんなもの持ち込むのはさすがに問題よ?」 京太郎「あ、それ持ち込んだ訳じゃないです」 久「え?」 京太郎「少し預かっててくれって頼まれまして」 まこ「一体誰がそんなことを?」 京太郎「副会長です」 咲・和・優希「…………」 まこ「あー……」 久「ったくもう……」 京太郎「さすがに部室にこんなの持ち込みませんって」 咲「じゃあ、京ちゃんは小さいのが好きな訳じゃ……」 京太郎「何が小さいって?」 咲「な、なんでもないよ!!」 和「…………」ぐっ 優希「のどちゃん?何小さくガッツポーズしてるんだじぇ?」 まこ「はぁ。部活、やるか」 久「……後で副会長にちょっと言っとかなきゃね」 その後、副会長の仕事が倍増したという カンッ!!
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10月×日 今日は文化祭だった 麻雀部は去年と同じらしいお祓いやおみくじ、お守りの販売だった みんな巫女服着てやっていた。俺は事前の準備、主に力仕事等を中心にやり、当日は片付け以外特にやることなしだった やはり本職の巫女がいるからか、予想以上に客は多かった 小蒔さんや霞さんのお祓いを見せてもらったが、簡単なものとはいえ、かなり雰囲気が出ていた お守りやおみくじは主に小蒔さんの家のものらしい ある意味本物が揃っている状態だった。いいのか神職 ちなみに俺もお祓いしてもらったが、なんか小蒔さんが困惑したような顔をして、霞さん達を呼んでいた 何なのか分からなかったが、今度神社の方に来てくれと言われた なんか憑いてるのか? クラスの方ではメイド喫茶になった メイド服はどこから借りてきたのか、かなり可愛らしいものだった 元々永水自体レベルの高い女子が多いのでかなり眼福だ 春もメイド服を着ていた。巫女服の方が慣れていると少しめんどくさそうだったが、かなり似合っていた また見たいもんだ ここでも男は力仕事中心。だが俺はメニュー作りや調理等に回された いくつか提案したものがほぼ全て通ったのが驚きだった 俺が担当した時間に限って何故か客が増えたり、料理の注文が多かったりしたのが不思議だった ハギヨシさんに教わった通りにやってるだけなんだけどな 俺の交代の時間ギリギリ、料理を出した後、何故か春に席まで呼ばれた 何かと思い行ってみると、良子さんがいた 「シェフを呼べって言ってみたくてやりました。サティスファクションです」ドヤ顔で言う良子さん、何やってんだよ 丁度交代すると聞いたから、春と俺と回ろうと思い呼んでくれたらしい 俺は制服だが春はメイド服、そして有名なプロ。めっちゃ目立ったわー ただ、春と良子さんの2人と一緒に文化祭を回るのはかなり楽しかった 麻雀部に行って、巴さんがなんとも言えない顔で良子さんのお祓いをしたり、 おそらくわざと初美さんを挟むように春と良子さんが写真を取ったり、 良子さんも相当文化祭を楽しんでいるようだった その後、交代の時間になったので良子さんと別れ、俺は文化祭が終わるまでずっと料理していた 売上が相当よかったらしく、何故か俺がやたらと感謝された 感謝するのはメイドの方じゃないのか? とにかくいい文化祭だった 巴「確か、1年生のメイド喫茶の料理が文化祭レベルじゃないって話題になってましたね」 初美「薄々察してましたけどやっぱり京太郎でしたかー」 春「さらっと書いてるけど、前日に下ごしらえとか京太郎がやって、誰でもできるようなメニューにしてた」 春「他の人も上手かったけど、京太郎だけ段違いだった」 霞「休憩時間に少し行ったけど、行列ができてたわね」 小蒔「私もこのハギヨシさんという方に教われば……」 霞「……諦めなさい」 小蒔「はーい……」 巴「良子さんもわざわざ来なくていいのに……お祓いとか自分でなんとかできる人でしょう」 初美「こう、胸を見せつけるように隣に立ったのは許せませんよー」 小蒔「あはは……そういえばこの時の京太郎くんに憑いてたのって……」 霞「えぇ……とてもじゃないけど、祓いきれないわ」 春「……祓いきれないほどの……女性との縁」 霞「普通祓うものじゃないけど、少しくらい減らせばライバルも減ったかもしれないのにねぇ……」 小蒔「ちょっと多すぎでしたし、どうしようもなかったです」 10月○日 今日、というか昨日の分の日記になる 九州の鹿児島に来て、初めて大きい台風がきた いつか来るとは思っていたが、相当のものだった 台風に備えようと思っていたが、霞さんの家が親戚の家への用とかで霞さん以外誰もいないらしく、俺が手伝いに行くことになった まずは買い物、それなりに風も強くなっていて、風で激しく揺れるおもちもまたすばらだった いくつか日持ちする食材や、切れていた蝋燭や乾電池等、そして台風ということでコロッケを買いたかったが、既に売り切れだった 仕方ないので材料買って作った。ちゃんとキャベツも付けて ひとつ味見で霞さんと食べた。我ながら美味くできたと思う。霞さんも美味しいと言ってくれた それからは雨戸を閉めたり、外の物が風で飛ばないようにしたりと、力仕事が多かった ある程度片付いて、そろそろ帰ろうかと思った時、台風が予想以上に早く、そして強かったらしく、外はとんでもない状況じゃなくなっていた 台風の中気合いで帰るのも面白いし、昔やってみたかったよな、とか考えているろ 「あらあら、これは仕方ないわね。泊まっていってね」そう霞さんに言われた その時は非常に驚いたしビビった マジで?霞さんと?このおもちと一晩二人きりで過ごせと?しかも台風の晩に?我慢できる? 様々な考えが頭をよぎったが、外で傘が空高く舞い上がるのを見て、泊まることを決めた まぁ、必然的に意識するよね?うん ぶっちゃけこのままエロゲ的展開に入ってもおかしくないシチュエーションだったし そんなことを考えながら夕飯で作ったコロッケを食べて、洗い物まで終わった時、台風がさらに激しくなった 外からの風の音もかなり大きく、大丈夫かと思っていると、いきなり背中に柔らかい感触が触れた 一瞬、何が何だかわからなくなったが、霞さんに後ろから抱き着かれている状態だった 混乱状態に陥りかけたが、霞さんが震えているのに気付いた 霞さん、と呼んで後ろを見ると、いつもの余裕のある笑顔の霞さんだったが、少し怖がっているような感じだった 霞さんはなんでもないと言っていたが、どうしてか離れなかった しばらくお互いが無言でいると、「……少し、怖いの」霞さんがポツリと漏らした 普段から落ち着いていたり、みんなの姉のような感じではあるが、やはり霞さんも同じ高校生 正直、台風が来る夜に1人になるのが怖くて、今俺がいても、予想以上に強い台風はやはり怖いらしい 「駄目ね。いつものようにするのは、とてもじゃないけど無理みたい」俺の背中に顔をうずめながら言う霞さん それを聞いて、俺は一旦霞さんに離れてもらい、霞さんを正面から抱きしめた 驚いて固まっている霞さん、そのまま俺は言った 無理しなくてもいい、落ち着いているように見えるけど、霞さんだって18歳の女の子なんだから 怖かったりするときは、無理にいつもみたいにしなくていい、そう言った 怖かったり、不安だったりするのに無理するのをやめて、楽になって欲しかっただけだが、恥ずかしいこと言ってんな俺 抱き締めた時から当たり続ける柔らかい感触を無視するのが、一番苦労したと思う 霞さんもそのまま手を背中に回し、「……ありがとう、少し楽になったわ」そう言ってくれた そのまましばらくすると、もう大丈夫と霞さんは離れ、笑顔を見せてくれた それからは風呂に入り、寝るだけだったが……煩悩を抑えるのが大変だった あんなこと言った手前、下手なことをやる訳にもいかない ある意味一番辛かった 翌日、つまり今日 すでに台風は夜の内に過ぎてしまっていたので、俺は家に帰った 帰り際に霞さんが、今度今日のお礼で出かけようと誘ってくれた 色々大変だったが、霞さんと出かける予定もできたり、悪くなかった 霞「あらあら……あの時怖いって言って添い寝頼めば良かったかしら?」 巴「全く動じない!?」 初美「むしろ当然の如く認めて更に攻めようというのですかー」 小蒔「霞ちゃん大胆……私も負けてられません!」 春「……でも台風の夜ってことは吊り橋効果かも」 霞「あら、それは無いわよ?」 初美「ばっさり言い切りますねー」 霞「もともと意識自体はしていたし……そうね、明確に男性としての頼もしさを意識したのはこの時かしら」 霞「後はまぁ……京太郎くんになら、胸どころか全部を好きにされてもいいかなって思ったくらいよ?」 巴「それ相当じゃないですか」 春「恐るべし……」 小蒔「む、全部を好きに……わ、私だって!」 初美「胸どころか全部……私もそう言うしか……」 霞「ふふ、今回ばっかりは小蒔ちゃんにもみんなにも譲る気はないからね?」 10月△日 今日はなんか妙な夢をいくつも見た 夢の中で小蒔さんと神前式挙げてたり、霞さんに「あなた」って呼ばれたり、初美さんと新婚旅行に行ったり、 巴さんの左手薬指に指輪をはめたり、春が「ご飯にする?お風呂にする?黒糖にする?それとも……私?」とか言ってきたり、 挙句の果てに小蒔さんが正妻で霞さん、初美さん、巴さん、春4人が愛人だったりというとんでもない状況だったりした なんて夢だ、特に最後 本家と分家って関係だから少し笑えねー いやでも男の理想のハーレム…… やめだ、妙なこと考えるのはよそう 今日はカピーと遊んで癒されよう 小蒔「そ、そんなまだ早いですよ!でも……京太郎くんが望むなら……」 霞「あなた……あなた、ねぇ……悪くないわね」 初美「新婚旅行……国内でもいいですから泳げるとこがいいですねー」 巴「指輪か……憧れだね」 春「……なんで私がいつか言おうと思ってたことが分かったんだろ」 霞「でも最後の夢……そうね……ある意味一番幸せになれるかもね」 春「現実にする?」 初美「一番手っ取り早くいけそうですけど、どうですかねー」 小蒔「わ、私が正妻でいいんですか!?」 霞「大丈夫、その時はみんなで平等に、ね?」 春「……各自それぞれ週1と週2は全員で、っていう感じで」 初美「アリですねー」 巴「いや、無しだからね?さすがに日本で一夫多妻は駄目だから。あの、姫様に霞さんも聞いてます?」 10月□日 今日は学校の都合で部活が休みだった なので放課後、男友達と遊ぶことになった 男の人数が少ないのでみんな仲良くなった みんなで適当に駄弁っていたら、話は女子の話になっていった 最近部活でどうか、彼女はできたか、いい写真は撮れたか、素晴らしい景色が見えるポイントはどこか みんなそれなりに部活で頑張ってはいるが、彼女ができた奴は居なかった むしろ振られた奴はいたが 俺もいないと言うと、みんなから嘘だろと言われた 同じクラスの奴からは春と付き合ってると言われ、また別の奴からは小蒔さんとだと言われた ある奴は巴さんとだと言われ、あるロリコンは初美さんとイチャイチャしているとこを見たと血涙を流しながら言われ、 おもち好きの同志からは霞さんじゃないのかくたばれと言われた 確かにみんなとは仲が良いとは思うが、そんな関係じゃない そう言うと、全員口をそろえて「爆発しろ!!」と言ってきた その後の会話でもちょいちょい「死ねばいいのに」「この無駄にハイスペックが……」「そのポジション変わりやがれ」等などいろいろ言われた そんな付き合ったりとかそういう感じでもないんだがなー 全員勘違いとは、疲れているんだろうな 春「…………この鈍感」 霞「多少ならいいんだけど、鈍すぎるのもねぇ……」 初美「なんで気付かないですかー?」 巴「自分が好意を寄せられているって発想自体が無いんじゃないのかな?」 小蒔「こんなに慕っているのに……」 10月●日 今日は春と部活の買い出しに出ている時、珍しく咲から電話があった 最近必死で携帯の使い方を覚えているとか竹井さんから聞いていたが、驚いた ただ電話してきた内容が迷子だから助けてって……俺鹿児島だぞオイ 結構時間はかかったが、咲の必死の状況説明と俺の記憶を頼りになんとか咲は知っている場所にたどり着けたようだ 家に着いたらまた電話すると言って咲は電話を切った。あいつ、成長しねーな。つーかしてくれ すっかり待たせた春は……かなり機嫌が悪くなっていた 必死の謝罪もあって、次の休日に1日付き合うことと、新しい黒糖スイーツを作ることでなんとか許してもらった そーいや春って咲に関わると機嫌悪くなるような……気のせいか、ほとんど会ったことないはずだし 春「…………超鈍感」 小蒔「どうして春ちゃんはそこまで機嫌が悪くなるんでしょう?」 巴「嫉妬ですかね?」 初美「それならよくしてると思いますよー」 霞「アレじゃない?ポジション争い」 咲「……また黒糖の人の話」 久「あら咲、大事な京ちゃんからのメール?」 咲「わわっ、勝手に見ないでくださいよ!」 久「いやー、面白そうだったからつい」 咲「酷い!?」 久「咲とあの娘、結構共通点あるみたいだから、面白いわよ?」 10月◇日 今日の部活、霞さんから相談を受けた 最近視線を感じたり、振り返ったら誰かが去っていくようなことがあったりと、ストーカーがいるかもしれない、と相談された 確かにインハイで有名になり、美人で巫女でおもちとなればストーカーくらい出るだろう なので他のみんなにも協力してもらい、ストーカーを捕まえることになった まずは俺と霞さんだけで歩き、そこから小蒔さん、初美さん、巴さん、春の4人に怪しい人がついてきていないか見てもらう、もし居たら俺の携帯を2回鳴らしてもらう かなりざっくりとした作戦だが、とりあえずストーカーがいるかの確認ができればいいくらいでやってみた そして帰り道、あくまで自然に、やけに霞さんが腕に抱き着いたりおもちが当たったりしたりするけど自然に帰ってるように歩いていると、携帯がなった 振り返ると、確かに誰かが居た。他には誰も居ない。俺は迷わずその誰かに走っていった その誰かは驚いたのか逃げたりする様子もなく、俺はすぐにその誰かの前まで着いた 顔を見て驚いた。女の子だった。しかもうちの学校の、少し前に麻雀部に入部した女の子だった 向こうもいきなり走り寄って来た俺に驚いた様子だったので、少し話を聞いてみた なんでも最近霞さんの家の近所に引っ越して、少し方向音痴なので霞さんについていくことで新しい帰り道を覚えようとしていたらしい つまり、ストーカー騒動は勘違いだった それからは誤解も解け、たまには一緒に帰ろうということになった 霞さんにストーカーが居なくて本当に良かった 初美「いやー、ストーカーがいるって勘違いするなんて自意識過剰じゃないんですかー?」 巴「いや、霞さんならあり得ない話じゃないし」 春「……ちっちゃい方にも居そう」 初美「はるるー?どういう意味ですかー?」 霞「小さい娘が好きな人もいるしね?」 初美「はっきり言いますか!?」 小蒔「も、もう……あら?」 霞「小蒔ちゃん、どうしたの?」 小蒔「これ、次のページに日記の続きが…」 そういえばこの女の子、何か見覚えがあると思ったら、最近よく見る娘だった 学校に行く時、よく見かけたような気がする それと昼休みに学食に行った時、混んでいたからか隣にいたな 最近麻雀部でもよく一緒に打つし、この前の休日に1人で出かけた時も、たまたま本屋で同じコーナーの本を立ち読みしてたっけ 珍しいこともあるもんだなー 春「…………」 巴「…………」 初美「…………」 小蒔「…………」 霞「…………」 春「……偶然、のはず」 初美「で、ですよねー!!この話も2ヶ月以上前の話ですしねー!!」 巴「だ、だよね!考えすぎだし気にしすぎだよね!!」 小蒔「そ、そうですね!あまり人を疑ってはいけませんよね!!」 霞「そ、そうよね!まさか京太郎くんにストーカーなんて……」 5人(……居そうだけど、とか言えない) 女の子「ふふふっ、京太郎くん……いつでも、ずっと、ずーっと見てるからね?」 10月▽日 今日は少し面倒な宿題が出たので、春と一緒にやることになった 春の家でやっていたが……これがまた眠くなるような内容で、つい寝てしまった しばらくすると、なんか両腕が全く動かせず、重く、しかし柔らかい何かに固定されているような感触があり、目が覚めた 目が覚めてすぐに起き上ろうとしたが、全く腕が動かせずに起き上がれなかった なんだと思って右を向くと、春がしっかりとそのおもちで俺の右腕を挟むように抱き枕にしていた なにこれ右腕動かせないけど超すばら まさかと思い左を向くと、何故かいる明星ちゃんが中学生と思えない将来有望なそのお持ちで俺の左手を挟み、抱き枕にしていた 本当に中学生?しかし左腕が超すばら というかだ、その状況で確かにおもちの柔らかな感触は感じていた しかし、しかし!!腕が動かせない!! そして挟まれているという体勢ゆえに、俺は自身の手でそのおもちに手が届かない!! なんということだ!!触れているのに!当たっているのに!その感触を手にすることはできないというのか!! なんて状況だ!すばらだけどなんて状況だ!!ありがとうござます!! あえてしばらくそのまま2人の感触と寝顔を堪能した後、腕が痺れるまえに起こした 俺が寝てしまった後、明星ちゃんがたまたま来て、つい丁度よさそうな抱き枕だったということで寝てしまったらしい それはいいしむしろ役得だ。でも次は手で揉めるような体勢で寝てほしい 流石に言えなかったけどな!! ちなみに宿題は終わらなかった。仕方ない、おもちがあったんだし 霞「春ちゃんだけでなく明星ちゃんまで何をしているのかしら?」 春「そこに京太郎がいたから」 初美「中学生にまで何やらせているんですかー?」 巴「これ以上競争率が上がるのは……ゴホン、あんまりそういうの教えちゃだめだよ?」 春「……実はこの発案者は明星」 霞「!?」 小蒔「ちゅ、中学生なのに……」 春「負けてられない」 10月18日 今日、帰りに偶然明星ちゃんと湧ちゃんに会った 何故か知らないが湧ちゃんに明星ちゃんだけずるいと言われた どうもこの前春の家で寝てしまったことを自慢げに話したらしい ずるいとか、そういう内容だろうか? まぁ年上への憧れとか、そういうのだろう 明星ちゃんが湧ちゃんが今日誕生日だから何かプレゼントしてあげて、というので、一度家まで来てもらった 流石に道端でいきなりでは何も渡せないので、少し待ってもらい、クッキーと紅茶を出した ハギヨシさん直伝の紅茶の入れ方と手作りクッキーだ。2人とも美味しいと言ってくれた その間に、ちょっとしたマスコットを作った インハイで見た、清澄の原村和の胸に押しつぶされていたペンギン(後で調べたらエトペンというらしい) それの少し小さい奴を作って、簡単だが湧ちゃんの誕生日プレゼントとして渡した 湧ちゃんは思っていた以上に喜んでくれた が、今度は明星ちゃんがずるいと言った。そーいや4月に渡したの、魚だもんなー また今度作ると約束し、2人を送っていった 2人も来年は永水に来ると言っていた 可愛い後輩が増えるのか。少し楽しみだ 霞「この前明星ちゃんが大事そうにぬいぐるみ持ってたけど、あれって京太郎くんが作ったのね」 春「しれっと誕生日を一緒に過ごしてる……」 初美「おのれ中等部ー」 巴「……普通に書いてますけど、短時間でマスコットとか作れるものでしょうか?」 小蒔「?京太郎くんも、そのお友達もできるみたいですし、作れるものじゃないんですか?」 初美(絶対にこの2人がチートなだけですよー) 春(多分作るのに10分もかかってない) 霞(相変わらずそういうところがすごいわねー) 10月■日 もうすぐ大会、前回みたく負けないよう練習はしてきた しかし、大会でどうなるか分からないので、普段と違う人に教わってみることにした なので、やはり麻雀のすごい人、小鍛治さんに頼んだ たまたま時間があったらしく、ネト麻とチャットで結構しっかり教えてくれた もっともネト麻なのにいきなり天和だったり、3人同時に飛ばしたりと大概アレだったが 強い人は電子機器も狂わせるのか? 初めて会った時よりかなり上達している、とは言われたが、比較対象がこれじゃ分からん 小鍛治さんは大会を見に行くことはできないが、応援していると言ってくれた 後、良子さんがその辺りのスケジュールをかなり調整していたとも教えてくれた 見に来る気だろうか? 初美「大会前はやっぱり気合い入りますよねー。姫様も頑張ってましたよね?」 小蒔「はい!私も頑張りました!!」フンス 巴「でもあっさり小鍛治プロに教わることができるって……」 春「京太郎だし」 霞「その辺りは諦めた方がいいわ。あぁ、でもなんか慣れるのも嫌よね」 春「……慣れたくなかった」 10月◎日 今日から秋の大会の個人戦 今回こそ、と思っていたら試合の解説の人見て驚いた 何やってんだよ良子さん。去年大沼プロだったじゃん スケジュールの調整ってそっちかよ 驚いたが、ちょうど緊張が抜けて良かった 試合を待っていると小蒔さんが応援に来てくれた 今回はわざわざ必勝祈願のお守りまで俺に渡してくれた 「頑張って、勝ちましょう!私も頑張ります!」と小蒔さんは言ってくれた その言葉でさらに気合いが入った そして試合、小鍛治プロとの練習では分からなかったが、明らかに自分が上達していると感じられた 夏の大会で負けた相手に勝つことができた これで少しは自信もつく 明日も頑張ろう、そして今度こそ目指せ優勝!! 霞「あら、やっぱりまた行ってたのね」 小蒔「ば、ばれちゃってました?」 初美「わざわざお守り持っていけばバレバレですよー」 春「ん、私も必勝祈願の黒糖を」 巴「結局いつもの黒糖だよね?」 10月☆日 大会2日目、前回よりいいところまで行った 試合前に明星ちゃんと湧ちゃんも来てくれた 中学生2人の前でかっこ悪いとこは見せられねー、とか思っていた が、決勝進出を決める試合で 「……御無礼」 その一言と共に、俺は一気にまくられた 土壇場で逆転される、という形で試合は終わり、俺は決勝戦前で敗退してしまった 終わってから、明星ちゃんと湧ちゃんの2人がすぐに来た かっこ悪いところ見せたな、と言ったが、2人はそれを否定してくれた 前々かっこよかった、最後まで頑張ってた、とありがたい言葉をかけてくれた 正直悔しい 相手が強かったが、やっぱり負けるのは悔しい 来年だ、来年リベンジしてやる!! それからは中学生2人、そして永水のみんな、さらには良子さんも加わって飯に行った 良子さんの奢りということで、みんなで盛り上がった 巴「試合、ほんと土壇場での逆転でしたね」 霞「まさかあんな場面であそこまで大きな和了とはね」 春「でも、京太郎も頑張ってた」 小蒔「そうですよ!前よりもずっと、ずっと勝ち進んでましたし!」 初美「ですね。京太郎はもっと上手くなりますよー」 10月★日 今日は良子さんにマンツーマンで指導してもらうことになった 試合後、少し空いているらしいのでせっかくだからと頼むと、快く引き受けてくれた もしかしてこのためのスケジュール調整か?いやまさかなー 学校だと少し面倒なことになりそうだったので、ウチでネト麻やりながらの指導だった が、ひとつのPCでやりながらだからか、良子さんは後ろからのぞき込むような体勢で指導してきた 指導が進むとさらに身を乗り出すような形になり、背中にすばらな感触が!! 「これぞ『あててんのよ?』です。平常心で打つ練習でもありますよ?」分かっててやっている!? そんな、いつぞやの霞さんほどの大きさではないが、年上、大人な感じのすばらな大きさのおもちを当てながら平常心!? できるわけがない!! 俺はほとんど画面を見ずに打っているようなものだった 良子さんも悪ノリしてか、さらに胸を押し付けてくる その状態がしばらく続いた後、良子さんの動きが止まった ふと、しっかりと画面を見ると、俺が役満で和了っていた 「そんな……今のは……いやでもそんな簡単に降ろすなんて……」そんな感じで呟いていた まぁ、勝ちは勝ちだし、指導もちゃんとしてもらって、いいものにも触れられたし、いいか 霞「…………また?」 春「……今度私もあててみよう」 小蒔「そ、それで京太郎くんが喜ぶなら……」 初美「もういいですよね?そろそろ京太郎に本気で怒ってもいいですよね?」 巴「ハッちゃん、多分京太郎くんはそれでもどうしようもないから諦めよう?」 初美「胸がなんだってんですかー!?あんな脂肪の塊ー!!」 霞(本当に胸で神様降ろしてないわよね?いやでも流石にそんな話もそんな神様も聞いたことないし……ほんと、なんのかしらね) 10月27日 今日は咲の誕生日だった 一応毎年祝ってプレゼントは送っていたので、今年はとりあえず電話で欲しいものとか聞いてみた 電話には普通に出て、驚いてはいたが、しばらく適当に話した 8月の旅行以来、割と久しぶりだったので、結構な長話になってしまった そういえば咲がいないのにも慣れたもんだ そう思って咲にも言ったが、「……私は、まだ慣れないかな」と咲は言った 迷子になるからか?と聞き返したら無言になりやがった。方向音痴ってどうやったら治るんだか とりあえずプレゼントとして栞と鹿児島の名物詰め合わせを送ることになった 咲はお礼に俺の誕生日にはそっちに長野の懐かしいものを持っていく、と言っていた 迷子になるから送れと言ったが、大丈夫じゃなさそうだ まぁ来ること自体はいいか。その時は迎えにでも言ってやろう 春「離れていても誕生日を忘れないなんて……」 巴「思った以上の強敵かもね」 初美「やっぱり、幼馴染は強いってことですかねー」 小蒔「ま、負けません!」 霞「そうね。胸では圧勝だし、頑張りましょう」 初美「アレ、私宮永さんの味方になりたくなってきましたよー」 久「あら?珍しい栞ね」 咲「あ、これですか?誕生日プレゼント京ちゃんからにもらって」 久「へぇ、センスいいじゃない。しかし、離れていても誕生日プレゼントを贈るなんてねぇ。」 咲「えぇ……でも、プレゼントより本人の方が……」 久「あら……思ったより大胆なこと言うわねー」 咲「え?……あ、違っ……い、今のはそのつい、というかああ、なんていうか……その……」 久(慌ててるし、アレ無意識?結構本気なのねー) 10月▲日 今日はハロウィン、でも永水でやるのか? そう思っていたが、麻雀部のみんなから期待してるとか言われたので、いくつかお菓子を作って学校へ行った 朝、いきなり春が「トリックオア黒糖」とか言ってきたからミニサイズの黒糖ケーキを口に突っ込んでやった もはや予想はできてたけど、せめてトリートって言え 春は満足気な表情だった。そして、仮装は放課後にと言っていた 余談だが、春とのやり取りを見ていたクラスの女子達から、「トリックオアトリート!」と言われまくってお菓子が結構減った 多めに作ってきといてよかった 放課後、部室に行くとみんなが何かの仮装をしていた 最低でもネコミミくらいは付けるようになっていたらしい まず最初に出迎えてくれたのは、狼の仮装の霞さんだった 露出度は少ないが、狼の耳と尻尾は可愛らしかった 正直意外なチョイスだと思ったが、どうも衣装のサイズが合わなかったらしい 主に胸が。残念だが、恐るべし霞さんのおもち 次に、包帯でグルグル巻きにされた小さいのが床に転がっていた 初美さんのミイラの仮装らしいが、包帯に埋もれている状態だった 予定では、露出度高めだったらしいが、包帯が余りまくったため、巻きすぎてしまったらしい でもなんか似合ってた そして、かなり露出度の高いサキュバスの仮装をした巴さんがいた なんでも、くじ引きで仮装を決めたので、たまたま当たってしまったらしい かなり恥ずかしそうに、少し涙目で顔を真っ赤にしているところがまた素晴らしかった おもちはそこまである訳ではないが……これもいいな! その次には吸血鬼の仮装の春 それらしい恰好なんだが、春だと血より黒糖吸ってそうな感じがするから色々と何とも言えない 吸黒糖鬼?呼びにくいな ほぼ露出がないから、まぁ普通な仮装だった 最後に魔女っ娘の小蒔さん ミニスカートの衣装に黒いマント、普段見えない足が見えているのがすばらしい 「と、とりっくおあとりーとっ!」って言うのがもう可愛い 他の人より多めにお菓子をあげそうになった こうしてハロウィンも楽しく過ごした 俺のお菓子も好評で、みんなが後日何かお礼をすると言ってくれた 別にお礼が欲しくてやった訳ではないが、なんか認められたようで嬉しい 喜んでもらえるなら、作った甲斐があったというものだ 春「黒糖ケーキ美味しかった……」 霞「以外とあの恰好も気に入ってたのね……また着ようかしら」 小蒔「いいですね!楽しかったですし、またやりましょう!」 巴「もうやりませんよ!あ、あんな恥ずかしい恰好……」 初美「私なんてただのグルグル巻きですよー!?どこが仮装なんですかー!!」 11月×日 今日、宿題をやるために春の家に行くと、良子さんがいた なんかもうなんでいるんだ、とか気にしなくなったのは慣れた証拠なんだろうか ただ、英語の宿題だったので手伝ってもらえたのはありがたかった 手伝ったから、ということでいくつか質問された なんでも、今度出るテレビの企画とかのためらしい よく分からないが、まぁ宿題手伝ってもらったので、答えた 好きな食べ物や最近はまっていること、などから始まって、どこにでもありそうな質問ばかりだった が、途中から、どんな女性が好みか、年上と年下、年齢差はどこまでいけるか、甘えるのと甘えられるのどっちがいいか、 などよく分からない方向になってきた 最後に「麻雀のプロで恋人にするなら誰?」という質問でさすがに春が止めてくれた 良子さんは少し残念そうにしていたが、参考になったと言って帰っていった なんだったんだろう? 帰り際に、春に最後の質問にどう答えていたか聞かれたが、今は分からないと返した プロか……知ってるプロは何人かいるけど……やっぱり分からん 巴「良子さん……まさかこんな形で京太郎くんについて調べるなんて……」 初美「策士ですねー……あまり会えないからこういう手をとるなんてー」 霞「これ、春ちゃんも協力したでしょ?」 春「……その時のデータがここに」 小蒔「み、見せてください!」 春「……ふふっ……京太郎って、意外と……」 霞「初美ちゃん、巴ちゃん、実力行使で」 初美「了解ですよー!」 巴「ごめんね?大人しくしてね?」 春「あ、ちょ……み、見せるから引っ張らないで……」 良子「フフフ、それにしてもこのデータは役に立ちましたね」 咏「いやー、良子ちゃんも悪いねぃ。そーいう手使って純真な男子高校生の情報を引き出すんだから」 良子「みんな欲しがってたものですからね。ま、私は負ける気ないですけど」 咏「すこやんとかはやりんが超必死そうにしてたけど、余裕だねぃ」ケラケラ 良子「これでも余裕ってわけじゃないんですよ?私、割と本気でラブしちゃってるんで」 11月○日 今日は急に部活が休みになった 暇なので適当に街を歩いていたら、良子さんに会った 良子さんも試合で来ていたが、急な日程の変更で暇になったらしい どうせなら一緒に遊ばないかと誘われ、一緒に過ごすことになった 適当な店を見て回ったり、ファーストフード店で昼食を食べたり、 ゲーセンで色々遊んだり、良子さんが頼まれたというお土産の買い物に付き合ったり なんか普通のデートか何かみたいな感じだったが、相手はトッププロ、俺なんてそんな対象にすらならないだろうな でも楽しかったし、良子さんも楽しんでくれたみたいで良かった 最後、別れ際に、良子さんが今日の記念、と言ってシンプルなデザインのキーホルダーを買ってきて俺にくれた 俺も出そうと思ったが、良子さんは「年上の好意は素直に受け取るものですよ?どうしてもというなら、将来またデートにでも誘ってくださいね?」 そう悪戯っぽく笑いながら言って受け取ってくれなかった 将来、良子さんにこの分を返せるくらいの男になろう そう決めた1日だった 春「良子さん……いつの間に……」 小蒔「良子さんも本気なんでしょうか……」 霞「これは本気ね……とんでもない強敵ね」 初美「ぐぬぬ……年上の魅力全開ですかー?」 巴「同じ年上だけど……ここまで違うかー」 良子「さて、次は」 健夜「あ、良子ちゃん。何か落としたよ」 良子「ん?あぁ、これは……サンキューです小鍛治プロ。大切なものを落とすところでした」 健夜「それ、キーホルダー?」 良子「えぇ……実は、ある大切な人とお揃いで」 健夜「お、お揃い!?」 良子「えぇ……いつか、彼から誘ってデートすることになってます。今から楽しみです」 11月△日 今日は親父の頼みで少し遠くまで出かけたけど……迷った やべー、迷子とか咲じゃねーんだから しかし土地勘の無い場所、携帯を見ながらでも結構道を間違う そうやっていっそ通りすがりの人に聞こうと決意した時 「あら?ひょっとして、永水高校の方ですか?」と、和服を来た女の人に話しかけられた どこかで見たことあるなー、としばらく考えていて、思い出した 小蒔さんと団体と個人の両方で対戦していた、九州赤山高校の藤原利仙さんだ どうやら永水の麻雀部で唯一の男子、ということで覚えていたらしい これ幸いと事情を話すと、藤原さんは快く案内してくれた 藤原さんは道中、名所や珍しいものがあると色々教えてくれて、観光しているような感じになった それ以外も結構話が弾んだ 麻雀の話、お互いの話、そして小蒔さんの話 結局小蒔さんに勝てなかったのが悔しい、と藤原さんは言った だが、同時にいつか必ずどこかでリベンジしたい、と強く言っていた こういう強さもあるから、個人で全国出場ができたのだろう 藤原さんのおかげで用事も済ませ、帰り道も分かるところまで案内してもらった 最後にお互いに連絡先を交換し、今度は俺が永水付近を案内すると約束して別れた いい人だったなー 巴「また新しい人引っかけてる……」 初美「しかも藤原利仙ですかー?」 小蒔「藤原さん……麻雀でも強敵でしたがここでも……」 春「どこかへ行くたびに女の人の連絡先が増える……」 霞「11月12月で何人増えるかしら?」 初美「そんな、こんな時期に増える訳が……ないですよねー?」 巴「……京太郎くんだからなー」 11月□日 休日、たまたま予定が合ったので、福岡で花田さんと会うことになった 最後に会ったのはインハイだったか、花田さんは元気そうだった 会って早速、雀荘で打つことに 結果は……うん、アレだよ 花田さんって照さんにボッコボコにされたり、インハイの団体戦でも結構負けてたりが多かったけど、決して弱い訳じゃないんだよね 麻雀の経験自体は俺よりはるかにある訳で、俺がボッコボコでした 「今日はすばらな調子です!」とのこと。ええ、すばらでした しばらく打った後、少し色々見て回ろう、という訳になり、キャナルシティ博多に行った 初めて来たが、ちょっと迷いそうになった いい時間だったのでどこかで何か食べよう、となった時、花田さんの勧めでラーメンスタジアムに行くことになった 同じフロアにいくつもの有名なラーメン屋があるのは圧巻だった どこもおいしそうだったが、ここは花田さんのおすすめという店に入った 正直女の人といるのにラーメン屋ってどうかと思ったりもしたが、意外と女の人もいるんだなラーメンスタジアム ラーメンも中々美味しかった 正直ここのフロアを制覇してみたいが、流石に無理か。いつかやってみたい それからしばらくキャナルシティ内を見て回ったが、外が暗くなってきた辺り、外を見るとイルミネーションが付いていた その光景は男の俺でも結構ロマンチックに感じるものだった なんかデートしてるカップルみたいですね、と花田さんに言うと 「そ、そんな冗談はすばらくないです!」と怒られてしまった まぁあんまりからかうようなことを言うもんじゃないか でも、こういうのも悪くない そう思える、いい1日だった 初美「2人でイルミネーションとか充分ロマンチックじゃないですかー!!」 巴「ラーメンってとこで安心してたらこれだからね」 春「私が行きたいのに……」 霞「今度こっちのイルミネーションでも見に来ましょうか?」 小蒔「わ、私は京太郎くんが一緒なら……」 春「京太郎が一緒ならどこでもいい……でも、ロマンチックな場所ならもっといい」 初美「ですねー」 11月●日 昨日の夜、男友達と、たき火で焼き芋食ってみたくね?という話になった なので、校庭の掃除を条件に許可を得て、学校で焼き芋をした 各自、サツマイモ以外に一緒に焼いたらおいしそうなものを持ち寄ってやった 落ち葉でやると、結構時間がかかるらしいので、昼休みから準備を始めた 男子全員、そして用務員の人にも協力してもらい、落ち葉を集め、昼休みから放課後にかけて、じっくりと焼いた 途中、料理部や校長先生など色々な人まで参加することになったから、思っていた以上に大規模なことになってしまった 放課後、各自の部活の仲間やクラスメイト、最初は10人もいないくらいだったのに、人数は数倍に膨れ上がっていた 芋が足りなくなるかと思ったが、それを見越してか、先生たちや料理部がサツマイモ等、いくつかの食材を追加してくれていた そして、焼き上がり。何故か俺が最初の試食者に 食べるのはもちろんサツマイモ アルミホイルに包んだサツマイモを開けて一口 甘く、しっとりとした味がたまりません。これぞ秋 集まった全員からも大好評だった 他にもジャガイモやとうもろこし、さらにはりんごを焼いたり、それもとても美味しかった とある馬鹿な男子が漫画で見るような骨付き肉を焼こうとして、生焼けになっていたのは笑った わざわざ肉をそういう形に成形した努力は認めるし、気持ちは分かるが、焼き芋と一緒にやるのは無理だと思う 後から気づいたが、麻雀部のみんなも一緒になって食べていた 小蒔さんは目を輝かせて食べていたり、霞さんと巴さんはそれを微笑ましそうに見守っていた 初美さんはサツマイモ以外の食材にチャレンジしていた。さすがに生焼けの肉は手を付けなかったみたいだ 春は黒糖を焼けるかを真剣に俺に聞いてきた。悪いこと言わないからやめとけと、それは止めた 人数が増えたせいで片付けも大変だったが、かなり楽しかった 校長が学校での行事にしてもいいかと言っていたが、それも頷ける もう一回やってみたい。今度はたき火で魚の串焼きでもやってみるか 小蒔「アレは楽しかったですね。気付いたら校庭に人だかりができていて」 巴「京太郎くんも部活に遅れる、しか言わなかったから何かと思ったけど、男子全員でたき火で焼き芋には驚いたね」 初美「面白いことやると思いましたよー。焼きりんごとか美味しかったですよー」 霞「ああいうのって、男の子だからできることよね。あの行動力も、ちょっと真似できないわ」 春「でも、またやってみたい。今度こそ焼き黒糖を」 巴「それは止めとこうね」 初美「次は私達も最初から誘って欲しいですよー」 11月◇日 休日を利用してか、愛宕さん姉妹(貧)(巨)が遊びに来た いつも(貧)の方には夜中に写メを送ったりしているので、今回は普通にした 普通に案内して、普通におすすめの店や料理を紹介して、普通に遊んだりして、後は麻雀で飛ばされたりした (貧)さんが初めは警戒心丸出しだったのが、普通に美味しいものを出したりしていくにつれ、 挙動不審になっていき、何がなんだか分からないといった表情になるのが面白かった あえてゲテモノ料理がある場所で、一切それに触れなかった時とか、頼まないのかと聞いてくるほどで笑いを堪えるのが大変だった ちゃんと楽しんでもらえたみたいで良かった良かった 流石にそのままにしておくのもアレだったんで、別れてから、夜にまたおいしそうなから揚げの画像を送った 返事がありがとう、だったのに堪えられなくて吹き出してしまった これはもう、今後も定期的に画像を送らないとな 初美「あー、なんですっけ、これ」 春「……どこかで聞いたことがあるような」 霞「須賀くん=美味しいものを見せるだけ、みたいな条件反射ね」 小蒔「確か……授業で聞いたような……」 巴「思い出した、パブロフの犬だ!」 洋榎「京太郎からメールや!今度は一体どっちや……また飯の画像か普通のか……」 絹恵「お姉ちゃーん、そんなにご飯の画像がええの?」 洋榎「ええわけないやろ!こんな夜中やで!?」 絹恵「じゃあなんで普通のやったら残念そうなん?なんか普通のメールやったら挙動不審やったりするでー?」 洋榎「ホンマ?……なんでやろ……はっ!これが……恋!?」 絹恵「…………多分ちゃうでー」 11月▽日 今日はみんな用があるとかで帰り道は小蒔さんと俺の2人だけだった ちょうど欲しい本の発売日だったので、本屋に寄ることになった 適当に探したりしていると、小蒔さんは何か落ち着かない様子だった 普段帰り道に寄り道とかしないからだろうか。その姿が少し新鮮で、面白かったので、色々寄り道して帰ろうということになった 色々な店を軽く見て回ったり、ファーストフード店に寄ったり、俺が普通にやっていることでも、普段やらない小蒔さんは珍しそうに、楽しそうにしていた 最後にゲームセンターに寄った時、クレーンゲームのぬいぐるみが気になったようなので、取ってプレゼントした クレーンゲームのコツ、昔ハギヨシさんに聞いといてよかった。でも、なんであの人はこんなこともできるのかは今も分からない とにかく小蒔さんは喜んでくれた。嬉しそうにぬいぐるみを抱きしめたまま帰った あれくらいのことで喜んでくれるなら、また今度も誘いたくなる 霞「デートね」 巴「放課後にデートですね」 初美「クレーンゲームとか定番中の定番ですねー」 小蒔「で、デートとかそういうのではなく……そう!ただの寄り道です!」 春「それをデートと言う」 小蒔「あぅ……」 霞「今度はみんなで行きましょう」 初美「賛成ですー」 11月■日 今日は休日、中学生の大会でいい成績を残したという明星ちゃんがお祝いをしたい、ということで1日付き合った わざわざ待ち合わせ場所まで指定されて、行ってみると精一杯お洒落をした明星ちゃんがいた 少し背伸びしたような感じが可愛らしかった。素直に可愛いと伝えると少し照れていた そのまま、明星ちゃんの希望通り、お祝いとして1日遊び倒すことになった 中学生とは言え女の子、あっちの店にいきたい、こっちの店にいきたいと、午前中は散々連れまわされた 流石に色々買って荷物持ち、ということはなかったが そして昼、わざわざ早起きお弁当を作ってきてくれたらしい 公園のベンチで食べることになった そういうマネをしたいのか、アーンしてきた。まぁ、1日付き合うと言ったので大人しく食べた 味も結構美味しかった。お返しに今度はこっちからアーンするとかなり顔を赤くして慌てていたが、最後は大人しく食べていた やっぱり恥ずかしいんだろう 午後はゲームセンターで遊んだ レーシングゲームに音ゲー、色々なものをやった 中でもエアホッケーが気に入ったのか、しばらく続けて対戦することになった エアホッケーで揺れるおもちがすばら!!……今も思う、本当に中学生か? それから引っ張られるままにプリクラを撮ることに プリクラの機械の中が狭いから、ということで明星ちゃんはほとんど俺に抱き着くような体勢になっていた おもちが!中学生なのにすばらなおもちが!!すごく……押し付けられました そのままでシャッターが押される瞬間 バランスを崩したのか、明星ちゃんがそのまま俺に近付いてきた そして、俺の唇ギリギリ、その近いところに明星ちゃんの唇が触れた これにはさすがに驚いた プリクラも、まるでキスをするギリギリのような写真になってしまった 撮り直そうかと言ったが、明星ちゃんは顔を真っ赤にしながら、これがいいとそのプリクラをプリントすることになった 俺もそれを半分受け取った 一応どこかに貼るか?でも下手したら中学生に手出した証拠写真だよな……まぁ、とりあえず取っておこう 明星ちゃんは顔を真っ赤にしたままで、今日はもう充分楽しんだと言って、帰ることに 無論ちゃんと家まで送った 家に入る前、明星ちゃんは何かを言いかけたが、それを止めたのか、「また、一緒に出掛けてくれますか?」と聞いてきた 勿論いい、そういうと嬉しそうに笑い、また今度、と言って家に入っていった やっぱアレか。大人とか、恋とかへの憧れで今日は色々やったのかな 可愛い妹みたいなものだ、またこういうことに付き合うのも悪くないだろう 霞「ちょっと明星ちゃんのところに行ってくるわ」 初美「ストップ!ストップですよー!!」 巴「そ、そうですよ!」 春「羨ましいけど、落ち着いて」 小蒔「そ、そうですよ霞ちゃん!相手はまだ中学生ですよ?」 霞「中学生……そう、まだ中学生……」 初美「大人げないですよー」 霞「初美ちゃん、明星ちゃんの姿を思い出してみて?」 初美「?はい、いいですよー」 霞「そして自分と比べてみて?どう?」 初美「……いや相手は年下、中学生……でも、アレで中学生?…………」 初美「ちょっと私も行くですよー」 巴「ハッちゃん!?」 春「落ち着いて、京太郎の中では妹。そう妹は対象外」 小蒔「そ、そうですよ!妹みたいって言ってますし、大丈夫です!」 霞「……それもそうね」 初美「……ですねー」 巴「ホッ」 霞「でも……後で話し合いね」 初美「私も行きますよー」 春「そこは全員協力で」 小蒔「お、お話を聞くだけですよ?」 巴「あ、多分駄目っぽい…………まぁ、私も同じだからいいけど」 明星「!?」ゾクッ 明星「な、何今の……寒気?」 11月◎日 今日、家の掃除をしていたら、古いアルバムを見つけた どうやら親父がしまい込んでいたものらしい 中を見ると、なんと親父と小蒔さんところのおっちゃんが映っていた 他の写真を見たところ、どうやら昔鹿児島で撮ったものらしい 日付は10年以上前、なんと俺も映っていた 全然覚えてねー 適当に見ていると、少し気になる写真がいくつかあった 俺とおさげの小さい女の子が写った写真、今とほぼ変わらない初美さんと俺が一緒に海で泳いでいる写真、 俺が同年代くらいの女の子と一緒に黒糖を食べている写真、俺がポニテの年上の女の子に手を引かれている写真、 明らかに永水のみんなだった ただいくら探しても霞さんらしき女の子が映った写真は無かった なんでだろうか? 明日にでもみんなに覚えているか聞くついでに聞いてみよう 霞「あぁ、私がまだ来てない頃の写真だったやつね」 小蒔「私もほとんど覚えていませんでしたけど、昔会っていたらしいんですよね」 春「一緒に黒糖を食べた仲……」 巴「言われてみて、うっすらそんな思い出があるような、って感じでしたねー」 初美「……私ってそんなに変化ないですか?」 霞「……昔は私より大きかったのにねー」 初美「嫌味ですかっ!」 11月☆日 今日、学校で進路希望の紙を渡された 進路って、何も考えてねーわ 永水は神学系だがそっち方面以外に普通に進学もいけるらしい みんなに聞いてみると、とりあえず進学か家を継ぐらしい 春がいっそ婿入りしたら?とか言ってきたから、もしもの時は頼む、 と軽く言ったら他のみんなが是非自分のところに!と強く言ってきたのは驚いた まぁ、春の冗談に乗っかっただけだろう 家に帰ってから、何人かにメールで聞いてみた 由暉子は普通に進学するつもりらしい ただ、先輩達が打倒はやりんを目論んでいるので、もしかしたら……と意味深なメールを返してきた エイスリンさんは、宮守のみんなと一緒に居たいと言っていた 今は割と本気でこちらの大学を目指しているらしい 照さんは分かってはいたがプロに行くらしい 既に色んなチームから声が掛かっていて、どこにするかを考えているとか まぁ、どこでも大丈夫だろう 藤原さんは大学に進学らしい インハイ、個人戦での活躍からか、いくつかの大学から声が掛かっていて、もう決まっているとか 花田さんはとりあえず進学らしい 進学先でまた麻雀が打てればすばら、と言っていた 俺も何か考えないとなー 春「卒業と同時に嫁入り、婿入りバッチコイ」 霞「あらあら、そんな待たなくてもすぐにでもいいのに」 小蒔「む、婿なんて……おばさま達が言ってきますけど……ま、まだ早すぎます!」 巴「本家が本気出したらちょっと勝ち目ないですよ」 初美「ぐぬぬ……私も一応18なんですよー!嫁も婿もいいんですよー!!止めらそうなのは分かってますけどねー!!」 11月★日 今日は171年ぶりの名月、ということでまた小蒔さんの家に呼ばれた 前もやったのに、また月見、という名の宴会。おっちゃんも好きだな。親父もノリノリだったけど 俺もまた色々手伝ったり、おばちゃん達に娘はどうだ?などとからかわれたりして、ある程度落ち着いたところで、改めて縁側に座って月を見た そこへ、団子や飲み物を持った巴さんが来てくれた 俺が色々やっているのを見て、持ってきてくれたらしい ありがたくいただきながら、しばらく2人でゆったりと月見をした 171年ぶりの名月、というのは言いすぎでなく、本当に綺麗な月だった それに感動してか、自然と巴さんに「月が綺麗ですね」と言った 巴さんは一瞬ポカンとした後、顔を真っ赤にしてしまった 何か変なことを言ったか少し考えたが、全然分からなかった 巴さんはしばらく顔を真っ赤にしていたが、俺の顔を見て、少し呆れたような表情になって「そうですね」と言ってくれた 今思い出しても、変なことは言ってないはずだけどなー 霞「あらあら……これは確かに巴ちゃんもそうなるわね」 巴「ほんっと驚きましたよ。でも、京太郎くんですからね」 初美「ですねー。でも、私も言われたかったですよー」 巴「ふふ、これは私だけですよ?」 小蒔「『月が綺麗ですね』……確か、国語の授業で聞いたような……」 春「……夏目漱石」 ※意味が分からない方は『夏目漱石 月が綺麗ですね』でググってください 11月▲日 初美さんが成長していた 身長もまだまだ低めではあるが、低すぎるということはなくなっていた 雰囲気も多少落ち着いたものになっていた 何より……巨乳になっていた 以前は合法ロリ、絶壁、大平原、止まるのが早すぎた成長、などなど言われていたが、もはや小柄な巨乳となっていた 胸は霞さん程ではないが、小蒔さんや春といった、まさに巨乳だった そして……服装は以前と同じという暴挙 これは暴挙と言わずしてなんと言うのだろうかありがとうございます だが見えない!見えそうで見えないというジレンマを抱えたその姿!! 何が起きたなんてどうでもいい! いざ!!ルパンダーイブ!! そこで目が覚めた 分かっていたんだ……夢だって でも、夢見たっていいじゃない……男なんだもの…… 念のために、学校ですぐに初美さんの教室に行った いつもの合法ロリがそこに居て、安心2割、がっかり8割 なんて残酷な夢を見たんだろうか…… 春「なんて……なんて夢を……」 霞「酷い……これは酷過ぎるわ」 巴「えぇ……夢だから仕方ないとはいえ、ちょっと……」 小蒔「初美ちゃん、元気だしてください!」 初美「今元気がなくなりましたよー。これ、怒っていいですよねー?」 12月×日 もう12月、相当寒くなった 九州だから長野よりマシだろうと思っていたけど、寒いもんは寒い 手袋とマフラー……去年古くて捨てたっけ よし、編もう 去年ハギヨシさんに教わってから、確か咲にマフラー編んでやったっきりだし、軽く練習してからやるかな そうと決まれば、今日の日記はこれくらいにして、早速やるか 小蒔「編み物……そんなすぐにできるものでしょうか」 巴「人によると思いますけど……さすがに一晩でマフラーと手袋は無理じゃないんですか?」 霞「いくらなんでも、日記を書くのだって夜だろうし……」 初美「なんか、こう、フラグっぽいような……というか地味に宮永さんにプレゼントしてますねー」 春「あ、翌日の日記……」 12月○日 昨日の夜にできたマフラーと手袋を早速使った やっぱりあるのとないのじゃ大違いだ 昨日作る時、最初は少し手間取ったが、やり方やコツさえ思い出せば問題なかった でも、ハギヨシさんよりかなり遅いな どっちも結構いい出来だった 道中、どこで買ったか聞かれたりもした 自作だと言うとみんな驚いていたが、手編みのマフラーや手袋ぐらいよくあるものだろう 春がなんか羨ましそうに見てたので、今度作ろうかと言うと、えらく喜んで抱き着いてきた いいおもちがすばらっ! しかしそんなにマフラーと手袋欲しかったのか? 初美「一晩でほいほいできませんよ!?」 霞「さらにそれをかなり上回る速さで作る人がいるって……」 小蒔「すごい方なんですねぇ」 春「すごいすごい……」 巴「ところで……さらっと手作りを約束してもらった上に何を抱き着いているんです?」 春「…………」ポリポリ 初美「これみよがしに黒糖食べて誤魔化すなですよー!!」 霞「12月に入ってマフラーと手袋が新しくなったと思ったら……」 12月△日 今日は色々びっくりした1日だった 朝、起きたら小さくて暖かい何かが布団の中にあった 寝ぼけていた俺はそのままそれを引き寄せて、2度寝した 次に目が覚めた時、俺は初美さんを布団の中で抱き枕にしていた えらく驚いたね。空の○跡FCのラストぐらい驚いた 初美さんはなんか大人しくなってるし、とりあえず寒いが布団から出て話を聞くと、ドッキリのつもりだったらしい なんでも、こっそり布団の中に入ればすぐに起こすことができる、というのを実行したらしい さすがにやめてほしい、色々な意味で。傍から見たら俺がアウトだ そのまま何故か初美さんはうちで朝飯を食べて、そのままその日は初美さんと適当に遊んですごした 今度、また入ってこられないよう抱き枕でも買うかな…… 霞「あらあら、何をやっているのかしら?」 小蒔「暖かそうですね」 春「私だってまだ寝込みは襲ってないのに……」 巴「それも駄目だから。ハッちゃんも駄目だけどね?」 初美「ちょっと京太郎の家に行ったら、寒かったんで布団に入っただけですよー?他意はないですよー?」 春「じゃ、次は私で」 霞「あら、ここは私よ?」 小蒔「わ、私も……ちょっとやってみたいです」 巴「3人の誰かがやるのは割と本気で京太郎くんが大変なことになりそうだから」 巴「ハッちゃんでギリギリセーフ……いや、でもある意味アウト?」 初美「ある意味ってなんですかー?」 12月□日 今日は藤原さんがこっちに来た 以前のお礼ということで、今度は俺が色々案内して見て回った もっとも、こっちに来てまだ1年も経ってない俺の案内だから色々と足りないところがあったかもしれない でも、藤原さんは楽しそうにしていたようで良かった 途中で小蒔さんに会った 俺と藤原さんが一緒にいることに驚いていた 一応説明しようとすると、いきなり藤原さんが俺の腕に抱き着いてきた さらに、『須賀君』って呼んでたのにいきなり『京太郎君』って呼ばれて俺も驚いた 藤原さんに急かされるまま、小蒔さんに説明もできずにその場を離れることになった 藤原さんは悪戯が上手くいった子供のように笑っていた 小蒔さんに対して、これくらいはいいでしょう、と言っていたが、俺が後でどうなるかは考えていないんですね そのまま時間が来たので藤原さんと別れた そういや、小蒔さんと会ってからそのまま呼び方が『京太郎君』になってたけど……ま、いっか 小蒔「いきなり京太郎くんの腕にこう、抱き着いたんですよ!」プンスコ 初美「明らかに見せつけるような感じですねー」 霞「こういう形でやり返されるなんてね」 巴「案外向こうも本気で京太郎くん狙ってたり?」 春「ちょっと笑えない」 12月●日 今日はちょっと小蒔さんの家、本家とやらに呼ばれた なんか俺の意見が欲しいとかなんとか よく分からないが行ってみると誰もいなかった しかし鍵は開いていたので、そのまま入り、よく人が集まる奥の部屋に行くと、みんなが着替えていた 小蒔さん、霞さん、初美さん、巴さん、春、明星ちゃん、湧ちゃん、全員が下着だったり、半分以上脱いだような恰好だったり、 そのまますぐに出ようとしたが、足を滑らせ、そのまま転んでしまった 転ぶ瞬間、反射的に何かを掴んだ。どうやらそれは明星ちゃんの手だったらしく、そのまま明星ちゃんも、 さらにそれに巻き込まれ、結果的に全員が俺の上に重なるような形で転んだ 今思い出してもみんなごめんなさい、そしてありがとうございました その後外に追い出され、騒ぎを聞きつけたおっちゃん、そして俺の親父に軽くボコられた おっちゃんは「わしだって見てないのに!」親父は「このやろうラキスケとか俺だってもうやってねぇのに!」とか言いながら 不可抗力だったのに。いうなればTo Loveっただけだ しばらくして、みんな出てきた。その恰好は、いわゆるミニスカサンタだった 細かいデザインはそれぞれ違っていて、すごく似合っていた つーか神社でサンタってなんだよ。いいけど 話を聞くと、これで少しはクリスマス等のキリストな行事でも神社に人を呼べないか、という建前 本音はミニスカサンタが見たかった、というものだった。ちなみに話したのは建前だけ、本音の方は話さないでも理解できた 気持ちは分からくもないけど、神社の巫女にさせる格好じゃないだろう。いいけど 似合うけど、流石に神社でやることじゃない、そう言うとおっちゃんはあっさり諦めた 仕方ないからクリスマスパーティーで、とか言ってたけど神社でクリパとかいいのかよ。アバウトすぎるだろ。ミニスカサンタが見たいからいいけど! そんなことのために呼ばれたのかと呆れていたら、みんなが「誰が一番?」って聞いてきた さっきのこともあり、少し顔を赤らめて聞いてくるとかマジ可愛い。でもみんな似合っていたので、「みんな1番だ」って言うと何故か呆れられた 解せぬ ちなみにおっちゃんが家に居なかったのは、小蒔さん達の着替えのため、そしてカメラを取りに行っていたためらしい 結局写真は撮れなかったらしいが。残念だ 巴「みんなで着ましたよね、サンタ服」 小蒔「ちょっと寒かったですけど、可愛い恰好でしたよね」 霞「いきなり京太郎くんに下着姿見られて、みんなでもみくちゃにしちゃったけどね」 小蒔「うぅ……恥ずかしかったです」 初美「中等部の2人まで巻き込んじゃいましたしねー」 春「あそこで京太郎と2人きりだったら……既成事実を……」ボソッ 巴「ちょ、今なんて言った!?」 12月◇日 良子さんにプールに誘われた 少し離れた場所にある温水プールの施設らしく、知り合いから無料券をもらったとか 3人分だったので、春も一緒に行った プロがそういうところに行くと目立つんじゃないかと思ったが、良子さん曰く 「女性はほんの少し髪型を変えるだけでも印象が変わりますから、意外とバレないんですよ」とのこと まぁ、2人とも美人でおもちだから目立つだろうとは思う。そして目立っていた 水着はレンタルでき、そのレンタルで選んだ水着も結構露出度が高いものだった 良子さんは髪型を普段と違うものにしていて、プロの戒能良子と気付く人はいなかったが、スゲー美人が来たと言う人は居た 春も元々美人でおもち、そして露出度の高い水着、すばらでした それからは3人で泳いだり、いくつもあるプールを制覇してみたりした 流れるプールや波のプールでは水で揺れる2人のおもちを存分に見ることができた ただ、ウォータースライダーでは、2人のポロリを期待したが、むしろレンタルでサイズが少し大きい水着の俺がポロリしそうになった うっかり水着がずれた時は必死で水着を抑えた。その時良子さんと春の2人が舌打ちしたように聞こえたのは空耳だと思いたい 最後に良子さんの提案で3人一緒にウォータースライダーに行った 2人とも無意識なのか、俺に胸を押し付けるような体勢で滑るから大変だった 良子さんが「これぞビーチラブコメの定番、ポロリ」とか言いながら水着をずらし、春も対抗するから色々と大変だった 結局はポロリしなかったが 「はっはっは。ポロリは2人きりの時に決まっているでしょう」としてやったりな顔の2人、してやられましたよコノヤロー それでも楽しかった 冬にプールもいいものだ 初美「まーたー良子さんですかー?」 巴「春ちゃんばっかりなんか出かけてない?」 春「…………」ポリポリ 霞「黒糖没収。隠してる分もね?」 春「!?」 巴「ショックみたいな顔してる振りして隠し場所変えない!ああもう、胸の間とかにまで入れてるし!」 小蒔「わ、春ちゃんそんなに入るんですね。すごいです!」 初美「全部出すですよ。ええ、全部出すです」 霞「初美ちゃん、少し私怨入ってるわね」 12月▽日 霞さんに勉強を教えてもらうことになり、霞さんの家に行った 部屋に上がると、霞さんは炬燵で寝ていた。うつ伏せで潰れたおもちがすばら!! しかしそのままにしておけない 風邪引くし、今ならおもちに触れてもばれないかもしれないし、という訳でとりあえず肩をゆすってみようとした そしたら、そのまま腕を掴まれ、あっという間に炬燵に引き込まれ、抱き枕にされてしまった すばらなおもちに触れるどころか顔に押し付けられていよっしゃああああああ!! そのままの体勢で5分ほど過ごした後、流石にこのままでおばさんとか来たらシャレにならんと思い、名残惜しいが脱出しようとした しかし、思ったよりがっしりホールドされており、抜け出せなかった ちょっとこのままやばくね?誰か来たりしたらアウト?そう考えていると、誰か部屋に入ってきた 「お姉ちゃん来たよ……きょ、京太郎さん!?」明星ちゃんだった やっべ、中学生になんて状況見せてんだ。かなり焦って、どういうか悩んでいると 「ずるい!」明星ちゃんがそう言い、なんと俺の後ろから抱き着いてきた おいおいおいおいなんだよこの夢のサンドイッチ。生きてて良かった。 そう思った15の冬 俺、今日の出来事で後5年は戦えるよ ちなみにそれから5分して霞さんは起きた 起きて、意識もしっかり覚醒していたが「あら……ふふ、悪くないわね」そういってそれからしばらく、起きた霞さんと明星ちゃんに挟まれ続けた 宿題?できるかバカヤロー!! 初美「…………」 春「…………」ポリポリ 巴「明星ちゃんまで巻き込んで」 霞「巻き込むというか……抱き込む?」 小蒔「あ、それいいですね!」 初美「誰がうまいこと言えっていいましたかっ!?結局は胸ですかー!?」 巴「お、落ち着いてハッちゃん!春ちゃんも止めて!」 春「…………ふぅ、肩が凝る」 初美「はーるーるー!!」 巴「煽るな!!」 霞「ふふ、今度は小蒔ちゃんと一緒にやりましょうか?」 小蒔「は、はい!頑張ります!」 12月■日 今日、恒子さんが訪ねてきた またこっちでロケがあったらしく、終わったから遊びに来たらしい ホイホイ高校生と遊ぶアナって……なんか書いてみるとえらく危ない感じだな 前回案内したとこと同じじゃなんなので、小蒔さんの家の神社を案内した たまたまおっちゃんも居て、なんか意気投合していた そのうち神社に取材とか来ないよな? おっちゃんのすすめで俺までおみくじを引くことに 結果は……なんと大凶 恒子さんもおっちゃんもすごいとか言ってた。おっちゃん、あんたは言うな まぁ運は無いかもしれないが、珍しいので写メは撮っておいた 大体ロクなこと書いてないが、恒子さんが笑いながらある一点を指差していた 恋愛:女難。頑張れ 神様からも励まされるレベル?何が待ってるんだ? 恒子さんはお土産にいくつかお守りを買って帰った でも、小鍛治プロと瑞原プロに縁結びのお守りを買っていくのは酷いと思う 初美「大凶ってまだありましたっけー?」 小蒔「確か、極稀にひとつだけ入れてるらしいです」 巴「それを引くって……」 春「……女難……うん」 霞「仕方ないわね、えぇ」 12月◎日 今日は小蒔さんの家に手伝いに行った 今から年末年始の準備が必要らしい 確かに忙しくなりそうだ。また夏の時みたいに色々やるんだろうし おっちゃんも忙しそうに色々やってたし、小蒔さんまで挨拶や衣装合わせで忙しそうだった 俺の手伝いは、大体が料理や掃除、片づけ等だった こういう書き方は嫌だが、今日やってたことは家政夫だった あわただしく1日が過ぎ、夕飯、俺が作った食事を俺やおっちゃん、小蒔さんに他の人達と食べた 食べながら、おっちゃんが今日は助かったと言ってくれた いっそ本格的にうちに来ないか?とまで言われた 笑いながらだったし、冗談だろう おっちゃんも、笑いながら小蒔さんに、そう思わないか?と言った すると小蒔さんはしばらく考え込み、俺をまっすぐ見て 「うちに婿入りしませんか?」と言った 一瞬静かになった後、小蒔さん以外のその場の全員が驚いた 俺はおっちゃんに胸倉掴まれて「どういうことだぁ!?」とか言われるし、小蒔さんも何か違うとか間違えたとか言いながら慌ててるし、 結局、小蒔さんの婿入り発言は有耶無耶になった 何かと勘違いしての発言だったのか? 霞「ちょっとこれはどういうことかしら?」 初美「姫様といえ、不意打ちプロポーズは有耶無耶にできませんよー?」 春「先にやられたことは置いといて、話して」 巴「これは、まぁ皆さんの前でちょっとシャレになりませんし……」 小蒔「ぷ、プロポーズなんて……そそそんなつもりじゃなかったんですよ!?」 小蒔「その……あの日は京太郎くんが居て助かりましたし、実際に一緒になったらな、って考えてて」 小蒔「で……『ありがとうございます』って言うつもりが……つい……」 春「本音が出たと」 霞「小蒔ちゃんがここまでするなんて……」 初美「さすが姫様……ですがこのままだと危ないですねー」 巴「本家と争う辺りはいいの?」 小蒔「あ。べ、別に京太郎くんが嫌だって言う訳じゃないんですよ!?」 霞「それはみんな分かってるからね?」 12月24日 今日はみんなでクリスマスパーティー 小蒔さんの家でやったけど、神社の家でやっていいのか? 「神様アバウトだから」っておっちゃん言ってたけど、あんたミニスカサンタ見たいだけだろ 以前の時の7人、そして飛び入り参加の良子さんまでもミニスカサンタだった。ありがとうございます あんまり慣れてないのか、小蒔さんは少し恥ずかしそうにしていたが、恥じらいがまた可愛い 料理はみんなが、ケーキは俺が作った 人数が多いということで2つホールケーキを焼いてきたが、好評だった むしろ店できるんじゃね?とまで言われたが、ハギヨシさんに比べるとまだまだだ それからはプレゼント交換、俺はちょっとしたアクセサリーを出した。 ケーキのお礼とかでいくつももらえたけど、なんでお守りとかお札ばっかり? 神社だってのは分かるけど、ここまでしてお守りって……しかも誰だ俺に安産祈願のお守り渡した奴 どうしろってんだ。誰か女の子に渡してもえらいことになるわ 他にも線香に海外産っぽい怪しい置物に、藁人形とか。誰だ、特に最後。シャレになってねーぞ まともっぽいのが春がくれたラッピングされたいつもの黒糖ぐらいだった。なんだろう、この気持ち でも、楽しかったからいいか 来年も楽しく過ごしたいけど、彼女が欲しい 巴「あ、あのアクセサリー京太郎くんだったんだ」 霞「あら、巴ちゃんが当てたのね」 小蒔「あ……必勝祈願のお守りのつもりだったんですが……」 初美「間違えたの姫様だったんですねー」 小蒔「こうなったら責任を取って私が受け取って……その……お守りが役に立つ状況に……」 春「それは駄目。まず私が来年京太郎と…」 初美「それは譲れませんよー」 霞「そうね、来年に婿にでも……あ、再来年かしら?」 巴「気早すぎますって。せめて卒業してからですよ」 春「……結構具体的な計画立ててる?」 12月☆日 今日は家の大掃除をした 今までよりなんか早い日だったから聞くと、明日小蒔さんの家、というか神社全体の大掃除の手伝いに行くらしい まぁ引っ越して1年経ってないし、こっちの大掃除はすぐに終わる あそこの大掃除は大変そうだし、そりゃ手伝いもいるよな 親父曰く、本家のおばさんからおっちゃん、みんながせめて俺だけでも手伝いによこせとうるさいらしい なんかお袋からはいっそ嫁に行けとか言われたけど、せめて婿って言え 春「これ、昨日の日付」 霞「あら、結局全部読んじゃったわね」 巴「見事に京太郎くん帰ってきませんでしたね」 初美「神様のおかげですねー。ありがとうございますー」 小蒔「…………」 巴「じゃあ早く日記しまって……え?姫様?」 小蒔「zzz...zzz...」 春「また寝てる?」 霞「いえ、降ろしてるわ」 小蒔「はっ!?また声が……」 初美「今度はなんでしたー?」 小蒔「えと、『悪くなかった。じゃ、最後に小僧に良い思いをさせてやる』って」 巴「小僧って、京太郎くん?」 春「良い思い……黒糖1年分以上……黒糖3年分!?」 初美「それははるるだけですよー」 霞「とりあえず、日記はしまったわよね?」 小蒔「うーん、少し罪悪感が……何か京太郎くんにしてあげたいです」 霞「そうね、それじゃ…」ビリッ 霞「え?あら?巫女服の帯が……」 巴「そんな、特に古いって訳でも…」ブツッ 巴「って私も!?」 春「これはまさか……」ストン 春「あ、黒糖の重みで落ちた」 初美「どれだけ黒糖隠し持ってるんですかー?」ストン 初美「…………大き目だったから普通に落ちたですよー」 小蒔「え?えぇ?」 小蒔「……アレ?何も起きないですよ?」 ガラッ 5人「!?」 京太郎「うーっす、須賀京太郎ただいま帰りましたー。いやー、お土産が多くなっちゃって…」 小蒔「京太郎くん!?い、今は駄目です!!」ツルッ 小蒔「あ」ビリッ 京太郎「へ?」 小蒔「……あうっ!?」バターン 霞「小蒔ちゃ」ツルッ 巴「姫さ」ツルッ 春「ちょ」ツルッ 初美「あ、掴まれたら」ツルッ バターン!! 京太郎「…………」 小蒔「あたたぁ……」 霞「だ、大丈夫?」 巴「いたぁ……」 春「……黒糖砕けた」 初美「そんな心配じゃ…」 5人「あ……」巫女服が盛大に脱げている 京太郎「……年末にいいものが見れまがはっ!?」 小蒔「み、見ちゃダメです!!」 霞「こ、これは駄目よ!!」 巴「ま、まだ早いー!!」 春「い、いきなりは無理!!」 初美「胸ばっか見てんじゃねーですよー!!!」ゲシッ 12月Я日 今日は小蒔さんの家の大掃除を手伝いに行った 途中買い物に行ったら黒糖1年分は当たるわ屋久島セットとかいう詰め合わせは当たるわで戻るのに時間がかかった ただ、戻ったらいきなりみんなが転んで、巫女服が脱げてすばらなものが見れた 初美さんに飛び蹴りくらったけどな その後は掃除を終わらせ、泊まりだったのでみんなで夕飯の鍋を食べた 大掃除ではあったが、最後はまた宴会みたいになった でも、楽しかったからいいか 来年もまた、楽しく過ごせるといい そして、来年は彼女が欲しい!! 霞さんほどとは言わない、それなりに胸が大きい娘でいいから神様お願いします!! カンッ!!
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1393081814/ とある喫茶店 カランカラン 京太郎「えっと……、待ち合わせはこの喫茶店のはず」キョロキョロ 優希「おーい!おーい!ここに居るじぇ」ブンブン 京太郎「おっ優希!しばらくだな。全然変わってないな」 優希「美容院で10代に間違われたじょ。私もまだまだイケるって事だじぇ」 京太郎「しかし優希は変わらなくて安心したよ」 優希「実はちゃーんと育ってる」エッヘン 京太郎「身長が?少し高くなったか」 優希「見る目ないなぁ。胸だじぇ!む・ね!おもち!」 京太郎「……すまん、全くわからん」 優希「学生時代より2cmも大きくなったと言うのに……これだから男は」 京太郎「コホン。立ち話も何だし、座らせて貰うぜ。すいませーん、アイスティー下さい」 優希「私もおかわりするじょ。アイスティー二つで」 店員「はーい」 優希「犬……いや京太郎は何してるじぇ?」 京太郎「ん?俺?」ズズズ 優希「ちゃんと働いてるのか?まさかニート!?」 京太郎「んなわけねぇだろ。料理人やってるよ」 優希「ほぉー、京太郎にぴったりの仕事だじぇ」 京太郎「龍門渕さんの所だから待遇もめちゃくちゃいいよ。給料に不満はない」 優希「それは良かったじょ」 京太郎「給料は月30万も貰ってるんだぞ。年収は500万だ」 優希「ふーん、それってすごいのか?」 京太郎「20代じゃレアな方なんだよなぁ。まぁ優希にしたら年収500万とかゴミみたいなもんだろうけど」 優希「お金には不自由してないからなぁ。相方の給料がいっぱいあるし」 京太郎「俺の100倍くらいあるよな……。あぁ結婚おめでとう」 優希「およ?知ってたのか」 京太郎「そりゃ知ってるだろ。ニュースやりまくってたし」 優希「私、お嫁さんになったじぇ。今、中国語教室と栄養学を学んでるじょ」 京太郎「は?万年赤点だったお前がか?」 優希「その通り!お料理は意外と得意だけど、中国語は全然駄目。同じ言葉とは思えないじょ」 京太郎「頑張ってるんだな」 優希「おぅよ!なんて言ったって、プロ麻雀選手のお嫁さんだからなぁ」 優希「今、ブログとか書いてる。ハメブロで」 京太郎「へぇーどれどれ。おっ……料理の写真とか貼ってて、ちゃんと作ってるじゃん」 優希「冷凍食品は一切無し!栄養も考えて、色んな食材を使うじょ」 京太郎「緑が入ってるのはポイント高いな。おっ美味そう」 優希「ふふーん」ドヤッ 京太郎「しかし、優希の嫁はすごいよな。今、何連勝中だっけ?」 優希「確か15だったと思うじょ」 京太郎「日本記録?」 優希「今、並んだ所。次勝てば、日本記録だじぇ!」 京太郎「そっか。俺もプロ麻雀ニュースチェックするようにするわ」 優希「私の嫁の活躍しかと見るといい!で、話って何だ?」 京太郎「あぁ、今日呼び出したのはな。頼みたい事があったんだ」 優希「ほぅ、申してみよ」 京太郎「俺さ。いや、俺達さぁ……子供が欲しいんだよね……」 優希「子供か。iPS細胞の実用化に伴い、同性同士でも子供が作れるようになったじぇ」 京太郎「お前の所はまだ作らないの?」 優希「相方がまだいいって。来年はメジャー挑戦するし……。ちょっと先かな」 京太郎「男ってさ子宮がないんだよな」 優希「そうなのかぁ」サスサス 京太郎「iPSでの出産はかなりお金がかかって、俺達の貯金じゃ種作るくらいしか無理なんだ」 京太郎「それでな。代理出産して貰える女性を探してるんだ」 優希「!?」 京太郎「これが業者のを使うととんでもなくお金がかかって……」 優希「そうなのか」 京太郎「知り合いの女性に頼んでみたが、未婚のヤツが多くて断られてしまった」 京太郎「もうお前に断られたら、子供を諦めるしかない……」 優希「う、うーん」 京太郎「頼む!一生のお願いだ!優希の子宮を貸して欲しい!」ガバッ 優希「お、おいおい……こんな所で土下座なんて困るじょ」 京太郎「頼む!頼む!お前しか頼れる相手が居ないんだ!!!!!!!」 優希「えっと……」ポリポリ 京太郎「お願いします」 優希「私一人の一存では決められないじぇ」 優希「私個人的な意見としては、京太郎に大きな借りがある。別に代理出産くらいどうって事ないじぇ」 京太郎「それじゃあ!」パアァァァァァ 優希「しかし私の体はもはや私個人の物でもないんだじぇ。相方の意見も聞いて、賛成して貰えればいいけど」 京太郎「そうだよなぁ」ショボーン 優希「じゃあ家に帰って聞いてみるじょ」 京太郎「おぅ、また答えが決まったら教えてくれ」 優希「最後に一つ。京太郎が誰と付き合ってるか知らないが、子供が欲しいと思うくらいその人を愛しているのか?」 京太郎「もちろん。最後まで添い遂げるよ」 優希「なるほど……。犬もいい顔するようになったじぇ!」ニカッ 京太郎「今年中に結婚するんだ。お前も結婚式に来てくれよな?」 優希「あたぼうよ。咲ちゃん和ちゃん、久しぶりに三人揃って京太郎の結婚式を祝うじょ」 京太郎「咲も和もかなり忙しいからな。オフシーズンがいいか」 優希「和ちゃんは牌のお姉さんしてるから、365日働きまくりだし早めに連絡しておいた方がいいぞー」 京太郎「わかった」 優希「また連絡するじぇー」フリフリ 家 優希「はー、犬も結婚か。時が経つのは早いじょ」ポスン 優希「とりあえず晩御飯の支度して……あっ、明日の予告先鋒見とかないと」ポチッ テレビ『明日の試合の予告先鋒です。ハートビーツ大宮、原村和選手』 優希「和ちゃんだじぇ!」 テレビ『横浜ロードスターズ、江口セーラ選手』 テレビ『松山フロティーラ、白水哩選手』 優希「むむむっ流石、先鋒。みんな手強いじぇ」 ?「ただいまー」 優希「おかえりー。まだご飯出来てない」 咲「えーお腹すいたよぉ」ダキッ 後ろから抱きつく咲 優希「お菓子ならあるじょ。って、何か臭うような」クンクン 咲「ご、ごめん。調整用の雀荘探してたら、歩き回っていっぱい汗かいたから」 優希「臭い!先にお風呂入って」 咲「はーい。一緒に入ろ?」 優希「晩御飯の支度するから忙しいの!」 咲「お風呂上がったよー」 優希「……」パタパタ 咲「上がったー」 優希「あー忙し忙し」パタパタ 咲「優希ちゃん!お風呂上がりました!」 優希「あーもう!一回言えばいいじょ!わかってる!アニメでも見て待ってて」 咲「ちぇっ」 晩御飯 咲「明日の先鋒って誰かわかる?」モグモグ 優希「和ちゃん、ビビクンお姉さん、イケメンお姉さん」 咲「そっか。みんなエース級だね」モグモグ 咲「連勝止まっちゃうかなぁ」ズズズ 優希「あーーーーーー!!!!!!!」 咲「ど、どうしたの?」 優希「ブログ用の写メ撮るの忘れた!咲ちゃんが晩御飯急かすからだじぇ!」ポカポカ 咲「ご、ごめんなさ~い」 優希「それはそうと。久しぶりに犬に会った」 咲「京ちゃん?元気にしてた?」 優希「うん。料理人してるって。それでな、実は……」 優希は咲に代理出産の事を話した 咲「……なるほどね」 優希「……」 咲「優希ちゃんはどうしたい?」 優希「私は代理出産してやってもいいかなと思ってる」 優希「高校時代ずっとタコス作らせたり、パシリに使ったり……」 咲「うん。私も京ちゃんにはとっても感謝してるよ」 優希「子供が欲しいって気持ちもよーくわかる」 咲「京ちゃん子供欲しいのかぁ。なんだかんだで世話焼きさんだからなぁ。高校生の時から父性溢れてたね」 優希「多分、犬が頼めるのは私、咲ちゃん、和ちゃん、竹井先輩、染谷先輩くらいしか居ないと思う」 咲「私と和ちゃんは無理だね。試合があるし……」 優希「竹井先輩と染谷先輩には断られたっぽい」 咲「……そっか」 優希「もちろん咲ちゃんが嫌だと言うならこの件は断るじょ」 咲「……」 優希「咲ちゃんに決めて欲しい」 咲「……私はいいと思う」 優希「じょ!」 咲「私もプロじゃなかったら、代理くらいしてあげるんだけどね。今はチームが大事な時期だから……」 優希「それはわかってるじぇ。私も咲ちゃんを支えるために専業主婦になったし」 咲「優希ちゃんさえ良かったら。でも京ちゃんの次は私達の子供を産んでね///」 優希「うんっ!」 喫茶店 優希「引き受ける事にしたじぇ」 京太郎「ま、マジか!」 ハギヨシ「ありがとうございます!ありがとうございます!」ポロポロ 優希「おや、このお兄さんは……確か……」 京太郎「俺の交際相手のハギヨシさんだ。上司でもあるんだけどな」 優希「職場恋愛かー。いいなぁ」 京太郎「みんなには内緒にしてるけどな///」 優希「でも今すぐと言うわけではない。咲ちゃんと私が中国の生活に慣れてからにして欲しい」 京太郎「わかった。二、三年後って所だな」 ハギヨシ「早いものですね。宮永様がドラフト一位で入団されてはや六年」 京太郎「来年ポスティングか……。確かあの日は雪の降る日だった」 ~宮永咲、高校三年生回想~ 和『咲さん咲さん。今日はドラフトですよ!』 咲『えー今日だっけ?何にも考えて無かったよー』 京太郎『おいお前ら。すぐ体育館に移動だ』 優希『ドラフトの目玉が二人もうちには居るんだじぇ!お化粧しなきゃ駄目だじょー』 久『って事で私の出番ね!巷で有名なメイクアップアーティストと言えばこの私、竹井久』 まこ『ただのデパ地下の店員が何言うておるんじゃ』 咲『私、そんなに目立ちたくないですよ!』 和『咲さんと同じチームになれる事だけを願ってます』 はやり『ハートビーツ大宮の一位指名はねー☆原村和ちゃん!君に決めた☆』 京太郎『和が選ばれたぞ!』 久『とりあえず胴上げじゃない?』 まこ『よっこらしょ』ガシッ 優希『流石、私の親友!ドラ一位とはめでたい』ガシッ 和『まだ行くとは決めてませ……』 咲『ワッショイ』ポーイ 京太郎『ワッショイ』モミモミ 久・まこ・優希『ワッショイ、ワッショイ、ワッショイ』ポーイ 和『いやあああああああ、降ろして下さい!』 京太郎『ドラ1位ってもう終わり?』 久『最後1雀団だけ残ってるわ』 まこ『あぁ最近出来た新しい弱小雀団か』 優希『咲ちゃんが選ばれなかったなんて意外だじぇ』 咲『私、全部断ったからね。大学行ってのんびり麻雀打つよ』 和『ええっ!?大学行くんですか!聞いて無いですよ』 テレビ『仙台ウェイクアップヤマカーンズ、一位指名宮永咲』 久『ちょっと!咲の名前が呼ばれたわよ!?』 咲『え?』 京太郎「あの時は誰もが断ると思ってたんだよなぁ」 ハギヨシ「宮永様なら大学出てからでも引く手数多ですからね」 京太郎「全く。麻雀チームって言っても戦力外になったプロばかりを集めたポンコツチームでしたからね」 優希「咲ちゃん曰く、小さくて目立たないチームの方が良かったらしい」 ハギヨシ「もう麻雀界を代表するエースですけどね」 京太郎「この上なく目立ってるぞ……咲」 優希「私は咲ちゃんのコネで親会社に普通のOLとして就職したじぇ」 咲『優希ちゃん!監督にまたブツブツ文句言われたよおぉぉぉぉぉ』ポロポロ 優希『プラマイゼロで切り抜けたんだろ?良かったと思うじぇ』ナデナデ 咲『三位じゃ意味ねぇだろこのバカって……ううぅぅぅぅぅ』ポロポロ 優希『あーもう私の胸で良かったら好きなだけ泣くじょ』ポンポン 咲『うわああああああああああああああああ』 優希「あの頃の咲ちゃんは負けるたんびに私の部屋に来て泣いてた」 京太郎「メンタル弱いんだなぁ」 優希「じゃあ、今日は咲ちゃんの試合見に行くからこの辺で帰るじょ」 京太郎「そうか。ありがとうな代理出産の件」 ハギヨシ「ホントに……。なんとお礼を申し上げていいか」 優希「……そ、そんなに感謝されると照れるじぇ///」 京太郎「ハギヨシさん。送ってやって下さい」 ハギヨシ「はい、ぜひ」 優希「気持ちはありがたいけど、今日は車だー」 駐車場 京太郎「ここでいいのか」 ハギヨシ「片岡様の車はどちらに」 優希「これ。後、もう宮永になった」 京太郎「か、カイエン!?」 ハギヨシ「これ改造されてますよ!身長低くても足が届くように」 優希「内装も色々とイジってるけど。まぁそれはいいじょ」 優希「ばいびー」カチッ、ガコッ ブロロロロロロ 京太郎「……」 ハギヨシ「……」 こうして数年後、優希は京ハギの子を産んだ 優希「くぎゅうううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!」 ポポポポポーン ハギヨシ「おお……これが私達の子」ウルウル 京太郎「男の子ですよ!」 咲「とっても凛々しい顔してるね。ハンサムな子になりそう」 終わる
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 こちらは【SS速報VIP】内、安価SS【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」のまとめwikiになります。 追加編集・登場人物の作中ネタを拾って頂ける方、大募集中。 現行スレ 【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第37位【アラフォーマーズ】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1420069750/
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咲「きょ、京ちゃん…」モジモジ 京太郎「んー… どうした?」 咲「あ、あのね? 実は… その…」 優希(咲ちゃん 頑張れだじぇ!) 和(宮永さん…) 久(いけ、咲!押し倒せ!) 染谷(押し倒したら マズイじゃろ…) 京太郎「どうしたんだよ? 随分と歯切れが悪いけど?」 咲「へ? そ、そんな事 ないよ!」 染谷(あの馬鹿は 相変わらず 空気が読めんの…) 優希(アホ犬 空気読め!) 和(須賀君に それを期待しても…) 久(まぁ 無理ね…) 咲「きょ、京ちゃん! あ、あの…」 久(無限ループだけは 勘弁して欲しいわね…) 京太郎「聞いてるから 少し 深呼吸してみろって」 咲「う、うん 」スーハー 京太郎「落ち着いたか?」 咲「す、少し…」 京太郎「そか… んで 俺に なんか用事なんだろ? 落ち着いたようだし 言ってみろよ?」 咲「うん… じ、実はね… その… ぶ、部長が…」 久「私ぃ!?」 京・咲「「!?」」 優・和・染「「「!?」」」バッ 久「ムグッ」モゴモゴ 染谷(アホか! お前は~!) 優希(何やってんだじぇ 部長!) 和(危ないところででしたね…) 久「むぅ~(絞まってる! 絞まってるから!)」バンバン 咲(今 部長の声が聞こえたような… 気のせい… だよね?) 京太郎(今の絶対 部長の声だったよな… 何企んでんだ あの人…) 京・咲「「………」」 京・咲「「あの!」」 京太郎「おぉ… 咲からで良いぞ」 咲「京ちゃんの方こそ…」 京・咲「「………」」 京太郎「………んじゃ ラチが明かないから 俺の方から 言うな?」 咲「う、うん…」 京太郎「実はだな… この間 商店街のくじ引きで 二組様 遊園地招待券が当たったんだけど… 一緒に行かないか?」 咲「えぇ! きょ、京ちゃんも!?」 京太郎「京ちゃんもって事は…」 咲「わ、私も 当たったの…」 京太郎「マジかよ!?」 咲「うん… でも私のは 遊園地じゃなくて 植物園 なんだけど… その…」 京太郎「? 咲?」 咲「京ちゃん… 植物の事なんて 興味… ないよね…」 京太郎「植物園? って言うと バラとかチューリップとか がある あれ?」 咲「多分 そうだと思う…」 京太郎「へぇ~ なるほどね」 咲「京ちゃん お花とか興味ないもんね…」 京太郎「ん? 興味あるぞ?」 咲「えっ! ほ、本当!?」 京太郎「おう! 最近 庭でガーデニングに凝っててな 近々 行ってみようと 思ってたところなんだ」 咲「じゃ じゃあ!」 京太郎「一緒に行こうぜ!」 咲「う、うん!♪」 優希(どうやら 咲ちゃんは 成功したようだじぇ) 和(まさか 須賀君が空気を読むなんて… 当日は 雷雨ですね…) 久(雪が降るかもしれないわよ?) 染谷(お前らは 京太郎を なんじゃと思うとるんじゃ…) 優希(タコス配達員!) 和(コーヒー牛乳 買い出し係) 久(雑用… もとい、清澄の可愛い部員… かしらね?) 染谷(鬼じゃ こいつら…) ―――― ――― ―― 京太郎「お~っす お待たせ~」 咲「京ちゃん 遅い! 5分の遅刻だよ!」 京太郎「すまん すまん 服 選んでたら 遅れちまって」 咲「も~う」プンプン 京太郎「どうだ? カッコイイだろ?」ニヤッ 咲「中学生が着てる服 みたい」 京太郎「なぬっ!? そこは 冗談でも 京ちゃんカッコイイ~ とか 言ってくれよ」 咲「キョウチャンカッコイイー」 京太郎「すっげー 棒読み」 咲「そ・れ・で! 私を見て どうも思わないのかな?」 京太郎「咲の服 可愛いな」 咲「………」ギロッ 京太郎「えぇ~っ!? 何故!? なんで睨まれてんの!?」 咲「フフッ 冗談だよ 京ちゃん♪ ありがと♪」ギュッ 京太郎「えっ? あ、あぁ うん… (腕に抱きつかれてるけど… 言ったら 言ったで 睨まれるしな… 黙っとくか…)」 咲「♪」 ―――― ――― ―― 京太郎「んじゃ このチケットな?」 咲「はーい(何か恋人同士みたい♪ 京ちゃんも 嫌がってないし♪)」ギュッ 京太郎(あー 抱きつかれてるのに 感触が全くない…) 係員「チケットはこちらに なりま~す」 京太郎「あ、はい これ」ペラ 咲「はい」ペラ 係員「はい 中に入っている間は これを 首につけて おいて下さいね? 入場者の印しですから」 京太郎「わかりました」 咲「ね、ね? 京ちゃん! あれ 乗ろうよ!」 京太郎「うげっ!? いきなり あんな スリリングな乗り物になるのかよ!」 京太郎「日本最速! 僅か2秒で 瞬間最高速度 190キロ! に到達!…って 軽く お花畑が見えるわ! しかも 全長 3kmって…」 京太郎(何分乗り続けるんだよ…) 咲「そう…」シュン 京太郎「(あぁ~ もう!)わかった わかりましたよ! 乗ればいいんでしょ! 乗れば!」 咲「一緒に乗ってくれるの?」 京太郎「男 京太郎! 一度 言った 事は やり遂げる主義ですたい!」 咲「フフッ 何それ ………でも ありがとね? 京ちゃん…」ボソッ 京太郎「ん? なんか言ったか?」 咲「何でもないよ~ さっ! 行こ! 京ちゃん!」 京太郎「おう!」 ―――― ――― ―― ブゥオン 京太郎「ぎぃぃぃぃぃぃやあああああ!!!!!」 咲「きゃーーーーー!!!!!」 ガタン 京太郎「もーーーーーう!!!!! やーーーーーめとぅえーーーーー!!!!!」 咲「きゃーーーーー!!!!!」 スーッ ガタン 京太郎「」ハァハァ 京太郎「や、やっと 終わりk ズドンッ 京太郎「ぎぃぃぃぃぃぃやあああああ!!!!!」 咲「あはははは 京ちゃん 凄い顔~」 京太郎(お前の方が 凄い顔だよ!) ―――― ――― ―― 京太郎「」ゼーハー 咲「う~ん 楽しかったねー 京ちゃん!」 京太郎「そ、そりゃ よ、よがっだな」ゼーハー 咲「それじゃあ 今度はあれ!」 京太郎「こ、今度は なん………だと………!?」 <照スペシャル! 垂直ループやコークスクリューなどといった回転エレメントが合計44箇所用意されている!> <最初は優しいが 段々と回転数も増えていき 最終的に 違う世界へ ご案内~ 注意! オムツ必須!(強者はなくてもOK)> 京太郎「」 咲「照スペシャルだって! ワクワクするね! 京ちゃん!」 京太郎(俺の第六感が言ってるぜ…) 京太郎(あれは無理だと…) 咲「しかも お姉ちゃんと同じ名前だね!」キラキラ 京太郎(無理だよ 咲… 俺死んじゃうよ~…)グスッ 咲「! 泣くほど 乗りたかったの 京ちゃん!?」 京太郎(違います 乗りたくないんです) 咲「大丈夫だよ! 休日だけど あれは スカスカだから すぐに乗れるよ!」 京太郎(ただ単に 皆が避けてるだけだと 何故 気が付かない!?) 咲「あっ… 看板にオムツが必要だって 書いてあるけど この程度 大丈夫だよね ね? 京ちゃん?」 京太郎「(この程度って…)」チラ ぎぃぃぃぃぃぃやあああああ!!!!! 一般人A「おい! こいつら 失神してるぞ!」 一般人B「ほ、本当だ の、乗らなくてよかった…」 一般人C「うわっ しかもこいつ オムツつけて ねぇのかよ! 臭せ~」 京太郎「」ガクブル 京太郎「さ、咲さん?」 咲「ん? どしたの 京ちゃん? 早く乗ろうよ」 京太郎「お、オムツ… 買ってきても いいんでしょうか?」 咲「………」 京太郎「………」 咲「♪」ニコッ 京太郎「あ、ありg「無理♪」 京太郎「」 ―――― ――― ―― 京太郎「………」 咲「だ、大丈夫? 京ちゃん?」 京太郎「(玄さん… 宥さん… それに… 怜さん… やってしまいましたよ…)ハハッ…」 咲「(京ちゃんの目が 死んでる!?)わ、私は気にしてないよ?」 京太郎「(あぁ… もう… 死にたい…)」 係員「はい パンツの方は洗って ビニールの中に入れて おきましたんで」 咲「あ、はい すみません」 係員「いえいえ 気にしないで下さい よくある事なんで」 係員「それより 不慮の事故って言ったら 変ですが(看板に書いてたし)あんまり 彼氏の事 責めないで あげて下さいね?」 咲「えぇ~っ か、彼氏だなんて きょ、京ちゃんとは まだそんな」モジモジ 係員「(青春ねぇ~)ちなみに あのジェットコースターにはね? 二つ名があるんだけど… 知ってる?」 咲「いえ 初めて聞きました」 係員「私達 係員の中では こう言われてるの」 咲「…」ゴクッ 係員「カップル殺しの照………って」 咲「そんな!? それじゃあ…」 係員「今まで 何百人と乗って 別れなかった カップルはいないわ」 咲「ど、どうしよう…」 係員「大丈夫よ! 貴女なら出来るわ!」 咲「私に… ですか?」 係員「えぇ 今まで いろんな人を見てきたけど 彼氏が漏らしたときの対応や彼氏をあんなにも気遣う彼女さんなんていなかったわ」 係員「大抵は その場で はい さよなら なんだけどね」 咲「そ、そうなんですか…」 係員「だから 貴女なら 大丈夫! 頑張って!」 咲「は、はい! ありがとうございます!」 係員「フフッ」 ガチャ 咲(………(私が頑張らないと!) 京太郎「(そういや 最後に しょんべん 漏らしたのって 小5 だったな… 今回で新記録達成したわ…)はぁ…」 咲「京ちゃん!」 京太郎「? 何だ 咲か… 幻滅したろ? 高校生にもなって お漏らしとか… 」 咲「そんな事ない! 私は京ちゃんを 幻滅したりなんか 絶対にしないよ」 京太郎「咲は優しいから… 頼むから同情なんて しないでくれ… 自分が虚しくなる…」 咲「同情なんかじゃないよ!」 咲「私は 京ちゃんが お漏らし しようが ゲロ吐こうが 麻雀で11回連続で飛ばされようが 幻滅したり しないよ!」 京太郎(じ、地味に傷付くな…) 咲「高校生になって 一回ぐらい漏らしたからって 京ちゃんは そこで 諦めるの!?」 京太郎(いや… 諦めると 申されましても…) 咲「わ、私なんか! 小学生の頃 教室で お漏らし した事があんだからね!」ドヤッ 京太郎「(ドヤッ顔で言う事じゃねぇだろ…)どうでも いいけど 俺なんて 何百人って 人がいる中で 漏らしたんだぜ?」 咲「し、知らない人ばかりだから いいの!」 京太郎(今後とも 知らない人に会わないとは 限らないんだが…) 咲「とにかく! 私は 京ちゃんの事を 幻滅したりなんか しないから 心配しないで! 麻雀部の皆にも 言わないから 大丈夫!」 京太郎「咲…」 咲「泣きたいときは 泣いた方が スッキリするよ?」ギュッ 京太郎(相変わらず 咲は優しいな… グスッ…) 咲「…」ナデナデ 京太郎「うっ… 俺… 皆の前で… グスッ うぅ… グスッ」 咲「大丈夫だよ 皆 京ちゃんの事なんて 次に会ったときは 忘れてると思うよ? それに そこまで野次馬は いなかったから…」 京太郎「うぅ… グスッ 咲ィ… グスッ」 咲「なーに? 京ちゃん…」ナデナデ 京太郎「ありがとう…」 咲「どう致しまして」 京太郎(………感触ねぇ…) 咲「えい!」ポコッ 京太郎「あ痛ッ! な、何すんだよ!」 咲「ん? なんか 悪口 言われた気がしたから」 京太郎(コイツ 一辺 NANAに 見てもらえよ…) 咲「てい!」ポコッ 京太郎「グヘッ!」 ―――― ――― ―― 咲「それじゃあ 気を取り直して 次行こっか!」 京太郎「絶叫系は勘弁してくれ…」 咲「次はね… あれ!」 京太郎「コーヒーカップか…」 咲「あれなら 京ちゃんでも 大丈夫だよね?」 京太郎「フッ コーヒーカップの京ちゃんと まで呼ばれた 俺の実力を見せてやるよ!」ゴゴゴッ 咲「回し過ぎて 吐かないようにね?♪」 京太郎「そんなヘマはしない!」 ―――― ――― ―― 京太郎「」ウゲェ 咲「あぁ も~ だから 回し過ぎには気をつけてって言ったのに!」ナデナデ 京太郎「ずみまぜん」オェー 咲「あぁ ほら 吐きながら 喋らないでよ 飛び散るから!」 京太郎「ずみまぜん」オェー 咲「はぁ…」 ―――― ――― ―― 咲「元気でた?」 京太郎「おうよ! 元気モリモリだぜ!」 咲「そろそろ お昼にしようか?」 [13時38分] 京太郎「もうそんな時間か… 吐いたり 漏らしたりで 時間の感覚がわからん 今なら店 空いてるだろうか?」 咲「フフッ そんな事があろうかと… じゃじゃーん 」ドンッ 京太郎「こ、これは!」 咲「特製お弁当でーす♪」 京太郎「でかした! 咲!」 咲「へへっ」テレテレ 京太郎「それじゃ 早速…」パシッ 京太郎「………」ヒリヒリ 咲「『いただきます』を忘れてるよ?」 京太郎「いただきます!」 咲「どうぞ 召し上がれ」 ―――― ――― ―― 京太郎「カーッ 食った 食った~ ごちそうさま!」 咲「お粗末でした♪」 京太郎「意外にも 咲って料理出来るんだな 驚いた」 咲「意外にもは余計だよ」 京太郎「ハハハッ 冗談だよ」 咲「もーう」プクゥ 京太郎「おっ でたな! ハリセンボン咲!」 咲「なによそれー!」 京太郎「拗ねると 頬っぺたを膨らます 事だよ 気づいてないのか?」 咲「自分でやってるんだから 知らないわけないよ… 馬鹿京ちゃん…」 京太郎「ハハハッ そりゃ悪い」 咲「もーう」プクゥ 京太郎「あっはははは」 ―――― ――― ―― 京太郎「すんません… ほんと もう からかわないんで許して下さい…」 係員「おーい 兄ちゃん 準備はいいかー?」 京太郎「いやいや 無理ですって!」 係員「とか言ってるけどいいんか?」 咲「はい♪ 大丈夫です♪」 係員「んじゃ いってら~」 バッ 京太郎「ぎぃぃぃぃぃぃやあああああ!!!!!」 係員「バンジージャンプは最初が肝心なんだよ 係員「中々飛び込む奴がいないから お嬢ちゃんみたく可愛い彼女さんの 許可が取れれば こっちも楽なんだけどね」 咲「彼女さんだなんて」テレテレ 京太郎「ぎぃぃぃぃぃぃやあああああ!!!!!」 ―――― ――― ―― 京太郎「」 咲「生きてる?」 京太郎「な、なんとか…(コイツをからかうのは もう止めよう… 死ぬ… 絶対いつか 死ぬ…)」 咲「京ちゃんが悪いんだからね!」 京太郎「はい…」 咲「ちゃんと聞いてるの!」 京太郎(そういや この遊園地… 確か… 最強に怖い お化け屋敷があったよな…) 咲「京ちゃん?」 京太郎(咲は 怖いの苦手だったと思うし…) 咲「おーい 京ちゃ~ん」 京太郎(ここいらで一回 思いっきり 泣かしてやる!) 咲「京ちゃん! てば!」 京太郎「咲!」 咲「うわっ! きゅ、急 な、何?」 京太郎「お化け屋敷に行こう!」 咲「お化け屋敷? あるの? お化け屋敷?」 京太郎「あるぞ~ とっても怖い お化け屋敷が」 咲「そ、そうなんだ…(どうしよう… 私 怖いのとか苦手なんだけど… )」 京太郎「じゃ 行くぞ~? お化け屋敷!」 ~~~お化け屋敷~~~ 咲「」ガクブル 京太郎「おいおい 大丈夫か?」 咲「い、一応…」 おばけA「うわっ~!」 咲「きゃーーーーー!!!!!」 京太郎「うおっ!(咲の叫び声にビックリするわ!)」 咲「きょ、京ちゃ~ん」ギュッ 京太郎(何だか罪悪感が…) おばけB「ぐわ~~~」 咲「!? きゃーーーーー!!!!!」ダッ 京太郎「ちょ どこ行くんだよ! 咲ー!」 咲(もうやだ~ 外に出る~)タッタタタ ―――― ――― ―― 京太郎「(ったく咲の奴どこ行ったんだよ…)あっ すいませーん 連れが迷子になったみたい なんですけど…」 おばけC「えっ? 迷子ですか? わかりました~ 他のおばけ達にも連絡いれときますね?」 京太郎「よろしくお願いします(何が悲しくて、おばけに頼まにゃならんのだ…)」 ピッ おばけD「こちらおばけD 迷子の子猫ちゃんがいるようだ 見つけしだい 保護しとくように」 京太郎(随分 現代的なおばけだな おい…) おばけD「これで大丈夫だと思います」 京太郎「ありがとうございます」 京太郎「(咲…)」 ~その頃の 咲~ おばけE「いたぞー! あの子だ!」 おばけF「しゃー!」 おばけG「お嬢ちゃ~ん? 恐くないからね? こっちにおいで?」 咲「ひぃ!」ガクブル 咲(さっきから 何か変だよ… おばけの人達が 私を見るなり 襲ってくるし…) 咲(京ちゃんは迷子になるし… ) おばけH「つーかまえた!」 咲「きゃーーーーー!!!!!」ブンッ おばけH「ヘブッ!」 おばけE「おばけHが やられたぞ!」 おばけF「しゃー!」 おばけG「うわっ~ こりゃー 長期戦になるかもね」 咲「きゃーーーーー!!!!!」タッタタタ ―――― ――― ―― 負傷23名を出した 戦いは 約2時間半にも及び おばけサイドの勝利となった… 後にこの戦いを 第一次 おばけ戦争と 呼び 遊園地の名スポットとして 注目を浴びる事になるのは また後の お話… 京・咲「「すみませんでした!」」 おばけH「いやいや 気にしなくて いいから いいから」 咲「でも…」 おばけH「僕の方も悪かったし… それに あんなにも怖がってくれた お陰で 新人からベテランまでが 凄い満足しててね」 おばけH「より一層 やる気が出てくれた みたいで 君達には 感謝感激だよ」 京太郎「そ、それなら言いんですが…(咲の奴 どんだけ 怖がりなんだよ…)」 咲「もう 懲り懲りだよ~」 京太郎「俺もだよ…」 ~~~休憩所~~~ 京太郎「足が痛い…」 咲「私も…」 京太郎「今日はたくさん遊んだな…」 咲「そうだね 久しぶりにたくさん遊んだよ」 京太郎「…」チラ [17時04分] 京太郎「んじゃ そろそろ帰るとしますか」 咲「うん あっ! そ、そうだ もう一つだけ 乗ってから帰ろうよ!」 京太郎「? 別に構わないけど? 何に 乗るんだ?」 咲「着いてからのお楽しみ♪」 京太郎(?ジェットコースターは勘弁して欲しいな…) ―――― ――― ―― 京太郎「なるほど… 観覧車か」 咲「うん♪ 遊園地の最後の締めと言ったら 観覧車だよ♪」 京太郎「ロマンチストだね~」 咲「そんな事ないよ~」テレテレ 係員「次のお客様ー」 京・咲「「あっ はーい 」」 ガチャ 京太郎「なんかドキドキするな」 咲「そ、そうだね」 京太郎「………」 咲「………」 京・咲(き、 気まずい…) 咲(なんか喋ってよ 京ちゃん) 京太郎(なにか喋ってくれよ 咲… ) 京・咲「「あ あの!」」 京・咲「「……… 」」 咲「プッ あはははは なんか 遊園地に来る前もこんな事 言ってたよね? あはははは 」 京太郎「俺と咲の ハモり具合が 毎回 バッチリだな」 咲「そう言えばそうだね」 京太郎「ふむ 俺は 意外と 咲と相性がいいのか?」 咲「そ、そうかも 知れないね!」 京太郎「うーん 俺は 巨乳好きと 相性が言いとおm 「死にたいの? 京ちゃん?」もってはいませんよ?」 咲「も~う」プクゥ 京太郎「はははっ…」 咲「………」 京太郎「………」 咲「………ねぇ 京ちゃん?」 京太郎「どした?」 咲「私ね? 京ちゃんから 麻雀部に誘われたとき… 本当は 少し 嬉しかったんだ」 京太郎「そうなのか?」 咲「うん… 麻雀は嫌いだったけど 京ちゃんが 誘ってくれたのが嬉しくて 着いて行っちゃたんだ」 京太郎「初耳ですな…」 咲「初めて 話すからね」 咲「嫌いだった麻雀も… 今じゃ 凄く 好きになった…」 京太郎「………」 咲「原村さんや 優希ちゃん 染谷先輩に 部長 にも出会えた… 京ちゃんとも 話をする 機会がたくさん増えた」 京太郎「咲は読書ばっかりだもんな」 咲「まぁね …だから 京ちゃんに お礼を言います」 京太郎「お礼?」 咲「うん… お礼…」 咲「私を麻雀に誘ってくれて 私に麻雀を好きになる きっかけを作ってくれて ありがとう 京ちゃん」 チュッ 京太郎「えっ!?」 咲「京ちゃんは空気読めないから 知らないと思うけど 私は 京ちゃんの事が好きなんだよ?」ギュ-ッ 京太郎「さ、咲」 咲「今は まだ このままの 関係で 十分幸せ… ねぇ? 京ちゃん?」 京太郎「は、はい!」 咲「私が… ううん… 私達が全国大会に出て 優勝したらね? また 私と一緒に来てくれるかな?」 京太郎「アフリカの遊園地だろうと ロシアの極寒地だろうと どこにでも 連れてってやるよ!」 咲「フフッ 京ちゃんの そうゆう所 だーい好き!」ギュッ グラグラ 京太郎「うぉっと 急に抱き着くなって」 咲「えへへっ♪」ギューッ ―――― ――― ―― 京太郎(まさか 咲が俺の事を好きだったなんて… 予想外だな)チラ 咲「…」スゥ 京太郎(ったく 人の背中で 眠りやがって…) 京太郎(恋人… ねぇ… ) 咲「…」スゥ 京太郎「全く…」 ~~~電車内~~~ 咲「あぁー!」 京太郎「今度はなんだ…」 咲「植物園のチケット… 今日までだった…」 京太郎「何!? しまったな… 植物園を先に行っておいた方がよかったのか… やっちまったな…」 咲「残念だね…」シュン 京太郎「なーに 落ち込んでんだよ お姫様」 咲「?」 京太郎「来る前も言ったろ? 植物園に近々 行こうと思ってたって? 」 咲「そ、それじゃあ!」 京太郎「今度の休みに また行こうぜ!」 咲「うん♪」 その他一般人方々「(リア充死ね!)」 ~次の日 清澄 部室~ 和「いったい な、なにが…」 久「夢でも見てるのかしら…」ゴシゴシ 優希「咲ちゃん 大胆だじぇ」 染谷「これは また 凄い事が 起きそうな予感がするの」 咲「きょーちゃん♪」ゴロゴロ 京太郎「俺の膝に座って 暴れるのは勘弁して もらえないだろうか…」 咲「暴れてなんかいないよ~♪」スリスリ 京太郎「ほお擦りするのも 止めて もらえないか? 牌が全然見えない…」 咲「京ちゃんのかわりに 私が打つから大丈夫だよ! ツモ! 4000オール!」 久「うぐっ」 優希「ありゃりゃ」 和「はぁ…(部長のマナーの悪さが 可愛く見えてきますね…)」 京太郎「うぉーい! なに勝手にツモってんだよ!」 咲「京ちゃんは 私の座ってるだけでいいの♪ ね? 部長?」 久「えっ? えっ ええ… 須賀君は 咲の椅子として 頑張って頂戴」 京太郎「ちょ 部長!」 久(ごめんなさい 須賀君… 私には無理… ) 染谷「こりゃ 大変そうじゃの」 和(私も 宮永さんに…) 優希「京太郎ー タコス食うか?」 京太郎「あぁー もう! 好きにしてくれーーー!!!」 咲「カン! ツモ!」 咲「嶺上開花!!」 ~宮永咲編・完~
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――――ラジオ局 咏「さーて今週も『それいけCatchamber』の時間だよ。知らんけど」 咏「パーソナリティは私三尋木咏。アシスタントにもはや恒例の京ちゃんだよー」 京太郎「お願いします!咏さん、今日はゲストの方が居らっしゃるんですよね!」 咏「そうそう、ゲストはこちら、瑞原はやりプロ!」 はやり「はーい、瑞原はやりです!よろしくおねがいしまーす」 京太郎「この間はラジオでお世話になりました」 はやり「いやいや、結構好評だったんだよー?」 咏「京ちゃんはなんか知らんけど異様にラジオ出演多いよねぃ」 京太郎「はは、宇宙の意志が俺にそうさせてるんですよ……」キリ 咏「まじめな顔して何言ってるんだか。じゃあ今日もいってみよ。知らんけど」 京太郎「ってスタッフの方々、急になんですか?え、俺に新しい台本ですって?」 京太郎「はぁ、分かりました。俺がタイトルコールすればいいんですね。ごほん」 京太郎「京ちゃんを落とせ!女子プロに読んでもらおうのコーナー!」 咏「」ブーッ はやり「」ブーッ 京太郎「ってなんすかこれぇ!?」 カンペ「後で謝るからとりあえず続けて!」 京太郎「わかりましたよ!説明続ければいいんでしょ!?」 京太郎「えー、なになに?このコーナーではお便りに書いてある台詞を咏さんとはやりさんがそれぞれ読んでどちらがより可愛かったかを京ちゃんに判定してもらおうというコーナーです」 京太郎「単純な演技力だけじゃなく、いい台詞を引く運も必要になります。だそうです」 京太郎「え、俺が判定するんですか?」 咏「す、スタッフあとで覚えてろ……」ボソボソ はやり「どうしてゲスト出演でこんなことに……」ボソボソ 京太郎「さて、お二人の台詞が決定した模様です」 咏「え、私こんなの読むん?うがー、わっかんねー!」 はやり「確かに『牌のおねえさん』ではあるけど……これはちょっと///」 京太郎「なんだか様子がおかしいですね。2人共ハズレを引いてしまったんでしょうか」 カンペ「じゃあ咏さんからお願いします!」 咏「うえぇ、私からかよ……どうなっても知らんからな!」 咏「えー、ごほん」 ――咳払いをした咏さんは、ラジオの収録だというのに一旦席を立ち、こっちを向いて駆け寄ってきて 咏「お風呂にする?ご飯にする?それともわ・た・し?」カァッ などとチラチラこっちを伺いながら言い放ったのだった。 京太郎「ごはぁっ!?」 京太郎「な、なんですかこの破壊力は……」 咏「わ、私にここまでさせたんだから選ばないとどうなるか……、わっかんねーよ///?」 はやり「じゃあ次ははやりの番ですね!負けませんよ!」 京太郎「なんでソコでやる気を出すんですか!?」 はやり「女の意地ってやつだね!ごほん!」 ――同じく咳払いをしたはやりさんは、やっぱり席をたってこっちに向かってくる。これラジオ収録ですよ? そして、机の上に片膝を立てて座り、見事なそのオモチを反対側の手で持ち上げるようにしながら俺を見てこう言い放った。 はやり「うふふ、お姉さんが色々教えてア・ゲ・ル」ホホソメ 京太郎「うぐぅっ!?」 京太郎「はやりさんもなんて破壊力……」 はやり「その、すごく恥ずかしかったです///」 京太郎「これはあまりにも甲乙つけがたい……決めなければいけないのか!?」 京太郎「……決まりました」 咏「」ゴクリ はやり「」ゴクリ 京太郎「最初に言っておきます。どちらも非常に素晴らしい演技でした。台詞の魅力を十二分に引き出していたと思います」 京太郎「だからこそ非常に悩みました……。できることならどっちも勝ち、それでいいじゃないかとも」 京太郎「でもこれは勝負ということなので、泣く泣く勝敗を付けさせていただきました。今回の勝者は――」 京太郎「瑞原はやりさんです!」 咏「そ、そんな……わっかんねー」ガックリ はやり「や、やったー!やりました!」ワーイ 京太郎「って、このコーナーで時間使い切ってるじゃないですか!」 京太郎「咏さん、コールお願いします!」 咏「は?うん。それでは今週はここまで、来週もやるかは知らんけど、またねー。はぁ」 ―――― 京太郎「お疲れ様でしたー」 はやり「お疲れ様でした」 咏「お疲れぃ」 はやり「ラジオ楽しかったです!また呼んでくださいね!それじゃあはやりは失礼します!」
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―清澄高校― 麻雀部部室 京太郎 「失礼しまーす」ガチャッ 久 「あら?須賀くん今日は早いじゃない、咲や和はまだ来てないわよ」 京太郎 「そうなんですか?優希に染谷先輩もまだだし…二人じゃ何も出来ないですからネトマでもやってますね」 久 「ちょい待ち!ストップ…ちょっとこっちに来て座ってくれる?…色々と話したい事があるの」 京太郎 (もしかしてあの事がバレたのか?…退部になったりして…退学はなさそうだけど停学なんて事にも…) 久 「…須賀くん?」 京太郎 「は、はい…なんでしょうか」 久 「最近、痩せた?…なんだか酷く疲れてるみたいだし雑用やらせすぎてたら悪いかなーって…」 京太郎 「あ、いえ…大丈夫ですよ?」 久 「強がってたりしてない?…須賀くんは麻雀部の仲間なんだから悩みがあったり困った事があれば相談して良いのよ?」 京太郎 「………いえ、本当に何もないですから大丈夫ですよ」 久 「そう…でも何かを隠してるのは解っちゃうんだけどね?」 久「…自分で解決するって言うなら口は出さないけどこれくらいはさせて…」ギュムッ 京太郎 「ファッ…!?…ぶ、部長…な、何を…」カチンコチン 久 「しっ……静かになさい…私だって一応は年上なんだから少しくらいは甘えて良いのよ?」ナデナデ 京太郎 (うっ…柔らかい胸に顔が埋まって…落ち着かない…)ソワソワ 久 「ね?…少しは落ち着いたかしら…」ニコッ 京太郎 「!」 京太郎 「ぶ、部長…ッ!!」ガバッ 久 「きゃっ…!ちょ…す、須賀くん…?…だ、駄目っ…離れなさい…!」ググッ 京太郎 「ぶ、部長がいけないんですよ?…そんな誘うような事を…はぁ…はぁ」 ガチャッ 京太郎 「!!!」ビクッ 咲 「あーあ…賭けは部長の勝ちかぁ」 和 「懲りたと思ったんですけどね…筋金入りのお猿さんだったなんて軽蔑しますね」キッ 京太郎 「さ、咲…?…和まで!これは違うんだ………って賭け?」 久 「そうよ?最近の須賀くんの様子が変だから咲に問い詰めたらね…教えてくれたわ」 京太郎 「…」 久 「それで須賀くんの異常な所が多少は改善されたかなって、淡い期待を抱いてたんだけど、見事に裏切られちゃったな」ニッコリ 和 「あれだけ毎日搾り出しても、まだそういった感情があるなんて驚きです」ニッコリ 咲 「これは京ちゃんをしっかりと教育しなきゃだね」ニッコリ 京太郎 「あ、…その…これは生理現象でして…」 咲 「うん、確かに部長にあぁやって抱きしめられて反応しちゃうのは仕方ないと思うよ?」 和 「でも押し倒して迫るなんて…」ジトー 京太郎 「ぐっ…」 久 「まぁ、これも私の演技が須賀くんを欲情させたって事ね…罪だわ」 和 「今日も残ってくれないと困った事になりますよ?」 咲 「社会的に抹ry ガチャッ 優希 「遅くなったじぇ、学食でタコスを買うのに並んでたじょ」 まこ 「わしも優希に触発されて食いたくなってのう…まいったまいった」 京太郎 (助かった…今日に限って二人が天使に見える…) 久 「大丈夫よ、さぁ…人数も揃ったし打つわよ!」 そのカン成立せず! 通らばリー『通りません!!12000』 バカホンじゃ!! 咲 「今日は部長の勝ちかぁ…ゆみさんみたいにチャンカンを狙ってくるなんて…」 和 「あれには驚かされましたけど本番でああいう打ち方をされては困りますけど」 久 「あら、本番なんて和も好きね」 和 「な、何を言ってるんですか!///」 まこ 「さてと…時間も良い頃合いじゃ、わしは先に帰らせて貰おうかのう」 久 「気をつけて帰るのよー」フリフリ まこ 「って一緒に帰るんじゃないんか!」 久 「ちょっともう少し打ってたいの…咲に和……そして須賀くん付き合ってくれる?」 咲 「良いですよ?」 和 「まだまだ打ち足りないので喜んで」ニコッ 京太郎 「……はい」 咲 「…嫌なの?」 京太郎 「…べ、別に…」 和 「そういった態度を取られると…凹ませなくてはいけませんね」ニコッ 優希 「…っ…京太郎は最近付き合い悪いじょ!」 和 「我儘はいけませんよ?…優希は少し須賀くんに対する態度を考えてみてはいかがですか」 咲 「一応は男の子なんだし『犬』なんて奴隷扱いしてたら京ちゃんだって怒るよ?」 京太郎 (お、お前等も俺を奴隷かペットみたいに扱ってるだろ…) 久 「何か言いたそうね…」ニコッ 京太郎 「!?」ゾクッ まこ 「しょうがないのう…優希、今回は諦めるんじゃ」 優希 「仕方ないじょ…染谷先輩と一緒に帰るじぇ」 … …… ……… 和 「優希達は帰ったみたいですよ」 久 「ふふっ…須賀くん、さっきの態度は何かしらね」 和 「少しばかり教育的指導が必要ですね」 咲 「完全下校時刻の10 00までは3時間はあるよ?…良かったね京ちゃん!」 京太郎 「…ッ!」ゾクッ 和 「じゃあ今日は私が一番最初に…さぁ須賀さんはベットに寝て下さい」 京太郎 「…あぁ」ドサッ 和 「ふふっ…今日は何回目で泣きが入るんでしょうか」クスッ 咲 「原村さん、テクノブレイクには注意だよ」 和 「大丈夫ですよ…人は簡単には死にませんから」ナデナデナデナデ 京太郎 「…あ…っ……う…っ」ムクッムクムクッ 久 「へぇ…須賀くんって随分と可愛い声で鳴くのね、なんだか疼いちゃうなぁ」ニコッ 京太郎 「…ッ」ムクッムクムクッ 和 「相変わらず反応だけは良いですね…そういえば須賀くんにはまだやってない事がありましたね」ヌギヌギ 咲 「まだしてない事…?」 和 「んっ、須賀くんがずっと私の胸ばかり見てましたからね…好きなんでしょう?…こういうの…」タプンタプタプッ 京太郎 (ぷるんぷるんに揺れて…あ、あれで挟まれたら…)ビキビキビキッ 咲 「…京ちゃんはやっぱり大きな人が好きなんだ…」ムスッ 久 「大きさじゃ和には負けるけど、無理すれば私にも出来そうよね」グイッグイッ 和 「私のアイデンティティですから…さぁ、始めますよ…?」モニュッ 京太郎 「…ふぁ…っ……や、柔らかくて…」 和 「猛り過ぎですよ…火傷してしまいそうなくらい熱いですね…」ズニュッズニュッズニュッ 咲 (の、和ちゃん…唾液垂らしながら胸で…) 久 (正直、パイズリは和の独壇場よね…悔しいけど) 京太郎 「ッ…ちょっ…の、和…待ってくれ…このままだと…っ」 和 「構いませんよ?…このまま出しても…こうして包み込めば顔には掛かりません」ムニュッズニュッズニュッズニュッ 京太郎 「――――――ツ…ふぁ……っ!…の、和ッ!!」 ドクン!ドビュルルルルルルルルッ! 和 「……っ……んっ…妊娠させるつもりですか?…生臭く粘度があって…たまらなくクラクラします」 京太郎 「はぁ…っ…あぁっ…!」 京太郎 (一気にもっていかれた…咲一人の時だって大変だったのに、和に部長まで来たら本当死ぬんじゃないか?) 久 「和、どいて?…次は私ね…」クスッ 久 「こういった事は初めてだから…上手く出来るか心配ね」ツツツー 京太郎 「ひ、ひんっ!」ビクッ 久 「そういえばイッたばかりは敏感だったわね?…じゃあこんなのも良いのかしら…」ピンッ 京太郎 「あ゛あ゛っ゛…!」ビクンビクッ 和 「部長、いくらなんでもそれは牌をツモる時だけにして下さい」 咲 「京ちゃん死んじゃうよ?」 久 「あら、そうでもなさそうよ?」 京太郎 「ふっ……ふぅ……ふぅ…」ビクンビクッ 咲 「あ、先端から我慢汁がダラダラ…こんな趣味もあったんだね?」 和 「前々からMだとは解ってましたがここまで重度だとは思いませんでしたね」 京太郎 (お、男としてのプライドが…尊厳が…でも悔しいながら反応しちまうのが性だな) 久 「そうね…このまま手だけってのも味気ないし、そうだわ!」ヌギヌギ 咲 「靴下…?」 和 「なるほど…やろうとしてる事が解りました」 久 「ふふっ…靴下を手袋みたいにしてみたけどこういうのは好きかしら?」 京太郎 「!!」ガタッガタッ 久 「はい、動かない…そうそうそのまま…じゃあ握るわね?」ギュッ 京太郎 「わっ…!…っ…うぅ…」ゾクッ 京太郎 (さっきまで履いてたからかもしれないけど生暖かくて…) 久 「えっと…こうかしら?」シュッシュッシュッ 京太郎 「ふわっ…ちょっ待って…くっ…!」 久 (な、何…これ楽しいじゃない!須賀くんが情けなく鳴いたり我慢してたり…)ゾクッ 久 「ふふっ…二度と私達の私物に手を出さないように教えこまなきゃね?…ほらほら!」シュッシュッシュッシュッシュッシュッ 京太郎 「あぁっ!…はっ……あっ…」ポロッポロッ 咲 「あはは、京ちゃん泣く程気持ちいいんだ?」 和 「幸せ者ですね…そんなに嬉しいならあと二回りくらいはは付き合って貰いましょうか」ニコッ 久 (顔を覆ってまで顔を見られたくないなんて…ふふっ…)シュッシュッシュッ 京太郎 「はっ…!…うっ……あ…ぶ、部長ッ…ぐっ……!」 ドクン!ドビュルルルルルルルルッ! ベチャッ! 久 「きゃっ……!」 咲 「あー…顔にかけちゃった…」 和 「最低ですね」 須賀 「すいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいませんすいません…」ブツブツブツ 久 (こ、壊れちゃった…?)フキフキフキ 咲 「次は私の番だね、部長…靴下貸して貰えます?」 久 「流石にこのままじゃ使えないし捨てるつもりだから好きにして良いわよ」 咲 「じゃあお言葉に甘えて…」ズボッ 京太郎 「ッ!!…んっ…んー!!」ジタバタジタバタ 和 「宮永さん、本当にソレ好きですよね」クスクスッ 咲 「なんだか征服してる感じが本当にね…ゾクゾクするの…よいしょっと…」 京太郎 「んっ…!…んーっ…!」モゾッモゾモゾッ 咲 「京ちゃん、鼻で息をしないと危ないよ?…んっ…あっ……っ…!」ズブッニュルルッ 久 「あら、咲はてっきり下になる物だと思ってたのに…」 和 「私も最初はそう思ってましたけど…あんな楽しそうな宮永さんは中々見れませんよ」 咲 「はっ…まだ硬いね京ちゃん、太くてゴツゴツしたのが奥まで…やっ……凄い…!」ズニュッズニュッズニュッズニュッズニュッズニュッ 京太郎 「――ッ…はっ……ゲホッ……咲…っ、くっ……あっ…!」 咲 「まだ…まだ駄目…!…ッ…奥からジワジワと来てるから…イッちゃ駄目…だよ?」ズニュッズニュッズニュッズニュッズニュッズニュッ 京太郎 「ッ…はぁ…っ…!……ッ……くっ…む、無理だ…出ちま…ッ…がはっ!!!!」 和 「ちょ…っ宮永さん?な、何をしてるんですか!!!」 久 「首なんて絞めたら流石に危ないわよ?」 咲 「大丈夫ですよ、…でも首を絞めたままするといつも以上に良いって書いてありましたし…んっ…!」 咲「…来たよ京ちゃん…凄い…!」ズニュッズニュッズニュッ 京太郎 「……ッ…!あ゛っ…さ、咲ッ…う、あぁっ…!」 ドクン!ドビュルルルルルルルルッ!ピュッピュピュッ! 京太郎 「……ッ…こ、腰が抜けて動けない…っ………はぁ…っ」 咲 「京ちゃん、凄い凄かったよ…ふふっ」ギュッ 京太郎 「さ、咲…は、離れてくれないか…?もう限界なんだ…」 咲 「そんなに簡単に限界を線引きしちゃ駄目だよ?…まだまだ出来るよね…」 チュッチュッチルッチュルチュルチュパッ 京太郎 「―――ッ!…は、何を…むぐっ…」 咲 「んっ…!…ぷはぁ…何ってキスに決まってるでしょ?…あ、またおっきくなってきた…」ニコッ 京太郎 (じ、自分が情けない…) 咲 「んっ…しょっと!」ジュポッ 和 「宮永さん、勃たせておいて放置するなんて…なかなかのなかなかですね」 久 「私以上にタチが悪いわ」 咲 「違いますよ…最後は三人で一緒にするんですよ」ニコッ 京太郎 「ちょっ…!」ビッキーン 久 「………本当に面白そうね」クスッ 和 「尊敬しますよ宮永さん…」ペロッ 咲 「さぁ京ちゃん、可哀相だから今日はこれで終わりにしてあげるよ」 和 「三人が一緒に責めるのですから負担も三倍と考えるのが普通ですね」 久 「三倍で済むかしら?…じゃあ咲は口で、和は手で竿を扱いて、私は玉袋を責めてみるわ」 咲・和 「はい!!!」 ジュッポジュッポシュッシュッシュッジュッポジュッポニギッニギッニギッ 咲 「ふふっ…口の中でビキビキって唸ってる…本当、京ちゃんて変態だね」ジュッポジュッポ 和 「こうして罵られて嬲られて…プライドはないんでしょうか…あったら私物なんて盗っていかれませんよね」シュッシュッシュッシュッシュッシュッ 久 「和の言う通り…ねぇ、どうして優希やまこのには手を出さないのかしら………ねっ!」ピンッ 京太郎 「ひぎいっ…!…う………あっ……ぶっ…!」 ドクン!ビュルルルッ!ビュクッビュビュッ! 咲 「けほっ……それで何も言わず出しちゃうのね…」ペロッ 和 「どうしてくれるんでしょうね…コレ」ネトッネチョ 久 「まだまだ教育が足りないみたいね…ふふっ」フキフキフキ 京太郎 「はっ……そ、そんな無茶苦茶な…」ビクッビクン 咲 「じゃあ時間も調度良いですしシャワーを浴びて帰りましょうか」 和 「須賀くん、解ってるでしょうけど先に帰られたら困りますよ」ニコッ 京太郎 「わ、解ってるよ…」 久 「じゃあ私から先に浴びて来るわね」 和 「ごゆっくりどうぞ」 咲 「ねぇ京ちゃん、部長の靴下…どうだった?」チラッ 和 「変態さんにはご褒美だったかもしれませんけどね」チラッ 京太郎 「な、何を見てるんだ…?」 咲 「鈍いなぁ…私達は靴下を見てるでしょ?」 京太郎 「…捨てるのか?汚れたし当たり前か…気が効かなくて悪かったよ」スクッ 咲 「しゃぶってよ…部長の汗がたっぷり染み込んでるよ…ほら」 咲 「出来るよね…?」 和 「出来ますよね…?」 京太郎 (…ここで命令通りに従っても『私物』を使ったと言われ泥沼、従わなかったら弱みをバラされて居づらくなる…くそっ) 京太郎 「…ッ…ちゅっ…ふっ…はっ…!」 咲 「本当にしゃぶってるよ…ふふっ」 和 「須賀くん、部長は靴下を処分しておいてと言われてましたから私物じゃないんですよ?」クスクスッ 咲 「本当に京ちゃんは変わらないね…ふふっ」 ガチャ 久 「さっぱりしたわぁ…咲に和も行ってらっしゃい」 和 「!」 和 「行きましょう宮永さん!お仕置きは部長に任せて…早く!」グイッ 咲 「い、痛いよ和ちゃん…ちょっ…」 京太郎 (部長と二人きりか…二人よりはマシだな…) 久 「ねぇ須賀くん…逞しいのね」ニコッ 京太郎 「へ…?」 久 「あんなに搾り出したのにまだ…勃ってるわよ」ニコッ 京太郎 「こ、これは…」 京太郎 (部長の靴下をしゃぶって大きくなったなんて言ったら大変だし…) 京太郎 「ゆ、湯上がりの部長が色っぽくて…ははは」 久 「嬉しい事言ってくれるのね…須賀くん、私の初めて欲しい?」ジィ 京太郎 「!」 久 「咲や和があんなにしてるのに部長の私がしないって訳にもいかないのよ」 久 「かといって初めてだから怖いなんてごまかすのも釈だし…ね?優しくしてくれるなら良いわよ」ピラッ 京太郎 「…ッ」ごくり 京太郎 「ぶ、部長…!!」 久 「ちょっ…こら、優しくって言ったでしょ?…離れなさい!!」グイッグイッ 京太郎 「俺だって散々されましたからね…泣いて謝ったって知りませんよ!!」 ガチャ 和 「…須賀くん」 咲 「そんな余裕がまだあったんだ?…ふぅん」 京太郎 「…さ、咲…和…あ、これはだな…」 久 「本気でハリウッド狙っちゃおうかしら…ふふっ」 咲 「じゃあそろそろ下校時刻だし出よっか」 和 「そうですね…///」 和 (宮永さんの裸…あのウエスト…もう一回だけ抱きしめたいです) 久 「じゃあ鍵閉めるから出てくれるー?」 ―通学路― カナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナ 京太郎 「…」 咲 「そんなに黙ってたら楽しくないよ、何か話そうよ京ちゃん」 京太郎 「い、いつまで続くんだ…?」 咲 「卒業するまでって言ったよね?…マホちゃん達の私物にも手を出すようだったら参加して貰う事になるけど」 京太郎 「…出さなねぇって」 咲 「…その言葉遣いも教育しなきゃいけないかな」クスクスッ 京太郎 「」ゾクッ 咲 「なんてね、京ちゃんとの関係を壊したくないしそれくらいは許しておいてあげるよ」 咲 「あ、それと…後で京ちゃんに電話するから出なきゃ駄目だよ?」 京太郎 「…解った。」 咲 「送ってくれてありがと…また明日ね?」チュッ 京太郎 「…ッ…あ、あぁ…また明日な…」 京太郎 (咲は後を向いてる…すぐ近くには植木鉢が無造作に…) 京太郎 (………な、何を考えてるんだ…一瞬でもこんな事を考えた俺が情けない…) … …… ……… ―京太郎の部屋― TRRRRRR 京太郎 「はい、…咲か?」 『こんばんは京ちゃん、今は平気?』 京太郎 「あぁ、…飯も食ったし風呂にも入ってあとは寝るだけだ」 『良かった…じゃあそのまま聞いててね?』 京太郎 「おう…何だ?」 『…今日、誰が一番気持ち良かった?』 京太郎 「ど、どうしてそんな事聞くんだよ…」 『やっぱり気になるもん…和ちゃんのパイズリは反応が全然違ったよね?』 『部長の靴下で手コキされてたのも凄く良さそうだったもん…で、誰なの?ねえ?』 京太郎 「そ、それは………和…だったけど」 『そっかぁ…京ちゃんは私の膣内より和ちゃんの胸の方が良いんだ…ふふっ』 京太郎 「で、でも首を絞められにイッた時は正直死ぬんじゃないかってくらい不思議な感覚だった…」 京太郎「まるで身体の内の精液が全部出た…みたいな」 『へぇ…じゃあまた味わってみる?…まだ忘れられなかったりして…』 京太郎 「な、何を…」 『気付いてないの?…京ちゃん息が荒いよ…思い出して勃っちゃったかな…』 京太郎 「!」 『丁度良いよ…今、一人でする京ちゃんの声聞かせてよ』 京太郎 「ば、馬鹿な事言わずに早く寝r 『最悪、退学になっちゃうかもしれないんだよ?』 京太郎 「…解りました…」 『じゃあ聞かせて…?こういうのは嫌い?』 京太郎 「…ッ…はっ…こういうのは初めてだし…解ら…っ…はっ」シュッシュッシュッ 『凄いね…やっぱり自分のツボは自分が良く解ってるみたいだね?』 京太郎 「…っ…さきッ…くっ……はぁ…さきの膣内っ…凄い気持ち良い…ッ…いっ…あっ」シュッシュッシュッ 『ちょ…っ、京ちゃん?』 京太郎 「はぁ…はぁっ……さきッ…さきッ…さきッ―――っで、出るっ…膣内に出すぞ…!…うっ…!」 ビュクッビュビュッ!ビュルルルルッ 『……ッ////…ビックリさせないでよ!!…おやすみ京ちゃん』ガチャッ 京太郎 (…急に恥ずかしがって何がしたかったんだ?) 京太郎 「しっかし咲には驚かされたよ…数少ない趣味のテレフォンセックスをさせるなんて…」 京太郎 「………でも流石に痛いな、ヒリヒリして休ませなきゃ本当にまずそうだ」 ピンポーン! 京太郎 「き、客か…?こんな夜中に…親父や母ちゃんはいねえし応対するしかねえよな」 ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン 京太郎 「はーい!すぐ行きます!」 ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン 京太郎 「…はーい、どちら様ですか?」ガチャッ 照 「…」 京太郎 「…お姉さん?」 照 「…てた」ギュルルルルッ 京太郎 「…へ?」 照 「咲とエッチしてた声が外まで聞こえてた…」グスッグス 京太郎 「あ、いやそのですね…さっきのは…」 照 「咲が中に居るの?…お姉ちゃんがビシッと言ってやる」ズイッ 京太郎 「いや、その…待って!」 照 「聞く耳もたない!」 ―京太郎の部屋― 照 「…咲の靴は見当たらなかったな」 京太郎 「だから居ないって言ったじゃないですか」 照 「でも咲の声は聞こえた…き、須賀くんの…声も…///」 京太郎 「じ、実はですね…」 … …… ……… 照 「っ…!咲とテレフォンセックスをしてた!?」ガタッ 照 「なんて羨ま…いや、何を考えてるの須賀くんは…全く…」 京太郎 (俺と咲の関係は言わない方が良いな…) 照 「誤解だったみたい…ごめんなさい、でも今後…咲とそんな事をしたら…」ギュルルルルッ 京太郎 「ひっ!」 照 「解ってくれたなら良い…お邪魔しま………ん?」 照 「あれは咲のリコーター?それに中学時代のブルマーまで…」 京太郎 (どうして押し入れのあんな小さな隙間から中が解るんだ…?) 照 「…京太郎くん、お姉ちゃんは怒らないからちょっとお話しようか」ギュルルルルッ 京太郎 「…え?」 照 「大丈夫、怒らないからとりあえず座ろうか?」ギュルルルルッ 京太郎 「い、いや…これはですね…」 照 「良いから座ろうか?」ダンッ 京太郎 「は、はい!」ヘタッ 照 「まず、どうして咲の私物がこの部屋にあるの?」 京太郎 (…ま、まずい…これは本当にまずい事になってきた…) 照 「まず…一緒に登下校して宿題をしてたらリコーダを忘れたまま…って理由はまだ解る」 照 「本題はブルマー…それに隠してるみたいだけど咲の下着も持ってるよね?それもここ最近まで履いていた物」 照 「以上の事を踏まえ…導き出される結論は一つ、京太郎くん…君は咲の私物を拝借し性処理の道具として使った…違う?」 京太郎 「……はい、そうです」 照 「正直でよろしい…この事を咲は知っているの?」 京太郎 「…えぇ、こっぴどく怒られ処分しておけと言われました」 照 「…そっか、しかし処分されてないのを見ると咲の命令は聞けないんだよね?…よし実家に電話して…」 京太郎 「ま、待って下さい…何でも言う事聞きますからもう…許して下さい」 照 「…今、何でもって言ったよね?」ニッコリ 照 「咲のお姉ちゃんとして私が責任を持って処分しておく」ガサッガサガサッ 京太郎 「は、はぁ…」 照 「解ってるだろうけどこの事は他言無用…解った?」 京太郎 「はい…」コクン 照 「…よし、このまま出ていくのもアレだから…君の相手をしてあげよう」 京太郎 「へ…?」 照 「おーい…憩!!」パンパン 憩 「な、なんですか…もう…」 照 「彼の包茎手術をするから手伝ってくれ」 憩 「え、えぇっ!!」 ―第三部へ続く―