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小型の旅客船が港にたどりついた。 この船は10台くらいの車と、100人以上の人間を輸送できるフェリーである。 半径2kmの小さな島に渡るフェリーで、島内は車がなくても不便を感じないので、 だいたいの人は徒歩か、自転車を積んでフェリー乗る。 たまに、足の不自由な人やお年寄りを乗せた車、輸送用のトラックが乗るくらいで、 車を使って島内を散策する人は滅多にいない。 車をフェリーに乗せるとかなりお金を取られるので、そういう理由からも車で乗船する人は少ない。 そんな中、一人のおばさんが車に乗って、一番最初にフェリーに乗り込む。 島内でバカンスを楽しもうと考えているようだ。 おばさんは車から降りてから、助手席や後ろのシートにいる大量のゆっくりを降ろす。 全部で10匹のゆっくりが車から降りてきた。 「何してるの!!船員は客の手伝いをするのが普通でしょ!!そこのあんたら、早くきなさいよ!!! ここにいるゆっくりちゃんたちを客室に連れていってよ!!!」 「そこのげぼくたち!!れいむをていねいにはこんでいってね!!!」 口やかましい感じのおばさんだ。 横にいるゆっくりれいむも調子に乗った発言をしている。 客室乗務員は、乗客が大きな荷物を持っている場合、荷物を運ぶ手伝いをするよう指示されているが、 ペットなどを運ぶ指示はされていない。 それに加え、おばさんの態度は高圧的だ。 喜んで荷物を運ぼうとする乗務員はいない。 しぶしぶゆっくりたちを運ぶが、 ゆっくりたちを運び終わっても、おばさんから感謝の一言ももらえなかった。 それどころか、運ぶのが遅いだとかフェリーがゆれてゆっくりちゃんがかわいそうだとか、文句ばかり聞かされている。 乗務員の一人は、持ち運んでいたゆっくりにしーしーをかけられたようだ。 「ゆ?なにかもんくでもあるの?もんくがあるならおばさんにちょくせついってね!!!」 「お客さん、ゆっくりにしょうべんをかけられたんですけどねぇ。しつけのほうはどうなってるんですか?」 ゆっくりたち全員に銀バッジがつけられている。 しかしこの銀バッジ、購入前にすでに取得されていたもので、 このおばさんがゆっくりをしつけた訳ではない。 このおばさんにヌクヌクと温室育ちをさせてもらうようになったゆっくりたちは、 徐々に性格が悪くなり、下品で贅沢で傲慢なゆっくりになってしまった。 甘やかされて、後から腐っていったゆっくりたちのようだ。 「何か文句あるの?そこに銀バッジがついてるでしょ!! これは、ちゃんとしつけができてるっていう証拠なのよ!! そんなゆっくりちゃんが、おしぃしぃをもらしちゃうなんて、そんなことあるわけないでしょ!!!」 「そういわれても、手にしょうべんがついてますし・・・それにそんな言い方されたらブツブツ」 「ゆう?おにいさん、なにかもんくでもあるの?れいむがおもらししたっていうの?れいむがそんなことするわけないでしょ!! おもらししたようにみせかけて、おにいさんはれいむをはめようとしてるんだよ!!!」 「れいむちゃんもこういってるのよ!!!これは名誉毀損だわ!!!後で訴えるから覚悟しておきなさい!!!」 名誉毀損もなにも、ゆっくりには人権がないので訴えられるわけが無い。 このおばさんが傷つけられたというなら話は別だが、別にそういうわけではないし、 どちらかというと、乗務員のおにいさんのほうが被害者なのだ。 客という立場と威圧的な態度によって、自分たちのほうが正しいと、このおばさんは言い張っているのだ。 乗務員のおにいさんは心の中で、このおばさんを『ゆっくりおばさん』と命名した。 客室にたどりつくと、ゆっくりおばさんはゆっくりたちを乗客用の椅子に、一つずつ間隔をあけて座らせていく。 そのせいで、20人座れる椅子はゆっくりたちですべて埋まってしまった。 こうなるとほかの乗客は、ほかの余った椅子に座らなければならないし、 椅子の無い人は地べたに座らなければならない。 あとからきた乗客がこの様子を見て驚き、おばさんに声をかける。 「あの、せめてゆっくりたちを詰めて座らせてくれませんか?ほかの人も座りたい訳ですし・・・」 「なにを言ってるの?それじゃ、ゆっくりちゃんたちがゆっくりできなくなるでしょ!!! それに先に座ってたんだから、その席をどうするかはゆっくりちゃんたちの勝手でしょ!!」 「そうだよ!!ゆっくりできないにんげんさんはどっかいってね!!」 「ゆっくりじゃまだよ!!!」 乗客の男性は、これにはピキッときた。 近くにいる乗務員を呼びに行く。 ゆっくりたちはそんなことお構い無しに、椅子の上でペロペロキャンディーを食べている。 後から来た人は座ることができず、立ち往生している。 ヒソヒソと影でおばさんの悪口を言うが、おばさんはそんなことお構い無しに、せんべいをばりばりと食べ始めている。 ゆっくりたちが食べている飴のカスとよだれ、おばさんが食べているせんべいのカスと唾液が、座席の上に散らかっていく。 おばさんがそれを綺麗にしようとする気配は全く無い。 すると、一人の男性がゆっくりおばさんに歩み寄っていく。フェリーの責任者のようだ。 「失礼いたします。少々お話がありますので、ここでお話させていただいても構いませんでしょうか?」 「なんなの話って!!何も聞くことなんかないわ!!! それより、ゆっくりちゃんたちになにか飲み物を持ってきて!! 一匹づつ好みが違うから、それぞれの注文を正しく覚えなさい!!!」 「ゆ!!まりさはオレンジさんがいいんだぜ!!!」 「ありすはとかいはなこうちゃよ!!」 「れいむはあまあまさんだよ!!」 「それは叶いません。お話を聞いていただけないようでしたら、力づくでもこの船から下船していただきます。」 「なによその態度は!!こっちは客なのよ?客の要望に答えるのがそっちの仕事でしょ?」 「一部は賛同いたします。ですが、お客様がご乗船される際のご注意をお守りいただけない場合は、その限りではございません。」 「注意って何よ?口から出任せ言って、そんなものは無いんでしょ?」 「そうだよ!!このにんげんさんはうそをついてるんだぜ!!!」 「ゆうう、ゆっくりたちをおいだそうというこんたんだね!!そうはいかないよ!!! ゆっくりはおきゃくさんなんだよ!!!おきゃくさんはだいじにしないといけないんだよ!!!」 「いえ、違います。ゆっくりはお客様ではありません。分類上、ペットとして扱われます。 それに関しては、切符売り場にてご確認していただいたはずですが・・・・ 仕方がありませんね。ご乗船の際のご注意を、再度ご確認していただきましょうか。」 「そんなもの知るわけないでしょ!それに確認なんてする必要ないわ!!!」 「ゆ!ゆっくりはペットじゃないよ!!!ゆっくりはおきゃくさんなんだよ!!!」 場が騒然とする。ギャーギャー言うおばさんとゆっくりたちに対し、責任者はあくまで冷静な対応をしている。 別の乗務員はほかの乗客に対して、お騒がせして申し訳ないと謝罪しているようだ。 だが、乗務員に対して怒っている乗客は一人もいない。みんな、ゆっくりおばさんに目を向けているようだ。 「ご確認していただけないようでしたら、強制的に下船していただきます。 その上で、フェリー運行上の妨害行為として、こちらから警察の方に通報させていただきますが・・・・」 「なによ!!!!なによ・・・・わかったわよ、聞けばいいんでしょ聞けば!!!」 「ご同意していただきありがとうございます。 まず、ペットの乗船に関してですが、同伴者の手の届くところから離れてしまうような場合、 ペットをお車のほうで待機させていただくか、指定の場所にお連れしていただくことになります。」 「なによ!ゆっくりちゃんたちが、私の見えるところに座ってるんだからいいじゃない!!」 「申し上げることは他にもあります。 ペットは基本的に、そのままでは客室に入れないことになっております。 お連れになられる場合、ケージ等に入れていただければ、 お荷物として扱っていただくことができます。 そしてお座席に関することですが、ご利用になられるお席につきましては、 原則的に、お客様お一人につき一席とさせていただいております。 お座席が空いているようでしたら、そこにお荷物を置いていただくこともできますが、 他のお客様がおられる場合、お席をお譲りしていただくようお願いしております。」 「なんなのそれ!!それじゃゆっくりちゃんたちが可愛そうじゃない!!」 「ゆっくりはにもつさんじゃないよ!!!それじゃゆっくりできないよ!!!」 「そう言われますが、他のお客様はどういうお立場でしょうか?そのへんをご理解いただきたく思います。」 「ふん!なんでみんなこっちを見るの!!こんな人ら、別にどうなってもいいでしょ!!」 「そうですか、それでは。」 「まって!!なにするの!放しなさいよ!!!」 「ゆっくりはなしていってね!!ゆっくりできないよ!!!」 責任者と乗務員一同によって、ゆっくりおばさんとゆっくりたちは客室から追い出されていく。 船はまだ出港していないので、そのまま船を降りてもらう予定だ。 「分かったわよ!!!言うこと聞けばいいんでしょ!!!ったく。」 「そうですか、それではゆっくりたちを指定の場所に連れて行きますので、そのように。」 「ふん!」 「このにんげんさんはひどいよ!!ゆっくりたちをゆっくりさせてくれないよ!!!」 ゆっくりおばさん一同は、客室外の指定の場所に連れて行かれる。 そこには白い柵があり、ゆっくりたちはその中に入れられる。 「この柵の中でしたら、ゆっくりたちを放しておいてもかまいません。 ほかのお客様のご迷惑にならない範囲で、ごゆっくりおくつろぎください。」 「こんな地べたでゆっくりさせられて、かわいそうだねゆっくりちゃん。」 「ゆう、ゆっくりはかわいそうなんだよ!!!」 涙目になるゆっくりおばさんとゆっくりたち。 船長は、こうしてやっとフェリーを出航させることができる。 幸いにも、ゆっくりおばさんが一番最初に入って来て、トラブルが早期に発生していたので、 責任者が素早く対応でき、フェリーの時刻を遅延させずに済んだのである。 悪意を持ってフェリーの時刻を遅らせると、罰金を科せられる可能性もある。 ゆっくりおばさん、乗務員、乗客みんな何事も無く、無事にフェリーは出航した。 しばらくすると、数匹のゆっくりが異変に気づく。 「ゆゆ!!ここはなんだかくしゃいよ!!!ここはゆっくりできないよ!!!」 それもそのはず、そこはトイレのすぐ近くなのだ。 乗客をトイレの近くに座らせるわけにもいかないので、 トイレの近くを、ペットなどを入れておけるスペースにしているのである。 これにはゆっくりおばさんもカンカンである。 おばさんは近くの乗務員に食ってかかるが、乗務員は軽くあしらう。 責任者から、毅然とした対応を取るように言われているのだ。 その場でおばさんは憤慨していたが、しばらくすると、柵の中のゆっくりがしーしーやうんうんをもらす。 「ゆう、しーしーでたよ。」 「まりさはうんうんだぜ。」 「ゆううう、ここはくちゃいよ!!!ぜんぜんゆっくりできないよ!!!」 「なんてこと!ゆっくりちゃんたちが全然ゆっくりしてないわ!!!」 乗務員は話すら聞かないので、ゆっくりおばさんは先ほどの責任者に食ってかかり始める。 「ゆっくりちゃんがゆっくりできてないわ!!!これは動物の何か法律で問題になるんじゃないの??」 「それはありません。現在、ゆっくりの快適に関して適応される法律は施行されていません。 それよりも今回の場合は、ペットの管理責任に関しての法律が適応されます。 ペットの行った行為により被害を・・・・」 「法律だなんだは良く分からないわ!!つまりなにがいいたいの???」 「そちらのゆっくりが出した排泄物、これを取り除いていただく義務が、飼い主にはあります。 つまり今回の場合はお客様ですね。 このような柵を便宜上、設置してはおりますが、この中でのペットの管理はお客様にしていただくことになります。」 「客の面倒を見るのは乗務員の仕事でしょ!!」 「ゆっくりはペットじゃないよ!!!」 「ペットの管理に関しましては、私どもの方では関与いたしません。 この場合は乗務員とお客様という関係ではなく、船の所有者と一般人という関係になります。 もし、ゆっくりたちの排泄物を取り除いていただけない場合、 我々の側が被害を被ることになりますので、それに関しても裁判で・・・」 「わかったわよ!!やればいいんでしょやれば!!!ったく、法律がどうとか、本当に石頭なんだから!!」 「ゆう?おばさんごめんなさい。ゆっくりがしーしーしたばっかりにおこられて。」 「ゆっくりちゃんたちはなにも悪くないのよ!!わるいのは、わたしたちを足蹴にする人たちのほうなんだから。」 「ゆ!それをきいてあんしんしたよ!!おばさんはゆっくりしていってね!!」 「まあゆっくりちゃんったら。こんなに可愛いゆっくりちゃんを、みんなどうして虐めるのかしらねぇ。」 ゆっくりおばさんの取り柄が一つある。ゆっくりを溺愛し、大事にしているところだ。 このおばさんに飼われるゆっくりたちは、ゆうゆうと贅沢な日々を過ごすことができる。 そんなゆっくりたちは、このおばさんにとても感謝しているのだ。 どんなに性格の悪いゆっくりでも、このおばさんの手にかかれば、 おばさんの言うことだけは素直に聞くゆっくりになるのだ。 その代わり、おばさん以外に対してはゲスな対応をとるようになってしまうが・・・ 下船する際、乗務員がしぶしぶゆっくりたちを運ぶ。 これでゆっくりおばさんともおさらばだ。 乗務員のおにいさんは、ふと肩の荷が降りたようだ。 手の上でしょうべんをされたお返しに、運んでいるゆっくりれいむの髪を数本ずつ引き抜いてやる。 ゆぎっと、手の上にいるゆっくりれいむは反応するが、何が起きたのか分かっていない様子だ。 運び終わるまでに、100本くらいの髪を引き抜いてやった。 足元に降ろす頃には、髪を抜かれたゆっくりれいむは涙目になっている。 だが外見に変わりはないので、いくら自分が痛い思いをしたと訴えても、誰にも相手にされないだろう。 ゆっくりおばさんの一件もあったことだし。 おばさんの車の前に置かれたゆっくりたちに、下船する乗客の足があたっていく。 「おっと。おい、あんまりフラフラするなよ!!」 「ゆ!!!にんげんさんはちゃんとあやまってね!!ゆっくりはいたかったんだよ!!!ゆぎっ!!」 別の人の足がゆっくりにあたる。 ゆっくりおばさんは何か言いたそうだが、 乗客みんなのシラっとした目に圧倒され、黙らざるを得なかった。 もしここで叫びでもしたら、周りの乗客に殺されかねない。 被害妄想の強いゆっくりおばさんはそう思ったようだ。 下船したゆっくりおばさんは、そのまま港の中に車を止める。 そして、ゆっくり全員をつれて再びフェリーに近づいていく。 すると、桟橋につけていたフェリーに対して、ゆっくりたちみんなが体当たりを始める。 ゆっくりおばさんも、フェリーの船体に張り手を食らわせている。 「私は怒ったよ!!!もう二度とこんな船に乗らないからね!!!」 「ゆっくりもおこったよ!!!ゆっくりできないふねさんは、とっととしずんでね!!!」 「こんないなかもののふねさんにはのりたくないわ!!!」 「まりさのスパークをおみまいしてやるんだぜ!!!」 目的地の島にたどりついてしまった以上、帰るにもこのフェリーを使わなければならない。 前言を撤回してこのフェリーに乗らなければ、ゆっくりおばさんたちは家に帰ることができないのだ。 しかし、そんなことには気がつかず、フェリーの船体に傷を負わせようとしている。 一匹のゆっくりは、フェリーの船体にうんうんをなすりつけている。 ほかのゆっくりたちも、しーしーやうんうんをそこらじゅうに散らかしている。 ゆっくりたちは少し場所を変え、再び船体に体当たりを始める。 それを発見した作業員が「危ないから離れてください!!落ちますよ!!」と言うが、全く聞く耳を持たない。 ゆっくりたちが何度目かの体当たりをしたその時、わずかにフェリーが動いた。 フェリーに体当たりを繰り返していた10匹のゆっくり全員が、 空中でフェリーの船体にぶつかり、フェリーと桟橋の隙間に落ちていった。 ボチャンという音が10個重なって聞こえた後、おばさんの悲鳴が聞こえてくる。 海に落ちたゆっくりたち全員が、再び桟橋に寄ってきた船体に潰され、ゆぎゃぁああああと断末魔をあげて死んでいった。 ゆっくりおばさんは海に落ちなかったので無事だったようだ。 悲しみと怒りで、ゆっくりおばさんはおかしくなったようだ。 作業員のほうに向かって、鬼の形相で走っていく。 手には、バックから取り出したゆっくり用の散髪はさみを持っているようだ。 作業員があたふたとしていると、 船から責任者がパッと飛び降りてきた。 ゆっくりおばさんの持っているはさみを蹴り落とし、おばさんの腕を捕まえて確保する。 「これ以上何かするようなら、傷害未遂で訴えますがよろしいですか?」 ニコっと笑う責任者、だがその目は笑っていない。 「分かったわ、訴えるのだけは辞めて!でもこっちの言い分も聞きなさいよ!!」 「どうしました?」 「どうしたも、ゆっくりちゃんたちが海に落ちてフェリーに潰されちゃたのよ!!どうしてくれるのよ!!」 「私が見ていた限り、ゆっくりたちはフェリーに体当たりをしていて、あなたは船体を叩いていましたよね? そのような行為をしている最中、ゆっくりたちは誤って海に転落してしまった・・・ その後フェリーに潰されたんだから、責任はこちらにあるのではないかと、そう言いたいんですね?」 「そうよ!あんたたちの責任よ!!どうしてくれるのよ!!!」 「残念ながら、我々は責任を負う必要がありません。 我々に過失が無かったか、つまり我々が事故を未然に防ぐ行動をとっていたかどうかが今回の問題になりますが、 あなた方が行われている行為を見て、作業員もちゃんと注意したそうじゃないですか。 船に体当たりするという行為も、誰から見ても明らかに危険な行動ですし、 飼い主であるあなた本人が、ゆっくりたちの行いを止めなかったことが問題になってきます。 今回の場合、ゆっくりたちが転落死したことは完全にあなたの過失であると言えます。 別に訴えを出してもいいですが、不起訴になる可能性が高いですし、 そのような対応を取った場合、我々は、あなた方が船体に危害を加え、 航行を妨害しようとしていた行為に対して、訴えを提出するつもりです。」 「なんですって!!!客になんてことを!!!!」 「あなたは今、お客様ではありません。すでに下船されているんですから。 それに、なんでもかんでも『客』という虎の威を借りて・・・・ まぁそれ以上は言いません。 今、あなたはフェリーに危害を加えようとする者、私はそれを注意する者です。 どちらが正しいことをしているか、分かりますね?」 この人間には力でも口でも勝てない、ゆっくりおばさんはそう考えたようだ。 これ以上しゃべると殺されると思い、 その場にヘナヘナと倒れこみ、ごめんなさい、ごめんなさいと繰り返す。 「分かっていただけましたか。では一つアドバイスを。 もし、ゆっくりたちがフェリーに危害を加えていたという証拠が残っていれば、これは裁判沙汰になります。 さらに、潰れたゆっくりたちがフェリーのスクリューにでも絡まり、 フェリーが動かなくなってしまった場合、その責任はあなたにあると考えられます。 その場合はあなたに罰金が科せられ、我々も多額の賠償金を請求することになりますが・・・・」 「そんな・・・・・」 「ですがこうすれば、万事がうまくいきます。 『あなたは最初からゆっくりなんて飼っていなかった』と。 そうすれば、あなたが責任を負うことはありませんし、 我々としても話がスムーズにいきます。 ゆっくりたちが死んでしまったことについては、私も心を痛めております。 ですがこれ以上、精神的にも物理的にもあなたを苦しめたくはないのです。 さて、ここまでの話を理解していただけましたか?」 「分かったわ。私はゆっくりなんて飼っていなかった・・・」 この一言で、ゆっくりたちの存在が無かったことになる。 「そうですか。では、私はこれで。」 助走をつけてフェリーに飛び込む責任者。 その姿を見てゆっくりおばさんは、この人は人間じゃなくて鬼だ、と思った。 責任者に対して、手を合わせてお経を唱え始めるゆっくりおばさん。 皮肉にもそのお経は、死んだゆっくりたちを成仏させるお経となったようだ。 この一件でゆっくりおばさんは、ゆっくりをもう二度と飼うまい、と心に決めたようだ。 ちなみにこの責任者、緊急時にはフェリーを操縦しても良い、という許可が与えられているそうだ ------------------------------------------------ Qこの責任者、何者? A乗務員のおにいさんが尊敬する上司です。 理路整然としない発言をするゆっくりが大嫌いなようです。 それにしてもこの責任者、まるで・・・いやなんでもないですw ※法律に関しては素人なので、おかしな点があるようでしたら、ご指摘していただけると幸いです。 鉄籠あき 過去の作品 anko1922 鉄籠 anko1941 野良まりさたちの行く末 anko1951 ゆっくりの住む牧場 anko1968 正義感 anko1973 あんころ草 anko1993 50% anko2013 カウンセリング anko2024 カレーの作り方 anko2047 露店のゆっくり
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東南アジアの麻薬シンジケートのボス・チェイバ逮捕の任務を受けたチェン・カクーは捜査の末にチェイバを追い詰めた。 チェンはチェイバが乗っているヘリコプターのハシゴにしがみつき追い詰めようとする。 チェイバ「おい!あっちだ!」 チェイバがそう言うとはしごにしがみついているチェンをビルの広告の看板にぶつけようとする中でチェンはとっさに看板を壊して回避する。 チェイバ「おい!列車の上を飛んでふり落とせ!振り落とすんだ」 パイロット「了解」 ヘリコプターはチェンを向かってくる列車にぶつけ振り落とそうとする中でチェンはハシゴを登り衝突を回避する中で手を離してしまい、列車の車両に乗り移った中、その車両にはドリアンが積んでおりチェンはその痛みの声を上げる。 そんな中、ヘリコプターのはしごが列車のタンクの給油口に引っかかって、ヘリコプターが暴れて動いた拍子でチェイバはヘリコプターから振り落とされる。 チェイバの妻「あなた、大丈夫?」 チェイバ「早く助けに来い!」 ヘリの乗務員「高度を下げるんだ!早く」 乗務員の命令でパイロットはチェイバを再びヘリコプターに乗せようとする中、チェンはドリアの痛みに耐えながら起き上がるとチェイバに気付き、その元へ向かおうと全速力で走る。 チェイバ「急げ!早く降りてこい!」 乗務員「ボス、怪我は?」 チェイバ「やつを片付けるんだ!早くしろ!」 チェイバの命令で乗務員はチェンと格闘戦となり。 チェイバ「急げ!」 一方でオートバイに乗ってチェンを追いかけてきたメイは車両に乗り移り、ヘリのパイロットを操縦席から振り落とし格闘する中、チェイバに抑え込まれるもなんとか振り払い、ナイフを持って襲いかかってきたヘリのパイロットを押さえ込む。 チェイバの妻「大丈夫?」 チェイバ「来るんだ!さあ!」 格闘戦の末にヘリのパイロットを気絶させたメイは他の手下と戦っているチェンの援護をしようとその車両へと向かい走り出す。 チェンとチェイバの手下が戦う中でチェンは電線の棒にぶつかりとっさに掴んでそれを回し、再び車両に乗り移ると共にチェイバの手下に反撃の一撃を浴びせる。 一方でメイはチェイバと格闘戦をする一方、チェンはもうひとりの手下に不意打ちの攻撃を浴びせられ挟み撃ちにされるも反撃し、片方の手下をヘリコプターのロープのはしごで足を怯ませて一蹴りを浴びせた後、チェンはレールの上の看板に気づきもうひとりの手下に挑発のポーズを取らせて注意を引き付け、手下はその看板にぶつかって気絶する。 メイはチェイバ夫妻と戦う中で妻は振り落とされるもののメイはギリギリのところでチェイバの妻の手を掴む。 チェイバの妻「助けて!」 メイは持ちこたえようとするものの落下寸前の中でチェンは咄嗟にメイの手を掴んで、落下を防ごうとする中、チェイバが3人もろとも列車から降り落とそうとする。 チェン「しっかりつかまるんだ!」 チェンがそういう中でチェイバの妻は貨物のコンテナの中に入り、列車が鉄橋に近づくと、タンク車の上に乗っかってあったヘリコプターが鉄橋の丈夫にぶつかって爆発しチェイバはその爆発に巻き込まれて死亡した。 チェイバの妻とメイは落下寸前のチェンの手を何とか掴む。 チェイバの妻「ほら!しっかり!」 チェイバの妻とメイはチェンを引っ張ってコンテナ車の中へ入れる。 変わって列車の車両の上でチェンとメイからの尋問でチェイバの妻はチェイバの銀行口座の番号を2人に教える。 チェイバの妻「33867761270WKU。スイス銀行の口座番号よ、誰でも引き出せるわ」 チェン「残念ながら。そいつは香港政府のものでね」 メイ「違うわ、お金は中国人民のものよ」 チェン「香港政府に保管させるべきだ。1997年には同じ中国人だろ?」 メイ「チェン、そうは行かないわ。ダメよ」 最後はメイがそういったところで終わる。 (終)
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高速バス 路線バス 企業紹介 車両紹介 お得な回数券・一日券のご案内 日ごろのお買い物やお出かけに!一日乗車券・回数券を販売中です。 一日乗車券 一日乗車券は設定されている地域内(ゾーン)でしたら、電車や松南交通や松南愛交バス(一部路線を除く)を何度でもご乗車可能です。 日ごろのお買い物にお役たてください。 購入方法 一日乗車券はカード式と硬券式があります。販売箇所は以下のようになります カード式…バスターミナル窓口・各駅(松平電鉄)・バス車内・電車車内 硬券式……バスターミナル窓口・各駅(松平電鉄・有人駅のみ)・バス営業所・電車車内 ご利用方法 カード式…初回のみカード読み取り機にお入れください。 二回目以降は乗務員にお見せください 硬券式……購入時に日付けを捺印します 下車される際に乗務員にお見せください 諸注意 廃止代替路線(松平川口線・後藤寺線)では使えません 不正使用された際は、お持ちの一日乗車券を失効させていただきます。 駅係員・乗務員にしっかりと日付をお見せください 日付けが捺印されてない一日乗車券は、不正使用とみなします。 ご注意ください。 払い戻しは所定の手数料を引いた額です。 回数券 回数券では10円からのお得な回数券を販売してます。また、回数券同士の組み合わせてのご利用や、現金との併用も可能です 購入方法 バスターミナルの窓口にて販売いたします。 種類 枚数 金額 10円券 13枚 100円 150円券 13枚 1500円 20円券 13枚 200円 190円券 13枚 1900円 30円券 13枚 300円 210円券 13枚 2100円 40円券 13枚 400円 240円券 13枚 2400円 50円券 13枚 500円 250円券 13枚 2500円 60円券 13枚 600円 260円券 13枚 2600円 70円券 13枚 700円 280円券 13枚 2800円 80円券 13枚 800円 300円券 13枚 3000円 90円券 13枚 900円 320円券 13枚 3200円 100円券 13枚 1000円 350円券 13枚 3500円 他にもまだ種類があります。 詳しくはバスターミナル窓口まで ご利用方法 下車される際に、整理券と一緒に運賃箱にお入れください。 また現金や回数券同士の併用も可能です 諸注意 廃止代替路線(後藤寺線)では使えません 有効期限はありません。 払い戻しは所定の手数料を引いた額です。 ・松南愛交バスの路線では使えません。ご注意ください
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小型の旅客船が港にたどりついた。 この船は10台くらいの車と、100人以上の人間を輸送できるフェリーである。 半径2kmの小さな島に渡るフェリーで、島内は車がなくても不便を感じないので、 だいたいの人は徒歩か、自転車を積んでフェリー乗る。 たまに、足の不自由な人やお年寄りを乗せた車、輸送用のトラックが乗るくらいで、 車を使って島内を散策する人は滅多にいない。 車をフェリーに乗せるとかなりお金を取られるので、そういう理由からも車で乗船する人は少ない。 そんな中、一人のおばさんが車に乗って、一番最初にフェリーに乗り込む。 島内でバカンスを楽しもうと考えているようだ。 おばさんは車から降りてから、助手席や後ろのシートにいる大量のゆっくりを降ろす。 全部で10匹のゆっくりが車から降りてきた。 「何してるの!!船員は客の手伝いをするのが普通でしょ!!そこのあんたら、早くきなさいよ!!! ここにいるゆっくりちゃんたちを客室に連れていってよ!!!」 「そこのげぼくたち!!れいむをていねいにはこんでいってね!!!」 口やかましい感じのおばさんだ。 横にいるゆっくりれいむも調子に乗った発言をしている。 客室乗務員は、乗客が大きな荷物を持っている場合、荷物を運ぶ手伝いをするよう指示されているが、 ペットなどを運ぶ指示はされていない。 それに加え、おばさんの態度は高圧的だ。 喜んで荷物を運ぼうとする乗務員はいない。 しぶしぶゆっくりたちを運ぶが、 ゆっくりたちを運び終わっても、おばさんから感謝の一言ももらえなかった。 それどころか、運ぶのが遅いだとかフェリーがゆれてゆっくりちゃんがかわいそうだとか、文句ばかり聞かされている。 乗務員の一人は、持ち運んでいたゆっくりにしーしーをかけられたようだ。 「ゆ?なにかもんくでもあるの?もんくがあるならおばさんにちょくせついってね!!!」 「お客さん、ゆっくりにしょうべんをかけられたんですけどねぇ。しつけのほうはどうなってるんですか?」 ゆっくりたち全員に銀バッジがつけられている。 しかしこの銀バッジ、購入前にすでに取得されていたもので、 このおばさんがゆっくりをしつけた訳ではない。 このおばさんにヌクヌクと温室育ちをさせてもらうようになったゆっくりたちは、 徐々に性格が悪くなり、下品で贅沢で傲慢なゆっくりになってしまった。 甘やかされて、後から腐っていったゆっくりたちのようだ。 「何か文句あるの?そこに銀バッジがついてるでしょ!! これは、ちゃんとしつけができてるっていう証拠なのよ!! そんなゆっくりちゃんが、おしぃしぃをもらしちゃうなんて、そんなことあるわけないでしょ!!!」 「そういわれても、手にしょうべんがついてますし・・・それにそんな言い方されたらブツブツ」 「ゆう?おにいさん、なにかもんくでもあるの?れいむがおもらししたっていうの?れいむがそんなことするわけないでしょ!! おもらししたようにみせかけて、おにいさんはれいむをはめようとしてるんだよ!!!」 「れいむちゃんもこういってるのよ!!!これは名誉毀損だわ!!!後で訴えるから覚悟しておきなさい!!!」 名誉毀損もなにも、ゆっくりには人権がないので訴えられるわけが無い。 このおばさんが傷つけられたというなら話は別だが、別にそういうわけではないし、 どちらかというと、乗務員のおにいさんのほうが被害者なのだ。 客という立場と威圧的な態度によって、自分たちのほうが正しいと、このおばさんは言い張っているのだ。 乗務員のおにいさんは心の中で、このおばさんを『ゆっくりおばさん』と命名した。 客室にたどりつくと、ゆっくりおばさんはゆっくりたちを乗客用の椅子に、一つずつ間隔をあけて座らせていく。 そのせいで、20人座れる椅子はゆっくりたちですべて埋まってしまった。 こうなるとほかの乗客は、ほかの余った椅子に座らなければならないし、 椅子の無い人は地べたに座らなければならない。 あとからきた乗客がこの様子を見て驚き、おばさんに声をかける。 「あの、せめてゆっくりたちを詰めて座らせてくれませんか?ほかの人も座りたい訳ですし・・・」 「なにを言ってるの?それじゃ、ゆっくりちゃんたちがゆっくりできなくなるでしょ!!! それに先に座ってたんだから、その席をどうするかはゆっくりちゃんたちの勝手でしょ!!」 「そうだよ!!ゆっくりできないにんげんさんはどっかいってね!!」 「ゆっくりじゃまだよ!!!」 乗客の男性は、これにはピキッときた。 近くにいる乗務員を呼びに行く。 ゆっくりたちはそんなことお構い無しに、椅子の上でペロペロキャンディーを食べている。 後から来た人は座ることができず、立ち往生している。 ヒソヒソと影でおばさんの悪口を言うが、おばさんはそんなことお構い無しに、せんべいをばりばりと食べ始めている。 ゆっくりたちが食べている飴のカスとよだれ、おばさんが食べているせんべいのカスと唾液が、座席の上に散らかっていく。 おばさんがそれを綺麗にしようとする気配は全く無い。 すると、一人の男性がゆっくりおばさんに歩み寄っていく。フェリーの責任者のようだ。 「失礼いたします。少々お話がありますので、ここでお話させていただいても構いませんでしょうか?」 「なんなの話って!!何も聞くことなんかないわ!!! それより、ゆっくりちゃんたちになにか飲み物を持ってきて!! 一匹づつ好みが違うから、それぞれの注文を正しく覚えなさい!!!」 「ゆ!!まりさはオレンジさんがいいんだぜ!!!」 「ありすはとかいはなこうちゃよ!!」 「れいむはあまあまさんだよ!!」 「それは叶いません。お話を聞いていただけないようでしたら、力づくでもこの船から下船していただきます。」 「なによその態度は!!こっちは客なのよ?客の要望に答えるのがそっちの仕事でしょ?」 「一部は賛同いたします。ですが、お客様がご乗船される際のご注意をお守りいただけない場合は、その限りではございません。」 「注意って何よ?口から出任せ言って、そんなものは無いんでしょ?」 「そうだよ!!このにんげんさんはうそをついてるんだぜ!!!」 「ゆうう、ゆっくりたちをおいだそうというこんたんだね!!そうはいかないよ!!! ゆっくりはおきゃくさんなんだよ!!!おきゃくさんはだいじにしないといけないんだよ!!!」 「いえ、違います。ゆっくりはお客様ではありません。分類上、ペットとして扱われます。 それに関しては、切符売り場にてご確認していただいたはずですが・・・・ 仕方がありませんね。ご乗船の際のご注意を、再度ご確認していただきましょうか。」 「そんなもの知るわけないでしょ!それに確認なんてする必要ないわ!!!」 「ゆ!ゆっくりはペットじゃないよ!!!ゆっくりはおきゃくさんなんだよ!!!」 場が騒然とする。ギャーギャー言うおばさんとゆっくりたちに対し、責任者はあくまで冷静な対応をしている。 別の乗務員はほかの乗客に対して、お騒がせして申し訳ないと謝罪しているようだ。 だが、乗務員に対して怒っている乗客は一人もいない。みんな、ゆっくりおばさんに目を向けているようだ。 「ご確認していただけないようでしたら、強制的に下船していただきます。 その上で、フェリー運行上の妨害行為として、こちらから警察の方に通報させていただきますが・・・・」 「なによ!!!!なによ・・・・わかったわよ、聞けばいいんでしょ聞けば!!!」 「ご同意していただきありがとうございます。 まず、ペットの乗船に関してですが、同伴者の手の届くところから離れてしまうような場合、 ペットをお車のほうで待機させていただくか、指定の場所にお連れしていただくことになります。」 「なによ!ゆっくりちゃんたちが、私の見えるところに座ってるんだからいいじゃない!!」 「申し上げることは他にもあります。 ペットは基本的に、そのままでは客室に入れないことになっております。 お連れになられる場合、ケージ等に入れていただければ、 お荷物として扱っていただくことができます。 そしてお座席に関することですが、ご利用になられるお席につきましては、 原則的に、お客様お一人につき一席とさせていただいております。 お座席が空いているようでしたら、そこにお荷物を置いていただくこともできますが、 他のお客様がおられる場合、お席をお譲りしていただくようお願いしております。」 「なんなのそれ!!それじゃゆっくりちゃんたちが可愛そうじゃない!!」 「ゆっくりはにもつさんじゃないよ!!!それじゃゆっくりできないよ!!!」 「そう言われますが、他のお客様はどういうお立場でしょうか?そのへんをご理解いただきたく思います。」 「ふん!なんでみんなこっちを見るの!!こんな人ら、別にどうなってもいいでしょ!!」 「そうですか、それでは。」 「まって!!なにするの!放しなさいよ!!!」 「ゆっくりはなしていってね!!ゆっくりできないよ!!!」 責任者と乗務員一同によって、ゆっくりおばさんとゆっくりたちは客室から追い出されていく。 船はまだ出港していないので、そのまま船を降りてもらう予定だ。 「分かったわよ!!!言うこと聞けばいいんでしょ!!!ったく。」 「そうですか、それではゆっくりたちを指定の場所に連れて行きますので、そのように。」 「ふん!」 「このにんげんさんはひどいよ!!ゆっくりたちをゆっくりさせてくれないよ!!!」 ゆっくりおばさん一同は、客室外の指定の場所に連れて行かれる。 そこには白い柵があり、ゆっくりたちはその中に入れられる。 「この柵の中でしたら、ゆっくりたちを放しておいてもかまいません。 ほかのお客様のご迷惑にならない範囲で、ごゆっくりおくつろぎください。」 「こんな地べたでゆっくりさせられて、かわいそうだねゆっくりちゃん。」 「ゆう、ゆっくりはかわいそうなんだよ!!!」 涙目になるゆっくりおばさんとゆっくりたち。 船長は、こうしてやっとフェリーを出航させることができる。 幸いにも、ゆっくりおばさんが一番最初に入って来て、トラブルが早期に発生していたので、 責任者が素早く対応でき、フェリーの時刻を遅延させずに済んだのである。 悪意を持ってフェリーの時刻を遅らせると、罰金を科せられる可能性もある。 ゆっくりおばさん、乗務員、乗客みんな何事も無く、無事にフェリーは出航した。 しばらくすると、数匹のゆっくりが異変に気づく。 「ゆゆ!!ここはなんだかくしゃいよ!!!ここはゆっくりできないよ!!!」 それもそのはず、そこはトイレのすぐ近くなのだ。 乗客をトイレの近くに座らせるわけにもいかないので、 トイレの近くを、ペットなどを入れておけるスペースにしているのである。 これにはゆっくりおばさんもカンカンである。 おばさんは近くの乗務員に食ってかかるが、乗務員は軽くあしらう。 責任者から、毅然とした対応を取るように言われているのだ。 その場でおばさんは憤慨していたが、しばらくすると、柵の中のゆっくりがしーしーやうんうんをもらす。 「ゆう、しーしーでたよ。」 「まりさはうんうんだぜ。」 「ゆううう、ここはくちゃいよ!!!ぜんぜんゆっくりできないよ!!!」 「なんてこと!ゆっくりちゃんたちが全然ゆっくりしてないわ!!!」 乗務員は話すら聞かないので、ゆっくりおばさんは先ほどの責任者に食ってかかり始める。 「ゆっくりちゃんがゆっくりできてないわ!!!これは動物の何か法律で問題になるんじゃないの??」 「それはありません。現在、ゆっくりの快適に関して適応される法律は施行されていません。 それよりも今回の場合は、ペットの管理責任に関しての法律が適応されます。 ペットの行った行為により被害を・・・・」 「法律だなんだは良く分からないわ!!つまりなにがいいたいの???」 「そちらのゆっくりが出した排泄物、これを取り除いていただく義務が、飼い主にはあります。 つまり今回の場合はお客様ですね。 このような柵を便宜上、設置してはおりますが、この中でのペットの管理はお客様にしていただくことになります。」 「客の面倒を見るのは乗務員の仕事でしょ!!」 「ゆっくりはペットじゃないよ!!!」 「ペットの管理に関しましては、私どもの方では関与いたしません。 この場合は乗務員とお客様という関係ではなく、船の所有者と一般人という関係になります。 もし、ゆっくりたちの排泄物を取り除いていただけない場合、 我々の側が被害を被ることになりますので、それに関しても裁判で・・・」 「わかったわよ!!やればいいんでしょやれば!!!ったく、法律がどうとか、本当に石頭なんだから!!」 「ゆう?おばさんごめんなさい。ゆっくりがしーしーしたばっかりにおこられて。」 「ゆっくりちゃんたちはなにも悪くないのよ!!わるいのは、わたしたちを足蹴にする人たちのほうなんだから。」 「ゆ!それをきいてあんしんしたよ!!おばさんはゆっくりしていってね!!」 「まあゆっくりちゃんったら。こんなに可愛いゆっくりちゃんを、みんなどうして虐めるのかしらねぇ。」 ゆっくりおばさんの取り柄が一つある。ゆっくりを溺愛し、大事にしているところだ。 このおばさんに飼われるゆっくりたちは、ゆうゆうと贅沢な日々を過ごすことができる。 そんなゆっくりたちは、このおばさんにとても感謝しているのだ。 どんなに性格の悪いゆっくりでも、このおばさんの手にかかれば、 おばさんの言うことだけは素直に聞くゆっくりになるのだ。 その代わり、おばさん以外に対してはゲスな対応をとるようになってしまうが・・・ 下船する際、乗務員がしぶしぶゆっくりたちを運ぶ。 これでゆっくりおばさんともおさらばだ。 乗務員のおにいさんは、ふと肩の荷が降りたようだ。 手の上でしょうべんをされたお返しに、運んでいるゆっくりれいむの髪を数本ずつ引き抜いてやる。 ゆぎっと、手の上にいるゆっくりれいむは反応するが、何が起きたのか分かっていない様子だ。 運び終わるまでに、100本くらいの髪を引き抜いてやった。 足元に降ろす頃には、髪を抜かれたゆっくりれいむは涙目になっている。 だが外見に変わりはないので、いくら自分が痛い思いをしたと訴えても、誰にも相手にされないだろう。 ゆっくりおばさんの一件もあったことだし。 おばさんの車の前に置かれたゆっくりたちに、下船する乗客の足があたっていく。 「おっと。おい、あんまりフラフラするなよ!!」 「ゆ!!!にんげんさんはちゃんとあやまってね!!ゆっくりはいたかったんだよ!!!ゆぎっ!!」 別の人の足がゆっくりにあたる。 ゆっくりおばさんは何か言いたそうだが、 乗客みんなのシラっとした目に圧倒され、黙らざるを得なかった。 もしここで叫びでもしたら、周りの乗客に殺されかねない。 被害妄想の強いゆっくりおばさんはそう思ったようだ。 下船したゆっくりおばさんは、そのまま港の中に車を止める。 そして、ゆっくり全員をつれて再びフェリーに近づいていく。 すると、桟橋につけていたフェリーに対して、ゆっくりたちみんなが体当たりを始める。 ゆっくりおばさんも、フェリーの船体に張り手を食らわせている。 「私は怒ったよ!!!もう二度とこんな船に乗らないからね!!!」 「ゆっくりもおこったよ!!!ゆっくりできないふねさんは、とっととしずんでね!!!」 「こんないなかもののふねさんにはのりたくないわ!!!」 「まりさのスパークをおみまいしてやるんだぜ!!!」 目的地の島にたどりついてしまった以上、帰るにもこのフェリーを使わなければならない。 前言を撤回してこのフェリーに乗らなければ、ゆっくりおばさんたちは家に帰ることができないのだ。 しかし、そんなことには気がつかず、フェリーの船体に傷を負わせようとしている。 一匹のゆっくりは、フェリーの船体にうんうんをなすりつけている。 ほかのゆっくりたちも、しーしーやうんうんをそこらじゅうに散らかしている。 ゆっくりたちは少し場所を変え、再び船体に体当たりを始める。 それを発見した作業員が「危ないから離れてください!!落ちますよ!!」と言うが、全く聞く耳を持たない。 ゆっくりたちが何度目かの体当たりをしたその時、わずかにフェリーが動いた。 フェリーに体当たりを繰り返していた10匹のゆっくり全員が、 空中でフェリーの船体にぶつかり、フェリーと桟橋の隙間に落ちていった。 ボチャンという音が10個重なって聞こえた後、おばさんの悲鳴が聞こえてくる。 海に落ちたゆっくりたち全員が、再び桟橋に寄ってきた船体に潰され、ゆぎゃぁああああと断末魔をあげて死んでいった。 ゆっくりおばさんは海に落ちなかったので無事だったようだ。 悲しみと怒りで、ゆっくりおばさんはおかしくなったようだ。 作業員のほうに向かって、鬼の形相で走っていく。 手には、バックから取り出したゆっくり用の散髪はさみを持っているようだ。 作業員があたふたとしていると、 船から責任者がパッと飛び降りてきた。 ゆっくりおばさんの持っているはさみを蹴り落とし、おばさんの腕を捕まえて確保する。 「これ以上何かするようなら、傷害未遂で訴えますがよろしいですか?」 ニコっと笑う責任者、だがその目は笑っていない。 「分かったわ、訴えるのだけは辞めて!でもこっちの言い分も聞きなさいよ!!」 「どうしました?」 「どうしたも、ゆっくりちゃんたちが海に落ちてフェリーに潰されちゃたのよ!!どうしてくれるのよ!!」 「私が見ていた限り、ゆっくりたちはフェリーに体当たりをしていて、あなたは船体を叩いていましたよね? そのような行為をしている最中、ゆっくりたちは誤って海に転落してしまった・・・ その後フェリーに潰されたんだから、責任はこちらにあるのではないかと、そう言いたいんですね?」 「そうよ!あんたたちの責任よ!!どうしてくれるのよ!!!」 「残念ながら、我々は責任を負う必要がありません。 我々に過失が無かったか、つまり我々が事故を未然に防ぐ行動をとっていたかどうかが今回の問題になりますが、 あなた方が行われている行為を見て、作業員もちゃんと注意したそうじゃないですか。 船に体当たりするという行為も、誰から見ても明らかに危険な行動ですし、 飼い主であるあなた本人が、ゆっくりたちの行いを止めなかったことが問題になってきます。 今回の場合、ゆっくりたちが転落死したことは完全にあなたの過失であると言えます。 別に訴えを出してもいいですが、不起訴になる可能性が高いですし、 そのような対応を取った場合、我々は、あなた方が船体に危害を加え、 航行を妨害しようとしていた行為に対して、訴えを提出するつもりです。」 「なんですって!!!客になんてことを!!!!」 「あなたは今、お客様ではありません。すでに下船されているんですから。 それに、なんでもかんでも『客』という虎の威を借りて・・・・ まぁそれ以上は言いません。 今、あなたはフェリーに危害を加えようとする者、私はそれを注意する者です。 どちらが正しいことをしているか、分かりますね?」 この人間には力でも口でも勝てない、ゆっくりおばさんはそう考えたようだ。 これ以上しゃべると殺されると思い、 その場にヘナヘナと倒れこみ、ごめんなさい、ごめんなさいと繰り返す。 「分かっていただけましたか。では一つアドバイスを。 もし、ゆっくりたちがフェリーに危害を加えていたという証拠が残っていれば、これは裁判沙汰になります。 さらに、潰れたゆっくりたちがフェリーのスクリューにでも絡まり、 フェリーが動かなくなってしまった場合、その責任はあなたにあると考えられます。 その場合はあなたに罰金が科せられ、我々も多額の賠償金を請求することになりますが・・・・」 「そんな・・・・・」 「ですがこうすれば、万事がうまくいきます。 『あなたは最初からゆっくりなんて飼っていなかった』と。 そうすれば、あなたが責任を負うことはありませんし、 我々としても話がスムーズにいきます。 ゆっくりたちが死んでしまったことについては、私も心を痛めております。 ですがこれ以上、精神的にも物理的にもあなたを苦しめたくはないのです。 さて、ここまでの話を理解していただけましたか?」 「分かったわ。私はゆっくりなんて飼っていなかった・・・」 この一言で、ゆっくりたちの存在が無かったことになる。 「そうですか。では、私はこれで。」 助走をつけてフェリーに飛び込む責任者。 その姿を見てゆっくりおばさんは、この人は人間じゃなくて鬼だ、と思った。 責任者に対して、手を合わせてお経を唱え始めるゆっくりおばさん。 皮肉にもそのお経は、死んだゆっくりたちを成仏させるお経となったようだ。 この一件でゆっくりおばさんは、ゆっくりをもう二度と飼うまい、と心に決めたようだ。 ちなみにこの責任者、緊急時にはフェリーを操縦しても良い、という許可が与えられているそうだ ------------------------------------------------ Qこの責任者、何者? A乗務員のおにいさんが尊敬する上司です。 理路整然としない発言をするゆっくりが大嫌いなようです。 それにしてもこの責任者、まるで・・・いやなんでもないですw ※法律に関しては素人なので、おかしな点があるようでしたら、ご指摘していただけると幸いです。 鉄籠あき 過去の作品 anko1922 鉄籠 anko1941 野良まりさたちの行く末 anko1951 ゆっくりの住む牧場 anko1968 正義感 anko1973 あんころ草 anko1993 50% anko2013 カウンセリング anko2024 カレーの作り方 anko2047 露店のゆっくり
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首都圏JR編。事故で止まる時間の目安も。 Yahoo! 路線情報 に登録すると、無料で携帯電話に鉄道運行情報の配信を受けられます。 リンク:教えて!goo 東京、神奈川、千葉、埼玉、止まりやすい路線はどこですか? 通勤時 首都圏私鉄編はこちら 遅れやすい中距離電車・長距離電車 原因 止まる時間(平均・勝手予想含む) 車内点検(車内清掃) ~10分 踏切点検 ~10分 急病人発生 ~10分 車内トラブル(乗客間トラブル) ~15分 線路内公衆立ち入り ~20分 異音検知 ~20分 ポイント点検 ~20分 車両点検(※故障を除く) ~30分 架線付着物 ~60分 車両トラブル(車両故障) ~75分 踏切トラブル(踏切事故) (データ不足。調査中) 信号トラブル(信号故障) ~90分 人身事故(飛び込み) 45分~90分 ブレーキ故障 数時間 架線トラブル 数時間~半日 乗務員トラブル(乗務員不在、乗務員体調不良) ~運休 湘南新宿ライン ※大宮~赤羽間で高崎線・宇都宮線、池袋~大崎間で埼京線、 西大井~戸塚間で横須賀線と線路を共有していて 片道170-200kmも走っている。。 遅延発生率: ★★★★★ 回復力: × 長時間影響 振替路線: 高崎線・埼京線(山手線)・東海道線 振替難民: 影響区間による 横須賀線(総武快速線) 遅延発生率: ★★★ 回復力: ★ 長時間影響 振替路線: 京急線・東海道線・京浜東北線・京成線・総武線(各駅停車) 振替難民: 東戸塚・北鎌倉・鎌倉・東逗子・田浦・横須賀・衣笠 埼京線(川越線) 遅延発生率: ★★★★ 回復力: ★★ 振替路線: 都営三田線・京浜東北線・武蔵野線 振替難民: 十条・浮間舟渡(北)・戸田公園・戸田・北戸田・中浦和・南与野(西)・与野本町(西) 京葉線 遅延発生率: ★★★(天候で左右) 回復力: ★★ 振替路線: メトロ東西線・総武線・京成千葉線 振替難民: 新浦安・市川塩浜・二俣新町・新習志野・(海浜幕張)・検見川浜・稲毛海岸(南) 武蔵野線 遅延発生率: ★★★(天候で左右) 回復力: ★★ 振替路線: 並行路線なし 振替難民: 北府中・新小平・新座・西浦和・東浦和・吉川・新三郷・三郷・市川大野・船橋法典 中央快速線 遅延発生率: ★★★ 回復力: ★★★ 振替路線: 京王線・西武新宿線・西武拝島線・多摩都市モノレール 振替難民: 高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪・武蔵境・東小金井・西国分寺(南)・国立・(立川)・日野(西)・豊田・西八王子 京浜東北線(根岸線) 遅延発生率: ★★ 回復力: ★★★★ 振替路線: 埼京線・山手線・東海道線・京急線 振替難民: 与野(東)・北浦和(東)・蕨・西川口・川口・上中里 …… 大森・山手・根岸・磯子・洋光台・港南台・本郷台 名前 コメント
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PM11;45 関西空港発、羽田行きボーイング787の機内で、新垣理沙は悪夢にうなされていた。 マインドコントローラーである自分の能力によって、今までに心を破壊した相手の顔が浮かんでは消える。 精神に干渉する事によって、心的外傷を与え、あるいはそれを深化させる。相手の自我を破壊し、人格の乖離を誘発する。 悪夢の内容はいつも同じで、意思を奪われ、人格を失った空っぽの瞳が、新垣を見つめている。 新垣は忌まわしい自分の能力を、身体からえぐり取ろうと、夢の中で胸を切り裂いたところで、目を覚ました。 額の汗を拭き、ペットボトルの水を飲み、ふと辺りを見回すと客室乗務員が二人、慌しく通路を走り去るのが見えた。 何かあったのだろうか?そう思った瞬間、機体は激しく揺れ、急降下した。乗客は身体が一瞬、宙に浮き、座席から投げ出される者もいた。 機内に悲鳴が響き渡る。散乱した荷物。怒鳴る声。悲鳴。悲鳴。 叫ぶ声。「墜落するのか!」その声がさらに悲鳴を呼び恐怖が伝染する。 新垣理沙は通路に投げ出された臨席の青年を、やっとの思いで席に引きずり上げた。 先ほどから姿を消していた客室乗務員が戻ってきて、青ざめた顔で何の前置きも無しに言った。 「この中で、飛行機の操縦が出来る方はいますか!いたら、至急、操縦室まで一緒に来てください!」震えた声が状況の深刻さを伝える。 客席から声が上がる「何だって!」「パイロットはどうした?!」 「機長は、只今、昏倒していて操縦が出来ません!」 「副操縦士がいるだろ!」 「副操縦士も・・・同じ、状態です」客席がどよめいた。 泣き叫ぶ子供。携帯で助けを求める者。「パラシュートを出せ!」と客室乗務員に詰め寄る者達は、通路に倒れたケガ人を踏みつけた。 (組織の仕業であろうか?)新垣は思った。だとしたら、自分の持った卑しい能力のために、この惨劇は起きているのだ。 その時、ファーストクラスから一人の男がなだれ込んできた。慌てふためき、目が血走ったその男は、お笑い芸人の田島明夫だった。 「操縦できる奴はいたのか?」と客室乗務員に聞いた田島は、芸人の顔を捨て去り恐怖に狂っていた。 新垣理沙は一瞬で決断した。(この男の身体を借りよう) 新垣理沙は男の精神に意識を滑り込ませた。 パニック状態にある人間の精神を乗っ取るのは容易い。一瞬にして、田島明夫の顔色が変わった。 今や、田島の精神は完全に新垣の支配下にある。揺れる機体の中、足を踏ん張りながら、田島(新垣)が満面の笑みで言った。 「俺、明日『ごきげんよう』の収録があるんだよ」客席は依然、ザワついていたが、何人かは田島の方を見た。 「今から、小堺さんに電話しま~す!」舞台で鍛えた声は良く通った。客席のほぼ全員が田島を見た。田島は、すかさず言った。 「どうも、みなさん。田島です。今、この飛行機は自動操縦で上空を旋回しているそうです。10時間くらいは飛べるそうです。ちょっと揺れるけどネ」 そう言って、大げさに嘔吐する仕草をした。一人の子供が笑った。その笑い声を聞いて、何人かが微笑んだ。田島は続ける。 「怪我をしてる人はいませんか?挙手して下さい!隣の人が助けてくれます。」何人かは笑って、口々に「けが人はいないか?」と声をかける。 すると、客室乗務員の内の数名が、救急箱を持ち機内を回り始めた。 「それともう一つ、この中に飛行機の操縦が出来る人はいませんか?セスナでもヘリでも一度でも操縦した事あるって人。いませんか~」 一人の青年が遠慮がちに手を挙げて言った。「シュ、シュミレーションゲームなら・・やった事が」田島が呟く「お、お前・・」客席から落胆の声。 田島「全クリした?」青年が答える「しました」「カモン!コックピットッ!」 客席から声が上がる。「俺、グライダーなら」「僕は飛行機ヲタです!ボーイングのマニュアル持ってます!」田島「よしっ!みんなで行ってくれ」 先程まで、死への恐怖に支配されていた乗客が、生に向かって自分が出来る事を探し始めていた。みんな、自分を取り戻しつつあった。 初老の女性が「あんた、テレビで見るよりイイ男だねぇ、あたしゃファンになっちゃったよ」と言うと 「田島さんありがとう!」「小堺さんの番組、見るからね」等と乗客から、声が掛かった。 すると、新垣の意識層に押さえ込まれていた、田島本人の意識がむっくりと首をもたげて「みんな、ありがとう!」と答えた。 新垣はあえて押さえつけずに田島に少しずつイニシアチブを渡していった。 田島は先程までパニックを起こしていた自分が何故、急に冷静になり、乗客の沈静化を買って出てるのか分からずにいた。 しかし、目の前の客が自分を必要としている事は良く分かった。田島は自身に課せられた使命を把握した。 新垣は田島明夫への精神の干渉を完全に止め、意識を解き放った。 田島は、プロの芸人の顔に戻り、忙しく働き始めた客室乗務員に(ここは任せて)と仕草で伝え、喋り始めた。 「では、飛行機の操縦は彼らに任せて、着陸するまでの間、キャビンアテンダント全員参加による大喜利を始めます!」客席が波打って笑った。 「私の他に失禁した方はいらっしゃいますか?」「もう飛行機は、二度と乗らないと言う方は挙手」「サイコロトークに初めて失禁した話ってある?」 程なくして、機体の揺れは止まり飛行は安定し始めた。 他人の意識に干渉した後は必ず睡魔が襲う。新垣はシートに身を深く沈め、深い眠りに落ちようとしていた。 マインドコントロール。精神干渉。憑依。他人を操る、卑しい力。能力者の中においても、忌み嫌われる力。 眠りに入る間際、自分の能力に関するマイナスイメージが浮かんでは消えて行った。 他人の意思を捻じ曲げる力。心を陵辱する、薄汚い力・・・ 意識がハラハラと崩れてゆき、無秩序な夢の世界に落ちる時、高橋 愛の声が聞こえたような気がした。 そう言えば彼女だけは、私の能力を別の名前で呼ぶ、 RESONANT~共鳴~と。
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ジョアンナ・ベイリー抗NMDA受容体抗体脳炎Anti-NMDA receptor encephalitisとは、脳の興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸の受容体、NMDA型グルタミン酸受容体に自己抗体ができることによる急性型の脳炎沢松奈生子あついだいき北海道厚真町ガソリン150円1.存在は知っているでしょうが、おそらく会ったことはないでしょうし、魔法のことだってもちろん知りません。ですから、「アズカバンの囚人」の冒頭でマージがハリーの父親についてたずねたとき、ペチュニアは「失業者よ」と誤魔化しているわけです。マイク・ワゾウス菌2.そりゃあ、両親をあんな風に言われて我慢していられる人はいないでしょう。ハリーはなにも意図的に膨らましたのではなく、感情が爆発した結果あのようになったわけです。映画版でも、ハリーが「膨らませるつもりはなかったけど、ついキレちゃって」と、ロンたちに説明していますよ。話題のキーワードをチェック!台風21号北海道地震3.もともとペチュニアは、自分にできないことをできる妹のリリーを羨望しており、リリーにホグワーツの招待状が来たときは、自分もホグワーツに入れてほしいとダンブルドアに手紙を書いています。それでも受け入れてもらえなかったことなどがきっかけで、リリーに対する妬みを爆発させ、決別します。ペチュニアが見たことのあるリリー以外の魔法使いがひどくみすぼらしいセブルスだったこともあったのか、魔法使いと言うものにたいして拒否反応をしめすようになります。当然、そんな彼女と結婚したバーノンもそれに賛同するわけで、ポッター一家はダーズリー夫妻にとって、絶対知られたくない秘密になってしまったわけです。そんなポッター夫妻が揃って死に、息子のハリーが玄関先に置かれたことで、否応なしにハリーを育てることになってしまったわけですから、ダーズリー達にしてみればハリーを暖かくは迎えられないのです。日本富山縣高岡市觀光情報4.これは、リリー・ペチュニア問題と同じで、日本語訳では巻によって姉弟だったり、兄妹だったりしますが、公式サイトのローシング氏の発言によれば、姉弟だとのことてす。5.シリウスがポッター一家の居場所をヴォルデモートに教えて、ポッター一家を殺させたとだれもが思いましたし、シリウスが疑われても仕方のない状況でした。ヴォルデモートがポッター一家を狙っていたとき、ダンブルドアは、「忠誠の術」という魔法によって、ポッター一家の居場所が敵に知られないようにしました。忠誠の術とは、ある秘密を一人の生きた人間の中に封じ込めると、その「秘密の守人」(秘密を封じ込められた人)がその秘密を口外しない限り、その秘密が漏れることは決してないと言う特殊な魔法。ダンブルドアは、ポッター一家の居場所という秘密を封じ込める「秘密の守人」を、シリウスにしました。ポッター一家が心から信頼できる人物に秘密を預けたことで、安心なはずでした。しかしシリウスは、自分が秘密の守人になるべきではないと考えました。なぜならヴォルデモートは、シリウスがポッター一家と近しいことを知っています。ヴォルデモートが本気でポッター一家を探しているとなれば、シリウスを拷問するかもしれず、http //www.e-flets.jp/?ts=1537680076926、自分から白馬ジャンプリフト時間白馬ジャンプ競技場なのなわぬやなわなkozaru98.fc2web.com › kouen › hakuba 長野オリンピックで使われたジャンプ台に、競技予定日以外はリフトで上って中を見学できます。 ... リフト 運行時間, 4月中旬~11月中旬 8:30~16:30秘密が漏れてしまう恐れがあると考えたからです。そこでシリウスは、極秘で守人をピーターにまかせたのです。さすがのヴォルデモートも、あのヘタレなピーターが守人だとは考えないだろうからと、妹抖音くすぐり足裏をかくつもりだったのです。しかし、ピーターは裏切ってしまうのです。守人のピーターがヴォルデモートに秘密を明かしてしまったことでポッター一家の居場所がばれ、夫妻は殺されてしまいました。しかし、この時点では、皆シリウスが守人だと思っているわけですから、秘密が漏れた=シリウスがヴォルデモートに情報を売った、としか思えなかったたのです。ぴーターはシリウスに濡れ衣を着せ、自分は指を切り落として死んだと見せかけ被害者になりすましました。これによりシリウスはアズカバンに投獄されることになったのです。補足について バーノンはハリーたちと別れます。ヴォルデモートがハリーを本気で狙っているので、バーノンたちも安全なところに避難する必要があり、魔法省につれられていえをでました。当然ハリーのことは嫌ったままスウェーデン総選挙 反移民政策を掲げる右派民主党が第3党に躍進に。ハリーのせいで長年住み慣れた家を離れることになったと考えて余計嫌いになったと考える方が自然です。しかしダドリーだけは、2年前にディメンターから救ってもらった出来事がきっかけで、ハリーに心を開きます。どうして副都心線の開通と東横線の地下化は同時に行われなかったのでしょうか。東横線と副都心線は5年近く直通してませんでした。!2018年02月27日 10 17西鉄、100円循環バスを「キャナルシティライン」に衣替え 乗務員不足対策で ※クリックで拡大 西日本鉄道は26日、福岡市内で「100円循環バスの見直し・最終バス運行時刻の繰り上げについての説明会」を開催した。すでに報道されている、「路線バス減便」について、具体的な説明を行うため。 大きな変更点は2つ。まず、「100円循環バス」のルートを見直す。従来は博多駅から大博通りを通って呉服町から明治通り、天神からキャナルシティへと循環していたが、見直し後はほかのバス路線との重複が多い大博通り~明治通りを経由せず、博多駅~キャナルシティ~天神周辺をループする路線に変更する。料金は100円で据え置き(従来からの福岡都心100円運賃エリアも変更なし)。これによる乗客への影響はないとしている。 さらに、深夜バス(深夜0時以降に始発地を発車する最終バス)の運行時刻を繰り上げる。繰り上げで発車時間が最も早くなるのは筑豊特急(天神~新飯塚駅。深夜0時34分発→23時45分発)。全11便が、それぞれ20分~49分の繰り上げとなる。 説明に立った同社の自動車事業本部長・清水信彦氏は、今回の改定について「便の増減などについては、毎年1度行うダイヤ改定と大きく変わらない」と話す。ではホモと見る大手スーパーのCM HD西友[https //www.youtube.com/watch?v=u4V0BsjwV6Q t=20s]なぜ、わざわざ「説明会」を開催したのか。 今回の循環バス見直しと深夜バス繰り上げ運行は、どちらもバス乗務員不足への対策である。高齢化が急速に進むなか、公共交通機関に寄せられる期待は高まるばかりだが、その一方で西鉄のみならずほとんどのバス会社では乗務員が慢性的に不足している。西鉄は、今年2月時点で20人不足しているという。 その原因として清水氏が挙げたのが、バス乗務員は長時間労働を余儀なくされ、時間外勤務や休日出勤も多いという過酷な実情だ。同社は従来21歳以上だった新卒採用枠を高校新卒者まで広げるなどさまざまな採用活動を行ったが、その成果は十分には出ていないという。西鉄は、これまでの契約社員としての採用から正社員採用に切り替え、初任給を上げた。さらに「西鉄バス乗務員の給与は、ほかのバス事業者の乗務員の給与よりも高い」(西鉄担当者)にもかかわらず、それでも欠員を補充できない状態が続いている。老朽化した営業所の建替え、休憩施設の改善、女乗務向けの設備の拡充など乗務員の労働環境改善のための手段も講じているが、採用増にはつながっていない。 「運輸業界では宅配業者の人手不足が話題になった。また一方で、飲食業では24時間営業や深夜営業を取りやめたことで、かえってサービス価値の向上につながったケースもある」とした清水氏。バス保有台数では日本有数といわれ、バス業界のリーディングカンパニーである西鉄があえて明かした苦境は、人手不足にあえぐ業界に投じる一石となるのだろうか
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基本情報 運用会社 台湾高速鉄道(台湾高鐵) 製造所 川崎重工業日本車両製造日立製作所 性能諸元 編成 9M3T 軌間 1,435 mm 電気方式 交流 25,000V 60Hz(架空電車線方式) 最高運転速度 300km/h 編成定員 計989名うち商務車は66名 全長 先頭車:26,750mm中間車:24,500 mm 概要 台湾高鐵700T型は、日本初の輸入用新幹線車両として、JR東海・JR西日本が共同開発した車両である。700系新幹線がベースとなっており、初期車全30編成が日本で製造され、輸出された。その後、2012年に増備編成も受注する運びとなった。 特徴 東海道・山陽新幹線で運転されている700系をベースにしているが、以下の点が異なる。 台湾高鐵の需要見込みに合わせ、700系は16両編成に対し、700T型は12両編成である 最高速度300km/hと急勾配に対応するため、主電動機の出力増強を行っている 定速制御装置の実装 700系の先頭形状に対し、台湾側から不満の声があったことと、トンネル断面積など線路規格が欧州陣営の車両も考慮した余裕のあるものとなっているため、先頭形状の変更が行われている 乗務員室側面の乗務員用扉は省略され、乗客用扉から乗務員室に入室するようになっている 編成 全編成12両編成で、1-9号車は指定席、10-12号車は自由席。うち6号車は商務車(日本でいうグリーン車に値する)が設定されている。 模型について 開業を記念して関水金属から台湾国内で販売された。基本4両、増結4両が2セット、計3セットを購入することで12両編成フルで揃えることが出来る。 また、先頭1号車のみの観賞用が販売された他、パワーパック・線路と基本4両がセットとなったスターターパックも販売された。 その他、12両編成+SEIKOの腕時計を化粧板に納めた、限定999セットが先行販売されたことがあった。 日本国内でも販売の予定があったが、当時の情勢等の影響か、発売はされずにいる。 700T型の模型は開業を記念して以来、製造されていない模様で、ここ最近では中古でも高値で取引されている。 基本4両を購入するだけで残り中間の8両は700系のぞみを購入し、塗装を変えて12両に仕立て上げる人もいる。 メーカ名 製品名 軌間 縮尺 購入場所・サイト 状態 金額 KATO 台湾高鐵700T四輛基本組 9mm 1/160 新宿ぽち 中古 65,000円
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【種別】 登場人物・出演俳優(TVシリーズ ゲスト スペシャルゲスト登場人物) 平成仮面ライダーシリーズ 仮面ライダー電王(平成第8作) 【名前】 ナオミ 【よみがな】 なおみ 【キャスト】 秋山莉奈 (オリジナルキャスト) 【9つの世界】 電王の世界 【登場話】 第8話、第9話 (劇場版告知)、第14話、第15話 (本編) 劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦 【ディケイドの物語】 前売券が2009年03月20日から発売が開始され、第8話、第9話のスーパーヒーロータイムエンディングの枠でチケット発売中の告知が放映された。超・電王チームからナオミ、オーナー、コハナ、野上幸太郎が登場。ディケイドチームから門矢士、光夏海が登場し、一足先にオリジナルキャストとの夢の共演がおこなわれた。 電王の世界で士がこの世界へ介入した時に持っていた、チケットでデンライナーに乗車する。このデンライナーの乗員の一人でこの時の列車の客室乗務員である。今回登場するのデンライナーの食堂はNEWデンライナーの食堂車と同じレイアウトになっておりナオミはこの食堂車の客室乗務員のアルバイトである。 【劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦でのナオミ】 この物語の詳細の続きは仮面ライダー電王まとめ @Wiki - ナオミへ移動します。 【オリジナルの電王の物語】 様々な時間の中を自由に行き来できる電車「時の列車」の一種「デンライナー」の乗務員としてアルバイトしている女性。主に自分の作ったコーヒーをデンライナーの乗客たちにご馳走したり、デンライナーの車内アナウンスを勤めることもある。更にコーヒーには様々な種類があり、普通の人間の口には合わないが全てのイマジンや一部の人間の口には合うらしい。なお、アルバイトであるもののデンライナーを運転できるほどの技能を持っている。 性格はのんきそのものであり、時の列車に乗っているイマジンたちが集団でケンカを起こしても何食わぬ顔で見学したり、終いには彼らの応援をしてしまう程である。また、イマジンの騒動に巻き込まれることも良くあるが、それでもめげずに困難に立ち向かおうとする心も持ち合わせている。なお、デンライナーの外にあまり出たことはないが、何か特別な事情があった場合デンライナーの外に出て、時間を破壊しようという悪意を持つイマジンの偵察や、仮面ライダー電王に変身する青年「野上良太郎」の個人的な仕事の手伝いをすることも多い。 【関連するページ】 オリジナルキャスト コハナ 劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦 秋山莉奈 第14話 第9話 野上幸太郎 電王の世界
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運営会社という観点では、別な会社の別な路線であり、同じではありません。 会社が違うので、運賃体系という観点でも異なり、乗り通せば初乗り料金がかかるので、同じではありません。 乗務員という観点では、東横線の乗務員は、そのままみなとみらい線にも乗務するので、同じとも言えます。 会社運営の実態面では、みなとみらい線の会社は、東急電鉄に業務委託をしたり、資本関係あるなど、「同じ」ではないにせよ東急と深い関係にあります。 列車の運転という観点では、東横線、みなとみらい線間はほぼ全ての列車が直通運転をしており、同じようなものです。 と、様々な観点があり、観点によって回答も違ってくるわけです。が、質問者がどの観点で聞いているかも分からないのに、「そう、東急東横線とみなとみらい線は同じようなものです」と何も考えずに断定している某回答者の姿勢は、あまりに軽率・安易で無責任ではないでしょうか。1人目、2人目の回答ならまだしも、多くの人が既に注意深い回答をいくつも出している後から、わざわざ劣悪な回答をしようとする意味が分かりません。まぁ、この方の軽率でいい加減な回答は、ここに限ったことではないのですが、それだけにちょっと目に余る気がします。 元ネタ http //detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1471250944