約 544,029 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/110.html
ゆっくり教 3KB 注意 ※地方によって著しく生態が違うゆっくり(場所によっては何も食わなくても平気で生きられるゆっくりが居る事もある)が居る世界の話です 19××年。 ゆっくりが何処からともなく世界に現れ、人々を困惑させた時期。 「これで金儲けできるんじゃね?」 一人の若者がそう考え、その考えを実行に移した。 『ゆっくりは神の御使いであり、ゆっくりが目で見た物、耳で聞いた事の全てが神に伝わっています』 ゆっくり教なる新興宗教が日本の何処かで出来上がった。 聖書をパク……若者なりの解釈をして、ゆっくりを混ぜ込んだ奇怪極まる宗教。 そのパク……引用して作り上げられた、ゆっくり教の有名な言葉を一つ挙げよう。 『ゆっくりに見せるために、ゆっくりに善行をするよう気をつけなさい。そうでないと、天に居られる我等が神から、報いが受けられません』 ゆっくりをゆっくりさせれば死後に天国に行ける、との因果関係が不可解な教え。 だがこれが流行した?何故か? まだ世間によく知られていない摩訶不思議なゆっくりの生態に加え、日本に終末論が流行っていた事もあったのか? 熱病に冒されたように、ゆっくり教は信徒を増やした。 …………………… 何処かの街にある一つの建物。 ゆっくり教団が構えている教会の一つである。 外から見える部分は簡素で、中から見える所も簡素、取り柄と言えば大きさだけな建物。 中では一人の男性信者が数匹のゆっくりに供物捧げていた。 「そろそろ時間ですね、ゆっくり様。お受け取りください」 「むーしゃむーしゃ、しあわせ~」 男性信者のゆっくりに対する供物は、ゆっくり教が教える基本的な善行の一つだ。 供物を与えられ、笑顔で食べるゆっくりと、それを笑顔で見る信者。 そこに…… 「ゆはぁゆはぁ…ここがゆっくりきょうかいだね」 「ゆへぇゆへぇ…ここならゆっくりできそうだよ!」 れいむとまりさが現れた。 ゆっくりにしては辛い長旅だったのだろう。息を荒げて疲労困憊の様子である。 ゆっくり教を聞いてやって来たゆっくりなのだろう。 荒げていた息を落ち着けると、信者の目の前にぽよんぽよん跳ねて来た。 「これはこれは…ゆっくり様、遠くからお出で頂……!?」 にこやかに対応しようとした信者の顔が凍り付いた。 原因はまりさの帽子から現れた子ゆっくり達である。 「れいみゅおにゃかすいちゃよ」「おにいしゃんのおうちにもどらにゃいの?」 「いまからあまあまをもらうからなかないでね」 あまあまをもらうと聞いて、表情を更に険しくする信者。 それに気付かぬ母れいむは、愚図る子ゆっくりに優しく語り掛ける。 父まりさは安心させるように子ゆっくりの顔を舐めようとして――― 「なかないでねおぢ!!!???」 信者に踏まれた。 強烈なストンピングに内容物の半分が噴出。床に盛大に餡子を散らしながら絶命。 突然のあんまりにもあんまりな攻撃に、母れいむが絶叫しようとした所を。 「悪魔め!この世から去れ!」 激した信者の言葉と共に踏まれ、父まりさの後を追う事となった。 「ぴゃぴゅ!?」「れいみゅぴゃ!!?」 最後に何かいえた子ゆっくりも親と一緒に床の餡子になった。 「ゆっくり達を真似た悪魔め!地獄で永劫の苦しみを味わえ!」 床に転がる餡子の残骸に吐き捨てると、信者はモップとバケツを取りに行くためその場を去った。 …………………… 来るゆっくりは全て拒まず受け入れる。 それがゆっくり教会だが、例外もあり…… ゆっくり教では、子を産むゆっくりの存在を認めていない。 ゆっくり教の教えでは、神が遣わしたゆっくり達は単体で完結しており、増える事が無ければ減る事も無い。 それに、人間の行いを見て聞くだけのゆっくりは、人間に向かって何かを要求する事も無いのだ。 それから外れたゆっくり達は、ゆっくり教の中では悪魔として定められている。 「ゆっくりを騙り人間を堕落させる存在」 あのゆっくり親子は、その例外だったのだ。 ―――――――― 信者はゆっくりが売られているペットショップを、世界中に悪魔をばら撒いてる所だと認識。 ペットショップにペンキをぶちまける過激派もいるそうな。 前作 『ふたば系ゆっくりいじめ 84 暇人二人の旅行』 『ふたば系ゆっくりいじめ 79 暇人二人のゆっくりいじめ』 『ふたば系ゆっくりいじめ 64 酷い暇潰し』 【ふたば系ゆっくりいじめ 58 ドスまりさがぶっ殺される話】 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 原始ゆっくりが居るのか!? だったら崇拝者がいるのも分かるなww -- 2018-01-24 14 17 14 なかなかイイ新興宗教だww -- 2014-03-18 18 28 25 こいつら迷惑な集団だな -- 2012-12-12 21 44 55 ある意味すげぇwwwww -- 2011-12-23 10 13 46 すごい世界だな -- 2011-05-28 15 13 59
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4853.html
※いじめ小ネタ545 ゆっくりボール の登場人物が出ます ※同上の数日後と思ってくれればうれしいです 「ゆっくり天井針」 まりさは歯を食いしばっていた。 少しずつ近づく死の恐怖に まりささまはこわくないのぜ・・・ まりささまはつよいのぜ? だからこわくないのぜ。 あんよさんやかれてもいたくもこわくもないのぜ。 いたいいたいがとんでいったらじじいをやっつけてれいむのかたきをとるのぜ。 がまんすればいいのぜ。 まりささまはさいきょうなのぜ。 でもさいごにえいえんにゆっくりしちゃったれいむにいいたいのぜ。 さいごまで・・・ ゆっくりしたかったのぜ。 まりさは復讐という炎に燃えていた。 愛する番のれいむが殺されてしまったこと。 れいむを殺したじじいを永遠にゆっくりさせてやる。 まりさは自信満々に家へ向かったがあっさりと捕まってしまった。 復讐をしようと思わなければこんなことにはならなかったかもしれない。 それは過去にさかのぼる。 その日は突然訪れた。 ある日の山道でぱちゅりーが前回殺されたれいむを発見した。 ぱちゅりーが何事だと思いれいむを見ると 激しい打撲傷、凹んだ皮を数十ヶ所確認した。 これは明らかに自然にできるものではない。 おそらく人間にやられたのだろうと考えた。 「むきゅ!たいへんだわ!!はやくおさにしらせないと!!」 と病弱の体で必死にぱちゅりーはれいむを運んでいった。 場所変わってまりさが治める里。 「たいへんよーおさー!!」 「どうしたのぱちゅり・・・ ぱちゅりー!どうしたのそのれいむ!」 「みちにたおれていたわ!たくさんやられたあとが!!」 「これは・・・!」 「にんげんさんにやられたかもしれないわ!」 「ぱちゅりー、みんなをあつめてね! かいぎをするよ!」 「ゆっくりりかいしたわ!」 数分後ゆっくりみんなが集まる。 「みんな!よくきいてね! さっきぱちゅリーがぼこぼこにされたれいむをみつけたよ!」 という声と共にぱちゅりーがれいむの死体を連れてくる。 ゆわあああという悲鳴が聞こえ始める。 すると奥から 「れ・・・れいむぅーッ!!」 と一匹のまりさが飛び出してきた。 「つがいなの?」と長がたずねてきた。 「ゆ・・・そうだよ!あとだれがこんなことをしたのおおおお!?」 「むきゅー、きっとにんげんさんよ。」 「にんげんさん!?」 「むきゅ、そうよにんげんさんはとてもゆっくりできなくてゆっくりをいじめてたのしむいきものらしいわ。 さらにはみつけたおやさいさんをゆっくりからうばいとるなんていうはなしもきいたわ。」 「ゆ!?そうなの!?」 「ええ・・・でもにんげんさんはわたしたちよりつよいってきいたわ。」 「ゆ!にんげんさんはゆるせないね!まりさがせいさいをくわえてあげるよ!ぱちゅりー!!そのにんげんさんのおうちはどこ!?」 「むきゅ、やまをおりてすぐよ。」 「わかったよ!じゃあ、いってくるね!」 まりさが忙しそうに行こうとする。 「むちゃよ、まりさ!あなたじゃ・・」 「だいじょうぶだよぱちゅりー!かならずしゅきゅうをあげてもどってくるからね!」」 「まりs・・・」 ぱちゅりーが急ごうとすると、長が止めた。 「もうむだだよ、ぱちゅりー。 あのまりさ、つがいのことになるとまわりがほとんどみえなくなるせいかくなの。 まりさにはしょうがないけど・・・。」 「むきゅ・・・」 そして下り道。 武器である木の枝を持ってお兄さんの家へ向かう。 (これでかてるよ・・・) まりさは自信満々だった。 この間、群れを襲ったれみりゃに対し、ちぇんやみょんなどは木の枝を持って立ち向かった。 だからまりさも2匹みたいになれるはずだ。 そして、ついに人間のおうちを見つけた。 畑まであって、かなり広い。 (そうだ、ここのおうちのにんげんさんをやっつけたらここのおうちをまりさたちのものにしてここにむれをひっこさせよう!) なんておろかなことを考えるまりさ。 とりあえず挑戦状というものを申し付ける。 「にんげんさん!!ゆっくりでてきてね!!!」 と大声で叫ぶと一人の人間が眠たげな顔でゆっくりと出てきた。 「んだようるせーな。今日は土曜だぞ。ゆっくりさせろよ・・・まったく」 と扉を閉めようとするお兄さんまりさには気づいていない様子。 「ゆっくりむししないでね!」 「あー、なんだゆっくりか。お前らの相手をしてる暇はない。さっさと散れ。」 「いやだよ!れいむのかたきをとるまでは!」 「はぁ?(こいつまさか あのれいむの番?)」 「しょーぶだよ!」 「・・・勝てると思ってんの?」 「ゆん!もちろんだよ!」 「じゃあ、 よっと」 と蹴り飛ばす。 「ゆ゛っ!」 とあっさりと気絶。 やっぱゆっくりはゆっくりだ。 お兄さんはまりさを掴み家に向かう。 そうだ、こいつにはれいむと同じような恐怖を味わってもらうか。 そして地下室。 まりさは目を覚ました。 まりさは見たこともない場所に立っていた。 「ゆ・・・ここどこ?」 「おう、起きたか。」 「ゆ!ここどこ!?」 するとお兄さんが上を指差し 「まぁ、まずは上をみな。」 まりさが上を見るとそこには鋭く光る針があった。 「なんなのあれええええええええええええええええええええええええ!?」 「まぁあと数分したら串刺しだな。 どこに逃げても無駄だし。」 とお兄さんはさらりといった。 「やだああああああああああああ!しにたくないいいいいいいいいいいいいいいいい!!」 針はじわりじわりと近づいてくる。 この針はどこかの城のからくりと同じように作られている。 しかしこのからくりはだいぶ前に作られたものなので作り方はわからない。 ついでに出し方は取扱説明書によると外から出ないと出せないと書いてある。 俺はスイッチを押して針を止め、懐から3つのカードを出し、まりさに話しかける。 「まりさ、貴様に選択権を与えてやる。 このカードのうち好きなものを選べ、なお選ばなかったら即殺ね。」 「ゆ゛ じ・・・じゃあ、このカードさんをえらぶよ・・・」 まりさは真ん中のカードを選ぶ。 「このカードは・・・」 じゃーんと言う効果音とともにカードがを開く。 「足焼きの刑でーす♪」 「もっとやだああああああああああああああ!!」 お兄さんはライターを取り出すとまりさをひょいと拾い上げて。ライターで足を焼いた。 「あづいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」 まりさの足を封印し、元いた位置に戻す。 そしてスイッチを入れる。 針はまた動き出す。 「やだああああああああああああ!!やだあああああああああああああ!!しにたくないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」 「五月蝿い。」 スイッチの隣にあったレバーを倒す。 すると針が下りてくるスピードが上がる。 「ゆゆゆっ!」 「数分どころか残り何秒ぐらいかになっちまったぞ。」 「ゆ゛!」 「お休みー♪」 「やだあああああああああああああああ!!」 そして現在。 針とまりさの距離が一センチに縮まる。 そしてまりさに針が刺さる。 「ゆぐうっ!!」 「ほらほらーどうしたーもうすぐ中枢餡に刺さるぞ」 お兄さんの言う通り針はぐいぐいとまりさに食い込んでいる。 目がかすんできたここまでなのか。 するとれいむといたころの記憶が頭によぎる。 『れいむねっ!・・・まりさと一緒にゆっくりしたいんだけど・・・いいかな・・・?』 とプロポーズをしてきたれいむ。 『みて!みて!まりさー!ゆっくりしたあかちゃんができたよ!!』 大きくなったお腹を見せつけにんっしんっ!をした証を見せるれいむ。 『ゆゆゆ~♪ あかちゃ~ん♪ ゆっくりうまれてね~♪』 と赤ちゃんに上手な歌を歌うれいむ。 『ゆっくりうまれるよぉぉぉぉぉぉぉ!! ゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!』 赤ちゃんを必死になって産むれいむ。 『まりさににたゆっくりしたあかちゃんだね! いっしょにあそぼうね』 と子と一緒に遊ぶれいむ。 『おちびちゃんもおおきくなったからひとりでかりができるようにおしえないと!』 と狩りの仕方をおしえるれいむ。 『ゆうう~!やめてええええええええええええええええええ!!』 とれみりゃから必死に子供をかばうれいむ。 しかし、こどもの大半はれみりゃに餡子を吸われ、死んでしまった。 『ゆっ・・・ゆっ・・・ おちびちゃんがいないいまどうすればいいの? まりさだけじゃゆっくりできないよおおおおおおおおお!』 とわがままを言うれいむ。 しかし、当時は返事はできなかった、だが今ならできる。 「また・・・こどもをつくればいいのぜ・・・」 と。しかし・・・ 「・・・は?」 という返事がしただけだった。 そう、それは過去の話。 れいむは当にこの世にいないのだ。 「だかられいむ・・・ゆっくりするのぜ・・・」 するとお兄さんは「ははぁ~ん」とつぶやき。 「さてはこいつれいむの事を思い出してるみたいだな・・・」 だが針は容赦なく降りてくる。 「だけど・・・」 そしてまりさの断末魔が響く 「時は過ぎていくものなんだよ。ゆっくり理解してね」 「ゆぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああれいむうううううううううううううううううううううううううう!!!」 という叫び声とともにまりさが倒れる。 息をしなかったため、恐らくついに中枢餡にたどり着いたのだろう。 そのまりさの遺体を見てお兄さんはつぶやいた。 「時って・・・残酷だな・・・」 あとがき ゆっくりボールの続編でした。 続編って何かとムズい byさすらいの名無し 過去作品 いじめ系2850 ゆっくり油火踊り祭 いじめ系2889 ゆっくりべんじゃー いじめ系2932 すぃー吶喊 いじめ系2938 ゆっくりが実る木 いじめ小ネタ542 ゆっくりジェットコースター いじめ小ネタ545 ゆっくりボール いじめ小ネタ546 ゆっくり太郎 いじめ小ネタ553 ゆっくりできない川さん いじめ小ネタ562 ゆっくり草野球 いじめ小ネタ567 ゆっくり瞬殺されるよ! いじめ小ネタ573 金バッチがほしいよ! このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4257.html
ゆっくり観察記 ――――――――――― ―――――――――――――――――――――― 初作品ですが、よろしくお願いします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 俺は最近、ゆっくりの生態を趣味で調べている。 もういっその事ゆっくりの研究者になろうかと時々考える。 そして俺は、多々種類のゆっくりを共同のスペースで飼育してみる事にした。 まずどの種類から始めようか・・・・・と考えていれば、ホラ現れた。 「おなかすいたよ!!!」 「れいむたちにはやくなにかたべさせてね!!!」 その図々しさに見ているだけで自然と殺意が沸いてくる。 これは「ゆっくりれいむ」と「ゆっくりまりさ」の種類だな。 ひぃ・・・ふぅ・・・みぃ・・・・ 早速数を数える。 親が2匹、子供が7匹かな。親が1匹、子供が3匹「ゆっくりまりさ」の個体みたいだな。 「どうしたの?」 「はやくたべさせてね!!!」 「はやくゆっくりさせてね!!!」 横でやかましい声が聞こえる。 こりゃあ大家族だな・・・・・。飼育にはちと数が多いな。 俺はヒョイと子供を1匹髪を掴み上げる。 「い゛た゛い゛よ゛お゛おお゛お゛お!!!はな゛じて゛ええ゛え゛!!!」 「れいむのあかちゃんになにするの!!!」 ドンドンと足にぶつかって来るが、痛くも痒くもない。 俺はその小さなゆっくりを握りつぶす。 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛う゛う゛う!!」 断末魔や悲鳴が聞こえた気がしたが、俺は動じず次々に潰していく。 餡子が飛び散る。後で掃除しないとな・・・・ 最終的に子供のゆっくりれいむ2匹、ゆっくりまりさ1匹を潰した。 「な゛ん゛てごん゛な゛こと゛するの゛おお゛お゛お!!!」 「ゆ゛っ゛く゛りさ゛ぜてえ゛え゛え゛!!!」 叫ぶゆっくりをそのまま掴み、飼育ケースに投入する。 飼育ケースと言っても、そう特別な物では無い。 若干大きめのガラスケースに藁を敷き、小さな家と遊具を置いた物である。 ちなみに去年まで飼っていたカブト虫などの匂いがまだ残っている。 「く゛さい゛い゛い゛いい゛いい゛い゛い゛!!!」 「ゆ゛っ゛ぐし゛でき゛ない゛い゛い゛い゛いいい!!!」 そんなゆっくりをそのまま放置し、俺は新たなゆっくりを探しに森へ出かける。 しばらく探すと、「ゆっくりありす」の種類の住処を見つけた。 「ここはまりさたちのてりとりーだぜ!!!」 「おにいさんははやくたべものよこしてね!!!」 うん。ウザい。 何気無くゆっくりまりさも混じっている。残念ながらゆっくりまりさは間に合っている。 早速不要な物を処分するとしよう。 以前からゆっくりありすがゆっくりまりさを好むのは分かっていた・・・ と言う事で、今回はちょっとした道具も持ってきた。 懐中電灯 メガホン エアーガン 出来るだけ自然の状態で飼いたいので、精神の状態は残しておきたい。 そこで、メガホンで聴覚を一時的に破壊し、懐中電灯で短い時間の目潰し。 普通の人間にはまず無理だが、ゆっくりの貧弱な組織なら充分だ。 あとはゆっくりまりさを連れ去りエアーガンで撃ち殺す。 香林堂もいろいろ置いてるなぁ・・・・しかし。 肉体は後でオレンジジュースで治すのでどうでもいい。 「じゃあとっても美味しいものをあげるね。ちょっとおめめつぶっててね~」 「ゆっ!!!おたのしみ!!!!」 そう言いつつゆっくりは目を閉じようとする・・・・ その瞬間、俺は懐中電灯でゆっくりを照らす。 こうすることで、ゆっくりは目をずっとつぶっているのと同じ感覚になる。 そして俺はメガホン目掛けて大声で叫んだ。 「ゆ・・・お・・・・あ....う・・・・あ!・・」 「ゅ!・・・・・!・・・あ゛!?」 聴覚が破壊されているので、うまく喋れない。一瞬の事であるから、この出来事にゆっくりも気づかない。 おそらく「まだかな?」とでも喋っているのだろう。 そしてすかさず俺はゆっくりまりさを住処から少し離れた場所へ連れて行く。 そしてオレンジジュースを振り掛ける。 ゆっくりの視覚と聴覚が戻る。 「ゆ?あれ?ありすたちは?」 「おにいさん、どうしたの?」 「君達だけに、特別な食べ物をあげるんだ。」 「ゆーっ!ゆーっ!ゆっくりたべさせてね!!!」 そしてエアガンで撃ち殺す・・・・・筈だったが、俺とした事が弾を忘れてしまった。 そして金髪が同じなので間違えて1匹ゆっくりありすを、しかもゆっくりまりさ達と特別仲がいいのを連れてきてしまった。 ゆっくりありすはまだまだいるし、たまたま楽しい殺し方を思いついたのでまあいいか。 そう口ずさみながら俺はゆっくりありすを木に縛る。 ゆっくりまりさ達は、ゆっくりありすに目もくれず、ワクワクしながら何か、何かと待っている。 ゆっくりまりさ達も縛る。数が多かったので入るか心配だったが、一匹潰したら入った。その時他のゆっくりが騒いでいた気もする。 そして自分はゆっくりありすに近くの川から汲みたての水をかける。 そしてその下に大量の落葉をかき集める。 そしてライターで落葉に火を付ける。ゆっくりありすは最初にかけた水のお陰でなかなか燃えない・・・・・・が そのうちチリチリと焼けてくる。動けないゆっくりまりさ達の前でじー・・・・っくり照り焼きにでもしようと思う。 ほら・・・・チリ・・…チリ・・・・そして当然のごとくゆっくりありすは熱がる。 「あ゛づいい゛い゛い゛いい゛い゛!!!」 ゆっくりまりさ達は仲良しの悲鳴にすかさず反応する。 「あ゛り゛す゛うう゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!!!」 助けに行こうとする。しかし縄はゆっくりの動きなどでちぎれる事は無い。 ゆっくりありすの下半分は炎に包まれている。 「お゛ね゛がい゛い゛い゛い゛いい゛!!!あ゛り゛すにお゛み゛ずかげて゛あ゛げて゛でえ゛え゛え゛!!!」 あいつに水分を与えてくれ?俺も待ち疲れた頃だ、いいだろう。水分は水分でも 「油」をな。 バシャ・・・・ァァァァァァァァ・・・・・・・・・・・・・ゴォォォォォォォォオオオ!!!!! 炎の勢いは数倍に増し、ゆっくりありすを包み込む。そして焼き尽くす。 そしてゆっくりの悲鳴が聞こえる。言葉に出来ない大合唱である。「自分をありすの元まで連れて行け」とな。 いいだろう。俺は縄を持ち、木ごと燃えているありすの元へ投げ込んだ。そしてゆっくりの悲鳴が聞こえた頃・・・・ おや? エアーガンには弾が装填されていた。もっとしっかり説明書読むんだったな。 まぁいい。俺は火だるま目掛けて打ちまくる。 バァン! バン! パンッ! 続々火だるまから焼きあんこが出てくる。 そして悲鳴が轟く中、俺は住処に戻り、ゆっくりありすを連れ、家へ帰った。 おやおや 早速ゆっくり達が交尾を始めて繁殖を始めているな。 次は肉食のゆっくりでも投入するかな。ゆっくりの繁殖能力は恐ろしいしな。 END ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ―あとがき― ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― こんにちは。 こんな僕の処女作ですが、ご覧に入れていただいた貴方に感謝です。 たぶん続き書きたいと思います。 このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4199.html
数十キロはあった糞便を片付けるのに、丸一日かかった。 たった一日というと思ったより短いようだが、 まりさ共が口内の糞便を飲み込むたびに、 俺や使用人がひっきりなしに詰め替え、それがおよそ二十時間以上だ。 「かひゅうーーーーーーー………あひゅううーーーーーー……」 輪を取り外され、まりさ共は憔悴しきって、 吊り下げられた全身を波打たせている。 「うまかったか?」 俺が聞くと、しばらく開ききった口をもごもごさせてから、 上顎支点で吊り下げられたままで返答が帰ってきた。 「ゆっぐ……ゆっぐり……でぎだいぃぃぃ……」 「……ゆっぐじ……じだい……じだいぃぃぃ」 「おろじで……おろじでぇぇ……」 「口に合わなかったか?それは悪かった。 もっとゆっくりできるごはんを持ってきたよ」 そう言うと、俺はカートを新しく運んできた。 カートの上には、再び青いビニールで覆われた皿。 大きな皿をいくつか台の上に、まりさ共によく見える位置に置いてやる。 まりさ共の目は怯えていたが、いくぶんかの期待の色が見え隠れしていた。 もしかしたらこの人間は勘違いをしてあんなものを持ってきただけで、 今度はちゃんとゆっくりできるごはんを持ってきたのかもしれない。 そんなところだろうか。 「ゆっくり……ゆっくり……」 震える声で呟くまりさ共の前で、次の食事を公開してやる。 「ゆあああぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!」 悲鳴が上がった。 ひどい腐臭の中で、俺は解説してやった。 「かき集めるのが大変だったよ。いまは夏場だからごらんのとおりだが、 まあお前たちゆっくりなら大丈夫だろう」 犬や猫、鳥や狼、町や森の中で拾ってきたあらゆる獣の死体が皿の上に乗っている。 どれもこれもひどい腐臭を放ち、体中に蛆が蠢いていた。 猫の眼窩や犬の裂けた腹部、穴という穴は蛆だらけだ。 蛆のほかにムカデやミミズ、なんだかよくわからない虫たかっており、 その上では大量の蠅がぶんぶんと飛び回っている。。 手近な猫の死体を長い菜箸でつまみ上げてやると、 腐りきって緑色に変色した肉はぐずぐずになってたやすく崩れ、黄色い膿が長い糸を引いた。 緑に紫に黄色に赤、一度死んだ肉は本当にカラフルになるものだ。 「ぐざい!!ぐじゃいいいいいい!!!やべでえええええ!!」 「おでがいいいいいいいぢがづげだいでえええええええええ!!!」 「急いで噛みつぶさないと、ウジやムカデがお前らを食うかもな」 「いいいいいいいやああああだああああああああああーーーーーっ!!!」 脅してやったおかげで、白目を向いて痙攣しながらも、 口腔内に放り込まれたまりさ共は今度は必至に咀嚼していた。 柄杓の表面にこびりついた蛆がまりさ共の表皮を這いまわり、目の中に一匹二匹侵入する。 嫌悪に身をよじらせながら、それでもまりさ共は泣きながら食事を続けた。 虫に関しては、もともと毛虫やら蝶々を食うゆっくりだから問題ないだろう。 顎の動きから嚥下を確認する度に、輪の蓋を開けて次の腐肉を注ぎ込む。 そのたびごとに、まりさ共は泣きながらあらん限りの声をあげて慈悲を求めた。 「ゆおおおおおおごおおおおごごごごごおおおおおああああああーーーーーーーーー」 まりさ共の努力で、腐肉は一日かからずに片付いた。 次はまともな食品を食べさせてやることにする。 その日俺が運んできたカートの上には、大きなボールがいくつも載せられていた。 そのいずれも、粉やらどろりとした液体やら練りものでなみなみと満たされ、 緑や黄色もあったが、それら内容物はおおむね赤かった。 まりさ共はきょとんとそれを見ている。 どうも味が想像できないようだ。 俺は親まりさの口に再び輪をはめた。 「ゆごっ!!おごっ、わっかさんはゆっぐじでぎだいぃいいごっ!!」 ばたばたと抵抗しながら、なすすべなく輪をはめられて大口をあける親まりさ。 「味見してみるか?」 俺は手近なボールから赤い粉を指ですくうと、 親まりさの口内に刷り込んでやった。 「!!??」 びぐん、と親まりさが空中で跳ねた。 「ゆぼびょがぎょぼばごぎゃがばああぁぁあーーーーーーーー!!!」 すさまじい絶叫をあげ、すぐにも吐き戻そうとするが、 俺がすぐに蓋を閉めたので、あわやというところで餡子は口内で止まった。 それでも親まりさの痙攣は止まらない。 いつまでたっても止まない親の悶絶を見て、子まりさ共が恐怖に震えている。 「トウガラシだよ」 俺は教えてやった。 甘味そのものたる饅頭でできているゆっくりにとって、辛味は毒である。 正確には辛味そのものが毒性を持つわけではなく、 あまりの苦痛に餡子を吐き出してしまい、 それが致死量を超えることが少なくない、ということだ。 50cm級のボリュームを持つ親まりさが、 ただひとすくいのトウガラシでなお暴れ続けている。 白目を向いた眼窩から涙が吹き出し続け、 すでに枯れ果てていると思われたしーしーとうんうんが、 すごい勢いであにゃるとまむまむから放出されていた。 本来ならとっくに絶命しているだろう。 しかし、死なせることは俺がしない。 食わせたはしからすぐに蓋をしてやるので、 たっぷりと味わってもらうことができる。 念のため、あにゃるとまむまむもガムテープで塞いでやることにしよう。 こうして、ゆっくりがいまだかつて味わったことのない世界に、 このまりさ共が、ゆっくり史上初の一歩を踏み出すことになるわけだ。 さぞ誇らしいことだろう。 親まりさがトウガラシを消化して動きが収まるまでに、 たっぷり十分はかかった。 「かひゅうーーー……ほひゅうーーーー……」 白目を向いたまま、親まりさは放心した体で呻いている。 「ちょっと味見しただけでこんなにゆっくりしてくれるんだな。 たっぷりあるから、ゆっくり味わっていってくれ」 そう言ってやり、トウガラシの粉を柄杓でたっぷり掬った。 親まりさの口に近づけるが、親まりさはまだ白目を向いたまま揺れている。 俺の声も耳に入っていないようだ。 構わず、口いっぱいにトウガラシを頬張らせて蓋をした。 親まりさが爆発した。 もちろん比喩的表現だが、まさにそれは爆発だった。 吊り下げられた状態で、よくもこれほど動けるものだ。 そう感心してしまうほど、電流に打たれたように跳ね回っていた。 ビビビビビビビビビビビビビビビビビ。 下膨れの顎が、上下左右にぶんぶんとシェイクしている。 まるで釣りあげられた直後の魚、いやそれ以上だ。 「ゆぁああああああ……ゆわぁああああああ………」 子まりさ共が絶望のシンフォニーを奏でている。 次は自分たちだ、それは痛いほど理解できているようだ。 命乞いをする気力もなく、ただ泣くことしかできない。 それでも、輪をはめられる段になると本能的に騒ぎはじめた。 「やべで!!ゆっぐりやべで!!やべでぇええええ!!まりざだげはぁああ!!」 「ゆっぐりじだいいいいいいい!!ゆっぐりざぜでぇええええええええ!!!」 「いやぁあああああいやぁあああああごろじでええええーーーーーっ」 三匹の子まりさ共には、また違うものを味わってもらった。 カラシを詰め込まれた子まりさは、やはりおこりのように痙攣している。 トウガラシとあまり変わらない。 わさびを詰め込まれた子まりさは、これも痙攣しているのだが、 カラシとはやや違うようだ。 半分白目を剥いて、下顎というか腹を前方に限界まで折り曲げて、 ぐにゅりと折りたたまれた状態で硬直しながら痙攣している。 わさびの辛さは鼻にくる。 想像するに、この量では「ツーン」というような生易しいものではなく、 脳天を錐で突きとおされているような感覚ではなかろうか。 最後の子まりさは、コショウを詰め込んだ。 すさまじい勢いでせき込んでいるが、 鼻がないので、口をふさげば何も出てこない。 膨れてはしぼむのをすごい速さで繰り返し、まるで早鐘を打つ心臓のようだ。 四匹ならんだゆっくりが痙攣しつづける様は壮観だった。 どれもが人間でもできないようなすさまじい速さで痙攣し、 微塵もゆっくりしていない。 見やると、隣のゆっくり共が反対側の壁にぴったり身を寄せて震えていた。 ゆっくりできないものを極端に恐れるゆっくりにとって、 高速で動くものは恐怖の対象である。 まして、同族であるまりさがすさまじい速さで痙攣するこの光景は、 こいつらにとってあまりに恐ろしいのだろう。 こちらに背を向けて壁にしがみつき、恐怖に泣き叫んでいる。 俺はスイッチを操作し、向こう側のマジックミラーを鏡に戻して、 向こうからは見えないようにした。 さて、この辛味を片付けるにはどれだけかかるか。 結論から言うと、まりさ共の反応は、やること自体はそう変わらなかった。 どれもすさまじい勢いで痙攣してばたばた暴れるというものだが、 その痙攣の度合が、きれいに辛味に比例するようだ。 より辛いものを食わせるたびに、痙攣の間隔が速くなり、ぶれる大きさは増大していった。 辛味は、スコヴィル値と呼ばれる数値で計測することが可能である。 トウガラシの辛味は、およそ三万~四万といったところだ。 スコヴィル値三十五万のハバネロを食わせたときは、 バイブレーターのように震えていた。 ビビビビビビから、ビィィィィィィーーーーーー………という感じだ。 下腹部はもはやぶれてよく見えない。 最終的には、世界一辛いトウガラシと言われる、 スコヴィル値百万のジョロキアを食わせた。 この時は驚いた、その痙攣はもはや擬音に変換できるレベルを超えている。 体のぶれは早すぎて、ぱっと見ではまったく動いていないように見えるほどになり、 ぶれる下腹部の軌道がそのまま輪郭となって、 頭部分だけがにょきりと突きでた扁平な饅頭のように見えた。 はたから見ていても異常な光景だが、 こいつら自身の感じている苦痛たるやどれほどのものだろうか。 つくづく、ゆっくりの不可解さと頑丈さを思い知った。 他の生き物の筋肉では、どれだけの刺激を与えてもここまで動けるものではないだろう。 ゆっくりという名前に反して、この生き物はすさまじい潜在能力を秘めているようだ。 辛味を食わせはじめてから最後のジョロキアを片付けるまでにかかった時間は、二週間だった。 そもそも、この激痛では「食う」という思考さえ発する余裕がないだろう。 意思とは無関係に喉から勝手に吸収されるのを待つ、という緩慢な食事だった。 ともあれ少々不安はあったが、餡子さえ吐かなければ、 どれだけ辛いものを食べても死なないことは証明された。 人間だって死にそうなものだが、これも意外なゆっくりの耐久性といったところか。 辛味を食わせるのにだいぶ時間がかかったが、次はすぐに終わるだろう。 発狂のできない悲しさでいまだ意識を保っているまりさ共に、俺は聞いてやった。 「かき氷って好きだったよな、お前ら」 コンビニで買ってくるかき氷が、このまりさ共は好物だった。 夏場などは他のれいむやありすから奪い取って貪っていたものだ。 かき氷と聞いて、まりさ共の目が輝いた。 「すきぃ!!かきごおりだいすきなんだぜぇええ!!ゆっくりできるうううううううう!!!」 「さんざん辛いものを食わせたからな、次は冷たいものをと思って今日はそれを持ってきた。たっぷりな」 「やったのぜええええええええ!!!やっとゆっくりできるんだぜええええええええ!!!」 「おにいさんはやっとわかったのぜええええええ!!?えらいんだぜえええええええ!!!」 「ゆっくり!!ゆっくりできるううううううう!!!ゆっくりいいいいいーーーーー!!!」 言葉遣いが少しばかり戻ってきたようだ。元気でいいことだ。 狂喜する親まりさの口に、再び輪を嵌める。 「ゆっ!!?やめるんだぜ!!わっかさんなくてもまりさはたべるんだぜぇおごっ!!」 あれだけ辛味を食べていても、中の様子は一見変わっている様子はなかった。 あれでもすべて餡子に変換しているらしい。ゆっくりコンポストが人気なのもうなずける。 四匹並んで大口をあけるまりさ共の前で、俺は道具を取り出した。 まず、ペンチを持ち出して親まりさの歯を挟む。 強度はともかくとして、 直径50cmにもなるまりさの歯は相当でかく、直径2~3cmはあるようだった。 「ゆゆぅぅううぐぅぅぅう!!?」 自分がされることを察知したらしい親まりさがじたばたともがき始めた。 俺はペンチをゆっくりと傾け、歯をねじっていった。 「ゆごっ、ぼっごっごごごごごっごおおおおおおおおお!!!」 一回転したところで、歯はたやすく根本から抜けた。 親まりさは大粒の涙をぼろぼろ流して呻いている。 「ゆあああああいいいいいいいいいい………えううううううううぐううううううう」 手早く次の歯にペンチを伸ばした。 ここでの初日にさんざん蹴りつけたせいで、すでに多くの歯が折れていたが、 半分折れているようなのも含めるとまだ十本はあった。 それらを綺麗に、全部こじり取る。 健康な歯を、引っこ抜かれるならまだしもねじられて抜かれる痛みは相当なようだ。 ねじられていく歯が歯茎を押し潰し、破壊していく。 「ごごぉおおおおお!!どおおおおおおお!!!あうぐううううううううーーーーーーっ!!!」 すべてを抜いた後は、まりさの大口の中に白いものはなくなった。 餡子とはいっても、歯茎を構成する部分は比較的固く、骨格に近い働きをしているようだ。 歯があった跡は、すべてぐずぐずの穴の列になり、 ピンク色の歯茎に、露出した黒い餡子がU字型に並んでいる。 子まりさ共を見やると、全員がすでに大粒の涙を流していた。 「やべでえええええええゆるじでええええええーーーーーーーーーっ」 「いりまぜん!!がぎごおりいりばぜええええええん!!!ぢょうじのっでばじだああああああああ!!!」 「ばざんぬがないでええええええええごばんだべられだいいいいいいいいい」 「歯がなければまともに喋ることもできないからな。必要になったらまた挿してやるよ」 子まりさ共にも輪っかをはめて口を開けさせ、歯をすべてこじり抜く。 ひとまずこれで目的は達成できるが、さらに念を入れる。 工業用の電気ドリルを持ち出すと、再び親まりさから処置を施す。 直径1センチ程度の細いドリルを、歯の抜けたぐずぐずの跡に突き入れた。 「がびゃあっ!!!?」 びぐんと跳ねるまりさを押さえつけながらスイッチを入れ、 回転するドリルをゆっくりと歯茎の奥まで突き込む。 「ががががががががががががががががががががあああぁ!!!!!!」 どれぐらい入れるか少し悩んだが、5センチぐらい突っ込み、 突っ込んでは内部でねじり回して神経を引っ掻いた。 本気で引っ掻くとたやすく歯茎ごと崩れてしまうので慎重に行う。 「ばいいいいいいいぐうううううういいいいいいいおおおおおごごごごごばばばばばだあああだああああああああががががががあああああああーーーーーーーーーっ」 すさまじい声量の悲鳴が部屋に充満する。 「ゆううううううううう!!!あゆううううううううううう!!うううううううううーーーーーーーっ!!!!」 子まりさ共も自分がされる前からひっきりなしに悲鳴をあげている。 研究者によれば、外見と同じくゆっくりの体のはたらきは人間と酷似しており、 歯茎の中にも、神経と同じ作用をする餡子が詰まっているらしい。 一見崩れた餡子の塊にしか見えないが、 ぐしゃぐしゃの歯茎の中で、神経となる餡子がむき出しになって外気に晒されるわけだ。 俺も昔歯医者の世話になったことがあるが、その苦痛は俺の体験の万倍にもなるだろう。 「あがああああああああごおおおおおおおおおおーーーーーーー」 すべての歯の神経をかき回されむき出しにされたまりさ共は、 俺がドリルを抜いたあとも叫び続けていた。 神経が外気に触れるだけでもすさまじい苦痛を呼び込むようだ。 「じゃあ、食事にしようか」 俺の言葉にもまりさ共は反応せず、忙しく叫び続けている。 仕方がないので勝手にやらせてもらうことにした。 連絡して、スチロールの箱を大量に運び込んでもらう。 スチロールの箱の中に、ドライアイスで冷凍保存された袋詰めのかき氷が大量に詰められていた。 それらをかたっぱしから大きなボールに開けると、 ボールをそのまま親まりさの前に持っていく。 親まりさは歯茎の痛みに暴れまわっていたが、 視界の端で俺のやっていることを捉え、さらに涙の量を増やした。 もはやスプリンクラーのように涙が飛び散っている。 溢れるほど口いっぱいに氷をつめこみ、急いで蓋をする。 白目を向いていた親まりさの目がいっぱいに見開かれた。 氷の冷気が、歯茎の神経を通って餡子の髄まで貫いたようだ。 ぐるぐると瞳を回転させ、親まりさはすさまじい勢いで暴れまわった。 振り子のように前後に顎をぶんぶん振っている。 全員にかき氷を食わせて観察する。 しばらくの間まりさ共は暴れていたが、やがて意外な反応を見せはじめた。 目をぎゅっと閉じて体を縦にめいっぱい伸ばしている。 どうやら、せめて上顎の歯茎に氷を当てないようにしたいらしい。 限界まで大口を開けさせたうえで満杯に氷を詰め込んだのだから、 そんな事をしても顎はそれ以上開きも閉じもしないのだが、 縦長に体を伸ばしているまりさはそれなりに珍しい見ものだった。 もっとも、今後はもっともっと珍しい状態を見せてもらうのだが。 氷は数時間で片付いた。 食べるというより飲み込むだけなのでさすがに早い。 その日のうちに、俺は次の食事を出した。 「それじゃ、後は野菜をやろう」 まりさ共の目が開き、恐怖8、媚びが2程度の感情を湛えた。 「安心しろ。腐ってない、新鮮な野菜だ」 ここまでされても期待を捨てられないのが餡子脳たるゆえんだ。 それゆえにタフなゆっくりを、完全な絶望と後悔に染めるには骨が折れそうだ。 もっとも、絶望を味わわせる試みはまだ始まってもいない。 じっくり腰を据えてかかろう。 最後に俺が持ってきたのはサボテンだった。 口いっぱいにサボテンを詰め込まれ、 ぐじゅぐじゅに潰された歯茎を含めた口中を針で刺し貫かれながらまりさ共は苦痛に身をよじる。 これを食わせるにあたって、まりさ共をフックから取り外し床に置いてやった。 苦痛にのたうちまわるほどに、まりさ共の口内のサボテンは床に押されてますます針を深く突き立てる。 一応は有機物なのだからいつかは消化されるだろうが、 サボテンの固い表皮が餡子に変換されるにはまた相当かかるだろう。 しばらくは、これらのものをローテーションさせながら不眠不休で食べてもらうことになる。 回復力の強いゆっくりだから、歯茎はすぐに回復する。 そのたびに電気ドリルで神経をむき出しにすることで、 食事による苦痛は数倍になるだろう。 歯がなく咀嚼できないため、頼りは体液による消化のみだ。時間もかかる。 まりさ共については、ひとまず今のところはこんなものか。 まりさ共と並行して、れいむ共とありす共にも処置を行っていた。 初日、れいむ種の四匹は、 目覚める前にそれぞれ個室に入れた。 およそ1~2m程度の、ピンク色の不透明な箱だ。 親れいむが目覚めると、周囲は狭いピンク色の空間だった。 「ゆゆっ!?」 状況がつかめず、うろたえて周囲を見渡す親れいむ。 見慣れない場所。家族の姿も見えない。 「ゆっ!くそどれいはかわいいれいむをさっさとここからだしてね!!」 れいむは叫んだが、それに対する返答はなく、 代わりに挨拶が返ってきた。 「ゆっくりしていってね!!」 背中から聞こえてきた声に振り向くと、そこには知らないまりさがいた。 自分とほぼ同サイズのそのまりさの姿に、れいむは息をのんだ。 絹のようにさらさらで輝くばかりの光沢をもつ金髪、 ビロードのようなてかりを放つ黒い帽子、 ふっくらもちもちの、極上の血色もとい餡色を帯びた肌。 今まで見てきたゆっくりなど問題にならないほどの極上の美まりさだった。 「ゆっ!ゆっくりしていってねぇぇ!!」 息も荒く、れいむは言い放った。 「まりさのいえにいらっしゃい!ゆっくりおともだちになろうね!!」 美まりさが返してくる。 そのころころした美しい声に、親れいむはまためろめろになるのだった。 家族たちが不安ではあったが、 甘やかされきった彼女には、心配ごとはすべて奴隷が片付けるものであったから、 外に向かって命令すればすぐに会えると思い、 今は目の前のまりさとゆっくりすることに集中することにした。 やや緊張しながらも、他愛のない話を交わす。 美まりさは性格もよく、いろんなことを知っていて、話していて楽しかった。 すっきりしたい、という欲望が頭をもたげるのにそう時間はかからなかった。 夫のまりさに対する操が一瞬頭をよぎったが、 妾を堂々と連れてくるあのまりさに対し、あてつけでこちらも存分にすっきりしてやろうと思った。 どういうきっかけを作ってすっきりしようか逡巡しているうちに、 ピンク色の室内に、なにやら香が漂ってきた。 無味無臭のその香りに気づかぬまま、れいむとまりさはそれを嗅ぎ、 嗅いでいるうちに表皮がほんのりと湿り気を帯びてきた。 「ゆふぅ……ゆふぅ……まっ、まりさぁぁ……」 催淫剤の香だった。 発情に頬を紅潮させ、れいむは辛抱たまらずまりさにすり寄った。 まりさも抵抗せず、れいむのすりすりにリズムを合わせてうごめきだした。 しばらく摩擦で気分を盛り上げたあと、 美まりさはれいむに向かって、いきり立ったぺにぺにを見せつけた。 「ゆふぅぅ~……すっきりしたいよ……!」 「ま、まりさにならいいよ……!」 れいむはまむまむを突き出し、迎え入れる姿勢を取った。 美まりさ共には躾を施してあった。 すっきりは、ぺにぺにを相手のまむまむに刺すやり方でなければいけない。 全身を擦り合わせる方法ではすっきりできない。 そのように刷り込んであった。 擦り合わせる交尾では、植物型にんっしんっとなり、 ぺにまむ型では、胎生型にんっしんっとなる。 胎生型の出産をしたゆっくりは、 植物型による出産よりも、子供への愛情が強い傾向にある。 個体数が少ないことと、出産時の苦労からくるものとされている。 この特性を、今回は活用することにする。 たちまちのうちにすっきりを終え、れいむは胎生型にんっしんっを果たした。 早くもぷっくり膨らんだ顎を見下ろし、ゆふゆふ満足げな声を漏らしている。 そうしていると、今度は白いガスが吹き込まれてきた。 これには強力な睡眠剤、そして成長促進剤が含まれている。 親れいむの意識はすぐに落ちていった。 以上の手順は、三匹の子れいむ共にもそれぞれ全く同じように施されていた。 翌日、四匹のれいむ共はひとつの部屋に集められていた。 四匹とも、部屋の中心に供えられたおよそ2m四方の大きなガラス箱の中だ。 子を体内に宿したゆっくりれいむ共は 親子四匹とも、もとから下膨れの輪郭が下方向にたっぷりと膨らみ、 目と口が上方にめいっぱい偏った洋梨のような無様な姿になっている。 成長促進剤によって出産を早められたれいむ共は、 四匹とも今日が出産予定日だ。 ゆっくり達が出産に集中できるよう、この部屋に人間はいないが、 備え付けのカメラで出産の様子は別室から逐一確認できるようになっている。 俺は今、監視室でそれを見届けていた。 「ゆっ!!」 「ゆゆ!れいむどうしたの?」 「う……う……うばれるうう!!」 一匹が産気づいたようだ。 一匹の子れいむの顎の下に小さな穴が空き、外側に盛り上がりながらひくついている。 顔を真っ赤にしていきむ子れいむを、他のれいむ共が応援する。 「ゆううぅぅ!!ゆううぅぅ!!」 「ゆっくりうまれていってね!!ゆっくりがんばってね!!」 ゆっくりの出産は激痛を伴う。 生涯最大級の痛みは、痛みに弱いゆっくりにとってこの上ない苦しみだが、 ひとえに赤ゆっくりへの愛情のため、この時ばかりは文句ひとつ言わずに堪える。 「うばれるうう!!ゆっぐり!ゆっぐうううううう!!」 「がんばってね!!がんばってね!!おおきくいきをすってはいてね!!」 「おねえちゃんがんばって!!ゆっくりしたあかちゃんをみせてね!!」 「がんばづうう!!でいぶがんばづううう!!ゆっぐりいいいい!!」 「ゆっゆっゆー!!ゆっゆっゆー!!」 歯茎をむき出して全力でいきむれいむ。 腹の火山のような盛り上がりはますます大きくなり、 中心部の穴、産道が少しずつ広がっていった。 「ゆゆっ!!あかちゃんのおかおがみえてきたよ!!」 「いだいいいい!!あがぢゃん!あがぢゃあああああん!!」 「おちついていきんでね!!だいじょうぶだからね!!」 産み方を指示しているのは親れいむだ。 「かわいいあかちゃんだよ!!がんばってね!!」 「ゆぐっ、ゆぐっ、ゆぐぐぐぐぐぐぐぐうううう」 涙を流し、歯を食いしばりながらいきんだ末に、 れいむはついに赤ゆっくりを生みだした。 ぽん、と勢いよく飛び出して床に着地したれいむ種の赤ゆっくりは、 ぎこちない動きで母親に向きなおると、笑顔で叫んだ。 「ゆっきゅちちていっちぇね!!」 それを見届け、れいむ達の視線が産んだれいむに向けられる。 赤ゆっくりの生まれてはじめての挨拶。 出産の苦痛があとを引く中で、産んだれいむはそれでも満面の笑みを浮かべて叫んだ。 「ゆっくりしていってねええ!!」 「おきゃあしゃん!!ゆっきゅりしちぇいっちぇね!! ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!」 飛び跳ねながら母親のもとに駆け寄る赤ゆっくり。 「おちびちゃん!ゆっくりしていってね!!」 「とってもゆっくりしたあかちゃんだよお!!」 「れいむがんばったね!!えらかったねええ!!」 周りのれいむ達も口々に祝福の言葉を贈る。 幸福感に満ちた表情ですりすりをするできたての親子を眺めながら、 一様にたるんだ笑みを浮かべていた。 「ゆぐっ!!」 程なくして、別の子れいむがうめき声をあげた。 こちらも産気づいたようだ。 「ゆゆっ!!こっちのれいむもうまれるよ!!」 「がんばってね!!がんばってね!!」 数時間後、四匹の子れいむは全員が出産を終え、 箱の中では合計九匹の赤ゆっくりが動きまわっていた。 一度に数匹生んだれいむもいたため、この数になった。 赤ゆっくりの内訳は、れいむ種が六匹、まりさ種が三匹だ。 胎生型にんっしんっのため、どれも赤ゆっくりとしては大きめのみかんサイズだ。 「おちびちゃん!ゆっくりしていってね!!」 「ゆっきゅちちちぇいっちぇね!!」 「ゆっきゅちちちぇいっちぇね!!」 「とってもゆっくりしたおちびちゃんたちだね!!」 「れいむのあかちゃんたちとってもかわいいよおお!!」 れいむ共は飽きることなく「ゆっくりしていってね!!」を繰り返し、 それぞれ自分の産んだ赤ゆっくりを側に置いて頬ずりをしている。 「さあ、おちびちゃんたち!おかあさんとすーりすーりしようね!」 「ゆっ!おきゃあしゃんとしゅーりしゅーりしゅるよ!」 「しゅーり♪しゅーり♪」 「すーり♪すーり♪」 「あかちゃんたちかわいいねええ!」 「ゆっくりしてるよおお、ほっぺたもちもちねええ!」 「ゆっくりできるおうたをうたおうね! ゆ~、ゆ~ゆ~、ゆゆゆ~~♪」 幸福に満ちたゆっくりの群れ。 俺は立ち上がり、部屋に向かった。 「おにーしゃんはゆっきゅりできりゅひちょ?」 部屋の中に入ってきた俺に向かって、赤れいむの一匹が話しかけてきた。 俺は答えない。 「ゆゆっ!!ごみくずがやってきたよ!!」 「なにかってにみてるのおお!?」 「ごみくずにはれいむたちのゆっくりしたあかちゃんをみるけんりなんてないんだよお!! なにかんちがいしてるの?ばかなの!?あまあまをおいてさっさとでていってね!!」 不思議がる赤ゆっくり達に向かって、親れいむ共は教えた。 「あれはごみくずだよ!おにいさんなんてよばなくていいからね!!」 「やくにたたないくせにからだだけおおきいばかなんだよ!」 「みんな、あんなふうになっちゃだめだよ!!」 「わきゃっちゃよ、りぇいみゅはあんにゃふうににゃらにゃいよ!」 「ごみくじゅ!ごみくじゅ!」 「きゃわいいりぇいむをみにゃいでね!ごみくじゅ!!」 親に気に入られたいがために、赤ゆっくり共は俺に罵声を浴びせてきた。 「ゆゆっ、おちびちゃんたちはとってもものわかりがいいね!!」 「もっといってあげてね!!」 「くそどれいはなにしてるの?ばかなの? こんなかわいいあかちゃん、ごみくずにはもったいないよ!ゆっくりりかいしてね!!」 「こえだけならきかせてあげてもいいよ!うしろをむいててね!!」 しばらくの間好きに言わせたあと、俺は始めることにした。 箱の中に手を突っ込み、赤ゆっくりを一匹手に取る。 「ゆゆっ?おしょりゃをちょんでりゅみちゃい~♪」 赤ゆっくりを箱の外に運び出し、床に置いたところで、 呆然として見ていた親れいむ共が弾かれたように喚き始めた。 「なにやってるのおおおおおお!?」 「ごみくずうううう!!おちびちゃんにさわるなああああああ!!」 「かえせえええええええ!!れいむのおちびちゃんかえせえええええ!!」 構わず、二匹目を運び出しにかかる。 箱の中に突っ込まれた俺の手に向かって、 殺意に満ちたれいむ共の体当たりや噛みつきが襲ってきた。 まるで痛くもない。 俺はわざとゆっくり、一匹ずつ大仰に運び出していった。 「ゆがああああああ!!かえせええええええ!!」 「きたないてでおちびちゃんにさわるなあああ!!」 「ばか!?ばか!?ばかなのおおおお!?ほんもののばかなのねええ!? ばかはばかなりにみのほどをわきまえてねええええ!!」 何匹か運び出したところで、箱の隅に固まっている二匹のれいむが見えた。 角のほうにぴったりと身を寄せ、顔をぱんぱんに膨らませて俺を睨んでいる。 ほとんど運び出し、赤ゆっくりが目につかなくなったところで、 俺はわざととぼけてみせた。 「赤ゆっくりはこれで全部かな?」 「かえせえええええ!!!」 「まだ残っていたような気がするがな?」 箱の中を見回してみせると、隅のれいむ共がますます膨らんだ。 そちらに視線を止める。 他のれいむ共が口々に叫んだ。 「あかちゃんたちはごみくずがぜんぶはこびだしたよ!!」 「そんなところみてももういないよ!!ごみくずはばかだね!!」 「ゆっくりあきらめておちびちゃんをかえしてね!!」 「いないのか?」 「いないよ!!ゆっくりあきらめてしんでね!!」 「ここをまだ見てないぞ?」 「そんなところみなくていいよおおお!!いないよおお!!」 「そうか、いないのか。残念だな」 「ゆ!わかったらさっさとかえしてね!!ばーか!!」 「でも念のためだしな。一応見てみようか」 隅のほうに手を伸ばす。 ゆっくり共が絶叫しはじめた。 「いないよ!いないよおおお!!みなくていいいい!!」 「ばかなのおおお?しぬのおおお!?」 「ぷっくうううううううう!!!!」 膨らむれいむを転がすと、ぶるぶる震えている赤ゆっくりが三匹見えた。 面倒なので全部一度に持ち出す。 「ゆああああああああ!!やめろごみくずううう!!!」 九匹の赤ゆっくりは、 今や全てが箱の外で、透明な壁ごしに親ゆっくり共を見つめている。 「おきゃあしゃん、きょきょあけちぇね?」 「しゅーりしゅーりしちゃいよ?」 「かべさんゆっくりどいてね!」 親の元に駆け寄ろうとするが、ガラスの壁に遮られて進めない。 体当たりをしても跳ね返され、ついには泣きだした。 「ゆわああぁぁん!!かべさんどうしていじわるするのおぉぉ!!」 「しゅーりしゅーりしちゃいいいぃぃぃ!!」 「おきゃあしゃあああん!!あけちぇよおぉぉ!!」 親れいむ達も同じように泣き喚いている。 「おちびちゃんん!おちびちゃあああんんん!!」 「かえせごみくずうううう!!なにしてるうううう!!」 「なにだまってるのおおおお!?ふざけるなああ!!」 しばらく観察したあとで、俺は爪楊枝を取りだした。 赤ゆっくり相手に、たいした道具もいらない。 壁にへばりついている赤ゆっくり達に、爪楊枝の先端をつきつける。 「ゆぎゃっ!?」 「いぢゃいぃ!?」 ちくちくと肌を突かれ、生まれて初めての痛みに声をあげる赤ゆっくり。 「やめちぇ!やめちぇぇ!!」 「いぢゃいい!!おきゃあしゃああんん!!」 「なにしてるのおおおおお!!?やめろおおおお!!」 親れいむ共が喚き、箱の外壁に体当たりをするが、 部屋の床にしっかりと固定された箱は揺らぎもしない。 「おきゃあしゃああああん!!」 「ゆえええぇぇん!!」 爪楊枝から逃れようとちりぢりに逃げようとする赤ゆっくり共。 しかし、その鼻先に爪楊枝を突きつけ、追い返す。 元から移動速度の遅いゆっくりの幼児のこと、悲しいほどに遅く、 九匹もいるとはいえ、座ったままで充分に全員を操作できた。 今や赤ゆっくりは互いに身をよせあって一か所に固まり、 四方から迫りくる爪楊枝に、ただ泣き喚き、母に助けを求めている。 「たしゅけちぇええ!!たしゅけちぇえええ!!!」 「ゆびゃっ!!」「いぢゃあっ!!」 「もういやぁぁぁぁ!!」 「おきゃあしゃああああんなんでえええええ!?」 「おちびちゃん!!おちびちゃああああん!!!」 固まってぶるぶる震える赤ゆっくり共。 俺はそこで道具を持ち変え、バーナーを手にした。 一匹の赤まりさを手にとり、底面を上に持つ。 「ゆっ?はなちてにぇ!はなちてにぇ!!」 もぞもぞと抗う赤まりさの底面を炎が焼き焦がす。 「ゆぴいいいいいいいいいいいいいい!!!??」 笛吹きヤカンのような悲鳴が響き渡る。 「おちびちゃんんん!!」 「やめなさいいいい!!いたがってるでしょおおおおおお!?」 「くそじじいいいいいいますぐはなせええええええええ!!!」 低出力のバーナーで、ゆっくりと丹念に赤まりさの足は焼かれてゆく。 「びびびびびいいいいああああああぢゅいいいいいいいいいいぎぎぎぎぎぎぃいあぢゅああああおぢゃあしゃあああああああーーーーっああーーーーーーーっづづづづづづづうううううぐうううういやぢゃああああああぐぎいいいいいいいーーーーーー」 泡を吹き、悶え、痙攣する赤ゆっくりの底面は、 やがて真っ黒に焼け焦げた。 恐らくは中の餡子まで焦げ付いているだろうが、ともかく生きている。 それを床に置くと、泣く元気もなくぐったりとうなだれた。 「ゆわああぁぁ……あんよがあぁぁ……」 「おぢびぢゃんのがわいいあんよがあああ……」 俺に悪態をつくことさえ忘れ、 赤ゆっくり以上に涙を流し、壁面にへばりついて親れいむ共は嘆いている。 赤まりさの足がもはや用をなさないことは誰の目にも明らかだった。 固まっている残りの赤ゆっくり共は、あまりのことに硬直して、 ただ事のなりゆきを凝視していた。 次は赤れいむを手にとる。 「いやぢゃあああああああ!!!」 何をされるかを理解した赤れいむは、ここを先途と絶叫する。 「だじゅげぢぇええええおぎゃあじゃああああん!! でいぶあんよやぎゃれぢゃぎゅにゃいいいいいいいいいいい!!!」 「ごみぐずううううううううううう!!!」 「いばずぐばなぜええええええぐぞじじいいい!!」 「頭に来るな」 俺は答えてやった。 「ゴミクズだの糞奴隷だの、さんざんに言ってくれるな。 俺はすごく気分が悪い。頭に来てる」 「じるがああああ!!ごみぐずごみぐずごみぐずううう!!」 「だまれだまれだまれえええ!!じじいはざっざどがえじでじねえええ!!」 「頭に来るから、こいつも焼く」 そこで親れいむ共の様子が変わった。 罵倒を中止して黙り込み、赤れいむに近づけられるバーナーを見つめている 懇切丁寧に解説してやった甲斐があり、今の状況がようやく把握できたようだ。 「おにいさん!!やめてね!ゆっくりやめてね!!」 「ごめんなさい!!ごみくずっていってごめんなさい!!ね!!」 「もうやめてあげるからね!!おにいさんもやめてね!!」 「ゆばがぎゃああああああああああああ!!!」 「なんでえええええええええええ!!?」 赤れいむの底面が丹念に焼かれる間、親れいむ共は懇願し続けた。 「やめてくだざい!!やめでえええええええ」 「おでがいじばず!!おでがいじばず!!」 「おにいざあああああんもうばがにじまぜえええええええん!!」 「ゆっくりざぜであげてええええええええええ!!!」 「でいぶをやいでぐだざいいい!!おぢびぢゃんはだずげでえええ!!」 一人が身代わりを申し出たのを皮切りに、 親れいむ共全員が競うようにして自らを差し出した。 「でいぶをやいでえええ!!おでがいでずううううう!!」 「でいぶはどうなっでもいいでずううううううう!! おぢびぢゃんは!!おぢびぢゃんだげはああああああああ」 「どっでもゆっぐりじだあがぢゃんなんでずうううううう!! でいぶになら!!でいぶにならなにをじでもいいでずがら!!あがぢゃんだずげでええええ!!!」 ゆっくりの中でも、れいむ種は特別母性が強い。 自分の子供を溺愛することにかけては他の種とは比べものにならず、 今やっているように、拷問の身代りになることさえ厭わない。 やはり思ったとおりだ。 れいむ種にとって最大の苦痛は、子供を傷めつけられることなのだ。 方針は決まった。 続く
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2404.html
一応現代設定です。 激しい虐待描写はありません。 『ゆっくりだまし』 突然だが、僕には昔からとある悪癖がある。それは「猫だまし」。 相手の顔の前で両手をパーンと叩き合わせて怯ませるのが主旨のあれだ。 僕は人と話したりしていると、ついついその相手に猫だましをやってしまうのだ。 別に驚く顔が見たいとかそういう訳でもなく、ふと理由も無しに誰彼構わず標的にしてしまう。 勿論、見知らぬ人とか目上の人にはやらない。小さい頃は学校の先生にやって怒られたけど。 でも知り合って間もない友人なんかにはやってしまうので、みんな嫌がって僕から離れていく。当然だが。 そんなこんなで、友達は少ないし家族も冷たい。猫だまし一つで社会不適合者まっしぐらだ。 こんな癖は直さないといけないと常々思ってはいるが、人の顔を見るとどうもムズムズして仕方がない。 一度にまとめてやってしまえば、その後しばらくは我慢出来るのだが。 「つまりさ、せめて思うさま猫だましさせてくれる人が傍にいればなぁ」 「ゆっくりにでもやってろ!」 数少ない友人が僕に良いアドバイスをくれた。 多分嫌味で言ったんだろうけど、僕にとって優れた助言であることは確かだ。 ゆっくりなら人の顔に……まあ見えなくもない。若干デフォルメされてはいるが……。 ということで僕はゆっくりショップに赴き、一匹の安物ゆっくりれいむを購入したのだった。代金500円也。 購入時、れいむは箱に詰められながら「これでゆっくりできるよ!!」と大喜びだった。どんな暮らしをしてたんだろう。 「ゆっくりしていってね!!」 アパートの部屋に帰って箱から出してやるなり、舌足らずにそう叫ぶれいむ。 サイズはソフトボールより一回り大きい程度か。道に転がっていたら踏みつけてしまいそうだ。 近くで向き合ってみると相当不気味だが、慣れるとカワイイらしい。 「していってね、ってなあ。それは自分の家に来たお客さんに言うことだろ」 「ゆ・・・?ここはれいむのおうちだよ!!」 「違うよ、ここは僕の家……いや、これからはお前の家でもあるのか」 「そうだよ!ゆっくりしていってね!!」 「はいはい、れいむもゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!・・・ゆゆ゛! ごごはれいむのおうぢなの!!なんでおにいざんがゆっぐりじでいっでねっていうの゛!!」 想像以上にめんどくせー奴だな……。 まあ良いや。店員さんによると「結構、適当に飼ってても大丈夫ッスよ」とのこと。 でもペットショップの店員さんって、他のデリケートな小動物なんかの飼育にも詳しいんだよな。 そんな人が言う「適当」の基準がいまいち解らない。 まあゆっくりだったら死にそうになったら自分から言うだろう。適当に扱わせてもらおう。 「れいむおなかすいてきたよ!」 「じゃあ何か持ってこようか」 「ゆっ!ゆっくりごはんもってきてね!!」 自分の家だと言っておきながら、何だこの「精々もてなしてもらおう」って態度は…… ん? 「おなかすいてきたよ」は独り言か。そういえば僕も「腹減った~」って言うもんな。 しまった、じゃあ無視すべきだったんだ。僕を独り言に応じて動く奴隷だと認識してしまうぞ。 とは言え、今は期待の視線を送るれいむを放っておくわけにもいくまい。 パン!! 「ゆ゛ゆ゛!!??」 あ、つい猫だまししちゃった。人の顔っぽいものを見てるとねー。銅像とかにもやっちゃうし。 れいむは驚きに目を見開いて固まっている。その顔は意外とカワイイ。これなら愛せるかもしれない。 「おにいさんなにするの!!びっくりさせないでね!!ぷんぷん!!」 今度は頬を膨らませて怒っている。これはあんまりかわいくないな。 僕は生ゴミ入れから綺麗に剥いたリンゴの皮を二枚拾い上げると、お皿に盛ってれいむの前に出した。 ついでに量とバランスを考えて、トマトのヘタとかジャガイモの芽も出してあげたよ。 ジャガイモの芽は毒があるので大丈夫かなと思ったが、その辺は適当にしといた。 「ゆゆっ!ごちそうだね!ゆっくりたべるよ!」 この生ゴミがご馳走か……ペットショップでは何食わされてたんだろう? きっと好き嫌いしないゆっくりに育てる為のお店側の配慮に満ちた滋養食だったんだろうな。 れいむはお皿に顔を突っ込む。つまり全身を突っ込む。犬食いってレベルじゃねーぞ! 渦状のリンゴの皮をツルツルと蕎麦を啜るように口に入れていき、他のゴミも口に含むと、 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」 と歌いながら食べ終え、目を潤ませつつ満面の笑みを浮かべた。実に簡単な食事だ。 リンゴの皮はもう一枚ある。それをツルツルと口に収めると、「むーしゃ、むーしゃ」と言い出す。 バーン!! 「しあゆ゛ぐっ!!!!」 歌の途中でびっくりさせられ、息が詰まったようになるれいむ。相当フラストレーション溜まったろうな。 相当気に障ったのか、ぷるぷると震えて目に涙を浮かべている。 うーん、良いリアクションするなあ。人間相手にはそこまで反応に期待してなかったけど、これはやる気出るわ。 ところでジャガイモの毒は大丈夫だったみたいだ。生野菜を食べるゆっくりもいるというし、効かない毒もあるのかも知れない。 さて、ごはんを食べたら次は何だろうか。まだまだ元気そうだし、遊びの時間かな。 遊びと言っても、一体何をして遊ぶのだろうか。どうすると楽しいのだろうか。つーかこいつらに人生の楽しみなんかあるのか? 疑問は尽きないが、とりあえず何かを与えてみよう。 人間の子供は、人の形をした人形で遊ぶ。そんな単純な思いつきから、ゆっくりのように丸いスーパーボールを与えてみた。 目の前にコロコロと転がしてみる。 「ゆ?ゆっくりまってね!」 れいむはぴょんぴょん跳ねて追いかける。顔がぐにゃりとしなる様子はなかなか怖い。 ま、何事も慣れだよ。慣れ。 やがて勢いを失ったボールに追いついたれいむは、ボールを口に含んだ。 「むーしゃ、むー・・・な゛にごれ゛!!」 まだごはんの時間だと思ってたらしい。 新しい食べ物と勘違いしたようだ。ちゃんと言うべきだったな。 「ごはんの時間はもうおしまいだよ。それはれいむのために持ってきたおもちゃだよ」 「ぷんぷん!もっとはやくいってね!!」 シパーン!! 「ぷひゅっ!?」 怒った顔に少しムカついたので、猫だまししてみた。驚きで唇が緩み、頬に溜められていた空気がプシュっと抜ける。 そのマヌケな顔に、僕もぷっと吹き出してしまった。 そのまま手を合わせてゴメンネと言い、猫だましがさも謝る為の動作だったみたいな感じにしとく。 「じゃあ、しばらくそれで遊んでいてね」 もう一度怒る隙を与えず、僕はその場から離れる。れいむは目を白黒させていた。 何かスーパーボールが喉に詰まったみたいになっていたが、ゆっくりに喉なんか無いしその内吐き出すだろう。 「ゆっゆっ!たまさん、ゆっくりしてね!ころころー♪」 本を片手に、隣の部屋かられいむを見守る。言いつけ通りにスーパーボールで遊んでいる。 口から慌てて吐き出したボールが壁にポーンと跳ね返るのを見て、遊び方を思いついたみたいだ。 上に覆いかぶさってコロコロと転がしたり、体のしなりを利用してボールを弾き飛ばし、壁に跳ね返させたり。 なかなか楽しそうに笑っている。ゆっくりの生活ってイメージ湧かなかったけど、皆こんな感じなのかなあ。 壁に跳ね返ったボールが僕のいる部屋に転がってくる。それを追いかけて来たれいむが、ふとこちらを見上げた。 僕が読書しながらつまんでいた麦チョコに気付いたらしい。目ざとい奴め。 「ゆっ!おかし!!おにいさん、れいむにもゆっくりちょうだいね!!」 「しょうがないなあ」 お菓子が美味しいという知識はどこから仕入れたのだろうか。 まあこいつら自身がお菓子なんだから、同じお菓子には多少詳しくても不思議は無い……よね。 小皿に麦チョコを盛り分け、れいむの方に持っていってやる。 「ゆっゆっ♪はやくちょうだいね!!」 「ゆっくりなのか早くなのかどっちだよ……やれやれ」 そしてれいむの目の前に皿を降ろす。 と同時にシュパーン!! 「ゆひっ!!」 猫だましである。お菓子によだれを垂らしていた顔が、急激に緊張に引き攣る。面白っ! れいむは怒っているのか、申し訳程度に目が吊りあがっている。頬を膨らませるのも忘れて口汚く怒鳴り始めた。 「なにずるの!!びっぐりざぜないでっていっでるでしょ!!ばかなの!?じぬの!?」 「あれ? お菓子いらないの?」 「ゆ!?ゆっくりたべるよ!!」 目の前に置かれた麦チョコの山に気付くれいむ。 お菓子に釘付けで、もう僕の事なんか眼中に無いみたいだ。一口頬張り、「しあわしぇー!」と叫ぶ。 もう怒っていたことは忘れたらしい。さすがに適当な性格をしている。 夜になり、晩御飯の時間が訪れる。 小さい身体にお菓子を詰め込んだので、れいむはもうお腹いっぱいだろうと思ったが別にそんなことなかった。 あれからずっと遊んでいたから、全部エネルギーとして消費しきったのかも知れない。 れいむをテーブルの上に乗せてやり、米やおかずを平たい皿に盛る。ご飯は向き合って食べないとね。 れいむは「ごはん」と聞いた時から嬉しそうに跳ね回っており、今もご馳走を目の前にウズウズと体を揺すっている。 「それじゃ、いただきまーす」 「ゆっ?いただきまーすってなあに?」 「ご飯を食べる時には挨拶するんだよ。ご飯を作った人と、材料になった生き物に対してね」 「ゆゆっ!ゆっくりりかいしたよ!ごはんさん、れいむにゆっくりたべられてね!!」 「アホウが。命令ばっかりしてないで少しは恭しくしなさい」 「ゆ゛ぎゅうううううぅぅぅ」 しゃもじでれいむの頭を押さえつける。あ、ちょっと口から餡子漏れて来た。きったね。カエルの胃袋みたい。 再三に渡って言い聞かせた末、れいむは「いただきます」をちゃんと言うことが出来た。 躾はこうやってやればいいんだね。少しゆっくりの扱い方が解って来た気がする。 ちなみに会食中は猫だましはしない事にしている。何故って? 自分がやられた時の事を想像してごらんなさい。 今日はオムライスを作ってみた。れいむの分は僕のものの半分程度のボリュームで、大皿の中央にこじんまりと盛ってある。 昼の食事で、どうもゆっくりには食べ物を散らかす癖があるらしいことが解った。それを考慮しての対策である。 れいむは皿に飛び乗り、ぷるんと震える半熟焼き玉子の一部分を啜るように食べた。 「むーしゃ、むーしゃ・・・・し、ししししししあわしぇ~~~~!!!」 「お、おお……そんなに美味しいか?」 「しゅっごくおいちいよ!!すごくゆっくりしたごはんだよぉ~~~~!!!」 滂沱の感涙である。れいむが乗り上げたお皿の上に水溜りが出来ていく。ゆっくりの体液だから砂糖水か何かだろうか。 若干オーバーリアクションの気があるが、自分の作った料理でこれ程喜んで貰えるのは一人暮らし冥利に尽きるじゃないか。 生ゴミで喜ぶゆっくりの味覚がナンボのもんかは知らんけど、今は素直に図に乗っておこう。 「はふっはふ、むーしゃ、むーしゃ!!ししし、しあわむーしゃ!!」 「おいおい、ゆっくり食べなよ」 「む、むーしゃゆっぐり、じじしあわむーしゃ~~~~!!」 「つーかもう黙って食え!!」 「むちゃ、しあわ、ゆっ!?もうなくなっちゃったよ!!」 慌てて食った余り、皿に盛られていた分はすぐに無くなってしまった。 量の見積もりが甘かったか……とか思っていたら、当然のように僕の方のお皿に飛び込んで来た。 スプーンで咄嗟に叩き落す。 「ゆべっ!!ちょ、ちょうだいね!!ごはんゆっくりちょうだいね!!」 「やめなさい。人の分を取るのは」 「ゆっ、ゆぐ、ゆぐりごはんちょうだいね!!かわいいれいぶにだべざぜでね!!」 もう目がヤバイよこいつ……スプーンの腹でぐいぐいと押し返すが、ゆっくりらしからぬ力で抵抗して来る。 力を込めれば押し返せなくもないが、加減を間違えるとスプーンでれいむの身体を押し抜いてしまいそうだ。 それは危ないので、適当なところでスプーンを離して解放してやる。 バチューン!! 「ゆびっ!!!?」 そしてほとんど間を置かずに猫だましをお見舞いしてやった。食事のマナーを破った者にはやっても良い自分ルールなのだ。 全力でこちらに飛びかかろうとしていたれいむの足(?)の力は驚きに仰け反り、 れいむのお皿ごとテーブルから下に落下する。ちなみにれいむのお皿はプラスチックなんで落ちても割れない。 「ゆ゛ぎゃああああああぁぁぁぁぁ!!」 何かすごい悲鳴したな。それほど大きな音はしなかったんだけど。 テーブルの下を覗き込んでみると、れいむに覆いかぶさったらしい大皿がぐらぐらと揺れていた。 その下から涙目のれいむが這い出てくる。皿に溜まっていた自分の涙と、残留ケチャップを頭から被っている。 「ゆぐっ、ゆっぐ・・・れいむの・・・れいむのおりぼんがぁぁぁ・・・」 自分の頭は見えないはずだが、リボンが汚れてるのは何となく解るのだろうか。 髪飾りはゆっくりにとって大事らしいので、そういうことに敏感な奴がいてもおかしくはないのだろう。 僕はそんなれいむを一先ず無視して、ゆっくりとオムライスを食べ終えた。なかなか上出来だった。 さて、夕食を終えたら風呂に入る時間だ。汚れていたれいむも洗ってやるか。 「おーいれいむー、こっちおいでー。お風呂入るよー」 「ゆっ?おふろ?きれいきれいするよ!!」 リボンを汚してからしばらくゆっくり出来ていなかったれいむだが、お風呂と聞くとパッと笑顔になった。 ゆっくりの語彙力やら知識やらってどこから来てるのか良く解らないな。何が通じて何が通じないのか、見極めていかねば。 ともかくお風呂という概念は知っているようで、喜び勇んでこちらにピョコピョコ跳ねて来る。僕の目の前まで来たところで、 ヒュッ 「ゆっ」 寸止め猫だましである。れいむはびくりと体を強張らせ、来るべき衝撃に備えていたようだ。 そうして動きを止めたれいむをひょいと手に載せ、僕は風呂場へと向かった。 いきなり驚かせようとしたかと思えば優しくしてくる僕に、態度を決めかねたれいむは居心地悪そうに「ゆっ、ゆっ」と言っていた。 自分で言うのも何だけど、僕は猫だましに関しては完全に支離滅裂だからね。気が狂っとる。 服を脱ぎ、浴室へと入る。浴槽の蓋を開けると、室内は湯気に覆われた。 まずはれいむから洗ってやるか。 「ゆっくりあらってね!!きれいきれいしてね!!」 「はいはい、じゃあまずリボンを取ろうね」 「ゆ゛っ!!や、やべでね!!でいむのおりぼんどらないで!!」 リボンをつまんで解こうとしたら、全力でいやいやをされた。 髪飾りは大事だとは聞いていたが、これほど嫌がるとは……別に奪って燃やそうというわけじゃないのに。 「でもリボンを取らないと綺麗にできないよ」 「いやだよ!!おりぼんはとっちゃだめなんだよ!!」 「ね、ちょっとの間外すだけだから」 「ゆ゛ぅぅぅぅ!!い゛やあぁぁぁぁぁ!!おりぼんどらないでねええぇぇぇ!!」 「じゃあおリボン汚いままで良いのね!」 「やああぁぁぁだああぁぁぁぁぁぁ!!ゆっぐりでぎないの゛ぉぉぉぉぉ!!」 「れいむのバカ! もう知らない!!」 「ゆ゛びぇぇぇぇぇぇん!!おにーじゃんのばがあぁぁぁぁぁぁぁ!!」 一通りトトロごっこを満喫した後、リボンを黙ってひょいと取り上げる。ついでにもみ上げの筒も。 ずっとリボンの汚れからストレスを受け続けるよりは、今少しだけ我慢して貰った方がれいむの為だ。 れいむは遊びじゃなくて本気で嫌がっていたらしく、僕の裸の尻に何度も体当たりしてきてくすぐったかった。 鬱陶しいので、湯桶に入れて湯船に浮かべておいた。お湯に落ちるのを恐れてれいむは動けない。 「ここでゆっくりしててね。リボン洗っといてあげるから」 「や、やべで!!おみずさんこわいよ!!それになんだかここはあづいよ!! おりぼんきれいきれいしなくていいからかえしてね!!ここからだじでね!!」 無視である。 その間にリボンに石鹸をつけてゴシゴシ洗ってあげた。レースがちょっとほつれたけど問題無いだろう。 数分後、湯桶の中を見てみるとれいむが茹っていた。うわー、って感じ。 お湯の温度44度だからなあ。桶の中でも熱いか。 確か小さいゆっくりって、加熱し過ぎると身体が固まって死ぬんだっけ? 意外と今、生死の境目なのかも知れない。ちょっと適当にし過ぎたか。 「ゆ・・・ゆっぐぢ・・・・おりぼん・・・・」 なんとまだリボンに執着していた。本当に大事なんだなあ、無くても死にゃしないだろうに。 このままにしておくと死なないにしても辛そうなので、リボンを付けるのは後回し。 洗面器に冷水を溜め、熱くなったれいむの身体を浸してやる。 「ひんやりー!!ぷんぷん、れいむをあついあついにしないでよね!!」 完全復活である。適当な生き物で助かった、とほっと一息。 そのまま冷水の中で転がすようにして、れいむのモチモチした柔らかな身体を洗ってやる。 「ゆっゆっ♪ひんやりすっきりー!」 れいむはくすぐったそうに目を細めている。段々かわいく思えて来たかも知れない。 洗面器かられいむを上げて、湯船の縁に置く。そして後ろを向かせてリボンを結んでやった。 「えーと、ここをこうして……よし、これで良いな」 「ゆゆっ!!おりぼんもれいむもきれいになったよ!!とってもゆっくりできるよぉ~~~!!」 「うんうん。やっぱりリボン洗って良かっただろ?」 「ゆん!!おりぼんがないとゆっくりできないけど、きれいきれいしたらすごくゆっくりだよ!!」 正面を向かせて筒を填めながら、どんな感じか見てみる。 うん……少し曲がってるかな。まあ少しだし、問題無いよね。初めてリボン結んだにしては上出来だし。 れいむは涙を流してゆっくりしている。ちょっとした事でも感動の涙を流すな。感動表現の天井が尽きるぞ。 体も綺麗になり、リボンも戻って来た。抱えていた不安が全て解消され、れいむの顔は安心に緩みきっていた。 パヂーン!! 「ゆあ゛っ」 その素晴らしいゆっくりぶりに、僕は猫だましの拍手を送った。だってゆっくりのこんな顔見たらねえ。 で、つるん、ぼちゃんである。ぶくぶくとあぶくを立てて、れいむは湯船に沈んでいった。 「いやー、良い風呂だった」 「ゆぐ・・・ぜんぜんゆっぐぢでぎながっだよ・・・もうおふろい゛やだよ・・・」 「まあまあ、そう言わないで。きれいきれい出来たでしょ」 まあ色々あってれいむを無事救出し、僕は湯船でゆっくりしたのであった。 熱湯に沈んだのがよっぽど堪えたのか、れいむはずっと辛そうな顔をしている。 少し心配になったが、ゆっくりの回復力なら明日の朝にはまた元気になっているだろう。 「ゆぅ、ゆぅ・・・れいみゅもうねりゅよ・・・」 疲労と眠気で口がうまく回っていない。重たそうな瞼がうっすら開閉している。 布団代わりにと箪笥からハンドタオルを取り出し、畳んで床に敷いてやる。 そこにれいむを載せ、更にその上からハンカチを掛けてやる。これでゆっくり眠れるだろう。 「ゆふ・・・あっちゃかいよ・・・」 「おやすみ、れいむ……」 「おやしゅみなしゃぃ・・・ゆふぅ・・・」 屈み込んで覗き込む、とても安らかなれいむの顔。誰だって眠い時にふわふわの布団に入れば、こんな表情にもなるだろう。 見ているだけでこちらまでゆっくりしてしまう、とろけるような柔らかな笑顔だ。 うっすらと開いている小さな瞼が、段々と閉じられていく。僕も眠くなってきたよ、れいむ…… バッシィーーン!! 「かひっ!!!?」 おやすみの猫だまし。つきかけていた寝息はキャンセルされ、その呼吸音を聞いただけで心臓に悪そうなことが伝わって来る。 とろとろと閉じられていた瞼はバチンと見開かれ、まだ明かりのついた部屋いっぱいを映している。 布団に入っている時に地震が起きたのを感じると急激に目が覚めちゃうけど、今のれいむはあんな感じに近いのかな。 ゆっくりにしてみれば目の前で爆音が響いてるんだから、近くに爆弾落とされたようなものだろうか。 「おやおや? あんな重そうにしてた瞼を一気に開けちゃうなんて、れいむは重量挙げ世界一だね」 「ゆっ・・・ゆぐっ・・・ゆえっ・・・」 見る見る内にれいむの目の縁に涙が溜まっていく。口は意思とは無関係にへの字に引き攣っているようで、喋りづらそうだ。 「どっ、どぼじで・・・どぼじでれいみゅをびっくりさせるのぉ・・・ゆっぐちさしぇてよぉぉ・・・」 「ゆっくりさせてるでしょ? 美味しいご飯もオモチャもあげたし、お風呂で身体を綺麗にしてあげたよ」 「でも・・・でもばちんってやられりゅよ・・・ほ、ほかのこちょはゆっぐちできちぇるのに・・・ ばちんってやられたらゆぐ、ゆっくちでぎないよ・・・」 「もう、こんなにゆっくりさせてあげてるのにまだゆっくり出来ないなんて。れいむは贅沢過ぎるよ」 嗚咽交じりに話すれいむに向かって、ヒュッ、と猫だましを寸止め。 びくりとれいむの身体が震えた。数秒置きにやってみても、その都度律儀に身体を強張らせる。寸止め遊びも楽しいなあ。 「やめっ、やめでねぇ・・・れいみゅ、れいみゅはおねむなんだよ・・・ゆっぐりねたいのぉ・・・・」 「うん、そうだね。今日は色々あって疲れたろ、ゆっくりおやすみ」 そう言って僕は立ち上がり、自分の布団へと向かう……最中に、何度かチラッとれいむに振り返ってみる。 もうそれだけでびくっ、びくっとれいむは全身を強張らせている。瞼も重いのにおちおち閉じられない。 少し離れた所に敷いておいた布団に入った後も、僕は時々頭を起こしてれいむの方を見る。 そうして視線を送るだけで瞼が押し開けられ、身体が小さく伸び上がる。 「ゆひっ・・・お、おにーしゃんもはやくすやすやしてね・・・れいみゅをねかしぇてねぇぇ・・・」 れいむはぽろぽろと涙をこぼして敷き布団代わりのタオルを濡らし、その柔らかだった表情は不安によって歪められている。 僕がれいむの方を見ていない間も、僕のことが気になって全然ゆっくり出来ていないみたいだ。かわいいやつめ。 そのまま二時間ぐらい互いに眠れない時間を過ごしたが、いつの間にかれいむは泣き疲れて眠っていた。 僕も初めてペットの世話をした疲れからか、自然と瞼が下りていった。 これで思う存分猫だましが出来る、しかもリアクションも強くて意外にやりがいがある。良い買い物をした。 そんな風に思いながら、僕は眠りに落ちていった。 翌朝。僕が目覚まし無しで目覚めると、横ではれいむがまだすやすやと眠っていた。 今日は朝から大学に行かなきゃならない。これから家族で朝ご飯にするんだから、れいむには起きてもらわないと。 「おーい、れいむさーん。朝ですよー。起きてくださーい」 「ゆぅ・・・・ゆふ・・・・・すやすや・・・・ゆぅん・・・・・」 優しく起こしてみるも、気持ち良さそうに寝息を立てている。「すやすや」って言ってるもん。はっきり。 でも朝は起きなくっちゃあならない。それが我が家のルールである。うっかり昼夜逆転とかしてみろ、酷いことになるぞ! 「れいむー、起きてねー!」 「すーや、すーや・・・・ゆん・・・・・ゆぅ・・・・」 強めに呼びかけても、まだ起きる気配は無い。 パァーン! 「ゆがひっ!!!??」 飛び起きた! ハンカチの掛け布団を払って飛び起きた。目覚ましには猫だましが一番、と。 幸せだった夢の風景でも探しているのか、辺りをきょろきょろと見回しているれいむ。 しかしそこにいるのは僕だけだ。僕の姿を認めると、れいむの表情は一気に暗くなった。失敬な。 「おはよう、れいむ。これから朝ご飯を食べるよ」 「ゆっ、ごはん・・・」 おや? 食い意地が張っているれいむなら、ごはんと聞けば飛びついて来そうなものだけど。 低血圧なのかも知れない。低餡圧かな? 何にせよ、朝ご飯はしっかり食べた方が良い。 僕から逃れようと身をよじるれいむを捕まえて、テーブルの上に載せてやる。 今日の朝ご飯はフレンチトースト。砂糖もたっぷりかかっていて、甘いもの好きのゆっくりにはたまらない一品だろう。 しかしれいむには、昨日のような飛びかかるような勢いは無い。「いただきます・・・」と呟き、 ちびちびとトーストを食んでいく。次第に「むーしゃ、むーしゃ」と幸せそうな顔になるものの、「しあわせー♪」とはやらない。 朝食を終え、持ち物の確認をしている間にれいむにはおもちゃを与えた。 しかし横目に見る限り、昨日のように溌剌と遊ぶれいむの姿は見られない。 何か怖いものに近付くように、おもちゃに身体の端を触れさせては離れる、というような行動を繰り返している。 いざ出かける段となったが、まだ少し時間に余裕がある。 僕はれいむと少し話をしてみることにした。 「れいむ、朝から元気無いけどどうしたの?」 「ゆぐっ・・・」 僕がれいむに目線を近づけようとしゃがみ込んだだけで、れいむは親にぶたれる子供のように身を屈める。 昨夜の状態がまだ続いているみたいだな。ゆっくりは忘れっぽいと聞いていたのだが。 問い質してみると、れいむは涙ながらに語り始めた。よく泣く奴だ。 「だっで・・・だっで、ゆっくりしてるとばちん、ってやれれ、やられりゅんだもん・・・・ ごはんやおかしをたべると、ばちんってやられるもん・・・おもちゃをもりゃ、もりゃうとばちんされるもん・・・ ばちんってさりぇ、さりぇたら、すごくゆっぐち、でぎなくなるんだもん・・・ゆっぐ・・・ゆえええぇぇぇぇ・・・・」 うーん、何を言ってるのか解らないぞ。でもお饅頭の言うことだし、ちょっとこっちで考えてみよう。 もしかしたら、昨日の猫だましに関する記憶が全部まずい具合に繋がっちゃってるんだろうか? お菓子をあげる時に猫だましもしたし、ご飯の時に猫だましして全身ケチャップまみれになったしな。 「ゆっくりする→猫だまし」と「猫だまし→ゆっくりできなくなる」がなぜか結び付いて、 「ゆっくりする→猫だまし→ゆっくりできなくなる」、即ち「ゆっくりするとゆっくりできなくなる」になったのか。 実際、風呂や寝る前には時はその公式通りになったので、多分それで確信へと至ったのだろう。 また湯船に落ちたトラウマが蘇るため、単純に驚かされること自体も耐えられなくなっているようだ。 「でもなあ、お前はゆっくりだろう? ゆっくりがゆっくりしてないでどうするんだ」 「なにいっでるの・・・おにいざんがばちんするからでしょおぉぉ・・・・・」 「そうか……じゃあ解った。もう猫だましはやめるよ」 「ゆ・・・?ほんとう?」 「ああ、俺もペットのゆっくりにはゆっくりしてて欲しいしね」 「ゆゆ・・・ありがちょう・・・」 バチン!!! 「ゆっひっ!!ゆがああぁあぁぁぁぁあぁぁ!!おにいざんいった!!もうばちんしないっでいっだぁぁぁぁぁ!!」 「え~、だってれいむが凄く安心した顔してたからつい……でもびっくりしてるれいむはカワイイよ」 「れいむびっくりじだぐないよぉぉぉぉぉぉ!!!どぼじでごんなごどずるのおぉぉぉぉぉ!!」 「んなこと言われてもさあ、僕は猫だましをする為に君を買ったんだよ」 「ゆ゛・・・・な、なに・・・・・?」 「猫だましするなって言うなら、れいむを飼う意味が無いわけだよ。捨てるか潰すかしちゃうよ」 「ゆ゛ゆ゛!!やべでね!!やべでね!!れいむをごろざないでね!!でいぶじにだぐないぃぃぃぃ!!」 バチン!! 「ゆびゃびゅっ!!!??」 「そんなことしないよ。せっかく猫だましが楽しくなって来たのに……今まで何となくやって来たけど、楽しいのなんて初めてなんだよ。 多分もうれいむに猫だましをしないと満足出来ないんだよ。それにれいむにご飯や寝床を上げるのも多分僕だけ。 これって素敵な共生関係だと思わない?」 「ゆぎぃ・・・ぞんなのゆっぐりできないよ・・・れいむもうびっくりしたくないよ・・・」 「びっくりするのが君の生存意義なんだって。まあ『ゆっくり』と『びっくり』で一字しか違わないし、その内慣れるでしょ。 慣れたらまた新しいゆっくりに替えると思うけど」 「ゆ゛ぐ・・・おにいざん・・・・」 バチン!! 「がひゅっ!!??」 「あ、そろそろ出かける時間だ。急がないと」 「ゆゆっ!!れ、れいむおるすばんしてるよ!!ぜったいににげないからね!!まどはあけておいていいよ!!」 「いや、学校で不意に猫だまししたくなった時に困る。もう友達とか教授相手にやるわけにはいかないからね。 君は携帯猫だまし機として持ち歩くことにしよう。ずっと一緒にゆっくりしようね!」 「やべでね!!れいむおうぢにいるの!!おにいざんとあそびにいぎだぐない!!やだよおぉぉぉぉぉ・・・」 大事なパートナーであるれいむを、購入時に入れていた小さくて丈夫な箱に収め、通学用カバンに放り込む。 れいむさえいれば、長年の性癖ともおさらば。新たな猫だましライフ……いや、ゆっくりだましライフが今始まるんだ。 朝の陽光は、僕らを祝福するように明るかった。僕は新生活への一歩を今、踏み出した。 FIN このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1897.html
ゆっくりーまん この世界ではゆっくりは社会に溶け込んでいる。 最初はゆっくりは害獣として認定されていたが、現在は教育も受けているので社会に溶け込んでいる。 これはそんな社会の一場面である。 「さとうくん!!こんげつもまただめだったの!?ゆっくりしてたらくびにするよ!!」 「すみません・・・」 「そのことばはせんげつもきいたよ!!おなじことしかいえないの?ばかなの?」 「佐藤君また怒られてるね」 「まあ今月もビりだし仕方ないよ。」 家に帰ってもため息が出る。 なんとかゆっくり保険に入れた時は嬉しかった。 希望業種ではなかったが、早く親孝行したかったし 頑張れば充実した社会人生活を送れると思っていた。 そんな昔のことを考えていると、ふと写真が目に入った。 それは大学の卒業式の時に撮った写真だった。 その写真の中の自分は笑っていた。楽しい生活に期待を寄せているような笑顔だった。 写真を見ている自分が何故だか、惨めに感じてしまった。 そんな陰鬱な気持ちをごまかすように佐藤は眠りに落ちた。 「あーあ今日も怒られたよ。大体あいつゆっくりしてないじゃん」 れいむへの文句を言いながら今日も帰りの道を歩く。 「お、佐藤じゃないか?久しぶりだな」 「ん?お前は鬼意か」 こいつは鬼意 山。 怖い名前と、ぶつぶつと何かを喋る癖のせいで友達が少なく、 その数少ない友達の一人が俺なのだ。 「久しぶりだなー。折角会ったんだ、飲みに行こうか」 「え?まあいいけど」 突然の誘いに戸惑いながらも鬼意についていった。 今日も怒られていて気分が悪かったので、酒でも飲んでいこうと思ったからだ。 「鬼意はゆっくりの実験とかする会社だっけか。最近どうだ?」 「まあまあだな。ゆっくり絡みの仕事だらけだから退屈はしてないぞ」 「しかしゆっくりってただの饅頭だろ?実験も糞もないんじゃないのか?」 「何を言ってるんだ!饅頭は言葉なんか喋らないし、飯も食わないだろ。」 「それはそうだが・・・」 「例えば、にんっしん中のゆっくりに廃棄物食わせまくると奇形児が生まれるし 脳に当たる餡子をいじったり、変えたりすると人格とか知能が変わるんだぜ!」 これはゆっくりでも実験ができるって言いたいのだろうか 俺はあんな饅頭の実験にはあまり興味がないのだが・・・ 「大体社会の奴らは―――」 ゆっくりの実験について語った後、今度は社会のゆっくりに対する認識について文句を言い始めた。 それからはお互いに愚痴を言い合った後家に帰った。 「きょうはさとうくんについていくよ!!れいむにいいところをみせてね!!」 何ギャルゲーのヒロインみたいなこと言ってんだ お前みたいな饅頭と仕事とかモチベーション下がるわ!! とは仮にも上司なので言えない。渋々饅頭を引き連れて俺は営業へと向かう。 お昼 「さとうはだめだね!!なまえのとおりあまいやつだよ!!」 昼食をとっているとそんなことを饅頭はのたまいだした 「だいたいなんなの?いらないですっていわれたらかえるとかないよ!!そこでねばらないとだめなんだよ!!」 れいむの説教はさらに続く。 「わかいころのれいむはもっとがんばってたよ!!さいきんのわかいやつはだめだね!!」 お前2才だろが!! さらに説教はヒートアップしていき、もう何を言っているかわからなくなっている わかるのは俺の悪口を言っていることぐらいだ。 「―――――!」 さすがにこれだけ悪口を言われてなんとも思わないなんて男じゃない 「シュッ!!」 れいむの顔面に鋭い蹴りを放つ 「ゆびゅぎゅ!!」 きれいな放物線を描きながられいむが公園のごみ箱へと入っていく。 「しまった!!首になってしまう!!」 なんとかしようとごみ箱へと近づく 「ゆー・・・お空を飛んでるみたいー・・・」 どうやら気絶しているようだ。 だが助かったわけではない。流石の餡子脳でも蹴られたことくらい覚えているだろう。 「どうすれば・・・」 このまま首になったら親孝行も糞もない。プーたろーなんてカッコつかんし。 ―― いや待て、そう言えばこの前の飲んだ時にいいことを聞いた気がする・・・ にんっしん中のゆっくりに廃棄物食わせまくると奇形児が生まれるし いやこれは違う。こいつは独り身だからにんっしんはあり得ない。 脳に当たる餡子をいじったり、変えたりすると人格とか知能が変わるんだぜ! それだああああああああああああああ 俺は急いでスーパーであんぱんを買ってくる 時間がないのでウグイスあんからこしあん、つぶあんをパンから出す。 れいむのあんをある程度掻きだし、そこに餡を入れる。 あんを分けている暇はないので全部れいむの中に詰め込む 「ゆ!ゆ!」 痙攣しているが気にせずに作業を続ける。 「ふう・・・」 俺はなんとか餡の移植に成功する。 後はランニング中のおにいさんに蹴られたんだと言うだけだ。 「ゆゆ!?れいむはどうしてたの?さとう、ゆっくりせつめいしてね」 俺はあらかじめ考えた通りの説明をれいむに行う。 「そうだったんだね・・ぶれいなおにいさんだよ!!ぷんぷん!!!」 そんな饅頭の言葉に適当に相槌を打ちながら会社へと帰った。 1年後 結局俺は会社を辞めていた。 やはり合っていなかったのだ。 現在はゆっくりの養殖場を経営している。 牛を育てるような広い土地もそこまで必要ではないので何とかなっている。 鬼意のアドバイスを受けながら、品質と生産性の向上を目指している。 やはり俺には保険は会っていなかった。 これからは最高の品質のゆっくりを生産して親を楽にしていこうと思う。 あ、あとれいむ部長は失脚した 頭が悪くなっただけでなく、多重人格者になってしまったのが原因だ。 元の性格の知能も悪くなり、さらにれいむ以外の人格はどうやら工場で加工されたゆっくりのものらしい。 どれもゆっくりしたかっただの、体がぐしゃぐしゃになるだの 死ぬ寸前のことを何回も思い出し、やかましかったそうだ。 れいむには申し訳ないことをしてしまったが、 あれだけ馬鹿にされていたので少しだけいい気味って思ってたりもする。 まあれいむ部長の償いも込めてここでゆっくりを育てていこう。 それにこれは俺に向いている気がする そんな根拠もない自信を持ちながら、ゆっくり生きていこう。 ゆっくりに囲まれながら。 終わり あとがき 出来るれいむというものが書きたくなって書いちまいました。 メモ帳が突然消えてしまうというアクシデントにあい、やり直しになったけど なんとか書き終えられた・・・ まりさだったらもっとうざくできたのかなーと思ったけど 自分的にはれいむの方がうざい感じがするのでこっちで書きました このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/603.html
とある場所、とある日。 ゆっくりまりさとゆっくりれいむが、仲良さそうにほほをくっつけてゆっくりしていた。 その顔は切なそうで嬉しそうで、どこか悟った様な風情をたたえていた。 「ゆ……そろそろれいむのばんかな」 「まりさのばんかもしれない」 顔を見合わせ、寂しそうに微笑む二匹。 「みんないなくなっちゃったね」 「うん、いないね」 ガランとした部屋を見渡す。 中には何もない。二匹以外のゆっくりは、カケラすら見当たらなかった。 元気なゆっくりちぇんは、一日前にどこかに行った。 頭の良いゆっくりぱちゅりーは、20時間ほど前に。 恥かしがりやのゆっくりみょんは、12時間ほど前に。 いつも三匹でゆっくりできていたゆっくりありすは、つい1時間ほど前に。 仲の良かったお友達。 皆が様々な方法でゆっくりできなくされ、様々な方法で殺されたのだろう。 「まりさのおかあさん、すごくゆっくりしたいいゆっくりだったね」 「れいむのおかあさんもゆっくりしてたよ」 もういない親兄弟を懐かしむ。 この二匹は友人や家族が連れ出されても騒がず、ただひっそりと二匹だけでゆっくりしていたため、ここまで持ったのだ。 「もっとゆっくりしたかったね」 「うん、ゆっくりしたかった」 だが、それももうおしまい。 不意に、ゆっくりれいむが弾かれる様に部屋から飛び出していく。 見えない手に捕まれた様にへこんだほほを、ゆっくりまりさは静かに眺めていた。 「ゆぐぐぐぐぐ! まりざぁ! ざよならぁ!」 「れいむ……」 れいむは、唐突な痛みも、これから自分の身に起こるであろう悲劇を嘆くでもなく、ただ一人残る友人との別れを惜しむ。 まりさは、そんな友人の末路を思うと、自然と涙がこぼれてきた。 「もっといっしょにゆっくりしたかったよ! それでかぞくになってあかちゃんもいっしょにゆっk……」 最後まで言い終わる前に、部屋から消えるゆっくりれいむ。 ゆっくりまりさは、ただ無言ではらはらと涙を流し続けた。 ぱさりと帽子が置かれた。 「ごめんね、なにもないからこれしかおはかにできないよ」 呟いて、帽子のないゆっくりまりさは、祈る様に目を閉じた。 そこは、先ほど親友が飛び出していった場所。痕跡すらない壁を見つめ、一時の別れを惜しんだ。 「さみしくないよ、またすぐいっしょにゆっくりできるもん」 まりさは、優しく、先ほどまでと同じ調子で壁に向かってゆっくりとほほをすり寄せた。 何度もしている内に、ゆっくりまりさの熱が伝わり、壁がほのかな温かみをまとう。 冷たい壁が、ほんの僅かれいむのぬくもりを残してくれた様で、まりさは幸せな気分になった。 「まりさはちょっとだけゆっくりしてるね、またあおうね、れいむ……」 もういない友人、もうすぐ会える友人との再会を楽しみに待ちながら、ゆっくりまりさは目を閉じた。 「「「ゆっくりしていってね!」」」 「ゆぎゅっ!?」 突然の大声に、ゆっくりまりさは目を開いた。 見ると、知らないゆっくり達が部屋にひしめき合っている。 ――あぁ『つぎすれ』にきたんだね。 一匹のゆっくりが、まりさの方を向く。 「ゆっ? ぼうしないまりさがいるよ!」 その声を合図として、数匹のゆっくりがまりさの方を向いた。 ゆっくり達は、何が面白いのか分からないが、楽しそうに声をかけてきた。 「ぼうしないこはゆっくりできるの?」 「できるよ! こんにちは、ゆっくりしていってね!」 「いっしょにゆっくりしようね!」 にこにこと声をかけてくるゆっくり達を尻目に、まりさは再び目を閉じる。 「ゆっ? ねむいの?」 「うるさくしてごめんね! ゆっくりねていってね!」 「ゆっくりべつのことあそぶよ! まりさは、またあとであそぼうね!」 ぴょんぴょんと離れていくゆっくり達。 楽しく遊ぶゆっくり達の中、不意におかしな感触に見舞われるものが一匹。 「ゆっ?! いだいよ! なにごれぇぇぇ!!!」 引きちぎられる様な痛み、吸い取られる様な感触に、ゆっくりまりさは悲鳴をあげた。 「ゆっ! なにこれ! これじゃゆっくりできないよ!」 「ゆゆっ! みょんなことしないでゆっくりしてね!」 先ほどまでまりさと一緒に遊んでいたゆっくり達は、急に顔の一部がわしづかみにされた様にへこんだ友人を前に、オロオロするばかり。 「ゆっくりたすけるよ!」 それでも、一部のゆっくりは即座に助けようと動いた。 数匹のゆっくりが、ゆっくりまりさの帽子や顔に噛み付き、何とかして元の下膨れに戻そうとする。 「「「むむむーーーーー」」」 「いだいいだいいだいいだい!!! やべでぇぇぇぇぇ!!!」 だが、それは効果がないどころか、ゆっくりまりさを弱らせるという最悪の結果を招いた。 それを見て、噛み付いていたゆっくりは口の圧力を緩める。 「ぐぐぐぐ……ゆっくりしたけっかがこれだよ!」 しゅぽんと音を立て、ゆっくりまりさは消えうせた。 「まりざぁぁぁ!!! まりざどごにいっだのぉぉぉ!!!」 「ゆっぐりでぎないよ! ごごじゃゆっぐりでぎないよぉぉぉ!!!」 「だじでぇぇぇぇぇ! おがあざんんんんん!!!」 ゆっくり達は、即座にパニックに陥る。 その様子を、帽子のないゆっくりまりさが、懐かしいものを見る目で眺めていた。 ここは、ゆっくり虐待スレの舞台裏。 虐待スレで虐待されるゆっくりは、ここから排出され、そのまま二度と戻ってこない。 今度残るゆっくりはどのゆっくりかは分からない、いやゆっくりが残るかすら分からないが、彼らはそれぞれに、それぞれの方法で殺されていく事だろう。 『おわらないゆっくり』 スレの変わり目に、こういう話はいかが? とか言って出そうと思ったけど、書き終わってみたらもう次スレ……ゆっくりした結果がこれだよ! by319 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2218.html
注意書き 虐待お兄さんが行方不明になります ゆっくりが普通のゆっくりとは違います 以上 日が沈みかけ、薄暗くなってきた山の中にゆっくり達の悲鳴が木霊していた。 「もうやだよおおおおおおおおおおおおおお!!!!だずげでえええええええええええええええええええええ!!!!」 「おねがいだがらもうやべでくだざいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 叫び声をあげるゆっくり達の中には一人の男が居た。 麓の村に住んでいた男だが、男は己のことを『虐待お兄さん』と名乗っていた。 趣味はゆっくりを虐待し、殺すこと。 だから男は今この上ない幸福を感じていた。 何故なら、ゆっくりを己の手で痛めつけて殺しているからだ。 無様に喚き、悲鳴を上げ、何もできずに死んでいくゆっくりが男は好きだった。 正確には、ゆっくりを殺す事が男は好きだった。 右腕で殴り、左腕で投げ、右足で踏み、左足で蹴る。 己の四肢を振るうだけでゆっくりは死んでいく。そんなにもゆっくりは脆かった。 中にはもちろん抵抗するゆっくりも居たが、人間に敵うわけがなく男に殺されていった。 「おちびちゃんたちはいそいで逃げてね!! まりさが囮になるからね!!」 「まりさごめんね…… 急いで口の中に入ってね!! ゆっくりしないで逃げるよ!!」 「みゃみゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 家族を逃すため囮になろうとしたまりさは掴まれ、逃げようとしたれいむにぶつけられた。 口の中に居た子ゆっくりは潰れ、親のまりさとれいむももう動かなかった。 「人間なんかれいむ達の敵じゃないよ!!!! ゆっくり死んでね!!!!!」 「「「「「「「ゆっくりしんでね!!!!」」」」」」」 仲間と一緒に体当たりを仕掛けてきたゆっくりは、一匹残らず殺された。 ただ潰されたゆっくりは幸せだっただろう。数匹のゆっくりは底面の皮を破くだけで男は済ました。 動けば中身がこぼれて死ぬ。動かなくても徐々に中身がこぼれていって死んでしまう。 迫り来る死という恐怖に泣き叫ぶゆっくりの姿は相変わらず滑稽で、男の顔は笑っていた。 普通の人間であるならば、これだけの悲鳴を聞いていれば発狂するだろう。 しかし、男は『虐待お兄さん』である。今この場で感じているのは愉悦だけだ。 逃げるゆっくりも立ち向かうゆっくりも、どんどん男に殺されていく。 そして、最後に残った一匹のゆっくり。成体のゆっくりれいむが震えていた。 逃げようとしても、立ち向かっても男に殺されるのはもう分かりきっているのだろう。 どんな風に虐待しようか『虐待お兄さん』の男が考えていると、ある事を思いついた。 やわらかいゆっくりの体を持ち上げて、両手でゆっくりの頭頂部を男は掴む。 「な、なにするの!! ゆっくり離してね!!」 喚くゆっくりを無視して男は手に力を込め、真っ二つに引き千切ろうとした。 「おにいざんやべでね!! 痛いからはなじでね!!」 男がゆっくりの願いなど叶えてやるわけがなく、弾力のある皮はどんどん伸びていく。 「やだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!! じにだぐないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 そんな風に叫びながら、れいむは千切られた。 男の手にはちょうど半分に分かれたれいむがあり、片方は投げ捨てもう一つは持ち帰る事にした。家へ帰ってから食べるつもりである。 周囲を見渡してもゆっくりはもういないようなので、男は山を降りる事にした。 ゆっくりを追いかけてどんどん奥まできてしまい、帰るのが面倒だと男は思った。 男が去ってから少し経つと、一匹のゆっくりの残骸が震え始めた。 いや、一匹だけではない。見ればどのゆっくりの残骸も震えていた。 やがて一匹のまりさの残骸から腕が生え出して、徐々に元の丸い形に戻り始めた。 何秒も待たずにまりさは元の姿に戻り、辺りを見回してから息を吐いた。 「さて、今日もお疲れ様なんだぜ」 「お疲れ〜」 「一人だけだったね」 「でもこんなことよくやるよ」 「他の人間さんは忙しそうなのにねぇ」 まりさの声に反応して元の姿に戻ったゆっくり達は好き勝手に話を始めたが、男に残骸を撒き散らされてしまったゆっくりはまだ戻れていなかった。 「じゃ、いつもみたく先に元の姿に戻れたやつはまだ戻れてない奴の手助けをしてほしいんだぜ。戻れてない奴はどんどん助けを近くの奴に求めるんだぜ」 手を叩きながらまりさは指示を飛ばす。どのゆっくりも文句の一つも言わず指示通り動き始めた。 「あと数合わせで分裂した奴もちゃんと元に戻すんだぜ」 「しょうだよ!! もどらなかったらみんなこんな風に自我をもっちゃうよ!!」 まりさの言葉に続くように一匹の小さなれいむがまりさの隣でふよふよ浮きながら言った。 「お前さんも手伝ってくるんだぜ」 「みゅ〜… 面倒だよぉ…」 「そんな事は通用しないんだぜ」 「わかってりゅよ!!」 小さなれいむはふよふよと飛んでいく。その姿を見送ってからまりさもふよふよ浮き始める。 元の姿に戻ろうとしている仲間の残骸を集める作業に入るのだ。 残骸を集めるのは実に大変である。 ある程度の距離ならば勝手に残骸と残骸が勝手にくっ付いて元の姿に戻ろうとするのだが、撒き散らされてしまってはくっ付くことはできない。 放っておいても一番多く集まった残骸が中途半端に復元され、時間を置けば徐々に修復される。 しかし、この群れはもうあの『虐待お兄さん』に潰されてしまった群れなのだ。 それなのにこの場に留まっていてしまっては、流石に人間にだって怪しまれてしまう。 ゆっくりはあくまで『愚鈍で馬鹿で意地汚い動く饅頭』でなければならない。この秘密を人間に知られない為にも、今は一刻も早くこの山から離れなければならないのだ。 「困りました……」 まりさが仲間の残骸を集めていると、半分だけのれいむが俯いて浮いていた。 『虐待お兄さん』に最後真っ二つにされ、片方を持っていかれてしまったれいむだ。 「まあ、お前さんは仕方ないんだぜ。どうせ少ししたら元に戻れんだから人間に見られないように移動するしかないんだぜ」 食べられたりすれば適当に復活できるゆっくりではあるが、流石に中途半端に食べられてはそれも無理である。 このれいむは自然に修復されるまで待つしかないのだろう。 だが、れいむの返事は違った。 「いえ、別に元の姿に戻れないの事で困ってるんじゃないんです」 「? どういうことなんだぜ?」 「実は……」 山を順調に下っていた男は一つの違和感に気づいた。 最初は気のせいだと思っていたのだが、どうやら気のせいではないらしい。 右手に持っていたゆっくりれいむの半身がもぞもぞ動き出していたのだ。 不思議に思いながらゆっくりを顔の前まで持ってくると、断面から餡子がこぼれなくなっていた。 断面の方を見てみると餡子がこぼれない理由が分かった。餡子が消えていたのだ。 ゆっくりの中身である筈の餡子は見事に無くなり、断面には何もない空間が広がっていた。。 最初は餡子がこぼれて皮だけになったと思ったのだが、どうやら違うようである。 男が手を突っ込んでみると、男の腕はそのまま入ってしまったからだ。 いくら成体のゆっくりとは半分に切り取ったゆっくりの体はそこまで大きくない。 恐る恐る男は己の顔をゆっくりの断面に入れてみる。すると、男はゆっくりの中に吸い込まれていくのが分かった。 慌てて顔を皮から出そうにも既に手遅れで、男は顔から下も全て吸いこまれてしまった。 後には何も残らず、残ったゆっくりの皮はふよふよ浮いて男が下っていた山道を再び登り始めた。 「つまり、引き千切られた半分の方も復活してしまいどうやらあの男を飲み込んでしまったみたいなんです……」 「はぁ……」 れいむの説明を聞いていたまりさは溜息を吐いた。 今の話はおそらく本当の事で、間違いなく先ほどの『虐待お兄さん』は吸い込まれてしまったのだろう。 「全く、運の悪い人間さんだぜ……」 そう言いながらまりさは頭の裏を掻く。 人がいなくなったと分かれば人間は間違いなく山狩りをするだろう、そう考えてまりさは再び指示を出す。。 「れいむの半身がこっちに来たら出発するんだぜ。その前に各自修復するんだぜ!!」 ゆっくり達は再び作業を再開する。 今優先することは急いでこの場を離れ移動することだ。下手したら人間に見つかってまた潰されるかもしれないからだ。 流石に二日連続で潰されるのは嫌だからか、修復速度もどんどん上がってきている。 まりさも仲間の残骸を集め始めてから、再び溜息を吐いた。 「人間さんがゆっくりって名付けた癖に、ゆっくりがゆっくりできる日は来るのかだぜ……」 ま、ここじゃ無理かとまりさは思った。 終 by大貫さん ↓は後書きと感想フォームへの返事です。読みたくない方はこのまま戻ってください こんな駄文を最後まで読んで頂き本当にありがとうございます!! 本当は膿と膿以降人間を酷い目にあわす話は書くつもりはありませんでした。 ただ、あるれいむのAAを見て (これ、誰か吸い込まれたら面白そうだなぁ…)って思ったので書いてみました。 感想フォームに感想下さった方、本当にありがとうございます。 (名無しさん) 2008-11-10 15 16 03 後書きに対してのご忠告、本当にありがとうございます。 自分が作者様をおちょくるつもりはありませんでした。ただ、一言断っておいた方がいいかも…… と思っただけなのです。 本当にすいませんでした。 (名無しさん) 2008-11-19 13 43 03 読んで下さりありがとうございます。 タイトルを見れば分かるように、ゆっくりの中の膿と人間の中の膿を比較するために書いた作品です。 ですが、この作中に出てきた虐待お兄さんも他の人が書かれれば立派殺される事もなかったと思います。 (名無しさん) 2008-12-05 17 30 26 確かに原作の靈夢と魔理沙ならばふぅ〜んとかへぇ〜で済ましそうですね…… 反省です。 本当は最初は霖之助の視点で書くつもりだったんですが、霖之助というキャラは本当に扱い難いキャラだったので諦めさせてもらいました。申し訳ありません。 あと、最後に色々書いてくださいと言ってくださり本当にありがとうございます。 虐待スレという場で、ぬるいじめでも良いと言ってくださり本当に嬉しかったです。ありがとうございます。 最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。お目汚し失礼!! 書いた作品一覧 ゆっくりいじめ系352 虐められるゆっくり ゆっくりいじめ系382 ある馬鹿なゆっくりの話 ゆっくりいじめ系394 きめぇ丸 ゆっくりいじめ系421 めーりんとこうりん ゆっくりいじめ系488 ゆっくり飼ってます ゆっくりいじめ系497 携帯でチマチマ書いてみた ゆっくりいじめ系571 みんなで食べよう ゆっくりいじめ系572 きめぇ丸その後 ゆっくりいじめ系596 ゆこまち ゆっくりいじめ系611 どこで何が狂い出したのか… ゆっくりいじめ系628 鳩と餌と糞 ゆっくりいじめ系793 誰かがやらねばいけないこと ゆっくりいじめ系823 保護場 ゆっくりいじめ系843 ゆっくり飼ってます2 ゆっくりいじめ系900 膿と膿 幽香×ゆっくり系9 ある馬鹿なゆっくりの話2 森近霖之助×ゆっくり系1 代価 ゆっくりいじめ小ネタ125 虫眼鏡 ゆっくりいじめ小ネタ128 ゆっくりが大好きだ!! ゆっくりいじめ小ネタ140 ガラス ゆっくりいじめ小ネタ146 生まれ変わり ゆっくりいじめ小ネタ251 飼われているゆっくり 野良のゆっくり
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/733.html
ゆっくりとりひきしていってね!1 その日は大雨だった。 「・・・」 少年は傘も差さず大きなゴミ箱をじっと見つめていた。 ゆっくりを捨てる為のゴミ箱。 厳密には捨てるわけではなく、加工場の従業員の回収する手間を省く為の箱。 その中で何匹ものゆっくりが騒いでいる様子が見て伺える。 しかし、この箱の中は完全防音の為その声が外に届くのは箱を開けた時だけ。 少年は何を血迷ったのか、その箱を開けた。 「「「「「ゆゆゆゆゆっくりしていってね!!!」」」」」 一気に騒がしくなる。 しかし幸い周囲に人はいない。 少年はその中から二匹のゆっくり、れいむとまりさを持ち出した。 「ゆ!おにいさんだあれ?ゆっくりできるひと?」 「おにいさんはたべものをおいてまりさにおうちをわたしてでてってね!!」 少年は2匹を腕で抱え込み、静かにその場を後にした。 少年は、一人だった。 少年の両親はつい最近、事故でこの世を去ってしまった。 少年は留守番を頼まれていた。慣れていたことだった。 少年に、両親の遺産が託された。 どんなに遊びほうけたとしても、一生を生きることが可能な程。 ※細かい設定はスルー、少年は一人暮らしになったとさ※ そして、今現在。 少年は流石に一人だと嫌なのかまた別の目的か、二匹のゆっくりを家に連れてきた。 「ゆ!!ひろいおうちだね!ここをれいむのゆっくりぷれいすにするよ!」 「ゆ!?ここはまりさのゆっくりぷれいすだよ!れいむはとっととでてってね!!」 「ゆ・・・?じゃあふたりでいっしょにくらそうよ!そうすればたのしいよ!」 「ゆゆっ!れいむがいいことをいったよ!なかよくくらそうね!」 「「じゃあおにいさん、さっさとでてってね!!!」」 勝手に二匹で会話を進行した挙句、ここまでつれてきた少年を追放しようとするゆっくり。 少年は無言のまま、2匹をケースに入れた。 「ゆ!?おにいさんなにするの?れいむにさっさとおやつをもってきてね!」 「ゆゆぅ?おにいさん!ここはせまいよ!まりさをさっさとここからだしてね!!!」 「そこが今日からお前達の部屋だ」 少年が初めて口を開く。 その声は暗く、大人びた声。とても少年の発する声とは思えない。 「ゆ!いやだよせまいよ!こんなせまいところだとゆっくりできないよ!」 「そうだよ!ゆっくりさせてくれないおにいさんはとっととしね!!」 少年は無言でケースにくず野菜を放り投げる。 「ゆゆゆゆ!!おやさいだ!!おにいさんありがとー!」 「むーしゃ♪むーしゃ♪しあわせー♪」 「ゆ!まりさずるいよ!ひとりでかってにたべないでね!!」 「ゆぅ!ごめんねれいむ!いっしょになかよくたべようね!!」 「「むーしゃ♪むーしゃ♪むーしゃ♪むーしゃ♪しあわせしあわせー♪」」 2匹はケースのことを忘れていた。無理もない。所詮は餡子脳、いいことがあれば悪いことなどすぐ忘れる。 そうして2匹は満腹になり食事を終えた。 「ここならゆっくりできるね!おいしいおやさいくれたおにいさんはいいひとだね!」 「そうだね!おにいさんがきたらもっとおやさいもらおうね!!でもきょうはおなかいっぱいだね!あしたもらおうね!」 少年は舞い降りた。 ゆっくりケースの目の前のテーブルに豪華な食事を並べて。 「ゆ!!おにいさん!!そのたべものなあに!?」 「どおしてまりさたちにくれなかったの!?おやさいよりそっちがいい!!すごくおいしそうだよ!!」 「満腹・・・なんだろう?分けようとは思ったのに満腹じゃあ仕方ない。これは全部俺が貰うよ」 それだけ言うと少年はケーキにナイフを入れ始める。 少年はデザートが大好きらしい。 「ゆゆ~!!おにいさんだけずるいよ!!れいむたちにもちょうだいよ!!」 「おにいさんはいじきたないよ!!いじきたないなんていわれたくなかったらまりさたちにもちょうだいね!!」 デザートタイム、終了。 少年はゆっくりに近づき、提案する。 「お前達・・・食事が欲しいのか?」 「ゆ!もちろんだよ!はやくりかいしてね!!」 「お前達にただで食事をやるのはさっきまでだ。今からは取引だ。」 「おにいさんはまりさたちにおいしいものをもってくればいいんだよ!!はやくもってきてね!!」 少年の目は光を失くした。 「なら、そこでのたれ死ね。お前達に一切食事を出すことはない。」 少年は冷たく言い放つと、その場を後にしようとする。 流石にゆっくり達も食事が出来ない怖さを知ったのか、 「ごめんなざいおにい”ざん!!!!あや”まるがらゆるじでえぇえ!!!!」 「まりさ”がわるがった”でずう!!ゆるじでええええ!!!!!!!!」 少年は再び舞い降りた。 「ならば条件を出そう。取引できるものを書いた紙をここに貼っておく。 食事がしたい時はこの呼び鈴を押してこの紙に書いているものを俺に渡せばそれ相応の食事を用意してやる。」 そういうと少年はその紙を貼り付け、呼び鈴をセットし、その場を後にした。 ゆっくりたちはその紙を眺める。 「なにをわたせばいいんだろうね?」 「まりさたちなにももってないんだぜ・・・」 ------------------------------------------------- 生ゴミ・・・ゆっくりの頬一切れ くず野菜・・・ゆっくりの頬三切れ 果物・・・ゆっくりの「中身」15% 3日分の食料・・・ゆっくりの赤ん坊(生後すぐの物以外は認めず) 1週間外出許可証・・・ゆっくりのりぼんやぼうしなど --------------------------------------------------- 「・・・ゆ?」 2匹は固まっていた。 意味が分からない。 とりあえず、呼び鈴を鳴らす。 「早速か。どれがいいんだ」 「おにいさん!これ、よくわからないよ!!いみがわからない!!!・・・ゆ?」 それを聞いた少年の顔が…変わった。 楽しそう、しかし悪魔の様な顔。笑っているが、怖い。 「ゆっ・・・!?」 「おに・・・いさん?」 「じゃあ説明しよう・・・取引に関して」 「まず生ゴミ。生ゴミは不味いが食べれば死なない。ただ生き残りたいのならこれを選べば良い。 生ゴミを食べる代わりにお前達の頬を一つ、千切って俺が貰う。それで生ゴミの取引は終了」 「次にくず野菜。さっき食べたやつだ。これは栄養もそこそこあって食べればまあ満足だろうな。 その代わり、お前達の頬を3回、千切らせてもらう。それでくず野菜は終了」 「次は果物か。果物は美味しくてなおかつ栄養もくず野菜とは桁違いだ。かなりゆっくりできるだろうな。 しかし、果物の場合はお前達の中身を結構いただく。」 「ちょっとまっておにいさん!!」 「・・・ん?」 「なかみってなあに?」 少年の顔がさらに黒くなってゆく。 「お前達の中身。お前達の中にあるものをいただく。ただそれだけ。次に進む。」 「いみがわかr まりさの言葉はかき消された。 「次に3日分の食料・・・豪華だ。美味くて栄養もあってそれが3日分もある。食べ過ぎても2日はゆっくりできる。 その場合・・・お前達の子供、それも赤ん坊限定で俺に提供しなければいけない」 「でも・・・まりさたちはこどもがいないよ!それじゃむりだよ!!」 「作ればいいさ」 「ゆゆ!!そうだね!!!おにいさんさすがだねA!!!」 しかし、れいむの顔色は優れない。分かっているようだ。 「お・・・おにいさん、それは・・・れいむたちのつくったあかちゃんをおにいさんに・・・」 「そう。お前達の赤ん坊はその気になれば食料に代わる」 「いや”だああああああ!!!!!!あかぢゃんいあやああああああ!!!!!!」 れいむは泣いた。これは普通の反応である。自分の子供をお兄さんにあげるなどとなれば、当然。 しかしまりさは違う。その気になれば平気で仲間を裏切る性格。自分の為ならたとえ赤ん坊でも容赦しないだろう。 「さーて、最後の説明だ。心して聞け。 この1週間外出許可証・・・これは1週間だけ外に出してやる。 その間は自由だ。ただしその間ここには戻れない。 そしてこの外出のスタート地点は森の奥だ。 そのために必要なものは・・・おまえたちのリボン、帽子」 ここについては疑問を抱かないゆっくり。 まあ仕方ない、これについてはよく分かっていないのだろう。 「ゆっくり理解したか?じゃあな」 少年はじぶんの部屋へと戻っていった。 「れいむ!どおする?きょうはもうおなかいっぱいだからいいけど・・・・」 れいむは即答した。反射反応のように。 「さんにちぶんのたべものはだめだよ!!!ぜったいだよ!!!!!」 その顔はただ頬を膨らませているだけであるが、ゆっくりからしたら相当の迫力のようだ。 まりさは恐れをなした。 「ゆ・・・わ・・・わかったよ!ゆっくりりかいしたよ!」 「りかいしたならいいんだよ!いっしょにゆっくりしようね!!」 「ゆー!!」 こうして2匹のゆっくりの新たな生活が始まる。 本来ならば加工所送りにされていた二匹。 それが吉と出るか凶と出るか・・・それはまだしったこっちゃねえや ゆっくりとりひきしていってね!1 終 続く _____________________ 今回あとがきはそんなになしです。 代表作 ゆっくり大福作ってみた このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/730.html
シムゆっくり仕様書 ver.0.1.0 ■概説 └―─────────────────────────────────────────────── このゲームは、ゆっくりを育成するゲームです。 ゆっくりは限られたスペースを持つ『箱庭』で生活し、あなたはその『箱庭』の維持管理を行います。 ゆっくり達はあなたが見ていることを知りませんし、あなたがゆっくり達を見ていることを知られてはいけません。 あなたは、昼はただゆっくりの生活を見守り、夜の間に彼らの生活環境を整えることで、ゆっくりの生活を支配します。 このゲームに、特に終わりはありません。あなたがゆっくりを育成する限り、ゲームは続きます。 ただし、あなたが育成するゆっくりが全滅したら、ゲームオーバーです。 あなたなりのやりかたで、ゆっくりを育ててください。 なお、このゲームは18禁です。 ■初期状態 └―─────────────────────────────────────────────── ゲーム開始時、あなたには以下のものが与えられます。 箱庭×1 資金10000円 また箱庭の中には、以下のものが入れられています。 ゆっくり一家族 りんごの木Lv.1 岩(大) 以上の状態からゲームがスタートします。 ■箱庭について └―─────────────────────────────────────────────── ゆっくりが生活する、限られた空間です。およそ15m×15mの広さを持ちます。 あなたはこの空間内で、ゆっくりを育成していかなければなりません。 箱庭には現実世界と同じく、時間や天候の概念があります。ただし、四季はありません。 また1m四方の空間一つにつき、様々なものを設置することができます。 さらに時々、ゆっくりが土や茂みの中から、アイテムを発見することがあります。 発見されるアイテムには、高額売却可能なものや危険物などがあります。 箱庭内では、以下のようなイベントが発生します。 ○外敵襲来 夜になると、時々ゆっくりに害をもたらすゆっくりが襲来する場合があります。 あなたはこれを駆除しなくてはなりません。詳しくは後述します。 ○天変地異 『天気予報装置』を持っている場合、あなたは翌日の天気を予測できます。 しかしこのイベントが発生すると、天候が突然変化し、しかも大きな被害をもたらします。 具体的には、大雪、地震、大嵐などです。これらの突発的な事態への対処も大切です。 なお天変地異は、『インスタント早苗さんの奇跡』などのアイテムで回避可能です。 また同アイテムによって、人為的に引き起こすことも可能です。 ○門扉解放 箱庭の四方の壁の中央には、閉じられた門があります。 この門はときどき開き、隣接する箱庭にすむゆっくりとの交流を可能にします。 しかし、母体サイズのゆっくりには、この門は小さすぎるので通ることができません。 また隣に住むゆっくりが必ずしも善良とは限らないので、警戒が必要です。 門は朝から夕方まで開いています。 ○門扉卍解 全ての箱庭の全ての門扉が解放されます。 この状態になると、ゆっくりは他のゆっくりの箱庭を通って、さらに別のゆっくりの箱庭に行くことができます。 しかし好奇心旺盛なゆっくり達は、そのまま行って帰ってこなかったりすることがあります。 また門が閉じたとき、自分の箱庭の中に見慣れぬゆっくりがいるということも、よくあります。 ある意味、ハイリスクハイリターンのイベントと言えるでしょう。 上記の門扉解放と、このイベントを有効にしたくない場合は、扉の前に岩などの通行不可能なオブジェクトを置きましょう。 なお箱庭は、最大で九個まで持つことが可能です。 ■時間概念 └―─────────────────────────────────────────────── 一日は、大きく昼と夜に分けられます。 昼はさらに朝・昼・夕と分けられますが、あくまで時間的な区切りであり、何かあるというわけではありません。 ○昼パート 昼は、ゆっくりが活動する時間帯です。ゆっくりは朝目覚め、夕方になると就寝します。 また朝には、果物の木が果実を実らせます。 基本的に、日中は管理者であるあなたがゆっくりの環境に手出しをすることはできません。(例外はありますが) もしあなたが育てるゆっくりに何らかの危険が迫ったとしても、何もできないので、やるべきことは次の夜パートできっちりやっておきましょう。 ○夜パート 夜は、あなたが行動する時間帯です。 あなたは夜のうちに、オブジェクトの設置や外敵の駆除といった、様々なアクションを起こせます。 あなたが取れる行動は以下の通りです。 アイテム関連 ‐アイテムの購入 ‐アイテムの使用 ‐アイテムの拾得 オブジェクト関連 ‐オブジェクトの設置 ‐オブジェクトの移動 ‐オブジェクトの撤去 罠関連 ‐罠の設置 ‐罠の撤去 ‐捕獲アイテムの使用 ゆっくり関連 ‐ゆっくりの捕獲 ‐ゆっくりの加工 ‐ゆっくり&ゆっくり加工品の売却 『アイテム』とは、あなたが資金を消費して購入する様々な品物のことです。 多種多様な種類があり、役割や効果も多くあります。 『オブジェクト』や『罠』は、箱庭内に設置可能な『アイテム』の一種です。 以下に、それぞれについての説明を行います。 『アイテム』について オブジェクト、罠を含めた、資金で購入する品物全てをアイテムとも呼称しますが、ここでは管理者であるあなた自身が使うアイテムについての説明を行います。 このアイテムは、あなた自身が使用することで箱庭内に変化をもたらすものです。 アイテムを使用することによって、ゆっくりの生活環境を調整するのが主な目的となります。 また、一部のアイテムを購入することによって、行動の幅が広がります。 具体的には、例えば『ゆっくりの加工』というコマンドは、ゆっくりを加工するための道具がなければ行えません。 また、アイテムには、使いきりタイプのものや、恒久的に使用できるもの、持っているだけで効果を発揮するものなどがあります。 注意して欲しいのは、後述するオブジェクトや罠は撤去すると自動的に売却されますが、アイテムは売却できません。 そのため、持っているだけで効果を発揮するものを購入する場合は、充分考慮した上で購入してください。 なお、時折ゆっくりが箱庭内でアイテムを発見することがあります。 そういったアイテムは、あなたが拾得して使用もしくは売却することが可能です。 ただし、ゆっくりが家に持ち帰ってしまったアイテムを拾得すると、翌朝騒ぎになることがあるので注意しましょう。 また爆発物や可燃物といった危険なアイテムも存在しますので、注意してください。 『オブジェクト』について 箱庭内に設置する様々な物体のことを、オブジェクトと総称します。 オブジェクトを設置することによって、ゆっくりの生活環境を整えることが主な目的となります。 ゆっくりが住むための家や、果物のなる木、河川などもこのオブジェクトに分類されます。 箱庭には、初期状態から既に『りんごの木』と『岩(大)』のオブジェクトが設置されています。 一部のオブジェクトは、アップグレードやサイズアップを行うことが可能です。その際、差額分の資金が必要となります。 逆にダウングレードやサイズダウンも行えます。その際、差額の半分の資金が戻ってきます。 売却も可能です。売却した場合、購入金額の半分の資金が戻ってきます。 またオブジェクトによっては、ゆっくりの干渉を受けるものがあります。場合によっては破壊される可能性があるので注意してください。 また、資金を100円使うことによって、その夜の間は既に設置済みのオブジェクトを自由に移動させることができます。 ただしゆっくりがいる家や木を移動してしまうと、ゆっくりが無防備な場所に晒されてしまうことになるので、注意してください。 『罠』について ゆっくりを捕獲・殺害するために箱庭に設置する物体のことを、罠と総称します。 罠によって外敵ゆっくりを駆除することによって、箱庭内の安全を保つことが主な目的となります。 様々な罠があり、それぞれ違った効果を持ちます。一部はオブジェクトとしての機能を併せ持つものもあります。 罠には、大きく分けて捕獲型・移動型・殺傷型があり、またそれぞれに使い切りタイプと恒久タイプがあります。 また、相手となるゆっくりによっては効果がないものもあります。 アップグレードできるものはありませんが、売却時のルールはオブジェクトと同じです。 注意すべき点として、これらの罠にはあなたが育成するゆっくりもかかる可能性があるということです。 そのため、未使用のままの罠は、できるだけ撤去することが望ましいでしょう。 次に、『ゆっくり関連』コマンドについて説明を行います。 『ゆっくりの捕獲』 眠っているゆっくりを捕獲し、ストックします。 またこのとき、あなたが『虫取り網』などのアイテムを持っているなら、疲れて眠った外敵ゆっくりを捕獲することも可能です。 『ゆっくりの加工』 ストックしているゆっくりを加工します。このコマンドには、『クッキングセット』『日用大工セット』などのアイテムが必要です。 ゆっくりは基本的に、食料品へ加工されます。 食料品に加工されたゆっくりは、そのまま売却するよりも高値で売れることが多いです。 また加工対象には、捕獲した外敵ゆっくりなども含まれます。 なお加工の際には、ゆっくりの音声のオンオフが可能です。 『ゆっくり&ゆっくり加工品の売却』 捕獲したゆっくりや、ゆっくりの加工品を売却するコマンドです。 このコマンドによって、あなたは収入を得ます。無論、良いゆっくりほど高く売れます。 また加工の場合と同じく、ゆっくりの音声のオンオフが可能です。 以上が、あなたが夜に行える行動の概要です。 ■外敵襲来 └―─────────────────────────────────────────────── シムゆっくり夜パートのメインともいえるイベント、それがこの『外敵襲来』です。 昼パート終了時、マップの四隅に『?』マークが表示されることがあります。これが外敵襲来イベント発生のサインです。 夜になると、その『?』マークの位置から外敵ゆっくりが出現します。あなたはこれを駆除しなければなりません。 外敵ゆっくりが出現する夜、あなたには二回の行動権が与えられます。 通常の夜は一度しかオブジェクトの設置や撤去はできませんが、外敵が襲来する場合は、設置→外敵襲来→設置と、二回に分けて行動することが可能なのです。 あなたは一回目の行動ターンで罠を設置し、二回目の行動ターンで罠の撤去を行うことが望ましいでしょう。 以下に、襲来する可能性がある外敵ゆっくりについて説明を行います。 ゲス○○(小型~通常サイズ・地上タイプ) ○○には、各ゆっくりの名前が入ります。性格が極めて悪辣なゆっくり達であり、同じゆっくりであろうと容赦しません。 略奪、強姦、奴隷化、はては殺害や捕食まで、ありとあらゆる悪事を働きます。 3~10匹ほどの集団で襲来し、混成部隊だったり、家族で落ちてくる場合もあります。 特に注意すべきなのは、悪知恵が働くゲスまりさです。また動きの素早いゲスみょん・ゲスちぇんも要注意です。 ただし、ゲスぱちゅりーにだけは特に気を配る必要はありません。 どれだけゲスになろうと耐久力がないので、襲来時に天井から落ちてきたときにほぼ確実に絶命します。 とはいえ所詮ゆっくりな上に、空も飛べないので、あまり苦労することなく駆除できるでしょう。 発情ありす(通常サイズ・地上タイプ) 最初から発情状態にあるありすです。ゆっくりを見つけると見境なく襲い掛かり、すっきりー!しようとします。 厄介と言えば厄介ですが、発情状態で前後不覚になっているため、駆除はゲスゆっくりより簡単でしょう。 あえて見逃し、育成しているゆっくりを増やすということもできます。 また捕獲した場合、夜が明けると普通のありすになっています。 れみりゃ(通常サイズ・飛行タイプ) 首だけのれみりゃです。捕食種であるので、他のゆっくりを捕食します。 非常に活動的で、食欲も旺盛ですが、獲物を見つけられないと木陰などで眠り始めます。 ゆっくりが住む家の防衛が磐石なら、あえて放置し、あとで捕まえるのも良いでしょう。 結構高額で売れます。 ふらん(通常サイズ・飛行タイプ) 上記のれみりゃとほぼ同じですが、こちらのほうがより凶暴性・残虐性が高いです。 また、獲物が見つからないと癇癪を起こし、オブジェクトを破壊する場合もあります。 加えて、眠らずに獲物を探そうとする場合もあるのでより注意が必要です。 れみりゃより高額で売れます。 胴付きれみりゃ(通常サイズ・地上タイプ) ウザいです。兎に角ウザいです。 ゆっくりの敵というより、むしろあなたの敵といったほうがいいかもしれません。 背中に翼がありますが、飛びません。飛べることを忘れています。 ただし捕食種としての戦闘能力は折り紙つきで、狙われたゆっくりはほぼ明日の朝日を見ることはありません。 獲物を見つけられないでいると、踊り始めるか眠ります。 かなり高額で売れますがウザいです。 胴付きふらん(通常サイズ・地上/飛行タイプ) 相当厄介な捕食種です。胴付きれみりゃの良いところ全てを吸い取ったかのように強いです。 こちらは飛行できることを忘れておらず、また地上での活動も当然のように行えます。 警戒心が強いため、並の罠は突破されてしまう可能性もあります。 またゆっくりが家の入り口を塞いでいても、それを突破するだけの技術があり、極めて注意が必要です。 獲物を見つけるまで眠りません。確実に駆除しましょう。 かなり高額で売れます。 ゆっくりレティ(大型サイズ・地上タイプ) 大型の捕食種です。 動きは非常にゆっくりとしており、その大きさゆえ足元があまり見えません。駆除は容易と言えるでしょう。 ただし大型種であるため、通常サイズのゆっくりを対象とした罠は効果が薄いか、ありません。 大型ゆっくり用の罠を使用することをお勧めします。 ゆっくりを見つけると長い舌を伸ばして捕食してしまいます。 一度の食事につき一家族丸ごと平らげてしまいかねないので、油断は禁物です。 食事が終わると眠りにつき、中々起きることはありません。 大きさに反し、引き取り手がいないため、良い値段はつきません。 ゆっくりゆゆこ(大型サイズ・地上タイプ) 最悪の外敵ゆっくりです。 ゆっくりのみならず、オブジェクト、果ては罠まで、その脅威の『吸い込み』によって胃の中に収めてしまいます。 そこら中のものを片っ端から吸い込んでしまうので、即時の対処が求められます。 石の家に住むゆっくりなら大丈夫ですが、食料まで無事かというと…… 希少性ゆえ高額で売れますが、捕獲よりも殺害を推奨します。 ドスまりさ(超大型サイズ・地上タイプ) 特殊なゆっくりです。 非常に大型であり、人間に対して理解を示す、善良なゆっくりです。 外敵というよりは、箱庭に住むゆっくりがゆっくりできているか気にするだけなので、例外的に対話による退去も可能です。 ただし、『ここのゆっくりがゆっくりできているか確かめるよ!』と1~3日居座ろうとすることがあります。 許可するかどうかはあなたの自由ですが、中にはドスまりさを騙る偽ドスまりさなどもいるので、注意が必要です。 滅多に表れない分、非常に高額で売れます。が、かなり知能が高いので、強引な捕獲は困難です。 きめぇ丸(通常~大型サイズ・飛行タイプ) これも特殊なゆっくりです。 ゆっくりに対し特に何かすることはありませんが、兎に角ゆっくりにとってはウザい存在なので、ストレス値がマッハで有頂天です。 これも対話による退去が可能なので、できるだけ早くお帰り願いましょう。 人間に近い知恵があるだけあって、捕獲不可能です。 ■高額アイテム └―─────────────────────────────────────────────── アイテムやオブジェクト、罠には様々な種類が存在しますが、その全てを紹介するのは困難です。 そこでここでは、そのうちの高額で効果の高いアイテムを、いくつか紹介します。 ○箱庭 箱庭追加(15000円) 新たに箱庭を追加することができます。最大で九つまで持つことができます。 箱庭連結(5000円) 箱庭同士をくっつけて、一つの箱庭にすることができます。 箱庭を二つに戻す場合にも同額が必要になります。 ○アイテム インスタント早苗さんの奇跡(使い切りタイプ/10000円) どんな奇跡的な状況も再現できるアイテムです。使い切りとしてはかなり高額ですが、それに見合った働きはします。 例えば天候を変化させたり、地形を変えたり、ゆっくりゆゆこを爆殺したりとやりたい放題です。 ただし制限として、育成中のゆっくりそのものに変化をもたらすことは制限されています。 それ以外の範囲でなら、大抵のことは可能です。 咲夜さんの懐中時計(恒久タイプ/66666円) 咲夜さんの時間を操る能力を封じ込めた、恒久タイプのアイテムです。 日中でも使用でき、これを使用すると時間が停止します。停止中、あなたは夜パートと同じく、様々なアクションを起こすことができます。 これ一つあればもうトラップはいりません。外敵が襲来しても、時間を止めて、全部川に流してやれば済むのですから。 かなり高額ですが、それに見合った働きはしてくれることでしょう。 ミニミニ八卦炉(使用不可/‐) 魔理沙のミニ八卦炉のミニチュア版です。ミニチュアでも相当の威力を持ちます。 これは購入するものではなく、ゆっくりが箱庭内で発見するものです。売却額は10000円です。 ただし、これを見つけたゆっくりは、高確率で家に持ち帰ります。 そこでこのアイテムが暴発などしたら、甚大な被害が出るのは火を見るより明らかです。 確実に接収し、売却しましょう。 使い方さえ分かっていれば、ゆっくりにとって強力な武器になるのですが…… ○オブジェクト ドスまりさの像(4マス消費/30000円) ゆっくりをゆっくりさせる効果を持つオブジェクトです。 これが箱庭の中にあると、ゆっくりのストレスが激減します。また傷の治りは早くなり、飢えにくくなります。 以上のように効果は非常に高いのですが、2×2マスを占有するので、中々場所が取りにくいのが問題です。 虐待鬼意山の像(1マス消費/15000円) ゆっくりをゆっくりさせない効果を持つオブジェクトです。 これが箱庭の中にあると、ゆっくりのストレスが激増します。また傷の治りは遅くなり、飢えやすくなります。 使用するかどうかはあなた次第です。 全自動餡子供給機(1マス消費/40000円) ゆっくりの食料となる餡子を自動的に供給してくれるオブジェクトです。 場所もとらず、栄養価の高い食料を供給してくれるオブジェクトですが、一日使用するたびにゆっくり一体が必要となります。 使用するゆっくりによって、出てくる餡子が変わります。 ○罠 イクサンダー発生装置(恒久タイプ/15000円) サイズや種類に関係なく、大きな効果を上げてくれるトラップです。 この下にゆっくりが入ると、極めて強力な雷を落とし、ゆっくりを丸焦げにします。 丸焦げになったゆっくりは焼き饅頭として売却が可能です。 ただし、天井に設置するという特性上、外敵ゆっくりが出現する箱庭の四隅には設置できません。 箱庭で育成中のゆっくりにゆっくりいくさんがいる場合、設置費用が半額になります。 また、ゆっくりいくさんにのみ、この罠は効果を発揮しません。 ホント戦争は地獄だぜ機関銃(恒久タイプ/50000円) トラップですが、アイテムとしての側面も備えています。 箱庭内に設置するのではなく、あなたが直接使用し、外敵ゆっくりを射殺します。 非常に強力なトラップですが、流れ弾がオブジェクトに当たるとオブジェクトが破損する場合もあるので注意してください。 日中も使用可能です。 ○その他 愛でお兄さん召喚(10000円) ゆっくりを愛でるお兄さんを召喚します。 このお兄さんの手にかかれば、ゆっくりのストレスはなくなり、健康度はうなぎのぼりとなるでしょう。 瀕死のゆっくりの蘇生も可能なので、最後の手段として使いたいものです。 ただしあまり使いすぎると、ゆっくりが贅沢を覚え、傲慢な性格になりかねませんので注意してください。 虐待鬼意山召喚(20000円) ゆっくりを虐待するお兄さんを召喚します。 兎に角、ゆっくりが酷いことをされます。それはもう酷いことをされます。 使用後はゆっくりの数が半分以下にまで減っているでしょうが、代わりにゆっくりは身の程を知ることでしょう。 一種の教育的手段として使いたいものです。 AQN召喚(100円) 事実上の駆除コマンドです。 召喚されたAQNは、箱庭内の全てのゆっくりを虐殺します。虐殺しつくすまで止まりません。 その箱庭のゆっくりが不必要になった場合に利用しましょう。 ……なお、このAQNは、殺害したゆっくりの数が50を越えたあたりから自慰をし始め、100匹で絶頂に達します。 その後も50匹ごとにプレイ内容を過激にしていきます。 九つの箱庭のうち八つを連結し、2000匹前後のゆっくりを用意した場合などそれはもう…… ある意味、そこまでいけばエンディングです。頑張ってください。 あとがき 設定だけ垂れ流してみました。最後とか中学生ですが自分は…… でもこのスレのAQNは思春期真っ盛りのエロ中学生でいいと思うんです。 ……誰か本当に創ってくれないかなぁ。 今までに書いたもの ゆっくり実験室 ゆっくり実験室・十面鬼編 ゆっくり焼き土下座(前) ゆっくり焼き土下座(中) ゆっくり焼き土下座(後) シムゆっくりちゅーとりある このSSに感想を付ける