約 2,473,980 件
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/108.html
2011年2月3日 2011年8月7日:増補(詳細はページ最下部の「第二章 更新履歴」参照) 『中国ミステリ史 第二章』では、1910年代から1940年代まで(中華民国時代)の中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリの歴史を紹介している。 目次 第二章 1910年代~1940年代: ホームズ、ルパンからフオサン、ルーピンへ第一節 中国ミステリ草創期: 上海の「青」と「紅(あか)」(1)程小青(てい しょうせい)/名探偵フオサン (2)孫了紅(そん りょうこう)/怪盗紳士ルーピン (3)同時代の中国探偵作家 第二節 中華民国時代の探偵雑誌(1)中国初の探偵雑誌 (2)終戦後の探偵雑誌創刊ブーム 第三節 同時代の日本から見た当時の中国探偵小説界 第四節 邦訳された19世紀末~1940年代の中国探偵小説 参考文献 第二章 更新履歴 第二章 1910年代~1940年代: ホームズ、ルパンからフオサン、ルーピンへ 第一節 中国ミステリ草創期: 上海の「青」と「紅(あか)」 (1)程小青(てい しょうせい)/名探偵フオサン 【主要参考文献:老蔡(ラオツァイ)(2009)「百年華文推理簡史 二、程小青与霍桑(上)」、「二、程小青与霍桑(下)」】 中国で探偵小説の創作及び理論面での基礎を築いた人物は、程小青(てい しょうせい/チョン シャオチン)(1893 - 1976)である。 1893年、上海生まれ(日本では甲賀三郎、イギリスではドロシー・L・セイヤーズ、アントニイ・バークリーが同年生まれ)。12歳の時にコナン・ドイルのホームズものを偶然目にして虜になり、16歳で創作を開始。1914年、上海の新聞『新聞報』(新闻报)の文芸特集ページ「快活林」で行われていた公募に短編「灯光人影(とうこうじんえい)」が入選。この作品の主人公の霍桑(かくそう/フオサン)はシャーロック・ホームズ型の探偵で、ワトソン役は包朗(ほうろう/バオラン)。この作品が読者の好評を得たため、霍桑が探偵を務める物語はシリーズ化され、30年以上にわたって愛される人気シリーズとなった(ほぼ同時期の1917年、日本では岡本綺堂の半七捕物帳シリーズの掲載が始まっている)。 「灯光人影」の入選の前にいち早く彼の才能を見抜き小説創作の指導をしていたのは、小説誌の編集長を務め、西洋作品の翻訳で名高かった医師の惲鉄樵(うん てっしょう/ユン ティエチャオ)(恽铁樵)である。 1919年、霍桑シリーズの「江南燕(こうなんえん)」が当時の人気俳優・鄭君里(てい くんり/ジョン チュンリー)(郑君里)主演で映画化されたことから、このシリーズはさらに知名度と人気を高めた。 1915年、大学付属中学の臨時英語教師になった程小青は、そこでアメリカ人教師と知り合って英語の能力を格段に高め、英語で小説が読めるまでになる。翌年には、程小青ほか数名が翻訳した『ホームズ事件簿全集』(福尔摩斯探案全集、全12巻)が刊行されている。これは中国語の文語に訳したものだったが、1930年には程小青らにより口語訳の『ホームズ大全集』(福尔摩斯大全集)も刊行されている。程小青が翻訳に携わったのはホームズシリーズのみにとどまらず、ヴァン・ダイン、レスリー・チャータリス、エラリー・クイーン(『ギリシャ棺の謎』)、さらには中国人探偵が活躍するアール・デア・ビガーズのチャーリー・チャンシリーズなど、大量の作品を翻訳している。 程小青の探偵小説への貢献は創作および国外ミステリの翻訳にとどまらず、その能力は探偵小説論でも発揮された。また彼はアメリカの大学の「犯罪心理学」、「探偵学」などを通信教育で受講するなどして、当時の最先端の知識を得ていた。 1946年には、程小青の探偵小説74編を収録する『霍桑事件簿全集』(霍桑探案全集袖珍丛刊)全30巻が刊行された。1949年の新中国成立後は旧来の探偵小説を書くことは禁止されてしまったが、1957年からは実際の事件に題材を採った大衆向けスリラー小説を書くようになり、どれも20万部を越える大ヒットとなる。中国で名高い映画「徐秋影案件(じょしゅうえい あんけん)」(1958)は、程小青の小説に基づくものである。(日本では1957年、松本清張が『点と線』の連載を開始し、いわゆる「社会派推理小説」の時代が幕をあける) 晩年の10年間は、中国で知識人が迫害にあった文化大革命の時期に当たり、彼も迫害を受けることになった。かつてともに探偵小説の翻訳などを手掛けた仲間が病死したり、あるいは自殺に追い込まれたりする中で、1975年には妻をもなくし、彼も自身の作品の改訂版全集を出すという夢をかなえられないまま、1976年、北京にて没。享年83歳。 近年中国では、1997年の『霍桑探案集』(全6巻)など何度か作品集が刊行されているが、ほとんど品切れになっているようだ。現在新刊で入手できるのは、10編収録の短編集『血手印(血の手形)』(華夏出版社、2008年)。また、2007年には『近現代偵探小説作家程小青研究』という研究書が刊行されている。 また、2006年にはハワイ大学出版からフオサンものの英訳短編集"Sherlock in Shanghai Stories of Crime And Detection"が出ている(著者名の表記は Cheng Xiaoqing )。翻訳はほかに少なくとも、イタリア語訳"Sherlock a Shangai"(2009年)が刊行されている。 (2)孫了紅(そん りょうこう)/怪盗紳士ルーピン 【主要参考文献:老蔡(ラオツァイ)(2009)「百年華文推理簡史 三、孫了紅和他的“反偵探小説”」】 1920年代から40年代末までの中国探偵小説界を支えたもう1人の人物として、孫了紅(そん りょうこう/スン リャオホン)(孙了红)(1897 - 1958)が挙げられる。 1897年、上海生まれ(程小青の4歳年下/日本では海野十三、木々高太郎が同年生まれ)。彼は紙とペンさえあればどこでも小説を書き始めるような男で、喫茶店で小説を書いては、周りの人に見せて喝采を浴びていた。雑誌に小説などを発表していたが、1923年のある日、『アルセーヌ・ルパン全集』(亚森罗苹案全集、1925年出版)の翻訳に誘われ、そこから探偵小説創作の道へと入る。1923年11月には、ルパン(Lupin)をもじった魯平(ルーピン)(鲁平、Luping)という怪盗紳士探偵が登場する短編「傀儡劇(かいらいげき)」(傀儡剧)を雑誌『偵探世界』に掲載する(日本ではこの年、乱歩がデビュー)。この作品は好評を得てシリーズ化され、怪盗紳士ルーピンはこの後約25年間にわたって活躍することになる。探偵小説の創作以外に、いくつかの探偵小説雑誌の編集長も務めた。また恋愛小説も執筆している。 孫了紅の作品は「反探偵小説」(反侦探小说)と呼ばれている。これを聞くと、日本に少なからずいる「アンチ・ミステリ」ファンは色めき立ってしまうかもしれないが、これは単に彼の作品が当時の一般的な探偵小説と異なり、探偵ではなく怪盗を主人公にしていることからきた名称である。 程小青とは交流があり、探偵小説論を交わし互いに刺激し合った。霍桑(フオサン)が登場する作品を孫了紅が書いたこともあった(「鴉の鳴く声」(鸦鸣声))。当時上海では、二人の名前にそれぞれ「色」が含まれていることから、二人のことを「青紅(あおあか)コンビ」(青红帮)と呼んでいた。ただ、老蔡(ラオツァイ)(2009)によれば、孫了紅の創作の量は程小青ほど多くはなく、また孫了紅の作品は出来不出来の差が大きいという。 1949年の新中国成立後は、旧来の探偵小説雑誌や探偵小説は発行が禁止されてしまったため、劇団の劇の脚本を書いたり、新聞でスリラー小説(驚険小説/惊险小说)を連載したりした。若い頃から病弱であったが病状が悪化し、1958年没。享年61歳。同年に書きあげ新聞連載された反スパイ小説『青島迷霧(チンタオ めいむ)』(青岛迷雾)が最後の作品となった。 現在中国で手に入る孫了紅の単行本は、5編収録の短編集『血紙人(血染めの紙人形)』のみである。 同時代のアジアの動向 インドネシアでは、1926年に程小青の霍桑(フオサン)ものが翻訳されている。1929年には、代表作の1つである「江南燕」が訳された。(柏村彰夫(2010)) 上海でルパンの名をもじった怪盗紳士ルーピン(魯平)が活躍していた頃、朝鮮半島ではルパンシリーズの作者ルブランの名をもじった探偵ユ・ブラン(劉不乱)が活躍していた。探偵ユ・ブランを創造したのは、早稲田大学留学中の1935年に日本の雑誌『ぷろふいる』でデビューし、江戸川乱歩とも親交があった韓国ミステリの始祖・金来成(キム・ネソン、1909-1957)である。探偵ユ・ブランは『ぷろふいる』1935年12月号に掲載された「探偵小説家の殺人」で劉不乱(りゅう ふらん)として初登場。金来成は1936年に朝鮮半島に戻り、以降はユ・ブランが活躍する探偵譚や乱歩風の変格短編を朝鮮語で執筆していた。(金来成についての詳細は、「韓国ミステリ史 特別編 - 金来成(キム・ネソン)(1909-1957)」) (3)同時代の中国探偵作家 【主要参考文献:老蔡(ラオツァイ)(2009)「百年華文推理簡史 四、民国時期的其他原創作品(上)」、「四、民国時期的其他原創作品(下)」】 程小青、孫了紅と同時期に中国で活躍した探偵作家に以下のような人たちがいる。 陸澹安(りく たんあん/ルー ダンアン/陆澹安)(1894 - 1980)程小青のフオサンシリーズ、孫了紅のルーピンシリーズとともに「中華民国時代の三大探偵小説シリーズ」と呼ばれる李飛(リーフェイ)シリーズの作者。当時の探偵小説作家の中で唯一、法律の専門教育を受けた人物だった。1923年に創刊された中国初のミステリ雑誌『偵探世界』では、程小青らとともに編集を担当。作品数があまり多くないため、後世に与えた影響は程小青や孫了紅ほど大きくはない。 兪天憤(ゆ てんふん/ユー ティエンフェン/俞天愤)(1881 - 1937) 張碧梧(ちょう へきご/ジャン ビーウー/张碧梧)(1897 - 没年不明) 趙苕狂(ちょう ちょうきょう/ジャオ ティアオクアン/赵苕狂)(1892 - 没年不明) 中国では2002年に、20世紀に発表された中国ミステリの傑作短編を集めたアンソロジー『20世紀中国偵探小説精選』(全4巻)が刊行されている。この時期を対象とする第1巻の収録作品は以下のとおりである。 『20世纪中国侦探小说精选(1920-1949) 少女的恶魔』(少女的悪魔)程小青「案中案」 程小青「白紗巾」(白纱巾) 孫了紅「藍色響尾蛇」(蓝色响尾蛇) 陸澹安「夜半鍾声」(夜半钟声) 兪天憤「白巾禍」(白巾祸) 張碧梧「箱中女屍」(箱中女尸) 趙苕狂「少女的悪魔」(少女的恶魔) 何朴斎(か ぼくさい/ホー ピャオジャイ/何朴斋)「鸚鵡緑」(鹦鹉绿) 徐卓呆(じょ たくがい/シュー ジュオダイ)「臨時強盗」(临时强盗) 同時代のアジアの動向 タイでは1912年にホームズが初めて翻訳されたのに続いて、モーリス・ルブランのルパンものや、エミール・ガボリオ、ガストン・ルルーの探偵小説などが多数翻訳・翻案され、圧倒的な人気を博した。創作では、前述のラーマ6世『トーンイン物語』に続いて、ホームズものの翻訳者だったルアン・サーラーヌプラパンによる『黒い絹と悪霊の顔』(1922)、シーラット・サパーポンワット『それから永久に』などが発表された。1930年代に入るとこのジャンルはやや下火になったが、パイサーン・サーンブット『私の王女』(1937)、アルンプラサート『邪悪な巣窟』(1938)、タンマティアンの〈探偵チューチュープシリーズ〉(1938~)、ディンソー『探偵チェム博士』(1941)などが書かれた。(宇戸清治(2009)) 第二節 中華民国時代の探偵雑誌 【主要参考文献:老蔡(ラオツァイ)(2009)「百年華文推理簡史 五、民国時期的偵探雑誌(上)」、「五、民国時期的偵探雑誌(下)」】 【2011年8月7日加筆】 (1)中国初の探偵雑誌 少し時間をさかのぼって話を始めるが、1923年というのは日本のミステリ史においても、そして中国のミステリ史においてもエポックメイキングな年であった。この年、日本の雑誌『新青年』は4月号を初の「創作探偵小説号」とし、翻訳ではなく日本のオリジナルの探偵小説を特集するという新たな試みに出る。そしてこの号に掲載された「二銭銅貨」で華々しくデビューしたのが、江戸川乱歩である。この号では乱歩の作品を含め4編の創作短編が掲載されたが、その中には上海を舞台にした松本泰の短編「詐欺師」もあった。 日本人がイマジネーションの中の魔都・上海を描き出していたとき、現実の上海でも、今まさに中国ミステリ史における重大事件が起ころうとしていた。1923年6月、中国初の探偵小説雑誌『偵探世界』(世界書局)の創刊である。中国の作家によるオリジナル作品を重視し、中華民国時代の探偵小説界の三大巨頭、程小青(てい しょうせい)・孫了紅(そん りょうこう)・陸澹安(りく たんあん)の作品を多く掲載したほか、探偵作家以外の小説家にも積極的に声をかけ、探偵小説を依頼した。ただし、この雑誌自体は探偵小説専門というわけでなく、探偵小説が一番多いとはいえ、ほかに武侠小説や冒険小説も掲載していた。小説以外に、程小青による「科学と探偵術」、「探偵小説作法の管見」等のコラムも掲載された。程小青の名前は編集委員としてもクレジットされていたが、実際には程小青は編集に参加していないと言われている。彼の名前がクレジットされているのは、当時すでに探偵作家として名声を博していた彼の名前を借りて売り上げにつなげようと出版社が考えたからである。月2回刊という刊行ペースに創作小説の供給が追い付かなくなり、次第に作品の質が低下したことで読者離れを招き、全24冊、1年という短命に終わったが、この雑誌が後の中国ミステリ界に与えた影響は大きかった。 その後の中国の探偵小説雑誌としては、1938年9月創刊の中国第二の探偵小説雑誌『偵探』があった。当初は月刊、のちに月2回刊となったこの雑誌は、バックナンバーが散逸しており研究はまだ進んでいないとのことだが、1941年刊行の第54号の存在が確認されており、現在知られている中華民国時代の探偵雑誌では、最も刊行号数が多いものである。 なお、日本初の探偵雑誌は、1916年から3年ほど刊行された『探偵雑誌』(実業之世界社)というタイトルの探偵雑誌だとされている。 (2)終戦後の探偵雑誌創刊ブーム 終戦後、日本では1946年3月創刊の『ロック』を皮切りに、探偵雑誌が多数創刊された。1946年には『ロック』に続いて、『宝石』(3月)、『トップ』(5月)、『ぷろふいる』(後に『仮面』)(7月)、『探偵よみもの』(11月)が、1947年には『黒猫』(4月)、『新探偵小説』(4月)、『真珠』(4月)、『妖奇』(後に『トリック』)(7月)、『Gメン』(後に『X』)(10月)、『フーダニット』(11月)が創刊されている。もっとも、これらの雑誌はほとんどが2~3年ほどで廃刊になっており、1940年代に創刊された雑誌で1950年代になってまだ刊行が続いていたのは、『Gメン』(『X』)(~1950年)、『探偵よみもの』(~1950年)、『妖奇』(~1953年)、そして『宝石』(~1964年)だけである。 中国でも戦後になると探偵雑誌の創刊ブームが訪れる。中国で戦後最も早く創刊された探偵雑誌は、程小青が編集長を務めた『新偵探』だが、この創刊は日本の『ロック』創刊よりも早い1946年1月のことだった。続いて同年のうちに、『大偵探(だいていたん)』(4月)、『藍皮書(らんひしょ)』(7月)が創刊されている。 『新偵探』は月2回刊。編集長の程小青は、創刊号から毎号のように霍桑シリーズを掲載し、またレスリー・チャータリスのセイントシリーズを翻訳するなど、自ら健筆をふるった。雑誌は創作が大部分を占めたが、翻訳ではほかに、エラリー・クイーンの短編「アフリカ旅商人の冒険」なども掲載された。創作作品の不足のため次第にページ数が少なくなり、約半年、全17号を刊行して廃刊となった。 『大偵探』は、孫了紅が初代編集長を務めた月刊の探偵雑誌。『新偵探』とは異なり、こちらは翻訳作品を主軸としており、欧米黄金時代のアガサ・クリスティ、エラリー・クイーン、ジョン・ディクスン・カーの作品や、ジャック・フットレルの作品などを翻訳掲載した。また、犯罪実話も人気を博した。『新偵探』が休刊になると創作も載せるようになり、次第に創作の割合の方が多くなっていった。孫了紅もルーピンシリーズの「藍色響尾蛇」(蓝色响尾蛇、別名「1947年の怪盗ルーピン」(一九四七年的侠盗鲁平))を連載している。 『藍皮書』は不定期刊。探偵小説のほか、ホラー小説、武侠小説も掲載された。創刊号には、当時『大偵探』の編集長だった孫了紅も小説を寄せており、孫了紅はのちには『藍皮書』の編集長にもなっている。孫了紅は、金庸などに影響を与えた当時一番人気の武侠作家、還珠楼主に執筆を依頼し、これにより『藍皮書』の売り上げは大幅に上がった。さらに程小青のフオサンシリーズの連載や、孫了紅のルーピンシリーズの掲載もあり、『藍皮書』当時の一番人気の探偵雑誌となった。 1949年1月には、探偵小説雑誌『紅皮書』が創刊された。この雑誌にも孫了紅のルーピンシリーズが掲載され、またたく間に『藍皮書』と並ぶ人気雑誌となった。そして、中国の探偵小説界はこのままの形で発展していくかに思われたが、1949年、新中国=中華人民共和国の成立により、状況は一変する。(以降、第三章) 第三節 同時代の日本から見た当時の中国探偵小説界 【2011年8月4日新設】 日本の雑誌『新青年』は、1930年代に中国の探偵小説を4編訳載している。この4編は、江戸川乱歩編「翻訳短篇探偵小説目録」(『探偵小説年鑑 1951年版』岩谷書店、1951年 巻末)に記載されていない。 (タイトルに付した振り仮名は、実際に『新青年』で振られているもの) 掲載号 ページ タイトル 作者 翻訳者 1930年夏季増刊号(11巻11号) pp.100-113 「白玉環」(はくぎょくくゎん) 武進呂侠 記載なし 1931年新春増刊号(12巻3号) pp.278-290 「無名飛盗」(ウー ミン フェイ タオ) 張慶霖 記載なし 1933年夏季増刊号(14巻10号) pp.125-138 「賭場母女」(トゥ チャン ムー ヌー) 幸福斎 呂久餘七 1935年夏期増刊号(16巻10号) pp.161-169 「絶命血書」(チュエ ミン シェー シュ) 呂侠 阿羅本洋 どれも初出情報や作家の経歴等の親切な情報は付されていないが、調べてみると、このうち呂侠(ろきょう/リューシア)の2作品は、1907年に刊行された呂侠『中国女偵探』(商務印書館)に所収のものであることが分かった。1907年というのは、中国で次々とホームズ物やその他の欧米探偵小説が翻訳され、また中国の作家が見よう見まねでオリジナルの作品を発表しはじめていた時期である。この本には、原題で示すと「血帕」、「白玉環」、「枯井石」の3短編が収録されているが、このうち1作目と2作目が『新青年』に訳載されている(2作目の「白玉環」の方が『新青年』では先に掲載されている)。なおこの『中国女偵探』は、「こちら(中国のサイト)」で全ページを画像ファイルで見ることができる。作者の呂侠は、中国の史学家の呂思勉(ろ しべん、1884-1957、中国語版Wikipedia)と同一人物だという説があるようだ。 張慶霖(ちょう けいりん/ジャン チンリン)と幸福斎(こうふくさい)は、1923年に創刊された中国初の探偵小説雑誌『偵探世界』などに作品を発表していた作家のようだが、『新青年』に掲載された作品の原典は分からない。この4作品については、のちに別ページでまとめる予定である(※現在未公開「アジア推理小説翻訳史 中国編(1) 『新青年』掲載の忘れられた四短編」)。 上で示したように、早くも1930年代には中国の探偵小説が日本で翻訳されていたわけだが、これらの短編は発表年も作者のプロフィールも付されず、ただ翻訳されて掲載されただけだったので、これでは中国の探偵小説界について知りようもなかった。中国の探偵小説界についてある程度まとまった情報が入ってくるのは、戦後になってからである。 戦後、江戸川乱歩を中心に探偵作家が集まって、土曜会という探偵小説を語る会が毎月1回開かれるようになった。1946年6月に始まったこの土曜会では、1947年から1950年の間に計3回、中国の探偵小説についての講演会や座談会が行われている。 (1)東震太郎 講演「中国の探偵小説界」(第13回土曜会、1947年6月21日) 1947年6月21日、すなわち探偵作家クラブ(現・日本推理作家協会)創設の日に開かれた第13回土曜会では、探偵作家クラブ会員で作家の東(あずま)震太郎氏が「中国の探偵小説界」と題する講演を行っている。最初に日本のミステリ界で中国の探偵小説について詳しく紹介したのは、おそらくこの東震太郎氏だと思われる。 東震太郎 講演「中国の探偵小説界」要旨 (「第13回土曜会記録」『探偵作家クラブ会報』第2号(1947年7月))「ビガース(米)の伸査礼(チャーリーチャン)探偵は、人物が温厚謙遜なので好まれている。」 「ルパン、ドイルは夙に翻訳され、わが乱歩の「D坂の殺人事件」「二銭銅貨」「白髪鬼」「蜘蛛男」等も訳されている。」 「創作は至って少く、張恨水、耽小適等の作品も、人情本又は之に類するものであり、曹禹も実録物を書いている。」 「種本は、康煕年間に多い公案物(裁判物)が主で、中にも「龍図公案」(包公案)はその模倣が多い。この本は例の「棠陰比事」と同じくわが「本朝桜陰比事」の淵叢で大岡政談的な物語が六十三種も収録されている。又、謎々的な一種の暗号めいた「柏案驚奇」と云った本も好まれている。」 上記の第13回土曜会記録が掲載された号には、東震太郎氏のエッセイ「中国の探偵小説」も掲載されている。東氏はそこで、中国の探偵小説を3つに分類している。(判読不明の文字は■で示す) 中国の探偵小説(1)実録もの(耽小適(人情本作家)曹禹(劇作家)その他) (2)公案もの ― 棠陰比事(明末■■) ― 龍図公案(一名包公案)(清■) ― その亜流 (3)翻訳もの ― ルパン物、ドイル物、乱歩もの(二銭銅貨、D坂の殺人事件、白髪鬼、蜘蛛男等) アメリカの推理作家アール・デア・ビガーズが創造したチャーリー・チャンは、ホノルル警察の警部で中国系アメリカ人という設定。このころには少なくとも、程小青訳のものが刊行されていた。現在ではチャーリー・チャンの中国語表記は陳査理(チェン・チャーリー/陈查理)が普通だが、このころは伸査礼(シェン・チャーリー)と書いていたんだろうか。 中国のオリジナル作品の現状や発展については、東氏はかなり悲観的な見方をしている。東氏は戦前はジャーナリストとして大陸におり、終戦前後には上海にいたそうだが、残念ながら程小青や孫了紅の活躍や、終戦後の探偵雑誌の隆盛については、東氏の耳には入らなかったようである。東氏が挙げている中国の三人の作家は、推理小説関連の文献では名前を見掛けたことがない。今ほど情報が手に入りやすい時代ではないので仕方がないが、中国における創作探偵小説の実情の紹介としては、やや的外れのものだったと言わざるを得ないだろう。(ここで名前が出ている張恨水、耽小適(耿小適?)、曹禹については、のちに別ページでまとめるかもしれない) (2)柴田天馬 講演「中国文学に現れた犯罪、探偵」(第18回土曜会、1947年11月22日) 東震太郎氏の講演から5か月後には、『聊斎志異(りょうさいしい)』の完訳者である中国文学者の柴田天馬が土曜会に招かれている。この回では主に中国の古典文学作品に現れる侠盗についての話がなされたようで、19世紀末以降の中国探偵小説の話題は出なかったようである。(『探偵作家クラブ会報』第7号(1947年12月)) (3)江戸川乱歩、ロバート・ファン・ヒューリック、辛島驍、魚返善雄ほか 座談会「中国の探偵小説を語る」(第47回土曜会、1950年5月27日) この前年に『狄公案(てきこうあん)』の英訳を出したロバート・ファン・ヒューリックと、中国文学者の辛島驍(からしま たけし)、同じく中国文学者の魚返善雄(おがえり よしお)を招いて座談会が行われた。その模様は、『宝石』1950年9月号に座談会「中国の探偵小説を語る」として掲載されている。ここで辛島氏は、中国の探偵小説史を第一期から第七期に分類して説明しているが、ここで「第七期」とされているのが19世紀末から20世紀初頭のホームズなどの西洋文学の翻訳時期のことであり、その後の程小青や孫了紅の登場についてはこの座談会では触れられていない。 結局、この時期には中国の創作探偵小説の実情について、正しい情報は伝わらなかったようである。 乱歩は中国以外にも、インドや韓国などアジア各地の推理小説に興味を持ち、情報を集めていた。しかし、1965年に乱歩が死去して以降は、アジアの推理小説に目を向ける人はおらず、日本のミステリ界において「アジア」の存在は忘れられたものとなった。日本のミステリ界においてアジアが「再発見」されるのは、21世紀になり、島田荘司がアジア各地の本格ミステリに目を向け始めてからのことである。 第四節 邦訳された19世紀末~1940年代の中国探偵小説 【2011年8月4日訂正】 清末から中華民国時代の中国探偵小説で、一般流通の書籍・雑誌等で翻訳された作品は、第五節で紹介した『新青年』掲載の4編以外には見当たらない。 2004年の第4回本格ミステリ大賞で評論・研究部門の候補になった井波律子『中国ミステリー探訪 ― 千年の事件簿から』(日本放送出版協会、2003年)は、中国ミステリの歴史を4世紀にまでさかのぼり、そこからの歴史を丁寧にかつ読みやすく紹介した好著である。基本的に19世紀以前の作品を紹介しているが、最後の方で程小青と孫了紅にも言及があり、フオサンシリーズの中編「舞宮魔影(ぶきゅうまえい)」と、ルーピンシリーズの「血染めの紙人形」(血紙人、1942)のあらすじが詳しく紹介されている。 ネット上では、この時期の上海の探偵小説については、ブログ「中国推理小説研究会」の上原草さんが、作品のあらすじを詳細に示しながら丁寧な紹介をしていらっしゃいます。程小青のフオサンシリーズや孫了紅のルーピンシリーズのほかに、趙苕狂(ちょう ちょうきょう)の失敗探偵シリーズなどにも言及があります。 また、Webサイト「翻訳書肆・七里のブーツ」では、フオサンシリーズの「別荘の怪事件」(別墅之怪)が全訳されて公開されています。(程小青のフオサンシリーズの英訳が出ていることは、このサイトで知りました) 参考文献 中国ミステリ史 参考文献 (新しいウィンドウで開きます) 第二章 更新履歴 2011年2月3日:公開 2011年8月4日~7日「第三節 同時代の日本から見た当時の中国探偵小説界」を新設。 中華民国時代の探偵雑誌についての記述を第三章から第二章に移動して「第二節 中華民国時代の探偵雑誌」とし、大幅に加筆。 『中国ミステリ史 第一章』(19世紀末~1910年代) 『中国ミステリ史 第二章』(1910年代~1940年代) ←今見ているページ 『中国ミステリ史 第三章』(1940年代末~1970年代) 『中国ミステリ史 第四章』(1970年代末~1990年代) 『中国ミステリ史 第五章』(1990年代末~21世紀初頭) 『中国ミステリ史 第六章』(現代)
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/11158.html
マジックツリーハウス キャラクター コメント アメリカ合衆国の児童文学作家、メアリー・ポープ・オズボーン著、食野雅子訳による児童文学シリーズ。 日本語版はメディアファクトリーにより刊行。 キャラクター ラティオスorバルビートorプラスルorニドリーノ:ジャック ラティアスorイルミーゼorマイナンorニドラン♀:アニー シャンデラ:モーガン・ルー・フェイ ポッチャマ:ペニー コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 キャラクター シャンデラ:モーガン・ルー・フェイ -- (ユリス) 2016-05-08 14 45 10
https://w.atwiki.jp/japan_dorama/pages/6021.html
amazonで探す @楽天で #ミステリと言う勿れ を探す! 月21フジ 2022.01.10~2022.03.28 11.8% 公式HP wikipedia instagram 前 ラジエーションハウス2 次 元彼の遺言状 Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 変わり者の大学生が殺人容疑、真実は人の数だけある! 寒河江健殺人事件(1巻 episode1) 2022/01/10 13.6% 2 奇妙なバスジャック!その目的は… バスジャック事件(1巻 - 2巻 episode2) 2022/01/17 12.7% 3 バスジャック事件(1巻 - 2巻 episode2) 2022/01/24 13.2% 4 記憶喪失の爆弾魔、爆弾はどこへ?爆発を食い止めろ 雨に濡れた記憶喪失の男(4巻 episode5) 2022/01/31 13.3% 5 奇妙な入院生活! 22年前の未解決事件が動き出す 病室の隣人の夜語り(4巻 episode6)誤字による暗号(4巻 episode7) 2022/02/07 10.0% 6 天使の連続放火事件(5巻 episode8 - 8-4)放火殺人に潜む闇、子供を救う炎の天使! 謎の女性の目的は? 2022/02/14 10.2% 7 天使の連続放火事件(5巻 episode8 - 8-4)炎の天使編完結!炎の天使の正体とは・・・驚愕の真実が明らかに 2022/02/21 12.3% 8 アイビーハウスの謎解きミステリー(7巻 episode10 - 10-3) 2022/02/28 10.6% 9 アイビーハウスの謎解きミステリー(7巻 episode10 - 10-3) 2022/03/07 11.6% 10 ファイナルエピソード! さようなら、ライカさん デートならぬ遠出(6巻 episode9) 2022/03/14 12.0% 11 横浜連続殺人事件(6巻 episode2.5 - 2.5-3) 2022/03/21 11.1% 12 横浜連続殺人事件(6巻 episode2.5 - 2.5-3)つかの間のトレイン(2巻 episode3) 2022/03/28 11.2%
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/151.html
2011年2月3日 ※2011年8月 改訂作業中 『中国ミステリ史 第三章』では、1940年代末から1970年代まで(中華人民共和国成立から文化大革命終了まで)の中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリの歴史を紹介している。 目次 第三章 1940年代末~1970年代: 社会状況の変化による中国ミステリの転変第一節 中華人民共和国の成立とソ連探偵小説の流入 第二節 中国の探偵作家とソ連の探偵作家の交流(1956年) 第三節 ソ連の探偵小説(1)ソ連の探偵小説の新潮流(1956年) (2)ロマン・キムの手紙で知る当時のソ連探偵小説界(1956年~1957年) 第四節 程小青の探偵小説論(1957年) 第五節 文化大革命期の"写本"現象 第六節 1940年代末~1970年代の代表的な作品 第七節 邦訳された1950年代~1970年代の中国探偵小説 参考文献 第三章 更新履歴 第三章 1940年代末~1970年代: 社会状況の変化による中国ミステリの転変 第一節 中華人民共和国の成立とソ連探偵小説の流入 【主要参考文献:老蔡(ラオツァイ)(2009)「百年華文推理簡史 六、新中国的反特小説」】 【2011年7月29日、加筆】 第二章第二節で述べたとおり、中国(中華民国)では終戦後、日本よりも早く探偵雑誌が創刊されている。1946年1月に創刊された『新偵探(しんていたん)』を皮切りに、同年には『大偵探(だいていたん)』、『藍皮書(らんひしょ)』が創刊されたが、これらの雑誌は、程小青の霍桑(フオサン)シリーズや孫了紅の魯平(ルーピン)シリーズなどの国内創作や、エラリー・クイーン、アガサ・クリスティ、ジョン・ディクスン・カーの翻訳作品などを掲載し人気を博していた。1949年にも探偵小説雑誌『紅皮書(こうひしょ)』が創刊され、中国の探偵小説界はこのままの形で発展していくかに思われた。 しかし、1949年、新中国=中華人民共和国の成立により、状況は一変する。これにより、かつてのような探偵小説を発表することは許されなくなり、『大偵探』、『藍皮書』【注1】、『紅皮書』は廃刊となる(『新偵探』は創刊から半年で廃刊となっていた)。欧米(西ヨーロッパやアメリカ)の探偵小説に代わって入ってきたのは、ソ連を中心とする共産主義国家の探偵小説で、それにより中国の探偵小説は変質を余儀なくされる。 この当時のソ連では通常の犯罪を描く探偵小説は刊行されておらず、ソ連で探偵小説【注2】といえば、潜入しているアメリカやイギリスのスパイを摘発する反スパイ小説のことであった。そのため、この時期は中国でも探偵小説といえば反スパイ小説をさすようになる。「スパイ」は中国語で「特務」であり、この時期の探偵小説は中国では反特小説(はんとくしょうせつ)と呼ばれる。 この時期に中国語に翻訳されたソ連の反スパイ小説の代表格としては、1955年に中国語訳が出たニコライ・トマン【注3】(1911-1974、ロシア語版Wikipedia)の『戦線付近の駅で』【注4】(邦訳なし、原題: На прифронтовой станции、中国語タイトル:在前线附近的车站)が挙げられる。 注1:1946年7月に創刊された『藍皮書(らんひしょ)』は1949年5月に休刊となったが、1950年に香港で復刊されている。江戸川乱歩は1956年から1958年ごろにかけて、この香港版『藍皮書』を定期購読している。 注2:この当時のソ連では、探偵小説・探検小説・SF小説などを総称して「冒険もの」(приключения、プリクリュチェーニヤ)と言っていた。日本ではこれらの小説は「探偵小説」と総称されていた。 注3:ニコライ・トマンは、飯田規和(1965)では、レフ・シェイニン(1906-1967、ロシア語版Wikipedia)と並んで当時のソ連の「スパイ小説的な推理・冒険小説」の代表的な作家だと紹介されている。ニコライ・トマンは小説の邦訳はないが、ソ連・東欧SFアンソロジーの『遥かな世界果しなき海』(早川書房、1979年)にエッセイ「SF論争 ――モスクワ・1965年」が訳されているようだ(著者名表記は「ニコライ・トーマン」)。 注4:仮に邦題を『戦線付近の駅で』としたが、『戦線付近の駐屯地で』の方がいいかもしれない。 第二節 中国の探偵作家とソ連の探偵作家の交流(1956年) 【2011年7月29日追加】 当時の中国ミステリ界とソ連ミステリ界の関わりについて伝える資料に、ソ連のスパイ小説作家ロマン・キムが江戸川乱歩にあてた手紙がある。(乱歩とロマン・キムが文通を開始した経緯については、「ソ連/ロシア推理小説翻訳史 - ロマン・キム(1899-1967)」を参照のこと) ロマン・キムからの第二信(『宝石』1957年1月号)に非常に興味深いことが書かれている。ソ連の探偵作家が北京や上海を訪れ、中国の探偵作家と交流したというのである。 1956年8月、ロマン・キムを含むソ連の探偵作家たちは、北京を訪れ、中国の探偵作家たちと歓談した。ソ連の作家たちは、ソ連ではスパイ小説に代わって本格的な探偵小説が現れはじめたということを伝え、中国の作家たちは、中国ではスリラー小説(驚険小説/惊险小说)が読者の間で絶大な人気を博しており、このジャンルの本が次々と出版されているということを伝えた。またソ連の探偵作家一行は上海にも赴き、探偵ものの戯曲「十五貫」を観覧したという。上海といえば、第二章で紹介した程小青(てい しょうせい)と孫了紅(そん りょうこう)がいた地である。彼らもこの交流に参加したのだろうか。なかなか興味深いところである。 また、この第二信によると、中国のムー・リンとハン・シンの中編「図面四〇七」は非常に中国国内で評判がよい作品で、ロシア語に翻訳され新聞『友情(ドルージバ)』(дружба)に掲載されたという。中国におけるスパイの活躍を扱ったものだというが、この作品が誰のどの作品を指しているのかは分からない。ほかに、中国の作家のスリラー小説中短編集『謎の数字』のロシア語訳の刊行が予定されているとも書いてあるが、これについても誰のどの作品を指しているのか、現段階では分からない。 第三節 ソ連の探偵小説 【2011年7月29日追加】 この時期の中国の探偵小説はソ連の探偵小説に大きな影響を受けていたが、そもそも日本では、ソ連の探偵小説自体があまり知られていない。そこでこの節では、主にロマン・キムが江戸川乱歩にあてた手紙を用いて、やや脱線に見えるかもしれないが、当時のソ連探偵小説界を概観する。 (1)ソ連の探偵小説の新潮流(1956年) 第二節でも少し触れたが、ロマン・キムの第二信によれば、ソ連ではこのころ、スパイ小説以外に本格的な探偵小説も現れ始めたとされている。実は、ソ連の探偵小説が(反)スパイ小説一辺倒だったのは1950年代半ばまでであり、スターリン死去(1953年)後しばらくすると、モスクワ警察の刑事たちが強盗事件などの一般の犯罪を捜査するような、いわゆる警察小説のタイプの探偵小説が刊行されるようになる。その先陣を切ったのが、1956年にソ連で雑誌掲載・単行本化されたアルカージイ・アダモフ(1920-1991、ロシア語版Wikipedia)の『雑色事件』(邦訳なし、原題:Дело «пёстрых»、ロシア語版Wikipedia)である。この作品は、翌1957年には早くも中国語訳(『形形色色的案件』)が刊行されている。 アルカージイ・アダモフの名は日本のミステリ界ではまったくと言っていいほど知られていないが、アダモフは中国では当時のソ連探偵小説界を代表する作家だと見なされており、たとえば中国で1998年に出版されたミステリ史の本、曹正文(そう せいぶん)『世界偵探小説史略』では、ソ連の探偵小説についての総論的な節とは別に、アダモフの紹介のための節が設けられている。 アダモフの『雑色事件』は残念ながら邦訳が出ていないが、幸いなことに、ソ連ミステリ・ソ連SF翻訳家の袋一平氏が『日本探偵作家クラブ会報』第120号(1957年7月)でこの作品のあらすじをごく簡単にだが紹介している。袋氏は作品タイトルを『雑色事件』としており、このページではこの訳題を採用した。 袋一平「ソ連の探偵小説界近況」(『日本探偵作家クラブ会報』第120号、1957年7月) 「雑色事件」 アルカージイ・アダモフ 四〇〇字、一千枚位の長篇 主人公はセルゲイ・コルシュノフという復員士官で、モスクワ刑事捜査局に勤務する。強盗、殺人団が横行しているが、正体がつかめない。というのはスタッフがあらゆる種類の人間の集まりだからで、題名の「雑色」はその意味。そしてこの一味は「犯罪のロマンス」を信奉し、手口が非常に凝っている。主な犯罪者は「パパーシャ」、ソフロン・ロジキン・クプツエウィチなど。このロマンチック犯罪をコルシュノフとその助手たちが解決して行く物語。 また、桜井厚二氏の論文「ロシア刑事探偵のフォークロア ―ワイネル兄弟『恩恵の時代』を中心に―」でも、アダモフのこの作品のあらすじがまとめられている。この論文は、「21COE研究教育拠点形成 スラブ・ユーラシア学の構築 中域圏の形成と地球化」の研究報告集No.23「文化研究と越境:19世紀ロシアを中心に」(2008年2月)に掲載されたもので、桜井氏はタイトルを「まだら事件」としている。 桜井厚二(2008)「ロシア刑事探偵のフォークロア ―ワイネル兄弟『恩恵の時代』を中心に―」 アルカージー・アダモフの『まだら事件 Дело пёстрых(1956)』は、ワイネル兄弟より以前に、戦後モスクワのギャングに挑むソヴィエト刑事探偵の肯定的イメージを提示してみせた先駆的作品であった。この作品は、以下のような梗概の連作短編集である。 第二次世界大戦から復員した青年セルゲイ・コルシュノフは、その軍功によりモスクワ警察犯罪捜査部の刑事に採用される。折しも首都で頻発する様々な凶悪事件から、その背後で犯罪者たちを仕切る「親爺」と呼ばれる黒幕の存在が浮上していた。当局は「親爺」に操られた雑多な者たちによる多種多様な一群の事件を「まだら事件」と名付け、特捜班を設置する……。 アルカージイ・アダモフの『雑色事件』はソ連では映画化されたほか、ソ連時代に少なくとも2度、ソ連崩壊後に少なくとも3度再刊されており、人気作のようである(最新の2002年版→ロシアのオンラインショップ)。また、ソ連時代の推理小説を集めた全集や選集がソ連崩壊後に何度か刊行されているが、この作品はほぼすべてに収録されており、どうやらソ連/ロシアの推理小説史においては記念碑的な作品のようだ。そのような作品が、結局邦訳されることがなかったのは残念なことである。 なお、翻訳は中国語訳以外に、少なくともドイツ語訳『Die Bunte Bande von Moskau』(1962年)が刊行されている。 アルカージイ・アダモフの作品は、『雑色事件』を含め1作も邦訳されていない。この当時のソ連の探偵小説(警察小説)で邦訳が出ているものとしては、1965年にハヤカワ・ポケット・ミステリで刊行されたユリアン・セミョーノフ『ペトロフカ、38』(原著1963年)がある。ユーモアとサスペンスにあふれ、一般的にイメージされる共産主義の暗いイメージとは無縁の傑作である。 (2)ロマン・キムの手紙で知る当時のソ連探偵小説界(1956年~1957年) 『宝石』1956年10月号に転載されたロマン・キムからの第一信は、「ロシヤでは探偵文学のジャンルは十九及び二十世紀(革命前)には発達しておりませんでした」、「革命後のわが国には探偵文学が発達しはじめました」――と、探偵の冒険ものやスパイ小説から始まって、次第に本格的な探偵小説が書かれるようになっていたソ連のミステリ史を伝えている。当時の最新の状況に触れているところを引用する。 ロマン・キム第一信(『宝石』1956年10月号、原卓也訳) ここ数年間というもの、ソヴェートの探偵文学は量的にも質的にも飛躍を続けております。主要な位置を占めておるのは云うまでもなくスパイ小説です。――外国の密使がいかにしてソ同盟に潜入し、秘密の工作を行うか、またソヴェートの偵察兵がいかにして彼らの正体を見破るか、といったたぐいのものです。しかし、最近のわが国には、犯罪とか、或いはソヴェートの探偵の活躍などに関する純然たる探偵小説も現われはじめました。例えばアダーモフの「複雑な事件」など。この秋にはモスクワで探偵小説を含む冒険小説の諸問題に関する第一回全同盟会議が開かれます。数百名の作家が参集し、当面の諸問題を審議するはずです。わが国の新聞雑誌には、もう一連の論文が現われておりますが、その中で、探偵小説というものは主題の興味や独特の構成のほかに、登場人物の性格とか全体の背景とかの巧みな描出によっても優れたものでなければならないという希望を、批評家や読者が表明しております。 わが国ではイギリス、アメリカ、フランスの作家の作品で政治的、社会的テーマが取扱われているようなものに深い関心が示されております。その意味でグレアム・グリーンの長篇「静かなるアメリカ人」(もうこちらの雑誌に掲載されたのです)はソヴェート読者の興味をひきました。またクイーンの「帝王死す」とか、大都市における腐敗堕落(コラプシオン)の光景が示されているチャンドラーの「さらば愛しき女よ」とか、「長いお別れ」などのような作品にも深い関心が寄せられております。 ロマン・キム第二信(『宝石』1957年1月号、原卓也訳) ごく近いうちに、ソ同盟で本格的探偵小説が発表されます。民警と犯罪者との闘いを描いたヴァレンチン・イワノフの「黄色いメタル」と、モスクワ捜査局の活動を扱ったアダモフの「さまざまな人の事件」がそれです。後者は一九五六年の雑誌「青春(ユーノスチ)」に載ったものでその雑誌は既に一月前木村浩さんに送りました。しかしこの長篇は単行本としてはまだ出ておりません。その後直ぐスパイ小説が出ます――エヌ・アターロフの「変名の死」と、ヴォエヴォディンのものと、タルンチスの「固い合金」がそれです。ポーランド語からの翻訳中篇「静かなる戦線」(東独に於ける西独スパイ組織の活動を扱ったもの)や、中国語からの翻訳で、中国作家の驚険中短篇小説集「謎の数字」も出ます。 レニングラードでは目下イギリスの作家プリイストリの「危険な転換」が上演されています。これは本格探偵作品ではありませんが、疑いもなく心理的スリラアです。 (中略) 小生は木村浩さんに、「さまざまな人の事件」を読んだら、その作品の筋を先生に伝えるよう手紙を出しておきました。多分この作品は日本語に訳されるのでしょう。 ロマン・キム第三信(『宝石』1957年8月号、木村浩訳) わがソ連邦では、探偵小説に対する興味が、それも特に本格探偵小説に対するそれが非常に高まっています。最近、コナン・ドイルの大きな選集の新版がでました。雑誌「外国文学」は、近々、今日の欧米の探偵小説の特集号をだす予定です。 (中略) 最近は、犯罪摘発をめぐるソヴェト捜査局及び民警の活躍に関する探偵小説が人気をよんでいます。(改段落)アダーモフの「ぐれん隊事件」につづいて、ブレスト及びランスキイの「見えない前線」、レフ・シェイニンの「探偵の手記」、ロイズマンの「狼」その他が出版されました。(改段落)わが国の文学において、かつてこれほど沢山の探偵小説があらわれたことはありません。もちろん、英米のそれと比較しますれば、わが国での探偵物の出版はそれほど多いとは申せませんが、しかし、過去と比較すれば、現在はかつて今まで見なかったほど多量の本が出たというわけです。 (中略) わが国でも多勢の学者、ジャーナリスト、エンジニヤ――一口にいってハイブラウな人々――は、クリスティ、クロフツ、クイーン、ブレイク、ウールリッチ、アイルズその他をよんでいます。多くの人々の机の上やポケットのなかに、ペンギンのマークのついたポケットブックを見かけることができます。 当時のソ連で反スパイ小説(引用文中では単に「スパイ小説」)が流行っていたことがロマン・キムの第一信からも確認できる。そのスパイ小説全盛の時代の中で出てきた最初の本格的な探偵小説として、アダモフの「複雑な事件」「さまざまな人の事件」「ぐれん隊事件」が挙がっているが、これはおそらくすべて前述の『雑色事件』(まだら事件)を指していると思われる。 「冒険小説(プリクリュチェーニヤ)」(探偵小説・探検小説・SF小説等の総称)に関する積極的な議論も行われていたようで、一般的なイメージにある「ソ連では推理小説は流行らなかった」という気配は微塵も感じさせない(もっとも、ロマン・キムはいわばソ連を代表して自国の推理小説を「宣伝」しているわけなので、いくらか割り引いて見るのが適切かもしれない)。 第四節 程小青の探偵小説論(1957年) 上原草さんのブログ「中国推理小説研究会」程小青 探偵小説論 その1(2009年5月10日) 程小青 探偵小説論 その2(2009年5月11日) 程小青 探偵小説論 その3(2009年5月12日) 程小青 探偵小説論 オールド上海の時代は?(2009年5月14日) この時期は、前述の程小青や孫了紅も、反特小説やスリラー小説(驚険小説/惊险小说)を書いている。作者にも読者にも、選ぶ余地はなかったのである。 1950年代の中国の反特小説は、ストーリーよりも政治性、思想性が強調され、また登場人物も類型的なものになり、誰が善人で誰が悪人かが一読してすぐ分かるようになっており、旧来の探偵小説の面白さは失われてしまった。このような問題点は1960年代になるとある程度改善される。また、1960年代には、大規模な詐欺事件を扱った作品や、警察官の生活を描いた作品など、異なる趣を持つ探偵小説も少しずつ書かれるようになる。 第五節 文化大革命期の"写本"現象 【主要参考文献:老蔡(ラオツァイ)(2009)「百年華文推理簡史 七、“文革”中的地下偵探小説」】 第三節で述べたように、ソ連では1956年にアダモフ『雑色事件』が発表され、スパイ小説一辺倒だった状況から脱し、警察が事件を捜査するような通常の推理小説が刊行されてるようになっていった。「共産圏では推理小説は発達しない」と思っている人は少なくないと思うが、それはまったくの誤りで、『雑色事件』以降、ソ連の推理小説の伝統は絶えることなく連綿と続いている。 一方中国では、1960年代半ばより文化大革命による文化の大弾圧が始まり、それまで刊行されていたソ連影響下の「反特小説」(反スパイ小説)すら刊行が許されなくなった。この時期には書籍に代わって、紙にペンで書きつけた「写本」の形で民衆の間に物語が広まった(こちらで写真が見られる)。写本として広まった物語の中には、50年代から60年代にかけての反特小説にストーリーの起伏やサスペンスを加えた変異形や、スリラー小説も多く含まれ、ひそか流行していたという。 第六節 1940年代末~1970年代の代表的な作品 李長声(リーチャンション)(2002)「中国のミステリー事情 大衆文学への渇望」では、1950年代から1970年代まで、「中国の探偵小説に見るべきものはほとんどない」とされている。ただし、反特小説の中でも、陸石(りく せき/ルー シー)と文達(ぶんたつ/ウェン ダー/文达)の共著による短編小説「双鈴馬蹄表(そうれいばていひょう)」(双铃马蹄表)や、白樺(はっか/バイフア/白桦)の短編小説「無鈴的馬幇(ぶれいてきばほう)」(无铃的马帮)は佳作といえるという。前者は「国慶十点鍾(こっけいじってんしょう)」(国庆十点钟、1956)というタイトルで、後者は「神秘的旅伴(しんぴてきりょはん)」(1955)というタイトルで映画化されている。 20世紀の中国ミステリの短編を集めた前述のアンソロジー『20世紀中国偵探小説精選』(2002年、全4巻)で、この時期を対象とする第2巻の収録作は以下のとおりである。 老蔡(ラオツァイ)(2009)によると、この時期はすべての探偵小説が反特小説だったわけではない。たとえば、国翹(こっきょう/グオチャオ/国翘)の短編「一件積案」(一件积案)は、欧米の黄金時代の作品を思わせる古典的な謎解き小説で、この年代にはなかなか得難い好編だという。これと同じようなタイプの作品として、ラオツァイ氏は弍丁(じてい/アルディン)の短編「一具無名屍体的秘密」(一具无名尸体的秘密)を挙げている。 『20世纪中国侦探小说精选(1950-1979) 谁是凶手』(誰是凶手)(=犯人は誰だ)白樺「無鈴的馬幇」 陸石・文達「双鈴馬蹄表」 国翹「一件積案」 弍丁「一具無名屍体的秘密」 賀慈航(が じこう/フー ツーハン/贺慈航)・樊家信(はん かしん/ファン ジアシン)「神秘的解剖室」 高現(こう げん/ガオ シエン/高现)「誰是凶手」(谁是凶手) 陸長源(りく ちょうげん/ルー チャンユアン/陆长源)「蛛糸馬跡」(蛛丝马迹) 葉一峰(よういつほう/イエ イーフォン/叶一峰)「一件殺人案」(一件杀人案) 王亜平(おう あへい/ワン ヤーピン/王亚平)「神聖的使命」(神圣的使命) ※ 王亜平 … 1980年刊行の長編ミステリ『刑警隊長』はロングセラーになった。 第七節 邦訳された1950年代~1970年代の中国探偵小説 【2011年7月31日、加筆】 柯藍(コーラン) 「鴉の告発」 (『探偵実話』1952年第2号) 参考文献 中国ミステリ史 参考文献 (新しいウィンドウで開きます) 第三章 更新履歴 2011年2月3日:公開 2011年8月7日「第一節 中華人民共和国の成立とソ連探偵小説の流入」の記述内容を訂正。 「第二節 中国の探偵作家とソ連の探偵作家の交流」を新設。 「第三節 1950年代のソ連探偵小説界」を新設。 「第六節 邦訳された1950年代~1970年代の中国探偵小説」に柯藍(コーラン)「鴉の告発」を追加。 『中国ミステリ史 第一章』(19世紀末~1910年代) 『中国ミステリ史 第二章』(1910年代~1940年代) 『中国ミステリ史 第三章』(1940年代末~1970年代) ←今見ているページ 『中国ミステリ史 第四章』(1970年代末~1990年代) 『中国ミステリ史 第五章』(1990年代末~21世紀初頭) 『中国ミステリ史 第六章』(現代)
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/15224.html
Blu-ray マジック・ツリーハウス 発売日:8月23日 【毎回特典】 ポストカードセット 【映像特典】 1.設定資料集 2.スケッチ集 3.予告編集 など ここを編集 2012年1月公開。Amazonインスタントビデオが配信開始。 http //www.magictreehouse.jp/ 監督 錦織博 原作 メアリー・ポープ・オズボーン 原作監修 豊田たみ 脚本 大河内一楼 キャラクター原案 甘子彩菜 キャラクターデザイン・総作画監督 柳田義明 場面設計 関根昌之 総作画監督補佐 西岡夕樹 作画監督 堀剛史、吉原幸之助、加来哲郎、伊藤秀樹、市来剛、清水洋 作画監督補佐 遠藤江美子 プロップデザイン 福地仁 デザインワークス 南條楊輔、中村章子、川村泉 美術監督 水谷利春 美術設定 水谷利春、関根昌之 色彩設計 岩沢れい子 色指定・検査 熊谷妙子 撮影監督 中村圭介 特殊効果 星美弥子 編集 西山茂 編集助手 坪根健太郎 音響監督 三間雅文 音響効果 倉橋静男 録音 安藤邦男 録音助手 山田富二男、上野未来 効果助手 西佐知子、長谷川卓也 音楽 千住明 アニメーション制作 亜細亜堂 Amazonインスタントビデオ マジック・ツリーハウス 出演 北川景子, 芦田愛菜 監督 錦織 博 再生時間 1時間45分 公開年 2012 提供 「マジック・ツリーハウス」製作委員会 ■関連タイトル Blu-ray マジック・ツリーハウス 映画「マジック・ツリーハウス」オリジナルサウンドトラック マジック・ツリーハウス 探険ガイド すばらしき犬たち 108マイクロピース マジック・ツリーハウス 原作小説 メアリー・ポープ・オズボーン 食野雅子/マジック・ツリーハウス1 恐竜の谷の大冒険 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! Blu-ray 映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 Blu-ray CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020 ゴブリンスレイヤー Blu-ray BOX 初回生産限定 グリザイア ファントムトリガー THE ANIMATION 03[Blu-ray] 特装版 ラブライブ! サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜 Blu-ray Memorial BOX ゾンビランドサガ Blu-ray BOX 初回生産限定盤 Blu-ray 思い、思われ、ふり、ふられ 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 1st Season 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 2nd Season 完全生産限定版 Blu-ray ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII OVA Blu-ray 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 BD特装版 Blu-ray アズールレーン 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船 ぶるーれい Blu-ray 水瀬いのり Inori Minase 5th ANNIVERSARY LIVE Starry Wishes かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 22 OVA同梱版 呪術廻戦 公式ファンブック よつばと! 15 監修 庵野秀明・樋口真嗣など 夢のかけら 東宝特撮映画篇 パラレルパラダイス 13 特装版 アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 9 オリジナルCD付き限定版 美樹本晴彦マクロス画集 軌 わだち― 夜ノみつき 10th EUSHULLY WORKS しらこ画集 ILLUSTRATION MAKING VISUAL BOOK カズアキ画集 Kazuaki game artworks ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ 公式ビジュアルコレクション ぼくたちは勉強ができない 第21巻 音声ドラマ ミニ画集付き同梱版 あいきょう 荻pote作品集 ヒョーゴノスケ流 イラストの描き方 TVアニメ『くまクマ熊ベアー』オフィシャルファンブック 押井守原作・総監督 西村純二監督作品 『ぶらどらぶ』 解体新書公式コンプリートガイド OCTOPATH TRAVELER Design Works THE ART OF OCTOPATH 2016-2020 おそ松さん 3rd season SPECIAL BOOK 描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方 YMO1978-2043 「小冊子・YMO全トラックリスト2021 Amazon限定表紙版」付き To LOVEる -とらぶる- ダークネス FIGURE PHOTOGRAPHY COLLECTION 斉藤朱夏 CALENDAR 2021.4-2022.3 ラブライブ! サンシャイン!! Aqours DOME TOUR COMIC ILLUSTRATION BOOK ラブライブ! サンシャイン!! Aqours COMIC ILLUSTRATION BOOK 2020 Winter イジらないで、長瀞さん 10 特装版 「はたらく細胞」公式アニメ完全ガイド リスアニ! Vol.43.2「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版VII アイドルマスター シャイニーカラーズ 3 CD付き特装版 ウルトラマンマックス 15年目の証言録 ウルトラマンZ特写写真集 じじぃ 人生は深いな 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人画集 上 Flat. ぷよぷよ アートワークコレクション 古谷静佳1st写真集 re START THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER COLLABORATION! Great Journey ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX 初回生産限定版 小林さんちのメイドラゴンBlu-ray BOX ゆゆ式Blu-ray BOX スペシャルプライス版 とーとつにエジプト神 Blu-ray 直球表題ロボットアニメ 全話いっき見ブルーレイ 未来ロボ ダルタニアス 一挙見Blu-ray VOL.1 シュヴァルツェスマーケン 全話見Blu-ray ワールドトリガー一挙見Blu‐ray VOL.1 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 魔王プレイボックス 初回生産限定 トータル・イクリプス 全話見Blu-ray Blu-ray Cutie Honey Universe Complete Edition 夜ノヤッターマン 全話いっき見ブルーレイ こみっくがーるず Blu-ray BOX 初回生産限定 Blu-ray 幼女社長 むじなカンパニーセット 初回生産限定 ログ・ホライズン 円卓崩壊 Blu-ray BOX 七つの大罪 憤怒の審判 Blu-ray BOX I Blu-ray 水樹奈々 NANA ACOUSTIC ONLINE 『Dr.STONE』2nd SEASON Blu-ray BOX【初回生産限定版】 魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 Blu‐ray BOX 今井麻美 Winter Live「Flow of time」 - 2019.12.26 at EX THEATER ROPPONGI - Blu-ray盤 Blu-ray 仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE 仮面ライダー一挙見Blu-ray 1号 2号・V3編 仮面ライダー一挙見Blu-ray X・アマゾン・ストロンガー編 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1975-1981 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1982-1986 半妖の夜叉姫 Blu-ray Disc BOX 1 完全生産限定版 裏世界ピクニック Blu-ray BOX上巻 初回生産限定 Levius レビウス Blu-ray BOX【期間限定版】 スーパー戦隊 学研の図鑑 江口寿史美人画集 彼女 アニメディスクガイド80's レコード針の音が聴こえる necomi画集 PHONOGRAPHIC フルーツバスケット アニメ2nd season 高屋奈月 Illustrations 2 彼女、お借りします TVアニメ第1期 公式設定資料集 ドラゴンボール 超戦士シールウエハースZ 超シールガイド ガンダムアーカイヴス『ガンダムビルドシリーズ』編 Angel Beats! 天使画集 Angel Diary PANZER FRAULEIN 野上武志画集 【陸編】 Angel's cage るび様画集 Sweet Dream はすね画集 画集 制服Girl's▼コレクション もりょ作品集 異世界ファンタジーのキャラクターコレクション 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式ビジュアルBOOK アイドルマスター シャイニーカラーズ イラストレーション ワークス VOL.2 Blu-rayDisc付き 八十亀ちゃんかんさつにっき 10 特装版 あんさんぶるスターズ! Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/262.html
2022年12月8日 最終更新:2023年12月11日 翻訳ミステリの年間ランキングで10位以内にランクインした非英語圏作品の一覧。(言語・地域別) 関連ページ:年間ミステリランキング 非英語圏作品一覧(ランキング媒体別) Index 華文ミステリ 北欧ミステリ 南欧ミステリ ドイツ語圏ミステリ フランス語圏ミステリ その他ロシア・中東欧ミステリ 中南米ミステリ 更新履歴 華文ミステリ 発行年月 最高順位 タイトル 著者 訳者 本ミス このミス 文春 早ミス 2017年9月 第1位 13・67(いちさん ろくなな) 陳浩基(ちん こうき) 香港 天野健太郎 本ミス1位 このミス2位 文春1位 2018年9月 第3位 元年春之祭(がんねんはるのまつり) 陸秋槎(りく しゅうさ) 中国 稲村文吾 本ミス3位 このミス4位 文春6位 早ミス5位 2019年4月 第3位 ディオゲネス変奏曲 陳浩基 香港 稲村文吾 本ミス3位 このミス5位 文春7位 早ミス3位 2019年7月 第4位 三体 劉慈欣(りゅう じきん) 中国 大森望光吉さくらワン・チャイ立原透耶[監修] 文春4位 2019年7月 第6位 黄(こう) 雷鈞(らい きん) 中国 稲村文吾 本ミス6位 文春9位 2019年10月 第4位 雪が白いとき、かつそのときに限り 陸秋槎 中国 稲村文吾 本ミス4位 2020年8月 第4位 死亡通知書 暗黒者 周浩暉(しゅう こうき) 中国 稲村文吾 本ミス5位 このミス4位 文春7位 2020年9月 第2位 網内人(もうないじん) 陳浩基 香港 玉田誠 本ミス2位 文春5位 2020年12月 第3位 文学少女対数学少女 陸秋槎 中国 稲村文吾 本ミス3位 2021年5月 第5位 台北プライベートアイ 紀蔚然(き うつぜん) 台湾 舩山むつみ このミス5位 文春9位 早ミス9位 2022年4月 第10位 辮髪のシャーロック・ホームズ神探福邇(フーアル)の事件簿 莫理斯(トレヴァー・モリス) 香港 舩山むつみ 本ミス10位 2023年9月 第2位 厳冬之棺(げんとうのひつぎ) 孫沁文(そん しんぶん) 中国 阿井幸作 本ミス2位 文春10位 北欧ミステリ 「北欧」は通例、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、アイスランド、フィンランドの5か国を指す。 2022年末までに、スウェーデンからのベスト10ランクインは17作(《ミレニアム》三部作を3作品としてカウント)。デンマーク2作品、ノルウェー3作品、アイスランド4作品。フィンランド作品のランクインはまだない。 北欧ミステリ邦訳一覧(2013年6月作成。2017年3月頃までの出版情報は追加済み) 発行年月 最高順位 タイトル 著者 訳者 本ミス このミス 文春 早ミス IN☆POCKET 2007年2月 第6位 目くらましの道 ヘニング・マンケル スウェーデン 柳沢由実子 このミス9位 早ミス6位 2008年5月 第6位 タンゴステップ ヘニング・マンケル スウェーデン 柳沢由実子 このミス6位 早ミス9位 IN☆POCKET8位 2008年12月 第1位 ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 スティーグ・ラーソン スウェーデン ヘレンハルメ美穂岩澤雅利 このミス2位 文春1位 早ミス1位 2009年4月 第1位 ミレニアム2 火と戯れる女 スティーグ・ラーソン スウェーデン ヘレンハルメ美穂山田美明 このミス9位 文春1位 早ミス1位 2009年7月 第1位 ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 スティーグ・ラーソン スウェーデン ヘレンハルメ美穂岩澤雅利 このミス10位 文春1位 早ミス1位 2010年8月 (第10位) 五番目の女 ヘニング・マンケル スウェーデン 柳沢由実子 IN☆POCKET10位 2011年1月 第9位 死刑囚 アンデシュ・ルースルンドベリエ・ヘルストレム スウェーデン ヘレンハルメ美穂 早ミス9位 2011年6月 第10位 特捜部Q 檻の中の女 ユッシ・エーズラ・オールスン デンマーク 吉田奈保子 早ミス10位 2011年7月 第4位 背後の足音 ヘニング・マンケル スウェーデン 柳沢由実子 このミス4位 文春6位 早ミス4位 IN☆POCKET1位 2012年6月 第4位 特捜部Q Pからのメッセージ ユッシ・エーズラ・オールスン デンマーク 吉田薫福原美穂子 早ミス4位 2012年6月 第1位 湿地 アーナルデュル・インドリダソン アイスランド 柳沢由実子 このミス4位 文春2位 早ミス1位 2012年9月 第5位 ファイアーウォール ヘニング・マンケル スウェーデン 柳沢由実子 このミス5位 2013年7月 第2位 緑衣の女 アーナルデュル・インドリダソン アイスランド 柳沢由実子 このミス10位 文春2位 早ミス2位 2013年10月 第10位 三秒間の死角 アンデシュ・ルースルンドベリエ・ヘルストレム スウェーデン ヘレンハルメ美穂 早ミス10位 IN☆POCKET8位 2014年7月 第10位 北京から来た男 ヘニング・マンケル スウェーデン 柳沢由実子 このミス10位 2015年7月 第2位 声 アーナルデュル・インドリダソン アイスランド 柳沢由実子 このミス5位 文春4位 早ミス2位 2015年12月 第9位 ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女 ダヴィド・ラーゲルクランツ スウェーデン ヘレンハルメ美穂羽根由 早ミス9位 2016年9月 第1位 熊と踊れ アンデシュ・ルースルンドステファン・トゥンベリ スウェーデン ヘレンハルメ美穂羽根由 このミス1位 文春2位 早ミス1位 IN☆POCKET2位 2016年10月 第9位 その雪と血を ジョー・ネスボ ノルウェー 鈴木恵 文春9位 早ミス10位 2017年2月 第9位 悪魔の星 ジョー・ネスボ ノルウェー 戸田裕之 早ミス9位 2017年9月 第6位 湖の男 アーナルデュル・インドリダソン アイスランド 柳沢由実子 文春7位 早ミス6位 2018年2月 第8位 許されざる者 レイフ・GW・ペーション スウェーデン 久山葉子 文春9位 早ミス8位 2019年6月 第8位 1793 ニクラス・ナット・オ・ダーグ スウェーデン ヘレンハルメ美穂 このミス8位 2020年2月 第7位 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ヨルン・リーエル・ホルスト ノルウェー 中谷友紀子 このミス7位 2020年7月 第8位 時計仕掛けの歪んだ罠 アルネ・ダール スウェーデン 田口俊樹 本ミス10位 このミス8位 早ミス10位 2020年8月 第4位 三分間の空隙 アンデシュ・ルースルンドベリエ・ヘルストレム スウェーデン ヘレンハルメ美穂 このミス9位 早ミス4位 南欧ミステリ 当サイトでは「南欧」の範囲を、イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャ等の地域としている。 イタリアのウンベルト・エーコ『薔薇の名前』は、『このミステリーがすごい!』において最初にベスト10入りを果たした非英語圏作品である。ただ、イタリア作品でほかに日本の主要ミステリランキングでベスト10入りしているのは同作者の『プラハの墓地』しかない(2022年末現在)。 スペインミステリの最高位は、カルロス・ルイス・サフォン『風の影』の「2位」。そのときの1位は、米国、ローリー・リン・ドラモンド『あなたに不利な証拠として』(駒月雅子訳)。 南欧ミステリ邦訳一覧(2013年6月) 発行年月 最高順位 タイトル 著者 訳者 本ミス このミス 文春 早ミス IN☆POCKET 1990年1月 第1位 薔薇の名前 ウンベルト・エーコ イタリア 河島英昭 このミス1位 文春1位 2004年7月 第7位 イデアの洞窟 ホセ・カルロス・ソモサ スペイン 風間賢二 本ミス7位 文春9位 2006年7月 第2位 風の影 カルロス・ルイス・サフォン スペイン 木村裕美 このミス4位 文春2位 IN☆POCKET1位 2010年10月 (第7位) 時の地図 フェリクス・J・パルマ スペイン 宮﨑真紀 IN☆POCKET7位 2012年7月 第9位 天使のゲーム カルロス・ルイス・サフォン スペイン 木村裕美 このミス9位 文春10位 IN☆POCKET2位 2016年2月 第10位 プラハの墓地 ウンベルト・エーコ イタリア 橋本勝雄 早ミス10位 ドイツ語圏ミステリ ドイツ、オーストリア、およびスイスのドイツ語使用地域の作家による作品。 ドイツ語圏ミステリの最高位は、フェルディナント・フォン・シーラッハ『犯罪』(酒寄進一訳、邦訳2011年)の「2位」。この年の話題をさらい、3つのランキングで2位につけたが、すべて米国のデイヴィッド・ゴードン『二流小説家』(青木千鶴訳)に阻まれた。 ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧(2013年7月) 発行年月 最高順位 タイトル 著者 訳者 本ミス このミス 文春 早ミス IN☆POCKET 1994年6月 第10位 猫たちの聖夜 アキフ・ピリンチ ドイツ 池田香代子 このミス10位 2005年3月 第9位 最後の審判の巨匠 レオ・ペルッツ オーストリア 垂野創一郎 本ミス9位 2008年4月 第5位 深海のYrr(イール) フランク・シェッツィング ドイツ 北川和代 文春9位 早ミス5位 IN☆POCKET3位 2011年6月 第2位 犯罪 フェルディナント・フォン・シーラッハ ドイツ 酒寄進一 このミス2位 文春2位 早ミス2位 2011年8月 (第5位) 謝罪代行社 ゾラン・ドヴェンカー ドイツ 小津薫 IN☆POCKET5位 2012年2月 第9位 罪悪 フェルディナント・フォン・シーラッハ ドイツ 酒寄進一 文春9位 早ミス10位 2012年6月 (第5位) 深い疵(きず) ネレ・ノイハウス ドイツ 酒寄進一 IN☆POCKET2位 2012年7月 第5位 失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選 フリードリヒ・デュレンマット スイス 増本浩子 このミス5位 IN☆POCKET9位 2012年8月 (第7位) 濡れた魚 フォルカー・クッチャー ドイツ 酒寄進一 IN☆POCKET7位 2013年4月 第4位 コリーニ事件 フェルディナント・フォン・シーラッハ ドイツ 酒寄進一 文春4位 早ミス8位 2015年1月 第10位 禁忌 フェルディナント・フォン・シーラッハ ドイツ 酒寄進一 文春10位 早ミス10位 2015年6月 第9位 ゲルマニア ハラルト・ギルバース ドイツ 酒寄進一 文春9位 IN☆POCKET4位 2018年3月 第3位 乗客ナンバー23の消失 セバスチャン・フィツェック ドイツ 酒寄進一 このミス7位 文春3位 早ミス3位 2019年5月 第4位 国語教師 ユーディト・W・タシュラー オーストリア 浅井晶子 このミス10位 早ミス4位 2019年6月 第6位 刑罰 フェルディナント・フォン・シーラッハ ドイツ 酒寄進一 文春6位 フランス語圏ミステリ フランスミステリベスト100(2014年8月) 発行年月 最高順位 タイトル 著者 訳者 本ミス このミス 文春 早ミス IN☆POCKET 1995年8月 第10位 パパはビリー・ズ・キックを捕まえられない ジャン・ヴォートラン フランス 高野優 このミス10位 1997年3月 第10位 眠りなき狙撃者 ジャン=パトリック・マンシェット フランス 中条省平 文春10位 1997年10月 (第9位) 鉄の薔薇 ブリジット・オベール フランス 堀茂樹 IN☆POCKET9位 2002年1月 第9位 グルーム ジャン・ヴォートラン フランス 高野優 このミス9位 IN☆POCKET10位 2002年5月 第1位 第四の扉 ポール・アルテ フランス 平岡敦 本ミス1位 このミス4位 文春2位 2002年6月 第8位 死者を起こせ フレッド・ヴァルガス フランス 藤田真利子 本ミス8位 2003年2月 (第6位) 夜鳥(よどり) モーリス・ルヴェル フランス 田中早苗 IN☆POCKET6位 2003年6月 第1位 死が招く ポール・アルテ フランス 平岡敦 本ミス1位 2004年6月 (第7位) 蜘蛛の微笑(のちに『私が、生きる肌』に改題) ティエリー・ジョンケ フランス 平岡敦 IN☆POCKET7位 2004年10月 第1位 赤い霧 ポール・アルテ フランス 平岡敦 本ミス1位 文春10位 2005年7月 第3位 カーテンの陰の死 ポール・アルテ フランス 平岡敦 本ミス3位 2006年8月 第3位 赤髯王の呪い ポール・アルテ フランス 平岡敦 本ミス3位 2007年6月 第1位 狂人の部屋 ポール・アルテ フランス 平岡敦 本ミス1位 このミス7位 早ミス3位 2008年8月 第3位 七番目の仮説 ポール・アルテ フランス 平岡敦 本ミス3位 2009年1月 第3位 虎の首 ポール・アルテ フランス 平岡敦 本ミス3位 2009年10月 第7位 騙し絵 マルセル・F・ラントーム フランス 平岡敦 本ミス7位 2010年10月 第6位 殺す手紙 ポール・アルテ フランス 平岡敦 本ミス6位 2012年8月 第10位 彼の個人的な運命 フレッド・ヴァルガス フランス 藤田真利子 本ミス10位 2012年9月 第6位 ルパン、最後の恋 モーリス・ルブラン フランス 平岡敦 文春6位 2013年6月 第9位 HHhH プラハ、1942年 ローラン・ビネ フランス 高橋啓 文春9位 2014年7月 第4位 ハリー・クバート事件 ジョエル・ディケール スイス 橘明美 このミス6位 文春4位 早ミス9位 2014年9月 第1位 その女アレックス ピエール・ルメートル フランス 橘明美 本ミス10位 このミス1位 文春1位 早ミス1位 IN☆POCKET1位 2015年3月 (第6位) 悪意の波紋 エルヴェ・コメール フランス 山口羊子 IN☆POCKET6位 2015年8月 第9位 彼女のいない飛行機 ミシェル・ビュッシ フランス 平岡敦 このミス9位 IN☆POCKET9位 2015年10月 第1位 悲しみのイレーヌ ピエール・ルメートル フランス 橘明美 本ミス7位 このミス2位 文春1位 早ミス5位 IN☆POCKET7位 2016年10月 第1位 傷だらけのカミーユ ピエール・ルメートル フランス 橘明美 本ミス10位 このミス6位 文春1位 IN☆POCKET6位 2017年10月 第4位 黒い睡蓮 ミシェル・ビュッシ フランス 平岡敦 本ミス4位 このミス5位 早ミス7位 2018年7月 第2位 あやかしの裏通り ポール・アルテ フランス 平岡敦 本ミス2位 このミス6位 文春8位 2018年8月 第5位 監禁面接 ピエール・ルメートル フランス 橘明美 このミス8位 文春5位 2019年5月 第5位 金時計 ポール・アルテ フランス 平岡敦 本ミス5位 2019年9月 第8位 わが母なるロージー ピエール・ルメートル フランス 橘明美 文春8位 2019年11月 第5位 パリのアパルトマン ギヨーム・ミュッソ フランス 吉田恒雄 このミス5位 2020年9月 第3位 殺人七不思議 ポール・アルテ フランス 平岡敦 本ミス3位 2020年9月 第10位 言語の七番目の機能 ローラン・ビネ フランス 高橋啓 文春10位 2021年5月 第10位 僕が死んだあの森 ピエール・ルメートル フランス 橘明美 文春10位 2021年9月 第9位 混沌の王 ポール・アルテ フランス 平岡敦 本ミス9位 2021年12月 第5位 死まで139歩 ポール・アルテ フランス 平岡敦 本ミス5位 2022年2月 第7位 異常(アノマリー) エルヴェ・ル・テリエ フランス 加藤かおり 文春7位 2022年9月 第9位 魔王の島 ジェローム・ルブリ フランス 坂田雪子監訳青木智美訳 このミス10位 早ミス9位 2023年3月 第4位 禁じられた館 ミシェル・エルベールウジェーヌ・ヴィル フランス 小林晋 本ミス4位 2023年5月 第1位 恐るべき太陽 ミシェル・ビュッシ フランス 平岡敦 本ミス1位 このミス7位 文春8位 早ミス5位 その他 ロシア・中東欧ミステリ ロシア・中東欧ミステリ邦訳一覧(2014年8月) 発行年月 最高順位 タイトル 著者 訳者 本ミス このミス 文春 早ミス IN☆POCKET 1983年4月 第3位 赤の広場 ブレジネフ最後の賭け エドゥアルド・トーポリフリードリヒ・ニェズナンスキイ ソ連 原卓也 文春3位 2007年2月 第8位 リヴァイアサン号殺人事件 ボリス・アクーニン ロシア 沼野恭子 本ミス8位 早ミス9位 2017年7月 (第10位) 怒り ジグムント・ミウォシェフスキ ポーランド 田口俊樹 IN☆POCKET10位 中南米ミステリ 中南米ミステリ邦訳一覧(2014年8月) 発行年月 最高順位 タイトル 著者 訳者 本ミス このミス 文春 早ミス IN☆POCKET 2000年9月 第1位 ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件 ボルヘス、ビオイ=カサーレス アルゼンチン(スペイン語) 木村榮一 本ミス1位 2006年1月 第4位 オックスフォード連続殺人 ギジェルモ・マルティネス アルゼンチン(スペイン語) 和泉圭亮 本ミス4位 2023年10月 第7位 アリス連続殺人 ギジェルモ・マルティネス アルゼンチン(スペイン語) 和泉圭亮 本ミス7位 (2024年末) (2024年末) 扶桑社から、『オックスフォード連続殺人』の続編、『アリス連続殺人』の刊行が予告されている(2023年刊行予定?)。→2023年9月末に刊行された。奥付は2023年10月であるため、『このミステリーがすごい!』および『ミステリマガジン』のランキングでは2024年末のランキングの対象となる。 更新履歴 2022年12月8日 ページ作成、公開。 2023年12月11日 2023年末のランキング結果を追加。 関連記事 年間ミステリランキング 非英語圏作品一覧(ランキング媒体別)
https://w.atwiki.jp/www-iris/pages/194.html
【システム名】 ミステリーデータ 【読み方】 みすてりーでーた 【登場作品】 全ての作品 【詳細】 電脳世界のエリア中に散らばる正八面体の形をしたデータ。5つの色(種類)が存在する。 一般的なRPGで言う宝箱に相当する。 青または紫 1回取得すると消えてしまって二度と手に入らない。 しかし、その分貴重なプログラムやバトルチップが入手できる。 その中でも紫は厳重なプロテクトがかけられており、解除するにはオープンロックが必要となる。 『1』ではサブチップが存在しない為、他の固定ミステリーデータと変わらない。また、同作には青いランダムミステリーデータもある。 ちなみに『2』には紫色だが普通に解析できるミステリーデータがある。 『『5』』では、シナリオ上で青色だがナビ自ら、自分には不要という理由から解析を拒否する場面がある。 『4』では周回制ゆえか仕様が少々特殊。 開けるとなくなる点は同じなのだが、周回するたびに復活し、同じ場所でも開けるたびに中身が変わる物がある。 中身の変更は3回まで。4回目以降は中身固定。 複数回開けないと手に入らない大事なアイテムもある。 設定によると、オフィシャルネットバトラーがネットバトラーたちのために設置したりしているそうな。 緑 ゲーム中では「ランダムミステリーデータ」と呼ばれている。 その名の通りエリアごとにいくつか決まった場所の中からランダムで配置され、解析するとバトルチップやゼニーが手に入る。プラグインする度に再配置されるので無制限に獲得可能。 『4』以降はバグのかけらが出ることもある。 エリア次第でウイルスが潜んでいるものもあり、見た目は完全に同じなので対策にはアントラップが必要。 内部処理では『通常エンカウントを1回発生させる』という物となっているため、ごく稀にミステリーデータからそのエリアでSPナビが飛び出してくる事もある。 ランダムエンカウントでもナビとの戦闘から逃げられない『4』だと最悪な事になりかねないので、アントラップが無い場合は出来るだけセーブしてから調べよう。 『1』では緑の固定ミステリーデータや、「中身固定かつ復活するが、同じものを既に持っていたら解析できない」特殊なミステリーデータがあった。 『2』ではロードの度に中身が変わる仕様で、リセットする事で中身を変えることができる。 『3』以降はプラグイン時点で中身が確定するため、セーブ&ロードによる厳選は出来なくなった。 『4』まではインターネットにのみ設置されるが、『5』からはシナリオ毎に訪れる電脳にも存在する。 電脳のミステリーデータは配置が固定なのでゼニーやトレーダー用のチップ、バグのかけら集めにも活用できる。 『4』以後ではバトル中にも出現する。 バスター一発で壊れる脆さだが、破壊せずに勝利すれば、バグのかけらやレアチップといった有用な物が貰える。 『4』以後はまともなバグのかけらの入手手段がこの方法ぐらいしかないため、バグピーストレーダーや交換所で集めるのに苦労したプレイヤーも多いはず。 実は置物として扱われているので、ライトニング系を使うとカミナリが落ちてくる。 公式設定集によれば、デリートされたネットナビが持っていたバトルチップやウイルスがバグに取り込まれて変化したものらしい。 金 『6』に登場した金色のミステリーデータはネットワーク中の緑色のミステリーデータのどれか一つが入れ替わる形で低確率で配置される。 中には高額なクレジットやレアチップが入っており、すぐに回収されてしまうため希少性が高い。 狙いたいならスリップランナーとシノビダッシュを使ってインターネットを回ると出会いやすい。 黄 『トランスミッション』『P.o.N』『L.o.N』に登場。 主にシナリオ進行に必要なPコードなどのキーアイテムが入っている。 『トランスミッション』のミステリーデータはどの色もロックマンの身長と同じくらいの大きさだが、黄色はそれより一回り大きい。
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/179.html
2012年1月25日 最新の更新:2013年9月6日 『ハヤカワミステリマガジン』に毎号掲載されている洋書案内〈世界篇〉(2012年4月号より洋書案内《世界篇》)コーナーで紹介された本の一覧と、その後の邦訳状況の追跡調査。 「洋書案内」という名称のコーナーが出来たのは『ミステリマガジン』1992年1月号である(もちろんそれ以前から洋書を紹介するコーナーはあった)。 「洋書案内」コーナーは2008年1月号から洋書案内〈英語篇〉と洋書案内〈世界篇〉の2つに分かれた。それ以前は主に英語圏の作品を紹介し、たまにフランス語圏の作品が紹介される程度だった。 洋書案内〈世界篇〉でアジアの推理小説が紹介されたことが数回ある。ところで辞書によれば、「洋書」とは「西洋の書籍」のことであり、ということは「洋書案内」コーナーでアジアの推理小説を紹介するのはそもそもおかしいということになる。「洋書案内」コーナーとは別に「アジア・ミステリ案内」コーナーを作ってもらえないものだろうか。 ちなみに、「洋書案内」コーナーで例外的に日本の作品が紹介されたことがある。1995年6月号で紹介された Nuit sur la ville である。これは原尞『そして夜は甦る』の仏訳本だった。 ※作者名からはWikipediaの記事にリンクしている(日本語の記事がある場合はその記事、なければ各言語版の記事)。 ※タイトルからは各地のオンライン書店の該当ページにリンクしている。初刊本ではなく基本的には一番新しいものにリンクしたが、あまり厳密なものではない。 号 国 言語 作者 タイトル 記事執筆 記事見出し 邦訳状況 2008年 1月号 フランス フランス語 ジャン=ユーグ・オペルJean-Hugues Oppel フレンチ・タブロイドFrench Tabloïds, 2005 中川潤一郎 フランス・ミステリと9・11 2月号 スイス ドイツ語 パスカル・メルシエPascal Mercier *注1 リスボン行き夜行列車Nachtzug nach Lissabon, 2004 平井吉夫 思考と感情をめぐる旅へ 『リスボンへの夜行列車』2012年3月 3月号 イタリア イタリア語 ニコロ・アンマニーティNiccolò Ammaniti えらBranchie, 1997 荒瀬ゆみこ 摩訶不思議な逃避行の果て 4月号 フランス フランス語 - パリ・ミステリ散歩Balades policières dans Paris, 2006 平岡敦 パリのミステリ的楽しみ方 5月号 ロシア ロシア語 ダリヤ・ドンツォワДарья Донцова スゴイ相続人Крутые наследнички, 2001 毛利公美 ロシアのお気楽ミステリ 6月号 チェコ チェコ語 ヨゼフ・シュクヴォレツキーJosef Škvorecký 警部ボルーフカの憂鬱Smutek poručíka Borůvky, 1966 佐々木和子 チェコ社会が垣間見える巨匠のミステリ 7月号 フランス フランス語 マクシム・シャタムMaxime Chattam Prédateurs, 2007 中川潤一郎 フランス・スリラーの新星 8月号 ドイツ ドイツ語 ウーヴェ・A・O・ハインラインUwe A. O. Heinlein 人形遣いの終演 *注2Finale der Puppenspieler, 2004 平井吉夫 めっぽう面白い科学スリラー 9月号 イタリア イタリア語 ジャンカルロ・デ・カタルドGiancarlo De Cataldo 父と異邦人Il padre e lo straniero, 2007(?) 荒瀬ゆみこ 異邦人はだれなのか? 10月号 フランス フランス語 ポール・アルテPaul Halter ホルスの部屋La chambre d'Horus, 2007 平岡敦 古代と現代の密室殺人 11月号 ロシア ロシア語 ボリス・アクーニンБорис Акунин F. M.Ф. М., 2006 毛利公美 謎解き版『罪と罰』 12月号 韓国 韓国語 ユ・グァンス유광수 秦の始皇帝プロジェクト진시황 프로젝트, 2008 米津篤八 秦の始皇帝復活の陰謀 2009年 1月号 フランス フランス語 ピエール・ブールジャドPierre Bourgeade ラマチュエルRamatuelle, 2007 中川潤一郎 奇妙な共犯関係を描くノワール 2月号 ドイツ ドイツ語 アンドレアス・フランツAndreas Franz ある教師の死Tod eines Lehrers, 2004 平井吉夫 ローカル色豊かな警察ミステリ 3月号 イタリア イタリア語 ニコロ・アンマニーティNiccolò Ammaniti 神様の命ずるままにCome Dio comanda, 2006 荒瀬ゆみこ 閉塞感のなかで生きる父と子 4月号 フランス フランス語 ファブリス・ブルランFabrice Bourland ベイカー街の幽霊Le fantôme de Baker Street, 2008 平岡敦 ホームズの幽霊が活躍する異色作 5月号 スペイン スペイン語 スサーナ・フォルテスSusana Fortes クアトロチェントQuattrocento, 2007 宮崎真紀 文学性に富んだスペイン発中世ミステリ 6月号 フランス フランス語 ピエール・ブールジャドPierre Bourgeade ピットブルPitbull, 1998 中川潤一郎 アブナイ世界を書く作家 7月号 ドイツ ドイツ語 ディーター・ヒルシュバークDieter Hirschberg 悪魔の日記Tagebuch des Teufels, 2005 垂野創一郎 名探偵ホフマン 8月号 ロシア ロシア語 ポリーナ・ダシュコワПолина Дашкова マインド・ゲームИгра во мнения, 2006 毛利公美 ロシアの今を描く短篇ミステリ 9月号 イタリア イタリア語 マルコ・ヴィキMarco Vichi ボルデッリ分署長Il Commissario Bordelli, 2002 荒瀬ゆみこ 花の都のゆる~い殺人捜査 10月号 フランス フランス語 ピエール・バイヤールPierre Bayard バスカヴィル家の犬事件 【※研究書】L'Affaire du chien des Baskerville, 2008 平岡敦 ホームズの推理ミス? 『シャーロック・ホームズの誤謬』2011年6月 11月号 イタリア ドイツ語 ラインホルト・メスナー *注3Reinhold Messner トーレ 石の叫び 【※実録ミステリ】Torre Schrei aus Stein, 2009 平井吉夫 名アルピニストが登山史の謎に挑む 12月号 スウェーデン スウェーデン語 ラーシュ・ケプレルLars Kepler 催眠術師Hypnotisören, 2009 ヘレンハルメ美穂 スウェーデンの覆面作家の正体は? 『催眠』2010年7月 2010年 1月号 韓国 韓国語 キム・ネソン(金来成)김내성(金來成) 魔人마인, 1939 米津篤八 朝鮮最初の長篇ミステリ! *注4 『魔人』2014年7月以降 2月号 フランス フランス語 パトリック・ペシュローPatrick Pécherot Soleil noir, 2007 中川潤一郎 ノワールの真骨頂 3月号 ドイツ ドイツ語 ガブリエーラ・ヴォレンハウプトGabriella Wollenhaupt グラッパ、コカインを嗅ぎつけるGrappas Gespür für Schnee, 2009 垂野創一郎 小さな町で大騒ぎ 4月号 イタリア イタリア語 ジョルジョ・シェルバネンコGiorgio Scerbanenco ミラネーゼは土曜日に殺すI milanesi ammazzano al sabato, 1969 荒瀬ゆみこ イタリア国産ミステリの父 5月号 ロシア ロシア語 ユリヤ・ラトィニナЮлия Латынина 栄誉の時にあらずНе время для славы, 2009 毛利公美 それでも書き続ける理由 6月号 フランス フランス語 ポール・アルテPaul Halter サラマンダーの殺人Les Meurtres de la Salamandre, 2009 平岡敦 〈ツイスト博士〉シリーズ、久々の新作 7月号 ドイツ ドイツ語 - アイフェル・ミステリ旅行案内 改訂第三版Eifel Krimi-Reiseführer, 2009 平井吉夫 ドイツのミステリ文学散歩 *注5 8月号 フランス フランス語 カリーヌ・ジエベルKarine Giebel Les morsures de l'ombre, 2007 中川潤一郎 “グランジェ以後”の女性作家 9月号 スペイン スペイン語 アンヘラ・バルベイÁngela Vallvey 詩人殺人事件Muerte entre poetas, 2008 井上知 ノスタルジックな文壇ミステリ 10月号 韓国 韓国語 イ・インファ *注6이인화 永遠なる帝国영원한 제국, 1993 米津篤八 国王暗殺説の真相 『永遠なる帝国』2011年12月 11月号 イタリア イタリア語 カミッレーリ ルカレッリ *注7Camilleri Lucarelli 黙ってろAcqua in bocca, 2010 荒瀬ゆみこ 黙っていられない二人の共演 12月号 アルゼンチン スペイン語 カサーレス オカンポ *注8Casares Ocampo 愛するものは憎むLos que aman, odian, 1946 垂野創一郎 ホメオパシー探偵の憂鬱 *注9 2011年 1月号 フランス フランス語 フランク・ティリエFranck Thilliez シンドローム〔E〕Le Syndrome [E], 2010 平岡敦 呪われた映画の謎 『シンドロームE』2011年11月 2月号 スペイン ガリシア語 *注10スペイン語 ドミンゴ・ビリャールDomingo Villar 水の眼Ollos de auga / Ojos de agua, 2006 井上知 スペイン・ガリシアの港町警察小説 3月号 イタリア イタリア語 ニコロ・アンマニーティNiccolò Ammaniti あたしとあんたIo e te, 2010 荒瀬ゆみこ 白い休暇(セッティマーナ・ビアンカ)の余韻 『孤独な天使たち』2013年2月 4月号 ドイツ ドイツ語 アキフ・ピリンチAkif Pirinçci 《猫科シリーズ》1作目~7作目 平井吉夫 牡猫フランシス健在なり *注11 5月号 フランス フランス語 リュック・ボッシLuc Bossi マンハッタン・フロイトManhattan Freud, 2009 平岡敦 フロイト、殺人鬼を追う 6月号 ドイツ ドイツ語 ディーター・ビューリヒDieter Bührig 翳(かげ)る黄金Schattengold, 2010 垂野創一郎 モーリス・ラヴェルの主題による連続殺人 7月号 イタリア イタリア語 シルヴィア・アヴァッローネSilvia Avallone 鋼(はがね)Acciaio, 2010 荒瀬ゆみこ 鋼の街の美少女たち 『鋼の夏』2011年9月 8月号 スウェーデン スウェーデン語 ヨハン・テオリンJohan Theorin 夜の雪嵐Nattfåk, 2008 ヘレンハルメ美穂 家にこめられた記憶の悲劇 『冬の灯台が語るとき』2012年2月 9月号 フランス フランス語 アンリ・ルーヴァンブリュックHenri Lœvenbruck オッカムの剃刀Le Rasoir d'Ockham, 2008 平岡敦 中世の手稿に秘められた謎 10月号 ドイツ ドイツ語 ベルンハルト・ヤウマンBernhard Jaumann ジャッカルの時Die Stunde des Schakals, 2010 平井吉夫 アフリカ新興国の女性刑事の苦闘 11月号 ドイツ ドイツ語 アルネ・ブルーム *注12Arne Blum 豚の一味Saubande, 2010 垂野創一郎 豚探偵とガチョウ探偵 カーリン・ベルクラートKarin Bergrath 飛来する死Tod im Anflug, 2011 12月号 スペイン スペイン語 - カルロス・ルイス・サフォンのバルセロナガイドGuía de Barcelona de Carlos Ruiz Zafón, 2008 井上知 『風の影』の舞台バルセロナを歩くガイドブック 2012年 1月号 ドイツ ドイツ語 ネレ・ノイハウスNele Neuhaus 《刑事オリヴァー ピア》シリーズ マライ・メントライン 北欧勢に迫るか? ドイツの気鋭ネレ・ノイハウス見参! 第3作『深い疵(きず)』2012年6月 2月号 フランス フランス語 ジャン=クリストフ・グランジェJean-Christophe Grangé 放浪者Le passager, 2011 平岡敦 失われた自己をテーマにしたグランジェの最新作 3月号 中国 中国語 王稼駿(おう かしゅん)王稼骏(ワン ジアジュン) 明暗線(めいあんせん)明暗线(ミンアンシエン),2011 阿井幸作 《青春》では言い尽くせない不良たちの学園ミステリ 4月号 イタリア イタリア語 ジョルジョ・ファレッティGiorgio Faletti 女衒(ぜげん)の覚え書きAppunti di un venditore di donne, 2010 荒瀬ゆみこ 鉛の時代を生きたカストラート 5月号 フランス フランス語 カリーヌ・ジエベルKarine Giebel Terminus Elicius, 2004 中川潤 仏女性作家の処女作 6月号 ドイツ ドイツ語 フォルカー・クッチャーVolker Kutscher 《ゲレオン・ラート》シリーズ マライ・メントライン 純・地元視点から活写するベルリン刑事警察伝説! 第1作『濡れた魚』2012年8月 7月号 中国 中国語 呉昉(ご ほう)吴昉(ウー ファン) 冥海花(めいかいか)冥海花(ミンハイホア),2011 阿井幸作 武侠小説とミステリの融合作品 8月号 イタリア イタリア語 ニコロ・アンマニーティNiccolò Ammaniti 微妙な時機Il momento è delicato, 2012 荒瀬ゆみこ 執筆生活二十年を振り返る短篇集 9月号 フランス フランス語 モーリス・ルブランMaurice Leblanc アルセーヌ・ルパン最後の恋Le dernier amour d'Arsène Lupin, 2012 平岡敦 ルパン・シリーズ 七十年ぶりの“新作” 『ルパン、最後の恋』2012年9月 10月号 ドイツ ドイツ語 メヒティルト・ボルマンMechtild Borrmann 沈黙を破る者Wer das Schweigen bricht, 2011 小津薫 ナチス小説+青春小説の傑作 『沈黙を破る者』2014年5月 11月号 フランス フランス語 ギヨーム・ミュッソGuillaume Musso 7年後7 ans après..., 2012 園山千晶 フランス発ロマンティックな暴力ミステリー 12月号 スイス ドイツ語 ミヒャエル・トイリラートMichael Theurillat *注13 リュートリの誓約Rütlischwur, 2011 小津薫 ドイツで最高の評価を得たスイス・ミステリ 2013年 1月号 フランス フランス語 ガストン・ルルーGaston Leroux 呪われた椅子Le Fauteuil hanté, 1911 中川潤 怪奇趣味とユーモアを融合させた古典ミステリ 2月号 スペイン スペイン語 ロレンソ・シルバLorenzo Silva 子午線の標(しるし)La marca del meridiano, 2012 井上知 スペインを代表する警察小説シリーズ最新刊 3月号 オーストリア ドイツ語 レーナ・アヴァンツィーニLena Avanzini インスブルックでの死Tod in Innsbruck, 2011 小津薫 エンタメ性に満ちたオーストリア・ミステリ 『インスブルック葬送曲』2013年11月 4月号 イタリア イタリア語 マルコ・マルヴァルディMarco Malvaldi 数えきれないMilioni di milioni, 2012 荒瀬ゆみこ 諧謔精神あふれるイタリアの小さな山村の物語 5月号 ドイツ ドイツ語 (アンソロジー) シュートは決まったScharf geschossen, 2011 小津薫 各国勢揃い、ミステリのワールドカップ! 6月号 フランス フランス語 アンリ・ルーヴァンブリュックHenri Lœvenbruck 薬剤師L'Apothicaire, 2011 平岡敦 仏版『薔薇の名前』 7月号 セルビア セルビア語 ボリスラヴ・ペキッチБорислав Пекић 狂犬病Беснило, 1983 奥彩子 ユーゴの亡命作家によるアンチ・ユートピア小説 8月号 ドイツ ドイツ語 (アンソロジー) はばかりをめぐる殺人事件Mördchen fürs Örtchen, 2011 小津薫 トイレにミステリは詰まっている 9月号 フランス フランス語 ダニエル・チエリDanielle Thiéry 胸にささった釘Des clous dans le cœur, 2012 土居佳代子 不器用で傷だらけの刑事 10月号 アルゼンチン スペイン語 オラシオ・コンベルティーニHoracio Convertini 悪の孤独La soledad del mal, 2012 井上知 アルゼンチン・ノワールの今 注1:パスカル・メルシエ … 本名はペーター・ビエリ(Peter Bieri)。哲学者。 注2:ウーヴェ・A・O・ハインラインの『感染症』(Der Infekt, 1998)、『追い込み』(Einsprung, 1999)、『人形遣いの終演』(Finale der Puppenspieler, 2004)を紹介。 注3:ラインホルト・メスナー … イタリアのドイツ語使用圏出身。 注4:金来成『魔人』(1939)は現在の韓国でも「韓国最初の長編ミステリ」と言われることがあるが、実際にはそれ以前にも長編ミステリは書かれている。金来成の生涯については「こちら」でまとめた。 注5:アイフェルを舞台にミステリを書いているジャック・ベルンドルフ(Jacques Berndorf)を紹介している。 注6:イ・インファ … 「イ・イナ」とも書かれる。どちらの表記も間違いではない。文字を一文字ずつ区切って読めばイ・インファとなる。実際の発音はイ・イナ(より正確にはイ・イヌヮ)。 注7:アンドレア・カミッレーリ(Andrea Camilleri)とカルロ・ルカレッリ(Carlo Lucarelli) 注8:アドルフォ・ビオイ=カサーレス(Adolfo Bioy Casares)とその妻シルビーナ・オカンポ(Silvina Ocampo) 注9:Los que aman, odian のドイツ語版 Der Hass der Liebenden の紹介。 注10:ガリシア語はスペイン北西部で使われている言語。この作品はガリシア語で執筆され、作者自身がスペイン語に翻訳している。 注11:アキフ・ピリンチの猫科シリーズは1作目『猫たちの聖夜』、2作目『猫たちの森』が邦訳されている。 注12:アルネ・ブルームは本名ラインハルト・ローン(Reinhard Rohn)。 注13:アレマン語版Wikipediaにリンク(ドイツ語版WikipediaにMichael Theurillatの記事なし)。 関連ページ ポケミス非英語圏作品一覧 創元推理文庫海外ミステリ非英語圏作品一覧 年間ミステリランキング 非英語圏作品一覧 ヨーロッパの推理小説 - ヨーロッパの推理小説に関する日本語文献の一覧 フランス語に翻訳された日本の推理小説/ミステリ
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/168.html
2011年11月12日 韓国の出版社・三中堂(さんちゅうどう/サムジュンダン)(삼중당)が1978年から1981年にかけて刊行したミステリ叢書《三中堂ミステリ名作》全40巻のリスト。 訳者の一人であるファン・ジョンホ(黄鍾灝)氏の「韓国推理小説の現状」(『日本推理作家協会会報』1984年6月号(No.426))ではこの叢書は全48巻とされているが、韓国国立中央図書館の蔵書データを検索したところ40巻までしか見つからなかった。韓国のミステリファンのサイトなどを見ても、実際は全40巻というのが正しいようである。 三中堂ミステリ名作(1978-1981年、全40巻) 韓国語表記:삼중당 미스테리 명작 [三中堂미스테리名作] 韓国のcaspiさんのブログの記事で何冊かの表紙の写真が見られる → リンク 日本の作品は青で示す。 作者 一般的な邦題 作者名韓国語表記 韓国語タイトル 訳者 出版年 01 コナン・ドイル (シャーロック・ホームズの冒険 1) A. C. 도일 『셜록 호움즈의 모험 1』(셜록 호움즈의 冒險 1) イ・ガヒョン(李佳炯) 1978 02 コナン・ドイル 『恐怖の谷』 A. C. 도일 『공포의 계곡』(공포의 溪谷) ファン・ジョンホ(黄鍾灝) 1978 03 G・K・チェスタトン (ブラウン神父の冒険) G. K. 체스터튼 『브라운 신부의 모험』(브라운 神父의 冒險) チョン・ビョンジョ(鄭炳祖) 1978 04 E・C・ベントリー 『トレント最後の事件』 E. C. 벤틀리 『트렌트최후의 사건』(트렌트最後의 事件) チョン・ソンファン(鄭成煥) 1978 05 A・A・ミルン 『赤い家の秘密』 A. A. 밀른 『빨간집의 비밀』(빨간집의 秘密) チョン・ソンファン(鄭成煥) 1978 06 アガサ・クリスティ 『アクロイド殺し』 A. 크리스티 『애크로이드의 살해』(애크로이드의 殺害) ホン・ジュニ(洪俊憙) 1978 07 アガサ・クリスティ 『そして誰もいなくなった』 A. 크리스티 『열개의 인디언 인형』(열개의 인디언 人形) オ・イオン(呉理蘊) 1978 08 ニコラス・ブレイク 『章の終り』 N. 블레이크 『종장』(終章) チョン・ビョンジョ(鄭炳祖) 1978 09 エリック・アンブラー 『武器の道』 E. 앰블러 『무기의 통로』(武器의 通路) イム・ヨン(林英) 1978 10 イアン・フレミング 『007/カジノ・ロワイヤル』 I. 플레밍 『카지노 르와얄르』 ホン・スンビョン(洪淳昺) 1978 11 ロバート・マーカム 『007/孫大佐』 R. 마아캄 『손대령』(孫大領) チョン・ビョンジョ(鄭炳祖) 1978 12 ジョン・ル・カレ 『寒い国から帰ってきたスパイ』 J. 르카레 『추운나라에서 온 스파이』 チャン・ワンノク(張旺禄)シム・ミョンホ(沈明鎬) 1978 13 コナン・ドイル (シャーロック・ホームズの冒険 2) A. C. 도일 『셜록 호움즈의 모험 2』(셜록 호움즈의 冒險 2) イ・ガヒョン(李佳炯) 1978 14 エラリー・クイーン (エラリー・クイーンの冒険) 엘러리 쿠인 『엘러리 쿠인의 모험』(엘러리 쿠인의 冒險) イ・ガヒョン(李佳炯) 1978 15 E・S・ガードナー 『大胆なおとり』 E. S. 가아드너 『대담한 유혹』(대담한 誘惑) キム・ジェナム(金在枏) 1978 16 レイモンド・チャンドラー 『大いなる眠り』 R. 찬들러 『크나큰 잠』 チョン・ドゥビョン(千杜昺) 1978 17 ロス・マクドナルド 『地中の男』 R. 맥더널드 『지하인간』(地下人間) イ・ガヒョン(李佳炯) 1978 18 エド・マクベイン 『レディ・キラー』 에드 맥베인 『레이디 킬러』 キム・ウタク(金遇鐸) 1978 19 高木彬光 『破戒裁判』 다까기 아끼미쓰 『파계재판』(破戒裁判) チャン・ベギル(張伯逸) 1978 20 水上勉 『死の流域』 미나까미 쓰도무 『죽음의 유역』(죽음의 流域) キム・サンイル(金相一) 1978 21 コナン・ドイル 『緋色の研究』 A. C. 도일 『주홍색의 연구』(주홍색의 硏究) チョ・ウンジェ(趙雲済) 1979 22 アガサ・クリスティ 『オリエント急行の殺人』 A. 크리스티 『오리엔트특급의 살인』(오리엔트特急의 殺人) ペク・キルソン(白吉善) 1979 23 ジョン・ディクスン・カー 『火刑法廷』 J. D. 카아 『화형법정』(火刑法廷) ファン・ジョンホ(黄鍾灝) 1979 24 エドガー・アラン・ポー (ポー推理名作選) E. A. 포우 『포우 추리명작선』(포우 推理名作選) キム・ジョンス(金貞洙) 1979 25 レックス・スタウト 『料理長が多すぎる』 R. 스타우트 『요리장이 너무많다』(料理長이 너무많다) ユン・ジョンヒョク(尹鍾爀) 1979 26 エド・マクベイン 『はめ絵』 에드 맥베인 『찢겨진 사진』(찢겨진 寫眞) チョン・スンゴル(千勝傑) 1979 27 ペール・ヴァールーマイ・シューヴァル 『笑う警官』 P. 왈루우M. 슈왈 『웃는 경관』(웃는 警官) イ・ガヒョン(李佳炯) 1979 28 横溝正史 『蝶々殺人事件』 요꼬미조 세이시 『나비부인 살인사건』(나비부인 殺人事件) チェ・イルス(崔一秀) 1979 29 黒岩重吾 『真昼の罠』 구로이와 주우고 『대낮의 함정』(대낮의 陷穽) クォン・イルソン(権逸松) 1979 30 森村誠一 『野性の証明』 모리무라 세이이찌 『야성의 증명』(野性의 證明) キム・ジョンウ(金貞宇) 1979 31 F・W・クロフツ 『フレンチ警部最大の事件』 F. W. 크로프츠 『프렌치경감 최대의 사건』(프렌치警監 最大의 事件) イ・ギソク(李基錫) 1980 32 サマセット・モーム 『アシェンデン』 S. 모옴 『어센덴』 ハ・ヨンジン(河永辰) 1980 33 J・D・カー 『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』 J. D. 카아 『황제의 코담배갑』(皇帝의 코담배갑) ファン・ジョンホ(黄鍾灝) 1980 34 ジョルジュ・シムノン 『黄色い犬』 G. 시므농 『황견』(黃犬) キム・イジョン(金義貞) 1980 35 坂口安吾 『不連続殺人事件』 사까구찌 앙고 『불연속살인사건』(不連續殺人事件) ヒョン・ジェフン(玄在勲) 1980 36 佐野洋 『金色の喪章』 사노 요오 『금색의 상장』(金色의 喪章) キム・ジョンウ(金貞宇) 1980 37 (世界推理傑作選) 『세계추리걸작선』(世界推理傑作選) イ・ガヒョン(李佳炯) 1980 38 アガサ・クリスティ 『無実はさいなむ』 A. 크리스티 『나는 결백하다』 (文龍) 1981 39 ジョン・ディクスン・カー 『魔女の隠れ家』 J. D. 카아 『마녀의 은신처』(魔女의 은신처) イ・ガヒョン(李佳炯) 1981 40 E・S・ガードナー 『義眼殺人事件』 E. S. 가아드너 『유리눈의 사나이』 イ・ガヒョン(李佳炯) 1981 01 『シャーロック・ホームズの冒険 1』 8編収録「ボヘミアの醜聞」、「赤毛組合」、「花婿の正体」、「ボスコム谷の惨劇」、「五つのオレンジの種」、「くちびるのねじれた男」、「青い柘榴石」、「まだらの紐」 13 『シャーロック・ホームズの冒険 2』 6編収録「技師の親指」、「独身の貴族」、「緑柱石の宝冠」、「ぶなの木屋敷の怪」、「銀星号事件」、「黄色い顔」 03 『ブラウン神父の冒険』 8編収録「飛ぶ星」、「イズレイル・ガウの誉れ」、「狂った形」、「神の鉄槌」、「アポロの眼」、「折れた剣」、「青い十字架」、「天の矢」 14 『エラリー・クイーンの冒険』 3編収録「七匹の黒猫の冒険」、「は茶め茶会の冒険」、「神の灯」 24 『ポー推理名作選』 5編収録「モルグ街の殺人」、「マリー・ロジェの謎」、「盗まれた手紙」、「「お前が犯人だ」」、「黄金虫」 34 ジョルジュ・シムノン『黄色い犬』 2編収録「黄色い犬」、「メグレのパイプ」 37 『世界推理傑作選』の収録作ドロシー・L・セイヤーズ「疑惑」 F・W・クロフツ「ブーメラン」(別題「一石二鳥」) サマセット・モーム「密林の足跡」 カーター・ディクスン 不明(直訳:「密室の犯罪」) M・D・ポースト 不明(直訳:「神の裁判」) ダシール・ハメット「カウフィグナル島の略奪」 E・S・ガードナー 不明(直訳:「怒った証人」) ヘンリー・スレッサー 不明(直訳:「悪人は地獄に」) 松本清張「顔」 (※以上のリストは韓国国立中央図書館の蔵書データを検索して作成した。) 主要翻訳者紹介 イ・ガヒョン(李佳炯):『シャーロック・ホームズの冒険』1・2、『エラリー・クイーンの冒険』、『地中の男』、『笑う警官』、『魔女の隠れ家』、『義眼殺人事件』、『世界推理傑作選』を翻訳 ファン・ジョンホ(黄鍾灝):『恐怖の谷』、『火刑法廷』、『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』を翻訳 ヒョン・ジェフン(玄在勲):『不連続殺人事件』を翻訳 以上の3人については、河西出版社《世界推理文学全集》(全20巻)、《河西推理選書》(全36巻)の翻訳者紹介で紹介している。
https://w.atwiki.jp/itmsanime/pages/1503.html
【作品名】劇場用アニメ マジック・ツリーハウス 主題歌 【曲名】メッセージ 【歌手】植村花菜 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□