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ストーリー進行に関わるメインクエストやイベント。(ボイス付きイベント) 【注意】内容にネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。 ノースアイランド [#h2e04918] クラン村 [#adfb290c] フィールド [#c2216fb8] カマナーワ洞窟 [#d34492f3] ウィーリン村 [#h2e04l18] サウスアイランド [#hf93a221] クライスト村 [#r003ca77] フィールド [#pd1f773c] 水の迷宮 [#q5a96eb5] コッカー洞窟山頂 [#obe1ea5b] 洞窟の秘密通路(フィールド02) [#z6898791] スチュアート島 [#i2e9cdc9] オーストラリア [#i478c4e2] 関西 [#teca9166] フィールド [#v855fe1d] 関西の森林 [#n19e120b] 蝦夷 [#w4bc8d8c] 蝦夷山頂 [#kc0397f8] マヤ [#h9d7ef70] マヤの集落 [#j659aeeb] マヤの密林 [#ma82c793] 崖州 [#r90b19b6] 海龍党の隠れ家 [#j5fc6604] 朝鮮 [#d492063b] 仁川 [#eff50dc2] エジプト [#e3148b0d] ピラミッド [#h5fb871b] 氷山 [#ubaa4ebc] ハワイ [#y39746dc] 大海原 [#ebfee0c2] マゼラン艦隊 [#q6be0bef] 鬼が島 [#z445b3e7] 天空の城 [#x1a0ee38] 雪島洞穴 [#p4f98fc3] バンコク [#m90bca78] バンコク [#m90e3c66] アンコールワット [#pb71eb58] 妖精の里 [#z0c991a9] インカ [#c2666b4c] インカ洞窟 [#h8f1fc4e] マチュピチュ [#z445b3e7] 月 [#h2077892] コメント[#tfeeec41] ノースアイランド クラン村 導かれる未来 開始 リロ(西側入り口の横) 説明 漂流の果てに、原始的な村にたどり着いた。村の入り口にいた女の子に話をしてみると、占い師のおばあちゃんと話をすれば何かわかるかもしれないと助言をしてくれた。 内容 ・クラン村西側入り口にいるリロに話し掛ける。 報酬 なし 強盗を追い返せ 開始 リンの家(西側入り口近く) 説明 クラン村の民家でおばあさんと孫のリンが強盗に襲われていた。強盗を追い返した後、2人には感謝されたが、これだけでは解決しそうもない気がした。 内容 ・強盗かリンかおばあさんに話し掛ける。・助ける方の選択肢を選ぶ。・強盗×2と戦闘。 報酬 星1個、頁岩2個 備考 報酬の頁岩は序盤で器具を作る際に必要なのでとっておこう。 待ち受ける運命 開始 占い師の家(南側入り口近く) 説明 占い師のおばあちゃんは、待ち受ける未来を語ってくれたようだが、まったく意味がわからなかった。 内容 ・占い師のおばあちゃんに話し掛ける。・家を出ようとするとおばあちゃんに呼び止められ、報酬が手渡される。 報酬 テント、ノート 備考 テントとノートはこのゲームの必須アイテムです。必ず貰っておきましょう。ノートはクエストの進行状況、戦闘勝利したモンスターの記録、クエストで得た星座を確認できます。テントは製造に使うものです。これを利用したクエストや今後、役立つ家具とか道具とかが使われることが多いので、持っていた方が良い。 最初の試練 開始 村長の家(村の中央) 説明 巻物を村長に渡すと、村長からご褒美として武器をもらった。 内容 ・クラン村村長に話し掛ける。・やってみる方の選択肢を選ぶと、レイチェルがチームに加わる。・クラン村洞窟に行く(村の下から歩き、中央付近を右に曲がり、ウサギを左手に見ながら先の階段を上がる)・3階に行き、巻物をクリック(X 1202 Y 1295付近)大カメレオンと戦闘・戦闘勝利後、巻物をクリックし、クラン村村長に渡す。レイチェルがいったん仲間から外れる・レイチェルにもう1度話かけると、彼女が正式に仲間になる。 報酬 栄光の拳刃 or 栄光ロッド(どちらか一方を選択) 備考 大カメレオンは見た目は怖いがLv7、HP70なので弱い。レイチェルはHPが高く物理攻撃が強力。主人公キャラを序盤サポートしてくれる。彼女は様々なクエストを経由して成長していくので、主人公と共に育てよう。栄光の拳刃は物理攻撃用でATK+SPDの補正が付く。栄光ロッドは魔法攻撃用の杖でMATK+MDEFの補正が付くが、主人公Lv11くらいまではこの武器を使うので、主人公にどちらの攻撃を主にさせるか考えて選択すると良い。 フィールド 強盗の復讐 開始 クラン村東出口を出てすぐの広場 説明 リンの運命は 内容 ・クラン村東出口を出てすぐの広場で強盗かリンに話しかける・助けようの方の選択肢を選ぶ。・強盗×2、強盗のボス(?)と戦闘・リンの家に戻り、リンかおばあさんに話しかける 報酬 リンを仲間にできる。 備考 リンは魔法攻撃に孤星、補助魔法としてバリアの大地の鏡を持つ。これはスキルが低いと次の1ターンのみ有効だが、上げると2ターン程度効くようになる。レイチェルは後のクエストで一時離脱して使えないことがあるので、育てておいて損はない。但しリンのSPが低いので、大地の鏡を2回使えるようにするには、育成か装備でSPを上げる。 謎の少女 開始 クラン村南マップの北東部の木の下 説明 ノースアイランドの大きな木の下で1人の少女が倒れているのを見つけた。彼女を起こして事情を聞こうと思ったが、彼女の言葉が理解できない。しばらく彼女と一緒にいてみよう。 内容 ・クラン村南マップの北東部の木の下に倒れている少女に話しかける。 報酬 ニースを仲間にできる。CG 備考 ニースは物理攻撃がなく、攻撃魔法が天雷でSP消費が110のため、育てず放置している人も多いが、後のクエストで取得できるチェーンベルトを装着し(maxHP+350、MATK+50)更にクエスト「ニースの杖」で専用の杖を持たせるとSP最大値が+100になり、天雷が2回撃てるようになる。SP回復アイテムに余裕があるときは育ててみよう。補助魔法のクリアマインドはプレイヤー、他のキャラのSPを回復してくれる。 父との別れ 開始 サウスアイランドへの洞窟入り口 説明 レイチェルが洞窟に入る前に「何か悪い予感がする」と主人公に語りかけ引き止められる。貴方はレイチェルの言葉に従い洞窟に入らず、クラン村村長の所に行くことに。 内容 ニースの災難終了後。レイチェルが仲間にいる状態でサウスアイランドへの洞窟に入ろうとすると発生。レイチェルの友好度50↑?・クラン村村長の家に行く。・家の外の門番に話しかける・ウィーリン村 の村長の家に行く・イベント(戦闘はない)・クラン村に戻って村長の門番に話しかける。・森の入り口のレイチェルと会話 報酬 最後の選択肢上側「レイチェルを励ます」で友好度+2下側 閉じると同じ、再度話しかけると再選択可能 備考 レイチェルの「悪い予感」とは父の消息のこと。レイチェルの声優が泣くときは本当に心を打たれる。プロの声優の意気込みが感じられる。2度聞くことはできない。泣き声を聞きたくない場合は、サウンドをオフにすれば良い。ワンダーランドのボイス付きイベントの見所の1つ。 前提条件 ウィーリン村「ニースの災難」クリア カマナーワ洞窟 無邪気な女の子 開始 カマナーワ洞窟山頂 説明 リンが花畑を見てはしゃいでいる。こんなに無邪気な子供にどうしてこのような過酷な運命がつきまとうのだろう? 内容 ・カマナーワ洞窟山頂(次なる試練のボス戦の先の出口を出た奥のほう)の花畑をクリック 報酬 リンの友好度+3、CG ニースの杖 開始 カマナーワ山路 説明 木の上で一本の杖を見つけた。ニースはその杖に興味を持っているようだった。手に入れると、ニースはとても嬉しそうに笑った。 内容 ・カマナーワ洞窟山頂(次なる試練のボス戦の先の出口を出た先)の枯れ木(x 1622 y 235)の上にある杖をクリック( ニースが戦闘状態でないと見えない ) 報酬 ニースの友好度+6、CG、ニースのスタッフ 備考 他のクエストで杖がなくなってしまったら再度この場所に訪れれば入手可能 ウィーリン村 次なる試練 開始 ウィーリン村の村長 説明 内容 ・ウィーリン村の村長に話しかける。・カマナーワ洞窟の3階へ行き、トラ猫をクリックすると戦闘。・巻物を持ち帰りウィーリン村の村長に話す。 報酬 ソウルドレイン(星3個と交換) 備考 星は以下で取得可能・強盗を追い返せ・ミニゲーム豚の悪夢・金と銀の斧・赤ずきんの物語 ニースの災難 開始 ウィーリン村の宿屋2階 説明 ニースが火あぶりの刑にされようとしていた。長老の手下を倒しニースを助け出した。村長の手助けもあってうまくニースを助けることができた 内容 1.宿屋の2階に行き、疲れた様子のニースを寝かせる。一時的にチームから離脱2.村長邸に入り、出るとクエスト発生。3.長老の手下×2と戦闘勝利後、村長が出てきて助けてくれる。4.宿屋の2階に強制的に飛ばされる。ニースをクリックすれば仲間に戻る 報酬 光の指輪(MATK+2) 備考 長老の手下はレベル10 サウスアイランド クライスト村 レイチェルの冤罪 開始 村に入ってすぐの民家 説明 村人が血まみれで倒れていたのを、レイチェルと一緒に発見した。そこへ長老たちが現れ、レイチェルは犯人として大聖堂の地下へ連れていってしまった。 内容 1.民家で倒れている人をクリックするとクエスト発生。2.村長の家に行き、2階の村長に話しかける。3.1階の執事に話しかけ、引き返す。4.執事に引き止められ鍵のことを教えてくれる(執事の脇の左奥の壁をクリック)5.大聖堂1階の地下牢の入り口をクリック(地下牢の守衛lv28×3体)6.牢獄に囚われているレイチェルをクリック。レイチェルが水を欲しいと言うが、水はレイチェルが寝ているベッドの脇にあるので、それをクリック。7.レイチェルに水を飲ませて一緒に脱出8.牢獄を出ようとすると守衛に見つかり戦闘(守衛lv28×3体) 報酬 素朴の洋服(民家のベッドの上、装着不可)戦闘後の選択肢 はい レイチェル友好度+5 いいえ 友好度+3 備考 地下牢で守衛に遭遇するので、2人以上のパーティ推奨。逃走しようとして逃げ損ねるとボコボコにされるので注意。初期クエとしてキャラlv20前後のソロでは難しい。リン、ニースが育ててあれば魔法を撃たせる方法もあるが、チェーンベルトがないと辛い。先に大聖堂の異教徒をクリアしていると地下牢入り口の守衛×3との戦闘がなくなる。冤罪(えんざい)身に覚えのない罪を負わされること。おまけ:このクエストが完了してから3週間程度後、大聖堂の地下牢の扉をクリックしたところ鍵が無くても入れました。レイチェルが囚われていた牢獄の部屋に行き、引き返そうとしたところ守衛と戦闘。その後会話イベントが再度発生(レイチェルを仲間にしていること)レイチェルと行動を共にするかの選択肢「はい」で友好度+5。レイチェルの友好度が下がってきたときはお試し下さい。レイチェルがPTにいない状態で民家に入ると、報酬欄のクエストアイテムが手に入る。(バグ?→修正された模様、現在は何時でも入れるが、何も起きない。) 大聖堂の異教徒 開始 大聖堂に入る 説明 村人が異教徒として捕まった。 内容 ・大聖堂に入るとイベント開始。・神父と会話して村長の家へ。・村長と会話後家を出ようとするとイベント。その後大聖堂へ。・地下牢獄の牢獄前の看守をクリックして戦闘(lv25×3体) 報酬 星2個、帆船の設計図 備考 村人逃がした後神父と話すと選択肢、「他に居ないか探す」or「身を隠す」「探す」だと更に守衛?Lv26×2、HP276と戦闘?先の「レイチェルの冤罪」で得た鍵を紛失しないように注意。地下牢に入れずクエストを完了できなくなる。 強敵フリード! 開始 イスーター島の洞窟 説明 海賊をさがしてラパ・ヌイの場所を聞こう 内容 1.イースター島の洞窟に入るとクリフ・レイチェルの会話イベントが発生2.更に進みフリード3体と戦闘3.戦闘勝利後、戻って倒れているクリフをクリックする。 報酬 星3個、風敏ネックレス、うしかい座追加、クリフ永久脱退、赤の金剛石(祭壇前の宝箱から) 備考 フリードLv121土属性HP21400フリードLv150水属性HP45000フリードLv117風属性HP17500レイチェルがスーパーレイチェルモードに入り、被ダメが1桁になる。回復をしっかり使えば負けることはないが、長期戦になりがちなので、装備ははずしておくことをお勧め。ソロでも可能ですがPTで行えばその分早く終わります。レイチェルはLvが高ければそのほうが大きなダメージをフリードに与えられます。クエストを進行している本人と、PTに加わっている人がレイチェルを仲間にしていれば主人公の攻撃も有効。但しPTに加わっている人がレイチェル永久脱退クエストをしていると、主人公の攻撃はフリードに対してダメージ1。弓耐性があり、28Lv弓などの攻撃は無効です。弓で高ダメージを与えられるものは限定された弓に限る。詳しくはこのクエストの経験者に聞いてみてください。制限時間3時間らしい? 前提条件 クライスト村酒場1階の酔っ払いに話しかける。洞窟の向こう(レイチェル、クリフを仲間にしていること) 井戸下の秘密 開始 クライスト村3・井戸 説明 内容 ・クライスト村3南西の井戸の側にいる「おばあちゃん」と会話・「ロープはしご」を所持して井戸を調べ、内部へ・井戸の秘密通路4の箱を開けると戦闘・勝利後、「磁性の鍵」入手 報酬 磁性の鍵 備考 自分で「ロープはしご」を使い内部に入らないと、箱から鍵が出ず、クエストが進行しません。道が途切れているところは、すぐ北にあるレバーを動かせば道が現れます。鏡の仕掛けは、南の鏡を右上、北の鏡を左上に向けることで解けます。東の錆び付いた鏡を11回調べると「忘却の巻物(PC用)」が1つ入手できます。戦闘は、守護トロール(Lv60/土/HP2200)×3体単体物理攻撃のみ使用。 前提条件 究極兵器の謎 開始 井戸の秘密基地(井戸下の最深部) 説明 内容 ・井戸の秘密基地の宇宙人と会話し戦闘・勝利後、「磁性の鍵」で扉を開け究極兵器の実験室へ・機械のボタンを押した後、少女(アイリーン)と会話・「レイチェルの冤罪」で入手した「素朴の洋服」を少女に与える 報酬 NPCアイリーン加入、星、2倍経験値の聖水 備考 少女との会話中にCG1枚戦闘は、宇宙人(Lv72/火/HP1485)×1体宇宙人(Lv71/風/HP1479)×1体いずれも横一列範囲魔法スキルを使用します。 前提条件 クライスト村「レイチェルの冤罪」、クライスト村「井戸下の秘密」クリアPCのLv20以上 フィールド 穴熊退治 開始 コッカー洞窟入り口付近 説明 村人の依頼は解決できたが、親熊を亡くした小熊たちはこれからどうなるのだろう。一方の利益が他方の利益になるとは限らないということを思い知った。 内容 1.村人から依頼を受け、コッカー洞窟へ行く。2.洞窟2階の右奥の穴熊(Lv48/HP2400)と戦闘して倒す。3.奥にいる二匹のうち左側の小熊に話しかける4.精霊が現れ、主人公が穴熊の親を倒したことは必ずしも罪ではないと説明してくれる。 報酬 EXP1000 星座(大熊座・小熊座) 備考 「父との別れ」以降、おそらく2つめの星座になる。ノートを開き「星座ブック」で見られる。心が痛むクエストですがお勧め。 洞窟の向こう 開始 ラ・ティムと会話 説明 洞窟でラ・ティムを倒し、宝を手に入れた 内容 ラ・ティムと戦闘し倒す。 報酬 ラ・ティムの契約(maxHP+350、ATK+50)、クリスタルスカル 前提条件 ・レイチェルが仲間にいる(戦闘状態にする必要は特になし)・ノースアイランドフィールド南「父との別れ」クリア・飛行系の乗り物 備考 洞窟に入るためには、人力飛行機等の飛行乗り物が必要自分の飛行乗り物で入らないとクエは起こらない。PTだとリーダーで洞窟に入る必要あり。ラ・ティム、土属性、Lv70、HP9500、縛られて身動きが取れないことがある。ラ・ティムの契約は今後の対フリード戦クエストで、レイチェルが無敵になる。これで得たアイテムはレイチェルがラ・ティムと契約を交わした証ではあるが、他の人型仲間にも装着は可能。チェーンベルトはリン、ニースなどに回そう。 水の迷宮 女神の黙示録 開始 女神像と会話(左奥) 説明 滝(サウスアイランドフィールド01、クライスト村入り口の反対側の滝をクリック X 2250 Y 4140)の中で女神像を見つけた。そして、女神フリアンノンの像は世界に危機が迫っていることを伝える 内容 ・女神像に話しかける。 報酬 水の迷宮にある宝箱を開ける権利(中身は精霊の涙) 備考 ・宝箱を開けられるようになる。・水の迷宮に入る際、リンとレイチェルが仲間から一時的に外れる。フィールドに戻り、陸に上がる前にリンとレイチェルに話しかけると好感度一定以上でCG。(リンを仲間にしていないか預けていると、レイチェルは仲間から外れないが、イベントも発生しない)迷宮から出て川から上がるとリン・レイチェルの好感度高でイベントCG有(後からでも見れます) ・2人の装備がアイテム欄に移動する。このときアイテム欄が満杯であるとテント内倉庫に入る。これも満杯だとキャラの足元に落ちる(倉庫がテント内に設置されていない場合は、設置された時点で装備が倉庫に移動する)チェーンベルト、課金アイテムなどの装備の消失の原因になるので、十分注意すること(公式HPのFAQ参照、消失してもアイテムの保障は一切されない)このクエストの前にアイテム欄を確認。 ・レイチェルの曲刀、リンの首飾りが水の迷宮に入るごとに1個増えるが、これは捨てられる(アイテム欄から背景などにドラッグ)関連クエスト 精霊の涙(報酬 掃除機) コッカー洞窟山頂 悲しみを乗越えて 開始 山頂に到着 説明 レイチェルは心の奥の悲しみを封じ込め、決意を新たに冒険の路に歩き出す。 内容 三択で友好度アップ 報酬 レイチェルの友好度 備考 CG有り。洞窟3階の敵のアリは3匹いるとlv20前後のソロでは辛い。パーティを組むか、逃走して辿り着くのがベスト但し、回復剤or回復風呂は必要! 洞窟の秘密通路(フィールド02) 強盗との再会 開始 サウスアイランドフィールド02の南東にある船で侵入できる洞窟の通路 説明 昔リンを襲った強盗達が宝を隠していた。 内容 海賊LV80×4と海賊LV85&クリフLV90を倒す。 報酬 クリフ加入。宝箱から10%経験値薬、折れた火の鳥の羽3枚、中毒薬5個 備考 Lv26〜28の4人でクリア。Def100前後のキャラだと雑魚海賊の連携でやられる。雑魚海賊はロケランで2発 スチュアート島 リンの運命 開始 スチュアート島ダンジョン2F右上のトーテムポール 説明 内容 トーテムポールに触れると隠し扉が開くその先のイベントアイコンの所へいくと戦闘イベント後リンが仲間から永久的に脱退 報酬 白鳥座追加、星2個 備考 戦闘内容 大古クモ(火)Lv100HP9500・古クモ(土)Lv60HP577*2 ほぼ通常攻撃のみ?フリードを仲間にする前提条件とは関係なし オーストラリア プラズマガン 開始 オーストラリアの洞窟04右下で剣竜と戦闘 説明 博士はアイリーンにプラズガンを渡した。(ノート説明文どおり) 内容 ・オーストラリアの恐竜洞窟4内部右下で剣竜と戦闘。 ・奥にいる博士と会話で武器をもらう。 報酬 プラズマガンATK+45 備考 PCレベル30以上 剣竜 4属性4体 増援4回で4回戦闘する必要がある。 3人以上のPTでPCレベル35以上が推奨。 全員がレインアローを使えると大幅な戦闘時間短縮 関西 フィールド 加奈子との出会い 開始 ウサギをクリック 説明 ウサギを手当てして助ける 内容 ・ウサギを助ける。・加奈子が現れ、お詫びににぎり寿司を渡す。 報酬 加奈子の木櫛、EXP+500 備考 此処での戦闘は無し、にぎり寿司は京都の遊郭or浦島太郎の家に有ります 心の絆 開始 加奈子が仲間にいる状態でフィールドの地蔵のような物に近づく。 説明 内容 ・加奈子との会話イベント発生・京都の小屋(道具屋の横)にいる勇太に話しかける(加奈子CG)・チンピラが借金の取り立てにやってきて戦闘・戦闘後チンピラに話しかけ10000Goldを支払う。 報酬 CG・星2個・加奈子の友好度+6(加奈子に任せるを選択した場合 星1個・加奈子の友好度+2) 備考 チンピラ(土)HP1059*3と戦闘。京都クエ関連の賭博場守衛と全く同じ。 関西の森林 間一髪 開始 森林の賭博場守衛と男の子(X 2982 Y 985付近)森林はフィルードMAPにある左上のゲートポイント 前提条件 加奈子との出会い、を完了し、加奈子の木櫛を所持していること 説明 悪人が男の子を誘拐しようとしていた。助けようとしたところ、悪人の仲間がやってきて取り囲まれてしまった。幸い、間一髪で加奈子が助けに来てくれた。 内容 1.賭博場守護Lv80x3 HP1059と戦闘(NPCをクリックしなくても接近すると戦闘に入るので注意)2.男の子をクリックすると3人PTまでで賭博場守護Lv80x8と戦闘。戦闘には加奈子Lv91が参加3.戦闘勝利後、加奈子をクリックする。 報酬 CG、加奈子を仲間にできる。EXP+300 備考 レベル45↑推奨、レインアローがあれば難しくはないが、攻撃力にもよるのでクエストを行う人の判断でPTで行うと良い。SPD199で先行、198は×加奈子は初期装備としてATK+25、SPD+19の付加の弓を装備している。これを育てて主人公と連携攻撃が可能になると以降の主人公のLv上げ、ボス戦にかなり有利になる。物理攻撃の神楽は弓装備専用。補助魔法として癒しの水も備えている。 蝦夷 蝦夷山頂 勇敢な加奈子 開始 山頂に到着する(222,515) 説明 止血ができる薬草を加奈子のために探してこよう。 内容 ・加奈子が主人公をかばって野オオカミを仕留めると傷を負う。(CG有 PT離脱)・止血のために薬草を探しに行く。蝦夷山頂2F(3122,355)・山頂に戻り左の温泉へ。(CG有 PT復帰) 報酬 加奈子友好度+8、星1個 備考 プレイヤーLv17ではクエスト受領不可でした。 マヤ マヤの集落 活人祭 開始 マヤの集落の民家(2176,2134)に入る 説明 内容 ・民家を出た後、活人祭の儀式を見学する。・地下室に落ちたあと(3042,995)に移動するとスイッチがあるので奥へ進むと、サシャが台座の上で倒れている・サシャを起こそうとすると青宇宙人(Lv110)が出現し戦闘開始。戦闘終了後、サシャがPTに加入。・サシャの家に帰宅。 報酬 サシャが仲間になる、魔法の絨毯 備考 レーザー攻撃は魔法判定。青宇宙人は弓耐性を持っていないため400程度の2体HITレーザーに気をつければ高HPの割りにロケットランチャーで簡単に仕留められる。魔法の絨毯の大きさは4x2なので、アイテム欄を開けておきましょう 光と闇の双子神 開始 不思議な空間(マヤのサシャの時にでてきた入り口の大きい建物に飛行機で進入した先) 説明 クエスト中は説明なし 内容 道なりに進み台座があるところまで進む 報酬 EXP10%カプセル 備考 2回闘う必要がある。1戦目ダレスの騎士4体+ナプターダレスの騎士は各属性1匹づつ、HP15000程、ナプターは土属性HP18000程全員各属性の単体・範囲魔法に、大地の鏡やフリーズなどの補助魔法を多彩に使用してくるちなみに暗黒ニースと連戦ではない2戦目HP16000程度のダレスの騎士が7体+暗黒ニースLv150水属性HP26500暗黒ニースの魔法攻撃は火だと700×2などの即死クラスの攻撃、200〜400程度の全体魔法攻撃など多彩。他の敵も呪縛やフリーズ、コンフューズや範囲攻撃魔法など多彩に使用してくる。ダレスの騎士、ナプター385で先制。暗黒ニース570で先制できず。610で先制を確認。 前提条件 氷山「闘神の試練」クリアニースがPTに居る。封印天珠2個所持している。 マヤの密林 サシャの決意 開始 洞窟の扉をクリック(,)(要 サシャの友好度70以上) 説明 内容 ・洞窟の扉前に行くとイベントスタート。・地下2階のマップ右上の扉の前にいくと閉まっているので、マップ左上にあるスイッチを作動させる。・奥にの部屋に行く。・宇宙人(風Lv100)×3と戦闘。 報酬 星3、サシャ永久脱退 備考 ぼろぼろのUFOの設計図。(これをきちんとした設計図にするには、マヤの街の中で宇宙人の侵略クエストを完了させる必要があります)フリードを仲間にする前提条件ではなく、台湾の攻略サイトを見る限りだと関係ありません、UFOの設計図が欲しい方のみこれを完了して下さい。 船員救出 開始 マヤの集落南東の?マークにいる場所に行く。 説明 マヤ原住民に襲われている船員を救出しよう。 内容 ?マークの近くまで行くとマヤ原住民8体(Lv108)と戦闘になる。 報酬 正体不明の銃の設計図、忘却の巻物(仲間用) 備考 CG1枚敵は4属性*2の計8体。倒しても増援が各場所に*2で恐らく全部で24体を倒さないといけない。Atkが高く攻撃スキルも充実しており、さらには混乱攻撃まで所持している強敵。加奈子クエ同様とにかくレインアローなどで数を減らそう。ただし若干の弓耐性所持。4人以下までに減らせれば勝機は見えてくる。推奨PT平均Lv50。なお、ボス扱いとなる。先行必要SPD300↑? 崖州 海龍党の隠れ家 鄭和艦隊襲撃 開始 鄭和艦隊 説明 内容 鄭和艦隊で倒れている船員に話しかけた後、船内で会話。ここで謎の女の子Lv135,HP18520と戦闘。その後崖州の洞窟2F最奥で会話イベントから戦闘、海賊*7(+増援2)とジャドラを倒した後にNPC燕玲加入となる。 報酬 NPC燕玲加入 備考 二戦目はSPD454で先制確認。謎の女の子、海賊共に物理攻撃のみなので、先制鏡ができればソロでもクリア可能。インキュも有効。 前提条件 鄭和艦隊「航海の楽しみ」クリア 朝鮮 仁川 魔女パディス 開始 町の中央の村人と会話 説明 内容 ・PTにニースがいる状態で手前の民家に入り、神秘的な客と会話・カイロからエジプトのピラミッドの秘密通路5F(4102,1555)の玉座の珠をクリック。カーピフ(Lv95/土/HP12500)+ミイラ2体と戦闘。 報酬 封印天珠 備考 カービフは石化?を使用。 前提条件 ウィーリン村「ニースの災難」クリア エジプト ピラミッド 真理の道 開始 考古学者 説明 エジプトの神秘的な秘密通路の奥で真理の石をさがそう。 内容 ピラミッド右上へ飛行乗り物などで頂上へ侵入。その先に真理の石スフィンクス像の前へ行くとイベント。地下通路への隠し扉が現れる先へ進みアヌビスと戦闘後イベントイベント後に連戦 報酬 5%経験値薬、冥界の鍵 前提条件 コッカー洞窟山頂「悲しみを乗り越えて」クリア 備考 ※秘密通路と神秘的な秘密通路は違う場所1戦目アヌビス:土属性Lv120HP19520(攻撃スキル使用) 2戦目アヌビスLv140HP22000+取り巻き4属性*7のミイラHP4500〜6000前後(火→コンフューズ、水→癒しの水、土→石化術、風→麻痺術を使う)左下の風ミイラを倒すと一度だけ火ミイラの増援が来る要PT。 氷山 闘神の試練 開始 封印の地2F 説明 封印の地2階に行ってみよう。 内容 報酬 15%経験値薬、封印天珠(2個目) 前提条件 封印天珠所持ニースがPTにいる 備考 4属性の龍と戦闘HP23000前後×4匹。火は攻撃力、風はスピードなど各属性の特色が顕著に現れているボスと言っていい。注目すべきは攻撃力もさることながら、体力が多いので長期戦を想定すべし。単体魔法で400〜700、カウンターで700〜1000程。 ハワイ 星空の約束 開始 ハワイ山頂 説明 内容 自動で進行。イベントのみ 報酬 星ボウ指標(クエストアイテム) 備考 CG1枚 前提条件 イースター島「強敵フリード」クリア、マヤ「光と闇の双子神」クリア 大海原 マゼラン艦隊 マゼランの災難 開始 マゼラン艦隊 内容 マゼラン艦隊でクリフがPTにいて、船員に話しかけると戦闘。船員*3その後、クリフを加入した洞窟へ(MAP一番下の海賊に話す)道なりに行き、海賊船へ→クリフを戦闘に出してマゼランに話す。 報酬 NPCマゼラン加入、星1個、10%経験カプセル 備考 戦闘2回あり。1度目:海賊*8クリフが必ず戦闘に出る。クリフが弱い場合は戦闘開始直後に他NPCに入れ替えて、終了前に再びクリフを出せばOK。戦闘終了時クリフが死んでいると会話がループしてしまい、また戦闘する羽目になる。2度目:海賊*8+増援2回目の戦闘はマゼラン参戦。クリフはいなくてもOKだが、リーダーがクリフを参戦させるとマゼランが戦闘に入らず、4人で挑む事ができる。 前提条件 クリフがPTにいる事、海賊船ではクリフを戦闘に出して1度目は話す。 鬼が島 冥界王ホルト 開始 鬼が島洞窟奥 説明 内容 フリード*5との戦闘 報酬 NPCフリード加入、ニース永久脱退、20%経験値薬 備考 CG2枚洞窟B1(幽霊の出る階)の奥の方に冥界の鍵の扉次の部屋は左下に進むと星ボウ指標が反応して進める次は門番に話してダレスの聖諭を見せると進めるボス HP55000? 火属性火属性フリード 57500水フリード 43600 2体土フリード 41400風フリード 47500単体魔法で500〜800、カウンターで700〜1000ダメージ来るレイチェル無双(PTメンバー含むレイチェル全て対象)可能なので思ったほどの苦労はしないが、ソロの場合戦闘の時間制限内(二時間?)で倒せるかが勝負。風以外385で先制 前提条件 星ボウ指標、冥界の鍵、ダレスの聖諭を所持ニース、レイチェルがPTにいる。 ムートの野望 開始 幽冥の地3(「冥界王ホルト」と同じ場所) 説明 内容 ・祭壇広場の手前でレイチェル離脱の警告・祭壇のムートに話しかけ戦闘・勝利後、幽冥の地・広場に強制移動・レイチェルに話しかける 報酬 星4個、琥珀のイヤリング(MaxHP+150 抗封印+5%)レイチェル永久脱退 備考 回想セピア色CG1枚1戦目・護衛兵(Lv88〜89/各属性/HP1000前後)×4体+増援4体射撃耐性があるようです。2戦目・蛇女(Lv120/火/HP27510)×1体熱火呪、コンフューズ、範囲魔法スキル(真・コメット?)使用・毒蛇(Lv80/各属性/HP986)×7体+増援1体単体魔法スキル使用毒蛇はレインアロー取得クエストと同じものですが、数が多いうえ蛇女の熱火呪もありますので、ソロだと危険です。2戦目で敗退すると、1戦目からやり直しです。 前提条件 鬼が島「冥王ホルト」・クライスト村「レイチェルの冤罪」・コッカー洞窟山頂「悲しみを乗り越えて」クリアレイチェルとフリードがPTにいる 天空の城 天空の城 開始 天空の城入った先の扉 説明 内容 中に進むと自動でイベント進行。 報酬 ダレスの聖諭(クエストアイテム)、星1個、ニースの友好度+5 前提条件 マヤ「光と闇の双子神」クリア 雪島洞穴 雪島の妖精 開始 雪島の密室 説明 妖精シフロはどこへ連れて行こうとしているのだろう? 内容 妖精の彫刻に話しかける 報酬 NPCシフロ加入 備考 雪島の密室の場所は、雪島洞穴5階の中央の階段を降りた先。シフロの能力は三保と全く同じです。シャルロットを仲間にする前提で短い間仲間になるだけです。戦闘に参加させるとあっさり死にます。スキルもありません。 前提条件 バンコク バンコク 天照大神の試練 開始 バンコクの神僧 説明 バンコクの神僧から、涅槃仏の間に行って3種の宝具を手に入れてくるように言われた。 内容 報酬 備考 アンコールワット 妖精シフロとの別れ 開始 アンコール密道1・北東の階段 説明 雪島で妖精シフロに出会い、アンコールワットの密道まで案内してもらった。神秘の領域とは一体? 内容 ループする部屋をシフロと通過し、アンコール密道2へ 報酬 NPCシフロ永久脱退 備考 アンコール密道1への道順は以下の通り?船でバンコクに上陸?バンコク西の出口よりシャムの森林へ?シャムの森林北西の出口よりシャムの抜け道へ?シャムの抜け道東の出口より迷いの森へ?迷いの森東端の出口よりアンコールワットへ?アンコールワット→アンコール迷宮1→アンコール迷宮2まで一本道です?アンコール迷宮2北東の北側の階段よりアンコール密道1へ到着 前提条件 雪島洞穴「雪島の妖精」クリア、シフロがPTにいる 妖精の峡谷 開始 神秘の山頂 説明 崖の底を覗いてみよう。 内容 ・黄色い服の妖精と会話・崖から飛び降りて妖精の谷へ・峡谷の密道でグライフ(グリフォン)と会話・密道の外でシャルロットと会話し、神秘の山頂に帰還 報酬 備考 神秘の山頂への道順は以下の通り?アンコール密道2→アンコールワットまで一本道です?アンコールワット西〜北側を囲う建物の入り口(どれでも良い)よりアンコール回廊へ?アンコール回廊最北の出口より神秘の森へ?神秘の森北東の入り口より神秘の山洞1階へ?神秘の山洞1階西の階段より神秘の山洞2階へ?神秘の山洞2階北の出口より神秘の山頂へ到着 前提条件 バンコク「妖精シフロとの別れ」クリア 妖精の里 魔封石 開始 妖精の里 説明 アンコールワットの聖地に行って、魔封石を手に入れよう。 内容 ・妖精の里で長老メーベルと会話・アンコール深部4でシャルロットに話しかけ奥へ続く道を開いてもらう・アンコールの聖地で守護の聖獣に話しかけ戦闘・勝利後、妖精の里で長老メーベルと会話 報酬 NPCシャルロット加入、魔封石 備考 妖精の里へ初めて入る際にCG1枚妖精の里は、神秘の森東から入れますアンコールの聖地への道順は以下の通り?アンコールワット中央の建物に入りアンコール深部5へ?アンコール深部5最北の階段よりアンコール深部1へ?アンコール深部1北の階段よりアンコール深部3へ?アンコール深部3北の階段よりアンコール深部4へ?シャルロットに扉を開けてもらい、アンコールの聖地へ戦闘は・守護の聖獣(Lv110/土/HP15000)×1体・グリフォン(Lv105/土/HP6000)×1・グリフォン(Lv104/水/HP5500)×1増援として・グリフォン(Lv105/火/HP6000)×1・グリフォン(Lv104/風/HP5500)×1に加え水属性グリフォンが1体出現。いずれも単体魔法スキル使用、水属性グリフォンはインキュバス(単体)使用。道中、シャルロット未加入でも、アンコール深部4で神秘の鍵(コピュア加入に必要)を入手することができます。 前提条件 バンコク「妖精の峡谷」クリア インカ インカ洞窟 悪魔の使いコピュア 開始 魔の祭壇 説明 祭壇前に来ると、悪魔の使いと称する元・悪魔見習いコピュアが突然現れ、仲間になれと言う。彼女を打ち負かすが、それでも彼女は諦めない。仕方なく、しばらくコピュアと行動を共にすることになった。 内容 フィールド右下からインカ洞窟に侵入、右上に進み続けてインカ洞窟3まで行き、神秘の鍵を使って扉を開ける。その後、魔の祭壇へ進み壺を調べるとコピュアと戦闘。勝利後にコピュアが仲間に入る。 報酬 NPCコピュア加入 備考 戦闘はコピュアと不死身ミイラ*4。取り巻きの増援が多く、ミイラは合計18体倒さねばならない。いずれの属性のミイラも補助魔法を使うが、水は回復、それ以外は足留めなのでミイラを水だけにしてからコピュアを叩くと楽。攻撃魔法を使うのはコピュアだけなので大地の鏡も有効。 前提条件 バンコク「魔封石」クリア、神秘の鍵所持 マチュピチュ 破滅を呼ぶ王女 開始 マチュピチュ大神殿内にいるバテルトに話しかける 内容 バテルトから妻と娘に関する話を聞く 説明 CG1枚マチュピチュ大神殿の中に入って左側の入り口にいるバテルトに話し掛け希望のネックレスを手に入る 報酬 星1個、希望のネックレス 備考 前提条件 マヤ「ナキラーの秘密」クリア ナキラーがPTにいる 月神の一族 開始 マチュピチュ大神殿内にいるバテルトに話しかける 内容 牢屋に捕まっている人を助け出し、冥王四天王ベルトを討伐する。 説明 マチュピチュ大神殿の中に入って右側の入り口にはいる大神殿の密道第3層にある左像にネックレスをかける。大神殿の秘密通路1は中央に進むと階段の前に片側だけたいまつが消えているので動かす。牢屋にいる人に話しかけると冥王四天王の1人ベルトが登場し、戦闘開始。 報酬 5%経験値薬 備考 ベルト HP19500、属性:火取り巻き:属性蝙蝠:HP8500〜9200×3匹+増援1匹=合計4匹開幕直後に連携で魔法を連発してくる。単体魔法200〜500、連携1000〜2000なので低HPの人はオーバーキルされないように注意。なお、状態異常攻撃はしてこない。SPD???で先制、推奨Lv50以上 前提条件 マチュピチュ「破滅を呼ぶ王女」クリア ナキラーがPTにいる 月 割れたボール 開始 月面右下にいるウサギ 説明 月ウサギにヤシのボールをあげたので、月ウサギは罰を受けずに済んだようだ。 内容 ウサギに話しかけて、ヤシのボールを渡す。 報酬 経験値3倍の聖水 備考 月面では宇宙着陸艇から降りられないのでインベントリは開けておくこと。 前提条件 月ウサギの調合 開始 月面にいるウサギ 説明 月ウサギは手動混合機を入れ、薬の調合が楽になったようだ。 内容 ウサギに話しかけて、手動混合機を渡す。 報酬 10%カプセル、月ウサギのお餅 備考 「割れたボール」クリア後、一度マップ出入りする必要あり 前提条件 月面「割れたボール」クリア コメント ニースの杖ですが、ニースが戦闘状態じゃなくても杖見えますよ -- アイリーン加入クエ、前提とされている「レイチェルの冤罪」をクリアしてなくても出来ました。レイチェルがPTに居なくても服は取れるので。 -- コピュア -- マゼラン艦隊クエ、Lv制限があるようです。Lv29で船員との戦闘発生せず -- ↑クライスト宿屋のマゼランクエを完了していなかっただけでした。申し訳ない -- ムートの野望ですが、前提条件はすべて満たしていますが発生していません。PC未転職レベル61です。 -- マゼランの災難ですが一戦目クリフ死にましたが会話ループ等発生しませんでした(オーバーキルで無ければ大丈夫なのか?) -- 「ナキラーの秘密」が記載されてないのですが・・ -- オーストラリア・アイリーン武器クエを転載。増援回数を3→4に修正 -- 「悲しみを乗越えて」って、クラン村で発生するクエでは?同じ名称で2回あるってこと? -- 名前
https://w.atwiki.jp/nkysclub/pages/23.html
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (heith=120) マゼラン CV 無し 属性 土 所持スキル 狂岩撃・改 護りの盾 成長タイプ Str,Con 加入クエスト マゼランの災難 脱退クエスト 情報求む 記載無し。 クリフが居ないと仲間に出来ないNPC。 Str,Conが上がりやすい為、お金はあまりかけないで済みそう。 補助狩りが有効な為、Lvは上げやすいが、 戦闘中に、CVが居ない可哀想なNPC Conが上がった場合、属性が土なのを考慮すれば、放置狩りにはかなり適した存在か・・・?
https://w.atwiki.jp/myroad/pages/22.html
imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (chara_mazeran.jpg) マゼラン CV 無し 属性 土 所持スキル 狂岩撃・改 護りの盾 成長タイプ Str,Con 加入クエスト マゼランの災難 脱退クエスト 記載無し。 クリフが居ないと仲間に出来ないNPC。 STR、CONが上がりやすい為、お金はあまりかけないで済みそう。 補助狩りが有効な為、Lvは上げやすいが、戦闘中に、CVが居ない可哀想なNPC・・・ 属性が土な上にCONがあがれば、放置狩りにはかなり適した存在かもしれない?
https://w.atwiki.jp/kuriari/pages/425.html
クリフトのアリーナの想いはPart12.5 606 名前 1/2 Mail sage 投稿日 2012/12/27(木) 02 16 18.25 ID U6rPjBi50 タメ口テーマにひとつ。 「買出しくらい、私一人で大丈夫ですよ」 「いいから一緒に行こうよ」 購入するものはキメラの翼、毒消し草。クリフト一人で十分持てる量だったがアリーナは一緒に行くと行って聞かなかった。 「姫様のお手を煩わせるほどの量ではありませんよ」 「だーかーらーいいから一緒に行こうって言ってるの!」 道中、クリフトはひたすらわざわざ申し訳ありません、戻られてもかまいませんよなど言い続けていた。 (ずっと一緒に旅してるって言うのに、いつもいつもかしこまりすぎなんだから!) アリーナとしては楽しくクリフトと2人で歩きたかっただけなのだが、クリフトには伝わらない。 ふいに。 「いたっ!!!」「きゃっ」 クリフトの叫び声と同時に、道路にぽてん、とボールが落ちた。 クリフトは頭を手で押さえて呆然としている。どうやらどこからかボールが飛んできたようだった。 「ごめんなさい!」 わらわらと、10歳くらいの少年たちが走り寄って来た。どうやらボールを投げていたのはこの子たちらしい。 クリフトはひょいとボールを拾い上げると、一番先頭に居た少年に手渡した。 「ねえ、もしお年寄りや赤ちゃんに当たっていたら怪我をしていたかもしれないんだよ」 「…はい」 「元気に遊ぶのはよいことだけど、ちゃんと周りを見ようね」 「はい、ごめんなさい」 子どもたちはボールを受け取ると「お兄ちゃんごめんねー」などと言いながら走って去っていった。 「姫様に当たらなくて良かったです。…いや、姫様だったら避けられたかもしれないですね」 返事はなかった。 「…姫様?」 「…クリフトがあんなしゃべり方するの初めて見た!」 「え?」 何のことかわからない、といった顔でクリフトは困惑しているようだった。 「いつもですますかしこまって鬱陶しいのに!」 「あ…そうですか。まあ、相手は子どもですし。私だって普通に話すことくらいありますよ」 「私にもそうして!」 「へ?」 「さっきみたく話してよ」 「む、無理ですよ。姫様にそんな。」 「姫様じゃなくてアリーナ」 「なっ…だ、だから無理です。本当に無理です。そんなご無礼は」 「私がいいって言ってるんだからいいでしょ!」 「…勘弁してください」 クリフトはそれ以上何も言わず、再び歩き始めた。 「ケチ」 アリーナは小さくつぶやくと、クリフトの後を追った。 しばらく進むと、道具屋の看板が見えてきた。 「アリーナ、そこが道具屋だよ」 「へっ!?」 アリーナの心臓が跳ね上がった。顔が紅く染まったのがわかる。 「…申し訳ありませんでした。やっぱり無理です。ご無礼をお許しください。」 消え入りそうな声でつぶやくと、クリフトは俯いた。耳まで紅く染まっている。 「べ、別に無礼なんて」 宿屋に戻ってもぎこちないままだった2人は、ソロとマーニャに散々からかわれることになるのだった。
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【クリアリ】クリフトとアリーナの想いは Part13【アリクリ】 67 名前 名前が無い@ただの名無しのようだ Mail sage 投稿日 2013/05/17(金) 00 21 35.26 ID pUm42JpKO あいつはいつだって他人の望みを手伝うことばかりに懸命で 自らの望みはひたすら深くへしまい込み 決してその手を伸ばそうとしなかった。 だけど馬鹿正直で嘘のつけないあいつが 真実望んでいるものなんて俺達には見え過ぎる程見えていて。 ――俺は、俺達はそんなあいつの望みを叶えてやりたかった。 「勇者よ、よくぞこの世界に光を取り戻してくれた! そしてこの城の者達を魔の呪縛より解放してくれたこと、 どう感謝してもし尽くせぬ。 …わしに出来ることがあればなんなりと申せ、望みの褒美をとらせよう!」 予想通りのサントハイム王の言葉に 玉座の前の俺達は、そっと目配せをする。 そう、この機会を逃す訳にはいかなかった。 「いいえ、王様。 この旅の成功は俺の力によるものじゃありません。 …――クリフトが居なければ 今のこの世界もこの城もありはしなかったでしょう!」 俺の言葉にぎょっとしたように目を見開き、 それから王に訂正しようと慌てて口を開きかけるあいつ。 それをさせまいと、俺達は言葉を連ねる。 「そうよ、クリフトの癒しの力がなかったら あたし達みんな棺桶から出れやしなかったわ!」 やっぱこういうのが上手いのはマーニャだ。 「それに食事や買い出し、宿の確保も 一流商人顔負けの手配ぶりでしたよ! 特にあの安く仕入れる交渉術は 是非私の店でも披露して頂きたいものです!」 褒めるのはいいけど、 どさくさ紛れにスカウトするなよな、トルネコ。 「クリフトさんのあの鬼神のごとき闘いぶりも 素晴らしいものでしたわ。たとえ光の壁に阻まれていようとも臆せず 即死呪文をかけようとする勇猛果敢っぷり、 私には到底真似出来ません」 …うん、ミネア。えーと、褒めるんだよな、今。 クリフトを褒める打ち合わせしてたよな、俺達。 「なによりクリフト殿はUNOの腕前も中々のもの、この私が何度負けた事かっ…!」 ………悪かった。全部俺が悪かったから 今、馬車の中の話題をするのはやめてくれライアン。 そして俺達の打ち合わせの外に居たブライ。 ブライはあいつと…きょとんとした顔のままのアリーナ、俺を順に眺め。 それからふん、と小さく笑ってから、ゆっくりと言葉を紡いだ。 「………なにより、姫様をこのサントハイム城まで無事にお返しする為、 ただひたすらに身を削り命をかけ つくし続けたクリフトの忠義。 陛下、…わしは…こやつを認めざるを得ませんわい」 口調はいつもの苦々しげなまま、 それでもどこか愉快そうに。 「…み、皆さん…」 ここに至って初めてあいつは俺達の思惑を察したのだろう。 唇を震わせ、感極まったようにあいつは俯いた。 「そうか…それはクリフト、大義であったな。 そなたのような優れた家臣をもってわしは実に嬉しい。 さあ、何か望むものはあるか? 何でも褒美をとらせよう、クリフトよ!」 サントハイム王が高らかにそう宣言する。 ――――今だ、さあ、言うんだ、クリフト! 俺達の無言の後押しを受けて 俯いていた顔をあげ、あいつは …クリフトはようやく自らの望みに、手を伸ばして。 「……陛下! 恐れながら申し上げます!…わ、私が望みますのは…」 「ダメよお父様! クリフトは褒美欲しさに何かをするような人間じゃないわ! そんな言い方はしちゃダメ! 大体クリフトは褒美をチラつかされたりするのだって大嫌いなんだもの。 ずっとクリフトは言ってたわ、サントハイムのみんなが笑顔を取り戻してくれる、 それが一番の望みだ、って。 …だから、いいの、これ以上何もいらないのよ。 …ねっ、そうでしょ、クリフト!」 …………そしてその伸ばされた手を華麗にへし折った姫君は キラキラとした極上の笑みを浮かべ 傍らの神官の同意の言葉を待っていた――。
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クリフトとアリーナへの想いはPart9 46 名前 1/4 ◆ByK7Tencho  Mail sage 投稿日 2008/05/01(木) 05 31 26 ID XAZWpdsi0 長かった人と魔族との争いに終止符が打たれて、はや数年。 ここサントハイムでも、人々が平和を享受し、日々穏やかな生活を営んでいた。 「…残念ですが、これらは全て却下せざるを得ません」 「なんでダメなの?わたしなりに一生懸命頑張って考えたのに~」 とある日の昼下がり、サントハイム城の二階にある一室で そうきっぱりと告げたのは、この城に仕える若き神官、クリフト。 持ち前の聡明さと、世界を救った英雄の一人として名を馳せた彼は、 かつてない異例の早さで大聖堂の長へと抜擢された、この国が誇る自慢の逸材。 一方、細工の施された小さな机でふてくされているのは、 その活発さから、親しみを込めて『おてんば姫』と呼ばれるこの城の王女、アリーナ。 弱きを助け、強きをくじく、正義感あふれる美しくも勇敢な女傑。 クリフトと同様、八人の英雄の一員として世界にその名を轟かせている。 二人はつい先日、国中の祝福を受け、質素ながらも厳かに婚姻の儀を終えた。 その後、慌しかった結婚式も終わり、宮廷魔術師のブライを連れての 外遊へと出かけた国王の名代として、王女であるアリーナが国務を担うこととなった。 もちろん、婿となったクリフトの手助けを借りるのを大前提として。 「ご努力には敬意を表します。しかしながら、このような内容ばかりでは、 施行どころか陛下やブライ様の審議をお受けになること自体、もってのほかです」 「これのどこがいけないっていうの?ちゃんと説明してほしいわ」 クリフトは、乱雑に置かれた書類の山を集め、丁寧にまとめていく。 片付け終わった書類を一瞥すると、深い青の瞳を閉じてため息をこぼした。 どうにも納得のいかない表情のアリーナは、机を叩いて抗議し、 困惑しているのは自分だといわんばかりに、夫君の端整な顔を睨みつける。 「まず、兵士の皆さんの武器を全て鉄の爪にすること…これはあまりに無謀すぎます。 鉄の爪は接近戦用の武器。槍などの長手の武器に慣れ親しんだ方々に、 いきなり持ち替えろとおっしゃるのは、酷な話でしょう」 「それと、神学生の授業の半数を武術にするという案も、同意できかねますね。 わが国の神学校は、魔法王国の名に恥じぬよう、相当の授業時間数を設けております。 新たな科目を組み込む余裕など、今の履修過程ではとてもございません。 それから……」 淡々と理由を述べるクリフトの声が子守唄代わりになったのか、 アリーナは静かな寝息を立てて舟をこぎ始めた。 こみあげる笑いを抑えつつ、クリフトは鍛え抜かれた身体には似合わぬ 新妻の華奢な肩に優しく手を触れ、軽く揺さぶった。 「聞いておられるのですか、姫さま―――」 クリフトの最後の文言を聞き取った瞬間、アリーナは閉じていた目を開いた。 素早く机から身体を起こし、上目づかいでクリフトの顔を見つめる。 しまった、謀られた。 状況を察知したクリフトはあわてて口を押さえたが、すでに遅かった。 言葉の末尾は、澄んだ川のごとく緩やかに空気と溶け込んでいく。 「ねえクリフト。今わたしのこと『姫さま』って呼んだでしょ?」 「いえ。わ、私は別に…あの…その…」 「あら、とぼけたってダメよ。この耳でちゃーんと聞いたんだから」 「そ、そうでしたか。申し訳ありません、たしかにお呼びしました…」 アリーナに詰め寄られたクリフトの顔は、一気に赤みを増した。 細身の身体は硬直し、無機質な長椅子と同化しているようにも見える。 冷静沈着な彼らしからぬ反応を見せるのには、ある理由があった。 晴れて結婚が決まった時、二人はある一つの約束事を交わした。 それは、敬称をつけずに名前だけでお互いを呼び合うこと。 もちろん、公の場ではそれにふさわしい呼称を使うべきだが、 『家族になるんだから、名前で呼ぶのは当然』という、 アリーナたっての希望により実現した。 普通の夫婦の間では造作のない、ごく当たり前のことである。 しかし、アリーナの臣下として仕えてきたクリフトは、長年彼女のことを 敬称で呼んでいたため、今までの習慣から抜け出すのは容易ではなかった。 自分とは立場が違っていた関係上、仕方がないのかもしれない。 さすがのアリーナも譲歩し、しばらくの間は二人きりの時だけ、という条件を附した。 さて、図らずもアリーナとの『約束』を破ってしまったクリフト。 果たせなかった約束は、何らかの埋め合わせをするのが世の常識である。 アリーナは席から離れ、クリフトに何かをせがむ素振りを見せた。 「い、い、いけません。だ、誰かに見られでもしたらどうするんです?」 「ここはわたしたち二人の部屋よ。他の誰かなんているわけないじゃない」 「そう言われれば、そのとおりなのですが…」 「でしょう?だったら…お・ね・が・い」 早く早くといわんばかりに、アリーナは満面の笑みでクリフトの腕にしがみつく。 公私の別が厳格で有名な聖職者も、女神の笑顔にはめっぽう弱かった。 泣き所をつかれた彼に、もはや選択の余地など残っていない。 覚悟を決めたのか、クリフトは椅子から立ち上がろうとした。 だが、腰を少し上げたところでアリーナに止められてしまう。 「座ってる位置の方がいいわ。背伸びするのって、結構疲れちゃうのよね」 「は、はあ。承知いたしました。で、では、目を閉じてください」 クリフトは、アリーナの首筋に絡まった赤い髪を肩へと流し、 一文字に結んだ唇をアリーナの唇にぎこちなく重ね合わせる。 小さな部屋は、一瞬にして甘美な空気に包まれた。 かといって、いつまでも脱線しているわけにはいかない。 アリーナの髪の色に負けないくらい赤くなってしまった頬を、 神官帽子のつばで隠したクリフトは、再び書類の束に目を通し始めた。 「コホン。さて、それでは本題に戻りましょうか。次はですね…」 「え~、まだあるの~?もういいわよ、いいかげん聞き飽きたわ」 「いいえ、いけません。ひ…アリーナ様…は、我が国の次期女王となられる御方。 これくらいのことで音を上げられては、先が思いやられます」 名前の後ろに『様』が付けられ、アリーナの整った眉根が片方だけ高々と上がる。 クリフトもその様子に気がつき、しばしたじろいだ。 しかし、その後は両腕で頬づえをついてはいるが、静かに話を聞き流している。 助かった。今回は気付かれずにすんだようだ。 ほっ、と安堵の表情を見せたクリフトは、冷や汗を手で拭い、進行役に徹した。 (さすがにかわいそうだから、今のは特別に許してあげようかな。うふふ…) 大の苦手なお説教にもかかわらず、楽しそうに顔をほころばせるアリーナ。 それもそのはず。クリフトの『埋め合わせ』は、先ほどので五回目になるからだ。 もちろん、今日一日での話である。 さらに話を進めながら、クリフトはある言葉を思い出していた。 婚約が発表された時、長年自分とアリーナの行く末を 陰ながら見守ってくれていたブライから、直々に賜ったこの祝詞。 『お主はうぶな男じゃから、一生尻に敷かれることになるじゃろうな』 そう断言されたクリフトは、ただ黙って耳を傾けるだけだったが、 今から思えば、人生の大先輩たる老師の言葉は、的確に的を射ていたようだ。 松かさよりも年かさ。亀の甲より年の功。 さすがはブライ様。あの方にかかれば、自分はまだまだ青二才の若輩者。 だから、この罪作りな約束に翻弄される状況を、実は内心楽しんでいるのも とっくにお見通しなのだろう。 クリフトは、そう心の中でつぶやき、同時に苦笑した。
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クリフトとアリーナの想いはPart10 976 名前 はつゆめ 番外編 Mail sage 投稿日 2010/01/13(水) 17 04 49 ID xDXVbZ4K0 アリーナ「忘れもしない、私のキズを癒した筋肉隆々の腕‥ その屈強なタフガイは野太い声で私にこう呟くの 「ホイミ」って。 思わず私はこう言うの 「勝負しろ」って。 もちろん、その後はめくるめく拳と拳の語り合いをして、お互いを 認め合うの。ステキだと思わない?」 977 名前 名前が無い@ただの名無しのようだ Mail sage 投稿日 2010/01/13(水) 17 40 05 ID xDXVbZ4K0 クリフト「やはり姫さまは遠い存在なようです‥」 978 名前 名前が無い@ただの名無しのようだ Mail sage 投稿日 2010/01/13(水) 17 57 02 ID 3W2iHKtL0 次の日、必死に 力の種を食べまくるクフリフトの姿が! 982 名前 クリフト、特訓する。part1 Mail sage 投稿日 2010/01/14(木) 22 53 28 ID DwOzVe+60 勝手に 978さんの言動に便乗してしまったよ。 。 やっぱりネタなのは気にしないで欲しいです・・・ 『クリフト、特訓する。』 皆が、初夢についての話題に触れてから何日か経った後のこと。 クリフト「ソロさん、お話があるのですがいいでしょうか」 ソロ「ん?なんだクリフト。アリーナ関係のこと以外滅多に口を開かないお前が、珍しい・・・」 クリフト「力の種って・・・まだ道具袋の中に残ってますよね?」 ソロ「ん?あぁ。確かに袋に何個かは入っているかと思うが・・・お前」 ソロは少し、目を疑った。クリフトは、あまり肉弾戦には向いていない。 本人が神官ということもあり、血を流すような戦闘は嫌っていた。その為に、彼は死の呪文を唱えるのだと言っていた。 魔物であろうと、この世界に生きているという命であることには変わりない。 だから彼は、武具でもって魔物を傷付けることを嫌ったのだ。 その彼が自らの筋肉を増強させる効果のある力の種を? ソロは思い付いたかのようにふぅとため息をついた。 ソロ「・・・分かった。この間のアリーナの言ったことが気になってるんだな」 クリフト「うぐっ・・・!ち、違いますよ!私はただもっと姫様や皆さんのお力になりとうございまして・・・」 ソロ「・・・じゃあなんだよ、その右手に巻いてる包帯は・・・」 クリフト「!・・・これはっ」 ソロに指摘され、素早く包帯巻きの右手を背に隠すクリフト。 しかし、もはや隠しようがない。 ソロ「これは・・・なんだよ。お前、最近夕食後にライアンとよく手合わせをしてるって話じゃないか。それも、剣の稽古とかじゃなく・・・素手で」 クリフト「ど!どうしてソロさんがそのことを・・・」 ソロ「どうしてって、ライアンが俺に言ったんだよ。最近クリフトが自ら怪我をしてまで稽古してくれと頼む、どうかしてくれないかってな」 クリフト「うぅ・・・皆さんにはご内密にしてほしいと言ったのに・・・」 ソロ「勘違いするなよ、ライアンはお前のこと思って俺に相談したに違いないよ。無理な稽古を続けてアリーナとの旅が困難になったら、困るだろう」 クリフト「!・・・ど、どうしてそこで姫様の御名前がっ!」 「うふふ・・・」 そんな二人の会話を、聞いていた影が1つ。 マーニャ「面白いこと聞いちゃった~」 とにかく、面白いことを思い付くのじっとしていられないのがマーニャ。 噂を耳にするなり、アリーナの教育係ブライのもとへ向かった。 マーニャ「ねーねーおじいちゃん。お姫様は何処かなぁ」 ブライ「姫様ならばトレーニングと仰って出ていかれたわい。 全く・・・こんな寒いというのにレディが外でトレーニングなどと・・・わしは恥ずかしくてかなわん」 マーニャ「外ね!おじいちゃん、ありがと~」 マーニャはブライからアリーナの行方を聞いた後、あれこれと支度をしてから一応防寒対策の為やすらぎのローブを羽織ると外に出た。 辺りはすっかり雪景色。 マーニャ「寒っ!・・・ん~もうなんでこんなに雪が積もってんのよ~。全く冗談じゃ・・・あ!アリーナちゃ~ん!」 アリーナの姿は、思ったより早く見つかった。彼女は何故か、せっせと雪を積み上げていた。 アリーナ「マーニャ、どうしたの?」 マーニャ「あ、アンタこんなトコで何やってるのよ」 アリーナ「何って・・・トレーニングに決まってるじゃない。こうやって雪を積み上げてね・・・」 アリーナは少し下がり、助走をつけると・・・ アリーナ「たぁーっ!」 積み上げた雪の塊を粉々に砕いた。 アリーナ「うふふ!重い雪の塊を積み上げるの筋力と、必殺パンチで雪を砕く力と、両方が鍛えられるのよ♪ 我ながらいいトレーニングの方法を思いついちゃったなって思ったわ」 マーニャ「あ、はは。アンタのトレーニングにはいつも度肝抜かれるわ・・・。 ところでさぁ、これからケーキ作りをしようって思ってるんだけど・・・一緒にどう?」 アリーナ「ケーキ・・・?うんやりたい♪だけど・・・いいの?あたし、お料理とか、お裁縫とかそういうの点でダメなんだけど」 マーニャ「あら!いいわよ!!だったらついでに教えたげるから!アタシ、ミネア程じゃないけど二人っきりの姉妹で生きてきたのだものそこらへんは自信あるから♪」 アリーナ「本当!?嬉しいな♪ あたし、お料理とかって女の人のお仕事だから出来ないって、てっきり恥ずかしいことだと思ってた。 だってクリフトは男の人なのにお料理上手なんだもん、教えてなんて言えなかったよ」 マーニャ「愛のこもった手料理って美味しいものよ。 クリフトもそういうのアンタに食べて欲しいって思ってたんじゃない?愛妻弁当の男女逆バージョン!みたいな」 アリーナ「?・・・どういうこと」 マーニャ「ま、いいわ♪早いトコ始めちゃいましょ!」 マーニャは、アリーナを台所まで連れ込み道具を用意し出した。 ソロ「ま、お前がそこまで必死なんだってことはよく分かったし・・・いいだろう。 下手に稽古で大怪我負われた日には・・・困るしな」 クリフト「ほ、本当に!?」 ソロ「道具袋は確か・・・馬車の中に置きっぱだったな。取りに行こうぜ」 クリフトはソロに導かれるまま馬車へと戻った。 余りに冷え込んでいたのでパトリシアの為を思いソロは村の村民に納屋を貸し出して貰っていたのだ。 それからソロは馬車の荷台をそそくさと探し始めた。 しかし・・・ クリフト「・・・ソロさん、まだ見当たりませんか?」 ソロ「おかしいな。確かに荷台に積んだような気がしたんだが・・・ 見当たらないな」 クリフト「えぇっ!盗難ですか!?一体誰がそんなことを・・・」 ソロ「盗難なんて言い方すんなよ。多分誰かが忘れ物でもして、持ってったんだろう」 クリフト「それにしても・・・困りましたね。 もし、力の種を誰かが先に使ってしまったら・・・あぁ、私はもう」 ソロ「大丈夫。力の種を欲しがるのはライアンとアリーナとトルネコぐらいだし、みんな勝手に持ち出して使ったりしないよ」 クリフト「そうでしょうか・・・。 だといいんですけど」 ソロ「それにしても勝手に持ち出すなんてあんまりだよなぁ。 一声くらい掛けてくれればいいのに」 パトリシア「ヒヒーン」 パトリシアはボディランゲージで必死に真実を訴えかけようとするが、二人に理解出来るはずもない・・・
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クリフトのアリーナへの想いはPart6 長編6/12 1へ2006.03.09 99 :1/9 (前前スレ506):2006/08/23(水) 11 24 15 ID BkjLGtBX0 エンドールより帰国して数日、アリーナ姫の様子がおかしい。サントハイム城内ではそんな噂話が飛び交っていた。そば仕えのメイドたちから城の庭師、厨房のコックや下働きの子供にまでそんな話が伝わっているらしい。事実、エンドールを訪問し戻ってきてからのアリーナは、それまで日課であった武術の稽古をしなくなった。訓練場を訪れては兵士たちに手合わせを申し込むこともなくなり、厨房にやってきてはおやつをつまみ食いしたり、庭の水遣りを手伝ったり、子供たちと無邪気に遊ぶこともなくなってしまったのだ。部屋の中にいることが増え、たまに城の中を散歩するのみ。あれほどおてんばだったアリーナがすっかりおとなしくなってしまい、城の中の雰囲気も少し覇気がない様に感じられる。 「いやはや、アリーナ姫をエンドールに向かわせてようございましたな、陛下! 姫のあのご様子から察するに、きっとラスダ殿のことを気に入ら れたのでしょう」 そんな場内の様子とは正反対に、王座の間ではアリーナにお見合いを勧めた張本人である大臣の満足そうな声が響く。 「ふむ、そうかのう。わしはアリーナに元気がないようで、少々心配しておるのだが……」 サントハイム国王は髭に触れつつ、少し渋い顔をした。 「女性と言うものは好意を持った殿方に対しては多少しおらしくなるものです。おてんばなアリーナ姫ももうひとりの女性です。きっと花嫁修業にも積極的に取り組まれるはずでしょう。のう、ブライ殿」 「…そうだとよいがのう」 所用にて王座の間へ出向いていたブライもその会話に巻き込まれた。心底喜んでいる大臣の様子に水を差すわけにもいかず、中途半端な言葉でその場をしのぐ。 「ラスダ殿がサントハイムへ来ていただければわが国も安泰ですぞ。姫様がその気とあらば、早速具体的な準備にも取り掛からないと」 大臣は生き生きとした表情で執務室へと向かいその場を立ち去った。 『その気』であるのはアリーナではなく大臣の方だとブライは心の中でぼやいた。ブライには到底アリーナがその気になったとは思えなかったが、 女性の心理は複雑だ。何かの拍子に気が変わったとしてもおかしくはない。 アリーナが結婚するとなればこんなにめでたいことはない。ブライも大臣と同様にこのサントハイムに長らく仕え、その発展を願ってきていた。 それなのに喜ばしさだけに満たされることのない心に、ブライは妙な胸騒ぎを感じていた。 教会の奥に与えられた狭く質素な部屋の中。蝋燭に火を灯し、クリフトは静かに本を読みふけっていた。外は真っ暗な夜の闇。真夜中を過ぎているというのに、クリフトはページをめくる手を止めることなく床に就こうともしなかった。 品行方正な神官の振りをして……自分の欲求を抑えることができなかった。神に仕える者としての自分自身に失望する一方で、ひとりの男としてアリーナを強く想う事実を認識する。それでも日を追う毎に心の中に降り注ぐ後悔の感情に、クリフトは今日も眠れぬ夜を過ごしていた。 スタンシアラを訪れた小旅行の後、クリフトは意識的に毎日を忙しく過ごし、自らに休息を与えなかった。常に何かしていないと、忙しく何かに取り組んでいないと、ふとした瞬間の思考の隙間にアリーナのことを思い浮かべてしまうからだ。 「はあ……」 昼間耳にした噂話が気になり、読書に集中できない。クリフトは栞を挟んで本を閉じた。そして重いため息をひとつ。 アリーナの様子がおかしい。武術の稽古もしなければ城の外へ出たいとせがむこともない。部屋にこもりがちだと聞いた。クリフトは気になって仕方がないのに誰に詳しく聞こうとしなかった。 スタンシアラから帰ってきてから、クリフトはアリーナとほとんど顔を合わせていない。廊下ですれ違うことはあっても、挨拶のみで通り過ぎるだけ。以前のようにどんなに忙しくても少しの間立ち止まり、他愛もない会話をすることを避けてきた。そばにはもう、いられないのだと確信したからだ。自分の心の奥底にある情熱が、制御できなくなってしまうのを恐れて。 眠れないままただ過ぎる時間はひどく長く感じられ、苦痛に思うようにさえなる。クリフトはおもむろに立ち上がると、風に当たるため外に出て行った。 半分に欠けた月がサントハイム城を照らし出す。細切れになった雲がゆっくりと動いていく様子が城壁から確認できた。この様子では明日もきっといい天気になるだろうと、思いをめぐらせながらクリフトは城壁を歩く。 夜風がクリフトの夜着をくすぐって遠くへと吹き抜けていく。 城壁を一周したら部屋に戻ろうと決めて歩いていたクリフトは、ふと何かが視界の隅にちらついたような気がして、立ち止まりその方向へと視線を向けた。南西の城壁、場内へと降りる階段の踊り場付近。ひらりと何かが翻っている。 「姫さま!」 そこにはアリーナの姿があった。薄く頼りない夜着に身を包み、明るいオレンジ色の髪を風に弄ばれるまま海のほうを眺めている。クリフトの視界の隅にちらついたのは、肩に羽織ったケープだった。 「クリフト?」 「姫さま。こんな時間にこんなところで、何を……」 「クリフトこそ、何してるのよ」 「私は、……少し、眠れなかったものですから」 「あら、わたしと一緒ね。なんだか眠くならなくて、ずっと部屋にいるのも退屈だから出てきちゃったわ」 「お戻りください。見張りの者が心配します」 「ちょっとくらいいいじゃない。それに、クリフトがいてくれるなら危ないことなんてないって、みんな思ってくれるわ」 クリフトのほうを向き直り見上げながらそうやって言葉を交わした後、アリーナはまた海のほうへと視線を向けた。音の消えた城に波の音が微かに届いてきている。 部屋に戻るよう促すもそう簡単に言うことを聞いてくれるような姫ではないことをクリフトも重々承知している。かといってこのままほうっておくわけにもいかず、クリフトも階段を降り踊り場へと移動する。 「クリフトとおしゃべりするの、なんだか久しぶりね」 「そうですね。姫さまは元気がないご様子だと、城の者が噂をしております。お身体の具合でも、悪いのですか?」 「ううん。そんなことないわ。わたしは元気よ」 そう言ってアリーナはにこっと笑った。その笑顔にクリフトは安心する。 しかしその笑顔も一瞬で、すぐにどこか不安げな表情に変わる。 「……わたし、きっとラスダと結婚するのね。好きなのかどうなのか、わからないのに」 結婚、という言葉にクリフトの身体が竦む。それなのに、アリーナはまるで他人事のようにその言葉を口にする。 「結婚して、毎日一緒にいたら、わたしはラスダのこと好きになるのかな」 「………」 「好きに、なるのかなぁ……」 一国の姫という立場においては、恋愛も決して自由ではない。エンドールのモニカ姫とボンモールのリック王子の結婚が世界中を駆け巡る大きなニュースになったのも、王家というものがいかに格式高く在り、恋愛において個人の感情や自由のないことの裏返しであるからだ。 「どうやったら、好きになるのかな。どういう風に思うことが、好きになるってことなのかな」 「ラスダ様はよいお方です。先日サントハイムを訪れた際対応いたしましたが、私のような者にもお優しく礼儀正しい方でした。きっと、姫さまを大切に思ってくださいますでしょう」 「でも、わたしはわかんないんだもん。わかんないのに、大臣やお父様が言うように簡単に結婚することが、正しいって思えないの。納得できないの!」 「陛下や大臣殿は簡単に結婚を勧めておられるのだとお思いですか? 姫さま。あなた様のために大臣殿はいくつもの国と連絡を取り合い、姫さまにふさわしいお相手をずっと探してきておられたのですよ」 「そんなこと言ってるんじゃないの。そういうことはわたしにだってわかってるの」 「ならば何に納得できないとおっしゃるのですか? ラスダ様はエンドール王の甥にあたるお方。サントハイムに移り住むことも快諾してくださっています。こんなによいお方、他にはおられないと思いますが…」 「だから! そんなこと言ってるんじゃないって言ってるのよ!」 アリーナは少し涙目になりながらクリフトを睨み上げた。 ラスダの気持ちを真剣に受け止めているからこそ、アリーナはどうしたらいいのかわからなくなる。結婚するのなら自分もラスダのことを好きにならないと。でも、その感情の所在を確かめられずに、それ以前に、その感情自体がどういうものなのかをわからずにいる自分自身が不安で不安で、しかたなくなる。 一方クリフトは、少々冷たく言いすぎたと今し方の発言を悔やんだ。けれども、そんな風に冷たく言い放ちでもしない限り、自分の心も抑えられない。好きな女性に違う男を勧めるなど、心を冷たく凍らせないとできはしないことだ。しかし、そうした行動が結果的にアリーナの心に傷を負わせた。 アリーナをなぐさめることよりも、自分の心が傷つくのを防ぐことを選んでの言葉。アリーナの瞳に涙が浮かぶのを見ていられず、クリフトは俯き唇を噛んだ。 アリーナはきつくクリフトを睨み、また海のほうへと視線をそらす。 「姫さま……」 「説明してよ、好きになる気持ちを。それがわかってたら、とっくに結論は出てるわ」 「………」 「そんなに一方的に言うんなら、クリフトがわたしに教えてよ。ちゃんとわたしが理解できるように、教えなさいよ!」 アリーナは今にも涙が出そうになるのを必死の思いでこらえた。なぜだかわからないが、ひどくイライラして仕方がない。いつだってアリーナの最大の理解者であり味方であったクリフトが、自分の言うことを正面から受け止めることなく、一方的にアリーナも十分に承知している当たり前のことをまくし立てることが腹立たしかった。不安でたまらないのに、そしてどうしたらいいのかわからないと訴えているのに、話は噛み合わずまったく取り合ってくれないクリフトの態度に大きな溝を感じてしまう。 最初はさざ波のように小さかった不安が、クリフトと話したことによって大きな津波のように姿を変える。クリフトと話せば少々の不安は大きくなることなく小さなままでアリーナの心に留まり、いつしか消えていくことが当たり前だったのに。今はクリフトの言葉ひとつひとつがアリーナの繊細な心に細やかな傷をいくつもつけていく。 「……っ!?」 突然、アリーナの身体は強い力に包み込まれた。心の中の幻であるはずの津波に、本当に飲み込まれてしまったのかと思うほどの強い力に。 「私は…っ!」 「クリフトっ?」 「姫さま、私はずっと…ずっとあなたのことが好きでした」 冷ややかに凍らせていたはずの感情は、クリフトが自ら心の一番奥底に押し込めたはずの情熱に一気にとかされてしまった。気がつけばその腕にアリーナを抱き、強く自分のほうへと引き寄せる。クリフトの頭の中からはあらゆる理性と常識が消え去り、アリーナを強く抱きしめることだけを考えていた。 心が、ひどく焼けつく。 「あなたのことを、想っていました。こんな風に抱きしめたいと、何度も何度も思いました。私が姫さまに教えられる『好きだ』という感情は、こ れがすべてです。お許しください…!」 クリフトの腕の中で、アリーナはほとんど呼吸もできないほどの緊張を感じていた。力強く自分の身体に巻きつくクリフトの腕。こんなにも上ずったクリフトの声は普段と全然違っていて、今まで聞いたこともない。急にアリーナの心臓が高鳴り始めた。薄い夜着越しにクリフトに伝わってしまいそうで、それがとても恥ずかしいような気がして、アリーナは逃れようと小さく身じろぎをした。しかしクリフトの腕は解けることなくアリーナを捕えて放さない。 「姫さまにお見合いの話が舞い込むたび、私はあきらめなくてはいけないと思っていました。姫さまにふさわしいのは私ではないと、わかっているのです。仕えているだけのただの家臣という立場であることも自覚しております。それでも、あなたを想わない日はないのです。昨日も、一昨日も、ソロさんと旅をしている間も。毎日あなたを愛しいと思います。毎日あなたの笑顔に安心するのです」 今まで何年も感情を押し殺してきたせいだろうか。何のために気持ちを抑えてきていたのかわからなくなってしまったように、クリフトは内に潜めていた激しい想いをアリーナにぶつけた。 「お許し、ください……」 その腕とは裏腹、力ない声となりそう許しを請う。 叶わないことはわかっている。アリーナとの間にある絶対に踏み越えられない線があることも。それでも今この瞬間だけは、そんなものを全部無視して、誰にも渡すものかと力強くアリーナを抱きしめる。 「誰かいるのですか?」 突然、強い光がふたりの姿を照らし出す。夜間警備の兵士がたいまつを片手に城壁からふたりのいる踊り場を見下ろしていた。 「姫様! クリフト殿!」 兵士の声に我に返ったクリフトはようやくアリーナから離れる。 「クリフト殿……あなたは、今何を……」 この恋は叶うはずもない泡沫のようなもの。 誰に認められることもない、許されることもない、禁じられた感情。 まだアリーナを抱きしめた感覚の残るその腕をやり場なく垂らしたまま、クリフトは呆然と自らを見下ろす兵士の姿を見上げていた。 世界を救った英雄のひとりが、ある国のお姫様と結ばれるなど。 昔々の、御伽噺。 END. 前2006.08.11 続き2006.09.28
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クリフトとアリーナの想いは Part4.2 484 :煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 :2006/03/08(水) 17 21 15 ID UIJWwCO+0 クリフトとアリーナの仲を邪魔したいサントハイム王は、今日も玉座で唸っていた。 「う~む、何かいい方法は・・・」 サントハイム王は閃いた! (そうじゃ、そうじゃ、その手があったか!) 自分の考えが気に入ったのか、妙に上機嫌でブライを呼び寄せる。 「近日中に武闘会を開くぞ。そして優勝したものにはアリーナとのデート権を与える!!」 「ねぇ、クリフト、武闘会の話、聞いた?」 書庫で調べ物をしているクリフトを見つけ、アリーナが嬉しそうに駆け寄ってきた。 「もちろん、クリフトも参加するわよね?」 今にも飛び掛らんばかりのアリーナを警戒してか、クリフトは貴重な書籍をそっと奥へやった。 「えぇ、今朝方伺いました。でも、私は参加しませんよ」 予想外の返答にアリーナは目を丸くする。 「どうしてよ?」 アリーナの問いに間髪いれず答える。 「その日は朝からフレノールで仕事です」 王命ですから。 クリフトは事も無げに、話す。 アリーナは愕然とした。アリーナとしてはクリフトが参加するのは当然のこと、優勝すら疑っていなかったのだから、その衝撃たるやかなりのものであった。 (お、お父様、謀ったわね~) 妙に機嫌がよかった父王の顔を思い出し、アリーナは唇を噛む。 (だから、今回は『男性限定』なんて念を押してきたのね) 無性に腹が立ってきた。 「ねぇ、クリフト。抗議しに行きましょう。こんなのフェアじゃないわ」 憤りもあらわに、アリーナはクリフトに詰め寄る。 クリフトはため息をつきつつも、アリーナを椅子に座らせ、落ち着くように言った。 そして、アリーナの柔らかな髪を撫でた。 「姫様。今回の武闘会の趣旨をご存知ですか? これは姫様とボンモールの王子のちょっとした“お見合い”ですよ。非公式なので“出会い”と申し上げた方がよいかもしれませんが」 そこで言葉を切ると、クリフトは少し寂しげに微笑んだ。 「もし私が武闘会に参加することが出来たとしても、私の立場でボンモールの王子を倒すことは外交的に無理ですね」 ですから、参加してもしなくても、結果は同じです。 すべてを諦観したような穏やかな口ぶりに、アリーナは失望する。 「私ね、あなたならどんな状況でも私のために闘ってくれると思ってた。でも、思い過ごしだったみたいね」 アリーナは席を立つと、後ろを振り返ることなく走り去っていった。 瞳の端に光るものが見えたのは気のせいだろうか。 クリフトはアリーナの後姿を眺めつつ、重い気持ちになった。 (姫様、私だって本当は・・・) 口に出すことも出来ないこの思い。出したところで自分の立場は何一つ変わらない。 (本当はあなたのために闘いたい。闘って・・・あなたと) 愛する人が、他の誰かとデートするなんて・・・気が狂いそうだ。 しかし、その一言を伝えられないが故に、彼女を傷つけてしまった。 クリフトは、ゆらりと立ち上がると、口の端に暗い笑みを浮かべた。 たかがデート、されどデート。 「陛下、この代償は高くつきますよ」 武闘会当日、アリーナは思いっきり不機嫌な顔で椅子に腰掛けていた。 横で、警護というよりアリーナの見張り役にあたっているブライが、そっと耳打ちをする。 「姫様、もう少しにこやかにしてくだされ」 無理な相談であろうことはわかっていた。 だが、ここでボンモールの王子の機嫌を損ねるようなことになれば、潔く身を引いたクリフトが哀れというものである。 アリーナは一国の姫であり、その影響力は国内外を問わず大きい。 たとえ、どんなに馬鹿馬鹿しくても、一度決まってしまったならば、よほどのことがない限り相手の顔を潰すことだけは避けなくてはならない。 それが外交である。 ブライの言葉に、アリーナはむっとした様子で頷いた。 「わかってるわよ。にこやかにしていればいいんでしょ。にこやかに」 それでにこやかだというなら、暴れ牛鳥のほうがよっぽど愛嬌があるというもの。 ブライは心のうちで、苦いため息を吐いた。 「おぉ、皆のもの、揃っているようじゃな」 ウキウキとしたようすを隠すことなく、サントハイム王が臨席する。 「それでは、そろそろ始めるとするかの。ブライ。挑戦者の名を読み上げてくれ」 「御意」 王の命令に、ブライは名簿に目を落とす。そして次の瞬間、目を見開いた。 (あやつ・・・) ブライは大声を上げて笑いたい気持ちになった。 (食えないやつだとは思っていたが、ここまでやるとは) ブライが見たもの、それは――― 「どうしたのじゃ、ブライ?」 なかなか読み上げないブライを不審に思ったか、サントハイム王が問う。 ブライは王に一礼すると、声高に読み上げ始めた。 「挑戦者を発表する。サントハイム近衛騎士団小隊長・・・」 続々と名前があがり、その中には今回の優勝者となるべき者の名前も告げられた。 そして最後の一人になったとき、ブライは僅かに息を呑み瞑目した。 この名を告げるには、ある意味非常に勇気が要った。 「デスピサロ!・・・以上」 その一言にサントハイム王は目を剥き、熱気に溢れていた会場が一気に静まりかえった。 そう、クリフトは怒っていた。これ以上ないほどに。 サントハイム王のつまらない画策により、愛する人を傷つけてしまったことに、とてつもない憤りを感じていた。 だから、卑怯を承知で、手を打った。 王子という立場に何一つ遠慮することのない身分のものを参加させる。 勇者ならそれも可能だったかもしれない。しかしそれでは武闘会自体は開かれることとなり、結局ソロが優勝するにせよ、多少なりの遺恨が残ってしまう。 ならば、武闘会自体を潰してしまえる存在をぶつければよい。それならば、王子の面目も保て、サントハイムにも非が及ばない。 それにうってつけの者、それがデスピサロ。 魔族の『王』という肩書き、そして圧倒的な戦闘力。この名を聞いて闘いたいと思う物好きはおそらくほとんどいないであろう。 だから、アリーナを傷つけてしまったその足で、クリフトはロザリーヒルへ赴いた。 ピサロに参加してもらうために。 もちろん、ピサロはああいう性格であるため、普通にお願いして引っ張り出すのは大変である。 しかし、クリフトは彼の泣き所を知っていた。だから、迷わずに彼女に相談を持ちかけた。 案の定、心優しい彼女はピサロを説得してくれ、今に至る。 ブライの声が響き渡った瞬間、アリーナは群衆の中で圧倒的な威圧感を放つピサロに目を向けた。彼は顔色一つ変えず、泰然と構えていた。 「お、おい、デスピサロって・・・。ちょっとまずいんじゃないか?」 軽い気持ちで参加していた者たちが、青ざめる。そして、出場の辞退を申し出るために列を成した。 会場はいまや大混乱である。 サントハイム王は、この事態をどう受け止めたのか。 深々とため息をつくと、傍らに立つ腹心に武闘会の中止を申し付けた。 「ピサロ!」 アリーナが名を呼ぶと、魔族の王はゆっくりと振り返った。 「久しいな」 ぶっきらぼうな物言いが、妙に似合っている。 アリーナは複雑な顔をして尋ねる。 「どうしてここに?」 すると、ピサロは口の端を僅かにあげて笑った。 その珍しい表情にアリーナは戸惑う。 「やつは、かなりお前にいれこんでいるらしいな」 答えになっているような、いないような。 アリーナが重ねて尋ねようとする前に、ピサロはさっと踵を返す。 そして、呪文の詠唱に入ると、僅かに目を細めた。 「ロザリーがお前にも会いたがっていた」 今度はふたりで来るがいい。いや、3人か・・・。 ぼそぼそと呟かれた言葉がアリーナの耳に届いた時には、目の前にピサロの姿はなかった。 「ブライよ。あやつは大人げないのう」 たかが、デート権でここまでするか? サントハイム王は眉間を揉みながら、ため息混じりに呟いた。 そう、今回の目的はあくまで嫌がらせ。仲のよすぎるふたりにちょっかいをかけたかっただけ。 デート権をちらつかせたからといってクリフトが職務を放棄できるはずもなく、それは王の計算のうちだった。ただ、アリーナより仕事を優先したということで、アリーナ自身が、クリフトに少しでも不信感を持ってくれれば・・・いや、ほんのちょっとでも喧嘩してくれたらいいなぁ、と考えていたのだ。それなのにとんだ事態になるとは。 クリフトのやつは心が狭いのう。 ブライは王の呟きを耳にして、頭を抱えた。 「陛下。デート権だったからこそ、この程度で済んだのですぞ」 これが『結婚』だったら、どんな手段をつかってきたやら。 考えるだけで頭が痛い。 ブライは自分の大人げのなさを棚に上げ、クリフトの狭量さを責める王に呆れる。 (陛下、お願いですから、これ以上あやつを怒らせないで下され) 心臓がいくつあっても足りない。 胸のうちでそうぼやきながらも、心のどこかでこの事態を愉快と感じている自分を認めていた。 (恋馬鹿もここまで極めれば立派なもの) まさか『デスピサロ』を引っ張り出してくるとは、侮れない判断力だ。 (意外と、あやつは大物になるやもしれんな) アリーナに振り回され、鼻血ばっかりふいていた青年の姿が浮かぶ。 だが、それは遠い過去のことなのかもしれない。時間の流れに思いを馳せながら、ブライは複雑な顔をする。 彼の成長を見るのは、息子のいないブライにとっての喜びでもある。次々と障害を乗り越えていくクリフトを見るのは正直嬉しい。 しかし・・・。 (おぬしの選んだ道は険しいぞ) ブライの忠告もどこ吹く風。 また新たなる策を練りだした王を見つめ、ブライは本日何度目かのため息をついた。 「というわけで、武闘会は潰れたわ」 フレノールでの仕事を終え、自室に戻ってきたクリフトにアリーナはそう告げた。 クリフトは、こんな夜分に男の部屋にいらっしゃるなんて非常識ですよ、と苦い表情をしたが、アリーナが頑として動かないので、仕方なく席を勧めた。 「ねぇ、どうしてピサロは参加しようと思ったのかな?」 アリーナの質問に答えながら、クリフトは紅茶を入れる。 「腕試しじゃないですか?」 何にしても、よかったじゃないですか。デートのお話は消えたのでしょう? いつもと変わらないその穏やかな様子に、アリーナは眉をひそめる。 アリーナとて馬鹿ではない。 導かれし者が一人も出ないような大会に、ピサロがわざわざ出るはずもない。 それくらいのことはわかっている。 となれば、誰かが彼に出てもらうために画策したとしか思えない。そしてそれを行ったのはたぶん、目の前にいる人物。 アリーナは湯気を立てる紅茶を冷ましながら、ちらりとクリフトを見やる。 (諦めたわけじゃなかったんだ) 実のところ今回、アリーナは半分諦めていたのだ。 クリフトの言葉を聞いた時は正直腹も立ったけれど、冷静に考えてみれば、たかが『デート権』。 結婚というわけでもなし、デートというなら何とでもなる。ただ、相手の顔を潰さなければそれでいいわけだし、そんなに重く受け止めてはいなかった。 もちろん、クリフトが参加できないのは辛いし、よそよそしい態度をとられたのはショックだったけど。 でも、それも彼の立場を考えればしかたがないと、自分に言い聞かせていたのだ。 それなのに、彼は動いてくれた。 アリーナの視線に気がついたのか、クリフトがこちらを向く。 目と目が合った。 アリーナは極上の微笑を浮かべた。クリフトの頬が僅かに赤くなる。 「姫様?どうかなされましたか?」 彼が冷静に振舞おうとすればするほど、アリーナはおかしくてたまらない。 (意外と、やきもち焼きだったのね) アリーナはカップを机に戻すと、おもむろに立ち上がりクリフトの横に立った。 そしてすばやく身をかがめると、耳元に囁く。 「クリフト、大好き」 やきもちやきでも、ちょっと腹黒くても、アリーナにとっての一番はやっぱりクリフト。 アリーナはますます赤くなったクリフトの首に手を回すと、頬にそっと口付けた。 (終)
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真夜中学園放浪記 「それいけ、男だらけの肝試し大会ー」 「やめれ、気が散る」 「そうだ、やめたまえ。今は危険な潜入調査中なんだからね」 草木も眠るミノ三つ刻。校庭のフェンスの南京錠前に三人の少年が群がっていた。 一人はカモシカのマダラ。その長身をウンコ座りに折りたたみ、ポケットから煙草を出しては しまい直す。 一人はヒト。フェンスの扉にかかった南京錠に針金を入れてなにやら動かしている。 十二分に不審人物。とは言えここまでだったら「不良が夜の校舎で支配からの卒業」の範疇 だったろう。問題は最後の一人だった。 もこもことしたスェットスーツだった。いや、服のせいではない。着ている者の体型のせい でもない。着ている者の体毛のせいだった。 ミステリー同好会会長、クリフ。 長毛種の例に外れずタイトなファッションが致命的に似合わない。 「夜の学校に忍び込む程度で潜入調査なら、まあそうなんだろうけどな」 「カルロ君、君はこの調査の重要性をまだ理解してないようだね」 「あんな与太話を真に受けるアンタの怖さを今理解しかかってるけどな」 「そういえばさ」 カルロとクリフの会話にサトルが口を挟んだ。 「ここまできといなんだけど、俺はまだ詳しい話聞いてないんだけども」 「あれ、そうだっけか」 カルロが答えるとほぼ同時、かちゃりと音を立てて南京錠が開く。サトルはそのままよどみなく スプレーのサビ取り剤を閂と蝶番にかけ、静かにフェンスの扉を開いた。 「さあ、ここからは慎重に行くよ。いったいどんな警備が敷かれているか不明だからね」 「……自分が普段通っている学校に、何を期待してるのか聞いて良いか?」 某ゲームのかくれんぼ親父並みに低い姿勢で侵入していく自称名探偵に、鍵を開けた現行犯が 呆れた声で聞く。代わりにめんどくさそうに答えたのはカルロだった。 「巨大ロボだとさ」 「……は?」 「巨大ロボ」 突飛な単語を聞いたサトルの動きが止まる。たっぷり一分考えた後、可能な限り常識的な解釈を ひねり出したらしい。 「それはタコのミーナ先生が工作準備室に堂々と飾っているマスターグレードガンダムのことか?」 「いや、プールの底から巨大ロボが出てくるという噂があって、それの裏付け調査だってさ」 サトルが夜空を仰ぐ。晴れ渡る空は月明かりを皎々と投げかけてくれる。 「……新聞部の仕事だろ。しかもラスキ班の」 「そこから頼まれたんだ、イヌ同士のよしみで。新聞部長としてみりゃ名探偵が何かやらかしても OKなんだろ」 カルロも夜空を仰ぐ。夏の星座が瞬く。天気予報通り雨は降らないらしい。 「彼は売られたのかなあ」 「言葉にしないことが優しさって事もあるだろ」 先行する秘密工作員には二人の言葉が届いていなかったらしい。 それが救いである事を、二人の男は月に祈った。 * * * 「さて、ここからが本番だよ。いよいよ敵の本拠地だからね」 「プールの更衣室前で盛り上がるテンションは、涼しさとエロスの2種類だけだと思ってた……」 「水泳選手って人種も含めりゃ3種類だろ」 珍しく冷静なツッコミに徹するカルロと途中で帰らなかった事を後悔しているサトルを率い、 スネークなクリフはプールの更衣室の扉に近づいていく。そして、当然の事ながら鍵のかかっている 扉で手詰まり、ハンドサインでサトルを呼んだ。 (今の一連の流れを動画に撮っておいて彼女に匿名で送りつけてやれば良かったかなー) そんな事を考えながら鍵穴に針金を突っ込む。指の感覚だけを頼りに数十秒動かすと、またしても 簡単にかちゃりと開く。 「見事な手際だね。流石、錠前破りのサトル君」 「そんな二つ名手に入れた覚えはない」 「……つーか、こんなに簡単に開くもんなんだな。鍵って」 「南京錠とかこの手の古い鍵ならな。最近の住居は対策されてるから心配すんな」 そんな事を言いつつも三人は更衣室建家に入り、そして女子更衣室に向かい掛けたスネークが 両肩を掴まれて止められた。 『まて』 「な、なんだい?」 まさか二人同時に止められるとは思っていなかったのか。クリフが動揺を見せた。 「……いや、アンタはそう言うキャラじゃないと思ってたんだけど」 「つーかよ、誰も入ってない更衣室に何を期待してるんだ」 「ちょっと待ってくれたまえ。もしかして君たちは僕が性欲をもてあまして女子更衣室に向かった と思っているのかい?」 他になんかあるんかい。という共通見解を喉元で押しとどめ、二人は視線で続きを促す。 「僕がこの調査依頼を受けたのは、同族のよしみと犯罪への憎悪だけじゃない。予防の為だ」 「……予防?」 「ああ、もしかしたらこの女子更衣室に仕掛けられているかも知れない隠しカメラを調査する事も 目的の一つなのさ。ミツキ君もこのプールを使うわけだからね」 そう言ってクリフは懐からラジオのような機械を取り出した。 「なんだそりゃ?」 「アマチュア無線用の受信機さ。電波盗撮ならこの方法で見つけられる」 そう言って、何かの魔よけのようにリグを振り回し続ける探偵をサトルは冷めた目で見守る。 「なあ、カルロ。見つかると思うか?」 「あるかどうかはともかくとして、見つからなけりゃその方がいいんじゃねえか?」 「なんでまた」 「出歯亀程度で死人がでるのは流石に不味いだろ……ん?」 何かに気付いたようにカルロが壁のポスターに近づく。学校制作の「目指せ!インターハイ」の スローガンと健康的な水着イラストがかかれたそれの端を、テープをはがしてめくる。つられて サトルもその手元をのぞき込み、二人はほぼ同時に硬直した。 ポスターの黒の部分。それが、黒い半透明フィルムになっていた。 そしてその黒フィルムの下になる部分の 壁 に レ ン ズ が埋め込まれていた。 (覗きかよ!) (こんな堂々と!) (建築段階から仕込まないと無理だろこのレンズ!) (リグに引っかからないのは有線だからか!) (このポスターも学校制作じゃねえか!) 即座にそれだけのツッコミを心の中で入れてカルロがポスターを戻す。 権力者の長くて黒い腕の気配を感じたサトルも、何も言わず壁に背を向けた。 「なあ、サトル。見つかると思うか?」 「やだなあ、覗きなんてエロビデオのやらせじゃねえんだから」 * * * 「さて、そろそろ本番だよ。夜な夜なプールに出現する謎の巨大ロボットの調査はこれからだ」 「巨大ロボットという単語を聞く度に帰りたくなるんだけど……」 「いや、お前がいないと鍵が閉められないし」 テンションの落差をものともせず、三人の男がプールサイドに立つ。 当然のように、そこは静寂に満ちていた。 「ふうむ、それでは手分けして怪しい所を探そうか。君たちはそちらに側からぐるっとプールサイド を回ってみてくれ。僕は逆側から回る」 「ああ」 気のない返事をかえして二人はクリフを見送る。地面にはいつくばるように虫眼鏡で観察を始める 探偵を視界から外してほてほてと歩く。 「なんで、こんな与太話であんなに真剣に捜査行為が出来んのかなあ」 「捜査ができればそれで良いんだろ。多分」 「あー、なるほど。手段が目的と」 「というわけで目的のない俺達はテキトーに回って終わりって事で」 「だな。てか、カルロ。お前はなんでこんな事に協力してんだ?メリット無いだろ」 「いや、ラスキから山猫亭のランチタダ券もらったから」 「……てめえ、俺にもよこせ」 「えー?」 「えー、じゃねえだろ!何不思議そうな顔してんだ!」 「バーロー!ペアチケット一枚しかないんだぞ!」 「理由になるかボケ!俺だってもらう権利あるだろ!」 「んなもんラスキに言えよ」 「……むう、それはそうか。ただ、そう言う話ならお前からも頼めよ」 「あーまーそれぐらいはなー」 だらだらとだべりながら緊張感のない見回りは続く。二人がプールを1/4周ほどしたとき その声は聞こえた。 「くっくっくっくっく……、ようこそ我輩の実験場へ」 ぷわーん みよーん ゆやゆよーん 気の抜ける電子音と共に投げかけられたその声の方に振り向くと、果たして其処には怪人がいた。 明らかに二十歳過ぎてるのに白いスクール水着着て更にその上に直接白衣を着て、更衣室の建物の上で テルミンを弾く片眼鏡の兎耳の怪女。その圧倒的な存在感を感じた二人は即断した。 「帰りがけ、なんか喰ってかえらね?」 「ファミレスか牛丼屋しか開いてないだろ、今の時間」 見なかった事にした。 だが、それが出来ない男もいた。 「くっ!何者だ!」 ちょうどプールの対岸。聞かなきゃ良いのに聞く男がいた。 「ふははははははははは!愚昧!愚劣!痴愚神礼賛!!人に名前を聞く時には、まず自分が名乗るもの ではないかな、ミスターヒーロー?」 「ふっ、紳士たる僕が忘れていたよ。僕の名前はクリフ=ヴァレンタイン。……名探偵だ!」 「すげえ。自分の事、名探偵だって迷い無く言い切ったぞ」 「ツッこむなよ。それよりこの辺からならフェンス越えれそうだぞ」 「なるほど探偵か。ならば我輩も名乗ろう。我輩はプロフェッサー=キャルコパイライト!! 職業はマッドネクシャリスト(総合学者)だ!!」 「マッドネクシャリストだと!?まさかこのプールを巨大ロボットの実験場にするつもりか!!」 「巨大ロボット?そんな少年のロマンは知らないな。我輩の目的はただ一つ!新魔法の実験だ!」 「新魔法……だと……」 「その通り、我輩の新魔法『鰻大量召喚』!!それを行う為に大量の水が必要なのだよ……」 「なんだって、そんな事をしたらプールが鰻風呂になってしまう。そんなところにミツキ君が入ったら ……そんなうれ、じゃない危険な事はさせないぞ!!」 テンションの高い方の二人は、対決姿勢を強め。 「鰻かー。そういや最近食べてないなー」 「スーパーからも姿消したしなー」 テンションの低い方の二人は、既にフェンスを乗り越えて帰ろうとしている。 そんなコントラスト深まる夜のプールに、更に新しい声が響いた。 『そんなことはさせない!!』 何時の間に現われたのか、月光をバックに木の上に立つ5人の人影。その中央の赤い人物がなにやら ポーズを取った。 「学園のプールに鰻を放つなど……中等部男子の授業のときだけにやるべきだ!スピアーレッド!!」 それに続けて残りの四人もポーズを取りながら自己紹介らしきものを進める。 「部活で使うんだから変なことしないで!フィストブルー!!」 「誇りあるもの、尊きものとなる為にッ!炸・裂・推・参!!ナックルイエロー!!」 「そんな実験、鰻の養殖場でやれよ!リボルバーグリーン!!」 「誇りあるもの尊いものになります為に、今宵この時この地に推参。ニードルピンク!!」 『五人揃って――スクールファイヴ!!』 どおん!とポーズを決めた5人の背後で爆発が起きる。 CGもバンクシーンも使わない、アナログな職人の魂がこもった登場シーンだった。 「……ふたりほどまともな事言ったな」 「まあそういう奴も必要だろ」 「むうっ。またしても我輩の邪魔をするかスクールデイズ……じゃなかった、スクールファイヴ! ならば行くがいい、オモチャ獣バイブジャガー。今週こそ奴らを倒すのだ!!」 「みんな、いくぞ!」 『おう!』 「微力ながら、この名探偵も力を貸すよ!」 かくて、宿命のライバル達の戦いが始まる。この戦いに参加できるのは熱い魂を持った者達だけ。 よって、熱い魂の持ち合わせのないサトルとカルロは家路についた。 * * * 後日の話になるが、学園の掲示板にあたらしい学内新聞が貼られた。 見出しは『プールに現われた毒蛇の群れ。逃げ出した軍の生物兵器――――か?』 その記事は三日ほど生徒達の与太話のネタになり、四日目には忘れ去られたという。