約 3,721,879 件
https://w.atwiki.jp/konocardgame/pages/133.html
ウィッチ 色 画像 レベル 攻撃力 HP 速度 能力 黒 1 2 1 普通 ■使用効果 自分のライフを1減らす自分の魔力を4増やす 生命力を魔力に換える魔法使い。最高のスタートダッシュカード。 ライフを1減らして魔力4を得る。 1ターン目から魔力を増やせるカードは煙を除けばウィッチのみ。しかも+4という大盤振る舞い。 魔力の増加量、速さ、確実性においてこれに勝るカードは無い。 増加させるのが魔力なので、いろいろと応用が利く。 速攻以外にも、コントロールを目的とした先行投資としても有用である。 具体的なコンボは後述。 一方で代償となるライフコストはすこぶる重い。 カードコマンダーは初期ライフが4と極めて少なく、加えて回復手段がほとんどないからである。 得た魔力は確実に勝ちに繋げなければならない。そうでないと最後の最後でライフ差に泣くハメになる。 ウィッチを軸にした速攻デッキはスタートがウィッチ頼みになるため、3積みが基本。 それでも初手に来ないと盛大に手札事故を起こしてしまう危険がある。 使い魔と併用するなど、ある程度柔軟なデッキが理想的。 1ターン目に出した場合は戦わせても悪くはないが、ウィッチが負けるとその時点でライフ2まで減ってしまう。 このことは十分に頭に入れておきたい。 メドゥーサでガーゴイル化してしまえば安定した運用が期待できる。 中盤以降ではライフ1を失ってまで魔力加速するメリットはほとんどない。 初手以外で使うなら混沌とのコンボになるだろう。魔力4と引き換えにライフを回復できる。 ライフゲインは確かに強力だが、戦力増強ができず加えて次のターン以降が動きにくくなってしまう。 考えなしに使うのはやめたほうがいい。 先に強いサブを確保しておくと使いやすい。混沌とのコンボも成立する黒ドラゴンがお薦め。 得た魔力でアドバンテージを取れなかった場合には厳しい展開になる。 特に強いアタッカーを送るのに魔力を使う場合、それをノーダメージでかわされてしまうと挽回は困難。 死神なら相手も手札を潰しているので五分五分だが、ソーサラーは最悪である。 低コストでボードアドバンテージを帳消しにされるミミックや人魚メイジもまずい。 またそもそも手札が悪い状況では、寿命を縮めるウィッチを使うこと自体が間違っている。 初手にしか役に立たないからといって考えも無しに使っているようでは安定した勝ちは望めないだろう。 相手のプリンセスやイニ有りサメ読みで使用し相手のライフを奪うことも考えれられるが、危険性は高い。 余裕があるときの運試しや最後の足掻きに程度に留めておく方が無難だと思われる。 催眠術師でイニ有りサメを確定させれたなら掴ませることも出来るが、お膳立ては非常に難しい。 むしろver0.37から登場した新カード催眠術師で使用させられる危険性が出てきた点に注意が必要。 ウィッチはレベル1なので、ほぼどんなタイミングでも催眠術師で強要されてしまう。 相手に手札を覗かれたり、バウンスされた場合は高確率で指定される。 さらに、3積みが基本のウィッチを序盤に使用すると中盤以降も手札にある可能性が高いため山を掛けてくる場合もある。 手札のデーモンを代わりに使用出来れば回避することも不可能ではないが、現実的な対策とは言い難い。 ウィッチを採用する場合は、ライフの状況には常に注意しておく必要がある。 同じく1ターン目から使える魔力加速カードとして精霊がいる。 ver0.30で魔力増加量が並んだが、元々ウィッチには独特の使い勝手があり、地位を脅かされることはなかった。 ウィッチも精霊も自身の色のプレイングに適したカードで、比べずともお互いに個性を発揮できる環境にいる。 同じver0.30で魔力加速カード錬金術師が登場したが、こちらは中盤以降がメイン。 ウィッチほどの速度はないので、安心して住み分けできているだろう。 ver0.31から煙の仕様が変更され優秀になった。 初手・次手に続けると魔力8まで増えるため、前半戦でコストを稼ぐ方法に。 ver0.37から修正され魔力増加は同色の煙のみ参照するようになった。 3ターン目に魔力8という使い方ができなくはないが、よほどいい手札じゃないと不可能に。 ウィッチとは性能がほぼかぶらないようになっている。 有効なコンボ 黒 ダークエルフ 煙と比べて使った後も動きやすいのが利点。連発するといろいろとえげつない。 サモナー ウィッチを生贄にして2ターン目から高レベルのアタッカーを戦場に送れる。 メドゥーサ ウィッチをガーゴイルに変えてしまう。2ターン目6/5後攻のアタッカーは脅威。 混沌 ライフ回復。ウィッチを中盤以降に使えるコンボ。魔力が1+4減るが魔力5以下でもライフは回復するので使える。 デュラハン ライフを減らすことで条件を満たしやすくなる。2ターン目に使えなくなったが、後半でも狙っていけるのが強み。 白虎 2ターン目待機から7/6をサブに置いて運ゲー開始。 他色 イフリート 1回勝てばウィッチのデメリットは帳消しになり、2回発動できればその時点で勝利。まさに暴力。 クジラ 2ターン目に相手が出そうとしたカードをバウンス。続けてトラバサミを出すと既に相手は敗北寸前。 ver0.37から相手のカードを戻せなかった場合は戦闘が行われないように。相手の1ターン目に注意。 卵 デッキ上4枚から緑カードをサーチできる。ファッティを待機所に送って続けざまに森神など。 ウーズ+シャーマン 戦場のウィッチにウーズを付ける。勝利できたらシャーマンに繋ぐとウィッチが6/3に。 3枚必要でメドゥーサの方が安定するが、その後も2倍増なのでピクシーなどウーズ用補助が活きるロマン。 ワーエレファント 2ターン目に戦場にゾウ+サブ3/6。ただし、相手の戦場が空でこちらがイニ無しだと敗北するので注意。 ver0.37からライフ条件が付いたが、ウィッチなら達成しやすい。 ワーム 戦場のウィッチにワームの効果を付ける。勝利すると魔力+1、ウィッチ複製、半減付与。ちょっと微妙。 ver0.37時点では、魔力5増加、ワーム複製だったので猛威を振るったが、振るいすぎたのかver0.39で弱体化した。 それ以前は仙人を利用したロマンコンボだったがワームの基本効果に公式採用されることになった。 関連項目 魔力・魔力増加量関連 ライフ関連 意見所 名前 コメント 精霊は2ターン目、錬金は中盤以降の魔力源だから競合関係にならないだろうね -- 名無しさん (2011-11-25 17 47 09) 能力的には精霊の色違いだがドルイドの色違いである。
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/575.html
43 :ナイトウィッチな俺[地の文は進むにつれて少なくなるよ]:2010/09/30(木) 22 13 09.51 ID dU6sSSX30 ミーナ「皆さんも分かっていると思いますが、ネウロイの活動が活発になってきています。 最近では、夜間のネウロイによる襲撃も増えてきており・・・・・・」 俺が配属された部隊の隊長が10人ほどの隊員に向かって色々と喋っている中、 俺は欠伸を噛み殺しながら、なんとか意識が途切れないように背筋を伸ばして立っていた。 ミーナ「・・・・・・・・・・・・新たな仲間になる、俺少佐です」 その言葉に俺は半ば反射的に敬礼をする。 俺「えーっと、中佐から紹介にあずかりました、俺です。皆さんの輝かしい活躍は・・・・・・耳にしております。 私もこの501に来たからには、自分の役目をしっかりと果たしたいと思っている所存です。 これから、よろしくお願い致します」 途中の間は、欠伸をこらえたものである。多分ばれていないと思う。 ミーナ「では、男少佐。我々501のメンバーを紹介します・・・・・・」 44 :ナイトウィッチな俺[修正忘れあっても気にせずにw]:2010/09/30(木) 22 17 21.43 ID dU6sSSX30 それにしても、この部隊は中々面白そうだ。 いかにも堅そうなカールスラント人から、まだまだ無邪気なロマーニャ人まで、さまざまな隊員がいる。 一通り紹介が終わった後で、俺は一人の少女に視線を向ける。 これでも自分の『嗅覚』には自信を持っている。 ミーナ「先ほども言った通り、今回、俺少佐がこの501に来たのはネウロイによる夜間襲撃の対策の為です。 今までは夜間哨戒をサーニャさん一人でやってきましたが、明日からは俺少佐と共に夜間哨戒に出てもらいます」 鋭い視線を感じた気がするが、きっと眠気による勘違いだろう。 やはり、自分の『嗅覚』は正しかったらしい。 サーニャ「よ、よろしく、お願いします・・・・・・」 と、おどおどとした様子で挨拶する一人のか弱そうな少女。 その挨拶に俺は顔に微笑みを浮かべ、 俺「よろしくお願いします」 と返す。 45 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 22 19 14.29 ID dU6sSSX30 夜間任務にあたっているウィッチの殆どは昼間を寝過ごすため、 他の隊員とのコミュニケーションをとる機会が少ない。 多分、あの子もそうなのであろう。 ミーナ「では、一旦解散します。俺少佐は、私が部屋まで案内しますので」 と、隊長の言葉で隊員が去ってゆく。 質問でもされるのかと思ったが、そのようなことはせずに解散したのは自分への配慮なのだろうか。 だが、そうしてくれたのは今の自分にとってはありがたい。 ミーナ「では、こちらへ」 そういうと、隊長はすたすたと歩いていく。 俺はそれについていきながら、つい欠伸を漏らしてしまった。 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/30(木) 22 20 16.30 ID SgqBR8gY0 支援 47 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 22 21 52.61 ID dU6sSSX30 ミーナ「やはりお疲れですか?」 気付かれてしまった。 俺「いえ、すみません・・・・・・」 ミーナ「今日は休んでもらって構わないですから。きっとしばらく寝ていないんでしょう?」 俺「ばれてましたかね・・・・・・」 ミーナ「ふふ・・・・・・、きっと私以外にはばれてないと思いますよ」 そんな話をしながら、俺は隊長の後についていく。 ミーナ「ここが、俺さんの部屋です。必要なものはこちらで用意しましたので」 俺「ありがとうございます。えーと・・・・・・」 ミーナ「ミーナで構いませんよ」 俺「はい、ミーナ中佐」 ミーナ「うふふ・・・・・・」 部屋に案内されたあとベッドに倒れこむと、自分でも気づかぬまま深い眠りへと落ちてしまった。 48 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 22 23 24.37 ID dU6sSSX30 俺「・・・・・・」 目が覚めると共に、ぐぅ、と腹の音が鳴った。窓から日が差していないので、きっともう夜なのだろう。 思えば朝も昼も食べていないのである。腹が減っては戦どころか寝ることさえ出来ない。 食事はどうすればよいのだろうか、と考えていたとき、ドアからコンコンと音がした。 『あの、そろそろ食事の準備が出来るので呼びに来たんですけど、起きていらっしゃいますか・・・?』 この声の主は記憶に残っている。確か扶桑人のウィッチで、並外れた魔力を持っているらしい。 これは風の便りに聞いたものだが、一昔前には軍が開発した対ネウロイ兵器の暴走を止めたとか。 ここまで考えたところで思考を止め、 俺「わかりました。今行きます」 と、ドアに向かって返事をする。 宮藤『あ、はい!』 と、声が聞こえ、ドアの向こうから気配が消えた。 49 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 22 26 03.15 ID dU6sSSX30 そういえば、どこで食事をするのか聞くのを忘れた。 何故気づかなかったのだろうか。しっかりと考えておけばよかった。 そもそもあの子が案内してくれれば。 そんなことを考えながら廊下に立ち尽くしていると、一人の隊員が近づいてきた。 バルクホルン「どうかされましたか、俺少佐」 と、声をかけてきたのは、『いかにも堅そうなカールスラント人』である。 男「あ、えーっと・・・・・・」 眠気で殆ど残っていない午前中の記憶を必死に搾り出して名前を探していると、 バルクホルン「・・・・・・ゲルトルート・バルクホルン。バルクホルンと呼んでいただければ」 と、呆れの混じった声で言われる。 俺「すみません、バルクホルン大尉」 顔と階級だけはなんとか覚えている。 俺「どこで食事をするのか、わからなくて・・・・・・」 50 :前1[]:2010/09/30(木) 22 27 16.63 ID ODjQWD1kO 支援 51 :男→俺 修正忘れまくりんぐ[sage]:2010/09/30(木) 22 29 02.56 ID dU6sSSX30 そのまま、バルクホルン大尉に案内され、食堂へとたどり着いた。 自分とバルクホルン大尉以外は既に席についていた。 テーブルには扶桑料理が並んでいる。扶桑料理は割りと好みなので自分としては嬉しい。 俺「いただきます」 料理の味は、かなり美味しかった。 腹が減っていたのもあるだろうが、味付け加減も自分の好みにピッタリと当てはまった。 俺「ごちそうさまでした」 久々に満腹になるまで食べた気がする。小食を自称していたが、そうでもないらしい。 52 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 22 32 05.65 ID dU6sSSX30 椅子に座ったまま、何をしようかと考えていた頃、横からか細い声が聞こえてきた。 サーニャ「あの・・・・・・」 俺「ん・・・・・・、サーニャさん、でしたっけ」 サーニャ「は、はい。あの、改めて、ご挨拶を・・・・・・」 俺「そんなに気を遣ってくれなくても構わないですよ。これから夜間哨戒を共にするんですから、 お堅いことは気にせずに、ね」 うまく笑って返せたと思う。 あまり気を遣われるのは慣れていない。階級を考えるとこの態度は正しいのであろうが、 そもそも自分は階級を意識しないほうである。 今は少佐ということになっているが、所詮成り行きに過ぎないのである。 53 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 22 35 03.57 ID dU6sSSX30 その後は、出身が同じということもあって、なんだかんだで話が弾んだ。 彼女も最初はおどおどとして、何故かこっちが申し訳なくなってくるような感じだったが、 話していくうちに、少しずつ笑顔を見せるようになった。 この調子なら、明日からの夜間哨戒も気楽にできるはずだ。 時々、あの時の鋭い視線を感じたような気がしたが、深くは考えないようにする。 さらに話していくうちに、あの鋭い視線の主が現れた。 エイラ「・・・・・・サーニャ、そろそろ戻らナイカー」 あからさまに不機嫌な声音で、ちらちらとこちらに敵意に満ちた視線を送りながらそういうのは一度も被弾したことがないというスオムス人のウィッチである。 サーニャ「あ・・・・・・。それじゃあ私はこれで・・・・・・」 俺「はい。改めて、明日からよろしくお願いしますね」 サーニャ「はいっ。よろしくお願いします」 その後は自室に戻り、ベッドに寝転がりながら今日の事を思い返してみたりしていると、 自然と眠りに吸い込まれていった。 54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/30(木) 22 35 38.26 ID 6LfdTnxW0 しえんしえん 55 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 22 38 01.40 ID dU6sSSX30 翌朝、早くに目が覚めた。 時計を見るとまだ6時を回っていない。いつもならこの時間から眠りについている。 今日から夜間哨戒の任務にあたる訳だが、この時間に起きてしまうと飛行中に寝てしまわないかが心配になってくる。 俺「散歩でもするか」 この基地の周りは海に囲まれていて、外を歩くと実に気持ち良い。 俺「・・・・・・お、あれは」 海岸で刀の素振りをしているのは坂本少佐であろう。 話しかけるか否かを考えながらその姿を眺めていると、坂本少佐に気づかれてしまった。 坂本「俺少佐、おはようございます」 俺「おはようございます。坂本少佐。朝早くから訓練とは精が出ますね」 56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/30(木) 22 38 51.96 ID 7hA2vjR6O さるよけ 57 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 22 40 07.96 ID dU6sSSX30 坂本「いえ、これくらいは当たり前です。それより、どうされたんですか?」 俺「いえ、珍しくこんな時間に目が覚めたものですから、散歩でもしようかと思いましてね。 邪魔になってしまったのなら申し訳ありません」 坂本「いえ、そんなことは」 俺「ははは、これ以上邪魔になるわけにはいかないので、私はもう行きますね」 とりあえずそう言って、この場をあとにした。 別に坂本少佐が嫌いな訳ではないが、どうも話しづらい相手である。 ただ単に相性の問題だろうか。 58 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 22 43 03.29 ID dU6sSSX30 基地に戻った後、しばらく風呂に入っていないことを思い出した。 この時間帯なら誰もいないだろう、ということで早速風呂に行ってみることにした。 俺「しかし立派な風呂だな・・・・・・」 よくよく考えてみれば、この基地自体が豪華である。この風呂も然り、食堂も然り。 やはり実績をあげているからなのだろうか。 そして、その実績を上げている部隊に自分が配属された訳だが、 その理由はネウロイによる夜間襲撃の対策のためである。 元々ナイトウィッチが少ないということは知っている。 自分が知っているナイトウィッチはこの部隊にいるサーニャさんとカールスラント最強のナイトウィッチと謳われるシュナウファー大尉くらいである。 だからと言って、何故この部隊に来る必要があったのだろうか。 なんだか最近、ふとしたことで無駄なことを考えるようになってきたな。 そこまで考えたところで、思考が止まった。否、止めざるを得なかった。 シャーリー「お?」 ルッキーニ「???」 59 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 22 46 04.55 ID dU6sSSX30 シャーリー「これはこれは、俺少佐じゃありませんか」 今、俺の眼には美しい海が映っている。 シャーリー「こんな朝早くにどうされたんですか?」 そんな風に話しかけてくるのは・・・・・・、イェーガー大尉であろう。 俺「いつもより早く目が覚めただけですよ。そちらこそ、どうしてこんな時間に?」 直接顔を見ずとも、相手がどんな表情を浮かべているのかは手に取るようにわかる。 ロマーニャ人に至っては、こちらのことなど気にせず思い切り湯船に飛び込んだ。 シャーリー「いつもより早く目が覚めただけですよ」 俺「・・・・・・」 60 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 22 49 00.35 ID dU6sSSX30 俺「何をする気です?」 挑発だろう。 シャーリー「ふふん」 どうやら続ける気らしい。 あろうことか、今度はこちらに近寄ってきた。恐らく人一人分くらいあけた距離であろう。 俺「・・・・・・もしかして俺以外にもこういうことしてます?」 シャーリー「そもそもこの風呂に男が入ったのは俺少佐が初めてですよ」 反論できない。 俺「いつまで続ける気です?」 シャーリー「そちらが降伏するまで」 降伏ということは、即ち自分が振り向くということだろう。 このまま湯に浸かり続けて上せるよりは素直に降伏したほうが良いだろう。やましい意味では断じてない。 ロマーニャ人がこちらに興味を示したのか、ちらちらと見ているのが窺える。 61 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 22 52 00.69 ID dU6sSSX30 少し考えてから、俺は覚悟を決め、後ろを振り向いた。 俺「・・・・・・」 そして、俺はそのまま手を額にあて、がっくりと項垂れた。 俺「・・・・・・完敗ですよ」 イェーガー大尉は既に立ち上がっており、こちらには形の良い尻が向けられていた。 シャーリー「ふっふ~ん」 次は負けない、と心の中で静かに誓った。 62 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 22 54 07.21 ID dU6sSSX30 その後は、最近頻繁に現れているネウロイが出るわけでもなく、気がつけば夜になっていた。 俺「そろそろ時間だな・・・・・・」 ハンガーへ行くと、既にサーニャさんは準備を済ませていた。 俺「こんばんは」 サーニャ「こんばんは」 俺「それじゃ、早速行きますか」 サーニャ「はい」 63 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 22 57 00.50 ID dU6sSSX30 クランプに固定されているストライカーユニットを履く。 俺「・・・・・・」 体中を魔法力が巡って行くようなこの快感は、どんなにいい女を抱いても超えることはできない。 もっとも、女を抱いたことは一度もないのだが。 俺(男性ウィッチの性ってやつか・・・・・・) 俺(覚悟はできているつもりなんだけどなぁ) サーニャ「・・・・・・?」 俺「・・・・・・あ、ごめんごめん。行こうか」 クランプを外し、一気にハンガーを出て、空へと飛ぶ。 64 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 23 00 00.23 ID dU6sSSX30 ひとつ深呼吸をする。 夜の冷えた空気がたまらなく気持ちいい。 高度を上げ、低速で哨戒飛行を続ける。 気持ち良いのは隣で飛んでいる彼女も同じなのか、薄っすらと、上品な笑みを浮かべていた。 サーニャ「・・・・・・あの」 その声で我に返った。そして思わず、 俺「はえ?」 と間抜けな声をあげてしまった。 俺「いや、あの、えっとですね」 そんな自分の様子を見て、彼女はくすくすと笑っている。 65 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 23 03 00.39 ID dU6sSSX30 ただ、笑われっぱなしというわけにもいかない。 俺「月明かりに照らされた貴方がとても美しかったのでね。つい見惚れてしまいました」 自分でもあまりうまく言えていないというのはわかっていたが、それでも彼女には十分だったらしい。 サーニャ「っ・・・///」 すっかり顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。 俺(やっぱり、いくらウィッチとはいえ) 俺(こういうところは女の子なんだなぁ) 66 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 23 06 00.34 ID dU6sSSX30 すると、彼女は頬を膨らませてこちらを睨み、こう言ってきた。 サーニャ「冗談はよしてくださいっ」 俺「冗談じゃありませんよ」 更に頬を膨らませる彼女をなだめるように、 俺「嘘なんかじゃありません」 と続ける。 すると彼女はまた顔を少し赤くしてしまった。 そんな彼女の様子を見ていると―――不意に違和感が体を襲った。 67 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 23 09 00.99 ID dU6sSSX30 サーニャ「・・・・・・俺さん?」 俺「・・・・・・いる」 サーニャ「え・・・・・・」 俺「ネウロイだ」 サーニャ「でも・・・・・・私は何も」 俺「今は俺を信じてほしい」 サーニャ「・・・・・・」 俺「これでも『嗅覚』には自信があるんだ」 サーニャ「・・・・・・わかりました」 俺「ありがとう」 68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/30(木) 23 10 46.74 ID SgqBR8gY0 wktk 69 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 23 12 00.28 ID dU6sSSX30 サーニャ「基地への連絡は?」 俺「いや、大丈夫だ。敵は恐らくラロス級が3ケファラス級が1。十分に対処できる」 少し速度を上げながら、ネウロイのいる方へと向かう。 俺「・・・・・・いた」 サーニャ(私は全然気づかなかったのに・・・・・・) 俺「俺がまずラロスの撃墜に向かいます。その間にサーニャさんはケファラスを削ってください」 サーニャ「わかりました」 俺「それじゃ、行きますよっ」 70 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 23 15 00.15 ID dU6sSSX30 ミーナ「・・・・・・何故、連絡しなかったんですか?」 俺「それは自分が十分に対処できると判断したからです。責任は自分にあります」 ミーナ「俺少佐の言ってることに間違いはありませんか?」 サーニャ「は、はい・・・・・・」 ミーナ「・・・・・・わかりました。今回は厳重注意ということにしておきます。今後は気をつけるように」 俺「はっ」 ミーナ「二人とも、戻っていいわよ」 俺「中佐、今回発生したネウロイについて話したいことがあるのですが」 ミーナ「・・・・・・わかりました。話は執務室で聞きます」 71 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 23 18 00.02 ID dU6sSSX30 ミーナ「・・・・・・それで、話というのは?」 俺「今回のネウロイは、普段のネウロイとは明らかに違いました」 ミーナ「・・・・・・続けて」 俺「今回のネウロイの発生に気付いたのは、私だけです」 ミーナ「俺少佐は気付いて、サーニャさんは気付かなかったと・・・・・・?」 俺「ええ、恐らく軍のレーダーにも反応しなかったかと思われます」 ミーナ「・・・・・・どういうことかしら」 俺「中佐はご存知かと思いますが、私の固有魔法と、リトヴャク中尉の固有魔法は似ているようで全くの別物です。 そして、レーダーのような能力を持つ彼女は気付かず、全く別の能力を持つ私は気付いた。 そこから導き出される結論は―――」 72 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/09/30(木) 23 20 01.11 ID dU6sSSX30 ミーナ「まさか・・・・・・そんなことが起こり得るというの?」 男「・・・・・・私が、今までの事を踏まえた上で出した結論です」 ミーナ「そんな・・・・・・」 ミーナ「―――ステルス型のネウロイなんて」 第一部 終 73 :ナイトウィッチな俺 おまけ[sage]:2010/09/30(木) 23 22 00.06 ID dU6sSSX30 全くだ。全くだ、全くだ。 なんなのだ、あの男は。急にうちの部隊に来て、サーニャと夜間哨戒を共にするなんて。 しかもサーニャとなんだかんだで打ち解けてしまっている。 サーニャがあんな男に心を開くなんて思いもしなかった。 大体、夜間襲撃の対策なんて、私がサーニャと一緒に出ればいいだけの話ではないか。 それなのに、それなのに。 ミーナ中佐に、私がサーニャと共に夜間哨戒行く、と言ってはみたものの、 ミーナ「いいえ、それは許可できないわ。あなたにはネウロイとの戦闘に控えて できるだけ体力を温存しておいてもらわないと。そのために、男少佐がうちに来たのよ?」 などと返されてしまった。勿論、反論もしてみたが、やはり許可はしてくれなかった。 74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/30(木) 23 22 24.47 ID K70FU2C50 きっと夜鷹だ! 75 :ナイトウィッチな俺 おまけ[sage]:2010/09/30(木) 23 25 00.48 ID dU6sSSX30 今はネウロイが発生する回数が増え、だんだん厳しくなってきているのもわかる。 だが、だからといって。 なんだか、こんなことを考えるのも馬鹿馬鹿しくなってきた。 気分は最悪だ。そんな気分は寝て忘れてしまおうと、ベッドに倒れこんだ。 急に、何かがどさっとベッドに落ちて来た。 エイラ「うわっ」 ベッドに落ちてきたのは――― エイラ「・・・・・・ショウガネーナー」 エイラ「・・・・・・今日だけだかんナー」 エイラ「今日だけだかんナ・・・・・・」 ナイトウィッチ 第二部へ続く
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/920.html
投下スレ:俺「ストライクウィッチーズですから。」785-804 ホーク・アイ 第三話:タカの目 模擬戦の翌日、昼過ぎに基地に警報が響きわたった。 ブリーフィングルームにて出撃メンバーが発表される。 メンバーは坂本少佐、バルクホルン大尉、イェーガー大尉、ハルトマン中尉、クロステルマン中尉、 ルッキーニ少尉、そして僕少尉が選ばれた。 出撃メンバーは各々が愛用の武器を持ち、すでに出撃体勢に入っている。 そして、坂本少佐が先頭になり、ストライクウィッチーズが出撃した。 各々が愛用の武器を持っているが、皆は僕少尉が持っている銃に少なからず驚いていた。 リーネが愛用しているボーイズ対装甲ライフル、形状こそそれに似ているが、 彼が持つライフルはそれよりも一回り長大でずっしりとした存在感があった。 そしてそれに興味を持ったのかルッキーニが話しかける。 ルッキーニ「ねね、僕。その銃なに?リーネのと似てるけどでかくて太いよ?」 僕「これですか?えぇ元になってるのはリーネさんが使ってるボーイズ対装甲ライフルです。 それを無理言って射程と威力強化のために手を加えてもらったんです。」 その言葉にバルクホルンが口を挟んだ。 バルクホルン「そんなことをしたら重量もバカにならないだろう?大丈夫なのか?」 僕「お気になさらず。男ですし、それなりに鍛えてます。 それに、この改造が役に立つこともありますよ。多分ですけど。」 どこかはぐらかすような言葉に、他のメンバーが怪訝な顔をする。 バルクホルン、坂本などが何かを尋ねようとするが、 僕「見えました。前方、18000です。」 坂本「なに・・・?」 そういって彼女は眼帯をずらして先を見通す。 しかし、 坂本「まだ何も見えないぞ?」 ほかのメンバーも肉眼で確認するが、まだそれらしき影は見えない。 僕「雲に隠れてるみたいです。速度は・・・かなり速いです。小型もいます。」 そういって警戒を促した。 数分後、雲の切れ間から巨大な、やや細長いフォルムのネウロイが現れた。 そしてそれを守るように円盤状の小型機も飛び回る。 坂本「各機、まずは散開して小型の数を減らせ!」 一同「了解!」 バルクホルン「行くぞ、ハルトマン!!」 ハルトマン「あ、待ってよー!」 そういってまずは501のエース二人が突入した。 互いに死角を補いあうようにして、少しずつ小型機を撃墜していく。 シャーリー「私たちも負けてらんないなぁ!」 ルッキーニ「だねー!!」 シャーリー、ルッキーニも負けじと攻撃を加える。 ルッキーニの射撃をシャーリーがサポートするようにして、こちらも少しずつ敵を減らしていく。 しかし・・・ 坂本「おかしい・・・。敵の数の減りが悪い。」 その言葉に、少し離れた場所にいた僕少尉が反応した。 巨大なライフルを構え、一機ずつ小型機を減らしながら言う。 僕「少佐。どうやらこの小型はあの大型の中からでてきてるようです。」 ペリーヌ「なんですって・・・!?」 僕「大型の後方から一定時間ごとにネウロイの反応が増えてます。」 坂本は今更のように彼の目の力を思い出した。 そして地道に小型を減らすか、リスクを承知で大型を先に潰すか思案していると、 ハルトマン「え・・・!?」 バルクホルン「こいつ・・・急に・・・!?」 シャーリー「しかも・・・」 ルッキーニ「速い~!」 先ほどから小型に守られながら断続的にビームを放つばかりだった大型が途端にスピードを上げた。 攻撃の頻度こそ変わらないが、戦場を高速で飛び回りながらの攻撃に、ウィッチーズたちは防戦を余儀なくされる。 坂本は眼帯をずらしその魔眼に大型ネウロイを捉えた。 数を減らす戦略が取れない以上、速やかに本丸を潰すしかない。 坂本(コアは後部中央…。そう簡単に狙えない位置だな。) 敵の形状は前部よりも後部の方が太くなっている。コアはその一番太い部分のど真ん中にあった。 しかし、少佐がそれを通信で伝えようとするより先に、 僕少尉が敵が旋回した隙にその後方、コアがある位置にライフルの弾丸をぶち込んだ。 だが、13.9mm徹甲弾の一撃であっても、装甲を破壊こそしたが、コアまでたどり着くにはいたらない。 坂本(もしやあの能力・・・コアの探知までもできるのか…?) しかしそれを確認しているような時間はない。 坂本「全員聞け!大型のコアの位置は今僕少尉が攻撃を加えた位置だ! 邪魔な子機を減らしつつ本体に攻撃をかけろ!」 他「了解!!」 しかし、ただでさえ機動力のある敵なのに加え、子機に守られているのでは、攻撃を届かせるのも難しかった。 エース二人が無理矢理に特攻をかけるが、 バルクホルン「くそっ!堅い・・・!」 ハルトマン「しかもあの位置じゃコア狙いにくいよぉ」 敵は距離を取った後反転しながらウィッチーズたちに突っ込んでくる。 頭にコアがあるならともかく、後方にある以上追走して後方からねらい打つか、 交差した時にタイミング良く攻撃を加えるしかない。 子機に守られてるため、前者の攻撃ではリスクがありすぎた。 しかし、交差した一瞬に加えられる攻撃では、装甲を削りきるには至らない。 坂本「みんな!援護しろ。私が烈風斬で決める!!」 ペリーヌ「少佐、無理です!危険すぎます!」 敵が一機ならともかく、シールドを張れない少佐ではあの中に突っ込むのは厳しい。 坂本「だが、これではジリ貧だ!一か八かでも・・・!」 覚悟を決めたその声に水を差すように、僕少尉が割り込んだ。 僕「少佐。賭けにでるのは少し待ってください。」 ペリーヌ「少尉・・・?」 僕「皆さん。僕があの大型の装甲を削ります。 コアが見えたら、誰か、誰でもいいです。破壊をお願いします。」 弾装を入れ替え、次段を装填し、ライフルを構えなおしながら彼は言う。 僕「クロステルマン中尉。暫くは自分の援護をお願いできますか?」 一瞬の逡巡、だが迷っている暇はない。 坂本「…ペリーヌ、頼む。」 ペリーヌ「少佐・・・!?」 坂本「私が突っ込むよりも確実性は上だろう。いいんだな!?少尉! だが、それでもダメなら…」 僕「その時は僕が責任をもって少佐を援護します。任せてください。 では…、バルクホルン大尉、ハルトマン中尉、イェーガー大尉、ルッキーニ少尉! 子機の数を減らしてもらえますか!?」 一方一撃離脱を繰り返しながら戦闘を繰り広げていた四人は、 ハルトマン「どうすんの?トゥルーデ。」 回避と攻撃を繰り返し、多少の徒労感を滲ませながら相棒たるバルクホルンに言った。 バルクホルン「戦闘指揮は少佐に任せている。少佐が言うんなら従うまでだ。」 シャーリー「へー。『新参の男になんか任せておけない!』とか言うのかと思ったよ。」 軽口を叩いているが、彼女もまたその表情には疲労が滲んでいる。 バルクホルン「先輩たるもの、新人のために骨を折ってやらなければな。」 気を紛らわせようとしているのだろう、とバルクホルンも察し軽口で返す。 そして、一つ息を吐くと、 バルクホルン「僕少尉!こちらは任せろ!」 そう叫び、四人がそれぞれの位置につき、戦闘開始時のように小型機の掃討を開始した。 そして上空で彼がそれを受ける。 僕「クロステルマン中尉」 ペリーヌ「どうしました?」 僕「これから暫く自分の周囲を完全に意識から外します。 申し訳ないですが、後のことは任せます。」 戦場全体に広げている知覚を敵一機に集中させるためだろう。 ならば、せめて彼の狙撃を守る、それが自分の役割だ。 ペリーヌ「わかりました。貴方は私が守りますわ。 だから、必ず決めてください。失敗は許しません。」 僕「…ボーイズ改・対装甲ライフル"ホークアイ"」 独り言のような、注意していなければ聞き逃してしまいそうなほどの声。 ペリーヌ「え…?」 僕「このライフルの名前です。開発者が、目の見えない自分の、敵を見据える目になれと、この名前をつけました。 見ていてください。タカの目(ホーク・アイ)は、見据えたものを絶対に逃さないと証明します。」 ペリーヌは、そのとき彼の猛禽のような目、いや文字通り鷹の目なのであろう、その瞳孔が収縮していくのを見た。 その時、彼の異常とも言える集中力が横にいてさえ伝わってくる。 彼の能力は、外部からの情報を下に、頭の中に球体状のジオラマのようなモノを作ることで空間を知覚する。 そのジオラマを、時に回転させ、時に対象を決めてズームすることで時に俯瞰的な、時に精密な知覚を可能としている。 しかし彼は今、自分とそのライフル、そしてその対象以外のものを意識から押し出した。 常に視界に入れていた子機、そして仲間たちの座標をノイズとして消去し、 そしてその分の脳のキャパシティを、全てこの狙撃のために注ぎこむ。 敵との距離、対象の速度、軌道情報、そこからの軌道予測をすべてを数値化、整理、 更に自分に受ける風の動きから弾道のブレすら予測し、確定した未来としての狙撃を創り上げる。 そもそも、僕少尉は目が見えない以上スコープを覗き込んで対象を捉える通常の狙撃が出来ない。 だが、彼は狙撃手としては極めて優秀と言える。それはここまでの戦闘を見ていたウィッチーズも認めるところだろう。 彼の狙撃のメカニズム。彼は模擬戦の際、後方の銃口の向きから弾道を予測したのと同じように 自分の銃口の向きから、弾丸の軌道を頭の中のジオラマにラインを通すことで照準を合わせている。 しかし、今回はそれだけでは足りない。一発の狙撃では表面の装甲までしか破れない以上、 『同じ場所に連続で』13.9mm徹甲弾を叩きつけなければならない。 そのために、一部の狂いもない敵の軌道予測に加え、自分の弾丸のタイムラグ、 さらに着弾による敵の機動の誤差、その全てを支配下に置く。 その作業は、もはや限定的な未来予知といっていい。 彼はその空間、さらに対象の情報を余すこと無く知覚することで、数秒先の未来までをも知覚する。 僕(視えた…) 準備は整った。次の敵の旋回の際に、まとめて銃弾を叩き込む。 僕「皆さん!少し離れてください!」 その声に射線上に近い位置にいた者が反応し、慌てて距離をとった。 そして、彼の予想通り敵ネウロイが方向転換する。 その瞬間、ダンダンダン!とボルトアクション式のライフルにしては、あまりにラグの少ない銃声が、三発分響き渡った。 その銃声を間近で聴いていたペリーヌはそのあまりに速く、かつ滑らかなその連続射撃に目を奪われた。 引き金を引いてから、次段を装填、レバーを引きもう一度引き金を引くという一連の行程、 それを一切の無駄なく一つの動きのように行うことで、驚異的な発射速度で弾丸を放つ。 そしてその三発の弾丸は、彼の予測と同じ軌道を描き、敵ネウロイの後部に連続で着弾する。 着弾ごとに、少しずつ装甲を穿ち、3発目でその真紅のコアを外部に晒した。 僕「後は、お願いします!」 ルッキーニ「私がいっちばーん!」 バルクホルン「はっ!まさか本当にやるとはな!」 ハルトマン「すっごいねぇ。全部同じ場所に当たったよ。」 シャーリー「ここまでやられたら、さっさと決めないとな!!」 われ先にと四人がコアに殺到した。 コアを護ろうとしているのかわからないが、子機がその前に立ちはだかる。 しかし、彼女たちの勢いを止められるものはいない。 バルクホルンがニ丁の機関銃を構え、中央に向けて掃射すると、他のメンバーもそれに続いた。 一瞬でその防御を貫き、コアへの最短距離に風穴が開く。 シャーリー「おっ先ー!」 スピードでは隊一のシャーリーがわずかに先行してコアに向けて弾丸を放った。 しかし装甲の修復が既に始まり、狙える場所が狭くなっており当たらない。 バルクホルン「だらしないな、リベリアン!」 ハルトマン「まったく、何を張り合ってるんだか…」 二人もコアに向けて弾丸を放つが、それより先に後方から、 ダァン!と甲高い銃声が聞こえた。それがコアに命中し、赤い結晶が砕け散る。 ルッキーニ「やったやった!私の勝ちー!」 後方から射撃したルッキーニが一撃でコアを捉えていた。 シャーリー「やったなぁ!ルッキーニ!」 隊内最年少ウィッチに、大型撃墜数プラス1が刻まれた。 そして上空では、 ペリーヌ「…やりましたわね。少尉?」 ライフルによる超高速の精密三連射、その絶技を目の前で見せつけた彼は、 構えを解き、汗を拭っているのか袖口で顔を拭いている。 あれだけの狙撃だ。その集中力を極限まですり減らすのは想像に難くない。 しかし、さきほど彼の虹彩が、淡く赤色に染まったのは気のせいであろうか? 坂本「ペリーヌ!!そっちに行くぞ!!」 ネウロイの方を振り向くと、本体が白い粒子になり、同時に消えるはずの子機がこちらに向かってきた。 ペリーヌ「少尉!!」 だがその叫びが聞こえていないかのように、彼は動かない。 ペリーヌ「くっ…!」 とっさに彼の前に回り込み、すぐさま子機を狙い撃った。 一機はすぐさまたたき落とせたが、もう一機はぎりぎりまで近づかれてしまった。 銃での撃墜を諦め、右腕を前にかざす。 ペリーヌ「トネール!!」 前方に範囲を絞り必殺の雷撃を放つ。その一撃に為す術も無く子機は破壊された。 そして、飛び散った粒子も瞬時に形成したシールドで防ぎきる。 一先ずの驚異が去ったことを確認すると、シールドを解除した。 体の力を抜き、少し怒ったような顔で振り返る。 ペリーヌ「気を抜き過ぎではなくて?僕少尉、……!」 咎める言葉を重ねようとしたが、バランスを崩しこちらに体を預けてくるのを見て、慌てて受け止めた。 その息は荒く、ただごとではない様子だ。 僕「大、丈夫です。少し、疲れただけですから…」 強がりなのかもしれないが、確かに少しずつ状態が回復していくのを見て、追及することを諦めた。 恐らく、心配をかけまいと誤魔化されるのは眼に見えている。 だから、 ペリーヌ「お疲れさまです。よく、頑張りましたわ…」 そう言って抱きしめながら背中を撫でる。 僕「すいません。いえ、ありがとうございます…」 しばらくして僕少尉から身を離した。すでに呼吸も安定し、つらそうな雰囲気はない。 当然のごとく後から寄ってきたメンバー、特にイェーガー大尉とルッキーニ少尉が絡んできたが、 僕少尉はあまり気にした様子もなく、ペリーヌもあまり騒がないので、 つまらないと思ったのかすぐに引き下がってしまった。 そして任務を終えてウィッチーズたちが帰投する。 皆が僕少尉の功績をたたえ、その狙撃の腕について盛り上がっているが ペリーヌは一人後方からその様子を見ていた。 その目線の先には僕少尉が先ほど顔を拭いていた袖口。戦闘中、彼に攻撃があたったり怪我をした様子はない。 しかし、その袖口はわずかに赤く染みが残っているのが見える。さっき体を預けられたときに気づいたものだ。 ペリーヌ(あの能力…まだ、少尉は何かを隠しているんでしょうか…?) しかし、その問いに答えるものはいない。他の皆は強敵の撃墜に湧いていたが、 ペリーヌは一人得も言われぬ不安のようなものを感じていた。 第二話へ 第四話へ
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/577.html
350 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/01(金) 23 14 01.01 ID o1W+B1Nj0 外は戦火に包まれている。 俺は、誰かの背中にただただおぶさっている。その背中は火薬の匂いがした。 後ろを振り返ると、両親がいた。手を伸ばそうと思っても、腕に力が入らない。 優しい母の姿と、逞しい父の姿は、やがて見えなくなった。 『・・・・・・さん、男さん!!』 俺「っ!!・・・・・・はぁ、・・・・・・はぁ」 サーニャ「俺さん・・・・・・」 ミーナ「良かった・・・・・・目を覚ましたのね」 エイラ「まったく・・・・・・サーニャに心配かけさせやがッテ」 次第に、記憶がよみがえってくる。 俺「あれ・・・・・・あぁ、そうか」 351 :修正忘れ\(^o^)/[sage]:2010/10/01(金) 23 18 48.10 ID o1W+B1Nj0 俺「あはは・・・・・・、美女に囲まれてるもんだから、天国にでも来たのかと思っちゃいましたよ」 ミーナ「はぁ・・・・・・、今はそんな冗談言ってられる状況だと思いますか?」 中佐はそんな事を言っているが、サーニャさんとエイラの二人は頬を朱に染めている。 ミーナ「私は別にあなたを咎めるようなことはしません。寧ろ責任は私にあります」 俺「そんなこと、気にしなくてもいいですよ。俺が勝手にやったことですから」 ミーナ「でも、許可したのは私です」 俺「許可がなくても、やってましたよ。俺は」 ミーナ「・・・・・・とにかく、今はゆっくり休んでください。難しいことを考えるのは、 こっちの仕事ですから。あ、それと」 ミーナ「バルクホルン大尉には、ちゃんとお礼言っておくこと」 俺「・・・・・・?」 そういって、ミーナ中佐は部屋を出た。 352 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/01(金) 23 23 58.19 ID o1W+B1Nj0 サーニャ「良かった・・・・・・ほんとにっ・・・・・・よかっ・・・・・・グスッ」 心配かけて済まない、と謝る代わりに、ベッドの脇に顔を埋めて泣く彼女の頭を撫でた。 エイラ「あ、サーニャ・・・・・・。オイオマエ・・・・・・、サーニャを泣かせた罪は大きいカラナ」 俺「・・・・・・ごめんな」 それは、サーニャさんにも、エイラにも向けた言葉である。 俺が素直に謝ったことが想定外だったのか、エイラは明らかに戸惑っていた。 エイラ「なっ、え、えっと、ま、まあ、今回は、私も助けられた身だから、ナ。ソノ、なんていうカ」 サーニャ「グスッ・・・・・・ふふっ」 サーニャさんもベッドから顔を上げ、なにやら戸惑っているエイラの様子を見て笑っていた。 353 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/01(金) 23 27 58.48 ID o1W+B1Nj0 サーニャさんが笑っているのを見て、安心したのか、恥ずかしく思ったのか、 エイラは一つ咳払いをしてこう言った。 エイラ「ゴホンッ、・・・・・・ナァ、オマエ、あの時何したんダ?」 サーニャさんは、そんなことを聞いてもいいのかと困惑しながら、俺とエイラの顔を交互に見ていた。 俺「ん・・・・・・、まあ、あれが俺の固有魔法みたいなものかな」 エイラ「アレガ・・・・・・オマエの固有魔法?」 俺「ああ、ネウロイの動きをコントロールする。・・・・・・勿論、こちらの消耗も激しいけど」 エイラ「ソンナ・・・・・・」 354 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/01(金) 23 31 56.70 ID o1W+B1Nj0 俺「・・・・・・厳密に言えば、ネウロイのコアをジャックするんだ。 だからコアを持たない子機のネウロイは直接操ることはできない。親機を通して操ることになる。 当然、ネウロイが大型になるほど消耗が激しくなる」 サーニャ「じゃあ、これからはもっと・・・・・・」 俺「ああ、そうなるかな。でも、使うたびに倒れてしまうほど俺も軟弱じゃないからね。 言い訳させてもらえば、あの能力を使ったのは久しぶりだったし、加減を誤ったのかもしれない。 というか、あの時の使い方は本来の使い方とは異なるからね。 どちらかといえば、俺がネウロイの動きを止めている間に僚機に撃墜してもらう、って感じだから」 355 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/01(金) 23 34 10.82 ID o1W+B1Nj0 エイラ「ソレナラ、私たちがもっと頑張らないとナ」 その言葉に、サーニャさんも力強く頷いた。 俺「・・・・・・頼もしいよ」 すると、部屋の扉からコンコンと音が聞こえ、勢いよく開かれた。 バルクホルン「む・・・・・・」 エーリカ「やっほー」 エース二人のお出ましである。 356 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/01(金) 23 36 25.99 ID 8NPAinQT0 ④ 357 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/01(金) 23 38 01.85 ID o1W+B1Nj0 エーリカ「二人ともここにいたんだー」 サーニャ「あ、うん・・・・・・」 そういえば。と、ミーナ中佐に言われたことを思い出した。 あの状況のあとで、謝っておけと言われれば、何があったのかは大体分かる。 俺「あの、バルクホルン大尉」 俺「迷惑をかけてしまって、すみませんでした」 バルクホルン大尉は表情を変えずに、 バルクホルン「何故謝るんです、寧ろ謝らなければいけないのはこちらです。 ・・・・・・私たちの力不足のせいで、男少佐に無茶をさせてしまいました。 申し訳ありません・・・・・・」 そんな風に謝られると、どんな顔をしていいのかわからない。あと、少し苛々来た。 358 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/01(金) 23 51 23.96 ID D8rG17u+0 支援 359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/01(金) 23 56 55.07 ID 7FY6XdYO0 4 360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/02(土) 00 01 04.97 ID eMBv2Eau0 新しいの書き始めようとしたけどなんか浮かばないわ 361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/02(土) 00 09 50.17 ID SlJwh4ox0 4 ところで、おんぶするなら 誰をおんぶしたい? 362 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 00 09 50.67 ID IjXIRKGl0 俺「いえ、あれは自分で勝手にやったことです。それに、そんな風に謝られると こっちも反応に困りますね」 バルクホルン「・・・・・・申し訳ありません」 エーリカ(こんなトゥルーデ見るのは初めてかも・・・・・・) 俺「あと、重くありませんでしたか?」 バルクホルン「・・・・・・これでも、私は武器よりも、貴方よりもずっと重いものを背負っている」 この人とは、意外と話せるかもしれない。 俺「なるほど、ね・・・・・・」 俺「背負えるものがある貴方が、羨ましい」 バルクホルン「何も背負っていない者などいないのですよ。男少佐」 俺「ふふふ・・・・・・違いない」 363 : 361おんぶされて恥ずかしがってるお姉ちゃん可愛い[sage]:2010/10/02(土) 00 12 01.29 ID IjXIRKGl0 少しの沈黙が訪れ、その沈黙を世界でもトップクラスのウルトラエースが破る。 エーリカ「ねぇねぇ、一つ質問があるんだけど」 大体、予想はつく。 俺「なんです?」 エーリカ「あの時何したの?」 バルクホルン大尉は一瞬何か言おうとしていたが、好奇心には勝てなかったらしい。 俺「まあ、エイラにも聞かれたんだけど・・・・・・」 364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/02(土) 00 15 29.59 ID eMBv2Eau0 リーネ 365 :ナイトウィッチna[さっきさるさん食らったsage]:2010/10/02(土) 00 15 52.79 ID IjXIRKGl0 俺「・・・・・・というわけだ」 エーリカ「ほえー、すごいねー」 バルクホルン「そんな能力を持ったウィッチもいるのか・・・・・・」 サーニャ「あの、私も質問していいですか・・・・・・?」 俺「ん、何かな」 サーニャ「どうして、ネウロイがどこにいるのかがわかるんですか?」 男「ああ、それは俺にも良く分からないんだけど・・・・・・まあ、直感的なものかな。 固有魔法が関係してるんだろうけど」 俺「サーニャさんの固有魔法は、電波を発信・感知してネウロイの場所を特定するものだろう? 俺はそういうのじゃなくて、特に意識しなくても勝手に頭の中に浮かび上がって来るんだよ。 こう言っちゃうと失礼だけど、要はおまけみたいなものなんだ」 366 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/02(土) 00 16 25.76 ID SlJwh4ox0 しえん リーネとお姉ちゃんか。 367 :男→俺 修正忘れは許してください[sage]:2010/10/02(土) 00 20 01.01 ID IjXIRKGl0 サーニャ「おまけ・・・・・・ですか」 ここで何か気の利いた台詞をかけてあげられればよかったのだが、 頭の中に浮かんでくる言葉は、今の彼女には逆効果になってしまうようなものばかりだった。 エイラ「サーニャ・・・・・・」 俺「・・・・・・そういえば、今回発生したネウロイについてのことなのですが」 バルクホルン「・・・・・・ミーナから説明されたよ」 俺「そうですか・・・・・・」 バルクホルン「大方予想はついていたが、当たって欲しくはなかったな・・・・・・」 エーリカ「でも、やることは今までと変わらないでしょ?」 バルクホルン「お前な・・・・・・、そう簡単に片付けられる問題では」 エーリカ「じゃあ、どうするってのさ?」 368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/02(土) 00 23 07.75 ID MdZUhWcZO 361 天姫 369 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 00 25 00.92 ID IjXIRKGl0 バルクホルン「・・・・・・それは」 エーリカ「もっと警戒態勢を強める?新しく出てきたネウロイの為に新しいものでも開発する? でもそんなことすれば、ウィッチたちの負担は増えるし、開発なんてする時間もないでしょ?」 エーリカ「・・・・・・だから、私たちは今までと変わらない。 ネウロイが来れば、皆を守るために戦うし、来なくなれば、それで万々歳だし」 どうやら、ハルトマン中尉に対する認識を誤っていたらしい。 ただの間抜け、なんて思ってた自分が恥ずかしくなる。 やはりトップクラスのエースとなると、実力だけじゃなく、物事に対する考察も常人とは違う。 エーリカ「ま、トゥルーデの言う通り、流石にそう簡単にはいかないんだろうけど」 {サーニャさんとエイラの二人も、普段は見ないエースの姿に驚いているようだ。 バルクホルン大尉に至っては、口を開けたまま唖然としていた。 370 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 00 30 00.96 ID IjXIRKGl0 再び訪れた沈黙を、今度は自分が破る。 俺「なるほど、ね・・・・・・」 俺「でも、簡単に終わらせる方法もあるんですよ」 ハルトマン中尉は、きっとわかっているだろう。 それ以外の三人は、一体何だという表情でこちらを向いた。 エーリカ「ほほう?」 俺「単純なことですよ。ネウロイが来て困るのであれば、ネウロイが来ないようにすればいい」 エイラ「エ・・・・・・」 バルクホルン「あっははは・・・・・・、確かにそうだ、そうすれば問題なんて全部なくなる・・・・・・くくく・・・・・・」 バルクホルン大尉は、腹を抱えて必死に笑いを堪えていた。 サーニャさんは、そんな様子を見てぽかん、としていた。 371 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 00 35 01.48 ID IjXIRKGl0 俺「まあ、それを決めるのは上の人なんですけどね」 バルクホルン「だが、そうなる日が来るのも近いだろう。このままの状態じゃ長くは持たないだろうからな」 エーリカ「それにしても、俺少佐もそういうこと考える人なんだ。ちょっと意外だったかな」 俺「空想に浸るのは得意ですから」 エイラ(ナンダカ着いていけないゾ・・・・・・) サーニャ(この人達・・・・・・すごいな) 急に、ぐぅ、と大きな音が鳴った。 372 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/02(土) 00 36 07.73 ID SlJwh4ox0 しえん 373 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 00 40 07.31 ID IjXIRKGl0 エーリカ「うあ・・・・・・お腹空いたー。今何時ー?」 バルクホルン「もう19時になるな・・・・・・。俺少佐は、夕食はどうするんだ?」 俺「俺のことは気にしなくてもいいですよ。それに、まだ立って歩けるかどうかすら怪しいから」 バルクホルン「そうか・・・・・・、なら私たちは行かせてもらうが・・・・・・あとで運ぶように言っておこうか・・・・・・」 エーリカ「それじゃ、ゆっくり休んでね」 エイラ「私たちも行くカ」 サーニャ「うん・・・・・・、それじゃあ」 374 :書き溜めが・・・書き溜めが・・・[sage]:2010/10/02(土) 00 45 11.82 ID IjXIRKGl0 少し時間がたった後、再び扉がノックされた。 シャーリー「失礼するぞー」 俺「・・・・・・あんたか」 てっきり宮藤さんが来るものと思っていたが、その予想は見事に外れた。 シャーリー「なんだよーそんな顔して。私じゃそんなに残念か?」 俺「いや、まさかイェーガー大尉が来るとは思わなかったのでね」 シャーリー「失礼な、私だって料理くらいはできる。あと、その呼び方はやめてくれ」 多分、料理くらいできるというのは嘘だと思う。 俺「・・・・・・上官に対してその口の聞き方はなんだ?シャーリー」 シャーリー「そうそう、それでいいよ。あと、互いに裸同士で向き合ったんだから別にいいだろ?」 俺「・・・・・・その言い方はやめてくれ」 375 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 00 50 01.67 ID IjXIRKGl0 俺「・・・・・・っと、あれ」 体を起こそうと思ったが、うまく力が入らず失敗した。 シャーリー「大丈夫か?」 シャーリーに手を貸してもらって、なんとか体を起こすことができた。 俺「・・・・・・すまんな」 シャーリー「どうする?飯は自分で食えるか?」 俺「ああ、それは大丈夫だ」 シャーリー「遠慮しなくてもいいんだぞ?」 俺「是非遠慮させてもらう」 シャーリー「はっきり言うな~、お前」 376 :弾切れ。ちなみに料理はズッパディファッロを想像してくれ[sage]:2010/10/02(土) 01 03 55.41 ID IjXIRKGl0 持ってきてくれた料理を食べようと、スプーンを手に取ろうとしたが、 俺「・・・・・・あれ」 どうやらスプーンさえ握れないらしい。 そして、その様子を見てシャーリーはにやにやとしていた。 シャーリー「だから言ったのに、遠慮しなくていいって」 俺「はいはい・・・・・・すみませんね」 シャーリーはスプーンで料理をすくって、俺の口の高さまで持ってきてこう言った。 シャーリー「ほれ、あ~ん」 その言葉に背くことは、できなかった。 俺「・・・・・・あーん」 377 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/02(土) 01 05 32.43 ID mtP8EWce0 羨ましくて悶え死ぬ 378 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/02(土) 01 07 13.72 ID eMBv2Eau0 おつかれ 379 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 01 07 34.42 ID IjXIRKGl0 スプーンの上に乗った料理を口の中へと運ぶ。 シャーリー「どうだ?」 俺「・・・・・・うまい」 その言葉は、素直に嬉しかったらしい。 シャーリー「そうかそうか。なら遠慮せずどんどん食べてくれ」 その後も、ずっとこんな調子で食べさせられ続けた。 俺「・・・・・・ふぅ、ご馳走さま」 シャーリー「お粗末さま~♪」 食べ終わった頃には、シャーリーはかなり上機嫌になっていた。 520 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 16 48 29.55 ID lTnmvJk60 379から シャーリー「よし、私はもう行くな」 その言葉に、俺は少し冗談めかして、 俺「ああ、ゆっくり休めよ」 と言った。そして、返ってくる答えは予想通りのものである。 シャーリー「お前が言うなよ」 すると、シャーリーはそのまま立ち上がることもなく、言葉を発することもなく黙り込 んでしまった。 俺「・・・・・・?どうし・・・・・・」 た、とまでは言えなかった。 シャーリーが突然顔を近づけてくると思えば、頬に何か柔らかいものが当たった。 521 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 16 53 00.25 ID lTnmvJk60 俺「・・・・・・」 シャーリー「い、今のはサービスだ。そんじゃなっ」 シャーリー「・・・・・・あと、お前、結構いい男だと思うぞ」 俺が呆然としている間に、シャーリーは部屋を出てしまった。 無意識に頬を撫でていた手を、慌てて止めた。 俺「・・・・・・いい男、ね」 俺はベッドに倒れこみ、そのまま目を閉じた。 するとまた、扉がノックされた。 俺(次は誰だ・・・・・・) サーニャ「し、失礼します・・・・・・」 522 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/02(土) 16 55 26.34 ID SlJwh4ox0 おれ、ちょっくらネウロイ化して夜間戦闘してくる! 523 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 16 57 00.51 ID lTnmvJk60 俺「あ、サーニャさん・・・・・・」 サーニャ「あ、も、もしかして、寝てるところ、起こしちゃいましたか・・・・・・?」 俺「いえ、大丈夫ですよ。それよりどうしたんです?」 サーニャ「今日は夜間哨戒は休んでいいって言われたので、ちょっとお話したく て・・・・・・」 俺「そうですか。俺でよければいくらでも相手しますよ」 サーニャ「はい、ありがとうございます・・・・・・」 そう言うと、彼女は黙り込んでしまった。 俺「・・・・・・もしかして、悩み事でも?」 その言葉に、彼女はビクッ、と反応した。いくらなんでもわかり易過ぎる。 524 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 17 01 00.54 ID lTnmvJk60 俺「ステルス型ネウロイについてのことですか?」 サーニャ「・・・・・・はい」 サーニャ「私は今、必要なのかなって・・・・・・」 俺「・・・・・・」 サーニャ「あのネウロイには、私の能力は全く役に立たないし、だからと言って それを補えるほどの戦闘技術も持ってないし・・・・・・」 サーニャ「それに、今は俺さんがいるし、私はもう必要ないんじゃないかなっ て・・・・・・・」 そう言った彼女に、俺は 俺「そんなことないですよ」 と、ありきたりな言葉を返す。 525 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 17 05 00.88 ID lTnmvJk60 サーニャ「・・・・・・でも」 俺「11人、今は俺がいるから12人ですが、全員いてこそのストライクウィッチーズでしょう? なのに、自分は必要ないのではないか、なんて言っちゃいけない」 サーニャ「・・・・・・そうですけど、なら、なんで、なんで」 彼女は震える声で言った。 サーニャ「皆、私に同情するような態度をとるんですか?」 今にも泣きそうな表情を浮かべながら、彼女は続けた。 サーニャ「エイラだって、芳佳ちゃんだって、ミーナ中佐まで、私に同情してるかのように接してくるんですよ? 今じゃ、全然、役に、立たなくなった、私、に・・・・・・」 それ以上は、続けさせなかった。 526 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 17 09 00.25 ID lTnmvJk60 サーニャ「っ・・・・・・」 咄嗟に、彼女を片腕で抱き寄せた。 俺「・・・・・・ごめん」 サーニャ「・・・・・・どうして、謝るんですか?」 俺「・・・・・・・・・・・・ごめん」 サーニャ「どうして、どうし、てぇ・・・・・・」 彼女は、俺の胸に顔を埋めて抑えていた感情を解き放った。 俺は余ったほうの手で、彼女の頭を撫でた。 溢れ出した感情が止まるまで、俺はこうすることしかできなかった。 527 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/02(土) 17 11 43.08 ID eMBv2Eau0 さーにゃん‥‥ 528 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 17 13 00.23 ID lTnmvJk60 サーニャ「・・・・・・ぐすっ」 そのままどれくらいの時間がたっただろうか。 彼女はやがて落ち着き、涙に濡れた顔をあげた。 俺「もう、大丈夫かい」 サーニャ「はい・・・・・・」 腫れた目を手でこすりながら、彼女はそう言った。 俺「・・・・・・もう、自分は必要なのか、とか。そういうことは考えちゃいけない。 そんなことを考えた時点で、君は仲間を疑ってしまっている。 それは君の事を信用している仲間への冒涜だ」 我ながら、何様の立場でこんなことを言っているのだろう、と思った。 サーニャ「・・・・・・はい。すみませんでした。こんなことになっちゃって」 529 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 17 17 00.16 ID lTnmvJk60 俺「残念ながら、俺の胸はいつでもフリーなんでね」 そして、返ってきた言葉は予想外のものだった。 サーニャ「じゃあ、私がもらってもいいんですか?」 俺「・・・・・・勿論。大歓迎ですよ」 サーニャ「ふふっ」 サーニャ「それじゃあ、失礼しますね」 俺「ええ、また明日」 サーニャ「おやすみなさい」 彼女が最後に見せた笑顔をしっかりと瞼の裏に焼き付けて、俺はそのままベッドに倒れこんだ。 530 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 17 19 01.06 ID lTnmvJk60 第三部終了。実はそんなに長くなかったという・・・・・・ 多分第五部くらいで終わるかなwwwww このスレで終わらせるのが目標だったんだが無理そうだなwww 531 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/02(土) 17 22 15.47 ID eMBv2Eau0 おつー 532 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/02(土) 17 23 44.83 ID lTnmvJk60 347から微妙に変更 加筆 俺 年齢 17歳 誕生日 11月3日 身長 176cm 階級 少佐 使い魔 シベリアオオカミ「セレブラ」(ロシア語で『銀』) 通称「ナイトフォグ」 使用火器 MG42×2 固有魔法『遠隔操作』 ストライカーユニット ノーチヴォルカ(ロシア語で『夜の狼』) ・Mig60に独自の改良を加えたもの。 ・高高度性能はそのままに、速度性能や操縦性が大幅に上昇している。 撃墜数192 不確実撃墜8 協同撃墜32 ・性格は温厚であり、誰に対しても優しく接し、気遣いをすることができる。 戦闘時は冷静に状況を判断し、如何なる状況に置かれても、その冷静さを欠くことはない。 ・戦闘では、ネウロイの数が少なければ積極的に攻める。多いときは固有魔法を駆使してサポートに徹する。 ・オラーシャのモスクワ出身であり、両親はネウロイによる侵攻の際に喪っている。 ・ウィッチに志願したのは他の誰かが自分と同じような目に遭って欲しくないため。 ・専らコーヒー派。 ・実は喫煙者。だが、501に配属されることが決まってからは禁煙している。 ・階級などは気にしないお気楽主義で、バルクホルン大尉や坂本少佐のようなタイプは苦手。 ・朝には滅法弱い。ナイトウィッチになった理由の一つである。 ・普段は一人でいることが多いが、人付き合いが苦手という訳ではなく、部下からも慕われている。 ・ナイトウィッチとしてはかなりの実力を持っているが、本人はさほど気にしてはいない。 ・酒にはかなり強い。 ・瞳の色はアンバー(琥珀色)。狼の目。髪色は灰っぽい白。肌は色白。 ・上官命令にも納得がいかなければ反抗する。但し、無謀なことはしない。 ・仲の良い者には普段とは違う一面も見せることも。 ・女性との交際経験はない。本人はそのことを「男性ウィッチの性」と割り切っている。 だが女性に対しての振舞から、実はあるのでは、と思われることもある。 ナイトウィッチ 第四部へ続く
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1417.html
俺「お晩です! 待ってなくてもやってきました『今日のウィッチ』のコーナー、お伝えするのは全く役に立たない設定ではバイエルン地方出身な俺と」 伯爵「これでも正真正銘のカールスラント軍人、ヴァルトルート・クルピンスキーだよ。あ、そうそう俺」 俺「なんだ?」 伯爵「今日は特別ゲストがいるんだよ」 俺「おい待て、俺は聞いてないぞ」 伯爵「そりゃあ、今言ったからね。じゃ、ゲストさんどうぞ!」 お姉ちゃん「世界の妹たちよお姉ちゃんがやってきたぞ。ゲルトルート・バルクホルンだ」 俺「え? トゥルー……デ?」 お姉ちゃん「そうだ私だ。なにか不満か俺?」 俺「いや、なぜに登場したのかと……」 伯爵「そりゃあ、今日はトゥルーデの誕生日だからね」 俺「あ、なるほどお祝いの意味も込めてか。誕生日おめでとさん」 お姉ちゃん「ああ、ありがとう。だけど、私としては早くコーナーを進めて欲しいな。クルピンスキーが言うには、今日は妹キャラなんだろう?」 俺「え、ああまあそうだけど……相変わらずだな」 伯爵「ふふっ、じゃあ今日はボクから発表しちゃおう。今日紹介するステキなウィッチは、自由ガリア空軍のかわいいウサギさん。アメリー・プランシャールちゃんさ!!」 俺「まずはこの姿を見て……どうだい?」 お姉ちゃん「うむ……素晴らしいな! この自信なさげな表情、なにより上着の裾をぎゅっと握っているのがかわいらしくてしょうがない! 庇護欲をかきたてられる!」 伯爵「髪型も、フミカネ氏の絵では珍しいタイプだよね。でも正統派魔法少女っぽくてボクは好きだなぁ」 俺「魔法の国からやってきた魔法使いアメリーちゃん、って感じかな」 伯爵「内股なところもまたいい」 お姉ちゃん「ああっ、私の12人目の妹に決定したいくらいだ!! お姉ちゃんと呼んでいいぞアメリー!!」 俺「他の11人って誰だよ……」 伯爵「12人ってことはトゥルーデと円卓の妹……って感じかな?」 お姉ちゃん「それにしても、使い魔はあの口の減らないリベリアンと同じだというのにどうしてこうまで違うのだろうな」 俺「ああ、それは使い魔がウサギはウサギでもアナウサギだからだろう」 お姉ちゃん「どういうことだ?」 伯爵「野生のアナウサギっていうのは、地下に複雑な穴を掘っていてね、危険を感じるとそこにすぐに逃げ込んじゃうんだよ」 俺「実にアメリーの、積極性に欠け、寂しがり屋の甘えん坊って設定にマッチしてるよな。ガリアだけに寂しガリアってわけだ」 お姉ちゃん「…………」 伯爵「…………」 俺「……ごめんなさい」 お姉ちゃん「……こほん、アメリーも身の危険を感じた時は私の腕の中に逃げ込めばいい、穴なんかより余程安全だ」 伯爵「ちょっと待ってよ、ボクの方がうまく守ってあげられるよ!」 お姉ちゃん「そうはいかないぞクルピンスキー! 貴様の毒牙に私の妹をさらしてなるものか!!」 俺「てめぇらそれでもカールスラント軍人か! だいたいアメリーはペリーヌ大好きっ子だぞ!」 お姉ちゃん「自分の僚機を妹にする、悪くない手だな。ペリーヌを少々甘く見ていたかもしれん。今度ミーナにロッテの変更を提案してみるか……」 俺「アメリーは世界のウィッチの中でも、結構露出が多めのキャラだ」 伯爵「え? どこでそんなに肌をさらしてたの?」 俺「ちげーよ!! 設定と絵以外にいろんなメディアに出てるってことだよ!!」 お姉ちゃん「なんだそうなのか、驚かすな俺」 俺「あんたもかよ……」 伯爵「確かに、秘め話CDで声があり、キミとつながる空でもそのキャラクター性をいかんなく発揮してるね」 お姉ちゃん「アメリーが登場した秘め話CD其之弐は素晴らしい。まるで妹が耳元で囁いてくれているようだ」 俺「やっぱりこう声があると、喜怒哀楽が激しく感激屋で、すぐ大泣きするって設定がすっっと入ってくるし、いいなぁって思えるよ」 俺「この時に、ペリーヌが感心する程に豊富なハーブの知識を持っているのがわかったな」 お姉ちゃん「私もアメリーに手ずからカモミールティーを淹れてもらいたい」 伯爵「きっと、いい夢が見れるんだろうね」 俺「だなー。アメリーが持つかわいらしさのタイプは下ネタ方向に走るのを躊躇するタイプだぜ。ヘルマちゃんも年下系だけど、なんか違うし」 お姉ちゃん「ふっ、なんたって私の妹だからな!! 健全な愛で方が一番だ!!」 伯爵「うんうん、エッチなことしたいというより、ぎゅーっとずっと抱きしめていたい感じがするよね」 俺「わかる。秘め話CD内『カモミールの想い出』の11分4秒あたりで、同僚に扶桑の軍人(もっさん)に近づいたら真っ二つに斬られるぞーって言われて漏らした『あうぅ、こわいですぅ……』とかやばかった! アメリーちゃんぎゅっぎゅっしたい」 お姉ちゃん「さあアメリー、お姉ちゃんの胸に飛び込むんだ!!」 伯爵「平気さ、ボクが守ってあげるよアメリーちゃん」 俺「こんな反応返したくなるよなぁ」 お姉ちゃん「からかわれてはいるが、部隊でもかわいがられているみたいだし、姉としては安心だ」 伯爵「でも、アメリーちゃんらしさは後半じゃない?」 俺「そうだな、せっかくなので22分20秒あたりからの姉妹の感動的会話を聞いてみよう。場面は、ペリーヌが第501統合戦闘航空団に行くみたいなことをアメリーに話したところだ」 アメリー『クロステルマン少尉がこの基地からいなくなっちゃうのは、うれしいはずなのに、お祝いしなきゃならないのに……うぅ……ひっく……うぇーん』 ペリーヌ『ちょっ、ちょっと! だからどうしたの!?』 アメリー『わたし……クロステルマン少尉に、ずっと憧れていて……同じ部隊になれて、うれしかったけど……ずっと足手まといのままで……ぐす……こんなんじゃ……』 伯爵「一途だねぇ……」 お姉ちゃん「ペリーヌでさえ坂本少佐(当時は大尉)にぼろ負けなのに、ペリーヌにもっと積極的に攻めろと言われたからと少佐に模擬戦を挑む程の慕いようだからな……羨ましい」 俺「ああ、ここは泣ける。しかもこのあと普段は素直じゃないペリーヌが優しくアメリーに足手まといじゃないと諭して、お互いに名前を呼ぶようになる流れとかまたよかった」 伯爵「アニメでやっていれば、もっとペリーヌちゃんの株もあがったんだろうね」 お姉ちゃん「まあ、それは過ぎたことだ。それに俺スレのペリーヌ√は極端に少ないわけじゃない。彼女を理解してる人間も多いさ」 俺「だな。あとそうだ、この話もちゃっかり続きのようなものがあるあたりがミソだ」 お姉ちゃん「そうなのか?」 伯爵「うん、ペリーヌちゃんが501に転属になって程なくして、アメリーちゃんも北アフリカ方面へ転属されるんだ」 俺「でも、ここで彼女はペリーヌに逃げてばっかりと言われていた彼女とはうってかわって、撃墜戦果を重ねていくんだ」 お姉ちゃん「いい、話じゃないか……」 伯爵「ペリーヌちゃんも、アメリーちゃんも、きっかけ一つでまた一歩成長した、ってとこだね」 俺「こういう流れを見てから、フミカネ氏のサイトの説明文の最後にある 『全てを失ってなお、がむしゃらに前に進もうとするクロステルマン少尉の姿は、彼女に何か感じさせるものがあったようだ』 というコメントが、とても深く思える」 お姉ちゃん「妹よ……成長したなぁ」 伯爵「そんな声だけだった彼女もキミとつながる空でついに色々な表情を見せてくれたね」 俺「その通り。P26では登場早々にペリーヌに涙ながらに抱きつくなど彼女らしさを発揮。P27ではぷりんとしたかわいいお尻を見せてくれている」 伯爵「一期の序盤にペリーヌが自室から望遠鏡で美緒ちゃんと芳佳ちゃんを見てたシーンの格好とそっくりなのがまたよかったよ。姉妹みたいでさ」 俺「P28のぽけーっとした表情、P30の感極まって目をうるうるさせている表情もグレート」 お姉ちゃん「それを言うならP29の『もっとペリーヌさんに抱きついていたかったです……』とでも言いたげな表情が最高だろう!!」 俺「言える! あの△な形した口がめちゃ似合う! だがP31とP33の笑っている姿もいいぞ」 お姉ちゃん「うっ……確かに、こう控えめな笑顔がなんとも言えない」 俺「だろう? ……って伯爵、静かだと思ったらマンガをなにじっと見てるんだ?」 伯爵「ん、いやね。ちょっとP25の上部中央にいるウィッチの子が気になって……」 俺「おいおい、今はアメリーちゃんの紹介だぞ? 女好きなのは知ってるが自重しろ」 伯爵「でもさぁ、露出過多になったハイデマリーちゃん系美人なんだよ」 俺「なぁあああああああにぃぃぃぃいいいい!?」 伯爵「見てよ、むちっとしたふともも、それにこのズボンとか勝負ズボン? ってくらいエロイよ」 俺「うおおお! って、シャツの裾みじかっ! へそも腹も丸見えじゃん!!」 お姉ちゃん「おいお前達! そいつは妹って感じじゃないだろう! 早くアメリーの、妹の話に戻れ!!」 伯爵「あとこの流し目、絶対誘ってるよね? 悪い子だなぁ……」 俺「やだ、なにこのお姉さま系……」 お姉ちゃん「戻ってこぉぉぉぉぉい!!!」 ページ先頭へ
https://w.atwiki.jp/witcher3wh/pages/161.html
記事途中。伝説級未記入 全般アビリティ「○○流派の技術」は、防具重量が合っていればウィッチャー装備でなくとも適用される。 「猫流派の技術」→軽装防具。「グリフィン流派の技術」→中装防具。「熊流派の装備」→重装防具。 経験値ボーナス ソケット(ルーン・刻印スロット) 猫流派レベル 防具 銀の剣 鋼の剣 グリフィン流派レベル 防具 銀の剣 鋼の剣 熊流派レベル 防具 銀の剣 鋼の剣 狼流派レベル 防具 銀の剣 鋼の剣 伝説級 経験値ボーナス ウィッチャー装備の銀、鋼の剣には怪物、人型から得られる経験値に補正がかかる。 銀の剣は怪物のみランク問わず20%の経験値ボーナス。 鋼の剣には人型のみランク問わず5%の経験値ボーナス。 ソケット(ルーン・刻印スロット) 防具 剣 無印 1 1 上質 3 2 高級 7 3 最高級 7 3 猫流派 防御力が低く攻撃力が高い。気力回復が早く、「猫流派の技術」によって小攻撃が大幅に強化される。 レベル 無印 17 上質 23 高級 29 最高級 34 防具 防御力 攻撃力(%) 貫通ダメージ耐性(%) 斬撃耐性(%) 怪物攻撃耐性(%) 精霊耐性(%) 無印 245 20 8 11 11 40 上質 311 28 12 17 17 50 高級 377 39 17 23 23 60 最高級 432 50 22 30 30 70 銀の剣 攻撃力 アード印力(%) クリティカル率(%) 出血確率(%) 切断確率(%) 無印 256-312 12 5 上質 310-378 14 10 高級 364-444 14 5 10 5 最高級 409-499 15 10 15 10 鋼の剣 攻撃力 クリティカル率(%) 出血確率(%) 無印 162-198 5 上質 205-251 10 高級 248-304 5 10 最高級 284-348 10 15 グリフィン流派 防御力は猫流派と同じだが、ダメージ耐性が全体的に勝っている。攻撃力に代わり印力が高い。 「グリフィン流派の技術」によってさらなる印力強化と全流派中最速の気力回復となる。 レベル 無印 11 上質 18 高級 26 最高級 34 防具 防御力 印力(%) 貫通ダメージ耐性(%) 打撃耐性(%) 斬撃耐性(%) 怪物攻撃耐性(%) 精霊耐性(%) 無印 179 20 9 6 19 26 22 上質 257 28 15 10 26 33 25 高級 344 39 22 15 33 43 31 最高級 432 50 30 20 40 50 40 銀の剣 攻撃力 印力(%) クリティカルダメージボーナス(%) クリティカル率(%) 切断確率(%) 無印 202-246 5 上質 265-323 10 高級 337-411 15 25 10 最高級 409-499 20 25 5 10 鋼の剣 攻撃力 印力(%) クリティカルダメージボーナス(%) クリティカル率(%) 無印 119-145 5 上質 169-207 10 高級 227-277 15 25 最高級 284-348 20 25 5 熊流派 防御力が最も高いが気力回復が非常に遅い。アドレナリン獲得量が増え、耐久と攻撃が両立されている。 「熊流派の技術」によって、体力最大値が増加し強攻撃が強化される。 レベル 無印 20 上質 25 高級 30 最高級 34 防具 防御力 アドレナリン獲得(%) 貫通ダメージ耐性(%) 打撃耐性(%) 斬撃耐性(%) 怪物攻撃耐性(%) 精霊耐性(%) 無印 278 20 11 7 26 34 7 上質 333 28 19 13 34 46 13 高級 388 39 27 19 42 58 19 最高級 432 50 40 30 50 70 25 銀の剣 攻撃力 アドレナリン獲得(%) クリティカルダメージボーナス(%) クリティカル率(%) 切断確率(%) 無印 283-345 5 5 10 上質 265-323 10 25 5 12 高級 337-411 15 50 10 最高級 409-499 20 75 5 10 鋼の剣 攻撃力 アドレナリン獲得(%) クリティカルダメージボーナス(%) 無印 184-224 5 上質 220-268 10 25 高級 256-312 15 50 最高級 284-348 20 75 狼流派 防御性能はほぼグリフィン流派と同じ。グリフィンとの違いは攻撃力、印力、アドレナリン獲得それぞれに強化が分配されている点。 バランス型で、印と近接を使い併せられる。中装防具なので「グリフィン流派の技術」が適用される。 レベル 無印 14 上質 21 高級 29 最高級 34 防具 防御力 攻撃力(%) 印力(%) アドレナリン獲得(%) 貫通ダメージ耐性(%) 打撃耐性(%) 斬撃耐性(%) 怪物攻撃耐性(%) 精霊耐性(%) 無印 212 10 10 5 7 6 16 26 22 上質 289 12 12 10 12 10 25 33 25 高級 377 16 16 15 18 15 33 43 31 最高級 432 20 20 20 25 20 40 50 40 銀の剣 攻撃力 印力(%) アドレナリン獲得(%) クリティカル率(%) 出血確率(%) 無印 229-279 5 5 5 上質 292-356 6 6 6 高級 364-444 7 7 5 7 最高級 409-499 10 10 10 10 鋼の剣 攻撃力 印力(%) アドレナリン獲得(%) クリティカル率(%) 出血確率(%) 無印 140-172 5 5 5 上質 191-233 6 6 6 高級 248-304 7 7 5 7 最高級 284-348 10 10 10 10 伝説級 DLC2「血塗られた美酒」にて追加される最上級のさらに上位ランク装備。 同流派を揃えて装備する度に特殊な能力が解放されていく。
https://w.atwiki.jp/kyoku/pages/50.html
極・魔導物語 登場人物一覧 ウィッチ ウィッチは『極・魔導物語』の登場人物。元は株式会社コンパイルによるゲームである魔導物語シリーズの登場キャラクター。 - 目次 概要 データベース 外部リンク 関連項目 概要 極・魔導物語ではあまり目立たないが、他の魔導キャラクターと同様に登場する。過去世界で原作と同様のキャラクターとして会話シーンに何度か登場する一方、現代世界ではミイラの状態で発見される。この時ミイラウィッチはガーネットの付いた鍵を持っていたが、中山の要求で木田が取り上げようとした際に彼女に掴み掛り、戦闘になるも、倒されたミイラウィッチはそのままパイルドライバーで掴んだ木田と共に崖の下まで転落していってしまった。 物語物語以外での倉山を仲間にしないルートの終盤では下半身を失った彼女がゾンビとなり、いきなり襲い掛かってくるので注意が必要。 データベース 極・魔導物語物語では倒した際の報酬が設定されたが、HPをすべて削り切らずに勝利した場合には入手できない。 敵キャラ能力値 原作〜完全版 極・魔導物語物語 名前 ウィッチ キャラ画像 敵画像 最大HP 250 最大MP 10 攻撃力 30 防御力 15 精神力 20 敏捷性 30 経験値 0 46 お金 0 96 アイテム (なし) 備考 行動内容 行動条件 優先度 通常攻撃 常時 50 噛み付く 常時 50 獄息 常時 50 敵キャラ能力値 原作〜完全版 極・魔導物語物語 名前 ウィッチ キャラ画像 敵画像 最大HP 200 最大MP 10 攻撃力 70 防御力 25 精神力 137 敏捷性 134 経験値 0 136 お金 0 268 アイテム (なし) 備考 行動内容 行動条件 優先度 コンパス 常時 50 外部リンク ウィッチ (うぃっち)とは【ピクシブ百科事典】 ウィッチ(ぷよぷよ) (ぷよぷよのうぃっち)とは【ピクシブ百科事典】 関連項目 極・魔導物語シリーズの登場人物一覧
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/579.html
360 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 19 15 04.73 ID wGjNW/YW0 翌日、朝早くに目が覚めた。緊張していたのでは、と言われれば否定はできない。 俺「さて・・・・・・」 寝間着から、いつもの服装に着替える。 俺「いよいよだ・・・・・・」 ブリーフィングルームへ向かう途中、 俺「おっと・・・・・・、おはようざいます」 バルクホルン「おはようございます、俺少佐」 俺「・・・・・・予想以上に、早かったですね」 バルクホルン「ええ、確かに・・・・・・。あなたがうちに来てからまだ1週間もたっていないというのに。 ・・・・・・できればもっと、お話をさせてもらいたかった」 俺「・・・・・・そういってもらえるのは嬉しいです」 361 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 19 20 00.62 ID wGjNW/YW0 俺「もし作戦が成功したら、あなたはどうするんです?」 バルクホルン「・・・・・・戦場へ赴く前に大切な人の話をしたら、やられる。安っぽい小説の定石ですよ」 俺「これは失礼・・・・・・」 バルクホルン「・・・・・・まあ、作戦を成功させても、本当の平和が訪れるわけではないです。 まだネウロイと交戦を続けているところもある・・・・・・。 本当の平和が訪れるまで、私は戦い続けます」 俺「ふふふ・・・・・・、あなたは軍人の鑑だ」 バルクホルン「いえ、私などまだまだ未熟ですよ」 俺「・・・・・・大切な人を、悲しませちゃいけませんよ。軍人としてではなく、一人の人間として」 バルクホルン「・・・・・・重々承知しております」 362 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 19 21 10.82 ID 8sJvk5b50 マジメなお姉ちゃんが新鮮になるぐらい末期 363 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 19 25 00.14 ID wGjNW/YW0 ミーナ「ただいまより、第501統合戦闘航空団はこの地よりネウロイを一掃するために、 オペレーション・マルスに参加します!」 ミーナ「我々の任務は、連合国艦隊機関、『大和』の護衛です!」 ミーナ「全員、出撃!!」 一同「了解!!」 そして、全員がハンガーへ向かい、ストライカーユニットを履き、空へと飛び立つ。 乗組員A「見ろ!!ウィッチだ!!」 乗組員B「おお!ストライクウィッチーズだ!!」 バルクホルン「・・・・・・これが『大和』か」 シャーリー「でっけぇなー!!」 364 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/04(月) 19 28 56.52 ID eGVhZbRq0 支援 365 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 19 30 00.09 ID wGjNW/YW0 坂本「・・・・・・見えたぞ」 ミーナ「・・・・・・ええ」 ペリーヌ「見えてきましたわ・・・・・・」 リーネ「芳佳ちゃん・・・・・・」 芳佳「うん・・・・・・」 俺「見えてきたな・・・・・・」 サーニャ「・・・・・・大きい」 芳佳「あれがネウロイの巣・・・・・・!」 ミーナ「そうよ」 坂本「敵の親玉だ」 366 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 19 34 00.14 ID wGjNW/YW0 乗組員C「まもなくヴェネチアに到達。ネウロイの防衛圏内に突入します」 乗組員D「大和、ネウロイ化まで、あと3分!」 乗組員E「駆逐艦ニコラス、被弾!!」 杉田「総員!戦闘配置!!」 シャーリー『・・・・・・俺、聞こえるか』 俺『・・・・・・どうした、シャーリー』 シャーリー『もし無事に作戦が終わって基地に戻ったら、前よりもっといいサービスしてやるよ』 俺『・・・・・・ネウロイの巣を潰すだけでも十分なのに、それにサービスがつくなんて言われたら、 頑張らないわけにはいかないな』 シャーリー『へへっ・・・・・・』 367 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 19 39 09.77 ID wGjNW/YW0 ネウロイの巣へ近づいて行くと、やがて夥しい数のネウロイが現れた。 ミーナ「始まったわ!大和がネウロイ化するまでの間、なんとしても守りきるのよ!!」 一同『了解!!』 そして、各々がネウロイの撃墜に向かう。 俺「俺たちも行くか」 エイラ「あァ、ソウダナ」 サーニャ「行きましょう!」 368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 19 57 23.50 ID 8sJvk5b50 いいところでさるったか 369 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 20 00 32.12 ID wGjNW/YW0 ミーナ「・・・・・・攻撃が大和に集中しているわ」 坂本「・・・・・・奴らも、大和が普通じゃないことに気付いたか」 エイラ「コッチだコッチー、ヒャッホーイ!!」 俺「未来予知も便利なもんなんだな!」 エイラはネウロイの攻撃を避けながら、うまく一列に誘導し、 エイラ「サーニャ!!」 サーニャ「うん!!」 そこへ、フリーガーハマーの20mmロケット弾を撃ち込む。 俺「・・・・・・ネウロイも案外馬鹿なんだな」 サーニャ「一発しか撃ってないのに・・・・・・」 エイラ「すごいゾ、サーニャ」 『うおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!』 370 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/04(月) 20 02 51.01 ID ao9mwZ2I0 支援 371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 20 04 39.85 ID hX+Y+/Ta0 しえん 372 :エピローグの思いついた場面に繋げるまでが書けない[sage]:2010/10/04(月) 20 05 03.55 ID wGjNW/YW0 エーリカ「ねえ、全然減らないよぉ!」 バルクホルン「黙って倒せ!勲章が向こうから飛んでくると思えばいい!!」 エーリカ「そんなんどーでもいいよぉ!!」 俺「すごいな・・・・・・あの二人は」 シャーリー『くそっ!きりがない!!』 ルッキーニ『ロマーニャから出てけー!!』 『大和』の方を見ると、宮藤さんがネウロイの攻撃からシールドで必死に守っていた。 373 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 20 10 00.44 ID wGjNW/YW0 坂本「はぁっ・・・・・はぁっ・・・・・・」 ミーナ「大丈夫?少佐」 坂本「何のこれしき!宮藤たちも頑張っている、私も負けてはいられない!!」 杉田「・・・・・・対ネウロイ用対空弾、全艦砲撃開始!!」 物凄い爆発音がしたかと思えば、艦隊の対空砲撃が始まったようだった。 俺「すごい威力だな・・・・・・。でも」 374 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/04(月) 20 12 22.67 ID yX/BmeKH0 しえん 375 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 20 15 00.13 ID wGjNW/YW0 リーネ「あっ・・・・・・」 ペリーヌ「囲まれた!?」 宮藤「リーネちゃん、ペリーヌさん!!」 坂本「させるかああぁぁぁぁ!!!」 宮藤「坂本さん!!」 ミーナ「少佐!!」 坂本「烈 風 斬 !!」 その場には、ただ金属がぶつかり合う音だけが響いた。 坂本「なっ・・・・・・」 宮藤「うっ・・・・・・」 ミーナ「っは・・・・・・はぁっ・・・・・・」 376 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 20 20 04.14 ID wGjNW/YW0 宮藤「大丈夫ですか!!坂本さん!!」 坂本(・・・・・・魔法力が。・・・・・・烈風斬が、・・・・・・効かない?) 乗組員D「目標との距離、11000。ネウロイ化まで、あと30秒。魔導ダイナモ、起動準備」 杉田「追い込まれた人間の恐ろしさを、奴らに思い知らせてやれ!」 乗組員D「残り20秒!19、18・・・・・・」 エイラ「くっそおぉ!!」 俺「いくらなんでも数が多すぎる!!」 ルッキーニ「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」 シャーリー「ルッキーニ、頑張れ!!」 バルクホルン「まだまだぁ!!」 エーリカ「もうしょうがないなぁ・・・・・・」 ペリーヌ「リーネさん、大丈夫でして?」 リーネ「は、はい!」 尚も、ネウロイは発生し続ける。 377 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 20 25 00.21 ID wGjNW/YW0 ミーナ『魔法力の消耗した者は、各自空母天城に退避して!』 坂本「もう私は戦えないのか・・・・・・誰も・・・・・・守れないのか・・・・・・」 ミーナ「・・・・・・」 乗組員D「4!3!2!1!0!」 杉田「コアコントロールシステム改!起動!!」 乗組員D「魔導ダイナモ、始動!!」 バルクホルン「始まったか!」 エーリカ「みたいだね!」 378 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 20 30 00.12 ID wGjNW/YW0 サーニャ「俺さん、エイラ、見て!」 エイラ「うわ、ホントにネウロイになってる!」 俺「すごいな、ありゃ」 乗組員D「大和!ネウロイ化完了!!」 乗組員F「制御可能時間、残り約9分!」 杉田「『大和』、浮上!!」 宮藤「『大和』が、飛んだ!!」 乗組員D「全システム、正常に作動中」 杉田「成功だっ・・・・・・」 379 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 20 35 00.30 ID wGjNW/YW0 ルッキーニ「わぁ・・・・・・」 シャーリー「すっげー!」 エイラ「サーニャ、見ろ見ろ!」 サーニャ「もう見てる・・・・・・」 乗組員D「敵、ネウロイの巣を捕捉。目標の軌道に乗りました!」 杉田「進路そのまま。『大和』、最大船速!」 ミーナ『・・・・・・任務完了!全員、空母天城に帰艦して!』 ミーナ「・・・・・・少佐、私たちの任務は成功したのよ」 坂本「私にとって・・・・・・生きることは戦うことだった。ただ・・・・・・もうシールドを失い、烈風斬も使えない・・・・・・」 ミーナ「・・・・・・あなたは十分戦ったわ」 380 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 20 40 02.39 ID wGjNW/YW0 ネウロイ化した『大和』は、敵ネウロイの攻撃にも怯むことなく、巣との距離を縮めて行く。 宮藤「あれが・・・・・・ネウロイ化の力・・・・・・」 杉田「そう、ネウロイ化した『大和』は無敵だ!」 乗組員D「ネウロイの巣まで、距離1000!・・・・・・残り500!」 バルクホルン「なんて火力だ・・・・・・」 乗組員D「・・・・・・300!」 杉田「突っ込めぇ!!」 そして、『大和』はネウロイの巣に到達した。 381 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 20 45 00.94 ID wGjNW/YW0 ミーナ「きゃあっ!」 坂本「うっ!!」 杉田「今だ!!主砲、斉射!」 乗組員D「斉射!!」 杉田「我々の勝ちだっ・・・・・・」 ―――しかし、 ミーナ「・・・・・・ど、どうして撃たないの?」 坂本「・・・・・・まさかっ!」 382 :ショタ俺[]:2010/10/04(月) 21 04 53.37 ID 17vzDqBu0 さるった? 383 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 21 05 07.95 ID wGjNW/YW0 乗組員G「っ艦長!!火器管制システムが起動しません!!」 杉田「なんだとっ!?」 乗組員G「魔導ダイナモが停止しています!駄目です!!主砲撃てません!!」 杉田「っ!!なんて様だ!!!」 制御が利かなくなった『大和』に、ネウロイは容赦なく攻撃をしかける。 乗組員D「艦長っ・・・・・・」 杉田「もはや・・・・・・これまでか・・・・・・」 杉田『皆、よく戦ってくれた・・・・・・。しかし、大和の魔導ダイナモが起動せず、主砲が撃てない! 作戦は・・・・・・失敗した』 384 :277[]:2010/10/04(月) 21 05 18.32 ID nOLN4OWm0 支援 続き書きあがったので頃合をみて投下します 385 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 21 10 01.20 ID wGjNW/YW0 ペリーヌ「失敗!?」 リーネ「そんな・・・・・・負けちゃうの?」 バルクホルン「馬鹿なっ・・・・・・」 シャーリー「マジかよ・・・・・・」 ルッキーニ「うわあぁぁぁぁあぁぁぁん・・・・・・」 杉田『全艦、十六点回頭!戦線を離脱する!!」 俺「・・・・・・まだだ!まだ終わっていない!!」 サーニャ「・・・・・・男さん?」 俺「・・・・・・俺がネウロイ化した『大和』を操作する」 386 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 21 11 33.62 ID ym5J/9Ff0 もっさんの見せ場がw 387 :大事なところで修正忘れとか・・・・・・[もっさんのことなんて考えてない]:2010/10/04(月) 21 15 09.34 ID wGjNW/YW0 杉田『しかし・・・・・・』 俺『まだネウロイ化自体は解けていないのでしょう。それなら、まだ可能性はある』 サーニャ「っ駄目です!また倒れちゃいます!!」 俺「ロマーニャをネウロイに明け渡すくらいなら、俺が倒れてでもそれを止めたほうがよっぽどマシでしょう」 サーニャ「でもっ・・・・・・」 ミーナ『・・・・・・わかりました』 サーニャ『ミーナ隊長!!』 ミーナ『ただし、条件があります。・・・・・・無理はしないこと。いいですね?』 俺『・・・・・・了解』 388 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 21 17 37.39 ID 8sJvk5b50 このままではもっさんがただのお荷物になってしまう!! それもSSだ 389 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 21 20 01.00 ID wGjNW/YW0 あの時のように全神経を落ち着かせ、集中する。やがて、体を巡る魔法力を感じるようになってくる。 俺(・・・・・・やっぱり多すぎる。そして、なにより・・・・・・) 数多の光点のなかに、一際大きく、輝く光が一つ。 俺(『これ』を相手にしてるなんてな・・・・・・おっと、余計なことを考えちゃいかんな・・・・・・) ネウロイ化しているなら、どんなに大きかろうが小さかろうが、コアは存在しているはずである。 そして、それをなんとか制御できれば――― 俺(・・・・・・見つけた) 大きく輝く光の近くに、やや違った光り方をしている点が一つ、あった。 俺(ここまで来ればこっちのもんだ・・・・・・) そして、その光に意識を集中させた―――その時だった。 390 :もっさんをどうするか考えた結果は『放置』[sage]:2010/10/04(月) 21 25 00.15 ID wGjNW/YW0 俺(!!??) 明らかにおかしかった。 俺(なんだ・・・・・・この感覚・・・・・・) 足に力が入らなくなり、倒れそうになる。 俺(魔法力が・・・・・・吸い取られる!) サーニャさんが何か声をかけてこようとしていたが、俺はそれを手で制する。 俺(落ち着け・・・・・・すぐ終わらせればいい) 再び、集中する。 少しの間操って、主砲を発射すればそれで終わりだ。何ら問題はない。 俺(よし・・・・・・いい感じだ) 391 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 21 26 41.19 ID nOLN4OWm0 あれ?サーニャいっしょにきてたんだ 392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/04(月) 21 27 49.05 ID eGVhZbRq0 支援 393 : 391描写不足ですまん。俺は空母にいる[sage]:2010/10/04(月) 21 29 13.51 ID wGjNW/YW0 乗組員G「・・・・・・!?艦長!魔導ダイナモが再起動しました!!」 杉田「なんだとっ!?」 乗組員G「こちらから制御することはできませんが、確かに起動しています!」 杉田「なんということだ・・・・・・これがウィッチの力なのか・・・・・・」 俺(・・・・・・これで、終わりだ) 強烈な眩暈に襲われ、その場にへたり込む。 サーニャ「俺さん!!」 俺「大丈夫ですよ・・・・・・」 次の瞬間、大きな爆発音と共に、激しい衝撃波が起こった。 サーニャ「あっ・・・・・・ネウロイの反応、消滅・・・・・・」 394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 21 29 21.91 ID ym5J/9Ff0 やっと第2話オワタ遅筆にも程があんだろう俺… 全11話予定でこれとは先が思いやられる 395 :エピローグ挫折。[sage]:2010/10/04(月) 21 35 00.96 ID wGjNW/YW0 シャーリー「すっげー!!」 ペリーヌ「やりましたわ!!」 リーネ「勝ったよ!!勝ったんだよ芳佳ちゃん!!」 宮藤「うん!!やったよリーネちゃん!!」 杉田「・・・・・あれでは、『大和』も木っ端微塵だろうな」 乗組員E「艦長!!レーダーに反応あり!!『大和』です!!」 杉田「おおっ!!あの爆発の中で!!」 バルクホルン「『大和』は無事なのか!」 エイラ「あの爆発でやられないナンテ・・・・・・スゲーナ」 396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 21 35 52.36 ID 8sJvk5b50 あきらめんなよ!! 397 :ちょっとしたエピローグはあるけどね[sage]:2010/10/04(月) 21 40 00.81 ID wGjNW/YW0 ミーナ「っ・・・・・・おかしいわ、ネウロイ化が解けてない」 宮藤「え?」 杉田「何故だ!?ネウロイ化はとっくに解けているはずだぞ!!」 サーニャ「ネウロイの反応が復活!!」 バルクホルン「なんだって!?」 一瞬、目を疑った。現実だと認めたくなかった。爆発の煙の中から出てきたものは――― 宮藤「な、なにあれ!」 ミーナ「そんな・・・・・・まさか!」 杉田「なんという巨大なコアだ!!」 398 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 21 41 58.08 ID PuHyZ2THO とりあえず、サーニャとにゃんにゃんしてれば良いと思うよ。俺は 399 :もっとサーにゃんにゃんって感じの書いておけば良かった[sage]:2010/10/04(月) 21 44 37.06 ID wGjNW/YW0 やがて、そのコアの周りに子機が生成され、ビームが放たれた。 乗組員D「ネウロイからの攻撃です!!」 杉田「全艦退避行動!!」 エーリカ「戦艦が一撃だ!!」 ミーナ「なんて破壊力なの・・・・・・!」 艦長B「コアを破壊する!!主砲斉射!!」 乗組員D「戦艦の砲弾が、ネウロイの寸前で停止!!」 杉田「な、なんだと!?」 400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 21 45 53.34 ID 2EvqcBfcO 終わったら投下してみてもいいかな?初めてのSSだからつまらないかもしれないけど… 401 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 21 47 27.10 ID nOLN4OWm0 どうぞどうぞ 402 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/04(月) 21 47 33.05 ID e9ozMf0M0 400 ここはそういうところさ 期待してるぞ 403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 21 50 21.46 ID wGjNW/YW0 エーリカ「シールドだ・・・・・・」 バルクホルン「ネウロイが、シールドを張った!!」 シャーリー「嘘だろっ・・・・・・」 ミーナ「あのシールド・・・・・・」 俺「ぐっ・・・・・・」 体中から、何かが抜けて行くような感覚に襲われた。 サーニャ「俺さん!!しっかりしてください!!」 俺(おかしいっ・・・・・・もうリンクは切ったはずだ・・・・・・) だとすれば、考えられるのは一つだった。 俺(・・・・・・向こうから無理矢理こっちに繋ぎやがったのかっ・・・・・・どこまで滅茶苦茶なんだよ、畜生!!) 404 :サーにゃんにゃんなエピ・・・・・・[sage]:2010/10/04(月) 21 55 00.17 ID wGjNW/YW0 サーニャ「俺さん!!俺さん!!」 シャーリー「おい俺、しっかりしろ!!」 バルクホルン「っ、ミーナ!!」 ミーナ「・・・・・・ええ、間違いないわ。ネウロイは男少佐の魔法力を利用しているのよ!!」 乗組員D「艦長!こちらの攻撃が通じません!!」 杉田「よもやネウロイがシールドを使うとは・・・・・・。こうなっては我々にはもうどうすることもできんっ・・・・・・」 俺「・・・・・・ははは、あっははははは!!」 俺は思わず笑ってしまった。周りは気が狂ったのかというような視線を向けてくるが、そんなのは気にしない。 俺「やってやろうじゃねぇか・・・・・・」 サーニャ「俺さん・・・・・・?」 俺(俺とネウロイ、どっちが先に潰れるか・・・・・・) 405 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 21 56 54.21 ID 8sJvk5b50 二作目を書いてもいいのよ? 406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 21 57 37.82 ID nOLN4OWm0 ああ、遠隔操作してるのか。勘違いしてた 407 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 22 00 10.04 ID wGjNW/YW0 俺が思いついた方法は、こちらからも魔法力を送り込み、コアを直接潰すこと。 もっとも、この能力を使ってそんなことをしたことはないのだが、生憎、今はそれしか方法がない。 リスクは高いが、やらないよりはやってみるほうがいい。 俺「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・」 ミーナ「何をしているの俺少佐!さっき出した条件を・・・・・・」 なにやらごちゃごちゃと五月蝿い中佐を、先ほどのサーニャさんと同じように手で制する。 エーリカ「・・・・・・ま、ここは任せてみようよ」 ミーナ「でもっ・・・・・・」 エーリカ「男には、意地ってもんがあるでしょ」 ミーナ「・・・・・・」 408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 22 01 58.99 ID ym5J/9Ff0 君島ぁぁぁ 409 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/04(月) 22 03 16.98 ID 2EvqcBfcO 401-402 ありがとう。終わるまで書き貯めしてくる 410 :二作目書くとすればこの話の数年後がぶt(ry冗談だ[sage]:2010/10/04(月) 22 05 00.77 ID wGjNW/YW0 ネウロイは、俺の魔法力を吸い尽くそうとしている。 俺は、ネウロイを潰そうと魔法力を送り込んでいる。 一見、俺が不利なように見えるが、実はそうでもないらしい。 乗組員D「っ!!艦長!!砲弾がコアに命中しました!!」 杉田「な、何!?」 バルクホルン「! 砲弾が命中した!!」 宮藤「シールドを張らなくなった・・・・・・?」 ミーナ「っ、俺少佐は!?」 411 :ナイトウィッチな俺[sage]:2010/10/04(月) 22 09 51.17 ID wGjNW/YW0 俺「・・・・・・大丈夫です。俺は、大丈夫・・・・・・」 それは、嘘だった。 サーニャ「俺さん・・・・・・?」 急に視界が霞んで行く。 『―――!―――!!!』 皆が俺を呼んでいるような気がした。 俺(疲れた・・・・・・少し休ませてもらおうか) 第五部 終 ちょっとしたエピローグも投下 ナイトウィッチ エピローグへ続く
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1381.html
俺「さて、昨日の夜にやるかと言って、午前中にアンケートをとった小ネタの時間になりました! 進めていくのは俺と」 伯爵「やあ、(女の子は)みんな大好きヴァルトルート・クルピンスキーだよ。ウィッチのことなら、なんでも聞いてよ」 俺「……なんで伯爵なの? 俺、ロスマン先生にお願いしなかったっけ?」 伯爵「ひどいなー、ボクたち友達だろう?」 俺「え、友達? 誰と? 誰が?」 伯爵「知らなかったのかい?」 俺「全く存じません」 伯爵「じゃあ、恋人かも」 俺「なんで深くなるんだよ!」 伯爵「あはは、やっぱり悪友ってところだよねボクたち」 俺「……もうそれでいい。で、なんで伯爵がここにいるの?」 伯爵「ふふっ。だって、501以外の世界のウィッチを紹介するんだろう? 女の子の話ならボクの出番じゃないか」 俺「まあ、そうだが……でも伯爵、今回紹介するウィッチは知らないだろ?」 伯爵「ハンナの従卒やってるマティルダ君でしょ? もちろん知ってるさ!」 俺「なんでだ知ってんだ、おまえアフリカ行ったことないだろおい」 伯爵「だってハンナはかわいいかわいいボクの部下だったんだ。砂漠なんかに送られて寂しがって泣いてないか見に行くくらいするよ」 俺「マルセイユが、寂しがって泣く……?」 伯爵「実際はさっさと帰れとか言われちゃったんだけどね」 俺「あ、やっぱりか」 伯爵「ま、彼女なりの照れ隠しだよね、あれ」 俺「それは100%ねーから。つーかそんな時間いつあったんだよ」 伯爵「ボクの辞書に、不可能って文字はないんだ」 俺「そりゃただの落丁……っていかん、伯爵のペースに巻き込まれたら雑談だけで話が終わる」 伯爵「ひどいなぁ。ボクはいつも通りにやってるだけなのに」 俺「はいはいそうだな普段どおり予測不能だよ。まあいい、とりあえずさっさと本題に入るぞ。今日のウィッチは、さっきも言ったが今のところ唯一のアフリカ出身ウィッチのマティルダさんだ」 伯爵「ハンナの従卒だけど、ボディーガードとかバーや彼女の個室の管理もしてるね。ハンナの部屋にはボクも入れてくれなかったよ」 俺「そのお姿や今回では紹介しきれない情報はフミカネ氏のサイトで確認してくれ」 伯爵「マティルダ君は、ほんとハンナをかいがいしくサポートするね」 俺「鷲の化身を探せってお告げで一族から別れた程だから相当マルセイユを慕ってるだろうな」 伯爵「でも、あの一途なところがいいね。口数少なくハンナの影にいつも控えて、言葉を挟むことなく主を支える。男の子じゃなくても、憧れちゃうんじゃないかな?」 俺「うん、否定はしない」 伯爵「しかも彼女はジョーク好きで、どこかいつも余裕を持った感じがするね。アフリカの広い大地みたいな器って言うのかな?」 俺「凄く完璧超人のように思えるけど、高所恐怖症なんだろ?」 伯爵「みたいだね。でも、魅力を損なう要因にはならないよ」 俺「空飛ぼうよと誘われて必死に否定するマティルダさん……イイ!」 伯爵「いつもの余裕がなくなってるギャップがミソなんだね。バルクホルンの魅力の一つが堅物さと優しさの二律背反なように、完璧さの裏にある弱さってのもたまらないね」 俺「たまらんな」 伯爵「たまらないと言えば、ボクは彼女の肌がたまらないよ」 俺「またいきなり飛ぶね」 伯爵「あの黒い肌、どうしても目がいってしまうあの色が魅力的だよ」 俺「……この前は、白い肌を褒めてなかったか?」 伯爵「エディータとかの真っ白な肌は繊細さを醸し出す。ナオちゃんとかの黄色い肌は太陽みたいな健康的な元気さが感じられるね。そしてマティルダ君の黒い肌は力強さと生命力が瑞々しい。これはボクの持論でしかないけど、どんな色の肌にも魅力はあるんだよ?」 俺「さすがだわあんたまじ淑女」 伯爵「まあね。これでも伯爵って呼ばれてるからね」 俺「中型おっぱい派の俺としてはあの程よいサイズの胸も一押しだな」 伯爵「へー、あのサイズが好きなんだ」 俺「巨乳には圧倒的インパクト、貧乳にはつぼみのような可憐さがあるから、俺の好みではあるが、とにかく体全体との曲線的バランスを俺は重視するし、マティルダさんは素晴らしい!」 伯爵「うんうんわかるなぁ。あの張りのありそうな全身にこう手を這わせたくなるよね」 俺「あの黒い肌って、より全身が引き締まって見えるし、動物的なというか野性的なというかこう理性とか超越した本能的な官能美が醸されてる!」 伯爵「なんか、目がケダモノだよ……?」 俺「あと、あのYシャツ一枚の格好とのコラボレーションは男の夢と言って過言じゃない!!」 伯爵「水をかけたいね」 俺「かけたいな。透けて欲しい」 伯爵「避けられたけどね」 俺「実行したのかよ!!」 伯爵「うん、しかも水を無駄にするなって怒られた」 俺「馬鹿すぎる。だが、その自らに正直な姿勢は嫌いじゃない」 伯爵「お褒めに預かり光栄だ」 俺「惜しむのは成功しなかったことか」 伯爵「そうだね。彼女、ものすごい身体能力だったよ」 俺「だろうな。生身でも魔法を使ってるんじゃないかってくらいものすごいが、スリング投石で小型ネウロイなんか木っ端微塵とか半端ない。なんでも普通のウィッチとは違う魔法体系に属してるらしい」 伯爵「実に、残念だ」 俺「ああ、前線でも余裕で通用するこれほどの戦力が従卒で、軍属じゃないのは確かに残念d――」 伯爵「魔法行使に使い魔を使わないってのは残念だよ」 俺「あ、そっちすか……」 伯爵「だって、使い魔の耳とか尻尾が生えた姿だって見たいじゃないか。君だって見たいだろ?」 俺「そう言われると……見たいな」 伯爵「だよねえ。それにハンナもフラウもニパ君もナオちゃんも熊さんも他のみんなも、尻尾撫でた時の手触り最高だから余計残念だよ」 俺「……うらやましい」 伯爵「触りたいなら、君も触ればいいんじゃない?」 俺「同性の伯爵はともかく、俺がやったら殺される。生きてても痴漢でぱくられる」 伯爵「日ごろの行いの差ってことかな?」 俺「それは俺が圧倒的に勝ってる自信がある」 伯爵「やだなぁ、ボクこんなに真面目ちゃんなのに」 俺「変な方向に真面目であることは認めるが、一般的な真面目では絶対にない!」 伯爵「同じようなこと、もう他に三人から聞いたなぁ」 俺「そりゃ、伯爵知ってる人ならみんなそう思ってるさ」 伯爵「でも、ほとんど初対面だったのにストームウィッチーズ隊長のおケイさんにも言われたよ?」 俺「さすがおケイさん人を見る目がある。伯爵の人柄を一発で見抜くとは」 伯爵「でも彼女酷いんだよ? ちょっと後輩で元部下のところへ遊びに来ただけだってのに怒ってさ。せっかく美人なのにあれは歳だね、まあボクの守備範囲的には無問題だけど」 俺「おケイさんはBBAじゃねえぞおい!」 伯爵「しかも、それを伝え聞いたロンメル将軍に呼び出されちゃったんだよ」 俺「ちょ、おま、どんだけ問題起こしてるんだよ!!」 伯爵「ま、ちょっと腕組んで胸当てながらお願いしたらパットン将軍が許してくれたけどね」 俺「パットンおやじぃぃぃぃぃ! うらやまもとんけしからん!!」 伯爵「言ってくれれば、君にもやってあげていいよ?」 俺「え? まじ?」 伯爵「うん。ボクのお願い一つ聞いてくれるならね」 俺「はははなんだそんなことか。なんなりとお申し付けくださいませ!!」 伯爵「ありがと。それじゃあさ……」 俺「うんうん」 伯爵「熊さんには、君がボクを無理やり連れてきたってことにしといて」 俺「…………え?」 伯爵「いやー、助かったなー。きっと一晩耐久正座だ。頑張ってね、お・れ♪」 俺「Oh……」 ページ先頭へ
https://w.atwiki.jp/l4dac/pages/35.html
ウィッチ/Witch タイプ 特殊 主攻撃 ひっかき 副攻撃 なし 特徴 女性のような外見でめそめそ泣いている感染者。他の感染者とは異なり積極的には攻撃を仕掛けてこず何らかの方法で刺激しなければなにもしてこない。しかし一度刺激するとけたたましい叫び声とともに激高し刺激した生存者が死ぬまで攻撃を続ける。 攻撃力が非常に高くエキスパートでは一撃で死亡、それ以外では一撃で戦闘不能である 歩いているタイプと座っているタイプがいる。主に昼間や明るいところにいるウィッチは歩いており(昼ウィッチ)、夜や暗い場所にいるウィッチは座っている(夜ウィッチ)。 昼ウィッチは反応エリアが狭く近くにいてもなかなか激高状態にならない。密着すると即激高する。激高した場合は顔を覆っている手を開いて追っかけてくる。 夜ウィッチは昼より敏感で生存者が近くを通っただけでも気が付き立ち上がろうとする。夜は密着しても即激高はせずゆっくり立ち上がった後激高するプロセスを踏む。ただし弾を当てたなどの刺激は即激高する エキスパートとアドバンスドでは首から下はダメージがある程度軽減されてしまう ウィッチは基本的に刺激を与えた生存者をターゲットとするが、激高後炎をつけた生存者もしくは2回進路妨害をした生存者にターゲットを切り替える。また、何らかの理由によりターゲットを見失った場合はその場から立ち去る ウィッチに気が付かれると叫び声に反応して通常感染者が数体生存者に向かってくる 対応方法 基本的に無視して進むのが最良。わざわざ手を出す必要がない。 遠くから全員で集中砲火 単純に距離を取って全員で集中砲火をする。一番お手軽だが場所によっては難しい 特徴:お手軽で条件が特にない。爆発弾を装備していれば適当に撃っているだけでも簡単に倒せる 欠点:十分な距離が確保できない、ウィッチが壁を登ったり下りたりして十分にダメージを与えられない場合がある 難易度:低 プロパンなど爆発物で消滅させる 爆発エフェクトを発生させる武器でウィッチを攻撃すると悲鳴とともに消滅する。グレネードランチャー、プロパンガス、パイプ爆弾、酸素ボンベで実施可能 特徴:爆発物を持っていれば非常に簡単に処理することができる 欠点:爆発物を持っている必要があり周辺にない場合も多い。直撃または至近弾でないと倒せない 難易度:低 セーフルームに逃げ込む ウィッチを激高させた後セーフルームに逃げ込むと生存者を見失いどこかに走り去ってしまう 特長:一発も弾を使う必要がない 欠点:誰か外に残っているとターゲットが切り替わる可能性がある。セーフルーム近辺でしか使えない 難易度:低 連射できるショットガンでお尻か胴体を撃つ 密着した状態でウィッチのお尻かお腹などにショットガンを数発打ち込む。 特徴:ショットガンと密着状態さえ維持できれば簡単に倒すことができる。 欠点:失敗すると攻撃を受けてしまいエキスパートでは死亡してしまう 難易度:低 連射できないショットガンで頭を撃つ エキスパートでは連射できないショットガンの場合は頭を撃たなければ倒すことができない 昼ウィッチ 1 ウィッチに密着する。正面がベスト 2 ウィッチが反応して手を開く 3 露出した頭部にショットガンを打ち込む。正確に撃ちこめていれば1発で撃破 ※後ろから密着する場合は首元にあたってしまう弾があるので2~3発撃ち込む。その場合は2発目以降は下がりながら撃つ 夜ウィッチ 1 ウィッチに密着する。正面がベスト 2 まっすぐ前を向く。ウィッチが視界から消えるが気にせず待つ 3 完全に立ち上がる前に正面を向いたレティクル内に頭が勝手に入ってくるのでその時に鼻~こめかみの間を意識して撃つ。 ※立ち上がり途中では完全に密着していない為当たらない弾が出て失敗する 特徴:早いチャプターで上位武器を持っていない場合のウィッチを処理することができる。かっこいい 欠点:確実に頭に全弾あてなければ倒すことができない。エキスパートでは失敗=死亡である 難易度:中高 チェーンソーで倒す チェーンソーを回転させた状態で頭にあてる 特長:成功すれば一瞬のうちに倒すことができる 欠点:エキスパートでは胴体の軽減により失敗しやすいうえ、チェーンソー自体が通常感染者を引き付ける効果があるため周辺にも注意が必要 難易度 中 よろめかせて近接で倒す ハンティングライフルかスナイパーライフルかマグナムかAK-47で気が付いていないウィッチの頭に一発銃弾を当てるとよろめくのでその隙に殴るとよろめきが持続するので殴る→攻撃→殴る→攻撃を4回繰り返すと撃破できる。マグナムの場合は4回以上 特長:そこそこ標準的装備構成のライフル+近接で撃破できる。 欠点:時間がかかるため途中で特殊感染者などに襲われる危険が他より高い。気が付かれている状態では不可能で夜ウィッチ限定であり昼ウィッチにはできない。 難易度:中 近接で倒す ウィッチの攻撃は難易度は高いが回避することができるためその間に近接を4発当てる。4人近接を持っているのであれば4人のタイミングがきっちり合うことができれば4人で同時に近接で攻撃すると撃破できる。 昼ウィッチは比較的簡単だが夜ウィッチに対しては非常に難易度が高い 昼の場合 1 背後から2発左右に動きながら当てる 2 少し後ろに下がり振り向きざまの激高したウィッチの攻撃を回避 3 ウィッチが寄ってくるのでこちらも近づき3,4発目を入れる ※下がる距離が重要で下がりすぎると4発目が間に合わない 夜の場合 1 背後から左右に動きながら2発目があたるかどうかのところで攻撃がくるので左右の動きでよける 2 ウィッチに張り付いたまま4発目を当てる ※よけるタイミングは見てからでは遅いためあらかじめ予測行動が必要 特長:近接武器さえ持っていれば可能なためお手軽。背後から右、左(逆でも可)と動くのがキモ 欠点:ウィッチの攻撃をよけるのは練習が必要。 難易度:高 引き寄せて倒す ウィッチをわざと怒らせてこちらに向うようにし、向こうから密着してきた瞬間ショットガンで倒す。「引き撃ち」などと呼ばれる。ノーマルまでは体に密着して全弾あてるようにすれば倒せるがアドバンスド以降の体にダメージ軽減が付与されていると一瞬の密着状態で正確に頭に当てる必要があるため非常に難しい 難易度:高 攻略 協力 基本的に倒す必要がないのだが、進路上迂回できない場所にいたりすることがあるのでその場合は倒さなければならない botが撃った弾がウィッチにあたっても小さい悲鳴をあげるだけで反応はしないが、近づくことによる刺激は反応する。 各感染者バクテリア音鳴き声 コメント ショットガンのヘッドショットは一度シングルなどで密着してどういう立ち上がり方をするのか確認してどのタイミングで撃てばいいか理解してからのほうがいいかも -- はほ (2015-04-08 17 49 24) 名前 コメント