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はじめてのゆっくりSS ゆっくりよめないね! ある所に変わったゆっくり魔理沙が居ました。ですが、見た目も大きさもも全く同じです。 その子はたった一つだけ変わったところがありました。そのおかげでいつも独りぼっち。 そのせいでゆっくりすることができませんでした ですがその子は信じていました。いつか何処かゆっくりできる場所があると ―――とある森の中 「おーーいそっちに居るかーー?」 「いやーー全然いないな」 二人の男が大きな籠を背負い人里近くの林を歩いている。 「粗方ここ等辺のゆっくりを取りつくしてしまったのかね?やっぱり山狩りが効いたのかなぁ」 「まぁそうらしいな。いずれ増えるとは言え、居て欲しくもない時にたくさん居やがる癖に こういう時に限って居ないとはな…冬になる前にできるだけ捕まえて宵越しの銭を稼ぎたいってのによ」 2人の男がため息をついてると何処からともなくか細い声が聞えてきた 「むきゅー!むきゅー!ゆっくりしんでね!」 「おい…この声」 「間違いない…ゆっくりパチュリーだ。今日はツイてるぜ」 2人の男は顔見合せると互いに頷き静かにそこへ近づいた。そして物陰から声のする方を覗くと意外な光景が目に入 「むきゅー!むきゅうー!偽ものはゆっくりはやくしね!」 ゆっくりパチュリーがゆっくり魔理沙に圧し掛かり、ゆっくり魔理沙が押しつぶされよう・・・・・と言う風には見えず、2匹でじゃれあってるようにしか見えない。 しかしゆっくり魔理沙の方はかなり衰弱してるらしく、涙とその他体液でグチョグチョになりながらも必死に逃げようともがいている ゆっくり種の中で最弱であるゆっくりパチュリーにゆっくり魔理沙がゆっくり苛められているという何ともきみょんな光景が繰り広げられていた。 「や゛あ゛あ゛ぁー!おあちゅりー!お゛れ゛ま゛り゛さ゛いじめないでだぜー!」 「おれまりさはゆっくりしね」 男達が驚いたのはその光景でなく別の事だった。男たちは茫然と互いを見るとすぐさま我に帰り動きだした ガボッ! 「む…むきゅ…む…」 ゆっくりパチュリーの顔面に小石がのめり込みゆっくりパチュリーあっさり息絶えた ゆっくり魔理沙は突然の事に呆然としたが我に返り、目の前に突然現れた男達に弱弱しくか細い声でこう言った 「おにいさんたちはゆっくりできる人だぜ?」 2人の男は満面の笑みを浮かべて口を揃えてこう言った 「「ああ!できるとも」」 「やっと…おれ…ゆ…っくりできる…ぜ」 と言うとそのまま寝息を立て始めた 一人の男ゆっくり魔理沙を大事に抱えると二人は幻想郷の外れにある竹林へと向かった .............. .......... ...... ... . 一面にお花畑が広がっている。心地よい風に乗って花の香りが漂い、その中を蝶が舞う平和な光景が広がっている そのお花畑の中に洞の空いた切り株が一つ。そこにゆっくり魔理沙が住んでいた。 物心ついた時からずっと一人ではあったが幸いにも食料とゆっくりする場所には困ることはなかった。 しかし一緒にゆっくりする相手が居なかった。ゆっくりは一部を除きを生涯の大半をゆっくりする相手と過ごす 「おれまりさもだれかとゆっくりしたいぜ!」 顔は笑っていてもどこか悲しげに呟いた。 黄昏ているとどこからともなく賑やかな声が聞こえてきた 「ゆっくりできるね!」 「ちーんぽっ!」 「むきゅう!」 ゆっくり魔理沙が近づいて見ると3匹のゆっくりが蝶をおっかけて遊んでいた。ゆっくり魔理沙にとっては初めて見る同種だった。 嬉しく思いつつも今まで孤独だったゆっくり魔理沙にはどう声をかけ良いかわからなかった 「だれかゆっくりしてるよ!」 ゆっくり霊夢が言うと他の2匹も気づいて3匹はゆっくり魔理沙の元にまる 「いっしょにゆっくりしようね!」 「ちーんぽっぽ!」 「むきゅ!」 「おれまりさもいっしょにゆっくりするぜ!」 始めて声をかけられたゆっくり魔理沙は大きな声でと叫んだ…が その次の瞬間騒いでいた3匹が急に黙りこくり、冷たい視線を投げかけた 「どうしたんだぜ?」 「こいつまりさじゃないよ」 「むきゅ!まりさはおれなんていわないよ!」 「おれまりさだぜ!」 何度も自分はゆっくり魔理沙と訴えるが3匹は冷たい言葉を浴びせかけて否定する 「きもわちるいからゆっくりどっかいってね!」 「ゆっくりさわらないでね!」 悲しくなってゆっくり魔理沙は泣き出してしまった 「い゛っし゛ょて゛ぃゆ゛っぐでぃさ゛せ゛て゛よぉぉぉぉぉッ!!」 3匹は泣き叫ぶゆっくり魔理沙に困りはて相談し、そして霊夢が言った 「ゆっくりいうこときたらいっしょにゆっくりしてあげるよ!!」 「ほんと?ゆっくりきくぜ!!」 4匹は草原の開けた場所に出るとゆっくり魔理沙が中央に立ち、他の3匹それを取り囲むよう立った 「どうすればいいだぜ?」 そしてゆっくり霊夢が口を開いた 「ゆっくりけられてね!!」 そういうとゆっくり霊夢はゆっくり魔理沙にとびかかり弾き飛ばした 「だぜぜぜぜ!」 ゆっくり魔理沙は奇声を上げながらロケットの様に一直線に吹っ飛びながらゆっくりパチュリーの場所へ転がる 「ゆっくりとんでね!」 ゆっくりパチュリーが弾くと今度はボールの様に跳ねながらゆっくり妖夢の方へ転がる 「ちーんぽっ!」 ゆっくり妖夢は上空へと跳ね飛ばす こうしてしばらく間3匹の間を何度も何度も弾かれ転がされた。 そのせいで地面の砂利で表皮が傷つき顔の各所から餡が滲みだしている。顔は餡と泥にまみれて真っ黒になってしまった 「ゆっくりあきたね!」 「むきゅ!」 「ちんーぽっ!」 そう言うと3匹はゆっくり魔理沙を蹴るのを止めどこかへ去ろうとした。 「ま゛って゛ぇぇぇぇ!お゛れ゛も゛い゛っし゛ょに゛ゆ゛っく゛て゛ぃし゛て゛った゛せ゛ぇぇぇぇ!」 とゆっくり魔理沙が叫ぶと 「きもちわるいからゆっくりしね!」 というとどこかへ走り去ってしまった。 .............. .......... ...... ... . 「ゆっ!」 眼をうっすら開けるとそこには暖かな夕日の日差しが飛び込んできた。 眩しく一度目を閉じたがおかげで意識が覚醒した 「あらお目覚めかしら?」 ゆっくり魔理沙が声をする方を向くと銀髪の白衣を着た女性が座椅子に座りながらこちらを見ていた 「おねえさん…ここでゆっくりできるだぜ?」 「ええ…勿論よ。あなたは今弱っているからここでしばらくゆっくりしていきなさい。ご飯も持ってくるから少し待ってなさい」 「ゆっくり待つだぜ!」 ―――永遠亭 「まさか本当に実在してたなんて…」 2人の男は幻想郷のゆっくり研究の権威である八意永琳の元にゆっくり魔理沙を連れてきていた 「ゆっくり俺魔理沙…とある学者がその存在を何十年も前から指摘しながらも、証明できず周囲から『新参乙!』『俄かはカエレ!』 との批判を浴びて学会を追われ失意のうちに死んだが…最期までその存在を死の床で唱え続けたと言われる伝説の種…」 「はい俺たちも初めて見た時は目と耳を疑いましたよ!」 「いやぁツチノコ発見どころの騒ぎじゃないでしょうねぇ。あ…ツチノコはもう発見されてたな」 色めき立つ3人を横目にポカンとした表情でその様子を見る鈴仙と薄笑いを浮かべながらその様子を見ているてゐ 「全くあのどこにでもいそうな饅頭のどこが凄いのか理解に苦しむわ」 「鰯の頭も信心からウサ」 「何を言ってるの鈴仙!私たちは今歴史の目撃者なのよ!いい?この事が幻想郷の歴史さえ揺るがしかねないの!!わかる!?」 「は・・・はぁ。そもそもゆっくりってつい最近出現し始めたんですよね?刻む歴史なんて…」 「アナタ?後で新薬の実験台になりたい?」 「ひッ…ひぃーーーー!なんでもありません!」 続く? ゆっくり俺魔理沙 見た目・大きさ・生態全ては原種と変わらない突然変異種。一人称におれと語尾にだぜを使う点で区別できる。 他のゆっくりからは何故か嫌われており、ゆっくり魔理沙である事を否定されると「おれまりさだぜ!」と言うので余計嫌われるという 希少性ゆえにその価値だけは高いが滅多に見つかることはない 参考:どういう訳か愛されてるようです。アリガトね! (注:愛でWIKI作品) http //www33.atwiki.jp/slowlove/pages/28.html
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/255.html
「お花さんおいしいね!」 「ゆっくり食べていってね!」 ある日の早朝、日課である花の水やりをしていたところ、大切な花をゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙が食べているところに遭遇した。 「こらっ。それは大切な商品だから食べちゃだめだってば」 花を愛する人間として見逃してはおけない。 それに花屋の身としては花が食べられると生活に関わってくる。 私は手に持っている如雨露を振り回して、花に群がっていたゆっくり達を追い払う。 「ゆゆっ!ゆっくり見つかったよ!」 「ゆっくり逃げるよ!」 私に見つかったことで数匹のゆっくりが森の中へ逃げていった。 しかし、一部の不貞不貞しいゆっくりは見つかってもそのまま花を咀嚼し続ける。 「ゆっくり食事中だよ!ゆっくり噛んで食べるね!」 「霊夢たちは朝食中なの!!邪魔しないでね!」 「今日からここが魔理沙たちの台所だよ!関係ない人間はどっかい・・ぶひゃっ(ビチビチ」 私は阿求ちゃんにもらった特性ピッチフォークを一番近くにいた中型のゆっくり魔理沙に振り下ろした。 特性というだけあってか見た目よりも軽く、花を傷つけずにゆっくりだけを器用につぶすことができた。 ちなみに何が特性なのかと阿求ちゃんに聞いたところ、「使いすぎて妖刀みたいになってるの」とのこと。 何に使ったのだろう、阿求ちゃん農作業なんてできないはずだし。 「食事の邪魔をする人はいらないよ!ゆっくり消えて!」 「ゆっくり死ね!!」 仲間がつぶされたせいか、ほかのゆっくりがこちらに向かって飛びかかってきた。 私はそれらのゆっくりを妖フォークを横薙ぎすることですべて排除した。 飛びかかってきた勢いのせいか、つぶれたゆっくりから飛び出た体液が降りかかる。 「べたべたして気持ちが悪いなぁ。さっさと終わらせてお風呂はいろっと」 「ぶびゃっ」 「ひぎぃっ」 「ゆっくりやみぇひゃっ」 ほかのゆっくりも妖フォークで駆除していく。 いちいちつぶすときに声をあげるのがうっとおしい。カメムシやアブラムシのほうがうるさくない分ましだなぁ。 つぶしたときに体液をまき散らすのも迷惑だ。片づける身にもなってほしい。 いろいろ愚痴めいたことを考えつつ最後のゆっくり霊夢に妖フォークを突き刺した。 END 花屋の娘が書きたかっただけ このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/686.html
「あれから○年」 (虐待スレ26の184-185が元です) 注意 独自設定満載です 他の人の設定勝手に使っています 最後のキャラの性格が何か違います ほとんどゆっくり虐めてません 勢いに任せて書いたので文章めちゃくちゃです 幻想郷に謎の生物ゆっくりが突如現れてからはや○年。 不可思議な連中の集まりの幻想郷でも飛びぬけて珍妙なこの生物は、 住人たちに笑いと喜びと主に怒りをもって迎えられた。 …のも今は昔の話である。 永遠亭の天才によって生態も習性も明らかとなり、 人々は謎を失ったゆっくりに対する興味を失っていった。 考えても見てほしい。 犬がワンと鳴くことは驚くことだろうか。 カラスの鳴き声にいちいち反応する人間がいるだろうか。 地面にダンゴムシが這っているのを不思議に思う人間がいるだろうか。 ゆっくりは今や幻想郷にとって、 そんなどうでもいい存在になっていた。 ここに一組のゆっくり霊夢の家族がいる。 しかし能天気さだけが売りと言われたゆっくり霊夢とは思えない。 親ゆっくりも子ゆっくりも、生まれて間もない赤ちゃんゆっくりも、皆目が死んでいる。 今までは「ゆっくりしていってね!」と言えば、 人間は何らかの反応を示してくれたのに。 今では人間はゆっくりに目もくれない。 「無視しないでね!」と大声で叫んでみた。 返事はなかった。 前は残り物を分けてくれた屋台のおじさんのところへ行ってみた。 おじさんは黙々と仕事するだけだった。 砂遊びをする子供たちに混ざってみた。 子供たちはゆっくりを無視してサッカーを始めた。 人の家を勝手に荒らして自分の家宣言をしてみた。 怒るでも慌てるでもなく、ただ淡々と処分された。 外の世界で忘れられたものが辿り着くという幻想郷。 幻想郷からも忘れられたゆっくりはどこに行くのだろうか。 「いなくなるのよ。どこの世界からもね」 すきま妖怪 八雲紫は誰に聞かれたでもなくそう呟いた。 「紫さま、何壁に向かって話してるんです? とうとうボケましt……ミギャァァ!」 すきま妖怪の式 全身複雑骨折で リ タ イ ヤ 再 起 不 能 すべてのものから忘れ去られたゆっくりたち。 しかしゆっくりたちもまた忘れていた。 忘れ去られるのがゆっくりの運命であると言うならば。 その運命に真っ向から反逆する”漢”がいることを。 ゆっくりたちは知らなかった。 自分たちの今歩いている場所が”彼”の家の前だということを。 バァンッ!!! 突如、玄関の扉が破壊されるような勢いで家から何かが飛び出してきた。 普段は静かなる男! 身長195cm 虐待お兄さん! 透明な箱を小脇に抱え、雄たけびをあげてゆっくり霊夢の家族へ突進するぅ! 「ゆっ、にげr『ゆっくりしていってね!!』 虐待お兄さん52の虐待技のひとつ、≪先制ゆっくりしていってね≫ 三大テノールも裸足で逃げ出すほどの張りのある声に、 ゆっくりに餓えきっていた霊夢たちに抵抗できるわけもなく、 かといって咄嗟に返事を返せるわけもなく、ゆっくり霊夢たちは全員が一瞬固まった。 その一瞬で充分だった。 射命丸も驚きのスピードでゆっくりたちを箱に詰め込むと、 お兄さんは反転して自分の家へと舞い戻った。 うず高く積まれているのは、すでに販売終了して久しい透明の箱。 どんなに厳しくしつけられたゆっくりでも荒さずにはいられなくなる絶妙な家具配置。 隣りに部屋にも悲鳴を漏らさない、河童謹製の防音ふすま。 脱出できないよう”返し”のついた風呂桶と、ゆっくりには開けることはできても閉められない蛇口。 黒白魔法使いやすきま妖怪すら退けるが、ゆっくり相手には穴だらけの防犯設備。 家全体に染み付いた、決して消えることのない餡子の匂い。、 まっこと絵に描いたような虐待お兄さんハウスであった。 「がははははは! お前たちの大好きな透明な箱がお家だぞぉ。 ルームメイトには発情したゆっくりアリスを用意してあるからなぁ。 俺の留守中の世話は稗田さんちの阿求ちゃんがぜひ任せてほしいと言ってたから安心しろぉ。 病気の予防のために月に一回、八意先生の定期検診があるからなぁ。 今日の晩御飯はこれからの末長い生活を祝して赤ちゃん霊夢の姿焼きだ、残さず食えよぉ。 それから明日は人形劇を見にアリスさんの家に行こうなぁ」 「「「「や"め"な"い"でぇぇ!! ゆ"っく"り"でき"る"よぉぉぉ!!」」」」 ちょっとお兄さん、久方振りの虐待に胸躍りすぎてハイなご様子。 THE END 前にスレに投下した小ネタをいろいろと弄ってみたらこうなった。 たぶん暑さで頭のどこかがイカれたんだろう。 うまくSS書ける人が羨ましいな。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1054.html
叫んでもあんまりうるさくないゆっくり霊夢を飼いたい。 それでリボンを取って脱毛剤かけたり、PCを頭の上に乗せて低温やけどさせたい。 メモがわりにつるっぱげた頭にシャーペン突き立てて書きなぐりたい。 そうやってストレス貯めさせた所で外で遊ばせてメリハリをつけよう。 また髪が生えてきたら今度は直に髪の毛を引っ張ってブチブチ抜きたい。 ゆっくりの悲鳴が「いだいよ!!もうやめで!!がみはゆっぐりじで!」 とか聞こえてきたら5秒おきに一本づつ根気良く抜いていって、 「もうやだ!!!じんぢゃうよ!!おうぢがえどぅ!」 とか苦しむゆっくりをつねってナデナデしたい。 それからゆっくりには饅頭として烙印が必要だから、 あーんしてとか言って誘き寄せて舌の上に高温の鉄柱の烙印を焼き付けたい。 ゆっくり印の大きなマーク。 「ぢゅっぎゅでぃいいいいいい!!!!」 とか飛び跳ねるゆっくりをまたナデナデしたい。 でも時々本当にゆっくりとまったりしたいな。 枕代わりにもなるし、ナデナデしてもいいし、フリスビーで遊べるし。 ゆっくり霊夢なら生首以上に可愛さと支配欲が勝る。 純粋で小ぶりなゆっくりがほしいな。 ぴょんぴょんしていて片腕に収まるくらいのやつ。 でゆっくりをおもむろに持ち上げてバスケットのゴールスタンドに向かってシュート。 失敗したら地面にどすんとか鈍い音を立てて転がるの。 「ぎゅっぐ!」とか言ったきり気絶して。 気絶しているゆっくりをマネキンの首の部分に接着剤でくっつけて気がついた 時には「体があるよ!うれしいよ!これでゆっくりおさんぽできるね!」 とか言わせておいて気づかせると「はずしてよ!うごけないよ!」 とか不満たらたら。もう可愛すぎ。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1242.html
暗い嵐の夜だった。 犬走椛は見張り小屋の屋根の上に座り込んでいた。 彼女の千里眼が映す光景は絶望。その絶望を撮していたカメラは今、遺品として彼女の手元にある。 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 小山ほどの大きさはあるゆっくりの大群が、幻想郷を埋め尽くそうとしていた。 椛の目には人間達が必死の抵抗を試みる様子が、最期の足掻きをする様子がはっきりと見て取れた。 人間の里。 里の多くの人間が妖怪と戦う力を持っている。だが、大きさが違いすぎた。 最強の蟻が最弱の象には勝てないように、巨大なゆっくりには人間の火力では到底致命傷を与えることは出来なかった。 無力な人間は蹴散らされるのみ。無駄死にのみが繰り返される。 そう、人間では。 巨大なゆっくりの前に立ちはだかる一人の半獣。 天に向かうバッファローホーンには可愛いリボン、聖獣ハクタクの血を引く上白沢慧音の火力であれば規格外のゆっくりであっても対抗できうる。 初撃、無数のレーザーに貫かれたゆっくり霊夢が爆散する。 それを見て慌てて宙に逃げたゆっくりれみりゃの背後から同じく無数の小弾が迫り、ゆっくりれみりゃを再生不可能なレベルにまで破壊する。 空中で破壊した。それがいけなかった。 ゆっくりれみりゃを一言で言い表すと「動く肉まん」である。 中の餡は水分を含んで重く、しかもれみりゃ自身の体温で常にホカホカ。 冷まさないと口に入れることすらおぼつかない。 そんなものが空中で粉々になった。元の体積は人間の数千万倍以上。 破片の重さだけでも十分凶器になる。そんな規模の代物がホカホカで加速しながら降ってきたのだ。しかも、降りしきる雨の粒に勝るとも劣らない密度で。 よけられるはずがなかった。 1回のミスで戦列は崩壊。かろうじて生き残った者も行進するゆっくりの群れに潰されたり、最期の力を振り絞って立ち向かったりした。 戦力のほぼ全てを失った人間の里にもはや為す術はなく、黙って嵐が立ち去るのを待つしかなかった。 あとに残るのはホカホカの肉片と冷たくなりつつある肉片。 「「「さめてもおいしいよ!!!」」」 話を数日戻す。 悲劇の数日前から幻想郷は大雨に見舞われていた。発達した秋雨前線と大型台風により、地表をそのまま削りそうな嵐が吹き荒れていた。 八雲紫などは「オンダンカは嫌ねぇ」などと藍相手にグチっていた。 その頃はまだ彼女にもグチるだけの余裕があった。 ある家庭では雨漏りの対処に追われ、あるゆっくり加工工場では出荷が滞り、原料のゆっくりがダブついていた。 その加工工場では備蓄ゆっくりが過去最高レベルで寿司詰めになっていた。 「おしくらまんじゅうにもあきたよ!!!」 「つぶれまんじゅうになっちゃうよ!!!」 そんなゆっくり達の鳴き声に付き合う見張りの職員は、いい加減うんざりしながらペットのゆっくり霊夢に餌をやりに事務室に戻っていく。 「霊夢さんは俺の嫁、これジャスティス」 三十路童貞はそんなことを呟きながら、ゆっくり霊夢が焼き芋をパクつくのを眺める。眺めるだけならよかったが、 餌の形状から連想ゲームが始まり、ついつい股間がヒートアップしてしまった。 クールダウンに多大なエネルギーを消費した職員はそのまま昼寝を始める。 「きもいったらありゃしないよね!!!」 いびきを立てる職員が寝ている傍らでシエスタと決め込むゆっくり霊夢も物騒な寝言を吐く。 そのまま1人と1体は永遠の眠りを始めた。 だれのせいという訳ではなかった。 見張りをサボった職員にしても、彼1人でどうこうできた事ではないし、 今回の大雨を予見できなかった工場の設計者が悪いという事でもない。 ただ単純に運が悪かった。 数日間降り続いた雨によりダダ余り状態の水は各地で様々な許容値を突破し、下水を逆流し、とうとう工場内に流れ込んだ。 「ゆー!?」 「つめたいよ!」 「おぼれちゃうよ!ゆっくりたすけてね!」 だが悲しいかな。この世界に溺死する饅頭などありはしない。 水を吸い込んだ饅頭はどんどん膨張していく。饅頭の膨張率というものはあなどれない。 腹一杯饅頭を食した後に水を飲んだ人間の胃が破裂したこともあるのだ。 膨張するゆっくり達はただでさえすし詰め状態であった状態からさらにぎゅうぎゅう詰めになり、そしてついに臨界点を突破した。 のちに「ゆっくり融合現象」と名付けられるその現象は、 ゆっくりに強力な圧力を加えることでゆっくり同士が分子レベルでの融合現象を起こし、巨大な1体のゆっくりとなるというものだ。 結果、数百体のゆっくり同士が融合し、巨大なゆっくりが都合数百体出現した。 現象の命名者である東風谷早苗はこう語る。 「もう二度と奇跡を信じたりしないよ」 そして悲劇が起こった。 「ミッシングパー「いきなりおおきくならないでね!!」 「びっくりするよ!!!」 「夢想天生最後十びょ「ほんきにならないでね!!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 巨大なゆっくり達は雨を吸収し、さらに巨大化していく。 だが、幻想郷は狭い。膨張していくゆっくりの一部はいつしか天界に到達し、水平方向のスペースはもはや限界だった。 そして圧力は再び臨界点を突破する。融合したゆっくりは幻想郷とほぼ同じ大きさ。 1体のナマモノとしては大きすぎた。自重で崩壊する超巨大ゆっくり。 残骸は地上に降り注ぎ、地盤をめくり上げ、成層圏にまで到達させた。 幻想郷滅亡の日であった。
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「という訳で霊夢君がもみあげを使うところを見たくなったのじゃ」 「なにがというわけデスか?」 ジョシュ君が首を傾げるのもそのはず 葉加瀬博士、木に鯛焼きを吊るしてなにやってんの? 「まさかとうとうB・O・K・Eが?」 「わしのボケは生まれつきじゃ これが何なのかはすぐにわかるじゃろ・・・ほら来たぞ」 博士はジョシュ君を促して茂みへ隠れた 「ゆっ♪ゆっ♪ゆっ♪ゆ~めいじん♪じゃのめのゆ~めいじ~ん♪ ・・・ゆゆっ!?たしかにへびのかみさまのせいでおんせんがわいたよ! さくしかはさくしでしかもよげんしゃだった!すくーぷや!」 独り言をぶつくさ言いながらゆっくり霊夢がやってきた 「オー、霊夢君とはゆっくりの事だったんデスね。てっきり腋のある方かと」 「何!?巫女は腋以外も使えるのか!? わしゃゆっくり霊夢がもみ上げを器用に使うと言う噂を聞いたんじゃが、そっちも見てみたいのう・・・」 博士が巫女のもみ上げアクションを妄想しているうちにゆっくり霊夢は鯛焼きの下まで到達した 「ゆゆっ、たいやきさんがおそらをとんでいるよ!すくーぷや!」 「発見したようじゃな。順調じゃ」 「ジャンプしてるけど届きまセンね」 「そりゃそうじゃ。わしが今日一日使って微妙に届かない高さを緻密に計算したからの」 「仕事しろよ」 「ゆー!ゆー!たいやきさんあまあましながらおりてきてね!れいむにゆっくりたべられてね!」 「痺れを切らしてきたようデース」 「そこでこれじゃ」 博士はズボンからおもむろに竿を取り出した 「ハ、ハカセ!こんな所でなんてものを!」 「なんてといってもポケットに差してた竹ざおを取り出しただけなんじゃが」 「言ってみたかっただけデース」 「ゆー・・・たいやきさんれいむのことがきらいになったのね? れいむはいっときのかいらくにもてあそばれたのね・・・? しかしほんろうされながらもあきらめきれないれいむもまたここにいるよ・・・ ・・・ゆゆっ!なにかころがってきたよ!」 「ナルホドー、あれを使って鯛焼きをとらせるのですネ! 「そうじゃ。お猿とバナナの実験を見ておもいついたのぢゃ!」 「安直」 「なにかいったかの?」 「TakeItEasy!」 「うむ。ほらそろそろやりそうじゃぞ!」 「ゆ・・・これをゆっくりつかうよ!すくーぷもたいやきさんもいっきょりょうどりや!」 いま、二人の前に歴史的瞬間が! || __ _____ ______ || ∬ _,, ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 ∬ _..,,ノ"///ヾ、 _,."彡i _'r ´ ヽ、ン、 _人人人人人人人人人人人人人_ / `y'、ソ、)、ソ、y、)',, 彡",ヽ ,'==─- -─==', i > むーしゃ♪ むーしゃ♪ < / (( ) .iy'ソ ' )'y )、ソ、)ヘ√ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ r'=、 , i )/i y )、) ' レリイi (ヒ_] ヒ_ン).| .|、i .|.| `''、._ノ . ノ/彡f ヽ巛 !Y! "" ,‐―( "" 「 !ノ i | `ー-'=ー"ニ=ーLW L.',. ゙ ,' L」ノ|.| | ||ヽ、 ,イ| |イ/ モグモグ レ ル` 、___ , ルレ レ´ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |_| 「・・・ゆっくりってバランスがいいんじゃの」 オイオイwwまあ人間よりも重心低いしバランスはとりやすい・・・か? -- 名無しさん (2009-04-11 23 54 54) このゆっくりってば実は結構スペック高くね? -- 名無しさん (2009-04-12 09 11 34) これ入ってるよね……(菊の花に) -- 名無しさん (2009-07-16 17 50 40) どうやって乗ったんだよwww -- 名無しさん (2012-02-18 20 56 52) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2733.html
久々の休日だったので、趣味のゆっくり殺しにやってきた。 場所は近所の森。 足場の悪さに苦戦しながらも、俺はターゲットを追っていた。 「ごらぁああ!!逃げてんじゃねーぞぉぉお!!」 「ゆ゙ー!!や゙べでぇえええ!!!」 逃げているのは成体のゆっくり霊夢。 ウジの如く湧いて出てくる、代わりなんていくらでもいる存在だ。 「ゆゆゆゆううぅう!!べいぶなにもわるいごどじでないのにぃぃい!!!」 れいむはゆっくりの割にはすばしっこく、ぴょんぴょんと木々をくぐっていく。 俺も負けじとスピードを上げると、開けた場所に出た。 「おぉ」 目の前にはさびれた神社があった。 ボロボロと崩れ落ちている壁を光が通り抜けている。 石畳の隙間から草がジャンジャカ生え、その辺の地面と大して変わらない。 「ああ、湯栗神社か」 ゴドン。 何やら変な音がしたのでそちらを見る。 「ゆゅっ!?!?」 拝殿に侵入しようとしていたらしい。 俺の視線に気がつくと、あっという間にれいむは拝殿へと入って行った。 いくら古い神社とは言え、大きな穴もないだろう。 自ら逃げ道をふさぐとは実にアホな生き物だ。 「神社で殺傷はまずいかね」 この神社はすでに無人だ。 徳川綱吉だかツナマヨだかが将軍だったころに建築された、300年くらいの歴史のある神社なのに。 太平洋戦争が終わったあたりから、急速にさびれたらしい。 今では地元の人しかその存在を知らない。 子供のころは友人たちと秘密基地にしたりして遊んだものだ。 一応、パンパンと手をはたいてから拝殿へと入った。 「れいむちゃーん、出ーておーいでー」 拝殿には何も置かれていない。 神主が持って行ったのか、それとも最初から何もないのか、俺には分からない。 そもそも拝殿と本殿の違いすら分からない。 本殿には御神体があるそうだが、子供の頃から何もないのでどこなのかサッパリだ。 「ゆ゙ぅぅゔうゔっ!!たずげでぇえ゙え゙!!」 なので、お目当てのれいむは一発で見つかった。 大方、何か隠れるものでもあると思って中に入ったんだろう。 残念でした。 「さ、れいむちゃん。おいでおいで。たっぷり可愛がってあげるからね。はぁはぁ・・・」 ゆっくりと、俺はれいむに近づいた。 隅に追いやられたれいむは逃げようとする。 俺はすかさず大きく腕を開き、逃げ道にプレッシャーをかけた。 「逃げられないよ。おとなしくお兄さんとゆっくりしようねぇ・・・!」 「ゆぅ!い゙やだよぉお!!おに゙いざんとはゆっぐりできな゙いぃいぃ!!」 耐えかねたれいむが、大きく跳ねて逃げだした。 「逃げすか!」 と、足に力を込めたのがいけなかった。 「ぬぉおおっ!?」 バキバキと、音を立てて拝殿の床が抜けた。 気がつけば、胸のあたりまですっぽりとハマっていた。 「ゆ!ゆっくりにげるよっ!かみさまありがとう!ゆっくりしていってね!」 中途半端に割れた床が引っ掛かり、俺は動くことができない。 その隙にれいむはものすごい勢いで逃げて行った。 もう、追いつけないだろう。 「くそ・・・!あの野郎逃げやがって!・・・つか、あいつら神様とか知ってるのか」 ゆっくりにも宗教観とかあるんだろうか。 どうでもいいか。 しかし、まさか床が抜けるとは。 神社というものは、何十年かごとに修復したり建て直したりしてるらしいし、老朽化が原因なんだろう。 子供の俺はともかく、成人の俺は支えきれなかったらしい。 「神社で殺傷はダメということか・・・っと?」 ふと、足元に何かあることに気がついた。 なんだか四角い、箱のようなもの。 蹴ってみると、そこそこ重い。 体がハマっているので、眼で見ることはできないが、何かが入ってそうな雰囲気。 「・・・まさか」 御神体だったら寝起きが悪い。 「とりあえず、出なきゃ・・・」 ゆっくりを虐待し始めてから、独り言が癖になっていた。 『ゆっくりごはんたべるよよ!』などと、あいつらは誰に言うでもなく宣言するが、それが見事にうつってしまったのだ。 胸の周囲の割れた床を手で折り、スペースを作る。 そして気合いをこめて体を持ち上げた。 「ふひー」 ようやく床に戻ったときには、あたりに木片が散乱していた。 あとで、ちゃんと掃除をしておこう。 「どーれどれ」 穴を覗くと何やら木箱が見える。 壁に空いた小さな穴から光が入るが、ここは少し薄暗くて見えにくい。 俺は再び穴に下り、その木箱を取ることにした。 「んー、あー、むー、読めん・・・」 木箱は長方形。 長い方の辺が、俺が両手を広げたくらいある。深さも同じくらい。かなりの大型だ。 一枚紙が貼ってあり、ほとんどボロボロだが何か字が書かれている。 だが、もちろん読めない。 暗いのもあるが、ミミズがダンスしているような文字なので読めない。 昔の日本人は何語を喋っていたのだろうか。 蓋は紐で結ばれていた 御神体といったら、剣やら鏡、宝玉などが多いと思う。 実際はどうかは知らないが、20数年生きてきた俺のイメージではそうだ。 だが、この木箱はそれを入れるのには大きすぎる。 鏡などだったら、もっと薄っぺらな木箱で済むと思う。 玉ならもっと小さい木箱になるはずだ。 「開けてみるか」 貴重なものだったら、神主か誰かがちゃんと持っていくだろう。 なので俺は知的好奇心を満たすことにした。 レアモノが出てきたら繁盛してる神社の神主に判断を仰ぐか、役場に持ってくかすればいい。 「ふふ・・・」 紐を解く。 予想以上に固かった。 そして、蓋を取り除いた。 「こ・・・!これは・・!」 大きな木箱には、成体サイズ、バスケットボールほどのゆっくり霊夢が入っていた。 木箱にはスペースが余りまくっている。 「ゆ、ゆっくり霊夢!?」 しかも1匹だけではなく、子ゆっくりと思われる小さなゆっくりが5体も。 どれもこれも、皮がシワだらけだった。 目は潰され、底部は真っ黒に焦げている。 口も見当たらなかった。 「お、これは・・・」 蓋の裏に、また文字が書いてあった。 これは短いものだったので、簡単に解読できる。 「元禄二年・・・って、西暦何年だ?」 書かれていたのは、おそらく江戸時代あたりの元号。 「ま、まさか・・・!」 俺は、ある虐待を思い出していた。 それは、ゆっくりを餓死させるというものだ。 何もない部屋でゆっくりを放し飼いにしていたら、成体はほぼ1か月で死んだ。 腹減ったとうるさい割に、餓死には意外と強かったのだ。 空腹で体がペラペラになるまで、そのゆっくりはご飯をくれと叫び続けていた。 その後、俺はゆっくりの底部を焼き、まったく動けない状態にして同様の虐待をした。 連日空腹を訴え続け、結局、半年もの間何も食べずに生きていた。 ただ、赤ちゃんゆっくりに関しては、ほとんど虐待開始一日目のうちに死んだ。 体力に回す餡子が少ないからだろう。 成体のゆっくりはかなりのエコ体質なのだ。 「・・・江戸時代のゆっくり?」 俺は一つの仮説を立てた。 それは、このゆっくりが江戸時代に生まれたというもの。 目もなく、口もなく、動けないゆっくり。 ゆっくりの餡子消費を極限まで抑えた、この状態。 おそらく、相当エネルギーをカットできるのではないだろうか。 箱の大きさも気になる。 俺も入ってしまうような箱だ。 それに収まっていたのは、普通の成体ゆっくり。 どうみても、スペースが無駄だ。 「縮んだのか・・・?」 江戸時代だとすれば、何百年経過したのかはわからない。 当初、このゆっくりはかなりの大型だったのかもしれない。 エネルギー消費が少ないうえに、大型であったならば・・・。 「とりあえず、取るか」 まず、一番大きな成体サイズのゆっくり霊夢を手に取った。 「かるっ!」 見かけよりも、随分と軽かった。 肌は渇水した大地のようにヒビが入り、カサカサしている。 さすがに死んでいるだろう、そう思ったときだ。 ぶるっ・・・ 「おおぉぉおっ!!?」 ぶるっ・・・ ぶるるっ・・・ 「生きてんのか!?」 それに答えるように、小さく頬がぶるぶると揺れた。 「こ、これが本当に江戸時代のゆっくりだったら、どえらいことだ・・・」 " 江戸時代の食べ物が、まだ原型を保っている " 程度に思っていた俺は、心臓が跳ねあがるほど驚いた。 まさか、まだ生きているなんて。 光を失い、声を奪われ、自由を亡くしたゆっくり霊夢は、一体何を思ってその長い年月を過ごしてきたのだろう。 なおもぶるぶるし続けるれいむを床に上げ、俺は残りの子ゆっくり(成体ゆっくりが縮んで子ゆっくりサイズになっているだけかもしれない)を掴んだ。 「生きてるかー?」 ぶる・・・ 「生きてるかー?」 。 「生きてるかー?」 ぶるっ 「生きてるかー?」 。 「生きてるかー?」 。 5匹のうち、反応があったのは2匹だけだった。 微かに震える小ゆっくり。 何かに脅えているのか、それとも喜んでいるのか。 俺にはわからない。 「お?」 小ゆっくりの下に、また紙が置いてあった。 枚数はそれなりに多い。 読めないので放置する。 「とりあえず、動物病院にでも連れてくか・・・」 俺は6匹のゆっくりを抱え、神社を後にした。 数日後、俺は新聞の一面を飾ることになった。 『300年前のゆっくり霊夢発見!』 新聞もテレビも、この話題で持ち切りだ。 あのゆっくり霊夢は、やはり江戸時代に生まれたものだったのだ。 木箱の詳しい年代測定はまだされていないが、ほぼ確実と言っていい。 当時の侍が、近隣の村を襲う巨れいむを退治したときに、湯栗神社に運んできたという。 神主はゆっくりにエコ処置をしたのち、神社内に安置したのだ。 なぜか。 それは一緒に入っていた古文書で明らかになった。 『同封されていた文には、巨れいむを譲り受けた神主の、好きな食べ物とそれに対する思いが切々と書きつづられていました。 長年寝かせたゆっくりはこの上なく美味しい、と。 彼は巨れいむの凝縮した、いうなればビンテージゆっくりを楽しみたかったのでしょう。 残念ながら、神主は何かしらの理由で食べられなかったようですが、それが今回の発見につながったのです』 なんたら大学の教授が、そんなことをテレビで解説している。 『まぁ、わたくし共にとってはゆっくり達から、江戸時代の生き証人の話を聞けるというのが一番の甘味ですね』 ビンテージゆっくり達は、すぐに再生手術が行われたらしい。 目やら何やらは、すべて同体型のゆっくりから移植したとか。 ただ、テレビに映っているビンテージゆっくりの底部は黒い。 逃亡防止のため、治療されなかったのだろう。 「それにしても、ビンテージゆっくりとは。うーん、食べてみたいねえ」 長期にわたって熟成されることで、コクと甘みが凝縮され、ゆっくり特有のうまみが前面に出るとか。 俺はあの日逃げた、普通のゆっくり霊夢の頬にフォークを刺しながら、深く息を吐いた。 同時刻。日本のどこか。 「やめてね!まりさにひどいことしないでね!」 「うるせー!お前らビンテージな!」 少年の手に握られたライターが、火を吹く。 「ゆぅぅぅう!!びんでえじはいやだぁあああ!!ゆっぐりできないぃいぃ!!!」 「やめぢぇええええ!!ゆっきゅりちゃちぇてえぇええ!!」 「びんちぇーじはゆっくちできにゃいょおおお!!」 ビンテージという言葉は、ゆっくりにとって最もゆっくりできない言葉となっていた。 火は親まりさの底部を焼き、眼を潰し、口内を真っ黒に染めた。 もう動けない。 しかし痛みや、苦しいことは分かる。 「ゆきぃ゙ぃい゙い!!!」 子ゆっくり、そしてパートナーの親れいむも同様の処置をされている。 仲間がビンテージにされる姿を見ていた親まりさは、頬が震えるほど恐怖していた。 死ぬ事もできない。 真っ暗で、空腹で、狭い世界。 親まりさは泣きだしたかった。 叫びたかった。 助けに行きたかった。 しかし、何もできなかった。 もう自分たちはビンテージになるしかないのだ。 「じゃあ、さっさとタイムカプセルにいれよーぜ!」 「おお!もうすぐできるから待っててー」 「子供のゆっくりはともかく赤ちゃんのはどうせ死ぬから、いらないよね」 「そうだね、ここで殺しちゃえ」 「やめちぇね!まりしゃ」 言い終わる前に、赤まりさの頭上に少年の足が落ちてきた。 誰も、ビンテージでない普通のゆっくりなど興味がないのだ。 「二十歳になったら、みんなでカプセル掘ろうな!すげービンテージになってるぞ!」 「同窓会とかの帰りに掘ろうね!」 「うぉー!超楽しみー!!」 ぶるっ・・・ ぶるっ・・・ ぶるるっ・・・ 今、日本は空前のビンテージゆっくりブームである。 終わり。 作:ユユー このSSに感想を付ける
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「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 もう日にちをまたぎかけている時間になってようやく自分の家に帰り着いた俺を迎えたのは聞きなれない声だった。 視線を落とすとそこには饅頭にも大福にも見える奇妙な生き物(?)がいた。 知っている…こいつらは最近幻想郷で大量発生し、田畑はおろか、民家に押し入って食料を勝手に食い漁る害悪生物だ。 友人も被害に遭い、散々な目にあったと愚痴っていた。 誰が初めに呼んだかは知らないが、「ゆっくり」という呼称で知られている。 いや、そんなことはいい。 何故俺の家にこいつらがいるのか、それが問題だ。 疑問はすぐに解ける。ベランダの窓が開きっぱなしだ。朝洗濯物を干したとき、うっかり鍵を閉め忘れていたようだ。そこから進入したのであろう。 「ゆ?」「おにいさんだれ?」「ゆっくりしようよ!!」等とゆっくりどもは口々にしゃべり出す。 見たところ親子連れなのか、母親らしき霊夢種が1匹いるほかは、魔理沙種も混じった子供が12匹ほどいた。 魔理沙種が混じっているのはおそらくつがいの魔理沙種がいたのだろう。いない理由はれみりゃ種にでも襲われたと言うところか。 まあいい、とっとと追い出すか、と思った矢先、俺は見てしまった。 俺の机の上には、たくさんの思い出の品があった。亡き母が生前使っていた手鏡、父が買ってくれた玩具、寺子屋の先生がくれたそろばん、 子供の頃、向日葵畑の怖いけど優しかったお姉さんがくれた押し花。 手鏡は投げて遊んだのか、壁に当たって粉々になっていた。 玩具も同様だ。もう原型が残っていないほど滅茶苦茶になっていた。 そろばんは今も子ゆっくり魔理沙たちが振り回している。振り回しすぎて折れたのか、珠がボロボロ落ちている。 押し花は餌になったのだろう、今も子ゆっくりがむしゃむしゃむさぼっている…。 「うっめ!めっちゃうっめ!ハフハフ!!!」 呆然と立ち尽くす俺の前に、母ゆっくりと残りの子ゆっくりが図々しくもやってきてこう言った。 「お兄さん、おなかがすいたよ!!ゆっくりごはんをもってきてね!!」 「ここはみんなのいえだよ!ごはんをもってこないお兄さんはでていってね!」 そのとき、俺の中で何かが切れた。 俺は怒りに任せ、母親ゆっくりを思い切り踏みつけてやった。 「ゆ”」短いうめき声が聞こえた。しかし俺は容赦する気はない。 何度も!「ゆ”」何度も!「ゆ”」踏みつけてやる!「ゆ”~~~!!!」 「も”う”や”め”て”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”」母ゆっくりがくぐもった声で悲鳴をあげる。最高の気分だ。 「お”か”あ”さ”ぁ”ぁ”ん”」「と”う”し”て”こ”ん”な”こ”と”す”る”の”ぉ”ぉ”」子ゆっくり共が泣き叫びながら訴える。 しかしそんなことは知ったことではない。思い出を無惨にも壊された俺の怒りはまだ収まらない。 子ゆっくりは母ゆっくりを助けるためのか、懸命に体当たりをしてくる。 「ゆっくりやめていってね!」「おじさんやめて!」「ゆっくりやめて!」 蚊ほども効かないがな。 その後も母ゆっくりを踏みつけたりしたが、そろそろ飽きてくる。それでもまだ収まらない。 その間も子ゆっくり達は母親を救おうと、体当たりを何度もしてきた。しかし魔理沙種はあろうことか、体当たりに飽きたのか 母親の危機なのにふてぶてしくも眠っている。なんてやつだ。 「ゆ、おかあさんたいへんなんだよ!!」「おきてよぉおお!!」と霊夢種が起こそうとしても「しつこいんだぜ!!」と取り合わない。 魔理沙種は生き残るためなら家族、親友でも見捨てるほどとは聞いたが、これは見ていて腹立だしいものだ。 母親を踏みつけたり叩きつけたりするのも飽きたし、俺はこの憎憎しい子ゆっくりの方も責めることにした。 もちろん、さっきから何度も体当たりをしてうっとおしい子ゆっくり霊夢の方も一緒に。 どうやって責めようかと考えたとき、あるものが目に映った。 それは以前、とある河童の発明家が製作して売っていた加熱装置だ。 左右に電熱線があり、中に食べ物を入れるとこんがりと焼いてくれるというものだ。 しかも中にはスライド板がある。これは温度調整のためにあるとか言っていたが、邪魔だったので普段は取り外していた。 しかしそれを見て俺に妙案がひらめく。ゆっくりどもを地獄に叩き落す妙案が…。 まず俺は母親ゆっくりをすぐそばにあったダンボールの中に閉じ込める。 「お兄さん、うごけないよ、ここからだして!!!」という声は無視だ。 さらに子ゆっくりを捕まえ、黒い袋の中に閉じ込める。霊夢種と魔理沙種は分けておく。 「くらいよー」「ゆっくりさせてよぉ!」「うごけないよ、ゆっくりできないよ!!」と騒ぐのも気にしない。 そしてその間に加熱装置のスライド板を取り付けることにする。 思ったより取り付けるのに時間がかかり、取り付けが終わったときにはゆっくりどもの騒ぎ声は聞こえず、寝息が聞こえる。 のんきなものだ…と思いながらも、寝ている今なら手間がかからないので、仕上げにかかる…。 翌朝。 「ゆ…」「ゆ、ゆっくりうごけるよ!」 6匹ゆっくり霊夢たちは目を覚ました。そこは昨日の暗くて狭い空間ではない。 狭いけどそこは立派な空間だ。十分余裕のあるところ。 母親や兄妹であるまりさがいないのはすこし気になったが、所詮は饅頭。今自分達があの恐ろしい人間の手を逃れたのだと思い、 その喜びを分かち合い、そして新しい自分達の家があることが嬉しかった。 「きょうからここがれいむたちのいえだね!」「みんなでゆっくりしよう!」 しかし、4面ある壁の一つ、ガラスの壁を見て、それはすぐに絶望に変わった…。 ガラスの壁の外、そこにはガラスケースに閉じ込められ、苦しそうにしている母ゆっくりの姿があったのだ…。 「お、おかあさーん!」「どうしてーー!!」「そんなんじゃゆっくりできないよーーー!!」 「おお、起きたかクソ饅頭ども」 その声を聞いたゆっくり霊夢たちは恐怖に震える…。そう、昨日母親を恐ろしい目に合わせた、あの人間の声だった。 そしてやっと気づく。この空間には出口がないということに。自分達はこの人間によって閉じ込められたということに。 「た”し”て”! た”し”て”よ”ー!!」「お”う”ち”か”え”る”ー!!」 霊夢たちは必死だった。必死で訴えた。懇願した。 「うるさい!!!」人間が大声で叫び、大きな衝撃を与えてきた。霊夢たちは恐怖で震え、何もいえなくなった…。 と、壁の向こうから何か聞こえてくる… 「ゆ……」「ゆ、ゆっくりうごけるんだぜ!!」 それは兄妹であるまりさの声だ。壁の向こうにいるのか、壁に向かって叫ぶ。 「ま、まりさーー!!」「そこにいるのー!?」 「れ、れーむ!?」「ここはどこ!?」「わたしたちたすかったの!?」「よがっだね! よがっだね!」 間違いない、壁の向こうにはまりさがいる。安堵するゆっくり霊夢。 「まりさも起きたか…ちょうどいい」人間の声がしてビクッ!と反応する。 「お、おかあさーん!」「た”し”て”! た”し”て”よ”ー!!」「お”う”ち”か”え”る”ー!!」 ガラスの外の光景に気づいたのか、まりさ側からも恐慌の声が聞こえてきた。 そしてまた衝撃を与えられ、静かになる。これから何が起こるのか、恐怖が蘇り、震えだす…。 「いいかお前ら、俺は優しいからどちらかだけおうちに帰してやる。」 その声を聴いた瞬間、まりさ側から大きな声が上がる 「ま、まりさだけをたすけてくれだぜ!!」「れいむなんかたすけなくていいよ!!」「まりさだけゆっくりさせてね!!」 信じられないという顔をする霊夢たち、そう、霊夢たちは知らなかったのだ。 まりさは生き残るためなら家族でも見捨てると。 「や”、や”た”ーーーーー!!」「た”し”て”! れ”い”む”た”ち”を”た”し”て”よ”ー!!」 たちまち恐慌に陥る子ゆっくりたち。醜く言い争うその姿は、とても家族には見えなかった…。 と、とたんに部屋が暖かくなってきた。 「ゆ?あったかくなってきたよ!ゆっくりできるよ!」と先ほどの恐慌を忘れてのんきにはしゃぐゆっくりたち、 しかしそれも2分もすると… 「ゆ?あっあついよ!!」「あつい、あついよーーー!!」「あついぜあついぜ、あつくてしぬぜ!!」 部屋の温度が急上昇し、とても耐えられる温度ではなくなったのだ。 逃げ場をなくすゆっくりたちに、外から人間の声が聞こえる。 「いいかゆっくりども、俺は焼き饅頭が食べたいんだ。どっちか片方だけを焼いて食べることにした。 さっきも言ったが片方だけは助けてやる。その壁を押せば相手を焼いて自分は助かるぞ。さあ、頑張ることだな」 その声を聞いたとたん、まりさたちはいっせいに壁を押し始める。 「れいむはゆっくりしね!」「まりさたちはゆっくりさせてもらうんだぜ!!」「ゆっく、さっさとしね!!」 そして壁を押され、熱源に近づいてしまった霊夢たちはその身を焼かれることとなる。 「あ”ち”ゅ”い”よ”お”お”お”お”お”お”お”!!!」「た”す”け”て”え”え”え”え”え”え”!!!」 「や”へ”て”え”え”え”え”え”え”!!!」 まりさはその声を聞いて勝ち誇り、壁から離れる。 すると今度は反撃とばかりに、霊夢たちが壁を押し始める。 「ひっく、まりさはゆっくりしね!!」「まりさなんてゆっくりやかれてね!!」「れいむたちをゆっくりさせてね!!!」 そして今度はまりさたちがその身を焼かれる。 「い”や”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!」「た”し”け”て”え”え”え”え”え”!!!!」 霊夢は仕返しが終わったと思い満足し、壁から離れる。 すると今度はまりさのほうが反撃とばかりに壁を押し始めるのだ。 まりさが壁を押して離れ、れいむが壁を押して離れ、そしてまりさが、れいむが…… この争いはいつまで続くのだろう…… 「くくく…うまくいってるな……」 俺は醜い争いを続ける子ゆっくりどもをみて笑う。なんとも楽しい気分だった。 昨日の夜のうちに、俺は加熱装置の中に子ゆっくりどもを閉じ込めた。 もちろん、今起きているように霊夢とまりさは分けて。魔理沙種は生き残るためなら(ryので、この状況のために分ける必要があったのだ。 平然と霊夢を見捨て、壁を押し出すまりさ。それに触発、あるいは必死で生き残ろうと壁を押し返す霊夢。 何もかも完璧だ。家族といいながらもそれを見捨て、醜い争いを演じる饅頭どもを見て俺は気分が晴れていた。 そして俺の傍らには、ガラスケースがある。 そう、中には母親ゆっくりが閉じ込めてある。朝のうちに用意したのだ。 母親ゆっくりは涙を流している。わが子を助けてあげたいのだろう。だが口も昨日の内にホチキスで止めてあり、くぐもった声しか出せず、 俺に助けを請うこともできない。身動きの取れない状態で、わが子が醜くも殺しあう光景を見せ付けられるしかないのだ。 俺はさっき、片方だけ助けるといったがもちろんそんな約束守る気などない。 生き残った方も焼き饅頭にしてやるのだ。それも母親の目の前で。 俺はわずかな希望をも打ち砕かれたとき、母親ゆっくりがどんな顔をするかを想像し、なんともいえない快感を感じた… FIN
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「"ゆっくりの章"には、今までゆっくりが行ってきた罪の中でも最も極悪で非道のものが何万時間という量で記憶されています」 といわれて近所の人からもらったビデオテープ、ゆっくりの章。 ちらっと見てみたが、かなり胸糞悪くなるものだった。 なんでも、愛護派の人にこのビデオを見せたところ、次の日にはヒャッハー虐待だあ!などと言って森を駆け巡っていたとかいないとか。 そんな素晴らしいビデオだったので、俺は近所の群れのリーダーのゆっくり霊夢を呼んで(拉致して)きた。 「お前たちの素晴らしい生態を見せてあげよう」 「ゆゆ!うるさいよ!はやくおうちにかえしてね!」 やかましかったので頭にワリバシを10本ほど突き刺した。 バランスボール並にバカでかい饅頭だったので、中にしっかり入っていった。 「ゆびょぉお!!いぢゃいいいぃぃぃ!!」 「うるせーくそボケが!黙ってビデオ見やがれ!始まったぞこら!」 「ゆゆ!かわいいまりさがいるよ!」 まりさが森の中を懸命に走る様子が映し出された。 エサを集め、洞窟の中へ。 その中には10匹近くの子供とパートナーと思われるれいむが。 中略。 「どぼじでごんなごどずるのぉぉおおっ!?」 森のエサが少なかったようで、近所のゆっくり一家とエサをめぐって抗争がはじまり、ほとんど死んだ。 続いて、まりさの仲良し姉妹が出てきた。 中略。 「ぼうやべでえぇえええええっ!!」 例の如くありすにレイプされて死んだ。 中略。 「れ・・・れいむたちは・・・ゆっくりできないいきものなんだね・・・」 ビデオを見終わった頃には、リーダーのれいむはもう生きてるのが不思議なほど衰弱していた。 鑑賞中、御飯を上げなかったからかもしれない。 「もう、れいむたちはしんだほうがいいんだよ・・・」 「そうだね」 俺はれいむを森に返してあげた。 頑張って生きて行ってほしいものだ。 数日後。ビデオに新しいストーリーが追加された。 なんでもこのビデオ、魔法加工がされてるとかされてないとかで勝手に話が増えるらしい。 新しいストーリーは、群れのゆっくり霊夢が仲間を集めて大虐殺をするというものだった。 おわり。 作:ユユー このSSに感想を付ける
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~ゆっくり魔理沙の生涯『加工編』~ -前書き- このSSは私の初作品である「ゆっくり霊夢の生涯」で最後に部屋に残されたゆっくり魔理沙についてのお話です。 上述の作品を読んでからこの作品を読んでいただくと、より内容を理解しやすいかと思います。 ※スレに書き込みしようとしたら規制されてた・・・。今までのようにwikiへ編集してもらってかまいません。 -本編- 「さみしいよぉぉぉ・・・グスン。」 ゆっくり魔理沙の目には涙が浮かんでいた。 毎日一匹ずつ優しいおじさんに連れられて友達が部屋から旅立っていった。 そして一番仲の良かったゆっくり霊夢も先ほど部屋から消え、残ったのはゆっくり魔理沙1匹となった。 「れいむうぅぅぅ、まっててね!あしたになったらいっしょにゆっくりできるから!」 明日になればおじさんがみんなのところへ連れて行ってくれる。ゆっくり魔理沙はいろいろと想像していた。外の 世界に慣れる訓練とはどんなものなのか、外の世界に行ったらみんなとゆっくり遊んで、ゆっくり食べ物を探し、 ゆっくり一緒に眠る。ゆっくり魔理沙はまだ見ぬ世界に心を躍(おど)らせながら眠りについた。 翌日、ゆっくり魔理沙はゆっくりと目を覚ました。 「ゆっくりしていってね!」 部屋のこだまするのはゆっくり魔理沙の声だけであった。 「さみしいよぉぉぉ・・・れいむぅぅぅ。」 ゆっくり魔理沙が昨日の様に目に涙を浮かべていると部屋のドアが開きおじさんが入ってきた。 「さぁ外に出ようか、待たせてすまなかったね。」 おじさんの言葉を聞くとゆっくり魔理沙は満面の笑顔に戻った。 「おじさん!はやくみんなのところへつれていってね!」 「よし、それじゃ行こうか。抱えるから暴れないでおくれよ。」 「おじさん、わかったよ!」 ゆっくり魔理沙はおじさんに抱えられて生まれた部屋を後にした。 「そうそう、みんなの所へ行く前に健康診断をしないとだめなんだよ。」 「けんこうしんだん?」 「体の調子が悪くないかとか病気にかかってないか調べることだよ。」 「ゆ!まりさはどこもわるくないよ!だかられいむのところへはやくつれていってね!」 すぐにゆっくり霊夢に会えるものと思っていたゆっくり魔理沙はおじさんに抗議した。 「おちついておちついて、これはみんなもやったことなんだよ?君の友達のゆっくり霊夢もね。」 「ゆ!まりさもけんこうしんだんうけるよ!」 ゆっくり霊夢もやったと聞き、早く会いたいという衝動を抑えおじさんの言う通りにすることにした。 「この中で健康診断を行うよ。」 おじさんは扉を開けると中には緑色の帽子をかぶった青い髪の少女が立っていた。 「ゆ?おねえさんだぁれ?ゆっくりできるひと?」 ゆっくり魔理沙はゆっくり特有のお決まりのセリフを発した。 「えぇゆっくりできる人よ。」 青い髪の少女はゆっくり魔理沙の質問に軽く返事をした。 「にとりさんお待たせいたしました。このゆっくりでよろしいでしょうか?」 「とりあえず大きさを測ってみるわ。」 にとりと呼ばれた少女はポーチから巻尺を取り出すとゆっくり魔理沙の大きさを測り始めた。 「ゆ?なにしてるの?」 体にテープ状の物差しが巻きつけられると頭の上に?マークを浮かべて質問した。 にとりは質問に答えず代わりにおじさんが答えた。 「これが健康診断だよ、今は君が十分な大きさか測定しているんだ。」 「ゆ!そうなの?さっさとおわらせてね!」 何をしているか理解はできなかったが健康診断だと聞き、ゆっくり魔理沙は納得した。 「十分な大きさですね、これなら新しく開発した道具を試せるでしょう。」 にとりは巻尺をポーチに戻すとなにやら壁に立て掛けてある少々大きい両手持ちの機械をいじりはじめた。 そしておじさんは顔が上を向くようにゆっくり魔理沙を台の上に乗せ固定した。 「ゆ?うごけないよ!さっさとたすけてね!」 「まぁまぁ落ち着いて。今から歯が健康かどうか調べるよ、虫歯があったりするとお菓子がゆっくりと食べられなくな ってしまうんだ。」 「ゆ!おかしがたべられないのはやだよ!さっさとしらべてね!」 ゆっくりとお菓子が食べられなくなると聞くとゆっくり魔理沙は態度をコロっと変えた。 「それじゃ歯を検査するから大きく口を開けてね。」 「あ~~~ん゛!!!」 ゆっくり魔理沙が口を大きく開けるとおじさんはすかさず2本の金属性の棒を口の中へ入れて口が閉じないように固 定した。 「おへさあえたえよ!はやけはざぜでえぇぇぇ!(おじさんいたいよ!はやくはずしてえぇぇぇ!)」 何を言っているのかわからないゆっくり魔理沙の悲鳴はおじさんには届かなかった。 「では隣の部屋に例のものがありますので取ってきます。」 機械をいじるのに夢中なにとりは軽くうなずいて返事をし、おじさんは隣の部屋に消えていった。 数分するとおじさんは熱気を発している液体の入った大きめの鍋を持って戻ってきた。 「おへさあはせへてぇぇぇ!(おじさんたすけてぇぇぇ!)」 おじさんの姿を見るとゆっくり魔理沙は涙を流しながら助けを求めた。 しかしおじさんはゆっくり魔理沙を無視してにとりと話を始めた。 「準備はよろしいでしょうか?こちらはいつでも作業に取り掛かれる状態です。」 「こちらも大丈夫ですよ職員さん。始めてください。」 そしてゆっくり魔理沙の悪夢は始まった。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 にとりに職員と呼ばれた男は鍋に入った液体を一気にゆっくり魔理沙の口の中に注ぎ入れた。 「がぁがぁがぁがぁがぁがぁがぁがぁがぁがぁ!!!」 すかさずにとりは機械のスイッチを入れてゆっくり魔理沙の口の中に突っ込んだ。 機械の先端には攪拌翼がついており、スイッチを入れると自動で回転する仕組みになっている。 当然ゆっくり魔理沙の中身の餡子は職員が注いだ液体とものすごい勢いで混じりあっていた。 「あ゛っ!あ゛っ!あ゛っ!あ゛っ!あ゛っ!」 3分程攪拌するとゆっくり魔理沙は白目をむいて唸(うな)りだした。 「にとりさんそろそろのようです。」 職員の言葉を聞くと機械を止めてゆっくり魔理沙の口から抜いた。 ゆっくり魔理沙にとってこの3分は今までで一番長く感じた3分となっただろう。 にとりは満足げにしていた。 「ふぅ、まぜるん棒はうまく動作したようね。」 「すばらしい性能ですね。今までは手作業で混ぜていたため時間がかかる上にむらが出来ていたんですよ。」 職員はまぜるん棒の性能を目の当たりにして目を輝かせていた。 「まぜるん棒の商談については加工品の完成具合を見てから決めましょう。このまま室温で冷やすのですか?」 「いえ、加工場地下にある氷室で1時間ほど冷やすつもりです。今から置いてきますのでお待ち下さい。」 職員はまだ白目をむいているゆっくり魔理沙を透明な箱へ入れ、地下にある氷室の棚へ置きにいった。 ~55分後~ 「あ゛っ!あ゛っ!あ゛っ!あ゛っ!あ゛っ!」 唸り声を上げるのはゆっくり魔理沙だった。 先ほどと違うのは今回は寒さによりまともな言葉が話せなくなり唸っていると言うことだ。 「ざっ!むっ!い゛っ!だっ!ずっ!げっ!・・・」 今にもゆっくり魔理沙は凍え死にそうだった。 ゆっくり魔理沙の体は既に肌色から真っ白に変わり、涙は凍っていた。 「さて、そろそろかな。」 遠くで優しかったおじさんの声が聞こえ足音が近づいてくる。 「お、頃合だな。」 「ゆ・・・。」 もう話す気力もないゆっくり魔理沙を箱ごと持つとおじさんは氷室を後にした。 ゆっくり魔理沙は箱から出され先ほどの部屋の台の上に置かれていた。 室温に置かれたので徐々にゆっくり魔理沙は元気を取り戻し、顔色は元の肌色に戻っていった。 「ゆ!まりさにあんなひどいことをするひとたちとはゆっくりできないよ!さっさとれいむたちのところへつれていっ てね!」 さすがのゆっくりブレインでもこれだけひどい目に合えば目の前にいる二人が自分の敵だと言うことは判断できたよ うだ。最もその敵に自分を仲間のところへ連れて行ってと頼んでいるあたりさすがゆっくりブレインだと言わざるを 得ない。 「残念だけどもう君の友達とは会えないんだ、今頃は餡子になって出荷されているよ。」 「な!なにいってるの!そんなうそはやめてね!さっさとみん・・・ゆ?」 ゆっくり魔理沙飛び跳ねて抗議しようとしたが体が動かなかった。もちろん体は固定されていない。 「ゆ?どうじで?どうじで!?がらだがしゅっごくへんだよおぉぉぉぉぉ!」 泣きながら必死に体を動かそうとするがピクリとも動かない。 「どうやらうまくいっみたいですね。」 「ええ、では完成具合を確かめましょう。」 おじさんは徐(おもむろ)に包丁を取り出した。 「ゆ!や、やめてね!ちかくにこないでえぇぇぇぇぇ!たすけてれいむうぅぅぅぅぅ!」 ゆっくり魔理沙は包丁を見るのは初めてであったが本能が危険だと判断したのか必死におじさんを遠ざけようとした。 「それじゃ、お別れだ。バイバイ♪」 「い゛や゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 ゆっくり魔理沙の絶叫は部屋中にこだました。 「おぉ!すばらしい出来だ!」 職員の目に前には真っ二つになったゆっくり魔理沙が転がっており、中の餡子は羊羹になっていた。 先ほど職員が魔理沙の口に中に注いだのは溶かした寒天で、にとりはそれを攪拌する機械を作り加工場へ販売しに来 ていたのだ。 「では試食といきましょうか。にとりさんも召し上がりになりますか?」 「まぜるん棒の性能を確かめるためにも試食させてください。」 職員とにとりはそれぞれ半分になったゆっくり魔理沙の羊羹をスプーンですくって口に入れた。 二人の口の中には冷たくてまろやかな羊羹の甘みが広がっていった。 無言ではあったが二人はとてもうれしそうにゆっくり魔理沙の羊羹をたいらげた。 「さてと、いかがですか?このまぜるん棒の性能は、自信を持ってオススメしますよ!」 「ここまで均一に混ざり合うとは思っていませんでした。いやぁすばらしい!喜んで買わせていただきます。」 二人はとても満足そうに笑っていた。 こうして加工場で生まれたゆっくり魔理沙は外の世界を知ることもなく羊羹となりその生涯を閉じたのであった。 この夏、加工場からゆっくり羊羹が発売された。中身が羊羹になったゆっくりは体を動かすことができないため逃げ られる心配はない。また、ゆっくりが生きている間は中の羊羹の品質は変わらないので、食べ物が腐ったりカビたり しやすいこの時期にはうってつけであった。 キャッチフレーズは「ゆっくり冷やしてゆっくり食べようゆっくり羊羹」だ。 End 作成者:ロウ 後書き 最後まで読んでくださった方々にまずはお礼を申し上げます。 『ゆっくり魔理沙の生涯「加工編」』はいかがだったでしょうか? 冒頭でも述べましたが、今作は私の初作品である「ゆっくり霊夢の生涯」に登場したゆっくり魔理沙の末路について 書かせていただきました。書き始めた当初、にとりは登場しない予定だったのですが、東方キャラが0人になってし まうことに気が付き、急遽登場していただくことになりました。 まぜるん棒というネーミングに関してですが、時々やっているゲームにマゼルンというモンスターがいるので、適当 にその名前からつけました。他にもまぜる君とかマゼルスター(これは実際にそういう商品があるので却下)とか考 えたのですが良い案が浮かばなかったのでまぜるん棒に決定しました。ネーミングセンスが無いのはわかっているの であまり深く突っ込まないで下さい。 現在ゆっくりえーきの生涯というSSを書いているのですが、なかなかうまく書けずに苦戦しております。 ひょっとしたら次にUPする作品は別のものになるかもしれません。ゆっくりとお待ち下さい。 あと、スレ8の51に書き込んだ質問に答えてくださった方々にこの場を借りてお礼を申し上げます。 お礼を書き込もうと思っていたら流れがやたらと速くて返事を書き込む機会を見逃してしまったんです(泣 ゆっくり達の加工場からの脱出SSも近いうちに書きたいと思っているのでこちらもゆっくりとお待ち下さい。 書きたいSSが多すぎるがリアルでいそがしすぎる・・・。 おまけ(と言う名のチラシの裏2) fuku0740の「ゆっくりふぉんでゅ」を読んでビビっときました! ゆっくりちぇんの中身はブラックチョコレートに決定いたしました。 そしてゆっくりみょんの中身はホワイトチョコレートに決定! 霊夢・・・・・・粒餡 魔理沙・・・・・粒餡 アリス・・・・・カスタードクリーム パチュリー・・・生クリーム ゆゆこ・・・・・桜餡 れみりゃ・・・・肉まん フラン・・・・・あんまん れみりゃ希少種・手足や体も肉まん(成長して手足が生える、れみりゃ全体の1割にも満たない生息数) フラン希少種・・手足や体もあんまん(成長して手足が生える、フラン全体の1割にも満たない生息数) ゆかりん・・・・味噌餡(実際に味噌饅頭というものはあるよ。納豆が主流なので変えるか考え中。) えーき・・・・・鶯餡(髪が緑だから) ゆっくりちぇん・ブラックチョコレート(クリーム状) ゆっくりみょん・ホワイトチョコレート(クリーム状) 「ゆっくりふぉんでゅ」作者さんへ あなたの考えたゆっくりちぇんの中身を私のゆっくり達の標準設定として使わせていただきます。 もし嫌でしたら他の中身を考えます。 おまけEnd このSSに感想を付ける