約 67,610 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2157.html
8 :名無しさん:2014/01/23(木) 11 22 48 休日ギアス太平洋戦争想定(別名一年戦争) 優秀な指揮官や将兵の人数で日本優位で技術力では半歩優位、 戦略資源も無限。量ではブリタニアで技術もすぐ追いつき日本を圧倒する量を揃えてくる(質を伴った量) 「陸軍」 :オホーツク地方でブリタニア陸軍と激戦。序盤にアリューシャン列島より撤退しカムチャツカ、北東シベリアが戦場に。新城陸軍大将?が指揮をとり厳しい気候風土の中最新鋭兵器も多数投入され壮絶な防衛線。 「空軍」 :ブリタニア軍の帝国本土への空襲を防ぐための防空戦。 「海兵隊」 :離島部の防衛戦及び民間人を保護しつつ行った撤退戦により甚大な出血。北マリアナ諸島においては海兵隊が避難民を保護しつつ壮絶な防衛線を実施。 「海軍」 :太平洋全域で壮絶な海戦をブリタニア軍と繰り広げる。序盤は優性ながら中盤に気の緩みを突かれ損害大。トラック泊地壊滅。北マリアナ諸島沖まで追い込まれ一時は壊滅寸前になるも第四航空戦隊を指揮する嶋田提督により判定勝利。 以降睨み合いに。 「日本海軍開戦時」 戦艦×16隻 金剛型4隻、扶桑型4隻、長門型2隻、加賀型2隻、大和型4隻 正規空母×14隻 天城型(ジェット機含70機)2隻、蒼龍型(ジェット機含70機)4隻、翔鶴型(ジェット機含80機)4隻、大鳳(八万トン空母仮称)型(ジェット機含100~130機)2隻、隼鷹型(ジェット機含60機)2隻 軽空母×14隻 祥鳳型8隻、大鷹型6隻 「日本海軍終戦時」 戦艦×6隻 金剛型1隻、扶桑型2隻、長門型1隻、大和型2隻 正規空母×5隻 翔鶴型1隻、大鳳型3隻(四番艦/改良型就役直前・五番艦/改良型艤装中)、隼鷹型1隻 軽空母×3隻 祥鳳型1隻、大鷹型2隻 「日本海軍第三艦隊」開戦時空母編制予想 第一航空戦隊:天城、赤城、白龍 第二航空戦隊:蒼龍、飛龍、雲龍 第三航空戦隊:翔鶴、白鶴、赤鶴 第四航空戦隊:大鳳、白鳳、瑞鶴 第五航空戦隊:隼鷹、飛鷹、(ひょっとしたら軽空母プラス?) 「戦争の流れ」 1.序盤の決戦 場所不明(ウェーク島沖を想定):日本軍が戦艦大破等を出すものの航空戦力を活かし完勝 2.中盤の決戦 トラック沖海戦:トラック環礁に駐留する第一艦隊に対し正規空母・装甲空母も加えたブリタニアの主力艦隊が総攻撃。戦艦三隻から四隻、軽空母三隻から四隻を喪失する大打撃。 3.後半の決戦 北マリアナ沖海戦:第三艦隊を中心に第一艦隊残余を結集して投入。大型戦艦、正規空母、軽空母が大量に撃沈されるも嶋田提督が指揮する装甲空母と正規空母が生き残っていた日本海軍が反撃を的確に行い且つそれらの艦艇と艦載機部隊を生き残らせて撃退。 4.最終局面 日本海軍状況:無傷の第二艦隊を中心に第三艦隊(大鳳型三番艦就役)残存戦力、第一艦隊残存戦力で戦線を維持。 ブリタニア軍が目的を達成できずトータルで利益なしとして停戦。日本では大鳳型(改大鳳型)四番艦(一番艦?)就役。 「日ブ海軍想定」 大和型戦艦とそれに匹敵する大型戦艦は日ブ両国で開戦前夜には就役。 ブリタニアでは戦闘空母・航空巡洋艦派の妨害により大型正規空母と装甲空母の設計だけは実施し中型正規空母は細々と配備。 開戦後、序盤での大敗北により戦闘空母、航空巡洋艦派が排除され一斉に大型正規空母、装甲空母の建造開始。日本のアングルドデッキ等も全て取り入れる。 「日ブ航空機想定」 ジェット戦闘機は戦争前半には日本軍が質の優位性維持のために投入。それを受け矢張り開発中だったブリタニア軍で開発加速。戦争中盤ブリタニア軍の大規模侵攻作戦において実戦投入開始。 ブリタニア軍において本格的に数が揃ったのは中盤の決戦で気が緩んだところを日本軍が突かれたトラック沖 ※トラック泊地においては南太平洋を抑えるべくトラック泊地に駐留していた第一艦隊だけが被害。戦艦三隻から四隻で軽空母三隻から四隻程度で撃沈。 ※トラック泊地の脱出に成功した第一艦隊で無事な艦艇と第三艦隊とで編成した艦隊が北マリアナ諸島沖合にてブリタニア軍主力と全力で激突。残る被害の殆どがここで発生。 ※第二艦隊は無事。大鳳型装甲空母三番艦も就役。 ※陸海空海兵其々の特に著名な名将四人(非転生者)が日本国内では四天王等と呼ばれる。内嶋田提督は嶋田さんの祖父、新城陸軍大将は東条さんの祖父。空軍は山本さんの祖父の可能性あり。 ※市民救出等に際し殿軍を勤めた部隊が全滅。止むを得ない理由で事実上の特攻の様な攻撃が実施。政府及び軍は彼らの行動を義挙等と報じようとする報道機関に厳しく対処。
https://w.atwiki.jp/dakini/pages/38.html
第56スレ「脳内百万本ディレクターDAKINIの抱き枕専用クローゼット」 http //dubai.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1248882232/ より、MH3発売で相変わらずの迷言を吐く先生に、過去の先生からBL行きが通達される。 865 名無しさん必死だな [sage] Date 2009/08/08(土) 08 05 21 ID W0+X88y20 Be モンハンは実際には100万本売れないですよね。 値崩れで消化されるだけで、実質は80万本程度。 | 2009-08-08 | DAKINI | まー、よくわかりませんが、何か頑張って、悪い印象を 無理矢理でっちあげる必要は無いと思います。 | 2008-06-26 | DAKINI | 結局Wiiではコアゲーマー市場は育てられてない。それが現実でしょう。 | 2009-08-08 | DAKINI | ハーフミリオン突破という現実をまずはすなおに受け止めるべきでしょうね。 いずれにしても、何故か、早く結論(それも悪い結論)決めつけようと 頑張っておられますね。不思議なことです。 | 2008-06-26 | DAKINI | 「100万本出荷」という宣言は、在庫のだぶつきで、滑稽な宣言と化しました。 | 2009-08-08 | DAKINI | ワゴン云々も、完全な憶測であり、議論に現実と妄想(願望)の混同が散見されます。 というわけで、冷静なご意見を期待します。できないなら、別の場所で勝手に暴れてください。 | 2008-06-26 | DAKINI | 並べ替えてみた。
https://w.atwiki.jp/aaabbb/pages/224.html
https://w.atwiki.jp/y256/pages/73.html
目覚ましの音であたしは布団から飛び起きる。 明けましておめでとうございます。本田京子です。 あたしの家はあたしと親父の二人家族だけど、正月はおばあちゃんちに停まるのが恒例になってるんだ。 まぁ、おばあちゃんちって言っても、自転車で15分もしない同じ府釜だけどね。 「おや京子、早いね」 廊下に出たあたしに、おばあちゃん…本田トミが声をかけた。 おばあちゃんは親父の母だけあって気分屋で適当なところがあるけど、怒ると結構怖い人。 「うん。友達と初詣なんだ」 「そうかい②気をつけて行って来るんだよ。武志によろしくね」 おばあちゃんはそう言って台所のほうに歩いていった。 ちなみにこの「武志によろしくね」って台詞は、あたしが中学のときにこの家に武志を連れてきた時以来、おばあちゃんがあたしの彼氏だと思い込んでいう台詞だ。 なかなか時間がヤバイことに気付き、あたしは急いで支度をして家を出る。 「あけおめ~」 あたしはでかいあくびをひとつして待ち合わせ場所に行く。 「相変わらす品がねぇな」 待ち合わせ場所にはすでに三人がいて、あたしのあくびを見た武志がそう言った。 今日は4人で待ち合わせして府釜神社だ。 「揃ったし、行こうぜ?」 松岡がそう言って歩き出す。その隣に武志が並び、あたしと詩織が後ろを歩く格好になった。 「初詣二人で行けばよかったのに」 「また京ちゃんそういうこと言う~」 あたしがひやかすと、詩織はそう言ってあたしの顔を見る。 「毎年3人で行ってたんでしょ?私はそれに混ぜてもらうだけでいいんだから」 「そう?ただの腐れ縁だよ?」 あたしは「こだわるほどのことじゃない」という風に手を小さく振る。 日の出前の町は暗く、そして寒い。しばらく歩いたところで、車道を封鎖しているパトカーが見えた。 府釜神社は何気に付近じゃ大きいほうで、元旦は毎年のように混むから車道を封鎖してるんだよね。 あたしはそんなことを考えながら、自分が吐いた白い息を見上げた。 「なんか食うか?」 前を歩いていた武志たちが振り返って言った。 どうやら出店を指差して言っているらしい。太陽が昇る前の道に、ほんわかとした出店のライトが灯り、なんか祭りの夕方を思い出した。よくわかんないけど。 「はいはい。食い意地はらない。最初に神社でしょうが」 「まぁそうだけどよ…なんだよ急に。いつも食い意地はってんの京子のほうじゃんか」 武志の台詞に詩織がクスクスと笑う。 あのー…その笑いは何でしょうか? 「今年は上品に行くの!」 あたしはキッパリ行って、神社の石段を先に登り始める。 夜中と昼間の混む時間を避けただけあって、神社はいい感じの人気(ひとけ)のはず。 「はぁ?じゃあ、さっきのでかいあくびなんだよ。口くらい隠せや!」 「はい?何のことでしょう?」 声を上げて、後ろから追う武志に、あたしはとぼけてみせる。 武志のさらに後ろでは、松岡と詩織が一緒に石段を登り始めるのが見えた。手なんかつないじゃって。 『あぶないぜ?詩織』 『うん、ありがと。勇くん』 とかやってんだろうか。 「俺たちもやるか?」 あたしから何を察したのか、武志が口を開いた。 「バーカ。だれがあんたとっ。はーい、本田京子一番乗りー!」 「あ、クソ。やられた」 あたしは残り数段だった石段を登りきり、仁王立ちで石段を見渡して言った。 「どうする?あいつら待つか?」 石段の中ほどをゆるりと上るカップルを指差して武志が言った。 ちょうど二人はなにやら談笑している。 …ふむ。 「いいんじゃない?待たなくて。二人っきりにしてあげましょ」 あたしは神社に向き直り、そう言った。 あたしたちに遠慮して無駄に集団行動とかしなくてもいいんだけどなぁ…まあ、詩織の気遣いということで。 「…この時間なのに結構人いるな」 「だね」 手水舎を通った後、あたしたちは本殿の前に立った。 木製の本殿は無駄に大きく、古い。でもなんだかしっかりしてる感じ。 あたしと武志は、財布から5円を出し黒い賽銭箱に投げ入れ、手を合わせた。 今年も家族や友達が健康ですように。 あたしのテストの点数もう少し上がりますように。 あ、あとカッコイイ彼氏も欲しい… 「長すぎだろ」 そこで武志の突っ込みが入った。 「いや、だってこの際たくさんお願いしたほうが良くない?」 「二兎を追うものは一兎も得ずってのがあるだろ」 「ないわよ」 あたしたちはああだこうだ言いながら、おみくじ売り場に着く。 何種類かのおみくじと小さい賽銭箱が置いてあるテーブルが何卓か出ていた。 「いいなー巫女さん」 武志は、白と赤の装束に身を包んだ売り場の巫女さんを見てそう言った。 よくそういう台詞を聞くけど、なにがいいんだろ?まああの巫女さんは美人だけど。 …あ、赤と白のコントラスト? 「はいはい」 あたしはそう言って賽銭箱に100円を入れておみくじを引く。 『中吉』 健康も学業も問題ない。縁談は待人と来る。取引はまだ早い。 みたいな内容だ。 「どう?凶?」 「なんで凶かきくんだよ…ほら大吉だぜ。悪いな、今年は俺の年だ」 「嘘だー」 日の出時間を知らせるアナウンスがなる。 もうそんな時間か…まぁどうせ山ばっかで見えないから仕方ないけどね。 「京子、行こうぜ!」 「どこによ?」 「放送で言ってるじゃねーか。日の出だって」 「はぁ?どうせ山しか見えないでしょーが…ってうわッ!」 武志はあたしの手を引いて急に走り出す。 その間に放送がもう1回流れた。 ××× 結局、山の間から顔を出した初日の出をしぶしぶ見ることになったけど、これはこれで良かったかな。 あたしたちは神社を降りて、出店を見てまわることにした。 「おっちゃん、ビール二つ~」 「やめい!」 あたしは武志をはたき倒し、玉こんにゃくを二つ注文しなおした。 おじさんは苦笑してこんにゃくを手渡してくれた。 「ん?ねえさんと藤野先輩じゃないすか~」 あたしたちの後ろから声がした。 「おう栗田」 武志が口を動かしながら言った。 栗田は、こないだの大会で見かけた羽鳥とかって男子と、見たこと無いポニーテールの女子とで3人組っぽかった。 むかしのあたしたち3人にそっくりだな。とか思ったけど、恥ずかしいから言わなかった。 「あんたらドリカムみたいね」 「は?なんすか、ねえさん?」 「おい、京子。…なんだ?その時代錯誤」 …あ、今ドリカム二人か。 妙に納得したあたしは、あたまに「?」を出して去っていく栗田たちに小さく手を振った。 一番後ろを歩いていたポニーの女の子が振り返り、あたしをチラっと見た。 「あれ?待ってたのか?」 松岡たちが神社の下り坂を降りてくる。 結構遅かったわね。 「まあな。先に帰るのもあれじゃん?」 武志がこんにゃくを食べる手を止めて言った。 いや、うん。待ってたんじゃなくて、ただ出店を物色してただけなんて言えないわね。 「そっか、この後どうする?帰るか?」 「今何時?あたしカキヨ行くけど」 あたしはそう言って携帯を開く。 元旦から営業するって言ってたから、とりあえず新年の挨拶くらいはしなきゃね。 「じゃあ俺も行く。勇たちはどうする?」 「別に帰るだけだったから付き合うぜ。いいか?」 「うん」 詩織はにこっと笑って松岡に返す。 朝のように4人で歩き出すあたしたち。 「「あけましておめでとうございます!」」 あたしたちはドアを開きながら口々に言った。 開店したばっかりだからか、店内は客はいなかった。 「あら、あけましておめでと~」 カキヨ婆は空調のリモコンをいじりながら言った。 信ちゃんは今日はいないのかな? 「よっしゃ!今年一発目の運試しだ」 武志はそう言うと、売り場のパックを指差した。 去年末に再販された17thと19thが一番手前に出ていた。 「いいわ!さて、何を買おうかしら」 「これいけよ、戦場のフォトグラフ」 「はぁ?それ買うくらいなら不敗の流派買うわよ」 あたしはパックの柄を見ながら言う。 「いーじゃんかよ。俺もこれ買うからさ」 「どうせ地球への贖罪とかあたるんだから~」 でも、まあいっか。 武志が欲しいのあたればトレードしてあげればいいことだし。 「いいわ、フォトで」 あたしは茶色のパッケージの戦場のフォトグラフを3つ持って、1000円札と一緒にガラスケースの上に出す。 詩織と松岡はなにやらスリーブのコーナーで談笑していた。 「はい、お釣りね」 「さーて、何かいいのでますように」 あたしは一つ目をあける。 地球への贖罪 はいきたー…。 二つ目は 運命の交錯 定番のクソレアだわ。白なだけましだけど。 あたしが渋い顔してる脇で、武志が赤いパックをレジに出すのが見えた。 え?赤? 「ちょっと、何買ってんの?」 「やっぱ俺変革の反旗にしようと思って」 「ちょ…なによその裏切り!」 あたしはむっとして手元の地球への贖罪を見た。 ふん、いいもんね。あたしはこのカードで何か悪いこと考えてやるんだから! 「あれ?」 あたしは最後の1パックめのレアを見て手を止める。 「なんだよ?って慈愛じゃん!」 「そ・・・そうだよね!?これ慈愛だよね?」 あたしは信じられない気分でその紫レアを見た。 あれ?もしかしてこれ武志のおかげじゃね? と自分で思ったときにはすでに武志をぎゅっとしていた。 「ありがと」 「感謝のキスくらい欲しいところだぜ」 「いや、それはナシで」 あたしは手を離して苦笑いする。 ちなみに武志のパックからはアムロ、ドム(ガイア機)、エネルギー吸収が出たみたい。 おわり 作者から 2009年の元旦を書いた代物なんですが…現在は場違いしすぎてHPには掲載してないも物です。 正月に携帯で作成。ドリカムの件や京子の内心などSeason3やミキオの外伝への布石にしようかと思ったのですが…回収しきれてないです。
https://w.atwiki.jp/aaabbb/pages/223.html
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/2388.html
長い道をずっと歩いたり、『かいだん』をのぼったりおりたりした。 たくさんたくさん歩いたから、たくさんたくさんのものを見た。 壁には、いろんな紙がはられてる。「おしらせ」って書いてあった。 おんなじような部屋、たくさんあった。これ、『きょうしつ』っていうものかな。 『きょうしつ』と似てるけど、ちがう部屋もあった。アオには、難しい字で書かれてて、読めなかった。 かーん。こーん。 道を歩いてたら、急に鐘の音が聞こえてきた。 これは『ちゃいむ』っていうんだって、聞いたことがある。 合図なんだって。何の合図なんだろう。 がらっ。 ちゃいむが鳴ったら、きょうしつの扉が開いた。中から人が出てくる。 ちゃいむは、きょうしつから人が出てくる合図みたい。 みんな、ノートと不思議な本を持ってる。あれ、お勉強の道具かな。 「……ん?」 きょうしつから出てくる人を見てたら、男の人と目が合った。 頭に布をまいてる。変なの。 「…そっち、誰だ?」 「アオは、アオギリだよ」 「いや、名前聞いてるんじゃなくて、」 「なんで頭に布巻いてるの?」 「聞けよ!あとこれは布じゃない、ヘアバンドだ、ヘアバンド!!」 「へあばんど?」 「そう、ヘアバンド」 「へあばんどって、何?」 「…話聞いてないのか?だからこれのことだって…」 「なんでそれは、へあばんどっていうの?」 「………………」 男の人は、難しい顔をしてる。 なんでだろう。アオ、変なこと言ったのかな。 「………榛名さん?そんなところで固まってどうし………」 男の人の後ろから、花丸が出てきた。 アオのほうをみて、「あ」って呟いた。 「アオ……ちゃん?どうして……」 「花丸、こいつのこと知ってんのか?」 「う、うん…。時々、一緒に遊んだりするんだけど…」 「へえ…」 ハルナ、って呼ばれた男の人は、アオのことをじっと見てる。 だから、アオもじっと見た。 「二人ともー、早くしないと次の授業遅れ……あれ?その子誰?」 「花丸の知り合いだとよ」 「わー、可愛いですー」 「そうじゃねーだろ、先生に見つかったらどうするんだよ」 「ぼ、僕が連れてきたんじゃないよ…」 花丸とハルナと一緒にいたら、人が集まってきた。 「あ、アオちゃん、どうして来ちゃったの…?」 「アオ、お勉強、しにきた」 「お勉強…?」 「うん。学校って、お勉強するところ、でしょ?だから、アオも、お勉強」 「お勉強しにきたんですかー?えらいですー」 水色の女の人に、頭なでられた。 なんでだろう。 でも、紺色の男の人は、首を傾げている。 暗い赤の男の人も、ハルナって人と同じ、難しい顔をしてる。 「うーん…でも、この子見たところ小学生くらいだし…ここの勉強は難しすぎるんじゃないかな」 「そういう問題じゃないだろ」 「と、とにかく誰か先生に言ったほうがいいかな…」 「うん。そのほうがいいかもしれないね」 「このまま放っとくわけにもいかないしな、しょうがない」 せんせい。さっき『しょくいんしつ』ってところで聞いた言葉。 あそこにいる人に、アオのこと、知らせようとしてるのかな。 じゃあ、さっきのところに行けば、いいんだね。 …アオ、どっちから来たんだっけ。 歩いていれば、見つかるかな。しょくいんしつ。 アオギリの学校探検~生徒交流・一年編~ 「あれ?みーんなー」 「こんな所で何してんのー?」 「あ、ヒオリさん、ミドリさん……」 「なんだ、そっちたちか」 「花丸さんのお友達が迷い込んできてしまったので、先生にお知らせしようと思ってたんですー」 「ふーん?そうなんだー」 「あれ?でもさー」 「「その子、どこ?」」 「「「「………………………あれ?」」」」
https://w.atwiki.jp/atiga-9nen/pages/177.html
【高校一年 ―― 6月第一週】 京太郎「(ふぅ…)」 京太郎「(この前は嬉しい目…いや、ひどい目にあったな)」 京太郎「(疲れていたとは言え、最悪の事態になりかねなかったところだ…)」 京太郎「(次からはこんな不注意がないようにしないとな)」 京太郎「(でも…宥さんの身体…柔らかかったな…)」 京太郎「(特に谷間とかまるでミルクみたいな優しい香りがして…)」 京太郎「(う…や、やばい…また勃ってきた…)」 京太郎「(アレだけ抜いたのにまだ足りてないのかよ俺…)」 京太郎「(と、とにかく…今は我慢だ)」 京太郎「(それより今週の予定も決めないとな…)」 +2 末尾16 しずと練習 末尾27 憧と練習 末尾38 玄と練習 末尾49 灼と練習 末尾50 宥さんと練習 灼と練習 京太郎「…」ジィ 灼「どうかしたの…?」 灼「さっきから宥さんの方じぃっと見て…」 京太郎「あ…わ、悪い。その…」ワタワタ 灼「…ん?」 京太郎「な、何でもない。何でもないんだ」 灼「…そう」 灼「…じゃあ…とりあえず今日も特訓お願い…」 京太郎「あ、あぁ。了解」 +2 00~50 成功 51~99 大成功 ※雑用7ペアルック3で+10 大成功 京太郎「……」チラッ 灼「…」 京太郎「…」チラッ 灼「…京太郎」 京太郎「え…な、なんだ?」 灼「…そんなに宥さんが気になるなら宥さんのところに行く?」ムス 京太郎「あ…い、いや…その…」 京太郎「…いや、言い訳するべきじゃないな…ごめん」 灼「…折角、こうして一緒なのに他の女の子の事気にするなんて…減点」 京太郎「ぅ…わ、悪かった…本当に…ごめんな」 灼「…反省してる?」 京太郎「あぁ。すっげー反省してる」 灼「…もうしない?」 京太郎「あぁ。約束する」 灼「もし破ったら私とキスしてくれる?」 京太郎「あぁ…す…る訳ないだろ!!」カァ 灼「…もう少しだったのに…」 京太郎「何がもう少しだよ…まったく…」 京太郎「ま…でも、ありがとうな」 京太郎「お前がはっきり言ってくれたお陰で少しは気分も落ち着いたし…」 京太郎「お礼にこれからはスパルタで行くから…ちゃんとついてこいよ」 灼「ん…そっちこそ…また次に宥さん見たら本当にキスしちゃうからね…」クスッ 京太郎「だ、だから…そういうからかい方するなっての!!」 【System】 須賀京太郎の雑用力が2あがりました 須賀京太郎の雀力が0.5あがりました 鷺森灼の雀力が2あがりました 【高校一年 ―― 6月第二週】 京太郎「(ったく…灼の奴…)」 京太郎「(ああいうからかい方するなってアレほど言ってるのにさ…)」 京太郎「(幾ら幼なじみの俺でも…ああ言う迫られ方したら誤解するんだっての…)」 京太郎「(その上…たまに頬を赤く染めてはずかしそうにするんだからたちが悪い)」 京太郎「(いつもどおりのクールな顔をときたま崩すから妙にドキドキして…)」ハァ 京太郎「(ま…俺が宥さんばっかり見てたのが悪いんだけどさ…)」 京太郎「(ギクシャクしないようにってしてるつもりなんだけど…)」 京太郎「(やっぱりその…一回でも使っちゃうと意識しちゃって…)」 京太郎「(憧の時はどうだったっけ…確か時間が経つ内に思い出さなくなったんだっけか…)」 京太郎「(でも、インターハイ前の忙しい時期に待ってられないし…)」 京太郎「(どうにかしないといけないんだけどなぁ…)」 +2 末尾16 しずと練習 末尾27 憧と練習 末尾38 玄と練習 末尾49 レジェンドと秘密レッスン(意味深) 末尾50 宥さんと練習 レジェンドと秘密レッスン 京太郎「んーっ…」ノビー 京太郎「(とりあえず今日も無事平穏に終わって良かった)」 京太郎「(皆の成長も著しいし…良い感じだ)」 京太郎「今のしずたちなら晩成女子と互角に戦えるだろう)」 京太郎「(…ま、あくまでも晩成が去年の合宿の時と同じレベルに収まっていればの話だけど)」 京太郎「(憧たちがそうだったから分かるけど…これくらいの時期の成長なんて指導者次第で大きく変わるし…)」 京太郎「(もしかしたらやえさん達も凄いパワーアップしてるかもしれない)」 京太郎「(ま…何にせよ、俺が出来る事と言えば、雑用くらいなもんだし…)」 京太郎「(皆の為にもとっとと卓を片付けて帰る準備しないと…)」 晴絵「あ、京太郎…片付けも良いけど…ちょっとこっち来て」 京太郎「ん…?でも…」 憧「良いわよ。こっちはあたし達がやっておくし…」 穏乃「うん。何時も京ちゃんは片付けやってくれてるんだからこれくらいやるよ」 京太郎「そうか…?じゃ…悪いけど頼むな」 晴絵「よく来たね、青少年!」 京太郎「はいはい。で、いきなり呼びつけてどうしたんだ?」 晴絵「いや…ちょっと二人っきりで聞きたい事があってね…」 京太郎「ん…?」 晴絵「…京太郎はやっぱり麻雀したい…?」 京太郎「…レジェンドがそれを聞くのかよ」 晴絵「…あはは。私もちょっとそれは思うんだけどね」 晴絵「でも、私だからこそ…聞かなきゃいけないと思って」 京太郎「別に…したいって訳じゃねぇよ」 京太郎「約束は約束だし…それを破るつもりは…」 晴絵「じゃあ、それがなかったら…?」 京太郎「……そういう事聞くなよ」 晴絵「ごめん…だけど…」 晴絵「もしかしたら…どうにかなるかもしれないからさ」 京太郎「っ…本当か!?」グッ 京太郎「俺、本当にまた麻雀…」 憧「…?」 穏乃「ぅ?」 京太郎「あ…いや…悪い…俺…」スッ 晴絵「…ううん。そんな風に我慢させてるの私だから…」 晴絵「寧ろ、これくらいで済んで御の字だと思ってるよ。ヘタしたら殴られてもおかしくない訳だし」ハハッ 晴絵「で…ここからが本題なんだけど…」 晴絵「京太郎の変調はやっぱりオカルトが原因だと思う」 晴絵「この前会った…ほら、あのおばあさん覚えてる?」 京太郎「あぁ、レジェンドをスカウトしに来たあの人か」 晴絵「うん。その人も京太郎を見た後…きっとそうだって言ってたから」 晴絵「多分…間違いないんだと思う」 京太郎「その辺、俺にはあんまり分からないんだけどな…」 晴絵「自覚出来るようなものじゃないからね」 晴絵「今のオカルトはもう京太郎にびっしり絡みついて離れない状態だから…」 晴絵「鏡もないのに自分の顔は見れないでしょ?それと似たようなものだと思って」 京太郎「うーん…まぁ、それで納得するけど…で、それをどうにかする方法って?」 晴絵「簡単な話。つまり…オカルトによる不調はオカルトによって治せば良いのよ」ドヤァ 京太郎「…いや、ちょっと待て」 晴絵「ん?」 京太郎「お前、それ滅茶苦茶言ってるっていう自覚はあるか?」 晴絵「え?そう?」キョトン 京太郎「そもそもそういうオカルトだの能力だのは簡単に身につくものじゃないだろうに」 京太郎「俺だってレジェンドに教えてもらってからここまでずっと積み重ねてようやく実用レベルにしたんだ」 京太郎「そんないきなりオカルト身に付けろって言われても不可能だし…」 京太郎「何より打たずにそんなもの身に付けるやり方があるのかよ」 晴絵「ふふーん…実はあるんだなー」ドヤァ 晴絵「オカルトとはまったく異なるデジタル打ちの極地」 晴絵「それが鍵だってトシさんは言ってたよ」 京太郎「データ打ち…ねぇ…」 京太郎「つまりひたすらネト麻でもしろってか?」 晴絵「あ、察しが良いんだ。そうネト麻よネト麻」 京太郎「…え?マジで?マジでそんなので身につくもんなのか?」 晴絵「勿論、並大抵の努力じゃないよ」 晴絵「それこそ卓上全部を計算出来るような化物みたいなデジタル打ちにならないと無理」 晴絵「多分、今の京太郎じゃ【学力的にも無理】じゃないかな」 京太郎「あー…まぁ、確かに俺の頭はそんなによろしい訳じゃないからなー…」 京太郎「でも…それが出来れば…俺はレジェンドの言う俺をおかしくするオカルトと無縁で居られるんだな?」 晴絵「うん。とりあえずは対処療法的なものにはなるってオカルトに詳しいトシさんが言ってたから…」 晴絵「多分、大丈夫だと思う」 京太郎「そっか…そっか…!」グッ 京太郎「俺…俺やれるんだな…」 京太郎「本当に…それを身につけたら…また麻雀やれるなら…俺は…」 京太郎「何年掛かっても良い。必ず…また皆と麻雀出来るように…」 京太郎「ネト麻でも、何でもやるよ」 晴絵「…そっか」 晴絵「…うん。やっぱりその方が京太郎らしいな」 京太郎「…え?」 晴絵「雑用してる時の京太郎は楽しそうだけど…やっぱり物足りなさそうだったから」 晴絵「皆と混ざりたいのを必死に抑え込んでるのが伝わってきてたし…ね」 晴絵「でも、今の京太郎はインターミドルで打ってた時みたいにキラキラしてる」 晴絵「やっぱり男の子って自分で目標あると違うもんなんだね…」 京太郎「…レジェンド、俺は…」 晴絵「…ごめんね。今まで…そんなに我慢させて…」 晴絵「でも、やり方が分かった分、私も協力するから」 晴絵「京太郎は必ず…また皆と卓につけるように…」 京太郎「…あぁ…頼む」 京太郎「レジェンドもしずたちの指導で忙しいだろうけど…」 京太郎「でも、俺も一人で新しい能力身に付けろって言われてもどうしたら良いのかわからないんだ…」 京太郎「だから…時々の良い」 京太郎「少しでもそれに近づけるように…手を貸してくれ」 晴絵「うん。勿論!」 晴絵「あ…そうだ。忘れるところだった。はい、これ」スッ 京太郎「ん…これって…」 京太郎「ネト麻の大会?」 晴絵「そう。今じゃネト麻とかメジャーだけど…その中でも最大手サイトがやってる大会」 晴絵「賞金とかは出ないけど腕試しにプロとかもよく参加するみたいだよ」 晴絵「特にそこにはネット麻雀無敗と言われるのどっちもよく出場するらしい」 京太郎「のどっち?」 晴絵「天使のアバター使うネット限定超有名人って奴」 晴絵「あんまりにも強すぎて運営側が用意したプログラムだのチーターだの実は小鍛治プロだの色々言われてるよ」 京太郎「へー…」 晴絵「とりあえずその大会でのどっちに勝てば能力も手に入るんじゃない?」 京太郎「ってそこまで言われるような化物に勝てって事かよ…」 晴絵「ま、相手が正体不明とは言え、決して負けない訳じゃないでしょうし」 晴絵「それに一度で勝つ必要なんかないから」 晴絵「何度もぶつかっていけば決して届かない相手じゃないだろうし」 晴絵「オカルトなしのネト麻なら確率の偏りで勝つ事も難しくないでしょ」 京太郎「そっか…で、これはどうすれば出場できるんだ?」 晴絵「この開催サイトに登録してアバター作って」 京太郎「ふむふむ」 晴絵「後は上位50人の中に入るだけ」ニコッ 京太郎「…は?」 京太郎「50…え?は…?」 晴絵「あ、ちなみにこれ登録者数百万って言われるようなサイトだから」 京太郎「ちょ…ま、待て!このサイトにはのどっち以外にプロもいるんだろ!」 晴絵「うん。そうだね」 京太郎「そんな中でランカーに入れってのか!?」 晴絵「大丈夫大丈夫。京太郎ならなんとかなるって」 京太郎「無茶言うなよ…俺リアルばっかでネト麻とかあんまりしてないんだからさ…」 晴絵「別にこれは毎年やってるものだし…別に今すぐランカーに入れって訳じゃないわよ」 晴絵「ま、大会に出なくても、のどっちとは会えるかもしれないし」 晴絵「とりあえず登録だけしてひたすらネト麻漬けね」 京太郎「うへぇ…」 晴絵「文句言わない。また皆と麻雀したいって言ったの京太郎でしょ」 京太郎「それはそうだけどさ…」 晴絵「じゃ、とりあえずこれ」 京太郎「ん?」 晴絵「私のフレンドコード。これを登録すれば私は何時でも誘えるから」 晴絵「手加減は出来ないけど、ランカー入りする為に特訓くらいはしてあげる」 京太郎「おう。ありがとうな」 京太郎「(さて…それじゃ…アバター作りだけど…)」 京太郎「(課金アバターとか色々あるんだなー…)」 京太郎「(あれ?でも天使の奴はないのか…)」 京太郎「(…あ、これ大会優勝者限定アバターなんだな…)」 京太郎「(そんなもんつけてたら有名人にもなるか…)」 京太郎「(ま、とりあえずアバターは適当でいいや)」 京太郎「(それより…名前だな)」 京太郎「(これからずっと付き合っていく名前なんだ)」 京太郎「(格好いい名前つけないとな…!!)」 +4 ハンドルネームオナシャス!!! 狂堕狼 京太郎「(ふふ…αならここでゼロと前世の名前をつけるんだろうけど…俺は違う)」 京太郎「(ここはちょっと本名をもじって…と…)」カチカチ 京太郎「(京…は狂で良いな。田は…た…た…堕…よし。これにしよう。郎は…やっぱ狼だろ)」 京太郎「(重複チェック…うん。なし。大丈夫)」 京太郎「(さーて…どうせだし、アバターとかも見繕って見るか)」 京太郎「(なんかこうダークっぽいアバター…お、良いじゃんこれ…)」 京太郎「(よしよし…なんかテンション上がってきたぞ…!)」 京太郎「(なんか例え天使ののどっちでも堕とせそうな気がしてきた…!)」 京太郎「(あっちが天使なら俺は悪魔を目指して…)」ブルル 京太郎「(お、レジェンドから…催促のメールか)」 京太郎「(いつの間にか結構時間経ってたな…)」 京太郎「(よし。とりあえずこのパンクファッションっぽいアバターに決定して)」カチカチ 京太郎「(とりあえずレジェンドさそうか)」 ハルちゃんさんが個人チャットに入室されました ハルちゃん:え… 狂堕狼:悪いな。ちょっとアバター作るの手間取って ハルちゃん:え…いや…だ、誰? 狂堕狼:え?いや…分かるだろ、俺だよ、京太郎だよ ハルちゃん:いや…分かるけど…分かるけど…えぇぇ… 狂堕狼:格好良いだろ? 晴絵「(…これってなんて言ってあげるべきなんだろう…)」 晴絵「(はっきり格好悪いと言ってあげるべき…?でも…それでネト麻嫌いになったりしたら元も子もないし…)」 ハルちゃん:あ…う、うん…そ、そういうのもアリじゃないかな… 晴絵「(ごめん、京太郎…ひよった私を許して…)」 狂堕狼:だろ?いやーやっぱりレジェンドならこれを理解してくれるって思ってたんだよなぁ 晴絵「(なんだろう…凄い嬉しくない)」 狂堕狼:それより…ほら、時間もない訳だしさ、とりあえずフリーに行って一局打とうぜ ハルちゃん:そうだね…そうしよっか +2 00~50 成功 51~99 大成功 ※雀力につき+11されます 大成功 狂堕狼:お疲れ様でしたー モブ:お、お疲れー… モブ:お疲れ様… モブ二人が退室されました 狂堕狼:いやー中々良い感じだったな! ハルちゃん:そ、そうだね… 晴絵「(まぁ、ふざけた名前だけど…中身はインターミドルチャンプだからなぁ…)」 晴絵「(ボロボロにされるのも仕方ないし…文章にさえ落ち込むのが出てくるのは仕方ないし…)」 晴絵「(…私だってこんな名前のやつに焼き鳥にされたらそりゃあ凹むわよ…)」 晴絵「(って言うか…知り合いがこんなハンドルネームだって思っただけでも胃が痛いし…)」 晴絵「(その上…このハンドルネーム見てると私の過去が…)」 晴絵「(ぐ…や、止めるのよ晴絵…もう影羅は意識の扉の向こうへと封印したんだから…)」 晴絵「(もうあの悪魔に憑かれる事はないし…今は未来へと目を向けるべき…!)」 狂堕狼:あれ?どうした? ハルちゃん:う、ううん。何でもないよ ハルちゃん:それよりもう一戦くらいやっていこうか 狂堕狼:そうだな!今ならどんな奴でも喰えそうな気がするし 晴絵「(やだこの子自分のハンドルネームに影響されちゃってる…)」 【System】 須賀京太郎の雀力が1あがりました 須賀京太郎のランクが初級になりました 赤土晴絵の好感度が1あがりました 【高校一年 ―― 6月第三週】 京太郎「(意外とネト麻も楽しいもんだな)」 京太郎「(勝つ度にあがっていくレート見るのも楽しいし)」 京太郎「(暇つぶしに打つんじゃなく、目標があって打ってるから尚更そう思えるぜ…)」 京太郎「(ま、まだまだ相手は初心者ばかりで楽ってのもあるんだろう)」 京太郎「(これから中級上級と行って…さらにその上のランカークラスに入ると…)」 京太郎「(そんな事も言ってられなくなるかもな…)」 京太郎「ま…例えどんな事になっても、やり通すつもりだけどさ)」 京太郎「(折角、自分の中で希望が見えてきたんだ…)」 京太郎「(狂堕狼って格好良い名前にも負けないように…頑張らないとな)」 京太郎「(ま…ただ、来週は県予選だ)」 京太郎「(今は自分の事よりも皆のことを優先するべきだな)」 京太郎「(ま…その中でも特に集中して見てやらないといけないのは…)」 +2 末尾16 しずだ 末尾27 憧だ 末尾38 玄だろうやっぱり 末尾49 灼も…気になるな 末尾50 宥さんだな しずだ 京太郎「おーい、しず」 穏乃「あ、京ちゃん。どうしたの?」 京太郎「今からお前に特別任務を与える!」 穏乃「特別任務!?なになに!?」ワクワク 京太郎「あぁ…それは…これだ!」バーン 穏乃「…え?何この本…」 京太郎「お前の課題」 穏乃「…えっ?」 京太郎「お前はやっぱり基礎がどうしても感覚頼り過ぎるからな」 京太郎「それが裏目る事も珍しくないし…県予選前にその矯正だ」 穏乃「うそ…だよね?京ちゃん…だって…こんなイッパイ…」 穏乃「む、無理だよぉ…こんなの絶対…私、パンクしちゃう…ぅ」ブルブル 京太郎「大丈夫だって。俺も手伝ってやるから」 京太郎「つか、ある程度進むまで返さないからそのつもりでな」ニコッ 穏乃「あぅうぅ…」 +2 0~50 成功 51~99 大成功 ※雑用7アダ名3で+10 大成功 穏乃「あうぅぅ…」ポテ 穏乃「もう無理…ぃコレ以上は入んないよぉ…」 穏乃「お願い…だからちょっと休ませてぇぇ…」ブルブル 京太郎「んじゃ、今日はここまでにしとくか」トントン 穏乃「うひぃ…助かったぁ…」 穏乃「まったく…先生に鍛えられるよりスパルタだなんて…」 京太郎「ま、普段、頭脳労働的なのしてないからだよ」 穏乃「だって計算とか苦手だもん…」 京太郎「ま、ワンテンポ待ってそれが勘なのか思い込みなのかを考えるだけでお前の場合かなり違うんだからさ」 京太郎「それを身につけるためにももうちょい頑張れ」 穏乃「ぅぅ…頑張るぅ…」 京太郎「よし。じゃあ…はい。これ」 穏乃「え…?」 京太郎「頭疲れたろ?ご褒美のチョコレート」 穏乃「わぁ!やった!京ちゃん大好きっ!」ダキッ 京太郎「はは。まったく…現金な奴」 【System】 須賀京太郎の雑用力が2あがりました 須賀京太郎の雀力が0.5あがりました 高鴨穏乃の雀力が2あがりました
https://w.atwiki.jp/aaabbb/pages/222.html
https://w.atwiki.jp/kyo3nen/pages/218.html
照「……」フラフラ 京太郎『……わかったよ。目、閉じてくれ』 久『んっ――』 照「ここ、どこだっけ?」 照「……迷子になっちゃった」 照「そもそも、なんで麻雀やってたのかな……」 『じゃあ、夏の大会で三連覇。これでどうだ』 照「私の理由……京ちゃんとの……」 照「京ちゃん、お昼」 京太郎「いや、慌てなくても給食は逃げないから」 照「でもプリンはなくなるかもしれない」 京太郎「んなわけあるか。人数分用意されてるのに」 照「だれかが欲張って二個持ってくかもしれない」 京太郎「安心しろよ。一番やりそうな奴は見張っておくから」ジッ 照「まさかもう犯人に目星が……名探偵?」 京太郎「というかそんな事する奴は一人しか思い浮かばない」 照「許せない……私が先にとって守らないと」 京太郎「はい確保ー」ガシッ 照「離して、プリンが取られちゃう」 京太郎「落ち着け、まだ授業中授業中」 照「無事手に入った」ホクホク 京太郎「だから言ったろ」 照「でも今後そういうことが起こらないとも限らない」 京太郎「多分照ちゃんがおとなしくしてれば平和だから」 照「じゃあだれがプリンを守るの?」 京太郎「現状なら俺じゃないか?」 「あのさぁ、隣で夫婦漫才とか勘弁してくれよー」 京太郎「なにが夫婦か」 照「たしかにおかしい。まだ婚姻届は出してないのに」 京太郎「そういう問題かよ」 「やっぱり夫婦漫才じゃないか!?」 「くそう、席替えでどの子の隣になるかなーってわくわくしてたっていうのに……まさかこれほどの猛者が前にいるなんて!」バンバン 京太郎「違うから、猛者でも夫婦でもないから」キッパリ 照「……」ムッ 照「京ちゃん」 京太郎「なんだ、プリンはやらな――むぐっ」 照「私の唐揚げ、おいしい?」 京太郎「――んぐっ、いきなりなにすんだよっ」 照「じゃあ代わりにプリンもらうね」ヒョイッ 京太郎「一方的かつ不平等!」 「須賀なんて爆発したらいいのに!」 京太郎「お前はさっきからうっさいよ!?」 照「プリンおいしい」 京太郎「……で、反省は?」 照「悪かったと思ってる。でも後悔と反省はしてない」 京太郎「まったく……そこと迷子と胸だけは小学生から成長なしなんだもんなー」 照「むっ、私だってちゃんと大きくなってる」 京太郎「いや、俺の目はごまかされないよ?」 照「じゃあ触って確かめて」 京太郎「ちょっ、それはさすがにまずいでしょ」 照「どうして? はやりんの胸は凝視してるくせに」 京太郎「あれは国宝だからしかたない」ウンウン 照「……京ちゃんだって成長してない」ジトッ 京太郎「俺は背が伸びたからいーの」 照「小学校のころは私とあんまり変わらなかったのに」 京太郎「成長期ってやつだよ」 照「なら私の胸だって成長途中。きっと将来は大きくなってる」 京太郎「……あまり期待してても辛いだけじゃないか?」 京太郎(てか親を見る限りあんまり期待できなさそう) 照「……世の中には突然変異というものが――」 京太郎「照ちゃん、さらっと人の心を読むのはやめよーぜ」 京太郎「それじゃ、部活行くわ」 照「ん、行ってらっしゃい」 京太郎「別に待ってなくてもいいんだからな?」 照「本があれば平気」 京太郎「照ちゃんもなんか部活やればいいのに」 照「興味ない」 京太郎「麻雀だったら大きな大会もあるし、優勝までいけると思うんだけどな」 照「別に、そこまでして麻雀したいわけじゃないし」 京太郎「そっか……あ、じゃあ今度練習試合あるから見に来いよ」 照「麻雀の?」 京太郎「違う、ハンドボール。どうせ休みの日は暇してるだろ?」 照「暇じゃないけど……いいよ」 京太郎「それで、俺が勝ったら一回だけでも大会に出ること。やっぱもったいないし」 照「優勝したら私のお願い、なんでも聞いてくれる?」 京太郎「いや、それだと優勝だけじゃ条件緩すぎるような……わかった」 京太郎「じゃあ、夏の大会で三連覇。これでどうだ」 照「三連覇……」 京太郎「一番大きなのだからな。さすがに難しいんじゃないか?」 照「……わかった、やる」 京太郎「え、マジで? かなり厳しいと思うんだけど」 照「その代わり、さっきの約束は絶対」 京太郎「お、おう」 照「じゃあ早速今年の……あっ」 京太郎「どした?」 照「インターミドル、もう終わってる」 京太郎「あー、もう秋だしなぁ……じゃあ少なくとも高一までお預けだな」 照「この引き延ばし……酷い詐欺にあった」 京太郎「人聞き悪いからやめよーぜ」 京太郎(これでなんでも聞くとは言ったけど叶えるとは言ってない、とか言ったらどうなるんだろうな?) 照「別に、そこはわかってる」 京太郎「――!? な、何の話?」 照「京ちゃんに叶えてほしいことはないけど、聞いてもらいたいことはあるから」 京太郎「だから人の心を読むのはやめろとあれほど……」 照「顔見れば大体わかる」 京太郎「よし、今度からマスク常備だな」 照「目は口ほどに物を言う」 京太郎「ならグラサン装着だな」 照「不審者の出来上がり」 京太郎「くっ、まさか照ちゃんに追い込まれるなんて……」 照「ほぼ自滅」 京太郎「まぁ、わかったよ。照ちゃんがそれでいいならそれで」 照「うん、約束」 照(三連覇できたら、京ちゃんに……) 照「ねえ、京ちゃん」 京太郎「ん、なに」 照「私ね……ううん、やっぱりとっておく」 京太郎「その切り方はさすがに気になる」 照「じゃあ待ってて」 照(好きって) 照「絶対、伝えるから」 照「約束、だったのにな……」 照「でも、もう……」プルルル 照「もしもし、菫?」 菫『今どこいる』 照「……わかんない」 菫『お前はまた迷子に……あまり一人で出歩くなと言ったのに』 照「うん、そうだね」 菫『……なにかあったのか?』 照「ううん、なんにもない」 照「なんにも、なくなっちゃった」
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4403.html
『ある畑の一年4』 20KB 家族崩壊 anko4352の続きです。 anko4352の続きです。 すいません。手直しして再びアップしました。 独自設定あり 他作者様の設定があるかもしれません。 いまさらだけど作中の薬品やらなんやらの威力と効果がおかしい 実際にすると致命的な内容があるかも 以上OKの方どうぞ バラバラと地面を跳ねる影が見える。 いわゆるゆっくりと言われる姿をしているが よく見ると大きさがおかしい。 一番先頭を走るゆっくりですらピンポン玉ほど 後に続くゆっくりは豆粒ほどでしかない これは小ゆ、赤ゆの集団ではない。いわゆる「家ゆ」というものだ。 しかし、家に寄生しめったに外に出てこない家ゆがなぜ屋外を走っているのか。 家ゆまりさは必死に走っていた。 少し前まで、たくっさんの家族と仲間たちで 勝手にポテチさんやらポップコーンさん野菜さん(野菜くずだが)が生えてくる ゆっくりぷれいすで、ゆっくりしたゆん生を送っていた。 いつでも温度はかいてき~でなに不自由はない 不満といえばゲスなにんげんが勝手にぷれいすを歩き回っていることだが ゲスなだけあってどんな言葉にも耳を貸さず卑怯にも暴力を振るってくるのだ。 そのため、にんげんが来るたびに急いで物陰や巣に隠れなければならない。 そんなある日ついに怒りが頂点に達した一部の家ゆが にんげんに戦いを挑んだのだ。 その数群れの半分以上、たくっさんだ。家ゆたちは勝利を確信していた。 結果として、あんなに強かった人間はその数の前に(実際300匹はいた) 恐れをなし逃げ出していった。 家ゆたちは勝利に熱狂し酔いしれる。 「やっちゃよ!やっちゃんだよぉ!」 「ゆ~ん!ゆめみたいだよぉ!」 「ゆん!ゆっはっはー!」 「ゆんわーい!ゆんわーい!」 家ゆまりさも伴侶の家ゆれいむとゆっくりした時を過ごしている。 「まりさ。これでおもうぞんぶんゆっくりできるね。」 「ゆん。そうなんだぜ。」 「おとおしゃん。あのにんげんはもどってこない?」 「もちろんだぜ。おとうさんたちがやっつけたんだぜ。」 「ゆわーしゅごーい!」 「ゆふふ」 「ゆっはっは!」 実にゆっくりした時間だった。 そしてこれが最後のゆっくりした時間でもあった。 最初に気づいたのはピリッとした異臭だった。 最初は無視しようとしたが、だんだん異臭は強くなっている おかしい?何が起こっている? 「ゆん。まりさ。なにがおこっているの?」 「わからないんだぜ。」 「おと~しゃ~ん」 子まりさが不安そうに擦り寄る 「だいじょうぶなんだぜ!ゆっくりゆっくり。」 「そうよおちびちゃん。ゆっくりのひ~。」 安心させようとする両親。 しかし、 「ゆげぇぇぇぇ!」 「おどおじゃぁぁぁぁん!ぐりゅじいぃぃぃ!」 「ぶびょぉぉぉ!ぎゅぅぅぅぅぅ!」 バタバタと走り回る音とゆっくりできない叫び声が耳を貫く 「な、なんなのじぇぇぇ!」 「おちび!おぼうしのなかにはいるのぜ!」 「おちびちゃん!はやく!」 何かゆっくりできないことが起きたに違いない にんげんか?いや、違う! とにかく大事なオチビちゃんを安全なお帽子の中に隠し そっと外をうかがう。 外は白っぽい煙が充満しそこかしこでゆっくりが叫び声を上げ 体の弱い子ゆ、赤ゆが餡子をはいて絶命し親ゆは絶叫し まさに地獄絵図のよう、そこにはあの勝利の風景はどこにもなかった ふと、遠くに霞む平原(カーペット)に目を凝らす。 そこには白く煙を吐き出す大きな筒がそびえ立っていた 「ゆん!おちびちゃんをたのむんだよーわかるねぇー!」 「いかないでぇ!ちぇんー!」 「ちーんぽ!」 「まって、まって、みょーん!」 ゆうっかんなゆっくりたちは その筒めがけて、やめるよう懇願するため また、せいっさいするため果敢に突進して行った。 そして例外なく餡子をはいて絶命した。 その筒にはゆっくりたちには読めないがこう書かれていた 「○ルサン・家ゆ用」 まりさたちはその光景の一部始終を見ていた わりかし賢い方だったまりさはすぐに逃げることを選択し 反対側にかけ出した。たしかこちらにはこの大きな洞窟から外に出る道があるはずだ しかし、 「どうしてみちさんがないのぜぇぇ!」 「れいむのぴんちなんだよぉぉぉ!あけろぉぉ!」 「ゆんやぁぁぁ!」 そこは多くの仲間達で埋め尽くされていた どうやら道が通れなくなっているようだ。 「ゆぅどうしよう。」 「ゆぅぅぅ!」 まりさは考える。どうすればいい? このままだとみんな永遠にゆっくりしてしまう。 ゆ!? そんな必死なまりさの願いが通じたのか ゆらっと新鮮な空気が鼻先をかすめる ゆゆ!こっちだ! 「みんな!こっちなんだぜ!」 大声で叫び走りだすまりさたち なんゆんかの仲間たちもついてきていた。ほとんどは恐怖に身がすくみ動けなかったけれども その希望の道は隅の方のガタついた建具の隙間 普通のゆっくりなら通れないそこも、家ゆサイズなら十分通り抜けることができる 「ゆ~しょゆ~しょ」 必死で駆け抜け、ついにまりさたちはしんっせんな空気を手に入れたのだった。 しかし、グズグズしていられない。 またあの煙さんが追ってくるかもしれないからだ。 「みんな!もっととおくににげるよ」 まりさは安心感にへばりそうになる仲間を励まし励ましかけ出していった。 結局ほかのゆっくりたちはまりさたちをおって逃げて来なかった。 ゆふぅ!ゆふぅ! 恐怖感にとらわれがむしゃらに逃げてきたまりさたちはもうげんっかいだった。 そもそも家の中を動きまわりほとんど遠出をしない家ゆにとって そとを全力で走り続けるのは無理があった 「ゆぅもうはしれないよう。」 「ゆひぃーゆひぃー」 「ぜはぁぜはぁ!」 「まりさ。すこしやすもうよ。」 気持ちはわかる。しかしこんな無防備ではいつ襲われるかわからない あのゆっくりぷれいすに戻ることはできないだろう。 まずはあんっぜんなゆっくりプレイスと隠れ場所を見つけなければ。 焦る気持ちでへばる仲間と周りを見回すまりさに 「ゆゆぅ!」 「なにこれぇ!」 再び幸運がほほえんだ。 なんと、傍らに広がるあみの壁の向こうに柔らかそうな草が並ぶ ゆっくりぷれいすが広がっていたのだ。 「ゆわぁ~しゅごーい!」 「ゆぅ~」 「す、すごいんだぜ。」 網の下をくぐり抜け、間近に目にするゆっくりぷれいすは壮観だった。 家ゆ視点で背丈ほどある柔らかい草さんが果てまで続いている。 少しかじるとしゃっきりした歯ごたえにみずみずしさが喉を潤す 「ここをまりさたちのゆっくりぷれいすにするのぜ!」 思わずおうち宣言をしてしまうのもむりもなかった。 もちろん他の家ゆたちも賛成した こうしてここはまりさたちの群れのゆっくりぷれいすになった。 「ゆんや~いゆんや~い」 盛大な歓声と 「まりさは、まりさはみんなぶんまでしあわせになるのぜ。」 決意とともに。 それからは、まさにしあわせ~の日々 「む~ちゃむ~ちゃ」 「が~じが~じ」 周りには柔らかい草さん 「ミミズしゃんまつんだじぇ」 「いもむしさん。れいむにゆっくりたべられてね。」 土にはミミズさんや昆虫さん。 いくら食べてもなくなる気配がない。 だから当然すっきり~に励むことになる。 「ゆっきゅしちていってにぇ!」 「ゆ~ん!ゆっくりしたおちびちゃんだよう!」 「ゆっきゅり!ゆっきゅり!」 あたりに赤ゆたちの声が響く。 まりさもたくっさんのおちびちゃんを授かり あの恐怖の日を忘れるようにゆっくりし続けた。 しかもしあわせ~なことは続く。 なんと、とってもゆっくりできるお家が見つかったのだ それは偶然だった。 あるゆっくりがぴょんぴょん跳ねているといきなり地面に穴が開いて 落ち込んだのだ。 慌てて駆け寄ると、なかから声が聞こえてきた。 「ゆわ~い!すごくひろいよぉぉ!」 なんだなんだと周りをピョンピョン飛んで崩して 穴を広げ入ってみると確かに大きな空間があった しかも壁にはわらさんが張り巡らされ、 そこかしこにあまあまな黒い塊が準備されている。 そう、まるで誰かを歓迎するように。 その誰かとは?そう自分たちゆっくりだ! 「ここをみんなのおうちにするよ。」 「「「さんせ~い!」」」×たくさん 当然の成り行きとしてここをみんなのおうちにすることになり、 圧倒的多数の賛成により決定した。 家ゆが外で生きていけない理由 それは脆いこともあるが、力がないことも大きい。 何しろ土すら掘れないのであんっぜんな巣穴を作ることができない せいぜい物陰に身を潜めることぐらいだ 結果として安全な隠れ家を見つけることができず 一掃されていくのだった。 ちなみにこの空間、もとはスネークのまりさと、ウェディングドレスをまとった ありすのものだ。土に埋もれたあと中身は虫に食われたり分解されたりし その間に周りの土は固まり結果としてこの空間が残った。 わらと黒いあまあまはその残りだ。苦しみ抜いたその餡子は 実にゆっくりした味わいを醸し出す。 「マヨイガ」の王(笑)であるまりさとありすの行方は知らない。 どんなものでも手に入り、思う存分む~しゃむ~しゃしたりすっきり~できる。 安全なお家まで手に入れまりさとれいむはしあわせ~の絶頂にいた。 いや、この群れのすべてがしあわせ~の絶頂にいた。 「さて、そろそろ一番奥のハウスの間引きをするかね。」 昼寝も終わり、ゆっくり身を起こすとひとりごちる。 間引きっていうのはあれだ、要らない芽を抜くこと。 なにしろ野菜の芽はすぐにしおれるしだめになる だからあらかじめ多めに種を蒔いておいて、ある程度成長させたら必要な物を残して抜いてしまう。 抜いたのは肥料にするけどたまにお浸しとかにすると結構行ける。お試しあれ。 「しっかし、あつそうだなぁ」 しかし、暑い!ハウスの中は尚更暑い! おまけにず~っとしたを向いて作業するので腰は痛くなるはつかれるわでショボ~ン。 真昼間から昼寝してたのもそれが理由 真昼の炎天下、ハウスなんぞで作業した日には命にかかわる。割りと本気で。 まあ、ほっておくともっと大変になるからな。さっさと済ませよう。 しぶしぶ暑い庭におりたった。 ショボ~ン。 まさに今の俺。 「これはないわぁ」 間引きするまで水を取る以外ほっておいたハウスを覗きこみ呆然 なにしろ芽がほとんどなくなっていた。 ヌートリアか? いやむしろゆっくりかも。 本来ゆっくり避けのためにビニールハウスの表面には れいむ種の結界パターンがいくつも印刷されている。 加工所と農協の共同開発に一品だ。 これでゆっくりには認識できなくなり襲われることもなくなるのだが 今のように暑いと寒冷紗(かんれいしゃ、日除けみたいなの) を張るだけでは足りず周りを開けて風を通してやらなければならない。 さもなければ野菜が煮えてしまう。 だから中が丸見えなのだ。 一番大事な夏に使えないなんて意味なくね? しかし、ゆっくり特有の這った跡や歯型は見えない そもそもゆっくりならそこら中食い荒らしていくだろう。 だとしたら、病気か何か? 仕方ない。 「土壌消毒」でもするか。 「ゆひぃ~あつかったのぜ」 「おかえりまりさ」 砂糖水の汗を流しながらまりさが家に帰ってくる 最近、暑くなり真昼間はまりさたちは巣の中で暮らしていた 土の中は適度にひんやりしてきもちよく暑さも感じない たまに危険がないかパトロールするゆっくりを除き 外に出るものはほとんどいなかった。 「ゆきゃ!ゆきゃ!」 「ゆっきゅり~」 おうちの中はしあわせなこえで満ち溢れている しかし、 「まりさ、どうだった?」 「ゆん、もんだいなしなんだぜ。」 「ゆ~んよかった」 「しんぱいしすぎなんだぜ」 「でもぉ」 みんなあの日のことで多少に関わらず 心に傷を追っている。 でも、ここの日々はそんな傷を癒していってくれた。 「だいじょうぶなんだぜ。まりさがぜったいまもるのぜ。」 「ゆん、ありがとう。」 そこにあるのはしあわせな一幕だった。 「おっし、これこれ。」 農薬保管庫から取り出したのはおなじみ石灰窒素…ではなく ○○○○○○、燻蒸剤の一種で使い勝手がよく愛用している。 後は、ビニールと、あと重しは…そこらの石でいいか。 こいつは放っておくだけで勝手に消毒してくれる。 ○○○○○○を素早く撒いていく。さっさとしないと気化するから大急ぎだ 自分を消毒してしまったら世話は無い。 そして、ガスが逃げないようビニールを敷き、重しで抑えて出来上がり。 はあ、しっかし芽がほぼ全滅とはなぁ。 やってられん。 さて、間引きしようとしてた時間があまったな なにすっかなあ。 そういやヌートリアがココらへんにも出るようになったから 罠でも仕掛けとくか 講習受けといてよかったわ。 最初に感じたのは暑さだった。 「ゆん。なんだか暑くない?」 「そうなんだぜ。」 「おとしゃんあちゅい~」 「ゆひゅーゆひゅー」 涼しいはずのおうちの温度がどんどん上がっていく。 まあ、当たり前だ。ビニールで全部覆ってるんだから。 「ちょっとみてくるんだよ~」 パトロール当番のちぇんが入口の方へかけていく そして、 「ぐぎょぉぉぉぉ!」 絶叫とともに転がり落ちてきた。 「!!!」 全く反応できないゆっくりたちの前で 「ぐぎゅ!ぐぼぉぉぉぉ!ぐげぇぇぇ!」 「「「「「ゆ、ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」」 断末魔の咆哮と餡子を撒き散らし …絶命した。 「たしゅけてぇぇぇ!」 「れいみゅしにたきゅにゃいぃぃぃ!」 「いやじゃぁぁ!いやじゃぁぁぁ!」 おうちの中は大パニックに陥った。 出口に向かって駆け上るもの、しかし、 「ぐげぇぇぇ!」 「ぎゅぼ!ぎゅりゅぅぅく!」 「げぇぇぇぇ!」 例外なく餡子をはいて絶命した。 それはまるであの日の再現を見ているようで。 しかし、あの日と違うのは。 目には見えない無色透明な毒の煙と 後ろにそびえる土の壁。 家ゆには土を掘る力はない。 逃げ道は…無い。 まりさはひっしに考えていた。どうしたらここから脱出できるか。 逃げ道は入り口のみ。周りに逃げ道はない。 せめてオチビちゃんだけでも助けなければ。 どうやって? … 「ゆん!きめたよ!」 「まりさ!」 急に声を上げたまりさに反応するれいむ 「れいむ。よくきいてね。まりさはおちびちゃんを おくちのなかにいれてどくのけむりさんのなかをつっきるよ!」 「ゆゆう!だめだよ!まりさがしんじゃう!」 「しょうがないんだぜ!ほかにほうほうがないんだぜ!」 「でも!」 「まりさはやるのぜ!おちびちゃんをぜったいたすけるのぜ!」 「ゆぅ」 固いまりさの決意を聞きうつむくれいむ。 ふと顔を上げる。 「ゆ?」 「なら、れいむもいっしょにいくよ。」 「ゆゆぅ!」 「まりさだけいかさないよ。れいむもおちびちゃんをまもるよ。」 「れいむ。」 「まりさ。いつまでもいっしょだよ。」 「もちろんだぜ。」 そして決死の脱出行が始まった。 おちびちゃんを口に入れようやく巣穴から顔を出すと 「ゆぐぅ」 はだに刺激を感じた れいむも同じらしく涙をボロボロと流している 自分も同じようなものだろう。 しかし、口を開ける訳にはいかない。 おちびちゃんが永遠にゆっくりしてしまう。 ふぐぅ!ふぐぅ! 口が開けられないため間抜けな声を上げながらあんよを動かす。 なぜか、頭の上にひらひらさんが覆いかぶさり、動きを妨げる。 文句の一つも言いたいところだが、口を開ける訳にはいかない。 じりじりと肌が焼ける。 ゆぐぅ!ゆぐぅ! 「おちょーしゃん!しっかりぃ!」 「がんばっちぇ!」 可愛いおちびちゃんの声援だけが支えだ。 このぷれいすに入ってきた入り口を目指す。 砂糖水のあせが痛い おめめもかすみはじめている。 っとそのとき、 「!」 あみの壁が見え、その向こうに青々とした植物が夕日に照らされている! あそこまで行けば助かる! 二ゆんは自然と足を速める っと 「ゆぐぅ!」 「!」 後ろで聞こえた悲鳴に思わず声を出しかけ堪えるまりさ 「ゆぐぅ!」 振り返るとそこには 「ま、まりざぁ!」 「ゆぎゃぁぁぁ!いちゃぃぃぃ!」 「ぐぎゅ!ぎゅぅぅぅ!」 「あぎゃぁぁぁぁぁぁ!」 何かにつまずいたか転び思わず口を開いてしまったれいむと 口から転げ落ち毒さんに悲鳴を上げるオチビちゃんたち 「!!」 なにか声を掛けたくてもしゃべる訳にはいかない 「おちびちゃん!はやくおくちに!」 大急ぎでおくちのなかにオチビちゃんを入れなおそうとするれいむ しかし 「ぐぎゅ!ぐげぇぇぇ!」 「ごぼぉぉぉぉ!」 「ぎぼぎわりゅいよぉぉ!ごぼぉぉ!」 体が小さいがために手の施しようのないほど 毒に侵され餡子を吐き出し続けるオチビちゃん。 「もっじょゆっきゅ・・・」 「ぐきゅ」 「もっt」 定番の言葉を吐くことさえできず絶命する 「おちびちゃ・・ぐげぇぇ!」 もちろんれいむも例外ではない 猛烈な吐き気が襲う 「!!!」 まりさはそれを見ていることしかできない ぜったいたすけるのぜ!っと誓ったはずなのに なにもできないなんて 「ま、まりさ!」 「!」 「れいむはもうだめだよ!」 「!!」 「だからまりさ」 最後の力を振り絞りれいむは続ける 「のこったおちびちゃんをよろしく」 「!」 「そして、しあわせになってね!」 胸が詰まって涙が止まらないまりさ れいむも同じだ。 「ぐげぇぇぇぇぇ!」 そして、激しく餡子を吐き出し、 「もっじょゆっきゅりじだがっだよぉ」 絶命した。 「!!!!!」 声にならない叫びを上げまりさは走りだした 何としてもお口の中のオチビちゃんだけは助けなくては れいむのためにも! ごそ! ビニールハウスの裾がすこしめくれて中からよろよろと出てくる影が見える あのまりさだ。 外はもう暗くなりかけていて、れみりゃが心配だが とにかく今は、助かったことを感謝した。 お口の中のオチビちゃんをコロコロと外に出す。 中まで聞こえてきたれいむの声でれいむとほかのおちびちゃんが 永遠にゆっくりしたことは知っているのだろう。 どの子も暗い表情を張り付かせ、うつむいたままだ。 「しっかりするんだぜ!」 「ゆ!」 「れいむはみんなにしあわせ~になってほしいっていったのぜ!」 「ゆん」 「そんなかおをしてちゃしあわせはやってこないのぜ!」 「!」 「れいむとほかのおちびちゃんのことはかわいそうだよ でも、れいむはまりさたちにしあわせ~になってほしいとねがったのぜ! だからまりさたちがしあわせ~になることがれいむたちのしあわせ~にもなるんだぜ!」 おちびちゃんを大声で励ますまりさ 「だからおちびちゃんたち!」 「「ゆ!」」 「まりさたちはしあわせ~になるのぜ!」 「ゆん!」 少し笑顔を取り戻したおちびちゃんを見て、そっと後ろを振り返る。 「これでよかったのぜ。れいむ。」 そっと呟く。その目には涙が光っていた。 おさげで目をぬぐったまりさは顔をきりっと整え 後ろをふりむいて 「さあ、おちび・・・」 言葉を続けることができなかった。 そこにあったのは 悲鳴を上げることもできず、食い散らかされたオチビちゃんたちと 目を光らせまりさを見下ろす巨大なネズミ、いわゆる「ヌートリア」だった まりさが後ろを向いてれいむに語りかけていた時 子ゆっくりたちはまりさの背中を見つめていた。 まりさの背中は語りかけられるのを拒むようで 皆、静かに背中を見つめるままだった。子ゆにしては立派で、おそらく立派な成体に 成長するであろう子供たちばかりだった。もちろん親が優秀だったこともあるが。 だからこそ気づくのが遅れたのだ 背後に近づく黒い影に。 はじめに襲われたのは一番遠くにいた子まりさだった。 「・・ こえをあげるまもなく半身をかじり取られ永遠にゆっくりする。 それに気づいた子ゆたちは後ろを振り返り、その惨状に固まってしまった。 そのすきにもう一匹をかじり取るヌートリア 最後の子れいむは声も上げることも動くこともできず、突っ立ったままだった あれだけ恐ろしい目にあって、ようやく助かり弛緩したところを襲われたのだ。 何もできない。もっともできることは何もなかったけれど。 「ゆぅ」 恐怖と絶望に表情を張り付かせたまま小さな、本当に小さな声を上げ食い殺されるれいむ ちょうどその時だった、まりさが振り向いたのは。 まりさは呆然としていた あれほどれいむに頼まれ、守ると誓ったオチビちゃんが目を離した好きに 永遠にゆっくりさせられてしまったのだ。 「ゆぐ・・ゆぐ・・ゆごぉぉぉ!」 しかし、同時に沸き上がってきたのは怒りの感情だった 怒りに任せてオチビちゃんの敵に突進するまりさ ひょいと避ける敵 しかしまりさは止まらない。何としても一矢報いなければ しかし、相手は悠々と避けまるで遊んでいるかのようだった ついに動けなくなるまりさ。 あの毒ガスを突っ切り、これだけ暴れまわったのだ 等に体は限界を超えていたのだ。 「ゆふぅ。ゆふぅ。」 目も霞んでくる。 動くことさえできない。 そっと近づいてくるデカねずみ ああ、食べられるんだな。 まりさは思う でも、こんなにまりさは頑張ったよ 一生懸命オチビちゃんも守ろうとしたよ 今ここで永遠にゆっくりしてもゆんごくで一緒になれるはずだよ ふっと息を吐くまりさ ネズミさんまりさをゆんごくにつれていってね すっ 「?」 痛みはなかった 横を吹き抜ける風の気配がしただけ 目を開けるとそこには何もいなかった、何も まりさひとりが転がっていた。 「ゆ・・ゆ・・」 動かないはずのまりさの体が震える 「ゆっがああああああああああああ!」 その口からほとばしる咆哮。 まりさはただゆっくりしていただけだ しあわせ~なかぞくをもって ゆっくりプレイすも持って でも、でもなんでまりさがこんな目に 「があああああああああああ!」 こんな目に合わないといけないんだぁ! 生まれ育ったゆっくりぷれいすを追われ 苦しい逃亡生活をして 「あああああああああああああ!」 やっとのことで見つけたゆっくりプレイス やっと手に入れたしあわせ~な日々 「あああああああああああああ!」 でも、そこすら追われ! たいせつ~なれいむとおちびちゃんも永遠にゆっくりしてして。 「あああ・・・ああ・・あぁぁ!」 一緒にゆんごくにいこうとしたらその願いすら叶えられない 「ぁぁぁ・・ぁぁ・・ぁ・・ぁ」 じゃあどこでゆっくりすればいいんだ どこで・・どこで・・ 「ぁぁ・・ぁ・・・・」 静かになったビニールハウスの横 今はただの饅頭になったまりさが転がっている その表情には絶望と苦悩の表情がしっかり刻まれていた。 まりさが咆哮していた間、周りには誰もいなかった 誰も聞いていなかった いや~まいった ハウスの道を進みながらここ何日かのことを思い出す 数日前、あのおばあさんのれいむがいなくなってしまったのだ 少し前から番がほしいとごねていたが我慢できなくなったらしい ぐちゃ。 しかし、孫のようにかわいがっていたとのことで やはり探して欲しいと頼まれ探し回っていたのだ。 あとは、山にいる群れに当たるしか(れいむは山に行ったことがないので可能性は低い) 無いっといったところでおばあさんも諦めたらしい。 幸せになってくれればっとつぶやいていたから 孫を嫁にやったようなもんだろうか。そんな経験どころか相手すらいない自分には わからないけど(泣) まあ、そんなこんなで対ヌートリア用の仕掛けのことすっかり忘れてて 今から見に行くところだ さってどうだか・・よっと 「・・・」 ありゃ~やっちまった かかるにはかかってた。でもここ数日の猛暑と絶食と激しく暴れたせいで お亡くなりになっている。 害獣とはいえ相手はいきもの気が引ける。本来なら安楽死で楽にいけるものを。 とりあえず丁寧に埋葬してやろう。 とりあえず罠から地面に出し、横たえる。 おっとスコップ取りに行かないと。 「ゆ~ゆ~ゆっ!これは!」 「あれ?」 帰ってくると死体は影も形もなくなっていた。 「最近、なんかいろいろ無くなるの多くないか?」 ぎらぎらと日の降り注ぐ畑の道 かつてまりさだった物は誰にも気づかれることなく ぺしゃんこに潰されていた。 「せんせ~」 「はい!なぁに」 「○○○○○○ってなんですか」 「実際に市販されてる農薬よ」 「よめませ~ん」 「まあね」 「なぜですか~」 「作者がチキンだからよ~」 はい、すいません。くわしくはグーグル先生にでも聞いてください。 あと、燻蒸剤は使い方や保管ミスると命にかかわるので 使うときはわれらがJA様に指導されちゃってください。 遊びで使うなよ!するなよ、やるなよ、絶対だぞ! ちなみに石灰窒素でも土壌燻蒸はできます。 しかし、手間なのと作者がやったこと無いので却下されました。 あわれ。