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「更科くんは…ずるい…」 学校からの帰り道、一緒に歩いていた綾門さんに、突然やんわりとなじられた。 「ええっと…急にそう言われても心当たりがないんだけど、どこがずるいのかな?」 僕には全く原因が分からない。 お互いまだまだ慣れなくてギクシャクしているところはあるけれど、一応恋人同士でいられていると思うし、今だって一緒に下校している。 さっきのお昼休みも、屋上で綾門さんが作ってきてくれたお弁当を一緒に食べたし。 それなのに突然ずるいと言われても、本当に心当たりがない。 とにかく、綾門さんが教えてくれないことには始まらない。 僕は並んでゆっくりと歩きながら、綾門さんからの返答を待った。 「…だって更科くんは…私の秘密を知ってる…」 少し俯き加減で、頬を赤く染めながら綾門さんが出してくれた答え。 これは、やっぱりあの事を言ってるのかな。 「秘密って…綾門さんがスーパーガールだっていうこと?」 コクンッと首を縦に振り、綾門さんは僕を見つめてくる。 確かにこれは、世界規模で重要な凄まじい秘密だ。 あの世界中で噂になっているスーパーガールが、普段は一見地味なただの女子高生として日本で生活していて、しかも僕みたいな冴えない彼氏がいるなんてことに、誰も思い当たらないだろう。 ではどうすればいいのだろう? 今から僕が、突然綾門さんがスーパーガールだということを忘れることなんてできないし… 「…だから…私にも更科くんの凄い秘密を知る権利がある…。好きなお弁当のおかずとか、好きな本とか、好きな歌手とか…今後の参考に…」 悩んでいる僕に、綾門さんは顔を赤らめ、こっちが驚くぐらい緊張した面持ちでお願いしてきた。 あれ?それってつまり… 「恋人同士なんだから、僕のこともっと良く知りたい、ってことでいいのかな?」 「………う、うん」 綾門さんは僕の答えを聞いて、恥ずかしそうに微笑んでくれた。 いつもの地味メガネを使用中なのに、それでも隠しきれないぐらい可愛い笑顔だ。 ちなみに最近、一昔前の文学少女風地味装備では綾門さんの魅力が隠しきれなくなり、クラスの男子の中でも綾門さんのことを話す人が増えてきている。 まぁ、元々の驚くような美少女である顔はメガネだけではとても隠しきれるものではない。 さらに無理矢理小さめなブラで抑え込んでいるという胸元はそれでも学校でトップクラスの膨らみをしているし(だからブラをしていないスーパーガール姿だと…なんていうか物凄い。間違いなく3桁超えている…)、 身長が高いこともありスーパーモデルのようなスタイルをしてしまっているのだから仕方がないか。 さて、とりあえずどうしよう? いきなりずるいと言われて喧嘩になるかと思いきや、気が付けば綾門さんが僕のことを好きでいてくれるていることを再確認するやり取りになってしまった。 べつに綾門さんが知りたがっていたことなら教えて問題ないんだけれど…そうか僕の秘密か… 確かにまだ知り会ったばかりだし、僕について知らないことたくさんあるはずだ。 そんなことを考えていると、ふと一つのことに気が付いた。 誰にも教えていない、最近できた自分の秘密。 自分でも、こんな癖というか好みがあったなんて、綾門さんに会うまでは気が付かなかった秘密。 「綾門さん、僕の秘密聞いてくれるかな。その、最近になって好きになったことがあるんだけど…」 「…聞きたい」 僕の声に興味深そうに反応すると、綾門さんはぐっと身体を近づけてきた。 「綾門さんを見て気が付いたんだけど…僕は強い女の子が好きみたいなんだ。この前屋上で鉄のベンチを鉄球にしちゃった綾門さんに、凄くドキドキしたんだ」 綾門さんが学校の屋上で見せてくれた、鉄のベンチを折り紙のように力を込めることなく折り畳んでいくスーパーガールの異常な怪力。 初めは恐怖でドキドキしていたと思ったんだけど、今思い返してみても気分が高揚してしまう。 「だから、綾門さんが一体どれだけ力が強いのかっていうのにも興味があって…ごめんね、こんな変な秘密で…」 僕の話を見下ろしながら黙って聞いてくれている綾門さんの姿に、段々と語尾が声が小さくなってしまった。 やっぱりちょっと変だったよね。急にこんなこと言われて綾門さんもきっと呆れて… っと、僕は後悔しだしていたが、綾門さんは違ったようだ。 「…つまり更科くんは…強ければ強いほど好きになるの?」 「え?…あ、うん、そうなるかな?」 「…よかった。私、世界で一番強いから…きっと更科くんに一番好きになってもらえる…」 僕の言葉が本当にうれしかったのか、心から喜んだような柔らかい笑みを綾門さんは浮かべた。 「世界で一番?」 「うん…スーパーガールより強い人なんて…どこにもいないよ…」 確かに、綾門さんより身体が大きかったりする人はいるかもしれないけど、彼女に勝てる人間はいないだろう。 80万トンを持ち上げられる怪力と、マッハ6000で飛べる飛行能力を持ち、おまけに目からレーザーも出せるし、スーパーブレスで物を凍らすこともできる女の子。 どんな格闘家でも、彼女にかかれば小指一本…いや、息一吹きで倒されてしまうだろう。 「更科くん…秘密を教えてくれてありがとう…」 「あ、うん、僕も喜んでもらえて嬉しかった」 まさか喜んでもらえるとは思っていなかったから、僕としても嬉しいというかほっとしている。 そんな僕に、本当に嬉しそうな綾門さんは、 「…更科くん…教えてくれたお礼したいから…これからつきあってもらえるかな?」 そう言って優しく僕の身体を抱きしめると、ゆっくりと身体を浮かび上がらせた。
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朝日奈「……ね、ねぇ。やっぱりやめようよ」 セレス「あらあら……今更、何を言っているのですか? せっかくここまで来たのですから腹を括って頂かないと」 朝日奈「で、でもさぁ……やっぱりその……覗きなんて良くないじゃん……」 霧切「別に無理に私達と行動する理由もないのよ? 食堂に行って一人で待ってても構わないんだし」 朝日奈「う、うぅ~。さくらちゃん……」 大神「……すまん、朝日奈よ。我も食堂に行く事はできない……」 セレス「……大神さんもあれでなかなか助平ですわね」ヒソヒソ 霧切「彼女だって健全な女子高校生だもの。それに、そう言うあなたもでしょう」ヒソヒソ セレス「私はだらしが無くって無防備な男たちの裸を見て笑ってやりたいだけです。他意なんてありませんわ」ヒソヒソ 大神「いつまでもヒソヒソ話している場合ではない。……さっさと行くぞ」 霧切「ええ、そうしましょう」 セレス(……やる気満々ですこと) 朝日奈「う、うぅぅ~」 大神「……脱衣所には誰もいないようだな」 セレス「服が何組か脱ぎ捨てられてはいるようですけど」 朝日奈(なんでこんなに冷静なんだろう……///) 霧切「……これは!」 セレス「……苗木くんのパーカー……ですわね」 霧切「…………」ジジィー 朝日奈「な、なんで霧切ちゃんが苗木のパーカーを着込んでんのさ!?」 大神「落ち着け朝日奈。あまり大きな声を出しては……」 朝日奈「ご、ごめん」 霧切「そうよ。『たまたま』寒気がしたから『たまたま』足元に置いてあったパーカーを来ただけ。別に騒ぎ立てるほどのことではないわ」 朝日奈「む、無茶苦茶だぁ……」 セレス「ですけど、脱衣所に三人分しか服が無い、と言うことは」 大神「ここにある服から推測すると今、風呂に入っているのは苗木、葉隠、山田の三人か」 霧切「それじゃあ早速、慎重かつ迅速に行動しましょう」キリギリッ 朝日奈(苗木のパーカー着ながら幸せそうにドヤ顔してる……) 大神「……」 セレス「大神さん、中はどんな具合ですの?」ヒソヒソ 大神「些か湯気が濃いが…………うむ」ヒソヒソ 朝日奈「う、『うむ』って、何が『うむ』なのさくらちゃん」ヒソヒソ セレス「それでは私も…………あら、これはこれは」ヒソヒソ 朝日奈「な、なになに……どうしたの?」ヒソヒソ 霧切「……………………」スキル・『カンサツガン』ハツドウ 朝日奈「何か言ってよ霧切ちゃん……」 霧切「朝日奈さん、静かにしてくれないかしら。気が散ってしまいそう」ヒソヒソ 朝日奈(め、目が笑ってないよ……霧切ちゃん) セレス(必死過ぎてなんだか滑稽ですわ……) 大神「しかし……山田の体は何と言うか……良いな」ヒソヒソ セレス・朝日奈「「!?」」 朝日奈「さ、さくらちゃん!? なに言ってんの! 山田のその、は、裸を見て……///」ヒソヒソォ! セレス「そ、そうですわよ! あんな下劣でゴミのような男の体を私以外が……ん゛ンッ、なんでもありません」ヒソヒソ 霧切(苗木くんのうなじ、苗木くんの鎖骨、苗木くんの肩甲骨、苗木くんのおへそ)ジー 大神「何故、山田の足はあんなに細いんだろうか……」ヒソヒソ 朝日奈・セレス「「……え?」」 大神「あの巨体を支えているにも関わらず、あそこまで細い筋肉しか付いていない手足で自由に行動できるとは……なんとも羨ましい」ヒソヒソ 朝日奈「も、もしかしてさくらちゃん。山田の足の秘密を知る為に覗きに来たの……?」ヒソヒソ 大神「うむ、我とて年頃の女だからな。細くてたおやかな足にも憧れる。山田を見て、あの細い足の秘密が何か掴めるかと思ったのだが……」ヒソヒソ セレス「そんなことだろうと思いましたわ。全く……朝日奈さんが妙なことを言うから」ヒソヒソ 朝日奈「せ、セレスちゃんだって変なこと言ってたのじゃん!?『私以外が……』とかなんとか……」ヒソヒソ セレス「あ゛ぁん!? この私がいつそんなこと言ったってんだよ!? この腐れムッツリ肉饅頭がァ!!」ヒソヒソヒッソォォォ! 朝日奈「さ、さっき言ってたでしょ!? それにムッツリって……」ヒソヒソォッ! セレス「なんだかんだ言いながらちゃっかり覗いてんだからムッツリスケベだろうが! その無駄にデカい乳引きちぎんぞクソボケぇ!」ヒッソォォォォォォッ! 朝日奈「い、言わせておけば……! そっちだって山田のことばっかし見てる、す、スケベじゃん!」ヒソヒソ 霧切(苗木くんの乳首、苗木くんの肋骨、苗木くんのアンテナ、苗木くんの……ああ、今すぐ彼の腰に巻かれているバスタオルが落ちないかしら)キリギリッ 大神(この状況で標的から全く目を離さない集中力……できるな) おまけという名の蛇足 腐川「びゃ、白夜様ったら、夜中に一人でお風呂に入るなんて……」 腐川「こ、こ、これは千載一遇のチャンス……! この機会を逃したら、もう一生白夜様の裸なんて見れないかもしれないし」ドキドキ 腐川「そ、それに、脱衣場でなら白夜様と鉢合わせても事故ってことに、で、できるかもしれないじゃない?」 腐川「ど、どうしよう……緊張してきたぁ~……こ、こんな時には手の平に『チミドロフィーバー』って三回書いて……」ブツブツ 十神「……」ガラリ 腐川「」 十神「……貴様、こんな所で何をしている?」ホカホカ 腐川「風呂上がりの白夜様マジゴッドっ!」ブシャアッ!! 翌日、出血多量の瀕死状態で脱衣所に倒れている腐川が発見された。 終われ
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頭にバンダナを巻いたらエプロンを装着する。 「いざ進めやキッチ~ン♪ 目指すはチョコレート♪」 鼻歌を口ずさみながらキッチンに立つ。 無塩バター、砂糖、塩、卵、薄力粉。そして主役のチョコレート。 よし、材料は全て揃っているな。 早速腕まくりして僕は調理に取り掛かるのだった――。 ~ As You Like take2 ~ 「おはよう」 「おはよう、霧切さん」 「おはよう苗木君。はい、これ」 朝の挨拶と一緒に可愛くラッピングされた四角い箱が手渡された。 そのまま自分のデスクに座らず十神君と葉隠君にも同じようにラッピングされた箱を手渡している。 僕ら男性三人衆は思わず顔を見合わせた。 そしてもう一度ラッピングされた四角い箱を凝視する。 うーん、霧切さんが男性陣みんなにチョコレートか――。 彼女も社交的になったというか、丸くなったというのか。 良い意味で変わっ「おい、どういうことだ説明しろ苗木っ!」「ななななんだべっ!?」 だけど十神君と葉隠君はそのギャップに絶賛困惑中だった。 変わる人もいれば、ぶれない人もいるんだなぁ――。 「そう言われても十神君、今日ってバレンタインだしさ……」 「けーどよぅ、あの霧切っちが俺達全員にチョコを渡すなんて嵐の前触れだべ」 「白夜様、中からは何の音もしません」 「……よし、問題ないなら開けてみろ」 四角い箱に耳を当てていた腐川さんが恐る恐る包装紙に手を掛け開け始める。 十神君と葉隠君は物陰に隠れながら様子を伺って――って、それ時限爆弾か何かじゃないんだからさぁ!? 「これは……カロリーバー?」 黄色いパッケージにチョコレート味の栄養補助食品が中から出てきた。 霧切さんを除く僕ら全員が呆気にとられてしまう。 「あの……何でこれをチョイスしたのかなぁ?」 「体に必要なタンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルをバランスよく配合して合理的じゃない? おまけに1本100キロカロリーとカロリー計算も簡単」 「白夜様の健康管理はア、アンタに心配されなくてもアタシが見ているんだからよ、余計な口出ししないでよ……!」 「霧切っちはどこか着眼点がズレてるべ」 うーん、確かにバレンタインは女性が男性にチョコレートを贈る習慣があるって説明したけどさ。 まさか、こう攻めてくるとは――。 まだまだ霧切さんのことをわかっているようでいて知らなかったようだ。 真のキリギリマイスターへの道は険しいなぁ――。 そんな風に考えながら貰ったカロリーバーを自分のデスクの引き出しに閉まった。 朝食を食べられなかった時や当直で空腹を紛らわすための非常食として活躍するだろうし。 そして腐川さんからは僕と葉隠君には何もくれず仕舞い。 曰く、"身も心も白夜様に捧げているんだから、アンタ達に分け与える筈ないでしょう――?"だとさ。 この日は非番だった朝日奈さんからは後日、ドーナツ店のチョコドーナツをくれたのだった。 ――――― 就業後に響子さんを"一緒に夕飯食べない――?"と自宅に招待すると二つ返事で了承してくれた。 「ただいまー」 「おじゃま…………ただいま」 「うん、おかえり」 そこまで他人行儀にしなくてもいいのに――って視線を送り続けると、響子さんは玄関に入る時の挨拶を訂正してくれた。 そして、軽めの晩御飯を食べ終わったら席を立つ。 予めドリップしておいたコーヒーを二つのマグカップに注ぐ。 一つはブラックで、もう一つは僕用に砂糖とミルクをブレンドさせて。 今度は冷蔵庫に保管していたトレーを開け、中のものを皿に載せる。 「あら、あなたの手作りなの……?」 「うん。一緒に食べよう?」 僕一人では運び辛いだろうと思ったのか、真後ろから響子さんが覗いてくる。 彼女にマグカップを2つ手渡し、皿は僕の方で運ぶ。 「それじゃ、いただきま「待って」……って、どうしたの?」 「私の方からも渡すものがあって……」 そう言って自分の鞄を漁り、一つの箱を取り出し僕の目の前に置いた。 「うわぁ、ありがとう……。でも、どうして? 響子さんからは朝に貰ったはずだよ?」 「あれはその、建前っていうかカムフラージュって言うのかしら……」 もじもじと三つ編みをいじる仕草がどこかかわいい。 つまり、こっちが本命ということか――。 「これは私個人として、あなたにはいつもお世話になっているから用意したわけで……」 「ありがとう、とっても嬉しいよ。開けてもいいよね?」 「もちろん」 ラッピングされた包装紙を捲る。うわっ、ゴディバって高級チョコレートじゃん! 一粒・数百円はする高価な代物だ。 「私の方も気になったけど、どうしてあなたの方も用意したの?」 「先週は僕の誕生日だったじゃん? 貰いっぱなしも何だか気が引けるからさ……だから手作り」 「チョコチップクッキーって懐かしい……。生前の母がティータイムによく作ってくれたわ」 「そうなんだ……。ウェブにあったレシピを真似て作ったやつだけど召し上がれ」 響子さんがクッキーを摘む。僕もハート型にデザインされたボックスの蓋を開けた。 中には6粒のアソート。早速ハートの先端部分にある黄色いチョコを一齧り。 ――あっ、蜂蜜が入っているのかコレ。 仕事で疲れた体を癒すようにジンワリと広がる甘さだ。 「「美味しい……」」 二人して同時に呟くのだった。 「クッキーのサクサク感や甘さ控えめなチョコレートも私好み……。流石ね、誠君」 「それは良かった。チョコはダークチョコレートを使ったんだ、コーヒーに合うようにって。こっちも美味しいよ」 「プロのパティシェが作ったんだから美味しいのは当然じゃない……」 「そうだけどさ、響子さんも食べなよ。お裾分け」 そう言ってピンク色のチョコを摘んで響子さんの目の前に差し出す。 「はい、あーん」 「あーん……」 おずおずと顔を伸ばし摘んだチョコを咥えて一齧り。 「全部食べてもいいのに……」 「あなたのものなんだから、あなたが食べなきゃ」 残った半分のチョコを自分の口に運ぶ。 うーん、ピンクというだけあってイチゴ味か。うまい。 そんなこんなでお互い相手の顔が綻ぶ姿に癒されながら食べ終わる。 その後は二人で洗い物をして、終わる頃には準備していたお風呂も沸くのであった。 「あ、今日は泊まっていくから」 「うん、別にいいよ。だったらお風呂、先に入っていいから」 「そうじゃなくて……。一緒に入りましょう? 背中を流してあげるわ」 「えっ!? どうしてまた?」 響子さんからこういう提案をしてくるのは珍しいケースで思わず吃驚してしまう。 「その……あなたを見習って私も自分の手で誠君を尽くしたくなったの」 「そっか。だったらお言葉に甘えちゃおっかな……?」 「だったら、いらっしゃい。ほら……」 彼女に手を掴まれ、先導される形で脱衣所に入る。 カッターシャツのボタンを外しながら提案してみる。 「でも、尽くされっぱなしも気が引けるかな。お風呂上りに弐大君直伝の"アレ"してあげるよ」 「そう……。期待しているわ」 口付けを交わすと、さっき食べたチョコクッキーとコーヒーの風味が口に広がる。 甘すぎず、苦すぎず――。何だか僕らの関係のような味がした。 完
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http //sf2.gamedb.info/wiki/?%A5%C0%A5%A4%A5%E4%A5%B0%A5%E9%A5%E0 で作られていたスト2ダイアグラムを再作成します ダイアグラムの条件として用いられているゲーメスト定義とは…0~10の数字で表記しラウンドの支配率(互いに体力ゲージを減らした割合)を示します。 前提としてお互いがキャラの力を出しあいつつ人間の枠を超えないところが一般的です。 目安としては6 4が付けば1ラウンドの勝率は7割程度、7 3が付けば8割を超える。 ダイヤを勝率に換算する時は便宜的に2乗式が用いられる。6 4なら36勝16敗、7 3なら49勝9敗程度といった具合に。 異論があれば2ちゃんねるハイパースレで。 ダイヤ基準 5:5 ほぼ互角。両者が同キャラ対戦しているのと条件は同じ。 6:4 明らかに有利だが。読み合いと運で覆せる範囲内。 7:3 戦術が生きるぎりぎりのライン。かなり一方的な展開になり易く、有利側は特に対策のできてない相手には無類の強さ。 8:2 いわゆる詰みと呼ばれる、覆る見込みが極めて低い状況。ミスやバクチが複数回生きないと試合が動かない。 9:1 基本的に何をやっても不利側は勝てない。運良く相手のミスで一撃が入る程度。 10:0 互いのプレイヤーがいかなる行動を取ったとしても勝敗が覆ることがない。普通はあり得ない便宜上の数字。 初代スト2(平均値35)X1速より遅い リュウ ケン 本田 春麗 ブランカ ザンギエフ ガイル ダルシム 計 差分 順位 リュウ 4.5 4.5 2.5 3.5 5.5 2.5 1.5 24.5 -10.5 7 ケン 5.5 5 2.5 3.5 5.5 2.5 1.5 26.0 -9.0 6 本田 5.5 5 4.5 6.5 9 2 3 35.5 +0.5 4 春麗 7.5 7.5 5.5 6 8 4.5 5 44.0 +9.0 3 ブランカ 6.5 6.5 3.5 4 7 3.5 2.5 33.5 -1.5 5 ザンギエフ 4.5 4.5 1 2 3 1.5 1 17.5 -17.5 8 ガイル 7.5 7.5 8 5.5 6.5 8.5 4.5 48.0 +13.0 2 ダルシム 8.5 8.5 7 5 7.5 9 5.5 51.0 +16.0 1 ダッシュ(平均値55)X1速より遅い リュウ ケン 本田 春麗 ブランカ ザンギエフ ガイル ダルシム バイソン バルログ サガット ベガ 計 差分 順位 リュウ 5.5 6.5 6 4.5 6 3.5 4 5.5 3 3 3 50.5 -4.5 7 ケン 4.5 5.5 5 3 5.5 2.5 3 4 3 2 2 40.0 -15.0 10 本田 3.5 4.5 6 5 8 2 4.5 5.5 3.5 3 3.5 49.0 -6.0 8 春麗 4 5 4 3 5.5 2.5 4.5 4.5 2.5 2 2.5 40.0 -15.0 10 ブランカ 5.5 7 5 7 7.5 4 5 5.5 5 3 4 58.5 +3.5 6 ザンギエフ 4 4.5 2 4.5 2.5 1.5 2.5 6 2 1 1.5 32.0 -23.0 12 ガイル 6.5 7.5 8 7.5 6 8.5 5.5 7.5 5 4.5 5 71.5 +16.5 2 ダルシム 6 7 5.5 5.5 5 7.5 4.5 7 3 6 3.5 60.5 +5.5 5 バイソン 4.5 6 4.5 5.5 4.5 4 2.5 3 3.5 3.5 2 43.5 -11.5 9 バルログ 7 7 6.5 7.5 5 8 5 7 6.5 5 3.5 68.0 +13.0 4 サガット 7 8 7 8 7 9 5.5 4 6.5 5 3.5 70.5 +15.5 3 べガ 7 8 6.5 7.5 6 8.5 5 6.5 8 6.5 6.5 76.0 +21.0 1 ターボ(平均値55)X3速に相当 リュウ ケン 本田 春麗 ブランカ ザンギエフ ガイル ダルシム バイソン バルログ サガット ベガ 計 差分 順位 リュウ 5 7 7 6 6.5 6.5 6 6 6.5 5.5 7 69.0 +14.0 1 ケン 5 6.5 7 5 6.5 6 5.5 5.5 7 5 6.5 65.5 +10.5 2 本田 3 3.5 6 6 8 4.5 6 6 7 5 7.5 62.5 +7.5 3 春麗 3 3 4 3.5 5 4.5 5 5 5 3.5 5.5 47.0 -8.0 9 ブランカ 4 5 4 6.5 6.5 6 5.5 5 7 4 7 60.5 +5.5 5 ザンギエフ 3.5 3.5 2 5 3.5 3.5 3.5 6.5 5 2.5 5.5 44.0 -11.0 10 ガイル 3.5 4 5.5 5.5 4 6.5 4.5 5.5 5.5 4 6 54.5 -0.5 7 ダルシム 4 4.5 4 5 4.5 6.5 5.5 5.5 4.5 6.5 6 56.5 +1.5 6 バイソン 4 4.5 4 5 5 3.5 4.5 4.5 6.5 5 5.5 52.0 -3.0 8 バルログ 3.5 3 3 5 3 5 4.5 5.5 3.5 3.5 4 43.5 -11.5 12 サガット 4.5 5 5 6.5 6 7.5 6 3.5 5 6.5 5.5 61.0 +6.0 4 べガ 3 3.5 2.5 4.5 3 4.5 4 4 4.5 6 4.5 44.0 -11.0 10 スーパー(平均値75)X1速より遅い 基準としているゲームスピードの違いにより、エックスでのSキャラ同士の相性とは必ずしも一致しない リュウ ケン 本田 春麗 ブランカ ザンギエフ ガイル ダルシム ホ|ク キャミィ フェイロン DJ バイソン バルログ サガット ベガ 計 差分 順位 リュウ 5.5 7.5 5.5 7.5 7 5.5 4.5 5 7 6.5 6.5 6 4 4 7 89.0 +14.0 4 ケン 4.5 6.5 4.5 6 6.5 4 3.5 5.5 5 5.5 4.5 5 4 3 5.5 73.5 -1.5 8 本田 2.5 3.5 3.5 7.5 8 2.5 4 5 6.5 6.5 2.5 5 4 3 6.5 70.5 -4.5 10 春麗 4.5 5.5 6.5 7 7 5 5.5 4 6 5 6 6.5 4.5 3.5 6.5 83.0 +8.0 6 ブランカ 2.5 4 2.5 3 5.5 4 2.5 5 4 3.5 2.5 3 3 1.5 5 51.5 -23.5 15 ザンギエフ 3 3.5 2 3 4.5 2 2 4 3 2.5 5 5.5 2.5 1 4.5 48.0 -27.0 16 ガイル 4 6 7.5 5 6 8 3.5 5 7.5 6.5 6 6 4 3.5 6.5 85.5 +10.5 5 ダルシム 5.5 6.5 6 4.5 7.5 8 6.5 6 5.5 7.5 7 7 3.5 6.5 7 94.5 +19.5 2 ホーク 5 4.5 5 6 5 6 5 4 3.5 4 3.5 6.5 4 2.5 5.5 70.0 -5.0 11 キャミィ 3 5 3.5 4 6 7 2.5 4.5 6.5 5 3 4.5 4.5 1.5 4.5 65.0 -10.0 13 フェイロン 3.5 4.5 3.5 5 6.5 7.5 3.5 2.5 6 5 3.5 4.5 4 2.5 5 67.0 -8.0 12 DJ 3.5 5.5 7.5 4 7.5 5 4 3 6.5 7 6.5 4 4 4 6.5 78.5 +3.5 7 バイソン 4 5 5 3.5 7 4.5 4 3 3.5 5.5 5.5 6 4.5 4.5 5.5 71.0 -4.0 9 バルログ 6 6 6 5.5 7 7.5 6 6.5 6 5.5 6 6 5.5 4.5 6 90.0 +15.0 3 サガット 6 7 7 6.5 8.5 9 6.5 3.5 7.5 8.5 7.5 6 5.5 5.5 6.5 101. +26.0 1 べガ 3 4.5 3.5 3.5 5 5.5 3.5 3 4.5 5.5 5 3.5 4.5 4 3.5 62.0 -13.0 14 エックス(平均値75)実機エックス基板、3速 リュウ ケン 本田 春麗 ブランカ ザンギエフ ガイル ダルシム ホ|ク キャミィ フェイロン DJ バイソン バルログ サガット ベガ 計 差分 順位 リュウ 5.5 8 5.5 7 5.5 5.5 4 6 6.5 6 6.5 4.5 4 6 6 85.5 +10.5 4 ケン 4.5 7.5 4 5 5 4 3 6 4.5 5 4 3.5 4 4.5 4.5 67.5 -7.5 12 本田 2 4 3.5 3 8 3 4 6.5 7 6.5 2.5 4.5 4.5 5 6.5 75.5 +0.5 8 春麗 4.5 6 6.5 6.5 6.5 5 5 5 6 4.5 6 5.5 4.5 5.5 6 83.0 +8.0 6 ブランカ 3 5 3 3.5 5.5 4.5 3 6.5 4.5 4 3 2.5 3.5 3 5 59.5 -15.5 14 ザンギエフ 4.5 5 2 3.5 4.5 2.5 2.5 6 4 3 6 5.5 3 3 4.5 59.5 -15.5 14 ガイル 4.5 6 7 5 5.5 7.5 3 6 7.5 6.5 5.5 5 4 6 5.5 84.5 +9.5 5 ダルシム 6 7 6 4.5 7 7.5 7 7.5 6 7.5 7 6 4 7 6.5 98.0 +23.0 1 ホーク 4 4 3.5 5 3.5 4 4 2.5 2.5 2.5 2.5 4 3.5 3 3.5 52.0 -23.0 16 キャミィ 3.5 5.5 3 4 5.5 6 2.5 4 7.5 4.5 2.5 3.5 2.5 2.5 3.5 62.5 -12.5 13 フェイロン 4 5 3.5 5.5 6 7 3.5 2.5 7.5 5.5 3.5 3.5 4 4.5 4 69.5 -5.5 11 DJ 3.5 6 7.5 4 7 4 4.5 3 7.5 7.5 6.5 3.5 4.5 6 6 81.0 +6.0 7 バイソン 5.5 6.5 5.5 4.5 7.5 4.5 5 4 6 6.5 6.5 6.5 5.5 7.5 6 87.5 +12.5 3 バルログ 6 6 5.5 5.5 6.5 7 6 6 6.5 7.5 6 5.5 4.5 6.5 5 88.0 +13.0 2 サガット 4 5.5 5 4.5 7 7 4 3 7 7.5 5.5 4 2.5 3.5 3.5 72.5 -2.5 10 ベガ 4 5.5 3.5 4 5 5.5 4.5 3.5 6.5 6.5 6 4 4 5 6.5 74.0 -1.0 9 参考までに Sケン 4.5 5.5 7.5 4.5 5.5 5.5 4 3.5 6.5 5 5.5 4.5 3.5 4 4.5 4.5 (77.5) (-2.5) - Sホーク 5 4.5 4.5 6 4 4.5 4.5 3 5.5 3.5 3.5 3 5 4 4 4.5 (69.0) (-11.0) - Sサガット 5.5 7 6.5 6 8 8.5 6 3 8 8.5 7 8 4 5 6 5 (99.5) (+19.5) - 豪鬼 7 8 8.5 7.5 8.5 9 7.5 6.5 9 8.5 8.5 8 7 6.5 8 7 (125.) (+45.0) - Excelファイルに纏めたのはこちら (Windowsセキュリティでユーザー名とパスワードを聞いてきた場合、「キャンセル」ボタンを押す。) リンク T.Akiba 氏作成の初代スト2~スパ2Xのダイアグラム ゲーメスト掲載の初代スト2~スパ2Xのダイアグラム Super Diagram Turbo - Version 1 Super Diagram Turbo Version 2 Super Diagram Turbo Version 3 SDT Notes Super Turbo - New Arcadia Diagram
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過去ログ保管庫 番外6 わかめて142629番地 うみねこ翼番外 ようじょ縁寿と超高校級村 17人、狼3狂1狐1 うみねこ勢とロンパ勢によるRP交流村。ようじょえんじぇ村ルール。 あらすじ↓ +... ここにあらすじ 番外5 わかめて142567番地 【RP必須】左右田と秀吉の座談会村 9人、狼2狐1 2015年初のうみねこ勢とロンパ勢によるRP交流村。9人狐入り配役。 あらすじ↓ +... ここにあらすじ 番外4 わかめて142221番地 【RP必須】希望ヶ峰学園六軒島分校村 12人、狼2狂1 うみねこ勢とロンパ勢による久々のRP交流村。12人妖狐なしルール。 あらすじ↓ +... ここにあらすじ 6 わかめて141187番地 左折後300m先黄金郷RP交流村 18人猫又有、狼4狂1狐1 久々の4クラスタ合同でのRP交流村。18猫村ルール。 あらすじ↓ +... ◆桜井良さん「占いCO ジェノサイダー翔さん●!」 ◆ジェノサイダー翔さん「っとぉ! あたしってば猫ちゃんちんよーんwwwww」 ◆七海千秋さん「ああ、はいはい猫又COにゃにゃーあんこはとかちせい!」 2日目、初手●からの猫CCOと対抗猫COで全伏せ●猫即吊り。 ◆黒子テツヤさん「影による霊能CO ジェノサイダー翔さん●でした。」 3日目霊能COが出て1-1(途中共有のアーマーはありつつ)の形に。 そこから2連続死体なしが出て……? 番外3 わかめて140859番地 【身内】国とバスケの交流試合村 18人猫又有、狼4狂1狐1 APH勢と黒バス勢によるRP交流村。18猫村ルール。 あらすじ↓ +... ここにあらすじ 番外2 わかめて140411番地 【建てなおし】うみねこ&ダンガンロンパRP村 17人、狼3狂1狐1 うみねこ勢とロンパ勢によるRP交流村。第二戦目は普通村ルール。 あらすじ↓ +... ここにあらすじ 番外2.1 わかめて140408番地 【2村目】うみねこ&ダンガンロンパRP村 17人、狼3狂1狐1 うみねこ勢とロンパ勢によるRP交流村。同日の2村目。 あらすじ↓ +... ここにあらすじ 番外 わかめて139722番地 うみねこ ダンガンロンパRP交流村 16人、狼3狂1狐1 うみねこ勢とロンパ勢によるRP交流村。16人妖狐有りルール。 あらすじ↓ +... ここにあらすじ 5 わかめて137778番地 【身内】人狼を突き止めるRP探偵村 13人妖狐有(探偵村)、狼2狂1狐1 共有者の一人を「探偵」とした特殊村。交流村5戦目。 あらすじ↓ +... ◆ゲームマスター「本日の探偵様は【ウィラード】様となっております。」 ◆ウィラードさんの会話「探偵が探偵引いたwww」 2日目の朝となりました。(14/03/29 22 48 23) 初日犠牲者さんは翌日無残な姿で発見された・・・。 苗木誠さんは翌日無残な姿で発見された・・・。 ◆桑田怜恩さん「超高校級の占い師CO!マイフレンドの苗木は○だったぜ!」 ◆狛枝凪斗さん「ところで、ボクには死体がクロかどうか分かる能力が備わったらしいんだ?」 ◆黄瀬涼太さん「【悲報】占い霊能狐が見事にダンロン勢【七海さんハブ説】」 額面どおりに見れば初日の段階でほぼほぼ人外は壊滅状態。ここからどういう展開になったのか、その軌跡をご覧ください。 5.1 桃栗鯖134125番地 【身内】RPの二次会会場村 10B(貴族奴隷村) 交流村5戦目の2次会を桃栗鯖で実行。 あらすじ↓ +... 初日犠牲者さんを狙います。 ヘタレ求道師さんは翌日無残な姿で発見された・・・。 2日目の朝となりました。(14/03/30 00 08 24) ◆初日犠牲者さん「ちかごろ奴隷の姿が見えぬな」 まさかの初日貴族で奴隷が死亡。そしてこの生存初日犠牲者の投票が波乱を巻き起こし……? 5.2 桃栗鯖134127番地 【身内】RP村三次会村 4F(蝙蝠1) 交流村5戦目の3次会も桃栗鯖で実行。 あらすじ↓ +... ◆ソニアさん「朝一でコウモリCOすっぽえ!」 ◆だべさん「自分村だべ。だからコイキングが狼だべ。 でもコイキング吊るとコウモリ勝利ってことだべ」 ◆コイキングさん「よおおおおおおおおおしいいいいいいいいい柱COしちゃうぞおおおおおお」 第三陣営COを交えた引き分け処理は成功するのか? ワンナイト村の結末やいかに。 4 わかめて136982番地 【身内】如月のRP交流18猫村 18人猫又有、狼4狂1狐1 猫の日(2月22日)にちなんで18人猫又あり蘇生なしルール。交流村4戦目。 あらすじ↓ +... 2日目の朝、事実上3-1-2という、交流村にしては珍しく一見スタンダードな展開からのスタート。 その晩占いが一人噛まれ、翌朝パンダが発生。 ◆罪木蜜柑さん「罪木蜜柑の占いCO 澪田さん ○」 ◆ベアトリーチェさん「占いCO 澪田唯吹●であったぞ」 更には、前日のグレランの結果として霊能●が告げられる。 村はパンダ吊りを選択したが霊能が噛まれてしまい、 ◆罪木蜜柑さん「罪木蜜柑の占いCO アントーニョさん ●」 ◆ベアトリーチェさん「占いCO 戦人○であったぞ」 村人達は占い結果や●の態度から占いの内訳を必死に推理するが、そのとき村には思いもよらぬ終焉が近づいていた。 村、狂人、狼の思惑が交錯する村で最後に勝利を収めたのは……?! 3 わかめて136043番地 【身内】新年一発目のクロスオーバー村 18人猫又有、狼4狂1狐1 18人猫又あり蘇生なしルール。2014年初の交流村3戦目。 あらすじ↓ +... ◆狛枝凪斗さん「占いCO 日向創●」 ◆リヒテンさん「占いCO!朱志香様○!ですの」 ◆日向創さん「共有CO 狛枝吊り」 ◆ さん 「 」 ◆黄瀬涼太さん「対抗共有CO! 相方初日先生!」 ◆苗木誠さん「占いCO 日向君○」 ◆黄瀬涼太さん「ちょっとまつッス!俺が共有なんで日向君吊りっスよ!」 ◆苗木誠さん「ここで、僕がいなくなったら、訳がわからなくなる!日向くんは真共有だよ!」 2日目朝、共有トラップ発動?!と思いきや、対抗共有COが出て、まさかの3-伏-3スタート。 相方初日でCOした黄瀬が吊れて、3日目の朝。 リヒテンさんは翌日無残な姿で発見された・・・。 ◆右代宮 朱志香さん「霊能CO 黄瀬君は〇だったぜー。まぁ狂人だろうな。」 黄瀬とリヒテンが○だったという情報から、村は内訳を推理するが……? 霊界に来た人誰もがあっと驚いた本当の内訳は、どうぞログをご覧ください。 2 わかめて135343番地 【身内村】RP交流会!20猫村 20人猫又有、狼5狂1狐1 20人猫又あり蘇生なしルール。枠を20に広げての交流村2戦目。 あらすじ↓ +... ◆モノミさん「占いCOでちゅ!大和田紋土君は●でちた!」 ◆大和田紋土さん「大和田紋土の占いCO 七海 ● 人狼だったぜ!」 ◆七海千秋さん「占いCO 日向君●」 ◆日向創さん「COなし」 2日目朝、5名しかいないダンロン勢内で、モノミ→大和田→七海→日向で●が出るという大波乱。 日向を吊って3日目、共有が霊能CO日向●→撤回し、霊能結果日向○の3-1-2展開へ。 そして5日目。 ◆モノミさん「占いCOでちゅ!霧切響子さんは○でちた!」 ◆大和田紋土さん「大和田紋土の占いCO 火神 ● 狼だぜ!」 ◆火神大我さん「猫CO!」 ◆霧切響子さん「……え、ちょっと待って猫又COよ」 ……その後の展開はログをご覧ください。 1 わかめて135153番地 【身内】RPの祭典!クロスオーバー村 17人、狼3狂1狐1 17人狐ありルール。記念すべき第1回交流村。 あらすじ↓ +... 2-2、共有者が霊能騙りを明言した状態で2日目、3日目グレラン進行。 2日目の夜に霊能騙りの共有が噛まれて2-1、霊能からはグレラン●→○→指定先○。 占いからは○しか出ないまま5日目、村は占い決めうちを迫られて……? 2日目、3日目のグレラン精度と、王道勝負からの大胆な戦術は必見。
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霧切「苗木君、あなたに手伝って欲しいことがあるの」 苗木「うん、いいけど。それって、また探偵の仕事?」 霧切「その通りよ。引き受けてくれて助かるわ」 苗木「それで、今度は何をするの?」 霧切「潜入捜査というやつよ。 私が調べている事件の関係者があるパーティーに出席するのだけれど、そこに潜り込むのにあなたもついてきて欲しいの」 苗木「パーティーって、どんなパーティー?」 霧切「議員の主催する、よくあるものよ。まあ、それなりに大規模なものだれけどね」 苗木「それは……なんだか緊張するなあ。ボクなんか思いっきり場違いな気がするんだけど」 霧切「私がついているんだから、心配しないで。……いえ、むしろ自然な潜入を果たすためにはあなたの協力こそ必要なのよ」 苗木「そ、そうなの? ボクなんかで大丈夫かな」 霧切「ええ。不審を買わず会場に紛れ込めるよう、私達は若手実業家とその妻に扮して……」 苗木「ちょ、ちょっと待って。その設定、少し無理があるような……。ボクが若手実業家?」 霧切「そうかしら。私には何の問題も無いように思えるけれど」 苗木「ていうか本当に必要なのその設定?」 霧切「苗木君、私が今まであなたに必要の無いことを頼んだことがあったかしら?」 苗木「うーん……。無い……と、思う。多分」 霧切「そうよね。だから今回も疑問を挟むことはないのよ。いいわね?」 苗木「わ、わかったよ」 霧切「わかって貰えて良かったわ。それじゃあ、パーティーに備えて少し練習しておきましょう」 苗木「練習?」 霧切「そう、夫婦を演じる練習よ。『ねぇ、あなた?』」 苗木「う、うん? え?」 霧切「『響子さん』よ」 苗木「あ、ああ……。『何だい、響子さん?』」 霧切「そうね……さん付けでは少し硬いわね。『響子』にしましょうか。『ねぇ、あなた?』」 苗木「えーと、『何だい……響子』」 霧切「『愛してるわ』」 苗木「!!?? ボ、ボ……『僕も愛してるよ』……!」 霧切「よろしい。その調子でやってくれれば問題ないわ」 苗木(霧切さん……いつものポーカーフェイスで『愛してるわ』なんて言うんだから……ドキッとしちゃったよ) 霧切「当日もよろしく頼むわ。じゃあね」 苗木(そしていつも通り素っ気無く行っちゃった……でも何だか凄く嬉しそうに見えたのは気のせいだろうか) ・ ・ ・ 霧切「……ッシャァ!(ガッツポーズ)」
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結果論から言えば、無事に依頼を成し遂げました。 その代償に僕が怪我をしました。 ~ 看病争奪戦 ~ 目を開けると照明の明るさで眩しく感じた。 「うゆぅ……意識が戻ってよかったですぅ」 その声のする方向に顔を向けると白いエプロンドレスを着た女の子が心配そうな顔で僕を見ていた。 姿から察するにここは病室で、目の前の人は看護士さんってところだろうか? 「えっと、ここって病院かな……?」 「いいえ。ここは学園の保健室よ」 「霧切さん……」 僕の問いに看護士さんとは反対側の方から聞き慣れた凛々しい声が聞こえた。 顔を向けると僕の左手をそっと握り続けていて、顔には安堵の表情が浮かんでいた。 ポーカーフェイスで何を考えているかわからない普段の姿とは異なり、どこか新鮮に感じる。 「あれ、どうして僕は保健室で横になっていたんだっけ?」 「それは依頼で留学生のソニア王女が誘拐されて救出した後に「お腹を銃弾で撃ち抜かれて重傷を負ったんですぅ」……そういうわけよ」 今にも泣きそうな顔の金髪の女性。 そして困惑顔の霧切さんが駆け寄ってくる光景がフラッシュバックする。 そうだ。学園長の依頼で交換留学生として来日したノヴォセリック王国の王女様が誘拐され、事件が表沙汰になる前に救出してほしいという依頼を受けたんだった。 霧切さんの推理のおかげで迅速に監禁場所を割り出し、王女様を救出したのはいいけど後ろの方から大きな音が聞こえて。 そしたらお腹の中が急に熱くなるような痛みを訴え、そのまま意識を手放したんだっけ――。 「ソニア王女ってあれからどうなったの……?」 「彼女は無事よ。今は学園の寄宿舎に入寮しているわ」 「依頼の方は……「事件は大事になる前に解決したわ。あなたが心配することはないの」……そう、よかった」 安心した途端、眠気が襲ってきたのだった。 しかし、お腹を撃たれて重症か。全治何ヶ月なんだろう――? 「あ、あの苗木さん……? え、えっと今日は一晩ここで安静にしてもらって明日の朝には自分のお部屋に戻っても大丈夫ですよぉ?」 「えっ! それ本当なの!?」 「ひぅう! ごめんなさい、大声を出させるくらい二人の邪魔をしちゃってぇ……!」 「いや、そうじゃなくて……。僕は重傷な筈なのに明日の朝には退院とかにわかに信じられなくてさ」 「はいぃ本当ですぅ。苗木さんは先ほどまで学園最新の医療カプセルに入ってコポコポ治療されていたんですよぉ……? だから私のいうことを信じられないからってぶたないでくださぁい!」 「いや、流石にぶたないよ……」 苦笑いをしながら掛け布団をめくり、撃たれたというお腹周りを見てみる。 銃創どころか傷一つなく、本当に僕が撃たれたのか怪しくなるくらい無傷の体がそこにあった。 何だか希望ヶ峰学園の医療設備は漫画の戦闘民族を短時間で治療できるくらいの技術があるのかな――? 「それとよく眠れるように痛み止めのおくしゅりを飲んでくださいね……?」 「あ、はい。わかりました」 「ふゆぅ? おくしゅり、苦手でしゅか?」 「いや、そういうわけでは……」 「そうですかぁ……良かったぁ……」 そういって看護士さん、左胸のネームプレートに書かれた"保健委員・罪木 蜜柑"もとい罪木さんが水差しからコップに水を移す。 そして錠剤の薬を僕に渡すのではなく自分の口に入れた。 何をしているんだろう、と頭の中で"?"を浮かべていたら罪木さんは一息でコップの水をあおった。 すると口元を手のひらで押さえて、ほっぺたを膨らませた罪木さんが僕の顔に手を添える。 「っ!?」 「な「んむ」……!?」 にするんですか、という続きの言葉が罪木さんの柔らかな唇によって遮られた。 ふうう、と水が口の中に流し込まれ、自然にそれを飲み込んでしまう。 「……んぐ、んぐっ」 味覚だけで考えればただの水と苦い薬であることは分かるけど、やけに美味しく感じられるのは何故だろう――? ちゅぽん、という擬音が聞こえるように僕らの唇は銀の糸を垂らしながら離れた。 「……んふ、ん……はぁ、おくしゅり、飲めましたね……?」 「お、おいしかったでしゅ」 気づいたら口調まで移っていた。 顔どころか体中が熱く感じるのは薬の効果だろうか――。 そんな風にボーッとしていたら右頬をバチーン!と張られた。 「痛っ! なにするのさ霧切さんっ!?」 「たかが口移しっていう医療行為じゃない。何よ、デレデレして」 僕をぶった霧切さんはまるで学園長を見るかのように絶対零度の眼差しで見つめていた。 その態度で体中の温度が急激に冷えていくような感覚に襲われた。 女の子と口移しするという出来事は、霧切さんに嫌われたという恐怖感によって悪い思い出に上書きされた。 「……ごめん」 「兎に角、明日の朝には苗木君の着替えを用意しているからここで安静にしてなさい。いいわね?」 「わかった……」 母親に悪戯がバレて罰が悪くなった子供のようにシュンとして、霧切さんの言うことに従う。 保健室から出ていく霧切さんの後ろ姿を見送っていると何故か掛け布団がめくられる。 「ちょ、ちょっと罪木さん!? 何やってるんですか!」 そして罪木さんが僕の布団の中に潜りこんでくるじゃないか! 「苗木さんは血液を消耗したことで基礎体温も低下しているからこうして体を温かくしているんですぅ。さぁ、私を肉布団のように扱って体を温めてくだしゃいね……」 「ぐ、ぐるじぃ……!」 僕の冷え切った体を温めるというより締め落とすくらい強い力で罪木さんは僕を抱きしめてくる。 腹上死って言葉はこういう場面でも当てはまるのかな? ――じゃなくて! 助けて、霧切さん!! 「ダメですよぅ動いちゃあ、くすぐったいですってばぁ……きゃあ!!」 拘束された体が一瞬で解かれるけど、すぐさま別の力で体中を拘束されたのであった。 視界を覆うジャケットとブラウス、髪を触る皮手袋の感触が霧切さんのものだと認識すると途端に顔中が熱くなった。 「苗木君は"私の"助手です。なので助手の看病は私が診ます。罪木さんは他のクランケでも診ていてください」 「でも私、苗木さんの「い・い・わ・ね?」ふえぇん……ごめんなさぁいぃ!」 そう言って涙を浮かべながら罪木さんは保健室から去っていった。 そして訪れる静寂。 さっきビンタをされたら今度は抱きしめられるというアメとムチに僕は混乱してしまう。 「霧切さん……その、ごめ「ごめんなさい、苗木君……」……えっ?」 「あなたを危険な目に遭わせてしまって……」 その言葉で幾分か冷静さを取り戻せた。 「それは……違うよ」 「えっ?」 「霧切さんは以前忠告したじゃないか。探偵の助手である限り、いつか僕の身にも危険が及ぶって……」 「そうね、確かに言ったわ」 「それでも僕は僕の意志で霧切さんの助手として行動したんだ、後悔はしてないよ。それに……」 「それに?」 「やっぱり"超高校級の幸運"って呼ばれる由縁が僕にもやっぱりあるのかな。一命を取り留めることができたし」 「苗木君……」 「僕の方こそ只の医療行為だっていうのに鼻の下伸ばしてデレデレしちゃって……。みっともないよね」 「もういいのよ……。私もついカッとなって頭に血が上ったせいで短絡的になってしまったわけだし」 霧切さんはそっと僕から離れて、保健室の入り口付近にある照明のスイッチを押して消灯する。 ジャケットをハンガーに掛けて再び布団の中に潜り僕を抱き締める。 僕もおずおずと腰から背中に腕を回し、抱き締めて霧切さんの体温を感じる。 ――って、霧切さん? ちょっと強く抱き締め過ぎじゃありませんか? これが山田君の言っていた"だいしゅきホールド"っていうヤツなのかな? むしろこれはさば折りじゃないかと――? 大好きなぬいぐるみを抱き締めて眠るように、霧切さんは割りと全力で僕を締め上げていったのだった――。 完
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やっぱり苗木君に似ているわね、というのが話してみた感想。 「誰とでも友達になれるのが私の特技です!」と自負するだけはある。 こまるちゃんが話題を出して、苗木君がたしなめながらもみんなに振る。 仲の良い兄妹ね――ちょっと焼いてしまうくらい。 私が来てからだいぶ時間が過ぎたけれども、会話は尽きない。 今日来ていないメンバーの話や高校生活のこと。 今自分たちがどんなことをしているかを聞くだけでも楽しかった。 「あ、僕ちょっとお手洗い言ってくるね」 会話がひと段落したところで苗木君が席を立った。 はいはーいとこまるちゃんが笑顔で見送る。 と、苗木君が見えなくなった途端。 こまるちゃんがやおら表情を真剣にしたかと思うと 「え、えーっとですね……女性の方にだけ聞いてほしいことがあるんです……」 そう切り出してきた。 「ど、どうしたのこまるちゃん?」 「なんだべ?悩みの相談だったら俺っちが一番だべ!」 「葉隠なんて一番しちゃダメな人じゃない……」 「葉隠はわかるけどよー。なんで俺や山田もダメなん?」 「えーっと……そのー……」 「ほらー。こまるちゃん困ってるでしょう?いいから向こういったいった!」 「そこまで言われると、逆にどんな内容か気になりますな」 「……桑田くん、盗み聞きしたら嫌いになっちゃいますよ?」 「あー、あたしも桑田さん嫌いになっちゃうかも~。いい人だと思っていたのに……」 「おーしお前らこまるちゃんのそばに行ったらぶん殴る!」 「……完全に操られてますわね」 「仕方がありませんな。大事な話のようですし。 ではこちらでは『外道天使☆もちもちプリンセス』の素晴らしさを改めて……」 「誰も聞きたくないべそんなもん……」 なんて会話を横目にしながら女子は机の一方に集まる。 苗木君は置いておいて……贔屓目に見ても相談しづらい男子メンバーだ。 込み入った話なら女子だけで話すというのは正解だろう。 「えーと……それでこまるちゃん、話というのは何ですか?」 みんなが集まったところで、舞園さんが切り出す。 「は、はい……実は……お兄ちゃんのことなんですが……」 まあそうだろう。苗木君がいなくなってから持ちかけたのだから。 問題は内容だ。……彼が一体どうしたというのだろう。 「うー……すいません!ちょっと先に経緯を説明します!」 「そうね、それでいいわよ。そのほうが私たちもわかりやすいだろうし」 「私としてはスパッと言ってほしいのですけれども」 「こらっ、セレスちゃん!」 「こまるちゃん、ゆっくりでいいですからね。」 と、ここで苗木君が戻ってきた。 「……あれ?何かあった?」 「う~……お兄ちゃんはいいからむこう行ってて!!」 「苗木君、悪いんですけれど少しだけ離れていてもらえませんか? ……こまるちゃんと女子トークです」 「まさか盗み聞きする……なんてことはないですわよね、苗木君?」 「い、いや……そういうことなら別にいいけど」 何を話すつもりなんだ?とつぶやきながら桑田君達のほうへ向かう苗木君。 「えっと……大丈夫ですか?こまるちゃん」 「あ、ありがとうございます……じゃあ、えっと、状況から……説明します。。 実はですね、私……お兄ちゃんには今日のお昼にこっちに着くと言っていたんですが…… 実際は午前中には駅に着いていたんです」 「……は?」 「つまり……、嘘の時間を教えていたと?」 「……はい」 「なぜそのようなことをしたのかしら?」 「いやー、ちょっとお兄ちゃんの家に突撃して、どんな暮らししてるのか見てみようと。 事前に行ったら絶対入れてくれないだろうし」 「ああ、なるほどね……こまるちゃんかわいいじゃん。」 えへへへーとこまるちゃんが照れ笑いを浮かべる。 ……本当こういうしぐさが苗木君そっくりだ。 しかし……今のところ、何も問題ないようなのだけれど。 うん?…………苗木君の家? 途端。嫌な予感がした。 「それで?苗木君の家には行けましたの?」 セレスさんが会話を続けるよう促す。 こまるちゃんも「は、はい!」と真剣な表情に戻った。 それはいいのだけれど……私はこの会話がどこに行きつくか大体わかってしまった。 それと同時に嫌な汗が背中をつたう。 「それで、お兄ちゃんの家に突撃したまではよかったんです。 住所もお母さんたちから聞いてましたし」 「さすがに苗木君でも、いきなり行ったら入れてくれなそうですね」 舞園さんが苦笑いしながら言う。 「ええ、そうなんです。お兄ちゃんたら全然入れてくれなくて。 扉の前で思いっきり叫んでやるぞー!って脅したらようやく入れてくれました」 「こ、こまるちゃんすごいね……」 「すごいしぶしぶでしたけどね。それで、ここからが本題なんですけれど……」 ああ、嫌な汗が止まらない。 「お、お兄ちゃんが……同棲しているかもしれないんです!!!!」 「「「………………………………………………」」」 その発言を聞いた途端。3人の目が一斉にこちらを見る。 「……?どうかしましたか?」 「いえ、なんでもないですよー?うふふふふ」 「ええ、なんでもないですわよ。それより、なぜそのような結論に?」 「あ、はい。えっとですね……まず、お兄ちゃんの家に入ったとき、ブーツキーパーがありました。 見えにくい位置にあったのでお兄ちゃんも気が回らなかったのかもしれません」 「ふむ……なるほど」 「あー……苗木そういうのにぶそうだからねー……ねえ霧切ちゃん?」 「……ええ、そうね」 「それよりこまるさん。まず、とおっしゃいましたわね。それ以外にも何か?」 「はい。……こっそり覗いた洗面台に色違いの歯ブラシが2本ありました。 あとはお茶碗などの食器が2組ずつあったり。極めつけはベッドにあった2つの枕! ……あまりにベタ過ぎて、私を驚かすドッキリだったんじゃないかと思うくらいです……」 でもそんなことできる兄じゃないんですよねぇ……とこまるちゃんがぼやく。 「家にいたのはお兄ちゃんが着替えるまでの短い時間だったのでこれくらいですが…… お兄ちゃん鈍いので私が気付いたことにすら気づいていないかもしれません…… それに……その、実はもう別れてしまっていて、その人が忘れられない兄がそのままにしてる…… とかだったらつらいじゃないですか!!」 「うーん……それはないんじゃないかな……」 「と、とにかくですね!お兄ちゃんに彼女がいるのか、同棲しているのか……気になって。 それで……みなさんが何か知っていないかな……と。 ……どうかしましたか?」 「「「いえ、何も」」」 こまるちゃんの相談内容を聞き終えた3人が一斉にこちらを向く。 朝比奈さんとセレスさんそのいやらしい笑みをやめなさい舞園さん笑っているようだけど目は笑っていないわよ 誠君不測の事態だったのはわかるけれどせめてもう少し何かできたんじゃないかしらなんで私は今日出張に行っていたのだろう ああもう早くここから逃げ出したい消えてしまいたい 「こまるさん。安心してくださいな」 「え?」 「!!」 「残念ながらわたくしははっきりとした答えは存じません。 ですが……この霧切さんが何と呼ばれていたかはご存じでしょう?」 「あ……!超高校級の探偵!」 「そうですよ。霧切さんならきっと調べてくれますよ。 ……それどころか霧切さんは今の話だけで推理できてるんじゃないですか?」 「ほ、本当ですか!?」 「え、ええ。そうね……」 先ほどから舞園さんの視線が痛い…… 「き、霧切さん!ぜひお兄ちゃんの彼女がどんな方なのか調査をお願いします!」 手を握られ、懇願される。 誠君とちがってこの子は積極的なのね。先ほどの話が本当ならなかなかの観察眼も持っているみたいだし 探偵にむいているんじゃないかしら――なんて現実逃避をしてしまう。 と、ここで朝比奈さんが 「ねーねー。こまるちゃんはお兄ちゃんの彼女を調べてどうするの?」 「え?」 ……そうだ、こまるちゃんは調べてどうするつもりなのだろう。 ……別れさせるつもりです!とは言わないだろうけど。 こまるちゃんはいったいなんと答えるのか……思わず緊張してしまう。 「別に、どうもしませんけれど?」 「「「「…………は?」」」」 だからその答えを聞いたとき、思わず目が点になってしまった。 周りの3人も同じらしい。 「だってお兄ちゃんが選んだ人ですもん。きっといい人ですよ。心配はしていません。 ただ……私に黙っているってひどくないですか!?秘密にされたらどんな人か気になってしまうじゃないですか!!」 ……なんというか。 「……苗木君、信頼されてますね……」 舞園さんがやや苦笑い気味に言う。 「まぁ……彼の性格なら当たり前でしょう」 「うん……苗木だしね」 ほんと……仲のいい兄妹なのね。 と、気が緩んだところでセレスさんが 「そうですわね……では、そんなこまるちゃんに1つアドバイスを差し上げますわ」 「アドバイス?……なんでしょう?」 「今後霧切さんを呼ぶときは"お義姉さん"と呼んだほうがよろしいですわよ。 ……いずれそうなりそうですし。」 「………………は?え?」 その一言を口にした。 こまるちゃんがこちらを見たまま固まってしまう。 おそらく顔を真っ赤にした私を。 ……なんというべきか頭が真っ白になってしまった。 ……こんなときはなんというべきだったか。 「……えっと、はい……なえ……誠君と……お付き合いさせていただいてます……」 ……普通こういうのは男の人が言うものではないのかしら。 言った後に若干後悔した。 そのまま、何も言えない私とこまるちゃんがたっぷり見詰め合い―― 「…………おにいちゃん!どういうこと!?説明を要求する!!!!」 「な、なんだよいきなり!!」 妹さんが誠君のもとへ駆けて行った。 赤くなったままの私を残して。 ……私たちにも説明しなさい、と訴えてくる3つの視線をどうかわそうかしら…… 結局、男子メンバーにも事の経緯を知られてしまった。 「かわいい妹がいて霧切と同棲してる……って苗木どういうことだおい!?」 「拙者からひと言。リア充爆発しろ!!」 「付き合ってるのはバレバレでしたけど、もう同棲してるなんて……ショックです」 「高校のときからよく2人でいたのに、これ以上何を隠すのかと」 「実は結婚してましたーって言われても驚かないかもねー」 「うう……お兄ちゃんがこんな綺麗な彼女作るなんて意外だよ……」 「ふわぁぁ……よく寝たべ。うん?みんなどうしたんだべ?」 なんて会話を、誠君と2人で顔を赤くしながら聞いていた。 いつかは知られてしまうことだろうけど……こんな形になるとは予想外だった。 ……こまるちゃんが来たとき、もう少し何とかならなかった?という視線を誠君に向けてみる。 誠君は真っ赤な頬をかきながら 「えっと……こんなことになって……ごめん。気づかなくて」 と少しずれた謝罪の言葉を口にした。 ……もちろん、私も本気で怒っているわけではない。 「別にいいわよ……いつかは……その、言わなきゃいけないことだし」 「う、うん。……ありがとう」 「こらそこ!いちゃいちゃしない!まだ質問は終わってないんだからね!」 まだまだ質問の嵐は収まりそうにない。 ……みんな明日大丈夫なのかしら? 「みんな乗れたかな?」 まさかこんなことになるなんて……と小さくため息をつく。 ようやく解散したのは終電……とまではいかないけど、かなり遅い時間だった。 やっぱりみんな明日も予定が詰まっているらしく、それぞれタクシーや電車で帰って行った。 残っているのは僕と響子さん、それと 「なによ、ちゃんと帰るから心配しないでよ」 なぜかまだ帰らないこまる。 そのままそっぽを向いてしまったが、時折こちらに振り向く。 ……僕に言いたいことがあるのだろう。 飲み会最中質問攻めにしてきたくせに……これ以上何かあるのか? やがて、ゆっくりとこっちを向き 「あ、ありがとね……今日無茶を聞いてくれて」 「お、おう……」 「すっごい楽しくて…次も誘ってくれるって言ってもらえて。 すごいうれしい…お兄ちゃんのおかげ」 お礼を言われた。面と向かって言われるのは久しぶりな気がして……妙に落ち着かない。 次の瞬間 「でもっ!黙って彼女作って同棲して!お兄ちゃんのくせに生意気だよっ!」 そう叫んだかと思うと、駅に向かって走り出した。 ……あいつらしいや。 思わず苦笑い。 「幹事お疲れ様。誠お兄ちゃん。……ふふふ」 「や、やめてよ響子さん。もう……」 響子さんはあの後開き直ったかのように堂々としたいつもの態度に戻っていた。 もちろん僕をからかうのも忘れない。 ……そこはゆずれないのか…… ほんと、今日の飲み会はいつもより大騒ぎだった 「それともう1つ!」 「あれ?」 見ると、妹が途中でこちらを振り返って叫んでいた。 …まだなにかあるのだろうか しかし、こまるは僕ではなく、響子さんを見ながら。 そして、わずかに考え込むようなしぐさをした後 「えっと…響子お義姉ちゃん!お兄ちゃんをよろしくおねがいします!」 「……ええ、こちらこそよろしくお願いします。こまるちゃん」 …そんなやりとりをした。 その言葉を聞いて、こまるは満面の笑顔になると――今度こそ振り返らずに走っていった。 「……いい妹さんね」 「ははは……にぎやかなだけだよ」 こんな形になってしまったけれど……響子さんとこまるは結構仲良くなれたみたいだ。 ただ…きっと帰ったら今日のことを両親に報告するんだろうなぁ…。 早く連れてきなさい!と電話口で叫ばれる未来がありありと目に浮かぶ。 それならばいっそ。 「ねぇ……響子さん、お願いがあるんだけど」 「?何かしら、誠君」 「今度、2人で旅行に行かない?行先は……僕の実家だけど」 「……あら、いい考えね。じゃあ苗木君、そのあと私の実家に行くのはどう?歓迎するわよ」 「……いいね。じゃあ明日さっそく予定の確認しようか」 「……いっそ違う報告もしちゃう?」 「ん?何かほかに報告することあるっけ?」 「……まあ急ぐ必要はないわね。……指輪もないし。とりあえず帰りましょ誠君」 「ちょ、ちょっと一人で納得しないでよもう。最後なんていったの?」 「なんでもないわよ、誠お兄ちゃん」
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「なんで苗木君の考えてることがわかるか、ですか?」 ある日、舞園さんと二人で話す機会を得たボクは、前々から疑問に思っていたことを聞いてみることにした。 「うん。あ、エスパーだからっていうのはナシね」 今にも『エスパーですから』と言われそうな気がして、予め釘を刺しておく。 案の定、口を「エ」の形に開きかけていた舞園さんは、綺麗な眉を寄せて考え込んでしまう。 「う~ん……それじゃ、手力――」 「ミスター栗間に怒られそうだからダメ」 「困りましたね……」 (困るほどのことなんだ……?) 舞園さんは瞑目して考えながら、言葉を選ぶように少しずつ語る。 「そうですね……なんとなく――本当になんとなくなんですけど、時々苗木君が何を言おうとしてるのかわかる事があるんですよ。理由は私にもわからないんですけど、こう、パッと」 「パッと、ね」 時たま舞園さんの言葉はインスピレーション気味になる。 「ふふ、おかしいですよね。苗木君と話すの、ここに来てからが初めてだっていうのに……」 「そうだね……」 「もしかして私たち、前世でも同じことしてたのかもしれませんね」 前世。 前の世界でも、ボクたちはこうして出会って。 そうして、同じような話をして。 ……やっぱり、同じような関係になっていたんだろうか。 「うふふ。そうじゃなかったら、私は苗木君専用のエスパーっていうことでどうですか?」 「せ、専用って……」 その響きは、ちょっと、問題なような……。 「問題なんかありませんよ」 そう言って、舞園さんはにっこりと笑みを浮かべる。ボクも思わず釣られて笑ってしまうような――そんな彼女の特上の笑顔だった。 「エスパーだから、ね」 そういうことにしておこう。 いつか、本当の事がわかるその日までは。
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PCSpeedScanPro(ピーシースピードスキャンプロ)とは ガンガンガン速(がんがんがんそく)のPCSpeedScanProはAscentive(アセンティブ)が開発したレジストリを修理するPC性能向上ソフトウェア Windowsのレジストリは、ユーザーのPCが円滑に実行できるように保っています。 そのレジストリのエラーが、目には見えない場所に蓄積することにより、PCの実行速度が徐々に遅くなってしまいます。 長い期間使い続ける事で、これらのエラーはシステム動作を不安定にし、最悪な場合は、プログラムがフリーズします。 早急に問題が、解決しないと、Windowsのレジストリエラーがシステムクラッシュを引き起こし、再起動しなくてはいけない事態に陥ります。 レジストリとは WindowsOSのシステムや、アプリケーションソフトの設定データが記録されているデータベース(格納庫)。 手動で誤った操作をするとシステムが起動しなくなったりアプリケーションの削除ができなくなったりします。 ガンガンガン速 PCSpeedScanProの主な機能 以下を検出して削除 レジストリエラー クラスIDエラー 欠落したWindowsショートカット 欠落したシェアファイル 欠落したアプリケーションパス 欠落したフォントやヘルプファイル 無効なファイル拡張子 デバイスドライバーエラー 使い方が簡単なUIエラーの脅威レベルを表示、ユーザー名&パスワードで簡単起動、自動スキャンをスケジュール、ワンクリックでレジストリバックアップと修復実行。