約 1,201,226 件
https://w.atwiki.jp/geki/pages/38.html
けふらるのみんなのきゃっちふれーず コーラルプラネットの女将さん 神様高校 柔と剛のコントラスト 湯田高校 七色の打撃 虹 音速の星 Thecornivalas Soulful Voice DSoul 二次元の狂い咲き 櫻花會 Biggest Dreamer ペタジーズ コーラル大陸を天下統一 三国 どん底のすみぷー うるとらすみっぴぃ コーラル最強の進学校 県立海空高等学校 運河系軍団 インカ帝国 ピースオブジャパン 碑羅画名 狙い撃ち CCC 語り継がれる伝説 護廷十三隊 チームの器はSmallだがあそこは… ビッグバン あそこがタチコマ 関西カントリーマアム ヤったれ やったれ! 難攻不落のGスポット G 収穫のウェディングブーケ レコルト 逆襲の古豪 BEEFEATER 川崎からの刺客 川崎フンコロガシ 熱帯の海岸動物 市立フナムシ 賞味期限切れ 博多めんたいづ 鳴門海峡大橋 NARUTO疾風伝 完結しない物語 ONEPIECE 不惑のターボエンジン ツインズ 偽りの盗賊 韋駄天 THE・チェリーボーイ チェリーブロッサム ちぎれる打線 マロニー マスターベーション ■■ニー ※チェリーブロッサムのオーナーはチェリーボーイ桜井の芸名でお笑い活動中
https://w.atwiki.jp/alternativemind/pages/343.html
その頃、オレにはご大層な名前なんてなかった。 ただの『5』。7人ワンセットで屯してた ストリートチルドレンのうちの、背の順で5番目。 コーラル欲しさに、RaD相手に仕掛けた コソ泥をしくじって、この時に『2』と『4』が死んだ。 残りの4人は、後腐れのない奴隷として RaDに飼われる身の上になったが、 だいたい1年以内にオレ以外みんな死んだ。 『3』は汚染地帯でのゴミ漁りの最中に不発弾で吹っ飛んだ。 『1』はACの残骸を拾いに行って戦闘に巻き込まれた。 『7』は監視役のドーザーに頭をカチ割られて死んだ。 『6』はコーラルでラリった挙句にグリッドから飛び降りた。 オレは1人になっても、ずっとゴミ漁りを続けていた。 正確には、新入りは随時追加されたが、 どれも名前はなかったし、顔を覚える頃には死んでいた。 上役の目を盗んでキメるコーラルだけが生き甲斐だった。 脳みそが弾けて視界が真っ赤に染まってる間だけは、 飢えも寒さも痛みも忘れられた。 だってのに、いつのまにかまるでトべなくなっていた。 そんじゃもう飲んだって意味がねぇかというと、 今度は切らしたら体が痺れて動かなくなりやがる。 最悪の気分だった。 クソったれの人生の、最後の楽しみまで無くしちまって オレはヤケクソだった。 カンだけは妙に働いたのをいいことに、 オレはムチャクチャなアタックを繰り返した。 コーラル濃度が高い技研の遺構だろうとお構いなし。 C兵器なら近づけば分かるから、逃げるのはワケはねぇ。 そうして、技研のレアモノを次々に掘り当てるうちに、 オレは次第に仲間内でも一目置かれるようになっていた。 いいようにおだてられて調子に乗ったオレは、 ついにウォッチポイントにまで手を出した。 案の定、封鎖機構に目を付けられて追い回されて、 施設の奥深くの袋小路でいよいよ絶体絶命。 ・・・ヴィル、いや、技研製の人工知能研究員、 『ヴィルヴェルヴィント』に出会ったのはその時さ。 音をなるべく立てないように、隅っこでガタガタ震えてる オレの目の前のコンソールに、いきなり文字が現れた。 「私は君にずっと注目していた。脱出経路を提示しよう」 まぁ、これが普段だったらコンソールからケーブルを 引っこ抜くところだが、その時は他にアテが何にもなかった。 実際、そいつの示した経路は確かに正解だった。 当たり前みてぇにオレの端末に話しかけてきたソイツが、 安全が確保されてすぐに聞いてきたのが、オレの名前だった。 「5か・・・それでは識別名としてやや扱いづらい。 そうだな・・・今日から君は、V−ash、 『ヴァッシュ』と名乗るといい」 ───ふ〜〜〜ん。あの『灰被り』が RaDを乗っ取ったのもそのくらい? だな。技研の遺物で、活きたAIだなんて、 まぁなかなかの掘り出しモンだ。 ぜひチャティの調整に付き合わせたい・・・ってんで お呼びがかかってな。まぁオレはヴィルのオマケだ。 ───でも、実際に会ってみると少し話が違ったんだよね? ヴィルがチャティと姐さんに話した時に、初めて 『コーラルブラッド』って単語が出てきた。 ・・・その時の姐さんの表情は今でも忘れられねぇ。 あんなに素直に驚いた顔をしたのは多分あれっきりだな。 ───ジャンク屋、ヴァスティアン・ヴァッシュ誕生だね! 専用のカーゴトレーラーに、探査用AC一式、 オマケに『ヴァスティアン(巨いなるもの)」なんて二つ名まで もらっちまってさ。まぁまぁ戸惑ったけどまぁ、 姐さんが直接の上司になった以外は、やることは一緒だった。 今まで以上に自由にルビコン中を飛び回ってさ。 ピカピカの真っ当なACを乗り回して、やべぇ遺構だろうが 戦場だろうが、ガンガン突っ込んで稼ぎまくって、 気に入ったパーツは自分用にちょろまかして。 ・・・地べたを這いずってたガキにしてみりゃ、 とんだ大出世さ。 ・・・オレだって、死んでいった奴らと 何にも変わりゃしねぇのにな。 ───そんなことないよ!ヴァッシュは『コーラルブラッド』、 コーラルと共生できる人類の進化系。 ボクたちにとっては、やっと見つけた共犯者なんだから。 ・・・それだ。オレはそういうのは気に入らねぇ。 オレはなりたくてこんな体になったワケじゃねぇし、 たまたまで手に入れた体質なんかで レッテル貼りされるのも真っ平ごめんだ。 ・・・それでもまぁ、そのおかげで開けた道もある以上、 オレに果たすべき責任があるなら逃げるつもりもねぇがな。 ───うん。それでこそ、ボクが見込んだヴァッシュ君だ。 じゃぁ・・・始めようか。さぁ、集積コーラルは目の前だよ。 一緒に・・・ボクたちを虐げてきた奴らに復讐しよう! ・・・ なに言ってんだ、お前。 そもそも、さっきから当たり前にオレに話しかけてきてる、 お前は一体誰なんだ?? ───あちゃぁ・・・そろそろ潮時かな? ・・・ ・・ ・ 跳ね起きた瞬間、額を走る衝撃。 涙ぐんだ目をもう一度見開けば、こちらと同じく 額を抑えてのけぞっているアシュリーの顔が間近にあった。 「クッソ〜〜〜・・・痛ェなぁオイ!?」 明らかにアシュリーの口調がおかしい。 いや、口調だけではない。 様子も・・・いつも以上に、おかしい。 「オイオイ・・・ふざけてんのか?」 「あん?オマエのせいで口調が移っちまったんだろーがオイ!」 「ああ!?オレはそんな喋り方してねェだろうが!」 「いやいや、どう考えてもオマエのせいだろうがオイ!」 「・・・クッソ腹立つなオ・・・腹が立つ、ぜ!」 「ハハハハ!無理すんなってオイ!!」 「だな。オイオイ言ってりゃそれっぽくなるだなんて ナンボなんでも安易すぎだろーがオイ!」 一頻り笑い合ったのちに、ヴァッシュが鋭く目を眇める。 「・・・誰だ、てめぇ」 「ええ〜?さっきからずっと一緒だったでしょ??」 その言葉に、ついさっきまで見ていた夢の記憶が蘇る。 これは、あの奇妙な夢の続きなのか?? 意識に干渉し、囁きかける謎の声・・・ それが今、アシュリーの体を通して言葉を発している。 まるで、彼女を依代にしているかのように。 「やはりか・・・コーラル潮位が上がった分、 干渉が活発化しておる」 室内に踏み込んできた壮年の偉丈夫には、 朧げながら見覚えがあった。 「アシュレイ・・・?」 「アシュリーを取り押さえろ。間に合わなくなるぞ!」 何が、と問う余裕はない。それだけは解った。 アシュリーの体を抑えつけるヴァッシュの頭上で、 アシュレイがなんらかの装置をアシュリーの側頭部、 強化措置の一部と思しい部位に押し当てる。 「キャハッ!今日はここまでかな? また遊ぼうね、ヴァッシュ!!」 さして慌てた様子もないアシュリー?の言葉は、 一瞬のスパークと、痙攣の後に途切れる。 「むぅ・・・ゔ、ゔぁ、ゔぁゔぁゔぁ!? ヴァッシュ!?!?ま、待て!! それはいくらなんでも性急すぎる!! もう少しこう、然るべき手順をだな・・・!!」 アシュレイの咳払いで、アシュリーは我に帰る。 素早く飛び退いて、ベッドの両端で正座する2人。 「ど、どうやら元に戻ったみてぇだな。よかったよ、ウン」 「な、何を言ってるんだヴァッシュ、 私がまるで、おかしくなっていたみたいじゃないか」 ・・・それはまぁ、今もちょっとおかしいが、 そういうことではなく。 「それについては・・・儂が説明するのが筋というものさね」 室内に踏み込んだ第四の人物は、まだ30代に差し掛かった くらいかと見受けられる白髪の女性だった。 「儂の名はハシュラム・・・ この、『灰の祭壇』を取り仕切る巫女じゃ。 お初にお目にかかる、『煌血の神子』。 『依代の巫女』をも連れ戻して来られるとは。 託宣の通り、いよいよ刻限が迫っておるということかのぅ」 聞き慣れぬ言葉の羅列に、ヴァッシュが露骨に顔を顰める。 「オイオイ・・・説明になってねぇぞ」 助け舟を出したのは、意外にもアシュレイだった。 「ここは、ウォッチポイント・アルファの下に隠された、 アイビスの火以前の市街地・・・技研都市の廃墟だ」 つまり・・・アシュレイとの戦闘で共倒れになった ヴァッシュは、アシュリーの手で救助されて、 ここに連れて来られたというところだろうか。 「こんな場所に人が住んでたとは驚きだぜ」 「うむ・・・彼らは、この都市の生き残りだ。 アイビスの火を耐え抜いたシェルターと、 その周辺の僅かに残った生活インフラを頼りに 今日まで生き延びてきたらしい」 アシュリーの説明を、ハシュラムが補足する。 「アイビスの火を通して、儂らが学んだのは コーラルとは人類にとって都合の良い 単なる資源などではない、ということじゃ。 それ自体が、意思を持った生命なのじゃよ。 そして、一度怒れば、星々をも焼き払う大火を巻き起こす。 再び潮位を増していくコーラルの間近で 暮らすしかない儂らにできることは、 もう二度とあのような災いを招来することのないよう、 その心を鎮めることのみじゃ」 ・・・どうにも、話が胡散臭くなってきた。 ドーザーの間でもたまに流行る、新興宗教みたいなモンか? パンタレイのおっさんあたりなら面白がりそうだが。 「そのための方法として、『灰』の名を 受け継いだ我が娘、アシュリーを・・・ コーラルの声を受肉させるための 『依代の巫女』として調律した。 人の肉体を得て、人間を理解すれば 和解への道も開かれるだろうという企みを持って。 ・・・その実態は、今しがた目にした通りだ」 続くアシュレイの言葉に含まれる情報はあまりに重く、 ヴァッシュは即座にそれを受け入れられなかった。 「アシュレイは、己とハシュラムとの間に生まれた娘、 アシュリーがコーラルの声に肉体を明け渡すための 依代として扱われることを拒み、アシュリーを連れて 祭壇から抜け出した・・・そういうことだ」 端末から割り込んだヴィルの解説でようやく整理がつくが、 同時に新たに疑問も立ち上がってくる。 「ヴィル・・・お前も一枚噛んでたってことか?」 恩義のある相手だとも、無二の相棒だとも思っていた 彼が、自分に対しその真意を秘匿していたという 事実もまた、ヴァッシュにとっては衝撃だった。 「私には、ヴァッシュ自身に何かを求める意図はなかった。 理論上の存在でしかなかった『煌血の神子』・・・ コーラルブラッドがこの世界で何を見て、 どこへ向かうのか。ただそれを見届けたかっただけだ。 ・・・よもや、お前が捕らえたアシュリーが、 出奔した『依代の巫女』だったとは思わなかったが」 あまりにも情報が多すぎるが・・・ 一つだけ、はっきりと感じたことがある。 「気にいらねぇな」 ヴァッシュは、後ろ手にアシュリーを庇い、 ハシュラムに立ち塞がる。 「てめぇの勝手で産んだ命を、 てめぇの都合で弄びやがって。 コーラルの声とやらに乗っ取られたら、 アシュリーの人格は消えちまうってことか? ・・・だったら、オレはお前らの敵ってことになるぜ」 ヴァッシュとアシュレイに向き合うハシュラムは、 鷹揚に両手を広げ、向けられた敵意を受け流す。 「それは・・・お前さん次第じゃ、『煌血の神子』よ。 儂らが求めるのは人とコーラルの和解、それのみよ。 コーラルを己の一部として受け入れたお前さんの存在は、 人とコーラルの融和の表象じゃ。 あるいは、二つの種族の間に共生への道を 示すこともできるやもしれん」 ハシュラムの視線を振り払うように、ヴァッシュは頭を振る。 「その、『煌血のなんちゃら』ってのもやめろ。 オレはただのストリートチルドレンだ。 オレだって、なりたくてこうなったわけじゃねぇよ」 コーラルと共に生きていくしかない以上、 避けて通れない命題には違いないが、 他人から余分な期待を押し付けられるのは真っ平御免だ。 緊迫した睨み合いは、どれほど続いたのか。 祭壇の住民がドアを勢いよく開き、膠着を打ち破る。 「ハシュラム様、大変です!! アイビスさまが・・・破壊されました・・・!!」 関連項目 ヴァスティアン・ヴァッシュ 『ミセリコルデ』アシュリー 『アンスウェラー』アシュレイ ハシュラム 投稿者 堕魅闇666世
https://w.atwiki.jp/lovely-fruity/pages/145.html
バイノーラル録音とは、 モノラル・ステレオなどと並ぶ録音方式の一つで、人間の鼓膜に届く音声をそのまま記録する方式である。 イヤフォンで再生したときにあたかもその場に居合わせたかのような臨場感を再現できる。 (バイノーラル録音の効果が現れるのはステレオヘッドフォンによって再生したときだけ) 原理 人間が音を聞く時は、音源から左右の耳に直接届く音波だけでなく、自分自身の耳たぶや体の各部によって複雑に回折・反射した音波も合わせて聞いており、それらにより音源の位置などを知覚している。 これらの音波をすべてそのまま記録したものを左右の耳にイヤフォンで聞かせれば、録音時と同じ音場を感じられる。 録音方法 バイノーラル録音の基本的な方法は、実物大の人形の鼓膜の部分にマイクロフォンを埋め込んで録音する方法である。 頭部および肩口までを再現したダミーヘッド(HATS,ヘッド・アンド・トルソー・シミュレータ)と呼ばれるものがよく用いられる。 簡易的な録音方法 イヤフォン型の小型マイクを両耳に入れて録音することにより、高価なHATSを用いなくてもバイノーラル録音を行うことが可能である。 特に聴取者自身がマイクを装着した場合HATSとの個人差が無くなる利点もあるが、マイクの存在そのものが音場に影響を与える他、装着者の心拍や呼吸音まで拾ってしまうなど欠点も多い。 HRTF(頭部伝達関数)とは バイノーラル録音・再生により臨場感が得られるのは、人体各部で音波が回折や反射をすることにより干渉が生じ、単に左右の耳と音源間の距離からくる音量差と時間差のみに留まらず、周波数特性にも特徴的な影響を与えるからである。 この特徴は人体各部の寸法形状と、音源の位置との関係によって定まり、これを数式化したものがHRTF(頭部伝達関数)である。 HRTFは周囲の音響特性や人体各部寸法形状の個人差に依存するが、前者については拡散音場や自由音場で標準化するのが通例であり、後者についてはHATSの研究者やメーカがその周波数特性の特徴を損なわないように、多くの聴取者を可能な限り代表するように独自の工夫を重ねている。 参考:http //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%AB%E9%8C%B2%E9%9F%B3 立体音響,ホロフォニクス
https://w.atwiki.jp/another-legend/pages/130.html
()内は主な地形 フィールドよりダンジョンのほうが深い Fの入り口はフィールド扱い Dの入り口はダンジョン扱い 序盤(1次転職まで)は10mづつ 中盤(2次転職まで)は20-30mづつ 終盤(その後)は20-50mづつ深くなっていく ※スノーヒルは例外 ※歓迎学園とスワンプFは浅くなっている コーラルビーチ (砂地 草地) コーラルビーチフィールド 最大10m コーラルビーチダンジョンへの道 最大20m マリンデザートタウン (砂地) マリンデザートフィールド 最大10m ピラミッドダンジョン 最大20m メガロポリス (一般褐色土) イベントガーデンセレモニア 最大20m メガロポリスフィールド 最大20m ポプリダンジョン 最大30m カバリア遺跡 (一般褐色土) カバリア遺跡フィールド 最大40m カバリア遺跡ダンジョン 最大60m ウブス港 (人工的地面) ウブス埠頭(ふとう)フィールド 最大60m ウブス港ボスへの道 最大60m マーメイドパレス (深海堆積土) マーメイドパレスフィールド 最大80m マーメイドパレスダンジョン 最大100m
https://w.atwiki.jp/ogasawara-game/pages/85.html
タイトル 登場ACE・ゲスト 善行とヤガミと海 善行忠孝、ヤガミ2252 ヤガミと善行と体育祭 善行忠孝、ヤガミ2252、エステル、セラ、イカナ 善行とヤガミと夏祭り 善行忠孝、ヤガミ2252、マイケル 善行とヤガミと花火 善行忠孝、ヤガミ2252、マイケル いちゃらぶ日記 1~出兵~ 善行忠孝 いちゃらぶ日記 2~帰還~ 善行忠孝 皆でいった海。惨劇のスイトピー 蒼の忠孝、松井総一郎、時野健司、スイトピー、玖珂晋太郎、玖珂光太郎、マイケル、サーラ いちゃらぶ日記 3~指輪~ 蒼の忠孝 地獄の結婚式 蒼の忠孝、奥羽恭兵、ソウイチロー・黒崎、エミリオ・スターチス、暁ゆかり、純子、海軍少佐、後藤亜細亜、銀色RB いちゃらぶ日記 4~公園~ 蒼の忠孝、ハンニバル りんくと恭兵とバースディ 蒼の忠孝、奥羽恭兵、若宮康光、滋賀小助、岩手文明、シロ宰相 そうだ!お茶を買いに行こう 蒼の忠孝 高原夫妻と蒼の夫妻 蒼の忠孝、高原アララ、高原翠蓮、高原雷蔵 薔薇とチョコと甘い時間 蒼の忠孝 ダメ人間公開中 蒼の忠孝、後藤亜細亜 いちゃらぶ夫婦の相談会 蒼の忠孝、蒼の翡翠、蒼のひなぎく、蒼の柘榴、後藤亜細亜 子供たちは能力者?! 蒼の忠孝、蒼の翡翠、蒼の柘榴、蒼のひなぎく 嫁と旦那と教授と背景 蒼の忠孝、瀬戸口高之、ナイアル・ポー、(ポー教授) 面倒な奥さんとデラ甘な旦那さん 蒼の忠孝 無力と言う名の罪 蒼の忠孝、エステル、アキ、弓下アリアン いちゃいちゃふぁみりー 蒼の忠孝、蒼の翡翠、蒼の柘榴、蒼のひなぎく 新しい家族 蒼の忠孝、琥珀(猫) regret 蒼の忠孝、蒼のひなぎく りんくと恭兵と蒼一家 蒼の忠孝、蒼の翡翠、蒼のひなぎく、蒼の柘榴、琥珀、奥羽恭兵、きょうへい2 家族思いのおとーさん 蒼の忠孝、蒼の翡翠、蒼のひなぎく、蒼の柘榴 三つ子パワー大爆発 石田咲良、蒼の忠孝、蒼の柘榴、蒼のひなぎく、蒼の翡翠 おかーさんは偉大です 蒼の忠孝、蒼の翡翠、蒼の柘榴、蒼のひなぎく ドキドキの初対面 蒼の忠孝、蒼の翡翠、蒼の柘榴、蒼のひなぎく、琥珀、蒼のコーラル おとーさまと相談会 蒼の忠孝、シロ宰相 I want to defend you 蒼の忠孝、蒼の翡翠、蒼のひなぎく、蒼の柘榴、蒼のコーラル、琥珀 秘密のおにゃのこ相談会~またの名をカオスへの前奏曲~ 蒼の忠孝、蒼の翡翠、蒼のひなぎく、琥珀 授業参観は危険なかほり 蒼の忠孝、蒼の翡翠、蒼のひなぎく、蒼の柘榴、蒼のコーラル、猫野月子、空麟眼 ひさびさのいちゃらぶ 蒼の忠孝 コイバナ 蒼の柘榴、蒼の翡翠、蒼のひなぎく、蒼のコーラル 隠れた才能 蒼の翡翠 柘榴とコーラル 蒼の柘榴、蒼のコーラル タイトル 登場ACE・ゲスト 秘書官リゾート『宰相と娘(と息子)たち』(その1) 裏メッセ付 シロ宰相 秘書官リゾート『宰相と娘(と息子)たち』(その2) 裏メッセ付 シロ宰相、ACE海法さん、ACE是空さん
https://w.atwiki.jp/aablank/pages/75.html
オルス コーラルの同期で友人 弓以外は本当に雑に扱っていた デリカシーがない コーラル、シーヴィ、リルらと虹を見た ステは以下の通りHP31 MP??? 3(+1)32(+1)0 【名工の武具】【必殺】【薬草学】
https://w.atwiki.jp/alternativemind/pages/317.html
「やれやれ。せっかく逃げおおせた相手に 自分から喧嘩を売りに行くとはねぇ。 荒事を避けていた坊やが随分と変わったモンだ」 ヴァッシュのオペレーターを務めるカーラは、 ずっと見守ってきた少年の成長に口元を緩ませる。 「だが、悪い変化ではない。 奴は、『コーラルブラッド』が抱える 宿命に向き合いつつある」 「そうだな。今のヴァッシュは、いい顔で笑っている」 ヴィルとチャティもまた、戦士の道を歩み始めた 少年の戦いを見届けようとその姿に目を凝らす。 「・・・あの子の影響だろうね。 やれやれ、チビ助が色気付きやがって」 今やすっかりバディとしての立ち回りが板についた アシュリーに向けるカーラの視線には、 複雑な思いが籠っている。 「親父に銃を向けようってんだ・・・ その覚悟、見せてもらうよ」 右背部パルススクトゥム全損。 全身に無数の弾痕、特に右肩と左膝はグレネードの 直撃で内部フレームまでダメージが及んでいる。 後頭部のセンサーは欠け、カメラアイは左側が損壊。 そして何より、ベイラムおよび大豊部隊との連戦による アシュレイ・ゴッドウィンの消耗は計り知れない。 ヴァッシュとアシュリーが対峙した時点で、 すでにグラディアートルは満身創痍と 言ってよい状態であった・・・が。 「侮るな、ヴァッシュ。・・・父上は、途轍もなく強い。 本来ならば、私たちでは到底歯が立たぬ相手だ」 「ヘッ!上等じゃねーか。 そんぐらいでねぇと、わざわざブン殴りに来た甲斐もねぇ」 損傷をものともせず、立ちはだかるその偉容。 「惑星封鎖機構の大義に弓引く者に容赦はせぬ」 威風堂々たる佇まいに翳りはなし。 「コーラルはルビコンに封じねばならぬ。 あれは本来、人類が出会ってはならなかった物だ」 アシュレイが正眼に構えた巨剣が光を纏う。 「だがすでに、我々は出会ってしまった」 ヴァッシュは左へ、アシュリーは右へ。 グラディアートルを挟撃すべく散開する。 「こうなった以上は、いかにして共生するかだ!」 ガルブレイヴのガトリングガンと アリオーンのハイインパクトガンが同時に放たれた時には、 アシュレイは既に先に討つべき相手を見極めていた。 「我が娘を籠絡した報い。受けてもらわねばならぬ」 背に回したシールドバインダーにアリオーンの銃撃を 受け止め、袈裟懸けに斬り伏せる軌跡を描いて ガルブレイヴへと襲いかかる。 「オイオイ!人聞きが悪ィな!!」 軽量化されたガトリングガンでは、 HCの巨体を押し留めるにはやはり足りない。 迫る巨大な光の刃の外へ逃れるには、 アシュレイの剣は迅すぎる。 「・・・少しは腕を上げたようだな」 ヴァッシュは、迫る刃に自ら飛び込む。 レーザーダガーに斬撃を受け流し、 致命的な一撃を潜って懐へと潜った。 「コイツが痛くねぇとは言わせねぇ」 至近距離から叩き込むのは、 我らがRaD謹製のボレーガン。 最小、最軽量のボディに最大限の火力を、 というコンセプトのもと。 束ねられた13門の砲口が一斉に火を吹き、 濃密な散弾がグラディアートルの土手っ腹に叩き込まれる。 強烈なボディブローを食らったように後退る敵機目掛け、 ヴァッシュはさらに追い討ちを図る。 アサルトブーストで肉薄してのブーストキックで 怯ませた頃には、レーザーダガーの冷却が完了している。 このクールタイムの短さこそが最大の強みだ。 すかさず連撃を見舞うべく踏み込むが。 「私に後退を選ばせるとはな」 バックステップと同時に右から斬り払われた 斬撃をどうにかダガーで凌ぎ、潮目を見切った ガルブレイヴは後退する。仕切り直しだ。 グリッド051のアリーナでの戦いを思い返す。 小ぶりなダガーでより高出力なブレードを相手に チャンバラを演じて見せたF・ブラオ。 その太刀筋に学んだおかげで、 今はどうにか凌げてはいるが、剣聖の一撃はやはり重い。 このままでは押し切れない。 「ヴァッシュ、スクトゥムはこちらで引き受ける」 アリオーンはグラディアートルの周囲を 自慢の機動性で駆け巡り、ヴァッシュとの挟み撃ちの 陣形を維持して火力を吐き続けてくれている。 自慢の鉄壁の防御もこれならば機能しない。 「父上を、止めてやってくれ」 ここまで状況を整えてもらったからには、 こちらも相応覚悟を持って応えねばなるまい。 「ヴァッシュ、準備はできている。あとはお前次第だ」 告げるヴィルに深く頷き、ヴァッシュは静かに息を吐く。 そして、己の宿命に正対する覚悟を決めて、 越えるべき壁をまっすぐ見つめる。 「・・・ヴィルヴェルヴィント。 『コーラルイグニッション』、ゲットセット」 殊更に無機質なヴィルの声に連動し、 ガルブレイヴのコーラルジェネレータが 一際甲高い唸りを上げる。 「───レディ」 無意識のうちに。 握り固めた右の拳で、左胸を・・・ 藪医者、クアック・アダーに改造された 人工心臓を打っていた。 「・・・『ブラスト』ッッッ!!」 己の中に燻る炎に、火を点けるために。 呼び覚まされた心臓の奥に、火花が閃く。 身体中を駆け巡る血液が、真っ赤に燃えて 焼け付くような熱を帯びる。 爆発的に活性化した血中のコーラルは コネクターを通じてジェネレーターへと流れ込み・・・ ガルブレイヴにも、火を点けた。 コアの排熱機構が解放され、出力を増した コーラルジェネレータから吹き出すコーラルが 炎となって全身を覆う。 爆発的に加速する情報の奔流。 ジェネレータは暴れるコーラルに圧迫されて 早鐘を搏ち、その出力は天井知らずに高まっていく。 群青の機影を紅蓮に包むガルブレイヴに対峙する アシュレイもまた、その覚悟を確かに感じ取っていた。 「この戦に一命を賭けた戦士の覚悟。 私もまた、我が全力で以って応じよう」 刺突の構えを取るグラディアートルと、 獣のように身を屈めるガルブレイヴ。 沈黙のうちに睨み合ったのも一瞬のこと。 「───!!??」 真紅の炎をその場に残し。 ガルブレイヴの姿が消える。 頭上で響いた衝撃音に面を上げた時には、 飛翔したガルブレイヴは天井を蹴り、 燃え盛る隕石のように目前に肉薄していた。 咄嗟に振り上げた刃に斬撃を受け止めるが、 その重さは先刻とは比較にならない。 体格差をも無視して、猛烈な圧力が グラディアートルの機体を吹き飛ばす。 刃を構え直した時には、討つべき敵手の姿は既にない。 尾を引く炎にその軌跡を辿るアシュレイを あらゆる方向から張り巡らされるレーザーが包囲する。 先刻からの戦闘で配置されていた レーザータレットが起動したのだ。 四方からの目障りな閃光に撹乱されているうちに、 ヴァッシュは死角に回り込んでいた。 狙うは、スクトゥムを損壊している右の背部。 ガトリング弾をばら撒きながらアサルトブーストで接近、 至近距離から右肩目掛けボレーガンを叩き込む。 「クソッ・・・硬ェなぁオイ!!」 これでもまだ、破壊しきれないのか。 吹き出す汗に塗れ、狂おしいほどの熱気に 苛まれながらヴァッシュが毒付く。 「わかるかい、坊や。今あんたの中で燃えているのは、 かつて、この星を灼き尽くした炎だ」 カーラの言葉が骨身に染みる。 自らの中で活性化させたコーラルは、 情報導体としての特性により情報処理速度と 反応速度を飛躍的に高めるとともに、 機体へと流れ込んだコーラルブラッドは コーラルジェネレータをもオーバードライブさせる。 出力と処理速度の双方を強化する 『コーラルイグニッション』は確かに 劇的な効果をもたらした、が・・・ 「思いあがっちゃいけないよ。 あんたはたまたま、今はまだ死んでいないだけだ」 人がコーラルと共生するなど、 やはり夢想に過ぎないのか。 限界以上に酷使された心臓が痛み、 血液は沸騰しそうなほどに加熱され、 猛烈な勢いで脳に流れ込む情報のせいか、 頭の中に割れるような耳鳴りが響いている。 「1秒につきだいたい1日ってところか・・・ あんたは今、自分の命を薪に焚べているってことを、 絶対に忘れるんじゃないよ」 それでも。 俺はこの壁を越えなくてはならない。 アシュリーはこの星で生きることを選んだ。 それはきっと、自分がいたからこそだ。 その責任を背負う覚悟があると、 目の前の男に見せつけてやるのだ。 喘ぎながらも、更なる追撃を試みる ヴァッシュの焦りを咎めるように、 研ぎ澄まされた反撃がガルブレイヴを捉える。 「───面白い。我が最後の敵手に相応き気魄よ」 恐るべき機動性。瞠目すべき出力。 「その覚悟に、私もまた応えねばならぬ」 しかし直情に過ぎる。 狙われる箇所が明確ならば、反応する必要すらない。 積み上げてきた経験と実績に基づき、 鍛え抜いた技を以って応じるのみ。 際どくも致命的な斬撃を受け流したガルブレイヴが、 野獣めいた身のこなしで身を捩り、壁面に足を着く。 「ならぬ、ならぬ、ならぬってなァ・・・ うっせェんだよ、クソジジィッッッ!!」 「吼えるな小僧!その業を以って示せィ!!」 双方ともに全開。 全速で間合いを詰めた両雄が再び激突し、 戦場を眩い閃光に染め上げる。 「ヴァッシュ・・・これが、 コーラルブラッドの力なのか・・・!?」 これほど激しく立ち位置を入れ替えられては、 援護さえままならない。 斬り結ぶガルブレイヴとグラディアートルの 激化する戦闘についていけず、アシュリーは 状況を見守ることしかできない。 「いや。それにしても、これは・・・!」 ヴァッシュは今まさに、己の命を燃やして アシュレイとの技量の差を埋めようと 必死でもがいている。 通信から漏れるヴァッシュの声は苦しげで、 それが大きな代償を伴う力であることは明らかだった。 やはり、迂闊に手を出して良い力ではなかったのだ。 「だと言うのに、私は・・・!」 己の未熟を、今ほど悔しく感じたことはない。 人知れず唇を噛み締めるアシュリーをよそに、 熱量を増し続ける戦闘はその舞台を 地下施設から洞穴へと移していく。 グラディアートルの大剣が壁面を切り裂き、 底も見えぬ奈落へと吹き飛ばされたガルブレイヴが、 これ幸いにと間合いを取り直し、 ガトリングガンの弾幕で一方的な遠距離戦を展開する。 残った左のパルススクトゥムに 弾幕を受け流すグラディアートルだが、 この状況に甘んじるアシュレイではない。 シールドを全面に押し立てたまま、垂直に切り立った 断崖をホバー機動で滑走しながら 落下するガルブレイヴを猛追する。 「へッ!アンタなら乗ってくると思ったぜ!!」 展開されていたレーザータレットが、駆け抜けていく グラディアートルの背に無数のレーザーを突き立てるが、 それでもアシュレイは速度を緩めない。 「この程度・・・何するものぞ!!」 ガトリングを焼け付くほどに撃ちまくっても、 ボレーガンのゼロ距離射撃を叩き込んでも、 なお屈することのない鉄壁の守り。 「頑固過ぎるんだよ! 脳みそまでガチガチのジジィがよぉ・・・!」 だが、あとひと押しでスクトゥムを破れると言う 確信があった。 「応報剣の真髄、とくと見よ」 巨体が重力に引かれる勢いに加え、 無謀にもグラディアートルの推力の全てを傾けて アシュレイはさらに加速する。 その鋒は真っ直ぐにガルブレイヴに据えられ、 至近に迫ったその一撃はもはや回避不可能だ。 全身を砲弾と化して迫り来るグラディアートルを、 ガルブレイヴは正面切って迎え討つ。 過給されたコーラルジェネレーターの エネルギーが流れ込み、深紅に染まった ブーストフレアの尾を引いて、爆発的に加速する。 「コーラルと人との間に、未来などない・・・!!」 「それを見せてやるって! 言ってんだろうがァァアアアア!!」 激突するレーザーブレードとレーザーダガー。 一瞬の拮抗さえ、その規模の差からすれば 奇跡だったと言えるだろう。 脆くも砕けた刃諸共に、ガルブレイヴの左腕が 根こそぎに切り裂かれる。 「・・・まだだッッッ!!!」 いや、むしろここからだ。 コーラ・マンハッタンとの戦いのことは、 意識の奥底に記憶されている。 彼女がいかにして、自分の魂を救ったのかも。 交差する運動ベクトルの全てを左膝に。 捨て身で叩き込むブーストキックで、 ついにグラディアートルの鉄壁の守りをこじ開ける。 激突したガルブレイヴとグラディアートル。 激震が操縦席をも揺さぶり、両雄は 額を擦り合わせるほどの至近で睨み合う。 「言ってもわかんねぇなら・・・ 直接ぶつけるしかねぇよなァ!!!」 コーラルジェネレータの漲る赤光が一際強く輝き、 視界が眩い赤に染め上げられる。 「ヴァッシュ・・・父上ッ!!」 ゼロ距離で弾けたコーラルアサルトアーマーには、 流石のグラディアートルも耐えられなかった。 無数の破片諸共に落ちていく両者を追い、 断崖を駆け下るアシュリーの視界が不意に開ける。 ボロボロになって落下していく2機が、 空の只中を墜ちてゆき・・・視界いっぱいに広がる 赤い海へと落着する。 その周囲には、アイビスの火以前に 拓かれた古の文明の遺構・・・ 技研都市の光景が、どこまでも広がっていた。 関連項目 ヴァスティアン・ヴァッシュ 『ミセリコルデ』アシュリー 『アンスウェラー』アシュレイ 投稿者 堕魅闇666世
https://w.atwiki.jp/alternativemind/pages/457.html
「見て見て!ヴァッシュに名指しの依頼だよ!! オールマインドからの評価が上がってきた印だね!」 目を皿のようにして集計表と睨めっこしていた ヴァッシュの前に、エセリアが開いた依頼データが 大写しで割り込む。 「『不明洋上施設調査』・・・依頼主は解放戦線。 グラウンドゼロ北東の洋上に出現した 巨大な施設についての調査だって。 正体はなんだろう?技研の遺産だったら、 未知のコーラル技術なんかも見つかるかもしれないね! 見て帰るだけの仕事の割には報酬がめちゃくちゃ高いよ! しかも全額前払い!!ねぇねぇ! これめっちゃ美味しい仕事じゃない??」 依頼文の内容を読み上げながら、アシュリーの体を 借りたエセリアが背中から抱きついてくる。 コーラルの赤に染まった目を見れば、 今はどちらが主体なのかは一目瞭然だ。 「ひっつくな!・・・あのなぁ。俺が傭兵やってるのは あくまで副業なんだよ。メインの事業が軌道に乗るまでの 資金調達のためにしゃーなしで依頼をこなしてるだけなの!!」 依頼文を閉じて再びヴァッシュは収支の計算を再開する。 在庫品の出納管理に、支出と収入の集計、 さらには各サービスの収益率を検討して今後の経営方針を策定。 駆け出し個人事業主のヴァッシュはこれでなかなか忙しいのだ。 「えぇ?でも実際に儲かってるのは傭兵の方だよね??」 「むぐぐ・・・」 長年の夢であったコーチビルダーとしての 第一歩を踏み出したはいいが、未だ商売として 成り立っているとは言い難い。 RaD時代にはカーラが強力にサポートしてくれていたからこそ 商売としてうまく回っていたが、その後ろ盾を失えば ヴァッシュ個人としてのコネや実績など僅かなものだ。 まぁ・・・今もなおこのカーゴトレーラーの屋根に鎮座している 『RaDバルテウス』を建造するためにそれまでの貯金や 資材をほぼ全部注ぎ込んでしまったのがそもそもの問題なのだが。 「稼げる時に稼いどいた方がいいと思うけどな〜〜〜? ほら?ヴァッシュが前に探してたベイラム製オービットの美品、 私見つけたんだけどなぁ?これ買うお金、欲しくない??」 エセリアが再び画面に表示したオンラインオークション画面に ヴァッシュが血眼で齧り付く。 「・・・ほ、欲しい・・・」 カーマンライン艦隊戦で出没したエルカノの新型が 積んでいたという曰く付きの逸品。 アーキバスの技術が流入しているという 怪しすぎる経緯も含めて、ぜひ実物が見てみたい。 が、その希少性が如実に反映された価格設定を見て ヴァッシュはがっくりと肩を落とす。 「じゃ、決まりだね!さ、行こ行こ〜〜〜!!」 勝手に決めんな!・・・と言いたいところだったが 背に腹は代えられない。 やれやれ、とため息を吐くヴァッシュの横で エセリアが嬉しそうに飛び跳ねている。 合わせてばるんばるんと飛び跳ねるそれを 視界に収めないように努めながら、 ヴァッシュはしみじみと問いかける。 「お前。これでいいのかよ」 いつになく重苦しいヴァッシュの口調を、 エセリアは訝しむ。 「コーラルを資源として消費する人類と 戦うんじゃなかったのかよ。 現に俺は、今でも隙あらばコーラルに 火をつける気満々なんだぜ」 険しく睨みつけるヴァッシュの視線に、 エセリアは少し気恥ずかしげに言葉を返す。 「うん・・・そのつもりだったんだけどさ。 もう少し、考えてみたいなって思うんだ。 アシュリーと一緒に、ヴァッシュと一緒に、 ルビコン中を旅するのはすごく楽しかった。 人類は私たちを苦しめる敵だって、それだけを 教えられてきたから、僕はそれ意外何も知らなかった」 テーブルの上に置かれたワームミルクの 乳酸菌飲料をぐいっと呷り、ぷはーっ! と心底美味そうにエセリアは笑う。 「最近、これがお気に入りなんだよね! 僕、アシュリーに体を貸してもらうまでは、 こんな楽しいことがあるなんて知らなかった。 だからさ・・・あと、もう少しだけ。 ヴァッシュと、アシュリーと、ラカージュのみんなと・・・ 一緒にいられたら、嬉しいな」 梯子を上り、エセリアはベッドに身を投げ出す。 近頃は、アシュリーとの交代も慣れたもので、 睡眠を挟むことでお互いに混乱なく バトンタッチできるのが大きな発見だったらしい。 すぐさま寝息を立て始めたエセリアの様子を 覗き込み、ヴァッシュは幼子をあやすように その前髪をそっと撫でる。 「・・・勝手にしろよ。 どうせ、俺らには追い出す方法もわかんねぇんだからよ」 「・・・もう少し、言い方があるんじゃないか? エセリアは既に眠ってるぞ。 こんな時くらい素直になればいい」 再び開かれた瞳はアシュリー本来の深い青。 不意にその視線をまっすぐに受け止めて、 ヴァッシュはばつが悪そうに慌てて目を逸らす。 「・・・敵性変異波形だなんて言ってよ。 一つの心を持った存在をはじめから『敵』って 決めつけてたのがそもそもおかしかったのかもな。 あいつがここにいたいなら、別に俺には異論はねぇよ。 お前さえ不便してなけりゃな」 ようやく本心を吐露したヴァッシュの隣に腰掛け、 いかにも不機嫌そうなその表情にアシュリーは思わず笑う。 「まぁ・・・不便には違いないな。 エセリアが私に黙って食事を済ませた時は正直少し揉めたよ。 私はカツ丼を楽しみに腹を減らしていたのに、彼女は無断で ストロベリーケーキをホールで平らげていたんだぞ? 自分が味わったわけでもないカロリーを消費するために トレーニングするのは、流石に私も面白くない」 はたから見れば微笑ましいエピソードだが、 語るアシュリーの表情は真剣そのものだ。 「エセリアだけの器となるべき肉体が新たに 用立てられれば、問題は解決するのかもな。 私の媒介体質と、お前のコーラルブラッド、 その二つの特性を併せ持つ肉体ならば、コーラル由来の 変異波形を己が魂として受け入れられるやもしれん」 いつになく神妙な面持ちで、アシュリーはまっすぐに ヴァッシュを見つめて提案する。 そのアイデアに、ヴァッシュも興味を惹かれ相槌を返す。 「ふぅん・・・??うん、面白いアイデアだな。 問題は、二人の遺伝的特性を併せ持った肉体を形成できる 施設なんてそう都合よく見つかるか・・・ってトコだが」 難しい顔をして考え込んだヴァッシュを、 アシュリーは不思議そうな表情で見つめる。 「??・・・ここにあるではないか」 言いながら、アシュリーは自らの下腹に手を添える。 その言葉、その動きが意味するところを裏付けるように、 アシュリーの頰にはっきりと朱が差している。 「・・・本気で言ってんのか??」 流石に、ヴァッシュも言わんとするところを察し・・・ 厳しい表情で問い返す。 アシュリーはその視線を押し返すように、 決意を込めてヴァッシュをまっすぐに見つめる。 「ヴァッシュ。私は・・・」 胸に抱いた想いを改めて押し出すために、深呼吸を一つ。 「私は、小さい男の子が好きなんだ」 表情筋が死滅したヴァッシュの脳裏を 宇宙の真理が光の速さで駆け抜けていく。 「いや、少し違うな。小さいと言うほど小さくもなく、 しかし若者と呼ぶにも一歩足りず、伸び切らぬ 背丈を強気な態度で埋め合わせするような。 そんな勝ち気な男の子が、女児用旧式スクール水着に 包まれ、ローションに塗れた『雄』の蕾のような 己の肢体を見つめるうちに、その艶かしさに 抱いてしまった劣情を徐々に受け入れていく・・・ そんな姿が、私はたまらなく好きなんだ」 場を支配しつつあった生温く湿ったピンク色の空気を 極寒の冷気が吹き飛ばす様を、ヴァッシュは幻視していた。 「ふふっ・・・何を言っているんだろうな、私は」 「本当にな・・・」 なんだろう。彼我の状況認識に重大な齟齬が 含まれたまま事態が進行している気がする。 「だがヴァッシュ。おまえといると、私は自然体でいられるんだ」 「お前が思う『自然』、多分この宇宙のどこにもねぇよ」 しかし、そんな相方の相変わらずなあり方を、 ありがたいと感じていることもまた、否定できない事実だった。 「だからヴァッシュ。私は本気だ。 このルビコンで最初に出会ったのがお前でなかったら、 私はきっと無惨な最期を迎えていただろう。 しかしお前は、私を仲間として迎え入れてくれた。 命をかけて守ってくれた。 だから私も、それに応えて、私の持てる全てを お前に委ねたいんだ」 ツッコミたい気持ちを必死に堪えて、 ヴァッシュは努めて冷静にアシュリーの告解を受け止める。 そしてゆっくりと口を開き、その想いに応えた。 「それは、できねぇよ」 目を合わせることはできなかった。 しかし、その答えを曲げることもまた、できなかった。 「俺はもう、長くない」 常夜灯のかすかな灯りでもはっきりと見えるよう、 ヴァッシュははだけた胸元をアシュリーの面前に晒す。 「コーラルブラッドだなんて言ってよ。 選ばれた存在になれたと思い上がった結果がこれだ」 人工心臓を中心に走る黒い亀裂。 それは、血管を裂いて漏出したコーラルが不活性化して 形成した、漆黒の傷跡だった。 「コーラルブラッドとしての能力を使えば使うほど、 体は不活性コーラルでガチガチに固まっていく。 近いうちに、まともに動くこともできなくなるんだろうな。 だから・・・お前と一緒に生きていくってのは無理だ」 ヴィル曰く、コーラルブラッドとしての『ステージ』が 進行した結果だという。 肉体の中に入り込んだコーラルもやがては寿命を迎え、 不活性化する。それは避けられぬ必然であり、 体内で同居するコーラルの終焉が、すなわち ヴァッシュの命の限界だった。 所詮自分も、先に死んでいった幾多の先達たちと同じ。 人とコーラル、決して相容れぬ二つの 命の間に生じた徒花に過ぎなかったのだ。 「そんなこと・・・今更言うな!! 諦めるな、方法はきっとある! 知恵を貸してくれる者もきっといる。 一緒に探そう、私も全力で協力する、だから・・・」 痛みを堪えるように俯いていたヴァッシュが、 感情を押し殺した声でアシュリーの訴えを遮る。 「・・・気が変わった。お前、やっぱり出ていけ。 エセリアのことが心配だったからそばに置いてたがよ。 もう、その必要もねえみてぇだしな」 あらゆる訴えを跳ね除ける、固い拒絶を含んだその視線に、 アシュリーは返す言葉もなくベッドから飛び降りる。 そのままトレーラーの後部に連結されたガレージへと 繋がる扉を潜り抜けたかと思うと・・・ 程なくカーゴスペースの扉が開き、アリオーンの 独特の足音がトレーラー全体を大きく揺らして、 その足音は次第に遠ざかっていった。 ─── 「ハァ・・・それで??家出した アシュリーちゃんを追っかけたくて アタシに頭下げに来たってワケ??」 これ見よがしに盛大なため息を吐くピーファウルに、 ヴァッシュは恥も外聞もなく土下座で頼み込む。 「頼むっ!ピーさん!!エセリアが送ってきた 俺宛のミッションが受諾されてたんだ。 アイツ、依頼文に書いてた技研の洋上施設ってヤツに 行ったんだと思うんだ。 そこなら何か、俺の体を治す手がかりがあるとでも 思ったんだろうけどよ・・・」 どう考えても胡散臭い依頼だ。 一人で赴くなんて自殺行為もいいところである。 床に額を擦り付けたヴァッシュの耳にツカツカと 歩を進めてくるピーファウルの足音が響く。 希望を掴んだと確信して顔を上げたヴァッシュ、 その顎を・・・身長195センチ、体重110キロ、 筋骨隆々たる偉丈夫の全力の蹴りが捉えた。 「ふッ・・・ざけんじゃないわよォォォ!!!」 倍近いウェイト差を乗せた一撃で壁まで 吹き飛ばされたヴァッシュの胸ぐらを掴み上げ、 ピーファウルは無理矢理に引き立たせる。 「テメェはよォ、あの子がどんだけの覚悟で ソレを言ったのか、ちょっとでも考えたのか!? 仮にお前が明日死ぬとしても、あの子は 絶対にそれを理由に諦めたりはしなかった!違うか!? オンナの覚悟を踏み躙って、挙句追い出して! そんな話聞かされて、あの子が何をしでかすか、 その程度のことも考えらんなかったのか!? バカにもほどがあるわこのボケッッッ!!!」 捲し立てるピーファウルの言葉の一つ一つが ヴァッシュの胸を深く抉る。 返す言葉もなく俯くヴァッシュを肩に担いで、 ピーファウルは足早にガレージへと向かう。 「大事なんでしょう?そんなに必死になるくらい! もし残された時間が少ないなら、 最後の瞬間まで、1秒でも長くそばにいておやんなさい!! さぁ、グズグズしてる暇なんかないわよッ!!」 その力強い掌に支えられて、ヴァッシュもふらつきながら どうにか再び立ち上がる。 「ありがとう・・・頼む、ピーさん!」 「礼を言われる筋合いはないわね。 アタシはアンタらがゴールインするトコを 特等席で見物したいだけなんだから」 アシュリーの出奔から遅れることおよそ3時間。 超特急でチャーターされた輸送ヘリに搭載された ガルブレイヴとPEACOCKが問題の洋上施設へと上陸する。 「技研の遺跡にしちゃあ・・・まだ新しいな。 それに、現役で稼働してるぜ、これは」 「しかもコレ、パッと見で工場なのはわかるのに、 人が住めそうな設備がまるでないわ」 ECMフォグに包まれた風景の中には、 人間が利用できそうなサイズのドアや通路、 階段などの構成要素が一切見当たらない。 足元に広がる設備を稼働させるための換気ダクトは 回転し続け、水上に高く伸びたフレアスタックは 絶え間なく篝火のような炎を吐き出し続けている。 そして。肌を震わすゴウゴウと唸るような駆動音は、 どうやら工場設備のものだけではないらしい。 「戦闘の気配がするわね、アシュリーちゃんかしら。 飛ばすわよ、ヴァッシュちゃん!!」 言うが早いかアサルトブーストに突入した PEACOCKにガルブレイヴも続く。 その背後にさらに追従する小柄な機影には、 ヴァッシュも見覚えがあった。 「・・・アラレズか?まさか、 コイツらはここで作られたんじゃねぇだろうな」 左右からまとわりつくように次々と飛来するノミのような 突撃型機動兵器が吹き出す翠緑の粒子に、 ヴァッシュは見覚えがあった。 「グラウンドゼロで遭遇した『アントリオン』が 放出していた粒子と組成が一致している。 この工場で生産されているものとみなして 間違いないだろう」 疑問を先回りして解消するヴィルの言葉に、 ピーファウルが状況を理解する。 「ってことは・・・この工場の親玉が アントリオンを送り込んで、グラウンドゼロに来る 連中を排除してたってワケ!? すると、コイツらの狙いは『Dコーラル』ってことかしら」 『デソレイション・コーラル』。 アーキバスの採掘基地、ルーツウェル・プラントを暴走させた 異常挙動コーラルはそう呼称されていた。 対処が確立されるまで相互不可侵が協議されたばかりの グラウンドゼロの埋蔵コーラルを、密かに狙う勢力が存在する。 それだけでも重大な問題だが、どうやらその勢力は 無視できぬ規模の戦力を既に抱えているらしい。 アラレズの追撃をかわすヴァッシュとピーファウル、 その行手を塞ぐように新手が布陣する。 「ヘリアンサスとヴィーヴィル・・・ の、デッドコピーってとこか!?」 重武装の大型MTの砲撃支援と同時に突撃してくる、 歯車状の破砕機の群れは、アラレズ同様に 翠緑の粒子を纏っている。 前後を挟撃され、迎撃を余儀なくされた二人が 損耗を覚悟で武器を構えたところで、 新たな勢力が前方の敵部隊に襲いかかった。 「Cスウィーパーが動く案件なワケ? いよいよ怪しくなってきたわねぇ」 特務仕様の漆黒のエクドロモイが3機、そしてそれらを 統率する異形の旧式HCは・・・ 「お前ならば娘を預けても良いと思っていたが。 失望したぞ、ヴァスティアン・ヴァッシュ」 右に2本集中配置された剛腕で巨大なフレアシミターを 振るうシュラディアートルが、迫り来る ヘリアンサス型を正面から斬り捨てる。 周囲では、ヴィーヴィルの行手を読んでナパーム弾を 投射したエクドロモイが、敵機を火だるまにしていた。 前方を任せられる友軍を得たガルブレイヴとPEACOCKは 即座に後方へクイックターン、ラッシングレイザーと パルスブレードで追い縋るアラレズ編隊を片っ端から撃破する。 敵部隊の沈黙を確認して改めて正対したヴァッシュたちと アシュレイは互いの知る情報を共有する。 「すまん、アシュレイのおっさん。アシュリーはたぶん この工場のどこかにいる。一緒に探してくれねぇか」 「ならば、お前たちも私に協力してもらうぞ。 我らは、『ウィスパーシアー』の一味の動向を探る過程で この地に辿り着いた。 連中が何を企んでいるか、探り出さねばならぬ」 コーラルが齎す危険、とりわけ変異波形の存在を敵視する Cスウィーパーと、コーラルをその身に宿すコーラルブラッド。 いつその利害が食い違うやもしれない危うい協力関係だが、 少なくとも今は、アシュリーという目標を共有できる。 改めて共闘関係となってみれば、 封鎖機構の英雄は圧倒的な戦力だった。 縦横に振るう炎の刃は迫る敵機を一撃の元に両断し、 突撃を旨とするアラレズやヘリアンサスを寄せ付けない。 ヴィーヴィルの対処も、エクドロモイのナパームと PEACOCKのミサイル、ガルブレイヴのグレネードと いった爆破属性の武装があれば撃破は難しくない。 さしたる危機もなく工場施設の内部を進む一行の前に、 突如開かれた広大な地下空間。 秘匿工廠全体に匹敵する広大なドックには、 目を疑うほどの規模を誇る巨体が鎮座していた。 「この手のデカブツはザイレムでお腹いっぱいなんだがな」 一言で言えば、巨大なヤドカリのような巨体の背中に当たる 甲板に着地したヴァッシュたちは、ついに探し求めていた アシュリーの姿を発見する。 古代のチャリオットを彷彿とさせる異形のC兵器 ───吹きこぼす光が赤い。これは『本物』だ─── の足元には、大破したアリオーン。 「・・・やぁ、ヴァッシュ。待ってたよ。 どう?すごいでしょ、コレ。 『クアッドリガー』、ヴァッシュのために用意したんだ」 そして、クアッドリガーから響いた声もまた、 アシュリーのそれでありながら、その言葉は アシュリーのものではなかった。 「あの依頼も、初めから 俺たちをここに連れてくるためだったのか?」 「・・・違うよ、僕はそんなつもりじゃなかった。 本当に、ヴァッシュの役に立ちたかった。それだけなんだ」 深い失望を滲ませたヴァッシュの言葉に、 応じるエセリアの声が酷く上擦っていた。 「・・・彼女をここへ招待したのは私です」 地下ドック全体に響いた、抑揚を欠いた平板な声もまた。 独立傭兵にとっては耳馴染んだものだった。 「ようやく尻尾を掴んだわよ、オールマインドちゃん。 ここんとこずっと胡散臭かったけど、 まさかあのC兵器の偽物まであーたの仕業だったとはね」 ピーファウルが見回す甲板の外縁には、参集した 代替C兵器群が厚く包囲し、その敵意は疑うべくもなかった。 「『デソレイション・コーラル』は我々の計画・・・ 『コーラルリリース』に協力することを選択しました。 人類との敵対を終結させるためには、彼らと我らを 隔てる境界を取り払うことが、最善であると」 オールマインドの演説に付き合う義理はなかった。 先手を打つべく、クアッドリガーへと踏み出した ガルブレイヴ、その目前に忘れがたい深紅の機影が割り込んだ。 「そして・・・もう一人。 『彼女』もまた、我々の計画の協力者です」 翡翠のように輝く双眸が、ガルブレイヴに敵意の視線を向ける。 「レイヴン・・・ッ!!」 躊躇いなく振り下ろされた黄金の戦鎚の一撃を、 炎を纏う巨剣が受け止める。 「独立傭兵レイヴン。ウィスパーシアーの協力者。 この者の相手は私の責務だ。行け、アシュリーを取り戻せ」 レイヴンが駆るWLT621に対峙する シュラディアートルの脇を抜け、 ガルブレイヴはクアッドリガーに戦闘を挑む。 「そっちは任せたわよ、ヴァッシュちゃん! 周りの雑魚どもはアタシ達に任せちゃいなさい!!」 アシュレイ麾下のエクドロモイ隊と共に、PEACOCKが 代替C兵器の大群と交戦を開始する。 「独立傭兵レイヴン、ルビコンを焼き尽くす炎よ。 貴様を焚き付けた火種諸共。因果焼却、仕る」 鮮やかな炎を吹き出す双剣を自在に振るい、 シュラディアートルがレイヴンを追い立てる。 対するレイヴンはハイ・オシレーターを展開して 形成したコーラル障壁にこれを凌ぐが、 機体サイズに起因するパワーと質量の差は覆しがたい。 バックブーストをかけて間合いを外した レイヴンはコーラルドローンの展開と共に コーラルディスラプターを起動。 四方から迫る弾幕と共に正面からは誘導弾をけしかける。 対するシュラディアートルは左腕に装着された シールドを展開し内蔵していた炸薬投射機構を解放。 周囲を爆炎に包んで前方からのコーラル弾を相殺する。 さらに、その炎を巻き込むように双頭薙刀形態に 連結したフレアシミターを頭上に旋回させながら吶喊、 前方を覆う爆炎を刃に纏いながら強引に間合いを詰める。 応じるレイヴンもオシレーターの速射モードで カウンターを図り、追うものと追われるものの 熾烈なせめぎ合いは加熱していく。 「やっぱ、コーラルは全部焼くしかねぇらしいな。 こんなニ枚舌までこなしちまうとはな」 ヘリアンサス型を流用したホイールで甲板上を 駆け巡るクアッドリガー、その両脇から 撒き散らされるミサイル群を掻い潜りながら、 アサルトブーストに突入したガルブレイヴが執拗に追尾する。 「ごめんねヴァッシュ・・・僕は君の役に立ちたかった。 ずっと一緒にいたかった。みんな大好きだったんだ。 全部ウソじゃないよ。 でも・・・もう、時間切れみたいだ」 突如急速回頭したクアッドリガーが 騎馬のような双頭をもたげ、解放された砲口から 高密度のコーラル粒子ビームを放射する。 「僕は、グラウンドゼロに溢れる 怒りや憎しみから産まれた。 今、この星に暮らす総人口よりもずっとたくさんの 人達が遺した感情が、今もコーラルの中で響いてる。 僕にはそれを、なかったことにはできないよ・・・!!」 至近に迫るコーラルの存在が体内を走る血を騒がせ、 ヴァッシュは反射的に回避軌道をとってその射線を ギリギリでかわす。同時に、ブレードドローンと グレネードガンを一斉に発射し、勢いを乗せた ラッシングレイザーの蹴撃を叩き込む。 「死人の恨み言に地獄へ引き摺り込まれちゃ、 堪らねぇんだよ!!」 迎撃のミサイル群をグレネードの爆風が蹴散らし、 その真ん中を突き抜けたガルブレイヴの足技と 同時に振るわれたブレードドローンが クアッドリガーを牽引する一対の推進器の片方を直撃、 深い斬撃の傷を刻みつける。 このまま一気に勝負を決める。 機体各所のハッチを開放し、アサルトアーマーで 決着を期するガルブレイヴの背を、高速で飛来した コーラルの矢が鋭く貫く。 「っ・・・テメェ・・・!!」 怒りに震えるヴァッシュの視線の先には、 攻防の合間の一瞬の隙を縫ってオシレーターの 最大出力の一撃を放った621の姿があった。 衝撃に機体が傾いだ、僅かな隙。それが、 ヴァッシュとアシュリーを遠く隔てる、決定的な溝になった。 「敵性Cパルス変異波形『エセリア』を得たことで、 私たちの悲願が・・・『オラトリア・スクリア』が起動します」 オールマインドの声には抑えがたい恍惚が滲み、 その言葉に応えた足元の巨体が、軋みを上げて動き出す。 「ヴァッシュちゃん!離れなさい!!」 いち早く危機を察したピーファウルに引き連れられて 上空へ逃れるヴァッシュ、その目前で・・・ オールマインドの秘めたる野望の結晶、 要塞兵器『オラトリア・スクリア』が目を醒ます。 「・・・ここまでだな。総員、疾く退け。 この場で勝負を決められぬ以上、 あたら命を擲つわけにはゆかぬ」 レイヴンの反撃で損傷したシュラディアートルが、 麾下のエクドロモイと共に撤退した直後に、 眠れる怪物がその脅威の一端を露わにする。 巨体の背部に満載された火砲が一斉に、 自らを封じ込めた天蓋に突きつけられ・・・ ドックを引き裂く規格外の暴力が荒れ狂う。 莫大な出力を誇る代替コーラル粒子の収束ビームが 幾層にも連なった工廠を一撃の元に貫き、 穿たれた破口を遅れて飛来したミサイルの群れが押し広げる。 まるで、蛹から抜け出した甲虫が地上へと這い出すように。 オラトリア・スクリアの巨体がルビコンの大地に出現する。 その視線が見つめる先には、内部に『Dコーラル』を秘めた グラウンドゼロの、亀裂のような断崖が口を開けている。 「お前は・・・お前はまだ奪い足りないのか!? ルビコンを全部焼き尽くさないと満足できないのか!?」 ピーファウルに手を引かれ上空へ逃れるヴァッシュが見つめる、 オラトリア・スクリアの背には。 「レイヴン・・・!!!」 オールマインドの手先と化して、 オラトリア・スクリアと共に歩み出す621の姿があった。 「それでは、また。 独立傭兵の皆様、リリースの向こう側の世界で、 またお会いしましょう」 関連項目 アッシュガル グレイクレイン ピーファウル 『ルブルムブラム』アシュレイ レイヴン(堕魅闇666世) オラトリア・スクリア クアッドリガー 投稿者 堕魅闇666世
https://w.atwiki.jp/happyislandwiki/pages/33.html
デコレーション 画像 名称 値段 売値 解禁レベル 消火栓 1 ピンクの土器 100 50 岩のかけら 100 50 立て札 200 100 道しるべ 250 125 貝の道しるべ 300 150 ブルービーチシェル 400 200 木の信号 400 200 浮き輪 500 250 ピンクのチューブコーラル 500 250 ムラサキウニ 500 250 フラミンゴ 625 312 ヒトデ 650 325 千草の山 760 380 アイランドバスドラム 800 400 ほら貝 825 412 マルチカラーコーラル 900 450 クーラーボックス 900 450 ポンペイの岩 950 475 ヤシの葉のパラソル 950 475 庭の小人 999 499 かがり火 1,000 500 牛のガイコツ 1,125 562 コーラルクラスタ 1,200 600 ブルースパイラルパラソル 1,230 615 サンバーストコーラル 1,250 625 ピンク枝サンゴ 1,250 625 兵馬俑 1,299 649 蜂の巣 1,300 650 浜辺のキャデラック 1,700 850 石灯篭 1,975 987 脳サンゴ 2,000 1,000 ピンクフォーク型コーラル 2,000 1,000 レッドサーフボード 2,400 1,200 ベンチ 2,400 1,200 レッドパラソル 3 1,200 泰の将軍 5 1,250 ブルーステップコーラル 2,500 1,250 浜辺のキャデラック2 2,600 1,300 ブルーカヤック 3,000 1,500 オレンジカヤック 3,000 1,500 岩の塔 3,400 1,700 浜辺のキャデラック3 3,400 1,700 氷の塔 3,750 1,875 サファイア 4 2,000 アステカのトーテム 4,400 2,200 積み上げ岩 4,650 2,325 ルビー 2 2,500 真珠貝 5,000 2,500 泰の馬 5,250 2,625 ティキトーテム1 6,000 3,000 ギリシャのベンチ 6,475 3,237 イルカの彫刻 6 3,500 エジプトのオベリスク 7,200 3,600 石のティキトーテム 8,000 4,000 ワシの彫刻 8,300 4,150 スフィンクス 8,500 4,250 モアイ 8,600 4,300 Lv.10 船乗りシグルド 8,700 4,350 監視鏡 9,400 4,700 フレイミングサーフボード 9,500 4,750 虎の像 9,700 4,850 Lv.13 ダイヤモンドサーフボード 12,000 5,600 ニケ像 12,000 6,000 トーテムポール 12,500 6,250 Lv.8 ベスビアン溶岩流 29 オジマンディアス 13,400 6,700 Lv.14 ビンテージサーフボード 14,000 7,000 銅のアレス像 15,000 7,500 ドリンクロボット 15,999 7,999 Lv.12 石のベンチ 18,000 9,000 ティキ神様 15 10,000 アヌビスの記念碑 21,500 10,750 ジープ 24,200 12,100 Lv.24 古代ポセイドン像 25,000 12,500 翼ライオン像 25,000 12,500 ロードジェフェリー 25,898 12949 Lv.17 灯台 27,000 13,500 ロードスの巨像 30,000 15,000 石の鳥居 32,000 16,000 Lv.29 三重塔 39,000 19,500 Lv.20 鳥居 45,900 22,950 Lv.29 溶岩の川 47,500 Lv.30 ビーナス像 10 5,000 監視台 8 庭の小人の神様 25 ガリレオ観測所 35
https://w.atwiki.jp/eorzea14/pages/471.html
矢尻類 [#f6f0fe46] 矢尻類 名称 説明 価格 スタック 販売場所 備考 確認Ver アローヘッド(ブロンズ) 青銅の矢の先端 99 1.22c アローヘッド(アイアン) 黒鉄の矢の先端 99 1.19 スワローテイルアローヘッド(ブロンズ) 燕尾形の矢の先端。青銅製 99 1.22a スワローテイルアローヘッド(アイアン) 燕尾形の矢の先端。黒鉄製 99 1.16 アローヘッド(バット) コウモリの牙製矢の先端 99 1.16 アローヘッド(フリント) 火打石の矢の先端 99 1.16 アローヘッド(シェル) 貝殻の矢の先端 99 1.16 アローヘッド(シルバー) 白銀の矢の先端 99 1.16 アローヘッド(オブシディアン) 黒曜石の矢の先端 99 1.16 アローヘッド(ホワイトコーラル) 白珊瑚の矢の先端 99 1.16 アローヘッド(ブルーコーラル) 青珊瑚の矢の先端 99 1.16 アローヘッド(レッドコーラル) 紅珊瑚の矢の先端 99 1.16