約 2,173 件
https://w.atwiki.jp/regle/pages/27.html
湯たんぽいかが? - 名無しさん 2016-11-30 02 53 56 寒い凍え死ぬ - 名無しさん 2016-11-29 14 05 59 久しぶりに参上! - 名無しさん 2016-10-26 17 39 28 久し振りに参上! - 名無しさん 2016-09-16 07 42 22 7/31 対にゃんこ隊再アップでおます https //youtu.be/vs0uEdsA6tk - XoEYEoX 2016-08-04 05 37 44 再アップありがとぅん!今回もおもろいスタートだったべ! - 名無しさん 2016-08-05 00 47 13 7/31 対にゃんこ隊でおます https //youtu.be/x81hstx4FSM - XoEYEoX 2016-08-01 21 41 53 ほんまおーきに。後で見させてもらいます - 名無しさん 2016-08-03 15 27 31 本日のギルド戦でおます https //youtu.be/RzKEjULQ3IY - XoEYEoX 2016-07-24 23 29 50 upありがとう~!おもしろいで~ - 名無しさん 2016-07-20 14 01 33 ほんまやね〜 - 名無しさん 2016-07-22 18 34 35 ワシ・・・初レイドでんねん! https //youtu.be/TI7p5gbl1OA - XoEYEoX 2016-07-19 17 42 39 17日ギルド戦・・・再編集版のアップデート完了でおます https //youtu.be/61YkuzNSc14 - XoEYEoX 2016-07-18 14 37 22 7/17ギルド戦でおます https //youtu.be/S8-xoosgVvQ - XoEYEoX 2016-07-17 22 41 45 どないなってんw - XoEYEoX 2016-07-14 21 45 44 喉乾いた - 名無しさん 2016-07-14 11 54 57 ガリガリ君うめぇ - 名無しさん 2016-07-14 14 59 21 7月10日のギルド戦でおます https //youtu.be/Av99NiXZfuQ - XoEYEoX 2016-07-10 22 07 46 お疲れ様ー。あんな短時間でここまでの完成度を - 名無しさん 2016-07-12 08 07 31 bgmのセンスからして俺好みだw - 名無しさん 2016-07-05 08 07 12 いろいろ教えてください! https //youtu.be/lN2OSgBgBj0 お願い致します - XoEYEoX 2016-07-05 04 07 58 https //youtu.be/j96V11KaD8Y - XoEYEoX 2016-07-05 03 16 40 書き込める!書き込めるぞぉぉ!! - 名無しさん 2016-07-02 17 59 51 ちょっと遅くなりましたが先週末のGvGのリザルトだけアップしました。。。 - てぃふぁーな 2016-06-14 23 05 04 プロフィール共有公開の件ですが、プライバシー保護の為にふぁみりあ内のみの公開に致します><何卒ご理解をお願いいたします (_ _) - ちょび(ふぁみりあ) 2016-06-12 19 09 37 そういうことなら致し方ないと。。。(;´Д`) - てぃふぁーな 2016-06-14 23 05 58 ななちゃん!朝まで密会トークあざっーすw 次はティファちゃんがターゲットだあ!覚悟しといてねw - たけ 2016-06-08 13 54 48 何か変態がうつりそうでこわいんですけど。。。(*1)))ガクブル - てぃふぁーな 2016-06-11 16 12 58 GvG戦初勝利だああ!次も頑張りましょう。それと寝不足には注意してね><(体調悪し) - たけ 2016-06-06 12 30 33 GvG初勝利おめでとー!うちも来週は勝利するぞおおお!ww - ちょび(ふぁみりあ) 2016-06-07 05 31 15 ここ発見しましたぁ~足跡ペトッ - AnLdLws 2016-06-05 21 30 49 最近あんさんと遊んでないな。また声かけておくれ! - たけ 2016-06-07 13 58 56 メンバー一覧修正。キャラ載ってないよぉなどのご指摘は一覧ページにコメントよろしくです。 - てぃふぁーな 2016-06-04 22 46 55 上半期も終盤に迫ってちょっと多忙気味なこの頃。それでもINして遊びますよぉ(  ̄ー ̄ )ゞビシッ - てぃふぁーな 2016-06-01 16 39 23 HPの管理がどれほど大変か解ります!お互い頑張りましょう♪でも好きだからやっていけるっていうところあるよねw - ちょび(ふぁみりあ) 2016-06-01 23 30 03 いつもHP管理ありです!体調崩さないようにしてねえ。 - たけ 2016-06-01 17 54 40 ((ヾ(o゚∀゚o)ノ☆゚+.ァリガトゥ♪ ななちもわたしもふたりの言葉に勇気貰った←二日酔いでべろべろ - てぃふぁーな 2016-06-02 05 46 30 おーおーおーおー!れーぐるの雑談ページもっと雑談しよーよ!!せっかくHP管理人者が手がけてるので俺が変態しちゃいますよ!? - ちょび(ふぁみりあ) 2016-06-01 07 44 05 タケさん 変態は感染するものなの!?!?ww ティファさん もちろん!荒らしはしないけど、しゃべろーヾ(@⌒ー⌒@)ノ - ちょび(ふぁみりあ) 2016-06-01 23 28 56 隠れ変態をオープン変態にしてしまう。自覚症状なしの恐るべし感染病(ちょび症候群)感染者増えてるよねw - たけ 2016-06-02 13 41 40 変態降臨か! 感染しないよう気をつけないと・・・ やばすw - たけ 2016-06-01 13 38 52 またまた参上wちぃもブログを作りました(o*。_。)oペコッよかったら遊びに来てください♪http //yaplog.jp/chiichi1225/です!!バナーはちょびさんが作ってくれますw - ちぃち 2016-06-03 22 55 38 見たよー、ロードスってユーザーコンテンツ少ないからこういうの増えるとうれしいね - 名無しさん 2016-06-05 23 20 57 そうそう!ほんとギルドのHPとかブロガーとか増えると本当に嬉しい!!!盛り上がってる証拠wして、新ロードスプレイヤーも期待(^^♪ - ちょび(ふぁみりあ) 2016-06-07 05 30 16 荒らしにならない程度ならねw ガンガン話題投下(燃料でもおけ)してねぇ(≧∇≦)/ - てぃふぁーな 2016-06-01 08 36 37 うざいくらいうるさい子ですが構ってあげてください(*´ω`*)そしたらレアでるよう祈りを捧げます(笑)タケ様なな様シグ様ティファ様ブル様いつも構ってくれてありがとぅ(*^▽^)/★*☆♪ちぃは嬉しくて会えるのを楽しみにしてます‼これからもよろしくなのです(*≧∀≦*) - ちぃち 2016-05-29 01 59 02 ちぃちゃんかわゆす また一緒に狩りしようねぇ(*´ ∀ `*)キャハッ - てぃふぁーな 2016-06-01 08 37 20 こちらこそよろしくね!また指名するよw - たけ 2016-05-30 12 29 53 ふぁみりあの幸運の女神ちぃち参上(* ̄∇ ̄)ノ - ちぃち 2016-05-29 01 55 08 おはよ!昨日のRegle&ふぁみりあの合同pt有り難う御座いました♪その後のカーラに▲でティファさんとレア掘り!ほんとありです( ω )ノ - ちょび(ふぁみりあ) 2016-05-27 07 34 32 ちょびさん たのしかったよぉありがとヽ(´▽`)/ またさそってねん( 。`- ω -´。)ノシ - てぃふぁーな 2016-05-28 21 42 14 こちらこそ有難う!また派遣プリ嬢頼むよ~ - たけ(Regle) 2016-05-27 11 39 09 うんがんばる - 名無しさん 2016-05-25 23 44 03 転職後の8職+今回のアップデートで追加になる職の「~~~型テンプレート」とかあったらいいなぁっていう声がゲーム内であったんですがどうでしょう?ご協力頂けますでしょうか? - てぃふぁーな 2016-05-25 10 28 06 具体的には型によって重視する装備のOP(具体的な装備でも可) 成長の優先重要度 取得するスキル などを考えてます。 - てぃふぁーな 2016-05-25 10 31 17 初 - 名無しさん 2016-05-22 04 26 40 誰w - ぶる 2016-05-22 18 10 33 アイテム相場研究のページを編集しました。できればみんなで情報を持ち寄っていいページにできたらと思います。ご協力よろしく(*2)ペコリ - てぃふぁーな 2016-05-21 22 23 49 4回転がったけど初マラソン完走!感動w ティファさんお疲れでした。 - たけ 2016-05-21 09 48 23 たけちゃんおつかれさまぁ これでもう野良迷宮も安心だねヾ(・∀・;)オイオイ - てぃふぁーな 2016-05-21 20 26 51 おめでとー - ぶる 2016-05-17 14 05 21 ぶるし 枝のつけ方くらいおぼえなしさいw ヽ(*´∀`)ノオメデト─ッ♪ - てぃふぁーな 2016-05-18 08 36 58 めんどくない?w - ぶる 2016-05-19 01 14 25 ツリー化シテル意味なくなる発言はかんにんしてつかーさい゚(゚´Д`゚)゚ - てぃふぁーな 2016-05-19 08 55 20 迷宮デビューできました。みんなありがと! - たけ 2016-05-17 11 47 23 たけちゃん 盾いない時遠慮なく声かけるからかくごしておいてねん♪゜・* .。. .。. *・♪ - てぃふぁーな 2016-05-18 08 38 55 ゆで卵大好きですがなっ!!! - 銀東英二 2016-05-16 07 51 16 わたしは温泉卵派。。。 - てぃふぁーな 2016-05-16 12 05 00 茹でた孫?ブルブル - ぶる 2016-05-16 12 02 25 ゆで卵の白身だけたべて黄身よ避けます - sinon 2016-05-15 17 26 29 卵への冒涜です - ぶる 2016-05-16 01 48 09 目玉焼きハンバーグを頼んで出てきた目玉焼きの黄身が潰れてたときの切なさね・・・ - ぶる 2016-05-15 15 08 34 確かに切なそう(´・ω・`) でもわたし外食でハンバーグ食べたことないかも? - てぃふぁーな 2016-05-15 16 33 11 おはよ!昨日のRegle&ふぁみりあの合同pt有り難う御座いました♪その後のカーラに▲でティファさんとレア掘り!ほんとありです( ω )ノ - ちょび(ふぁみりあ) 2016-05-27 07 32 29 TOPページのOVAロードス島戦記のOP EDの感想とかもかきこんでいいのよ?(´-ω-`) - てぃふぁーな 2016-05-14 02 17 50 lanケーブル調子悪いので2~3日INしてもまともに活動できないかもです。銀さんどまw - シグムント 2016-05-14 01 38 40 Lan線だけだといいね・・まぁLanボードも1000円くらいだけど・・・(´・ω・`) - てぃふぁーな 2016-05-14 02 19 22 2だったわ・・・・OTZ - 銀 2016-05-13 22 26 31 1いただきっ・3・ - 銀 2016-05-13 22 25 53 そのうち分類分けしてページを分割、整理します。コメントは100文字まで、URL記入可能です。(*3)ペコリ - てぃふぁーな 2016-05-13 20 09 08
https://w.atwiki.jp/kai_saki/pages/398.html
3 索 ネリー(……まさかこの3索で和了だったの……?)ゾッ ガラガラガラ… 社長 ・・・ 13000 傀 ・・・ 13000 成金 ・・・ 9000 ( ※祝儀 - 1枚) ネリー ・・・ 65000 (※祝儀+1枚) ネリー(ここで上家を殺せばトビ祝儀もらえるし傀は席順で3着になって終わる……) ネリー(……ヤな感じするしさっさと終わらせてやる!)ボウッ 傀 「……」 ニヤリ 東四局、ドラは4索 七巡目 ネリー(……) 赤5668一二三三五六七6p7p 7 店主(おぉ、絶好!) 辻垣内(平和三色……安目でも4索はドラだ。親満まで見込めるが) ネリー(……)タンッ 二 萬 店主(あれ? 手なりで三萬でいいんじゃ?) 辻垣内(確定タンピンに向かうという事は―――黙聴で上家を確実に殺る手もありだと考えているんだな?) 二巡後 傀 「……リーチ」 ツッ… 9西發8p9p一 六1五(リーチ) ネリー(むっ……!) 辻垣内(!) チャッ… ネリー(……) 赤56678一三三五六七6p7p 7 店主(安目だけど追い付いた! 8pは現物だけど曲げますか!?) 辻垣内(――いや、本来ならネリーが先に聴牌しているべき所で人鬼に先行されてアヤがついた。ここは黙聴でいい) ネリー 「――リーチ!」 バシッ 一 萬 店主(曲げた!) 辻垣内(ば、馬鹿……!) 社長(オリだ。横移動で頼むぜ)タンッ 傀 「……」 ツッ… ネリー(傀から一発は無いか……)チッ 成金(ん~~……)チャッ… 二四五七3p5p7p8p22335 七 ・ 傀の捨牌 9西發8p9p一 六1五(リーチ)九 ・ ネリーの捨牌 北西1p東9p4p 二六一(リーチ) 成金(親の現物だし上家の筋だし……か?)スッ… 傀 「……」 ニヤリ ネリー(やばっ、この流れは―――) ――タンッ 二 萬 傀 「 ……ロンです 裏ドラ7索でハネ満 」 ぱた… 1p2p3p赤5p5p二二444678 傀 「赤1裏1で2枚、加えてトビ賞で3枚 ……祝儀は計5枚です」 成金「うげっ!?」 ネリー(!) 辻垣内(二萬と5pのシャボだと!? その河で……!?) ネリー(くっ……ネリーの赤5p一発ツモだったのに……!!)ギリッ 傀 「 御無礼 」 社長 ・・・ 13000 傀 ・・・ 26000 (+13000)(+5枚) 成金 ・・・ - 3000 (-12000)( - 5枚) ネリー ・・・ 64000 (-1000) ↓ 3回戦結果 社長 ・・・ 13000 → ▲ 27万円 → 累計+41万円 傀 ・・・ 26000 (※祝儀計+5枚) → +31万円 → 累計 ▲ 110万円 成金 ・・・ - 3000 (※祝儀計 - 6枚) → ▲ 93万円 → 累計 ▲ 103万円 ネリー ・・・ 64000 (※祝儀計+1枚) → +89万円 → 累計+172万円 辻垣内(2回戦はネリーが2着で傀が3着、今回はネリーがトップで傀が2着……ネリーのすぐ後を着いてきてる) 傀 「……」 ガラガラガラ… 辻垣内(次の半荘は……まさか……) ネリー 「……ねぇ、サシウマ握ろうよ」 傀 「……」 辻垣内(お、おいネリー! 奴は―――) ネリー(もう分かってるよ。こいつが嫌な打ち手だって事くらい) 辻垣内(だったら尚更だ、止めておけ) ネリー(逆だよ。サトハ) 辻垣内(なに?) ネリー(これ以上傀と打ち続けたところで何も良いことないし早く決着つけないと) 辻垣内(……) ネリー(見た感じ紙袋が半分近くまで減ってるし、多分傀の所持金は300万円くらいでしょ。残り150くらいじゃないかな) ネリー(……まだ四分六分くらいでネリーに流れがある内にこいつのお金を干上がらせて終わらせてやる) 辻垣内(た、確かに……それなら逃げ切れるかもしれない) ネリー 「中途半端だけど150万円握りでどうかな。お兄さん」 傀 「……構いません」 ネリー 「OK、決まりね」 社長(おいおい正気かぁ?) 成金(プラスの2着で終わったとしても相手に1着取られりゃそれだけで大幅マイナスだぜ?) 傀 「 では4回戦を始めましょう 」 ニヤリ… 4回戦開始 起親・ネリー 南家・社長 西家・傀 北家・成金 ガラガラガラ… 東一局、ドラは六萬 傀 「……」 辻垣内(人鬼め……随分あっさりと差し馬を受けたな) チャッ… ネリー(……) 1p3p4p赤5p6p9p9p一一四六七中 8p 辻垣内(最善とは言えないが悪くない。ドラ2丁も筒子一通もある) 辻垣内(ネリーもこの差し馬確定後の東発の親番の重要性は理解しているだろう。人鬼を相手に四分六分程度では勝っているとはとても言えない) 辻垣内(いかに高く――速く和了できるか……) 六巡目 ネリー(……) 1p3p4p赤5p6p8p9p9p一一二六七 赤五 ――打、二萬 辻垣内(赤引きでドラ3…これで食っても親満確定だ) チャッ… 傀 「……」 3p4p赤5p334456二四六八 3 ――打、八萬 店主(あれ? 二萬切ってドラを使い切れる形に受けないんですか?) 十巡目 ネリー(……)チャッ 1p3p4p赤5p6p8p9p9p一一赤五六七 7p ――打、9p 辻垣内(親満聴牌……ツモって6000と2枚オール。これを逃す手はない) …チャッ 傀 「……」 ニヤリ… ツッ… 4 索 辻垣内(だが奴もドラや中張牌が余っている所をみると聴牌だろう。今回こそ先行しろネリー!) 成金「……」 タンッ ネリー 「……」 タンッ 社長「……」 パシッ 2p 辻垣内(―――とった!) ネリー 「 ロン 」 ゴッ 1p3p4p赤5p6p7p8p9p一一赤五六七 社長「い゙っ!? お、親満!?」 ネリー 「 3 (サミ)」 ゴッ 傀 「…… 4 (オトゥヒ)」 ボソッ… ネリー (え――) ――ガッ! 3p4p赤5p333456二三四5p 傀 「 2600の頭ハネです …御無礼 」 ネリー 「な……!」 辻垣内(ま、また頭ハネだと……!?) ・ 傀の捨牌 白東九1p1八 南7p六4 辻垣内(その捨牌……ドラの六萬はともかく四面張に受けられる4索を切って2-5p待ちだと!?) ネリー(ま、またネリーの待ちに合わせてきた……!) 傀 「……」 チボッ… 辻垣内(まずい……東発で出鼻を挫かれた! これでは更にアヤがつく……!!) ネリー ・・・ 25000 社長 ・・・ 22400 (-2600)( - 1枚) 傀 ・・・ 27600 (+2600)(+1枚) 成金 ・・・ 25000 東二局、ドラは白 四巡目 傀 「……リーチ」 ツッ… 店主(え……) 社長「げっ!?」 成金「よ、四巡ってあんた!」 傀 「 御無礼 ツモりました 」 45678七八九2p2p白白白 9 傀 「一発・裏々で4000,8000と3枚オール」 辻垣内(!!) ネリー(くっ……!) 東三局、ドラは7索 五巡目 ネリー(……)チャッ 5p6p4赤55二三三四四七八八 九 ――打、八萬 辻垣内(打点は低いが人鬼の親番を流すには充分だ。まだ完全に引き離されてはないぞ――) 傀 「リーチです」 タンッ… 西8p三4p一6(リーチ) 辻垣内(っ……!) 成金(な、なんだこいつ!?) 社長(急に噴きやがって!) ネリー(……)チャッ 5p6p4赤55二三三四四七八九 4p ――打、4索 辻垣内(追い付いた!) 傀 「……」 フッ …チャッ 傀 「 ツモりました 」 東東東7999七八九7p8p9p 8 傀 「 一発・裏1で8000オールと祝儀2枚…… 」 店主(ま、また一発ツモ!?) 傀 「 御無礼 」 東三局一本場、ドラは9p 八巡目 ネリー(っ……、張った!) 1p1p1p3p3p5p9p9p9p88九九 3p 店主(ツ、ツモ四暗刻!?) 辻垣内(和了できれば一気に波を取り戻せる!) ネリー 「リーチ!!」 ゴッ 5p ネリー(これでやり返してやる! 『5』(フティ)――)ボウッ 傀 「 6 (エクフスィ)…… 御無礼 」 ニヤリ ――ガッ! 6p7p7p8p9p五六七567西西 ネリー(あ……!!) 辻垣内(うっ……!) 店主(た、高目で12300……) ネリー(な、なんでそれをダマにするの!? 今さっきまで即リーばっかりしてたのに……!!)ギリッ ネリー ・・・ 700 (※祝儀計 - 5枚) 社長 ・・・ 6400 (※祝儀計 - 5枚) 傀 ・・・ 79900 (※祝儀+15枚) 成金 ・・・ 13000 (※祝儀計 - 5枚) 辻垣内(ネリーには悪いが……もはやここまでか) ガラガラガラ… 傀 「……では二本場に入ります」 東三局二本場、ドラは一萬 ガラガラガラ… ネリー(うぅ……このままじゃトビだよ……) 一二二九九2p5p9p48北發中 店主(ひ、酷い配牌だ。これじゃもうどうしようも……) 傀 「……リーチ」 ボソッ… ネリー(!!)ビクッ 辻垣内(お、鬼め……!) ツッ… 九 萬 ネリー(……) 一二二九九2p5p9p48北發中 辻垣内(……こうなってしまっては致し方ない。ここはポンだ) ネリー(……) 辻垣内(な、何故鳴かない?) ネリー(……) 辻垣内(……いや、確かに鳴いた所で奴は一発ツモだろう。だが同じツモられるなら傷は浅くするべきだ!) ネリー(……) 傀 「……」 ニヤリ 辻垣内(私に分かる流れがお前に分からない訳はないだろう! ネリー……!!) ……チャッ 傀 「 御―― 」 三四五六七3p4p赤5p2234赤5 赤五 傀 「――無礼」 店主(な、なんだこの手……! しかも断トツなのに即リーチ即ツモ!?) 傀 「一発・赤3・裏1… 12200と5枚オール。 上家さんと対面さんからはトビ祝儀を足して8枚ですね」 社長(うげっ……) 成金(に、2着なのにラス引いた時と同じくらいマイナスじゃねぇか!) 傀 「……加えて対面さんからは差し馬分の150万を頂きます」 ニヤリ ネリー 「……」 ネリー ・・・ - 11500 (※祝儀計 - 13枚) 社長 ・・・ - 5800 (※祝儀計 - 13枚) 傀 ・・・ 116500 (※祝儀+36枚) 成金 ・・・ 800 (※祝儀計 - 10枚) ↓ 4回戦結果 ネリー ・・・ - 11500 (※祝儀計 - 13枚) → ▲ 276万円(※差し馬分含む) → 累計 ▲ 104万円 社長 ・・・ - 5800 (※祝儀計 - 13枚) → ▲ 111万円 → 累計 ▲ 70万円 傀 ・・・ 116500 (※祝儀計+36枚) → +449万円(※差し馬分含む) → 累計+339万円 成金 ・・・ 800 (※祝儀計 - 10枚) → ▲ 62万円 → 累計 ▲ 165万円 傀 「差し馬続行されますか?」 ネリー 「……っ、当たり前でしょ……次こそ―――」 辻垣内 「やめろ」 ネリー 「……サトハ……」 辻垣内 「やめておけ。もう潮時だろう」 ネリー 「やだよ……こんな負け方納得いかない……」 辻垣内 「ネリー」 ガシッ ネリー 「やだ……やだよ……こんなの……絶対……」 辻垣内 「これ以上続けても意味がない。やめるんだ」 ネリー 「で、でも……だって……ネリーのお金が……お金が……!」 ポロポロ 辻垣内 「私はお前の仲間で友人のつもりだ。だから頼む……ここで退いてくれ」 ネリー 「……ゔぇぇ……サトハぁ……」 ポロポロ 辻垣内 「……」 ポンポン 社長(別に俺らも勝った訳じゃねぇが……) 成金(……な、なんだか後味悪ぃな) 辻垣内 「この辺でおひらきにしましょう。宜しいですね?」 店主「あ、はい」 辻垣内 「……対面さんも」 傀 「……卓割れでしたら致し方ありませんね」 ガタッ ガチャッ……バタン 辻垣内(……) 社長(……しっかし、あの若ぇのも冷てぇ奴だな) 成金(あぁ。この嬢ちゃんに一瞥もくれなかったぜ) 辻垣内 「私たちも帰ろう。ネリー」 ネリー 「……う…ん……」 グスッ… 辻垣内 「それと……マスター」 店主「はい」 辻垣内 「今後の事を考えるならあの男は出禁にすべきです」 店主「えっ」 辻垣内 「……それでは」 ガチャッ……バタン
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/624.html
「Overture.」 世界は末期症状を示しつつあった。 そして大昔に考えられた一つの巨大な概念、国家、政府、は徐々に力を失いつつあった。 人口爆発に伴う食糧不足、暴動、テロ、環境汚染、多発する紛争。それらを鎮圧すべく、国家群は自分達が所詮は砂上の楼閣に住んでいることに過ぎないこと自覚することもなく、軍事力を強めていった。 軍事産業とそれに繋がる、所謂軍産複合体は国家の需要に応え、瞬く間に膨れ上がり世界を席巻するまでになった。 国家は、その上層部は、気がつくことすら忘れていたのだ。 気がついたとき、六つの企業群は新たな秩序を構築すべく国家に戦争を仕掛けていた。脆弱なものは喰われるのが歴史の常である。 これが後の歴史書に記されることになる国家解体戦争であったことを、世界はまだ知らない。 ―――神話の御世にあって、神とは即ち力の象徴である。 その戦闘はあっさりと終了するはずであった。 政府に反旗を翻した企業軍が作り上げた一機の新型AC。対するは、政府が作り上げた堅実な兵器と、AC複数。 普通に考えた場合、数と質の揃った政府軍が勝てて当然。軍産複合体の勢力は国家に匹敵すると言っても所詮は一機。戦場の誰もがそう高を括ってはばからなかった。 彼らは、そのたった一機がとんでもない一機だったことを見抜けなかったのだ。 企業が投入したのは、従来のACを超える兵器、アーマードコア・ネクストだったのだ。 夜の帳降り、黒と黄銅色を湛えた空は星の一つすら見せようとしない。 政府所属の基地は警戒態勢を強め、逆関節型MTや武装ヘリが出動していた。輸送機をやられまいと、出発準備が整うまでの時間稼ぎをしなくてはならないのだ。 幸いなことに敵はたった一機。 その現実は儚く散る。 “わざと姿を見せて敵をおびき出した”その機体の搭乗主は、自らの体を通じて命じた。一言も発さず、目を開かず、しかも指を動かさず、しかし機体は主の命令を忠実に実行する。 ジェネレーターが地響きに似た咆哮を上げ、その機体に光の粒子を纏わせる。大気と衝突したそれは緑にも黄金にも見える摩訶不思議な膜を創り、表面を小規模な稲妻が漆黒を貪欲に照らし。 時に戦車の装甲すら射抜く威力の二丁銃の照準器が甲高い音を鳴らす。 戦闘ヘリ二機が接近したことを、搭乗者は“脳に直接”送り込まれる電子情報で認識。脳に張り巡らせた回路が疼く。自らと融合したに等しい鉄の巨人が“瞳”を開く。 いくつものカメラアイが集まった、猛禽を思わせる形状の頭部に朱色の光が宿った。 政府所属の基地はたった数分で壊滅した。 あわてた政府はそれを受け、部隊を派遣したが、全ては手遅れとなっていた。戦闘の余波であちらこちらが燃え、建物は倒壊し、戦闘ヘリが頭から突っ込み煙を上げているその場所に、MTとACの部隊が接近した。 そして彼らは見た。 従来の兵器を圧倒する性能を持つ、戦略兵器を。 戦闘機のような機能美より、威嚇的な形状目立つ機体。通常のACより一回り大きく、地味な色に塗装されている。 左手に握られるは剣のように先端鋭利な部位のある銃。右に平べったい銃。大きく突き出た胸元と、接続された肩は何かを放出するための機構が見られる。右肩には、戦車砲を超える威力を持つであろう長大な砲がぶら下がっていた。 その砲がすいと水平を向き、機動兵器が搭載するにしてはやたらめったら大口径の砲弾を発射。反動で機体両足が地面にめり込み、砂煙を上げた。 遠距離からの砲撃がMTのすぐ前に落ちて火柱を作り上げた。破片が飛び散り付近の歩兵数人を即死させた。 黒煙が開戦を告げるように空に昇って。 増援の逆関節型MTが、コンクリート製の地面に両足を代わり代わりに乗せて歩く真下で、敵の攻撃から辛くも生き残った歩兵数人が、恐怖で震え、よろめきながら逃げ出した。 機動で発生した風圧に、屋根のパネルがいとも簡単に飛ぶ。 MT、敵を捕捉。射撃開始。いくつもの火線が戦場上空に延び、それを地に叩き落とさんとする。 アーマードコア・ネクスト“シュープリス”、クイックブースト作動。 機体に閃光が走るや、たちまちシュープリスを瞬間的に時速数百kmという未知の領域へと到達させる。 唖然として見上げる歩兵を余所に、空を舞ったそれはMTの射撃をあっさり回避して、優雅に地上へと降り立った。 QB(クイックブースト)。 従来のACを発展させるにあたって取り入れられた新機構。 瞬間的な動きを生み出すために付けられたブースター。一瞬にして数百km以上の速度を与える代償として、搭乗者が内臓破裂で死亡してしまう。それを防ぐため、搭乗者は元の人間には戻れない“改造”を受けており、耐G機構も最高性能のを積んである。 政府軍部隊が、相手の急激な動きに戸惑いつつも照準をつけんとする、その目の前で、シュープリスのカメラアイ一つ一つが開閉して、自らの左を睨みつけた。 MT一機、射撃。 だが命中せず。氷上のスケーターのように地面を滑り、両腕の銃器を乱射する。 右と左、両方の敵を狙い撃ち、カメラアイでそれぞれと戦場全体をねめつけ。刺々しさ目立つネクストに、政府軍は不気味さと畏怖を抱きつつあった。 政府軍のAC数機がマシンガンを撃ちまくる。用済みになった薬莢が宙に放棄され、次次に地面に落ちて熱気を生み出すだけの存在となる。 それも、射線を完全に見抜いていたネクスト搭乗者には甘すぎる攻撃でしかなかった。粘つく銃弾の群れを、地を駆けいなすかのように両腕の銃を撃ち、地の利を得んと移動。 ACを凌駕する機動性を見せつけ、ブースターに火を灯したまま、兵器倉庫の裏に滑り込む。倉庫の表面に次々無駄な弾痕が穿たれる。レーダーで向こう側を確認するのは不可能。有視界に頼るしかないため、無駄弾が量産されるばかり。 倉庫の裏を滑って行く。シュープリスが接地したままのため足が火花が光を編み。さっ、と倉庫の裏から姿をみせると銃を撃ち、敵を次々葬っていく。 一機、また一機と、たった一機の機動兵器の射撃に打ち崩されていった。 政府軍側のAC達が、ネクストをロックオンした。ここぞとばかりにミサイルを連射し、一気に片をつけてしまおうと。ミサイルがポッドから打ち出されロケットモーターに点火、情報を元に敵に殺到した。 フレア放出。ネクストの肩部側面にとりつけられたそれが花開き、いくつもの欺瞞熱源を放出。騙されたミサイル数発が蛇行に蛇行を繰り返し、軍用ジープに突っ込み爆発した。 跳躍、クイックブーストで方向転換、前進。 巨躯が大山猫のようにしなやかな戦いを繰り広げれば、颶風が吹き荒れる。 ビルの頂上に一瞬にて位置したシュープリス、左腕の銃を下方に投げ捨て、左腕をビルに突き刺し、ブーストを休めながら硬化。ミサイルはビルの屋上に突っ込み火炎を上げた。 着地、十m超の重量が地面を深く叩き砕き、二つのクレーターと成す。金属製の腕に体削られたビルの破片がシュープリスに降り注ぐ。 それから銃身を握って上に投げ、空中で手に握った。火器管制機構が銃を再読み取りした。 その隙を利用して政府側のACがミサイルを連射。 いくらネクストとて、“今”命中したら致命的な損傷を負ってしまう。だから避けることにした。 MTの攻撃をからくもかわし、クイックブーストと通常ブーストの併用により地面を冗談のような速度で移動。機体が行動を動かすだけで、轟音が響き渡る。 ミサイルの機動限界の内側に潜りこみ、追尾しきれない状況を演出し、全て命中させない。 ブースト全開、クイックブーストの連続噴射、一回転。機体脚部の爪が地面を抉る勢いで噛みしめ、敵と敵の間に強引に滑り込み停止。両腕の銃を掲げ、ぴたりと止める。計測装置が赤の瞳孔を絞る。地がめきりとひび割れた。 シュープリス両腕が銃火を噴いた。小型カメラが集合した“瞳”で左右を順番に睨みつけつつも、装甲の薄い点を針の穴に通すような正確な射撃を展開。 油臭い装甲表面に、強力な銃弾が叩きこまれていき。 それに耐えたMTは反撃のために機体中央の銃を撃ちまくるも、機械とは思えぬ動きで横に滑って行く機体に当てられず。 また、シュープリスの射撃に咄嗟に盾を構えたACは、援護も反撃も出来ずに耐え抜くのみ。 敵残り、二。 ゆらりゆらりと移動していたシュープリスがMTの真正面で止まると、右の砲を構えた。発射。大型弾が中央を貫通、薄汚い装甲が破れ操縦者と内部機構をミンチにした。MTが卒倒して炎上する。 敵残り、一。 戦力が自分だけになったことにようやく気がついたAC搭乗者が、狂ったように銃を撃ちまくる。 シュープリスが掻き消えた。 残像しか残らない、超高速機動。 焦燥感丸出しでACがなんとか動きについていこうとするが、手遅れであった。いくら銃を撃とうとも、真横、背後に廻られては何の意味もなく。 AC背後で閃光が走った刹那、シュープリスが左腕の銃を突き出し、コアを貫通していた。その場所は丁度操縦席がある個所であると同時に、基幹となる部位であった。 シュープリスの瞳が嗤う。コアに突き刺した銃からオイルが伝い、四方に飛び散り、その数滴がコアに降りかかり、赤黒い痕跡を塗った。 その中にヒトの体液があったかもしれぬ。 巨人が、完全に沈黙したACから銃を引き抜くと、ケーブルや鉄の欠片がヒトの腹を掻き切った時に内臓が飛び出るように、落ちて。 敵の撃破を、朱色の瞳が光を強めて見詰めた。 敵残り、零。 敵勢力の完全撃破を確認。作戦終了。 【終】
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/592.html
前へ いま世の中はサッカーのワールドカップ一色。毎日が楽しすぎる。 僕も久しぶりにボールを蹴りたくなって、ここの公園にやってきた。 この公園はとてもいい公園なんです。広い敷地には自然がたっぷりで、散策するのに持って来いだし。 そして何といっても、この公園にはよく手入れされた芝生のピッチがあって、しかも自由に使えるからお気に入りなのだ。サッカーするのに土のグラウンドでは膝への負担がきついんです。だから、この芝生を目当てに、この公園にはよく来ることがあるんだ。 (*執∀事)<お屋敷から近いこの公園は、戦前までは岡井家の敷地の一部でした。戦後しばらく占領軍に接収されていましたが、返還される際にその一部を公園として寄付されたのだそうです。以上、執事長に叩き込まれた岡井家の豆知識でした。 つま先でボールを拾い上げる。そのままリフティングを開始。 そういえば、リフティングといえば思いだすなあ。 あれは小学校の時の話、こうやってリフティングをやってるときのこと。 あの時は調子が良くっていい感じに続いてて、記録を大台まで乗せられる予感がしていたんだ。 988・989・990・ 目標としている回数に初めて届くかもしれない。これは行けそうだ。 でも、あせるな、落ち着いていけ。 雑念を振り払い、しっかりと集中できていた。 だから、そのとき彼女がすぐ背後まで近づいて来ていたなんて全く気づかなかった。 991・992・993・ もうすぐだ。でもあせるな、あせるな。 994・995・996・ 平常心、平常心、ここが肝心。 997・998・ 「ウーッ、ハッ!!」 突然、背後にいた彼女が大きな声で変な掛け声を耳元で叫んできた。 !!! 心臓が止まるかというほど思いっきり驚いてしまって、ボールを明後日の方向に大きく蹴っ飛ばしてしまった。 999・・・ 大きく弾んだボールが転々ところがっていった。 記録、999回。 目前にして、大台達成ならず・・・・ 呆然として振り向くと、そこには満面の笑みを浮かべて立っている熊井ちゃん。 そのほえーっとした笑顔を見たら、もう怒る気力も萎えてしまった。 懐かしいなあ。熊井ちゃんに驚かされて大台到達できなかったんだっけ。 今でも僕のリフティングの記録は、そのときの999回のままなんだ。 その後、何回も何回もチャレンジしてみたけど、何回やっても回数が900回を超えると次の901回で何故か熊井ちゃんのことが頭に浮かんでくるようになる、という現象が起きるようになってしまって。 そうなったらもう集中どころじゃなくなって、どうしても1000回を超えることができなかったんだ。 今となっては、もう新記録を作るのは無理だなあ。 今ではせいぜい数十回が限界だよ。 膝に力が入らなくて、だんだん感覚がなくなってきて。 ケガさえしなければなあ。 なんとなく切ない気分になりながらリフティングをしていたら、いつの間にか僕のことをじっと見ている少女が一人いた。 千聖お嬢様!! 「千聖お嬢様!! どうしてこんなところに? お一人なんですか」 「ウフフ、ごきげんよう。いつもの犬の散歩コースに舞美さんと来たんですけど、舞美さんがリップとパインを連れて一人で走って行ってしまわれて。ミニチュアダックスフントは、そんなに激しく走らせるような犬種じゃないのに。舞美さんらしいわ。ウフフフ」 マイミさんって誰だろう? しかし、お嬢様をひとりにして置いていってしまうなんて、それって無用心ではないのだろうか。 その人、相当そそっかしい人なんだろうな。 でも、そのお陰でお嬢様とお話できてるんだから、まぁ僕にとってはラッキーなことだけど。 「リフティング、お上手なんですね」 「見ていたんですか。お恥ずかしい」 「あんなに何回もできるなんて、すごいわ」 「昔はもっともっと出来たんですよ。あ、疑ってますね。本当なんですって」 クフフと小さく笑うお嬢様。 この笑顔を見れたことで、今日は一生思い出に残る日になりました。 「サッカー、おやりになってるんですか?」 「部活でやってました。去年までですけどね」 「あら、今はやっていらっしゃらないの?」 「右膝をケガしてしまいまして。もう元のようにはプレー出来なくなるって言われたのでやめちゃったんです。あははは」 わざと明るく振舞ってみたが、やっぱりお嬢様の表情は曇ってしまった。 お嬢様にそんな顔をさせてしまうなんて、申し訳ないです。本当に。 僕なんかの話にもそんなに熱心になって下さるなんて。千聖お嬢様ほど心がキレイで優しい方を僕は知らない。 「そうですか、おケガを・・・ごめんなさい、何か余計なことを聞いてしまったみたい」 「いいえ、全然。こちらこそ辛気臭いこと言ってすみません。」 「そんな。今はもう大丈夫なんですか?」 心配そうな表情で聞いてくるお嬢様。その表情に僕は一発でやられてしまいました。 うわぁ、お嬢様のこの表情、正直たまりません。ケガしたことがこんな形で僕に返ってくるとは、人生何が幸いするかわからない。 こんな表情を僕に向けてくれるなんて、今日は一生思い出に残る日になりました。 「日常生活する分には特に。でも膝にあまり負担をかけられないので、気を使いますけどね」 「そうですか。それはご苦労がおありでしょうね」 「それほどでもないですよ、お嬢様。いや、僕のそんなことより、ひょっとして、お嬢様もサッカー好きなんですか?」 「えぇ、サッカーはとても好きです! 見るのも好きだしやるのも好き」 へぇ、サッカーが好きなんだ。なんか意外だな。 お嬢様と言われるような人なんだから、もっとこうインドドア派なのかと思ってた。 まぁ、今は世の中がワールドカップ一色だから、普段は興味ない人もみんなにわかサッカーファンになってるからなあ。 お嬢様もそれと同じ流れかな? にわかファンみたいに「本田△!!」とか言ってたりしてw 「そうなんですか! じゃあ、ワールドカップも見ていらっしゃいますか」 「えぇ、毎日見ています。日本の試合は興奮しましたわ! 初戦のカメルーン戦のカウンターからの本田選手のゴールは嬉しかったわ、初得点でしたし耐えた時間の後のゴールでしたから。 そのとき本田選手がゴールを決めたあと、真っ先にベンチに駆け寄って控え選手の方たちに飛びついていらっしゃいましたよね。 あれを見て、このチームは選手全員が一緒になって戦っていらっしゃるんだわ、と思いました。 チームにとって何よりも大切なのは、チームとしての団結力ですから。 そういった意味で今の日本代表チームは素晴らしいチームだわ。 それからデンマーク戦で決めた2本のフリーキック。本田選手の無回転シュートには興奮しました。 でも、それ以上に遠藤選手のフリーキックが素晴らしくて。遠藤選手は千聖が一番注目している選手なんですけど(ry」 めっちゃ語りだしたw お嬢様、詳しすぎる。 言ってることは的を得ているし、よく見てる証拠だね。しかし、これは驚いた。ここまでのレベルとは。本当に好きなんだな。 しかも、本田より遠藤の方に注目しているとか、なんて渋いんだw 「もちろん僕も見てました。興奮しましたよね。お嬢様は遠藤選手が好きなんですか」 「えぇ。日本の攻撃は遠藤選手から始まりますから特に注目して見ています。遠藤選手はミスも少ないし、周りをよく見ていらっしゃるし、まさに日本の心臓にふさわしい動きをされていますわ」 「そうですね。全体が守備から攻撃へ切り替えたときに起点になる遠藤選手がミスをしたら致命的なピンチに直結してしまいますからね。そこでミスをしない遠藤選手はさすがベテランって感じですよね」 「あら、なかなか詳しいんですね。千聖の話しについてきて頂けるなんて」 「あ、ありがとうございます」 「嬉しいわ。サッカーの話しをしても寮の方はいつも最後まで聞いてくださらないんだもの」 なんか褒められちゃったw サッカーの話しをするだけでお嬢様にお褒めの言葉までいただけるなんて。 これは美味しいぞ。 まだまだついて行けますよ。お嬢様、遠慮なく語っちゃって下さい。 「あとは注目しているのは森本選手、なかなか出番が無いみたいですけど。途中出場で出ないかいつも期待しているんですけど」 森本とか。やっぱり渋い。渋すぎる。 ふつうミーハーな女の子ファンなら玉田とか内田あたりのイケメンと呼ばれてる選手の名前が出そうなもんなのに。 それなのに、そこで出る名前が森本なんだw よくわからないが、さすが千聖お嬢様だ、って感じがする。 「お嬢様は外国のチームではどこが好きなんですか」 「アルゼンチンです!! 特にメッシ選手は大好き。それからイグアイン選手とテベス選手とのスリートップ。攻撃的でとても魅力的なサッカーだわ。それに何といってもマラドーナ監督。アルゼンチンは大好きです」 「それは奇遇ですね。僕もアルゼンチンが一番好きなんですよ!」 お嬢様と2人っきりでのお話し。 心が癒されていく。お嬢様とお話しした時はいつも、どんどん優しい気持ちになれるんだ。 世の中の人がみんな千聖お嬢様とお知り合いになれれば、犯罪だの戦争なんてものはこの世から無くなるかもしれないのに。 それにしても、本当にサッカー好きなんだな。これは驚いた。 でも、僕もサッカーの話はもちろん好きだから、これは嬉しい。 よーし、今日はまだまだ語り合いますよ、お嬢様! 僕のテンションも上がってきてさあこれからと思っていた時、そこに声をかけて割り込んできた人がいたのだ。 せっかく、お嬢様と2人きりだったのに。 誰だ、邪魔をするのは! こういう空気を読めないことをしてくる人といったら、どうせ熊ry 「ここでしたか、お嬢様ぁ。探しましたよー」 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/when_they_cry/pages/350.html
あれ? あれれ? 何かおかしいな、おかしいな。 レナどうしちゃったのかな、かな? 「あんっ、あっ、け、圭ちゃんっ! 気持ち、いい、よっ!」 「俺もだっ! 魅音! くっ」 教室から変な声が聞こえてる。誰の声? 人間? 獣みたい。あはっ。 誰もいないはずなんだよ、だよ。だってもうほら、こんなにお外は暗いもの。 先生たちもいないから、本当はレナもいちゃいけなかったはずなんだよ。 でもしょうがなかったの。忘れ物しちゃったんだもん。だからしょうがないよね、よね。 「はっ、あっ、ふぅんっ」 ああ、頭が痛い。首が痒い。なんなんだろう、これ。手がぬっとりしてる。 今まで宝の山に居たから虫にでも刺されちゃったのかな、かな。 「み、魅音っ!」 痛いな痛いな。苦しいな苦しいな。 でも、気持ちいいな。気持ちいいな。 気持ちいいって? ああ、何だか変な気持ち。何かが昇ってくる。股の間から、得体の知れない何かが。 目の前で刃先が揺れてる。暗闇の中で歪んでる。ああ、勝手に教室の中にいこうとしないで。 痛い、痛い。気持ちいい、気持ちいい。 「い、イクっ! 圭ちゃんっ」 「お、俺もだっ! 魅音っ」 あ、あ、手が震える。中が震える。わかる。 圭一くんと魅ぃちゃんの声に呼応するように、堪えきれない何かがレナの中で弾けた。 空気が足りない。肺が酸素を求めてる。荒々しい呼吸が真っ暗な廊下に響いている。 あれ? あれれ? 今、圭一くんって……、魅ぃちゃんって……、レナ言ったよね、よね? どうしてかな、どうしてかな? 二人がこんなところにいるわけもないのに。 「魅音……」 「圭ちゃん……」 でも声は聞こえる。耳がずきずき痛む。胸がずきずき痛む。 レナの中心が、なぜか痛む。 なに、これ? 目の前にかざした鉈。柄の部分に血が付着していた。ぽたり、ぽたりと滴が落ちていく。 ショーツも同じ色で滲んでいた。透明な液が見えづらくても、その周りに飛び散っていた。 あ、レナ……どうし、て? 汚れちゃったのかな、かな……? でも、誰に? 「セックスってこんなに気持ちいいんだな……」 「うん、そうだね……」 え? 今なんて? セック……ス? 誰と誰が? 教室の中には声の主しかいないんだよ、だよ。 でもレナはここにいるよ。 あはは。つまりはそういうこと。 どういうこと? ……。 ドアの隙間から、二人が重なりあっているのが見える。結合したままの状態で。 冷たい月の光が、レナに見えるようにそこを照らして、同じように血が出ているのが見えた。レナと同じように。 ああ。なんだ、そうだったんだ。 レナの処女を奪ったのは圭一くんだよ、だよ。 だって私の大事なところからも血が出てるもの。 あれ? でもなんで魅ぃちゃんと……。 そっか、そっか。レナと魅ぃちゃんは一心同体だったんだよ、だよ。 そういえば前にそんなことを笑いながら言ってたような気がするかな、かな。 もう、魅ぃちゃん、駄目だよ、だよ。勝手に入れ替わるなんて。 急だったからレナ困っちゃったんだよ、だよ。後でお仕置きだね、だね。 あれ? でもどうやったら入れ替わるんだろう。 ……漫画みたいに、頭をぶつけ合えばいいのかな、かな? ああでも、痛いのはレナやだよ、嫌いだよ。 さっきとっても痛かったもの。どこが? どこだっけ? まぁいいや。 だったら今度は魅ぃちゃんの番かな、かな。 魅ぃちゃんが痛い思いすれば、入れ替われるよね、きっと。絶対。 峰ならそんなに痛くもないだろうし。 あれ? さっきより柄に血がたくさんついちゃってるよ? 手にもにじんでる。皮膚が裂けてる。何気なく手をやった首もぼろぼろだ。 まぁいいか。今はこの扉を開けることから始めよう。 レナは、真っ黒な扉に手をかけた。 扉が開いて世界が壊れたような音。ひどく耳障り。でもそうしたかったからいいよね。 「れ、レナ……」 圭一くんが凄い顔してる。今まで見たこともない形相。可笑しい。 またレナの知らない圭一くんが知れたと思って嬉しかったから。ふふ。でも、なんでかな。 なんで、射抜くように避けるように窺うように疑うように恐れるように、視線を眼差しを瞳の奥をレナに向けてくるのかな。 なんで脚が震えているのかな後ずさろうとするのかな転んでしまいそうになるのかな。 「こんばんは。圭一くん、魅ぃちゃん」 レナこんな声だったかな? 頭の中でいつもより低く声が響いてる気がするよ。 「お…前、なんだ、その鉈、は……っ」 なにそのかすれ声。なんだかとても情けないよ。圭一くんってこんな人だったかな? なんで鉈がそんなに気になるの? レナいつも鉈持ってたじゃない。今更驚く必要もないと思うのに。 あ。握った柄から血が垂れてる。……誰の血だっけ? 忘れちゃったな。 あ。そっか。圭一くん、これがレナの血だと思って心配してくれてるんだね。 ありがと、圭一くん。レナ嬉しいよ。レナ、一番の笑顔で応えるね。 「ひっ…!」 そうだよね、そうだよね。だからそんなにぶるぶる震えてるんだよね。 レナの血だったら大変だもんね。少ししか垂れてないけど、もしかしたら致命的なものかもしれないし。 だったら圭一くんが青白い顔でレナのことを気にかけてくれるのも納得だな。 でも、どうしてじりじり離れていくのかな? 本当に、レナが死にそうな怪我してたら怖いからかな。 うん、愛してる人が今にもこの世から消えるなんて知ったら、きっとすごく怖いよね。 優しい圭一くん。でもレナ大丈夫だよ。これが何の血かは分からないけど、レナはすっごく元気だよ。 だから、こうして、何のぎこちなさもなくて机に鉈を突き立てることもできるし。 圭一くん、安心して? 「み、魅音……!」 どうしてそこで魅ぃちゃんの名前が出るのかな。 「うわぁ!」 あ~あ。ズボン刷り下げたままで走ろうとしたら、そうなっちゃうよね。 おまけに打ち所が悪かったみたい。受身もとってなかったしね、圭一くん。頭抱えてるけど、平気かな、かな? 介抱してあげないと。レナの圭一くんが傷つくところなんて見たくないもん。 よく見たら、額に血が滲んでる。これは止血したほうがいいよね。あ。どくどく流れ出した。結構深いのかもしれない。 でもどうしよう。一体何で止血したらいいんだろう。 見回しても、それっぽいものが見当たらない。暗いから電気をつけてみようかとも思ったけど、なんとなく嫌だった。 ……机に座った魅ぃちゃんのシルエット。やっぱりいやらしい身体してるね、魅ぃちゃんは。 それ、制服かな。身体を隠してるんだろうけど、横から見たらおっぱいもおま○こも丸見えだよ。 でも綺麗だから許してあげる。すごく綺麗だから許してあげる。すごくすごく綺麗だから。 レナがお持ち帰りしたくなっちゃう。なっちゃうな。 「痛っ」 ……? え? 掌がぐちゃぐちゃに裂けてる……? うう、痛いな痛いよ。どうしてレナの手が怪我してるのかな、かな。レナ何もしていないのに。 鉈の柄にもひびが入ってるみたい。みしみし音を立ててる。血がさっきよりずっと多い。 気になったけど、今はレナより圭一くんのことのほうが心配したほうがいいよね。 ううぅん……。レナのお気に入りの服だけど、しょうがないかな、かな。圭一くんのためだもんね。 びりびりびり。 思ったより簡単に破けちゃったな。何だかバランス悪いから左の裾も破っちゃおう。 びりびりびり。 おかしいな、おかしいな。何でこんなに細くしか切れないんだろう。包帯よりもずっと細くなっちゃった。 これ、二本編んだら縄みたいになっちゃうかな、かな。あ、そんなことはどうでもいいんだった。 「圭一くんっ」 「……っ! うわぁあああっ!」 どうして逃げるの? レナ、圭一くんの怪我の応急処置しようと思ったんだよ、だよ? 少し短いから、額に巻くには力入れないといけないかもしれないけど、止血だからちょうどいいよね。 圭一くんがじっとしさえしていてくれれば、すぐに終わるよ。うん、きっとすぐに終わると思うよ。 だから、レナの近くにきてくれないかな、かな? 圭一くん? 「こっ、こっちに来るんじゃねぇっ!」 ……うん。圭一くんがそういうなら、レナ近づかないよ。 だって、圭一くんがレナの方に来てくれるってことだもんね? どれだけ待てばいいかな、かな。 「……」 「……」 もうレナ待てないよ。 圭一くんの傍に行きたいな。レナの傍にきてほしいな。 「っ! く、来るなよっ!」 大丈夫。少し悲しいけど圭一くんに近づかなければいいんだよね? レナ、ちゃんと約束は守れる女の子だよ? よく見て、圭一くん? レナが行こうとしているのは、圭一くんが背中にかばっている魅ぃちゃんのところだよ? 「ひっ、や、やめろっ……レナぁっ! な、鉈を、下ろせよぉおおおお!」 うん、下ろすよ。振り、下ろすよ。 がきぐがっ。 どすん。 「……」 圭一くん、どかないから。 どいてって思ったんだけど、うまく伝わらなかったみたいだね。 あれ? 鉈の方向がおかしいな。血がついてるのは峰のほうだよ? いつの間にか、持ち替えていたのかな。知らないけど。 でもよかった。大好きな圭一くんが死ななくて。峰ぐらいなら何でもないよね? 圭一くん強いもん。 ひょっとして。 圭一くん、レナに教えてくれたのかな? 刃が逆に向いてるぞって。 レナがそれに気づいてなくて、教えようとしたんだね。そういえば、笑ってたような気がする。 ありがとう、圭一くん。レナ馬鹿だったね。鉈なんてずっと持ちなれていたはずなのに。 心の中で笑ってたよね、圭一くん。何やってんだよ、レナって。ふふ。 次は、間違わないよ。 「魅ぃちゃん」 「……」 さっきから一言も喋らないのはどうして? ねぇ魅ぃちゃん。 「ふ、ふふ」 ? 「ふふ、あは、あーっはっはははははははは!」 ……なにがそんなにおかしいのかな、かな。 大口開けてみっともないったらないよ。魅ぃちゃんに似合わない。 レナが閉じさせてあげるね。 「あ、と。そこまでです」 ばちばちっ。 う……? ……夜なのに、なんで一瞬明るくなったの? ん……今度はさっきよりもずっと暗くなっちゃった。 あれ? 力が……入らない? あ、レナの鉈が……。 がちゃん。 膝が……? …う、机、手…え、支えられない……。 どすっ。 黒板……、天井に、なっちゃっ、た……? どすん。 「今日は私だと分からなかったんですか? ふふ」 詩ぃ…ちゃん……? ああ、また、視界が明るくなっていく……よ。
https://w.atwiki.jp/ragadoon/pages/1587.html
基本情報 人鬼血盟RPG ブラッドパス GM:トマト PL: システムの概要 世界観は重め、データは軽い、RP重視ですが、2PLな分やりやすさはある。すれ違いを防ぐために、裏社会でヒャッハーする感じにはしないと名言します。 人間と吸血鬼が「血盟」を結んで敵たる「業血鬼」を倒すシステムです。なお、業血鬼は元々吸血鬼でございます。 レギュレーション等 基本+SN+JC。所持は強制しませんが、基本は買って頂けると嬉しいです。(税別1900円) 10/19追記:GMがUGFを購入したので、全て拡張を利用できます。 定例卓の時間について 木曜19 00〜23 00を予定しています。後ろであれば、1時間半を限度としてずらせます。 一応他に月曜と金曜でも開催可能です。 募集人数 基本2人、3人も可能っちゃ可能 キャラクター紹介 [部分編集] 注意事項 wikiは誰でも編集可能です。urlは確認してから踏んでください。 PC1(人間side) + 基本情報 PL名:ふゆみかん PC名:氷上真涼 性別:女 氷上真涼キャラクターシート + 設定等 人間/義士/戦衛 喪失:痛覚 約束:血盟の前では、「海鈴」と名乗ること。 傷号:虚情の慕情 交通事故で亡くなった初恋の相手である中学時代の恩師と血盟を重ねている。 PC2(吸血鬼side) + 基本情報 PL名:1d10字路 PC名:白冬帯人 性別:男 白冬帯人キャラクターシート + 設定等 吸血鬼/貴種/舞人 欠落:喜び 傷号:虚情の慕情 100年前に失った教え子(海鈴)と血盟を重ねている。人を超えた力で世直しをしようと吸血鬼になったが、日の光も浴びれぬまま何も為せぬまま現在に至る。 キャンペーン情報 注意事項 以下シナリオのネタバレを含みます。回る予定のある方は閲覧をお控えください。 第0話 世界観説明+キャラシ作成会 世界観説明をして、キャラシを作成しました。何書けばいいんでしょう。 第1話 『鬼の潜む巣』(自作シナリオ) + シナリオトレーラー ※未記入 + シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます 都内に現れた1体の業血鬼。それは、人間による問答無用の吸血鬼討伐作戦により、大切な者を失った復讐の鬼。大切な者は人間であったにも関わらず、大切な者の名前すら忘れ、全ての人間に憎悪を向ける哀れな鬼。そんな鬼を討伐するために、1組の血盟が討伐に向かう。これ以上の被害を出さぬために。かくして、名もなき業血鬼は「抹消」された。 灰滅事件から数年。町には幾度となく業血鬼が現れる。それにしても...真に鬼が潜むのは、夜の闇か、疑心暗鬼で吸血鬼を殺す人間か。 + GMの感想 ※ネタバレはないと思う シナリオ以外の、PCたちのこともかけたらな~と思うのですが、解釈違いを起こしたくないし、私が書くことによって関係を規定しちゃうのも何か違うな、と思うのです。そこで、あくまでGMの感想として書くことにしました。 白冬さんはかの日できなかった授業をするために、氷上さんは亡くなったはずの初恋の相手とデートをするために血盟を組み、戦いに挑みます。それ故恋人のような、そうでないような、そんな関係に見えます。ただこれは、互いが互いを本人として見ていないから成立しているようにも見えます。そこんところ、どうなんでしょう。 第2話 『聲』(基本ルールブック掲載) + シナリオ概要 ※ネタバレにならん程度に 東京で起こった不気味な事件。次々と青年が姿を消していく。何者かの声に誘われ、彷徨い、消えていく。物語の真相は如何に。 + シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます。 斬鬼衆(私的な対吸血鬼組織)の白鐘アキラが事件現場付近で目撃されているということで調査を進めた所、白鐘アキラの亡き兄、白鐘ショウゴの血盟、狗門海青だった。彼女はかって業血鬼との戦いで契り喰いを行い業血鬼化。想いを馳せていたショウゴを呼び出そうと、ショウゴに似た人物を呼び寄せては殺していた。だが、死者は二度と帰らない。SIDより派遣された1組の血盟によって、業血鬼は灰となって消えていった。 + GMの感想 ※ネタバレはないはず 第二回が終わりまして、相変わらずの二人です。ただ今回は、白冬さんの想いが暴走しかけたような一面が見られましたね。彼は海鈴に対して、元々どんな感情を抱いていたのでしょうか。気になります。 個人的にすごく来るものがあるのが、白冬さんがかっこいいセリフを言うとき、必ず、「海鈴」って呼んでから言うんですよね。それが、なんというか、うん。こいつっっってなりますね。氷上さんはそれを受け入れているようですが、その想いが変わる日は来るんでしょうか。 本物と偽物って、何が違うんでしょうね。 第3話 『Treat or Fire』(自作シナリオ) + シナリオ概要 ※ネタバレにならん程度に ハロウィンのネタシナリオの仮装シナリオ。 ハロウィン。日本のお祭りの一つにして、多くの人が羽目を外す日。トラックは倒れ、道にはビール缶が散乱し...翌日に清掃のために町の人が奔走するのはある意味で風物詩だ。 さて、吸血鬼もそれは例外ではないようで...? 人鬼血盟RPGブラッドパス『Treat or Fire』 ...この巡り合わせは運命なのか? + シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます ハロウィンに現れた1体の夜者、ローズ。通りのお店でお菓子を集めて楽しんでいるようだ。まぁそれはいいのだが...彼女は夜者であるが故に、源祖や貴種からは毛嫌いされている。そういった者たちや、舐め腐った対応をした人間たち相手に大暴れしているようだ。死者も後遺症が残る者もなし。自業自得で済ませてもいいのだが...ちょっとやりすぎだ。殺す必要はない。SIDの指示で、二人はお灸を据えに行くのだった。(既に送られた他の血盟は返り討ちにあったようだ。) 特に隠れもしていないので、すぐに見つけることができた。別に暴れるのを止めてくれるなら戦う必要もないのだが...どうやらあちらは戦いを望んでいるらしい。仕方ない。かくしてやる気のない戦いが幕を開けた。下手な業血鬼より強い一般吸血鬼に苦戦しながらも、無事血盟たちは勝利を納めたのでした。 戦いが終わり、辺りは静寂に包まれる。去る血盟の背中に声が聞こえてくる。 「ねぇ、怖くないの?海鈴たちは確かに強いかもしれないけど、戦い続けてたら、いつかは...それなのに、どうして。」 風に吹かれて一瞬現れた彼女の首には、碧星の紋章が刻まれていた。 + GMの感想 ※ネタバレ含む ネタシナリオの「仮装シナリオ」ではなく、「ネタシナリオの仮装」シナリオです。ただのネタシにキャラストーリー(≠本文)が5400字(10/22現在、未完)もある訳ないです。今後好きな時に出してくれよな!因みに2話で出てきた謎の美女(?)は彼女だったりします。立ち絵がその時にある訳がないので分かんないと思いますが... さて、お二人の発言からGMが考察をするコーナーです。そうですね、ローズの問いには先生が答えてくれました。現実から目を背けるため、ですか。先生の口から真涼が海鈴でないことを暗に言うような発言が出るとは思いませんでしたね。そうなると、彼にとって血盟とは、真涼とは何なのか、少し気になる部分がありますね。 ところで、11/2(木)現在、そろそろ定例の開始から1カ月経ちますが、ラガwikiを更新しているのは私だけのようです。みんな、ラガwikiを書こう。ってtwitter(鍵)で書いたんだけどなぁ。 第4話 『泡沫』(公式シナリオ) + シナリオ概要 ※ネタバレを含まない程度に 泡沫、夢のようだ。手を伸ばしたいのに、触れたら消えてしまう儚い夢。秘めし想いは、それぞれの歯車を狂わせていく... 人鬼血盟RPGブラッドパス『泡沫』(公式シナリオ) + シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます 半鬼であるローサは、母親が吸血鬼と浮気をした末に生まれた望まれない子だった。母親からは虐待を受け、学校でもいじめを受け続けてきた。そんな過去を持つローサはある日初めて「優しさ」に出会った。ローサが助けた央宮という人物。央宮が彼女に伝えた言葉は、ローサの心を奪うには十分だった。そう、彼女に恋心が芽生えた。例え相手が人間であっても、同じ女性であっても。しかし、彼女は今の関係を壊すことを恐れた。何より、人から否定され続けてきた彼女に自己肯定感という者は存在しなかった。人に相談することすらできず、独占欲は増すばかり。そんな中、相手がブラッドパスを結んだということを聞く。死が二人を分かつまでの関係。自分には適正がなく、それをする資格はなかった。ローサは、自分以外に血を吸われるのが耐えられなかった。自分が弱いのは分かってる。それでも...この想いを永遠にしてしまおう。彼女は心中を決意した。独占の証に、最後に血を吸って... 都内、1体の業血鬼が出現した。その業血鬼は央宮という人物の面影を求め、記憶を喰らっていく。永遠に満たされることのない記憶から、央宮を呼び戻すために。伝えたかった何かを伝えるために。何者かへの尽きぬ憎悪を燃やし、殺害を続けていく。そこに1組の血盟が送り込まれた。その血盟は、ローサの想いの切れ端に触れていた。彼ら自身も、過去の恋に今も囚われ続けている者たちだ。抹消(デリート)に抵抗がない訳ではないだろう。それでも、被害を出さぬために、抹消しなければならないのだ。 ~業血鬼化の条件は3つ。1日で100人を超えるような人間から致死量の血を吸うこと。血盟相手から致死量の血を吸うこと。これはローサには当てはまらない。そして3つ目。互いに大切に想う者の血を致死量吸うこと~ + GMの感想 ※ネタバレを含みます 泡沫 そのまほろば 触れたくて... そっと指で 撫でたくても 残る灯火が僕を邪魔する 君の静寂 恋せども 焔は消えない あぁ、それなら 君の傍らで この身沈めよう 心だけを殺して 泡沫、君のようだ 触れて壊さぬように 刹那、哀のまほろば 見守るよ 行き場のない「優しさ」だけ 僕の心を漂うばかり それが無駄だとしても これしかできない 失って気づいてしまうと 僕は分かってた 臆病なだけだった 泡沫、君のようだ 遅すぎたエゴイズム 伝えることもできず 消えてった 君を困らせたいほど 真実の愛なのに 終焉の宿命から 逃げていた 泡沫、夢のような 仮初の恋でした 決して想い出になどさせはしない いつまでも... (幽閉サテライト、『泡沫、哀のまほろば』) 恋は罪なのでしょうかね。 第5話 『勿忘草』(自作シナリオ) + シナリオトレーラー ※ネタバレを含みません 貴方が目を覚ましたその瞬間、世界は一変していた。何故か存在しないSID、見知った他の血盟仲間も姿を消していた。それでも世界は、何もなかったかのように動いている。これが業血鬼の仕業なら、血盟を結んだあなた達が動く他ない。 決意に満ちた目と、深紅に染まった口。例え全てを失おうとも、貴方がくれた●●さえあれば... 血の軛、それは宿命(サダメ)でありながら、運命(サダメ)すら変えぬ楔 ー人鬼血盟RPGブラッドパス 勿忘草 + シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます かつて封印された1体の吸血鬼がいた。人々の畏れから生まれたその吸血鬼は、人の血液の代わりに存在を喰らった。存在を喰らうとは即ち、歴史からそれを抹消すること。人を喰らえば、文献からも人々からも、その人に関するものが全て抹消される。元々いなかったことにされる。この力は、吸血鬼にとっても重すぎるものであった。しかし、彼女は抹消し続けなければならない。なぜなら、何かを消滅させ続けなければ、彼女自身が抹消されてしまうから。それは、力の代償。それは、運命づけられた呪い。できるだけ人を選んで抹消してきたが、そもそも力の使用なんて望んでいなかった。だから、彼女は封印を受け入れた。何者かが解除するまで解けぬ封印、それは殆ど死を意味していたとしても。 しかし運命とは不思議なものだ。SIDによって、彼女の封印は解かれた。業血鬼を抹消してしまえば、不幸な人は少なくなるから。死が二人を分かつまでの新たな呪いによって、自身すら抹消しようとする力を制御できるように。だが、結果は失敗、ブラッドパスを以てしても、抹消の呪いは彼女を蝕み続ける。何とかならないか、その時、ルドルフが彼女に名を与えた。「ベルタ」。この名が世界に刻まれた時、彼女は安定し、能力を制御できるようになった。 血盟。それは死が二人を分かつまで続く祝福。裏を返せば、死が訪れれば終わってしまう関係と言える。とある業血鬼の討伐作戦に参加した際、急襲を受け敗北してしまう。直後、灰になるはずの体が薄れていく。ベルタという名前は確かに彼女の存在を繋ぎ留めていた。しかし、ブラッドパスの存在もまた、彼女を繋ぎ留める要だったのだ。死なら彼女は受け入れられた。誰かが自分を想ってくれると思えば、自分が生きた意味が僅かでもあると思えたから。ただ、自身の力で抹消されるとなれば、皆が忘れ、記録すらなくなり、生きた証すら何一つ残らない。血の軛は運命を変えてはくれなかったのだ。...認めない、そんなこと。ルドルフも察したようだ。彼は静かに首を差し出した。互いに信頼できるとてもいい血盟だった。けれど...ごめんなさい。最後の力で、その吸血鬼は牙を突き立てる。 都内に出現した1体の業血鬼。それは自らと最も近い関係を持つ概念から無差別に喰らっていく。ルドルフ、SID、血盟、力を増大させた後は、世界に出現した虚空から何もかもを喰らっていく。そこに1組の血盟が現れる。血盟という概念が抹消された世界。それなのになぜ血盟が存在しているのか。その血盟は、あるお守りを持っていた。そこに刺繍されているのは、勿忘草。抹消の運命を持つベルタ自身が彼らに送ったそれらに込められた想い。それだけが、生きた証を繋ぎ留める。しかし皮肉にも、この世界の崩壊を止める宿命を背負うのも、また彼ら。血盟はベルタと対峙し、3つの銀閃が全ての命を絶ち切った。こうして世界は元に戻った。けれども運命は何も変わらない。皆がベルタを忘れ、それでも何もなかったかのように世界は動きだす。でも、少しだけ。彼女を抹消(デリート)した血盟だけは、彼女を覚えていた。それだけでも、こんな少しの運命の変化だけでも、彼女の救いにならんことを。 + GMの感想 ※ネタバレは含まない...はず。元ネタとかはあるけど。 ここまで救われないシナリオを作ったのは初めてじゃないですかね。このサークル内には私よりもっとシリアスなシナリオを私より圧倒的にうまく回す方々がいくらでもいるので、あくまで当社比ではあるのですが...とはいえ、「シリアスなシナリオを作る」がスタート地点ではないんですよね。元々は「東ロワをやろう」から始まったものになります。まぁ、元ネタが元ネタなので、重くなるのは見えていましたが。回した感想としては、後半の流れは想定通りだったので、前半部分もう少しどうにかしたいなぁ、という所ですかね。次回すことがあればですが。 あとは血盟に向けて。忘却は貴方たちにとって救いでしょうか。 閑話休題 + トマトのGMについての考え方 ラガドーン・タバーンでは、GM講座というものが行われることがあります。そこでは、TRPGの傾向や分類を会社/システム/シナリオの3視点から見ていくようなものであったと、自分には映りました。自分のシナリオがどういう傾向を持っていて、どういう利点欠点を抱えているのか、リスクを管理する上でとても参考になる講座です。そして、それを聞いた後、次に私が気になったのが、実際にやっているGMは何を考えているのかです。どういったPLをターゲットにするのか、どういうシナリオを選んでくるのか、なぜGMをするのか、大切にしていることは何か、など。ただ、こういった話を聞く機会は意外とありません。PLとして回った際に聞いてみるのが一番早いのですが、これらは共有されるものではありませんし、パッと答えるには少し難しいものがあります。何かこういうのを知れる場が私的には欲しかったりします。ではまずは自分から。ということで自由きままに書いていきます。つまり自分語りです。嫌な人はブラウザバック。 私のGMについての考えを書く前に、まずTRPGに触れたきっかけを書こうと思います。 私がTRPGを始めたのは中学の時でした。双子の弟からクトゥルフ神話TRPG6版の話を聞いて、やってみようと始めたのが最初でした。見た動画は、wrwrdのやつと、まにむさんの『実はめっちゃ面白い』シリーズでしたかね。でも逆に言うとそれくらいです。つまり知ると遊ぶがほぼ同時だった訳です。当然、ルールブックもありません。しかし、ちょっと動画を見れば、d100 技能値の概念くらいは分かります。技能一覧は、ネットを調べれば見つかります。クトゥルフ神話がよく分からなくても、名前と減少sanくらいは調べれば出てきます。そしてそれだけあれば、身内で遊ぶには十分だったりします。最初はシナリオをpixivから拾ってきて、交互にGMをして遊びました。そして2-3回それをやったら、他の友達を誘って3-4PLでシナリオで遊ぶようになった感じです。この頃には既に、弟じゃなくて私がGMをすることが多くなっていました。この段階では、なぜGMをするのかの理由はあまり確立されていません。ただ強いて言うなら、どんなシナリオがあるかを探すのが好きだったから、ですかね。自分が知ってるから回す、そんな感じだったと思います。 さて、そうやってpixivから色々とシナリオを拾っては回すということをしていると、少し引っかかりが生まれてきます。読んで全てが納得できるシナリオって意外と少ないんですよね。大前提、無料なので玉石混交です。当時ネット上での買い物が簡単にできる環境になかったので、boothだったり、シナリオブックを買うという選択肢はありません。そうなった時に、思う訳です。「自分で書いてもいいのでは?」と。元々自分は何かを作るのが好き(≠得意。部室で5分かけて1冊のブックカバーをかけて結局破いた様を見ていた方は察してくれるでしょう)なので、pixivのを見た後だと、失礼な話そんなに自作に抵抗感がない。今はもう少しクオリティも上がってると思いますよ。ただ当時は正直そうでもなかった。ミ=ゴには何か科学っぽいことをさせておけばよくて、クトゥグァには炎っぽいことをさせておけばいい、理由付けは置いておいて、的な。そんなシナリオ、結構ありました。だったら自分で作った方が、「俺が」楽しい。その頃のTRPGは、今思えば相当めちゃくちゃでしたよ。とりあえずsanチェックでd100振らせたいからアザトースを出してみたり(そもそもアザ様が何か分かってない)、雑にショゴスを出してみたり...代わりにPLもPLです。スペランカーがいたり、ホロロホルルがいたり。それでも身内卓ならではの楽しさがそこにはあります。誰もルールを知らなければ、これでも楽しいのです。TRPGじゃなくて、その集まる「場」が楽しいのですから。 とはいえ、これは長くは続きません。なぜなら、誰かがルールを知り始めれば、その差異に違和感を抱き始めるからです。その始まりは、多分私。理由は単純。私はTRPGそのものにも興味があったからというのが一つ。youtubeの動画も増えてきて(私はニコ動を見なかったので、youtubeが主な情報源だった)、身内ノリの少ない卓に触れる機会も増えてきた。ルールブックを買ったのも大きいでしょう(修学旅行で今は無きRole&Rollに行ったのはいい思い出です)。ただ、軸は変わりません。それは、「シナリオを作る」ことです。この辺りから、これは私のアイデンティティのようなものになっています。私がGMをやる意味と言ってもいいでしょう。背景を作って、筋を最低限通して、自分の作りたいものを作る。別に身内卓ではそんな必要はなかったと思います。でも、私がGMをやる理由は、「自分が作って楽しいシナリオを作る」なので、自己満足のために、シナリオの質は変わっていきます。すると、何が起きるか。集まって楽しく過ごすツールとしてTRPGをしている人と、TRPGをやるために集まっている人と。求めるものが違うんですよね。勿論、私も友達と集まることは楽しいのでそれはそれでいいんですが、「TRPGをしに行く環境」が欲しくなる。
https://w.atwiki.jp/openoreguild/pages/339.html
ダンジョンなどに仕掛けられている様々な罠、このページではその1例を出します。 トラップはPCやNPCなどによる何らかの干渉などで起動しますが、その中でも連動トラップは連動されている他のトラップも起動させる働きがあります 連動トラップ アイテム名 説明 ワイヤートラップ 効果 フィールドに張って使用する侵入者がワイヤーに触れる事で特定の罠を連動させる。また、足元に張る事で触れた対象は器用×4で判定し、失敗した場合転倒する。 魔力検知機 効果:周囲の魔力を検知して赤く光る。侵入者の魔力を検知させて特定の罠と連動させる事が可能。あくまで魔力を検知するので誤作動も多い。連動して作動させるものにはこのアイテムと対象を魔力ケーブルで繋げなければならない。 ドアトラップ 効果:侵入者が扉を開く事で特定の罠を連動させる。生産場所に扉があれば容易にトラップを仕掛けられる。 落とし穴 効果 穴を掘り、普通の道に偽装することで敵を引っ掛けるトラップ。連動可能 重量センサー 効果 布の上の重量を検知して何かを連動させる。連動して作動させるものにはこのアイテムと対象を魔力ケーブルで繋げなければならない。 ハリサンボントラップ 踏むと適当になんかダメージを受ける。落とし穴と連動させると威力が増加する。剣山トラップよりやばい説明 ハリサンボンの針が普通に足を貫通し致命傷となる。下手すると死ぬ。 ドリフ系落下物 効果:対象に1点の物理ダメージ+音で警報の効果説明:罠に引っかかった人の頭部に金ダライや一斗缶やヤカンを落とすトラップ一見ギャグのようだが、落ちたものが立てる大きな音は下手な警報よりも侵入者の存在を明らかにする トラップ マキビシ 効果 敵の移動経路に仕掛け、踏ませることで設置したキャラクターの能力値で特殊武器の攻撃判定を行う。 マキビシ4式 効果 敵の移動経路に仕掛け、踏ませることで踏んだ対象は1d4の固定ダメージを受ける連動トラップと組み合わせ可能説明 石灰岩で出来た三角錐、踏むと足の裏が痛いし腹の調子も悪くなる片付けはキチンとしよう! ワイヤートラップ(電撃) 侵入者がワイヤーに触れることで雷属性で威力20の魔法攻撃。 ワイヤートラップ+(火) 侵入者がワイヤーに触れることで周囲を出火させる。 カピバルのぬいぐるみ爆弾 爆弾を偽装する生産レシピ。可愛い外見に騙される可能性が上がる。 オイルトラップ 対象に油を浴びせ、火属性を弱点にするトラップ。 丸太鎚 巨大な木材を思い切りぶつけて攻撃するトラップ。手動で作動させても良いし、連動罠にしてもよい。 時限爆弾 一定時間後に爆発する時限爆弾を設置する。最大で6時間後までの任意の時間を設定可能。 強制転移陣 踏んだ対象を強制的に転移させる偽装された魔法陣。移動先にもう一枚置いておこう。 美味しいカリー(毒) 料理に毒を仕掛け、食べた対象を状態異常にする。たぶんわざわざ生産しなくてもできるが、違和感を覚えづらいように偽装するのもセット。 堕天トラップ 強制的に影の結晶を取り込ませ、堕天させたり暴走させる恐ろしいトラップ。どうやってやるかは知らない 呪いの装備 一見優良な装備に見せかけて迂闊に拾うと呪われる。 ハサミカブト 生きたトラップ。挟まれた相手はシナリオ中敏捷-1。料理はハサミカブト懐柔のために使う。ハサミカブトは仕事を終えたらちゃんと逃げるので安心です。 草結び 草が生えている環境なら素材を使用せず生産可能。器用×4で判定し、失敗した場合転倒する。コストは低いが信頼性も低い。 トラップアロー 掛かった対象に矢が飛ぶ。威力は本人が撃ってるわけではないのにもかかわらず仕掛けたキャラクターで判定。 岩落とし 岩が降ってくる、防御力で軽減できない5ダメージ、岩は運×3で判定し成功で調達可能。 捕縛トラップ 引っかかったキャラは1ターン動けなくなる。 バネトラップ 踏むと跳ねる。物理で25ダメージ受けさらに2ターン動けなくなる。 鳴子トラップ 何者かの侵入を音によって知らせる。場合によってはびっくりして逃げ出すかも。野宿の際などに使う 魔法陣 【 】 魔法陣の中に侵入者が乗った場合、設置者の魔法成功率-30で【 】を召喚するトラップ。説明 踏むと突然目の前に魔物が現れる魔法陣。でも案外弱い物がでてきて拍子抜けすることも多い。 魔法陣 ニュッポルン 魔法陣の中に侵入者が乗った場合、設置者の魔法成功率-30でニュッポルンを発動するトラップ。説明 ふとした時についニュッポルンしてしまうのはこの魔法陣のせいである。(こともある) 魔石式自動ドア 効果 重量を検知して自動で扉を開く。起動時に自動ドア(90)で判定を行い失敗で魔力が枯渇。魔石を補充する必要が出てくる。説明 人の来訪を検知して勝手にドアが開くという素晴らしい研究成果である。欠点としては魔石の魔力が尽きてしまったら動作が停止してしまう事ぐらいだ。我が研究所に10人ちょっとぐらい客が訪問してきたら1日で取り替える必要が出てくるのだが、安い物である。byクェーストのとある研究員 魔力機関式自動ドア 効果 重量を検知して自動で扉を開く。起動時に自動ドア(99)で判定を行い失敗で魔力が枯渇。魔石を補充する必要が出てくる。説明 以前人の来訪を検知して勝手にドアが開くという研究成果を発表したが、あれのせいで一月で4000F分も魔石を買いかえるハメになってしまった。大赤字である。よってより効率の良い方法を探して生まれたのがこれだ!この扉は素晴らしい。1日に100人訪問してもビクともしない!これによってさらなる魔導技術の発展が期待できるであろう。byクェーストのとある研究員 レモラマット レモラマット】素材 布×2+レモラ×5効果 踏むことで俊敏-3説明 レモラが生い茂るマット。踏んでしまうと絡まってうまく動けず、マットごと引きずっていく羽目になる。 時限爆弾(ウロの実) 【時限爆弾(ウロの実)】素材 ウロの実+火属性のアイテム効果 設置しておくと突然威力10で爆発する。いつ爆発するかは不明。説明 威力10なので大したことないと思うかもしれないが一般人なら致命傷。 ショウナマイト 【ショウナマイト】素材 ニトロ鉱石+砂+レッドストーン効果 小規模な爆発を起こす、一度だけ採掘をする(マイナス効果あり?)、攻撃力20の物理ダメージ説明 設置型爆弾。投げる事はできないが、地雷にはできる。爆発力を利用して、採掘に使うこともできる。しかし、爆発力があるので、壊れやすいものは壊してしまうかも…普通の採掘ポイントを破壊するには、これで十分だろう。ただし、ファンブルを引くと、自分が爆発することに… チュウナマイト 【チュウナマイト】素材 ショウナマイト×2+ルビー効果 中規模な爆発を起こす、攻撃力30の物理ダメージ説明 少し大きめの設置型爆弾。炎の魔力で、威力が上がっている。採掘に使うには、少し爆発力が強すぎるかもしれない。 ダイナマイト 【ダイナマイト】素材 チュウナマイト×2+燃える砂×3効果 大規模な爆発を起こす、攻撃力50の物理ダメージ説明 一番大きな設置型爆弾。爆発力もすさまじく、取扱注意。普通の採掘ポイントだと、確実に木っ端微塵になるだろう。絶対にイグニスの部屋などに保管してはいけない。 トラバサミ トラップにかかったキャラクターは俊敏-3 外すまでその場から移動不能説明 ハサミカブトという生物を模して作られた罠。本家より遥かに強力で、これに挟まれるとなかなか外せない。 鴉の巣 効果 インクトラップが仕掛けられていた場合、作動する説明 宝石が無造作に置かれた鳥の巣のようなもの 闇夜の鴉 効果 鴉の巣にかかった者に、黒インクをぶちまけ、羽をくっつける 容姿-2説明 宝石に目がくらんだ盗人は鴉の様な真っ黒な心となった 薄氷 効果 薄い氷にワイヤーが仕掛けられており氷が割れると作動するまた氷なので自然解凍する場所に設置すれば時限式の罠になる 虎符 効果 発動させた対象の精神-2説明 発動すると目の前に赤虎を召喚して相手を驚かせるトラップ。地味に怖い。 小麦粉の罠 効果 べちゃべちゃになる説明 いたずらにどうぞ(適当) 隠し詰め所 効果:警報系トラップの作動と同時に詰め所の中に居るモンスターが出てくる説明:壁の中にある隠し部屋に作られた詰め所 エサ罠 効果 設置し、少し時間を置く。設置した人の運×5で判定し、成功すれば、一体指定した物を捕らえる事ができる。説明 エサが置かれているオリ。狩人や、テイマーなどが、生物を傷つけずに使える簡易で使いやすい罠。害悪な生物を捕らえるのにも使われる。捕獲した生物からは、アイテムがいつもより多くもらえる。捕獲クエとか作りたいです! 警報ランプ 効果:作動した場合、遠方にあるライトが着く説明:警報機の一種、但し作動しても遠方にあるランプが起動するだけなので侵入者は作動させてしまった事に気が付かない、侵入者を確実に仕留める目的で使用される事が多い こんぺいとう(罠) 効果 妖精がよってくる説明 みんな大好きこんぺいとう!こんぺいとうをお皿に盛って放っておくと妖精がやってくるよ! タコツボ 効果 水棲生物、魔物を1~2体捕らえる。説明 陶器で作られたツボ。とある水棲生物の生体を利用して、自動的に捕らえる。漁師が普段よく使う。 KO-TA・2 効果 寒い日に置くと、(90)の確率で抜け出せなくする。説明 季節外れじゃね? カピボム 効果:①近づいた対象は[幸運×3]で判定し、失敗で威力25の物理ダメージ。②この罠に観察したとき、出目が[成功率-30]より高かった場合対象はこれをカピバルと誤認する。外見:カピバル。説明:カピバルの可愛らしさを悪用した卑劣な罠。こんな非人道兵器を扱う者は即刻成敗すべし。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/6112.html
前ページ次ページ日本一の使い魔 トリステイン魔法学院のとある教室。 「ここで私達は授業を受けるのよ。あんたは使い魔なんだから後ろで見てなさいよ。」 「はいはい。そう言えば、こっちに来た時にいた竜とか訳の分からんのはどこに?」 「教室に入りきれないのとかは外にいるわ。中庭とかにいるんじゃない?」 「へーそうかい。」 二人がそんなやり取りをしていると。 「はーいケン。ルイズの子守りは順調?」 ルイズを挑発するような事を言いつつキュルケが教室に入ってきた。 それを投げキスで返す早川。キュルケの一言と早川の態度に、グレートコング もといルイズは 「ちょっと!何で私が子供なのよ!言って見なさいよ!ケンも!」 二人は目を合わせると、 「うちのご主人様は、ああ仰っておりますがね、どう致しましょ?」 「ケンったら私に言わせるの。ズルイわねぇ。ねぇルイズ、本当に言っていいの?」 意味深な言い方をと目線のキュルケに、何が言いたいのか気付くルイズ。 「む、む、胸の事を言ってるんでしょ!?何よこの乳牛!まだこれからなんだから! ちゃんと大きくなるんだから!きっと、、、」 「(俺はそんな意味で言ったんじゃないんがね。)」 関わると面倒だと、我関せずを決めテンガロンハットを目深にかぶる。 「それにしちゃ見事な平原ね。」 勝ち誇るキュルケ。次の言葉が見つからないルイズ。 そんな時つぶやくように声がする。 「貧乳は正義、、、」 我関せずを決め込んでいた早川は、初対面の声の主に向かい 「えーっと、どちらさんで?」 「タバサ、、、」 「俺はケン・ハヤカワ。私立探偵をやってる。」 「探偵、、、じっちゃんの名にk」 「おっと、それ以上は言っちゃいけませんぜ。」 と人差し指を振りながら早川は答える。 「(そう言えば、オサムと同じ位なんだろうが何か影を背負っているな。)」 と何かをタバサに何かを感じると、自分を探しているだろうオサムを思い出す。 「皆さん、授業を始めますよ。」 教師だろうと思われる女性が授業の開始を告げる。 生徒たちは席につくと早川は教室の後ろへ行き壁にもたれかかる。 周りを見回し呟く。 「やれやれ、奴さん達と一緒だとはねぇ。」 授業が始まると 「皆さん、春の使い魔召喚は成功したみたいですね。シュヴルーズ、こうして春の新学期に、 様々な使い魔たちを拝見するのがとても楽しみなのですよ。」 そう言いながら使い魔達を見回すと視線が早川で留まる。 「まあ、とても変わった使い魔を召喚した方がいらっしゃるみたいですね。」教師と生徒の注目があつまると、 生徒達はルイズに嘲笑を浴びせる。 その中の生徒が、 「ゼロのルイズ!召喚出来ないからって、そこらの平民雇うなよ!いくら払ったんだ?」 「なっ、何よ!風っぴきのマルコロヌ!ちゃんと成功したんだから! あんたなんかより、よーっぽどマシなんだから!」 「僕は風上のマリコルヌだ!間違うなよゼロのルイズ!」 そのやり取りを聞いていた早川は、人差し指を振りながら 「ご主人様、そいつはいけないねぇ。そこのマルコメヌってとっちゃん坊やの事わからないのかい? 低学年の男子は好きな女の子苛めるって知らないのかい?」 「そ、そうなの?あっ!」 早川が助け舟を出してくれた事を察すると、 「あら、コロコロヌごめんね。あんたじゃ物足りないわ。気持ちだけ貰っておくわ。子供は趣味じゃないの。」 「マリコルヌ。ゼロのルイズに振られて残念だったな。」 周りから笑いが起こった所で、 「皆さんそろそろ授業を始めますよ。」 そう言い生徒達を静める。 「さて自己紹介から致しますわね。私の二つ名は赤土。赤土のシュヴルーズです。これから二年生の皆さんに 『土』系統の魔法を教えます。ところで魔法の四大系統はご存知ですね?」 「『火』『水』『土』『風』の四つです!」 生徒の答えにシュヴルーズは満足しうなずいた。 「今は失われた系統魔法である『虚無』を合わせて、全部で五つの系統があることは、皆さんも知ってのとおりです。 その五つの系統の中で『土』はもっとも重要なポジションを占めていると私は考えます。これは私が 土系統のメイジだからと言う訳では無く、生活に関わってくる多くの事を土系統の魔法で行っているからです。」 そう言うとシュヴルーズは小石を取り出し杖を振る、すると小石は金色の金属に変わる。その様子にキュルケが身を乗り出し、 「今日は皆さんに、『錬金』の魔法をおさらいしてもらいます。」 「ゴールドですか?ミセス・シュヴルーズ!」 「いいえ、これは真鍮ですわ、ミス・ツェルプストー。ゴールドが『錬金』できるのはスクウェアクラスです。 私は、トライアングルですからコールドは『錬金』できませんわ。」 「さて今日はこの『錬金』を、そうですね、ミス・ヴァリエールにやって頂きましょうか。」 そう言うと教室がざわめく。 席を立つキュルケ 「せ、せん、先生!それは危険です!」 「危険? どうしてですか?」 「先生はルイズを教えるのは初めてですよね?」 「ええ。ですが彼女が努力家ということは聞いています。気にしないでやってごらんなさい。 得手不得手は誰に出もあるのですから失敗を恐れていてはいけません。」 「ルイズ、やめて。」 「やります!」 「ミス・ヴァリエール。この石をどのような金属に錬金したいのか、 強く心に思い浮かべるのですよ。」 ルイズが杖を振る。 起こる爆発に教室は騒然となった。早川は、まさかここに地獄竜がと考えていると、 生徒達からの反応でルイズが原因だと分かる。 ルイズによる爆破でシュヴルーズは失神、教室は大破。授業は中断となりルイズに片付けが言いつけられた。 無言でルイズと早川は破片を片付けていると、ふいにルイズが呟く。 「何で私が、ゼロのルイズって呼ばれるか解ったでしょ?魔法を唱えれば必ず爆発が起きるの。 貴族なのに魔法が使えないのよ!何度も何度もどんなに練習しても、雨の日も風の日も 沢山練習したわ!なのに、なのに、」 お互いが無言になる。ルイズは諦めたように 「私なんて、世間からは認められないの!魔法が使えない貴族なんていちゃいけないのよ! あんたも、こんな主人でがっかりしたでしょ!もう好きな所に勝手に行きなさいよ! 無理して付き合う必要ないわ。」 パチン! 「何でも世間のせいにすんじゃない!君が負けているのは、魔法の使えない貴族を認めない世間じゃなく、 これからの自分を諦めている君自身だ! なぜ可能性を捨てる?魔法がこれからも使えないなんて誰が決めたんだ! 失敗もするだろう、だが決まってもいない事に諦めたら、今までの自分は何なんだ? 自分を呼んだ人間がこんな負け犬だったとはな。」 ルイズの頬に涙が伝う。 自分が頬を叩かれた事、自分の為に怒ってくれている事。 今までそんな事あっただろうか、、、 家族は、、、級友は、、、周りからは哀れみと、無責任な励まし。 自分の使い魔の気持ちにルイズは気付く。 使い魔の気持ちに応える為に、、、 「何よ!私、負けないんだから!主人に手を上げた事後悔させてやるんだから! それと、、、(ありがと)、、、」 早川はルイズの頭をなでニッコリと微笑むと、涙の跡を隠す為にテンガロンハットを目深に被せる。 「ちゃっちゃと片付けますか。」 片付けを済ませると昼食の時間になっていたので食事へと向かう。 二人は席に着き昼食を進めていると、奥が騒がしくなった事に気付く。 何事かとそこにいた生徒に話を聞くと、 ギーシュと呼ばれる生徒達が話をしている所へ、落し物の小瓶を拾ったメイドが持ち主を尋ねると、その小瓶はギーシュがモンモラシーから贈られた香水が入った小瓶だとわかる。 すると、ケティと言う1年生がギーシュをひっぱたき、 更にその様子を見ていたモンモラシーが 「嘘つき」 とギーシュをひっぱたく。用は浮気がばれたとの事なのだ。ここまでは自業自得で済む話なのだが、ここから先の事で騒がしくなっているらしい。 騒ぎの方に耳を傾けると 「君が軽率に瓶を拾ったおかげで、可憐なるレディ達を傷つけてしまったよ!どう 責任を取るつもりだね!!」 と無様な八つ当たりをしている。 八つ当たりを受けている方を見ると目に涙を貯め、怯えた様子で震えていた。 早川にはその人物を知っていた。世話になったシエスタである。 正義感の強い早川はシエスタでなくとも同じ行動を取っていたのだが、 騒ぎの中心に向かうと、 「よせよ!ガキ大将。女の子をいじめると、ママにお尻をペンペンされますよ。」 早川の言葉に一瞬の静寂が訪れる。さらに追い討ちをかけるように。 「第一、おまえさんが浮気なんて真似するから自業自得じゃないか。」 「そのとおりだギーシュ!お前が悪い!ママにお尻をペンペンされるぞ。」 友人たちがドッと笑いが起こり、ギーシュの顔に赤味が差す。 「さっきから聞いていると、君は貴族に対する礼儀というものを知らないようだな」 「お前さんのような悪い馬の骨に対する礼儀なんて知りませんがね。」 さらにギーシュの顔に赤みが差し、鬼のような形相となる。 自分の非を認めないギーシュに向かってさらに早川は、 「こんな顔だがね。にらめっこでもするかい?」 周りの笑い声は更に大きくなる。 「よかろう、君に礼儀を教えてやろう。決闘だ!ヴェストリの広場で待っている」 ギーシュはクルリと体を翻し、去っていった。 シエスタがぶるぶる震えながら早川を見つめている。 「ケンさん、あなた……」 シエスタは涙を滲ませた言った。 「あなた……殺されちゃう……、貴族の人を本気で怒らせたら……」 シエスタは走って逃げてしまった。 前ページ次ページ日本一の使い魔
https://w.atwiki.jp/itan_seihaisensou/pages/31.html
カニバリスト(第三次) 【CLASS】 CANNIBALIST 【真名】 Hannibal=Lecter(レクター博士) 【マスター】 【性別】 male 【性格】 時に丁寧に、時に無礼に、しかし確実に心理の核心を付く聡明さを持つ精神医。教養ある人物に対しては紳士的に敬意を持って接し、自身もそのように扱われるべきだと考えている。彼にそれ相応の敬意を示さなければ彼なりの最大の方法で辱められる。何故なら彼は自身の知性、感性、潤沢な知恵に対して絶対のプライドを持ち合わせているからだ。そして、彼が無礼者を辱める方法、それは“食べる事”…つまりは食人である。 稚拙な演奏でオーケストラの輪を乱したフルート奏者を調理して高級ワインと共にオーケストラのメンバーに振る舞うなど、猟奇的な食人趣味と同時に音楽好きの1面を見せる。美食家であったり、機内食のようなものは一切口にしない。 殺害した人の内臓を食うという猟奇性から「Hannibal the Cannibal(人喰いハンニバル)」と呼ばれる。 総じて「映画史に残る最凶のサイコパス」と称され恐れられる。 【出典】 羊たちの沈黙(映画) 【属性】 混沌・悪 【ステータス】 筋力 C 耐久 D 敏捷 C 魔力 A 幸運 E- 宝具 EX 【クラス別スキル】 《教唆洗脳》[EX] 精神医学・心理学・人心掌握術その他を駆使し如何なる嘘でも信じ込ませるスキル。巧みな話術で女性捜査官と話すだけで厳重な独房から脱出する事も、「会話」するだけで隣の独房の罪人に舌を噛み切らせる事も難無くやってのける。その効果は洗脳と呼んでも過言では無く、理屈抜きに彼の言葉は信じられる。 【保有スキル】 《超嗅覚》[B+] 劇中で、スターリング捜査官と初めて会った際に匂いだけで香水のメーカーと種類を的中させた事に因んだスキル。超人的な嗅覚を誇り、一度相対した者の匂いを覚える。そしてその対象の居場所を匂いによって常に把握する事が出来る。 《食人の卓》[B] 一日に二回まで、食人行為をする事によって状態をワンランク回復させる(瀕死→重傷、重傷→完治)。マスターもしくはサーヴァントの内臓でなければ効果が無い。 《応急処置》[A] 元々医学に精通している為、治療道具と僅かな時間さえあれば如何なる治療でも可能とするスキル。瀕死から完治させる事も可能だが最大一時間かかるので戦闘中にこれを行うのは実質不可能。 《交渉術》[A+] 《教唆洗脳》の派生スキル。巧みな話術により、彼との間に一度結ばれた「契約」に対し相手はそれを破棄出来ないものとする。 《読心術》[C] 精神医としての技量を活かし、話している相手の心情を読み取る。嘘は看破され、口に出して居ない事柄や考えてもいない事柄ですら些細な言い回しや仕草から推察する事が可能。 【宝具】 《決して啼き止まない羊たちの沈黙(ザ・サイレンス・オブ・ザ・ランプス)》 ▶ランク C++ ▶種別 対軍宝具 ▶レンジ ▶最大補足 10000 ▶概要 「羊たちの沈黙」でレクターの元を訪れたFBIアカデミーの訓練生、クラリス・スターリングの忌まわしき過去の追憶。ただ鳴いて逃げ惑うしか出来ない子羊、それを助けられなかった業の具現。 無数に召喚される羊に殺傷能力はほぼ無い。気体のようにふわふわと軽く、宙を舞う事は出来るが体当たり等をした所でなんの魔力も持たない一般人に対してすら綿をぶつける程度の攻撃威力にしかならない。 ただ、この羊達の中に戦闘中、或いは既に戦闘したサーヴァント及びマスターの数だけ“仔羊”が紛れている。“仔羊”とその他の羊に見た目の上での違いは存在しない、ただこの特殊な羊に致死性の攻撃が与えられれば死亡判定のダイスが振られる。そしてそれは業となりそのダメージはそっくりそのままこの羊達にダイス攻撃を当てた者に返ってくる。羊に攻撃を当てた時点でダメージが返るのは確定しており、羊のダメージ判定の為に既にダイスは振られているので基本的にダイス無しでダメージが確定する。但し、一撃で複数体倒してしまいダメージの加算により死亡するしか無くなった場合、その間1度もクリティカルになって居なければ通常ルールでのダイス判定が適用される。 また、レクター及びそのマスターが羊を殺してしまっても何も起きない。 《再構築されし記憶の宮殿(ザ・メモリーパルス)》 ▶ランク E~A++ ▶種別 不定 ▶レンジ 不定 ▶最大補足 不定 ▶概要 彼の歪んだ精神の中にある宝具…いや、彼の頭脳そのものと言ってもいいだろう。元々は「記憶の宮殿」とは彼がその家庭教師ヤコフに幼い頃から教えられてきた記憶術であり、彼の無尽蔵とも言える記憶力の源である。 彼が実際に見て交戦した宝具を記憶の中から再構築し敵同様に操作する。この際、宝具の扱いのレベルを助長しているスキル等があればそれも同様に再構築される。一度に記憶可能な宝具は三つまで、再構築された宝具はオリジナルよりランクが一つ下がる(EXの宝具に関してはA++となる)。一度宝具を再構築すれば、最初にそれを再構築した瞬間から半日の間は同一のものしか再構築出来ない。 また、交戦してすぐ記憶の再構築が可能という訳でも無く、記憶定着の為に一日かけなければならない。 《臓喰らいの拘束面(レクターズ・マスク)》 ▶ランク A+ ▶種別 対城宝具 ▶レンジ ▶最大補足 1 ▶概要 劇中に置いて、レクターが刑務所から簡易拘置所へと送られる際に使われた拘束用のマスク。彼にとっては忌まわしい物でしかないマスクだが、彼のイメージの一端として重要な物である為に宝具と成った。 彼の狂気の全てを呼び覚まし、筋力や反射神経・思考速度を含めた身体能力を高めるトリガーである。その心身の強靭さ故にランクB+以下の宝具による影響を受け付けず、肉弾の一撃ですら致死の威力を孕む。特に顎の力に関しては、元々殺人罪で逮捕され拘置された精神病院の看護婦に隙を見て襲いかかり、下顎を噛み砕いて舌を食いちぎる程の力を持って居る為例え宝具や結界であろうと破壊してしまう力を誇る。 【詳細】 イタリアの名門貴族の家系に生まれ、幼い頃から英才教育を受けてきた。2歳で読み書きを覚え6歳までには英語、ドイツ語、リトアニア語をマスターする等の天才ぶりを発揮した。 しかし第二次世界大戦中の1944年、東部戦線の拡大により避難を余儀なくされた一家は別荘でドイツ軍とソ連軍の戦闘機の戦闘に巻き込まれ両親が死亡。紆余曲折を経てロシア軍に保護される。 戦争が終結するとレクター城は戦争孤児の孤児院となりレクターも其処に収容される。しかし失語症と夜驚症に悩まされる彼は周囲から疎まれる存在となり高名な画家である叔父のロベール・レクターの元へと引き取られる。 彼の失語症を治すべくロベールが門を叩いた医学博士はレクターに催眠療法を試すも効かず、その代わりに複数の思考を同時に扱う才能を見出す。ロベールはレクターに絵画の手解きをし、その妻の紫婦人は日本語や和歌等の日本文化を彼に教えた。ある日、紫婦人に野卑な言葉をかけた肉屋にロベールが激怒し、肉屋を杖で殴ったがその際に心臓発作を起こし死んでしまうという事件を起こす。レクターは復讐の為、紫婦人の所持していた日本刀で肉屋を殺害する。これが彼の最初の殺人であり、これを機に失語症が回復する。 その後医科大学へと進学し、解剖学を学ぶもとある理由から連続殺人事件を起こし逮捕される。しかしこの事件が大々的に報道されると彼は世間の同情を集め、運良く釈放される。 成人後渡米し医学を修め、緊急外来委託医などをしていたが1970年頃には精神科医として独立する。その手腕は良好で数々の有名人や上流社会人を相手にするようになる。そのような環境の中、彼の中に眠る残虐性が再び目覚め、自分の患者を殺害し捕食する連続殺人事件を起こす。 1979年に第一級殺人罪で起訴されたレクターは先に述べた看護婦の下顎を砕き舌を食べるという事件を起こし、裁判所はチェサピーク州立病院ボルティモア精神異常犯罪者診療所への終身拘束を決定する。狭い獄中に囚われた彼だったが多数の書籍を購読し、最厳重監視病棟囚人の身でありながら数々の精神医学に関する論文を学科に提出し多大な影響を与え続けた。 1983年、女性を殺害しその皮を剥ぐという連続殺人事件、「バッファロービル事件」の捜査協力を求めに来たクラリス・スターリングの訪問を受ける。彼女を介して獄中から捜査の行方を操作、条件のいい特殊官房に移った所を看守二人を殺害した上で脱走した。 1990年、イタリアへと渡ったレクターはカッポーニ宮の司書を殺害し(失踪扱い)自らそのポストへと収まった。前司書の失踪事件を調査していたリナルド・パッツィ刑事は彼がかの連続殺人鬼ハンニバル・レクターではないかと疑い、レクターの元患者でレクターに瀕死の重傷を負わされ「顔」を奪われたメイスン・ヴァージャーが出した賞金目当てに単独で捜査するもレクターに絞殺される。 メイスン・ヴァージャーとの決着をつけに再び渡米したレクターだったがスターリングがFBI捜査官としてマフィアの女ボスを射殺した事でFBI内で孤立していると知る。彼女の車に誕生日プレゼントを入れようとした所、ヴァージャー一味の麻酔銃で撃たれ連れ去られる。それを追ってきたスターリングに辛くも助けられるが今度はスターリングが麻酔銃で撃たれてしまう。 大量の薬物で意識混濁となったスターリングを治療し、彼女の悩みの種であったFBIの上司、ポール・クレンドラーと「会食」する事で彼女の「父親の死」というトラウマから解放してやる。 その後、レクターはスターリングと失踪。数年後に南米で二人で居る所を確認されたが、彼について明らかになっているのはそれきりである。 カニバリスト裏設定
https://w.atwiki.jp/takekino/pages/122.html
E103・シオリ2増強小隊(シオネ様が見てるリターンズ2部隊) 防御1 部隊評価値 【防御】 強制のみ:評価15(燃料3)※敏捷使用 作戦 【地形】 ≪山林≫ 森国ならではの起伏にとんだ地形により、潜伏、伏撃が容易。 周囲の森や林、くぼ地に身を隠す。 土や枝、葉っぱをかぶせて偽装する。 枝葉などを使って偽装するときはなるべく自然な模様になるようにする。 偽装に使う植物はその土地の気候にあったものを選び、定期的に交換する。 森林の模様をした迷彩服を着る。 偽装用ネットを使う。 皮膚に擬装用のペイントを施したり、どろやすすをつかって迷彩を施す。 歩兵による伏撃が可能 木々を遮蔽として身を隠す事が出来る 木々や凹み地に伏せて衝撃を緩和 密度の高い森林地の場合、大型の敵はつっかえるため行動の邪魔が出来る 歩兵ならば小さいので、活動に支障がない 木に登る事で上から攻撃することが出来る 下生えや木の根、木の洞などに身を隠す事で防御効果が期待できる 機動力はあまりないが歩兵であれば、この地形でも踏破可能。 《平原》 平原なので、部隊展開が容易である 岩や丘がある場合は、その場所を確保。橋頭堡とする。 偽装用ネットを使う。 皮膚に擬装用のペイントを施したり、どろやすすをつかって迷彩を施す。 歩兵による伏撃が可能 木々を遮蔽として身を隠す事が出来る 木々や凹み地に伏せて衝撃を緩和 密度の高い森林地の場合、大型の敵はつっかえるため行動の邪魔が出来る 歩兵ならば小さいので、活動に支障がない 機動力はあまりないが歩兵であれば、この地形でも踏破可能 ≪市街戦≫ ビルの影を利用し、潜伏する。 ビル、家屋の中また屋上に分散布陣し、十字砲火などで有利な状況、もしくは敵の不意をつく。 服は白灰黒系の物を着用 戦略的に重要な拠点(交差点、橋等)では重点的に部隊を配置する。 歩兵による伏撃が可能。 市街地などの場合、大型の敵はつっかえるため行動の邪魔が出来る。 ビルなどの壁を遮蔽として身を隠す事が出来る。 入り組んだ町並みにより、敵を惑わす。 【装備】 ≪全般≫ 迷彩服(服のカラーはリバーシブルで。表白、裏迷彩柄)を着用して地域に応じて着替え、隠蔽性を高める。 飲み水や簡易食料を欠かさないこと ヘルメット、戦闘用の靴などの装備用品を武器として利用する。 即席の武器としてシャベルや棒、ロープ、砂や岩を利用する。 ナイフやソードなどの刀剣類で突きや斬撃を行う。 装備している物が体の動きを制限したり、身軽さや素早さを低下させないよう配慮する 武器への迷彩:森、雪原などの地形に応じて武器にカモフラージュペイントを施すことで周囲の背景にとけこんで目立ちにくくなる。 【陣形】 指揮官指示により、密集、離散、陣形変更を即時行えるように訓練しておく。 有視界内では仲間との連携をブロックサインで密に取る 【体術】 ≪全般≫ レーザーを防ぐために煙幕や土煙を利用する。 相手が攻撃してきた際は体全体を攻撃線からはずすようにして防御する。 遮蔽物や塹壕、地面のへこみなどを利用して直接敵の攻撃をくらわないようにする 担当員が常に情報リンクする事で、敵情報を速やかに伝達し、回避がスムーズにできる。 防御に使える物は全部使い、伏せの可能不可能に関わらず身を限りなく低くする。 敵の射戦に対して、90度に移動するようにする。 敵に対して装甲の厚い面を極力見せるようにする。 防御するため、しっかりとした足場を立ち回れるようにする 敵に接近して走り回ることで相手の視界から見えなくなり反撃を防ぐ 部隊員と死角を補い合う 力みすぎないよう心がける(動きに柔軟性がなくなるから) 相手の勢いや距離、間合いを意識する 自分にとってベストの間合いで戦うことを意識する 気を抜かず、最後までしっかり防御に集中する 即座に行動できるよう自身の姿勢を意識し、常に維持する 敵の攻撃を回避する時はただ後ろに下がるのではなく斜め前方か後方に移動して回り込みすぐに反撃できるように体勢を整える。 敵の目の動き(赤い光の動き)から回避動作を選択する 鼻の効く犬妖精に判断を仰ぎながら戦う 視界が不良でも、オペレートによって位置情報を連絡してもらうことで、統率の取れた防御動作が可能となる。 敵の挙動をつぶさに観察し、少しでも不審な動きをすればすぐに回避行動を行う 不正規機動(重心を揺らしてふらふらと移動する)で、予測射撃を防ぐ。 ≪対白兵防御≫ 相手の攻撃が来た場合、銃や杖、刀など手持ちの装備を使って防御する。 攻撃の軌道を見極め上段・中段・下段の防御を使い分ける。 攻撃を受けても動きが止まらないように受け流す 一度に攻撃されないように一対一を繰り返すように立ち回る ≪対爆発防御≫ 敵の爆破系攻撃時には遮蔽物の陰に伏して耐衝撃姿勢を取る (爆破系攻撃に対して)衝撃で鼓膜を破られないように口をあけておく ≪オペレータとの連携による防御と回避≫ オペレーターからの情報で敵の陣形が判っており、敵攻撃の弱い方向へ移動する オペレーターからの情報で敵の種別が判別しており、敵の攻撃に関する情報がある オペレーターからの情報で敵の移動ルート及び移動速度が判別しており、最適な回避・防御行動が取れる オペレーターからの誘導で、火力を展開するのに適切な配置が行われている オペレーターからの誘導と地図から、最適な移動ルートがとれている 地形情報のオペレートをうけることで、隠蔽がとれる地形が判っている 【その他】 SS ・イラスト 絵:モモ 当たれば軽装の「龍の使い」は、ひとたまりもないであろう攻撃を、寿々乃は冷静に見切っていた。 無論、それだけなら生存本能の働きで、危険が迫る瞬間を目視できた者であれば可能だったかもしれない。 彼女が非凡な拳法家として、天与の才覚と絶えまぬ努力を重ね、そして現実に幾多の実戦を経験している証左は、次の瞬間に発露された。 「拳法家をなめないで貰いたいですね!」 軽口さえ利く余裕を以て、鮮やかに攻撃を回避して見せる。見切って、それを認識する前に、身体が反応する。 紛れもなく、彼女は「龍の使い」の一員だった。 空振りして姿勢が乱れた敵を、空かさず攻撃する寿々乃。 同じ情景は、そこ彼処で展開していた。 「どんな攻撃だって、当たらなければ効かないっ!」 その言葉通り、敵の攻撃を気合と共に回避するのは、これも「龍の使い」りあらりん。 次々と敵を『料理』していた彼女は、反撃してくる敵の攻撃をも華麗に捌き、手際よく『料理』を再開していく。 敵の配置、その強弱、得物、味方の状況。それらを眼で観ながら、彼女は食材と食べる相手を考えながら料理をこしらえるように、無駄なく的確に敵を屠っていく。 「龍の使い」は、確かに胴に鎧を着け、籠手・臑当を当てているが、重装甲では無い。現に、頭部を守るのは単なる笠だ。 寧ろ、鎧は最小限の重量に留め、鍛えぬいた反射神経と直感で敵の攻撃を回避する事こそ、たけきの藩国でも屈指の拳法家である「龍の使い」の戦い方だった。 黒い笠の相手を見事に打った時、それは勝利を確信した。絶対に外す間合いでは無いし、確かに当てた手応えはあった。 飛び道具であれ打ち物であれ存在する、確実に命を奪った手応えでは無かったから致命傷では無いかもしれないが、次で留めをさせば終わる。 その筈なのに、それは自身の視界が暗転している事に、最期まで気づかなかった。そもそも、自身の身体が揺らいで視界が回転している事も、当てた筈の相手が実は無傷である事も、実は自分こそが相手に屠られたのだと言う事にも、それは気づかずに終わった。 避けれぬ間合いの敵の攻撃を、敢えて踏み込んで勢いを減殺してから籠手で受け止め、同時に馬手の小太刀で斬る。 無言で攻防一体の技を示した竹戸 初は、事切れた敵に一瞥する事もなく、次の敵に向かう。絶え間なく、心の中で手を合わせながら。 (SS:竹戸 初) 絵:月光ほろほろ ゆるりと無駄な動きを一切せずに龍の使いは敵の攻撃を回避する。装甲ではなく俊敏にて防御を行う彼等はユニットとして特殊な存在であった。元々俊敏には自信のある彼等は、それに更に磨きをかける為に体術特化の訓練を続けていたのだ。 ただ素早いだけではなく、敵の攻撃をある程度予測するという事も回避には重要な事であり、慣れるまではボコボコと訓練中に攻撃を喰らったものであるが、何度かの実践、更なる訓練により彼等は進化し続けていた。 「よし、耐え切れ!」 声を掛け合いながら身体を軽くそらし敵の剣を避けたメンバーはちらりと敵の全容を見る。基本的には1部隊に1部隊で当たるという方法を敵は取ってきているのが幸いした、傍には常に連携訓練を行っている仲間と敵しかいないのでそれぞれの動きを妨げる事はないのである。互いに死角をつかれぬ様に常に神経を研ぎ澄ましながら敵の攻撃が止むのを待つ。コレは忍耐が要ることであった。しかしながら彼等は待ちの後のカウンターを心待ちにし、耐え続ける。国に残る仲間はもっと耐えているのだ。何も出来ないからせめて応援だけでもと祈り続ける仲間。直前まで準備の為に駆けずり回ってくれた仲間。自国の代表として己達を選んで戦場に送り出してくれた藩王様の期待に応える為の忍耐は苦痛ではなっかた。 敵の攻撃が緩やかになったのを確認し、最期まで気を抜かずに身体を動かす続ける。ある程度疲弊はしているが、最小限の動きでかわすと言うことを叩き込まれた彼等にしてみれば許容範囲内の疲労であった。 「気を抜くな!」 背後から襲ってきた敵をかわし、すれ違いざまに軽く背中を叩き敵のバランスを崩す。常にクールに、常に余裕を持って、常に前だけを見て彼等は戦場にたっているのだ。 (SS:砂神時雨 イラスト:コダマゆみ) 参戦RP 「破!」 -- 竹戸 初@たけきの藩国 (2007-08-05 17 35 52) 「やぁ!」 -- 竹戸 初@たけきの藩国 (2007-08-05 17 36 43) 「てぃ!」 -- 竹戸 初@たけきの藩国 (2007-08-05 17 37 09) 「負けるもんですか!」 -- りあらりん@たけきの藩国 (2007-08-05 19 03 21) 応援