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近距離攻撃職 . 遠距離攻撃職 . 魔法職
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73 : ラ・フェ・アンサングランテ 【第二話】 ◆AJg91T1vXs : 気がつくと、既に太陽は東の空から顔を見せていた。 朝の陽ざしに照らされながら、ジャンは大きく伸びをして立ち上がる。 「っと……。 ちょっと寝過ぎたかな?」 枕元に置いた眼鏡をかけて、ジャンは時間を確かめる。 部屋にある時計を見ると、既に八時を回っていた。 慌てて着替えを済ませ、足早に食堂へ向かった。 髪に寝癖が残っていたが、そもそもジャンの髪は癖っ毛である。 多少、金髪がうねっていたところで、そこまで変な髪型にはならないだろう。 食堂の戸を開けると、既に宿の客の何人かは席に着いて食事を始めていた。 空いている椅子とテーブルを見つけ、ジャンもそこへ腰かける。 食堂に入って来たことに気づいたのか、すぐにリディがジャンの下へとやってきて尋ねた。 「おはよう、ジャン。 昨日はよく眠れた?」 「ああ。 久しぶりに、上質なベッドで寝た気がするよ。 この前の街で泊まった宿は、シーツにダニが湧いてて最悪だった」 「この季節にダニって……。 ジャン……あなた、少しは泊まる宿を選びなさいよ」 「部屋の空いていた宿が、そこしかなかったんだから仕方ないさ。 まあ、その分、昨日はリディの用意してくれたベッドの有難味がわかったけどね」 冗談交じりに感謝の言葉を述べたものの、ジャンの頭は冴えなかった。 確かに、リディの用意してくれた部屋は、ジャンが今まで泊まって来た宿の中でも上質な方だった。 部屋は古いが手入れは行き届いており、久しぶりにぐっすりと眠ることができた。 今朝、珍しく寝坊をしてしまったのも、ベッドに敷かれた布団があまりにも気持ちよかったからだ。 ところが、そんな安眠を経たにも関わらず、起きたばかりのジャンの頭には芯に響くような頭痛が残っていた。 昨日、噴水のある広場の近くで立ち寄った酒場の酒。 消毒液を薄めたような味のする質の悪いそれが、昨晩の間にジャンの身体に回ったのだろう。 たった一口しか飲んでいないのに二日酔いを引き起こすとは、よほど酷い作りの酒だったに違いない。 昨晩の内に、身体の中で毒に変わったのではないかと勘ぐってしまうほどだ。 「ねえ、ジャン。 朝ごはん、パンとミルク粥のどっちがいい?」 既に食事を終えた客の席の皿を片手に、リディがジャンに聞いてきた。 頭が痛く、朝から重たいものを食べる気にもなれなかったため、ここは素直にミルク粥を注文しておく。 米を牛乳で粥状になるまで炊いただけのものだが、本格的に活動を始めていない胃には調度良かった。 874 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第二話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/11(木) 00 40 22 ID pTHhFeTR 「ところで……こっちには、いつまでいるつもりなの?」 コーヒーを運んできたリディが、再びジャンに尋ねた。 「今日、父さんの骨を埋めたら、明日にでも発つつもりだよ。 あまり長居していると、街の人に何を言われるかわからないしね」 「そうなんだ……。 でも、ジャンのお父さんが街を追い出されたのって、もう十年近くも前のことでしょ。 たぶん、みんな忘れているんじゃないかなぁ……」 「そうは言っても、リディみたいに覚えている人がいるかもしれないだろ。 僕が父さんの息子だって知ったら……きっと、嫌な顔をする人だっていると思うよ」 少量の砂糖を入れただけのコーヒーを口にしながら、ジャンはどこか寂しげな口調で答えた。 この街の人間が、自分のことをどう思っているか。 父の所業を考えれば、それを予想するのは造作もないことだった。 人体実験紛いの研究を続け、最後には街を追放された藪医者の息子。 妖しげな本を買い漁り、悪魔に魂を売ったとまで言われた父親の業は、息子である自分もまた背負わざるを得ないのだろう 自分と父は関係ない。 そう思い込もうとしても、街の人間は別だ。 こと、昔の父を知る者たちにとっては、ジャン自身もまた異端者に過ぎないのだから。 自分の身体に流れる血が憎らしかった。 旅先で、父親がおかしな研究に没頭するようになればなるほど、その血を引く自分もまた、汚らわしい存在のように思えて仕方がなかった ジャンが父と同じ医学の道を志した理由。 それは、せめて自分が真っ当な医者になることで、自分に課せられた父の業を払おうとしたからに他ならない。 困っている人を助けるなど、詭弁に過ぎない。 自分は自分のために、そして父の積んだ咎を清算するために、医者をやっているに過ぎない。 憎まれこそするが、間違っても感謝されるような人間ではないのだ。 ジャンが同じ地に留まることを嫌うのも、その地に住まう人々に、自分の本性を見透かされはしまいかと心配だったからだ。 死してなお、父はジャンのことを奇妙な枷で縛り付ける。 過去の呪縛から逃れるためにも、一刻も早く父の遺骨を処分したいという気持ちでいっぱいだった。 875 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第二話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/11(木) 00 41 14 ID pTHhFeTR 「ごちそうさま……」 ミルク粥を一通り平らげ、出されたコーヒーも飲み干すと、ジャンは食器を食堂のカウンターに戻した。 リディは放っておけば良いと言っていたが、幼馴染に後片付けを押しつけるのも気が引けた。 「それじゃあ、僕は父さんの骨を埋めに行くよ。 夕方までには戻るから、悪いけど、今日もあの部屋に泊めてくれないかな?」 「ええ、いいわよ。 ジャンがよければ、それこそ、三日でも四日でも……」 「残念だけど、それはできないよ。 僕は、いつまでも同じ場所に留まるのは好きじゃないんだ」 「そっか……」 リディは肩を落として残念そうにしていたが、ジャンはそんな彼女の様子に気づくこともなかった。 足元に置いた鞄を手に、ジャンは食堂を抜けて階段を下りる。 一階の酒場は、まだ準備中のようだ。 仕込みをしている店主に簡単な挨拶を済ませ、ジャンは朝の陽ざしの降り注ぐ通りへと出た。 「今日は天気がいいなぁ……。 昨日の寒さが嘘みたいだよ」 誰に言うともなく、そんなことを呟いて腕を伸ばすジャン。 リディの宿場は商店街の通りに面しているため、朝からとても賑やかだ。 通りでは既に朝市が開かれており、チーズやハム、それに野菜を売る商人達が、忙しなく働いている姿が目に入った。 荷車を引いて商品を運ぶ者。 道行く人に、今日のお勧めの品を売り込もうと声を張り上げている者。 様々な店の商品を抜け目なく比べ、一番安く味の良い品を手に入れようとはりきっている主婦連。 街から街へ一人で旅をしていると、時にこうした人々の喧騒が懐かしくなるときがある。 だが、いつまでもノスタルジックな気分に浸っているわけにもいかない。 父の遺骨を埋めるため、ジャンは街の奥に続く道とは反対の道を選んで歩きだした。 向かうのは、街外れにある合同墓所。 異端者として街を追放された父は、教会の墓地に埋葬される権利さえ持っていない。 大通りから離れて行くにつれ、朝市を賑わしている人々の声もまた遠くなっていった。 街の出口である大門を抜けると、早くも丘からの冷たい吹き下ろしが、ジャンの足元をすり抜けた。 876 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第二話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/11(木) 00 42 15 ID pTHhFeTR ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 宿場という場所は、昼時になると途端に静かになる。 人で賑わうのは朝か夕方と決まっており、昼間の間は利用する客も殆どいない。 もっとも、その間に夕食の仕込みや部屋の片づけ、掃除などを済ませておかねばならないため、決して暇というわけではないのだが。 街で買ってきた鶏肉を、リディは手慣れた様子で裁いてゆく。 今日の夕食は、チキンのハチミツソースでも出すか。 そんなことを考えながら、鶏肉の皮を器用に剥がす。 「それにしても……」 剥がした皮を鍋に放り込み、リディは呟いた。 「ジャンったら、あの時の約束を忘れちゃったのかな……」 骨のついたままの鶏肉を並べ、今度は野菜を取り出して包丁を入れてゆく。 いつもなら軽快なリズムに合わせて手が勝手に動いてゆくが、昨晩、ジャンが言っていたことを思い出すと、どうにも気分が乗ってこない。 ジャンは、この街で生まれ育ったリディの幼馴染だ。 軍隊の真似ごとをして棒きれを振り回すような同年代の少年とは違い、どちらかと言えば、内気で読書が好きな方だった。 そんなジャンでも、やはり一人の男の子だったのだろうか。 家が貧しく、時に他の子どもたちから馬鹿にされることの多かったリディを、最後まで庇ってくれていた。 決して腕っ節が強いわけでもないのに、年上の少年相手に飛びかかって、酷い怪我をさせられたこともあった。 どんなに喧嘩が弱くても、どんなに周りから馬鹿にされようとも、リディにとってジャンはナイトだった。 ジャンはリディに言った。 君を虐めるやつは、みんな僕がやっつけてやる、と。 リディもジャンに言った。 だったら、守ってくれたお礼に、私がジャンのお嫁さんになってあげる、と。 二人とも、まだ十歳を少し過ぎたばかりの頃の話だ。 そんな二人を引き裂いたのが、ジャンの父親がこの街を離れることになった一件だった。 877 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第二話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/11(木) 00 43 02 ID pTHhFeTR まだ子どもだったリディには、ジャンの父親が何をしたのかまでは分からなかった。 ただ、何かとんでもなく悪い事をして、そのとばっちりでジャンも街を出て行かねばならないのだと思った。 正直、ジャンと別れるのは辛かった。 自分を守ってくれる存在がいなくなることが怖くて、言い様のない不安に駆られたことを覚えている。 せめて、見送りぐらいはさせて欲しい。 そう思ったリディだったが、そんなささやかな願いさえ、彼女の両親は叶えてはくれなかった。 月の明かりさえない新月の晩、ジャンと彼の父親は、逃げるようにして街を出た。 リディがそれを知ったのは、彼らが街からさった翌朝のことだった。 これからは、自分の力だけで生きて行かねばならない。 母は決して身体の強い方ではなかったし、父は飲んだくれで役に立たない。 ジャンがいなくなってからというもの、リディは人が変わったように働いた。 それこそ、母の手伝いをする傍ら、自分も街の工場に出かけて仕事をするようになった。 ジャンと別れたリディを支えていたもの。 それは、幼き日に彼と交わした約束だった。 ジャンが自分を守ってくれた代わりに、自分がジャンのお嫁さんになる。 他愛もない、冗談半分の約束としか思われていないかもしれないが、リディにとっては本気だった。 それだけジャンの存在が、彼女の中で支えとなっていたのだ。 ジャンは街を出て行ったが、もしかしたら戻ってくるかもしれない。 自分との約束を覚えていて、いつの日か、ふらりと目の前に現れるかもしれない。 そんなことを夢見ながら、小さな宿場を経営して早数年。 気がつけば、ジャンと別れてから十年以上の歳月が流れていた。 さすがに、ここまでの月日が経ってしまえば、ジャンも帰っては来ないだろう。 そう思っていた矢先、彼はリディの前に戻って来た。 出来過ぎた物語のような展開に、彼女自身、目の前で起きていることが信じられなかった。 「はぁ……。 でもなぁ……。 ジャンは別に、私に会いに来たってわけじゃないんだよね……」 気がつくと、野菜を切る手は完全に止まっていた。 ジャンがこの街に帰って来た理由。 それは一重に父の遺骨を墓に埋めるためだ。 彼は決して、望郷の想いに駆られて戻って来たのではない。 父の形見を生まれ故郷に帰すため、必要悪として帰って来ただけだ。 それに、ジャンはこの街のことを、あまり快く思っていないようだった。 まあ、無理もないだろう。 彼にしてみれば、父親の巻き添えを受けて街を追い出され、本人の意思とは関係なしに白い目で見られるようになったのだから。 878 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第二話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/11(木) 00 44 02 ID pTHhFeTR ジャンにとって、この街には辛い思い出が多すぎる。 それはリディも分かっていた。 だが、ジャンがこの街を嫌っていることは、リディにとっても辛かった。 この街を嫌っているのであれば、自分もまたジャンに嫌われているのではないか。 そんな感じがしたからだ。 「いけない。 さっさと準備済ませないと、夕食の時間に間に合わなくなっちゃうわ」 いつの間にか仕事の手を休めて考え込んでいた自分に気づき、リディは再び野菜を切り始めた。 と、そこへ、今度は受付の方から来客を知らせる鐘の音が聞こえて来る。 こんな時間に、いったい誰だろう。 まったく、間の悪いことこの上ない。 そう思ってはみたものの、来客は来客である。 宿泊客ならば、このまま無視するわけにいくはずもない。 水で軽く洗った手をタオルで拭きながら、リディは早足で受付に出た。 旅の人間が早くに街へ着いたのかと思ったが、そこにいた者の姿を見て、すぐに違うと悟ることができた。 「あの……。 お泊りでしょうか……?」 受付の向こう側にいたのは、細身で鋭い目つきをした一人の男だった。 まだ若いが、格式のある黒い正装に身を包んでいる。 帯剣していないところを見ると、貴族ではなく使用人なのだろうか。 執事長にしては若すぎる気もしたが、下っ端の使い走りとも思えない。 「お忙しい時間に申し訳ありません。 ですが、私は宿泊するためにこちらを訪れたのではありません」 指先一つ、目元さえも動かさずに、男が言った。 その言葉に、リディは訝しげな顔をして男を見つめる。 「お泊りになられないんですか? だったら、どのような御用件で……」 「これは失礼。 私は、人を探していましてね。 昨晩、隣町に向かわせていた遣いの者から、この街に私が探している人間が向かったとの報を受けました」 「そうだったんですか。 だったら、お客様の中に、あなたがお探しの人がいるかもしれませんね。 よろしければ、帳簿をお見せしましょうか?」 「いえ、結構です。 そこまでしていただかなくとも、私が今から言う者の名前を知っているかどうか……。 それだけで構いません」 879 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第二話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/11(木) 00 44 59 ID pTHhFeTR 先ほどから、男は表情一つ変えずに話していた。 口調は丁寧なのだが、それが返って不自然なまでに無機的な印象を与えている。 気品に満ち、整った顔立ちをしていたが、その瞳には感情らしいものがまったく感じられない。 青く澄んだ二つの瞳は空の色と言うには程遠く、その視線は、全てを射抜くような氷の矢を思わせる。 「ジャン・ジャック・ジェラール。 この名前に、聞き覚えはありませんか?」 帳簿を出そうとしたリディの手が、男の言葉の前に動きを止めた。 この男は、ジャンを探しているのか。 だとしたら、なぜ。 どうやら高貴な人物に仕える者のようだが、そんな男がどうしてジャンを探しているのか。 男の言葉に、しばし驚いた顔をして固まるリディだったが、当の男は気にも止めなかった。 ただ、ジャンがこの場にいるのかどうかだけをリディに尋ね、彼が出かけていることを告げると、そこで初めて残念そうな表情を浮かべた。 「すいません。 夕方までには戻ると言っていましたけど……」 別に謝る必要などなかったのに、リディは男に頭を下げた。 「あなたが謝る必要などありませんよ。 彼がここにいないというのであれば、しばらく待たせてもらうだけです」 男の顔からは、既に先ほどの残念そうな表情は消えていた。 そのまま受付の側に置いてある木製の椅子に腰かけると、男は無言のまま、人形のように固まって動かなくなった。 一瞬、男が本物の人形になってしまったのではないかと思ったリディだったが、直ぐに夕食の準備が途中だったことを思い出した。 彼女が慌てて厨房へと戻って行く間にも、男は何も言わずに正面の壁を見つめているだけだった。
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imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ゴジラ1984.png) ギャアァオオォォォォン!! 大黒島で出現したゴジラ。ラゴス島に生息していたゴジラザウルスが原子爆弾研究によって変貌し、出現した。核エネルギーを自らの体内に吸収し、吐き出す。磁性体を持ち、帰巣本能で移動する。東京に上陸し暴れ回るが、スーパーXのカドミウム弾を受けて倒れる。しかし、核爆発の影響で発生した落雷によって復活。スーパーXを撃墜したが、林田教授の超音波よる誘導で三原山まで移動。そして、三原山の火口へ落下し、姿を消した。しかし5年後、バイオメジャーが三原山に仕掛けた爆弾の爆発によって復活。小田原沖から日本へ上陸し、若狭湾の原子力発電所へ向かったが、抗核バクテリアの影響で弱り、原発を襲うことなく日本海へ姿を消した。その後、未来人によって1944年にゴジラザウルスがベーリング海へ移送されたため、消滅したと思われる。 データ 別名 怪獣王 身長 80m 全長 約190m 尾の長さ 108m 体重 5万t 水中速度 40ノット 出身地 大黒島、三原山(VSビオランテ) 出現地 大黒島近海、大島・三原山(VSビオランテ) 初登場作品 ゴジラ(1984年12月15日公開) 余談 1984年のゴジラには「サイボットゴジラ」と呼ばれ、生き物のような表情を表すために機械を用いている。 アメリカで販売されていたシリアル「Cheerios」のCMに登場。街で暴れまわっていたが、蜂(Cheeriosのマスコットキャラクター?)にCheeriosを食べさせられると満足して海へ帰って行った。
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79 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第三話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/15(月) 00 06 58 ID L6F9TM5r ジャンが合同墓所に着いた時、既に太陽は南の方角に昇りかけていた。 街の正門をくぐり、レンガで舗装もされていない道を歩くこと小一時間。 赤錆びの目立つ鉄製の策に囲まれた、寂しげな場所にそこはあった。 街の教会に墓を持たない人間は、この合同墓所に埋葬されることになる。 そのほとんどが、どこの誰とも知らない曰くつきの者ばかりだ。 旅の途中で行き倒れ、身元も分からないまま埋葬せざるを得なくなった行商人。 怪しげな呪いを使うとされ、神父に看取られることもなく亡くなった老婆。 不運にも、旅の途中で山賊に襲われ、そのまま命を落としてしまったジプシーの一団。 この合同墓所は、そういった街の墓所に入れない人間達の遺体を、一重にまとめて埋葬しているような場所なのだ。 墓所の入口近くにある小屋の鐘を鳴らすと、管理人と思しき老人が中から姿を見せた。 その目はどんよりと光を失って濁っており、背中は醜く曲がっている。 手にしたスコップを杖代わりにして、老人は訝しげな顔をしながらジャンを見た。 「なんだね、あんたは。 こんな墓場に、真っ昼間から何の用だい?」 「ある男の埋葬をお願いしたくてやってきました。 ここに、その遺骨があります」 ジャンは鞄から父の遺骨が入った袋を取り出したが、老人はちょっと見ただけで、すぐに興味なさそうに目を逸らした。 「あんた、変わった人だな。 骨しかないってことは、体を焼いちまったんだろう? どうして焼いた場所に埋めず、わざわざこんなところまで持ってきた?」 「この人は、この土地で生まれた人です。 旅先で亡くなったんですが、教会に墓が作れるような人じゃありません。 だから、仕方なく遺体を焼いて、ここまで持って来たんです」 「それはまあ、ご苦労なこった。 あんたがどんな人間かは知らんが、まあ、ここは聞かんでおこう。 その方が、あんたも何かと都合がええじゃろうて……」 老人の淀んだ目に、一瞬だけ光が戻ったような気がした。 低く、鼻にかかるような声で笑うと、隙間だらけの黄色く汚れた歯が覗けて見えた。 「それじゃあ、埋葬をお願いします。 何か、必要な書類とかはありますか?」 「そんなもんは要らんよ。 まあ、あえて言うならば、お布施の代わりでも欲しいかの。 わしは別に神父でもなんでもないが……街の連中から渡されておる補助金だけじゃ、とてもではないが暮らして行けんのでな」 「だったら、これを使ってください。 少ないですけど……何かの足しにはなるはずです」 80 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第三話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/15(月) 00 07 39 ID kHJ4GEnX そう言って、ジャンは何某かの金と共に、父の遺骨を手渡した。 老人からは埋葬するところまでつき合えと言われたが、さすがにそこまでするつもりはなかった。 形だけとはいえ、父の骨は故郷の土に帰したことになる。 それ以上は、自分が何かを義理立てする筋合いはない。 墓の場所にも興味はない。 流浪の医師である自分が墓参りをすることなど、未来永劫ありはしないのだから。 墓守の老人を一人残し、ジャンは踵を返して墓地を後にした。 が、すぐに振り返ると、金を数えながら墓地の奥へと向かう老人に声をかける。 「あっ……ちょっと、言い忘れましたけど!!」 「なんじゃ、若いの。 まだ、何か用かね?」 「そのお金、お酒を買うのに使ったら駄目ですよ! これ以上飲んだら、次にお墓の下に入るのは、おじいさんの番になるかもしれませんからね!!」 遠くからでも聞こえるように叫んだつもりだったが、老人はジャンの言葉に返事をしなかった。 そのまま杖代わりのスコップをついて、墓地の中へ入って行く。 (あれは、たぶん駄目だろうな……。 あそこまで末期だと、口で言っただけじゃ、どうにもならないか……) 初めて老人の顔を見た時、ジャンは彼がアルコール中毒患者であることを見抜いていた。 そのため、最後に釘を刺しておこうと思ったのだが、どうやら無駄骨に終わったようだ。 アル中の管理人に守られた合同墓所で、誰に看取られるまでもなく静かに朽ちて行く。 自分の父親のことではあったが、ジャンは同情などしなかった。 医師としての務めを放棄してまで己の探究心を満たそうとした男の末路としては、これはこれで相応しいのではないかと思っていたからだ。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 81 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第三話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/15(月) 00 08 48 ID L6F9TM5r ジャンが宿場に戻って来たのは、正午を過ぎて二時間程経った頃のことだった。 一階の酒場はまだ開いてはいなかったが、特に気に留める必要もなかった。 昼食は、既に外で済ませてきている。 リディに頼めば何か出してくれそうなものだが、さすがにそこまで甘えられない。 二階へ続く階段を上り、ジャンは夕方までの時間をどう過ごそうか考えた。 いつもであれば、旅先で困っている病人がいないかどうか探し、その家に往診にでも行く時間である。 しかし、彼にとって生まれ故郷でもあるこの街は、同時に彼にとって酷く冷たい街でもあった。 自分の素姓が街の人間に知られたら、問答無用で叩き出されるだろう。 父の骨も手放したことだし、明日にでもこの街を発つことにしよう。 そんなことを考えながら、ジャンは二階への階段を上って行った。 受付の前まで来ると、そこにはジャンを待つリディの姿があった。 「お帰りなさい、ジャン。 あなたにお客さんが来てるわよ」 「お客さん? 特に、誰かと約束したつもりはないけど……。 どんな人なんだい?」 「なんだか、ちょっと冷たい感じのする人。 どこかの御屋敷の執事みたいだけど……」 「執事? そんな人が、僕になんの用だろう……」 訝しげな表情を浮かべながら、ジャンはリディに案内される形で奥の部屋に入った。 それにしても、この街に自分を尋ねて来る人間がいるとは驚きだ。 まさか、父のことを知っている人間が、自分を追い出しに来たのではないだろうが……とにかく、話を聞いてみないことには始まらない。 リディに案内された部屋に入ると、なるほど、そこには黒い正装に身を包んだ一人の男がいた。 感情のない、刺すような視線がジャンに向けられる。 敵意があるわけではないのだろうが、どうにも冷たい印象を抱いてしまう。 「ジャン・ジャック・ジェラール様ですね」 ジャンが自分の名前を言うよりも先に、男が言った。 「お初にお目にかかります。 クロード・ラ・シールと申します」 「は、はぁ……」 腕を胸の前に添え、男はジャンに深々と頭を下げた。 こういった空気には慣れていないのか、ジャンもリディも完全に呑まれてしまっている。 「私は、テオドール・フラド・ツェペリン伯爵にお仕えする者です。 本日は訳あって、ジャン様をお迎えにあがりました」 82 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第三話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/15(月) 00 09 54 ID L6F9TM5r 「僕を迎えに? でも……いったい、なんで……」 テオドール・フラド・ツェペリン。 その名前に、ジャンは聞き覚えがなかった。 目の前の男が言うには伯爵ということだが、そもそもこの街に、そこまで名のある貴族が住んでいるという話は聞いたことがない。 少なくとも、ジャンがこの街を出た十年程前においては、であるが。 未だ要領を得ないジャンであったが、執事の男、クロードは、先の調子をまったく変えずに話を続けた。 「私の御主人様であるテオドール伯は、病を患っておられます。 私はジャン様に、御主人様を治していただくべく、こうしてお迎えにあがらせていただいた次第であります」 「それはまた、随分なことだね。 でも、僕なんかでいいのかい? この街にだって、もっと腕のいい医者がいるだろうに……」 「私も初めはそう考えて、街の医者を頼りました。 しかし、街の医者の出す薬では、御主人様の病には効果がなかったのです。 その点、ジャン様は東洋医学にもお詳しいとのこと。 最後の頼みの綱として、我々は長らくジャン様を探していたのです」 「ま、まあ……確かに僕は、そっちの方の話も少しは分かるけど……」 自分の内面まで丸裸にされているような気がして、ジャンは思わず身構えて言った。 確かに、自分は東洋の医学に関するある程度の知識を持っている。 なんのことはない、父の残した医学書の中に、主に薬草に関してまとめられた東洋医学の本があっただけだ。 如何わしい魔術書のような本の中でも、それだけは唯一まともな本だったと言ってもいい。 実際、その本に載っていた薬草の類は、確かに効果があった。 詳しい理由はジャンにも分からないが、効能だけは確かだったのだ。 薬によっては行商人から買わねば材料が揃わないものもあったが、必要に応じてバザーなどで買い揃えるようにしていた。 (それにしても……) 目の前に現れた謎の男の言葉に、ジャンは無言のまま考える。 クロード・ラ・シールと名乗った執事の男。 彼は、いったいどこまでこちらのことを知っているのだろうか。 自分はそこまで有名な医者でもない。 東洋の医学に詳しいという話も、一部の患者を除いては知る者などいない。 ならば、クロードはどこからその話を聞きつけたのか。 そして、彼を遣わせたテオドール・フラド・ツェペリン伯爵とは、いったい何者なのだろうか。 今はまだ、わからないことが多すぎる。 不安でないと言えば嘘になったが、謎を解くためにはクロードの申し出を断るわけにはいかない。 それに、自分を求める患者を放り出して逃げ出すなど、ジャンにはできそうもなかった。 83 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第三話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/15(月) 00 11 14 ID L6F9TM5r 「わかりました。 僕で力になるかどうか、少し不安ですけど……とりあえず、できる限りのことはやってみます」 「それはありがたい。 では、早速私と共に来ていただけますか?」 「はい。 ところで……テオドール伯の御屋敷は、ここから遠いのですか?」 「ええ、少し……。 外に馬車を待たせてあります。 詳しくは、そこでお話しましょう」 相変わらず、クロードは無機的な声で答えた。 申し出を受け入れてもらえたというのに、喜ぶ素振りも見せなければ表情も変えない。 ただ、宿の近くに馬車を待たせていたという手際の良さだけは、ジャンも感心せずにはいられなかったが。 「と、いうわけで、悪いけど仕事が入っちゃったよ。 今晩は何時に帰れるかわからないから、夕食の用意は要らないよ」 「ええっ、そんなぁ……。 折角ジャンに食べてもらおうと思って、お昼から仕込みをしてたのに……」 「ごめんよ、リディ。 まあ、帰ってきたら、また賄いのシチューでも食べさせてもらえればいいさ。 それじゃあ、ちょっと行ってくる」 足元に置いた鞄を手に、ジャンはクロードと共に部屋を出た。 その後ろ姿を名残惜しそうに見つめるリディだったが、そんな彼女の瞳に、ジャンが気づくはずもなかった。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ テオドール・フラド・ツェペリン伯爵の屋敷は、街から少し離れた丘の上にあった。 丘の上からは冷たい吹き下ろしが流れ、それが街に流れ込んで冬の訪れを告げる。 ジャンが物心ついた時から、これだけは変わりがない。 街外れの丘に貴族の屋敷があることは、ジャンも幼い頃から知っていた。 だが、ジャンが以前に聞いた話では、そこは別荘のような場所であるとのことだった。 なんでも、隣国にいる名のある貴族の持ち物で、夏の間だけ避暑地として訪れることがあるという話だった。 クロードの話によると、テオドール伯は三年程前に、隠居するような形でこの地を訪れたのだという。 隣国にあった土地や屋敷、果ては所有していた農地や鉱山までも売り払い、本来は別荘でしかない丘の上の屋敷に移り住んだのだというのだ。 テオドール伯が、何を考えてこの地にやってきたのか。 それはジャンにもわからなかった。 ただ、自分が街を離れていた間にやってきたため、伯爵の名前を聞いたことがない理由だけは納得した。 84 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第三話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/15(月) 00 12 10 ID L6F9TM5r 馬車の揺れが収まり、クロードが扉を開けて外に出る。 彼に促されるようにしてジャンも外へ出ると、彼の前には立派な屋敷が姿を現していた。 「それにしても、凄い御屋敷ですね。 丘の上に貴族の屋敷があることは知っていましたが……こうして間近で見るのは初めてです……」 屋敷の屋根を見上げるようにしてジャンが言った。 その隣にいるクロードは、やはり表情一つ変える様子はない。 主君の家を誉められても、喜ぶこともしなければ謙遜もしない。 「テオドール伯がお待ちです。 どうぞ、こちらへ……」 余計なことは一切語らずに、クロードはジャンを屋敷の中に招いた。 彼に先導される形で、ジャンも屋敷の入口へと足を踏み出す。 その時、ふと、こちらを見つめているような視線を感じ、ジャンは思わず顔を上げた。 彼の見つめる先にあるのは、屋敷の二階にはまっている大きな窓ガラス。 場所からして、恐らく窓の向こう側は廊下でなく部屋だろう 二階から見下ろすような視線を感じたジャンだったが、クロードに屋敷へ入るよう促され、それ以上は確かめることはできなかった。 あの視線は気のせいなどではない。 では、いったい誰が、自分のことを見ていたのだろうか。 取るに足らないことではあったが、ジャンには妙に気になって仕方がなかった。 「どうされました、ジャン様?」 ジャンの微妙な変化を感じ取ったのだろう。 クロードが、やはり表情は変えずとも、ジャンに尋ねた。 「い、いや……。 ちょっと、緊張していてね。 テオドール伯に失礼があったらいけないだろうから……」 適当な理由をつけて、ジャンはその場をごまかした。 それに、今は余計なことを考えている場合ではない。 入口の扉をくぐると、そこは大きな階段のあるエントランスルームだった。 階段には赤い絨毯が敷かれ、いかにも貴族の屋敷といった感じがする。 異国の珍しい彫像品でも置いているかと思われたが、美術品の類は見当たらなかった。 階段を上り、正面にある一番大きな扉を開ける。 その先は廊下になっており、更に奥の方に別の扉が見えた。 「こちらです、ジャン様」 左右の壁にある扉には目もくれず、クロードは一番奥の扉へとジャンを招いた。 クロードに案内された部屋に入ると、そこには白い口髭をした、いかにも厳格そうな老人が座っていた。 85 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第三話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/15(月) 00 13 16 ID L6F9TM5r 「御主人様。 ジャン・ジャック・ジェラール殿をお連れ致しました」 「うむ、御苦労。 後は、私から話をする。 お前はもう、下がって良いぞ」 「はっ……」 椅子に座ったままのテオドール伯に向かい、クロードは一礼をしてその場を去った。 後に残されたジャンは、しばし呆然とした様子でその場に立ちつくす。 「なるほど。 君が、ジャン・ジャック・ジェラール君かね?」 「えっ!? あっ……は、はい……」 「なんだ、緊張しておるのか? 別に、とって食ったりはせんよ」 そう、口では言っているものの、伯爵の顔は険しいままだった。 長年、貴族としての誇りを持ち続けて生活してきた故に、仕方のないことなのかもしれないが。 「あの……。 ところで、伯爵はご病気と伺いましたが……。 いったい、どのようなもので?」 このまま突っ立っていても仕方がない。 場の空気を変えるためにも、ジャンは伯爵へ問診を始めることにした。 「ふむ、どのような病気、とな……」 重い腰を上げるようにして、伯爵が椅子から立ち上がる。 腰はそこまで曲がっていないものの、杖をつかねば歩くのも辛そうだ。 口で何かを言う代わりに、伯爵はジャンの目の前に左手を突き出した。 節くれだった関節と、皺の目立つ皮膚。 だが、それ以上に、右手と比べて明らかに不自然な方向へ向いている指先が気になった。 「これは……リウマチですね」 「その通りだよ。 ここ数年で、病状が酷く悪化してな。 街の医者に見せて薬も出させたが、大した効き目はなくてな」 「なるほど。 それで、最後の頼みの綱として、僕を呼んだというわけですか」 86 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第三話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/15(月) 00 14 38 ID L6F9TM5r 「うむ。 噂によれば、お主は東洋の医学にも詳しいと聞く。 それを使って、なんとかならんかと思ったのだが……」 「なんとか……ですか。 でも、リウマチは完全に治す方法などありませんよ。 僕の持っている東洋医学の本にも、痛みを和らげたり症状を軽くしたりするための薬しか載っていませんし……」 「それでも構わんよ。 どの道、老い先短い人生だ。 ただ、痛みで夜も眠れないというのは、さすがに勘弁願いたいのでな」 険しい顔は変わらなかったが、伯爵の話す口調は幾分か穏やかなものになっていた。 それにしても、テオドール伯は、いったいどこでジャンの噂を聞きつけたのだろうか。 先ほどから気になっていたのはそこである。 クロードの話によれば、方々の街に遣いを出して、ジャンの足取りをつかませるようなことまでしていたらしい。 それだけ自分にかけている期待が大きいのだろうが、ジャンとしては複雑な心境だった。 「あの……テオドール伯爵」 「なんだ? まだ、他に病気のことで聞きたいことがあるかね?」 「いえ、そうではありません。 ただ、伯爵がどうして僕のことを知ったのか……。 それが、少し気になりまして」 「そんなことか。 まあ、他愛もない話だがね……」 立っているのが辛くなったのか、伯爵は再び椅子に腰かけて話を続けた。 「君は、以前にフレデリック・セギュールという男に会ったことはないかね?」 「フレデリック……? そう言えば、そんな名前の患者がいたような、いないような……」 「実は、彼は私の古くからの友人でね。 私が病で苦しんでいることを知り、君のことを手紙で紹介してくれたのだよ。 もっとも、その時には君もフレデリックの下を去っていただろうから、手紙をもらった後に方々を探しまわらせることになってしまったがね」 「そうだったんですか……」 伯爵と話をしている内に、ジャンの頭にも昔の記憶がおぼろげながら蘇ってきた。 フレデリック・セギュール。 以前、ジャンがとある山村で診た老画家である。 若い頃は貴族のパトロンを後ろ盾に、比較的安定した生活を送っていたが、現在は隠居暮らしをしているとのことだった。 テオドール伯の言っているフレデリックとは、あの老画家のことで間違いない。 恐らく、以前にフレデリックのパトロンだったのが、ツェペリン家の人間だったのだろう。 87 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第三話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/15(月) 00 15 24 ID L6F9TM5r 「それにしても……」 不自然な形に歪んだ伯爵の指を診察しながら、ジャンが何気なく尋ねる。 「伯爵は、なぜこのような辺鄙な場所に引っ越しを? やはり、療養のためですか?」 「なぁに、そんな大した理由などではない。 私の父が若かったころは、ツェペリン家も名のある貴族だったがね。 どうも、私が生まれる前の戦争で、軍資金を使いこみ過ぎたらしい。 それでも、平和になってからは画家や音楽家のパトロンなどもやっていたが……すぐに先祖の財も底を尽きた。 以来、私が後を継ぐ頃には、ツェペリン家もすっかり没落貴族でな。 とうとう祖国の土地を売り払い、丘の別荘に隠居することになったのだよ」 「そうだったんですか……。 すいません。 なんだか、失礼なことを聞いてしまって……」 「いや、構わんよ。 事実は事実。 物笑いの種にされようと、こればかりはどうにも変わらん」 伯爵の口調は、いつしか哀愁を含んだようなものに変わっていた。 富を失い、祖国の土地を追われ、最後は異国の別荘にて余生を送る。 そんな自分とテオドール伯の姿に、ジャンはどこか親近感のようなものを抱いていた。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 88 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第三話】 ◆AJg91T1vXs :2010/11/15(月) 00 18 05 ID L6F9TM5r 結局、その日は伯爵に手持ちの薬を処方して、宿場に帰ることになった。 ジャンの渡した薬に伯爵は満足していたようだが、果たしてどこまで効果があるかはわからない。 その上、東洋医学における薬には、即効性が期待できるものが少ない。 様々な薬を組み合わせながら、毎日飲み続けることが大事なのだ。 そうやって、身体の中から徐々に体質を変えてゆき、病に対する回復力や抵抗力を高めるのが、東洋ならではの治療法なのである。 この様子では、当分の間、自分は伯爵の下を訪れて治療をせねばならないだろう。 正直、早く街を離れたかったのだが、患者から頼まれた主治医とあってはそうもいかない。 そんなことを考えながら屋敷を出ると、ジャンは再び二階から自分を見降ろすような視線を感じた。 気になって後ろを振り向くと、そこには二階からこちらを見つめる二つの赤い瞳があった。 「君は……!?」 聞こえるはずなどないのに、ジャンは思わず口にした。 その途端、瞳の主は窓辺から離れ、カーテンの向こう側に姿を消した。 窓辺からジャンを見下ろしていたのは、赤い瞳をした一人の少女だった。 幽霊のようにか細い身体に、雪のように白い肌。 髪はブロンドにしてはやけに色が薄く、白金色と言った方が正しい。 そして、なにより極めつけだったのは、やはり血のように赤いその瞳だった。 窓の向こう側に消えてしまった今では確かめる術もないが、あまりに人間離れしたその容姿だけは、忘れようにも忘れられない。 あの少女はいったい何者だったのか。 伯爵の子どもにしては若すぎるし、使用人でもなさそうだ。 ならば、伯爵の孫娘といったところだろうか。 彼女の正体が気になったジャンだったが、今の彼にはそれを確かめるための術などなかった。 クロードに促されるまま、ジャンは帰りの馬車に乗って宿場へ戻る。 伯爵の病のことや薬の材料を手に入れるための手段も心配だったが、それ以上に、屋敷で最後に見た奇妙な少女の姿が頭から離れなかった。
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253 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第十話】 ◆AJg91T1vXs :2010/12/20(月) 00 57 10 ID dWxH0GEx 街を吹き抜ける風が、宿場の窓を叩いていた。 霙はいつしか雨に変わり、夜の世界を容赦なく冷やして行く。 三階に与えられた自分の部屋で、ジャンはその日、一日の間にあったことを再び思い出していた。 光のない、淀んだ瞳を携えて、人が変わったように血を求めてきたルネ。 そして、先ほどの浴室で、こちらを誘うようにして近づいてきたリディ。 自分の周りで、何かが狂い出している。 それが何なのかはわからないが、ジャンにはそうとしか思えない。 ルネも、リディも、その行いは悪戯と言うにしてはあまりに酷い。 なにより、彼女達が自分に悪戯を仕掛けて来る理由がない。 いったい、あれは何だったのか。 考えても答えなど出るはずもない。 医者として、人の身体のことはわかっても、心の中まで覗く術など持ち合わせてはいなかった。 煌々と輝くランプの火を前に、時間だけが無情に過ぎてゆく。 窓を叩く風の音も、街を濡らす雨の音も、今のジャンの耳には届かない。 どれくらい呆けていたのだろうか。 気がつくと、既に時刻は丙夜の刻に入ろうとしていた。 外からは相変わらず雨音が響いて来ていたが、風は幾分か落ち着いたようだった。 (これ以上、考えていても仕方ないか……。 でも……明日、伯爵の家に行った時、僕はルネにどんな顔をすればいい……?) リディのことも気になるが、やはり気がかりなのはルネのことだった。 彼女は拒絶を恐れている。 それは、クロードから聞かされた話からも、ジャンは十分に理解しているつもりだった。 が、しかし、自分は今日のルネを見て、思わずその場から逃げ出してしまった。 薄暗がりの中、瞳に仄暗い闇を宿し、血を求めてこちらに迫って来る少女。 あんな姿を見せられたら、普通は怯えて当然だ。 そう、頭では納得しようとしていたが、それでもジャンにはどこか割り切れない部分もあった。 ルネに何があったのかは知らないが、彼女を拒絶したことには変わらない。 それは、彼女が最も恐れる行為。 彼女に対する裏切りであり、彼女の心に傷を残す行いに他ならない。 結局、自分がルネの話し相手になったのは、ただの偽善だったということだろうか。 自分ではルネを理解しようとしていたつもりでも、本質的な部分で、彼女に偏見の眼差し抱いていたのではあるまいか。 医者として、否、人として取り返しのつかないことをしてしまった。 そんな自責の念だけが、今のジャンを支配していた。 全ては明日、ルネに会えばわかること。 そうしなければ何も始まらず、また変わらないと知りながらも、自分の過ちが悔まれて眠れそうにない。 254 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第十話】 ◆AJg91T1vXs :2010/12/20(月) 00 57 52 ID dWxH0GEx (どうすればいい……。 僕は……どうすれば……) いっそのこと、逃げるようにしてこの街を去ってしまおうか。 元より長居は無用と考えていたのだ。 自分にとっても居心地の悪いこの街を去るには、これは絶好の機会ではないか。 時折、そんな逃げの気持ちが頭をよぎったが、それでも決断には至らなかった。 ここで逃げても何もならない。 自分の責任を放り出して逃げ出すことは、父の繰り返して来た愚行にも等しい。 あの、忌むべき父親と同じ道に堕ちることだけは、どうしても避けねばならないという気持ちがある。 逃げるか、それとも留まるか。 堂々巡りの考えに頭を支配されたまま、時間は更に過ぎて行った。 さすがにこのままでは、明日の仕事に支障をきたしかねない。 そう思い、ジャンが寝床に就こうとした時だった。 部屋の扉が、軋んだ音を立てて開いた。 ジャンが振り返ると、そこに立っていたのは見覚えのある人影。 片手にランプを持って佇む、寝巻姿のリディだった。 「ジャン……。 まだ、起きてたんだ……」 「えっ……!? ああ……ちょっと、考え事をしていてね」 先刻の浴室でのことが思い出され、ジャンは思わず適当に言葉を濁す様な言い方をした。 「考え事、か……。 誰のことを考えていたの? 今の患者さん?」 「まあ、そんなところだね。 でも、リディが気にすることはないよ。 これは、僕自身の問題だから……」 言えるはずもなかった。 ルネの身体のこと、その行いのこと、どれをとっても普通の人間には受け入れ難いものがあるだろう。 それに、下手にルネのことを話して、彼女が誰かから好奇と偏見の眼差しを向けられるのも嫌だった。 例え、それが幼馴染であるリディのものだったとしてもだ。 「ねえ、ジャン……」 ランプを台の上に置き、リディがそっとジャンの側に立つ。 いつもとは違う、どこか憂いを帯びたような口調だったためか、ジャンは思わず身構えた。 「実は、少し気分が悪いの。 私のこと、ちょっと診てくれないかな?」 255 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第十話】 ◆AJg91T1vXs :2010/12/20(月) 00 58 27 ID dWxH0GEx 「気分が悪いって……大丈夫なのかい?」 「うん。 なんか、熱っぽくってさ。 最近は寒かったし、風邪でもひいたのかも……」 「そうだな。 じゃあ、ちょっと診てみるから、額を出して」 椅子から立ち上がり、ジャンはリディの額に手を当てる。 冷え切った自分の手に比べれば暖かかったが、さして高い熱が出ているとは思えない。 むしろ、至って普通なくらいの平熱だ。 「熱がある……ってわりには、そんなに熱くないね」 訝しげな顔をしつつも、ジャンはリディの額にかざした手をそっと退けた。 これで、頭痛がするなどと言い出すようであれば、薬を与えて部屋に帰せばよい。 真偽の程は定かではないが、とりあえずリディに熱はないのだ。 「たぶん、単に疲れているだけだと思うよ。 頭とか……どこか痛むって言うなら、薬を出しておくけど?」 「本当に? でも……もっと、ちゃんと診ないと、わからないんじゃない?」 医者として適切な判断を下したつもりだったが、リディは納得していないようだった。 あからさまに不満そうな表情を浮かべると、ジャンの頭に自分の手を伸ばして来た。 「冷えた手で触っても、きっとわからないでしょ? だから……ジャンのここで診て……」 そう言いながら、リディは自分の額をジャンの額に押し付ける。 口と口が触れそうになるほどに、二人の顔が近づいた。 それは身体も同じことで、ジャンは自分の胸に、リディの胸元にある柔らかいものが当たっているのを感じていた。 「ちょっ……リディ!?」 「動かないで、ジャン……。 私……熱っぽいでしょ? こうやって近づけば、ジャンだってちゃんとわかるよね?」 リディの口から漏れる息が、言葉と共にジャンの口元にかかる。 寝巻の下には何も着けていないのか、押し付けられる二つの膨らみが妙に生々しい。 甘酸っぱい息と胸に当たる確かな感触に絆されて、ジャンは一瞬だけ自分の理性が揺らぎそうになった。 が、すぐに屋敷で見たルネの顔が頭に浮かび、済んでのところで意識を戻す。 暗闇の中で光る、赤銅色の二つの瞳。 血に飢えた獣のようなルネの姿と、目の前で自分に顔を近づけるリディの姿。 二つはまったく異なるものだったが、今のジャンには、それらの姿が重なって見えた。 256 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第十話】 ◆AJg91T1vXs :2010/12/20(月) 00 59 06 ID dWxH0GEx 「何やってるんだよ、リディ!!」 自分の中に湧いてきた邪な気持ちを振り切るように、ジャンはリディの身体を引き剥がす。 その言葉に、ただ茫然と立ち尽くすリディ。 そんな彼女の姿を前に、ジャンは半ば呆れたような口調で言葉を続けた。 「いいかげんにしてくれないか……。 君、熱なんてないんだろう。 だったら、どうしてこんなことをするんだよ……」 「どうしてって……それは……」 「風呂場でのこともそうだけど……今日のことは、悪戯にしては性質が悪過ぎるよ。 毎日忙しくて、リディと話ができないのはわかっているけど……こんな時間に、こんなことしなくてもいいだろう!?」 「そんな……悪戯だなんて……。 私、そんなつもりじゃ……」 「だったら……悪いけど今は、ちょっと席を外してくれないかな? 正直、冗談を言って笑っていられるような気分じゃないんだ……」 「なら、私に相談してよ!! 私、ジャンのためなら何でもするよ!! こんな私じゃ頼りないかもしれないけど、ジャンの話だったら、どんな話でも最後まで全部聞くよ!!」 「そういうことじゃないんだよ……。 今は、ちょっと一人で考えていたんだ……」 懸命にジャンに縋るリディだったが、ジャンの表情は優れなかった。 ここでリディに話をしたところで、何も解決しないことはわかっている。 自分がリディの好意に甘えたところで、ルネを傷つけた罪が許されるわけでもない。 ベッドの傍らで立ちつくすリディを他所に、ジャンは再び机の前にある椅子に腰かけた。 そのままリディに背を向けて、両手を額の前で組んで考える。 リディが後ろで何かを言っているようだったが、ジャンはそれに答えなかった。 部屋を覆う静寂の中、外の雨音と風の音だけが聞こえて来る。 何も言ってくれなくなったジャンの背中を見つめたまま、リディはそっと近くにあったランプを取った。 「それじゃあ……私、もう行くね。 ジャンも、あまり遅くまで起きていると、身体に悪いよ……」 やはり、返事はない。 自分がジャンの気持ちを害してしまったことを悔いつつも、リディはそれ以上は何も言わず、そっと逃げるようにして部屋を出た。 257 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第十話】 ◆AJg91T1vXs :2010/12/20(月) 00 59 38 ID dWxH0GEx 誰もいない廊下を渡り、すぐ隣の部屋の扉を開ける。 入口近くの台の上にランプを置くと、そのまま鍵も閉めず、ベッドの上で丸くなった。 夕方、浴室でジャンに近づいたのは、彼を癒してあげたいと思ったからだ。 先ほど、ジャンの部屋を訪れたのは、もっと自分のことを女として見て欲しいと思ったからだ。 だが、そんなリディの気持ちに気づくこともなく、ジャンはその全てを悪戯の一言で片づけてしまった。 リディにしてみれば、精一杯の自己表現。 そんな彼女の行いでさえ、ジャンに気持ちを伝えるには至らない。 相手はすぐ隣の部屋にいるというのに、まるで遙か遠い異国の地に行ってしまったような気がしてならなかった。 体は側にあっても、心は遠く離れている。 十年前、ジャンがリディに何も告げずに街を去った時から、二人の心の距離は縮まっていない。 (ジャン……。 どうして、気づいてくれないの……?) この時期の寒さには慣れているはずだったのに、身体の震えが止まらなかった。 外の雨と風は未だ街を冷やしていたが、リディが寒さを感じているのは、それだけが原因ではない。 (寒い……寒いよ、ジャン……) 本当は、今すぐにでもジャンの部屋に戻りたい。 戻って、この気持ちを伝えて、抱きしめて欲しい。 彼の腕で、胸で、冷えた心を暖めてもらいたい。 だが、先ほどのジャンの様子を思い出すと、とてもではないができそうになかった。 ジャンを求める気持ちよりも、拒絶を恐れる心の方が大きかった。 (ジャン……暖めてよ……。 昔みたいに……私のこと、守ってよ……) 近いのに遠い。 手を伸ばせば届きそうなのに、届かない。 しかし、無理に近づけば、それは更に溝を深める結果となる。 拒絶の恐怖ともどかしさ。 その二つに身を焦がされて、リディはひたすら暗闇の中で震えていた。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 258 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第十話】 ◆AJg91T1vXs :2010/12/20(月) 01 00 12 ID dWxH0GEx 翌朝は、久しぶりに太陽が顔を覗かせていた。 朝の陽ざしを額に受けて、ジャンは眠たい目を擦りながら起き上がる。 机の上に置いてある眼鏡をかけると、ぼんやりとした視界が急にはっきりした。 それと同時に、昨晩の記憶がまざまざと脳裏に浮かび上がる。 昨日の晩、自分はリディに随分と厳しいことを言ってしまった。 一人になりたかったのは事実だが、よくよく考えてみれば、あれは八つ当たりに等しい行為だ。 髪を整え、服を着替え、ジャンは階下の食堂に向かって足を運ぶ。 その足取りは、いつもとは異なりどこか重たい。 昨晩のことがあるだけに、面と向かってリディと話ができるのかどうか不安だった。 階段を下り、食堂の戸を開けると、そこにはリディの姿があった。 どうやら一人で朝食の準備を進めているようで、テーブルの上にはハムとパン、それにチーズや卵などが並べられている。 「あっ、おはよう、ジャン」 「あ、ああ……」 食事を並べながら、リディはジャンにいつもの笑顔を向けてきた。 気まずい空気になるかと思っていただけに、これにはジャンも、いささか拍子抜けしたような顔になった。 相手がこちらを責めるならば、覚悟を決めて謝ることもできただろう。 ところが、リディはジャンを責めるようなことは一切せずに、いつもと何ら変わらない様子で接してくる。 こうなると、次に何を話して良いのか、返って気にしてしまうものである。 「えっと……昨日は、その……」 「昨日? ああ、夜、ジャンの部屋に行った時のことね」 「ああ、そうだよ。 あの時は、冷たいこと言ってごめん……。 なんだか、ちょっと気が立っててさ……」 「そんなこと言ったら、私だって、ジャンの気持ちを考えていなかったもんね。 だから、あれはお互い様。 それ以上は、何も言わないことにしましょう」 自分は何も気にしていない。 そんな口調で、リディはさらりと言ってのけた。 ジャンも、それ以上は追及する気にならず、二人の会話はそこで途切れた。 自分の座った席に朝食が並べられてゆく様を眺めながら、ジャンは再び考える。 リディのことは、今はよい。 それよりも、今日の伯爵邸への往診が、果たして平穏に済むのかどうかが気がかりだ。 昨日、血を求めて迫るルネの姿に恐れをなし、馬車にも乗らず逃げ帰った自分。 そんな自分を、果たしてルネは許してくれるだろうか。 信じていた者に裏切られたという事実が、彼女の心を再び閉ざすことになってはいまいか。 考えれば考えるほど、ジャンの中から食欲が消えていった。 周りでは、既に他の宿泊客も席に着き、それぞれがパンやチーズに手を伸ばしている。 が、そんな光景を目にしても、パンを握るジャンの手が進むことはない。 「どうしたの、ジャン? もしかして……食欲ないとか?」 259 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第十話】 ◆AJg91T1vXs :2010/12/20(月) 01 01 05 ID dWxH0GEx 気がつくと、いつの間にかリディがジャンの後ろに回っていた。 他の客の目も気にせずに、こちらを心配そうに見下ろしている。 「いや、大丈夫だよ。 昨日、寝るのが遅かったから、ちょっと寝不足でね。 往診に行く時間まで仮眠をとれば、すぐに気分も良くなるさ」 寝不足なのは事実だったが、食欲不振の原因は他にある。 だが、それをリディに語ることはせず、ジャンは適当に理由をつけてごまかした。 食べかけのパンを牛乳で流し込み、手早く皿を重ねて立ち上がる。 「悪いけど、クロードさんが来たら知らせてくれるかな。 僕は昼まで部屋にいるつもりだから……よろしく頼むよ」 食事の終わった食器をリディに預け、ジャンはさっと立ち上がって部屋を出た。 他の宿泊客もいる手前、重たい空気を食堂に持ち込みたいとは思わなかった。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 宿場の前で馬の蹄が止まった音で、ジャンは自分が往診に出かける時間だと知った。 昨日、あのまま逃げ帰ってしまった手前、クロードに顔を合わせるのも気が重い。 しかし、患者を放置したまま約束を破るわけにもいかず、ジャンは仕方なしに宿場の外へと出た。 「お待ちしておりました……」 普段と変わらない無機的な空気を纏い、クロードがジャンに一礼する。 感情を表に出さないのを常としているだけに、向こうが何を思っているのかはわからない。 「ああ……。 それじゃあ、行こうか……」 昨日の一件を、クロードは知らないのだろうか。 ふと、そんな考えが頭をよぎったが、決めつけるには早過ぎると思った。 それに、昨日のことは遅かれ早かれ、ルネの口から他の者に告げられるだろう。 自分の不実はわかっていたが、それを知ったテオドール伯やクロードの顔を思い浮かべると、ジャンはどうしても気分が沈んだ。 丘の上の屋敷向かう途中、クロードは始終黙ったままである。 いつもであれば、そんな冷めた態度も気にならなくはなっていたが、今日は一段と馬車の中の空気が重たく感じられた。 相手が感情を押し殺しているだけに、その奥に怒りや悲しみを抱えているのではないかと思うと辛いものがある。 「着きましたよ、ジャン様……」 程なくして丘の上の屋敷に到着し、ジャンは促されるままに馬車を降りた。 冷たい印象を与えるのはいつものことだと思いつつも、クロードの言葉の一つ一つが気になって仕方がない。 260 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第十話】 ◆AJg91T1vXs :2010/12/20(月) 01 01 46 ID dWxH0GEx 「どうぞ、こちらへ……」 馬車を降りてからも、重たい空気は変わらなかった。 顔には出していないものの、クロードの背中から発せられているものだけは、ジャンにも理解できる。 やはり、クロードは昨日の件を知っているのだ。 自分が信頼した相手に裏切られた怒りと悲しみ。 それを、この男――ここではあえて、男と呼ばせてもらうが――もまた、心の奥で感じているのだろう。 屋敷の中を、ジャンはクロードに言われるがままにして歩いてゆく。 伯爵のいる部屋とは違う方向だったが、あえて何も言わなかった。 長い廊下を歩き、クロードがその先にある部屋の扉を開ける。 伯爵やルネの部屋ではなかったが、ジャンもその部屋には見覚えがあった。 忘れもしない、クロードがジャンに伯爵とルネの関係を語った部屋だ。 己の身体の秘密を明かしてまで伯爵とルネに対する忠義心の深さを語り、ジャンにルネの話し相手になるよう頼んだ場所である。 「どうぞお掛け下さい、ジャン様」 部屋に入るなり、クロードはジャンに椅子に座るよう促した。 立ち話もなんだということなのだろうが、クロードは椅子に腰を下ろすことなく立ちつくしたままだった。 「この部屋でお話をするのは二度目になりますね」 「あ、ああ……」 「何を緊張なさっているのですか? 別に、私はまだ何も言っていませんよ?」 氷のように冷たい視線が、ジャンの顔に向けられた。 その青い目で見据えられると、心臓を貫かれるような気がして落ち着かない。 「では、単刀直入に申し上げさせていただきましょう」 座ったまま固まっているジャンを気遣うこともなく、クロードは唐突に話を始めた。 「昨日、ジャン様は、お嬢様の部屋に戻られましたね? そこで、何を見たのですか……?」 「な、何って……それは……」 「正直にお答えください。 返答次第では、私の手でジャン様に、しかるべき措置を取らせていただかねばなりませんので……」 「し、しかるべき措置って……。 それ、本気かい?」 思わず耳を疑ったジャンだったが、クロードは至って冷静だった。 普段の彼の様子からして、冗談を言うような人間でないことはジャンも知っている。 ならば、ここで下手に嘘をつけば、それこそ自分の身が危ない。 伯爵やルネに対する忠義心の塊のようなクロードのことだ。 場合によってはジャンを抹殺することでさえ、何の躊躇いもなく行うだろう。 261 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第十話】 ◆AJg91T1vXs :2010/12/20(月) 01 02 12 ID dWxH0GEx 「わかったよ……正直に話す」 もう、隠すのは無理だとジャンは悟った。 クロードは事実を全て知った上で、こちらを試しにかかっている。 ここで隠し事をするような素振りを見せれば、それはジャン自身の業を重たくするだけである。 「昨日、ルネの部屋に忘れ物の時計を取りに行った時、彼女が僕に言ったんだ。 喉が渇いた、癒して欲しい……そして、僕の血が欲しいってね……」 「なるほど。 やはり、そうでしたか……」 クロードの目が、一瞬だけ憂いを帯びた色になった。 知られてはいけないことを知られてしまった。 そんな時に見せる顔だった。 「あの時は、正直、僕も気が動転していたんだと思う……。 ただ、ルネのことが恐ろしく思えて、無我夢中で逃げだしたよ。 それが……彼女を傷つけることだと知っていても……自分が抑えきれなかった」 ジャンも、俯きながらそう言った。 ルネの行動に疑問こそ残ったが、自分が彼女を傷つけたであろうことは、紛れもない事実である。 「あの……クロードさん」 「なんでしょうか、ジャン様」 「ルネは……彼女は、どうして僕の血なんか欲しがったんだ? あの時の彼女の瞳は、まるでいつもと様子が違っていた。 あなたは何か、僕にまだ隠していることがあるんじゃないですか?」 遠慮がちに、それでも何とか勇気を振り絞って、ジャンはクロードに尋ねた。 ルネに謝りたい。 それは、紛うことなきジャンの本心である。 だが、同時に、ルネについての真実を教えて欲しいという気持ちもあった。 あんなものを見せられては、これから先も今まで通りに向き合える自信がない。 例え謝罪を済ませたとしても、どこか納得のいかないまま、今まで以上にぎくしゃくした関係が続くことになるだろう。 「ジャン様……。 あなたがそう望まれるのであれば、私からも真実をお話しましょう」 クロードが、その表情をいつものそれに戻しながらジャンに言った。 262 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第十話】 ◆AJg91T1vXs :2010/12/20(月) 01 02 55 ID dWxH0GEx 「ただし、それには条件があります。 一つ目は、心の底から昨晩の非礼をお嬢様に詫びること。 二つ目は、今から話すことは、全てジャン様の心の中に留めておかれること。 これらをお守りいただけるのであれば、お話しいたしましょう」 「わかった……。 ルネにはきちんと謝るし、ここで聞いたことは誰にも言わない。 それで良いんだろう……?」 「賢明なご判断です……」 クロードが、ジャンの言葉に納得したようにして言った。 ジャンもそれに、無言で頷いて返す。 今から語られることは、きっと自分の想像を越えた話だろう。 それこそ、クロードの身体のことなど比べ物にならないほどの内容に違いない。 先入観は禁物であると知りながらも、ジャンの手には自然と力が入っていた。 「では、語らせていただきましょう。 お嬢様と私しか知らない……呪われた血の宿命のお話を……」 それからクロードは、ジャンの前でルネの身体の秘密について話し出した。 顔は普段のままだったが、その口調だけは、先ほどの憂いを帯びたようなそれに戻っている。 ジャンがまず驚いたのは、クロードの口から語られたルネの年齢だった。 見たところ、彼女は十四歳か十五歳程度だろうと思っていたが、クロードの話によるとルネは十八歳とのことだった。 彼女がテオドール伯の養女になるきっかけとなった落石事故。 それから生還して以来、ルネは身体の成長が止まってしまったらしい。 見た目は少女の姿のままに、既に四年も生きている。 伯爵の養女になってから、彼女はまったく成長する兆しを見せなかったというのだから驚きだ。 奇妙なことは、そればかりではない。 その体質故に、ルネは確かに日光に弱かった。 しかし、事故の前と後では、その耐性に大きな差が生まれたという。 ルネの口から語られた話によると、事故から生還して以来、強過ぎる日光に当たると飛火や瘡蓋ができるようになったそうだ。 酷い時には火傷のような傷を負い、慌てて木陰に逃げ込んだこともあるらしい。 飛火や瘡蓋の話はジャンもクロードから聞いていたが、火傷をするという話までは聞いていなかった。 また、その一方で、彼女の体質には他人とは異なる優れた面もあった。 以前、何かの拍子で指を切る怪我をしたとき、ルネの血は瞬く間に乾いて傷口を塞いだというのである。 薄い傷跡こそ残ったものの、出血は極めて最小限で済んだ。 再生という程の大袈裟なものではないが、怪我に対する自然治癒力だけは、優れた力を持っているようだった。 そして極めつけは、やはり彼女の嗜好である。 昨晩、ジャンの前で見せた、他人の血を欲するというあれだ。 普段は表に出ることはないものの、ルネは定期的に襲ってくる衝動に苦しめられているとのことだった。 焼けるような喉の渇きに襲われて、ひたすらに生きた人間の血を求める。 酷い時には自分で自分を抑えきれなくなり、そのままクロードに襲いかかったこともあるらしい。 今までは衝動も月に二回程度だったが、ここ最近では、クロードの身体が限界に近くなるほどまでに血を欲してくるようになったとのことだった。 263 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第十話】 ◆AJg91T1vXs :2010/12/20(月) 01 03 38 ID dWxH0GEx 「以上が、お嬢様の抱えておられる秘密です。 これで納得いただけましたでしょうか、ジャン様?」 最後まで淡々とした口調で、クロードはジャンに問うた。 その言葉に、やはりジャンは無言のまま頷いて返事をする。 あまりに想像を絶する内容で、言葉を口にすることさえも躊躇われた。 「このことは、御主人様もご存じではないのです。 血を求めるお嬢様に私自身の血を与え続けることで、今までは秘密を漏らすことなく過ごすことができました。 もっとも、いつかこういった日が来るであろうことは、私も予想はしていましたが……」 「そうだったのか……。 でも、どうしてあなたは、このことをテオドール伯に伝えないんですか? あの伯爵なら、ルネの秘密のことだって……」 「ジャン様の仰りたいことは、私にもわかります」 ジャンが言葉を言い終わる前に、クロードがそれを遮った。 「しかし、さすがにこの秘密だけは、御主人様にもお話するわけには参りません。 秘密を知ったことで、御主人様が苦しまれるだけであれば……いっそのこと、何も知らないままの方が良いこともあるのです」 「そんな……。 それじゃあルネは……今までずっと一人で、自分の中に闇を抱えていたってことなのか!?」 「一人ではありません、二人です。 私も、お嬢様の秘密を知る者の一人ですからね。 もっとも、他人と容易に共有できない秘密を抱えているという点では、一人でも二人でも、あまり変わらないことですが……」 その顔からはわからなかったが、ジャンはクロードの言葉から、確かに悲しみのようなものを感じ取っていた。 身内にさえも語れない秘密を抱え、偽りの自分を演じ続けるしかない生活。 純粋な心を持って生まれたが故に、その苦しみはジャンの考える何倍にも大きかったに違いない。 「ジャン様……。 お嬢様は、世間では魔物として忌み嫌われる存在なのです。 永久に歳をとらず、太陽の光を恐れ、その一方で、傷を負ってもすぐに傷口が塞がってしまう。 己の内から湧き上る衝動に身を任せ、他人の生き血を啜ることでしか、その身体を襲う渇きを癒すことができない者。 このような存在を、一度は耳にしたことはありませんか?」 「そ、それは……」 「私も、魔女や悪魔の存在を完全に信じているわけではありません。 しかし、世間一般の者からすれば、お嬢様は間違いなく魔物ということになるのでしょう。 世俗では、そのような者を……こと、吸血鬼と呼ぶようですね」 「馬鹿な!!」 そこまで聞いた時、ジャンは思わず声を上げて立ち上がった。 確かに、クロードの話を聞く限りでは、ルネは吸血鬼と言っていいのかもしれない。 だが、だからと言って、彼女が魔物として忌み嫌われなければならない理由はない。 ルネが他人の血を求める行為。 あの場から逃げ出した自分で言うのも憚られるが、そこに悪意はない。 少なくとも、クロードの話を聞く限りでは、彼女は自分の行いに心を痛めているようだった。 それなのに、世間一般の者から見れば、彼女は間違いなく魔物となる。 その容姿も行動も全てが異質な存在とされ、排斥される運命にあるのだ。 264 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第十話】 ◆AJg91T1vXs :2010/12/20(月) 01 04 10 ID dWxH0GEx 自分がルネにしてしまったこと。 ジャンの中でそのことが、今さらながらにして大きく悔やまれた。 ルネは己の衝動を抑えようとし、苦しんでいたというのに、自分はなんということをしてしまったのか。 謝罪の言葉を述べるだけでは済まされない。 そんな自責の念が、ジャンの心を締めつけた。 「話はわかりました、クロードさん……」 高ぶる気持ちを鎮めながら、ジャンは真剣な表情でクロードを見る。 「昨日、ルネから逃げ出したことは……謝っても許されることではありません。 それは、僕も十分に承知しています」 ジャンの言葉に、クロードは何も答えない。 ただ、その話が終わるのを静かに待っているだけだ。 「だけど……だからこそ、僕はルネに贖罪をしなければならないと思うんです。 もう、彼女が自分のことで苦しまなくて済むように……彼女が普通の女の子として暮らせるように……。 そうすることが……医者としてしなければならない、僕の使命だ」 「ジャン様……」 「彼女が吸血鬼だなんて……そんな馬鹿げた話、僕は信じない。 だから、僕は彼女を治す。 例え、その姿が人とは違うもののままでも……せめて、血を求める衝動からだけでも解放してあげたいんだ」 自分でも、言っていることが信じられなかった。 あれほど街から離れたいと思い、それ故に、他人と深く関わることを避けてきた自分。 それにも関わらず、気がつけばルネのため、自らこの土地に残る選択をしている。 だが、不思議と嫌な気はしなかった。 これがルネにとっての救いになるのであれば、そして、自分にとっての贖罪になるのであれば、受け入れてしまおうとさえ思えていた。 自分にとって、ルネはいったい何なのか。 それはジャン自身にも、まだわかってはいない。 ただ、彼女のことを放っておけない自分がいるのは事実であり、医者として彼女の力になりたいと真剣に思っているのもまた本当だった。 原因不明の衝動に駆られ、他人の血を啜ることでしか渇きを癒せない症状。 そんな病気は聞いたこともないし、ジャン自身、治療の当てがあるわけでもない。 それでも、今ここでルネを救うことができるのは、自分以外にいないとジャンは感じていた。 部屋の中に、無言の静寂が訪れる。 ジャンも、クロードも、互いに見つめ合ったまま何も言わなかったが、それぞれの心の内にあった憂いは晴れていた。 もう、後戻りできないところまで来てしまった。 そう思ったジャンではあったが、今はルネのために何かをしたいという気持ちの方が強い。 だが、この時は、その選択が後の悲劇を生むきっかけになろうとは、クロードも、そしてジャン自身も気づいてはいなかった。
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第2部 第1章「Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア 獣国の皇女」と同時に実装された☆4バーサーカー。 「アナスタシアピックアップ召喚(2018年4月4日~4月18日)」期間終了後、ストーリー召喚に追加される(恒常)。 アタランテ〔アーチャー〕のオルタナティブ。詳しい定義はキャラクター詳細や設定を参照。 性格は悪、属性は地、〔アルゴー号ゆかりの者〕特性の所持については変わらないが、 方針が中立から混沌に変わり、〔猛獣〕特性が追加されている。 紅閻魔の2重の特攻対象、クー・フーリン〔プロトタイプ〕や超人オリオンの特攻対象になっている。 バーサーカーには珍しいB2Q2のカード構成。(他は謎のヒロインX〔オルタ〕、土方歳三のみ) Hit数はA2/B・Q3/EX・宝具5hit。BとEXのhit数が増加している。 Q単体宝具のため、Quickブレイブチェインを組むことが出来る。Hit数も並以上あるためスターを稼ぎやすい。 N/Aが下げられていたアーチャー時とは違って、標準値のためNP効率は格段に良くなっている。 クラススキルのうち「単独行動 A」(クリティカル威力アップ 10%)は変わらないが、「対魔力」は失われている。 多くのバーサーカーが持つ「狂化 B」の上位版ともいえる「獣化 B」を持つ。 効果は「Buster性能アップ 8%」に「スター発生率アップ:8%」が追加されている。 スキル 【スキル1】自己進化 → 魔性馴化 EX CT 7-5 自身にスター集中度アップ(1T)を与え、スターを獲得する(最大10個)。 スター集中度の倍率はランスロットの「無窮の武練」と同じであり、バーサーカーでも十分な効果がある。 「無窮の武練」と比べて持続ターンが短くなっているが、スター獲得の効果によりクリティカルを狙うことが容易になっている。 2020/9/14実装の幕間クリア後はスキル強化され、スター獲得量が倍増し、またBusterカードへのクリティカル威力アップ(1T)が追加される。 【スキル2】アルカディア越え A CT 7-5 味方全体にQuickカードバフ(1T)を付与する。(※アタランテ〔アーチャー〕の 強化後 スキルと同じ効果) 範囲が味方全体のためQ宝具チェインで最大の効果を発揮する他、Q宝具からのQブレイブチェインも強力。 そして、クラスの低集中率と自己進化の使い分けにより、Quickチェイン後に発生した大量のスターの扱いに融通がかなり利きやすい。 (スター集中率が標準より低いクラスでの他者Quickバフ持ちは、彼女の登場以前ではスカサハとエレナ・ブラヴァツキーのみ) 【スキル3】野獣の論理 B CT 8-6 自身に回避状態(1T)とクリティカル威力アップ(3T)を付与する。 「心眼(偽)」とバフの種類は同様だが、クリティカル威力の倍率が最大50%となっている。(「心眼(偽)A」の倍率は最大40%) 「単独行動」でクリティカル威力が常時+10%されるので、LvMaxの場合実質60%アップとなる。 スキル1によるスター集中度アップが無い場合はクリティカルを出しにくいため、スキルの使用タイミングを調整するとよいだろう。 宝具「 闇天蝕射 (タウロポロス・スキア・セルモクラスィア)」 バーサーカーとしてレアなQuick単体宝具(5Hit)。追加効果として宝具封印(1T)と呪い状態(5T)を付与する。 アーチャー時の宝具のように大量のスターを獲得することは難しいが、Qチェインが組めれば次ターンでのクリティカルで大ダメージが狙える。 宝具封印状態にした相手は宝具発動が出来ない上、敵の宝具ゲージの自然上昇も抑えられるので"疑似的なチャージ減少"と考えることも出来る。 総評 バーサーカーでは非常に珍しいQuickを軸としたサーヴァント。 自前でスター獲得・集中度・威力アップの全てを併せ持ち、加えて高倍率のQuickカードバフまで持つ。 クリティカルアタッカーとして求められる要素を自前で揃えているため、バーサーカーという点も含めてどんな編成でも活躍出来る器用さを持つ。 ただし欠点として、強化スキルの効果ターンが短く(ほとんど1T)、回復やNP獲得系のスキルも持たないため、 高難易度クエストなどで長期戦になると、息切れをしやすいことがある。 最大の特徴は、Quickを軸としたクリティカルパーティーとの親和性の高さ。 スター生産力はあるが、スター集中率は低いため、味方アタッカーに星を集めやすくなっている。 1Tしかないスター集中も、Qパにおいては星をコントロールしやすいメリットとなる。 さらにQカードバフは全体なので、自身の宝具だけでなく、味方へのバフや宝具チェインを狙ったりと柔軟な運用が可能。 総じて、普段は主力アタッカーをサポートしつつ、カード次第で自身がアタッカーにも転じられる、Qバッファー兼サブアタッカーという独自の立ち回りが可能。 スキル強化後は星獲得が最大20と倍増したため、味方のスキル、礼装、マスター礼装などの手数を1つ減らしてもクリティカルを狙っていける。また自身のBusterクリティカルが火力アップするのも朗報。 既存の☆4バーサーカーとは使い勝手がかなり異なるが、全体的に使いやすい能力と言える。 相性の良いサーヴァント メインアタッカーとして務めるならNP供給やスター供給をしてくれるサポーターを用意したい。 スカサハ=スカディや諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕やマーリンや刑部姫、ケイローンやエレナ・ブラヴァツキー、低レアではイアソンやハンス・クリスチャン・アンデルセンは相性が良い。 サポートを行うサブアタッカーを務めるなら、スターを活かせるクリティカルアタッカーを選びたい。 イシュタル、オジマンディアス、新宿のアーチャーなど全体強化持ちや、始皇帝、パッションリップなどターゲット集中持ちであれば、相互に恩恵がある。 相性の良い概念礼装 NP効率が比較的良好なため選択肢は広い。 壬生狼、真夏のひと時などのスター獲得系、ゴールデン相撲~岩場所~や至るべき場所や群雄割拠など初期NP系、トリック・オア・トリートメントやトゥリファスにてなどのクリティカル強化など。 スター集中度が低いためサブアタッカーとしてなら2030年の欠片も選択肢に入る。
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2021年公開「ゴジラ(VSコング)」に登場する怪獣王ゴジラ。 + 戦闘能力 ①格闘 ②使用技・能力 熱線 ビル群を容易く貫通、切断し、その気になれば地球の地下空洞(地上から役5km)にまで貫通させる事が可能な威力(公式設定によるとその威力は3.15×10の14乗J。TNTで換算するとなんと79キロトンに及び、広島原爆の5倍に相当する) + 対戦怪獣 + 他怪獣との比較
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初代ゴジラ
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機動海嶺キング・アトランティスBC(ブースター・カスタム) VR 水/火 (13) クリーチャー:リヴァイアサン/アーマロイド 15000 ■スピードアタッカー ■このクリーチャーが出た時、バトルゾーンにあるこのクリーチャー以外のエレメントをすべて、持ち主の手札に戻す。 作者:シザー・ガイ かの伝説のコンボ、【アトランティスブースター】が1つになった夢のカード。 何気にエレメント指定に強化されている。 フレーバーテキスト 関連 + ... 《キング・アトランティス》 《スクランブル・ブースター》 評価 名前 コメント
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月刊東方自作アレンジランキング 11年5月号 【集計期間】 2011年05月01日 00 00~2011年05月31日 23 59 【集計方法】 再生数+(コメント数x補正値)+マイリスト登録数x20 【集計対象】 集計期間内に投稿された「東方自作アレンジ」「東方風自作曲リンク」「東方風アレンジ」タグが付いた動画。 音源部分を投稿者が作成している動画(コラボ・代理うpは可) 結果(動画内では31位~100位は結果のみ紹介) ※動画名は集計時のものを使用しています。 ※同一作者によるバージョン違いについてはPtsが最も高い動画のみ紹介 ※ランキング、カタログ、比較動画、削除された動画、上海アリス幻樂団の楽曲と全く関係ない作品は除外しています。 順位 Pts 動画サムネイル 動画詳細 1 265,455 動画名 【東方】House set of Subterranean Animism 〜 Chireiden set【ハウスリミックス】 投稿者 コラボレーション 動画ID sm14442321 備考 2 148,400 動画名 【東方】House set of Perfect Cherry Blossom 〜 Ayakashi set【ハウスリミックス】 投稿者 コラボレーション 動画ID sm14485159 備考 3 67,256 動画名 【東方BGM】御柱の墓場GraveOfBeingと神さびた古戦場SuwaFought(アレンジ) 投稿者 2151(そばかす魔理沙の人) 動画ID sm14530857 備考 4 15,396 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 【東方自作アレンジ】 機械工の夢幻想 【芥川龍之介の河童】 投稿者 こむぎ 動画ID sm14426002 備考 5 14,407 動画名 [White Elephant × 幽雅に咲かせ、墨染の桜]zillion Full Version 投稿者 White Elephant 動画ID sm14341308 備考 6 12,983 動画名 東方風神録「信仰は儚き人間の為に」アイリッシュ楽器で演奏してみた。 投稿者 k-waves LAB 動画ID sm14608829 備考 7 12,581 動画名 秋の運動会 投稿者 ちくわの人 動画ID nm14556930 備考 8 12,287 動画名 【東方アレンジ】 リジッドパラダイス 【東方神霊廟】 投稿者 AQUASTYLE 動画ID sm14377287 備考 9 11,221 動画名 【東方夢時空】夢幻泡影 ~ infinite phantasm【全曲メドレー】 投稿者 瑞々 動画ID sm14326274 備考 10 8,099 動画名 【東方旧作】CDつくったのでクロスフェードみたいなの動画 投稿者 生パン 動画ID sm14459782 備考 11 8,053 動画名 【東方妖々夢アレンジメドレー】 THE MEDLEY OF CODE:TH07 “B.O.P. of Y.Y.M.” 投稿者 hapi⇒ 動画ID sm14547403 備考 12 7,214 動画名 【東方】厄神様の通り道をギャルゲー風にアレンジしてみた 投稿者 ばんし 動画ID nm14508505 備考 13 7,077 動画名 【東方アレンジ】夢は画面を越えて【夢は時空を越えて】 投稿者 mocchie 動画ID sm14548791 備考 14 6,985 動画名 【東方アレンジ】厄神様のくらんぶる【例大祭8】 投稿者 mocchie 動画ID sm14311531 備考 15 6,426 動画名 散相刹那 【幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life 】 投稿者 コラボレーション 動画ID sm14590087 備考 16 6,315 動画名 【東方音遊戯】 FLOWERing night 【FLOWER×フラワリングナイト】 投稿者 I.F.[In Field] 動画ID nm14383490 備考 17 6,295 動画名 【東方自作アレンジ】SA KU RA【ウソがホントの話】 投稿者 恋色屋 動画ID sm14388143 備考 18 4,881 動画名 【東方音遊戯】Dazzlin Sisters(Dazzlin Darlin×稲田姫様に叱られるから) 投稿者 あう 動画ID nm14553792 備考 19 4,298 動画名 【東方自作アレンジ】Fall of Hart【ウソがホントの話】 投稿者 恋色屋 動画ID sm14388743 備考 20 4,167 動画名 【東方アレンジ】 笑顔 【VOCALOID】 投稿者 紫苑 動画ID sm14370786 備考 21 3,966 動画名 【東方アレンジ】怪しき人形【悲しき人形】 投稿者 mocchie 動画ID sm14367264 備考 22 3,921 動画名 【東方アレンジ】Icemilk Splash ~むげつぶちおかす【メイド幻想】 投稿者 mocchie 動画ID sm14566384 備考 23 3,836 動画名 【東方アレンジ】Fantastic Science【幺樂団カァニバル!2】 投稿者 mocchie 動画ID sm14427411 備考 24 3,572 動画名 【東方自作アレンジ】よすずめ が あらわれた▼【ウソがホントの話】 投稿者 恋色屋 動画ID sm14388470 備考 25 3,210 動画名 【東方アレンジ】近未来型冥界寺【古の冥界寺】 投稿者 mocchie 動画ID sm14333871 備考 26 2,724 動画名 【東方風】凱風快晴【自作曲】 投稿者 桐生 動画ID sm14400232 備考 27 2,646 動画名 【東方自作アレンジ】春雨に望む日本の原風景〜和風アレンジ【背景付】 投稿者 Serra 動画ID sm14341777 備考 28 2,580 動画名 【東方音遊戯】Necrovans(Evans×ネクロファンタジア) 投稿者 メロポ 動画ID sm14511040 備考 29 2,335 動画名 【東方アレンジPV】ぬえたん☆わんだーらんど未完成ラフ版【未完成】 投稿者 RedGear 動画ID sm14378105 備考 30 2,320 動画名 【恋色屋】ウソがホントの話【東方アレンジCD】 投稿者 恋色屋 動画ID sm14346158 備考 +31位~100位のサムネイルも展開する 順位 Pts 動画サムネイル 動画詳細 31 2,292 動画名 【東方自作アレンジ】秋之一生【ウソがホントの話】 投稿者 恋色屋 動画ID sm14388513 備考 32 2,273 動画名 『魔法少女【ヒゲ】まりさ☆マギカ』 投稿者 神斬ゼロ式 動画ID sm14369145 備考 33 2,222 動画名 東方廻怪綺談BGM単体×3曲 投稿者 Jinx 動画ID sm14452022 備考 34 2,099 動画名 【東方】東方妖々夢 ~ Ancient Templeをアレンジしてみた 投稿者 take(破P) 動画ID sm14353786 備考 35 2,092 動画名 【東方Vocal】 O_Z_E_W 【原曲:亡き王女の為のセプテット】 投稿者 雪風ルーフ 動画ID sm14389068 備考 36 2,077 動画名 【ピアノ】霊知の太陽信仰(CAUTION!制御不能!)【弾いてみた】 投稿者 pianoYN 動画ID sm14584837 備考 37 2,045 動画名 【東方メドレー】東方数珠繋 ~ Piano Arranged Medley 1.8.1 投稿者 Taro 動画ID sm14392764 備考 38 2,032 動画名 【東方音遊戯】I m_so_Gya-te【I m so Happy×門前の妖怪小娘】 投稿者 てぃう 動画ID sm14577099 備考 39 1,881 動画名 【東方自作アレンジ】 東方萃夢想 ~FusionStyle 投稿者 こんそめ 動画ID sm14432683 備考 40 1,855 動画名 【東方アレンジ】幽霊客船の時空を越えた旅 / Like a shipwreck 投稿者 Jerico 動画ID sm14499686 備考 41 1,837 動画名 【東方アレンジ】Black Convenience store Blues 投稿者 ㈲はしやすめwithオンパシラオールスターズ 動画ID sm14443092 備考 42 1,798 動画名 【東方自作アレンジ】稲田姫様は叱らない~till Autumn【全曲マラソン】 投稿者 新鮮野菜 動画ID nm14419540 備考 43 1,770 動画名 【東方アレンジ】Fairy of Unknown Flower【未知の花 魅知の旅】 投稿者 heric 動画ID nm14404571 備考 44 1,717 動画名 【東方アレンジ】冥花繚乱 - 死霊の夜桜アレンジ 投稿者 nakahi 動画ID sm14418814 備考 45 1,620 動画名 『魔法少女まりさ☆マギカ』 投稿者 神斬ゼロ式 動画ID sm14373050 備考 46 1,615 動画名 【東方自作アレンジ】キャロットガール【ウソがホントの話】 投稿者 恋色屋 動画ID sm14390988 備考 47 1,573 動画名 【東方自作アレンジ】break up【ウソがホントの話】 投稿者 恋色屋 動画ID sm14389443 備考 48 1,564 動画名 【東方ヴォーカル】overTuner / See You World【原曲:ネクロファンタジア】 投稿者 overTuner 動画ID sm14377022 備考 49 1,540 動画名 【東方】Almakeine【IIDX】 投稿者 dk 動画ID sm14336688 備考 50 1,517 動画名 【東方音遊戯】O9G59【G59×霊知の太陽信仰】 投稿者 てぃう 動画ID sm14442235 備考 51 1,462 動画名 【東方】もう歌しか聞こえない オルゴールアレンジ 投稿者 yopi 動画ID sm14415120 備考 52 1,460 動画名 【東方神霊廟】 素敵な墓場で暮らしましょ アレンジ 投稿者 Ctl 動画ID sm14437620 備考 53 1,439 動画名 【東方】 White Days (Original Mix) 【少女秘封倶楽部】 投稿者 Attrielectrock 動画ID sm14574303 備考 54 1,432 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 【東方自作アレンジ】春の湊に 投稿者 agrooveP 動画ID nm14496888 備考 ユーザー削除済み 55 1,416 動画名 【東方自作アレンジ】 門前の妖怪小娘わんこ(門前の妖怪小娘) 投稿者 なつさん 動画ID sm14375476 備考 56 1,406 動画名 【東方アレンジ】キャプテン・ムラサ / Perfect navigation 投稿者 Jerico 動画ID sm14499505 備考 57 1,382 動画名 【東方】紅魔郷アレンジメドレー 投稿者 yopi 動画ID sm14546800 備考 58 1,352 動画名 【東方自作アレンジ】マヨヒガアンサンブル【ティアオイエツォン】 投稿者 910 動画ID sm14574147 備考 59 1,339 動画名 「ネクロファンタジア」をアレンジして弾いてみた 投稿者 ござにあす 動画ID sm14390339 備考 60 1,305 動画名 【ゆ(仮)】ネクロファンタジアアレンジしてみた 投稿者 ゆ(仮) 動画ID sm14348884 備考 61 1,265 動画名 【東方神霊廟】極めてのどかな白玉楼【RPG町人風アレンジ】 投稿者 yuu115431 動画ID sm14494882 備考 62 1,259 動画名 【東方アレンジ】Still just a dream. 【夢消失】 投稿者 村瀬悠太 動画ID sm14326270 備考 63 1,245 動画名 【東方】緑眼のジェラシーをぶれいくぶれいくー【アレンジ】 投稿者 キセノン 動画ID nm14428722 備考 64 1,228 動画名 【東方アレンジ】図書館魔術【ヴワル魔法図書館×ラクトガール】 投稿者 after 動画ID sm14367924 備考 65 1,192 動画名 【東方地霊殿】ラストリモートをオーケストラっぽくしてみた 投稿者 カロリ 動画ID sm14359728 備考 66 1,186 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 【東方自作アレンジ】 二色蓮花蝶 ~Polyphonic Wind~ 【ロックアレンジ】 投稿者 こむぎ 動画ID sm14585915 備考 67 1,183 動画名 【東方】SatorinQuestⅢ-地霊マップ-【DQ3】 投稿者 masha 動画ID sm14597324 備考 68 1,165 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 【東方自作アレンジ】神祭/稲田姫様に叱られるから【YASUHIRO】 投稿者 YASUHIRO 動画ID sm14457223 備考 69 1,165 動画名 【東方ヴォーカルアレンジ】鴉月花憐(原曲:東の国の眠らない夜) 投稿者 1211 動画ID sm14354714 備考 70 1,164 動画名 【東方アレンジ】strawberry crisis!!アレンジしてみた【2step?】 投稿者 Soh Yoshioka 動画ID sm14393709 備考 71 1,159 動画名 【東方】少女さとりをHardstyleな感じに【アレンジ】 投稿者 キセノン 動画ID nm14428282 備考 72 1,154 動画名 東方自作アレンジ 「風の神社」 投稿者 りむ 動画ID sm14444274 備考 73 1,120 動画名 東方地霊殿 死体旅行 ~ Be of good cheer! 和風メロコアにしてみた 投稿者 パリイP 動画ID nm14355919 備考 74 1,117 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 【東方自作アレンジ】Illuminated cherry blossom(hardcore mix)【死霊の夜桜】 投稿者 SxUxM 動画ID sm14341448 備考 75 1,109 動画名 【東方自作アレンジ】満月想-華祭-【ウソがホントの話】 投稿者 恋色屋 動画ID sm14389200 備考 76 1,087 動画名 【東方自作アレンジ】Fantastic fantasy【ウソがホントの話】 投稿者 恋色屋 動画ID sm14389118 備考 77 1,081 動画名 墓掘りパラダイス【リジッドパラダイスアレンジ】 投稿者 koichil 動画ID sm14398233 備考 78 1,065 動画名 小町の曲を世紀末っぽくしてみた【彼岸帰航×テーレッテー】 投稿者 がっさ 動画ID nm14392131 備考 79 1,054 動画名 【東方ボーカルアレンジ】本の旅【ラクトガール】 投稿者 Nanahoshi 動画ID nm14356530 備考 80 1,050 動画名 【東方自作アレンジ】Petal records 【神霊廟ネタバレ】 投稿者 daru 動画ID nm14460870 備考 81 1,025 動画名 孤愁の旅がらす【東方風自作曲】 投稿者 柚月(月影) 動画ID sm14343835 備考 82 1,022 動画名 早苗さんの曲を世紀末っぽくしてみた【信仰は儚き...×テーレッテー】 投稿者 がっさ 動画ID nm14318315 備考 83 1,006 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 【ピアノ】東方鍵連奏~オリジナル東方メドレー 弾いてみたー【演奏】 投稿者 ぼる 動画ID sm14444148 備考 84 997 動画名 【東方】むげつがぶちおかす【自作アレンジ】 投稿者 スタジオネネム 動画ID sm14517625 備考 85 993 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 動画名 【東方アレンジ】 疾走!マスタースパーク☆ 【恋色マスタースパーク】 投稿者 御巫 穣 動画ID nm14514370 備考 86 993 動画名 【東方自作アレンジ】月夜葉桜【死霊の夜桜】 ※神霊廟ネタバレ注意 投稿者 にあ 動画ID sm14332205 備考 87 991 動画名 【東方アレンジ】Sadistic Scarlet Sister BR【U.N.オーエン】 投稿者 Stygian Riverside 動画ID nm14508976 備考 88 948 動画名 【東方自作アレンジ】妖怪寺へようこそ【和風ロック】 投稿者 あるふれ 動画ID nm14392152 備考 89 935 動画名 【東方】恋色マスタースパーク - 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