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ある野望の遺産 デビルガンダムは、既に次の段階への進化を始めていた。 その進化のスピードは、元々のデビルガンダムのそれに比べ、異常なまでに速い。 生体ユニットが女性であることも当然だが、やはりゲッター線の効果が大きい。 ミオ・サスガの持つ高いプラーナが、生体ユニットとして効果的に作用しているのかもしれない。 (素晴らしい……まさか、これほどまでとはな) その様子を見ながら、ユーゼスは感嘆の溜息をつく。 これなら、最終形態に辿り着くまで、そう時間はかかるまい。 さらに、アニムスの実をその身に取り込んだことで、デビルガンダムの自己進化機能が働き…… 実の遺伝子情報から、少しずつ、しかし確実に、デビルガンダムにベターマンの特性が備わっていく。 この上でベターマンを取り込むことができれば…… 神の身体は、ひとまずの完成を見ることになるだろう。 あまりに上手く事が運ぶため、全身に震えすら走る。 だが、順調だからこそ、ここで油断してはならない。 次の計画が動き出そうとしている、今だからこそだ。 デビルガンダムが一定段階以上に成長した今、“システム”が動き出す。 そして、デビルガンダムにまた新たな力が宿る。 新たな……最悪の、力が。 (ここ、どこだろ……何も見えない……) 目前に広がるのは、果てしない暗闇。 その奥底に、少女の意識はあった。 自分はどうなってしまったのか―― 上下の感覚も、時間の感覚も何もない。 生きているのか、死んでいるのかすらも分からない。 あるのは、ただ一つ。目の前の暗闇から感じられる感覚のみ。 恐怖――― 絶望――― (誰かここから出してよ……もうやだ、帰りたい……) その弱気は、普段の彼女からは想像もつかない。 それほどまでに、少女の精神は打ちひしがれていた。 もはや冗談を飛ばす余裕などない。そこにあるのは、ただ底知れぬ恐怖に怯える、哀れな姿のみ。 (……なんで……こんなことになっちゃったんだろ……) 思い出そうにも、思い出せない。 自分の記憶が、いや自分の意識そのものが、目の前の闇に侵食されていくような感覚。 味わったこともないような深い絶望がのしかかり、彼女が考えることを邪魔する。 どうして、こんなにも不安になるのだろう――? まるで、絶望が直接自分の心に流れ込んできているような…… 直接…… (え……?) その闇は次第に勢いを増し、周囲をさらに黒く染め……直接、少女を包み込んでくる。 (何、この感じ……あたしの中に……何かが、入ってくる……?) 怒り。悲しみ。憎しみ。疑い。嫉妬。恐怖。絶望。狂気。 ありとあらゆるさまざまな負の感情が、大波となって少女に押し寄せてくる。 (やだっ、何よこれ!?いやああああああああああっ!!!) ユーゼスがバトルロワイアルを始めた、一番の理由。 それは、人間の持つ心の闇……いわゆる「負の心」を集めること。 (人間とは愚かな生き物だ。 苦しい状況に追い込まれると怯え、もがき、妬み、憎み合い……そして心に闇を抱くようになる。 この狂気に満ちた殺し合いの世界で生まれた、計り知れない闇…… それをエネルギーに変換すれば……ククク……) そう……ユーゼスがこのゲームを通じて集めていたという、超神の力とは。 人の心の闇……人間の負の感情。 負の心によって生まれるエネルギーが、超神の新たな力の源。 そして、ユーゼスの設定した“システム”として…… DG細胞が一定段階以上に進化を遂げた時、 負の心によるエネルギーに耐え、そしてそれを行使できる段階まで成長したと思われる時、 収集した負の心のエネルギーは、負の波動となって、この会場のDG細胞へと送られるようになっている。 デビルガンダムは、力を満たすための、いわば容器。 「ふ……ふはははは……! 成功だ……予測どおり、いや……それを凌駕する成果だ……!!」 この上、さらに活性化を始めるDG細胞。 デビルガンダムは、負の波動を吸収したことで……さらなるパワーを得た。 その進化は、留まる所を知らない。 (うああああああああああああああああああっ!!!!) 負の波動が、デビルガンダムへと一気に流れ込んでくる。 それはDG細胞を通じて、生体ユニットの少女にも直接伝わってきた。 (怖い!!苦しい!!痛い!!気持ち悪い!! やだ、助けて!!誰か助けて!!) 殺し合いの中で生まれた闇の全てが、鮮明に少女の脳に流れ込む。 その感情が生まれた瞬間の状況までもが、吐き気がするほどに鮮明に。 殺される恐怖。傷つけられる痛み。 大切な人を失った悲しみ。生きている相手への嫉妬。そこから生まれる憎悪。 壊れゆく精神。それを埋めあわせる狂気。 肥大化する疑心。それらが連鎖し、生まれる敵意。 そうした感情のもたらす、殺意。 バトルロワイアルによって曝け出された、人の心の闇。 それらが、ご丁寧な状況付きで少女の頭を駆け巡る。 まるで、疑似体験をさせられているかのように。 (あああああああああああああああああ!!!! やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてお願いだからあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!) この狂った殺し合いの世界で生まれた、巨大すぎる闇。 本来ならば平和のために正義を貫く強き戦士達すらも、狂気に走らせるほどの闇。 そんな強力な闇の全てを、たった一人の少女の心で受け止めるなど…… 耐えられるはずがない。 (うああ……が……がぁ……ぁ……ぎゃぁああああああああああああ!!!!) ただでさえ衰弱しきっていたその心が、正気を失っていく。 (もう嫌、こんな想いなんてしたくない!!!これなら死んだほうがいい!!! 死にたい、死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死なせて!!! あたしを助けて、誰かあたしを殺してぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!) その悲痛な叫びは誰にも届かない。今の彼女には死すらも許されない。 ただ、悪魔の心臓として、その場に存在するだけ。 (誰も助けてくれない……誰もあたしを殺してくれない……あたしに構ってくれない!! 誰か構ってよ!!あたしを一人にしないで!!なんで誰もあたしに構ってくれないの!! なんで、なんでなんでなんでなんでなんで!!!なんでなのよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!) 壊れゆく心。 そしてそれは、次第に……他者への殺意にすら変貌していく。 (誰もあたしを助けてくれない みんな、あたしが苦しむのを嘲笑ってるんじゃないの?そうだ、そうに違いない みんないなくなっちゃえばいい、そうすれば、こんな思いしなくていいのに! いなくなれば、死んじゃえばいい、そうだみんな死んじゃえば、 殺しちゃえばみんな死んでいなくなる そうだ殺せばいい殺せば殺せば殺せば殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ……) あらゆる負の感情に徹底的に陵辱され、その心は狂気に染まり…… それはやがて狂気すら通り越し、崩壊の一途を辿りだす。 そこにまともな理屈などもはや存在しない。 彼女の心は、深い闇に堕ちていった。 今でこそ、こうして外部の“システム”を介しなければ負の心を集め、取り込むことはできない。 だが、今のスピードで無限の進化を続けるデビルガンダムならば…… そう遠くないうちに、外部からの干渉を要せずとも、自ら闇を取り込める段階まで進化することだろう。 それは、霊帝ケイサル・エフェスや破滅の王ペルフェクティオに等しい存在といえる。 「いや違う……私は、神を超えるのだ」 人の心の闇を糧にし、ゲッター線の力で無限の進化を続ける、究極の生命体。 彼の目指す所は、目前まで迫っている。 「さあ、どうするラミア・ラヴレス?」 誰とも無く呟く。ラミア……己の手駒。 デビルガンダムは、殺し合いを扇動する彼女にとって、障害となりえるだろう。 このままデビルガンダムが肥大化すれば、いずれ全ての参加者達の目に付く。 そしてその存在は、「共通の敵」として、参加者同士の結束を促す可能性を生む。 それは彼女の任務遂行にあたって好ましい展開ではない。 ひいては、彼女自身の危機を導く結果にもなるだろう。 しかし、その結束に、彼女がどれだけ亀裂を入れられるか……それを期待するのも、また一興。 「今後、生存者達がゲームを壊し、私に牙を剥いてくるか…… ゲームを完遂し、さらなる多大な負の心のエネルギーを提供してくれるか…… 全ては、お前の働き次第かもしれんぞ。ククク……」 このゲームを娯楽として心底楽しんでいるような嘲笑。 参加者の負の感情を煽り立てるために、ラミア・ラヴレスはジョーカーとして投入された。 彼女の役割は、確かに重要ではある。だが大局的に見れば…… 彼女もまた、ユーゼスにとって、余興を楽しむための駒のひとつに過ぎないのだ。 【二日目:20 10】 【二日目:???】 それはほんの、偶然だった。 進化を続けながら地中を進むデビルガンダム。 その通り道に、たまたま――マシンが一機乗り捨てられていた。 デビルガンダムは、その機体をまるでもののついでのように取り込んでいく。 それが大局に影響することなど何もない。 果てしない進化の階段を登るデビルガンダムにとって、そしてユーゼスにとって。 今となっては、この機体を取り込む程度のことは、取るに足らない些細な出来事でしかなかった。 ……それでも。 その偶然は、小さな、しかし確実なきっかけになった。 (ア……レ…………ハ…………?) ほんの僅か、彼女が我を取り戻すきっかけに。 取り込まれたのは、マシュマーの乗っていた機体。そして本来なら、ブンタの搭乗していた機体。 ――魚竜ネッサー。 (マシュマーサン……ブンチャン……) ネッサーの吸収でわずかに戻った、ミオ・サスガの理性。 (―――――――――!?) そのほんのわずかな切り口から…… 少女の中に、何か別のものが流れ込んできた。 負の波動とは違う、何かが。 (え……?) ミオの目の前に、世界が広がる。 それは進化の記憶の一部であり。 世界の成り立ちの一部でもある。 生まれる地球。恐竜の誕生と、滅亡。サルから進化する人類。 人類の歴史。そこから生まれる、無数の並行世界。その行き着く果て。 (何、これ……?) そして――――――命。 「どうなってんの……」 ミオはしばし呆然とし……そして、改めて気付いた。 自分を覆い尽くしていた闇が、心を埋め尽くしていた闇が晴れていることに。 先程までの地獄の苦しみが、嘘のように消えている。 「なんで?どうして……?」 その心も、先程までとはうって変わって、安定を見せていた。 (大丈夫、恐れないでミオさん) 誰かが、ミオに語りかけてくる。 その声に気付き、面を上げると……そこには。 「プレシア!?」 ミオのよく知っている仲間。プレシア・ゼノサキスの姿があった。 「よかった、無事だったんだ……って、どうしてここに!?」 ミオの問いかけに、プレシアは語り始めた。 (私は、死を迎えて……そして魂が、この地に蔓延したゲッター線に導かれて……ここに来たの) 「……は?死んだ?魂?ゲッター?何言ってんの?」 いきなり意味不明の言葉を告げられ、困惑する。 するとまた新たに別の声が聞こえ、その主が姿を現してきた。 (ゲッター線、それは宇宙の意思のひとつ…… 私達の魂はそれに導かれ、あるべき所に還っただけなのです) 「ブンちゃん!?」 その主は、ハヤミブンタ。ミオの目前で確かに死んだはずのブンタが、そこにいた。 いや、彼だけではない。 (そうだ……全ては同じ次元、同じエネルギーから発生したものなのだからな……) 「アクセルさん!?」 死んだと聞かされた、アクセル・アルマーも。 「何よこれ……ここってひょっとして死後の世界!?あたし死んだの?」 (いいえ。あなたはデビルガンダムを通じて、ゲッター線に触れているだけです。 死んだわけではありません……今の状況では、生きているとも言い難いですがね) 今度はシュウ・シラカワが現れ、ミオに語りかける。 「あ……シュウ!それに……?」 それだけではない……このゲームで散っていった40の魂が、そこに存在した。 それは別の言い方をすれば……このゲームによって生まれた、「まつろわぬ霊」達。 (全ては同じ次元から発生しているのだ) (そして、みんな同じ次元に存在する) (そう……みんな、ここにいる) (生物も物質も、天国も地獄も) (時間も空間も、そして命も。同じエネルギーでバランスを保つパラドックス……) 霊達のメッセージが、ミオの脳裏に流れ込む。それは、まるで何かの意思のもとにあるかのようだった。 「あのー……話についていけないんだけど……」 (だが、その宇宙の理を崩そうとしている者がいる) 新たな声が響いてくる。 それはゲッターの意思そのもののようでもあり……目の前の霊達全ての声のようでもあった。 (――ユーゼス・ゴッツォ。 彼はこのバトルロワイアルを通じて、神をも超える存在になろうとしている。 人の心の闇を、負の感情を糧とする、超神に…… それは無限力と対極をなす、霊帝や破滅の王と呼ばれる者達と同質の存在。 ユーゼスがその目的を達成すれば、ここにいる者達は皆、まつろわぬ霊のひとつとして…… 彼に取り込まれることになる。それは、宇宙の真理を乱す行為……) とりあえず、ミオは黙ってそれを聞く。内容は相変わらず意味不明だ。 だがこのゲームを通じて、ユーゼスは負の感情を集めて神を超えようとしてるらしい。 よくわからないけど、何かのアニメみたいだ……ミオはそう思った。 (ミオ・サスガ……時間がない。アニムスの実を取り込んだことがきっかけで、 デビルガンダムはゲッター線に適合し始めている。 そうなれば、我々の声を君に届けることもできなくなるだろう。 だから、君に今分かっていることを伝える……) その言葉と共に、ミオの頭に新たな情報が流れ込んできた―― (この会場のある場所に、“ゲート”が存在する。 デビルガンダムに供給される負の波動は、そこから放出されている。 それは、会場を構成する、このバトルロワイアルの“核”…… それを壊せば、ゲームの破壊のための大きな切り口となるだろう) 「ゲート……?それって、どこに……」 (生体コアである今の君ならば感じ取れる。 DG細胞に流れ込む負の波動、それを遡ればいい) 「そ、そんなこと言われてもさ。第一、今のあたしの状態じゃ……」 そうだ。例え、打開する術を見つけたとしても、今のミオの身体は死んだも同然の状態。 ゲートを壊すために行動することも、ゲートの情報を誰かに伝えることすらもできない。 (……今は、心を強く持つがいい) 「え?」 (そうだ。DG細胞に飲まれないよう、心を強く持て。 強い精神力を備えれば、DG細胞を跳ね除けることは可能だ デビルガンダムの進化を遅らせることも、君自身が元の身体に戻る可能性も出てくるだろう) 「そ、そうかなぁ」 (大丈夫よ、ミオさん) プレシアが言った。 いつの間にか、彼女の身体はうっすらと透け始めていた。 プレシアだけではない、ミオを囲む霊達全てが。 (みんな、ここで見守ってるから) その言葉を最後に、彼女はミオの前から消えていく。 その瞬間、ミオの中に彼女の記憶が流れ込んできた。 (大丈夫です。マシュマーさんを信じていてください) (今のヴィンデルなら……やってくれるさ) 続いて、ブンタ。アクセル。次々と、魂達はミオの前から姿を消す。 そのたびに、ミオの中に、いろんな記憶が流れ込んでくる。 それは、犠牲者達の想い。 負の感情だけではない、彼らがこのゲームを通じて感じてきたこと。 彼らがもがき、足掻いてきた確かな痕跡。 その中で、信じて想いを託してきた生存者達の存在も。 彼らの想いが、伝わってくる。 ゲッター線の意思とは違う、彼らの確かな願いが。 やがて全ての霊達は消え……そして、最後に流竜馬が残った。 (君と話せるのもここまで……あとは君の心次第だ) その声は、語りかけてきたゲッターの意思と同じようにも思えた。 「……うん」 ミオの瞳からは、怯えや絶望は消えていた。 死んでいった者達の想いを、確かに感じ取ったから。 そんな彼女に、竜馬は語りかける。 (最後に一つ、頼みがある。ゲッターの意思ではない、俺の、流竜馬としての頼みだ) 「え?」 (鉄也君を……剣鉄也を、助けてあげてくれ。 彼は闇の力に取り込まれ……そして、自ら受け入れた) 「それって……自分の意思で、あたしと同じようになってるってわけ?」 (そうだ。彼はゲッターの見せる運命を否定し、全てを捨てて悪鬼になった。 しかし、彼は全てを捨て切ってはいないと思う。 彼の行為の原動力には、間違いなく仲間への想いがあるはずなんだ) 「……なんで、あたしに?」 (今、おそらく彼の一番近くにいるのは君だからだ。DG細胞で繋がっていることで…… 君なら、彼の心に触れることもできるかもしれない) 彼と話したことも、逢ったこともない人間に、それを頼むのは無茶であるかもしれない。 竜馬自身、それはわかっていただろう。 だが、彼をこのまま闇に堕ちたままにしておくのは。ユーゼスの野望の道具として使われるのは。 それは、あまりにも哀しい。 (できれば、で構わない……彼がただの殺人鬼ではない、それを心に留めておいてくれるだけでも……) 「……わかった。頑張ってみる」 (そうか。ありがとう……) 竜馬は遥かな時空の彼方へと消えていった。 ゲッターロボと共に…… そしてミオの意識も、現実へと引き戻されていく。 【二日目 21 00】 会場のほぼ中心部。 そこを震源として、激しい地響きが鳴り渡り、地面が割れていく。 その地割れの中から、巨大な怪物の如き物体が姿を現した。 新たな形態へと進化を遂げた、デビルガンダム―― DG細胞が、周囲の大地を汚染していく。 汚染された地面から、ガンダムヘッドが姿を現し…… 程なくして、デビルガンダムを中心に巨大な「要塞」が形作られた。 依然として、デビルガンダムは進化を続けている。 このまま肥大化を続ければ、いずれ会場全土を覆いつくしてしまうかもしれない。 そこに、止め処なく流れ込んでくる負の波動。 デビルガンダムに更なる力を与え、どんどん手が付けられなくなっていく。 その負の波動の出所、それは――― 丸いドーム状のオブジェクト。 それこそが、ゲートと呼ばれた……バトルロワイアルの核。 “ダイダルゲート” かつて、ある世界に、新帝国ダイダルと呼ばれる悪の組織が存在した。 その首領・帝王ダイダスは、このダイダルゲートを地球の各地に設置。 ゲートからワームホールを発生させ、そこからダイダル兵と呼ばれる戦闘員を地球各地に送り出し侵略を行ったという。 ユーゼスは、このダイダルゲートに目をつけた。 ワームホールを生み出すこのゲートを、自分の持てる技術を注ぎ込んで改造する。 そしてその機能をさらに発展させ、会場全体の空間操作・制御のための基点としての機能を持たせることに成功した。 ……だが、ダイダルゲートの機能はこれだけではない。 ゲートには、もう一つの……真の機能とも呼べるシステムがある。 むしろそれこそが、ユーゼスにとって最も目を引いた要因。 それは……人の心の闇、人の持つ負の心、それを感知・収集し、エネルギーに変換するシステム。 これが、イングラムの探していた空間操作装置であり、 今、デビルガンダムに負の波動を供給し続けているものの正体である。 負の波動は、このゲーム会場に存在する全てのDG細胞に送られている。 そう、全てのDG細胞に。 「デビルガンダムか……さらに力を増したようだな」 水中から飛び出し、剣鉄也が最初に見たもの。 それは、巨大なデビルガンダムの影。 E-2のこの場所からでもうっすらと目視できるほどに、巨大な姿に進化を遂げていた。 「俺も、あれと同じ……か」 呟く鉄也。 あのデビルガンダムも、外部から流れ込む闇の力で、パワーアップしたのだろう。 ……自分と、同じように。 剣鉄也の身体に、力が漲ってくる。 それはガイキングも同様。自己修復能力が急激に上昇し、戦闘力が回復していく。 この修復スピードならば、デビルガンダムの元に辿り着くころには傷は完治していることだろう。 流れ込んでくる、どす黒い心の闇。強烈な悪意が、彼の心身を包み込む。 不快感は感じない。むしろ心地よさすら感じる。 その感覚は、彼の心が闇に染まりきっている証。 このまま、この感覚に身を委ねたくなる。 「ふん……冗談じゃない」 だが鉄也はそれを拒んだ。 悪魔の手先に堕ちようとも。 俺の心まで、どうにかできると思うな。 これは、俺の選んだ選択だ。 確かに、俺はデビルガンダムの力を受け入れた。 この力を使い、これからまた暴虐の限りを尽くすことだろう。 だがそれは悪魔の意志によるものではない。 俺の意志だ。 ユーゼスの手の上で、ただ踊らされているだけだとしても。 これは間違いなく、俺の選んだ道。俺自身の罪だ。 それは、誰にも否定させはしない。 鉄也は闇を受け入れる。ただし、それに全てを委ねることなく、あくまで自我を選んだ。 その強靭な意志を持ったまま、彼は悪魔の道を歩み始める。 全ての罪を、全ての業を背負うのは、他の誰でもない。 この剣鉄也、俺自身だ。 この人が、剣鉄也っていうんだ―― 朦朧とする意識の中、ミオは接近してくるガイキングの、そして鉄也の存在を感じ取った。 流れ込む彼の負の波動、そしてDG細胞を通じて、彼の心が見えたような気がした。 彼の行いは許されるものじゃない。しかし確かに、その心は哀しすぎた。 ダメだ。彼を、デビルガンダムの……ユーゼスのいいようにさせちゃ。 逢ったこともない人だが、それでもできることなら彼をこの闇から救い出したい。 もっとも……今は自分自身のことで精一杯なわけであるが。 ミオの意識は、再び闇の中に戻っていた。 負の波動は、今もなお彼女の心を蝕んでくる。 それは瞬く間に、平常を取り戻していたミオの精神を破壊していった。 だが、それでも…… (ダメだ……負けちゃ……!!) その心が壊れる一歩手前で、踏みとどまる。心を強く持ち、自我を崩壊させまいと。 いかに抗った所で、デビルガンダムの動きを止められるわけではない。 しかし、絶対に、負けられない理由がある。 死んでいったみんなの想いを、託された。 そして、マシュマーが……自分を助けようとしている者達がいる。 だから、安易に死を選ぶような真似は、できない。 最後の最後まで、絶望なんかに負けるもんか―― ユーゼスは見落としていた。大局を見据えすぎたが故に。 デビルガンダムに取り込まれたネッサーが見せた効果。 それがきっかけで、生体コアの少女がゲッター線に触れたということ。 そこで得た知識で、少女が真実の片鱗を知ったこと。 何より少女は、まだ希望の光を失っていないこと。 そして……帝王ダイダスは、その「希望の光」そのものに敗れたこと。 ダイダスだけではない。まつろわぬ霊の王も、破滅の王も。 皆、そうした想いの前に敗れていったこと。 ゲームは続く。 そして、少女の孤独な戦いも。 【ミオ・サスガ 搭乗機体:デビルガンダム第二形態(機動武道伝Gガンダム) パイロット状態:デビルガンダムの生体ユニット化(精神崩壊寸前) 機体状況:超活性化。ゲッター線及び負の波動による能力強化。胸部装甲、ほぼ修復。 現在位置:E-4(一帯がDG化。汚染はさらに広がる恐れあり) 第一行動方針:???(心を強く持ち、DGに完全に取り込まれないようにする) 第二行動方針:???(マシュマー達を信じて助けを待つ) 第三行動方針:???(ダイダルゲートの破壊) 第四行動方針:???(剣鉄也を助けたい) 最終行動方針:???(主催者を倒しゲームを潰す・可能な限りの生存者と生還) 備考1:コアを失えば、とりあえずその機体の機能のほとんどが無力化すると思われる 備考2:ハロを失ったため、DG細胞でカイザースクランダーのような新たな別個の存在を生み出すことは不可能 備考3:ダイダルゲートを介し、負の波動が供給されている 備考4:ダイダルゲートの機能、及び位置を把握】 ※ネッサーはデビルガンダムに吸収されました 【剣鉄也 搭乗機体:ガイキング後期型(大空魔竜ガイキング) パイロット状態:DG細胞感染。ダメージ回復中。強い意志。 負の波動による戦意高揚(ただし取り込まれていない) 機体状態:DG細胞感染。ダメージ修復中。負の波動による強化・活性化。 現在位置:E-2南部 第一行動方針:DGの元に一旦帰還する 第二行動指針:DG細胞に自我を完全に取り込まれないようにする 第三行動指針:皆殺し 最終行動方針:ゲームで勝つ 備考1:ガイキングはゲッター線を多量に浴びている 備考2:ダイダルゲートを介し、負の波動が供給されている】 ○本ロワにおけるダイダルゲートについての説明(暫定版) 登場作品「スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望」 ドーム状の建造物。大きさは家屋一軒分くらいか? 本ロワにおいては、ユーゼスの改造により空間操作装置として機能 ゲートのさらに地下深くに、人の負の心を収集しエネルギーに変換するシステムがある 変換されたエネルギーは、現在会場内のDG細胞に供給されている なおこのシステムは、負の心だけでなく、人の持つ希望の光も収集することが確認されている (原作において帝王ダイダスはそれによりダメージを受け、倒された) 【二日目 21 00】 前回 第212話「ある野望の遺産」 次回 第211話「殺戮の向こうに未来を夢見て」 投下順 第213話「high on hope」 第219話「戦友の帰還を待ちながら」 時系列順 第214話「マリオネット・メサイア」 前回 登場人物追跡 次回 第200話「謀-Project-」 ミオ・サスガ 第223話「全ての人の魂の戦い」 第211話「殺戮の向こうに未来を夢見て」 剣鉄也 第223話「全ての人の魂の戦い」 第207話「悪魔に囚われし少女」 ユーゼス・ゴッツォ 第223話「全ての人の魂の戦い」
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コミックス 芳文社 まんがタイムKRコミックス より ISBN-13 第1刷発行 ステラのまほう① 978-4-8322-4388-0 2014年1月10日 ステラのまほう② 978-4-8322-4511-2 2015年1月9日 ステラのまほう③ 978-4-8322-4658-4 2016年2月11日 ステラのまほう④ 978-4-8322-4757-4 2016年11月16日 ステラのまほう⑤ 978-4-8322-4781-9 2017年1月11日 ステラのまほう⑥ 978-4-8322-4903-5 2018年1月11日 アンソロジーコミックス 芳文社 まんがタイムKRコミックス より ISBN-13 第1刷発行 ステラのまほうアンソロジーコミック① 978-4-8322-4775-8 2016年11月 公式Webサイト 「ステラのまほう」公式サイト - 死んだ魚の目日照不足シャトルラン部 名前 コメント
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名探偵コナン 大英帝国の遺産 【めいたんていこなん だいえいていこくのいさん】 ジャンル アクションアドベンチャー 対応機種 プレイステーション2 発売元 バンダイ 発売日 2004年11月18日 価格 6,800円(税別) 判定 なし 名探偵コナンゲームリンク 概要 ストーリー 特徴 評価点 問題点 総評 概要 名探偵コナンのゲームシリーズでは初にして唯一のPS2作品。据置シリーズでは珍しくコナンを直接操作して捜査を行う探索型ADV。 グラフィックの向上に合わせて、コナン達が3Dで描かれているのが最大の特徴。 ストーリー 先月亡くなったノンフィクション作家・利根英二郎の息子・貴洋氏と航介氏に招待された小五郎はコナン、蘭を連れて、この南海の小島にやってきた。しかし、そこには利根英二郎の残した遺産をめぐる複雑な人間模様が渦巻いていた。 そんな折、何者かにより外部へと続く唯一の道である橋が爆破されてしまう。完全に孤立化したコナンたち。そして次々と巻き起こる様々な事件と問題。 この完全な孤島で、真相は解明されるのか…(公式サイトより) 特徴 ビジュアルスクラッチシステム 今作の推理で使用するシステム。容疑者たちの証言を聞いたり現場を調べることで「ピース」が手に入る。 ストーリー進行に伴って提示される「キーリール」にピースを嵌めて「ビジュアルファイル」を作成する事で物語を進めていく。 ビジュアルファイルには証言・アイテム・トリック・情報といった2~4つのピースを選んでいき、全て正解なら先へ進める。 嵌めたピースが正解かどうかは作成時に○と×で成否が表示される。 完成したビジュアルファイルを登場人物に見せることで新たな証言を引き出せることもある。 そして、ある程度進むと、これまでに獲得したビジュアルファイルを組み合わせて犯人を推理する。これが「ビジュアルスクラッチ」と呼ばれる。 今作ではマップ、キャラクターが全て3Dポリゴンで表現されている。 一部アニメーションムービーもあるが、ほとんどの場面は3Dキャラたちで進む。 特定の場面やミニゲームでおなじみである博士の発明品が使える。 ミニゲームをクリアしたり、何気ない場所を調べるとキャラクター設定やBGMを閲覧できる「コナン手帳」が埋まっていく。 評価点 シリーズの伝統で、キャラクターはフルボイス イベントシーン以外の何気ない台詞も全て声付きで喋ってくれるのでアニメを見ている感覚を楽しめる。声優陣も超豪華。 例えば、扉を調べた際のコナンの独り言までフルボイス。ここまで細かく声が付くゲームは少ない。 3Dグラフィックもなかなかのレベル コナンたちのビジュアルもほぼ違和感がなく、上手に立体化されている。 舞台となる館の内装もよく作られており、「意図的に湖に水没しかけている(*1)」という特殊なデザインを活かして立体化されている。 ストーリーも良好 複雑に絡み合った人間関係、次々と巻き起こる事件の連続、二転三転する展開、そしてどんでん返し、となかなか良く出来た物語は好評。 登場人物たちは一枚も二枚も裏のある人物ばかり。声優陣の熱演もあって、しっかりキャラが立っている。 メインストーリー以外にもいくつかのサブイベントが存在しており、各キャラクターの掘り下げに貢献している。 キャラが3Dになったおかげで演出面もパワーアップしており、終盤はまさに劇場版のような展開を楽しめる。 事件のトリックもアニメ版のようにちゃんと映像で表現されるため、分かりやすい。 コナン辞典の内容もなかなか豊富 登場人物の紹介はメインキャラクターは2ページあり、1ページ目は3Dキャラと紹介文、2ページ目はアニメ用の設定画を見ることが出来る。 アニメムービーも全て見返すことが可能。BGMもアニメムービー中に流れる曲を除いて全て視聴出来る。 さらに『名探偵コナン (PS)』~『名探偵コナン トリックトリック vol.1』までの据置4作品のパッケージも収録されている(*2)。 なぜか1作目のみベスト版のパッケージになっている。 クリアデータをロードすると2周目がプレイ出来るが、2周目では一部のイベントをスキップ出来るため、取り忘れたコナン辞典やピース探しに集中できる。 問題点 カメラワークやマップの関係で迷いやすい カメラは一箇所に固定されており、コナンを追いかけて回転するのみ。特定の場所まで行くと視点が切り替わる『バイオハザード コード ベロニカ』のような形式になっている。 問題はカメラの位置が悪く、一部階段などが見にくくなってしまっており操作にも難が生じている。 マップも移動に応じて回転し、似たような作りの部屋も多いので迷いやすい。 全体マップ画面から選択した場所へ直接移動できるが、移動できるのは誰かがいる部屋に限られるため、誰もいない場所へ行くためには徒歩しかなく不便。 館が3階建てで外もあるためかなり広く、コナンが子供という事もあり足が遅いため、移動は非常に面倒。 ロードが長い 部屋に入るたびに長いロードが挟まるのでテンポが悪い。 上記の直接移動の際も部屋の前の廊下に移動するため、無駄にロードが挟まってしまう。 一部フラグの立て方が分かりにくい場面がある + ネタバレ含む 例えば第三章で、一階の水を抜くため、英二郎の部屋を探索して各国の時差に関するメモを発見するが、次に何をすべきかが分かりにくい。 この場面は、特定の部屋に置かれている時計を調べ、全ての時計を調べ終わると新たなピースが手に入り、先へ進める。 一応、それまでの調査から館の構造が世界地図に似せてある事、いくつかの部屋に時計が置かれていることは判明しているので、ちゃんと考えれば見当はつくのだが…。 プレイヤーの介入できる余地が少ない 基本的に各章で館内を探索し、ピースを集めていき、一定数集まったらビジュアルファイルを解くだけ。 前述のようにビジュアルファイルに嵌めたピースの正解不正解が示されるので、適当にやっていても簡単に正解できてしまうため難易度は非常に低い。 自分で犯人を指名したりすることは出来ず、コナンの推理を聴いていくだけなので推理ADVとしても微妙。 登場する原作キャラが少ない 登場するのはコナン、蘭、小五郎、平次、和葉のみ。 原作でも話によっては登場人物が絞られる事もあるのでそういう話であるだけとも言えるが、やはりレギュラーキャラの多い作品だけに登場しないキャラが多いのは残念である。 総評 大英帝国の遺産を巡る壮大なストーリーが魅力的で、キャラゲーとしても上質な作品。 しかし、ロードをはじめとするシステム面の評価が厳しく、推理ADVとしても今一つな感なのは否めない。 総じてファンなら楽しめる出来に落ち着いている。ストーリーに魅力を感じるならプレイしてみてはいかがだろうか。
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ジョジョの奇妙な冒険 幻想郷への遺産 動画リンク コメント ジョジョの奇妙な冒険 幻想郷への遺産 何人目の幻想入り 作者 ひとこと 主人公 動画リンク 新作 一話 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ウィザードリィ ~忘却の遺産~ ジェンタープライズ 2010年7月29日 DS wizardryシリーズの一つ、3Dダンジョン探索型RPG ウィザードリィ ~生命の楔~と同一時間軸の裏側を描いたアナザーストーリー 前作で不評をかった固定キャラではなく、ちゃんと最初からキャラメイキングを出来る
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Web ゲーム ※現在では日本サイトで、翻訳済みのものがプレイできます。 Xbox 米国公式サイトの Fable 2 のページ ( http //www.fable2.com/ ) には 2 つのゲームがあり、 それらをクリアすると Xbox LIVE アカウントに賞品が転送され、ギルドの洞窟の宝箱から入手できる。 染料、チキンスーツ、英雄の人形、タトゥーは店売りもあるが、本については箱のみ。 ゲームというのは、 鶏を蹴って Fable 2 の世界の 500 ゴールドを手に入れることが出来る「チキンキック」 プレイヤーが子供の運命を選択して 3 セット中 1 セットのユニーク アイテムを手に入れることが出来るインタラクティヴ ストーリー「ある英雄の物語」 です。 上記のリンクだと日本語公式に飛ばされ、その中の「ウェブゲーム」から各ゲームにアクセスすることになる。 直行リンクはこちら。 チキンキック http //fable2.xbox.com/webGame/Game.aspx?lang=ja-JP ある英雄の物語 http //fable2.xbox.com/experience.aspx?lang=ja-JP 「ある英雄の物語」においては途中の選択肢は何を選んでも関係なく、最後の選択肢だけ左・中・右で別のものがもらえる。 終わったら「賞品を手に入れる」を選んでLiveアカウント情報を入力(プレイ前にサインインしていれば自動)、ゲームに戻って英雄ギルドの宝箱を開ける。 ちなみに若かりし頃の(?)ジャイルズが衛兵として登場しています。 また、現状のバージョンではバグがあり、ギルドの洞窟の宝箱が開けられない状態になることがある。 一度この状態になると、新キャラを作成しても、アイテムを手に入れることは不可能になり、本の入手が不可能になる。 ※ユーザーとのトレードで入手は可能。 ※カンペキ主義者にこけおどし戦士(おどかすアクションの本)は不要 「ある英雄の物語」で入手可能なアイテムは以下の通りです: 左の王冠ライオンヘッドのタトゥー (顔) ライオンヘッドのタトゥー (体) 英雄の人形 真ん中の王冠ニワトリスーツの頭 ニワトリスーツの胴体 ニワトリスーツの足 右の王冠こけおどし戦士(おどかすアクションの本) 終末的なピンク色の染料 ※したがって、3回プレイすればコンプリート可能。 ※最後の画面でSUCCESSではなく既に手に入れているというような文が出た場合でもチキンキックをクリアすると500ゴールドと一緒に手に入る場合がある(要検証) ※↑ニワトリスーツ一式がエラーで貰えなかったのですが、上記の方法を試してみたところ無事貰えました。 ※「ある英雄の物語」を最後まで進めたのに運命の間の宝箱が開かずにバグかと悩んでいたのですが、 いちど左・中央・右の全ての選択肢を完了し、かつチキンキックもクリアしたところ宝箱が開き、一挙に全てのアイテムが手に入りました。参考までに。
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登録日: 2018/08/15 Wed 14 19 27 更新日: 2024/06/15 Sat 02 09 47NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 16年秋アニメ 2012年 4コマ漫画 SILVER LINK. くろば・U まんがタイムきらら まんがタイムきららMAX アニメ ステラのまほう 前川涼子 同人ゲーム 完結 小澤亜李 悠木碧 村川梨衣 漫画 老け専 腐女子 芳文社 長縄まりあ 青春ドラマ 『ステラのまほう』はまんがタイムきららMAXで連載されていた4コマ漫画作品、及びそれを原作とするテレビアニメ。 作者はくろば・Uで、2012年10月号から2022年2月号まで連載。全10巻。略称は「ステま」、ステルスマーケティングは関係ない。 ◆概要 2012年に連載開始された4コマ漫画作品。 高校に入学した主人公・本田珠輝(ほんだたまき)が同人ゲームを制作する部「SNS部」に入部し、部の先輩や友人と奮闘する物語。 タイトルの「ステラのまほう」は、珠輝が入部して最初に作った同人ゲームのタイトルでもある。本編中に魔法などのファンタジー要素は一切登場しない。 まんがタイムきらら系の4コマ漫画であるが、内容はギャグありシリアスありの青春ドラマである。 遥か斜め上にぶっ飛んだ感性&個性豊かで可愛らしい登場人物のほのぼのとした日常風景を描く一方で、 豊かな個性ゆえに生じるメンバー間の意見の相違や衝突も写実的に、かつ魅力的に描かれている。 また同人ゲームを製作する際のスケジュールの厳しさ、集団制作の難しさ、さらに勉強との両立の大変さにまで踏み込んでいる。 登場人物も可愛らしさや意欲といった王道的な一面のみならず、皆どこか「コンプレックスなどにより後ろ向きで人間くさい」「理想と現実の差を直面している」…という、所謂「陰」の一面も巧みに秘めており、これらの点でも評価が高い。 アニメ化部分まではまだキャラクターの可愛らしさが中心だが、この物語の本領発揮はそれ以降にあると言っていい。 どうせ同人あるあるネタだのパロネタとかで茶を濁しながら美少女達がきゃっきゃうふふするんでしょ?…と思って読んだらシビアで生々しい人間関係の縺れを見せつけられて愕然とする人も。 しかしシリアス多めではあるが、いわゆる鬱展開のようにただひたすら泥沼な展開に陥る訳ではないため安心してほしい。 本作で繰り返し語られるテーマに「なぜ今自分がそれを創るのか」がある。 自分より上手い人がいくらでもいるのに、勉強など他にやることがあるのに、 お金をもらっているわけでもないのに、なぜ今わざわざ自分が本気になって創るのか、 という同人制作やクリエイター活動、部活動、そして青春に対する本質的な問いが本作には込められている。 登場人物の多くがこの問いに直面し、周囲と交流したり衝突したりする中で自分なりの答えを見つけていく。 まんがタイムきらら系の漫画の例に漏れず登場人物のほとんどは女性であるが、友情を超えた百合描写は控えめ。 男体化した上でのBL妄想はあるが... 申し分程度にだが主人公に惚れる先輩の弟…的な場面があったり主人公が重度のファザコンだったり、異性との絡み自体は少ないながらもある。 SNS部の部員は互いに「苗字+さんor先輩」で呼び合うことが多く、節々の描写はともかく平常時は比較的現実的な距離感を保っている。 ◆あらすじ 高校の入学式の日、同人ゲームを作る部活「SNS部」と出会った本田珠輝。 やりたいことを見つけたと思って入部したものの、 絵もプログラムもシナリオも音楽も、一から自分たちで作るのって大変! 先輩や幼なじみと一緒に、完成を目指してがんばります! ◆登場人物 SNS部 正式名称「死んだ魚の目 日照不足 シャトルラン部」。 命名には深い理由があるとも、くじ引きで決めたとも言われる。 設立2年目で、前部長の百武照が創設した。届け出上は同好会。同人ゲームを制作している。 照の手腕によって規模に似合わず広い部室を獲得できたが、その事で後に数々のトラブルが舞い込むことに。 ◎本田 珠輝(ほんだ・たまき) CV 長縄まりあ 本作の主人公。通称「たまちゃん」。SNS部での担当はイラストレーター。高校1年生。身長は148cmと小柄。 詳細は個別記事を参照。 ◎村上 椎奈(むらかみ・しいな) CV 村川梨衣 SNS部の現部長で担当はプログラムとマネジメント。高校2年生。 黒髪ロングで後頭部をお団子型のシニオンに結っている。ジト目。 真面目でいつもテンションが低く、考えが後ろ向き。他人に対しても自分に対しても予防線を張ってしまうところがある。 しかしそれは心配や用心深さの裏返しでもあり、SNS部を大切に思う気持ちや責任感は最も強い。 前部長の照からは全体を見ていて気配りができると評され、指名で次の部長に就任した。 スケジュール管理やマネジメントの重要性を強く認識しており、しばしば納期よりクオリティを優先する部員を叱咤し妥協させる役割を担う。 SNS部に入部したきっかけは、幼なじみで数少ない友人のあやめに「プログラムがかける友人」として連れてこられたこと。 高1の時の文化祭で新作を発表できなかった責任を重く感じ、「1人で楽しむだけで十分じゃないか」と退部を考えるが、 照の人生観に触れたことと、「あやめに楽しんでもらいたい」と思えたことから続投を決意した。 中学3年の時、一時イラスト部にいたことがあるが、自分の能力に限界を感じてイラストの上達を諦めている。 その時使っていたペンタブは珠輝が入部した際に譲っている。 家族は母(村上菫)のみの母子家庭。菫は在宅SEで、プログラミングはその影響で始めた。 菫からは応援こそされているが、将来自分と同じIT業界の末端(所謂IT土方)で酷使される人材になってしまうことを危惧されている。 またコミュニケーションに苦手意識があり、あやめ以外の誰かと2人になってもあまり話せない。 また人ごみに行くと 毎度都合よく 体調を崩すため即売会にもあまり行けていない。体育祭などもこれで乗り切った(?)ようだ。 一見よくあるキャラ付けのネタに見えるが、当人はコミュ力不足について深刻に悩んでおり、得意なプログラミング以外では生きていけないのではないかと不安に感じている。 ◎関 あやめ(せき・あやめ) CV 小澤亜李 SNS部のシナリオ担当。高校2年生。ペンネームは「Iri§(アイリス)」。 赤髪のショートヘアで、アンダーリムの赤いメガネをかけている。 お調子者でアイデアマンだが、SNS部の中でも常識はある方。 椎奈とは幼なじみで人付き合いが苦手な彼女の数少ない親友であり、こだわりが強く気難しい歌夜ともうまく付き合えている。 過去の作品は本人にとっては黒歴史で、中二病とも評される。代表作は「星屑のインテンツィオーネ(前編)」。 過去には文芸部に所属し、季刊誌や個人ブログで作品を発表していた。小学校時代の文集も厨二病。 シナリオの筆が乗ってくると自分の文を音読する癖があるが、それを聞かれるとその場で凍りついたまま羞恥の涙をこぼす。 その一方、創作に関しては「自分らしく在るために書く」という価値観を持っている。 自分の手が今世界に初めて生まれる物語を書いてる!! 評価や意味じゃない そうやって創ることで 生きれる自分が誇らしく在れるんだーー! あやめの過去作の大ファンである水葉との関係は複雑で、 メガネがある状態の「平部員・関あやめ」とメガネがない状態の「シナリオライター・Iri§」を使い分け一人二役を演じている。 本人は同一人物であるとバラしたいが、水葉が鈍感すぎて気づかないため話がどんどんややこしくなっている模様。 中学では一人称が「ボク」だったことがあり、Iri§の時はボクっ娘になる。 元腐女子で、現在はNL寄りの雑食。 ちなみに裕美音がBL趣味に嵌るきっかけを作ったのは彼女が文芸部時代に腐らせた後輩であり、つまり裕美音が腐った真の元凶。 家では弟が2人いる長女。上の弟・春馬とはよく過去作を人質に取られ、喧嘩になる。 なお、春馬は珠輝に惚れたがアタックする以前に撃沈。 ◎藤川 歌夜(ふじかわ・かよ) CV 悠木碧 SNS部の音楽担当で高校2年生。DTM部と掛け持ちしている。ペンネームは「Signa(しぐな)」。 金髪でふわふわツインテールで、誰とでも気さくに話せるコミュ力の持ち主。 照には「ふよんちゃん」と呼ばれている。 SNS部とは別に動画投稿サイトに音楽を投稿しており、そちらでは名の通ったクリエイターである。 創作のことになると人が変わり、作業中は他のことが目に入らなくなる異常なまでの集中力を持つ。 自分の楽曲に対して非常に強いこだわりがあり、作品のクオリティや自分の価値観に意固地な職人気質。 自分の作品は自分が産んだ子供のように大切にしている。 プロのギタリストだった姉・奏を篤く尊敬しており、最初は奏のために曲を作っていた。 ペンネームの「Signa」は、奏が歌夜に贈った曲「Sing Night」から取っている。 しかし奏が才能の限界を感じて音楽の道を諦めてしまい、そのことに強い反感を持っている。 そして自分が音楽で上を目指して"才能の限界"を否定しようと考え、プロミュージシャンを目指している。 この経験から、「創作は他者からの評価のためではなく自分のために行う」という価値観を持っている。 一方で、どれだけ曲を書いても奏には遠く及ばないことも自覚している。 何かを創る理由を見知らぬ誰かに置くっていうのは 『誰かが自分の作品をけなすかも』ーーって呪いと戦うことだと思うけどね 自分の価値観を否定されたり、合わない依頼をされると豹変し、周囲を凍りつかせる。 この時の何とも形容しがたい辛らつな振る舞いはSNS部のみならず、作中でもトップクラスに刺々しい。 しかし後輩ながら自分と異なる持論をまっすぐにぶつけてくる珠輝に対しては、試して泣かせながらも熱意を認め、 ゲームを他人に遊んでもらうための作曲を行うことを決めた。 さらに珠輝のゲームを2人のサークルとして出展することにし、珠輝には名前呼びを許した。 以降、珠輝のことを裕美音以外で唯一「たまちゃん」と呼ぶようになる。 過去には照と何度か意見の衝突があり、表面上は和解しつつも照の助言を受け入れきれていないところがある。 その一方、照の影響を最も受けているのも彼女であり、照のことを最も理解し、認めている。 天然たらしなところがあり、(無闇に価値観に触れない限り)男女問わずコミュニケーションの距離が近い。 後輩を急にお家デートに誘ったり風呂に誘ったりいきなり「大好き」と言ったりしている。 またファストフード店(アニメではファミレス)でアルバイトをしており、学業・制作・仕事の同時進行というとてつもなくハードなスケジュールだが、1つたりとも蔑ろにすることなくしっかりこなしている。 あやめ曰く「全てに本気」。 ◎池谷 乃々(いけたに・のの) CV:日高里菜(きららファンタジア) 中等部の3年生で、SNS部の声優担当。かつては演劇部に所属していた。 「恋詩露咲るるな(こいしろさき るるな)」という名前で動画投稿サイトに歌や踊りを投稿したり生放送を行ったりしている。 しかし動画投稿やハンドルネームについては一応リアルの知人には内緒。 ただ、ネットリテラシーについて疎い面があり、指摘されるまで地域に名の知れた有名校の制服を着て顔出し配信という、肝の冷える行動を長い事取っていた。 さらに勉強は得意ではないが優等生を演じており、生活の中でいくつものキャラを演じ分けている。 SNS部においては、声優だけでは手が余るために珠輝からスケジュール管理役を引き継いでいる。 承認欲求が強く、他人からの評価をかなり気にする。動画投稿もコメントで評価を得ることや再生数を稼ぐことに熱心。 その幼さゆえに自己中心的で、再生数稼ぎのためには手段を選ばずに行動することも。作者曰く『クソガキ』。 ただし、これは家族仲が冷え切っていて赤の他人から承認されることに生きがいを求めていたという理由もある。 反面、ファンのことを大事にし、表現に妥協はしないなどエンターテイナーとしての想いは熱い。コスプレにもこだわる。 自分の容姿やコスプレの完成度にも自信を持っているが、ナルシストというよりはプロ意識の現れである。 納期に関しても遅れることを一切許さないため、先述の通りクオリティを優先する方向にあるSNS部のスケジュール管理役としてはこの上なく適任。 身体全体で表現するぐらい本気じゃないと書いた人に失礼ですから! 半端で済ますのはエンターテイナーとしてクソ格好悪いです! 一方で、SNS部では評価を得ることを目的にしないよう度々歌夜に牽制されており、歌夜のことを完全に怖がっている。 もっとも方向性は若干違えど「ファンを大事にするエンターテイナー」という点では同じため、何だかんだで曲を贈ってもらっていたりと上手く折り合いはつけている。 年相応以下の性知識しかなく、投稿している歌の歌詞の暗喩的な表現はあまり理解せず歌っていた。 珠輝に教わるまで子供はコウノトリが運んでくると信じていたほど。深く考えずにオシャレという理由で淫紋的なタトゥーシールをつけていたこともある。 ◎百武 照(ひゃくたけ・てる) CV 赤崎千夏 SNS部初代部長で現OG。通称「照先輩」。SNS部員に変なあだ名をつけて呼んでいる。 珠輝が入学する半年前すなわち自身の卒業半年前にあやめ、椎奈、歌夜を集め、SNS部を結成した。 才色兼備で自分を「なんでもできる」と語り、数々の部活を渡り歩きその先々で功績を残してきた伝説的な人物である。 そうしないともったいないからさ だって今っていう時間は1回しかないんだから マイペースで巻き込み体質。自分の話したいことを一方的に話し、人の話はあまり聞かない。 しかし「明日死んでも後悔しないように生きる」という価値観や生き様は後輩3人に大きな影響を与えた。 さらに卒業後に珠輝と出会い、SNS部の新入生であることを知ってからは神出鬼没に珠輝の前に現れて試したり助言したりする。 ゲーム制作においてもイラスト・企画・マネジメントを1人でこなす実力がある。 ジェネラリスト志向で「広く浅く、ちょっとだけ深く」がモットー。 しかしこれは歌夜から、「中途半端」「自分の能力を見限るのが早い」「他人を信頼できないことの裏返し」と分析されている。 「なんでもできる」も本当になんでもできるというより、まずは見栄を張って行動してみるという意味である。 現役時代、センター試験の1ヶ月前までSNS部に入れ込みゲームを完成させるが、勉強まで手が回らず受験は失敗。 滑り止めの大学に入学するも、自主退学して浪人生となる。 この『ステラのまほう』という作品における「全ての元凶」であり、珠輝と共に物語のテーマを背負う存在。言うなれば「ラスボス」 この物語の裏側を一手に担い、表の主人公である珠輝とは残酷なまでに対照的な人物である。 照本人の内面においても、表のマイペースさとその裏側にある深い内面が対比的に表現されている。 「照先輩」の本当の姿 寝間着から百武照に着替える この人生(ひまつぶし)を可能な限り遊び尽くすためだけの 愉快で薄っぺらなお洋服 実際のところ彼女が作中で見せる「マイペースで刹那的な自由人」という姿は意図的に演じているアバターに過ぎず、その本質は「人生に絶望したニヒリスト」。 幼少時に受けたあるトラウマから「百武照」という存在を本気で嫌悪しており、消滅願望を抱いている節がある。 「明日死んでも後悔しないように生きる」という価値観も、正確には「明日に希望を抱けないため、やりたい事は今日やるしかない」という悲壮なものである。 一応自分の在り方が歪んでいるという自覚はあり、なんとか自分を好きになろうと足掻いてはいるものの、むしろ下手に自覚があるせいで自己嫌悪をますます募らせるという悪循環に陥ってしまっている。 実はSNS部自体、後輩達を巻き込んで無謀な挑戦をして盛大に失敗する事で失望させ、自分の存在を黒歴史として葬り去ってもらうために最初から失敗前提で立ち上げた部であり、そもそも本人は成功するとは欠片も思っていなかった。 しかし思いがけずSNS部は成功してしまい、皮肉にもSNS部は「百武照と後輩達の楽しかった思い出の象徴」という立ち上げ当初の意図とは真逆の意味を持つ事となる。 だが、同時にそれは「百武照という大嫌いな女が身勝手な理由で後輩達の人生をかき乱した過去の象徴」でもあり……。 イラスト部 ◎布田 裕美音(ふだ・ゆみね) CV 前川涼子 珠輝の幼なじみで同級生。珠輝の面倒を見るのが好き。イラスト部に所属する、自他共に認める腐女子。 大のBL好きで、同人誌を買い漁りイベントにもよく参加している。趣味はBL妄想。 どちらが攻めかという話に非常に敏感。曰く、「たまちゃんは総攻め」。 いつも妄想しているが物語やセリフを考えるのは苦手。 イラストは珠輝の影響で始めた。珠輝にとってもゲーム制作を始める動機を作った人物である。 かつては体が弱くよく学校を休んでいたため友達が少なく、誰かと遊んだ経験が少なかったが、 珠輝と出会ってから彼女が作ったオリジナルゲームで遊ぶようになり、打ち解けていった。 そのおかげで学校にも通えるようになったこともあり、珠輝には大きな恩を感じると共に大切な親友だと思っている。 今ではその大切な親友を男体化してBL妄想に巻き込んでいるが、特に負い目は感じていない。 裕美音のBL妄想はしばしば話のオチにされる。 読者からは「ゆみねぇ」と呼ばれるが、ホモネタをもじり「ゆがみねぇ」とも呼ばれている。 ◎飯野 水葉(いいの・みなは) CV 今村彩夏(アニメ)、金子彩花(きららファンタジア) 通称「はーちゃん」。イラスト部所属の高校1年生。桃色の長髪。 勝気な性格で、珠輝をライバル視している。 あやめが過去にIri§名義で書いていた作品に感銘を受け、Iri§先生を追ってSNS部に入部しようとしたが、 SNS部が同人ゲームの締め切り間際の修羅場だったためにぞんざいに扱われてしまう。 またIri§の代表作「星屑のインテンツィオーネ(前編)」に入れ込んでおり、あやめの意志とは裏腹に周囲に布教して回っている。 このため、自身をぞんざいに扱ったあやめを嫌う一方、尊敬してやまないIri§先生は大好きとややこしいことに。 二次創作については原作至上主義者であり、原作者が意図していないCPやシチュエーションは認めないスタイル。 イラスト部ではこの点でなんでもCPにしたがる裕美音とよく対立している。 名家の出であり家は珠輝の家の5倍ほど広く、家のしきたりが非常に厳しい。 しかし水葉はしきたりをあまり守っておらず、名家の娘の風格や落ち着きは皆無。 家族からは学業や家を疎かにして創作や部活動に入れ込んでいることを問題視されており、 このことを同学年の姉・夏にフォローされつつ難儀されている。 ちなみにその際あやめにもフォローされたことから、以降はあやめの事を見直して尊敬する先輩として扱っている。が、それはそれとしてIsi§先生の正体には気づかないためさらにややこしいことになってしまった。 ◆テレビアニメ 2016年10月からテレビアニメが放送された。全12話。SILVER LINK制作。 内容は星屑のインテンツィオーネの頒布まで。OVA2話分も存在する。 OVAはアニメオリジナルエピソードだがシナリオ構成は原作者介入の元行われている。 原作の潰れた饅頭横長の楕円形で特徴的だった人物絵がかなりポップなアニメ絵になっており記号的な演出が強調されているなど、原作とはだいぶ雰囲気が異なる。 また2クール以降の予定が無かった事から、1クール以内で消化できない一部伏線についてはカットされている。 主題歌 オープニングテーマ「God Save The Girls」 歌 下地紫野 OP映像では原作者オリジナルのドット絵が用いられている。 楽曲も疾走感や高揚感に溢れた明るい一曲であり、きららアニメOPとしては非常に人気が高い。 歌唱の下地紫野は本編にもマリカ役として出演しており、下地にとってはデビューシングルでもある。 エンディングテーマ「ヨナカジカル」 歌 たまきとゆみね(長縄まりあ・前川涼子) Webラジオ TVアニメ「ステラのまほう」SNS部の進捗どうですか? 2016年8月28日から2017年1月17日まで音泉にて配信。パーソナリティは長縄まりあ(本田珠輝役)と前川涼子(布田裕美音役)。 ◆ゲーム Webゲーム 原作者くろば・U自ら制作したゲームが3作、公式ページにて公開されている。 いずれも、オリジナルのドット絵を始め音楽以外はほとんど原作者自らが作っている。 すたーちぇいさー 「2014年エイプリル企画」と題して制作・公開された。落ちてくる星を集めるというシンプルなゲーム。 すたーしゅーたー 「2015年エイプリル企画」と題して制作・公開された。シューティングゲーム。 すたーらいなー 「アニメーション放映記念企画」と題して制作・公開された。パズルゲーム。 きららファンタジア 初期より参戦。 本田珠輝、藤川歌夜、村上椎奈、関あやめ、布田裕美音、百武照、飯野水葉、池谷乃々、鶴瀬まつりが登場している。 ファンタジー世界のはずだが何をどうやってるのか本業の方々共々この世界でも同人ゲームを制作している。 ちなみに一応PC(もしくはそれに類するもの?)はあるらしい。普及はあまりしてないのでゲームの需要は少ないようだが。 学業などの生活、将来に関するしがらみから解き放たれたためか原作における闇要素は照先輩が魔王になりかけたぐらいで少な目。でも〆切はあるらしい。 Iri§先生は現在進行形で黒歴史を量産してるし、るるなはこの世界でも炎上しまくっていると、ある意味安定している部分もあるけど。 メインシナリオでは6章「進め!デバッグ探検隊!」に登場。 召喚の副作用によって世界が相当狂ってしまったようで、道を先に進もうとしても進めない「無限ループ状態」に陥ってしまった。 そのような中で本来敵側である七賢者の一人「フェンネル」と共闘することになる。 なお、副作用は他にも生じており、ユミーネ様がBLの開祖として教団を築いていた模様。 一見ギャグなのだが狂信的になった一派が解釈違いで裕美音を暗殺しようとしており結構ヤバい状態であった。 素敵なおじさまは追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] くろば・U先生自身が同人ゲー製作に携わっているからかリアルなネタが多い。 -- 名無しさん (2018-08-15 16 00 35) 愛がある項目だなぁ…。売れ上げが良くなかったのは、前がNEWGAMEだったからかな? -- 名無し (2018-08-15 20 32 50) 商業ゲームを作る話の後に同人ゲームを作る話が来たのは何のあてつけかとも思った。迷路帖もそうだけどタイミングが悪かったのかね、控えめに言って。 -- 名無しさん (2018-08-15 23 55 31) アニメだとたまちゃんがゆみねのことをゆみ姉と言ってるように聞こえる -- 名無しさん (2018-08-16 01 32 24) 富田林田舎ちゃうもん -- 名無しさん (2018-08-16 13 26 18) ストラトステラ -- 名無しさん (2019-01-30 15 00 25) きららMAXの闇 -- 名無しさん (2019-04-22 20 36 24) オイラは好きだぜ。部長ペロペロ -- 名無しさん (2020-05-22 00 13 07) 次回最終回 -- 名無しさん (2021-11-19 18 13 33) アニメのサイトが閉鎖されてた -- 名無しさん (2023-03-07 01 55 32) 名前 コメント
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レイトン教授と超文明Aの遺産 機種:3DS 作曲者:西浦智仁 発売元:レベルファイブ 発売年:2013 概要 「レイトン教授」第2シリーズの第3作目にして完結編でもある。 (レイトン教授シリーズ 前作:奇跡の仮面) 収録曲(サウンドファイル順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 超文明Aの遺産のテーマ 編:住友紀人 白銀の町スノーラ 謎9 ボストニアス号 SHOOTING! 湖の町コハンベール 遺跡は語る 街の歴史 密林の秘境ムスロッホ MOVE 南国の楽園マルチノ 遺跡~イエット・デストリー 赤い荒野ビストニオ 謎 ロンドン3 泣き曲184位 手がかりを求め 風馳せる村マリードール 教授の推理(LT6) 優しい気持ち 不死鳥の町スリープルス タージェントのテーマ(LT6) 黒き陰謀のゴッド街 悲しい宿命 アスラント神殿 デスコールのテーマ レイトン教授のテーマ 教授のカバン~ガーデン 教授のカバン~ファッション 教授のカバン~ナッツ Surely Someday 編:皆川真人 エンディングテーマ歌:福原美穂 PV
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シャイニング・フォース 神々の遺産 シャイニング・フォース 神々の遺産データ 概要 ゲーム内容 CM 他作品との関連 データ セガ:2007年7月10日配信 セガ:1992年3月20日発売(開発:クライマックス、ソニック) ジャンル:タクティクスRPG プレイ人数 1人 コントローラ:リモコン・GC・クラコン 使用ブロック数: 攻略ページ 紹介ページVC公式 概要 シャイニングシリーズ第2弾 シャイニングフォースシリーズ第1弾に当たる作品 キャラデザインは玉木美孝 シャイニングフォース1はバハムート戦記の弟分でありパロディ作品でもある。 随所にバハムート戦記に出てきたキャラのモデルやパロディが登場する。 1対1のデカキャラ同士のバトルのアイデアもバハムート戦記によるもの。 VC版バハムート戦記の説明書ではパロディの元になっているイラストを観ることができません。 現在ではキャラデザインがらみで 玉木派とSUEZEN派と梶山派と山内派と Tony派とのいぢ派とMA@YA派と派閥ができるほどになった。 ゲーム内容 いわゆるSRPGである。マップ上にユニットが配置され、それを動かして戦う。 「味方ターン」「敵ターン」という区別がなく、素早いキャラクターからターンが回ってくる。また、素早いと遅いキャラを飛ばしてターンが回ってくるようになるため行動回数も多くなる。当時としては画期的。しかしこの時点ではシステムを生かしきれていない。同システムが注目を浴びるのはタクティクスオウガ(*1)までおあずけとなった。 敵のAIがあまり賢くない。おかげで範囲攻撃は大活躍である。 戦闘以外には、移動して会話を行う(ドラクエの街中っぽい)パートもある。情報収集の他に戦闘参加キャラの入れ替えや買い物、蘇生などが出来る。 仲間から直接話を聞いたり、戦闘のヒントを聞くことも可能。 ルールが簡単で難易度も高くないので最近のSRPGしかやったことがない、もしくはSRPG自体が初めてという人でも安心。本作はキャラクターが成長するレベル制であり、同じマップを繰り返しプレイして稼げるのでどうにかできる。(*2) CM 人と同じ戦い方はいやだ。 他作品との関連 VCで配信されているソフト シャイニング&ザ・ダクネス(MD) シャイニング・フォースII 古えの封印(MD) VC配信が期待されるソフト 現在入手できる中でお勧めソフト
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特徴 敵はGessho1体 ジョブは忍者 回避が高く攻撃間隔も早い アークガーディアンほど攻撃力は高くは無いが WS暫のダメージが即死クラスなので蝉盾は難しい 途中から影灯篭or機関灯篭を使用するようになり敵の数が増える HPが100~50%間は時間経過で消失する分身だが50%以下になると本体の分身を倒さない限り消えない。本体はHPバーが見える HP30%程度になると微塵がくれを使用するが威力は高くない(700ダメージ前後) しかし分身がある場合連動して微塵がくれを使用する為、運が悪ければ耐えることは出来なくなる 使用技 技名 範囲 効果 蝉 備考 臨兵闘者烈在然 ウォークライ ウォークライ - - 影灯籠 分身 時間で消える 機関灯籠 分身 HP50%以下 時間で消えないHPゲージ見える敵を削ると消える 辻風 中心範囲 魔法ダメージ、静寂&防御ダウン&魔防ダウン 鎌鼬 中心範囲 物理ダメージ、強化全消し 暫 中心範囲 物理大ダメージ 貫通 白羽取り 前方範囲 必要命中 難易度 必要命中 むずかしい 1100 とてもむずかしい 1150 戦利品 [#c7387c21] 種類 名前 備考 65 矢弾 天狗の羽根 COLOR(#FFDD33){●}COLOR(#33BB55){●} AGI+3 モクシャ+3 日中 命中+15 攻+15 br;Lv99~ All Jobs 頭 プティカヘッドギア COLOR(#FFDD33){●}COLOR(#33BB55){●} 防102 HP+36 STR+17 DEX+23 VIT+19 br;AGI+25 INT+18 MND+18 CHR+18 命中+23 br;回避+38 魔回避+43 魔防+4 ヘイスト+8% 二刀流+5 br;クリティカルヒット+4% br;Lv99~ モ侍忍か br; ItemLevel 119 胴 カルメシンベスト COLOR(#FFDD33){●}COLOR(#33BB55){●} 防132 HP+59 MP+44 STR+25 DEX+30 br;VIT+23 AGI+29 INT+22 MND+22 CHR+22 br;命中+23 回避+62 魔回避+64 魔防+6 ヘイスト+6% br;Lv99~ 戦赤シナ暗獣吟狩侍忍竜青コ踊剣 br; ItemLevel 119 両足 カンドザクラッコー COLOR(#FFDD33){●}COLOR(#33BB55){●} 防66 HP+13 MP+14 STR+10 DEX+11 br;VIT+10 AGI+33 INT+17 MND+19 CHR+39 br;魔命+13 回避+70 魔回避+107 魔防+5 ヘイスト+3% br;歌再詠唱間隔-3 br;Lv99~ 白黒赤吟召学風 br; ItemLevel 119 腰 天狗の帯 COLOR(#FFDD33){●}COLOR(#33BB55){●} 魔命+6 魔法ダメージ+5 詠唱中断率10%ダウン br;魔法クリティカルヒット+10% br;Lv99~ 白黒赤吟召学風 その他 レム物語第六章 COLOR(#33BB55){●} アーティファクト(IL119)打ち直し用アイテム:頭 レム物語第七章 COLOR(#33BB55){●} アーティファクト(IL119)打ち直し用アイテム:胴 レム物語第八章 COLOR(#33BB55){●} アーティファクト(IL119)打ち直し用アイテム:両手 レム物語第九章 COLOR(#33BB55){●} アーティファクト(IL119)打ち直し用アイテム:両脚 レム物語終章 COLOR(#33BB55){●} アーティファクト(IL119)打ち直し用アイテム:両足 金属材 ベリリム鉱 金属のベリリムを含有した鉱石。 貴金属材 ヘパテゾ鉱 貴金属のヘパテゾを含有する鉱石。